SS投稿スレッド@エロネギ板

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428まっそー
* * *

 はっ、と愛が目を覚ます。
 癒されたのか身体には責めの跡はない。しかし、鎖に代わって手足を拘束している触手が、
先ほどまでの責め苦が夢でないことを示している。
 X状に手足を固定された愛の視線の先に、春巳が眠っている秋俊を抱き上げて立っているた。
「同時だったからね。愛ちゃんにはご褒美を、秋俊くんには罰を与えないとね」
「そ、そんな… お願い… 秋俊は、秋俊だけは ゆるして」
 身動きが取れない愛には、春巳の慈悲を願うことしか出来なかった。
 そんな様子を見やって、春巳が僅かに思考を巡らせる。
「そうねぇ… まあ頑張った愛ちゃんのお願いを聞いてあげようかしら。
 それじゃ、秋俊くんの代わりに愛ちゃんが罰を受けるってことでいいわね」
「…は、はい それでいいです。 いえっ わ、私に罰を与えてください…」
 肯き、更に慌てて春巳の機嫌を伺う。それだけが、秋俊を守るための選択だった。

「いい返事ね。それじゃたっぷりと苛めてあげるわ」
 春巳が愛に覆い被さり、唇同士が重なり合う。
 すぐに舌が入れられ、口腔内に唾液が注ぎ込まれる。
 媚薬成分を含むそれが喉から伝い落ち、愛の内部から身体を燃えあがらせていった。
「ふぅん… はぁ… ああっ…」
 強制的に高められる感度と、性的欲求に愛が吐息交じりの声を漏らす。
「ふふっ、身体中が敏感になるでしょ。ほら、お腹をなぞるだけでこんなに感じるのよ」
「やだっ… あああっ だ、だめっ!!」
「だめよ、これは罰なんだから。うるさい口にはこれをあげるわ」
 どこから取り出したのか、愛の口に猿轡が噛まされる。両端を頭の後ろで固定されると
もはや意味のある言葉を発することは叶わない。
「ん〜 んんっ… んむぅ〜…」
 くぐもった悲鳴を上げる愛の様子を確認してから、春巳は責めを再開させた。
 脇腹に左手が添えられ、ゆっくりとなぞり上げるように動いていく。
 太ももには右手の爪があてがわれ、つーと股間に向かって滑らせて行った。
 そして、それぞれが胸と股間の手前で引き返す。
 両の手がゆっくりと愛の性感を高めながら、焦らすように責めたてて行く。
「んっ──、 ふっ…んん────!!」
 気持ち良さと、もどかしさがこみ上げ、愛は逃げようと身体を捩らせる。
 だが、触手に包まれた手足はほとんど動かすことが許されなかった。

 やがて手足を戒めていた触手のうち、愛の肌に触れている部分がウネウネと動き出す。
 上腕、二の腕、ふくらはぎ、太もも…愛の四肢をいくつもの触手が撫で上げ始めた。
 それだけではない、手の指、足の指も触手にも触手の洗礼が浴びせられる。
(あっ、やだ… くすぐったい… それに…… んんっ!)
 春巳の指先が腋の下を優しくくすぐる。耳たぶを甘噛みされ、舌が耳朶を舐め上げる。
「ねぇ… 愛ちゃん、感じてる? 手足を触手に嬲られて、体中をくすぐられて感じてるの?」
(やっ そんなこと… 言わないで… くぅんっ いや、いやっ!)
 春巳の囁きを否定するように首を振る、それでも猿轡からは甘い喘ぎが漏れてしまう。
「ふふ…うそつき。もう乳首もクリもピンピンになってるわよ。このままでもイケるんじゃないの?」
 春巳も触手もまだ秘裂はおろか、胸にも責めを加えていない。時々春巳の指が乳房の
周囲を脅かすが、胸のふくらみのフチをなぞり上げるにとどまっている。
 それでも敏感になってる身体は触手と春巳によって高められていく。
429魔法少女アイ :01/08/28 00:33 ID:vrOUj00g

(そっ そんな… なんで… あそこも、胸もさわられていないのに… やあっ…)
 手足の指と指の間を素股に見たてるかのように触手が擦りたてる。
 ズチャ、ヌチャ… リズムを合わせて触手が動き出す。律動のたびに本当に触手が股間を
弄るような快感が湧き起こる。
(やぁ ゆ、指 だめぇ… あぁん… うそ…)
 指を閉じると、触手の動きをより感じてしまう。かといって開いても触手が傍若無人に
擦りたててくるだけだ。愛はどうすることも出来ず、ただ触手に翻弄されていた。
(ひゃっ! ああっ… んんっ…)
 今度は春巳の舌が耳の穴に伸びてきた。途端におぞましいほどの快感が駆け抜ける。
 ちゅぷ、 くちゅっ、 にゅぷ…
 イヤらしい音が頭の中で響いていく。春巳の舌から逃げようと精一杯顔を背けるが
すぐに追いつかれ、舌の進入を許してしまう。
(やぁっ み、耳は…ゆるして… はぁ… くぅん!)
 細く、長く形を変えた春巳の舌が更に耳の奥にのびていく。舌が耳の奥で蠢くたびに
おぞましい快感と、いやらしい音が脳内を満たす。それは女陰に舌を入れられて
いるかのような錯覚を愛に与えた。
「まだよ。まだたっぷりと苛めてあげるわ。もっと悶えて見せなさい」
 愛の頭を抱え込み、完全に身動きを封じた状態で春巳が言い放つ。
 そして愛の目の前で見覚えのある砂時計がひっくり返された。

* * *

 砂時計が終わりの時を告げるたびに、春巳は責め方を変え、愛を焦らし続けた。
 そして4度目に砂が落ちきったとき、ようやく愛への責めが中断されたのだった。
 焦らし続けられ、愛の全身は完全に上気し、まだ触れられていない秘裂が
 刺激を求め、溢れる愛液に彩られながらヒクヒクと蠢いている。
「んんっ… んんん…」
 愛が中断された刺激に不満の声を漏らす。
 その瞳は虚ろに天井を見つめるだけで、いつもの意思は感じられない。

「ふふ、罰はこのくらいでいいかしらね。触手を解いたら、手を後ろに回しなさい」
 愛を拘束していた猿轡と触手が一旦解き放たれる。
 もはや春巳に逆らう気力もなく、愛は素直に手を後ろに回した。
 その手が背後で掴まれ、触手を使って高小手に拘束される。
 両手は背中で水平に組まれ。それを触手が締め上げる。
 さらに別の触手が腕ごと胸の上下を縛りあげた。
 きつくは締めつけていない。しかし、それでも愛の両手は完全に封じられている。
「さあ、それじゃ次はご褒美をあげるわね」
 拘束された愛に、たっぷりと濃厚なキスをしてから春巳が一旦離れる。
 そして愛の隣に全裸の秋俊を横たわらせた。
「特別に秋俊君とさせてあげるわ。彼は眠ったままだけど、十分すぎるご褒美でしょ?」
(あ…き…と……し?)
 かすみ掛かった愛の瞳が、秋俊の姿をとらえる。
 虚ろだった瞳に、光が宿り出した。
 微かな狂気に彩られながら……
430魔法少女アイ:01/08/28 00:34 ID:vrOUj00g

「ああっ 秋俊…、秋俊っ」
 愛は双眸に涙を湛えたまま、後ろ手に縛られた不自由な身体をすり寄せる。
「ごめん… こんなことに巻き込んじゃって… っん…」
 横たわる秋俊に謝りながら、そっとキスを交わす。
 数ヶ月振りに触れた愛しい人の唇。それだけで、愛の秘裂から新たな雫が溢れ出す。
 くちづけを交わしながら、秋俊がいることを確かめるように愛は肌をすり合わせる。

(ふふっ、あんなに喜んじゃって。こういう愛ちゃんも可愛いわね)
 無心にキスを繰り返す姿を春巳は微笑みながら見詰めていた。
(でも、すぐに秋俊くんが欲しくて堪らなくなるわよ。ふふ、その時が見物ね)
 幾度と無くキスを繰り返していた愛に、異変が起きた。
 拘束された後で春巳から与えられた唾液が、身体の奥を疼かせる。
 身体の奥から熱い欲求が燃えあがり、子宮が蕩けそうになる。
(ごめん… 秋俊…。私、がまんできない…)
 秋俊の身体にキスの雨を降らせながら、愛は身体を下へとずらしていく。
 唇が秋俊の胸をなぞり、引き締まった腹部を通過する。そして股間へと辿り着いた。
 そのまま慈しむようにキスをし、ゆっくりと舌を這わせていく。
 まだ柔らかいままのペニスの上を愛の舌が往復する。
「んんっ ふぅん… ねえ、秋俊も 気持ち良い?」
 やがて秋俊のペニスが十分な固さでそそり立つ。それを見て愛は淫蕩な笑みを浮かべる。
「ああっ 秋俊… んんっ…」
 秋俊の身体に跨り、腰を持ち上げると秘裂にペニスを合わせた。
 しかし、手の支えがない状態ではどうしても狙いが定まらない。

「ああっ だめっ 入らないの… うぅん 秋俊ぃ…」
 狙いを逸れたペニスが何度も秘裂をすりたてる。その感触がさらなく焦りを呼び起こす。
「やぁっ!! なんで! ねえっ… ああぁ!!」
 散々に春巳に焦らされ、再び媚薬混じりの唾液を流し込まれた今の愛には
 普段のような理性は残っていない。駄々っ子のように泣き喚きながら、
 それでも刺激を求め秋俊の上で腰を淫らに揺すっている。
(やれやれ、仕方がないわね)
 すっと春巳が愛の後ろに立った。
「愛ちゃん、手伝ってあげるから、もうちょっと落ち着きなさい」
 そう言いながら、秋俊のペニスにそっと指を添え、愛の秘口へとあてがう。
「さあ、ゆっくりと腰を落として…」
「んんっ… ふぅん…」
 ずずず…
「ああっ 入ってくるっ んんっ 秋俊が入ってくるっ!!」
 愛が腰を落とした分、秋俊が侵入してくる。その感覚が身震いを起こす。
「あっ、当たってる! 奥に… んんっ ふわぁっ! あああ──!」
 こつん、 子宮口にペニスが当たった。それだけで愛の身体に軽い絶頂が訪れた。
431魔法少女アイ:01/08/28 00:35 ID:vrOUj00g

「ふわぁあああっ! 秋俊ぃ… ああっ… んんんっ」
 秋俊を身体の奥で感じる悦びに打ち震えながら、愛が動き出した。
 子宮口をペニスに押しつけ、さらにクリトリスを秋俊に擦りつける。
 秋俊の上に跨ったまま、愛の腰が淫らに前後しだす。
 そのたびに蕩けるような愉悦が湧きあがった。
「ああっ!! んくっ… くぅぅん…」
 子宮が圧迫されると身体の奥から熱い疼きがこみ上げ、秋俊に
 擦り付けたクリトリスからは鋭い刺激が生まれくる。
 異なった二つの刺激が愛の中で共鳴し、さざ波のような絶頂を引き起こす。
 嵐の海に投げ出された小船のように、愛は快感に翻弄されていた。

「んんっ はぁ… あっ!! やぁ…」
 幾度と無く訪れる絶頂が、愛の身体から力を奪っていった。
 足に力が抜けた愛が秋俊に身体を貫かれたまま、ぽてっ と力無く前に倒れた。
 それでもまだ満足出来ないのか、せがむ様に可愛らしいお尻を左右に振りたてる。
「やぁ 秋俊ぃ お願い… もっとして…」
 手による支えが無いので、今の愛は激しく動くことが出来ない。
 秋俊の体温を全身で感じる喜びよりも、刺激が弱まってしまったために
愛が焦れたような声をあげる。
「もう、本当に愛ちゃんは手がかかるわね」
 春巳が背後から近寄り、愛の身体を抱き起こした。
「今度は私が手伝ってあげる。愛ちゃんをもっともっと気持ち良くしてあげるわよ」
 愛の身体を背後から包み込むように抱くと、そのまま上下に揺すり出す。
「あっ… んんっ! ふぅわっ… ああっ!! ああ──」
 自分で動くときとは違い、ペニスが子宮を小突き上げる感覚に愛の悲鳴が
トーンを上げる。身体が上下するたびに息が詰まるような快感が背筋を駆け昇る。
 それだけではない。愛を抱きしめていた春巳の手が、縛り上げられた胸を揉み始めた。
 触手によりくびり出された双丘が春巳の手でブルブルと揺さぶられる。
「くぅうんっ… はぁっ! あああっ ひゃうっ!!」
 振動で胸の内部から蕩けるような快感が湧き起こり、子宮を疼かせる。
 さらに、人差し指が乳首の周囲をクルクルと撫でまわす。
 胸からの刺激と、秘裂からの刺激とが愛の頭を真白に染めていった。
432魔法少女アイ:01/08/28 00:37 ID:vrOUj00g

「ほら、見て愛ちゃん。秋俊君も、あんなに気持ち良さそうな顔してるわよ」
 春巳が耳元で囁く。その言葉が朦朧とした愛の意識を秋俊に向けさせた。
 秋俊は快感に蕩けた、それでいて何かに耐えるような表情を浮かべている。
 その顔を見た途端、愛の胸にキュンとした不思議な、暖かい痛みが走った。
(秋俊があんなに感じてる。 私が… 感じさせてるっ…)
 それを意識した瞬間に、子宮の疼きが一気に高まる。
 秘裂がより敏感になり、秋俊のペニスの僅かな変化すら分かってしまう。
「ああっ… 秋俊ぃ… 気持ちいい? 私のここ、気持ちいいの?」
 春巳による動きだけでなく、愛は自ら腰を動かし、媚肉で秋俊を締め付ける。
 狭まった肉の門をカリが通過するたびに、耐え難い快美感が二人に湧きあがる。
「んんっ! 秋俊… 私もうイク… イッちゃうよ… ねぇ…」
 そのまま快感に身をゆだね、絶頂に向かう愛に、春巳の叱咤の声がとんだ。
「まだイッちゃダメよ。 秋俊くんももうすぐイクんだから我慢しなさい」
「そんな… ああっ だめぇ… んんっ はぁああ──!!」
 口ではイッては駄目と言いつつも、春巳は責めの手を緩めない。
 むしろ今まで以上の激しさで愛の身体を上下させる。
 胸を責めていた指は乳首を摘み上げ、きゅっきゅっと擦りたてていった。
「ああ── だめっ 本当にイッちゃう やめっ ああっ──!」
 無理やりに高められる性感と、秋俊と一緒に達したいという思いが愛の中で交錯する。
 頭の中は快楽で一色に染まり、それでもなお加えられる責めを身体が受けとめる。
「ひぃん! 秋俊のが… ああっ 凄いっ!! んっ だめっ、イッちゃう… だめぇ─!」
 射精に向けて一層硬度を増したペニスを秘裂で感じ、愛の性感が一気に高まった。
 それに合わせて、春巳が乳首をつねり上げる。
(ああっ イクっ イッちゃう!! あああ───!)
 絶頂に備え愛の全身に緊張が走る。ペニスを包み込む媚肉がぎゅっと締まる。
 それが引き金となり、秋俊が絶頂を迎えた。
「んくぅ──っ!! あっ ああああ────!!」
 身体の最奥に熱い奔流を感じた瞬間、今まで感じたことが無い程の絶頂が愛にも訪れた。
「ふわぁ─! あっ、ああ──!!」
 戦士としての使命も、自分の置かれている立場も、全てが真白に染まっていく。
(…あき と…し… と、 一緒… に… …いっ…ちゃ……た…)
 完全に脱力し意識を失う寸前、愛する人と迎えた絶頂の幸福感を愛は感じていた。

* * *

「ふふふ、凄く可愛かったわね。それに今までにない最高のエナジーだったわ」
 気を失った愛を抱きしめながら、春巳が満足げな笑みを浮かべる。
 そのまま愛を横たえ手足を順々に触手で拘束しながら、気を失ってる相手に囁きかける。
「このまま、ずっとエナジーを捧げ続けてくれるなら、いつか帰してあげてもいいわね。
そう、触手を100匹産んだら許してあげようかしら。だから愛ちゃん、
今はおやすみなさい。また明日から触手達で可愛がってあげるわ」
 愛を再び拘束し終えると、春巳は秋俊を抱えて闇の中へと消えていった。
 愛と触手達の饗宴はまだ終わらない…