阿部「三橋!三橋じゃないか!」

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729三橋のおかげです
悪代官というとゲームの三角木馬しか思い浮かばない俺

(前スレの栄口×三橋 続き)

三橋のでっかい目がうるうるしてきた。
オレは慌ててフォローいれる。今のは衝動的にやってしまったんだ。
どちらかというと普段のオレはそういうのを9組あたりにやられてるとこを
暖かく見守るポジションなのだが。
「三橋が可愛いから、悪戯したくなっちゃったんだよ。ごめんね」
「栄口君・・・」
「うん?」
「…て、こーいう事する人だったんだ ね」
うん、大丈夫だオレ。これはケーベツされたんじゃない。
三橋の顔みてみなよ。ちょっと笑ってるじゃん。

「じゃ、今度はオレが、食べさして あげる、ね」
三橋がクッキーを一枚つまむ。それを自分の顔の高さに持ち上げて笑った。
オレはポカンと口を開けた。
食べさせて欲しかったからじゃなくて、驚いて。
そこに三橋の手がスローモーで近づいてきて、口に固形物が押し込まれる。
「おい しい、かな?」
オレはポカンと口を開けながらカクンと首を落とした。
三橋がいたずらっこっぽく笑う。

この三橋は現実だ。
現実の三橋が凄く可愛くて、あーんとかしてくれて、今は二人だけで。
もうクッキーの味わかんねぇ〜。やばいよやばい。
三橋、チューしてって言ってくれないかな……。すげえキスしたい。
チューしてぇ!って、言ってください。お願いします!