SS投稿スレッド@エロネギ板

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462君が望む永遠SS3
 窓の外に広がるのは冬特有の曇天の風景。今にも雪が降りそうな寒々とした世界。
しかし、暖房の効いた部屋の中は温かだ。孝之の頬を伝った汗が、ぽつりと肋の
浮かんだ胸へと落ちる。
「……あ、……あぁ」
 孝之が腰を打ち付けるたび、嬌声が漏れる。未だきつさの残る壁を押し分け、
先端が一番深いところを何度も叩く。以前に比べれば幾分マシに成りつつあるが、
乱暴に扱えば折れてしまいそうな細い体。そんな遙に大きく足を開かせ、容赦なく
何度も腰を振る。遙も感じているのか、孝之の腰のリズムに合わせて自らも動く。
「ああ……、た…孝之君……今日は…大丈夫だから……中でも……いいよ」
 喋るのもやっとという感じで遙が孝之に言う。孝之はそれには答えず、高まり
つつある放出への達成感を感じ、遙の背中に手を回す。密着度を高めながら、
さらに激しく腰を使う。胸板には押しつぶされた遙の胸の感触。そしてその胸の
先端で固くなっている物も感じられる。
「あっ………、もう……」
 もうすぐいきそうなのか、遙も孝之の背中に手を回す。そして、お互いにきつく
抱きしめあう格好となった。
「くっ……」
 孝之は射精感を覚え、遙の中から抜け出す。そして、遙の日に焼けていない
真っ白なお腹の上に熱い粘液を吐き出した。
「もうっ……孝之君……今日は大丈夫って言ったのにぃ」
 遙は頬を膨らませ、至極残念そうに孝之に言う。
「………ゴメン」
 いくら遙が良いと言ったからといって、流石に中出しはまずい。そう思いつつ、
言葉の上だけで孝之は遙に謝る。そして、遙のお腹の上の物をティッシュで拭き
取った後、ベットの上にゴロンと横になった。もう、何度見たか思い出せない、
遙の部屋の天井。それをただ、ぼーっと眺める。
463君が望む永遠SS3:01/09/27 21:26 ID:l5WEX38.
 そんな孝之の胸元に遙がすり寄る。
「ねえ、孝之君?」
「……ん?」
「わたし、昨日橘町の駅前で見たんだ。水月とね……、平君が一緒に歩いてた」
「……………」
「あっ……ゴメン。また変なこと言っちゃったのかな。ゴメンね、孝之君……」
 無言でいる孝之に、慌てて遙は謝った。
「………いいよ。水月のことはもう好きとか嫌いとか……、そんな風には思って
 ない……、と思う……」
 遙の方にはあえて向かず、天井を見上げたまま孝之は言う。水月には感謝して
いる。その思いは今でも変わらない。ただ、今自分が本当に好きで、愛している
相手は、もう水月でないのは確かだ。
「………そうなんだ。それでね、平君と水月、どうも付き合ってるみたいだったよ。
 以前の二人とは違う感じだった」
「………そうか。慎二のやつ、こないだ電話したときのもそんなこと言って
 なかったな。………遠慮でもしてるのか?」
「そうかもしれないよ。ねえ……孝之君、また4人で会いたいね。それで……ね、
 あのね……、今までは3人だけで飲みにとか行ってたんでしょ? 今度はね、
 私も飲みに行ってみたいな。ダメかなぁ?」
 孝之は、正直、まだ水月とは会いたくはないと思った。心の中では整理がつい
ていると思う。ただ、それは自分だけの事かもしれない。でも、水月も慎二とつ
きあい始めたとなると………、もしかしたらまた4人で会えることが出来るかも。
「今日、慎二に電話してみる。飲み会の件も含めて、それとなく聞いてみる」
「有り難う……孝之君。孝之君は、優しいね。あっ、そろそろ茜が帰ってくる
 時間だよ。1階のリビングに降りておこようよ」  
 遙はそう言った後、もう一度だけ孝之に口付けた。