阿部「三橋！三橋じゃないか！」

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家に帰ってきて、さっそく包みを開けてみた。
他の人形と並べてみると、やっぱり薄汚いしパッとしない。
「でもコイツすっげえな。本当の人間みたいだ。」
・・・服の中はどうなってんのかな。ふと、そんな疑問がよぎる。
腕とかはつなぎ目がないし、腹とかどうなってんだろう。肌の質感とかすごく気になる。
あ、そういうわけだから俺は断じて変態ではないぞ。
プチップチッとボタンを外していくと、少しずつ白い肌が露になった。
なんだかさっきより、人形の顔が嫌そうな、恥ずかしそうな顔をしている気がする。
しかも目つぶってないか？あ、横にすると目閉じる形式の人形なのかな。

ようやくドレスの小さなボタンを外し終え、上半身が裸になった。
想像以上の人間ぽさに俺は思わず息をのんだ。
人形だから、もちろんオッパイはないけど、すごい。乳首までついてる。
乳首は柔らかいんだろうか。そんなことが今度は気になってきた。
俺の太い人差し指が人形の小さなピンク色の乳首に伸ばされる。
よせ、やめろ。
人形相手に、俺変態みたいじゃないか。
と思うけど、手が止まらない。
ぽっちりとした乳首を、まるでボタンでも押すかのようにちょっと触ってみた。
うわ、柔らかい！
そのとき、ピクッ、と人形が動いたような気がして、慌てて手を引っ込めた。
いや、まさかな。後ろめたすぎて幻覚をみたんだろう。
俺は気を取り直し、もう一度、人形の乳首に手を伸ばした。
親指と人差し指の先っちょでキュッとはさみ、コリコリしてみた。
マジで人形とは思えない感触。
しかも、少しずつ勃ちあがってきた気がする。芸が細かいなあ、と思ってもう片方の乳首もコリコリし始めた時。
「あ、や、や、やめてぇっ」
人形からか細い声が聞こえた。