■装甲悪鬼村正■+2S H3
戦闘マニアの奈良原が渾身の力で書き上げた第2作目。
スマガもそうだが、1作目では微妙な評価を受けるも2作目で絶大なものを作り上げてくれる。
この主人公ほど壮絶に不幸な主人公を見たことがない。
身の回りの仲のよくなったやつはみんな死ぬか、自分が殺すしかない。
こんなに重くて暗い話なのに、時折見せる安息地は非常に上手いスパイスになっており重厚な話になっている。
1000の敵を倒したいなら1000の味方を殺せ。しかも大事に思う人物から。
こんな呪いは他に知らない。
奈良原は凄惨な話を書きたかったのではなく、命の大切さを一番に書きたかったのかも知れない。
村正ルートの最後はまさにそれを体現したように感じた。
もちろん自分なりの解釈であり、プレイした人にとって多々感じる部分はあると思うが、
ただのバトルものではない。殺人嗜好ゲーではない。
それを感じるためにも最後までプレイして欲しいと思う。
エロゲ歴 9年
重要購入基準 直感、メーカー
(総評など)
他に18本購入したが村正を超えるものはないように感じた。
投票してもいいかもと感じたが書いてる途中でだれてしまった。
それだけ自分にインパクトを与えた作品だった。