>>798 今朝は動揺してすまんかったwwwww
「それじゃ、困るからって だから、西広くんとこ 行けって 言って」
「うん」
「だっ だけど、そのかわりに 一週間で調子 戻せって、言ったんだ よ。
一週間で 戻らなかったら 今度こそ 本当にもう キャッチ やめるって」
「そう」
阿部は、この一ヶ月、どんな思いで三橋を見てたんだろう。
どんな気持ちでオレのところへ行けって言ったんだろう。
言葉に優しさは見られないけど、それでもこれが阿部なりの優しさなんだってわかった。
阿部だって、本当に三橋のことが好きだったんだ。今でも。不器用なヤツだって思った。
きっと、三橋もそれをわかってたんだと思う。だから、すぐに選べなかったんだ。
「おっ 俺 頑張る よっ ちゃんと、一週間の間に、前みたいに 投げられるように 頑張る から」
「うん」
「だ、だから 西広くん は それ 見てて ね」
「うん」
オレは三橋が頑張ってるのを、見てるしかできない。
だけど、三橋が見ててって言うんだったら、オレはずっとそれを見ていようと思った。
「ずっと見てるよ」
頷いた三橋を、オレはもう一度抱き寄せた。