【Without a Trace】ダニーテイラー萌え【小説】Vol.3

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922書き手1 911の続き:2005/11/21(月) 00:11:57
ダニーの苦悩の日々が始まった。思い起こせば、ケンと3Pした時も
アラン、マーティンと出来た時も、受身だった。俺って一生女かよ!
半ば捨て鉢になり、仕事にも身が入らない。「ダニー!」
「ダニー!ボスが呼んでいるわよ。」
サマンサが声をかけてくれたお陰で、ダニーは顔を上げた。
「はい、今行きますわ。」ボスの部屋に入る。
923書き手1:2005/11/21(月) 00:13:18
「お前、ぼーっとしてるが何だ。この間のDC行きを断ったのを後悔しているのか?」
「いえ、そんな事ないっす。」「また副長官がNYに出張してくる。君と面談したいとのことだ。」
「何故です?」「さあな、自分で副長官に聞け。来週月曜日だ。いい服着て来いよ。」
「了解っす。」ふぅ〜、一難去ってまた一難や。俺の人生に安息はないんかな。
924書き手1:2005/11/21(月) 00:14:43
ダニーの携帯が鳴る。ケンだった。「ダニー、こんばんは〜。元気?」
「ああ、お前のお陰で元気百倍や、何の用やねん?」不機嫌そうに答える。
「この間のディナー、明日どうかなと思ってさ。」
「マーティンと一緒って奴か。」
「彼、すごい可愛いよね。僕、タイプかも。」
「お前にタイプも何もあるもんか。」
「とにかくセッティングしてね。待ってるよ。明日20時ね。」
一方的に切りやがって!
925書き手1:2005/11/21(月) 00:15:50
「ダニー、僕の名前呼んだ?」マーティンが寄って来た。
「あぁ、ケンが明日ディナーしたいって。」「僕はいいよ。楽しみだ。」
「お前、何食いたい?」
「何でも大丈夫。ダニーの方が選ぶの大変でしょ。ダニーが考えればいいじゃない。」
そう言うと、マーティンは、すたすたと帰宅してしまった。
926書き手1:2005/11/21(月) 00:16:51
ブルックリンの家に戻るとアランが来ていた。
「今日は良いものを持ってきたよ。」
ダニーに青いひし形の錠剤のシートを渡す。
「これ何?」「ヴァイアグラ。」「こんなん、俺必要?」
「とりあえず化学的アプローチで反応を試そうと思ってね。」
「分かった、アランの言うとおりにするよ。」
927書き手1:2005/11/21(月) 00:17:58
「それもそうだが、腹減らないか?」「ペコペコ。」
「じゃあチャイナタウンに行こう。」
アランはダニーを「27サンライズ」に連れて行った。
大型の水槽で泳ぐハタを選び蒸し物にしてもらう他、ホタテ貝のガーリックソース、
シャコの揚げ物、フカひれシューマイ、炒飯を頼む。
928書き手1:2005/11/21(月) 00:18:50
チンタオビールで乾杯だ。巨大なシャコを見てひるむダニー。
「大きなシュリンプの一種だと思えばいい。香ばしくて美味しいぞ。」
「う、うん。」一口、こわごわ口に入れる。「わ、美味しい。」
「そうだろう!」アランに任せておけば安心だ。
二人で胃が膨れるほど食べた。「さぁ家に帰ろうか。」
929書き手1:2005/11/21(月) 00:19:51
「どっちの家?」「ダニーの方がいいだろう。リラックス出来るだろうから。」
「うん。」アランのボルボを地下駐車場に停める。「今日、泊まる?」
「ああ、出来たら。それでいいかい?」「うん。泊まって欲しい。」
二人で手をつないで部屋に戻る。
930書き手1:2005/11/21(月) 00:20:52
「シャワーしていいかい?料理の匂いが身体に染み付いた。」
「もちろん。」「一緒に入るか?」「今日はやめとく。」「じゃあ、お先に。」
アランは相思相愛になってから、決して無理強いしない保護者になっていた。
昔のパシュミナを使った緊縛プレイがウソのようだ。
ダニーはクラブソーダを飲みながら、ウクレレを弾いていた。
931書き手1:2005/11/21(月) 00:21:41
「ダニー、どうぞ。」アランが頭から湯気を上げて出てきた。
白い身体が上気でほてって色っぽい。ダニーの下半身は反応を始めた。
何やねん、俺のちんちん!肝心な時に役立たず!自分を呪いながら、
バスでシャワーを浴びる。今元気でもアランの身体の中じゃどうせ、
うなだれるんやろ、お前。自分の息子に声をかける。
932書き手1:2005/11/21(月) 00:22:37
シャワーから出ると、アランはワインを開けていた。
「すまない。飲んでるよ。」「俺も。」「そろそろあれ、飲んでみるかい?」
「えっ?」「服用後30分で効き目が出てくるんだよ。」「そうなん?」
ダニーはクラブソーダでヴァイアグラを飲んでみた。無味乾燥な味だ。
933書き手1:2005/11/21(月) 00:23:44
「後はリラックスして。」「深呼吸でもやろうかな。」「柔軟体操もいいぞ。」
「アラン、ふざけんといて。俺真剣なんやから。」
「分かってるさ。僕たちは運命共同体なんだからね。」アランも真顔で答えた。
「ねえ、俺が治らなくても、一緒にいてくれる?」ダニーがおずおずと尋ねる。
「もちろんさ。僕らを身体だけの関係だと誤解していないか?僕は君と恋に落ちてるんだ。」
「ありがとう、アラン。」ダニーの目に涙が浮かんだ。
934書き手1:2005/11/21(月) 00:25:04
「そろそろ、ベッドに行こうか。」「うん。手握って。」
「ああ。」二人、手をつないでベッドまで来た。
「さぁリラックスだよ、ダニー。」「うん。」
ダニーがまた手を伸ばしてくる。
二人して仰向けに天井を見ながら、手をつないでいた。
「アラン、来たで。」「そうか。試すか。」「うん。」
アランはベッドサイドにおいてあるミントのローションを自分の後ろに塗り、
ダニーの屹立したペニスにも塗りたくった。
935書き手1:2005/11/21(月) 00:26:13
「じゃあ、ゆっくりとな。」「はい。」「うぅ〜。」
ダニーは挿入を終えた。まだ力が衰えない。「アラン、行けそうや。」
「そうか。動いてみてごらん。」
ダニーがアランの腰に手をかけ、前後に腰を動かした。
力が中からみなぎって来る感じがする。「すごいやん!」
「ああ〜、ダニー、僕がイキそうだよ。」
「待って、俺先に行くから。」ダニーは腰の動きを加速した。
グラインドと前後動を繰り返す。「あぁあ〜!」まだダニーはイカない。
936書き手1:2005/11/21(月) 00:27:14
すぐさまアランの前に回ると、口でアランのものを咥える。
「うぅ、はぁはぁ、あっ!」
アランはダニーの口の中に精をありったけ打ち込んだ。
ダニーもアランも息絶え絶えだ。
「俺まだ、イケそう。」「じゃあ、僕の中にもう一度おいで。」
「アラン、ええの?」「ああ、君のためなら。」
ダニーはアランをうつ伏せにして腰を立たせ、中に一気に押し入った。
937書き手1:2005/11/21(月) 00:27:47
「あぅ、ダニー、痛いよ。」「ゴメン、でも俺、我慢できないんや。」
ダニーはアランの腰を押さえ、思いの様自分の腰を打ちつけた。
「あぁ〜、イクで〜!」ダニーはアランの中に精をぶちまけた。
アランの局部から出血している。「アラン、ごめん。血が出てる。」
938書き手1:2005/11/21(月) 00:28:17
「ああ、分かってる。手当てしてくるよ。」「ほんま、ごめん。」
どうすればいいんや。薬なしじゃイケへんし、薬があると暴走する。
俺のちんちんに脳みそがあれば、いい知恵出してくれるやろか。
ダニーはベッドの中で自己嫌悪に陥っていた。
939920の続き 書き手2:2005/11/21(月) 00:55:27
ダニーは眠れない夜を過ごし、早朝ブルックリンに帰った。
マーティンの告白に打ちひしがれ、何もする気がしない。
この後、どんな顔してあいつに会うたらええんや。
あいつ、オレが聞いてへんって思てるから・・・。
ダニーは支局に行くのが嫌になった。
休んだら怪しまれるし、やっぱ行くしかないか・・・嫌々ながら身支度を始めた。
940書き手2:2005/11/21(月) 00:56:14
ダニーが支局に着くと、すでにマーティンが来ていた。
「ダニー、おはよう」マーティンのおどおどした態度が癇に障る。
「ああ、おはよう。早いな」ダニーは努めていつもと同じように振舞った。
午前中は事件もなく、書類仕事に追われた。
ダニーは書類など目に入らず、上の空のまま時間が過ぎた。
941書き手2:2005/11/21(月) 00:56:48
昼休み、ダニーはスチュワートのクリニックに電話した。
「テイラーと申しますが、ドクター・バートンをお願いします」
「ただいま席を外しておりまして・・あっドクター・バートンお電話です」
「今急いでるんだ、聞いといてくれ。それよりオレのカフス知らないか?」
「カフスなんて知りませんよ。テイラーさんからですけど」
受付が保留を押さないので向こうの会話が筒抜けだ。
カフスやて、トロイらしいわ!忌々しく舌打ちしているとスチュワートが出た。
942書き手2:2005/11/21(月) 00:57:27
「テイラー捜査官、その節はどうも」
「いえ、こちらこそ。突然お電話差し上げて申し訳ないっすね」
「今からシンポジウムに出ないといけないんですよ。
遅刻すれすれで急いでまして、お話は後でもよろしいですか?」
「ええ、構いません」
「それじゃ受付に番号を伝えておいてください。戻り次第掛けなおしますから」
「おい、後を頼む。くそっ、遅刻だ!」スチュワートはダニーの返事も聞かず電話を代わった。
943書き手2:2005/11/21(月) 00:57:59
ダニーは電話を切った後、笑い転げていた。
あのどつかれたん丸出しの顔でシンポジウムやて!
それも遅刻て!トロイ、思いっきり恥かくやろなぁ。笑いが止まらない。
午後からも時折思い出し笑いしながら、ダニーは書類に向かっていた。
マーティンやサマンサが訝しげに見るが、ダニーの思い出し笑いは止まらなかった。
944書き手2:2005/11/21(月) 00:58:33
勤務が終わり、地下鉄の駅へ歩いていると携帯が鳴った。
「はい、テイラー」
「バートンです。先ほどは失礼しました」
「こちらこそ、お急ぎのところお邪魔しまして」
「それで、ご用件は何でしょうか?」
「一度お会いしたいと思いまして、ご都合はどうでしょう?」
「テイラー捜査官さえよければ、今夜でもいいですよ」
「それじゃ、18時にフルートでどうです?」
「いいですよ、では後ほど」二人は待ち合わせの約束をした。
945書き手2:2005/11/21(月) 00:59:07
スチュワートはマーティンの携帯に電話した。
「オレだ。今からテイラー捜査官と会わなきゃならない」
「えっ!」マーティンは息を呑んだ。
「オレたちのことを知っているのか確認しとかないといけないだろ?
君が話してないのに口を滑らせるわけにはいかない。で、どっちだ?」
「僕は昨日話したんだけど、ダニーは眠ってたみたいなんだ」
「寝たふりしてたんじゃないのか?でないとオレに会いに来ないだろ」
「そうだよね・・・」マーティンは疎い自分が情けなくなった。
946書き手2:2005/11/21(月) 00:59:41
「じゃあバレてる前提でいいんだな?」
「うん、いいよ。僕も、もう一度話そうと思ってたし」
「そっか、わかった。そうだ、今日、予防医学のシンポジウムがあってさ、
オレこんな顔だから誰も話しかけてこないんだぜ、パネリストなのに」
スチュワートはククッと笑った。マーティンもつられて吹き出す。
「とにかく後で連絡するよ。それじゃ」
マーティンは電話を切った後もデスクから動けずにいた。
947書き手2:2005/11/21(月) 01:00:13
ボスは帰ろうとしてマーティンに気づいた。
「マーティン、ちょっと来い」
ボスはオフィスにマーティンを呼び、ドアを閉めた。
「どうしたんだ、もうヴィクターの毒気にやられたのか?」
「いえ、違います。そういえば、父が来るんでしたっけ・・・」
「お前大丈夫か?ヴィクターの来訪を忘れるなんて!」
948書き手2:2005/11/21(月) 01:00:46
「ボス・・・僕、ダニーを裏切りました」
「ああ、この前のでかい医者だろ?」
「ええ、今その二人が僕のことで会ってる・・・」
「ダニーは勘が鋭いな。ヤツは鼻が利く」
「そうじゃなくて、僕が自分で話したんだ」
「あ?なんでそんなことをするんだ。バレるまで黙ってりゃいいものを・・・」
ボスはやれやれと首を振った。
949書き手2:2005/11/21(月) 01:02:00
「フェアじゃないと思ったから・・・」
「フェア?そんな理由で話したのか!」ボスは呆れて言葉に詰まった。
「お前は気づいてないようだが残酷だな。それは自己満足でしかない」
「僕が・・残酷?」
「マーティン、もう少し相手の気持ちも考えてみろ」
「はい・・・」自己満足と言われ、自分の言動を胸の中で反復していた。
ボスはぼんやりしたマーティンを促し、オフィスから出た。
そのまま車に乗せると、アパートまで送ってくれた。
950書き手2:2005/11/21(月) 01:02:36
ダニーは先にフルートに着き、カウンターで辛口のスプマンテを飲みながら待っていた。
スチュワートはなかなか来ない。ダニーはいらつきながらグラスを傾けた。
携帯が鳴っている。「はい、テイラー」
「バートンですが、何か事件が入ったので?」
「はぁ?フルートで待ってますけど?」
「おかしいなぁ。オレもカウンターで待ってるんだけど」
「ミッドタウンのフルートですよ?」
「え?オレはグラマシーのフルートに・・・。それじゃ、すぐ行きますから待っててください」
トロイ、ええ加減にせえよ!ダニーはますますムカついた。
951書き手2:2005/11/21(月) 01:03:12
しばらく待っていると、グッチのスーツに身を包んだスチュワートが現れた。
照れくさそうに手を挙げている。けっ、相変わらず派手なヤツや。
「申し訳ない、いつもグラマシーのほうへ行くので。ん?今日はアルコールが必要な話ってわけだ」
スチュワートはダニーのグラスを見てニヤッとした。同じものをオーダーする。
「さすがに素面ではきついんでね、この前の答えを聞かせてください」
「答え?質問は何でしたっけ?」
「寝たかどうかですよ。お忘れで?」
「ああ、そうでしたね、寝ましたよ」淡々と言うスチュワート。
952書き手2:2005/11/21(月) 01:03:46
ダニーはスチュワートがあっさり認めたので、少々拍子抜けした。
「あいつから誘ったとか?」
「いや、オレが強引に。しくしく泣いてましたよ、彼。それがまたかわいくてね」
クスクス笑うスチュワートにダニーは怒りを覚え、殴りたい衝動に駆られた。
「真剣に付き合う気はあるんですか?」
「いいや、それはない。オレにとってはセックスは遊びだからね」
「マーティンも遊びってことか!」ダニーは声を荒げた。他の客が一斉に見つめる。
953書き手2:2005/11/21(月) 01:04:20
「落ち着けよ、テイラー捜査官。遊びじゃなきゃ困るのは君のほうだぜ?」
「・・・・・・」
「それともオレに譲る?譲るまでもなくオレなら手に入れるのは容易い。そう思わないか?」
「お前なんかに渡すもんか!あいつはオレのもんや!」
ダニーはスチュワートを睨みつけた。
「まあ、そういうこと。再認識できてよかったじゃないか」スチュワートはニヤッとした。
954書き手2:2005/11/21(月) 01:04:53
「二度とあいつには会うな!」
「それは約束できないな。だが、心配する必要はないさ」
「お前なんか信用できるかっ」
「それは君の自由さ。オレは相手が嫌がることはしない主義だ。
マーティンが望まないなら手は出さない」
スチュワートはスプマンテを飲み、ウインクした。
「それじゃ、オレはこれで」素早くダニーの分までチェックを済ませ、出て行った。
残されたダニーは、悔しさのあまり酒を飲み続けた。
955954の続き 書き手2:2005/11/21(月) 20:38:47
スチュワートはダニーと別れるとマーティンのアパートへ行った。
グッチのスーツに痛々しい顔が不似合いだ。
マーティンは一目見るなり、ショックで息を呑んだ。
「そんな顔するなって。心配ない、もう話はついたから」
「うん・・・ダニーは?」
956書き手2:2005/11/21(月) 20:39:30
「この前の君と同様、気持ちの整理をつけてるんじゃないかな」
「そう。それにしてもひどい顔してるね、スチュワート」
「バーカ、これでシンポジウムに出たんだぜ。ご褒美にキスしてくれよ」
スチュワートは屈んで目を閉じた。マーティンは何もしない。
「ん?ほっぺでいいよ」おずおずとキスされ、スチュワートはニヤリとした。
957書き手2:2005/11/21(月) 20:40:02
「確認しておきたいんだが、オレたちのセックスは遊びだよな?」
「うん。成り行きというか、その・・・恋愛感情はないんだ」
「テイラー捜査官と約束したんだが、君が望まない限りオレは手を出さない。
もちろん君が望めばいつでも抱いてやる。それでいいか?」
「もちろんいいよ。そんなの起こりっこないもの」
真面目に答えるマーティンに、スチュワートは苦笑した。
958書き手2:2005/11/21(月) 20:40:34
「そんなに自信たっぷりに言われると約束なんか反故にしたくなる」
言いながら両手で顔を押さえると、舌をねじ込んだ。
「スチュワート!」
「さっきは彼に嘘をついた。本当は君のことが気になって仕方ない」
グリーンの目が真剣にマーティンを見つめている。
「ダメダメ、また僕をからかうつもりでしょ。その手には乗らないよ」
マーティンはケタケタ笑って離れた。
959書き手2:2005/11/21(月) 20:41:05
ボスは電話の音で目が覚めた。深夜の二時過ぎだ。
「はい・・・マローン」
「マローン捜査官?ニューヨーク市警のビショップです」
「ああ、この前はどうも。失踪事件ですか?」
「いえ、そちらのテイラー捜査官をさきほど保護しましてね、
ひどく酔ってて何を言っているのやら・・・」
「場所はどこですか、私が引き取ります」
「ミッドタウンのリーガロイヤルの前です」
「わかりました、すぐに伺います」
ボスはさっと着替えると、現場へ向かった。
960書き手2:2005/11/21(月) 20:41:38
ダニーはパトカーに乗せられ、一人でぶつくさ言っている。
ボスはこの件を内密にしてくれるようビショップに頼み、引き取った。
「ダニー、私だ。わかるか?」
「ボス・・・なんでこんなとこに?あれっ、オレの酒は?」
「しっかりしろ!水でも飲め」ボスはペットボトルを渡した。
「水より酒、酒や、酒くれー」ダニーは水を後部座席に投げ、わめいた。
ボスは仕方なく自分の家にダニーを連れて帰った。
961書き手2:2005/11/21(月) 20:42:11
ダニーはボスの家に着くなりトイレに駆け込み、しこたま吐いた。
「全部吐き出せ、楽になる」ボスは背中をさすってやった。
胃の中が空になり、うがいをすると今度は怒り始めた。
「くっそー、トロイのヤツ!許されへん!」
「よしよし、わかったわかった」
ボスはベッドに横向きに寝かせ、そばに寄り添った。
「くさっ!このベッド、めちゃめちゃおっさん臭い!なんでやねん!」
ダニーにからまれ、ボスは仏頂面になった。
962書き手2:2005/11/21(月) 20:42:47
ボスは娘のベッドに連れて行き、ダニーを寝かせた。
「今夜はここで寝ろ、いいな!」
ダニーは服を脱ぎ捨て、トランクス一枚でベッドに入った。
「おい、何か着ろよ。ダニー」
ボスはあからさまに嫌な表情を浮かべるが、酔っ払いには通用しない。
「う〜ん、ええ匂いやー」ダニーは夢見心地で眠りについた。
963書き手2:2005/11/21(月) 20:43:21
ボスは自分のベッドに戻り、再び目を閉じた。
ダニーもマーティンも、まったくなんて世話の焼ける部下だろう。
おまけにくそったれの高慢ちきが来週やって来る。
そうだ、ニューヨーク市警のビショップに礼を言わねばならない。
ボスは忘れないうちにメモに書いた。
・ジップロック・ミミズ・NYPDお礼の電話
なんだこりゃ・・・ボスは苦笑するとメモを置いた。
964書き手2:2005/11/21(月) 20:43:53
中途半端な眠りのまま、ボスは目を覚ました。
ダニーの様子を見に行くと、軽くいびきをかきながら眠りこけている。
顔の痣は少し薄くなったが、それでもまだ痛々しい。
マーティンじゃなく、トロイってヤツとやり合ったんだな。
あの医者は確かバートンだったはずだが・・・まだ他にいるのか?
ボスは布団を掛けなおそうとして、ダニーのトランクスのテントに気づいた。
見事に勃起しやがって!ボスは思わず手を伸ばした。
965書き手2:2005/11/21(月) 20:44:48
ダニーは何をされても目を覚ます気配がない。
ボスは調子に乗ってローションを塗ると、軽く指を入れてみた。
括約筋の微かな抵抗をほぐし、徐々に慣らしていく。
ペニスの先はトロトロに濡れ、隠微な艶を放っている。
「うぅん」ダニーの甘い吐息が漏れ、ボスはたまらず自分のペニスを押し当てた。
ゆっくり挿入し、締めつけを存分に味わう。
ダニーはまだ目を覚まさない。
966書き手2:2005/11/21(月) 20:45:20
ボスは少しずつ出し入れを繰り返した。
挿入されるたびにダニーの息が荒くなる。ペニスはもうはちきれそうだ。
時計を見るとそろそろ支度をしなければならない時間だ。
ボスは遠慮なく突き上げた。ダニーがようやく目を覚ますがお構いなしだ。
「ボ、ボス!あぅっ・・・あぁっやっやめて」ダニーは精液をぶちまけた。
ボスは肩に手を置くと、一層激しく腰を振った。
「あぁっ、ダニーいいぞ、もっと締めろ・・・うっっっ」
苦しそうな表情を浮かべ、ボスは中に射精した。そのままダニーの上に覆いかぶさる。
967書き手2:2005/11/21(月) 20:45:52
リトルタイクスのベッド?なんでこんなとこに?オレ何してるんやろ?ダニーは状況を把握できずにいた。
ようやくボスが離れた。「ダニー、よかったぞ。シャワーを浴びよう」
「ボス、オレ頭痛い。すごいズキズキする」
「当たり前だ。酔いつぶれてNYPDに保護されたんだからな」
「NYPDに?あかん、全然覚えてへんわ」
「またアル中に逆戻りしないようにな。ほら、薬だ」ボスはアスピリンと水を渡した。
「タイレノールのほうがいいんすけど・・・・」
「しょうがないやつだ、アスピリンのほうが効くのに」
ダニーは渡されたタイレノールを飲み下し、シャワーを浴びた。
968書き手2:2005/11/21(月) 20:46:24
ボスはエスプレッソ、ダニーはオレンジジュースを飲み一緒に出た。
着替える時間はないので、夕べの服のままだ。アルコールの匂いもする。
「マーティンに服を持ってきてもらうか?こっちまで酔いそうだ」
「そんなん嫌や」ダニーは頑なに拒んだ。
いつのまにか車は支局の地下駐車場に入り、今日もまた勤務が始まった。
969書き手2:2005/11/21(月) 20:47:00
ダニーがオフィスに行くと、気づいたマーティンが目をそらした。
「ダニー、お泊りデート?それにしては酒臭い」サマンサが手で扇いだ。
「そんなええもんと違うがな」ダニーは自分の席についた。
PCにマーティンが映っている。あいつ、オレがまた浮気したって思てるわ。
落胆の表情からダニーは悟った。トイレに行くとマーティンがついてきた。
970書き手2:2005/11/21(月) 20:47:30
個室を覗き、誰もいないか確かめるとダニーは話しかけた。
「おはよう。話したいことがあるんやけど、今夜いけるか?」
「ダニー・・・」
「あっ、昨日はボスと一緒やったんや。ほんまやで」ダニーは慌てて弁明した。
「本当に?」マーティンはじっとダニーを見た。
「とにかく話し合いたい。トロイのことも」
スチュワートのことを言われ、マーティンはうつむいた。
「わかったよ、今夜だね」
「オレ、怒ってへんから!」ダニーはマーティンの髪をくしゃっとすると、先にトイレから出た。
971書き手2
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