阿部「三橋には、やっぱナマがイイね!」

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822fusianasan
自分的気分転換にちょっとスレ拝借。
L5だの小瓶だのと同じように期待されると凄く困る。
一部地域で終わらせる小ネタ予定なのでひやかし程度でおk。書いてる方も勢いだけだ。

西浦ナイン達はミーティングを終え帰宅の準備をしていた。
ミーティングといっても必要な話はすぐに終わった為
後半は殆どだべっていただけだ。
「帰りコンビにいかね?」と誰かが言う。
行こう行こう、金欠なんだよな〜、今日はソフトな気分♪等と
それぞれが楽しそうに話しながら部屋を出る。

すでに外は薄暗く、人気のない廊下の空気がひんやりとしている。
いつもなら何処かしら灯りの点いている校舎だが
その日は隣の校舎すら真っ暗だった。運動部の声もしない。
そんな異変にも彼らは気づかない。
仲の良い者同士が10人もいるのだ。
校舎は不自然なほど暗いのに、怖いと思わなかった。
ワイワイと廊下に出て、突き当たりの階段に差し掛かる。

その時、田島がぴくりと反応した。
「……おい、なんか、聞こえね……?」
「えぇ?そ、そう?」
「や、やめてよねぇ!」
栄口と水谷が足を止め、嫌だなぁという表情をしながら返す。
きょろきょろ周りを見ながら。
「そりゃぁ誰かしら、いるだろ。当直とか、居残りの教師とか」
花井がかまわず階段を降りかけた。