18禁版シスタープリンセスdeハァハァ2

このエントリーをはてなブックマークに追加
412名無し@SS書き
シスタープリンセス〜お姉ちゃんだいすき〜咲耶編・前編

「咲耶、ちょっといい?」
ノックして咲耶の部屋に入ると、彼女は化粧台の前で何やら難しい顔をしていた。
「あ、お姉様。ちょっとルージュの色を迷ってまして」
見れば鏡台の上には何本ものルージュが並べられていた。
「お買い物でしょ? そんなに気合入れて行かなくても……」
「いいえ! いくら友達同士ちょっとお出掛けと言っても手を抜くわけにはいきませんもの」
咲耶は、まぁ、自己顕示欲が強い娘だ。殊美しさという点では誰にも負けたくはない。
「それにしても随分持ってるのね。私より数あるんじゃない?」
「うふふ、気に入った色はすぐに買っちゃいますから」
「あ、この色かわいい」
私は無数の中から気を引いた一本をつまみ出した。そして咲耶の横から顔を出してルージュを引いてみた。……なるほど、いい色。
「素敵ですわ。お姉様によくお似合いです」
咲耶はまるで自分の事みたく褒めてくれた。女同士でも咲耶に褒められると悪い気はしない。
「咲耶もこれ使ってみたら?」
「え? うーん……どうしようかしら」
「似合うと思うけど?」
私は咲耶の唇に不意打ちのキスをした。咲耶の薄い唇に吸い付くようにねぶるように、じっくりと時間をかけてキスをした。
「……ふぅ」
咲耶は耳まで真っ赤にして、陶酔したため息を一つついた。
「ほら、咲耶にも似合うじゃない」
え? と驚いた咲耶は鏡を覗き込んだ。その唇には、さっきまで私の唇に乗っていたルージュが移っていた。
「んもう、お姉様ったらぁ……!」
「はいはい、ごめんね。落としてあげるから待ってなさい」
咲耶のルージュをティッシュで丁寧に落としてやる。
「けど……咲耶の唇は柔らかくて気持ちよかったわ」
またも不意打ちで咲耶にキスした。今度のキスは咲耶の舌に私の舌を絡める濃密なディープキス。最初戸惑っていた咲耶だったけど、次第に私を求めるように自分から絡めてきた。柔らかく風がそよぐ部屋の中に、唾液と舌が絡み合うくちゅくちゅという音と、興奮した咲耶の荒い息遣いが響く。
「気持ちいい?」
陶酔を通り越して放心する咲耶はこくんと頷いた。
「可愛いわ咲耶。お人形さんみたい」
咲耶の桜色に上気したすべすべの頬をさわさわと撫でる。
「いつもの気丈な咲耶もいいけど、こうしてる素直な咲耶も可愛いわよ」
「ね、お姉様……また、前みたいに」
とろりとした眼差しを私に向け、すがりつくように咲耶が哀願してきた。
「……ふふっ、しょうがないわね」
413名無し@SS書き:2001/08/15(水) 03:41 ID:b2wvj9cM
朝のさわやかな風が通り抜ける白い部屋の中、私と咲耶は裸でベッドの上で抱き合っていた。レースのカーテンを抜けてくる光が複雑な模様を描いて、まるで水の中にいるかのように錯覚させた。
「……っぷ…ぅ」
何度目かのキスの後咲耶が苦しそうに空気を求めた。さながら、私の腕の中で溺れる人魚姫といったところだろうか。
「お姉様ったら……せっかくのパーマもお化粧も、全部台無しですわ」
咲耶は拗ねたような甘えるような声色で私との「営み」に抗議した。
「けど言い出しは咲耶だからね。……大丈夫よ、私も手伝ってあげるから」
今度は咲耶の柔らかい耳たぶを甘く噛んでから、のけぞった白い喉に舌を這わせる。舌はそのまま鎖骨を経由して肩、うなじと旅した。咲耶は意外とうなじが弱い。キスの雨を降らせただけで切なげな声をアンアン上げて私を興奮させた。
「咲耶の声、かわいい」
「お姉様、意地悪しないで……ッ!」
発育途上のバストの中央でツンと自己主張するピンクの突起を指先で弄ぶ。
「感じてるのね、こんなにしちゃって。こっちは……どうかな?」
手持ち無沙汰の左手を咲耶の翳りのない股間に伸ばして、蜜を吐き出しほころびかけた蕾を優しく愛撫する。
「きゃぅッ! お、お姉様ぁ……!」
久々に見た『咲耶らしからぬ』乱れように、私の女の部分も潤んできていた。
「ね、私も触って……」
陶酔の表情のままこくんと頷き、私の発情する部分に幼さが残る指をくぷっと埋没させた。熱くとろける部分に、咲耶の指の冷たさがたまらなく気持ちよかった。
「あ……ぅン……。いいわ、もっと触って咲耶……ァ!」
私が下になり咲耶が上になるシックスナインの姿勢になり、私たちは互いの発情した部分を貪欲に貪った。
ずぶずぶと私の中に咲耶が入っていく。私の胎内は咲耶の指を柔らかく包み込み、熱くとろかそうと蜜をどんどん吐き出す。
咲耶の蕾も蜜でべとべとに汚れて柔らかくほころんでいた。私の指も何とか咲耶の中に入っていく。無論、最後の「一線」は越えない。
つるりとした縦割れを指で広げてピンクの粘膜に口づけする。ちゅっちゅっ、ぴちゃぴちゃとわざと音を立てて咲耶の愛液を啜る。
「こんなに濡らして、咲耶ってエッチなんだ」
「お姉様……!」
咲耶の愛撫はちょっとぎこちなかったけど、私の上で切なげに聞こえる咲耶の喘ぎ声が一番の媚薬だった。
もう充分に開花した咲耶をベッドに横たえてその姿をまじまじと見た。
「綺麗よ咲耶。姉の私が嫉妬しちゃう位」
「お姉様だって、素敵です」
「ふふっ、姉妹で同じ事言ってる」
くすくす笑って私は咲耶の髪をそっと撫でてあげた。咲耶は髪を撫でられるのが好き。強ばっていた筋肉の緊張が解けていく。
「……いい?」
両手で顔を覆い隠しながら咲耶は頷いた。私の妹は何をするか解っている。
咲耶の細い右脚を私の左肩に乗せる。ぐいっと腰を進めて咲耶の中心と私の中心を密着させた。
「好きよ、咲耶」
「私もお姉様が大好きです」
互いの気持ちを言葉で確認しあってからキスをして、私は腰を動かした。
ちゅっ、くちゅっ、ぷちゅっという粘膜と粘液が擦れ合う音がリズミカルに聞こえる。咲耶がすがるように私を抱きしめてきた。私はそれに応えるように、咲耶の唇を強引に犯すように奪ってあげた。上の唇と下の唇がキスしている。
「どんなに気丈に振舞っても、咲耶はこんなにカワイイものね……」
「私、そんな事……」
「ううん、いいのよ。ずっと気を張ってると疲れてしまうわよ。甘えたければそう言えばいいの」
「けど……」
「私はあなたの姉なんだから、私にだけは甘えていいんだから」
欲望の赴くまま、熱にうかされる様に腰のピッチを上げていく。咲耶も私に腰をくねくねと押し付けてくる。頂が近い。
「お姉様、好きです、大好きです、あ、あ……ンッ!」
「咲耶、咲耶ぁ……ッ!」
目の前に色々な色が飛び交い、肺の中の空気が全部抜けてしまった位に苦しくなる。高波に揺さぶられるような衝撃。背筋を駆け抜ける電気。そして、至上の愉悦。

「んもう、お姉様ったら時間を見てたと思ったら……!」
「ごめんごめん。時間なんか気にしてたら楽しめないじゃない?」
ぷりぷりと怒る咲耶に、私は侍女のように着付けを手伝っていた。
「これじゃあ私のイメージが台無しですわ」
「ふふっ、いいんじゃないの?『遅刻してくるお茶目な咲耶』がたまには居ても」
「……もういいですわ、もう怒る気力も沸いてきませんから」
そっぽを向いて鏡に向かった咲耶の表情は、むくれがらも、その目は確かに笑っていた。