>>176 >>180 14歳中学生
「14、14。ちゃんと覚えといてよ!」
ややへそを曲げる雪。
言うな。それくらい知らずにどうする。ただの冗談を冗談と解せぬがまた
雪らしいといえば雪らしい。
そう言えば、数ヶ月前、俺の誕生日には雪もこづかいをはたき、
かねてよりの念願であった野村秋介氏の名著「行動右翼入門」
(絶版?)をどこからか入手してくれたように思う。
こちらも兄として相応の贈り物で返してやらねばならぬだろう。
俺はコーヒーを飲み干すと立ちあがり、学生鞄を手にとった。
いってくる。
玄関を出る。晴れ空に雲一つない。
さて…、
1,いつも通り電車通学
2,定期が切れて、金もなかった。自転車通学
3,猿岩石(片割れは今はホスト)よろしくヒッチハイク通学