真、マダムとおしゃべり館　vol.36

私の友達は、仮免中に教官に、「はい、そこの赤信号の交差点を右折して。」と言われ、何の疑いもなく、信号が赤信号のまま交差点を右折した。

学校の前に車が止まっていたので、事務の人が怒って、「ここは駐車場ではありません。今度止めたら罰金とります。」と紙に書いて車の窓に張っておいた。しかし、それは警察の車だったらしく、しばらくすると警察官が来て、事務の人に謝っていた。

子供の頃、車のウインカーは運転手の行き先を知っていて、曲がり角になると自動的にどちらに曲がるのかを教えてくれるものだと父に教えられ、信じていた。

父は、飲酒運転中に検問に引っかかると、検査のマイクに「ハァーーーッ」と、声を出しながら息を吸うそうです。そうすれば機械に反応せず、今まで失敗したことはないそうです。

大幅に遅れたバスに、おじさんが乗り込みながら、「バスってえのは、遅れたときには待たにゃならんが、客が遅れたときは１分だって待ってくれずに、ハイ、サヨナラだからなあ。」と言うと、あとに続く乗客全員がうなずいた。

交通事故の多い今日この頃、歩くより遅いちり紙交換のトラックに、自転車で突っ込んだのは、僕だけだろうか。

免許取りたての友人の車に乗ったら、いきなり「進入禁止」の道に突っ込んでしまった。前から車が来て、クラクション責めにあった友人は、何を思ったのか、ギアを変えずに、ワイパーをまわしていた。

近所に焼きいも屋さんが来た。「♪い〜しや〜きいも〜♪」に続き、「押さないで！けが人が出たら困るので、一列に並んで下さい！」というアナウンスがあった。しかし、外を見ても、焼きいも屋さんの他には誰もいなかった。

友人の車は土ぼこりにまみれている。そして、車の窓には「近日洗車予定」と指でほこりをなぞって書いてある。