>951
> 恋姫キャラ全員でエスポワールに乗り生き残りをかけて限定ジャンケン…
生き残りをかけたらみんな一致団結してお終い。
ガチで闘わせる為に、かけるのは一刀1日券。
50万ペリカが必要w
麗羽様や華琳たちは主催者サイドに配役されそうだなあ
でも焼き土下座とか酷いのはやめてあげて
>>951 お前がそれを思いついたのは、一つ上のAAのせいじゃあるまいな?w
・・・・
ID:qvdJbIQP0=ID:3dYm4afr0=虹ヶ原
そろそろ次スレの季節ですね
馬超メインのSS結構少ない?
読みたいな。
>>958 980に修正し忘れただけだからまだ先だ
>>959 特定キャラ√のSSて短編を含めても
数は少ないだろ
すっかり総合スレ住人に蹂躙されて駄スレになってんな
虹ヶ原氏カムバーック!
どこでやろうが著者の勝手だろうが
本人が避難所でやってくつってるんだからそれでいいだろ
自分勝手な発言はやめろよな
>>965 優等生ぶってんなよwwww焼きそばパン買ってこいや
これじゃあ著者もいなくなるわけだ
|┃三 ,ィ, (fー--─‐- 、、
|┃. ,イ/〃 ヾ= 、
|┃ N { \
|┃ ト.l ヽ l
ガラッ.|┃ 、ゝ丶 ,..ィ从 |
|┃ \`.、_ _,. _彡'ノリ__,.ゝ、 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|┃三 `ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ < 話は聞かせてもらったぞ!
|┃. |fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ | このスレは消滅する!
|┃三 ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐' ,ン \____________
|┃ l r─‐-、 /:|
|┃三 ト、 `二¨´ ,.イ |
|┃ _亅::ヽ、 ./ i :ト、
|┃ -‐''「 F′:: `:ー '´ ,.' フ >ー、
|┃ ト、ヾ;、..__ , '_,./ /l
現在このスレに著者0だからな。
最後の新人でスレは変わるべきだった。
お前らは救いようのない馬鹿。
さて、総合スレに帰るか。
久しぶりに直投下してみます。
9分割程度の小ネタです。
蜀√に魏√の「大局〜」があったらで思いつくままに書きました。
実際の蜀√と辿った流れが違うという設定のもと書きましたので
違和感があるかもしれません、ご了承下さい。
桃香を中心として纏まり大きな力を発揮した蜀軍は三国の戦を勝ち抜き、大陸平定をなした。
数日後、桃香たっての願いで幽州へ各国の主要な武官、文官を集めて酒宴を開いた。
それは三国が一つとなった事で諍いも因縁も何もかも取っ払い行われたまさに世紀の大宴会。
一人、会場を後にした俺は夜桜の舞う中、空を見上げていた。
「ご主人様、どうしたの?」
「桃香か……それに、二人も」
「急に抜け出されたので、どうしたのかと思いましたよ」
「折角楽しい宴会なのに、こんなとこに一人でいるのはつまらないのだ!」
月の光を受ける三人の髪は煌めき、酒の影響もあってか不思議と艶っぽく見える。
三姉妹の姿に見とれている俺の横を通り過ぎた桃香が桜を見上げる。
「……もしかして、今日、なの?」
「多分な。何故かはわからないんだけど、そんな感じがする」
「一体、二人とも何を?」
「よくわからないのだ……」
何かを感じ取ったのか眉を顰める愛紗に、純粋に首を傾げて不思議そうにしている鈴々。
二人にも説明をしておくべきだろう。
「あのな、二人に……いや、三人に謝らないといけないことがあるんだ」
そう言いながら、俺は先ほど会場から失敬してきた杯を見せる。
「覚えてるか? ここで約束したこと」
「ええ、忘れようがありませんよ。大切な誓いですから」
「お兄ちゃんと鈴々たちでみんなを笑顔にしようって言ったのだ」
「ああ、そうだな」
俺の手のひらに載る杯を見ながら過去を懐かしむ二人に俺の心もあの頃へと戻る。
まだ、国を背負うという重責を知らなかった頃。
夢を見て進み続けるだけで良かった俺たちは本当に純粋だった。
つい、昔を懐かしんでいると、いつの間にか桃香が俺の方を心配そうに見つめていた。
それはこれから起こることへのものか、俺を気遣ってのものか。いや、きっと両者なのだろう。
「……ご主人様」
「大丈夫だよ、桃香」
説明を代わろうとする桃香を制し、俺はゆっくりと一言も伝え損なわないように気をつけながら話す。
「同年、同月、同日に生まれることを得ずとも……願わくば同年、同月、同日に死せんことを。この誓いを俺は破る」
「な、何を仰りたいのか私にはよくわかりません」
「お兄ちゃん……」
ようやく俺が何を言わんとしているのか理解した二人の顔に曇りが生じる。
なるべく暗くならないよう、俺は極力普段通りに喋るよう気をつける。
「実はさ、大分前に言われたんだ。大局に逆らうことで消滅するって」
「しょ、消滅……ですか?」
「はにゃ? お兄ちゃん、消えちゃうの?」
いまいち、信じ難いといった様子の愛紗に対して、鈴々は柔軟な思考で本当のことだと捉えたようで瞳を潤ませている。
俺は、ある程度のことは省き簡潔に説明する。
「本来、俺が知る流れでは蜀が三国の戦いを勝ち抜くなんてことはなかった」
「しかし! 現に我らは勝利し、こうして大陸に平和を」
俺のする話を何でもいいから否定したいのか強い語調で反論する愛紗に対して俺は首を横に振る。
「そうじゃないんだ。そういう結末が確かに存在するんだ。だけど、俺はそうなるべき流れを壊した、その報いとして消える」
「おかしいのだ! お兄ちゃんは何も悪いことなんてしてないのだ、鈴々はそんなの認められない!」
「いいかい、鈴々。もう、認める認めないってことじゃなく、そうなるって決まっちゃったんだよ」
「そんな! 何か、何かないのですか!」
「愛紗ちゃん。残念だけど……」
眼を剥いてこちらに突撃してきそうな愛紗の肩を桃香が掴む。
「桃香様、そういえば貴女は知っていたのですね。このことを」
「うん。大分前なんだけどね。最初は全然気にしてなかったんだよ、でも雛里ちゃんの一件があって」
「落鳳坂のことですか?」
「そう、その前後でちょっとあってね。それで、ああ本当に消えちゃうんだって……」
「何故、我々に話してくださらなかったのですか!」
申し訳なさそうに話す桃香に愛紗は興奮した様子で詰め寄る。
「愛紗、違うんだ。俺が伝えないように頼んだんだ」
「し、しかし……せめて私と鈴々には言っていただきたかった」
項垂れる愛紗を見て心苦しさはあるが、これで良かったのだという思いが俺の中にはあった。
「鈴々もそのことを知ってたらもっと何かできたかもしれないのだ!」
「そうかもしれない。でもな、鈴々」
「にゃ?」
「このことを知ってた桃香がどれだけ辛かったと思う?」
「それは……」
「ずっと、俺のことを気遣いながらもみんなのために気丈に振る舞ってたんだ」
「でもでも!」
「それに、桃香自身も本当は話したかったと思う。なにせ、掛け替えのない妹たちなんだからな。でも、俺が口止めしたから優しい桃香は黙っているしかなかった」
もうすっかりぐずってしまっている鈴々の頭を撫でながら俺はゆっくりと宥める。
鈴々はまともに反論が出来なくなっているようだったが、愛紗はまだ納得がいっていないのだろう俺の眼をその切れ長の美しい瞳で見据えている。
「では、何故ご主人様は桃香様にそのような頼み事をされたのですか?」
「決まっているだろ? 俺のことを知ればさっき鈴々が言ったように何かやれないかって余計なことを考えてしまう」
「余計なことだなんて……」
「俺たちの成すべき事は大陸平定。そして、民の平和。そう決めてあっただろ」
俺は諭すように語りかけるが、愛紗はその黒髪を振り乱すように首で否定の動きをとる。
「それとこれとは事情が違うではありませんか!」
「違わないよ」
「何処がですか……私にはわかりません」
悔しそうな表情でそう答える愛紗に寄り添い、桃香がそっと語りかける。
「愛紗ちゃんと鈴々ちゃん。今の二人の状態がよく物語ってる。そう思わない?」
「我々……ですか?」
「そう。冷静でいられない……ご主人様以外のことはもう考えられなくなってる」
愛紗の瞳を覗き見ながら桃香は続ける。
「わたしたちにはやり遂げるべき目標があった。なら、このことを話して動揺させたりしたら……ね?」
「本末転倒、ということですか」
愛紗が呟くように答えると、桃香は頷き、離れる。
「ま、そういうことだから言えなかったんだ。そこだけはわかってほしい
「はあ……あなたはいつも突然だ」
「そういえば、わたしたちとの出会いも突然だったね」
「最初から……ぐすっ、最後までお騒がせなお兄ちゃんなのだ……ひっく」
ぐしぐしと前腕で目元を拭う鈴々に二人の姉も感極まった様子で口元を抑える。
俺はそんな三人とは対照的に不思議と笑みを浮かべていられた。
「ご主人様は……悲しくはないの? わたしたちとお別れになっても」
「そんなことはないさ。でも、後悔はしてないから」
「後悔していない?」
愛紗が若干、気にくわなそうにムッとした顔をする。
そんな表情も月光と相まって様になっているなんて思いながら俺は頷く。
「みんなと一緒にここまでやり遂げられた。結果を残せたんだ、俺がこの世界に来た意味があった。三人の夢を叶えることができた」
「まだだよ。これからが大事なんだから」
「そうだよな……」
戦乱が終わったからと言って途端に全てが上手くいくはずもない。
きっと、これまでの後始末を初めとして彼女たちにはやることが沢山あることだろう。
「ならば、ご主人様が如何に必要であるか……おわかりでしょう?」
「わかってはいるんだけどなぁ」
「これからも、わたしたちを支えてよ!」
「そうなのだ、もっともっと教えて欲しいことがいっぱいいーっぱいあるのだ!
「そうしたいのはやまやまなんだけどね……」
「ご主人様!」
三人の表情が一段と悲壮じみたものになる。
ああ、もう消え始めているんだ。
月の青白い光に包まれた自分の腕を見ながらそんなことを考えつつ、俺は伝えたいことを口にする。
「大丈夫、三人の国や大勢の人たちを思う気持ちさえあればこの先もやっていける。反則的に万能な曹操に経験豊かな孫策がいる、絶対にもっと先へ進めるはずだ」
「そんな……ううん。そうだよね」
「桃香様!?」
「お姉ちゃん?」
涙を拭い微笑みながら頷く桃香。
やっぱり、彼女は二人の姉なんだなって思わされる。
「もしご主人様と出会わなかったとしても、わたしたちでやってきたはずだもんね。だから、わたしたちの手で頑張って絶対に素敵な世界を築き上げるんだから」
「それは楽しみだな……」
「ふふ、ご主人様が去ってしまったことを悔いるような国にしてみせましょう」
「鈴々たちなら、きっと出来るのだ!」
長女に負けじとばかりに妹たちも強い意志の籠もった瞳で俺を見つめてくる。
俺はそんな彼女たちの様子に胸をなで下ろす。
「それじゃあ、最後に……もう一度だけ、酒はなくて空だけど」
そう言ってちゃっかり持参してきていた杯を配る。
三人はその意味を把握し、その手に持ち掲げる。
俺は、そこには加わらず自分の杯に入りこんだ桜の花びらを眺める。
「我ら三人っ!」
「姓は違えども、姉妹の契りを結びしからは!」
「心を同じくして助け合い、みんなで力無き人々を救うのだ!」
「同年、同月、同日に生まれることを得ずとも!」
「願わくば同年、同月、同日に死せんことを! そして、此度こそ結盟が破られんことを!」
三人の震えた声による誓いの言葉を耳にしながら俺はゆっくりと眼を閉じる。
「……さあ、終演の言葉を頼む」
誰にも聞こえないような声で呟く。
そして、俺の言葉に従うようにして三人は声を揃えて最後の一言を叫ぶ。
「……乾杯!」
その言葉に続いて空を切る音、そのまま杯は地面へと転がりその音は静かな夜空へと響き渡った。
†
三国統一がなった日から一年近くたったある日。
いまだに何やら動きのある五胡。
各国の中、くすぶっている反乱の志を持つ者たち。
いまだ村々へ被害を与えている暴徒。
未だ気を休ませることを許さぬ事情が山のようにあり、我らの日々は相変わらず忙しいものだった。
そんな折、我らが国で三国会議が行われることとなった。
他二国の出迎え予定の時刻まで余裕があった我々は近くの園へとやってきていた。
桃香様は、今年も満開となり艶やかに身を着飾っている木を眺めている。
あの夜のものとは違うが、これも桜。
私もつられるように桜の木を見つめていると、先ほどからしゃがみ込んでいた鈴々が立ち上がる。
その手のひらには桜の花びらが山のように積み上げられている。
「にゃはは、いっぱいなのだ!」
「ふふ、ホントだ。これで何かつくれるかなぁ?」
「星あたりに見せたら花見酒を飲もうといいだしかねませんね。……それにしても、今日は少々風が強いか」
急に吹き上げた風によって鈴々の小さな手のひらから桜の花びらが空へと舞い上がっていく。
それを見送るように顔を上げた私の瞳には白い雲と青い空が見える。
「ちょうど、この頃だったか、あの方と出会ったのは……」
一枚一枚の桜が私たちに思い出を蘇らせる。
「そうだね。あれから色んな事があったよね」
彼と過ごした掛け替えのない時間が脳裏を過ぎり、桜と共に去っていく。
「そして、お別れしたのも桜の季節だったのだ……」
彼の優しい眼差しが好きだった。
何処へ行くのも一緒にと、意気込むことも多々あった。
その度に苦笑した彼に対して顔を赤くして必至に弁明したものだ。
彼といるなら、何も望むことはなかった。
ただ一つ、彼の笑顔を見続けることを除いて。
「元気でやってるかな?」
「うーん、もしかしたら、もう女の子と仲良しになってるかもしれないのだ」
「ふふ、そうだよねぇ。節操ないからすぐ手を出して……」
二人は楽しそうに語らいながらも懐かしそうに空へ向かって上昇する桜を見上げている。
私たち三人を置いて彼はいってしまった。
「わかってはいたんだけどね」
夜桜を背負った彼と対峙した、あの日。
彼は空の杯を愛おしそうに見ていた。
そして、我らの誓いの言葉を聞いて杯を傾けた。
私たちの想いを飲み込んで共に連れて行くかのように。
「ご主人様のことはずっと忘れないからね……」
それは私たちを代表しての言葉。
「桃香様! 魏の連中が来ました!」
「ありがとう、焔耶ちゃん。それじゃあ、行こうか?」
「ええ、そうですね」
「今日こそ、春巻きを降参させるのだ!」
「これ、仮にも客人なのだから失礼の無いようにしろよ」
「ふふ、鈴々ちゃんと季衣ちゃんは友達だもんね」
「ち、違うのだ! 宿命のらいばるってやつなのだ!」
「なんだそれは? らい、ばる?」
ぷうっと頬を膨らませて反論する鈴々に焔耶は首を傾げて頭に疑問符を浮かべている。
肩を竦めつつ、むくれたままの鈴々に変わり説明する。
「あの方がお教えしたらしい。強敵のことを言うのだそうだ」
「ということは、ワタシにとっての蒲公英か……」
忌々しいと呻く焔耶。きっと、蒲公英にされた仕打ちを思い描いているのだろう。
私はふと、思う。
言葉の一つをとっても彼との日々はこの国に残っているのだと。
きっと一生涯かけても忘れることなど出来ないだろう。
「今日の風は気持ちが良いね」
桜は未だに舞い上がっているようだ。どこまで飛翔していくつもりなのだろうか。
もしかしたら、天の世界と繋がって。
「ふ、馬鹿な……」
「何がだ、愛紗よ」
「せ、星! いつの間に」
「まったく。出迎えくらいはしっかりとして欲しいものね。今回が初めてというわけでもないでしょうに」
支援
「あはは、ごめんなさい。どうしてもこの時期には思い出しちゃって……」
「天の御遣いのこと?」
「はい。丁度このくらい桜の咲く頃でしたから」
曹操の言葉に桃香だけでなく、私の心までどきりと鳴る。
「何でも蜀がこの一年奮起した元であるというし、以前以上に興味を持ったのだけれど、まさか会えないとは残念ね」
「同じようなことを去年も言ってなかった? もしかして歳かしら?」
感慨深げに語る曹操の背後からぬっと現れたのは呉の孫策だった。
「もう! 桃香ったら出迎えに誰も寄越さないんだもの。びっくりしたわよ……」
「あ、あはは……雪蓮さんもごめんなさい」
「仕方ないわね。ここで呑むとしましょう」
「その前にやることをすべきでしょ」
「姉様……お願いですから、集まる度に最初に言うことがお酒というのは止めてください」
「蓮華よ。お主もなかなか苦労しておるようだな」
「お互い、国の中枢を担う者の中に酒豪を抱えているとやっかいよね」
蓮華とは酒狂いの被害者という点で仲を深めた。
もし、彼が消えることなく残っていたら、彼女もまたらいばるとなっていたのだろうか。
どこか自分と似た匂いを感じる蓮華を見てそんなことを考える自分に笑いが漏れる。
「私としては、孫策殿の意見に賛成なのだが……」
「星!」
どこからともなく酒瓶を取り出した星に呆れつつ嗜める。
「でも、もうここに現物があるんだったらもったいないし、呑もうよ〜」
「仕方ないわね。各自、会議までの時間を堪能しなさい。私もここで呑むことにするわ」
「それじゃあ、朱里ちゃんたちのお料理を運ばないと」
「是非とも、ワタシにおまかせください。すぐに行って参ります!」
桃香様が答えるのも待たずに焔耶は姿を消してしまった。
相変わらず、桃香様命なやつだ。だからこそ、いざというとき桃香様を任せられるのだが。
「なんやなんや、大将だけやなくて関羽までここおったんか」
「なんじゃ、儂に黙って酒を……策殿ぉ」
わらわらと諸将が集まり始める中、黄蓋が孫策へと絡みつく。
「何よぉ、こうして合流できたんだしいいじゃない。固いことはいいっこなし」
「もし公瑾めにばれたら……まずいが、バレなければよい。というわけでも、儂も混ぜてもらおうかのう」
「さっすが、祭。よくわかってるわね!」
満面の笑みで頷く孫策に黄蓋はこれまたどこから取り出したのか酒瓶を手渡す。
結局、彼女も初めから酒を呑むためにきたのだろうか?
「…………もう」
がっくりと項垂れる蓮華を見る限り、そうなのだろう。
「孫権。今回は私たちも咎めはしないからよしとしておきなさい」
「感謝するぞ、曹操」
「あによ、蓮華ってば相変わらず他国のみんなには固いんだからぁ……おっぱいもお尻もこんなにやわらかいなのに」
「ちょっ、雪蓮姉様! って酒くさっ! いつの間に……ちょっ、やめてください」
「ふんふふんふ〜ん、今日の肴は蓮華ちゃん〜」
「意味がわかりませんー! 助けて、愛紗!」
知らぬ。
こういうときは気付かないふりが一番だ。
「愛紗の裏切り者ー!」
例え同志であれ、時には冷酷な判断も必要なのだ。
その時、私の頬をゆるい風が撫でていく。
それに伴って舞い降りる桜の花びら。
ゆったりと下降する一枚の花びらに釣られて動かした瞳に懐かしい姿が映る。
「あれ? あれって……もしかして、ねえ、桃香? って野暮かしら」
「そうね。酒宴は後回するとしましょう。あの娘たちのとても大切な記念のものとなるでしょうからね」
孫策と曹操の元を後にした桃香様が隣にたたれる。
鈴々も駆け寄ってくる。
杯から溢れた美酒のように自然と私たちの頬を伝った雫が、大地に敷き詰められた桜を濡らす。
彼は気恥ずかしそうに鼻頭を指でぽりぽりと掻きながらゆっくりとこちらへと戸惑い気味の視線を向ける。
「その……ただいま」
桜の花びらはまた積もっていく、私たちと彼の身体に。
乙&次スレ立てとく
以上となります。
魏と似て非なるハッピーエンドな感じにしてみました。
うーん、なんでしょうね。
こういう投下形式って久しぶりなので凄くどきどきしましたw
さるさんに怯えながらちびちび投下……この緊張感こそ戦場よ!
今回はpsp版を通しでプレイしていたときの妄想を書きました。
少々物足りなかったかも知れませんが、読んで頂けたなら幸いです。
それではおやすみなさい。
>>981 すみません&ありがとうございます。
>>982 おつおつ
大局うんぬんってどの√でも適用可能だから他のでも読んでみたくなるね
\(;Д;)/
清涼剤氏&983氏乙
987 :
名無しさん@初回限定:2011/04/14(木) 09:43:32.53 ID:9nkaZ7gwO
おつ
清涼剤氏おつでした
しんみりするけどラストでホッとしました
次も期待してます
まとめサイトの神様、まとめサイトの神様。
次からの5レスを
『10
>>44 三教一致 9』
と、
『23
>>186 三教一致 改 拾六』
の間に、
タイトルを
『駈風護風』
で、掲載をお願いします。
「にゃー(どんどんやりますよ)」
「(やや暴走気味ですかね〜)」
991 :
駈風護風1-3:2011/04/14(木) 16:39:32.25 ID:a1NkpWrTO
翠が蒲公英と共に一刀と桃香たちの仲間になってから数ヶ月たったある日、一つの知らせがもたらされた。
使者は形式上、魏から桃香の蜀に対してだったが、実のところ涼州の者による翠個人への使者であった。
当初、翠は使者の心配をした『勝手な行動で曹操から難癖をつけられ罰せられないのか?』と。
だが使者からもたらされた事実は翠に取って驚く内容であった。
それは、この報告の指示を出したのが曹操本人だということだった。
だがそんなことも本来の知らせを聞いた翠の頭からすっ飛んで消えた。
『涼州太守馬騰殿、病死』
元々、身体が弱っていたのでそう長くないだろう、と思われていた。
更に曹操の涼州進行の為、心労も重なるのだから、まさにいつ亡くなってもおかしくない、長くとも二ヶ月だろうと医者は判断していた。
だが馬騰は医者の予想の倍以上を生きた。
ただ生きていただけではなく、動けない為に曹操が派遣した文官をまさに手足のごとく使い涼州の為に尽力する。
活発になったことが結果的に良い方に働いたのか、馬騰の姿はだんだんと健康になっていくように周りの者たちには見えた。
だが実際には病魔は馬騰の身体を確実に蝕んでいた。
992 :
駈風護風2-3:2011/04/14(木) 16:46:47.58 ID:a1NkpWrTO
それは燃え尽きる直前のろうそくのように。
後々、娘の翠の為にとまさに命を燃やしての活動が周りの者には『健康になっていく』ように見えたのだろう。
こうして、馬騰に取ってやっておかなければならない事をあらかた終わらし、残りは他人に引き継がせても良い政務ばかりになった数週間後…
朝、馬騰を起こしに来た侍女が亡くなっている馬騰を見つけ大騒ぎになる、真っ先に曹操の元に報告が行き残された二通の遺書も届けられる。
一つは曹操宛で自分の死後の人事の推薦と五胡への対応や今後の涼州の政務の仕方が主であった。
もう一つは娘翠への遺言であった、それを曹操は涼州の者に委ねて好きにするように命じた。
次いで、
「馬騰の死を益州、劉備の元に使者として訪れて知らせなさい」
と命じた。
曹操の命に従い、涼州の使者は馬騰の遺言も携え益州におもむいた。
使者は桃香と謁見しそれを終えると翠に会い、遺言書を渡した。
受け取った翠は使者に深くお礼を言うも、逆に馬騰様には皆がお世話になったと逆にお礼を言われる。
更に『願わくば馬超様には涼州に帰って来てもらい、馬騰様の後を受け継いでもらいたい』と言われるが明確な答えは出さなかった翠。
993 :
駈風護風3-3:2011/04/14(木) 16:53:47.66 ID:a1NkpWrTO
受け取った遺言書を持ち、一人馬を走らせて丘までにやってきた。
馬から下り逸る気持ちを抑え遺言書を開き読む。
大まかな内容は次の通りだった。
『愛する我が娘、翠へ
あの日以来、とうとう会えることは無かったけれど一日とてあなたのことを忘れた日はなかったわよ。色々な事もあったけれど曹操殿を特別に恨む必要はありません。
敵として立ちはだかるなら普通に一敵として相手をし、後に同盟などを交わすならば禍根など残さずに轡を並べなさい。それと生まれ故郷・涼州に固執する必要もありませんがまた帰るのもあなたの自由、
あなたはあなたの進みたい道を行きなさい。草原を駆け抜ける風、それがあなたなのだから』
「うぅ…うぅ…」
ポタポタと静かながらに止まることなく涙が流す翠、母様の自分に対する溢れる思いに涙が止まらない。
次第にはしゃがみ込んで泣き続けた…
「母様、ごめんなさい。死に目にも会えず、死後会いにも行かない親不孝で。ですか命を掛けて守りたい方を見つけました。時には優しく、またある時は荒れ狂う嵐に成りその方を護りたいのです。
風が止む時がきたら必ず母様が眠る大地に戻り、共に眠りますから。それまでは寂しいでしょうが、しばらくは一人で待っていてください…」
そうして、翠は一晩泣き明かすのだった。
・・・
・・
・
「にゃー(ご静聴ありがとうございました、ではまた〜。次だ次!)」
「でわ〜でわ〜・・・」
otume
ありがとうめ
( ^ω^)おっおっおつ
ume
なんかさり気なく沸くね、ここの住民(笑)嫌いじゃない埋め
猿か埋めか!
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。