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101ダークロウズ
・傷痕(きずあと)

「あっ……す、すみません……」
王女ユリーシャが慌てて右手の動きをとめた。
娼婦として男性器に奉仕する、
これを今日、はじめてユリーシャに教えていたのだが、
慣れないユリーシャは、うっかり雁に爪をひっかけ
一物に傷をつけてしまったのだ。
「…………構わん。そのかわり、お前の口で癒してもらおうか」
「?」
ユリーシャは不思議そうに小首をかしげ、こちらを見つめる。
口唇で性器を愛撫する行いなど、想像の外にあったようだ。

むわっと牡臭が漂う一物に、頬を真っ赤に染めたユリーシャが口を近づけるまで、
いくばくか決心の時間が必要だった。
「んむっ……」
性器へのキス。…もう一度。…さらに、もう一度。
優しく傷口をいたわる、ほどよい湿った感触が、性器に感じられた。
「舌を使え」
ユリーシャの小さな舌がちろちろと唇から出、
ほどよい感触はそのまま、一物をねぶる。
102名無したちの午後 : 2001/04/11(水) 21:05 ID:???
──愛撫は本格的になっていった。
鈴口、一物の先の唇に、王女が愛らしい唇をつける。

…ちゅっ

王女の初めての口づけの相手は、平民であるこのクロードの唇、
そして、二度目の口づけの相手は、その一物の唇だ。
それにしても、この年齢で男の一物に奉仕されられている娘など何人いるだろう。
まして王女の位にある者が平民に……。クロードは笑みを浮かべた。

真っ赤な顔で息も荒く懸命に奉仕を続けるユリーシャに、
クロードは、容赦なく行為を続けさせた。
幼さゆえの恐いもの知らずか、ユリーシャは繊細な短髪を振り乱し、口での、
下品なほど激しい抽送を繰り返す。

…じゅっじゅっじゅっじゅっじゅっ……
「うむふっ」

クロードが手を伸ばすと、小さな女性器が、触られてもいないのに
蜜を湛(たた)えていた。
「フフ……。奉仕するだけで感じることを覚えたか。淫売め」
ぐすっ、と可愛い淫売が鼻をすする。
今日一日で、王女ユリーシャの小さな唇を、
小鳥のような愛らしい声を出すためだけのものでなく、
『顔に付いたもうひとつの性器』にしてしまったのだ。
103名無したちの午後 : 2001/04/11(水) 21:05 ID:???
そろそろ、仕上げの時間だ。
「これから、お前の口の中に精を放つことにする。すべて飲み込め」
涙をいっぱいにたたえた目でこちらを見上げ、
ユリーシャはうなずく。一物を唇に咥えたまま。
口中で、白い爆発が起こった。

ドクッ、ドクッ……

呻き声をあげることも出来ず、こくっこくっと喉を鳴らして
必死に嚥下するユリーシャ。
顔が真っ赤だ。目も堅く閉じている。
今、生まれてからこれまでで、いちばん恥ずかしいことを行っている……
言葉はなくとも、表情が、王女の心中を表してあまりあった。

「おちんちん、ごちそうさまでした。クロードさま」
口の端から白いものを垂らしたまま見上げるユリーシャに、教えたセリフを言わせ、
今日の調教は終わった。
爪で付けられたきずあとも、もう血は止まっていた。