>>23 夏になったらあんまんが買えなくなるのかな……えぅぅ。
心配だから宿題見てもらうついでに彼方さんに聞いてみよ〜。
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なるほど〜。インドの主要な産物はコブラとカレーまんか〜。
地理の勉強は覚えることが多くて大変だよ〜。
ところで彼方さん、あんまんって夏でも食べられるのかな?
彼方「バカだなぁ澄乃……あんまんって本来夏に食べるモノなんだぜ」
「……なあ澄乃、あんまんってどこで作ってるか知ってるか?」
澄乃「ほぇ?中華のお店とかあんまん工場で作ってるんじゃないの?」
彼方「澄乃は本当に世間知らずだな……」
「いいか、教えてやるからよく聞けよ。
あんまんは本当は輸入品なんだ。日本じゃ作れないんだ。
ヨルダンの首都がアンマンって名前なんだが、あんまんは
これと深い関係がある。ほら、地理の地図帳に載ってるだろ」
澄乃「あ、ホントだ〜。アンマン♪アンマン♪」
彼方「当然あんまんの語源はここから来てるんだ」
「日本に伝わってから多少意味が変わっちまったけどな(
>>21)」
「詳しく知りたかったら民明書房って所から出てる
『あんまんの黒歴史』って本を読めばわかるぜ」
「ここから先はその本に載ってる話だ。」
「これはFBIでも正確には掴んでないぐらいの重要機密だから、
絶対他人にしゃべっちゃいけないぜ。わかったな澄乃?」
澄乃「うんうん。きみつだね〜。しゃべらないよ〜」
彼方「日本で売られてるあんまんは実はヨルダンから密輸したモノなんだ」
「ヨルダンの国民はみんなあんまんが大好きなんだぜ。お前と一緒だな」
「で、ヨルダンの東部は砂漠地帯なんだ。
ほら、地図でも砂漠が広がってるだろ?」
「砂漠は暑いから、普通の食事ばかりだと食欲が無くなって
すぐに夏バテしちゃうんだ。そこで夏バテ防止に
みんなで暑い盛りにホカホカのあんまんを食うんだ」
「これは漢方で言うところの『医食同源』ってヤツだな。
熱いときに熱いモノを食うと健康に良いというのは医学的にも正しいんだ」
「だから夏にあんまんを食ったっておかしくない。むしろ本来の食い方だ」
澄乃「澄乃はあんまん食べると元気いっぱいだよ〜。
ヨルダンの人たちも澄乃と同じなんだね〜。お友達になれそうだよ〜」