所詮ポルノ産業でしかなかったエロゲ業界。
にも関わらずきのこ・麻枝・るーす・ロミオ・健速……etc
実に才気に溢れた人材が集まりその注目は業界内に留まらず大きな注目を浴びるようになった。
そして丸戸史明。
この中にあって彼ははトップライターとして活躍はすれど決して飛び抜けた存在ではなかった。
だが、
『 W H I T E A L B U M 2 』
この圧倒的な怪物を産みだしたことによって、彼は唯一無二にして完全なる存在へと「成った」のである。
かつて君たちは数々のエロゲーやそのライターについて語ってきたことだろう。
その全てが無駄になった。
最早丸戸作品以外を語ることは何の意味も持たないと否でも応でも「理解らされた」のだ。
丸戸によって全てが終わらされてしまったという事実だけが残った。
嘆く人がいるかもしれない。丸戸というあまりに規格外の存在を前にして恐れる人、断固として認めず戦う人間もいることだろう。
しかし内心わかっている。
この戦いには、絶対に勝ちはないのだと。
進むには、あまりに厳しい道だ。
しかし悲しむことはない。救いはすぐそこにある。
認めなさい。
そして崇めなさい。
何を?
無論、丸戸だ。
彼を認め、崇め、救いを求めなさい。
それだけが、我々に残された、たった一つの道なのだから。