あかべぇの
こんな娘がいたら僕はもう
を頼みたい
アテリアルって既出だっけ。
無いなら書くけど。暇だし。
こんな娘がいたら僕はもう
じゃなくて
「そ」んな娘がいたら僕はもう
で探してたらしい履歴があった(´Д`)
書き忘れてたけど分量未定だから名前欄に(x/y)みたいに全体の分量表示できないや。申し訳ない。
全体の終わりになったらそう明示するからそれでご容赦を
・序章:
謎の男女二人組がどこかの世界でドンパチやってるその裏で妹と一緒に生きてる主人公、仙崎秀哉。
自身と妹の患った難病治療のためをきっかけとしてMHIという超大企業の世話に何かとなるようになった彼らは
難病治療と同時期に失踪した両親のことを(少なくとも表面上は)あまり気にする様子もなく、
同じくMHIが運営する学園でごく平凡に暮らしていた。
そんなある日、親友の樋口海斗が女性に送るプレゼントを買いに行きたいということで、同じく親友の北河アカリと共に
ショッピングモールへと買い出しに出かける。
プレゼントを送る相手が母親ということでアカリとともに海斗をいじりつつも目的のものは買って帰路についている途中
謎の現象に見まわれ彼らの意識は暗転する。
・第一章(注1):
目を覚ますと、そこはビルの中だった。
ビルの中を徘徊している明らかに化け物と思しき生物群に驚きつつもはぐれた海斗と合流し、
化け物に襲われているアカリを救出する。
その後ビルの出口へ向かうが、そこでひときわ大きい化け物に襲われる。
その最中に秀哉の血を操るという超能力が目覚めるが、理由は分からないまま。
ともかくもその化け物を倒すと、謎の声とともに現実世界へ戻される。
とりあえずその場は解散して翌日もう一度倒れた現場に向かうと、倒れた脇にあったビルが黒い霧に包まれて消滅していた。
その後些細なことがいろいろあった後、昨日の世界にもう一度行けないかと
誰も居ない時を見計らってこっそり親友三人でもう一度現場に向かうことに。
そこには案の定黒い門があり、そこから昨日の世界に出入りできることを確認する。
ついでに昨日見ることのできなかったビルの外の世界を歩きまわってみるが、その途中で海斗が能力に目覚める。
その後外にいたデカい化け物を倒す途中でアカリが覚醒したり、化け物を倒したあとヤバいことになったので後始末したり
勢いでアカリの処女を奪ったりと色々あった末、とりあえず現実世界へ戻ることにした。
*注1
実際の数字表記はローマ数字ですが、ローマ数字は一応機種依存文字のため、この場は漢数字で書いてます。
つ【 支援 】
・第二章:
現世へ戻った後、三人は学園の先輩で生徒会長──柏木鳴海に門のあるところへ呼び出される。
彼女はMHIと肩を並べるほどの相当でかい企業(三鷹)のご令嬢であり、昨日こっそり門をくぐったのがばれて
目をつけられたんじゃねと恐れる三人だが、そもそも初日に三人を現世へ帰したのはこの人であり
元より三人のことはバレバレであった。
鳴海は自分も能力者であること、この世界──歪秤世界のことは前から知っていたことを三人に明かし
歪秤世界のことは知らなくてもよかったけど知っちゃったんだし実力もそれなりにあるから
しょうがないねということで、近いうちにショッピングモールがこの世界に落ちてくるらしいので
そのための対策を手伝ってほしいと先輩に頼まれる三人。
初日に自分たちを帰してくれた謎の声の正体が彼女であったということもあり、とりあえず了承して三人は帰宅する。
秀哉は口酸っぱく(確信は隠しつつ)落ちてくる当日にはショッピングモールに近づくなと妹に警告するが
逆に変な勘ぐりをした妹とその親友二人の手により、妹は当日親友もろともショッピングモールごと歪秤世界に落ちてくる。
現場では天使と悪魔というファンタジー生物がドンパチやっている様に驚きつつも三人に先輩を加えた四人は
一般人を救出していくが、その途中で妹も歪秤世界に落ちた事実を知った秀哉は
途中でギレゼルという変態悪魔と出会ったりしつつ、四人組は途中まで妹+その親友二人(妹ズ)を守ってくれていた
源鴉鳥という知己の少女と共に青い鎧の天使を撃退しする。
途中、鴉鳥と別れたり、妹と一緒に風呂に入った挙句怪我した所を舐めてもらったりといった
けしからん事態を挟んだりしつつ、現世へ戻るために一同は自分たちがやってきた門へと妹ズを引き連れて向かうのだった。
つ【 支援 】
つ【 支援 】
つ【 支援 】
トリップつけ忘れてた。まこと申し訳ない。
・第三章:
門へと戻ると、それは跡形もなく消えていた。
ついでに自分たちが住んでいたところ自体がまるごと歪秤世界に落ちてきていることを知り、茫然とするが
かと言ってこんなところにいつまでもいるわけにはいかないということで、マンモス学園なことが幸いして
食料備蓄もあるしとりあえずの避難場所としては最適だろうと学園へ向かうことにした一行。
その途中で丹生真黄という天使を信仰する秀哉の知り合いと出会ったり、妹ズの二人が能力に目覚めたり、
クリエイターという歪秤世界に生息する生物の成れの果てにレイプされかけていた風波まどかという学園の先輩(無能力者)を
助けたり、椎名沙夜音という無能力者のくせに鬼強い屈強執事を引き連れたMHIのご令嬢(自身は無能力者)が
どこかに行くのを見送ったりしつつも学園に到着する。
学園は悪魔に包囲されているもののバリアのようなもので守られておりとりあえずは無事であったが、
そのバリアのせいで一行も入ることができない。
そこで、沙夜音が学園のどこから外に出てきたかを推論した秀哉はまどかに学園に通じる地下トンネルへの案内を頼んだが
その現場をギレゼルにばっちり目撃されており、後を追ってギレゼル一味が学園へ侵入してくる。
何とか撃退する(注2)一行であったが、戦闘後、首魁であるギレゼルから自分たちと手を組むことを要求される。
また、天使側の使者として学園にやってきた青い鎧の天使──メヒーシャに天使の保護を望むかという問いかけをされ、
彼らは今後の身の振り方について否応なく決断することになるのだった。
*ここから悪魔ルート、天使ルート、人間ルートに分岐
*注2:負けることも可能。その場合、分岐は悪魔ルート一択で拒否すると即ゲームオーバー。
とりあえず今日の所は悪魔ルートの本筋のみを。
・第四章(悪魔ルート):
ギレゼルと手を組んだ一行は、物資確保のために彼のもたらした情報を元に市内にあった米軍基地へと向かう。
元兵士のクリエイターの巣窟と化していたそこは既にヴァザという小物臭漂う中級悪魔の拠点となっており、
それを討伐するための天使軍がやって来ていた。
妹ズ最後の一人があるクリエイターの助力を得ることになったり(注3)といったことがありつつも
クリエイターと天使を退けつつ倉庫まで行くが、先客──沙夜音の手により目ぼしい物資はあらかた先取されていた。
仕方なくこれで満足するしかねぇとばかりに残り物を漁って帰ろうとする一行であったが
帰路、沙夜音一行が配下の悪魔を殺しまくったことにご立腹のヴァザの手によって沙夜音は拉致される。
見捨てるわけにもいかないと秀哉はギレゼルとともに救出に向かうが、ヴァザは俺様ご立腹だから
この女に痛い目あわせなきゃ気がすまないんだよと沙夜音を殺しかねない勢いで息巻いていた。
そこでこの小物を落ち着かせるため、ヴァザの目の前で沙夜音をズコバコして彼女を屈服させた(ように見せた)ことによって
ヴァザに満足してもらい、とりあえずこの場は事なきを得る。
形だけとはいえ秀哉とギレゼルに屈服した事になった沙夜音は、悪魔の目をごまかすためにも
ひとまずは学園へ身を寄せることになったのだった。
*注3:どのルートでも同様の内容のイベントあり。以降、同イベントの記述は省略します。
つ【 支援 】
つ【 支援 】
つ【 支援 】
つ【 支援 】
つ【 支援 】
・第五章(悪魔ルート):
学園に戻った彼らだが、現実世界に帰る方法は相変わらず見つからないままでパンピーどもは不満たらたら。
沙夜音からMHIが今回の事態に深く絡んでいること、帰還手段もおそらく知っているだろうころ、そして本社ごと
この世界に来ているだろうことを聞かされるものの、肝心のMHIが落ちてきた場所は不明であり、
コンタクトを取る手段はないまま。
そこで、まずはギレゼルの口添えで悪魔の大ボスセルベルグへ謁見し、
彼から何かしらの帰還手段に繋がる情報を引き出そうと試みる。
しかし、情報を引き出すことは叶わず、逆に軽くあしらわれた感じの一行。
実力主義の悪魔社会においては功を立てないと実のあることを引き出せないと考えた彼らは、何とかして功を立てようと
とりあえず天使の勢力圏下である北の旧市役所に天使の情報を集めに行く。
沙夜音に焚き付けられた妹ズと4Pしたり沙夜音に性魔術というセックルを通じて力を与えたり奪ったりという
技法の素養があることを告げられたりして準備を終えた秀哉とその他ご一行は、旧市役所へ忍び込む。
その場で失踪した母親と出会い、話を聞こうとする秀哉、だが、それは天使の巧妙な罠だった。
悪魔に与しているからという理由で話し合いの余地もなく問答無用で襲ってくる天使を目の当たりにしたご一行は
天使を見限り、全面的に悪魔に協力することを決意する。
その後、悪魔の本拠で天使領への侵攻が企画され、秀哉たちは市役所周辺の戦場地へと出撃する。
その場で天使側の指揮官ルファディエルを捕縛した彼らは、意気揚々と大手を振って学園へと帰還するのであった。
・第六章(悪魔ルート):
成果報告のために再びセルベルグの元へやってきた面々は、ルファディエルを捕縛した功績によりセルベルグに目をかけられる。
その後、話し合いの結果により天使領のさらに奥深くにまで食い込むことにした悪魔軍であるが
政治的な判断により学園の面々は奪取した市役所周辺での戦場地での留守番を命じられる。
作戦開始を前に謁見に同席していたシェヒラ、エルンスト、キノールラザといった上級悪魔の面々や
おまけのヴァザに挨拶回りを終えると、MHIからの使者である鴉鳥が学園へとやってくる。
彼女の養父であり、MHIの創立メンバーの一人でもある宮原権三博士から学園へ協力するように告げられていた彼女は
そのまま一行の仲間に加わる。
そして作戦は開始されるが、悪魔軍は統率された大量のクリエイターの介入により分断される。
ヴァザはクリエイターに包囲され、キノールラザはクリエイターの猛攻により撤退するという状況の中
エルンストの軍のみが攻略拠点へ肉薄する。
そこで彼女の宿命の相手であるラグダスという白熊天使と決戦を行おうとするが
捕縛していたルファディエルを使った沙夜音の情報操作を疑ったメヒーシャの救援により、
エルンストの軍もまた壊滅状態に陥る。
救援に駆けつけた秀哉は、部下を失った上包囲され絶体絶命のエルンストを救出。
彼女に性魔術で力を与えると、共にラグダスを撃破する。
祭りの後、ルファディエルは帰る方法が見つからないがために絶望し心が壊れた男たちにマワされる真黄の姿を見とめる。
そして、彼らをどうにかして救わなければと心に誓うのであった。
・第七章(悪魔ルート):
ルファディエルとラグダスを撃破したことにより長きに渡り拮抗していた戦局は悪魔側に大きく傾き、
情勢はひとまずは悪魔側の優勢で落ち着きを取り戻した。
そこで、この機を見計らってMHI本社へ向かうことにした学園の一行(注4)。
同時期に天使とその元へ避難していた人間たちもMHIに招待されるが、そちらは実験材料の確保を狙ったMHIの巧妙な(ry
MHIに捕縛されたヴァザを撃破したり、力を求めてMHIと手を組んだキノールラザを撃破したり
MHIの罠から抜け出した真黄を保護したり(注5)、天使側の大ボスノルファザと交戦したり、
以前から薄々考えていた自分たちの異能にMHIが絡んでいたという確たる証拠を掴んだり、
仙崎兄妹の恩人であり、宮原の助手でもある丹生真朱と再開したりと色々ありつつ再奥へ向かうと
そこでは今回の事態の元凶、宮原権三が彼らを待ち構えていた。
彼は現世への帰還方法──歪ノ門の一つがここにあることを告げると、自身が執心していた
操血の力を持った秀哉を取り込んで一行へ襲いかかる。
何とかこれを打ち破った一行は秀哉を救出するが、その隙を突いたノルファザの策略により
メヒーシャはMHIにあった歪ノ門をその身に取り込み、女神として覚醒するのであった。
*注4:MHIに行く前に秀哉の父親の居場所をエルンストに聞くことができます。
父親は母親と同行中のため、現場まで行って放置するとおかんがクリエイターにコマされます。
この救出は必須イベントではありません。まあ悪魔ルートだから仕方ないね。
*注5:放置可能。その場合、真黄と真朱が性魔術と言う名のエロシーンを通して合身します。
・最終章(悪魔ルート):
女神となったメヒーシャは、歪ノ門の力でMHIにいた避難民たちを現実世界へ送り返すと、その足でセルベルグを撃破。
魔城にあったもう一つの歪ノ門をもその身に取り込む。
一方、セルベルグがメヒーシャに撃破されたと聞いたご一行はメヒーシャのハイパーパワーに恐れおののきつつも
天使の目的が悪魔の殲滅ならばそれに与した自分たちを許すはずがないと交戦を決意。
真朱にメヒーシャの現在地の調査を依頼した秀哉は、居場所のセルベルグという悪魔の頭領を失い
まとまりを失った悪魔たちを束ねつつ(注6)、判明したメヒーシャの居城へ乗り込みメヒーシャを撃破。
毎度おなじみの性魔術で歪ノ門の力を根こそぎ奪い、その力を行使して現実世界への帰還に成功する。
人の手には到底余る有り余る力を持ったまま現世へ戻った秀哉は、この力をどう使ってやろうかとほくそ笑むのだった。
*注6:省略可能。省略しなかった場合の報酬はエロシーン。
・(悪魔ルート限定後日談):
しばらくの後。
シャバでは普通のモテモテナイスガイで通っている秀哉くん。
しかしその実態は日本に名だたる両大企業MHIと三鷹のご令嬢をチンポ奴隷にし日本を牛耳る日本の裏番だったのだ!
ついでに他のヒロインズもあまさず手篭めにした彼は、己の持つ歪ノ門の空間跳躍の力を使い
次はどの世界を引っ掻き回してやろうかとギレゼルと共に作戦会議を行っているのであった。
今日の所はこんなもん。
残りのルートと個別、おまけはまた後日。
*大筋はこれでいいはずだけど、記憶に頼って書いてる部分が多いんで
イベントの順番がずれてたり細かいところがおかしかったりというのはあるかもしれない。
細かい必須イベントも結構端折ってるし。
まあその辺はよく覚えてる方が修正してくれるとありがたかったり。
でもどうするかねー、個別は。
特に沙夜音とかメヒーシャなんてあってないようなもんだし。
「熟女保健室〜淫らな巨乳に誘われて〜」をお願いいたします。
>>490 先日はつゆきがうpされたから、次の更新はもっと先じゃね?多分中旬辺りとか
ほい続き。
今回は天使ルート。
第三章までは共通なんで省略。人間ルートの時も省略決定。
・第四章(天使ルート):
メヒーシャの提案を了承し、学園を放棄して無能力者を護衛しつつ北の旧市役所までやって来た学園の一同。
秀哉は旧市役所内で天使の下に身を寄せていた母親(千尋)と再開するが、色々あって千尋は秀哉に拒絶される(美來とは和解)。
その後、メヒーシャの上司ルファディエルの情報でMHI本社が落ちてきている場所を知った一行は、
現実世界への帰還の手がかりを求めてメヒーシャと千尋の護衛付きでMHI本社へ向かう。
道中にあったヴァザの砦をついでに制圧したりする道程で人間に不信感持ちまくりのツンツン天使メヒーシャと
ちょっと仲良くなったり、仲間のとりなしで秀哉が千尋と和解したりしつつ、一行はMHI本社へたどり着く。
そして、その様子を好機とばかりに見下ろす一人の少女と一人の男、一人の悪魔の姿があった。
・第五章(天使ルート(1/2)):
MHI本社にたどり着いた一行が見たものは、社内にクリエイターがうようよしているという光景であった。
さらに進んだ先のクリエイターが社内のカードキーを落としたことや社内にあったパソコンの情報から
MHIは独自にクリエイターを作り出し、制御しているという確信に近い疑念を持つ一行。
途中で偵察部隊として自らが先行することを提案した千尋と別れなおも先に進むと
MHIの私兵隊(ソルジャー)が襲いかかってきたので、それを撃退するとまたもカードキーが手に入る。
道中で宮原権三の使いである鴉鳥に自分たちへの協力を要請もされ、一行はいよいよ先に進むよう誘導されている考えつつも
他に道もないため仕方なく先へ進む。
やがて千尋との予定の合流地点にたどり着くが、そこには彼女の姿はなく代わりにソルジャーズが待ち伏せていた。
その中で、千尋は自分たちが殺したというソルジャーのブラフにまんまと引っかかって頭に血が上った秀哉をかばって
まどかは左腕を吹き飛ばされる。
ソルジャーズが撤退した後、自分のせいでまどかの左腕が吹き飛んだという事実に自己嫌悪に陥る秀哉であったが、
仲間や当のまどかから発破をかけられとりあえずは立ち直るとさらに奥へと進む。
一方の千尋は宮原権三の助手である真朱に保護されていたが、真朱との会話から宮原権三が仙崎兄妹の操血の力に
執着していることを見抜いた千尋は、真朱に道中で自分も同じ素質を保持するに至ったことを明かし
自分が兄妹の身代わりになる代わりに真朱に兄妹の見の安全とまどかの代わりの腕の確保を約束させる。
・第五章(天使ルート(2/2)):
MHIの最上階、最奥の歪ノ門研究施設では当然のごとく宮原権三が待ち構えていた。
だが、彼らはそんなことよりも脇にあった培養槽に千尋が投入されていることに驚愕する。
MHIにある歪ノ門は不安定なので千尋も持つ操血の力を利用して安定させなければ使いものにならないと語る宮原は
千尋を助けたいならば自分たちに協力するよう要請する。
その内容は、悪魔の主セルベルグが隠し持つ、もう一つの歪ノ門の奪取。
二つの門を重ねあわせて完全で安定な門にすることで、千尋の力は必要なくなり解放されるが、それは当然宮原のものになる。
また、その道程上悪魔との全面対決が不可避になるものの、天使に協力しているのならばどの道それは避けられなく
そもそも他に千尋を救出しつつ無事に現実世界へ帰るための代案もないため、一同は宮原の話を了承しいったん旧市役所へ帰還する。
一同が去った後の歪ノ門研究施設には、胴体を真っ二つにされた宮原の死体が転がっていた。
その傍らに立つのは、一人の少女──椎名沙夜音。
宮原を殺したことでMHI本社を掌握した彼女は、自らの野心のために部下を引き連れて本社の地下へと消えて行くのだった。
支援
・第六章(天使ルート):
かなりデレてきたメヒーシャに挨拶したり腕を失ってなおも変わらないまどかの様子を見たりした後、
秀哉はとりあえずMHI本社の様子を見に行くが、社内は打って変わってもぬけの殻。宮原の姿もない。
唯一残っていた真朱に話を聞くが歯切れは悪く、落ち着いたらまどかを連れてこいとの連絡を受けて彼女との会話は終わる。
仕方ないので旧市役所に帰還した秀哉の下に、MHI本社から天使やクリエイターに追撃されながらも
天使領に向かって移動している人間がいるとの情報が入る。
その人間がMHIの変化について何かしらの事情を知っていると考えた秀哉は天使の目を掻い潜りつつその人物を救出する。
その人物──鴉鳥はMHIに起こった事態の経緯を彼らに説明し、彼女は真朱から預かってきたという
二つの歪ノ門を統合するための“鍵”を性行為を通じて秀哉に受け渡すと、その後の話の流れで一行の仲間になる。
その後、約束通りにまどかを連れてMHI本社に向かうとクリエイター技術を使用して作られた機械の義手が
彼女にプレゼントされたり、開戦の前に天使側の旗印の一つとして祭り上げられることとなった秀哉が
ルファディエルに促されるまま完全にデレたメヒーシャと守護天使の契約という名のセクロスを通じて
メヒーシャを自分の守護天使にするというイベントを挟みつつ、一行は悪魔との本格的な開戦に至る。
その橋頭堡として上級悪魔キノールラザの守る前線基地タルダルム要塞の攻略を企画した彼らは
その道中で同じく上級悪魔の睡魔女王シェヒラの妨害にあいつつも見事タルダルム要塞を攻略、
キノールラザを打ち取るのであった。
595 :
忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2012/06/11(月) 20:38:36.50 ID:WFpCQpWK0
支援
・第七章(天使ルート):
キノールラザ撃破後、より対悪魔の前線に近いという理由で本拠地を旧市役所から無人となったMHI本社に移した天使陣営。
悪魔の本拠である魔城へ肉薄するために超えなければならない二つの壁──シェヒラの守る“死魔の産所”と
“大蛮族”という独立部隊を率いる上級悪魔エルンストの守る“大蛮族の領地”。
これらを超えるための策として、エルンストにご執心されている白熊天使ラグタスの部隊が大蛮族を引きつけ
その間に秀哉たち別働隊が死魔の産所を攻略、大蛮族の背後に回りこれを挟撃・撃破するという策を実行する。
色々会ったものの概ね予定通りに死魔の産所を攻略しシェヒラを追い詰めるものの、彼女は突如現れた
一人の悪魔──ギレゼルの手により連れ去られる。
シェヒラを取り逃がしたものの死魔の産所自体の攻略を完了した一行はとりあえず予定通りに
大蛮族の領地へ向かうものの、そこでは自らの野心のため悪魔に与する沙夜音の指揮する、
MHI本社内ドックに帰港していた航空要塞“八葉”の介入により、天使側の戦線は大きく崩壊していた。
宿命の対決に水をさされてご立腹のエルンストは八葉を追いかけ、その胴体に風穴を開ける。
その間にこれ以上の第三者の介入を阻止しようとするエルンストの世話になっていたという
仙崎兄妹の父親──龍司を蹴散らしたり負傷したラグタスを救出したりしつつ
エルンストに追いつき、彼女と決着をつける。
対決に敗れた彼女は消滅するが、八葉はその場に留まったまま。
なおも続く爆撃を阻止するために仙崎兄妹とメヒーシャは命を賭した結界を張ろうとするが
それには及ばないとばかりに現れた天使側のボス──ノルファザの手によりばらまかれた爆弾は全て無効化され八葉は撤退した。
そうして、今回の戦いも天使側の勝利に終わり、仙崎兄妹もまた生き別れた両親との合流を果たすのであった。
一方、八葉の中で会話を交わすシェヒラと沙夜音。
悪魔の王セルベルグへ謁見するための口添えの一つとしてシェヒラを助けたと語る沙夜音は
魔城への道案内を彼女へ依頼するのであった。
・最終章(天使ルート):
主だった上級悪魔の領地を全て攻略し、セルベルグ座する魔城への攻略路を確保した一行は
セルベルグにはノルファザが、八葉には秀哉たち別働隊があたるという二正面作戦を軸に
満を持して魔城の攻略を開始する。
ルファディエルが戦場で設置した転移魔方陣を使い、エルンストが開けた穴から八葉に乗り込む別働隊一行であったが
そこには沙夜音たちの姿はなく、代わりに沙夜音の指揮下に入ったソルジャーズが待ち構えていた。
彼らの周到な罠を潜り抜け八葉を攻略した一行は、ホログラムとなって姿を現した真朱と再会する。
そして、彼女の導きにより八葉ごと魔城に突っ込み、切っても切っても手応えのないセルベルグを相手に苦戦中のノルファザを
援護に向かう。
その道中で捨て身のシェヒラを打ちとった一行は最奥でセルベルグと対峙するが、その瞬間、彼らは白い光に包まれ意識を失う。
目を覚ました秀哉を待っていたのは、歪秤世界での出来事が嘘であったかのような現実世界の日常であった。
そこは両親も仲間たちもいて、幸せに満ち溢れた彼の理想の世界。
それに溺れそうになる秀哉であったが、彼はその世界の矛盾に気づく。
まどかの左腕が生身のままであると。そして、守護天使であるメヒーシャがそこにはいないと。
その矛盾を足がかりに現実世界への帰還を果たした秀哉は、仲間たちを目覚めさせセルベルグの纒う幻影を打ち払う。
そのまま隠されていた魔城の最奥のさらに奥へと進み、セルベルグの本体と対峙した一行はこれを撃破。
目的であった魔城の歪ノ門を奪取し、“鍵”の力によりこれをMHI本社の歪ノ門と統合し完全な歪ノ門とする。
また、千尋も救出し、現実世界への帰還を前に恩人であった真朱の隔離場所へと向かう秀哉であったが
そこに彼女の姿はなく、代わりに彼女自身から告げられたのは彼女が八葉の生体ユニットと化しているという事実なのであった。
・後日談(天使ルート):
現実世界に帰還した一行は歪秤世界に落ちた前の学園とは別の学園に通うこととなり、
仙崎一家も家族揃って充実した日々を送っていた。
だが、完全な歪ノ門の力で二つの世界が繋がった影響により、天使が現実世界にも現れるようになった。
MHIを解体するために現れた彼らは鳴海の実家である世界的大企業の三鷹を仲介することで
ひとまず大きなは混乱を引き起こすには至っていないものの、かねてより天使を信奉していた真黄が
この事実を足がかりにテレビ番組内で天使教という宗教団体の立ち上げを発表したりと、
今後も一悶着ありそうな予感を抱えつつ、ひとまず物語は終焉を迎える。
そして、テレビ画面越しに響く真黄の弁舌を冷めた目で見つめるのは沙夜音とギレゼル。
歪ノ門の完全化を予見していた彼女たちは、秀哉一行の隙を伺い秘密裏に現実世界への帰還を果たしていたのだ。
歪秤世界にてMHIの中心人物であった宮原を屠り、現実世界のMHIもまた三鷹──鳴海に告発され、彼らと天使の手により
解体されていることで、ひとまずは念願であったMHIへの復讐(注7)は果たした。
だが、その後の世界の覇権を握るのは誰なのか──。
彼女は自分たちしか知らない歪秤世界と現実世界の繋がりに思いを馳せつつ、今後に向けての方策を練るのであった。
*注7:このあたりの事情は人間ルート内で説明あり
今日のところは以上。
続きは例によってまた後日。
悪魔ルートに比べてだいぶ分量増えたけど、悪魔ルートって
色々問題のあるこのゲームのシナリオの中でも比較的スッカスカだしなあ。。。
基本多人数エロスと陵辱分補給のためのルートだし。
乙
俺も書こうとは思うんだけど、全ルートクリアしないまま終了することが多いんだよな
乙
クリアしたけど、あまりのシナリオの酷さにスキップ多用したから
ありがたいわ
日付が変わったばかりでほい続き。
テンション高いうちに一気に書いたからあんまり推敲とかできてないけどすまない。
謝るくらいなら推敲してから落とせって思うかもしれないけど時間が経ったら確実にめんどくなるからこれで勘弁。
・第四章(人間ルート):
天使と悪魔、双方の助力を断った学園一同は、状況分析により学園が天使と悪魔の根拠地の中間に位置しており
天使と悪魔双方がこの橋頭堡の奪取を目指し互いを牽制しているがためにひとまずは平穏を保っているという
危ういパワーバランスのもとに置かれている実態を把握する。
そこで、秀哉たちは今後の身の振り方を考えるために、天使と悪魔それぞれの勢力圏下での情報収集を行うことにした。
天使領内で天使が現実世界への帰還方法の情報を持っていないこと、
悪魔領内で物資倉庫である物流センターの所在を突き止めた彼らは、一度状況整理のために学園へ帰還する。
だが、領内の悪魔を刺激しないために何も持ち帰らずに物流センターから撤退した彼らに
無能力者の一般生徒はあからさまな不満をぶつける。
鳴海のとりなしでその場は事なきを得たものの、それらも含めた日々の激務により鳴海に疲労の色が濃く見えるようになる。
彼女はそれをひた隠しにし気丈に振る舞うが、一般の学園よりも権限の大きいこの学園の生徒会の長という立場から
なし崩し的に学園生の取りまとめ役になったという側面もあり、その心体に渡る疲労は推して知るべきものであった。
そこで、鳴海の慰労と誕生祝いを兼ねたケーキ作りがまどかにより提案され、一同もこれに賛同。
かくしてショッピングモールで材料を集め、慰労は実施された。
彼らに感謝する鳴海であったが、その彼女のもとに暴発した一部の学生たちが生徒会の指示を無視して
物流センターへ向かったという報告が入る。
鳴海は立場上、規律引き締めのために公衆の面前では彼らを見捨てようとし
それに反発した秀哉たちが独自に救出に向かおうとするが、鳴海自身も本心はそのようなことをするつもりはなく
後に秀哉たちと合流して物流センターへ学生救出に向かう。
そうして孤立した学生たちを救出した秀哉たちは、胸を撫で下ろしつつ彼らを引き連れて学園へと帰還するのであった。
・第五章(人間ルート):
場所は変わって、南の悪魔領域内。
椎名沙夜音は、全幅の信頼を寄せる執事──田沼藤二郎を引き連れてMHI所有の軍事施設へと向かっていた。
道中、彼女は回想する。
自分は父により、彼のよりよい道具となるためだけに生かされてきたことを。
父が自分に自由というものを与えなかったことを。
そんな境遇に自分を置いた父を、そして、そんな彼が作り上げたMHIという会社を心底憎んだことを。
そして、生まれてはじめて与えられた仮初めの自由の中、人の心を捨てきれなかった鬼──田沼藤二郎と出会ったことを。
藤二郎は、自身の命をもって沙夜音個人に忠誠を誓う執事であると同時に、彼女の父代わりでもあった。
彼女が自ら必要としたことを、彼は全て彼女に教えた。
そうして、今の彼女は彼女としてあるのである。
主君の信頼に応えるように道中のクリエイターをなぎ倒していく藤二郎。
そんな彼を引き連れた沙夜音は道中に小さな砦があることを認め、そこの城主を屈服させ手駒にしようと目論む。
不在であった城主の留守を預かる悪魔を打ち倒し、玉座に座して城主の帰還を待つ沙夜音。
そして帰ってくる城主──ギレゼル。
彼から学園が天使とも悪魔とも手を組んでいないという話を聞いた沙夜音は、自分の目的のために悪魔の力を借りるなど
言語道断と思い直し、ギレゼルを放置し再度MHI軍事施設への道程を歩む。
そうしてたどり着いたMHI軍事施設内で、藤二郎は旧知の人間と出会う。
それは、かつて自分がMHIに所属していた頃に指導を施した教え子であるソルジャーたちと、
自身のライバル──ソルジャーの隊長であった。
彼らを退けつつ軍事施設の最奥へ進んだ沙夜音は、そこに停泊していた八葉の内部で目的の人物──宮原権三と出会う。
彼から今回の事件を引き起こした目的と現実世界への帰還方法という二つの情報を引き出した沙夜音は
用済みとばかりに宮原を始末しようとするが、それを予見していた宮原の指示による鴉鳥の奇襲から
自分をかばった藤二郎を負傷させてしまう。
狼狽する沙夜音。その後、程なくして彼女の視界は暗転した。
・第六章(人間ルート):
再び場所は学園に戻り、一行は再び物流センターの捜索へ向かっていた。
そこで、彼らはクリエイターと融合した異形の男と出会う。
一行と刃を交え男は姿を消すが、その動きから正体が三鷹で研究者をしていた自身の兄であるということを知った鳴海は
激しく狼狽する。
だが、彼の真意がクリエイターと化した自分を打ち倒してもらうことであると推測した秀哉は彼女を励まし
鳴海と彼女の兄を打ち倒すための特訓に励むのであった(注8)。
そうしているうちに、最近学園を守るような形でクリエイターが動いている(注9)ことにより学園を危険視した天使と悪魔双方が
それぞれ学園確保のために動き出すという情報を手に入れた一行。
学園を巡って天使と悪魔がぶつかるその戦いに介入し、学園に近づく前に双方を疲弊させることで
両陣営を撤退させようと迎撃に出る。
戦場地での学園一行の意図しないクリエイターの動きもありその目論見を成功させる一行であったが
学園へ帰還した彼らを出迎えたのは、八葉とその操縦者──椎名沙夜音であった。
注8:兄貴は人間ルートだと強制的に関わってくるくせに鳴海の個別を最後まで進めないとその後は最後まで放置プレーです
ていうか、都合上とはいえあれだけご執心だった当の先輩まで放置プレーを気にした素振りすら一切見せないのが。。。
注9:天使と悪魔の魂確保を狙った宮原の差し金
・第七章(人間ルート(1/2)):
沙夜音はMHI本社に現実世界への帰還手段があることを学園生に告げ、そこまでの輸送のためにと八葉への搭乗を促す。
学生会が未だ現実世界への帰還方法を見つけられていないということもあり、無能力者の学生たちは
こぞって八葉に乗り込もうとするものの、沙夜音がMHIの手先になっている事実を訝しみつつ
過去の経緯からMHIが信用ならない組織であると感じ取っていた鳴海は八葉へ乗り込まないよう学園生たちを説得する。
だが、今回の事態に三鷹が一枚噛んでいる事実を隠匿していたという沙夜音の告発により鳴海は学園生の信用を失い、
結果的に学園生が八葉に乗り込む流れとなってしまう。
茫然自失となった鳴海を慰めるために彼女の下へ向かった秀哉は、流れで彼女と一夜限りの契りを結ぶ(注10)。
その後考えを改め、MHIが現実世界へ帰還する何らかの手段を持っているのは間違いないと考えた彼らは
虎穴に入らずんば虎児を得ずとばかりに自分たちも八葉に乗り込むことにし、ノリでついてきたギレゼルを仲間にしつつ
内部で予想される策略に備えて秀哉の能力を利用した連絡手段も用意した。
そして、案の定、八葉に乗り込んだ彼らはソルジャーたちの手により眠らされ分断隔離されることとなったのであった。
注10:この時点までにヒロインが確定していない場合はその限りではない
ん
・第七章(人間ルート(2/2)):
目を覚ました秀哉は、なぜか沙夜音に逆レイプされる。
だが、行為を通じて今の沙夜音が宮原の手により別人格を植え付けられたものであると知った彼は
彼女をイかせまくることにより別人格を消滅させ、敵の敵は味方ということで正気に戻った彼女と手を組むことになる。
同じ部屋に監禁されていた鳴海とギレゼルと共に監禁場所を脱出した秀哉たちは、まずは八葉の司令部へ向かい、
別の場所に監禁されている仲間たちの居場所を突き止めることにする。
そしてたどり着いた司令部で、MHIの首脳に連なる人間のみが指揮権を有する八葉の特性を利用し、
MHIの令嬢である沙夜音が八葉から秀哉の仲間たちと藤二郎の監禁場所の情報を引き出す。
そして、まずは藤二郎の救出に向かうことにした一行。
だが、彼もまた精神操作を受けており、一行の姿を見とめるなり問答無用で襲い掛かってくる。
そんな彼を戦闘で打ち倒し落ち着かせた秀哉が出会った人物は、秘密裏に八葉に忍び込んでいた彼の母親──千尋であった。
場所は変わって、美來たちの監禁場所。
彼女たちを救い出したのは、これまた八葉に忍び込んでいた彼女の父親──龍司であった。
彼とともに監禁場所を脱出し、秀哉たちとも合流した一同は久しぶりの親子の再会を懐かしむ暇もなく
MHI島にたどり着いた八葉から脱出する。
そして、彼らを待ち受けていたのはホログラムの宮原権三であった。
彼は秀哉たちが抱いていた疑問に一通り答えると、人間こそが天使も悪魔も凌駕した全ての生物の
頂点に立つべき存在であるという彼の持論を現実のものとするため、これまでに蓄えてきた天使と悪魔の魂を使い、
第二位の智天使ガノエル(注11)の身体にして箱舟であり、ソロモンの72柱(注12)をも従える力を持つ“天示殻”を呼び出し
無数のクリエイターを従えて歪秤世界ごと天使と悪魔を殲滅するべく動き出すのであった。
注11:後述の鴉鳥個別でのみ出てくるロリババァ天使。本編には一切絡まない
注12:今作で出てくるのは後述の鴉鳥個別で出てくるハァゲンティのみ。やっぱり本編には一切絡まない
・最終章(人間ルート(1/2)):
天示殻へ宮原にヤキ入れに行こうとするものの護衛のクリエイターが多すぎて近づくことすら無理ゲーと考えた一行は
天使と悪魔の助力を得て、彼らに天示殻までの道を作ってもらおうとする。
まずは天使と悪魔、それぞれの本拠地を襲う宮原配下のクリエイターとそれらを指揮していた鴉鳥およびソルジャーズを退ける。
そして、交渉の結果、歪秤世界の消滅を避けたい天使と心から混沌を好む悪魔双方の助力を取り付けることに成功する。
かくして、宮原という強大な敵を前にした天使と悪魔の合従という前代未聞の事態により、ともかくも天示殻までの道を確保し、
秀哉たちに天使と悪魔の精鋭を加えた主力部隊はそのまま天示殻内部へと乗り込む。
内部では完全にクリエイターと融合したソルジャーズに藤二郎が引導を渡したり、宮原と運命を共にする決意を秘めた真朱が
仙崎兄妹へ別れを告げに来たりしたといったイベントを挟みつつ、秀哉たちは宮原の元へ向かう。
そして、来る高層で一行と雌雄を決するべく待ち構えていた宮原。
天使と悪魔の融合体を従え、また、自らもそれらと融合することにより強大な力を得た宮原を何とか退けた一行は
核を失い崩壊する天示殻から一路脱出の途に就く。
その道中で迫りくるクリエイターを食い止めるため、
メヒーシャが、ギレゼルが、エルンストが、ラグタスが、ヴァザが、キノールラザが、次々と道半ばで脱落していく。
そうした彼らの犠牲のもとに、残った一行は天示殻を脱出。
歪ノ門があるとされたMHI本社へ向かい、そこで培養液漬けにされた学園生たちを発見するが
彼らが無事なことを確認し胸を撫で下ろすのであった。
・最終章(人間ルート(2/2)):
一方、崩壊する天示殻に留まる宮原には敗北してもなお自身の思想に揺らぎはなかったが、
それでも究極の力を手に入れたはずの自分がただの能力者に敗北したという事実を通じ、
自身のしてきたことはどういうことだったのかと思考を巡らせる。
そんな彼の目の前に現れたのは、満身創痍の鴉鳥。
自らの死を前にしてもなおどこまでも彼を慕い、彼に殉じたまま息絶えた彼女を目の前に、
彼は自らが道具としてきたその存在に一抹の救いを見るのだった。
そして、そんな彼らを見守っていた真朱。
彼女は、事の次第を確認し終わると天を見上げて何者かに語りかける。
それに応えるかのように響く声に、彼女はこう求めた。
「望む。招聘ではなく、誘いを」と──。
そして、彼女の世界はぐにゃりと歪み、暗転した。
支援?
・後日談(人間ルート):
宮原の手により縮小し荒れ果てた歪秤世界を見限った天使と悪魔双方が歪秤世界から撤退することにより
歪秤世界を舞台にした彼らの争いは終わりを告げた。
その後、何者かによって(注13)安定化処理を施されていた歪ノ門により現実世界へと帰還できることになった一同。
現実世界に色気を見せるシェヒラとルファディエル。
思い思いに現実世界に戻った後の今後について語る学園の一同。
現実世界ではただの無職である自分たちの今後の身の振り方について家族会議を行う千尋と龍司。
それぞれがそれぞれの希望を胸に、彼らは事件の当事者としての厄介事も待ち受ける現実世界へと帰還するのであった。
注13:本編では件の人物にまったく言及無いけどこれを行ったのは真朱……らしい。自信はない。
これで大筋3ルート全部オワタ。
残りは細々したものだけ。とりあえず寝る。
>>611 ちょうど最後に連投規制に引っかかったんで助かった。ありがたい。
あ、しまった。
人間ルートで沙夜音がMHIの軍事施設に向かったのは宮原に会うためじゃなくて
八葉を確保するためで、宮原にあったのはマジで偶然なだけだった。
もう遅いけど、これが仮に
途中で送信しちまった。
まあとりあえず、これが仮にwikiに載っちゃうならそのくだり修正しないとなあってことで。
Wikiの編集お疲れ様です
しかしハツユキノサクラだっけ?何か消された?
昨日全部読んだのに今日ないような…
かなり詳細で俺は感動して泣きっぱなしだったんだが…
書いてくれた人ありがとう、かなり名作
あんな感じで詳細だと感動して泣きます、また良かったら別作品もお願いします
すまん
は行になかったので消えたと思ってたら
Wiki内検索したら見つかった
あれ新規まとめに入ってないから見つける人少なそうでかわいそう
長文の書き手さんなのに
ほい続き。
夜の分と違って推敲は一応やったから内容は大丈夫……のはず。
ヒロイン個別シナリオ。名前の横のカッコ内は攻略可能ルート。
個別は鴉鳥除いてテキスト量の割に内容が超ペラいんでまとめると以下のようになって
味気なく見えるけどそれは作品自体の仕様ということで勘弁。
*予め補足しておくが、沙夜音、メヒーシャ、鳴海に関してはそれぞれ
悪魔ルート、天使ルート、人間ルート全体が個別シナリオのようなものなので
それ以外の部分を抜き出すと書けることがほとんどない。
都合上、何とか書くことひねり出してるけど。
・美來(天使、人間):
実の兄妹なのに恋愛感情持ったことに思い悩むけどやっぱり結局ヤッちゃって
その後は大した諍いもなく友人からも両親からも
コングラッチュレーション……! コングラッチュレーション……! されてありがとうなエロゲではとてもよくある話。
・杏里咲(天使、人間):
子供の頃に事故って一部欠損した脳の機能を生体チップによって補っている彼女。
年月が経ってチップにガタがきてるのか、最近ちょくちょく記憶が消えるということが起こっている。
でもそうとは知らない秀やんは拾ってきたそのチップの情報が入ってるらしいMHIのCDを話の流れとはいえ彼女に解析させ、
その過程でチップに過負荷がかかって記憶が一部飛ぶ。
妹ズにその事実を暗に責められたりもしたけど、最終的には恋人同士になって記憶も戻って
ついでに子供もできてめでたしめでたし。
・シャネオルカ(天使、人間):
過去にDQNに絡まれているところを秀哉に助けてもらったことがきっかけで彼のことを好きになっていたシャネオルカ。
現実世界ではその想いは一向に伝えるには至っていなかったものの、歪秤世界でシロちゃん(仮称)というクリエイターに
出会ってから、それを通じて距離を縮める彼女と秀哉。
で、色々あってついに両思いに至るものの、ある日力が集まりすぎたせいで暴走するシロちゃん。
やむを得ずシロちゃんを粉砕する秀哉であったが、よくわからない理屈でシャネオルカはシロちゃんを吸収し
ついでにセクロスしてたら性魔術パワーでシロちゃんも復活してめでたしめでたし。
・ヒロイン個別(2/2)
・まどか(天使):
まどかが幼いころから、彼女の周囲では彼女に関わる人間の不幸が絶えない。
それはいつも幸せそうな彼女にパルパルし彼女に取り付いていた悪霊の仕業だったのだ!
その悪霊の存在は今まではさっぱり分からなかったものの、彼女がクリエイター製の義手を手に入れたことにより
悪霊とその義手が反応して悪霊が発現し、その事実が明るみに出る。
で、発現した悪霊を退治して、まどかと悪霊が最終的に和解してとりあえずはめでたし。
・アカリ(全ルート):
歪秤世界に来た後、クリエイター化した新体操部の後輩ちゃんを冥土へ送ったりして距離を深める秀哉とアカリ。
ある日、秀哉はアカリが自分の名前を呼びながらオナヌーしている現場を偶然出歯亀し、気まずくなって逃げようとするものの
見つかってしまい、色々問答があった末好きな人じゃないと処女なんて捧げなかったという当然至極なアカリの告白を前に
覚悟を決めて両思いになる。
その後は順当過ぎてつまらないけどとりあえずお似合いカップルだねということで周囲に祝福されておしまい。
・鳴海(天使・人間):
物流センターで兄貴と出会って特訓するところまでは人間ルート第六章を参照(天使ルートでは能動的に倉庫に行くことになる)。
その後、その過程を通じて秀哉と結ばれ、特訓の甲斐あって兄貴を討ち果たした鳴海は
現実世界に帰ったら三鷹の持つクリエイター技術を放棄するよう働きかけることを心に誓うのであった。
・沙夜音(悪魔):
数々の責めたり責められたりの行為を通じるうちにいつの間にやらにか心を通わせるようになった秀哉と沙夜音。
現実世界に戻った彼らは、沙夜音率いる新生MHIの拡大に邁進しつつ
表では沙夜音が主で秀哉が従、裏ではその逆という二重生活を大いに楽しんでいるのであった。
・メヒーシャ(天使):
メヒーシャと守護天使としての契約を結んだ(天使ルート第六章)秀哉であったが、戦いを通じて
それ以上の感情を彼女に抱くことになる。
そして、その想いを彼女にぶつけ、同様の想いを胸に秘めていた彼女もまたそれに応え二人は両思いに。
戦いの後、メヒーシャは現実世界に向かい天使であることを隠しつつ仙崎一家の家族として
秀哉と共に現実世界での日々の生活を満喫しているのであった。
・鴉鳥(全ルート。ただし最短で三週目以降限定):
*ヒロインではあるが個別内で記載の事情によりEDはない。
というか主体としての夢ルート(非正式名称)があってその中に鴉鳥個別が組み込まれてるって表現したほうがいいような。。。
秀哉たちが商業区の化け物を倒したしばらくの後(第一章後)、秀哉は自分の故郷の一つである丹生学習園へと足を運んでいた。
そこで眠気に誘われ目を閉じた彼に、一人の男が語りかけてくる。
見た目が某慢心王にちょっと似てなくもないこともない、ハァゲンティと名乗るその男は秀哉に問いかける。
「この世界の真実を知りたくはないか」と。
それに頷き返した秀哉を、彼は真実の世界へと誘った。
秀哉が目を覚ますと、そこは見知らぬ大地であった。
ハァゲンティが“夢境”と称したその土地は、彼の導きがないと瞬く間に道を見失ってしまうという。
彼の導くまま夢境の奥へと足を踏み入れる秀哉が見たものは、一人の少女──智天使ガノエルの姿であった。
それを真実に至るための“試練”と称したハァゲンティは、彼女を倒すよう秀哉へ促す。
ハァゲンティと旧知の間柄であるガノエルは秀哉との交戦を拒み、彼にこの魔神の作りし世界からの退去を勧告するが
それをよしとしないハァゲンティの手により彼女は精神操作を受け、彼女の偽りの人格──シャドウが発現する。
ハァゲンティに唆されるまま彼女は秀哉に襲いかかり、やむなく秀哉はこれを撃退するが
それを確認したハァゲンティはこれが機とばかりに彼女と秀哉を融合させようとする。
秀哉がそれを拒絶すると融合は止まり、元に戻ったガノエルは秀哉に警告を発するとその身を消した。
事情が未だ飲み込めない秀哉に、ハァゲンティは秀哉の世界が変質を迎えるその“時”が来たらまた会おうと言い残し
秀哉を現実世界へと引き戻す。
そして、目覚めた彼が自覚していたものは、頭に残るほんの少しの違和感のみであった。
支援
鴉鳥個別(2/6)
“時”は来て、歪秤世界が秀哉の日常をまるごと飲み込んだ頃。
そこで、秀哉は丹生学習園もまた歪秤世界に飲み込まれていたことを見とめる。
そして、いつかのように眠気に誘われ目を閉じた彼が見たものは、あの男──ハァゲンティと
思いもかけない人物たち──丹生真朱と源鴉鳥の姿であった。
本来のハァゲンティとの契約者──宮原権三の望むまま、強さを求めてこの世界に来るようになったという鴉鳥と
秀哉は真実に至る道程と数々の試練を経て心を通わせるようになる。
そして、秀哉と身体を重ねることで戦闘能力が向上するということを“可能性”の世界を垣間見て知っていた彼女は
秀哉に関係を迫り、彼もその決意の強さに否定を返すことはできず、彼女と関係を持ち、その絆は屈強なものへとなっていった。
さらに足を進める秀哉に、ハァゲンティの言う“融合”の前触れとして、突如他人の感情が入り込んでくる。
宮原に人造生物として作られた、自己の感情と宮原に与えられた使命の境目に戸惑う鴉鳥の感情が。
宮原を含めた人間全てが救われることがあり得ない世界の“可能性”に思い悩み、それを切り開くための方策として
ハァゲンティと契約するに至った真朱の感情が。
ハァゲンティは語る。自分の目的は、宮原権三と丹生真朱との契約に従い、救済を求める真朱の魂と強さを求める鴉鳥の魂を
秀哉という“鍵”を通じで結合させることにより、人の進化を促す存在──“女神”を誕生させることであると。
そして、進んだ先で再びガノエルと相対する秀哉。
彼女がその力の大部分を使いハァゲンティを閉じ込めるために作り上げた檻──夢境の中で、彼女は語る。
女神による人の急激な進化は、それまでの人の全てを破壊し得る極めて危険なものであると。
・鴉鳥個別(3/6)
そして、最後に女神の素体である三人は垣間見る。秀哉であり秀哉でない、どこかの世界の秀哉が持つ“可能性”を。
それは即ち、彼が悪魔と手を組んだ未来であり、天使と手を組んだ未来であり、自分たちの力で歩いた未来である。
無論、そのどれもに彼と鴉鳥が結ばれる結末はなく──。
現実世界の彼女が宮原を信奉するMHIの人間である以上、MHI、ひいては事の元凶である宮原と彼が現実世界で
対立しないという未来がない限り、その可能性は永遠に叶わないものであるが故に。
そうして“融合”は最終段階を迎えた。
これを完成させるべく足を進める一同の前にまたしても姿を表すのは、ガノエル。
夢境の奥地で力を蓄えていた彼女は、一行を足止めするべく強固な結界を張る。
だが、それはハァゲンティにとって打ち破れないものではなく、彼は三人へしばしの解除の時間を要求すると、
彼らを現実世界へと導いたのであった。
時は過ぎ、再び夢境へ向かうと言葉通りに結界は消滅していた。
そして、向かった再奥で一行は融合を阻止せんとするガノエルを討ち果たす。
かくして下準備は完了し、ハァゲンティは“世界を構築する力”たる天示殻を呼び出し、その力を三人の融合体へ
注ぎ込もうとするが、その鍵たる秀哉が例にもよってセックスを通じてガノエルの力を得た上で
それを拒絶した(注14)ことにより、融合は失敗する。
だが、ハァゲンティは保険として融合の儀式を通じて残りの二人に蓄えておいた秀哉の力を使い融合を続けると宣言し
二人を引き連れて天示殻へと飛翔する。
秀哉はそれを阻止するべくガノエルを引き連れて天示殻へと侵入し、その道中でこれまで夢の世界で培ってきた絆により
鴉鳥を説得することに成功する。
鴉鳥を加えた彼ら三人はなおも足を進め、あくまでも女神の誕生を目指す真朱とハァゲンティに招かれ姿を現した宮原を打ち倒し
最上階に佇むハァゲンティの下へとたどり着く。
*注14:受け入れるとバッドエンドという名のゲームオーバー。
・鴉鳥個別(4/6)
ハァゲンティは語る。今わの際、契約者である宮原と真朱が別の可能性を見出したことで自分の役目は終わったと。
それを知って、それでも元凶たる彼を討つ選択をする(注15)秀哉たち。
そうして彼らは、人型の、そして彼の本来の姿たる四つ足の本来のハァゲンティを討ち果たす。
そして、敗れた彼はかつて自分を支配した、自分が求めてやまなかった人間の存在をその夢に描き、跡形もなく消滅した。
ハァゲンティ亡き今、役目を果たした夢境は崩壊する。
それは同時に、互いに心を通わせた秀哉と鴉鳥の二人の関係──夢の中でしか有り得ない可能性の終わりも意味していた。
それを感じていた二人は、泡沫であり、そして今この瞬間だけは確かな互いの想いを改めて確認し合う。
*注15:倒さないこともできるけど例にもよってバッドエンド。
その際、ハァゲンティが天示殻を使っていとも簡単に歪秤世界を消滅させるという
本編って何だったんやな光景を拝むことができる。
支援
・鴉鳥個別(5/6)
訪れた最後の刻。
鴉鳥は秀哉に告げる。
「いついかなる時も、私の心はお前と共にある」と。
それが、この夢の世界を離れれば永遠に叶わない想いであると理解していても。
そして、消えゆく鴉鳥の姿、消えゆく世界、消えゆく秀哉の意識──。
かくして、役目を終えた夢は、覚めるべくして覚めていった。
真っ暗な丹生学習園。
そのベンチから身を起こす秀哉を襲うのは、途方も無い喪失感。そして頬を伝う涙。
だが、その正体が何であるのかつかむことはできず、時間が立つほどにその気持ちは薄れていく。
彼は思う。この場所を去る時には、その気持ちも完全に消え去るのだろうと。
「行こう。僕を待つ人達の元へ」
そして、彼は歩き出す。
一歩踏み出す際に胸に過ぎった、誰かの姿を思い出すこともなく──。
それは泡沫。夢幻の中でしか触れることの叶わない、どこまでも夢の世界の物語であった。
つ【 支援 】
・鴉鳥個別(6/6)
・鴉鳥個別、その残滓(実質後日談・天使ルート限定):
天使ルートを経て、紆余曲折のあった末学園一同の仲間に加わることとなった鴉鳥。
最終決戦を前に、彼女はふいに秀哉へ指切りを求めてきた。
それに応じた彼が見た彼女の顔は、遠い世界の何かに思いを馳せているようでもあった。
そして、ふと彼の胸を過ぎる何かの感情。錯覚かもしれないが、確かにあったかもしれない何かの感情。
だが、彼がその影の正体を掴むことはない。
彼女は言った。
「いついかなる時も、私の心はお前と共にある」と。
それに冗談めかした答えを返した彼に、彼女は微笑みかける。
初めて見たはずの、彼女の笑顔。
それはなぜか、彼を懐かしい気持ちに導いた。
程なくして、彼女は満足したようにその場を去る。
彼は思った。その小さく冷たい手を握りしめ。温めてあげることができたらと。
だが、今、どのような言葉をかけてもきっと彼女は泣いてしまう。
そんな確信めいた予感が、彼にはあった。
そして、彼はその場に立ちすくむしかなかった。
その小さな背中が消えるまで、自分の胸に過ぎった何かが消えるまで、じっと彼女の姿を見送りながら──。(注16)
*注16:この時点までに強制的に他のヒロインでヒロイン確定済み。
つ【 支援 】
次、AP01シナリオ。
*予約特典のアペンドディスク内データをインスコすると見れるイベント群。
・AP01・その一(エウシュリー過去作キャラ編(1/2)):
ある日、行きつけのゲームセンターに“だの様”と呼ばれる凄腕ゲーマーが姿を現したという情報を
海斗より入手した秀哉は、早速件のゲームセンターに向かってだの様を粉砕する。
また会おう的なことを言い残して去っていった彼女だが、翌日、だの様その人のハイシェラ(注17)と名乗る保険医が
学園に赴任してきたことを知る秀哉。
彼女と交流を深めていったある日、オークランドなるテーマパークができたという噂を立ち聞きし
早速そこに向かい、そこの支配者を自称するまおーさま(注18)を撃滅して帰宅する秀哉。
その翌日、やはりとばかりに学園へ転入してきたまおーさまは妹ズにいじられまくる。
そうして日々が過ぎ去っていき、今度は夜な夜な学園の木工室から声が聞こえてくるという噂を耳にした秀哉は
例にもよってその真偽の調査に向かう。
そこで出会ったウィルフレド(注19)と名乗った先輩はアイテム制作に打ち込みまくるあまり授業に出ることもなく、
留年しっぱなしらしい。
アイテム製作を生業としているだけあって、日常の品物から果ては有人打ち上げロケットまで個人で制作してしまうという
トンデモなスキルを持つ彼は、ある日何をどうしたのか7つ集めるとどんな願いも叶うという
ドラゴンボール的な力を持ったカードを制作してしまう。
それに目をつけたいじられヘタレキャラがすっかり定着したまおーさまはその力を使って世界征服を目論むが
そんな邪な目的を持った奴にカードを渡すわけにはいかんざきとばかりに割り込んできたハイシェラの介入にあう。
このままでは埒が明かないと思ったウィルフレドは、製作者権限で件のカードを今度学園で開かれる文化祭の
カード争奪戦というオリエンテーション用景品として提供してしまう。
*注17:戦女神ZEROの登場人物。ただし、アテリアル内の同名人物とは別人の設定。
*注18:姫狩りダンジョンマイスターの主人公。本名はエミリオ。もちろんアテリアル内の同名人物とは別人設定。
*注19:神採りアルケミーマイスターの主人公。言わずもがなの別人設定。
・AP01・その一(エウシュリー過去作キャラ編(2/2)):
カード奪取を狙う二人と面白そうだからという理由でついでに参加を決めたウィルフレドは、
オリエンテーションのルールに則ってチームとしての出場を目指すのだが、ヘタレのまおーさまだけは
開始直前になっても一向にチームが決まらない。
そんな彼を見かねた妹ズがチームメンバーとなることで何とかエントリーにこぎつけたまおーさまは
同じ急造チームのウィルフレドチーム、優勝候補と目されたハイシェラチームを打ち破り
まさかのダークホースとして優勝を果たす。
集めたカードでどんな願いを叶えてやろうかを期待に胸を膨らませるまおーさま。
文化祭ももうすぐ終わりだけどキャンプファイヤー禁止だったっけなどと会話を交わす学園一同に目をくれる様子もなく
熟考の末、彼はカードへ世界征服の願いを告げようとする。
だが、美來が横から「キャンプファイヤーがしたい」と割り込んだことにより、希望はあっけなくも崩れ去るのであった。
目論見破れ肩を落としつつも、せっかくなのでキャンプファイヤーを楽しむまおーさま。
そんな彼らを見下ろすのは、ハイシェラとウィルフレド。
彼はハイシェラに告げる。あのカードは正当な持ち主が本当に心に思ったことのみを叶えるものなのだと。
それを聞き、ハイシェラはさも満足そうに口の端を釣り上げるのであった。
(ここまでイベント終わらせると第三章で過去作キャラ三人組を仲間にできるけどその辺は一言イベントなんで省略。
その後は彼らに関するイベントは一切無し)
つ【 支援 】
・AP01・そのニ(スパランド編):
ある日海斗によってもたらされた、アカリが最近できたスパランドに入浴しているという情報。
そこから、彼らの長きに渡る挑戦は始まったのであった。
秀哉はヒロインズの裸の激写を自分が最も信頼する親友である海斗に任せ、
彼を妨害するために派遣された藤二郎の監視を幾度となく潜り抜けつつ、
彼はそれに応えるように、最新式のカメラを駆使しヒロインズの裸体を次々と余すところなく激写していく。
アカリを皮切りに、鴉鳥、妹ズ、まどか、鳴海、沙夜音、そしてメヒーシャ。
全てのヒロインの裸体をデータに収め、海斗の孤独な戦いは終わりを告げた。
そして、全てのヒロインの裸体データを海斗より提供された秀哉。
彼はその写真を出力すると、ヒロイン全員が自分の妹で自分を取り合っているという設定の
キングオブダメ人間な妄想で一人悦に浸るのであった。
色んなおっぱい見てきたけれど、最後に私が言いたいことは
女性を胸で判断するのはよくないことですよ
つ【 支援 】
つ【 支援 】
つ【 支援 】
以上、これで予定の分は終わり。
終わってみれば分量45kbも費やしてしまって反省しきり。パンピーが仕事の合間に三日間で書くような分量じゃないわな。
全体的に言えることは、シナリオの好みや許容幅は人それぞれとはいえ
このゲームに関してはシナリオに過度な期待はしちゃいけないということかねえ。
説明・説得力不足は言わずもがな、超展開もそこそこ多いし。
最後に主要な疑問点に関するQ&Aでもまとめておこうかと思ったが
粗が多くてキリがないんで気になったことは各自でググるようにしておくれやす。
あと、他のヒロインズとは明らかに別格で明確で長大な専用シナリオ付きで展開される多分このゲームの真ヒロイン鴉鳥の個別。
全体的にアレなこのゲームのシナリオの中でも取り分け超展開や説明不足のすごいこの個別というかルート、
風の噂で聞くにはどうやら戦女神シリーズに連なるいつものエウシュリー世界観に繋がってるぽい。
ハァゲンティが仕えてたっていう人間もエウシュリー世界観の人間みたいだし。
でも、エウシュリー作品あんまりやってない俺には正直よく分からん。知ってる奴はよければ補足頼む。
>>465 実は主人公たちがいたのは、地下深くの巨大シェルター。
そこは特殊技術で、有機無機全てが半年に1セットで老化と幼化(記憶もリセット)を繰り返し、内部環境も毎回春になる「春までクルル(ループ)」
何故、彼らが地下にいるかというと、2000年代後半から氷河期に突入し、人類たちが滅びたくなかったから、そのためのノアの箱舟。あと、男子は主人公しかいない。
でもって当時の人類が地球そのものをロケットに改造して太陽系を脱出さして、他の銀河の第二の太陽に接近して氷河期を終わらせようとしていた。
最後は、意を決したみんなで地上に出る。
彼らが地下で過ごした時間は優に70世紀、西暦10000年代の地球は既に氷河期も終わっていて満開の桜が咲いてた。
だから「(地球の)春まで来るる」。以上。
ちなみに老化(通常時間)と幼化(リセット)は各々3ヶ月ごとに行われて、単位は「カーネーション」。
毎回カーネーションごとに全員が記憶喪失で目覚める→合流→自然の環境からきっと春休みだ→略→みんなでいちゃいちゃを繰り返してた。
あと、あるヒロインだけが幼化の影響を受けない外部装置を使って、リセットされずに70世紀分の記憶を保持していた。
うがああああ
支援
>641
なるほど、エクソダスギルティーの未来編よりは昔の話だったんだな
補足説明。
正確には地下施設が完成したのが2715年、主人公が真実を覚えてたヒロインに事実を聞かされたのが10012年…
以上、説明終わり。
648 :
忍法帖【Lv=11,xxxPT】 :2012/06/16(土) 19:12:15.98 ID:U1e5YEyx0
すいません。
予告していたカジノ特区の吸血鬼物語(巫女さんルート)は話が長くて書き込むのが明日か来週になりそうなのですが、その次に書くルートは誰がいいでしょうか?
逃亡犯。
生物兵器。
中二巨乳。
の中でお選びください。
おっと、コテハン消し忘れ。
まあ、俺はやったことあるんでストーリーはまるっと知ってるんだが
そいつを他人の目でまとめるとどうなるのかということについては興味あるな。
ポケット彼女 〜白濁人形〜 をお願いいたします。
「匣の中の痴情」を頼みます。
褐色の性戦士アイシャ を頼みます。
>>648 莉っP知ってるよ。次にスレに書き込んでくれるのは、莉っPだってこと。
たとえ、特典イラストが少なくたって………
658 :
忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2012/06/22(金) 22:47:17.47 ID:ASyPy68D0
長らく待たせてしまって申し訳ありません。
一応多数決で
莉音
>>650 (複数票)
>>652 >>657 の計3票
エロナ
>>650 (複数票)
の計1票
ニコラ
>>649 >>655 の計2票
……ということから
以降は、梓→莉音→ニコラ→エリナの順でいきます。
とりあえず、明日に二人分できればなと、思っておりますので……
にしても、意外とバニーの人気がないとは……
660 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 16:53:36.59 ID:/4FfEhyt0
<梓ルート>
5-1、卑猥な上映会
島に住んで早2ヵ月。風紀の仕事に慣れてきた佑斗は、梓とバディを組んでいた。
彼女きっての希望らしいが、その理由は未だに信じている「佑斗の幼女好き」を更正するため。
そんな梓は人脈を活用した地域密着型。開発地区で露天商を開く吸血鬼の女性・カリーナから情報を貰い、地元警察との共同戦線で犯罪組織を制圧する。
本部に戻って戦果を報告し、主任に2人のタッグが様になってきたと評価を返される。
そしてその主任は、組織の情報が隠されてるかもしれないと、押収した無修正DVDのチェックを佑斗たちに内職として命令。
帰宅後、エリナや莉音たちに悟られないようにオドオドする梓。美羽に助け舟を求めるも、彼女の方も薬物関係の調査が回って手が付けられない。
DVDの前に報告書を作成。すると梓がカリーナの詳細を伏せているのに佑斗は気付く。実は彼女は吸血鬼用のIDを持たない不法滞在者だった。
そこで久々に梓先生からのレッスン。アクア・エデンには吸血鬼が暮らせるよう環境を設けると同時に、彼らを管理するためのIDを義務づけている。
しかし需要に供給が追い着かず、実際はカリーナのようにIDを持てない人、一種の「難民」たちがごまんといるらしい。
形式的に彼らは法に反する存在だが、梓や現地の風紀班は善良な彼らと助け合って治安を守り、均衡を保っていた。
レッスンを終えた佑斗は「梓が相棒になった本当の理由は自分の教育係としてなのか」と再び尋ねるが、曰く「人間と吸血鬼の間にいるような不思議な感じがする存在だから」らしい。
報告書も書き終えて、佑斗の部屋でDVDチェック。純情な梓は取り乱しつつも、先輩風を吹かせて無理にでも映像を凝視……でもやっぱりパニック状態で呂律が回らない。
その悲鳴に、DVDのことを一番知らせたくないロシア人が乱入。佑斗たちの注意も気にせず、彼女も強引に上映会に加わり……
661 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 16:54:40.46 ID:/4FfEhyt0
5-2、招かれざる客
DVDで寝不足の2人。放課後、心配してくれるひよ里と別れを告げる。
ところがその直後、彼女が去った方角から悲鳴が発生。駆けつけると、ひよ里の傍で女性が倒れていた。
彼女の証言によると、謎の吸血鬼集団が女性を吸血し、彼女も押し倒されたらしい。
主任に報告して犯人の追跡を試みるが、うまく撒かれてしまう。しかしその場にいた警察から、不審なボートが漂着していたと知らされて……
佑斗は、犯人たちが島の住人ではなく、漂流して飢餓状態だった外来種ではと推理。そんな彼の洞察力を梓は褒め、ついでに今回の報告書にチャレンジしてみないかと提案してきた。
本部に戻って報告書を作成。しかし主任から、不本意ながら書の署名には「人間のもの」が必須だからと、先に寮に帰った梓のサインを求められる。
今頃になって吸血鬼ならではの疎外感を自覚してしまう佑斗。
その話ついでに、主任は佑斗の提案した(犯人が潜伏していると思しき)開発地区の調査を了承してくれた。
アクア・エデンの吸血鬼にとって、今日の事件は他人事ではない。
帰宅した寮でも、莉音やエリナたちが物騒で景観が悪くなると不安を隠せずにいた。
そして署名を貰いに梓の部屋に行くと、美羽と2人で無修正DVDの鑑賞会の真っ最中。
どうやら「佑斗を一人前にさせる」と主任の期待を掛けられていた梓が、またも先輩風を吹かせて無理に努力しているようで……
662 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 17:00:27.01 ID:/4FfEhyt0
5-3、最強の男
ところが佑斗の提案は翌日の作戦会議で大きく歪み、開発地区を一斉摘発するローラー作戦が下されてしまう。
流石にこれは主任の意思ではなく、より上に座す陰陽局の決定。何かの陰謀を匂わせる連中の指示だが、下級兵の自分たちには拒否権がない。形式だけ従って穏便に済ませるのが妥協点だ。
しかし現地に着くと蛻の殻。一斉摘発の情報が漏洩したのか?
疑問に思った主任は、佑斗、梓を連れ込み、小夜の元へ。
当然ながら彼女とアンナも、リークされた情報のことも、消えた不法滞在者たちのことにも心当たりがなかった。
だが主任に向かって「抑圧は逆に闇を深めてしまう」と、謎の警告をするアンナ。
そして帰る矢先、小夜たちがふと気がつく。いつもアンナの問診に来るはずの扇が無断遅刻らしく……
市長の下を去ると、美羽から犯人を尾行中という連絡を受けて現場に急行。
倉庫に突入し、犯人グループと交戦する。
佑斗は半ライカンスロープである故か、何故か相手の能力が「声」を介して手に取るように分かり、美羽らとの連携で全員制圧。
だが善戦に出ていた最中、突如異様な威圧感とともに謎の男、ジダーノが乱入してきた。
何故か彼の「能力」だけ佑斗は理解できず、梓の睡眠弾を相殺して撃ち落としたり、いつの間にか佑斗に銃口を向けて不意打ちする射撃能力に翻弄され、犯人グループの逃走を許してしまう。
だが、彼らが逃げてもまだ残る人の気配。そこでは扇が気を失っていて……
5-4、指令「アンナ・レティクルを護衛せよ」
ジダーノの銃撃を受けた佑斗は、事情聴取を得た扇の診察を受ける。昨日の彼は犯罪者とは知らずに奴らの仲間の治療を頼まれ、その後理不尽に襲われたらしい。
扇の証言によるとジダーノ率いる連中の正体は北欧からのテロリスト、そしてその目的はアンナ・レティクルの暗殺。
強敵を前に、アンナを護衛するという新たな目的が生まれる風紀班。
すると梓が、寮でアンナを匿えば敵の目を誤魔化せるのではと進言。
彼女の主治医である扇についても、彼女ではなく佑斗の診察という形式にすれば滞りなく対応できる。
しかしアンナのことよりも、佑斗は自分の操の危機を察知しており……
663 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 17:10:13.16 ID:/4FfEhyt0
5-5、新たな入寮者
寮では本日迎えるアンナのことで持ちきり、偉大な人の役に立てるとニコラやエリナたちも興奮していた。
どんな性格の吸血鬼でも、アンナ・レティクルは彼らに一目置かれる存在なのだ。
そして佑斗の部屋をアンナに貸し与えることになるが、護衛中の佑斗はどこで過ごすべきかと、あたふたする梓の横で次々と同棲を立候補してくるヒロインたち。
論議の結果、アンナは佑斗のではなく美羽の部屋を利用してもらい、美羽は梓と部屋を共有する方針に固まったが、その会話の中にいつのまにか紛れ込んでいたアンナ本人。
度肝を抜かれた皆の前で、彼女を引率していた扇は恋人の部屋を見たいと佑斗を鷲づかみにして彼の部屋へ連れ去る。
その様子を呆けて見送る皆、そしてやはりアンナもそれに混じっていた呆然としていた。
最初は困惑して堅苦しくなる一同だったが、自分の趣味が通じるニコラはご満悦。
砕けた態度を取ったアンナは、佑斗たちの護衛対象として美羽の部屋に引き篭もることになり……
5-6、詳細はウィキペディアで(byアンナ・レティクル)
佑斗はジダーノによる負傷を口実に学院を休み、皆を見送った後に自宅警備員としてアンナを護衛する。
アンナから聞き込みをするタイミングを覗っていたが、それを知ってか彼女の方から会話を持ちかけてきた。
ジダーノは、彼女が20数年前に出会ったかつての戦友。当時の吸血鬼は人間から迫害され、彼女たちは同胞を守るために人間と戦争をしていた。
現在のアンナは、市長の説得でこのアクア・エデンでの人間との共存の道を選んだが、ジダーノは未だに人類と敵対する姿勢をとっていた。
彼ら強硬派にとって、アンナは裏切り者に他ならない。
寮生たちによってアンナの歓迎会。盛り上がった皆はアンナへの質問タイムに突入。
好きな料理(莉音)、酒(美羽)、魔王(ニコラ)、そして体位(エリナ)……全てに丁寧に答えていき、アンナは小難しい話題を降ってこない子どもたちに微笑みかける。
その後、美羽の部屋で扇の診察を受けながら彼とジダーノについて密談するアンナ。
「自我を制してしまう「記憶」というのは厄介なものだな」と呟くアンナに、「嫌なら「忘れればいい」んですよ」と扇が答え……
664 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 17:16:32.55 ID:/4FfEhyt0
5-7、アンナ・レティクルは小悪魔ですか?
アンナは当初こそは皆に緊張されてはいたが、趣味の通じるニコラやエリナの話し相手になったり、莉音の料理にアドバイスしたりと、次第に彼らの生活に欠かせない寮の一員と認識され始めていた。
皆が揃って団欒では、どのような話題をしても必然的に行き着くはアンナによる「吸血鬼」の話。
アクア・エデンのように合成血液がない外の世界には、未だに吸血鬼が追われる地域も存在する。
彼らのような者が平穏に暮らすには「恋人」を作ること、吸血衝動は人間でいう「性癖」に近いもので、それを受け入れるパートナーを見つけるのが最善の手らしい。
アンナは小夜の思想に賛同しているが、その根本となる考え方が違っていた。
例えば合成血液。学院での講義などでは「この発明で人間の生き血を吸う(襲う)必要が無くなった」とされている。
一方で彼女の持論は「人間の生き血に依存する必要が無くなったから独立できた(襲われないようになった)」というものだ。
吸血鬼が人の生き血を必要とするのに対し、逆に吸血鬼の存在が必須ではない人類は種族の天敵。
アンナは自分たち吸血鬼が弱者側だと主張する。
(ちなみに団欒中の美羽によるとカリーナらが戻ってきたらしい)
改めて佑斗が部屋を訪れると、アンナは「ろくろくメモリアル」という携帯アプリをプレイ中(←「影武者」になってお嬢様と一緒に暮らすだけの簡単(セレブ)なギャルゲーです)。
普段の凛々しさと趣味とのギャップに驚く佑斗に、アンナは梓の話題を振る。
彼女が寮長なのは、風紀班として吸血鬼たちを監視するため。だが当の本人はそんな使命を意識せず、単に両種族を平等の目で見る、人間にしては珍しい性格だ。
そしてアンナは、ほかの吸血鬼の美少女たちがいるのにわざわざあの人間を好いたのかと佑斗を茶化す。
しかも同じように梓側にも話題を振ったら、佑斗に似たリアクションをしたらしい。
そんなことを聞かされて以降、佑斗と梓は互いのことを余計に意識し始めて……
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667 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 17:23:10.81 ID:/4FfEhyt0
5-8、気まずい2人
未だ尻尾が掴めないジダーノに業を煮やした陰陽局は、本土からの「増援」を用意した。
寮では登校前にまたもアンナ様の吸血鬼弱者論を傍聴。すべての吸血鬼が平和に暮らせるには、世界各地に人間たちと共存できる地帯、この「アクア・エデン」ができること。
しかし人間側が容易に受け入れないのが、現実でこの島が唯一存在する理由である。
だがアクア・エデン……というよりこの寮はそんな共生という理想世界が縮小されたような素敵な空間だ。
そんな真剣な話をしている横で、梓のことが気になる佑斗は心ここにあらず。
様子が変だと思った皆は、恋の病と解釈(そして予想された相手は扇先生)。
どっちが「受け」か「攻め」か、もしや扇ではなくて主任が相棒なのかと、アンナを含めた腐女子たちの白熱トーク。
そんな話題に耐えかねた梓が発狂して逃亡、調子に乗り過ぎたと美羽たちは佑斗に謝るが……
梓の自分への態度が気になった佑斗は、登校前に美羽個人を呼び出して相談。ところがそれはお互い様で、佑斗の視線も梓に意識し過ぎだと指摘される。
美羽は、梓が佑斗自身が思っている以上に好意を寄せていると断言。
その理由は「初めての後輩」だから。今まで風紀班で下っ端の新米だった彼女には、佑斗という弟分がこれ以上ない喜びだった。
(ついでに美羽から、彼女と主任の尽力でジダーノの子分が捕まったことを知らされる)
一方、下校時の梓側もエリナに相談。
扇×佑斗の話は結局でっちあげだったが、では護衛として傍にいるアンナはどうなのか?
そんなことを心配する梓に、エリナは一方的かつストレートに佑斗が好きなのか梓に訊き、仕事があるからと返答を求めずに去ってしまう。
梓は帰宅後もニコラや莉音たちの会話で、佑斗とアンナの仲良し度が気になり彼らの元へ。
だが、そこにいたのは風呂上りの全裸佑斗(扇による検査のために使った薬品ジェルを洗い流すため)。
異性の裸体に慌てた梓は、佑斗に気付かれると必死に謝りながら逃亡し、莉音の前で力尽きて卒倒。
そんな騒ぎが静まった寮の一角で、再び扇とアンナの密談。
ジダーノの件もそうだが、同時に「今は”ただの吸血鬼”である少年」のことも気になっていた。
まだ本人すら気付かない、彼が巡る「過酷な運命」を案じながら……
./ ,' 3 /
670 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 17:37:12.37 ID:/4FfEhyt0
6-1、吸血鬼の性(さが)
佑斗は梓の血を吸う夢を見て、これまで感じたことの無い快感から夢精してしまう。
早起きして下着を洗っている最中、本物の梓が起きて挨拶。
昨日の風呂の謝罪や、ジダーノの部下の報告とか、話をしてくる彼女に夢で感じた吸血欲求が再発。
気になった梓が相談に乗ろうとするが、気持ちの整理がつかない佑斗は「言葉にできないから今はいい」と拒否。
玄関前で、佑斗との関係が空回りすることに独り苦悩していた梓。その彼女に声をかける謎の少女が。
少女は梓と同じ「里」から来た人間、楓。対ジダーノ戦のための増援に来た挨拶をしに来たかと思ったら、何故梓がこんな島にいるのかと罵声を唱えて去っていく。
佑斗はアンナに、ジダーノの舎弟を捕まえたが本命の居場所が突き止めれないことを報告。
増援の話をすると、アンナは本土も物騒になってきたと懸念する。
梓も悪化する現状を憂い、吸血鬼と人間の共存は不可能なのかとアンナに問う。
アンナは答える。エデンと種族全体は別、例えばこの寮でも梓が監視役という建前がなければ成立しない。
その発言を聞いた梓は、同意していると強く主張。アンナはそんな吸血鬼のことを想う彼女を、種族の希望だと励まし……
友好的なアンナだが、佑斗は彼女に一種の恐怖心のようなものを感じていた。
寮生の誰とでも打ち解けるということは、それは相手を自分の思想に巻き込むカリスマ性も内包しているのだ。
そんな不安を抱く佑斗の横で、梓は皆に突然「新しいルール」を作ってみないかと言い出す。
ただ監視するための陰陽局(人間)が一方的に定めた規律だけでなく、住民(吸血鬼)の声も反映したい。
だが別に今の生活に困ってないからと、エリナたちはあっさり却下。
その後、帰宅した美羽に薦められ、アンナの護衛を彼女に任せて梓とともに佑斗は久しぶりの外出。
先ほどのルール作りは、梓なりの考えがあったから。空回りに終わって落ち込む彼女に、佑斗は焦らなくてもいいとフォローする。
そう和んでいると、梓への吸血欲求が再発。その気持ちが伝わったのか、梓も自分の首筋を差し出した。
けれど戸惑いが消えなかった佑斗は、その不純な関係に梓の厚意を拒絶。
その代わり突然銃の技術を教えて欲しいと頼み……
┌( ^o^)┐
673 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 17:42:52.13 ID:/4FfEhyt0
6-2、レッスン開始
学院の体育館に設置された訓練場で、早速銃のレッスンを受ける佑斗。
意外と梓先生のレッスンはスパルタ、ひよっこの佑斗は初日だけでは著しい成果はなかった。
帰宅して自室に休んでいると、久々の直太からそろそろ帰ってくるようにと催促メール。
吸血鬼としてこの島で生きる決意をした佑斗は、まだ帰れないからそのうち、という曖昧な返信を送る。
しかし吸血欲求に悩む彼は、逆に吸血鬼としての自分にいまだ抵抗を感じていて……
6-3、エリーナの憂鬱
また護衛任務の休憩中に体育館で練習。
佑斗が銃を志願したのは、「人間と吸血鬼の間にいる」という彼女の存在とは別物になりなくないという願望だった。
そう決意した練習中、ラストスパートで閃光談を誤砲して2人が失神するハプニング。
帰り時、梓は佑斗に何故銃を志願したのかと問いかける。
うまく答えが出せない佑斗は、逆に梓がいつから銃を習得していたのかと質問返しするが、「話すと長くなる」と保留扱いに。
一方で梓の方も、佑斗というパトーナーのお陰で精神的な成長をしていた。先日美羽からも、以前よりも下世話な話にも動揺せず、より仕事に努めるようになったと評価されたらしい。
もどかしい気持ちを解消したい2人は、梓側の提案で以降は下の名前で呼び合おうと約束。
帰宅後、名前の呼び方を変えたと、エリナに報告する梓。
しかしそんな無駄の報告をする必要があるのかとエリナに返された梓は、ここ最近佑斗が気になっていることを相談。
彼の風呂上りに出くわしたり、彼のパンツを手に持ってしまったり……
事情を聞いたエリナは、それはラッキースケベ(女子ver)だと返答。佑斗も同じように梓を意識しているから、きっと「おかず」にしてくれてるはずと、下ネタを含めた奨励する。
その会話で、梓は生まれて一度も1人Hをしたことがない事実が判明。それは年頃の女には異常だと忠告(極論)され、梓は例の無修正DVDの塊で勉強するよう指導される。
梓の部屋を出てリビングでため息をつくエリナに、彼女の悪巧みを察知した美羽が声をかけてきた。
どうもあのヘタレカップルに自分がもやもやすると言うエリナに、美羽も同感。
そこに、休憩がてら部屋から目を回した梓がやってきて……
( ´-ω-)
676 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 17:46:47.91 ID:/4FfEhyt0
6-4、共存のための第一歩
ある日、寮にアンナ宛の郵便物が届く。早速彼女に見せると、君の掛け替えのないパートナーに朗報だと言い出して……
開発地区に向けて胸躍らせながら向かう梓。アンナの元に来た手紙は、役所から送られたカリーナのID申請書だった。
申請書を受け取ったカリーナは感涙し、傍にいた吸血鬼の子ども・あきらも梓おねえちゃんにお礼を言う。
だがあきらは、最近増援に来た新しい風紀の人たちの雰囲気が怖いと不安になっていた。
梓はそんなあきらを元気付け、事件が終わればまた楽しい毎日になると約束する。
その帰り、行く時とは間逆にどこか暗い梓。カリーナの件は共存のための大きな一歩だが、言い換えれば今回の成果はたったの「一歩」に過ぎない。
人間でありながら共存を夢見る梓に興味を持った佑斗は理由を聞こうとするが、その時謎の殺意を感知する。
楓が2人の前に現れ、吸血鬼である佑斗を罵倒、さらに同じ里の出身である梓にも失望したと卑下して去っていく。
あからさまに吸血鬼を敵視する人間と遭遇して困惑する佑斗に、梓は話をしたいから周り道をしようと言って来て……
(○)(○)
678 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 17:53:15.34 ID:/4FfEhyt0
6-5、狩人
自室で扇の診察を受ける佑斗は、最近人間(梓)の血が無性に吸いたくなったことをカウンセリング。吸血鬼でも特異なケースの自分の本能は異常なのか?
だが、扇曰くそれは健全な男子が誰でも抱える性欲と同じで微々たるもの。理性で抑えれるレベルなら気にする必要ないと返される。
回想(前節の続き)。梓は、その昔に人を仇なす吸血鬼たちを討伐していた「狩人」の末裔だった。
その経緯を知るのは美羽や主任、皆の天敵であることなど莉音たちに話せるわけがない。むしろ本人もその事実を無意識に忘れようとしていたほどだ。
佑斗はそんな回想に思い浸り、我に返って間近でニヤケル扇にビックリ!!
梓先生の部屋で、狩人についてより詳しい講義。
かつて人の生き血を吸っていた吸血鬼は狩人に追われる運命にあったが、合成血液が発明されたことで彼らに狙われる心配もなくなった。
一方の狩人は現陰陽局に技術提供を行った後、彼らと方針が合わなかったと一線を引いて里に戻り隠居するようになったそうな。
そして梓がアクア・エデンに来た理由は、一族のおばば様に命じられた修業。敵ではなくなった吸血鬼の本質を見定めるため。
ただし狩人の中には楓のように現在も強硬派の者がおり、折り合いがつかない梓は形式的に里を出るという形でエデンに永住する道を選んでいた。
里にも家族がいるのではと佑斗は両親のことを聞くが、幼い頃に事故でこの世を去り、会った事もないという。
孤児院育ちの佑斗も彼女の境遇に共感するが、両親どころか家族がいない佑斗に梓は淋しくないのかと質問。
佑斗は今いる場所で「仲間」を作り、自分の居場所にすればいいと答える。
すると、自分もその「仲間」に入るのかと再び問う梓の姿に、返答の言葉が浮かばない佑斗は誤魔化すかのように彼女の頭を撫でる。
より意識するようになった2人は皆の前で他人行儀。リビングで互いに避けるような挙動をエリナや美羽はクスクスと笑い……
外出中に悩み続けた佑斗は、アンナにメールで自分の状態について相談。吸血することに抵抗を持つ自分は吸血鬼としては半人前なのか?
アンナからの返信は、(梓が相手だと見抜いた上で)佑斗が彼女の血を拒むのは、吸血による優劣とは別の形で、相手と対等の存在でいたいという願望の表れ。
そう、そしてそれは吸血鬼と人間がともに同じ道を歩もうとする思想になっており……
(。◕‿◕。)
680 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 17:59:58.71 ID:/4FfEhyt0
6-6、カルチャー・ジャパン・ショック
またいつもの射撃練習。次第に佑斗も才能を開花させ、技術が上達していた。
その訓練中に梓に告白したいが、言い出すタイミングが見つからない。
それを知らない梓は呆けてた彼に注意し、弾丸についての説明を続ける。彼女の使用する銃弾も狩人の技術の結晶、吸血鬼に有効な成分が配合された特殊弾がいくつか存在する。
里ということはどこか自然に恵まれた集落なのだろう、と佑斗は先入観を抱いていたが、実は都市開発で住居を移転。
現在では団地に住んで現代人並みの生活を送っているらしい(曰くおばば様の住む場所が最上階801号室)。
そして練習再開後、今度は睡眠弾が誤って銃に装填されてしまい……
6-7、故意のキューピット・エロナ
不機嫌な顔で寮に帰宅した美羽。同僚でも狩人と吸血鬼は水と油。仕事先での彼らの態度の悪さに不満が溜まっていた。
そして持ち帰ってきたのは、彼らに一方的に押し付けられたいつものDVD。
すると梓が、違法品の流通を理解するために需要者の気持ちになりたいと、疲労の溜まる美羽を休め、警護中の佑斗をアンナの元に促し、単身で映像を調べると言い出した。
しかし、まだ免疫ができていない彼女は見てすぐにパニック状態。
落ち着かせようと洗面所に向かったら、また佑斗の入浴に(以下略)。
慌てて部屋に逃げ戻り、気を取り直して再び動画を再生(んでもって撃沈)。
長時間に渡って映像を見続けるが、やはりこれを求める男子の気持ちなど理解できない。そう思い悩んでいると、いつ間にかエリナが部屋に侵入していた。
エリナと美羽は梓が佑斗を意識していること、逆に佑斗も彼女に脈ありということを既に見抜いていた。
悩める子羊を救うため、エリナは恋愛のハウツーをご教授(虫の知らせか、悪寒が走る佑斗)。
人間よりもスペックが高い吸血鬼は、その精力も人間以上。同等と思ってセックスしたら、絶倫の吸血鬼側のペースに飲まれてしまう。
そこでエリナは、梓に自分のペースで奉仕できるフェラをDVDの中から重点に見せる。
エリナの教え通りじっくりと閲覧した梓は、仮眠中の佑斗を起こす時間になったので彼の部屋へ。
しかし、部屋には仰向けに勃起して熟睡する佑斗の姿があって……
つ【 支援 】
つ【 支援 】
つ【 支援 】
<丶`∀´>
つ【 支援 】
つ【 支援 】
つ【 支援 】
つ【 支援 】
690 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 18:08:52.06 ID:/4FfEhyt0
6-8、DRACULA・RIOT
いつもの練習中に梓が密かに申請してくれたお陰で、遂に佑斗にも専用銃が渡される。
その帰り、先日の銃を習おうとした理由を再び問われ、佑斗は梓の血を吸う事への戸惑いと、梓の傍で戦いたい願望を語る。
言う側も、言われる側も照れくさかったが、佑斗はその気持ちを出し切ろうと、頬にキス。
その接吻で梓は困惑するが、その瞬間、突然の銃声が……
急いで寮に駆けつけるが、アンナどころか寮そのものは無傷。こことは別の場所での争いがあったようだ。
実は銃声の正体は狩人たち。過激な手段でジダーノを誘き出し、追い詰めたというのだ。
梓は傲慢な楓に反意を見せず、純粋に礼を言う、彼女たちによってアンナの危機が回避されたからと。
ところがその名前を聞いた途端狩人たちはザワつき、梓に一族の恥さらしという視線を向ける。
かつて吸血鬼をまとめて人間と戦争していたアンナは、狩人に取っても倒すべき最大の敵。
そして楓はジダーノに苦戦する仲間から援護要請の連絡を受け寮から去り、佑斗たちも警護を引き受けた美羽に促されてジダーノの元へ向かう。
その戦場は、なんと月長学院だった。
教室に着くと、先にジダーノと交戦していたはずの狩人が吹き飛ばされてきた。
彼らが束になってもたった1人の吸血鬼に手も足も出ず、防戦一方であった。
ジダーノは何故か以前の倉庫で対峙した時の冷徹さは消え、常軌を逸して戦闘本能剥き出しに暴れまわっていた。
楓たちを助けるため、佑斗は懐に飛び込んで肉弾戦に持ち込み、その隙に梓の射撃で攻撃。
不意をつかれたジダーノはその場から逃走する。
支援
693 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 18:11:51.70 ID:/4FfEhyt0
狩人部隊が全滅し、今戦えるのは佑斗、梓、そして深手を追った楓。
佑斗は非協力的な楓を説得し、呉越同舟の共同戦線を申し出る。
3人はジダーノを誘き寄せるため、食堂へ。
いまだに佑斗(吸血鬼)を敵視する楓に、梓は「吸血鬼をどうしたいのか」と問う。
それに対し、自分の親が吸血鬼に殺されたという恨みを吐露する楓だが、梓も自分も同じ境遇だと諭し……
突然の発言に佑斗は驚愕するが、そこにジダーノが襲来、3対1の攻防戦に入る。
ところが戦いの最中、佑斗は頭に響く謎の声に自由を奪われる。
RIOT!!
謎の4文字のキーワードで、身体の内側からくる衝撃に意識が吹き飛ばされそうになる佑斗。
しかし梓の銃弾がジダーノに直撃した瞬間それが緩和され、佑斗は彼に急接近。怯んでいる好機を見逃さず、渾身の一撃を与える。
ところが相打ちとなったのか佑斗は右腕が切断され、ジダーノは続けざまに来た梓の銃撃に再び怯み逃走。
救急隊が来るまでの間、梓は佑斗に自分の血を吸わせ、意識を保つように話し相手になる。
意識が朦朧とする佑斗は、好きになったことを告白。
外見で何%とか、性格で何%とか、理知的に百分率で評価して自分の気持ちを説明する。
それに答えるように、梓は佑斗の軽く唇にキス。彼女にも佑斗への気持ちがある。
しかし梓が自分の気持ちを出す前に、限界が来た佑斗は安心して眠ってしまい……
ん
696 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 18:17:56.85 ID:/4FfEhyt0
7-1、リベンジの戦果
扇の元で佑斗は緊急手術。吸血鬼たる自身の生命力と救急隊の手際のよさで、切断した腕は無事接合。また入院生活を強いられる。
この島に住んでから波乱万丈な死線を潜ってきてるねと、冗談交じりに佑斗に呆れる扇。
見舞いに来た美羽は、ジダーノ一派が島から逃走した可能性があると報告。
昨夜、とあるトラックが島を出る様子が監視カメラに捉えられたが、その運転手が今朝島の中で保護された。
しかも担架を積んでいる様子があり、変身能力を持つ部下が襲った運転手に成りすまし、瀕死のジダーノを連れて島の外に出たと推測できる。
この騒ぎで、アンナは念のために別の場所に移動し、狩人たちはジダーノを追って本土へ引き返した。
その報告中、美羽は梓がまだ病室に来て無いことに気付く。
美羽がフロアの受付に様子を見に行くと、大量の荷物を持って準備万端と気合いの入った梓の姿が。
しばらく学院を休むと言って佑斗の病室に向かう彼女の後ろ姿を、美羽は微笑みながら見送る。
梓は入院する佑斗のために、出来る限り看護する決意をしていた。
手を出せなくなったと嘆く扇の横で、小さな梓の存在を頼もしく感じるようになった佑斗で……
7-2、戦いの後の変動
寮生やひよ里が見舞いに来た。いつものごとく見舞い品に性玩具をプレゼントするエロナ。
そして美羽から、例のトラックが本土で捨て置きされたという情報が入り、やはりジダーノたちの逃亡が濃厚になった。
実は狩人たちがジダーノを追い詰めることができたのは、アンナの情報を意図的に流したから。
寮に匿われていることをジダーノ勢力に伝え、餌としていた。
自分たちが利用されたことに苛立ちを隠せない美羽。
そして話を切り替えた美羽は、梓の誕生日が近いことを佑斗に教え……
697 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 18:22:50.10 ID:/4FfEhyt0
7-3、XXXでプラス何%?
入院から1週間。病室で梓の手料理のたこ焼きを食べていた佑斗は、かがんだ梓の下着に目がいってしまう。
それを察知した梓は恥ずかしがりながら、これは先日の告白の「何%」に加わるのかと質問。
でも佑斗はそんな評価の必要なく、あの時のキスで「全部埋まった」と再び告白。
気を取り直そうとした梓は、果物を切るためにベッドで寝る佑斗の股間の上にトレイを置く。そうなると大体想像がつくピラゴラス○ッチ……
トレイが傾く謎の現象の原因に気付いた梓は、異性の性感帯の感度なんて知るわけなく、必死にトレイから零れた水を拭き取ろうと、布団越しに股間の上をゴシゴシ。
気持ちが高まった梓は、あの時の告白の返事だと、佑斗にディープキス。そしてその行動に興奮して再び勃起した佑斗の股間を見た梓は……
(Hシーン1)
照れながら去る梓と見送ると、入れ替わりで意気消沈した扇が入室。
まさか今さっきのフェラがばれたかと思ったが、扇が嘆いていたのは診察詐称が露見してしまったから。
この変態医師は、偽りのカルテで既に全快の佑斗の入院を不正に長引かせていたのだ。
扇を恨みながら、入院する必要もないならと、佑斗は本日付での早期退院を希望。
久々の寮に帰宅すると、学院を休んだ梓だけが残っており、2人で荷物の整理。
そして、2人きりという状況で再び発情した両者は……
(Hシーン2)
こうして結ばれたのもあの戦いがあったから、怪我の功名に感謝する2人。梓は佑斗にとって新たな「居場所」になった。
学院から帰宅して佑斗が戻っていたことに驚くエリナたち。ニコラに、正真正銘の不死身のヴァンパイアが風紀班にいるという噂を聞かされ、過大評価に照れる佑斗。
体力が全快な佑斗は、早速風紀班にも復帰して出勤。異常な速度の回復力に主任や美羽も驚愕。
そして、久々の佑斗と梓に与えられた仕事は、また例の如くDVDで……
c
700 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 18:31:11.76 ID:/4FfEhyt0
7-4、小さな大人
退勤して、ドーナッツを食べ歩く2人。
何か欲しいものがないか梓に聞くと、「お守り」をリクエスト。
「狩人の里」の演舞行事で吸血鬼に襲われる囮役を担う「姫」の梓は、自分に加護を与えるお守りを大切にする風習があった。
そこにエリナが合流、3人で寮に帰宅する。
帰宅後、梓はエリナとガールズトーク。梓の反応から、エリナに佑斗としちゃったことを看破される。
大人になれて良かったねと応援エールを送るエリナ。そして、興味を抱いた彼女は梓の経験談を聞こうと質問攻めをし……
7-5、退魔弾
久々の登校。かつてジダーノとの激戦を繰り広げた戦場だが、佑斗は緊張よりも梓と一緒にいられる気の緩みの方が強かった。
食堂で梓と雑談している時にも、冷やかしに入る美羽とエリナで……
そして射撃訓練の途中、吸血鬼の切り札「退魔弾」の話が出る。
退魔弾は狩人の技術によって作られた生物兵器。
吸血鬼に直撃すると、とある成分が体内のヴァンパイアウィルスを瞬時に死滅させる作用が働き、当たった吸血鬼は無事ではすまない。
その成分は、なんとライカンスロープの因子から作られた劇薬。狩人は祖先自体がライカンスロープという逸話があるほど、その手の知識にも卓越していた。
その帰り、やはり尋常じゃない回復力が気になった佑斗は梓と一緒に扇の元へ。
しかし、単に体質がウィルスに適合しやすいだけかもしれないと、彼も推測程度の解釈しか返答できない。
でも実はホモ医者は、先日切断された佑斗の腕から細胞をこっそり持ち出して独自に調べてたらしい。
扇は今は体質の異常よりも、吸血鬼の本能との向き合い方が佑斗にとっての課題だと指導し……
つーん
702 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 18:35:45.32 ID:/4FfEhyt0
7-6、あずにゃんの御奉仕
起床、勉強、家事、特訓……佑斗の身の周りで、梓はこれでもかと献身的にお世話をする。
美羽たち一同は、そんな一途な彼女に呆然。
本人はパートナーのリハビリのために必然的にしていることだと誤魔化すが……
7-7、熱々・ホットドーム・タンゴ
練習が実を結んだ佑斗は、訓練で全弾命中。自分より腕が上がった佑斗に梓は自信を無くすが、佑斗は彼女のおかげでここまでできたとフォロー。
帰り道、佑斗は単身で扇に呼ばれたと言って梓と分かれる。しかし、佑斗が合流したのは扇ではなく美羽。
実は梓に内緒で、今日は寮生たちで彼女の誕生日プレゼントを用意しようと決めていたのだ(アレキサンドでパーティーレシピを学習していた莉音を除く)。
ショッピングモールで模索する中、美羽、エリナ、ニコラは自分たちが選んだプレゼントの品定めを佑斗に委ねる。理由は梓の彼氏だから(皆にバレバレ)。
何はともあれ、人間の梓が吸血鬼の佑斗とカップルになってよかったと喜ぶ3人。
元々人間なのにこちら側にいると感じた彼女への仲間意識が、佑斗との恋愛成就でより強くなった。
帰宅後、佑斗は自室に籠ってプレゼントの「お守り」を彫刻刀で制作していた。その時、妙な暑苦しさが……
夏に入ったというのにエアコンが故障し、寮内が灼熱地獄と化してしまった。仕事から帰っても、まだ直らず。
体温調整できる吸血鬼はある程度我慢できるが、唯一の人間である梓には拷問。
ろくに睡眠もできず、限界が来た彼女はアイスを持ち込んで摂取。
ズボラな格好でドアを開けて換気し、ベットにもたれて団扇を仰いでいると、心配してきた佑斗が様子を見に来た。
梓は一緒にアイスでも食べるかと差し出すが、それ以前に佑斗は薄着の梓の姿に目のやり場に困っていた。
佑斗が部屋を去った後、赤面して叫ぶ梓。彼女としてみっともない姿を見せて恥ずかしい。
しかし、こんな姿でも自分の彼氏は欲情してくれるのかと思いつめ……
ぷーん
704 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 18:39:29.64 ID:/4FfEhyt0
風呂あがりの佑斗が先程の梓を気にして部屋の様子を見に行くと、(またドアを開けっ放しで)佑斗を妄想しながら自慰する梓がいて……
(Hシーン3)
歯止めが利かなくなったことを恐れた梓は、Hを自重するよう提案。
そして佑斗が部屋を去った後、タイミングよく梓の携帯にアンナから恋愛相談を受け持つというメールが入り……
エアコンが復活し、仲良く寛ぐ2人。ケーキを食べ合いっ子してたら、何故か指フェラする流れになってチュパチュパ。
快楽によって蕩けた梓は我に返り、理不尽に佑斗に逆切れ。
アンナから教えられた知識によると、弱い人間は強い吸血鬼に魅了され、性的な行為で無意識の内に吸血鬼の虜、悪く言えば性奴隷と化してしまう危険があるらしい。
勿論佑斗にその気はないが、そうならないために互いの自制心をもっと意識すべきと考え……
その頃、病院では扇がアンナの診察をしていた。
彼らが話すのは当然ながら佑斗と梓の恋仲の話題。自分の恋人はいつでも取り返せると豪語する扇に、アンナは微笑む。
そんなアンナはやはりジダーノが心残り。それを懸念する扇は、自分は吸血鬼の代表であるアンナにただ忠義を示し、彼女の永遠の生涯を願うと囁く。
「永遠」という重さに、アンナは笑いながら思いつめ……
つ【 支援 】
n´・ω・)η
707 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 18:44:30.36 ID:/4FfEhyt0
7-8、新しいルール
冷やかしは寮内だけでなく、職場の主任も笑いながら恋女房の元に帰れと佑斗に早期退勤を促す。
梓とともにHに対する向き合い方を議論。
手探り状態で先が見えないので今はとりあえず無制限で我慢し、「どこまで耐えれるか」という実験を兼ねたチャレンジをしてみることに。
そんな時、突如美羽から緊急招集。
急いでリビングに飛び出すと、クラッカーの一斉射撃を浴びる。
今日は梓の誕生日。そのために淡路やひよ里も加わり(無論、佑斗もグル)、パーティーを企画していたのだ。
彼らの善意に梓が感動する中、美羽たちは梓が提案した「新しいルール」を持ちかける。
それは「誰かの祝い事を皆で祝福すること」。誰かが直接言い出したことではなく、この企画を通して自然と纏まった結論。
人間嫌いと言われているアンナからも音声メールでお祝いの言葉が来たり、皆の厚意に甘えて羽目を外して楽しむ梓。
ところが、カクテルに酔った彼女は泥酔状態。
理性が揺れて佑斗とラブラブな事が露見(既にバレているが)し、恋人ならあだ名で呼び合えと「あずにゃん」とか「メラメラ」とか「らめぇ」とか美羽たちに名前をいじられる。
そして酔い覚ましに外に出た梓に、佑斗は手作りの「猫のお守り」をプレゼント。
喜ぶ彼女を見て感情が昂ぶった佑斗は彼女を思わず抱擁し、吸血鬼としての自分の心情を語る。
吸血鬼になった自分が、この島に住むようになった自分が、今ここにいる意味を見つけたい。人間の梓の傍で彼女の支えになることが、それを見つける道に繋がる。
帰宅後、また冷やかすエリナたち。実は先程のハグは寮の窓から丸見えでした。
佑斗と梓がイチャコラになったことに、皆は再び乾杯して祝い……
709 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 18:48:03.31 ID:/4FfEhyt0
7-9、M-69(水着・シックスナイン)
梓は今度はエリナではなく美羽に相談。佑斗に欲情するのは、やはり吸血鬼である彼に「魅了」されてるのか?
しかし美羽は、梓の気持ちは女子ならば誰でも抱く「異性への愛情」、そうなるのは当然だとフォローする。
そして口を滑らせた梓により、佑斗と「初めて」したのが病院と判明し、興味を抱いた美羽に迫られて……
その後の梓は、寮で軽く挨拶を交わした佑斗の事が気になり、風呂に行った彼の様子を見に行く。
そこで見たのは自分のことを思い浮かべてアソコをいじっていた佑斗の姿。
慌てて部屋に逃げる梓だが、冷静に考え、彼の方も自分と同じ気持ちに昂ぶっていると分析。
つまりやはり美羽の言っていた通り、この感情は吸血鬼の催眠ではなく正真正銘の愛情。
安心した梓は、水着姿で佑斗がいる浴室に足を入れ……
(Hシーン4)
一方その頃、やはり病院には仲睦まじい報告に嫉妬する扇に、それを笑うアンナの姿が。
佑斗と梓の関係は、彼らにとって何を意味しているのだろうか……
8-1、ジダーノ再来?
深夜。とある繁華街で通行人が何者かに襲われた。
駆けつけた美羽が目にしたものは……
そんな不吉な予兆にも気付かず、全裸で添い寝していた梓たちは寝坊。仕事に遅刻しそうになるも、起きたばかりで勃起した佑斗の股間に梓は……
スッキリして出勤するが、現在の風紀班では大事件を相手にしていた。
先程美羽たちが通報を受けたのはやはり吸血鬼による吸血事件。しかも被害者についた歯型がジダーノのものと言うではないか。
メディアも傷害事件として即座に発表。また「彼ら」も本土から来るのかと、美羽や主任は顔をしかめ……
ジダーノにリベンジができると奮起する佑斗に、またあんな大怪我はしないでと心配する梓。
そんな彼女は、この前のプレゼントに作ってくれたお守りの作り方を自分にも教えて欲しいと要望。
佑斗の他にも、アンナにプレゼントしたいらしく……
710 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 18:56:53.94 ID:/4FfEhyt0
8-2、魔女狩り
再び本土から来た狩人はジダーノ確保という名目で、開発地区に住む不法滞在者を有無を言わさず強制連行していた。
事件後のID取得者も対象としてカリーナも毒牙にかけるが、佑斗と梓の弁護を受けて見逃す。
相変わらず狩人代表である楓は吸血鬼に敵意を剥き出し、危険な彼らは人間社会から隔離でもして管理すべきと、主張を曲げない。
そして佑斗にも狩人の技術を以ってすれば人間に戻れると勧誘。
だが本人に「吸血鬼だからこそ梓の傍でできることがある」と拒否され、敵対した姿勢のまま去る。
狩人の動きによって、島に住まう吸血鬼たちにも不安が広がっていた。
月長学院で集団下校することになったエリナたちも、胸騒ぎがして……
8-3、亀裂と新たな謎
いくら島中のあちこちに足を運んでも、あの大男のジダーノが見つからない。
町でカリーナに声をかけた梓だが、以前の親しい雰囲気はなく、梓たちの姿を見た途端に怯えて去っていく。
あの狩人たちの騒動によって、吸血鬼たちと梓との絆にもヒビが入ってしまった。
その頃、事務職をしていた美羽と主任。主任がようやく手に入れた例の事件の診断書に、驚くべき事実が隠されていたことを述べる。
なんと歯型はジダーノのものだったが、被害者は実際には吸血されてなかった。
一体誰が、何の目的でこんな細工をしたのか?
佑斗が診察に来た病院でも、患者の何人かが狩人に攫われたと扇が落胆していた。
扇は、彼ら狩人の行動を黙認している陰陽局自体が、島の吸血鬼の暴動を煽っているのではと、皮肉の混じった推測をする。
そして、その気になれば自分ら吸血鬼は人類に勝つことなんて容易くできるが、敢えてしないだけだとブラックジョークを口にする。
そこにアンナがやってきて、狩人が気がかりだと話してきた。このまま行くと、抑圧された吸血鬼から暴動が勃発するかもしれない。
すると佑斗はジダーノとの戦いのキーワード、RIOT(=暴動)を思い出しす。あれは、アクア・エデンの最凶の未来を予言した言葉だったのか……
佑斗は病院を跡にし、情報収集のためにアレキサンドへ。でもやはり淡路も有益な情報を入手できていなかった。
ところが彼女の元に、小夜市長が忽然と姿を消したという連絡が入り……
つ【 支援 】
つ【 支援 】
つ【 支援 】
715 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 19:05:16.26 ID:/4FfEhyt0
8-4、象徴たる禁忌
市長失踪から3日。表向きには伏せられているが、町の吸血鬼サイドはそれを認識しているのか、島の一部が不穏な空気となっていた。
一部では吸血鬼が風紀班に襲い掛かったというデマが流されるなど、一触即発の疑心暗鬼状態である。
風紀班でも、やはり小夜の行方不明が確定。事件の当事者である誰かに拉致されたのか。
そうやって会議をしていると、梓と佑斗にアンナからのメール。前者は小夜代理の声明だが、後者は何故か直の呼び出しで……
(回想)まだ市庁にいた小夜は、アンナに呼び出される。実は彼女を拉致したのはアンナら吸血鬼たちだった。
茨の道を進もうとするアンナの決心に懸念する小夜に、彼女はこの一件は自分にしか為せないと説明し……
市長代理となったアンナは、吸血鬼の代表格の集まる場所で自己紹介と演説。緊急を要する事態に、遂に人類への反乱を仄めかす言葉を出し、「その時」が来るまでの賛同する者の待機を命じて解散させる。
それを知らずに入れ替わりで来室した佑斗と梓。
アンナは佑斗に、これからする反乱の「シンボル」になって欲しいと懇願する、何故なら彼こそが「吸血鬼の王」たる存在であるから。
突然の発言に混乱する佑斗に、今度は扇が説明。実は扇が佑斗に施していたのは診察ではなく観察、佑斗は正真正銘のライカンスロープで、その暴走の危険を監視していたのだ。
自分が危険な存在と分かり、佑斗は梓の傍にいる事にも一瞬戸惑う。でもそれを受け入れて手を握る彼女の表情にやや安堵。
それでも、アンナたちは決定を佑斗と梓に迫る。もはや人間と吸血鬼との戦争は避けられない。
自分たちの側に美羽ら寮の皆も勧誘する予定だと話すアンナ、だが佑斗は吸血鬼でも陰陽局でもなく、唯一無二の恋人である梓と考えると否定。
2人が絆の固さにアンナは関心するが、それでは困ると扇が行動に出る。
咄嗟に突き出した梓の銃を振り払い、彼女を庇おうと前に出た佑斗と対峙。
刹那、なんと扇はあの言葉を呟いた。
RIOT!!
あの声の主は扇だった。不意打ちを受け、扇の魔法で意識がブラックアウトする佑斗。
支援
718 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 19:15:26.02 ID:/4FfEhyt0
必死に佑斗を起こす梓の横で、アンナは後一歩の理想郷が、人間側によって崩されたと残念がる。
梓は佑斗を返すようアンナに訴えるが、アンナは唐突に自分が梓の母親を殺めたと暴露。
愕然とする梓を、アンナは次は仇討ちをする覚悟をしてから来いと言い放して帰す。
夢の中に誘われた佑斗は、真相を悟る。自分がライカンスロープになった本当の原因は扇。彼こそがオリジナルの吸血鬼喰いだったのだ。
今まで点滴されていた成分は、彼の一部、彼の吸血鬼喰いとしての証、そして彼の記憶そのもの……
夢の中で佑斗は、因子によって齎された不思議な記憶を追体験する。
目の前に現れた吸血鬼の老人。彼は自分の人生に最期を与えて欲しいと、自ら扇(の記憶を遡る佑斗)に吸血され……
目覚めた佑斗は、夢を振り返る。あの謎の老人、扇、その2人と関わるキーパーソン、アンナ。
老人の正体を理解した佑斗は、同時にアンナへの恋愛感情を抱く。
すると、アンナ本人が現れたかと思うと、自分も梓を悲しませたくはないと、拘束していた彼の枷を外して脱出を促す。
佑斗はアンナに向けての「偽りの愛情」を抑え、言われるがまま逃走。
再び吸血鬼の精鋭たちを集結させ、人類への反旗を唱えるアンナ。切り札として自分たちは最強最悪のライカンスロープも手中に収めていると、彼らの士気を高める。
その発言に、このタイミングでライカンのことを曝すのかと意見する扇だが、アンナは佑斗に逃げられたとテヘペロ。
彼女の本音に気付いたのか、失笑した扇は、自らライカンスロープとして彼らを統率することを宣言。
その瞬間、突如市長室に狩人たちが襲撃してきた。吸血鬼たちがジダーノを匿っていると、強行手段に入ったのだ。
襲撃から命からがら逃走したアンナは、梓と出会う。
両者とも気が重かったが、それを打ち切るように梓は手作りのお守りをアンナに渡す。
母の真相を知りたいが、アンナを恨むことなどできない。
そんな心優しい梓に、アンナは佑斗を既に逃がしていることを教える。
安堵する梓だが、そこに扇と楓が乱入。夜の街に、楓の銃声が鳴り響き……
美羽とともに血眼になって佑斗を探していた梓は、遂に彼を見つけ出して保護。
佑斗を匿うため、3人でカジノに赴いてニコラに彼の身柄を預け……
支援
721 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 19:29:12.67 ID:/4FfEhyt0
8-5、「大丈夫」と「ありがとう」
寮に集合して、アンナの反乱、狩人の襲撃、そして扇の正体と、佑斗の現状を纏める皆。
温厚だったはずのアンナの蜂起を、にわかに信じられないエリナや莉音。
梓は昨夜のアンナのことを心配していた。楓が彼女に撃ち込んだのは「退魔弾」かもしれない。衰えたアンナは下手したらショック死する可能性もある。
でも梓は彼女が口にした母の死の真相も気になる。
佑斗は、あのタイミングでそんなことを言ったのは梓を巻き込みたくない彼女なりの優しさだったのではと解釈。
だがその時、ある可能性が脳裏を過ぎり、学院に手がかりがあるかもしれないと唐突に梓と美羽を呼び出して……
佑斗の真意が分からないまま連れて来られた美羽たち。佑斗は能力で発達した嗅覚を使い、学院の花壇に埋められていた異物を掘り起こす。
既に息絶え、変わり果てたジダーノの遺体を。
報告を受けた主任は、上機嫌に佑斗たちを褒める。彼の方も命令に背いて暴走した狩人たちへの武装解除の要求が通っていた。
佑斗は風紀メンバーの前で自分の推理を話す。再戦時のジダーノは人格が変わり、元々扇が仕掛けたはずの悪魔のスイッチ「RIOT」を使った。
そしてその扇は「どんな能力でも」行使できるライカンスロープ、つまりはジダーノに変身することなど容易いはず。
倉庫での初戦時のジダーノが本物で、彼は再戦の日に狩人の罠にかかって重症を負い学院に逃亡。そして扇に吸血されて記憶を引き継いだ彼と入れ替わっていた。
ライカンスロープは吸血と同時に相手の「記憶」をも奪ってしまう。
さらにジダーノの遺留品の携帯の記録を調べると、彼はギャルゲーに没頭していた。
凶悪犯が恋愛ゲームなんぞするのかと皆は眉を潜めるが、梓が重要なことに気付く。
その「ろくろくメモリアル」はアンナが寮で頻繁に遊んでたアプリだったはず。
サーバーを調べた結果。アンナとジダーノは、ゲームのユーザー間のメッセージ機能を介し、暗号化した指令を送受していたことが判明した。
アンナはジダーノの魔の手から逃れていると見せかけて、実は裏で糸を引いていた黒幕だった。
723 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 19:35:42.84 ID:/4FfEhyt0
寮に戻り、アンナの動機を考える佑斗・梓。理知的な彼女が単に小夜を失脚させて地位を奪ったり、簡単に人類に宣戦布告するような無謀なことはしないはず。彼女の目的は一体?
色々疑いを張り巡らす佑斗だが、その横で優しくアンナを信じてる梓。相反する意見でも大切な人と考え込むと不思議な気持ちになる。
その時、頭痛が走った佑斗は再び他人の記憶の幻覚を見る。
今度はあの老人の視点。アンナの「した事」を咎め、いくら呼び叫んでも声が届かずに自分の元から彼女が去っていき……
(回想)静寂の学院を訪れて溜め息をつく扇。この「力」は、自他ともに面倒なものだと自嘲する。
そして学内で瀕死だったジダーノの前に現れ、自分がアンナのために遺志を継ぐとして彼に最期を与え……
正気に戻って寮で待機していた佑斗は、周辺から来る殺気を感知。気付いた梓も銃を取り出して臨戦態勢に入るが、佑斗の銃は自室にあって取りに行く時間が無い。
そして1つの襲撃を合図に、扇が扇動する吸血鬼軍団が襲い掛かってきた。
扇の部下たちは梓が引き受け、佑斗は扇との因縁の対決に臨む。
だがオリジナルのライカンスロープである扇に、その分身である佑斗の攻撃は全て通用しない。しかもジダーノを吸収した彼は、人間への憎悪も動力源としていた。
扇はRIOTを発動し、さらに佑斗に追い討ちをかける。
そこに状況を打開しようと、梓は佑斗に向かって銃を投げる。しかし同時に丸腰になってしまい、戦っていた吸血鬼に囲まれてしまう。
佑斗は彼女を救おうと咄嗟に力を振り絞り、襲っていた吸血鬼らを払いのけて梓を抱き寄せる。
それでも扇のRIOTが続く。無抵抗に意識を奪われかけるが、横にいた梓が囁きかけた。
「大丈夫だよ」
彼女に紡がれた言葉で踏ん張った佑斗は受け取っていた銃を取り出し、扇に発砲。佑斗の訓練の賜物なのか、はたまたRIOTに集中してた扇の反射能力が鈍っていたのか、彼の顔面に弾が命中。
直後、苦しみ出す扇に反比例して佑斗の頭痛が引いていく。梓の銃に装填されていたのは退魔弾。
皮肉にも、ライカンスロープを原料に作られたものが、ライカンスロープにとっても猛毒だったのだ。
失神した扇の前に、吸血鬼軍団も戦意喪失。
支援
725 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 19:41:45.81 ID:/4FfEhyt0
だが今度は、彼ら吸血鬼の命を狙って命令を無視した狩人たちがやってきた。
佑斗は今度こそ自室から銃を持ち出し、突入してきた狩人たちを梓との連携射撃で返り討ちにする。
狩人も無事に退けたかと思ったら、匿っていたはずの吸血鬼がいない。まんまと混乱の隙に逃げられたようだ。
ひと段落着いたところで、佑斗は梓に事件の真相を語る。
アンナはジダーノや扇を裏で操り、小夜を監禁し、人間に不満を持つ吸血鬼たちを束ねてクーデターを起こした。
だが彼女はやはり敵なんかではない。
梓にその根拠を問われた佑斗は、扇の「RIOT」にシンクロして垣間見たある吸血鬼の記憶を話す。
その老吸血鬼は、アンナの恋人だった。2人の間に母と同じ不老の力を宿す娘が産まれたが、彼女は人間の、それも狩人の男と恋に落ちた。
当時、敵対していた人間と結ばれたことに老人は反対していたが、アンナは娘の幸せのために彼女を突き放して縁を切った。
里で暮らすようになった吸血鬼の娘の姓は「布良」、つまりアンナの正体は梓の……
梓だからこそアンナの真実が分かるはず。そう諭す佑斗の言葉に梓は思考を巡らす。もしも自分がアンナだったら……
梓への話を終えた佑斗が自室に戻ると、なんと気力を失った扇がベットに寝ていた。こんな形で好きな人のベットで寝れるとはと皮肉を口にする。
先程の退魔弾で衰弱し、人間になった扇。だがたとえ肉体が人間でも、自分の心は永遠に彼ら吸血鬼をまとめる王だと主張する。
ライカンスロープは吸血鬼を吸血すると同時にその記憶を受け継ぐ。
「記憶が自我を作る」という因果に反して今までその自我をも越える大勢の吸血鬼たちの記憶を取り入れた扇は、異質の存在となっていた。
そんな彼が、否、そんな彼だったからこそ、アンナの行動を支えていた理由。佑斗は残された真実を、彼の口から直接聞き出す。
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731 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 19:52:48.49 ID:/4FfEhyt0
娘はやがて不老であることから正体が露見、夫とともに里を追われる。
母・アンナの元に戻り保護されるが、娘は人間として生きたいと狩人の技術で人間となる。
しかし不老だった体質は人の肉体に耐えられず、瞬く間に老衰してこの世を去り、裏切り者の烙印を押されて捕獲された夫も後を追うように衰弱死した。
アンナは未来で不幸になることを知りつつ、敢えて今の幸せのために娘の願いを受け入れた。それが彼女が「梓の母親を殺した」真相である。
その間に生まれたアンナの孫は、半妖どころか吸血鬼の血を持たないただの人間の少女。
両親が事故死したと聞かされ、里の人間として暮らしていた。
扇がアンナに従っていた理由。それは老吸血鬼の「記憶」と同時に、彼の全てである「アンナを支えたい」という愛情を受け継いでしまったから。
元ライカンスロープも、既にこの世にいない老吸血鬼に踊らされた道化に過ぎなかったのかもしれない……
しばらくして、小夜が監禁場所から保護されたという連絡が入った。おそらくアンナは狩人と吸血鬼の戦いから守るために匿っていたのだろう。
ベッドで横たわるアンナが目覚めると、横には梓。
アンナの本当の目的は、自分が楽園の「禁じられた果実」になること。
自分に惹かれる(島に不満を持つ)吸血鬼たちを束ねて集団で亡命、さらにその前後で騒動を発生させることで、狩人を道連れにエデンから去り、
穏健派の吸血鬼だけ残して、小夜の理想郷の創造に貢献しようとしていた。
でも自分はそんなに優しくはないと続ける、当初のジダーノの一件では彼の誘いでいっそ反乱しようとも考えていたらしい。
しかし結局今のように気が変わった。何故なら、狩人と吸血鬼が恋に落ちたから。
猫のお守りの礼をしたアンナは急激に体調が悪化し、梓の前で眠るように息を引き取った。
必死にアンナの名前を呼びかける梓だが、やがてまだ熱が残るその手を握りしめ、笑顔で微笑む。
ありがとう、お祖母ちゃん……
732 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 19:56:55.84 ID:/4FfEhyt0
9-1、梓エピローグ1
命令違反した狩人たちを捕らえるのに集中していた風紀班は隙だらけ。
扇が率いる吸血鬼集団もその包囲網の緩みに乗じ、アンナの死没の時期に合わせてアクア・エデンから本土に逃走。
もう吸血鬼でない扇だが、彼の記憶にあるジダーノや老吸血鬼、そして故・アンナの遺志は消えることは無い。
その意思を受け継いで、彼は従える吸血鬼たちのための道しるべとなることだろう……
一方、今回の事件で命令違反をした狩人も、島の吸血鬼たちも「お咎めなし」という判決が下された。
ただし狩人はペナルティとして監視下での活動と武器の所有禁止が命令される。それでも扇らを追いかけると梓と佑斗に話す楓。
心配してくれる彼らの存在を認めたのか、楓は最後に礼儀正しく一礼して去っていく。
今回の事件を通じて、佑斗は吸血鬼としての自分がする行動にも、少なからず意味があったと感じる。
そして形から入ってみようかなと言い出して……
9-2、梓エピローグ2
「形から入ろう」とした佑斗は、ニコラ病に感染。寮のマントが2人になったと呆れる美羽や梓たち。
会話の最中、毎度の如くのろけ話に変わり、逃げ出す梓とそれを追うように出ていく佑斗。
それを見送る皆は、変わることがないこの寮の平穏が、いつまでも続くことを祈り……
<梓ルート>はJ・さいろーシナリオ
734 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 19:59:04.29 ID:/4FfEhyt0
9-3、梓エピローグ3
小夜復職後、事件の経験から吸血鬼とアクア・エデンのあり様を見直す動きが活発化。
事件の責任問題により陰陽局の上層部にも大きな人事異動が起きた。
その影響で主任は風紀班から市庁の監査委員に籍を移され、亡きアンナに代わる小夜の補佐として任命される。
期待に満ちた顔で、元主任は市長室の部屋を開け……
9-4、梓エピローグ4
佑斗と梓はショッピングモールを散策、新装オープンした店のたこ焼きを食べ歩く。
食べながら海を眺めて事件を振り返る。そういえばカリーナが、今度露天商からアイス屋にジョブチェンジするらしい。
てっきり扇らと島を出るかと思ったが、彼女のような穏健派はただただ島で平穏に暮らせれたらそれでいい。
吸血鬼たちの中でしがらみを持つ者たちが島から消え、この町に一時の平和が訪れた。
これもアンナ・レティクルの成し遂げた功績であろう。
梓は佑斗にやはり人間に戻りたいのかと気になって質問するが、佑斗は別にいいと返答。
元人間である佑斗と、元狩人である梓。自分たちのそのアイデンティティが、吸血鬼と人間の未来の可能性を秘めている。
もっとも自分は吸血鬼じゃなくてライカンスロープなんだけどね……
(梓ルート完)
乙
736 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 20:10:01.17 ID:/4FfEhyt0
<莉音ルート>
5-1、異変
微熱、動悸、そしていくら水分を摂っても決して消えない「喉の渇き」。
医者からそれが「奇病」だと伝えられ、「治療法」として「薬」を処方され……
昔の記憶を夢として見た莉音。時計を見ると寝坊していたことに気付く。
リビングにやってきた佑斗に挨拶して急いで食事の準備。
ところが手元が狂って手先に軽い火傷を負い、佑斗に腕を引っ張られて流水を当てる応急処置を受ける。
親切な厚意に莉音は照れ。さらにやってきたエリナが煽るから、美羽と梓がいらん誤解を抱いて……
でもそれとは別にどことなく莉音の調子がおかしい。
佑斗はそれが気になって皆と学校で相談。丁度本日は自分と莉音が欠勤だから、寮にいる間自分が面倒を見ると決意する。
家事をしてる莉音を見ると、やはり本調子ではない。
おでこに手を当てて熱を観ようとすると、莉音は赤面。
やっぱり熱があるんじゃないかと心配した佑斗は、先日の「侘び」として今日は自分が料理当番すると言ったら、さらに赤面(4-3参照)。
とりあえず炒め物でもしようと2人で買い物を済ませて調理。
その最中に、誤って包丁で指を切った佑斗。その切り傷を、莉音が急いで舐めて消毒する。
ところがその直後、何の前触れも無く莉音が苦しみ出し……
佑斗作の手料理を寮生の皆で堪能。いつもの莉音とは違う濃い味付けでも美味と好評。
しかし、皆の輪に混じって佑斗は莉音がまだ辛そうにしているのに気付く。
やはり体調が悪化したと、莉音を説得して美羽らとともにベッドに移動させる。
皆が寝静まった後、美羽に呼び出された佑斗(吸血鬼の知識を常識化しているニコラたちがいるとマズイので)。
美羽によると、莉音の状態は自分たち吸血鬼が持つ「ヴァンパイアウィルス」が一時的に機能が低下すると発生する典型的な症状らしい。
美羽の説明は佑斗を安心させるためにしたことだが、逆に佑斗の心配は増加。
先日の事件、そして今日の調理中に莉音が自分の傷を舐めたことを美羽に報告。
自分の異質な血液を口にしたから、ウィルスを弱めてしまったのでは。
流石にそれは杞憂だと美羽は答えるが……
<莉音ルート>は姫ノ木あくシナリオ
738 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 20:13:48.54 ID:/4FfEhyt0
5-2、莉音の秘密
再び「病気」だった頃の夢を見る。それは「吸血鬼化」というものだが、そもそも何で自分が通院していたのかすら覚えてない。
だがどのような境遇でも、莉音は誰かを恨んだことなど無い。
自分の病気を調べた病院の人や、育ててくれた上に環境の良いアクア・エデンを紹介してくれた孤児院の院長、そして美羽や淡路ら現地の温かい人々。
周囲にいる人々に対する想いは常に「感謝」で溢れていた。
またも無理して夕食を作ろうとした莉音を懸念して、佑斗は彼女と一緒に学校を欠席し、看病に専念する。
お粥を作ってあげたら、今度は背中の汗を拭き取ってほしいとお願いしてきた莉音。
「これはタプン(←巨乳)側ではない、タプンとは反対側にある背中だ」と自分に言い聞かせて、言われた通りに彼女の肌を拭き取る佑斗。
気まずい中、場を和ませる話題が欲しいと莉音が佑斗の過去を聞いてきた。
とりあえず知られると厄介になる核心は伏せ、触り程度に本土でバイト生活をしていたこと、親無しの孤児院育ちだったこと、そして幼い頃に病気を患って留年した事などを語る。
すると、突然歓喜の声を上げた莉音。実は彼女も本土の孤児院出身で病院通いをしていたというのだ。
初対面だった佑斗に最初から親しくできたのは、無意識の内にシンパシーを感じていたからだと独り納得する。
ただ喜びの余り、胸を抑えるのを忘れてて佑斗の目前でポロリと……
莉音の体調(と羞恥心)のことを考えて、少し時間をおいた後、扇の元に連れて彼女を診察させる。
佑斗は扇に美羽の時と同じく、莉音が自分の血液を摂取したことを話すが、やはり「可能性は低い」と否定される。
むしろ「病は気から」と、彼女が事件に巻き込まれた時のストレスが原因と仮説付けられた。
それでも心配する佑斗は、今後も莉音の診察を扇に依頼。
その帰り道。莉音は佑斗だけに聞こえる声で、実は自分が元人間で後天的に「覚醒」したという秘密を吐露し……
支援
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743 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 20:21:41.62 ID:/4FfEhyt0
5-3、変異
佑斗たちの介抱が実ったのか莉音は全快、久々の家事に励む。
しかし今度は新たな違和感が彼女を襲った。
今まで「軽々と」持ち上げていた掃除機が急に「掃除機程度の重さ」に感じるようになったのだ。
(回想)
アクア・エデンに在住することになった莉音は、入国審査としていくつかの検査を受けていた。
その審査官は風紀班の中でも同世代の美羽。
彼女が驚愕するほど、基礎身体能力が優れ、さらに吸血能力を確認したところ「怪力」と判明。
彼女の腕力はその能力の性質が常時肉体に反映されていたのだ(肉体強化型の能力者は非吸血時でもある程度身体スペックが高い)。
心優しい性格の莉音は、自分のそんな能力を拒み、他の能力は覚醒しないのかと美羽に尋ねる。
聞かれた美羽は通常は能力が1つしか持てないこと、例外となるのはライカンスロープという恐ろしい化け物だという知識を教える。
そして審査を終えた美羽は、審査官ではなく「同世代の親友」として莉音を歓迎。喜びの余り莉音は、「怪力」を忘れて激しく握手を返し……
(回想終了)
そんな莉音が語り出した昔話を懐かしむ美羽。先ほどの掃除機の件から話題に出した莉音だったが、実際には美羽にどう説明すべきか分からない。
そのため「何で親友になろうとしたのか?」と別の質問。その答えは美羽によると「危なっかしくてほっとけないから」。
お子ちゃまに見られていた莉音は少しショック。
そして復活した莉音による久々の手料理。
上機嫌な彼女は、佑斗の皿の盛り付けだけ露骨に贔屓して……
744 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 20:24:39.39 ID:/4FfEhyt0
5-4、パスタとセンパイと莉音の気持ち
莉音の料理は今も昔も、仕事疲れの寮生たちの心を癒す清涼剤になっていた。
その中で要望を聞かれた佑斗は、パスタをご所望。
一番過労だったのは風紀班の3人。いまだにLの全貌が掴めず、それに呼応してか巷では吸血鬼による凶悪な犯罪が増加していた。
美羽は、寮生たちに外での生活を警戒するよう忠告(とくに莉音)。
その後、佑斗のリクエスト通りパスタを作りながら、帰りが遅い彼らの帰宅を待ちわびていた莉音。
そこにエリナが現れ、莉音の態度は風紀班よりも佑斗個人を意識してると指摘し、図星の莉音は手を滑らせてパスタの皿を盛大にぶちまけてしまう。
そこにタイミング悪く帰って来た佑斗たち。
善意で溢してしまった料理の処分を手伝おうとする佑斗、その接近した顔に莉音は困惑し、掃除は自分たちだけでできると彼らを自室に追っ払う。
その後も、莉音は佑斗に対してギクシャクした態度を取ってしまい……
5-5、努・絡・莉・音
寮内、町中、果てはアレキサンドでも、佑斗との会話から必死に逃げる莉音。
本心ではないのに先輩を避けてしまう自分に戸惑う莉音は、その先輩が自分にとってどういう存在なのか再確認する。
看病してくれたり、同じ境遇だったことが分かったり、自分の裸を見られたり……
何よりエリナの余計な一言で佑斗を特別視するようになってしまった。
以前と同じような「関わり方」に戻りたいが、自分の気持ちに整理がつかない。
一度リフレッシュしようと睡眠をとってもスッキリせず……
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746 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 20:29:42.02 ID:/4FfEhyt0
5-6、絶望! 俺は嫌われ者!?
莉音に避けられてることを気にした佑斗は皆の元を回って相談。
優しい莉音がそんなことするはずない。むしろまた覗きとかして彼女に嫌われるようなことをしたのか?(美羽、梓談)
光と影が一対で存在するように、陰があることは陽があることを示す。(ニコラ談)
一気に押し倒せ!!(エロナ談)
周囲の相談相手は馬鹿ばっか。有効な情報は得られない。
佑斗の苦悩に同情したエリナは、莉音の部屋を訪問。佑斗への態度を何とかしろと忠告。
本心とは真逆の行動が出てしまう莉音は、さらに戸惑い……
5-7、似たもの同士の恋模様
佑斗は、今度はアレキサンドのひよ里に相談。
すると彼女から「優柔不断で「嫌い」と直接言える子じゃないから、こちらから距離を取るべき」ともっともらしいアドバイスを受ける。
そこに、淡路と何らかのやり取りを終えた小夜が登場。ここで会ったのも多少の縁だと、強引に酒の伴を命じられる。
市長たちは佑斗のために「蓮沢庄三郎」なる人物の行方を追っていた。
彼は自身が吸血鬼であると同時に、盲目的にライカンスロープのことを研究していたマッドサイエンティスト。
そんな者との接触に成功できたら、佑斗の治療にも光が見えるが、元々人との交流を避けていた孤独な科学者故、現在の所在が掴めない。
そして小夜は佑斗の悩みも看破して、強引に相談に乗る。
寮生に嫌われたかもしれないと嘆く佑斗に、「好きな女子に拒まれて気の毒だな」と冷やかす小夜。
佑斗はそんな相手じゃないと反論するが、今度はならどうして嫌われたくない?と返される。
考えが袋小路に入った佑斗に、小夜は「考えるのを辞めるのが近道」と助言して店を去る。
佑斗もアレキサンドを去ると、エリナから「自分を含めた皆に急に仕事が入り、寮が莉音独りになるから面倒を見て欲しい」と緊急連絡が入る。
急いで寮に戻り、エリナを見送る佑斗。しかし、それはエリナの作戦だった。
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755 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 20:38:05.84 ID:/4FfEhyt0
当事者である2人を除き、アレキサンドに緊急招集を掛けられたメンバー。
その頃、そんな彼らの密会も知らず、緊張して固まった佑斗たちで……
アレキサンドでは、ここ最近の2人の態度を分析。
エリナ、ニコラは既に真相に気付いており、話を進めている内に美羽たちも莉音の感情に気付く(そして自分が誤った知識を植えてしまったと焦るひよ里)。
というより、最近の佑斗に対する彼女の高待遇も、それで納得がいく。
となると、現在2人きりの寮は肉欲の館と化してないかと不安を募らせる梓、むしろヘタレ同士で精神と時の部屋に変質してないかと呆れる美羽。
正解は後者。食後も話す話題もなく、リビングでは時間を忘れて沈黙が続いていた。
何とか空気を変えようと口を開く。しかし台詞がハミングしたことで思わずお互いに吹き出し笑い。
緊張が解れ、佑斗は久々に莉音の笑顔が見れて良かったと安心し、莉音も今まで避けた態度を取ってゴメンナサイと謝る。
自分が嫌われたと思っていたと語る佑斗の言葉を、莉音は必死に否定。自分は一度も嫌ったことなどない。
それを聞いて安心した佑斗は、小夜の言葉から自分の本心が「莉音に嫌われたくない」という恐怖だったことを自覚。
意を決した莉音の方が、佑斗に自分の好意を告白し、同じ気持ちに気付いた佑斗も即OK。
恋人になった相手をハグする佑斗たちだが、それに興奮して飛び込んできたエリナ。
実は沈黙だった時に時間を忘れてスタンド「紅王」が発生。既に帰って来た皆に監視されていた。
畏まって祝福する美羽たちに続き、ひよ里が自分が間違えたアドバイスをしていたと謝り……
756 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 20:42:26.78 ID:/4FfEhyt0
6-1、デートしようよ!!
カップル成立の後日。2人の関係は恋人を越えてもはや亭主と女房。他の寮生に仲睦まじい風景を見せ付ける。
甘い空間で、佑斗は休日のデートを約束。恥ずかしさに湯気を出した莉音は、その日に特製弁当を作ると奮起。
エリナらの発言で場が混乱するが、妄想に酔いしれた莉音の耳にはもはや届かなかった。
教室で美羽たちがデートの確認をするが、鈍感な佑斗は無計画。
すると張り切ったひよ里が、先日の罪滅ぼしも兼ねて、デートプランは自分に任せろと言い出した。
その頃、莉音の方も食堂でエリナに声をかけられたが、デート自体の喜びの余り詳細な予定を立てていなかった。
このままではただの寮生同士の関係の延長に過ぎない。
そう焦りを感じた莉音は、エリナに恋人は彼氏のために何をすればいいかとご教授を頼んで……
6-2、危ない下準備
翌日、完成したデートのしおりを自画自賛して佑斗に贈呈するひよ里。
彼女の善意に感謝し、佑斗は自室に帰って読み漁る。
一方で、莉音はエリナから恋愛のお手本になるようにと彼女が持つ恋愛漫画の塊を渡された。
部屋を去るエリナに礼を言って、早速漫画に目を通す莉音。ところが、読み始めた莉音は小さな悲鳴をあげる。
そんなことに気付かず自室に戻ったエリナは、寝る前に読もうとした「エロ漫画」が紛失していたことに困惑。
しかし探す意思よりも、睡魔の方が勝り……
757 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 20:48:20.63 ID:/4FfEhyt0
6-3、一途で無垢な頑張り屋さん
当日、緊張する莉音の手を引いてデートへ。
最初は映画館。医者ならぬペット理容師がタイムスリップをしたという奇妙奇天烈(とはいえかなりの感動作のもよう)な映画を鑑賞。
映画を見終わって余韻に浸る2人。その横に実は一緒に見ていた扇も割って入り、作品を絶賛する。
扇と意気投合する莉音に、彼と同じ価値観だったことに気付いてショックを受ける佑斗。
ホモ医者と別れた次は、メインとも言える莉音のお弁当タイム。1つ1つの手作りのおかずに舌鼓をうつ。
すると、莉音の様子が変わり桃色のムード!!キスをすべきかと胸に期待を膨らませる佑斗だが、莉音は気合いを入れてその胸の谷間を曝し出した。
佑斗は弁当を吹き出した後に冷静さを取り戻し、何かに必死になる莉音に「恋人は自分たちのペースで進めばいいから焦るな」と説得。
弁当を食べて暫くしたら、今度はモール街でフランクフルトを食べ歩き。
で、お次はフランクフルトを嘗め回すようにする舌遣いを佑斗に必死に見せる莉音(本人も意味を理解していない)。
さっきから様子がおかしい莉音に事情を聞くと、異性の気を引くためにエリナの漫画で予習し、これらの行動が男性を惹きつけると根拠なく認識していた(つまりあいつの仕業か!?)。
やはりもう恋人だからそんなこと気にするなと佑斗は再度説明するが、一途な莉音はそれでも先輩のために何をしたらいいかと尋ねて来た。
このまま無知なままで迷惑をかけたら、彼女失格になってしまう。
でも佑斗はどんなことがあっても莉音は自分の彼女失格になんてならないとフォロー。
一番して欲しいのは、「普段の莉音らしい姿の莉音を見せてくれることだ」と慰める。
うーにゃー
759 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 20:52:56.40 ID:/4FfEhyt0
すると「自分らしく佑斗を楽しませられる方法」を思いついた莉音は、彼を誘ってアレキサンドへ。
時間帯の都合で客足が少ないことに溜め息をついていて淡路に、莉音が耳打ち。それを聞いて喜んだ淡路は莉音の要望を承諾。
佑斗が店内で待っていると、ウェイトレス姿の莉音が現れた。
「自分らしい姿」ということで、アレキサンドの制服で佑斗に奉仕するのが、彼女が導いた答えだった。
一途に佑斗に感謝する莉音、そんな莉音に佑斗もこの前の高野を捕まえたような合気道を自分にも今度教えてくれと依頼する。
気がつくと自分たち以外の全ての客が帰り、店は静まり返った。すると淡路は今日はもう店仕舞いだと、莉音たちの貸切状態にして帰ってしまう。
2人だけの空間に、やはり莉音は一途に佑斗との関係をもっと深めたいと求める。
佑斗は、その純粋な彼女の感情が、ストレートに恋に欲情しているものだと悟る。
そして彼女の要求に答えるように交わした唇から舌を入れて……
(Hシーン1)
気付くと店の外は早朝になっており、2人で帰宅。
佑斗たちの前にエリナが出迎え、デートはどうだったと感想を求める。
そして彼女の下ネタの冗談に莉音が直答したことで行為が発覚。
ところで、恋人でセックスまでしたのに、名前は苗字で呼び合っているのかとエリナに指摘され……
つ【 支援 】
761 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 21:06:00.04 ID:/4FfEhyt0
6-4、小悪魔エロナ
佑斗は不思議な夢を見た。莉音に出会えたことに喜ぶ自分、だが喜ぶのは心だけではない。身体、構成する細胞、そして遺伝子そのものがまるで……
そんな夢から覚醒した佑斗は、誰かが近くでブツブツ呟くのを察知する。
見回したら、前回エリナに指摘された莉音が、必死に佑斗を下の名で呼ぼうと練習中。
佑斗が凝視していたことに困惑した莉音だが、互いに決心がついて名前を呼び合う。
喜びの余りボリュームが上がる2人……の前に早くしないと遅刻すると催促に来たエリナ。
休み時間に体育館で莉音の弁当を堪能していると、莉音も佑斗と同じ不思議な夢を体験したことを告げる。
そして食事中の佑斗に向かって、莉音は朝勃ちの調子はどうかという突拍子の無い発言。
その処理は彼女である自分が手伝うべきと豪語する莉音、どうやらまた誰かさんの漫画で学習したようだ。
宥めた後に休憩の時間が余ったので、佑斗は約束通り莉音から軽く合気道の講座を受ける。
非力でも相手の力や流れを利用して、たとえ吸血状態の相手でも素手で対抗できる武術、莉音はその中で「一教」という投げ技を佑斗に実践する。
再度技をかけようとした莉音は、自分の手で佑斗の腕を胸に引き寄せているのに気がつき、思わず締め付けて……
下校時、風紀の仕事に向かう前に校門でエリナと会った佑斗は彼女を呼び出し、莉音の件に対する感謝とともに、吹き込む知識はほどほどにしとけと忠告。
了承したエリナが寮に帰ると、今度は莉音に部屋に呼ばれ、参考になった漫画を返される(そして漸く自分の凡ミスに気付く)。
もじもじした莉音を愛くるしく思ったが、あろうことかもっと卑猥な漫画はないのかと要求されて、「なんですと!?」。
佑斗と仲を深めたいという哀願の眼差しを向けられて葛藤するエリナ。しかし……
佑斗は莉音がどうなっても嫌いにはならない
→莉音の頼みを断れば自分との友情に響く
→莉音が変な行動で困る佑斗の姿を自分が楽しめる→即・決・定!!
大船に乗った気でいろと、エリナは胸を張って莉音の望みを聞き入れた。
762 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 21:13:46.20 ID:/4FfEhyt0
一方、風紀班ではLの大元を追っていた。
主任の元に集められた情報や流通経路によると、一部の材料はこの島で容易に手に入られて、小規模の施設で製造できる代物。
つまり本土ではなく島内で生み出されていると推測できる。
そこで島内の研究者を重要参考人としてリストアップ。その中に、佑斗は見覚えがある名を見つける。
それは小夜が教えた「蓮沢」。佑斗にそれを進言された主任は、研究関係者の足取りを掴むよう指揮をとり……
6-5、悩んだ時はベッドイン!
研究者たちの聞き込みに周ったが、Lはおろか、蓮沢の消息を誰1人として知るものはいなかった。
心を癒しにアレキサンドの莉音の元に訪れ、ついでに蓮沢について淡路に情報を得ようと思いつく佑斗。
でも蓮沢のライカンスロープ研究についてはまだ個人的な私事だから、有料なのでは?
そう思ったが、話をしている最中に横にいた莉音が照れを見せ、それをご馳走とばかりに淡路がチャラにしてくれた。
そのため情報収集をすんなりと依頼し、莉音とともに帰路につく。
しかしながら、佑斗は心のどこかで自分がライカンスロープに似て非なる異質な存在であることを、大好きな莉音にいつ告白すべきかと葛藤していた。
彼氏が悩んでいたことに勘付いた莉音は佑斗を部屋に誘う。
心の支えにできることなら自分が何でもすると言い出して……
(Hシーン2)
そのまま裸で添い寝した翌日。まだ真実を言い出せないものの、莉音の優しさに佑斗の心の靄は取れて……
763 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 21:18:52.44 ID:/4FfEhyt0
7-1、終わり無き陰謀
依頼した情報を求めてアレキサンドへ赴くが、淡路のネットワークは不発。
蓮沢は数年前から消息不明、しかし吸血鬼である彼が島を出るなどアクア・エデンが見逃すわけがない。
淡路によれば彼はヴァンパイアウィルスに関する研究チームから外され、何か「別の研究」をしていたようだ。
そして彼の弟子、というか信者となる人間が存在していた。女性の名は「三大寺清実」、数年前に蓮沢の下を離れて渡露し、向こうの研究所に在籍していた(そして彼女の方もその後の行方が分からない)。
淡路に礼をする佑斗だが、その時、梓たちからLの重要参考人を追い詰めていると救援要請が入った。
先を急ぐ佑斗は折角淡路が纏めてくれた紙資料を持ち帰るのを忘れ、慌てて店を飛び出し……
佑斗も合流した風紀チームだが、結局犯人を取り逃してしまった。だが、主任は連中の顔を美羽が覚えたことは大きな進展だとフォローする。
犯人のモンタージュのため居残りすることになった美羽を除き、佑斗、梓は帰宅。
リビングでは、莉音の美味しい手料理の香りが出迎えた。やはり莉音の奉仕は、仕事に疲れた彼らの活力になっており……
764 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 21:23:30.20 ID:/4FfEhyt0
7-2、三大寺清実
翌日、寝起きの佑斗の部屋に莉音が来た。昨日アレキサンドで忘れていった淡路の紙を届けに来たのだ。
部屋を出る莉音に礼を言うが、寝ぼけていた佑斗は書類を誤って床にばら撒いてしまい、プリントの内容を見ながら束ね直す。
本日の風紀班は、昨日美羽によって作られた犯人像を分析していた。その顔に佑斗は驚愕する。
そのモンタージュは、今朝ばら撒いてしまった書類にあった人物、三大寺清実その人だった。
主任に断りを入れた佑斗は、美羽とともに寮に帰宅、自室にあった資料を美羽に見せ、彼女が見た犯人と同一人物であることを確認させる。
即座に寮を出て仕事に戻る2人。彼らを見送った莉音は、手伝うことができない自分の無力さを痛感していた。
そんな彼女に、エリナは旦那が帰ったら食事に風呂にエッチとかするのが妻の務めだろと下ネタアドバイス。
しかしストレートにそれを納得した莉音に、逆にエリナが困惑し……
戻ってきた佑斗に、主任は彼の個人的な淡路への依頼を、正規の風紀班として扱うよう指示。同時に個人で情報を求めた佑斗に注意を促す。
数日後、ついに三大寺の潜伏先を発見。風紀班総がかりで突入する。
しかしそこは蛻の殻、またもや一足遅く逃げられてしまった。
再度悔しがる美羽だが、主任がフォロー。あのアジトこそが、Lを製造していた工場だったのだ。
そして現場に残された資料によれば、元々「L」は「何か」のために偶発的に作られた産物であるらしく……
765 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 21:31:28.92 ID:/4FfEhyt0
7-3、人造ライカンスロープ
翌日、いつもの日常としてご飯を作る莉音と会話を交わす佑斗。
エリナやニコラにからかわれながらも、彼女といることに幸福感を覚えていた。
しかし、その日の風紀班での出来事で、心に大きな闇を落とすことになる。
主任が纏めた経過報告によると、三大寺の研究の原型は「人造ライカンスロープ」を作り出すことだった。
しかし実物を知らないものを生み出すのには限界があり、彼女はどこからか入手したデータに従い、ライカンスロープ因子の段階から作り出そうとした。
その結果生み出されたライカンスロープ因子の模造品、それこそが「L」である。
Lの流通はドラッグとしてだけでなく、彼女による人体実験の一貫。
会議を終えて外で思い悩む佑斗に美羽が声をかける。
しかし佑斗の苦悩は消えない、こんなタイミングで、自分の目の前でライカンスロープ絡みの事件が都合よく起こるものなのか。
だが美羽も続けて説得する。佑斗自身が薬に手を出したわけでもないし、誰かが佑斗の身体に薬を混入させたわけじゃない。
入れるとしたら誰がいる?寮の誰か?風紀の誰か?それとも……診察した扇?
馬鹿げた話だと言う美羽の言葉に、佑斗も少し安心する。
一方、ある倉庫に逃げ延びた三大寺は、ある男と接触していた。
「男」こそ、彼女の恩師である蓮沢なのか?
「男」は、三大寺が喉から手が出るほど欲しがっていた「ライカンスロープの血液」を渡す。
そんな大層なものをどこから手に入れたのかと動揺する三大寺に「男」は答える。実はライカンスロープはこの島でごく平凡に暮らしていると。
「男」は嘆いた。可哀想な事に、彼らは「吸血鬼の王」たる可能性を秘めているのに、それを自覚せずに一般の吸血鬼と同等の生活を送っていると。
そう、「彼”ら”」は……
支援
767 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 21:38:09.85 ID:/4FfEhyt0
7-4、蓮沢の謎
淡路が用意した資料を調べて、腑に落ちない主任は頭を抱えた。
蓮沢の消息が判明している情報で最も新しいのは、数年前に彼が所属していた島内のとある施設。
そこはアクア・エデンの思想に反する「研究」がなされていたが、原因不明の火災にあって壊滅。多数の身元不明の焼死体が見つかっていた。
そうなると、その遺体の中に蓮沢が紛れていた可能性が高い。
何より、蓮沢が消息を絶ってから三大寺が帰国するまでラグがある。
蓮沢は事件に関与していないのか?でも、だったら三大寺はどこからデータを入手した?
ちなみに、その「反政府組織」は生み出した「人工ライカンスロープ」をカリスマとすることで吸血鬼の力を統一、その勢力で人類を支配しようとしていたらしい。
だがその組織も、その火災を最後に表立った活動はしていない。
しかしこれらを調べても、ライカンスロープに会ったことがない主任は伝承の存在だとして現実味がない。
たとえ存在したとしても、そんな奴は吸血鬼と変わらない、犯罪さえしなければどうでもいいと語る。
その言葉に安心と不安が生まれる佑斗、自分がライカンスロープでも本当に主任、ひいては皆が受け入れてくれるのか。
迷っていた佑斗の顔を見た主任は、仕事疲れと判断して休暇を命令。
ただし実働の代わりに例の研究所から入手した「ライカンスロープの研究資料」を味読するよう指示を出す。
帰宅して出迎える莉音。疲れた美羽と梓は寝に帰り、佑斗と2人きり。
しかし佑斗は彼女といることにも不安が募った。もしも「人造ライカンスロープ」の技術で後天的に誰かを化け物にさせることができるのならば、自分こそが……
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773 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 21:45:41.22 ID:/4FfEhyt0
7-5、もう1人の……
翌日、学院は休み。仕事に行く皆を莉音と一緒に見送る。
気遣いよく紅茶を出す莉音の横で、佑斗は主任から渡された資料に目を通す。
「ライカンスロープは、多少の能力の優越があっても、普通の吸血鬼と特徴(人の血で能力を発動する)、弱点(日光と海水)が共通している。」
「最大の特徴として吸血鬼の血を吸った場合、その者の「能力」と「記憶」を奪う。」
「逆に不可能なこととして、肉体強化型の吸血鬼が常時発動する異常な身体能力が、彼らの場合は反映されない。」
様々なことが分かったところで一服し、莉音が作った料理を食べる。
その時、謎の電話が佑斗の携帯に入った。
「吸血鬼にして吸血鬼でない者よ。自分の正体が知りたくば誰にも言わずに1人で来い」
罠だと理解しつつも、佑斗は莉音に緊急呼び出しだと嘘をついて寮を出て行く。
しかし、その様子に胸騒ぎがした莉音も、佑斗に気付かれないよう尾行。
途中でひよ里も合流し、ただ事ではないとストーキング、もとい追跡を続行。
目的地に着いた佑斗は、尾行していた莉音たちに気付く。
しかし、突然「視覚」と「聴覚」をそれぞれ奪う謎の吸血鬼2人組に捕われ、車に積まれて誘拐されてしまう。
浮気ではなかったことと、危機的状況であることを漸く理解する2人。
莉音は咄嗟に助けようと飛び出すが、ひよ里が制止。
しかし彼女も彼を救うにはやはりこれしかないと決断。自分の曝した首元から莉音に吸血させて佑斗の救出を促し、自分は風紀班に通報する。
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780 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 21:50:40.80 ID:/4FfEhyt0
ひよ里の血で覚醒し、佑斗を助けに疾走する莉音。しかしその救助方法は「異常」だった。
目にも止まらないスピードで加速し、追いついた車を見えない力で持ち上げる。
彼女の力に誘拐犯たちは恐れ戦き佑斗を置いて逃走した。
自分を助けてくれた莉音に感謝する佑斗。敵の能力で五感を奪われていた彼は、きっと美羽に匹敵する念動力を使ったのだろうと判断。
それを聞いてキョトンとする莉音。ひよ里の通報を受けた美羽たちが駆けつけ、先程逃走した誘拐犯を逮捕したと知らせを受ける。
一連の事件とひよ里の血を無断で吸ったことで事情聴取を受けることになる莉音だが、彼女は自分の能力を話すことにどこか消極的な様子。
佑斗はその時は、虫も殺さない彼女があんな凄い出力を持っていたことが拒んでいた理由だと解釈していたが……
独断行動で危険に晒されたことから主任にお叱りを受ける佑斗。
その後、事件に関わってあれやこれやしてボロボロの状態で帰宅する4人。しかし寮の様子がいつもとおかしい。
昨日佑斗を追いかけるために出た莉音が鍵を掛け忘れ、空き巣に入られたというのだ。
盗難品を確認すると、佑斗が読んでいたはずの研究資料が紛失していたことが判明。それでもまだ不審な点がある。
ニコラの棺桶や美羽のクローゼット、風呂の浴槽など、他に荒らされたのは「誰かが隠れそうなスペース」。
佑斗は呼び出して拉致しようとしたはずなのに、「誰」が「誰」を攫おうとしたのか……
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783 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 21:57:59.82 ID:/4FfEhyt0
7-6、世界中の誰よりも心優しい怪物
翌日出勤すると、小夜とアンナがいた。
2人が来訪した真意を理解した佑斗は、主任に自分が複数の能力を所有することと昨日拉致された本当の理由を話す。
事情を聴いた主任は、佑斗に過去にこの島に訪れたことがあるのかと質問。
主任や小夜によると、例の「人造ライカンスロープ」の実験が、「本物」を被検体にして実際に行われていたらしい。
しかも皮肉なことに、人間たちとの共存を唱える小夜たちの目の届かない場所で、彼女らが統治するこの島で人体実験が行われていた。
だが彼女たちが関わることもなく組織は壊滅。
例の蓮沢の研究所の火災から、他の施設も「何者か」によって全て潰され、これらの重役も謎の「不審死」を遂げていた。
今残っているのは関連した企業や施設のブラックリストのみ、何かの情報が無いかとアンナからそれを渡された佑斗は戦慄する。
その中に入っていたのは、幼い頃に手術した病院。その頃既に、佑斗は人体実験を施されて吸血鬼喰いとしての種子を植えつけられていた。
結局自分が「化け物」だったと愕然とする佑斗。だが主任や小夜たちが諭す。
ライカンスロープはたしかに吸血鬼喰い、しかし必ずしも生きていくうえで吸血鬼を食べる「必要」がない。
佑斗という存在こそが、「吸血鬼とライカンスロープが共存できる」ことを証明していた。
小夜たちの言葉に立ち直った佑斗、でもやっぱり疑問は残る。
自分が当時から人造ライカンとして成功していたなら、何故敵は今になって動き出したのか?
実験に利用されていた「本物」のライカンスロープは今、どこにいるのか?
誰が彼らを滅ぼしたのか?
今はこれ以上何も分からない小夜は自身は「反政府組織」の追求を、佑斗たちに引き続き「L」の捜索を命じる。
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790 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 22:02:41.17 ID:/4FfEhyt0
昨日の佑斗が襲われた場所で現場検証する皆。その時、美羽との会話から2人が認識する「莉音の能力」に食い違いがあることが発覚。
それに気付いた佑斗は、昨日の莉音の挙動不審が、「強い能力」ではなく「能力そのものを使えた」ことに困惑していたと納得。
そしてあの空き巣は自分ではなく莉音を狙っていた可能性があるとして急いで彼女の携帯に電話をかける。
しかし携帯に出たのは莉音ではなくエリナ。本人は携帯を置いて寮を出たらしい。
電話を切った後、説明を求める美羽に事情を話しながら莉音を探し始める佑斗。
一方、電話を切ったエリナも莉音を心配し、探し出そうと寮を出る。
今思えば、莉音も孤児院育ちで病院に通っていた。佑斗と過去の共通点があるなら、彼女も「同じ」かもしれない。
そして佑斗は、空き巣に入った人物の心理的な行動から、三大寺本人だと推理。
そんな矢先、主任からついに三大寺の集団を追い詰めたと2人への召集が来る。
だが美羽は佑斗と二手に分かれるよう提案、自分だけが主任の方に向かい、佑斗に引き続き莉音を探すよう指示する。
その頃、莉音は町を彷徨っていた。この島に来たときに美羽に聞かされた忌み嫌われる怪物「ライカンスロープ」、それが自分だった。
自分の周りにいる優しい皆はそれを受け入れてくれるかもしれない。でもそれは皆にとって迷惑かもしれない。
気がつくと海岸線を歩いていた。
吸血鬼にとって猛毒な海水、もしも人魚姫のように誰にも悟られずにこの中に消えることができたら、どんなに素敵だろうか……
必死に探していた佑斗は、ニコラのカジノにも訪れるが無駄足。何かあったら連絡してくれと別れる。
ニコラも佑斗に助太刀しようとするも、抜け駆けしようとしたところフロアマネージャーに止められてしまう。
しかし、マネージャーは不審な客がいるから彼らを監視して欲しいとニコラに指示し……
駅前に出た佑斗は、同じく莉音を探し始めたエリナと合流。彼女が学院に、自分はアレキサンドへと再び別れる。
アレキサンドを訪れると、淡路から裏ルートでLを報酬に自分と莉音がハンティングにかけられていたという情報が入る。
必死な佑斗に、淡路はひよ里は昨日莉音に吸われて貧血だからと、自分の血を提供。
能力が覚醒させて、ひよ里と一緒に莉音のことを託して見送る。
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797 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 22:07:33.91 ID:/4FfEhyt0
カジノで指示通り客を監視していたニコラ。単に態度の悪い集団かと思っていたが、彼らが「ユウト」と「リオ」という人物を狙うゴロツキだと分かり……
学院についたエリナは、遂にクラスメイトから莉音が海岸を歩くのを見たという目撃情報を入手。お礼は莉音の彼氏がしてくれると友人と別れ、即座に佑斗に連絡する。
その頃、逃亡犯たちを追っていた美羽と梓たちは、犯人の未知の「能力」に踊らされていた。
美羽はその能力が「幻覚」と「物質透過」の組み合わせだと推理。主任は、さらに班員に指示を促し……
エリナから連絡を受けた佑斗は、ライカンスロープの力で浮遊、町の外周の海岸線へ向かう。
一方、カジノから締め出されたゴロツキたちは、ニコラによって成敗されていた。
そしてニコラは「闇の住人のルールを守ってもらう」と半殺しにした男の1人から携帯を拝借し……
能力が続いている間、ひたすら海岸線に沿って莉音を探し続ける佑斗。遂に莉音の「匂い」を見つけるが、彼女は謎の集団に手をかけられる寸前だった。
すぐさま連中の前に立ちふさがり、様々な能力を見せ付けることで自分がライカンスロープであることをアピール、ゴロツキたちを脅して退ける。
無事だった莉音をハグする佑斗。もっと早く莉音の気持ちに気付けば、こんな怖い目に逢わせる事が無かったと謝る。
そして、例え自分たちがライカンスロープでも、小夜は今まで通りの暮らしを提供してくれる。皆も今までどうりに接してくれると諭す。
いやそれ以前に、自分たち自身が吸血鬼喰いそのものなのかも怪しい、もしかしたら自分と莉音は元々違う存在の可能性も……
だが莉音は答える。2人の正体が何であれ、きっと「同じ」に違いない、違うはずなんてない。
愛が深まった2人はより強く抱き合うが、それをジト目で眺める皆。
遂に三大寺を捕まえた美羽や梓に、縁の下で働いた淡路やニコラたち。
優しい皆に囲まれた莉音の顔に再び笑顔が戻り……
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805 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 22:14:00.17 ID:/4FfEhyt0
7-7、ひとときの……
長かった事件も無事解決し、安息の休みに入る寮生たち。
そして莉音は、佑斗と一緒に寝たいと……
(Hシーン3)
8-1、三大寺の供述
黙秘する三大寺から聞き出せたのは、単独でLを製造したこと。データは蓮沢が残したものだったこと。
そして彼女が単独で蓮沢、或いはそれ同等の何者かとコンタクトしていたことだった。
当事者である佑斗は、主任に三大寺の取調べを自分にさせてくれと依頼。
供述書によると、人造ライカンスロープ計画は三大寺がロシアへ飛ばされる時点で既に取り掛かっており、彼女は蓮沢に見切られていた。
Lの製造に走ったのは、帰国してそれを知った彼女の愛憎混じった愛しい人への復讐劇。自分の研究を認めされることで、蓮沢を振り向かせたいだけだった。
頭の硬い連中の恋心は理解できないと、ぼやく美羽。そんな時、主任から漸く聴取の許可が下りた。
三大寺と対面し、事情を聞く佑斗。
やはり佑斗と莉音の誘拐を企てた張本人だったが、彼らのことは「成功例」だと「聞かされた」だけで詳しくはしらないと語る。
端っから佑斗たちを知ってたら、Lなんて作るはずが無い。
つまり誰かが三大寺に情報を吹き込んでいた。だが消息不明の蓮沢本人が、生きている可能性は低い。
その発言を聞いて憤る三大寺の態度から、佑斗はやはり蓮沢本人が裏で操っていたと確信を得た。
誰かが蓮沢の名を使って自分を騙していたのなら許さないと語る三大寺。しかし本人も何故自分に研究を託したのかと師への疑念を抱いており……
帰宅後、毎度莉音絡みで冷やかしが発生。
赤面して部屋に逃げる莉音、妄想トークする美羽とエリナ、ヒステリーを起こす梓、彼女たちのフォローをニコラに任せて佑斗は莉音の部屋へ。
おかえりのキスをし、皆が寝静まってから自分の部屋でやっちゃおうと予約。
すると莉音は、やはり自分たちのことを皆に説明すべきではないかと言い始め……
簡潔に書けねーのかこのアホは
807 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 22:20:51.85 ID:/4FfEhyt0
8-2、カミングアウト
リビングに集まった皆に、自分たちが人造ライカンスロープだったことを告白する佑斗たち。
一連の事件で狙われたのは、自分たちが人体実験のモルモットだったから。
でもやっぱり寮の仲間だと受け入れる皆、むしろ2人は事件の被害者だと慰める(ただ約1名の中二病患者は設定がカッコいいと異常に興奮しているが)。
そして口を滑らせた莉音によって、さっきの部屋へのお誘いが露見、寮長にHを禁止されてしまい……
8-3、本物はどこへ?
平穏な学生生活に戻り、佑斗は莉音の弁当を食していた。
本日の予定を聞くと、自分の身体を調べるために扇の元へ診察を受けるらしい。不本意だが、佑斗も同行する約束をする。
放課後、莉音の彼女が来たと騒ぎまくる女子たちを気にせず、佑斗は本命を連れ出して下校。
莉音もクラスメイトのに見せた彼氏に羞恥と自慢の2つの感情が混ざっていた。
イチャイチャしていたら、自分たちが恐ろしい吸血鬼喰いであることなんか馬鹿らしく思えてくる。
その会話の中で、佑斗はあの残された疑問を思い出す。本物のライカンスロープは誰だったのか?
蓮沢が生きて暗躍していたのなら、彼が救助した説もある。
でも研究を嫌がったオリジナルのライカンスロープ本人が暴走して研究所を破壊したなら、目の仇である蓮沢が無事なはずない。
その瞬間佑斗は、ライカンスロープの可能性、「記憶を奪う」、「何でもできる」という特徴から、蓮沢の死亡説を裏付ける。
そして「何故、自分たちが今になって襲われたのか」という疑問も考える佑斗。
すると莉音が、自分がライカンスロープに覚醒したのが、(佑斗の血を飲んで)高熱で倒れた直後かもしれないと言い出し……
支援
>>806 <このスレの利用者へのお願い>
・一方的に批判をするのではなく、書き手さんに感謝しましょう。
・誤字、脱字、修正点等がありましたら、wikiへ収載する際に大変助かりますので、アドバイスとして宜しくお願い申し上げます。
批判だけ言ってる暇があるならお前が書けって話だ。
809 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 22:26:15.01 ID:/4FfEhyt0
8-4、元樹ともどき、新たなアダムとイヴ
病院についた佑斗は、大きな矛盾点を見つける。
莉音がライカンスロープの力を行使したのは、自分を誘拐犯から助けた時のはず。
なら三大寺は何で莉音がライカンスロープと見越して同時系列で寮に侵入したのか?
そもそも莉音本人も能力を使った直後まで、自分が覚醒した自覚がなかった。
確信に迫る中、恐るべき結論に達する。
いるじゃないか?唯一該当する人物が1人だけ。
2人がよく知り、2人に接点があり、なおかつ2人の「身体」の様子を熟知して、2人が自ら血液を提供してしまうような人物。
一緒に気付いた莉音もその真実を疑うが、2人の信頼を裏切るかの如く、扇が目の前に現れた。
しかも吸血した状態で普段の変態医師とは思わない禍々しい威圧感を放っている。
さらに最悪なことに美羽から緊急連絡、なんと三大寺が何者かに過剰に吸血されて殺害されたというのだ。
真実を前にした佑斗は扇に問い詰める。
彼が「本物のライカンスロープ」で、蓮沢の姿を借りて三大寺を操っていた真の黒幕。そして先程用済みの三大寺を殺害した。
素直に認める扇だが、1つだけ間違いを指摘。三大寺を殺したのは、既に本物の蓮沢の存在とともに行き場を失った彼女への救済だったと豪語する。
佑斗は自首を要求するも、扇は逆に佑斗たちを自分の下に引き込もうと勧誘。
2人は人造ライカンスロープの成功例。しかもツガイとなっている。新たな人種のアダムとイヴの間に産まれた子どもは、さぞや大きな可能性を秘めているのだろう。
自分を利用した蓮沢らの研究を引き継ぐのは不本意だが、佑斗たちという検体は興味深い。
むしろイレギュラーな存在は、島で迫害されるか自分と同じ実験体にされるだけだ。
810 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 22:32:24.84 ID:/4FfEhyt0
一方的に語られる夢物語を拒絶する佑斗たちだが、扇は能力という実力行使に出る。
だが突如、小夜が割り込んで妨害、彼女も扇が怪しいと睨んで様子を覗っていたのだ。
佑斗らを賭けて、小夜と扇の戦いが幕を開けた。
しかし老人が所詮規格外に敵うはずもなく、小夜は赤子のように弄ばれて一蹴される。
扇は自分がされた「研究」に目を向けなかったという「この島への怒り」を直接ぶつけるかのように、彼女の心臓を握りつぶしてしまう。
邪魔者がいなくなったと、再び佑斗たちを連れ出そうとする扇。吸血状態で覚醒したライカンスロープに対し、佑斗たちは能力が使えない。
避けるのに精一杯の中、咄嗟に莉音が佑斗に叫ぶ。かつて彼女に教わった「一教」を使えと。
合気道の教え……全くその通りに自分の力に過信して油断した扇は、佑斗の術中にはまり体勢を崩す。
美羽と梓が駆けつけた中で、必死に佑斗の束縛から逃げ出そうとする扇。刹那、佑斗はそれを阻止しようと扇の首下に噛み付いた。
それは1つの可能性、一か八かの賭け。
ライカンスロープが吸血鬼の変異体なら、同じようにライカンスロープの吸血能力でそれを奪えるはず。
だが無謀な挑戦にリスクはつきもので、吸い取った扇の血を通して、彼に内包された「記憶」までも佑斗の身体に流入してきた。
それらはどこにも善意や誠実などはない。扇の憎悪を中心に、彼に吸血された被検体の無念、それも非合法に用意された人材である故、元からの悪人だった者たちの感情。
強く膨大な記憶の中で、次第に佑斗は自我を失っていく。だが、必死に呼びかける美羽、梓、そして莉音。
心地よい声で現実世界に戻ることができた佑斗。しかし体力が尽きて倒れてしまい……
811 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 22:36:16.76 ID:/4FfEhyt0
8-5、「吸血鬼喰い」の正体
3日後に目を覚ました佑斗に、莉音が涙を流しながら喜ぶ。
彼女が扇に起こった事に顛末を話し始めるが、彼や蓮沢の記憶を持った佑斗はそれを理解していた。
「吸血鬼喰い」と呼ばれるライカンスロープの正体は、物理的に吸血鬼を食すのではなく、吸血した者の体内にあるウィルスを破壊し、「吸血鬼としての存在を失わせる」ことが由縁だった。
つまり佑斗に吸血された扇はもう……
佑斗が起きたことで、転がるように入ってくる皆。その中になんと小夜までも混じっていた。
昔は心臓ぐらいもっと早く治せたと老化を悔やむ市長(ここにいたよ。ライカンスロープ以上の化け物が……)。
佑斗は彼らの記憶を受け継いだが、扇のような憎悪はない。何故なら、自分の周りには心温まる世界があるから。
そして記憶を持った佑斗自身が全ての事件の証人になり……
8-6、莉音の決心
事件から一ヶ月。再び平和になり、小夜たちの処置で佑斗たちが人造ライカンスロープであることは秘匿。「ごく普通の」吸血鬼として暮らせる環境が提供された。
けれど未だに多くの記憶を抱えた佑斗が苦悩しているのを見て、莉音は心配する。
久々のデートの最中、莉音はある決意を佑斗に語る。
扇が言っていた通り、ライカンスロープ同士である自分たちの間に産まれた子は、自分も周囲も新たな不幸を呼ぶ。
でも佑斗の子どもが欲しいと願う莉音は、ライカンスロープの力の「相殺」を提案する。
ライカンスロープの「吸血鬼喰い」を互いに、つまり同時に2人のウィルスを破壊したら両方が人間に戻れるはず。
無茶な挑戦に佑斗は拒否しようとするが、実は莉音にはもう1つの動機があった。
佑斗が抱えている記憶は、1人の精神で耐えれるものではない。恋人である自分にその負担を分けて欲しい。
莉音の一途な思いを認めた佑斗。彼女の決意に答えるよう、自分からもプロポーズ。
しかし羞恥心が「結婚>>>>>>妊娠」という構図の莉音は、佑斗の甘い言葉に失神してしまい……
毎回最後が三点リーダーなんだけど、使い方がおかしいので
分かりづらくなっている
三点リーダーは使わないほうがいいよ
813 :
DRACU-RIOT! ◆l1l6Ur354A :2012/06/23(土) 22:40:20.78 ID:/4FfEhyt0
8-7、決行の前に……
小夜に面会し、莉音の計画を進言する佑斗たち。
本当にいいのかと小夜が確認するが、強く固まった2人の意思に否定の文字は無い。
そして佑斗は念のため、人間になった扇の記憶では鮮明さが薄れているのか確認を要請。
もしもライカンスロープの時よりも取り入れた記憶が曖昧なら、成功した時の負担が軽くなるはずだ。
そして約束の日を待つことになった2人。
ついでに佑斗の記憶も知ることが出来たら面白いかもと、莉音は期待に胸を膨らませ……
8-8、悔いの無い共喰いを……
扇からの証言を得て、皆の立会いのもと体育館で計画を実行。
互いの首筋に牙を立てると、記憶の移動とともに2人の心が繋がった。
膨大な記憶より先に認識したのは、相手が普段どんな気持ちで自分を見ていたのかという恋人の記憶。
そして佑斗が扇から受け継いでしまった数々の負の感情。莉音はこれほどのものを内に秘めて平常でいられる佑斗は心が広くで優し過ぎると涙する。
精神のリンクを終えて現実に戻った2人は、小夜の確認により無事人間に戻れたことを確信する。
喜ぶ2人だが、美羽たちは新たな問題を懸念する。吸血鬼で無くなった2人はアクア・エデンに留まる必要がないのでは?
でも佑斗たちはここに残ると即答。自分たちの家は、あの寮ただ1つなのだから……
9-1、莉音エピローグ
数年後、佑斗と莉音はアクア・エデンで結婚式を挙げていた。島の関係者だけでなく、本土の直太も招待して。
式中に男運が無いと独り落ち込む淡路に、美羽がフォローとして鈍感な主任を向かわせる。
2人は佑斗を寮に誘った美羽、莉音に変な知識を教えたエリナ、素敵な寮生活を提供してくれた梓たちに感謝の言葉をかける。
そして、小夜からも獄中からの扇の手紙。反省したのか、皮肉を込めたのか、文面は純粋に2人を祝福していた。
幸せの第一歩を踏みしめた六連夫人は、夫に手を引かれて歩み出し……
(莉音ルート完)
814 :
忍法帖【Lv=13,xxxPT】 :2012/06/23(土) 22:41:58.42 ID:/4FfEhyt0
時間になったので本日はここまで。
明日か来週には中二巨乳が書けたらいいなと思います。
それでは……
これだけ詳細にネタバレしてくれたらやった気になれて買う必要なさそうだな
長文の上に見辛くて読む気しないけど
まあご苦労
>>814 乙。文面だけだがクライマックスに感動した。
ここまで書いてくれたことにいろいろな意味で尊敬してる。
>>812 各章の〆に余韻を残してるって意味じゃね?
昔のゆずソフトにも似た使い方があったし。
どっちでもいいけどsageてくれないかな
あのさ、毎回長々と張りつけてる人さ
ここはストーリーを教えてもらうスレなんだからさ、ストーリーを教えてくれよ
抜粋したテキストを長々と張りつけたって意味ないだろ
あらすじを簡潔に書いてくれよ
「愛妻便女 〜清楚で貞淑だった妻がいつの間にか性欲処理便器に調教されていた〜」を頼む。
愛する妻が目の前で他人棒に貫かれ、よがり喘いでいく。 ゴメンなさいあなた。でも、私気持ちいいの……
を何卒宜しくお願い申し上げます。
リクエスト:
びっちンびーち 〜理性ぶっ飛び!ぶっかけ中出しハメハメあへ夏物語〜
爆乳令嬢×キモ男 変態嫁化計画〜潔癖クール会長が最下層の臭キモ精子中毒に!〜 をリクエスト致します。
白コキ黒コキ 〜黒タイツに責められるがそれぐらいでは白ニーソをあきらめない俺〜をリクエストさせて頂きます。
憎しみの連鎖 淫辱講義〜眼鏡古典教師 千尋編&女子大生家庭教師 楓編〜 をお願いいたします。
>>818 丁寧にカキコしたあらすじが【抜粋したテキスト】とかw ニホンゴワカリマセンカ?w
実際にゲームのテキストコピペたら、スレ1つじゃ収まんねぇだろ?
それとも
>>808 が警告してくれているような守って欲しい【お願い】が理解できないのかな?
イミフな批判をグダグダ言うような奴に、共感とか糞もないわけ
>>825 本人乙w
いくらなんでもあの文量は無いわ
もっと簡潔にまとめられるだろ
<ストーリーを書いてくれる方へのお願い>
・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いてください。 勿論、要望に挙げられていないゲームでも自由に書いて頂ければ大歓迎です。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書きください。そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意思表明し、予約していただけると、投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
・書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しをお願い申し上げます。
・予約は2週間のあいだ音沙汰がない場合、自動的に取り消されます。
簡潔にまとめてください、なんて文言はどこにもないわけだが。
書き方は基本的に書き手の自由なんだよ。
>>828 というより「簡潔に」とかジコチュに命令する奴は、イコール「自分は国語1で読解力ないんです」て認めてるようなもんだな。
コレぐらいを読むことができないなんて、可哀想に。いや、読む力がないから初めのルールも頭に入んない?
読ませようとする気配りも無い文章なんて読む気無いわ
気配りwww
別に出版して販売しようってもんでもないのにwww
特に最近は書き手が激減してるから、
どんな形であれ書いてくれるだけで十分ありがたい存在なんだぞ
◆l1l6Ur354A「ちゃんと最後まで書ききってやるから黙って有り難く思えやタコ。そんなに簡潔がいいなら最初から自分で書けタコ。」
この手の輩に「自分で書け」って言ってもムリムリそんな能力無い
むしろ「プロ・アマライターさんに金払って自分好みにまとめてもらえ」って言うべきだ
簡潔を求めるならせめて投稿されたのを短縮してみたのを例示することで
削れることを実際に示せば説得力が生まれる
村正のときもこんな感じの流れになってたな
「決戦!乙女たちの戦場3 〜電撃作戦!戦果はエースの名のもとに〜」をリクエストします。
リクエスト:床屋のおばちゃん 丘の上のバーバー
牢獄学園〜性欲とくじ引きと鬼ごっこ〜
をよろしくおねがいします。
ベロちゅー! 〜コスプレメイドをエロメロしちゃう魔法の舌戯〜
をよろしくおねがいします。
「冬馬小次郎の探偵FILE 〜オペラ座の怪人殺人事件〜」をリクエストします。
「決戦!老武者たちの戦場98 〜電撃作戦!戦果は御隠居の名のもとに〜」を頼む
リクエスト:
OTL 〜だめぇ、仕事中なのに…絶頂がとまらないのぉ〜
リクエスト → 露西亜学園〜銃口と弾丸とルーレット〜
おとこの娘だってデキるもん! 〜ワンダフル孕ませライフ〜 をリクエストします
OTL 〜だめぇ、新幹線停車駅なのに…在来線快速がとまらないのぉ〜
をよろしくおねがいします。
義妹のネトリクリニック〜妻の知らない入院性活 をよろしく頼む
[ごっくん!おさな妻 〜黒髪ぷに巨乳な新妻との新婚LIFE〜]をよろしくたのむ
巨乳ファンタジー2 をリク致します。
「おしえて☆エッチなレシピ -アナタとワタシのあま〜いせいかつ!-」をよろしく。
俺が主人公〜ナカに入って俺がダす!〜をリクエストします
リクエスト<神がかりクロスハート!>頼む
「イブキノキセキ 〜琥珀の思い出の中で精霊は夢を見る〜」をリクエストいたします。
リクエスト:恋妹SWEET☆DAYS
この大空に、翼をひろげて をリクエストします。
リクエスト<俺が主人公〜あさま山荘に入って俺が捕る!〜>
紫の「しあわせ家族部」をリクエスト。
まとめwiki変酋長の手腕が問われる流れである。
「青空と雲と彼女の恋」をたのむ。
>>859 月一更新てペースで考えたら、次は来月の真ん中あたりじゃね?
しかしながら今回は、ドラクリとはるくるだけという安定の少なさ。このまま行くとドラクリも次まで間に合いそうだし。
>>861 同一人物か別人かはともかく、書きこまれるのはリクエストばかりで、
投稿者が圧倒的に少ないからね
2・3年前はもっと頻繁にストーリー投下があったんだけど・・・
Fortuna Rhapsodyを希望いたします。よろしく頼む。
Fortuna Rhapsodyは無理
四畳半プリンセス をリクエストします。
「桜ノーリプライ」をリクエストします
[愛奈−あいな−]をよろしくお願い申し上げます。
>>863 今の投下頻度を考慮して
いっそ次スレはリク休止中にしてみるとか
リクされてない作品でも書いて良いのだし
現状だとリク荒らしがまとめwiki編集者の負担を増やすという
デメリットばかりが目立つ
古いけど、魔界天使ジブリールシリーズをお願いします
えーどうしようかなー
実際このスレ、毎月の陸荒らしは別にして、
本当に知りたい!って人どのくらいいるわけ?
荒らしを除けば2・3人しかいない気がする・・・
で、本当に需要があるのなら、
投下を考えている作品があるからまとめに取りかかるんだが、
需要がないなら自己満にしかならんからやめとくつもり。
>>874 >本当に知りたい!って人
ノノノノノ
ノノノノノ
ノノノノノ
ノノノノノ
ノノノノノ
>>875 本当に需要があるとか考える時点で向いてないよ
やめとけ
>>814 「ドラクリ」を投稿してる人へ。
スレに書くとき、だまされたと思って【メールアドレス】に半角小文字で「sage」って書いてみ。
いちゃもんつける荒らしの対策になって、効率良く投下できるはずだから。
>>871 wiki見たら、未解決一覧は3月26日以降一切更新されてないから、
月末の連投リクは一切スルーしてるっぽい
でも新規投下分の記載はされてるから、更新作業自体は続けてるみたいだね。
>>879 >未解決一覧は3月26日以降一切更新されてない
変酋長、仕事しろ。
>>880 荒らしに反応する必要なしと考えたんじゃない?
もっとも、荒らしに混じって本当にリクエストしてる人がいたならとばっちりもいいところだけど、
現状では仕方ないかも。
>>880 以前はこのスレ内で定期的に未解決一覧をまとめている人がいた。
たぶんそれをコピペしていたんだろう。
掲載して欲しいなら、まとめ直してこのスレに載せればwikiにも載るんじゃね?
保証は出来ないし、自分は面倒だからやらんが。
リク荒らしのクソ野郎が死なないと無理だろそれ
<ニコラルート>
4-8、知らぬがアテネ
パーティーを終えたリビングに、すやすや眠るニコラの姿が。
莉音曰く、ここ最近本格的にディーラーの修業に励み始め、かなりハードなスケジュールを送っているらしい。
そんな過酷な日程の合間に自分を楽しませてくれた事に佑斗は感謝し、このまま寝かし続けるのも癪なので部屋に運ぶことに。
ところが寝ぼけたニコラは自分の寝床の棺桶を拒み、ベッドで寝たいと寝言で身勝手な要求をしてきた。
仕方なく自室まで運び、何でこんな奴と添い寝しないといけないんだと不満を口にしながらダブルベッドで就寝。
佑斗が寝ている真横で寝相が悪いニコラは、暑苦しいと服を脱ぎ始め……
4-9、天使の丘、悪魔の谷
翌日、目覚めた佑斗。
一緒に寝たことを思い出して一気にテンションが下がり、横で熟睡するニコラの身体を揺する。→そこには金髪グラマーさん(下着姿)が眠っていました。
(吸血鬼なのに)昨夜は酔っていたのかと、寝る前までの出来事を順を追って振り返る。→巨乳の少女が寝息を立ててました。
一旦部屋を出て自分の部屋であることを確認。→ベッドで2つの大きな丘が動いていました。
もしやと思った佑斗が声をかけて少女を起こすと、その反応からニコラだと確信。寝ぼけていたニコラは半裸な自分の姿を把握して悲鳴をあげる。
その声を察知して部屋に飛び込んだ美羽たちの目の前に映ったのは、恥ずかしい姿で泣き崩れるニコラ。
着替えさせた後、早速リビングで佑斗に事情聴取。
そこで佑斗は、ニコラが女性だったことに漸く気付く。
ニコラ本人も誤解に薄々気付いていたが、別に話す必要もなかったと黙り続けていて、こんな結果を招いてしまったと後悔。
佑斗は本当に女なのかとくどく確認。
あの普段の男装では目立たない胸が、露出するとあんな巨乳になるという究極の着痩せに納得がいかないと主張(ニコラ本人にも原理が分からない)。
言葉の綾で皆にセクハラ扱いにされる佑斗だが、ニコラの正体を理解した途端に昨日までとは視線の向け方が変わってしまい……
これ以上の追求は自分の方が恥ずかしいからと、自ら佑斗の不手際を「事故」として終わらせるニコラだったが、学院でも引きずって挙動がおかしい。
美羽に促された佑斗は、食堂でそんなニコラに話しかける。
先程のことで緊張していたニコラだが、佑斗はそんな彼女と打ち解ける話題として、男装の動機を尋ねる。
曰く彼女は欧州の片田舎に定住する没落貴族の出身。幼少から男兄弟に囲まれてやんちゃに遊んでいたことから、スカートを好まず今のパンツスタイルでいた。
そして本格的に男装するようになった理由は、日本に来てから見たとあるビジュアルバンドとアニメ。
娯楽が無かった地方で育ったニコラには強いインスピレーションが働き、その衝撃が普段のコスプレにさせていた。
話が深まったところで、佑斗は今まで女性だと気付かなかったことを謝り、ニコラもそれを教えなかった自分こそがやはり悪かったと謝り返す。
互いに謝り合ったら「らしくない」ということで佑斗はその中断を提案、ニコラも納得して件の話を終える。
ところが少女と認識したニコラを可愛いと褒めた佑斗は、顔を赤らめた相手にバカバカと罵声を浴びせられ……
仕事先で様子を覗った美羽にもニコラと同じく「可愛い」宣言すると、やはりバカと返された。
首をかしげる佑斗からニコラと同じことをしたと聞かされた美羽は、納得と不満を抱いて蹴りをお見舞い。
一方、カジノで悩んでいたニコラはエリナと話す。
胸を隠して、この島では誰にも「女性」として見られなかった自分。
今まで言われることが無かった「可愛い」という言葉に、戸惑いを覚え……
5-1、ニコラの夢
仕事を終えて寮に帰宅する佑斗たち。でも修業中のニコラだけが遅くまでカジノにいた。
食事も風呂も終えた佑斗が気になってリビングに行くと、帰ってきてお疲れモードのニコラ。
栄養だけは摂っとけと、佑斗は莉音の作り残しを温め直してニコラに食べさせる。
またニコラの話し相手となり、今度はディーラーを志望する理由を聞いてみた。
しかし彼女が言うには、とくに生涯の目的にするような動機はなく単に「自分の生きる道」を見出したかっただけ、そのために故郷を飛び出してきたというのだ。
大切な家族と平穏に暮らすより、刺激と楽しさに溢れている島の生活にニコラは充実していた。
一方でそんなニコラは皆を羨む一面もあった。自分は自主的かつ楽観的な気持ちで島に来たのに対し、周囲にいる皆は誰もが他人には話せない複雑な事情を抱えて努力している。
だからこそ、自分にも頑張って得られる「夢」を持ちたい。その意図に叶ったのがディーラーだったのだ。
佑斗はそんなニコラが抱く夢は決して粗末なものではないと応援、激励して部屋に戻る。
彼が去った後、その応援の言葉を受けたニコラは、自分の不可思議な体調に不安になり……
支援
5-2、ボクのヒーロー
放課後、ニコラが本日の予定は開いているのかと佑斗に声をかけてきた。
生憎風紀の仕事があるからと詫びると、じゃあいいとアッサリ引いてしまう。
よそよそしい彼女の態度に、梓からまた嫌われるようなセクハラをしたのかと疑われる佑斗。
さっきの様子が気になった佑斗は、主任に頼んで今日の巡回ルートをカジノ街に変更。
別に支障はないだろうと判断した主任の計らいによって、佑斗は班の女性と任意のパトロールに周る。
パートナーから今回の要請をした動機を話すと、ニコラが好きなのとからかわれる始末。
でもニコラへの好意を否定しようと必死に思考を巡らせるも、何故か褒める部分しか見つからず……
カジノに着くとエリナと対面。彼女によると、実は本日はニコラのディーラーデビューの日だった。
どうやら放課後は、そのために誘おうとしていたようだ。
だが調子がおかしい。対戦相手である客人のペースに飲まれ、ルーレットで賭け金を奪われ続けていた。
ルーレットに細工はされてないとしてイカサマを見抜けないエリナ。
だが佑斗はルーレットではなく、それに皆が凝視している間に賭けのチップそのものを摩り替えている手口だと看破。
エリナに説明し、後の処置を彼女に一任する。
佑斗は気をきかせ、自分が来たことを悟られないようにエリナに余計なことを言うなと釘を刺し、(佑斗とニコラを同性と思い込んだ)班員のお姉さんと退散する。
ひと段落したニコラにエリナが話しかけ、イカサマの真相を暴露。さっきのを見抜いたのは自分ではなく、実はこっそり来ていた佑斗。
「”余計なこと”を言うな」と言われたエリナだったが、ニコラにとっては「余計なこと」じゃないと屁理屈を掲げて、佑斗がした一部始終を説明。
キザな行動をして颯爽といなくなった佑斗を想い、ニコラはズルイと呟き……
6-1、中二病がかかった病(のろい)
起きて夕方の挨拶。今まで佑斗のことを下の名前で呼んでいたニコラが、どういうわけかここ最近苗字で呼ぶようになっていた。
曰く「なんだが恥ずかしいから」とのことが、しっくり来ないので元の呼び方に戻してもらう。
ニコラは勇気を出して昨日の礼を言おうとするも、後から起きて挨拶する皆の勢いに負けて言えず仕舞い。
学院でも佑斗を意識するニコラ。お礼を言いたいだけなのに、佑斗のことを考えると何も考えれなくなる。
その葛藤は末期症状まで来て、講義中の教室で突然錯乱。
その意中の相手である佑斗本人は、ニコラの行動が理解できず美羽とともに首を傾げ……
仕事先でも溜め息をつくニコラは、声をかけたエリナに自分の心情を相談する。
自分は「呪い」にかかった。佑斗のことを思うと心が乱れる。
そんな症状を、エリナは「佑斗に発情している」と指摘。
寮に戻っても、女子たちに満場一致の回答とともに祝福される。
だがニコラは躊躇していた。今まで自分は女性として見られたことがないし、女性として見なかった佑斗にどう告白すればいいのか。
するとまたもや団結した女子たちが、だったら佑斗にニコラが女の子だと再認識させればいいと提案。
美羽たちの計画に乗せられたニコラだが、あまりの恥ずかしさに必死に拒絶。だが膳は急げと背中を押され……
独り会議に省かれていた(と思い込んでいる)佑斗の部屋に、オドオドしたニコラが現れた。
ニコラは、昨日エリナから事情を聞いたことを踏まえて佑斗に礼を言う。佑斗側も隠す必要がなくなったと、ニコラのデビューを祝福する。
するとニコラは意を決し、「お礼」に一緒に休日はお出掛けしようと佑斗を誘ってきた。佑斗も「お祝い」という形で了承。
混乱したニコラは、部屋を出る時にドアの開け方を忘れてパニック。佑斗に助けられて、無事戦場から(リビングに)帰還する。
計画の第一段階は完了、でも本番のデートはどうすればいい?
すると自分に任せろと立候補してきたエリナを筆頭に、美羽たちがニコラのためにプランを立てて……
6-2、設定プランって!?
デート(お出掛け)当日。怪しい4×2の視線を浴びながら、佑斗は顔を赤らめたニコラと外出。
ショッピングモールに到着。様々な穴場があるが、何故かニコラの解説は誰かからの口伝のような「受け売り」ばかり。
そんな時、急にニコラは準備があると言って一時的に佑斗と別れてしまう。
長らく待機していた佑斗の目に飛び込んだのは、怪しいマントに身を包んで警官に職務質問されていた変質者、もといニコラだった。
思わず仲裁に入ってその危機を救う。
ひと安心し、「さ、行こうか?」と歩き出すニコラ。マントに包まったままで。
それに突っ込みを入れた佑斗の言葉でヤケクソになったニコラは、マントを脱ぎ捨ててワンピースを着込んだ可愛らしい姿を顕にする。
曰く、自分を女の子として見て欲しいコーディネートらしい。
改めて2人で町を歩き回る。ウィンドウショッピングしたり、ケーキを食べたり、お弁当を食べたり……やること全てを「プラン」と称するニコラ。
そんな過ぎていく時間に、寮の生活とはまた違った「楽しさ」を実感した佑斗は自分の想いに気付き……
ある程度時間が過ぎたら、ニコラはまだ(プランで)やってないことがあると言ってドリンクを買いに離れる。
しかし彼女の前にヤンキーが現れてナンパしてきた。
普段の男装時の凛々しさはどこかに消え、弱々しくなり断れないニコラ。
困っていた彼女の前に、佑斗が出てきてヤンキーたちを説得して帰ってもらう。
で、改めてやりたかったこととは、異性同士の「ペットボトルの関節キス」。
突然の要求に佑斗も恥ずかしくなる。けれどニコラの大根役者にそんな感情もどっかにぶっ飛んでしまった。
けれどそんな行動を取るニコラの真意に気付き……
そして外出を終えて寮の前へ。
モジモジするニコラに向かい、佑斗はついに自分の気持ちを告白。
意表をつかれ、自分から告白するはずだった計画が潰されたと嘆くニコラだったが、佑斗の好意を受け入れて恋人となる。
しかしキスをしようと思った矢先、謎の声が木霊する。見ると、強力な殺意を持った蝙蝠が飛び回っていた。
蝙蝠は佑斗に向かって突進。でも大した恐ろしさもなく軽い身のこなしかわされ哀れ撃沈。
一体何が起こったのかと未だに状況を理解できない佑斗の横で、ニコラはその蝙蝠に必死に声をかけ……
つ【 支援 】
つ【 支援 】
つ【 支援 】
6-3、ご先祖様は大切に
翌日、蝙蝠はリビングで莉音から合成血液のおもてなしを受けていた。
彼の正体はニコラの一族の祖先で、他者に自分の意識を憑依させる「使い魔」という能力者。
自分の本体を既に失っても、別の肉体を使って代々一族を見守ってきた「おじい様」だ。
ちなみにニコラの能力も凄いのかと佑斗は聞いてみるが、彼女の能力は「獣化」。身体能力、感覚神経が脅威的に発達する単純な肉体強化らしい。
「おじい様」は、自分に一声もかけずに勝手に家を飛び出したニコラを血眼になって探していたという。
そこに外部から来訪した吸血鬼の確認という名目で、市長の小夜も登場。
どうやら2人は顔見知りらしいが、その関係は犬猿の中。一体市長は、過去にどんな過ちを犯したのか……
話を戻すと「おじい様」の目的は、ニコラを連れて帰ることだった。
(ちなみに何で今の今までニコラの元に来なかったのか理由を尋ねると、「いくら探してもニコラに似た美少年しか見つからなかった」らしい→全員納得)
小夜は時間稼ぎのために「おじい様」に島の出入りに関する正式な処置を勧め、「おじい様」もニコラの気持ちを整理する時間が必要だとして了承してついていく。
「おじい様」が去った後も、落ち込むニコラ。佑斗と離れたくないと……
(Hシーン1)
7-1、佑斗の意地
翌日、再び「おじい様」がニコラを連れ戻しに来た。
ニコラを守るため、佑斗だけでなく美羽や梓たち寮生も断固として彼女を帰すことに反対する。
そんな彼らに「おじい様」はこのアクア・エデンの危険性を説く。
島は小夜たちによって人間との共存が安定しているが、それはまだ人間からの「大きな反発」を経験してないから。
安全に見えて、実はいつ崩壊してもおかしくない不安定な世界、そんな危険な場所に愛しい子を置くわけにはいかない。
共存による積極的な発展か、隠居による消極的な衰退か。小夜とも思想が合わず、「おじい様」はこの島への偏見を主張し続ける。
頑固なご先祖に、美羽たちはニコラの変化を教える。ある1人の男によって、女の子というアイデンティティを持つようになったと。
皆に促されて「おじい様」に恋人として挨拶する佑斗。反対するかと思いきや、ニコラの男装癖を直したと逆に大喜び。
でもやっぱり連れて帰る気満々で、どうせなら佑斗も一緒に来いとまで言い出した。
中々決着がつかないことに苛立った「おじい様」は超音波の不協和音で実力行使に出て、小夜にも自分の権力を掲げて政府を後ろ盾に強請って来た。
音波攻撃で苦しめられる佑斗たちだが、それでも「楽園にはニコラの夢がある」と訴え、彼女を守ろうと立ち向かう。
そんな彼らに何故自分の命令を拒むのかと問いかけてくる「おじい様」。自分はただ家族を心配しているだけだ。
半ば強硬手段とはいえ、正論に反対する言葉が思いつかない佑斗。しかしある手段を閃く。
すぐさまニコラに梓の血を吸うように指示。言われて自ら首元をさらした梓の血液を摂取させ、彼女の能力を覚醒させる。
無駄な足掻きどころか、行動の意図が理解できない「おじい様」。だがその時点で佑斗の作戦は成功、彼の勝利は確定した。
佑斗は皆に「アクア・エデンのルール」を確認する。吸血鬼の存在の秘匿、労働義務……そして無許可の吸血の禁止。
ルールを破ったニコラは、形式的に保護観察処分として島を出ることを許されない。
佑斗は恋人を敢えて犯罪者にしたてあげるという荒業で、ニコラを守ったのだ。
とうとう佑斗の硬い意思に負けてニコラを諦めた「おじい様」。だったら偶にでも実家に顔を出せとニコラに一声かけて去っていく。
無事ニコラを守れて安心する一同。でも超音波攻撃を受けた全員が生きる屍になって満身創痍……
市長室にて小夜と雑談する「おじい様」。実は佑斗があんな作戦を立てる必要もなく、蝙蝠は途中からニコラを連れて帰る意思が萎えていた。
佑斗を初めとしたニコラの友人たちは、彼女を支えている。彼らにニコラのことを託しても大丈夫だろう。
だがこの都市がいまだ危険なのには変わりない。それをあえて認めた小夜は、蝙蝠に島の発展のための提携を掲げる。
「おじい様」は小夜ではなく、あくまで愛しいニコラのためだという口実でそれに同意。
自分を守り通してくれた佑斗に感謝するニコラ、でも一つ納得がいかない。
昨日の佑斗の「テクニック」が一級フラグ建築士並みにうまかった。もしかして自分以外にも経験があるのか。
でも佑斗は、実物じゃなくて(風紀で押収したりした)映像で勉強しただけだと説明、初めてもこれからもニコラ一筋だと……
(Hシーン2)
8-1、ニコラエピローグ
数ヵ月後、佑斗とニコラは島からの外出許可を得て駅前にいた。
ニコラの家族に挨拶をしに、彼女の故郷へ向かうために。
纏めた荷物を前に、突然不機嫌になったニコラは「忘れ物」があると指摘。
心当たりがなかった佑斗に、彼女は手を差し出す。「ボク」を忘れたらダメだよ。
言われてニコラと手を繋いだ佑斗。でも忘れるわけがないし、この手を離したりしない。
あの蝙蝠じいさんにも打ち勝ったんだ。もう2人を引き離せるものなんてどこにも無いさ……
(ニコラルート完了)
ニコラ乙
支援
つ【 支援 】
<エリナルート>
5-1、悶々、ロシアの白兎
自分の秘密を知っても、親友でいてくれる。
そんな佑斗のことを思うと、エリナは興奮して眠れない。
すると、また妙案を閃いて……
5-2、甘えん坊エリナ
佑斗が目覚めると、独りじゃ寝れなかったというエリナが添い寝していた。
起こしに来た梓に見つからないようにと彼女を布団に隠しても、その中から佑斗の身体に悪戯してくる小悪魔。
さらには夕食時に飛び込むように挨拶したり、食堂では「あーん」をし合おうと甘えてくる。
幾ら人懐っこくてもこれほど積極的な姿は見たことがないと、美羽たちも唖然。
今夜もまたベッドで悶々としていたエリナ。佑斗のことを思えば思うほど眠れない。
しかし突然喉の渇きと、胸の奥の不快感を覚えて……
支援
5-3、イタダキマス
やはり起床した佑斗の目に最初に入るのは、至近距離で寝息をたてるエリナの寝顔。
エリナは忍び込んだのはただ寂しいだけじゃなく、昨日から続く「喉の渇き」が何故か佑斗と一緒にいると消えるからと話す。
彼女は唯一自分の秘密を受け入れてくれた佑斗に依存していた。
軽く佑斗からお咎めを受け、はいはいと部屋を出て行くエリナ。その刹那、また「不快感」が彼女の胸を襲い……
佑斗も何となくエリナの体調不良に勘付いて皆と学校で相談。
美羽たちは、むしろここ最近彼女が慕う佑斗自身の方が解決に導けるんじゃないのかと、彼のコネによる扇の診察を提案してきた。
警戒しながらも佑斗は自らホモに連絡を取り、寮生の女子に僅かな異変があることを念のため伝える。
暫くして、エリナと同じクラスの莉音も佑斗を呼んできた。彼女の目から見ても、エリナの体調悪化は明白になってた。
心配した佑斗は皆に一声かけ、看病のために自分と一緒にエリナを早退させる。
背負って帰る道中、小悪魔の甘えは変わらず、胸を押し付けたり、耳を感じさせたりと悪戯し放題。
しかし急に様子が変わり、まるで佑斗が「美味しそう」と首元に顔を近づけ……
異変を感じた佑斗が呼びかけて正気に戻るが、本人はその前後の記憶を覚えていなかった。
自室まで運んで看病。
ウィルスの弱体化も考慮して、合成血液も摂取(特殊な彼女の場合は小夜から専用血液を直接提供されている)させるが、悪化は治まらない。
遂に意識を失いかけて倒れるエリナ。だがすかさず佑斗が受け止めるが、なんとエリナは佑斗の首に噛み付き、再び吸血してきたではないか。
エリナは即座に我に返るも、自分はこんなことを望んでいなかったと激しく動揺。
それだけ調子が悪かったんだろうと佑斗はフォローするが、彼女の心の混乱が消えることはない。
佑斗がどう言っても、こんな急に吸血をするような友人は怖いだろうし、自分だって不安になる。
一緒にいて欲しい佑斗に嫌われないようにと、エリナは気を引き締めるが……
5-4、兎の内に眠る魔獣
翌日、佑斗たちが居間に集まると高貴に振舞うエリナが出没。
昨日の病気が脳にまで転移したと、混乱する皆で救急車を呼ぼうとするが本人が逆切れ。
曰く、昨日のような心配をさせないよう、これからは自分の生活態度から改善するためらしい。
逆に違和感だらけだから今まで通りでいいと、佑斗に諭されて下ネタモードに戻るが、急にまた苦しみ出して誰にも悟られないようにその場から逃げて……
小夜からの血液パックを補充したいエリナは、佑斗たちの教室に赴きニコラに仕事に遅れるからと一時的な代役を依頼をしてきた。
その彼女が教室を出る瞬間佑斗が声をかけるが、手が触れた途端に過剰な拒絶反応。
驚く佑斗に謝りながら教室を去るエリナ。昨日のことが再発するかもしれないという恐怖が彼女を襲っていた。
これも小夜から合成血液を貰うまでの辛抱だと言い聞かせるも……
佑斗もエリナと一緒に小夜の元に行きたい。その願いが叶ってか、偶然にも主任からの「お遣い」で先日の事件の資料を市長に届けるよう命じられる。
小夜の部屋にやって来て、友だち感覚で図太く挨拶するエリナ(アンナへの態度とは大違い)。
供給の間隔が短くなったことを妙に思う小夜だが、部下に血液を用意させている間エリナと駄弁って時間潰し。
小夜は先日の高野がエリナの能力で捕まり、その流れで佑斗が彼女の体質を知ったことを見抜く。
エリナは口を滑らして佑斗が元人間だったことさえも言ってしまうが、それも認識していた小夜は「それだけ嬉しい相手なんだろう」と大笑い。
小夜の指摘通り、エリナにとって佑斗は自慢したくなるほど特別な存在だった。
だが、エリナは逆にそのことが「怖い」と呟き……
エリナが部屋を去った入れ替わりで佑斗が来室。佑斗は書類を渡した後、気がかりなエリナの秘密を小夜から聞き出す。
元々特殊体質の彼女がここで生活できるのも小夜の待遇があったから、ならばその体質以外の事情も知っているに違いない。
「エリナに笑顔でいて欲しい」という一心の動機を語るが、小夜にその具体性を聞かれて答えが浮かばない佑斗。
そんな彼の様子を気にせず、小夜は「昔話」を語り出す。
かつてのロシアでは、超人を生み出すための吸血鬼用の研究機関が存在した。
エリナはその中の被験者で、両親にも先立たれ、ただただ実験を受ける毎日を送っていた。
幸いなことに研究所の人間は良識人で、別にトラウマになるような虐待があったわけではない。
更に彼らは小夜との交渉であっけなく研究を凍結させ、同胞たちを解放してくれた。
しかしながら特異体質のエリナだけが身寄りも無かったため、小夜は留学生という口実でこの町に引き取っていた。
小夜は語る。今しがたのエリナはこれまで自分にすら見せたことの無いような笑顔をしていた。
自分が彼女をそんな顔にさせた相手であることに自信を持て。
その助言を受けて、佑斗はエリナをもっと大切にしようと奮起。帰宅するなり頭を撫でてあげる。
ところがそれを羨ましく思った莉音も、ニコラの入れ知恵で佑斗に撫でて欲しいと要求してきた。
その光景から嫉妬を感じた途端、またも強い「渇き」の衝動に襲われるエリナ。
急いで部屋に戻り必死に小夜から貰った血液を飲むが、いくら口にしても「渇き」が消えることは無い。
大切な佑斗のために必死に衝動を抑えようとするが、そうやって彼のことを想えば想うほど意識が遠のき……
5-5、獣の中の白兎
とうとう理性も失い、夢遊病のように佑斗の部屋に侵入してきたエリナ。
現状を察した佑斗は、一応はエリナを受け入れるつもりだった。
でもそれは「彼女の意思」を前提にしての話。今のまま血を吸わせたら、また正気に戻ったエリナがパニックを起こすかもしれない。
強い握力で押し倒された佑斗は、必死に呼びかけてエリナを正気に戻す。
やはりヒステリーを起こしたエリナは「佑斗に嫌われたくない」と涙する。
しかし佑斗は「笑顔でいて欲しい」から、今自分の意思が残っている状態で吸って欲しいと説得。
それでも拒むエリナを納得させようと、佑斗は自分の首をカッターで切りつけて「傷の消毒」を頼む。
そんな佑斗の優しさに触れたエリナは決意、傷の消毒なんて言い訳に逃げず堂々と吸血を行う。
泣きながら佑斗の言葉を受け入れるエリナを前に、佑斗は彼女の正体とそれに対する好意を自覚。
彼女の本心は寂しがり屋の「ウサギ」、自分の凶行で大切な佑斗との絆が切れるのではないのかという不安に怯えていた。
元気になったエリナは下ネタ復活。そんな彼女に、佑斗は扇の診察を受けるよう勧める。
こんなにも自分に身を挺してくれる理由をエリナに聞かれ、佑斗は遂に愛する気持ちを告白。
喜びとともに本調子に戻ったエリナは、じゃあ自分の彼氏になったことを後悔させるくらい「いちゃついてやる」と宣言し……
5-6、後悔よりも求めるもの
大好きな佑斗が「親友」から「恋人」になったことにエリナはご満悦。また佑斗のベッドに潜り込んだり、登校中に鼻歌を歌ったり。
その様子に何かを察した美羽は佑斗に近づき、彼女を悲しませないようにと背中を押す。その善意に佑斗も時期が来たら秘密を話すと約束を返す。
食堂に向かう一同の前で、佑斗を呼び出すエリナ。その真意を理解した佑斗は、皆と一時的に別れて人気のない体育倉庫に赴き吸血させる。
処置を済ませて皆の元に合流する2人。血を吸って肌色のいいエリナと、血を吸われて血色の悪い佑斗の様子を不審に思われ……
放課後、エリナの診察のために彼女を引き連れて扇の元へ。数少ない吸血鬼の医者である扇は、吸血鬼の中でも特異な人物を担当していた。
無論、佑斗の主治医になった理由もそれに起因するが、立場状エリナの入国時に簡易検査を担当したのも彼だった。
説明をしようとする佑斗だが、発言を全て変な方向に持っていこうとする扇、話を下世話に煽るエロナのタッグに話が進展しない。
状況を打開しようと、佑斗はエリナとの交際を宣言。それでも扇は「恋人が異性だなんて異常だ」と悲観し続ける。
とりあえず「佑斗の血液にしか衝動が抑えられない」という彼女の症状を説明するが、情報が少なすぎる今は佑斗の血を与え続ける現状維持が精一杯。
するとエリナが、自分がロシアに所属していた頃のデータを参考にしてはどうかと提案してきた。
了承して引き受けてくれた扇。でも佑斗を諦めたわけじゃないと宣戦布告(ダメだこりゃ)。
そんな扇を佑斗はこっそりと呼び、やはり自分の血液が件の原因なのではないのかと相談。
しかし扇は、それも情報が少ないから確証が無いし、いくら悔やんでも過去には戻れない。
大切なのはこれから先のエリナを不安にさせないことだと佑斗にアドバイスする。
そして自室のベットに寝たエリナ。血だけでなく、もっと積極的にアタックしたいが、佑斗の奥手ぶりに焦らされて……
支援
6-1、2人だけの秘密は……
本日も人知れず、物陰に隠れてエリナに血を提供。
戻って来た佑斗の様子を心配するニコラを始め、次第に皆も気に始めて……
6-2、あらぬ誤解を招いて……
またも教室を訪れたふらふらなエリナに誘われ、教室を出て行く佑斗。
そんな2人を見送った美羽たちは、やっぱり2人の関係が気になってしょうがない。
朦朧とした様子で佑斗を求めて帰ってくるとお肌がツヤツヤのエリナ、そして彼女に従って一緒にどこかに向かって精気を失って戻ってくる佑斗……
この条件下で導き出した答えに、ひよ里と梓は困惑。
確証もないし、暫くの間は静観しようとするニコラたちだが、同じような憶測が興奮するクラスの女子たちの間に飛び交っていて……
6-3、とんでもない事になっちゃいました!!
そんな毎日が続いたある日、佑斗もクラスの空気がおかしい事に気付く。
事情を聞こうとクラスメイトに話しかけるが、女子は傍にいたひよ里に佑斗を圧しつけて逃走。
的を向けられたひよ里によると、佑斗とエリナに不純異性交遊、さらに(病院への診察を目撃されて)妊娠疑惑という噂が学院内で飛び交ってるというのだ。
事実無根だと皆に弁解しているところに、また面倒事を起こされたと頭を抱える主任に連行される。
エリナも連れ出されて主任や学院長に無実を主張するが、彼女の秘密に関わる事実までは説明ができない。
結局謹慎命令が下され、2人だけで寮に帰宅させられるが、また何か好からぬ事を閃いたエリナ。
アホの子エロナは、秘密を隠さないといけないのに問題が起きたなら、いっその事その「フジュンイセイコウユウ」を事実にすれば丸く治まると言い出して……
(Hシーン1)
リビングで余韻に浸りながら生まれたままの格好でいた佑斗たち。そんな時、処罰が決まった主任からの連絡が入る。
電話に応答する佑斗だったが、放置されていた欲求不満のエリナは佑斗のイチモツを弄って悪戯。
我慢しながらも変に声を荒げる佑斗に、主任は「念のために偵察に行かせて正解だった」と呟く。聞くと、美羽たち全員を様子を見に寮に向かわせたらしい。
緊急事態に気付いた頃には時既に遅く、全裸で寛いでいた姿を皆の目に焼き付けてしまう(ニコラに庇われた莉音を除く)。
オカンムリの梓の怒鳴り声に、流石の主任も怖気づいて回線を切り……
その頃、小夜に呼ばれて市長室に訪問した扇。
小夜が調べたところ、かつて彼女が解体させたはずの研究所が何者かによって再稼動されていた。
そしてこちら側がエリナに関するデータを要求する動機を不審に思った向こうは、ある「条件」を掲示してきたらしく……
6-4、罰則
翌日、謝罪会のためにリビングに集合。
昨日の光景を記憶した皆の視線の冷たさに腰が引ける佑斗に対し、自分の立場を自覚していないのかエリナはハイテンション。
佑斗は、謝罪とともにエリナとの交際をカミングアウト。理解した皆も(節度さえ守ればと)歓迎してくれた。
(ついでにソファに染まった「初めての血」から、例の不純異性交遊の方は無実だと証明するエロナ)
そして本日は風紀に出勤。
よくよく考えたら2人だけの空間を提供することは謹慎にならないと今更気付いた主任や学院が下した結論は、「ボランティア」。
つまり保護観察も兼ねて、通常業務での労働を義務付けられた。
でもエリナの「病気」を心配する佑斗は、無理を承知でカジノ区での巡回を要望。
しかし主任は信用できる部下だからとあっさり要求に応じ、佑斗は監視役となる同僚のお姉さんに引率されて巡回へ。
すると町中で銃を隠し持つ不審な男を発見。佑斗が職務質問しようとしたら抵抗されたため組み伏せ、小競り合いとなる。
騒動の中、誤解に気付いた女性班員は大慌てで仲裁に入る。
実は銃を持った男は、ロシア大使の護衛に就いていたシークレットサービスだった。
車から顔を出した大使本人も仲裁に入り、互いに穏便に済ませよう言う彼の提案に、佑斗側も早とちりを謝罪することで事なきを得る。
その後、車で佑斗たちがいた場所から離れた大使は、早合点で揉め事を招いた部下に説教。
しかし、その警告に横槍を入れて護衛の失態を口だけで弁護する謎の男性。
大使よりも目上の存在と思しき、この男がアクア・エデンに来た目的とは……
-1、北の国からはるばると
本日は佑斗だけ昼間からの早期出勤。主任が言うには「とある客人の護衛」という小夜直々の命令らしい。
駅前に着くと、佑斗に興奮する扇にそれを制裁する市長。主任に席を外して貰った彼女が、今回のミッションを話し出す。
ロシアが求めたデータ提供の交換条件、それは機関の人間も治療の協力者という形で現地に赴き、そのデータの活用法を確認することだった。
しかしながら、そのエージェントがエリナの情報を悪用しないとは限らない。
小夜の作戦は彼女がロシア研究機関全体の監視、扇がゲストに来る研究者の監視、そして佑斗がエリナの監視をすること。すなわち本当の護衛対象はエリナ。
恋人の危機に畏まる佑斗だが、あくまで用心のためでそれほど警戒する必要は無いと和ます小夜。
そこに(建前上の)護衛対象となる金髪美女のロシア研究員、ソフィーヤ・イヴァーノヴナ・ヂェーヴァ(以下ソーニャ)がやって来て自己紹介。
明るい好人物と思いきや、疑り深い扇と天使のような悪魔の笑顔で相手の懐を探り合い……
ソーニャは早速顔見知りであるエリナの顔を見たいと要求するが、扇たちは患者のメンタルを考慮するという口実でそれを拒否。
自分の要望が一切通じず、ソーニャは不満を顔に出す。
彼女は何かを隠しているのか?
そして佑斗の頭に浮かんだもう1つの問題は、このことをエリナ本人に話すべきかどうか。
事務所で考えていると、班のお姉さんから助言され、恋人同士で隠し事をするのはよくないと決意を固める。
早かった出勤に合わせて早上がりの佑斗は、折角だからとカジノに来店。
エリナのバイト終わりを待つついでに彼女とのゲームに興じ、遊びながら佑斗は件の話題をエリナに教える。
聞いた本人も大方の予想がついていたようだが、別に困ることじゃないと答える。
佑斗は芯の強い彼女に関心するが、その言葉にエリナは拗ねてしまう。
実は彼女が平常心でいられるのは、佑斗自身が投げかけた(口説いた?)1つ1つの言葉を胸に秘めていたから。
エリナへの想いが常識化してそれらを忘却していた佑斗は謝るが、エリナは許すかどうかを勝負に持ち込み、結局圧勝。
しかしエリナはその見返りを後でしてもらうと言って佑斗を待たせ、退勤時間になるとバニーのまま彼を人のいない時間帯のプール施設に連れ込み……
(Hシーン2)
7-2、ヤ・リュブリュー
佑斗が起きるとまた添い寝していたエリナ。
恋人と寝ることに幸福を感じていた佑斗だったが、その彼女の下品な寝言で雰囲気が全てぶち壊し。
そして今日は2人の謹慎が解除される日。ニコラたちが本日の予定を聞いてくるが、2人は病院に直行するつもりだった。
というのも例のロシア人の対策を扇と一緒に練っていたら、エリナが実際に自分が本人に会って信用するに値するかどうか確認すればいいと提案したからである。
外出する2人を見送る寮生。しかし以前の不純異性交遊の噂が頭から離れなかった美羽は、今度は2人が病院に通うような理由を皆と一緒に勘繰り始めて……
病院に着くと、エリナに会わせろと一点張りのソーニャと必死に誤魔化そうとする扇が口論になっていた。
その声の主を察知してエリナが病室に入ると、再会を喜ぶ彼女とソーニャ。
実はソーニャはエリナが実験体にされていた頃に付き添っていた研究員。
でも研究員らしからぬ世話好きで、様々な娯楽をエリナに教えて伴に遊び、彼女に心を開かれ慕われていた姉のような存在だった。
意外な展開に呆ける扇、どうやらエリナの身体を悪用されると警戒していた彼のように、ソーニャもエリナが監禁されてなにか酷い事をされてないかと心配していたのだ。
お互いの誤解が解けたことで和解する医者と研究者、エリナの為にソーニャは改めて協力を約束してくれた。
そして佑斗もエリナの交際を宣言し、エリナの幸せを喜ぶソーニャだったが、では何故データを求めたのかという疑問を投げかけたため、扇たちが本題に入る。
彼女に起きた異変は「佑斗無しでは生きていけない身体になってしまったこと」(間違っちゃいないんだが……)。
早速採血されるエリナは、ソーニャに佑斗の好意を確認されて笑顔で即答する、「ヤ・リュブリュー!!」(大好き)。
しかしエリナの血液を調べた扇たちは、予想以上の深刻な事態に驚愕する。
提供された資料に記された本来のそれに比べ、現在の彼女に宿るヴァンパイアウィルスそのものが全く別のものに変質していたのだ。
何かの根拠が無ければ、こんな突然変異なんて発生しないはず。
扇が表情を曇らせたのを察知したソーニャは、他に隠し事をしていないのかと追及してくる。
迫られた扇は佑斗と確認を取り、佑斗もソーニャに「エリナを裏切らない」という絶対の約束を交わして自分の秘密を明かす。
それまで内緒にされていて何の話か分からず困惑するエリナにも、佑斗は複数の能力を所有する「ライカンスロープ」の特徴を持っていることを暴露。
ところが研究の一環で過去にライカンスロープのデータも閲覧したというソーニャの見解から、「らしきもの」ではなく「ライカンスロープ」そのものであることが確定してしまった。
ショックを受ける佑斗だが、ソーニャはライカンスロープの「吸血鬼喰い」は単なる比喩で実際に同族を食べるのは迷信であると説明し、佑斗を元気付ける(詳細は別ルートにて)。
必然的に導き出された答えは、やはり佑斗の血液を摂取したエリナの肉体が、そのイレギュラーな成分に汚染され変異したという事である。
佑斗はエリナが自身の身に起こった異常に混乱しているのかと思ったが、当の本人は自分がユート色に染まっているという超前向きな思想に至る。
またラブラブの2人を目を丸くして眺めるソーニャと、嫉妬の視線を向ける扇で……
その頃佑斗たちの知らないところで、ある男が上層部に報告していた。本来自分に課せられたソーニャの件はどうでもいい、しかしながらそれ以上の朗報を手に入れたと……
帰り道、親友のソーニャと再会したエリナは大喜び。でもその仲良し度にちょっと嫉妬する佑斗。
だったらもっと親密になろうとエリナは愛称で呼ぶことを提案し、佑斗にユーとニックネームをつけてみる(ちなみに言い出したエリナ本人の方は恥ずかしいからとエリナのまま)。
エリナが自分に好意を寄せるのは嬉しいが、それでもまだ不安が残る佑斗。自分がライカンスロープだと認識しても、本当に怖くはないのか。
すると自分の愛を証明すると宣言したエリナは、帰ってしばらくすると自分の部屋に佑斗を呼び出し……
(Hシーン3)
支援
その後、食事のためリビングに集合すると、何故か深刻な顔をした皆に囲まれ、その代表者である梓から大金の入った封筒を渡される。
即座にエリナを呼んで緊急小会議。皆の様子がおかしいが、これってもしかして……
状況を把握した佑斗は、皆にエリナは妊娠なんかしていないと説得。
でも誤解とはいえ2人のために尽くしてくれた皆に感謝。エリナも皆の期待に応えようと「ガンガン中出ししようぜ!」(←ダメじゃん)。
病室での扇とソーニャの会話。ロシアの超人研究所が再結成されたのは、国の軍事目的のため。
研究機関にとって希少価値のあるライカンスロープは、彼らの兵力を飛躍的に向上させる貴重な存在。
つまりもしも佑斗の正体が露見したら、エリナよりも彼の方が危険となるだろう。
そんな最悪な憶測は、彼らの気付かぬ内に静かに現実となっており……
8-1、検査と忍び寄る陰謀
ここ最近事件とも遭遇せず平和な日常に、風紀の仕事も滞りなく終了。
美羽と梓は鈍った腕を直そうと気晴らしに訓練に行くが、佑斗は病院に行くために誘いを拒否。
またエリナの検査。今回は対照実験のために彼女の吸血行動の前後の血液を採取する。
検査中、ソーニャが「血液だけでは反応しないのか」という疑問を抱いたため、佑斗は頭の片隅に置いて今度機会があれば実践してみると約束。
そんな中、突然気分が悪くなったエリナ。心配する佑斗たちだが、扇は電気系の彼女の身体が院内の医療機器から発する電磁波を過剰に感知していると分析。
対処法として外に出ると扇の理論通りエリナも回復し、そのまま扇たちと別れることに。
すぐに帰宅することに不満なエリナ、すると佑斗は明日の休暇に2人でデートをしようと提案する。
そして折角だからと更なる「チャレンジ」。互いの存在のありがたみを実感できるようデート本番までの「触れ合い」を禁止してみる。
当初は明日のデートにテンションが上がっていた2人だったが、どちらも人肌恋しくて悶々として眠れず……
8-2、初デート!!そして……
翌日、昨日の約束から互いの身体に触れられないと激しく葛藤する2人。
そんなバカップルの異様な光景に皆は冷たい視線を向けるので、事情を説明する。そして今日はエリナとの初デート。
すると今度は、あれだけ淫乱な関係になっておいて今頃デートかと佑斗の甲斐性無しを責められる始末。
折角だからもう行って来いとばかりに、皆に半ば追い出される形で見送られる。
ショッピングモールで軽食、そして漸く手を繋いでいろいろと周る2人。
そしてエリナが行きたいとおねだりするお店に行ってみると、そこは「(オトナの)おもちゃ屋さん」。
目を輝かせて陳列する品で遊ぶエリナに、お店の人に注意される恥ずかしさに顔を手で覆い隠す佑斗。
そんな異世界から脱出し、今度は2人だけの空間が欲しいと思った両者は、同時に観覧車を思いつく。
そして乗車したエリナは、以前にソーニャが口にした「血以外の体液」の反応を試すと言い出して……
(Hシーン4)
観覧車から降りて歩み出す佑斗だったが、その前後で同じ場所に立つ不審な人影に気付く。
単なる思い過ごしだと信じながら、佑斗は扇に血液以外(精液)では効果が無いこと、何者かに監視されてる可能性があることを連絡。
とりあえず怪しい人物に悟られないようにと扇から指示を受け、エリナとともに歩いて離脱する。
一方、今の佑斗の連絡と先日のエリナの不調から何かに気付いた扇は、来室したソーニャに命令、テレビの歌番組を大音量で流す(♪歌えない鳥は〜空高く〜大きく〜舞い上がる〜)。
その騒音に紛れて扇は病室から盗聴器を発見。どうやらロシアの連中がソーニャを餌に、彼らの周囲を監視していたようだ。
ということは、もう既に奴らは……
市長室で事務作業をしていた小夜とアンナの下に、主任と扇から同時に電話が入った。
切羽詰った彼らの緊急伝達はどちらも六連佑斗に関する一大事。一体、何か起こったのか……
エリナとともに帰ろうとしていた佑斗は、唐突に現れた警察に職務質問される。
様子がおかしいことに警戒していると、その仲間たちが突然現れて取り囲んだ。なんと佑斗にロシア大使の暗殺未遂の疑いがかけられたというのだ。
エリナの機転で包囲網を破った佑斗は、彼女の手を引っ張ってその場から逃走する。
佑斗の濡れ衣を知らされた小夜は警察本部に抗議。しかし警察に代わって、彼らを指揮するロシア人が応答した。
彼の名はイヴァン・ニコラエヴィチ・アドロフ。
ロシアの暗部である彼は、たった1人の市長ごときの言葉に耳を貸さず、彼女直属の風紀班の介入の余地も無いと拒み電話を切ってしまう。
何としても佑斗の身の潔白を証明しようと、小夜はアンナに指示を出し……
一方、風紀班でも不測の事態に混乱していた。佑斗が国のお偉いさんを襲ったなんて信じられない梓たち。
どうやら先日の罰則時にロシア大使と一悶着あった監視カメラの映像を利用して、彼の冤罪がでっちあげられたらしい。
心配になった美羽たちは職務放棄、主任に断りを入れて佑斗を探し出す。そして主任も「治安維持をしないとな」と言いながら別ルートで動き始め……
何とか倉庫まで逃げ切った佑斗たちは、自分たちに置かれた現状を把握する。
そこに小夜たちからの電話。佑斗の予想通りロシア側が攻めに出たようだが、その捕獲対象はエリナではなくライカンスロープである自分自身であることを聞かされる。
そして警察を裏で操るはアドロフという男。状況を打開するには、彼を止めるしか手が無い。
とにかく今は何とか逃げ切れと警告し、小夜は通話を切る。
その頃のアレキサンド。
突然店を早仕舞いする淡路を疑問に思う莉音とひよ里だったが、彼女が盗聴する警察の通信から佑斗が追われていることを知らされる。
そこに駆け込んだ美羽と梓、2人に連れられて莉音たちも佑斗を探しに店を出る。
その入れ替わりで淡路の元に主任から電話が入り、もう状況を理解しているんだろうと、とある頼み事をされて……
8-3、「友」として……
佑斗たちは遂に行き場を失うが、風紀の仕事と偽る美羽たちが警察を退き、漸く彼女たち保護される。
誰にも見つからない場所に移動して、心配していた皆に謝る佑斗。けれど美羽が怒っていたのはそんな理由じゃなかった。
それだけ困っていたのに、どうして自分たちに頼らないのか、自分たちの力は信用に値しないのか。
その憤る気持ちは梓たちも同じだった。
彼女たちの言葉に心を打たれた佑斗は、このままでは親友を利用しているだけという後ろめたさから、自分たちの正体を語る決意をする。
握ってきたエリナの手の温もりに勇気を貰った佑斗は、自分がライカンスロープであることを告白。
そのことは前に誤解という形で終結したはずだと弁護する美羽の言葉に感謝しつつ、もう証明されてしまったと続ける。
そしてエリナも佑斗の勇気につられて、自分が吸血鬼の血を吸う変異種であることを吐露。
それを聞いた美羽はさらに憤る。そんな秘密を教えられたところで、自分たちの想いが消えると思ったのか。
親友に囲まれた佑斗は、改めて自分たちを助けて欲しいと懇願。
どうすればいいか話し合っていると、佑斗は敵への苛立ちがこみ上げ、ある「作戦」を思いつく。しかしリスクが大きい。
佑斗はそんな危険な賭けにエリナを巻き込むべきかと不安になり、本当に一緒にい続ける気なのかと彼女に確認。
すると今度はエリナも怒り出した。今まで怯えて隠していた自分の秘密を話せるようになったのは、佑斗の存在があったから。
佑斗は自分にとっての希望の光、幸せそのものだ。そんな彼と離れるという選択肢を選ぶつもりは微塵もない。
説得された佑斗は、エリナとの絆をさらに強める。
佑斗からの電話で「作戦」を聞かされた小夜は動揺する。しかし彼の気迫に圧され、案を受け入れて助力することに。
彼女は扇に大使の診断書の調査を命じ、ソーニャには別の頼みがあると……
ああ
8-4、反撃開始
アレキサンドでは、現在の警察の動向を盗聴しつつ、主任と淡路が例のVTRの矛盾点を探していた。
淡路の分析によると、銃声が後から追加された細工であることが判明。
進展したと思った矢先、遂に佑斗を発見したという通信が入る。
ところが、その後の警察の通信網が次々と混乱。彼らの小隊1つ1つの連絡が途絶えていく。
もしかして佑斗たちが反撃に出たのか?
初めての共同作業(警察の公務執行妨害)を喜ぶエリナの横で、佑斗は気を失った警察から通信機を拝借。アドロフに連絡し、話し合いでの交渉を提案する。
佑斗の指示通りにカジノを訪れたアドロフは、佑斗の向かいの席に座る。
自分の陰謀を論破されても意に返さないアドロフ。
佑斗の弱みに付け込むとばかりに、その特異性が自分や周囲に迷惑な存在であると述べ、自分の元に来るよう勧めて来た。
そんな言葉を信用できない佑斗は近くのバニーに頼んでポーカーに興じ、勝敗でアドロフの言葉を信用するか否かを賭ける。
だがそんな要求を受け入れる相手ではなく、指揮下の警察たちを召喚して佑斗を包囲する。
追い詰められた佑斗、しかしそれこそ彼の計画通りだった。
実はカードを配ってたバニーはエリナ。彼女の高圧電流で、停電とともにアドロフの意識を奪う。
電気が復旧して再び佑斗を捕獲しようとする警察隊だったが、カジノの客に紛れた莉音とひよ里に爆弾が仕掛けられたと混乱を煽られ、逃げようとする群衆に行く手を阻まれる。
そして警官はターゲットとともにアドロフが忽然と姿を消したことに気付き……
佑斗たちはニコラの協力で、気を失ったアドロフの巨体を隠して裏方から運び出す。
いきなりライカンスロープやら誘拐の助太刀やら、冷静ながら思考が追いつかないというニコラ。
騒動が終わったら、説明ぐらいしてくれよと佑斗と約束する。
外で梓と合流し、彼女たちが用意してくれた車にアドルフと扇からの「贈り物」を積める。
美羽が風紀班としてカジノに閉じ込められた警察たちの注意を引いている隙に、皆に想いを託された佑斗はその場を走り去る。
そして市長室に集まった大人たちも、映像や診断書の矛盾点を見つけ、佑斗の冤罪になる証拠を集めていた。
いよいよ佳境に迫った中、小夜は誰かによる「幕引き」が必要だと呟き……
8-5、プロッシャイチェ〜永遠にさよなら〜
目を覚ましたアドロフに、佑斗は銃口を向ける。
エリナとの愛を守り通すには彼を、そしてその後もやって来るであろうロシアの刺客を排除し続けるしかない。
命の危機を感じたアドロフだったが、そこに小夜が割り込んで制止。他の解決策があると言って佑斗を説得し、銃を取り上げる。
銃を手にした小夜は、佑斗、エリナ、そしてアドロフを引きつれ、島の端まで移動。
あれ以外のどんな解決方法があるのかと佑斗は小夜に問うが、なんと彼女は手にした銃で佑斗に狙いを定めた。
彼を守り続けたらロシアからの刺客は未来永劫アクア・エデンに干渉し、引き渡してもそれはエデンに住む吸血鬼たちを守るという信頼を裏切ることになる。
思い悩んだ小夜が導き出した答えは、佑斗そのものを抹殺すること。
小夜はエリナだけはこっちに来るよう命令するが、佑斗の傍から離れたくないと叫んで拒否される。
ならばせめてもの慈悲だと佑斗とともに処刑を決断。
銃弾が直撃した佑斗はバランスを崩し、その身体にエリナはしがみ付く。哀れ吸血鬼の弱点とされる海へと落下。
呆けて見ていたアドルフに、小夜はせめてもの手土産だと、撃たれた佑斗が流した「血」を回収させる。
こうして市長小夜により、尊い2人の吸血鬼の存在が島から消されて……
8-6、♪大・成・功♪
本土に住む少年・倉端直太の家に、親友から電話が入った。
その相手は、彼女連れで居候させて欲しいという突拍子も無い要求をしてきて……
その少し前の市長室。
介抱されたアドロフは、小夜と軽く会話を交わした後、部屋を後にする。
アドロフが去って2人きりになった扇は、小夜に確認する。本当に佑斗を撃ってしまったのか。
すんなりと認める小夜……ところが、堪えることができずに大笑いして銃を乱射。
実はそれこそが佑斗が仕組んだ本当の「作戦」。
小夜に殺される一部始終をアドロフに見せ付けることで、彼を証人にしてロシア機関のブラックリストから佑斗の存在を削除させることが目的だった。
そして彼が持ち帰った「血液」も扇が用意した「贈り物」。エリナから採取した血液に細工を施した「ライカンスロープの紛い物」である血糊である。
お主も悪よのう。いえいえお代官様ほどではと成功に歓喜に至る2人。
そして当の佑斗たちは、今頃は「彼女」が拾っているはずだと……
つ【 支援 】
つ【 支援 】
つ【 支援 】
つ【 支援 】
つ【 支援 】
>>880-882 ………という事はリク出ていたから大丈夫と思っていた作品も、再度リクエストする必要がある訳か。
8-7、さらば!アクア・エデン!!
真夜中の海をボートで散策し、必死に信号を送り続けていたソーニャ。
心配していた彼女の横から、突然エリナが顔を出した。
佑斗が小夜に撃たれた時。
→能力をフルに使って小夜の銃弾を防御(同時に血糊を巻く)
→さらに海に落ちたと見せかけて海面スレスレでバリアを貼って空中を移動
→エリナの感知能力で信号を送るソーニャと合流することができた。
ボートに乗り、寄り添って事件を振り返る佑斗たち。
皆にはいろいろと迷惑をかけた。とくにニコラには約束通り説明もしないといけないな。
そんな島への未練が残る佑斗にエリナが話しかける。
今まで自分は佑斗だけいればそれでいいと思っていたが、実際はそうではない。
大好きな佑斗がいて、美羽がいて、梓、莉音、ニコラ、皆と一緒にいる場所が本当の幸せだ。
ほとぼりが冷めたら島に戻るつもりだが、長く待たせて皆の気持ちが変わらないかと言う不安もある。でもきっと変わるはずがないだろう。
ボートを運転するソーニャの後ろで、またイチャイチャする佑斗たち。
下ネタエロナのトークに場が荒れる中、佑斗たちは誓う。必ずまた帰ってくると。
いつか皆と再会できるその日が来るまで、さらばアクア・エデン……
リクエスト
つ【 ‘&’-空の向こうで咲きますように 】
リクエスト
つ【 SHINY DAYS 】
リクエスト
つ【 ものべの -MONOBENO- 】
つ【 支援 】
つ【 支援 】
9-1、エリナエピローグ1
半年後。
寮、病院、アレキサンド、市長室。2人と絆で結ばれた皆は、彼らがいないことに虚無感を抱いていた。
佑斗たちを待ち続ける心は、今でも風化せずに残っていたのだ。
そしてソーニャは、遂にエリナの治療薬を開発。さらに副次的に新たな特効薬ができたと扇に進言して医学の進歩を喜び合う。
それでも帰ってこない2人を淋しく思っていた皆。その様子に淡路や小夜はもしかして知らなかったのかとふとした事実を話し、知らされた美羽たちは驚愕の声をあげる。
実は彼らが帰ってくるのが今日その日だった。佑斗は初めてアクア・エデンを訪れた時のように、海を臨むモノレールに乗車していた。
逃亡生活を懐かしむ佑斗。亡命した直後は直太の家に住み着いていたが、嫉妬する彼に追い出されてホテルを転々としてやり繰りしていた。
勿論、今から戻るアクア・エデンもエリナとの楽しい思い出が一杯だが、何故か振り返るとエリナとのドロドロでエッチな記憶しか思い出せない。
島に戻ったら、改めてデートしてもっとマシな思い出を作ろう。いや、その前に皆に挨拶しよう。
そしてモノレールが終着駅に到着し……
9-2、エリナエピローグ2
駅から出ると、そこは変わらない町並み。
とりあえず寮に向かおうとしたら、複数の影に行く手を阻まれる。
今さっき佑斗たちの凱旋を知らされて、大急ぎで駆けつけた美羽たちだった。
永らく待たせたことに怒ったり、再会にそれほど感動することはない。生きて無事に会えると信じていた美羽たちは以前と同じ気持ちで接する。
それこそがいつも通りの風景、自分たちの親友、変わらない心。
彼女たちを前に、佑斗は本当に帰ってきたと実感して歓喜する。
改めて2人の帰りを祝って迎える皆。
おかえりなさい。
ただいま。
そしてエロナは最後の最後に、2人の逃避行での淫靡な思い出を語り始め……
(エリナルート完)
<各ヒロインAfter Story>
美羽 After Story、セイゾンセンリャクってなぁに?
あのテロ騒動でユカのハートを射抜いてしまった佑斗。
来る日も来る日も、母親に吹き込まれたアプローチ(本人は自覚どころか意味を理解していない)を受けて苛まされていた。
呆れた皆は触らぬ神に祟りなしと修羅場を放置して学院へ。それに混ざる美羽は、冷血な視線を向ける。
何とか解決しようと、佑斗はユカちゃんに自分には矢来美羽という恋人がいることを教え、気の毒に思いながらもその恋路を諦めてもらう。
放課後を迎えた美羽は、授業が終わるや否や佑斗を無視して帰っていく。
同情した皆も、丁度本日は2人だけ欠勤だからこれから寮でじっくり話し合えとアドバイス。
言う通り寮に戻ると、美羽は部屋に篭もっていた。
必死に謝るが、ではその証拠を見せろと言い放つ美羽にベッドに束縛され……
(Hシーン)
そして翌日も、学習能力がなく(といっても自覚すらしてないが)再度アプローチするユカ。唯今、母に言われた「リャクダツアイ」に挑戦中。
エンドレスな修羅場に陥った佑斗の叫び声は、誰の耳にも届かず……
(美羽 After Story完)
ドラクリの人乙です
梓 After Story、一字違いで一・大・事!!
主任が去った新体制の風紀班では、メンバーの成績を掲示板で公表するようになっていた。
実力No.1の吸血鬼美羽に対し、縁の下の力持ちの梓は表立った成果もなく順位外。
エリート美羽に闘争心を燃やした梓は、佑斗に勧められて事件資料を漁り、とある強盗事件に興味を持つ。
早速現場に駆けつけると、同じ事件を追っていた美羽たちと遭遇。
吸血鬼になんか負けないぞと、好敵手に宣戦布告する梓。
早速彼女は、寮でエリナに情報収集。
広げてこじ開ける「パール(真珠)のようなもの」が何か心当たりはないか?
それを聞いたエリナは、梓に「パールのようなもの」を使用メモと一緒に貸し出す(何故持っていたし)。
梓は早速部屋に籠って道具を調べるが、初めて見る品に使い方が思い浮かばない。
参考としてエリナのメモを見ると、その用途が性玩具だったと知らされて絶叫。
しかし具体的な使用法までは書いておらず、自分の股間に挿れて弄って検証。
夢中になって次第に快感を覚えてきたところに、いつの間にかまた佑斗が見ていた。そしてそれは「後ろの穴」に入れるものだと説明され……
(Hシーン)
久々に佑斗と楽しんで梓はご機嫌。ちなみに梓が吸血鬼たちに囲まれても感染しないのは、狩人の里で育って免疫が付いているからだそうな。
幸せ気分に浸っていた梓だったが、当初の目的を思い出して叫び出す。
ところが佑斗によると、美羽によって即逮捕されたらしい。「バール(工具)のようなもの」を使って犯行に及んだ強盗犯が……
ようやく誤解に気付いて、恥ずかしがりながらエリナに道具を返却する梓。しかしエリナは佑斗に使うとどうなるんだろうと言い出した。
少し考えた梓は返却を延長。そして佑斗の部屋の扉を開けて……
(梓 After Story完)
莉音 After Story、筒抜けの欲望
2人が「人造ライカンスロープ」から人間に戻って暫くした頃。
今日は皆がまだ帰って来ず、寮では莉音と2人きり。
好きな人と一緒にいることに互いにニヤケテしまう両者。
どっちがニヤニヤしているのかと言い合い、以前記憶をリンクしたことで得た羞恥心まみれの記憶フォルダを使って相手に精神攻撃。
とくにあの「最後の吸血」で性的な知識も得た莉音は、以前自覚せずに言った自分の発言を今頃後悔して大ダメージ(3-1参照)。
これ以上は不毛の戦いだと、佑斗はアホらしい痛み分けを終了させる。
しかし「記憶」について何かが気になっていた莉音。
温厚な佑斗に促された彼女は、「佑斗が普段から自分の身体であんなエッチな妄想をしているのか」と質問。
言われて光速の速さで謝る佑斗だったが、「一緒に風呂に入る」という欲望なら今日叶えてあげれそうと言ってきて……
(Hシーン)
その後帰宅したエリナに目撃され、寮内で梓の法廷に立たされる佑斗たち。
カップルだからしかたないという皆の(やや諦めの入った)弁護に便乗してテンションがあがると、また寮長の逆鱗に触れてしまい……
(莉音 After Story完)
ニコラ After Story、迷子の迷子の……
放課後になり、手を繋ぎ教室を去る佑斗とニコラ。それを見送っていろいろ興奮するクラスの女子たち。
そんな光景を見ていた美羽と梓は疑問を話し合う。そういえば自分たち以外にニコラの正体を知る人はいたっけ?
そんな誤解も知らず、一緒に帰り道を歩く2人。
相変わらず学院で男装するニコラは、佑斗以外の男性にあの恥ずかしいスカート姿を見せたくないらしい。
そんな話をしていると、道の片隅にいた捨て猫を発見。
相談のためにアレキサンドを訪問し、ひよ里と一緒に可愛い猫と戯れる。その様子にニコラはヤキモチを妬いてしまう。
情報網を持つ淡路に飼い主探しを依頼し、正式に飼ってくれる人が見つかるまで佑斗が寮で面倒を見ることに。
寮生の皆も愛くるしい猫に釘付け、寮則を主張する梓もその愛嬌には敵わない。
とりあえず、拾ってきた佑斗自身が責任を持って世話をすることになるが、やはり猫に佑斗を取られて不機嫌のニコラ。
佑斗がひと眠りすると、あっさりと飼い主が見つかったという連絡が入り、淡路に猫を引き渡す。
猫を手放してどこか物寂しい佑斗。そんな彼を心配するニコラを見たエロナが、また良からぬことをけしかける。
そして佑斗の部屋に、金髪の「猫」が迷い込み……
(Hシーン)
また翌日の放課後。昨日みたいに「一緒に寝たい」と言うニコラのオネダリを了承する佑斗。
それに呼応して教室がざわめき、漸く自分たちが誤解されていたことに気付く。
佑斗の必死の弁解も聞いてもらえず、ニコラ自身もこのまま誤解されてたら浮気の心配もないだろうと放棄。
とあるライカンスロープの受難はまだまだ続きそうで……
(ニコラ After Story完)
エリナ After Story、♪ド・ド・ドラクリオ
佑斗とのセックスが倦怠期を向かえ、さらに梓に寮内Hを禁止されて鬱になったエリナ。
アレキサンドでひよ里と淡路に相談するが、端から見ればリア充の惚気話にしか聞こえない。
意外と変態な佑斗の気を惹くにはどうすればいいか。
そんな密会を察知したのか、寮で急に悪寒が走った佑斗。
異変に気付いたニコラは、またあんな事件は懲り懲りだと不安に駆られる。
淡路が提案するアブノーマルプレイはほぼ実証済み。マンネリ化したエリナに人生の先輩も手の施しようが無い。
では今度は矛先をひよ里に変えて問い詰めるエリナ。純情な彼女は質問を向けられてしどろもどろ。
そんな彼女が抱いていた「恋人を作ったら一緒にしたい」という願望は、お風呂に入ること。
それを聞いた淡路は、妙案を思いつき……
治まるどころか悪寒が悪化した佑斗の元に、エリナから呼び出しメールが届く。
寮を出て行く姿を見て、ニコラは佑斗の悪寒の正体を察して肩を竦める。やれやれ人騒がせな……
そして佑斗は、合流したエリナに連れられて……
(Hシーン)
(エリナ After Story完)
……以上で「DRACU-RIOT」の全シナリオを終了します。一ヶ月近くのご支援、ありがとうございました。
と言っても、長文で後になってからいくつかの誤字に気づいたため、暫くは訂正投稿をしようと思います。
また878の方。「sage」の使用法を教えて下さってありがとうございます。
お疲れ様でしたー!
と思ったら早速訂正箇所を見つけたので修正。
896
ニコラルート完了→ニコラルート完
911
-1→7-1
乙です!
ニコラは男装だったのか
一番嫌いなタイプのヒロインだ
>>942 乙!
ヘタするとラノベの半分ぐらいの分量だな。
だがしかし!!!これだけ書いても肝心な部分をあえて伏せてるとゆうことは、やっぱ買いに行くしかないのか
核心に迫らずにこの量ってんだから、
本編はどれだけボリュームあるんだよ・・・
>>916 かなりマニアックなネタだが、この歌知ってる人少ないだろ
投稿予告
SQUEEZ「炎の孕ませ」シリーズ新作発表を記念し、
過去の「炎の孕ませ」シリーズ(転校生、人生、同級生、どっぷり中出し、身体測定、俺の嫁)
の全作品の導入部ならびにエンディングのまとめを近日中に投稿することを予定
>>928 >リク出ていたから大丈夫と思っていた作品も、再度リクエストする必要がある
マジ、変酋長仕事しろ。
>>949 乙であります。
楽しみに待っています。
あっという間に出来上がった。
孕ませシリーズ投下してもいいかなー?
ノリよく「いいともー!」と返して欲しかったけど、そううまくいかないか。
まいいや。じゃあまず「転校生」から。
(プロローグ)
世界征服を夢見る主人公、田神辰也は「支配者は女性を侍らせている」という結論に達し、
世界中の女性を妊娠させるという目標を持つ。
だが、手当たり次第にやるのは不可能と、まずは学園のクラスの女子生徒を落とすことを決意、
男子生徒が少ない白樺学園への転校を果たすのであった。
果たして彼は、幼なじみの「水無瀬さやか」を含むこのクラスの女子全員を落とすことはできるのか?
(全員孕ませエンド)
40日間にわたる取り組みの結果、全員を孕ませることに成功した辰也。
卒業式の日、おなかが膨らんでピチピチの制服姿は圧巻である。
だが、彼にとってこれは大きな野望の第1歩にすぎない。
これからのさらなる野望に向けて、彼は奮起するのであった。
(全員攻略エンド)
40日間にわたる取り組みで、全員を下僕化することには成功した辰也。
だが、全員を孕ませることはならなかった。
こんなことすらできないようでは到底世界征服など難しいが、幸いにして進学先の大学もほぼ全員が女学生。
さやかも同じ大学に進学することが決まっており、さやかとともに更なる野望推進を目指すのであった。
(さやかエンド)
クラスの女子を次々に落としていく辰也だったが、幼なじみのさやかだけは落とせないでいた。
さやかに対して恋愛感情を抱き始めていたのである。
そしてある日、放課後の美術室にさやかを呼び出した辰也は、さやかに対する想いを告白。
さやかもこれを受け入れ、二人は恋人同士となるのだった。
その後、卒業した二人は同棲生活を始めていた。そして、いつしかさやかは辰也の子供を身ごもった。
ラブラブな毎日を送る二人。辰也は、世界征服などと言う野望は捨て、さやかと幸せな毎日を送るのであった。
続いて「人生」
(プロローグ)
何の変哲もないサラリーマンの主人公、田神辰也は、幼なじみにして恋人の藤沢葵に呼び出される。
いよいよ結婚話かと期待する辰也だったが、葵の口から出てきたのはその逆の別れ話であった。
こうして結婚を誓いあうほどだった恋人に振られた辰也は、自宅で義妹のふみかに愚痴をこぼし、
気分転換にドライブに出かけることにしたが、ここで事故を起こす。
踏んだり蹴ったりだと思う辰也だったが、気付いた時には意識はそのままに初学生時代に戻っていた。
しかしこれをチャンスだと考えた辰也は、以前のようなくだらない人生を放棄し、
自分の思い描くように人生をやり直すことを決心するのであった。
(ハーレムエンド)
葵とふみかを含め、初学生、修学生の時代で出会った述べ11名の女性を孕ませることに成功した辰也
しかも全員エッチが大好きになってしまったため、毎日が12Pの乱交状態になったのであった。
(葵エンド)
修学生時代、葵と積極的にかかわりを持っていた辰也。いつしか大人になっていた。
そしてある時、喫茶店に葵を呼び出す。ここは、前の人生で葵に振られた苦い思い出の場所である。
そして今度は辰也の方から話を切り出す。もちろん内容はプロポーズである。
これを受け、大喜びの葵。辰也は、ようやく人生が正しい道に戻ったと思うのであった。
そして、籍を入れた二人はラブラブ度を加速させ、幸せに暮らすのであった。
(ふみかエンド)
ふみかと親しくする中、辰也の父親とふみかの母親君枝が再婚を果たす。それによりふみかは義妹となった。
だが、それでも恋人関係と言う気持ちは変わらない。二人は仲良く暮らしていくのであった。
(葵&ふみかエンド)
大事な二人の幼なじみと仲良くしていた辰也だったが、ある日突然二人に呼び出される。
そして、「二人のうちどちらが恋人なのか」と詰め寄られたのだ。
しかしこれは簡単に決められる話ではない。悩み続ける辰也は、結局「選べない」との結論を出す。
一瞬呆れる二人だったが、それもありだと、3人一緒に歩むことにするのだった。
「同級生」 2レスに分かれるよ
(プロローグ)
父親の海外転勤に同行せず、学園の寮に入ることとなった主人公、加我見和也。
だがこの学園には男子寮は存在せず、女子寮に同居することに。
訪問早々、クラスメイトの奈々宮あかねの裸姿を目撃してしまい吹っ飛ばされるも、
同じく寮生でクラスメイトの北守千尋、海老原舞、ミーシャの同意もあり、和也はこの寮で暮らすことが正式決定。
和也は新しい生活を始めることとなる。
こうして引っ越しを経つつもクラスメイトとの日常を送る和也だったが、
身体検査の日にクラスメイト達の健やかに育った体を見て性欲が沸き立ち、
従兄弟(転校生の主人公)の伝説を思い出した和也は、自分も従兄弟のようにクラス全員をものにしようと考えるのだった。
(バットエンド・・・という名の明日香エンド)
40日にわたって挑戦してきたが、結局全員の攻略はならなかった。
これからは普通に暮らそう。そう考えた矢先、父親から「海外に来い」と呼び出される。
援助も打ち切ると兵糧攻めをされてはどうにもならぬと、和也は泣く泣く転校する羽目に。
翌朝誰にも言わずに空港に向かった和也だったが、ここで聞きなれた声が。幼なじみの明日香だった。
「押しまくった結果」と、さも当然のように和也の隣に座る明日香。一人じゃなくなったと、和也の心は救われるのだった。
(誕生会→エンド分岐)
全員の攻略を達成(あかねのみエッチはまだ)し、誕生日を迎えた和也。クラスメイトに呼び出されついていくと、
なんと全員で誕生パーティを開催してくれるという。
皆の気持ちをありがたく思う和也は、場が盛り上がる中、和也は差出人不明の手紙を受け取る。
(差出人が誰かによって各種エンディングに分岐します)
あかね:あかねの初エッチ、ハーレムエンドとあかねエンド解放
明日香:母乳グループのエロシーンを経てグループ別エンドと日常エンドへ
千尋:千尋のエロシーンを経て千尋エンド解放
(エピローグ)
全員の攻略を達成し、満足げな和也のもとに父親からの呼び出し電話が。
だが、空港へ向かうとクラスメイト全員が駆けつけており、皆の呼び掛けにより海外への転校はしないことを決断する。
こうして、また日常が戻ってくるのだった。
(各種エンディング)
通常ハーレム:卒業式の日、最後の思い出にと教室で全員でエッチ。
孕ませハーレム:1クラスだけ大きいおなかに注目を集めつつも卒業式を迎える。欲求不満なみんなにこたえ教室でエッチ。
母乳チームエンド:海水浴にやってきた一行。きわどいビキニを付けて、母乳を出しながら砂浜でエッチ。
爆乳チームエンド:爆乳を堪能しつつ教室でエッチな調教
あかねグループエンド:引っ越した先のアパートで5人で仲良し生活
奈月グループエンド:球技大会で5人のチアガールのエッチな応援
薫グループエンド:文化祭の中華喫茶でチャイナドレスの5人とエッチ
真綾グループエンド:スクール水着でプールサイドでの交わり
あかねエンド:新学期の朝、子供も出来てラブラブな二人。
千尋エンド:デート中にランジェリーショップで下着選び
日常エンド:進級したみんなと変わらない日常
「どっぷり中出し」正当な孕ませシリーズではないけども雰囲気は近いので
(プロローグ)
幼なじみの桃井琴音に起こされ、変わらない朝を迎えた主人公の魔神精也
転入する「乙女学園」への手続きも終え、新しい学園生活を始めるかと思われた。
ところが、琴音が胃薬の代わりに飲ませた「人類強化剤27号」のために性格が一変
内気でおとなしい性格が、強気で本能的な性格になってしまったのだ。
その勢いで琴音と交わり、何かあってはいけないからと同居することに。
そして精也は、学園の女生徒、女教師を我が物にしようと活動を始めるのであった。
(エピローグ)
こうして薬のおかげで学園にハーレムを築いた精也だったが、薬の効果が切れる頃、予期せぬ事態が発覚する
このままでは細胞に悪影響を与えかねない、というのだ。
それを解消するには、解毒作用に強化の永続性を加えた強化剤28号か、
体は元に戻るが強化剤27号服用中の記憶が完全になくなる解毒剤のいずれかを飲む必要がある。
精也は悩む。これまでの思い出は、自分を偽って作ったもの。だが、それでも忘れがたい大切な思い出でもある。
果たして彼の決断は・・・
(解毒剤を飲むと病院エンド、強化剤を飲むとそれ以外の各種エンドへ分岐していきます)
(病院エンド)
解毒剤を飲むことを選んだ精也。琴音も、駆けつけた麗美も、それに対して悲しみを見せる。
だが、自分を偽って生きていくのはいやだ。本当の自分で改めて関係を作っていきたい。
悩みながらもその思いを伝え、精也は薬を飲むのであった。
その後、薬の経過観察のため入院した精也。強化剤のうち性欲増強作用のみが生き残ってしまい、
見舞いに来た女の子たちと次々に関係を持つのであった
(強化剤を飲む場合)
例え偽りのものであったとしても、これまでのかけがえのない時間を忘れることなどできない。
それを手放したくないから新たな一歩を踏み出すのだ。その思いとともに、強化剤を飲む。
こうして、再び日常に戻っていくのであった。(以下エンディング選択画面)
教師エンド:5人の女教師を手中に入れた精也が、普段の授業とは逆に職員室で性教育を施す。
生徒会エンド:生徒会室から聞こえるあえぎ声。今日も学園制覇への道を歩み続ける。
ハーレムエンド:手籠めにした12人と乱交パーティ。次は生徒全員を目指す。
妊娠ハーレムエンド:制覇したその成果を見ながらボテ腹乱交エッチ
琴音エンド:恋人になった琴音とラブラブエッチ&プロポーズ
(プロローグ)
両親が海外旅行に行ったため、幼なじみの成咲紅葉と同居生活をしている主人公の御神雄也は、
他にも多数の幼なじみがいる学園で学園生活を満喫していた。
ところが、ある時男子トイレで謎の爆発事故が発生。巻き込まれた保険医から、代理を頼まれる。
雄也は飛び級で保険医免許を持っており、白羽の矢が立ったのである。
これを引き受けた雄也だったが、身体測定の際に幼なじみたちの育った豊満な体を目にし、唐突に世界征服を思い立つ。
その夜、ホラー番組を見て眠れなくなった紅葉と発体験をすることになり、雄也の計画は始まるのだった。
以下エンディング一覧、☆付きのものはヒロインが妊娠中。
ハーレムエンド:幼なじみたちを足がかりに世界征服を達した雄也。次は後継ぎが必要と、子作りに励むのだった
☆妊娠ハーレムエンド:世界征服をせずに幼なじみを妊娠させることに夢中だった雄也。楽園のハーレムを満喫するのだった。
紅葉エンド:医者と看護師にそれぞれ就いた二人。婚約を果たし、生涯を共にすることを誓うのだった。
雪姫エンド:雪姫の武道会に招かれた雄也。アイドルさながらのその容姿に見とれる雄也だった。
リゼエンド:同棲を始め、一緒に入浴する二人。ますますラブラブになった二人は、ここでもイチャイチャするのであった。
☆月衛エンド:結婚することになった二人。その式の前に、一足先に愛を誓う二人だった。
麗エンド:新婚旅行の行先をダイスにゆだねた結果、東京ー鹿児島の夜行バスに乗る羽目になるも、暗闇でいちゃつく二人だった。
絵留々エンド:ひょんなことから芸能デビューをした雄也。絵留々と恋人役で映画出演を果たし、いつものラブラブを披露するのだった。
☆ひかりエンド:なおレスリングを続けているひかり。この日も、雄也とエッチなレッスンに励むのであった。
奈緒エンド:アイドルデビューした奈緒。雄也もマネージャーに選ばれ、公私とも順調な二人だった。
花梨エンド:御神家に料理を作りに来た花梨。二人は、調理中にもイチャイチャするのだった。
☆あやめエンド:あやめだけでなく、お付きの静香まで孕ませてしまった雄也。だが気にすることなく、3人で仲良く暮らすのだった。
莉子エンド:漫画家デビューを果たした莉子。アシスタントとして雄也も手伝い、二人で作品作りに励むのだった。
ののみエンド:ののみの卒業旅行として温泉にやってきた二人。肩の荷が下りて、思い切りくつろぐののみであった。
☆転校生(千歳)エンド:産婦人科医になった雄也。今日の患者は妻の千歳。幾人もの妊婦を診た彼だが、自分の子供となると感動もひとしおであった。
☆まりなエンド:無人の教会で生涯を共にすると誓った二人。もうお互いに必要な存在になっていたのだ
上に書くの忘れたけどこの2レスは「身体測定」
最後の作品「俺の嫁」
「同級生」の明日香と「身体測定」の雪姫の後日談の短編集。
ひたすら日常の一コマを描いてるだけなのでシナリオらしいシナリオはない。
なのでここでは大まかな内容を箇条書きで紹介
(雪姫シナリオ)
・結ばれた二人の結婚式と新婚初夜
・裸エプロンでお出迎え
・スクール水着でお風呂サービス
・ビーチで海水浴
・夏祭りの屋台めぐりと花火観賞
・酔いどれ雪姫と、雪姫の両親の電話
・(ハッピーエンド)ファミレスでいちゃつく二人
・(妊娠エンド)生まれる女の子の名前は何?
(明日香シナリオ)
・二人の同棲生活
・学生時代の思い出回想
・一日デートとエッチ
・意識する結婚、そしてプロポーズ
・祝福された結婚式
・(ハッピーエンド)ラブラブな新婚生活
・(孕ませエンド)生まれる男の子の名前は何?
以上を持って孕ませシリーズ全作品投下完了
つ【シエンの血族】
だが、この投稿もカウントされて瞬く間に1000スレいきそうだが大丈夫か?
967 :
名無しさん@初回限定:2012/07/09(月) 07:11:36.16 ID:q7d6TW2s0
青空と雲と彼女の恋
よろしく
968 :
名無しさん@初回限定:2012/07/09(月) 12:30:38.40 ID:cBKUnw7bO
そろそろ新しいスレを作るタイミングだな
つ【 wiki編集もヨロ 】
やべ、サゲ入れるの忘れてた
>>969 言い出しっぺだが、自分も作成方法までは知らん。
誰かが作るまで他力本願で待つしかない
973 :
●:2012/07/09(月) 12:55:34.50 ID:vKBQJHIg0
魔法少女ピュア・セインツ〜負けちゃうたびに、どんどんエッチな正義のヒロインになっていっちゃうの〜 をお願いいたします。
「またにてぃもんすたぁず!〜純情な淫魔と清純な不純異性交遊!〜」をリクエスト致します。
熟母未亡人かずみ 娘の彼氏に抱かれて…
を頼む。
老婆未亡人ふたば 孫の彼氏に抱かれて をリクエスト
リクエスト:射精管理する姉[13cm]
>>976 大ボスの妄想キングの正体が、娘を犯す気満々の純粋プリンセスの親御さん。
マスクドと一緒にセインツもプリンセスも淫乱に「堕とした」後に地球を去って、残されたマスクドは学園を乱交ハーレムにして終わり。
(3種類あるけどどれも全員堕ちエンド)
淫魔の憂鬱 をたのみます