ただいま俺ら。心身共にズタボロだ。
慰めてくれ三橋。
ついにこの日が来た。
俺は前に叶からアドレス教えてもらい、三橋にメールした。
今日はこない方が良いってメールも送った。
そして俺も風邪で休むと嘘を吐いて…それでいいと思った。
けど畠達はそれを知ってか知らずか、俺を迎えに来た。
急いで冷蔵庫にある冷えピタを貼って、疲れ切った表情を畠達に見せる。
「よお。どうしたんだ?」
「風邪ひいちゃってな…」
ゲホゲホと苦しそうに咳を出しながら俺は対応する。
我ながら役者だ。
これなら今日は苛めずに済む。
そう思ってたがやつらは俺にこういった。
「三橋に風邪移して部活来ないようにしてやろーぜ」
その発想はなかった。
インフルエンザって言っとけば良かった、と心の中で悔やんだ。
それでも休みの電話を入れたから多分大丈夫かなって思ったけど。
世の中そう簡単にはいかんざきってのがわかった。
俺は何故か学校に登校させられた。