■共通ルート(1/2)
神社の祭りから数ヵ月後、秋人たちは相変わらずの日常を過ごしていた。
電車のなかで痴漢プレイを仕掛ける綾子、その様子を羨ましがる姫歌と小春、それらを微笑ましい様子としてみている誠二と暦。
しかしある日からクラスの様子がおかしくなる。
遅刻しそうだとドタバタしていた秋人たちは教室近くでドミノ倒し状態になる。
誠二が秋人に覆いかぶさるかたちになったのだが、誠二は秋人を気遣う上に「秋人は(胸板が)大きいんだね」などと発言。
若干天然な誠二は全く気付いていないが、クラスの腐女子からは好奇の目で見られ、男子からは避けられるように。
そんな中、妄想で鼻血まで噴き出す暦をみた秋人は(いつもの小春への対処の癖から)お姫様抱っこで保健室へ連れて行く。
緊張と興奮で更に鼻血を出す暦により秋人のワイシャツはダメになってしまい、暦はいつかお詫びをさせて欲しいと言う。
一方、小春は秋人から独り立ちしようと朝一人で起きて料理するなど努力していた。
だがある日の登校中、一人になると歩みが覚束なくなり他人にぶつかったり車道に飛び出しそうになったりする小春を見て、
「秋人に寄りかかる癖がついて一人ではまともに歩けないのではないか」と姫歌は冗談交じりに話す。
小春は姫歌の発言が冗談から出たものだと理解しつつ、しかしその内容は当たっていると感じていた。
秋人が居ないと歩くことすらままならない自分にさすがに焦りを感じた小春は、秋人に内緒で裁縫を教えて欲しいと綾子に頼む。
その日の放課後、小春と綾子は秘密の裁縫特訓のために一足先に帰る。秋人・姫歌・暦・誠二の4人が残されたところで、
暦は以前ワイシャツをダメにしてしまった件のお詫びのため、自分のおごりでこれから食事にでも行かないかと秋人を誘う。
((ここで誘いを受けるか否かでルート分岐が決まりつつ、もう少し共通日常パートが続く))