京極夏彦が書いたシナリオのエロゲーがしたい!

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229某所より転載
関口「しかし、それにしてもZEROのはじめてのおるすばんの前評判も物凄いじゃないか。
オタクたちが萌え萌え云うのも頷ける。幼女虐待、貧乳、双子の幼女、身体的劣等キャラ、
苛めプレイ、体操服、スクール水着、お風呂プレイ、裸エプロン……萌える要素はほとんど入っている。
これで萌えられなきゃ核地雷だ」

鳥口「萌えのテンコ盛り状態……ですか」

関口「まあ理由なき萌え……強いて云うなら幼女萌え地雷ゲームか……」
 京極堂が座卓を叩いた。
中禅寺「馬鹿なことを云うんじゃないよ。関口君。いい加減にしたまえ!」
関口「な、何だい、いきなり」
中禅寺「さっきから聞いていればいい加減なことを善く喋る。
 君はいつから地雷マニアになったんだ!
 貧乳だの、お風呂プレイだのと、そんなの『扉のむこうは』だってそうじゃないか!
 なら『扉のむこうは』は幼女萌え地雷ゲーだと云うものなのか?
 勝手な言葉を創るなよ。だったら君も理由なくその辺の凡作を地雷と呼ぶのか?
 はじめてのおるすばんのキャラクターに買う要因がないとは云わないし、
 幼女愛好者の多くがその人生にロリゲーを買うことは慥(たし)かにあるが、
 だからと云ってそれがはじめてのおるすばんに特攻する理由にはならない!
 ZEROと同じような悲惨なシナリオとシステムのゲームだって、まとも評価を受けているゲームは多数あるよ。
 そんなことは無視したっていいことなんだ。
 いいか、きっかけは必ずあるんだ!
 それさえなければ、ZEROだってここまで期待外れなゲームを発売することはしなかったさ!
 はじめてのおるすばんをたまたま買ってしまったユーザーも、
 駄作なりに立派に息子(おこんぽ)をこすって、安穏と年末のエロゲーライフを送ったかもしれないんだ。
 非常識な『扉のむこうは』というゲームがあって、
 それを販売しても良さそうな雰囲気を持ったドールハウスという特異な環境があって、
 初めてあの核地雷は販売されたんだ。
 核地雷はユーザーの期待値の条件と、出る時期の環境条件と、
 そして通り物みたいな狂おしい瞬間の心の振幅で成立する。
 ZEROの新作はたまたまそれと合ってしまったのさ。それだけだ」