恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの外史演義〜 23

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1名無しさん@初回限定
諸葛亮 曰く
「は、はわわ、ご主人様、次スレは>>960前後の人か480KBを越えたら宣言してから挑戦してください」

外史より生まれ落つる外史。その無限に広がる可能性を書き綴る場です。
幾たび終端を迎えようとも、それは千代に八千代に続く恋の物語。

■投稿ガイドライン(さるに関しては>>2参照)
1.SSはある程度書き溜めてから1レス分の最大行数32行&最大バイト数2048バイト以内に収まるように分割する。
2.分割して20レス以上になった場合は投下直前ではなく早めに告知してくれると支援され易いし他の書き手と被らない。
3.陵辱・オリキャラ・クロスオーバー等特殊ジャンルの場合はSSを書き込む前に告知する。
4.投下予定レス数は投下前に告知するか、もしくはSSを書き込む際に名前欄に 「1/10」「2/10」…「10/10」のように投下状況を記載してくれると解り易い。
5.分割したSSをひとつずつメ欄sageで投下していく。支援や時間帯にもよるが、1分以下間隔では規制されやすいのでご注意を。3〜5分間隔くらいがオススメ。
6.投下先には避難所(関連スレ参照)も使えます。議論したい人も避難所へどうぞ。

■関連サイト
BaseSon               ttp://baseson.nexton-net.jp/
真・ぷち姫†無双(携帯向け)   ttp://nexton-net.jp/sinputihime/
まとめサイト&専用UP板     ttp://koihimemusou.x0.com/
■前スレ
恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの外史演義〜 22
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1269013952/
■関連スレ
恋姫†無双 シリーズ 総合スレ 193
http://qiufen.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1275017242/
恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの避難所〜 17
http://koihimemusou.x0.com/test/read.cgi/koihime/1274378404/
2名無しさん@初回限定:2010/05/31(月) 22:33:52 ID:3+esDKzB0
さるに関する考察コピペ

 さるについてな
 支援がてら、最近報告の多いバイさるについての個人的考察を。

 バイさるは、
 『一つのスレに ある時間(H)内に 最近の投稿(N)のうち 沢山投稿(M回)したら「バイバイさるさん」になる』
 と言われている。
 H,N,Mは可変らしいが、VIPに於いては一時間の間で10回連投するとほぼ確実にさるさんとなる。投下間隔は実はあまり関係ない(連投規制は別)。
 さるになったら次回の00分になるまで待つしかない。00分を挟む事によりリセットされる。

 既定時間内に10レス以上投下するには支援が必要。支援により上記Nが増え、Nに対するMが減るためである。
 経験的に1投下1支援で20くらい可能。恐らく既定時間内で半分以上自分のレスで埋めなければさるは発生しないと思われる。可変のため確実とは言えないが。
 また、一時間というのは00分から次の00分までであり、初書き込みから一時間の間ではない。だから00分を跨ぐように投下すれば、一人でも最大20レスが可能。
 その他のさる回避としては、株主優待の利用、IPの切替えがある。

 投下する方、目安にしてください。
 異論や間違いの指摘も受け付けます。
3名無しさん@初回限定:2010/05/31(月) 22:35:50 ID:CcE8/jw10
1乙!!!

つか、誰だよ北郷帝スレたて直したの・・・
4名無しさん@初回限定:2010/06/01(火) 06:27:04 ID:2rW0xfB7O
きょ〜うも楽しく>1乙だぁ〜♪

>3
奴しかおらんだろ
5名無しさん@初回限定:2010/06/01(火) 23:59:32 ID:Dc3X1zMs0
>>1
ι゛ゅ<ι゛ょ→ょぅι゛ょ化計画が前スレ>>999によって阻止された…
やはりそんなことを望んでは『がいしのほうそくがみだれる!』のだろうか
6名無しさん@初回限定:2010/06/02(水) 00:01:01 ID:vyJPha8J0
>>1

>>5
だが私は謝らない
7名無しさん@初回限定:2010/06/02(水) 00:02:25 ID:isgO3iDe0
>>1
8名無しさん@初回限定:2010/06/02(水) 00:03:05 ID:p9DNDwDF0
>>1おつ

>>5
原作で大人の魅力で売ってるキャラをようじょにしてどうすんだよ?
意味がわからん、原作に不満でもあるのか?
9名無しさん@初回限定:2010/06/02(水) 00:05:14 ID:AN5y+wqE0
ロリ化なら祭がすでにやってるけどな
10名無しさん@初回限定:2010/06/02(水) 00:18:05 ID:aPgBVzQr0
大分前のブログにあったやつだろ?
あんなんスタッフの遊びの一つじゃん
それでちょづいてなんもかんもようじょにというのは無茶苦茶
せいぜい避難所でならギリレベルってとこだろ

そもそもここは外史スレだぜ?
避難所ノリで原作から逸脱しすぎも構わずにはっちゃけるのはちと違うだろ
11名無しさん@初回限定:2010/06/02(水) 00:23:20 ID:+WtpA4mG0
おまえは何をそんなに過剰反応してるんだ
>>9>>5に対してなだけだぞ
12名無しさん@初回限定:2010/06/02(水) 02:49:47 ID:AAaLvzgl0
ぶっちゃけ大人鈴々とょぅι゛ょ祭さんの話は読んでみたい
13名無しさん@初回限定:2010/06/02(水) 06:15:40 ID:orz15n0f0
鈴々が大きくなったら、おっぱいはどうなるのだ?
→変わらず愛されるつるんぺたん
→淡いふくらみ?夢と希望
→むー、おっぱいが邪魔で蛇矛がうまく振り回せないのだー!
14名無しさん@初回限定:2010/06/02(水) 12:55:38 ID:GUOHfqgYO
避難所でやれよ
15名無しさん@初回限定:2010/06/02(水) 14:14:57 ID:AnVDNmLf0
>>14
>>13みたいに体が変化しただけのならまだいいと思うぞ
ただ性格なんかの内面を歪ませてキャラ性をねじ曲げるようなようじょ化はさすがにここ向きではないな

てか、本格的に「ようじょにしたら」とか語る気があるのなら理想郷のメイン板でやりゃいいのに
「恋姫無双のキャラがようじょになったら」みたいなタイトルで立てればじっくり語れるんだからさ
16名無しさん@初回限定:2010/06/02(水) 14:22:13 ID:K7T2KvvfO
>>14
自治厨まじうぜぇ
17名無しさん@初回限定:2010/06/02(水) 15:17:19 ID:GUOHfqgYQ
>>16
同意
自治厨まじうざい消えろ
18名無しさん@初回限定:2010/06/02(水) 17:37:01 ID:DAnt9lr50
>>16>>17
自演乙
19名無しさん@初回限定:2010/06/02(水) 17:43:23 ID:vkK1T70u0
>>16>>17が自演かどうかは知らんが、この頃自治が過剰反応過ぎるのは確か
20名無しさん@初回限定:2010/06/02(水) 19:43:05 ID:me6uqnPp0
しかし荒らそうとする馬鹿や避難所のノリもってくるやつがいるのもまた事実なんだよな
そういう輩が自重しなきゃ自治厨も自重しないだろ
21名無しさん@初回限定:2010/06/02(水) 21:19:58 ID:ZMfajsYTO
う〜ん、何故だろう?恋姫関連スレだけ規制を受けないのわ…
22名無しさん@初回限定:2010/06/03(木) 06:45:07 ID:ZuS9yLU7O
>>20
避難所のノリってなに?
お前ここが2ちゃんねるって事忘れてないか?
23名無しさん@初回限定:2010/06/03(木) 07:00:42 ID:Zbsbkojg0
bbspinkは2ちゃんではない。
24名無しさん@初回限定:2010/06/03(木) 11:00:59 ID:5zMai5Ov0
>>22
新参者乙
25名無しさん@初回限定:2010/06/03(木) 13:04:31 ID:8Tv6Hmme0
前いた荒らしも似たこと言ってたなw
「ここは2chなんだから発言の自由は認めろ」みたいなw
26名無しさん@初回限定:2010/06/03(木) 17:16:23 ID:/uEGBiO+0
発言は自由だが分別はつけろ、ってことだな
27名無しさん@初回限定:2010/06/03(木) 22:21:58 ID:yI1mhjNS0
「フン、別にアンタの為にやってるわけじゃないわよ。月の為よ、月の!」
28名無しさん@初回限定:2010/06/05(土) 12:24:03 ID:9eE9C28nO
しかし同時進行はいくない…
訳わからなくなってきた
29清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/06/05(土) 22:03:38 ID:+z9xb4+d0
無じる真√N 拠点イベント28を専用板にUPしましたので報告しておきます。


(この物語について及び注意点)
・展開などの都合により、原作と呼称が異なる場合あり。
・物語のはじめから読まないと意味がわからない部分あり。
・時折18禁描写あり。
・複数の資料を参考としてます。ただし薄味程度の使用。
上記が苦手な方にはおすすめできません。

(その他)
・話の都合上、原作のプレイ経験があるとより楽しめます。
・URL欄はメールフォームです。(入力必須項目は設けていません)
※ 意見、感想などはそちらでも構いません。
また、メールフォームから以前頂いた質問と解答へのリンクがあります。
・拠点イベントの時間軸に関してはご想像におまかせしております。

URL:http://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0534

本編を書いているときに気分転換で書いたのものです。
そのため、物足りないかもしれませんがよろしければお読みください。
30名無しさん@初回限定:2010/06/05(土) 22:13:34 ID:KxgdikGd0
>>29
清涼剤氏、乙でした。

しかし恋は何故にこれほど心癒してくれるのだろう…
この娘に獣欲を抱くのは、なんというか…ロリだの人妻だのに感じる背徳感など超越している気がする。
31名無しさん@初回限定:2010/06/05(土) 23:09:56 ID:emm0HwOl0
乙です
32名無しさん@初回限定:2010/06/06(日) 12:21:32 ID:6/Gh5T780
清涼剤氏乙ですー。
うーん、ほっこりするなぁ。今週一週間を乗り越えるエネルギーをもらったよ。
33名無しさん@初回限定:2010/06/06(日) 21:22:48 ID:UWWSdlrmO
何故一日は…いや、何故休日は24時間しかないのだろうorz
34名無しさん@初回限定:2010/06/06(日) 21:25:23 ID:gT8ylhrc0
????
35名無しさん@初回限定:2010/06/06(日) 21:34:35 ID:1Qxl42nDO
哲学板あたりからの誤爆でしょ
36名無しさん@初回限定:2010/06/06(日) 23:00:24 ID:CuY/sGY80
最近は過剰な自治厨を指摘してくれる人も出てきて書き込みの自由度が上がってるなw
この機会に某所のを元に専用板を参考につくったスレのSSのランクリストを張っとくとしよう

ランク S
表示回数 1000以上
評価 神作!
スレにおける絶対的存在です胸を張りましょう

ランク A
表示回数 501〜999
評価 良作
自分はスレにはかかせないと少しは思ってもいいかも

ランク B
表示回数 301〜500
評価 駄作
空気作家のまま終わらないよう頑張りましょう

ランク C
表示回数 101〜300
評価 小学生の作文
まともなものを書けるようもう少し頑張りましょう

ランク ランク外
表示回数 100以下
評価 無価値ならくがき・ゴミ
暇人以外には目も向けてもらえないので非常に頑張りましょう

なお外史スレ・避難所にある告知作品の結果は「Cが3作>Bが2作>Sが1作>ランク外・Aはなし」

つまり外史スレ・避難所の現状はたった1つの神作に頼りがちってことだな
できることなら良作あたりが1,2作欲しいところだな
37名無しさん@初回限定:2010/06/06(日) 23:08:26 ID:IJNkdOGJ0
あばば あばば あばば あばば キチガイ人間
38名無しさん@初回限定:2010/06/06(日) 23:08:52 ID:IJNkdOGJ0
……ごめん、誤爆した……
39名無しさん@初回限定:2010/06/06(日) 23:10:21 ID:vR3vyvLt0
えーw
40名無しさん@初回限定:2010/06/06(日) 23:45:35 ID:6/Gh5T780
自治さーん、もう怒んないから>>36みたいなキチガイを注意してやってよ
てか>>36もそーいうのがやりたいんなら外史スレ見ないで一壷酒氏専用スレ(笑)に行ったら?ww
何にしろランクがどうのこうの言ってる時点でお前みたいなキチガイが居ていい場所じゃねーんだよここはwww
具体的なこと一つも言えないでウジウジ陰口叩いてんじゃねーよksがwww
41名無しさん@初回限定:2010/06/06(日) 23:50:12 ID:aBr2knZhP
>>36
>最近は過剰な自治厨を指摘してくれる人も出てきて書き込みの自由度が上がってるなw
>>26を読め
42名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 00:25:21 ID:ZRM0jzn30
まぁキチガイの言うランクうんぬんは論外としても
読者数に関してはやっぱり差は出来るもんでそれは形にでちゃうんだよな
まぁそれはどこにでもあることだしどうこう言うようなものでもないな

俺はそれよりも読者数であんだけの大差を見せつけられてる他作者たち
主に連載やってる風鈴とか清涼剤とかあと今は完結して休みになってる石秀とかはどうやってモチベ維持してるのかが気になる
なんつーか俺だったら間違いなく膝を突くどころか突っ伏するぜw筆の前に心が折れるからな

モチベといえばあとは直投下だよな
最近は支援もID真っ赤になるまで頑張るのが二人や三人なんてことが多いし
そのうえ専用板の作者たちと違って直投下には命とも言える感想レスも最近はあんまつかない
それでよくもつよな主に十三号、メーテル、外史喰らい氏あたりなんかさ

マジで皆どうやってモチベ維持してるのか謎だわ
43名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 00:30:43 ID:uu+xYCq50
ID変わるまで堪えたのか、いつだったかみたく自演ミスは怖いもんなぁ
44名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 00:43:05 ID:ZRM0jzn30
純粋にすごいと思って書いただけなのに…自演扱いorz
45風鈴 ◆VOACf8e.7. :2010/06/07(月) 01:03:00 ID:QfsCKNCM0
自分は自分、他人は他人。

数じゃないんです、拙作のようなものでも読んでくれている人がいる、
ってのが大事なわけで。

何よりまあ、言ってしまえば自分が書きたくて書いてるだけ、
書いて出した以上は完結させたいって思う……ってだけですし。

真√自体、書き始めたきっかけは

「真恋姫やったら予想外に風が可愛かった。
風可愛いよ風、風メインのルートが見てみたい」

ですしw

……あれ?なんか終了後のあとがきみたいになっている?
まあいいや。

ふむ、そうなるとモチベーションは風になるのか。
最近投下間隔がめっこり開いてるのは、風分が足りないからだったんだよ!

ちなみに終章は半分書きあがりました。
恐らく6月中……萌将伝が出る前には投下したいですね。

予定は未定にして決定にあらず。の名言を使わないようにしたいなあと〆る今日この頃。
46風鈴 ◆VOACf8e.7. :2010/06/07(月) 01:07:16 ID:QfsCKNCM0
↑だけではなんなので、きっと表に出る事はないであろう裏設定を一つ。
「陽」における各キャラ役職。

右丞相:風
左丞相:稟
太尉:詠(軍事)
司徒:月(田土・財貨・教育)
司空:音々音(土地・人民)

大将軍:星
驃騎将軍:恋
前将軍:華雄
後将軍:蒲公英
左将軍:翠
右将軍:霞
※陽においては、前後左右将軍は、そのまま征北、征南、征西、征東を割り当てる。
※恋は一刀を直接守護する近衛隊大隊長を兼任する。
 とはいえ、平素においては各小隊長が部下を取りまとめ、実務を行っているため、恋自身が何かをするという事はまず無い。
 有った場合も音々音が率先して手伝って(代わって)しまう様子が見受けられる。
 平素における恋がマスコット的な雰囲気なのは、いつにおいても変わらない様である。
※張三姉妹は軍属ではないので役職は無い。
※美羽、七乃はお客さんのため役職は無い。

※※
 官職を決める際、風が右丞相である事には何等問題は無かったのだが、左丞相においては候補が二人居た。
 稟と月である。
 丞相職の役割は、君主の全体的な補佐であるため、北郷陣営に入って以来同様の職務を行っていた月が左丞相になるべきだと、
稟自身が主張した。
 これに対し月は、
「稟さんは風ちゃんと一緒に、一刀様が旗揚げした時より支えて来ました。言うなればお二人は、一刀様と共にこの『陽』の基礎を創り上げたと言っても過言ではありません。
 風ちゃんが右丞相である以上、稟さん以外の誰が左丞相たりましょうか」
 やんわりと、それでもハッキリとそう言い切った月の言葉に、稟は苦笑しつつも嬉しげに頷いたのであった。
47名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 01:14:20 ID:6/OeYM62Q
そういう理想郷の設定厨みたいなノリは大好きな真√でだけはやって欲しくかった・・・
48名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 01:17:36 ID:uu+xYCq50
「大好きな」っていうならこれまでの話のあらすじ言ってみろ。
今すぐな。
49名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 01:34:26 ID:Z22e5x450
一壷酒、清涼剤に続いて今度は風鈴信者か・・・
50名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 01:38:27 ID:3srAUEWM0
風鈴信者は粘着タイプのキモさが売りとみた!

ちなみに清涼剤の信者は沸点が低くてすぐムキになって場を荒らす
一壷酒氏の信者は冷静そのもので何事にも動じない感じだな
51名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 01:41:15 ID:Z22e5x450
いや信者の時点でどいつも気持ち悪いしうざったい
52名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 01:41:47 ID:QfsCKNCM0
作品投下意外でコテつけると荒れる元でしたね。申し訳ない。

というわけで以下通常営業でお願いします。
53名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 01:54:27 ID:yEvCv2XU0
別に最近は平気でコテつけたまま雑談に加わる作者もいるんだし
コテつけたままなのが問題だった訳じゃないでしょ
ただ運が悪かっただけ
54名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 02:31:29 ID:BRI/n3Oz0
>>29&>>45

511 名前:稟曰く、:2010/06/07(月) 01:56:30 ID:nvPCGQYA0
様々な意味でどうでもいい

514 名前:美以曰く、:2010/06/07(月) 02:08:44 ID:SyfuE4l20
外史スレ専ブラのお気に入りから外してある


お前らに興味ないってよ
55名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 02:38:09 ID:wKqZuEv90
>>54
本当にまとめサイトって便利だよね
56名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 02:50:43 ID:BRI/n3Oz0
>>55
なるほどまとめサイトで読むというわけね
それはつまりスレをチェックしてまで読みたい作品じゃないってことだな
逆に避難所には常駐してるようだからあっちには投下されたらすぐにでも読みたい作品があるんだろうな
57名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 03:51:42 ID:wKqZuEv90
>>56
なんか怖い
58名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 07:20:50 ID:bIbGQSr7O
うわー、久しぶりにこのスレみたらぎすぎすしてるな。
おまえらもっと力抜けって
59名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 12:53:54 ID:9DEYgm8H0
以下通常運営でお送りします
お騒がせしました
60名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 13:05:31 ID:VimWkgKE0
真桜の人がいないからPSP版の声優どうすんだろ?
PC版のシナリオはそのままだろうけど追加シナリオはそうはいかないだろ?
61名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 13:14:51 ID:eRVlC7t60
>>60
総合スレ行けよハゲ
62名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 14:14:01 ID:fzuqmrlp0
518 名前:陸延曰く、:2010/06/07(月) 03:28:51 ID:EraKR4yo0
もう長いこと見てないわ外史スレ

>>54に追加しとけ

避難所の反応見る限り>>56の言う通りで恋姫のssとしてまとめに掲載されてるから読まれてるだけで
別段人気もなければこれといった価値もないってことだよな
某作品と比べりゃ自称読者の反応もなくてまさに打っても響かない感じだしな

>>29&>>45
余所にいったら?その方がこんな読者様気取りが多いところで酷使されるよりはずっと楽しいと思うぞ
場所によってはアドバイスや感想が何十倍ももらえるし読まれてるっていう実感が得られるぞ
63名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 17:34:40 ID:bIbGQSr7O
>>62
ん?なんでそんな厄介者みたいに扱うんだ?
好きで投下してるんだし人気とか別に関係ないんじゃねーの?
64名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 18:16:01 ID:9DEYgm8H0
以下通常運営でお送りします
お騒がせしました
65名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 19:01:45 ID:6/OeYM62O
やっぱこのスレ棄てちまうべきだろ

作者にとって百害あって一利なしだぞ
66名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 22:20:44 ID:K+yqvFHTO
みんな、あと少しだから我慢して、以前のあれ実はちゃんと被害届出してて少し弱いと言われた。
で、反省の色無しと見れれば捜査に入るって。
バラしちゃ意味無いだろ!って?関係無いよ、我慢出来ないからまた書き込み開始してるんだから
仮にまたちょっと我慢してもいずれ我慢出来なくなって書き込みして捜査されて逮捕だよ。
だからどんどん書いて具体的にどうしてやるとか書いてくれると真面目に助かる。
67名無しさん@初回限定:2010/06/07(月) 23:56:36 ID:NQHL2G7A0
要約すると荒らしの書き込みをもう少し引き出せれば上手くいくから荒らされるのを我慢しろってことか…
なぁ…我慢してまでここを残す意味あるのか?避難所に完全移行されるのはそんなにいやか?
>>65の言う通りここを廃棄した方が荒らし対策としては断然はやいと思うんだが。
しかも住人や作者陣は避難所へ行けば良いだけ。すごく手頃だぞ。
68名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 02:06:43 ID:NeJ4f8Zg0
>>65

つまり2ちゃんに恋姫SSスレは必要無いということか
69名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 02:16:05 ID:9up5b03Q0
ここが潰れて一番喜ぶのは例の荒らしだと思うけどね
70名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 02:28:37 ID:xZv+DDYn0
>>68
どうせここを見てる人なんて今はそんないないし絶対に必要でもないだろ
元々ここにいた住民だって避難所のが平穏に過ごせるからほとんどが向こうに籠もってるみたいだし
71名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 02:32:00 ID:k5St9Gum0
>>69
そりゃ、いま書き込んでるのも荒らしなんだから当たり前だなw
72名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 02:40:00 ID:PfARR1oB0
>>69
いや>>65でこのスレもういらないんじゃね?
って言葉に反応したから>>66を書いて引き留めようとしてるんじゃないのか?
73名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 02:42:01 ID:KkQndNXA0
全部単発IDとか、マジキチ
74名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 02:44:39 ID:xZv+DDYn0
単発はいかんのか?
75名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 02:45:51 ID:KkQndNXA0
慌てて釣られるとかw
76名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 02:47:38 ID:xZv+DDYn0
で?なんで単発だとキチなんだ?
77名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 02:50:22 ID:KkQndNXA0
そう顔面真っ赤にするなよ、血圧上がるぞw
78名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 02:51:17 ID:xZv+DDYn0
気遣いどうも
それで単発がキチの理由は?
79名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 02:58:19 ID:k5St9Gum0
元気だなあ。
80名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 03:01:14 ID:xZv+DDYn0
結局質問には答えてもらえなかった……
なんだったんだ一体?
81名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 03:10:00 ID:g1BtNcBS0
いつもの荒らしかな?とも一瞬思ったけどそれにしてはやり方が単純
いつものは無駄に手が込んでる、全く意味がないけどw
しかも誰か一人はターゲットにするはずの作者たちには触れてない

だから恐らくはスレが一層混乱するように煽りたいだけの愉快犯
82名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 10:25:47 ID:6RNBKS0D0
なんにしたって、このスレを潰すわけにはいかない
確かにここ潰して避難所へ移行するのが一番楽かもしれない
でも、まだここに投下してくれている作者さん達が居るわけだし、こっちで投下したいと言ってくれている作者さんがいる
それなら俺はこっちで作者さん達を応援したい
それに、こっち潰しちまったら荒らしの思うつぼだしな
83名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 11:38:08 ID:Y0XkzRM00
そうはいってもねえ・・・結構な数が避難所に移ってるだろうし
その多くはもうこっち見ないでまとめで済ませてるらしいから、こっちでの投下に対する反応は望めないっぽい
読者の反応を貰えないなんて作者にしたら最大のデメリットで最悪の被害だと思うんだけどな

いや、スレを残したいって考えは素晴らしいんだけどね
そこまで考えてる人が他に何人いるのか・・・
84名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 12:20:10 ID:RduB0iF3O
>83
なんだ、やり方変えて来たのか?幻聴必死荒らし
85名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 12:28:53 ID:RduB0iF3O
>83
一応マジレスすると。
>読者の反応を貰えないなんて作者にしたら最大のデメリットで最悪の被害だと思うんだけどな

それを決めるのわお前じゃない、桃香職人だ。反応薄くてもここに桃香するのはその職人のこだわりが有るからだろ。
> いや、スレを残したいって考えは素晴らしいんだけどね
> そこまで考えてる人が他に何人いるのか・・・
極論一人だって構わんだろ、それともなんだここが残るのがお前に不都合なのか?自称読者なら避難所から出て来るな、ウザイよ。
86名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 12:41:47 ID:LbfCGP7+0
>>84
久しぶりの認定厨乙
いい加減なにかにつけて玄朝秘史を持ち出すの止めたら?
アンチの必死なネガキャンにしか思えない
87名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 12:49:59 ID:RduB0iF3O
>86

なんで、今このスレで騒ぎ起こすのって、幻聴必死のファンの振りしたアイツしかいないやん。
やり方変えて、別人だよ〜ってしたいんじゃないの?
まあ警察が調べたら全部一発で解るんだけどね。
88名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 13:01:33 ID:6jx806md0
そうだな荒らすのを促した>>66ともども実行犯と幇助犯としてスレから消えることになるだろうな
89名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 15:02:55 ID:6RNBKS0D0
>>88
一概に>>66は幇助ともとれないだろ、警告としての書き込みなんだから

てか、外史スレを残すべきだと思っているのは本当に俺だけなのか?
90名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 15:08:39 ID:N0tMSXowO
多分どっちでも構わない感じなんじゃないの?
91名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 15:21:58 ID:FuqUU4Uo0
ばかに反応する気がないだけよ。
このスレ無くせなんて言ってるのもどうせ荒らしなんだから、相手してもしかたない。
92名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 16:31:14 ID:c+kNXQXJ0
いらない、って思うなら、まず自分が書き込まなければいい
同じくいらない、って思う人も書き込まない

必要だ、って思う人だけで使えばいいと思う
93名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 20:13:07 ID:CJVoGw0s0
まさに無法地帯だな
94名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 20:22:25 ID:RduB0iF3O
>89

>てか、外史スレを残すべきだと思っているのは本当に俺だけなのか?

そんな事はない、リアルタイムで桃香されるのを読むのは楽しいし、支援しきれなかった時はとてもとても悲しい
95名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 20:38:50 ID:pbUgcVWL0
俺も残って欲しいかな
なによりも避難所移籍の誘いを断ってまで残るといった職人が諦めないでいるいじょうは特にね
96名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 20:54:53 ID:LMJzRfI+0
まぁ、残るにこしたことはないとは思うな

そういや避難所で外史スレお気に入りからはずしたんだぜハッハー
とか言ってるやつはどうなんだろうな?

まとめあるから外史スレ見ないとまでいうんだからきっと…
97名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 21:07:02 ID:6RNBKS0D0
俺と同じように思ってくれている人が居てくれて、本当によかった
>>96
こっちが荒れなくなったら、自然と戻ってきてくれることを願っている
戻ってくれなくても、こちらで投下してくれている作者さんが止めない限り俺はこっちに居続けるし、俺と同じことを思ってくれている人だっているだろう
だから大丈夫
98名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 22:36:12 ID:RduB0iF3O
>97

> だから大丈夫

了解
99名無しさん@初回限定:2010/06/08(火) 22:42:32 ID:6RNBKS0D0
>>98
あ、俺の精神状態が、って意味ね…w
あんまり深い意味は無いのよ
100名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 00:40:09 ID:BkdrvkXV0
なんだか重苦しい話してたんだな。
大事になりかけててちょっとびびったw

まぁ、それは今後の荒らしの行動しだいだからどうでもいいとして。
ここって「この作品のこんなところが好きだ」みたいな話ってセフ?アウツ?
101名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 00:47:42 ID:MpRfwNs70
他の作品と比べなきゃいいんじゃね。
102名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 01:05:48 ID:zX5bBPZ+0
褒める分にはいくらでも褒めればいいじゃない
103名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 01:06:29 ID:BkdrvkXV0
ふむ、比較は荒れる元だから論外なのは納得。

なんというか折角のSSスレだから、寂れた時には同じ作品が好きな仲間どうしであれこれ語り合ったりとか
それぞれ違う作品が好きな者たちで、どのあたりが好きなのかをわいわい語り合えたりしたら
楽しいしスレが賑わうかなぁ・・・なんてね。思ったのよ。(もち批判は控えめかつ抑えめかナシでね)

まぁ、許容されるかどうかわからんから質問したんだけどね。
一つ目として比較はナシよ。って意見がまず判明したけど、もう少し他の人の考えも聞いてから判断してみようかね。
対話が可能と判断できたときには思う存分同士と語り合いたいぜよ。
104名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 01:09:47 ID:zX5bBPZ+0
それなら作者も草葉の陰から喜んでくれるんでないの?
105名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 01:23:34 ID:MpRfwNs70
まあ、なにか語り出したとして、反応がないことは覚悟しときなよ。
元々そう人がいるわけじゃないからな。
106名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 01:30:48 ID:Dbv3g9Hz0
ここでやると色々と邪魔になるから過去作品の感想書く場所としても作られたのが避難所だったりするから
ここで感想言い合いたいって人はあまりいないんじゃないかな
107名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 01:47:52 ID:BkdrvkXV0
>>104
作者が喜んでくれるとなお嬉しいことだね。
>>105
まぁ、少ないのはここ最近の外史スレの現状からすれば察することはね。うん。
それでも作品について話せるようになればそれぞれのファンが集まり始めてくれる・・・といいなぁ。なんてねw

>>106
そうなんだよね。仮に話してもいいよってなったときのことで懸念するのは投下の邪魔になる事なんだよね。
とはいっても今はまだ絵に描いた餅。心配してもしょうがないかな。
避難所は・・・最近の流れ見るにちょっと語るには少し大変かな?とね。思うのよ。
向こうは向こうで避難所に投下されてる作品について語るのでいっぱいみたいだからね。
それだったら普段あまり使用してないこっちで「外史スレの作品」についてのんびり語れればと思ったんだけど
やっぱりそういう人は少ないんだろうね・・・ま、こつこつやっていこうかな。許されるならね。


さて、もう遅いし人もいなくなってるだろうからこの辺でおしまいかな。それじゃ、おやすみ。
108名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 02:32:40 ID:0vjYdQGh0
個人的には、避難所があるのは構わないが、2chのスレを無くすのは反対

現在の常連は構わないかもしれないが、内輪内輪で固まりすぎるのはどうかと思う
(もっとも、ここだって恋姫ファンという意味では内輪でしかないのだが)
2chスレ無しで避難所onlyって、読み手にしろ書き手にしろ、
新規さんが入って来辛いんじゃないかと思うのよ
109名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 03:02:19 ID:C+p+RTj00
そう考えるとやっぱ>>107が言うみたいにこっちで作品の話でもして
スレの雰囲気を賑やかにして新規が入ってきやすい感じにするほうがいいのかもな

俺が来た時も似た感じで盛り上がってたから参加しやすかったし
110名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 05:03:42 ID:WRWhmfFa0
避難所は嫁嫁書いてるキモオタが気持ち悪いのがな…
あんなクダラナイ機能くっ付けてホルホルしてる管理人もキチガイ臭い
111名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 06:39:09 ID:qHM6iZ9g0
このスレにいる時点で同じ穴の狢だろう。
112名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 08:36:27 ID:3BfjQrDw0
>>110
何わけわからねーこといってんだよ、キモイんだよ
113名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 09:13:13 ID:FwRL9LOp0
結局はこうやって批判的な流れになるから議論は避難所でやれって話になるんだよ
114名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 10:09:05 ID:yUxu0O9OO
>>113

> 結局はこうやって批判的な流れになるから議論は避難所でやれって話になるんだよ
115名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 10:12:45 ID:yUxu0O9OO
>113

>110はいつもの荒らしで>111-112は自演かスルー認定失格者。
まあ十中八九は自演だけどな。
116名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 10:58:19 ID:FwRL9LOp0
ここで議論をすると必ずと言っていいほどこういう流れになり、それが嫌でここに来なくなった人もいるんじゃないかという事を言いたいんだよ
スルー出来ない人がいるのも自演があるのもどうしようも出来ないし判りきってることなのに
117名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 11:22:49 ID:zAr/EqRL0
>>109
俺もそうだな俺が来たのは確か桂花妊娠祭りの時だったw
みんなでわいわい桂花SSの内容で盛り上がってて楽しそうで思わず参加したっけなぁ……
118名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 12:02:58 ID:HsCVV1Q00
あのころは盛り上がってたなw
やっぱ一番楽しめる話題はスレ的にも投下されてる作品についてなのかもな
119名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 13:46:43 ID:AD72JSYWO
>>117
あの時は確かにおもしろかった
もう一回やれたらいいんだけどな
120名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 14:34:58 ID:3WS9jiKx0
あの時のはよかったけど……今からあのレベルにいきなりなるのは難しいだろうな
勢い付けのためにも投下されてる作品に対する話から始めるのもありなのかな…
ま、投下宣言あったら即座にやめるとかの節度さえ守るよう各自注意すれば大丈夫だろうしな
121メーテル ◆999HUU8SEE :2010/06/09(水) 21:59:07 ID:gDl03pkw0
私の名はメーテル……予告する女。
6月11日の夜9時半と12日の夜9時半に、『袁術公路』第三話を前後編で投下する予定よ……。
今回のレス数はそれぞれ20分割程度よ、鉄郎……。
122名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 22:10:30 ID:F76UZ3K+0
来た、待ってました!!
楽しみにしてます*:.。..。.:*・゚(‘∀‘)゚・*:.。..。.:*
今から全裸待機だぁい!
123名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 22:13:36 ID:vs4kk8rv0
おおう、お待ちしとりますよ。
どっちかは支援できるといいなあ。時間に帰ってこれたらだなw
124名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 22:21:02 ID:qltaGQY40
>>121
了解
ちょっと生身の体を買い戻してくる
125名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 22:39:20 ID:xPCwiFQw0
>>124
残念だがお前はもうネジだ
126名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 22:51:15 ID:BkdrvkXV0
外史喰らいはマダー?
127名無しさん@初回限定:2010/06/09(水) 22:52:04 ID:BkdrvkXV0
って、メーテル!?こっちが来たかw
128名無しさん@初回限定:2010/06/10(木) 00:16:09 ID:QxUroicw0
真・恋姫†無双〜萌将伝〜着せ替え人気投票!
http://baseson.nexton-net.jp/msd/n_touhyou/msd_vote.cgi

○ 投票 → 劉備

桃香に清き一票をお願いします。

CyberSyndrome - The Proxy Search Engine
http://www.cybersyndrome.net/
129名無しさん@初回限定:2010/06/10(木) 00:43:17 ID:pltQfYZY0
キャラスレならともかく、全キャラのファンがいるSSスレで
キャラ個別の支援要請する意味無いだろw
130名無しさん@初回限定:2010/06/10(木) 00:44:28 ID:VR9smZNL0
異常なほど桃香が伸びてる
131名無しさん@初回限定:2010/06/10(木) 12:58:07 ID:I87YnrjVO
メーテル氏キター!
正直不安だったのよね、先ずは一安心。
132名無しさん@初回限定:2010/06/10(木) 17:41:53 ID:vfeyyh4B0
メーテル氏が来てて機嫌が良かったから、>>128を見て投票してやっかなーとリンクを開いたら…

…なんぞあのカオス…
133名無しさん@初回限定:2010/06/10(木) 21:32:22 ID:I87YnrjVO
朝6時起きの為離脱、すまないが露払いぐらいしか出来ない。
134名無しさん@初回限定:2010/06/10(木) 21:33:58 ID:I87YnrjVO
仲間よ後は任せた!
135名無しさん@初回限定:2010/06/10(木) 21:35:17 ID:I87YnrjVO
やっちった、明日やんorz寝るわ
136名無しさん@初回限定:2010/06/10(木) 21:38:27 ID:jBCMt4GH0
お、もう時間か
137名無しさん@初回限定:2010/06/10(木) 21:44:11 ID:jBCMt4GH0
……って、明日じゃねーかw
138名無しさん@初回限定:2010/06/10(木) 21:46:53 ID:8+aP+0xDO
自演乙
139名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 21:17:49 ID:FbCRc8hY0
さて、そろそろ全裸待機
140メーテル ◆999HUU8SEE :2010/06/11(金) 21:22:49 ID:aefGdB/p0
わたしの名はメーテル……間の開いた女。
定刻通り9時30分より投下の予定よ。
今回の分割数は20よ、鉄朗……。
141名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 21:24:59 ID:96P+br9f0
お、もうそんな時間か。
楽しみ−。
142名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 21:29:41 ID:/lyEjCS/O
昨日は失敗、明日も朝6時起きだから今晩は嫁んけど可能な限り支援爆撃する!
143袁術公路2 それぞれの思い(1/20):2010/06/11(金) 21:31:48 ID:aefGdB/p0
 歌と演奏が終わった。

「みんなー、聞いてくれてどうもありがとー!」
「ありがとうございまーす!」
「お代はこちらに」

 風清く、空は雲一つない澄みきった晴天。
 とある街の大通りの一角。
 そこでは歌い終えた少女たちが三人、手にしていた楽器を置いて、おじぎをしたところだっ
た。
 顔を上げて、娘たちが花のような笑顔を聴衆に向ける。
 夏のひまわりのような元気いっぱいの、そんな笑顔……

 ――だがしかし、それも空虚。

 値千金の笑顔であったが……聴衆の反応は鈍い。
 いや、この場合皆無と言った方が正しい。
 聴衆(と言っても、彼女たちの周りにいたのは子供が三人にお年寄りが一人であったが)か
らの拍手はない。それどころか彼らは、歌が終わると逃げるようにそそくさとどこかへ立ち去
ってしまった。
 あとに残されたのは、顔を笑顔のままで引きつらせた歌姫たちだけである。

「お代は――……はぁ」
 少女の一人、眼鏡をかけた娘が営業用スマイルを引っ込めてため息をついた。
 ついで持ち上げていた籠を降ろす。
 それから中身を傾けて、底を見た。
 案の定、からっぽであった。
144名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 21:32:50 ID:/lyEjCS/O
支援
145名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 21:32:53 ID:FbCRc8hY0
支援ー
146袁術公路2 それぞれの思い(2/20):2010/06/11(金) 21:34:46 ID:aefGdB/p0
「お金、貯まらないね……」
 横からひょいと覗き込んで、三人の中で一番背が高い少女がぽつりとこぼした。
「もっー! どうしてなのよ!? こんな大きな街なのに、なんで誰もわたしたちの歌を聴い
てくれないのよ!」
「落ち着いてちぃ姉さん、お客さんが見てるわ」
「客ぅ!? 客なんてどこにいるのっていうのよ!?」
 眼鏡の少女の指摘に、つり目をした勝ち気そうな三人目の少女が、大仰に手を振って周りを
指し示した。
 三人が陣取って歌っていたのは、この街一番の大通り、その中でも道が交差する場所である。
 最高の場所取り……の、はずなのだが、実際は道行く人影はまばら。
 そして歩いている人々は、まるで三人のことなど見えていないように、足早に過ぎ去ってゆ
く。
 誰も彼も、彼女たちのことなど気にも留めていない。

「どうするのよっ! これじゃ本当に宿代払えないよ!」
「うーん、困っちゃったねぇ」
「夕暮れまでに用意できないと、ちぃたちの荷物、差し押さえられちゃうんだよ!?」
「それはすごく困っちゃうよねぇ」
「全然っ! 全っ然! 困ってる風に聞こえないよお姉ちゃん!」
「えー、そんなことないよぅ」
147名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 21:34:48 ID:96P+br9f0
支援するよー
148名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 21:37:34 ID:FbCRc8hY0
しえーん
149袁術公路2 それぞれの思い(3/20):2010/06/11(金) 21:37:59 ID:aefGdB/p0
 さて、今更ながらこんななやりとりをしている三人の紹介せねばなるまい。
 彼女たちは流れの芸人姉妹で、張三姉妹という。
 整った柔和な顔立ち、腰まで伸びた長い髪に、大きな胸にくびれた腰回りといった女性的魅
力に恵まれた姿をして、おっとりのんびりとした口調で喋るのが長女張角。真名は天和。
 その向かいにいるのはややきつい印象を受けるつり目がちな目をした、これまた美少女。ス
レンダーな体つきをした、髪を片側に結ったポニーテールは次女張宝。真名は地和。
 そして最後。間に挟まれ仲裁するように立っているのも、二人に劣らぬほどの美少女で、髪
を肩まで綺麗に切りそろえたしっかり者然とした眼鏡の娘が三女張梁。真名は人和。
 そろって人目を惹く容姿の彼女たちは、先日南から流れてきた歌を生業とする旅の芸人姉妹
であった。

「それにしても……なんか街のみんな、元気ないねぇ」
 キーキーわめく妹の言葉を持ち前のマイペースさ右から左へ聞き流し、天和は自分たちのい
る通りを眺めてそう呟いた。
 目に見える大通りの様子……それは既に惨状と言っても差し支えがない。
 時刻は太陽が真上から少し傾いた頃だというのに、通りに面した店は半分ほどしか開いてい
ない。
 そうして開いている店も、ただ開いているというだけで、景気がいいようには少しも見えな
い。
 道に出ている露天や出店の類は皆無。
 通りを行く人々は皆一様に下を向き、肩を落として時折ため息をつきながらせかせか先を急
いでいる。
 街の規模から考えれば普通この時間、通りには屋台や露天商が所狭しと並び、客引きや商店
の店主の活気ある声がひっきりなしに交差しあっていてもおかしくないはずなのだが。
 なんというか、街全体が冷え切ってしまっている。
 天和が口にしたのは、そんな様子を見取ってのことだった。
150名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 21:39:04 ID:FbCRc8hY0
しえんー
151名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 21:39:57 ID:96P+br9f0
てんほーちゃーん
152袁術公路2 それぞれの思い(4/20):2010/06/11(金) 21:41:34 ID:aefGdB/p0
 この街の活気のなさ、そこに明白な理由を見つけ出すのは難しい。
 定期的に野党に襲撃されているとか、正体不明の殺人鬼が跋扈しているとか、そういった特
異な理由はなにひとつない。
 しかし、理由がないゆえに病根が深いこともある。

 先の展望が見えない、今日を生きても明日どうなるかわからない。
 なにをどうすれば良くなるのかわからない。
 未来への失望、汚泥のように堆積した絶望、漠然とした不安、息が詰まる閉塞感。
 加えて現実問題、重くのし掛かる税という名の鎖。

 そうした、執拗にまとわりついてくる暗い影。
 それが街全体、あるいはこの大陸の大部分を支配している空気の正体であった。

「仕方がないわ。こんな世だもの、いまはどこに行ってもこんな感じよ」
「……南の方が、まだ活気があったわよねぇ」
「そうだよねぇ。なんか都に近づけば近づくほど、街に元気がなくなっていってる気がするよ
ね」

 漢王朝成立から、既に幾数世。
 既に漢朝にかつての輝きはなく、それはさながら生きながら腐っていく巨龍であった。
 高祖劉邦から続くその権威はとうの昔に地に墜ち果て、宮中では政争が激化して汚職と賄賂
が横行し、一方で民の生活は顧みられずに、街には貧困と社会不安が溢れている。
 盗賊匪賊の類が跋扈し、強きものが弱きものを虐げ、弱き者が更に弱き者を虐げるという負
の連鎖が人々を脅かし、蝕んでいる。
 もう官には抜本的な解決を図れるほどの力はなく、武装した彼らを対処的に力で押さえつけ
ることしかできず、しかもそれすらも税という名で民たちを干上がらせる名目となる始末。
 そう、まさしく国は病んでいた。
 そして人々は、それを打開してくれる英雄の到来を待ち望んでいた。
153名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 21:42:15 ID:FbCRc8hY0
支援
154袁術公路2 それぞれの思い(5/20):2010/06/11(金) 21:45:21 ID:aefGdB/p0
「これから、どうしよう……」
「………」
 彼女たちも人の心配をしていられるほど、余裕があるわけでもない。
 ぽつりとこぼした地和の言葉に、人和は思わず口を閉ざした。
 この世知辛い世の中、生きていくのもただではない。
 根無し草の彼女たちと言えども、寝泊まりする宿代と、食いつなぐための食費くらいは最低
限かかってくる。
 更に彼女たちの場合、もう既に大通りで芸を披露する許可を得るために税を、少なくない額
を支払っているのだ。
 それらの出費に対して、この街に滞在してからこちら数週間で得られたのは雀の涙ほどの収
入。
 当然、当てにしていた収入がないとなれば、最低限の出費すら難しくなってくる。
 食費はこれまで、なんとか少ない蓄えをやりくりしてやってきたのだが、宿代はそうもいか
ない。
 今日まで待ってもらった宿の滞納額は、かれこれ相当なものになってしまっている。
 このままでは借金のカタにどんなことをさせられるかわかったものではない。最悪、三人ま
とめてどこかの娼館に売り飛ばされてしまうかもしれない。
 そんなのは冗談ではないが、街を逃げ出そうにも旅に必要な荷物は宿に『質』として預けて
しまっている。新たに用意しようにも、やはり先立つものがなくてはどうしようもない。
 最近の世情は女三人の備えのない旅や、無謀な野宿を許してくれるほど優しくはないのであ
る。
 加えて、待ってもらっている宿代の支払い刻限は今日の日没。
 まさに八方ふさがりであった。
155名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 21:47:22 ID:96P+br9f0
旅芸人も大変だ。
156名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 21:50:22 ID:/lyEjCS/O
何故書けない!
157袁術公路2 それぞれの思い(6/20):2010/06/11(金) 21:51:46 ID:aefGdB/p0
 街の陰気が伝染したかのように暗い面持ちで大通りを眺めていた地和、人和だったが、そん
な彼女たちの肩が突然どんと勢いよく叩かれた。
「駄目だよ二人とも! みんなの元気がないからって、私たちまで暗い顔してちゃ! ほらほ
ら、もっと元気を出してっ!」
 天和である。
 そして彼女はそのまま二人の手をぎゅっと握った。
「さっき人和ちゃんも言ってたよね、こんな世の中だもんって。でも、こんな世の中だからこ
そ、私たちの歌で、みんなが元気になるように手助けしなきゃいけないんだよっ!」
 その言葉を聞いて、俯いていた二人の顔が上がった。
 長女天和。どこまでも楽観的で前向きな娘であるが、だからこそ彼女は妹二人にとって大き
な心の支えになる存在であった。
「そ、そうよね! こんなところで暗くなってても仕方ないもんね!」
 半ばやけくそ気味に地和が声をあげると、
「ええ、やれるだけやりましょう」
 一方で人和が落ち着いた様子で眼鏡を直した。
「うんうん。二人ともその息だよぉ」
 精一杯頑張ろうと奮起した妹たちを見て、天和が頷いたそのときであった。

「素晴らしい。いや、実に素晴らしい」

 聞こえてきたのはぱちぱちという拍手の音と、芝居がかった声。
 何事かと思って三人がそろって視線を向けると、そこにはいつのまにか一人の男が立ってい
た。
 道服を着込み、顔には貼り付けたような笑みを浮かべている優男。
 天和のような人を穏やかにする笑顔ではなく、長く見ていると人を底冷えしたような、不安
げな気持ちにさせる作り物じみた笑みをした男。

158名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 21:51:48 ID:FbCRc8hY0
しえんだー
159名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 21:55:46 ID:96P+br9f0
おお?
160袁術公路2 それぞれの思い(7/20):2010/06/11(金) 21:55:49 ID:aefGdB/p0
「……あんた、なによ?」
 テールを揺らして目つき鋭く、警戒感を露わにして地和が闖入者に問いかける。
 けれどもそれも何処吹く風、男はますます芝居がかった声色とわざとらしい仕草で言葉を続
けた。
「ふむ、私が誰か、ですか? この際そんなことはどうだっていいではありませんか。いま大
事なのは、彼女が、いや、あなたたちが素晴らしい歌と志をお持ちだということです。失礼な
がら先ほどの言葉、聞かせていただきました。闇に覆われたこの世の中を、自分たちの歌で変
えようという立派な心意気。私は猛烈に感動しました。いやいやご立派。なかなか言えること
ではありません」
「えー、聞いてたんですかぁ。やだなぁ」
「ちょっと姉さん」
 照れ照れ笑う長女を庇い、遮るようにして人和が前に出る。
 突然現れた胡散臭い笑顔の道士に、人和も疑惑の目を向けていた。
 たまにいるのだ、こうして言い寄ってくる男が。
 そういうときは大概、だまされやすい姉を地和と人和が守るのが常であった。

「ふふっ。何も取って食おうというのではありませんよ。そう堅くならず」
「そうだよぉ。折角わたしたちの歌を聴いてくれたんだから、お話くらい聞いてあげようよぅ」
「ややこしくなるから姉さんは黙ってて」
 天和の言葉を人和が切って捨てた。
「人和ちゃん酷いよぅ……」
 拐かしか、それとも人買いの類か。
 とにかくこの手の手合いは、ろくなものじゃない。
 どこか抜けている姉を守るのは、妹たちの役目である。
161名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 21:57:08 ID:FbCRc8hY0
支援〜
162袁術公路2 それぞれの思い(8/20):2010/06/11(金) 21:58:55 ID:aefGdB/p0
 奥に天和、その手前に人和、更に手前に地和。
 完全警戒の布陣を取る彼女たちに、それでも男は余裕の笑顔で笑いかけた。
「なに、怪しい者じゃありません。私はあなたたちの歌を聴いて、お手伝いできないかと思っ
て声をかけただけのただの道士。なんの変哲もない、さすらいの道士です」
「お手伝い?」
「だから、お姉ちゃんは黙っててってば!」
 のほほんとした天和の声に、今度は地和がぴしゃりと言う。
 だが男はそんなことは気にせず、待ってましたとばかりに話を続けた。
「ええ。あなたたちの歌声を天下に響かせる、そのお手伝いをさせてもらえないかと思ったの
です」
「天下に、私たちの歌を……?」
「姉さん!」「お姉ちゃん!」
「そうです。この乱れた世に、あなたたちの歌で希望の光を灯すお手伝い……お姉さんの言葉
を借りるなら、みんなを笑顔にするお手伝いをさせていただけないかと」
「姉さん。こんなペテン師の言うこと聞いちゃ駄目」
「そうよ! こんなの絶対怪しいよ!」
 この男は危険だ。
 二人は男から名状できぬ不吉さを感じ取っていた。
 それは直感に近い。
「行きましょうっ!」
 険しい声でそう言うと、人和は彼女らしからぬ強引とも言える手つきで姉の手を引いた。
「え、えぇー?」
「ほらっ、さっさと!」
 地和も残念そうな顔をしている天和の背中を押して、一緒にその場を立ち去ろうとする。
 こういうときはさっさと退散するに限る。
 このような賢明さこそが、彼女たちが女だてらにこれまで無事旅を続けてこられた理由であ
った。
163名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 21:59:54 ID:96P+br9f0
うさんくささ全開ですねw
164名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:00:22 ID:FbCRc8hY0
しーえんー
165袁術公路2 それぞれの思い(9/20):2010/06/11(金) 22:03:29 ID:aefGdB/p0
「おやおや……。実際に私がどんなふうにお手伝いできるか、それを確かめもせずに行ってし
まわれるのですか?」
「結構です」
 人和は背を向けたままそう言った。とりつく島もない。

「まあまあ、そう言わず。それっ」

 去りゆく三人に向かって、男はパチンと指を鳴らした。
 すると突然、

『ちゃんちゃんちゃん、 ちゃんちゃちゃらら〜 
 どんちゃんどんちゃん ズンチャズンチャ』

 音が鳴り出した。

「きゃあ!?」
 天和がかわいい悲鳴をあげる。
 それも当然だろう。
 彼女たち三人が持っていた楽器が突如として、一人でに音を奏で始めたのだから。
「な、なに!? なんなのっ!?」
「なんか私たちの楽器から、音が出てるよちーちゃん!」
 彼女たち三人がそれぞれ歌いながらに演奏していた楽器から、流麗な調べが流れ始める。
 しかも彼女たちがしていた演奏のような、素人臭さが抜けないものとは次元が違う。まるで
その道の達人のような楽である。
166名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:06:37 ID:FbCRc8hY0
支援〜(*゚ー゚)
167袁術公路2 それぞれの思い(10/20):2010/06/11(金) 22:07:16 ID:aefGdB/p0
「次はその野暮ったい服です。はいっ」
 三人が慌てふためくのを見て笑いながら、男が再び指がパチンと鳴らす。
 すると今度は、三人が着ていた服が手品のように瞬時に別のものに替わった。
「え、えええぇ!?」
「な、なにこれぇ!?」
「落ち着いて姉さん! ただのまやかしよ!」
 自分たちが着ている服を触りながら、三人は口々に言った。
 慌てふためく三人を見て、男はますます面白そうに笑う。
「さて、皆さん。準備はいいですか? もうお客さんたちは集まり始めていますよ」
「ええ!?」
 驚いた天和が周囲を見ると、そこにはいつのまにか、彼女たちを取り巻くようにして、何重
もの人垣が出来上がっていた。

「なんだなんだ?」「一体なにが始まるんだ?」「それにしても心地よい調べじゃ」「元気が
出てくるような気がするな!」「これからあの三人が歌うんだとよ」「お姉ちゃんたち頑張っ
て!」「ほほお! これはべっぴんな姉ちゃんたちだ!」「ひゅーひゅー!」「早く歌えー!」

 一体どこから集まってきたのか、周囲を取り巻いた男たちはその数ざっと五十人ほど。
 彼らは天和たちを囲んで、これからなにが始まるんだろうという好奇と期待に満ちた目を向
けている。
 そして一方、突如として経験したことのない大人数の聴衆に囲まれて、三人は硬直して息を
飲んだ。
168名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:07:39 ID:96P+br9f0
準備万端だな。
169名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:08:48 ID:EdzILPzU0
助太刀するぞ
170名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:09:07 ID:/lyEjCS/O
支援
171名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:10:01 ID:hz46zqvC0
我もじゃ
172袁術公路2 それぞれの思い(11/20):2010/06/11(金) 22:11:55 ID:aefGdB/p0
「さあさあ、彼らは待ち望んでいますよ。あなたたちの歌を!」
 聴衆に紛れて姿が見えない――けれどもはっきりと聞こえた道士の言葉。
 それに合わせるかのように、集まった者たちも口々に歌を、歌を! と叫びをあげる。

「姉さん……」
「天和姉さん……」
 道士の言葉と聴衆の熱気。そしてこれまで感じたことのないプレッシャーに気圧されるよう
にして、妹二人は姉を見た。
 対して、視線を向けられた天和は、
「歌おうっ! 二人とも!」
 自信満々の笑顔で答えた

「みんな私たちの歌を待ってるんだよ! だったら細かいこと考える前に、まずは歌おっ!」
 天和は妹たちの手を取て、それを掲げた。

 そして、再び歌が始まり。

 ――歯車は動き始めた。
173名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:15:17 ID:EdzILPzU0
支援仮面、推参!
174名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:15:37 ID:hz46zqvC0
支援
175名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:16:25 ID:96P+br9f0
黄巾ハジマタ
176袁術公路2 それぞれの思い(12/20):2010/06/11(金) 22:17:03 ID:aefGdB/p0
◇◇◇

 ときは変わり、場所も変わり。

 今日も美羽さまは最高にかわいい。

「うー、つまらんのぅ。つまらんのぅ」
 荊州南群。
 この肥沃な地を治める少女、太守袁術は椅子に座って足をぶらぶらさせながら、口をアヒル
口に尖らせていた尖らせていた。
 ぺったん、ぺったん
 机の上。山と積み上げられた書類に、ぺたぺた判を押してゆく。
 横には七乃が控えており、決済された書類をタイミング良く引き抜いている。
 そうやって次の書類、また次の書類と流れ作業でどんどん判が押されていく様子は、傍目に
見ればまるで餅つきのよう。
 けれどもこれが、彼女たちにとっては日常的な執政風景であった。
 無論、そんな速さでぺたぺた判を押していて、肝心の内容を把握できているのかと問われれ
ば、わかっていようはずがない。事実、美羽はいま自分がなんの書類を許可しているのかもわ
かっていない。
 だが、それでも関係なく政務は回る。
 そもそも実質的な政治上の手続きは、途中の文官たちと七乃のところでほぼすべて終わって
おり、美羽が判を押している書類自体、七乃が厳選した『許可するべき書類』であって美羽が
頭を悩ませる必要はまったくないのである。
 可否の判断や事務的な処理といった難しく面倒な部分は、美羽のところに登ってくる前にす
べて片付けられており、彼女はただ判を押しているだけでいい。そういう仕組みで、彼女と彼
女の国は回っているのだ。
177名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:17:38 ID:96P+br9f0
うむ、最高にかわいいな。
178名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:18:19 ID:FbCRc8hY0
この美羽さまが見たかったんだ…
179袁術公路2 それぞれの思い(13/20):2010/06/11(金) 22:21:11 ID:aefGdB/p0
 と、まあ、そんな感じの簡単なお仕事を美羽が不服そうな顔でしている横で、七乃は上機嫌
であった。
 いや、七乃は美羽の横にいるときはいつだってごきげんなのだ。

「つまらん、つまらんのぅ」
「もぅ、お嬢さまったら。おやつの時間はもうすぐですから、あと少し我慢してくださいねー」
 全身からこれでもかというくらいに退屈オーラを出している主人の姿を見ているだけで、七
乃の心は満たされる。
 とりあえず困った顔をしておくが、その実、午後のおやつはなににしようかと思いを巡らせ
ていた。
 なにを用意したらお嬢さま、喜んでくれるかなぁ、と、そんなことを考えながら顔だけは困
ったふりをしておく。
 七乃にとって美羽は、ただ主人であるというだけではない。
 それはもう特別な存在だ。
 大事な大事なお嬢さま。
 お守りし、お世話してきたたいせつな箱入り娘。
 美羽は七乃の人生そのものと言っても過言ではない。
 はっきり言って、美羽さまのためなら死ねる。

「違う、違うぞ七乃。妾が言っておるのはそんなことではない」
「じゃあ今日はおやつはいらないんですか?」
「いらんわけがなかろう」
「もー。だったらなにが気に入らないんですかぁ?」
「決まっておる。一刀がおらんからつまらんと言っておるのじゃ」
「……はぁ、またそれですか」
180名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:22:25 ID:FbCRc8hY0
俺も美羽さまのためなら死ねるぞ
181名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:22:29 ID:EdzILPzU0
美羽さまかわいい!
182袁術公路3 それぞれの思い(14/20):2010/06/11(金) 22:25:43 ID:aefGdB/p0
 美羽の口から出てた名を聞いて、上機嫌だった七乃が眉を顰めた。
 北郷一刀。
 先日美羽と七乃が、流れ星の落下地点(?)と思わしき場所から救助した少年である。
 その彼に、最近の主人はいたくご執心なのだ。

「あ、そうそう。一刀さんと言えば昨日の件、本当にあれでよろしかったんですか?」
「んん? なんじゃ藪から棒に。昨日の件とだけ言われても、なんのことかわからんぞ?」
「ほら、洛陽からの遣いの方が、最近各地で暴れ回ってる黄巾党とかいう連中を退治しろー、
って言ってきた話ですよ」
「……むぅ? そんな話あったかの?」
「ありましたよー。ほら、最初は面倒くさそうなのは全部孫策さんに任せようって話だったの
に一刀さんが――」
 と、そこまで話したところで、美羽がぽんと手を叩く。
「おおっ、思い出したぞ! うむうむ。あれは実に妙案であった。やはり孫策のような小物に
は、分隊程度の相手をさせておくのが相応しかろう。妾の勇名を轟かせるには、数が多くて強
い方の相手をせねばな。孫策は露払いで妾が本命、うむうむ、実に小気味良いぞ」
 そう言ってしきりに頷く主人に、七乃は顔色を曇らせた。
「うーん、本当にそれで良かったんですか? 孫策さんに本隊の相手をさせて、私たちは後ろ
で高みの見物〜。っていうのも美味しいとこ取りで良かったと思うんですけども」
「なんじゃ、七乃はあ奴に手柄を立てる機会をみすみすくれてやれというのか?」
「いえいえ、そんな気は全然まったくありませんけど……。相手は所詮、規模が大きいだけの
山賊さんですから、美羽さまの勇名が轟くってほどじゃない気もしますしぃ」
「ふん、相手が小物だからじゃ。妾は孫策の奴にわざわざお手軽に名声が得られる機会をくれ
てやるのが気に入らんだけじゃ。ほれ、一刀の奴も言っておったじゃろう、ええと、獅子は千
尋の谷にとかなんとか」
「やですよお嬢さまー。それを言うなら獅子は鼠を狩るにも全力を尽くす、です」
「う、うむ。いまのは七乃を試しただけじゃ」
183袁術公路3 それぞれの思い(15/20):2010/06/11(金) 22:29:31 ID:aefGdB/p0
 頬を染めて顔をぷいっと背けた美羽を見て、思わず七乃の頬も緩む。
 今日もお嬢さまはかわいい。
 天下一かわいい。
 七乃が丹誠込めてお守りし、お助けし、文字通り花よ蝶よと育ててきた純粋培養のお嬢さま。
 最高でないはずがない。
 そんないつも通り愛くるしい姿を見ていると、胸がときめきが止まらない。

 しかし、いつもなら幸せな気持ちに浸るはずのところで、ぼんやりとした不安がしこりのよ
うに残った。
 それは最近になってそのお嬢さが一刀の名を出すときに感じるようになったものである。

 元々、美羽が一刀を飼うと言い出したとき、七乃は別段そのことを止めようとはしなかった。
 それは主人の性格から考えて、どうせすぐに飽きてしまうだろうと考えたからである。
 美羽が満足して飽きたら、あとは手当だけして適当に放り出せばいいと思っていた。本当に
予言された天の御遣いかどうかなど、正直どうでも良かったのだ。
 けれども、そこで事態は七乃の予想していなかった方に転がった。
 飽きっぽいはずの美羽が、今回ばかりはなかなか飽きなかったのだ。
 それどころか、なかなか意識を取り戻さない一刀のことを自ら甲斐甲斐しく看病し(勿論フ
ォローしたのは七乃だが)、回復したあとはなにをするにも世話を焼き(手回ししたのは七乃
だが)、最近はどこに行くにも連れて回っているのだ(準備するのは当然七乃である)。
 そんな美羽の一刀に対する入れこみ様は、まさに寵愛と言っても差し支えのないものであっ
た。
 なにが主人にそこまでさせているか、七乃にはわからなかったが、それでもやはり一時的な
ものに違いないと思っていた。
 いつも通り、お嬢さまの気まぐれだと。
 今回はたまたまそれが長続きしているだけだと。
184名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:29:52 ID:EdzILPzU0
七乃も可愛いな
185名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:30:08 ID:FbCRc8hY0
美羽さまが一家に一人欲しい
186袁術公路3 それぞれの思い(16/20):2010/06/11(金) 22:33:23 ID:aefGdB/p0
 そう思っていた。
 ――このときまでは。

 いつも通りわがままを言い始めた美羽を見て、七乃はいつも通りに困ったような顔をしてみ
せた。
 けれども、それはあくまで困っているふり=B
 正味のところ、いつだって七乃は美羽を甘やかす気まんまんなのだ。

「もう、お嬢さまったらぁ、一刀さん一刀さんって、最近はそればっかりですねぇ。そんなに
一刀さんのことを気に入ったんですか?」
 係の者を呼んで一刀を捜させようと頭の中で算段をつけながら、なんの気のなく口に出され
た七乃の一言。
 だが、それを言われた美羽の頬に、さっと朱がさした。
「う、むむ? べ、気に入ったとか、別にそういうことは……ないぞ」
 視線を明後日の方向に外して、そんなことを言う。
 どうやら、羞恥を覚えたようだった。
 なんとも年頃の少女らしい反応である。

 だが、そんなふうにして返ってきた反応に、七乃は意外なものを見たようにおやっという顔
をした。
 てっきり、もっと脳天気に『わははー!』と返事が返ってくるとばかり思っていたからだ。
 普段なら気にも留めない程度の些事。だが、七乃の中で警鐘が鳴らされるには十分な変事で
あった。
 なぜか猛烈に、突っ込むべきだと女の勘が告げていた。
187名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:35:09 ID:8U2ptGx50
支袁
188名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:36:58 ID:FbCRc8hY0
一刀め…、ち○こもげろ
189名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:37:25 ID:EdzILPzU0
Ω ΩΩ< さ、さんだってー!!
190名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:38:03 ID:96P+br9f0
美羽様にとって、一刀さんは蜂蜜並の存在になれるか!
191袁術公路3 それぞれの思い(17/20):2010/06/11(金) 22:38:43 ID:aefGdB/p0
「あのぅ、お嬢さま? つかぬ事をお伺いしてもよろしいですか?」
「うむ、くるしゅうない。存分申してみるがいい」
「はい。それではお嬢さま、突然ですけど一刀さんのこと、どう思われてます?」
「っ!?」
 単刀直入。
 ズバッと正面から切り込んだ七乃の言葉に、美羽は息を飲んでその身をうっと仰け反らせた。
「か、一刀のことじゃと?」
「はい。最近のお嬢さま、いつも一刀さんと一緒ですよね。お嬢さまをお守りする役目を担う
者として、一応そのあたりも把握しておいた方がいいかなと思いまして」
 真顔の七乃に、体勢を直した美羽はますます狼狽える。
「一刀か、ううむ、一刀のことか……」
 迷うように目の前の紙に、ぺたんぺたんぺたん、と何度もくり返し判を押す。
 たちまち書類は判だらけになった。
 そして俯いて散々迷ったあげく、美羽はうっすら赤い顔を上げた。
「むむむ、だが他ならぬ七乃の頼みじゃ、話さぬわけにもいかんじゃろう……七乃だから言う
のじゃぞ? 決して他の誰にも話してはならぬぞ」
 そう念押しをしてから、美羽は心中を吐露し始めた。

 ――べ、別に妾は一刀のことなど、なんとも思っておらぬ。 それでも、もしもそれでも、
妾がことさら一刀に優しくしておるように見えたなら……、それはその、あれじゃ。一刀は誰
かが保護してやらねばならぬ、か弱い存在じゃからな。であるからして、同じ高貴なる血筋の
よしみで妾が保護してやるのが道理。つまり、妾は高貴なる者の義務を果たしているに過ぎぬ
のじゃ――
192名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:40:42 ID:FbCRc8hY0
照れてる美羽さまかわゆい*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*☆
193名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:41:15 ID:96P+br9f0
そんなこと言うと、「じゃあ、麗羽様のところに送りましょう」て言われちゃうぞw
194袁術公路3 それぞれの思い(18/20):2010/06/11(金) 22:44:03 ID:aefGdB/p0
 ――いやいや、決してそんなことはないぞ? だが、その……あの出会いに感じるものがな
かったとは言えぬかもしれん。妾のことを王者だとか、気品があるだとか、そんな当たり前の
ことを口にする者は多かったが……流石にいきなり『神』と評されたは初めてであったかな、
うむ。まったく、口の上手いやつじゃ……ふふふ――

 ――妾はあのときぴんと来たのじゃ。こやつはきっと天与の授かり物に違いない、とな。妾
の前に天からの使いが現れたのは天命に違いないと――

 ――それにな、最近は一刀を構っていると、上手くは言えんのだが……ちょっとだけ、変な
気持ちになるのじゃ。こう、胸の奥がきゅっとなるというか、ぽかぽかするというか、甘い蜂
蜜を舐めたあとのような心地というか……とにかく不思議な気持ちに。だが、それがなんとも
心地よい。そのせいでついつい一刀の奴を構いたくなる――

 ――こ、これは他ならぬ七乃だから話したのじゃからな! いいか、他の者には、特に一刀
の奴には絶対秘密じゃぞっ!――

195名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:46:30 ID:8U2ptGx50
(0w0)ウソダドンドコドーン!!
196名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:47:12 ID:FbCRc8hY0
一刀は美羽さまにとっての蜂蜜並の存在になったようです
197袁術公路3 それぞれの思い(19/20):2010/06/11(金) 22:48:35 ID:aefGdB/p0
 すべてが語られ終わった執務室。
 そこにガタンッ、という音が響いた。
 七乃が勢いよく席を立ったの音である。
「ど、どうしたのじゃ七乃?」
 突然立ち上がった七乃を、美羽が驚いた顔で見上げている。
「……一刀さんを探して参ります」
 口調だけは努めて冷静に、けれどもそう言った七乃の様子は、明らかに尋常ではなかった。
 どんなときでも余裕を忘れない彼女が、このときばかりは焦った顔をしていた。
 美羽も滅多に見ることがないそんな七乃の顔をぽかんと口を開けて見つめていたが、やがて
破顔して手を打った。
「うむっ! では七乃よ、一刀を妾の前に連れてきてたもっ!」
 無邪気に笑ってそんなことを言う。
 けれども、それを聞く七乃は心中穏やかではいられない。

 とつとつと語られた美羽の言葉。
 それを聞き終えたときに走った衝撃、まるで鈍器で横殴りにされたようなその余韻が、未だ
彼女の中で消えない木霊のように響いている。
 その内では、まさか、という気持ちが強い。
 『うちのお嬢さまに限って』という、思いが強い。

 だがそれでも、認めざるを得なかった。
 七乃はここに至ってようやく、事態が自分の知らぬうちに、とんでもない方向へと転がり始
めていたことに気付いたのだった。
 本来勘の鋭い七乃が、このレベルに陥るまで事態を察知できなかったのは、あるいは無意識
に『そんなこと、起こるはずがない』と油断していたことが原因であったかもしれない。
 だがしかし、そんなことは言い訳に過ぎない。
 思い起こしてみれば、予兆はいくつもあったのだ。
198名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:49:10 ID:96P+br9f0
やばい、一刀さんんがロックオンされたw
199名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:49:53 ID:FbCRc8hY0
焦る七乃も可愛い
200名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:54:33 ID:Jmul02ao0
七乃さんによる一刀抹殺フラグが立った気がしてならない。支援。
201袁術公路3 それぞれの思い(20/20):2010/06/11(金) 22:54:41 ID:aefGdB/p0
 出会ったときに、一刀が美羽の琴線に触れる一言を発したのは事実だ。
 美羽が怪我をした一刀を保護して、甲斐甲斐しく献身的に世話をしていたのも事実だ。
 一刀の語る珍しい天の知識に、美羽が興味を惹かれていたのも。
 本当に天の遣いかどうかはわからないが、一刀が普通の人とはどこか違った特別な人間であ
るのも。

 なぜもっと注意を払わなかったのか。
 いま思えば、それらすべてが発端になりそうなことばかりではないか!
 いや、それがまだきっかけのうちはいい。
 今のような犬猫や人形をかわいがる類の、そんな子供らしい幼い保護欲の発露であるうちは
なんとでもなる。
 問題は、その先の段階へと進んでしまったとき。
 まかり間違って、本当に色恋などというものに発展してしまった場合!

 そうなったら、もう取り返しがつかない。

 手塩にかけてお守りしてきたお嬢さまが、悪い虫にたぶらかされてしまう。
 汚れを知らない純真清らかなあの美羽さまが、毒牙にかけられてしまう。
 それだけはなんとしても、なんとしても避けねばならない。
 己の不甲斐なさを呪うのはあとでもできる。
 まずは……諸悪の根源、北郷一刀を探さねばならない。

 そして探し出したあとはどうするのが最善なのか、そのことを考えながら七乃は足早に執務
室をあとにしたのだった。


202名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 22:57:22 ID:EdzILPzU0
一刀さん逃げてー
203メーテル ◆999HUU8SEE :2010/06/11(金) 22:59:55 ID:aefGdB/p0
わたしの名はメーテル……青春の幻影。
七乃と美羽の気持ちで、今日の投下分は終わり。
そして明日は一刀の番よ、鉄郎……。

追伸 修正点と連絡事項を避難所に書き込ませて頂くわ……。
204名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 23:00:26 ID:8U2ptGx50
乙乙盛り上がってきました
一刀の運命はいかにw
205名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 23:01:08 ID:FbCRc8hY0
乙ですー
明日が待ち遠しいなー
206名無しさん@初回限定:2010/06/11(金) 23:01:53 ID:96P+br9f0
おつー。
ヤンギレ七乃さんがみれるのか!?w
207名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 00:47:16 ID:/+LjnFfP0
メーテル氏、乙でした。

見える、ボクにも見えるよ…
七乃さんが(性的に)一刀に返り討ちにあうフラグが…

七乃、一刀をサーチアンドデストrげふんげふん…美羽様をどう思っているのか問い詰める
→一刀、何故だかロリコンになってしまった自分が美羽様を襲ってしまいそうで恐ろしいと心中を吐露
→七乃、それならば私の身体で更生しましょうと襲いかかる
→カズトはにげだした!しかし、まわりこまれてしまった!
→ギシアンギシアン
→扉の隙間から、美羽様は見ていた!
→もずく


うん、これはないわw
208名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 01:38:56 ID:l1tr4KI30
メーテル氏乙

それにしても荒らしのやつ今日は大人しかったな
もう根気疲れか?
209名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 01:41:20 ID:fCxo7ySF0
乙ですー
七乃さんがなんか怖いよー
210名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 02:43:23 ID:Y4x4yQZE0
>>208
飽きたんじゃねえの?
211名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 03:29:19 ID:BvrsBw2o0
>>208
もともとメーテルのことは狙う対象にしてなかったろ
212名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 20:22:50 ID:/+LjnFfP0
なんか七乃さんの声で
「美羽さまどいて!そいつ殺せない!」
ってセリフが脳裏をよぎって…全く違和感が無かった。
213名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:16:38 ID:lfOU/QbA0
そろそろ全裸待機の時間だ
214メーテル ◆999HUU8SEE :2010/06/12(土) 21:28:24 ID:Prmqbuom0
わたしの名はメーテル、9時30分から投下する女。
後編の分割量は22よ、鉄郎。
215名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:28:41 ID:9DMk9ECV0
お。まってました。
216名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:29:44 ID:FN9NK9gX0
>>214
             ようこそ外史スレへ。
       ∧_∧  このDAKARAは私のオゴリだ
       (`・ω・´)  シュッ
      (つ   と彡 ./
          /  ./
         /   ./
       ///  /
      / д   /
     /  卩  ./
217袁術公路3 それぞれの思い(21/32):2010/06/12(土) 21:33:24 ID:Prmqbuom0
 ◆◆◆

『ふう……』
 緑と水の匂いが色濃い、街はずれの森。
 どこの街の近くでも一つはあるらしい、なんの変哲もない小川の畔。
 川のせせらぎと鳥の鳴き声が耳を楽しませてくれるその場所に、陰気にこごる影があった。
 いや、影ではない、実体がある。
 膝を抱えて体育座りの姿勢をした異邦人、北郷一刀であった。

『はぁぁぁ……』

 流されていく木の葉を見つめて、気もそぞろにため息を吐く。
 こうして人がため息をつくときは、なにか悩みを抱えているのが常であるが、それはこの天
の御使いを他称される彼にしても同じであった。
 ある日突然この見知らぬ土地に迷い込んでしまった彼が、いま思い悩むこと。
 自分はなぜこのような場所にいるのか? 家族や友人は心配しているだろうか? 元の世界
に無事帰ることができるのか?
 普通に考えたなら、そのような己の境遇についての疑問・疑念についてであろう。
 だがこの彼、いまの北郷一刀に限って言えば、それは大きな間違いだった。

『あぁ……』

 口から苦悩の声が漏れる。
 いま彼の胸の内を掻き乱しているのは、実のところある一人の少女だった。
 自分の主人≠ナあるという袁公路。
 名門袁家の嫡子。正真正銘のお姫様。
 黄金色の髪と白雪の肌をした、天使と見紛うばかりの天真爛漫な美少女。
 命の恩人であり、そして自分を溺愛してくれている存在。
 美羽についてのことだった。
218名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:34:04 ID:lfOU/QbA0
支援だー
昨日避難所でも見たが、>>216のDAKARAの意味は一体何?
219名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:35:36 ID:9DMk9ECV0
きたきた。支援。
220袁術公路3 それぞれの思い(22/32):2010/06/12(土) 21:37:07 ID:Prmqbuom0
 本人には他意がないのだろうが、あの風呂場の一件以来、一刀と美羽の関係はより危険な段
階へと歩みを進めていた。
 煩悩、生理現象を問わず、一刀のそこが屹立していることに気が付くと、美羽が手を伸ばし
て無聊を慰めてくれる……。
 そのような、決して健全ではない方向に事態は悪化していた。

 近直では昨晩のこと。
 目蓋を落とすと、焼き付いたように思い出される少女の姿。
 絹のようにさらさらと流れ落ちる金糸の髪。ちらちらと見えそうで見えない胸元の桜色。湯
煙の白と肌の白、それらの中で幻想的に調和するうっすら上気した頬の朱と唇の紅。
『うむうむ、びくびくしてきたぞ♪ いましばらくじゃからな、待っておれっ』
 そんなふうに口にされた声すら、唇の動きも含めてはっきりと思い出せる。
 美しい、かわいい、魅力的、そんな言葉では表現しきれない少女が、自分の限界まで膨張し
た逸物を丹念に撫で回している――

「うう、うあぁぁ……」
 甘美なる反復に捕らわれそうになりながらも、一刀はなんとか己を取り戻して再び自己嫌悪
に陥った。
 あの境界を踏み越えてしまった日から今日まで、朝夕を問わず、一刀は既に幾度となく美羽
の手で絶頂を迎えてしまっていた。
 けれども快楽に負けて流されてしまったからと言って、道義道徳まで失ったわけではない。
 ことが終わって冷静になる度に、こんなことはいけない、なんとかしなくてはと思いが一刀
を苛むのだ。
 だが、いざことに当たる段階になるといつもその気概が萎え果ててしまい、その場の欲望に
負けてしまう。
 ここ最近は、ずっとそんなことのくり返しだった。
221名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:38:04 ID:9DMk9ECV0
一刀さんの無謀な戦いw
222名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:38:36 ID:lfOU/QbA0
アンニュイ一刀さん
223袁術公路3 それぞれの思い(23/32):2010/06/12(土) 21:39:23 ID:Prmqbuom0
 美羽は何もわかっていない。
 彼女は粘つく白濁液を、体に溜まった悪いものだと思い込んでいるらしく、それを絞り出す
のは自分の役目だと言って、いつも張り切ってヌきにかかるのだ。
 そして当の一刀といえば、美羽の与えてくれる快楽に流されることに、徐々に慣れてきてし
まっていた。

 それでも、
(手だけだ。せめて手だけで終わりにしよう……そこで我慢して、これ以上の過ちを犯さない
ように……)
 目を閉じて自分自分に、自制心に言い聞かせる。
 いまの段階で既に十分犯罪的であるのだが、最後の一線さえ越えなければまだ引き返せると
自分を弁護する。
 自分は幼い少女の手コキで感じてしまう人間かもしれないが、まだ大丈夫、まだやり直せる
と言い聞かせる。
 誰にともなくそんな言い訳をする。

 だが、そう思い込もうとしている一刀自身、そこに大きな落とし穴があることに気付いてい
るのだ。
 最初に出会って以来、一刀の美羽に対する我慢の限界点というか、性欲の沸点が明らかに低
くなってきている。
 それは窮地に陥った戦線が、じりじりと防衛ラインを下げていくのに似ていた。
 『これ以上下がってはならない』が『ここまでは下がれる』、更には『いやもう少し下がっ
ても大丈夫』というように、どんどんと理性のハードルが下がってきている。
 坂を転がり落ちるようにして、事態は悪化の一途を辿っている。
 そう、まさに泥沼。
 状況という泥沼に、ずぶずぶと嵌っていっているのだ。
224名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:41:42 ID:lfOU/QbA0
しえんー
225名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:42:11 ID:9DMk9ECV0
次は口って絶対なるよなw
226袁術公路3 それぞれの思い(24/32):2010/06/12(土) 21:42:21 ID:Prmqbuom0
 無論、簡潔にして明快な解決手段も、あるにはある。
 美羽の行為にNOを突きつければいい。していることの本当の意味を伝えれば、きっと美羽
だって軽はずみな行動を慎んでくれるに違いない。
 そもそも、美羽の勘違いを正していないことが、事態をややこしくしているのだ。
 だから美羽に謝って、正直に話せばいい。

 だが、一刀はそれを実行していなかった。
 言い出そうとしたことは何度もある。だが、肝心のそのときになると言い出せなくなるのだ。

 それに、ここまで来てしまったら、今更どうやって切り出せばいいのかという思いもある。
 『実は君がしている行為は、とても悪いことだ。子供がしちゃいけないことなんだ』
 ……なんてことを言うのか? もしも突っ込まれて聞かれでもしたら、どう説明すればいい?
 それに、自分が嘘をついていたことを美羽に伝えるのも辛い。
 純真に信じてくれている彼女の、無条件の信頼を裏切るのが辛い。

 いや、実際のところ、いまの状態は彼女をだましているに限りなく等しいのだが、だからと
いってそれを真っ向から伝えるとなると、相当の覚悟が必要だ。
 明らかに矛盾しているが、一刀の中には彼女を裏切るような真似はしたくないという思いが
渦巻いている。
 利己的、不誠実と責められても仕方がない、けれどもそれが一刀の本心であった。
 ああ、心の弱さが恨めしい……。
227名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:44:19 ID:lfOU/QbA0
ダメ人間まっしぐらw
228名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:44:30 ID:9DMk9ECV0
やっぱり抹殺フラグだなw
229袁術公路3 それぞれの思い(25/32):2010/06/12(土) 21:45:02 ID:Prmqbuom0
 そして感情的なものを抜きにしても、問題はもう一つある。
 これまで生きてきて十数年、一刀に女性経験はない。
 正真正銘偽りなく、恥じることなく生粋の童貞である。
 そんな一刀にとって、美羽との行為でもたらされた快楽はまさに天上に昇るような心地で、
それはもう一人でするときとは比べものにならないものであった。
 目を閉じれば濃厚に思い出される淫蕩。白魚のような指先が絡みつき、無邪気に淫らに、自
分の猛り狂った肉幹をしごきたててくるあの感触。
 穢れなき幼手に蹂躙され、陵辱され、征服されるが如き、あの無垢の責め苦。
 その果てに押し寄せてくる怒濤の快楽、至福、法悦。
 終わったあとの、自慰で味わう無力感とはまったく違う、母の手に抱かれるかのようなあの
幸福感。
 あれを一度でも味わってしまったら、もう一人での行為に及ぼうとは思わない!

 倒錯的であるのはわかっている。
 けれどもそのような倒錯を、心の底では快楽を渇望している自分がいるのも確かなのだ。

 ――ああっ、美羽に、もっと滅茶苦茶にされたい――

 と、そこまで考えて一刀ははっと我に返った。
(いま、なにを考えてた……?)
 そしてすぐにその答えに行き当たり、その身を大きく反らした。
「俺は……、俺って奴は! う、うわあああああああああああ!」
 危うい、いまのは危うい思考だ。
 もしも流されてしまえば変態。しかもただの変態ではない。かなりハイレベルの変態。
 ド変態として歴史に名を残す変態。
 そうなったら未来に向かって謝らなければならない。
 ごめんなさい、変態でごめんなさい。
 産まれてきて、本当にすいませんでしたっ!!
230名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:46:40 ID:lfOU/QbA0
一刀め、ち○こもげろ
231名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:47:09 ID:9DMk9ECV0
もうだめだなw
232袁術公路3 それぞれの思い(26/42):2010/06/12(土) 21:48:15 ID:Prmqbuom0
「ああ、……あぁああ……」
 打ちひしがれて、一刀はがっくりと肩を落とした。
 本当のことを話して美羽の信頼を裏切るのは嫌だ。
 けれどもだましているような現状が良いとも思えない。
 一方で、体はそんな葛藤など差し置いて彼女に溺れかかっている。
 美羽のことを好いている気持ちもあるが、それすら体の異常から来る思い込みかもしれない。
 そもそも相手は子供なのだ。その時点で好きとかエロスだとか、そういう対象にすること自
体間違っている。

「ああ、俺はどうすればっ……!?」
 その心中をあらわすように、一刀は頭を抱えて身をよじる。
 心と体と道徳と、その諸々が引き裂くようにして彼を苦しめていた。

 だが、そんな彼にもただ一筋の光明が残されていた。
 ただ一つの明確なる解。
 それは、問題の元凶となっているであろう身体の異常を治すこと。
 一刀の体の、そして心の変調原因となっている頭の怪我を治せば、すべては解決するかもし
れない。
 美羽に欲情することもなくなり、彼女に正面から向き合えるかもしれない。
 そのことを一刀もわかってはいるのだが、いかんせん肝心の治し方が皆目わからない。
 前に七乃から聞いたところによると、一刀の怪我を診たのはこの荊州一番の名医だという。
 一刀が保護されている袁家はどうやらかなりの名家らしく、その袁家お抱えの名医以上の名
医を、そう簡単に見つけられるとも思えない。
233名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:49:14 ID:lfOU/QbA0
ロリコンは不治の病気です
234袁術公路3 それぞれの思い(27/42):2010/06/12(土) 21:51:04 ID:Prmqbuom0
 けれど、このままでは……。
「俺は……、俺は取り返しのつかないことを……!」
 一刀はあまりに不穏すぎる未来予測にもがき苦しみ、一人孤独にガクガクと頭を振った。

 すると、
「あの……大丈夫ですか?」
 と、そこで横から、悪霊にとり憑かれたように抱えた頭を振っていた一刀に、言葉がかけら
れた。
「あああぁぁぁ……、ぁ?」
 動きを止めた一刀がそちらを見ると、そこには一刀と同じような格好で体育座りをしている
女性が目に映った。

「あ、すみません、……もしやご迷惑でしたか?」
 心配そうな――というか可哀想な人を見る目でこちらを見ていたのは、眼鏡をかけた黒髪の
女性。
 着ている服は肩を出すデザインだが、全体的に露出はそう多くない感じにまとめられており、
このあたりの人がよく着ているような服とはやや趣を異にする。
 眼鏡や顔立ちのおかげで一見しての印象はデキる女といった風体だが、不思議と近づきがた
い雰囲気はない。
 なんというか、厳しい雰囲気とその逆のものを同時に持ち合わせたような女性であった。
 なお、先ほどまでのため息の半分は、横に座っていた彼女のものである。
235名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:52:21 ID:lfOU/QbA0
支援ー
236袁術公路3 それぞれの思い(28/42):2010/06/12(土) 21:53:44 ID:Prmqbuom0
「あ、いえ、大丈夫です。すみません、つい取り乱してしまって……」
 ドギマギせずにすんなりそういえたのは、彼女の小振りとはいえしっかりと膨らんだ胸のお
かげか。
 言い繕う一刀に、彼女は地面へと目線を下げた。
「いえ、こちらこそ、出過ぎた真似を……」
「いえ、ほんと助かりました。あのままだったらどうなっていたかわかりませんし……」
 少なくとも、その辺を転げ回って一張羅の制服を汚すくらいはしていただろう。
「そうでしたか。……それなら良かったです」
「はい、ありがとうございます」
「………」
「………」
「………」
「………」

 言葉が途切れた。
 会話が続かなかった二人は、示し合わしたようにそろって小川に目を向け、そしてまた、
「はぁ……」
「はぁ……」
 同時にため息をついた。

 示し合わせたように二人はため息をつき合う。
 そんなことがまた何度かくり返された。
 状況が先ほどまでのものに戻ったとそう思われたとき、今度は一刀の方から隣の女性へと声
がかけられた。
「あの……なにかお悩みでもあるんですか?」
 不躾な質問かとも思ったが、先ほど声をかけてもらったこともある。なによりずっと隣り合
って一緒にため息を吐いた仲なのだし、このくらいはいいかなと思って聞いてみたのだ。
「あ、すみません。ため息をついてる人に、悩みがあるかなんて変ですよね」
「……いえ、そんなことは……」
 一刀がはにかみ笑いで苦笑すると、それで緊張が解けたのか、女性はどこか憂いを秘めた顔
を見せた。
237名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:54:13 ID:9DMk9ECV0
だれかきたw
238名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:54:30 ID:FN9NK9gX0
誰だ? まさか……
239名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:55:16 ID:lfOU/QbA0
しーえんー
240袁術公路3 それぞれの思い(29/42):2010/06/12(土) 21:56:50 ID:Prmqbuom0
「それに、私の悩みなど大したことではありませんし……」
 再び小川に向き直ったその横顔を見た一刀は、
「俺で良かったら、聞きますよ」
 自分でも驚くくらいに、自然とそう切り出していた。

 その言葉にびっくりしたのか、眼鏡の彼女は一刀の方を見て目を二度三度まばたかせた。
「でも……お互い知らぬ者同士ですし」
「見知らぬ者同士だからこそ、気兼ねなく話せるかもしれないじゃないですか。それに、誰か
に聞いてもらったら楽になれるかもしれませんよ?」

 彼女はその言葉を吟味するようにややしばらく彼女は黙っていたが、意を決したように口を
開いた。
「そう、ですね……聞いてもらえますか」
「ええ、俺で良ければ」

 そして彼女はぽつりぽつりと話しはじめた。
「実は……私にはかねてから一つ、悪い癖というか、困った体質がありまして……」
「へぇ、どんなです?」
「はい、それが……」
「………」
「少々、血の気が多すぎるといいますか」
「血の、気? 喧嘩っ早いとかですか?」
 一刀は彼女をてっぺんから爪先まで見た。
 その体つきは華奢で、とてもそんなふうには見えない。
「あ、いえ。そういうわけではないのですが……。あの、その……聞いても変な目で見ません
か?」
「見ませんよ。こう見えてもいまの俺は、突拍子もない話には割と耐性ができてますから。ど
うぞ気にせず話しちゃってください」
「そうですか……。実は私、その……、男女関係のことや……」
「?」
241名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:58:48 ID:9DMk9ECV0
血吹きw
242名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 21:59:00 ID:lfOU/QbA0
しえん〜
243袁術公路3 それぞれの思い(30/42):2010/06/12(土) 21:59:43 ID:Prmqbuom0
「そういった方面の、淫らなことを考えると……」
「……ん?」
 そこで一刀は怪訝な声を漏らした。
 鼻から鮮やかな赤一本、つつーと流れ落ちるのが見えたからだ。
 なんというか、彼女の整った顔立ちと相まってすごい絵面だ。
「その、は、鼻……鼻血が、うっぴゅぅっ!?」
 と、そこまで言ったところで突然、俯きがちだった彼女の顔ががばりと上がった。
 そして――
「うわぁ!?」
 一刀の視線の先、上向いたその鼻から、突然鼻血が噴水のようにぴゅーっと吹き出しのだ。
「わわ、わわわわ!?」
 思いがけぬ出来事に一刀があたふたしていると、常備で用意してあるのだろう、彼女は落ち
着いた仕草で懐から鼻栓を取り出し、それをぐりぐりと鼻に突っ込んだ。
 そしてふがふがと鼻声混じりに、
「と、こうなりまして……。これが悩みの原因なのです……」
 そんなことを言った。

 見た目知性派な美人なだけに、両方の鼻に詰め物をしているその光景は、かなり衝撃的だっ
た。
「い、いやらしい娘だと思いますよね、変な娘だと思いますよね」
「べ、別にそんなことは……少し面食らいましたけど」
「世辞などいりません。こんな体質では、仕官にも影響するのではないかと思い、ほとほと困
っているのです」
「あー、それは確かに……」
 もしも自分が事情を知らない面接官だったなら、就職面接の最中に鼻血を吹き出して、鼻栓
でふがふがしはじめた女性は取りたくないかもしれない。
244名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:00:36 ID:FN9NK9gX0
彼女か。なぜここにいる?
245名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:01:30 ID:lfOU/QbA0
改めてみると、…ふ、不憫だ…
246名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:01:41 ID:9DMk9ECV0
諸国漫遊中か。
247袁術公路3 それぞれの思い(31/42):2010/06/12(土) 22:02:40 ID:Prmqbuom0
 一刀がうーんと唸っていると、
「あの……それで、あなたの悩みというのは?」
 鼻がかった声で、今度は逆に話題を振られた。
「へ? あ、はい。実は……」
 と、話しかけたところで一刀は口を押さえた。
 ――果たして、人に話して良いものだろうか。
 一刀が抱えている悩みは軽々しく喋って良い類のものではない。
 こんな話、人にするべきじゃない。
 時代が時代なら、国が国なら即座に逮捕されて性犯罪者登録されて国中に公開されてしまう
レベルの話だ。
「ええと、そのぅ……」
 思わず言葉を濁してしまう。

 だが、一方で話すべきだという思いもあった。
 聞いてきた彼女だって恥ずかしいだろうに、それでも自分の悩みについて話してくれたのだ。
 だったら、自分も包み隠さずに話すべきではないのか?
 なにより初めに話を振ったのは自分なのだ。それなのに自分だけ話さないというのはどうか
と思う。
 それに、先ほど自分が言ったのではないか、話してしまえば楽になるということもあると。

 結局、幾ばくかの逡巡を経たのち、一刀はその重い口を開いた。

「実は俺、ちょっとたちの悪い病気にかかってまして……」
「病、ですか?」
「ええ……」
 一刀はそこで止めて、決意をするように息を吸った。

「実は俺……小さい子が、好きなんです」
248名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:03:27 ID:lfOU/QbA0
一刀…ww
249名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:03:50 ID:FN9NK9gX0
言ったw
250名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:03:56 ID:9DMk9ECV0
こんなこと告白するのはやばい人だw
251名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:04:11 ID:jFMRynhO0
>「実は俺、ちょっとたちの悪い病気にかかってまして……」
>「実は俺……小さい子が、好きなんです」
確かにそれは病気だ支援。
252袁術公路3 それぞれの思い(32/42):2010/06/12(土) 22:05:59 ID:Prmqbuom0
『言ってしまった……』
 これまで誰にも話さなかった秘密を口にして感慨に耽る一刀だったが、次の瞬間、隣からガ
サガサッという音が聞こえてそちらを見た。
「……?」
 すると先ほどまで近くにいた彼女が、先ほどまでと同じ姿勢のままで、二メートル近くも距
離を離して座っているのが見えた。
「………」
 傍を離れた彼女は、眼鏡の奥から同情するような、それでいてどこか汚物を見るような目を
一刀に向けている。
 ひ、引かれたっ!?
 そのことに気が付いて、一刀は慌てて誤解を否定するように手を振った。
「ちょ、待って! 違う、違うんだ! これは、その病気というか、事故が原因でそうなって
いるんであって……!」
「………」
「ああっ!? 目線が冷たいっ!?」
 こうなったら仕方がない、毒を食らわば皿まで。
 一刀は渋々ながら己が身の潔白を証明するために、事故で頭を打ったこと、目覚める直前に
夢で見た美少女のこと、そして目覚めて以来の変化などを洗いざらい目の前の彼女に説明した。
 本当は美羽にどんなことをされてしまったのかまで話すべきだったのかもしれないが、流石
にそこまでは言えなかった。

「なるほど……つまり、事故が原因で、変な性癖に目覚めてしまったと?」
「う……。あからさまに言われると嫌だけど、多分そんな感じだと思う……」
「にわかには信じがたい話ですね」
「う、うあぁ。やっぱり、そう思うよね……」
 折角清水の舞台から飛び降りるつもりで告白したのに、変態扱い……。
 酷い、酷すぎる。
 流石にこれは応えた。
 一刀は打ちひしがれたように、肩を落とした。
253名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:06:45 ID:9DMk9ECV0
だって、変態だしw
254名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:07:34 ID:lfOU/QbA0
そりゃ引きますわw
255名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:09:36 ID:DU5TAy5Q0
すーぱーしえんたいむ
256袁術公路3 それぞれの思い(33/42):2010/06/12(土) 22:09:49 ID:Prmqbuom0
 けれどもそんな彼を見て、次に彼女は意外にもこう口にした。
「でも、まあ頭を打てばそういうこともあるかもしれません」
「え……?」
 顔を上げると、まだ不信感を残しているようだったが、彼女の目からは悪党を見るような険
しさは消えていた。
「困っているのは確かのようですから……ここは信用しておきましょう。それに、悪い人にも
見えませんし」
 気が付くとその距離も、一・五メートルほどに縮まっていた。
 そのことに、ほっと安堵する。
 正直、あのままだったら当分立ち直れなかったかもしれない。

「……でも、それが本当に事故によるものでしたら、私が少し力になれるかもしれません」
「え……?」
 胸をなで下ろしてところに投げかけられた言葉。それに一刀が呆けた声を漏らした。
 力に、なれる?
 その言葉の意味をたっぷり数秒かけて呑み込んでから、一刀は勢い身を乗り出した。
「そ、それってどういう――っ!?」
 掴みかかりそうな一刀を手で制止ながら、彼女は落ち着いた言葉で先を続けた。
「話せば長いのですが、実は私がこの街に来たのはこの体質を治してくれるかもしれな
い、伝説の医者の噂を追ってのことなのです」
「伝説の……医者っ!?」
 そんな人がいるのかと衝撃を受けている一刀だったが、言葉は続く。
「私が聞いたところによると、その方はどのような病や怪我もたちどころに治してしまうとい
う神医ということでして、それならば私の体質も治してくださるかもしれないと思って、北の
方から連れ合いと共に旅をしてきたのです」
「神、医? ……それじゃ、もしかしてその人ならっ!?」
「ええ、あなたの病も治せるかもしれません」
 にわかに信じがたい。
 一刀はそんな、降ってわいた都合がいい話を聞いて、
257名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:11:49 ID:lfOU/QbA0
さて、この病気は勇者王も治せるかどうか…w
258名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:12:06 ID:FN9NK9gX0
その連れ合いには話さないほうがいいな。
259名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:12:18 ID:9DMk9ECV0
竜退治が必要なレベルだな。
260袁術公路3 それぞれの思い(34/42):2010/06/12(土) 22:14:02 ID:Prmqbuom0
「っ!!」
 ――思わず拳を強く握ってガッツポーズした。

 それはそうだろう。
 藁にもすがりたい心地でいたところに、求めていた手がかりが転がり込んできたのだ。
 飛びつかない方がどうにかしている。
「それで!? その人はいまどこにっ!?」
 喜色満面、ようやく見つけた光明に言葉を弾ませる一刀だったが、しかし彼女は対照的に愁
いを帯びた表情で首を横に振った。
「それが……どうやらしばらくこの街に留まっていたのは確かなようなのですが、いまはもう
すでのこの町を去ってしまったあとらしく……。それで私もこうして思案に暮れていたんです」
 そう言って、彼女はまた深く息を吐いた。
「そんな……」
 喜び勇んで身を乗り出していた一刀だったが、その言葉を聞いて一転してよろりと体勢を崩
した。
 期待が大きかっただけに、落胆を隠せなかったのだ。
「折角、光明を掴んだと思ったのに……」
 そうつぶやいたまま、動かなくなる一刀。

 しかし、そうした一刀の横で人が立ち上がる気配がした。
 顔を上げてみると、そこには先ほどまでと違う感情を宿した彼女がいた。
「でも、あなたも私も、こんなところで絶望している間にできることがあるはずです」
 うなだれる一刀になにを見たのか、そう口にした彼女の目には意志の輝きが宿っていた。
 そして彼女は一刀に聞かせるように、そして自分に言い聞かせるように強く言った。
「いつまでもこんなところにいられません。希望は、あるんですから」
 ――希望はまだある。
 その言葉が、目の前が暗くなりかけた一刀の心を打った。
261名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:17:01 ID:DU5TAy5Q0
しえんしえん
262名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:17:13 ID:9DMk9ECV0
希望があると、逆に……
263名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:17:44 ID:lfOU/QbA0
詩艶ー
264袁術公路3 それぞれの思い(35/42):2010/06/12(土) 22:18:05 ID:Prmqbuom0
「そ、そうだっ……」
 一刀が、立ち上がる。
「俺には、こんなところで落ち込んでる暇は、ない!」
 結局、やることは変わらないのだ。
 その医者を探し出して、治してもらう。
 例えその希望が蜘蛛の糸のように細かろうと、いまの一刀には手繰る他に選択肢はないのだ。
 一刀が立ち上がったを見ると、彼女は一刀を、そして自分を奮わせるように言った。
「ええっ、そうです! なんとしても探し出すんです! 夢のために!」
「そうだ! 俺やるよ! こんなところで止まってられない……絶対に探し出すんだ! 未来
のためにっ! その医者をっ!」
 なにを落胆する必要ある。
 事態は間違いなく前進したのだ。
 さっきまでとはまったく違う。
 目標が定まったことで一刀は、それまで自らの内で燻っていた活力が燃え上がるのを感じた。
 なんとしても、この病気を治してもらうのだ!
「よし、やるぞおおおおおお!!」

 と、声に出して一刀が決意を新たにしたのと同時、その背後からドサッという重いものが落
ちる音が聞こえた。
「?」
 不審を抱いて身を翻すと、そこには地面に倒れ伏した彼女の姿があった。
 その鼻からは、どくどくと血が流れている。
「そう。医者を、お医者さまを見つけられれば……、見つけられれば私も、ふふ、ふふふ……
そうなれば、きっとあの方とも、お医者……お医者さんごっこを……ぷふふっ、ぐふっ」
265名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:19:09 ID:9DMk9ECV0
えーw
266名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:20:41 ID:lfOU/QbA0
一体何が…ww
267名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:21:07 ID:FN9NK9gX0
仕官じゃなくてそっちが目的かw
268袁術公路3 それぞれの思い(36/42):2010/06/12(土) 22:22:42 ID:Prmqbuom0
 ――惨劇は突然に。
 鼻栓を押し出してすごい勢いであふれ出ている赤い奔流のせいで、その周囲は血の海になっ
ていた。
「う、うわわっ! ちょっ、大丈夫ですか!?」
 慌てて片膝をついて抱き起こすと、彼女は鼻血を出しながら幸せそうな顔で痙攣していた。
「……ああっ、駄目です……そうさまっ。そんな、二人きりでお医者さんごっこだなんて。あ、
そこは、そこは駄目ですっ、ぁはあぁぁぁんっ!」
 紅潮して鼻血を流しながらうわごとを口にし、びくんびくんと身体を振るわせている彼女を
見ながら、一刀はこの世界にもお医者さんごっこってあるんだなぁ、なんてことを思った。

「と、とにかくこんなところに放っておけない! 早く運ばなくちゃっ! え、ええと、こう
いうときは……え、衛生兵ーーーっ!」
 そんなことを叫ぶ一刀。

 と、そこに一陣の風が吹いた。
 舞い上がる木の葉。ざわめく木々。
 そしてどこからともなく、響く声。

「その必要はありませんよ、一刀さん」
「はっ!? その声は!?」
 お決まりの台詞で一刀が反応すると、近くにあった木の陰が動いた。
 そしてそこから現れたのは、一刀のよく知る人物であった。
「七乃さんっ!?」
「話は聞かせていただきました。その方はとりあえず、あとで城に運んでおきましょう」
269名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:24:25 ID:9DMk9ECV0
きかれてたーーーっ!
270名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:24:44 ID:lfOU/QbA0
死亡フラグが立ったw
271名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:25:12 ID:jFMRynhO0
聞かれちゃいけない人に聞かれたか。支援。
272名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:25:18 ID:DU5TAy5Q0
はなしはすべてきいていたおまえはようずみだw
273袁術公路3 それぞれの思い(37/42):2010/06/12(土) 22:26:20 ID:Prmqbuom0
 さて、この突然の登場。まるで計ったかのようなタイミングである。
 流石にそのことの意味くらいは一刀にもわかっていた。
「ど、どの辺から聞いてたんです?」
 内心でびくびくしながら、とりあえず一刀は七乃に聞いてみた。
「んー……、『実は俺……小さい子が、好きなんです』のあたりからですかね。思わず飛び出
してしまいそうになりました」
「ヒッ」
 七乃がどれだけ美羽のことを思っているか、それくらいはここに来てから日の浅い一刀にも
わかる。
 それ故に、すごく怒られるかもと覚悟はしていたが……それでもさらっと口にした七乃の笑
顔は、当分忘れられなくなるくらいに怖いものであった。
 その背からは仁王のオーラが立ち登っている気すらした。
 飛び出してなにをする気だったのか、問いただす勇気は一刀にはなかった。
「でもまあ、話を最後まで聞いておいて良かったです。勢いに任せて行動したら、危うく美羽
さま泣かせてしまうところでした」

 そう言って七乃は、一刀の目の前に人差し指を立て、真剣な表情でずずいと顔を近づけてき
た。
「それで、重要なことなので確認しますが、一刀さんは身体が治れば、お嬢さまに手出しなさ
らないのですね」
 そしてそんなことを聞いてきた。
 一刀は背中に、じっとりと汗をかくのを感じた。
「……はい、……多分」
 原因が怪我の後遺症に違いないというのは一刀自身の憶測であるのだが、今更それを言い出
せるような空気ではなかった。
 『いいえ』と応えたらどうなるのか、積極的に考えたくはなかった。
274名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:27:25 ID:lfOU/QbA0
多分www
275名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:28:32 ID:9DMk9ECV0
まあ、素でも手は出すだろうなw
ロリだけ、じゃなくなるだけでw
276袁術公路3 それぞれの思い(38/42):2010/06/12(土) 22:30:31 ID:Prmqbuom0
 けれども青ざめた顔で応えた一刀に、七乃はにっこりと破顔してみせた。
「なるほど。でしたら問題はもう解決したも同然ですね」
「へ? 解決って……」
 言い終わる前に、七乃が口を開いた。
「先ほど仰っていた放浪の医師の名は華佗さん。そしてその方は、いまは黄巾党首領の張角さ
んが持っている『太平要術』という書を求めて北へ向かいました」
 読み上げるようにすらすらとそんなことを口にした七乃に、一刀はぽかんと口を開けた。
「最後に会ったとき、華佗さんは黄巾党に潜入して機会を窺うと仰ってましたが、張角さんが
『太平要術』を手放したという話は寡聞にして聞いてませんから、きっとまだ張角さんのとこ
ろにいるんじゃないですかね?」
 パクパクと口を開閉して二の句を継げないでいる一刀に、七乃は微笑みかけた。
「はい。少し前に美羽さまが熱っぽかったときに、華佗さんに来てもらって苦くないお薬を調
合してもらいました。そのときの報酬で、私が『太平要術』の所在を調べて教えたんです」

 求めていた答えは、実はすぐ傍にあったのだ。
 そう、なぜ旅の医者がこの街にしばらく留まっていたのか、そのことを考えたら袁家、ひい
ては七乃が関わっていてもおかしくなかったのだ。
「と、いうことは……」
「はい。奇しくも先日討伐命令が下ったとおりに黄巾党をやっつけることは、張角さんが持つ
『太平要術』を奪うこと、そして華佗さんを探すことに直結すると言うことになりますねぇ」
 七乃はそう言って笑顔で言葉を締めくくった。

 そして一方、血だまりは広がり続けていた。
277名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:31:37 ID:FN9NK9gX0
早く手当てしてあげてw
278名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:31:41 ID:9DMk9ECV0
血だまりw
279名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:32:44 ID:DU5TAy5Q0
血がwおっと、支援
280袁術公路3 それぞれの思い(39/42):2010/06/12(土) 22:33:15 ID:Prmqbuom0
 ◇◇◇

「すごい、こんなに……」
 聴衆が去り、熱が退けたあと。
 先ほどまで熱狂の中心であった場所で、人和はへたり込みながら、天を仰いで半ば放心した
ようにつぶやいた。
 彼女が手にしている籠は、先ほどまでと違ってずっしりと重たい。
 その中身たるや、今日までの宿代は勿論、彼女たちが普段歌って得る稼ぎ一月分をゆうに上
回っているように見えた。
 けれども、いまはそんなことはどうでもいい。

「どうです? 力の限り歌った感想は?」
 まだ放心、あるいは興奮冷めやらぬといった様子の三人に、後ろから声をかけるものがあっ
た。
 道士だ。
「どうも、何も……」
 言い淀んだ地和の言葉に、
「気持ちよかったでしょう?」
 男は余裕の笑みを投げかけた。
「………」
 地和は口をつぐんで沈黙を返したが、興奮に震えが収まらぬ体こそが、なにより雄弁に男の
言葉を肯定していた。

 無数の観衆に囲まれて、その中心で歌う。
 その経験は、まるでこの世のすべてが自分たちに回っているかのような、まるで支配者にで
もなったかのような錯覚を、彼女たちに覚えさせていた。
 そしてそれは、これまで感じたことのないほどの高揚感を、血が滾る躍動感を彼女たちにも
たらしたのだった。
「どうです? 私にあなたたちの夢のお手伝いをさせてもらえませんか?」
 彼女たちに芽生えたものを見透かすかのように、男が言う。
281名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:34:01 ID:9DMk9ECV0
ああ、うさんくさいほうにw
282名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:34:57 ID:jFMRynhO0
三姉妹の貞操の危機か?
やはり支援を、一心不乱の支援を
283名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:36:49 ID:lfOU/QbA0
あー、騙されないでー…
284袁術公路3 それぞれの思い(40/42):2010/06/12(土) 22:38:10 ID:Prmqbuom0
「どうって……」
「無論、私は無理強いするつもりはありません。あなたたちが、自分たちの力だけで夢を掴み
たいというなら、それに異論を挟むつもりはありません」
 そこまで言って言葉を句切り、男は手で口元を隠した。
 そして切れ長の目を更に細め、続ける。
「けれど、あなたたちはそれで良いのですか?」
「……なにが、ですか」
 言葉に窮している地和に替わり、人和が割って入ると、道士は彼女に向き直って続けた。
「どうですか? もっと歌ってみたいとは思いませんか? もっともっとたくさんの人の前で、
賞賛と喝采を浴びながら、全力で歌ってみたいと思いませんか?」
 そしてそんなことを――甘い毒のような言葉を囁いた。
「そんなこと……」
 言いかけるが――からからに渇いた口は、何も紡げなかった。
 男の言ったことは、紛れもない事実であったから。
 多くの人に囲まれて、熱狂的な瞳で見つめられて、そう思ったのは確かなのだ。
 もっと、――もっと歓声を。

「私なら、いまのよりももっと、もっともっと高い高みへあなたたちを導いてさしあげます。
先ほどのような百人やそこらではない数、何百、何千、いや何万という聴衆の前に、あなたち
を連れて行ってあげましょう。あなたたちはそこで、力いっぱい歌えるのです」
「………」
 自信に満ちた道士の言葉。そこ込められた魔力に、人和は痺れるような衝撃を受けた。
 自然と、心が揺れる。
 普段ならこんな怪しい男の口車、乗るわけがない。
 だが、あの熱狂に、熱視線に晒されて、そこで自分を表現するという快感を覚えてしまった
あとでは、即答できるはずがなかった。

「お姉ちゃん」
 人和がどう言い返すべきかと悩んでいると、先ほどから黙っていた地和が口を開いた。
 そして、真っ直ぐに長女天和を見て、言った。
285名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:39:34 ID:lfOU/QbA0
しえーん
286名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:39:46 ID:9DMk9ECV0
妖術つかい地和
287袁術公路3 それぞれの思い(41/43):2010/06/12(土) 22:41:27 ID:Prmqbuom0
「わたし……もっとたくさんの人に、ちぃたちの歌、聞いてもらいたい!」
「ちぃ姉さん!」
 男の誘いに乗るというその言葉に、
「うん、良いんじゃないかな」
 天和はあっさりとそう答えた。
「お姉ちゃんは、みんなに私たちの歌が聞いてもらえるなら、それでいいよ」
 そう言って優しく笑う。
「姉さん!」
 そしてもう一人、たしなめる人和にも微笑みかける。
「人和ちゃんも。そんなに難しく考えなくて良いんじゃないかな? 好機好機、きっとこれは
好機なんだよ」
 何も考えてないように、笑ってそう言ってのける。
「そ、そうよ! いまが好機なのよ! これは天がいつも頑張ってるちぃたちにくれた好機な
んだよ!」
「うんうん。そうだよねぇ」
 そして姉二人が手を取り合ってはしゃぎはじめた。
 そんな姿を見ていると、人和自身考えを巡らす自分がばからしくなってくる。
「……わかったわ。二人がそういうなら、私は止めないことにする」
 説得を諦めた人和が、降参といった仕草で諸手を挙げると、二人の姉たちは手を伸ばしてそ
れを掴んだ。

 そうして手に手を取って笑い合っている三人を見ながら、思い通りにことが運んだことを確
認した男はほくそ笑んだ。
 その笑みは、先ほどまでの作り物じみたものとは違う。
 彼自身の願いから来る、心からの笑みだった。
 計画が次の段階へ進んだことを、確認して男は――
「ねぇちょっと!」
 気付くと、服の袖を地和に掴まれていた。
288名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:42:19 ID:lfOU/QbA0
支援支援ー
289名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:43:43 ID:DU5TAy5Q0
さてどうなることやら……
290名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:43:55 ID:FN9NK9gX0
地和、どう出る?
291袁術公路3 それぞれの思い(42/43):2010/06/12(土) 22:44:38 ID:Prmqbuom0
「で、あんた名前は?」
 突然聞かれて、男はちょっと驚いた顔をした。
 その様子に苛立ったように、地和は腰に手を当ててかわいらしく語気を荒げた。
「名前! まだ聞いてないんだけど?」
 想定外のその言葉に、男は顎に手を当てて考えるような仕草をした。
「ふむ……そう言えばそこまで考えていませんでしたね」
「はぁ?」
 訝しんで地和が聞くと、ならばと男は楽しげに口元を歪めた。
「そうですねぇ。私のことはプロデューサーとでも呼んでください」
「……ぷろでゅーさー?」
「ええ、プロデューサーです。一度そう呼ばれてみたかったのですよ」
「なによそれ」
 それだけ言ってくつくつ笑いはじめた男に、地和は諦めたように息を吐いた。
「ぷろでゅーさー、ねぇ……まったく呼びにくい名前だわ。一体どんな字を書くのよ」
「まあまあ、いいじゃない地和ちゃん。それじゃ、よろしくねぷろでゅーさーさん! さー、
そうと決まったら今日はぷろでゅーさーさんを歓迎してお店を貸しきりだよぉ」
「……姉さん。さらりと怖いこと言わないで。このお金は明日からの活動資金なのよ」
「えぇ〜。今日くらいいいじゃない、それだけあるんだからぁ」
「駄目ったら駄目」

 少し前までの沈んだ雰囲気など忘れたとばかりに、やいのやいの騒ぎながら歩きはじめた三
人。
 そんな彼女たちの背をしばらく見てから、道士は一人、少し離れた場所からどこまでも青い
空を見上げた。
「やれやれ……今回は少々強引に動かしてみましたが、このことがどう転びますかね」
 自分たちの願いを敵わぬものと知りながら、男は自嘲気味に笑った。


292名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:45:01 ID:9DMk9ECV0
Pw
293名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:47:07 ID:lfOU/QbA0
Pだww
294袁術公路3 それぞれの思い(43/43):2010/06/12(土) 22:47:29 ID:Prmqbuom0
 そして思いは交錯する。

(やったっ! これで真人間に戻れる!)

 希望に拳を握りしめる一刀。

(一刀さんにお嬢さまを渡すわけにはいきませんよぅ)

 そんな一刀を見て笑う七乃。

(うー、七乃はなにをしておるんじゃ……)

 一人机に頬杖つきながらあくびする美羽。

 三者三様の思いを抱き、仕組まれた運命は黄巾党の乱へと駒を進める。
295名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:47:38 ID:9DMk9ECV0
さすが、いろんな外史を見てるなw
296名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:53:19 ID:DU5TAy5Q0
乙〜相変わらず面白かった、次回が待ち遠しいね
297名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:54:27 ID:lfOU/QbA0
乙でしたー!
やっぱりメーテル氏の美羽さまは最高だなぁ…
298名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 22:55:14 ID:9DMk9ECV0
乙〜。
真人間に戻っても、きっとエロいw
299メーテル ◆999HUU8SEE :2010/06/12(土) 22:55:47 ID:Prmqbuom0
わたしの名はメーテル……以上で投下終了よ。
支援してくださった方に、心からありがとうを……。

今回は随分と間が開いてしまってごめんなさいね……次はもう少し早くできるように努力するわ。
次回は「激突! 黄巾党!」(仮題)の予定よ、鉄郎。

>管理人様
修正点は掲示板で……
300 ◆999HUU8SEE :2010/06/12(土) 22:58:59 ID:Prmqbuom0
追伸 作中に出てくる『プロデューサー』は、意味がない訳じゃないのよ……
301名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 23:07:16 ID:FN9NK9gX0
>>300
ん? どんな意味があるというのか……
アイマスのそれ、ってだけじゃなく? ともかく乙でした。

>>218
ttp://www.youtube.com/watch?v=MN70NMJjlQo
302名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 23:09:57 ID:lfOU/QbA0
>>301
あー、そういうことかww
わざわざありがと(゚ー゚*)
303名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 23:32:27 ID:/+LjnFfP0
メーテル氏、乙でした。

アイドルをプロデュースする意味だけではなく、
「外史」制作もプロデュースするという存在なのだろうか…
304名無しさん@初回限定:2010/06/12(土) 23:55:49 ID:z7jTR9Z40
メーテル氏乙
この外史の黄巾の乱は原作とかより梃子摺る事になったりするのかな。
しかし華佗でも治せぬ病だったら一刀と七乃はどうするんだろうか。
つーか一刀は生き残れるのだろうかw
305風鈴 ◆VOACf8e.7. :2010/06/13(日) 11:31:54 ID:PreG6Xnc0
最後はやはり、直投下にて。

と言うわけですので、本日21時頃、真√最終章を投下させていただきたいと思います。

4分間隔投下で、16.1レス……もとい17レス程度になる予定です。

それでは、また後ほど。
306名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 12:23:24 ID:KvfIHBwX0
>>305
おぉ、お待ちしています!
ついに最後か…
307名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 16:23:05 ID:Y2eXB+9KO
きたか…風鈴氏の北郷軍家臣は好きな面子だわ
308名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 20:54:57 ID:KvfIHBwX0
さて、支援用意をしようか
309風鈴 ◆VOACf8e.7. :2010/06/13(日) 21:01:30 ID:PreG6Xnc0
──真√──

真・恋姫†無双 外史
北郷新勢力ルート:終章 志在千里



それは、ひとつの物語の終わり。



・オリジナルルートの為、登場人物同士の呼び合い方が、原作とは異なるものがあります。
  例)風→一刀=原作:お兄さん・本作:ご主人様
    ※独自の呼び方は作者の勝手なイメージです。
・当作品では、『天の御遣い』と言う名の持つ影響力は、原作より強くなっています。


それではしばし、お付き合いくださいませ。
310名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:02:01 ID:5pb0gOdS0
準備
311真√:終章 志在千里 1/17:2010/06/13(日) 21:02:38 ID:PreG6Xnc0
 それは、陽による統一と言う形で戦乱が終結した日から、約七日が過ぎた日だった。
 一刀により陽の重臣達の他、曹操、劉備、孫策を初めとした元三国の主たる者達も集められ、
今後の事が伝えられた。

 一つ、漢中を除く益州、南中、北荊州、南荊州の西半分は、劉備を領主とした『蜀領』とし、
治めること。

 一つ、揚州、南荊州の東、徐州、准南は、孫策を領主とした『呉領』とし、治めること。

 一つ、幽州、エン州、青州、冀州、并州は、曹操を領主とした『魏領」とし、治めること。

 一つ、司隷、雍州、漢中は陽本国の直轄地とすること。

 一つ、涼州は馬騰を領主とし、治めること。


 これまでで、尤も驚いたのは華琳を初めとした魏の者達であった。
 彼女等にしてみれば、自分たちは“敗者”である。だと言うのに、確かに削られはしているが、
それでも広大な領土を与えられたのだ。
 だが彼女等は──いや、この場に居る者達の全ては、次の彼の言葉でさらなる衝撃を受ける。


 一つ、陽は程c、郭嘉が中心となり、治めること。


 その言葉を聴いた直後、その場に居た者達は彼が何を言っているのか、理解できなかった。
 当然だ。この『陽』と言う国の国主は、北郷一刀その人である。
 国主である以上、陽を治めるのは北郷一刀を置いて他には居ない。そのはずである。
 だが彼は言った。この国は、程cと郭嘉が中心となり、治めろ、と。
 それではまるで──。

「……そう、察しているのね、ご主人様?」
312真√:終章 志在千里 2/17:2010/06/13(日) 21:06:59 ID:PreG6Xnc0
 その声は、静かに響いた。
 皆がその声の方を向くと、そこにはいつの間にか二人の人物が居て。
 一人は、水晶球を胸の辺りに両手で持った少女。もう一人は、ほぼ全裸に近い格好をした、
筋骨隆々の偉丈夫。
 突如現れたその二人に、咄嗟に身構えようとした者達や、衛兵を呼ぼうとした者達が居たが、
次いで発せられた一刀の言葉にその動きも止まる。

「ああ、一応、自分の事だからね。
 ……ようこそ、管輅、貂蝉。来ると思っていた」

「……一体、どう言う事でしょうか、一刀様?」
 一刀や貂蝉達の真意が解らず、稟が問いかけると、一刀は微笑んで小さく首を振った。
 その酷く儚げで透明な笑みに、一瞬見惚れる者も居たが、次いで発せられた言葉に、その場
の全てが凍りついた。

「……俺はね、多分ここまでなんだ」

「……なぜ……ですか?……ここまで……って……どう言う事なんですか……?」
 酷く申し訳なさそうに言う一刀に対して、月が掠れた声で疑問の声を上げる。その表情には、
信じたくない、と言う想いが、ありありと浮かんでいた。
「……しばらく前から、何となく予感は有った。けど、あの日からハッキリと感じられる様に
なったよ。“大きな力”が、俺を飲み込もうとしているって」
 そんな一刀の言葉を補足するかのように、管輅が続ける。
「本来であれば、今、この時が“選択の時”となるはずでした。
 ですが──貴方は余りにも、この外史が望む“流れ”から逸脱しすぎた」

 ──ピシリ、と、薄氷を割る様な音が聞こえた。

「外史……ですか?」
 聴きなれない言葉に、桃香がポツリと洩らした疑問の声に、貂蝉は頷いて返す。
313名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:10:18 ID:5pb0gOdS0
しえんしっぷうきゃく!
314真√:終章 志在千里 3/17:2010/06/13(日) 21:11:02 ID:PreG6Xnc0
「外史とは、正史より派生した『別の歴史』。そう、一言で言えば『この世界』そのもの。
……“この世”はね、一つの大本となる『正史』と、そこより派生した数多の『外史』で成
り立っているのよ。
 ……外史は“流れ”を重視するの。その外史が生まれる基となった、正史の流れに沿おう
とする習性……とでも言えばいいかしら?
 勿論、多少の変化はあるでしょう。でも、ほとんどの確率で、大きすぎる変化と言うのは
起きないわ」
「……それは、我々の辿るべき運命は既に決められている、と取っていいのかしら?……気
に食わない。全く持って、気に食わないわね」
 そんな不機嫌そうな華琳の声に、貂蝉は微笑みながら小さく首を振った。
「確かに、そう言う面が有る事は否定しないわ。……でも、決してそれが全てではない。
“この外史”がそうであったように」
「そうです。貂蝉の言う様に、この外史は違いました。現にこの外史は、既に正史からも、
元となった他の外史の流れからも逸脱しています。
 北郷一刀が誰の下にも寄らずに独自の勢力を築いた事、落鳳破において鳳統が生き延びた
事、赤壁において魏が勝利した事、そして何より──この大陸を、最大の変化とも言うべき
『陽』と言う第四国が統一した事。
 ……大小様々な事象を経て、この外史は、“自らの流れ”を作る道を辿るに至ったのです。
 ですが、これらの変化による歪みは、外史に大きな負荷をかけました。そしてそうなった
外史が行うことは、負荷の原因たるモノの排除。
 ……申し訳ありません、北郷様。私の“予言”程度では、貴方を消そうとする外史の“修
正力”を打ち消す事はできなかった」
 その管輅の言葉に、その場に居る全員の視線が一刀へと向く。
「そうね、けど、管輅を恨まないであげて、ご主人様?
 彼女の“予言”が有ればこそ、事ここに──長き戦乱の終わりの時に至るまで、ご主人様
はこの外史において存在することが出来た、とも言えるのだから」
 そう言って、貂蝉はどこからとも無く、一つの銅鏡を取り出す。
「だけど、積もりに積もった外史への負荷により高まった、異端への修正力は、最早抑えき
れないところまで来ているわ。でも私も管輅も、このままご主人様を消すような事にはさせ
たくはない。だから──」
315名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:12:34 ID:KvfIHBwX0
支援だー
316真√:終章 志在千里 4/17:2010/06/13(日) 21:15:13 ID:PreG6Xnc0
 キィン、と言う、耳鳴りにも似た音と供に、銅鏡が光を発しだす。
 それが何を意味しているのか。

「──だから、貴方へ向かう“消滅の力”を幾許かではありますが、私が引き受けましょう」

 それが、この世界へ貴方を連れてきた私の責任だと、管輅は言う。
 ピシリピシリと、薄氷を割る音は徐々にガラスにヒビが入る様な音へと変わり、増えていく。
 そして──
「……貂蝉、後はお願いします」
 その言葉と供に、カシャン、と乾いた音を立て、管輅の持つ水晶球が砕けて落ちて。
 さらさらと砂が崩れるように、管輅の身体は光の粒子となって消えていった。
「……ええ、任されたわ。……しばしの間、おやすみなさい、管輅」
「なっ!……管輅!?」
 その様子に、慌てた様子を見せる一刀へ向けて、貂蝉は小さく頷いて、
「安心して、ご主人様?彼女は仮にも管理者が一人。しばしの間眠りにつくだけ」
 そう言うと、一刀はほっと、それでも哀しそうな顔で息を吐いた。

 そんな中、ごくり、と、誰かが喉を鳴らす音が響いた。
 彼女達の言葉を信じるならば、下手をすれば今のが一刀の辿るべき運命だったのだと思うと、
戦慄しか浮かばない。
 だがそれは、今消えてしまった管輅が引き受けたのだと言う。
 ならば……一刀はどうなるのか?
 まるで、全員の意識が一つとなったかのように、貂蝉へ向けてその顔を向ける。
 その視線を受け、貂蝉は言う。
「管輅の言った通り、彼女が引き受けたのは幾許かの力でしかないの。
 そう、今も尚、ご主人様を排除しようと言う修正力は、無くなったわけではない」
 その言葉で、悟った。解ってしまった。
 その時感じていた思いもまた、皆同じだろう。
 ──聴きたくない、信じたくは無い──。
 それでも、貂蝉は続ける。
317名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:15:38 ID:KvfIHBwX0
しーえんー
318真√:終章 志在千里 5/17:2010/06/13(日) 21:19:15 ID:PreG6Xnc0
「だから、管輅のお陰で弱まった“消滅の力”の方向性を、この銅鏡によって捻じ曲げるのよ。
……もう解っているでしょう?ご主人様をこの世界より出すの。元の世界へと。──そう、
戦乱を鎮めるために落とされた天の御遣いは、その役目を終えて天へと帰るのよ」
 一刀がこの世界から居なくなる。
 ……それは、たとえ命が失われないのだとしても、死の宣告にも等しい言葉だった。

 流れる音は、銅鏡が発するキィンという音のみの、痛いほどの沈黙。
「っざけんなや!こんな理不尽な別れ方認められるか!……一刀、ウチらとずっとおるって
約束したやんか……」
 きっかけは、霞のそんな叫びだった。
「……何故……何故今なのですか!ようやく戦も終わって、これから平和を謳歌しようと言
う時だと言うのに!!……ようやく……我等の悲願だった……大陸の平和を得る事が出来た
と言うのに……っ!!」
「納得いかない。……納得など出来るはずが無いわ。
 ……北郷一刀、貴方は私に土をつけた唯一の人間。それがこの様な……たかが世界の力等
に屈するなど……誰が認めたと言えど、この曹孟徳が認めたりなどするものかっ!」
 彼が関わり、彼と交わり、彼と出逢った者達が、次々と思いの丈を叫んでいく。
 皆の心に共通するのは唯一つだった。──こんなのは、認められない。
 その間も徐々に強くなり、今や眼もくらむほどに発している光の中、皆は口々に一刀へ向
けて言葉を掛ける。
 だが最早、その声は一刀へと届く事は無く、彼の耳には、キィンキィンと言う、銅鏡が発
する音だけが響いていた。
 彼に駆け寄ろうとする者も、まるで見えない壁に阻まれているかのように進む事が出来な
くて。
 それでも、みなの浮かべる悲痛な表情に、彼はその届く事の無い言葉たちを察し、憂いを
帯びた顔でその場に居る面々を順番に見渡していく。
 そんな中、じっと、口を開くでもなくただじっと一刀を見つめていた風がその口を開いた。

「ご主人様、風は、あの時の約束を果たす事ができたでしょうか?」

 その声は、他の皆と同じように、届かなかったのかもしれない。けれど、一刀には確かに、
聴こえた気がした。
319名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:20:57 ID:KvfIHBwX0
支援支援
320真√:終章 志在千里 6/17:2010/06/13(日) 21:23:34 ID:PreG6Xnc0
 思い出されるのは、もうずっと昔の、それでも色褪せる事のない、月夜の約束。

 ──ご主人様が、何があったとしてもこちらに残りたいと思えるようにしてみせるのですよ。

 そんな、風の言葉。

 ──ご主人様。……風はどこまでも、たとえ何があったとしても、ご主人様をお支えして
いくのですよ。

 そんな、誓いにも似た、彼女の言葉。
 そして再び、風の口が動くのが見えた。



──ずっと、お待ちしています。



 今や銅鏡から発せられる音は容赦なく一刀の耳朶を叩き、その音に引かれる様に、緩やかに
意識は遠くなっていく。
 そんな中、今度は確かに、その声は届いた。
 だから、言う。恐らく、己の声も彼女達には届かないだろうと思いつつも、言う。



 ──必ず、帰るよ。



 そして、世界は光に包まれた。
321真√:終章 志在千里 7/17:2010/06/13(日) 21:24:11 ID:PreG6Xnc0














真・恋姫†無双 外史

北郷新勢力ルート:終章 志在千里 ──恋姫喚作百花王──














322名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:24:52 ID:KvfIHBwX0
風ー…
323真√:終章 志在千里 8/17:2010/06/13(日) 21:28:33 ID:PreG6Xnc0
 ──□月□日未明、長らく行方不明であり、捜索願の出されていた少年が、1年数ヶ月振
りに発見された。少年は、彼が通っていた学園の通学路に倒れているところを──



 眼が覚めた時、そこは白い白い部屋だった。
 世話になった事は無い。見覚えのある部屋でもない。けど、こういう部屋があるのは知っ
ている。そんな部屋。
 つんと香る、消毒薬の匂い。
 身じろぎすると、ギシリ、と“ベッド”の“スプリング”が鳴った。
 もう長い間感じていなかった、懐かしい感触に思い知らされる。

 どうやら俺は、戻ってきた、らしい。
 それも、向こうに居た時間と、こちらで居なくなっいた時間は違うようで。

 不思議と、喜びは湧かなかった。
 ただ、俺が感じる以上に、彼女達を待たせてしまうことが、悔しかった。



 ──入院中の少年の話を聴いた警察によると、少年は妄想の類を主張して頑として譲らな
いらしく、薬物を使用された疑いもあるとされ──



 話しても、説明しても、訴えても、どれだけ自分が体験したことを主張したところで、誰
にも信じてもらえない。
 最初はまだ、何とか聞いてもらえた。けど、話を進めるうちに、妄想だと一蹴された。そ
んな妄想に逃げたくなるぐらい、辛い目にあったのかと同情された。
 違うんだ。信じてくれ。本当なんだ。俺の言葉を、否定しないでくれ!
324名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:28:47 ID:5pb0gOdS0
しえんれんきゃく
325名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:30:37 ID:KvfIHBwX0
しえんー
326真√:終章 志在千里 9/17:2010/06/13(日) 21:32:52 ID:PreG6Xnc0
 ──少年からの薬物の残留反応は無いとの報告及び、少年には虚言癖は無かったとの周囲
の証言によって、当局は彼が失踪している間に何らかの重大な精神の疾患を負ったものと──



 ……何で……何で何で何で何で何で!誰も信じてくれない!誰もまともに俺の話を聴いて
くれないんだよ!!
 アレは夢じゃない!あれは妄想なんかじゃない!皆は!皆と過ごした時間も!築いた絆も!!
何もかも……幻なんかじゃないのに…………



 ──病棟を精神科へと移された後、少年は急速に回復を見せ──



 否定されればされるほどに、皆の存在自体が希薄になりそうで。
 だから俺は、己の事を話すのを止めた。
 何よりも、俺が、俺自身が、あの出来事を否定してしまうようになりそうで怖かったから。
 だから、自分の中に、強く強く刻み込むんだ。決して無くさないように。



 病院から解放されてから少したった頃、俺は学園に復学した。
 そんな中でも、俺は己の体験を──あの外史の事を誰にも話す事は無く、緩やかに、それ
でも確実に時間は過ぎる。
 そんなある日のことだ。
 先輩になっちまった及川と昼飯を食べているとき、あいつが言った。

「なあかずピー、かずピーの体験したこと、教えてくれへん?」

 何故知っているんだとか、何を言っているんだとか色々思ったが、勿論、最初は断った。
327名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:33:56 ID:KvfIHBwX0
しえんだー
328名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:34:02 ID:3jj5OCeJ0
SHIEN
329名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:34:52 ID:ymwhitSQ0
支援させていただく……!!
330真√:終章 志在千里 10/17:2010/06/13(日) 21:36:50 ID:PreG6Xnc0
 けどあいつは引き下がらなくて、その日から事有るごとに、何度も催促してきた。
 そしてある日、言ってくれた。言って、くれやがった。
「……なあかずピー。かずピーが何も言わんようになってしもた理由ぐらい、察しとるつも
りや。けど、だからって今のままでええんか?
 ……言いたい奴には好きに言わせておけばええやん。世界中の誰が疑ったって、“かず
ピーが”信じていれば問題ないやんか。
 そんな事より、否定される事を恐れてそれ以降の行動を起こせん方が問題やろ!」
「それ以降の……行動……?」
「……“戻りたい”……いや、“帰りたい”んやろ?だったら、その方法探すために動いた
方が建設的やんか」

 ガツンと、殴られたような気分だった。
 でも、おかげで眼が覚めたんだと思う。
 そうだよ。俺は、皆の所に“帰りたい”。例えそれが、この世界を捨てる事になるんだと
しても。
 自分の言葉を否定されて、妄想だと一蹴されて、悔しくて、それ以上否定されるのが怖く
て、いつの間にか記憶の端に追いやられていた。……あの時に約束したじゃないか。
 例え声が届いていなかったとしても、俺は自分の意思で、言ったじゃないか。……必ず帰
るって。


 ……気がつけば、俺は訥々と及川に話していた。俺が体験した事を。俺が行った世界の事
を。俺が出逢った、彼女達の事を。
 あいつは、話している間、茶化したり笑ったりせずに、真剣に聞いてくれた後、決して馬
鹿にするような笑いじゃない、心底楽しそうな笑い声をあげて、言ったよ。

「……羨ましいわー。……うん、今度帰るときは俺も連れてけや!絶対やで!」

 ……ありがとう……信じてくれて。
331名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:38:10 ID:KvfIHBwX0
及川…、いい奴や
332真√:終章 志在千里 11/17:2010/06/13(日) 21:40:32 ID:PreG6Xnc0
 それから俺は、周りから見れば人が変わったかのように『外史』の事を調べ始めた。
 古い文献をみたり、歴史の専門家に聴いてみたり、とにかく少しでも可能性のある事なら
ば、何でも当たってみた。
 けどやっぱり、所詮は素人なんだろうな。有力な情報なんて何も無いままに、時間は過ぎ
る。萌える緑が深紅に染まって、やがて世界が白く覆われ、薄紅色の雪が降って。……気が
つけば、一年の時が過ぎていた。
 ……けど、諦めたりなんかしない。俺の心は、今もあの大地を駆けているのだから。



 そんなある日、及川のやつがある一枚のチラシを持ってきた。チラシなんかがどうしたっ
てんだ、何て思いながらそれを見た俺は、驚きに目を見開く事になった。
 そのチラシのタイトルには、こんな文字が躍っていたんだ。

『魅惑の外史展』

 驚きつつもそれに書かれている文を読み進めるに、どうやら古代遺物の博物館展示らしい。

『皆さんは、『外史』と言う言葉をご存知だろうか?『外史』とは、正史より外れた別の歴
史。
 私は考古学者として発掘に携わっている内に、ある事に気づいた。
 明らかに、我々の知る歴史とは逸脱した物が出土される事がある、と言う事だ。それこそ
が外史の遺物達。
 外史とは、決して一つではない。例えば、キリストが誕生しなかった外史が有るかもしれ
ない。例えば、カエサルが暗殺されなかった外史があるかもしれない。例えば、太平洋戦争
で日本が勝った外史があるかもしれない。例えば、歴史上の偉人が女性だった外史があるか
もしれない。
 ……そう、『外史』とは、可能性の数だけ存在するのである。
 そんな中、この度はかの有名な『三国志』の時代の、外史の遺物達を皆様にお見せしたい
と思う。

 心躍る『外史』の世界へ、ようこそ』
333名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:41:42 ID:Y2eXB+9KO
しえんれっこう
334名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:42:23 ID:KvfIHBwX0
しーえんー
335真√:終章 志在千里 12/17:2010/06/13(日) 21:44:30 ID:PreG6Xnc0
 この時、チラシを見る俺の身体は、きっと震えていただろう。
 そんな俺に、及川は言う。
「なあかずピー。これってかずピーの言っとった『外史』ってやつやろ?……当然、行くん
やろ?」
 ニヤリと笑って言う及川に、俺は一にも二にもなく頷いていた。



「何や、外史言うても、普通の物と変わらんのやなぁ」
 そう言う及川の前には、刀剣や鎧が、ガラス越しに陳列されている。
 確かにあいつの言う通り、ぱっと見はただの歴史的な遺物に見える。……けど、俺は確か
に、それらの物にどこか郷愁にも似た懐かしさを覚えていた。
 あの剣も、あの鎧も、あの壷ですらも、まるでつい昨日までそこに有ったかのような、懐
かしさ。
 気のせいかもしれない。思い込みかもしれない。でも……それでも、俺はその感覚に一縷
の望みを掛けて、それらの展示物達を見回っていた。


 ……粗方見終わって、何も、鍵になるようなモノが無い事に、多少の落胆を感じつつも、
それでも諦められずに館内を見回っている内に、俺の足は一つの出土品の前で止まった。

 ――銅鏡。

 あの時あの瞬間の光景が、まざまざと思い出される。
 光を発する銅鏡。“外史の管理者”が持っていた、それ。
 見間違えるはずが無い。それは確かに、貂蝉がその手に持っていたものと瓜二つだった。
「なんやかずピー、何か有ったんか?……って、銅鏡?……かずピー、それって……!」
 恐らく、俺が足を止めたのに気づいたのだろう、先を行っていた及川が戻ってくる。
 俺から話を聴いていた及川も気づいたのか、そう言うと「やったやんか」と笑みを零す。
 それに返そうと、及川の方を向いた、その時だった。
336名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:45:44 ID:ymwhitSQ0
ここで支援のお時間です。
337名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:46:46 ID:3jj5OCeJ0
こちら『風稟萌え萌え』小隊、支援を要請する。
338真√:終章 志在千里 13/17:2010/06/13(日) 21:48:10 ID:PreG6Xnc0
 及川を挟んだ向こう側に、見えた『それ』。

 慌てて駆け寄り、ガラスにへばりつく様に『それ』を見る。

 長らく土の中にあっただろうに、その形が判るぐらいの損傷で済んでいた『それ』。

「…………ずっと……待っててくれたのか……?」

 思わずそんな言葉が口から漏れる。

「は……はは……」

 想いが、溢れる。

「……はは、ははは……」

 気がつけば、俺は笑っていた。

「あははははははははははは!!」

この世界に戻ってきてから初めて、声を上げて、狂った様に、笑っていた。この世界に戻っ
てきてから、初めての涙を流しながら。

「あはははははははは!!!…………はは……は…………っ…………風…………」

 とめどなく、涙は流れる。

 ただひたすらに、ボロボロになりながらも俺を待っていてくれた『宝ャ』を前にして、俺
はただ、声を殺して、泣き続けた。
339名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:49:07 ID:ymwhitSQ0
宝ャお疲れ様支援
340名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:50:27 ID:3jj5OCeJ0
このッ…………宝ャ、やろうッ………


支援だ
341名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:51:07 ID:V+mCeNCiO
今一刀は正史の世界にいるのかな?支援
342名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:51:43 ID:KvfIHBwX0
うぉう、宝ャかっこいい…
343真√:終章 志在千里 14/17:2010/06/13(日) 21:51:49 ID:PreG6Xnc0
「……行くんやな?」

 深夜、寮を抜け出して昼間の博物館へと向かう俺の前には今、及川が立っている。
 あの後、警備員に連れ出され、上の空で帰った俺は、ポケットの中に一枚の紙が入ってい
るのに気がついた。
 それにはこう書かれていた。『求むるならば、深夜零時、絆の場所へ』と。
 何を、とも書かれていなくても、俺は何となくそれが何を意味しているのか、察していた。
 俺の心は、もう一年以上も前から決まっている。だから、行く事に決めたんだ。



「……ああ、俺は、行くよ」

 及川に向かって、はっきりと己の意思を口にする。

「……そんな、着の身着のままでええんか?」

 俺が今着ているのは、フランチェスカの制服。……“天の御遣い”の、服。

「ああ、この服が、いいんだ」

「……そか。……後悔、せえへんか?」

「……俺は、俺の決断を信じる。後悔なんて、しないさ」

「…………そか。もう何も言わんわ。……達者でな、親友」

 そう言って、掲げられた及川の右手に、通り過ぎざまに俺の右手を打ち合わせて、

「……ああ、じゃあな、親友」

 振り返ることなく、俺はその場を後にした。
344名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:53:28 ID:3jj5OCeJ0
この及川ならウェディングドレスでジューンブライドを共にしたい支援
345名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:54:49 ID:KvfIHBwX0
くそぅ、なんか知らんが及川、映画版ジャイアンみたいだぜ…
346真√:終章 志在千里 15/17:2010/06/13(日) 21:56:47 ID:PreG6Xnc0
 やがて、俺は博物館の前にたどり着く。きっとここが、絆の場所。
 あの約束の通り、ボロボロになりながらも“ずっと待っていて”くれた『彼女』がいる場所。
 扉に手を掛けると、思ったとおり鍵は掛かっておらず、すんなりと開いた。
 真っ直ぐに、『彼女』の場所を目指す。
 そこに居たのは──

「…………貂蝉」

「やはり来たのね、ご主人様。……後悔は……ふふ、訊くだけ野暮と言うものね」
 そう言って笑う貂蝉は、“あの時”と同じように何処からとも無く、銅鏡を取り出した。
 銅鏡が、淡く光を発しだす。
「……なあ貂蝉、なぜ、今なんだ?」
「……もっと早く、帰れなかったのか?と言うことでしょう?……そうね、理由はいくつか
あるわ。
 ひとつ、あの外史が今まで完全に安定していなかったから。
 ……意図せずとはいえ、ご主人様が歪めた“歪み”は相当なものだった。こちらに飛ばし
てすぐ戻したとしても、今度は確実に、その存在を消されていたでしょう。
 ……安心して?今はもう外史も落ち着いた。完熟した、とでも言えばいいかしら。
 そしてもうひとつ、『完熟した外史』は閉じられるの。そうなったら私たち管理者と言え
ど、おいそれと手出しできなくなる。
 それを踏まえても、“今しかない”のよ。早すぎず、遅すぎない。それがこのタイミング」
 そこまで言って一度言葉を切った貂蝉は、ひたと俺を見据えていた視線を緩め、ふっと、
優しげな視線で宝ャを見る。
「そして最後に、これが尤も重要。……“貴方達”の“絆の強さ”を、確かめたかった。
 ……けど、千八百年以上も待たれてしまっては、文句の付けようも無い事だったわ」
 そう言って笑う貂蝉は、今一度俺に向き直り、微笑みを浮かべた。
 銅鏡は、あの時のようにその光を強いものとしていく。
「時間よ、ご主人様。あとは貴方達がその手で、未来を作っていくだけ。……さようなら」
「……ああ。色々有難う。……君と管輅……それに及川には、感謝してもしきれない」
「……ふふ。私も、もっと早くあの外史で、ご主人様達と逢いたかったわ。それだけが少し
悔しいかしら。……百花の王に幸多からん事を」
 その言葉を最後に、俺の意識は光に呑まれ、静かに落ちた。
347名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:57:46 ID:ymwhitSQ0
あと3レスで終幕か……最初から読んでた身としては感慨深いものがあるな。
と、支援です。
348名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 21:58:43 ID:KvfIHBwX0
貂蝉が格好よく見える…だと…?
349名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 22:00:20 ID:3jj5OCeJ0
貂蝉は元から格好良いんだぜ?




…可愛いとはどうしても言えないが支援
350真√:終章 志在千里 16/17:2010/06/13(日) 22:00:28 ID:PreG6Xnc0

                   ◇◆◇


「行ったんか」
 一刀が居なくなった博物館に、そんな声が響いた。
 貂蝉がその声の方へと顔を向けると、及川が一人佇んでいて。
「ええ、行ったわ……本当にいいのね?」
「ああ。それしか無いやろ。……知る事は無いやろうけど、自分のせいで『この外史』が消
えたなんてもし知ったら、かずピー後悔で死んでまうで。
 ……ったく、それにしても流石は管輅の『予言』やな。……かずピーが向こうに帰る事を
“選択”した以上、『終わりの時』は訪れなければいけない……か」
 そう言ってはははと笑う及川へ、貂蝉は静かに銅鏡を向ける。
「あの時訪れる事の無かった『選択の時』。それでも管輅の『予言』として、下された以上
訪れなければならない……皮肉なものね。ご主人様を救う為に成された『予言』によって、
別の何かが終わらなければならないなんて」
「ま、言ってもしゃーないやろ。……ってわけで、頼むわ」
「ええ……もう何も言わないわ。
 ……まったく、貴方といい管輅といい……普段見守る事で管理する『傍観による管理者』
をここまで動かすなんて……流石はご主人様よね」
「違いないわ。流石は『百花の王』、真性の『人たらし』やんな」
 そう言い合って顔を見合わせた二人は、同時に笑みを零す。
 及川の姿を映した銅鏡は、今一度、強い光を発していく。
「銅鏡の力で、『この外史』に向かう『終わりの力』を貴方に向ける。……さようなら、傍
観者」
「ああ、あとは任せるわ」
 そしてキンッと銅鏡が一際大きな光を発した後には、その場には貂蝉のみが残されていた。


                   ◇◆◇

351名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 22:04:06 ID:KvfIHBwX0
及川支援ー
352真√:終章 志在千里 17/17:2010/06/13(日) 22:04:36 ID:PreG6Xnc0
 その日、執務室にて政務を執り行っていた風は、一瞬誰かに呼ばれたような気がして、気
分転換がてらに窓を開け、空を見上げたそこで、彼女は、己が目を疑うモノを見る。
 もうずっと前に見たモノと……記憶にあるソレと、寸分たがわぬもの。

 真昼の空であると言うのにはっきりと解る、白い白い、流星。

 それを見た瞬間、彼女は駆け出した。
 周囲の文官たちが驚きの声をあげたが、気にしていられなかった。
 まさか、と思う。けど、間違いないとも思う。
 だから走って走って走って走って、手配するのももどかしく、馬屋へと急ぐ。
 常ならぬ彼女の様子に驚いた、者達が声を掛けてくるが、構ってなどいられなかった。
 手続きするのも煩わしいとばかりに、己の名の権限で馬を一頭連れ出し、城内を、城下町
を、駆け抜け、制止する衛兵を、門番を無視して急ぐ。向かうのは、流星の流れた先。
 駆けて駆けて駆けて駆けて……たどり着いたのは、小さな草原だった。
 先に見える、少し小高くなった丘の上に、人が一人、立っていて。
 彼女はその丘のふもとで馬を止めると、馬蹄の響きで気づいたのだろう、こちらを向いた
その人影に向かって、己の足で駆け出して──
 想いのままに、その相手へ──愛しい人の胸へと飛び込んでいた。

「……ご……ごしゅじ、さま……ご主人様!!」

 愛しい人の──一刀の身体をぎゅっと抱きしめ、その感触に、温かさに、抱き返される力
強さに、ぽろぽろと、別れの時にも流さなかった涙がこぼれる。決して、悲しみの涙じゃな
い、暖かなものが。

「……ご主人……様……風は、あの時の約束を、果たす事ができたでしょうか?」

 あの、別れのときと、同じ問い。一刀はそれにしっかりと頷いて、

「うん。……だから、今度は俺が約束するよ。もう二度と、側を離れたりしないって──」

 ──それは、誓いにも似た、小さな約束。
353風鈴 ◆VOACf8e.7. :2010/06/13(日) 22:07:22 ID:PreG6Xnc0
以上をもちまして、この恋姫達の物語は、終わりを迎えます。
ここまで続ける事ができたのは、偏に読んでくださった皆様のおかげであると、思わずに居られません。

恋姫†無双を生み出してくれたメーカーに、心からの賛辞を。

まとめの中の人には、心からの“いつもありがとう”を。

そして、真√を読んでくださった皆様に、心からの感謝を。



それでは、いつかまた、お逢いできる日を夢見て。
354名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 22:08:46 ID:V+mCeNCiO
乙でした〜
355名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 22:09:06 ID:ymwhitSQ0
乙でしたー
356名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 22:09:53 ID:jZYntLpZ0
宝ャにグッと来た
乙でした
357名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 22:09:55 ID:3jj5OCeJ0
風鈴氏、乙でした。

そして万感を込めて“喜びをありがとう”と。
358名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 22:11:12 ID:KvfIHBwX0
風鈴氏、長い間乙でしたー!
気が向いたときに、ちょろっと小ネタとか書いてくださいね
そして宝ャぐっじょぶ
359名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 22:20:05 ID:5pb0gOdS0
おつかれさまでした!

でもちょっと寂しいような……。
せつないような……。
360名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 22:20:09 ID:dP+QXjSZ0
風鈴氏お疲れ様でした!
361名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 22:34:22 ID:fevPQswk0
完結おめでとうございます。そして、おつかれさまでした。
宝ャと及川が色々持っていったw
362名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 22:53:46 ID:nUEIWGe50
風鈴氏最終回&長編完結乙でした。
及川と貂蝉がかっこいいな。
前者は登場する事自体が珍しいくらいなのにw
ラストシーンは原作魏ルートで欲しかった流れだなあ…

>>359
長編作品が完結するのはおめでとうと思うのと同時に寂しくもあるんだよな。
363名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 23:13:14 ID:bJFTCIEe0
また、こうして一つの作品が終わったか・・・
風鈴氏の真√が一番好きだったから寂しすぎるぜ




次はどの作品を専属的に読むかなぁ〜
364名無しさん@初回限定:2010/06/13(日) 23:35:50 ID:Y2eXB+9KO
お疲れ様でした。
第4の国の栄華を祈りますぞー
365名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 01:41:13 ID:XCPtynpV0
乙彼〜おめでとう 最後及川がかっこよすぎだ・・・
366名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 01:54:09 ID:xfrAl6k+0
きちっと終われるってすごいことだよね。
うるっときちゃったよ。
風鈴さんの今後の作品にも期待
367名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 01:58:51 ID:B4rQcXbo0
風鈴氏完結を記念して梅雨も近いから雨ネタを
二レスこっそり投下
368雨1/2:2010/06/14(月) 02:00:07 ID:B4rQcXbo0
外では雨音が響き渡っている。
しとしと、しとしと。
暗雲どよめく空から雫。
びちゃん、びちゃん。
地面に溜まった水たまりに落ちた雨の雫が跳ね回る。
ぴゅう、ぴゅう。
強風が辺りの砂を巻き上げながら過ぎ去っていく。
それを窓越しに眺めながら三つの人影が寝台の上で足をだらりと垂らしながら座り込んでいる。
その中の一人、猪々子はつまらなそうに文句を口にする。
「今日も雨かよ。最近ずっとじゃないかよ。むう」
「う〜ん、これじゃあ今日の演習もだめだね」
「まったく、こうじめじめしてるのは嫌ですわね」
湿気を吸い取り重さとスケールを増した螺旋状の
ぶっとい巻き髪を手で触りながらため息を吐く麗羽。
さすがの雨ではやる気も起きずあくびを噛みしめる斗詩。
「雨、はやく〜やめ!」
「ちょっと、猪々子!!変なダジャレ言わないでくださる!」
「な!べつに、あたいそういつもりで行った訳じゃないッスよ。
姫が勝手に勘違いしたんでしょ」
「なんですってえ!」
「もう、二人ともじめじめして鬱憤が溜まってるのはわかるけど
そんなに激しく喧嘩しないでよ」
「「うるさい!」」
斗詩の仲裁にも耳を貸さない二人はますます熱気を増していく。
その顔も次第に険悪な者へと変わっていく。
「だいたい姫の頭の中のほうがくだらないんじゃないの〜?」
「猪々子!誰の頭がくだらないですって!」
369雨2/2:2010/06/14(月) 02:03:31 ID:B4rQcXbo0

取っ組み合いを始める猪々子と麗羽に斗詩の頭の何かが切れる音がした。
「二人とも!暴れないでよ!少しは第三者である私の迷惑も考えてよ!」
「うっさいですわよ!自分ばっかり関係無い顔して!」
「そうだそうだ!この雨続きで運動できなくて脂肪を
消費できないからってあたいらにあたるなよ!」
「な、なななななななななななな、なんですってえ!猪々子!」
ついに年増で喧嘩に参加してしまう。
もはやこれまでか、そう思われた時三人以外の人物が動いた。
「あの……一番迷惑してるの俺なんですけど」
部屋の中、寝台の上で暴れ回る三人の周りを先程からちょこまかと動き回っている一刀が
涙ながらに意義を唱える。
その手には巨大な扇子があり、それで一人を扇いでは次の一人へと
繰り返して扇いで回っていた。
「うっさい、なんかじめっとして熱い!はやくあおげコノヤロウ!」
「そうですわ、勝手に休んでいるんじゃありませんわ」
「ほら、手を休めるから二人がまた怒ってる!」
「はい、すいませんでした〜!」
慌てて一刀は仰ぎ直す。

北郷一刀……今は袁紹軍で袁紹及び顔良、文醜の身の回りの世話
……というよりは雑用をしている。



袁紹、字を本初といい真名を麗羽という少女もとい一国の主。
そんな彼女に拾われた一刀……これはそんな外史の一端である。
370名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 02:25:45 ID:B4rQcXbo0
おしまい
スレ汚しスマソm(_ _)m


そういうわけでじゃあねぇ〜(・_<)ノシ
371名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 02:26:19 ID:B4rQcXbo0
さるってて終了宣言遅れちったw
372名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 02:31:22 ID:4Ghjh2nR0
乙でーす、一刀……いやこれはこれでとても美味しい関係だなw

誤字>>369七行目が年増になってる
373名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 02:57:04 ID:pmqia99Q0
乙!
見える!私にも見えるぞ!



一刀が荷物運びをするはめになる結果が!
374名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 04:16:00 ID:2irUnRHt0
>>371

そういや袁紹ルートSSってここにはないね
まぁ、やっぱ立場は雑用中心なんだろうけどw
375名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 07:03:58 ID:aIodKuVE0
>>371
乙でした。
袁紹√的なエピソードは本編漢√で垣間見えてたから、膨らませると結構面白そう。
真っ先に(えちぃ的に)仲が良くなりそうなのは、やっぱり斗詩なんだろうなぁ…苦労人同士でw


一刀にメロメロになった麗羽様というのも、見てみたい!ふしぎ!
376名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 07:23:01 ID:4Ghjh2nR0
斗詩を狙うならまず猪々子を先に落とさないと命がないぞw
377名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 11:16:25 ID:h3zuUVXX0
>>369
投下乙!
面白そうな外史じゃないの。
思わず今後も期待したくなっちゃうよ。

風鈴氏も乙です。
ついに真√も完結……かれこれ1年半、お疲れ様でした!
前回の最後で、もの悲しい終わりが来ることは薄々気付いてましたけど、それでも最後は綺麗に終わって良かったです。
本当にお疲れ様でした!

メーテルも乙!
それぞれのキャラクターの思いが交錯し始めてて、黄巾との戦いよりもそっちが気になるw
なんかこう、甘酸っぱい恋の予感がする……。
378名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 11:24:27 ID:6zQBbJvk0
他のところでも袁術√は時折見かけるが袁紹√はまず見かけない。
袁術√は七乃のほかに雪蓮たちがいるから関係改善して部下か同盟者として動かせるけど

こっちはあの三人しかいないから話が回らないし、
オリキャラはここでは基本的に(例外なく?)御法度だから……
379名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 11:28:37 ID:dhSoqG5I0
いや、普通に他のところではまるでないわけでもないよ、袁紹ルート。
まあ、たいてい田豊とか出てくるが。
あと、とてつもなくすんごいのもあるけどw
380名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 11:35:05 ID:h3zuUVXX0
>>378
だよなぁ、その袁術ルートでさえ途絶が多い魔のルートだったし。
メーテルの雪蓮たちを拒絶する流れは、美羽と七乃にスポットライトを当てる流れからすると、ある意味では正しい選択かも知れないけど、話を回すのは逆に大変そうだよね。

基本、いまからまったく新しいルートを構築するのは難しいんだろうね。
でも、だからこそ開拓できるっていうのもありそうだけど。
袁紹さまもかわいいよ袁紹さまも。
381名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 12:40:45 ID:idrhbVpP0
袁紹ルートで追加人員ねえ……
桂花に居残ってもらうにはどうすればいいのか。
一刀と毎日喧嘩しつつ腐れ縁的に出奔しなくなるとか……
「出てってやる!」「私の真の主は他にいるんだから!」といった台詞を毎日聞かされる的な。
あとは普通の人の国を併合しつつ、まだ残ってくれていたら星も吸収?
382名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 12:43:37 ID:Pe2vsivW0
パイパイちゃんがいるじゃん
383名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 12:52:00 ID:50KBtWwG0
特定の人にしかわからない呼び方はやめておけ、ここは原作のSSスレだぞ
384名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 12:56:27 ID:h3zuUVXX0
「?」と思ったけど、よく考えたらパイパイちゃんはアニメ呼称なのか。
385名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 19:50:58 ID:elTqwVtl0
>>381
袁家ルートなのに桂花とのシーンが多くなって何時の間にか桂花ルートに…
てか、何その夫婦喧嘩w

まあもはや人員の少ないルートの定番とも言える反董卓連合で董家面子ゲットって路線で…
しかし詠と桂花の相性は悪そうな気もするんだよな、対一刀以外ではw
386名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 20:07:39 ID:aIodKuVE0
>>385

桂花「貴女の献策は四角四面なのよ!そんなんじゃ実行する者に負担を…やがては叛意を産むわ!」
詠「言うじゃないの…アンタの策?なんて奇抜過ぎて混乱を招くわよ?まぁやりたいことは理解しないでもないけれどね」
一刀「まぁまぁ、二人とも少し落ち着…」
桂花&詠「アンタは黙ってなさい!!」
一刀「…なんでそこだけ息ピッタリなんだよ…泣いて良いか?月」
月「へ、へぅ〜」


つまり、こゆこと?w
387名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 20:11:03 ID:H9+JKx4r0
なにその天国
388名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 20:23:00 ID:elTqwVtl0
>>386
そんな感じw
二人とも切れ物で自分に自信があって引かなそうだから普段は喧々諤々とやりあいそうなんだよな。
そして一刀の話題になったら罵りの二乗状態にw
389名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 21:47:01 ID:+/MPyrkN0
詠は可愛げがあるから全く違う
390名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 22:13:13 ID:dhSoqG5I0
詠の場合、敗軍の軍師で追い詰められてる部分があるからな。
きちんと自分の立ち位置をその軍内で確保して落ち着けば、だいぶやわらかくはなると思う。
391名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 22:51:11 ID:GYkOUn0tO
オリジナルテレカの情報って出てる?
392名無しさん@初回限定:2010/06/14(月) 23:00:21 ID:M3C54W4i0
総合スレで聞いてこい
393名無しさん@初回限定:2010/06/15(火) 07:51:54 ID:Vcqq5INzO
>392
すまない、頭痛で朦朧としてて書いた。
誤爆
394名無しさん@初回限定:2010/06/15(火) 14:47:56 ID:YO1cd7Z1O
風鈴氏完結乙

ところで皆はまとめに掲載されてる作品でどんなのが好き?
いや、ここにいる以上全部ってのはわかるよ
だから、これが特に好き・・・という話はいらない

そうでなくて、この作品のこんなとこに個人的にはまってる・・・みたいなのが知りたい
例えば真√の風が可愛いい、とかね

どう?皆はそれぞれの作品においてどこに魅力感じてる?
395名無しさん@初回限定:2010/06/15(火) 14:49:50 ID:6hY4viC/0
荒れそうなので言わない。
396名無しさん@初回限定:2010/06/15(火) 18:01:47 ID:gW5jxrkr0
PC使えなくて一週間くらい見ていなかったが、風鈴氏完結していたのか
おめでたいが、寂しいなぁ…とりあえず宝ャで泣いた
397名無しさん@初回限定:2010/06/15(火) 22:43:58 ID:JrpH+KFC0
風鈴氏乙でした。自分も宝ャのところはグッときた
寂しいですがまた新しいのに会えることを楽しみにしてます
398清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/06/15(火) 22:46:54 ID:QmAWNJRP0
>>353
遅ればせながら読ませていただきました。
今回で完結ということで風鈴氏、おめでとうございます。
そして、お疲れ様でした。
とても綺麗で感動せざるを得ませんでした。是非とも見習いたいところです。
そして、本当に良い終わり方だったと思います。
これは拙作も負けずに完結までもっていくよう踏ん張らねばいけませんねw
というわけでさっそく土曜日に更新予定。
他に投下の予定を入れたい方はご報告してくだされば、お譲りします。

以上、長文失礼しました。

もし、この書き込みによって風鈴氏完結の余韻を台無しにされたという方が
いらっしゃいましたら非常に申し訳ありません。
399避難所より転載:2010/06/16(水) 03:59:08 ID:FmyctzXd0
752 名前:風鈴 ◆VOACf8e.7. [sage] 投稿日:2010/06/16(水) 03:22:52 ID:J9f1uh7Y0 [1/6]
>>398
別にそんな気になさる必要はないと思いますよー。
清涼剤氏も完結まで、是非頑張ってくださいね。応援してます。


そしてそんなわけで次回作構想と言うわけではないのですが。
何となく思い浮かんだ長編の序章だけを落としておきますw
正直続く見込みは無いですけどねwしばらくはまったりモードです。
ま、こんな展開だったらどうよ?って感じでしょうか。
色々と粗だらけだとは思いますが、ネタ扱いで多めに見といてくださいな。
4レス程度。ではでは。


って書こうとしたら規制されてた。orz
折角なのでこっちにぽいしておきましょうかね。
400避難所より転載:2010/06/16(水) 03:59:58 ID:FmyctzXd0
 青年、北郷一刀が眼を覚ますと、そこは知らない部屋だった。
「ここ……どこだ?」
 現代日本とはかけ離れた雰囲気の部屋。
 真っ先に思い浮かんだのは、「誘拐」だった。だが、すぐに頭を振って否定する。
 自分の様な一般市民を誘拐して、何になるというのか?
 とりあえず、出来る限り情報を集めようと、寝かされていたベッドから起き上がり、違和感を覚えた。
 周囲を見渡し、己を見て、気付いた。
「このベッド……竹で出来てる」
 ……珍しいな……って、いや、そうじゃない。そう、それは重要じゃない。
 どうにもまだ、軽く現実逃避気味な自分の思考に呆れつつ、もう一度、しっかりと“自分の格好”を見た。
「……何で俺、制服着てるんだ……?」
 違和感の正体はこれだ、と、彼は当たりを付ける。そして冷静に、こうなる直前の自分を思い出してみると、
やはり、と言う結論に至った。この部屋で目覚める前の記憶では、自分は確かに己の部屋のベッドに入っているのだ。
無論、彼は寝る時に学園の制服で寝る趣味は無い。
 一体どうなっている?誰かが自分を着替えさせた上で、連れ出した?まったくもって訳がわからない。
 そんな思考の渦にはまりかけたその時である。
 外に通じるであろう唯一のドアの外に足音が聞こえ、次いでそれが開けられ、誰かが入ってきた。
「──っ!」
 突然の訪問者に身構える一刀だったが、入ってきた人物の姿を見て、ふっと気が抜ける。
 入ってきたのは、長い銀髪を三つ編みにした少女。その立ち居振る舞いから、かなりの使い手であろう事ぐらいは判る。
 何よりの特徴は、服から覗く素肌に、いくつもの傷跡がある事だろうか。
 だが、それよりも何よりも、一刀が気を抜いてしまった一番の原因は──、
「…………可愛い」
 思わず声が漏れた。
 そう、素肌から見える傷跡など、何等気にならない程に、少女は可愛かったのだ。
 それを聴き止めたのであろう、少女の顔が見る見る赤くなっていく。
「え……え、あ、あの、その……」
 沈黙。
 この時の一刀の心境は、一言で言えば『気まずい』だった。
 俺は一体何を口走ってるんだ、と思いつつ、このままでは話が進まないので、ゴホンっと一つ咳払いをして、仕切り直す一刀。
401名無しさん@初回限定:2010/06/16(水) 04:48:18 ID:UO0SsDrR0
支援
402避難所より転載:2010/06/16(水) 06:56:37 ID:FmyctzXd0
「えー……っと、その、ああ、お、俺の名前は北郷一刀。君は?
 ……あー……うん、その、よかったら、ここがどこかとか、どうして俺はここに居るのか、とか、うん、その、
教えてくれると助かるんだけど」
 何というか、色々と仕切り直せていない状態である。
 それでもその努力は通じたのだろう、少女もまた一つ咳払いをすると、おもむろに一刀に向かい跪き、頭を垂れた。
 面食らったのは一刀である。彼にとって、行き成り初対面の少女に跪かれる理由など無いのだから当然である。
 だが、狼狽する一刀をよそに、少女は静かに口を開く。
「自分の名は楽進。よくぞ、我等が元においで下さいました、天の御遣い様」
 と。



……
………


 一刀が楽進より話を訊いて解ったのは、ここは古代中国大陸……正確に言うならば、後漢末期の時代であろうと言う事。
 これに対しては、彼女──楽進の名を聞いたときに、なんとなく嫌な予感はしていた。
 だが、彼女が女性である事、タイムスリップなんてありえないと思った事から、その考えは否定していたのだが、
彼女の様子や話を聴いているうちに、逆にそれ──タイムスリップっぽい現象──しか思い浮かばなかったのである。
 そして天の御遣いとは『天下に太平をもたらすために現れる、天よりの遣い』であると言う事。
 『白き流星に乗り、天よりの遣い現れ、天下に太平をもたらすであろう』
 しばらく前に、管輅と名乗る占い師が村に立ち寄ったおり、そのような『予言』を残していったと言う。
 そして昨日、楽進が村の外を警邏している折に、昼日中にもかかわらず、まばゆいほどの星が流れた。
 その星の落ちる先へ向かってみると、一刀が倒れていた、と言う事であった。
 それに対して一刀は言う。自分は唯の一学生であり、そんな天下に太平をもたらすような力は無い、と。
 だが、楽進は譲らなかった。彼女は常日頃から、昨今増え続けている賊徒に憤慨しており、また実際、
彼女が住む村に幾度と無く押し寄せる盗賊団と、もう何度も戦っていた。
 そんな折にもたらされた、『太平をもたらす者』の『予言』。そして実際に予言どおり現れた流星と、
流星の行く先に倒れていた、日の光を受けて輝く、見たことも無い様な素材で作られた服を着た青年。
403避難所より転載:2010/06/16(水) 06:58:52 ID:FmyctzXd0
 それらの事実によって、彼女にとって、一刀イコール『天の御遣い』と言うのは、最早決定事項であったのだ。

「御遣い様、どうか我等に御力をお貸し下さい。自分は、虐げられている力の無い者達の為に、立ち上がりたいのです」

 だから、貴方を主に頂き、義勇軍を作り、戦いたいのだ。
 そう言って、じっと一刀を見つめる楽進。
 見詰め合うことしばし、一刀は小さくため息を吐くと、
「はぁ……楽進さん、俺ははっきり言って、この世界の事を何もしらない。この世界がおかれている状況も、
この世界に住む人々がどんな暮らしをしているかも、ね。
 そして、そんな見ず知らずの人たちの為に、自分の命をかけて戦う、なんてことは、軽々しく言えない」
「っ!ですがっ!」
 一刀の言葉に勢い反論しようとした楽進を、手で制する。
「……考えてみてくれないかな?例えば、君が有る日目が覚めたら見知らぬ世界で、なぜそこに居るのか、
何がどうなっているのかも解らない状況で、行き成り『貴方は天からの遣いだ、我々の為に戦え』って言われたら……どうする?」
「…………それは…………」
 改めて言われ、一刀が置かれている現状に思い至ったのだろう。楽進は困ったような、哀しいような顔で、口ごもった。
 一刀はそんな彼女の様子に、何というか、心根の優しい娘だな、とふっと頬を緩めた。
「だからね、楽進さん。俺はこの世界を見てみたい。この世界の様子を、人々を、全てをね。
 勿論、俺にとっての一番の目的は、元の世界に返る方法を探す事だ。
 ……さっきも言ったけど、俺は正直、多少剣術を習った事があるぐらいの、何の力もない人間だ。君の話を聴くに、
俺一人旅に出たところで野垂れ死ぬのが落ちだろう。だから、力を貸してくれないかな?
 その代わり、その間俺は『天の御遣い』を引き受ける。
 つまりはギブアンドテイク……あー、持ちつ持たれつってやつだな」
 一刀の言葉を聴いて、楽進は俯いていた顔をバッと上げ、彼の顔を見る。
 一刀は微笑んで一度頷き、
「これから、よろしく」
 そう言いながら、右手を差し出した。
 楽進は戸惑いつつも、その手をしっかりと、両手で包み込むように握り、
「はい!よろしくお願いします!」
 花の咲いた様な笑顔で、答えたのだった。
404避難所より転載:2010/06/16(水) 07:01:12 ID:FmyctzXd0
「それでは御遣い様、是非会っていただきたい者達が居るのですが。自分の仲間で……」
「そうそう楽進さん、俺の事は一刀って呼んでよ。これからは『仲間』なんだしさ」
「ですが…………いえ、わかりました、一刀様!自分のことも、凪、とお呼び下さい!」
「いや、だから……」
「真桜ちゃん真桜ちゃん!早くなのー!」
「ちょ、沙和まちーな!」
「……ふふ、どうやら丁度来たようです。彼女達は──」



                  ◇◆◇



「風、本当にこちらで良いのよね?」
 眼鏡をかけた少女が、自身の前を行く金髪の少女へと声を掛ける。
「はい、間違いないですよ。確かに昨日、流星はこちらの方に流れていきましたー」
 風、と呼ばれた少女は、のんびりと、それでいて楽しそうに答えると、「あ」っと何かを思い出したかの様に声を上げた。
「そうそう稟ちゃん。実は昨日面白い夢を見たのですよ」
「夢?」
「はい。私が天に輝く日輪を支える夢でして。……と、言うわけで、風は今日より、『程立』ではなく『程c』と名乗りますので、
間違えないようによろしくー」
 そんな風の突然な科白に、稟ははぁっと小さくため息を吐いた。
「……まったく。まぁいいですが。……それよりその夢、気になるわね?」
「そうですねー。……風としてはー、“流星の主”に関していると踏んでいるのですけど」
「……『天の御遣い』ですか。……一体どのような人物なのか」
 そんな稟の疑問に、風は「ふふっ」と楽しそうに笑みを浮かべ、空を見上げる。
「……そうですね、楽しみ、と言えばいいのでしょうか。……楽しくなりそうですね」



 ──そして、運命は邂逅する。
405名無しさん@初回限定:2010/06/16(水) 07:14:22 ID:3xZ64MJmO
支援
406避難所より転載:2010/06/16(水) 07:22:58 ID:FmyctzXd0
757 名前:風鈴 ◆VOACf8e.7. [sage] 投稿日:2010/06/16(水) 03:30:50 ID:J9f1uh7Y0 [6/6]
……うん、魏の戦力低下すぎて却下な気がしてならない。

それにしても新勢力好きですね、私。
まあ、某社の三國志シリーズやるときも大抵新君主ですので、解っていたことですが。

とりあえず、お目汚し失礼しました。

転載できる方がいたら、してくださると嬉しいかなーと思っています。
……いや違う違う。久しぶりでノリを忘れてしまっている。

……というわけで、


誰か転載できる者はいるかーーーー!!


やっぱりこれですねw



以上転載終了、連投規制食らって間空けて申し訳無い
そしてこれも間がorz
407名無しさん@初回限定:2010/06/16(水) 08:25:00 ID:KKePjMIx0
朝早くから風鈴氏&転載の人乙!

こういう始まりもありっちゃありでちょっとwktk?w
某シリーズやってると色んな武将の組み合わせとかも出来るから
恋姫でもやりたくなるのはごっさわかるw
まだまだ楽しめそうだな恋姫無双!


おっと忘れちゃならないことがあったな・・・土曜に向けてキャスト・オフ!
408名無しさん@初回限定:2010/06/16(水) 21:29:37 ID:sLAxboKnO
鈴風氏
大変ご苦労様でした!
m(_ _)m
あぁこれでもう少し生きられる(;_;)
409名無しさん@初回限定:2010/06/16(水) 23:07:30 ID:KRUi7cFM0
>>408
何でか「あれはいいものだ!」のあの人のセリフが浮かんでしまった、どうしよう…もないw

「孫呉の平安はこの一代で終わりじゃないさ。考えても見てくれ…俺が蓮華達に注ぎ続けた精液の量を…孫呉は、あと1000年は栄える!!」

俺なんて死ねばいいのに…
410名無しさん@初回限定:2010/06/17(木) 19:50:28 ID:zGd9fEuv0
格闘戦に特化したMSってそういう…
411清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/06/19(土) 01:41:55 ID:yfHsDxsC0
前に予定していたとおり明日……でなくて、今日の午後
何時かはちょっとまだ断定しきれませんが夜に更新します。

ほんの少しのようですが、それでも更新を待ってくれてる人が
いてくださったので今のうちに宣言をしておきます。

それでは、失礼をばいたしました。
412名無しさん@初回限定:2010/06/19(土) 11:07:38 ID:IAKpjwXT0
おぉ、清涼剤氏お待ちしていますー・*:.。..。.:*☆
413名無しさん@初回限定:2010/06/19(土) 15:21:46 ID:TU4o62kz0
氏の作を楽しみにしている潜在的な人口は、少なくは無いと思うのですよー。
規制で感想を打てない等で少なく感じられるのだと思うのですよー。


さて、白桃アイスうめえwしたことだし、全裸でアップを始めようか…
414清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/06/19(土) 22:07:20 ID:yfHsDxsC0
すみません。お待たせ(?)いたしました。
後、約三十分後にはできそうです。

>>413
>潜在的な人口
そう言っていただけるのは嬉しいのですが
実際はどうなのかよくわかりませんからね。というか、疑心暗鬼?
まぁ、それでも楽しんでくださっている方が一人でもいるとわかっている間は
なんとか頑張れそうなのですがねw
415名無しさん@初回限定:2010/06/19(土) 22:13:54 ID:IAKpjwXT0
おぉ、W杯にわき目も振らず全裸待機
俺のリア友にも、清涼剤氏のSS楽しみにしてるけど、書き込む勇気が無いからROMってる奴居るから、楽しみにしてる人は沢山いるさー
416清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/06/19(土) 22:43:40 ID:yfHsDxsC0
無じる真√N-43話を専用板にUPしましたので告知させていただきます。

(この物語について及び注意点)
・展開などのため、原作と呼称が異なる場合あり。
・恋姫†無双(真ではありません)のED前からの派生の話。
・時折18禁の混じる話あり。
・複数の資料を参考としてます。ただし薄味程度。
上記が苦手な方にはおすすめできません。

(その他)
・話の都合上、原作プレイ経験ありを推奨。
・URL欄はメールフォームです。(必須項目は設けていません)
※意見、感想などはそちらでも構いません。
また、メールフォームから以前頂いた質問と解答へのリンクがあります。

URL:http://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0539

よろしければどうぞ。
417名無しさん@初回限定:2010/06/19(土) 22:45:06 ID:IAKpjwXT0
清涼剤氏乙ですー
今から読んできます!
418名無しさん@初回限定:2010/06/19(土) 22:47:40 ID:InW7qFFeO
そうそうその通り
そのうち清涼剤氏も専用スレ立つさ
継続は力なも
419名無しさん@初回限定:2010/06/19(土) 22:48:21 ID:CLxMcmGF0
乙ー

>>418
それは余計だ。
420名無しさん@初回限定:2010/06/19(土) 23:34:53 ID:TU4o62kz0
清涼剤氏、乙でした。




お嬢さるwwwwww
今回はこの一言に尽きざるを得ない…わけもなく、愛紗どうなっちゃうんだー。
421名無しさん@初回限定:2010/06/19(土) 23:53:33 ID:wBk67eFf0
>>416
乙です
422名無しさん@初回限定:2010/06/20(日) 19:10:47 ID:U4KfdIes0
>>416
うぽつ
読者が少なくたっていいじゃない!
個人的には楽しんでるし他にも同じような人もいるようだからガンバレ!!
423名無しさん@初回限定:2010/06/21(月) 15:39:15 ID:qKUO7hzJO
やったぜ代休!
昨日の疲労を癒しつつ清涼剤氏の作品を
のんびり読ませてもらうぜ
424名無しさん@初回限定:2010/06/21(月) 16:49:10 ID:uCRahZVx0
もう投下があってからの流れは一区切りついてんだ
それを掘り返すような亀レスすんなよカス
ルールくらい守れや!
425名無しさん@初回限定:2010/06/21(月) 17:23:37 ID:v2gT6vOG0
え?
426名無しさん@初回限定:2010/06/21(月) 17:32:20 ID:Q2FMpoLvO
意味不明すぎwww
427名無しさん@初回限定:2010/06/21(月) 20:33:23 ID:+zE2zKEw0
あんまり触れてやるなよ、見てるほうが恥ずかしいだろ…ww
428名無しさん@初回限定:2010/06/21(月) 20:47:53 ID:qKUO7hzJO
なんか余計な書き込みしたようでスマン
やっと休みになったのと好きな作品が読めるんで
テンション上がってたんだ
429名無しさん@初回限定:2010/06/21(月) 20:56:27 ID:+zE2zKEw0
>>428
大丈夫、気持ちはかなり分かる
君はなんも悪くないからあんま気にせんとけ、自治が過剰反応してるだけさ
430名無しさん@初回限定:2010/06/21(月) 20:57:18 ID:hxiWRMkq0
自治じゃなくていつのも作者アンチの人だろう
431名無しさん@初回限定:2010/06/21(月) 20:58:20 ID:l3fFNplZ0
あんなの自治でもなんでもねえよw

>>428
君はわるくない。
ばかには構わないでいい。
432名無しさん@初回限定:2010/06/25(金) 03:03:53 ID:ZUP3FVWkO
モブ男武将のお話でもいいのよね?
433名無しさん@初回限定:2010/06/25(金) 03:05:36 ID:Sidv6/yq0
そのモブがヒロイン達と結ばれたりするなら100%必ず叩かれるけどそれでもいいなら
434名無しさん@初回限定:2010/06/25(金) 04:41:11 ID:H/qi8ECn0
>>433
それは既にモブじゃなくてオリ主だ。
モブ視点の一刀&恋姫キャラ達の話ってのは結構好きなんだよな
435名無しさん@初回限定:2010/06/25(金) 12:31:29 ID:+Wd7Mq+50
女官がヒロインの部屋の前を通りかかったらギシアンが聞こえて真っ赤っかに。
それを他の女官たちに話したら同様の経験をしたと猥談開始。
劉備さまは激しいとか軍師さまたちはネットリだとか悶々。

それを物陰から聞いていた愛紗w
436名無しさん@初回限定:2010/06/25(金) 13:16:57 ID:WMO4Z8zY0
・・・キモい
437名無しさん@初回限定:2010/06/25(金) 21:05:56 ID:YWj6TYOV0
>>432
モブ男君なら呉√孫策暗殺時の魏兵か将軍かなんかか?
皆殺しにするべく襲い掛かる呉兵に対して殿軍として〜みたいな感じで。
438名無しさん@初回限定:2010/06/25(金) 21:52:39 ID:AxWhN8rU0
各将軍の部隊の小隊長Aとか、親衛隊員B、
軍師の率いる文官Cとか、本拠地の住人Dとかかね。
439清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/06/26(土) 22:40:14 ID:4CnCtmGd0
専用板への投稿をしましたので告知をさせていただきます。

無じる真√N-44話

(この物語について及び注意点)
・展開などのため、原作と呼称が異なる場合あり。
・時折18禁表現が混じる話あり。
・複数の資料を参考としてます。ただし薄味程度。
上記が苦手な方にはおすすめできません。

(その他)
・話の都合上、原作プレイ経験あったほうが楽しめます。
・メールフォームを設置しております。
(URL: ttp://seiryouzai.choitoippuku.com/seiryouzai_mailform.html
※意見、感想などはそちらでも構いません。
また、メールフォームから以前頂いた質問と解答へのリンクがあります。


URL: http://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0542
よろしければお読みください。
440名無しさん@初回限定:2010/06/26(土) 22:53:27 ID:go+KuG8WO
一壷酒、清涼剤、両氏乙です

いや面白かった〜
特に久々のエロ〜いいですね〜
やっぱ恋姫はえろげーだしね
これからもどんどんエロってくださいね
441名無しさん@初回限定:2010/06/26(土) 23:11:02 ID:+wUWbQBZ0
清涼剤氏、乙でした。

ヤバイ、愛紗がほどよく病んでいらっしゃる。
そして霞もまた…一刀のち○こも風前の灯火w
442名無しさん@初回限定:2010/06/27(日) 13:05:43 ID:pk+YLHcK0
>>439
乙です。
無→真の本領発揮というか、いろんな意味で激しくてニヤニヤが止まりませんw
443名無しさん@初回限定:2010/06/28(月) 00:35:07 ID:/COLnnUR0
王垢で書いてみよう
444清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/06/28(月) 01:05:30 ID:fffOcxLA0
専用板に投稿したので告知させていただきます。

無じる真√N 拠点イベント29

※拠点イベントの時間軸に関してはご想像におまかせしております。
(この物語について及び注意点)
・展開などの都合により、原作と呼称が異なる場合あり。
・物語のはじめから読まないと意味がわからない部分あり。
・時折18禁描写が混じる話あり。
・複数の資料を参考としてます。ただし薄味程度の使用。
上記が苦手な方にはおすすめできません。

(その他)
・話の都合上、原作のプレイ経験があるとより楽しめます。
・URL欄はメールフォームです。(入力必須項目は設けていません)
※ 意見、感想などはそちらでも構いません。
また、メールフォームから以前頂いた質問と解答へのリンクがあります。

URL:http://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0543

物足りないかもしれませんがよろしければどうぞ。
なんというか、自分ばかりが専用板を使用してる気がしてなんだか申し訳ない気分です。
……すみません。
そして、おやすみなさい。
445清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/06/28(月) 01:23:22 ID:fffOcxLA0
追記(という名の書き忘れ)

当該スレの14における
>>972さん及び>>979さん、>>982さん
今更ながらですが、お勧めしていただいた&お話ししていた
「鐙」をネタとして使用させていただきました。どうもありがとうございました。
446清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/06/28(月) 01:30:53 ID:fffOcxLA0
また書き忘れてました。本当にもう眠気が限界のようですw

(追記)
今も該当する方々が外史スレに残ってくださっているのかはわかりませんが
ご報告させていただきました。

では、今度こそおやすみなさい。
447名無しさん@初回限定:2010/06/28(月) 16:02:20 ID:HybbMWsiO
>>443
BADENDしか見えてこないんだがw
448名無しさん@初回限定:2010/06/28(月) 16:03:53 ID:BugHrJr50
>自分ばかりが専用板を使用してる気がしてなんだか
まあそう思っちゃうほど利用者が減っちゃったっだけだから気にするな
寂しいことではあるけどな
449名無しさん@初回限定:2010/06/29(火) 20:29:57 ID:ysRgNBSRO
遅ればせながら清涼剤氏乙
試合開始までの間ゆっくり読ませてもらうよ〜
450名無しさん@初回限定:2010/07/02(金) 07:11:10 ID:SVIVOtX00
人気投票結果で、何気に蓮華が無印の空色ワンピを着ているんだが…いいぞもっとやれ。
萌将伝では普段と違う服装の皆も見てみたいなぁ。

禁じ手とされた華琳様のアレとかソレとか。
451名無しさん@初回限定:2010/07/02(金) 14:03:57 ID:/BIIt4sDO
避難にショート2つあるが、どっちも好きな文ですね〜
特に黒桃香スキーとしては、ぜひ続編、長編トライしてほしいですわ〜
452名無しさん@初回限定:2010/07/02(金) 14:11:37 ID:RCxhX3Su0
なんでそれをこっちに書いてんだ?
向こう投下がであったのなら向こうで書けよ
453名無しさん@初回限定:2010/07/02(金) 14:44:58 ID:VjSCfuKa0
自治厨うざ!
454名無しさん@初回限定:2010/07/02(金) 14:48:05 ID:VjSCfuKa0
>>453
同意、自治まじキチすぎる
それに避難所のクソもNTRに過剰反応しすぎでまじうざい
避難所なんだからどう書こうと別にいいだろ

その点>>451はよくわかってる
NTR氏には今後も期待すべき
455名無しさん@初回限定:2010/07/02(金) 17:58:04 ID:KfWwq+Ap0
>>454
NTR自演きめぇ
向こうじゃ自演擁護もできないからこっちに書いてるのかよカスw
456名無しさん@初回限定:2010/07/02(金) 19:25:43 ID:zE59kyG4O
まったくだね
みじめすぎるよそいつ
同時期に投下した雨のほうを見ならってほしいよね

キャラが他のどのSSよりも上手く描けてるのに鼻にかけてないし
ほんとよく出来た人だわ

こっちに自演仕掛ける馬鹿とは天と地ほどの違いがあるな
457名無しさん@初回限定:2010/07/02(金) 19:45:48 ID:+F5nO7oy0
>>452-456
過疎るとクズしか残らんな

>>451に関しては話題を提供しようとしたのか、
荒らそうとしたのか分からんからとりあえずスルー
458名無しさん@初回限定:2010/07/02(金) 20:25:38 ID:Ry6k4scf0
>過疎るとクズしか残らんな
ほんとだよな。やっぱりこのスレはまとめの関連スレからはずすべきだな。
クズばかりでこのスレにはなんの存在価値もないからな。
459名無しさん@初回限定:2010/07/02(金) 20:45:45 ID:RHyJ4ggs0
>>457
>>451は善意だとは思えんな
玄朝秘史の報告してくれた人ですら文句言われたことあったはずだから
>>452みたいな反応が返ってくることくらい馬鹿じゃなきゃわかるでしょ
そもそも転載依頼とかもないのにこっちに報告してたら外史スレと避難所でわけてきた意味がない
460名無しさん@初回限定:2010/07/02(金) 23:49:27 ID:087CtBU20
萌将伝が近くなってテンション上がってきたので久しぶりに何か書こう
ネタ被りしてなきゃいいな
461名無しさん@初回限定:2010/07/02(金) 23:53:09 ID:R6ecbEu10
>>460

>>457
>過疎るとクズしか残らんな
462名無しさん@初回限定:2010/07/03(土) 00:08:42 ID:p9HCs1ST0
これだけ年数経つとネタ被りはどうしようもないから気にしない方がいいよ
463名無しさん@初回限定:2010/07/03(土) 00:15:55 ID:2yVD04EI0
自演擁護乙
464名無しさん@初回限定:2010/07/03(土) 00:56:17 ID:J4OMUMNi0
というか、ネタ被ってても、それをどう料理するのかが興味深いんであって、ネタ自体は被ったってしょうがないだろ。
ゲーム自体、日常ネタなんかはごく当たり前のものしかないし。
465名無しさん@初回限定:2010/07/03(土) 01:26:33 ID:D4LzD68M0
そうやって予防線張ってるやつたまにいるけどなんなの?
そんなことしてる暇があったらさっさと書けばいいだろうに

ま、大抵そうやって前置きしておいて投下しないやつとか大杉るくらいいるけどな
しかもそのせいで逆にあらかじめする言い訳がうざくなってるのに気付いてないっぽいというね

つかさ、どんだけ予防線張ろうとも読む人間は読むし読まない人間は読まないんだよな
そのうえ結局はただうざいだけだからいちいち「○○でもいいよな?」とか書く必要もない
とにかくまがりなりにもSS筆者だというのなら投下して作品で語れってもんだよ
スレ住人にいちいち伺いだてしてから書く姿は正直みっともない
466名無しさん@初回限定:2010/07/03(土) 01:45:40 ID:mbkY7p390
>>465を華麗に流せるくらいじゃないとここに投下するのはオススメできないってことだな
467黒羊こなた:2010/07/03(土) 02:31:11 ID:vXup1Us/O
さあ盛り上がってまいりましたw
468清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/07/03(土) 05:01:12 ID:TmQ594dW0
おはようございます。
朝っぱらから申し訳ないことなのですが予定について
事前報告をさせていただきたいと思います。

今夜23時頃を予定しております。
もし、他にその時間は――という方がおりましたら
時間までに仰っていただければ予定の変更を致します。

それと、現在の予定は23時ですが、スケジュール次第で多少の変更が
あるやもしれません。
ですので、どうかその辺りはご了承下さいませ。
ではでは、失礼おばいたしました。
469名無しさん@初回限定:2010/07/03(土) 06:47:54 ID:lSkaaK+c0
ホントにクズしか残ってなくてワロタwww
470名無しさん@初回限定:2010/07/03(土) 11:37:43 ID:YTIt7G5N0
>>469
ホントクズばっかだよなwww

というか>>457曰くここに残ってるやつらはクズ
つまり少なくとも>>1-456&>>458-468はクズってことだ
まじクズスレだわなwww
471名無しさん@初回限定:2010/07/03(土) 13:50:26 ID:Qt2aaV2FO
>>468
おつー、楽しみにしてます
472名無しさん@初回限定:2010/07/03(土) 22:10:57 ID:mRZaKu8D0
>>470
よう、一番のクズ
夏休みまで一ヶ月切ったなw
473清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/07/03(土) 22:45:15 ID:TmQ594dW0
予定通り、23時に出来そうです。
問題なければ行います。では、それまで一時失礼。
474清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/07/03(土) 23:04:00 ID:TmQ594dW0
専用板へ投稿いたしましたので報告をさせていただきます。


無じる真√N-45話 ハチミツ?帝?編 終

(この物語について及び注意点)
・展開などのため、原作と呼称が異なる場合あり。
・恋姫†無双(真ではありません)のED前からの派生の話。
・時折18禁表現が混じる話あり。
・複数の資料を参考としてます。ただし薄味程度。
上記が苦手な方にはおすすめできません。

(その他)
・話の都合上、原作プレイ経験あったほうが楽しめます。
・URL欄はメールフォームです。(必須項目は設けていません)
※直接意見や感想をと思う方はそちらからでも構いません。
また、メールフォームから以前頂いた質問と解答へのリンクがあります。


URL:http://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0544

お読みいただけると幸いです。
475名無しさん@初回限定:2010/07/03(土) 23:29:17 ID:/PqLZc5w0
>やっぱり麗羽さまの妹ってだけはあるな
妹ではないぞw
476清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/07/03(土) 23:41:08 ID:TmQ594dW0
あ、恋姫だと従妹でしたね。
つい異母兄弟だったかと……はは、すみません。
直しておきました。

管理人さん、まとめに掲載する際にはURLの修正お願いいたします。
http://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0545

蒼天航路見ながら書いてたのがいけなかったようですw
477名無しさん@初回限定:2010/07/03(土) 23:47:24 ID:arjqiRODO
>>476
乙!
これから読ませてもらう
478名無しさん@初回限定:2010/07/04(日) 00:16:32 ID:mgw0NF2A0
清涼剤氏、乙でした。





この速さなら言える…白蓮wwwwwwwwww
479名無しさん@初回限定:2010/07/04(日) 00:39:58 ID:Mx7SgLg/0
清涼剤おつ〜
480名無しさん@初回限定:2010/07/04(日) 02:31:59 ID:zcSQRGZL0
>>476
白蓮w
曹魏は案外決着さえ付けばあっさりと良い関係になれそうだけど、
呉蜀は色々こじれそうだなあ。
481名無しさん@初回限定:2010/07/05(月) 00:13:12 ID:uVImv4BL0
清涼剤氏乙です。
蓮華の態度が気になるね〜過去の記憶が少しでも残ってるのかどうか。
愛紗も大分思いつめてるのが心配。
482名無しさん@初回限定:2010/07/06(火) 07:30:27 ID:YxRCed2/O
清涼剤氏乙
美周朗がうった玉璽の手ははたして諸葛亮は見破れるか?
天下二分の大計の行方は?
今後の展開が楽しみです。
ちなみにささやいたのは于吉なら左慈の出番は?
気になりますね〜w
483名無しさん@初回限定:2010/07/06(火) 21:33:52 ID:I+h71ttO0
左慈は一刀しか見ていないからな
484名無しさん@初回限定:2010/07/06(火) 21:50:23 ID:gorLzNF80
一部を除いて大半は一刀しか見てないだろw
485名無しさん@初回限定:2010/07/07(水) 19:01:20 ID:I3xayAvgO
13号氏乙
今回も面白かったっす
前後の風とのやりとり絶妙っす






なんて感想書くと避難原理主義者がまた騒いじゃうかなw
486名無しさん@初回限定:2010/07/07(水) 21:37:02 ID:3GylhSqk0
さて、規制解除されているだろうか…
遅ればせながら清涼剤氏乙でしたー
487名無しさん@初回限定:2010/07/08(木) 00:45:24 ID:v2aUS2sN0
>>485
分かってて煽るお前がキモい
488名無しさん@初回限定:2010/07/08(木) 05:37:43 ID:t1GeQad50
俺も規制解除キテター!
というわけで清涼剤氏乙です〜
一区切りついたとはいえ、話はますますこじれてきててドキドキw
489名無しさん@初回限定:2010/07/08(木) 19:13:21 ID:2nr00iwWP
書き手が二人だけになっちゃったな
490名無しさん@初回限定:2010/07/08(木) 23:04:29 ID:6sttgzFC0
周囲の迷惑顧みずに投下を強行し続けてる誰かさんのおかげだな
491名無しさん@初回限定:2010/07/09(金) 19:33:23 ID:8eSeL4v50
以下通常運行です
お騒がせしました
492名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:17:30 ID:gqL8JwoPO
やべ〜もこみちおもしれぇ
恋姫でハンマーセッションネタ書きて〜w
493名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:22:04 ID:+JuKd+So0
>>492
そこはかとなくわくわくするな
さぁ、思い立ったが吉日、書くんだ!
494名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:32:44 ID:2IZWFCIO0
馬超のおもらし抱き枕カバーワロタ
495名無しさん@初回限定:2010/07/12(月) 01:37:09 ID:ApzZmFTcO
ちょい教えて
魏√で秋蘭が紫苑に殺されそうになるのって第?章?節だっけ?
496名無しさん@初回限定:2010/07/12(月) 01:42:31 ID:RdXfbA2D0
自分でゲーム起動して確かめればいいのに
定軍山のくだりは11章にあったけど
497名無しさん@初回限定:2010/07/12(月) 01:42:48 ID:KCP7Bncp0
定軍山は第十一章。
498名無しさん@初回限定:2010/07/12(月) 02:55:00 ID:VdAf3HDl0
魏√?そんなのあったか?
499名無しさん@初回限定:2010/07/12(月) 02:58:04 ID:B5ZIqezg0
一刀が倒れたじゃないか
500名無しさん@初回限定:2010/07/12(月) 03:04:00 ID:hUcWyJJ80
>>498
自分で起動して確認しろよ
わざわざ上でどのパートか丁寧に教えてくれてる人がいるだろ
501名無しさん@初回限定:2010/07/12(月) 03:09:25 ID:T//OYZYW0
>>496
>自分でゲーム起動して確かめればいいのに
>>495の恋姫無双への愛がそれすら面倒だと思う程度ってことだ
502名無しさん@初回限定:2010/07/12(月) 22:20:58 ID:vSkP3aj8O
自分の経験談からフォローすると、見たい所が全く分からなくなる時がある。
一から全部見るには流石に長いし、山勘が全く当たらないとつい他人に頼ってしまいたくなる時は有る。
ちなみに定軍山は一刀が倒れる所からセーブ、雪蓮最後の大号令、魏√赤壁、張遼虎牢関の号令、各√出だし終わり、『バカなの?なんなの?』、各キャラ攻撃立ち絵をセーブするのは恋姫変態紳士の身だしなみ(笑)
503名無しさん@初回限定:2010/07/12(月) 22:27:15 ID:chE3gTaT0
定軍山に関してはさすがにわからないのはバカとしか言い様がないだろ
イベント的に中盤以降なのはすぐにわかるし、2節以降もありえない
しかも1節に序盤だからスキップさせてれば数秒で見付けられる
504名無しさん@初回限定:2010/07/12(月) 22:31:20 ID:W6Qdanf/0
鈴々ルートの話とかどこがどれだったかわからなくなるね
505名無しさん@初回限定:2010/07/12(月) 22:38:06 ID:vSkP3aj8O
>503

> 定軍山に関してはさすがにわからないのはバカとしか言い様がないだろ

それが嵌るとパチンコエヴァみたいに1000回転2000回転みたいに泥沼に嵌る時も有る、なんだが忘れたが30分以上嵌った演出有ったな〜
506名無しさん@初回限定:2010/07/12(月) 23:01:17 ID:chE3gTaT0
30分程度でわかるなら最初から自分で調べろと言われてるだけ
507名無しさん@初回限定:2010/07/13(火) 00:38:52 ID:jFuF6roK0
この程度でここまで盛り上がるとか、お前らどんだけ話題に飢えてんだよw
自治厨すらすぐに出てこないし、マジで過疎ってきてるな
508名無しさん@初回限定:2010/07/13(火) 01:09:29 ID:QNIIXPrz0
>>507
こんな状態になったのも害悪をまき散らしながら投下しつづけた誰かさんのせい
あらためて考えてみると本人に自覚がなくさっさと撤退しなかったのがなによりも痛かったな
509名無しさん@初回限定:2010/07/13(火) 06:46:26 ID:sY0hG1jg0
投下した作者が悪いんじゃない
お前の様に誰かを叩くしか出来ない害悪を撒き散らしている無能が悪い
510名無しさん@初回限定:2010/07/13(火) 10:12:09 ID:MApTDg6vO
そうだそうだ〜さすがお嬢様〜w
511名無しさん@初回限定:2010/07/13(火) 18:19:37 ID:SQsbQUTA0
こんな状態になったのは>>508みたいな雑魚がしつこくて書き手さんが減ったからだろうに
それなのに、まだ投下してくれている書き手さんが悪いとか、馬鹿丸出しだなww
これ以上自分の無能を棚に上げてグダグダ言ってっと801板に投げ込むぞ
512名無しさん@初回限定:2010/07/13(火) 22:53:20 ID:LTtCKwaa0
>>511
書き手は減ってないだろw
外史喰らいもメーテルも清涼剤も投下はしてるし
風鈴や石秀は完結したから投下が無くなっただけだし
一壷酒氏は避難所に移動しただけで一刀十三号は修正したのを随時アップしてるだろ

だからむしろ減ってるんじゃなく増えなかったのが原因なんだよ
一時期やってきた新しい人らはスレの趣旨とあってなくてすぐ消えちゃったし
だから長く続けてた人が完結して終了すると減ったように感じられるんだよ
513名無しさん@初回限定:2010/07/13(火) 23:05:09 ID:Q+IuvUvj0
>一時期やってきた新しい人らはスレの趣旨とあってなくてすぐ消えちゃったし
短編なら新しい人が定期的に現れるが、趣旨が合っててもそういう人達はすぐに居なくなっちゃうんだよ
長編を書き続けるのが如何に難しいかということだと思う
514名無しさん@初回限定:2010/07/13(火) 23:07:20 ID:cP+xFReO0
萌将伝で小ネタは増えると思うよ。
ネタないと続かないからな、特に短編。
515名無しさん@初回限定:2010/07/13(火) 23:34:35 ID:Q+IuvUvj0
萌将伝は長編には向かない素材だろうからなぁ
516名無しさん@初回限定:2010/07/13(火) 23:35:57 ID:BD0OC/EpO
>>513
確かに長編の継続って難しそうだよな
なにより更新頻度が保ちにくそうだ
517名無しさん@初回限定:2010/07/14(水) 01:08:22 ID:ACFdd6MP0
新しい作者が来ても一部が散々難癖つけて作者の意欲を奪うからな
その点に関してはこのスレは作風の好き嫌いがはっきりしてるから仕方ないだろ
それに作品を公開して的確なアドバイスをもらえる投稿サイトも増えてきたし、
わざわざここにこだわって投稿するメリットがないからね

ああ、TINAMIよりはマシだと思うぞ
ちょっと前に自分のやっつけ仕事の駄作を公開してみたら絶賛の嵐で自己嫌悪に…orz
あそこは本気でレベルアップを目指してる作者をダメにするよ
518名無しさん@初回限定:2010/07/14(水) 01:19:12 ID:wJxVaan30
>>517
  /\___/\
/ /    ヽ ::: \
| (●), 、(●)、 |
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |
|   ,;‐=‐ヽ   .:::::|     作者様の自分語りは
\  `ニニ´  .:::/      NO THANK YOU
/`ー‐--‐‐―´´\
       .n:n    nn
      nf|||    | | |^!n
      f|.| | ∩  ∩|..| |.|
      |: ::  ! }  {! ::: :|
      ヽ  ,イ   ヽ  :イ  
519名無しさん@初回限定:2010/07/14(水) 02:19:07 ID:XlZuvuA80
>>517 自己陶酔乙 こういうパターンって案外自分が渾身の出来だと思ったものが
逆に周りに認められない事も多いよな
520517:2010/07/14(水) 02:55:39 ID:ACFdd6MP0
…え〜っと、俺作家じゃないんだけど……
SS作家に見えたかな??
会社の昼休みに思いついたのを携帯でポチポチ即興で打ったネタを投稿したってだけの話
だったんだけど最後のはここのフォローしたつもりが完全に蛇足だった
自分に作家としての才能がないのはよくわかってるから不快に思ったんならスレ汚し失礼

前半の「作品を公開して的確なアドバイスをもらえる投稿サイトも増えてきた」っていうのは本音

>>519
ちなみにどの辺で自己陶酔に浸ってると思った?
自分ではまったくそんな考えがなかったんで指摘されて驚いてるんだけど…
521名無しさん@初回限定:2010/07/14(水) 07:09:24 ID:siFl9uqX0
便所の落書きの煽りを気にしているところ
自己陶酔というより自意識過剰かな?
自分が思っているより他人は他人に無関心なものだよ
522名無しさん@初回限定:2010/07/14(水) 08:15:32 ID:GyrZkli60
最近あちこちで出没する掃き溜めなろう厨だろ。
523名無しさん@初回限定:2010/07/14(水) 16:27:06 ID:SZNrVuHm0
以下通常運行です
お騒がせしました
524名無しさん@初回限定:2010/07/15(木) 22:22:16 ID:8s6/pdqp0
避難所はもうすっかり嫁スレ&総合スレ化してるなwww
525名無しさん@初回限定:2010/07/15(木) 22:23:26 ID:AnONICqZ0
投下ないからな。
526名無しさん@初回限定:2010/07/15(木) 22:24:42 ID:RAzeqowI0
それに加えて規制が酷いから仕方ない
bbspinkはp2使えなくなってるから●持ちでないと規制回避出来ない状態だし
527名無しさん@初回限定:2010/07/16(金) 00:39:34 ID:JcdNbGloO
つかえね〜な
528名無しさん@初回限定:2010/07/16(金) 15:10:50 ID:Z9ZJy6Za0
>>524
あんな嫁々うるさいところが総合スレってイヤだなw
嫁と幼女で話が通じるキモオタの巣窟かよw
529名無しさん@初回限定:2010/07/16(金) 15:20:32 ID:AuV/FrdZ0
>>528
荒れる元だから冗談だとしてもその辺りをいじくるのはやめとけ
530名無しさん@初回限定:2010/07/16(金) 23:25:59 ID:JcdNbGloO
そうそう
発売まで一週間切ったし皆前向きに盛り上げよう!

ちなみに最初だれかわかんなかった…かゆ〜パットいれすぎだろ〜照れツン顔可愛いけどね
531名無しさん@初回限定:2010/07/16(金) 23:32:19 ID:YrywSDoH0
つかねーなとか書いてるおまえが言うなよw
532名無しさん@初回限定:2010/07/17(土) 00:54:52 ID:2OW4kTao0
明日(というよりも今日ですね)の夜遅くに無じる真√N-拠点イベント30を投下予定です。
それにしてもまた拙作の投下なわけですが、興味がない方には床についたところにやってきた蚊のように
しつこく感じ鬱陶しいことだと思います。その点に関しては申し訳がありません。
そのような不快感を抱いている方がもしいらっしゃいましたら、本当にすみません。

清涼剤
533名無しさん@初回限定:2010/07/17(土) 15:06:34 ID:hvOYUjoa0
>>532
お疲れさまです、楽しみに待っていますよ
534名無しさん@初回限定:2010/07/17(土) 21:36:11 ID:ka54MrXE0
>>532
お待ちしてます。

そういう卑屈な態度が余計に荒らしを助長させてしまうので堂々と投下すればいいと思います。
ここの本来の役目は作品を発表する場所ですからね。
2ちゃんねるでやっていくのなら、ある程度のスルー力と煽り耐性くらいはないと精神的に持ちませんよ。
535名無しさん@初回限定:2010/07/17(土) 21:40:58 ID:KucqxMcZ0
清涼剤氏マジ一服の清涼剤ww

ハムさんの活躍するSSは俺得すぎて堪らんわ〜。
久しぶりに真を再プレイしたら白蓮と麗羽さんが可愛すぎて最高だった。
536名無しさん@初回限定:2010/07/17(土) 23:16:32 ID:2OW4kTao0
無じる真√N 拠点イベント30

(この物語について及び注意点)
・展開などのため、原作と呼称が異なる場合あり。
・恋姫†無双(真ではありません)のED前からの派生の話。
・時折18禁表現が混じる話あり。
・複数の資料を参考としてます。ただし薄味程度。
上記が苦手な方にはおすすめできません。

(その他)
・話の都合上、原作プレイ経験があると一層楽しめます。
・ URL欄はメールフォームです。(必須項目は設けていません)
※意見、感想などはそちらでも構いません。
また、メールフォームから以前頂いた質問と解答へのリンクがあります。

URL:http://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0548
よろしければどうそ。

>>534
いろいろ考えていたもので、少々ネガティブ気味だったのですがやはりいけませんよね。
今後は自嘲ではなく自重するよう心がけます。すみません。
537名無しさん@初回限定:2010/07/17(土) 23:26:02 ID:hvOYUjoa0
>>536
清涼剤氏乙ですー
いやー、今でも充分自重し過ぎてると思いますよ…?
もっと積極的に、ポジティブに行きましょうや!
538名無しさん@初回限定:2010/07/17(土) 23:52:24 ID:N8MFUo1F0
なんか文字化けして見れないんだが
539名無しさん@初回限定:2010/07/17(土) 23:55:59 ID:N8MFUo1F0
エンコードを変えたら見れましたunicode(utf-8)てのにすれば良いんだね
540清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/07/18(日) 00:37:52 ID:SJsysjNz0
>>538-539
ご報告ありがとうございます。
ブラウザによって文字化けが発生するのを確認しましたので、修正いたしました。
どうもご迷惑をお掛けいたしました。

まとめサイトの管理人さん、申し訳ないのですが掲載する際のアドレスは以下でお願いいたします。
URL:http://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0549

>>537
いわゆる、ポジティブシンキングですね。
541名無しさん@初回限定:2010/07/18(日) 15:25:34 ID:opJXoTOn0
清涼剤氏、乙でした。

白蓮のノーマライゼーションパワーときたら…強くイ`と言わざるを得ない。

そして結局、一刀が手にしていた艶本通りのえっちを実践してしまう月と詠なのでした。
(きょうのメイド、第110回より)
542清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/07/19(月) 21:26:01 ID:IXTTnzn10
なんとなく出来たので予告編を投下してみたりします。


無じる真√N 
――新章予告――


一大勢力が滅び、物語は新たな舞台へと進む。その矢先、曹操の元に機会が訪れる。
「刺客ね……、やはりこの曹操を討つべしという考えに到達したというわけね」
「どうしますか? 華琳さま」
「そうね、本格的に彼の者らが言うところの逆臣≠ニやらになろうかしらね」
「では、やはり――」


曹操は様々な思惑の渦中で決意を固める。
まさに乱背の奸雄と称される自らの風評に乗るかのように……。
そんな覇王の行進は留まるところを知らない。
「この一覧に載っている者たちを討つ」
「そうなると、やはり、あの者も?」
「あたりまえでしょ。それに、我が軍の勢力もそろそろもう一段階拡大していくべきなのだからね」


そして、覇王は新たな相手と対峙する。
矛先は西。そこにいるは異民族、羌。そして、羌族と漢民族との混血の強兵たち。
「曹操、あいつ朝廷の逆臣と言われてるらしいけど、本当に無茶苦茶だ」
「お姉様! あいつらが来るよ」
「よし! あたしらには護るべきものがあるんだ。その為にも……絶対に勝つぞ!」
「おおおぉぉおおお!」

543清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/07/19(月) 21:29:42 ID:IXTTnzn10

高らかな羌兵の喚声が木霊する軍。
それは西涼をはじめとして勢力を伸ばしつつある馬騰軍。対するは勢力拡大を望む曹操軍。
その二つの勢力がぶつかり合う一方で、覇王の影響を受けた少女は新たな道を模索する。
「わたしたちの今後だけど、どうするべきかな?」
「さすがに、北部を曹操軍に占有されたいま、あの方に曹操さんと対立する気は無いと思います」
「ならば、我らはどうするのだ?」
「……はい、それは――」


さまざまな思惑に基づいて恋姫たちが駆け巡る世界、その中で北郷一刀は、先の偽帝騒動による騒乱の前に知らされた今いる外史にひっそりと存在し続けていた事実を改めて確認する。
「みんなの記憶が――」
「そう、その通りなのよ。それで、ご主人様はどうするおつもりなのかしら?」
「俺は――」


少年の想いは自身の内面の奥深くへと突き刺さる矢のように沈んでいく。
「こんなことなら、あの時消えていれば良かった……そう思っているの? それとも……」
「――――」


漢女の問いに対する一刀の答えとは?
そして、その少年の想いはこれまで自身と共に物語の中心を務めてきた少女との間に暗雲を立ちこめさせることになる。
「このことは俺の胸の内に秘めておくべきなんだよな……」
「一刀?」


これまで多忙ゆえにすれ違ってきた二人がようやく正面から向かい合うことになる。
片や戦場では白き鎧を身に纏い、白馬を駆る少女の瞳には大粒の雫が。
「あの時、私に抱いたのは好意≠ナはなく、同情≠セったのだな……一刀」

544清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/07/19(月) 21:33:14 ID:IXTTnzn10


では、少年の瞳にあるものは……一体、何なのだろうか?
「今は……まだ何も言えない……ごめん」


そして、二人は――。
「……っ! もうお前など知るか!」
「………………」


少年が知っている事実、それは彼がいま生きる外史にとって重要なこと。
そして、北郷一刀自身にとっても無視できない……真実。
それを自らの中に抱え少年はその胸の内に何を想い、何を求めるのか?


ついに本格的に動き出す大陸で彼らを待つ運命とは――――?


無じる真√N 次章をお楽しみに!
※あくまで現在あるプロットの骨組みに基づいて書かれています。
なので、実際に仕上げた際には内容が異なる場合があります。

一応、早ければ今週中に一つ目の投下となると思います。

545清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/07/19(月) 21:37:37 ID:IXTTnzn10
厚かましくも、最後におまけで1レスだけ。


予告Ver.2(真偽不明)


悲壮感に勝手に浸る少年に少女の渇が飛ぶ。
「俺は、愛して良いのか? 愛される資格があるのかな?」
「お前はバカだ! 人を愛するのに資格を有する必要なんかないだろ」
「そう、……なのかな?」
「まったく……、言っただろ。一人で抱え込むなと、話してみろ」
「実は――」


少女の優しさによって北郷一刀の腰中央で眠りについていた伝家の宝刀がいよいよ抜かれる!?
「いやぁ、いままでずっと溜まってたからな」
「…………」
「…………」
「…………」


――君は、生き延びることが出来るか?

546名無しさん@初回限定:2010/07/19(月) 22:12:30 ID:p2LATvYN0
>>545
それ最後ガンダムやでぇ・・・
547名無しさん@初回限定:2010/07/19(月) 23:19:01 ID:Gd9wJShkO
ふ、どうやら吹っ切れたようですね子猫ちゃん

ところで少年?でいいのか
548名無しさん@初回限定:2010/07/19(月) 23:41:51 ID:J46IUbDk0
いいんだよ、この国は40歳未満は青少年なんだからw
549名無しさん@初回限定:2010/07/20(火) 06:56:45 ID:FR17oNSz0
三国一の残念娘、いよいよ「ヒロイン」として開花するか…

それでも白蓮なら…白蓮なら予想の斜め下を行ってくれるはず…
550清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/07/20(火) 23:24:35 ID:svfYT0Ow0
>>546
実は去年にして生涯初めてファーストを見たものでして(そもそも放映当時はわたし存在してませんので)
その影響でこれまでもこっそりとネタを仕込んできたわけですが
今回は少々あからさまな感じにしました。
まぁ、ネタ予告なんで少し勢いまかせにやってしまったと思ってくださいw

>>547
ゲーム本編では少年となっていたはずなので、そのまま少年にしました。
とはいえ青年ともいえるし少年ともいえる年齢っぽいので
どちらでいいのか判断には悩みますよね。
551名無しさん@初回限定:2010/07/20(火) 23:47:59 ID:j95raEqz0
俺はこのくらいいいと思うけどね。
読んでて思わずニヤリとできるのが良い塩梅。
552名無しさん@初回限定:2010/07/21(水) 00:23:54 ID:tEsFGceO0
>>550
今週中に投下と書いてるけどもう萌将伝出るから投下はしばらく休んだ方がいいんじゃないか?
萌将伝に集中する人が多いだろうし、ゆっくり読んで貰えないと思うよ
553名無しさん@初回限定:2010/07/21(水) 00:25:55 ID:w+iIOVGP0
>>552
投下の時期くらい好きにさせてやれよ。
554名無しさん@初回限定:2010/07/21(水) 00:27:54 ID:tEsFGceO0
そりゃ最終的にどうするかは書き手が決めればいいけど、状況を伝えて進言するくらいは問題ないだろう
555名無しさん@初回限定:2010/07/21(水) 00:29:24 ID:w+iIOVGP0
お前は、作者がそんなことも判断できてないと思ってるのか?
556名無しさん@初回限定:2010/07/21(水) 00:33:07 ID:d86leO7e0
書き手の好きな時に投下させてやれよw
読む側も時間ある時に読めばいいじゃん
レス投下じゃないんだから何も問題ないだろ?

つまらんことで熱くならんで落ち着けよ
557名無しさん@初回限定:2010/07/21(水) 00:35:46 ID:tEsFGceO0
過剰反応し過ぎ
558名無しさん@初回限定:2010/07/21(水) 07:04:00 ID:Fr5bp5Q/O
あと二日
かゆ〜どうなんのかな〜真名なしで終りなんて悲し過ぎ
559名無しさん@初回限定:2010/07/21(水) 16:26:12 ID:AqAeRo59O
俺もしばらく投下は休むべきだと思うな
誰にも相手されないとか絶対へこむって
560名無しさん@初回限定:2010/07/21(水) 16:36:24 ID:mxMDXxDN0
相手にされないなんてことはないだろうけど
実際に読むのは萌将伝が一段落してからとかいう人は多いかもしれんね。
561名無しさん@初回限定:2010/07/21(水) 16:54:56 ID:GHJuQ+7H0
関係なく読むだろう
萌将は俗に言うハーレム√だし三国の戦とかは無いんだから
小ネタの桃香は減るかもとは思うけど
562名無しさん@初回限定:2010/07/21(水) 20:44:16 ID:FV06lrHc0
いや読まないだろう
だから投下なんかしないで大人しく様子見してればいいと思う
563名無しさん@初回限定:2010/07/21(水) 21:22:01 ID:m2PLSQEO0
投下時期なんて書き手さんの自由なのに、こんなに長くレスついてるのはなんなんだ?w
別に投下したら直ぐ感想のレスつけなくちゃいけないわけじゃないし、個々で萌将伝が一段落着いたら書き込む、くらいでいいだろうに
564名無しさん@初回限定:2010/07/21(水) 22:54:34 ID:DJ2BqJtpO
嵐「ヒャハー!俺様の思惑通り!こいつら俺様と違って進歩ねぇ〜w」
565名無しさん@初回限定:2010/07/22(木) 11:26:30 ID:rznxxBba0
心配するほど作家がいないことには誰も触れないんだなw
566名無しさん@初回限定:2010/07/22(木) 11:39:19 ID:AcKh/qnFO
大丈夫、23日をきっかけに眠れる伏龍達が目覚めるに違いない


銀河鉄道系も還ってくるかも……
567名無しさん@初回限定:2010/07/22(木) 19:27:10 ID:AcKh/qnFO
な、、、ばかな、、おかしいな
あたしちがうFDフラゲしちゃったかな?

……あれ?
568名無しさん@初回限定:2010/07/22(木) 20:33:55 ID:iwyQEeev0
エロないキャラいるとか酷いよ…
569名無しさん@初回限定:2010/07/22(木) 23:53:05 ID:KAFIe95IO
萌将伝特別イベント
「劇・恋姫航路」

ある日、一刀が恋姫年少組に自分の世界の三国志漫画ということを伏せて
役を与えてのごっこ遊びをしていた所
目を付けた曹操が一大歌劇を考え始め・・・

甘寧「『ニイメンハオ』?」

劉備「『恥じ入らないで!これが王者の降伏だよ!』でいいのかな?」


黄忠「さて、私の役は・・・」
公孫賛「私の台詞は、どうなって・・・」
諸葛亮「ドキドキします・・・」

黄蓋「ほほう、わしの役目も中々・・・ん?どうした三人共固まって・・・?」
が隠しイベントであったりしたらいいなあ、と夢想
570清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/07/23(金) 01:45:05 ID:HwRNQKKd0
無じる真√N-46話

とうとう萌将伝発売日!
ということで記念更新ですw

(この物語について及び注意点)
・展開などのため、原作と呼称が異なる場合あり。
・恋姫†無双(真ではありません)のED前からの派生の話。
・時折18禁表現が混じる話あり。
・複数の資料を参考としてます。ただし薄味程度。
上記が苦手な方にはおすすめできません。

(その他)
・話の都合上、原作プレイ経験あったほうが楽しめます。
・URL欄はメールフォームです。(必須項目は設けていません)
※ 意見、感想などはそちらでも構いません。
また、メールフォームから以前頂いた質問と解答へのリンクがあります。

URL:http://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0550

よろしければお読みください。


さて、投下もしたので中断していたスーパー萌将伝タイムを!
……と思ったのですが、時間も遅いので明日の夜までお預け。

そうそう、萌将伝ですが。
どうやら賛否両論な部分があるようですね。キャラの掛け合い好きとしては個人的には面白いと思います。
ちなみに、意外な人たちにもスポットが当たっていたのが一番の驚きですね。
おかげで彼らに対するイメージががらりと変わってしまいましたw
571名無しさん@初回限定:2010/07/23(金) 07:15:45 ID:TD1PVvc40
意外な人たち……アニキチビデブの三人か
572名無しさん@初回限定:2010/07/23(金) 07:16:21 ID:TD1PVvc40
すまない忘れてた

573名無しさん@初回限定:2010/07/23(金) 10:53:14 ID:aRQQmidU0
>>570
乙です。

萌将伝はハズレな人には冗談抜きでSSで補完しなきゃいけない空気になってるなぁ
そういう状況なら尚更ここの出番と言いたい所なんだが…
574こーりょ:2010/07/23(金) 12:56:16 ID:m+6GOqyw0

「最近、我らの子孫の性別を変えた物語を楽しむという趣向があるようだが・・・」
「美しい婦人の絵姿というのは大変よろしい!どんどんやるがよい!」
「ん?予の名前か?ふむ、汝らの言葉でいえば・・・ヒメ・・・いや、ヒカルと読むのかな。まあ、光じゃ。祖父の代から中原の王族の子孫と自称していたが、あれはもちろん嘘じゃ。要するに、揚子江の盗賊のなれの果てである」
「ところで、予の子孫は・・・?なんじゃ、登場しておらんのか。残念じゃのう」
「おお!孫先生の子孫がいるのか!どれどれ・・・?」
「うーむ、これはどうやら偽者じゃのう。聞けば江東の碧眼児とやら呼ばれておったとか。孫先生の子孫が、そう呼ばれるほど印象的な青い目になるとは考えられぬ」
「我が随一の腹心、胥の子孫は・・・?ふむ。おらぬか。さすがに七百年も経てば誰が誰の子かなど判らぬものじゃな」


「この物語を作った者達は、東の果ての小島の住民だそうじゃな」
「予の国や、予の国を滅ぼした国が滅んだとき、多くは降伏したがのう、中には新天地を求めて東や北東へ漕ぎ出す者もおったようじゃ」
「黄河の連中はやたらと海を怖がっておったが、我ら揚子江の水神の子は違う!陸に住む所が見つからなければ、川へ海へと漕ぎ出してみせる勇気ある壮士がそろっておる!」
「してみると、この物語は予の子供たちが作ったようなものじゃな」
「なに?東の島では米を主食としておると!素晴らしい!中原の者どもは麦や粟こそ上等な食べ物と言い張り、我らの米を野蛮と蔑んだものじゃ。ふふふ、それみたことか!米の旨さは海すら越えたぞ!」
「ところでじゃ、のう、先生。我らもこういう物語に登場したら、どんな姿かたちになるかの?なに、なんといっても我らの可愛い子孫たちじゃぞ。描いてくれるに違いなかろう!」
575名無しさん@初回限定:2010/07/23(金) 14:56:55 ID:q7uVKQfv0
清涼剤氏乙ですー
萌将伝まだ買ってないんだけど、なんか話し聞く限りでは微妙みたいですね…
清涼剤氏のSS読んで脳内補完させて頂きますぞw
576名無しさん@初回限定:2010/07/23(金) 17:36:06 ID:W1UB0ER5O
萌恋ブログ大炎上だな
ひさびさの赤壁大火炎ってやつか
ここんとこ他のえろげーでここではなかったから流石というかなんというか

まあ真恋 漢√のいい加減ぶりから変な会社だったから

とりかえしのつかないことってあるんだね
577名無しさん@初回限定:2010/07/23(金) 17:41:41 ID:T14XAjJVO
マジで投下してくれる書き手の人って偉大なんだな…
578名無しさん@初回限定:2010/07/24(土) 07:21:25 ID:dMPIi4zXO
真・恋姫夢想の魏ルートで華琳が
もし一刀の子を身籠ってたとしたら
生まれてくるのが何処ぞの無双の子恒さんを想像してしまうんだが・・・

「戦場でのあだばなとは面白い。私とまいれ」(13歳)
579くるまいすにのった:2010/07/24(土) 13:10:33 ID:E0RTkdEX0

「ご先祖様の代わりに参上いたしました。我が父祖の名は・・・む、名前は伝わっていない?
では仕方ない、通称は長卿・・・皆様の言葉に直すと、『のっぽさん』でしょうかな?兵法家で、死後は『武』の諡を受けております」
「さきほど大王の仰せられたとおり、我が子孫を称する者が江東を支配するのだとか」
「しかし・・・」
「故郷の斉ではなく、揚子江の民が我が姓を称した君主を支持したというのは・・・むう、複雑な・・・」
「もっとも、斉は太公望の国。我が親類の田穰苴もおりますれば、兵法家は多く、人気が散ったのかもしれませぬな」
「は、大王が女性になったら、でございますか。さて、大王は操船と水泳の達人、美女も美食も好きな豪放なお方ですが・・・
我が祖先をはじめ、臣が言上すれば、粗食に耐え、美女は刀工達に与えてしまいました・・・さて、そんな天真爛漫な人物を、ご婦人にできるものやら・・・?」
「・・・肌が白過ぎてはなりませぬ、水軍の頭領らしく、多少は日焼けして・・・それから、長身は外せませぬ・・・・・・刀剣の収集家でしたが、得物は矛の方が・・・好物?もちろん鶏肉でしょう」
「・・・いやお待ちを、胸は豊か過ぎぬように。若い頃は楚に奪われた船をすぐさま夜襲で奪還したお方ですぞ!精悍な印象を保ちつつ・・・」

〜〜(結局ベタ褒めなので中略)〜〜
580ふくしゅうしゃ:2010/07/24(土) 13:13:07 ID:E0RTkdEX0

「伍大夫は、その生き様はまさしく壮絶、激情の人でいらっしゃいますれば・・・髪か、瞳のどちらかに燃え上がる『赤』が欲しいものです」
「知恵もさることながら、その言葉の重みは凄まじく、国政は何でもできますが、特に外交折衝は無敵でありました。また、武芸、特に弓の名手でした。実は養由基の孫弟子だったとしても驚きませぬ」
「一言、一にらみで、そこらへんの豪族の族長は、伍大夫の激情に心酔してしまいますれば・・・婦人ならば、少なくとも醜女ではなかろうと。まず、長身で髪型は真っ直ぐ、これは譲れぬところかと」
「いや、軽々しく伍大夫の笑顔など描いてはなりませぬぞ。あの方は『にやり』とはしても滅多に『にこり』とはなさらぬ人物で・・・そう、哀しみを常に内包した、険しい表情・・・決して弱弱しくならぬように・・・」
「む、そうか。ご家族と引き裂かれる前の、明朗に過ごされていた頃のお姿も必要か。ぬう、それは困ったぞ・・・」
「ああ、それにしても、ご先祖様があと5年早く生まれなば、8年早く大王にお仕えし、10年早く郢を落とし、あの憎き弃疾めを伍大夫の前に生きたまま引きずり出せたものを!さすれば楚は滅び、越も呑み込んで長江の民は統一され、黄河と対等に渡り合っていたでしょうに」
「そうなれば、私もご先祖様と同じく南方へ渡って明主を支え・・・いやむしろ、我が家は姑蘇に留まり、揚子江の水神に宗旨替えしていたことでしょう」
「いや、なにしろ作り話なれば。我らは兵法家にして歴史家にあらざれば、仮定の話も忌避せぬものにて」

「ご先祖様はお忙しいので。ええ、いま川で石を流して遊b・・・コホン、実験していて来られませぬ(たしか昨日は倭国の武者と鷹狩りだったか・・・)」
「ん?私の名前?いや、大した名では・・・。む、どうも調子が良くないらしい。続きは、車椅子に油をさしてからにいたしましょう」
581名無しさん@初回限定:2010/07/24(土) 19:14:47 ID:Meb8+h5fO
個人的にはとっておきがネタ大分被ってどうしようか風邪で『頭痛が痛い(笑)』頭で検討中
582名無しさん@初回限定:2010/07/25(日) 11:02:33 ID:E57vgtxTO
○ーエーの武将視点な三国志をやってたら
交流関係が親密になった楽進から
「話してると他人と話してる気がしない」と
義兄弟の契りを提案されて承諾してしまった。
その後、張遼から一騎討ちを挑まれてまけてしまった
恋姫的に考えると・・・どんな状況になるんだろう。
583名無しさん@初回限定:2010/07/25(日) 12:08:09 ID:YsIjhznD0
>>582が関羽プレイと仮定して
真面目堅物で意気投合した愛紗と凪
(3つの義兄弟枠の)最後の席を取られて泣き駄々っ子状態の霞
584清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/07/25(日) 18:21:23 ID:Us5M5/qH0
萌将伝記念SS「多事多端な彼女」

萌将伝をプレイしながら何となく打ってるうちに出来上がったので投稿します。
(注意)エロ描写あり

URL:http://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0552

慣れないエロはしんどいです……。
585名無しさん@初回限定:2010/07/25(日) 21:32:33 ID:+/bsywk/O
清涼剤氏乙
萌将伝一番乗りですね、愛莎ネタ面白かったです。

あと気づかなかったですが、むいむい氏も久しぶりの投下乙です。
予告見るに第二話が愛莎ネタかな?
586名無しさん@初回限定:2010/07/26(月) 00:07:20 ID:f4BxK8Od0
清涼剤氏乙です
萌将伝の足りない愛紗分を補給させていただきましたw
やっぱ愛紗は重要だよなぁ…
587名無しさん@初回限定:2010/07/26(月) 18:09:47 ID:NV1Xyrq00
鈴々でエロ書けるやつは天才か病んでるかどっちかだと思うんだ
実際に書いてみると璃々以上に犯罪の臭いが…
588名無しさん@初回限定:2010/07/26(月) 20:32:00 ID:MvogTEM40
>>587
璃々ちゃんは紫苑の性教育をしっかりと受けているからなぁ。
鈴々はまさに無垢ゆえに穢している感が尋常でない。
恋もそれに通ずるものはあるけれど、野生の交尾感がそれをうまく打ち消している気がする。
589名無しさん@初回限定:2010/07/26(月) 20:54:11 ID:DMJ5X1V30
何故かみっちゃんのママが思い浮かんだ
590名無しさん@初回限定:2010/07/27(火) 05:57:23 ID:IewGDx3d0
>>584
遅ればせながら乙です
愛紗は・・・顔出し自体は結構してるのにね・・・ホントなんでああなったんだろ
591名無しさん@初回限定:2010/07/27(火) 23:57:24 ID:LqnQbQGhO
魏√での華琳との舌戦で桃香の代わりに愛紗がやってたら
ドラマCDの如く壮大な自爆劇になったんだろうか


華琳「・・・」
一刀「・・・」
桃香「・・・」
愛紗「?・・・ど、どうした!?皆の者!?何故、そんな目で!?」
592名無しさん@初回限定:2010/07/28(水) 08:52:45 ID:qLh/ueyV0
霞 × 愛紗
鈴々 × 季衣
一刀 × 貂蝉

朱里「はわわ、最後の意味が違ってましゅ」

593名無しさん@初回限定:2010/07/28(水) 10:13:29 ID:6M5Z3YroO
亞莎がティーバックだったという事実に驚いたので、一刀にいたずらされるネタを考えてみた。が、思いつかない・・・
誰か助けて
594名無しさん@初回限定:2010/07/28(水) 10:46:27 ID:x1PAc/Mk0
ふんどしvsTの仁義なき戦い     ・・・まで妄想した
595名無しさん@初回限定:2010/07/28(水) 10:49:48 ID:5XpfY2mC0
書きたいんならなんとしても書け、書く気がないんならやめろ
としか言えん


しかし…ここといい避難所といいまたちょろちょろ増えてきはじめたな「ネタフリ専門」と「作者ですアピール」

なんでそういう奴らって「ネタ振って放りっぱなし」とか「俺作者アピール」とかしたがるんだかな
そんなうざいアピールやら他人任せなことしてないで少しは頑張って投下してみろよって思うわ
596名無しさん@初回限定:2010/07/28(水) 13:47:18 ID:imhbQQkMO
>>595
そこまで華琳してるなら自分のSSあげてみ
みなでろーどくしてやるからw
597名無しさん@初回限定:2010/07/28(水) 14:13:01 ID:K0efkNcv0
小学生なみに低レベル化してるな
・・・これが夏か
598名無しさん@初回限定:2010/07/28(水) 14:28:28 ID:nIi5wZ6uO
ネタ振りは大事だよ、何がきっかけになるか分からないから。
マジで…
599名無しさん@初回限定:2010/07/28(水) 14:35:15 ID:EogtRHscO
ネタ振り大事って言う人がいるわりに
ネタ振りをSSにつなげる人も実際に出来たSSも全然ないけどな
600名無しさん@初回限定:2010/07/28(水) 19:37:11 ID:nIi5wZ6uO
>599
つ三教一致(笑)
601名無しさん@初回限定:2010/07/28(水) 19:51:35 ID:byIjC7Y/0
単発SSならまだしも長編ものでってのはあり得ないんじゃないか・・・プロットだってあるわけだし
もっとも理想郷の馴れ合い重視のテキトーな作者(笑)なら別だろうけど
602名無しさん@初回限定:2010/07/28(水) 20:11:22 ID:zGSC64bZ0
まぁ、大抵の投下スレだとなれ合いたがる職人ってそういないからね。
それにシリーズもの投下してる職人ってあくまで自分の書きたいものが決まってるってよく聞くからね。
だからなのかそういう長く続いてるものにスレで出たネタを組み込んだっていうのはあまり見ないね。


とは言っても、個人的にはもっと職人がいればネタ振りの価値も違ってくるとは思うんだよね。
職人が多ければ拾わせて貰おうって人がでる確率も高くなるわけだしね。
だから、ネタ振り自体が問題でなく職人不足がいけないと思う。
603名無しさん@初回限定:2010/07/28(水) 20:22:37 ID:8QspuxLx0
萌将伝というFDがあったにせよ、真発売からすでに一年半を超す。
人が減るのはしかたない部分はあるだろう。
604名無しさん@初回限定:2010/07/28(水) 20:46:02 ID:xgllZalD0
減ってきたからこそネタ振りに徹するのでなく
ネタを思いついた人が書く側に回ってくれるのがスレ的にもいいんだけどねぇ

萌将伝の発売の影響でネタ振りという供給が増えたのに対して
ネタを求める作者という需要が間に合わなくなって供給過多気味
それでいて読者の需要に対する作者からの供給も間に合ってないわけで
需要過多気味でもあるんだよね

やっぱり、もっと住人のネタを採用してくれる作者がいないとね
605名無しさん@初回限定:2010/07/28(水) 20:52:47 ID:pXBEOcAh0
投下してくれてる書き手さんは偉大なんだなぁ・・・
606名無しさん@初回限定:2010/07/28(水) 21:43:24 ID:G+n1iuOw0
べつに偉大っていうもんでもないんじゃね?
書き手に向いてる人間はこのスレにもまだまだいるはずだから
今いるのがいなくなっても代わりがきっと出てくるから問題ないはずだし
そもそも今このスレに残ってる書き手で賞賛に値するのもいないしな

それに避難所利用してるあの人ほどっていうのはさすがに無理でも
こっちに投下してる書き手くらいのレベルなら多分住人でも余裕で書けるはずだしな

だからそんな無理に褒め称える必要はない
書き手が勘違いして今以上にちょづいてスレ的に鬱陶しすぎる存在になられてもメンドイしな
607名無しさん@初回限定:2010/07/28(水) 22:06:59 ID:+VGsY0Xt0
何故だろう
名無しなのに、このルサンチマン臭だけでほぼ誰だか特定出来てしまうw
608名無しさん@初回限定:2010/07/28(水) 22:24:57 ID:cDq8C+fK0
夏の象徴はまあ見なかったことにして

なれあいで思い出したけど以前SS作者の話で感心したのがあったんだよね。
そのSS作者いわく
「自分が住人とのなれあいをしないのは作品の質を保つため」
なんだとさ。なんでだろ?って思っていたんだけどその続きがあって
「なれあいすぎると、なあなあになって質が下がってもどの程度なら大目に見てもらえるかがわかって
心のどこかに甘えが生じかねないから」
っていうのでさ、ああこの人は本当にSS書くのが好きなんだなって思ったね。

なれあいって単語をみてなんかそれを思い出した。
やっぱりここや避難所で住人との絡みを控えめにしてるのは力を込めて書くためなんだろうね。
609名無しさん@初回限定:2010/07/28(水) 22:32:25 ID:8QspuxLx0
まあ、現実的に2ちゃん系列だと、作者がなれ合うのは嫌われてるからね。
作者の側も自衛せんといかんってのもある。
610名無しさん@初回限定:2010/07/29(木) 00:15:28 ID:uU6x/QnR0
一人称が「予」のハリキリお母さん君主・・・
新しい。アリだな
611名無しさん@初回限定:2010/07/29(木) 00:36:42 ID:TqE5yZrn0
…?
612かいかくしゃ・・・になりたかった:2010/07/29(木) 12:14:13 ID:seN2HlKz0

「私は軍事よりも政治で成果を挙げたかったのだが・・・なんにせよ、古の大兵家と並び称されるとは恐縮だ」
「孫子の兵法はもちろん大いに参考にしたが、戦績が残っていないのが残念だ。ん?私か?あらためて数えたことはないが、64勝12分無敗ということになっているな」
「ふむ・・・孫子を婦人にしたら、と・・・へんてこなことを考えるものだな、東の果ての島民よ」
「ううむ・・・そうだ、この際、『長卿』だから長身と決め付けぬ方が良いのではないか?そうだな、名前は長髪を表現したということにして・・・中肉中背で、髪をこう、腰まで隠れるほどに・・・」
「いや、なに、君主にせよ、伍大夫にせよ、迫力満点に描かれるに違いないからな。孫子を伝承どおりに二人以上の長身に描くのは難しいし、想像しにくい」
「その、印象的な髪だが・・・柔らかく艶めく銀髪などはどうだろうか?瞳は気品のある紫・・・藤色が良いかな。そんな知的なご婦人が、こう、伏し目がちに妖しく微笑んでいる様子といったら・・・ゴクリ」
「・・・コホン。危機のとき、かえって余裕たっぷりに笑って見せるのも将の務めというもの」
「逆に忙しく働いている時は、もはや勝負を見切ったときであろう。女性になろうとも、孫子は危機に慌てぬよ」
「おい、待て。そんな頭でっかちの天才肌に描くでないぞ。兵家にせよ何にせよ、新しい論をうち立てる者は理論家ではなく、実践の鬼だ。
経験は知識の母、書物は知識の姉に過ぎぬというからな。えてして創始者というのは、失敗も沢山しているものだぞ」
「・・・孫子が試行錯誤しつつも勝ち続けたのは、斉にいたころに司馬穰苴の成功と失敗をよく見たからであろうな」
「そろばんすら未発達な当時に、なぜあれほど先進的な数理的思考ができたのやら。近代合理主義とやらいう思想を2千年先取りしたとしか思えぬ。
当時、孫子に経済感覚で互する人物といえば、唯一、『相場』の概念を編み出した越の范離・・・いや、楚語で范レイと書くのが正しいのだったかな・・・あの天才だけじゃな」
613名無しさん@初回限定:2010/07/29(木) 14:39:00 ID:HkeFOqh/O
>>574 579 580 612
こないだから春秋ネタを降ってるがひょっとして誰かにSS書いてほしいのか?

自分でしれ
614名無しさん@初回限定:2010/07/29(木) 18:50:39 ID:+i26KVVT0
前に春秋ネタ投下して追い出された奴じゃないの?
615名無しさん@初回限定:2010/07/29(木) 21:19:15 ID:+GCNLez8O
ガチでちょっといい?
そもそも春秋って何?
616名無しさん@初回限定:2010/07/29(木) 21:23:23 ID:zr7QhPjE0
中国の一時代
617名無しさん@初回限定:2010/07/29(木) 21:24:45 ID:t/Bg8ciD0
夏・殷・周・春秋・戦国・秦・漢・(新)・漢・三国
618名無しさん@初回限定:2010/07/29(木) 22:59:30 ID:+GCNLez8O
>616
ありがとう
>617
より詳しくありがとう
619名無しさん@初回限定:2010/07/29(木) 23:34:11 ID:O+P4cMFj0
昔小学生の頃、塾の先生に歌みたいにリズムつけて教えて貰って覚えたな〜。
思えば、中国史って学校じゃ殆ど習わんよな。
620名無しさん@初回限定:2010/07/29(木) 23:35:50 ID:rULaWyqK0
さらさらーっと流す程度だからなぁ

しかも三国時代なんて特に短いし
621名無しさん@初回限定:2010/07/29(木) 23:46:53 ID:+GCNLez8O
>619
俺はオヤジに水金地火木土天海冥と言えるように成るまで殴られた(笑)
622名無しさん@初回限定:2010/07/29(木) 23:49:28 ID:rULaWyqK0
>>621
今じゃ冥王星は惑星じゃないけどね
623名無しさん@初回限定:2010/07/30(金) 00:11:24 ID:xrcuPMjc0
三国時代を授業であまり取り上げなかったから、放課後先生に小一時間抗議しにいった俺がいる
あんときゃ若かったなぁ・・・
624名無しさん@初回限定:2010/07/30(金) 00:31:07 ID:fXDkbjPS0
三国志とか日本史の戦国時代とかは、さらさらーと流して先生が興味があるなら漫画でも読め みたいなことを言ってたのを覚えてる。
気になってその後横山版読んだけど、結局難しくて理解できなかったのも良い思い出。
今は良い時代になったもんだ。
625名無しさん@初回限定:2010/07/30(金) 00:33:28 ID:dlLxkMUP0
さすがに全く関係無い話題はその辺にしとけ
>>612に釣られすぎだ
626名無しさん@初回限定:2010/07/30(金) 10:06:33 ID:BeaE7yjb0
亞莎の壁紙はどうせなら、外した人解を置いておいてほしかった。
627名無しさん@初回限定:2010/07/31(土) 01:46:13 ID:QyNDC6Yf0
>>625
自治乙
628清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/07/31(土) 01:50:59 ID:piCETKNT0
4レス程度のショートものを投下します。

†注意†
・萌将伝から持ってきたネタなのでネタバレがあります。
・少々独自路線に走ったので読んでも得がないかもしれません。
・ネタとして少々パンチが足りないかもしれません。
629○女教師との個人授業:2010/07/31(土) 01:54:34 ID:piCETKNT0
 それは慌ただしくも色々と面白いものが見れた健康診断の数日後のことだった。
「俺も?」
「当たり前だ」
 一刀の言葉に判然と返すのは三国中においてその名を知らぬ者はいないと言われる程の名医、華佗。
「一刀。お前だって彼女たちと変わらない……いや、それ以上に大事な身なんだぞ。健康についてはよく調べておくべきだ」
「そ、そうか?」
 軽い気持ちの一刀に対して真剣な表情の華佗、少々気後れしそうになる。
「ちなみにこれは、三国共同の意見でもある」
「はぁ、……わかったよ。でも、試験に関しては俺は無理だぞ。字書けないし」
「それなら、安心しろ。お前には個人授業を受け手貰う手筈になっているからな」
「こ、個人授業?」
 いつの間にそこまで話が進んでいたのだろうかと思ったが、三国共同で意見が纏まっている以上、一刀への対策も十分なのだろうとすぐに察して肩を竦める。
(なんだか、全て見透かされてる気分だな)
「とりあえず、予定に関する説明からしていこう」
「ああ、よろしく」
 個人授業に関する説明を受けながら一刀は一人、この先のことに想いを馳せるのだった。

 †

 華佗からの話を受けた数日後、一刀は個人授業ということで他の勉強が苦手な諸将が教えを受ける際に使用するところとは別の部屋を宛がわれていた。
 広さで言えば一刀の部屋より少し狭いくらいか。それでも、十分な広さがある。
 少なくとも一刀と女教師役の誰かが入っても余裕たっぷりだ。
「……しかし、誰がくるのかねえ」
 そう呟きながら一刀は一人妄想を膨らませていく。紫苑や桔梗、それに祭ならば色気むんむんなエロ教師になる。
 朱里や雛里などがなるなら、ちびっこ先生ということだ。
「ううむ、フェロモン女教師とロリっ娘先生か……どちらも捨てがたい」
 そんなことに思案を巡らせていると、一刀の耳にこつこつという足音が部屋の外から届いてきた。どうやら、ようやく教師が来たらしい。
 開かれる扉を胸躍らせながら見つめる一刀は、入ってきた人物に硬直する。
「はぁい、ご主人様」
「がっはっは! 待たせたな。ご主人様」
「は?」
 徐々に動き始める身体と現実を認識し始める意識。一刀は、その復活し始めるなかで瞼を何度もぱちぱちと瞬かせる。
630○女教師との個人授業:2010/07/31(土) 01:57:26 ID:piCETKNT0
「さぁて、お勉強はじめちゃうわよぉん」
「うむ。さっそくかかろうではないか」
「……え、えぇと」
 部屋へと入ってきたのは貂蝉、そして卑弥呼。
 どちらも、どこで仕立ててきたのかわからないスーツ、ただし、下は腰布……スカートを着用している。そのうえ、ちゃっかりと眼鏡までかけている。
 しかも、明らかにおかしいサイズのハイヒールまで履いている。
 貂蝉が履いている方の黒のハイヒールが窓から差し込む太陽の光でテカテカとしているのに目を向けていると貂蝉がすっと足を一刀の方へと伸ばしてくる。
「うわぁっ!?」
「ふふ。可愛らしい反応ねぇ」
 そういって可笑しそうに笑みを零しながら貂蝉は教卓として用意してあった卓へと腰掛ける。グレーのスーツが僅かに皺を造るが気にした様子はない。
「始める前からこれでは、きっと孕まされてしまうぞ」
「…………」
 頬を染めながら貂蝉の隣に腰を下ろす卑弥呼、その脚はぴんと伸ばされゆっくりと組まれる。その動きに合わせてタイトスカートと合わせになっている白色のハイヒールが円を描く……本来ならそそりそうな動きだが、今はただただ不快でしかない。
(とういか、ハイヒールなんぞはいてるから一層でかいんだよ、お前ら!)
 今は座っているため、軽減されたが、立っていたときの二人の圧迫感は半端無かった。おそらくは熊ですら出会った瞬間に姿を消すだろう。
「それで、なんでお前らなんだよ?」
「うふ、ご主人様ってばわかってるく、せ、にぃ〜」
「だが、その照れ具合も可愛いさがあってまた良し!」
「いや、マジでわかんないんだって」
「あら? ホントに知らないの?」
 そう言うと貂蝉は僅かに眉尻を下げて首を傾げる。
「そうだよ。教師がくるってこと以外は何も聞かされてないんだ」
「ふむ。よろしい! それならば、我らが説明するとしよう」
「頼む」
 徐々に重さを感じ始める肩を気にしながら一刀は二人の説明へと耳を傾ける。
「ホントはね、みんながみんな、ご主人様にお勉強をお教えしたかったのよ。でも、それぞれ忙しいし、誰が担当するかで荒れそうになってね」
「そこで、我らの出番である」
「なるほど。みんなにとって後腐れ無く、それでいて時間もあるがゆえに選ばれたと」
「うふふ。ご明察」
631○女教師との個人授業:2010/07/31(土) 02:02:09 ID:piCETKNT0
 微笑みながら貂蝉は足を組み替える。正直なところ、弧を描く強靱な脚部によって放たれる強風を受ける度に一刀に痛みが走っている。
(もう少しでかまいたちを発生させられるんじゃないか……)
「まぁ、そういうわけだから、この漢女教師がご主人様の担当をするわよん」
「がっはっは! 女教師、それは男の子がみる夢の一つ! ご主人様も興奮が抑えきれぬだろう?」
「…………ノーコメント」
 答える気がない……というよりは、気分が悪くなってきたせいで返答する気力がない。
「そうそう、文字が書けるようにしてくれとも言われているのよね」
「なあに、我らが親身になって教えればあっという間のこと。さあ、存分に頼るがよい!」
 そう言いながら二人は教卓代わりの卓の上で足を組みなおす。それによってスカートの裾がずれたり動いたりしてチラチラとピンクと白の見たくない種類の何かが見える。
 そして、その度に視界に飛び込むどう見ても特注のハイヒールが一刀の癪に障る。
「そうかい……」
「まあ、文字を書けるようになる、さらに試験勉強間で……というのは大変よね」
「いや、ご主人様ならばそれくらいこなすであろう。それが男なるものなり」
「えっと、そのだな」
 二人の間で話が進み一刀には入りこむ隙がない。
「でも、卑弥呼。それだけじゃ、可哀想でしょ? だから……」
「……な、なんと。それは、さすがのワシも胸がうずいてきおるわ」
 頬を染めてちらりと一刀を見やる卑弥呼と貂蝉。視線を受ける一刀は背筋を寒気が走るのを感じ、全身に鳥肌を立てていた。
「うふふ、もし、ご主人様が試験勉強の方で正解したら、ご褒美にわたしが」
「そして、不正解ならば、元気づけにワシが一枚ずつ脱いでいくことになった」
(逃げ道がないっ!?)
 反論よりも、思考によるリアクションのほうが早かった。
「ちょ、ちょっと、待てよ……」
「どぅふふふふ、ご主人様。遠慮なさらずに」
「漢女が勇気を持ってあたるだぞ、男は男気の心をもってそれを受けるべし!」
「ひぃぃぃぃぃぃ!」
 ほんの刹那のときを縫って、二人が一刀との距離を詰め寄ってきた。しかも、両手を一刀の机について顔を突き出していて、視界を二人の顔が埋め尽くしている。
632○女教師との個人授業:2010/07/31(土) 02:06:07 ID:piCETKNT0
「さあ、ねっぷりどっぷりと教えて上げるわぁん」
「ぬはは、手取り足取り教えてしんぜようぞ」
 二人は快活な笑みを浮かべながら再度教卓へと戻る。一刀は既に自らの魂が半分抜け駆けているのを自覚していた。
 そんな一刀を余所に二人はきゃいきゃいと騒いでいる。
「あとあと、腰も取ってね。……うふふ」
「貂蝉、貴様も言うではないか」
「だって、ご主人様と一つの部屋にいるんですもの……期待せずにはいられないわぁん」
「うむ。我らの漢女教師姿を見ればご主人様も辛抱たまらぬに違いあるまい」
「…………やばい、絶対にやばい。ここは地獄だ、このままだと俺の命がやばい」
 盛り上がる二人を余所に廊下へ向かってこそこそと歩き出す。
「あらん。ダメよ、逃げたりしちゃ」
「その通り。だぁりんと約束したのでな、甘やかすわけにはいかぬのだ」
「だ、だれか……」
「さぁさぁ」
 先程までは十分過ぎるほどに広く感じていた部屋が今は異常に狭苦しい。いや、暑苦しい。
「密着して教えようではないか。……べ、べつにご主人様と触れあえることが嬉しいなど思っていたりなどはせぬぞ。そこのところ、か、勘違いするでないぞ」
 迫り来る二つの巨体。肉薄する恐怖。少年はこの世界に来てから一番の絶望を体験することになるのだった。
「誰か、助けてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


 この後に個人授業がどうなったのか、そして、一刀の健康診断の結果がどうなったのか……それは推して知るべし。
633清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/07/31(土) 02:16:34 ID:piCETKNT0
以上となります。

萌将伝一週目終了の勢いで書いたのですが、我ながらひどいですね。
それにしても、今作のおかげで呼称関連も大分纏められました。
ネタもストックが出来ましたし非常に助かりましたね。

連載もののほうは近々本編か拠点かはわかりませんが更新予定です。
しかし、萌将伝で満足してしまった感もあるので筆が定まらず
ふらふらと泳ぎまわって困っていますw
萌将伝が面白すぎたので何だか拙作なんぞをSSとして出すのって
どうなのかなと思ったりするわけですよ……ええ。

それでは、失礼しました。
634名無しさん@初回限定:2010/07/31(土) 02:22:31 ID:ZFYb6KNE0
こんな夜中に投下とな!

投下乙ー。
もっと自信もっていいと思うけどなー。
635名無しさん@初回限定:2010/07/31(土) 06:18:12 ID:evinUhL+O
清涼剤氏乙
朝から爆笑してしもうた。
636名無しさん@初回限定:2010/07/31(土) 08:39:39 ID:cCUMRmG90
清涼剤氏、乙でした。

『女教師との個人授業』ということで、稟とか冥琳とか華琳とか鈴々とか(違)期待したのに…期待したのにッ!
ちゃんと『○女教師との〜』としている氏がいやらしいッ!良いぞもっとやれ!
637名無しさん@初回限定:2010/07/31(土) 13:39:13 ID:8Da4rJdH0
単純に疑問に思っただけだが、萌将伝ルートの一刀って字書けなかったっけ?
638名無しさん@初回限定:2010/07/31(土) 13:42:29 ID:bMCc6+1H0
清涼剤氏乙
なんというおぞましい授業・・・

>>637
つ張三姉妹のイベント
一ヶ月の休養宣言のやつ
639名無しさん@初回限定:2010/07/31(土) 22:30:24 ID:8Da4rJdH0
>>638
確認してきた、確かにまだ書けないって人和が言ってたわ
ありがと

魏、呉ルート(蜀は覚えてない)の一刀は書けるというのに、萌は尻ばかり追いかけていたのかねw
640名無しさん@初回限定:2010/07/31(土) 22:32:45 ID:xQRAp7tD0
そりゃ三国の武将全てと関係を持つんだからそれ以外のことしてる暇なんてないだろう
呉以外の国からよく捨てられなかったな
641名無しさん@初回限定:2010/07/31(土) 22:45:22 ID:ZFYb6KNE0
SSによってもかけたりかけなかったりまちまちだよな。
642名無しさん@初回限定:2010/07/31(土) 22:53:53 ID:WbI15buM0
ウチのSSでは読み書きは最初から出来るで統一してる。
厳密なら読み書きどころか会話も全く出来ない筈なのに会話は普通に出来るんだよね。
喋ることが出来るという時点でファンタジーと解釈して読み書きが出来る方に修正してる。
643名無しさん@初回限定:2010/07/31(土) 23:13:30 ID:DnEvnXB/0
>>642
ゲームちゃんとプレイしたか?
無印でも真では読み書きは最初は出来ない設定がちゃんとあるから、>>637みたいな疑問が出てくるんだぞ
644名無しさん@初回限定:2010/07/31(土) 23:17:30 ID:ZFYb6KNE0
最初って言っても、SSの最初が遭遇から始まってるとは限らんし、もう書けるようになってるところから始めてるんじゃないか?
外史に落ちてくるところから始めてる人だと、大体は勉強してるシーンが入ってるよな。
その後、書けたり書けなかったりがまちまち、と言う意味で>>641
645名無しさん@初回限定:2010/07/31(土) 23:27:01 ID:FATzdqkz0
一環して得意では無いはず
後半はそういう絵画が省かれてるってのもあるかもな
646名無しさん@初回限定:2010/07/31(土) 23:51:53 ID:piCETKNT0
>>639
実は自分も>>638の方が仰ったイベントを見るまで書けるのだろうと思ってましたw
時間軸で言えばある程度は書けそうですからね。
文字と言えば、無印のときに会話と読み書きでの違いに関して本人も不思議がってましたね。
あれは個人的には割と印象深かったです。

それにしても√ごとに差異が生じる設定に関してはややこしいものですね。
647名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 00:07:43 ID:UQI6bAXu0
萌将伝自体どの√後なのか分からないし
蜀√の話なら、三羽烏達に隊長と呼ばれているのがおかしい 一刀さんがチンピラレベルなら勝てると言っているのがおかしい
魏√だといつ帰還したのかわからない(つーか消えていないっぽい)、祭が生きている
呉√だと冥淋、雪蓮が生きているのがおかしい、魏の連中がいるのがおかしい


他にも幾つかあると思うが、FDだからとはいえ…いやFDだからこそ話の整合性がとれないのは萎える
ここの書き手の方が其処の所をよく考えていると思う
648名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 00:17:55 ID:I6ubnyX20
萌将伝は最初から、製作側がそういう整合性を全部とっぱらってお祭りにしました、と言っている以上、そのあたりは求めてもしかたない。
どこか特定のルートの後ではなく、全部の後であり、どれでもないんだから。
649名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 00:23:24 ID:/zvJQsQv0
全√後というのがさんざん既出なのになんで>>647みたいに未だにどの√後なのかわからないとかいう人がいるんだろうか
650名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 00:33:02 ID:AoUO1vL30
自分の中では萌将伝は、一作目の恋姫の後って感じがする。
まあ真・恋姫からのキャラ達との整合性はとれないけど。
651名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 01:01:53 ID:nu5dT3/oO
結局べっそんがそこんとこ整合性めんどくさい→どーせ最後だからお祭りの一言でごまかしちゃえ→納期、間に合わないから愛莎も華雄もカットカット

ていうのが実態

べっそんのシナリオライターよりSS職人のほうがよっぽど真面目に書いてるての
652名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 01:29:27 ID:z8cDF69m0
ルートやSSによって変わると言えばあとは一刀の三国志知識だな。
原作でも定軍山の戦いを知ってることもあれば、割と有名な人でも誰?ってこともある。
SSでも、三国志超絶詳しいぜっていう例外もいれば、微妙にマニアックな一刀から、三国志殆ど知りませんっていう一刀まで、色々いるね。
653名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 01:56:36 ID:7vH0zvsC0
会話は出来るが読み書きできないって十二国記を思い出すな
654名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 02:09:56 ID:z8cDF69m0
ゼロの使い魔とかふしぎ遊戯とかもそうじゃなかった?
ある意味異世界ものの定番と言えるかも。
655名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 15:06:06 ID:IPAJx3pKO
翻訳蒟蒻を食ってるんだよ……たぶん
656名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 15:18:58 ID:DqJjxdT00
>>643
だから俺のSSではって言ってる。
その部分に関しては恋姫の設定は無視したんだよ。
会話が出来て読み書きが出来ない理由が俺にとっては納得出来ないし
657名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 15:51:06 ID:foBXiofi0
頼むからこのスレには投下しないでくれよ
設定無視のSSなんて貼られたらまたスレが荒れる
658名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 15:59:52 ID:5VKa7WOx0
そのくらいの設定無視なら内容次第でどうにでも
659名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 16:08:09 ID:GePnv2G30
さすがにシリーズ通して一貫されてる設定を気に入らないから改変はな・・・
660名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 16:11:16 ID:/eY1RAWn0
前々から言われてるけどなんで投下もしないのにSS書いてると主張したり
設定無視してると公言したりする目立ちたがり屋が後を絶たないんだろ
661名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 16:36:26 ID:cOrwjOPz0
出会った当時から読み書き出来るとかじゃなけりゃ、大抵はいつの間にか習ったって事で脳内補完するでしょ。
ちなみに、会話が出来て読み書き出来ないってのは普通に居る。
外国だと教育が進んで無いと識字率は低いし、
日本だって子供と大人では読み書きできる漢字の数は違うだろう?(大人になっても読め無い物もあるし)
662名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 17:10:57 ID:DqJjxdT00
>>661
ええと微妙にムキになっちまったのでこれで最後にするが、確かに会話が出来るのに読み書きが出来ない人ってのは普通にいる。

しかしだ、一応恋姫の世界は三國志なので中国だよな。
一刀が会話出来ている時点で変じゃないのか?
そう言う変が成り立っている以上読み書き出来たっておかしくはないってのが俺の言い分。

だって一刀は教育が進んでいない識字率が低い場所に居た訳ではないんだ。
読み書きが出来ない言葉を会話出来るってのが不自然だと感じる。

まぁその辺はSSのストーリーに多大な影響は無いんだけどな、出鼻内政、軍略系が有利に成ると言うだけで・・・
文字の概念が元々ある一刀なら読み書きを覚えるのも早そうだし
663名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 17:19:50 ID:W9cCzaIX0
>>662
お前やっぱり原作をちゃんとプレイしてないだろ。理解しきってないのがモロに出てるぞ
664名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 17:37:22 ID:cjDrfPBc0
日本の英語教育による弊害かね、言語習得に先ず『読み書き』在りって認識を持つのは。
自分が日本語をどうやって覚えてきたか考えれば、別に一刀の状態は変でも何でもない。
665名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 17:55:03 ID:cOrwjOPz0
>>662
その辺りはまあ、こういう物のお約束って事で。外史移動の際に、何らかの手(それこそ翻訳こんにゃくみたいなもの)で、
会話だけは出来るようにしたとかでも思っておけば。
どの道本編だってファンタジー設定で見ないとおかしい所なんて沢山あるし、そもそも外史設定自t(ry
666名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 19:01:01 ID:vLxWiQ5KO
なんだろう?
単純に会話が通じなきゃゲームが成立しない(一部例外有り)
読み書きが出来なきゃ、習うのを理由に接触やイベントが成立する。
ぐらいしか思い浮かばない俺。
667名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 19:14:02 ID:/eY1RAWn0
よく読んだら後を絶たないんんじゃなくて同じ人がしつこく書いてるだけみたいな感じだな
文体の特徴が同じだし
668名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 22:03:18 ID:/7qokBIx0
>>660
ここに投下しないでいるSS作家なんか腐るほどいるだろうに…
ここに投下するのがブランドみたいに思ってるのなら、ごちゃごちゃ言わずに自分で書いたのを投下して
外史スレが一番だって納得させてみればいいだろうが
何かにつけて終わったことを蒸し返したがるお前のほうがよっぽど目立ちたがり屋だと思うぞww
669名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 22:06:19 ID:I6ubnyX20
ここに投下してないなら、その投下してるところでSS書きとして話せばいいのでは?
別にSS書いてるアピールしなくても話せると思うけど……。
670名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 22:10:47 ID:/eY1RAWn0
投下しないのにわざわざ作家だと主張する行為について書いてるだけだよ
勝手に曲解して熱くならないでくれ
671名無しさん@初回限定:2010/08/01(日) 22:58:28 ID:2L7EWNCq0
単純に現代の日本の高校生が1800年前の日本に行って会話と読み書きが普通に出来るか否かで考えれば良いんじゃね

私は、標準語と方言くらいの差はあるだろうが、ある程度まともに会話は成立するだろう、しかし読み書きは不可能だろうと考えるが
672名無しさん@初回限定:2010/08/02(月) 00:01:37 ID:cjDrfPBc0
1800年前の日本てどんなだっけなー、ってググったら、こんな本書いてる人いたわ。
『「倭人語」の解読―卑弥呼が使った言葉を推理する (推理・古代日本語の謎)』

倭人語というより漢女語…いやいやいやいや。
673名無しさん@初回限定:2010/08/02(月) 00:01:39 ID:vLxWiQ5KO
>671
>単純に現代の日本の高校生が1800年前の日本に行って会話と読み書きが普通に出来るか否かで考えれば良いんじゃね
>私は、標準語と方言くらいの差はあるだろうが、ある程度まともに会話は成立するだろう

すまないけどそれは無いだろ
674清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/08/02(月) 05:54:25 ID:oL/OE6mI0
無じる真√N-拠点イベント31&32を専用板にUPしたので告知をさせていただきます。

※話の中心となる人物
拠点31:鳳統
拠点32:袁術&張勲

(この物語について及び注意点)
・展開などのため、原作と呼称が異なる場合あり。
・恋姫†無双(真ではありません)のED前からの派生の話。
・時折18禁表現が混じる話あり。
・複数の資料を参考としてます。ただし薄味程度。
上記が苦手な方にはおすすめできません。

(その他)
・話の都合上、原作プレイ経験あったほうが楽しめます。
・URL欄はメールフォームです。(必須項目は設けていません)
※意見、感想などはそちらでも構いません。
また、メールフォームから以前頂いた質問と解答へのリンクがあります。

URL:http://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0553

よろしければお読みください。
朝っぱらからの投降なのでミスがあるかもしれません。
675名無しさん@初回限定:2010/08/02(月) 08:28:14 ID:tX1CT34i0
>>673
三国志の時代だと日本はまだ弥生時代の後期、魏呉蜀で考えると邪馬台国、倭国の時代か
現実世界で考えると、読み書きは当然無理で、各種単語の意味やらなにやらも違うし、8母音らしいから言葉も通じないな
標準語(標準語しか知らない人)と方言(方言のみで標準語を知らない人)というか、アイヌ人と琉球人が会話をしようとするようなもんか
676名無しさん@初回限定:2010/08/02(月) 13:16:47 ID:IWmh3F0K0
おぉ、清涼剤氏乙ですー
今から読ませていただきます(゚ー゚*)
677名無しさん@初回限定:2010/08/02(月) 22:55:16 ID:PAN5m4++O
>>674
拠点イベktkr!
清涼剤氏乙です

桂花が種馬の超絶テクにすっかり骨抜きになって『ご主人さまぁ…桂花の、桂花のいやらしい雌犬まん●にご主人さまのお●んぽぶっ挿してくださいぃ!』とか言っちゃうSSが読みたいんだが誰か書いてくれないものか
678名無しさん@初回限定:2010/08/02(月) 23:50:34 ID:1DfPYKnv0
「『自分で書け』とでも言って欲しいのかしら?このブタは」
って華琳様に靴越しで触れるのも嫌がられたいの?何なの?
超w絶wテwクwとか具体的にどう描写されたいの?このいやしんぼめッ!

ツンの無い桂花なんてサビの無い江戸前、タレの無いうな丼、ソースの無い串揚げ。
679名無しさん@初回限定:2010/08/03(火) 00:25:47 ID:5bFRAWiB0
かりんちゃんかよw
680名無しさん@初回限定:2010/08/03(火) 03:38:13 ID:8iFxWKHkO
>>678
何もそこまで言わんでも(´・ω・`)
ツン分は原作で補給できるからSSではデレてもらおうと思っただけなんだが

…これで>>678が何かのテンプレとかだったら自分恥ずかしすぎて笑うしかないな
681名無しさん@初回限定:2010/08/03(火) 13:22:48 ID:leUJF/1WO
清涼剤氏乙

しかし他の作家さんは音無しいな
萌将伝で作家魂に火がつくかなと、、、
682名無しさん@初回限定:2010/08/03(火) 15:43:22 ID:KXCO9mcs0
それでもメーテルなら……応援者列伝で桂花を選んでいたメーテルなら……
683名無しさん@初回限定:2010/08/03(火) 17:42:17 ID:DKQMNXUUO
???
684名無しさん@初回限定:2010/08/03(火) 21:10:54 ID:nwSk/HM4O
すまない…夏は苦手で進まない…
なにせ全身汗疹で…
誰かクーラー買って(笑)
萌将伝は三周目なんだが、何故か乙女演技三ページ目右下三つが埋まらんのだが…
685名無しさん@初回限定:2010/08/03(火) 21:33:04 ID:j2cvW++C0
いざ、さらばの下だったら存在しないんじゃないかな
686名無しさん@初回限定:2010/08/03(火) 21:33:56 ID:KXCO9mcs0
エンディング見るだけで埋まらんか?その3つは
687名無しさん@初回限定:2010/08/03(火) 21:34:14 ID:bvK9S6F20
ラストイベントの下のことを言ってるのか?
それなら説明書をちゃんと読めばわかる
688名無しさん@初回限定:2010/08/03(火) 22:04:08 ID:nwSk/HM4O
あそこには、愛紗と雛里と恋のHがあるはずなんじゃ〜
689名無しさん@初回限定:2010/08/03(火) 22:27:04 ID:ENzJy9wt0
そういや俺も気になったことがあったんだが
白蓮が開始から終了まで基本「北郷」で通してたのに数回だけ「一刀」になってたのはなんなんだ?ミスか?
秋蘭で表記が「一刀」なのに読みが北郷とかもあったし・・・
690名無しさん@初回限定:2010/08/04(水) 13:06:51 ID:iMYnJBx+O
なんで美羽には七乃しか出なかったのか?
と、昼食食べながら想像したこと。


雷薄「故郷へ帰らせて頂きます・・・」

陳蘭「探さないでください・・・」

紀霊「私は関羽さんと百合しても引き分けになった強さですよ!あ」
鈴々「敵をやっつけたのだー!」

李豊「こう言うのも何ですけど、最後まで抵抗したのは私ですよ?」
李豊「七乃さんより私の方が、ち、ちゅ、その、忠臣?じゃないでしょうか」
楽就「ワタシモナー」
691名無しさん@初回限定:2010/08/04(水) 13:18:01 ID:JJFV17GBO
とりあえず頭冷やしてこい
692名無しさん@初回限定:2010/08/04(水) 15:21:40 ID:MTfpmLGU0
>>690
七乃さんに暗殺されたからに決まってるだろ、言わせんな恥ずかしい
693名無しさん@初回限定:2010/08/04(水) 17:51:44 ID:7SC7ArEg0
>>690
ヒント 絵師外注
694名無しさん@初回限定:2010/08/04(水) 22:57:16 ID:vuIB9BsE0
袁術四天王は誰が美羽様をお世話するに相応しいかを争った後なんだよ
695名無しさん@初回限定:2010/08/04(水) 23:02:41 ID:W5mdUq9N0
・・・もうSS関係ねえじゃん
696名無しさん@初回限定:2010/08/04(水) 23:19:54 ID:YDJGIR1v0
いいんじゃね?
雑談で盛り上がれるってことは少しはこのスレも平和になったってことの証拠さ
697名無しさん@初回限定:2010/08/04(水) 23:23:08 ID:FN99Zf4o0
SS関係無い雑談は避難所行けってことだろ
698名無しさん@初回限定:2010/08/05(木) 00:58:08 ID:LIe8sALb0
この雑談の中でSSを閃くかもしれないんだしいいんじゃね?
避難所は避難所で全作品の話は別スレで話せって管理人命令のせいでただの嫁々スレになってるから、
「避難所行け」って雰囲気でもないし、管理人は一体何がしたいんだよ?
巻き込み規制の人用の避難所だろうけど、規制されてないんなら避難所よりは
ここの方がよっぽどマトモな話ができるよ
699名無しさん@初回限定:2010/08/05(木) 01:16:38 ID:h5dZJ7bO0
雑談の中でSSを閃くっていっても…少なくとも今回のは原作関係ない話だから膨らましようがないだろ
無理に続ければ挙げ句の果てにはスレにあわないオリキャラやらオリジナル設定に繋がりかねんぞ
それと避難所は元々は外史スレの避難所で総合スレから流れてきたのはこっちと関係ない場合が多いからゲームの話は別スレってしたんだろ
それぞれのスレの住人がごっちゃになったら色々と拗れるしゲームの話がしたいのと投下されたSSについて盛り上がりたいタイプにわかれたら
どうせ以前みたいに「投下後に余計な話すんな」とか「避難所だからいいだろ」とかで揉めるに決まってる
それを事前に予知して中の人が分別してくれたんだろうが


要するに
700名無しさん@初回限定:2010/08/05(木) 01:17:43 ID:h5dZJ7bO0
途中で送信しちまった;

要するに
ゲームの感想やらなんやらは総合スレor専用スレ
SS投下やネタになりそうな話は外史スレor避難所
今回の紀霊やらなんやらみたいな本当の意味での雑談は基本避難所
ってことだろ

嫁レスが目立つのは向こうで書くようなことをこっちに書き込むやつが出てきたからだろ
そいつらが向こうで書いてりゃ雑談に花も咲いて問題なんかなかったはずだ
701名無しさん@初回限定:2010/08/05(木) 02:14:17 ID:5ksLPNcd0
>>698みたいに経緯とか状況を知らないふりして叩こうとする奴って救いようがないな
702名無しさん@初回限定:2010/08/05(木) 02:33:34 ID:h5dZJ7bO0
でもまぁ避難所が嫁スレになってるっていうのはあながち間違ってないとも思うけどな
なにしろスレの半分ちかくが嫁レスw
703名無しさん@初回限定:2010/08/05(木) 04:12:26 ID:2EiR05A70
桔梗のイベントで一刀さんが歌う羽目になったが、『ジョニー・ビー・グッド』とか歌ったりしてたりしてな
未来から来た人間が、過去で歌わされる歌といったらそれしかないだろう……BTTFな意味で
704名無しさん@初回限定:2010/08/05(木) 04:28:04 ID:hiuwlanU0
ネタにもならないゲームプレイ日記は避難所に書け
705名無しさん@初回限定:2010/08/05(木) 11:10:59 ID:5ksLPNcd0
>>702
雑談やSS投下が減ってるかた仕方ない、おまえも700で言ってるじゃないか
というか嫁レスなかったらあそこは一気に過疎るぞw
個人的には人が居ないスレよりは人が居るとわかってるスレの方が書き込みやすいと思う
706名無しさん@初回限定:2010/08/05(木) 12:27:14 ID:dILzrk01O
個人的には嫁嫁言ってる避難所よりも
過疎ってるこっちのほうが入りやすい気がする。

そもそも嫁にしてる意味がわからないし。

今日の運勢とかならまだしも今日の嫁って・・・
707名無しさん@初回限定:2010/08/05(木) 13:08:37 ID:PR3qc+Xv0
>>705
そこまで必死になるほどに避難所が好きならお前自身で盛り上げて嫁スレでないと証明してこいよ
それと避難所での雑談やSS投下なら萌将伝発売後にあったぞ
何故かそこからさらに燃え上がることなく鎮火したけどな
708名無しさん@初回限定:2010/08/05(木) 13:16:25 ID:TbGF3ji50
>>707
鎮火したのは、避難所で萌将伝の話するなよってわめくのがいたからだろw
709名無しさん@初回限定:2010/08/05(木) 13:28:09 ID:mXj5h62S0
ゲーム専用スレが出来た後でも全然話し膨らまなかっただろw
710名無しさん@初回限定:2010/08/05(木) 13:33:23 ID:nufvElYB0
この程度で必死とか言っちゃう人の方が必死な気がする
711名無しさん@初回限定:2010/08/05(木) 13:41:33 ID:WWYBFaIO0
スレが伸びてると思って来てみれば…

>>698-710
マジでくだらんこと話してるお前ら全員避難所行け
712名無しさん@初回限定:2010/08/05(木) 14:09:10 ID:LIe8sALb0
どうも、 ID:5ksLPNcd0に救いようがないと言われたものですw

> というか嫁レスなかったらあそこは一気に過疎るぞw

避難所なんだから過疎って問題あるの?
管理人がその場の思いつきで新スレ作れるんなら、とっとと嫁スレ作って避難所を雑談のみの場所にした方がいいと思うぞ。


> 個人的には人が居ないスレよりは人が居るとわかってるスレの方が書き込みやすいと思う

だから、嫁々うるさい合間にしか書き込めない避難所よりもここの方がよっぽどマトモな話ができるって言ったんだが…
713名無しさん@初回限定:2010/08/05(木) 14:10:52 ID:LIe8sALb0
>>711
自治厨乙
714名無しさん@初回限定:2010/08/06(金) 00:24:16 ID:eClOsV5OO
まあまあ、来週末の夏祭りが終われば手の空いた作家諸氏が戻ってくるさ
萌将伝じゃいろいろフラストレーションあげたしね
715名無しさん@初回限定:2010/08/06(金) 00:35:43 ID:maVpJci20
誰も作家がどうのなんて話してないのにアピールとか・・・作家乙
716名無しさん@初回限定:2010/08/06(金) 00:37:39 ID:IE6Ocep30
えっ
普通に意味通じてたけど……
717名無しさん@初回限定:2010/08/06(金) 01:46:17 ID:VXCR2Z+I0
投下もなく住人同士で議論するだけとか典型的なSSスレのなれのはてだなw
718ヤンデレの愛紗が怖くて眠れない北郷一刀:2010/08/06(金) 10:58:44 ID:bRkr0yUc0
ご主人様、まだ起きているのですか? 申し訳ありません、こんな時間に。今日の事、謝っておこうと思いまして。
どうしても外せない用事がありましたから、ご主人様に美味しいお食事を作ってあげられなくて。
本当に申し訳ありません。いや気にします。何しろご主人様、何時も私の晩御飯楽しみにしていたではありませんか。
作り置きも考えましたが、ご主人様にはやはり作りたてのお食事を食べて頂きたかったのです。
ですが大丈夫です。明日からはちゃんとお作りします。別に、ご主人様の事が嫌いになったわけではありません。
本当です。どっちかと言うと、フフ、いいえ何でもありません。何も言っていませんよ。
本当に何でも無いのです。あ、そうですね。お昼のお弁当はどうでしたか? 何時もと味付けを変えてみたのですが。
そうですか、よかった。口に合わなかったらどうしようかと思っていたのです。そんなの気にしなくていいですよ。
私とご主人様の仲じゃありませんか。戦場で武を誇るとか、私の取り得ってそれくらいしか無いですし。
それに、ご主人様は私のお食事を何時も美味しそうに食べてくれますね。私も頑張ってしまいます。
所で、ご主人様? さっき洗濯しようとして見付けたのですが。この磨き布は、ご主人様のじゃありませんよね?
誰のですか? それで、どうしてご主人様が持ってるのですか? え!? ご主人様怪我したのですか!?
719ヤンデレの愛紗が怖くて眠れない北郷一刀:2010/08/06(金) 11:00:21 ID:bRkr0yUc0
その時に借りたのですか? 怪我は大丈夫なのですか? そうですか、大した事無くて良かったです。
あの磨き布に付いた血、ご主人様のだったんですね。少し勿体無い事してしまいました。
こんな事なら血の付いた部分だけ切り取って捨てればよかったです。ううん何でもありません。ただの独り言ですから。
そう言えば最近ご主人様、帰りが遅いですね。ああ、曹操でしょう? 知っていますよ。
でも、あの人は百合百合しいと言うか、あんな人と話してたらご主人様まで変になってしまいます。
ご主人様、以前は私の話もきちんと聞いてくれていたと言うのに、最近はあまり聞いてくれませんね。
それに、私ともあまりお付き合いをしないようになってしまわれましたね。
あんな女!! どうせご主人様の事なんか何も分かって無いではありませんか!!
ご主人様の事を一番良く分かってるのは私なのです!! 他の誰でも無い私なのです!! 申し訳ありません。怒ってしまって。
ご主人様がそういう所で鈍いのは昔からですから。分かっていますよ。それはそうと、今日のお食事はどうしたのですか?
そうですか、外食して来たのですね。それで、一人でお食事をしたのですか? そうですか。一人で食べに行ったですね。
やっぱりあの女の匂いがしますね。ご主人様の嘘吐き!! ねぇ、どうしてそんな嘘付くのですか?
ご主人様、今まで私に嘘付いた事ありませんでしたよね!! ほぉ〜、手料理食べさせてもらったのですね?
それは良かったですね!! 私に隠れて浮気ってどういう事なのですか!? 信じられません!!
720ヤンデレの愛紗が怖くて眠れない北郷一刀:2010/08/06(金) 11:01:08 ID:bRkr0yUc0
あんな女にご主人様は渡しません。渡すもんです。例え幽霊になって出て来ても、また始末すれば良いだけです。
え? どういう意味って、そのままの意味に決まってるじゃありませんか。ご主人様に擦り寄ってくる意地汚い女どもは
みんなもうこの世にいないのですよ。ほら、私の手嗅いでみると良いです。ちゃんと綺麗にして来ましたからね、あやつらの
匂い全然しません。うんそうなんです。今日ご主人様のお食事を作れなかったのは、邪魔な女共を片付けてきたからなのです。
だって、ご主人様にあんなのいりませんもの。ご主人様の側にあんなのがいたら、ご主人様が腐ってしまいます。
ご主人様を守れるのは私だけです。ご主人様は私だけ見てればいいのです。それが最高の幸せなのです。
どうしてですか? どうしてそんな事言うのですか? ご主人様はそんな事言いません!! 
私を傷付ける事絶対に言いません!! そんなのご主人様じゃありません!! あ〜そっか〜、
あの女の作った物を食べたから、きっと毒されてしまってるのですね。だったら早くそれを取り除かないとなりませんね。
あぁ、でもそれを食べたって事は、口の中もあの女に毒されてしまっているかもしれません。食道も、胃の中も、
内蔵がどんどんあの女に毒されていくかもしれません。じゃあ、私が綺麗にしてあげなくてはなりませんね。
ご主人様、ず〜っとず〜と一緒ですよ。
721名無しさん@初回限定:2010/08/06(金) 11:06:42 ID:a/gJwWlt0
ごみ投棄すんなカス
722名無しさん@初回限定:2010/08/06(金) 13:11:12 ID:eSnw5vsH0
小説の形ならまだしも、プロット公開されてもなぁ…
723名無しさん@初回限定:2010/08/06(金) 13:16:17 ID:adYBD0E90
>>722
プロットじゃないでしょ。「ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCD」の台詞改変じゃない?
724名無しさん@初回限定:2010/08/06(金) 13:41:10 ID:YjRfneu30
だからこそ余計にたちが悪い
セリフのコピペ改変を羅列してるだけだからスレ汚し以下だ
セリフの羅列でキチっぷりを出そうとしたのかもしれないがそれにしても酷すぎ
それ以前にセリフと効果音で状況を表現してるヤンデレCDのパクリをセリフのみで行おうとしてるのがそもそもの間違い

結果としては、いつもの春秋荒らしが手法変えたとしか思えん
725名無しさん@初回限定:2010/08/06(金) 17:03:15 ID:I6eSmdjfO
なんか荒れてるなぁ
萌将伝のこともあるがお前ら落ち着け
726名無しさん@初回限定:2010/08/06(金) 20:07:11 ID:/5/t7TtjO
萌将伝自体に否定的な感情持ってるやつはここにも避難所にもいねえよ
本当のとこは発売後にまともな作家がSSの投下を休止したことで住人が満足できなくなったからだよ
727名無しさん@初回限定:2010/08/06(金) 20:50:58 ID:jTONqE/50
外史スレで休止している書き手さんって誰?
728名無しさん@初回限定:2010/08/06(金) 21:46:15 ID:/5/t7TtjO
誰も外史スレに限定なんかしてないんだがな・・・やれやれ
729名無しさん@初回限定:2010/08/06(金) 22:08:36 ID:jTONqE/50
ここが荒れてることについてなんだから、言わなくても外史スレに限定してるだろww
ちょっと流れ考えてから書き込めよw
至って平和な避難所の話題とかを出すのは全く持って筋違いだろうに…やれやれ(笑
730名無しさん@初回限定:2010/08/06(金) 22:17:16 ID:/5/t7TtjO
>>729でここも避難所もって言った直後なんだから普通はわかるだろ
マジ読解力なさすぎて哀れみの念すら抱きそうだわ・・・
せめてお前が作家でないことを祈ってるよ(微苦笑)
731名無しさん@初回限定:2010/08/06(金) 22:21:09 ID:jTONqE/50
いやだから、その時点でお前が間違ってるだろうにw
なんで避難所を引き合いに出したんだ?
お前の空気の読めなさに哀れみの念を抱いてしまったよ…
732名無しさん@初回限定:2010/08/06(金) 22:23:46 ID:nrm/8oaF0
荒らしに構う者もまた荒らし
まさに夏真っ盛り!
733名無しさん@初回限定:2010/08/06(金) 22:24:24 ID:adYBD0E90
>>731
いい加減、変なのに構うなよw
そもそも荒れてるってほどでもないんだし。
投下は増えて欲しいけどな。
734名無しさん@初回限定:2010/08/06(金) 23:03:00 ID:luSqk+A+0
ID:adYBD0E90曰く投下に原因あり
ID:/5/t7TtjO曰く作家が住人を満足させられていないため荒れる
ID:jTONqE/50曰く避難所は平和でコチラの荒れとは関係ない外史スレにあり
彼らの話を通しての結論
避難所の作家や住人は一切関係ない
今の外史スレが荒れるのは外史スレに投下してる作家に住人が不満を持ってるから
735720:2010/08/07(土) 00:04:56 ID:luSqk+A+0
筆力不足で迷惑をかけて申し訳ない
ただし、ここの住民の人たちは初めて投下した人間、それも新参者を情け容赦なく袋だたきにするとはと閉口せざるを得ないよ
ま、もう出る幕はないと思うんでさいなら
736名無しさん@初回限定:2010/08/07(土) 00:20:18 ID:dTDynaAW0
>>735
せめて、これはなんの改変だよ、とかないとどこいっても同じだよ。
737名無しさん@初回限定:2010/08/07(土) 00:22:42 ID:FtR3kk3c0
賛否両論になりそうなものは避難所に投下して様子見するとかしないとって何度も言われてるじゃないか
738名無しさん@初回限定:2010/08/07(土) 01:08:09 ID:JvjxeyyK0
>>734
>>735
自演失敗プギャーwwww
739名無しさん@初回限定:2010/08/07(土) 01:11:40 ID:dTDynaAW0
あ、ほんとだ。IDいっしょじゃん。荒らしさんだったのか。
真面目にレスして損した。
740名無しさん@初回限定:2010/08/07(土) 06:23:12 ID:XCetBqXG0
まれに見るすごいオチwww
741名無しさん@初回限定:2010/08/07(土) 07:51:18 ID:+Be0QoLBO
ID被りは頻繁に起きるらしいですよ(キリッ
742名無しさん@初回限定:2010/08/07(土) 13:33:25 ID:GoZPmeZ00
稀によくある
743名無しさん@初回限定:2010/08/07(土) 17:48:14 ID:JZh1ONW5O
1、2レス使う程度の小ネタでもいいなら投下してみたいけど
今、そういう空気じゃないよなぁ・・・
そもそも1、2レスの短い作品は過去ログとか見ても
長文作品がほとんどで見えなかったから、やめとくべきか・・・
744名無しさん@初回限定:2010/08/07(土) 17:52:59 ID:ibVPRueD0
不安なら避難所でやるといいよ
745名無しさん@初回限定:2010/08/07(土) 18:41:50 ID:dTDynaAW0
小ネタは歓迎されるよ。意味不明じゃなければねw
以前はたくさんあったし。
746名無しさん@初回限定:2010/08/07(土) 21:44:03 ID:/LK2kMqpO
ほらみ〜
通りすがりの作家さんがビビっちまったやないか
これやから脳筋どもは〜
747名無しさん@初回限定:2010/08/07(土) 21:55:56 ID:JVbUaNJr0
空気悪…
748名無しさん@初回限定:2010/08/07(土) 22:30:42 ID:3b9y/3RC0
避難所勧められてんのに投下してないんだから釣りなんじゃないの?
>>746みたいに引っかかった人が余計にスレの空気悪くするっていうのが狙いでしょ
749名無しさん@初回限定:2010/08/07(土) 23:24:44 ID:eSS8MCCg0
おまえら全員正座しとけ

落ちてきたものを黙って読んどけ 
うだうだ余計な事抜かすな

以上で平和になる
750名無しさん@初回限定:2010/08/07(土) 23:44:20 ID:IfvuLBnp0
秋蘭って、怒ると相手を無かった事にするから
一刀さんが帰った魏ルートでは「一刀……誰それ?」状態だったのか
751名無しさん@初回限定:2010/08/07(土) 23:53:07 ID:ou1plsWi0
>>750

(・ω・)つ>>749
752名無しさん@初回限定:2010/08/07(土) 23:54:49 ID:xl2K8XRU0
黙って読めとか言って、クロスやオリ主が投下されたら余計に荒れるだけだぞ
753名無しさん@初回限定:2010/08/08(日) 00:43:00 ID:5tmzUUyG0
心配しなくても最近は空気悪いか過疎るかのどっちかだ
どう考えても新人さんが入れる場所じゃないから安心しろ
754名無しさん@初回限定:2010/08/08(日) 01:45:02 ID:Ol6pUsEY0
空気悪かったり過疎るのって人を惹きつける作品が一つもないっていう痛手があるからなんだよな・・・
755名無しさん@初回限定:2010/08/08(日) 02:28:39 ID:9h9gBZOo0
なんつうか
もうここまで酷いとこのスレに誰も投下しない気がしてくる…
756名無しさん@初回限定:2010/08/08(日) 09:43:20 ID:n2tksVqA0
喧嘩は一人じゃできないんだから、自演失敗するような低脳なんて総スルーすりゃいい話
粘着してる奴なんてどうせ少数なんだから、ほっときゃまた自演失敗して自爆すんだろw
ここから荒れるレスは全てスルーな、OK?
夏休み明けるまで我慢の子だ
757清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/08/09(月) 06:07:17 ID:6AZpb4m00
朝から失礼します。今夜10時頃投下予定なのでその事前報告です。
予定タイトル:無じる真√N拠点イベント33
メインとなる登場人物:張勲、袁術

予定がズレる場合もありますのでその点はご了承下さい。
758名無しさん@初回限定:2010/08/09(月) 11:16:23 ID:c6XGdKyV0
>>757
おぉ、お待ちしてますー
759名無しさん@初回限定:2010/08/09(月) 17:23:08 ID:XLjT19Q30
他の作者が休止してんのによくまあ投下するなんて言えるもんだ
そういう無神経さを他の作者や住人がどれだけうざったく思ってるかわからないんだろうな
760名無しさん@初回限定:2010/08/09(月) 21:08:41 ID:HNPu5FQY0
よし 準備完了 清涼ばっちこい
761名無しさん@初回限定:2010/08/09(月) 21:18:37 ID:/0ptbaA9O
何ビクビクしながら当たり障りない書き込みしてるの?
派手に一丁『書き込み止めねえと●●ぞ』くらい書けないの?
書けよラーキン。 男の子だろう?
762清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/08/09(月) 22:04:29 ID:6AZpb4m00
無じる真√N-拠点イベント33を専用板にUPしましたので告知です。

※話の中心となる人物:袁術&張勲

(この物語について及び注意点)
・展開などのため、原作と呼称が異なる場合あり。
・恋姫†無双(真ではありません)のED前からの派生の話。
・時折18禁表現が混じる話あり。
・複数の資料を参考としてます。ただし薄味程度。
上記が苦手な方にはおすすめできません。

(その他)
・話の都合上、原作プレイ経験あったほうが楽しめます。
・URL欄はメールフォームです。(必須項目は設けていません)
※意見、感想などはそちらでも構いません。
また、メールフォームから以前頂いた質問と解答へのリンクがあります。

URL:http://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0555

よろしければお読みください。
763名無しさん@初回限定:2010/08/09(月) 22:05:13 ID:HNPu5FQY0
おっ きたな 読んでくるぜ 乙
764名無しさん@初回限定:2010/08/09(月) 22:11:51 ID:c6XGdKyV0
清涼剤氏乙ですー
やっぱ美羽様癒されるわぁ…
765名無しさん@初回限定:2010/08/09(月) 23:22:23 ID:QzdDJ6wu0
>>792

とりあえず目に付いた誤字、「発送が非凡すぎます」
766名無しさん@初回限定:2010/08/09(月) 23:22:43 ID:QzdDJ6wu0
>>762だった
767名無しさん@初回限定:2010/08/09(月) 23:38:45 ID:uvyTCyWQ0
午前10時と午後10時を勘違いして、投下はまだか!と一人で憤慨して(ry

七乃のこの変態っぷり(ほめ言葉)いいよなぁ・・・
楽しみ方のパターンを知り尽くしてなお、開拓精神に溢れてるよなぁ。
768清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/08/10(火) 23:28:55 ID:ObhUywIJ0
>>765
ご報告ありがとうございます。
控えたうえ、後々修正させていただきます。
769名無しさん@初回限定:2010/08/12(木) 00:49:04 ID:Zw0ql/Ww0
初めてこのスレに来たんだけど
なんでこの人は>>759の他の人のことも考えろって意見を無視してんの?
独りよがりにしか見えないんだけど昔からそういう人なのか?
スレが過疎ってんのもこの人の独りよがりのせいだったりすんだろうか
770名無しさん@初回限定:2010/08/12(木) 01:07:11 ID:CkcmifBE0
>>769
初めて来たとか寒すぎるからww
いくら工夫してもバレバレだからもう諦めたらどうだ?また自演失敗して自爆するのがオチだぞw
つーか独りよがりなのはお前だろ?地味な奴だな…リアルで周りから相手にされてないからってこんなとこでネチネチ粘着してんじゃねぇよ根性無しが
んでどんな反論すんだ?それともまたID変えて自分のレス擁護すんのか?ww
ワンパなんだよつまらねぇさっさと失せろゴミ屑が
771名無しさん@初回限定:2010/08/12(木) 01:20:39 ID:Zw0ql/Ww0
ちょっと気になっただけなんだけどな
なんでそんな長文のレスで滅茶苦茶に言われなきゃならないのかがわかんないな

こんな感じならしばらくは来るべきじゃなさそうだな・・・まとめで読むだけにしておくわ
772名無しさん@初回限定:2010/08/12(木) 01:42:09 ID:uq5zc5VE0
マジレスすると過疎ってるのは時間がたったから自然な流れ
>>759は一部の作者を嫌っている荒らしなのでスルーしてください

いや、自演だとは思うんだけど一応ね
773名無しさん@初回限定:2010/08/12(木) 01:51:30 ID:Zw0ql/Ww0
>>772
マジレスさんくす!
確かに真の発売からは時間経ってるもんな・・・
てっきり萌将伝発売した影響で賑わってるもんだと思ったんだけどそういうもんでもないんかね?

どっちにしてもあまり肌に合わなそうだからまとめサイトで読むのに留めとくことにするわ
寝る前に気づけて良かった、返答ありがと
774名無しさん@初回限定:2010/08/12(木) 09:21:43 ID:BWoTNB9eO
Zw0ql/Ww0
ラーキン、男の子だろ。
キン●マ付いてるとこ見せろよ。
775名無しさん@初回限定:2010/08/13(金) 22:54:50 ID:OkgoQNBXO
テスト
776名無しさん@初回限定:2010/08/13(金) 22:54:53 ID:JgEzQqOh0
萌将伝はイベント同士が関連してることがあるけど攻略順間違えると頭の中が??ってなるな
777名無しさん@初回限定:2010/08/15(日) 05:01:36 ID:0cEUfQ0f0
394 名前:一壷酒 ◆1KOsYU0skY :2010/08/15(日) 04:19:06 ID:lmHQIoOU0
お久しぶりです、一壷酒です。
萌将伝のチェックも終わり、予定が立ちそうなので、告知に参りました。
次回の『玄朝秘史』は、来週8/22日曜日午前中を予定しております。
予定しておりました番外編になるものと思われます。番外編と言っても今回は比較的、
本編と話が繋がった形なので、読み飛ばさないようにして下さると嬉しいかと思います。

その後の予定なのですが、これまで通りの分量で二週間ごとにするか、半分ほどにして
一週間から十日ほどに一回にするか、どちらかにしょうと考えています。

最後に、告知が遅れましたことおわび申し上げます。
ここのところ歯が痛くて、全く作業がはかどらなかったんですが、それもなんとか解消
しましたので、今後は遅れないようがんばっていきたいところです。

萌将伝で気になったところ、影響のありそうなところなど、いつものアイコン会話形式
にまとめたものを作りましたので、お暇なかたはどうぞ。
ttp://ikkonosake.kuon.cc/omake/c4_moe.html
778名無しさん@初回限定:2010/08/15(日) 08:56:30 ID:xmTkEcNY0
転載すんなボケ。
779名無しさん@初回限定:2010/08/15(日) 13:36:49 ID:gdnsiuKq0
>>777って実は一壷酒本人がやってんじゃねえのw
780名無しさん@初回限定:2010/08/15(日) 13:49:07 ID:Fi5vYxeP0
またそうやって荒れるのを楽しみたいのか
仮に本人だったとしてもそんな事を勘繰ることになんの意味があるというのか
781名無しさん@初回限定:2010/08/15(日) 13:53:54 ID:268FQwH70
構うのも荒らし。
782名無しさん@初回限定:2010/08/15(日) 13:55:06 ID:Sr2uq08D0
それはないな
こちらに投下はしない宣言から一度もしていないんだから
今更別人に成りすまして貼る理由も意味もない
寧ろ荒らしが779の様なコメを引き出させる為に転載したという方が
可能性はある

っていうかどう見ても荒らし目的なんだからwつけて煽るな779
お前が荒らしに見えるぞ
783名無しさん@初回限定:2010/08/15(日) 13:57:36 ID:0cEUfQ0f0
>>779はただの荒らし、もしくは馬鹿
>>777≠一壷酒氏なのは一目瞭然。そもそも一壷酒氏がこんなことするわけないじゃん。
一壷酒氏はそういう人じゃないことくらいわかるだろ。
どうせいつもの荒らしなんだろうから言っても無駄なんだろうけどな、
とにかくうざいからとっとと失せてね。
>>777も一壷酒氏の迷惑考えろよ。さっそくキチにあらぬ疑いをもたれたじゃんか

>>780
本人は百パーないよ、絶対違うから
>>779みたいなキチに揚げ足取られかねないからしっかりと一壷酒氏のわけないと書いとけよ
仮に〜とかはダメだって

一壷酒氏は全く悪くないんで気にする必要はないね
いやこんな戯れ言の集まりなんか気にもとめてないだろうな
784名無しさん@初回限定:2010/08/15(日) 14:04:23 ID:CGmq9md10
どう見てもわざとなので以後スルーするように
785名無しさん@初回限定:2010/08/15(日) 14:06:57 ID:U5uAoDG80
慌ててIP変えてもみ消し工作しようとしてやんの・・・ぷぷ
786名無しさん@初回限定:2010/08/15(日) 14:13:28 ID:CGmq9md10
なるほど、そういう反応を狙ってたのね
余計なことして更に荒らしを招いたみたいですまん
787名無しさん@初回限定:2010/08/15(日) 14:15:30 ID:YzwzH6Ju0
どストレートに勘ぐり入れすぎな>>779
盲目的信心深さというか純真というか人を疑う事を知らない>>782の差にワロタ
788名無しさん@初回限定:2010/08/15(日) 14:29:17 ID:5vJ1Xzrv0
ここんところ完全なる過疎スレになっていたとは思えない程賑わっちゃて
お前らほんと一壷酒氏好きだなw
789名無しさん@初回限定:2010/08/15(日) 19:03:55 ID:cbyWuKfv0
この流れだと控えた方が良いですかね?
790名無しさん@初回限定:2010/08/15(日) 19:28:57 ID:268FQwH70
>>789
流れ?
流れなんてない。莫迦がわめいてるだけだし。
もし、これが荒れてると感じるなら避難所使えばいいだけ。
791名無しさん@初回限定:2010/08/15(日) 20:13:20 ID:Sr2uq08D0
>>789
どんな川にも澱みや滝があるだろう?
それでも海が見えるまで流れ続ける物だから
投下してくれるのならお願い
避難所でもいいから
792名無しさん@初回限定:2010/08/15(日) 20:18:08 ID:XHGi3xRh0
上2行は必要なのか?
793清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/08/15(日) 20:20:19 ID:cbyWuKfv0
問題ないようなら九時頃に投下します。
794清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/08/15(日) 21:06:37 ID:cbyWuKfv0
無じる真√N-47話を専用板にUPしました。

(この物語について及び注意点)
・展開などのため、原作と呼称が異なる場合あり。
・恋姫†無双(真ではありません)のED前からの派生の話。
上記が苦手な方にはおすすめできません。

(その他)
・話の都合上、原作プレイ経験あったほうがより楽しめます。
・メールフォームがあります。(必須項目は設けていません)

URL:http://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0556

よろしければどうぞ。
795名無しさん@初回限定:2010/08/15(日) 22:24:53 ID:pCR9qncE0
清涼剤氏乙です
今から読んできますー
毎度こんな流れですいません…
796名無しさん@初回限定:2010/08/16(月) 00:00:34 ID:cbyWuKfv0
>>795
スレの流れがどうなるかはわかりませんからね。
仕方ありませんよ。
個人的には少しでも人がいらっしゃるうちはまだましだと思っています。
797名無しさん@初回限定:2010/08/16(月) 00:53:51 ID:Eayw22WbO
>>794
乙です

詠に影響が、この後どうなるんだろ?
記憶が表出したら相当混乱しそうだし
798名無しさん@初回限定:2010/08/16(月) 12:07:30 ID:tNNjFHZr0
規制解除来たか?
799名無しさん@初回限定:2010/08/16(月) 12:08:23 ID:tNNjFHZr0
やった!一月ぶりに書き込めた!
800名無しさん@初回限定:2010/08/16(月) 19:33:29 ID:C/zyAEZM0
>>796
安心しろ

別にこのスレにいる人は少なくないしそれとスレの流れは関係ない
単純に書き込みするほどのことがないってだけだからそんなに深く考える必要は無いぞ
801名無しさん@初回限定:2010/08/16(月) 20:10:05 ID:+voj+1st0
ここから>>800のスーパー自演タイム
802名無しさん@初回限定:2010/08/16(月) 20:42:15 ID:4/uLLxQd0
いやいや ここから俺の自演だから
803名無しさん@初回限定:2010/08/16(月) 20:57:30 ID:EHdewBEvO
誰か自演するものはいるかー!
804名無しさん@初回限定:2010/08/16(月) 21:06:58 ID:JrekhJPh0
自演文長ですねわかります
805名無しさん@初回限定:2010/08/16(月) 21:25:02 ID:nGHcKrRlO
誰うまw
806名無しさん@初回限定:2010/08/16(月) 22:01:16 ID:QFFsjbBT0
こんな自演じゃスレがジ・エンド
807名無しさん@初回限定:2010/08/16(月) 23:34:02 ID:zV+QH5UX0
【審議中】
    ∧,,∧  ∧,,∧
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U (  ´・) (・`  ) と ノ
 u-u (l    ) (   ノu-u
     `u-u'. `u-u'
808名無しさん@初回限定:2010/08/16(月) 23:35:21 ID:RCQ6B1Gk0
ここはダジャレスレになりました
809名無しさん@初回限定:2010/08/17(火) 00:30:24 ID:L3Ov/xTe0
華佗が歩いてる

愛紗「あ、いしゃ」
810名無しさん@初回限定:2010/08/17(火) 00:42:09 ID:1dKGdHQuO
>>809
無理して続けなくて良いのよ……
811名無しさん@初回限定:2010/08/17(火) 00:45:02 ID:L3Ov/xTe0
いや規制解けてたから久しぶりに覗いてみたらこの有様だから
ダジャレの流れだろうとスレのノリに付き合おうかと
812名無しさん@初回限定:2010/08/17(火) 03:37:10 ID:OHj9I6J20
なんつーか本当にこのスレって必要なのか?と疑わずにいられなくなってきたな
813名無しさん@初回限定:2010/08/17(火) 09:15:39 ID:qMu6M8rA0
>>800もとい>>812の自演ショーが始まります
814名無しさん@初回限定:2010/08/17(火) 12:10:50 ID:wxSoXP6B0
>>813
自演乙
815名無しさん@初回限定:2010/08/17(火) 16:38:05 ID:ap7deIPX0
これじゃあ書き手もやんなるわな…
816名無しさん@初回限定:2010/08/17(火) 18:42:17 ID:wQK7VrDMO
そんな事ないあるよ
817名無しさん@初回限定:2010/08/17(火) 18:49:42 ID:ox0fkvERO
そんな事あるないよ
818名無しさん@初回限定:2010/08/17(火) 18:55:19 ID:7OC3/ajT0
ないあるといえば、季衣の中の人と地和の中の人のラジオ。
819名無しさん@初回限定:2010/08/17(火) 21:23:47 ID:Spj71nWn0
>>813-818
これって一人でやってんの?
だとしたら、その力を何か投下することに注いでくれよ
せっかく萌将伝が発売されたのに一層クソスレ化けるしてきてんじゃん
820名無しさん@初回限定:2010/08/17(火) 21:35:38 ID:qMu6M8rA0
いや、流石にそんなことはしていないが…
他のも単発なだけで違う人だろうし(まぁあくまで予想だが)、んな暇な奴なんていつもの荒らしくらいだろ
お盆休みも明けちまったしなぁ…夏休みが欲しいぜ
821名無しさん@初回限定:2010/08/17(火) 21:55:05 ID:WnRm3Wtj0
夏休みなるものが来月の俺に死角は無かった。
まあ、正しくはゴールデンウィークの振り替えなんだが。

>>794
清涼剤氏乙です。
話の展開も雪だるま式に大きくなって行ってますし、今後がますます楽しみです。
822名無しさん@初回限定:2010/08/17(火) 22:38:06 ID:1d8/iNUe0
玄朝秘史までもう少しと思うだけでwktkが止まらないな
823名無しさん@初回限定:2010/08/17(火) 22:41:02 ID:qMu6M8rA0
>>822
避難所へどぞ
824名無しさん@初回限定:2010/08/18(水) 01:52:23 ID:RBt8XZds0
>>821
なかなかウイットの効いた皮肉だなw
825名無しさん@初回限定:2010/08/18(水) 11:25:33 ID:1qcNeQ1W0
皮肉に気付いて顔真っ赤にするのが思い浮かぶわwww
826名無しさん@初回限定:2010/08/18(水) 13:55:01 ID:hc17GrX80
咳したら血が出たんだが…どうすればいいんだこれ…?
827名無しさん@初回限定:2010/08/18(水) 13:56:42 ID:hc17GrX80
すまん誤爆した、気が動転していたようだ
>>824
ちなみに、ウィットは"効く"ものじゃなくて"富む"ものだと思うぞ
"効く"のはエスプリの方な
828名無しさん@初回限定:2010/08/18(水) 14:53:09 ID:qGPvl+bYO
ウイットは機知、気転だから効いたもあながち間違ってないはず
829名無しさん@初回限定:2010/08/18(水) 18:59:26 ID:QxGanYCX0
しかし>>821も名指しで皮肉るという誰しもがしたくてもできなかったことをやってのけるとは
・・・いやはや恐ろしいスレになったもんだ
830名無しさん@初回限定:2010/08/18(水) 19:51:33 ID:hc17GrX80
なぁ…この見え透いた>>824>>825>>829の自演って突っ込んで良いのか…?
と俺が肺あたりから血を吐きながら言ってみる
こんな酷い自演は久々に見たわww
831名無しさん@初回限定:2010/08/18(水) 20:29:13 ID:c7qtPVgK0
気にするな、そんなのはスルーでいい
あと血は医者に診てもらってこい
832名無しさん@初回限定:2010/08/18(水) 20:50:20 ID:hc17GrX80
>>831
dクス、明日医者行ってくる
変な病気じゃなきゃ良いが
833名無しさん@初回限定:2010/08/18(水) 21:57:56 ID:cMITXBAH0
今回の自演?でますます投下職人にレスする人いなくなりそうだな…。
834名無しさん@初回限定:2010/08/18(水) 21:59:58 ID:wT7dUsgG0
ここにいるぞー!
835名無しさん@初回限定:2010/08/18(水) 22:05:05 ID:zh7AAHFp0
>>833
は? なに言ってるの?
荒らしは常に絡んでくるし、常にスルーだろ。
836名無しさん@初回限定:2010/08/19(木) 01:03:09 ID:8V7WWNwR0
規制解けて来てみれば随分と荒々しいスレになってるな・・・
だからといって気後れしないよう職人の皆さん頑張って下さい!
837名無しさん@初回限定:2010/08/19(木) 10:26:47 ID:6WA+ZB2C0
うるさい馬鹿どもだな
以下全部俺の自演だから口挟むなよ
838名無しさん@初回限定:2010/08/20(金) 00:39:04 ID:gYh7tHPV0
大分静かになったようだし、ここいらで書けなかったのを

>>794
遅ればせながら清涼剤氏乙。
話もだんだんと複雑になってきたんで自分の中で整理するために何度か最初から読み直してるよ。
ただ長くてまとめては読めなかったりw
記憶の表出も話に絡んでいくだろうと思うと続きにwktkするけど自分に合ったペースでガンバレ!
839名無しさん@初回限定:2010/08/20(金) 11:23:29 ID:jmJFdKAnO
>>838
確かに言う通りだね〜複雑で全体が把握しずらいかも
キャラ多いから仕方ないか、他の作家のもそうだしね
840名無しさん@初回限定:2010/08/20(金) 14:56:35 ID:z7L0Q3xCO
元が三国志だからの
ゲームで出てきた三大勢力だけだとしてもそれぞれを描いてくとなるとややこしくなるだろうね
841名無しさん@初回限定:2010/08/20(金) 21:03:40 ID:r2/vSRdN0
三国志ものの中ではまだ人数少なめなほうだけど、みんなヒロインとしてある程度スポットあてないといけないからねえ。
842名無しさん@初回限定:2010/08/20(金) 23:55:24 ID:HqO9V69v0
避難所は総合スレ化か・・・しかもいつぞや見た覚えのある話してるし
843メーテル ◆999HUU8SEE :2010/08/21(土) 00:13:20 ID:Nxovczpd0
私の名はメーテル……予告する女。
8月21日の夜9時半に、『袁術公路』第四話を投下する予定よ……。
今回のレス数32程度よ、鉄郎……。
844名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 00:26:20 ID:HNhb8Ty10
                    ハ,,ハ                      
                   ( ゚ω゚ )  え?                  
                /    \                      
              ((⊂  )哲朗 ノ\つ))              
                (_⌒ヽ                      
                 ヽ ヘ }.                    
            ε≡Ξ ノノ `J       
845名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 00:33:49 ID:cmFCw/Pc0
最近の避難所って総合スレ住人でいっぱいな気がするな・・・
846名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 00:37:10 ID:hOugceOl0
来た!メーテルさんが来た!!
これで長編作者3人まで生存が確認出来たのは嬉しい
待っています
847名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 00:48:23 ID:hv6h6K3b0
確かに避難所はなんか総合スレの住人主導の会話か嫁チェックが多いかも
848名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 00:50:28 ID:osW1Nejn0
俺は基本的に嫁チェックするときしかスレ見てないわ
849名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 00:52:54 ID:hv6h6K3b0
やっぱそんな人もいるんだな
850名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 00:55:41 ID:ysPYsTqx0
俺は普通に会話に参加してるな。だってその方が楽しいw
851名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 00:59:18 ID:hmTLkmE70
>>843
おお、楽しみ−。
支援はできるかどうかわからんが、久々に読めるのは楽しみでならない。待ってるよー。
852名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 01:03:29 ID:cmFCw/Pc0
まぁ一緒に話題を楽しんだ方がいいんだろうけど流石に批判はちょっと合わないな
853名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 01:10:03 ID:GYnHuZJo0
ならスレや住人の批判もやめようや
854名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 01:11:41 ID:bgvv0c4Q0
そういや避難所って言えば
もうすぐ玄朝秘史が来るけど楽しみでしかたないぜ
とりあえず前までの話読んで待ってよう
855名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 01:15:38 ID:AgUZYShc0
あんな総合スレばりにマイナスな話しちゃうスレは俺もちょっと引くな
856名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 01:18:56 ID:hmTLkmE70
避難所の話とかなんでひっぱてるの?
避難所の流れが気持ち悪かったり不愉快なら、避難所行ってネタでも振ればいいだけで。あるいは見ないとか。
ここですることでもないと思うんだが。
857名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 01:21:59 ID:wwojJK3D0
>>854
そうか・・・・玄朝秘史くるんだな。
やべ、眠れなくなりそうだw
858名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 01:29:05 ID:bgvv0c4Q0
>>857
だよな
俺もwktkが止まらないんだよ
859名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 02:16:26 ID:59XSFoF10
玄朝秘史信者か…
860名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 06:15:18 ID:HHjDekiMO
いいえ、ケヒ(ry
荒らしです…
861名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 06:46:36 ID:hOugceOl0
いや
今日メーテルさん
明日玄朝秘史
長編の続きが立て続けにくるんだからwktkしても可笑しくない



まあ、俺は今日明日明後日と仕事なんですけど
862名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 09:43:33 ID:CDlbzoRY0
>>843
支援は出来そうにないですが楽しみに待って増したー!
なぜこんな日に夜勤が…orz
863名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 10:52:31 ID:h+AKvP2Z0
>>843
待ってたー!今から全裸待機だ
てかコッチでわざわざ避難所の話題出す奴なんなの?
864名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 13:02:14 ID:rnXrabqY0
なんだ?急に自治りだしたぞコイツw
865名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 13:06:34 ID:Q97sgY7d0
どうせいつものメーテル信者だろ
メーテルの敵は俺の敵!とでも言わんばかりに心酔してるのが前からいたじゃん
866名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 17:40:04 ID:h+AKvP2Z0
いや、そーいうわけじゃないんだが…
てか"異常"な信者(?)がついてんのは玄朝だけだろ
どうせ避難所の話題出したら
避難所キメェw
    ↓
行かなきゃ良いじゃん
    ↓
玄朝秘史まだかな(玄朝秘史信者を装った荒らし)
っていう流れ以外になったことないじゃねぇか
だったら今更避難所の話題を出す意味が分からんってこと
まぁ、こっちで避難所語りたい!ってんなら気にしないでくれや
867名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 17:42:17 ID:fJ7uRsr00
荒らしに構うな。
868名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 17:45:31 ID:h+AKvP2Z0
>>867
すまん、投下あるまでぐでっとしとくわ
869名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 18:00:54 ID:urSHZxJcO
これで一壷酒氏がくればパーフェクト
870名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 18:42:47 ID:FNvpjjmwO
なにが?
871メーテル ◆999HUU8SEE :2010/08/21(土) 21:24:06 ID:6qwjYBCa0
わたしの名はメーテル……9時30分から投下する女……
分割数は32を予定を、鉄郎。
872名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 21:25:17 ID:wW6pK5GN0
まってたわ
873袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(1/32):2010/08/21(土) 21:32:50 ID:6qwjYBCa0
 空に蒼天。
 地に砂埃。
 響き渡る怒号、狂声、絶叫。
 ここは狂気と暴力が支配する世界。
 古今東西、そのあり方が変わらない場所。
 ――戦場。

 けれどもそこは、何かが違っていた。


 凶刃を手にした一人の男が、敵将に肉薄せんと地を駆ける。
 その姿形、身に着けたみすぼらしい服や鈍く輝く貧相な剣が、彼がどのような役割を担って
いるのかを物語っている。
 所謂、雑兵である。
 一人で戦況を左右する英傑とは違う、ただ数においてのみ語られる存在。
 歴史に名を残すこともなく、ただ群として記される者。
 それが彼だ。
 ただ一点、特異な特徴を挙げるとするならばその表情であろう。
 すべての感情が抜け落ちたような無表情。その中で口元だけが小さく動いている。
「中黄太一」
 聖句をつぶやき、足元に転がる敵味方の骸には目もくれず、男は標的だけを見つめて一目散
に突き進む。
 その速さ、まさに獣。
 だが次の瞬間、駆ける男の身体が、がくんと速度を落とした。
 その右肩が、たちまち朱に染まる。
 正面から飛んできた矢に肩を射貫かれたのだ。
874名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 21:35:12 ID:h+AKvP2Z0
支援
875袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(2/32):2010/08/21(土) 21:35:37 ID:6qwjYBCa0
「蒼天已死」
 再び聖句を唱え、衝撃で体勢を崩しそうになりながらも、なおもその身体は前へ、前へ。
「黄天當立」
 続きざま飛来した三本の矢に、今度は胸、脇腹、足を貫かれる。
「歳在甲子」
 だがそれでも、彼の足は止まらない。
「天下大吉」
 つぶやきも、歩みも、止まらない――

「くそっ、まったくなんなのじゃ。このしぶとさ、尋常ではないぞ」
 眉間を射貫かれた敵兵士が今度こそ倒れたのを見届けてから、呉の宿将黄蓋は弓から手を放
して額を拭った。
 戦場を見回す。
 どこもかかしくも、死体だらけであった。
 黄色い布を巻いた敵兵士たち。虚ろな表情をして迫ってくる彼らは、経験豊富な将軍黄蓋を
して、見たことも聞いたこともない兵士の有りようを示していた。
 彼らが口にするのは意味不明の言葉のみ。
 熱狂の叫声も、苦悶の呻きも発しない。
 ただただ、一様に同じ文言をくり返しながら苛烈に戦い、そして悲鳴もなく果てる。
 先ほどから上がっていた怒号も、悲鳴も、すべて彼女旗下の兵士たちだけのものであり、黄
巾党の兵士たちは最後まで不気味な静けさを貫いて死んでいった。

 黄蓋が他に脅威が残っていないことを確認すると、背後から蹄の音が近づいてくるのが聞こ
えた。
「祭殿!」
 振り返り見ればと褐色の肌をした、ともすれば冷たい印象を人に与えそうな鋭利な光を目に
宿した女性が馬に跨って近づいてくるところであった。
876名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 21:36:38 ID:h+AKvP2Z0
しえん
877袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(3/32):2010/08/21(土) 21:38:54 ID:6qwjYBCa0
「おお公謹!」
 孫策が配下の軍師、周公謹、真名は冥琳である。
「ご無事で何よりです」
「うむ。それで、こちらは見ての通りだが、そちらはどうだ?」
「既に撃破済みです。……我らの勝利です」
「当然じゃな」

 告げられた吉報に、祭がにやりと笑う。
 紛れもなく、戦いは彼女たちの勝利であった。
「これで荊州内の黄巾党勢力は、あらかた排除したことになるな」
 そう口にした祭の言葉は、無事に主命を果たすことができたという満足心から、どことなく
柔らかいものとなった。
「………」
 けれども、そんな祭とは対照的に、吉報をもたらしたはずの冥琳の表情は苦虫を噛み潰した
ように芳しくない。
「ん? どうした公謹。折角の勝利じゃ、もっと喜ばんか」
 冥琳はちらりと彼怪訝そうな顔をしている祭を一瞥して、それから視線を落とした。
「……被害が、大きすぎます」
 その言葉に、どこか浮かれていた祭の表情が引き締まる。
「どれほどじゃ?」
「当初見込んでいた被害の数からすると三倍から四倍……あるいはもっとかもしれません」
 それを聞いて祭の顔が歪む。
「なんと……」
「右翼を突破されたのが痛手でした。ただの山賊あがりと侮っていたと言わざるをえません。
死を恐れず、最後の一兵卒になっても死力を尽くして戦う兵士。その脅威を私が見誤りました」
 正直なところ、当初冥琳自身、戦いがこのように激しいものになるとは予想していなかった
のだ。
878名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 21:40:03 ID:h+AKvP2Z0
支援だー
879名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 21:42:14 ID:fbiDFJNF0
しえーn
880袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(4/32):2010/08/21(土) 21:43:05 ID:6qwjYBCa0
 初撃に合わせて矢を射かけて敵の出鼻をくじき、混乱したその間隙を突いて速攻の一撃を加
えることで、敵の戦闘力の大部分を削る、それが当初の作戦であった。
 所詮敵は烏合の衆。無辜の民から略奪することしか脳のない山賊の寄せ集め。統率などない
に等しく、攻撃することは慣れていても、されることには慣れていない。
 開戦するまで冥琳はそう読んでいた。
 だがしかし、実際にまみえてみると、現実は彼女の予想の上をいった。
 最初の弓で怯むはずだった黄巾党は、矢を射掛られても大きく混乱することなく、むしろ隊
伍を崩さずに近寄ってきた冥琳たちの軍列に猛烈な反撃を仕掛けてきたのである。
 想定外の反応と、想像を遙かに超える初動。
 その結果の混乱、そして乱戦。
 これが泥沼の戦いの顛末であった。

「まあ、戦いは頭の中だけで行うものではない。ときとして不測の事態も起こり得るというこ
とじゃ。おまえさんにとって良い経験になったじゃろう」
「……はい。返す言葉もありません」
「のう公謹。それよりわしには気になることがある」
「なんです?」
「気付かなんだか? 連中の動き、明らかに統率された動きだった。あれほどの動き、指揮官
なしでとれるものか?」
「……わかりません。少なくとも今回、敵の中に名のある指揮官がいたというような話は聞い
ておりません」
「ふむ……。それともう一つ、あやつら、一体何をつぶやいておったのじゃ?」
「ああ、それならば調べがついています。あれは黄巾党の教え、彼らの精神的支柱となる聖句
だそうです」
「ほう、そうだったのか。わしはてっきり……」
 そこまで言って、祭が口ごもった。
 それはいつもはっきりと物事を口にする祭には珍しいことであった。
「てっきり、なんです?」
 怪訝そうに聞いた周瑜の言葉に、黄蓋はどこかはにかむように応えた。
「いや、歌でも歌っておるのかと思ったのだ」
881名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 21:43:34 ID:jFlzJ8EV0
支援
882名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 21:43:54 ID:h+AKvP2Z0
しえんー
883袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(5/32):2010/08/21(土) 21:46:17 ID:6qwjYBCa0
 ◆◆◆

 遮るものがなく、時折強い風が吹き付ける平地。
 そこに、鎧を着込んだ兵士たちの姿があった。
 その数二千。
 綺麗に隊列を整えており、私語を交わすものなどいない。
 そんな良く訓練されているらしい兵たちの中に、彼女たちはいた。
「うぅ〜、白蓮ちゃ〜ん」
「おい桃香、そんな情けない声を出すな。目的地に到着したんだからさっさと降りろ」
 周囲の兵士たちに埋没することなく、良くも悪くも浮いている二人。
 馬の背にぐだっと倒れ込むようにして脱力しているのが劉備。その横で「しゃっきりしろ」
と言いながら彼女を降ろそうといるのが公孫賛である。
 ことごとく女性に置き換わっている他の英傑たちの例に漏れず、彼女たちもまた見目美しい
娘たちであった。

「疲れたよぉ〜」
「まあ、確かにここのところ連中と連戦続きだし、弱音を吐きたくなる気持ちもわかるけどさ。
ほら、しゃっきりしろよ」
 劉備をなんとか馬から引きずり下ろして立たせた公孫賛。
 実際にそれを言った彼女や、周囲の兵士たちの顔にも、どことなく疲れが見て取れる。
 無論、彼女たちが消耗しているのにはわけがあった。
 ここに辿り着くまで、既に彼女たちは小規模の黄巾党別働隊と、散発的に四回ほど矛を交え
てきているのだ。
 しかし、彼らとて仮にも厳しい訓練を日常的に受けている正規の兵である。
 普通ならその程度で、これほどまでに疲れを見せるはずはないのだが、やはりそこには黄蓋
と周瑜が感じ取った黄巾党の異常性が関わっていた。
884名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 21:47:11 ID:fbiDFJNF0
sien
885名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 21:47:53 ID:h+AKvP2Z0
支援支援
886袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(6/32):2010/08/21(土) 21:49:52 ID:6qwjYBCa0
 蜂起した黄巾党の総数は二十万とも三十万とも言われている。
 そんな彼らが有する最大の戦力は、その圧倒的な数だと思い込みがちだが、そう考えて交戦
した指揮官は、ことごとく手痛い被害とともにその認識を改めることになるのだ。
 黄巾党の戦闘集団としての本質は、一糸乱れぬ死を恐れぬ兵士たちの群だ。
 無表情、無反応、それでいて苛烈。
 死を恐れずに突っ込んでくる様は、むしろ畑を襲うイナゴに近い。
 それでいて彼らは人間並みの知性を持ち合わせ、ときには兵法の類まで用いてくるのだ。
 劉備や公孫賛でなくとも、そんな敵を何度も相手にしていれば、疲労も蓄積するというもの
である。
 当然、それが真っ当な反応であり、
「二人ともだらしないのだ!」
 と、そう元気いっぱいに声をかけてくる方が異常なのである。
「確かにちょっぴり強いかもしれないけど、あんなの鈴々たちの敵じゃないのだ!」
 そう言って、普通じゃない方の少女は、手にした蛇矛を軽々と頭の上で回転させて健在ぶり
をアピールする。
 そんなまだまだ元気いっぱいの妹を見て、桃香が弱々しく嘆息した。
「それは鈴々ちゃんたちだからだよぅ」
「にゃ?」
 わかっているのかいないのか、鈴々と呼ばれた少女は物騒な得物をブンブン振り回しながら
小首を傾げた。
 その仕草からは、この少女が武名轟く豪傑だということを読み取るのは難しいだろう。
 けれども、彼女こそが正真正銘、間違いなくこの世界における燕人£」飛その人なのだっ
た。
 流石の張飛。底なしの体力である。
887名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 21:49:59 ID:wW6pK5GN0
しえんう
888名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 21:50:02 ID:jFlzJ8EV0
しえん
889名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 21:50:43 ID:h+AKvP2Z0
しえーん
890袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(7/32):2010/08/21(土) 21:52:10 ID:6qwjYBCa0
「あー。ま、それはともかくとしてだ」
 付き合いきれないとばかりに、白蓮が話題を振ると、
「他の人たち、遅いねぇ」
 フラフラしながら桃香が合いの手を入れた。
「でもそろそろ偵察に出てる愛紗ちゃんと趙雲さんも戻ってくるころだし、そうしたらきっと
何かわかるよ」
 緑広がる大平原。遠く泰山まで見えてしまいそうな見通しの良いその場所で、彼女たちは軍
を止めていた。
 それはこの場所が、彼女たちの目的地であったからである。
 ここで官軍や他の軍と合流して陣容を整え、黄巾党本隊を叩く予定なのだ。
 そして、どの軍より先にこの合流地点に到着してしまった彼女たちは、こうして他の軍が到
着するのを待っているのだ。
「それにしても連合軍かぁ。どんな人が参加するのかな。白蓮ちゃんは何か聞いてる?」
「いや、別段何も聞いてないな。私が聞かされたのは合流地点の指定くらいだな」
「ふ〜ん、そうなんだぁ……、他の人たちとも仲良くできるといいね」
「仲良く、ねぇ……」
 脳天気にぽわぽわ言ってくれる桃香を見ながら、白蓮は参加してきそうな諸侯の顔ぶれを思
い起こしてげんなりとした。
 なんというか、その面子は非常に個性的で、とても話がまとまるようには思えなかったのだ。
891名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 21:52:48 ID:wW6pK5GN0
892名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 21:53:22 ID:h+AKvP2Z0
893名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 21:54:44 ID:hmTLkmE70
支援ー
894名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 21:55:41 ID:jFlzJ8EV0
支援ー
895袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(8/32):2010/08/21(土) 21:55:58 ID:6qwjYBCa0
 そうして白蓮と桃香がしばらく話し込んでいると、急に鈴々が北東の方角に首を向けた。
 そしてじっとそちらの方を見て言う。
「何か来たのだ!」
 とつぜん何を言い出すのか。
 野生児鈴々の突然の言葉に白蓮と桃香は顔を見合わせ、それからそちらの方に目をやった。
 すると確かに、先ほどまではなかった小さな点のようなものが遠く彼方にあるのが見て取れ
た。
「んー……確かに、それに砂煙? が上がってるな。おい張飛、どんな旗を掲げてるかわかる
か?」
「えっと……旗の色は紫、字は……こんな字なのだ!」
 鈴々が宙に字を書く仕草をする。すると、それを見て桃香が笑った。
「鈴々ちゃん、あれは多分『曹』だよ」
「なんだ、桃香も見えるのか」
「うーん、なんとなくだけどね」
「ふーん……。それにしても、紫に曹の字ってことは、あれは曹操の軍か」
「曹操、さん?」
「なんだ桃香、曹操のこともしらんのか」
「ち、違うよ。なんだか怖い人だって噂だけは聞い……」
「あ、先頭に愛紗と趙雲がいるのだ! お〜いっ!」
 そう言って鈴々が手をぶんぶん振り始めたが、やはり白蓮にはさっぱりわからない。
「んー、やっぱりわからん。良くこんな距離で誰かまでわかるな」
「武人は目が命だから、このくらいできて当然なのだ!」
「……そういうものか?」
「あ、あはははー……」
896名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 21:56:51 ID:HHjDekiMO
雪蓮−ぇれ+え
支援し過ぎると1000オーバしない?
897名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 21:58:00 ID:fbiDFJNF0
しえん
898袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(9/32):2010/08/21(土) 21:58:49 ID:6qwjYBCa0
 ◆◆◆

 さて、場面は更に変わり、時間は少しだけ巻き戻る。
 劉備と曹操という中国史の二大英傑が邂逅を果たす少し前のこと。
 北郷一刀は大の男が六人は座れるであろう馬車の中、聖フランチェスカの制服を脱いで、ま
だ痛む肩をさすっていた。
「あいててて」
 指が触れた先は、跡を残さずにしばらく痛みだけが残るように、絶妙な力加減で打ちすえら
れていた。
「おお一刀。痛いのか、痛むのか、すぐにこの薬を貼ってやるからな、まっておれ」
 一刀の横では、膝の上に救急箱を置いた美羽が、布に黒い粘土のようなものが塗られた湿布
を手におろおろとしている。
 どうやら使い方を良くわかっていないらしい。
「ええと、あー……いいよ、いままで通り自分でやるからさ」
「何を言う! これは本来一刀の飼い主である妾の役目であるぞ。なあにこの程度、名門袁家
の正当なる嫡子たる妾の手ににかかれば……」
「え、いや、だから、そんなに体をぴったりと押しつけられると……」
「わ、わわわ! 手に、手に何か黒いものがついた! 七乃! 早く取って、取ってたもっ!」
「はいはい、今すぐに〜」
 湿布の薬剤がついた手を美羽がぶんぶんと振り回す。
 すると一刀の正面に膝をつき合わせて座っていた七乃が、いつの間に取り出したのか、手に
した手巾でそれを優しく拭ってやった。
「はいお嬢さま。これで綺麗になりましたよー」
「おおっ、流石七乃じゃ、褒めてつかわす!」
「えへへー」
899名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 21:59:59 ID:h+AKvP2Z0
しえん
900名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 22:00:29 ID:fbiDFJNF0
美羽様はめんこいのー
901袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(10/32):2010/08/21(土) 22:01:41 ID:6qwjYBCa0
 お世話をされて胸を張る主人に、お世話をしてはにかむ従者。ここまでなら最近の一刀のま
わりで良く見かける光景だ。
 ただいつもと違うのは、一緒にいる一刀の体が、見えない範囲でボロボロということ。
 見えない範囲で、というのは打ちすえた本人が、狙って服の下だけを打ってきているからで
ある。

「のぅ七乃。もう良いのではないか? 一刀も十分頑張ったではないか、これ以上は可哀想な
のじゃ」
「駄目ですよ、美羽さま。こんなもやしっ子さんじゃ、万が一にも戦場ではぐれちゃったら、
絶対に生き残れませんよ」
「うーむ、じゃが……」
「それに元々申し出たのは一刀さんですし」
 ねぇ? と言って突然一刀に話題が振られた。
 しかし、別にことに意識を取られていた一刀にとっては、それどころではない。
「……ああ、うん……えーと、何が?」
「男の子としては、こんなところで音を上げたりしませんよね、一刀さん?」
「あー、……あ、ああっ! だ、大丈夫、このくらい全然大丈夫っ! 七乃さんが痛くしてる
のはそうしないと覚えないからだし!」
 慌てて七乃の胸から視線を外して、早口に捲し立てるように一刀が言った。
 美羽が身体をぴったりとくっつけて、なぜか肩にふーふーと息を吹きかけてくれているこの
状況では、七乃の胸をガン見せざるを得ない一刀である。
 そんな姿を見て、七乃が眼を細めて笑う。
「ほら、一刀さんだってこう言ってます。お辛いでしょうが、お嬢さまも聞き分けてください
ねー」
902名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 22:03:23 ID:wW6pK5GN0
美羽かわええ
903名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 22:04:28 ID:HHjDekiMO
支援
904袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(11/32):2010/08/21(土) 22:04:34 ID:6qwjYBCa0
「むむむ、そうか……一刀と七乃がそういうのなら仕方がないのぅ……」
 まだ納得できていない様子の美羽が、渋々という感じで引き下がった。
「一刀さんだって男の子ですもん。今更泣き言なんて言いませんよねー」
 と、一刀の真向かいに座っている七乃がにっこり笑う。
 もっとも、一刀の目から見て、それはちっとも笑っている気がしなかった。
 いま彼の身体のそこかしこに湿布が貼られているのは、黄巾党討伐連合軍に合流するための
行軍の合間を縫って、七乃から鬼軍曹のしごきにも似た稽古をつけてもらっているからなので
ある。
 この行軍、元はと言えば一刀の発言が元で決まったようなものである。そして当然、戦いに
なれば人が死ぬ。
 自分が原因で人が死ぬという現実に対し、何も知らぬふりができるほど、北郷一刀は悪辣な
精神をしていない。責任を感じた一刀が行軍に同行することを美羽に求めたのは当然の帰結で
あった。
 その件に関して美羽はあっさり承諾してくれたが、そうなると新たな不安が出てくる。
 城の中でぬくぬく愛玩動物として美羽に過ごしていた最近の一刀は、部活動で毎日汗を流し
ていたころに比べて、明らかに身体がなまっている。そんな状態でいきなり『実戦』に出るの
は流石に無謀と感じ、付け焼き刃とわかってはいたが、誰かに稽古をつけてもらえないかと訊
ねたのだ。
 そして、そんな要望を笑顔で快諾してくれたのが、目の前でにこにこ笑っている七乃であった。
 以来、暇を見つけては城の中、行軍が始まってからは休憩の度に一刀は七乃から訓練を受け
ることになったのだ。
905袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(12/32):2010/08/21(土) 22:08:02 ID:6qwjYBCa0
「うう、そういうことなら妾には見守ることしかできんのじゃ……。だが一刀よ、痛くなった
らすぐ言うのじゃぞ? すぐに七乃に言ってやめさせてやるからな」
「いやー、うん、大丈夫だよ大丈夫。だからさ、その、あの、そんなにくっつかなくても良い
んじゃない、かな?」
 心配そうな顔を近づけてくる美少女に対して、息子が反応を示してしまわないうちに、さり
げなく身を離そうとする一刀。
 しかしこの広くない馬車の中、やはり逃げようとするのは無理があった。
 すり寄せてくる幼い体の感触に掴まり、たちまちたくましくなりかける一部分。
 だが、
「……っ―――!?」
 突然足元から駆け上がった痛みに、やましい気持ちが吹っ飛んだ。
 涙目になりながら顔を上げると、正面では先ほどと変わらず、七乃が静かに笑っていた。
「一刀さん、おイタは駄目ですよー?」
 下を見ると、白いブリーツスカートからすらりと伸びた足の先、ブーツの踵が一刀の足を思
い切り踏んでいた。
「ぐ、ぐぐっ……っ」
「? 一刀、七乃? どうしたのじゃ?」
「いえ、一刀さんの足の上に蚊がいましたので、やっつけてさしあげました」
「ほう、蚊か。確かに蚊はいやじゃな、かゆくなるからの」
 得意げな顔でそう言うと、美羽は一刀から体を離してうむうむと頷いた。
 七乃の真意などには、まったく気付いていない様子である。
 一刀の脳裏にあの日、森の中で七乃に言われた言葉が思い出される。
906名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 22:09:14 ID:fbiDFJNF0
紫煙
907名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 22:10:08 ID:wW6pK5GN0
紫苑
908袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(13/32):2010/08/21(土) 22:11:21 ID:6qwjYBCa0
『一刀さんは美羽さまのお気に入りですからねー。死なれちゃ困りますけど、だからって中途
半端な気持ちで美羽さまに狼藉を働いて、あとで泣かせようものなら……不慮の事故とか起こ
っちゃうかもですよー? その辺よーく肝に銘じておいてくださいね』

 良からぬことをしたら命の保証はない、そんな言外の圧力を思い出して、一刀はぶるりと身
震いをした。

 七乃は本気である。
 事実あれ以来、七乃抜きで美羽と二人きりになる機会は激減した。
 暇な時間を鍛錬にまわしたり、別の仕事をあてがったりして、とにかく七乃は一刀を手元に
置いて監視する方針にしたようなのだ。
 だからこうして一緒にいるときも、大体は七乃の目が光っている。
 まあ、一刀の側の事情としても、監視してくれていた方がありがたいのは確かなのだが。
 何せ、いまの一刀の中には制御できない野獣が住んでいるのだ。しかもロリ限定。
 そんな人間失格を解き放つのは、常識人として絶対に避けたいところである。

 しかしそんな一刀の考えをあざ笑うかのように、美羽は無邪気に一刀の腕をぴったり抱き寄
せてくるのだ。
 暖かな少女の体温が、北郷一刀を刺激する。
 また足を踏まれてはたまらない。一刀は気を紛らわせるようにして七乃の乳に目をやった。
 おっぱいが一つ、おっぱいが二つ、おっぱいが三つ、おっぱいが……
「それで七乃よ、一刀の腕前はどうなっておるのじゃ?」
「んー、そうですねぇ……」
 必死におっぱいを数えて気を紛らせている一刀の視線に気付いているのかいないのか、七乃
は腕を組んで口元に手をやって考えるような仕草をした。
 結果胸を抱くような形になり、その拍子に七乃のおっぱいが揺れる。
 先日目にした孫策のような、爆発的な乳ではないが、七乃のそれもなかなかに立派だ。
 手で掴めば、隙間からむっちりとはみ出すに違いない。
 ああ、残念至極。
909袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(14/32):2010/08/21(土) 22:15:02 ID:6qwjYBCa0
「うーん、私が見る限り、武芸に関しては全然駄目ですね」
「うぐっ」
 おっぱい観察で平静に戻った一刀に七乃の言葉が刺さった。
 確かに学校では剣道部に所属し、その前は祖父から指導を受けていた一刀だが、七乃との腕
前の差はあまりに歴然としすぎていて、反論の余地が微塵もないのも事実なのである。
 明らかに細腕で強そうに見えないのだが、やはりこれでも武将、ただの現代人である一刀と
は根本的に体のつくりが違っているとしか思えなかった。
「基礎はできてるみたいなんですけどねー。どうも綺麗すぎるっていうか……いえ、上品なの
は良いことなんですけどね。なんというか実践ではあんまり役に立たない感じで。見ていてど
うも安心できません」
「むむ、そうなのか。じゃが筋はいいのじゃろう?」
「はい。それはお嬢さまに比べたら、月とスッポンですよ」
「うむうむ。闇夜に輝く月の美しさも、妾の前では霞んでしまうということじゃな。わははは
はー!」
「わーい、流石お嬢さま。物事を自分の都合の良いように解釈させたら天下一。いよっ、憎い
よ憎いねぇ、このお天気頭っ!」 
「わはははは! それほどでもないのじゃっ! 七乃、妾をもっと褒めてたもっ!」
「あはははー」
「わははー」
 とまあ、いつも通りのオチがついたところでガタンッ! という衝撃と共に馬車が急停車し
た。
910袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(15/32):2010/08/21(土) 22:18:07 ID:6qwjYBCa0
「なっ、なんじゃなんじゃ!?」
 あわや座席から投げ出されそうになったところを、一刀の腕にに掴まってことなきを得た美
羽が目を丸くしていると、すぐに馬車の戸が引き開かれた。
「申し訳ございません! 張勲さまに報告がございます!」
 その先にいたのは、この馬車を守る近衛兵の一人だった。
「どうしたんです? もしかして敵襲だったりします?」
「はっ、いえ、それが……前方、我が軍の進路に軍を発見したと、先行して偵察に当たってい
た部隊から報告が入りまして」
「あらら、やっぱり遅刻しちゃったみたいですねぇ」
「七乃、どういうことじゃ?」
「どうやら合流地点に、気の早い諸侯のどなたかが先に到着してらっしゃるみたいですねぇ」
「遅刻ってことは、予定より遅れてたんだ」
「ええ、お嬢さまのハチミツを買い足すために、途中で大きく迂回しましたからねー。もう先
に着いてる方がいたとしても別に変じゃありませんよ」
「ああ、なるほど……」
 その言葉に一刀は納得して頷いた。
 途中二度ほどハチミツ補給のために進路を変更したのだ。
 それを考えれば遅れは当然と言えよう。

 一刀が納得する一方、説明を聞いた美羽は目をキラキラさせて、期待に満ちた目を七乃に向
けていた。
「ということは七乃よ、ようやく妾は馬車から降りられるのじゃな!」
「ええ、はい……って、えぇ!? お嬢さまっ!?」
 馬車から身を乗り出して颯爽と降りようとしている美羽を、七乃が慌てて掴んで止めた。
911名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 22:18:15 ID:jFlzJ8EV0
紫苑
912袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(16/32):2010/08/21(土) 22:22:00 ID:6qwjYBCa0
「なんじゃ。もうついたのじゃろう?」
「違います。目的地が近づいただけです。まだ到着してませんから、もうしばらく馬車の中で
過ごしてください」
「うぅ? だが馬車は止まっておるではないか」
「でもすぐにまた動き出しますからもう、ちょっと我慢してくださいね」
 それを聞いた美羽の顔がみるみる曇っていく。
 そして、それは突然爆発した。
「うぅー……いやじゃいやじゃ! もう馬車は飽きたのじゃ! 妾は一刀と外へ行くのじゃ!」
 なんの脈絡もなく、唐突に駄々っ子モードに入ってしまった美羽を見て、一刀は口を開けて
ぽかんとした顔になる。
 確かに美羽がやると実に絵になるかわいい聞き分けのなさなのだが、一刀の前で美羽がここま
で本格的にワガママを言ったのは、これが初めてのことであった。
 もっとも、ここまで何日も馬車に詰め込まれたままの生活である。彼女くらいの年頃なら、
内心でかなりストレスを溜めていたとしても不思議ではないのだが……。
「あらら、一刀さんの手前堪えてたものが、とうとう溢れちゃいましたかねー。うーん……こ
うなっては仕方がありません。お嬢さま、ちょっと首の後ろを拝借」
「……?」
「とうっ!」
「ぴぎゃっ!?」
 その七乃がとったその行動に、一刀は今度こそ仰天した。
「ちょっ、七乃さん!?」
 美羽の首の後ろに手を回した七乃は、その首筋にストーンと芸術的な手刀を打ち下ろしたの
である。
 綺麗なものをもらって、美羽の首がガクリと落ちた。
913袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(17/32):2010/08/21(土) 22:25:21 ID:6qwjYBCa0
「ここ最近というか、一刀さんが来てから随分と大人しくされてるなーって思ってたんですけ
ど、やっぱりこっちの方が美羽さまらしいですね。はいはーい、お嬢さまー、朝ですよー起き
てくださいねー」
 あくまで冷静な声でそう言って七乃がぺちぺち頬を叩くと、気を失っていた美羽は存外あっ
さりと目を覚ました。
「む、むぅ……なんじゃ? 妾は……寝ておったのかえ?」
「はい、おはようございます」
「ううむ。しかし何やら首の後ろがすとーんと手刀を入れられたような感じなのじゃが……」
「もぅ、お嬢さまったら。一体何を言っているんです? そんなことあるわけないじゃないで
すかー。さあさあ、もうちょっとで目的地に到着しますから、それまで大人しく一刀さんで遊
んでてくださいねー。ということで一刀さん、健全な範囲でお嬢さまの相手をお願いします」
「って、やっぱりそうなるの!?」
「う、うぅむ? わかったのじゃ。ならば一刀よ、妾が抱っこしてやるぞ」
「わ、ちょっとっ!?」
 言うが早いか、美羽が一刀にぴょんと跳ねて抱きついた。
 膝の上に乗るようなその体勢は、まるっきり一刀に抱っこしてもらっている構図なのだが、
本人にとってはどうでもいいらしい。
 一方、一刀に世話を任せた七乃は、テキパキと兵士に指示を出し始めた。
 順番にわかりやすく出されるその命令に従って、兵士たちも迅速に動き出す。
 あたふたとしながらそんな光景を横目に見る一刀だったが、こういう場面を見るにつけ、普
段の七乃は美羽に合わせてトンチンカンなことを言っているだけで、本当はものすごく優秀な
人なんじゃないかと思いを強めるのだ。
914名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 22:26:30 ID:fbiDFJNF0
なんという荒業w
915袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(18/32):2010/08/21(土) 22:28:14 ID:6qwjYBCa0
 と、そこで耳元に甘いささやき。
「一刀〜、一刀ぉ〜。一刀の手は本当に大きいのぅ♪ どうしてこんなに大きいのじゃ?」
 ノリで『おまえを食べるためさ!』と返してしまいそうになるが、そこは堪えて我慢の子。
 わざわざそんな見えてる地雷を踏んだりはしない。
 忙しそうにして聞こえていない風を装っていても、絶対に七乃が聞いている確信が一刀には
あるのだ。
「あ、あははは。好き嫌いしないで、なんでも食べたからかなー」
「おお、そうか! 一刀は好き嫌いがないのか。それは偉いのじゃ、妾が褒めてやろう♪」
 美羽にぎゅっとされる。
 柔らかい……。
「ぅぁぅぁぅぁ……」
 一刀の受難はまだまだ続く。

 ◆◆◆

「待ってたぞ袁術!」
 そう言って合流地点に到着した一行を出迎えてくれたのは、軽装ながら鎧を身に着けたどこ
か地味な印象を漂わせる美少女だった。
 一方で、声をかけられた当の本人はきょとんとしている。
「……七乃や。知らぬ者が妾に声をかけてきたのじゃ。知っておるか?」
「さぁ? お嬢さまの熱狂的な支持者なんじゃないですか?ー」
「うぉい! 私だよ、私! 公孫賛だよ!」
「こうそ……んさん?」
「お嬢さま。違いますよ、公孫さんですよ」
「違う! 公孫賛だ! っていうか張勲! おまえわかっててやってるだろ!」
「えへへー。バレましたぁ?」
「むー。それで七乃、こやつは一体誰なのじゃ?」
916名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 22:31:30 ID:jFlzJ8EV0
普通の支援ー
917袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(19/32):2010/08/21(土) 22:33:10 ID:6qwjYBCa0
「ほら、あれですよ。お嬢さまがお金を貸して、袁紹さんを後ろからちくちく嫌がらせをして
もらってる、北の田舎者さんですよ」
「むぅ……。妾はそんな奴知らんのじゃ」
「うーん、だったら知らないままでもいいんじゃないでしょうかー。別に知らなくたって困り
ませんよ」
「おおーい! なんか酷いこと言われてないか私!?」
「そんなことないですよー。ただの気のせいですよ公孫さんさんさん。ちょっと自意識過剰な
んじゃないですか?」
「だ・か・ら! 私は公孫賛だー!!」
 ……完全に手玉に取られている。
 公孫賛と名乗った娘に同情を禁じ得ない視線を向けていた一刀だったが、不意にその彼女と
目があった。
 どきりとする。美羽や七乃と日常的に接しているせいで感覚が狂ってしまいそうになるが、
目の前の娘も十分に美少女なのである。
 なにより、ない方がよりいいとは思うが、あのくらい普通というか、主張がないのもありか
なと思う。
 主に、胸のことだが。

「それで、さっきから気になってるんだけど、そいつはなんなんだ?」
「えっと……、それってやっぱ俺のこと?」
「ああ。確か前に挨拶したときにはいなかったよな。張勲、新しく仲間に引き入れた将軍か?」
「そんなー。こんなしょぼくれた人を仲間に引き入れたりなんてしませんよ」
「しょぼ……」
 そんな風に見られていたのかとちょっぴり一刀の心が傷ついた。
「わはははっ! 一刀はな、妾のぺっとなのじゃ!」
「ぺっ……、何?」
918袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(20/32):2010/08/21(土) 22:35:46 ID:6qwjYBCa0
「じゃから、ぺっとじゃ、ぺっと!」
 聞き慣れない言葉を耳にして当惑の表情を浮かべる公孫賛に、七乃が助け船を出した。
「あー、天の国の言葉で、愛玩用の動物のことらしいですよ」
「天の国?」
「ほら、管輅さんが予言した戦乱を納めるために遣わされたっていう例のあれの」
 すると、その説明を聞いた彼女が今度は驚きに目を白黒とさせた。
「って、ええ!? あれって本当のことだったのか!?」
「ホントにホントですよー。で、この方が実際に天から落ちてきた『天の御使い』、北郷一刀
さんというわけです」
「へー……」
 感心したような声を漏らしながら、公孫賛は一刀に遠慮がちに好奇の目線を向けてきた。
 その反応にもなんらおかしなところはなく、どうやら彼女が美羽や七乃のようなエキセント
リックではなく、普通の性格らしい。
「えっと、本当に『天の御使い』かはわからないけど、北郷一刀です。よろしく」
「あ、ああ。公孫賛だ、こっちこそよろしく」
 差し出した手に公孫賛は最初戸惑った様子だったが、それでも彼女はぎこちなく手を握り返
してくれた。
 そういえばこっちにも握手ってあるのかな? と一刀が思い至ったのは実際に握手を終えた
あとであった。
「それにしても……天の御使いで袁術の愛玩動物やってるっていう割には、そのキラキラした
服以外はまともっぽいんだな」
「なんじゃと!? 一刀はのぅ、こう見えても実はすごいのじゃぞ!」
「はいはいお嬢さま、それはもう良いですってば」
 またいつぞやのように一刀の長所自慢を始めようとする美羽を七乃が止めた。
 流石にこの場で飛びつかれて体がどうにかなってしまうのは避けたい一刀には、七乃の制止
は正直ありがたかった。
919名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 22:38:29 ID:fbiDFJNF0
紫煙
920袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(21/32):2010/08/21(土) 22:40:20 ID:6qwjYBCa0
「でも『天の御使い』が本当に降り立ってて、しかも袁術のところにいるなんて私はまったく
知らなかったぞ。折角なんだからもっと喧伝すれば良いじゃないか」
「あはは。公孫賛さんらしい、普通の浅知恵ですね」
「張勲、おまえって何気に酷いこと言うよな」
「それほどでも」
 ジト目の非難も華麗にスルー。ここまでくると、図太いというよりむしろ天然の域である。
「大体ですね、そんなことしたら折角のお嬢さまのご威光が、一刀さんの陰に隠れちゃうかも
しれないじゃないですか。そんなのは駄目駄目です。それに、世の人は公孫賛さんみたいに、
人が良くて騙されやすい人ばかりじゃありませんからね。よりにもよってお嬢さまの元に『天
の御使い』が落ちてきましたよー、なんていう嘘くさい話を喧伝して回っても、袁家に取り入
ろうとしているペテン師がいる程度にしか思われませんよ」
「あー、なるほど……ちゃんと考えてるんだな」
「ええ、お嬢さまのためですから」
「むむー。妾はもっと一刀の存在を天下に知らしめして、皆に自慢してやりたいのじゃがのぅ」
「もー、何度も言ってるじゃないですか。そんなことしたら、良からぬことを考えてるどこか
の誰かが、一刀さんを浚っちゃうかもしれませんよ。ほら、例えば孫策さんとか」
「む、むむむむ。それは困るのじゃ……」
 そう言って、美羽がうーんと唸った。
 と、それで一区切りついたと見たのだろう、
「さてと、じゃ先に着いてる他の連中に紹介するよ。ついてきてくれ」
 公孫賛はそう言って、三人を先導するようにして歩き始めた。
「ちょっと癖のある奴らばかりだけど、おまえたちも負けないくらい濃いし、大丈夫じゃない
かと思うよ。多分」
921名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 22:42:09 ID:WKCgse1y0
支援
922名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 22:42:41 ID:fbiDFJNF0
4円
923袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(22/32):2010/08/21(土) 22:43:24 ID:6qwjYBCa0
 ◆◆◆

 案内された先では、綺麗に色分けされた二つの軍が向かい合っていた。
 睨み合うようにして対峙するその中間地点、その開けた場所。そこに彼女たちは陣取ってい
た。
(一体、どこが大丈夫だっていうんだ……?)
 美少女ばかりが七人。彼女たちがやりとりする光景を前に、一刀はそんなことを思った。

「だ、駄目です駄目です曹操さんっ! これは我が家に伝わる大切な宝剣で、中山靖王劉勝の
末裔であることを示す……」
「勘違いしないでちょうだい。この私がそんなもの欲しがるわけないでしょう」
「そ、そんなぁ、酷いですぅ。うちの宝剣をそんなものって……」
「私が欲しいのはね。……そう、あなたが一番大事にしているものよ」
「一番大事に……って、ええぇっ!? それこそ駄目です曹操さんっ! 私、は、初めては好
きになった人にあげるって決めてるんですっ!」
「だから勘違いしないでって言ってるでしょう。……まあ、あなたのソレにも興味がないわけ
じゃないけど。私が本当に欲しいのは関羽よ」
「ええぇぇぇ!? 愛紗ちゃんですか!? や、やっぱり曹操さんって噂通り、女の子同士で
きゃっきゃうふふするのが好きな変態さんなんですねっ!?」
「なっ!? ちょっとあなたっ! 黙って聞いていたらさっきから好き勝手失礼なことを! 
華琳さまは変態なんかじゃないわ! 女の子同士で肌を重ねるのはね、とっても素敵で至極自
然なことなんだから! 訂正しなさい!」
「そうだそうだ! 華琳さまは閨の中ではすごいんだぞ! 訂正しろ!」
「……ちょっとあなたたち、ややこしくなるから黙っててくれるかしら」
「あぁん! 華琳さま、その冷たい目も素敵ですぅ! もっとこの桂花をお叱りください!」
「お、おしおきなら私もっ!」
「や、やっぱり曹操さんは変態さんなんですね! そんな人に愛紗ちゃんは渡せませんっ!」
924名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 22:46:03 ID:WKCgse1y0
sien
925袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(23/32):2010/08/21(土) 22:47:03 ID:6qwjYBCa0
「桃香さま、そこまでこの私のことを……」
「愛紗愛紗ー」
「む、なんだ鈴々」
「そんなことより鈴々はお腹が減ったのだ」
「そんなこととはなんだ、そんなこととは。桃香さまが私を身をはって守ってくださっている
というのに。それに鈴々、おまえは少し前におやつを食べたばかりではないか」
「でもお腹が減ったのだ」
「はっはっは。良く食べよく寝る子は育つと言うぞ。さては関羽殿、ばいんばいんっぷりで張
飛殿に負けるのが怖いと見える」
「と、突然何を言い出すのだ趙雲殿!」
「ふふ、気にしなくてもこの柔肉ならば殿方の気持ちも……むむ、本当に大きいな。それにこ
の弾力、揉み心地……なるほど、曹操が欲しがるのも頷ける」
「や、やめろ! あ、んんっ!」
「愛紗ー、そんなことより鈴々はお腹が減ったのだー」

「……何このカオス」
 一刀の口から、そんなつぶやきが漏れた。
 女が三つで『姦しい』と書くが、まったく昔の人は正しいと思い知らされる光景である。
 どうやって収拾をつけるのかさっぱりわからない、そんな最中、誰かのパンパンと手を打つ
音が響いた。
「おーい、みんなー! 紹介するからちょっと聞いてくれー!」
 割って入ったのは公孫賛である。
「いま到着したこの二人は荊州太守の袁術と、その配下の張勲だ。あー、それともう一人、こ
っちは……えーと」
 と、一刀を説明する段になって公孫賛の声が淀んだ。
 どう切り出すかを困っている様子だったので、一刀は仕方なく自分から名乗り出ることにし
た。
926袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(24/32):2010/08/21(土) 22:50:45 ID:6qwjYBCa0
「えっと、なんでもない人の、北郷一刀です。よろしく……」
 なんとも情けない名乗りであるが、まさか自分で『天の御使い』などと大仰な名前を名乗る
よりマシである。
 それでもその珍妙な名乗りに、全員の視線が一斉に一刀の方に向いた。
 その意味するところはなぜ?≠フ問いかけである。
 そしてその疑問を代表して聞いてきたのは、髪を左右でくるくるに巻いた小柄な少女だった。
 整った顔立ちに、油断なくきりりと引き締まった目つき、一々絵になる仕草は彼女がただ者
ではないことを雄弁に物語っている。
「ここは黄巾党本隊討伐を目的とする連合軍に参加する諸侯が集まる場よ。どうしてなんでも
ない人がいるのかしら?」
 もっともなことを言う声は固いが、その口元がつり上がってニヤリとした笑みを形作ってい
る。
 それを見て直感する。
(あー、きっとこれは七乃さんと同じで、わかってて楽しんでる人っぽいなぁ)
 こういう相手に下手にジタバタしても仕方がない、それが最近の学習したものの一つだ。
 仕方がないと、一刀は渋々ながら口を開きかけ、そこで動きがはたと止まる。
(えーと、なんて答えればいいんだ……?)
 初対面の相手に自分自身を説明する良い言葉がないことに、遅まきながら気が付いた。
「あー……」
 素直に白状しようとすると、どうしても突拍子もない答えにならざる得ない。
 まさか空から振ってきましたと説明するわけにもいかないだろう。ラピ●タじゃあるまいし。
 こういうときに頼りになるのは……そう思い、公孫賛のときと同じようなフォローを期待し
て七乃の方を見たが、彼女は笑っているだけで何かしてくれる様子はない。
 助けてくれる気はないなと判断して、自分でなんとかしようと言葉を選んでいると、一刀を
庇うようにして美羽が前に出た。
927袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(25/32):2010/08/21(土) 22:54:06 ID:6qwjYBCa0
 そして、
「それはなっ、一刀が『天の御使い』だからじゃっ!」
 ついさっきまで喧伝しないといっていたことを、胸を張った美羽があっさり言い放った。
「ちょっ、美羽!」
 止めようにも、もう遅い。
 その言葉を聞いて、一刀に向けられていた視線の質が一気に変わった。
 疑念から一気に好奇、警戒、侮蔑へ……。
 侮蔑の視線だけは、最初から侮蔑だった気もするが、この際それは気にしないことにする。
「ちょっと、七乃さん! 良いんですか!?」
「んー、別にいいんじゃないですかねー」
 止めてくれるとばかり思っていた七乃は、先ほどの言をあっさり翻し、にこにこと笑ってい
た。
 それは『楽しそうだから止めませんでした!』という意志が読み取れる楽しそうな顔である。

「あー、なんかややこしくなりそうだから、先に紹介だけすませちゃうぞ」
 周囲がざわつく中、先頃一刀が向けていたのと同じような同情の目を向けて、公孫賛は咳払
い一つしてから片方の勢力から紹介を始めた。
「まず、うちで客将をやってる連中から。そこにいる腰に大きな剣を下げているぽわぽわした
のが劉備で、その後ろにいるのが関羽、その横にいるのが張飛、関羽を後ろから羽交い締めに
しているのが趙雲だ」
「い、いい加減に手を放してくれ趙雲殿!」
「ふふ。女同士なのだ、このくらい良いではないか良いではないか」
「お腹減ったのだ……」
 公孫賛の紹介もお構いなしにマイペースを貫く三人の中、劉備が一歩前に進み出た。
「えーと、袁術ちゃんに張勲さん、それに……一刀さんでいいのかな。私は劉備だよ。改めて
よろしくね」
928袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(26/32):2010/08/21(土) 22:57:12 ID:6qwjYBCa0
 そう言って、胸の前で手を合わせてにっこり笑う。
 その動作で、むっちりとした胸がぷるんと揺れた。
 どうにもしまらない緊張感の抜けた劉備の挨拶であったが、これに関しては美羽も負けては
いない。
「うむ! 劉備とやら、仲良くしてやる義理はないが、どうしてもというなら妾が仲良くして
やるぞ。わははは!」
「うん、一緒に頑張ろうね。わぁ〜、嬉しいな。こんなにすぐ袁術ちゃんと仲良くなれるなん
て」
「そうかそうか、そんなに仲良くしたいと申すか。ふむふむ、なかなか見所のある奴じゃ。こ
れも妾の人徳の成せるわざじゃな! わははは!」
「うふふふ。袁術ちゃん、かーわいぃ♪」
 劉備と袁術。
 仮にもこの二人、天下に覇を唱える群雄英傑のはずなのだが、彼女たち話しているさまはお
花畑に蝶々が飛んでる情景を連想させる。
 微笑ましいほどに平和的なやりとりであった。
「うむうむ。七乃、一刀、二人とも仲良くしてやるのじゃ」
「はいはい。劉備さん、よろしくお願いしますねー」
「あ、よろしく……」

 七乃が劉備に『えへへー』と笑いながら挨拶をしている横で、一刀はまったく別のことを考
えていた。
 劉備。劉玄徳。あえて日本人的な呼び方をするなら劉備玄徳。
 民衆からの絶大な支持を集め、蜀漢を打ち立て漢中王を名乗った中国史上指折りの大英雄。
そして言わずと知れた『三国志演義』の主人公。
 それが……こんなにかわいい女の子だったなんて!
 思わず心がざわめいてしまう。
929名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 22:59:11 ID:fbiDFJNF0
紫苑
930名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:00:15 ID:fJ7uRsr00
支援
931袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(27/32):2010/08/21(土) 23:00:29 ID:6qwjYBCa0
 いや、一刀とて、まったく予想していなかったわけではないのだ。
 なんとなくこの世界のことはわかりかけていた。
 三国志っぽい世界に、美少女袁術。
 もしかしたら、いやきっと、他の三国志の登場人物も女の子に違いない。そんなことを希望
二割、願望三割、推測五割で考えてはいた。
 だがどうだろう、彼女たちを目にしてそう紹介されると、納得よりも驚きが勝った。
 彼女たちは皆かわいい女の子で、とても猛将や豪傑だとは容易に信じられなかった。

「劉備に、関羽に、張飛……って、やっぱりあの桃園の誓いの、だよね」
 恐る恐る口にした言葉に、案の定劉備の表情が驚きに変わった。
「ええぇぇ!? どうしてそのことを知ってるんですかっ!?」
 その驚きよう、どう見ても嘘をついているようには見えない。
 もしこれで本当に演技だったなら、明日から人間不信になること請け合いである。
「どうしてって言われると……有名だからかなぁ?」
 嘆息混じりに答える。
 『劉備』『関羽』『張飛』。
 どれも三国志を知らない人間でも、名前だけは知っているであろう超有名人だ。
 日本人なら知らない人を探す方が難しい。
「ほえー。流石天の国の人だね、ねぇねぇ、愛紗ちゃんもそう思うよね」
「いやいやいや、何をすんなり納得なされているのですか! おのれ面妖な、我ら三人しか知
らぬ誓いのことを、なぜ知っているのだ!」
「いや、だから俺のいた国では有名なんだって……」
 そうは言ってみるものの、信じられないのは無理もないとも思う。一刀自身、半信半疑なの
だから。
「ははっ。そんなに目をつり上げてみせても、乳を揉まれている格好のままでは形無しだな関
羽殿」
「あっ、はぁんっ! ちょ、だからやめいと言っておるだろうが!」
932名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:01:42 ID:HHjDekiMO
支援させてよ!あの日ように、支援させてよ!
933名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:01:43 ID:WKCgse1y0
しえんしえん
934名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:03:13 ID:HHjDekiMO
デキタ!
続いて支援!
935袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(28/32):2010/08/21(土) 23:05:27 ID:6qwjYBCa0
(あー、っていうことは、やっぱり本当にこの子たちが三国志の……)
 そう思って、一刀は改めて劉備以外の三人を見た。
 関羽。きりりとした目の、長い黒髪をポニーテールにした娘。
 横浜の中華街に行けば神様として奉られてるのを目にすることもできる、義兄弟の次兄。立
派な髭をたくわえていたことから、美髭公っていう呼び名もあったはずだけれども、それはあ
の綺麗なポニーテールが相当しているのだろうか。
 そして趙雲は未だに関羽の乳を背後から揉みまくっている。
 三国志の趙雲のことはあまり良く知らないのだが、確か槍の名手で劉備の家族を救った人だ
った気がする。
 そして張飛……は、放埒豪快なイメージに反して、どうみてもちびっ子にしか見えなかった。
 幼い風貌に幼い言動、そしてどことなく匂い立つ犯罪の香りすら漂う。

 ……だがそれがそそる!

(ってなんだそれ!? そそるって!!)
 見境なしか俺! この変態!
 観察していたはずがいつの間にか息を荒くしていた一刀は、自分で自分の心にツッコミ
を入れて頭を振った。
 その様子を見ていたのだろう、劉備が心配そうな声をかけてきた。
「あのあのっ、どうかしましたか? なんか汗とか出て、すごく深刻そうな顔してますすけど」
 声に釣られてズキンズキンと痛む頭を上げると、そこには大ボリュームのバストがあった。
 やや垂れ気味の、柔らかそうなおっぱい。
 凄い、ド級のおっぱい。
「……………………あー、大丈夫。ちょっと目眩がしただけだから。それも治ったみたい」
 大層な代物をたっぷり三秒は凝視してから、一刀はそう谷間に向かってやや棒読みに言葉を
返した。
 一気にクールダウン。立派なお胸のおかげで動悸、息切れ、目眩に痙攣、すべて収まってく
れた。
 七乃のそれを余裕で上回る、素晴らしい鎮静効果のあるおっぱいであった。

936名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:07:02 ID:WKCgse1y0
かずぴーそれまじでびょうきやで
937名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:07:46 ID:fbiDFJNF0
重症すぎるw
938名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:08:18 ID:fJ7uRsr00
真性か・・・最早手遅れなのか・・・
939袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(29/32):2010/08/21(土) 23:09:33 ID:6qwjYBCa0
「さ、次にいくぞ次。髪の毛をくるくるにしているのが陳留の州牧曹操。その後ろにいる背の
高い方が夏侯惇で、低くて耳がついてる方が荀ケだ」
「曹孟徳よ」
「夏侯元譲だ」
「……荀文若よ」
 三人が前に出て名を名乗る。
 やはりというかなんというか、案の定この三人も他に負けない美少女たちであった。
 そして、彼女たちに一刀の中での美少女筆頭が元気良く名乗りを返した。
「うむ。妾が四世三公を輩した名門袁家の……ん?」
 そこで急に言葉が止まった。
「曹操? はて、どこかで聞いたような……どこじゃったかのぅ、七乃」
「ほらお嬢さま、あれですよ。袁紹さんが良く言ってた……」
「ひぅ! 七乃! あ、あやつのことなど言わんでいい!」
「袁紹さんのご学友の方ですよ」
「だから言わんでいいと言っておるのにっ! しかもあやつの知り合いじゃとっ!? ひうっ」
 その『袁紹』という名前にいやな思い出でもあるのか、それだけ言うと美羽は小刻みに震え
ながら七乃を盾にするようにその背後に隠れてしまった。
(そういえば、城でも何度か名前を耳にしたけど、その袁紹って一体どんな人なんだろうなぁ
……ああ、それにしてもふるふる震えてる美羽もかわいいなぁ!)

「で、私たちのことはもういいのかしら? 正直こんな形式的なことで時間を無駄にしたくな
いのだけれど」
「あー、はいはい。お嬢さまはこうなってしまったらしばらく元に戻らないので、私の方から
よろしくお願いしますーっ、て言っておきますねぇ」
 と、変なスイッチが入ってしまったらしい美羽をおいて、曹操と七乃は勝手にまとめに入っ
てしまった。
 一方、一刀も何も言わないのもどうかと思い、
「曹操、夏侯惇、荀ケ、ね。よろしく」
 と、無難に言っておいた。
940名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:12:21 ID:WKCgse1y0
おしえん!
941袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(30/32):2010/08/21(土) 23:12:33 ID:6qwjYBCa0
 無論、ここまできたら流石に三人がそれぞれ、魏の覇王曹操とその配下であろうということ
くらい察しがついている。
 魏の曹操といえば乱世の奸雄と呼ばれ、『三国志演義』では敵役として描かれる劉備に対を
なす英雄だ。
 夏侯惇と荀ケはその部下で、それぞれ片目の隻眼の猛将と、蜀の孔明・呉の美周朗に並び称
される天才軍師だったはずである。
 もっとも、目の前の夏侯惇は両目があることを考えると、やはりこの世界と現実世界の三国
志は完全には一致しないのかもしれない。
 と、頭では自分を取り巻く状況を考えながらも、その目は自然、曹操の体に吸い寄せられて
いた。
 白い肌に人形のように細い手足、ほっそりとした華奢な腰つき。何より目を引くのはそのな
だらかな胸。
 まさにむしゃぶりつきたくなるナイスバディというやつだが、彼女の場合はそれで終わらな
い。
 女性的な肉感さでは劉備に比べるまでもないが、加えてその目の鋭さや真っ直ぐに伸びた背
筋が、男性的な強さを思い起こさせる。
 けれども、その一方で慎ましい体から漂う色香や艶やかな唇、白魚のような指先が嫌が応に
も彼女が女性であることを意識させる。
 そのような男性的な厳しさと女性的なしなやかさが、芸術品じみた美しいバランスで融合し
ているのだ。
 美羽は勿論掛け値なしの美少女だが、この曹操という少女もまた魅力的な美少女であった。
 美しい……見惚れるように曹操を観察していた一刀であったが、そこでこれまで感じたこと
がないほどの悪寒に襲われた。
 同時、刺すような視線を感じてそちらを見る。
 すると射殺さんばかりの視線でこちらを見ている、ネコ耳フードをした娘、荀ケがそこにい
た。
 真っ直ぐに見据える強烈な意志が宿った瞳、その語るところは、
942名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:13:53 ID:HHjDekiMO
このスレの中に医者は居ませんか?
急病?いや重症患者がいます!
どなたかお医者様は居ませんか?
支援!
943名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:15:05 ID:WKCgse1y0
このろりこんめw
944名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:15:21 ID:fbiDFJNF0
四円
945袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(31/32):2010/08/21(土) 23:15:35 ID:6qwjYBCa0
『ねぇちょっとあなた、さっきから何勝手に華琳さまをじろじろ見てるのよ。いくら華琳さま
が美しいからってね、少しは加減ってものを知りなさいよ! 何、何よその目は? なんか文
句あるっていうの!? 汚らわしい。やめてよね、こっちに視線向けないでよ。男に見られて
るかと思うとそれだけで妊娠しそうだわ。責任取って自分でもいで自害なさい!』

「ぅ、ぅあぁ……」
 目線一つだというのに、でそこまで鮮明に伝わってくる。
 遠慮なくビシバシと叩き付けられる侮蔑のまなざし。
 曹操に負けず劣らずふくよかさの欠けた彼女から投げかけられる、容赦ないそれが、

 ――実にイイ。

「お、おい桂花。北郷とかいう奴、突然びくんびくん震え出したぞ。大丈夫なのか」
「ふふん。あれはね、私の目力にやられたのよ」
「何? 目力?」
「ええそうよ。所謂目で殺すというやつね」
「ほう、眼力だけで人が殺せるものなのか。今度わたしも試してみよう」

 そうして美羽がぷるぷると、そして一刀がガクガク震えていると、不意に関羽の横にいた張
飛が、勢い良く背後を振り返って声を上げた。
「んにゃ! またなんか来たのだ!」
 その声を聞いて、数人が同じようにそちらを見る。
 方角は、西。
946名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:17:14 ID:fbiDFJNF0
ロリ以外にも開眼してるぞw
947名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:17:24 ID:fJ7uRsr00
あきらめろ最早華佗でも治せん。
948名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:18:22 ID:HHjDekiMO
おし☆えん
おしえん!!
支援二学期
949袁術公路4 激突 黄巾党!(前編)(32/32):2010/08/21(土) 23:18:46 ID:6qwjYBCa0
「ん? どれどれ……ふむ、確かに砂煙が上がっているようにも見えるな。趙雲殿はどうだ?」
「ああ、わたしにもそう見える」
 関羽と趙雲がそれぞれ意見を述べると、それに夏侯惇が追従した。
「一直線にこちらに向かって来ているようだな」
「ふぅん。どうせ大方、どこかで道草を食ってた官軍の連中でしょう? 良将だか勇将だか知
らないけど、華琳さまをお待たせするなんていい度胸じゃない」
 夏侯惇の言葉に、荀ケが応える。
 それを聞いた公孫賛が呆れた声を出した。
「なんだおまえたちみんな見えるのか。私にはなんにも見えないぞ」
 その言葉に劉備がはにかみ笑いで、桂花が憮然とした顔で応えた。
「うーん、今回は私もわからないかな」
「脳筋連中と一緒にしないでよ。見えるわけないじゃない」
 それは一刀も同じである。
 英傑たちが揃って向いている方向に、何かがあるようには見えなかった。

 と、突然そちら見ていた数人の顔色が同時に変わった。

「あらあらお嬢さま。これはもしかしたらすぐに戻った方 がいいかもしれませんねぇ」
 そして七乃がそう言うのと、良く通る曹操の美声が響いたのはほぼ同時であった。

「総員! 今すぐ戦闘準備をなさい! 敵襲よ!」
950名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:20:32 ID:WKCgse1y0
乙乙でした
951名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:20:55 ID:HHjDekiMO
惜しい元の人格を亡くしました、お悔やみ申します。
この次も支援ー!支援ー!
952名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:21:15 ID:sQgMdBgG0
乙=
953メーテル ◆999HUU8SEE :2010/08/21(土) 23:23:17 ID:6qwjYBCa0
わたしの名はメーテル……投下の終わりを告げる女。
今回も無事投下を終えることができたわ……支援してくださった方々に感謝を。

一回の投下量としては明らかに多くなりそうなのでここで切って投下させてもらったわ。
次回も病気を治すための一刀の奮闘は続くのよ、鉄郎。
954名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:23:29 ID:HHjDekiMO
メーテル氏乙!
と、誰か次スレよろ。
955名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:23:35 ID:fbiDFJNF0
乙でしたー
このメンバーにペットと紹介されなくてよかったなw
956名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:25:27 ID:fJ7uRsr00
え?
治す気有ったんだw
957名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:26:42 ID:HHjDekiMO
治るの?ねえ、治るの?
あれ治るの?
BJとスーパードクターKと藤堂を治した世界最高の医師団とスーパードクターYKKが居ないと…………
958名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:30:32 ID:fJ7uRsr00
Dr.秩父山と越谷博士あたりに頼んでみよう。
959名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:35:20 ID:sQgMdBgG0
>>954
次スレはいつも通り980辺りで大丈夫だろう
今は投下直後で勢いあるが長く続くわけではないしね
960名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:41:08 ID:HHjDekiMO
>959
そうですね、すいませんした。
ちょいと調子付いたかも…
961名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:44:03 ID:sQgMdBgG0
いや責めてるわけじゃないから謝る必要はないと思うがw
962名無しさん@初回限定:2010/08/21(土) 23:51:13 ID:HHjDekiMO
間違ったと思う時は素直に謝る、誰も嫌な気分にならなきゃ自分も満足。
963名無しさん@初回限定:2010/08/22(日) 00:18:49 ID:T8jW6Jak0
謝るだけならまだ良いけど2行目の調子付いたとか書かれると調子に乗るなと言われたみたいになるから謝れる側の事も考えてあげて
申し訳ない気分になったり何か悪い事したみたいな雰囲気になることもあるし
964名無しさん@初回限定:2010/08/22(日) 00:23:43 ID:dxW/wsmP0
突然すみません。
スレ消費のためこちらで投下してみてはという助言を頂いたのですが
投下しても良ろしいでしょうか?
965名無しさん@初回限定:2010/08/22(日) 00:32:15 ID:K6KoE4yg0
>しかもロリ限定。
それは辛い……乙でした。
美羽さまの他にも魅力的な、華奢と書いてナイスバディな女性が
よりどりみどりですね。次回もお待ちしております。

>>964
どうぞお願いします。ただ、今から1000までに収まりそうですか?
966名無しさん@初回限定:2010/08/22(日) 00:36:34 ID:T8jW6Jak0
>>965
清涼剤氏だから1レス分だろう
967清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/08/22(日) 00:39:04 ID:dxW/wsmP0
>>965
ご返答有り難うございます。
>>966の方が仰るとおりで直投下ではありません。
つまり微力程度なので大丈夫なのです。


というわけで、専用板に48話を投降したので告知です。

注意事項などはもう見飽きたと思うので割愛します。
※ただし、記載があったほうがよさそうでしたら戻します。

URL:http://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0557
よろしければお付き合い下さい。
968名無しさん@初回限定:2010/08/22(日) 00:48:57 ID:K6KoE4yg0
>>967
避難所で経緯を確認しました。
今日はもう晩いので、ひと眠りしてから拝見させていただきます。
969名無しさん@初回限定:2010/08/22(日) 00:50:58 ID:T8jW6Jak0
>>967
乙、最近の投下速度を考えると個人的にはそのくらいの分量が丁度読みやすい
970名無しさん@初回限定:2010/08/22(日) 09:47:31 ID:bCpyZVu70
メーテル氏、清涼剤氏乙でしたー
二つも来ててテンション上がる
971名無しさん@初回限定:2010/08/22(日) 10:25:15 ID:7Dwpmkw+0
570 :一壷酒 ◆1KOsYU0skY :2010/08/22(日) 10:19:43 ID:an7jlIQ60
こんにちは、一壷酒です。
萌将伝の発売もあって、久しぶりの投下となりました。今回は短めです。ご了承下さい。
前回のお話と時間軸が重なる時期を描いた番外編となります。主に張三姉妹中心。
実は、天和、地和、人和、麗羽、美羽、七乃、一刀の多人数プレイを描こうとして、力不足で
書けなかったので、いつかリベンジしたいと思っています。
(前回、最後の節で詠につっこまれていた歌姫と二袁相手に奮戦ってやつですね)
さて、今回の番外編が終わりますと、最初の最初――一刀さんが皇帝になるよう要請される
場面まで約一年ほどとなります。
ようやく終わりが見えてきましたが、もうしばらく続くと思いますので、おつきあいいただけ
ると幸いです。

次回更新は来週、 8月29日 午前 を予定しています。
972名無しさん@初回限定:2010/08/22(日) 10:25:42 ID:7Dwpmkw+0

◇注意事項◇
・『真・恋姫†無双』魏ルートの後の話となります。
しかし、魏ルートの続きかと言われると違います。あくまで新しい物語とお考え下さい。
・ハーレムものです。
・魏軍以外の人物への呼び方・呼ばれ方は、原作になるべく近くしようとしていますが、知り合う
シチュエーション等が異なるため、原作中とは相違があります。
・史実とゲーム内情勢に関する独自解釈があります。
・アブノーマルな形でのセックスやそれに類する行為が出てくることもあります。
・題材の関係上、戦争や戦闘が関わってきます。それに伴い死の描写もあります。
 また、あわせて、http://ikkonosake.kuon.cc/faq.htmlなどもご参照ください
 以上の点に不快感、違和感、ひっかかりを覚えられる方はお読みにならないことを強くお勧めします。

 UP板にて、メールフォーム及びメールアドレスを公開しています。ご意見ご感想等ありましたら、
どちらからでも、お気軽にどうぞ。フォームのほうはお名前、メールアドレスの記入が必要ありません。

いつも通り、txtで専用UP板にアップしましたのでご覧ください。
URL → ttp://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0558-gh3_ex03.txt

このタイトルなら、稟と七乃だろ、というツッコミはなしの方向でw
973名無しさん@初回限定:2010/08/22(日) 14:52:43 ID:4y/JtDYj0
転載すんなボケナス!
974名無しさん@初回限定:2010/08/22(日) 17:57:17 ID:bCpyZVu70
ほっとけほっとけw
975名無しさん@初回限定:2010/08/23(月) 14:12:04 ID:MTOmc08U0
>>953
気持ち悪い
もう少し自重したら?
>>967
才能が無い
もう少し自覚したら?

何よりどちらも今後の投下はやめたほうがいいレベル
ただ次の玄朝秘史が来るまでの間に本当の良作の投下への期待と待望を高めるのには使えるから続けたければ続ければいい
976名無しさん@初回限定:2010/08/23(月) 14:21:51 ID:VzjrJvcrO
>>975
はい、ツン1入りました〜♪

さあどんどんいってみよ〜w
977名無しさん@初回限定:2010/08/23(月) 17:04:51 ID:2OrYpHJ60
清涼剤氏、メーテル氏ともに乙でしたぁ

なんか最近の荒らしさんはあからさま過ぎて逆に可愛らしい
978名無しさん@初回限定:2010/08/24(火) 01:49:36 ID:Vkc28x4r0
605 :蓮華曰く、:2010/08/24(火) 01:36:06 ID:k9mECZ6E0
一壷酒氏乙
これが後の恋姫†無双(無印)である……でもおかしくはなさそうだ
979名無しさん@初回限定:2010/08/24(火) 19:14:29 ID:FrKv/XRs0
以下通常運行です
お騒がせしました
980西涼西 ◆q5O/xhpHR2 :2010/08/25(水) 01:03:25 ID:EwpG9+oy0
今週は土曜日の夜に無じる真√49話投下予定です。
念のため、事前の報告とさせていただきました。

恐らく、相変わらずの文量になると思いますので
物足りない方もいるとは思いますがご了承願います。

それとSS全体の進行状況もご報告しておきます。
主軸となるプロットで見ると大分ゴールに近づいています。
ただ、今のペースでも完結までの時間を予想することはできません。
あっさりなプロットに比べて書くときに抑えなければならない点が多すぎるのです……。

では、夜更かしも大概にしておきたいのでこれにて失礼致します。
981名無しさん@初回限定:2010/08/25(水) 01:04:56 ID:EwpG9+oy0
間違えました。西涼西でなく清涼剤です。

どうも睡魔を相手にするとダメダメなようです。お恥ずかしい限り。
980を踏んだようなのでついでに次スレ立てて寝ようと思います。
982名無しさん@初回限定:2010/08/25(水) 01:15:43 ID:EwpG9+oy0
恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの外史演義〜 24
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1282666144/

それでは今度こそ失礼します。
983名無しさん@初回限定:2010/08/25(水) 19:36:49 ID:PAgMVjg+0
>>980
おぉ、名前が違うから一瞬分からなかったw
お待ちしていますー
あ、次スレ立て乙です
984名無しさん@初回限定:2010/08/25(水) 21:34:02 ID:W7yHHbW/O
てっきり新人さんが現れたと思ったのはお兄さんとみんなの大事な内緒だ。
985名無しさん@初回限定:2010/08/26(木) 10:46:01 ID:udsM7Dne0
メーテル氏は投稿の間隔が長いから個人的には短編物を作ってほしい
桂花のとか桂花のとか桂花のとか・・・
せっかく桂花を妊娠させといてそれだけってのには絶望したぜ・・・
たしかメーテル氏は応援者列伝で桂花を選んでたから期待
986名無しさん@初回限定:2010/08/26(木) 11:15:31 ID:mw+ImIyf0
ID:KXCO9mcs0=udsM7Dne0=しつこい
987一刀十三号 ◆keNb29aoZQ :2010/08/26(木) 21:32:29 ID:pKHr8XrmO
念のために報告します。
土曜夜に生きてたら三教一致リメイク版、三教一致 改を桃香しようかな?と思います。
リメイク版なので桃香は避難所でいたしますので清涼剤氏は気兼ねなくこちらで桃香してください。
m(_ _)m
988名無しさん@初回限定:2010/08/27(金) 00:37:04 ID:SYpnoKAx0
生存報告乙
土日を楽しみにしています

…これで長編作家4人の生存が確認され真下警部
現在連載継続中で投下してくれているのはこの4人だけかな?
989名無しさん@初回限定:2010/08/27(金) 02:22:14 ID:LrZueDhB0
>>988
違う
投下してくれてるのは一壷酒氏
投棄していやがるのが清涼剤、メーテル、十三号

後者の三人は読んでやるよって人よりも読みたくないってほおが多いのによく続けようと思うな
あんな風にゴミ投棄しようなんて恥ずかしくて中々思いつかないもんだろ
そのうえほぼ週一とかになったらもう工場排水垂れ流しレベルだから俺だったら良心がもたないわ
990名無しさん@初回限定:2010/08/27(金) 06:21:18 ID:hoBmwJLMO
はい、ツン一名様入りました〜。
991名無しさん@初回限定:2010/08/27(金) 07:26:39 ID:onrM44EUO
ルサンチマンの見本みたいな奴だよなw
992名無しさん@初回限定:2010/08/27(金) 11:49:13 ID:NXKEH/1ZO
ふ、ふん、一壷酒も清涼剤もメーテルも一刀十三号も勝手に書けばいいじゃない
だれもあんたらのSSなんかwktkなんてしてないんだからね!
プリントアウトして背表紙に作者名テプらったキングファイルにコレクターしたりしてないし、2828しながら読んでないんだから!

それと清涼剤、ちゃんと寝なさいよね、、、べ、別に心配なんかしてないわよ!バカじゃないの、ふん!
993名無しさん@初回限定:2010/08/27(金) 12:09:17 ID:hoBmwJLMO
>992

吹いたよ!盛大に昼飯吹いた!貴重な昼飯返せよ(;_;)
994名無しさん@初回限定:2010/08/27(金) 19:45:12 ID:8LlwTz3n0
おぉ、清涼剤氏も十三号氏も楽しみに待っとるよー!
>>992
超ナイスww
995名無しさん@初回限定:2010/08/27(金) 23:24:02 ID:BY37Ij0L0
>
996清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 :2010/08/27(金) 23:25:48 ID:BY37Ij0L0
失敗しました。

>>987
了解です。
気を配っていただきありがとうございます。


それにしてもツンデレもまた魅力を感じさせる要素ですよね。奥は深いですが。
卑弥呼の魅力もそれで一段と増し、貂蝉との違いが出てますからね。

……言っておきますが貂蝉も非常に魅力的だと思ってますよ。
では、明日お会いしましょう。
997名無しさん@初回限定:2010/08/28(土) 00:10:09 ID:trdAiWgF0
そろそろ埋めようよ
埋めレスまでないとかさすがに過疎りすぎw
998名無しさん@初回限定:2010/08/28(土) 00:48:25 ID:Y75pBDAj0
うま
999名無しさん@初回限定:2010/08/28(土) 00:49:16 ID:Y75pBDAj0
かゆ
1000名無しさん@初回限定:2010/08/28(土) 00:49:42 ID:Y75pBDAj0
うま
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