(うららルート)
うららを求めて校舎内を探し回り、教室に潜伏していた彼女を漸く発見する。
人前に出る事に苦手意識を抱くうららだったが、秀治が誘うと羞恥心よりも喜びが勝り即行で了承してくれた。
そしてホールに戻ってダンススタート。
毎度の如く胸を押し付けてアプローチするうららだったが、ちょっとふざけた秀治が仕返しにうららを引き寄せると彼女の動悸が激しくなる。
さらに悪戯心が働いた(それと人と衝突しやすい狭い空間で踊るのが嫌だった)秀治に引っ張られ、ホールの一番目立つ中央でダンスを続ける。
その様子に、節度を守らずにあんなところで踊る学生がいると憤る大人たち。
しかし、そこに理事長である源三が現れてそんな大人たちを一喝する。
誰があそこで踊っていけないと言った?暗黙のルールというなら、守る義理も無い。
そう言って彼らを退けた源三は、草次郎とともに踊る2人を遠くから見つめて……
(4/20)食事中。
秀治の恋愛模様は筒抜けのようで、源三は突然まりあに東雲うらら個人の評判を聞いてきた。
しかし、まりあ自身は自分の意見は私情を挟んでしまうから参考にならないと断り、代わりに祐平が「彼女は外見などで問題児扱いされるが、信念を抱いたしっかりとした子だ」と説明する。
だが源三は、その好意に嘘偽りはないのかと聞き返した。
東雲は最近この世界に仲間入りした新米。生き抜く力を得るために鳳の名を利用している可能性もある。
力を求めるのは必然だから別に自分は構わないが、そこに真の愛情があるのか?
食後に部屋に戻り、先ほどの源三の発言に憤りを感じた秀治。
そこにまりあがやってきて、うららを花嫁にするのか尋ねてきた。
はっきりと返答できなかった秀治だが、それでも一番気になる女子はうららだと語り……
(4/22)パーティーの後日の登校。
教室でうららが挨拶してきたが、それを押しのけてクラスメイトたちが雪崩れ込んできた。
父兄を通して秀治の素性を知ったようで、学園内ではその話題で持ちきりである。
質問責めから生還すると、復帰したうららと改めて挨拶。そんな仲良しの2人組をまりあは遠くから見つめて……
いつもの6人のメンバーで昼食へ。しかし本日の食堂は料理長が腕を奮うという特別な日。混雑する席を前に、出遅れた秀治たちが座れる場所がない。
しかたなく持ち帰りを注文しようとした矢先、話しかけられたウェイターが血相を変え、他の従業員とともに奥の部屋まで案内してきた。
どうやら生徒だけでなく、食堂の人たちも秀治が鳳の人間であることを知ったようで、状況を飲み込めない本人たちをVIP席に招待する。
(以降は普通の客として接してくれと秀治が頼んだのは、言うまでも無い)
放課後、うららが茶に誘うが、先生に呼び出されてしまう。悲しそうな目をするうららに……
(選択)帰る、先生の用事が済むまで食堂で待っとく……
(4/24)いつもの日常。
うららは周囲の状況によってテンションが変動する。
秀治に馴れ馴れしく話しかけるクラスの女子たちがいる間は消極的だが、食堂で駄弁るメンバーとは親しく話す。
そんなうららに、今度は秀治の方からお茶に誘うが、用事があると言って断られてしまう。
教室を去るうららを見送った秀治は……
(選択)帰る、追いかける……
(追いかけた場合)うららを尾行すると、学校を出てグラウンド、さらに鳳の私有地に近い林道まで入るではないか。
そこで秀治は、学園の幼等部たちと戯れるうららを発見。
突然ダーリンが現れたことに驚くうららの横で、幼児たちから誰だと聞かれて……
(選択)うららの彼氏だ、うららの夫だ……
折角だから秀治もその輪に入り、子どもたちと遊ぶ。
日が暮れて子どもたちを帰すと、うららと2人きり。彼女は定期的に彼らとこうして遊ぶ約束をしているらしい。
同世代のクラスの皆よりも、無邪気で純粋な子どもの方が仲良くなりやすいらしく……
(4/25)また平凡な日常。
もうすぐ迫るGWはどう過ごすかと隼人やうららと対話する秀治。旅行の話から、うららはいつか新婚旅行をしたいと甘えてくる。
そんな昼食時、いつも通り食堂に向かおうとしたら、突然秀治だけがクラスの男子たちに呼ばれ、皆から一旦離れることに。
中庭まで連れられた秀治は、嘗て源三がしたように、男子たちから不謹慎な警告を受ける。
東雲は力を得るために鳳を取り入れようとしてる。手段は選ばず、うららが秀治を慕っているのもただの演技だ。
警戒しておくと誤魔化して男子たちの元を去り、食堂で合流する秀治。
しかし彼を迎えたうららの笑顔が正面から見ることができず……
夜の自室で勉強するも、昼間のことが気になって集中できない。
何より、男子たちにはっきりと否定の言葉を言い出せなかった自分も、心のどこかでうららを疑っているのではないのか。
果たしてうららの真意は……
(最終選択)うららを信じる、うららを信じたい、自分を信じる……(「自分を信じる」が正解だが、それまでのフラグが不完全だと選択肢に出ない)
考えた末に出した結論は、うららの愛情を信じる以前に、それを受け止める自身の心情を信じること。
仮にもし本当にうららが自分を利用しているだけなら、今度はこっちから攻めてうららを本当に惚れさせようと決意するが……
(4/26)翌日。
学校でのうららへの悪意ある視線は、目に見えるようになってきた。
いつものように秀治に甘えてくるうららの周囲で、クラスで陰口が飛び交う。
酷い仕打ちに秀治は怒りを覚え、その秀治をうらら本人が気にしたら負けだと制止するも、彼の怒りは治まらない。
休み時間。秀治と隼人の指摘で寝癖に気付いたうららはセットし直すためにお手洗いへ。
それを狙ったかのように、女子たちが秀治に言い寄ってきた。
やはり内容はうららを罵倒する話。
そんな彼女たちの発言を不快に思った秀治は、そのうららの汚点が真実だとして、それを含めてうららを愛してることを明かそうとする。
ところが、その途中でうらら本人に会話を聞かれてしまった。しかも中途半端なその台詞では、秀治もうららを弄んだようにしか聞こえない。
「あんたも、私をバカにしていたのか!」
大声で涙を流しながら走り去るうらら。
一瞬ショックで呆けていた秀治も、激昂する隼人の声で我に返って追いかける。
秀治を見送り、らしくないことをしたと自虐する隼人。そんな感情的になった彼に、まりあは彼の気持ちに気付くが、本人は何のことかととぼける。
一方で秀治は廊下を駆け回り、途中で自分を捕まえた祐平に行方を聞いたりするも、うららを発見できず、その後も彼女が授業に戻ってくることはなかった。
夜、自室で傷心していると、心配してきたまりあがやって来て、秀治は彼女に自分の本音を話す。
第三者なのに告白の台詞を聞かされて恥ずかしいまりあは、プロポーズは本人にしろと連絡先を調べてうららの家に電話させるが、相手先が秀治だと知られると電話線を切られてしまう。
袋小路に入った秀治は嘆くが……
(4/30)連休明け。
急いでうららに逢うために教室へ向かった秀治。しかし、そこに嘗ての「東雲うらら」はいなかった。
そこにいたのは、以前の天真爛漫だった頃のような光が消えて目が虚ろになり、お前と関わったことなんか一度もないと、それまでの楽しかった思い出を自己否定し続けるうららだった。
うららの甘える声が消え、休み時間の教室は以前よりも静寂に包まれていた。
秀治はそれが異常だと感じた。まるでこの一ヶ月間のうららのバカ騒ぎが無かったかのように振舞う不気味な生徒たち。
しかしそこに隼人が現れ、今が正常に戻っただけで、秀治が転校した後の方が異常だったと意味深な言葉を告げる。
そして、話があるからと放課後に時間を合わせる。
放課後、隼人の指示通り食堂に行くと、彼の計らいでVIP席に案内されて……
(うららBADEND)
隼人はうららの事情を話そうとするが、その前に彼女の全てを、負の部分を含めて受け入れる覚悟があるのかと秀治に確認する。
その言葉に思慮深く考えた秀治。
しかし隼人は、そうして刹那でも動揺した彼にもはや彼女を任せられないと見限り、逆に諦めるように促した。
何もできなくても、せめて彼女の幸せを祈ってくれ。
隼人の言葉が胸に突き刺さった秀治は、以降もうららとの仲を取り戻そうとするも、無駄に終わってしまう。
むしろ状況は悪化し、秀治が関わろうとすると、うららが嘔吐するまでに至った。
結局、本当にうららのことを諦めてしまい、約束の一年が近づいた。
誰も花嫁候補を選べず、秀治はまりあと婚約することになるが、まりあ本人も満更ではないようす。
教室が2人の祝福で盛り上がる中、その片隅で孤立した少女は呟いた。
ダーリン、幸せになってね……
(うららBAD完)
支援
(ルートに成功した場合)
覚悟を問われた秀治が即答したことで、隼人も彼を認めて事情を話す。
エスカレータ式の学園にうららが通うようになったのは中学校から。
その頃はまだ地毛の黒髪と地味な制服で、「儚げ」という言葉が似合う控えめな少女だった。
当時、この世界の住人にとっての余所者にして若輩者の東雲は周囲から蔑まれ、金融企業という家柄から彼女は虐げられてきた。
隼人によると、今のような外見になったは自己防衛。わざと悪態を曝すことで目立ち、あからさまな折檻を避けていたのだ。
しかしその行為で彼女は余計に孤立し、クラスで浮いた存在になっていた。
だが、彼女の世界に「ある一人の男」が現れたことで、一筋の光が見えていた……
隼人の言葉に、秀治は自分を慕っていたうららの言葉一つ一つの本当の重みを悟り始める。
その隼人も、気付けば秀治に対して感情的に怒りをぶつけていた。
うららを救ってくれるかもと信じていたのに、彼女の心を裏切ったあの仕打ちはなんだ!?
秀治は誤解だと弁解するが、隼人はそれを承知しても彼女の心を踏みにじった事実を責める。
秀治も自分の非を認めているが、うららの心を救える術はない。
しかし、隼人はそんな秀治に本気になればいつかは光が見えると諭す。
隼人から激励されると早速うららを発見するが、彼女は先日のように林道の幼児たちの所に向かっていた。
子どもたちと和気藹々としていたうららだったが、秀治の存在に気付くと再び人形のように冷たくなり、彼を拒否する。
秀治が説得しようとするも、うららはヒステリーを起こし、叫び声に子どもが泣き出してしまう。
今は分が悪いと判断し、子供たちに心配されながら、その場は退くしかなかった。
部屋に籠って悩んでいた秀治のもとに、まりあがやって来た。
傷心した秀治を励ますと思いきや、まりあは些細な誤解で秀治に対して不信になった半端者とうららを卑下する。
だが、それは秀治の本意を確かめるための芝居。憤ったことを指摘され、秀治はうららの好意をより明確に自覚する。
そんな彼に、まりあはアドバイスを一言。
「相手に振り向いて貰おうとするんじゃないの。”振り向かせる”のよ!」
その言葉に、ある作戦を閃いた秀治は、まりあが去った後、今度は七歌を呼び出して……
(5/1)翌日。登校してきたうらら。
陰口を受け流しながら、自分には孤独という絶望しかないと悲観的になっていた。
そんな時、突然教室がざわめく。
少し興味を抱いたうららが覗くと驚愕した。
なんと理事長の孫で鳳次期当主とも言われているはずの少年が、髪を真っ赤に染めているではないか。
仰天するうららに秀治は近づき、やっと”振り向いてくれた”と言って真正面から遂に告白する。
教室の中心での告白に、クラスがさらに騒然となり……
昼食時の食堂。秀治の大胆な告白劇は1年(奏音)、3年(紗夜)の間でも噂になっていた。
にしても、「振り向かせる」主旨が違うだろと呆れるまりあ(ちなみに同居してる源三は豪快に秀治の奇抜な行動を褒めたらしい)。
校則違反をしたからには学校からの処分が来るのは必然だが、うららに対するケジメだと秀治は腹を括る。
カップリングをメンバーに祝福される秀治たち。しかし、彼にはもう1つの悩みがあり……
秀治は放課後、今度はうららだけを食堂に呼び出す。
未だに恋人になった現実味がなくそわそわしているうららに、秀治は自分が許婚候補を探していること、その婚約相手にうららを選んだことを告げる。
有頂天になるうららだったが、理事長に直々に面会しにいかなければならないと知ると、顔が青ざめて……
(5/3)休日、ロボットのようにガチガチに訪問してきたうらら。
入り口で出迎えたまりあが軽くうららを挑発して気を紛らわせるが、いざ理事長の前に出ると再び硬直してしまう。
そんな彼女の顔を見ながら源三は草次郎に、うららの家の東雲の利益を確認する。
金利でしか動かない源三に秀治は不快感を露にするが、うららはダーリンと結ばれるならそれでもいいと制止。
すると源三は「愛する者の為なら家すらも利用する」といううららの大胆さに惹かれ、遂に嫁としての判子を押した。
そう言った矢先、源三は善は急げとうららの両親のもとに向かい……
嵐のような一日が過ぎ去った夕方。秀治の部屋で2人きりになり、再び恋人になったことを確認して……
(Hシーン1)
(5/4)翌日もGWで休日だが、うららを呼び出して婚約発表。
学園のホールに学園関係者や鳳との関係を持つ名家の人間を呼び、源三を介して秀治とうららの婚約を公式に発表する。
しかし、それを聞いた途端に来賓の大半が怪訝な眼を向ける。
よりによって何故東雲なのか?東雲は鳳に付け入って何かを企んでいるのではないか?次期当主は騙されているのでは?
飛んでくる言葉は祝福や賞賛ではなく、東雲家を批難する野次ばかり。
源三が今回の件は2人の意思を尊重したもので、躍進のために勢力を求めるのはこの世界では当然だと一喝する。
彼の気迫にホールは静まるが、その光景はうららに、自分たちの幸せが祝福されていないという現実を知らしめることになり……
(5/7)GW明けの教室は、陰湿な空気に包まれていた。
親御さんから聞いたのか、クラスメイトたちも2人の婚約の話を知り、一層陰口が増していた。
昼食時に集まるメンバー。純粋に秀治らを祝福してくれるのは彼女たちだけである。
ちなみに隼人曰く、銀行の四谷と金融企業の東雲は交友があり、うららが来る時期から彼女のことを親の方から託されていたとのこと。
自分はお節介なお兄さんだと嘯くが、当のうらら本人にはうざがれて弄られる。
それでも彼がうららを支えてくれていたことに変わりはないと、暴走した秀治は隼人に感謝の気持ちを込めてキスを迫り……
そんなバカ騒ぎをした夕方。またも自室で悩む秀治。最優先事項は、自分たちに向けるクラスからの偏見をどうにかすること。
一方、源三と草次郎も学園でのうららの評判について問題視していた。
しかし源三は力を持ち過ぎた自分が干渉するまでも無いと静観の姿勢を取り、次期当主としての秀治の素質に賭けて……
(5/9)平日の昼休み。
うらら本人は無反応に振舞っていたが、日に日に増す彼女への陰口に遂に秀治の堪忍袋の緒が切れた。
するとまりあに自分が次期鳳当主だということを確認し、何かに気付いたまりあもにやけながら肯定する。
秀治がいずれ鳳を支配する大物になるなら、その婚約者であるうららも鳳の要。
彼女を蔑むことは、それ即ち鳳そのものに喧嘩を売っているのと同義だ。
鳳という名を用いた脅しに戦慄するクラスメイトたち。秀治はうららを守るためなら、家の力を乱用することも厭わない。
ところが隼人が割って入り、そんな強引な手段では相手に憎悪を残したまま抑えつけるだけで解決にならないと諭す。
隼人はクラスの数人を指名し、誰々は東雲から資金援助を受けたとか、誰々は東雲が返済を猶予してくれたことで事業に成功したとか、
まるで明かされて欲しくないプライベートを暴露するかのように、的確に彼らが東雲の救済を受けていたことを曝す(ちなみに遊び相手の女子から小耳に挟んだらしい)。
それだけ恩恵を与えてくれた東雲を虐げるのは不条理でしかなく、しかもその矛先を何の罪もない少女に向けるのは身勝手に他ならない。
彼らは親から強要された価値観でうららに偏見を持ち、深層心理で自己の非と向き合うのを恐れて、誰もが自分たちのことを疑問視しなかった。
隼人の説得に過ちに気付いた生徒たちは、一人また一人とうららに謝罪していく。秀治も脅したことを謝り、長い間続いた彼女のしがらみも和解という結末で漸く消え去った。
放課後、久々に子どもたちの所に遊びに行くうららに、秀治はついていく。
すっかり忘れていた髪の色で子どもたちに不良だ不良だと怖がられるも、前に遊んだお兄ちゃんだと説得して一緒にままごとへ(昼ドラ並みの家族構成に何故か秀治は赤子役)。
子どもたちを帰らせて夜の静寂に包まれた学園。
そんなとき、2人きりという状況に勃起した秀治の股間に、うららが気付いて……
(Hシーン2)
(5/10)雨降って地固まる。
和解して早々うららは、クラスの女子たちと打ち解けてガールズトークを展開していた。
そんな彼女を見守りながら秀治は、近くにいた他の女子に改めて昨日の侘びを入れるとともにこれからもうららと仲良くしてくれと頼み、女子たちも今更ながらと2人の婚約を祝福してくれた。
昼食時、昨日の騒動の話題で、万事解決したと安心する奏音たち。
和解とともに、クラスからも祝福されるようになった。
でもうらら自身にはまだ不満があった。
約1名、秀治に一番近しい女性のみが祝福の言葉をかけて来ない。
うららに問い詰められてもそっぽを向くまりあ。自分はまだうららを「鳳の嫁」に相応しい人間だとは認めてないと否定する。
どうやら最大の難関は身近にいたようで……
(5/12)休日。暇を持て余しているとうららから遊びに来ると電話が入る。
早速出迎えて招き入れると廊下で祐平に出会い、自分たちの駆け落ちとは違って前向きなことだと、2人の婚約を激励される。
その後、秀治の部屋に入ると「初めて」の記憶が脳裏に浮かび発情してきたうらら。
その場の雰囲気に流れてキスをしようとしたら、茶の挿し入れに来た七歌が割り込んできた。
鬱陶しいから茶は自分で淹れると邪魔者を退けようとしたうららだが、その挑発が七歌のプライドに火をつけてしまう。
ダイニングにて審査員に秀治、まりあ、草次郎が参加し、急遽2人の茶淹れ勝負が展開された。
適切なタイミングで茶葉を取り出して絶妙な旨みを再現した七歌と、長時間茶葉を淹れて苦味を引き出してしまったうらら。
勝負は前者の勝利かに思われた。しかし、茶葉は味と香りの2通りの楽しみ方があると草次郎が評価したことで勝敗はドロー。
七歌もうららの実力を認めて屈服した。
しかし、今度はまたうららとまりあが口喧嘩を始めて……
(5/13)体育の授業中。気付いたら、うららの姿がない。
もしやいじめが再発したかと心配したが、まりあによると怠慢な彼女は時々体育をサボってどこかにとんずらしているらしい。
まりあに断りを入れて林道に入ると、うららを発見し戻るよう説得する。
しかし、疲れるのが嫌なのは勿論のこと、今まで単独でいたうららは皆との体育の過ごし方が分からないと拒む。
でも縄跳びなら得意だと、マイペースな彼女は体育倉庫から縄を無断で拝借して跳び回る。
しかし、調子に乗っていたら縄が雁字搦めに絡まって……
(Hシーン3)
(5/15)昼食時。
女友達と過ごす時間が増えてきたうららだが、この時間だけはダーリンと過ごしたいといつもの面子で食事を摂る。
いつもながらいちゃつくうららに、まりあが注意し、毎度の如く口論に発展する。
放課後、また食堂にお茶しようとした2人だが、染めた髪について教師に呼び出されて説教を受ける。
骨抜きにされて解放された2人。でもよくよく考えたら、もうクラスの問題がなくなったうららは髪を染める必要はないのではないか?
悩んでいたうららだったが、秀治はそのままのうららでもいいと答え、喜んだ彼女と一緒に帰路に着き……
(5/17)放課後。
秀治は髪を染めた罰という名目で、担任の雑務をサポートしていた。
担任は髪を戻せば丸く治まると勧めるが、秀治は自分のケジメだからまだ戻さないと拒否。
そんな彼に担任は、自分では果たせなかったうららのいじめを解決した感謝と、染めてる髪を黙認することで他の教師から後ろ指を指されている苦悩の板挟みを吐露する。
それに同情した秀治が担がれ、教師の手伝いを終えた夕方。謎のあえぎ声が教室から聞こえてきた。
聞き慣れた声だと気付いて覗くと、ダーリンに会えなくて寂しいうららが机の角で……
(Hシーン4)
(5/19)休日。
本日は東雲親子が訪問。
今まで多忙で漸く挨拶する時間が出来たと謝罪する東雲父だが、源三は忙しいのはむしろめでたい事だと諭す。
その仕事量の増加も、おそらく婚約した鳳という存在が齎した影響だろう。
秀治はそんな東雲父から娘を託され、源三からは鳳の名を託された。
2人に期待を掛けられ、うららや鳳という大切なものを守ろうとする秀治だが、勝手が分からない。
源三と東雲父はそんなひよっ子の秀治に世界の先駆者として指導や補助を約束してくれた。
そして草次郎の一言を引き金に、2人の子どもの話題に突入。
ベタ惚れなうららは勿論、源三や東雲父すらも大いに賛成。
気が早すぎると、秀治はただ一人困惑するが……
(うららエピローグ)
ある日、うららは秀治と学園を徘徊していた。
ダーリンと一緒にいるのは嬉しいが、彼自身はどこか落ち着きが無く、学園を歩き回るという無意味なことを繰り返す。
まるで何かの時間を稼いでるかのように。
すると秀治の携帯にまりあからの連絡があり、彼に誘導されて教室にうららが入るとクラッカーを鳴らされた。
実は今日はうららの誕生日。
今まで差別していたクラスメイトも謝罪の意味を込め、隼人の企画でサプライズパーティーを準備していたのだ。
孤立して誰からも誕生日を祝ってもらえなかったうららだったが、温かい友情に包まれて嬉し涙を流す。
教室の中心にいた少女は言った。
ありがとう、みんな。今日は今までで、一番幸せな誕生日だよ……
(うららルート完)
(奏音ルート)
いざ誘ってみるが、唯一のピアニストである彼女はBGMの演奏のために持ち場を離れるわけにはいかなかった。
しかも人数に余裕がある正規の吹奏楽と違い、ダンスどころか食事休憩も与えられていないという。
理不尽だと同情する秀治だが、本人はピアノが好きだから気にすることじゃないと否定。
演奏があるからと申し訳なさそうに断る奏音だが、そこに祐平が現れ、誘った秀治に顔を立ててあげるといって演奏の代理を引き受けてくれた。
そして願いが叶ってダンスタイム。
しかし奥手な2人の踊りはガチガチ、とくに奏音の様子がおかしい。
実は、彼女は秀治の熱意あるダンスの誘いを告白と感じていた。自分の発言を振り返り、それに気付いた秀治にも羞恥心が込み上げる。
だが初心な奏音の姿を直視した秀治は、そんな彼女の一途な努力を支えたいと心に誓い……
(4/20)食事中。
秀治は祐平に、ピアノの代理を引き受けてくれたことに礼を言う。
自分ができることはあれぐらいと謙遜する父。
そして会話中、鳳家の人間たちは奏音を秀治の花嫁候補にしようと考えていた。由緒ある西九条家と繋がることに、源三も大いに賛成である。
まりあからも「嫁にするのか」と聞かれるが、ただ頑張る後輩を応援したいだけと否定し、呆れた彼女に2つ返事を返される。
しかし、自室に戻って考え込む秀治。
応援すると言っても、音楽に対して素人な自分が奏音にできることがあるのだろうか……
江ン
過疎ってるから、これぐらいの読み物がないとな。
支援
(4/22)週明け。
教室に入ると、秀治が理事長の孫であることを知ったクラスメイトが詰め寄ってきた。
昼食時、みんなで食堂に向かおうとするが、教室の窓から紗夜があらぬ方向へ歩いているのを発見し、秀治と隼人は急いで捕まえに走り出す。
教室に取り残されたまりあとうらら。
うららは小姑(仮)と2人きりは嫌だと怪訝そうな顔をするが、まりあは「もうあなたのダーリンはあなたのことなんか見てない」と返す。
話をはぐらかすまりあに、うららは困惑し……
息切れしながら紗夜を連れて食堂で皆と合流。
すると、従業員によってVIP席に案内される。
しかも奏音も特別視されていて、上座の秀治の隣に座らされた。
我侭に文句を口にするうららに、奏音は申し訳なさそうに謝り……
放課後、まりあに断りを入れて音楽室へ。
秀治は、奏音の力になりたいという自分の気持ちを告白し、彼女に感謝される。
そんな2人が互いを想うのは、秀治が初めて奏音にかけた「楽しんでいない」という言葉が基盤になっていたが、奇しくも互いの意味合いは異なっていた。
秀治はあの時奏音にひどいことを言ったという罪悪感が原動力になっていたが、奏音は堂々と指摘してくれた頼れる人と捉えていた。
そして家に帰った秀治は何かの助けになるだろうと、とりあえず奏音のコンクールの課題曲のサンプルを参考として聞いてみるが……
(4/23)翌朝、曲を聴き続けて寝不足の秀治。
朝、廊下で出会った奏音と一緒に音楽室に向かうと、少し気になったので彼女がピアノを演奏するようになった切っ掛けを訊いてみる。
音楽の名家だが、曰く自分がピアノを好きになったのは、幼少時代に幼稚園の先生が弾いたオルガンが発端。
先生が奏でる音は、怒ったり泣いたりした子どもたちを即座に和ませる素敵なものだったと語る。
あの人のメロディは心が籠っていた。しかし、自分は秀治が言うようにどこか音楽に心を乗せ切れていないと自虐する奏音。
ネガティブになる彼女の側で、それを聞いた秀治は彼女の心のどこかにその「楽しさ」が残っているはずと確信し、その感性を取り戻そうと奮起する。
放課後もうららのデートを断って音楽室へ。
奏音によると、コンクールは3週間後の5月12日に迫っていた。
秀治は出来る限りのアドバイスが出来たらと、昨夜音楽を聴いて気付いたことを書き留めたメモ(一部寝ぼけて支離滅裂な内容もあるが……)を見せたり、
音楽家である父・祐平と演奏を比べてみようと提案してみたりといろいろ模索してみる。
しかし、具体的な案はその場で生まれず、秀治は家に帰って部屋でまた考え込む。
すると、1つの考えが浮かんだ。
奏音は音楽一家の子ども。その由緒ある一族に恥をかかないようにする彼女へのプレッシャーが、逆に追い詰めているのではないのか?
ならば、緊張している彼女の心をリフレッシュさせれば良いと秀治は考えて……
支援
(4/24)1年の教室にいた奏音に、さっそく今度の日曜に一緒にお出掛けしないかと誘ってみる。
受け入れてくれた奏音だが、秀治の言葉にモジモジしてしまった。
どうやら彼の誘いをデートと誤解してしまったようで、指摘された秀治自身も漸く自分の粗相に気付き、互いにシドロモドロに。
夕食時。久々に大量の肉が喰えると豪快な源三や、それに呆れるまりあ。
そんな騒ぎの中、今更デートを意識してしまった秀治は心ここにあらずで……
(4/27)デート前夜。緊張と興奮で落ち着かない秀治。
部屋に草次郎がやって来て、よき理解者である彼と相談し、奏音の性格を分析して彼女が喜びそうなプランを提案してもらう。
それでも、不安や緊張はいつまでも消えず……
(4/28)デート当日。正門でまりあ、草次郎、七歌に見送られる。
送迎車の使用人からも激励を受けていざ待ち合わせ場所へ向かうが、そこには既に奏音が待っていた。
緊張して予定より早く来ていたが、秀治との連絡方法がなく、鳳家に直接電話を入れるのも遠慮していたのだ。
折角だからと、2人は自分たちの携帯を登録する。異性とのメアド交換にはにかむ2人。
早速デートを始めると、奏音はゲームセンターが気になり……
(選択)
クレーンゲーム→初めてのゲームで興味津々の奏音は夢中になってケースの中の景品をゲットする。しかし、そのぬいぐるみは「ブタにウサ耳がついたような怪奇生物(奏音命名、ぶ〜ぴょん)」だった。
音楽ゲーム→鍵盤型ゲームだが、ピアニストである奏音でもゲームは初心者で最初は失敗。しかし、一回でコツを掴んだ彼女はリトライすると、目にも止まらぬ速さでレベルアップし、野次馬を唖然とさせる。
日も暮れてデートも終わりかけた頃、秀治は楽しんでいた奏音に今日の本当の目的、彼女の心を気分転換させることを語る。
家に帰ると、まりあと七歌が出迎えた。
そして恋バナに貪欲な彼女たちに、秀治は誘拐され……
支援
(4/30)GWの飛び石連休の合間の平日、朝の廊下。
ピアノのメロディが聴こえたので音楽室にいくと、奏音が演奏をしていた。
しかも音楽を通して、以前よりも何だか楽しさが伝わってくる。
秀治のアドバイスのお陰で、音楽に対してリラッスクした姿勢を持てるようになったと喜ぶ奏音。
ところが、そこに祐平が現れ、今の奏音の姿を否定する厳しい声をかける。
楽しい気持ちを音楽に乗せようとしたが為に、技術面が衰えてしまっている。
そんな演奏はコンクールには通用しない。優勝したいなら感情を捨てて無機質に演奏した方がまだましだ。
いつもの温厚な父からは想像できない物言いに、秀治は腹を立てるが……
昼食時も、悩みを引きづった奏音。
心配したまりあが秀治に事情を尋ねるが、秀治もどうすればいいかうまく説明できない。
放課後に音楽室を覗くと、奏音は演奏もせず、秀治や周囲の様子にも気付かず、ただただピアノを見つめていた。
そんな彼女を救いたい一心だった秀治は職員室の祐平に会いに行くが、ニアミスで仕事を終えて鳳家に帰っていた。
自分も急いで帰宅し、直接祐平の部屋に向かい奏音へ言った酷い仕打ちの真意を確かめようとする。
しかし、今度は秀治が祐平に一喝された。
秀治がすべきことは、今ここでそのことを聞くことではない。それは「逃げ」で本来やるべきことが他にあるはずだろう。
そう問い詰められた秀治は……
(選択)学園に戻る、ひるまず真意を追求する……(どちらにせよ、学園に戻ることなる)
自分のすべきことが「奏音の傍にいてあげること」だと自覚した秀治は、大急ぎで学園に戻る。
既に外は暗くなっているのにも関わらず、音楽室では奏音が未だにピアノを前に硬直していた。
秀治が後ろから抱き寄せると、奏音は彼の存在とともに放課後から相当の時間が経っていたことに気付く。
支援
秀治に抱かれて泣き出した奏音。
心を持たない完璧な演奏と温かい心を持った不完全な演奏。
矛盾した2つの音楽を選ぶことができない。
まして一方は、秀治が導いてくれた答え。
それを無下にしてコンクールに臨むのは、彼を裏切ることになってしまう。
自分の存在が奏音の演奏の妨げになっていたことを知り、愕然とする秀治。
そこに祐平が現れ、今朝方言ったことに対して、自分は答えを持ち合わせていないと無責任な回答をする。
しかし彼は続けて、この「矛盾した演奏」を同時に実現できる天才を知っていると語る。
それは奏音の父。
彼の演奏は完全な音楽家としての技能と同時に、聴く人の心を魅了する才能を持っていた。
祐平に問われ、尊敬する父の演奏を思い出す奏音。
すると、何かがふっ切れたかのようにピアノに向かい、今までにはないほどの綺麗なメロディを奏でる。
祐平曰く、今の彼女に必要なのは「平常心」だった。
秀治の言う通り「憧れ」や「責任感」はプレッシャーという枷になり、かと言って単にリラックスしただけでは「堕落」という末路を生んでしまう。
彼女にはこの2つの境界線を見極めるために、常に音楽への想いを意識する「平常心」が不足していたのだ。
無事に答えが見つかり奏音が喜ぶと、夜分遅くなったので送迎車で帰ることに。
そして祐平に促された秀治は、奏音と相席になって……
支援
(5/1)朝の教室に奏音が訪れた。
昨晩のお世話になったことにお礼を言う奏音。
それを聞いたうららや隼人を初めとしたクラスが誤解し、教室が騒然となってしまう。
昼食時。奏音は謝りながら事情を説明。
昨日は演奏に苦悩していたが、秀治たちのお陰で立ち直ることができた。
折角だからと秀治の提案により、その場にいた皆にも後で演奏を聴いてもらうことに。
当然、皆は賛美一色。
これでコンクールに怖いもの無しだと応援のエールを送り、奏音は彼女たちにも感謝する。
夕食時、秀治は祐平に昨日の礼を言い、単に自分に出来ることをしただけだから気にするなと返す父。
会話の最中で、秀治は源三(秋絵)と祐平が出会った切っ掛けが気になって尋ねてみた。
昔のことは忘れたと惚ける源三だったが、代わりに草次郎が説明する。
嘗て秋江がコンクールに出る時、ただ一言口にしただけで裕平は彼女を入賞に導き、その功績を認められて鳳に雇われていた。
その一言とは「楽しんでおいて」。
それは今は亡き母が、幼い秀治を見送る際に必ず口にしていた言葉だった。
深くなった奏音との関係をまりあに茶化された秀治。
今までただ一心にコンクールの応援に夢中になっていただけで気付かなかったが、指摘されて彼女への好意を自覚する。
自室に籠もって悩む秀治。今すぐ、自分の気持ちを伝えたい。
でもコンクールを控えたデリケートな今は我慢するしかない。
コンクールを終えた頃にでも告白しようと決意を固めた秀治は、本心を伏せて後日の約束をしようと奏音に電話をしようとするが……
(選択)電話するか、しないか……(どちらにせよボタンミスで奏音と通話する)
突然電話が掛かったことに緊張する奏音と、出られたことに緊張する秀治。
頭がいっぱいの秀治は思考能力を失い、結局その場で口が滑って告白してしまう。
言われて困惑する奏音に、言ってしまって後悔する秀治。
今のは冗談でただ電話をしたかっただけと誤魔化して電話を切る。
それが悲劇の幕開けになるとも知らずに……
支援
支援
(5/2)起床時。
奏音からメールが来て、互いに慣れない打ち込みで朝の挨拶をする(さすがに「(@盆@)ノ」を使う奏音のセンスはどうかと思うが……)。
昨日は変な電話を掛けてゴメンと謝る秀治。
登校時に奏音に逢うと、やはり告白のことを意識して秀治のことを直視できない様子だった。
授業でも秀治のことが気になって呆けていた奏音。考えにふけって周りが見えていない。
しかもあろうことか、その時彼女は体育のバレーをしていて……
休み時間。
まりあやうららと駄弁っていた秀治たちのところに、隼人が転がり込んできた。
なんと奏音が体育で突き指をしたと言うのだ。
秀治は血相を変えて保健室に向かうと、彼女は全治一週間と診断されていた。
コンクールにはギリギリ間に合うと胸を撫で下ろすうららたちだったが、現実ではそうはいかない。
指が治るまで練習を停止したら、勘が鈍ってしまう。ましてや全治と言われても、治った直後にピアニストの繊細な指を酷使するわけにもいかない。
保健の先生も、コンクールの辞退を薦めてきた。
しかし、奏音が落ち込んでいたのはコンクールに出られないことよりも、自分の過失にあった。
自分が突き指した原因は、秀治の告白に気を取られていたから、もしもそれを話したら、今度は彼にその責任を押し付けてしまうのでは?
夕食時。秀治は祐平に奏音のことを話す。
噂が耳に入っていた父も、今回のことは残念がる。
彼女は自信をつけるために、日々ピアノの練習を欠かさず精進していた。
本番前一週間という時間は、その彼女の自信を引き裂き、絶望させるのに充分な時間で……
(5/7)GW明け。
朝の音楽室では、また奏音がピアノに向かって佇んでいた。
今回の辞退は自分のドジだからと苦笑する奏音だが、心の奥ではやはり秀治への想いに苦悩していた。
昼食時。正式な辞退を決意し、皆に謝罪する奏音。
みんなも、今回は事故だからしかたないと残念がる。
だが、唯一秀治だけは諦めることに納得がいかず……
再び秀治は家にいた父を訪ね、何とかできないのかと問い質す。
せめて、奏音のためにコンクールを延期できないのか。
問われた祐平は、そんな個人の都合の我侭は通用しないと現実的な否定をするが……
(最終選択)諦める、我侭を通す……(「我侭を通す」が正解だがフラグが足りないと下記のBADENDへ)
(奏音BADEND)
結局案が浮かばず、秀治も奏音の辞退を受け入れてしまう。
辞退に関して、次のコンクールで挽回すればいいとフォローする秀治。
しかし、その応援の言葉に奏音の苦悩は増していた。
その感情もいつしか、「事実を知った秀治を追い込んでしまう」という不安から「それを延々と話さなかったことで彼に嫌われるのではないのか」という恐怖にすり替わっていた。
自分には秀治に応援される資格はないと自棄になった奏音は、以降秀治を避けるようになり、秀治もその要因が自分にあると薄々気付いて奏音との時間が次第に消えていく。
そして、(うららBADと同様に)源三との約束の期日が迫った秀治に、まりあが婚約を受け入れてくれた。
すべては、「西九条奏音」という大きな存在を失った、彼の心を埋めてあげるために……
(奏音BAD完)
支援
(ルートに成功した場合)
考えた末に秀治は、たとえコンクールそのものに間に合わなくても、せめて奏音の日頃の成果がお披露目できる「演奏会」があればいいと行き着く。
思い立ったが吉日と、源三の部屋を訪ね、旨を話して学園のホールの使用許可を求める。
そして秀治は、源三に「鳳」の名を使ってもう1つ、あることを依頼し……
(5/19)奏音が完治したが、コンクールも終えてしまった休日。
「ドレス持参」以外は何も知らされていない当事者の奏音をドレスアップさせ、いざホールへ入場。
会場に入ると、正装を纏ったまりあや隼人たちが出迎えた。しかし、集まったのはいつもの友だけではない。
なんと海外でコンサートをしているはずの奏音の両親まで来場していた。
実は先日秀治が源三に依頼したこととは、彼らを日本に呼び寄せること。招待された西九条も娘の晴れ舞台が見られると微笑む。
そこで奏音は、今日の会場が自分のために用意された演奏会であることを知らされて感涙する。
しかし病み上がりの自分がみんなや両親の前で上手く演奏できるのかと、やや不安になって拒んでしまう。
だが、祐平が突き指程度のブランクで彼女の演奏の技術は衰えるような代物ではないと背中を押し、決意を抱いた奏音は演奏を開始。
素晴らしい演奏に皆は感動。とくに奏音の両親がその成長に歓喜していた。
自分たちが有能すぎる故にそのプレッシャーを恐れて娘の指導を渋り不安になっていたが、秀治や祐平たちが見事に実現してくれた。
支援
そして奏音の親は、この場に招待してくれた源三にも礼をしたいと、そのまま鳳家へ直行。
堅苦しい挨拶をする西九条だが、源三は自分はただ孫に言われたことを実行しただけだと鼻にかけない。
すると西九条は、娘のために尽くしてくれた秀治を大層気に入った。
それに眼を光らせた源三が婚約の話を切り出し、意気投合した保護者の間で即成立。
と言っても、秀治と奏音本人たちも照れながらも否定する理由などない。
婚約が上手くいくと、西九条は今度は祐平に話を振った。
娘を導いたその力を見込んで、自分たちと同じコンサートに出て欲しいと勧誘する。
ところが、千載一遇とも言えるこの機会を、祐平は丁重に断る。
理由を問われた祐平は答える。自分は表舞台で活躍するより、誰かを支える性分が似合っている。今回の経験でそれを理解した。
それでも両者はお互いが持つ音楽への情熱を認めて称え合う。
秀治も、裕平が自ら選んだ結論に安堵し……
(5/20)翌日の昼食。
早速、秀治はメンバーに奏音との婚約を発表する。
吹き出す隼人に、詰め寄るうらら。
まりあは秀治の次代の当主となることが確定したことで求婚が多発することが示唆されるが、気にするなと返してきた。
授業を終えると、秀治は奏音に呼ばれて音楽室へ。
そこで奏音は意を決し、「恋人になった暁」として先日の突き指した要因が秀治の電話だったことを包み隠さず話す。
やはり罪悪案を抱く秀治だが、もう過ぎたことだし、恋人と認めたから明かしたと奏音は諭す。
彼女の言葉に立ち直った秀治だが、それでも1つの謝罪があった。
電話のときは中途半端に切ってしまったが、ちゃんとした告白をしていなかった。
そこで秀治はその場で改めて告白し、不意打ちに奏音の唇を奪い、嬉しい2人はこれから互いの下の名前で呼び合う約束を交わす。
夜、自室で今日の告白を振り返る秀治。
今頃になってキスした記憶が甦り悶絶していると、騒音の苦情にまりあがやってきて……
支援
(5/21)HRで担任から中間テストの連絡が入る。
勉強はからっきしで、先生から直に注意を受けるうららと隼人。
テスト期間に入っても、秀治は放課後、奏音の練習に付き合っていた。
秀治は自身の勉学を心配してくれる奏音に大丈夫と返答するが、本心では少し不安があった。
無論、奏音の方も1年生なのでテストについては未知の領域である。
すると秀治は、休日に家に来て勉強会をしようと誘い……
(5/22)今日のHRでは、テスト期間でありながらその後に予定されている体育祭の実行委員を選定していた。
当初は勉強を優先して名乗り出なかった生徒たちだが、しかたなくまりあが立候補した途端に男子が殺到。
担任に促されたまりあは、パートナーに隼人を選んだ(理由は彼の成績は赤点なことに変わりないから)。
能天気な隼人は、女子と一緒になったことで有頂天になるが……
(5/25)休日。
約束通り、奏音が家に来た。
広大な屋敷に圧巻させられる彼女だが、出迎えたまりあにいずれ自分が住む家であることを伝えられ、そのプレッシャーはさらに増す。
そして秀治の部屋に籠って2人きりの勉強会。
だが、2人きりの状態に欲情して……
(Hシーン1)
ピロートークをしながら全裸で寄り添う2人。
ところが、秀治は何かの気配を感じ取る。
ドアを開けると、一部始終を覗いていたまりあと七歌、そして天井から出現した草次郎。
プライバシーがないこの家で行為に及んだことを、後からになって後悔する秀治。
昼食後、2人でいると何をするか分からないと危惧するまりあが監視役兼教育係になり、彼女のスパルタ講義が開始。
そんな大変な一日も終わり、夕食をもてなした後に奏音を見送る秀治。
別れ際に、2人はキスを交わし……
支援
(5/27)遂に中間テストが始まった。
テスト中に鼾をかく隼人に、嘆きの本音を口にするうらら。
そしてまりあは真剣な眼差しで机に向かっている。
はたして、秀治の勉強の成果はどうなることやら……
(5/30)最終日でテストも終了し、いつものように音楽室へ。
奏音がピアノの練習するこの場所は、2人が楽しい時間を共有できる空間でもある。
そのため奏音は、家や他の場所のピアノよりも、この場所を優先して練習しているのだ。
秀治はスリルを味わいたいからと、違法なのか確信がないものの、音楽室へ昼食をテイクアウト。
そのまま奏音の演奏を聞き続ける。
演奏を聴く事、演奏を聴いてもらえる事が2人の至福の時間だった。
たとえ秀治に音楽の才能がなくても、彼の存在は奏音の心の支えになっていた。
そして互いを求め合って……
(Hシーン2)
(6/3)HRでは実委のまりあたちが進行を務め、体育祭の出場種目を決めていた。
原則1種しか選択できないはずの実行委員だが、女子にもてたい隼人は次々と立候補。
しかし勝利へ固執するまりあは、彼に反論するどころか敢えてその意を汲んで自身が単独で委員の責務を受け持つことを約束した。
そして体育祭の山場、クラス対抗リレーの選手選抜へ。
運動能力から判断して、出場する4人の代表者は「金城」という女子を初め、隼人、まりあ、秀治の4人に定まり……
(6/7)体育祭当日。
振り分けで秀治と奏音のクラスは、互いに敵チームになってしまった。
敵でも相手の健闘を祈る2人。でも競技の1つ1つがバカ騒ぎ。
並走者と意地になりすぎて100m走程度で脇腹を痛める秀治に、計画性がなく連続で種目に出る破目になりヘトヘトのうらら。
ハードルで跳ぶたびに弾む奏音の巨乳に男子たちが興奮すれば、その独占を宣言する秀治と彼に説教するまりあ。その奏音の巨乳騒ぎの陰で、地味に高飛びで好成績を残すうらら。
極めつけが、出場選手集合時どころか競技中でも、少し目を離す度に必ず行方不明になってしまう紗夜。
そして二人三脚でナンパする隼人がパートナーのお冠に触れて失格になったかと思えば、借り物競争で「好きな人」と書かれた紙を持った奏音が秀治を誘う。
様々なアクシデントがありながらも、昼食後はメインイベントの対抗リレー。
ノリノリの紗夜が引っ込み思案な奏音を強引につれ、実況と解説を勝手に始める。
レース開始、先鋒の隼人は快調な走り。
ところが次の金城女子にバトンを渡すタイミングを見誤り、ロスタイムを出してビリになってしまう。
そのまま金城からまりあへバトンが渡るが、1位には程遠い。
遂に秀治へとバトンが渡り、勝利への想いをまりあから託されて走り出す。
しかし、マイク越しで奏音の声援を聞いた秀治は調子に乗って猛ダッシュ、勢いを付けすぎてコースから脱線し、足を捻ってしまう。
結果は最下位。
まりあからのお咎めも怖いが、まずは足をなんとかしなければ。
テントにいた保健の先生に治療を求めるも、生憎湿布は保健室。
すると奏音が自分が案内すると言って、秀治を保健室につれていく。
部屋に入って湿布を貰う秀治、恋人なのにみっともない所を見せたと自分のドジを責める。
しかし奏音は、秀治の一生懸命な努力を称え、ご褒美がしたいと訴えた。
欲情した秀治は、そのお願いに調子に乗って……
(Hシーン3)
支援
(6/8)翌朝、奏音からの朝のメールが来た。
筋肉痛で動けない秀治は疲労を伝えるが、間が差して昨日のエッチな思い出話を煽り、彼女をからかう。
その後、草次郎に呼ばれて朝食へ(ちなみに有言実行の源三と西九条に気に入られた祐平は、婚約の打ち合わせの為に奏音の両親がいるドイツへ旅立ってしまった)。
食後に部屋に戻ると、今朝のメールで心配になった奏音が遊びに来てくれた。
部屋に招いてもてなすが、筋肉痛で身体が思うように動かず、奏音の厚意に甘えてマッサージをしてもらうことに。
極楽の揉み具合で気持ちが昂ぶる秀治。
その喘ぎ声を廊下越しに聞いた七歌とまりあは大きな誤解を生み、部屋に飛び込む。
注意しようとしたまりあだが、ただのマッサージだと知らされると赤面しながら撤退。
何をそんなに怒っていたのかと、秀治たちは首をかしげ……
(6/10)源三たちが帰国。
向こうと話し合った結果、2人の正式な婚約発表は夏休み辺りになるそうだ。
そして食事は源三が土産に持ち帰ったソーセージの山。
婚約ではなくこっちが目的ではと疑う秀治たちに、裕平がこれはまだ序の口で、産地直送の在庫が大量に控えているという現実を突きつける。
学校の昼食時、いつものように秀治のクラスのメンバーは食堂に向かおうとしていた。
ところが奏音が教室を訪ね、何かに気付いた隼人はまりあとうららを摘んで退散してしまう。
奏音は中庭まで秀治を連れ、自分が作った弁当をご馳走する。
食事をしながら、これからの予定を話す2人。
中間、体育祭も終えても間髪いれずに次は期末試験。でもそれすらも終えてしまえば夏休みだ。
折角だから、2人で海に遊びにいこうと提案する秀治。
海水浴に行けば、奏音の水着姿を拝める。
変な期待をされて恥ずかしがる奏音。だが、想像しすぎた秀治は発情し、その処置を訴えて(奏音曰く「ストレート過ぎる」)……
(Hシーン4)
支援
(奏音エピローグ)
夏休み。
秀治たちは、約束通り海水浴に来ていた。
最近巷で話題の「観光地」に儲けられた鳳のプライベートビーチで、楽しい時を過ごす2人。
乳を揺らしながらはしゃぐ奏音と一緒に、秀治はこの後のラブラブな計画を提案する。
青い海と空に囲まれた「神那島」で戯れる2人が紡ぐ恋の協奏曲は、これからも続いていく……
(奏音ルート完)
支援
本日はここまで。
来週は南と北で締めようと思います。
ご支援、ありがとうございました。
小津。
というか、まさかの神那島かよ?
すいません。シナリオ投稿の前に修正です。
>>436 「楽しんでおいて」
↓
「楽しんでおいで」
(まりあルート)
当初は例外なく断るつもりのまりあだったが、彼の熱意に敬意を称して承諾し、私を誘ったからには成果を見せてもらうと、一番目立つホールに引っ張る。
始まった2人の乱舞に、今までダンスを断っていたはずの彼女がどうしてと、唖然とする周囲の来賓たち。
無論、源三たちもそれを目撃し、首を傾げながら思い悩んだ。
結局、秀治は別の女を誘わず、まりあと踊っている。これは自分にとって善いことなのか、悪いことなのか……
だが花より団子の源三は、すぐに料理の席へと足を運び……
(4/20)昨日のパーティー(での次期当主の発表の場)が成功したと喜ぶ源三。
だが、まりあ以外の女性を誰も誘わなかった秀治の汚点について責めて来た。
その場は草次郎がフォローしたことで難を逃れるが、秀治の本音はその場凌ぎでまりあを誘ったのではなく、本心から彼女と踊りたかったから。
いつの間にか、自分はまりあに好意を抱いてしまった。しかし、まりあの方の気持ちはどうなのだろう?
自室で悩んでると、七歌が気分爽快にさせるというティーを持ってきた。
しかし、それは(曰く草次郎専用の)劇薬で強力な刺激で秀治は危うく昇天しかけてしまう。
でも、そんな七歌との騒動で心が少し落ち着いて……
(4/22)いつもの朝。
もはや草次郎に起こされることが日常として定着してしまった。
パーティー後日の学校へ(ちなみに秀治が次期当主であると知った生徒たちが雪崩れ込んだり、VIP席に案内されるのは他と一緒)。
昼食後、教室に戻ろうとすると、秀治はふと中庭で誰かが揉めているのを発見する。
急いで駆け寄ると、ある男子が女子に詰め寄って何かを求めていた。
秀治が仲介に入ると、男子は邪魔が入ったと言って去り、女子も一礼だけして脱兎の如く逃げてしまう。
入れ違いでやってきたまりあたちが説明を求めるが、秀治も何がなんだかわからない。
もしかして、単なる男女の告白の場面を邪魔しただけだったのか?
その日、英語の授業で宿題が出た。
帰って課題に取り掛かるも、高レベルの難問に筆が進まず……
(選択)独学で解決するか、まりあに相談するか……(前者の場合は草次郎が現れ、鬼の家庭教師の彼の力で宿題をやり遂げるはめになる)
(4/23)休み時間。
うららや隼人と談笑していると、昨日助けた女子・赤嶺茜がやってきた。
用件を聞かれた彼女は、昨日のお礼として手作りクッキーを秀治に渡す。
そして茜は隼人からの質問を皮切りに、昨日の説明を始める。
男子の方の名は黒田。予想通り、昨日の彼は茜に求愛している最中だった。
しかし、黒田家と赤嶺家は提携があり、茜は両家の亀裂が生まれることを恐れて拒否を戸惑っていたのだという。
昼食時、黒田たちの会話をする秀治たち。
何故か他人事なのにうららはご立腹。何でも、黒田は家を脅し文句に告白を迫っていたと解釈していたようで、それが生理的に嫌なんだとか。
帰宅しての夕食。本日は会合のため源三が不在。
彼がいないことで、食卓に肉が無いことに思わず感涙してしまう秀治。
部屋に戻って勉強しようとした秀治は、鞄に放置していたクッキーに気付く。
一旦勉強を終えるとタイミングよく七歌が来て、彼女の紅茶の供にクッキーを頂く。
女子から手作りプレゼントとは羨ましいと茶化す七歌。
それを聞いた秀治は……
(選択(ただし前の選択で「まりあに相談」した場合))まりあに礼をするか、しないか……
(4/24)鳳家の朝食は今日も洋食。
偶には和食が食べたいと不満を口にする秀治だが、源三、まりあ、そして祐平のお三方に文句を言うなと却下されてしまう。
英語の授業。秀治はしてきたが、うららと隼人は宿題のことをすっかり忘れていた。
リアクションから先生に勘繰られた2人は、罰として黒板の解答をすることに。
昼食時、何で不必要な英語を学習しなければならないのかと文句を言ううららを筆頭に、色々と会話を展開。
その時秀治は、ふと周囲から自分に向けての視線を感じる。まりあたちによれば、鳳の当主と認識された影響と返答されるが……
(昨日の選択で「礼をする」を選んだ場合)
食後に皆を凝視して品定めをした秀治は、女子たちよりも隼人が適任と判断して、彼だけ中庭に連れ出す。
そしてまりあに礼をしたいという事情を説明し、その相談を持ち込んだ。
単純にまりあが喜びそうな物を渡せばいいと言う隼人だが、そもそも彼女は何をプレゼントされたら喜ぶのか検討もつかない(さすがに「蟻の巣観察キット」は無理がある)。
とりあえず、放課後に寄り道してプレゼントを探すよう、隼人と約束する。
放課後、まりあに断りを入れて隼人と下校して繁華街へ。
周辺を転々とした後、秀治はゲームセンターのクレーンを見つける。
その中で白猫のぬいぐるみに興味を抱き、挑戦してみたらまぐれで一発ゲット。
帰宅すると、早速まりあの部屋に赴いて白猫をプレゼントする。
まりあはそっけなく、一応貰っておくと言ってぬいぐるみを受け取る。
しかし、秀治が部屋を去ってしばらくすると感情が爆発。
その愛くるしい猫に自分の名に因んで「マリー」と名付け、童心に返ったかのように踊り狂い……
(ちなみに「礼をしない」を選択、もしくはその前の選択で「まりあと相談」してなかった場合)
帰宅すると、まりあの母から高級チョコレートが届いたということで、七歌に紅茶の用意を頼む。
庶民では味わえない絶品の味のチョコを嗜む秀治。
しかしミルクと誤認した七歌が大量にヨーグルトを入れた紅茶を口にし、未知の味に吹き出して……
(4/25)今朝の朝食が、和食に変わっていた。
草次郎によると、まりあが直々にシェフに要望したとのこと。
恥ずかしがりながら余計なこと言うなと草次郎を制すまりあと、肉がないことを嘆く源三。
学校へ登校。
パーティー直後の数日間こそは引っ張り蛸の秀治だったが、日に日に周囲の生徒たちの積極性は薄れていた。
男子たち曰く、当初は勢いで話しかけてはいたが、自分たちにとって雲の上の人物であるまりあと行動を供にしていることで、いつしか秀治も近寄り難い存在になっていたのだとか。
昼食時、合流する廊下で奏音が困っていた。
彼女が連れてくるはずだった紗夜が勝手に教室を出て行方不明になったらしく、手分けして探すことになるが……
(選択)まりあと校舎内を探す、奏音と中庭を探す、うららと校庭を探す……(多分選択肢はルートに影響が無い)
捜索も空しく、誰も紗夜を発見できなかったが、秀治にある疑問がよぎる。
いつもの迷子放送も流れていないのに、そもそも本当に紗夜は迷子なのか?
次の瞬間、突然うららが大声をあげた。彼女が指した方を見ると、お昼を堪能している紗夜がいて……
放課後、送迎車で下校する秀治。
そんな彼に、相席だったまりあが転入してからの学園生活の調子はどうだと尋ねてきた。
突然親しく話しかけるまりあを、秀治は不思議に思って……
夕食時、源三が何の前触れもなく、赤嶺家の話題を振ってきた。
先日、娘を助けた縁から、その親が源三に親睦を求めてきたのだとか。
珍しく他所の家の話題を持ち込む源三に違和感を抱く秀治。
一方で、何かに気付いたまりあは違和感以上に、不安と胸騒ぎを覚えて……
支援
(4/26)朝からハムステを豪快に食す源三。
その横で、まりあは何だか元気がない。
祐平らに心配されるが、学園に着くとクラスメイトにいつもの如く挨拶をし、秀治も錯覚と割り切る。
そこに父のご迷惑を心配した茜が現れ、秀治は別に大丈夫とフォロー。
昼食時、皆の会話は茜の話題に突入。
羨ましい隼人を始め、皆は赤嶺家の真意を勘繰り始める。
親睦を深めたい程度にしては、親が動くというのはオーバーではないか。
もしかして、他に何か目的があるのか。
ジョーク交じりに話していた隼人たちだが、その中でまりあは深刻な顔で黙り……
放課後、まりあと帰ろうとした秀治だが、彼女は寄り道をしたいと断って秀治と別れる。
しかし、生真面目のまりあは道草を食うような生徒ではない。
彼女の嘘と自分を避けている理由に気付いていた秀治は、時間を潰そうと食堂へ。
そこへまた迷い込んだ紗夜が現れ、まりあの話をする。
やはり彼女の異変の原因は、茜の存在。そう考えると、嫉妬するまりあを想像してちょっぴり嬉しい気持ちになる。
紗夜によれば、この世界の家々は生存のために必死、力を維持するために互いの提携を求めるのが必然である。
そして両家の結束を深める最も効率の良い手段が「戦略結婚」。紗夜曰く、我が子を生贄にして貢ぐ事だ。
紗夜は最後に、この世界に入り込んだ秀治君へのお姉さんからのお節介、と告げて去っていく。
夕方も自室で勉強するが、気になって集中できない。
そこに現れた草次郎に、秀治は赤嶺や源三の真意を問う。
彼らが求めるのは交友なのか、それともそれ以上の?
草次郎も確証がなく、主たちの考えは理解できない。しかし家の利益や次期当主の話とあらば、後者の可能性が大きいとも答える。
すると草次郎は例え話として以前に頻繁にあったまりあの見合いの話を切り出し、秀治は思い出したかのようにそれが気になってしまう。
だが、今の源三様は次期当主の秀治様の方が一杯一杯で恐らくまりあ様の見合いは暫くはないと草次郎は説明し、安心する秀治。
草次郎は、そんな秀治の頬の緩みを指摘すると同時に警告する。まりあ様にあるということは、勿論秀治様にもその話は来るはず。
後悔しない選択をして下さいと、草次郎は忠告し……
(4/27)休日。
源三は何らかの「急用」のため不在。
朝食時に予定の確認をする皆。祐平は授業の下準備のため今日は部屋で缶詰になるつもりだ。
一方の秀治は繁華街へ外出する予定だったが、急にまりあが買いたい本があるからと同行を要求してきた。
2人きりのデートと動揺する秀治だが、まりあはまるでいつも学園に行くように送迎車で秀治と繁華街に向かう。
当初の目的であるまりあの書籍(注、英文の小説)を購入し、彼女にエスコートされて敷居の高い高級料理店で昼食。
その後、目的もなくなったので適当に2人で街をぶらつく。
そしてゲームセンターの前を通りかかり……
(前回の選択で「マリー」をゲットしていた場合)
同じクレーンで、今度は黒猫のぬいぐるみを見つける。
まりあのために取ってあげようと見栄を張る秀治だが、前回の強運の兆候は現れず、挑戦すればするほど状況が悪化。
遂にまりあから、これ以上はお金の無駄遣いと呆れられ、そのまま帰宅することに。
帰宅後、何か深刻な顔をした草次郎に迎えられ、彼に言われて源三のもとへ。
なんと、源三は今日の間に赤嶺家と打ち合わせをし、秀治の見合いの日取りを決めていた。
花嫁は自身で探せと言ってたはずと反論するが、今回の件は相手先からの誘いだから例外だと答える源三。
見合いの予定は来週の日曜。源三は他人事のように別に婚約する気がないなら、見合いの席で断れと言うが……
部屋で悩んでいた秀治。本当に自分は茜と婚約すべきなのか……
(選択)一人で考える、まりあに相談する……
(「まりあに相談する」が正解だが、部屋を訪ねても「私の意見に判断を委ねるのは、お爺様に言われた通りに動くのと何ら変わりない」と断られてしまう。また場合によってはこれが最終選択肢になりBADENDへ)
(4/30)朝の教室に着くや否や、うららが秀治を搔っ攫っていった。
隼人のもとに連れ込まれ、暴走したうららの理由を聞くと、見合いの噂が学園で広まっているらしい。
噂への影響を考えて秀治は返答を渋っていたが、横にいたまりあがあっさりと肯定し、見合い話は周知の事実となってしまう。
昼食時でも、学年が異なる紗夜や奏音も見合いの話題を振る。
休み時間に、見合い相手である茜が来た。
またご迷惑を詫びる茜だが、その様子に隼人は彼女も見合いを嫌がっているわけではないという本音に気付く。
夕食時。見合いの件は順調と、喜ぶ源三はステーキをほうばる。
しかし、秀治はまりあのことが……
(5/4)見合い前日。
数日という猶予があったものの、まりあへの好意という「本心」と源三への恩義という「義務感」の板挟みの中、結局選択できなかった。
悩んでも仕方ないと、秀治は草次郎に断りを入れて、気晴らしに徒歩で繁華街へ遊びに行く。
そしてゲームセンターを通りかかり……
(最終選択(ただし「マリー」をゲットしていた場合))黒犬に挑戦する、挑戦しない……
(まりあBADEND)
(5/5)見合い当日。
出かける秀治たちの様子を、まりあは悲しい顔で窓から眺め続ける。
その後、運命の神の悪戯か、はたまた悪魔が描いたシナリオか、話は坦々と進み、見合い相手の茜と正式に婚約、彼女と契りを交わすことになった。
一方のまりあとは、以前のような”ただの”従妹として交友している。
2人は互いの愛情を抱えたまま、それをひた隠しに生き続けることだろう。
すれ違ってしまったその想いは、もう二度と合間見えることはないのだから……
(まりあBAD完)
支援
(ルートに成功した場合)
クレーンに挑戦するが、多額の硬貨を投入しても失敗が続き、次第に秀治は苛立ちを募らせる。
しかし幾度と無く金銭を賭けて、漸く黒猫をゲット。
帰宅すると、自分の気持ちを抑えながら、まりあにプレゼントする。
秀治が部屋を去り、ペアになった猫を眺めるまりあ。
実はまりあの方も前々から秀治の熱視線に気付いており、彼女もいつしか秀治に淡い恋心を抱いていた。
ナイーブになっていたまりあだが、作り笑顔になって黒猫に秀治の名を借りて「シュウ」と名付ける。
途端にまりあは、ある事を察した。秀治は、自分への好意を抱いたまま、諦めて茜と婚約しようとしている。
このぬいぐるみたちは、そんな未練を忘れるための「身代わり」では無いのか?
秀治の意図の気付いたまりあがとった行動は……
(5/5)見合い当日。
出かけようとした矢先、突然まりあが秀治のことを好きだから見合いを中止にしろと直談判してきた。
両想いだったことに唖然とする秀治、しかしまりあは何故見合いを選ぶのかと責める。
そこに祐平が現れ、秀治が見合いを選んだのは、源三への借金という責任感があったからとフォロー。
そして今度は、祐平が源三に申し出てきた。
息子一人に重荷がかからないよう、自分の給与で借金返済させて欲しい。
草次郎によれば、前々から祐平はその話を源三に求めてきたというのだ。
源三は溜め息をつくと、祐平に臨時ではなく正式な職員へ勧う。増給すれば、返済効率も上がるだろうと。それはつまり……
遂に源三も、交際を認めてくれた。というより、最初から自分の言う通りにしてれば良かったと呆れられてしまう。
だが、前代未聞の「見合い当日ドタキャン」は非情に失礼ということで、秀治たちは赤嶺へ謝りに向かうことに。
帰宅後の夕方、まりあの部屋。
緊張したものの、説得は無事成功。むしろ向こうは2人の祝福と自分たちの見合いが障害になった謝罪を返してきたそうな。
だが、よくよく考えれば、今回の騒動があったからこそ、自分たちの気持ちが表に出せた語るまりあ。
そう言う意味では赤嶺家に感謝しなければ。
そして秀治は、ある事に気付く。見合いを止めるためにまりあは告白したが、自分の方からは一度もしていない。
改めて目前のまりあに告白すると、接吻して……
(Hシーン1)
(5/6)翌朝、秀治はまりあの部屋で目覚める。
全裸で添い寝していた彼女を見て、昨日の記憶が現実だったと思い起こされる秀治。
そして処女を奉げたまりあは、秀治にその責任を求める。
1つは「鳳に貢献すること」、そしてもう1つは「自分を幸せにすること」。
気持ちが昂ぶった2人は朝のキス……しようと思ったら、草次郎がまりあを起こしに来た。
咄嗟に布団に隠れる秀治。まりあが草次郎の相手をするが、床に落ちていた下着から、秀治の存在を勘付かれてしまう。
これから草次郎にどう接すればいいのかと、まりあはパニックに陥り……
その草次郎を目前に朝食。気まずい空気の中、何も知らない源三たちは、2人の挙動不審さに疑問を感じる。
その場で源三は、本日ホールで2人の婚約発表をすることと、祐平の正式職員採用の意見を募ることを告げる。
学園につくと、源三はまず祐平の話を始める。
学園で悪い評判を聞かないという彼の功績はすぐさま認められ、満場一致で可決された。
そして本題でもある秀治の婚約の話。源三は、これにより2人の見合い話を全て白紙にすることも説明する。
一部の来賓に、家の内部同士の婚約は発展に直結しないのではと懸念されるが、源三はやはり両者の気持ちを尊重したまでだと答え、2人の婚約もその場にいた全員に認められた。
帰宅時、上機嫌の源三はより豪華な晩餐をご所望し、夕食ができるまでの間、秀治はまりあと2人きり。
また発情してキスしようとした瞬間、今度は七歌が狙ったかのように現れ、キスはお預け。
そして夕食時、源三はまりあの誕生年という年代もののワインを開ける。
よほど気分がいいのか、源三は今まで冷遇していたはずの祐平にも、ワインの伴を命じ……
(5/7)登校すると、やはり2人の婚約の噂で騒然となっていた。
困惑するうららに勝ち誇った顔でまりあは豪語するが、隼人の冗談に彼女が過剰に反応したことで「行為」が発覚してしまう。
昼食時、婚約を祝ってくれる皆。
次は自分の番だとはしゃぐ隼人に、秀治たちは全否定。
唯一否定の言葉を言う勇気がなかった奏音に隼人は求婚するが、拒絶とともに玉砕されてしまう。
放課後、帰る準備をしていたら茜が教室に来た。
恋敵の対峙で一触即発になると不安な生徒たちだったが、茜は2人を祝福。
そして自分の家が見合いを申し出たことを再度謝り、今後も友人でありたいという彼女の願いをまりあも受け入れる。
下校時の車内。
いつものように相席になる2人だが、緊張して話ができない。
運転手が気遣いの言葉をかけるも、余計に気まずくなってしまう。
本日の夕食も豪華。
何でも、2人の婚約祝いと称して各々の家から源三に貢がれたらしい(しかも草次郎によれば鮮度が短い食料が多いため、ここ数日はこんな料理が続くのだとか)。
食後に勉強する秀治。しかし、まりあの身体に触れた時の記憶で悶々として、それどころではない。
一方でまりあも、夜分遅くになるのに、鏡に向かって身嗜みを無駄に確認して……
(5/9)学園に着くと、秀治は隼人をまた中庭に呼び出す。
今回の相談はセックスの手順。一度しかまりあとやってないから、またあの状況まで持ち込みたい。
不条理な相談に、嫉妬する隼人は激怒。しかし、彼からまずは基礎のスキンシップからやらないと始まらないと助言を受ける。
一方まりあも、女子陣+茜に秀治と仲を深める相談を持ち込む。
2人の仲を裂こうと虎視眈々なうららの口添えは勿論、皆は勝負下着や紐パンや、素で卑猥な方向に進むばかり。
結局、有益な意見が得られず、まりあが自室で悩んでいると、突然七歌が部屋に上がりこんできた。
秀治坊ちゃまのためにと、なんと持って来たエロ漫画をまりあに読ませる。
漫画基準の価値観で男の願望を力説する七歌。極論で説得されたまりあは、不安と羞恥心を覚えながらも漫画を読み進める。
そして、七歌に嗾けられて秀治の部屋に行き……
(Hシーン2)
(5/11)休日。
勉強の相談のため、秀治はまりあの部屋を訪ねる。
2人で緊張していたら、秀治はあの2匹の猫が目に入り、悪ふざけで2体を「合体」させてみる。
赤面したまりあを助平にからかうが、調子に乗り過ぎて彼女は拗ねてしまう。
機嫌を直して貰おうと考えた秀治は、恋人になって初のデートを約束。
そして彼氏に任せろと、秀治は明日に控えたデートプランを単身で用意すると見栄を張った。
とは言ったものの、実際に明日はどうすればいいのか。
自室で悩んでると、また草次郎が出現し、彼に相談する。
行き先の店は?昼食は?服装は?作法は?
不安が一杯の秀治は、草次郎に質問攻め。
しかし草次郎は、まりあ様は秀治様自身に惚れたから、何をするにしても素の自分が一番とアドバイス。
彼の言葉に、秀治も少し安堵して……
(5/12)翌日のデート。
同棲だから「待ち合わせ」は無いにしろ、正門で大勢の使用人たちに見送られることに、何か納得がいかない秀治。
そんな彼らが繁華街に着くと、早速草次郎お勧めのブティックや、和風料理店(やはり高級)を訪れ、ラブラブのまりあは秀治と腕を組んで歩く。
そしてまた、あのゲームセンターの前へ。
変更されたクレーンの景品を見たまりあは、「マリーとシュウ」の子がいないと残念がる。
すると、ぬいぐるみが自分たちの分身だったことを思い出した秀治が変に誤解してまりあに追求。
余りの恥ずかしさに、まりあはその場を全速力で走り去り……
(5/13)クラス(1名金融企業の少女を除く)からも公認になったカップル。
今までまりあとの接触を遠慮していた女子たちも、色恋沙汰が聞きたいと彼女を引っ張る。
一方で秀治はうららや隼人と会話。
隼人がまた卑猥なジョークを言うと、飛んできたまりあの辞書が顔面直撃。
そんな彼のダメージを意に介さず、秀治はトイレへ。
しかし教室に戻る廊下ですれ違う少年に、何か嫌味のようなことを言われる。
気になり振り返って見ると、それはあの茜を誘っていた男子・黒田だった。
教室に戻り、様子が変だと隼人たちに勘付かれる秀治。しかし黒田の仕打ちが茜の一件が発端だと考えると罪悪感もあり、彼らに相談する気にもなれない。
ところが、今度は黒田は昼食時に秀治たちの前に現れ、ヒロインたちが揃ってる席で、秀治は金や権力の亡者で、こんな沢山の女を侍らせる汚れた奴と罵倒してきた。
その発言に隼人が憤るが、秀治自身が制し、黒田に限度を考えろと警告だけする。
黒田が去って重い空気の食堂。
当事者でありながら、黒田への反発に消極的だった秀治。
不服な隼人やうららに問われ、自分の心情を話す。
おそらく、黒田が自分を憎んでいるのは、茜の見合いを無下にしたから。単なる逆恨みかもしれないが、自分の方に非があるという彼の考えにも一理ある。罵倒されて当然のことをした。
しかし隼人は、今度は秀治に怒った。相手の悪口を受け入れるのは勝手だが、それは親友を虐げられまいと反発したさっきの自分たちの意思も裏切ることになる。
だが、それでも秀治はまだ静観の姿勢を崩さず、隼人を宥める。
仮に黒田に対抗して行動を起こせば、彼の言う通り「権力の亡者」になってしまうと……
支援
(5/14)昨日の今日で、教室は不穏な空気に包まれていた。
やはり秀治の悪い噂が広まっているらしい。
黒田自ら噂を広めたと取れるが、単に噂好きの生徒が食堂の騒動から色々曲解して広めてるのかもしれない。
昼食時、奏音と合流するが、また紗夜が消息不明。
先輩を探そうと走り出した奏音は、不注意で生徒に衝突してしまう。しかもあろうことか、相手はあの黒田だった。
一度は奏音に謝り返した黒田だが、秀治の連れと知るや前言撤回し、秀治たちに因縁をつけてきた。
再び逆上する隼人を抑える秀治。
だが次の瞬間、黒田は禁断の言葉を口に出してしまう。
「何が鳳次期当主様だ?親に勘当された淫乱女が、その辺の男とやっちまってできた子どもの癖によ」
すると秀治の頭の中で何かが閉ざされ、気付いたときには黒田の顔面に渾身の一撃を打ち込んで殴り飛ばしていた。
突然の行動に絶句するうららや、悲鳴を上げる奏音。
歯を圧し折られて狼狽する黒田に、秀治は尚も追い討ちをかけようと、彼の胸ぐらを掴む。
だが、その振り上げた腕を少女が震えながら掴んで止めた。
「もう止めて!こんなことをしても、あなたの叔母様は喜んだりしない」
まりあの言葉で我に返る秀治。しかし運悪く教師に見つかり、事情聴取を受けることに。
職員室から出た秀治を待っていたまりあたち。
客観的に見て、黒田は一方的に秀治に殴られた被害者ということで無罪放免。秀治にだけ1週間の停学処分が下された。
理不尽な判定に憤るうららたちや、ぶつかった自分が悪いと自責する奏音。
秀治は皆を慰めるが、その中で最も落ち込んでいたのは、彼氏を貶めたことを後悔するまりあだった。
帰宅すると、不祥事を聞きつけた源三に問い詰められるが、秀治は正直に黒田を殴ったことを認めるとともに、その正当性を主張する。
相手は自分の母親を馬鹿にした、それだけは何があっても許せない。
すると、秀治の発言を聞いた源三は大喜び。
自分への誇りを守ろうとする強い信念、まさしく鳳に相応しい人格だ。
むしろそれすら踏みにじられても黙っているような輩なら、跡継ぎに値しないと判断していた。
秀治の意思をリスペクトした源三。しかし彼は、学園への示しをつけるために、秀治に停学中の自室謹慎を言い渡す。
それは、1週間まりあに会えないことを意味し……
(5/15)謹慎中の朝。
まりあとの時間が引き裂かれるのも嫌だが、次いで大きな心配が勉強。
唯でさえ難解な授業を休んだら、学力に影響が出てしまう。
秀治は部屋に入ってきた草次郎に頼み、彼を家庭教師にして学習することに。
勉強を一区切り終えた時、エントランスで誰かが騒いでるのが聞こえてきた。
様子を見に行くと、黒田の父親が直に鳳家に乗り込み、理事長に詰め寄っている。
どうやら、秀治の停学処分が源三の差し金で贖罪が軽減されたと思っていたようだ。
秀治は割って入り、子息を殴ったことを謝罪しながら、自分への処分は第三者の公平なものと弁護。
そして、元々の原因が黒田が家を後ろ盾に茜を脅迫していたことだと教え、息子と向き合ってなかったという初歩的な事を指摘された黒田父は秀治に詫びて帰っていった。
夕方、謹慎中だった秀治だが、急に草次郎にダイニングに呼び出される。
今度は、食卓に赤嶺ご一行がお邪魔していた。
秀治の停学が自分たちの見合いにも原因があると、赤嶺家は謝罪する。
そんな彼らに、秀治は今回の一件は手出しした自分個人の問題で自業自得であると説得し、同時に見合いのお陰でまりあと結ばれたことに感謝する。
納得して鳳を去る赤嶺家。
そんな彼らの様子を見て、源三は自分のことを棚に上げながら、最近の若者は行動力があり余ると呆れて……
(5/22)謹慎も終了。
すると起きて早々、突然まりあが部屋に飛び込み、秀治にキスをしてきた。
たったの1週間という時間は、それほどまでに彼女への恋煩いを誘っていたのだ。
登校すると、ダーリンに気付いて飛び込むうららと、それを物凄い形相で阻止するまりあ。
隼人は、復帰した秀治に挨拶しながら、そんないがみ合う少女たちを、他人事のように傍観していた。
昼食時、秀治は皆に迷惑を掛けたことを謝るとともに、今まで黙っていた両親の駆け落ち話をする。
そして食後に戻ろうとした廊下で、黒田と遭遇し無言で一触即発状態に。
ところが、その空気を打ち消すかのように、秀治は黒田に素直に謝った。
黒田の方も、そんな秀治に意地を張る自分が馬鹿馬鹿しくなって謝り返す。先日、秀治に入れ知恵された父からこってり絞られたらしい。
だが黒田は秀治たちにも誤解があったと弁解する。
実は家を使って強請っていたというのはうららたちの早とちり、彼は本心から茜を愛し、家柄に関係なく彼女を求愛していた。
ところが、人見知りの彼女が返答を渋り、その間に秀治との見合い話が舞い込んできた。
黒田もそれにより一度は恋路を諦めかけたが、それすらも秀治が断ったことで振り出しに。
そうやって自分たちの心が弄ばれたかのように感じ、今回のように秀治を恨んでいたらしい。
しかし事情を聞かれた隼人や紗夜たちは、黒田に説教する。
仮に純粋に茜に恋してるにしても、端から見たら脅迫してるようにしか見えなかった。
もっと熱意を込めて告白しなければ、彼女に愛情は届かないのではないか?
激励された黒田は意を決し、和解した秀治たちもその場を去る彼を見送る。
帰宅した夕方、1週間分の鬱憤を晴らすかのように、まりあは秀治にくっついていた。
そのまま風呂も入ると言い出して……
(Hシーン3)
(5/23)HR。
謹慎中の秀治は知らされてなかったが、今の学園では中間テストが近づいていた。
昼食時にテストの話。
秀治の為に自分が頑張って教えると奮起するまりあだが、ラブラブだと隼人や紗夜が冷やかす。
帰宅してまりあとの勉強会。
当初は「お預け」と頑ななまりあだったが、時間が経つにつれて自分からキスをおねだり。
いちゃいちゃしながらも思いのほか勉強が進んで休憩していると、秀治たちはある疑問が浮かぶ。
そもそも源三は何故、2人を結ばせようとしていたのか?
するとタイミングよく草次郎が出没し、事情を訊いてみる。
あくまで自分の憶測という断りを入れたうえで、草次郎は源三の真意を語る。
一番の理由は秋江への後悔。意地になった親子喧嘩で娘を追い出し、結果愛しい我が子を死なせてしまった。
ならばせめて彼女の忘れ形見だけでも幸せにしてやろうと、源三はその息子に当主の権利を与え、さらに1人だけでなく2人の孫の幸せになると判断して両者を許婚にした。
話を聞き、ほとんどが源三の思惑通りと敗北感を覚える秀治たちだが、まりあと結ばせてくれた事実には感謝して……
(5/24)またHR。
今日はもうすぐ迫った体育祭の実行委員の選抜。
うららが嫌がらせでまりあを推薦して採用させると、必然的に秀治がそのペアに抜擢されてしまう。
昼食時、自業自得で2人をくっつけた事を悔いるうららの横で、実委の話。
委員は特権により、競技参加が緩和されている。運動が苦手な生徒には需要がありそうなのに、何故誰も立候補しなかったのか。
その答えは放課後に判明した。テスト勉強のために帰宅しようとまりあを誘ったら、彼女に実行委員会の仕事に連れ込まれる。
テスト直前なのに、委員会はこの次期から早くも始動。勉強を疎かにしたくない生徒たちなら、誰も手を挙げないはずだ。
教室で2人きりになって競技の人数合わせなどをする秀治たち。
そんな時、夕焼けに染まるまりあの姿に発情し……
(Hシーン4)
支援
(5/27)テスト当日。
秀治は、玄関の前で緊張していた。
まりあ様のご鞭撻によって勉強の内容を頭に叩き込んだが、不安は拭えない。
そんな彼に、まりあは学年で一桁になれと無茶ぶりをしてきた。
ハードルを下げようと交渉するも、まりあは梃子でも動かず不敵な笑顔をキープ。
そんな彼女に、秀治は頑張れる願掛けにと、キスを交わして……
(まりあエピローグ)
中間テストも体育祭も終えた6月。
悪ふざけの隼人の発言が発端で、秀治とまりあの「結婚式ごっこ」がクラスで執り行われた。
拗ねるうららの横で、紗夜や奏音も招待されて祝福する。
神父・隼人が形式上の誓いの言葉を立てさせ、次は定番の指輪の交換。
すると秀治はポケットから本物の指輪を取り出してまりあの指にはめる。このサプライズには、流石に隼人たちもビックリ。
と言っても指輪は安物。それでもまりあへ贈ろうと、秀治が密かにしていたバイトでコツコツ貯めた給与で、漸く買えた代物だ。
クラスメイトたちに祝福された2人は、神すらも嫉妬するほど幸せな夫婦になろうと、心に誓うのだった……
(まりあルート完)
(紗夜ルート)
ホールで見つけた紗夜に声をかけるが無視され、さらに誘おうとすると逆に彼女に引っ張られて会場の外へ。
それを目撃して唖然とするまりあと、その背後から現れた草次郎。草次郎はこのことは内密にするとまりあと約束するも……
中庭で2人きりになった途端、紗夜が怒鳴った。
もう今の秀治は鳳の跡継ぎとして周囲に見られている。そんな彼と北園の自分が公の場で行動を伴にするわけにはいかない。
今日だけは「赤の他人」でいさせて。
だが、そんな警告にもめげずに秀治は紗夜をダンスに誘う。
懲りない彼に呆れた紗夜は、その道が「茨の道」であることを示しながらも誘いを受けてくれた。
誰もいない裏山でダンス開始。互いに顔を接近させ、秀治は思わずキスしかける。
大人びた紗夜が却下するも、自分も危うく流れに乗せられるところだったと焦る。
そうして、月夜に照らされた音のないワルツを2人はいつまでも踊り続けて……
(4/20)パーティー後日の食卓。
秀治が誰もダンスに誘わなかったと、不服な源三。
秀治は負け惜しみとも取れる反論をするが、草次郎がそのフォローをしたことで、源三も納得の表情を見せる。
しかし自室でパーティーのことを思い起こす秀治。公では踊っていないことになっているが、実際には紗夜と秘密裏にダンスをしていた。
恋人になれた喜びと、キスできなかった未練で悶々としていた。
しかしまりあが現れ、紗夜といたのを目撃したことを話し、源三に黙っておくから今の内に手を引けと言い出す。
それでも秀治は、自身の愛は梃子でも動かないと拒否。
意地な彼にまりあは悲しい表情を見せて……
(4/22)朝食。
無言で無愛想のまりあ。ダークな空気に、大食感の源三も畏怖して食欲が失せてしまう。
登校直後、迷子アナウンスが流れた。
まりあは秀治にそっぽを向いて教室へ向かい、秀治は紗夜を探すことに。
聞き込みをしながら、校内を探し回る秀治。中庭で一休みすると、後ろから紗夜が呼んできた。
実は彼女は迷子になったのではなく、見かけた秀治をずっと追跡していたのだ。しかし歩幅等の問題から追いつけず、皮肉にも自分を探す彼を延々と追いかけてた。
彼女を3年の教室に送って、秀治も自分のクラスへ。すると、やはり鳳の子息と知った同級生たちが押し寄せてきた。
皆と合流して食堂に行くと(他ルートと同様)VIP席が用意されてた。
ところが、案内係のウェイターは、紗夜の姿を見て顔が引きつる。
鳳と北園を同席してもいいものかと、即座に他の従業員と相談を始めてしまう。
紗夜は自虐的に自分がいたら悪いと、苦笑しながら去ろうとし……
(選択)呼び止める、手を掴む……
不合理な差別に立腹した秀治は、従業員が立場を過剰に意識していることにつけ込み、紗夜を除け者にした事を責める。
必死に謝るウェイターだが、その秀治を紗夜が注意。そんな風に権力を使ってはいけません。
緊迫した空気も解け、ウェイターも祖父たちに内緒にしてくれという紗夜の頼みを喜んで聞き入れた。
自室で昼のことを考えていた秀治。両家の不仲な関係は思ったより深刻で、あんな場面にも影響している。
現れた草次郎に、秀治は両家の間の因縁の詳細を尋ね、当初は返事に渋っていた草次郎も、秀治様にも無縁ではないと話し始める。
元々両家は最初から仲が悪かったわけではなく、嘗ては切磋琢磨する良好な間柄だった。
そんな関係が捻じ曲がった全ての発端は、両家の見合い話。
源三の子は、秋江やまりあ母という女性のみで、鳳の跡を継ぐ男性がいなかった。
そこで北園は鳳との関係を深める目的もあり、自分の男児と秋江との婚約を提案してきた。
ところが、その秋江が祐平と駆け落ちし、見合いは台無しに。
結果、それが原因で両家の溝が深まってしまう。
まりあは両家の問題と同時に、秀治がその婚約相手だった女性の駆け落ちの子であることを心配していたのだろう。
それでも秀治が抱く紗夜への想いは……
(4/23)今日の朝食も、まりあのオーラで空気が重い。
昼食時、まりあは別行動をしたいと食事の同席を拒み、彼女以外で食堂へ。
皆で食事中、秀治の隣に座っていた紗夜は彼の口元のソースを指に取ってペロリ。
予想外の行動に、隼人たちは度肝を抜かれる。
食後に戻ろうとした時、紗夜は秀治だけを連れ出して裏山へ。
人気がないことを入念に確認する紗夜。
その行動に、秀治は邪な期待を抱くが、彼女がしたかったのは秀治への膝枕。
彼女の太ももに頭を預けた秀治は、至福の時を感じ、恥ずかしがりながら互いに下の名前で呼び、流れるまま2人は告白し合う。
膝枕でまどろみに包まれた秀治は、紗夜の言葉に甘え、休み時間の間仮眠することに。
彼女の母性から、何故か秀治は亡き母の記憶が蘇る。
心地よい眠りから目覚めた秀治。しかし時間を聞くと既に放課後だった。紗夜も秀治を起こすつもりだったが、一緒に爆睡してしまい、てへぺろ。
急いで教室に戻ると、誰もいなくなった教室でまりあに睨まれて……
部屋でサボった分の勉強をしてると、まりあがやって来た。
欠席した分のノートを渡す彼女だが、その場でもやはり紗夜のことを警告する。
縁を切れとは言わないから、せめて友達留まりに戻って欲しい。
その説得に秀治は……
(選択)否定する、話だけ聞いておく……
秀治は草次郎から事情を聞いたことと、両家の確執と自分との関係をまりあが心配してくれる旨を説明したうえで、やはり拒否。
まりあは再び、秀治を悲しく軽蔑し……
(4/24)休み時間の度に、秀治の教室に遊びに来る紗夜。
聞くところによると、携帯に地道にマッピングメモを取り、最近になって彼の教室へのルートだけは確保できたのだとか。
そして携帯と言えばということで、折角だから2人はアドレス交換(登録されている名前から発覚するとまずいので、名義は「あなたの恋人」)。
仲良し二人組を離れて見学するまりあ、うらら、隼人。
そのまりあは、周囲の女子たちが両家の2人が一緒にいることを不穏に思う耳打ちをしているのが聞こえて……
昼食時、またまりあは離脱。
食事中に、前々から気になっていた奏音が、秀治たちが交際してるのかと聞いてきた。
堂々と肯定する紗夜。
両家に問題があるが、自分は確かに秀治と付き合っている。
幸せな2人を祝福する奏音。
しかし彼女はもう1つの疑問として、まりあがいない理由を尋ねる。
その途端、場の空気が暗くなってしまい……
(4/25)朝から紗夜のおはようコール。
ご機嫌の紗夜は電話越しにキスをし、本当のキスができなかった秀治の心を刺激する。
学校で談笑しているときも、彼女の唇が気になって会話が耳に入らない秀治。
視線に気付いた紗夜も秀治をからかい、仲睦まじき関係が続いていた。
だが、その日の夕方、遂に恐れていたことが起きてしまう。
深刻な顔をした草次郎に食事に呼び出された秀治は、源三と対峙し紗夜との交際の真偽を問い詰められる。
素直に秀治が認めると、源三は夕食の皿をなぎ払って激昂した。
よりにもよって、北園の人間なんぞを選ぶなと激しく非難する。
その言葉に憤った秀治も、紗夜や自分たちの恋愛は関係ないと反論するが、源三は北園は全てが気に入らないの一点張り。
遂に源三の逆鱗に触れた秀治は、彼の使用人の草次郎に取り押さえられ、自室に幽閉されてしまう。
心配しながら食事を運んできた草次郎と七歌。
そんな彼らに秀治が迷惑をかけたことを詫びると、まりあが反省してるなら今のうちに考え直せと再度説得してきた。
だがこの信念だけは曲げないという秀治に却下され、3人は部屋を去る。
まりあを案ずる草次郎が声をかけるが、彼女はヒステリーを起こす。
両家の生まれという現実の前に、秀治と紗夜は結ばれるはずなんて絶対にない。
悲しい結末を恐れて何度も秀治を説得していたのに、結局この悲劇を避けることができなかった。
だが草次郎はまりあに説く。
秀治様は旦那様と真剣に向き合ってご自分の意思を示したのに、まりあ様もご自身の本心を口に出さないと秀治様に伝わらないのではないか?
その言葉に目が覚めたまりあは、確認したいことがあると……
支援
紫煙
(4/26)朝食を運んできた七歌。
続けて入室したまりあは、出られない間のノートを取ってくれることを約束し、秀治はそんな彼女に「心配させたらゴメン」という伝言を託す。
何も知らずに秀治の教室に遊びに来た紗夜。
秀治がいないことに戸惑っていた彼女を、まりあは待っていたとばかりに中庭に呼ぶ。
まりあは、秀治との関係が源三に知られ、彼が軟禁されていることを伝える。
事情を聞かれた紗夜はただ一言、思ったより夢から覚めるのが早かったと呟いた。
その発言に驚愕したまりあは、自分が抱いていた疑問をぶつける。何故、両家に発覚する危険があるのに、学園内で堂々と交際していたのか。
だが、紗夜はふざけてまりあをはぐらかすだけで、憤慨したまりあはその場を去ってしまう。
独りになった紗夜は、今の失言を反省する。
まりあの言い分は的を得ていた。目立つことをしなければ、こんな結末にはならなかったはず。
だが、叶わぬ恋だからこそ愛したい、結ばれぬ運命だからこそ求め合いたい。
2人の関係がいずれ知れ渡って引き裂かれるのは必至。
彼女はせめてそのタイムリミットが訪れるまでの僅かな時間だけでも、秀治との充実した時間を過ごそうとしていたのだ。
でも、いざこうして夢から覚めると、愛しい彼に逢えない虚しさが増すだけで……
夕方、秀治の部屋にまりあがやってきたと思ったら、なんと本来の許婚である自分を抱けと言い出した。
自分も秀治と暮らすうちに惹かれるようになった、もう紗夜のことは忘れて自分を選んで欲しい。
秀治の答えは……
(選択)受け入れる、拒絶する……
秀治はまりあを振り、悲しむ彼女に謝る。
しかし、まりあは同情される惨めな女になりたくないとその手を払った。
そして言うことを躊躇していたが、秀治に追及され、昼間の紗夜との出来事の一部始終を伝える。
紗夜のことが心配な秀治。
すると吹っ切れたまりあは七歌に命令し、没収されていた秀治の携帯を返して部屋を去る。
暫くして気持ちが落ち着いた秀治は、紗夜に電話をかける。
電話の向こうでは、どこかの街中なのか車が通り過ぎる音が聞こえた。
紗夜の方も家に秀治との交際が知られ、口論して家出をしたらしい。
今すぐにでも紗夜の所に行きたい秀治。
すると見張りのふりをしていた草次郎のヒントから屋敷の隠し通路のことを思い出して脱出。
外で待機していた七歌が、紗夜との通話の内容から彼女の位置を特定し、彼女のバイクで現場へ急行。
七歌を一旦帰らせた秀治は、見つけた紗夜に抱きつかれた。
鳳と北園。現代のロミオとジュリエットは、このままでは永遠に結ばれることはない。
紗夜は、2人の幸せのためには、もう駆け落ちしかないと懇願し……
(最終選択肢)紗夜に従う、説得する……
(紗夜BADEND)
紗夜の意思に従って、駆け落ちする道を選んだ秀治。
すると、足がつくといけないからと、立ち直った紗夜は2人が持っていた携帯電話やカードを豪快に破壊する(必然的に無一文)。
源三たちから逃げるその行動は、秀治を信じている七歌や草次郎、そしてまりあたちへの裏切りだが、目の前の彼女を見るとそんな背徳感よりも冒険心が芽生えてくる。
きっと、嘗ての祐平と秋絵もこんな気分だったんだろうかと、今の自分たちと両親に面影を重ねる秀治。
こうして、幸せを求める2人の愛の逃避行が始まった……
(紗夜BAD完)
(ルートに成功した場合)
秀治は、紗夜を説得する。
もしも自分たちが駆け落ちをしたら、世話になっている使用人たちに迷惑がかかる。
何より、駆け落ちは自己犠牲と自己満足ではなく、いずれ生まれるかもしれない自分たちの子にも不幸を押し付ける愚行だ。
説得で駆け落ちを諦めてくれた紗夜だが、とりあえず今日の寝床を探すことに。
そこで秀治は以前のボロアパートを思い出して、そこに赴く。
長らく留守にしていた住居に不安だったが、実際に行くと驚愕した。
アパートは祐平名義で借りられたまま、内部が何者かによって綺麗に手入れされていたのだ。
そして布団を敷いて……
(Hシーン1)
(4/27)アパートで目が覚めた秀治。
朝食はどうしようかと困っていたら、草次郎と七歌がタイミングよく出現して食事を持って来た。
実は秀治の行動パターンは彼らに捕捉されていたようで、あっけなく居場所を突き止められていた。
良き理解者も加わり、秀治はこのままでは埒が明かないと決意。
ぶっつけ本番で今度こそ説得させてやると、草次郎に北園の爺さんを鳳家に呼ぶよう指示し……
犬猿の仲の2人が同席する鳳の食卓、そこに秀治と紗夜が現れ、互いの家の主に説得を迫る。
仲が悪い2人だが、それに関しては口を揃えて却下。
昔のことは水に流せと言っても、若造には理解できない問題と否定し、
駆け落ちした張本人である祐平も加わって謝罪するも、それすらも関係ないと拒否する。
いつまでも頑固な両者。
ところが突如、見苦しい当主の姿を見ていられなくなった草次郎が、隠していたという本当の「真実」を語り始める。
以前秀治に説明した見合いの因縁は「きっかけ」に過ぎず、本当の「根源」はより深くにあった。
全ての始まりは源三と北園祖父と「とある女性」との三角関係。
2人は恋敵だったが、結局女性は鳳に嫁ぎ、今の秀治やまりあの祖母になった。
当時は些細な問題で、長い時間という概念がいつしか心の傷を癒し、両者もよりを戻そうとしていた。
ところが、源三の娘である秋江が「彼女」の生き写しに見えた北園は、自分の息子と秋江を見合いさせ、擬似的に自分が成し得なかった恋を成就させようとした。
しかし知っての通り、それが祐平との駆け落ちでご破算。
北園は思惑が失敗して源三を責め、源三も北園の真意に気付き、くだらないことで娘を利用したと激怒。
結果、今の状況を招いてしまった。
草次郎は秀治たちのため、たとえ使用人の立場が危うくなっても、源三との信頼を捨ててまで説得を続ける。
彼の言葉に、確かに孫娘に罪は無いと考え込む源三。
しかし北園の方は、今はもはや手遅れな領域で、そんな昔話は無縁だと否定する。
ところが、真実を聞かされた紗夜が祖父に告げた。
「関係ないのなら、その失恋話をお婆様に話しても、問題ないですよね?」
笑顔を向けた紗夜に、血の気が引く北園祖父。どうやら北園家は恐妻家のようだ。
草次郎の説得と、紗夜の脅迫によって考えを改めた2人は、遂に交際を認め、長い間続いていた因縁にも終焉の兆しが見え始めた。
祐平は再度、北園に駆け落ちのことを謝るが、また北園は憤る。お前の決意は、そんなほいほい謝るほど軽いものだったのかと。
一喝された祐平が立ち直ると、さっきまで喧嘩腰だった老人コンビは意気投合して、いきなり婚約発表の話を進める。
そこで紗夜が既成事実を言った途端、再び小学生レベルの口喧嘩を始める源三たち。仲が良いのか、悪いのか……
夕方、部屋に来た草次郎にアパートのことを聞く。
あのアパートが維持されていたのは、やはり源三の差し金。
彼は死別した娘の秋江のことを想い、その軌跡を守ろうとしていたのだ。
そんな説明をする草次郎に、秀治は今回の一件で救われたことに強い恩義を感じていて……
(4/29)ホールにて婚約発表。
2人の婚約は長きに渡って隔ててきた両家が和解することを意味し、その一大ニュースに誰もが騒然となる。
しかし同時に反対する者はおらず、婚約は満場一致で認められた。
家に帰ると、北園も招待して婚約記念の夕食会。
そこでまりあが紗夜に声をかけるが、婚約者と失恋相手ということで互いに挑発し始めた。
秀治が制止するも、これは戦争だと、物騒なことを言いながら笑い合う2人。
両家の新たな因縁がここに生まれたようで……
(4/30)朝の登校時、紗夜まで秀治の教室についてきた。
迷子と勘違いしたクラスメイトたちに、紗夜は秀治と婚約したことを発表。
男子たちは秀治が幼女に手を出したと憂い、地獄耳の紗夜が鋭い視線を向ける。
彼女を教室に送る際にも、まるで選挙演説のようにフィアンセということをアピールし続ける。
曰く、秀治が浮気しないための対策で、嫉妬深い彼女に秀治も少し嬉しい気持ちになる。
昼食時、また教室に紛れてた紗夜を始め、皆で食堂へ。両家の問題が解決した今では、まりあも参加するようになった。
食事中に、婚約したことを奏音に祝われる2人。
放課後、秀治は紗夜の迎えに3年生の教室へ。
しかしまた消息を絶ち、秀治は学園内を探し回り、途中で彼女が落とした携帯を拾う。
夕闇に染まる頃、秀治は漸く自分の席で居眠りしていた紗夜を見つけて起こす。
勝手にあちこち歩いて迷子になるなと、秀治は紗夜に注意。
子ども扱いされた紗夜は、自分が大人であることを証明すると言い出して……
(Hシーン2)
しえん
(5/5)朝から久々の紗夜のラブコール。
ここ数日、婚約関係や今までの騒動で、世話になった人たちへの挨拶周りをしていたらしい。
それを聞き、秀治は2人の恋愛成就に草次郎たちの貢献があったことを思い出し、恩返しを考える。
電話を終えると、早速草次郎に、何かして欲しいことはないかと訊いてみる。
草次郎はあの時はあくまで使用人の責務を果たしたまでで、当主様にそんなことをしていただくわけにはいかないと拒否。
しかしまりあの提案で、使用人の存在のありがたみが分かるよう、彼らの手伝いをすることに。
七歌の付き添いで家事の手伝いへ。
暴風雨の如く高価な備品を破壊しながら廊下を掃除する七歌、秀治も洗濯中にまりあのクマさんパンツを掴み、彼女に取り上げられる。
たった一日の仕事で体力を浪費した秀治。
草次郎は、鳳の人間に快適な環境を提供できるよう、自分らがそれらの仕事をこなす事に誇りを持っていると自負する。
秀治は、そんな草次郎を改めて敬い……
(5/8)学園に着くと、紗夜が秀治の席に居座っていた。
教室での事後を仄めかしたりして、うららやまりあをからかう紗夜。
昼食時もベタベタに甘えて口移しを迫り、お冠のまりあに注意されてしまう。
HR終了間際も、また教室に紗夜が来た。
時間帯から向こうの方のHRをサボったと担任は看破するが、諦めて教室を去ってしまう。
そして紗夜は、その足で秀治をデートに誘って繁華街へ。
行きたい店があると言うからついていくと、カップル限定のジャンボパフェに挑戦という強制イベントが発生。
しかも言い出しっぺの紗夜が満腹で即行棄権し、残りを秀治が担うことに。
吐き気を抑えて目標をなんとか殲滅。
けれど暢気な紗夜は、いつか6倍パフェにも挑戦したいと、突拍子もないことを言い出して……
(5/10)昼休み、隼人が秀治を呼び出した。
ニアミスで教室に来た紗夜も、まりあたちに教えられて彼らを探す。
隼人は、中庭まで秀治を連れ出すと、紗夜との進行具合を尋ねてきた。
秀治はやっちゃったことまで肯定し、先を越された隼人は負け惜しみに毒を吐く。
どうせ、あの先輩相手だとパイズリなんかできないだろう。
謎の師匠・コードネーム「変態眼鏡」から聞いたありがたい言葉で、パイズリの偉大さを力説する隼人。
しかし、気配を消していた紗夜から股間に制裁を加えられて撃沈。
そして紗夜は、パイズリぐらい自分でもできると……
(Hシーン3)
(5/11)また朝からモーニングコール。
紗夜との電話に興じていた秀治だったが、突然朝食の知らせに来たまりあが携帯を取り上げ、軽く紗夜と会話した後に切ってしまう。
2人の仲に横槍を入れるまりあに、秀治は不快に思う。
でもまりあは、秀治を奪われて嫉妬しているが、自由を求める彼女への願いも入り混じっている自分の気持ちを吐露し、2人の仲を認めた彼女に秀治も安心する。
しかし次の瞬間、不釣合いと判断したときには即座に奪い返すと、まりあは不適に微笑み……
(5/12)今朝も紗夜からのラブコールで目覚める。
昨日のまりあの件の詫びを入れ、今回は秀治の方から今日のデートに誘う。
ところが、紗夜の方は友人との先約があるらしく、残念ながら中止に。
予定がなくなった秀治は、せめて次回のデートに役立てようと、繁華街へ下見に向かう。
そこでお決まりの如くナンパしていた隼人と遭遇し、彼に付き添うことに。
ナンパを傍観していたが、結果は火を見るより明らかで、困り果てた隼人は彼女持ちである秀治にナンパを依頼する。
親友のお願いを断れず、一度だけ承諾した秀治。
早速街を歩いていた女性たちに声をかけるが、振り返った人物は、なんと紗夜だった。
怒り心頭の彼女は秀治のみぞおちに正拳突きをお見舞いし、瀕死の秀治を引きずって友人たちと別れて離脱。
隼人もその光景に、戦慄するしかなかった。
自分の部屋まで連れ込み、事情を語って弁解する秀治。紗夜以外に絶対に浮気なんてしない。
ならそれを証明しろと紗夜は近づき……
(Hシーン4)
(5/16)昼休み。
食堂に向かおうとした秀治は、紗夜に裏山まで連れて行かれる。
最近になって迷わずに辿り着けるようになったと胸をはる紗夜と、彼女が予め食堂から用意してきた昼食を摂る。
いい雰囲気になった紗夜は、以前のように膝枕に誘ってきた。
しかも前回の反省を生かし、今回は特性目覚ましを持参。
距離が縮まった2人は、あの時駆け落ちの道を選ばず、今の幸せの未来で生きれたことに安心する。
心地よくなった秀治は、睡魔によって夢の中へ。
そして今回は、紗夜の言う通り寝坊することはなかった。
それもそのはず、目覚まし時計から紗夜の録音した「秀治君大好き♪」コールが大音量で永延と鳴り響いていたのだ。
スイッチの切り方を紗夜がど忘れし、電池を抜いた秀治は以降この時計の使用を禁止させる。
休み時間も終わり、秀治は校舎に戻る。
さっきの裏山からの騒音が学園内にも聞こえたのか、廊下で冷たい視線が次々と刺さる。
でも一番厄介なのは、教室で仁王立ちして待っていた従妹で……
(5/20)HRで、中間テストの連絡が入る。
十人十色の反応をする生徒たちにテストの詳細を伝える担任だったが、我慢の限界が来て秀治を名指しで注意。
彼の席でペットのようにくっついている紗夜を、3年の教室に返してきなさいと命令する。
それでも甘えて公然とキスを求める紗夜だったが、怒ったまりあに摘み出されてしまった。
昼食時も、あまあまな紗夜。
ただ、いつもこの場面ならうららがいちゃもんをつけるはずだが、テストが心配の彼女はそれどころではない。
そのまま皆の話題もテストの話へ。
その中で、紗夜は秀治と手取り足取り教えたり教えてもらったりするとか、意味ありげな宣告をしてきた。
「私の心を貴方色に染めて」とまた紗夜は甘えてきて……
(紗夜エピローグ)
時は流れて、3月の卒業シーズン。
紗夜は親友の卒業記念旅行の誘いを断り、秀治と2人きりで先駆けハネムーンへ。
両家の祖父とコネクションがある、神那島という離島の温泉旅館で混浴する2人。
毎度の如く誘惑する紗夜。秀治はそれをあしらうが、今後の展開を妄想して興奮してしまう。
そしてもう卒業したからと、紗夜は「先輩」呼ばわりは止めて、互いに呼び捨てするよう求めた。
緊張しながら、また一歩関係が進展した秀治たち。その進む先には、「幸せ」が満ち溢れていることだろう。
もう2人の進む道に、「茨」は無いのだから……
(紗夜ルート完)
以上で、「いわお」全4ルートを終了致します。
なお、本ウィキでは既に核心だけ記載されていますが、SDの広瀬まどかさん繋がりで、
今度は「春夏秋冬のカーネーション」のストーリーを教えれたらなと思っています。
ただし、個人の都合で今月末をリミットにしたいので、それが過ぎても投降がなかったらキャンセルしたと思ってください。
ご支援、ありがとうございました。
投稿乙
小津!
そして、またカミナジマかよ!?
まー、ちょうどwikiの方も更新される周期かな?
PSP版発売&アニメ化決定おめでとう記念に
楽園発売待ちがてら『グリザイアの果実』やってみようと思います。
三部作になったことからわかるように情報量多いです
特に果実はほぼ登場人物と舞台の紹介と言っていいためかなり長くなります
規制寝落ちその他で止まることもあるかと思いますが気長に待ってくださいな。
あらすじ:
風見雄二は秘密機関CIRSに所属する工作員である。
「普通の学生生活がしたい」という彼の願いに応えた橘千鶴を頼り、素性を隠して美浜学園に転入してきた。
だが、その学園は特殊な事情を持つ生徒が集められた学園であり、生徒は雄二を含めてもたったの6人。
雄二は学生生活を送りながら彼女たちと親交を深め、それぞれの抱える心の傷と向き合っていく。
主要人物紹介:
風見雄二(かざみ・ゆうじ)
主人公。2年生。秘密機関CIRSに属する工作員・I-9029。CIRSのエースナンバー9029を持つ凄腕のスナイパー。
『殺害行為に強い嫌悪感を感じる』という自身の特性のため、現在は予備役待遇で時折呼び出されて活動している。
趣味は読書で、博識かつ身体能力抜群でなおかつ昔から女性にモテる美形という超人めいたハイスペック持ち。
少々口が悪いものの冷静で責任感が強く義理堅い生真面目な性格の持ち主なのだが、彼の常識そのものが
特殊な世界の常識であるため一般の尺度で見ると日常的に奇行を繰り返している強烈な天然ボケに見えてしまう。
榊由美子(さかき・ゆみこ)
2年生。お嬢様風半ひきこもり。いちおうメインヒロイン(?)。
干渉を嫌い近づきがたい雰囲気をまとっているが根はとても情が深いクーデレ&ツンデレ。
美浜学園の経営母体である東浜電鉄グループ取締役の一人娘で、美浜最初の生徒。
自分の世界に新たに入ってきた異物である雄二にカッターを振り回すなど過激に反応するも、次第にデレていく。
周防天音(すおう・あまね)
唯一の3年生。長身巨乳Mビッチ。ちょっとエッチな明るいお姉さんキャラで通っているが、
一方で年長者らしくしっかり者で面倒見がよく、特に蒔菜は彼女によく懐いており彼女の部屋でほぼ同居して生活しているほど。
実家は料亭で料理を始めとした家事が得意で、加えてバイクと自動車の免許を持ちドラテクも確かだが乗り心地は良くない。
雄二に対して事あるごとに胸を押しつけるなどの過剰なスキンシップを図ったり何かと世話を焼こうとする。
松嶋みちる(まつしま・みちる)
2年生。バカ。やたら派手な色に染めた金髪ツインテールと強気な口調がトレードマーク。
何故かツンデレキャラを意図的に作っている嘘ツンデレで、金髪ツインテールや口調はその一環。
成績優秀者の多い美浜においてぶっちぎりで頭が悪く赤点の常習犯。よく騙されいじられる愛すべきバカ。
一匹の黒猫になつかれており、部屋に連れ込んだり頭の上に乗せたり「猫ニャー」と呼んだりしているが飼っているとは認めない。
入巣蒔菜(いりす・まきな)
1年生。フリーダムロリ。一言で説明すれば『変な子』だが、本当に頭が悪いわけではなく学習能力は高い。
映像記憶能力を持っているものの、記憶したものを引き出すのが苦手なため思い出せない場合も多く完璧とは言い難い。
極度の人見知りであるが、心を許せる相手には打って変わってハイテンションで天真爛漫な性格で割と遠慮がない。
当初は雄二に嫌われることを恐れて逃げていたが、雄二が彼女を受け入れたことで「お兄ちゃん」と呼び慕うようになる。
小峯幸(こみね・さち)
1年生にしてクラス委員。良い子の淫乱メイド。制服着用の場面と就寝時・入浴時を除けばほぼ常にメイド服を着ている。
真面目で仕事熱心。頼めば何でもやってくれるうえ大抵の無茶振りも難なくこなしてしまう万能人だが、
天然ボケ気質で言われたことを曲解しやすく、曲解したままどこまでも突っ走ってしまうため扱いに困る子。
基本的にいつも敬語で話す温和で控えめな人物だが一度決めたことは頑として譲らない部分がありいざと言う時の強制力は美浜一。
橘千鶴(たちばな・ちづる)
美浜学園の学園長。少女チック三十路前。お団子頭に丸眼鏡をかけた童顔と間延びした声が特徴という子供っぽい20代後半処女。
おっとり温和で親しみやすく、相談には親身になって応える姿勢から生徒たちの信頼も厚いが親しまれすぎてナメられ気味。
県知事の娘にして海外留学経験もあるれっきとした上流階級のお嬢様で、裏の事情にもある程度通じている割とできる女。
過去に雄二に命を救われたことからその恩に報いようと彼を美浜に迎え入れた。
春寺由梨亜(はるでら・ゆりあ)
雄二の身元引受人にしてCIRSにおける上官。モッサリ金髪。
情報佐官でCIRSの室長補と結構偉いキャリアウーマンで、雄二が無茶できるのは彼女の手腕あってこそ。
『仕事』の都合で帰化した帰化日本人で、旧名ジュリア・バルデラ。雄二は普段JB(ジェイビー)と呼ぶ。
頭の悪そうな派手な金髪巨乳が嫌でも目を引くが、作中トップクラスの常識人かつ苦労人。萌える年増。
雄二の理解者の一人であり、今は亡き彼女の親友が雄二を引き取ったのが二人の関係のはじまり。
重要組織解説:
美浜学園
私立美浜学園。現在全寮制。経営母体は東浜電鉄グループで、由美子の父である榊道昭が理事長を務める。
常勤の教師は学園長の千鶴のみで、彼女の専門外の科目の講師は外部から呼び、希望者のみ講義を受けるという形を取っている。
規模は大きく施設も通常の教育機関よりも数段整っているが、現在試験運用中であるため生徒数が少なく、
授業料で経営が成り立たないため東浜電鉄グループの援助と生徒の親からの莫大な寄付によって成り立たせている状態。
CIRS(サーズ):
正式名称・中央調査部諜報第二分室。
日本の国益を侵す存在を非合法な手段をもって処理する秘密機関。
構成員は表向きには自衛隊に属しているらしく、階級は自衛隊に準拠したものが使われている。
一般には知られていないが警察や政治家など公権力の上層部には触れるべからざる国家の暗部として知られており、
その存在を知る者には"市ヶ谷"という隠語で呼ばれるが、雄二は普段『会社』と呼んでいる。
東浜電鉄グループ
関東圏内に路線を持つ東浜急行電鉄を中心とした私鉄グループ。
世襲グループであり、現在のトップは由美子の父・榊道昭。
日本を代表するレベルの大グループだが、強引で悪どい拡大手法から『盗品急行』とも揶揄される。
日々勢力を拡大し続けているが、先代の強引な手法を引き継いでいる道昭の独裁を疎んでいる者も多い。
みちるルート共通:
いつも騒がしくおバカな美浜のムードメーカーであるみちる。
一切病気にならない頑丈な彼女だったが、何故か『親友』というワードを聞くと毎度調子が悪くなっていなくなる。
その日いなくなったみちるを心配した雄二が彼女を追いかけると、みちるは海辺の丘に一人佇んでいた。
みちるはいつものような脳天気な笑顔を向けてくるが、どうも雰囲気が違う。
雄二が「お前は誰だ」と問いかけると、みちるは『みちる』ではないことを認める。
知的で達観した雰囲気をまとったみちるに『親友』について聞いてみるが、彼女は特に何も知らない様子。
逆にみちるは雄二に『恋人』について聞き、「やったことがないからキスをしてみていい?」と言って雄二にキスをする。
その後みちるは普段通りに戻るが、みちるのバカさと雄二の天然ぶりが重なって
「あの時みちるがしたことを再現する」という事になり、雄二はみちるにキスをしてしまう。
キス以後のみちるは傍目に見てもおかしな状態で、雄二を見ると顔を赤らめて取り乱すようになる。
雄二の前でみっともない姿を晒したことで落ち込んでしまったみちるを放置する雄二に業を煮やした
『もう一人のみちる』が雄二に『みちる』を慰めるように言うと、
素直になれないみちると雄二の天然さが奇跡のように食い違い「デートごっこ」と称して
おめかししたみちるが雄二のトレーニングにバテバテになりながらついていくという珍妙な光景が日常化する。
猫に「ニャンメル」と名づけたり、水着を持って海に行ったりなど
穏やかな日々を過ごす二人だったが、「今が楽しくてもそれはずっと続かない」という話題に触れると
それから一転してみちるは部屋にひきこもるようになってしまう。
雄二は珍しく外に出ていたみちるに話しかけるとそれは『もう一人』のほうだった。
彼女曰く『みちる』は依存してしまった後いつか失われるのが怖くて雄二に近づけない状態であり、
『みちる』がこれ以上おかしくなる前に医者に診せるべきだという。
雄二は『みちる』に『もう一人』の存在を明かし、医者にかかるように説得しようとするが、
みちるは今まで雄二がみちるに付き合ってきた事に『もう一人』の影響があったことにショックを受け、
「あたしより上手く生きられるならその子があたしの代わりをしたほうがいいのかも」と漏らす。
翌日。久々にデートしようというみちるに付き合うことにした雄二。
だが、いつものデートごっこと違ってニャンメルがいない。
二人はニャンメルを探すと道端で車に轢かれたらしきニャンメルを発見。
必死に動物病院を目指すもニャンメルはみちるの腕の中で息を引き取ってしまい、
身近な大切なものを失ってしまったことに強烈なショックを受けたみちるは精神安定剤を大量摂取して倒れてしまう。
体調が回復した後もみちるはさらに不安定になっていく。
「何も望まない、ただ生きていればいい。それで全てが解決する」と嘯き、
雄二と距離を置いて必死にいつも通りを装うがうまくいかない。
やがてみちるは自分が誰にも必要とされていないのではないかと思い込んで不安に陥り、
「恋人ごっこ」と称して雄二との繋がりを懇願する。
落ち着いたみちるは彼女の半生について話し始める。
みちるは裕福な家に生まれ、幼い頃から多数の家庭教師をつけた英才教育を受けていたが成果なく、
親に文句を言われた家庭教師に虐待を受けたうえ、心臓病が見つかったことで親も彼女を見限り暗い性格になる。
彼女は自殺しようとするが、偶然同じ場所で自殺しようとしていた女の子と出会ったことで親友になる。
一時は希望を見出したみちるだったが、後にその親友に目の前で飛び降り自殺されてしまいそのショックで心臓病が悪化。
病気は心臓移植で回復するものの、代わりにドナーの人格がみちるに宿り二重人格になってしまう。
みちるの状態での記憶は『もう一人』にもあるが、『もう一人』の状態での記憶はみちるにはない。
そのためみちるは当初自身の状態に気づいておらず、要領のいいもう一人の人格は
みちるが困った時に無意識のうちに交代してトラブルを解決してあげていたが、
よかれと思ってしたその事が裏目に出てしまい、みちるは自分が知らない自分が求められていることに混乱。
自身の存在に疑問を抱いてしまい追い詰められたみちるは自傷行為に走ってしまう。
こうしてみちるは「自分を出すと皆が不幸になる」と思い込んでキャラクターを偽るようになったのだった。
みちるは翌日から数日間検査入院をすることになり、雄二は病院へ出発するみちるを見送るが、
去り際の「今までありがとう、さよなら」という別れの言葉に一抹の違和感を覚える。
みちるバッドエンド:Fool on the hill
数日後。戻ってきたみちるは今まで見てきたどのみちるとも違うみちるだった。
検査入院の初日に隠し持っていた薬とアルコールを大量摂取し自殺しようとしたが
病院の処置により死にきれず、脳に障害が残ってしまったのだ。
雄二はまるで幼児のようになってしまったみちるを連れ、あの海辺の丘へと向かう。
風に飛ばされてきた白いビニール袋を「ニャンメル」と呼び抱きしめるみちる。
雄二はこれからもみちるを見守ろうと決意するのだった。
みちるトゥルーエンド:わたしのきもち
数日後。戻ってきたみちるは『みちる』ではなく、『もう一人』のほうだった。
雄二が問い詰めると『みちる』は彼女に全てを任せて生きることを放棄してしまったのだという。
雄二は『もう一人』が『みちる』の幸せを願っており、彼女の望みを何より尊重していることを確認すると、
彼女がいつも薬と一緒に持ち歩いていたラムネを薬と偽って『みちる』を無理矢理引きずり出す。
雄二が「みちるはどうしたいのか」と問い詰めると、『みちる』は「死にたい。もう悲しいことは嫌」と言って意識を失う。
目を覚ましたみちるは筋弛緩剤を打たれて箱の中に収められていた。
雄二は身動きできないみちるをクラスメイトたちに死んだと偽り、最後の別れを告げさせる。
箱に収められたままのみちるはその喪失を信じられない一同、特に誰よりも他人に無関心そうな
由美子が自分の死に取り乱す様子を見せられた後、箱の中に収められたまま土中に埋められる。
筋弛緩剤が抜け、改めて孤独と死を実感したみちるは自分との対話の中で「幸せになりたい」という気持ちを自覚。
必死に土の盛られた蓋を押し上げると、そこには雄二が三日間不眠不休でみちるを待ち続けていた。
雄二はラムネを薬と偽っただけで出てくるのなら、『みちる』は本当に死にたいと願っていないと確信していたのだ。
みちるは雄二にいつか悲しい別れをすることになってももう逃げないと誓い、本当の恋人になりたいと告白する。
みちるはもう消えたいと考えることはなくなったが、
代わりにあの日以来『もう一人』が一切出てこなくなってしまっていた。
みちるは彼女の心臓のおかげで今自分が生きていること、
彼女はずっと自分のために行動してくれていたことから恩返しのために彼女の願いを叶えたいと雄二に告げると、
雄二はラムネを薬と偽ったことを応用し、みちるに「鏡を見つめ続ければいずれ出てくる」と思い込ませて彼女を呼び出す。
彼女は少女時代ちょっと変わったことがあった程度のごく普通のアメリカ人の女の子だった。
だが突然の交通事故で植物状態になり、意識はあれど体は一切動かなくなってしまう。
母親は献身的に彼女の世話をし続けていたが、父親は何の兆候もない娘の姿に
「俺たちを縛りつけるだけだ」と徐々に苛立ちを隠せなくなっていく。
やがて母親も限界に近づいていき、このままでは自分たちが壊れてしまうと判断した父親の独断により
彼女は移植用ドナーとして提供され、その心臓はみちるに移植されたのだった。
『もう一人』から「できるなら、もう一度両親と逢いたい」と聞いた雄二とみちるは
JBの協力のもとみちるの心臓のドナーの実家を訪ねることにする。
『もう一人』の母親は守秘義務により移植者の情報を知らなかったが、
みちるを気さくに自宅に入れたうえ、自分にも生きていればみちると同世代の娘がいたこと、
去年死別した夫も千羽鶴を作るなどして娘のことを心から愛していたことを語り、その後も文通をすることになる。
その後。二人のみちるは同時に表に出られるようになり、任意での交代もできるようになっていた。
『もう一人』が母親への手紙を書き終えて『みちる』に交代すると、
『みちる』は手紙にこっそりと「娘さんの部屋の天井裏を調べてみてください」と書き足す。
天井裏は『もう一人』が大事なものを隠す場所。手紙を受け取った母親が天井裏を探ってみると、
そこには「おかあさんいつもありがとう だいすき」と書かれた子供の絵が隠されていた。
支援
由美子ルート共通:
クラスメイトともある程度距離を置き、集団行動時以外はほぼ一人で行動している由美子。
雄二は彼女と互いに必要以上に踏み込まないようにしており、彼女のプライベートについて知っていることと言えば
趣味が読書と写生であることと、父親である榊道昭とあまり仲が良くないことぐらいだった。
ある日、雄二が由美子の写生に付き合っていると、黒服の集団が由美子を狙って襲ってくる。
その場に居合わせていた雄二により守られた由美子は、雄二に個人的に今後の護衛を依頼する。
当初は雄二も片手間であしらえる程度だったが、日を追うごとに数や質が上がりついには雄二も怪我を負ってしまう。
由美子はそんな雄二に心を許し、自らの出自を語り始める。
由美子は東浜電鉄グループの世襲2世である父・道昭と、落ち目の旧家に生まれた母との間に生を受けた。
しかし、生まれてきた彼女が父や祖父母が欲した跡取りとしての条件を満たさぬ『女』であったことが悲劇の始まりとなる。
母は生来体が弱く、二度の出産には耐えられないと判断されて父に見限られたことで心身を病み、
体調不良の名目で由美子ともども実家に出戻らされ入院することになる。
『商品価値』のない由美子は祖父母に疎まれ、父には目をかけられず、母を除けば心を許せるのは隣家の老婆一人。
学校では一人、家でも一人の孤独な環境に耐えながら母の見舞いを続けていたが、やがて理解者だった老婆も失ってしまう。
絶望しかけていた由美子にとって唯一の救いだったのは、母の体調が少しづつ好転に向かっていたことだった。
だが、退院を間近に控えたある日、由美子に付きまとっていた雑誌記者から1つの記事を見せられる。
「東浜電鉄グループ総裁の愛人に待望の男児誕生、現夫人とは離婚に向けて協議中」
わき目も振らず駆けつけた由美子が病院で見たものは、記事の真実を裏付ける弁護士の群れと、
記事を読んだことによるショックで廃人同然となってしまった母の姿だった。
母の容態悪化により離婚はうやむやになったものの、母は遠方の施設へ入れられ治療の目処が全く立たず、
祖父母からの風当たりは以前にも増して強くなり、グレようとしても不良からも拒絶され由美子は失意の日々を過ごす。
1年後、空虚な毎日を過ごしていた由美子の前に突然父からの使いが訪れ一緒に暮らしたいと言ってくる。
祖父母に売り渡されたのだと気づいていたが、元より今の生活にも愛着もなかった由美子は祖父母の家を出ることにする。
最初は何も期待せず言われるがままお嬢様学校へと転校し以前同様淡々と日々を送る由美子だったが、
道昭の謝罪の言葉をきっかけに態度を軟化させ、それに伴って学校でも友人が出来るようになり、気持ちも徐々に上向いていく。
そうして家に戻って約1年。幸せになれるかと思った矢先に由美子は使用人たちの話を偶然盗み聞きしてしまう。
「愛人に産ませた男の子が死んだから、子供の中で一番頭がよく操り易そうな由美子が体のいい操り人形にするために選ばれた」
「道昭は興信所を使って過去を調べ上げ、精神科医の指導を受けながら由美子に気づかれぬまま洗脳を施していた」
二度までも父に裏切られていたことを知り絶望する彼女に追い討ちをかけるように、
友人だと思っていた人物が実は榊家の内情を知るために由美子を利用しようとしていただけだったことを知ってしまう。
家族にも友人にも裏切られた由美子は他者を拒絶。学校でカッターを振り回し生徒に怪我を負わせるという事件を起こしたため、
彼女を世間から隔離し体よく管理下に置くための『鳥籠』である美浜学園が造られたのだった。
その後雄二はJBを通して襲撃犯の正体が未だに由美子が翻意しないことに痺れを切らした道昭の手の者であることを知る。
どうやら道昭はCIRSのほうにも圧力をかけており、JBも雄二をこれ以上かばい立てすることが難しい状況にあるという。
雄二が寮に戻ったとき、由美子が寮まで出張ってきた黒服集団に拉致されてしまっていた。
雄二は追いかけて彼女を救出するが、もはやどこにも安全地帯のない二人は逃亡生活を余儀なくされる。
素性を隠し細々と逃亡生活を続けて1年。由美子は家事がまったくできないため、
雄二が外で働いて帰宅したら家事をし、由美子は部屋から出ることがないというサイクルが続いていた。
雄二の力になりたい由美子はせめて家事をしようとするが、悉く失敗し大惨事となる。
長い逃亡生活のストレスがそれを引き金に爆発し、自己嫌悪に陥った由美子は
衝動的に雄二だけは見逃してもらおうと道昭に連絡をつけようとし、それが元で居場所を知られてしまう。
逃げるか、戦うか。二人はこれからの生きる道を決める岐路に立つ。
由美子ノーマルエンド:ひとつの道から
逃げ続けることに決めた二人。だが、その逃亡生活は長くは続かなかった。
道昭が養子を取るという強行手段に出たのだ。
唯一の後継者でなくなった以上、道昭が無理に由美子を追い続ける理由はない。
JBの尽力と上からの指示により雄二も『仕事』から解放され、二人は自由の身となる。
雄二は漁港で働き始め、由美子も家事ができるようになり、二人の間にはやがて子供が生まれる。
二人は我が子の顔を見つめながら、いつかこの子が今は失われてしまった絆を取り持ってくれる日が来ることを願うのだった。
由美子トゥルーエンド:ロワゾー・ブリュー
二人は戦うことを決め、雄二は逃亡する前から準備してきた策を発動する。
雄二はJBや幸を通して東浜電鉄グループの反対派を取りまとめ、1年かけてようやく過半数を集めていた。
この票をもって臨時株主総会を開き、道昭を取締役から解任しようというのだ。
二人は道昭を美浜学園に呼び寄せる。
道昭は由美子に諦めて人形になるように誘うが、由美子は正面からそれを拒み決別する。
だが、道昭は動揺を見せない。反対派取りまとめ工作は既に読まれ握り潰されていたのだ。
驚愕する由美子。そこに道昭へ電話が入る。その相手は国土交通大臣。
反対派工作はあくまで真の狙いを隠すためのフェイクであり、
雄二の真の狙いは最初から東浜電鉄グループの筆頭株主である国土交通省を動かすことにあった。
様子見に徹していた反対派も合流した圧倒的多数で解任の決議が下り、勝敗は決する。
以後は美浜に戻りほぼ以前通りながら少し違った日々を過ごし始めるが、
そんな由美子のもとに、道昭が彼女に持ち株の全てを委譲したという連絡が入る。
※補足
国土交通省が動いたのは、拡大を続ける東浜電鉄グループが国益に抵触する範囲にまで手を出したことで
CIRSの排除対象として認められていたため。雄二たちが動かなくてもいずれ道昭は破滅する運命にあった。
支援
3年後。由美子は委譲された株を元手に大学に通いつつ起業し、雄二は『会社』を辞めて彼女を支えていた。
雄二は由美子を遠出に連れ出す。その行き先はかつて由美子の母が入院し、亡くなった病院。
そこには3年前から失踪していた道昭の姿があった。
雄二は由美子を病室の前に残し、道昭に東浜電鉄グループを大きくするという目的のため
非情なまでに道昭を突き動かしていた執念の理由を問い始める。
道昭は9歳の頃からグループ創業者である父から帝王学を叩き込まれ、虐待同然の強迫的教育を受け続けたことで
父が亡くなる頃には父のコピーとして動く完全な人形となっていた。
今となって過去を鑑みても、愛や情を理解できない自分の心はそれを悔いることすらできないと嘆く道昭に、
雄二もまた絶望を絶望と感じることもできなくなったこと、由美子の存在が少しづつ人間の心を取り戻させてくれていることを語り、
どう生きるかは口出ししないが、由美子のために生きていてくれと頼む。
去り際の雄二に道昭は「由美子を自分のような人形にせず、人間として幸せにしてやってくれ」と懇願するが、
雄二はその頼みを断り「いつかアンタも一緒に由美子を幸せにしなくてはならないから」と言い残してその場を去る。
さらに5年後。雄二と由美子の間には一人娘が生まれていた。
道昭は入院していたが、由美子との対話によって少しづつ快復しようやく退院が認められる運びとなった。
由美子は一度は断ち切られてしまった家族の絆をようやく取り戻したのだった。
今日はこのへんで。
支援ありがとうございました。
乙
リクエストは出てないようですが、以前クリアしたので
死神のテスタメント〜menuet of epistula〜を書こうと思います。
昨日予約した死神のテスタメントを投稿します。
我ながらまとめるのが下手クソで申し訳ありません。
この作品は
第一章共通→結愛ルート→第二章共通→ヴィヴィルート→第三章が本編(正史?)であり
歩ルートと夏奈ルートは第一章、イリーナルートは第二章
のIFストーリーのような形になっています。
また、文章中にたびたび出てくる「夏奈」は
夏奈(秋奈)ルートを除き、全て妹の秋奈の方です。
登場人物紹介
浅山 瑠依
本作の主人公。他人の嘘が見抜けるという特異な能力を持っている。
その力と結愛に振られた過去から、厭世的な性格になっている。
ヴィヴィ・アルハザード
ヒロインその1。200年以上生き続けている解放者。
大鎌を武器にし、無慈悲に敵を殺戮する姿から“死神”と呼ばれている。
一ノ瀬 結愛
ヒロインその2。瑠依の幼馴染でもう一人の解放者。
とある一件以来、瑠依とは距離を置いている。
イリーナ・E・トルスタヤ
ヒロインその3。眼帯とゴスロリ服の変態ぎみな少女。
人形に死んだ母ローザの名前をつけて溺愛するなど、異常な行動が目立つ。
“恒星の叡智協会”に協力している魔術師でもある。
鷹宮 歩
ヒロインその4。瑠依が居候している神社の一人娘で、瑠依にとっては妹同然の存在。
向ヶ丘 夏奈
ヒロインその5。瑠依のクラスメート。
普段は無口で大人しいが、メールでは人が変わったかのように明るい性格になる。
実は“恒星の叡智協会”に属する凄腕のエージェント。
ローザ
イリーナが常に持ち歩く人形。自分の意思で動いたり喋ったり出来る。
イリーナの母ローザの魂が宿っている。
布施鳴海
瑠依のクラスメートで元不良。
瑠依に喧嘩で負けて以来暴力行為はやめて、今では悪友のような関係になっている。
渋谷姫乃
瑠依に好意を寄せるクラスメート。
ギャルっぽい快楽主義者で、清々しいまでの嘘つきなため、逆に瑠依に嫌われていない。
ナイン
人を惑わし、裏で暗躍を続ける謎の少女。その正体は……
鷹宮 伊知郎
歩の父親で、瑠依の父親の友人。実は“天満牛”のメンバーでもある。
上与那原 桐
瑠依たちのクラスの担任教師で重度の愛国主義者。
堤 佐知子
瑠依たちのクラスの委員長で見た目通り真面目で堅物。
しかし、意外にも元不良である鳴海に好意を抱いている。
重要用語
黒衣の書(エピストゥラ)
どんな願いでも叶えてくれるという魔道書。
しかし、願いを叶えるためにその力を使ったものは、それと引き換えに支配者という怪物になってしまう。
遥か昔解放者によって引き裂かれ、ページとなって世界中に散っている。
支配者(レグナット)
黒衣の書の力に飲み込まれた人間がなってしまった怪物。
一度支配者となってしまった人は通常二度と人間には戻れない。
解放者(テスタメント)
支配者を倒し、黒衣の書のページを回収する事が出来る存在。
条件付きではあるが、支配者を元の人間に戻すことが出来る唯一の存在でもある。
常に世界に二人存在しており、前任者が死ぬと別の誰かにその力が受け継がれる。
本編開始時点ではヴィヴィと結愛がその力を持っている。
恒星の叡智協会(ウィズダム)
支配者の捕獲や排除、研究を行っている組織。
その立場上解放者と敵対しており、少なからず黒い事もしているため、
瑠依にとっては決して味方とは言えない組織である。
天満牛(アルデバラン)
恒星の叡智協会と同様支配者に対処するための組織。現在結愛と協力関係にある。
第一章共通
幼馴染の結愛に振られて以来、無気力になっていた瑠依は、
ある日ヴィヴィが支配者を殺しているところを目撃してしまう。
口封じのためヴィヴィに殺されそうになるが、結愛に助けられ事なきを得る。
その後、瑠依は夏奈が支配者と戦っている所を目の当たりにしたことで、
この街の裏で黒衣の書を巡る戦いが日夜繰り広げられていることを知り、
二度と結愛に置いていかれまいと、自身も戦いの世界に身を投じる決心をする。
歩ルート
歩が天満牛の巫女として支配者と戦う力を持っている事を知った瑠依。
瑠依に嫌われることを歩は恐れていたが、瑠依は問題なく歩を受け入れる。
今まで通りの平穏な日々が続く中、突如歩に結婚の話が持ち上がる。
唯一本物の力を持った巫女である歩は、天満牛の上層部と深い繋がりあった方が良いとの判断からであった。
結婚が決まってしまった歩は今まで以上に瑠依に甘えるようになり、瑠依もそれに応じてしまう。
しかし、瑠依は歩を本当に一人の女として愛しているのか分からず、
自分ではこの状況をどうにも出来ないと考えていた。
以前から歩に好意を抱いていた鳴海はそんな態度に激怒し、瑠依を殴りつけた。
そして嫁入り当日。歩は何者かに拉致されてしまう。
未だ自分の気持ちに答えを出せない瑠依であったが、もう二度と中途半端な事だけはしないと決め、歩救出のため戦う決意をする。
夏奈の協力を得て敵施設に潜入した瑠依。
そこで待ち受けていたのは瑠依たちのクラスの担任である上与那原桐であった。
重度の愛国者である桐は支配者や歩の力を使ってこの国に変革を起こそうと目論んでいたのである。
隙をみてなんとか歩を救出することに成功するも、そこに支配者となった桐と雇われたイリーナが立ちふさがる。
歩の力もあって何とか切り抜けた瑠依は、自分が今まで起こりうる不幸から逃げ続けていただけだと悟り、歩の想いを受け入れるのであった。
支援
死神のテスタメントを投稿している者です。
昨夜は連投規制をくらい、きりも良かったのでそのまま投稿を終了してしまいました。
支援してくれた人がいたにも関わらず、一言も無しに終わらせてしまい申し訳ありませんでした。
尚、この続きは明日から投稿しようと思っています。
時間はおそらく午前中になると思います。
529 :
名無しさん@初回限定:2013/03/18(月) 20:51:29.67 ID:a0gr4bBF0
今週末あたりにWikiの更新あるかな?
宣言通り死神のテスタメントの続きを投稿します。
夏奈ルート
クラス委員長の佐知子に鳴海との仲を取り持って欲しいと頼まれた瑠依は、
その一件を経て再び恋愛というものに目を向けるようになる。
すると夏奈は試しに自分と付き合ってみないかと言い出し、
瑠依はいい加減結愛への未練を断ち切るべきだと思いそれを受け入れる。
ある日病院に呼び出された瑠依は、そこで不治の病を患った夏奈そっくりの子と出会う。
実は、彼女こそが本物の向ヶ丘夏奈であり、今まで夏奈だと思っていた人は双子の妹の秋奈であった。
夏奈(秋奈)がメールだと性格が変わったように見えるのも、
実は自分が今までメールしていた相手が本物の夏奈であったからということもそこで知る。
秋奈に事情を問いただすと、秋奈は夏奈がかつて瑠依に片思いしていた事、
死に瀕している夏奈と少しの間だけでも両思いになってもらいたかったのだと告げる。
瑠依は自分が好きになったのは秋奈の方であると告げ、二人は本当の意味で恋人同士となった。
しかし、瑠依は同時に秋奈が黒衣の書の力を使い夏奈を助けようとしていることを知ってしまう。
瑠依は秋奈に思いとどまるよう説得するが、その言葉は秋奈に届かなかった。
そしてついに夏奈は病死してしまい、秋奈は執念で黒衣の書のページを手に入れ、
夏奈を生き返らせるために支配者となってしまう。
瑠依は秋奈と戦うことになってしまうが、そこに夏奈が生前残したメッセージが届く。
自分に縛られることなく、秋奈自身の幸せを見つけて欲しいという夏奈の想いを知り、
秋奈は姉の蘇生を諦め、駆けつけた結愛の力で人間に戻るのであった。
結愛ルート
なりゆきから、最近この街で暴れている不良“皇帝”と対立することになってしまった鳴海。
夏奈の情報から“皇帝”が支配者である可能性があったため瑠依も協力することになる。
しかし、“皇帝”を探す中、なんと鳴海が佐知子から告白を受ける。
「まずは友達から」と不器用ながらも関係を重ねる二人を見て、
瑠依はいい加減自分も変わるべきなのかもしれないと考える。
瑠依は改めて支配者との戦いに協力したいと結愛に告げるが、
結愛はそれは絶対に認められないと拒絶する。
紆余曲折を経て関係が改善し、共に戦うことになった二人、
そんな中ついに“皇帝”の居場所が判明し、戦いを挑むことになった。
しかし、ここから事態は急変する。
実は桐の仲間の支配者であった佐知子が“皇帝”を捕獲。全てはこのための演技であったことを明らかにする。
何とか佐知子を止めようとする瑠依達であったが、鳴海が重症を負い、
佐知子もまた能力を暴走させて自滅してしまう。
皆を救いたい一心で今まで辛い戦いをしてきた結愛はこの惨状で精神が崩壊し暴走。
瑠依は結愛を助けるために彼女と戦うが、力及ばず、結愛は自殺してしまう。
ナインに自分の中に黒衣の書の表紙(本体)があることを教えられた瑠依は、
この絶望的な世界を否定し黒衣の書の力で時間を巻き戻す事を選択する。
第二章共通
ヴィヴィの殺人現場を目撃してしまった瑠依。
しかし、ヴィヴィは何故か瑠依の事を知っており、話がしたいと言ってくる。
ヴィヴィが話す内容が全く理解できない瑠依であったが、
ヴィヴィは最後に「貴様は何も解決していない」と告げて話を打ち切った。
翌日、学校で結愛と話していると、そこに制服姿のヴィヴィが現れる。
「自分を覚えているか?」と結愛に問うが、結愛はヴィヴィの事を覚えていなかった。
それどころか、結愛は自分が解放者であることも忘れており、その力も失っていたのである。
イリーナルート
ひょんなことからイリーナと親しくなった瑠依だが、同時に彼女が支配者であり、
死んだ母ローザの魂を人形に宿したこと、ヴィヴィによって家族を皆殺しにされ、
その復讐のために戦っているという事実を知ってしまう。
ヴィヴィの事情や辛さも知っている瑠依は、なんとかして殺し合いを回避しようとするが、結局二人は戦うことになってしまう。
戦いの中でイリーナは、かつて自分が恐怖のあまり自分の都合の良いように記憶改ざんしていた事を思い出してしまい戦意を喪失。
ローザの叱咤激励で自身の真の能力に目覚めたイリーナは奮戦するも、ヴィヴィに敗北してしまう。
しかし、そこでヴィヴィは本当の支配者はローザであり、イリーナはその影響を受けているだけであるという事実を告げる。
それを聞いたローザは安心し、娘を助けるためにヴィヴィに殺されることを選ぶ。
ローザを殺されたイリーナはヴィヴィを殺そうとするが、
瑠依の説得と裏で暗躍するナインの存在を知らされたことで、
自分たちがナインを倒すことが本当の復讐であると考える。
こうしてナインを倒すための瑠依とイリーナの旅は始まったのであった。
ヴィヴィルート
支配者となった姫乃やイリーナとの戦いを経て、ヴィヴィは少しずつ瑠依に心を開いていく。
しかし、その裏でナインは暗躍を続け、夏奈と歩が犠牲になってしまう。
さらに瑠依の体内には黒衣の書の本体が宿っているという事実も明らかとなった。
この戦いを終わらせるためには、一刻も早く黒衣の書を完成させ消滅する必要があると感じた瑠依とヴィヴィは、
結愛に解放者としての力を取り戻させようと画策する。
しかし、それこそがナインの罠だった。
実はこの世界は時間を巻き戻された世界ではなかった。
ページ数が足りず世界を完全に改変できなかったため、ただこの街の住人の記憶を一ヶ月巻き戻しただけだったのだ。
ゆえに、死んだ人間も生き返ってはおらず、結愛だと思っていた人物もナインが変装して入れ替わっていたのである。
この事実に絶望した瑠依は黒衣の書の力を暴走させヴィヴィを殺してしまう。
ヴィヴィは最期に黒衣の書の力で黒衣の書自身を消し去って欲しいと頼むが、
瑠依は全てを失ってしまった今回の世界を受け入れられず、
黒衣の書の力で今度こそ本当に時間を巻き戻してしまう。
第三章
やり直された世界で再会した瑠依とヴィヴィ。
ヴィヴィは前回の記憶を引き継いでおり、それに呼応して瑠依も前回の記憶を取り戻す。
もう二度と前回のような過ちは犯さないと誓う瑠依に伊知郎は真実を語り始める。
瑠依の体内に黒衣の書の本体があること。
それを取り除こうとして解放者であった瑠依の父秀綱が死んだこと。
そして、その事実を悟らせないために結愛は瑠依から距離をとっていたことが明らかとなった。
結愛とヴィヴィの思想の違いから今後の方針がまとまらない中、
佐知子が鳴海に告白するというイベントが発生する。
鳴海の命がけの説得により一週目の悲劇をなんとか回避出来たかと思いきや、
ナインに支配者として蘇生させられた秀綱の攻撃で佐知子は殺されてしまう。
その怒りから瑠依はまたしても黒衣の書の力を暴走させてしまうが、ヴィヴィ達の奮闘によって正気を取り戻す。
蘇生させられた秀綱もかつての弟子であった結愛に打ち倒され、最後のページが回収される。
こうして全てのページを集め黒衣の書を完成させた瑠依は世界を改変し、
最初から黒衣の書が存在しない世界を造り上げた。
ナイン(この世界の神様?)は自分の遊びが御破算になったので、瑠依達にはもう関わらないと告げ去っていった。
死神のテスタメントの投稿は以上で終了です。
稚拙な文章とまとめ方で分かりにくい所もあると思うので、
質問や指摘等がありましたら可能な限り答えていくつもりです。
すいません、訂正です。
>>465の最終選択肢は
「黒犬」ではなく、「黒猫」です。
544 :
名無しさん@初回限定:2013/03/24(日) 00:28:53.89 ID:H7OZPc1Q0
今週末には更新されるか?
それともそのまま来月になるまで放置か?
或いは夏になるまでしばらく休止か?
それとも
誰か小山田のJOKER書いてくれたら嬉しい
体験版しかやってないから
結局犯人が親友面してた奴なのかどうかが気になる
今週も本家の追加なかったね。
もう3月にはしないのかな
3/28にリベリオンズ発売ということで、記念にシークレットゲーム CODE:Reviseを投下します。
登場人物
藤田 修平
主人公。両親の死別後、兄弟と別れ施設に入れられる。
吹石 琴美
修平の幼馴染。
藤堂 悠奈
赤髪で戦闘力、知識共に高レベル。
真島 章則
ガタイのいいボクサー1年目。
荻原 結衣
戦闘力が低い上、PDAを壊してしまい、情報面でも不利に陥る。
細谷 はるな
崖から落ちかけていたところを修平に助けられる。
蒔岡 玲
黒髪黒セーラーのポン刀マニア。それなりに強いが言動はバカ正直でギャグ担当。
黒河 正規
金髪タンクトップの不良。過去の事から章則に恨みを持っている。
伊藤 大祐
緊張感が薄く、自分勝手な面がある。
阿刀田 初音
金髪の小柄なアイドル。
三ツ林 司
戦闘力は高くないが、頭脳は参加者中1・2を争う。
上野 まり子
青髪であまり融通が利かない委員長タイプ。
城咲 充
気弱なメガネ。洞察力はそれなりにあるが……
粕谷 瞳
メイド服&チェーンソーの危険人物。
各PDAの開始時点での所持者とクリア条件
AのPDA 上野 まり子
条件:3時間以上離れずに指定したパートナーと行動する
特殊機能:半径2m以内にいるプレイヤーの首輪を指定して爆発させる
2のPDA 粕谷 瞳
条件:12時間以上同じエリアに留まらない
特殊機能:半径100m以内にあるPDAにメールを送信する。一度メールを送ったPDAには範囲外からでも送信ができる
3のPDA 細谷 はるな
条件:他のプレイヤーに対して3回以上危害を加える
特殊機能:プレイヤー同士の接触情報を閲覧できる
4のPDA 藤田 修平
条件:素数ナンバーのプレイヤー全員がクリアする
特殊機能:半径10m以内にあるPDAの特殊機能を無効化する
5のPDA 荻原 結衣
条件:メモリーチップを使用して食料を8つ以上確保する
特殊機能:半径10m以内にある未発見のキューブを表示する
6のPDA 吹石 琴美
条件:自分を中心とした5つ並びのプレイヤーに危害を加えない
特殊機能:半径10m以内にあるプレイヤーのナンバー、クリア条件を表示する
7のPDA 真島 章則
条件:メモリーチップを10個以上所持する
特殊機能:半径10m以内にいるプレイヤーのメモリーチップの所有数を表示する
8のPDA 黒河 正規
条件:ジョーカーを除くクリアしたプレイヤーのPDAを3台以上所持する
特殊機能:プレイヤーの死亡者数を表示する
9のPDA 蒔岡 玲
条件:ジョーカーのPDAを所持する
特殊機能:半径50m以内にあるジョーカーのPDAを初期化する
10のPDA 伊藤 大祐
条件:10人以上のプレイヤーと遭遇する
特殊機能:半径1m以内にいるプレイヤーが死亡した場合、このPDAのプレイヤーを除く半径5m以内のプレイヤーの首輪を爆発させる
JのPDA 藤堂 悠奈
条件:最終日まで生存する
特殊機能:半径1m以内にあるPDAを使用不能にする
QのPDA 阿刀田 初音
条件:プレイヤー全員が生存する
特殊機能:半径20m以内に他のPDAが接近すると警告を発する
KのPDA 三ツ林 司
条件:3人以上のプレイヤーがクリアする
特殊機能:半径6m以内にあるPDAの特殊機能を使用できる
ジョーカーのPDA 城咲 充
条件:変化したPDAのクリア条件を満たす
特殊機能:半径10m以内にあるPDAに変化できる。ゲーム設定、特殊機能は変化したPDAのものになる
登場人物、ルールなどの詳しい説明についてははWikipediaをご覧ください。
ALONE
拉致され、山奥の廃村で目覚めた修平は、配布されたPDAによって、爆弾入りの首輪をはめられゲームを強要された事を知る。
崖から落ちかけていたはるなを助けた後、PDAの指示に従い、ゲームの説明会が開かれる建物へと向かう。
そこには修平の幼馴染の琴美の他、初音、まり子、大祐、司がおり、修平は彼らと共にスピーカーからの説明を聞く。
説明によると、首輪を外すには各人ごとに異なる解除条件を満たす必要があり、
それが満たせなくなった場合や指定された範囲から出た場合、時間内に条件を満たせなかった場合は首輪が爆発するというものだった。
説明が終わった後、単独行動をとったはるなと司を除く、5人で行動することになったが、修平は説明に不自然な点があることに気づき、1人会場に戻る。
運営側にそれを問いただし、会場を後にした修平の前に司が現れ、修平の洞察力を評価し一緒に行動しようと持ちかける。
一方、開始早々何者かに襲われた悠奈は、説明会にはいかずに探索を続け、山小屋で銃と刀を入手する。
刀を狙った玲の襲撃を受けるが返り討ちにし、玲を縛って身動きを封じるが、銃声が聞こえたためそちらへ向かった。
【支援】
すみません、さるさん喰らいました。
他に投下される方がいましたら、お先にどうぞ。
ぶつ切りで申し訳ないです。
ばいさる規制は1時間に特定の投稿数を超えたら必ず来るから、
書きためておいて1時間ごとに一気に投稿するか、
それが面倒なら避難所使うかだね。
避難所はしたらばだから投稿制限は文字数も回数も何もないから。
長文エラーでこの量になってしまいましたが、書き溜めてあるので避難所行ってきます。
了解、乙です
避難所にて投下完了しました。
無駄にレスを消費してしまい、すみません。
>>557 初歩的な質問だけど
避難所って
どういけばいいの?
>>561 避難所は、エロゲのストーリーを教えてもらうスレ規制用の通称だよ
発売日:2012年4月27日
制作:すみっこソフト
予告通り、既にアップされた作品のシナリオを詳細に書こうと思います。
大まかな流れは、まず序盤に伏線を置いた「キャッキャうふふワールド」、その次に本編「煙突を初めて見た日」が出現します。
(プレイ上では「うふふ」から続けて「煙突」に入りますが、それ以降は「はじめから」で後者を任意に選べます)
「煙突を初めて」では、さらに選択肢で春海、秋桜へと分岐。
春海はBADENDかHAPPYEND、秋桜はルートなしの通常ENDかシナリオの続行となります。
つまりゲームは春海だけ別物で、それ以外は秋桜から冬音→静夏→結末への一本道です(秋桜ルートに入れば以降の選択肢もなくなります)。
<序章:キャッキャうふふワールド>
※このルートでは伏線は勿論。ある程度「ヒロインたちとの関係が深まった」状態を前提に話が進んでます。
※またHシーンが連続で対象ヒロインが入り乱れているので、この章だけカウントは省きます。
「心が壊れた」少年・一季は、4人の少女とともに、自然が豊かな寒村で春休みを過ごしていた。
山菜の知識が豊富で料理も上手い、温和なお母さん(巨乳)気質の仁燈春海(ヒロイン1)。
相棒のエドガー君(バール)を愛用し、破天荒で有言実行な行動力のある和葉静夏(ヒロイン2)。
釣りが得意なアウトドア派だが、頭も冴えるボクっ娘の未木秋桜(ヒロイン3)。
下ネタやブラックジョークを口にするムードメーカーで、皆に弄られる妹キャラの士蓮冬音(ヒロイン4)。
登校日に駄弁りながら通学路を歩いていた一季は、不意に静夏が遅れていることに気付く。
振り返ると彼女は空を、厳密には「煙突」を見上げていた。
ここ一帯の大自然とは不釣合いの一本の「煙突」。
その名も便宜上な名称で、端が見えないほど空へと延々と伸びている、何の意味があるのかさえ分からない不思議な物体。
今日のような青空でも、空を見上げて見えるのは先が霞んでいく煙突の先。
一緒に「煙突」を見上げる一季だったが、2人きりになった静夏は唐突にとんでもない事を要求してきた。
学校に着いたら、皆の前で重大な「提案」をする。それに一季が賛同しなければ、冬音か誰かを殺す、と。
突然の脅迫を押し付けた静夏はそのまま皆の後を追う、一季は彼女の意図が把握できず……
学校で勉強。ここは教師不在で、皆は教育ソフトをインストールしたパソコンで自習をしていた。
すると、突然静夏が教卓の前に歩み寄り、電子ボード(用途は黒板と同じだが、チョークではなくタッチペンの要領で文字を書く)に大きく文字を書いた。
乱・交!!
静夏の「提案」とは、春休みを皆で淫乱に過ごそうということだった。
動機や真意と問われた彼女は、自分の不安を吐露した。
一季は既に皆と肉体関係を結んでいる。その件については、先日皆で話し合って一応解決したが、自身の蟠りは消えていない。
自分がいない間に、一季は他の娘とどんなことをしているのか?
屋根裏に潜んで各々のプレイを熟知するほど、彼女は嫉妬と不安に駆り立てられていた。
考えた末に彼女が出した結論は、互いの秘密を包み隠さず全員でキャッキャうふふになる「一季ハーレム」を結成することだった。
静夏の力説に春海は自分も同じ葛藤をしていたと同意し、冬音は面白そうだからと賛同する。秋桜は倫理に反すると言って赤面して逃亡してしまう。
秋桜は放置して一季を問い詰めるヒロインたち、彼も腹を括って……
(Hシーン4連発)
夕方の「寮」のリビング。この田舎では5時を過ぎれば、「春よ来い」の童謡が集落に響き渡る。
そこに、秋桜が帰ってきた。学校での卑猥なことはケロっと忘れ、釣りでゲットした大物を皆に自慢する。
でも、楽しんでいたところに冬音と春海がキスをしたことで再度唖然とし、一季を呼び出して昼の真相を尋ねてきた。
だが、「彼女は焦らして向こう側から求めるまで待っといた方がよい」と予め静夏から入れ知恵されていた一季は、曖昧に答えてはぐらかす。
夕食後も、ヒロイン3人がキスをし合うカオスな光景に秋桜は引いてしまう。
その後、「言い出した張本人でも内心ではまだ不安だろう」と察した春海に促されて、一季は静夏と寝るために彼女の部屋へ。
部屋を訪れてハーレムの経緯について尋ねて、彼女の苦悩を聞き入れて……
(Hシーン)
一方秋桜は、冬音の部屋で推理小説の魅力について座談していた。
会話中に再び気になった秋桜は、今度は冬音に真相を聞いてみる。
冬音は自分に聞くのは野暮と適当にあしらうも、家族の定義や一季に対する感情など色々な思惑を語る。
いっそ、ここで2人でするかと冬音は秋桜を押し倒し、積極的な彼女を前に秋桜は心が揺らいでしまう。
興が反れた冬音は中断し、何も無かったかのように再び小説の話を……
(47日目)昼食後にお茶で一服。
またまた甘え合う女子たちに感化された秋桜は、遂に自分もハーレム入りを志願し……
(Hシーン)
記念に皆で混浴。今が夏なら海水浴にでも行きたいとか、全裸で他愛もない話をする。
そして、勃起した一季に気付いた少女たちは、彼を取り囲んで……
(Hシーン)
皆に散々弄られて憔悴しきった一季。夕食後、彼の部屋に「お詫びの生贄」を自称する春海が来て……
(Hシーン)
(54日目)ハーレム結成から1週間。春海は静夏と食用の野草採りをしていた。
不意に、春海は静夏から「気になる」ことを尋ねられて動揺する。
実は、彼女には一季にしか相談していない、人には言えない「秘密」があったのだ。
ところが、静夏は言葉責めでの春海の性癖を追及しただけだった。
落胆と安堵した春海は、「殺したくなるほど」の熱い気持ちで、静夏とキスをして……
一方、風呂掃除を終えた一季は、寮にいた冬音に遊び相手になって欲しいと誘われて部屋へ。
冬音は、今の自分と一季が理想的なカップリングから程遠いと不満を口にする。
2人で互いに適切な手順やシチュを模索して……
(Hシーン)
夜、今度は一季は静夏の部屋に招かれ、「春海を辱める言葉責め」の勉強会。
下らない特訓をした後部屋を出ると、廊下で秋桜と出くわして「春休み」についてお喋りする。
あと1ヶ月もある「春休み」、それを終えた後が想像できなくて不安な秋桜。
そんな彼女は、明日の釣りに一季を誘い……
(55日目)昨日の予定通り、磯で秋桜の釣りをお手伝い。
静かにさざ波の波音が響く中、海を眺めて2人で考える。
「そもそも、ここはどこの海なんだろう?」
秋桜は、一季の不安そうな気持ちに気付いて慰めてあげると……
(Hシーン)
(61日目)今日も静夏と卑猥な「勉強会」。
数日間かけて漸く編み出した達成感に、2人は激しく歓喜する。
早速実践しようと、春海本人を呼び出して……
(Hシーン)
プレイを終えると、今度は春海と一季は「静夏の求めるプレイ」を訊いてみる。
曰く、「レイプをされてみたい」とのことだが……
(70日目)学校の「開かずの扉」を調べていた一季。やってきた冬音と話すも、やはり「扉」の謎が解けない。
勉強が終わった教室。静夏は「エッチなもので思い残した事はないか」と皆に尋ねる。
そこで冬音は「パイズリしたい」と要求するが、貧乳は無理と却下されて乱心。
仕方なく、皆は一季を放置して親友のために議論を開始。
苦節数時間、体勢とか動作とか色々話し合った末……
(Hシーン)
(74日目)夕食。
秋桜と冬音も気になって、静夏が求めるプレイを聞くと、やはり「レイプ」と答えられる。
驚愕はしたがより詳しく聞くと、「レイプされる程相手から強く求められたい」らしい。
「心が壊れている」一季は、自分の不甲斐なさに葛藤し……
(78日目)冬音は春海のもとへ。
挨拶代わりにキスをした後、冬音は時折もう1人の自分が心の中にいるような気がするという悩みを相談する。
笑顔の春海は、それは思春期特有だから気にするなと答える。
冬音はそんな「無駄」な質問も1つの一興と感じて……
支援
(81日目)今夜は、一季と秋桜の公開セックス記念にお茶会。
準備が済むと、2人を皆で囲んで観察し……
(Hシーン)
(85日目)秋桜と静夏は2人きりで入浴中。
秋桜は静夏に、どうして一季を独占せずにハーレムの道を選択したのかと尋ねる。
静夏は、選ぶ自分よりも選ばれる自分が良かったなどと色々な理由を述べるが、やはり一番の要因は一季の「壊れた心」だった。
いつか、彼の「心」が治ってくれる時が来たら、その時こそ他の娘から奪ってみせると宣言するが……
(87日目)本日は皆で輪になって、互いの秘所を手で刺激し合って相手を絶頂させるという意味不明なゲームを開催。
ライバル同士の激しい責め争いの中、罠にかかった一季と、反則した静夏の2人が敗者に認定される。
春海は2人に、罰ゲームとして明日居残りでの草むしりを命じ……
(88日目)ゲーム後の深夜、春海は一季の部屋を訪れ、折角2人きりになるのだから、静夏が望んでたように彼女に「レイプ」をしろとアドバイスする。
昼過ぎ、草むしりを終えてリビングで休憩していた一季たち。
静夏は、「春休み」が終える今頃に草むしりをさせた春海の真意を一季に問う。
彼女はもしかして「春休み」が終わらずにこのまま延期するケースを考えているのではないのか。
一季は、仮に「春休み」が終わらなかったら、自分が船を作るなり「煙突」を登るなりして対処してやると答えるが、静夏はそれを危惧する。
だが「心が壊れた」一季はその言葉に耳を傾けず、静夏は自分の身を大切にしない彼に腹を立てて異を唱える。
自分たちは一季を心配している、その優しさに気付いて欲しい。
その瞬間、一季はこの場で不適切と理解しながらも、彼女の望む「レイプ」を……
(Hシーン)
「レイプ」されたものの、静夏はそれで敢えて一季の心が自分の存在を求めてくれたことに満足。
そして、後で部屋に来るように約束して改めて……
(Hシーン)
(89日目)「春休み」最終日。
団欒中に気になった秋桜が、最後になるからと「一季が望むプレイ」を聞いてきた。
皆の意識が集中する中、一季はエッチな要素を抜きにして、純粋に「皆と寝たい」とリクエストする。
布団を広げ、放射状に広がって寝るメンバーは明日の事を語り合う。
本当に明日で「春休み」が終わるのか?終えた先に何があるのか?
静夏は皆を包んでいた不安を拭い去るように、明日皆でピクニックにでも行こうと提案する。
希望が湧いた皆はキスを交わし、改めて就寝。
おやすみなさい……
<キャッキャうふふエピローグ>
今回の「カーネーション」はどうだった?
霊長類に「ボノボ」ってのがいるんだけど、あれって生命の危機を感じると性行為に走るんだって。
今回の行動もそれと全く同じだよね。
ああ、「これ」は「他の場所」でも試されたみたいだけど、失敗したみたい。
「少人数」じゃないと倫理的に上手くいかないのかな?
さあて、次はどんな「カーネーション」にしようかな?
<キャッキャうふふ完>
<本編:煙突を初めて見た日>
(0日目)ある個室で「少年」は目覚めた。
何故かここが「自分の部屋」であると把握してるのに、この部屋がどこなのか、それ以前に自分が誰なのかすら分からない。
彼は記憶喪失になっていたのだ。
暫く得体の知れない自分の正体を探ることに戦慄を覚えていたが、机のメモから自分の名が「一季」だと知る。
考えた末に……
(選択)部屋を出るか、留まるか……(出会う順が異なるだけで部屋を出るのは必須)
「建物」のリビングに着く頃には、既に3人の少女と邂逅していた。
同じく記憶を失った彼女たちは、各個室のメモから「春海」、「秋桜」、「冬音」という名が与えられていた。
そしてリビングのテーブルにもメモを発見。
「3ヶ月後に助けに来るから、それまでここで生きてくれ。ライフラインの使用はどうぞご自由に」
つまり自分たちは、「助け」が来るまで自給自足での共同生活を強いられていた。
不安になる一季だが、何故か秋桜たちはそれ以上に恐怖して一季を拒絶する、「唯一の男児」という彼に向ける視線にしてはオーバーな程に。
すると突然、誰かが大声で騒ぐ声が聞こえてきた。
廊下に行くと、新たな少女「静夏」がバールを振り回して暴れているではないか。
乱暴な彼女を制止して事情を聞くと、理由は外にあると促されて皆で出ることに。
自分たちがいた「建物」の外観は、所謂旅館のような宿泊施設だった。
唯一「旅館」のイメージからかけ離れたパーツを除いては。
それは天への「柱」、施設の屋根から白い「煙突」が空の果てまで伸びていて……
少し早い時間に覚醒していた静夏は、あの「煙突」へ繋がる通路を探していたらしいが、どこにも見当たらないというのだ(そのために壁を破壊していた)。
とりあえず、自分たちの状況を把握するために行動を起こさないといけない。
静夏は「建物」内部を、一季は外を探索することに。しかし、やはりどういうわけか少女たちは一季のことを生理的に畏怖してる。
その中で……
(選択)静夏以外の誰を同行させるか……(ただし、誰を選んでも結局行くのは春海になる)
外には田畑以外何もない、のどかなあぜ道が続いていた。
「建物」から離れても決して先が見えない「煙突」の正体を春海と推測しても、答えが見つからない。
道を進むと、もう1つの建造物「学校」を発見するが、そこも無人で静寂に包まれていた。
さらにその奥にある森に入る2人。そこで植物の知識に富んだ春海から、今の季節が冬だと断定される。
しかも、マイペースな彼女は記憶喪失という事態にも関わらず、周囲の山菜を集めて皆の夕食を考えていた。
一季も手伝おうとするが、咄嗟に春海が警告を発し……
(選択)無視して葉で手を切るか、手を引いて回避するか……(前者で「春海ルート」、後者で「秋桜ルート」へ)
夕方に帰宅し、探索と山菜採りで泥だらけの服を着替えた一季は、机のメモに名前以外の「自分の情報」が書かれていることに気付き、その内容が皆が自分を避ける原因だったと察する。
一刻も早く事実を伝えようとリビングに行くと、丁度夕食の支度をしていた春海から、風呂場でボイラーを調べてる秋桜と静夏を呼ぶように頼まれた。
風呂場に行って2人を呼ぶが、秋桜は一季に反発する。
ところが、彼を無視してボイラーを調べてたら、突然バルブが暴発した。
危機を察知した一季が咄嗟に秋桜を庇ったが、代わりに熱風で右腕に大火傷を負ってしまう。
心配して春海たちも風呂場に集まったところで、一季は自室にあったメモを見せる。
「あなたには表情がありません。そして心が壊れています」
皆が一季に怯えていた原因は彼が無表情だったから、本人は喜怒哀楽をはっきりと表現したつもりだったが、相手から見ればアンバランスのポーカーフェイスだったのだ。
でも、後半の「心が壊れた」という部分はまだ不鮮明。
一季本人も、自身に対する未知の恐怖を覚える。
【支援】
そこで春海は、暗い雰囲気を吹き飛ばすように、夕食を提案。
だが食事中に、皆は一季の「壊れた」部分を理解してしまう。
何と彼は、火傷を負った利き腕を使って食事していた。
実は彼は痛覚はあっても鈍感で、それへの抵抗や危機感がないのだ。気にすることなく、見るからに痛々しい腕で食事を続ける。
皆は制止すると、怪我させたことに負い目を感じた秋桜が一季に食べさせ、それを春海や冬音が冷やかす(静夏は旨い料理に夢中)。
食後に話し合って状況整理。
「3ヶ月」という曖昧な情報だけで、記憶喪失になった原因や、救助者が逃亡した理由を模索するが、やはり確信が得られない。
その中で最も気になるのが、あの「煙突」である。記憶がない自分たちでも、あれは「見たこと」がない。
ただ、静夏が記憶喪失という状況なのに皆が冷静でいられるという不可解な点に気付く。
袋小路に入った矢先、現在が冬と分析した春海は今を「春休み」と位置づけ、前向きに過ごそうと元気付ける。
一季もその提案に、「心からの」笑顔で答えて……
(1日目)翌朝目が覚めると、怪我を心配した秋桜がいた。
今日は海側の探索と釣りに向かうから、それに誘いにきたのだ。
しかし一季が布団から出ると、朝勃ちした股間に彼女は悲鳴を上げて逃走。
説得しようと勃起したまま廊下を飛び出した一季は、居合わせてバールを持つ静夏に戦いを挑まれる。
リビングで集合した皆に男子の生理現象と誤解を説明した一季は、約束通り秋桜と外出する。
2人で道を歩いていたら、秋桜は昨日の自分の態度を謝ってきた。
無表情な一季を高圧的に自分を罵倒したと誤解していたらしく、それに反発していたらしい。
でも打ち解けたら、今度は厳格な態度から一変して朝の下ネタ騒動を気さくに話したり、冗談を飛ばしてきた。
秋桜は、こんな冗談を言う自分でいいのかと一季に尋ね……
(選択(秋桜分岐の場合のみ))そういう秋桜もいい、自然がいい……(前者で「秋桜ルート」確定、後者だと「通常END」へ。また「春海ルート」に入ってると回答は後者になる)
磯に着くと、広大な狩場に目を輝かせる秋桜。彼女によれば、釣った魚の種類から現在地を特定できるらしい。
早速釣りを始めると、立派な大物をゲット。
その獲物は…………日本全国に生息するアイナメでした。
※以降から春海ルートと秋桜ルートに分岐します。
<春海ルート(もしくは秋桜ルートで通常ENDを選んだ場合)>
(2日目)今日は冬音と学校探索。
ノートパソコンが大量に配置されている以外は、やはり詳しいことは分からなかった。
(3日目)今度は静夏と探索。今まで施設を探ってた彼女は、初の外出である。
昨日一昨日の秋桜と冬音に引き続き、静夏は一季を馴れ馴れしくからかう。
当初は感情の無い彼に嫌悪していた皆だが、その真相を知った今ではその本心を知りたくてしょうがないのだ。
そのまま森に入ると、急に静夏の足腰が遅くなった。
体調が悪いのかと心配する一季だが、彼女は尿意に襲われていただけだった。
さらに森の奥の、人の手がかかっていない山道を進む一季たち。
しかし夕方になる頃に森を抜けた先にあったのは、反対方向の海。真っ直ぐ彷徨っていたと思っていたら、ただ周辺を一周しただけだった。
これにより、「自分たちがどこから来たのか」という新たな疑惑も浮かぶ。
夜にリビングに集まると、一季は「煙突」を登ろうと宣言するが、危険だと冬音たちに却下されてしまう。
そこで春海は明日、森の最深部まで行って調査してみようと一季を誘い……
<(秋桜ルート側での)通常END>
(46日目)それから時は過ぎていき、一季は皆と家族同然の生活を送っていた。
それだけでなく、弱さを見せる相手を支えようとした結果、各々と肉体関係を作ってしまう。
学校の登校日。皆と会話しながら歩くと、静夏が立ち止まって「煙突」を見上げていた。
そして彼女は一季と2人だけになると、とんでもないことを言い出した。
これから学校で重大な「提案」をするからそれに賛同しろ。もしも逆らえば冬音辺りを殺す、と。
突拍子もないことを言い出す静夏に呆れる一季。
今後の厄介な騒動を懸念するが、何故かデジャブが走る。
アレ?コンナコト、前ニ無カッタケ?
<通常END完>
<春海ルート(続き)>
(4日目)散策に向かった2人だが、夜になって目印の「煙突」も見失い、遭難してしまう。
そこでも「ここ」の正体を一緒に考えるが、春海は「ここ」が人工的な空間で、周囲が危険な地形で囲まれていたり、逆に豊富な山菜が自生しているのが意図的なものだと推理する。
話は変わって、一季は昼に見かけた鹿を狩ろうと提案するが、哺乳類を殺すことに春海は抵抗があると拒む。
夜も更けて野宿することになるが、一季は春海に献身的になって心配していた。
春海はそれが「心が壊れた」自分に恐怖する一季の不安の表れと看破する。
寒さを心配した一季は春海の後ろに密着し、抱いてあげる。
少しの羞恥心が芽生えるが、春海は抱かれると安心するものだと同意を求めて……
(選択)はい、いいえ……(選択に意味無し?)
肌が冷えてきたので服の中に手を入れて暖めて欲しいと春海が求めるが、無意識に次第に手つきが卑猥になっていく一季。
そんな彼に春海はいっそのこと自分の胸を揉むかと誘惑し、さらに戸惑いが生まれる。
ならばと彼女は「交換条件」を提示してきて……
(選択)承諾する、拒否する……(前者でルート続行へ、後者でBADEND)
(ちなみに「拒否」の選択の場合は念のために再度選択肢が出る)
<春海BADEND>
翌日、日が登って「煙突」を目視すると、昼頃に生還することができた。
その晩、寝ている一季の部屋に、春海が忍び込む。
夜這いと思っていた一季は、彼女に言われるまま目を瞑った。
しかし次の瞬間、彼女は寝ている一季の上に跨ったかと思うと、手で彼の口を押さえ、喉を切りつけた。
自分が何をされたのか、状況が理解できない一季。
彼が最期に見たものは、自分の喉から迸る「赤」だった……
<春海BAD完>
<ルートに入った場合>
(Hシーン1)
そのまま性行為にまで及び、満足した2人。
しかし、言いだしっぺの春海は気分じゃないからと「交換条件」の件を保留にして……
(6日目)夕方には何とか生還して帰宅。
心配していた皆に詫びて夕食を食べた後、今回の遠征での報告をする。
再び話が進展しなくなったのを見兼ねた春海は、3日に一度「学校」に登校しようと提案し、続けて静夏もこの施設を「寮」と命名し……
(7日目)翌日から早速登校。
教室にはノートパソコンが大量に完備され、正面に巨大な白い板があった。
皆は黒板かと思っていたが、静夏はこれが電子ボードであると見抜いて操作する。
その後勉強会。
やがて共同生活を重ねてきた彼らには、各々の役割が生まれていた。
春海は山菜採りと料理、静夏は料理以外の家事、秋桜は魚の調達、冬音は他の手伝い、そして一季は風呂掃除や大抵の力仕事が与えられ…
(13日目)夜。冬音は秋桜を強引に風呂に誘い、残された3人が談話していると、春海は静夏にある質問をしてきた。
静夏は自分の料理を美味しく食べてくれるが、命を奪うことに抵抗は無いのか?
生命の尊さを天秤に掛けられて少しの間戸惑う静夏だが、命の重さと美味しさは無関係と答える。
すると今度は春海は、なら「美味しい人間」がいたら食すために殺せるのかと変な質問をするが、静夏は「人間」という時点でそれは不可能と答える。
変な質問に一季は疑問を抱くが……
支援
(14日目)何やら慌てた様子の冬音に叩き起こされた一季が寝ぼけて言う通りに従うと、ロープで首を締め上げられてしまう。
突然の幼女の殺意に一季が抵抗すると、冬音が憤慨しながら説明する。
なんと、彼女愛用のぬいぐるみが、少し目を離した隙に無残に引き裂かれていたというのだ。
こんなことをするのは男の一季しかいないという理不尽な免罪で死刑を迫る。
一季も朝勃ちを根拠に自分が寝ていたアリバイを主張するが、冬音の挑発で実物を見せようと起き上がり、彼女は怯えて逃げ出す。
そのままバランスを崩して宙に浮いた一季。
騒ぎで駆けつけた秋桜たちは、勃起したまま首を吊るカオスな光景に絶句して……
一季は無実ということで解放されるが、自分は勿論、冬音の自演というわけでも、他の3人がやったとも考えられない。
結局犯人は分からず、話が衝突した静夏と秋桜を、春海が制止しただけだった。
その晩、部屋に春海が訪れて夜の散歩に誘ってきた。
夜道を歩くと、春海は自分の推理を語る。
「ここ」の正体は宇宙コロニーで、あの「煙突」は空間を支えるための柱。
自分たちは記憶操作で本来の時代よりも前の世代の知識を与えられていると、皆との常識にずれがある静夏を例に説明する。
また、月が空にあっても潮の満ち引きがないことも、ここが人工的な空間であると裏付ける。
あまりにも意外性を持った結論に唖然とする一季。
しかし彼は彼女がそれ以外に何かを隠してるのに気付き、それが先日の「交換条件」と察して尋ねる。
その途端、彼女は冷えた目で呟いた。
「私ってね、人を殺してみたいんだ」
実は彼女は(以前の選択肢で)一季が手を切った瞬間から、密かに「殺人欲」が芽生えていた。
無論、冬音のぬいぐるみを切り裂いたのも彼女で、殺人欲求を満たすための凶行であった。
春海はさらに「宇宙コロニー説」は、具体的には殺人鬼の自分の行動を観察する「実験場」だと説明する。
一季は必死に説得するが、彼女はブーツのナイフを取り出し、温厚な人格でありながら殺害宣言を撤回する気はない。
一時説得を諦めた一季は彼女を夜の学校に誘う。
教室に着いた一季は、改めて説得しつつ、春海に矛盾を指摘する。
殺したい相手ならば、どうして皆に美味しい料理を作るのか?
だが春海は、皆への愛情もあるが、それとは別に「殺したい」気持ちもあると答える。
そんな彼女に、一季は新たな説得を迫る。
皆殺しは止めろ。他の奴らには手を出さず、自分だけを「ゆっくり」と殺せ。
つまりは痛覚に鈍感な自分を傷つけさせ続けることで、彼女の欲求を解消しようというのだ。
春海は良心的に、残酷な自分を葬ればいいと反論するが、一季は春海も殺すつもりはないと拒否。
納得してくれた春海に、目立たない足裏を切り裂いてもらう。
まさに身を犠牲にして彼女を支える一季。
そんな彼の優しさに触れた春海は、惚れてしまったと告白する。
そして帰り道。返り血で染まった彼女の服を、どこかに埋葬して処分するが……
(33日目)それから暫く、一季は春海の欲が生まれる度に、内密に学校で彼女に切られる役を続けていた。
日に日に増えていく傷を温泉療養で治癒しようと思いついたが、こんな時に限って秋桜たちとのラッキースケベに遭遇してしまう。
「全裸で激怒した静夏がバールを片手に追いかける」という地獄絵図から逃げ続ける一季。
ところが壁に追い詰められたと思ったら、彼の怪我に気付いた静夏は顔色を変えて心配してきた。
駆けつけた秋桜にも説明を求められるが、一季は春海を守るために、元々あった生傷だと誤魔化す。
帰って来た春海に秋桜たちが一季の傷のことを話すと、彼女は動揺しながらも話を合わせて……
その夜も、学校で彼女にナイフで刺されるが、手元が狂ったのか肩に深く刺さってしまう。必死に踏ん張る春海に何とか抜いてもらう。
その場で一季は先日の春海への答えとして、自分からも好意を持っていると告白。
何故なら、自身も初めて目覚めたときに自分が犯罪者か何かではないのかという不安に駆られ、彼女の存在がそれの身代わりのように想えていたからだ。
(ちなみにHシーンはあるようですが、省略)
(45日目)登校日。学校へ向かう途中、秋桜は体調不調を訴えて寮に引き返す。
同じ物を食べているはずなのにと、秋桜の不調を疑問視する皆。
アレルギーとかの個人差だと適当に考えていたが……
(50日目)今夜も春海に切られる日。
ところが突如秋桜が乱入して2人を制止し、さらに静夏たちも現れて遂に2人の秘密が皆に知られてしまう。
咄嗟に一季は、鈍感な自分のために春海に痛覚を与えてもらっていると誤魔化すが、秋桜はそれを即座に否定して自分の推理を返す。
冬音の事件の犯人も春海と見抜き、(どういうわけか埋葬したはずの)「血の制服」を海辺で発見したと言及する。
さらに先日の早退の時に皆の部屋を物色し、その制服の持ち主が春海であることを突き止めていた。
言い逃れができなくなった春海は、秋桜たちにも自分の中にある「殺人欲」を説明する。
望んでいなかった現状に、一季は探偵気取りで友情を傷つけたと秋桜を責める。
春海の本性を危惧した皆は彼女を学校に別居させるという結論に至り、自害を防ぐために静夏が春海をロッカーに閉じ込めて一時退散。
帰り道、秋桜は皆に泣きながら懺悔した。
自分の勝手な正義感で春海の秘密を曝した後悔は勿論、先刻の春海を皆で囲んだ時、自分は残酷に春海の自殺を望んでいた。
だが、冬音や一季は心に思っても口に出さないのなら、春海を想ってくれている証拠だとフォローする。
(51日目)日付も変わり、春海用の荷物を纏めると一季は学校に戻る。
今は以前と同様に「切られ役」を用意することでしか対処できないが、静夏たちも別路線で春海の殺人衝動を消す方法を模索することに。
学校に戻り、閉じ込められていた春海を救出。
実は彼女は閉所恐怖症だったようで、密閉空間で幻覚に襲われていたらしい。
春海は、そんな状況でも思考を巡らせていたという推理の続きを話す。
やはり「ここ」は殺人鬼の自分を観察する実験施設だ。
一緒にいて心を支える男子(一季)、理解者(静夏)、逆に天敵となる探偵(秋桜)、自分の周囲にはあまりにも都合よく「役者」が揃い過ぎている。
一季は余った冬音の役目を聞いてみるが、彼女はボケ担当と見せかけて、実は彼女こそが監視役ではないかと冗談を言う春海。
そして寝る時間になり、寝袋を共有して密着する2人。
発情してきた一季だが、今はする気がないのでHは明日にお預けと約束して……
明け方。春海よりも早く起きて屋上に佇んでいた一季の前に、冬音が現れた。
いつもと何か「感じ」が違う彼女は、この件を3ヶ月後にどうするのか、もしも現在の状況で一季が死んだらどうするつもりなのかと問い質す。
そんな悪い結果は今は考えていないという一季に、冬音は「一季は自分への死も楽しんでいる。身の周りに死に直結しないものはない」と意味深なことを語り、
今のシリアスモードの自分が来たことは内緒にしてくれと言って屋上を跡にする。
それと入れ違いで現れた春海。
起きたら一季が消え、それに気付かずに虚しく孤独に悶々していて恥ずかしかったとご立腹。
一季は侘びとともに昨日の約束を……
(Hシーン2)
(62日目)今日も春海に切られる。
一季にデレデレの彼女は、「殺害」を終えると、獲物を狩る目から愛情を求める無邪気な瞳に変わる。
ペットのように甘える彼女をあやし、暫くしたら彼女は料理を作りに調理室に向かう。
1人になった一季は、先日の冬音の「死との直結」の真意が気になり……
(70日目)定期的に寮に戻って春海の様子を報告する一季。
静夏たちもメール作戦や手料理作戦など様々な手段を試行錯誤で実践するが、厚意に春海が感謝しても「殺人欲」が消え去ることはなかった。
一方で先日春海が語った「実験施設説」の意見を求めるが、現実離れした憶測に誰しもが信じ難い。
ただ、もしもそうなら「殺害しなかった」というのも1つの結果として導けるという期待も抱ける。
そんな話し合いをしていると、手が滑った静夏が湯呑みを倒し、熱い茶を一季の手の甲にかけてしまう。
直に秋桜たちが拭き取るが、静夏自身は長トイレに行くと言って、便所へ消えてしまう。
さらに残った3人で話を続けると、「煙突」の話題へ。
そこで「あんなの人間が死ぬほど力を注がないと作れない」という冬音の表現に、何かに気付いた一季。
ところが、トイレから戻ってこない静夏を不審に思っていたら、なんと彼女の姿が消えていた。
胸騒ぎがした一季は、大至急学校へ向かうが……
その頃、学校で孤独に一季を待ち望んでいた春海のもとに、バールを持った静夏が現れた。
歌を強要したりと情緒が不安定な静夏だが、春海に対して本気で怒りをぶつける。
実は先日、春海が誤って一季の肩に深くナイフを刺した時、彼の腕の神経を切断してしまっていた。
先ほどのお茶の騒ぎで一季の腕が不随ということに勘付いた静夏は、これ以上は見過ごすわけにはいかないと、春海を危険視する。
お互いに穏やかな笑顔で廊下で決闘する2人。
しかし、紙一重の差で春海が勝ち、バールを弾いて静夏を押し倒す。
敗北を認めた静夏はまな板の鯉になり、一季の身代わりに自分を殺せと言い出すが、友情を感じた春海は躊躇してしまう。
むしろ今の戦いはわざと殺されるために手加減していたのではと静夏に問う春海だが、本人はとぼけて殺害を促す。
しかし、次の瞬間。2人を発見した一季が窓を割って飛び込んできた。これにはさすがに2人もビックリ。
そして一季は、春海が「正常」だと彼女の殺人欲に訴える。
この世界にあるもの全て、文明の産物は誰かの「死」で成立している。
何かを作るのも、誰かの時間の犠牲=死を代償に作られているし、この世は全て「死」に囲まれている。
人間は直接的でなくても、少なからず他人の「死」で生き、自分たちも誰かのために「死」へ向かう。人は誰しも「殺人鬼」だ。
一季は「殺人衝動」の正体が、記憶喪失という不安定な状態で一緒に暮らす皆への命の尊さを誰よりも意識してしまった感情の裏返しだったと説明する。
自身の内面を知ることができた春海は号泣し、自分がいる必要がなくなった静夏は2人を置いて帰ってしまう。
2人きりになった一季は、使えない片腕を支えながら春海を抱き、寮に戻って一緒にHしたいと誘い……
(89日目)「春休み」最終日。
完全に「殺人欲」が消えたわけではないが、ある程度制御できるようになった春海は寮に復帰し、再び料理当番になっていた。
いよいよ明日で最後の「春休み」。
いろいろと他に話したいはずだが、皆はいつものように談笑を交わす。
夜、一季の部屋に来た春海。
明日に何が起こるのか、彼女は不安でいっぱいだ。
もしかして自分たちは仮想の存在で、その時になったら消えてしまうのでは。
一季はそんな不安な彼女の心を支えるように。残りの時間をともに過ごすのだった……
<春海エピローグ>
とある空間で本を読んでいた「少女」に、「少女」が近づく。
今回は殺人鬼が誕生しなくて残念だったね。「人間誰しも殺人鬼」とか、あんな強引な屁理屈が押し通るなんてさ。
ところで、あの「血の服」を掘り起こして見つけさせたのはあなた?
そうだよ。どれぐらいの情報であの娘が「この世界」に気付いてくれるのか知りたかったし。
まあ、「データ」が取れたら何でもいいんだけどね。
さあて、次はどんな「カーネーション」にしようかな?
<春海ルート完>
<秋桜ルート>
(ただし「通常END」に入った場合は春海ルートの途中までのシナリオです)
帰ると、秋桜は今日の収穫を皆に見せる。
ところが、魚を初めて見るという静夏はグロテスクな容姿に悲鳴を上げ、さらに秋桜と春海が解体する猟奇的な光景に嘔吐してしまう。
冬音たちの看病で暫くして復帰した静夏。
先ほどの魚を食すことに抵抗があったが、一度口に入れたらその旨さに病み付きになり至高の存在だと感涙し……
(2日目)昼過ぎまで寝ていた一季を秋桜が起こしにきた。
緊張した彼女は挨拶を「こんにゃん」と噛み、それを一季はからかう。
彼女は切り取った布で作ったお手製の包帯で一季の火傷を看病し、今日の予定を聞いてきた。
冬音と一緒に学校を調べるつもりだと言うと、彼女も同行を志願してくる。
学校にて、廊下の突き当たりに雰囲気が他と違う「謎の扉」を発見する一季たち。
きっと埋蔵金やお宝を隠していると邪な考えを唱える冬音たちだが、開け方も分からないので保留に。
屋上まで上り、「ここ」についていろいろ仮説を言い合うが、妥当な結論は導けなかった。
学校探索のついでに秋桜たちは釣りへ行こうとするが、冬音は独りで考え事がしたいといって二手に別れてしまう。
ところが夕方に一季たちが帰ってきても、冬音はまだ寮に戻っていなかった。
暗くなった外で何かの事故に巻き込まれたのではと心配する皆だが、知らない内に帰って寝ているかもしれないと彼女の部屋を見ることに。
しかし、部屋を訪れても「生きた人間」の気配はなかった。それもそのはずである。
そこにいたのはまるで妊婦のように歪に腹部を膨らませ、事切れた冬音の亡骸だったのだから……
夕刻の「春よ来い」のBGMが流れる中、一季たちは目の前の仲間の死を受け入れられない。
冷静になった秋桜は冬音の命を嘆くよりも、彼女のために死因を調べるべきと訴えて体を調べるが、外傷らしい外傷がない。
当初は冬音の死体を弄ることに反対していた春海も、意を決して自室にあったナイフを持ち出し解剖を頼む。
汚れ役を引き受け、受け取ったナイフで冬音の腹を引き裂く一季。膨張していた彼女の体内には、常識では考えられないものがあった。
それは「時計」。
明らかに人体には存在しない、存在することができないはずの異質の物体である。
そんなものが何で彼女の中にあるのかと、まるで一季たちの発狂を誘うかのように時計の針は狂うことなく進み……
夜の庭で冬音の遺体を埋葬。
ショックを隠せない皆だが、今日は疲れているからとリビングで解散する。
すると静夏が一季を止めて話しかけてきた。
自分と一季はある程度耐性があるが、恐らく残りの2人は精神的なショックが大きいだろう。
自分が春海を、一季が秋桜と一緒に過ごしてカウンセリングをしたほうがいい。
一季は冷静な静夏にこの事件の推理を求めるが、彼女は犯人は分からないが根拠も無く「皆の中に犯人がいないことだけは分かる」と謎の言葉を残して去り……
(10日目)冬音が死んで1週間が経った夕方、秋桜は一季と釣りをしていた。
あの時に流れていた「春よ来い」は、冬音の変死体を思い出してしまう秋桜のトラウマになっていた。
そんな彼女は、いつしか一季に惹かれるようになるも、その自分に背徳感を覚えていた。
しかし、彼女の様子を心配する一季に促されると気持ちを吐き出す。
冬音の死がいつまでも頭から離れない。それも死者を弔っているのではなく、頭の中で冬音を何度も殺して殺害方法を模索する残酷な自分がいると。
しかし、それ以上に彼女には罪悪感を抱く本音があった。
そうやって冬音の死を利用して、一季に気を引いてもらおうとする卑怯な自分がいた。
だが、真相を知ることで冬音が報われるはずと説得する一季の優しさに秋桜は、心の中で冬音に謝罪しながら心と向き合うことを決意。
一方で同様に行動を伴にしていた一季も、次第に秋桜のことが気になっていた。
ところが、優しく接すると彼女が照れ、それを一季は拒絶されたと思い違いを起こす。
とりあえず、事件の真相を知りたい2人は、夜に部屋で会議しようと約束する。
宣告通り部屋で密談し、今回の事件の謎を追及する。
身体を傷つけずにどうやって時計を入れた?死亡推定時刻は?そもそも何で時計だったのか?
解決するどころか、次々と浮かぶ疑惑。
これ以上進まないと考えた一季は、死者への冒涜に負い目を感じながらも、再度冬音の遺体を調べようと提案する。
そして話は変わって、さっきの海の話。
先ほど自分を避けていた秋桜の態度を一季は尋ねるが、彼女はそれはキスを迫られたと誤解したからだと赤面しながら返答する。
そして秋桜は自分の気持ちを告白し……
(Hシーン1)
(11日目)静夏たちが寝静まったと思われる深夜、遺体を掘り起こそうと庭へ。
ところが、一季は異変に気付く。
なんと埋葬したはずの冬音が何者かに既に掘り出され、しかも彼女の顔が原型を留めないほどに無残にも切り裂かれていた。
いったい、死んだはずの彼女にどんな恨みがあるのか、謎の凶行に恐怖する2人が意を決して遺体を調べるが、新たな傷以外にやはりどこにも外傷はなかった。
寮に戻ると、遺体の死臭が染み付いていたことに気付く2人。
折角だからと、秋桜は混浴に誘う。
浴槽に浸かって再び冬音の死を推理する。
外傷がないなら、ボトルシップのようにどこかの穴から時計を作成したのか?
しかし時計なんて精密な機械を、狭い肛門などから入れて中で作るなんて可能なのか?
すると突然、秋桜はあることに気付く。自分たちに死臭がついたなら、冬音を掘り出した犯人にも死臭があるのでは?
その時、静夏たちが風呂に入ってきた。一季たちと同じように死臭を洗い流すために。
警戒心を解くために全裸でいた2人を信用した一季は事情を聞く。
原因は春海。冬音の死体を発見したとき、(春海ルート同様に)彼女の心に「殺人欲」が芽生えてしまった。
日に日に増すその衝動を抑えられなくなった彼女は、静夏と相談して苦肉の策として既に死んでいる冬音を代わりに切り刻んでみた。
だが、結果残るのは親友の身体で弄ぶ罪悪感と、欲求が尽きない虚しさ。
その時に一季たちが庭に来たことに気付き無我霧中で逃げたが、冷静さを取り戻すと説明する気になったらしい。
冬音を殺したのも春海かと疑われるが、彼女は衝動ができたのは死体を見た後で、自分はしていないと否定する。
風呂にあがり、一季と秋桜は冬音の部屋で現場検証。
しかし時計を見ると、ボトルシップ作戦はおろか、人体の穴では入れないほどの大きなパーツの寄せ集めだったことが判明する。
だが2人が部屋を注意深く見回すと、新たな発見をする。
一季は遺体があった傍に、大きく書かれた「渦巻き」の落書きを見つける。
また探偵心が擽られた秋桜も、碁盤に並べられた永延に終わらない「詰め将棋」に気付く。
ある程度調査が進むと秋桜は限界を迎えてバランスを崩し、心配した一季と一緒に寝ることになり……
(20日目)海に集まった皆。
今日は春海の「殺人欲」を少しでも和らげるため、決別として彼女のナイフを処分することになっていた。
折角だから掛け声が欲しいと言う要望に答え、一季は「こんにゃん」と叫んでナイフを大海原に投げ捨てる。
そのフレーズに首をかしげた静夏たちの横で秋桜が赤面し、春海たちは彼女をからかう。
こんにゃん→うんにゃん→にゃんにゃん。謎の挨拶を生んで和む静夏と春海。
ちなみに春海の「殺人欲」は、静夏とレズして彼女を絶頂させることで擬似的に殺害を体感しているらしい。
仲良しの2人は一季たちを残して帰っていく。
すると、秋桜は一季に深刻な話を始めた。
自分の「妄想」の真偽を確かめたいから、協力して欲しいと……
(24日目)夕方、一季たちは学校の「開かずの扉」のデバイスに解読用のパソコンをセットし、校内をいろいろ調べる。
そして夜になり……
(Hシーン2)
セックスも終えて帰り道を歩いていた2人。
しかし、秋桜は読みが当たったと確信を得たようで……
(20日目(回想))秋桜の「妄想」とは、自分たち以外の「誰か」が存在すること。
その中で一番怪しいのは、学校のあの「扉」である。
あそこを見張っていたら犯人が引っかかるかもしれないと、一季と作戦を練って……
(24日目(続き))案の定、床に撒いた砂が荒らされた痕跡から、一季たちは「扉」の周辺で何者かがいたことを察知し、学校に戻って潜伏する。
遂に廊下を歩く人影を挟み撃ちにするが、何と目の前に現れた人物は死んだはずの冬音だった。
正体を知られた彼女は、「逃げるつもりもないし、そもそもこの世界に「逃げ場」なんてない」と告げ、2人を屋上に誘う。
支援
冬音が死んでいなかった事実に動揺する一季の横で、秋桜は自分の推理を述べる。
しかし、それは凶器が「注射」だとか、「推理」とはかけ離れた余りにも予想の斜め上を行く答えだった。
秋桜自身もこれ以上の解答を渋るが、冬音は興味津々で続きを聞いてくる。まるで、秋桜がどれぐらい真相に辿りついてくれたのかを探求するかのように。
促された秋桜は「ここ」の世界の正体を語る。部屋にあった「渦巻き」、「詰め将棋」、そして死体の「時計」、それらから導き出せる答え。
この世界はループしているんだろ?
秋桜曰く、「ここ」には一定周期で時間の進行と逆流が繰り返されているらしい。
そんな世界で、例えば人体に粉塵状に分解した機械を注射で混入させ、「復元」させたらどうなるか。
名推理に感心する冬音。
にわかに信じられない一季だが、冬音は以前の「カーネーション(ループ)」で聞いたという一季や秋桜の誰にも言っていない秘密を明かしたり、
記憶喪失なのに皆が互いに親近感を抱く不可解な点(記憶がリセットされても長時間の行動を伴にして「愛着」ができるらしい)を指摘し、ループ世界を肯定する。
また死んだ「もう1人の冬音」については、秋桜がループ世界でのバグだと答え、冬音はそれも認める。
今回の動機を問い詰めると、冬音は邪魔者であるもう1人の自分の処分と、秋桜の洞察力を探る「実験」だと答える。
万が一のために秋桜に「カーネーション」に気付く方法を考え、これまで何度もメッセージを残したが、真相に辿り着いたのは今回の「カーネーション」は初めてである。
「自分の遺体」を引き金に本領を発揮した秋桜を、冬音は誰かが死なないと本気にならないとせせら笑う。
それに激昂した一季。
もう1人の自分を殺すことに何の罪の意識もないなら、今自分も殺してみろと迫る。
激しい剣幕で怒る一季に恐怖した冬音は、少し反省。
でも「カーネーション」を認めた冬音でも、この世界の存在理由、自分たちの正体などより詳しい事情については、今は言うべき時ではないと硬い口を閉ざす。
ただ、一季以外の少女たちは、自分たちの意思で「ここ」に来たようだ。
そして謝罪した冬音は隠居を決意し、一季たちに静夏らの精神的な負担がかからないようにと、このことを内緒にするように頼んで別れを告げる。
冬音と別れて学校を去る一季たち。
ところが振り返ると、その冬音が屋上から今にも投身自殺を謀っていた。
一季は瞬発力をフルに発動して真下に回りこんでクッションになる。
ものの数秒前に自殺志願者だったはずの冬音は、見事な着地に我を忘れて感激。
それはともかく事情を聞くと、先ほど一季に責められたことで「冬音」を殺したことに罪悪感が芽生え、自殺の道を選んだと答える。
しかし、それも「自分を殺すこと」だと一季は怒りのまま却下し、今度こそ隠居を決意した冬音と改めて別れを告げる。
ところが冬音が去った後、無理な行動を起こした一季の両腕は奇形に歪んでいて……
(89日目)「カーネーション」が終わる頃、秋桜は両腕を複雑骨折した一季の看病をしていた。
「世界」の正体を知りたいが、秋桜はそれよりも一季の世話を優先する。
そんな仲良しの2人に、何も知らない春海たちは秋桜本人が一季と一緒にいたいがために腕を折ったのではと疑ってしまう。
静夏たちの痛い視線を気にせず、いちゃつく2人。
一季は自分の世話のために調査できなかったことを謝るが、秋桜は自信満々に「対策」があると言って安心させる。
そしてこうして親密にいるのも、「カーネーション」への抵抗だった。
冬音が言う通り記憶がリセットされても愛着が残るのならば、この感情もわずかに引き継がれるはず。
次の「カーネーション」でも相思相愛でいられるようにと、秋桜は一季に身を寄せるのだった……
<秋桜エピローグ>
静寂した無人の「世界」を歩く「少女」は、あるものに気付く。
それこそが、秋桜が言っていた「対策」だった。
「少女」はその真意に気付いて感心するが、敬意や厚意を以ってそれを放置した。
というより、今の自分にはそんな「些細なこと」はもうどうでもよい。
幾度となく繰り返す「時間」、自分にはもう限界かもしれない。
でも、だからこそ……
せめて最期には、自分の我が侭を叶えてもいいよね?
<秋桜ルート完>
※本日はここまで、次回は冬音、静夏に入ります。支援、ありがとうございました。
<冬音ルート>
(0日目)ある部屋で「少年」は目覚めた。
覚醒したばかりで曖昧な意識の中、その傍らにすやすやと眠る「少女」が。
「少年」は、昨夜の内に遂に童貞を卒業したのかと動揺するが、昨日何があったのか思い出せない。それ以前に、自分が誰なのかも思い出せない。
彼は、自身が記憶喪失になってしまったことを悟る。
その時、添い寝中の「少女」の手が突然痙攣したかのように不可解な動作を取るが、「少年」が本人を起こすと鎮まり返る。
寝ぼけ眼で甘える「少女」。しかし相手も記憶喪失の状況に気付いて大混乱。
少し落ち着くと「少女」は机のメモを見つけ、「表情が無い」というメッセージから書かれていた「一季」という名が「少年」のものだと知る。
記憶を失って互いの素性が分からないが、何故か「少女」は自分は一季の妹だと主張してきた。
部屋を出てリビングに行くと、同じく記憶がない「春海」、「静夏」、「秋桜」という少女たちと出逢う。
皆の前で「少女」は一季の「妹」であると同時に、エッチをしたいほど恋愛感情を抱いていると宣言し、驚愕させるが、鬱陶しいと言う一季本人に一蹴されて泣き出してしまう。
春海と秋桜は散策のために外出し、残った静夏は内部探索とともに「少女」の名前が記された彼女の部屋もどこかにあるはずと3人で建物内を歩く。
兄と別部屋になることに不満な「妹」。
しかし、静夏は別居しているからこそ忍び込んだり、夜這いしたりと同部屋以上の楽しさがあると力説し、感動した「少女」は静夏を「色恋師匠」と称える。
やがて彼女の部屋を見つけ、名が「冬音」だったと判明する。
静夏が去って2人きりの部屋。冬音は根拠がなくても、まだ一季の妹だと言い張り、それは記憶を失った不安への反動と答える。
その会話中、また彼女の腕が痙攣するが、一季が指摘した瞬間に自覚することなくまた静止し……
夕方の「春よ来い」をのメロディをバックに、夕食を作る春海。
皆でいろいろと話し合って状況整理するが、結論が導けずにそのまま就寝時間に。
一季は冬音を寝かすために部屋に送るが、妹は癖が悪く、しつこく甘えてくる。
そんな彼女に、一季は妥協点として頬にキスをし……
(1日目)翌朝。深夜に忍び込んだのか、冬音がまた一季の横で寝ていた。
しかも何故か左右に分身して。
皆が揃うと、冬音が「もう1人の自分」について紹介する。昨夜寝ていた時に、自分にそっくりな「彼女」が屋根裏から落下してきたらしい。
冬音によると彼女は手にしていたメモから「真冬」という名前で、彼女の双子の妹に当たるらしい。舌足らずで無口な性格に、春海の母性を刺激してしまう。
皆は気になって真冬にも一季への感情を聞くが、彼女の方は兄を慕う愛情はあっても、性的な恋愛には興味を示さないようだ。
真冬が現れたことから、もしかして他に屋根裏に誰かがいるかもしれないと踏んだ秋桜たちは屋根裏を探索するも、閉所恐怖症の春海が発狂して一時中断。
しばらくして真冬の可愛さに復活した春海は、彼女をつれて風呂に入るが、鼻血を出して貧血で失神してしまう。
春海が撃沈した中、幼い双子は自分たちが頑張ると食料を調達し、春海の代わりに手料理を皆にご馳走させる。
その旨い料理を一季が褒めると、双子はその見返りに一緒に寝て欲しいと甘えてきた。
当初は躊躇していた一季だったが、回復してリビングに来た春海にも促されてお願いを聞き入れることに(説得してくれる春海に冬音は「色恋師匠2号」と命名)。
そして寝る前、甘えん坊の双子は両側から一季にキスをして……
(20日目)生活習慣が定着してきた時期になると、一季たちは春海の提案で「学校」に登校していた。
今日は勉強も終えて暇になると、突然野球拳をしようという話になった。
闘争本能や変態脳剥き出しの皆の気迫を前に、一季も反対することができずに参戦。
だが、序盤では盛り上がったものの、後半からは何故か冬音だけが負け続けて肌蹴ていく。
調子に乗って誘惑ポーズを取る冬音だが、拍子抜けして冷たくあしらう皆。
酷い仕打ちに、彼女は泣き出して教室を飛び出してしまう。
少し悪い事をしたと反省した一季は、皆に命じられて冬音を追跡。
「開かずの扉」の前にいた冬音に声をかけるが、自分の身体に発情してくれない兄に妹はご機嫌斜め。
ここで、自分のボディを視姦して欲しいと頼み、しかたなく承諾する一季だが、ふと彼女の首に謎の「痣」があることに気付き……
(50日目)一季は春海と山菜を取りに行っていたが、大量にキノコを見つけ思いのほか早く帰宅する。
ところが帰ってきたら、自分の部屋で双子が何かをしていた。
様子を覗うと、なんと冬音は自作のシナリオを真冬に朗読させ、想像オナニーを実践していたのだ。
兄が早く帰って来たことに焦る冬音を、一季は真冬とともに朗読を続けて精神的に攻撃を加える。
恥ずかしさのあまりいっそ自分を殺してくれと乱心する冬音に溜め息をついた一季は、真冬を部屋から出して2人きりに。
冬音は改めて自分の愛情を主張し、近親相姦を一季に求める。
そんな彼女に惹かれた一季も、自分も気持ちを確かめたいと、遂に翌日にセックスしようと約束をしてしまう。
興奮した冬音は部屋を飛び出して……
(51日目)翌日の夜。約束通りに冬音の部屋で……
(Hシーン1)
(52日目)翌朝目が覚めると、また忍び込んだ冬音が布団の中に入り、一季の乳首を舐めていた。
そのまま小悪魔の妹のペースに呑まれて、自慰する一季。
すっきりした冬音は部屋を去り、一季も廊下に出ると真冬と遭遇する。
何だか寝不足な真冬。聞くところによると、昨日の「行為」後、冬音からその自慢話を徹夜で聞かされたらしい。
リビングでも、事前に昨日冬音から事情を聞いていた静夏たちが、妹の近親相姦の感想を聞いてきた。
一季の誤魔化しも虚しく、走ってきた冬音は大喜びで兄とのセックスを報告し、皆からお祝いされる。
自分を導いた師匠1号、2号、(いつの間にか秋桜が)3号に感謝する冬音。
秋桜たちも、近親相姦への背徳感はあるが、応援すると約束して2人の背中を押す。
2人が結ばれた記念に、夜にパーティーを開いて……
(63日目)ある晩、一季は冬音に起こされ、怖がりな彼女に頼まれてトイレに付いていく。
ところが冬音は悪戯で寝ぼけた彼を春海の部屋に誘導させ、悲鳴を上げた春海を皮切りに大混乱を招く。
そんな悪さをしながら、冬音は皆との楽しい時間を幸福と感じていて……
(74日目)またある日。冬音は秋桜と釣りをしていた。
以前春海が言っていたという「ここ」の仮説を話し合ったり、楽しい時間を過ごす。
「残された時間」を充実させようと躍起になっていた冬音は、そんな裕福な時間に心から感謝していた。
たとえ、それらが全て「無駄」であると理解していても……
(89日目)「春休み」最終日の夜、冬音は何の前触れもなく一季を学校に誘う。
しかもこれまで開け方が分からなかったはずの「扉」を通り、その最深部に案内してきた。
「扉」の先の内部は今までいた場所とは正反対に、金属で囲まれた無機質な空間だった。
「目的地」に着くまで冬音は、歩きながらある程度の説明を続ける。
「ここ」の正体は南亜の地下世界で、自分はその管理人。演技で皆に合わせて記憶を失ったふりをしていた。
現在の本当の西暦は10012年で、ここが選ばれたのは氷河期や地殻変動に影響しない土地だから、つまり現在の地球は氷河期の真っ只中なのだ。
そして最深部(「煙突」の真下でその入り口)に来た一季は、不思議な水母が漂う水槽がある部屋に連れ込まれた。
そこでこの「施設」の正体を語る冬音。
元々、ここはベニクラゲ(ちなみに実在する生物)から不老不死を研究する実験が為されていた。
何故なら、ベニクラゲは老化と幼化を繰り返して半永久的に生き続ける、事実上「不老不死」と言える存在だったからだ。
この「カーネーション」では特定の条件を維持するために密閉された空間にクラゲの生態を応用した成分を散布し、有機無機問わず老化と幼化を繰り返していたのだ。
ただ、その作用を実現するのは制御の都合上3ヶ月周期が限界で、また生物は幼化とともに脳細胞も修復されるため記憶もリセットされるという副作用があった。
さらに冬音は、自分たちがここにいる理由を説明するため、秋桜や自分の本来の姿でのビデオレターを一季に見せる。
時は西暦3100年。地球では新たな氷河期が始まっていた。
不足した資源を求めて世界各国では戦争が勃発し、さらに突然変異で進化した竹に温室効果が無効化されて環境は悪化。
遂に人類は各所の地下世界に逃げ、氷河期を過ごす決断を下した。
更に長い月日でXY染色体を失った人類は人工的に遺伝子を操作して男性を意図的に誕生させる非人道的な技術にも手を出していた。
そして13824回の「カーネーション」を繰り返した現在。
他のコロニーとの連絡は途絶え、今では自分たちだけが最後の人類となっていた。
冬音がこれまでの記憶を保てたのは、脳内に埋め込まれたナノデバイスを介して「4次元配列」と呼ばれる領域と外部接続していたから。
そこでは「カーネーション」の干渉も受けず、記憶が消去される心配もない。
またデバイスは一季の頭にもあり、彼は冬音の「もしもの時」のためのスペアであると教えられる(2人だけにあるのは単純に予算の問題とのこと)。
さらに冬音は、ここにいる皆が人類に選ばれた素質を持った逸材だと説明する。
秋桜は論理的思考を持った分析力を持ち、最初のこの世界の正体に気付いた功績もある。
(ちなみに彼女のルートで言っていた「対策」とは、力が均衡する寮と海との間の用水路に針を引っ掛けた魚を放置すること)。
静夏は秋桜とは正反対に感性で動き、善悪による判別で皆を導く「聖女」の素質がある。
春海は暴走して「殺人欲」に発展してしまうことがあるが、外見に反して人間に不可欠な「狩猟本能」を持っている。
そして冬音自身は精神的な疾患を患い、長時間の労働が精神に影響しないことから管理人に選ばれた。
(そもそも「3ヶ月」が人間が閉鎖空間で平常でいられる限界とされていて、数世紀も生存することは常人の精神では不可能)
でも長い時を過ごした彼女は、暇潰しにいつの頃からか、自ら作ったもう1つの人格と戯れるようになっていた。
それがある日、「カーネーション」の逆流現象に引っ掛かり、「無」からもう1人の自分「真冬」が実体化したらしい。
最後に一季の話。
大方の予想はついていたが、一季は先ほど説明した遺伝子技術で生まれた人造人間だった。
ただ本来の「人間」と比べると不完全で「心が壊れて」いた。
それは「痛覚に鈍感」であると同時に、感情が極端に移動すること。
度を越えた直情派で、良くも悪くも全てを誇大に考えてしまう。
また恋愛感情の揺れも激しく、今までの「カーネーション」ごとに皆とイチャイチャしていたらしい(なんかスミマセン)。
ある程度冬音が説明を終えると、一季は最後に「自分にこうして全てを説明してきた」理由を問うが、それは彼自身も先ほどの説明で薄々理解していた。
もう、彼女には潮時なのだ。
すると突然冬音の手が動き出し、自分で自分の首を締め上げた。
精神的には安定している彼女でも、数十世紀も生きた肉体が拒絶反応を起こし、こうして発作的に自害させてくるというのだ。
このままでは誰にも気付かれない孤独のうちに、いつか自殺してしまう。
冬音はせめて自分が生きていた事実を誰かに覚えていて欲しいと、一季に自分の最期を与えるように、自分を殺してくれるように懇願する。
しかも対象デバイスを自分から一季に切り替えるには、脳死する以外に方法はないというのだ。
どうせ今の自分が死んでも、数百年分の記憶がリセットするだけで、「カーネーション」の力でまた蘇生できると一季を説得する。
必死に拒否する一季だが、冬音はさらに自分の罪の重さを告白した。
かつて自分は誕生した真冬をバグと称して惨殺し、さらにその遺体を実験に利用して弄んだ。
この苦しさは、きっとそんな哀れな自分へ下された罰だ。
そして互いに説得しながらも、2人は愛を確かめ合い……
(Hシーン2)
再び結ばれて幸福になった2人。
その状態で冬音は、再度一季に殺害を頼む。今の幸せな気分のうちに、ひと想いに弔って欲しい。
悲しみに明け暮れた一季は、いつか氷河期が消え去ったその日に、冬音に本物の青空を見せてやると約束する。
そして葛藤を抱えながらも、伸ばした手で冬音の首から鈍い音を鳴らし……
<冬音エピローグ>
一季に引き継がれた「カーネーション」。
「死んだ」冬音は全てを忘れて無垢な性格になり、一季を慕っていた(一季曰く時間の概念を地図として捉えているらしく、文法の時制が出鱈目)。
寝る前に彼女が呟く「お兄ちゃん」という言葉に、一瞬動揺してしまう。
「冬音」から管理の義務を受け継いだ彼は、充分すぎる「時間」で地形や気候のメカニズムなど様々なことを学習した。
そんな事も長い年月が経てば意欲も失うが、それでもただ1つの使命を原動力に生き続けた。
それは氷河期が終えるまで皆を守り通し、再生した地球に連れて行くこと。
その中で一番避けなければならないのは、同じことを繰り返すデジャブに違和感を感じた誰かに「カーネーション」を発覚させて絶望させてしまうことだ。
4657日目には、ボクっ娘で男勝りの春海が山にロボットが隠されているとか夢を抱いて探険したり、
17428日目には、釣りが嫌いと不服な秋桜が鹿狩りをしたいと駄々をこね、
126119日目には、学校の屋上で幼児退行した静夏に合わせ、不安を拭い去ろうとする彼女と大声で叫んだ。
そうやって一季は、記憶喪失を演じながら「カーネーション」ごとに異なる環境を与え、極力デジャブの発生を防いでいた。
だが2250183日目、西暦13000年にもなるある日、彼に転機が訪れる。
管理室にて、「天球儀・オートマトン・オブ・アストロラーベ(以下AA)」という謎の存在から2通のメールを受け取る。
久しい外部との交信に一季は期待を抱いて開くが、その内容は彼にとって酷なものだった。
「某日、太陽の核活動の停止を確認。原因は不明で、この恒星が再び活性化する見込みは無い。
この氷河期は、永久に終わることはない」
激しく突き放されたかのような感覚に、愕然とする一季。
それじゃあ今まで俺が、愛しい「冬音」を殺めてまで努力した数十世紀は何だったんだ!?
運命に裏切られ、身を投げ出すように仰向けに倒れた。
もはや彼の心には、全ての希望が奪われていた。
そしてその手がひとりでに、自分の首まで伸びていき……
<冬音ルート完>
中途半端ですが、本日はここまで。
次回は、ラスト「静夏ルート」です。
おつかれさまです
603 :
名無しさん@初回限定:2013/03/29(金) 16:22:25.08 ID:kUV4PlEP0
戦女神veritaをお願いします。その中でもまず闇ルートを。とりあえず教えてほしいことが一つ。ウィキを少々見たのですが、闇ルートで水の巫女が捕まるそうですがその後どうなったのかわかっているのでしょうか?生き延びたのか死んだのか?
<静夏ルート>
(0日目)部屋で目覚めた「少年」は、それまでの記憶を失っていた。
混乱したまま部屋を出て「建物」内を徘徊するが、何故か目に映るもの全てに、既知と未知という矛盾した感覚が漂う。
そして、それらからまるで自分の存在を否定されているような疎外感、自分の命を断つべきと囁かれているような虚無感が彼を襲う。
さらに外に出て「建物」から伸びる「煙突」を見上げると、不安がより大きく圧し掛かかり、「少年」はその場で倒れてしまう。
すると、どこからか「少女」が現れて「少年」に声をかけて来た。顔を合わせると、突然「少女」は喜びに満ちた顔で喋った。
「私はあなたを知っている」
何故かそう口にし、恋人の再会のように微笑む「少女」。
彼女も記憶喪失らしいが、自分は「静夏」、彼は「あずき」という名前であることだけ覚えていたらしい。
静夏は「あずき」を「寮」に戻るように誘う。無意識な発言で、彼女自身でも何故「寮」と呼称したのかは分からない。
でも、静夏は笑顔で言い続ける。「寮」の中で、「皆」が待っているはず。「皆」っていうのは「皆」よ。
全員集合したリビングのメモで、「3ヶ月の共同生活」を認識したメンバーは互いに自己紹介。
当然ながら、静夏以外は「あずき」という男子には不釣合いな名前に疑問視し、きっと自分たちと同じように名前のメモがあるはずと「あずき」の部屋へ赴く。
異性の部屋の匂いに、不思議と落ち着く少女たち。そこで「一季」という名のメモを見つけた。
結局、静夏の記憶違いだったが、そっちの聞き間違えだと、意地でも自身のミスだとは認めない。
強情な静夏の言い訳に一季がツッコミを入れるが、(表情がない)彼の言動に怯える秋桜たち。
しかし、何故か静夏は表の感情とはアンバランスな一季の気持ち1つ1つを理解し、親しく接する。
そこで一季はメモを裏返し、「自分に表情がない事」と「心が壊れている事」を「初めて」知ることになる。
「心が壊れている」意味を皆に問われると、本人はきっとさっきから来る自殺願望のような衝動だろうと1人納得して説明する。
するとそれを聞いた静夏は、険しい顔で呟き……
(7日目)夕方、静夏は秋桜と釣りをしていた。
当初は「見たことが無い」グロテスクな魚介類に抵抗があったが、美味しい食材と理解した後は積極的に手伝うようになっていた。
作業をしながら静夏は秋桜に、鬱病気味な一季のことを相談する。
皆は生きるために必要な食料確保や、「ここ」の調査をしているが、彼だけが無気力で無関心。
やはり「心が壊れている」のが要因だろうが、どこがどう「壊れている」のか?
壊れている=失われている部分があるのなら、自分の存在でそれを埋めたりして、何とか彼を救うことができないだろうか?
深夜、静夏は「自分が知っている」一季像を思い浮かべ、彼を想いながらベッドで自慰をする。
「あの時の一季」に戻って欲しい。
そう切に願うと、突如自室のパソコンに「AA」という差出人からのメールが入り……
(8日目)昨夜のメールが気になった静夏は双子の冬冬ズに、メール送受の可否を聞いてみるが、この環境下ではありえないと否定される。
そして話は変わって一季の話。落ち込んでいる男子を元気にさせるにはどうすればいいのか。
すると、双子は男児が元気になるのは「女の愛」、「女の愛」はすなわち「裸」と答えて……
夜、静夏に促されて入浴していた一季は物思いに更けていた。
実は彼自身も何か行動を起こそうとはしていたが、そうすると「どず黒い何か」に妨害されてすぐに意欲を失ってしまうのだ。
そんな悩みを抱えていると、なんと静夏が風呂に入り、羞恥心を見せながらも仁王立ちして自分の全裸を無理矢理一季に見せ付けてきた。
元気を出して欲しいと静夏は一季に願うが、動揺するばかりで効果なし。
ならばとヤケになった彼女は、春海、冬冬ズ、秋桜たちを順番に騙して強引に混浴させる。
結局、節度を守らず暴走した事を皆から説教される静夏であった。
裸を見られてお嫁にいけないと嘆く双子は、巨乳の春海に甘えて「結婚」。
一方、ラブラブな3人を横目に秋桜は、そんなに一季を慕うなら静夏が「一季係」として世話をすればどうだと提案してきた。
与えられた義務に、静夏は一季を復帰させると奮起して……
(9日目)早朝から早速、静夏は一季を起こして外に連れ出す。
元気になるにはまず体力作りからと、バールを片手に指導する静夏。
やる気もなかった一季だったが、とりあえずしばらく彼女に合わせて2人で散歩することに。
歩いてる途中、静夏は元気になることを拒む一季の理由を尋ね、一季は例の「黒いもの」の存在を語る。
自分が元気にならないのは、元気になると沸いてくる「あれ」を避けているからかもしれない。
静夏がさらに追及すると、それはきっと記憶を失う前にしでかした「大きな失敗」で、本能的にそれを思い出すのを自分が恐れていると一季は答える。
けれど静夏は、失敗したならそれを学習して次に活かせばいいと否定し、「元の一季」に戻って欲しいとここでも説得。
頑固に言葉を受け入れない一季に、静夏は遂に「自分は魔法少女」だという詭弁まで並べてきた。
呆れた一季は「本当に魔法少女だったら言うことぐらい聞いてやる」と吐き捨て、彼女を置いて道を引き返し……
(12日目)夜。静夏が部屋に来た。
これが「最後のチャンス」と約束して、一季を学校に連れ出す。
教室に連れ込まれた一季。
すると静夏は手にしたバールをまるで指揮棒のように振るい、教室のパソコンで様々な現象を起こしたではないか。
不可解な現象にトリックも見抜けず、一季は彼女が(パソコン限定の)魔法少女であることを認めるしかない。
すると、魔法少女と認めてくれたなら、約束通り自分に従えと静夏が昼間に言っていた条件を押し付けてきて……
翌朝、静夏に言われて外でランニング開始。
闘争本能で全速力の静夏と一緒に走る一季。
走り続ける爽快感から、今までのネガティブな感情が嘘のように晴れてきた。
だけど、我を忘れて走り続けた静夏は、いきなり嘔吐。
学校で休憩して看病すると、静夏は学習能力もなく、帰りも競争すると言い出した。
体に悪いから止めろと却下する一季。
その「他人を心配してくれる言葉」を出した彼に、静夏は驚愕と安堵の表情を浮かべる。
支援
今までとはうって変わり、一季は静夏に促されて皆の手伝いや冬冬ズの遊び相手など、積極的に活動していた。
午後に2人きりで部屋で休憩。
静夏と親しくなった一季だが、まだ「黒いもの」に怯えていた。
彼の不安に、静夏はその時は自分が支えると一喝し、彼女の勇気に一季も信頼を寄せる。
おだてられて嬉しい静夏だったが、昨日からの過労でダウン。
ぐったりした彼女を、一季は布団に運ぶ。
優しい彼に静夏は「いたずらぐらいして欲しい」と残念そうに呟いて……
(14日目)静夏はご立腹。
昨日、服が扉に挟まれて、開けたら落下してくるように仕込まれてたのだ。
一季が「要望通りのいたずら」だと返答するも、静夏は求めたものと違うと不満を口にして……
(20日目)困っていた様子の春海と秋桜を見つけ、一季は声をかける。
どうやら、野生動物が作物を荒らしてしまったらしい。
そこで一季は、自ら進んで柵の修理を引き受けた。
以前と違って積極的な彼に、秋桜たちも安心し……
(35日目)夜、一季は春海に相談のために彼女の部屋を訪れていた。
相談内容は勿論静夏のこと。彼女が積極的に自分にアプローチをしているうちに、自分も彼女に惹かれている。このまま彼女へ好意を抱くのは正当なものなのか?
葛藤する一季に、春海は両想いを祝い、そんなことに悩まず、好き同士でキスをすればいいとアドバイス。
ところが、盗み聞きしていた静夏本人が、要点を上手く聞き取れずに浮気と誤解して襲撃してきた。
必死に止めて、自分の好意を静夏に伝える一季。自称邪魔者の春海は、自分の部屋から去り、残った2人はキスを交わす。
部屋を出たら、廊下で集まっていた皆。実際はキス留まりだったが、セックスにまで走ったと思ったようだ。
調子に乗った静夏は、見栄を張って性交のホラを吹き始め……
(36日目)早朝に、またランニングで体力作りをしていた2人。
仲良くなった静夏は、そろそろ「したい」からと、夜に部屋に来るように一季を誘ってきた。
夕食時、緊張で落ち着きが無い2人を皆が不審に思い、静夏は包み隠さず一季に今夜抱かれることを宣言。
騒ぎ立ててくる皆を前に、一季はまた覗き見するなよと釘を刺すが……
(Hシーン1)
放心した静夏を置き、部屋の外の気配に気付いた一季。
案の定皆が勢揃いしていて、野次馬たちを追い払う。
部屋に戻ると、静夏は不機嫌に一季を睨んだ。
童貞相手なのにテクで負けた気がするという妬みや、体位が疲れるという我が侭、そして自分を置いて廊下に出たという不満。
機嫌を直してもらおうとすると、彼女から「100回のキスで1回するたびに好きな場所を言う」というゲームを要求される。
前半は順調だったものの、半分を過ぎるとネタも尽き、即興ネタも強引に入れて100個達成。
このまま一緒に寝るかと誘う静夏。彼女との愛情に、一季も最高の幸福を感じていた。
しかし……
その瞬間、ありえないことが起こった。
嘗て一季が「死んだ」時に失われたはずの、あの「忌々しい記憶」が甦ったのだ。
「ここ」の正体、自分の使命、そしてそれらが「永遠の氷河期」を前に全てが無駄だったという現実。
心の中で激しく絶望する一季だったが、静夏の必死の叫びで我に返る。
なんと、彼女はこの世界の「カーネーション」を認知していて、それを数千年孤独に過ごしていた一季を案じていたのだ。
そして自称「魔法少女」はエドガー君で一季に魔法をかけ、その力で彼の思考が少しクリアになる。
実は、一季の脳内にあったデバイスが彼の感情視野と直結していて、元気になればなるほど彼の精神を悪化させていたのだ。
静夏はそのデバイスの感度を微調整し、一季の心を安定させた。
そして静夏は、自分が「AA」という存在と密かにコンタクトを取っていたことを明かし……
(37日目)深夜。
この「カーネーション」の頃には、西暦は16187年になっていた。
記憶が戻った一季は静夏を連れ、再び「開かずの扉」の向こうの世界を歩く。
静夏が「カーネーション」を知っていたのは、「AA」から得た情報だった。
そしてその「AA」は「元気な一季」を管理室に連れて来るように、静夏に要求してきたらしい。
勿論、好きな一季が元気になることは、彼女自身も望んでいたことだった。
中枢部に着いて接触を試みると、端末から顔文字の「AA」が出現して静夏と挨拶。
こんにゃん→うんにゃん→にゃんにゃん。
本人曰く、その正体は4次元配列の記憶媒体そのものだった(人格はかなり「痛い子」)。
人工物が自我を持つことに疑いを持つ一季たちだが、「AA」は人間の脳も記憶する神経細胞の集合体だし、同じ理由で自我を持つのは当然と屁理屈を述べる。
自己紹介も済んで本題に入る。
「AA」は自分の存在理由は、「人類の存続と繁栄」だと語る。
だけどここは「永遠の氷河期」に閉じ込められたはずの、3ヶ月周期の「カーネーション」。
妊娠もできないのに「繁栄」なんかありえるのか?
その言葉に呆れる「AA」。
実は一季の自殺は飛んだ早とちりだった。「AA」はあの時一季が読めなかった「もう1通のメール」の存在を示す。
「氷河期……、エネルギー獲得……、加速……、移動……、惑星通過……」
専門的且つスケールがでかい表現が使われた文面。
静夏はその内容から「現在、地球そのものを動かして第2の太陽まで運んでいる」という現状を把握する。
「AA」は記憶媒体という存在でありながら、地球に存在する機械に干渉して操作する力を持っていた。
(ちなみに行動に必要なエネルギーは、「自重の重力で圧縮される地球の中心核から生まれる地熱」)
新たな太陽の公転軌道に乗れば、この氷河期を終わらせることができる。
ところが、「AA」はここで残酷な選択を一季に突き出す。
現在、自分たちを地下に埋めた旧人類は、地表で長い年月をかけて知能が著しく低下した類人猿に成り下がり、適応した氷河期で過ごしている。
このまま地球が惑星ごと移動したら、地表の気候は大きく変動し、急激な環境の変化に適応できない彼らが絶滅するのは必然だ。
静夏は助ける方法を「AA」に問うが、それは「カーネーション」を切断してここに招き入れることしかなかった。
だが、そんな事をしたらこの環境もすぐに朽ちてしまう。
人類を見殺しにするか、彼らを一時的に救ってやがて自分たちも心中するか。
「AA」が「元気な一季」をここに呼んだのは、その選択を迫るためだった。
拒否すれば人類は救われるが、恒星の軌道に近い今の好機を逃せば、地球は「新たな太陽」から遠ざかってしまう。
「AA」は「カーネーション」の解除と続行の選択を一季に委ねてきた。
一季がそのレバーに手をかけると、静夏も重ねてくる。
人を殺す罪は自分1人が被ると一季は拒むが、静夏はいくらでも共犯になると押し切り、強く握る。
そこで一季は、他者に罪を被せて傷つけてしまう辛さや恐怖よりも、互いの傷を癒しあう「絆」の大切さを認識し、彼女と心も重ねた。
そして、2人が選んだ選択は……
<静夏エピローグ>
(89日目)「カーネーション」最終日。
学校の屋上で黄昏る2人。
結局、自分たちは生き延びるために旧人類を見殺しにする道を選んだ。
「生きている人間は、他人にしろそれ以外の生物にしろ、誰かの「死」を前提に生きている」という事実に痛感してしまう。
今まで無鉄砲に「元気」を求めていた静夏も、それに伴う犠牲の存在を認識して罪悪感が芽生える。
だがそれでも自分たちは「元気」になりたい、「元気」にならなければならないと主張する。
そして「朝エッチ」がしたいと……
(Hシーン2)
今日が「最後」ということで、静夏は一季に「魔法少女」が嘘だった事を供述する。
実は学校のパソコンを操っていたのは、「AA」が裏工作でサポートしていたから。
しかもメールでガールズトークや相談をしたりと、両者は以外と乙女チックな親交をしていたらしい。
明日には消えてしまう「自分」に不安な静夏だが、反対にこれから数千年以上も「生き続けなければならない」一季の身を案じる。
そして去り際に、静夏は振り返ってお別れの言葉をかけてきた。
「これから「カーネーション」で何度出逢いと別れを繰り返すかは分からないけど、「カーネーション」が終わる「その日」が来るまで”さようなら”。
これからどんな辛いことがあっても、ずっと「元気」でいなさいよ。約束を破ったら許さないんだから」
感情がこみ上げて号泣した静夏。
「聖女」の流す涙は、作り物の青空へと消えて……
<静夏ルート完>
<最終章:はるまで、くるる>
(2322184日目)管理室。
一季はふと思い出し、メールをちゃんと読まずに誤解して、「AA」に酷く当たったことを詫びる。
「AA」は急に振ってきた「昔話」に疑問を感じつつ、あと1300年ぐらいの辛抱と励ます。
気も遠くなるような長い時間。
一季は「その時」が来るまで、「元気」でいようと誓っていた。
もう「誰」と交わしたかのさえ忘却した「古い約束」。
だけど、この「約束」だけは、絶対に守り通してみせる。
(365日前)来るべき「時」が近づいた、新たな「0日目」。
一季と「AA」は遂に「カーネーション」を解除。
これからは地表で皆が生存できるように、この1年に地下世界を利用して環境適応の訓練を企てる。
リビングに赴くと、記憶がリセットされて一季を可愛く出迎える少女たち。
こんにゃん→うんにゃん→にゃんにゃん。
最後の最後に起こす緊張感ゼロのマイペース振りに、一季も感服する。
記憶喪失のはずでも、数千年の時をかけた「絆」が意思疎通という奇跡を起こしていたのだ。
そして一季は彼女たちの前で、テーブルに置かれた「偽りの約束」を破り捨て、これから1年間の自給自足の特訓を宣言し……
【支援】
※以降数日は日記のようにモノローグが進みます。
(301日前)学校で静夏がハーレム計画を宣言。皆に向かってキスを迫る。
(298日前)これまでの「3ヶ月」を超越した新たな季節に向けて作物を増やす。「AA」の力を借りて機材を導入。
(225日前)春海と食料調達していると、偶然鹿が転落死。食材として持ち帰ったが、生臭さで大失敗。
(178日前)秋桜と釣りをしていると、彼女から「世界が滅ぶ悪夢」に苦しんでいるという相談を受ける。「最後の人類」というプレッシャーに気疲れしていると察した一季は、そのまま秋桜とセックス。
(162日前)田んぼを作って農作業。冬音が転倒し、泥だらけになって皆が大爆笑。
(148日前)「夏」が訪れて猛暑の中で農作業。仕事を終えた皆は互いの汗を舐め合う。
(120日前)秋桜の提案で今日はBBQ。その中で突然涙を流す静夏に、一季は世界のために泣いていたと悟る。
(110日前)「AA」と冬音が喧嘩をしたらしい。しかも、男性の体毛の有無とか下らない理由で。
(100日前)とうとう春海が自分の「殺人欲」を自覚し、一季に相談してきた。「AA」の助言で、(秋桜ルート同様)性的な攻撃で代用できるということで、皆が順番で春海の欲求解消に努めることに。
(95日前)初めての米が収穫できた。お祝いに秋桜が感謝の念を込めた人形を作ると、謎の儀式に発展。
(70日前)初めて自家製の味噌を作って試食。あまりの美味しさに静夏が失神。
(65日前)一万年以上続く「カーネーション」。一季は、段々と不安になっていた。
現在、擬似的に四季を再現して環境適応の訓練をしているが、本当の「世界」の中で、自分たちは生き延びることができるのだろうか。
そんな一季の不安に勘付いた皆は、彼を中心に乱交。
しかしその夜、一季の深層心理にかえって不安が増したのか、彼は秋桜が見ていたような悪夢を体験する。
何もなく、「白」に包まれた果て無き大地。
その世界で、ただ独り立ち尽くす自分。
足元には、無残な死に顔を浮かべた静夏たちが転がっていて……
(1日前)いよいよ最終日。
だけど肝心なこの時に、一季は管理室に居座っていた。
「AA」にそのことを懸念されるが、別に気にすることじゃないと返す一季。
むしろ、気疲れや依存を無くすために「AA」との交信をこの部屋の端末限りと前々から定めていたので、彼女(?)との残された時間も恋しくなっていたのだ。
すると、「AA」は今まで頑張ったご褒美に、自分にもHをして欲しいとねだってきた。
でも、生身の人間と情報次元の存在がセックスなどできるわけがない。
そこで「AA」は、地球の軌道計算そっちのけで、1200年掛けて編み出した策があると……
(Hシーン……なのか?)
(機械の分際で)催眠術を駆使して一季の自慰行為を弄んだ「AA」。
長時間の快楽責めで瀕死の一季はこれからサバイバルする身に負担を与えるなと反発するが、「AA」ももう不死ではなくなった彼に、これからは無理をするなと忠告する。
一季は世界を滅亡させた罪滅ぼしをかねて、「カーネーション」を終えたら外の世界で寿命を全うする気でいた。
いつか彼がこの世を去ることを寂しく想う「AA」。
死んだ後に自分と同じ情報媒体の存在に昇華しないかとか、「カーネーション」の記憶のバックアップで一季のコピー人格を作りたいとか、色々自分勝手な我が侭を言ってきた。
そして、先ほどの「想像オナニーの刑」で時を忘れ、気が付けば5時間以上も経過。
そろそろ静夏たちのもとに戻ろうとしたら、「AA」は静夏への「勘を鍛えるべし」という助言を一季に託す。
曰く、彼女は特殊体質で脳の4次元配列が「AA」と直接コネクトできるというのだ。
その証拠に、彼女だけ2000年代の知識の記憶操作が上手くいかなかったこと、以前魔法少女として端末を操作したこと(本人は「AA」の仕業と言っていたが、実は自身も無自覚でパソコンを操作していた)を例に説明する。
「AA」の仮説によれば、彼女のように4次元配列がデバイス無しで自分と繋がる存在が「預言者」などと同一視されるらしい。
彼女の存在は、これからの世界に重宝するかもしれない。
そう「AA」からアドバイスを受けた一季は了承して部屋を去り、「AA」は彼に向けて数千年の「話し相手」になってくれたことに礼をして別れる。
夜。「いつか」の記憶を再現するかのように、リビングで一緒に布団に入る6人。
寝る前のトークで冬音を集中攻撃で弄る皆だが、静夏が突然立ち上がった。
どうしたのか気になった一季たちに、静夏は明日「ピクニック」をしようと提案。
それも、「いつか」したはずなのに、潰えた気がする「約束」である。
明日の楽しさが増えて気持ちが昂ぶった皆。一季も、最後の夜の記念に順番にキスをしていく。
ところが、最後の静夏のキスの上手さに一季が勃起し、それに気付いた皆が彼を抜群のチームワークで取り押さえる。
そして一季のアナル責めが見たいという秋桜の煩悩を叶えるため、あわやその貞操が奪われて……
支援
(新学期)早朝に、皆で「ピクニック」の下準備をして出発。
「最後の日」に見上げた「偽りの空」は、相変わらず平常運転の「青空」だった。
だけどそれが却って、これから進む「未知の世界」に対する一季の不安を募らせていた。
学校から地下通路、さらに今まで閉鎖されていたエレベータに乗って、遂に地上階層へ。
ところが、地上に出るための最後のゲートにロックが掛かっていた。一季たちはそんな存在も解除コードも聞いていない。
だけど、静夏が番号をさらっと答える。やはり彼女は「AA」の言う通り、特殊な存在だったのだ。
そして静夏はその番号を一季が実行するようにと促す。彼は自分たちのリーダーとしてその資格がある。
皆も満場一致で賛成するが、一季本人はやはり「新世界」への不安と恐怖で躊躇いが生まれていた。
だけど、たとえどんな過酷な世界が待ち構えていても、一季や皆と一緒ならどんな苦難も乗り越えられると鼓舞する静夏たちに支えられてコードを入力。
86451(ハルヨコイ)
ゲートを抜けると、白く眩い光に包まれた景色が広がった。
そこにあったのは約一万年ぶりの本物の青空、緑の生い茂った草原、そして美しい花びらを散らす壮大な桜の木々。
再生した世界の「春」の景色に皆は圧巻し、暫く言葉を失ってしまう。
世界に招かれるように、目につけた一本の桜の木に向かう皆。
その時、最後尾の一季が静夏たちを呼んだ。
声を掛けられた静夏、春海、秋桜、冬音、真冬。一季の方を振り返ると、なんと「表情がなかった」はずの彼が満面の笑みで微笑んでいた。
この日のために、自分の汚点を克服しようと必死に陰で練習していた一季。
ところが、そんな下心に呆れた皆から批難を浴びてしまう。
でも、笑顔だけじゃなく、喜怒哀楽、沢山の「顔」を一季にさせてあげると提唱する静夏たち。
そして静夏が、今の「笑顔」の状態で、自分たちに伝えたいことを口に出して欲しいと言ってきて……
<はるまで、くるるエピローグ>
「本当の大空」を見上げて考える一季。
皆に伝えたい言葉は山ほどある。それは「感謝」という枠だけでは収まらない。
皆といて楽しいこともあれば、嫌な時もあった。
皆の存在が管理者としての枷になることもあれば、苦難や挫折から救ってくれたこともあった。
皆がいたおかげで自分は「皆」になれた。
一季はその気持ちを言葉で伝え、これからも「皆」になれるように、皆と一緒に過ごしたいと語る。
笑顔で頷き、桜並木に向かって歩みだす静夏たち。
少し遅れて後を追う一季は、ぽつりと呟いた。
それは誰に向けてかけた言葉なのかは分からない。
自分を支えてくれた彼女たちなのか、助けてくれた「AA」なのか、それとも身代わりに滅んでしまった旧人類なのか、はたまた生命を育んでくれたこの地球なのか。
けれど、彼はたしかにこう言った。
「ありがとう」
<はるまで、くるる完>
以上で、「はるまで、くるる」の具体的なシナリオ投稿を終了します。
なんか接続詞や語尾が重複しないように意識していたら、冬音ルート辺りで文章自体が支離滅裂になってしまいましたね。
ご支援、ありがとうございました。
622 :
名無しさん@初回限定:2013/04/01(月) 08:42:13.14 ID:W8DbCSYp0
やっぱり3月分の更新はなかったね
まとめサイト管理人元気か?
エイプリルフールになると思い出す
624 :
名無しさん@初回限定:2013/04/03(水) 01:45:30.79 ID:nK/B3/D50
ユーザー設定か
625 :
名無しさん@初回限定:2013/04/03(水) 01:46:14.31 ID:nK/B3/D50
誤爆した
登場人物・無印部分はwikiにあるので省略。
追加分の琥珀ルートのみ書きます。
■琥珀ルート
先輩遊女・雅にお使いを頼まれた蝶子は帰り道、小蝶と名乗り売春する夜鷹「琥珀」と出会う。
勝手に自分の源氏名を使われ怒る蝶子だったが、琥珀に両親がおらず、弟・葵の薬代を稼ぐために身売りしていると知り親近感がわく。
帰宅した蝶子は兄・一二三から阿片を捌いている男の噂を聞く。
その男は琥珀に薬を斡旋している薬問屋・杜松とよく似ていた。
嫌な予感がした蝶子は琥珀の家へ向かい、留守番の葵から琥珀が波止場へ向かったことを聞く。
波止場には縛られ今にも犯されそうな琥珀と杜松の他に、悪代官・沼田の姿があった。
沼田は阿片を密売しており、その罪を琥珀らになすりつけて始末するつもりだったのだ。
・大円団ルート
今にも犯されそうな琥珀を見かねた蝶子はその場へ飛び込む。
代わりに凌辱される蝶子だが、間一髪、一二三と常連客・紀ノ屋が助けに来る。
なんと紀ノ屋は影で悪をお裁きする元将軍様だった。沼田は捕まる。
その後、葵の病気は田舎で静養すれば治ると教えられた琥珀は金を貯め葵とともに田舎へ帰る。
二人の幸せを願いながら蝶子は今日も遊郭で逞しく生きていくのであった。
・蝶子死亡ルート
今にも犯されそうな琥珀を見かねた蝶子はその場へ飛び込む。鰻や腕で犯され殺される。
・琥珀死亡ルート
一人では対応できないと思った蝶子は一二三を呼びに行く。
だが戻ってきた時には遅く、琥珀は瀕死の状態であった。
儚く散った一人の少女を思いながら蝶子は変わらぬ日々を生きる。
■一二三暴走ルート(追加分)
一二三が人斬りをしていると知った蓮華は、自分の身体と引換えに、自分と一二三を逃がすよう沼田に頼む。しかしそれらは沼田の嘘で、一二三は阿片斡旋の罪をなすりつけられ、蓮華は犯された上異国へ売られる。
すいません、上記大円団は大団円の誤字です
謎の組織大円団の魔の手がここにまで……!
ともあれ暴れん坊将軍乙
乙乙
お願いします
632 :
名無しさん@初回限定:2013/04/27(土) 19:56:01.76 ID:l5/37NZV0
輝光翼戦記 銀の刻のコロナ
内容誰か知っている人いたら教えてください。お願いします。
再プレイしたので、魔界天使ジブリール1,2,3を書こうと思います。それと超うろ覚えでいいなら銀の刻のコロナも書こうかな。
真辺リカ 直人の幼馴染。ちょっとおっとりしてる。
天使ラヴリエル 見習い天使。一万とんで9歳。(作中で一万10歳になる)ギャグ要因と思いきやちゃんとルートもある。
音無芽衣美 クラスメート。直人のことが好き。引っ込み思案で弱々しい性格。
ミスティメイ 芽衣美が変身した姿。性格が一変してとてもきつい性格になる。
悪魔アスモデウス 悪魔二等兵。芽衣美に尻尾を刺して、ミスティメイに変身させる。
神野直人と真辺リカは幼馴染。家は隣で親同士も友達、さらに誕生日も同じ。
今ではとても仲良しだが、小さい頃は直人は気恥ずかしさから、リカをちょっと邪険に扱ったりもしていた。
だが、昔リカが自動車事故にあったときは、直人が輸血したり、本当は好きだったのだ。
直人は夏休み直前、そんな関係を一歩進めて恋人になろうとする。直人はリカを公園に呼び出し告白し、リカは私もずっと好きだったとOKする。
このときそばの茂みからクラスメートの音無芽衣美が偶然覗いてて、芽衣美は直人のことが好きだったのでショックを受ける。
リカと晴れて恋人となった直人は部屋に連れ込みキスをして、流れでエッチなことをしようとするが、リカに断られる。
リカはエッチなことは結婚してからという貞操観念の持ち主なので、キスから先には進めそうに無い。直人は諦めて、リカを家に送るため外に出る。
そんな二人の前に、魔界の二等兵、悪魔アスモデウス(以下アスモ)と名乗る子供が現れ、人間離れした力でリカを連れ去ろうとする。
そのピンチに今度は見習い天使ラヴリエル(以下ラヴ)が現れる。二人は相打ちとなり、アスモは逃げていく。直人たちは気絶したラヴを家で介抱する。
支援
目覚めたラヴは、魔界でリカを狙う動きを察知して派遣されたと言う。
何故アスモがリカを連れ去ろうとしていたかわからないが、ラヴはもうパワー切れでこれ以上守れない。
そのためリカをラヴの天使の輪っかで、聖天使ジブリールに変身させて撃退することにする。
そのパワーの源はアモーレというもので、交尾で貯める。つまりセックスである。
エッチなことの嫌いなリカだが、直人とならとOKし、セックスする。ちなみにパイパンだった。
無事ジブリールに変身できたリカは、これから様々なシチュで交尾して、天使の必殺技を覚えていき、アスモ達を撃退していくのだ。
一方アスモは音無芽衣美と街で知り合い強引に家に転がり込む。
芽衣美のリカに対する嫉妬という負の感情を見抜いたアスモはそれを悪魔の力で増幅させ、芽衣美をミスティメイに変身させて、
パワー切れの自分の代わりにジブリールと戦わせる。
ジブリールとミスティメイの戦いが何度も繰り広げられるが、ジブリールの覚えた必殺技でいつもミスティメイが負け、
芽衣美はアスモに罰としてエッチなお仕置きをいつもされてしまう。(必殺技を覚えずジブリールが負けるとバッドエンド)
・リカルート
そんなとき芽衣美とアスモの前に上官の魔界将軍レイラージュが現れ、戦況が一変する。
ジブリールはレイラージュと戦うが、成すすべも無く敗れ、陵辱されてしまう。レイラージュは、次が最後、と意味深な言葉を残し去っていく。
去っていったレイラージュは芽衣美に今回の計画の秘密を話す。
リカの体には魔王の卵が眠っており、戦いや陵辱を受けることで魔王が覚醒していく。
魔王とは、最初に血を受けた相手を主人とし、その主人の命令を絶大な力で遂行する存在である。
レイラージュは世界征服の野望のため、魔王を手に入れようとしていたのだ。
秘密を知った芽衣美は、直人に、リカの秘密、敵の目的、ミスティメイが自分であることを打ち明ける。
自分の嫉妬心を利用され、リカと直人に迷惑をかけたのを気に病んだからだ。
全てを知った直人達は、レイラージュに挑む。
しかし惜しくも負けて陵辱されてしまい、魔王が目覚めかけてしまう。
リカは魔王が目覚めてしまうよりはと、最後の自爆技エンジェルスーパーノヴァでレイラージュを倒し、リカの死と引き換えに敵の野望を阻止した。
かに見えたが、魔王は復活してしまい、レイラージュの血を受け契約されてしまう。
レイラージュは魔王に自分の治癒を命令するが、魔王は動かず、何故か直人をマスターと認識していた。
魔王と最初に血の契約をしたのは、昔、怪我したリカに輸血した直人だったのだ。
直人は魔王に命令し、魔王の代わりにリカを蘇らせる。
(ここから分岐)
敵との戦いは終わった。これからは普段の生活が戻ってくるかと思いきや、ラヴはエネルギー切れで天界に戻れず、
作戦失敗で魔界に戻れなくなったレイラージュとアスモは芽衣美と共にファミレスでバイトしていて、
なんだかんだとジブリールに変身する騒がしい日々なのだった。
<リカ 純愛END>
(上の分岐点から)
復活したリカの様子がちょっとおかしい。
リカは直人に仮定と前置きして話をする。
直人とのアモーレ貯めのエッチが鬼畜寄りだったのでリカと魔王が交じり合い、復活したリカを主人として魔王の力が残っていたという話だ。
冗談と笑うリカを直人は抱きしめるが、リカの目は笑っていなかった。
<リカ 鬼畜END >
支援
・芽衣美ルート
街で芽衣美に会うたび、直人は段々芽衣美と親しくなっていく。
直人達はその後のミスティメイとの戦いの時、アスモからリカの体には魔王の卵があることを聞く。
リカは以前から体の調子が悪くなったり、記憶が飛んでたりしていたのが魔王のせいだとわかり、閉じこもってしまう。
心配する直人とラヴだが、リカはますます閉じこもり、直人とけんかしてしまう。
直人に相談された芽衣美は、一計を案じて直人とリカを公園に呼び出し、仲直りさせる。これを機にリカと芽衣美は親友となる。
その後、魔王の力が目覚めかけたリカにアスモ達は歯が立たない。
アスモが自身の生命力を犠牲にし、最後の戦いのための準備を整える間、芽衣美にやり残したことやっておけと言う。
芽衣美は直人に、何も聞かずに一日付き合ってと誘い、直人はOKする。芽衣美は最後の思い出に直人と遊園地に行く。
帰り際、直人は芽衣美に惹かれていく自分を自覚する。
アスモ、ミスティメイとの最後の戦い。ジブリールとミスティメイは相打ちとなり、双方気絶し変身が解ける。
ミスティメイが芽衣美ということを知り、直人は驚くが、芽衣美の元に駆け寄り、介抱する。
そんな直人を見て、リカが嫉妬という負の感情を爆発させ魔王が復活してしまう。
目覚めた魔王は暴走しており、マスターの命令も無く、手当たり次第に目に見えるものを破壊していく。(このルートでは直人がマスターとは判明しない)
直人はリカを元に戻そうとするが吹っ飛ばされてしまう。
芽衣美がリカに追いすがり、自分がリカに嫉妬したからこんなことになった事、だから嫉妬したリカの今の気持ちもわかると語りかけ、
直人のために目を覚ましてと叫ぶと、リカが元に戻る。
魔王復活の計画が失敗に終わり敗れたアスモが去り際に芽衣美にある魔法をかける。
(ここから分岐)
戦いの後、リカは直人に別れようと言う。直人の気持ちが芽衣美に向かっているのに気付いたからだ。
そして直人と芽衣美は付きあうようになって一年後の3年の2学期。直人と芽衣美は初エッチをする。
芽衣美はアスモにエッチなお仕置きをされて、とっくに処女じゃないのを告白するが、いざ挿入しようとすると処女に戻っていた。
アスモの最後の魔法で体が元に戻っていたのだ。
直人と芽衣美は思い出の遊園地で仲良くデートするのだった。
<芽衣美 純愛END >
戦いの後、直人とリカと芽衣美の3人の関係は元のまま変わらない。
だが、アスモの最後の魔法でエロくなった芽衣美はバイト先のファミレスで乱交パーティーをしていて、直人もそれに引き込まれ参加する。
<芽衣美 鬼畜END >
芽衣美は戦いの後、直人達と戦っていたことを気に病んで、海外に転校してしまう。
<芽衣美 BADEND >
ラブリエルルートはwikiにあったので転載します
・ラヴリエルルート
Hのことを全く知らないラブは交尾のことを知りたいと言い出し、主人公直人は結局やってしまう。
その後も、戦闘とアモーレ貯めの息抜きとばかりに、リカの目を盗んではラブとのお気楽Hに勤しむ直人。
そしていつものようにラブを子ども扱いした日の夜中、ラブは寝シャブを仕掛けてきたのだった。
驚いて目を覚まし、明日はアモーレ貯めがあるから止めるように諭す直人に、ラブは「(ジブリールが
負けてしまっても)それでもいい」とまで言ってしまう。思わず頬を張った後、謝る直人。
ラブは直人に抱きつき、「お兄ちゃんが欲しい!」と呪文のように連呼するのだった。
そのうち、アスモの失態に業を煮やした魔界将軍レイラージュが直々に戦いを仕掛けてくる。
応戦するジブリールだったが、圧倒的な実力差に為す術も無い。一瞬の隙を突いて戦闘離脱したものの
絶望感に包まれる直人達。その直後、直人は芽衣美に呼び出される。芽衣美は危険を冒してまで、
自らの正体と、リカの中に魔王が潜んでいること、悪魔はその覚醒を狙って執拗にリカを狙ってきたことを
伝えにきたのだった。裏切り者となったミスティメイはレイラージュに戦いを挑むが、あっさり捻られてしまう。
戻った直人はラブから、ただの人間に聖天使の力を与えるアモーレがあれば、自分も天使の力を取り戻し、
一緒に戦えるかも知れない、ただしその為には、愛を持って直人がラブを抱くことが必要だと告げる。
一度でいいから自分を愛してくれと訴えるラブに、直人は「リカと同じくらいお前が好きだ」と告白し、
本当の意味で二人は結ばれる。
支援
その後、芽衣美の窮地を感じ取った一行はレイラージュとの再戦に挑む。ジブリールに続いて変身(輪っか再生のみ)
したラブから、一度だけ直人の愛を貰ったと聞かされ一瞬凹むジブリール。だが気を取り直して戦闘開始。
息の合った攻撃を見せる二人だったが、返し技を喰らいジブリールは失神。ジブリールを庇うラブを
更に庇った直人は致命傷を受け、二言三言残して絶命してしまう。直人の命を掛けた想いを受け取ったラブは
神気(神の力)をまとい、一瞬にして天使に昇格(?)、敵を一蹴、リカの中の魔王を封印することにも成功する。
傷を癒してもらったリカと芽衣美は和解する。だが、魂が消滅してしまった直人だけは蘇らせることが
出来なかった。
ラブは最後の方法を行使することを決意する。それはラブに残された全ての力を使って、失われた直人の
魂を呼び戻すことだった。皆にさよならを告げてから、力を行使するラブ。まばゆいばかりの光に包まれる
直人とラブ。そしてラブの存在は地上から消滅した。
ラブがいなくなってからどこか元気のない直人は空ばかり見上げていた。そんなある日
直人のクラスに転校生がやってくる。それは力を使い果たし、人間になったラブリエルだった。
(外見全く変わってない)
支援ありがとうございます。
途中、名前欄に作品名入れ忘れてしまいました。すみません。
魔界天使ジブリール-episode2-はwikiにあるので、次は魔界天使ジブリール-episode3-書きます。
連続で書くなら支援は任せろー
・共通部分
直人は恋人のリカ、義妹のひかり、さらに相変わらず居候しているラブリエルと騒がしくも楽しい日々を過ごしていた。
リカはもちろん、ひかりともエッチな事をする毎日である。(ラヴ公はギャグ要員なのでエッチは無い)
一方、前作で行方をくらましたミスティメイは悪魔フェイタスに捕まっていた。
フェイタスはミスティメイに力と自分に従う呪縛を与え、自身の研究のためジブリールを捕らえるよう命令する。
ミスティメイは反発しつつも、ジブリール打倒という自身の目的のために協力する。
直人達の前にミスティメイが現れ、リカがジブリールに変身して応戦する。
しかし、ミスティメイの力は圧倒的で、リカは負けてしまい、リカをかばったひかりがさらわれてしまう。
ひかりはフェイタスにより無理矢理ジブリールアリエスに変身させられ、アモーレを抽出する実験台にされる。
フェイタスはアモーレを使って人工生命体を生み出そうとしているのだ。
しかし、予想外のアモーレのパワーに実験は失敗。ひかりのアモーレは悪魔側に反転して、ブラックアリエスが誕生する。
直人達は圧倒的パワーのミスティメイに対抗するため天界に人工生命体の増援を要請する。
やってきた人工生命体に神野ナギと名付け、ジブリールゼロとして一緒に戦ってもらう。
パワーの源はアモーレなので、直人がナギと交尾してアモーレを与え、さらに様々なシチュで交尾することで技を覚え、ミスティメイと戦っていくのだ。
一方ラブリエルはリカにミスティメイに対抗するため、パワーアップを薦める。
直人との交尾によるアモーレではパワーアップもたかが知れてるため、近所にいる五人の絶倫アモーレ持ちと交尾し、
強力なアモーレ(アモーレ玉)を集めることを提案する。
直人以外とセックスするのに抵抗があるリカだが、今のままでは役立たずでひかりも助けられない。泣く泣くアモーレ玉を集めることに。
以降、話の合間にアモーレ玉の持ち主である校長、カメラ小僧、ニート、浮浪者、犬と交尾する。
さらに一方、ブラックアリエスは直人の恋人であるリカへの嫉妬からリカを憎んでいて、フェイタスの命を受けリカを襲う。
ブラックアリエスはまず学校の教室に特殊なフィールドを張り、その中で起こったことの記憶を現実世界へ持ち越せないように隠蔽する。
そしてフィールド内で、リカを魔界の技術で無理矢理ジブリールに変身させて、クラスメイトらにジブリールを陵辱させる。
それによってジブリールからアモーレを徐々に奪っていく。
さらにその後、何度もブラックアリエスはリカの前に現れ、フィールド内で陵辱を繰り返し、ジブリールを汚していく。
その後、ナギとミスティメイとの戦い、リカのアモーレ玉集め、ブラックアリエスによるリカ陵辱が何度も繰り返されていく。
・ナギルート
学校の旧校舎にひかりが捕らわれているのを突き止め、乗り込もうとする。
すぐ攻めるべきというナギの判断を尊重し、乗り込もうとするが、リカの体調不良により延期する。
リカが休んでいる間、ナギと作戦会議をするが、そのとき直人は人工生命体のナギに人間っぽさを感じる。
今までの直人達、クラスメート達とのふれあいでナギは人間に近づいていたのだ。
そんなナギに直人は愛情を感じる。
会議中、リカの悲鳴が聞こえ、直人達はリカの元に急ぐ。リカはひかりに陵辱される悪夢を見たと言い、
ナギはそこからリカの体調不良の原因は隠蔽された記憶にあると見抜く。
翌日、リカをおとりにして、ブラックアリエスと戦い、ひかりを元に戻すことに成功する。
そこにフェイタスが現れ、リカから奪ったアモーレでもうじき魔界の人工生命体が完成すると言って去る。
消耗したリカ達を置いて、ナギと直人はフェイタスを追う。
完成した魔界の人工生命体に負けて一度は撤退するが、直人がナギに告白してエッチし、これまで以上のアモーレを注ぐ。
ナギ達は再度挑戦するが、多数の人工生命体を前に追い込まれ、ナギは直人を逃がし、フェイタスもろとも自爆する。
途中に受け取った形見のラジオを手に、直人はナギの名を叫ぶ。
それから一週間後、ナギの自爆跡から見つかったナギと直人の子供をラヴが連れてくる。
見つかった時は胎児だったが、3日でナギそっくりに成長した子供はインストールすべき思考ソフトを受け入れず、中身は空っぽのままだった。
子供は形見のラジオを手に取ると、なんとナギの記憶をインストールした。
ナギはラジオをバックアップとして託していたらしい。
直人は復活したナギを抱きしめ、うれし涙を流すのだった。
<ナギエンド>
・リカルート
学校の旧校舎にひかりが捕らわれているのを突き止め、乗り込もうとする。
しかし、直人はリカの体調不良を心配し延期する。
直人が寝ているリカの様子を見に行くと、リカが悲鳴をあげて飛び起きる。ひかりに陵辱される悪夢を見たらしい。
直人は落ち込むリカを慰め、愛し合い、お互いの気持ちを確かめ合う。
翌日、リカの体調も戻るが、ナギはリカの悪夢から、体調不良の原因は隠蔽された記憶にあると言う。
そこでリカをおとりにして、フィールド内でブラックアリエスと戦うが、ナギはブラックアリエスにやられてしまう。
ブラックアリエスはリカが陵辱されていたことを直人に話し、幻滅させようとするが、直人のリカへの愛は変わらない。
逆に直人はブラックアリエスに、どんなことをしてもひかりは自分の大切な妹だ、と語りかけると、
ブラックアリエスは自分のしたことを後悔し、ひかりに戻る。
ひかりが敵の正体を知らせようとすると、衝撃がひかりを襲い、気を失ってしまう。
直後、フェイタスとミスティメイが現れる。
フェイタスは人工生命体の研究がもうすぐ完成すると言い、ミスティメイにリカ達の後しまつを命じる。
ミスティメイはリカをジブリールに変身させ、陵辱する。
直人はミスティメイが見せた隙をついてナギを助け出し、ナギはフェイタスと戦う。
その時、突如ミスティメイが裏切り、フェイタスに一撃を加える。
ミスティメイは本心からフェイタスに従っていたのでは無く、裏切るタイミングを計っていたのだ。
さらに陵辱から開放されたジブリールがアモーレ玉の力を全開。超必殺技を放ち、フェイタスを消滅させる。
戦いは終わった。
三日後、戦いで傷を負った直人は病院で目覚めた。
リカは直人にアモーレ玉集めや陵辱のことを謝り、別れようとするが、直人は一番辛かったのはリカだ、
とリカを慰め全てを許す。
そこに、ひかりとクラスメイトがお見舞いに現れ、リカに謝る。リカもまた全てを許す。
しかしやはり気まずさが残り、リカがまたも直人に別れを切り出そうとしたときにラヴリエルが登場。
気まずいなら全部忘れたらいいですの、と天界の記憶消去アイテムでみんなの記憶の都合の悪いところだけ消去する。
リカと直人は抱き合い、愛を誓いながら、一緒に記憶を消去してもらう。
<リカエンド>
・ひかりルート
直人達は学校の旧校舎にひかりが捕らわれているのを突き止める。
ひかりが心配なのですぐ乗り込もうとするが、リカが体調不良で倒れてしまう。
リカを休ませ、ラヴを看病のため残して、直人とナギは旧校舎に潜入する。
2人はブラックアリエスと化したひかりと遭遇し、ナギが戦いを挑むが負けてしまう。
ブラックアリエスが直人とエッチしようと近づいたとき、不調を押してやってきていたリカとラヴ、
それを追ってきたフェイタス、ミスティメイが現れる。
リカがジブリールに変身し直人を助けようとするがブラックアリエスに阻まれてしまう。
直人がブラックアリエスに、元のひかりに戻って俺の元に帰って来てくれと語りかけると、ブラックアリエスは苦しみだし、ひかりに戻る。
フェイタスは不利と判断して撤退し、リカ、ナギ、ラヴはそれを追う。
何故かその場に残ったミスティメイが、ひかりを見て、まだ善と悪が中で戦ってる、助けるにはアモーレを与えろと直人に助言をくれる。
直人がひかりを抱くと、ひかりは元気を取り戻す。幸いブラックアリエスだったときの記憶は残っていないようだ。
実はミスティメイは嫌々フェイタスに従ってたのでひかりたちを助けて、フェイタスとぶつけようとしていたのだ。
ひかりはミスティメイと共闘してフェイタスを倒すことにする。
そして途中、トラップに引っかかったときに、ひかりは直人を護るため、無意識に新技を発動させる。
中和フィールドを展開し、天使の力も悪魔の力も無力化するというものだ。
意識的に発動ができず、フェイタスとの戦いで苦戦するが、直人が体を張ることで中和フィールドが発動。
不利を悟ったフェイタスはミスティメイに自分が死ぬと爆発する呪縛を施していると言い、中和フィールドを解除させて、またも襲い掛かってくる。
怒ったひかりは、ならばとフェイタスを殺さず、フィールドを収縮させ石に封印することに成功する。
その後うっかり石を割って殺してしまい、自爆装置など無かったと判明する。ミスティメイはいつか勝ってやると、ライバルのジブリール打倒を宣言しどこかに去る。
戦いは終わった。
朝、ひかりが直人を起こしにきて、そのままエッチな流れになったときリカ達が入ってくる。
直人を巡ってどたばたが始まる。皆一緒がいいね。
<ひかりエンド>
支援
うそ×モテ〜うそんこモテモテーション〜を予約します。
次いでに言いますが、もしコレをプレイするならメガストア2005/10に付録で付いている完全版をオススメします。
無印(?)はディスクを入れなきゃフリーズするシーンが多い上に動作が遅いのでオススメ出来ません。
メガストアの完全版の方はプレイしてませんが、ディスクレス可なので少しはマシだと思います。
○プロローグ
非モテで女子にこき使われそれでいて変態というダメダメな主人公・里中保はある日、花の妖精・モモと出会い、願いを一つだけ叶えると言われる。
保は「モテモテになりたい」と願うと、願いを叶える代償に「ウソしか言えなくなる」体質になる。
翌日、学校に行くと幼なじみ・望以外の女性にモテる様になって喜ぶが、密かに想いを寄せる美蘭を口説こうとすると辛辣な言葉を吐いた事で「嘘吐き」である自分に苦悩する事になる。
支援
※画面左にあるハートマークが光る時にクリックするとヒロインを口説く「シャバダバモード」という特殊なシステムがある。
メインヒロイン√で使用するとエロシーンに突入するがバッドエンドになる。
逆にメインヒロイン以外の時に使用するとサブヒロイン√に突入する。
○サブヒロイン√
◆五代きくこ
ある日、花屋の前を通ると世界中の不幸を背負った様な暗い雰囲気を纏い、「地雷」と例えるきくこと出会った保はつい彼女を口説いてしまう。
保からすればモテ体質の実験台感覚だったが、保に惚れたきくこはストーカーに走り、家に招いてご馳走までした。
そこで、きくこの家は貧乏で母親も病気で死にかけという壮絶な家庭環境を知った保は不幸に巻き込まれたくない為に別れようとした。
だが、父親との連携プレーとモテ体質が災いして逆レイプされて妊娠させてしまう。
更に、保の親にバラされ学校を中退、花屋で働かされモモに見捨てられると踏んだり蹴ったり。
しかし、きくこの母親が復活して、きくこ自身も母親になった事で明るい性格になり、モテモテ体質を利用して大量の女性客を店に招いて繁盛と、何やかんやで上手くやれて終わり。
◆片桐千夏
保のクラス担任で姉御肌な女教師。
ある日、授業中に説教した彼女を黙らせようと色目を使うと惚れられる。
保は遊び感覚と実験台感覚で彼女に近付いたが、ウソ体質が災いして彼女の告白を断れずに校内でHさせられる。
その光景を他の教師に見られ、二人共学校を追放され、モモにも見捨てられる。
しかし、保はバイトしながら夜間学校、千夏は塾講師で何やかんや上手くやれて終わり。
○メインヒロイン√
◆越知望
保の幼なじみで非モテ時代から対等に話し合えた貴重な存在。
保がモテ体質になっても何時もの様に接している望が気になり、何度も口説いていたが冗談扱いされる。
モモに聞くと、望は保と長くいた為に彼がモテ体質になった事に薄々感ずいて効果が薄れたと推測した。
やがて保は望に好意を抱き、実は望も非モテ時代から保が好きだったと分かり勢いでHして付き合う。
恋人同士になった二人だが、保は「嘘吐き」体質によって下手に喋ると関係が壊れるのを恐れて無口になる。
始めの内は幼なじみだった事が幸いして何とか出来たが、望は次第に不満が溜まり、遂に爆発。
モテ体質で天狗になり、真実を喋らない保に耐えられないと望は告げたが、保は逆ギレして罵倒。なし崩しで別れてしまう。
保は全てを失っても望に謝りたいと思い、モモにモテ体質を解除して欲しいと願うが無理と言われる。
更に、望と上手くいけたのもその元凶であるモテ体質だと言われ愕然とする。
保はもう一度だけ望と話したいと思い、最後のデートをするが、やはり「喋る」勇気が無く、そのまま別れそうになる。
保は咄嗟の判断で「望の手の平に指で文字を書く」方法で本心を告げようやく二人は結ばれた。
保が「幸せ」になるのを見届けたモモはモテ体質とウソ体質を解除。保は本心から望に「好き」と告げた。
支援
◆御堂香奈
保の父親が勤める会社の社長令嬢で、父親の立場を利用して保をこき使う。
保はモテ体質を利用して香奈に復讐しようと近付くが、以外に庶民的で世間知らずな彼女に弄り倒したり振り回される内に惹かれていく。
ある日、成り行きで香奈の家に行くと、父親が彼女を「一般庶民」として教育していた。
金持ちでありながら貧乏扱いさせると虐待に近い教育を見た保は文句を言おうとするが「ウソ体質」が災いして逆に絶賛。
ショックを受けた香奈を慰めている内に気持ちが通じあってHして恋人同士になる。
しかし「ウソ体質」で真実が言えず、「モテ体質」で香奈以外の女を引き寄せて彼女を振り回すのを見て、コレ以上は無理と判断して別れ話を切り出す。
傷付いた香奈を見て、真実を告げて謝罪する為にモモにモテ体質を解除する様に願うが無理と言われ愕然とする。
それでも、香奈に謝罪したい保はノートに「自分と○○(他の女性)とは関係無い」という署名を集めて香奈に見せる事で自分の正直な気持ちを示して仲直り。
結ばれた二人を見たモモはモテ体質とウソ体質を解除。保は正面から香奈に心の底から「好き」と改めて告白。
同人ソフトもOKなんでしょうかこのスレは
もし大丈夫ならAqua-baiserの「輝きは君の中に」をお願いします
664 :
663:2013/05/19(日) 20:41:59.37 ID:8lOcdsiB0
違う!タイトルは「アンニュイ天使〜Ultima Thule〜」です
間違いです
665 :
名無しさん@初回限定:2013/05/24(金) 11:48:20.26 ID:tq5HFcMP0
くすりゆびの教科書1及び2
ひまわり(Regrips)
Mist(Regrips)
アウトライン
Railway ここにある夢
の詳細なストーリーをどなたかお教えください。
よろしくお願いします。
wikiの編集権限を緩めました
やる気のある方は好きに遊んでください
中華が湧きすぎたら制限かけなおします
やる気ありませーん
◆渡来 美蘭
保が密かに想いを寄せるクラスのアイドル。
しかし、ウソ体質で「好きな人に嫌いと言う」為に真っ正面からアタック出来ず、彼女の天然も災いして手応えが掴めないが色々あって付き合う。
始めの内は、またしても彼女の天然に振り回されるが、次第に良い雰囲気になる。
しかし、保は彼女の純粋な好意に戸惑い、ウソ体質が災いして誤解を生んで別れる。
そこで、彼女が初対面から保に興味を抱いていたと知り、『モテモテの「ウソの自分」』が『非モテの「本当の自分」』に劣ってると要約気付く。
保はモモにモテ体質を解除するように頼むが無理だと言われ愕然とする。
それでも謝罪だけはしたいと保は美蘭に近付くが避けられる。
何とか最後のチャンスを手に入れた保は待ち合わせの場所に行くと美蘭が暴漢に襲われている所を助ける。
言葉が無くても保の本心を見た美蘭と和解。
保が「幸せ」になったのを見たモモはモテ体質とウソ体質を解除。保は改めて美蘭に「好き」と告白。
エピローグでは故郷のイタリアでデートするシーンで終わり。
◆花屋敷 環
ある日、ファーストフード店に行くと、猫耳・しっぽをつけ、「自称・妖怪の化け猫」と名乗る環に出会う。
コスプレ設定とスルーするが、中身はともかく外見はかなりの美少女で興味を持った保は近付く。
しかし、ウソ体質が災いして仲良くなれる雰囲気で逆に辛辣な言葉を吐いてしまい上手くいかない。
それでも何とか好感度を上げていくが、ある日学校に乗り込む。
(この時、「お仕置き」としてHするとNormal√、HしないとTrue√)
○Normal√
Hした後、自分は妖怪だから子供は作れないが、その分たくさんHすると言い、所構わずHを迫る。
ある日、保の家に環が乗り込むとモモの姿が見え彼女と喧嘩。モモは環から離れるよう警告するが、既に手遅れ。
環は妖怪だから一つの町に長く居れず、旅に出る事になり、保も道連れにされる。
保はモモに助けを求めるが自業自得と見捨てられる。
エピローグでは日本中を旅しながら毎日Hを迫られ疲れ果てた保の姿が。
しかし、皮肉にもウソ体質のおかげで環から常に愛されるのだった。
魔ヲ受胎セシ処女ノ苦悦
魔ヲ受胎セシ処女ノ苦悦2
のストーリーをお願いします
○Happy√
環の行動を許し、その後も好感度を上げていく。
しかし、環は保に近付く女性はモブでも許さないと嫉妬して町中の猫を操って監視する。
保は家に逃げるとモモが妖怪に狙われていると言い結界を張るがアッサリ破られ返り討ちにあう。
その場は何とかごまかした保だったが、モモは環が危険だと告げる。更に、保にはモテ体質とウソ体質という爆弾を抱えていた。
保は悩んだ末に環と別れるが、そこで環の過去を知り、色々あって環と仲直りする。
しかし、その翌日に環はモモを連れて町を出る。
保のウソ体質とモテ体質を許したが、これ以上保に近付くと彼の命が危ないと知って離れたのだった。
(次いでにモテ体質とウソ体質を解除させた。)
それから一年、環の知り合いの猫を世話しながら生活してた保の前に環が現れる。
実はこの一年でモモとの契約で「人間になる代わりに千人を救え」という条件を満たす為に世界中を旅していた。
そして「人間」として二人が結ばれて終わり。
これで「うそ×モテ〜うそんこモテモテーション〜」は終わりです。
実はバイト先が急に潰れる話になって他を探していたので一月近くかかりました。すみません。
…というか、本当に人いないな…
ノシ
乙!
おつです
677 :
名無しさん@初回限定:2013/06/08(土) 16:21:15.47 ID:3K/oRVfZ0
いるぜ。
誰かwiki更新してくれんかな
もう長いこと投稿が反映されてない
自分でやればいいのに
誰かといってる時点で終わってるわ
もうこのスレで終わらせようぜ
一年ぶりに見たら活気が無いねえ。今月中に未解決一つ投下しよう
俺が書いたのも更新されてるな
GJ!
「君と恋して結ばれて」を予約します。
それと、オリジナルの同人もOK何ですか?
OKなら「はじめてのおかあさん」を予約します。
同人は駄目です
駄目だったと思う
駄目だったんじゃないかな
エロゲには珍しく始めからくっつく主人公とヒロインが決まって話も一本道
登場人物も「主人公」と「ヒロイン」しかいない上に知人という設定。
渚緒…陽輔の幼なじみ
ひなた…章一の妹
空…航太の喫茶店のバイト
次回作のAsterは数年後を舞台にしている。
○花守ひなた&荻野陽輔
陽輔に惚れたひなたは告白するが、子供にしか見えないと軽くあしらわれる。
それでも、アプローチし続け付き合うが、ある日陽輔の過去を知る。陽輔の父親が事故を起こして死に、家庭が滅茶苦茶になった事を。陽輔はひなたを拒絶するが彼女はそれを受け入れて更に仲が深まって終わり。
Hは、一回目は気絶、二回目は途中で危険日と発覚して中断。三回目で本番に突入。
○桜庭航太&柳渚緒
お互いに想いを寄せているが奥手同士な為に、周りがイライラする程付き合ってH。
しかし、クリーンヒットして妊娠するが、航太は子供を育てる決意をする。
その後、両親とかなり揉めたが出産OKを貰って終わり。
Asterでは子育てしながら喫茶店で働いている二人の姿が。
○桐島空&花守章一
空は章一に熱烈なアプローチをかけるが、真一は「友人」として接する。
しかし、空が他の男子と仲良くしてる所を見て嫉妬した事で自分の気持ちに気付いた章一は告白。
付き合ってHするが、章一はHにはまり易い性格だったため、空は一度距離を取る提案を。
章一は、Hダメ・オナ禁は予想以上に苦痛を感じたが、「恋愛は体だけの関係じゃない」と知って更に二人が仲を深めて終わり。
これで「君と恋して結ばれて」は終わりです。
>>684 同人駄目ですか。まとめWikiにあったから大丈夫かと。
688 :
名無しさん@初回限定:2013/06/10(月) 15:46:38.36 ID:UJ5sUpe40
ハピメアどなたかお願いします
リクNG投下OKじゃなかった?>同人
投下してくれる分には多い方がいいし、同人板に同種のスレないしな。
リクNG投下NGだよ
勢い無くなって過疎ってるから流れ変えたいのはわかるけどな
>>685 乙、懐かしいなこれ
割りと良かったと思ったんだけど複数主人公設定が受け入れられなかったみたいだ
キミへ贈る、ソラの花 をおねがいします。
Guardian☆Place〜ドエスな妹と3人の嫁〜 をおねがいします。
ハピメア をおねがいします。
696 :
688:2013/06/16(日) 22:08:29.96 ID:vqClGXxT0
Q-Xの「幻月のパンドオラ」はまだ無いのかな? よかったらお願いします。
とくに実妹ルート。
プリズム◇リコレクション! をおねがいします。
九十九の奏〜欠け月の夜想曲〜 をおねがいします。
イモウトノカタチ をおねがいします。
>>697 >とくに実妹ルート。
コミック版も読んでおけよ。
中の人などいない! トーキョー・ヒーロー・プロジェクト をおねがいします。
お兄ちゃんにはぜったい言えないたいせつなこと。 をおねがいします。
水月 弐 〜追憶〜 をおねがいします。
your diary をおねがいします。
向日葵の教会と長い夏休み をおねがいします。
夏の終わりのニルヴァーナ をおねがいします。
俺と5人の嫁さんがラブラブなのは、未来からきた赤ちゃんのおかげに違いない!? をおねがいします。
あえて無視するキミとの未来 〜Relay broadcast〜 をおねがいします。
グリザイアの楽園 -LE EDEN DE LA GRISAIA- をおねがいします。
D.C.III R〜ダ・カーポIII アール〜 X-rated をおねがいします。
712 :
名無しさん@初回限定:2013/07/03(水) 03:11:34.71 ID:SpY3I1gi0
夏空のペルセウス をおねがいします。
ないしょのないしょ! をおねがいします。
マテリアルブレイブ イグニッション をおねがいします。
LOVESICK PUPPIES -僕らは恋するために生まれてきた- をおねがいします。
炎の孕ませ“わんぱく”おっぱいお嬢さま学園 〜「昔の姿」になって女湯フリーパス!スカートめくり放題!いたずら中出し・孕ませ天国!〜 をおねがいします。
逃避行GAME をおねがいします。
ピュアガール をおねがいします。
LOあんぐる!! をおねがいします。
木洩れ陽のノスタルジーカ -Raggio di sole nostalgico- をおねがいします。
流星のアーカディア をおねがいします。
祝福の鐘の音は、桜色の風と共に をおねがいします。
恋色マリアージュ をおねがいします。
恋色マリアージュ をおねがいします。
725 :
名無しさん@初回限定:2013/07/07(日) 02:28:04.21 ID:yk0JNJy40
ハ ピ メ ア
竜翼のメロディア -Diva with the blessed dragonol- をおねがいします。
end sleep をおねがいします。
ラヴレッシブ をおねがいします。
倉野くんちのふたご事情 をおねがいします。
お嬢様はご機嫌ナナメ をおねがいします。
Princess partyを予約します。
学園に転入してきた主人公は、自己紹介に失敗したり、生徒会長のゆかりに生徒会役員にさせられるも楽しく学園生活を過ごしていた。
そんなある日、綾香が校舎を爆破して新しい校舎を作った後に自分が新理事長兼生徒会長になり、「青春禁止」を告げた。
○厳島絵梨
主人公の幼なじみで元お嬢様の庶民。
主人公への好意を隠す事なく伝える彼女は常に「青春禁止」の罰を受ける常習犯。
初めは絵梨に呆れていたが次第に異性として意識する。
その一方で、絵梨が「理事長だから生徒会長じゃなくても規則作れんじゃね?」の提案で綾香は生徒会長を辞任し、「青春禁止」が緩和。
その隙と周りの後押しもあって主人公は告白。OKを貰ってHするが、突然絵梨が「恋愛禁止」を宣言しなし崩しで別れる。
絵梨は過去に父親が海外転勤途中に事故で亡くなった事で極端に親しくなろうとしなかった。
主人公はゆかりと綾香の協力で盛大な告白をするが、絵梨と共に事故に巻き込まれる。計画は失敗したが結果的に仲直り出来て終わり。
エピローグでは父親は実は生きていたオチ
○鬼咲ゆかり
実家は極道のエセお嬢様。
「青春禁止」の為だけに生徒会長を強制的に辞任させられ綾香に挑むも敗北ばかり。
転入時からいつも一緒にいるゆかりに異性として意識した主人公は告白。ゆかりは自分が極道だからと拒否しようとするが主人公は受け入れる。
付き合う事になった二人だが、その直後から綾香の「青春禁止」が厳しくなり、二人にも重い制裁を与えようとする。
実は綾香も主人公が好きで、この制裁もただの八つ当たりだった。
ゆかりは綾香と決着をつけるべく主人公を賭けてジェンガ対決。
結果はゆかりの勝利、綾香は「青春禁止」を廃止して二人がイチャイチャして終わり。
○坂上沙夜
ゆかりのメイドであり舎弟。
ゆかり√中盤に分岐。
ゆかりと主人公が互いを異性として意識し始めた時期に、ゆかりに手を出したと誤解した沙夜が主人公宅に乗り込む。
誤解は解けたが、そのおかげでゆかりに 迷惑をかけ家出。主人公宅で雇われる事になる。
沙夜はゆかりが主人公を好きだと知って告白。主人公は受け入れる。
しかし、それが「沙夜への裏切り」となり「鬼咲家」が二人を襲撃。沙夜はケジメとしてゆかりと決闘。ゆかりに主人公のメイドとして認められて終わり。
エピローグでは綾香とゆかりに監視されては追い掛けられる二人の姿が。
○白凰院綾香
本名「山田ヨネ」
自分の本名が主人公にバレたと勘違いした彼女は主人公の通う学園を巻き込んた口封じを行った。
しかし、次第に口封じとは思えない行動を取るようになる綾香。(実際は本人も気付かない内に主人公に惚れていたという)
その頃には主人公も綾香を意識して告白一歩手前の雰囲気になるが、綾香は主人公と距離を取る。
綾香は「白凰院」のお嬢様故に「一度決めた事を否定すると勘当される」為に「青春」出来なかった。
それでも主人公は諦めず遂に告白。
二人はバレなきゃ大丈夫じゃね?と隠れてイチャつくが、ゆかりにバレる。
ゆかりはそれをネタに決闘を申し込む。
しかし、決闘中に白凰院関係者が乱入して学園を乗っ取る(綾香が規則を破った事をネタに裏で操ろうとした)。
綾香は最終手段として全校生徒に「自分の本名は『山田ヨネ』」とバラす事で白凰院から学園を解放する事に成功。
しかし、その代償に綾香は白凰院から追放される。
…が、綾香は元手五万から会社を建て、半年で学園を買収出来る程の金持ちになって戻って終わり。
これで「Princess party」は終わりです。
ポケットに恋をつめて をおねがいします。
一応、『予約』という形で宣言。
前作『ドラクリ』に引き続き、月末にゲームが発売されて少し間を開けてから書き込みしようと考えてます。
ただ、現時点では「向こう」の規制が解除されているので、こちらのスレではなく「向こう」にドバっとまとめれたらいいと思っておりますが、
今週末から何故か「向こう」でよく分からないページが量産されているので、
もしもその煽りで規制が戻ったら、投稿できないかもしれません。
(使用環境の都合により、こちらのスレへの投稿が以前よりやりにくくなっているため)
ピンポンぱんつ! 〜湯河原学園 美少女☆温泉卓球部〜 をおねがいします。
てにおはっ! 〜女の子だってホントはえっちだよ?〜 をおねがいします。
時計仕掛けのレイライン -黄昏時の境界線- をおねがいします。
仮名手本忠臣蔵編
主人公、深海直刃は剣道の才能がある以外は平凡な現代の学生だったが
元旦の泉岳寺で起きた謎の皆既日食によりタイムスリップしてしまう。
そこは女性の武士が闊歩する江戸時代。自分はその世界の武士の一人と入れ替わってしまったらしい。
途方に暮れながらも現代へと戻る方法を模索する直刃だが
ある時自分が世話になっているのが歴史に名高い赤穂浪士の面々であることに気づき驚愕。
何とか悲劇の発端となった松の廊下の変事を止めようとするも気の狂った乱心者だと思われ無理矢理謹慎させられる。
かくして歴史は繰り返された。赤穂藩に待ち受ける過酷な運命を知る直刃はすぐに逃げ出そうとするが
事前に大石内蔵助に事件を予言していたことから捕らえられてしまう。
幸い間者として処刑されるようなことにはならなかったがその後は内蔵助の護衛として監視されながら生活することになる。
自分が巻き込まれた理不尽な運命に絶望する直刃だったが
倉之助の仕事を手伝ううちに優れた文武の才能と主君への篤い忠誠心を持ちながら
藩士達の暴発を抑えお家再興を叶えるためあえて昼行灯の汚名を被る彼女の強さと優しさに惹かれていき
少しでもその役に立てるようにと稽古相手を大怪我をさせたことで一度は捨てた剣の道へと戻り内蔵助の懐刀として活躍する。
内蔵助もまたそんな直刃のことを頼もしく思い二人はやがて契りを交わしお家再興の暁には夫婦になることを誓い合った。
だが歴史の流れは変わることなくお家再興の可能性は絶たれ討ち入りの日を迎えようとしていた。
直刃は江戸での探索によって今回の事件が将軍のお側用人である柳沢吉保が儒学者の荻生徂徠に命じて
呪術によって吉良を操った陰謀であることを突き止め赤穂浪士たちが吉良を討ち取れば自分が元の世界に戻れることを知っていたが
見知らぬ異世界で自分に良くしてくれた仲間たちを助けるため自らもまた命を賭けて討ち入りに参加し腹を切る覚悟を決めた。
そして悲願の討ち入り当日。吉良が呪術の力によって物の怪となるという予想外の展開はあったが赤穂浪士たちは史実通り宿敵の首を討ち獲った。
直刃はその直後、愛する男を死なせたくない内蔵助の判断で元の世界へと戻るよう本隊からの離脱を余儀なくされたが
共に死ぬという想いは変わらず浪士たちの切腹当日、泉岳寺にて腹を切ろうとする。
だが命を断とうとしたその瞬間、直刃は柳沢の放った刺客に刺され意識を失ってしまう。
そして気が付くと再び事件が起こる直前の元禄十四年へとタイムスリップしていたのだった。
江戸急進派編
二度目の赤穂。しかし直刃を取り巻く環境は前回とは大きく変化していた。
同志として共に笑い泣いた仲間達の記憶は全てリセットされていた上に
自分が覚醒した時期が元旦から3ヶ月以上ズレたことで前回の歴史で事件前に構築していた人間関係すらもが失われていたのだ
これでは歴史を変えて赤穂浪士たちを助けるどころか彼女達の仲間として戦うことすらできない。
直刃は粘り強く行動するが1週目の世界で唯一未来人であることを信じてくれた内蔵助と面会出来ずに事件当日を迎えた。
これにより直刃は倉之助を通じて赤穂浪士を救う選択を諦め、単身江戸に向かうことを決意する。
狙うは吉良上野介の首。今自分一人の手でヤツを殺せば討ち入りの未来は消滅し必然的にその後の切腹も行われないはずだ。
しかし江戸へと向かう道中、江戸急進派の安兵衛と郡兵衛と出会ってしまったことで「抜け駆けは許さん」とその行動は阻止される。
この出会いにより前回の歴史ではなかった「安兵衛の連れ」という立場を得た直刃はようやく内蔵助と会うことに成功する。
だが事件前にこれから起こることを全て予言した1週目とは違い事件が起きた後では直刃の話は
「知っていてもおかしくはない情報」に過ぎず内蔵助は自分が未来人であるということを信じてくれない。
しかし直刃の必死な姿に何かを感じた内蔵助は彼に安兵衛たち江戸急進派の面々を見張る任務を与え試すことにする。
内蔵助の命に従い江戸での生活をはじめた直刃。
江戸でも有数の剣客である安兵衛に稽古をつけてもらいながら一人で吉良を倒す道を模索する日々の中で
直刃は前回の歴史では気づけなかった江戸急進派の人々に気持ちを知っていくことになる。
「なぜ仇を討たないのか」「それでも武士か」と江戸中の人々に急かされ嘲笑される屈辱。
仕事と収入を失ったことで日々悪化していく生活。
臆病風に吹かれて脱盟した思っていた郡兵衛が実は単身討ち入りを試み返り討ちにあっていたという真実。
1週目の世界では内蔵助の苦しみを知らず暴走していたように見えた彼らにも様々な理由と戦いがあったのだ。
そんな中、直刃は諜報に長けた同志である新六からの情報でこの事件の黒幕の一人である荻生徂徠の居場所を突き止め
徂徠に呪術を使った陰謀劇の全容を公表されたくなければ浅野家の再興を認めるよう脅迫する。
徂徠はそれに応じるが約束を守る気はなく赤穂浪士たちの暗殺を画策。
これが失敗に終わると今度は直刃と安兵衛を罪人に仕立て上げ捕縛しようとする。
間一髪の危機を逃れた二人は江戸を脱出し安兵衛の故郷である会津へと逃れる。
この逃避行の間に直刃は安兵衛に自分の正体を明かし、安兵衛もまた自分の過去を語ることで二人の関係は深まっていく。
だが皮肉にも安兵衛が直刃を愛してしまったことでその身を案じる彼女は前回のように討ち入りに参加することを禁じ
あくまで後方支援だけを行い元の世界に戻るよう命じる。
直刃は何度も抗議をするが決定が覆ることなく資金の調達や同志達の関係を取り持つ仕事に奔走することに。
そんな最中、江戸に来た時からの妹分である小平太が病弱な姉の薬代を稼ぐため内通者として情報を売っていたことが発覚する。
本来なら処刑されても文句は言えない背信。
しかし同志達の困窮の日々を知る直刃は彼女を見逃し討ち入りにも参加せず姉と生き延びるよう通告する。
可愛がってきた子分の命を救いたいという直刃の想い。
だがそれは小平太を「もう一度兄貴の役に立ちたい」と無謀な探索に駆り立て彼女は吉良邸の情報を告げると同時に命を落とすことになる。
史実でも前回の歴史でも小平太は同志達を裏切るが死ぬことは無かった。
自分が歴史を変えたことで大切な仲間を殺してしまったことに絶望する直刃。
最悪は重なり小平太の仇である吉良家の剣客、清水一学に安兵衛が倒され捕まってしまう。
討ち入り当日、戦力の要である安兵衛が現われないことに動揺する仲間たち。
直刃は安兵衛の羽織を身にまとい自分が彼女の代わりに戦うことを宣言する。吉良を倒すため。何より安兵衛を救い出すために。
かくして吉良邸に突入した赤穂浪士たちだったがそこには予想もしなかった敵が立ち塞がる。
囚われていたはずの安兵衛が呪いによって操られ牙を剥いたのだ。
その力は圧倒的で内蔵助ですら歯が立たず倒されてしまう。だが愛する人に仲間殺しの罪を負わせる訳にはいかない。
直前に深手を負っていた直刃だったが決死の覚悟で戦い命と引き換えに安兵衛を呪いから解放する。
号泣し想い人の名前を呼び続ける安兵衛。こうして二度目の歴史でも直刃は元の世界に戻ることなく倒れるのだった。
時間が巻き戻る刹那の時、生と死の狭間で直刃は死んだ小平太と再会する。
彼女は柳沢でも徂徠でもない第三の黒幕がいることを告げ
その謀略を乗り越え元の世界へと戻るにはおそらく自分の存在が重要となることを教えてくれる。
そして再び意識は暗転し3回目のタイムスリップが始まろうとしていた。
百花魁編
三週目の世界。
この世界を支配する真の黒幕と陰謀の存在を知った直刃だがこれまでのように歴史を干渉する気持ちは心の中から失われていた。
未来を知り二度も歴史を繰り返しながら自分は事件を防ぐことも仲間を救うことも出来なかった。
もう自分のせいで誰かが死ぬのも、絆を深めた仲間たちに忘れられ悲しむのも耐えられない。
直刃は全てを諦め世捨て人として生きることを決めるが事件が起こる前に狼の群れに襲われている内蔵助の娘、松の丞を見かけ思わず助けてしまう。
この一件で過去2回の歴史では仲の良い友人に過ぎなかった松の丞は直刃に一目惚れし許婚に。
世俗との関係を絶とうとしていた直刃は抵抗するが歴史は嘲笑うかのように再び彼を忠臣蔵の渦中へと巻き込んでいく。
自分と距離を取ろうとしながらも窮地の時には必ず支え助けてくれる直刃に松の丞の恋心はいよいよ高まるばかり。
しかしその真っ直ぐな好意を過去のループ世界で二人の女性との悲恋を味わい臆病になっていた男は受け入れることができない。
だが松の丞に偽の縁談話が持ち上がったことで彼女を愛する気持ちを捨てられないと気付いた直刃は松の丞を支え、共に歩む決心をする。
それが討ち入りと共に消える儚い恋だと分かっていても。
三回目の討ち入り。今回も無事に吉良を討ち取ることに成功した赤穂浪士たちは史実通り見事に切腹し果てる。
だが三回目にして初めて忠臣蔵を生き残った直刃はいつまで経っても元の世界に戻らないことに愕然とする。
同時に江戸の町に不穏な噂が広がりはじめた。「吉良は赤穂浪士たちに討ち取られることなく生きている」と。
ここに至り直刃は自分達が犯した致命的な誤りに気付く。「俺達は討ち入り前に吉良の姿を一度も見たことがない」
前回も前々回も直刃は吉良を倒しながら元の世界へは戻れなかった。
それは呪いが解ける前に自分が命を落とすからだと思っていた。だが違った。
自分達が倒してきたのは吉良の影武者。本物は常に忠臣蔵の舞台から逃げ出し生き延びていたのだ。
直刃はループの直前に受けた助言に従い助けていた小平太や仇討ちが失敗した際に第二陣となるべく備えていた奥野
そして怪我を負い討ち入りに参加できなかった郡兵衛らと共に本物の吉良の駕籠を強襲。
これを見事に討ち取り今度こそ仇討ちを成功させたのだった。
こうして直刃は数年間の戦いを経て元の世界へと帰還した。
命駆けで戦い、駆け抜けた江戸時代の日々と比べ現代での生活はあまりに色褪せていたが
赤穂の地で松の丞が大岩に刻んだ相合い傘を見つけた直刃はそれでも前向きに生きながら大学で歴史を学び
仲間たちの活躍を語り継いでいこうと考えを切り替える。
だがそんな想いは家の前に現れた「吉良家の剣客」清水一学と瓜二つの女の登場によって脆くも崩れ去る。
そう、この狂った歴史の物語はまだ終わっていなかったのだ。
女は告げる。「あなたは歴史を変えられなかったようね。なら私が変える。赤穂浪士たちを英雄になどさせない」
終わりのはじまりが今、幕を開ける。
仇華宿怨編
女の名は甲佐一魅。現代の女子大に通い清水一学と同じ二刀流を操る剣道家だった。
一魅は吉良の墓がある功運寺へと直刃を呼び出し今から呪術によって江戸時代へと飛ぶと告げる。
嘘だらけの忠臣蔵の歴史を破壊するために。
もしも止めたければ共に来るがいい。自分が犯した罪を知ることに耐えられると思うのなら。
直刃は一魅の行動を阻止するため、何より二度と会えないと思っていた仲間達に会うため再び時空を超えた。
過去のループ経験に加え現代で忠臣蔵に関する文献を読み知識を深めていた直刃は事件直後から積極的に行動。
無断で飛び出して失敗した2周目の反省を踏まえて内藏助から正式に許可を受けた上で旅立ち
清水一学の肉体に入り込んだ一魅が待つ江戸へと向かう。
そこで一魅は直刃に対してもう一つの忠臣蔵について語りだす。
赤穂を正義、吉良を悪とする従来の歴史とは違う赤穂を悪、吉良を正義とする忠臣蔵を。
三度の歴史で内藏助たちの人柄を知る直刃はそれを否定するが彼女の主張は様々な歴史書や文献に根ざしたもの。
何より全ての発端であり一魅が暗君、狂人と罵る赤穂藩主、浅見内匠頭と一度も面識のない直刃は心が揺れてしまう。
同時に一魅もまた苦しんでいた。強い覚悟を胸に行ったはずのタイムスリップ。
しかし自分が歴史を変えようとしたことで江戸で出来た唯一の友人である赤穂浪士の妹お初を死なせてしまった罪が彼女を狂わせる。
それは皮肉にも直刃が過去に赤穂浪士たちを救おうとして味わった地獄と同じものだった。
なぜそうまでして歴史を変えようとするのか。直刃の問いかけに彼女は自らの本当の名前を告げる。
吉良一魅。吉良家と清水家の血を受け継ぐ史上の大悪役の子孫だと。
事件から数百年が経過した今も吉良家の生き残りは吉良上野介の悪評に苦しめられている。
顔も知らない先祖のことでなぜ父が追い詰められ自殺しなければならないのか。
だから彼女は過去へと戻り歴史を変えないかと囁いてきた女の誘いに乗った。
理不尽な世界を正し忠臣蔵を否定するために!!
しかし一魅の前に現れたのは見る影もなく落ちぶれ自暴自棄に殺人を行う無法集団などでは無かった。
平和な暮らしも、手に届く栄華も、命すら捨て亡き主君の名誉を守らんとする真の武士たち。
ではやはり吉良は悪で赤穂浪士が善だというのか。
答えを見いだすため一魅は討ち入りの当日、大石内藏助に一騎打ちを申し込む。
互いの実力は互角。しかし迷い悩みながらも全てを乗り越えてこの場に立つ内藏助の太刀は迷いと憎しみを捨てきれなかった一魅を打ち倒すのだった。
その戦いを見届けた直刃は一魅と共に命を絶ち最後のタイムスリップを敢行する。
一魅に呪いの力を与えた女が企む野望を打ち砕き江戸と現代、2つの時代を守るために。
刃忠勇義烈編
4周目の世界で一魅から真の黒幕の計画を聞いた直刃はある取引をしていた。
討ち入り当日、一魅が内藏助と一騎打ちすることを認め邪魔をしない。
だがその戦いでもし内藏助が勝利したならば自分と共に黒幕の計画を阻止することに協力して欲しい。
一魅は約束を守り直刃の協力者となってくれた。
二人は黒幕に気付かれぬよう慎重に計画を進めていく。
一魅はスパイとして全ての元凶である丹羽赫夜から計画の詳細な情報を引きだし
直刃は家族である矢頭右衛門七を鍛え上げながら内藏助と協力して策を練る。
そして12月14日。今回も赤穂浪士たちは無事に討ち入りを成功させたのだった。
それから1年。赫夜は日本壊滅のための呪術を完成させようとしていた。
媒介となるのは史実にも残る大災害、元禄大地震。
これを呪いの力によって極限まで破壊力を高め江戸を滅ぼすのが彼女の狙い。
しかし呪術を完成させようとする赫夜の前に直刃が立ち塞がる。
笑う赫夜。これまでの歴史と同様、切腹した赤穂浪士たちの中に直刃の名前はなかった。
生き残っていることも妨害に来ることも予想の範囲内。
練達の剣士とはいえたった一人の力で時空の壁すら超越した自分を誰が止められよう?
直刃は笑う。確かに一人じゃ勝ち目がない。だが俺は一人じゃない!!
現れたのは死んだはずの赤穂浪士たち。直刃は過去の経験とあらゆる人脈を駆使することで将軍徳川綱吉と謁見。
赫夜が江戸壊滅を企んでいることを知らせ、これを阻止する事と引き替えに赤穂浪士たちの助命を願ったのだ。
こうして最後の決戦が始まった。無限にも思える髑髏の軍勢を生み出す赫夜に押される直刃たちだったが
幾多の激闘を繰り広げたライバル達が助勢に駆けつけてくれたことで遂にこれを撃破する。
それから数ヶ月の時が過ぎた。日本を救った赤穂浪士たちはその明かされることのない功績により
故郷赤穂の近くに浮かぶ小さな無人島を住処として与えられる。
「歴史を変え、仲間達を死なせることなく忠臣蔵を終える」
現代から来た青年が願い、誓い、そして一度は諦めた奇跡が長い旅路の果てに叶ったのだ。
現代へと戻るしばしの間。深海直刃はようやく手に入れた平穏な日常を仲間達と共に楽しんでいく。
補足事項
ラスボスである丹羽赫夜は家督争いに敗れた淺野家の子孫。
主人公の深海直刃は淺野長友の隠し子で浅野内匠頭の腹違いの兄弟。
(正確にはこの時代の深海直刃が隠し子であり、現代の直刃はその子孫)
この因縁によって直刃はタイムスリップに巻き込まれた。
以上です。
おお、大型投稿乙。
1/2 summer をおねがいします。
春季限定ポコ・ア・ポコ!を投下します。
炎の孕ませ“わんぱく”おっぱいお嬢さま学園 〜「昔の姿」になって女湯フリーパス!スカートめくり放題!いたずら中出し・孕ませ天国!〜 をおねがいします。
目覚めると従姉妹を護る美少女剣士になっていた をおねがいします。
キモメンでも巨根なら国民的アイドルグループをハーレムにできる!? 〜極上マ○コを独り占め!射精しまくり孕ま総選挙♪〜 をおねがいします。
運命が君の親を選ぶ 君の友人は君が選ぶ をおねがいします。
学☆王 It’s Heartful Days!! をおねがいします。
762 :
名無しさん@初回限定:2013/07/24(水) 20:21:08.51 ID:EFUIP4Y20
>>722 ってゆーか、もうスレにもWikiにもカキコ終わっている奴をリクエストして、何か意味あるの?
763 :
名無しさん@初回限定:2013/07/26(金) 20:52:49.04 ID:YsUNaBod0
E?
主人公・野々宮彼方は音楽特待生だが、両親の失踪とかつての仲間・悠木春花の死で、部活に出ないでバイト三昧の日々を過ごし、特待生剥奪・授業料全額返済を言い渡される。
しかし、理事長の孫娘の多々良真奈の計らいで、卒業式で満足させる演奏をすると特待生でいられる最後のチャンスを与えられる。
その曲こそ、かつて春花とマイペースな仲間・一桜と義妹・野々宮藍、そして野々宮彼方が組んだ「伝説のカルテット」の曲「はるかかなた」
春花がいない事で始めは拒むも受け入れた彼方だったが、肝心のピアノ役を春花の双子の妹・悠木夏海に頼むが断られ、やむを得ず桜の持っていた春花の音源で代用するが、練習中に突然壊れる。
そこで夏海がピアノ役を担当する事になる。
○野々宮藍
彼方の義妹。駄妹。鬼妹。愛妹。ブラコン。
彼方は自分達を捨てた両親を憎み、必要以上に藍を甘やかした結果アホで痛いブラコン妹と化す。
藍は彼方と両親が仲良くなって欲しいと願っていた。
ある日、彼方達の演奏をテレビ放送(理由は主人公の特待生の権利を賭けた演奏が美味しいと理事長がテレビ局に教えた)で、野々宮の父親から電話が来る。
後日、親友・敦の知り合いの調査で、父親ではなく彼方の双子の実妹・遙と出会う。
彼方にもう一人の妹が出来てショックを受けた藍だったが、この事件で互いの想いを通じ合う。
一方、遙とは微妙な距離感のまま。そこで、藍は自分達の演奏を聞かせようと卒業式に誘うが、当日に失踪。
彼方と藍は遙を探すために、演奏をすっぽかして見つけ和解。
学校に戻ると父親が時間稼ぎに演奏していた(父親もかなり有名な音楽家優勝)。
演奏は大成功で野々宮家も無事に戻って終わり。
両親の失踪は母親が病気で膨大な治療費を必要としていた、三人分の養育費が払えないからという理由。
つ【 支援 】
○一 桜(にのまえ さくら)
桜と彼方は才能はあるが、練習と音楽自体が嫌いでかつてはサボっていたが、春花に出会った事で「伝説のカルテット」と呼ばれる程の活躍をした。
しかし、一年前に病気で。表向きは「留学」と言っていたが実際は「治療」の為に海外に行ってた事を隠していた。彼方は事前に知っていたが、桜がその事実を知ったのは春花の死と同時。
春花の病気を隠していた彼方を桜絶交、二人はまた音楽から離れた。
(補足
◇桜は「同好会・第二音楽部」に所属していた事で特待生でいれたが、彼方は部活自体に出なかったから特待生免除
◇彼方達は「第二音楽部」として演奏している。部室は音楽準備室)
ある日、練習中に壊れた春花の音源の修復の為に桜は彼方のバイト先で働く。
そこで、音楽部後輩とトラブルを起こし、逆恨みで第二音楽部のピアノを壊す。
ピアノの修理には時間がかかり、卒業式に間に合わない為、桜はピアノを賭けて後輩と勝負して勝利。
勝負方法は後輩二人組と彼方・桜の演奏をネット配信して、再生数の多い方を勝利とする(後輩はクラシック、彼方と桜はアニソン)。
桜は他にも練習中の演奏も流していた。すると、春花の知り合いからメールが来る。そこには、春花はかなり前から体調不良を知っていたが隠していた事。
春花の真実を知りショックを受けた桜はスランプになり、練習中に怪我をする。それが問題となり、彼方は特待生免除が決定。桜はダブルショックで引きこもる。
桜を立ち直らせる為に彼方達は卒業式でゲリラコンサートを校庭で行い、桜は復活して演奏に参加。
エピローグでは演奏の完成度を見た学園側が彼方を特待生復帰させる。
○悠木夏海
春花の死を未だ引き摺る彼方と、そんな彼方に「悠木春花」の名でメールする夏海。
夏海も春花と同じピアニストだが、天才の春花に対して彼女は努力型。
春花の演奏に適わない事にコンプレックスを感じ、春花とは別のスタイルを取り、彼方も同じ様にスタイルを変えるが不評。
そんな中、彼方は偶然春花の音源を見つけ、聞き比べるがやはり春花の方が上。
彼方の為に夏海は、卒業式演奏は自分は辞退して春花の音源で代用させる。
彼方は今の自分と夏海の演奏は成長する可能性があるが時間が足りず悩んでいた。卒業式直前に春花の音源を聞くと隠されたメッセージを聞いて吹っ切れた彼方は春花ではなく夏海を選んで演奏。見事に特待生復帰。
エピローグでは春花の幽霊と別れを告げて終わり。
◇補足:夏海の体に春花の幽霊が取り憑いていて「悠木春花」のメールも一部は本人が出していた。
また、桜の音源を壊したのも春花。
768 :
名無しさん@初回限定:2013/07/30(火) 11:00:21.35 ID:r+LvteNvO
これで「春季限定ポコ・ア・ポコ!」は終了
妻である元魔王フォーゼロッテから魔力と魔王の座を引き継いだ元人間の冒険者ダークスは
フォーゼロッテや他の女性との間に出来た子供達に囲まれながら
天界との戦争で傷ついた領土の復興に励む公私ともに充実した日々を送っていた。
そんなある日、大魔王から派遣された監査役の魔族マクドゥが現れる。
彼女はダークスの強さを認めながらも「その力は戦士としてのものでありお前は王の器ではない」と断じ
直前のトラブルでダークスの触手に犯された恨みもあり彼から魔王の座を剥奪しようとする。
引退してなおその強大な力を狙われるフォーゼロッテを守るには魔王の肩書きは必要不可欠。
ダークスはマクドゥに魔王として認められるため彼女が用意した試験に挑戦することになる。
その内容はダークスの支配が及んでいない非統治エリアの付近に町を作り繁栄させること。
頼りになる幹部たちの力を借りることなく自身の手腕で行政を切り回せという難題にダークスは苦労するが
ギュンギュスカー商会がサポート役としてつけてくれたソフィアの助けもあり徐々に町を発展させていく。
だが苦心の末に築きあげた町は非統治エリアの魔族連合軍によって焼き払われてしまう。
激怒したタークスは敵のアジトに乗り込み次々と自分に刃向かった女達を撃破し犯していく。
こうして幾度かの戦いを経て非統治エリアを支配することに成功した魔王軍。
しかしダークスの心は晴れなかった。自分の愛人となった連合軍の女達の話によれば
連合を組み町を襲おうと提案した者は誰もおらず何者かに誘導された可能性が高いというのだ。
直後、ダークスが天界と魔界の住人双方受け入れる政策を取っていたことを利用して
町の中枢へと入り込んでいた天界の商人スイセンが襲撃を仕掛けてくる。黒幕はやはり天界だった。
間一髪、仲間達に助けられ生き延びたダークスだが
スイセンの上役であるワダツミの策略によって自身の分身体である触手の制御を奪い取られてしまう。
触手から膨大な魔力を手に入れることに成功したワダツミは天界の勝利を確信するが
内部に根付いていた「ダークスの自我」によって暴走した触手にあっさり殺されてしまう。
無限に増殖し肥大化していく触手から町を守るためダークスは本体がある光峰の壁へと向かう。
もう一人の自分ともいうべき触手との戦いは熾烈を極めたがマクドゥの協力もあり勝利。
町を守り通したことで魔王としても認められたダークスは新たに手に入れた女達との情事を堪能しながら
自分が作り上げた町での生活を楽しむのであった。おしまい。
つ【 支援 】
つ【 支援 】
天色*アイルノーツ をおねがいします。
Berry’s をおねがいします。
777 :
リクエスト:2013/08/02(金) 01:07:41.48 ID:GIbgHv3X0
予算の都合で買えなかったので、
どなたか『なつくもゆるる』か
『双子座のパラドクス』をお願いいたします。
それから、
>>738 についてですが。
前作の『ドラクリ』と同様に優先順位を決定するのを忘れてました。
まとまるまで要望があれば、そのヒロインから随時追加したいと思います。
また、上記のとおり前回とは勝手が違うので「加筆更新」という形にさせていだたきます。
候補は
絵描き(全15章)
ジャンパーメイド(全15章)
スマホ従妹(全14章)
発情病獣娘(全16章)
お見合いエルフ(全9章)
昭和からの褐色亡霊(全10章)
の6名です。一応今週末か来週末あたりから
>>778 第1希望:スマホ従妹(全14章)
第2希望:発情病獣姦娘(全16章)
SAGA PLANETSの四季シリーズがComing×Humming未だに無いから投下する。
少し古いゲームですが、ぱれっとの復讐の女神〜Nemesis〜をお願いします。
あんだけ過疎ってたのに、
ここ1・2カ月でリクも投下も活気づきだしたな。
こうしてスレが盛り上がれば人も戻ってくるだろうし、いいことかな?
BRAVA!! をおねがいします。
義妹だからできること、妹じゃないとダメなこと。 をおねがいします。
ひまわり/ぶらんくのーと
をお願いします。
主人公・桐ヶ谷陽斗は廃品で飛行機を作る事以外は普通の学生だったが、町一番の祭り・「吉乃祭」の準備会に強制参加させられる仲間集めに駆り出される。
転校生の芝山美海、その妹のひなた、幼なじみの高遠鈴香、委員長の思川優月、悪友の妹背俊介達と共に祭の準備に取りかかる。そんな中、優月にその祭の主役・吉乃姫が取り憑いている事を知る。
○思川優月
重度のマヨラー。祭りの大役「吉乃形」を務め巫女舞を披露する。
優月に吉乃姫が取り憑いていたのは誤って御神木に傷付けたせいで、元に戻すには優月の願いを叶える。
彼女の願いは「陽斗と結ばれる」、「『吉乃形』を成功させる」
陽斗と恋人になるが、巫女舞を上手く踊れず、練習のし過ぎで優月の人格が出てこなくなる。
吉乃姫は優月を呼び戻そうと儀式を行うが失敗して陽斗に取り憑く。
しかし、それを利用して吉乃姫(体が陽斗)との練習で上達。
無事に「吉乃形」を務め、吉乃姫とお別れする。
エピローグでは遊び過ぎたせいで成績が落ちて猛勉強する二人の姿が。
◇補足:前者は過去に出会った陽斗に恋をして(そのおかげでマヨラーに)、それを知った吉乃姫は陽斗と優月を結ばれせようとする
後者は巫女舞が下手な事で失敗すると転校させられる。
○芝山美海
猫かぶり転校生
学園のアイドルの様な存在だが、実家は古臭い骨董品屋。偶然美海の家を知った陽斗は彼女を準備会に誘い自分はそこでバイトする事になる。
そんな美海に前の学校の自称・彼氏が現れ一悶着を起こすが、その事件で二人は恋人に。
その一方で、美海の父親が再婚し、不安になる。陽斗は彼女を元気付ける為に今まで成功しなかった飛行機作りを完成させて飛行する。
勇気づけられた美海は再婚相手とも上手くやれて終わり。
○芝山ひなた
美海の妹。陽斗は骨董品の仕事を手伝う。そんな中、美海の知り合いから「美海に妹はいない」と聞かされ不思議に思って調べると「芝山ひなた」という人間がいない事を知る。
彼女の正体は親の都合の転校続きで不安定な美海の前に現れた精霊(美海√でも陽斗と恋人になると消える)。
美海を安心するまで現界する予定で、陽斗達なら美海を任せられると消滅。
エピローグでは美海の父親の再婚相手の娘に転生(?)する。
○南殿絢音
陽斗を準備会に駆り出させた生徒会長で幼なじみのガキ大将。
絢音を慕う転校生・岡島凛々子に絡まれながらも祭の準備に取りかかるが、絢音が古い地図を見つける。
その地図は絢音と陽斗のタイムカプセルがあり、そこには子お互いが大好き、と書かれていた。
○高遠鈴香
旅館の一人娘で幼なじみ。
元々は沢山の従業員がいたが、次第に人がいなくなり今は鈴香の母親が一人で切り盛りしているも、無理が祟って母親は倒れ更に愛犬のベスが亡くなる。
鈴香の「日常」が崩れる事に恐怖して陽斗に依存するが、敢えて陽斗は彼女を突き放す。
冷静になった彼女はやむを得ず旅館を畳む事に決めたが、運悪く得意先の予約を受けてしまう。鈴香は最後の仕事として一人で全てを行うが失敗。そこに準備会の仲間が手伝った事で無事に終える。
この失敗で鈴香は修行して再び旅館を開く決意して旅立つ。
エピローグでは下宿として利用して待っていた陽斗の前に修行を終えた鈴香と共に旅館を再開する
○笹部しおり
クラス担任。
学生時代のしおりが何故か現代にタイムスリップして暴漢に絡まれた所を助けて元の時代に戻る。
エピローグでは自分を助けた人物が陽斗だと知った描写で終わり。
これでComing×Humming!!は終了。
どうでもいいが、主人公が飛行機作りの設定が生きるのは美海√だけ
他だと
優月√→デート中に俺飛行機作ってるんだ凄いだろー、って見せる
鈴香√→病んだ鈴香の目を覚ますから家出→他に行くとこ無いから飛行機作りの倉庫行くか→仲直りしてその場でH
他√→飛行機の「ひ」の字も出ない
これで全部終わりかな?
カミハミ投下乙です。
>>789 乙
そういうゲームよくあるよな
こなゆきふるりはマジつまらんかった
あかばんず 〜リアルな世界で僕が君にできること〜 をおねがいします。
>>792 まあエロゲではよくあること何だけど
ただ、他の夏秋冬が面白かったから残念だったな
>>785 悪いが同人はダメらしい
次いでにFDの「ひまわり アクアアフター」は全年齢仕様だから書けない。
PSP版もあるし原作の同人版もFDも安いから買えば?尺はかなり長いけど
ただ、アクアアフターは買わない方が良い。アクアが救われ無さすぎて泣ける。
なつくもゆるる をおねがいします。
クラス全員マヂでゆり?! 〜私達のレズおっぱいは貴女のモノ・女子全員潮吹き計画〜 をおねがいします。
プレスタ!〜Precious☆Star’sフェスティバル〜 をおねがいします。
サンタフル☆サマー をおねがいします。
幻創のイデア 〜Oratorio Phantasm Historia〜 をおねがいします。
乙女は可憐に恋に舞いっ! をおねがいします。
カミハミ、鈴の可愛さに萌えられたからストーリーとかどうでもよくなったな。
他のルートでは物足りないって感じたけど・・・
炎の孕ませおっぱい乳同級生〜おっぱいも孕ませ!乳(NEW)クラス孕まセンセーション!〜 をお願いします。
DominancEをおねがいします。
end sleep をおねがいします。
そろそろ容量がヤバいから誰か新スレ建ててくれ
自分は携帯だから出来ない。誰もやらないなら最悪分割してでも建てるけど
クラス全員マヂでゆり?! 〜私達のレズおっぱいは貴女のモノ・女子全員潮吹き計画〜 をおねがいします。
Magical CharmingのTrueルートをお願いします
牝鏡調教 〜メガネ少女は如何にしてキモオタ教師のものになったか〜 をおねがいします。
幻創のイデアの共通ルートお願いします
種付けて!人妻島 〜男が全員不能!村の子孫を絶やさぬために人妻たちに何時でも何処でも子作り三昧!〜 をおねがいします。
なんでこんなに容量食うんだ?
テキストでこんなにおもくなるものか?
>>811 テキストだけとはいえ、他のスレと違って1つ1つのレスがどうしても1レスで出来る限界に近い量になるからね。
普通のスレは、専門板で議論が起こってるときを除いては1・2行程度のレスがほとんどだけど、
ここは長文が基本だから。
古い(99年発売)ゲームで恐縮ですが、
「散櫻-禁断の血族-」のネタバレストーリーをお願いします。
禁血三部作であれだけ詳細(オチ)を把握してないので…。
すいません。
シナリオ投稿ですが、今週のお盆が多忙なこともありまとめが遅れてます。
いちおう今月中には間に合わせる形で、他に要望がなければリクエストにある
愛莉→真咲→その他
で進めたい所存であります。
アイルノーツの人了解です
さて、テンプレに書いている次スレ目安容量はとっくに超えてるし、
投下予告も出てるし、俺自身投下計画中の作品があるし、
どうしよ?次スレ立てた方がいいのかな?
>>815 >次スレ立てた方がいいのかな?
然るべく
ゆめこい 〜夢見る魔法少女と恋の呪文〜 をおねがいします。
つ【 乙 】
あと6KBしかないから、投下に関しては新スレって形になるのかな?
1回の投下で平均どのくらい使うのかは知らないけど。
>>821 投下される方の、投下しやすい方法で良いのでは?
。
マッサージ院に清楚な女学生がきたら?…ハメるでしょう! 〜昏睡&媚薬でイキ狂わせ種付け肉オナ治療〜 をおねがいします。
いくつか投下しようと思って他作品があったけど、
大規模規制に巻き込まれそうなので無期延期
文句なら荒らしに言ってね。
文句はないけど
わざわざそんなレスしなくていいのに
書き込みログ漏れでIP変えての自演も全部ひも付けされてるじゃん
リク荒らししてた奴ご愁傷様
各スレで出てるな。うちの荒らしやってた奴のデータが全部ばれてるwwwって。
ここも例外ではなかったか。
まぁ、漏えいはあってはならんことだが、
各スレの荒らしが消えて平和になるなら結果オーライだな
・・・まあ、大規模すぎて掲示板そのものの存続にかかわってくる可能性もあるけど。
でもまぁ、このスレに限って言えば、
万一2chがあぼーんしても、したらばにすでに同一スレがあるからいいか
そういえば、したらばの方ってちゃんとした管理人さんいたんだっけ?
3人いる! 〜Happy Wedding in Livingroom〜 をおねがいします。
豚の如き山賊に捕らわれて処女を奪われる巨乳姫騎士&女戦士 〜絶対チ●ポなんかに負けたりしない!!〜 をおねがいします。
yes,your highness をおねがいします。
ギャングスタ・リパブリカ をおねがいします。
天色*アイルノーツ をおねがいします。
雨音スイッチ 〜やまない雨と病んだ彼女そして俺〜 をおねがいします。
閉じたセカイのトリコロニー をおねがいします。
ぜったいマジラブ! あまイチャはぷにんぐ! 〜姉妹×姉妹でドキエロ性活!きゅんメロパワーを収集せよ!〜 をおねがいします。
淫触の魔法少女テンタクル! 〜触手生物に堕ちた粘液まみれ少女の末路 をおねがいします。
豚の如き山賊に捕らわれて後ろの処女を奪われる巨漢騎士&戦士 〜絶対チ●ポなんかに負けたりしない!!〜 をおねがいします。
閉じたセカイのコロニー落とし をおねがいします。
教えて先生 オトコの娘学園〜イチャラブ!男の娘トライアングル〜 をおねがいします。
アクマでオシオキっ! 丸城戸サド式ヘンタイお仕置き講座 をおねがいします。
アクマでオシオキっ! 時津風部屋式ビール瓶お仕置き講座 をおねがいします。
つるぺた×NTR 〜幼なじみ彼女の3年間の調教記録〜 をおねがいします。
異触の檻 ―あんな化け物に犯されるなんて絶対に嫌っ!!― をおねがいします。
つるピカ×NTR 〜ハゲ丸の3年間の調教記録〜 をおねがいします。
ナマイキJKに復讐の性活指導 〜先生、お願いだからもう許して…〜 をおねがいします。
JK学園性春白書 〜仮面優等生「美雪」〜 をおねがいします。
たまはじ! たまたまハジケル妹たち をおねがいします。
僕だけが知らない恋人と姉妹がビッチギャルになった理由 をおねがいします。
グリムガーデンの少女 -witch in gleamgarden- をおねがいします。
母撮 〜堕ちていく母の映像記録 をおねがいします。
でくママ2 をおねがいします。
みずカノ! 〜水着の彼女とHしよっ〜 をおねがいします。
みずカノ! 〜水疱瘡の彼女とHしよっ〜 をおねがいします。
戦刃乙女 −マキナに宿りし心が願うは…− をおねがいします。
革拘束 〜ワタシ、壊されました… をおねがいします。
台所 〜タワシ、壊されました… をおねがいします。
恋咲く都に愛の約束を 〜Annaffiare〜 をおねがいします
聖娼女 〜性奴育成学園〜 をおねがいします