テス、テス…
あかさたな!はまやらわ!
この感じ、もしや・・・十三号?
21:00に…?
なら、今のうちに牛乳買いに逝って来る。
まとめサイトの神様、まとめサイトの神様。
次からの32レスを
『10
>>930 一刀十三号 三教一致 10』
と
『23
>>256 一刀十三号 愛奴瑠真守詫亜・壱?』
の間に、
タイトルを
『荊州攻防戦(前)』
で、掲載をお願いします。
支援
「にゃー(生きてる…なんとか生きてる)」
「バカですねさっさと働けば良いものを…」
「にゃー(そんな簡単に仕事は見つかりませんよ〜…あぁ、魏で雇ってくださいよ!これって名案?)」
「首を跳ねられる仕事ですか?ならすぐに紹介出来ますが…」
「にゃー(それって迷案!第一仕事じゃね〜)」
「いえいえ、民達を引き締める意味で立派な仕事ですよ〜」
「に″ゃ―――」
「あら?どっか行っちゃいましたね、仕方ありません。代わりに…30桃香なのですよ〜」
支援
待ってた!支援
「風、荊州攻略の発案をお願い…ただし親衛隊や一線級の部隊を抜きにしてよ」
「・・・ぐぅ〜」
曹操自らの命令を、指示された程仲徳が寝息で返したことから始まった曹魏の荊州攻略。
しかも“親衛隊や一線級の部隊を出すな”との注文付きで。
出兵に選ばれた者たちは曹魏の将として、自分や部下に自信は有れど不安も少なからず有り、彼らは君主に問うた。
『なぜ、近衛や親衛隊の出撃を禁止するのか?』と。
「ちゃんと同行させるわよ、秋蘭と流琉を…」
曹操の口から出た人物の名前に出撃部隊の将はホッと胸をなで下ろした、次に続く曹操の言葉まで。
「…二人を今回の戦の監視役として、戦には基本的に参加させない」
「それでは夏侯淵将軍と典韋将軍はなにしに付いて来られるのですか?」
「だから言ってるじゃない監視役だって、その権限で軍規を乱す者をその場にて処罰する、それが第一の仕事。戦の方は状況次第よ、全ての判断は彼女らに任せる」
発せられた言葉に衝撃を受けるも、誰も反対意見を言わなかった。
今まで自分たちの君主曹孟徳が、自分を頭にしたその集団の発展や成長の選択や指示に間違いなどほぼ無かったし、なにより一度口にした事を覆さないのを知っているから命令には素直に従うのだった。
そして順序として荊州の劉表に降伏勧告の使者を出した、当然ながら受諾されずに開戦となる。
そこで劉表は救援の使者を二カ所に出した。
一つは揚州の雪蓮の所に、もう一つは最近に自分たちの州を通過し益州を平定した桃香の所にだった。
◇ ◇ ◇
劉表からの救援要請の手紙を読んだ雪蓮が、
「パ〜ス」
「派亜巣?」
聞いたことの無い、妙に間延びした言葉に摩訶不思議そうな顔と声で反応した劉表の使者。
「あぁ悪いわね。最近聞いた天の言葉で“拒否”の意味よ」
「なっ!孫策殿、もし荊州が曹操の手に渡るようなことになれば揚州にもいろいろと不都合なことが有るかと、特に益州の劉備殿と連絡が取れなくなるのは、それの極みかと」
「確かに“荊州が曹操の手に落ちた”なら、何かと不便でしょうね。けれど決して益州と連絡が取れなくなる、なんてことは無いのよ。それに、ねえ…明命」
「はっ!ここに」
名を呼ばれた明命が誰もいなかったはずの空間、雪蓮の数歩後ろの所に、最初から居たかのように音も無く姿を現していた。
「今回の出撃する部隊の中に夏侯姉妹や張遼はいる?」
「夏侯淵将軍が出撃する部隊の一覧に有りましたが今回は監視役とのこと、ですから戦には参加しても必要最低限かと」
186 :
名無しさん@初回限定:2011/05/15(日) 21:19:35.40 ID:dbwLtKxp0
しえn
「(なんだ、揚州はもうそんな情報まで入手しているのか)」
「なら親衛隊は出る?せめて最近頭角を表しだしたという許昌の警備隊ぐらいはいて欲しいんだけど」
「親衛隊では典韋将軍が出撃、ですがこれも夏侯淵将軍同様に監視役とのこと。他は警備隊はおろか軍師勢ですら曹操の側近の者は出撃いたしません」
「総数は」
「約五万強、六万は届きません」
「だ、そうよ。だから、私……ヤる気出ないのよね〜」
「孫策殿!国の一大事をなんと心得てますか」
雪蓮の言う動かない理由に当然納得がいかない使者は思わず声を張り上げた。
「周瑜殿!軍師として、今国がいかほどの状況か理解しているはずです。自分の主を説得してください」
「劉表の使者殿。孫伯符の言い分、君主としてめちゃくちゃなのは重々承知してます。ですが我らが主は、選択や感は少々ながら神憑りな処があってな不思議ど間違ったことが無いので、
その辺の話になると反対出来ないのですよ」
「いずれ国家存亡に関わる出来事だと分かっている時に、現実主義な軍師の意見が通らずに非現実的な感頼りな意見が通るとわ…」
『信じられない』と落胆の色が顔に濃く出ていた。
188 :
名無しさん@初回限定:2011/05/15(日) 21:23:57.05 ID:dbwLtKxp0
4円
そんな使者をよそに、
「国の一大事なら、既に間接的じゃなくて直で当の曹操相手で一度体験しているわよ…あの時は急襲だったし救援要請も出さなかったから援軍云々に関しては何も言わないけど…」
そこまで言うとある出来事が脳裏を過ぎり、
「どこからも心配する素振りの使者すら来なかったのよね〜」
完全に一刀と自身に起こった出来事を思い出す、雪蓮の声のトーンが次第に深く沈むにつれ、使者は落胆の顔色から今度は恐怖でひきつっていった。
「そういう訳で乗り気じゃないから、今回の援軍の話は辞退するわ」
「じ、辞退ですと…」
「安心しなさい」
「安心など出来る訳が有りませぬ…」
「どうせあっちにも、益州にも救援要請しているんでしょ」
「それは勿論のこと、味方は多いにこしたことはありませんから」
「なら彼女たち、お人好し集団が助けてくれるわよ。どの辺りが出てくるか知らないけど、曹魏が相手でも二軍なら問題無いでしょ。あなたたちじゃ駄目だけどね」
その言葉に反応して抗議の声を上げた使者だったが。
「なら、益州の援軍の使者も下げて自分たちだけで戦ってみる?」
そう言われると何も言い出せなくなるなっていた。
190 :
名無しさん@初回限定:2011/05/15(日) 21:30:35.28 ID:dbwLtKxp0
支援 ・・で13号の自由だけど、支援人数足りずに投下スピード上がんないかも
避難所にいくってのも一つの手 俺の支援だけで足りるっていうなら付き合うがw
支援です。
「ならご苦労様、お帰りはあちらよ」
こうして望まない返事を承った使者はほうほうのていで荊州に引き返したのだった。
◇ ◇ ◇
一方、受け取った手紙を読み終わった桃香の第一声は、
「大変だよ、ご主人様。劉表さんが曹操さんに攻められるって」
「次は荊州か…」
「劉表さんは私たちが荊州を抜ける時に通行を許可してくれて、通してくれた優しい人だよ。ご主人様…私、劉表さんを助けたい」
軍師勢や一刀、一部の武将は劉表が自分たちを無事に通したのを、今の事態に備えての行動なのを分かっていたが、純粋な桃香の気持ちを尊重する為に黙っていた。
「それにですね荊州が曹操さんの手に落ちた場合、戦略的に雪蓮さんとの連携を分断される可能性が大かと。ここは助けるのが上策だと思います」
朱里も桃香の考えに戦略面から賛成をする。
「まあ、桃香がそう言うなら援軍の件に関しては問題無いんじゃない…ただ誰を行かせるか?だな」
「そうですね、戦略において軍師は雛里ちゃんで決まりだから……順当なら愛紗さんか星さん、どちらかを前線指揮に頼むんですが」
朱里が編成を考える最中、まるで待っていたかの様に揚州からの使者が訪れたとの報告がもたらされる。
俺も支援
194 :
名無しさん@初回限定:2011/05/15(日) 21:34:45.65 ID:dbwLtKxp0
支援
支援
sien
すぐに連れくるよう指示を出すとまもなくするとその者は現れた。
「あなたが雪蓮の使者?」
「いいえ。正確には一刻でも早く知らせた方が良いだろうと独自に判断した周泰様の使いです、内容は此度の曹操軍の細かな情報を知らせにまいりました」
言われて見れば普段よく来る使者とは違いどことなく薄汚れていて、『確かにどちらかと言えば間者だな』と思った一刀。
「ならば、報告する内容は?」
「はい。荊州攻めの曹操軍、総数五万強で六万には届かず。また将も親衛隊や側近は動かないとのこと」
「えっ?」
もたらされた報告に多くの将は『信じられん!』といった顔をする中、軍師たちは“著しく低いとしても可能性の一つとして有った”という表情だ。
「夏侯淵将軍と典韋将軍が同行するらしいですが、監視役としてらしく戦には極力参戦しないとのこと」
「他に出撃する曹操軍の将は?」
「どれも二線級の将ばかりで名を上げる必要も無いかと」
「軍師勢は?」
「詳しく参列する軍師は判りませぬが、少なくとも彼の三軍師は出ないようです」
「夏侯淵さんと典韋さんは戦わないと確信出来ますか?」
「確信は出来ません。が、出撃準備している直属の部隊の数と装備が…あれでは戦をするには些か不安が有るかと」
198 :
名無しさん@初回限定:2011/05/15(日) 21:39:39.14 ID:dbwLtKxp0
しえん
支援です。
「その数は?」
「定数の七割から約八割…」
「罠の可能性は?」
「罠かどうか分かりませんが…既に軍勢は許昌を出ています、これから新たに出撃準備をしても間に合わないかと。また他の地域は補給物資の手配は有るものの部隊を集結している様子は有りませんでした」
「…でしたら進行予想の道は…」
「…それでしたら…」
「…ならば…」
更に聞きたいことを朱里と雛里、二人が身近で聞き出した。
しばらくした後。
「…で、良いかな?」
「結果的には良くなると思うよ」
「じゃあそれで行こう」
朱里と雛里が二人同時に振り返ると。
「桃香さま、ご主人様、援軍に向かう人選を発表したいと思います。総大将にご主人様を、軍師は雛里ちゃんで、出撃する筆頭の将は紫苑さん、残りの将軍職は桔梗さん焔耶さんにお願いしようかと思います」
「ちょ、なんでよ!普通なら益州に詳しい三人をここに残して内政や人選に関わらせる。二軍とはいえ相手はあの曹操軍なのよ、こちらは精鋭をぶつけるのが定石じゃないの」
朱里の案に『待った』をかけたのが元董卓軍筆頭軍師の詠だった。
「はい、詠さんの言う通りで短期的に今だけを見るならそれが一番確実で安全だと思います」
支援
202 :
名無しさん@初回限定:2011/05/15(日) 21:47:06.77 ID:dbwLtKxp0
しえん
「だったら尚更…」
「既に詠さんもある程度理解していると思いますが私と雛里ちゃんはずっと先を、未来を見据えています」
自分の考えを肯定され、更に強調しようとしたのを遮られたてしまう詠。
「・・・」
「親衛隊や近衛隊を出撃させない曹操さんの動きを見ると今回の荊州攻略は本気じゃない無いと読んでます」
「本気じゃない?」
「はい、確かに荊州を攻略すれば益州と揚州を分断出来ます。が、逆に考えれば挟撃される危険が常時発生します。だから荊州には常にそれなりの兵力を割かなければいけなくなります。
ならばこちらは雪蓮さんと歩調を合わせてまずは荊州に牽制の攻撃、そしてお互いの本命を許昌に攻め込ませれば…わりと楽に攻めとれるかと」
『ふう〜』
珍しく説明に長く喋った為か深呼吸をする雛里。
「寄って将の分散化、治安安定まで多数の兵士の常駐、それに伴う多額の維持費が理由で荊州攻略は負担の方が大きいと読んでます」
「攻め落とす気が無いのに出兵するか?」
「財政が未だ整わない私たちには考えられませんが…おそらく曹操さんはこの戦、実戦を兼ねた二軍の演習かと思います。もちろん攻略出来ればそのまま攻略しますが、攻め込ませれば荊州保有は固持しないと思います」
支援
205 :
名無しさん@初回限定:2011/05/15(日) 21:51:36.90 ID:dbwLtKxp0
しえん
支援
支援
「そんな馬鹿な、第一に私たちや孫呉が援軍として駆けつけたら訓練どころじゃないだろ!?」
「それなら、相手の力量を見抜けるかどうか、無事に撤退出来るかどうかの判断材料にするかと…これから先、私たちや雪蓮さんと戦う曹操さんも熾烈極める戦いが予想出来ます。
そこで曹操さんは可能ならここで二軍の配下をふるいにかけて選別するんだと思います」
「そんな、なら桃香様や雪蓮殿がお互いに荊州に援軍を送らなかったらどうするのだ?」
「それはそれで、普通に劉表さんの軍と戦って実戦を経験し、その後“どう動くのか”で総合的に将としての判断材料にするかと…」
朱里の話は予測の規模が大きすぎていまいち合点が合わない者が多々いる中、一刀だけはその行動原理をなんとかく理解していた。
「とにかく自分たちが出撃してそこそこにあしらえれば、曹操軍は無理してまで荊州はとらないってことだろ、朱里」
「その通りです、ご主人様」
一刀の分かりやすくした説明に朱里が相槌を打った。
「なら決まりだ。ほっといて万が一に荊州を要害にされても困るし、桃香の言った通り荊州を通った時に見守ってくれた恩も有る。ここは出撃して助け、後々曹操の北側と反曹操の南側の構図も作らなきゃいけない」
209 :
名無しさん@初回限定:2011/05/15(日) 21:58:31.71 ID:dbwLtKxp0
しえn
しえーん
「でも、まだあの三人が出撃する理由にはなってないわよ」
「ですから、曹操さんがお試し期間実施中なんですよ。ならこちらも相手が格下なのを良い機会と判断して、こちらも紫苑さんたちの戦い方、部隊ごとの癖などを把握して熟達しようかと」
「逆に愛紗さんたちは内政面で益州の文官達に慣れ親しんでもらうのが目的です」
「それがあなたたちが考えた先を読んだ判断って訳」
「はい、些か弱いかも知れませんが、ですが曹操さんが相手ですから打てる手は先手先手で打たないと直ぐ詰みになるかと…」
「分かったわよ。で、兵力はいくつ出すつもり?」
「曹操軍が五万、劉表さんが推定で四万から五万として、私たちはご主人様の親衛隊一万と三人が中心の益州の部隊が四万かと、後は雪蓮さんがどれほどの援軍を出すかですね」
不意にみんなの注目が明命の部下に集中すると。
「申し訳ありませんが許昌より直に赴いた為に建業の動きは分かりません」
「まあ、万が一に雪蓮さんたちが援軍を出さなかったとしても。こちらの兵力は少なくとも九万から十万、既に相手よりも倍近くの兵力を揃えていますから兵法に基づいて考えてもこちらがかなり有利です」
「だからって油断は禁物だよ」
「それはもちろん。ですが雛里ちゃんが軍師に付き、益州の名将と名高い方々が三人も同行しますから普段と同じに行けば問題は無いと思います」
「そうか、なら決まりだ。俺と雛里、それと紫苑さんに桔梗さん、それに焔耶で荊州に出陣する。のこりの者は引き続き益州の復興と政治の立て直しを」
「「「応っ!」」」
こうして桃香たちは荊州を守る為に行動に移ったのだった。
・・・
・・
・
◇ ◇ ◇
荊州の襄陽に一刀たちが辿り着くと住民たちから盛大に歓喜の声で出迎えられた。
総兵力で圧倒的に敵わない常勝と謳われてる曹操軍に狙われた恐怖から、共に戦ってくれる援軍が現れた事実に一時的にでも恐怖から解放された住民たちの喜びはひとしおだった。
揚州に救援を断られていた劉表や部下たちも現れた益州・劉備軍の援軍に内心ホッとしていた。
『これで、兵力だけでも倍近くになった』と。
ひとまず明命からもたらされ、それを劉備軍から劉表軍に伝えた曹操軍の進行予想経路を偵察隊が斥候する。
そして再び城に帰ってこれたのが“曹操軍の進行予想経路以外に斥候に出た隊だけ”であった。
213 :
名無しさん@初回限定:2011/05/15(日) 22:05:17.59 ID:dbwLtKxp0
しえn
しえ
この事実からも曹操軍の進行ルートは予想通りで間違い無いだろう、と言うのが両軍の一致した意見であった。
◇ ◇ ◇
一方、曹操軍側の間諜又は偵察隊の殆どが帰ってこなかった。
理由としてはそのほぼ全てが捕縛、又は闇に消されていたからである。
恋の獣並の直感と、紫苑や桔梗の熟練された経験に基づき曹操軍側の間諜や偵察隊を捕縛し、逃げに徹すれば恋からでも逃れられた者も密かに護衛と間諜排除の任に付いていた明命とその部下に消されていた。
帰ってこれた者は、たまたま運が良かった者と消えていく仲間に恐れをなして深く潜入出来なかった者である。
だから得られる情報もかなり乏しく、つい先日益州を平定した劉備軍が“天の御遣いと共に、荊州の援軍に駆け付けた”こと、敵の兵力は自軍より多いことぐらいしか判らず尚も情報は錯綜していた。
そして曹操軍は相手の方が多いのだから『兵力を分散するのは下策』と判断、兵力をまとめたまま襄陽に向かい進軍していた。
そんな中、夏侯淵と典韋が自分の部隊と共に戦列から離れていった。
◇ ◇ ◇
籠城するには数が多過ぎて逆に不利だと『せっかく数で勝っているのですから、それを最大限に生かす為に野戦にしましょう』と軍師雛里の進言で城から出撃した劉備・劉表連合。
216 :
名無しさん@初回限定:2011/05/15(日) 22:09:25.18 ID:dbwLtKxp0
しえん
更に雛里は『にわか仕込みの連携は付け入る隙を与えるもの。ですから、常に連絡を密にしてどちらかが襲撃を受けたらすぐに一方が敵の背後を討つようにしましょう』と作戦を述べて採用される。
万が一に奇襲や攻撃を受けたとしても、もう一方が曹操軍の背後を突く作戦だ。
こうして襄陽から出撃の準備が整い、それぞれの軍が出陣しようと各々の馬に乗り込もうとした時。
“ヒイィ――ン!!”
雛里の馬が急に暴れ出した。
『危ない!』
まだ、馬に乗る前だった一刀が咄嗟に駆け出して、暴れる馬から振り落とされた雛里をフライングキャッチする。
そのまま雛里を抱えて、自分の身体で雛里を庇いながら暴れる馬の真横を転がった。
ゴロゴロゴロ……‥・
「ご主人様!」
「お館様!!」
「お館!」
それぞれが異なる呼び方だが、同一人物に対して心配の声を上げながら駆け寄った。
暴れる馬のいななきが響く中、ようやく駆けつけた兵士たちが馬を取り押さえようとした瞬間!その場の空気が凍ったような感覚に襲われた周辺の人々。
暴れてた馬も瞬時に、大人しくなるのを通り越してその他の馬と共に脅えていた。
されど一刀はピクリとも動かない、紫苑が医者を呼ぼうとした時。
支援
219 :
名無しさん@初回限定:2011/05/15(日) 22:15:38.28 ID:dbwLtKxp0
しえn
「ご主人様?……ご主人様!ふえぇぇ、ご主人様ぁぁ。起きてください」
雛里が泣き出しいよいよ本格的にヤバいと思った時、泣き声に応えるかのように一刀の右手が上がり雛里の頭をなでだした。
「ご、ご主人様〜」
「雛里、出陣前の涙は不吉だよ…」
意識を取り戻した一刀は雛里に優しく語りかけ。
「…ご主人様〜」
尚、笑って答える一刀に雛里はますます泣き出してしまった。
「お館様!平気なのか」
「ちょっと腰を打ったかも……痛てて」
なんて言いながら頭をさすっている一刀にみんなが心配の眼差しを向ける。
「ふえぇぇ…ご主人様、私なんかの為にごめんなさい。私がちゃんと馬に乗れな…」
すると一刀は人差し指で雛里の唇を縦に軽くおさえると。
「雛里は悪くない、馬の機嫌が悪かっただけだよ。それより雛里の方こそ怪我とかない?そりゃ〜雛里の知謀も大事だけど、雛里自身の方がとっても大事なんだから、自分“なんか”なんて言わないでほしい…雛里」
自分の体のあちらこちらが痛い筈なのに、なおも真剣に自分の身体の心配をしてくれる一刀に我慢出来ずに飛びつきながら再び泣き出してしまった雛里。
そこへ近寄った紫苑が話し掛けた。
221 :
名無しさん@初回限定:2011/05/15(日) 22:19:47.90 ID:dbwLtKxp0
sien
「ご主人様。ここは大事を取って出撃をお取り止めになさった方がよろしいかと…」
「なんで?俺は平気だよ」
「ですが、万が一に馬に蹴られていたり、頭を打たれていた場合…最悪、命に関わるかと」
あまりに心配なのか紫苑の喋り方がいつも以上に丁寧であった。
「ご主人様…」
紫苑の言葉に再び雛里が涙声に変わっていく。
「俺一人の為に全体の動きを、劉表殿との連合の動きを止める訳にはいかない。雛里に普段あまり乗らないけどあの大人しく白馬を!」
と、話してる最中にに酷い脱力感と眩暈に襲われた。
以前に何度も味わっている酷い脱力感と眩暈、だがここまで酷いレベルのを味わったのはたった一度、雪蓮が襲われた時以来だと感じていた一刀。
「…ま…ご主人様?やはり、出陣はお取り止めになった方が…せめてご主人様だけでも襄陽に残られてはどうでしょうか?」
話し掛けられた一刀は紫苑の顔を見て“紫苑だ…”と、当たり前のことを考えた。
しかし同時に“なぜ紫苑なんだ?”と、謎の疑問も浮かび上がった。
自分でも意味が解らず酷い脱力感と眩暈に意識を支配され気を失いそうになる、だがそれは絶対にいけないとなにかが語りかけてくる。
「お館……桔梗様、やっぱり紫苑様の言う通りに出陣は…」
支援
次に語りかけてきた焔耶の姿が視界に映った一刀、焔耶を意識するとまたもや当たり前なことが浮かび上がってくる“焔耶だ…”と。
悪い方の意味でマワる頭で思い画かれたモノは。
「(焔耶が居て、紫苑さんも居て……雛里も居る、その雛里が馬から振り落とされて…)」
酷い脱力感と眩暈が更に酷くなったが無視して考える一刀。
「(焔耶は魏延で…紫苑さんが黄忠で…そして雛里は…鳳統で…!)あぁ!」
突然、声を張り上げた一刀に一堂が驚き、桔梗が話し掛けた。
「どうなられた!お館様」
「いや、なんでもない……悪いけどちょっとだけ待って」
「そう仰られるならば」
一刀の願いに素直に従う桔梗、そうして一刀は深く考え込む。
「(これって落鳳破のフラグ?それとも考え過ぎ?……第一にここは荊州であって益州じゃない、入蜀は何事も無く事が進んだんだ。念の為に落鳳破も避けた……だからこそ逆にそうなのか?
本来ならここ荊州で黄忠の紫苑さんと魏延の焔耶を仲間にして蜀に入り落鳳破だよな…華琳の時の定軍山と一緒で順番狂いか?むしろ二人が揃った戦で条件を満たしちゃたのか?
二手に別れての進軍、落馬による馬の取り替え、紫苑さんと焔耶、俺が桃香の代わり…フラグ…成立か?)」
しえん
226 :
名無しさん@初回限定:2011/05/15(日) 22:28:19.46 ID:dbwLtKxp0
sien
「ご主人様、やはり出撃は延期に」
「(延期?…延期にしても一度立ったフラグは消えない気がするな〜確実にへし折らないと、そこら辺で阻止力が働いてこの嫌悪感なんだろうし……それに、劉表軍が孤立して倒されちまう)」
短くも可能な限り考えての一刀が出した結論は。
「いや出るよ、俺は大丈夫。少し気分が悪くなったけど、頭は打ってないから安心して…だから出るよ」
「そこまでおっしゃるなら…分かりました。全軍、出撃しますよ」
一刀の決意に負けた紫苑が全軍に出陣命令を出し、軍が動き出す。
「あの、ご主人様…私はどうすれば?・・・あわ!私はここでお留守番ですか?」
後半、またもや涙目で語る雛里に一刀は。
「今の俺に雛里を外す余裕なんて有りませ〜ん、仮に有ったとしても手放さないけどね!雛里はここ♪」
自分の馬の鞍を叩きながら雛里に話しかけた。
「あわわ…そうするとご主人様自身は馬をどうするのですか?」
そんな心配をした雛里を突如抱きかかえた一刀、半ば強引に自分の馬に乗せると。
「こうするんだよ!」
自分も自分の馬に乗っかって雛里にぴったりとくっ付いた。
「はい?…あわわ!ご・ご・ごひゅひん、ご主人しゃま!」
228 :
名無しさん@初回限定:2011/05/15(日) 22:35:21.93 ID:dbwLtKxp0
sien
プチパニックになった雛里は噛みまくって何を言っているのか殆どが解らなかった、しかし一刀がたった一言、
「嫌かい?」
と訪ねたら。
「・・・よろしくお願いします」の言葉と同時に『プシュー』となにかがオーバーヒートをおこしたような音が雛里から聞こえてしばらく放心状態になった。
そして雛里が放心状態の間に一刀は紫苑を脇に呼び、進軍させながら語りかけた。
「弓矢の達人、紫苑さんにお願いしたいんだけど」
「なんですかご主人様?改まって」
「これから先、弓による絶好の狙撃場所が表れたら教えて欲しいんだ…名手、一般兵構わず」
「……分かりました、ご主人様」
「助かるよ、紫苑」
「このぐらい平気ですよ、ご主人様のお役に立てるならいくらでも」
こうして、多少遅れてしまったものの劉備軍は出撃した。
◇ ◇ ◇
丘から自軍の布陣を見詰める一団が居た、戦列から離脱していた夏侯淵と典韋が率いる別働隊である。
その身軽さからこれから始まる戦や敵味方の布陣を一望出来る場所探し、今はそこに落ち着いていた。
「自軍の布陣をどう見る?流琉」
「至って普通です。有利でもないですが、取り分け致命的な不利もありません。定石通りの突撃陣です」
支援です。
「その通りだな。兵力が不利なのだから防戦では勝機は見えてこない、一点突破で敵を突き崩し敵が戦線を回復出来ないまで崩すか…相手の大将の首を取ればいい」
そう言いながら丘から視認出来る敵に視線を移した夏侯淵。
劉表軍はまもなく曹操軍と接触する位置、もう一方劉備軍はやや遠いものの開戦にはギリギリ間に合いそうな所にいた。
「だがそれも敵が一つに集まり兵力もほぼ同数の時だな。二手に別れている上に数も報告と違い倍近くはいる。距離が少々離れている感もあるが開戦には十分間に合うだろう、ならば我が軍は二方面作戦を強いられるな」
「流石に…不利ですね」
「あそこにいる者たちが姉者を筆頭に華琳様が率いる我が軍ならなんら問題は無い、いや華琳様ならこんな状況にすらならぬか……しかし、定石はならばこそ
奇襲に弱いか。
ましてや劉備側の大将はあの天の御遣い、徐州攻略の時の後遺症が無ければ良いのだが……」
目を細めて送る視線の先に『鳳』の旗印も見つけ。
「しかもそれに付く軍師は最近劉備軍で伏竜と並んで名を上げている、鳳雛こと鳳統ではないか。軍略に関して諸葛亮より上と聞く・・・奴らにはいささか荷が重過ぎるか?」
言うやいなや弓矢を取り出し、そしてつがえる。
232 :
名無しさん@初回限定:2011/05/15(日) 22:43:28.93 ID:dbwLtKxp0
sienn
「戦場での力量を図るのが目的、と言っても華琳様の大事な兵。無駄に失う訳にもいかぬ…」
と、語りながら弓矢を構えた。
◇ ◇ ◇
遅れた分を取り戻そうと少々移動速度を上げて進軍している劉備軍。
そんな道中、雛里は一人夢心地で浮かれていた。一刀と共に一頭の馬に乗っている為にお互いの身体がぴったりとくっつけているからだ。
軍略の鬼才と言われている雛里も恋愛に関しては素人同然、頭の中で朱里に謝りつつもこのアクシデントと言う名の幸せを噛み締めていた。
一方、紫苑は一刀のお願いで少数の部下と先行しながら襲撃ポイントを丹念に見て回っている。
そうしている内に、それらしき場所を見つけた紫苑は熱心のあまり一刀との距離が少々離れてしまっている事に気付き、兵士たちには不安を与えない様に自然な立ち振る舞いで一刀の傍らにまで戻り囁いた。
その為に少々時間がかかってしまう。
「ご主人様、この先に見える丘からの攻撃が少々危険かと……私程度の腕があれば十分狙えますから、ここは風通しが良すぎるかと」
紫苑に注意を促され左右を見れば確かに身を隠す遮蔽物が全く無い、紫苑ほどの腕前ならば丘から狙えばここは絶好の狩場になると一刀は思った。
234 :
名無しさん@初回限定:2011/05/15(日) 22:49:35.10 ID:dbwLtKxp0
sien
「紫苑レベルの敵がごろごろ居られたら正直困るけどね。忠告ありがとう気をつけるよ紫苑」
「私のれべる?」
「あぁ、ごめん、解らないか…この場合は紫苑が言った通り“紫苑さんに匹敵する腕前の人”って意味を天の言葉で言ったんだよ」
軽い口調で喋ってみるも、益州出立前の明命の部下による報告の中に夏侯淵の名前が有ったことを忘れていなかった一刀。
演義や史実で弓矢による攻撃で倒されたと言われる天才軍師鳳統。
その鳳統が演義の中で討たれる直前に起きた出来事が、その人と同じ名を持つ雛里の身にも起きていた。
場所や時期は全く当てはまらないものの、二手に別れて進軍すること・主力の将が沢山いる中から伴った者に紫苑と焔耶がいること、けれどこんなものはまだ偶然と言えなくもない。
どうしても一刀に心に引っかかるキーワードが弓矢だった、鳳統が討ち取られたと言われている武器。
そこに監視役として“曹操軍有一の弓矢使い”夏侯淵が居るのだ自然と警戒心も高くなる。
更にもう一つ。鳳統に降りかかった厄災の発端、劉備の白馬を借りて乗る出来事が“乗る予定の馬が暴れて、一刀の白馬を借りて乗る”そんな出来事が発生しそうになった。
236 :
名無しさん@初回限定:2011/05/15(日) 22:52:10.79 ID:dbwLtKxp0
sien
せえn
最早一刀から見れば偶然ではなく仕組まれた必然としか思えない、表情も固くなり『(進路、代えられるかな?)』と考える。
更にその表情を見た紫苑がなにかを察しようとした時、一刀は紫苑から警告された丘から光るなにかを見て“咄嗟に雛里を庇った!”
『キィーン!』
直後、澄みきった甲高い金属音が響く。
目標が雛里の眉間で、それを体を張って庇った一刀の右肩に突き刺さる筈だった夏侯淵の矢は、割って入った“方天画戟”に阻まれたのだ。
◇ ◇ ◇
「チッ!外したか」
狙撃を阻止されたことを空気と感で悟った夏侯淵は二射目を放つ為、すぐさま矢を手に取った。
矢を弓につがえて狙おうとした時、謎の気迫らしきものに瞬間気圧され隙を作ってしまった夏侯淵。
一瞬の隙なれど再び狙う相手に意識を戻した時には恋が方天画戟を、紫苑は颶鵬に矢をつがえた状態で待ち構えていた。
そして、ある一定のレベル以上の域いる者同士だけが解る覇気で。
紫苑が…
『それを放ってみなさい。次の瞬間、私の矢があなたの眉間を貫きますわよ』
恋が…
『……撃ってみろ、落として……お前、殺しに行く』
と、物語っていた。
それが決してはったりや嘘ではないことを夏侯淵は感じ取って、撃つに撃てなくなった夏侯淵が居た。
dbwLtKxp0はメール欄にsageて書いて支援してくれ
支援
sien
支援です。
そして十文字が牙門旗の傍らに一つの旗が新たに上がった、それが誰の旗なのか解っていても夏侯淵も典韋も語らなかった。
だがあまりに特徴がある為、文字が見えない部下たちにもそれが誰の旗なのか分かってしまう。
“血で染め抜いた深紅の旗”
その事実に部下たちの間に動揺は無かったものの衝撃は走る。
徐々に後退する劉備軍が夏侯淵の射程圏外まで後退すると夏侯淵もようやくかまえを解けた。
強制的な連続した緊張に流石の夏侯淵も片膝を付いて肩で息をする。
「秋蘭さま、大丈夫ですか?」
心配して話し掛けた典韋に返答も出来ず尚も肩で息をし続ける。
もうしばらくしてようやく息を整えた後。
「流琉。私たちもこの丘から移動、本隊の後方に回るぞ」
「はい」
こうして移動命令を出し夏侯淵たちもこの丘を後にしたのであった。
◆ ◆ ◆
『キィーン!』
直後、澄みきった甲高い金属音が響く。
雛里を狙っていた夏侯淵の放った矢は方天画戟に阻まれていた。
いつの間にか傍らにいた恋が攻撃を阻止していた。
『恋!』
と、叫びかけて矢を放っただろう者を思い出した瞬間。
「 夏侯妙才! 」
半分は無意識で丘に向かって渾身の力で叫んでいた。
しえn
『・・・』
「(追撃が…無い)」
一刀の知る夏侯淵ならとっくに二射目が飛んで来ている筈なのだが一向に飛んでくる気配が無い。
一射目もそうだが二射目も避ける暇など無いと思った一刀は身体を張って雛里を守るしかない考えた。
だが実際には二射目は飛んで来ない。
ひとまずは心に多少なりとも余裕が出来た一刀は周りに見渡す、右側には紫苑・左側に恋がそれぞれの得物で構えて丘に向かって睨みを効かせていた。
「恋?」
ここでようやく“本来、居ない筈”の恋に話し掛ける。
「……ご主人様、平気?」
丘を向いたまま次の攻撃に牽制と警戒を与えながら答える恋。
『なんでここにいるの?』と、続く筈の質問も、今はまだそんな時じゃないと思い直す。
「あぁ、ありがとう。恋のおかげで俺は平気だ」
「……なら、いい」
次に狙われただろう雛里を心配して声を掛けた。
「雛里は平気かい?」
「・・・はい?・・・!。ハイッ!平気です、ご主人様」
咄嗟の出来事に事態を把握出来ていなかった雛里もすぐに何が起きたのか理解し返事をする。
「ご主人様、本当にありがとうございます」
改めてお礼を言う雛里に対し。
支援
「俺は咄嗟に身体を盾にすることしかできなかった、お礼なら攻撃を凌いでくれた恋や。今も敵に牽制してくれている紫苑が先だよ」
まだ夏侯淵の攻撃の脅威から抜け出せていないと判断している三人の表情はいまだ緊張感が解かれていない。
「雛里ちゃんもご主人様もお礼はこの場を抜け出してからね。ご主人様…慎重に、慎重に後退してください」
「……大丈夫、飛んでくるモノ……恋が全部落とす」
「そうね、なら飛んでくる矢は全て恋ちゃんに頼みましょう。ご主人様、安心して後退してください。それと兵の後退指揮は雛里ちゃん、全部お願いね」
「分かった」
「分かりました」
「……ねね、旗を」
その言葉に元気な声で返事が来た。
「了解ですぞ!恋殿」
「えっ!?ねねまでいるの」
「いちゃ悪いのですか?恋殿が居る所に必ずねねも居るのです!まったく、お前があまりに頼りないから恋殿は心配で心配で、こっそりと後を…」
「……ねね」
「は・はいなのです!」
改めて恋に名を呼ばれたねねは慌てて呂旗を掲げる。
ここでも深紅の呂旗は十文字が牙門旗の傍らに並んだのだった。
こうして一刀たちは夏侯淵の攻撃圏内から抜け出すと彼女たちの軍勢に注意を払いながら軍を再編成した。
再編成を済ますと奇襲に警戒しつつ、改めて劉表軍との合流予定地に急ぐのだった。
◇ ◇ ◇
二度にわたる進軍停止がかなりの時間の浪費に繋がり、一刀たちが戦場に着くと戦は既に始まっていた。
曹操軍も明確な理由が解らずとも相手の軍勢が揃うまで待つ程お人好しでもなく、むしろ好機とみて積極的に攻め立てていた。
二度の突撃に戦線が崩れかけていた劉表軍、三度目の突撃の最中に駆けつけた劉備軍が曹操軍に横撃を仕掛けて痛手を負わせ一時後退させる、これにより劉表軍もなんとか持ち直したのだった。
一旦、仕切り直しとなった戦いに曹操軍は与し易しと判断した劉表軍を積極的に攻め立てていた。
劉備軍も再度横撃を試みるも奇襲と異なり、きちんと対応されてしまい初撃ほどの効果が表れ無かった。
戦いに劇的な流れが無くなり両軍の純粋な削り合いに変化した頃、雛里が劉表軍に伝令を出す。
何らかの作戦要請か指示を出した様子だったが今現在、劉表軍に動きは無い。
または最初に仕掛けるが劉備軍なのか?しかし、その劉備軍にも目立った動きが無かった。
現状は曹操軍と劉表軍が正面から激突し削り合い、やや劉表軍が不利な状況。
支援
劉備軍は先陣に魏・中軍に厳・後軍に十文字と黄、更に呂と陳の旗を靡かせながら曹操軍に横から仕掛けて二方面作戦を強いる。
こちらは、旗が後軍に有れど前線で戦っている恋が無双しているだけで主だった戦果が見られない。
その恋も曹操軍に『対しても極力相手にしない、呂布ならば一時後退しても良い、との方針を徹底された』為に思いのほか戦果が上がらなかった。
そんな中、無傷で全くの手付かずな状態の軍勢が居た、曹操軍側の夏侯淵・典韋が率いる部隊である。
兵力は正規の数に比べればやや少ないものの、部隊としては何の問題も無く十分に力を発揮出来る状態に居た。
その部隊の大将、そして曹操軍の監視役も兼ねている夏侯淵は普段は冷静沈着で有名なのだが、珍しいことに今はやや感情的になっていた。
原因はつい先程の丘での出来事らしい…
二射目の動きを一瞬止められた謎の気配、その相手を捜しているのだが…いや既に相手は分かっていたのだが“認めなくなかった”のだ。
あの場に居た者で主な将の気配は全員違う、当たり前だが軍師でもなく残りの将でもなかった。
天地がひっくり返ろうと雑兵は有り得ない、すると本当に残されたのが北郷一刀だった。
しえん
『あの気配の主が北郷一刀?』と結論付く。
決して武勇で名が響かない劉備軍両方の当主、その証拠にいくら気配を探っても既に微塵も感じない。
一般兵士と紛れてしまってるのだ、夏侯淵にしてみれば雑兵と変わらない。
その片割れに武にも繋がる筈の“気迫で圧された?”その可能性に酷く苛立っていた。
いやそんなのは言い訳だった。
本当は何故かあの男、敵将である筈の“北郷一刀に対された行動を取られた可能性”にずっと不快感が溢れ感情のコントロールがまま成らずにいた。
相手は敵将である、敵である自分に敵として接するのが当たり前な筈なのに心は何故か晴れなかった。
「秋蘭様、どうかなされましたか?」
夏侯淵の苛立ちを感じた典韋が話し掛ける。
典韋にも自分をも誤魔化す為に、将に戻る夏侯淵。
「いや、劉備軍の本陣ががら空きにも拘わらず手が出せない自軍にふがいなさ感じてな」
適当に言葉を濁した夏侯淵。
だが濁した言葉もまったく突拍子の無い話でもない、本陣は後方で親衛隊と弓隊のみなのだ。
まさに夏侯淵から見たら、がら空きも同然であった。
最大の障害であろう飛将軍も今は最前線だと報告を聞いていた、彼女ならば動けばすぐにも報告も来るだろうと考慮し
支援
ならば膠着状態のこの戦を終わらせられる、そろそろ兵の損耗も抑える頃合いだとも思ったのだろう。
ついでに相手が居なくなればこの胸の感情も消えるだろうか?と考えた夏侯淵だった。
「夏侯淵隊、典韋隊!劉備軍敵将の北郷の首を取るぞ!突撃準備!!」
「「「応っ!」」」一呼吸後。
「総員突撃!私に続けー!」
「「「オォォォ―――!!!」」」
この戦と自分の感情に決着をつける為に、突撃を仕掛けた夏侯淵であった。
◇ ◇ ◇
「報告!後方の敵、その一部が吶喊してきます。旗印は夏侯と典!」
「分かりました。では十分引き付けてからドラを鳴らしてください」
「了解です!」
まもなくして。
『ジャーン・ジャーン・ジャーン』
けたたましくドラが鳴ると劉備軍の後軍が反転、迎撃態勢に入る。
◇ ◇ ◇
「劉備軍、後方の部隊反転しました!迎撃態勢に入りました」
「想定内の行動だ!…戦う敵は後方支援の弓隊と親衛隊だ。だが、なにも恐れるな!同じ弓隊ならば夏侯妙才直属の部隊は他の軍と違うところを見せてやれ!
そして戦わずして逃げる飾りの親衛隊など恐るるに足らず!そのまま突撃を継続せよ!」
「「「ウオォォォ――!!」」」
『ジャーン・ジャーン・ジャーン』
再度、ドラが響き渡ると劉備軍の劉の旗はそのままに先陣の魏の旗が厳に代わった。
後方の黄の旗は魏に代わり、続けて後軍の本陣だと思っていた部隊は小綺麗な甲冑を脱ぎ、周りと同じ甲冑に着替えていく。
同時に翻していた十文字の旗と呂旗が下ろされた。
そして中軍の厳の旗が黄に変わり、先程後方の部隊が脱いだ甲冑と同じデザインの甲冑を纏っていった。
そして高々と上がっていく二つの旗は“十文字が牙門旗”と“深紅”の呂旗であった。
「にゃー(ご静聴と支援、誠にありがとうございました。ギリギリ、なんとかギリギリアウトで(←駄目だろ)頑張ってます。ちなみに風様、あちき仕事してますよ)」
「夜な夜な緊急回避用に公園から水を汲み出す作業は決して仕事とは認めませんよ、バカ猫」
「にゃー(え〜)」
「『え〜』じゃありません、バカ猫はほっときましょう…では今後の『すけじゅーる』ですが“可能でしたら、ここ肝心ですよ〜可能でしたら”荊州攻防戦(後)・三国私(仮)が表の掲載予定です」
「にゃー(生きてる間は頑張ってやりますよ〜)」
「・・・上の台詞に一部訂正が入ります。『×可能でしたら・○生きていたら』に変更させていただきます」
「に″ゃ―――」
「・・・でわでわ〜皆さんお達者で〜」
特に、『dbwLtKxp0』様のご支援ありがとうございます。
m(_ _)m
まとめサイトの神様、こちらは掲載成されなくて結構です。
乙
乙ですよ
生きていてくれたか!乙
乙
乙
十三号氏乙!
おっつー
/二二ヽ
||・ω・|| < オマエんとこの太守、なんか種馬じゃない?
. ノ/ / > オマエんとこの太守、なんか種馬じゃない?
ノ ̄ゝ
/二二ヽ
||・ω・|| < オマエんとこの貂蝉、なんかおっさんだぞ
. ノ/ / > オマエんとこの貂蝉、なんかおっさんだぞ
ノ ̄ゝ
前回からの続き的な話です。
性的描写がありますのでご注意ください。
無じる真√N 拠点イベント41
※警告
・アブノーマルな描写が入ることもあります。
・18歳以上向けのシーンも時折あります。
・資料を元にアレンジを加えた話となる場合もあります。
・ちょっとしたオリジナル設定が出ることもあります。
・各勢力の情勢がゲームなどと異なる部分があります。
・各ヒロインと一刀さんを一度は絡ませる予定なので完結まで長いです。
※当方へのご意見、ご指摘など
・URL欄のリンク先(メールフォーム)
・メール欄からメール
・専用UP板のレス
・投下先のスレなど
ご意見、ご感想などはこれらのどこからでも可能です。
お暇なときにでもどうぞ〜
url:
ttp://koihime.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0653
乙です!
今から全裸で読んでくる
乙ッス
それにしても、切れた斗詩は怖ぇなホント
おっつー
乙
斗詩の話は本当に少ないよな、可愛い娘だからもっと注目されるべき
Ob's sturmt oder schneit,
Ob die Sonne uns lacht,
Der Tag gluhend heis
Oder eiskalt die Nacht.
Bestaubt sind die Gesichter,
Doch froh ist unser Sinn,
Ist unser Sinn;
Es braust unser Panzer
Im Sturmwind dahin.
多分釣りなんだろうけどさ‥
パンツァーリートとか全然スレチなもん書いて何がしたいんだよ
しおん
テス
____
/ ___ \
( ̄二 |´・ω・`| \ ただちに影響は?
\ヽ  ̄ ̄ ̄ )
∠/ FA枝野 /| |
( ///
| ,、______,ノ ̄ ̄)
| /  ̄/ /
_|_|____//_
5分後
____
/ \ 影響はないようだ
/ \ ただちに‥ 撤収
/ FA枝野 \
| i ヽ、_ヽ
└コ l ∪
| ,、___, ノ
ヽ_二コ/ /
_____/__/´
今夜か明日あたり七夕SSでも投下しようかなと思って鱒。
おー、ずいぶん久しぶりな感じ
うp板と避難所にはたまに現れてたけどな
専用UP板に投稿したので告知をさせて頂きます。
久しぶりのSSです。
若干、間隔が空きすぎたせいか感覚が掴みにくくなっていて驚きました……。
恋姫†無双小劇場「短冊に込められた想い」
・単発ものです。
・呉√アフターみたいな感じです。
・連載中のものとは関係ありません。
・娘たちが出てます。
※意見などありましたら、スレなりメールやURL欄のメールフォームなりでどうぞ。
URL:
ttp://koihime.x0.com/bbs/imgf/0669-1310387956.txt 七夕過ぎちゃいましたけど、よければどうぞ。
乙です、ちょっとしんみりしてしまった
つまんねぇ
投下乙
こういう話が出来るのも子供のいる呉ルートの特権ってやつですね
明日夜、久方ぶりの無じる真本編投下予定。
他に被る方がいましたら代わりますのでお申しつけください。
DIO様「構わん、行け」
久しぶりの投下楽しみにしていますよ。
久しぶりの無じる真本編でございます。お待たせいたしました。
ようやく新章突入となりました!
今回の話は前章と時間が前後する部分もありますのでご注意下さい。
無じる真√N:67話
(警告)
・アブノーマルな描写が入ることもあります。
・18歳以上向けのシーンも時折あります。
・資料を元に独自な考えで書いています。
・話の流れも同様で資料を元にアレンジを加えています。
※意見などありましたら、スレなりメールやURL欄のメールフォームなりレスなりでどうぞ。
url:
ttp://koihime.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0671 暇な時間があったときにでもどうぞ。
おつ
おつおつ
今日はこれを読んで就寝だな
おっつー
バカ猫生存報告、必要か?(笑)
九割方完成してた荊州攻略(後)に不満爆発、ほぼ全てやり直し決定。
それに伴い(前)も修正が必要に・・・orz
そして(前)も、今一から叩き直してます…orz
だから当分無理だと思う?
ああ、せめて水を復活させたい(笑)今日この頃(爆)
清涼剤氏乙!
時間の都合がつけば明日、つかなければ明後日投下できそうです。
ついトリップ確認しちまったじゃねーか
これはエロくなりますって事なんだろうか?
そろそろと思ったのですが、悪い気がするので少し時間空けることにします。
多分、26時頃にまたくるかと。
あと、コテが本来と違ったのはタイプミスです。
新規職人やエロスを期待した方には本当に申し訳ないことをしてしまいました。深くお詫び申し上げます。
では、また後ほど。
おk待ってる
おっけー
お待たせいたしました。専用UP板にSSを投稿しましたので告知をさせて頂きます。
少しずつですが登場人物も増えます。勢力も徐々に規模を増していきます。
色々なものが増えたり大きくなってたり、そんな話です。
今回も前章ラストより時間軸が過去です。
無じる真√N:68話
(警告)
・アブノーマルな描写が入ることもあります。
・18歳以上向けのシーンも時折あります。
・資料を元に独自な考えで書いています。
・話の流れも同様で資料を元にアレンジを加えています。
※意見などありましたら、スレなりメールやURL欄のメールフォームなりレスなりでどうぞ。
url:
http://koihime.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0677 お暇なときにでもどうぞ。楽しんで頂けたら幸いです。
朱里は何時も通りだなw
勝手に動いて、善意だからオッケーって
この考えがいつか裏目に出そうで怖いわ
おっつー
清涼氏乙です
ぼくも愛紗のおおきいおっぱい揉みたいです><
日曜投下するかもです。
マダァ?(・∀・ )っ/Π⌒☆チンチン
お待たせしてしまい申し訳ありません。
投下はもう少しばかりお待ちを。
被り投下よけとして少しばかり間隔を空けるとしたら一時くらいなら問題ないですかね?
明後日くらいでいいんじゃね?
スレが違うんだから1時間くらい開けておくだけで問題ないでしょ
同一箇所での投下ならまだしも避難所と外史スレとなるとちょっと判断がしにくいんですよね。
ですが、よく考えたら事前に日曜と言ってしまっているのであまり後にずらすのも違う気もしますね。
というわけで、専用UP板に投稿いたしましたので告知をさせて頂きます。
なんだか長かったですが、ようやく主人公登場。
時間軸はこちらもやっと前章のラスト〜といった話となります。
ちなみに意外と久しぶりなあの方が出てきます。
無じる真√N:69話
(警告)
・アブノーマルな描写が入ることもあります。
・18歳以上向けのシーンも時折あります。
・資料を元に独自な考えで書いています。
・話の流れも同様で資料を元にアレンジを加えています。
※意見などありましたら、スレなりメールやURL欄のメールフォームなりこちらのレスポンスなりからどうぞ。
url:
ttp://koihime.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0680 ちょっとR指定入る場面もありますのでお気をつけ下さい。
清涼剤乙
これから読ましてもらうわ
清涼剤氏乙
随分前に離れてから久しぶりにスレを覗きにきたわけだが
清涼剤氏のSSが数作も積まれている・・・だと・・・?
こら読まなアカンがな!
__
__|___|__ ♪
(*´・ω・) ヒャッホー♪
⊂ ∞ノつ ♪
(つ ノ
(ノ
書き忘れていたのですが、明日夜投下を予定しております。
ですが、今回は状況に合わせて予定変更することもありますのでご了承ください。
待ってるよー
おk待ってます
すみません、少々ヘマをやらかしました!
私事の予定がずれ込んでしまいました。
帰宅次第投下するつもりですが、もう少し投下まで時間がかかります。
大変申し訳ありません。
あと、事前に注意を。
今回投下を行う予定のSSはR指定となります。
では、失礼します。
専用板に投稿いたしましたので告知をさせて頂きます。
大分遅い時間となってしまい申し訳ありません。
今回は、というか前回に続いてまたR指定な場面があります。
一本丸々前回に引き続き彼女の話です。
話としてはちょっとあっさりめになってしまった感もありますね。
無じる真√N:70話
(警告)
・アブノーマルな描写が入ることもあります。
・18歳以上向けのシーンも時折あります。
・資料を元に独自な考えで書いています。
・話の流れも同様で資料を元にアレンジを加えています。
※意見などありましたら、スレなりメールやURL欄のメールフォームなりこちらのレスポンスなりからどうぞ。
今回はバリバリR指定入る場面がありますのでお気をつけ下さい。
では、お暇な時を見てお読み下さい。
url:
ttp://koihime.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0681
清涼剤氏乙ですー
今から読んでくる
おぉ上がってたか
読んでくるわ
>>317 乙です・・・ふう
ほれ、残りやるからまだのやつはこれ使いな
∧∧ シュッ
( ・ω・)
Σ⊂彡_ノヽ
|\\ソへ
\\\(\
\匚二亅
どうもありがとうございます。
なんだか風邪っぽくて、鼻をかむのに丁度ティッシュが欲しかったんですよ。
とまあ、近況報告を交えた話は置いておいて
次は月曜!
……だといいなあ、と思っております。ではでは〜。
322 :
名無しさん@初回限定:2011/08/13(土) 19:27:38.83 ID:KNaV7DN60
どうせここには熱心に読むやつなんて大していないんだから余所でやりゃいいのに
求めるやつがいるとこでやったほうが互いに幸せだぞ
こここそ居るだろ
どこでやろうと本人の勝手でしょうに
恥も外聞もなく読んで欲しいと思ってたら、各所にマルチで投稿しまくればいいって話になるわけで
投稿するのは書き手の自由
読む読まないは読者の自由
ただ、マナーとルールを守れば良い
まぁ言わんとすることはわかる
だけどやっぱあんま見向きもされないここよりは別のとこで作品との相性がいい読者でも探した方が建設的だろ
きっとまだ出会ってない愛読者がいるんじゃないか?
実際投稿サイトはいくつもあるんだからそういうやつがいる可能性だって十分あるぞ
とは言えこれはあくまで助言だ
命令じゃないからどうとでも受け取ってくれていい
>>326 そうか
じゃあ他所で元気にやってくれ
バイバイ
他所に行かなくても避難所あるじゃないか
ぶっちゃけ清涼剤氏への反応は避難所の方が多い時が多々ある
おまえら、いくら夏だからって荒らしに触っていいわけじゃないぞ。
330 :
名無しさん@初回限定:2011/08/14(日) 08:37:04.90 ID:Ksk4VcB90
清涼剤氏待ってますよー
一部書き直さないといけないので投下は明日朝に変更させてください。
それにしても最近は予告との時間のズラが多いですね。
申し訳ありません。
どんなズラを被ってるのか気になって仕方ないじゃないですかー!
>>332 ズラじゃないズラ。
焦るとどうしても打ち間違ってしまいますね。困りものです。
それはさて置き、専用UP板に投稿いたしましたので告知をさせて頂きます。
おはようございます。
予定から大幅に遅れての投稿となりまして大変申し訳ありません。
またもや主人公から焦点がズレました。いえ、完全にはズレていないんですけど。
今回はお騒がせ名家の二人が中心のお話です。
重要人物の抜けた今、残る彼女たちは一刀不在に何を思うのか……?
無じる真√N:71話
(警告)
・アブノーマルな描写が入ることもあります。
・18歳以上向けのシーンも時折あります。
・資料を元に独自な考えで書いています。
・話の流れも同様で資料を元にアレンジを加えています。
※意見などありましたら、スレなりメールやURL欄のメールフォームなり
こちらのレスポンスなりからどうぞ。
url:
ttp://koihime.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0683 時間の都合がついたときにでもお読み頂ければ幸いです。
乙です
いいはなしだな〜
働きたくないでござるな麗羽様も好きだけどw
こんな展開があってもいいよね
335 :
名無しさん@初回限定:2011/08/17(水) 20:17:39.39 ID:7DNdxruX0
乙〜
七乃が売ってるのは美羽さま人形か
モデル本人はまだ知らないみたいだけどwww
・・・言っとけよ七乃w
お、清涼剤来てたおつ
清涼剤氏乙!
まさかとは思うが猪々子が周囲を見てたのって店探してたのかw
>>334 独自のセンスを光らせるが故に変な方向に行く人ですからね。
ああいう切っ掛けがあれば化けるかなぁとつい期待……しちゃいますが、やっぱり微妙かもw
>>337 小腹が空いてるときは見落とすわけにはいかないでしょうから
普段以上に集中していたことでしょうw
さて本題ですが、次回の投下は二、三日中を予定しております。
なんか新規の読者が入りにくいスレだな。
俺はどうすればいいんだ。
見てるか去るかしろ
もしくはSS書いて盛り上げるかだな
>>339 別に投下する側でなければ厳しいルールとかはないから気楽にすればいいよ。
あといまや外史スレの数少ない職人である氏のSSが
>>1にも載ってるまとめサイトにあるから未読なら次話までに読んでくるといいよ。
>>339 ほとんど私が一人で使わせて頂いているような状況ですから
初めて見た方は正直戸惑われてしまうとは思います。
スレに関するお叱りもメールフォームなどを通して度々受けておりますし
本当にすみません。
あと、現在このスレに投下している書き手は極少数ですが
これまでに投下して下さった方は沢山います。今もなお帰りをお待ちしている方々もいます。
そういった書き手さんたちのSSを読み、感想を書くのもスレ的にはありです。
ですので、まずはまとめにある色んな書き手さんのSSを読んでみるのもよいと思います。
欲を言えばスレに慣れて書き手となってくだされば……なんて思っていたりもしますw
長文失礼いたしました。
恋姫†無双はオワコン
続編があるならまだオワコンじゃなかっただろうね
とうとう見限られたか
恋姫のSSは書けないけど、調べ物してるうちに三国志には詳しくなったよ
でもそんな知識はSSを書くのには全然必要でもなんでも
なかったのかもしれない
小ネタ的に使うなら便利じゃね、三国志の知識も。
主人公?メインヒロイン?なにそれおいしいの?
そんな状態が依然続いておりますが、まあ今回もそんな感じですw
今回は前回の中心となった内の片方に焦点を当てています。
あと、キリよくしてあるので少し短めです。ご了承下さい。
無じる真√N:72話
(警告)
・アブノーマルな描写が入ることもあります。
・18歳以上向けのシーンも時折あります。
・資料を元に独自な考えで書いています。
・話の流れも同様で資料を元にアレンジを加えています。
※意見などありましたら、スレなりメールやURL欄のメールフォームなり
こちらのレスポンスなりからどうぞ。
url:
ttp://koihime.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0685 少しでも楽しんで頂ければ嬉しいです。
清涼剤氏乙です
おつおつですよ
清涼剤氏乙
読んできまーす
見たところSS探しスレじゃなくて書くスレっぽいけど
好みに合いそうなSS、ってここで聞いたりしていいのかな
本スレでSSの出展聞くなら外史スレの方が良いと思うよーとアドバイスされてここに来たんだけれど
投下専用のスレではなくSSスレだから問題はない
ただ避難所しか見てない人も多いからどっちで聞くかはお好みで
まとめにある作品ならまだしも外部の話は好かない人が割といるから注意は必要
前に外部のSS紹介したやつが原因で荒れたこともあったし
>>353 むしろそういう質問は人の多い本スレでするべき
外史スレに落とされたSS読みたいなら
>1のまとめサイトで探してみてね
他のサイトの場合なら本スレで聞いてみよう
外史スレは基本ゲーム版準拠、オリキャラは添え物か長編で都合上ならなんとか
オリ主、クロス、アニメ版など一刀さん基点の外史で無い場合は、他のサイトって感じ
>>353 なんか勝手にルール作ってる住人いるみたいだからもう避難所行った方がいいみたいだな
傾向ってことだとは思うけどね。
探すなら理想郷の捜索板で聞いて探した後、これみたいな展開・文章のある?って聞かれると答えやすい。
よそでやれや鬱陶しい
うーん結構解答が揺れてるなぁ・・・
特に特定の物を探したい訳ではなくて
一刀が話す未来の話や技術に驚いたり感心したりする一同、みたいな短編が好きなんだけど(魏呉蜀問わず)
真本編でも呉導入部とか雪蓮拠点会話二回目が好きなもんで
ここはここで公開されたもの限定で聞いた方が良さそうだから、とりあえずここのもの限定ってことにしておく
そういうのあるかな?
>>358 外部物はもう一個有るSSスレの方で取り扱う感じっぽいね
外部にあるものはそっちで聞いてみようかな
>>362 短編だとわからないけど、長編なら大方の作品はそういう場面は入ってると思う
あと外部ものを探したい場合はarcadiaってサイトの捜索板で探した方が多分返答の数も多いと思う
避難所のン十倍は利用者がいて、自分で該当作品の捜索願を作る形でスレ立てするから解答をちゃんと貰える
それに避難所ってここから流れた連中も多いから外部のSSに関する返答は1こ、良くて2こ帰ってくればいいって感じだから期待できない
別に本気で探したい訳じゃないなら避難所でもいいとは思うよ
まあ、理想郷行くのが無難だよな。
こうやって結局理想郷行けとかなるから人が増えないんだろうな
だって、人いないところで、合わないことを質問させて荒れる展開は避けたいじゃん。
色々見て回ったほうが
>>362も今後も色んなSSと出会う機会が増えるしあちこちおすすめするのもいいと思うけどな
大体別にどっちかだけの住人でいなきゃならない決まりもないし
ここと理想郷を巡回リストにいれて両方を見つづけたっていいんだしなw
それにこの
>>362は理想郷利用するからってこっちを見捨てたりはしないと思うしね
なんか勘違いしてる人がいるようで、なんだか悪いことしたな
俺としては「出てけ」と言いたいんでなく、あくまで「選択肢」を増やしたつもりだったんだわ
もしかしたらってこともあるし向こうも一度目を通してみるといいと思うぞってことで薦めただけだから強制するつもりはないんだ
いろんな可能性を見てそれからどこをどう利用するかを本人が決めた方が後々いいと思うからな
めんどくせーなぁ
好きでスレ見てんだから黙ってろ
370 :
名無しさん@初回限定:2011/08/27(土) 00:48:08.71 ID:9nX4eReR0
遅まきながら清涼剤氏乙です!
次回更新予定は29日です。
さげ忘れスマソ・・・
そして本人に遭遇ktkr!w
待ってまーす!
申し訳ありませんが、投下遅れます。
遅れるのは全然問題ないんだけどどれくらい遅れるのか目安を書いて欲しかったかも
のんびり待ってまーす
言われて気がついたのですが、確かに変更後のことを書くべきでした。すみません。
昨夜は薬飲んですぐに寝るところだったとはいえ気が回らなかったですね。
次回同じようなことがあったときには配慮に気を遣おうと思います。
では、専用板にUP致しましたので告知をさせて頂きます。
少々投下が遅れてしまい申し訳ありません。
今回はまるっと一本主人公視点。
軍の中でも長く下ヒにいたあの軍師に関したお話です。
この辺かなというところで切ってあるので、次回へと続きます。
無じる真√N:73話
(警告)
・アブノーマルな描写が入ることもあります。
・18歳以上向けのシーンも時折あります。
・資料を元に独自な考えで書いています。
・話の流れも同様で資料を元にアレンジを加えています。
※意見などありましたら、スレなりメールやURL欄のメールフォームなり
こちらのレスポンスなりからどうぞ。
url:
ttp://koihime.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0687 読んで少しでも良かったと思って頂けたら幸いです。
おつー
白衣装の雛里って、凄い似合いそうだな
この程度のクオリティで更新頻度がこれはないわな
一般的な職人なら更新の早さでガシガシ勝負かけてるレベル
やる気ないならさっさとやめちまえよ
>>381 別に更新速度は普通だと思うけど?
本当にやる気無いのなら数週間〜数ヶ月ごとの投下になると思うし
あー確かにそうだよなぁ
週刊ならまだマシなほうだわ・・・
>>382-383 そうなの?
俺がいつも見てるところだとこのくらいのはポンポン投下されてるから遅いくらいだと思ってた
どうもここの住人と感覚が違ってたみたいだなスマン
>>384 俺もちょっと暑くていらつきながらブーたれたんだけど
冷静に考えてみると別に遅いってことはなかったわ
>>384 まぁ場所ごとに違いはあるからね勘違いするのは仕方がないかもね
だけど何か理由があろうと安易に煽るのはやっぱよくない
そういうのって言われた本人だけじゃなくてROMってる人も良い気分しないよ
>>386 確かに軽率すぎたな
マナー悪くならないよう気をつけることにするわ
>>883 残念、その役目は
>>882の恋姫で、筋肉ダルマがドキドキワクワクして暴れたから被害が凄くなっちゃた・・・
しかし、今日仕事なのに…既にこの時間、どうしよう?
裏に書き込もうとしたんだけど、NGワードで書き込めない。で、NGワードが判らない。orz
マジキュー呼んだ
前スレに預言者がいた
ハイクロ風雲拳
スマン誤爆
久々に書き込みあったから覗いてみたら誤爆とはw
流石にそろそろ保守しといた方がいいよね。
完全に墓場と化しとるな
ひどいひどすぎるよ(´;ω;`)ぅぅぅ
遅くに恋姫にハマったとはいえ・・・
やっとたどり着いたとおもったらこの有様とは・・・
>>395 たしかにここよりはましだった…(´;ω;`)ぅぅぅ
どっちにせよSS作者さんの扱いがひどすぎるお…
一刀さんが消えた喪失感をすこしだけ味わえたよ…
週刊なんてむりだよ、二―トじゃないんだから。
書いたことない奴にはわからんだろうが、五分で読めるような文章でも書くのには五十分かかってると思え
それでも早い方だ、拘る人は句読点一つを打つか打つまいかで10分吟味する人もいる
あんまり無茶を言うな
書いた事の無い俺でも週刊はものすごく早いペースだという事くらいは分かる。
冷静に考えるとプロの漫画家でさえ、週刊を維持するってのは凄い物なんだし
他に生活がある人なら尚更だ。
まとめサイトの神様、まとめサイトの神様。
次からの6レスをタイトル
『謹賀新年』
で、掲載をお願いします。
m(_ _)m
「にゃー(皆様、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします)」
m(_ _)m
「仕方がないですね〜。よろしくしてやるのです」
「にゃー(あ、風様。明けましておめでとうございます)」
「はい、バカ猫おめでとうです。皆さんも新年おめでとうです。今年もバカ猫をよろしくしてやってください。で、今日はなんでまた急になのです?」
「にゃー(リハビリ)」
「りはびり?」
「にゃー(勘を取り戻すと言いますか…今叩いているのとは別に即席でどこまでやれるかを試そうかと)」
「そうですか、ならいくつ桃香なんですか?」
「にゃー(即席ですから四つです)」
「だ、そうです。短いですがよろしく見てやってください」
「…(…なんか気持ち悪いな)にゃー(では、たった四つですがよろしくお願いします)」
謹賀新年
その年、元旦から北郷一刀の受難が始まった。
事が一刀に発覚したのは事態をあまりに心配した一人の侍女による報告からである。
「えっ荀文若、桂花が俺の悪口を言い回ってるって?・・・いつもの事じゃん」
侍女の心配を余所に全く緊張感の無い一刀、桂花に悪口を言われるのは日常茶飯事な一刀に取ってその時点では全然深刻に考えてなかった。
「ですが、聞かされた内容が謀略の域に達してました。それこそ、再び戦を始める為の準備のように…」
「再び戦なんて、それこそ無いよ。今の状況が政務に力を注げるのに一番良い環境だって、桂花の絶対的支配者の華琳が喜んでんだよ。そんな華琳の喜びをわざわざ壊す事だけは桂花はしないよ」
侍女の新たな情報による警告も軽く流した一刀。
「そこまで信用していらっしゃるならば分かりました。ですが念の為にも本人に一度はお会いして確かめた方がよろしいかと…」
「ああ、そこまで心配してくれてありがとう。ちょうど聞かなきゃいけない事が有るから、ついでに聞いてみるよ」
「聞き入れてくださりありがとうございます。それでは私は失礼させていただきます」
丁重な言葉とお辞儀で執務室を後にした侍女。
すると仕事に支障があるのか、直ぐに支度を整えた一刀が執務室を後にする。
そして執務室を一歩出た一刀はなにやら周囲の空気が異様な事に気付く、それは戦直前の謀略が錯綜している時の空気だった。
心なしか周囲の侍女や使用人たちの視線が冷たかったり、疑いが混ざった物であった。
「なにこの殺伐とした空気?元旦からどうしちゃたんだ?・・・ひょっとして本当に深刻な事態なの!」
今更ながらちょっと心配になった一刀はやや早歩き気味に華琳の部屋を目指して動いたのだった。
が、途中に見てしまった光景に一刀は頭を抱える。
まさに謀略・策の嵐であった、魏・呉・蜀の区別なくそのほとんどが戦の時に使用・発動させるレベルの計略であった。
幸いな事はこれが原因による事件が起きてないこと、せいぜい人と人の仲がギクシャクして一触即発な程度である。
それも充分問題だが、まだ『裏切り者の首を跳ねよ!』みたいな事態に陥っていないだけましだと思える程場の空気はどんよりしている。
そんないたたまれない空気の中を通ってどうにか白帝城に用意された華琳の部屋にたどり着けた一刀に華琳から厳しい意見が飛んでくる。
「天の国はつくづく変わっていると思っていたけれど、よもやここまで変わってるとはね」
そんな部屋の中は現代の年末を彷彿させるような慌ただしさだ。
「…なにこれ」
思わず呟いてしまう一刀。
「な、なにって…春蘭から聞いたのよ。天の国では元旦に計略を仕掛けるって…」
・・・
・・
・
春蘭から華琳に伝わった言葉は『一年の計画は元旦にあり』
「華琳…それは、まず初めに計画を立てそれに沿って事を進める方がうまくいくという意味。一年の計画ならそれは元旦に立てるべきである。って意味で、なにも元旦に計略を企てるって意味じゃないだ」
間違えだと一刀から華琳に訂正が入る、それを聞いて蜀・呉にも訂正を知らせる使いの者が走らされた。
春蘭の大立ち回りも挟まれるも、結局は華琳の仲裁で事なきを得るように見えた。
だがしかし、オチはしっかり訪れた。
「…ふ〜う、酷い目に遭った…」
「すまんかったな北郷。詫びとして正月にちなんだ物を受け取って欲しいんだが」
「ん、何?」
「愛紗から聞いたぞ、天の国にはお年玉という風習が有るそうだな」
「ああ、愛紗から聞いたの?なんかwar…!?」
ドゴッ★
適当に見積もってもゆうに五メートルは吹っ飛んだ一刀。
その惨状を見ていた華琳は。
「地面スレスレからの見事に振り上げた鉄拳だったわ…流石は春蘭」
また一刀は吹っ飛ばされ走馬灯のよう感覚に見回れながら。
「(あぁ…落とす拳骨でお年玉(落とし拳)かぁ、愛紗らしい…なんて典型的過ぎるベタなオチなんだ…)」
ドサッ!
地面に背中から受け身無しで落ちた直後、まだ意識の有った一刀は。
「(…でもアッパーは…落としてねえ)」
ガクッ…
その思考の直後、一刀は意識を手放した。
『一年の計は元旦にあり』
逆説的な考えで、元旦に起きた出来事がその年一年の運勢や出来事を占うと言われている。
かなり省かれたもののここに至るまでかなりの恋姫達と一刀の楽しいドタバタ劇が有った。
つまり今年の一年、おそらくは来年・再来年も元旦はドタバタ劇は繰り返され一刀と恋姫達は楽しい時を過ごすであろう・・・
「にゃー(終わりました。実際作業に入ると、今まで普通だったその行為すら勘を取り戻す?思い出すのに一苦労ですね。近々、本編リメイクと荊州攻略前・リメイクと後を載せたいですね)」
「だ、そうです」
「にゃー(風様?)」
「なんですか、バカ猫?」
「にゃー(いつものような毒が無いんですが)」
「あなたも猫なら解るでしょう。動かない獲物をいたぶってもツマラナいのです、早くそこそこ元気に成りなさい」
「にゃー(分かりました、ならお言葉に甘えます。それでは皆様ご静聴ありがとうございました、なるべく近くに伺いたいと思います。では失礼します)」
一刀十三号さん復帰おめでとうございます
何事かあったようですが、取りあえずご無事な事が分かって安心しました
無理はせずに頑張ってください
m(_ _)m
まだまだ大丈夫だろうけど約3週間ぶりに一応保守
保守
過疎杉なので独断と偏見で恋姫キャラをコーエー風に数値化してみた
恋 :統65+武100知45+政30魅65+
桃香:統55+武45+知65-政50+魅100
華琳:統90+武80知80-政75-魅90
愛紗:統75武90知60-政60-魅75
冥琳:統80武65知90+政85-魅70+
朱里:統70武25知85-政90魅70
雪蓮:統80+武85+知55+政70魅75
蓮華:統70武70知70+政80+魅80+
白蓮:統70-武70-知70-政70-魅70-
月 :統50武30知60+政60-魅80
麗羽:統55武55-知55-政55-魅55
美羽:統40武15知30+政30+魅65+
美以:統55+武75知25政25+魅60
貂蝉:統50武100-知70+政50魅5+
白蓮のオール70がやりたかったと予想w
つーか大分控えめだな
恋を武力100にするんなら朱里の知力か政治も100にしていいと思うし、
他のキャラももうちょっと盛ってもいいと思うんだが
能力値を完全無視したただの妄想に構うなよ
しつこく何度も貼られてもうざいだけだろ
ファンブックの能力は五段階しかなかったからな
あれをそのまま比率でおきかえると差が大きすぎるし
6が100、5が90台としても4は80?3が70?だとすれば上に集中するが
今度は軍師や非戦闘キャラの武力、武将の知力などが高くなりすぎる
全体バランスを考えながら作中の描写も考慮していくとなかなか悩ましい
ぶっちゃけスレ違い。
どうしても独断と偏見なんてどうでもいいものを晒したいなら工作板にでも行ってくれ。
作品スレでやるほうがスレ違いだと思うが
こんな過疎状態じゃスレ違いの雑談でもないよりマシだろう
保守がわりに恋姫ならなんでもいいから話題ふってくれよ
三戦で例えてくれ
>>415 どうせ410なんだろうけど自分勝手にスレを私物化するなよクズ
これだけ日が経って職人もいなけりゃ過疎るのは当たり前だろ
どこのスレでも同じこと、現実を見ろ
作品スレではスレ違いと言いながらここではスレ違いをやれという矛盾を押し付ける自己中で傲慢で性格
完全に頭のイカれたバカのようだから相手にしない方がいい
必死にならなくても避難所に書き手も人も健在、自分勝手な行為はマシではなく悪しだよ
恋の強さは他の恋姫の三倍以上って感じ
おい 恋姫いろいろ出すぎてどれやればいいのかわからんぞ
全部やれば良いよ
とりあえず関羽が可愛かったから萌将伝かってくるは
わざといってるのかw
それはやめて大人しく無印やれ
真と無印あるけど、とりあえず真を買えばいいんだな?
原作スレ行かずにしつこくここに居座ってるし
レス内容からしても完全に釣りだな
お帰りなさい、でも昔みたいに賑わってなくあなたを構う人が少ないのごめんね…
テスト
……よし
430 :
とある外史の再始動?(1/2):2012/05/31(木) 02:32:50.07 ID:rC2507lg0
とある外史が…その生をまともに全うすることなく散りかけた…そんな危うい時から数ヶ月。
長らく静かな時が流れていた地に足音が響き渡る。
月光に満たされた大地にヌッと一つの影が差し込む。
それは人……それも少年から青年へと変わりつつある頃合に思える。
彼が身に纏う服は要所要所に汚れも見えるが、月の灯りを受けて、輝いている。
「…………こんなところに」
疲れた空気を漂わせながら、青年は……銅鏡へと触れる。
彼を再び外史へと引き寄せた銅鏡。それが今、眼前にある……そのことを何度も瞬きをして、確認し直す。
「やっと……俺は……」
最後の方は何と言ったのかわからないほど小声になる。その時、銅鏡が光り、うっすらと人影が映り込む。
それは銅鏡の前にある青年の顔には似ても似つかない。凛々しくも可愛らしい顔。
「――と、――ずと」
「え? 嘘……だろ」
「一刀っ!」
呆然とする青年の名前を人影が呼ぶ。それは、紅がかった髪を後ろで結わえた一人の少女。
普段は白を基調とした鎧に身を包んでいる少女だが、今は普段着のようだ……だが、一刀にはそんなことなど些細なこと。
久方ぶりに見た、その姿に……彼は……彼の目頭は熱くなる。
「……また、会えた……」
「会えてないだろ! おい! いつまで…いつまで、私たちを待たせているつもりなんだ、お前は!」
「っ!? …………ごめん」
「もう少しだけ……あと少しだけ待ってやる。だから、必ず帰ってこい」
結わえた紅髪を微かに揺らしながら、少女は真剣なまなざしを向ける。
「ああ……すぐ、戻るよ」
「まったく。このまま、私の存在感が薄くて消滅したら、どうしてくれるんだ!」
「ああ……ああ」
「あれじゃあ、まるで私の人気が無いから打ち切られたみたいじゃないかっ!」
「ああ……ああ」
「聞いてるのかっ!」
銅鏡に写った少女が激昂しているが、一刀はただうなずくだけ。
彼は眼を細め……愛しき少女の姿を懐かしみながら……涙していた。
431 :
とある外史の再始動?(2/3):2012/05/31(木) 02:36:43.78 ID:rC2507lg0
一刀の姿を見て……憤りを静めた少女が、彼同様に眼を細め、優しげな表情を浮かべる。
「一刀……私だって、今は凄く泣きたい……やっと、お前と……こうして話せるんだからな」
「…………うん」
「でも、それくらいじゃ満足できるわけがない」
「…………うん」
「だから、帰ってこい。すぐにとは言わん。でも、早く帰ってこい……」
「………………ああ、約束する」
少ししんみりとしていて、でも穏やかな雰囲気が……流れる。だが、それをぶち壊すように第三者の声が入り込んできた。
「ん? 何を一人でぶつぶつ言ってるんだ、白蓮」
「ひっ!? な、なんでもない……帰れ!」
「いきなり、帰れとはぶしつけな。貴様に言われて、書類を回収しに行ってきたというのに……む?」
「げっ」
紅髪の少女の苦み走った声の向こうから、新たに現れた人物の姿が見え始める。
それは藤紫色を肩口まで伸ばした女性。非常に凛々しく、勇ましささえ感じる風貌……それもまた、彼にとって懐かしい姿。
「む? おい、どうして一刀が」
「き、気のせいだ。気のせいっ! 用事は済んだんだろ? なら、ほら……」
「気のせいなものか……す、好いた男の顔を忘れるわけがあるまい」
頬を僅かに赤らめながら女性が近づいてくる。だが、それを制するように少女の……公孫賛の手が伸びる。
「やめろ! わ、私はまだ話したりないんだ! 後で順番を回してやるから……今はあっち行っててくれ」
「喧しい。独り占めして……自分だけ出番を得ようなどという浅ましい魂胆……わからないとでも思ったか!」
「……っ!? か、華雄……えっと、だな」
図星だったのか、公孫賛の躰が一瞬だけぴくりと小刻みに跳ね、そして停止する。
それを見据えながら、女性が……華雄が鼻を鳴らす。
「ふん。私とて、元来出番など無い身。それ故……気持ちはわかる」
「そ、そうだろう? 華雄だって色々と不遇な扱いだったんだ。私の気持ちも――」
「だが、一度ならず、二度までも抜け駆けなど許してなるものかっ!」
「あ、バカっ、やめ――――アッ」
凄まじい轟音と共に生じた少女の断末魔を残して銅鏡の映像は途絶えた。
一刀は、その様子に唖然としていたが……すぐに気を取り直すと顔を振って気合いを入れ直した。
432 :
とある外史の再始動?(3/3):2012/05/31(木) 02:38:34.08 ID:rC2507lg0
「ふふ……まだ、ちゃんと生きてる。復興は……可能なんだな」
まだ終わっていなかった。これからというところで停止していた外史。
「なら……もう決まってるよな」
もっと続くと思いながらも……唐突に時間が止まった外史。
「俺は……」
様々な苦難を乗り越え……そして、まだまだ待ち受けているだろう外史。
「……絶対に戻ってみせる」
両拳を強く握りしめながら、青年は決意の言葉を口にした。それを切っ掛けとするように気配が静かに現れる。
「ご主人様」
「…………はは、まるで見越したようなタイミングで現れたな。貂蝉」
「良い女というのは……殿方が必要と思った時にそっと手をさしのべる……そういうものなのよ」
「…………まあ、突っ込みたい気持ちは山々だけど。いけるか?」
「ええ、バッチリよ。そうね、お礼は……わたしに熱いご主人様のご子息を激しく突っ込んでくれれば……うふふ」
「却下だ。いいから、俺を戻せっ!」
「んもう……ご主人様のい、け、ずー。しょうがないわねぇ、それじゃあ……いくわよ」
大柄な躰を振るわせながら、桃色の下着を身に纏った人物が一刀の肩に手を添えると……二人の姿が光に包まれていく。
「みんな……戻るからな……待っててくれ」
「あ……そうそう、言い忘れていたんだけど……あの時から、今まであった隙間、そこで起きた事も今を含め話してきたことも……全て消えてしまうわ」
「えっ!?」
「だってぇ、そうじゃないと……外史が成立しなくなっちゃうもの」
「……ああ、そうだよな」
「ま、後は細かいことは気にしないで……わたしに身を委ねてくださればいいのよん」
「なんで……腰に手を回す。お、お断りだぁぁぁぁぁぁっ!」
青年は再び……舞い戻る。己が物語へと……。
静止した時が再び動き出そうとしている。
このまま朽ちるのを待つだけと思われた、外史が……ゆっくりと動き始める。
――――????、再始動――――?
433 :
名無しさん@初回限定:2012/05/31(木) 02:40:11.07 ID:rC2507lg0
お久しぶりです。
いろいろあったあげく、凄まじく時間が……。
本当にごめんなさい。
取りあえず、ブランクが恐ろしいので……本格復帰は、あまり期待しないでくださいね。
積み上げたものが、0に戻ってるっぽいので……稚拙さが中断時の比じゃないはずです。
なのでまあ……もし来るなら、また見てやっても……程度にお考えくださいませ。
本当にすみません。
おつ
久しぶりとか言われても誰かが分からん
以前居た作者なら保管される事も考えて誰だかはっきりしてくれ
436 :
◆q5O/xhpHR2 :2012/05/31(木) 21:50:00.48 ID:rC2507lg0
>>435 ごめんなさい
これで良いでしょうか……
ちゃんと、投下できるまでは名乗るのもおこがましい気がして
それまでは……名乗るつもりが余りなかったので…誠に申し訳ありません
名乗るつもりがなかったら久しぶりとか言わない方が良かったかもね
もしくは名乗れるまでまとめへの保管を保留してもらうとか
まあ何にしてもお帰りなさい
438 :
名無しさん@初回限定:2012/06/18(月) 00:20:13.37 ID:b1jhwIRJ0
テスト
439 :
清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2012/06/18(月) 00:49:40.73 ID:b1jhwIRJ0
どうもお久しぶりです
えっと……あの、清涼剤です。どうも
前話から半年以上……!?
時が流れるのは早いものですね……ごめんなさい
ようやく、筆を執りましたです
これまでの話を振り返ったりしてましたが……長くてw
ぼちぼちやって行きますので……見捨てないでくださると。ありがたいです
無じる真√N:74話
(警告)
・アブノーマルな描写が入ることもあります。
・18歳以上向けのシーンも時折あります。
・資料を元に独自な考えで書いています。
・話の流れも同様で資料を元にアレンジを加えています。
※意見などありましたら、スレなりメールやURL欄のメールフォームなり
こちらのレスポンスなりからどうぞ。
url:
ttp://koihime.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0730 少しでも、読んでみてよかったなぁ……と思っていただけたら嬉しいなって思いますっ
乙、無印の朱里みたいなシチュなのかな
>>440 こんばんは
はい……一応、あそこの拠点イベントの話をイメージしてました
なので天女だったり、前話で羽衣の表現を入れたのですよ
test
書き込みないね
もともと過疎だったが、自治厨がうるさいと雑談もできないから
人が減るだけで増えることはない
それにこのスレには荒らしが潜伏しててな
そいつにとっては避難所だけが残って本スレは衰退したほうが嬉しいんだろうよ
>>444のような全て悪い方に考える被害妄想狂な奴もスレにとっては害悪
問題を指摘されても被害妄想ということにしておけば
このまま何も変わらないから都合がいいもんな
見事な被害妄想
448 :
:名無しさん@初回限定:2012/08/15(水) 11:29:27.51 ID:0tKXJeEq0
わお!
てst
久しぶりに直投下してみます
ちょっと、いつもと違う感じを考えながら書いたので
ひっかかるとこは数点あるかもです
では
来い!!
夏の華
熱い日差し……どこからともなく、聞こえてくる蝉の声。
冷房器具なんてものが無いこの時代。そよそよという扇から来る風くらいが清涼なものだった。
いや、よく考えてみれば、かつて真桜が開発した……扇風君なるものがあった。
しかし、それも本人以外には調節できないため、今は蔵の中。
ああ……本当に惜しいものだとほんの少しだけ肩を落とす。
くだらないことを嘆いていると、汗水垂らして国のため民のためにと駆け回る足音が熱い空気を切り裂くのが聞こえてくる。
廊下や庭園、外などを慌ただしく走る足の音。何かを話し合う声。街の雑踏。
そうした様々な音に耳を傾け、手でしたたる汗を拭いながら思い出すのは……今日のような暑い夏の日。
†
その日も、とてもとても暑かった。茹だるような暑さに皆、顔を赤らめている程だった。
「たまらんな……この暑さ」
「そうだな、姉者。流石にこうも暑いと調練に参加している兵達の士気も下がるというもの」
「本来なら軟弱な弱卒なぞいらん! と言いたいが、今日の暑さばかりはなぁ」
そう言いながら春蘭は青空にて爛々と身を輝かせる太陽を見上げる。
この日の日差しは普段以上に強く、気のせいか照り返しの方も厳しく多少なりとも苦しめられる。
「こら、北郷。なんだそのだらしない顔は。しまりのない顔が一層情けないぞ」
「う、うるへぇ……春蘭だって、いつもの覇気が感じられないぞ」
「ば、バカを言うな。この夏侯元譲が暑さごときに音をあげるわけがなかろう!」
「そうだぞ、北郷。姉者の取り柄である壮健さがそう簡単に減るわけがないさ」
「うーん……それも、そうか」
元気はつらつでない春蘭というのは些か彼女らしくないのは正論と言えなくもない。
多少頭があれなところがあろうとも、元気で明るいのが彼女の魅力でもあるのだから。
「三人とも。そんなとこで談笑とは、随分と余裕じゃない。調練とはその程度なのかしら?」
「か、華琳っ!? いつからそこに」
「華琳様! いらっしゃったのですか」
「さっきからここにいるわ。確かに今日は不快な程に暑いわね……でも、だからといってそれはないんじゃないかしら?」
含みを込めた笑みを浮かべながら視線にそれぞれの反応が返る。
「か、かかか、華琳様! 私はしっかりと励んでいたんです。ですが、北郷の馬鹿者がだらけていたので叱咤していたところでして……」
「あら? そうだったかしら?」
「春蘭ーっ! ちょ、ちょっと待ってくれ、ご、誤解だ。俺は別にだらけてなんて。な、なあ、秋蘭?」
「…………ふ、どうだったかな。兵達を見ていて気づかなかったよ」
「んなーっ!?」
僅かに口端をひくつかせながら堪える秋蘭。どう見てもわかっていて、敢えてなのだろう。
「ということは、一刀……これは決まりよね?」
「ちょっと待ってくれ」
「春蘭に存分にしごいてもらいなさい。そうすればへたれてなんていられないでしょうからね」
「そ、そんなーーーーーっ」
†
長い春蘭によるしごきが終了した後、全員揃って城内へは戻らず、別の方角へと向かっていた。
そこには、先ほど調練を行っていたのとは別の一団が場を占拠しており、なにやら騒々しく駆け回ったり叫んだりしている。
「おーおー、やってるなぁ」
ぐったりしながらの声だったが、集団の中にいた一人の少女には届いたらしく、ひょこっと姿を見せる。
「あ、華琳さまに隊長たちも、こんの暑い中、よう来たなぁ」
「なに。調練ついでさ……少々のびてる者がいるがな」
「しゅ、春蘭がやりすぎなんだよ……」
「何を言うか、貴様がここのところたるんでいるせいだろう」
そんな言い合いに呆れた表情を浮かべながら真桜が口を開く。
「隊長も春蘭さまも、こんな暑苦しい日までようやるわ……」
「それで真桜、例の兵器、調子はどうなのかしら?」
「あんじょう進んどるで」
「そう。どうやら、成果は上々の様ね」
「それにしても、まさか俺の朧気な知識からこれほどの大砲を作り上げるとはな。流石真桜と言うべきか」
「にししし、まあ、ウチは天才やしなぁ……あ、でも……華琳さまの助言あってこそやけどな」
「………………」
ご機嫌な真桜とは正反対にやけに不機嫌そうな者が一人だけいた。気づいたのだろう、秋蘭が声をかける。
「どうしたのだ、姉者。そんな嶮しい顔をして」
「いやな、あのようなものが果たして本当に必要なのかと思ってな」
「どない意味やねん?」
自身の作品の必要性を問われて真桜がむっとした表情を浮かべる。
「あのような大層な絡繰りなど無くとも、この夏侯元譲一人いれば十分だ、と言っておるのだ。無駄な金をつぎ込む必要があるのか甚だ疑問でならんわ」
「姉者……」
「いいのよ、秋蘭。大方、あれに活躍の場を奪われるのではないかと焦っているのでしょう」
「う……うう、そのようなことはありません。ですが華琳様、このわたしがいれば、やはり必要ないではありませんか」
「そのようなことはないわ。この兵器を実戦投入できるようになれば、兵卒の負担や損害も大いに減るもの」
「……そ、そうかもしれませんが」
「大体、貴方ほどの人材は他にはいないのですからね。大事にしないといけないでしょ?」
絡繰りと春蘭なら、どちらをとるか。それはこの場にいる誰にしても即答だろう。
「でも、それよりなにより……貴女への負担が減り、美しい肌が少しでも保てるならそれに超したことはないですもの」
そう言いながら春蘭の頬にそっと触れる。春蘭の顔がみるみる真っ赤になる。
「か、華琳さまぁ」
一応の納得はしたのだろうか。それよりは満足そうな感じがしないでもない。
どちらにしても、取りあえずの収束はなったとみて間違いないだろう。
「さてさて、こんなところで立ち話ってのもなんやし……一発見ていかへん?」
「あら、いいの? 幾ら試験中とは言っても、そう容易くはないのではなくて?」
「大丈夫やて。そんな手間取るもんやないしな。ちゅうか、ある程度準備を手早くできひんなら、そら兵器として微妙になるやん」
「なるほど。確かにそれはそうだな」
「そうね。では、是非とも見せてもらいましょうか」
「ほいきたー。ど派手に一発かましたるでー」
そう言うと、真桜は集団の中に戻り指揮を執り始める。それに従い全員が連携をするように動いていく。
そして、少しだけ日の傾いた空に……一発の爆発音が響き渡った。
「おお……これが、あの大砲の威力なのか」
「報告で聞いてはいたが、これは想像以上ですね、華琳さま」
「ええ。確かに上出来ね、よくやってくれたわね、真桜」
「へへん、まあ、ウチにかかれば大したことあらへんよ」
照れくさそうに、かつ誇らしげにはにかむ真桜。
相当な自信作だったのだろう。そして、相応の反応が来たのだから満足するのもうなずける。
「そうそう、それとやな。作成方法と手順は伝えてあるし、あとはウチでなくても作っていけるで」
「そう。ならば、あなたは総指揮に移りなさい。具体的な作業は他のものに任せてもよいでしょう」
「う、ウチが総指揮ですか。いやまあ、華琳さまがそうしろっちゅうんなら吝かやないけども」
「なんだ、何か不満でもあるのか?」
「滅相もあらへん、ただちいと驚いただけですて。てことで、その任、謹んで受けさせてもらいます」
「よろしい。ところで、一刀。あなたは先ほどから何を考え込んでいるのかしら?」
「…………ん? あ、いや。ちょっとな、うーん。折角夏だし……」
「あら、何か思いついたの?」
「ん? へへ、秘密」
「あら? この私に対して隠し事をするというの?」
「北郷ー!」
「ま、まあまあ……後の楽しみってことで、な」
その言葉と共にふっと笑いが零れた。
†
尋常ならざる暑さに参っていた日から、幾日も経過したある日のこと。
城の一角から、とんでもない爆音が響き渡った。それは、本当に予想だにしない事故だった。
蔵に籠もって作業を行っていた真桜が何らかの失敗をして、爆発させたらしいとのこと。
当然、ことの発端に対して詰問がなされたのは言うまでもないこと。
「実は……俺のいた世界でさ、夏……特に祭りの時なんかに見ることが多い花火っていうのがあってさ」
「花火? なんだそれは」
「えっと……その火薬とかの調合をして、それを発射することで夜空に綺麗な火花をあげるんだ」
「つまりは兵器と言うことか」
「違う違う……夏を満喫するためのものなんだ……本当に綺麗なんだよ見ほれるくらいに」
「なるほどな。なんとなくは想像が付いた、姉者へはこちらで補足を入れるから。続けてくれ、北郷」
「ああ。まあ、それでさ……街の人たちや華琳達にも見せてあげたいなって思ってさ」
そこまで言うと、深々とため息を零す。
「なるほど、それで……一刀。貴方は真桜に依頼したのね。その花火の作成とやらを」
「あ、ああ……そうだよ。そしたら、今回の事故が起こって……」
秋蘭の補足を受けた春蘭が眉間にしわを寄せて怒声をあげる。
「貴様は勝手に……そんなことを真桜に頼んだというのか。この馬鹿者が!」
「……ごめん」
「まあ待て、姉者。北郷も華琳様や我らのこと、それに民を思ってしてくれたことだ」
「秋蘭」
何ともすまなさそうに秋蘭の顔を見る。秋蘭は腕組みしたまま、ため息を零すと強い口調で続ける。
「だが。姉者の言うことももっともだ。あれだけ危険なことだったのならば、先に話を通すのが筋というものだろう」
「そうだな。本当に申し訳ないことをした……」
「今回は怪我人が幸いにも皆無だったから、いいけれど。もし、一番近くにいた真桜に何か会ったときはどう責任を取るというの」
落ち着きの中に重みを含んだ語調での言葉。それを受けて、一層身を縮こまらせる。
「面目次第もない……本当にごめん」
「もういいわよ、秋蘭の言う通り思っての事なのと被害が施設の損壊のみで済んだことに免じて不問に処すわ」
「ありがとう。華琳」
「ただし、次にまたこのようなことがあったときは、その首……躰と別れを告げるものと知りなさい」
「…………ああ。気をつけるよ」
とんでもないことをしたのだと肩をがっくりと落とす。それを見ながら僅かに表情を緩める。
「まったく……それで? 人員としては、如何ほど必要なのかしら?」
「え? もしかして……続けても、いいのか?」
「当たり前よ。それを成し遂げれば民に憩いを与えられるのでしょう? それに、成功すれば翌年からも風物詩とできるわ」
C
「うむ。他国との一層の交流が図れ、なおかつ人が一時期としても少しでも多く寄りつくようになるやもしれません」
秋蘭が同意するようにこくこくと頷く。
「二人とも……」
「なにより。あの真桜が、たった一度の大失敗で諦めるとも思えないもの」
そう言ってくすりと笑う。続くように場に朗らかな空気が流れる。
「違いない。真桜なら、この程度でやめるなんて納得できひんてー、とか言い出しそうだ」
「とにかく、まずは真桜へ対し改めて依頼するということで、よろしいでしょうか。華琳さま?」
「ええ、結構よ。人員に関する点もよく纏めて置いてちょうだい。それから……そうね、その花火とやらを打ち上げる場所の確保もしておきなさい」
「はっ」
「これでいいかしら? 一刀」
「ああ、ありがとうな。華琳!」
こうして花火という、一大行事は大きな規模となってり進んでいくことになった。
†
本格的に花火の開発作業に着工してから、早一ヶ月ほど経っただろうか。
屋台も普段とは風貌を変えて、ほんの少しだけ華やかさを帯びている。
街のあちこちに掲げられた灯火はいつもより多く、宵闇を照らす月を手伝っている。
そう……今日は祭りの日。
「いやぁ、大盛況だな」
「そうだね、兄ちゃん。なんだかボクまで気分が盛り上がってきちゃうよ」
「はは、わからなくもない……だが、季衣」
「にゃ?」
季衣が不思議そうに首を傾げる。
「既に大量に屋台の出し物を平らげてるわけだが……大丈夫なのか?」
「えー? 何言ってるのさ、これくらいまだまだだよ。本番はこれから」
「……そ、そうか。俺は改めて季衣の凄さを知った気がする」
「これくらいで驚いているようじゃ、あなたもまだまだね。一刀」
「華琳は驚かないのか……」
「ご褒美として料理を振る舞ったことが幾度もある私が驚くと思って?」
「……慣れてるんだな。なるほど」
そんな話をしているのをキョトンとしていた季衣が何かを見つけて声を上げる。
「あーっ」
「どうした、季衣?」
「春蘭さまですよー、ほら」
そう言って示した指の先には、確かに春蘭の姿。何かを探すようにキョロキョロと辺りを見回している。
「おーい、春蘭!」
「……っ、ほ、北郷。そこにいたのか」
「ん? 俺に何か用でもあるのか?」
「いや、実はだな。はて……何を言うんだったかな」
「おい! 忘れたのかよ……」
「ええい。貴様がさっさと姿を現さんからいかんのだーっ」
「俺のせいかよっ!」
春蘭がむーっとした表情でがなり立てていると、その横に彼女の妹がゆっくりと現れる。
「姉者……。それは流石に理不尽というものだぞ」
「む、秋蘭……」
「すみません。華琳様……姉者がこのような感じで」
「構わないわ。これはこれで……ね」
「そうですか。ならば良いのですが……それと、真桜からの言伝です」
「真桜から?」
「はい。北郷と華琳様に花火の準備が整ったことを伝えて欲しいと」
「お、そうなのか。とうとうなんだな……」
「まあ、そういわけでだ。北郷……華琳さまを連れて行く案内役を頼めるか」
「もちろん、よろこんで」
「あのー、それボクも行っていいんですか?」
「ええ、構わないわよ。一緒に行きましょう、季衣」
「やったーっ」
嬉しそうに満面の笑みを浮かべる季衣。微笑ましくてその頭をそっと撫でる。
「んじゃ、季衣と俺と華琳と……二人ってことか」
「いや、私は警邏の仕事があるから後ほどということになる」
「え、そうなのか? じゃあ、春蘭は……?」
「わたしもだ。非常に残念でならんがなぁ……」
本当に残念そうな表情を浮かべながら、苦虫を噛むようにそう吐き捨てる。
「姉者……警邏の方は、私が帳尻をあわせておく。だから、華琳様たちと存分に楽しんでこい」
「な、いいのか。秋蘭!」
春蘭は、キラキラと眼を輝かせて秋蘭の顔を見つめる。
「構わんよ。今日という日くらいはな……良いですよね、華琳さま」
「……まあ、いいでしょう。秋蘭が大丈夫というなら、大丈夫でしょうし」
「華琳の言う通りだな。まあ、どっちにしても、何かあれば春蘭も季衣も飛んでいくだろうしな」
「というわけだ。良かったな、姉者」
「あ、ああ……感謝するぞ、秋蘭。では、参りましょう華琳様」
許可を得たことで抑えきれないのか、さあ行こう、やれ行こうとばかりにそわそわする春蘭。
全員が顔を見合わせて微笑を浮かべると、秋蘭とだけ別れて四人で花火会場へと向かうことにした。
星々が今日という日を祝すようにきらりと天上から人々を見下ろしている……いつまで、この平穏が続けばいいのにと思わず考える。
色々な話をしながらワイワイと会場までやってくると、遠くの方に真桜の姿が見えた。
彼女は打ち上げの指揮を執っているらしく、こちらに手を振るだけで徳に近寄ってくることはなかった。
「ほう、あれが花火というものか……本当に空に花を咲かせるのか……」
「大丈夫だよ。真桜の腕なら心配ないって」
「そうですよ、春蘭さま〜」
「む……そうか」
頷きはするものの、どこか綽然としない様子の春蘭。
「春蘭。あの子のことを信じなさい……それと、ことここに及んで騒ぎ立てるのは無粋よ」
「うう……わかりました」
「良いこね。ふふ、聞き分けの良い子は嫌いじゃないわ」
「はいっ」
沈みかけていた春蘭だったが、たちまち普段の明るい表情へと戻った。
「さて、いいかな? えっと、これからやることが上手くいったときは。俺がたまやーって叫ぶから。続いてかぎやーと叫んでくれないか」
「はあ?」
「そういう作法なんだよ。少なくとも俺のいた世界では。だから、折角だし、な?」
そのように促されると春蘭は怪訝そうにしながらも頷く。
「む、むむ……よくわからんが、かぎやーと叫べばよいのだな」
「ああ。たまやーに対してかぎやーだ」
「かぎやかぁ。よくわからないけど、わかったよー」
「はは、まあ俺も詳しくはわからないし。まあ、その場のノリ……いや、さっき言った通り作法ってことだな」
「随分といい加減な習わしもあったものね。あなたの世界ではそれが当然なのかしら?」
そう言って半ば呆れと驚きを表すような表情を浮かべる。
「こっちほど……昔の風習とか、そういうのを大事にしてないからなぁ」
苦笑いを浮かべつつ、頭を掻きながら答える。
確かに風流さなどがあるのとは別にその根源というものはある。
でも、もしかしたら、そういったものは余り気にし過ぎるのは野暮なのかもしれない。
「まあ。あなたの世界ではそうであるのなら、それはそれでよいのではなくて」
「う、うーむ。まあ、そうかなぁ」
「それよりも……今は、この世界で……共に楽しみましょう。この一瞬をね」
そう言って目配せをする。
月の明かりに照らされた表情が少し煌然としているように見える。そんなことを思って言えると、ひゅるるるという昇天音がする。
そして夜空に舞い上がる一瞬の火柱。それは大きな花を咲かせた。
黒い下地に映える華麗な大輪の花を見つめながら思う。きっと仲間達も皆どこかでこの美しい花を見上げているに違いない。
「たまやー!」
「か、かぎやー!」
その日は……本当に、本当に皆大いに盛り上がった。まさに祭というに相応しかった。
そう、天井知らずの楽しさを感じたものだったのだ。
†
あれから、時は過ぎて……今がある。
現在は、夜風を浴びながら筆をさらさらと動かしていた。
しかし、そうしているうちに時間はあっという間に流れてしまっていたらしい。
すっかり辺りは暮れていた。薄暗くなった空には星々が輝きを競い合うように点在している。
「…………ああ、もう夜」
ぽつりと呟くと、丁度その役目を終えた筆をそっと置いて立ち上がり中庭へと出る。
次の季節の虫たちが変わり目だと言うように泣き声を彼方此方であげている。
虫たちの合唱に耳を傾けながら、ゆっくりとした足取りで庵へと赴くと、そっと腰を下ろす。
そよそよと流れる風がうっすらと浮かんだ汗を拭ってくれる。
手に持った扇でパタパタと扇ぎながら、町の方を見る。今日はどこか騒がしかった。
遠くの人々の喧騒までもがここまで聞こえてきそうな……そんな様子だった。
「そういえば、今日は祭……」
あの日と同じように、人々が祝いと感謝を込め、盛大に祭りを催しているのだ。
「すっかり歳を取ってしまったということ……か」
若い若いと思いながらも、気がつけば大層な歳になっている。
戦で勝利を得るため、国の……大陸の平和のためにと使われた手もすっかりしわくちゃにもなるはずである。
あの戦乱を同じ側で駆け抜けた輩も、皆既に離別を迎えている。そう、残ったのは自分一なのだ。それを思い出す。
「…………あれからもう何十年……」
皆、あちらでは元気にやっているのだろうか。そんなことを考える。
だが、待望の瞬間が訪れてすぐに消える。
夜空に一輪の花が咲いている。大輪の花。
それに続く美しき花々が星の煌めきに負けず劣らず夜空を彩っていく。
ああ、美しいと思う。
まるで……あの日のように風雅で美麗な夏の華。
花火に奪われた眼を細めると、緩慢な動きで口角をつり上げる。自然と緩やかな笑顔が浮かぶ。
「ふ……今年も綺麗……」
そっと瞼を下ろす。
そろそろだという自覚はあった……だからこそ、後処理を終えて、最後の一筆を入れたうえで花火を見上げているのだ。
もういいのだ。思い残すことはなくなった……満足いく時間を過ごした。
何年も何十年も同じように人々の喧騒と花火の音に耳を傾け続けた、この日も、もうお終い。
(だって、ほら……目の前には……)
かつての仲間であり家族であった大切な者たちが勢揃いしている。
花火の様に眩しい笑顔を浮かべる仲間達。そこへ向かって駆けていく。
とっても躰が軽い。まるで、あの頃に戻ったかのように足が進んでいく……。
(……また、皆一緒に……)
再会を祝すかのような、盛大な音が、夏の華が花開く音が……そのとき聞こえたような……そんな気がした。
以上。これにて、投下終わりです
どうも、お粗末様でした
必要以上に烈しく乙!
おつおつ
清涼剤おっつー
こんばんは、清涼剤ですー
今回は『無じる真√N:75話』でございます
いやぁ、どうにもペースの方が……ホントすみません
もう少しポンポン出せるといいですけどね
あと、一つ。PCクラッシュって凹みますよね( ´・ω・)
(警告)
・アブノーマルな描写が入ることもあります。
・18歳以上向けのシーンも時折あります。
・資料を元に独自な考えで書いています。
・話の流れも同様で資料を元にアレンジを加えています。
※意見などありましたら、スレなりメールやURL欄のメールフォームなり
こちらのレスポンスなりからどうぞ。
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おつおつ
テスト
どうも、清涼剤です
予定通り今夜いけそうです。時間は22時頃になるかと思います〜
どうも、こんばんはーっ
清涼剤でございます。今回は無じる真√N76話でございます
今回は……あの人のお陰でエンジンがかかりやすかった気がしますw
この調子で行けるといいなぁと思います(´-ω-`)
無じる真√N:76話
(警告)
・アブノーマルな描写が入ることもあります。
・18歳以上向けのシーンも時折あります。
・資料を元に独自な考えで書いています。
・話の流れも同様で資料を元にアレンジを加えています。
※意見などありましたら、スレなりメールやURL欄のメールフォームなり
こちらのレスポンスなりからどうぞ。
楽しんで頂けたら幸いです
それと……ずっと言い忘れていたことを一つ
励ましのお言葉をくださった方、本当にありがとうございました!
お陰で今も頑張れてますよ〜 (`・ω・´)ノシ
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おつー
てs
て
てすと
てす
どうも、清涼剤でございます
投下ペース遅く、内容もあれで申し訳ない限りです
取りあえず今年のSS納めをさせていただきます
それでは、今回は無じる真√N:77話をお送りいたします
(警告)
・アブノーマルな描写が入ることもあります。
・18歳以上向けのシーンも時折あります。
・資料を元に独自な考えで書いています。
・話の流れも同様で資料を元にアレンジを加えています。
※意見などありましたら、スレなりメールやURL欄のメールフォームなり
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今年最後のSS、内容が少々乏しいですが楽しんでいただけたら幸いです
それでは、来年もどうぞよろしくお願いいたします……よいお年を
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おめおつ
どきっとな
改めまして、あけましておめでとうございます
こんばんは。清涼剤です
新年最初の投下は勿論、無じる真です!更新遅いのだから当然ですかねw
というわけで、今回は『無じる真√N:78話』をお送りいたします
(警告)
・アブノーマルな描写が入ることもあります。
・18歳以上向けのシーンも時折あります。
・資料を元に独自な考えで書いています。
・話の流れも同様で資料を元にアレンジを加えています。
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今年が皆さんにとって良い年でありますように
それでは、本年もよろしくお願いいたします
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おつ
二ヶ月以上書き込み無いね
てことで、保守
テスト
test
こんばんは。清涼剤です
もうどんなペースなのやらですが……忘れた頃の更新です
『無じる真√N:79話』をお送りいたします
(警告)
・アブノーマルな描写が入ることもあります。
・18歳以上向けのシーンも時折あります。
・資料を元に独自な考えで書いています。
・話の流れも同様で資料を元にアレンジを加えています。
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ttp://koihime.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0756 ちょっとずつですが進めていきます。目指せ完結……
本気乙
外も含めて止まってる所が多い所おつおt
どうもこんばんは。清涼剤です
流れは出来てるのですが文章化でもたついております
ゆっくりやっていきます
というわけで
無じる真√N:80話をお送りいたします
(警告)
・アブノーマルな描写が入ることもあります。
・18歳以上向けのシーンも時折あります。
・資料を元に独自な考えで書いています。
・話の流れも同様で資料を元にアレンジを加えています。
※意見などありましたら、スレなりメールやURL欄のメールフォームなり
こちらのレスポンスなりからどうぞ。
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おつおつ
面白かった
こんばんは、清涼剤です
マイペースにやらせていただいております
今やってる章はあと数話。全体は今章プラス一、二章といった予定となっております
ただ、次章からは恐らく、これまでの伏線(?)を回収してく流れが中心となりそうです……
なにはともあれ
無じる真√N:81話をお送りいたします
(警告)
・アブノーマルな描写が入ることもあります。
・18歳以上向けのシーンも時折あります。
・資料を元に独自な考えで書いています。
・話の流れも同様で資料を元にアレンジを加えています。
※意見などありましたら、スレなりメールやURL欄のメールフォームなり
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おつおつ
491 :
名無しさん@初回限定:2013/04/30(火) 09:08:47.84 ID:vpOUjQM70
otunn
いつも読んでるよ
こんばんは、清涼剤です
無じる真√N:82話をお送りいたします
ここまで緩やかだった展開も今回で急変です
漸く、あれやこれやが出てきます
発想が安易というか安直というか拙いですね。申し訳ありません
なんというか、楽しく書いてるだけになってます。はい
(警告)
・アブノーマルな描写が入ることもあります。
・18歳以上向けのシーンも時折あります。
・資料を元に独自な考えで書いています。
・話の流れも同様で資料を元にアレンジを加えています。
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本編はtxtで専用UP板にアップしております。
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>>491 とても励みになります
どうもありがとうございます
楽しんで書くのがいちばんですよー
乙乙
test
どうも、こんばんは。清涼剤です
無じる真√N:83話をお送りいたします
場面の繋ぎはやはり難しいですね
流れを細かく考えようとするとこんがらがってしまいますw
(警告)
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おつー、良い感じだな
どうも清涼剤です。こんばんは
無じる真√N:84話をお送りいたします
戦闘というか戦は難しいですね
今精一杯書けるだけのものを書いてるので気にはしませんがw
でも、少しずつでいいからちゃんと描けるようにはなりたいものですね
(警告)
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おつー
ぎりぎり滑り込みの清涼剤です。こんばんは
無じる真√N:85話をお送りいたします
二カ所で行われた戦も漸く終焉を迎えつつあります
この章もあと少しです
一応話も収束していけばとは思いますねぇ
(警告)
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投下おつ
502 :
名無しさん@初回限定:2013/06/05(水) 21:30:56.31 ID:iG0CAiX30
miteruyo
どうもこんばんは、清涼剤です
無じる真√N:86話をお送りいたします
解消されていないことが多々あるわけですが
それでも、この章はこれでおしまいっ!
……まあ、おっつけ解消されていくとは、はい
(警告)
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・18歳以上向けのシーンも時折あります。
・資料を元に独自な考えで書いています。
・話の流れも同様で資料を元にアレンジを加えています。
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おつおつ
どうも、お久しぶりです。清涼剤です。
色々身辺であり、非常に執筆ペースが落ちてしまい
その結果、投下が遅くなっており申し訳ありません
さて、今回は
無じる真√N:89話をお送りいたします。
(警告)
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・18歳以上向けのシーンも時折あります。
・資料を元に独自な考えで書いています。
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誰も居ない
(´・ω・`)ノシ いるお
英雄譚が出たら華雄の真名は今度こそ判明するんだろうか
出ないからあれ
いい加減わかれよ