月に寄りそう乙女の作法/乙女理論とその周辺 二次創作スレ
1 :
名無しさん@初回限定:
月に寄りそう乙女の作法シリーズに関する二次創作スレです
-‐-ミ、 , -- 、
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. /::/:::::::::/:::::::::::Vハ::::.{___)、
r-j::/:::/::::::∧::::::::::::|^'|::::::く___)
r ヤ:l::| :::|::::斗-ト :::::斗-ト(|::::ト、
フ}::l::| :::|:::i x=ミ\/ x=ミ^|::/\) 桜屋敷の今日の様子は?
ノ:j八::リ:::l.∨リ ∨リ厶::|::∧ 兄さんやりそなは何をしてるかな
_/ /\|"" 、 , ""爪::レ:::::. パリの方々の事も気になります
.::::::/|::〕ト..,,______,,..イ厶::ヘ:::::::.
. .:::::::|:::|::にハ 〉介〈 ハこ):|:::::|::::::|:. どんなことでも構いません
.:l:::::: |:::|八.,∧(ハ)∧_,八:|:::::|::::::|::| 皆様ご報告ください
|:|::::::八_〉 ヘ:::Vs/:::::/\:|:::::|::::::|::|
. 八!:::/^く/.::::|\)(,/|\::\:八:::|::|
)゙ .く.::::::::::|_________|::::::\/ ^|/
|≧=r------r=≦|
ゝ-'"V:::::|::::::八__丿
V:::l:::.:′
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●前スレ
月に寄りそう乙女の作法 SSスレ 2着目
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1356933461/ ●本スレ
月に寄りそう乙女の作法/乙女理論とその周辺 総合56着目
http://kilauea.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1391611493/
2 :
名無しさん@初回限定:2014/02/25(火) 10:35:20.50 ID:vCDksiF30
Q.批評とか感想とか書きたいんだけど?
A.自由に書いて頂いても構いませんが、叩きはいじめにならない程度でお願いします
Q.見たいキャラのSSが無いんだけど…
A.無ければ自分で書けばいい!
Q.俺、文才無いんだけど…
A.文才なんて関係ない
Q.前スレはSSスレって書いてあるけど、絵も投稿していいの?
A.前スレでも絵を投稿された方が居ましたので、二次創作スレに名称変更しました
Q.〜ていうシチュ、自分で作れないから手っ取り早く書いてくれ。
A.うん、それ無理。 だっていきなり言われていいのができると思う?
Q.1レスあたりに投稿できる容量の最大と目安は?
A.最大32行、2048バイト/レスです。
三回回ってアア〜ン
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/ / レ'´::; ! ヽ: ヽ:::ヽ,
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∠二>、,'| ki示ホヽ/ } ,xhv .j /::!
j::/ {| ! ゙t;;;ソ {tソ/|/イ :::!ヽ
j/_____{! ! ,,, 、`' ハ::::! :::!`
,':::::::::::::! ト、 r-, '',:':::';:::::!:: j! スレ立て乙
,':::::::::::::;ハ :|. ヽ、 , イ::::::::!::::| /:!
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,' ::;'::::;;ハ ', .!ドヽ;;';};;;;::::|::/ ';:::!
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6 :
名無しさん@初回限定:2014/03/01(土) 02:46:37.02 ID:Xg8Yyt4HO
7 :
名無しさん@初回限定:2014/03/01(土) 03:34:37.75 ID:/7R8HfLY0
八千代さんの話書いてみたPart1
「また来たのですか学園長代理殿。」
「そう嫌そうな顔をするな。遊星のようににこやかに対応してみたらどうだ」
「用がないならお帰り頂くが」
「ククク、安心するがいい。今日は重要な案件があって来た。以前のような戯言は言わん。」
「はぁ…それで何の用事があって来たのでしょうか?」
「引き抜き」
「帰れ。八千代、お客様がお帰りのようだ。丁寧に送って差し上げろ。」
「はい、お嬢様♪」
「山吹に縁談を持ってきた。我がグループでも選りすぐりの者だ。桜小路にとっても悪い話ではない」
「結構です。大蔵君に男の都合をしてもらうほど落ちぶれていません!」
「去年学院で共に教鞭を振るっていた赤木という男だが」
「(ピクッ)」
「君に良くしてもらったと感謝していたな。随分と世話を焼いていたようじゃないか。
何度か相談に乗り、お礼に夜景の見えるレストランだったか」
「わーわーっ」
「ほぅ」
「どうして知っているんですか!」
「創立者の使命だ」
「面白い話だ。しかし、引き抜きなど認めない。ありえない。」
「異動を命じたが、呼び戻すことも考えている」
「お嬢様。大蔵衣遠様も悪い話ではないとおっしゃってますし、お話を聞いてみてもよろしいのでは?」
「八千代!?」
「フンッ。10代にして男を得た者に30独身女の焦りはわかるまいよ」
「私はまだ20代です!」
「ただ、呼び戻そうにも赤木は最近婚約したようだが」
「帰れー!!!」
少々焼餅妬いたっぽい衣遠と
やっぱり結婚焦ってるだろ的な八千代わろた
>>8の続き、たぶんまだ続く
「未来を想像してみるがいい。傍目からはメイド長、才能を生かした服飾の仕事と充実した日々を送っている。
しかし、ふと夜中に目が覚めると誰もいない部屋。大好きなお嬢様に思いを馳せれば、その人には大切な人がすぐそばにいる。
シンと静まり返った部屋を見わたせば首をもたげる寂しさ、暗闇に伸ばした手は虚空をつかみ、孤独が心を満たしていく。これでよかったのだろうか?」
「大蔵君やめて、変な描写いらないから!」
「山吹は評価されるべき、愛されるべき人間だ。才能に溢れ、それに溺れることもなく努力してきた。
誰よりも幸福でなくてはならない。」
「貴様は頼りすぎている。主人は自分に従う人間の幸福も考えなくてはならない
だが所詮まだ子供。自分のことしか考えられなくても責められはしまいよ」
「ご忠告痛み入る。確かに私は頼ってばかりだ。
ずっと昔から今まで、これからも八千代と居たいがために少し独占しすぎてしまったようだ
十分なプライベートの時間が確保できるようにしよう」
「普段からそう殊勝にしていれば可愛げがあるものを」
「正しい助言であれば私はいつでも受け入れますよ。弟が大好きで監禁してしまった学院長代理殿」
「さて、来たばかりだが早急に帰らねばならん」
パサッ
書類の束がテーブルに置かれる
「気に入った男がいたら我が社に来いなどということは言わん。
一友人として君には幸せでいて欲しい。
25を過ぎれば半額、30で廃棄、女の一生は短い、見ておくといい」
「お客様がお帰りだ。見送りを…」
「私は売れ残り…半額…廃棄…」
「八千代?八千代?」
「ブツブツブツブツ」
「八千代ー!?」
続きが楽しみ
私はまだ20代ですにワロタwww
Side八千代
「結婚かぁ…」
今日も遅くまで働いた後ようやく寝床へ入り
ベッド横の電燈を消すと今日やってきた大蔵君のことを思い出す
彼は近頃何かと理由をつけ頻繁に屋敷に来ては弟の小倉さんの様子を見に来ていた。
世界中を飛び回りそんな暇ないはずなのに。
そしてやってきたと思えば口の端を吊り上げ弟を褒めては皮肉たっぷりにお嬢様を貶め、
そこから言い合いが始まる。
あんな二人だから対等に話し合える相手は少ない。
口では文句を言いながら二人とも楽しんでいるのだろう、
帰れとは言うが実際に追い出したり来ることを拒否したことはないし今では彼お気に入りのティーセットまで用意させている
二人に責められ困り顔の小倉さんとフォローする私、それが日常となっていた。
だから今日もどうせまた小倉さんに会いに来たのだろうとそう思っていた
突然の縁談話
彼はきっと正しい
20代後半独身、売れ残り、そう言われるとなんだか負けているようで傷つくが
正直結婚というものにあまり現実感や焦燥感はなかった
両親の仲がそれほど良くなかったこともあり結婚=幸せという二つが結びついてはいなかったのだ
もちろん普通の少女のように恋愛に憧れたり好きな人ができたこともあったけれど
やるべきことは山のようにあり、甘い恋愛をするような時間はなく
桜小路家のメイドになってからは男性と接する機会も少なく、恋話をするような相手もいない
臆病で、でも誰より優しく強くあろうとする大切なお嬢様
ずっと彼女と一緒に生きていくのだろうとぼんやりと考えていた
しかしそんな未来は小倉さんによって打ち砕かれた
美人で一途で純粋で優しく気遣いもできれば飲み込みも早くなんでもできる。
まさに理想、どこの完璧超人だ
お嬢様はすぐに彼を心から信頼するようになり、愛するようになる。
その上あの容姿で実は男、あっという間に当家の旦那様になってしまった
…なぜかメイド服で働いているけれど。
相変わらずお嬢様は私を必要としてくれるが、お嬢様にとっての一番は私ではなく彼になった
そして毎日、否が応でも幸せを見せ付けられる
寂しい。私も幸せが欲しい。
そんな思いが顔を覗かせ胸が痛む。
「君の幸せを願っている」という言葉。自分でしてくれればいいのに。
いや、やっぱなし。なしなし。
「俺には今口説いている女がいるから愛人になれ」だなんて冗談じゃない
私にだってプライドがある
でも、まぁ、昔のことだし頭を下げてお願いしますと言われたら考えなくもないかな。うん。
そう言えば彼はどうするのだろう?
頭首に拘っている彼だ。どこかのご令嬢と政略結婚するつもりなのだろうか。
彼とは進む道が違っても幸せでいて欲しい
「大蔵君が幸せでありますように」
今日だけは彼のために祈った