【2013】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 52本目

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103カルマルカ*サークル 選評
カルマルカ*サークル
メーカー:SAGA PLANETS
発売日:2013年9月27日
価格:9240円(税込)

要点
・無理な設定と説明不足による最初から最後まで意味不明なストーリー
・複数のシナリオライターによる手抜きとコミュニケーション不足による設定や人物描写の矛盾
・TRUEルートにエロシーンが存在しない

 具体的な内容を説明する前にタイトルにもあるカルマルカやその周辺の設定について簡単な解説をしよう。
「カルマルカ*サークル」とは七つの大罪をモチーフとした恋愛アドベンチャーゲームであり、各メインキャラクターには、憤怒、色欲、強欲、暴食、傲慢、
怠惰、嫉妬といった七つの大罪のうちひとつの罪がそれぞれ割り振られる。割り振られた大罪は魔可といい、魔可を持つ人間は能力者とも呼ばれる。能力者
と呼ばれるのは固有の魔可によりその魔可に関連した力が得られるからである。(ただし、魔可の能力の発動は個人の意思とはほとんど関係ないという設定)。
 次にカルマルカというのは、それぞれ異なった大罪を持つ七人の人間が新暦の七夕の夜(別に新暦の七夕ではなくてもいいと思われる)に所定の場所へ集まり
六芒星が描かれた魔法陣の上に立ち手をつないで(別につながなくても良い)輪を作ると魔可の力と引き換えに旧暦の七夕の日にカルマルカと呼ばれるものに
接続(アクセス)できるようになりそしてそのカルマルカに接続した人間は特別な血筋を持つ巫女を生贄にささげることによってカルマルカの扉を開き過去、
現在、未来、すべての時間を自分に都合のいいように改変できるようになる、といった大昔(平安時代くらい?)の日本で発祥し、当時は「刻(とき)の調べ」
と呼ばれていた儀式である。このカルマルカそのものについてはゲーム本編では詳しい内容は前述のもの以外最初から最後までほとんど語られないため簡単な
説明と書いたがこれ以上詳しい説明はできない。(例えで言うと大罪人たちがドラゴンボール、カルマルカは神龍といった感じで、旧暦の七夕の日だけ願い事
が叶えられるという設定と思っていただきたい)