さるに関する考察コピペ
さるについてな
支援がてら、最近報告の多いバイさるについての個人的考察を。
バイさるは、
『一つのスレに ある時間(H)内に 最近の投稿(N)のうち 沢山投稿(M回)したら「バイバイさるさん」になる』
と言われている。
H,N,Mは可変らしいが、VIPに於いては一時間の間で10回連投するとほぼ確実にさるさんとなる。投下間隔は実はあまり関係ない(連投規制は別)。
さるになったら次回の00分になるまで待つしかない。00分を挟む事によりリセットされる。
既定時間内に10レス以上投下するには支援が必要。支援により上記Nが増え、Nに対するMが減るためである。
経験的に1投下1支援で20くらい可能。恐らく既定時間内で半分以上自分のレスで埋めなければさるは発生しないと思われる。可変のため確実とは言えないが。
また、一時間というのは00分から次の00分までであり、初書き込みから一時間の間ではない。だから00分を跨ぐように投下すれば、一人でも最大20レスが可能。
その他のさる回避としては、株主優待の利用、IPの切替えがある。
投下する方、目安にしてください。
異論や間違いの指摘も受け付けます。
はわわあああああ
でも、女帝とかいぬかみくらいハードル低ければ、あれより面白いものを書くのは容易だと思うな。
少なくとも、俺は書ける自信がある。
小汚い手で手垢付けられたネタ触るくらいなら、別のもので書くけどな。
ひぎぃ!
誤爆した! 見なかったことにしてくれ!
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/ ⌒ヽ_/ヽ ー--‐ /|:\_ (ω・ ) < こっち見んな!
ヽ_ノへ ___/ /::::::::::::: ノ( ノ)
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ヽ_ノへ ';, :::::/
/'ー' 〉 ゝ、,,_ ;:_:ン゙
´ ̄
おつ
>>前スレ1000
お前、頭大丈夫か?
北郷帝もとい玄朝秘史を書いているのは一「壷」酒氏であって一「壺」酒氏ではないんだよ
だから検索しても出てこねえんだよバーカ!!!
まさかマジレスされるとはw
うわ、出た!指摘されたバカの常套句「マジレスw」
ネタだったんなら反応せずにモニタの前でキモイ笑い浮かべてろよ
即座の反応はマジで勘違いしてたのを必死にフォローしてるのが丸わかりだぞ
あんたが思ってるようなネタではなかったんだがな
ここでも避難所でも壺と書いてる人が結構多かったからさ
客観的に見てID:YTk1vfqP0の方が壮絶に恥ずかしい・・・子供が来て良い板じゃないはずなんだが
ふむ、まぁネタだったとしよう
だったら、何を目的としてたわけ?
ネタならちゃんとネタの意味を教えてくれよ・・・ただし、スレチなので避難所でな
>>14 本当に客観的に見たのならネタとも言えない落書きを書いた方もそれに絡んだ方もガキにしかみえんだろ
ネタと言い張っているがネタとしてなら捻りも笑いどころも何もない書くも見るにも値しない駄文だな
どこをどう見たら言い張ってるように見えるんだろw
>>19 断定かどうかはわからんが
>>11と
>>13を読んだら
普通は「ネタにマジレスするなよ」「俺のネタはお前にはわからん」としか見えん
ついでに
1000 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/02/09(火) 00:26:35 ID:aiXFn+tb0
一壺酒でググっても全くSS出てこないのに
北郷帝でググったら一発で出てくる、不思議
これが話の大元なわけだが、仮に普通の指摘なら「壺でなく壷」でいいわけで
ググって〜は何を伝えたかったのかを薄くして伝わりにくくしてるわけだから
とても誤字に対する注意の呼びかけとは思えない
仮に百歩譲って、ただの報告だったとしたら壷の字の間違いを指摘されて
>>11のような反応はおかしい
まともな人なら、そこが伝えたかったことであり間違える人が多いから注意を促したと書くだろ
もし、元からネタならますます意味がわからない上にくだらない
まぁ、なんにせよこれを書いたやつもこっちにわざわざ話を引っ張ったやつもアホだとしか言えんな
そんな長文書いてる時点でおまえもアホ
さあ帰って来ましたw
うだうだ言うだけなら避難所行けや
>>10-23 はいはい、自演大変だったね
そんじゃ、↓から通常営業に戻りますよ〜
最近は自演認定する奴が荒らしだったりするけどな
あぁ、そうだね
最近はやたらと自演扱いが増えてるからね正直空気読めんかったとは思うスマン
でも、取りあえずそういったことが言いたかったら避難所でしよう
そんじゃ、今度こそ↓から通常営業に戻ります〜
27 :
L:2010/02/10(水) 06:21:00 ID:tjhTWYWtO
規制解除確認
新装版に新キャラが載ってますように、で、新作発表あったらいいな
無印新装版に真の新キャラの蒲公英とか載ってたんだっけ
何を言っとるんだチミはw
新キャラのラフが載ってたのは無印のお返しCDだ
まあ、謝謝†無双もコミだったからな>無印新装版
どっちも間違ってはいないw
考え方は間違ってるだろw お返しCDのない真の新装版に期待するなんて
今晩は。
久しぶりにスレ直下形式で投下したいと思います。
22時より4分間隔で12レス程になるかと思います。
さるる可能性は捨て切れませんので、気長にお付き合いくだされば幸いです。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
キター!
そういや最近気になったんだが直投下とtxt投下だとレス数違ってないか?
気のせいか
某氏@の直投下32レス
と
某氏Aのtxt投下約32
を読み比べると同じレス数のはずなのに長さが違って感じるんだが・・・
ご無沙汰だったな
txtは直投下用に整形してるわけじゃないし、長さは変わってくるんじゃない?
あくまで「約」だし。
>>35 直投下の場合、行数のほかにもバイト数(文字数)も関わってきますから、
32行フルではなくそれ以下にしなければ行けない時もあります。
他にも切のいい所で区切る(場面転換毎とか)などで、
やはり32行以下にしてしまう事もあります。
と言うわけで、直投下32レスと言っても、つめてしまえばもっと減る
と言う場合も往々にしてありますよ。
実際に投下してる作者でさえ1、2レス分多かったり少なかったりと計算が狂ったりするからな
なるほど、よくわかったよ解答ありがとう
どうりで約○○って書いてあるやつでレス数がその前に読んでた直投下のやつより
少ないからすぐ読めると思って開いて気が付いたら思ってたよりもかなり時間が経ってる
なんてことがなんどもあったんだな・・・
──真√──
真・恋姫†無双 外史
北郷新勢力ルート:第七章 魏呉激突
賭けるは夢。賭けるは誇り。賭けるは、目指すべき未来。
・オリジナルルートの為、登場人物同士の呼び合い方が、原作とは異なるものがあります。
例)風→一刀=原作:お兄さん・本作:ご主人様
※独自の呼び方は作者の勝手なイメージです。
・当作品では、『天の御遣い』と言う名の持つ影響力は、原作より強くなっています。
・戦略・戦術等に突っ込まれると困ります。
それではしばし、お付き合いくださいませ。
──魏・許昌──
眼下に居並ぶ将兵を見下ろしながら、曹操は声を張り上げた。
「聴けぃ、皆の者!我等はこれより南進を開始する!
これにより呉を降し、しかる後に蜀を、そして先に我等に煮え湯を飲ませた、彼の陽を降す!
これが!この遠征こそが、この大陸を統一に導く為の、魏の国として最初にして最後の大遠征になると思え!!
全軍、出陣せよ!!」
こうして、魏の国を挙げての一大遠征が始まった。
多少急ぎ足ではあったが兵力は整い、それでいて士気はなお高い。時を置けば、他国もまた国力を充実させてしまう。
彼女にとって、攻めの瞬間は今まさにこの時に他ならなかった。なればこそ。狙うは唯一つ、大陸の統一のみ。
それに対し、最初に魏軍に攻められる事になる劉表軍は、迎撃する事を選択した。
劉表自身は現在病床に臥せっており、魏軍と戦争状態に入る事に不安はあるものの、魏軍は涼州における戦で大敗しており、
魏軍四十万に対して劉表軍は二十万と戦力差はあるものの、敵先鋒を叩いて勢いを殺し、篭城により時間を稼ぐ事が出来れば、
魏軍を追い返す──あわよくば逆に攻め入る事すら出来るのでは無いかと判断した為である。
魏軍に対して交戦を選択すると言う判断自体は、決して間違っているものではない。
事実、確かに戦力差はあるが、ここで劉表軍が南の呉軍と手を結ぶ等の選択肢をとっていれば、
ほぼ確実に魏軍を撃退できたであろう。
だが、残念な事に劉表軍は己等のみでの開戦に踏み切ってしまったのだ。
──北荊州・新野近郊。
遠方に劉表軍先鋒五万を認めた、魏軍先鋒三万を率いる夏侯惇は軍を停止させ、声を張り上げる。
「皆の者、聞くがいい!敵、劉表は愚かにも我等に相対する事を選び、我等に対し、打って出る等と言う愚挙まで犯した!
敵兵は五万と言えど、所詮は劉表が如き弱兵!精兵たる我等にとっては、たかが二万の差など無きが如し!
さあ、曹孟徳が誇る強兵達よ!誉れ高き虎豹騎の強さを見せ付けてやれ!!
全軍!突撃ぃぃぃぃぃいいい!!!!!」
そして、劉表軍先鋒五万と、魏軍先鋒三万が激突した。
──呉・建業──
「魏が南進を開始した。その兵力は四十万だ」
集められた幕臣達へと軍師の周瑜が告げると、辺りはざわりとざわめいた。
それに対して彼女はわずかに眉を顰めた。彼女がそこに感じた雰囲気は『ついに来たか』と言う不安を孕んだ緊張と同時に、
『その程度の兵力か』と言う──
「……油断」
その呟きは、後ろから聞こえた。他でもない、彼女の斜め後ろにある玉座に座る、孫策が洩らしたものだ。
当初、魏軍の総数は約百万にも上ると噂されていた。だが、実際に攻めてくる敵の数は、その半分以下であった。
そのあまりの落差に、安堵してしまったのだろう。
その気持ちは、周瑜とて解らないでもない。呉軍三十万に対し、魏軍百万もの軍勢が攻めてくる……などと言われるのは、
例え噂といえどかなりの重圧となるのだ。
それが、蓋を開けてみれば四十万。当初七十万と思われていた兵力差が、十万にまで縮まったのだ。
思わず安堵の声が漏れるのも理解はできる。
だが。
それでもやはり、十万もの兵力差があるのだ。これは決して楽観視して良い差では無いのである。
これは、雪蓮の喝が入るか……と周瑜が思い、事実孫策がその口を開きかけた時であった。
「貴様等!何を浮ついて居るか!!」
凛とした声が響いた。
その声の主は孫策ではなく──
「……蓮華様」
その妹、孫権のものであった。
孫権の一喝で、ざわついていた場は静けさを取り戻し、彼女はそこに言葉を続ける。
「我等にはこの孫呉の地を守る義務があり、その為には敵を恐れるなど、もっての他だ。
だが、決して侮ってもならない。不本意ではあるが、奴等の数は、それでも我等よりも多い事は事実なのだから。
なればこそ我らは、敵が如何程の兵力であろうと、これに全力で当たらねばならん!そこに兵力の過多など関係ない!
……もう一度言う。敵を恐れるな!侮るな!
この孫呉の地を、民を護るは我らの使命である!!」
孫権の言葉に、幕臣たちの顔つきもまた、真剣な面持ちへと変わっていた。
そんな彼らの様子を満足げに見ていた周瑜は、孫権に続けるように言葉を発する。
「孫権様のおっしゃる通りである。
そしてその為にも、皆には存分に働いてもらわねばならない。……では、これからの方針を伝える。
しえんしえーん。
我らはこれより全軍を率い、赤壁東岸の陸口へと布陣する。
恐らく曹操は、劉表を降した後はそのまま南下し、南荊州を手中に収めようとするであろう。
我らはそれの頭を抑え、赤壁にて我らの得意とする水上戦にて勝負をつける」
淡々とした、だがよく通る周瑜の声に、それを聴く者達もまた、否がおうにも気が高ぶって行く。
「では、皆の奮闘を期待する。準備にかかれ!!」
『応っ!!!』
◇◆◇
数日後、軍備を整え、陸口へと進軍する軍中の周瑜の下に、放っていた細作よりの報告が入った。
その内容は、周瑜の予想通りであったと同時に、予想以上の物でもあった。それは──
「劉表軍が全面降伏だと……!」
予想外だと言わんばかりに瞠目する周瑜。
彼女としても、劉表軍が魏軍に敗れることは予測していた。だが、さすがに全面降伏するとは思い至らなかったのである。
細作の仔細によると、初戦において、魏軍先鋒三万は劉表軍先鋒五万を、まるで蟻を踏み潰すが如く蹂躙したという。
その差は、劉表軍の生き残りが僅か二千に満たぬ程であったのに対し、魏軍はその逆──二千に満たぬ被害であったそうだ。
その圧倒的な力の差に劉表軍の重鎮たちは戦々恐々とし、さらに間の悪い事に、追い討ちをかける様、
長らく病に臥せっていた劉表がついに没したのだ。
結果──
戦の混乱を利用して、弟の劉jがその後を継ぐ。……最も劉j自身はまだ幼く、その母である蔡夫人が暗躍していたのであるが。
兎も角、後を継いだ劉jおよび、その後見たる蔡夫人は、あろうことか矛を交える事無く降伏を選択した。
そこに己の保身が多分に含まれている事は想像に難くはない。
その結果、魏軍はその降伏を受け入れ、残った劉表軍十五万を吸収。それにより荊州水軍十万を手に入れる事に成功したのだ。
それにより、魏軍は当初の四十万より五十五万へと兵力を伸ばしたのである。それに対し呉軍は、
蜀へと急遽援軍の要請を行った。だが、その時蜀では断続的に起きる南部の反乱の対応に追われており、
呉からの援軍要請の使者が着いた時には、とうに蜀軍は南蛮へ向けて遠征に出た後であったのだった。
そういえば12レスなら投下間隔さえ気を付けていれば支援数回でさる回避出来るな支援
──赤壁沿岸・烏林──
「どうだった、桂花?」
魏軍を迎え撃つために赤壁東岸の陸口へ先んじて軍を展開した呉軍に対する為、対岸の烏林に陣を構築した曹操は、
今後の策の為に周囲を調査していた荀ケを迎え、声をかけた。
「はっ。地元の漁師の話しによりますと、この時期、この辺りでは北西の風しか吹く事は無いそうです。
この分であれば、多少時間をかけて準備をした場合でも、我らの策の成功は硬いかと」
「…………」
「華琳様?」
荀ケの報告を聴いた曹操は、厳しい顔で荀ケを見やる。
そんな主の様子に、荀ケは不安げに声を掛けた。そんな彼女へ返って来たのは、
「……ねえ桂花、果たして風が人の意図通りに吹き続ける事などあるのかしらね?」
と言う言葉。そしてその一言で、荀ケは曹操の言いたい事を察した。
「それは……いえ、華琳様のおっしゃる通りです」
「先の見えぬ未来を過信して、今の好機を逃すなど愚の骨頂よ」
「はっ!すぐに準備に取り掛かります!」
「そうして頂戴。じきに春蘭からの連絡もあるでしょう。それに合わせ直に出陣出来るように、入念に、手早く行いなさい」
「はっ!」
自らの指示に従い、軍中へと歩いていく荀ケの背中を見やりながら、曹操はぽつりとつぶやく。
「……孫策……悪いけど、さっさと決めさせてもらうわよ」
支援
sien
──陽・長安──
当初、百万とも言われていた魏南征軍の兵力がその予想の半分以下であった理由、それが今、ここ長安の目と鼻の先にあった。
「……何と言うか、うちへの牽制の為だけに遠征軍と同等の兵力を配するなんて……過大評価もいい所だよなぁ……」
長安の城壁から洛陽がある東を眺めながら、一刀はぽつりと呟く。
そう、曹操は南征を行うに当たり、西の陽への対処として、洛陽およびその近郊、そして洛陽の西に位置する函谷関に、
合わせて四十万の兵を配した。
そうなった以上、陽軍とて黙って見ているわけにはいかず、長安及びその東、函谷関と面するように設けられている潼関に、
合わせて同数の約四十万を配せざるを得なかった。
この数は陽が自国の最低限の守備兵を除いた、動員できる兵数のほぼ最大数であり、呉軍への援軍を送る事もできずに居た。
「……にしても、二つに分けた兵力のそれぞれが、うちが動員できる総兵力と同等ってんだから……
中原の恐ろしさを改めて見せ付けられた気分だよなぁ……」
そして思う。これほどの『力』があるのならば、戦火を広げずとも進む道はあるだろうに、と。
と、その時、
「こらっ」
はぁっと嘆息する一刀の頭を、誰かが小突き、振り返ったそこには仁王立ちする詠の姿。
「こんなところでボヤいてたって、事態は好転しないわよ?
ほら、これから軍議なんだから、シャンとするっ!」
そう言って、気合を入れろと言わんばかりにバシッと叩き、こちらを振り返る事なくズンズンと進んでいく詠を見る一刀は、
「まったく……適わないな」
微苦笑を浮かべながら、その後ろを着いていった。
◇◆◇
「軍議の前に、みんなに聴いてほしい事がある」
席につき、集まった主要な面々の顔をみやりながら、一刀は他の者に先んじて口を開いた。
皆はそんな彼の事を真剣な面持ちで見つめ、次の言葉を待つ。そんな様子に一刀は苦笑しつつ、再び口を開く。
「そんな大した事じゃないんだ。ただ、『これから』に対して、俺の考えを言っておこうと思ってね。
……俺は自分の勢力がここまで大きくなるなんて思ってなかった。
旅を始めた当初から乱を何とかしたいって思っていたのは確かだし、困っている人たちを何とか助けたいって思っていた。
それにしても、結局はきっと誰か、大きな勢力の所にその時居たみんなと一緒に参加するんだろう……
そんな程度の考えだったのも確かなんだ。
けど……黄巾の乱を駆け抜けた時、気がつけば独立した勢力になっていて、おれ自身ここはもう『家』の様な気がしていた。
……月たちを向かえ居れた時も、涼州の人たちに請われた時も、その想いは強くなっていった。
そして、国を建てる時に皆の想いを聴いて、国に『名』をつけた時に、決定的になったよ。
……乱を終わらせて、苦しむ人たちを助けたいって想いは変わらない。
正直言えば、今残っている勢力はどこも民を蔑ろにする様なところは無くて……どこか一国に他がすべて降ってしまえば、
戦いに苦しむ人を出さずに、大陸を平和にすることができる……それも大陸を平和にする為の、一つの答えなんだろうし、
それでもいいんじゃないか、何て思った事もあるんだ。
けど、今はもうダメだ。
俺にとって、『ここ』は『家』……いや、もう『第二の故郷』と言っていいぐらいだ。それを失うなんて、考えられない。
だから、ここを守る為に力を貸してほしい」
そこまで言い切って、一刀は静かに頭を下げた。
『戦争だから』……そんな言葉でごまかし切れない程に、悩んできた。
例え直接手を掛けなくても、自分は『人殺し』なのだと、思い続けていた。
ここを失いたくないから。故郷だから。……そんな言葉を免罪符にして、戦をし、民を苦しめ、兵を死地に向かわせる。
彼は思う。自分はきっと、地獄に堕ちるだろうと。
だけど……それでも思ってしまっている。
ゆっくりと顔を上げ、皆の眼を見つめ、
「俺は、みんなと一緒に創る、平和な世が見たい」
一つ一つ区切る様、ハッキリと言い切った。
きっと叶わないだろう。そんな予感がするけれど。そんな予感は押し隠して。
それは、『北郷一刀』の我侭。
『北郷一刀』の、小さな願い。
C
sien
──赤壁──
赤壁会戦において、初戦にして決戦となったそれは、両軍が各々本陣を構築してから、約十日が経った時に行われた。
魏軍、出兵す。
その先駆けの報告を聞き、迎撃に出んと準備を進める呉軍に動揺が走った。その原因は追加で入った魏軍の情報である。
陣容から推測される出陣兵力は、約四十五万。
それは実に、ここ赤壁に攻めて来ている魏軍の、呉軍が把握しているほぼ全軍に他ならないからだ。
さすがに初戦は互いに様子見になるであろうと推測していた呉軍にとって、正に裏をかかれた形であり、
魏軍に引きずられる様に、呉軍もまたほぼ全軍である三十万を出陣される形となった。
「まずい事になったな」
魏軍と向かい合う呉水軍。その旗艦にて誰ともなしに呟いた周瑜は、視界の端で申し訳なさそうな顔をする呂蒙に気が付く。
この初戦において、呉軍の出陣準備の一切を担ったのは、この呂蒙であったのだ。
「そんな顔をするな、亞莎。別に責めている訳ではない」
「はい……。ですがまさか、互いの水戦能力を把握していない初戦から、あちらがこの様な暴挙に出るとは思いませんでした」
「……暴挙。……果たしてこれは、本当に暴挙なのか?」
「……?」
返ってきた周瑜の言葉に、呂蒙は訝しげな顔をした。
魏軍にしてみれば、慣れぬ水戦、しかもこちらの水戦能力も解らないと言う状況である以上、呂蒙にしてみれば、
魏軍の行動は暴挙にしか映らなかった。そうでなければ──
「私はこれが暴挙とは思えない。現に我等はこうして、本陣たる陸口近くでの開戦を余儀なくされている。
確かに一見すれば、何も考えずに、もしくは勝負を焦って総力戦を掛けて来た様にも取れる。
だが私は、あの曹操がその様な理由でいきなり全軍近い兵力を……いくら十万は陣に残すとは言え、
出してくるとは思えないのだ」
何か必勝と考えるに足る策か罠、もしくはその両方があるはずだ、と周瑜は続けた。
「事、水戦においては、我らは誰にも負けぬと言う自負はある。だが、決して油断はするな?」
「はいっ!」
魏軍が動いたのは、日も中天に差しかかろうかと言う時であった。
魏船団は、陸口より現れた呉軍を半ば包囲するような形で軍を展開していく。
「舐めるな!包囲を突き破り、背後から襲ってやれ!!」
sien
それを見て、呉軍の黄蓋が叫び、その言葉に各所から「応!」と言う威勢の良い答えが返ってくる。
と、その時であった。次々と、魏軍の船団から小型快速船である走舸と、小型突撃艇である艨衝が突出し、呉船団へと向かってくる。
それを迎え撃たんとする呉軍であったが、その走舸と艨衝の『異質さ』に気付いたのは、右翼を指揮していた甘寧であった。
「…………なんだ?………………っ!そうか、上流からとはいえ、船足が“速すぎる”!!
お前達…………!」
たかが小型艇と侮るな。……そう言おうとしたその時である。
魏軍の各走舸の先頭に居た者がその船の頭を蹴飛ばすと、擬装が外れ、その中から大きな、刺さったら抜けない様、
反しの付いた銛が出てきたのだ。
そして、艨衝に元よりついている木の杭の先端にも、同じような銛が見て取れる。
「あれは…………まずい!!」
それの狙いに、前線において最初に気が付いたのもまた、甘寧であった。
彼女はすぐにその指示を、「船を近付けるな」に変えるのであるが、時既に遅く──。
船団の各所から激突音が聞こえ、直後轟くは、爆発音。
「火計か……っ!船を離せーー!」
甘寧の指示に、各所から応答の声が上がる。
風は北西の強風。呉軍は魏軍の包囲を一点突破する為に固まっており、このままでは延焼するのが目に見えている。
直ぐに無事な船を離す様指示を出した辺りは流石と言えよう。だが。
「何っ!?」
彼女に相対するは、曹孟徳。その程度の対応は当然とばかりに、その甘寧が開けた船の隙間に、小型の楼船……言うなれば、
中型船とでも言おうか、それを突っ込ませたのである。無論、狙いは一つ。
走舸や艨衝と同じく抜けぬ様な銛が付けられたその中型船は、正に呉軍艦隊のど真ん中へと突っ込んだ後に火の手を上げる。
そしてふと見れば、本陣である陸口あたりからも上がる黒煙。
恐らくそちらの方にも魏の船が向かっていたのだろう。
……もしもこの光景を、正史を知るものが見たであればこう言うであろうか。
「まるで攻めと守りを逆にしただけの、正史の焼き直しだ」と。
この時期、ある一時を除いて風は東南に向けて吹いている。
更にsien
魏軍と呉軍、その兵力差は十五万であるとはいえ、水戦に長ける呉軍を相手にする以上楽観視できる兵力差ではない。
である以上、この魏軍にとっての好条件──追い風の強風──を生かさない手はあるまい。
一方の呉軍にとって、この魏軍の計略は完全な不意打ちとなっていた。
曹孟徳と言う人物は『覇道』を謳い、己が武力を持って敵を破るを良しとする性格である。
だが、元来『覇道』とは、武力のみならず術数権謀、己の持ちうる様々な『力』を持って覇を目指す道であり、
それを謳う曹操もまた、謀を用いる事に躊躇いを覚える事も無い。
実際、除州、そして河北四州を巡る戦いにおいては、袁紹の虚を突き先んじて徐州を落とし、その背後を突いている。
だが、
「曹孟徳は、正面からのぶつかり合いを好む」
それが呉軍軍師が……いや、第三者が見た、彼女に対する共通認識であり、そして事ここにおいて、
曹操はそんな“実態と印象のずれ”すらも利用した。
そして、この火計に魏軍が使用した船は実にその総数の半分にも及ぶ程の、思いきり様であった。
それ故に、『開戦頭に行う大規模な火計』は二重の不意打ちとなり、その効果は抜群であったのだ。
そして、混乱する呉軍に、さらなる追い討ちがかかる。
「も、申し上げます!!!」
息せき切った伝令が、呉軍旗艦に居る孫策と周瑜の元へ飛び込んできた。
「何があった?」
その余りにも只事ではない様子に周瑜が先を促すと、伝令は彼女ですら予想もし得なかった言葉を発した。
「は、はっ!首都建業が……突如現れた魏軍に襲われ、陥落致しました!!」
それは正に奇襲であった。
曹操は北荊州を占領後、夏侯惇に兵十万を持たせて密かに建業へと向かわせた。
そう、周瑜が本陣に残っていると思っていた十万は、その実そこには存在していなかったのである。
いくら曹操が、そこに十万の軍勢がいる様に周到に振舞っていたとはいえ、周瑜達がそれに気づかなかった一番の原因は、
やはり前述にもある『頭に抱いていた曹操像』のせいであろう。
そして曹操は、建業に向かわせた夏侯惇からの報告を受け、その建業への攻撃に合わせる様に本隊を動かしたのである。
sien
◇◆◇
それは、ほんの僅かな一時の邂逅。
南蛮を征し、急ぎ援軍へと駆け付けた蜀軍と共に、彼の地へと退く孫策は、江南の地を平定せんと進む曹操と睨み合う。
「天下に名を轟かす曹孟徳ともあろう者が、人の留守を狙うなんて情けない事してくれるじゃない?」
それに対し曹操は、皮肉気に笑みを浮かべた。
「あら?江東の虎の娘ともあろう者が、随分と甘い事を言うのね?戦の最中に本拠を空ける方がどうかしてるのよ」
言葉と言う名の武器を振りかざす二人の間に、静かな火花が散る。
二人の雰囲気に押される様に、周囲の者達もまた緊張感を高めていく。
「…………さすが、涼州攻めに夢中になる余りに、空き家を取られた人の言う事には説得力があるわね?」
「…………ええ。その礼をしないといけないから、残念だけど貴方達の様な“前座”にかまけている暇は無いのよ」
「!!……この私を前座呼ばわりとは……言ってくれるわね?」
「だって今現在、実際にあっさり負けそうになってるじゃない?私にとっての最大の敵は、あなたでも劉備でもなく、
あの男……北郷一刀唯一人よ」
「……あらあら、曹孟徳ともあろうものが、一人の男に随分とご執心じゃない。もしかして惚れた?」
「馬鹿を言わないで。……でもそうね、『あなたと違って』一度でもこの私に土を付けたのだから、
滅ぼした後は私の側に置いてあげても良いかもしれないわね?」
そう言った曹操へ対し、孫策は一瞬ムッとしつつも、直ぐに我が意を得たりとばかりにニヤリと笑い、
「あら。別にそんな事しなくても、貴女から側に居させてくれって頼めば、きっと置いてくれるわよ?
……ああでも、彼の周りにはもう魅力的な娘が多く居るから『あなた程度の背と胸』じゃ、すぐ飽きられちゃうかもねぇ?」
その瞬間、曹操の周囲の空気が凍った。
sien
「では御機嫌よう、曹孟徳?
今は江南の地は預けておいてあげる。私が取りに戻るまで、丁重に扱いなさい?」
「……………………」
幾分すっとした様子の孫策を乗せ、呉の船は蜀勢と共に去っていき、魏軍はその様子を呆然とした様に見送っていた。
……何も彼女らとて、追撃をかけようとしなかった訳ではない。だが、追撃をかけようにもかけられなかったのだ。
なぜならば。
本来であればその指示を出すはずの曹操が、うつむき加減で固まって動かなかったからだ。
だが、ここで蜀・呉連中を少しでも叩いておく事は、後々にとっても決して無駄にはならない。
それを良く解っている曹操の腹心たる荀ケは、意を決した様に頷くと、主の下へとそっと近づき恐る恐る声をかけた。
「…………あの……華琳様?」
「…………………………」
「………………華琳……様?」
うつむく曹操の顔を見てしまった荀ケの二度目の呼びかけに、若干怯えの色が混じっていたのは気のせいではあるまい。
そして、呼びかける為に彼女へと顔を寄せていた荀ケは、その後の曹操の呟きを聴いてしまった。耳元で。
「……………………………………殺すっ」
「ひぃっ!」
決して自分に向けられた言葉ではないのであるが、荀ケが声にならない悲鳴を上げてしまったのも……まぁ無理もあるまい。
sien
10/12が2回になってるおsien
◇◆◇
魏船団から離れ、蜀へと進路を向ける呉船団。
その旗艦にて、先ほど曹操へと痛烈な言葉をぶつけ、幾分すっきりとした面持ちの孫策を眺める孫権は今、
ものすごく、冷や汗をかいていた。
「──蓮華様」
「────!!
な、ななな何、明命!?」
その冷や汗の原因とも言える、甘寧と共に己を警護してくれているもう一人に、ぽつり、と洩らす様に呼ばれた孫権は、
返事をしつつも己が酷く動揺している事を自覚する。
決して自分が何かをしたと言うわけではないのは解っている。
だがしかし、己の横に控える彼女の雰囲気に、冷や汗が止まらない。
──だって怖いんだもん。
そんな主の様子を知ってか知らずか、彼女──周泰は言った。
マンハント
「──次の『野外特別訓練』には、雪蓮様には最優先で参加していただきたいと思います。絶対」
……先ほどの孫策の言葉は、曹操のみならず周泰にも痛烈な一撃を与えていた様である。
とりあえず、やり過ぎないように一言ぐらい言っておかねば。そう意を決した孫権であったが──
「その……明命?」
「何ですか?」
「……………がんばってね」
姉を売った。
──だって怖いんだもん。
やっちまったと風鈴がリアルorzしてるに100ペソw sien
乙乙 おもろかったw 明命がこわいおwww
以上、お眼汚し失礼しました。
>>64 書き込みボタン押した直後にあって思いましたorz
他にも誤字がちらほら。
以前あと2回と言ってましたが、今回切のいい長さになったので分けちゃいました。
……というか、もともと分かれていたものを一つにしようとして失敗して戻したんですがw
と言うわけで(拠点とかがなければ)、真√はあと2回、
第八章と終章にて終わりになります。
細々と続けてきた本作ですが、なにとぞ最後まで、気楽にお付き合いくださいませ。
では、またいずれ。
乙DEATHw
明命は雪蓮になんて書くんだろうなぁ
『乳なんて飾りです、偉い人にはそれがわからないのです』
とか
孫策と曹操が言い争っている丁度そのころ、某所にて。
「……おおっ」
「どうした、風?まだ起こしてないのに起きるなんて」
「……いえ、今聞き捨てならない事を言われた気がしましてー」
「……風も?ボクもなのよね」
「……へぅ……私も、です。絶対に同意してはいけない事を言われた気がします……」
そんな会話が成されたとか成されなかったとか。
>>69 いや、そこは
偉い人→×
デカい人→○
じゃね
『なだらかな乳白色の段丘にそびえる薄紅色の尖塔』
「肋骨が浮き出る薄く白い乳房に慎ましく突起する乳首」とかいて、そう読む
はずもなく、ざんねん!わたしのもうそうは、ここでおわってしまった!
>>70 風鈴氏乙です。
魏呉決戦は魏がまさかの完封勝ちか…雪蓮個人は舌戦で一泡吹かせてたけどw
しかし野生の勘を持つ雪蓮と明命の対決って無駄に凄い事になりそうな予感がw
これで魏と蜀と陽の三国になったけど、後2回、どういう結末に向かうか楽しみだ。
誤字報告です
9/12で一箇所徐州が除州になってます
やっぱりおっぱいは大きい方がいいよね
>>70 やっぱ面白いわー
魏呉の王がピキピキやってる間に一刀は覚悟を決めましたか。
しっかし赤壁が正反対になるとは、魏ルート以上の戦果御見事ですw
疫病を貰う暇も無く進撃すれば、史実でもこんな結果が待ってたのかもしれませんねー。
しかし、ほとんどの長編で戦に関する部分があるけど、みんなどうやって表現を身につけてるんだろ?
真似しようとしても全然書けない・・・orz
なんというか戦場のイメージがしづらいんだよなぁ・・・どう動くかがわからない
>>76 とにかく戦記物を読むとかするべし。
すごいものをまねるのは難しいけど、なにもないよりはまし。
いま書いてる作者さんだってたくさん蓄積したものを自分なりに咀嚼して、それを書き出しているはず。
物語としては要求されないけど、軍事的な読み物も参考(あくまで参考)にはなる。
まあ、これはあくまでそれらを書きたい(またはその必要がある)ならであって、そこらへん避けるプロット
たてることも出来なくはないはずだがw
風鈴氏乙!
正直間空きすぎてて他のいろいろ読んでたからどんなストーリーだったか忘れてた
でもあの地図みて思い出しました
>>77 戦記物はジャンルというか種類はこだわらず色々読んでるんだわ
それに歴史に基づいたのも読んでるんだけどね・・・三国志なら複数の小説読んだり
日本の戦国時代なら織田、武田、上杉、毛利あたりのを中心にそれぞれ読んでるし
だけど、どうしてもそのままの形を持ち出すことしかできないんだよ・・・
どうしても、後一歩が進まない・・・なんというか、ほとんど真似になるんだ
なんというか、文章で軍が動くのを表現しているというよりは数式に数字を当てはめるように
形式に沿って軍の動きというかそのときどきの位置を当てはめちゃうって感じなんだよ
それに、いろいろ奇策を考えて書いても「こんなのあの軍師が騙されるわけ無い」って思えてきて
却下しちゃうし・・・本当に筆が進まない・・・orz
まあそこは外的要因なり戦力差なり予想を大きく上回る行動とか勢いとかか
知力が通じない何らかの原因を作ってそのせいにしちゃえば?それなりに説得力がある背景は必要だけど
後は最強クラスのキャラが負けたときの言い訳集を見るとかw
そういうの苦手というか納得できないなら、それを使わないようなやり方でいくしかないだろうなあ。
奇策なんて使わないで正攻法で勝つとか……。まあ、これは蜀とかには厳しい条件だがw
あとは、戦争始める前の外交で手を打っておくとか。
>76
つシュミレーションゲーム
実際に駒を動かすからイメージはしやすくなる筈
劣勢からの逆転劇とかを描こうとするとある程度の説得力のある理由がいるから難しいよな。
メインどこ以外が相手なら無茶っぽい勝ち方でもいいかもしれんけど、
対三国とかになると○○が居るから通じないだろって事になるもんな。
>>80 なるほど、言い訳集はいいねw
「○○さえなければ」
逆を言えば、それを使えば物語の中で勝たせたい方に勝たすのも不可能でなくなるってことか
これは突破口になるかもw
>>81 なるほどね・・・どうしてもダメなときはそうするしかないかもね
こんなことならプロットの大事なところに戦闘をいれなきゃよかったと今更後悔w
>>82 SLGは「某の系譜」とか「某野望シリーズ」とか「三○志シリーズ」とか
「某ロボット大戦」やら「某ジェネ」とか「某エムブレム」とか腐るほどやってたりする
もしかすると、やりすぎてるから逆に思いついたのをありがちだと思ってしまうのかもね
ちなみに、最近はあえてアナログな将棋やチェスにも手を出してるw
そういえば、将棋で三国志将棋があるけど恋姫バージョン出してくれないかなw
>>83 だよね・・・三国はどこも一筋縄じゃいかない人がいるからね
それにしても、かなりの間筆が止まってる・・・また筆がスラスラ動かくようになるのはいつだろうか
性格面での隙を突くってのもアリかも>対名将・名軍師
例えば理詰めで考える相手に対して「なんでこんな無茶苦茶な作戦に従えるの!?」みたいな戦いするとか
今回のSSみたいに相手が自分をどう評するかを逆手にとるとか
某エムブレムの隻眼の老将みたいに「国は大事だが信念の為に戦線離脱」というイレギュラー要素入れるとか
民を害さない相手になら降伏するジェネラル女王みたいのは戦記物としては最終手段だけど
なるほど敵にシュターデンを出せばいいんですね、分かりました。
でも、プロの作品でも戦争なんか結構適当じゃね?
実際恋姫だって地理とかメチャクチャだったり
そんなにすごい緻密な表現なんてないし
それでもいいんじゃないかと思うんだがw
恋姫の場合、戦闘というか国同士のカラミで一番大変だと個人的に思うのは
正と悪だな・・・本来ならどちらにも大儀を持った上での戦いがあるべきだけど
そこまで持って行くのが難しい
それにやっぱり物語の場合、演義になって正悪が結構強く表現されたように
物語の根源にあるうちの一つが正義対悪の構図といっても過言じゃないからな
無印の頃はまだしも真になって三国の内情が一層知れたから、あまり悪そうには書けない
それこそ、乱世の奸雄でもねw
>>87 緩い世界だからね。
そこまでこだわることもないだろうとも思うが、まあ、気になる人は気になってしまうんだろう。
>>88 「正義と悪」か「善と悪」のほうがわかりやすくね?
説得力については、使っているとは思うけど、演義での活躍とか評判を引き合いに出して、
恋姫の時以上に活躍させる(場合によっては少々強引に持っていったり)と言うのも良く見るね。
でも確かに、難しい所だなあ。俺も素人ながらチマチマ書いてみたりするが、他にも謀略とかが難しくて…。
兵法とか陣形とかその頃使われた策略とかを本気で学ぶべきか考えてしまう。
資料が膨大になりそうで二の足を踏んでいるのだが。
まあ、しかし、みんな完璧なのを目指したがるんだなw
勉強も大事だとは思うけど、ともかく書き続けて投下して反応見るのが一番じゃないかと思うが……。
反応がないと悲しくなるけどw
多少トンデモでも、勢いと説得力があればいいんじゃないかと思う。
某氏の来来とか、軍紀としてはアレでも、恋姫としてはアリアリだと思うし。
多少の無茶も、スパイスだお!
ただまぁ、このスレって戦争をはじめ
何かしらの情報が元になってる描写ががあると
「当時のあの場所は地形としての特徴があって〜」
とか「当時の気候だと〜」といった当時の情報や
「正史だと実は〇〇な場面なんかそれほどなく〜」
「正史だと〜なんだよな」
正史との照らし合わせを即座に可能とするほどの通な人たち
などなど詳しい知識を持つ人が多いのが見受けられるから
やっぱりそういった場面には気を使うし、不安はあるような気がする。
ちなみに、個人的には地域の地形的特徴とか一体何で知ることが出来るのか一番不思議に思ってたりする。
細かい地形までは正史にもろくにないから、大半は憶測によるものだろう
今の地形は地図でわかるし二千年程度なら変動は小さかったりするから
そこからだいたいは予想できるんじゃないかな
まあ、いまでは平原だけど昔は森林で、そのために大軍が展開するには難しい場所でした、とかが
後々の花粉の堆積の研究でわかったりして、イメージ自体がらりと変わることもあるけどね。
正直、こまかい地勢なんかは「この外史ではこうなんだよ」でいいと思うけどw
あの大一番の赤壁の場所だって、いまだに色々議論があるくらいなんだし、作品世界では、こうだよ
と提示できればそれでいいと思うんだよね。。
わたしの名はメーテル……予告する女。
2月の季節イベントは去年やってしまったから、その代わりのSSを明日13日午後9時から投下するわ……
内容は「袁術公路」の2話目。分割数は38を予定よ、鉄郎。
p2で38投下って大丈夫か?
ミスった時は避難所があるんだからやってみる分にはいいんじゃね?
ファンネル!!!!!!
いつまで更新しないんだああああああああああああ!
圧倒的戦力を覆すには最悪山賊なり空き巣狙いなりの乱起こしてもいい気がするけどな
恋姫の場合基本的に主力全員が遠征するからどうしても本拠地が手薄になるし
>>100 つ、使おうと思ってたネタだぞそれ…orz
ま、まぁ書き方頑張ればいいよな使っても…な?な?
というか、実際の歴史でも徐州行ってる間に叛乱起こされて大変なことになった曹操という例もあるし
基本でしょ。
ということは面白みはない?
使用は控えた方がいいのかな?
面白いかどうかはそれは使い方次第。
王道の展開ではあるから、奇抜さを求めるのではなく、それに接した時の各々のキャラの動きなんかで
魅せることはできるのではないでしょうかね。
反乱扇動とか後方撹乱とかは基本ではあるもんな。
朱里じゃない諸葛先生もやったりやられたりしてるし。
>>103 控えなくてもいいんじゃない?
基本だから逆に使ってもおかしくは無いし、それによってどう話を転がすかが重要なわけだし。
なるほどなるほど、色んな面からもう少し考えてみるッス
あれ?1日事に規制と解除が交互に
でわでわ、明日13時頃規制されてなければこっちに予定26桃香です。
わたしの名はメーテル……投下する女。
21時から39レス分、投下させてもらうわ、鉄郎……
あれ、増えてるw>レス数
それは可憐で、豪華で、壮麗で……蜂蜜のように甘く惑わせる……
――声。
「一刀ぉ……」
耳元に声。
「かぁーずとー。むにゃむにゃ……」
その日、北郷一刀が目を覚ますと、あどけない少女の寝顔が吐息がかかる距離にぴったりと
寄り添っていた。
「うわぁぁぁ!」
慌てて布団をめくって飛び起きようとするが、一瞬遅かった。
逃げ出そうとした一刀の足に、美羽が腕を絡みつかせたのである。
それはまるで手放さぬという意志が宿しているかのように強固であった。
「み、美羽! 朝、朝だ! 目を覚ます時間だぞ!」
「むにゃむにゃ……」
一刀が必死に呼びかけてみても、変化はない。彼女は猫のように頬をすりすり擦りつけてく
る。
脳漿の隅々にまで電撃が走るのを感じて、一刀は戦慄した。
乙女の柔らかな感触によって、朝の生理現象によって既に臨戦態勢にあった一刀自身が、暴
発寸前の緊張状態へと移行したのを知覚する。
だがそこまでされても、まだ彼は理性の人であった。
超人的な理性と自制を用いて、いますぐにでも決定的な過ちを犯してしまいそうな若さや情
欲と、なんとか折り合いをつけたのだ。
「だ、大丈夫だ、俺はロリコンじゃない。俺はロリコンじゃない、俺はロリコンじゃない、俺
は、ロリコン、じゃ、ない、俺、は、ロリコン、じゃ、ない、……俺、は、ロ、リ、コ、ン、
じゃ、な、い」
支援
むむ、なんか重いな。
ぶつぶつと呪文のようにとなえ続ける。
邪念よ消え去れと、つぶやきながら念じる面たるや、いっそそれは苦行僧の面持ちに近い。
歯を食いしばり、血の涙すら流しそうな苦悶の表情で、一刀は己を律する言葉を繰り返しと
なえ続けた。
平常心。そう、火急な事態にこそ平常心が要求されるのだ。
決して、ここで流されてはならない。
一刀は全身全霊を持って、邪な衝動にあがなった。
流れに身を任せることは、これまでの生涯で北郷一刀を形作ってきたものを砕きかねない。
消え去れ邪念。
すると今度は、頭に霞がかかりはじめた。
同時に、一刀は徐々に己の中から煩悩が消え去っていくのを感じる。
頭が真っ白になって溶けていく。
そして万物と一体になるのを感じた。
――即ち、至りて足を踏み入れたのは無の境地。
煩悩と苦悩の先で、一刀は覚者の領域に手を伸ばしかけた。
だが、そんな彼を更なる誘惑が襲った。
「一刀はぁ、妾のもの、なのじゃ……っ♪」
嗚呼、なんということ――
あろうことか彼女は、しがみつくようにして、一刀の足を自分自身の足で挟んで絡めてきた
のである。
その密着度たるや!
彼女のすべてを感じる。彼女の体温を、彼女のにおいを、彼女の息づかいを、そのすべすべ
した肌を!
支援
膝のあたりに少女の両足の付け根が当たっているのまで、はっきりとわかる。
一刀は先ほどまでのすべてが、児戯に等しかったことを悟った。
『ロリコンは病気です』
どこかで目にしたそんな標語が、脳裏に踊る。
膝を少し動かせば、少女の未成熟な性に触れてしまう。
危険である。途轍もなく危険な状態である。
このままでは人として外れてはならぬ道を踏み外してしまう。いますぐこの状態から逃げな
くてはならない!
理性がオーバーヒート気味に疾走する。一刀は鼻息を荒くしながら、何とか縛めから抜け出
せないかともがいた。
すると、急に美羽の拘束が緩んだのを感じた。
いまだとばかりに一刀は両手を使って、なんとか絡みついた手足をほどくと、急ぎベッドを
後ずさって美羽から距離を取る。
一方、抱き枕を失ったことでベッドの中央で顔を伏せて倒れた美羽は、小さく『うーん』と
いう声を漏らした。
「み、美羽……? もしかして、起きた?」
「うにゅ……」
するとその声に反応した訳でもなかろうが、美羽はのろのろと顔を上げて、薄く開いたその
目を一刀に向けた。
そしてずりずりと一刀の方まで這って近づいてくると、次の瞬間、美羽は飛びかかる獣のよ
うな素早さで一刀に抱きついてきた。
「一刀らぁー」
「のわぁぁ!?」
飛び込んできた美羽の重さが一気にかかる。
勢いもついていたはずだが、それほど重くない、むしろ軽い。
『ボスンッ』というより、『ポスッ』という感じだ。
雪蓮
支援
一刀が目を白黒させていると、美羽はまぶたを半眼に開いたまま、顔をそっと一刀の耳元に
寄せて囁いてきた。
「一刀やぁー、妾はぁー、今日も美しいかぇ?」
とろけるような、微妙にろれつが回っていない声。どうやら完全に寝ぼけているようだ。
けれどもそれは、幼さの中に危うい色気をのせて、なんとも扇情的で蠱惑的な声色であった。
「か、か、かか、かかかっ」
「か……?」
「――かわいいよ」
だらだら流れる脂汗を拭くこともできず、一刀はようやくその一言だけを絞り出した。
すると、それを聞いた美羽がにふっと笑う。
「うむ、そうかそうか……やはり一刀はういやつじゃのぅ。妾が直々に褒美をとらすぞ」
ふにゃふにゃした声でそう言うやいなや、美羽は一刀の耳に舌を這わせてきた。
「うわあぁ!?」
効果はてきめんだった。
一度は落ち着いたはずの心と体が、再び危険な領域へ突入する。
いまのは刺激が強すぎた。
眼前の華奢な身体を思い切り抱きしめて、滅茶苦茶にしてしまいたいっ! そんな衝動が一
刀の身体を駆け巡る。
だが、一刀の進退が窮まったそのとき、戸口を開いて救いの女神が部屋に顔を見せた。
「おはようございますお嬢さまー……って、あららー」
どこか間伸びしたような緊張感の欠けたその声。
姿を見せたのはいつも通りに美羽を起こしに来た七乃であった。
「一刀さん、今日も今日で朝から大変ですねー」
そう苦笑して、戸口の向こうに立っていた七乃が、笑いながら近づいてくる。
それを見ながら、一刀は内心で喝采をあげる。
(助かった!)
一刀は油の切れたロボットのようにギギギと首を動かすと、無防備に近づいてくる七乃を見
た。
毎日なのかw
見た、見た、見た見た見た見た見た。
「お嬢さまー。朝ですよー、起きてくださーい」
ぱたぱたと近づいてくる七乃の一部分を全力で見た。
(ごめんっ!)
心中で七乃に謝り、一刀はその目をかっと見開く。
瞬間、その双眸が異様な鋭さを持って火を噴いた。
近づいてくる彼女のただ一点。その揺れるたわわな乳房を、ガン見する。
(おお……!)
思った通り、そこには『ぽよん、ぽよよん』と、彼女の女性らしさの証明が確かに揺れてい
た。
一刀は一点集中で、彼女の胸に全神経を向ける。
おっぱいが、揺れる、揺れる、揺れている……。
その様子を、子細、余すことなく観察する。
するとどうだろう、それまで体の奥底で噴き上がるように燃え上がっていた炎が、急速に衰
えていくではないか。
美羽に相手に抱いていた良からぬ気持ちも、急速に萎えていく。
そして同時、ビーストな感じのモードにチェンジしていた身体の一部分も大人しくなってい
く。
邪な心は消え去り、賢者の賢明さと、聖者の清らかさが一刀に訪れた。
――危機は、脱したのだ。
「ありがとう、おかげで助かったよ……」
「? 私がどうかしたんですか、一刀さん」
何かを成し遂げた顔で礼を述べる一刀に、七乃はきょとんとした顔をした。
一刀…
◇◇◇
結局、一刀は美羽たちの元に留まって、彼女たちの世話になることにした。
他に行くあてがある訳でもなし、なにがなんだかわからないことだらけのこの世界で、死に
そうになっていたところを美羽たちが助けてくれたのは確かなのだ。
ならば命の恩人が傍にいて欲しい(例え珍獣扱いでも)と願うなら、彼女が満足するまでは
それに付き合おうと思ったのである。
「………」
そして、そんな清廉な決意も虚しく、今日も一刀は真っ白になったボクサーのような姿で、
自己嫌悪に陥っていた。
「まだ気にしてるんですかー」
「………」
「聞くところによると、男の方が朝そうなってしまうのは自然現象だそうですし、私は気にし
ませんよー」
「………」
七乃にまで気の毒そうな顔をされて、死にたい気持ちでいっぱいの一刀である。
「七乃さん……」
「もうっ、また七乃さんになってますよ。七乃って呼んでくださいって言ったじゃないですか
ぁ」
「えっと、じゃあ七乃……。やっぱりその、美羽と部屋を分けるってのは、駄目?」
「はい、駄目です。また一刀さんと一緒の部屋がいいって、お嬢さまが駄々こねちゃいますか
らねー」
ばっさりと斬り捨てた七乃の言葉を聞いて、一刀は頭を抱えた。
「だよなぁ……」
そもそも、一刀が美羽と同じ部屋で寝起きすること自体がおかしいのであるが、一刀のこと
を妙に気に入ってしまってた美羽が、一刀を片時も離したがらないことが、その原因だった。
無論、その『片時も』というのには、寝るときも含まれる。主人と犬は同じ部屋で寝るべき
だというのが美羽の主張であるからして、一刀の立場は室内犬と同じようなものらしい。
幸いというか当然というか、流石に寝るためのベッドは別々のものが用意されているのだが、
朝になると一刀の布団に美羽が勝手に潜り込んで来ていたりするので、あまり意味はないかも
しれない。
支援
大変だなあw
それだけでも頭が痛いのだが、更にもう一つ、一刀の苦悩の原因となっている事柄が別にあ
った。
むしろそちらの方が深刻だ。
それはいまいる場所がどうやら一八○○年前の中国っぽい場所だとか、この世界には三国志
の英傑の名を持った女の子たちがいるらしいだとか、元の世界に帰る方法がわからないだとか、
そんなことではない。
いまの自分が、切実にして危険な問題を抱えているということだった。
それは目覚めて以降の、自分自身の変化についてである。
『気が付くと、自然と目が美羽の姿を追っている』
『美羽を見ていると無性に胸がドキドキする』
『美羽が近くにいると、体が芯から熱くなってくる』
『美羽の姿に、美羽の仕草に、美羽の一挙一頭足に目を奪われる』
無論自覚はある。そんないまの自分は明らかに異常だ。
こうした変化はこの世界で目を覚ましてからのものである。
少なくとも、聖フランチェスカに通って平々凡々と暮らしていたころの一刀にはなかった類
のものだ。
一応、一刀とて健全な男子であるからして、そうした方面に興味がなかったと言えば嘘にな
る。
が、それも常識の範囲内での話。
以前なら小さい子を見てかわいいと思うことはあっても、いきなり心躍らせることはなかっ
た。
むしろ、本来の一刀自身はどちらかというと、女性の豊かなおっぱいとか、むっちりしたお
尻が好きだったはずなのだ。
その証拠に、寮の部屋に隠してある秘蔵のアイテムは、そういったものが多かったように思
う。
支援
けれども目覚めて以降、一刀の価値観は一変した。
大きいよりも小さい方が、好きだ。
たわわよりもひかえめの方が、好きだ。
熟れたものより、未熟なものの方が、好きだ。
総じて、小さい子が、大好きだ。
恐ろしいことに、どうやら真性のロリコンさんになってしまったようなのだ。
はっきり言って、いまの一刀が美羽と過ごすのは非常に危険である。
飢えた獣を兎と同じ檻に入れておくようなものである。
けれども、幸いにしてロリコン衝動には有効な打開策があり、一刀はこの数日でそのコツを
掴んでいた。
今朝方危機を乗り越えたのもそのおかげだ。
その打開策とは、どれだけ身と心がボルテージを上げていようと、成熟した大人の女性の象
徴、つまり大きなおっぱいやらむちむちしたお尻を見ると、たちどころにそれを鎮めることが
できるという、偉大なる発見に基づいた鎮静の妙技である。
端的に言い換えれば、『ムラムラしてきたら大きなおっぱいを見ればいい』ということだ。
先頃起きたときのように、相手が美羽一人の場合はどうにもならないが、七乃が一緒にいる
ときならこの方法が使える。
そうやって一刀は、今日までなんとか決定的な過ちを犯さずに過ごしてきたのである。
無論、こんなものは対処療法に過ぎないことも、一刀自身重々承知している。が、今のとこ
ろ有効策はこれだけなのだ。
問題を根本的に解決するには、やはり原因を探って自分自身の身に何が起きたのかを明らか
にして、元の状態に戻すしかないだろう。
深刻さがw
元はむしろ七乃の方がご馳走だったろうになあw
支援
「……やっぱ原因は、この怪我のせいかなぁ」
一刀はそうつぶやいて、未だ頭に巻かれたままの包帯に触れた。
こちらに来てからで心当たりがあるといえば、実際そのくらいだった。
美羽たちが言うには、空から落ちてきたときに石に頭を強く打ってできた怪我とのことらし
い。
放っておけばおそらく死んでいただろうということなので、かなり危険な状態だったに違い
ない。
頭の怪我、謎の変調、それらを結びつけて導き出される推論は――
(頭を打ったせいでロリコンになったって? 馬鹿馬鹿しい)
そう一笑に付したいところだったが、これが全然笑えなかった。
他に思い当たる節がないのだからしょうがない。 馬鹿馬鹿しくとも、現実だ。
以前テレビか何かで、事故で頭を打ったせいで脳に障害を負ってしまい、二十四時間常に勃
起しっぱなし、射精しっぱなしになっている悲惨な男の話を見たことがある。そうならなかっ
ただけましと思うべきなのかもしれない。
だが、それにしたってこれは酷い。
一刀がちらっと横目で見ると、一刀の隣に座っていた美羽が、まだ眠そうにうにゅうにゅ目
元を擦っているところだった。
その愛らしい姿を見て、不意に心臓がドキンと跳ねる。一刀は平静を装いつつも、赤らめた
顔を慌てて前に向き直した。
美羽といると、多かれ少なかれいつもこんな状態になってしまう。
無邪気にじゃれついてくる美羽に、一々ドギマギにてしまうのだ。
そろそろこちらに来て一週間。慣れてもいいころと思うのだが、その気配はまったくない。
やはり、何とかしなくてはならない。美羽のためにも、自分のためにも。
一刀は心からそう思った。
133 :
名無しさん@初回限定:2010/02/13(土) 21:32:17 ID:7H0aZfj40
雪蓮
「難しい顔をしてどうかしましたかー? 何かわからないところでも?」
思い悩んで唸っていると、向かいに座っていた七乃がそう聞いてきた。
「あ、いや……」
その声で現実に戻され、一刀は改めて視線を机の上へと動かした。
手には筆が握られ、机の上には硯と竹と開かれた本が置かれているのが見える。
いまは本に書かれた文字を、竹に書き写しているところだった。
要するに、勉強の最中なのである。
朝の騒動のあと、やってきた七乃が美羽の支度を一通り済ませて、いまは三人仲良く美羽の
部屋で机に向かっているところだった。
ちなみに、一刀は最初箱に砂を入れて、それで練習しようとしたのだが、貧乏くさいからや
めてくださいと七乃に言われ、それ以降竹簡を用意されていた。
「いえ、そういう訳じゃないんだけど……」
「……一刀、そこの部分、間違っておるぞ」
「え、本当? どこどこ?」
「ここじゃ、この場所じゃ」
美羽はそう言うと、あふうと大きなあくびを一つしてから、筆を握っている方の手に自分の
手を置いた。
すると、小さな手が己よりも一回り以上大きい一刀の手を動かして、書き損じの箇所へと誘
導してくれた。
「ここはな、こう書くのじゃ。こーやってー……」
そしてそのまま導いて、一刀の持つ筆に正しい字を綴らせる。
正直、正しい字よりも美羽の手の柔らかさと暖かかさでそれどころではない。
「あ、ありがとう。助かったよ……」
それだけを言って、一刀は慌てて手を引いた。
「うむ。この程度のこと、妾からすればどうということはないのじゃ」
まだどこか眠そうに目をとろんとさせた美羽が、背をそらしてえへんと胸を張った。
不意をうたれたように、一刀はその仕草にも心臓がドキッとした。
意識しないようにと思っていても、なかなかそう上手くいくものでもない。
美羽はかわいい、これは事実なのだ。
支援
まあ、美羽はかわいいよな。
欲情するかどうかは別としてw
「はぁ……。うーん、これは参ったなぁ」
頭をかいて、小さく現状についてつぶやきを漏らした一刀だったが、その言葉を向かいに座
っていた七乃が、耳ざとく聞いていた。
「それはこっちの台詞ですよぅ。まさか天の国からいらした一刀さんが、読み書きもできない
とは思いませんでした」
言って深くため息を吐く。
「いやぁ、面目ない」
内心で『役立たずでごめんなさい』、『ロリコンでごめんなさい』と二重に謝って、一刀は
力なく笑った。
すると、すかさず横からフォローが入る。
「気にするな、妾は一向に構わぬ。一刀に色々教えるのも、主人である妾の役目じゃからな」
そう言って美羽はふんふふーんと鼻歌を歌う。先ほどまで眠そうにしていたのに、もうご機
嫌である。
どうやらようやっと頭の回転が平常運転に戻ってきたようだ。
対しては七乃は「むー」と口をとがらせる、どうやら含むところがある様子である。
「本来ならこの時間は、私とお嬢さま、二人っきりのお勉強時間だったんですけどねー……」
目覚めたら突然古代中国らしき場所にいた北郷一刀であったが、それでも幸いにしてなぜか
言葉は問題なく通じるようで、基本的に喋るだけなら困るようなことはなかった。
が、だからといってそれで問題がない訳でもない。
通じるのは言葉までで、それ以外、特に読み書きに関してはさっぱりであったのだ。
そもそも、平凡な高校生であった一刀に、中国語の読み書きなどできようはずもない。
やはり読み書きくらいはできないと困るのではないか。
そう思った一刀がそのことを美羽に相談したところ、
『ならば妾が教えてやるぞ!』
と、嬉々として諸手を振り上げて宣言したのが、この勉強会の始まりだ。
以降、昼に取られる美羽の勉強時間に、一刀は机を並べて一緒に読み書きの勉強をさせても
らっているのだ。
その手ずから教えるという行為が問題にw
「良いか、この字のここの部分はこうして、こうして……こうするのじゃ。どうじゃ、わかっ
たか?」
「あー、うん。ありがとう……」
美羽が再び漢字の間違いを指摘してくれた。
一応、美羽の勉強を見るついでに、一刀に読み書きを教えるというのが本来の形なのである
が、実際はこうして美羽が口を挟むことで、実質的には美羽と七乃の二人がかりで一刀の勉強
を見ることになってしまっている。
どうやら七乃としてはその点が不満らしい。
「うーん、まったくできない訳じゃないんだけどなぁ……」
美羽たちが使っているのは、一八○○年前のものとはいえれっきとした中国語である。要す
るに漢文だ。
元々漢字文化のある日本で生きてきた一刀にとって、漢字自体に拒否感はない。
それでもやはり、すんなりとはいかない。
「そうみたいですけどねー。でも、どこで覚えてきたんだか知りませんけど、一刀さんの字は
変な癖がつき過ぎですよぅ」
「どこでもなにも、天の国っていうか、俺のいた国でなんだけど……」
やはりというかなんというか。一八○○年前の漢字と、現代日本の漢字には色々と隔たりが
ある。
見たこともない字もたくさんあるし、そもそも現代日本にある漢字でも、良く見ると微妙に
違ったりして一筋縄ではいかない。
おまけに、字の方は何とかなるとしても、肝心の文法の方がさっぱりなのだ。簡単な文章な
ら、字の並びで何となく意味を察することもできるけれども、そうでないことも多い。
一刀が一般的な文章の読み書きができるようになるまでは、まだしばらくかかりそうである。
支援
「そう言ってやるな。一刀はこれでも頑張っておるぞ、うむうむ」
一方、一刀の横で擁護してくれる美羽はというと、ご満悦の様子だ。
人にものを教えるというのが楽しくて仕方ないといった様子である。
ちなみに、一刀が勉強しているのは読み書きの基礎の基礎であるので、当然美羽の勉強内容
に比べて大幅に簡単なものなのだ。
「さあ一刀よ、妾がどんどん教えてやるからのっ」
そして数時間、三人でなんのだかんだわいわいと言いながらも勉強を続けた。
その間、一刀は必死に筆を動かし続けていた。
折角忙しい(らしい)二人が時間を作ってくれたのだから、無駄にする訳にはいかないと、
これでも真面目に頑張っているのである。
そうして昼が近づき、充実した勉強時間の終わりが見えてきたころ、突然七乃が話を振って
きた。
「そういえば、一刀さんって何か特技があったりするんですか?」
「は?」
いきなりな質問に、思わず変な声を出してしまう一刀。
「いえ、天の国から来たんですから、何か特別な力があったりしないのかなーって」
「特別な力っていうと……例えば?」
「実は一騎当千の超絶豪傑さんで、剣を持たせたら一人で敵軍壊滅余裕です、とか」
「ぶっ!?」
あまりに突拍子もないことを言われて、一刀の筆が思い切り滑った。
そしてその言葉を聞いて、飽きてきたのか横であくびをかみ殺していた美羽が、驚きと期待
に満ちた顔で食いついてきた。
「なんとっ! 一刀はそのようなことができるのか!?」
殺されるw
目を輝かせて一刀を見上げる美羽に、内心で『かわいいなぁ』と思いながら、一刀は眼前で
手を左右に振ってみせた。
「いや、無理無理。できないってばそんなこと。一応爺ちゃんから剣は習ってたけど、俺なん
てまだまだ……」
あの泥棒の少年にも勝てなかったし、と一刀は口の中で続ける。
そして、そういえばあの少年はどうなったんだろう、とそんなことを思った。
「うーん、肉体労働はそれほど得意じゃないとー……。じゃあ、実はとぼけた顔して神意鬼謀
な軍略の持ち主で、軍隊を指揮させたら天下無双とか!」
「おお! 流石一刀じゃ、主人である妾も鼻が高いぞ!」
またもや美羽が目をキラキラさせるが、一刀は今度も手を振った。
「ないない。一応、孫子の兵法くらいは昔一通り読んだことがあるけど、それだって目を通し
たくらいだし」
こんなことになるなら、もうちょっと真面目に読んでおくんだったとは思う。
「えー? じゃあじゃあ、実は政が得意で、俺に任せれば一晩で税収を倍にしてやるぞーっ!
っていうのはどうです?」
「うむ、流石は妾の一刀じゃな」
「どうです? とか聞かれても……。そもそも、そんなことができるくらい頭が良いなら、こ
こでこうしてのんびり読み書きなんて習ってないと思うけど」
「あははは。それもそうですねー」
まるで最初から答えたわかっていたというように、七乃が笑う。
そして、一刀の横ではわかっているのかいないのか、美羽が一人、無駄に自信溢れる様子で
うんうんと頷いていた。
「わははははは! 一刀よ、その程度の些細なことなど気にすることはないぞ。何せ一刀は余
人にはないもっと貴重なものを、人を見る『目』を持っておるからな!」
「は? 目って……?」
「うむ。一刀は妾を女神と見間違うた類い希なる審美眼のことじゃ!」
「あー、そういうこと……」
発見されたときに、目覚めた自分が朦朧としながら美羽を見てそう言ったらしいのだが、残
念ながら一刀本人にそんな記憶はとんとない。
最初はその旨きちんと伝えようかとも思ったのだが、無邪気に喜んでいる美羽を見ているう
ちに、その気も萎え果てた。
確かに美羽は女神のように美しくかわいいし、無意識のうちにそう呼んでしまうこともある
かもしれない。そう考えれば別に訂正する必要もないように思われたのだ。
「それにな、そんなものがなくとも一刀には良いところがたくさんあるぞ!」
美羽は胸を張って断言した。
「んー、例えばどこですかぁ?」
自信溢れるその言いように興味を引かれたのか、七乃が聞き返す。
「うむ、そうじゃな……例えばこの腕じゃ!」
すると美羽はそう言って、突然一刀の右腕に抱きついてきた。
「っ!?」
ぎゅっとされた衝撃に、書き取りをしていた一刀の筆が、盛大に滑る。
「この程良く引き締まった腕。堅すぎず柔らかすぎず、しなやかな良い腕じゃ! これほどの
腕、天下に二本とあるまい」
言いながら、美羽はぺたぺたと一刀の腕を触る。
「うーん、そうですかねぇ。別に普通だと思いますけどー」
「わはは、それだけではないぞ!」
すると今度は腕を伸ばして、指で一刀の頬をぷにぷに押してきた。
「この凛々しい面構えを見よ! 気高く、それでいて精悍じゃろう? これぞ高貴さと野性味
が同居した、何かを成し遂げる者の顔じゃ!」
「単なるしまらない顔つきのように思えますけどー……」
支援
「そして極めつけは全身に漂うただ者ではない気配! 内面からにじみ出る光が外にあふれ出
しておるようではないか!」
「それは、一刀さんが着ているぽーりえすてるの服のせいじゃないですかねぇ……」
「それにな、何より忘れてはならんのがこの、愛らしさじゃ。思わず頬ずりしたくなる愛らし
さ、これは何物にも代えられん!」
「……えぇー?」
ぶんぶん手を振り回して力説する美羽に、七乃は心底わからないという顔をする。
「はぁ。一刀。一刀ぉー。今日もかわゆいのぅ、かわゆいのぅ。よしよしよし、おー、よしよ
しよしよし。流石は天よりこの妾のために遣わされただけあるのぅ。一刀の愛らしさは天下一
じゃ」
一刀のあごの下をなでながら、頬を染めてそんなことを言ってくる。
前述した通り、一刀は美羽に妙に気に入られている。
そしてこれが、その気に可愛がられっぷりであった。
そう、一刀は美羽に愛されまくっていた。
「見よ、照れて赤くなっておる。まったく、一刀はういやつじゃ」
「なんか、思いっきり固まってるように見えますけどー……」
「このぽりえすてるの服も素晴らしいが、他の服を着ている姿も見てみたいのぅ。……そうじ
ゃ、七乃よ、確か城下に西よりの珍しい服を扱った行商が来ておると言っておったな。そのも
のに命じて、一刀のための服を用意させるのじゃ。いや、きっと一刀は何を来ても似合うじゃ
ろうからな、一刀が着られそうな服、すべて買い取るのじゃ。おおそうじゃ、一刀や、今日の
夕食は何か食べたいものはないか? 一刀が食べたいものなら、西のものでも東のものでも、
なんでも用意してやるから、好きに申してみるが良い。他にも何か不自由があればすぐに言う
んじゃぞ、すべて妾がなんとかしてみせるからの!」
美羽が一刀に寄りかかって、抱きついたり、なでまわしたり、頬ずりしたりしながら機関銃
のように喋る中、一刀は微動だにせず硬直していた。
硬直して、ただただ七乃の胸を真っ向ガン見である。
「ああもう、一刀はかわいいのぅ。かわいいのう!」
一刀は何となくだが、主人にもみくちゃにされながらかわいがられる、子犬の苦労がわかっ
た気がした。
支援
◇◇◇
ときは移って、昼食を終えて午後。
重要な来客があるという美羽たちと分かれた一刀は、やることもなく中庭でぼんやりと時間
を過ごしていた。
美羽が酒席や茶会を設けたりするのに使っている席に腰掛け、深くため息を吐く。
唐突だが、北郷一刀はいま現在絶賛居候の身である。
衣食住の大部分を美羽に頼って生きている、何とも肩身の狭い身分だ。
未だ半信半疑ではあるが、『異世界』に紛れ込んでしまい、右も左もわからぬ状況を保護し
てもらって、しかもこの時代としてはかなり高水準の生活環境まで提供してもらっている。
そんな状況で、対価としての勤労を考えぬほどに一刀は恩知らずではない。
働かざる者、食うべからず
これぞ骨の髄まで染みこんだ日本人精神である。
だというのに、昼を少し過ぎたころから座り続け、一刀はこうして二時間はぼーっとしてい
た。
何か手伝いたい、やれる仕事はないか。
一刀は数日前から暇な時間を見つけては城の様々な場所でそう聞いて回っているのだが、皆
一刀の服と顔を目にすると口を揃えてこう言うのである。
『いえいえ、御遣い様にこのようなお仕事などさせられません。恐縮ながらお心遣いだけ受け
取らせていただきます。ささ、どうかこのようなむさ苦しい場所からは早々にお立ち去りくだ
さい』
と言って、何もさせてくれないのだ。
ある意味飼い殺し状態かw
そもそもこちらの一般常識も知らない、字も読めない、そんな自分が何かができるとは思え
なかったが、それでも居候の身で手持ちぶさたの時間はつらい。
まるで自分がただのごくつぶしのように思えてくる。
とは言っても、無理にやらせてもらって、他の人の仕事を奪うのも心苦しい。
仕方がない、今日のところは美羽たちと来客の会談が終わる夕方までは素振りでもして過ご
して、そのあとに明日以降、何か仕事をもらえないかと相談してみよう。
そう思い、木刀を取りに部屋まで戻ろう立ち上がった一刀は、そこでふと自分を見ている目
があることに気付いた。
一刀が座っていた席から少し離れた場所にある池のほとり、そこからこちらをじっと見てい
る女性がいた。
遠目にも背が高さや、凹凸のはっきりした見事なプロポーションが見て取れる。
「?」
一刀が気付いたことがわかると、彼女はにっこりと微笑んで一刀に向かって歩き出した。
そして池の周りをぐるりと迂回して近寄ってきた女性は、立ち尽くす一刀に開口一番こう言
った。
「ねぇ、ちょっと聞いても良いかしら。もしかしてあなたが噂の天の御遣いくん?」
「……え?」
近くによって来て女性を改めて見てみると、モデルのような長身の背丈がやはり最初に目を
引いた。
そして次に目を引いたのは、美羽たちとは違う、濃い色をしたエキゾチックな肌の色。
続いて腰までの長さの桃色がかった髪。
そして抜群のプロポーションを、これでもかと強調する露出の大きな服装。
特に胸元は露出が大きく、腰回りもとても涼しそうだ。
整った顔は柔和に笑みを形作っている。
いや、口元は笑っているが、目にはどこか刺さるような鋭い光が宿していた。
支援
「一応そういうことになってるっぽいですけど……あなたは?」
「おっと、人に名前を聞いておいて自分から名乗らないのは失礼だったわね。私の名は孫策、
字は伯父、真名は雪蓮よ。いまは袁術ちゃんの客将をやってるわ。覚えておいてね」
「孫……策?」
その名を耳にして、一刀の目の目が数度ぱちぱちとまばたきした。
『孫策』の名には、覚えがある。
いや、覚えている程度ではない。
一刀が知る孫策とは最終的に三国を治めることになる王の一人、呉の王、孫権の兄の名だ。
三国志の中でも特に有名な彼の別名は――
「……江東の小覇王」
「あら? 天の国にまで私の二つ名は伝わってるのかしら」
思わず漏れたつぶやきを耳にして、孫策が妖しく微笑んだ。
対して聞かせるつもりのない独白を聞かれた一刀は、恥ずかしそうに答える。
「あー、うん。有名だよ、すごく有名」
「ふぅん、お世辞でも嬉しいわ。ありがとう」
「お世辞じゃないんだけどなぁ……それで、その孫策さんが一体俺に何の用?」
その言葉に、孫策がふふっと笑う。
「ただの物見遊山。噂の天の御遣いくんっていうのは、どんなもんなのかなと思って見に来た
の」
「……噂って、あの戦乱を治めるとかなんとかっていう?」
「そそ」
「そんな大層な人間じゃないんだけどなぁ」
「あ、やっぱり人間なんだ」
「人間だよ。ほら、手だって足だってついてるだろ?」
「確かにそうみたいだけど……あっさり認めるのね。ちょっと想像と違ったわ」
「想像って?」
「てっきり袁術ちゃんに取り入るのが目的の妖術使いか、あやかしの類だと思ってたから」
「なんだそりゃ」
一刀が眉間にしわを寄せて困った顔をすると、孫策も「そうよねぇ」と言ってカラカラ笑っ
た。
「じゃあ、上手いことこうして巡り会った天運に感謝しつつ、御遣い様にいくつか質問したい
んだけど、いいかしら?」
「質問? 俺に? 本当に天の御遣いか試したいってこと?」
質問に質問で返すと、孫策はあっさり頷いた。
「うん、そう。どうせ見てくるならあたしの器で、あなたを計ってこいってうるさいのがいて
ね。助けると思って聞いてくれない?」
「……うーん、暇だから別に良いけど。……でもこっちに来てから日も浅いし、大したことに
は答えられないと思うよ」
「いいのいいの。答えられなくたって、別に取って食ったりしないから」
「まあ、あんまり期待しないでね」
了解、とそう言うと孫策はただでさえ綺麗な姿勢を更に正して、佇まいを直した。
「じゃあまず一つ。私はこれから、大陸全土を巻き込んだ戦乱が始まると思うんだけど、あな
たはどう思う?」
「どう思うって……」
昨日今日来たばかりの身に突然そんなことを聞かれても困る、というのが正味なところだ。
だが、問われて一刀の中にはその回答になりそうな朧気なものが既にあった。
袁術や孫策が女の子という差異はあっても、それ以外は概ね三国志そのものの世界が再現さ
れている。
では、もしも歴史も『三国志』通りに進むとするならば……。
「一波乱あってから、群雄割拠の時代がくる……かな?」
一呼吸置いてから、そう答えた。
それに孫策は小さく「そう」とつぶやく。
少し前に、一刀は美羽と七乃に三国志の英傑たちについて聞いたことがある。すると、彼女
たちは曹操の名は知っていても、劉備や孫権という名前には心当たりがないと言っていた。
ならば、本当に歴史通りにものごとが運ぶとするなら、彼らが世にあらわれて覇をとなえる
ようになるのはこの先になるに違いない。
支援
確信がある訳ではない。けれども半信半疑に答えた一刀の回答に、孫策は何かを感じた風で
もなく、ただ小さく頷いた。
「じゃあ次。この先、最も早く頭角のあらわすのは誰だと思う?」
再び孫策は問いかけた。
この質問にも、孫策は表情を変えていない。先ほど同様に、目を細めて笑っている。
笑ってはいるが……一刀はその笑顔に、足がすくんだ。
彼女の瞳の奥に、尋常ではない刃物の鋭さを見たのである。
そして一刀は、遅まきながらようやく、目の前の女性がとても恐ろしい類の人間であること
に気が付いた。
例えるならば、彼女は虎だ。
満腹で機嫌が良いときならば、ちょっとばかり大きな猫に見えなくもない。愛嬌もある。
しかし、その本質は獰猛な肉食獣。必要とあらば、冷徹に獲物を追い詰めるハンターだ。
もしかしたら、自分はいま途轍もなく危険な状態にあるのかもしれない、そんなことを思う。
だが、そんな相手を前にして、一刀の中には奇妙な悪戯心が生まれていた。
「………」
一刀は答えず、沈黙した。
孫策の二つ目の質問、それに対しても既に回答はある。
だが、その名を告げることが、もしかしたら孫策や美羽、そして自分の運命を大きく変える
かもしれない、そう考えて言葉に窮したのだ。
もしも、本当に自分がタイムスリップしたのだとしたら、漫画や小説で良くある、未来を変
えること云々という、良からぬことを引き起こす原因になるかもしれない。
古い映画で見た、危ない科学者が『歴史が変わってしまう! タイムパラドックスだ!』と
叫ぶシーンが頭を過ぎった。
わからない振りをしよう、一刀はそう思った。
けれども、ここきて一刀の心の片隅で出来心という悪い虫が騒ぎはじめたのだ。
思った名を口にしたとき、先ほどからずっと余裕の笑みを浮かべている彼女が、どんな顔を
するのか見てみたいと思ってしまったのである。
支援
「……董卓」
そして気付いたときには、もう遅い。一刀はその名を口にしてしまっていた。
はっとなって思わず、漏らしてしまった口を手でふさぐ。だが、一度零れてしまった水は杯
には戻らない。
一刀が恐る恐る孫策を見ると、彼女は一刀の答えがよほど予想外だったのか、驚きに口を開
けていた。
やってしまった、と思う。
不用意に余計なことを喋ってしまったのかもしれない、一刀がそう思って孫策を見ていると、
果たして彼女は、一刀の言葉を吟味するようにあごに手を当てて考える仕草をした。
「なるほど。北方の雄、董卓か……参ったわね。そう答えてくるとは思ってみなかったわ」
言ったことを真剣に受け取っている孫策を見て、一刀はもう言い繕いはできないことを悟っ
た。
そして、諦めてもう余計なことは考えないことにした。
切り替えは早く、終わったことにくよくよしない。祖父の教えである。
「……ちなみに、俺がどう答えると思ったんですか?」
「うん、袁術ちゃんって答えるか、私の心象を良くするために私って答えると思ったわ。で、
どちらを答えても話はここで終わりにするつもりだったんだけど……。ちなみに、満点は袁紹
って回答」
「ふーん……採点としてはどうなんです?」
「そうねぇ……。同律で満点か、もしかしたらその上ってところかしら。確かにいまの時代、
中央から離れていることは、それだけで意味があるもの。北の地で力を蓄えているでしょう董
卓なら、この先、早い段階で頭角をあらわす条件を揃えているわ」
一刀にそう言って、孫策はうーんと唸る。
それから、小さく『冥琳の意見も聞いてみたいわね』とつぶやくのが聞こえた。
支援
支援
「質問はそれで終わりですか? だったら、もう言って良いですかね?」
また余計なことを言ってしまう前に、さっさとこの場を去ろう。
なにやら考え込んでしまった孫策に思い切ってそう切り出すと、孫策はうん、と言って再び
一刀の方を見た。
「じゃあこれが最後の質問。ねぇ、あなたウチに来る気はない?」
と、『このあとちょっと買い物行かない?』みたいな軽い調子で言われたその言葉を、一刀
は一瞬理解できなかった。
「ウチっていうと、それってどういう……?」
「そのまんま。袁術ちゃんのところなんてやめて、うちに来ないかって誘ってるの」
「え……えええぇっ!?」
「あなたの答え、どちらも見事なものだったわ。当てずっぽうに言ったのだとしても、かなり
見識が広くなければ出てこない答えだわ。特にあとの方の回答はね。そんなあなたの力は、う
ちに来てこそ発揮できるものよ」
「いや、それは……」
思わず言い返そうとするが、まさか今更、未来からやって来たのでこのあと何が起こるか知
ってます、とは言いづらかった。と言うかとても言い出せる雰囲気じゃなかった。
「良く考えてちょうだい。きっともうすぐ大陸全土を巻き込んだ戦乱が始まる。これまでにな
いほどの大乱の世がね。そうなれば遠くない将来、袁術ちゃんは死ぬ。あの子の器じゃ、太平
の世ならともかく戦乱の世は生き残れない。つまりここに留まると言うことは、沈みゆく泥船
に残るということよ」
「………」
その言葉に一刀は息を飲んで黙って聞いていていた。
目の前にいる孫策の存在感には、確かに王者の貫禄が宿っている。
何よりすごい自信だ、自分の言う未来が必ず来ると確信している口ぶりだ。
人を引き寄せるカリスマとは、彼女のような人間のことを言うのかもしれない。
だが、本来ならその人を惹き付けてやまないだろう孫策の言葉を聞いても、一刀は感服する
より、心に何かがわだかまるのを感じていた。
しえん
もし今の一刀が呉に行ったら…w
「うちに来なさい。未来を約束するとまでは言わないけど、少なくとも袁術ちゃんの傍にいる
よりも、私たちと一緒に来た方があなたのためよ。それにこう言っちゃなんだけど、袁術ちゃ
んは馬鹿だし、人の上に立つ資質もないから、あなたを上手く使うことなんてできないわ。あ
なた自身の将来を考えても、うちに来る方が断然良いと思うんだけど、どうかしら?」
「どう、と言われても……」
答えるも、既に心中は決まっている。
そんなことより、いま考えなくてはならないことは別にあった。
もしも、本当に今後起こることが歴史通りになるとするなら、孫策たちはこの時代を生き抜
いていくだろう。
そして美羽、というか袁術は、敗者として歴史から退場することになる。
そこまで考えて、一刀の身体がぶるっと震えた。
(美羽が、死ぬ……?)
考えたくもない。
実際、それはこれまで努めて考えないようにしてきたことだ。
みんな女の子になっているが、いま現在一刀を取り巻いているこの状況は三国志そのもので
ある。
だったら、このあと起こることは歴史の筋道通りになるのかもしれない。
皇帝を僭称して袁術は死ぬ。
そう、美羽は死ぬのだ。
思い至った途端、焼け付くような強烈な焦燥感が、一刀の心を襲った。
支援
>162
>もし今の一刀が呉に行ったら…w
シャオ逃げてー
紫苑
「――――――それに、もしあなたに人と違うところがあるのなら、あなたが本当に天の御
遣い≠ネら、おいしい目も見られるかもよ? ……って、ちゃんと聞いてる?」
不意に話を振られ、思考が途切れた。
どうやら、一刀が考えに没頭している間も孫策の話は続いていたらしい。
「は? え? ああ、うん、大丈夫。それで、おいしい目って、それってどういうこと?」
一刀は慌てて取り繕うように聞いた。
孫策はきちんと一刀が話を聞いていることを確認すると、良くない企みを思いついた子供の
ような、含みのある顔をしてみせた。
「うちの子たちを、自由にさせてあげる」
「……はぁ?」
一刀の口から、気の抜けた声が漏れた。
自由に、とはエロの方面で自由にと言うことだろうか。
もしそうなら、普段の一刀なら、いや、以前の一刀ならば色めき立ったかもしれない。
だが、孫策の胸元を見て、心の底から冷静になっていた一刀には、それはちっとも魅力的な
提案には思えなかった。
「……それって、俺が孫策さんの身内との間に子供を作ったら、『孫家に天の血が入ったぞ〜』
って喧伝することができるから?」
若き小覇王はニヤリと笑った。
「ご名答。流石に鋭いわね」
言ってのけるその表情も、余裕に満ちあふれている。
こちらに引き込める、そう確信している顔だ。
だが一刀は、そんなものには惑わされなかった。
そして、その提案に潜むものの本質を見抜いていた。
「つまりそれってさ、俺を種馬として欲しいってことでしょう? 俺の意志と、相手の子の意
志は無視して」
支援
呉√へのいざない・・・
「無視なんてしないわよ。相手の子が本気で嫌がるならなしにしてあげる。でもきっとそんな
ことないと思うわよ、これは私の勘だけど。あ、そうそう、私の勘って良く当たるのよ」
「つまり、俺は俺の身の安全と女の子を自由にする権利をもらって、孫策たちは天を味方につ
けたっていう風評を得ることができる。つまりはそういうギブアンドテイクね」
「ぎぶ……?」
「ああ、ごめん。利害関係の一致ってこと」
「ふーん、天の言葉ってこと……?。まあ、つまりはそういうことよ、そこまでわかっている
なら言い繕いはなしよ。それで、どうかしら? うちに来ない? 綺麗どころも、おっぱいの
大きな子もいっぱいよ? 私たちの利害は一致している」
そう言って孫策は一刀に流し目をして、誘うように大きな胸を揺さぶった。
しかし、その説明を聞いて一刀の心中は、
(うわぁ……。すごくお断りしたい気分だぁ)
と、そんな思いに満たされていた。
ゆっさゆっさ揺れるおっぱい。
いまこの一刀に限ってはそれは逆効果だ。それを見る度、一刀の気持ちが沈んでいく、興奮
するどころかどんどん思考は冷たく冴え渡っていく。
『おっぱいがいっぱい』その言葉にもとってもがっかりだ。
そして、そうして冷静な頭で考えると、『彼女たち』の打算が見えすぎるくらいに見えてし
まった。
孫策が欲しているのは天の御遣い≠ニいう存在であって、北郷一刀に価値はない。そこに
言葉にしにくいもやもやしたものを感じたのだ。
行く気全く無しw
だめだなこりゃw
「やっぱり、この話はお断りさせてもらいます」
しばしの沈黙を破って放たれた言葉。それを聞いて、孫策はその美しい片眉を跳ね上げた。
そして、まるでわからないという顔をする。
「……理由を聞かせて貰えるかしら? ちょっと話しただけだけど、あなた、袁術ちゃんに与
するほど頭は悪くないでしょう? 確かに、いま現在の袁術ちゃんの勢力は大きいかもしれな
いけど、それはいまだけよ」
その言葉を聞いて、一刀は静かに首を振った。
やはり、彼女はわかっていない、噛み合わないのも道理だった。
「理由は、孫策さんの申し出を、命の恩人を裏切ってまで受けようとは思えなかったから。そ
れに正直、合理的かも知れませんけど、孫策さんの人をモノで釣ってどうこうしようっていう
やり方は、あんまり好きになれそうにありませんし。何より、美羽に世話になってる身で沈み
かかった泥船だって言われたら、俺にはそれを沈まない泥船にしなきゃいけない大仕事がある
ってことじゃないですか」
きっぱりとそう言った。
悩むことなど一つもない。
あんなに良くしてくれている恩人を裏切ってまで孫策につくなど、一刀は考えもしなかった。
「それに……」
一刀は一瞬言うべきか迷って、それから虎の目を見てはっきり言った。
「美羽は、俺のことを出会ってすぐに家族として迎えてくれたんです。それこそ、打算抜きで
すぐに。だから、俺のことを『天の御遣い』っていう道具としか見てくれない孫策さんにはつ
いていけません」
犬と種馬、どっちがいいと言われたら微妙だが、いまの一刀は種馬よりも愛される犬の方を
選びたかった。
支援
おくればせながらF-2
拒絶の言葉を聞いて孫策は、最初一刀の考えていることを読もうとするように、正面から一
刀をじっと凝視し、それから吟味するような思案顔になった。
しかし少し考えてその説明が満足に足るものだったのか、孫策はふっと笑った。
「……後悔するわよ」
「うーん。確かに苦労はするような気はします」
苦笑い一つこぼして答えた、そのときだった。
「一刀ぉーーー!!」
遠くから、既に聞き慣れた声が聞こえてきた。
そちらを見ると、美羽がちょうど城内から走ってくるところだった。
「あらやだ、もう時間切れみたいね」
そしてそれを一目見た孫策が、そんなことを言う。
「一刀! 今日の仕事はもう終わりじゃ、早く城下へ行って一緒に服を……」
駆け寄って息を弾ませながら笑顔で言った美羽だったが、途中で一刀の横に立つ人物のこと
に気付いて表情を曇らせた。
「むむ、何じゃ孫策よ、こんなところで何をしておる。用が済んだのならさっさと帰らぬか」
「こっちもそのつもりよ。『用』も済んだしね」
唇をとがらせる美羽に余裕の顔でそう言って、孫策は一刀へウインクを一つ投げて送ってよ
こした。
一刀はそれに何とも思わなかったが、一方目にした美羽が柳眉を跳ね上がる。
「孫策! つまらぬ用件で城に来たかと思えば、まさかお主、一刀に粉をかけに来たのではあ
るまいな!」
「あら、袁術ちゃんにしては鋭いじゃない」
「駄目じゃ駄目じゃ! 一刀は絶対のぜぇーったいに渡さんからなっ!」
「あらどうして? 選ぶのは一刀でしょ?」
「ふんっ。一刀もお前のようなやつは選ばんぞ。何せ一刀と妾は天与の運命で結ばれているか
らな! お前のような乳だけおばけには騙されんのじゃ!」
美羽がひしっと抱きついてきて、柔らかいけれども肉付きは薄い体が押し付けられた。
ああ、うん、おっぱいはない方が良い。イエスロリータ、ノーキョニュウ。
気を抜くとあちら側の世界に魂を持って行かれそうだった。
sien
駄目だこいつ・・・w
支援
「天与の運命?」
「左様じゃ。天が妾の元に遣わしたということは、それは天意。妾と一刀は天の意志によって
巡り会う運命だったのじゃ。そこに孫策、お主が入る隙間はないのじゃ」
自信満々に言った美羽の言葉を聞いて、孫策が眉をひそめた。
そしてそれから、一刀の手を引っ張った。
「ちょっと来なさい」
孫策として一刀だけを引っ張ったつもりだったのだが、一緒に美羽もくっついてきたので、
彼女は小声で話しはじめた。
「……あなた、袁術ちゃんに随分と懐かれてるじゃない」
「いやあ、ははは」
「どんな手を使ったのよ?」
「えと……運命?」
ある意味で、互いに一目惚れのような状態にあったのには違いない。
運命∞一目惚れ∞勘違い∞思い込み≠ヌれも意味としては間違っていない。
「はぁ……まさか、あなたが私の申し出を断ったのって……そういうことなの? だったらう
ちにだって……あ、でも、いや、やっぱりそんな特殊な趣味は流石に……」
ブツブツと孫策がつぶやいていると、美羽が駆けてきた方向から今度は別の声が聞こえてき
た。
その「お嬢さまー、どこですかー」という声を聞いて、美羽の顔色が変わる。
「はっ、いかんっ、ゆくぞ一刀! 孫策よ、この場は預けておくが、一刀は妾のものじゃから
なっ!」
「はいはい、わかったわかった」
「では行くぞ! わはははは!」
そう言うと、美羽は一刀の手を引いて走り出した。
バレたw
◇◇◇
孫策と会った時刻から数時間、日は地平の彼方に沈み夜。
結局、あのあとは城を抜け出す前に一刀と美羽はすぐに七乃に見つかり、美羽は政務(?)
に連れ戻されることとなった。
しかし、一刀が近くいないと美羽がすぐに抜け出そうとするそうで、その後の時間は七乃の
言いつけで一刀は美羽の仕事(?)を横で見ていた。
まあ、それでも何もすることがない状態で暇を持てあますよりは幾分かましだったかもしれ
ない。
「あー……」
一刀は気が抜けた声を出し、お湯にその身を沈めながら、一日の疲れを落としていた。
「んーっ、……んっ!」
程よく熱い湯の中に肩まで浸かり、思いっきり伸びをする。
浅草の実家や、聖フランチェスカの寮だとこうはいかない。こんな風に手足を伸ばして入れ
る風呂など、一刀にとっては銭湯か温泉くらいなものだった。
それがどうだろう。こちらに来てからというもの、毎日が温泉気分である。
一刀がいる風呂場は、ちょっとした温泉並みの大きさのある大浴場で、美羽が入浴するため
に特別に作らせたものらしかった。
一刀は美羽から特別にそこを自由に使っていいと言われている。
広い風呂場を一人で使うことで得られる満足感というか贅沢感は、日本人に産まれて良かっ
たと思う瞬間だ。
支援
しえn
支援
メーテル氏の書く美羽様は反則である。
何度悶絶したことか(笑)
支援
ピチョンという水の滴る音が反響して、いやに大きく聞こえる。
これで『カポーン』という効果音でもあったなら、まさに湯煙気分というやつだろう。
一刀は全身を弛緩させて、目を胡乱に開いてあたりを見渡した。
浴場は広さもさることながら、内装の凝りようもまたただごとではない。
目につく限り、そこらじゅうが色鮮やかな装飾で飾られているし、床は丁寧に磨かれた切り
出しの一枚岩を使っている、そしてドバドバとお湯を吐き出しているのは龍の彫像。そういう
具合に、そこはいかにも王侯貴族の浴室然としたものを、サイズアップした感じであった。
何というか、贅を凝らしたという形容にここまで相応しい風呂場を、一刀は他に知らない。
お風呂にやたらとこだわるのは日本人と古代ローマ人くらいだと、以前人に教えられたこと
があったが、どうやら美羽はわりとこだわる側の人間であるようだ。
この風呂場も、美羽がいつ湯浴みがしたいと言い出しても良いように、常にお湯を湧かしっ
ぱなしにしているらしい。
流石にそれは不経済だなぁと思わなくもないのだが、こうして頭に手ぬぐいを置いて、温か
い湯に浸かって『ふぃーっ』などと気の抜けた声を出していると、細かいことはどうでも良く
なってくる。
風呂は命の洗濯とは良く言ったものだ。
首までお湯に浸かって、一刀はぼーっとしながら視線を天井に向けた。
そこも石造りであるが、そんなものは見ていない。
ただ雑然と、つれづれに思考も巡らせる。
これまであったこと、これからやらなければならないこと、どうやって帰るか。
そんなことを考えていると、不意に思い出されたのは昼間会った孫策のことだった。
彼女の申し出は、一刀にとって論外のものだった。
どれだけ条件を出されても、ここまでしてもらっている美羽を裏切って、孫策の側につくな
ど有り得ない。
何より、戦乱の果てに美羽は死ぬだろうと言った孫策の目は、尋常ではないほどの鋭さを帯
びていた。
そう、あれは殺意を抱いている者の目だ。この世界に飛ばされる直前に、一刀を襲った少年
が向けてきた眼光と同じ類のものだ。
彼女は、美羽を殺す気でいる。
そんな彼女に手を貸すことはできない。美羽を殺す手伝いをさせられるなどまっぴらごめん
だ。
sien
支援
孫呉もロリは揃っているのに・・・
と、そこまで考えたとき、頭の片隅にふと小さな疑問が湧き上がった。
(あれ? どうして俺、ここまで美羽に肩入れするんだろう?)
泡のように心中から突然浮かび上がった疑問だったが、それはなんとも引っかかりのある問
いであった。
思い当たる理由の一つは、一刀が孫策に反感を抱いたからだった。
孫策の言葉を耳にしたとき、彼女に『利』を説かれたとき、一刀は少なからず反発心を抱い
た。
それは、多分頭を打ったことで発露された性癖とは、まったく別のことのように思えた。
孫策の身体には興味を持なかったことは事実だが、それと反発心が生まれたことにはまった
く関わりがない。
その証拠に、一刀は別に七乃や、城に他にいる胸の大きな女性に対して悪感情を抱いている
訳ではない。
では、なぜ孫策に限って反発心など抱いたのか。
こうしてゆっくりと考えられるいまなら、なんとなくわかる。
きっとそれは美羽のことを悪し様に言われたからに他ならない。美羽を悪く言う孫策に対し
て憤りを感じたのだ。
確かに美羽は命の恩人だ。それを悪く言われては腹も立つ。
だが、冷静だった一刀は、孫策の言うことがもっともだったことも理解していた。
それに、彼女には彼女の事情というものがきっとあったんだろうということも薄々察してた。
けれども、そうした理性の理解とは別のところ、感情の部分で一刀は孫策の提案をはねのけ
たのだ。
>>190 見かけが美羽と同年齢くらいのロリはシャオくらいだろう
支援
>192
>見かけが美羽と同年齢くらいのロリはシャオくらいだろう
だよね?
一刀完全にロリ属性w
続き気になるなぁ
それは恩義などではない、もっと心の奥底から身体を突き動かす激しい感情だ。
では、その感情とは何か?
(……もしかして俺、怪我の後遺症とかそういうのを抜きにして、美羽を好きになって来てる
?)
もしそうなら――あるいは頭の後遺症よりなおタチが悪い。
あんな小さい子に手を出すのは勿論犯罪だが、そんな子を真剣に好きになるなんて、あるい
はそれ以上に変態だ。
だが、どう思い返しても、孫策への対応の裏には、美羽への好意以上の何かがあったように
思えて仕方がない。
(でも、それだって本当に好意なのかどうなのか……怪我の後遺症が関係してるかもしれない
し……、やっぱり、本当のところは、この怪我の後遺症を……なおして、……それから……)
そこまで考えて、一刀は突然鼻腔の奥に耐え難いほどのツンとした激痛を感じ取った。
「――ぷはぁっ!? げほっ、げほげほげほっ!」
朦朧としていた意識が急速に覚醒する。身体が反射的に跳ね起きる。
いつの間にか体を沈めすぎて、鼻まで浸かってしまっていたようだ。
そして、勢い立ち上がった一刀は、身体が不自然に揺れるのを感じた。
「うわ、くらくらする……」
体感ではほんの数分浸かっていたくらいなのだが、どうやらのぼせ具合から考えると、相当
長く考え込んでしまっていたようだ。
そろそろ一度上がろう、そう思って一刀は湯船から立ち上がった。
そして一刀は湯船から出て、近くにあった椅子に腰掛ける。
シャワーなどないこの風呂場では、体や頭を洗うには湯船に溜めたお湯を木桶ですくってか
けるようになっている。
頭を洗うために手桶にお湯を汲んだところで、突然ガラリという音がした。
危険な展開w
sien
キター
終わったな・・・
「!?」
猛烈に嫌な予感がした。
驚いて息を飲んだ一刀が確認するより早く、
「一刀ー! 体を洗うのを手伝いにきてやったぞー!」
脳天気な声が風呂場に反響した。
「み、美羽!?」
一刀は咄嗟に頭の上にのせていた手ぬぐいを取って腰を隠す。
湯煙に遮られて姿が見えないが、その声は間違いなく美羽のものであった。
「うむ。妾こそが三世五公を輩した袁家が嫡子、袁公路であるぞ!」
そう言って姿を見せた美羽は、
「ぶっ!?」
裸に太ももまでの長さの、丈の短い白の薄布一枚羽織っただけという、なんとも無防備な姿
であった。
「み、みみみみみみみみ……っ!」
声ならぬ声を発しようとして、ぱくぱくと口を開く一刀に、美羽はえへんと胸を張った。
「一刀を風呂に入れるのも妾の役目じゃからな! ……べ、別に今日まで忘れていた訳ではな
いぞ」
途中で途端にしおらしくなる美羽。
だが、一刀の目線はうなじや胸元、裾から露出した太ももに釘付けである。
「うむうむ。だが今日からは妾に任せておけ。一刀の体、ごしごし洗ってやるからのっ」
ぺたぺた足音を立てながら近づいてきた美羽は、手近にあった椅子を一つ掴むと、一刀の背
後にそれを置いて座った。
と、そこでようやく正体を無くしていた一刀が正気に立ち返った。
さてどうするよw
唸れ俺の理性
黙れ警察の手先!
「ふ〜んふんふふ〜ん♪」
後ろに腰を下ろした美羽は、鼻歌など歌いつつ石鹸を手に取っていた。
その纏った薄布の奥、それを嫌が応にも意識させられ、いや、むしろ中途半端に隠された体
が、あるいは全裸以上に妄想をかき立てて一刀は悶絶した。
「お、ちょうど良い。この手ぬぐいをもらうぞ」
「……ああっ!?」
悶々としているうちに、腰元にかけていた手ぬぐいを背後からむしり取られてしまう。
「こうして、こうして……うむ、できたぞ。ふん、妾の手にかかれば石鹸を泡立てるなど造作
もない」
背後から邪気なくそんなことを言っているのが聞こえる。
嗚呼、このまま滅茶滅茶にしてしまいたいっ!
「それではいくぞ一刀。そーれ、ごーしごーしっ♪」
そんな葛藤など露とも知らぬ美羽の小さな手が、石鹸で泡立った手ぬぐいでもはや身動きの
とれぬ一刀の背中をごしごしとこする。
本人は精一杯やっているつもりなのだろうが、その力は非力と言わざるをえない。
だが、故にかき立てられるものがある。
明らかに自分よりか弱い存在に、非力な少女に、思うがままにされてしまうという背徳。
それが甘美なる毒となって北郷一刀の体を巡る。
熱毒が体を犯し、一刀は動けない。逃げようと思えば逃げ出せるはずなのに、そうできない。
「むぐぐぐぐっ」
認めるしかない。
一刀はいまのこの状態に、これまで感じたことのないほどの『悦』を感じている。
「さ、後ろは終わったぞ。次は前じゃ」
その声は一刀のすぐ前から聞こえた。
「っ!?」
ぎりぎりで焦らされてる感じがw
何という拷問w
メーテルさるったっぽい
避難所にレスあるよ
頼むから次の投下まで一ヶ月以上空けるとかそういった拷問やめてください
おねがいします
はっとして顔を上げると、目の前には美羽の顔のアップがあった。
思わず生唾を飲む。
一刀が真人間としての矜恃と、駄目な大人としての煩悩の狭間で揺れている間に、美羽はい
つの間にか背中を洗うのを終わらせて、前へと回っていたようだ。
「ささ、すぐに妾が綺麗にしてやるからの」
楽しそうにそう言って、少女が無垢な笑顔で手ぬぐいを持った手を伸ばしてくる。
しかし一刀はそれどころではない。
その目は美羽の着ているものに釘付けられている。
背を洗う際にはねたのか、その纏った服が濡れている。
白い薄布が濡れて、ぴったりと肌に張り付いている。
少女の健康的な肌の色が、透けて見えてしまっている。
そしてその胸元の桜色に気付いた途端、制御できないほどの血流が、一気に一刀の全身を駆
け巡った。
「ぐおおおおっ!」
心臓は張り裂けそうなほど脈打ち、息は千里を駆け抜けた馬のように荒い。
極度の興奮状態によって、頭の奥がキリキリ痛む。
その耐え難い苦痛に、一刀は思わず天を仰ぎ見る。
しかも、ここに来て更なる追い打ちが入った。
「お、おおおっ!? か、一刀よ、どうしたのじゃ、そこがすごく腫れておるぞ!?」
美羽が一刀の体のどこかを指さしてそんなことを言ってくる。
視点を下げずとも、それがどこを指しての言葉かなどすぐに見当がつく、スタンド・バイ・
ミー。
もうあかんw
スタンドバイミーw
sienw
夫として美羽を支えていくんだなw
美羽様そこはいけません
「なにやら赤黒く腫れて、とても痛そうなのじゃ! 医者か、医者を呼ぶか!?」
どうやら美羽は、ソレが一体いかなるものであるのかをまったくわかっていない様子で、屹
立を前にして慌てふためいて騒いでいる。
だが、もういまの一刀にはどうすることもできない。
離れてくれとも、鎮めてくれとも言えない。そもそも体の自由が利かない。
もう、どうしようもない。退けず進めず、木の葉のようにここでただ流されることしかでき
ない。
そして次の瞬間、一刀の体にこれまで感じたことのない類の衝撃が走った。
「とりあえず、さ、さすってみるぞ……痛かったらすぐに言うのだぞ?」
言って、美羽は石鹸でぬるぬるになった手で、おずおずと一刀のそれを触ってきたのだ。
「――っ!?」
再び体の芯を駆け抜けた快感に、一刀の体がビクンと跳ねる。
「い、痛くしたか!?」
すると美羽が驚いてその手を引っ込めた。
「うう、どうすれば良いのじゃ、どうすれば良いのじゃ。やはり七乃を呼んでくるしか……」
迷子になった子供のような声を出す美羽。
そんな彼女に見せつけるように股間をさらけ出し、
「つ、続けて……」
あごを上げて天を仰ぎ見た姿勢のまま、微かに動いた一刀の口からか細い声が漏れた。
朦朧としてつぶやいたその言葉は、果たして一刀の本心からのものであったか。
半分意識を飛ばしながら言った一刀の言葉に美羽は驚いて、しばらくの間、狼狽えるように
手を伸ばしたり引っ込めたりしていたが、やがて意を決したのかその動きを止めた。
「そ、そうか……一刀がそう言うなら、続けるぞ」
言って、おずおずと再び美羽が手を伸ばす。
堕ちたw
sien
ダークフォースに魅せられたか(-_-)
バイバイ理性
そして震える手が、ゆっくりと優しく、今度はそれを両手で掴んだ。
「こ、こうかの? う、うむ……痛いの痛いの、飛んでいくのじゃぁ……」
自信がないのか、気弱な声でそんなことを言いつつ、両手で幹を掴んだ美羽は、それをぎこ
ちない仕草で上下に動かしはじめる。
だが、おどおどした様子とは裏腹に、その手は誘うようにして確実に一刀を昂めていく。
むしろ、そのギャップが一刀を際限のない高みへと導いていく。
「もう大丈夫じゃぞ、落ち着くまで妾がこうしてさすさすしてやるからな?」
天使のような声色で少女が優しくそう言った。そして一方、ぎこちなさが取れてきた手は、
次第に動きがスムーズになり、執拗に一刀をしごきたてる。
いたわりの声をかけられながら、汚れを知らぬ幼手に、一方的にしごかれている!
そのことで脳内に押し寄せる、圧倒的な倒錯感。
もう先ほどまでの悩みなど、どうでも良くなってくる。
「う、うああ」
「一刀、一刀、大丈夫かや? 妾はここじゃ、ここでずっとさすっておるぞ。だから死んでは
ならぬぞ。きっと妾が助けてやるからな」
少女は半泣きの声でそう言って、更に上下する速度を上げる。
その動き一つ一つに翻弄されて、頭の中がスパークする。
やがて昂ぶりきった体が、ガクガクと痙攣しはじめた。
「一刀!?」
崖っぷちである。
これ以上進んではならないという内なる声と、むしろ飛び込めと叫ぶ声が、真っ向からぶつ
かり合う。
だが、精神の均衡が崩壊する直前、一刀を救済するように、脳髄の奥、あるいは二重螺旋構
造をした何かから、突如として湧き上がるものがあった。
それは躍動する旋律。
日本人の心に刻まれた、美しくも繊細な、そして放埒なる言の葉たち。
そうした『生きた』詩が、一刀の口から押し出されるようにしてあふれ出た。
無駄に詩的な表現w
オワタww sien
宮城野に まだうら若き 女郎花 移して見ばや おのが垣根に
恋路ゆかしき大将第二章。主人公恋路が幼いヒロイン女二宮と出会った際に吟じた歌である。
その日本の鎌倉時代に綴られた歌を言葉にして紡ぎ出した途端、一刀の心中は夜の闇を払っ
て朝光が昇るように、すがすがしい光に満たされた。
ああ、自分はなんと小さなことに思い悩んでいたのだろうか。
己自身のなんとちっぽけなことよ。
理性、規範、道徳、それら身と心を縛るものに比べてなんと大きく、圧倒的な――悦楽!
抵抗などなんの意味がある、我慢などできようはずもない!
いまなら飛んでいける、どこまでも!!
極限まで引き絞られた弦が、その縛めを放たれた。
「わ、わわわ!? 何かがすごい勢いで妾の顔に向かって……むむ、このねばねばしたものは
……はっ!? さてはこれは膿じゃな! 一刀、膿じゃ、白い膿が出たぞ! おお、びゅくん
びゅくんと勢いよく噴き出してきおるわ! ……むぅ、それにしても、これはなんとも喉に絡
んで、苦くて、奥の方ががイガイガする膿じゃのぅ……」
暗転していく意識の中、一刀は最後にそんな言葉を聞いた。
ああ…ついにやっちまったw
自分を解き放ったw
踏みだしちゃいけない一歩を踏み出したなww
乙乙w 一刀の無駄な抵抗に十分笑わせてもらったw
わたしの名はメーテル……投下終了を告げる女。
今回は前半部で色々とトラブルが起きて投下に時間がかかってごめんなさい……
後半は、皆さんの支援のおかげでスムーズにできたわ、ありがとう。
次回からは一刀の『病気』を治すための戦いが始まるわよ、鉄郎。
追伸
ちなみに、最後の古典文学から引用した歌は
「宮中の かわいいょぅι゙ょ お持ち帰りしたい」
という意味なのよ、鉄郎。
凄い歌だ・・・
もう一刀さんは光源氏計画発動するしかないのか?
>>228 乙でした
そんな恥ずかしい歌が今の時代にまで残っているこの世の恐ろしさよ…
間開けまくって忘れた頃に投下するの勘弁してくれ
どうすりゃいいんだよ
乙です。
冷静になる為に一々七乃の胸を凝視するのは傍(つーか七乃)から見てどうなんだろうw
次回はある意味一線越えちゃった一刀がこれはヤバイと本気で治しにかかるのかねえ。
しかしどう治したものだろうかw
>>231 まぁ、わからんでもないな。
ただ、メーテルのやり方は溜めこんで一気に大量に出すっていうのだからな。
さすがにずっとそれでやってきてるから変えられないじゃないかと思うぞ。
まぁ・・・この手法だと読んでる俺たちの精神的な面と支援組の時間的な負担が大きいのは確かだけどなw
メーテル氏乙〜、いいねえ、無邪気なだけの美羽の可愛さと
その美羽への一刀のちょっとアレな想いが心に響いたw
雪蓮にゃ悪いが、こりゃもう完全に手遅れですな
どうしてこんなになるまでほうっておいたんだ……まさかこれも七乃の罠?
┌-─-┐
.l____l
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<=────=>
| ▼▲▼ | ロールシャッハが
/ヽ・┓┏・/\
>>231の指を折りに来ました
_/ :::<i\___/i>:: ヽ_
/~ \ ::: ('┌-┐')::::/ ~\
/ < .(/:::::::|丿 フ / \
i ゝ :::::\ \/ソ/::: イ i
i | :::::::::/_/:::::::::: | i
メーテル氏、乙でした。
『病気』を治す、つまり…
『腫れたちん●んを小さくする』即ち
『猛るち●ちんをチュッチュしたりペロペロしたりシュッシュする』ですよねー♪
「ま、また一刀のおち●ちんが腫れておるのじゃ!むむむ…こうなれば妾が毎日一刀のおちん●んを鎮めてやるのじゃ!」
「(ま、毎日…だと?ごくり)い、いやっ!それは困る!(主に俺の理性的に!)」
「か、一刀…妾が嫌いになったかえ?(涙目)」
「そんなことあるはずがない!俺は美羽を愛している!…ハッ!」
「か、一刀〜♪」
そして一刀はより深みへと堕ちていく…んですねわかります。
「にゃー(ふう、死ぬかと思った)」
「(あれは明らかに死んでたかと思いますが…)」
「にゃー(助かったよお嬢ちゃん、だが…)」
「はい?」
「にゃー(あまりおいらの恥ずかしい私生活貼らさないで欲しいのだが…)」
「はうわ!すいませんでしたあの時はなにぶん必死だったので」
「にゃー(だけど助かったことには変わらないから感謝するぜ…そして今だ本調子じゃない、あれを頼みたいのだが)」
「分かりました、やらせて戴きます。26桃香です」
日付は二月十四日、一刀にとってこの世界に来てから二度目になるだろうバレンタインが訪れようとしていた。
巷ではどうやって聞きつけたか『天の風習・芭恋多隠』等と名打って強かに商売に走っている。
そんな折り孫呉からお約束の来客、小蓮と穏だった。
上の二人は王位継承で大わらわとの事。
「雪蓮姉様たら『あ〜面倒くさい、いいじゃないやらなくて』って」
「そうなんですよ〜、そして冥琳様と蓮華様に」
「『いい訳ないでしょう』と両側から怒られるのよね〜」
「その光景容易に想像出来るな」
と皆で笑う。
「後、一刀さん。ご報告が」
「なに」
「真桜さんの協力の元で一刀さん発案の『足漕ぎ式船』の実験が行われました」
「結果は?」
「思春がもうカンカンだったよ」
「えっ?・・・『こんなボロ舟、役に立つのか?』とかぐらい鈍足だった」
「逆、逆よ。今回の実験は純粋に速度の競いにしたから、飾り・武装等は一切無し」
「『天の知識だからいきなり最強組ぶつけましょう』と雪蓮様が」
「で、思春の直属の船団々員対一般兵で三本勝負。五人戦、十人戦、二十人戦にして一里の競い合い」
今から部屋の掃除で手が離せなくなるんで1度だけでも支援
「五人戦、圧勝。十人戦、大差。そして二十人戦に関しては思春さん自らが陣頭指揮を取り出しまして結果は……負けました」
「あの思春が落胆の顔を見せてね蓮華姉様が慰めてたけどあまり効果無くて、でも雪蓮姉様が一言言ったらいつもの思春に戻ったの」
「なんて?」
「『船での働きは直進だけじゃないわよ』って、そしたら思春が『そうですね船上戦とかいろいろ有りますからね今度完成したあの船との模擬戦などしたいですね。
無論敵大将は発案者、北郷一刀で……フフフ』って。最後には楽しく笑っていたわよ」
「それ、明らかに駄目だろ」
「そ〜お?、久々に見た思春の嬉しそうな顔だったけどな〜」
「いやだから、笑いに至るまでの途中経過と途中経過から割り出せる笑った理由が駄目だろうと」
「シャオ難しいこと分からな〜い。で、思春から言付け『首を洗って待っていろ』ですって」
「(殺る気?模擬戦で殺る気ですか思春さん)」
「近いうちに雪蓮様か蓮華様から正式に模擬戦の申し出が来ると思いますよ〜」
「止めてよ穏」
「あらあら、あんなに一生懸命の思春ちゃん止めれる訳ないじゃないですか諦めてください」
「諦めろって…酷い」
「まあまあ今日は小蓮さまのご馳走を食べれるんですから、それで良しとしませんとバチが当たりますよ〜」
「思春と水上戦やらなきゃいけない時点でバチは既に当たってると思うが…だから最初から運搬用だって言ってたのに…雪蓮の奴、こうなる事分かってて思春ぶつけたのか」
するとここで外から大きい声が聞こえて来た。
「たのも〜う」
「たのもうって道場破りじゃないんだから春蘭の奴。あっ誰か曹操達を広間に連れて来て、じゃあシャオ・穏、俺広間に行くから」
「シャオも行く〜」
「穏も行きます〜」
「…まあ別にかまわないか」
華琳達より先に広間に着こうと止まらずに歩く一刀、付いてくる二人と世間話に花が咲くがそれも広間手前で一旦中断。
「おや?皆早いね」
居たのは桃香に愛紗、鈴々に朱里に雛里。
「あっご主人様、私達始めから居たんです」
「そうなの?で何話してたの」
「今日のご主人様に渡す物の一覧表を、やはり重なるのは嫌ですから」
「その一覧表、後でシャオにも見せて」
「それはかまわないが…」
その時。
「こちらになります」
侍女に連れられた春蘭・秋蘭が入室する。
「おう北郷!久しぶり」
今から出かけるんで一回だけ支援
「久しぶりって新年以来だから、まだ一月半ぐらいじゃん…あれ、華琳は?」
「華琳様は忙しくて今回はこれない。そう言えばまだ一月半ぐらいなのだな、しかし何故だろうな北郷、お主だと一月でも久しぶりだと感じてしまう」
「秋蘭、それを先に言ったのは私だ」
「ああ、すまなかったな姉者。最近特に気になる北郷との会話を取って」
「秋蘭!」
「…また増えた、ましてや春蘭までもがか…」
呟く愛紗。
「華琳が忙しいのに春蘭秋蘭が出て来て平気なの?」
「違うぞ北郷、華琳様じゃないと駄目な用事らしく代わりと言ってはなんだが私達姉妹が来たのだ」
「まあともかく長旅お疲れ様、ゆっくりしていってよ」
「うぬ、だがそうも言ってられぬのだよ。台所は借りられるか?」
「朱里、どうなの」
「えっと、今は紫苑さんと璃々ちゃんが使ってますね。その後、私と雛里ちゃんが、その後なら空いてますが」
「あーシャオも使いた〜い」
「はわわ、どうしましょう」
「構わんよ、よいだろ姉者」
「………構わん」
「(なんだ、春蘭の様子が変だな?)じゃあ朱里、そっちで微調整お願い」
「はい、ご主人様」
そして昼から一刀にとって大変だった。
ある程度予想してたらしく朝飯を抜いた一刀。
流石に腹が減り出したころに紫苑と璃々二人で一口サイズの軽食が、けれど愛情たっぷりの贅沢な一品だった。
「これだけ〜」
空腹も兼ねてか量の少なさに不満を洩らすと。
「ご不満ですかご主人様、ですが今日の事を考えるとわたくしと璃々の分はこのぐらいが適量かと」
「う〜んなんかもったいない気がするな〜」
「お褒めのお言葉ありがとうございますご主人様」
「しょうがないか紫苑、璃々ちゃんご馳走さま」
「お粗末様でした」
「おそまつさまでした、ご主人さま」
「しかしお腹減ったな〜」
「ご主人様、早速次が参りましたよ」
紫苑の影に隠れてた愛紗が恥ずかしそうに姿を現す。
「ご主人様『ばれんたいん』の食事持って来ました」
手にはチャーハンが皿の上に乗っかっている。
「(別にバレンタインは食事じゃあないんだけど、贅沢言ったらバチが当たるか)」
早速一口。
「ん、旨い。更に腕を上げたよね愛紗」
「そんな手遊び程度です」
だが一刀はおろか蜀の主な者達は皆知っている、見えない処で大変な努力をしている事を。
愛紗のチャーハンを残らず食べ終わると。
「はい、ご主人様お菓子作って来ましたよ。皆さんもどうぞ」
次に朱里・雛里が揃って出来立てのお菓子を運んで来た、無論食べ尽くして。
「まだ足りないなか〜」
「は〜い♪だったらシャオの出番ね。祭直伝の料理お試しあれ〜」
祭直伝らしい青椒牛肉絲が出て来る、もちろん平らげる一刀。
「ご主人様」
「お兄ちゃん」
「…ご主人様」
「「「肉マン」」」
「頑張って鈴々たちが作ったのだ」
「へ〜それは凄いね」
いつも買っている肉マン屋のオヤジから作り方を教わったらしい、机から溢れんばかりの大きめの肉マンが運ばれ来た。
「けどこれ全部は食べれないぞ」
「大丈夫なのだお兄ちゃん、鈴々たちも食べるのだ」
「…恋も食べる」
「そういう事、ご主人様は一つ目を食べてくれよ」
「じゃあ遠慮なく」
パクっ☆
一刀が一口食べた瞬間それが合図だったのか一斉に肉マンを頬張る三人、一刀が一口食べる間に翠が一つ、鈴々が二つ、恋が三つ食べてる。
結局一刀が二つ食べ終わった頃には他の肉マンは三人が全て食べてしまうのであった。
俺も部屋の片付けしなきゃならんので、いくつ支援できるが分からんが
とりあえず1支援
しえんぬ
そして穏から呉陣営の土産品が手渡される、雪蓮・蓮華・冥琳からは全く暇が無いらしく呉名物の高級菓子類。
穏も呉でかなり有名な高級菓子、
「付け焼き刃で不味いのをお出しするよりは確実に美味しい物を出した方がよろしいかと〜」
穏が買ってきた菓子を一つつまんで食べる、有名処なのだろう流石に旨い、が。
「確かに旨いね」
「は〜良かったです〜」
「でも」
「でも?」
「言い方悪いけど、仮に不味かったとしても穏の手作り食べたかったなぁ」
その台詞に顔が紅くなり出す穏、
「穏、だからお菓子にこだわらなくて手軽な手料理にしなさいって言ったじゃない」
「そんな〜小蓮さま、軍師たる性格上、安全確実な道を進むのです」
「そんな面白くもない。一刀、シャオの料理美味しかったわよねー」
「美味しかったよ」
「ほらみなさい」
「でも、もっと努力すればもっと美味しくなれるんじゃないか?」
「うぅ、それって…」
「いや、本当に美味しかったよ。シャオは雪蓮や蓮華と姉妹なんだらスジは良いはずなんだし師匠も申し分ない、少し慢心な処を捨てて修行すれば立派なお嫁さんになれるよ」
こんな一刀に俺はなりたい
手作りとかかあちゃんのしか食べた事ない
「それって一刀のお嫁さんで良いんだよね」
「それでかまわないよ、穏も絶対確実が性格上譲れないなら次までには絶対確実なお菓子作ってくれよ」
「はあ〜一刀さんは女殺しです〜」
「なんで?」
「オッホン!!…無自覚にも程がある、シャオ殿にはお嫁公認発言…」
わざとらしい咳の後呟く愛紗。
バレンタインの催しはまだまだ続く。
「亞莎は今年も胡麻団子と」
パクッ♪
「おぉ!亞莎も更に腕が上がった……しかも去年より油のベトベト感が更に減ってるぞ」
「それは亞莎ちゃんが日々練習と研究をしているからですよ、もう胡麻団子屋始めても問題無い状態まで来てますし。しかしながら亞莎ちゃんの胡麻団子は一人の為に存在しているのですよ」
「聞いたよ、誰だか分からないけどいつか出会うだろう人の為にだってね。その胡麻団子が食べれるんだから幸せだよな……あれ?」
「…さらには亞莎の運命の人ですか、ご主人様は…」
何やら嫉妬オーラが漏れだす愛紗、そんな愛紗をよそにまだまだ続く。
どこから見付けて来たのかお猫様饅頭は明命。
「(まあ味は普通だな、この手の物は味よりデザイン重視だからな。しかし明命以外に買う奴いるのか?)」
祭の土産品は案の定お酒。
「これはさすがに夜だな」
そして最後が思春、主から一歩引いた感じの高級菓子。
「思春らしいよね、こういう処。蓮華に遠慮した形の菓子の選び方なんか」
一個づつでも食べると結構な量になり一刀のお腹を満たし出す、其処にこれもお約束の蜀の販売菓子購入隊が訪れだす。
「これは君主に対する義理だからな」
「(相変わらずツンだな焔耶は、しかし菓子はなぜか高級菓子仕様なのが言動がともなってない…しかしツンならもう一人いるか)」
バンッ!
勢いよく開かれる扉に二人の影、噂をすればなんとやら。
「バカち●こ、月から“ばれんたいん”の素晴らしい贈り物が有るわよ!ありがたく受け取りなさい」
「詠ちゃん、またそんな言い方をする。駄目でしょ」
「いいのよこんな奴、それよりさっさと渡しちゃいなさいよ」
「うん…ご主人様、“ばれんたいん”のお菓子です」
ありがたく受け取りながら早速一つ頂く。
「旨いなあ、ありがとうな月」
「へぅ〜」
顔を紅くしながらも喜びを隠さない。
「で、詠は?」
「な・な・何よ!欲しいの」
「欲しいなあ、月から貰ったのに詠から貰わないのは寂しいよな〜」
支援
裏山
「どうしても欲しいの?」
「欲しいな〜」
「仕方ないわね、ほら」
背中に隠し持ってた折菓子を出す。
「え〜、手作りじゃないの〜」
「調子に乗るな、このバカち●こ!」
「詠ちゃん、だから手作りにしようって」
「(デジャブ?)」
「なんで私がこんな奴の為に手作りなんか…」
「軍師の性で確実に旨い物を食べさせたい。で、失敗する恐れがある内は手作りを避けた…」
「なっ!」
「凄いですご主人様、よく分かりましたね」
「そ、そんな事な!……」
黙ってしまった詠の後ろからシャオと穏が一刀を見てる、一刀は二人に視線で謝ると“やれやれ”と“仕方がないですね〜”のポーズで声無き返事が返ってきた。
固まったままの詠に更に追い討ち。
「不味くても構わないから手作りが食べたかったな〜。第一、師範代が月なんだから詠的に失敗は許されないだろ」
「な・な・な…」
「な…何?」
「それ“も”嫌だから今回は市販品に逃げたんでしょう〜!バカ〜」
バキッ★
手に持った折菓子を一刀の頭に叩きつけて走り去る。
「詠ちゃ〜ん、すいませんご主人様」
後を追って執務室を出る月。
「ヤベッやりすぎたかな、謝っとかないと詠の後が怖い」
支援
「無論、私達にも謝ってくださいますよねご主人様」
代表して愛紗が話し掛けて来た。
回りの冷たい視線に、
「ごめんなさい……」
蚊の鳴くような声で謝るのだった。
「あれ、どうしたの皆?」
「ん、なんでもないぞタンポポ」
結構鋭いタンポポにはあまり喋るのは得策ではないと判断した皆が沈黙する。
その間、散らばった詠の買って来たお菓子をひたすら貪る一刀、しかし丁寧に味わって食べる。
謝るにしても買ってもらったお菓子は全部食べないといけないと判断しての行動だった。
間違った時は素直に認め謝りそれに対し謝罪を行動や態度を示す、それがゆえ今の状態も成り立つのだ。
で、タンポポも薄々気付いたらしく一刀が今のお菓子を食べ終わるのを待つ。
「ご馳走さまでした」
返事は無かった。
「じゃ〜あ次はタンポポの番、はいご主人様召し上がれ〜」
こうした一連の動作が蜀の残った菓子購入組全てが終わるまで続いた、その後お腹を抱えて詠に謝りに行った一刀はだいぶ怒られ拗ねられながらも許してもらうのだ。
◇ ◇ ◇
「あぁ、そこの者」
「はい、なんでしょう夏侯淵将軍」
「今宵の北郷一刀の晩の食事についてだか……」
◇ ◇ ◇
しえん
しえんぬ
時は夕刻から日が沈み晩に代わろうとしてるころ一同集まっての夕食が始まろうとしてたのだが。
「どうしたのだ、ご主人様の食事が用意されてないぞ」
愛紗の言葉どおり一刀の席には膳以外なにも無い。
「はわわ、何かの手違いですか」
慌て侍女を呼び事情を聞くと。
「それでしたら夏侯淵将軍が北郷一刀様のお食事は用意しなくてよいとの事でしたので」
「な、何を考えているのだ秋蘭は」
丁度その時、扉が開き大広間に入って来た秋蘭。
「おぉ秋蘭、丁度良い処に。事情を説明してもらおう」
「うぬ、事情はこれだ」
秋蘭の後ろを多数の侍女達が料理を運びながら付いて来ている。
「秋蘭それは?」
「これは魏からの『ばれんたいん』だ、華琳様と流琉が大半の下準備をして、料理があまり出来ない者も含め皆が皆、最低一品は下拵えを手掛けている、例外は姉者と桂花ぐらいだ。
そして私がここで完成品にした。さあ一刀、魏の『ばれんたいん』の贈り物、満漢全席を堪能してもらうぞ」
侍女の大半が満漢全席準備の為に使われて列を成している、一刀の目の前に運ばれた料理を秋蘭がこれは誰が、それは誰が下拵えをしたと説明、時には自らが最後の盛付け等をする。
しえんぬ
華琳の手料理食べたいな
皆の反応はマチマチであった。
「あわわ…朱里ちゃん、月ちゃん、…華琳さん達に先越されちゃたよ」
「近いうちに私達三人でご主人様に満漢全席食べさせようねって頑張ってのに…はわわ」
「へぅ…でも今の私達の経済状況がそれを許してくれませんでした」
囲んで話し出す三人、次の一手を考えているのだろうか。
「お兄ちゃんだけ、ず〜る〜い〜の〜だ〜」
我慢出来なくなり叫んだ鈴々に秋蘭が。
「『ばれんたいん』とは男が料理を一人占めだと聞いたのが…」
「違うよ」
「違うのか、北郷」
「大方情報源は雪蓮だろ」
頷く秋蘭。
「貰った物は残さず食べるのが礼儀だろうけど…さすがにこれ全部は食べきれない」
約20品目は食べたがまだ半分も食べてない。
せっかく作ってくれたのだ少しでも多く食べようとするが、残りの量を考えるとついつい抑え勝ちになってしまう。
「ならば仕方ないか。鈴々、残り物で構わないなら北郷が手をつけた物なら食べて良いぞ」
「やった〜なのだ、鈴々ね…」
「鈴々、餌付けされ…ではなく。お前が取ると全部持っていくだろう、侍女に言って取ってもらえ・・・ちなみに猪々子!後、翠・恋お前達もだ」
しえん
「ちえっ!上手く行くと思ったのに」
「何処がだ、気配で丸分かりだ猪々子。食べさせないとは言ってないのだ皆との配分を考えろと言っているのだ」
「あたいのお腹は配分なんかじゃ納得しないよ」
「お前個人の腹の具合等知ったことか、見ろ恋も行儀良く並んでいるぞ。好き勝手にやりたいのなら、先ず恋を倒してからだな」
「うぐっ、それはさすがに分が悪いから遠慮する」
渋々並ぶ猪々子、他の皆も各々興味有る料理の前に並ぶ、その光景を見て。
「あ〜学校の給食思い出すな〜」
「学校?給食?とはなんだ北郷」
「学校とわね国や…こっちだと州辺りかなぁ…が、運営する私塾」
「国が私塾を開いているのか?」
「まあ国が運営してるから私塾じゃあないけど解りやすく言えば国が運営する私塾。で、給食はそこで配られる昼飯」
「天の国とは凄いのだな北郷、配給に満漢全席がでるとは」
ゴプッお★
秋蘭の台詞に思わず咳き込む。
不幸な事に満漢全席に合いそうな強めの酒をチビチビやっていたが一気にあおった処に秋蘭の台詞、見事大量に鼻の穴をお酒が通過して今現在不様に悶絶している。
「大丈夫…ではないな、北郷気をしっかり持て」
「「「ご主人様!大丈夫ですか」」」
異音同語の呼び掛けにも応えられず。
「うむ、酒でむせてその酒が鼻を通過しただけだ」
な〜んだ、と引き返す者多数。
「きさま等、ご主人様が大変なのに。なんだとはなんだ!」
「別に命に別状ないなら問題無いだろ、それより飯、飯」
「そう言うな翠よ、料理で大きく差を開かれてイラついてる処にこの出来事に皆のこの態度だ、小言の一つも言いたくなる気持ちも察してやれ」
「愛紗も料理に関してはある程度、さっさと諦めりゃ楽になるのにな」
「それでも諦められないのが愛紗の目覚めた乙女心というものよ」
「翠、星。よい根性だ後で話があるぞ」
「ヤキモチ愛紗なら怖くはないぞ」
「その意見なら同意だな」
と、肝心な事をほとんどの人が忘れていた頃。
「ご主人さまだいじょうぶ?、はいお水」
ようやく喋れる様になった一刀の初めの言葉が。
「ありがとう、璃々ちゃんだけだよ心配してくれるの…グスッ」
悲しさと嬉しさが混ざった涙を流すこの国片方の君主だった。
「で、秋蘭」
「ん?」
見てるだけで楽しかった秋蘭が意識を一刀に戻した。
しえん
「さっきのはな…ゴホッゴホッ」
まだ鼻に酒が残っていたのか急に咳き込む。
「本当に大丈夫か、北郷」
「ご主人さま…」
心配で覗き込む二人に、
「大丈夫…スンッ、もう落ち着いた。…で、変な誤解は困るから言っとく、学校の給食に満漢全席は出ないから」
もうこの会話にほとんど意味は無い、秋蘭の認識違いを正すぐらいだろう。
だがこんな目に合ってまでほったらかしといて、後日なにかしらの災いの可能性を残す訳にはいかないと、自分に言い聞かせる。
最早ただの意地なのだが…
だがしかし、本当にこの話がこのまま秋蘭から華琳の耳に入り勘違いが起きる可能性があるならやはり潰しとくのが妥当だろう。
「そうなのか、学校というのは天の国だけあって普通に凄い所だと驚いていたのだが」
「(全然驚いてる様に見えないんですが…そう言えば昔からそうだったか、一番困るのが酔っ払ってるのに酔ってる様に見えない時だったよな)」
等とだいぶ前の事を思い出して。
「大量の子供に満漢全席出してたら、お金がいくら有っても足りないよ」
「うぬ、そうであろうな」
「秋蘭?(ひょっとして酔ってる?)」
しえん
しえん
「そうだ北郷、桂花からの贈り物、私室の適切な場所に置いといたぞ」
「(また唐突に…)ウヘ、毒でも入ってないよね」
「さあ、保証は出来んが、華琳様を悲しませる事はせんだろう」
「なら安心か」
「ほう、桂花を信用するのか?」
「両方だよ」
「両方?」
「“桂花が華琳を悲しめる事はしない”って信頼している秋蘭も含めてだよ」
これは不意討ちだったのか珍しく顔を紅くする秋蘭。
デザートも含め一通り全ての料理に手をつけたので。
「秋蘭、ご馳走様」
「あ…ああ、だがそれは華琳様や皆に言ってやってくれ」
「ちゃんと言うよ、でも最後の調理してくれた秋蘭にも感謝して、ご馳走さま」
「ああ、お粗末さま」
こうして、満足した者一名。
満漢全席に感心・満足した者多数。
腕を研く事を誓う者三名。
複雑な者一名。
激しく嫉妬する者一名、といった結果を出すバレンタインの晩餐と成った。
◇ ◇ ◇
「さて、仕事。一つでも多く片付けるか」
コンッコンッ☆
不意に扉が叩かれた。
「どうぞ〜開いてるよ」
開かれた扉に現れたのは春蘭の姿。
「どうしたの」
「いや…その」
歯切れの悪い態度に。
「どうしたの、春蘭らしくない」
なんと愛されてる一刀
楊枝が出来たラスト支援
「なんだと!いつも考え無しの単純な馬鹿だと!」
「言ってねえ、そんな事はおろか悪口らしい事すら言ってねえし…しかしそれでこそ春蘭らしいや」
腹を抱えるような笑いをせず自然に溢れ出た笑みで答える、それを見た春蘭が照れ隠しだろう右手に隠し持っていた物を机の上に叩きつける。
バンッ!
「あー、春蘭!仕事の資料とか書類とか…」
「食え」
「へっ?」
「黙って食え」
「…(ああ、懐かしいな〜相変わらず素直じゃあないなぁ)」
「嫌…なのか」
「食べる、ちゃんと食べるよ」
懐かしんでいるのを拒否と感じたのか不安な表情になる。
「嫌なら無理するなよ…」
「春蘭、春蘭が頑張って作った杏仁豆腐を嫌で無理して食べる訳がない、喜んで食べさせてもらうよ」
とは言ったものの山の様に有る杏仁豆腐を見て。
「さすがに一度に全部は…」
泣きそうになる顔を見て。
「食べれるな、良しっ!」
気合いを入れて☆
ハムハムハムハムハムハムハムハム…
「(あ〜資料下に引いてたの忘れてた、明日朱里に怒られるな〜)」
などと考えながら挟んだ資料を取って退かす、間に合ってれば良いんだが、と考えながらも口と舌は春蘭の杏仁豆腐を堪能している。
支援
ハムハムハムハムハムハム…
固形物を全て平らげると器を両手で持ち上げ一気に汁を飲み干した。
「春蘭、ご馳走様」
「…あっ!お・お粗末様だ……で、どうだった?」
「なにが?」
「だから味はどうだった?」
「ん?だからご馳走様って……ごめんちゃんと言わないとな、美味しかったよ春蘭」
「面と向かって言うな、恥ずかしいだろ」
「え〜」
一刀は喜びの笑いを浮かべ、一方春蘭も喜びの照れを見せる。
「さ〜てと」
机の上に満漢全席の一部、主に肉系の料理が並べられる。
「まだ食うのか!!」
驚きの春蘭の声に一刀は、
「違う、飲むの…」
チャポン☆
と、振り向き様、星から貰ったバレンタインの酒が入った徳利を一振りしてみせた。
「なら私も飲ませてくれ」
「これらは駄目」
「なんだと…そうか私とは飲めんか」
「違う、ここのは今日、星や桔梗、祭から貰った物だから」
「…ああ、それはすまなかった」
と、謝った春蘭に対し一刀が。
「普段、俺が飲んでる酒で我慢して」
「北郷〜♪」
「飛び付くなって酒が溢れ…ん?」
見慣れぬ徳利を見つけて巻き付けてある竹簡を見ると、
『桂花からの“ばれんたいん”だ、中身は酒だそうだ』
と、秋蘭の文字で書かれていた。
「なんだそれは?」
「これもお酒だよ、ただし桂花からの…」
「・・・」
呆ける春蘭、硬直が解けた第一声が。
「大丈夫か?」
「大丈夫、桂花も華琳も秋蘭も信じてるから」
「秋蘭も?」
「ああ」
先程の晩餐の経緯を春蘭に説明する。
「なるほど、しかし下剤ぐらいは入ってるかもしれないぞ」
「ハハハ、まさか………とりあえず星のお酒から飲むか」
春蘭の言葉に決してビビった訳では無いと自分に言い訳しながら星のお酒を開ける、量ではなく味を楽しむお酒なのでチビチビ飲んでたのだが無くなってしまった。
次に祭のお酒を開ける、それが無くなると桔梗のお酒に手を着けた。
ほろ酔い気分で物凄く機嫌が良いのだが肝心なお酒が無くなってしまった、目の前には桂花のお酒、暫し葛藤……我慢出来ずに封を開ける。
お猪口に一杯、そして一舐め…ピリッと舌に適度な刺激。
「辛口かあ、桂花も味なまねを」
ほろ酔い&こっちの世界ではおそらく初めての辛口の酒&なによりもあの桂花が俺の為に作ったらしい酒に気を良くして一気に飲む速度が加速する。
しかし、どんな良い酒でも飲む配分を間違えれば酔うのだ。
「ふー、酔っ払って気持ち良いかも……ちょっと酔いすぎかな動けないか・も……あれ?いくら酔ってるからって体が全く動かないのは変じゃねえ?」
不意にまだ動いた右手が空になった桂花の酒の徳利を倒した、すると底に貼り紙を張り付いているのを見つけ四苦八苦で広げてなんとかして読むと。
『万年発情男へ。このお酒には痺れ薬がお酒を完成させる為に入っているわ、毒でないだけありがたく思いなさい。願わくわ飲んだ後に読む様に
俐、桂花』
「(おめでとう、思惑通り飲んだ後だよ桂花……飲んだ時のピリッ感は辛口じゃなくて痺れだったのか…やばっ、体が動かないぞ)」
このままの訳にはいかない一刀が話し掛けたのは部屋にいるただ一人の相手。
「春蘭、悪いんだ…」
「あッん?」
「(うわ〜酔ってるかも)悪いんだけど、布団まで運んでくれると助かるんだけど」
恐る恐る訪ねる、スッと立ち上がると動けない一刀をお姫様抱っこして布団まで運ぶ。
「だから桂花の酒には気を付けろと言ったろ」
春蘭が大虎状態に見えないので安心する、布団に下ろされ体を動かそうとするが変わらず右手が不自由に動くだけ。
sien
カチャカチャ☆
ん?と謎の金属音に視線を体に移す、頭は枕の上に乗っている為に視界は少々良い。
「なにやってるの春蘭!」
見れば春蘭がズボンのベルトを外している。
「いいから寝間着はいいから、俺今日はこのまま寝るから春蘭悪いけど今日はもうお開きで帰ってくれる」
「やら」
と、だけ言うと再度ベルトの外し作業に取り掛かる。
「ちょ、春蘭駄目だって」
「なんら、一刀は私は嫌たって言ゆのきゃ」
「駄目じゃないけど……ちゃんとした時に春蘭としたいかなって…」
「…一刀」
一刀の台詞に動きが止まる。
「……私はこれれでも一向に構わん!動けない一刀のたみぇにご奉仕するニャン♪」
「ウワ〜ン、少し良い話だったのに、台無しだよーってそんな余裕ねえー!」
もう駄目だと一刀が思った時!
バタンッ!と大きな音を発てて一人の侵入者が現れた。
「何をやっているのだ姉者」
「「秋蘭!」」
一人は希望的な、一人は驚きの声を上げる。
「助かった秋蘭、春蘭が酔っ払ってて、今俺動けないから春蘭を部屋まで連れってくれない」
哀願する一刀の次に。
「秋蘭邪魔立てするのか?邪魔立てするならいかに我が妹と言えども…」
sien
「ほう?姉者邪魔立てするとどうなる?」
「邪魔立てすると…」
勢いだけで言った為に何も考えて無かった春蘭は言葉に詰まる。
「邪魔立てするとどうなるか興味は有るが…ヒック」
ヒック?一刀の不安が形になって表れ出す。
「その気は毛頭無いぞ姉者、むしろ…そちらに交ぜて欲しいのだが…ニヤッ」
ああ…最悪だ、と心で呟く。
「さすがは我が妹だ、よくぞ言った」
酔っ払ってない様に見えた酔っ払いが二人、しかもその二人は曹魏の双璧を担うのである。
まともな状態では敵わない二人を夜通し相手する、なんとまあ閨では返り討ちにしてしまうのだが……
早朝、秋蘭が春蘭を脇に抱えて部屋を出ていくと何故か一刀の目から溢れるものを抑えることが出来なかった。
悲劇は終わった、ともかく悲劇は去った、もうお嫁(×)お婿に行けない体にされた気がするがまた日常に戻れる、腰が少し痛いけど頑張ろうと誓う矢先。
「は〜い、一刀って…寝てるだろうけど」
「起きてるよ」
「ひゃ!」
予想外の返事に驚きの声を上げるシャオ、だが直ぐに抗議の声にとって変わる。
「穏どういうことよ一刀起きてるじゃない!」
sien
「あれ〜おかしいですね?昨夜は出遅れて春蘭さん秋蘭さんに先を超されましたので、今朝はぐっすりすやすやと思ったんですがね〜」
「・・・体が辛くて眠れないんだよ」
「あら〜まだ痺れてるんですか?」
「痺れは程取れてんだけど、こ…体が全体的に無茶させられてまだ動きが鈍いんだよ、ってどうしてそんな事聞くの?」
「シャオ様、好機ですよ〜」
「だね、いっくよ〜穏」
動けないことをいいことにシャオと穏による二回戦目が勃発。
もう、出ないよ!と反論虚しくシャオの濃厚な接吻と穏のパイズリで息子があっさり回復……
この時ばかりは自分と息子の単純さを怨みながらも結局一人二回、計四回もしてしまう。
うっとりした表情で『一番に妊娠するのはシャオなんだから』とか恐ろしいことを呟きながら部屋を後にする二人。
部屋をそのままの状態で……
その後、朝起こしに来た月と愛紗が部屋を見るや否や月はその場でフリーズ、愛紗からはカミナリが落ちた、今だ動けなかった一刀は落ちたカミナリの数だけ頭にタンコブが出来るのだった。
そして昼、帰る四人の見送りの為、痛い痛い腰を引きずりながら城門に向かう一刀を誰も手助けしない。
sien
やっとの思いで辿り着くと、
「穏、これ雪蓮に渡しといて」
と、竹簡を渡す。
「雪蓮様にですか」
「そう」
「雪蓮姉様に渡すならシャオでいいじゃない、シャオが預かる」
「シャオじゃ駄目なの」
「なんで、一刀の意地悪」
「意地悪で結構、でも駄目なものは駄目」
「ぶ〜」
ふてくされながらも渋々なんとか納得したシャオ。
「じゃあよろしく頼むよ、穏」
「了解しました〜」
「北郷、華琳様には何かないのか?」
「……無いよ」
「そんなあっさりと!……何かないのか、その手ぶらで帰るのもなんかなぁ、分かるだろ北郷!」
「分からなくもないけど、無いものは無いよ」
「分からず屋目!」
そこを秋蘭が割って入る。
「帰るぞ姉者」
「しかしだな秋蘭…」
「平気だ」
「へっ?」
間抜けた顔の春蘭を馬に乗せてから、
「邪魔したな北郷、また会おう」
「料理ありがとうな、華琳にもよろしく言っておいてくれ」
「おや、言う必要が有るのかな?」
「・・・そりゃ、春蘭じゃ充てに出来ない。秋蘭に頼むしかないだろ」
「では、そういう事にしとくか」
「そうしてくれ、じゃあな秋蘭、春蘭」
夏侯姉妹に別れの挨拶を済ますと今度は呉の二人に向きを変える。
「じゃあさっきの竹簡頼むね」
「分かりました〜」
「イ〜だ……じゃあねバイバイ一刀」
こちらはある意味対照的な別れの挨拶をされて見送った。
四人の姿が見えなくなると、後ろには微笑んでるけど目が少しも笑っていない愛しい愛しい女性達が大多数。
『さてとこれから皆に言う言い訳考えなきゃ…』と贅沢な苦悩の真っ只中な北郷一刀。
しかし一番肝心な事を忘れてたと思い出す。「皆、今年のホワイトデーのお返しお金無いから無しで良いよね?」
「「「えぇ〜〜〜!」」」
彼の波乱だが甘く羨ましい物語はまだ終らない……
「お疲れ様でした、次はホワイトデーですね」
「にゃー(いんにゃ)」
「違うんですか!」
「にゃー(ネタバレ?だから喋るのはここまで、ホワイトデーの次は双頭の龍(後)そして三教一致リメイクを大分進めたいが)」
「が?」
「にゃー(叩ける時間が休憩時間と仕事帰りの自転車(←おい)しかないから物凄〜く気長に待つのだ。それでは多数様のご支援とご声援ありがとうございました)」
「ありがとうございました」
シュタ☆
乙乙 この後の一刀を思うと涙を流さずにはおれないww
しかし、それも贅沢な話だ罠w
バレンタインデーは平等に
華陀「・・・死ぬなよ」
一刀「努力してみる・・・」
ホワイトデーは三倍返し
一刀「無理!絶対無理!!」
ちょっと一刀にシジミ1t程送ってくる
どうもすみません、予定より30分ほど遅れてしまいました。
無じる真√N−If End After: Episode−バレンタインを
専用板にUPしましたのでその告知です。
(この話について)
・原作と呼称が異なるキャラが存在します。
・一刀は外史を既に一周しています(この話では特にその意味は現れていませんが)
・特殊なカラミや不快に思う可能性のある場面が出てくることもあります。
・少々、性的な表現が見られる傾向があります。
上記が苦手な方にはおすすめできません。
(注意)
・18歳未満にはよろしくない表現が出てくることがあります。
・この話は『無じる真√N−If End ver.christmas』からの流れとなっています。
・過度な期待などはせずに見てやって下さい。
・未熟故、多少変なところがあるかもしれません。
・URL欄はメールフォームです。
※メールフォームは必須項目を設けていません。ですので、意見、感想などは
そちらからでもどうぞ。
また、メールフォームからQ&Aのまとめへとリンクさせてあります。
------------------------------------------------------------
URL:
http://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0485 遅れて申し訳ありませんでした。
それでもお付き合い頂ける方がいらっしゃれば幸いです。
清涼剤氏、乙でした。
白蓮カワイソス白蓮w
きっとホワイトデーには良いことがある…はず
>>292 清涼剤氏乙です。
詠のツンデレ的罠w
トリがまさかの麗羽様か…白蓮…メインヒロインって何なのだろう?w
誤字つーか誤植報告です
月詠とのシーンで月の台詞に¥が入っちゃってます
たしかに恋姫キャラは現代に来たら、
一刀よりよっぽどチョコ貰いまくりな人も多そうではあるな
あと白蓮は一応それなりに報われてると思うが
それより及川がひでえw
296 :
名無しさん@初回限定:2010/02/15(月) 02:46:00 ID:/CZLSBHv0
恋姫キャラが現代にきたら名前はどうするんでしょね?
>>296 現代人の名前は真名と同等、って概念をごり押しして使ってもらうとして
姓は全員「北郷」…ってわけにもいくまいなぁ
昔、姓のなかった農民とかは、産まれ在所の地名をそのまま姓にしたり
家の場所(木の下とか山の下とか川の上とか)を姓にされたりしたんだっけか
華琳様は「覇王院」姓でハオプロの代表取締役になっていて欲しい気もする
なんかカボチャの祭りみたいな姓だなw
普通に曹操孟徳でいいような気もするが、某一騎当千とかぶるけど
一文字姓一文字名は日本でもあるから
戸籍上問題ないんじゃね、真名と字はあだ名みたいになるけど
名前は真名で姓は劉備なら劉みたいでいいんじゃないかな
その場合華雄はどうするべきかw
俺たちの常識的に 粥 旨 でおkだろw
華雄がアップを(ry
かゆ・うま…華雄・ま…華雄・マ…マ・華雄
…マ・カユ
袁術にあの壷を…あれは甘いものだ
華雄ギャンとな
おっぱいミサイルですね、わかります
華雄って、華琳様と同じく胸が・・・
面影橋を渡る住人の多いこと多いこと…
饅頭は河を渡る時に捧げる生贄の代わりにされたものという説がある。
……この当時、とある地方においては「おっぱいまんじゅう」を城の方に向けて供える風習があったとか無かったとか。
饅頭の頭頂部に敢えて突起を作り、そこだけ薄紅色に染めるんですねわかります。
思わずむしゃぶりつきたくなるな、是非商品化をして欲しい。
おっぱいまんじゅうなんてずいぶん前からあるぞ?
おっぱい型やち●こ型の饅頭やチョコって有名だよな
旅館やホテルの土産物屋に普通に置いてたりするしw
あまりにいやらしすぎるな
なんか嫌な色だなぁ・・・
華琳「なんだか馬鹿にされてる気がするわ」
つまり、あれだな。真拠点の春蘭のやつであった菓子がつぶれるのと引っかけろと
春蘭「あ、あぁ! 華琳さまの(ために買った)おっぱい(饅頭)が(つぶれて)ぺちゃんこ……」
てな感じかな……おや?
あ
華琳さまの(ために買ったが潰れて)ぺちゃんこ(になった)おっぱい(饅頭)はその後一刀さんが美味しく頂きました
華琳「全員、切ってしまいなさい!」
真桜に皆の乳のやわらかさを再現した「乳まくら」を作ってもらった一刀。
色々試した結果、華琳様の乳まくらに落ち着くことに。
「…ふんっ、私のご機嫌取りのつもり?」
拗ねたような怒ったような華琳に
「いや、確かに気持ち良さなら他に良い…絶は止めて!最後まで聞いてよ!」
首筋に当てられた冷たい感触に耐えながら続ける
「感触だけなら他のまくらが良かったさ!でも…」
「でも、何?」
「俺が心から安らげたのは、華琳のまくらだよ…」
「…そ、そう…ふぅん…そうなの…」
明後日の方向を向きつつ耳まで真っ赤な華琳様を想像して朝から俺キメえw
>321
それを読んで仕事場で高笑いしながら感動してる俺もキメえ(笑)
・・・適度な硬さ
もとい、適度な高さ
ふむ、一刀さんは低反発枕派k…
確かに感触なら春蘭とかの方が良さそうだよな
低くて硬めの枕の方が寝やすかったりするよな
あんまりふかふか過ぎても
もう肉布団でいいよ
そういえば呉ルートのエンディングですけど、子供たちが殆ど同じくらいに見えた。
きっと国政が滞ったんだろうな……肉布団くらい、やっていたかもしれない。
シャオが激務に耐えたんだよ、きっと。
他の子=幼児、亞莎の子=乳児と亞莎の子供は明らかに年少に見えたから
亞莎と一刀(とシャオ)が頑張ったんだろう
しかし、よく考えると、呉ルートのみは戦乱が終わった後の他国キャラの話が出てこないんだよな。
まあ、華琳様達が海の彼方というのもあるが……。蜀との関係がどうなってるのかわからん。
お互い相手を倒して統一する意思は無いだろうからそれなりに友好的ではあるんだろう
なんならYOU書いちゃいなよw
内政はともかく軍事の停滞ぶりが想像するだにヤバそうなんだが…>呉√ED
(一刀にその気はなかったとしても)
蜀の娘たちに一刀を取られないように頑張った、のかもしれないw
一刀「頑張りました。夜も政務も……」
>>334 敵と呼べる程の存在は蜀くらいだけど同盟中だし、魏の旧領を制圧するのもそんなに手こずらないだろうから大丈夫じゃない?
赤壁の直後にみんな懐妊してた事が発覚とかなら別だけどw
明命は拠点ですでに妊娠発覚してるから、ほとんど同じくらいの娘達を産んだ面々は、最終決戦にはすでにみな孕んでいたことに。
まあその場合蓮華達が本国居残り、シャオを大将に一刀・亞莎が補佐で遠征で何とか。
でも祭さんとかはギリギリまで先鋒を希望しそうだよな。
高齢出産なんだから安静にしといた方g…
子供なんて皆、同じぐらいに見えるが同い年とはかぎらない
明命の子供は実は皆より1歳〜2歳上なのかもしれない・・・親が明命だし・・・。
最後の子供がいるCGのとこなんか一瞬、明命自身も子供にみえたぞ
思春「我ら孫呉は戦闘民族だ。戦うために若い時代が長いのだ…」
将来禿げるからやめれ
最近、紫苑や桔梗をエロに寛容な人だと思ってる人が多いことに気付いた
というか、そういうSSを見かけることが多い・・・いや、エロい人たちだとは思ってるんだがな
だけど、それはあくまで彼女らが「愛そうと思った」相手に関してじゃないのか?とも思うんだわ
蜀以外の√のSSで相方が抱かれたとか、ちょっとした一刀の行動なんかに興味を持ったなりの
不十分すぎだろっていう理由だけで抱かれてるのが割とあるのはなんなんだろうな
少なくとも真の拠点で桔梗と紫苑によるエロ談義があった際に一刀がみせた反応に対しての二人の評価は良かったわけだし
それに、あれってよく考えると実は結構慎重なところがあるってことなんだと思うんだ
「簡単に欲望に流されてしまうような不純な〜」のあたりとかが特に
だから、やっぱりちゃんと紫苑や桔梗が一刀を見極めるっていうのが抱かれる前にあったほうが
無難だと思うんだよ
ただ、なによりも言いたいのは紫苑や桔梗は蜀軍のホイホイ抱かれる担当じゃねぇ!
ということなんだがなw
二人ともはっきりと惚れてるんなら抱かれることに躊躇する必要は無いって考えなだけだと思う。
迷ったり悩んだりする他の小娘達と違って、二人の場合惚れた→誘うってのがほぼダイレクトだからすぐヤレる・ヤラしてくれる人達ってイメージなのかな。
実際はそこに行き着くまでにエロトーク含めたちょっとしたやりとりで色々人柄とかを観察してるんだろうけどね。
しかし、無印の紫苑もイケメンなら50%おちるとか自分で言ってるからな
まあ冗談半分だが、そういう傾向があるのは否めない
桔梗も一目置いている紫苑の評価に依存するところが大きいし
もっと深い評価もしているんだろうが、イイ男ってのは
なんだかんだいっても外見が真っ先に評価されるはず
でもそこが個人的にはこの二人に一線を引いてしまう理由でもあるw
顔が良ければ50%落ちるといったなんて独自解釈にもほどがあるなw
作者の中では説明した「気」になってるパターンもありそうだ。
プロじゃないからしょうがないと言われればそれまでだけど、キャラクターへの掘り下げが足りてないのが多い。
「活躍」だけ書きたくて書いてるから、その活躍をより映えさせる為のキャラクターの深い描写が足りてないことがままある。
作者の中では惚れてる理由とか説明した気になってるけど、読んでる方としては全然説明不足だから違和感を感じると。
>>345 まあ外見ってのも評価の重要な要素の一つではあるからなw
精神的にいい男で外見もいい(てか好み)なら言う事無いわけだし、男の立場からしたってそれは同じだろう。
ただイケメンだけど内面が腐れてるような男なら相手にしないだろうね。
一刀さんの場合どっちも良かったから問題無かったけど。
>>347 ついでのように落とされたっぽく見えるのはちょっとアレだね。
そういう意味ではやはり原作の拠点システムは上手いと言える。
本編のみだと冗長になりかねないけど、拠点ならサイドストーリー的に描けるし。
まあ、しかし、イメージだけで語られても、どのSSのどんなシーンについて語ってるのかわからんから、
なんとも言い様がないな。
説明不足のとても極端な例だとニコポナデポになる。
※ニコポナデポとは!
主人公がにこっとしたり、撫でたりすると、主人公のあまりの美しさに女の子の頭がポン!と破裂する恐ろしい技だ!
このスレでそんなナデポと言えるようなのあるか?
そりゃあ、ネットを見渡せばあるのかもしれんが、他所のやつはそれぞれ語るべき場所があるだろうし……。
ここで語る以上は外史スレ関連の話なんだよな?
延長にある極端な例を一般論として上げただけだったんだが、余所の話だと勘ぐらせてしまったとしたら謝る
暇なんでしょ
一瞬歴代外史スレにニコポナデポとやらがあってそれを皮肉っているのかと思った
>>352 いや、まあ、ニコポナデポに限らず、
>>343からの流れにしたって、
>>343はそんなSSを多く見かけると言うけどどれよ?
って思うわけさ。
具体的に数多くあるなら、それを挙げればいいわけだよ。自分で勝手に抽出したものじゃなくてな。
もちろん、一般的に言うのならば、描写不足だったり、キャラをうまく捉え切れてなかったり、掘り下げがたりなかったり、
展開をはしょっちゃったりしているSSはあると思うよ。
でも、一般的な話をやりたいなら避難所のほうがふさわしいだろうし、なにより、皆がそれぞれに自分が見たケースを
想定して話を進めちゃうから、とっちらかっちゃうと思うんだよね。
こうやって、ここで話を広げる話題じゃない。避難所推奨だな。
さて、そんなことより妄想しようぜ!
ID:WNcmnt9Q0が騒がなければ「うん、そうだね」で終わる話だった気もするが……
勝手に火種にして大事にしちゃっただけだと思うぞ。
>>356 桃香のおっぱいは夢がつまってる!
おっぱい!おっぱい!
華琳「また馬鹿にされている気がするわ」
華琳はみんなに夢を与えてるから貧乳なんだ
背も与えているから低いんだね
ID:WNcmnt9Q0はどの作品だ、どの作品だって騒いでるが
それを言ったら言ったでまた騒ぎになるとかわからんのかね
まぁ、多分なにかのSSの信者で思い当たる節があるんだろうなきっと…
>>361 いや、別に煽らなきゃいいだけでね?
もっと描写してほしかった、ってだけの話だろ?
そうやっていちいち反応するのが良くないんじゃね?
煽り耐性つけろよ。
おっぱいおっぱい
華琳「・・・・」
一刀「華琳のおっぱいはすごく綺麗だと思うぞ」
華琳「・・・」
一刀「それに、感度だってすごくいいし」
華琳「・・・(エグッエグッ)」
一刀「ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、もう乳枕してくれなんていいません、許してください」
桂花の仕掛けた落とし穴にまんまとハマった一刀。
穴の上から見下ろし高笑いをする桂花だったが、頭から血を流しピクリとも動かない一刀を見て青ざめる。
「ちょ、ちょっと!何死んだフリなんてしてるのよ!…ねえ!…だ、だれか!だれか来て頂戴!」
三日後…一刀は目覚めない。
「ふ、ふんっ。変態孕ませ精液男が城内をうろつかなくて安心して歩けるってものよ」
七日後…一刀は目覚めない。
「ああもうっ!こんな猥褻物の面倒を見なくちゃならないなんて!…華琳様に命じられたのでなければ誰がこんな奴っ」
半月後…一刀は目覚めない。
「いい加減に起きなさいよ…華琳様にあんな顔をさせるなんて、この馬鹿…」
一月後…一刀は目覚めない。
「ねぇ…起きてよ…(グスッ)皆、冷たいのよ…(ヒック)みんな私の所為だって…私が悪いんだって…(ポロポロ)」
三月後…一刀は目覚めた。
「ほんごおおおおおお!!!ごべんねえ!ごべんねえええ!!」
「うわ!どうしたんだ桂花!?と、とりあえずほらっ、これで顔を」
三月の間、針のむしろの上に立つような生活を送っていた桂花にとって
『涙を拭かれる』ただこれだけのことが、とてつもなく嬉しく感じられてしまったので、つい…
「北郷大好き!抱いて!」
「え、えええええええ!?」
「っていう夢を見た、ん…だが?」
風と稟に昨夜見た夢を話していたら背後に気配を感じたので、振り向けばそこに凄惨な笑みを浮かべた桂花が。
「死になさい」
「ちょ、ま、話せばわかる!」
木簡の束を振り下ろす桂花と、その腕をつかんで耐える一刀。
「お兄さーん、それって夢じゃないですよー」
「ええ、一刀殿が目覚められて、よほど嬉しかったのでしょう…三月の間溜まりに溜まった一刀殿の精を一身に…ぷふぅーっ!」
「はーい稟ちゃーん、とんとーん」
「え…それじy(ガシッ!ボカッ!)」
「記憶をうしなええええええええええええええ!!!!」
顔を真っ赤にさせて木簡を振り下ろし続ける桂花、だがそれは決して一刀の頭に当たる事は無かった。
>>362 いや、仮に名前が出たとしてそのSSを熱狂的に支持してる人がいると猛反対がある場合がある
ここや避難所でだって何度かあるはずだぞ、いろんな作品でのことだから特例はあえて上げないけど
知りたかったら、まとめにある過去ログでも読んでくれ
それで、本題だが、とあるSSを読んで誰かが「〜だと思ったけど、どうなのこれ?」って書いたことで
そのSSを支持する側とその書かれた意見に同意する側とで論争が起こったことがあるんだよ
まぁ、gdgdになって第三者が「避難所でやれ」っていうのを合図に終わることが多いけどな
ちなみに、別例として意見を持った側が少数なために最終的に荒らし扱いされて終わるっていうケースもある
一刀「この硬さが俺にはちょうどいいよ」
>>365 さあ、デレ桂花とのベッドシーンを書く作業に戻るんだ
>>365 三月の間溜まりに溜まったとかいう辺りを詳しく聞こうかw
今大事なのは「え、えええええええ!?」の後についてだ あとはわかるな?
わっふるわっふる
なにこの流れ・・・vipみたいでキモチ悪い
こんなんかな?
「許して!ああ、ごめんなさい…おおっ!おおっ!おおおおおおっ!!」
「うっ!うおおっ!?」
びゅ!びゅるるるるうぅぅぅっ!
うおおっ!噴いた…潮を噴いたぞッ!!
アクメに達した桂花は、開いた唇から浅ましく舌を突き出し、しぶくように愛液を噴出させた。
GJw さあ我こそはという才あるものたちよ 後に続いてたもww
>>365 三ヶ月も意識不明だったってことはその間絶食状態だったことに・・・?
粥とかならいけるだろ。
でも、やっぱそこは口移しで食事させてたことにした方が夢が広がると思うんだ…
>365
やべぇ、すすり泣く桂花にドキッ!した。
>>376 それには魏の面子全員が殺到する気がするw
「桂花。今日は私が食べさせるわ」
「桂花ちゃ〜ん。風が替わりますよ〜」
「隊長の食事は私が…」
で結局毎日桂花が食べさせることになるもんだから、徐々に冷たくされて…っとw
>378
始めは普通に食べさせようとして駄目で少しづつ痩せていって、口移しに以降……うはっ。
仕事になんねえしゃねえかお前ら(笑)
誰か一刀が寝取られるSS書けy書いて下さい
魏√のアフターで!
(いやまぁ華琳様の嫉妬とか見たいだけなんだけど)
呉か蜀に再降臨して魏の面子が気づく頃には既成事実が!
って発想しか出てこなかった
そりゃ「寝取られ求む」って言われりゃ誰もが思いつくだろw
SS書きたい! とは思うけど、三国志関連にそこまで詳しくないんだよな・・・
一応、色んなサイトなんかは見てるんだけど、普段からPC使う仕事というのもあって目がもたないんだよ
なんで、なにかお勧めの本とかってない?
>>383 個人的な見解だが……。
三国志関連に詳しい事に越した事はナイが、余りこだわる必要もないかと。
こだわった結果、恋姫のSSなのか三国志正史・演技の性別転換SSなのか
どちらか分からない様になっても困るし。
長編を書きたいのか短編を書きたいのかでも変わってくるかもな
やっぱり長編になってくるほど詳しい方が無理のない展開を考えやすいし
まず短編を書くべし
恋姫無双を既にやってるなら
「蒼天航路」「一騎当千」「三国志(横山版)」あたりが手に入りやすく読みやすいんじゃないか。
いや、他にも鋼鉄三国志とかブレイド三国志とか呂布子ちゃんとか色々あるけどさ。
更迭はちょっと…
個人的にはお薦め出来ない、一歩間違えると八百一本に
まあ、漫画の三国志の名前をメモして漫画喫茶に行って、それぞれ並べてみて気に入ったのを読めば良いんじゃね?
一応、これも書いておくことにする
恋姫は無印も真もプレイ済
前述したとおり、三国志についてはよく知らない
その程度を表す例:無印でのハムの結末にびっくりしてしまい一旦プレイを中止したことがある
>>384 でも、ここで人気ある作品って結構そういう面を重視する傾向が大きいと思うんだよね
中には史実や演義の記述に基づいて新たな設定をヒロインに付加してる作品もあって
それなんかは、やっぱり反応凄いみたいだし・・・
>>387 なるほどね・・・色々あるもんだ、漫画やアニメなんだねそれらは・・・手が出しやすそうだw
>>385-386 短編は何度か名無しで書いてるからそろそろ長編でも・・・と思ってるんだ
いや、「思った」だな・・・そう、思ったのはいいんだが、まったく話が思いつかないんだ
短編ならネタでもなんでも幅広くやれたからそこまで気にしなかったんだ
だけど、長編になったらあるていど三国志について知っとかないと
反董卓連合の前後では各地でどんな動きがあったのか、みたいに
割と参考になりそうな事象がわからないから、SSに手が付かないんだよ
>>388-389 ありがと、色々参考としてみるよ
みんなありがとね・・・ちなみに頭悪い場合、軍略とかなんかそういった系の本もあった方が良いのかな?
なぁに、軍略とか知らなければ「銀河英雄伝説」を見たり読んだりするんだ!
自信満々で言い切ったもん勝ちだってのがわかって自信が付く。
>>391 そうだな、三次元空間で平面機動をやらかしても智将だからなw
外史の歴史がまた1ページ…
貂蝉「遅いじゃないの、卑弥呼……」
まあ、冗談はともかく、ざっとした流れを入門系の本で掴んで、それで何を見ればいいか判断すれば
いいんじゃないかとも思うが。
清涼剤氏とか一壷酒氏とか参考文献を挙げてる作者もいたわけだし、そこからあたるとかもあり。
>>390 もし、漫画とか以外にも見たくなったら
大分前(もう何ヶ月か前)だけど、専用板でUPして某所で告知してる某作者
(史実なんかを取り入れてるSSのって言えばわかるかな?)
が参考にしている本のリストを公表してたから見てみるといいよ。
三国志に余りに詳しくなりすぎると恋姫に出てこない人物を出したくて堪らなくなってしまう恐れが…
鋼鉄の人間関係(ソース:公式、ファンサイト及び感想ブログ)を恋姫キャラに例えてみたら
朱里を我が師と慕う余り周りが見えなくなってる穏とか
玉璽の不思議パワーに魅せられて穏の実家を滅ぼしちゃった雪蓮とか
隠密・暗殺が専門らしい星とか
好きな相手(故人)の顔を象った海苔巻きを作ってしまう亞莎とか
思春と焔耶のタイマンガチバトルとか
うむ、カオス
さすがに心配しすぎだw
もともと知ってる人間がより詳しくなろうとしてるならまだしも
穏が耄碌した蓮華に憤死させられるとか、
流琉が詠の罠と華琳の油断の相乗効果で死んじゃうとか、
愛紗にたたられて亞莎が体中の穴という穴から血を噴いて死ぬとか、
沙和がせっかく帰って来たのに曹丕の屑に侮辱されて憤死するとか、
斗詩が桃香さんはこっちだよー、って言おうとしてのこのこ近づいたら愛紗にたたっきられるとか
そういうことを知る方が恐ろしいと思いますw
>>391 銀河英雄伝説・・・登場人物が多くて名前に関して頭の中がこんがらがってからは触れてなかったけど
ちょっと見てみようかな
>>394-395 なるほど、参考図書について公言してる人もいるんですねぇ・・・取りあえず、その表?を探してみるよ
>>396 大丈夫、色々見たりしたところで普通の三国志好き程度になれるか怪しい程度だろうからw
俺も短編だけじゃなくて長編書こうとして挫折したクチだw
いろいろ調べるのはいいんだが、余計な知識が増えるばかりで
結局なにが書きたいのか決まらないまま時間だけが過ぎていく罠
結局やっぱり知識よりも愛と妄想が大事なのかもしれんな〜とか思ったり
清涼剤氏や一壷酒氏が参考文献書いてることを知らないって事は全然SS読んでないんだな
別のその二人を読んでないからって「全然」とはならんだろ……
2人のSSを全然って意味だよ
>>401 いや、読んでるんだけど・・・そんなに大々的に出てた?
もしかして、見落としてたのかな?
それとも、投下タイミングと読める時間が合わなくていつもまとめで見てるんだけど・・・そのせい?
個人的には横山光輝版がお勧めかな。
あれが一番シンプルに全体の流れが分かるし、有名イベントも一通りやってるから、
恋姫を書く為の三国志知識なら十分得られると思う。
こないだも話題になってた戦略や戦闘描写とかの参考としての読み物はまた別になってくるだろうけど。
一番最初に横山版読むのが理想的だな。
理想的だが……長いんだよなぁw
>>400 現実的には、演義にしろ正史にしろ派生作品にしろ、拾えるのは小ネタが主だろう。
大筋は結局自分で考えないと。
とっかかりは、自分の好きなこのキャラをメインヒロインにしたいとか、そんなことでいいんだと思うんだよな。
そうするためには所属する陣営をゲーム中とは違う形で目立たせたり、あるいはそのキャラの陣営を変えたりとか
色々工夫が必要になる。
じゃあ、それをやるにはどうするかって考えていくて上で、必要と思ったものを吸収していくのが理想ではなかろうか。
もちろん、ゲームとは違う大きな流れを描きたいとか、いろんなきっかけはあると思うけど。
>>406 途中でダレる可能性は結構高めなんだよなw
プレーンではあるんだけど、今となってはネタとしては薄くもあるから。
まあ「げぇ!関羽!」とか「こやつめ、ハハハ」とかの三国志ネタの古典に触れるのもいいもんだw
待て、園田は癖が強くないかw>こやつめハハハ
>>408 「こやつめ、ハハハ」は横光じゃないよw
園田三国志だよw
そうだっけ?w
この数年どっちもAAでしか見て無いから色々ごっちゃになってんのかなw
三国志そのものの流れがある程度分かって、今読みやすいのは蒼天かなぁ
今だとあれが一番読みやすいかな、新しい分。
いや、賛否はあると思うけど、孔明とか孔明とか孔明とか
蒼天ならブックオフで立ち読み。
横山ならたしか同じブックオフで105円だったはず
414 :
名無しさん@初回限定:2010/02/19(金) 21:59:07 ID:/tmC0Pr+0
下げるの忘れてた。スマソ
蒼天ないと真桜がなんでああなったのかはわからないなw
あと、凪の傷だらけのカラダとかな
>>412 でも、朱里と蒼天の孔明が入れ替わって
赤壁の時にあった、崖の上でカラダが膨張(ナイスバディになる)&服が……っていうのはちょっと見たい気もs
はわわM字開脚
フルに着飾って剣舞を舞う華琳さま
真桜と戦った時に服が破れて全裸で帰還してくる思春
口上を述べようとするもあがりまくってどもりまくる焔耶
病床にあっても南方を攻める策が溢れて止まらない稟
「まずいけど決して文句を言うでないのー」捕虜になっても豪胆なさわわ
お好きなのを
身体の傷に対する凪のコンプレックスを払拭すべく、傷という傷に口づけをする一刀。
「ここは特に念入りに、ね」
自分が付けた一生消えない破瓜の傷を丹念に丹念に舐める一刀。
羞恥と歓喜と愉悦に翻弄される凪の明日はどっちだ。
恋が桃香の生死をかけて弓矢を使用したことで、桃香の髪型がショートヘアに
化け物の面……でなく、般若の形相の愛紗
季衣に落ちるなよとか言って、自分が崖から落ちて敵陣へと現れて敵の動揺を誘う春蘭
なんてのもありなのでは……なんか、最後のは普通にありそうな気がするw
421 :
名無しさん@初回限定:2010/02/19(金) 22:46:00 ID:3QzQ564O0
しえん
蒼天孔明は最後にまともになったのを忘れてないか?
最終回で白スーツでアマゾンに帰った某仮面ライダーのごとく
桃香のショートヘア…ごくり
なんか大喬っぽい印象になりそうな予感がするんだ
>>392 俺も非番の軍人さんが三次元チェスとかやっている世界なのに、艦隊起動が平面的ってなんぞって思ったわw
>>394 ワロタw
調べたら秋元羊介さんも銀英出ていたみたいだけど、ヒルデスハイム伯(門閥貴族の1人)と
憂国騎士団のリーダーというかなーり地味な役所で、とてもじゃないがロイエンタールの
カウンターパートにはなりえなかった。
麗羽様のすごいドリルヘアーの量は蒼天袁紹がすごいデブになったのを
比喩的に表現しているんじゃないかと思ったり
あるいはあのドリルが解けるともっと凄い量になるのかも
あの髪の量だと、セルフ寝袋が可能な気がしてならない
デビルトムボーイが出来そうな髪だし
美羽さまなら脱出出来そうな予感、無論ねこじゃらし的な意味で>デビルトムボーイ
ふと、ボクっ娘が皆ふたなりになっちゃったら、とか思ってしまった…
「流琉のなか、あったかくて気持ちいいよぅ…」
「季衣っ!季衣っ!らめっ、そ、そこは兄様のっ!兄様にっ!」
「あんな奴に渡したりしないっ!月っ!月ぇっ!」
「詠ちゃっ!はげっ!しっ!ぃやぁっ、ご主人様ぁっ!」
って二人だけだったw
月と詠は受け攻めが逆のような気がする
ちんこが生えてきてどうしたらいいかわからなくなり挙動不審の詠。
その様子に何を悩んでいるのか、やんわりと問いただす月。
泣きながら股間をさらして「嫌いにならないで」と呪文のように繰り返す。
「大好き」と何度伝えても泣き続ける友を寝床に押し倒し口でしてあげる。
たたみかけるように覆いかぶさり、またがって自分の秘所にナニを招き入れる。
「月ぇっ!で、でちゃうっ!月を孕ませちゃうよぉっ!」
「詠ちゃんっ!来てっ!出してっ!詠ちゃんの赤ちゃんっ!頂戴っ!」
って感じでおk?
>>430
一刀さん→詠→月で詠が一刀さんからは突っつかれ、月には絞られる総受け状態で。
434 :
名無しさん@初回限定:2010/02/21(日) 00:48:27 ID:XTfQWguY0
ge
無じる真√N-34話を専用板にUPしましたので告知をしておきます。
(この物語について)
・原作と呼称が異なるキャラが存在します。
・一刀は外史を既に一周しています。
・後々、特殊な仕様が出てくる予定です。
・特殊なカラミや不快に思う可能性のある場面が出てくることもあります。
上記が苦手な方にはおすすめできません。
(注意)
・18歳未満にはよろしくない表現が出てくることがあります。
・過度な期待などはせずに見てやって下さい。
・未熟故、多少変なところがあるかもしれません。
・URL欄はメールフォームです。
※メールフォームは必須項目を設けていません。ですので、意見、感想などは
そちらからでもどうぞ。
また、メールフォームからQ&Aのまとめへのリンクがあります。
------------------------------------------------------------
(その他)
・当SSは『恋姫†無双』のED前からの派生となっています。
ですので、そちらをプレイ済みの方が一層、話を理解しやすいと思います。
(もっとも、当SSだけでもご理解頂けるよう、細心の注意は払っております)
・出てくる登場人物の中には『真・恋姫†無双』のキャラクターがいます。
ですので、そちらもプレイ済みですとさらに読みやすいかと思います。
要するに『恋姫†無双』、『真・恋姫†無双』の両方をプレイすることを
お勧めするという話です。
――――――――――――――――――――――――――――――――
URL:
http://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0491
おつつ
乙です
清涼剤氏乙です
一つ気付いた点ががが
>甘寧はただ黙って大地の窪みに身体を伏せて、遺棄を潜ませていた。
甘寧はただ黙って大地の窪みに身体を伏せて、息を潜ませていた。
清涼剤氏乙です
今回は江東制圧戦か…徳王様成す術無し、まあそれがデフォだけどw
父兄参観状態の雪蓮&冥琳と姉へのコンプレックスを抱えた蓮華、軍師としての初陣の亞莎、
マイペースな思春と穏、やっぱりお猫様が好きな明命、それぞれの特徴が出てますな。
しかし蓮華も前世(?)の記憶が浮かび上がって来たみたいだなあ。
冥琳の件もそうだけど、蓮華のそれはどう影響してくるのかな。
誤字報告です
雪蓮と冥琳の会話シーン
孫権もまた「実践」に関しては〜(流れ的には「実戦」。あえて実践にしたならスルーして下さい)
軍議のシーン
孫策軍の「反数」ほど〜
戦闘シーン中盤の亞莎の台詞
……「そにれ」合う策を〜
最後のシーン
しばらく「顔何」で〜
「暫く進んでいくと、」のところに空白
>>435 乙です。
蓮華は無印で惚れたのは結構早かったような…。
どうなるか楽しみですw
441 :
ぬめぬめ:2010/02/21(日) 13:12:49 ID:kxuhUvk50
「れんほーちゃん…おなか… すいたよ〜」
「ちぃも…すいたぁ… もうだめ〜」
「……だから言ったじゃない、やめとこうって」
「だって〜いきなり抱きついたんだもん…」
「だからって船に浮かべて流してしまうなんてやりすぎよ…」
「だってだって〜『ふゆーぎ』とか『ふーるぎ』とかしか言わないし」
「だからって越小路なんとかって仮にもご主人様なんだし
べすそん力がないと私たち…」
「姉さん…れんほー…わたし…もう…だめ…」
「私も〜…」
「天和姉さん、ちぃ姉さん…私たちもうだめなのかな…」
「「「おなか…へった〜〜…」」」
「そなたたち、いかがいたした?なにかお困りのようでござるが?」
「話を漏れ聞いた限りでは越小路博嗣殿の名も出ていたようでござるし
何かお困りであれば我が屋敷が近くにあるゆえ参られるがよろしかろう」
「…べす、そん力だ…」
「べすそん?えべすそん?恵比寿さん?でござるか?拙者は不動如耶でござるが?」
「「「おっおっおなかすいたー!」」」
>>435 乙
呉はこれまでこれといった見せ場があまりなかったけどこっからということか
>>438-439 誤字報告有り難うございます。
しかと控えさせて頂きましたので、後々修正する際に参照させて頂きます。
やはり、時間というものはSSを書くうえでは非常に重要ですね。
時間に余裕があるのと無いのでは精神的な面にも比例して影響を及ぼすようで
SSに対する力の入り具合なども何だか違ってくる気がします。
なんだか、最近それをしみじみと感じてたりしますw
では、また何かお気づきの際にはお知らせください。こにれて失礼。
清涼剤氏おつです
遅ればせながら今し方読ませてもらいました
穏の凶器は・・・イイネ!
一ヶ所だけですが誤字報告
戦闘が終わって会話シーン
「え? そうだったのだすか?」
>>435 乙です。
そういえば蓮華って最初は額の印ってなかったんだっけ・・・その辺りは印象に残ってなかった(汗
孫堅さんと三人の娘が描かれたイラストでは、額に印があるのは孫堅だしな。
>>447 最初っつーか呉ルート以外はずっと額の印無しの長髪。
長髪蓮華とのエロが欲しかった…
>>449 長髪をナニに巻きつけられての手淫…だと?このひとでなし!
声優的には雪蓮が強要されるプレイだなw
あなたって本当に(ry
雪蓮だと強要してるはずが何時の間にか攻められてる気もしないでもないw
蓮華は困るか呆れるか…尽くすタイプだからなあ…
小蓮なら嬉々としてしてくれそうで困る…らない…やっぱり困るないw
はっきりしろw
明命の髪色を髪コキで白く染めたい
愛紗の髪色を(ry
可能なら全員…
一刀さんでも可
>>458 >一刀さんでも可
一刀さんの髪を誰ので白く染め上げるねん!
>>459 君は
「萌えたよ…萌え尽きたよ…。真っ白にな…」
と白髪になっても良いし、
「か、一刀。本当に、その…するの?」
「ああ、頼むよ」
「ぅぅ…恥ずかしい…(ぴゅぴゅっ)」
「ああ、蓮華の母乳で髪が真っ白だぁ♪」
「言わないでよっ!もうっ(///)」
と白髪?になっても良い。
>>459 そりゃ、大きy……あ、でも、真だといないんだっt
漢女という名の化け物にはついているんじゃあ……?
某サイトの恋姫SSいろいろ見てるんだけど
一刀強化したのとかチートなやつって人気あるのか?
その手の話題はさんざん既出。
場所によるし、人による。
一刀さんはHシーンで無双できるんだからチートする必要ないのに…
主人公がヘタレなのよりはチートのがマシ
話を広げようとするな
>>464 ここ関連で一番人気のSS見ればわかる
>>465 元々の設定メチャクチャにしてる時点でマシなわけがない
やりたきゃやればいいんだろうけどな
…大抵は好き勝手やった反動で途中で更新がつまって放棄するクソばっか
そういうクソを生み出すヤツは物語が書きたくてSS書いてるんじゃなくて
自分のくだらない欲望を満たすためだけにSS書いてるんだよ
だから、チートキャラがSS内で周囲のキャラからもてはやされるだけもてはやされたところで終わる
…散々、それを経験して思い知らされた人間が言うんだからほぼあってるはずだぜ
それ以前に不用意に能力を向上させるヤツはその存在やキャラクタをちゃんと捉えていない
自分がトリップするための器くらしにしかとらえていない
要は元ネタを中心に置いているのか、書き手を中心にしているのか
大事なのはそこだ…書き手の持ってる知識や欲望を出したくて書いてるヤツなんかは後者だ
逆に、綿密に世界観を捉えそこからぶれることなく書いてるのが前者
作品への想いで言えば前者のほうが感じられるのは確か
またアンチートか・・・正直どうでもいい
第一、ここはここでルールがあるんだからそういったことをどうこう言ってもしょうがない
そういや、更新停止してる某「強い一刀の〜」と避難所で投下してる某SSってコンセプトにてるよな
恋姫よりも史実や演義の知識を使うことを重視してるトコとか、妙に生々しさがあるところとか
恋姫以上に三国志っぽさを全面に出してるところとか
一刀が凄い地位になるところとか、文章のクオリティに結構こだわってるところとか
荒らしさん、久しぶり
認定厨がやけに馬鹿っぽいとは思ってたけど
毎回素晴らしいまでの食いつきをしてるのを見てわかった。
認定厨までが自演なんだろうなきっと
というわけで、バレちゃった
>>469-471はいい加減新しいネタでも仕入れてこい。
> 北郷 早紀(ほんごう さき) 真名は『栞』
> この物語の主人公、一刀と華琳の娘。フランチェスカ学園 2年生
> 生まれつき、右目に十字架のような文様(聖痕)が浮かんでいる。正史の世界での13人しか居ない『聖人』の序列最高位。(ようは神様に一番近い人間)
> また、氣や魔力といった類の力が極端に高い。その為、周りから『神の子』、『悪魔の子』と蔑まれたり、敬われたりした為『友人』と呼べる人間は居ない。
> 聖痕(スティグマ)の影響で霊などが見える。
> しかしそれさえ除けば、10人が10人共振り返る美少女
>北郷 一刀(ほんごう かずと)
>剣の腕は日本一だったりする。
こんなのを読みたいのか・・
厨二病キャラの見本だな
余計な設定ばかりつける
正史とか言っちゃってる時点でろくに恋姫やってないのがバレバレ
きっと作者の友人なのだろう
しかし、こうやって何気ない話しが出るのも久しぶりだな
本当は、雑談しないですむくらいにSSがあればなぁ・・・
そろそろまた新しい必殺SS人産まれないかな
いい加減新しいSSが読みたい・・・かなうならギャルゲ度の高いやつがいいな
最近は恋姫でいうメインシナリオ方面ばかりだからな、いやそれも十分良いんですがね
さすがに同じ味ばかりでは・・・だから、そろそろギャルゲならではの縮まっていくヒロインとの距離ってのを
じっくりと味わいたい
あの甘酸っぱいのがね味わいたいね
ちなみに、ここでは叩かれたことしかないから自分では書かないけどな・・・;
愛だ恋だ、惚れた腫れたを本気で書くのは、戦闘シーンとか日常を書くより数段エネルギーを使うからなぁ。
甘酸っぱあ〜いのは、それを書いていて恥ずかしいと振り返らない若さか、それを超越した老成が必要だし。
イチャイチャしてるだけなら書けるんだが、心からわき立つ人を好きになる熱意とか、感情の高ぶりを文章に載せるのは凄く難しい。
そういうのがかける人は凄い尊敬するわ。
479 :
水滸伝との小話:2010/02/27(土) 16:01:19 ID:z7eExRwh0
投下します。
480 :
水滸伝との小話(1/6):2010/02/27(土) 16:01:53 ID:z7eExRwh0
この作品は、単発ネタです。決して、長編ではありません。
水滸伝のある登場人物と「三国志演義」との関連設定を拝借して、
ホンの少しだけ「恋姫」ネタを絡めて見ました。
念のためですが、性転換キャラではありません。どこに「恋姫」があるかは、本文をお読みください。
481 :
水滸伝との小話(2/6):2010/02/27(土) 16:02:40 ID:z7eExRwh0
大宋帝国の帝都、開封は繁栄していた。
漢や唐の帝都が極言すれば、皇帝があるがゆえの「政治都市」としての繁栄だったとすれば、
宋代の開封は、庶民の繁栄の1面を色濃く見せていた。
昼は「芝居」や「講釈」の「寄席」が、夜は妓楼や酒楼がにぎわう。
そんな帝都の人々の中にあって、若き武官「大刀」の関勝は少しばかり、憂鬱(ゆううつ)だった。
後年「水滸伝」の名で伝えられる、1連の騒動はまだ始まっていない。
だから、開封の繁栄には、いまだ乱世の兆(きざ)しは表れていない。
自分が、妖魔108星の第5星「天勇星」の生まれ変わり、という自覚も無い。
そんな事とは、無関係な、ある意味他愛も無い理由で憂鬱だった。
とりあえずsageような
483 :
水滸伝との小話(3/5):2010/02/27(土) 17:20:47 ID:z7eExRwh0
問題は「彼」の尊敬する“ご先祖”にある。
逞(たくま)しい胸に垂れる美髭も「大刀」の2つ名の由来となった、得意の得物も、乗っている赤馬も、
みな“ご先祖”にゆかりのものだ。
だが“ご先祖”がこの開封でも「芝居」にも「講釈」にも取り上げられるほど、有名になった事が、
心境としては微妙なのである。
「講釈」はまだいい、なんで「芝居」だと、後年いうところの“少女歌劇団”の類(たぐい)が得意演目にするのか。
いや、美人の花形女優が“ご先祖”を演じてくれるのは、むしろ誇らしい、だが……
484 :
水滸伝との小話(4/5):2010/02/27(土) 17:22:26 ID:z7eExRwh0
しかし悩んでも、当時の関勝もまだまだ若い。
結局、その晩は妓楼に泊まる事にした。
さて、関勝の美髯やら、用心棒にあずけた「大刀」やら、厩(うまや)番にあずけた赤馬やらを見て、
妓楼の側は当然“ご先祖”の名前を出して、一応、客に対する言葉使いながら「この方」にあこがれての事かと訊(たず)ねた。
客の「好み」に関係するかとでも思ったか。
それに対し、基本的には隠すつもりも無い関勝の方は“ご先祖”だと、むしろ堂々と告げる。
なる程、と相手は納得したようだったが、
その次に言われた科白(せりふ)に思わず、突っ込みたくなった。
これが最近の関勝にとって、憂鬱の原因なのだ。
485 :
水滸伝との小話(5/5):2010/02/27(土) 17:24:05 ID:z7eExRwh0
「では、相方は何人にいたしますか」
「おい?何人だと。俺は種馬じゃない」
「ですが、あの「天の御遣い」様のお種なのでしょう」
その通り、「大刀」関勝は、関羽こと真名愛紗と「天の御遣い」こと北郷一刀との子孫なのである。
余説
原典「水滸伝」でも「大刀」関勝は、関羽の子孫という設定で、
ほぼ「演義」の関羽通りのキャラとして登場します。
108星での順位の割には、余り活躍する方でないのですが、
あえて私見を申しますと、関羽をゲスト出演させている感じとも見えます。
残念ながらここ向けの作品ではないかなぁ
ローカルルール守る気がない時点でダメだろ・・
理想郷からの転載じゃねーか
個人的には間接的な恋姫の小噺としては有りだと思う。
ただここはsageが基本だから注意って事と、
>>487じゃないけどここではあまりウケないかもしれない。
要するに荒らしか
荒らし認定さんキター!
タイトルでググったら理想郷じゃない投稿サイトが出てきて
その作者のかなりの量のSSがあったから少し見てみたけど
典型的な厨二病患者だったw
495 :
水滸伝との小話:2010/02/27(土) 19:04:50 ID:z7eExRwh0
本人です。盗作ではありません。
1度、他サイトへの投稿が問題と言う事でしたら、
削除お願いいたします。
なろう・理想郷・2CH梯子するとかどんだけ自分に自信もってんだよ
まさか他のとこにも投稿してんのか?w
497 :
水滸伝との小話:2010/02/27(土) 19:19:23 ID:z7eExRwh0
真摯なる御意見を頂きたい以外の他意は全くありません。
いささか買い言葉的な言い方となった事は謝辞いたします。
同時に軽率を恥じます。
完全にお騒がせいたした事を、あらためて陳謝したします。
だから、sageなさいよ
自サイト以外との多重投稿は基本嫌がられる部類なんだと思ってたよ。
つーかsageる気は無いと見ていいのかい?
本人ではないだろ
1年前に他の場所に投稿した作品、しかも本編のおまけである短編をわざわざここに投下する意味が全くない
付け加えてテンプレも見ず、注意も聞かないという最低行為
その作品が嫌いで、ここの住人に荒らさせようって腹かい?
まぁ、作品内容は置いておいても最低限マナーは守って欲しい。
こういう匿名掲示板では本人確認は難しいからねえ
他サイトとはしごでも本人だと証明できるなら問題ないと思うが
過去作品で他所にすでに投下してあるならリンク張って感想を聞けばいい
正直どうでもいいので後はスルーでいいと思う。
まとめの管理人さんも載せないだろうし。
この微妙にデリケートな時期に……
もしも本人だとしてもタイミングが悪すぎる
506 :
申し訳ありませんでした:2010/02/28(日) 08:44:26 ID:+nj84f4e0
申し訳ありませんでした。
真摯な ご批判は 素直に受けとらせていただきます。
実は真面目に 削除方法が見つけられません。
sageろカス
508 :
申し訳ありませんでした:2010/02/28(日) 09:00:52 ID:+nj84f4e0
御不快をお詫びいたします。
身勝手かもしれませんが、以降お許しがあるまで、
投下を自粛いたします。
尚、管理人様からのいっさいの処分を甘受いたします。
申し訳ありませんでした。
sageろカス
えっと、E-mailの欄にsageって入力してから書き込んでっていえばわかる?
……2ch初心者な類?
sage方も知らないとか
削除できるのは削除人だけって事も知らないわけで
正しく「半年ROMってろ」ってな人だな
おまえら釣られすぎ
そんなことよりSS書こうぜ!俺も頑張ってみるからさ
このスレを本当の意味で盛り上げるのはSSだからな!
最近じゃあ、避難所とこっちとどっちが実質的な避難所かわからんくらいになってて悲しいぜ
もう布団入って錬る準備万端の俺の嫁
なんという誤爆ww
誤爆?
無じる真√N-35話を専用板にUPしたことのお知らせです。
(この物語について)
・原作と呼称が異なるキャラが存在します。(展開や所属勢力などの影響により)
・一刀は外史(恋姫†無双)を既に一周しています。
・後々、特殊な仕様が出てくる予定です。(恐らくはこの章か次の章になります)
・時折18歳未満にはよくない場面があります。
※そこにおいて特殊なカラミや不快に思う可能性のある場面が出てくることもあります。
・複数の資料を参考としつつ書いています。
※その影響がどこかで出ているかもしれません(資料に関してはQ&Aにて)
上記が苦手な方にはおすすめできません。
(注意)
・18歳未満にはよろしくない表現が出てくることがあります。
・過度な期待などはせずに見てやって下さい。
・未熟故、多少変なところがあるかもしれません。
・URL欄はメールフォームです。
※メールフォームは必須項目を設けていません。
ですので、意見、感想などは そちらからでもどうぞ。
また、メールフォームからQ&Aのまとめへのリンクがあります。
------------------------------------------------------------
(その他)
・当SSは『恋姫†無双』のED前からの派生となっています。
・出てくる登場人物の中には『真・恋姫†無双』のキャラクターがいます。
まだ未プレイの方は是非とも『恋姫†無双』と『真・恋姫†無双』をプレイしてください。
※もっとも、当SSだけでもご理解頂けるよう、細心の注意を払ってはおります。
ですが、より当SSを楽しんで頂くには、やはり両方のプレイをお勧めいたします。
URL:
http://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0493
>>518 清涼剤氏乙です
蜀勢のない面変化がこの先にどう影響するのか…
若干空気な正ヒロインや主人公の動向も気になるところです。
おつつー
復活キターーーーーーーーーー
523 :
まほつか:2010/03/02(火) 20:51:17 ID:MIDCbOQ10
記念書き込み&清涼、まほつか両者に乙!
まほつか氏乙ですー
526 :
名無しさん@初回限定:2010/03/04(木) 18:20:13 ID:gozIrdyEO
テスト
折角投下してもこれか
ここももう終わりだな
くせぇ、くせぇなぁ
まほつか氏乙っす!
猫そっくりに作れるとは亞莎の才能恐るべし……
きっと一刀に頼まれたことだから本気出して作ったんだろな
>>527-528 わざわざ煽るようなやり取りは避難所でやってろ
多分、スルーされるだろうけどな
そんなことよりも、まほつか氏乙!
やはり明命は明命だったわけでしたなw
明日桃香予定の方居ますか?
まだ編集終わってないんだけど念の為に、訳あってテンプレ変えました(笑)
テンプレ?
トリップの間違いでしょうな。
>533
>トリップの間違いでしょうな。
それです。もうグダグダorz
>>527 ここは書きたいやつが書いて読みたいやつが読む・・・それだけなんだよ
だから感想やレスがつくかどうかなんてどうでもいいってことだ
ただあえて言うならレスや感想がつくのはその作品にそれだけの魅力があった場合のみだ
避難所を見ればわかるが単発ものにしろシリーズものにしろ魅力ある作品にはちゃんとそれ相応の数のレスがついている
つまり、このスレで投下への反応が余り無いように感じるのはそれだけの反応を呼び起こすほどの作品が無いってことなんだよ
だから別にスレ自体が終わった訳じゃない
ただ投下される作品のレベルが終わってるだけなんだよ
何か素晴らしい作品が再び投下されるようになれば話は変わってくるからそれまで我慢しろ
>>535 消えろカス
そして回線切って首つって市ね
>>536みたいなのって自分が下劣で最低な言葉を平気で書き込むことで
このスレのイメージをどれだけ悪くしてるか気付かないんだろうな。
>>535 取りあえず、そういうのは避難所にでも書いてくれ。正直迷惑だ。
まほつか氏も投下してくれたし、十三号氏も投下予告してくれてるんだから、喧嘩はやめよーね^^;
こんな流れだから過疎化が進むんだって悟りなさいな。
でゎ、↓から通常運行で。
>>538 自分は言いたいこと言っておいて次からはこの件には何も言うなって奴が一番タチが悪いんだと悟ろうよ。
スルーするか、反応したいなら最後の1行だけにしとけ。
いいんじゃないの
>>538にとってはその二人が大事なんだろきっと
ま、なんにしてもこのスレが過疎ってるのは事実なんだよな
それでも明日の十三号の投下で人が結構集まりそうだけどな
せいぜい、まほつかの時みたいに2chに異常発生ってことにならなければきっとうまくいくだろう
ていうかまほつかの時もあれがなければもう少し賑わってたはずなんだよな
ほんと、人集めに関しては上手くいかないよなここ…ちょっと泣けるぜ
集客力が高そうなのが来た時に限ってなにかトラブっちまう…呪われてるとしか思えんな
一刀十三号氏楽しみにまってます!
徐晃が男で真名が一刀ってSS読んだんだが酷かったw
主人公がオリキャラなのは総じてゴミ
十三号は何時なんだ?昨日は結局時間帯の予告がなかったからわからん
すまないm(_ _)m
残業で…23時にはなんとかしたいです。
「良かったですね、お猫様」
「にゃー(何が?)」
「私の調査に寄りますと、先週火曜に携帯を水ポチャ。残業が19時まででその後auショプは悉く閉まってて更に自転車がパンク。
自暴自棄になって暴れそうなのをなんとか自粛、秋葉のヨドバシでパンク修理と代用携帯を入手。しかし代用携帯では話を叩く気になれずやることが無いと気付くと『シンケンレッドの気持ちが少し解った』と呟く。
今週水曜にauショプからデータ死亡の連絡が入り真剣に投稿を止めようかと悩む。そして見届け様と木曜auショプで旧携帯の電源を入れるとデータが生存、慌てて確保する。
と、言葉の意味は殆ど解りませんが本当に良かったですね」
プルプルプルプル…
「お猫様?」
「に″ゃー(どーやって調べたー)」
「・・・それでは22桃香です」
「にゃー(無視するなー)」
まだ早朝ですらないギリギリ深夜の時間帯。
ブルルルルッ…
「シー」
馬に対して口に人差し指を立てながら、“静かに”の意思表示する男が一人、その男に従う様に男三人が連れそう。
四人は馬を手で引いて行く、城から城下町に抜ける門の門番は酒で酔い潰している。
自分もすっかり悪知恵が働く様になったと呆れ返りつつも行動に反省の色は無い。
門を抜けてから四人は馬に股がり走らせるとやがて城門にたどり着いた。
「この様な時間帯に何者だ!」
門番の隊長の台詞は極当たり前の問い掛けだ、男が元居た世界ならこの時間帯に出歩いてもそんなに怪しく無いだろうが、
今男がいる時代は多少変化が在るものの一般的に三国志と言われてる時代、こんな夜更けに出歩いているのは不審者以外考えられない。
「寝ずの門番お疲れ様」
声を聞いた瞬間、隊長が直立になり敬礼する。
「わ!判らなかったとはいえ大変失礼をいたしました!」
判らないのも仕方がない、普段のポリエステル製の服の上にスッポリとフードらしい物を被っていたのだ、何かと光るポリエステルを目立たなくする為である。
支援
未だ事情が解らず隊長の急激な態度の変化に戸惑い槍を構えたままの兵士達に隊長が怒鳴る。
「貴様ら!いつまで槍を向けてるか!我等が君主!片翼を担う、天の御遣い北郷一刀様だぞ!」
カランッ☆
一般兵からすれば突如降って湧いた天上人に驚いて手に持った槍を落とす者まで出た。
「隊長、声デカイって、住民が起きちゃうよ」
シ〜ン★
聞き耳をたてるが幸い起きた者は居ない様だ。
「…で北郷様、この様な夜更けに何の御用で?…」
「ごめん、秘密の任務だから言えないんだ。で、更に謝るんだけど夜間の城外の外出をお願い」
「それでは関羽将軍の夜間外出許可の手形を拝見…」
「だからそれが無いからお願いしてるんだよ」
とたんに隊長が困った顔になる、目の前にいるのは間違いようの無い自分達の君主の一人、北郷一刀その人だ。
そして秘密の任務に就いているとのことで一切合切の許可書が無いと言う。
本来ならば直ぐに関羽将軍に問い合わせるべき所なのだが…恐らく本人はそれを嫌がるだろう。
今の役職に付いて無許可で嘘をついてでも夜間外出をしようとする輩を隊長はごまんと見てきた、隊長に取って残念な事は今の一刀がごまんと見てきた輩の一人に仲間入りした事だ。
まさに一刀でなかったらとっくの昔に連行されてるだろう、不審者として。
しかしこの隊長、実は一刀&桃香の兵士としてはかなり古く反董卓連合の時には既に一兵卒として参加していた。
そして不意に袁術軍、呂布将軍率いる軍勢と更にあわや孫策軍とも戦う羽目になりかけた時を思い出す。
あの時の北郷殿の判断に間違いは無かったと、所詮我らが凡人には計り知れない何かがあるのだろうと。
何故そんな事を思い出したかというと、今一刀の目があの時と一緒だったからだ。
「分かりました北郷様、なにか有りましたら私が責任を取りましょう」
「ちょと、それはいけないよ。俺の為に他人に迷惑がかかるのはいけない……愛紗になにか責任を問われたらこう答えて『悪いのは俺だから警備隊の人達に罪を問うのはお門違いだと』って」
「はぁ…それでは北郷様は怒られるようなことをなさってるのですか」
「うっ…」
鋭い質問に言葉が詰まる一刀に隊長は笑って答える。
「ハハハ…これは失礼、しかし本当に不思議なお人だ。分かりました、事が大騒ぎになるまでは隠し大騒ぎになったら沈静化の為に報告する。これでよろしいですか?」
その言葉に“あっ何となくバレてる?”と思いつつ。
「悪い恩に着る、それで頼む」
と好意に甘える。
「分かりました、城門の脇を開けろ北郷様が通られる」
的確に指示を出す隊長の脇を抜ける一刀一同、城門の脇の狭い門を潜ると城外に出る、そこは漆黒が支配する平野が広がっていてそこを四騎が駆けて行った。
夜中故に街道とはいえ馬の足下から精々2〜3メートル先しか見えないので慎重に進む、両脇の木々も夜中だと不気味さを一層醸し出す。
この時、心底一人で出なくてよかったと考える一刀だった。
後ろの三人は誰かと言えばただの付き添いまたは巻き込まれである、順調に行けば未来の一刀か桃香の親衛隊である…順調に行けばである、ある意味既に道は踏み外しているが…。
彼等は親衛隊候補としてはかなり若く一刀と年齢が近い為によく話す内に他の親衛隊等に比べると比較的親しくなる、そして話から故郷が洛陽だと分かると今回の内緒の旅の道案内を頼んだ。
始めは凄く反対された、当然である。
未来の親衛隊候補が本来守るべき主が内緒で城を抜け出すと言ってきた、しかもそれを手伝って欲しいとまで言われたのだ。
支援砲撃を開始するであります!
そして少し強く反対した時に、
『そうか残念だな』と言った時の一刀の瞳を見て“あぁこのお方は、おそらく一人でも決行する”と感じ取った。
それからしばらく後、同郷の親衛隊候補を二人連れて来て。『一人では無理でも三人ならどうにか一人分の働きをするかと思いますので』
と、道案内を了承した。
すると一刀から手を差し出されて硬く握手が交わされた。
等と思い出していると不意に突然四頭の馬が一斉に止まる、どうしたものかと馬を見れば一刀にすら解るぐらいに怯えている。
「誰だ!」
無駄を承知で叫んだ、普通怪しい者やなにかを企てる者が姿を現す訳もない、仮に出て来るならばそこそこの自信と腕なのだろう、現実的に一刀が敵う訳が無い。
カポッカポッ…
蹄の音が聞こえる、どうやら後者だったらしい。
同行者三人が自然と一刀の前に出る、情けないと思いつつも黙って状況確認も兼ね今は黙って静止する。
「おまえは本当にバカですの〜形振り構わず逃げ出せば一番助かる可能性が高いのに」
聞き覚えのある声が聞こえた。
「それは出来ないよ、俺の我儘に付き合ってくれてる三人を見捨ててなんてね。そうだろ…ねね」
支援
一刀に名前を呼ばれたのは自称天下の飛将軍の軍師、ねねであった。
「部下は時には主の危機に命をかけてお守り通すのが普通なのですよ、例えそれが絶対に敵わない相手だとしてもです。
しかしながらこのへぼ主人はなぜか常に最善の選択をするのが腹ただしい…たまには間違えろなのです…」
等と愚痴っているねねの後ろから人を乗せた一頭の馬が現れる、馬達には悪いが彼らが怯えてる原因の娘だ。
「…ねね、メッ」
「そんな〜恋殿〜、ねねはこのへっぽこに帝王のなんたるかを教えようと…」
そんなねねの台詞を遮ってまで。
「…ご主人様はご主人様…帝王じゃない」
「だってさ、ねね。どうする」
「ぬぬぬ…」
悔しがるねねに軽くからかう様な視線を送る一刀に。
「…ご主人様も、メッ」
「「なっ」」
二人同時に驚愕の声があがる、一人は驚きで一人は歓喜で。
「ヌハハ、怒られたのです!へっぽこが恋殿に初めて怒られたのです!見捨てられる日もそう…」
恋のチョプがねねの脳天に直撃“痛いのです恋殿〜”と泣き言を言う。
「…ねね、更にメッ!…恋は絶対にご主人様見捨てない…そんなこと言っては駄目」
「恋殿……ごめんなさいなのです」
恋の真剣な瞳に素直に謝る。
「…んっ、判ればいい」
許しの言葉が聞けてほっと一安心するねね。
「…ご主人様」
「はい」
初めて恋に怒られた驚きで思わず真面目に返事をする。
「…いくら平和になったからって…城の外はまだ危険がいっぱい……だまって出ると皆心配する…だからご主人様メッ」
恋が一刀の心配だけでなく、一刀の行動によって皆が心配する事を心配する。
恋の心の成長に驚きと感動を覚えるも。
「恋に見つかっちゃたし今回は諦めかな」
フルフルフル…
「恋?」
「…ご主人様、とても大事な用事有る……恋がついてるから大丈夫」
「付いて来るの?」
「・・・コクッ、…皆が言う、ご主人様の旗のそばに常に恋の旗がある…恋はご主人様と離れたくない」
恋の健気さに更に感動、思わずガッツポーズに涙まで流してしまう。
それをジト目に見ているねね。
こうして計六人の旅が始まった。
「そう言えば恋」
今だ、早朝で薄暗く馬を走らせる訳にはいかない為、闊歩させながら一刀が恋に質問する。
「…ん?」
相変わらず可愛い仕草の首捻り。
「どうやって抜け出して来たの?」
一刀が思った素朴な疑問、自分でさえ少し手こずったのに恋はどうしたのだろうと。
まさか斬って来た訳でもあるまいと考えてたら。
「…斬った」
「えぇ!」
驚きの声をあげると。
「…冗談」
初めての恋の冗談に文字通り驚いた、そして知った恋の冗談は心臓に悪いと。
恋が初めて冗談を言った事に感動するのを忘れる位に。
「…飛んだ」
恋が立て続けに二度目の冗談を言った事に驚くも。
「飛んだ?」
「…そう、飛んだ」
「恋さん、人は飛べる様には出来てませんが…」
もしや背中に羽が生えるの?とか思っていると。
「……ご主人様、信じてくれない…恋、少し悲しい」
恋の悲しげな声に咄嗟に一刀が向いたのはねねの方向、恋を悲しませると必ずねねのちんきゅうキックが来るのだが!当の本人は蒼白な顔をしていた。
恋の説明では分からないので少し酷だが震えているねねに助けを求めた。
「ねね、説明できる?」
多少カタカタ震えながらも説明に入る。
「なんとか……恋殿が今晩おまえが抜け出すと言うものですから、馬を最初に会った位置に昼間から繋いで置いて、日が沈んでから城外に出たのです」
「それなら馬は問題無いけど、ねね達本人はどうしたのさ」
この言葉にねねの顔が更に青くなる。
「…飛んだ」
恋が答える。
「まさか…地面から?」
「…違う、壁の上から飛んだ」
四人は言葉を失った…が、一刀が言葉を絞り出して訊ねる。
「・・・まさか、ねねも?」
「…ねねは無理、だから…抱き抱えて飛んだ」
恋は言う、“飛んだ”と。
“ねねを抱き抱えて飛んだ”と。
実際は“ねねを抱き抱えて飛び降りた”のだ。
ははは…
一刀の渇いた笑いだけが暗い林に響く、他の者であればただの飛び降り自殺だ。
恋の超人振りを見てきた一刀でこうなのだから、付いて来た三人は固まるしかなかった。
「(付いて来たのある意味間違ったかもしれない)」
三人共そう思うも後の祭り、更に激しく後悔するのだった。
◇ ◇ ◇
一刀を起こすのは月の日課に成っていた。
「失礼しますご主人様」
扉の前で一度挨拶、起きてる時も有れば寝ている時も有る。
返事が無い、どうやら今日は寝ている様だ、起こさない様に静かに入る…
掛け布団が膨らんで微動だにしない間違いない寝ている、ご主人様には珍しく頭まで布団を被っているな、等と思いながら支度をする。
まだ寒いこの季節月は顔洗い用にお湯を使わず熱湯を使う、経験を重ね勘を働かせて常に絶妙なタイミングで一刀の前に出る時には丁度良い湯加減になる。
なんだ一刀十三号か
・・・・!?
煤i゚д゚lll) マヂで?
支援
もちろん失敗も有ったし時には火傷もした、だから一刀は止めさせようとした。
「俺が火傷するのは構わない、けど月が火傷するのは我慢出来ない」
一刀の言葉でも月は頑として譲らなかった。
そして努力の結果、今の状態に至る。
熱い熱湯には直には触れられないので湯気の熱さと距離で湯加減を測る。
納得いったのか熱湯を放置して上下の上着、ポリエステルの制服とズボンに手拭い、櫛を用意する。
前日に頼めば朝食もついてくる超VIP待遇だ。
室内用の手押し車で朝の仕度道具一式を運び一刀の床の脇に到着、Пの形をした簡易机を一刀の上に股がらさせる。
「ご主人様、そろそろ起きてください。また愛紗さんに怒られますよ」
「・・・」
おかしい?いつもなら『後、五分だけ』とか反応が有るのだが…
一瞬不安に駆られて直ぐ行動に。
「失礼します、ご主人様」
布団を引っ剥がすとそこにはもう一つ布団が丸められていた、月の胸に安堵が走る。
しかし次の疑問が芽生えた“ではご主人様は何処に?”
その疑問も直ぐに解消する疑問だけは…
軽く回りを見渡すと机の上に竹簡が一つ巻かれた状態で置かれていた、普通仕事の竹簡ならば必ず執務室に運ばれるはずだ。
そしていつもの月なら絶対にしないであろう行動に出る、竹簡の紐を解いて中身を読み出したのだ。
北郷一刀の事になると結構大胆になる月。
『悪いちょっと華琳の所に行って来る。仕事は当分先まで終わらせているから、即決が必要な用件は桃香でお願い。緊急性が無い仕事なら残してくれれば帰ってからやるから。10〜14日位で帰ってくる予定。
追伸、月へ
今朝の仕度無駄にしてすまない、いつも感謝しているけど恥ずかしくて面と向かって言えないからここに書くね』
パタパタ…
全て読み終わると急いで竹簡を持って愛紗がいるであろう場所に走る月……
用意した顔を洗う為のお湯はすっかり冷めていた。
◇ ◇ ◇
この時間帯は庭で軽く汗を流すのが愛紗の日課に…そこへ走って来た月の姿が視界に入る。
「どうしたのだ月、いつもならご主人様を起こしている頃だろに……まさかまた誰かの閨に潜り込んで居なかったのか」
フルフル…
首を横に振り否定してから右手に握った竹簡を差し出す。
受け取って読み出すと眉間に皺が増えていく…
ようやく開いた口から出た言葉は、
「月、悪いのだが焔耶に頼んで緊急召集の銅鑼を鳴らしてくれぬか…」
コクッと、うなずくと今度は焔耶の部屋に走り出す月。
この時間なら間違いなくまだ寝ているだろうと予想しての行動。
それからしばらくすると、
ジャ〜〜〜〜〜〜ン
豪快な銅鑼の音が城に響き渡る。
緊急召集用の銅鑼の音、独特の音がして聴けば他の銅鑼と違いがハッキリする。
この銅鑼が鳴った時は国家単位の問題が発生したのでなにをやっていても駆け付けなくてはいけない。
食事中や睡眠中は勿論、非番の時間でも厠にいる時でもだ。
ましてや一刀との閨の最中で有ったとしてでも……
◇ ◇ ◇
今や大広間は将官・文官・士官でごった返していた。
「早朝からすまない、召集を駆けたのは私だ。用件だけを言ったら直ぐに解散するのでしばらく聞いて欲しい」
だが一人を抜かして誰も直ぐに帰れるとは思っていなかった、これは非常召集なのだ国家の一大事である、議論・討論で今日一日が潰れるであろうと思っていた。
「粗方集まったな…では報告しよう。我等がご主人様、一刀様がしばらく姿を眩ました」
?・?・?
士官達が特に理解出来ず程よく混乱している。
勇気ある一人から質問が出る。
「つまり北郷様が失踪または誘拐されたのですか?」
/|
|/__
ヽ| l l│<支援
┷┷┷
しえn
「そうではない、目的地は解っている。が、現在位置等は把握出来ていないと言うことだ」
「…それは一大事なのでわ?」
「だから非常召集を駆けたのだ」
一瞬。あぁ!…と納得の顔をしたのち事の重大さに気付いた士官達が慌てだす。
「今すぐ捜索隊の編成を!」
「ええぃ!落ち着かぬか皆の者!」
愛紗の一喝に皆が足を止めた…
「ご主人様は心配するなと書かれておる」
手に持った竹簡を流すように開いて見せる、当然だが皆には見えない。
「目的地も解っている。今更ながらあのお方の行動を制限出来るはずもないのだから」
その時大半の者が思った“本当は関将軍が真っ先に飛び出して行きたいはず”だと。
その人が辛抱しているのに我等が慌てふためいてどうするかと。
「そう言えば、恋とねねの姿が見えぬな」
代わりにいたのはそれぞれの副官。
「私室や食堂など探したのですが見つかりませんでした」
「例の場所も見たのか」
例の場所とは恋がよく動物と昼寝をしている場所である、ちなみに一刀がよくここで見つかるらしい。
「はっ!ですが見つかりませんでした。あの場所はどちらかというと昼間かと」
しえーん
「ご主人様は12〜14日位で帰ってくる予定らしい、その間の君主の容認が必要な要件は全て桃香様の方に回す用に」
“えっ!、うそでしょ愛紗ちゃん?”と桃香の苦情が聞こえるも無視して。
「なお、帰ってきたら貯まっている仕事はしてくれるらしいので…急ぎでない物は桃香様の物も含め全てご主人様の仕事として廻すように」
と、言いながら不敵な笑みを浮かべてる。
それを見て聞いた皆が“うわ〜滅茶苦茶怒ってる…”と思った。
「以上で解散する、普段と変わらぬ行動で良い。一刀様はいない事を把握しといてくれ」
こうして召集は解除された「…眠り姫は早朝はあまりあの場所はお気に召さないのか?…」
なにやら一人言の愛紗。
次に、ねねの副官が。
「実は陳宮様の私室の机の上にこれが…」
取り出される竹簡、受け取り紐ほどく愛紗。
『これを見てる時は間違いなくあのへぼ主人に関する事だから報告してやるのです。恋殿がへぼ主人の動きが怪しいとの事なので監視してやるから感謝するです。
最悪の時は首に縄を括り付けてでも連れて帰るから安心しろなのです』
「相変わらず素直ではない、最後の一文が無ければまるで密告文ではないか」と呟く。
読み終えた愛紗の言葉は続く、
しぇれん
紫苑
◇ ◇ ◇
ジャ〜〜〜〜〜〜ン
銅鑼が響いた、記憶が正しければ最上位の緊急事態を告げる銅鑼だったはず。
「さすがは御遣い様、いきなり最上位の召集ですか?」
既に次元が違うなと思っている隊長。
この場所は兵士宿舎の休憩所、深夜の件で騒ぎになるのはどんなに遅くとも昼前だと読んでの待機だった。
「隊長…」
部下が不安な声をあげる。
「しかし失敗したな」
「そんなにヤバいんですか?」
ますます不安に部下に、
「あの銅鑼が鳴ると分かってたら寝るんだったな〜、あれを聴かされれば嫌でも起きたからな」
検討違いな言葉に部下達の大半が呆れ返る、そんな部下をよそに立ち上がる隊長。
「さて行くか」
「何処にですか?」
「決まってるだろ、将軍様達に報告しにだよ…念のため、お前達もついて来い」
「やっぱ俺達も罰を受けるんで?」
「逆だよバカ、いいからついて来い!」
◇ ◇ ◇
城に着き隊長と近衛兵が二・三言葉を交わし一人が中に入って行く。
しばらくすると帰って来た近衛兵が
「どうぞこちらへ」
と、城内に案内される。
兵士達が行き着いたのは大広間だ、つい先ほどまで緊急の会議が行われた場所だ。
その場にはこの国の重鎮中の重鎮、関羽将軍を筆頭に張飛将軍・趙雲将軍・馬超将軍・黄忠将軍と通称五虎将と呼ばれる面子に更にその他多数、一般兵には雲の上に等しい存在の方々が並んでいた。
また昨晩会ったこの国の君主のもう一つの片翼、劉玄徳様の顔の輪郭が判る位置に居る事実に驚愕してる者多数。
驚愕し恐れ緊張のあまり直立不動のままで顔面から変な汗が止まらない。
比較的、普通にしているのは、隊長・副隊長に精々二人の一般兵、この二人が開き直ってるのか、肝が据わってるのか、人として肝心な何かが鈍感なのかは解らないが…
「で、報告が有るらしいな……北門の警備隊々長」
「ハッ!」
愛紗の呼び掛けに一歩前に出て答える隊長。
不真面目な状態しか見たことのない部下達は隊長の真面目な姿にビックリしている。
「(やはり上の人間には弱いのか?)」
と一瞬思ったが、この隊長は平気で上の人間に逆らう人だったのを思い出す。
その為に実は功績の割りには出世してない。
「(では、強い相手…またはこの人達に弱いのか?)」
と考え出す。
だが一人だけはある事実を知っていた、実は酒に関してだが趙雲将軍と厳顔将軍とは普通に会話出来る程の間柄なのだ。
支援
「(隊長もその辺を見通しての昨夜の行動なのか?いざとなったら助けてくれると…)」
と考え出していた。
「先程の緊張召集の件ですが我等が君主、北郷一刀様に関わる物と判断してご報告に詣った次第です」
「うぬ、先程の緊急召集は確かに我等がご主人様に関してだが…なぜそれを欠席してた城門の警備隊長が知っている…」
ここで一般兵士全員が緊張する、突然降って沸いた嫌悪感に強制的にそうさせられる。
何度経験してもなれない・なれたくない…本能的に絶対に助からないと感じる状況に…
「それは昨夜、北郷様が北門より城を抜けて何処かへ行かれたからです」
その台詞にますます険悪な空気が色濃くなる。
「ほう…それで夜間外出許可は持っていたのか?」
「いいえ、なんでも秘密の任務とかで許可書一式を持ち合わせていないとかでした」
「それでご主人様を通したと…怪しいとは思わなかったのか?」
「正直怪しいとは思いました。が、目が…過去の対袁術戦の時の目でした。一人の男が、ましてや我らが君主様が秘めたる決意が有るというのに、それを止めるのは野暮ってもんでしょう」
しえーん
支援
新円
「ほう、お前は袁術戦の時に我が軍にいたのか?」
「あの時は北郷様の声が届く位置で弓を構えてましたよ、今でもあの号令は耳に残ってますよあの腹にズッシリ来る号令を。後、正確には反董卓連合の時には既にいました」
「お前はそれほどの古参か」
「無駄に古いだけですよ」
「お主よ、それだけ古参なら…」
「(やはり出てきた、趙雲将軍あたりがなんとかしてくれるのか?)」
「我等に取って、ここにいる将全員が主はどんなに大切な方か分かっているのであろうな?」
「(あれ?)」
思っていた筋書きと違い不安になる一人の一般兵。
「万が一のような事が有れば解っているのだな」
「もとよりその所存であります、しか…」
「ですが!」
その時、隊長よりデカイ声を出す副隊長。
「お前は黙っていろ」
「いいえ喋らせてもらいますよ」
隊長の制止を無視し、
「本来副隊長とは、不慮の事故には代理を努め、間違った選択にはそれを指摘し正すのが任務の内の一つ。それを怠るは最早隊長と同罪。
君主、北郷一刀様に何か有った時には隊長と私共々、頸を跳ね、目をエグリ、耳・鼻を削ぎ、腹を割き、四肢は砕いて見せしめとして晒し、
以後二度とこの様な過ちが起きぬよう見せしめにして頂きたい。その代わり隊員、隊長の妻子親族には咎が行きませんようご配慮願います。あぁ、私は独り身ですのでご心配なく」
「お前は…」
「反董卓からのお供、今さらあの世までもそんな変わりませんよ」
「しかしなぁ…」
口を挟む桔梗。
「その願い聞けぬぞ、たかが門番の隊長とその副、我がお館様とでは余りに釣り合わぬ。…そうじゃのう、お主ら全員の親族全てを先程申した通り処刑すれば、釣り合うかのう」
「厳顔将軍!!」
桔梗の口から出た内容に無意識に、怒鳴っていた副隊長。
確かに、確かにその考え方が正しいだろう。
だが北郷様や劉備様、又その二人に遣える方々ならばその枠に当てはまらない人物だと信じていた。
それとも失う事で元の枠に戻らされてしまう程の人物なのだろうか?天の御遣い、北郷一刀とは?
副隊長の心の中で葛藤している最中も後ろの兵士たちは、“ああ、やっぱり”と諦め顔やヘタリ込む者、半ベソの者までいる。
「ふぅ…」
ここにきて愛紗が溜め息を漏らす。
「そろそろ止めぬか桔梗、見ろ後ろの兵を…泣いているではないか」
「止めぬか、とは何をだ?ワシはただ常識的な事を言っておるに過ぎぬが」
「それを止めぬかと言っているんだ、それ以上はいくら本気で無いとしてもご主人様や桃香様を陥れる事になるぞ」
「そうじゃのう、確かに頃合いかのう。灸も充分据えただろう」
「据え過ぎだ、この者達が兵として再起不能になったらどうする、まったくどいつもこいつも………ふぅ」
再度溜め息を吐くと、
「ご主人様は他になにか言ってなかったか?大方『悪いのは俺だから門番の人達に罰をあたえるのはお門違いだ』だとか?」
一刀の真似をしながら喋る愛紗、妙に上手くて思わず笑いそうなる者が数人。
だが当然、後が恐いので堪えるのに必死だ。
「それは…」
隊長が返答に困りると。
「やはりな。朱里、上二人に相応しい罰は何だ。罪状は夜間外出許可証を持っていなかった者を私に確認することなく外出させた職務怠慢とその隊長への進言を怠った職務怠慢だ」
「そうですね、少し待ってください」
こんなことになるだろうと既に用意させていた二人の経歴を調べる、これがなかなか凄い。ある戦では上官が流れ矢で突然の戦死の際、
一時的に急遽五千の兵を代理指揮官として指揮し右陣総崩れを食い止めた上に奮戦している。
しええん
副官は常に隊長の的確な補佐を。
これ程の人材が上に上がって来ない理由は一つだった、隊長が常に自分の上官の反感を買って不当な評価によるものだ。
いくら不平等を嫌う蜀でも、どうしてもチェック洩れは出てしまう。
この隊長がいい例だった。
「そうですね〜、反董卓連合からの実戦経験豊富な職務怠慢な方は…」
雛里を見る朱里。
「…そうだね、あそこが妥当だと思うよ朱里ちゃん」
「雛里ちゃんもそう思う?」
「…うん、そう思う」
「それでは改めまして、実戦経験及び指揮経験豊富なお二方に馬車馬のように働いてもらう為には……先日、親衛隊の指揮官上位二名が高齢で退役されました。
抜けた分は残った方全員を二つ繰り上げて問題無いんですが、下が二つ空席のままなんですよね。そこに治めてこき使ちゃいましょう」
「こき使うとは、表現が良くないが罰ならば致し方あるまい、夜間北城門警備隊長及び副隊長!」
「「ハッ!」」
「両名を同職から降格の上!親衛隊指揮官の職を言い付ける!」
「はっ?それって」
理解出来ない一人の兵士が呟く。
「私語は慎め!今申し付けてるのは処罰である」
緊張が走る。が、先程までの死に直面している様なものではない。
「もう一度言う。罰として両名を同職から降格!親衛隊指揮官の職を言い付ける。なお他の者には一切不問とする、以上!」
「「ハッ!罰則慎んでお受けいたします」」
「軍師達が申した通り馬車馬のように働かせるからな覚悟しておけ」
「「お手柔らかに願います!」」
「却下だ……ふふ」
こうして白帝城による一連の騒動はひとまず収まった。
一人の男の不幸を確実にして。
…ご主人様、帰って来たらどうしてくれよう。フフフ…
「そう言えばお猫様」
「にゃー(今度は何?)」
「あまりの動揺に今日がホワイトデーと勘違いして、避難所に純白への道を全部桃香しようとしてたとか」
「にゃー(もう止めてー)」
「ではお猫様、任務がありますのでゴメン」
「にゃー(二度と来るなー!後、多数様のご支援ありがとうございました)」
十三号氏、乙でした。
今回は何だかモブ無双w
次回はきっと華琳様や華琳様や華琳様がデレッデレな予感w
それにしても、そろそろ携帯は全機種防水加工がデフォであるべきだと思うんだ…
三教一致以外のSSって久しぶりだな
支援
これって三教一致のホワイトデー編じゃなかったん?
おそらくそうであろう
不幸続きの十三号氏乙
そんな中データが生存していた幸いに祝福を
携帯は取り外し可能な紐かチェーンでベルトか内ポケットなどに繋いでおくのが良いですよ
長さは下に落としても地面に着かない位で
ところで
>>おまえは本当にバカですの〜
より
おまえは本当にバカです
の方がねねの口調らしいと思ったんですがどうでしょうか?
十三号氏乙にござる
>>588 今回のねねの「の〜」は沙和の「なの〜」の一部の「の〜」じゃなくて
よく時代劇とかにある「おぬしも悪よのぅ」の「のぅ」じゃないの? アクセント的に
いや、わかった上での違和感というなら申し訳ないが
悪代官:雪蓮
越後屋:冥琳
仕置人:一刀
で脳内変換したら、何故か二人が白濁液まみれになってた件
なんだかなぁ・・・この土日で投下されたなかでまともに作品として成り立ってると言えるものが玄朝秘史だけってどうよ
なんで、十三号とか清涼剤とかはあんなくだらねぇもの出せるんだかな・・・正気を疑うね
大体、どっちもキャラが原作であるゲームに忠実であろうとしすぎてつまんねぇんだよな
こう一壷酒さんのように史実や演義にある各将のエピソードを上手く取り入れてヒロインたちを独自進化させてみろよって話なんだよな
それ以前にメインストーリーが原作に縛られててて読み応えがないし面白みがない
玄朝秘史なんかは史実や演義内の出来事をキャストや時間軸を変えたりして上手く取り込んでるのにこいつらときたら・・・
主人公である一刀のちんこ度もいまいち発揮されてないのもダメだろ・・・それになんか頼りなさが残っててウザいし
それとキャラを生かそうとするのに重点を置いてるからどのキャラも目立った動きがありすぎ
物語の都合上控えめにするべきとこはしろよ!なんで色んなヒロインにいい場面を作ろうとするんだよ!
別にキャラ性なんぞ二の次であるべきだろ、それに引っ張られて物語りに影響があったら元も子もないっつの!
あと何よりも話を読み進めるときのワクワク感がないんだよな
どうも話に引き込まれないんだよ清涼剤十三号のはよ・・・次はどうなる?ってのがない!
まぁ、あれだな
取りあえずはゲームに忠実すぎるのをやめるところからはじめるんだな
オリジナリティを出していかないと読んでやってもいいぞっていう読者様は減る一方だからな!
せいぜい指示されなくなる前に改善するか執筆を止めるかしろよな!
いいですか?私に対しては私に対しては反応してはいけませんよ。
これも貴重な意見の一つですから。
後、お久しぶりです
後、二言だけ。
>592の意見は私個人に取っては最高の褒め言葉です、決して意見の一つで有って批判とは受け止めていません。592に対しての反応、または反応に対しての反応は592本人、または同レベルと認識しますよ〜。
それと清涼剤氏はデリケート何だから突っ込んだ意見は作品レベルが最低だと自他共に認める私だけにしなさい。
約十日間叩けなかった反動で脳内ストックがパンク寸前(笑)なんだから、あなた曰わく『原作のゲームに忠実過ぎてつまらない』ネタをバンバン叩くから、ジャンジャン意見してくれ(笑)
>>593 毎回楽しく読ませてもらっています。
なまぐさな俺は投稿を続けられる人みんなを尊敬するわ。
>588
>>おまえは本当にバカですの〜
>より
>おまえは本当にバカです
>の方がねねの口調らしいと思ったんですがどうでしょうか?
それに関しては
ねねが時折見せる、呆れかえった感を出したかったので…
>589
代弁ありがとうございます
m(_ _)m
久々に覗いたら十三号氏キテター!
いつも楽しく読まさせてもらってますぜ。
続き頑張ってくらさい(´▽`)
個人的にはすぐに反応しちゃった重酸号氏も
デリケート(笑)な声量剤氏も
投下職人には向いていない気がするな
どっか余所でやるべきだろう
銃参号氏のように敏感に反応するタイプは余計話を拗らせかねないからスレ住人としては程度が最低レベル
性凌剤氏みたいなデリケート・・・というかヘタレなのは周りに気を使わせるという迷惑さでいえば最悪な存在
だから別のどこかマイナーな投下板にでもいくといいと思う
以前専用板に投下してた人がいるところみたいのとかね
なんにせよ投下職人としてやっていくなら一壷酒氏のようにどっしり構えて反応したいレスにだけ反応しとけばいいんだよな
なにせそれが投下職人の常識なんだからな
NGにしてくれと言わんばかりの内容だな^^
しー!見ちゃダメよ!
荒らしに触る奴はてい!安藤さんがてい!
はいはいクマークマー
そろそろまた自作自演に失敗する頃かな。
282 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/01/08(金) 23:15:59 ID:dl3nVvQt0
うっせぇちんかす野郎
北郷帝以外はくずだってわからないのは社会の底辺
283 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/01/08(金) 23:17:28 ID:dl3nVvQt0
>>282 まったくもってその通り
これが大多数の意見だってわからないやつ多すぎ
新参はIDに注目な。
>>604 毎回それを貼付けてるのを見て気になってたことがある。
自演を責めるのに自爆を曝すのは有効だとは思うんだけど
そこに含まれるワードを少しは気にするべきだと思う。
せめて個別の作品名の部分くらいぼかした方がいい。
>>605 そんなサイトあるの初めて知ったわ
あんな書き込みよく見つけられたなw
本人だろ
>>608 読み返そうと思ったけど、外史スレとかまとめサイトとかのブックマークしてあるPCじゃなくてさ。
で、作品名でぐぐったら何番目かに出てきたんだよw
つまり自宅もしくは自分が所持しているもの以外のPCでまで読んでるのか
どんだけあの作品にのめり込んでるんだよw
この程度の書き込み内容でNGになんのかよ
両方とも多少荒れる内容は含んでるが、どちらも感想や批評の域を出てないと思うけどね
十三号氏はレスを返すべきではなかったと思う、後594の最後の(笑)はダメな部分だろ
本人が同レベルじゃん、と言うね
つまりは
一壷酒氏レベルでなきゃここで書く刺客ナシ、清涼剤と一刀十三号はさっさと失せろに同意する
というわけですね、わかります
何を今更・・・そいつらの作品なんて玄朝秘史の新作来るまでに暇つぶしで読む程度じゃん
別にいなくなろうとどうだっていいだろ
要するに最終的に一壷酒氏が残ってれば後はどうでもいいんだよ
あぁ、さてはお前新参だな
だったら、玄朝秘史を一から読め!話はそれからだ
616 :
588:2010/03/08(月) 22:01:51 ID:dF7kOqEK0
>>一刀十三号氏 589
了承
分かっていなかった上での発言でした
すみません
キモ
だいたいIDがかぶるなんてよくあるじゃん
たまたま同じプロバイダで同じ地区にすんでただけだろ
鬼の首とったかのようにあげつらうことじゃない
まずありえません
おまえ2ch初心者だろ
調べてみろよ、IDなんていくらでもかぶることあるってわかるから
実際IDかぶりは多いらしいぞ・・・
IDかぶりが多いのは事実
そして、件のレス二つが自爆に見えてしまうのもこれまた事実
あと、あの自爆が自演していたバカのミスか誰かが意図して行ったことかわからないのも事実
多いって言うなら実例挙げてみろよw
外史スレでのID被りなんてほとんどないのも事実
なんか最近、鳩山の発言傾向と桃香がかぶって見えるんだ
「大丈夫!みんなで頑張れば何とかなるよ!」的なところが
それにカリスマがともなえばいいんだろうけどね
美少女が言うのとおっさんが言うのとでは別モノなのさ
おっぱおのあるなしで正義も悪に変わる(^ω^)
鳩山におっぱいがあればいい…と?w
このスレ及び避難所にはたくさんのSSが投下されております。それこそピンからキリまで存在します。
では、どのSSから読めばいいのか……わからないことがあるでしょう。そんな貴方におすすめする読むべきランキング!
ベストランキング(昇順)
第一位 玄朝秘史(北郷帝) written by.一壷酒氏(現在、避難所在住)
一壷酒様
O
ノ|>
|^| <いつもありがとうございます
/ OTZ
゙""""゙"゙""゙""""゙"""
ワーストランキング(降順)
同率一位
('A` )プウ 石秀
ノヽノ) =3'A`)ノ ヒャー
くく へヘノ
('A` )プウ 風鈴
ノヽノ) =3'A`)ノ ヒャー
くく へヘノ
('A` )プウ 清涼剤
ノヽノ) =3'A`)ノ ヒャー
くく へヘノ
('A` )プウ 一刀十三号
ノヽノ) =3'A`)ノ ヒャー
くく へヘノ
鳩山政権に朱里がいれば・・・
一刀「風の喋り方がすごい可愛い」
次の日、風の喋り方大流行
一刀「桂花のツンぶりも可愛い」
次の、一刀にツンツンするのが大流行
一刀「俺ぐらいになると鼻血もいける」
次の日、稟の鼻血の出し方講座大流行
それだけの影響力は普通の一刀には無いだろうな
あるのはせいぜい玄朝秘史の一刀さんだけだなw
>>633 むしろ鳩山が朱里であったらこの国はもっとまともだった希ガス
もういっそのこと華琳様が首相でいいよ
貧乳規制の某国との外交関係悪化しそうだw
いい加減、そういう話は避難所でな
ネタにもならない雑談はそろそろ潮時だぞ
たまにはいいんじゃない?
過疎化も進んじゃってるし、流れ的には雑談でもしてレス流したほうが…さ?
なるほど、そういう意図があってっていうのもあり…か?
だけど、一番なのは誰でもいいから投下して流してくれることなんだよな
それはやっぱ難しいんだよな
一意見としては保守で埋まるよりは、適当に雑談してくれていた方が有り難い
入れ物から中身を想像するみたいに、賑わってる内容でスレの雰囲気を掴んだり出来るしね
筆が進まない時は住人の雑談から気力を分けて貰える時もあるし
SSにも関わるようなネタ雑談ならいいけど
総合スレでやるべき内容やSSと結びつかない雑談をするのは勘弁してほしいけどな
まぁ正直、変な粘着が居る板より、自分のブログでSSを公開するよ。
その方がお望みだろうし・・・・
「にゃー(あのさ)」
「なんでしょう?お猫様?」
「にゃー(それ、口調は相変わらず丁寧語なのに接する態度がだいぶ変化してない?)」
「それは、お猫様の事をかなり把握したつもりですから…それにモフモフさせてくれませんし」
「にゃー(モフモフに関してはそれは…なんだ大人の事情だ)」
「ですから気にしてません」
「にゃー(逞しいのね)」
「そうでなきゃ敵地で一人、諜報活動なんか出来ません、では七本桃香です」
場所は両側が上に絶壁の山道、道幅はだいたい3〜4メートル、時は昼頃、そして前方に盗賊がおよそ約300・・・
「久々の獲物だ」
「見ろよ女もいるぜ」
『逃げた方が良いですよ』と言いたげな一刀だがそれは彼らを逆上させるだけだと分かっているから仕方なく黙っていた、代わりに喋ったのが珍しく恋だった。
「…通さない?」
「あんたは無理だな、後ろのチビも含めて全員身ぐるみ全て置いてけば命だけは助けてやろう」
“誰がチビなのです!恋殿、こんな奴ら生かしていても世の為にならないのです。切り捨てるです!”とねねの怒鳴り声で交渉は決裂する。
『おいおい軍師が話を拗らせるなよ』と、内心ぼやいている一刀。
振り向きながら恋が、
「…ねね、あれ」
「はいです、まさか本当に使う時が来ようとは」
「あれ。って何?」
疑問をねねにぶつけると。
「これです」
ねねの馬から取り出す箱二つ、蓋を開けて出てくるは…
「それって!」
驚く一刀を後目に折り畳み式の棒を伸ばし持ってきた物に付ける。
完成したそれを三人の内、前二人に渡すと。
「お前たち、これは北郷一刀の牙門旗と恋殿の深紅の呂旗です。よって例え六人でも今からここが蜀の片方の君主、北郷一刀の本陣なのです!
我らの敗北は蜀の敗北!恋殿が着いててそんなことは許されないのです!」
ポカッ☆
「痛いのです、なにをするかヘボ主人」
「本気で叩いてないだろ、それにあんまり脅すな、見ろ緊張してガチガチじゃないか」
「なにを〜気合いを入れただけなのです!」
「逆効果だって言ってるんだよ」
二人の会話を余所に恋が喋る。
「…お前たち心配しない、恋が全部片付ける…お前たちは堂々とご主人様と恋の旗を掲げる…それだけでいい」
恋の言葉に三人の腕の震えは止まり旗を高々と天に突き出す。
「やっぱり〜!御遣いと呂布だ!」
悲鳴があがったのは有利に見える盗賊団からだ。
既に何名かは震えていたがその叫びに半数の顔から血の気が引いていく。
「呂布だからなんだってんだ!呂布とて人の子だろ」
「なあ、お前は呉での出来事を聞いているか?」
「あれだろ、盗賊200がそこの呂布と呉の孫策二人で全滅したって話」
「なんだ知っていたのか」
「しかし、今は一人!こちらの数は一.五倍だぞ」
「お前……今までよく生き抜いてこれたな」
そんな盗賊団のやり取りなど一刀の牙門旗の横に自分の旗が翻った事で上機嫌な恋の耳には届かない。
ヒュン!肩慣らしに方天画戟を軽く振ると。
スーッ
山道の木が一本、重力という絶対の力に逆らえなくなりスライドして…
ドッスーン★
やはり重力にしたがって地面に落ちた。
もはや肩慣らしで常人には理解出来ない領域に後ろの盗賊は一部逃げ出していた。
“これは巧く行くかな”と思い始めた時、盗賊側から声があがった。
「お、お頭!」
盗賊の頭領のお出ましでまたどっちに転ぶか分からない展開か?お頭と呼ばれた者が先頭に出ると。
「ああ止めだ!止めだ!引き上げんぞテメエ等」
現れるなりいきなりの号令。
「お頭!久々の…」
「バカ、俺ですら相手の力量が分かるぐらい差が開いてるのにやれるか、無駄にテメエ等を失う訳にいかねえからな引き上げんぞ」
引き上げようとする盗賊に何を思ったか声をかけた一刀。
「ちょっといいかな?」
「なんだ?逃げるのを仕掛けてくるってんなら駄目元で殺り会うぜ、こいつ等を一人でも逃がす為にな」
C
「違う、違う。聞きたいことが合ってさ…三国が平定した今なんでいまだに盗賊なんかしてるんだろうと…」
「それはこいつ等が人間として駄目だからに決まっているからです!」
「なんだと!」
盗賊側から怒号が飛び出る。
「ねね、今は真面目な話をしてる、野次なら黙って」
「ムー」
珍しい一刀の真剣な物言いにふてくされながらも黙る。
「まあ、そこオチビちゃんの言うことは半分合ってるな」
チビの言葉に反応しかけたねねの口を恋が塞ぐ。
「半分?」
「大まかに別けると盗賊は二種類いるんだよ、一つはいろんな理由で人の輪に打ち解け難くて、結果人の輪からはみ出て食う為に盗賊に落ちる奴。
時間でも掛ければなんとか一般人としてやってけるだろうが、まだ平和になったばかりの世の中で向こう側が受け入れられる体制になってねえ。見た目もこんなんだしな…」
その者が言う通り戦の傷や片手・片腕無しだったり不衛生等で見た目がお世話にも良いと言える者が少ない。
「そしてもう一つが本当のろくでなし共で、働くが嫌だ・楽をしたいだけ、中には殺戮が辞められないで盗賊をやってる奴までいる」
しえん
支援だよー
「ちなみにあなた達はどっちなんですか?」
「今のこの状況じゃ、何を言ったって助かる為の嘘になるんじゃねえか?」
「どうでしょうね?」
真っ直ぐ見据えて喋る一刀に“ありゃ〜試されてるよ俺”と思うも不思議と怒り等の感情は沸いてこない。
一度の瞬きで応えた答えは。
「ここにいる者達は前者だ」
「なら時間があればあなたを含めあなた方は更正しますよね?」
「何が言いたいんだ?」
それには今答えず、もう一つの質問を続ける。
「盗賊…他の盗賊達には詳しいんですか?」
「そりゃ縄張りの問題とかあるから多少は詳しくねえとよ」
「あなた達みたいな方から駄目な人達まで」
「まあ、ある程度までならな」
「そうやって横に繋げて行けばほとんどの盗賊団を把握可能でしょうか?」
「まあ…不可能じゃねえと思うけど、本当に何をしたいんだ?」
「いやね思いだしたんだよね、昔読んだ漫画に」
「まんが?」
「いやこっちの話、で盗賊を把握するのに元盗賊の人を活用するって話」
「盗賊を把握?」
「そう、簡単に言えば街に凶悪な盗賊が忍びで来ないか、来たなら何しに来たのかを掌握する。更正可能な盗賊団なら引き込むってとこかな?」
しえーん
「俺達に可能か?」
「そりゃ最初は大変だろうけど、やらなきゃ一歩も前に進めないだろ」
「・・・俺達はなにをすればいいんだ」
もし今からでもまともな生活が送れるのなら賭けてもいいのかも、いや真っ直ぐに見られたあの時にこっちも見たあの目を信じてみたいのかも、と考える頭領。
「先ずは蜀の白帝城に来てもらっ…あっ」
話に夢中で今自分が何をするために何処に向かっていたのかすっかり忘れていた一刀。
「すまない、今俺達はある所に向かっていて…」
「こやつ等だけでは盗賊が襲って来た様にしか見えないのですな、愛紗辺りに討ち取られるのがオチなのです」
「一端戻るか…でも愛紗に捕まったら……」
微かな希望が消え失せたに思えたが。
「ならば北郷様、私がこの者達と白帝城に戻りましょうか?」
名乗り出たのはお供の一人。
「私が一緒に赴けばいきなり斬るような事はないでしょう、事情を説明し北郷様が帰って来るまで待ってもらえば」
「いいの?」
「当初は四人で私が抜けてもいまだ五人、まだ一人余裕が有りますから私が抜けたぐらい問題無いでしょう。それに北郷様が思い描いている構図は旨くいけば凄いことになるかと、
その足掛かりに携わったとなれば誉でこそ有り、悔い等がある訳がありません」
「そう、なら悪いけど頼む。愛紗には帰ったたら詳しく説明すると、朱里にはこの人達を足掛かりに盗賊を掌握するって伝えて」
「解りました、関羽将軍と孔明殿に伝えればよろしいのですね」
「頼むよ」
すると頭領に向いて。
「話はついた彼と一緒に白帝城に向かってくれ、着いたらそこでしばらく…俺が帰って来るまで待っててほしい」
「それでいいのか?」
「そのかわり俺が帰って来たら大変だぞ」
「こいつ等が日の当たる場所で生活出来るならかまわないさ」
「あなたもだよ」
「そうか俺もなのか…なら今から元山賊だな、よろしく頼むぜ」
「ああ、こちらこそよろしく頼む」
こうして毒を盛って毒を制すのでなく、毒を薬に変えて毒を制す試みが偶然的に開始された。
目指す洛陽は今暫くかかる距離にいる一刀達が彼等に見送られ移動を再開させたのだった。
しえんぬ
バックアップ
「にゃー(モフモフに関してだけと、お嬢ちゃんはオイラをモフモフするよりお兄さんにモフモフされる方が良いんじゃない?)」
「やだ!お猫様!もう恥ずかしい!」
ドスッ!ドスッ!ドスッ!
シュタ!
「にゃー(し・死ぬかと思った……あっ!支援ありがとうございました)」
十三号氏、乙でした。
元山賊たちは、呉の甘寧隊(元江賊)みたいになるのかな?
余所のハグレ者が土地のカタギに手出ししないように
睨みを効かせる任侠みたいなのを国ぐるみで囲うような…
さぁ、親分はいったい誰になるのかw
>>645 何でそんなことわざわざ書くんだ?
投下する気ないとか言われても答えようがないぞ
それと別に一人二人去ったところで荒らしの望みは全うされんだろ
あいつは例外を除いたほぼ全部のSSが消えることを望んでるんだろうからな
十三号氏乙ー!
>>662 例外って言うか、ただこの板が荒廃していく様を見たいだけでしょ…。
十三号氏乙!
ホントこっちは人減ったな・・・みんな避難所なんだろうな
ここ覗かないとか平然と言ってのけるのもいるし・・・そういうのはきっとこっちの投下に
興味を持ってないってことなんだろうな
本当に読みたいと思うSSがあればもっと乙なり感想なり書くために覗くもんな
なんだか寂しいぜ
昔は読まれてる数ほど乙があるって感じだったが最近は乙すらもなくて
もう読まれてんだかどうだかわからんよな
特に直投下の十三号氏なんかはきっとそんな不安というか疑問を抱いてそうだ
俺は読んでるからね!ドシドシ投下してくれい!
十三号氏乙です!
俺もモフモフしたいなぁ…胸の大きな娘に
まとめサイトがあるからスレ覗かなくてもSSは読める
興味持ってないとか勝手な想像は辞めた方が良い
>>666には概ね同意だな
ただ、まとめサイトで読んでるから外史スレはいいって言ってるやつに関しては
その発言の時点で少なくとも本当に思い入れがあるとは思えんがな。
やっぱ乙一つつくだけでも作者のモチベーションは変わるもんだからな。
お気に入りのSSなら作者に労いの意を伝えるためにも乙くらいつけようとするもんだ。
実際、数は少なくともちゃんとここに乙なり感想なり書いてる人はいるしな。
それに作者に頑張ってもっと投下して貰いたいってのがあるから尚更書くわけだしな。
そして、十三号さん乙です。
色々大変でしょうけど頑張ってくれ。
外史スレを見なかったら思い入れがないとどうしても思わせたいのか、無理矢理外史スレに書き込みをせようとしてるのか知らないが
なんでそう考えが極端なんだろうかここの住人は
乙や感想は避難所でも出来るし書いてる人もいる
もちろん作者もちゃんと見ているじゃないか
>>663 いや、多分
865 名無しさん@初回限定 [sage]
>>863 そうだな、正直外部との繋がりのあるスレに置くべきは※※※※のような作品であるべきだからな
それと、もうスレ名を次からは「恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの※※※※〜」にして専用スレとして
避難所も※※※※スレ避難所にしよう
2010/02/03(水) 02:46:10 ID:iHaHZch00
866 名無しさん@初回限定 [sage]
書き忘れ
避難所は規制くらった人が感想書く、もしくは※※※氏が規制くらったときに投下する場所にしよう
後は、※※※※SSというかSSSを誰かが書いて投下する際の場所にしよう
2010/02/03(水) 02:48:27 ID:iHaHZch00
あいつの目的は↑ってことだろ
あと、※のところは個別のSS名や作者名があったので消してある
>>668 >>666みたいに「外史スレ覗かなくてもまとめで読める」って言ってる時点で
少なくとも
>>666はリアルタイム遭遇して乙する気はないだろ。
投下されてからまとめにのるまでのタイムラグが一定だとでも思ってるのか?
投下された時間と中の人がまとめを行進する時間との間が必ずしも短いとは限らんだろ。
それと、お前が避難所すらもまともに見てないことがよくわかった。
避難所で乙とか書いてるのは基本規制巻き添えくらった人だ。
そして、読者が作者のいる方で書くんじゃなく、作者が読者の書き込みを探せというお前の言葉で
少なくともお前の中で作者<読者となっているのもよくわかった。
規制されてないけど基本的には避難所にしか書き込まないよ俺は。
あまりにも浅い考え方のようだから見るに見かねて書いておくけど。
殺伐としてんなぁ
どうしても敵味方に分けたいらしいな
>>671 悪いが、実例も無しに言われてハイ、そーですかとは言えない。
少なくとも、今こっちに書き込みしといて避難所に何も書いてない時点で信じられん。
>>672 俺はただ作者たちがスレが荒廃しようと頑張ってこっちに投下してるのに
平然と「外史スレ見ないしw」みたいなことを書くヤツとかどうだって言ってるんだよ。
それに対して擁護派がいるようだったから意見をぶつけ合おうとしただけだ。
まあ、なんだ。
そういう議論こそ避難所でやるといいと思うよ。
どうせ荒らし扱いされんだろ。イヤだよ。
だいたい避難所で意見するヤツはいつも叩かれてるだろ。
で、分が悪くなってるほうにわざわざつくようなバカもいなくて結局数におされて終わる。
いつもそんな感じのあそこを意見する側で使いたいとは思わん。
乙や感想書かないと思い入れがないとかそんな価値観を周りに押し付けられてもな
自分と他人は同じではないってことが分らないのかなあ
専用UP板のカウンタ見ればわかるけど何百人とSS読んでるのに乙とか感想書くのは数人だけな状況が理解出来ないのかな
>>675 キミ以前荒らしが言ってた言い訳と同じこと言ってるね
>>676 別に押しつけてはいないだろ。
色んな考えがあるからこそ、俺だって自分の考えについて発言したんだよ。
言わなきゃわ何も通じ合わないだろ人ってものは。
それを俺が押しつけてるかのようなイメージを与えるような書き方して周りに押しつけてんのはそっちだろ。
そもそも、俺が言ってるのは作者が投下してるスレをまるでいらないものかのように言ってることについて言及してんだよ。
なんで、お前と言い
>>668といい話を逸らすんだよ。
>>668のおかげで乙や感想に関して話しちまってたんだよ。それを軌道修正しようとしたんだからまた脱線させないでくれよ。
そうやって話の本質をずらして俺に不利な状況にしようって考えじゃないなら話の方向を歪めないでくれ。
>>677 はいはい、そうやって荒らし扱いしたいのね。わざわざP使ってまで自演するお前に言われるとは思わんかったわ。
そこまで言うなら、避難所でなんか意見書いてみろよ。それが本当に通るのか見てやるよ。
生類のでなく、ビシッと指摘するようなので頼むぜ。
うんキミが規制云々のことを言っておきながら避難所を全然見てないことがよくわかったよ
そして都合が悪くなったから自演扱いしたんだねゴメンね
いい加減鬱陶しい
避難所でやる気がないなら黙ってるべき
そもそも住人にとっての価値的比重は
今の外史スレ<避難所<かつての外史スレ
となっている
だから、ここで何を言っても荒らしにしか見えない、もしくは荒らしと違わない存在となる
なにしろ、ここは既に読み手たちから見限られ捨てられてしまいスラム街みたいになってしまった糞スレ
そんな場所で意見を言ったって誰も取り合ってくれるわけがない
そもそも乙や感想が欲しいなら書き手は避難所に投下しているはず
なのにここに投下し続けるという行為に対しては自分のSSを読んで欲しいとは思っていないという意味でしか受け取れない
仮に読んで欲しいと思っているのならそれは大いに愚かなこと
もし、このスレに投下して反応が無くて書き手が落ち込んでるとしたら
それはこんなところに投下をしている書き手の自業自得
さっさと玄朝秘史みたいに別のとこいけばいいだけ
どうせここに投下することになんて意義など存在しない、するわけがない
それよりも人の多い避難所に書き手は集るべき、そしてここは完全に切り離すべき
>>679 お前大丈夫か?
避難所で規制にあってるのが十三号氏に乙してるのを確認してるから
>>670でも
基本規制されてる人間が乙してるとハッキリ言ってたんだよ。
しかも、規制されてるからP?
証拠にすらなってないしもう少し頭を使え。
近頃の子供でもそんなくだらん言い訳出んわ。
規制されてるからP使ってるっていうならフシアナしろよ。
>>680 避難所好き乙
俺はこっちが好きなんだよ。
ID:r/IC3q7T0
ウゼェ
ID:r/IC3q7T0はいい加減ここはいらないスレだと認めるべき
そして、いまやメインとなっている避難所の住人になるべき
玄朝秘史が移動した時点で住人はそちらへ移動した
これ以上、無駄な抵抗をするならそれはもうアンチ玄朝秘史ととれる
それがイヤならば即刻やめるべき
ここはいらないスレ
ここに投下されるものは全て廃棄処分されるゴミ
そこに群がるものも数人いるようだが、彼らは乞食でまともではない
後の正常な住人は皆避難所にいる
だからID:r/IC3q7T0も避難所にいくべき
はやくしなければID:r/IC3q7T0も頭の沸いた乞食になってしまう
さぁ、避難所へ――
自分の書いた内容を理解出来ない程熱くならずに一度冷静になって振り返ってみような
玄朝秘史こそ一番人気の作品であり、正義なのは覆らない
朝日が顔を見せる前に無駄な議論はやめるべき
秘すべき感情を表に出してつらつらと書き散らすなど恥の窮みであり
史上まれにみる愚かものたちである一刀十三号、石秀、清涼剤のように
ここにゴミを捨てているものたちと同等のクズだとも言える
それはまさにもっとも存在してはならないものであり、クズども同様に
至る所で迷惑を掛けることは間違いない、それにずっとあなたを見ているが
高校は卒業している年齢のはずなのに子供のようにごねている
のみならず、人を中傷して己の愚かさを明るみにしてしまっている、所詮このスレは
作られた時から匿名、今更自演を疑うのは愚者のすること、それよりもまとめにある
品々の中でも最高の玄朝秘史でも読んで落ち着くべき、そしてここを捨てて避難所へいくべき
たく、なにくだらないことをやってんだよ荒らしか知らんが結果荒らしてるやつもそれに構ったやつらも
煽り煽られ荒れちゃいましたじゃ意味ないだろ
みんな冷静になれよ……といいたいが、正直、書き手はもうここに投下するべきじゃないな
避難所でのんびり平和に投下するべきだな
でも以前も避難所を中心軸にする話があったんだよな
なのに馬鹿な書き手たちがここで投下を続けやがって……馬鹿野郎だよな
いっそ、あの話し合い以降に投下した清涼剤、一刀十三合、石秀、風鈴、メーテル、外史喰らいはシカトしようぜ
そうすりゃあいつらはきっと書く気なくしてここを去ってくれる
そしたらこのスレ潰して避難所一本でいこうぜ
その為にもあいつらがここで投下する間は俺らは一切相手せずに避難所にいればいいんだ
それで俺らはただのんびりと玄朝秘史とくだらん短編でも読んでりゃいいのさ
そうそう、それから追記ね
消えるべき書き手たちに関してだが
まず清涼剤、やつはくだらないうえにクソ面白くないSSを書いてるのを更新頻度で補ってるから
すぐに機会は訪れるからその時に無視
次に一刀十三号、こいつは最近イベント用にゲロマズなSSを投下していて多分残り後いくつか
投下するだろうからその時に無視
あとはまぁ、そろそろイベントSSの時機だからその時に無視
避難所でのんびりやっていきたい人は是非参加してくれ
外史スレにしがみつく書き手もどきたちを追っ払うんだ、ここだけじゃなくまとめサイト関連から
もしこのルールを破る者がいたらそいつは避難所否定派だから思いっきり叩いていいよ
これは避難所派と外史スレ派との戦いだ
平和を得るには避難所しかないってことをわからせてやろうぜ!
あと、もう一つ
↑で述べたルールに参加する人は練習も兼ねて↑の書き込みをスルーしてくれ
逆に今から対立する気のあるやつはガンガンレスしろ
ここで対立するやつが少なければあの低レベル書き手どもに自分たちが
いかに愚かなことをしていたかという自覚をちょっとは促せるはずだ
>>689 お前が死ねば全て解決するお
さぁさっさと死ね
もうすぐ春だというのに寒いよね
ID:2Ly8FBrm0
ウゼェ
はぁ、もう呆れてスルーすらできないわ
884 名前:一壷酒 ◆1KOsYU0skY [sage] 投稿日:2010/02/03(水) 08:53:17 ID:1mW8XxuG0
こうして書き手が出てくるのに批判もあるでしょうが、少しだけ。
わかっていながら誤解されている方がいるようですが、私は二度とこのスレに投下したり投下告知をする予定はないし、
そのつもりもありません。見ての通り規制解除されていますが、関係ありません。
スレが荒れていようが静かだろうが、関係ありません。
(そんなものが本当にいるかどうかは知りませんが)アンチだか信者だか、それも全く関係ありません。
避難所に行かなければならなかったというのも、帰ってくるというのも的外れです。
私は好きで避難所で投下告知をしているのです。
私は作品を書いている書き手ですから、作品に対する反応は全て真摯に受け止めさせていただきます。しかしながら、
他者は当然にそれを許容するいわれはありません。
他者に自分の考えを押しつけるのは、非常に傲慢なことです。
以上の前提で、ごく個人的な『意見』を一つ。
一つのなにか(拙作も含めて)にかこつけて、他のものを攻撃するような行為は、どんな意図があろうと下品で下劣であり、
私はそれを軽蔑します。
お目汚し失礼いたしました。
避難所どうこうって言う問題より、人間レベルの問題だよね。
私は、言い方は乱暴だけどID:r/IC3q7T0の概ね同意かな。避難所嫌い云々は置いといての話だけど。
他作者を批判してどうのこうの言ってる目立ちたがりの困ったちゃんは、そんなに避難所好きならもうこっち来ない方がいいんじゃない?
君たちがこっちに来ても、君たちにとって何ら益は無い訳だし、このスレの住人にとってはむしろ害以外の何者でも無いでしょ。
まぁ、ただ害したいだけの、人間底辺の荒らしちゃんだったら仕方ないけど?
その場合、このレスに見向きもしないでまだゴチャゴチャ言い始めたら、堂々と荒らし認定できるし、作者も住人も「こいつまだやってるよww」的な嘲笑で済ませられるし。
なんにしろ最善手は、この板は投稿作品の「批判」じゃなくて「批評」をするところである、と意識し直してもうこっちに書き込まないこと。
てかID:P4v4G8xr0&ID:2Ly8FBrm0は、こっちで避難所住人を装って、避難所も潰したいだけなんだろうけどね。
色んな意味で可哀相な人たちw
あ、そうそう。
これからID:P4v4G8xr0&ID:2Ly8FBrm0の擁護に出る奴は、同一人物or困ったちゃんだと判断するからね。
これ以降頭の悪い書き込みは止めてくれよな。
もし擁護派出てきたら「うわ、まだいるwm9(^Д^)プギャー」な目で見て、何言われてもスルーしようね。
ダメだよ、反応したら。
まぁ、このレスに一々反応するお馬鹿さんはいるだろうけどさw
>>691 三国時代(というか、その後数百年)は寒冷期だったとかで、当時の洛陽とかはもっと寒い。
その中であんな格好をしている真桜とか流琉とか季衣とかは元気すぎると思いますw
>>691 めっさ雪降ってるよね…。
大雪で会社が休みになりましたぜ!
なんという僥倖。
ID:r/IC3q7T0=ID:JxhkUUYf0
>>698 ゴメン…、それは本当に違うや…。
IDの変え方わかんないから…。
自演認定厨さんマジパネェw
こうやってスレが荒れて住人が避難所へと移住していくわけか
避難所繁栄が荒らしの目的なのだろうか?
>>700 ID:r/IC3q7T0も自演認定してるしどっちもどっちだろw
確かにw
ID:r/IC3q7T0も
>>698も同レベルなのに違いはないな
一刀十三号&清涼剤&外史喰らい&石秀あたりがさっさといなくなればいいってのには同意だな
しょうもないSSを書き散らすようなカスがいるからスレが荒れるわけで
一刀十三号や清涼剤を初めとした何もわかってないアホはさっさと失せればいい
玄朝秘史がありゃみんなそれでいいってんだから他はとっとと新しい書き手にその座を譲って姿をくらませるべきだ
どうせ誰も待ってなんぞいないんだからな
投下を望まれる作品と望む読者がいるからこういう場所は成り立つわけで
読者に望まれもしないものを投下するのは空気が読めてないわけ
もし、一刀十三号なり清涼剤なり外史喰らいあたりが近いうちに次の投下をしたらそれはもう空気読む気がないと断定できるな
というか荒らし行為だな、荒らす気がないなら一刀十三号も清涼剤も投下すんな、他のもな
ところで…まさかとは思うが一刀十三号やら清涼剤とかは自分の愚作に自身持ってるんじゃないだろうな
ハッキリ言えば所詮は玄朝秘史を読んだ後になんとなくで読んでみるかなんて思う奇特なやつしか読んでないんだよ
まぁ、お情けで読まれてることくらいは自覚してると信じてるぞ
あら、こりずにまた来てたのねw
もう住人は嘲笑の目しか向けてないというのに…。
滑稽を通り越して、可哀相な人だこと。
大丈夫、私には分かってるよ!
リアルで友達が居ないから、2chくらいは注目されたかっただけなんだよね!
もう皆、君の気持ちは分かったから、大人しくROMってていいよ?
ほーらおいで、お姉さんが撫で撫でして慰めてあげるから…ね?
だいじょぶだいじょぶ、誰も「こいつ、将来事件起こしそうだな…ww」なんて思ってないから!w
それとも、やっとネットで見つけたお友達もいるのかな?
仲良く引きこもっててねー(はーと
とかなんとか言っちゃったりしてーっ!
ひとまず全員黙ってくれ。何か言えばそれで余計悪化するだけだ。
俺もこの一回こっきりで黙るからみんな黙ってくれ。
わかった黙る
玄朝秘史は来週か…
こんな俺と一緒に落ち込む嫁
誤爆した…orz
つか2ちゃんで書くくらいなら理想郷や夜華のほうがまだマシなのだよ
でも見には来るという意味不明な行動
空気が悪いな……換気のためにもネタふりらしきものを
モブの中でも特殊な例の三人組まで性別がひっくりかえったら
アニキ→アネキ
デク→ボイン
チビ→ペチャ
となるに違いない
藤竜封神演義のゲテモノ三姉妹を思い出したぞw
まああいつら結構好きだったんだけどな
俺も割と好きだったw
見た目どうこうではないけれど、最後の方の無駄な強さが。
>>714 昭和のスケ番グループ的な何かを連想したw
718 :
名無しさん@初回限定:2010/03/11(木) 22:34:02 ID:5X7TBsUM0
>>717 クレしんの埼玉紅サソリ隊みたいなやつか?w
タイトル:恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの外史演義〜 21
【糞スレランク:A+】
犯行予告?:1/717 (0.14%)
直接的な誹謗中傷:9/717 (1.26%)
間接的な誹謗中傷:29/717 (4.04%)
卑猥な表現:156/717 (21.76%)
差別的表現:19/717 (2.65%)
無駄な改行:4/717 (0.56%)
巨大なAAなど:9/717 (1.26%)
同一文章の反復:2/717 (0.28%)
これはヒドイですねwwwwwwwww
だとさ
卑猥な表現は仕方ないだろw
ちょっと待て、本当にそんな感じなのか見ようと
適当に糞スレチェッカーぐぐって調べたら結果は同じだったんだが
なんか卑猥ワードにアニキが含まれてた・・・こ、これは一体
アニキ…。
存在がセクハラだったんですね、わかります。
てか、卑猥じゃないR18板て一体…w
「にゃー(眠い…)」
「寝ますか?お猫様」
「にゃー(少し頑張ってみる)」
「はい、お手伝いします。計19本桃香、後ろ三本はエロ有りです」
ピュー―――パンッ!
森から弓矢式簡易狼煙が上がった。
「なんや、定時報告かいな……いや?ちと早いな」
「見ろ真桜、色が黒だ!」
色が黒なのは、非常事態又は注意勧告の意味だ。
「森でなにか有ったか?」
三人が森を見ていると洛陽に続く森の公道から両脇が小高い丘の公道へ五つの影が現れた。
五つの影は全速力のようだ。
「追われてるのか?」
「どないする凪?うちら訓練兵引き連れての練習中やで」
「どうするもこうするも助ける」
「訓練兵連れて?」
「いずれは実戦を体験するんだ…」
そうこう話してると、森から道など関係無く出鱈目に飛び出して来た盗賊、およその数は5〜600。
「流石にちょっと分が悪いんとちゃう?」
「あぁー!」
二人の会話を掻き消す沙和の叫び。
「どないしたん沙和」
「あそこに居るの隊長なのー!」
「なに!」
「なんやて!」
腰の望遠鏡を取り五つの影に視線を踊らせるとその一つに“この世”に二つと無い光輝くポリエステルの服と北郷一刀の顔を確認した。
「お前たち訓練は中止!今から実戦に入る!大丈夫戦うのは私達三人が請け負うから、お前たちは援護と壁を作るだけでいい!」
◇ ◇ ◇
「ヒャッホー★大物だ!彼奴を殺せばまた世の中が乱れる」
「魏領内で御遣いが死ねば蜀と対立は間違いねえ!」
「そうなりゃ混乱に乗じてまた好き勝手出来るぜー」
はたして本当にそうだろうか?
魏と蜀が手を組んで、おそらく呉も加わって地獄の底まで追い掛けて地獄の方が緩い責めに遭わされる。
という考えは残念ながら事情を知らない彼らの頭では思い付かないらしい、依って追撃の手が緩む事もない。
そして一刀達がピンチなのは事実である、不意を食らって一人は矢傷を負っている。
「…恋が戦う」
「駄目だ!開けた場所に出た、全部相手にするのは流石に危険だ」
「…恋、いっぱい頑張れば大丈夫」
「それに全部が恋に向かうとも限らないし…さっき軍用の狼煙が上がってたな、誰かが近くにいてくれればいいんだが」
恋を殿にねねが先頭、次にお供の一人、その次に矢傷のお供と一刀が平行して走っている。
飛んでくる矢を恋が当たる物のみ叩き落としていた。
馬の質的に今は逃げれているが、もし恋が抜けてこっちの誰かの馬にでも矢が当たれば致命的だろう。
◇ ◇ ◇
「敵正面から姿を晒して楽進隊がぶつかる、賊はお前たちを訓練兵と舐めてかかってくるだろう。最前列は盾で、二列目が槍を盾から突き出して壁を作って防戦に徹底しろ。後ろの者は弓矢で援護を」
訓練兵たちに緊張が走る、無理もないだろう訓練からいきなり実戦なのだから。
「そして李典隊と干禁隊は両脇の丘から青の狼煙と共に弓矢の援護を!最前列と二列目は楽進隊と一緒の配列、攻めなくていい丘を上がって来た者だけを撃退すればいい」
「作戦は以上や、簡単やろ。これで後で褒美出るで〜、なにせ天の御遣い様を救うんやからな。だから気楽に行きや〜」
「では楽進隊前に出る!前進!」
◇ ◇ ◇
「なんだ?前方に影が見えるぜ」
「あぁ、なんだ?訓練兵かよ!」
「曹操のとこのヒヨッ子じゃねえかついでに喰っちまおぜ」
「数は…約倍か?一人二殺な!」
訓練兵だと甘く見た盗賊たちの運命がここで尽きた。
◇ ◇ ◇
「あれは訓練兵…おそらく凪たちだろう、あそこまで行けば一安心の筈だ!頑張れ」
傷付いた一人を励ますも当の本人も安心は出来ていない、数は精々倍、ましてや訓練兵で凪たちが居たとしてどこまで粘れるか?応援を呼んでて援軍が来るまで耐えれるか?心配だらけだった。
◇ ◇ ◇
「良し!射程圏内に入った。ハアアアアァァァァ……」
「うわっ、いつもより出かっ。当人比で一.五倍やん」
「さすが愛の力は偉大なのー」
「お前たち…」
二人の野次に凪の氣弾の大きさが一.六倍になる。
「ちょっ、そんな睨まんといてなー凪」
「そうなのー、熱くなってるのは私達も一緒なのー」
「ハアアアアァァァァ」
ドンッ★
氣弾が発射されると両脇を追いかける様に走る真桜と沙和、追い付く訳もないが懸命に追いかける。
ここでアクシデントが発生!矢傷を負っていた兵が助けを確認した為か気が緩んでしまい倒れかかる、その先には真っ直ぐに進む凪の氣弾が向かってくる。
「南無三…」
兵の馬の脇腹を一刀なりに渾身の力を込めて蹴る!
それが功を奏し反対側に逸れる、それを恋がきっちりフォローして抱きかかえた、こちらの被害は掠った一刀のズボンが少々焦げた程度だ。
遅れて来た二人と一刀たちがお互い駆けて近づいて来る。
「悪い真桜、沙和、後を頼む!」
「任しときー、たいちょ〜」
「隊長、大丈夫なのー」
そして擦れ違った。
悲惨の極みは追い掛けて来た盗賊たちだった彼等からしたら獲物の影から突然に特大な氣弾が降って沸いて命中させられたのである。
「今だ!楽進隊、弓矢撃てー!同時に合図の狼煙もだ」
狼煙を合図に三方から矢が飛んで来る。
「お前等、うちの隊長に手出して無事に帰れる思うなやー」
こっちも当人比一.五倍程回転が速い螺旋槍が地面をえぐる。
「うりゃりゃりゃりゅりゃー!」
「たかが砂ぼこりの目眩ましでな…ああぁぁぁー!」
「ただの砂ぼこりによる目眩ましや無くて残念やったな」
下に向かって喋る真桜の足元には縦と深さ1メートル横幅7メートルは有ろう即席な穴が出来上がっていた、不意を突いて落とすには充分な大きさだ。
穴に落ちた盗賊達が必死に穴から出ようとする。
「ゴホッ・ゴホッ糞ったれ、ふざけ…カホッ」
ドサッ!
喉を一突きされ永遠に穴から出れなくなる男。
「貴様等のような道徳をお母ちゃんの腹の中に忘れてきたウジ虫は一度死んで反省しろなのー!」
そのまま横に歩きながら届く範囲の盗賊の喉を的確に突く、突かれた者は声では無く情けない音出して絶命していく。
中には槍で応戦する者も出たが左手の剣で軽くあしらうと右手の剣が相手の喉に吸い込まれて行く、沙和の二刀流は健在である。
「凪、すまない面倒を押し付けて」
「隊長、三人だけですがこれに関しては好きでやってるのですから謝る必要はありません。後で・訓練兵達に・でも謝ってください、はああぁぁーっ!」
自己記録更新だろう当人比二.一倍の氣弾が放たれた。
訓練兵達の陣に逃げ込めた一刀達。
「…ご主人様、彼をお願い」
「ん?、ああ」
傷付いた彼を一刀に預けると馬を走らせだす恋。
「ちょ、恋。どこ行くの?」
「…凪たちのお手伝い」
「・・・行ってらっしゃい」
恋の積極的で自主的な行動を少々呆けながら見送った後、我に帰って。
「……あっ!医者か救護班居ない?怪我人がいるんだ」
◇ ◇ ◇
「テメエら!たった女三人になにちんたらやってんだ!」
だがしかし実際は凪たち三人だけじゃない、随時三方向から飛んで来る矢が盗賊達の動きを鈍くさせる。
弓矢を黙らせようとするも正面は凪達三人が邪魔をして、両側は丘を上がったところを槍で狙われて攻め切れないでいた。
そろそろ逃げ時かと皆は思い始めるがお頭が納得いかない様である、だが納得いかなくても無駄にここに踏み留まれば自分も含めて壊滅もしくは全滅である。
「テメエら本当に女三人ごときに!帰ったらお仕置きだ、覚え…」
ブシュー!!!!
突然咲いた朱い華と同じ勢いで宙を飛ぶお頭の首。
ドサッ!
馬に留まる力を失って倒れるお頭の陰から現れたのは飛将軍こと呂布であった、そしてその場所は盗賊達の退路だった。
「…三人違う、四人」
「で、出…」
ザスッ!ドサッ!
「ギャ…」
ザスッ!ブシュー!
「…ご主人様、困らせた…命を危険にさらした、それだけで充分」
今の恋に、この世で最後に残すものは断末魔の悲鳴すら許さない鬼神と化していた。
そして恋が鬼神なら残りの三人は修羅と化していた。
真桜は螺旋槍で馬ごと貫き、沙和も二本の刀で確実に敵を減らしていく。
そして凪は相手が刀で来れば手甲で刀ごと相手を粉砕して!槍なら突き出して来た槍を掴み、引っ張り込んでカウンターで顔面を叩き潰す!
掴まれた槍を相手が放せばそのまま掴んだ槍で相手を馬からど突き落とし、落ちた相手の頭を踏み潰す。
もはや逃げることも赦されず残された道は自決か戦って死ぬかの二者択一、どちらにせよ彼等には不本意だろう。
今ここに孫呉での地獄絵図が再現された。
「援護射撃止めて!そろそろ四人の邪魔になるから、狼煙か徒ででも残り二部隊にも知らせて」
直ぐに上がる狼煙に三部隊全ての援護射撃も止まる。
支援
C
陣から殺戮の場になってしまった戦場を眺める一刀、例え相手が盗賊でも一方的な殺戮にはいまだに慣れないのだった。
「自決者の割合が増えてきたかな。流石に、なぁ…」
「仕方がないのです、恋殿を筆頭に怒った武将を凡人が相手すれば当然の反応なのです。それにおそらく自業自得でしょう、彼奴等は『おまえが死ねばまた世が乱れる、暮らしやすくなる』と宣ったのです」
「つまりそれって…」
「大方おまえの想像通り、先日出会った和解出来た頭領の言う、どうしようもない屑の方なのです。これまで散々、罪の無い人々を殺し犯して来た筈。
自決する選択肢が残されてるだけ感謝こそされ恨まれる通り等ないのです」
ねねの言葉は正論だろうが冷たかった、今まで経験して来た経緯を考えれば分からなくも無いのだが何故か寂しい気分になる一刀が居た。
「しかし、おまえは常に恋殿やねね、月殿や詠を救うという第三の選択肢を作ったのです。あやつらは無理だけど救えそうな輩はねね達同様に救ってやるのです。
感謝して無くもないから手伝ってやるのですへぼ主人」
「ちっとも感謝してる様に見えないぞ、ねね」
しえん
意外なねねの告白に内心照れる、照れ隠しに頭を頭を撫でると『子供扱いすなです』と、抗議を受けたが正直だいぶ救われた気分に成った。
「ありがとうな、ねね」
「ふん、何も出ないですぞ」
減らず口は相変わらずである。
「お前達、よく見とくのです」
振り向いて兵士達に語りだすねね。
「あれが人として道を踏み外した者達の末路なのです」
ゴクリッ!
訓練兵達が息を呑んだのは普段見せない上官達の戦場での表情にか、または見た目が幼い軍師の呟いた台詞の重さとのギャプにだろうか?
やがて最後の一人を討ち取ると四人がこっちに向かって来た。
「たいちょ、ただいま〜」
「隊長、ただいまなのー」
「隊長、ただいま戻りました」
「…ご主人様、戻った」
全身返り血で陽気な声と姿が合ってない四人が帰還。
「あぁ、もう全身返り血で…兵達がビビってるよ。一足早く帰って風呂でも浴びてこい」
「たいちょ〜、一緒に入る〜」
真桜のトンでもない発言に。
「ブッ!ゴホッゴホッ……誰が彼らの指揮するんだよ!」
「「ねね」」
真桜と沙和の声がピッタリ重なる。
「さすがにねね一人じゃ不安…てか魏の将じゃないし」
「それなら隊長も魏の将じゃないなのー」
「だからねねと二人で指揮するんだよ。最悪、俺には天の御遣いって肩書があるからいいの」
「隊長、それはまるっきり彼等を率いる理由になってません」
容赦ない冷静な突っ込みの凪。
「第一に隊長に指揮が取れるの?なのー」
『ムカッ!散々お前達にしごかれて忘れたくても忘れられんわー!』と心で叫ぶ。
「いいから彼等に『一時的に俺とねねの指揮に従うように』指示して恋連れてさっさと行け!」
「おぉ、怖っ!ほな恋はん先に行きまひょか」
「……(コクッ)」
「報告!」
「各隊、負傷者二名死亡者無し!」
「良し!、みんな良くやってくれた」
凪が訓練兵達に労いの言葉と説明に入る、接する態度が普段より少し緊張していて“なんだろう?”とは思ったがあまり気にせず説明を続けた。
その後、四人が一足早く洛陽に向かい一刀とねねは二人で任された訓練兵を連れて遅れて向かう。
現代時間で約三時間も進むと洛陽が見えだした。
「それにしてもおまえは本当に不思議な奴ですのー」
「なんだよ突然」
「先程も言いましたがおまえは常に第三の選択肢を作ってしまうのです。麗羽に美以、あまつさえ盗賊・山賊すら引き込もうとする考え、普通は思い付かないのです」
「だからなにが言いたいんだ」
C
「まあこれも先程言いましたが感謝してやるです」
「ならこれもさっき言っ…」
「ん?どうしたです」
「あぁ、感謝してくれてるんだな、分かったよありがとうな」
「突然どうしたのです、へぼ主人の癖に…妙にニヤニヤなんかして」
本人はしっかりしてるつもりだったがやはり駄目だったらしい、顔がにやけてると指摘される。
その原因はねねの首から見えた光るチェーン、その先に視線を移せば以前にプレゼントして身に着けることを拒まれた筈のホワイトデーの贈り物、ねねには少し大きい指輪がぶら下がっていたからだ。
「いつまでニヤニヤしているのです!」
ねねにどつかれながら向かう洛陽の城門は直ぐそこまで迫っていた。
◇ ◇ ◇
「・・・呆れた」
大広間に通された一刀に対して華琳が始めに発した言葉がそれだった。
「凪達三人が恋を連れて血塗れで帰って来たから何事かと事情を聞けば、たった五人で山賊に襲われ命からがら逃げてる処を凪達と出会って窮地を脱したと。
しかも当初お供が親衛隊候補が三人だけだったらしいじゃない!恋が付いて来たから良かったものの、二度目の盗賊の時なんか凪達がいなかったらどうするつもりだったの!」
あからさまに怒りを露にする華琳。
「一刀、あなたはもう一人の身じゃないのよ。蜀は無論の事、孫呉やこの魏国でももう欠かせない人物なの。万が一にあなたが居なくなるような事が有れば、三国が再びバラバラになる可能性だって零じゃ無くなるのよ」
「そんな大袈裟な、皆はそんなに考え無しじゃないだろ?」
華琳を筆頭に皆の瞳は真剣のままだ。
「お兄さん、華琳様が言っている事は決して大袈裟じゃ在りませんよ」
「なんで?既に皆、仲が良いんだから問題無いだろ」
「やれやれ、一刀殿は何も解っていない」
メガネの位置を直しながら言葉を続ける稟。
「確かに、三国は問題無く国交をしてますがそれは一刀殿、あなたがいるからですよ」
稟にしては珍しく熱くなって少々ズレたメガネの位置を再び直す。
「直ぐには綻びが出ないかもしれません、ですが必ずいつか解れますよ。各国の…皆の接点である一刀殿が居なくなれば。あるいは最悪の場合、悲しみのあまり責任を他人に追及するやも知れません。
何故、一刀殿を助けられなかったのか。何故、一刀殿を野放しにしたのか。何故、ちゃんとした護衛を付けなかったのか。言い出したら切りがありませんし、そうしていずれ戦になるやも知れません」
「止めてくれ!なんでそう悪い方、悪い方って持って行くんだ」
「それはね一刀、あなたがそれだけ大切で決して失ってはいけない人物だからよ」
いつの間にか近づいてた華琳が一刀に抱き付いた。
「ほら、分かる一刀?一時期は覇王とまで言われた私があなたを失ってたかもしれないと思うだけで震えているのよ。恐らく雪蓮や桃香も同じ反応をすると思うわ」
華琳の言葉に驚いて華琳の反応を再認識するとやがて華琳の震えが感染したかのように震え出す一刀、そして母親にすがるように華琳に抱き付いた。
「…ご・ごめん華琳、ごめん…皆。軽率だった」
「解ってくれればいいの一刀、“あなたは本当に私達の大切な人になったんだから”…今日はもう眠りなさい明日は大変なのでしょ」
「………スゥー」
華琳の台詞で緊張感から解き放たれて一気に眠りについた一刀、暫しその一刀を抱き抱えたまま頭を優しく撫で続ける華琳。
「霞、お願い出来る?」
満足したのか霞に一刀を託す。
「任しときー」
と、一刀を任されると抱き抱えて大広間を出て行く。
「すいませんでした、やはり我等が軽率でした」
謝ったのはこの場に唯一残った親衛隊候補兵の男。
「何に対して言っているの?」
いつもご苦労さまですー^^
支援〜!
「今回の自分の考えが浅い行動と、それに伴って北郷様を危険に晒した事にです」
「そう、なら半分は正解だったわよ」
「半分?」
「そう半分よ、あなたも気付いたから一刀に付いていったのでしょう」
「・・・」
沈黙の候補兵。
「その沈黙では肯定しているのと一緒よ」
凄い威圧感、何もかも見透かされてるように思えた、そして重い口を開く。
「確かに、断ったり止めたりしたら一人でも行ってしまうと思いました。ですから付いて行きました」
「そう、反対されても結局一人ででも行ってしまうの、あの人はだから一層のこと愛紗に喋っちゃうのよ」
「関将軍にですか?しかし…」
「そうね…多少揉めるでしょう、でも結局愛紗が先に折れるのだから問題無いのよ、そして兵を親衛隊300から500、将軍二人か三人付けるのが愛紗からの妥協点かしら」
「それでは…」
「ええ、一刀の主旨や考えから離れるでしょう。でもね場合によっては多少恨まれても今日みたいに肝を冷やされるより何万倍も増しよ!」
最後の方は声を荒げる華琳、一旦冷静に戻る為に暫し沈黙。
「なんなら魏から親衛隊1000人程常時貸しましょうか?」
紫煙
「そのような判断は私では…」
「冗談よ……けれど今まで一刀が自らの行動を人に話す事などなかったはず……一刀なりの妥協点なのかしら?」
「まあその可能性は高いですね〜、お兄さんなりに皆に心配をかけたくない為に無意識に情報をばらしてるのかもしれません〜」
「解ったかしら?以後、一刀からの出かけるとの誘いが有ったら話に乗って愛紗に報せなさい、もし忘れたりして一刀にかすり傷でも出来たりしたら…言わなくても分かるわよね」
「ハッ!」
ほぼこの場全員の物凄い威圧感に即答した候補兵。
「分かったなら良いわ、明後日の昼までは帰らないから久しぶりの故郷、親御さんにでも会ってくればいいでしょう」
「では失礼させていただきます!」
敬礼する腕が震えている、理由は色々有ったのだがその一つに『言ってもいない俺の故郷がここ洛陽だと何故知っていたのか?』だった。
そして親衛隊候補の兵士は大広間を出ていった。
「さて今夜は一刀に会うのは私も含めて全員禁止よ、ぐっすり寝させてあげなさい。春蘭、秋蘭は明日も出来たら控えなさい、一月前に会っているのだから問題無いでしょ」
「ハイ」
「は・はい…」
「あら春蘭は不満?」
「いえ、ただ話すのもいけないのですか?」
「話すぐらいなら構わないわよ、但し一刀にそんな暇が有ればいいけれどね」
と、喋る華琳は意地悪に笑って見せた。
「凪、真桜、沙和。あなた達も明日は控えなさい」
「そんな大将、いくら初めに会ったからって意地悪せんといて〜」
「誰がそんな下らない理由で制限をするか。あなた達には別の機会を与えるからそれまで我慢しろと言っているの」
「なんや〜大将、いっちゃん初めに会えなかったのを恨んどるやと思うたわ」
「あら真桜、あなたが私をどうゆう目で見てるかよ〜く解ったわ、後日お仕置きが必要ね」
「うわ〜ん、大将のイケズ〜」
「真桜ちゃん、やぶ蛇なのー」
「真桜、自業自得だ」
「さあ、分かったなら通常の勤務に戻りなさい」
こうして解散を余儀なくされ、ホワイトデー前日は普通の日常に戻っていったのだった。
「よっこらしょ」
と、一刀を専用の部屋の閨に寝かしつける霞。
ここは一刀がいつ訪れても良いように用意された一刀だけの部屋だ、ちなみに呉にも有るらしい。
「ほんま、よう寝とるな〜、……ありゃ?よ〜見りゃ汚れが酷いし、汗でベトベトや〜」
確かに長旅と、がむしゃらに逃げてたので汚れと汗が酷かった。
「このまま寝てても疲れなんか取れへんやろ……そや身体拭いたろ」
一旦部屋から出た霞が桶にお湯を入れて再び戻って来た。
「まずは上着を脱がせて…へへっ役得〜、役得〜☆」
言う通り上着を脱がすと最初に顔を拭き出す、起きたら起きたでそのまま風呂に直行でも良いと考えながらも優しく顔を拭く。
だが起きる様子が一向に無いので残念に思いながらも別の期待も含め上半身を入念に拭いていく。
「かずっちって意外と体格いいな……あれ?この左腕の傷?いや噛み千切った後や……これが噂の雪蓮が噛み千切った後かい」
何故か雪蓮を羨ましくてなってしまった霞、気を散らす為に作業を再開させたのだった。
上半身を拭き終わり寝間着に着替えさせた頃に無意識ながら霞の女性にあてられたのか一刀の象徴が膨張している。
「わ〜♪相変わらず一刀のはたくましいな〜」
歓喜の声色を含ませながらズボンに手を掛ける霞。
「ご開帳〜」
ズボンのチャックをずらしズボンとパンツを同時に脱がすと飛び出したるは一刀の象徴。
「うわ〜♪」
顔を紅潮させながら再び歓喜の声を上げた、思わず深呼吸。
「むちゃ男の匂いが濃いわ」
女性の性を刺激され霞の女性の本能が疼く。
「ここは特に念入りに、綺麗にせな〜アカンな……こ・これは一刀の為で有って身体を綺麗にするんや、いや介抱や」
自分に言い聞かせてるのか、叉はここにはいない誰かに言い訳してるのか、やたら目ったら独り言を喋る霞。
「ほな、ぺろっ……ん、ちゅっ…ンッ…」
と一刀のモノをしゃぶり出す。
「チャピッ、ペロ、はぅむっ……んむ…あぁむっ、んぁむ…」
暫くしゃぶると次にサラシを外して胸を露わにするとその胸で一刀の愚息を挟んで擦り先端部は変わらずしゃぶり続ける。
「んっ……ふっ、んっ……んふぅ………んっ……」
次第に霞の胸の先端どうしが触れると胸に電流が走る感覚におそわれる。
「チュッ、ん!……ジュルッ…んん!…んふぅ、んっ、ん!ふぅ、…んはぁ、んん!チュプッ……」
更に霞の下半身の動きが挙動不審になる、そして都合の良い閨の縁を探り当てると敏感な部分を擦りつけて自慰にも入る。
「んっ、チュッ…んっ!ちゅずっ…んぅっ…ン!ん、んっ!ん、んっ!…んっ、ンッ!」
動きが単調になるが一刀の方は意識が無く、霞は単純に快楽に貪欲になっているのでさしずめ問題は無い。
霞の口の中での一刀の愚息の反応がもう直ぐ精を放つと知らせるので最後の追い込みをかける霞。
「ん!ん!んっ!ンッ!!」
一刀の精が霞の口を犯すと同時に霞も女性として果てた。
「んんんっ!んんンンー――ッ!んじゅる、じゅるちゅぅ…んぐっ、こくっ、ンッ…んぐっ…プッハア〜ッ……ハアハア、相当溜まってたんかいな、またごっつい濃いのが出たわ…
コクッ…まだ喉の内側にこびりついてる感触があるわ」
そう言う顔は決して嫌がってなかった。
「ありゃ?かなり疲れとるんや、かずっちが一回出しただけで沈静化しとる」
通常時のサイズに戻った一刀の息子を眺めて喋る霞、ぬるま湯で下半身も拭いて上げると寝間着を履かせる。
掛け布団を掛け、まだぐっすり寝てるのを確認すると。
「一刀、ご馳走さん」
とほっぺにキスをして後、部屋を出て行った霞の姿があった。
「それでは…」
「にゃー(待った)」
「はい?」
「にゃー(何を言おうとした)」
「それは、“ぷろみす”の借金を返済して、あれ?“きゃしゅかーど”なるモノの買い物金額がぷろみすとほぼ同額なのにちょっと疑問を持ち始めたと」
「にゃー(そんな事無いよ、金利だけでも随分って……ちっがーう!話そうした内容その物を言うじゃなくて、内容の種類を聞いたの!)」
「それはすいません、ですが何故?」
「にゃー(最近、ここオイラの私生活暴露大会になってない?)」
「しかし、他に喋るネタも有りませんし」
「にゃー(だからってプライベート無しかよ、まあ次回までにはなんとか…)」
「次回って予定は明日ですが」
「にゃー(えっ?…無理だよ打ち直し終わらないよ〜明日桃香無理だよ暇無いよ〜)」
「えろげーのてれかの絵柄を確認する暇はあるのにですか?」
「にゃー(そう言う余計な事言うな〜)」
「おや?任務が、では失礼します。お猫様」
「にゃー(都合がいい任務ですね〜(泣)あっ!支援ありがとうございました)」
とりあえず一刀の行動がゲームみたいに自分の立場を軽んじているのではなく
ただの頭の悪い行動になっちゃってるのが萎えた
十三号氏、乙でした。
当日は華琳様が真っ白に染め上げられるんですねわかります。
実質、漢を除く全√の記憶を保持する(ハズ)の一刀にしては確かに思慮が足りない感ありますね。
数十人とまではいかずとも、数人の盗賊に襲われる危険性くらいは考慮して
(止めずに付いてきそうな)星あたりに護衛を頼むくらいは出来たように思う。
まぁきっと隠密に事を運び『サプラーイズ♪』とか何とか華琳様を驚かし喜ばすつもりだったのだろうけど、
別の意味でサプライズかましてどうするのぜw
>>751-752 別に一刀がそのSSでの設定からするとおかしいのなんてここの多くがそうだろ
外史喰らいのはいくらなんでも左慈たちと普通に行動を共にできるのが
無印後の一刀っぽくないじゃん
普通なら例えどんな理由があろうと絶対に許せないだろ
どんだけ頭空っぽだっつの
あと、無印繋がりなら無じる真だっておかしい
無印の一刀なのに全然ちんこ的な行動をしてない
真の一刀でももっとアグレッシブだろ
マジでヘタレすぎだっつの
>>753 まぁ、あれだ
完璧に一刀だっていうのが見たいなら玄朝秘史をお勧めする
あれだけは期待を裏切らない
ここに初めて来た人にもお勧めな作品だからな
是非ともあれから読むべきだ
というか、あれくらいしか勧められないんだけどなw
真の一刀と無印の一刀は正反対の部分が多いから両立は不可能だと思うわ
仮に同じような行動、発言をしていても
無印の一刀と真の一刀では意味が大きく違ってる
真以降の作品はどれも基本的に真の一刀をベースに書かれてるだろうし
無印の一刀らしさはほとんど感じられないよ
30分経過
異常なし
寝る
>>755 そんな中でも不可能を可能にしてしまった作品がある
それが玄朝秘史
取りあえずyouには玄朝秘史を一読することを勧める
玄朝秘史の一刀なんてそれこそ原形留めてねーじゃんwww
>>758 あれは成長していく過程のことだから変化していったのは仕方がない
だけど、その根源にあるのは間違いなく最も一刀らしい一刀
貶す前にちゃんと読むべきではないかな
読んでない人間に批評をする権利などないのだから
まあ、ああいう誰が見てもカッコイイ主人公もそれはそれでいいけど
無印のような、こいつがこんなにモテるはずはねえw
みたいな平凡主人公の良さとは両立できるものではないよ
>>760 無印の一刀が平凡だったのは開始時点だけだよ
後は、徐々に包容力を増していき女の子たちをトリコにしていき
色んな経験を通して自分の立場(太守)について正面から向き合って努力していた
だから、決して平々凡々ではないんだ
むしろ人一倍の努力家であり、人一倍のお人好しだったわけだ
そんな無印一刀が頑張り、そしてしっかりと女の子たちの想いを抱き留めるだけの
度量があったからこそ女の子たちからモテたわけだ
youも含め、それを忘れてしまった人には今一度無印を再プレイすることを勧めとくよ
それで玄朝秘史の一刀とどう一緒かというと
彼もまたその包容力を持って様々なヒロインを新たに落としていった
そして、上に立つ者としての責任、あり方を学び努力している
ちゃんとこういった点が一緒なのだよ
あと、エロいところにアグレッシブな点とかね
そう考えれば、外史喰らいや無じる真の一刀は全然違うという
>>753の意見も
あながち間違いではないだろうね
なるほど、まあそこは人によっていろんな解釈があるんだろうね
個人的には無印の一刀については、お人好しっていうのは
本人も違うと言ってるように周囲からは結果的にそう見えるだけで
実際はできる範囲で自分の利益や保身、欲望に従ってるだけだと思うし
努力ってのも、まあ、そんなにでもなくてサボってばっかりだw
でもそんなある意味小物なところがあるからこそ好きだったわけで
真はそういう魅力が感じられなくて残念ではあるわけだよ
キャラが成長した部分はオリジナル設定みたいなものだけど、要はその成長を如何に読み手に違和感を覚えさせないように描くかだと思う
蛇足で一つ
ヒロインの恥じらう描写は絶好の萌えポイントなので、“///”とかで済ませるのは個人的には勿体無いと思うのよね
どこかで見掛けて、そう思った時があったのよ
>>762 真の一刀もかなり好きな俺みたいなのだっているんで、残念とか言われるとなんかもにょもにょする。
現状では真の一刀ベースが多くなるのはしかたないだろうし。
まあ、俺も真と無印の一刀は、正反対とは言わないまでも明らかな別人だし、それぞれの魅力が
あるんだから両立させる必要はないと思うが。
それぞれの作品でいいとこ取りするのはありかもしれんけどw
無印と真では別人……もしくは武器を持った暴漢三人に襲われた時に異なる覚悟を持ってしまって別人に『なってしまった』可能性もあるような?
つまり最初に出会った『救いの手』によってまた別の一刀になっている可能性も……穢土幕府の一刀のようになるのは滅多に無いだろうけど。
>>762 とりあえずgdgd述べるよりも無印を最初から最後までプレイするべきだと思うんだ
拠点も含め全部やってないからイメージが変になってしまっているんだろうからね
ちゃんと一刀が自分なりに考えてる描写とかもある
サボりが多いのは事実だけど、その多くは拠点での導入に使われることばっかりだ
またそういうのなら真でも結構やっている
それとゲームのプレイと一緒に玄朝秘史を最初から読むことだね
無印の一刀を小物だとか言っているがただ単に自分を投影させたいがために
勝手に脳内で自己補正をかけているだけだろう
そして、妄想によってそれが強化されて歪んだイメージを持っているのだろう
それを矯正するためにも無印の再プレイは必須だ
,. -ー冖'⌒'ー-、
,ノ \
/ ,r‐へへく⌒'¬、 ヽ
{ノ へ.._、 ,,/~` 〉 } ,r=-、
/プ ̄`y'¨Y´ ̄ヽ―}j=く /,ミ=/
ノ /レ'>-〈_ュ`ー‐' リ,イ} 〃 /
/ _勺 イ;;∵r;==、、∴'∵; シ 〃 /
,/ └' ノ \ こ¨` ノ{ー--、〃__/
人__/ー┬ 个-、__,,.. ‐'´ 〃`ァーァー\
. / |/ |::::::|、 〃 /:::::/ ヽ
/ | |::::::|\、_________/' /:::::/〃
>>767 やめいww
まぁ、普通に反応してしまえば、全部違う外史なのだから、一刀さんも違っていて当然でしょ。
原型云々の話ではないと思うよ。
ホントならこーいうのは荒れる原因になるから、避難所でやったほうが良かったとおもうけどねん。
>>768 まぁ、確かに向こうでやるべきなんだろう
ただ今の避難所はなんか話してる…というか必死に一人を叩いてるのがいるから
今は触れたくないものだね
何もなくても適当な理由付けて書き込みたくないと言うくせにw
玄朝秘史のちんこは成長したと言う名目でどんどん超サイヤ人化していき、最終形態はどの最強オリ主SS
のちんこをも凌ぐスーパー主人公になるだろうなw
TINAMIも理想郷も目じゃねーぜ!
成長って外史と同じ位便利な魔法の言葉ですねw
成長なしで一刀を皇帝に据えるなんてどんな超魔術を使えというのかw 元はおまえらの大好きな凡人なんだぜ
ゲーム開始時の一刀は そもそもゲームの出だしと終わりでもずいぶん違うのに・・・SSでは人が成長させちゃいかんとか
一刀はニートじゃないんだぜw つか、毎日こつこつと流れ作業をこなして凡人として可もなく不可もなく老衰しましたなんて
SSが読みたい奴なんているのかww
あらら 人を だな w
>>771 そういうことを書くのはちゃんと読んでからにするべきなのではないか
読みもせずにヘラヘラと無茶苦茶な批判的な書き込み…非常に不愉快だ
読んだ上でもう一度書くことをお勧めする
まぁ
>>771など一刀十三号、清涼剤、外史喰らい、石秀らが書いた低レベルSSがお似合いだろうがな
>>760のような人もいれば
>>772みたいな人もいる。
恋姫好きといってもやっぱり色々いるんだな。
>>772 名将に拾われるんじゃなくて、どこかのお人好しな行商人に拾われた一刀。
日々の糧のために行商人の仕事を手伝う内に、それを生業として生きるようになる。
元の外史の知識を元に、そこそこ成功して洛陽に店を持てるまでになった。
その頃には大陸も平和になり、「小さいながらも珍しい良い物を扱う」と評判の一刀の店を、時たま武将達が訪れる。
そのうちに、武将の紹介で城の文官と結婚、子宝にも恵まれる。
年老いて子に店を譲り、「三国志の武将の役に立てた」ことを誇りに静かに余生を送った。
……こんな感じかねえ?
>>776 これはこれで面白そうだと思える俺がいるw それにしたってこれをもっと肉付けして一本の物語にしたら
きっと最初と最後が同じ一刀にはならんだろうね
人間日々前進だからねぇ…。
ゲームじゃなくても、現実で全く成長しない人間なんてのは、どこか壊れた人間だけだと思うよ。
個人的には外史喰らい氏の男だらけの一刀さんの成長にwktkするなぁ。
続き、楽しみにしとります。
成長があるべき…そんな人にこそ玄朝秘史だ
外史喰らいなんかより断然期待できる
ID:oF1ohUyc0=いつもの荒らし
>>779 …なんか、一々煩いんだけど?
作品が楽しく読めないなら、一々誰の当てにもされない批判してないで大人しくしててよねw
作品を貶めることでしか、他作品を褒めることも出来ないような低レベルな人間が読むようなSSはここには無いんだから。
読む気も無いくせに批判的な書き込み…非常に不愉快なんだけど。
人間の中身入れ替えた上でもう一度書き込むことをお勧めするよww
どうせ、成長出来ない人間が自分を重ねて妄想に浸るのに都合のいい作品を持ち上げてるだけだとおもうけどねw
…けなしてばっかじゃなくて、偶には全てを褒めることが出来ないと、それこそあんたの大好きな成長なんて、夢のまた夢だよ。
一度自分の書き込みを見直して心を改めないと、人間的成長なんて見込めないんだからね。
>781
その反応がID:oF1ohUyc0を喜ばせる
>779
まあ、幻聴必死の一刀ですらお前の成長よりは期待出来るだろう。幻聴必死はその内マシンガン出て来るよ多分
後、今日はID変えないんだな
更にレス先指定しなくなったな、そんなに自爆が怖いかw
>>781 自分の書き込みを見直すという点ならあなたも必要なのでは?
避難所を勧めているのに自ら率先して話を引き延ばしていることは矛盾しているのでは?
せめて理由くらい書いては?
>どうせ、成長出来ない人間が自分を重ねて妄想に浸るのに都合のいい作品を持ち上げてるだけだとおもうけどねw
これもまた一種の批判では?
何故、批判を否定しているあなた自身が否定を?何故?
自己の矛盾を棚に上げて人に指図するほど偉いとでもいうつもりか?
>>780 今までに沸いた荒らしたちと同一認定されるのはイヤですが
否定する証拠もありませんので何とも言えないのが歯痒くてしかたがない
それでも一応、今までに荒らしをした者とは別人なんだ
こうして煽り煽られスレが荒れるんだな
>>783 >
>>781 > 自分の書き込みを見直すという点ならあなたも必要なのでは?
> 避難所を勧めているのに自ら率先して話を引き延ばしていることは矛盾しているのでは?
> せめて理由くらい書いては?
>
> >どうせ、成長出来ない人間が自分を重ねて妄想に浸るのに都合のいい作品を持ち上げてるだけだとおもうけどねw
> これもまた一種の批判では?
> 何故、批判を否定しているあなた自身が否定を?何故?
>
> 自己の矛盾を棚に上げて人に指図するほど偉いとでもいうつもりか?
>
>
>>780 > 今までに沸いた荒らしたちと同一認定されるのはイヤですが
> 否定する証拠もありませんので何とも言えないのが歯痒くてしかたがない
> それでも一応、今までに荒らしをした者とは別人なんだ
>783
>これもまた一種の批判では?
なんで?お前批判が作品批判に?ああそれが作戦かあ
>今までに沸いた荒らしたちと同一認定されるのはイヤですが
>それでも一応、今までに荒らしをした者とは別人なんだ
なに幻聴必死のファンは基地外ばっかりだと思わせたいの?ああそれが作戦かあ
みんな色々あるようだが……なんにせよ、言えることは一つ
お前ら全員ウザイ、投下する作者たちの邪魔
>>783 どうせ避難所って言ったって聞かないからこっちに書いたんでしょw
分かりきったこと聞かないでよ、面倒な…。
>何故、批判を否定しているあなた自身が否定を?何故?
ちゃんと読んだ?他作品を貶めるような批判をするなっていったのよ?
根本的な事言うと、人批判と作品批判は全くの別ものでしょうが。
あえて理由をつけるなら、批判はするのにされるのは嫌だっていうあんたの腐った人間性を叩きだそうとしたのw
自分がされた途端に一々目くじら立てて怒ってるあんたの方が矛盾してるんじゃない?
それとも、されたくない事は人にもするな、って親から言われなかったの?w
批判そのものじゃなくて、その仕方に腹が立ってるって言うの!
大体、同一認定されたくないって言ったって、言ってることが同じなんだから仕方ないんじゃない?
やっぱり全く成長してないじゃないw
>>784 >>787 ゴメンね、どうしても一苦言呈したかっただけなの。
これっきり黙るから、許してね…。
, ---- 、
/ ヽ
| ヽ_ / |
〈 へ__}, 、!_, '^ 〉
/〉 ェァ i!i! ィェ〈〉
<∧ ,l」、 /」_, -、
〈 」!ヘ`=三三>ー、¨} }〉
ノ ソ| \,;;;;;,,ゝ ク /
. __ /〉〈__ ヾ;;ン/ /\ _
/ L ヽ ` { ノ  ̄ \
/ jソ `Y !〈 { ヽ
. { ヽ | | ', , -、 }
| / ∨ | | ', レ \ ,'
レ / ヽ 个| ',/ ヽ ,'
| | | ヽ __人| ', } |
| | |\ | ', r、.ノ │
ヽ ヽ / / i!│ { } ヽ\/
ヽ \ ヽ___ | ヽ ヾ/フ _/ /ヽ
| / ` ー- 、_ \ / ' ` 」 /
| 入  ̄ ̄ /
', ー= _ ,<´
`ーy―r――――┬ …… ' i ',
. ∧/ ト、 :! ク| ∨ヽ
{{7ヽ、 ヒ ヽ :! / ソ /∨}}
∨ \ / ∨
,' ' ,==========='' ',
/ \ ヽ ,' / ',
,' \ / ハ
ID:oF1ohUyc0は可愛いなぁ
>>774の駄レスみたいに清涼剤氏やその他を罵るからすぐわかるw
お前だけだからな、清涼剤氏やその他を貶しているのはw
ごめん、最後にどうでもいいけどやっぱ一言。
漢女じゃなくてホントに女だからやめて…。
血圧上がって素が出ちゃっただけだから…。
>>784 まあ、自演と気づかず巻き込まれてたり、反応して材料を与えたりするのが耐えないからな。
桂花「これで全員いなくなれば、華琳さまとの愛の日々を私一人が投下できるんだわ。もっと潰しあいなさい!!」
>>791 なるほど清涼剤&その他を貶すのが目印か…
つまり荒らしが最も粘着の対象としているのは一壷酒氏でもその他でもなく清涼剤ってことか
なら簡単だな
清涼剤が消えてしまえばいいんだ!
そうすれば荒しも消えて、あっという間にスレは平和になる!
我ながら素晴らしい答えだな
日付変わって本日の荒らしID:ze2gkUQM0
797 :
名無しさん@初回限定:2010/03/14(日) 01:03:45 ID:MNMu/MTY0
本郷帝今週ないのか・・・・・・
>>797 やってられないよな…
あと、本郷帝じゃなくて北郷帝な
しかも今は玄朝秘史、間違いの無いようにな!
>>796 俺は
>>791の書き込みを見てそう判断しただけさ
清涼剤が悪い…そう思うから特徴的に清涼剤とその他って書いてるんだろ?
いまさら俺を荒らし扱いして誤魔化す必要は無いって
今日も大漁大漁っと
で、この自称信者は何故敬愛する一壷酒氏の嫌う行為を止めないのだろうね?
まぁ、離間工作してる段階で答えは出てるンだケドね
少なくとも、俺は他の作品を貶す意図はないよ
ただ
>>791との共同見解によって原因が清涼剤にあるということが分かったから
清涼剤がいなくなれば全て解決だろうなって話さ
書いてる作品を貶す気はないがその存在がこのスレに良くないという事実を指摘したまで
>>801と
>>791の考えに同意しておく
清涼剤はいらんし、消えていいと思う
どうせ基本的に避難所の作品しか読まないから興味ないしね
自演開始しましたw
放っておけば勝手にボロ出すので生暖かく見守ってあげましょうねw
自演w
んなわけねーよw
そもそも ID:rMRpvHwl0だって清涼剤のせいで自分の好きな作品が迷惑被って怒りを感じてるんだろ
もう言っちゃえよ
勢いつくよう先に言おうか?
清涼剤!お前がいるせいでスレは荒れて玄朝秘史まで粘着されてんだよ!
頼むからまとめ関連から姿を消してくれ!スレの・・・いや、まとめサイトの平和のためにも!
とりあえず深呼吸して落ちついたらいいと思う
人の好みはそれぞれあるだろうから、
好きな作品、気に入った作品のみ読んだら良い
嫌いだったり苦手なら無視したらいい
>>804 おれ清涼剤大好きですからwwww
残念でしたwwwwwwwwwww
嫌いなのはお前が付けてる駄レスだけ^^^^^^^
>>805 その辺はちゃんとわかってる
だからこそ、今までは我慢して例え糞レベルだろうと作品否定はしてこなかった
ただ、今回は事情が違う
スレの荒れの原因が清涼剤にあるってことだから他の作者の迷惑だからさっさと消えてねってことだよ
つまり好みうんぬんの話じゃない
まとめ関連サイトの存続をかけた話だよ・・・存続を願うからこそいなくなってくれと言ってるんだ
清涼剤もその辺りをくみ取ってスレのことを思うならばきっと消えてくれるだろうな
>>806 なるほど、そりゃそうだな
人間なんだから一服の「清涼剤」とかは好きだよな
いらないと思ってるのはこのスレで言う「清涼剤氏」だもんなw
つまんねーこといってねーでさっさとクソして風呂入って歯磨いて寝ろ
つまんないのは清涼剤
玄朝秘史で面白さを勉強するべき
ま、それ以前にとっとと消えるべきだなw
華琳「春蘭この愚か者の首を早くはねなさい」
あれ?規制?テスト
別人が意見したとは思えないくらい行間から同じ臭いのする同意を見せられてもねぇ?
モノ書きの基本だけど、複数のキャラを登場させる時はちゃんとそれぞれに個性と行動原理になる信条を付けてあげないとかなりカオスな遣り取りになるからね
名前が違うだけの同一人物同士の遣り取りって、持っていきたい展開に話を進める為に喋ってるだけだから読んでると違和感を覚えちゃうんだよね
漢女呼ばわりが嫌なら証拠をうp!
とか板違いなのが悔やまれる
これだけ荒れた以上、晒し上げられた清涼剤氏はもうここや避難所には来ないな
さすがに荒れの中心だとまで言われたら普通はもう来ようとも思わないだろうからな
避難所に投下するだろ普通
荒れたのは荒らしのせいで清涼剤氏のせいではない
気に入らなきゃ読まなきゃ良いだけなのに…
というか、まだ完結してないんだから途中で辞められたら
続きを待ってる俺が困る!
「にゃー(疲れた…)」
「そのぐらい、大した事ないのですよ」
「にゃー(えーなんで風様が!)」
「夢を見たのです、舞台が洛陽ならばここに立てると」
「にゃー(それ理由になってませんから…)」
「それでは23桃香なのですよ〜」
「にゃー(見事に無視ですか…)」
「ん、ん〜」
清々しい気分で一刀は目覚めた、久しぶりに布団で寝れたのも一つの要因で有るが一番の理由は安心して寝れた事だろう。
「おやっ?いつ寝間着に…」
華琳に抱き抱えられて意識を無くして着替えた記憶が全く無い一刀は考える。
コンッコンッ☆
ドアをノックする音で思考を中断させられる。
「北郷様、お目覚めでしょうか?」
「ああ、起きたよ」
「でしたら湯船の用意が出来ておりますがお入りになられますか?」
「へ?用意が有るの」
間抜けな返事と質問をすると。
「はい曹操様のご命令で準備をして起きるのをお待ちしてました」
聞けば護衛は夜通しで、身支度の女中さんは約三時間前から一時間交代で部屋の外で待機しているらしい。
で、風呂は一時間前から支度との事。
「ごめんな、俺なんかの為に…ああ手なんかこんなに冷たくして」
あまりの冷たさにビックリして女中の手を包む様に握る。
「北郷様、お戯れを…」
「ああごめん、俺なんかじゃ迷惑だよな」
手を離す際に女中さんが何かを呟いていたが聞き取れなかった。
「…いえ別に私は困らないのですか…」
そうして案内されて浴場に行き朝風呂を堪能したのち部屋に戻ると服が上下洗い終わって畳まれた状態で用意されていた。
支援
月の支度で無いのは少し寂しいな、と物凄く贅沢な悩みも直ぐに払いのけ出掛ける準備をする。
荷物をチェックして窓を開ける。
まだ少々薄暗いが蜀なら朝市が始まっている時間だ、魏でも同じだろうと部屋を出る。
廊下をしばらく歩くと、
「…ご主人様」
最強の武人がひょっこり顔を出す。
「やあ、恋おはよう。買い物付いて来る?」
「……んっ♪」
と、より近づいて来たので二人で出掛けた。
「おはようございます、御遣い様」
礼儀正しい挨拶をされて城の中はほとんど顔パス、正直蜀とは違い真面目過ぎる挨拶をされるのがこそばゆい。
城内の街に出て地図を見る、自分が立てた区画整備がほぼ立案通りに街が仕上がりつつある。
これなら最悪地図を無くしてもなんとかなりそうなぐらいだ。
そして今、特に力を入れたのが技術に関わる方面だ。
競争させるにしても金銭面で競争されると料金を下げる為に粗悪品を使うようになり『安かろう悪かろう』になる。
最悪デフレスパイラルに陥る可能性が有る。
ので料金を一定額以上下げないにと法として定めた、すると客はどうするか?
料金が皆最安値辺りで一緒ならば包丁だとより物が切れる方へ、飲食店はより美味い方へ流れる。
客が流れない店はどうなるか?二者択一である、潰れるか又は腕を研いて客を呼び込むかである。
今の処、白帝城では良い方で事が運んでいる、さて洛陽はどうだろうか?
さすがに金物屋はまだ開いてないので分からない、だが飲食店の方は開店前から行列のある店がチラホラ見受けられた。
これは技術向上の賜物だろうか?そのまま朝市に流れると凄く活気づいていた。
条例の最低金額は蜀と同じだと思ったがここ魏では実際売られている品の平均の売値は若干高めだ、代わりに呼び込みが凄い。
『○○産の何々だよ』
『何々の産地として有名な××だ!』
と、こだわりが有る為の若干高めの商品値。
産地など分からず内心困っていたらふと前回から知ってる顔がチョロチョロと見受けられた。
二・三会話してみれば前回同様良心的なようだ、買い物をその人達で済ませて買った物は城に届けてくれる様に頼んだ。
そうして頼み終わる頃、突如腹の虫が鳴った。
「恋はお腹空いてない?」
「…まだ平気、昨日も沢山食べた」
「昨日?」
「・・・コクッ、季衣と食べ競べて勝った…華琳驚いてた」
「そうか季衣に勝ったかぁ」
「・・・コクッ、今朝も半分くらい食べた…まだ大丈夫」
「そうか、じゃあちょっと待ってて」
と店先の肉マンをいくつか買うと戻って来る。
「はい、恋」
肉マンを一つ差し出した。
「…ご主人様?恋、大丈夫」
「うん、大丈夫ならゆっくり食べてみような、それともいらない?」
フルフルフルフルフルフル。
素晴らしいぐらいな否定の返事が帰ってきた。
差し出された肉マンを受け取りいつもなら複数入る口の中に一つだけ頬張って食べる。
モキュ・モキュ・モキュ・モキュ・モキュ。
よく噛んでいると。
「・・・ん?」
「どうした恋」
「…普通に食べても美味しいけど」
ちなみに恋の普通とはいつもの口いっぱいに頬張る食べ方である。
「…ゆっくり食べたらもっと美味しくなった…恋ビックリ」
「そうかもっと美味しくなったか」
「・・・コクッ」
「なら今度から、ゆっくり食べる機会を一つでも多く増やそうな」
「・・・コクッ、…でも隣にご主人様居ないと駄目…」
「ん?なにか言った」
フルフルフル。
と首を横に振り否定の返事を取る恋、仲間と特に一刀だけに見せる表情の種類を増えていくのだった。
支援〜。
「こんなもんかな?恋、城に戻るよ」
本当は嫌なのだが一刀はこれからやることが有るのだから邪魔をしては駄目と、自分に言い聞かせて納得して頷くのだった。
城に戻ると恋が。
「…ご主人様やること有る、…だから恋離れる」
別に離れる必要は無いと言おうとしたが既に恋が走って消えていた。
仕方なく頼んでいた荷物が届いているのを確認するとお返しの菓子作りに没頭する………
・・・
・・
・
「御遣い様、そろそろだそうです」
「分かったありがとう。で、次いでて悪いんだけど運ぶの手伝ってくれない」
台所には甘い香りが充満して大量の一刀製造のクッキーが出来上がっていた。
「ごめんね、手伝ってもらう代わりに一枚ぐらいあげたいんだけど、どうしても華琳達から先に食べさせたくて。後で良い?」
びっくりする手伝ってる女中達。
「いいえそんな恐れ多い、お気持ちだけで結構です。第一私達が御遣い様のお菓子等食べたら死んでしまいます」
「なんで?当たり前だけど、もちろん毒なんか入ってないし、普通の只のお菓子だよ。華琳達だってそんなに心が狭くないだろ?」
「そこら辺の事が張れも普段は全く問題ありませんが…しかしやっぱり面白く無いのか無意識に覇気を飛ばされる方も少々いらっしゃいまして、あれを私達のような凡人が喰らいますとさすがに…」
「そうか分かった、すまないね心配事を増やして」
「いいえ、普段は皆様素晴らしい方々でございます。そこはやはり好きな殿方へのヤキモチなのでしょう」
「え、…いや、その。(あえて他人に教えられると照れるかもこれ)」
「御遣い様そろそろ雑談等お戯れはその辺で皆様の耳に入ってしまうかもしれません。お前達も無駄話をするな」
「「はい」」
この中で一番偉そうな女中さんに怒られるとそのまま無言で大広間に入る、朝の定期報告会は終わっていて丸いテーブルを三つ入れて皆が席に着いていた。
席分けは、華琳・春蘭・秋蘭・桂花・風・稟と季衣・流琉・霞・凪・真桜・沙和、最後に天和・地和・人和・恋・ねねに成っていた。
それぞれの人の前に小分けしたクッキーとテーブルの真ん中に山積みのクッキーの皿を置いてから一呼吸した後。
「一月前のバレンタインは有難う、皆の料理堪能したよ。で、今日がそのお返しのホワイトデーだって知ってる?」
「知ってるわよ、雪蓮から詳しいことは聞いているから」
「なら説明は不要と。で俺からのお返しが目の前のお菓子、先ずは小分けした目の前のを食べて足りなきゃ山から取ってくれ。恋とねねは小分けした分だけでちょっと我慢して。後これ」
と取り出す袋。
「蜀の皆と呉の皆には既に配ってるんだけどね、この指輪皆にも貰って欲しい。……華琳」
名を呼んで近づいて行く。
「受け取ってもらえる?」
「もちろん頂くわ」
受け取るとそのまま左手の薬指に納めた。
「華琳、それは…」
「言ったわよね、雪蓮から詳しいことは聞いているって。全て理解した上で取るこの行動、一刀あなたは理解出来て?そして責任は取れて」
暫しの沈黙の後。
「……る、…責任取る。指輪受け取ってくれた人の全員の責任全部取る!」
「よく言ったわ一刀、さすがは私が見込んだだけはあるわ」
そして立ち上がって言葉を続ける。
「だそうよ、安心して自分の心に素直になりなさい」
「ありがとう、華琳」
華琳が席に座ると一刀はプレゼントを再開する、事実上の婚約指輪を。
「春蘭」
「華琳様が受け取ったのだから仕方がなく受け取ってやる」
「ありがとう」
「フンッ」
「姉者は素直じゃあないなあ」
「秋蘭!」
「あら秋蘭が言ってる事は本当じゃない」
「華琳様まで〜」
春蘭をからかう二人はとても楽しそうだ。
「秋蘭」
「ああ、ありがたく受け取ろう」
受け取ると華琳にならって左手の薬指に指輪をはめる、いつの間にか春蘭の薬指にも指輪がはまっていた。
「桂花」
「嫌よ」
即答だった。
「分かってる、身に付けろなんて言わないよ。ただ、箱に入れて触れる心配がないようにしたから貰うだけ貰って欲しい。そしたら部屋の片隅でいいから捨てないで置いといてくれればそれでいいさ」
と、小さい箱を取り出す。
「それを受け取ったら私もあなたの言う責任を取る対象?ああ、気持ち悪い!……でもそうね、いざとなったら売っぱらって華琳様の役に立たせればいいわね。それよこしなさい」
桂花から手を差し出して箱の譲渡を促すのだった。
「いざとなったらそれで構わない、ありがとう桂花」
「お礼なんて要らないわよ」
「ある意味こちらも素直じゃあないですね〜」
箱を受け取ると『あぁけがわらしい』と呟きながらもポケットにしまった。
風と稟に渡す準備を終えた後。
「風」
「お兄さんからの贈り物、ありがたく受け取るのですよ〜」
「稟」
「そうですね、あなたの事は嫌いではありません受け取りましょう」
「おやおや、稟ちゃんも素直じゃないと」
「風!」
そして二人とも受け取った指輪を指にはめる。
「二人ともありがとう」
テーブルを移動して。「季衣、流琉」
「兄ちゃんありがとう」
「兄さまありがとうございます」
更にチェーンも渡すと。
「兄ちゃんこれって?」
「もう季衣、華琳様が仰ってたでしょ。今後成長したら指輪が入らなくなる可能性があるから大きめに作る人もいるって。その人の為の首から下げる用の小さい鎖が有るって」
「そうだった。あれ?でもそれだと……」
「(駄目!それ以上考えても、気付いても駄目!季衣!)」
気付いた一部の人の顔に冷や汗が浮かぶ。
一刀は誤魔化す為に次の人の名前を呼ぶ。
「霞」
「はいよ〜、ありがとな〜一刀」
と霞も指輪を薬指にはめる。
「ありがとな霞」
「なんや今さら、恥ずかしいわ〜」
「凪、真桜、沙和」
「「「隊長」」」
「貰ってくれる?」
「当たり前です」
「聞くだけ野暮や」
「当然なのー」
sいえん
遅延
支援支援
「三人ともありがうとな」
各々返事をしながら三人共全員が指輪をはめた。
一刀はまた移動して最後のテーブルに。
「天和、地和、人和」
「「「はい」」」
「急がしてあまり会えなくて悪い、調子いいかもしれないけど貰ってくれるかい?」
「当たり前でしょ〜一刀」
「大丈夫、ちぃ達から会いに行ってあげるから。指輪はもちのロンで貰うわよ」
「一刀さんなら喜んで」
「ありがとう」
今や国民的アイドルの三姉妹も無条件で薬指に指輪をはめた。
「みんな本当にありがとう。後はクッキーしかないけ……ど…」
山程有ったクッキーがほとんど無かった。
「…恋、食べちゃった?」
フルフルフルフルフルフル。
力一杯に否定を示す恋。
「このへぼ主人は!恋殿がおまえの言いつけ通りに目の前の“くっきー”しか手を着けなかったのに犯人扱いとは斬首!斬首に値しますぞ!」
「季衣って一人であれ全部食べれるの?」
「兄ちゃん酷いや!確かに食べる事は可能だけどさ…」
パリパリッ☆
「お兄さんは」パリッ☆
「女の子の甘い物に」パリッ☆
「対する欲求の認識が」パリパリッ☆
「お菓子だけに甘かった様ですね…一刀殿」パリッ☆
「なのー」パリパリッ☆
「食べたの!あの量皆で全部食べちゃったの!」
「ちなみに全然足らへんでー、一刀」
「あら恋、犯人扱いされて可哀想ね」
「…コクッ!」
力強く頷く恋。
「でも喜びなさい、お詫びに『好きなだけ食べていいらしいわよ』」
「……!コクッ、コクッ!」
「ちょっと華琳、そんな約束勝手に…」
「一刀、あなたさっき言ったわよね。『指輪受け取ってくれた人の全員の責任全部取る!』って」
「うん」
「なら恋の左手薬指に光る物は何?犯人扱いして悲しませたままでいいの、それとも舌の根が乾かぬうちに撤回なの」
「そうじゃない!…そうじゃないけど、それとこれとは意味が………第一にもう材料もお金も無いよ」
「そう言えばこの指輪の代金はどうしたの?」
「桃香達に贈り物した時から別枠で貯めてました」
「まだあの戦いの真っ最中に?」
「そう、それこそ全ての人を信じて、必ずこうなると信じてコツコツ貯めてました」
「呆れた……」
今回の出来事による二回目の華琳の『呆れた』発言、だが一回目と違い心底嬉しそうによる『呆れた』だった。
「安心しなさい…」
声が明らかにご機嫌から上機嫌に変わって。
支援
「材料はさっき一刀が菓子作りしていた厨房に運ばせて置いたわ、責任を取って皆の気の済むまでクッキーを作りなさい」
「いや華琳、民…」
「ちなみに材料費は私の私財から出てるから民への負担は一切無いわよ」
「材料が合っ…」
「更に材料は雪蓮から聞いてるから間違えようが無いわ」
「材料が足…」
「ああ、城で使う量の一週間分を発注したわ、もちろん余った物は普通に城に転用するから一切無駄は無いわよ…」
「クッキー焼いて来ます…」
「よろしい、早くなさい」
「って皆仕事は?」
一刀最後の砦。
「全部、昨日の内に」×全員。
あっさりと陥落。
そして現代時間にして約九時からおやつの時間、約十五時までみっちり働かせられた一刀がいた。
「いっそう今日だけ晩も『くっきー』になんてどうでしょう」
「さすがに勘弁してくれ……」
ドタッ★
クッキー製造地獄から解放された一刀が仮眠後、次は深夜まで代わる代わる彼女らの相手を…
一人だったり、3P・4Pもなかなかどうして普通に成りつつある今日この頃であった。
これで半分くらいか。
「ヤバいな〜」
呟いた一刀、風に稟、流琉と季衣、張三姉妹に霞を相手して今は部屋のベットに横たわっていた。
「次は凪達三人か…」
流石に春蘭・秋蘭は一月前に合っているので今日は無いだろと予想、『最後は華琳だよな当然…』と考えてると。
コンコンッ☆
「はい?」
誰だ?と考える、凪はちゃんとノックするが三人一緒の時なら真桜と沙和が先にドアを開けるのが常で今日は恐らく三人一緒だろうからノックは無いはずだと思ってると。
「北郷様、華琳様がお部屋でお待ちしております」
「へっ?分かった直ぐ行く」
理由は分からないが凪達三人はすっ飛ばされた様だ、三人には悪いけどこの穴埋めは後日にさせて貰おうと思った。
部屋を出ると華琳の女中が待っていた。
「では参りましょう、北郷様」
終始無言で知っている華琳の部屋まで案内され部屋の前に着く。
コンコンッ☆
「北郷様をお連れしました」
「そうありがとう、ではあなたは下がりなさい」
「では失礼します」
そのまま無言で立ち去って行く女中。
「入って…一刀」
「ああ」
返事をして部屋に入ると華琳が見当たらない、いやよく見るば閨に薄いレースのカーテンらしい物に透けて見えた。
支援
何故か息が荒くなりだす、ドアを閉め鍵をかけて閨の側に立つ。
「いらっしゃい一刀」
透けて見える華琳が横たわりながら妖しく手招きする、今すぐ飛び付きたいのを理性を総動員して抑える。
レースのカーテンらしい物を潜り中に入る、顔を上げると遮る物が無い状態で華琳が見えた。
「いらっしゃい…一刀」
発音を変えてもう一度同じ台詞を言う華琳。
「来たよ華琳」
「今日はお返しの日なのでしょ?」
「ああ、そうだよ」
「ならば早速、立ちなさい」
言われるがままに立ち上がった一刀のズボンを脱がす華琳、出て来た一刀のモノをくわえ出す。
「華琳、華琳が…」
「プハァ…これで良いのよ、私がしたい事をあなたがやられる。それなら立派な奉公でしょう」
言い終わると再び口による活動を再開させる、しばらくすると厳しいと思っていた一発目が来た。
「ンクッ…コクッ…プフゥ、流石に薄いわね。ねえ一刀、今日は何回出したのかしら?」
華琳の意地悪な質問に苦笑いで答えた一刀、残った子種も全て舐め取られると今度は二人は正面に向かい合って華琳が一刀に被る様に寝そべる。
薄い紫のネグリジェに少し控えめの胸が栄える、その中で胸の先端の突起物が控える事なく主張する。
その突起物を人差し指で弾く。
「ひゃ…」
その後、丹念に人差し指と親指で丹念に解し時折、舌を交える。
舌を使っている間余った指は下半身を攻めるとすっかり準備は万端の様だ、自分の方も準備万端なのでネグリジェを脱がしてから二発目の為に挿入した、入れただけで華琳が一度目の絶頂を向かえる。
やや抑えが効かない一刀がそのまま強引にピストン運動を続ける、始めは華琳も激しく抵抗してたがやがて波に呑まれて二人同時に二度目の絶頂を向かえたのだった。
「ふう、ちょっと疲れた…」
「あら、情けないわね“三国の種馬の異名も持つ”あなたが」
うつむけに寝そべりながら喋る華琳。
おう?確かに華琳にはまだ二回目だが今日は既に八人の女性を相手にしているのだ、下手をすると華琳でなかったら本当に駄目だったかもしれなかったのに…
と考えるとフツフツと悪戯心が湧いてきた、今だうつむけに寝そべる華琳に覆い被さり挿入しようとすると。
「一刀!またいつぞやみたいにそれは、それは駄っ!ヒャ!ア」
寝そべせたまま後背位で挿入する。
「一刀、駄目よ。はふ、ふぁむ…んん、は、はっ」
悪戯だった挿入も華琳の反応で既に本気で自制が効かない、腰を上げさせ完全な後背位になると。
ゾクッ…
いつぞやの感覚が呼び覚まされる。
「一刀!本当に怒るヒャヨ」
華琳の抗議も左手の人差し指によるクリへの刺激に中断。
ゾクゾクッ…
「(ああ、まただわ…)」
ブルッ☆
行為の最中では初めての感覚に。
「一刀、止めて」
「なに?華琳」
「その厠に…っく!?ふむうぅっ!?一刀、動かないで」
構わずピストン運動に戻った一刀が後ろから華琳の耳元で呟いた。
「シチャイナヨ…ココデシチャイナヨ」
ゾクゾクゾクゾクゾクッ…
そう言うと体位を変えた、挿入したままに子供がよく親に抱えられてするオシッコのポーズが華琳の恥虐と被虐を一層に掻き立てる。
カーテンを潜り床に向くと行為を続ける。
「一刀、駄目!ふあっ、本当に…もう(あなたに逆らえなくなるの)あ、あはあああぁぅ、ひはああぁぁ〜〜んっ」
チョロロロロ…
一刀と華琳が三度目の絶頂とそして華琳は生涯初めての失禁を、華琳の尿は弧を描いて床に放たれていった。
ドサッ☆
布団に倒れこむ二人、そのまま意識を手放した。
手放す直前、一刀は自分のした行為に『目が覚めたら、斬首だなこりゃ』と考えながらもなにかやり遂げた満足感に満たされていた。
朝起きると華琳の部屋に一人でいた、首はまだ繋がっている様だ。
床も綺麗になっていて考えても仕方がないので自分の部屋に戻る。
昼前にはようやく帰る支度が整い、城門前に来て絶句する。
「なにこれ…」
城門前には来る時のメンバー、恋にねね、親衛隊候補の一人。
ちなみに矢傷を追った彼は大事を取って完治するまでここに残すことにした。
と、・・・明らかに一般兵となにもかもが違う約千人の女性兵士。
「私の親衛隊候補よ」
声に驚きそっちを向くと華琳がいた。
「へっ?」
「『なにこれ』と言うから答えたのよ、私の親衛隊候補と」
「で、その方々が何用で」
「あなたの護衛」
「ほえっ?」
「ほら、もう少ししゃんとしなさい、だからあなたの護衛よ」
「なんで」
「あなたね!来る時にどういう目に合ったのか忘れたの!」
「……いや、多分もう大丈夫だから」
「根拠は」
「勘かな」
「却下」
「なんで、酷い」
「あなたに雪蓮並の勘が備わっていたら安心するわ……いえ危険予知に対する勘は雪蓮並かもね、でも安全予知に関する勘は皆無だからやはり却下」
「じゃあこの方々を引き連れて帰れと…」
「嫌なら巻いても構わないわよ。ただし、凪・真桜・沙和」
代表で凪が答える。
「なんでしょう華琳様」
「一刀が姿を消したら護衛の任務を解除、一刀を探し出して白帝城までの追い駆けっこに変更」
「了解しました華琳様」
「遊びなのだから彼女達の行動はあなたからの制限は受けないわよ?そして見つける事が出来なかった時は分かっているわよね」
それは三人よりも後ろの千人の親衛隊候補兵に言っていた。
「華琳それは…」
「あら、あなたを見つけ出す事も出来ないようでは親衛隊としては十分に不適合だと思うのだけど。もっとも誰かさんが逃げなきゃ一番問題無いと思うのだけど、どう思うねね」
「そうですのー、実にそのとおりだと思われまするな〜」
「ねね、この裏切り者め」
「裏切り者とは心外な、軍師としてへぼ主人と未来ある親衛隊候補千人を天秤にかければ火を見るより明らかなのです」
「なんだと〜」
「おまえはほっといても皆がおまえを守りますが、彼女等は自分の生活等全部自分で守らなきゃいけないのです。そして華琳殿は言った事は必ず実行するお人なのですよ」
「あっ」
「ほれ見たことかなのです、巻いて帰らせればなんとかなる程度にしか考えていなかったのが明るみです。華琳殿がそんなに甘いはずはないのですよ」
「ねねも全体的に物事を見れる様に成ってきたわね……親衛隊そのものをつけなかっただけ増しだと思って頂戴ね一刀」
そこには恐ろしくて絶対に逆らえない微笑みを一刀に向ける華琳がいた。
こうして一刀は約千人の女性に囲まれて無事白帝城に帰ることがが出来た。
・・・
・・
・
▼後日談▼
あと少しで白帝城にが見える所に来て。
「……愛紗」
ビクッ!
「なに恋?」
恋の口から今一番聞きたくない人の名前が出る。
「…怒ってる」
「言わないで、分かってるけど認めたくないから」
「気持ちは分からなくもないですが、情けないですの〜」
「隊長…」
「なあ、ねね。愛紗ってそんなに怖いん?」
「そこで震えているへぼ主人のことになると人が変わるってとこですかの〜、真桜達三人も主人が追われてる時の襲撃は鬼気迫るものが有りましたからそれと一緒なのです」
「だけど対象は隊長なのー」
「愛しい殿方が自分が不甲斐ないせいで危険な目に遭ってるかもしれないと、この場合少々違いますが可愛さ余って憎さ百倍ってとこですかの〜」
「「「ああ」」」
納得したのかうなずいた三人。
◇ ◇ ◇
白帝城の城壁が見えた、候補兵の数人が懸命に一刀が止めたのに報告の為に一足速く出ていってその効果か城門の前には出迎えが多数見受けられた。
◇ ◇ ◇
「盛大な凱旋素晴らしいですねご主人様、一部の将でしかお出迎え出来ず申し訳ありません」
「いじめないで愛紗、本当に悪かったから許してくれ。後ろの彼女等も巻いたら能力無しと、彼女達の生活を脅されて…」
「相変わらず女性にはお優しいのですねご主人様は“ですが怒ってません”ので謝る必要はありませんよ」
「えっ……本当に?」
「えぇ、怒ってませんよ」
愛紗の様子を伺う……当初は疑っていたがご機嫌の時の愛紗で本当に怒ってないようで安堵する一刀。
「それよりご主人様は今晩はゆっくり休んでいただいて…」
「ちょぃ待ちー愛紗はん、洛陽からご褒美お預けでここまで来てまた隊長をお預け喰らうのは納得出来へんで」
「なのー、私達三人だけ隊長お預けなのー」
「・・・」
一人黙っている凪。
「・・・言ったであろう“今晩は”と。今はまだ昼ちょい過ぎ、夜までご主人様がどの様な行動しようと…それはご主人の自由」
「そんなら愛紗」
「まあ待て、明日からの予定を伝えてからにして欲しい。ここで立ち話もなんだ、一旦大広間に移るとしよう。皆、移動をするぞ」
移動するみんな。
一番最後を歩く愛紗が下を向いていて表情が分からなかった。
親衛隊候補の方々には空いてる宿舎に移ってもらい大広間に武将・文官が集まった。
「では改めて、ご主人様には今晩はゆっくり休んで戴く。夜までの行動に関与はしない、で明日一日は遅れた“ほわいとでー”のお返し“くっきー”を焼いてもらいます」
「愛紗、悪いけど本当にお金が無いから諦めて…」
愛紗の言葉を遮る様に喋った一刀の台詞を更に遮る愛紗。
「今回、麗羽殿にご協力してもらって競馬の馬券を全れーす買って戴きました、よって予算はたっぷりと有りますよご主人様」
「げえ、マジ?それってヤバくない」
「今回のだけの特例です。そして…」
「まだ有るの」
「有りますが何か?」
冷たい視線に何も言えなくなる一刀を尻目に言葉を続ける。
「明後日は呉に向かってもらいます」
「はっ?なんで」
「呉だけ、ほわいとでーが無いのは不公平だと思いますが?なあ亞莎よ」
「亞莎!居るの?」
柱の影からひょっこり姿を出して来る亞莎。
「酷いです一刀様みんなが怒ってます。特に雪蓮様が『あんな竹簡一つで納得出来ますか!亞莎、一刀の首に縄をくくってでも連れて帰りなさい』と命令をば下されました」
支援
「・・・亞莎はそんな乱暴なまねしないよね?」
「まことに不本意ながら私も納得いってない一人で有ります、素直に来てくださらねば雪蓮様の言い付け通り首に縄を括り付けてでも来て貰うつもりです」
ガーン!!!
これには一刀も大きなショクを受けた、あの素直な亞莎までもが……
「(俺ってそんなに悪い事した?いやしたんだろうな、みんなに取って…)」
更に深く反省をする一刀、だが。
「でもお金が…」
「さすがに蜀でも凛々・翠・猪々子・恋たちの食べる量を考えると呉に回せるだのお金は…」
「ご安心ください一刀様」
「(果たして安心出来るのか?)」
「元々、呉には“大食漢は”居らず、最近は新しい金策も編み出しました!」
「新しい金策?」
「はい、雪蓮様が以前に見た蜀の競馬と一刀様が考えた足漕ぎ式舟で何かが閃いたらしく……確か『おっとれーす』とかなるものを開催してます」
「オートレース!」
「はい!それです。国営の健全な賭博の収益に新式に対する兵達の訓練にもなると冥琳様も喜んでいました」
「(健全な賭博?競馬運営してる俺らが言えた義理ではないが)」
「だそうです、良かったですねご主人様。“今夜は安心してお眠りください”」
シェン
神(シェン)
「ほな行こか隊長!」
「あっ!真桜さん新式の舟、呉なりに改良したんでちょっと見て欲しかったんですが…」
「なんやて!」
「呉の実践資料と経験でそれなりの物を作ったつもりです、現時点では20人乗りとしては最高速度を出してます」
「か〜!気になる、ごっつ気になる〜。でも隊長も気になる〜」
「どうした真桜?置いてくぞ」
一刀を羽交い締めにして引きずる凪が問いかける。
抵抗、なにそれ?美味しいの?状態の一刀が。
「真桜、無理するな自分に素直になれ」
と助言。
「よっしゃ決めた!亞莎はん明後日の出発までは顔出すわ、それまで待っといてな〜」
「私は別に構いませんが」
「良し!大将からの特注品、隊長専用お菊ちゃん四号試させてもらうで〜」
「ギブ!ギブアップ!後生だから凪!助けて、見逃して〜!」
「…隊長」
「…凪」
「天界の言葉は解りません」
ズルズル…
「その後の言葉なら理解出来るだろ凪!」
ドスッ☆
「ウッ…」
気を失わせた一刀を担いで移動しだす凪が。
「出来たら邪魔しないでいただきたい」と。
少し余裕が無いのか迫る気迫にうなずく一同。
その後、二順した後の一刀の後ろの貞操を守ったのが。
突如として乱入してきた恋だったとかないとか………
魏延
「にゃー(終わった、逃げるのね)」
「それでは、バカ猫の私生活暴露大会なのですよ〜」
「にゃー(また風様が余計な事を…まあ風様は軍師だし、お嬢ちゃん程の情報網はないだろう)」
「おや?バカ猫の分際で馬鹿にしましたね」
「にゃー(そんな事無いですよ)」
「ならよく聞くのですよバカ猫、お前の性癖で普通に恋姫をおかずに出来ないのです、そこで…
「に゛ゃーに゛ゃー「に゛ゃー(駄目!駄目!駄目!出禁レベルです駄目〜!ご支援ありがとうございました、すいませんが緊急に回線を閉じさせてはもらいます)」
ブツンッ+
後ろの貞操、守られていたのか…
華琳(くぱぁ)←お菊→(*)一刀→(ひぎぃ)桂花
なんてこと既に済ませて居たかと思ったw
>>852 乙。
赤玉出るのが先か、腎虚でぶっ倒れるのが先か……w
オートレース?競艇じゃなくて?
>856
( _ _)ん?
σ白
(°□°;)やっちまった。
ご指摘ありがとうございます
m(_ _)m
乙なんだぜ^^ つか、次こそはその出禁レベルの情報を風に暴露してもらおうw
一三号氏乙です
22-23にて鈴々が稟々になってるよー
稟々「にゃはは♪かずとどのー、だっこしてほしいのぷふーっ!!」
麗羽様のって別にギャンブルで無敵なわけじゃなくて
ただの悪運だから、本人が貧乏だったり困ってたり
ある程度追い込まれてる状態じゃないと発動しないんじゃないかね
まあそれも詳細は不明だから解釈次第なんだろうけど
>859
m(_ _)m
>860
支援
>862
麗羽様は一刀のクッキーをかなりお気に入りで食べれないのはかなり困ると無理やり解釈お願いしますよ。
凛は俺の嫁
十三号氏乙ー!
>>860 詳しく聞かせてもらおうか…!
玄朝秘史がないといまいち一週間乗り切った感じがしないな・・・
乗り切るような一週間が無いだろお前は
少なくともお前よりはあるわ!
マメなのか堪え性が無いのか
>>870 乙ー。
稟には稟々のままいてもらいたいです、切実に。
そして、ょぅι゛ょネタ待っとりますよw
>>870乙
知ってる人がいるかわからんが飲ミンゴス・・・www>稟々
玄朝秘史の続きが読みたくて禁断症状が出る俺をなんとか鎮める嫁
稟々か、華琳さま閨で大発狂だなw
そんなのどうでもいいから玄朝秘史を全裸待機
>870
乙
俺をロリコンにした責任取って貰うんだからw
このスレにここ一ヶ月の間に投下した、もしくはしてたやつって
キモイのばっかだな
まともなのは避難所のだけか
>>870 乙
流石ょぅι゛ょのプロフェッショナル、素晴らしいw
そしてまた変なのが沸いてるww
いっぱい書いてあるように見えても、実は一人が顔真っ赤にしてやってるだけだから、投下の方は気にしないようお願いしますねー。
>>870 乙
流石ょぅι゛ょ好き、原作もクソもあったもんじゃないなw
そしてまた勘違い作者が沸いてるww
いっぱい乙と書いてあるように見えても、実は一人が顔真っ赤にしてやってるだけだから、投下の方は真に受けないようお願いしますねー。
ID変わってないから、
>>881の言葉の正しさが証明されてるなw
>>883 もうつっこんでやるなって…w
可哀相なだけだろw
まぁ、今更ID変えても突っ込まれるの目に見えてるからじゃない?w
良いか?
自演ってのはな、自分の中に新しくキャラを作って、且つ会話をさせなきゃなんね
それはSSを書く時にも通じるモンなんじゃ…
自演とバレとるなら、それは荒らしの力量が無かったって事なんじゃ
そして、それは荒らしの嫌う「糞な文章」に他ならんのじゃよ…
荒らしや…
せめて自演とバレなくなるまで、他の作品から話の作り方を学ぶのが善かろうて…
凄いな、皮肉って言葉を知らないのがいるなんて思わなかったぜ
>>882を見て
>>881と見比べないところが凄い
なんというか、書き方がどうこう言う前に自分の読解力を鍛えるべきだろw
そんなレベルじゃ玄朝秘史を理解できないぜwwwwwwwwwwwwww
そもそも、俺は自演なんかする気無いわけ
なのに
>>885は自演がどうこうとなんか語り出しちゃうとか意味不明すぎw
はっきり言ってバカ丸出しじゃねーかwwwwwww
そもそも他の作品を読んで学ぶべきだとか本気かよ?
玄朝秘史以外で読むに値する作品なんて今のここや他のスレや専用UP板にあるとは思えねぇwwww
>>887 はいはいワロスワロスw
なんか可哀相なのいるんで、生温かい目で見守っててあげてくださいねw
なんか久々に致命的なまでに阿呆なの見たから、逆にテンション上がってきたww
バカ丸出しなのどっちだよwナニコイツオモシロイww
荒らししか能のないカビの生えたキムチ程の価値もないゴミ屑にわざわざアンカー打つなよ。
890 :
名無しさん@初回限定:2010/03/16(火) 20:19:10 ID:vCZecQDIO
>>888 さぁ、その高まったテンションに任せてSSを書く作業に移るんだ!
>>889 カビの生えたキムチ程の価値もないゴミ屑なのはむしろここで投下してる作品(自称)の数々だろ?
どれもこれもくだらなくて涙が出そうだぜw
てか、そんなことより
>>885は何を見て話の作り方を学べってんだ?
教えてくれよ、玄朝秘史より劣ってるものじゃなければなwwwww
それにしても原作をないがしろにしかねないアイツのSSがなんでまとめにおいてアリなんだよ?
いや、それを言ったらもろもろの作者が該当するからダメかwwww
低レベルの作品なんざ余所で書けよって話だよなぁ
まとめに載るような場所に投下すんなって話だわなwwwww
はいはいワロスワロスw
もういいんじゃない?wただ恥晒してるだけだよww
ここまで言われたのにまだ懲りないとか、ホントにゴミ屑だなオイw
久々に見た致命的なゴミ屑っぷりにまたもやテンション上がってきたw
相変わらず自称信者さんは一壷酒氏の意見を蔑ろにするんだねw
それでどの口で氏の作品を好きだと言えるのか、本当に不思議でならないよw
まぁ、ファンが多ければ朱里もそれぞれってことだろ
タイプミスったw
朱里じゃなくて種類ね
あれを見てて、未だにあれがファンだなどと思えるのはちょっとおかしい。
お、おかしい……orz
>>896 狂ってる信者は投下スレ系統ならたまにいる。
崇拝する作品には批判すら許さず、そのくせ他をけなすってうのが共通点だな。
あ、どこでも嫌われてるっていうの一緒だわw
他人を攻撃する免罪符に、自分の作品を一々引き合いに出されて喜ぶ作家が何処にいるのかと
まぁ、世の中にはいるかも知れないが、少なくとも玄朝は引き合いに出すべきじゃないのは明白だな
だって本人が嫌だって明言したし、まさか至上の作品と仰いでるのに
そのファンがそんな行為を働くなんて明らかに矛盾してるだろう
>>898 一番滑稽なのが、ここではその信者の行為を否定してるのが崇拝する本人だって事だな
あのもどきか狂信者かわからんあいつは今まで見た狂ってるとしか思えない信者の中で一番酷いと思った奴に酷似してる。
そこでも崇拝されてる書き手がその狂信者に苦言を呈したんだよ。
そしたら、その返答がまた酷いんだわ
そいついわく
「俺は○○(書き手ね)が書いてるから●●(作品名ね)をここまで応援してるわけじゃなくて、●●があるから○○を応援してるんだ」
らしい
そして、その後がさらに酷かった
「●●を応援てるからといって、○○の言うことを何でもきくわけではない!」
とか賜りやがったんだよそいつ。
どうもその作品は好きだが、作者の信者じゃないとか頭がもうイッちゃってるとしか思えない発言をしてたわけ。
だから、あれもそいつと同類の可能性もあるのかなって個人的には思うんだわ。
そいうや、あいつは崇拝してた作品の投下後は必ず凄まじく反応速度を見せて割と早めに感想を書いてたから
スレに張り付いてたぽかったな……。
信者もどきか狂信者かしらんがここで暴れてるやつも避難所に張り付いてるんだろうか。そして、感想を書いてるんだろうか。
今日はその路線ですか。
あぁ、疑心暗鬼になっちゃってるんだな。
ごめん、空気読めてなかったわ。もっと落ち着いてから書くべきだったな悪い。
コーランは崇拝するけど印刷所はどこでもいいや的な感じか?
やや不穏当な例えだが
気持ちはわからんでもないがな
良いものは誰が書いたにせよ良いものだ
あくまで自分の中で楽しむ分にはな
>>903 ちがう。
コーラン崇拝するけど、ムハンマドはどうでもいい、って感じ。
文盲多すぎて困った物だ
いつも沸いているこいつは玄朝秘史信者を装ったただのゴミ荒らしね?
玄朝秘史を褒め殺ししつつ清涼剤氏やその他を貶すただ荒らしたいだけの構ってちゃん。
真の玄朝秘史信者っていうのは清涼剤氏をはじめとする古参書き手には優しくしつつも
新参には極度に厳しくなる排他的な連中。
清涼剤氏やその他に優しいと言っても、あくまでも最高峰の作品は崇拝する玄朝秘史と
信じて疑わない連中がそれ。
見分け方は簡単。玄朝秘史に否定的なレスを見るとファビョったように攻撃する連中だ。
はいはいワロスワロスw
そのレスみる限り、お前も大差ないように見えるぞ
というか、お前は以前荒らしに絡んでた清涼剤信者だろ
作者が低俗なら信者も低俗ってかw
玄朝秘史信者=クリスチャン
清涼剤信者=オ○ムor草加
まぁ、どっちがウザいかは一目瞭然だなwww
本日の荒らし→ID:QvLRZw010
>907
釣れますか?
>>907 国家間レベルの戦争を何度も引き起こし、異教徒を皆殺しにしてきたクリスチャンと、
たかが日本国内のテロや強引な布教程度しかしていないオ○ムや草加じゃ、
確かに比較にならんな
玄朝秘史ってそんなに面白いの?
好き嫌いは分かれるだろう
俺個人は上手くできてるなーと思うし嫌いじゃない
今第一回から読み返すと食い違いとか結構あるけどな
Gentocus Liubius
>>907 確かに玄朝秘史信者=クリスチャンのが比較にならん位の桁外れだわなw
お前さんの無知から来る自虐でしかない例えは皮肉にも的を射てるわw
新学期から勉強頑張れよ?
保健室でも自宅でも勉強は勉強だからなw
信者以前にどっちも好きな俺はどうすれば……
>>915 普通にどれも好きって人の方が多いから安心しなさいな。
>>911 流麗な表現による美しい文章
前半は一刀、途中からは各キャラの視点で話が進んでいるが
氏の中で一人一人の人物が出来上がっているのがわかる程にしっかりと描かれている
多くの知識を有し、それを上手く氏なりに取り込んでいるため非常におもしろいエピソードが溢れかえっている
また、妊娠、出産や処刑など生死に関する部分も用いることによってより登場人物たちに深みを与えている
さらに本編の時間軸以外の話なども少々面白い手法で書いており、それが世界観の構築を成功させている
そして、何よりも圧倒的なボリュームが凄い
他の追随を許さない文章量は必見、今ある分を全て読み終わる頃にはきっと玄朝秘史の世界にどっぷりはまり込むと思うぞ
少なくとも、ネタバレしすぎない程度でもこれくらいは魅力を挙げることができる
まぁ
>>912が言うように多少のブレがあることもないわけじゃない
だけど、そういうことがあってもすぐに修正もきくし気になる程度でもないから特に問題視するほどではない
それと、玄朝秘史の忘れてはならない特徴がもう一つある
一刀がちんこしてるってことだ、他のやつらと比べて原作に劣らずちんこしてる
ちなみに最近うざい信者が沸いてる清涼剤なんかは長々と書いてきてるのにちんこしてないって言われてるんだぜw
他も多少の違いはあれどそこまでちんこじゃない
ま、そういうことがあるから原作にちかいキャラクタを持つ一刀が見たいなら玄朝秘史で間違いなしだ
あと、クリスチャンとオ○ムやらS○ukaの例に対して揚げ足取ってるつもりのやつがいるが
現在一般の認識からすればクリスチャンのほうがマシだろ
信者の数、現在の一般認識ではマシという点で玄朝秘史信者のほうが清涼剤信者よりはマシ
>>916 それは無いな
どう計算しても玄朝秘史愛読者の数が他のどのSSよりも
それこそ最近沸いてる変な信者があがめてる清涼剤よりも上なのは紛れもない事実だろw
まぁ、どれも読んでるのもいるだろうがそういったのは大抵が雑食であるか同情で一応流し読みしてるだけだな
ほら、よく雑誌を読むときにやる目的のとこだけじっくり読んで後は流すことってあるだろ?
ようはそれと一緒ってことだ
今日のキチガイ荒らしはID:xBmtwwGQ0ですねw
一般の認識ねぇw
お前みたいな無知の言う一般って空恐ろしい物があるな。
信者の数でマシ加減が変わるなら国内では創価がクリスチャン上回りますよ?w
宗教勉強してから書けやボケ。
で、一壷酒氏はお前さんのそんな行為がお嫌いな件について何か言いたい事はあるかね?
>>918 まぁ、俺は宗教や歴史なんかは不得手だ
というわけで、宗教に詳しいあんたが教えてくれや
玄朝秘史信者=?>清涼剤信者=?
ちゃんと?にのみ例を入れてくれよ
他をいじったらその時点で信憑性はがた落ちだからな
>>919 俺は別に一壷酒氏が嫌う「一つのものにかこつけて多作品を貶す」なんてことは意図してないぞ?
普通に比較した結果と、玄朝秘史の良さがどうあるのかを
>>911のように気になる人や
まだここの作品群のことをよく知らない人に対して分かりやすく教えてるだけだ
だいたい複数の作品があれば結局序列のようなものは意識して無くても出来てるもんだろ?
そして、ここには新しく来る人だっている
そういった人に読んで貰うならやっぱり潜在する序列の中でより素晴らしいものであるべきだ
そうすることでここに来た人が俺らの仲間になる可能性が上がるんだからな
その意図が無かったお前さんの今までのレスに、ご本人が「作品を引き合いに出して、他を貶している」 と思われたからわざわざこのスレ書き込んでまで苦言を呈されたんだよ
ファンと自負しているのなら少なくとも、敬愛する一壷酒氏からそう「誤解」されないようなレスをするように心掛けなきゃね
そーいうのは、避難所でやろうね^^;
ここまでレスのばしてる時点で、荒らし認定されてもおかしくないんだから…。
平和に行こう。
さて、以降通常運行。
最近、めっきり花粉が酷くなりましたねぇ。
恋姫キャラで花粉症持ちはいるのか、予想しようではないか!!
それはそれで避難所向きな話題な気がする
でも、こんな流れ嫌でしょ;;
とりあえずレス流して、次のスレで平和にやりましょw
スルーすればいいだけなのに
自分を正当化した無理なりな話題展開はさらに荒れる事があるということを知った方がいいぞ
そりゃすまんかった。
これ以上俺にツッコンじゃだめよ^^
こんどこそ以下通常運行でね^^
まぁ、このスレてきには埋めss投下が最良の流し手段なのは間違いないな
本日の荒らし=ID:Dbfuv6E10
さて、そろそろ埋めSSの時機だな
まだちょい早くね?
次スレも立ってないのに
ちょっと所か全然早いな埋めSSは
まあ変に埋めSSとか言わずに普通に投下してもらったらいいだけなんだが
>>921 今回のレスの返し合いに一壷酒氏いたか?誤解されてるのが伺える発言は無かっただろ
まさかとは思うが氏が苦言を呈したのってかつて暴れたやつに対してのことじゃないだろうな?
さすがに過去のそれも対象が別のやつに対しての話を出す程愚かではないと思うが・・・
………えっ?
>921
多重人格者に何言っても無駄だよ、>932見て分かったでしょ。都合の良い時に都合の良い人格者が顔を出すんだから。
知っててこんなことかくんだからな
本当に性格が悪いw
評論家気取りがウゼェ
文才ないんだから長文書くなよ
pink板で釣りだの荒らしだの、何が楽しいんだか
>>934 多重人格者ってw
結局あんたみたいに何かしらに当てはめたがる所謂認定厨ってのはどこにでもいるんだな
>>935 知ってるうえで感想書いて何が悪いんだ?
別に俺は思ったことをそのまま書いてるだけだ
そもそも謀略じみた思考などバカの俺は持ち合わせてるはずないだろ
さんざん池沼扱いしてるんだからそれくらいわかりそうなもんだが・・・
>>936 個人感想すら評論気取り扱いして排除しようとするとか・・・すごいな
あんたがこのスレで自分をどんだけ偉い存在だと思ってるんだか知りたいもんだな
>>937 別に釣る気はないし荒らす気もない
ただついたレスに返答してるだけ
もちろんバカな俺は、煽られりゃ当然それ相応のテンションでレス返すけどな
>938
対応方法変えたら大漁ですねw当分この路線ですか?w
どっち道、確実に今までの荒らしと別人だと示せないのだからその主張は無意味だ。まああなたの脳内だけでは絶対確実なんでしょうけどw
なんなら今からでも鳥つける勇気有る?ああ無理言ってごめんw
>もちろんバカな俺は、煽られりゃ当然それ相応のテンションでレス返すけどな
それはボロが出てるだけでしょw
これはID:CNd0nBrD0さん
今日はもしもしですか
相変わらず頭の中身と良識が足りなそうな文ですね荒らしと大差ないよ
まぁ、否定するんだろうけど別人だと示すことはできないよな?
住人からすれば、
>>939も荒らしも
>>940も同レベルだと思うよ。
こいつ外史スレに何書いてんだ?って呆れることしかできない。
投下スレってこともわかってないのかね?
しかし、こんなときになって自分の文才の無さに絶望するとは思わなかった。
投下するためにも適当にSSでも書こうとしたけど一文字も書けない……。
文章よりもネタだとは思うがね。
長文のSSなら文章自体が問題になってくるが、軽いネタなら台詞のやりとりメインだし。
キャラを捉えるのと、それを生かすシチュエーションが難しいわな。
そうだね。
特にゲームで直接的なカラミのないキャラ同士とかになると結構困るんだよね。
それから他国のキャラ同士を絡ませる舞台ってどこがいいんだろうとかね。
で、ネタの方もなんか漠然とした妄想しかないから形に出来ない……。
寝起きに夢を思い出そうとする感じかな。なんかこう、それが頭の中にあるのに具体的な姿が見えないって感じなんだよね。
何もないフィールドに恋と麗羽を二人きりに放り出してみたい
そしてそれを遠目から眺めてみたい
>>944 なんだかんだで楽しくやりそうな二人だ。
公式での絡みは皆無かほぼ無いけど相性良さそうな組み合わせってあるよね
恋と明命とか翠と沙和とか霞と紫苑と桔梗と祭とか蓮華と凪とか小蓮と蒲公英とか
朱里と真桜とかも変に意気投合しそうだなぁ…
>>941-943 p2使って自演してまで必死に流れ変えようとしなくてもいいと思うぞマジで
>>946 恋と明命は、恋の猫を貸してくれるかどうかが問題だな。
魏ルート最後では貸してくれなかったが、もっと仲良くなればいいのかもしれんw
組み合わせで言えば、明命と南蛮勢もあよね
ここなんかじゃそろそろ鉄板ぽい気もするけどw
乙女だった…漢女じゃないよ
最近ほめらじのバックナンバーをCDで聞きまくってるからそんな感じがしちゃったよw
一緒に玄朝秘史をwktkして待つ嫁
ワクテカするのはいいが落ち着け 盛大に誤爆だw
>>955 ありがとう!
きみの誤爆で気づけたよ!
これでもう次の投下まで避難所も専用板もまとめサイトもここも見る価値がなくなったぜ!
つーわけで見てきます!
さよーなら、もう来なくて良いよww
まったく…あぁいのは避難所に書けって話だよな
そろそろ新スレかな?
誰かお願いします。
最近の荒れないとスレ進まないから早すぎる気がするんだがまあいいか
立ててくるよ
スレ立て乙でございます
>>962 スレ立て乙です
早い対応でびっくですw
スレ立て乙ですー。
スレ立て乙
おつおつ
スレ立て乙
なんか避難所にいつもこっちに来てる玄朝秘史の荒ら信者っぽいの混じってるな
あれ?俺書き込んだっけ?
覚えが無いんだが…???
今まで知り合いと飲んでたから書き込めるはずないんだけど
ようわからんな???ドッペルゲンガー???心霊現象???
なんにせよ気味が悪い…
うげ、昼寝してたら夜になってる!
しかも悪夢を見ちゃったし
あえて名付けるなら
「ガチムチ漢女レスリング」
思い出すだけで吐き気がする
さあ、ssにおこす作業を・・・と言いたいところだが、見るに堪える内容だったのかどうか それが問題だ^^;
なるほど、ssにして少しでも道連れをか
いいかも・・・と思ったが書くために思い出すのは拷問以外のなにものでもない(´・ω・`)
呉√で妊娠中の祭と亞莎の話です
セリフのみ、下ネタ注意
「返す返すも、酒が飲めぬというのは寂しいものでな。お主が馳走してくれる
ごまだんごがせめてもの慰めよ」
「恐れ入りますっ。祭様にご指導いただければ、不調法な私でも、いつかは
ごまだんごの極致にたどり着けると信じています」
「極致とは大きく出たの。わしの舌などを当てにしても、その望みは叶うまいよ。
特に、今はのう」
「はい、お腹の子のために味の好みが変わると聞きました。ですが、むしろ
工夫のしがいがあると思います」
「おう、頑張るのう。わしも利き酒なら自信があるんじゃがの。菓子もよいが、
酒の味見もやらせてくれんか? はっはっはっ」
「ごっ、ご冗談を。それ以外のことでしたら、何でもお申し付けください」
「そうかしこまるな。わしとて、せっかく授かった赤子を酒漬けにしとうはない。
しかし、どうしてお主はごまだんごにこだわるのじゃ? わしも皆も美味いと
言っておるのに、それで満足せぬとは、おかしなことじゃ」
「いえ、違うのです。真のごまだんごとは、このようなものでは……」
「ふむ。どういうことかの?」
「夢で見たのです、玉(ぎょく)のように輝くごまだんごを。あれを口に含んだとき
私は、それを追い求めることを定められたのです。もしも、あのまま飲み込んで
しまっていたら、私は夢にとらわれ、目を覚まさなかったかもしれません」
「ほう。夢の中とはいえ、さぞ美味だったのであろうな。しかし、噛り付いたなら
そのまま食べてしまえばよかろう。それで目を覚まさぬなら、わしがたたき起こして
やったわ」
「それは……声が聞こえて、夢から覚めてしまったのです」
「何の声に邪魔されたのじゃ。もしや、共に寝ておった一刀か?」
「……(赤面)」
「図星か。一刀も無粋なやつじゃのう」
「いえ、その、悲鳴だったので……」
「なんじゃと? 何があったのじゃ」
「私はその時まで眠っていて、すぐに一刀様にお尋ねしても分かりませんでした。
青い顔をされて、大丈夫だからと言われるばかりで……」
「……もしや。子明よ、その夢のごまだんごは、二つ並んではおらなかったか?」
「はい、その通りです! なぜ、祭様がご存知なのですか? まさか、祭様も
その夢をご覧になられたのですか?」
「いや、夢と言うか、それは時に夢見ごこちではあるがのう。何と申すか、だんごも
大事じゃが、春巻きのようなモノも捨てがたく……」
「……春巻きですか? それは真のごまだんごと、どのような関わりが?」
「むう、その両者はどちらが欠けても……ええい、そうではない! わしはお主の言う
夢など知らぬっ」
「そんな、どうかお教えください。祭様!」
「案ずるな。お主は既に、それを手に入れておる。このわしもな……。赤子こそ、
輝いて見えるものではないか。遠からず、お主の腹にも収まるわ。はっはっはっ」
終
>>977 乙ー。
一刀め…そのまま食いちぎられれば良かったのにぃ!
乙
ただセリフだけなら台本で良かったと思う
あと次も投下してくれると嬉しいかも
>>977 乙でした。
ボテ腹の祭さんとか破壊力が強すぎて地球がヤバい。
無じる真√N-拠点36を専用板にUPしたことの告知させて頂きます。
(この物語について)
・原作と呼称が異なるキャラが存在します。(展開や所属勢力などの影響により)
・一刀は外史(恋姫†無双)を既に一周しています。
・後々、特殊な仕様が出てくる予定です。(恐らくはこの章か次の章になります)
・時折18歳未満にはよくない場面があります。
※そこにおいて特殊なカラミや不快に思う可能性のある場面が出てくることもあります。
・複数の資料を参考としつつ書いています。
※その影響がどこかで出ているかもしれません(資料に関してはQ&Aにて)
上記が苦手な方にはおすすめできません。
(注意)
・18歳未満にはよろしくない表現が出てくることがあります。
・過度な期待などはせずに見てやって下さい。
・未熟故、多少変なところがあるかもしれません。
・URL欄はメールフォームです。
※メールフォームは必須項目を設けていません。
ですので、意見、感想などは そちらからでもどうぞ。
また、メールフォームからQ&Aのまとめへのリンクがあります。
------------------------------------------------------------
(その他)
・当SSは『恋姫†無双』のED前からの派生となっています。
・出てくる登場人物の中には『真・恋姫†無双』のキャラクターがいます。
まだ未プレイの方は是非とも『恋姫†無双』と『真・恋姫†無双』をプレイしてください。
※もっとも、当SSだけでもご理解頂けるよう、細心の注意を払ってはおります。
ですが、より当SSを楽しんで頂くには、やはり両方のプレイをお勧めいたします。
URL:
http://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0509 よければお付き合いください。
>>955 玄朝秘史キテタワー.*:.。.:*・゚(n'∀')η゚・*:.。.:*
と思いきや
>>982かよ・・・テンション↓
やってらんねぇ
>>957 もう少し後になるが俺もそれだけは読ませて頂くぜい!
折角玄朝秘史が来てたのに気付いて興奮してたのに
なんか
>>982で冷めたわ
書き忘れ
一壷酒氏、体調にはお気を付けてノシ
ヤバイ、これが投下されてるとテンションの上がり具合が違う
玄朝秘史は俺にとっての危ない薬だぜ!
>>990 わかる、禁断症状がでかねないよな
玄朝秘史が来ないといまいちまとめサイト見るきしなくなったりするよな
せいぜい過去の話を読み返すくらいだわw
というか玄朝秘史の余韻台無しだな
>>982ウザっ!
つか、なんであいつまたここに投下しにきてんだ?
散々迷惑かけてよくもまぁのうのうと出てこれるもんだ
それは簡単だ
自覚できない人なんだろ
玄朝秘史と同じまとめサイトに掲載されようだなんて思ってるんだぜ
格の違いを自覚できてないんだろ
だから面白くもないクソssを平気でだせんだよw
おっと忘れるところだった
玄朝秘史最高だぜ!一壷酒氏いつも乙!
>>955>>957 うお!玄朝秘史来てたんすね!一壷酒氏、いつも最高ッス!
今後も楽しみにさせていただくッス!
駄ss書きはいい加減
>>982みたいなクソssなんぞ出さずに
玄朝秘史を読むのに専念して素晴らしい文章について勉強しろよ
あと清涼剤
お前は
>>993-994を見て今度こそ自覚しろよ
まったく・・・どんだけ自己中なんだよお前はスレの迷惑考えろks
うむ、さすがは一番人気作品だな
カスssどもとはわけがちがう
これなら玄朝秘史もまだまだ安泰だな
1000なら一壷酒氏が外史スレ復活!!!!!
清涼剤は蒸発、他のやつらも消滅wwwwwww
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。