爆弾魔へ。
触れるべきタイミングというのはあって、それは、どのくらい好きだったか、
どこまでとことんやったのか(完全燃焼したのか否か)、本人の粘着度、
などによって、変わってくる。
俺の予想では、このケースの場合、
あと3か月は、復縁を支援すべき時期 (ただし、相手の男側の事情による。
たとえば、新しい女がいた場合、それとの恋愛が終わるまで待つのか否かなど。
バカバカしい、と本人が思わない限り、あるいは、より好きになれる男が
現れない限りは、そのままの状態がずっと続く場合すらありうる。)
そのあと約半年は、傷の切開と回復。くらいかな。
傷はかなり痛手であり、一度に一人しか好きになれない粘着度の高い子なので、
つまり、最近の若い世代にもかかわらず、また職業にもかかわらず、かなり
古風なところのある子なので、傷を圧倒して侵入するには、よほどの愛のパワーが
必要とされる。
やれと言われれば俺はやるが、言われないのでやらない。
そのため、俺の愛は、流出口を探して、過去ミューズたち12人によるサイクルを
作り出してしまった。w
気をつけてはいるが、そのうちどれかに、まぐれ当たりしないとも限らない。
えてして人生、そんなものなのだ。w
女の子側のニーズに乗っかったほうが、人生楽に生きれるし。
サイクルを回っているうちに、ますますハイ・ボルテージになっているため、実は危険だ。w
(今の段階で、誰かが落ちて嫁に来られても、小説の進行上、じっさいには困るのだが。)
なお、もともと、愛し合う人を求める段階では、愛の対象は無限定なものだ。
猫の発情期と同じようなものなのだ。
人間の場合は、過去のいきさつ、傷の程度と噛みあいぐあい、などによって
誰でもいいというわけにもいかないのだが、過去のいきさつも、心の傷というのも、
厳密には、(いわゆる仏教の悟りの境地のレベルでは)、「イリュージョン」に過ぎない
ので、結局、愛の対象は無限定、特定の人格に執着しているほうが不自然、
というのが真理なのだが。
(もっとも、そのことと、人間同士の付き合いにおける倫理とは、別の問題で、
だからこそ、逆に俺は絶対に、浮気はしないのだが。)
この真理(人格固着はイリュージョン)の上に生き続けることは、女性には困難だ。
しかるによって、本人が語りだすまで待つべきだ。という、月並みな結論になる。