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106ダークロウズ
・傷痕(きずあと) -2-

「あら………」
エレーヌが美しい眉根をくもらせた。
ベッドに腰掛けたクロードの股間の前に、
奴隷のようにひざまずいたところ、
男性器に小さな赤いきずあとを発見したのである。
(ユリーシャ…ね?)
今日の午前をクロードはユリーシャの教育にあてていたはずだ。
前の晩は自分の番。そして夜半になった今また、自分が教育を受けているのだから、
自然、その傷の原因が誰なのかは想像がつく。

「…………」
処女だった娘が、淫らな教育をうけて、娼婦として使われている。
それは、エレーヌの心を重くする現実である。
(自分がもっとよい働きをしていれば──)
実際は、王妃としての自分をすべて捨てて、献身的に娼婦として
勤め上げているのだが、エレーヌにその思いは拭い去りがたい。
(もう遅い)(取り返しが付かない…)
ということも、わかってはいるのだが……。
107名無したちの午後 : 2001/04/11(水) 23:56 ID:???
ぴちゅっ
ぴちゃっ!

「ふ……」
ひざまずいたまま、エレーヌはクロードの一物に奉仕をはじめた。
ピンク色をした美しい舌を、肉の棒に優しく何度も何度もこすりつける。
唾液で傷を塗り込めようというように。
クロードの口の端が歪む。
そういう、母としてのエレーヌの心の動きが、
クロードには手に取るようにわかった。
しかも、哀しいことにエレーヌにできることは、実の娘と同じ男、
その一物に、同じように口腔で奉仕することしかないのである。
哀れな母をひざまずかせて、クロードは笑んだ。

性器の鈴口に、艶(つや)っぽい唇が口づける。
娘たちにする親愛のキスならいざしらず、エレーヌが口づけまで許した相手、
それは、夫、ドトール王に次いではこのクロードが初めてだろう。
(そして、性器への口づけもな…)
やわらかくなよなよと舌が鈴口を割って入り、
たまらないむず痒さと快感が性器にはしる。思わず、震えた。
エレーヌと一物との、ディープ・キス、というところか。
戯れた思い付きにクロードはかすかに含み笑いをすると、言った。
「乳房を持ち上げろ」
108名無したちの午後 : 2001/04/11(水) 23:57 ID:???
いつものように乳房ではさませるのだろう、とエレーヌは思ったようだが、
違った。
乳首で、一物の鈴口と裏筋を、擦らされたのだ。
みっともないほど勃起した乳首と、パンパンにふくらんだ亀頭が、
いやらしく絡み合う。
鈴口と裏筋を軟らかい乳首の先が通過するたび、
電気のようにクロードの先を快感がつらぬく。
しかしクロードは耐え、それをおくびにも表情に出さない。
「あんっ、ううっ!」
逆に、先端の快楽に耐えられず声を漏らすのは、エレーヌの役割となった。
109長文連続スマソ : 2001/04/11(水) 23:57 ID:???
今度は、ふたつの乳首で一物を挟まされ、それで一物全体を擦らされる。
すべすべとした突起の感触が、絶え間なくクロードを上下に刺激する。
「あふっっ…あ、ふっ……」
乳首の快感と、あさましい自分の姿が、エレーヌを昂ぶらせる。
(何を……しているのだろう。私は……)
王妃たる自分が。しかも、実の娘と同じ男の一物相手に。
(すべては国のため、カルネアのため…………うッッッッ!!!)
クロードが、いきなり、足の親指を股間の割れ目に押し入らせた。
「あッあッあッあッ」「濡れているぞ……フフ」「や……やめ」
クロードの指の動きは止まらない。
たまらない刺激に、たちまち息は荒くなり、血が頭に昇る。
腰が、指の動きにあわせて前後に動きはじめる。
(ああ………私は淫売……?淫蕩の血が流れているの?この、身体には…ッ)
くちゅくちゅという股間の音。気が付くと、エレーヌは乳首で一物を擦り上げながら、
亀頭を夢中で唇で咥えていた。
「ん……ん……む……む……!」
「そろそろ精を放つぞ。すべて飲んでもらう。その前に……」
「ふ……ふあいっ」
クロードは思う様エレーヌの口中に精を放つと、飲み込ませず一度
口を開けさせた。紅潮した王妃の美しい顔、しかしその中心、口中は
白い液だまりとなってしまっている……。
顎を掴んで、むりやり鏡に顔を向けさせると、エレーヌの頬を
涙が一しずく、伝った。
そしてゴクン、とようやくすべて飲み込ませ、舌で一物を清めさせる。
挨拶を言わせた。
「おちんちん、ごちそうさまでした。クロード様…」