田島「三橋でイケなかった体位 ないもんね!」

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48大奥
とりあえず今日はここまでにします
序盤早すぎすまん。ピョアの書けない俺なんだ。
おやすみはし

三橋を乗せた籠が運ばれていく。
叶は慌ててそれを追いかける。簾をバッとめくりあげ、三橋は叫んだ。
「しゅ、修ちゃんっ!」
「廉!俺絶対、廉を助けに行くから!絶対だからな!」
三橋はコクコクと泣きながら何度も頷いた。
叶は随分長い間、走って追いかけていたが、徐々に引き離され、やがて籠はほとんど見えなくなった。
三橋は最後まで泣きながら御簾から顔を出して叶の名前を呼び続けていた。
「くそ!」
地面に座り込み、憎々しげに何度も地面を叩く。

絶対に、廉を連れ戻して逃げてやる。何があってもだ。

叶は固くそう決心し、フラフラとした足取りで、この不幸な出来事を告げに三橋の両親の元へ向かった。
三橋のことを溺愛していた両親は、それを聞くと激しく泣き崩れた。
叶はどうにも出来なかったことを心から悔やみ、手をついて両親に詫びた。
両親も、将軍の力相手ではどうにもならないことは分かっていたので、叶を責めるようなまねは決してしなかった。
しかし、叶は三橋を簡単に連れて行かせてしまったことで、自分をどうしても許すことが出来ず、泣き崩れる両親の前でひたすら頭を下げ、謝り続けた。