クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 30本目

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666総評10 ◆M9if/ibBdA
了解しました。では一旦こちらに貼りますね

2010年のクソゲーオブザイヤーinエロゲー板(KOTYe)は「驚嘆」の年であったと言えよう。
『色に出でにけり わが恋は』の襲来……。
それは、萌えゲーの安心ブランドとして親しまれていた「ういんどみる」が突如殺人ピエロと化し、
虚を突かれた信徒達の阿鼻叫喚がこだまする悲しい事件であった。
『アイ惨』ショックに蹂躙された暗黒大陸においては、文字通り「一寸先は闇」。
地雷の埋まったこの大地で、明日をも知れぬ一歩を力強く踏み抜いていく覚悟が新たに試されたのであった。

2011年、戦いの火蓋が切って落とされたのは1月28日のことだった。
ミュスカデによる、『令嬢の秘蜜』(通称『秘蜜』)の登場である。
前年エントリー作『熟処女』のBGMをこっそり流用していることからも推して知れるが、この2作は制作スタッフが共通している。
『熟処女』と言えば、他ゲーからのシナリオコピペや、「ひっかかか(中略)うふっ テイクツー」などのNGボイス混入が記憶に新しいが、
ハーフプライスでも許されなかった前作の惨状を、フルプライスの本作が軽く凌駕するとは誰が予想できただろうか。
本作はセレブ系インモラルADVを謳っているが、インモラル要素どころか「紅茶」と「媚薬」以外の要素が皆無であり、
1日目はヒロインが紅茶に媚薬を盛ってH、2日目はヒロインの母親が紅茶に媚薬を盛ってH、
3日目はヒロインの姉が(以下同文)……と、ドリフのオチよりも安心安定のワンパターンな展開が以下延々と続く。
抜きゲーとしても失格であり、Hシーンの音声には「胸だけで満足なの(プツッ)それで(プツッ)よっ!」などのNGボイスが混入。
CGの差分は少ないどころか1枚もなく、テキストでは挿入前の段階なのにCGでは全力で暴発。もはや早漏どころの騒ぎではない。
ともあれ、リアルテイクツーに失敗してしまったスタッフ達の今後の去就に、好事家達の期待が集まることとなった。