■児童ポルノ法、2002年11月に改正■

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680運動の論理からいうとね
 厳密に適用できないとか、子供っぽい大人はどうなるとかいう話があったけれど、
規制派の信条として、客観的な基準を作る気ははじめからないの。規制したいのは、
猥褻や暴力(そしてもちろん児童ポルノ)を肯定するような「思想」なんだ。思想
がよければ表現がやばそうでもよしとされるし、思想が悪ければ表現が控えめでも
だめ。児童ポルノを肯定するような思想をもりこんだ「絵」や「ゲーム」が規制さ
れるのはあたりまえだろ。

 連中に言わせれば、ロリコンが制裁されずに生きていける社会は、そういう思
想を承認することによって、社会全体として子供を虐待している。なぜなら子供
はそういう思想に接することにより自らが虐待や性の商品化の対象になりうるこ
とを知って心理的に抑圧される。実際の被害にあった子供も、自分が受けた犯罪
を肯定する思想があることを知って同様に抑圧される。だから、ロリコンがロリ
絵を描くことはそのまま子供の人権の侵害である。もちろん絵だけでなく活字そ
の他もだめ。とこんなところ。もともとフェミの論理だ。

 ま、そういうわけで、毛が見えるか性器が見えるかというようなところで不毛
な攻防をくりひろげていた日本に、先進国なみの思想規制を持ちこみたいという
願望が規制派にはある。

 その日本にしても、外形表現をめぐる攻防になったのにたいした根拠はない。
警察や業界団体が面倒を嫌ってそうしただけのことだ。厳密な法律の方がいいと
思っていても、与えられたのが曖昧な法律なら、裁判官は実質判断するさ。猥褻
裁判のように「通常人」の常識に従ってな。それがどういう常識かはわかるだろ。