【Without a Trace】ダニー・テイラー萌え【小説】Vol.7

このエントリーをはてなブックマークに追加
932書き手1 925の続き:2006/06/02(金) 23:57:32
ダニーは、マーティンがニックと会うのが面白くなかった。
そや、俺もアランに会おう!
アランの携帯に電話をかけるが、診療中の時間帯なので留守電になっていた。
「俺やけど、今晩、会いにいってもええかな。返事待ってます」
伝言を残して、仕事を始めた。昼休みにアランから電話があった。
「真夜中のラブコールの効果かな?もちろん、待ってるよ。早く仕事を片付けておいで」
「うん、待っててな」
933書き手1:2006/06/02(金) 23:59:42
電話を終えて、ピタサンドをかじっていると、サマンサが寄ってきた。
「彼女と約束?」
「そやけど?」
「ねぇ、どうしたら二人と同時に付き合えるわけ?」
「声が大きいで、やめてくれ」ダニーはささやき声で答えた。
仕事が珍しく定時に終わった。マーティンがいそいそ席を立って帰り支度を始める。
ダニーもPCの電源を落として、机の上を整理する。
「あーあ、今日も男子はデートか!」
サマンサのため息交じりの言葉を背中で聞きながら、二人は「お先!」と支局を出た。
934書き手1:2006/06/03(土) 00:03:45
エレベーターでマーティンが尋ねる。
「アランに会うの?」
「そや、お前はホロウェイやろ?」
「うん・・・」
「酒、飲むな」
「分かってるよ」
二人は1階で別れた。アランの家に着くと、キッチンからいい匂いがしていた。
アランの手料理や!
「やぁ、早かったね」アランがエプロンをして立っていた。珍しく眼鏡をかけている。
めちゃセクシーやん!
ダニーは思わずぽっとなった。
935書き手1:2006/06/03(土) 00:07:01
「何眺めてるんだ、着替えてきなさい」
アランの用意してくれた部屋着に着替えて、キッチンに立つ。
後ろからアランを抱き締めて首筋にキスをした。
「はは、僕は今晩の食卓には乗らないぞ。子羊の香草焼きとアンティチョークと夏野菜のマリネだ。どうかな?」
「うわー、最高!」
ダイニングにはダニーの大好きなモンダヴィのカベルネ・ソーヴィニオンがすでに置かれている。
料理が次々と運ばれ、二人はワインで再会を乾杯した。
936書き手1:2006/06/03(土) 00:08:14
二人は近況報告をしあった。ダニーの方は、マーティンをAAミーティングに連れ出した事を伝えた。
「やったな!マーティンはプライドが高いから、無理だと思っていたが」
「あいつ、ゲイだってカミングアウトもしたんねんで。偉いわ」
「ほぅ!そいつはすごいな。予想より早く離脱出来るかもしれないね。そうしたら、ダニーはどうする?」
アランの砂色の瞳がまっすぐにダニーを捉える。
937書き手1:2006/06/03(土) 00:09:29
「俺?元の生活に戻るだけや」
「本当かい?」
「うん、俺にとっちゃ、ここは家庭なんや。アランは家族やし。俺の思い込みかもしれんけど・・」
「ハニー、嬉しいよ」アランは立ち上がって、ダニーの頬に優しくキスをした。
「今日、泊まってもええ?」
「あぁ、君のスーツは全部クリーニング済みだ」
「ありがと、アラン」
「家族だろ?」
「うん、家族や」
ダニーはにんまりした。アランもその微笑みを見て、自然と顔がほころんだ。
938書き手1:2006/06/03(土) 00:10:41
真夜中、ダニーは喉が渇いて、ベッドを抜け出した。
携帯をチェックしたが着信履歴はなかった。
マーティン、どうしたんのやろな。
キッチンでコントレックスを飲んでいると、アランが起きてきた。
「眠れないのかい?」
「ううん、喉が渇いただけ」
「よかった」
アランはまたベッドルームに戻った。気い遣ってくれてんのや。
ダニーはベッドに入り、アランの身体に腕を回した。ぎゅっと抱き締める。
939書き手1:2006/06/03(土) 00:12:20
「おいおい、眠る時間だぞ。それに一晩に二回は出来ない」
アランが照れくさそうに笑った。
「それじゃ、こうしててもええ?」
ダニーはアランの胸に顔をうずめた。柔らかい胸毛の匂いを胸いっぱいに吸い込む。
「お前が匂いフェチだったとはね」
「アランの匂い大好きや!」
ダニーは幸せそうな顔で、眠りについた。
940931の続き 書き手2:2006/06/03(土) 23:37:50
ダニーは仕事を終えるとまっすぐアパートに帰った。
二転三転する失踪者の捜索で極度の緊張を強いられ疲れていた。
夕食を作る気にもなれず、届いたピザを食べた後はただぼんやりしている。
TVをつけるとスクリームをやっていた。ちょうど始まったところだ。
マーティンが買い置きしているレイズのポテトチップスを取り出し、
ソファでごろごろしながら食べていると電話が鳴った。
941書き手2:2006/06/03(土) 23:38:35
「・・はい、テイラー」
「僕、マーティン」
「お前か、どうしたん?」
「ん、TVでスクリームやってるよって教えたくて。この映画好きでしょ」
「知ってる、お前のポテチ食べながら見てたとこや」
ダニーはポテチの袋をガサガサ言わせた。
942書き手2:2006/06/03(土) 23:39:11
「ずるいよ、僕はお菓子もアイスもないのにさ」
「今日は我慢しとき。あれ?アイスは買い置きがあったやろ?」
「それがさ、ボスが全部食べちゃって・・」
「やっぱり今日は我慢やな。お前のポテチ、サイコー!」
ダニーはからかいながらさらに袋をガサガサした。
943書き手2:2006/06/03(土) 23:39:45
「ダニーのバカ!すっげー意地悪だ」
「ごめんごめん」
「ひどいよ」
「なぁ、持っていったろか?他にもお前のお菓子いっぱいあるし」
「本当?」
「ああ、ほんまや。すぐ行くから待っててな」
ダニーは手早く着替えると、適当にお菓子を持ってアパートを出た。
944書き手2:2006/06/03(土) 23:40:22
道路は空いていて、すぐにマーティンのアパートに着いた。
「ただいま。ほら、お土産や」
「サンキュ、ダニィ。いっしょに続きを見ようよ」
マーティンはダニーの手を引っ張ってソファに座らせた。
テーブルにはボウルと箸が用意されている。
945書き手2:2006/06/03(土) 23:40:54
「ん?何で箸なんか置いてるんや?」
ダニーはコーラを取って来たマーティンに尋ねた。
「ポテチは手がギトギトするからお箸で食べるといいんだって」
「はぁ?」
「スチューがいつもそうやってる。お箸の練習にもなるからって」
マーティンはポテトチップスとキャラメルポップコーンをそれぞれボウルに入れ、ダニーに箸を渡した。
946書き手2:2006/06/03(土) 23:41:27
マーティンは左手に持った箸でポップコーンを摘まむ。
ダニーを見つめながら口に入れると、得意気に箸をパカパカさせた。
ダニーも真似してポテトチップスを箸で摘まむ
「どう?」
「まあ確かに手は汚れんわな。そやけど箸て、トロイっておかしいんとちゃう?」
「いいじゃない、おかげで僕はお箸をうまく使えるようになったんだしさ」
二人はお菓子を食べながらスクリームの続きを見た。
947書き手2:2006/06/03(土) 23:42:04
マーティンは残虐シーンになると、いつものように顔を背けてダニーにくっついた。
「ボン、もう大丈夫やで」
ダニーに言われて画面を見た瞬間、どわーと声を上げてしがみつくマーティン。
「どこが大丈夫だよ、全然大丈夫じゃない!」
「だってお前の反応が見たかったんやもん。あー、可笑しい!」
「僕は本当に怖いんだよ。こういうのにあんまり免疫ないんだから」
「ごめんな。ほら、チューしたるからこっち見てみ」
おずおずと顔を上げたマーティンに、ダニーはやさしくキスをして肩を抱き寄せた。
948書き手1 939の続き:2006/06/03(土) 23:59:28
翌朝、目覚まし時計で目覚めると、アランはもうベッドにいなかった。
シャワーを浴びてリビングに行くと、キッチンでアランが朝食を用意していた。
「支局で食べるかい?」
「うん、そうするわ」
ジップロックにバケットサンドを入れてくれる。
中身は生ハムとチーズとレタスだ。
コーヒーマグを渡され、香りを楽しむダニー。
949書き手1:2006/06/04(日) 00:00:54
「さぁ、支度しなさい」
「うん、わかった」
アルマーニ・コレツィオーニのスーツをおろして、着てみる。
「うわ!男前だな」アランは嬉しそうだ。
ダニーはアランに軽くキスを交わすと、「それじゃ行ってくるで」と、アパートを出た。
支局で、ヴィヴィアンに新しいスーツとサンドウィッチに気がつかれ、散々からかわれた。
950書き手1:2006/06/04(日) 00:02:49
マーティンが出勤してきた。心なしか目の下のくまが濃く見える。
「おはよ」
「おはよう、ダニー」
静かにマーティンは席に座り、仕事の準備に入った。
ダニーはマーティンをランチに外に誘い出し、昨晩の事を尋ねる。
「お前、飲まなかったか?」
「うん、ニックに経緯を話したらさ、クラブソーダに付き合ってくれた」
とりあえず、ほっとするダニー。
951書き手1:2006/06/04(日) 00:04:19
「お前、思ったより意志が固いねんな」
「うーん、薬物中毒のクリニックにも入ったしさ、我慢を覚えた感じかな」
アランの言うとおり離脱は意外と簡単かも知れない。
マーティンが離脱したら、元の生活に戻る、俺?
本当にそう出来るだろうか?こいつを置いて?
ダニーがマーティンの顔を見つめていると「何かついてる?」とマーティンが口元をナフキンで拭いた。
「いや、お前、可愛いよな」ダニーは誤魔化した。
952書き手1:2006/06/04(日) 00:05:40
「今日、夕飯食べない?」
唐突にマーティンが誘ってきた。
「ああ、そうしよか?」
「ダニーの家で食べたいな」
「じゃ、デリで何か買って帰ろ」
午後は、ダニーが聞き込み、マーティンが通話記録調査で時間が過ぎた。
仕事が終わり、時差をつけて支局を出る。
電車でブルックリンに戻り、ダニーはインド料理のデリでサグマトンとレンズ豆のカレー、
サフランライスとタンドリーチキン、サモサを買った。
953書き手1:2006/06/04(日) 00:07:27
マーティンが先にアパートに着いて、クラブソーダを飲んでいた。
「喉渇くか?」
「うん、何か飲んでないといられない感じ」
「今日はインド料理にしたで」
「サンキュー」
ダニーは丁寧に皿に買って来たものを出して、ダイニングに並べた。
「どうしてカートンから食べないの?」不思議そうな顔のマーティン。
「そんなん、味気ないやん。早う食おう」
「頂きます!」
マーティンはがつがつ食べ始めた。食欲が戻ってきたのは良い兆候だ。
あっと言う間に夕食が終わった。
954書き手1:2006/06/04(日) 00:10:19
「一緒にバスに入ろうよ」マーティンはバスルームに消えた。
何や、機嫌がええなぁ。気味悪いで。
二人で狭いバスタブに重なるように入る。
ダニーの半立ちのペニスがマーティンの割れ目に触れている。
「ダニー、昨日、アランと寝たんでしょ」
「うん?そんなんどうでもいいやん」ダニーは答えをしぶった。
「寝たんでしょ?」マーティンがじとっとした目でダニーを振り返る。
「そんなに知りたいか?ああ、寝た。お前かてホロウェイとヤったんやろ?」
「・・うん。でも見て!もう、暴力的なセックスは卒業したんだよ!」
「良かったやん」ダニーは複雑な気持ちで答えた。だから機嫌がええんかな?
「うん、ニックすごく優しかった。別人みたいだった。でも、ダニーとは違うんだ」
マーティンは独り言のようにつぶやいた。
955書き手1:2006/06/04(日) 00:11:56
ダニーはマーティンの股間を探るとすでに目一杯勃起していた。
「お前、エッチやな!ごめんな、俺、今日は疲れてるからだめや」
「いいよ。ダニーがしたい時にしたいから」
二人はバスローブを羽織って、ベッドに寝転んだ。
お互いの身体にキスしたり愛撫したりを繰り返したが、結局セックスはしないで眠りについた。
956947の続き 書き手2:2006/06/04(日) 22:53:53
「そろそろ寝よか」
ダニーが親指でマーティンの下唇をなぞった。
「もう見ないの?」
「オレもお前も何回も見てるやん。けど、お前が見たいならオレも付き合うで」
「んーとね、やっばり最後まで見る」
「そやな。今からが怖いで、もっとこっち来とき」
ダニーはマーティンを抱えるように座ると後ろから手を回した。
957書き手2:2006/06/04(日) 22:54:35
スクリームが終わると、スティーヴン・キングのITが始まった。
二人はあくびをしながらもそのまま見続ける。
完全にびびったマーティンはダニーの体から手が離せない。
怖いを連発するマーティンに、ダニーは笑いそうになった。
おいおい、このピエロの正体ってしょうもない蜘蛛やねんで・・・
大丈夫やと言い聞かせながらダニーは笑いを堪え続けた。
958書き手2:2006/06/04(日) 22:55:07
ITが終わると二人はシャワーを浴びにバスルームに行った。
蛇口に触れるのさえびびるマーティン。
「お前なぁ、血なんか出ーへんて。正体もしょぼい蜘蛛やったし、そんなにびびるなよ」
「・・ダニーはさ、あのピエロが怖くないの?」
「全然。あんなもん、マクドに行ったらいてるやん」
「僕、子供の時にマクドナルドのピエロ見て泣いたよ。それ思い出しちゃった」
959書き手2:2006/06/04(日) 22:55:42
ダニーはおかしくてけたけた笑った。
「お前ってほんまかわいいな。オレらが子供の時に会うてたら、お前のこといじめたかもしれへん。
いや、絶対にいじめるわ、間違いない。トロイもいじめるんちゃうかな」
マーティンは黙ってうつむいた。
「まあ今はこうして一緒にいてるんやからいいやん」
ダニーは口を尖らせたマーティンにデコピンすると抱きしめてキスをした。
960書き手2:2006/06/04(日) 22:56:15
ベッドに入って部屋を真っ暗にすると、マーティンがしがみついてきた。
息苦しいぐらいに密着していてダニーは暑い。
「なぁ、暑いんやけど・・・」
「あ、ごめん」
マーティンは少しだけ体を離したが、しばらくするとまたくっついてくる。
もうええ加減にしてほしいわ・・・ダニーは思ったものの口にはしない。
「お前は今度からホラー禁止。わかったな?」
「ん、そうする」
マーティンはしおらしく頷くとダニーの腕枕に身を委ねた。
961書き手2:2006/06/04(日) 22:56:51
「明日の朝、バーガーキングに行こか?」
「ん、いいよ」
ダニーは汗ばんだ髪をくしゃっとするとゆっくりパジャマを脱がせた。
「ダニー?」
言いかける唇をキスで塞ぎ、自分もボタンを外しながらシャツをはだける。
ダニーはマーティンの胸を撫で回した。時折乳首に触れるとピクンと反応する。
すっかり硬くなった乳首にくすっと笑うと、ダニーはトランクスの上からペニスをなぞった。
半立ち程度だったペニスが触れるたびに硬くなる。
962書き手2:2006/06/04(日) 22:57:26
「フィッツィー、びびっててもここは別なので?」
「ダニーがエッチな触り方するからだよ。それにフィッツィーなんて呼ばないで」
マーティンはダニーを組み伏せると黙らせるためにキスした。
ぬるついたペニスを押し当てるように腰を擦りつけると、ダニーのペニスもこちこちに屹立している。
「んっ・・はっ・ぁぁ」
マーティンは吐息を漏らしながらキスを繰り返した。ダニーも貪るように舌を絡める。
963書き手2:2006/06/04(日) 22:58:04
ローションをダニーのアナルに垂らすと、マーティンは一気に挿入した。
「あぁっ!」
ダニーは声を上げると仰け反った。
マーティンのペニスは的確にダニーが感じるところを突く。
「いいの?声出してもいいよ」
言いながら前立腺を擦られ、ダニーは我慢できずに声を上げて悶え狂った。
964書き手2:2006/06/04(日) 22:58:41
「くあっ・・んんっ!あぁっ・・やめっ!」
「やめない!こんなに感じてるじゃない」
マーティンに何度も突き上げられ、ダニーは全身をひくつかせながら射精した。
「あぁっダニー!僕もイキそう・・んっ・・あっああー」
射精して覆いかぶさってきたマーティンを、ダニーは抱きしめる。
二人は抱き合ったままキスをした。
965書き手1 955の続き:2006/06/05(月) 00:26:37
翌日、昼過ぎまで二人はベッドの中で過ごした。
ダニーがうとうとしていると、マーティンが揺り動かした。
「ねぇ、お腹すかない?ランチにしようよ」
「う?うぅん、じゃそうしよか?」
ダニーは眠い目をこすりながら、シャワーをしにバスルームに入った。
マーティンが入ってくる。
「二人じゃ狭いやん。お前んちと違うんやから」
966書き手1:2006/06/05(月) 00:27:46
そういうダニーの口はマーティンのそれで覆われた。
「マーティン・・」
「ダニー、欲しいよ、すごく!」
マーティンは頭から濡れるのも構わず、跪いてダニーのペニスを咥えた。
「う、んん、はぁー、気持ちええわー」
ダニーは思わずため息を漏らした。
マーティンは亀頭から裏筋へと舌をはわせて、十分に湿らせた後、喉の奥までペニスを飲み込んだ。
967書き手1:2006/06/05(月) 00:28:58
「うわー、そんなんされると、我慢できへん・・」
マーティンは素早くシャワージェルを自分の後ろに塗りこむと、壁に手をつけて、後ろを向いた。
「ねぇ、早く来て!」
ダニーは、前戯の余裕なく、マーティンの中にずぶっと自分をめり込ませた。
「あぁ、やっぱり、ダニーだよ!」
マーティンは、狂ったように腰を振り始めた。
968書き手1:2006/06/05(月) 00:29:53
「お、お前、もう出てまう、俺にも動かさせ」
ダニーはマーティンの腰を両手でつかむと、自分のリズムに合わせて前後させ始めた。
「あぁ、ダニー、いい、すごい大きいよ!」
「あぁ、お前の中、きつ過ぎや、俺、もうだめ、あー!」
ダニーはあっけなく果てた。ダニーが背中で身体を震わせるとマーティンもすぐに射精した。
969書き手1:2006/06/05(月) 00:31:23
二人は、互いの身体を洗いっこして、またベッドに戻った。
「お前、ランチよりエッチが欲しかったんちゃうの?」
ダニーが呆れた顔で尋ねると、「うん。ふふふ」とマーティンはいたずらっ子の顔をして笑った。
あかん、こいつ、めちゃエロくなってるわ。ホロウェイの仕業か?
ダニーはちょっと不快な気持ちになった。
「俺、疲れてランチ作れへん。お前、なんかデリバリー頼み」
「じゃ、ピザにするね!」
マーティンは腰にタオルを巻いて電話をかけにキッチンに向かった。
970書き手1:2006/06/05(月) 00:32:42
ダニーの携帯が震えた。アランだ。
「アラン、こんにちは」
「その挨拶じゃまだベッドの中だな。マーティンも一緒かい?」
「奴はピザボーイに電話かけてる」
「様子はどうだ?」
「まだ禁酒続いてる。結構やるで、あいつ」
「そうか。今日は会えそうにないね」
「ごめん・・」
「いいんだよ。それじゃまた」
アラン、前みたいに嫉妬しなくなったんやろか。
静かなのが一方では恐ろしい気がした。また折檻されるのはたまらない。
971書き手1:2006/06/05(月) 00:34:23
「ダニー、クラブソーダが無くなっちゃった!」
キッチンでマーティンが騒いでいる。
「はいはい、今、行くからな」
ダニーはベッドから這い出て、ジャージの上下に着替えた。
「そのへんで買うてくるわ」
ダニーが出かけると、マーティンはダニーの携帯をチェックした。
着信:アラン・ショア。
やっぱり僕じゃ、ダニーは物足りないのかな。セックスあんなに頑張ったのに。
もう元には戻れないのかな。
マーティンは窓からマンハッタンを見渡してため息をついた。
972fusianasan:2006/06/05(月) 10:14:02
書き手1さん、ダニーを巡るアランとマーティンの争奪戦はどうなって行くので
しょうか。ダニーは結局どちらからも離れられないんですね。アランは親の様で
マーティンは兄弟の様な存在だからでしょうね。二人に愛されているダニーを見
られて嬉しいです。
書き手2さん、スチュワートの久々の登場に喜んでます。ダニーはスチュワート
といる時もすごく幸せそうなので、マーティンは二人の関係に気付かないでいて
欲しいと思いました。今のままの三人の関係が好きです。
973書き手2:2006/06/05(月) 23:43:08
>>972
ご感想ありがとうございます。
マーティンはとろいから二人の関係に気づかないとは思いますけどね。
バレないでそれぞれの関係を続けられればいいなと思います。
974書き手1:2006/06/06(火) 00:01:50
>>972 さん
いつも感想ありがとうございます。
ダニーをめぐる二人の男のかけひき、どうなるでしょう。
ダニーは愛情に飢えた欲張りさんなので、両方とも手放せないと思います。
975fusianasan:2006/06/06(火) 00:38:26
新スレ

【Without a Trace】ダニー・テイラー萌え【小説】Vol.8
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1149435471/

976fusianasan:2006/06/24(土) 02:59:34
ume
977fusianasan:2006/06/24(土) 03:00:09
ume
978fusianasan:2006/06/24(土) 03:00:54
ume
979fusianasan:2006/06/24(土) 03:01:32
ume
980fusianasan:2006/06/24(土) 03:02:17
ume
981fusianasan
ume