「縊死したる仏前に於ての斯様な騒ぎは入滅されたる先達に対しての非礼である。
直ちに止められよ!」
「いい加減に首吊りの真似事はお止しなさい!」
凶極堂は怒鳴った。
「もはやあの絵は只の飾りだ。もうこんな無意味な真似はお止しなさい。飛鳥ぴょんの
張った結界は――破れた」
「何を――言っているのか――判らぬ」
「往生際が悪いですぞ。あなた達が求めていたもの、そして環スタッフが隠し続けていた
モノはもうこの世には無いのです」
「――それを――尊公」
「だからあなた達がここで吊り続けていても求めるモノは得られないし、社会的にも
児ポ法のため認知はされない。あなた達はここで永遠に抗議ごっこを続けて、
朽ちて氏ぬだけです。それでもいいのですか?」
「最初に見た時、こう思ったのでしょう。苟も悪夢絶望を出したる会社の作、それが斯様な
鍵クローンの如き純愛作品を出すとは何らかの裏が在るに違いない。在るとすればそれは
恐らくはょぅι”ょ凌辱―― 何、見かけは323互換の絵、そこに伝奇風味の純愛シナリオ
が加わり、さらに実は凌辱が在るとなればまさに環が一世を風靡するも夢では無かろう――
それはエロゲ界のパワーバランスを変える程のものになるはず。ただその時を待てば――
いずれは――」
「――と。その気になったのでしょう?」
「し――しかし、もうどうでも良いのだ!」
環嘆は周囲の縊死体を撥ね除けるように顔を上げて叫んだ。首の縄が切れて地面に落下する。
「そうだ、あんたの言う通りだ。儂はな、悪夢と絶望にはまりこれこそエロゲと信じ、昨年
まで数十人もの処女を凌辱する事に感動すら覚えていた、鬼畜ゲーマーだ! メビウスは
確かにあんたが言ったような期待を儂らに持たせた。儂らは信じた。だがもはやどうでも
いいわい。あんたの言う通りこのスレの中で首吊りながら諦めてもいいと思うとるとも。
長過ぎる、長過ぎる。それでも儂らはな、敢えて騙されておるのよ。あの環に! そんな、
そんなものが最初から無かったとしてもだ。必ずあると思うて三月、どこかにあると信じて
半年、気がつくともう1年だ!」
「全く、まだまだよの」
「なんだと!? 貴様」
「拙者の待ちたるものは未だCGすら見られず、ただ、只管待ち続けるも未だ設定すら判らず。
拙者はそうして5年近くも待っておるのだ。何の高々1年」
「ご、5年!?」
「だ――その、タイトルはなんだ!?」
「ランス5」
「…まだちゃんと他の作品出してるだろうが、アリスはぁっ!!」(以下惨劇)
…以上はあくまで冗談です。メビウススレ及びアリススレの皆様お許し下さい。
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( ⌒ ヽ それでは皆様よいお年を。
∪ ノ
∪∪