さるに関する考察コピペ
さるについてな
支援がてら、最近報告の多いバイさるについての個人的考察を。
バイさるは、
『一つのスレに ある時間(H)内に 最近の投稿(N)のうち 沢山投稿(M回)したら「バイバイさるさん」になる』
と言われている。
H,N,Mは可変らしいが、VIPに於いては一時間の間で10回連投するとほぼ確実にさるさんとなる。投下間隔は実はあまり関係ない(連投規制は別)。
さるになったら次回の00分になるまで待つしかない。00分を挟む事によりリセットされる。
既定時間内に10レス以上投下するには支援が必要。支援により上記Nが増え、Nに対するMが減るためである。
経験的に1投下1支援で20くらい可能。恐らく既定時間内で半分以上自分のレスで埋めなければさるは発生しないと思われる。可変のため確実とは言えないが。
また、一時間というのは00分から次の00分までであり、初書き込みから一時間の間ではない。だから00分を跨ぐように投下すれば、一人でも最大20レスが可能。
その他のさる回避としては、株主優待の利用、IPの切替えがある。
投下する方、目安にしてください。
異論や間違いの指摘も受け付けます。
きょ〜うも楽しく>1乙だぁ〜♪
8 :
清涼剤:2009/04/23(木) 07:00:39 ID:Bcd0caPG0
おぉ、起きてみれば前スレは埋まり、新スレ突入ですね。
>>1さん乙です。
新スレ記念と、乙の心を表現したい
あぁ、ネタを書く力があったなら、一刀に空を飛ばせることだって、湖の水を
飲み干させることだって出来るのに……
……
…
今はこれが精一杯
※少々、寝起きで変な感じになってます。
無じる真√N-09話
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(あらすじ)
とある日の朝議で、公孫賛によって告げられた黄巾党討伐。
一刀、趙雲、公孫賛は、その戦いに参加する。
そして、公孫賛軍初の黄巾党戦を迎え、一刀はある重要な役
割に立候補する……
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(この物語に含まれる成分)
・一刀の能力(対女性用も含)が微妙に高く感じる成分
・原作と呼称が異なるキャラを存在させる成分
・公孫賛軍ルートなのに時折、公孫賛の影が薄れる成分
(注意)
・今回は、前後編の前編です。
・過度な期待などはせずに見てやって下さい。
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URL:
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0246-1240437117.txt
>>1乙!清涼剤氏も乙!
なんという鬼引き…これは間違いなく後編が楽しみ
>>8 乙です。
これからどうなるかが楽しみです。
それにしてもいいところでひくなあ。
続きを楽しみにしてるよー。
このゲーム昨日買ったんだけどエロシーンはまだ?
魏で初めて董卓終わったんだけど・・・。
エロゲ初めて買ったもんだからよくわかんなくて
某所で紹介されててここ知ったんでまとめサイトを読んでたんだけど
まとめが避難所と外史スレのカテゴリ混ざってんのは何で?
なんか無じる真√の拠点4-6だけ避難所だったり、直近2話分だけ風鈴氏の真√が避難所だったりとイミフなんだけど
何か理由があったりするの?
単純に、避難所で投下されたから。
規制入って投下できない人も多いのだよ。
作品別じゃなくて投下順で並んでるからな
本スレってどれですか?
中の人も続きものは外史スレカテゴリの方にまとめたいと思ってそうなんだけどな
以前、一度避難所カテゴリに載った作品が外史スレに転載告知された後に外史カテゴリに移動してたし
でもそうなると転載されるまで掲載するのを待たなくちゃいけなくなってくるしな、
ああ、なるほど。規制中に避難所で投下されたやつは代理投下があっても避難所カテゴリなんか、サンクス。
避難所に投下あったよという告知だけで、ここには転載されていない作品もあったりするからな
まあこればかりは作者が外史スレのカテゴリにお願いしますとでもかかなきゃ無理な話だよな
カテゴリにこだわる人はあまりいないとは思うけどねw
続きものならどれの続きかの記載があるし、前後の作品に進めるリンクもあるし
東に桂花あれば行ってなじられ、
西に詠あれば行ってに怒鳴りつけられ
北に音々音あれば行って侮蔑され
南に焔耶あれば行って殴り飛ばされる
そんなSSを、私は読みたい。
>>24 そんなドMなSSは自分で書くしかないと思われ。
「何、アンタまだ生きてたの? 空気が淀むから死ねばいいのに」
「ちょっと、こっちに来るんじゃないわよ! 月が掃除したのに汚れちゃうでしょ!」
「こちらに来るのもお断りなのです。ねねと恋殿の食事の邪魔なのです」
「よし、ならば私が彼方へ飛ばしてやろう! それで万事解決だ!」
>>24へのせめてもの手向けになる事を願って。
>>28 他の3人の為にやってあげてるように見えて「焔耶いい奴だなあ」と思った俺末期
どうでもいいが
>「よし、ならば私が彼方へ飛ばしてやろう! それで万事解決だ!」
ろくごまるにスレの吹っ飛ばしAAを連想した
まあ、持ってる武器みんな宝貝みたいなもんだしな。白蓮とか以外。
思春もいれてやれよ・・・
えっと美羽様√って有ったよね?
メーテルのやつかな?
美羽√は美羽√の人のとメーテルの短編連作があるぞ。
たしか降って来てお風呂破壊したやつ。
美羽√だな。
というか、メーテルのは一刀が名前でしか出てこないから、一刀が出てきてるなら間違い無く美羽√の方だと思う。
まとめで言うと袁術軍√って奴だな
>36
ありがとう!
最近更新したっけ?
「更新まだ〜!」じゃなくて何となく久しく見てない気がしたから。
馬超√とか誰か書いてくれないかなぁ。
どこかの誰かが言っていた
無いのなら創れば良いと
俺には馬超√を書くと確実にいつのまにか蒲公英√になるから無理だな頑張ってくれ
馬家√は人材少ない、基本異民族への抑えであまり大胆に動けない、
馬騰が半ばオリキャラとして出さざるを得ないと課題が色々あるんだよな。
反董卓連合に参加しない&涼州つながりで吸収、という手もあるけど、董卓ルートになってしまう。
その上反董卓でなんとか月達の救出には成功したとしても、
その後黙って傍観してたらその内国力高めた魏が来るしなあ。
それまでに桃香達に蜀に入ってもらって蜀と涼州が連携して魏に対抗とかなら行けるかな?
>馬家√
真√の本拠地が漢中だから
それに近いんだろうか
まぁ、これからどうなるか、わからないけど
バトーってイメージ的にはどんなキャラだろ?
太眉なのは間違いないけど
>>47 なんでいきなり攻殻機動隊の話が?って思ってしまった
「もとこおおおおおお」って叫ぶ馬騰ママか。
蒲公英「叔母様、もとこって何ですかぁ?」
鉄と休も太眉なんだろうなあ
バババ バッキューーン
わろた
眉の太い娘は陰毛が濃いんだそうだ。
剃毛プレイとな
翠は駄目だちんぽぽなら剃るべし
自分で剃らせてちんこは観賞、羞恥心を更に煽るべきだろう。
これなら蒲公英にも勝つる。
普通の剃刀で自分で剃るって難しくね?T字剃刀なんてないだろうし
という訳で一刀さんが剃ってあげるといいよ。実況付きで
全裸にするか局部だけ剥くかはお好みで
ピンク色のびらびらが見たいお
61 :
●一壷酒:2009/04/25(土) 00:58:30 ID:GJpXsLHJ0
いけいけぼくらの北郷帝第十回をお送りします。
今回、仕事の関係で、25日夜に帰って来られるか怪しいところだったので、予定より少々早めに投下
させて頂きました。
前回が動きのある回だった反動か、今回はあまり動的なシーンがなく、拠点シナリオのような感じに
なってしまいました。
次回で一区切りがつく予定ですので、おつきあいくださいませ。
☆★☆注意事項☆★☆
・魏ルートアフターの設定なので、魏軍以外の人物への呼び方、呼ばれ方が原作中とは相違があります。
・エロあり。
・(現状では)恋姫キャラ以外の歴史上の人物等の名前は出るものの、セリフはありません。猫は出ます。
・作中で一刀との接点が少ない人物は、性格・行動にある程度補完が入っているかもしれません。
特に袁家、華雄たちは少々行動がゲーム内とはかけはなれている状況もありますので、気にかかる方は、
読まないほうがよろしいかと思います。
・物語の進行上、一刀の性的アグレッシブさは、真より上になっています。これでも無印ほどではないと
思いますが。
・文字コード等の関係で表記が困難な字は注釈をつけた上で平易な字で代用しています。
いつも通り、本編はtxtで専用UP板にアップしましたのでご覧ください。
URL→
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0247-ike2_10.txt 次回は変則的に 五月 六日 の投下を予定しています。
来たー!
63 :
●一壷酒:2009/04/25(土) 01:17:04 ID:GJpXsLHJ0
改行皆無であせったw
今から読んできまーす
帝乙
着々と三国統一が進んでいる
しかし一番乗りが稟…だと…
>ちなみに、この書の中で、「色欲」に関しては一切触れられていないことに留意すべきである。
ですよねー
乙です。
どこからの刺客なのか気になるとこだなあ。
しかし108人の子供って水滸伝かいw
五十家全部を作中で述べるのだろうか?
完結までかなりかかりそう
一壷酒さん、お体に気をつけてください。
108は煩悩の数なれば当然
>>63 二十五人…だと…
猫属性の美衣はともかく、史実に沿ってるからってやりすぎだw彼女の子宮はどうなってるw
いつものキャラを立ててニヤニヤさせてもらえる北郷帝だー、妊娠は稟かー
と思っていたら一転、やっぱり一刀には沢山の超えるべき山が出てくるんだと、緩急があって相変わらず面白かったです。
なにより、談笑の種になる桂花と、本編では一緒にいられなかった冥琳の可愛さは異常w
>>63 禀が一番手か。意外な。てっきり、風か華琳あたりかと思っていたんだが。
呉行きで孫家三姉妹はじめ呉キャラ全員ゲットか。
しかし、まさか孟穫までゲットするとはね・・・・
手帳って…世界地図はどうやって
服の内ポケットにでも入れてたんじゃないか。
で、一旦は封印したと。
………なら、納得?かな。
こちらの一刀は貂蝉に呼び出されて夜、学校行ってこっちに来たんだっけ?
なら用意するか。
>こちらの一刀は貂蝉に呼び出されて夜、学校行ってこっちに来たんだっけ?
どっかにあったっけそんな記述?
って言うかどうやって戻って来たかには曖昧な言しかなかったはず
誰かの作品で貂蝉に会って、向こうの世界が忘れられないなら夜学校に来い、ただし二度とこっちの世界に戻れないぞ、と言われた外史なかったっけ?
5
>>28 一刀日記のことではないでしょうか。>夜の校庭で
これは別作者さんの別の外史です。北郷帝では帰還の様子を描写はしていませんね。
一話にあった実感5年ってことで、一刀は向こうじゃ大学生だな。
もう卒業してる。
>>71 手帳に地図とか連絡先テンプレートとか入ってるのは普通。
普通の手帳だとカレンダーが無難だけど
リフィルは色々種類あるからね。端が定規になってるのとか。
描写からして自分でカスタムする奴だとは思うけど。
呉の周家は健気可愛い。
連投ごめ、上で言ったカスタムってのは、
袋のリフィル。
地図自体が付属のやつじゃないとは思う。
>77
ありがとう。
>78
カスタム型でしょ、解ります。でも作中にA3の世界地図って書いてなかったっけ?
わたしの名はメーテル……ハルヒと見て張飛と読み取った女。
明日の午後九時に20レスほど、短編を投下するわ。
内容は久しぶりに魏関連の外史よ、鉄郎……
久しぶりにキター
ああもう、昼から出掛けなきゃいけないのに紳士スタイルにならなきゃならないよ
どの図法の地図だったのか気になるところ
多分メルカトル・グード・モルワイデのどれかだと思うけど
メーテル氏クルー
魏関連か、今度は誰メインのどんな話だろうなあ。
>>84 何にしろ「世界地図」だからなあ。
一刀が齎した知識で一番具体的で凄い物ではあるな。
一壷酒氏乙です
一刀の決意が重いぜ…稟おめでとー!
他の女の子達と同じくらい猫達を羨む明命可愛いよ明命
そして華琳と美以は頑張りすぎだwマリア・テレジアだって16人なのにww
しかし今は…メーテル氏の投下へのwktkが溢れて止まりません
>>84 何にせよ中緯度地域の歪みが少ないものを持って行ったんだろうなと思う
麗羽んちの記述(北上し続けた挙げ句新大陸発見)からして地球が球体だって知識も一緒に齎したのかも
…流石に地球儀はマズいだろうしなぁ
87 :
84:2009/04/25(土) 14:00:24 ID:SJeg0e3h0
>>86 新大陸に達していないよ
麗羽の家はロシアになったってことだし。
つーか『新大陸に達するやつもいるだろう。北上すれば到達するし』って書き込んだのは漏れだ
あ、そうだったか
この際だし読み返してくるわ、すまん
凛の妊娠で代わりに副使扱いで呉ルートに向かうっていうのは
作者の当初からの目論見どおりなんだろうか、
それなら結構前から伏線が張ってるよね。
っていうか、今の所…魏が一番要注意してるのって蜀なんかな?
なんにせよ、寝所に刺客くるってなると武官以外が一緒だと
色々とヤバイ状況になりかねないね
北郷帝の蜀は立場が微妙すぎるな
それでも漢王室再興を掲げて無いだけマシかと
皇帝派についた蜀&他勢力VS北郷帝になるんかね?
月3連載だから続きが気になるぜ
仕方ない事だけど来月は6日予定分のみなのが残念なとこだ。
全体としては序盤が終わった頃なのかな?
基本的に各陣営の路線って
蜀:みんな仲良くしようよ!ただし私主導でね!
魏:私がこの乱れきった世の中を覇道にのっとって変えてみせる!
呉:呉さえ確保できればどうでもいいよ!ただしそれを邪魔するなら殺しますね!
って感じだから魏の勝利で終わったなら蜀は微妙になるのは仕方ない
特に他√の場合は桃香は理想を、実質運営は雛里雛里にお任せスタンだから
桃香がわかってるかも微妙だしな
八つの罪で●の錬金術師を思い出したのは俺だけでいい…
まあ、それはそれとして
今現在、蜀で一刀と関わっているのは桔梗と白蓮だけか
武将の数が多い割にまだ2人だけというのが蜀の影が薄い理由かも?
呉に行くとなれば、余り出てこないだろうし
最も、麗羽達も蜀陣営とすれば…
相変わらず続きが気になるよ北郷帝
明日は久しぶりにメーテル女史を堪能しますか
覇王は肝っ玉母さんでもあったと
なお、ギネス記録は27回で69人
>>95 キリスト教の七つの大罪はもともと八つなのを編集して七つになったとかどうとか。
蜀は、なんというかグループ化してるからなあ。
ちなみに北郷帝では、大使で洛陽にいる白蓮と桔梗の他にも蒲公英が鎮西府にきていて、
月、詠、ねね、恋が追い出されてて、麗羽さまたちが蜀にいってなくて、さらにみぃたち
まで洛陽にいるので、本国には、桃香の下に五虎将と軍師二人、桃香命の焔耶しかいない
んだぜw
なんというか、強力な統制体制がしかれてる様な……。
>>96 25人は史実に沿ってるのに、曹丕の名前がないのに注目だな。
あと三代皇帝が曹昴なのはいいけど、二代目は誰だろうね。
>>89 それ以前に魏の警備体制が緩すぎ
一刀の未来知識でその辺りは他国より進んでるはずなのに
>>98 どうだろう。
いくら枕事に夢中だったとしても明命が部屋に入られるまで気づけない刺客って
防げるものなんだろうか。
それだと暗殺され放題だぞ
文官連中はどうしようも無いし
今回の件って普通なら警備担当してた全員が処刑確定の重大事だし
アニメでは曹操の寝室にも刺客が入ってたな
この世界は刺客の能力もチート級なんだろう
手引きした者が居るってことかもね
もしくは一刀に自身の価値を自覚させる為に敢えてスルーさせたとかw
>101
まて、敵の正体が明確に解らないが一刀を狙ったんだ。
暗殺者も正にトップクラスを持ってきたんだろ。
多分。
そもそも完璧な警備体制なんて有り得ないでしょうに。
まぁ次で敵の目的や正体が明らかになるだろうし、今設定や展開に突っ込むのは野望ってもんだ。
呉の自作自演ってのはさすがにナイか…。
フィクション物にリアリティを基地外のように求めたり神経質な位に
矛盾を突こうとする意味が不明なんだが・・・
目的や正体以前に潜入されてる事が問題なんだけどな
完璧な警備体制なんて有り得ないが本編でも言われてるが努力しようが結果を駄目では何を言われても仕方ない
魏の自作自演で無い限りは警備を担当してた者は全員処刑の重い展開に……
蜀ならともかく華琳は信賞必罰が方針だから一刀が何を言おうと変更は有りえないし
殺されても文句は言えないかも知れんけどだからと言って金かけて育てた兵を即刻斬首とか勿体無い事はしないだろう
でも作中でも言ってたけど華琳に次ぐ権力の持ち主が
暗殺されかけて無事だったから何もなしって事にはならないと思うけど
ところで処刑とかいうが、
んなこといってたら総責任者やら育成者にまで処罰行くから
凪とか沙和の首はねたいん?
お咎め無しと処刑の二択しかないわけじゃないんだから
>>109 そんな緩い状況じゃないから
日本で言うと総理大臣とかが殺されかかったけど結果的に無事だったから問題ないよねって事になる
偉い人が軒並み入れ替わるぐらいの大事件
その日休日で現場に居なかったとしても警備担当を育ててた教官の首も飛ぶレベル
おまいらSSになにもとめてんの?いままでとーり投下マンセーのなかよしクラブでいーじゃん
作品関係無しに持論を認めて欲しい人が一人いるだけ
>>114 なんでそんなふうに言い切ってるのかわからん
あと
展開先読みとかもどうかと思うし、細かいことグチグチ言いたきゃ避難所ででもやればいいじゃない
普通はそうなるってだけ
ご都合主義で嫌な部分はなあなあで流す作品ばっかだし
大統領が暗殺されかかったって総入れ替えなんて無いけどな、アメリカは。
スレ伸びてるから投下キタ―?と思ったのに…
基地外とか神経質とか投下マンセーとかなかよしクラブとか嫌味ったらしい言い回しする奴なんなの
嫉妬しているんだろう
専用UP版に1本あるぞ
新シリーズ開始か。楽しみだな。>専用up板の
いつもの荒らしだ相手するな。
まだ書かれてもいない部分を夢想して批判するって、
どんだけいかれてんだよっていう
まあ恋姫自体がご都合主義なんだし普通がいいなら恋姫はお勧めしないとしか言えんな
>>123 久しぶりに本郷君なヤツだがw
もはや宿命か?
このスレに限らないけど時々出てくるんだよね、見えない敵と戦ってるような奴w
129 :
名無しさん@初回限定:2009/04/26(日) 15:49:31 ID:1hfTIjOw0
それいいなw今度から荒しがきたときに、「見えない敵が現れた!!」とでも書き込んでくれれば、
戦闘を回避する人も増えるかもな。
>129
そこはかの有名なトランクスAAでしょう
ごくり・・・25人・・・・
そろそろメーテルの投下の時間か
全裸で待機
わたしの名はメーテル……10分後の投下を予告する女。
昨日の段階では20レス分だったのだけど、不要な文章を削っていったら19レスに収まったわ、鉄郎……
支援!キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
「……願わくば否定を」
「……願わくば肯定を」
「この世界は終わる……」
「だけど、あなたには新しい外史を作ることが出来る」
「その新しい外史の萌芽を……心に描きなさい」
「そう……心に描いたその想念が、正史のそれとリンクすれば……私達ではない誰かが、新た
な外史を作り出してくれるわ。だから……描きなさい。あなたの想念を」
捨てることも出来ぬまま、淡く光りを発っし始めた銅鏡を見つめながら、俺は貂蝉の言葉に
導かれるように、一人の少女の姿を思い描いた。
それは――
真・恋姫無双 外史 「久遠花〜詩歌侘〜」
荒野を進む数万からなる軍勢。
彼らの纏う鎧の色は一様に紫。掲げたるその軍旗には曹の一文字。
それは大陸に平穏をもたらした三国、その頂点に立つ盟主たる魏王曹操の軍であった。
そしてその中心、牙門旗の下に彼女はいた。
「敵は泰山にあり……ね」
そう言ったのは馬に乗って戦装束を身に纏った少女。
彼女の名は曹操。魏王曹孟徳である。
軍の目的地は五大山が一つ、霊峰泰山。
悠久の昔から大陸を見下ろしてきたであろうその巨雄が、進む先で待ち受けているのが見え
た。
「貂蝉の言うことが正しいなら、この戦いに勝たねばこの世界に未来はない。そして一刀、あ
なたは消えてしまう」
華琳は花のような唇を動かして、横を見る。
視線の先には、華琳と同じように馬に乗った一人の青年の姿。
「っていうことだと思う。俺も何から何まで分かってる訳じゃないけどさ」
彼の名前は北郷一刀。
占いに予言された、乱世を納める為に遣わされたと言われる『天の御使い』の青年である。
そして、別の見方をすれば、この外史世界の中心となる人間でもある。
一瞬の沈黙。
「……そう、そういうことならいいわ。あなたの口から聞いておきたかっただけだから」
華琳はそれだけを言うと、手綱を捌いて前に出てしまう。
しかし、その行動で一刀には華琳が今どんな顔をしているのかが分かってしまった。
彼女も自分と同じように、一つの予感を胸に秘めているに違いない。
それは別離の予感。
身を焦がすような激しさはない。ふいに吹き込む秋風のような切なさが一刀の心を苛むのだ。
陳腐な感傷だと分かってはいる。それでも一刀は彼女の姿を見ないようにと、視線を落とす。
と、そこで前を進む華琳から声がかけられた。
支援
「あなたは魏に……いえ、この大陸に必要な人間よ。だからあなたは何処にも行かない。何処
にも行かせない。この曹操、欲しいものは全て手に入れてきたわ。だから、今回もそう。あな
たは何処にも行かせない」
はっとした顔で一刀が面を上げると、そこには依然背を見せたままの華琳の姿。
誰よりも強く、誇り高い、鮮烈なる彼女。
その生き様で、いつだって迷う一刀を導いてきてくれた、力強い少女の背中があった。
一刀は知っている。彼女はいつもそうやって一刀の一歩前を歩いていてくれるのだ。
そしていたずらに言葉を重ねるのでは無く、ただその背で語るのだ。
「そう、だよな。俺は華琳の持ち物だもんな」
「ええ、そうよ。だから勝手にいなくなるなんて、許さないんだから」
一刀はそれを聞いてようやっと荒野の先を見据える勇気が出た。
このまま進めば、やがて目的地である泰山の麓に到着する。
そこで自分達は、この世界の全てを賭けて戦うのだ。
その後……どうなるのか、正直なところ一刀には分からない。
こびりついた不安は、拭えない。
だが、一刀はもうそこから目を逸らしたりしない。
それこそが、曹操孟徳と出会った、北郷一刀の誇るべき生き方なのだ。
支援
そうして荒野の先を見ていた一刀は、不意に懐かしい想いにかられた。
脳裏に浮かんだそれは、最初にこの世界にやってきたときに見た、あの荒野の光景だった。
ある日目を覚ますと、荒野で一人寝ていたあの時のこと。
野盗に襲われ、そこを風達に助けられ、最終的には華琳達に助けられた日のことは、今でも
鮮明に覚えている。
思えば、華琳とはそれからはずっと一緒だった。
黄巾の乱、反董卓連合、西伐、呉との戦い、蜀呉大連合との決戦。
振り返ればいろいろなことがあった。
最初は華琳と春蘭、秋蘭、一刀だけだった仲間達も、桂花、季衣、凪、沙和、真桜、風、稟、
流琉、霞と、次第に増えていった。
彼女達は今ではみんな例外なく、一刀にとっては大切な仲間たちだ。
そして、誰一人としてかけてはいけない、今の北郷一刀を形作る掛け替えのない人たちだ。
彼女らのことを思い浮かべるだけで、心に勇気が溢れていくのを感じる。
そして仲間達から分けて貰った勇気を胸に、一刀は全てを無に帰そうとする敵の姿を思い浮
かべた。
干吉、そして左慈。
それが今の一刀達に立ちはだかる、最後の敵の名である。
蜀呉大連合を打ち破り、三国同盟を打ち立てて暫くの頃のことだ。
多くの血と命が捧げられて、ようやっと訪れた平穏が、突如として崩されたのである。
それは凪いだ海が荒れ出したかのような突然の出来事。
北、西、南。三方から進入してきた、五胡の大侵攻である。
これに対して曹魏はその初動こそ出遅れたものの、体勢を整えてからは華琳自らが先頭に立
ち、反撃にうって出た。
そして彼女は徹底抗戦を他の二国にも呼びかけ、蜀の劉備、呉の孫権に三国同盟の盟主とし
て協調作戦を提言したのである。
結果として三国は見事に連携を果たし、激しい戦いの末にこれを撃退することに成功した。
しかし、戦いはそれで終わりではなかった。
次に現れたのは、五胡の撃退と時を同じくして、各地に姿を見せ始めた謎の白装束集団であった。
略奪をするでもなく、天下に不服を示すでもなく、ただ各国の重要拠点や都市を攻撃してく
る、神出鬼没にして正体不明の軍。
せめて目論見だけでも分かれば対処のしようもあるが、それすらも一切不明。
そんな中、不気味な消耗戦を強いられ、戦いが長期化の様相を呈してきたことで焦り始めた
一刀達の前に現れたのが、左慈と干吉であった。
自分達こそが白装束を束ねる者だと名乗った二人。彼らは先の五胡の侵攻も自分達の手引
きであったことを告白し、そしてまた、真の目的をも一刀達に告げた。
それは――
『全てはこの世界を終わらせるために』
その左慈達の語った目的を阻むために、一刀達は泰山へと向かっているのだ。
「あらぁん、ご主人様。憂いを帯びた顔しちゃってぇっ♪ 普段と違う魅力を見せてこの私の
ハートを奪っちゃうつもりなのねんっ。でもでも安心して、そんなことしなくても私はいつだ
ってご主人様一筋 ヒ・ト・ス・ジ よん」
と、物思いに耽っていた一刀の耳元に、一度聞いたら忘れられない男らしいオカマ声が響い
た。
一刀が驚いて振り返ると、一歩間違えたらやばいことになる距離に、貂蝉の顔があった。
「ちょ、貂蝉!?」
「そう、あなたのオンナ、貂蝉ちゃんよぉん」
「近い! 近い近い近いっ! 悪い! もうちょっと距離を離して!」
「んもぅ、ご主人様ったら相変わらずウブなんだからぁ。でもそこがかわいい(はぁと」
そう言って距離を離す貂蝉に、一刀は深くため息を吐いた。
「貂蝉、いろいろ教えてくれたことには感謝するけど、あんまり華琳のいるところに近づかな
いでくれると助かるな……その、前みたいに華琳が一目見て気絶したら困るし」
そう言って一刀が華琳の方を見てみると、幸いというか、何というか、今はそれなりに距離
が離されてしまっていた。
どうやら思索に耽っている間に、周りに置いて行かれたようである。
「うふふっ、ご主人様ったら♪ 私の美しさが罪だなんて、このオンナゴロシ♪」
世界を終わらせる。
結局その真意を一刀達に教えたのは、突如として現れた謎のオカマ、貂蝉であった。
一刀を『ご主人さま』と呼ぶこの怪人は、左慈と干吉の存在理由、そしてこの世界の真実を
一刀達に教えたのである。
曰く、この世界は正史と呼ばれる現実世界の外に無数に存在する外史と呼ばれる世界の一つ。
曰く、この外史は北郷一刀という一人の人間を中心に想造された夢物語。
曰く、始まりがあれば終わりが存在する。左慈達の目的は物語を終焉に導くこと。
支援
それらの意味するところは、残酷な真実であった。
一刀以外の殆どはその理解していないようだったが、むしろそれは良いことのように一刀に
は思えた。
己が物語の中の人物であり、書き割りの存在だということ、己の行いが全て定められたもの
であったという真実など、知る必要はないと考えたからである。
だから、貂蝉の姿を一目見て華琳と桂花が気絶していたのは幸運だったと感じた。
そんな一刀の意を汲んでくれたのか、貂蝉の話を理解したであろう風と稟も、このことにつ
いて口を閉ざしていてくれた。
そうして今、華琳たちは軍を引き連れて泰山へと向かっている。
一刀は彼女に真実を伝えていない。
更に一刻ほど軍を進ませると、一刀の目にも小さく何かが見えてきた。
正体は事前の説明によって明らか。それこそが白装束達の本拠地と思われる城塞である。
「見えてきたわね」
「……ああ、あそこに最後の敵がいる」
華琳と一刀、二人は前を見て言った。
そこには旗も出ていない不気味な城塞があるのみだ。
支援
「報告の通りです、華琳さま。泰山頂上へと続く道は、あの城塞の向こうから伸びています」
華琳は春蘭に言って軍の足を止めさせると軍議を開いた。
その軍議の場で最初に状況の報告をしたのは、曹魏一の猫耳頭巾と(一刀の中で)名高い桂
花である。
「やっぱりあの城塞を突破する以外に道はないってことか」
「……ちょっと、私は華琳さまに報告してるのっ! 犬猫についてる蚤以下の価値しかない脳
精男は黙ってなさいよっ!」
とまあ、相変わらず一刀は彼女に毛嫌いされている。
だがこれはこれで可愛いし、自分を気にかけてくれているに違いない、そんなことを稟に言
ってみたところ、真顔で心配された過去のある北郷一刀である。
「では、我々は当初の予定通りに城塞に駐留する敵軍を撃破、その後再び泰山頂上を目指すこ
ととする」
桂花の報告を受けての華琳の言葉。これが今後の計画の大枠となるのである。
「はっ。華琳さまの仰せのままに」
「……俺が言ったことと何が違うんだ?」
「あんたの発言と華琳様のお言葉、どこに対等に扱わなくちゃいけない理由があるのよ」
「はいはい、仲が良いのはいいけど、そこまでにして頂戴。何か意見のある者は?」
桂花が「そんなっ! 華琳様!」と悲鳴じみた抗議の声をあげたが、軍議に集まった者達に
はいつものことと、構わず口を開き始めた。
華琳のこういうところは、まるで学校の先生みたいだと一刀は桂花の横で苦笑する。
「正面から堂々と突破すれば良いではないか。敵がどのような輩か知らんが、我々の敵ではな
い」
「待て姉者、敵がどのようなものか分からぬうちに、無策で仕掛けるのは危険だ」
「何を言うか秋蘭。敵の正体が分からんからこそ、反撃する間も与えぬよう、全力で攻撃をし
かけるのだ!」
これは春蘭と秋蘭。
支援
支援
しえーん
「ボクも春蘭さまの意見に賛成ー! 正面からばーんとやっちゃえばいいんですよ!」
「だから、それはダメだって秋蘭さまが言ったじゃない」
これは季衣と流琉だ。
「どっかに迂回路は無いんか?」
「ありませんねー。あの城塞を打ち破るほか、道はなさそうです」
これは霞と風。
「敵軍の規模はどの程度でしょうか」
「簡単ですが、こちらの資料に纏めてあります」
これは凪と稟。
「早く帰って阿蘇阿蘇の最新号読みたーい」
「早う終わらして、作りかけのからくり夏侯惇組みたーい」
……これは沙和と真桜。
それぞれ好き勝手、思ったことを口にする。
それを全て聞きながら、華琳が重要そうなものだけを掻い摘んで纏めていく。いつも通りの
流れだ。
一刀が頬を緩ませてそんな光景を眺めていた時だった。
突然、予兆めいた何かが電流のように彼の背中を駆け抜けた。
そしてそれに示し合わせたかのように、『声』がその場に響き渡った。
『ようこそおいでくださいました。北郷一刀殿』
風に乗ってきたような、遠い声。
高いところから降ってきたかのような、その声。
一刀には覚えがある。いや、忘れられるはずがない。
支援
支援
「干吉!?」
『ご名答』
答えたそれは、敵の首魁が片割れ、干吉のものだった。
その場の全員が警戒し、周囲に目を配らせる。
だが、干吉は声の通りに離れた場所にいるのか、頓着せず先を続けた。
『この仕組まれた物語もいよいよクライマックス! 最後はやはり我らとの戦い。……陳腐で
あり、定番ではあるが、これが無いと物語は終わらない。そういうことでしょうな』
舞台に立った役者のように、必要以上に抑揚を付けた干吉のその声。
それが途切れる隙間に、一刀は思わず叫んだ。
「誰が……終わらせるものかよっ!」
一刀は世界に生きるものを代表するように、その足を一歩踏み出す。
ここが自分自身の正念場、そう一刀は直感していた。
『ふふっ、その意気や良し! しかし、これはすでに決められたプロット。投げられた賽。変
えることは出来ないのですよ』
その声に込められた力によって、ビリビリと北郷一刀の心身が震えた。
全ては決められた事柄。そのように与えられた役割。
語る干吉の声には、ねっとりとした暗いものがこびりついているように感じられる。
あえて形容するなら、熟成された絶望とでも表現すべきか。
左慈と干吉、二人はこの世界を終わらせると言った。
つまり、口にした彼らこそはその「役割」を割り振られた存在に他ならない。
そのような自己の存在意義を肯定しなくてはならない絶望は、いかほどのものであろうか。
おそらく彼らは、存在を始めたときから、ずっと全てを憎みながらここまで来たのだ。
一刀には彼ら二人の心中が全く分からないでもない。
その心中を想像することくらいは出来る。
けれども、北郷一刀はここで声を張り上げなければならない。
「それがどうした!」
支援
支援
左慈と干吉が世界を終わらせる役割を与えられた役者だとするなら、北郷一刀はこの世界そ
のもの。この世界全ての代弁者だ。
だからこそ、彼はここで戦わねばならない。
この世界で生きている全てを肯定するために。
「俺たちはおまえ達を倒す! そしてこの世界を守ってみせる!」
二元論の対決、それこそがこの物語のラストには相応しい。
「例え終わりがあるのだとしても、その終わりはおまえ達なんかに委ねて良いものじゃない!
俺たちは、俺たちが選んだ、俺たちの終わりを見つける! それが相対するおまえ達への答
えだ!」
張り裂けんばかりの一刀の叫び。
「よくぞ言った!」
それに呼応するように声が上がる。
「何が暗いまっ暗だ、何が玄人だ!」
奔放に猛る言葉。
それは夏侯元譲、春蘭のものである。
「貴様が何を考えているのかはどうでも良いっ! 貴様が華琳さまの邪魔となるというのなら、
この夏侯元譲が切り捨てるのみ!」
分かっているのかいないのか、春蘭は大剣を抜いて空に構える。
そして、そんな春蘭に続けと、仲間達から次々声が上がる。
その中には、勿論彼女も。
「ええ、春蘭の言っていることにも一理あるわね。……干吉、あなたが何を知っているのか。
何を目指しているのか。私はそんなことに興味はないわ」
華琳はそう言って、獲物である大鎌を天に抜き放った。
「ただ私はこの世界を終わらさないため、誰も欠けない未来のため、あなたたちを倒すわ。そ
れ以上でもそれ以下でもない」
しっええーん
支援
支援
大鎌が陽光を反射してまばゆく輝く。
背筋を伸ばして太陽の光を浴びる彼女の姿は美しく、それこそ一枚の名画から抜け出してき
たかのようだった。
『……乱世の奸雄¢vミ徳。傀儡として存在するとはいえ、やはり北郷一刀というファクタ
ーに付随するあなたは、結局はそういう行動を取るということですか』
ふと、これまで慇懃無礼を絵にかいたようだった干吉の声に、失望の色が宿る。
だがそれも一瞬のこと。続いた言葉は歌い上げるような、詠み上げるような、それまでのも
のに戻っていた。
『それでこそ終幕を飾るに相応しいと言える! ……ふふっ、ではそろそろ始めましょう。終
幕を迎えるための作られた儀式を!』
その言葉を最後に、干吉の言葉は最初と同じように唐突に終わりを迎えた。
一通りのやりとりを終え、周囲を包み込んだのは重苦しいまでの沈黙。
干吉と一刀という二人から端を発したこの舌戦。
勝者などいない。ただお互いの主張をぶつけ合い、平行線のまま終わっただけだ。
誰も言葉を発さない。
まるで誰も彼も呼吸を忘れてしまったような雰囲気。
しかし、それは臆した故のものではない。
むしろ煮えたぎる内なる闘志を逃さぬように閉じ込めた、戦いの前の緊張によってもたらさ
れたものだ。
息が詰まるような緊迫感。呼気と一緒に闘気が漏れ出ているような、そんな錯覚すら覚えて
しまう。
その場にいる誰も彼もが、心の底から滾っていた。
そんな中、陣中に伝令の兵士が一人、飛び込んでくる。
そして兵は稟に近づくと一言二言、小声で報告した。
支援
「敵軍突出。どうやら決戦を挑んでくるようです」
彼女の言葉、それは敵が砦を守る戦略を捨て、攻めの姿勢を見せたと言うことを意味してい
た。
「そう、決戦ということね。……良いわ、受けて立ちましょう」
華琳はそれだけをその場で口にすると、他に交わす言葉も無く、無言で陣の外へと歩いてい
った。
他の者達もそれに倣う。
背を向けた曹孟徳に続く。
そうして外に出た先。
――喧噪。
華琳の前には、曹魏全軍という途轍もないものが広がっていた。
個である曹操孟徳とは次元が違う。だが何よりも彼女を映し出す鏡であるその群を見て、彼
女は不敵に微笑を浮かべた。
その微笑みは何より雄弁で、何よりも王者の証に相応しい。
笑う曹操。
そして次の瞬間、彼女の口から出たのは、小さな体のどこからそんな音が出るのかという大
号令だった。
『聞け! 曹魏の精兵たちよ! 我々はついに敵を追い詰めた! 我らが、我らの友が、命を
賭けて掴み取ったものを乱し、汚し、その誇りを傷つけた愚か者達に、代償を支払わせる時が
来た! これより我らがのぞむは最後の戦いである! 存分に戦い、存分に死ね! しかし案
ずるな! おまえ達の後には続く者がある! 例えおまえが死のうとも、我々がその魂を受け
継ごう! 皆の者! 剣を掲げよ! 堂々と戦い、堂々と死に、我々の偉大さを天に見せつけ
よ! これより我々は死地に入る!』
支援
まるで雷。
轟くように響いた大号令。
それが終わったとき、曹魏の軍は潮が引いたかのような、恐ろしいまでの静けさに包まれて
いた。
何万という人間が、一様に口を閉ざしている光景は一種異様。
だが、一刀には分かる。
今、彼ら一人一人の体の中には、龍が渦巻いているのだ。
華琳という一個人から吐き出された龍が、周囲を埋め尽くす兵一人一人に宿ったのだ。
一刀には分かる。
彼らの中で、こみ上げる激情が、その出口を求めて駆け巡っているのが分かる。
衝動に突き動かされ、一刀は無我夢中で腕を振り上げた。
そして叫ぶ。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
己の中に宿った龍を、解放する咆吼をあげる。
その魂の叫びが、その場に集った男達の激情に火をつける!
『『『『『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお』』』』
一刀の叫びで端を発した豪咆は、みるみる全体を飲み込み広がっていく。
その様は、まるで生ける炎のようだった。
支援
この最高の刻を逃してはならない。
曹魏の将達は、迅速に動いた。
「全軍! 戦闘準備!」
春蘭が叫ぶ。
「前曲は夏侯惇、許緒! 鋭い矛となって敵打ち破りなさい! デカイ口叩いた分踏ん張んな
さいよっ!」
桂花。
「右翼は夏侯淵隊、典韋隊! 距離を離して援護してくださーい。みなさーん、決戦ですよー」
風。
「左翼は張遼、楽進! 機を見て横撃せよ! あなたたちの働きが、この戦いを左右します!」
稟。
『『『応!!』』』
他の仲間達も叫ぶ。
そして勿論、締めくくるのは彼女しかいない。
「殲滅せよ!」
曹操はただ曹操のままに。
戦いが始まった。
支援
斬る。斬る、斬る、斬る、斬る、斬る、斬る、斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る
斬る斬る斬る斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬
斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬
斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬。
「でりゃあああああああああああ!!!!」
一騎当千。
春蘭は黒い暴風となって、並み居る敵を片っ端から叩き斬る。
「そらそらそらそらそらそらそらそらそらそらぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁらぁら羅羅羅羅羅
羅っー!」
力ませに斬る、流れるように斬る、数人まとめて斬る、怒濤の勢いで滅多斬る。
そこかしこにいる白装束を、白い布が見えた先から斬り倒す。
取り囲んで一斉に槍を突き出してくる兵士達を、
「せいりゃあああああああっ!!!」
横薙ぎの一閃でまとめてなぎ倒し。
勢いをつけて突撃を仕掛けてくる騎兵隊も
「とおおおおおおおおおおおおおっ!!!」
跳躍して振るった一太刀で葬り去り。
何を思ったか春蘭個人に向けられた攻城兵器も、
「おりゃああああああああああああああ!!!」
圧倒的な暴力で吹き飛ばす。
「さあ次だ! どんどんかかって来い!」
という出鱈目な有様を、秋蘭と季衣は少し離れた場所から見守っていた。
「はー……今日の春蘭さま、いつにもましてすっごいですねぇ。あ、見てください! 乱舞
ですよ乱舞!」
「ああそうだな。今日の姉者はいつにもまして凄まじい」
「うわっ、すご……人間って空も飛べるんですねー。うわ、うわぁ……」
春蘭の桁外れの強さに、流石の季衣も呆気に取られている様子である。
「……一刀の啖呵と華琳さまの号令。それに最もあてられたのは、あるいは姉者かもしれんな」
「えーと、あてられた、ですか?」
「うむ。二人の猛りを頭ではなく、ここで理解したということさ」
そう言って秋蘭は、拳で自分の胸をとんとんと叩いて見せた。
「あっ、それなら何となく分かります。胸の奥がこう、カッとなる感じですよね」
実際、戦いが始まってからここまで、春蘭の活躍は尋常ならざるものがある。
激突から一刻。その間、殆ど休みを取らず、既にどれほどの敵を倒したかも分からぬ身であ
りながら、未だ衰えるところを知らずに戦い続けている。
秋蘭の視線の先で、途絶えることなく無骨な大剣が振るわれ続けている。
しかし、
「……不味いな」
だからこそ彼女には、その光景が現状の危うさを浮き彫りにしているよう思えて仕方なかった。
「不味いって、どうしてですか秋蘭さま? 春蘭さまはあんなに元気だし、敵はばったばった
と倒れていってますよ」
季衣の言う通り、春蘭が戦っている周辺には、倒れた白装束が重なり合って山と積み上げら
れつつある。
だが、季衣のそんな言葉にかぶりを振って、秋蘭は周りを見渡しながら言った。
「よく見ろ。姉者があれだけ圧倒的な勢いで敵を倒しているというのに、それに見合うだけ数
が減った様子はあるか?」
「あ……」
支援
支援
支援
「それに、ここまで圧倒的な力を見せつければ、普通の雑兵程度であれば雪崩をうって総崩れ
になっていてもおかしくない。だというのに、奴らは一切乱れる様子を見せていない。むしろ
最初から今まで、ずっと変わらぬ攻勢で戦いを続けている」
淡々とした秋蘭の言葉。
それを聞いて初めて、季衣にも目の前の状況がどれだけおかしいかに気がついた。
仲間が倒れるのを気にも留めず、自分が死ぬのも気にも留めず。
ただただ襲ってくる白装束達。その姿は明らかに異常だ。
秋蘭の言わんとしていることを理解した季衣の体が、ブルリと震える。
と、そこで、話し込む二人の前に突然春蘭が現れた。
「どうした秋蘭! 季衣! 二人とも口を動かしていないで手を動かせ手を!」
「む、姉者か。流石にそろそろ疲れたか?」
「何を言っている! この辺の敵はあらかた倒してしまったからな、次へ向かうのだ!」
「……なんと」
確かに先ほどまで百人単位で敵兵士がいたはずだったのだが、いつの間にかそれらは春蘭の
手で一掃されていた。
「さあ行くぞ二人とも! 敵はまだまだいるのだ! ぐずぐずしている暇はない!」
驚き半分呆れ半分で見ている二人の前で、春蘭は胸を張ってそう言った。
一方、喜色満面の姉に対して、妹はどこまでも冷静だ。
「……姉者、どうにも妙だと思わんか? 私には少々敵の数が多すぎるように思えるのだが」
「ぼやくな秋蘭! 千にあっては千を斬り、万にあっては万を斬る。それは曹孟徳の剣という
ものだろう!」
「だが姉者。戦いは数だ。このままで我が方の被害が増すばかりだぞ。それに倒しても減らぬ
兵士、どうにも臭いと思わんか?」
「ふむ? 言われてみれば……案外どこかから湧いてきているのかもしれんな」
言って、春蘭ははっはっはと笑う。
彼女自身、その言葉が事の核心を突いているとも知らずに。
支援
支援
◇◇◇
男は城壁の上から氷の眼差しでもって戦場を見下ろしていた。
「ふむ……作られたとはいえ、流石に英傑、といったところですか」
怒濤の勢いで襲いかかってきた曹操軍は、ほぼ同数であるはずの白装束の集団を、いとも簡
単に駆逐して、蹴散らしてみせている。
三国志という枠組みであることを差し引いてみても、彼らは強かった。いや、埒外に強すぎ
た。
「……呉を破り蜀を破り、果ては五胡まで破り捨て、考え得る限り最大の試練を打ち破り、そ
れでもなお北郷一刀という存在を保ってきた外史。そこに在る者達の強さは、賞賛に値する」
完璧すぎる外史。
故に――
「度し難い」
否定する役割を与えられた身にして、この外史だけは決して認めることが出来ない。
それを認めてしまえば、容易に自己の否定に繋がってしまうからだ。
だからこそ、彼らは否定し続ける。
「確かにあなた達は強い。しかし、所詮は個人。数の暴力には勝てませんよ」
眼下に広がる戦いの坩堝を見ながら干吉は言った。
そして続けて目をつぶり、彼は厳かに呟く。
「増」
177 :
名無しさん@初回限定:2009/04/26(日) 22:05:58 ID:6WuOilzT0
しえん
sienn
わたしの名はメーテル……投下終了を告げる女。
今回の外史は最近流行りらしい魏エンドアフターよ。
背景説明や、無印をなぞる部分が多いためにちょっと駆け足になったけれど、次からはもう少し腰を据えた感じになるわ。
次は黄金週間中に投下したいわね、と呟いてさよならよ、鉄郎……。
乙
乙
乙でしたー
乙です。
どういうオチが待ってるのか楽しみだ。
しかし春蘭ノリノリだなあw
わたしの名はメーテル……やっぱり誤字があった女。
……誤字については避難所にて報告させて貰うわ、鉄郎……
く、リアルタイム投下に間に合わなかった。おつかれさまです。
ゆっくり読ませてもらおうっと。
乙ーーー。
あとでゆっくり読ませてもらいます。
次はGWですか^^
乙ですー
これからどうなるのか楽しみです。
避難所なんかリンクがむいむいさんと臆病風さんで混乱あったみたいだけどそいやむいむいさん最近ないね
あのはんぱないエロ好きなんだが〜メーテルさんも帰ってきたしまた新エロないかな
メーテルさん乙です。
自分も稚拙ながら、短編を投下したいと思います。
5レス程度です。
事の始まりは穏の相談からだった。
「最近、祭様の様子がおかしいんです」
いつものように政務室で書類と格闘していると、追加の書類を持ってきた穏がそう言ってきたのだ。
「おかしいってどんなふうに?」
俺はひとまず手を休めようとしたが、
「手を止めるとまた夜までお仕事をすることになりますよ〜」
先に釘を刺されてしまった。
仕方なく、再び書類を片付け始めた俺を見て、穏は話を続けた。
「祭様ったら、お部屋でよく書類仕事をなさるんですよ」
「え。そうなの?でも、それは良い事じゃ……」
「でも〜、なんか心配になるじゃないですか」
「まあそうだけど、もう少し様子を見てみれば?俺も気に掛けるようにはするよ」
「そうですか?ならお願いしますね」
こんな会話をしたのが2週間ほど前。
それから気に掛けるようにはしたが、俺にはあまり分からなかった。
「一刀様。最近、祭様と何かありました?」
翌週には追加の書類を持ってきた亞莎がそう尋ねてきた。
「亜莎もか。なるべく気に掛けるようにはしてたけど、そんなおかしかった?」
「はぁ、一刀様。鈍いにもほどがあります」
完全に呆れられてしまった。そんなに祭の様子おかしかったかな?
「一刀様。祭様はここ最近お酒を飲まれていないんです」
「えっ!それ、本当なの!?」
「そうですよ。しかも訓練もそれほどきつくないんです」
「祭、何があったんだろう?」
「とにかく、一刀様はもっと祭様に気を配ってあげてください」
そう言うと亞莎は部屋を出て行った。
「一刀。いるか?」
祭を探しに行くために、大急ぎで書類を片付けていたら、当の本人から出向いてきた。
「祭さん!最近様子がおかしいって、みんな心配してたんだ。何かあったのか?」
「おお、儂のことを心配してくれるのか。ありがたいことじゃ」
「茶化さないでよ。本当に心配してるんだから」
「すまん、すまん。だが、一刀。お主のせいでもあるんだぞ」
「どういう事?俺、祭さんになんかした?」
「まあ、自分の胸にでも聞いてみるんだな」
そういうと祭さんは出て行ってしまった。そういえば一体何の用だったんだろう?
しえーん
5レスなら支援は1・2回でいいかな?
それから祭さんを見かける度に、どういう事か聞いてみるけど、相変わらずはぐらかされてしまう。
そんなこんなで今日。急な会議が開かれることになった。
俺を呼びに来た侍女が言うには、祭さんがみんなを呼んだらしい。
俺が広間へ着いた時には、既に皆集まっていた。俺は急いで席に着くと祭さんが口を開いた。
「さて。今日は儂から皆に、報告があって集まってもらった」
みんなじっと祭さんを見つめて、次の言葉を待った。
「ここしばらくの儂のせいで皆に心配を掛けたようじゃな。すまなかった」
頭を下げ謝る祭さんに、蓮華が優しく声を掛けた。
「そうよ。祭、何かあった?私たちに出来ることなら何でも言って」
「そう言ってもらえるとありがたい。そこで本題じゃが、しばらく休暇が欲しいのじゃ」
「休暇?まあ上げられなくないけど、やっぱり何かあったの?」
「実はな……」
そこで言葉を句切り、あれ、なんで俺の方を見てしかもうっすら笑ってるの?
「赤子が出来たのじゃ」
「「「「…………」」」」
皆、固まってしまった。うん、だって祭さんが何を言ってるのか分からないんだもん。
「…祭、ごめんなさい。もう一度言ってくれるかしら?…」
蓮華が勇気を出して祭さんに尋ねた。
「なんじゃ。聞こえんかったか?赤子じゃ。赤子が出来たのじゃ。勿論一刀との子じゃよ」
「…誰にかしら?」
「誰も何も儂に決まっておろう。それともあれか。皆も出来たのか?」
誰もその問いには答えなかった。なんでかな、この部屋急にとっても寒くなったぞ。
「……祭。休暇の件は許可します。今日からは安静に過ごしなさい」
「そうか、ありがたい。儂の用件はそれだけじゃ。皆時間を取らせてすまなかったな」
そう言うと祭さんは部屋を出て行った。途中で俺に「頑張るんじゃぞ」と、一声掛けて。
支援
祭さんが出て行ってからは、もはやカオスとしか言いようがありません。
みんな俺の側に集まってそれぞれ抗議してくるんですもん。
「一刀様…」
明命は目に涙を浮かべながら俺の袖をつかんでくるし、
「ぶー。シャオが一番乗りするはずだったのに〜」
小蓮は文句を言いながら俺の背中に乗ってくる。
「…………」
思春は無言で俺を睨んでいるし、
「…一刀様」
亞莎は拗ねつつも、明命とは逆の袖を掴んでいる。
この子達はまだいい。だが問題はあとの2人だ。
「一刀さん〜、私の事も忘れないで下さいね〜」
穏は笑顔でそう言うが、目が全く笑っていない。正直、とっても恐いです。
で、さらに問題なのがこの人。
「カズト、ドウイウコトカセツメイシテモラオウカシラ」
片言で俺に詰め寄ってくるのは蓮華さんです。もうね、あなた誰?って感じです。
もう恐いってレベルじゃありません。死を覚悟してしまいます。
だって、さっきまでまとわりついていたみんなが、部屋の隅に一カ所に固まってガタガタと震えてるだよ?
俺もそっちに混ぜて欲しいです。あ、駄目ですか。…だれか助けて下さい。
「サアカズト。タップリイイワケシテチョウダイネ…」
俺は哀れな子羊の如く蓮華さんに連れ去られていきました。
その後2日ぐらい記憶が飛んでるんだけど、何があったんだろう?
辺り一面を褐色や白色それに時折ピンク色が映る光景が頭に浮かぶんだが、これが原因なのかな?
196 :
名無しさん@初回限定:2009/04/27(月) 11:24:04 ID:0dQvKYqBO
避難所ドコー?
後日、ようやく祭さんから詳しい事情を聞くことが出来た。
今から1ヶ月ほど前ぐらいから、体の調子が悪かったとの事。
すぐに治るだろうと思っていたが、あまりに長引くため医者に相談。
その時、妊娠してることが分かったみたいだ。
どうせだったら皆を驚かせたいと思い、黙っていることにしたらしい。
そのため、妊娠が分かってからは、子供を気遣い書類仕事ばかりしていたようだ。
だが相談した医者(担当医になってもらったらしい)に体も少し動かした方がいいと言われ、
訓練を軽くだが行うようになったらしい。
またその時、お酒を飲んでいるのがばれて医者にこっぴどく叱られ、断酒も始めたようだ。
で、そろそろお腹も目立ちはじめ、誤魔化すのも大変だろうと思い皆に打ち明けたのがこの前のことらしい。
事情を説明し終わった祭さんが笑いながら俺に謝ってくれたが、何故なんだろう?
「皆をまとめて相手するのは大変だっただろう」って言ってるけど、俺いつ相手したのかな?
数年後、城内は子供達の活気ある声があちこちで聞こえるようになったのは言うまでもない。
投下終了です。
支援して下さった方、本当にありがとうございました。
初SS、初投稿と気合いを入れた結果が規制ですか…。
次回があれば勉強して出直してきます。
ヤンデレ蓮華www
>>198 投下乙
そして頑張った甲斐なく小蓮は子を授からなかったとw
今北郷帝10を読み返した。
孟家の項に『張家の西方進出を助けた』とあるが、前に指摘したように張家は6家あるから
どの張家かわかるようにしたほうが良いだろう。
西方進出とあるからおそらく霞の張家だとは思うが
>201
解ってるじゃん、そう言うことだ。
>>201 今回の話でそれを書く必要があるか?
今までを見る限り回ごとに区切って紹介をやってるんだから、
そのうち西方進出に関しても触れられるだろうしそれまで待てばいいこと
メーテル乙。
今回は真の魏ルートで一刀が消えない(または帰還した)まま物語が進み、左慈達がやってきて無印を踏襲した流れになってるっていう理解であってるのかな。
題名が冒頭の部分とリンクしてて思わずニヤっとしたよ。
最終的に誰ルートの話になるのか気になるけど、展開予想になるから言わないでおくw
「次からはもう少し腰を据えた感じになるわ」
ということは、前後編じゃなく
長編になるのかな
>メーテル
207 :
201:2009/04/27(月) 22:59:58 ID:o6d2HgQy0
>>204 いや、あの部分は後世の研究書からの引用って体裁をとっているから
学術書には学術書の文体があるから今回の張家の部分のように複数解釈できる記述は…
文献としておかしい、というかまずいと
語るなら避難所でやっておくれ
つーか昨日といい、細かい所にしつこく突っ込む奴増えたな……
いくら文献だと言っても民明書房みたいなもんだろうに、突っ込む必要あるか?
イチイチ細かすぎ
面倒だからスルーしろよ
見えない敵が現れたのか?
ヘ:::::::::;;: -‐''''""( )1
゙、::::::::-‐''""" ̄"'i
:V;;||:::: '~ニ=ッ, r='|
i!f !::::: ゙、i
i!ゝ!:::: ‐/リ
i::/:、 :::、 /''ii'V
 ̄ハ:::::\ "''il|バ''
諸葛亮 曰く
「こまけぇこたぁいいんだよ!!」
まあ、今後を楽しみにしておこうぜ。
どのシリーズもな。
ヘ:::::::::;;: -‐''''""( )1
゙、::::::::-‐''""" ̄"'i
:V;;||:::: '~ニ=ッ, r='|
i!f !::::: ゙、i
i!ゝ!:::: ‐/リ
i::/:、 :::、 /''ii'V
 ̄ハ:::::\ "''il|バ''
諸葛亮 曰く
「はわわ。こまかいことはいいじゃないですかぁ」
皆、いったい何と戦っているんだ?
(トランクスAA支援よろ)
>>207 細かい部分まで気になるなら
お前がまずお手本のSSを書くんだそれからだ
白蓮のところに現れる一刀。
だが天の御使い云々は関係無しに、史実通りに事は進み、星も離脱してしまい、
袁紹軍に取り囲まれてしまう白蓮と一刀。
麗羽に下ることもできず、最後は2人だけで討って出る。
事ここに及んで「自分の手で人を殺す」事に吹っ切れた一刀は白蓮にも劣らず袁紹兵を斬りまくるが、
あまりにも多勢に無勢。
いつしか2人とも満身創痍の血まみれで、愛を誓い合いながら最期を迎える。
そんなバッドだけど熱いルートな電波が……
↑普通じゃあないからいらない
普通じゃあないから白蓮じゃない
真の白蓮は普通じゃなかったな。
普通なら戦死してる。
旦那さまの名前は一刀。
奥さまの真名は白蓮。
ごく普通の2人はごく普通に恋をしてごく普通に結ばれました。
でもただ一つ違っていたのは…
旦那さまは天の御使いだったのです。
そんな旦那様のところには、今日も隣の曹家から……
「さあ、一刀。そんな普通のつまらない女とは別れて、この私と刺激的な夫婦生活をしましょう♪」
と行かず後家がちょっかいをだし……
そのまた隣の孫家からは・・・
いや、元ネタは「奥様は魔女」だから
まぁ知ってりゃおっさん認定だけどね
旦那と奥様で立場が逆転してるから、旦那さまは〜なんだろ。
奥様は魔女くらいみんな知ってるだろ。4、5年前にリメイク映画もあったくらいだし。
>>223 ……すまん、てっきり元ネタは某四コマ漫画かと
>>224 いや「奥様はアイドル」ってのがあんだよ
っつーか、リメイクなんてあったんだ?
アメリカのテレビドラマしか知らなかったわ
く、知らないのかYO!w
>>226 リメイクというかなんというか、
「奥様は魔女(ドラマ)のリメイク作品を演じる男女」の映画。
実はサマンサ役に抜擢された女性が本物の魔女だった、という話。
なんかややこしい映画だなw
調べたら日本版ドラマとかもあんだな
米倉涼子に原田泰造…
っと、スレ違い過ぎるな
興味ない人、すまん
旦那様はアイドルとか言われると
アイドルな一刀 隠れ結婚な白蓮 一刀の義妹蒲公英
空気読めない幼馴染桃香 偉大な先輩華琳 痛い信者蓮華
一刀が所属の社長朱里雛里 マネージャーの穏 蒲公英の学校の先生冥琳
お隣のお姉さん紫苑 同じグループの星翠霞恋 妹分グループの凪真桜沙和明命亞莎
国民的アイドル天和地和人和 ライバル麗羽組・美羽組・南蛮組
こんな電波が届いたわ・・
>>227 それ……
ニコールキッドマンしか見所がないとまで酷評された、大失敗に終わった作品じゃね?
つーか知ってる奴見つける方が珍しいと思うんだが……
タイトルだけなら結構知ってるの居るんじゃないか
流れぶった切る投下で申し訳ないですが、妙なシンクロ感じたので。
「ジャニ?男だらけの偶像†無双」
外史喰らい編セルフパロディです。
「偶像」は「あいどる」とお読みください。
・一刀は無印決戦後
・左慈、干吉がメイン扱いで登場
・オリ真名として、左慈:光(コウ)、干吉:雲(ユン)を設定。ネタ元は中の人
・ギャグです。
・全力でキャラ崩壊注意
・外史喰らい編本編とは、オリ真名以外接点はありません。
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0250-1240905635.txt 作中、左慈・干吉が思いっきり横文字喋ってますが、ギャグということでお見逃しください。
メーテル氏のガチ干吉の後にこんなん投下とか、何考えてるんだろう自分……
追記
・こんなしょうもない投下で支援お願いするのもどうかと思い、
テストも兼ねてうp版に上げてみました。
・前回の投下後に言われていたオリ真名への評価ですが、
作中で言ってる以外で重要な意味があるので、消すことはできません。
ご容赦くださいますよう、お願いします。
旦那さまの名前は一刀。
奥さまの真名は白蓮。
ごく普通の2人はごく普通に恋をしてごく普通に結ばれました。
でもただ一つ違っていたのは…
奥さまはマゾだったのです。
奥様はマゾなら僕は桂花ちゃんがいい!
>>232 セルフパロ乙w
一国を挙げてコンサート支援とは桃香に朱里に雛里めww
>>234 焔耶を(勿論性的な意味で)いぢめて泣かせてマゾっ娘に調教したい
>>232 乙w
左慈・干吉がやってるとこ想像して吹いた。
>>236 `¨ − 、 __ _,. -‐' ¨´
| `Tーて_,_` `ー<^ヽ
| ! `ヽ ヽ ヽ
r / ヽ ヽ _Lj
、 /´ \ \ \_j/ヽ
` ー ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´ `¨´
 ̄ー┴'^´
>>232 書き込みの文面見ないで読み始めちゃったから、色々仰天したw
笑わせてもらったわw
240 :
清涼剤:2009/04/29(水) 00:34:47 ID:Q8Fhp4bF0
>>232さん乙です。
自分もupしましたので告知させていただきます。
無じる真√N-10話
------------------------------------------------------------
(あらすじ)
本陣の中を歩いていた白蓮こと―――"公孫賛伯珪"彼女は空を見上
げ、祈りを捧げる。
その時、作戦実行中だった一刀は、危機に陥いっていた……果たし
て脱することはできるのか?
そして、黄巾党との戦いの行方は?
(本編+おまけ+あとがきを収録)
------------------------------------------------------------
(この物語について)
・一刀の能力が微妙に高く感じられる可能性があります。
・原作と呼称が異なるキャラを存在します。
(注意)
・今回は、前後編の後編です。
・SSだから許される書き方をしています。ご了承下さい。
・今回は、少し、(軽めですが)グロテスクな表現があります。
・過度な期待などはせずに見てやって下さい。
------------------------------------------------------------
URL:
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0251-1240932742.txt
>>240 投下乙
1カ所「本郷」になっちゃってる所がるね。
243 :
清涼剤:2009/04/29(水) 01:27:09 ID:Q8Fhp4bF0
>>240>>243 乙でした。
そんな作品の質なんてそこまで気にしなくてもいいと思うけど、
責任感が強いんだな。
でもそうやって書き続けようとする、
その一点だけでも充分立派なSS作家だとおもうけど。
>>243 清涼剤さん乙ですー
今回も楽しく読ませてもらいました。
一刀の成長がよく表現できてて良かったと思う
次章も楽しみに待ってます
美羽と七乃シリーズ読み返してて気づいた。
ガチで仲立ってるのなwwwwwwwwwwww
SSでの話か?
まあ、ゲームでも城一個で皇帝名乗ってるからなあw
ホワイトデーの話し読んでたら、さらっと仲の名前が出てて、今までスルーして気づいてなかった。
あのSSだと魏呉蜀仲の四国状態なんだろう。
雰囲気的に呉が最初に潰されそうだが。
月って丞相なりを名乗ってないよね
まぁ、被害者ってことになってるからいいけど
もし月がなにかの位についてたとしたら、董卓的に言って相国だろう。
少年よ、太師を抱け。
>>253 ツンツンなメガネ軍師様が邪魔をします、先生!
>>254 高ければ高い壁の方が登った時気持ち良いもんだ
まだ俺の終わりなき旅は
始まったばかりだ…
予選中に何度かこのゲーム遊べるよ!
>>254 二人まとめて抱いてしまった北郷さんマジパネェースッ
月が献帝なりを立てて補佐役として漢王朝を維持していくためには
まず騒ぎのもとになる袁家を抱きこむべきなんだよな
史実ではそうしようとして逃げられたわけだが
麗羽なら月が泣き落としでもすれば簡単に引き込めるんじゃない?
史実と違って月のネームバリューがなさすぎる。
麗羽はじめ、群雄の面々が顔も知らないんだから。
投下あるかな?
私はエメラルダス
唐突に現れては投下する女。
久しぶりすぎて、書き方すら忘れてしまったわ。
とりあえず、投下するわ
支援だぜ
キター!
支援します
凪支援
凪の様子がおかしい。一刀がそれに気がついたのは、この二週間ほどのことだろうか。
一刀は隣を歩く凪の様子を横目にそっと伺う。
何か悩みでもあるのか、時折、焦点の合わない目で呆けた様に考え事をしている事がある。かと思うと、一刀の
ことを怒ったような表情で見つめたりする。
が、一刀が目を合わせようとするとふいっと視線を外す。
後頭部にちりちりと錐で刺されるような視線を向けられた一刀は『俺は何か悪いことをしたのか?』と、
ここ一週間ばかりの行動を真剣に思い出したりしていた。が、凪が怒るような事をした記憶はなかった。
比較的、というか思いっきり鈍感な一刀ですら違和感を感じるような、いつもと違う凪ではあるが、それでいて、
不審者を見つけたり、喧嘩が始まる時は、流れるような動きで真っ先に駆けつけるので、心配はしながらも
しばらく様子を見ていた。
霞と宴会をした翌日、二日酔いに軋む頭を振りながら、当番の凪と連れだって警邏に出た一刀だったが、
落ち着き無く、そわそわと視線を飛ばしたり、ぼーっと考え事をする凪が流石に気になった。
店先に置いてある箱につまずく。
道を間違えて呆然とする。
人とぶつかる。
確かに最近は人口も増えて街も賑やかになった。市場や屋台広場等は、活気というより喧噪に包まれている。
だが、武の達人でもある凪が人とぶつかるなんて、今まで到底考えられなかった事だ。
「凪?」
「……」
一刀が心ここにあらずといった表情の凪に声をかけた。だが、凪は聞こえなかったのか、焦点の微妙に合っていない
視線をあちこちに飛ばしていた。たぶん、無意識のうちに警邏をしているのだろう。そんなところに根っからの
生真面目さが現れている。
一刀は、軽く溜息をついて、頭をガシガシとかいた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「……、…ぎ、なーぎっ! 凪? どうした?」
「……」
「凪!」
「ひゃっ」
「だ、大丈夫か? 凪」
「え、ひゃっ、は、はい! 隊長! 大丈夫ですっ!」
どこか遠くで自分の名前を呼んでいる……と意識のどこかが囁いた。ゆっくりと意識が思索の迷路から浮かび
上がってくる。と思ったら目の前に隊長の心配そうな顔があった。それもちょっと顔を動かせばせ、せ、せ、せ、
接吻出来そうなほどの至近距離で。
そう意識した途端、視線が隊長の唇に吸い寄せられていく。それと同時にふらっと体が……。
だが、その夢うつつのような意識を隊長の声が再び呼び戻した。
私はいったい何をしようとしていたのか?
胸の奥の渇望が、いや、欲望がそのままに湧き出ていたのか? 思わず隊長に接吻しようとしていた現実に、
一瞬で全身が、そして何よりも顔が、かっと熱くなった。胸の鼓動が全身を殴打するように響く。
たぶん、今の私の顔は唐辛子のように真っ赤だろう。そんな顔を見られたくなくてあわてて、身を離す。
あまりにも恥ずかしくて、隊長の顔が直視できない。
一瞬走り去ろうかと思ったが、心のどこかで今は警邏中とのささやきが聞こえ、なんとか自制した。
どうしようもなく、いたたまれず。うつむき加減で顔を隠す。
気が付かれただろうか? そっと隊長の表情を窺う。
隊長は困ったように笑っていた。
「どうした、ぼーっとしてたぞ? 風邪でも引いてるのか?」
「いえっ! なんでもありませんっ! 少し考え事をしていましたっ! 申し訳ありません!」
ふと我に返った。一体、いま自分は何をしている? 警邏だ。警邏の途中だ。大事な私の任務だ。
なのに、自分は一体、何をしている? 自分の感情に振り回され、挙句の果ては欲望に我を失いかけ、隊長に
失礼極まりない態度を取っている。
そんな私を隊長はどう思うだろうか? あきれ果てるに違いない。
高鳴っていた胸の鼓動も、火照っていた顔も一瞬で凍りついた。 自分の任務もまともにこなすこともできない
無責任な人間が隊長の横に並び立つなど許されない。そもそも魏の将として失格だ。
高揚していた気分が一瞬で奈落に突き落とされていく。
だめだだめだだめだっ! こんな浮ついていたらだめだ。このままだったら隊長に見放される。
私は誰だ? 私は樂進文謙、魏の切り込み隊長。その私がこんなに浮ついていてはいけない。
頭を強く振って、両頬をぴしりと両手で叩きつけ、表情を引き締めて顔を上げる。自然と背筋が伸びる。
それでも、隊長の顔を改めて見返したとき、心が一瞬揺れた。必死にその揺れを抑え込む。
「そ、そっか、ならいいけど。 ……でもまあ、無理するなよ。凪がいないと俺は困るからな」
隊長は心配そうな表情を浮かべたが、微笑んだ後、ふっと目を細めた。
その表情がなんかいいな。と思わず見とれた。だからかも知れない。
あまりに自然だったので、対応できなかった。気がつけば隊長の手が、私の髪を梳いていた。
そのことを意識した瞬間、全身が硬直する。必死に抑えた心が暴れ始める。
「ッ!!?」
「あ、びっくりしたか? ごめんごめん」
「た、隊長!」
「はははっ。じゃあ凪。警邏の続きだ」
「隊長……」
私の頭をくしゃくしゃっとかき混ぜた隊長は笑って歩き出した。
その背を見送ったあと、ゆっくりと頭に手をやる。
……温かい、そして想像以上に大きな手だった。まるで、私をすっぽりと包み込むような。
「凪がいないと困る……って……」
隊長の言葉が繰り返し頭の中に響く、自然と頬がゆるんでいくのを必死で押さえて、あわてて駈け出した。
支援
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「よーし、今日も一日無事終了。大事件は無しっと」
「はい」
「北郷隊長! 樂進副隊長! 御苦労さまでした!」
「あと、よろしく頼むよ」
「はっ!」
「よし、帰るか。今日の仕事終わりっ!」
空が茜色と藍色の間で一進一退の攻防を繰り広げている頃、警邏隊の隊舎では、一刀と凪が夜番の警邏隊員達と
引き継ぎを行っていた。
特に大きな問題もなく、引き継ぎ自体はあっさりと終わった。
ひとしきり隊員たちと戯れの会話を繰り広げていた一刀は、凪と連れだって隊舎を後にした。
活気のある屋台や店をいろいろと冷やかしながら、帰路に就く。
警邏隊の隊長さん。ということで、庶民の間で結構な人気を誇る一刀の後ろを、凪が無表情な中にも幸せそうな
笑みを浮かべながら歩いて行く。
馴染みの屋台の店主と、笑いながら話している隊長は本当に楽しそうに見える。
本当であればこんな場所に出てくることなどあり得ない程、立場の高い方のはずなのだが、その親しみやすい
雰囲気や、民のことを真剣に考えている姿を見ていると、華琳さまとは別の方向から民のことを愛している人な
のだな。と思う。
華琳さまのように高いところから民のことを考える人と、隊長のように民と同じ目線に立って民のことを考える人が
同時に君主と天の御使いとして君臨するこの魏という国は本当に恵まれている。その中に一翼として力添えが
出来ると言うことはなんと素晴らしいことか。
そんなことをぼぅっと考えていると、隊長が私に肉饅を押し付けてきた。「い、いえ。警邏中ですから」と
思わず口走ると、「もう警邏は終わってるし、今は凪とデート中だぞ」と笑いながら返された。”でえと”なる
天の言葉が何を意味するのかよくわからず、反応に困っていたが手に持った肉饅から漂う美味しそうな香りに
抗えなかった。「温かい間に食べるのが礼儀だぞ」と言われ、思わず納得した。
そっか、今は警邏じゃないんだ。魏の将軍の樂進じゃなくて、ただの凪でいいんだ……。
そう思うと、心がふわっと軽くなった。
手にした肉饅がほっこりと温もりが伝わってくる。
『あ、あかん、凪! 凪は固すぎる!』
一刀と他愛もない会話をしながら肉饅を口に運んでいる凪の脳裏に、不意に昨日の霞との会話がよみがえった。
(固い……ですか)
確かに霞さまの言うことは当たってるかも知れない。
今日だけでも思い当たる節はいくらでもあった。でも、そんなに簡単に性格なんて変えようがない。
私はそんなに堅物なのか、と幾分気落ちしながら、今度はまた別の屋台の女店主にひっつかまった隊長を見つめる。
「ええ、ほら、隊長さん。お連れの楽進将軍にどうです?」
「ちょ、ちょっとまてって」
「お似合いですよ。どうですか、ほら」
「いや、なあ、でもなぁ、いや、確かに似合うだろうけど、俺から贈って喜ぶかなぁ」
「何言ってるんですかっ、あんなにわかりやすい態度ですのに。楽進将軍も憎からず思っておりますよ」
「そ、そうかな、じゃあ、お願いしようかな」
「ええ、明日には出来上がってますから」
凪は一刀と女店主の会話をどこか遠くの方の音楽のように聞き流しながら、霞の指摘を思い出していた。
(霞さまはなんて言ってたっけ……、えーと……『凪も四の五の考えずに甘えたらええねん。一刀に好きや〜って、
自分の気持ちを正直に言ってしまえばええねん』って……。
素直にって事は……、かずとさま、好きです。って……。
むりっ!無理っ!無理っ!無理っ!ぜぇったい無理、そんなことがあっさり言えれば、とうの昔に……、それに
隊長には……華琳さまとか……)
そう考えていると折り重なるように霞の言葉が沸いてくる。
『凪は自分から壁つくっとる。自分から手が届かへんって勝手に思い込んでる。だからや、だから変に気ぃまわして、
考えすぎになってるねん。いっぺん”かずと”って呼んでみ』
凪ははっと顔を上げる。
(そう、名前を呼ぶくらいは、なんとか私でも……練習もしたし……)
隊長が捕まっていた屋台から抜け出してきた。何故か屋台の方を見て苦笑いを浮かべていたが、ふっと私の方を、
というより私の手元を見て『肉饅冷えてるぞ?』と笑う。慌てて手元見ると知らない間に力が入っていたのか
肉饅が潰されて冷えていた。
急いで肉饅を頬張る。
この空気が好きだった。隊長と一緒に居る時に流れる時間が好きだった。この殺伐とした、行き急ぐ人々の中で
ゆったりと、”今”を見つめる隊長の姿。その姿が、ただ嬉しかった。
遅くなってごめんな。と笑う隊長を見た時に、心が溢れた。思わず口走ってしまう。
「……か」
「ん? なに?」
歩き出そうとしていた隊長が、振り返って私を見つめる。
それで我に返った。
あ、駄目。緊張する。顔が熱くなっていくのが自分でも分かる。いや、でも霞さまが練習に付き合ってくれた。
その成果をここで出す。
よし!
「……か」
「か?」
「かかかかかかかかかかかか」
「お、おい、凪?」
「かかか、火事になったら、大変ですね! 乾燥してますしっ! 火計でもされたら……」
「火計って……でも言われてみたら確かに。最近雨も降ってないし。火の用心か。うん華琳に言ってみるか」
「……そうですね」
……へたれた。肝心なところで、へたれてしまった
だめだった。
とても言えなかった。
あまりにも支離滅裂な言葉に、顔から火が出そうなほど熱くなる。思わずその場で蹲ってしまいそうになった。
隊長は軽く首を傾げていたが、ふっと空を見上げると。納得したように頷いた。
町火消しがどうのと、呟く隊長は私の言葉を進言と受け取ってくれたのか、それとも何か天の知識を思い出したのか、
さんきゅと言って微笑んでくれた。たしか天の言葉でありがとう。だったっけ。
私は内心の動揺を隠すために、無表情に徹するしかなかった。
やがて篝火に煌々と照らされた城門が見え始めた。
あの門を潜ると、隊長と一緒に居られるかどうか分からない。門の中には隊長の事をいまかいまかと待ち構える
人達が沢山いる。
”私の隊長”であるのももう少しだけ。
この幸せな時間も、隊長を独り占め出来る時間も、あと僅か。
だから……。だから、私はもう一度、もう一度だけ勇気を振り絞ってみた。
「か」
「?」
「かかかかかっかかかか」
「凪?」
支援
「かかか、かずっ、かずっ、数が足らないと思いませんかっ! 警邏のっ!」
「そ、そ、そうか? それほど治安は悪くないように思うんだけど……」
「い、いえ、街の住人も、増えてきましたし、流れてきた人間も多いですから」
「言われてみればそうだな」
……
……
……
やっぱり、無理だった。どうしても自然に名前を呼ぶことが出来なかった。
出だしで躓いてしまったら最後、意識だけが先走って空回りしてしまう。戦闘ならば、自由自在に動かせる体も、
こと隊長を前にすると舞い上がってしまって、思い通りにならない。
なんと情けない。自分が情けなくて、まともに気持ちを出すことも出来なくて悔しくて。
感情を素のままに表す霞さまや春蘭さまが、今ほど羨ましく思ったことはない。
「凪? どうした? 今日は変だぞ?」
「……いえ、なんでもありません」
挙げ句の果てに、隊長に変な奴と思われてしまった。その事実に気分が挫けていく。私は必死に表情を整え、
掠れるような声を出すだけしか出来なかった。
城門をくぐって、中庭に差し掛かった時、隊長がふと思い出した様に、私に向き直った。
灯籠の明かりに照らされた隊長はどことなく厳しい目つきだった。私にはそう見えた。
咄嗟に、今日のふがいない私に対して叱責されるのかと思ったら、予想外の言葉が聞こえた。
「そうだ、凪、明日は非番だったよな」
「は、はい」
「じゃあ、ちょっと付き合ってくれるか?」
……は?
……誰が?
私が?
……誰と?
隊長と?
……え?
え?
ええええええええええええええええええええええええええええええっ?
「つ、つつつつつつ付き合って?」
「いや、そこまで驚かなくても……買い物なんだけど」
……なんだ、……そう。やっぱり、そんなに都合良くは……。
「は、はあ。それは構いませんが、何を?」
「いや、非番の時に香辛料を買ってこいって華琳に言われてるんだけど、さっぱりでさ。凪なら、よく知ってる
だろう? それと……いや。なんでもない」
「はぁ、食材なら、私より流琉の方が向いてるような気がしますが」
「ああ、流琉は春蘭と一緒に巡察に出てるのもあるし、凪でないと……」
「? 分かりました。じゃあ、お供させていただきます」
隊長が言い淀んだ所は少し気になるけど、それでも、隊長と二人で出かけるのは嬉しい。
たとえ、私はただの部下であっても。
もともと、隊長は天の御使い。そもそも私なんかが手の届く人ではない。
北郷警邏隊の隊長と副隊長という関係上、親しくして頂いているが、本来は天と地ほど離れた人……。
でも、でも、それでも、隊長と一緒に居られるのであれば……。
すぐ側に、手の届くところに隊長が居るのであれば……。
私の真名を気安く呼んでくれるのであれば……。
それだけでいい。
少し、夢を見させてください。隊長。
少しだけでいいんです。あなたの側で。
少しだけ……。
私はエメラルダス
死の行軍から舞い戻ってきた女
満身創痍のクィーン・エメラルダス号も、なんとか無事よ
今の状態なら(下)はそれほど時間はかからないわ
……そう願いたいものね
>>279 エメラルダス乙。
なぎー、君こそ恋する乙女ナンバー1や!
下もお待ちしております
なんという純情乙女
素敵だ
エメラルダス乙。
魅せるねぇ、続きが気になって仕方ないじゃないか。
>>240 今更だが無じる真√N-10話の星って矛盾してないか
曖昧にじゃなくて普通に注意してれば無駄な被害は出なかっただろう
単純にキャラの行動が全体的に支離滅裂で変ってだけなんだけど?
キャラの味付けだろ
星は含みを持たせてるだけで、
まだ一刀を主とは認めたわけじゃない(最有力候補一刀・次点は桃香)
よって今後の成長の為と一刀を試してるのと好意を持ってるからヒントだけは与えた
って事でいいんじゃね? 所詮今の所は腰かけ客将なんだし
原作で桃香も兵全員より愛紗一人が大事って言ってるけど兵の命が軽いな……
そんなんで助かるはずの命を散らした面々が悲惨すぎだろ
>>283 いや、普通に忠告してるでしょ「何があるか分からない」って
特定しない事で疑心暗鬼に陥らないようにするのも深謀遠慮ってやつですよ
10話の星の描写だとどんな罠だが検討が付いてたっぽいから教えとけば良かったのにってだけなんだが
なんだ、また見えない敵に必死になってんのか?
細かい事突っ込んで愚痴りたいなら避難所でやれ。
>>291 見当だから「罠が」とは言わずに「何が」って言ったんだよ
それが理解出来ないからお前は馬鹿なんだ
何だかすごいことになってたんだな。無じる真の人に変な影響が無ければいいんだが…
あとがきの感じからすると繊細な人っぽいし
原作で兵の命が軽いのがわかってるならそれでいいじゃないか
あんまり言いたくないが民の為ってのは建前で
自分の周りさえよければおkな奴らの集まりなんだから
メインで出てくる奴さえ問題なければそれでいいどうせ奥義で増える
>エメラルダス
凪、いいですよね
このもどかしい感じがなんとも
いったんスイッチが入るとすごいことになりますけど
凪はかーいぃなあ。
かいぐりかいぐりしたくなる。
_,====ミミミヽ、
,,==≡ミヽミヾミミミ、ヾ、
_=≡≡三ミミミ ミミヾ、ソ)),,》 .
彡彡二二三≡ミ-_ ミミ|ノノj )||ヽ, )、
__,,,,,,,,,/彡二二二 ,- __ミ|/ノ ノノノノ) ||
-=二ミミミミ----==--'彡 ∠ミミ_ソノノノノ ノ
//>=''"二二=-'"_/ ノ''''')λ彡/
,,/ ̄''l 彡/-'''"" ̄-=彡彡/ ,,-''",,,,,,,ノ .彡''"
(, ,--( 彡 ,,-- ===彡彡彡"_,-_ ヽ Υ
ヾ-( r'''''\ //=二二''''''彡ソ ̄ ∠__\ .\ソ .|
\;;;; \ Ζ彡≡彡-'''',r-、> l_"t。ミ\ノ,,r-v / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\;;;; \ 彡""彡彡-//ヽ" ''''''"" ̄'''""(エア/ /
\;; \'''''')彡ヽ// | (tv /| , r_>'| <一体みんな誰と戦っているんだ
\;;; \'" \ ,,"''-,,ノ,r-", / r'''-, .j \
\;;; \ /,,>--'''二"''' r-| 二'" / __ \______
\;;r'""彡_l:::::::::::::::::::::: /./_ " / ̄ ̄"===-,
)''//rl_--::::::::::::::::/:/ヽ"'=--":
メーテルが帰ってきたからそのうち…と思ってたらやっぱきたw
ってことはつぎは……
>>279 次は森雪またはラフレシアでよろしくおねがいしますです。
宇宙の海はー、おーれーの海ー
俺のはてしなーい 憧れさ
ヤーマートー
いーまも心にのーこるー
スレ違いだし避難所でやりなよ……
投下まち
そのうち作品投下以外はスレ違いだから避難所へ行けって言われそうだわ
少なくとも
>>302-305はスレ違いと言われるのが普通なレベル。
ネタに反応ならまだいいけど、ちょっと違うしな。
>>308もくだらない反応してないで素直に投下をまとうぜ。
案の定、雑談すらなくなったな
あまり過剰すぎるのもどうかと思うぞ、人が居なくなるだけだし
静かなときはこんなモンじゃね?
GWだしな、どっかにでかけ……たりはどうなんだろうかw
ああ、華琳様たちと温泉いきたいw
華琳「日本って無駄に水が多いわね」
一刀「黄河みたいなどでかい川はないよ」
流琉「でも、綺麗な水が多いのはありがたいです」
霞「せやな、なんせ酒がうまい」くい
華琳「清酒がこんなにあるなんて、恐ろしい国ね」くいくい
一刀「華琳は禁酒令を出したんだっけ」くい
華琳「ええ、食べるのに困るのに酒にまわすわけにもいかないでしょう」くいくいくい
霞「でも、つくってまうのが、酒のみなんやな、これが」くいくい
一刀「こうして、湯に盆を浮かべて酒を飲むの、一度やってみたかったんだよ。しかも、廻りには美女ばかり。
くー、まさに極楽」
季衣「兄ちゃんがなんか……」
流琉「年寄りくさいですよ、兄様……」
なんて言われて無駄に酔っぱらってしまいたい。
>>312 んで酔って寝ちまって気がついたら体の各部を枕にされてるんだな?
季衣か風辺りがキン○マクラしてそうだ。
', ___,,.へ./:::::::/\:::::::::::::__::::::::::::::::::::_;;:-‐''" |_____ /
', 「 `` ヽ、_ハ-'ァ´ ハ⌒ヽ-''" _,,. / /
rソ \__ >''`'ー---─'--< _;:イ___ / _,、∧/
\ く >'"::;:- '"´ ̄`ヽ、::::-─- '"´ ̄ `ヽ、:::::::::`"'< 「
ノ>'"_:;ア´ ヽ、::::::::::::<
_,,.:::''":::::ア´ / , '´ / i ', i Y:::::::::::::_;> な 誰
..,,_ く;::::::::::::::/ / / i. 、,' ハ ,ハ ,i ハ_ iヽ;__;;;:::::> い で
`ヽ、::::ノ ,' .i ハ i\/ ', / i / i ,.イ´./i ! i / .か 抜
_____ ,,.イ i i ./ ァ'" ̄`ヽー/ | /,ァ''" ̄`ヽハ ハ ∠_ よ け
∧ '" /| ノ ,ハイ i'´'`i レ' i'´'`i. ト| / i ヽ7 り
\∧/ Vi/ |_,. -‐ァi/ !__,リ !__,リ ' レ'_ン i /へ
/ | `'' ー- -‐ ''´ i ハ' ハ i\/V\/
自 誰 ∠,ハ "" ` ""〈 ,.イ ./ ! ', ---─
分 で /从 /´ ̄`' ー--‐ '"´ ̄`ヽ ハ ノ /‐ 、' ヽ.
を. 抜 /_ ,.へ. i `'' ー- ー─-‐‐ ''" i ,.イ人iハr' ヽ、. ヽ. ', - ..,,__
語 く /| .ノヽ、r'´ ``ン'7 i ノ ヽ. ヘ/
れ か く |/ i::::::`i>.、.,,_______,,.. イ:::::::iヽへi Y \
よ で > ,イ::::::::::|ヽ、.,____l_」___,.イi::::::::>-く | ', \
!!! < |/:::::::::::|_____ |o| __rへi_ン-‐ァ _r'-イ> ',
ぶるまくら
おっぱいまくら
おお おそろしいや つぐもの かんなぎ
ぶるぁぁぁまくらですね、わかります
つまり貂蝉まくらか
GWといえば、こんなんでもいい。
<テレビ視聴中>
風「おにーさん、人がむやみやたらと詰め込まれてますけど、あれは、我慢大会かなにかですか?」
一刀「ああ、あれは、ゴールデンウィーク中に帰省したり遊びに行ったりする人達だよ。乗車率180%か……」
稟「こちらでは、延々と自動車……でしたっけ、が並んでいますが」
一刀「渋滞だな。詰まっちゃって先が進まないんだ」
凪「なぜ、歩かないのですか?」
一刀「そりゃあ、遠いし」
桂花「具体的に言いなさいよ」
一刀「そうだなー、東京ー大阪間が500kmとかだから、一里500mとして千里か」
一同「馬にのればすぐなのに」
一刀「……みなさん、スケール感覚が違いすぎます」
渋滞66kmなんて我慢大会か、バツゲームだよね
三国志で誰かの千里行ってあった気がするけど
1里500m計算だと、東京−大阪なのか
スケールが微妙だな
時期は違うが浴衣なんて着せたら似合うのは誰だろうなぁ
華琳「ああ、暑い。つべたい、おいしい……」無心にアイスをかじる華琳様。
桂花「華琳様、おいたわしや。この万年発情男、他になんかないの!」
一刀「って言ってもなあ、ついこないだまで寒かったものだから、まだ用意が……」
思春「ふん、魏の連中は軟弱だな」
真桜「せやけど、うちと同じで、呉はへそだしばっかやん。そりゃ、着込んでる華琳様たちとはちゃうやろ」
蓮華「しかし、一国の主が……」
冥琳「まあ、みなさんお待ちあれ。こちらに来てから色々と我々の時代の研究書などを読んだのだが、霊帝さまの
時代以前に、大陸は寒冷期に入っていたそうだ。おかげで作物の出来がよくなくなり黄巾の乱などの遠因となった
らしい。そう考えると、北よりの魏の諸将が暑さに弱いのは当然のこと」
沙和「でも、温度より、このむしむしがたまらないの〜」へろへろー
一刀「日本は高温多湿だからなあ」
雪蓮「そういえば、この国の伝統衣装を仕立ててくれるとか言ってなかったっけー?」
一刀「ああ、本格的な和服は高いから浴衣で勘弁な」
浴衣を着込む一同。着付けは、一刀さん自ら桂花にぽかぽか殴られたりしながらやります。
小蓮「少しは風がはいるけど、このしめつけとか……暑くない?」
祭「その、暑いより先に、ちと苦しいのじゃが……」ゆっさゆっさ
一刀「それらが着られてた時代に比べて、遥かに風通しが悪くなってるんだよ。家屋自体も密閉性が高いし、ビル
がたくさん建って全体的な温度の抜け具合も悪くなってるし」
華琳「じゃあ、なんで着せたのよ!」
一刀「いや、かわいいから……」
この後の顛末はご想像におまかせします。
どちらかというとぺったんな魏軍が浴衣似合うと、ああ、華琳様なにを、うぎゃー
それだと蜀が一番駄目だなwwww
>一刀さん自ら桂花にぽかぽか殴られたりしながらやります
一刀羨ましいいいいいいいいいぃぃいぃぃぃ
代われ!俺もぽかぽかされたいいいいいい!
こんな…こんな一行だけでここまで嫉妬に駆られる俺を人は馬鹿というのだろうか
>323
あえて言おう!
貴様は正常であると!
北郷隊の3人は、ほぼへそ出しだよね
>323 酒、強くないんだよなぁ
>>323 少なくとも、浴衣を着たのに動きにくいとか言って裾を腰くらいまでたくしあげて
ふんどしをちらつかせる思春を名前が出てただけで思い浮かべた俺よりはマシだ。
しかも、隣に同じ恰好をした卑弥呼がいるのまで思い浮かべたぜ……
うむ、浴衣をヒラヒラさせて「ギップリャ!」と叫ぶ思春を思い浮かべた。
投下待機
浴衣談義の中敢えて焔耶は甚平だと叫ばせて頂く
乳がでかいから微妙に似合わないのも含めてこれは譲れん
そういう方向なら、法被に捻り鉢巻は似合いそうだな焔耶。
おっぱいはサラシで何とかw
あと下はスパッツな。
似合うのは愛紗か春蘭だな>浴衣
333 :
清涼剤:2009/05/03(日) 00:49:04 ID:pu8Ja9s50
>>327 見事なまでのプラスマイナスゼロですねw
>>331 腰に桃の字がデカデカと書かれたうちわを挿すんですか?わかりません
専用UP板に無じる真√の序章部分のチャートを作って上げてみました。
話の順序がわからない場合にどうぞ。
あと、自分のせいで一時スレが荒れたようで申し訳ありませんでした。
今後、より精進し、こんなことにならないようにしたいと思います。
おおお、よくつくるなー。
まあ、拠点がはいると時系列わかりにくくなるからこういうのあると助かりますね。
>>333 あの程度気にしないでいいよ
これからも楽しみにしてるぜ
>見事なまでのプラスマイナスゼロですねw
むしろマーイ
338 :
清涼剤:2009/05/03(日) 02:54:45 ID:pu8Ja9s50
皆さん暖かいお言葉ありがとうございます。とても救われます。
>まとめの方
まとめのSSにチャート組み込んで頂き有り難うございます。
お手数、お掛け致しました。
>チャート
他の長編物にもあるといいなあ
保守
保守
チャートにしなくちゃいけないほど時系列難しい作品他にあったっけ……?
メーテルの美羽シリーズは読者が想像して保管するタイプだから何か違うと思うし。
流れを把握する為とかより年表みたくなってるのを見たいんじゃないかな。
981 名前:風鈴 ◆VOACf8e.7. [sage] 投稿日:2009/05/04(月) 14:43:20 ID:bMNwQIjg0
──真√──
真・恋姫†無双 外史
北郷新勢力ルート:第三章 反董卓連合之五
相も変わらず規制のため、専用UP板に挙げさせて頂いております。
それでは、本作における共通の注意事項をいくつか。
・オリジナルルートの為、登場人物同士の呼び合い方が、原作とは異なるものがあります。
例)風→一刀=原作:お兄さん・本作:ご主人様
※独自の呼び名は、そのキャラのイメージによりますので、人によっては違和感を感じるかもしれません。
・エロ成分は極薄……もとい皆無です。
・北郷一刀の立ち位置、作品内にて歩んだ道筋により、『天の御遣い』と言う名の持つ影響力は、原作より強くなっています。
・原作にてセットになっているものを崩す傾向にあります。
例)張三姉妹→人和 北郷隊三羽烏→凪
・本作にはご都合主義成分が多分に含まれております。用法、用量を守ってお読み下さい。
URL:
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0254-1241415690.txt さて今回を持ちまして、反董卓連合は終わりを迎えます。
相も変わら見栄えのしない内容でございますが、
気が向きましたら、お付き合い下さいませ。
>真√
お疲れ様です
反董卓連合終了ということは
独自な展開に入るわけですね
たのしみです
>>344 ちゃくちゃくと天の御遣いの影響力が拡大していくなあ。
しかし最初に関係したのがあの娘とは…鳶に油揚げ気分な娘達もいるだろうなあw
>>346 自己レスみたいだけど董ルート氏乙です。
前回ラストはどうなる事かと思ったけど、何とか落ち着いたか。
詠が自分の気持ちを認めるにはもう少し時間かかりそうかな。
「認める」っていうか「素直になる」か。
翠や蒲公英・桔梗と一刀の絡みが出てくると密かに嫉妬したりするんだろうなあ。
真√お疲れ様です。
ひとつ気になるのが、「不振そうな」となっているところは「不審」じゃないのかということ。
それにしても、華雄に真名がないのが悲しい・・・
華雄さんは本名さえ……。本来の姓は葉だからな。
真√も董√も乙です。
>>344 霞・恋・華雄が、反董卓連合後に同じ勢力にいる、っていうのが新鮮かつ凄い嬉しいw
月と詠で文官も補充されて、拠点は漢中ってのが楽しそう。
あと、風の「こんなこともあろうかとー」でニヤけたw流石だw
>>346 月・詠の可愛さと華雄との再開でテンションMAXですw
翠も蒲公英も可愛いし、戦も面白いので続きを楽しみにしてます。
真√眺めれる幸せ。
……しかし、歴史の修正も大修正だから不安になるのは俺だけだと思いたい。
作者様、お疲れ様です。
>>351 霞・恋・華雄が、反董卓連合後に同じ勢力にいる、っていうのが新鮮かつ凄い嬉しいw
そんなyouには「美羽と七乃と」シリーズもお薦め。
董卓勢が全員同じ勢力にいるよ。
ハフン 最初の行に「>」を入れ忘れた。
真√
人材の質だけならトップクラスだなw
どこが人手不足だw
真√面白かったんだけど、
事の真偽を探るため各陣営が密偵を放っているだろう中、
凪に真相を話したのは少し軽率に感じたな。
まあ、風や稟がうまいこと排除してるんだろうとは思うが。
>>344 真√GJ。
もはやどこからも注目される一勢力となっておりますな。
しかし凪に手を出したことが華琳に知れたら一刀の危険が危なそうだ
>>346 董√GJ。
月と詠が一刀と結ばれるのも時間の問題か。
恋とねねも華雄の様に早く合流して欲しいです
両作品共に次を紳士スタイルでお待ちしております。
>344
真√の一刀さんは珍しく身持ちがカタいなぁ…
そう思っていた時期が(ry
やっぱちんこはちんこだぜ!それでこそ一刀さんだぜ!
>>356 逆に考えるんだ。一刀が一番、真っ先に惚れたのが凪だと考えるんだ。
……他の娘涙目? 気にしたらいけない。
まあ一番手が予想外の子だったのは確かだ。
順当(?)に風か星辺りだと思ってたんだが、あっさり外れたw
凛と風がさや当てしている間に凪がかっさらっていきました
いや、凪はかっさらわれた方か。一刀がかっさらっていきましたw
>344
皇帝の座す場所、洛陽だけど
このあと、皇帝=献帝(劉協)がどうなったかは
スルーだよね
ややこしいことにしかならないし
処女にいきなり3発も出す一刀さんはマジ鬼畜w
「お兄さんは大切なものを盗んでイキましたー」
「……?」
「貴女の、貞操です!」
「! ……はいっ!」
というか一刀も凪で童貞を捨ててることになるよな、それで三発かw
…余程たまってたんだろうなぁ。
いや、裏でコッソリ誰かに手を出してるかもしれないけど。
誰が上手い事を言えと、しかも二つ
>真√
所属が増えたので
拠点話のバリエーションも増えるんだろうか
凪だけなら秘密にしておくだろうけど
二人にばれたから、内密にしとくのはムリだろうな
24 焔耶曰く、 sage 2009/05/05(火) 12:21:38 ID:FNStegu+0
かなりどきどきですが、初桃香させて頂きます。
規制中なのでこちらで失礼します。どなたか転載して頂きますとありがたいです。
・一刀×霞メイン
・魏ED後、帰還した設定ですが、その辺りを追求するような内容はありません
・エピソード後少しおまけアリ
・エロあり、ここが一番心配ですが
・SS自体初めてでおかしい所もあるかもしれませんが、楽しんで貰えれば幸いです
・気になる点がございましたらご指摘ください
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0258-koihime001.txt よろしくお願いします。
董√も
>>368も乙でした。
遠乗りのたびにあの森に行くんですね。
明日は、体調を崩したりされていなければ
北郷帝の人がくるわけですね
>>368 逃避行乙。
ローマに行けずとも幸せそうな二人にニヤニヤ
>368
霞好きの俺ニヤニヤ
オチも最高でした。
今から再チェックして問題なきゃ桃香?
16+α?桃香予定
昼から13時までには始めたいです。
L
キター!
,,;⊂⊃;,、
(,,,-ヮ-) キター♪
と__つ
キタ―ヾ(゚∀゚*)ノ―(σ*゚∀゚)σУ◎―!!
キタ―ヾ(゚∀゚*)ノ―(σ*゚∀゚)σУ◎―!!
キタ―ヾ(゚∀゚*)ノ―(σ*゚∀゚)σУ◎―!!
「…………………寝てませんよ」
「起きなさい、一刀十三号さっさとあなたの駄文を載っけるのです」
「にゃー(16+α?桃香予定、半からです)」
3594円−3590円=?
「先ずは“おめでとう”と言っておけばいいかしら」
皮肉を言う曹操の“言葉”を無視する一刀。
「曹操、そちらの負傷兵、特にもう戦えない・動けない人達をこちらで回収したい」
「それには異論は無いは、ついでに兵士全員連れて行く?」
「…曹操」
中には一刻を争う重症者も居るだろう、曹操の重なる皮肉に微かに苛立ちが混じる。
一刀の苛立ちを感じ取り、その苛立ちから純粋に負傷者を救いたいと理解した。
「謝るわ、流石に立て続けに負けて少々苛ついたみたい。任せるわよ」
ついて来る男手がいなかったから、自分で持って来た旗を振る。
すると直ぐに劉備本陣から兵が曹操の軍に近づく。
かなり近づいた所で曹操の兵が威嚇に入る、劉備の兵が声を張り上げ危害を加えないことを伝えるが受け入れない。
効率的に負傷者を運ぶ動力として象兵を向かわせたのが不味かった。
だがそれも双方の将が出てきて収まる、諸葛亮と夏侯淵だった。
もしこれが、関羽と夏侯惇だったらと思うと背筋に冷たい汗が流れた一刀。
着々と負傷兵の応急措置と輸送が始まる、暫し眺める四人。
特に劉備が自分たちの兵が如く、安堵のため息を吐く。
F-2
また、曹操も負傷者を乗せた荷台を一度に5〜10台運ぶ象を見て。
「人の手では敵わないかしら?あれには」
と、洩らす。
「それに関しては同感ね、方法は有ったにしても手段の殆んどを潰されてたし。正直あれは私達でも戦いたくないわね」
溜め息をつき、腰に手をあてながらぼやく孫策。
「あら、同情?」
「いいえ本心よ」
暫し見つめ会う二人、目が嘘ではない事を物語る。
「処で曹操。話を聞いてもらえるかな?」
「ええ、約束だものね」
「じゃあ、“降伏しろ”とは言わない。ただこの三人で三国に分配するから納得して欲しい」
黙って聞いている曹操。
「曹操の性格からして一度は力で全員ねじ伏せた上に自らの手による三国分配でなきゃ納得出来ないだろうけど」
一瞬、曹操の表情が変わる。が、一瞬だ。気付いたのは一刀だけ、と思いきや孫策も気付いていた。
「つい先程、桃香が喋った通り。この三人なら私利私欲に走るのも居ない、いい意味で三国が牽制しあって適度な刺激にもなる。それに」
「「「それに?」」」
三人が同時に声を上げた。
「天の世界で自分が住んでいた所は島国でね、隣に陸続きの国が無かったんだ。そりゃあ天の世界にも陸続きで隣通しの国家は有ったよ。
大抵争いごとばっかりだった。だからこの大陸だけでも、そしてせめて自分が生きてる…もしくは留まれる間だけでも争いが無く平和な時間が有ってもいいかなって」
“留まれる間”の台詞に劉備と孫策が、特に孫策が寂しい顔になる。
「解りやすく大雑把に言うと、友達感覚の蜀、家族構成的な呉、律儀な上下関係の魏。それぞれの持ち味が有ってそれぞれみんなが魅力的だ。
だったら基盤になるのは漢王朝でいいけど、三国が同時に存在して“国民が自分に合った国を選べる”時代が来てもいいんじゃない?」
直ぐには無理だろうけど、と付け加える一刀。
話が膨大過ぎるのか、何を言ってるのか理解されてないのか?とにかく黙っている三人。
「…クククッ、アハハ、アーハハハハハッ」
沈黙を破るは曹操の笑い声。
「常に国は一つに有らず、ならば民に国を選ばさせる。あー可笑しい」
笑いすぎか涙を拭う曹操。
「その考えは思い付かなかったわ。移動、先祖伝来の土地への固執、新しい土地への不安等々問題も山積みでしょうに」
支援
曹操が的確に問題を指摘するが。
「流石は城をあっさりと捨てた劉備と行動を共にしているだけの事は有るわ、でもあなた達ならやれるんじゃない?」
笑うのを止め真面目な顔で答えだす。
「そうね、あなた達の言う通りなら魏の領土は桂花と秋…(ああ駄目ね、あの子たちは多分ついて来てしまう)風に…程仲徳に相談しなさい」
「…曹操?」
「(私は覇王として…覇道を歩む者として、最早…)」
チャキ!?
持っていた大鎌を首筋に当てる。
次の瞬間!
「華琳!!」
ポタッ、ポタッ。大鎌を流れる血が先端から大地に滴り落ちる。
「ご主人様!」
「一刀!」
血を流しているのは一刀、流している場所は右手、原因は曹操の大鎌を無謀にも素手で握った結果。
骨で止まったのか?指の切断は免れているが重傷なのは変わらない。
「ッ!」
大鎌から手を離す際、一刀に苦痛と負担を強いいる。
「北郷一刀!あなた一体!何故…」
「(何故、武器を素手で止めたの?私が死ねば戦いが再開されるかもしれないから?いや戦いが再開されても叩き潰せばいいだけ。
何故、私の真名を知っているの?それも違うそんな事は調べれば解る事、私の疑問はこんな事ではない)」
支援
大鎌を投げ捨てる。
カラーン!
本当の疑問は「(何故“私の真名を誰よりも自然に、そして綺麗に発する事が出来るの?”)」だった。
「劉備!包帯はある!」
「えっ?あっ!わ」
急な展開についていけない劉備。
「孫策!」
「悪い無いわ、取ってくる?」
「お願い!」
駆け出す孫策。
「悪い、曹操」
「えっ?」
「真名言っちまった、訂正する」
「黙ってなさい、馬鹿!」
指だけの怪我だ、死ぬ事だけはないだろうが重大な後遺症が残る可能性が有る。
自分の左腕を覆う布を右手で引き千切ると、一刀の指に応急措置に入る。
「曹操さんこれも使って」
自分の服のヒラヒラを引き千切って曹操に差し出す。
「ありがとう、劉備」
一刀に関することだと自然に礼の言葉が出てた、応急措置を済ますと。
「あくまで応急措置よ、一番近いのは……私の陣ね。丁度いいわ治療もしているし、あそこまで行くわよ。劉備、異存は無い」
「曹操さんがそう判断したなら間違いないかと」
歩きだす三人。
「そう言えば、私の判断なら間違いないの劉備?」
ふとした疑問を口に出す。
支援
「それはもう『天の知識で曹孟獲は素晴らしい人物なんだ』って、絶対に何か違う感情も入っていて正直ヤキモチだったよ」
「だった、なの?」
「はい…先程のご主人様に対する治療を見てたらなんか納得しちゃいました」
「変わっているのね、劉備」
「へへーご主人様、共々よく言われますよ♪」
「呆れるわ……それに天の知識で私は素晴らしいねえ。その天の知識に散々苦しめられたけど」
少し睨み付ける様に一刀を見上げる曹操。
「ほら、手を頭の上に上げなさい」
両手で右手を強制的に万歳をさせる、すると今だ止まらぬ血が曹操にかかった。
「あっ!ごめんカ‥曹操、自分でやるから離れて」
「構わないは別に。それより北郷、あなた私の真名を自然に読んだわよね?それは何故?知っていたにせよ、あまりに自然だった」
「そうそう、ご主人様。何時の間に曹操さんの真名調べたの?」
惚ける前に劉備が止めを刺す、これで逃げれなくなった。
「そうだね、曹操。胡蝶の夢は知っているよね」
「南華老仙の?」
「そう、それでもし実は既に一回この世界に来ていて、その時は桃香じゃなく曹操に仕えてて、一度は大陸全土を支配した。なんて話はどう?」
雪蓮
「…………」
歩きながら考える曹操。
「北郷、その時の私はあなたに真名を許してたの」
「ああ」
「えっ?えっ?ご主人様?曹操さんに一回会ってるの?」
「まあ、別の世界で仕えてた。かな?」
「なら私は?」
「うーん、敵だった」
「えー!…………くすん」
「大丈夫、今は大事なパートナーだよ」
「ぱーとなー?」
「大事な人って意味」
左手を血で汚れてないか確認して劉備の頭を撫でる。
「ご主人様」
照れる劉備。
「で、その時の私はあなたを何処まで許したの?…あなたの噂は、特に女性関係の話は予々伺っているわ」
「言っていいの」
「構わない」
「恋人?…少なくとも男女の仲だったよ」
「そう」
それ以降喋らなくなる曹操、途中孫策が少しでも速くだろう馬にて駈けてくる。
「ごめん、一刀。平気?急ぐなら馬で行く?」
「平気だよ、曹操の判断で待っているより向かった方がいいだろうって、だから」
馬から降りると「ふ〜ん」と孫策。
暫く自分が居ない間に雰囲気が変わってる事に気付く。
「馬は辞めておいた方が良いわね、ところで孫策の記憶も有るの?」
孫策を見る一刀。
曹操の発言で大方悟った孫策が。
支援♪
>390
01行目 ×曹孟獲 ○曹孟徳
誤字指摘しつつ支援
「構わないなよ…いや私が喋るわ一刀。…曹操、私だけが一刀の記憶を持っているのよ、ただし別の一刀のね。
前回?の記憶の時でも、やはりあなたが攻めて来て、その時は私が毒矢で死んだのよ、だから前回の記憶はそこで終わり。
ただその後、私が一刀の天の世界に生まれ変わって一刀と出会う。細かい話は話してあげない♪その時の記憶は一刀もちゃんと有るわよ♪」
「そうなの北郷?」
確認の為に一刀に訪ねる。
「まあ、おっしゃる通りです」
否定はしなかった。
「なら孫策、何故あなたは天の知識で国の繁栄を、戦を有利に導かなかった?あなたの武力に天の知識が加われば北郷に頼らずとも大陸の制覇も夢ではなかろう」
「あーそれね。それなんだけど、一刀との記憶は有るんだけど、軍事面・政治面の記憶がすっぽり抜けているのよね、なんでだろ?」
考えこむ孫策。
「ねーねーご主人様?雪蓮さんと天の世界で一緒だったの?」
「そう」
「生まれた時から?」
「違う、曹操の時に一旦、自分の世界に戻って暫くしてから。そしてまた暫くしてからこの世界に飛ばされてたんだ」
「そっか、私だけ仲間外れなんだ」
しょげる劉備。
>>394 覇王しゃま華琳を想像してしまった支援wwwww
「でもね桃香。この世界に来て、初めに会ったのは他ならぬ桃香だ。そして桃香の考えと共に歩んで来たこの道は事実なんだよ、それを自分は誇りだと思う桃香」
「ご主人様♪」
自分のやり方を肯定してもらって嬉しい劉備。
「なら孫策。あなたは何時から一刀の記憶を?」
「一般に出回った管輅の占いを聞いた時からよ」
「……それなら、反董卓連合の時には既に………だからあの連携を………さらにはその後の連携も全て説明がつくか、なるほど始めから2対1だったのね」
「…曹操」
「あらごめんなさい、ただ冷静に分析しただけだから。しかしこれで粗方辻褄が合ったわ」
と、ここで魏の陣に着く。
「ご主人様!どうしたんですか?そんな血まみれで」
「朱里ちゃん質問は後、お医者様を呼んできて」
「はわ…はい!」
「あぁ!指だけだから緊急を要する人、優先でいいから」
「緊急を要する人はぜーんぶ運んじゃいました、今はご主人様が一番の緊急を要するお人ですよ!」
もー目を離すとすぐ怪我をするんですから。と、付け加え怒りながら駆け出す諸葛亮、医者の名を叫びながら離れて行く。
「華陀さ〜ん、こちらに大至急見て戴きたい方が…」
「…華琳様」
支援
いよいよ大団円に向かっている…のかな?
支援
支援
「春蘭、心配かけたわね」
「華琳様!」
無意識に不安が取り除かれ明るくなる夏侯惇。
「秋蘭、桂花、風」
「「「はっ!」」」
「先ほどの命令を取り消します」
「「「御意」」」
曹操の声に上手く言えないが、先ほどまでの不安感は解消され安心する三人。
「改めて曹魏は劉備軍に…いえ天の御遣いに降るわ、北郷一刀」
「華琳様?」
驚く魏の将たち。
「曹操!先ほども…話したけど投降とか…じゃない、平等に三国を…別ける……っ!」
咄嗟の怪我で麻痺していた傷口に痛みが出てくる。
「ご主人様!」
「一刀!」
「北郷!」
「華陀さんお連れしました〜って!ご主人様!」
「どれ見せてみろ………ちょっと酷いな、指五本の接合治療。………なら寝かせた方が早いか、北郷さんこの薬を酒と一緒に飲んでくれ、麻沸散と言って寝てしまうから」
差し出された薬と酒を飲み干すと割と早く眠くなる一刀。
「北郷…ん、まだ…わかり…か?」
「(あぁ…そう…った華リ…の話…をしな…ゃ)」
本人は話してつもりだが無意味に口を上下するだけ。
次第に目蓋を開けてるのも辛くなる、そして意識が途切れる。
・・・
・・
・
・
・・
・・・
意識を取り戻し左右を見渡すと、諸葛亮が視界に入る一刀。
「目が覚めましたね、ご主人様」
「雛里ちゃん起きて」
「……ハッ!あわわ、私ったら寝ちゃった。ごめんね朱里ちゃん」
「ううん、平気だよ雛里ちゃん。そりよりご主人様の看護お願い。私は皆を呼んでくるから」
「了解だよ、朱里ちゃん」
部屋を出る諸葛亮に変わって鳳統が一刀に近寄る。
思わず右手を動かして目の前に持ってくると包帯でぐるぐる巻きで固定されていた。
「あわわ、ご主人様。今はなるべく右手を動かさないでください。とのことです」
右手を両手で取ると布団の中に戻す。
「雛里」
「はい?」
「何日寝てた」
「三日です」
「皆は?」
「私たち勿論、呉の皆さんも、魏の皆さんも今はここ汝南に落ち着いてます」
すると廊下が騒がしくなり、各々が一刀の呼び方を言いながら入室する。
皆、飛びつきたいのを我慢して先ずは華陀に診察を見てもらう。
「うぬ、術後の問題も無さそうだ。指が問題無く動くかどうかは、本人の努力次第だな、暫くは回復の為に留まるとしよう」
今日はこれまでと退室する華陀。
>>402 誤字ぽいとこ報告
「ううん、平気だよ雛里ちゃん。そりよりご主人様の看護お願い。私は皆を呼んでくるから」
それよりご主人様の間違いですねー
そんでもって〜支援
まだまだ支援
「眠ってた間に変わった事は?」
「朱里ちゃん、報告お願い」
「はい、決まった事はこちらの竹簡に取り纏めました」
片手が使えない一刀の代わりに諸葛亮が竹簡を持つ、絶妙なタイミングで一刀が読みやすい様に移動させる。
素晴らしいことなのだが踏み台を使っているのが玉に瑕だった。
「朱里、これって強制させた」
「いいえ、決してそんなことは有りません。私たちからは桃香さま愛紗さん・私・雛里ちゃん・詠さん。呉から孫策さん・黄蓋さん・周瑜さん・陸遜さん・呂蒙さん。
そして魏からは曹操さん・夏侯淵さん・荀文若さん・程仲徳さん・郭嘉さんで丸二日話し合って全員納得して合意した内容です」
「本当に?」
「本当ですってば、ご主人様は私をお疑いなんですかー?」
「いや悪かった………うん解った」
そして、ここで一番前に出る劉備。
「でねご主人様、五胡とか多少問題も残るけど。ようやく、よーやく待ちに待った争いの無い時代がやって来たんですよー」
喜びの余り勢い良く飛びつくと。
「あーズルイのだ、鈴々だって我慢してたのに」
張飛を皮切りに皆が飛びつく。
「イタタタ」
「こらー!ご主人様が痛がってるではないか!」
支援
関羽の叱咤もどこ吹く風。
「あーもう!」
関羽が飛びつくのにさして時間はかからなかった。
・・・
・・
・
◇ ◇ ◇
三ヶ月後。
魏呉蜀のある人に取って重要な主な武将文官が、蜀領白帝城に集まっていた。
想えば三ヶ月前、諸葛亮に渡された竹簡の山を見た一刀が。
「これ俺がやるの?」
「何を言っているんですかご主人様?“ご主人様が、や・ら・な・い・と意味が無い”んですよ」
諸葛亮の迫力に負けた一刀が素直に従う。
「ほーら、手が不自由なご主人様に変わって私が色々やりますから………色々と」
◇ ◇ ◇
「(あの間は凄かったなぁ………おっと話が反れた)」
正面を向くと見知った顔が並ぶ中、宣言を開始する。
「ではここに、三国同盟の誓いの儀を行う。
一つ、三国は漢王朝を基盤として同盟を行う。
一つ・むこう五年間、平時には境界線を境にお互い二里半の距離を非武装地帯とする。
一つ・外敵に対しては三国は協力を持ってして当たるべし。
一つ・軍事方面に対して………
誓いの書を読み上げながら前回も含め、一連の流れを思い返すと本当に永かったと思う一刀。だが今回は誰も失わず、ここまでたどり着いた事に感無量だった。
支援
支援
16-1 異論は無い「は」→わ
16-8 構わない「なよ」→?
16-12 郭嘉→郭奉孝(かな?)
………とする。
一つ・蜀州都成都から同じく蜀領の白帝城に呉・魏の同意の元、遷都す…エエエエェェェ!」
スケジュールは把握していたが宣言内容の全貌は知らなかった一刀、手渡された原稿を呼んで知っている内容と知らない内容を比べてたが最後の内容にビックリするのだった。
「いいのかこれ、勝手に決めて」
「勝手じゃあ有りません、良く宣言文をお読み下さい。“呉・魏の同意の元”となってますよ」
慎ましく行われていた宣言を中断され少し不機嫌で抗議する諸葛亮。
「雪蓮?」
「問題無いわよ、どっちみち祖父の土地、江東の建業から遷都なんて出来ない。でも長江を使えば白帝城ならあっという間よ、成都じゃそう簡単に行かないから♪」
ウインクして返す孫策。
「華琳?」
ちなみにこの時点で曹操から真名は許されている。
曹操曰く『もし仮に胡蝶の夢だとしても、あなた程の人物が出会った私が真名を許したなら、それは私があなたに真名を許すに値するでしょう』との事。
ただし始めは大変だった、我慢出来なくなった夏侯惇が斬りかかり呂布が止めて一触即発になったりと。
しえんぬ
「構わないわよ、近くなればそれだけ接触する機会が増えてあなたを知ることが出来る。立場と皇帝を奉らなきゃいけないから私も遷都が出来ないけど………!
いっそのこと、あなたを皇帝にすれば。公に洛陽に迎え入れられるわねえ…」
ニヤリと不敵に笑う曹操。
「ああもう!一つ・蜀州都成都から同じく蜀領の白帝城に呉・魏の同意の元、遷都する。
以上、劉玄徳」
「はい」
「孫伯符」
「はい」
「曹孟徳」
「はい」
「今までの誓いの内容に異議が無いか」
「「「はい」」」
「では内容を誓えるか?」
「「「はい」」」
「ではここに、三国同盟が樹立されたことを宣言する!」
「「「ワアアアアアアアアアァァァァァァ!!!!」」」
その場に居た将と少数の兵が歓声を上げた。
・・・
・・
・
同盟樹立の祝いの席が設けられてて、各々が祝っている。
そんな中、三国のトップと一刀が雑談していた。
「ねえ劉備、一刀とは何処まで進んでるの?」
「な(////)…曹操さん、どうしてそんなことを」
「その様子からすると既に深い仲ね、まあ当たり前でしょうが。孫策あなたもそうなの?」
「ええ、察しの通りよ」
支援
しえんー
「二人とも何を堂々とそんな話をしてるんですか(////)」
「しかし、二人ともまだ子宝には恵まれてないみたいね」
「ご、ごごご主人様の赤ちゃん(////)」
「そうなのよね〜、事有る毎に毎回かなり濃厚にしてるつもりなのに出来ないのよね〜。一刀ってば種無し?」
ブッ――――――――!
あえて無視していた一刀だが孫策の言葉に思わず飲んでいた物を吹き出した。
「「種無し?」」
聞き慣れない言葉に疑問符付きで見事ハモった劉備と曹操。
「ああ種無しって言うのは天の言葉で―」
「しぇーれーんー」
被ったお酒をそのままに孫策に恨みの声を上げる、気付いた鳳統がお手拭きを持ってやって来ている。
「良いじゃない一刀、教えるぐらい減るもんじゃあるまいし」
鳳統からお手拭きを受け取るとお礼を言って顔を拭く。
既に三人寄り添い小声になっていた、最早猥談のレベルである。
「…でね、種無しってのは男性の彼処から出る精液が医学的に種の集合体なの。で、本来有るはずの種が無いのを種無しと言うの…」
「あら」
「えー!そうなんですか?ご主人様」
「違うわい!…………たぶん」
「でもそれなら好機はまだ有るわね」
この先、華琳様の濃厚なえちシーンが展開されます ☆注意
* *
* うそです +
n ∧_∧ n
+ (ヨ(* ´∀`)E)
Y Y *
支援
「何が好機なの?曹操」
「例えば、北郷との子供を作ることによって将来への色々な備えとか?」
「それなら私達の方が断然有利よ、孫呉の王家だけで三人も居るのよ。しかもその三人が既に関係済み♪」
「あら?重要なのは産んだ順ではなくて?」
冗談か本気か不敵な笑みを崩さない曹操と孫策。
「ご主人様の子供は!私と愛紗ちゃんと鈴々ちゃんとで一番乗りなんです!!」
会場いっぱいに響く声で叫んだ劉備。
「と、桃香様(////)」
「何なのだ?お姉ちゃん」
「ぷっ、桃香」
「劉備。貴女、三人同時に妊娠する気なの?」
孫策と曹操が声を上げて笑うと、改めて発言の内容に照れる劉備。
そんな光景を眺めながら、
「(さて、誰だか知らないけど自分にこんな軌跡の機会を与えてくれた相手に多少の感謝はしないとな。で、その相手は今のこの状況を満足してくれてるだろうか?少なくとも俺は満足だよ、ありがとう)」
「ご主人様!」
「一刀!」
「北郷!」
改めて呼ばれて一刀から三人に近づいた、これから始まる未来に心踊らせながら。
『True End』
ピッ!
スキップ機能を使った二周目を行いますか?
⇒はい
いいえ
ああ、終わったのですね、本当におつかれさまです。……って、ええ、二週目あるの1?w
2週目とな
((スキップ中))
((スキップ中))
2週目だと・・・
投下乙です…って2周目!?
ひとまずここまで見届けられた事に感謝
雪蓮可愛いよ雪蓮
ピッ!
強引でも華琳様の記憶、何とかしたいですか?
⇒はい
いいえ
記憶を何とかするだと…?
【審議中】
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
これは予想外ww
>>418 三教完結GJ!…って二週目!?
あるなら支援せざるをえませぬ
>>416 さあ、えちシーンの執筆に戻るんだ
※注意※
「にゃー(この後の話は完全に蛇足です。『True End』に満足、これ以上は必要と考えの方は著しく読まない方がよろしいかと思います)」
再度、国のトップたちによる話し合いが開始されようとした瞬間。
「ふんぬ――――――!」
謎の音と共に何か飛来して来てそれが森に落ちた?
衝撃波が森の火を掻き消し余波が一刀達の所まで来る、それに対しやや前屈みに構える四人。
「北郷、あれも天の知識による兵器?戦の決着は着いているのよ、いたずらに混乱を招かないで頂戴」
「一刀?」
「ご主人様?」
「知らない…あれは知らない」
一刀の台詞に緊張が走る、同時にまだ燃えてる所の正に炎の中から姿を現す謎の物体。
髭とおさげが若干焦げてるもののその他は全くの無傷、前を見据えたまま後ろの炎に腕を祓うと風圧で火災を掻き消す。
近づく謎の物体に身構える四人、流石に異変だと思った各陣営の将が駆け寄る。
「華琳様!」
「ご主人様に桃香様!」
「策殿!」
各々が各々の主人の名を呼びながら駆け寄り歩いて来る謎の訪問者より先に到着して間に割って入った。
「貴様何者だ!名を名乗れ!」
始めに怒鳴ったのは関羽。
「私の名は貂蝉、洛陽のしがない踊り子よ」
緊張は全く解けず関羽が更に質問する。
「では貂蝉よ、その踊り子が何の用が有って今、この時、この場に現れた?返答次第では斬らねばならぬかも知れぬぞ」
そう言ってみたものの、今この場にいる全員がそれが容易ではない事を悟っている。
だが、主人を守る為・部下を守る為・民を守る為、各々が必死にこの貂蝉と名乗る男と見えない戦いを繰り広げている。
絶対的な恐怖と戦慄に呼吸もままならなず相手の顔を見る余裕など無かった、しかしふと気付くと相手の着ている服が焼け焦げボロボロだが間違いなく懐かしいあっちの世界の警備員の制服だった。
緊張を少し解し顔を見る、あの時の警備員ではないか!貂蝉の名前に一刀の持つイメージは欠片も無いがどんな形であれ知っている顔に更に落ち着きを取り戻す。
「…雪蓮?…」
「…何?一応、服なら気付いているわよ。中身は、…そうね見た目は分からない、気配が一緒かな?
でもあの時の私は今と比べると大分腑抜けてるから正直自信が無いかしら?ああ別の意味ではまるっきり別物だけど…」
そりゃあそうだ、こんな化け物がこの状態であの場に居たら、それは警備ではなく率直に只の敵か障害だろう。と、内心呟く。
支援!
「何の用って?ちょっとそこのごし…(この外史でいきなりこの呼び方は流石に皆には酷かしらん?私とご主人様の素晴らしい関係にきっと激しい嫉妬に狂ってしまうわ)
…そこの天の御遣いとお話したい事が有るのよん♪フンッ♂」
ビリッ!ビリッ!ビリッ!
既に焼け焦げてボロボロだったとはいえ上半身はおろか、下半身のズボンをも肉圧で破く。
「ご主人様!桃香様!やはりこの者怪し過ぎます。どうかお下がりください!」
「華琳様も!」
「雪蓮様お下がりください。明命、蓮華様を頼む」
やはり各々が自分の主人を守る為に牽制・威圧する中、一刀が。
「いや、大丈夫……かどうかは分からないけど、殺るならとっくに殺られている。貂蝉、皆に危害を加えないなら話を聞くよ」
「あ〜ん、身をていして皆を守るその姿、やっぱり我慢出来ない!ご主人様って呼んじゃう」
「ご主人様?」
「一刀?」
「知らない!あっちの世界の時、見覚え程度は有るけどこっちでは会ったことすらない」
寒い空気を必死に祓おうと努力する。
「(まあご主人様ったら二人の関係の秘密を守るのに一生懸命、ポッ)これは私が勝手に呼んでるだけ、嫉妬しなくていいわよん」
お、投下始まってる
支援支援
「だれがするか!」
複数の突っ込みが入る。
「用が有るのはご主人様と曹操ちゃんよ」
「―!…私も?」
思いもよらなく自分の名前が出た事に驚く当人。
「危険です、華琳様」
ますます警戒を強める魏の武将達。
「そう、ご主人様が曹操ちゃんに対する不可解な行動、理解してみたいとわ思わない?」
「貂蝉!」
「あら?ご主人様だってそれを望んで無いとは言わせないわよ」
「それは…そうだが」
「そうね、殺るつもりなら北郷の言う通り、とっくに殺されているのよね。貂蝉とやら教えなさい」
威風堂々と答える。
「人にものを教わる態度では無いけど…まあいいわご主人様に免じて教えてあげる。誰にも邪魔されない場所がないかしら?」
「それでしたら、緊急処置用の簡易天幕が有りますが」
「それで構わないわよん、じゃあご主人様と曹操ちゃん。二人だけ付いて来て」
「華琳様!」
「何度も言わせないの、殺るならとっくに殺られているし。第一に私自身、貂蝉の言う事に興味が有るのよ」
自分の武将達を宥める曹操の傍らで、一刀も説得に努力していた。
ようやく説得が完了し、簡易天幕に向かう三人と付いてくる大勢。
突然振り向く貂蝉が。
「はい、そこまで!残りは全員そこで待っててね。特に曹操ちゃんの部下はしっかり皆を見張る事、これは曹操ちゃんの為でもあるんだから」
相変わらず、納得はしてないが言葉に従う。そして三人は天幕に入っていった。
「じゃあ、説明も時間の無駄でしょうし、早速実践に取りかかるわよ」
「実践?」
「何、大した事じゃあ無いわ。両手の立てた一本づつの指が三つ数えると、なんと左手に移るのを見ていればいいだけ」
「(またベタなことを)」
「いいかしら?じゃあいくわよ。い〜ち」
数字と共に指を立てた両手が二人の目の前で衝突する。
「に〜」
同じ事が繰り返される。
「サンッ!」
パンッ!三つ目の掛け声と共に破裂音、正体は貂蝉が手を叩いただけ。だが不意を突かれた二人はビックリ顔で止まっていた。
やがて我にかえると曹操が。
「一刀」
「曹操?」
「一刀、今の私にはあなたとのあの世界の記憶が有る。もちろんこの世界の記憶もだけど」
「じゃあ、華琳!」
「一刀!」
しえん
「感動の再開の最中悪いんだけどご主人様。こんな特別な処置は曹操ちゃんだけ、残りの魏の皆は以前のまんまだからそのぐらいは努力でなんとかして頂戴、これですら大分反則なんだから」
「ああ、貂蝉。ありがとう、とりあえずありがとう。残りは自分でなんとかする」
「まあ、でもやっぱりそれが男ってもんよね。じゃあ邪魔者は消えるわ、あんまり人を待たせるのはいけないわよ」
「分かった、最後なのかな?貂蝉、本当にありがとう」
「ご主人様の為なら別にいいわよ、じゃあほどほどにごゆっくりね」
貂蝉が出て行くまで一刀の腕にしがみつき、目で『さっさと出てけ!』と訴える曹操。
出た後には何やら曹操の一方的な声が聞こえる、盗み聞きするきがなくとも聞こえてしまうのは仕方がない事だ。
天幕を出て歩く貂蝉にしばらくして孫策が一人近づく、すると話かけたのは貂蝉の方だった。
「孫策ちゃん。曹操にご主人様と一緒だった時の記憶、移したわよ」
「やっぱりね」
「あら、なんで分かるの?」
「勘よ。しかしこれで学園の記憶が有るにしても、一方通行な記憶の持ち主は私一人かぁ」
と、言い終え。フゥ、とため息を吐く。
「じゃあ、その勘も鈍い時が有るのね」
「…何…」
優劣感からか、静かに少し殺意が混った返事を物ともせず続ける。
「ご主人様にはあなたとの記憶を移しといたわよ」
「何!」
今度は驚きの返事だった。
「お礼はいいわよ。劉備ちゃんは立場上ご主人様と一緒に居る機会が多いからいいとして、曹操だけに記憶があるのは孫策ちゃんにとって不利でしょうし、なによりつまらないでしょう」
「貂蝉、あなた」
「あら、乙女の気持ちは解るわよ。私だって立派な乙女なんだから♪」
「なら言葉だけでも贈らせて、ありがとう貂蝉」
そう言うと我慢しきれずに駆け出す孫策。
「一刀…」
一筋の雫が孫策の顔から零れるのだった。
「Happy End?」
支援
「ふう、やっと終わりましたね、一刀十三号」
「………」
「正直、終らせる事が出来るとは思ってませんでしたからねー」
「………」
「おや?どうしたのですか一刀十三号?」
「にゃー」
「???何時もみたいの間抜け声が聞こえませんよ一刀十三号?」
「にゃー」
「一刀十三号、悪ふざけも大概にしないと」
火のついた松明を取り出すと。
「に゛ゃー」
突然の火に逃げ出した猫に向かって。
「一刀……」
「呼んだ?」
「あっ、お兄さん」
「どうしたの?」
「…いえいえ大した事では有りませんよー、事実上大陸を制覇した方のお話をちょっと」
「それって劉邦の話?」
「いえいえもっと偉大な方ですよ」
「誰だろう?」
頭を抱える一刀をよそに。
「はーい、お兄さんあまり考えていると午後の三国会議に送れますよー」
「そうだった、所で風。お昼まだ?」
「まだですよー」
「なら一緒にどう?」
「ご馳走さまなのですー」
「……まあ、たまにはいいか」
「では一緒に行くのですよー…じゃあ元気でやるのですよバカ猫…」
fin
完結乙!
雪蓮とラストの風が可愛すぎて思わず目が潤んじまったぜ
おつかれさまです!
ほんと、完結させるのはすごいです。改めておつかれさま。
ご支援、ご声援ありがとうございました。
これにて三教一致本編は完結しました。
後、拠点イベントが幾つかあるかな?………
「貴女!あの謎の歌い手!」
………
「文字通り首を斬られそうになったのよ」
………
「勝負よ!」
………
「ほほう主、これはどういう事ですかな?」
………
「ここに居るぞー!」
数え役満姉妹
VS
2×2姉妹S"
近日公開!後悔?
>>448 お疲れ様です。
完結までいけてよかったです^^
しかし、気になった事があるのですが
最初、三教一致 16までだったのに 最後あたりに17になったのが・・・・?
ま、どうでも良い事ですね^^;
拠点イベントが凄く愉しみです^^
完結!!
>>448 乙です。
さて、あとは北郷帝がくれば完璧な流れだな。
メーテルが来ない……
いけいけぼくらの北郷帝第十一回をお送りします。
『このはてしなく遠い種馬坂をよ!』 って終わらせる誘惑をなんとかはねのけて、第一部完です。
これでしばらく魏を離れますが、種馬の旅はまだまだ続くのであります。
ちなみに(第二部ではなく)第三部は一刀さん視点から離れて、三人称の文章になる予定ですが、つまり、
その頃まで裏での動きはあんまりわからないものと思ってくださいませ。
☆★☆注意事項☆★☆
・魏ルートアフターの設定なので、魏軍以外の人物への呼び方、呼ばれ方が原作中とは相違があります。
・エロあり。
・(現状では)恋姫キャラ以外の歴史上の人物等の名前は出るものの、セリフはありません。
・作中で一刀との接点が少ない人物は、性格・行動にある程度補完が入っているかもしれません。
特に袁家、華雄たちは少々行動がゲーム内とはかけはなれている状況もありますので、気にかかる方は、
読まないほうがよろしいかと思います。
・物語の進行上、一刀の性的アグレッシブさは、真より上になっています。これでも無印ほどではないと
思いますが。
・文字コード等の関係で表記が困難な字は注釈をつけた上で平易な字で代用しています。
・『北郷朝五十皇家列伝』は読まなくても本編を読む上ではなんら支障がありません。また、妄想(暴走)
成分が過多です。お気をつけください。
・なお、五十の家全部をやる予定ではいますが、他の家の話で出てしまっている家は優先度が低くなり
ます。(張勲の家など)
いつも通り、本編はtxtで専用UP板にアップしましたのでご覧ください。
URL→
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0260-ike2_11.txt 第二部開始は前々から予告していました通り、六月を予定しています。
五月の末にはいつupするかを告知いたします。
キター
一部完ですか・・・
無事二部が始まるのを待っていますよ
>>453 キタコレ!
一部完乙です。
いやー北郷帝来たし、これで満足だす。
>>453 帝乙。
スケールが壮大すぎて把握しきれねえw
しかし華琳さんも産む人数の数を考えるとそろそろ妊娠していてもおかしくないよなあ
なのにダンナは海外出張。厳しいものよ
>帝 お疲れ様です
まぁ、第一話からすれば
当然今上帝(前の帝になるのか?)とは対立しますよね
しかし、内容濃すぎて
かみくだくのが大変です
>>453 相変わらず凄い文章量w乙です。
エロは読んでて楽しいし、本編じゃあ空気だった漢王朝が関わるのも面白いなあ。
今回も桂花の可愛さが異常だw
いつかのおまけにあった、桂花の罠日記を思い出して相乗効果で愛らしさがヤバイw
桂花、っていうか荀ケが対漢王朝の考えを持つってのが色々と面白くていいなあ。
桂花だったら当たり前っちゃあ当たり前なんだけどw
二部は呉だけじゃないんだろうけど、個人的には恋や呉勢との絡みが楽しみだ。
相変わらず思春とはああいう関係になりそうだしw
>>453 堪能させてもらいました。
第2部期待して全裸待機してますw
>>453 帝乙です。
引きこもりの日々のアレコレで帰ってきたら妊婦ばかりって事もありえそうな感じだなあw
今回ので桂花に更にやられそうな俺がいる。
一刀はそれなりに切れるけど相変わらずどっか抜けてるなあ、そこがいいとこだけど。
しかし北郷朝はガチの世界帝国を築くのか…
>>453 北郷帝乙です
相変わらず読み応えがあるわ
侵入者を捕縛したあと、やっぱり一刀は華雄に怒らたんだろうかw
上の方で愚痴られてるのに、すぐにまた抱いちゃう一刀様流石ッス
>>461 あの世界地図が猛威を振るってるなwwwww
次はアメリカ新大陸と予想
>>453 乙ですー
みんなかわいくて素晴らしいです
特に今回桂花と麗羽がかなりキました
>>453 お疲れ様でした。
しかし、北郷の十文字のせいでキリスト教各国と大喧嘩って・・・。
スケールがデカイっすねぇ。
>>462 じゃあ俺は穴狙いでオーストラリア大陸に賭けておく
>>465 じゃあ、俺は超大穴で南極大陸と予想
アムンゼン、スコット、白瀬隊より早く南極点に到達したのは…
アフリカとユーラシアの端を回っちゃったからもう何処へ行っても驚かないぞw
避難所に投下が来てたので、代理投下を行います。
10レスほどになる予定です。
展開予想はほどほどにね
おk
支援するぜ
「うーん、美味しかったぁ」
季衣が満足そうな笑顔を浮かべた。
今日の彼女は休日を利用して洛陽の街の散策を楽しんでいた。
もっともその殆どは新たな名店発掘のための食べ歩きに費やされるのだが。
「あのお店はラーメンが最高だったなぁ。スープが良いんだね」
独り言を言いながら往来を歩く。
良い店を見つけたと言う達成感が季衣の気分を高揚させていた。
「さて、と。次はどのお店に入ろうかな〜?」
飽くなき探究心と底なしの胃袋で次の標的を狙い定めようと通りを見回す。
と、よく見知った人間の姿が視界に入った。
「あれ?兄ちゃん?」
警備隊の鎧に身を包んだ一刀が、数人の子供達に囲まれて何かをしていた。
「おーい、兄ちゃーん!」
ブンブンと手を振って呼びかける。
一刀の方でも気付いたらしく軽く手を振って応えた。
「兄ちゃん、何やってるの?」
近寄って声を掛ける。
一刀は小さな紙を折っていた。
それを覗き込む子供達が殆どが女の子である事に気付き、季衣は複雑な表情を浮かべた。
「兄ちゃん、幾らなんでもこの子たちにまで手を出すのはどうかと思うよ?」
「ぶ────っ!!」
一刀が盛大に噴き出した。
「ば、馬鹿!そんな事する筈無いだろ!」
「えー、でもボクや流琉にだってあんな事したんだし、もうちょっと小さい子にだって兄
ちゃんなら……」
「お前は俺を一体何だと……?」
「魏の種馬」
「だぁーっ!その呼び方は止めてくれ!どうせ桂花辺りが広めたんだろうけど──って、
嘘だから!誤解だから!逃げなくても大丈夫だから!」
子供達の一人がませた性格だったらしく、一刀と季衣の会話の内容を理解したようで、
一刀に不審な視線を投げ掛けながら友達の手を引いて後ずさっていく。
「そんなに怖がんなくても大丈夫だよ。兄ちゃんならきっと優しくやってくれるから」
「だから何もしねぇって!大体あれは季衣たちの事が好きだからやったんであって、手当
たり次第に手を出しまくってるわけじゃないんだぞ?」
「あっ……」
季衣の顔がみるみる紅く染まる。
「あの、あの、えと、そ、そだ!兄ちゃんさっきから何してたのさ!?」
あまりに強引な話題のすり替えに一刀が苦笑する。
自分は直情的な割りに意外と直球には弱い辺り、彼女の慕う春蘭と通じる物があった。
可愛らしい照れをもう少し弄りたかったが、やり過ぎると拗ねてしまう。
以前それで季衣が機嫌を直すまで延々奢らされた経験がある一刀は、素直にその話題転
換に乗ってやる事にした。
「これは折り紙って言ってな、俺の居た国での遊びさ」
「兄ちゃんの国の?」
「ああ。俺の国での女の子の遊びを教えてくれって訊かれたんだけどさ、そんなの俺もよ
く知らないからな。これは厳密には女の子の遊びって訳じゃないんだけど、俺に教えてく
れたのが親戚のお姉ちゃんだったんだよ」
説明しながら手の動きを再開する。
「ここをこうして……。これを、こう……。んで、こうすると……。ほら、出来た」
一刀が手のひらを見せると、そこには一羽の鶴が翼を広げていた。
子供達から歓声が上がる。
「うわぁっ!何これ、凄い、どうやったの!?兄ちゃん、ねねねボクにも出来る?うわぁ、
凄い凄い、ボクにも教えて、ねぇねぇねぇねぇl!」
「お前食いつきすぎだろ、季衣。少し落ち着け。──ほら、もう一回やるからよく見てろ」
一番興奮してる季衣に半ば呆れながらも、一刀はもう一度ゆっくりと鶴を折り始めた。
食い入るようにして見つめる季衣を微笑ましく感じながら、一刀はもう一羽鶴を折りあ
げた。
「ほら、季衣もやってみるか?」
紙を一枚手渡すと、季衣がおずおずと受け取った。
それを皮切りに、他の子供たちも次々に手を出してきた。
転載遅れたからせめてもの支援
十文字はキリスト教と喧嘩になりそうと思ってた
一人ずつに紙を手渡してやると一斉に折り始める。
季衣も子供たちに混じって折っているが、元来細かい作業が苦手なだけに悪戦苦闘して
いるようだった。
「兄ちゃん、出来たよ!」
ようやく折り終えたらしい季衣が、誇らしげに一刀へ見せる。
「うっ……」
しかしそれはお世辞にも上手な出来とは言い難く、鶴と言うより身体の捻じれた魚か何
かの様に見えた。
考えている事が顔に出てしまったのか、季衣が表情を曇らせる。
その悲しそうな表情に一刀の胸がチクチクと痛んだ。
「だ、大丈夫だって!最初からそんなに上手く折れる奴なんて居ないから!」
しかし直後に、
「出来た!」
「私も私も!」
「私のも見ーてー!」
次々と子供達が出来上がった折鶴を一刀に見せる。
そのどれもが季衣の折った物より上手だった。
「やっぱりボクだけ下手っぴだったんだ……」
益々季衣がしょげ返る。
「ま、待て、季衣!」
しょんぼりした表情で立ち去ろうとする季衣を、一刀が思わず呼び止めた。
「なあ、上手く出来なかったんなら練習すれば良いんだよ!ほら、流琉だって最初から料
理が上手だった訳じゃないだろ?一回で諦めるなんて季衣らしくないぞ。練習するなら俺
が教えてやるから」
何とか季衣を慰めようと一刀が必死で言葉を紡ぐ。
その気持ちが通じたのか、季衣の表情がパッと明るくなった。
「ホント!?ホントに兄ちゃんが教えてくれるの!?」
「ああ、勿論仕事の無い時に限るけどな」
「うん!」
その日から暫く間、一刀の部屋に入り浸る季衣の姿があった。
一刀が季衣に折り紙を教える様になって数日目の事。
「に、兄ちゃん、これ、どう……?」
「ん?どれどれ──」
おずおずと季衣の差し出した鶴を手に取った。
ピンと広げられた翼といい、真っ直ぐ伸びた首や尾羽といい、今にも羽ばたき出しそう
な見事な出来栄えだった。
「うん、よく出来てる。凄く上手になったじゃないか、季衣」
「ホント!?」
季衣の表情がパァッと明るくなった。
「ああ。これで千羽鶴なんて折ったら、さぞかし見栄えが良いだろうな」
「せんばづる?」
「俺の国では願いを込めて折鶴を千羽折るって言う風習があるんだよ。例えば誰かの病気
が治って欲しい時とか、試合や競争での必勝を祈願してとか。後は離れ離れになる人に、
また何時か逢える時まで元気で居てくださいって気持ちを込めたりな」
「ふーん。じゃあボクも千羽鶴、折ろうかな?」
「季衣のお願いって言うと美味しい物を沢山食べられますように、とかか?」
「もう、兄ちゃんボクそんなに食べ物の事ばっかり考えてないよぉ」
季衣がぷーっと頬を膨らませる。
「ハハハ、冗談だって。で、ホントの所はどんなのなんだ?」
「うーん、やっぱり何時までも皆と一緒に居れます様にって、かな?華琳様も、春蘭様も、
秋蘭様も、流琉も、桂花や他の皆も、そして兄ちゃんも。皆とずっと一緒に仲良くね」
そう言って笑う季衣の姿に、一刀もその想いが叶う事を共に願わずにはいられなかった。
「逝くの?」
華琳がぽつりと呟く様に問い掛けた。
一刀が頷く。
魏による大陸制覇とその後の三国同盟締結による戦乱の終結。
それらを祝う宴の席をそっと離れ、一刀と華琳は共に夜空を仰いでいた。
歴史の流れを捻じ曲げて、覇王曹孟徳の悲願を助けた異邦人。
彼に対してこの世界が科した代償は、自身からの追放だった。
蒼く光る月明かりに照らされ、二人の傍を流れる川の水面がキラキラと輝いていた。
幻想的とも呼べる光景の中、二人は出会ってからの様々な想い出を語り合った。
華琳と出会い、拾われた。
首を刎ねられかけたりもした。
やがて、愛し合い。
終生を共に過ごすと誓った事もある。
そして今、別離の刻を迎えようとしていた。
不意に川面に映る一刀の姿が、淡い光に包まれる。
「待ちなさい!」
光の中、その姿を薄れさせていく一刀を、華琳が鋭い声で呼び止めた。
「まだ、ダメよ!あなたには、他に別れを告げなくてはならない相手もいるでしょう!」
「華琳?」
「魏の種馬と呼ばれたあなたの事、心当たりは多いのでしょうね?その全員に別れを告げ
る暇などありはしないでしょうけど、あの子にだけは自分の口から別れを伝えなさい」
言って華琳がある方向を指差した。
微かに震える指先を辿ると、そこには春蘭と秋蘭に付き添われた季衣の姿があった。
「季衣……」
「兄ちゃん、これ見て!」
季衣が両手を掲げる。
その手には色取り取りの折鶴が繋がれていた。
「ボク、ちゃんと千羽折ったよ!皆と一緒に居れます様にって!兄ちゃんとずっと一緒に
居れます様にって!だから、だから──」
季衣は顔を涙と鼻水でグシャグシャにしながらも、一刀を想って必死に叫ぶ。
「だから逝かないでよ、兄ちゃん!ボク達と何時までも一緒に居てよ!」
幼い妹のように思っていた少女の直向な愛情に喜びを感じ、彼女のこの先の成長を見守
れない事に対する寂しさに包まれる。
二つの感情が混ざり合い、言葉を思う様に紡ぎ出せぬまま、一刀はただ微笑んだ。
その姿が一層希薄になる。
「待ってよ、兄ちゃん!」
季衣は思わず駆け出していた。
同時に華琳も一刀の傍を離れ、一人歩き出す。
季衣とすれ違う瞬間、華琳は小さく唇を噛み締め、その足を速めた。
春蘭達がその後を追う。
「華琳様……」
小さく震える背中に、秋蘭が声を掛けた。
「なぁに、秋蘭?私が泣き崩れるとでも思った?フン、だとしたら残念ね。私は私の物に
ならない者には興味が無いの。一刀なんか、精々季衣と別れを惜しんでいればいいわ」
「ですが……」
「もう止せ、秋蘭」
「姉者?」
「去り逝く者を追い求めても仕方あるまい。北郷が華琳様の下から居なくなると言うので
あれば、我等があやつの分まで忠誠と愛情を持って華琳様にお仕えすれば良いのだ」
「そうよ、秋蘭。春蘭の言うとおり。それに私は、居なくなる者に何時までもかかずらっ
てはいられないの。私は、王なのだから」
「そう、か……。そうですな」
「やるべき事は沢山あるわよ。これから素晴らしい国を造って、その場に居ない事を一刀
に悔しがらせてやるのだから。春蘭も、秋蘭も、それまで私に全霊を持って仕えなさい」
『御意!』
華琳が頷いた。
「ですが華琳様。今宵だけは飲み明かしませぬか?」
「秋蘭の言うとおりです。この一時くらいは王である事を忘れ、去り逝く友≠偲んだ
とて問題はありますまい」
「……そうね。それも悪くないわ」
一瞬華琳が一刀と季衣に目を向けた。
「では、行きましょう、二人とも」
振り向いた華琳の頬が、一筋月明かりに照らされ輝いていた。
一方季衣は、一刀の前に立ち尽くしていた。
「逝かないで……。逝かないでっ!!」
それだけを叫びながら季衣が一刀に向かって両手を伸ばす。
既に一刀の身体は、人の形をした微かな光の集まりの様になっていた。
季衣が身を投げ出すようにして飛びつく。
身体を優しく抱き止められ、回した腕には幾度も感じた温もりが伝わった。
そして──次の瞬間、その全てが掻き消えた。
「兄……ちゃん……?」
虚空を抱く自分の腕を見つめながら、季衣が小さく一刀を呼んだ。
それに応える一刀の声は無い。
「兄ちゃん……。兄ちゃんっ!」
激しい感情の流れが、季衣の小さな身体を駆け巡る。
「兄ちゃん!兄ちゃん!!兄ちゃぁぁ──────ん!!」
一刀を呼ぶ季衣の声が、何時までも木霊していた。
大陸に平和が訪れてから数年が経った。
相変わらず華琳の親衛隊を率いる季衣も、美しく成長していた。
あどけなかった顔つきは大人びた美貌と変わり、身長は伸びて春蘭と比べても遜色が無
いほどである。
特に胸などは真桜に匹敵するのでは、と思われるほどに育っており、桂花や流琉達貧乳
同盟からは裏切り者との謗りを受けていた。
「あーあ、疲れた〜」
久々の春蘭との手合わせに心地よい疲れを感じながら、季衣は部屋に戻るなり寝台に倒
れ込むように寝転がった。
ふと横の壁に目を向ける。
そこには色褪せて古ぼけた千羽鶴が掛けられていた。
「兄ちゃん……」
ぽつりと呟いた。
と、いきなり部屋の戸がドンドンと叩かれた。
「許緒将軍、ご在室ですか!?」
親衛隊の一人の声だった。
「何?何かあったの?」
「陳留から少し離れた所を彷徨っていた不審な男を捕らえたので調べてくるように、と」
「ち、陳留ぅ〜!?」
彼女の今いる場所は洛陽である。
わざわざ陳留まで、しかも親衛隊長である季衣が一不審者の取調べに向かうなど通常な
らあり得る事では無かった。
「それって何かの間違いじゃないの?大体ボクが取り調べなんて出来ると思えないよ」
身体こそ成長した季衣だったが、頭の方は彼女の慕う春蘭譲りの武辺者だった。
「私も典韋将軍の方が適任なのではないかと思ったのですが、その男の風貌を聞いた曹操
様が直々に許緒将軍を赴かせるように、と」
「どう言う事?その人、どんな人だったの?」
「何でも白くてピカピカ光る面妖な服を纏った若い男と──」
兵士が言葉を終える前に季衣は部屋を飛び出していた。
神速の張遼騎馬隊もかくやと思えるほどの速さで城内を走る。
城門近くに着くと、既に数人の部下が準備をしているところだった。
支援〜
「あっ、将軍!何時でも出発出来──」
言い掛けるのを無視して一頭の馬に跨る。
馬腹を蹴ると一気に駆け出した。
「ちょ、将軍、お待ちください!」
慌てて後を追う部下達に目もくれず季衣がひた走る。
(還って来た、還って来た!)
両目に涙を滲ませながら、長く伸ばした髪を靡かせ、ただただ走り続けた。
途中で幾度も馬を替え、半月は掛かる筈の道程を三日で駆け抜けた。
陳留の街に入るや否や馬を乗り捨て、不審者が囚われていると言う城の一室に駆け込む。
「季衣か?綺麗になったなぁ。ってかこっちではそんなに時間が経ってたのか。俺の世界
じゃ、まだ一年くらいしか経ってなかったのにな」
男が親しげに声を掛けてくる。
以前と全く変わらぬその姿を見た瞬間、季衣は彼の胸に飛び込んでいた。
「おかえり、兄ちゃん!」
泣きじゃくる季衣を優しく抱きしめ、一刀が一言口にした。
「ただいま、季衣」
と──
雪蓮
支援支援
以上です
ゲームの魏√が華琳個別EDって感じだったのでこれは季衣個別EDを意識してみました
またネタが浮かんだら他のキャラの個別EDも書いてみたいと思ってます
レス毎に文章の長さがまちまちなのは4レスで収めるのにほんの数行足りなかったためいっそ文脈重視で区切る事にしたからです
外史スレへの転載はして頂けるとありがたいのではありますが、投稿可能行数の違いで結構面倒くさいと思いますのでその辺気にしないで下さる方が居ましたらお願いします
↑までが代理投下です。
季衣ルート投下乙でございました。
投下乙!転載も乙!
季衣いじらしいよ季衣
ダメだ、ニヤニヤが止まらない
投下乙です!
季衣が立派に成長する頃にはきっと魏の年長組はいい年に…
…あれ…何だコレ…俺の胸から鎌が生えて……げふっ
例の不機嫌づらのままでネコミミをピコピコさせてるケフィアさんがやたら可愛いですwwww
ここのSSを読んでいて思ったんだが、
一刀さんのエロ無双とほど良い能力、そして良い男っぷりは
サクラ大戦の大神さんを彷彿とさせるなw
流石に唐突にポリゴンに進化することは出来んだろうがなw
出来たらとても頑丈になるんだが……ああ、閨では頑丈どころではないか。
うん、必要ないな。
帝読んできた
もう最高
何が最高かってこれだけ読ませる文なのにエロも濃い!
投下乙です!
ま、一刀も作者の知識や趣味の影響を反映しているからな
誰かが望めばいかようにも変化できるよw
北郷帝第一部完ということで、現状を考えてみた。
<北郷勢力>
○政
一刀、詠、陳宮、美羽、七乃、月
汚いことから王道な政務までこなせる人材。
※陳宮だけ真名じゃないのは作中でまだ真名を許してもらってないようだから
○軍
先鋒:華雄、恋(個人で数万に匹敵する武の持ち主が二人)
中堅:斗詩、猪々子(単純だが兵への人気が高い二枚看板)
大将:祭(突撃タイプだが、この面子だと抑えに回らざるを得ない万能の要)
面子だけ見ると少々暴走が心配されるが、ちんこでがっちり手綱を握っている
ので、問題ない。
○ペット
麗羽
協力者:冥琳、明命、桔梗、魏軍全員、張三姉妹
実働兵力:烏桓六千騎(普通の人に運用委託中)
懸念されているのは袁家の勢力拡大ではなく、どう見ても一刀さんそのものです。
本当にありがとうございました。
気づけよ、本人w
ペットって(笑)
所有物あたりにしとこうぜ
まあ、ほら、麗羽様が口をはさまない位置にいるというのが重要でw
口にははさむけどな(笑)
>>495 一刀さんは華琳様の夫(予定)だけでなく従姉妹を除くとなにげに最古参だからな
そんなのを疑えないし疑ったら殺されるか華琳様に調教される又はちんこ(ry
個人的にその中だと軍は祭より斗詩が抑え役に回るべきに思えるな
一刀さんの護衛も合さるだろうし祭が全力出せないの勿体ナス
後予告を見て思ったがゲーム内で漢王朝を唯一崇拝してそうな翠を味方に引き入れたぽい
一刀さんまじぱねえっす
>>500 そりゃエロ有り一刀さんなら翠が来ないはずはないだろう
激突⇒失禁⇒媚薬風呂⇒君が鳴いても犯すのを止めない!で
あっというまにエロエロ魔人からご主人様にクラスチェンジですよ
>>500 しかも洛陽というか魏本国で戦争中に訓練受けた兵士の大半が一刀さんとその配下、三人娘の薫陶受けてるんだぜ?
本編の戦いを最期まで生き延びた古参兵ばかりだし、下手したら軍の末端レベルで反抗されるわい
つくづく魏ルートの一刀さんの持ってた権限と影響力は半端ない
>>502 しかし全然気付いてなさそうなのがちんこクオリティ。
多分『警備隊長』ってどこか中間管理職的な肩書きに騙されてる気がする。
日常的に呼ばれる敬称が『将軍』なら自覚するかもしれんが……
あと、権限と影響力はどのルートでも半端ないと思う。
ただ、二頭体制の一方で完全に『天の御遣い』の蜀ルートより、部下的な扱いな魏呉ルートの方が『ちんこパネェ』と感じるのは、ある種のサクセスストーリーっぽいからかな?
天賦のちんこ能力に加えて、実務を経て成長している実感があるからだろうね魏と呉は
蜀は一応権力はあるけど基本的には神輿だし
>>504 蜀ルートも能力や成長が無い訳では無いが、他ルートと違って下積み時代が無いからそう感じるのかもな。
ちなみに蜀ルートでちんこが一番格好良いと感じたのは、女囚脱走……じゃなく徐州脱出(撤退)戦開始から合流まで。
ねねとのやり取りが地味に好きだった。
蜀ルートの最後、華琳と桃香の舌戦の場面で、
桃香「あなたがあくまでも覇業を捨てないというのなら………
私は全てを投げうってでもあなた方の野望を打ち砕きます!」
華琳「やれるか、劉備! 劉玄徳!」
というやり取りを妄想した俺は生粋の石川信者だと思った。
でも、この桃香ならそもそも徐州脱出(撤退)なんかしないよな………。
呉の一刀は文武両道鍛えられてエリート将官コースだし
魏は戦にこそ出ないが肉体労働、中間管理職、アイドルの付き人から
政務に王の補佐までなんでもこなすスーパーマンだからな
蜀でも本質的には最初から一刀がほとんど仕切ってて
言うほど神輿ではないと思うけど、立場も違うし人材も豊富だから
他のルートの有能さに比べるとどうしても見劣りするのはしかたない
ま、本当は無印のなんにもできんが口八丁とちんこだけで頑張る
詐欺師みたいな一刀が一番好きだけどなw
>>507 >魏は戦にこそ出ないが
え、なに言ってるの出まくりじゃん。
戦場で意固地になった華琳様を諭して翻意させてるやん
あの時のチンコは主力諸将のいない中、後方から部下や兵に采配振るったり、
単身華琳様のいる最前線に乗り込んだりで文字通り獅子奮迅の働きだったぞ
ていうか、あれだけでも普通なら十分凄い功績なんだがなぁ
普通の奴なら華琳に萎縮してチンコだって立たなくなるところが、それを平然とやってのける一刀にあこgry
507が言いたいのは、春蘭達のように武将として
一騎当千の矢面に立たないけどっていう意味あいなんじゃね?
閨の中での一刀無双は当然として、
戦場の中で一刀無双してしまうと、ソレ何処のオリキャラって思って
しまう。
武将は腕で、軍師は頭で、君主は器でその実力を発揮するべきなんだ。
・・・勿論、一刀はち○こでw
一刀さんが天界でモテなかったなど信じられない
実はモテてるんだけど周りが不動先輩ラブなため
自分に送られる視線に気づかない鈍感アビ発動中とか・・・
エスニックジョーク改変
各国の武将が集まって「どうしたら一刀さんに自分の価値を理解させることができるか」について話し合った。
祭が言った。
「儂は呉の大都督にふさわしいよう鍛え上げたのじゃ。それでも北郷めは自分など大したことないと言いよる」
愛紗が言った。
「ご主人様にふさわしく、節度をもたれるよう何度も説得したというのに。それでもご主人様はわかってくれない」
凪が言った。
「我々は長きに渡ってお仕えし、忠節を尽くしてきた。それでも隊長はわかろうとしない」
それらの話を黙って聞いていた蓮華が、笑いながら言った。
「そんなこと簡単よ。一刀を玉座に座らせてしまいましょう。そうすれば、さすがの一刀もわかるでしょう」
すると、華琳と桃香がそろって首を横に振りながらこう言った。
「無駄。それ、もうやったもの」
真の一刀ってモテなかったとか言ってたっけ?無印だけの設定だと思う
どう見ても最初から女に慣れてるし、あんなイケメンで完璧超人が
モテないわけないよな
呉ルートのしょっぱなで種馬要請に対して、あんまり俺モテないよみたいなこと言ってた気が・・
しかし、一刀はエロゲ主人公にしては人気あるな
愛すべきちんこだからか
なんでもそこそこ出来てナチュラルたらしなエロエロ魔神だけど厨臭くないちんこだからな
無印の頃から人気者だよな。
十傑集並の超人に囲まれててもヘタレてないのがユーザーからの好感度高い理由かな?
エロスでは並いる武将を凌駕して手玉にとってすらいるからな
三国時代に普通に良い人、ってのが少ないんだろうなあ
あんまりモテないのとモテないでは天と地の程の差があるといってみる
元のだと不動さんのファンクラブとかすごそうだから
卒業式の日にコクられるとか
仲のいい同級生とかいたレベルだとあんまりって思うんじゃね?
逆境にヘタレない根性、なにがあっても落ち着いて判断ができる精神力
偏った思想や偏見がなく、自意識や自信過剰なところもないなど
基本的に嫌われないキャラの条件は満たしてるんじゃないかね
しかし性能的には厨くさくないわけではないと思う
無印の一刀でも普通の学生というにはハイスペックすぎるというか
スケベでおバカなエロちんこだけで十分なんだがなw
恋姫やってから他のゲームをやったら、ツン分が足りなくて物足りなかった(´・ω・`)
暫くここでツン分補充させて貰うね(´・ω・`)
ところでSSなんかだと序盤でたまに出てくる不動さんってどこの誰だ?
剣道部でやたら強いのが共通してるからなんか元ネタありそうだが……
春恋はシリアスパートがかなり重いとかキツいとか聞くから敬遠してるな…。
及川と同じというのは語弊があるんじゃないか?
少なくとも及川は立ち絵付きで登場してるが不動は名前だけだぞw
>>528 そこはあれだ、人間スケベ心さえあればいかなる逆境にも
強大な敵にも立ち向かえるというやつでw
>>528 あ……ありのまま、今見たことを話すぜ!
『及川の身長181cm』
な、何を言ってるかわからねーと思うが
俺も立ち絵からは想像もしていなかった……
ちんこってひょっとして身長180超えてたりするのだろうか……?
>>532 ちんこの全長が180越えだと……ゴクリ
チン長180mm(通常時)
根元まで絶対にはいらねえ
チン長180mm(勃起時)
537 :
まほつか:2009/05/08(金) 18:05:08 ID:v0xtd9890
ぱおーん。。。
続編希望ぱおーん。。。
ぱおーん。。。
いろんな意味でさすがです、一刀さんw
ぱおーん。。。
象といえば南蛮
ちんこのぱおーん。。。がヘッドパッドされただと……
ぱおーん。。。
この調子で全員にかけたら一体どんな事態に…w
今見に来たがお前ら一体何をぱおーんt
ぱおーん。。。
おいおい魔法遣いとかいったいどんな厨……
ぱおーん。。。
……はげしく続編希望w
続編確かに希望。
ぱおーん。。。
翠に魔法をかけてくれー
ぱおーん。。。
おいおいおまえら何訳のわから……
ぱおーん。。。
落ち着けよ、お前ら。何を錯乱して・・・・・・・・・
ぱおーん。。。
550 :
名無しさん@初回限定:2009/05/08(金) 23:52:01 ID:0iwODXDP0
一刀さんが魔法使いなわけないだろ
非モテの三十過ぎじゃあるまいし…
ぱお〜ん。。。
房中術の要領で力を得たんだよ、きっと
あれだけの超人たちとやりまくってるんだ
力が溜まってもおかしくは無いぜ
ぱお〜ん。。。
毎日毎晩の閨でのあれやこれやは猛将達の修行に匹敵する以上のものだったんだよ!
ぱおーん。。。
>>513 フランチェスカは百合の園の上、腐女子も多数だからな。
一般人だったら腎虚で死んでてもおかしくないからな
さすがちんこだぜ
ぱおーん。。。
なんという有様、どうやらこのスレまで魔法をかけられてしまったようだw
く、くやしい……でも
ぱおーん。。。
今日はもう桃香ないのかね
明日は休みだし象さんと戯れてくるか
ぱおーん。。。
乙です!他の面々の変化にも期待!
ぱおーん。。。
アイマスのL・O・B・Mて曲の〆思い出した。
ぱおーん。。。
よし!このまま魏や呉の皆に魔法もかけて・・・
ぱおーん。。。
何時まで続けるんだ?
ぱおーん。。。
ちんこが・・・
ぱおーん。。。
つまらんながれは止めろ
ウザい事この上ない
出た、正義絶対・世論絶対・常識絶対、だから俺は絶対正義が。うざいと唱えてるのはあなた一人、今のところだが。
わざわざ書くのは自重してただけで
いい加減しつこいとは俺も思う
先に言っとく。
ここでやり合うなよ。やりたきゃ、避難所行け。
確かにちょっと自重した方が良いね。
いやまあ、たしかに流れ自体はくだらないレスだったかもしれんが
SS読んで本当に面白いと思ったからその流れに乗ったんだから
そこんとこ勘違いしないでよね
本当に面白いと思ったんなら流れに乗ってふざけたレスしないで、感想書いてやればいいのに。
ここで流れをぶった切って
>>515 が面白かったぜ。
とか言ってみる。
元ネタはポケットジョークかなんかかな。
>>569 俺もああいうジョーク物好きだ。
長編の多いこのスレでいい息抜きになるというか、構えずに読める感じで。
>>568 流れに乗ったユーモアで返すほうがヘタな感想より素直に好意が伝わると思った
しかし結果として不愉快にさせたのならごめんなさいね
572 :
呉√にて:2009/05/09(土) 11:39:21 ID:VAjpSBKi0
北郷一刀は恋姫中国の象徴である。
裸の一刀を後ろから見れば、中国に二つの勢力が共存している事がわかる。
前から見れば、中国の勢いが上向きで、未だ衰えを知らぬ事がわかる。
573 :
まほつか:2009/05/09(土) 15:19:56 ID:xs9zAETL0
失礼します。
― 魔法遣い一刀 2 ― を投稿させて頂きました。
よければ読んでみて下さいまし。
尚、「こんな短い間隔で投稿するなら書き溜めてからにしろよ」
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、長々と文字を羅列していくと
自分自身のテンションが上がらない為、区切りの良い所で投稿させて頂いております。
このスタイルがお気に召さない場合には自重したいと思います。
どうか今回まではお許し下さい。
・蜀ルートED後です。
・これはファンタジー要素を多少含む為、苦手な方はご注意下さい。
・ファンタジーにより多少キャラが壊れております。苦手な方はご注意下さい。
・見苦しい文章だとは思いますが、楽しんでいただければ幸いです。
・今回は翠メインです。
URL:
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0262-1241849965.txt
投下乙!
なにその可愛い生き物
果たして朱里の野望は達成されるのか…
575 :
名無しさん@初回限定:2009/05/09(土) 16:59:41 ID:rKg9RRtk0
翆、サイコー
投下乙です
おっと早いな、乙です、バカバカしくて素晴らしいね
いやちょっとアホすぎるか?wまあいいや、もっとやってくれ
やってくれるじゃねえか。朱里の企み部分から外見的変化は無いと
思ったらこれだよ。さりげに桃香酷いよ桃香
まあこれで落ちが誰か予想できるな
桃香め……流石女版一刀ww
趣味の方向性が良く似ているwwww
投下乙でした。面白いから一気に読むのがもったいない・・
それにしても星さんったらドジっ子なんだからwもっとやれw
しかしここを読んでいると一刀って人気主人公なんだな
下手するとヒロインより好きになってる自分が貂蝉になってしまったのかと思ったぜw
某誠とはえらい違いだ
あれと比較するなんてち●こさんに失礼だ
誠とちんこのちがいは周りがヤンデレだったか否かだけだな
誠は女を見る目が無かったってことだ
現代日本と三國志時代じゃそりゃ対応も変わらあ
いや、誠は片方と付き合い始めたら
もう片方を厄介者扱い&放置してただろ
全員を同時に愛せる一刀さんと一緒にするな
まとめの人
まほつか2のリンク間違ってますぜ
でも本当は個別エンドとかもやっぱり欲しかったがな
時代が許してくれる、むしろ推奨しているとはいえ
全員一律なハーレムだけじゃ物足りない
ならばそれを作り上げればよい。
ここは外史スレなんだから。
下手に個別エンドを作ろうとすると、一部のキャラがヤンデレ化しそうなのですが。
……スクイズの悪夢はいまだに忘れられませんし、恋姫のキャラは悉く戦闘能力が高いですし。
分かりきってる事だけど、コレだけのヒロイン候補?が居て
EDがざっくり国毎にしか無いから、筆者ごとに想像が膨らむんだよね〜
あまりエロゲーの外伝的SSって読まなかったんだけど恋姫の外史サイトは楽しんで読んでる。
そうだね、個別EDがあるとそのキャラはそのEDが当たり前だけど前提となっちゃうからなぁ
それはそれでいいんだけど、今の自由に想像できるものもいいと思う
読んでいる方も楽しいしね
無印での個別EDで、選ばれなかったヒロインがかなしすぎる、って言われてたから
今回はなしにしたんじゃね?
無印個別EDの場合何より外史世界消滅なのが悲しい。
それとほぼ最後の選択だけで決まったようなもんだから、何か軽く感じた。
メインと拠点っていうあのシステムだと個別EDは向いてない気もするな。
594 :
名無しさん@初回限定:2009/05/10(日) 13:49:21 ID:8gnnVF8oO
きっとアフターが出るよ
東鳩2とかdcみたいに
無印だとハーレムでも三国志の外史世界消滅なんだよな。
朱里のお祭り天女イベントとかであんだけ讃えてくれた民衆を失うのは
やはり悲しい。
まあ、よく考えると無印だろうが真だろうが、
物語の終端を迎えた時点でどんなENDだろうと外史はそこで一端終わってるわけだが。
外史消滅は確定じゃないでしょ、少なくとも魏ルートの一刀が
戻ってこれる可能性と同じ程度には残ってる可能性もあるはずだし
特にハーレムエンドだとプロットが書き換わっているようなので
消えるというルールも変わっている可能性はある。
( ゚д゚) ゲホッゲホッ
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
( ゚д゚ ) ゲッホ・・・
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
( ゚д゚ ) ガタッ
.r ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
\/ /
⊂( ゚д゚ ) ゲホッゲホッホッ
ヽ ⊂ )
(⌒)| ダッ
三 `J
/ O | ̄| O ヽ ハーレムゲホホッ!ちんッゲッホッさん
| / | | ゲホホッゲホッゲッホッ外史世界゙ホッゲッ?
ヽ、. ├ー┤ ノ 蓮華゙ホッゲッホッ星と翠ホッゲホッホッ俺よmゲホホッ
>>589 ならヤンデレ化させればいいじゃない
ここは外史スレ、NiceBoatな一刀エンドだってアリなんだぜ
>>598 ヤンデレかー。
蜀√にて、焔耶の仲間入りの際に朱里は「反骨の相」があるとして彼女を処分しようとする。
しかし一刀はそれを拒否。それをきっかけに焔耶と一刀は仲を深めていく。
その様子に耐え切れなくなった朱里は、焔耶と犬猿の仲の蒲公英を使って焔耶を処理しようとする…
どうみても朱里が別キャラです。本当にありがとうございました。
ヤンデレと言えば、司馬懿を妄想していったら何故か華琳に対するヤンデレキャラになってしまった…
しかも得物の名前が「師」「昭」「炎」。どう考えても攻略できるか怪しいです本当に有難うございました
ヤンデレはクロスやオリ主と同じくらい嫌われてると思うけどなぁ特にここでは
ヤンデレでも結構だと思うが、ゲームのキャラとはかけ離れた設定なので、ネタとして完成度が高くないと、
恋姫キャラでやる必要があるのか、ってことになる。
ヤンデレに限らず凌辱とかも含めて、ほんわかハーレムという基本設定から離れれば離れるほど、それは強い
違和感になるので、うまく料理するのは難しい。
基本的に全員一刀の妄想から生まれたキャラだから一刀の都合のいい女にしかならんもんな
言葉さまや世界みたいに自分の都合で動きまくるキャラは存在できんし
外史の中ではハルヒに近い存在なんかね一刀って
そりゃないだろ。
三國志や演義が混じってるって時点で一人で作った外史でもないし。
突端ではあっても、全てではない。
一刀はあくまでも話を動かすための最初のファクターなだけであって奴さん一人で世界を創造したわけではない
んでもって大体一刀の都合のいいように話が動くと
ますますハルヒっぽいな
よそのキャラの名前持ってくるのは荒れるからやめておきなさい。
一刀に良いように話が進むって言うが
無印のハムは……
一刀に良いように話が進むって言うが
無印のハムとかゆは……
入力ミスった…orz
すまない
一刀に良いように話が進むって言うが
無印のハムは……
>>599 「蒲公英を使って戦のどさくさ紛れに焔耶を殺させようとするも失敗
蒲公英に責任をとらせようと降格&鞭打ちの刑に処すも一刀と彼に傾倒するようになった焔耶が止めに入る
ますます精神的に追い詰められていく朱里と一刀達への複雑な想いを覚え戸惑う蒲公英」
も追加で
焔耶名誉ある死の任務を与えればいいのでは。
あれ?
あくまで一刀は外史の人間であって、正史の人間が望んだ物語が作られるはずだよな?
一刀の都合よく話が進むなら、魏√とかで一刀が消えたり、呉√で雪蓮やめーりんが死ぬはずないし
616 :
清涼剤:2009/05/10(日) 23:44:15 ID:qGs07Kod0
突然で申し訳ありませんが告知をさせて頂きます。
無じる真√N-11話 反董卓連合編その一
------------------------------------------------------------
(あらすじ)
黄巾の乱が収まってから数刻たったある日。
一つの檄文が諸侯たちへ送られた。
『暴君、董卓討つべし』その声の元に連合を結成しようというもの
だった。
それを機に一人の少年――北郷一刀は動き出す。
"とある少女たち"を救うために。
今回より、反董卓連合編開始!!
------------------------------------------------------------
(この物語について)
・一刀の能力が微妙に高く感じられる可能性があります。
・原作と呼称が異なるキャラが存在します。
(注意)
・今回より、いわゆる"神視点"というやつで書いています。
・過度な期待などはせずに見てやって下さい。
・未熟故、多少変なところがあるかもしれません。
------------------------------------------------------------
URL:
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0264-1241966493.txt 長々と失礼しました。
投下キター
よし、これから読んでくるぜ。
やっぱハムは空回りが似合うな……
桃香きたー
これから、じっくり読みます
>>616 無じる真乙
頑張れ白蓮、君のヒロイン坂はまだ始まったばかりだ
そして月たちの安否は如何に
>>616 乙でした。
>>620 >頑張れ白蓮、君のヒロイン坂はまだ始まったばかりだ
それだとヒロインへの道が打ち切られるぞ
桃香……なんて積極的なおっぱい攻撃なんだ!……恐ろしい!
乙
白蓮哀れ…
しかしそれでこそ白蓮と思ってしまう
625 :
曹魏学園:2009/05/11(月) 02:39:21 ID:whqzE4t+0
曹魏†学園六時間目を専用アップローダに上げました
ZipファイルでアップしたのですがURLの貼り方がよく分からないので告知だけしときます
連休の最後に大慌てで仕上げたので少し粗いかもしれません
誤字脱字・言葉の使い方に関してミス等ありましたら報告して頂けると助かります
627 :
まほつか:2009/05/11(月) 17:12:19 ID:cPdxQmbp0
>>625 投下乙です。
とりあえずテキスト毎にページを分けましたが、今後も含めてまとめた方が良いのでしたらご連絡を。
まほつか氏乙
お姉さん鈴々が素敵すぐる
朱里可愛すぐる
>>626 曹魏学園乙。
なんか桂花、愛されてるなあ
一刀が華琳を押し倒すのを期待しております
>>627 まほつか乙。
包容力のあるロリ姉と申したか。
いいぞもっとやれ
たくさん来てるな、みんな乙々
まとめサイト見てきたけど袁術軍ルートとか未完の連載物復活して欲しいなあ
>>615 正史の存在と勘違いされがちだけど一刀もあくまで外史の存在だからな
華琳と同じ外史の核になれるだけで思い通りにする力は無いんだよな
お二人とも投下乙です。
>>625 やっぱり春蘭と桂花は可愛いなぁ…
いつ見てもニヤニヤしてしまうw
>>627 面白かったです。
翠もう行動が完全に犬だなw
次回も楽しみにしています。
外史喰らい編第2話
・一刀は無印決戦後
・左慈、干吉がメイン扱いで登場
・オリ真名として、左慈:光(コウ)、干吉:雲(ユン)を設定。ネタ元は中の人
・左慈、干吉がデフォルトでチートな上、一刀も乱世1回分というチート経験値なので、メアリー・スー気味
〜あらすじ〜
気がつくと真っ暗な空間にいた一刀。
そこで、左慈・干吉と再び出会う。左慈は一刀を殺そうとするが、干吉がそれを止め、とある話を始める。
曰く、『外史喰らい』という、外史を喰らう存在が発生していて、その対処を手伝え、という。
外史喰らいを止めるには外史の存続を願う想いが必要で、そのための想いは一刀への想いを変換して集めるらしい。
前回と似た外史で想いを集めると聞き、再び愛した彼女達に出会えると感じて、手伝いを了承する一刀。
彼を主として立てるために、左慈と干吉は真名を預ける。
そして、新たな外史の発端が開かれた。
プロローグ:
http://koihimemusou.x0.com/ss/b011_294.html(まとめサイト)
投下予定:13日22時から19レス
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>>635 乙、期待してるよ
あとあまり意味はないけど嫌う人もいるのでURL貼る時は頭のhを1個削ってttp〜とかにした方が色々面倒がなくて良いよ
専用UP板のリンクでh削ってる人なんていねえよw
なんでいまさら指摘するんだろうw
何を鬼の首でも取ったように嘲笑うことがあるんだろう
あざけってるわけではないが、不快にされたなら申し訳ない。
ただ、自分も投下する時、まとめサイトや専用up板のURLでh抜きなんてしたことないので、
なぜ今回に限って指摘されてるのか不思議でならないんだ。
まぁ、
>>636は色んな意味で新参だろうから教えてやるだけ優しいんじゃねぇの
wとか語尾につけておいてw
あざけってるわけではないとか言わない方がいいw
試しにやってみたが、「w」つけるだけで印象ガラっと変わるな
呉ルートで一刀を誉める台詞の後ろに全て「w」ついてたら嫌だとふと思った
>>639 635が貼ってるのが専用うp板のリンクではなく、まとめサイト内のリンクだからだと思うぞ
本スレやこのスレのテンプレ見ればわかるが2chのスレ以外のリンクは全てhが削られてるからな
マナーとまでは言わないがどちらかと言えばh抜いた方が良いのは確かだよ。
ネットや2ch初心者でなければ一度くらいは聞いたことがある話だろうし。
貼る側の考えなんてどうでも良くて大した意味はなくとも貼られる側への配慮も必要だろ。
>>639 > 自分も投下する時
職人は読者からさんざん気を使ってもらえる存在でもあるのだからその上にあぐらをかかずに
自分も周りに気を使おうよ。h抜いたことがないとか自慢できることではないんだしさ。
現状でh抜きに利点あるの? マナーとしても。
>>643 書き手が増長するなというのはごもっとなんだけど、なぜいまのタイミングで言われるの、ってことなんだよ、
不思議なのは。
くだらねー
もうどっちでもいいよ
>>645 >>642も読んでやれよ
まとめ内のリンクをh付きで張る人が今までほとんどいなかったからだろ
取りあえず、線引きとしては、専用うp板はh付き、まとめサイトとかはh抜きでFA?
あまり気にしてないとは思うけどログ見ると中の人は毎回h抜きでURL張ってるな
>>636 指摘ありがとうございます。
次から気をつけます。
>>636が余計な突っ込みしなければここまで荒れる事は無かったんだから
>>636は悔い改めるように。
_,====ミミミヽ、
,,==≡ミヽミヾミミミ、ヾ、
_=≡≡三ミミミ ミミヾ、ソ)),,》 .
彡彡二二三≡ミ-_ ミミ|ノノj )||ヽ, )、
__,,,,,,,,,/彡二二二 ,- __ミ|/ノ ノノノノ) ||
-=二ミミミミ----==--'彡 ∠ミミ_ソノノノノ ノ
//>=''"二二=-'"_/ ノ''''')λ彡/
,,/ ̄''l 彡/-'''"" ̄-=彡彡/ ,,-''",,,,,,,ノ .彡''"
(, ,--( 彡 ,,-- ===彡彡彡"_,-_ ヽ Υ
ヾ-( r'''''\ //=二二''''''彡ソ ̄ ∠__\ .\ソ .|
\;;;; \ Ζ彡≡彡-'''',r-、> l_"t。ミ\ノ,,r-v / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\;;;; \ 彡""彡彡-//ヽ" ''''''"" ̄'''""(エア/ /
\;; \'''''')彡ヽ// | (tv /| , r_>'| <一体みんな誰と戦っているんだ
\;;; \'" \ ,,"''-,,ノ,r-", / r'''-, .j \
\;;; \ /,,>--'''二"''' r-| 二'" / __ \______
\;;r'""彡_l:::::::::::::::::::::: /./_ " / ̄ ̄"===-,
)''//rl_--::::::::::::::::/:/ヽ"'=--":
先頭hのあるなし語るのなら、まずそれの意味を調べてからにしような?
/|
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ヽ| l l│<ハーイ
┷┷┷
>>652 AA張りたいだけちゃうんかとwwwwwww
そろそろかな〜♪
前方の部隊から勝ち鬨が上がる。
どうやら今回も追撃無しで終わったようだ。
と言っても、手加減している訳ではなく、逃げたられて追いかけなきゃならない程敵がいないだけだ。
そりゃ、人数が何倍も違うんだから、普通にやればこちらが圧倒的に有利だ。加えて、相手にはまともな指揮系統は無く軍師も将軍もいない。
補足すれば、こちらの兵士が実戦慣れしてきたおかげで、ここ十日間は損耗ほぼ0だ。
「………」
ふと、浮かんだ単語があるけど、口にしないでおこう、
「まるで咬ませ犬ですね」
と思ったのに、雲が遠慮なしに言った。
「調練を積んだ後に格下の相手との連戦、連勝。新兵の初陣としては、この上ない良環境です」
「そうでもないぞ」
前線指揮から戻ってきた光が反論する。
「経験と自信を付けるためならこれでいい。だが、一度は自分達と同等以上の軍を知らなくてはならん。いずれ三国と並んだ時には、今の連中が古参兵となる。楽な戦しか知らないと成長も頭打ちになるぞ」
「ふむ…。ならばこの機会に私達以上の軍と対峙できるように調整しましょう。誰か!」
雲が人を呼び、斥候を出す指示を伝えた。
「お疲れ、光」
その間はやることも無いので、光を労う。
「疲れる程の相手ではない」
……相変わらず素っ気ないな。いや、敵意が含まれなくなったんだから一応フレンドリーにはなったか?
「あー………っと、そういや、黄巾党って割には相手の人数かなり少ないんだな」
前の外史で戦ったときは、確か四千人ぐらいの集団だったんだけど。
「……一口で黄巾党と言っても、内情は様々だ。首領格を真に崇拝している連中もいるだろうが、そんなものは直営の部隊だけで、むしろ少数派だ。都合がいいからと、黄巾を名乗って暴れる野盗や食い詰めた農民の方が多数だろう。そんな連中が三千も四千も集まれるわけが無い」
「最近の連中みたいに、集まっても千が精々ってわけか」
「今の俺達には、その方が都合がいいがな」
今回は百前後だ、と続ける。今回降伏してきた黄巾党の数だ。この辺りの黄巾党は食い詰め農民が夜盗化したパターンが多いらしく、食と賃金の折り合いさえ付けばそのままこちらの軍へ編入する人達も少なくない。
当然、即戦力としては使えないが、兵力が少ない現状ではありがたい増員だ。
「さて、今後はどうなさいます、一刀殿?」
その日の軍議で、雲が訊いてきた。
「斥候からの報告に上がる黄巾党の軍勢は、相変わらず南西から西に散在しています。数はいずれも数百から多くてニ千。そのほとんどが野に陣を敷いています。単純に彼らを叩くだけならこのまま南西に進軍を続ければ良いのですが」
しかし、と雲は一度言葉を止める。
「そろそろ城に戻った方が良いのも事実です」
「そっか、そろそろ一月経つな」
各地で黄色い布を巻いた集団が暴動を起こしている、という報告が入りだしたのが四ヶ月ぐらい前だ。方角は主に北東。当然、報告が入り次第、軍を出した。
今回と同じような数百人の小規模な集団をいくつか討伐しているうちに、入る報告は南へ移った。そして西に流れて、白帝城を迂回するように南西へと向かう。
最終的には現在、巴郡との郡境近くに多数の集団がいる状態となっている。
「巴郡との郡境まで、あと何日ぐらいかかるかな?」
「単純に進軍するだけならば、三日程です」
「うーむ………」
微妙な距離だ。その位の距離だと、場合によっては郡境を越えてしまう。武装した軍で許可なしに郡境を越える、なんてしたらその場で侵略者だ。それはできない、けど、この辺りの黄巾党の討伐はしなくちゃならない。
さらに、光が言った問題もある。黄巾の乱以降の群雄割拠の時代でこちらより大きな軍となると、十中八九、軍師も将軍も揃った軍だろう。そんな軍相手に「経験を積む」なんてできるわけが無い。
「光の意見は?」
「進軍だな。郡内の黄巾党は粗方討伐して、後は雲の言った数集団だけだ。一度城に戻れば、再び軍備を整えなければならず、それには時間も金もいる。補給に問題は無いんだ。このまま一気に片付けた方が兵のためでもある」
「なるほど……で、雲は帰城派?」
「ええ。白帝城に赴任してまだ半年です。人心を掴みきれているとは言えません。野心のなさそうな者を守備に残してありますが、謀反が起きる可能性はあります」
今連れている兵か残してきた住民か、一番前で心配している対象が違うだけで、どっちの意見ももっともだ。
なら、どちらかを選ぶのは主の仕事。将が少なくて両方一緒に選べない以上、優先先は決めなくてはならない。
支援♪
しえん
「…………よし、決めた。進軍しよう」
留守番に残してきた人達の顔を思い返す。うん、無意味に謀反起こすような性格じゃない。雲の面通しも済んでるんなら、信用しても大丈夫だろう。
「今日はここで休んで、明日進軍再開だ。ただし、こちら以上の軍に勝つか巴郡との郡境まで進むかしたら、帰城しよう」
「了解した。明日朝一で撤営させる」
先に休む、と席を立つ光。
普通の軍なら凄い無礼なんだろうけど、俺も雲も何も言わない。戦場じゃ何だかんだで光に一番負担かけてるのが分かってるからだ。
「早急に将軍職を揃えなくてはいけませんね」
「軍師一人ってのもダメな気がするけど?」
俺が将として働けない以上、行動は光に、作戦は雲に任せるしかない。
軍として小さい部類に入ると言っても、その辺を一人だけに負担させるってのはマズイだろう。
「気遣っていただけるのはありがたいのですが、あまり能力の高くない者を付けられるくらいなら私一人の方が楽ですので」
高校の問題を解いてる時に中学生の手助けはむしろ邪魔、みたいな感じだろうか。
「そっか。まあ、必要になったら自由に起用してくれて構わないから」
雲が認めるレベルが分からないからの提案だったが、本人は呆れるような溜息で返事をする。またあなたは権限を安売りして、と愚痴られた。でもって、「そもそも君主が持つ権力の大半は人事権に因るところが云々」と君主教育講義に入ろうとする。
「あー、でも、それとは違うけど、今回の遠征じゃ雲にも負担かけてるだろ?」
慌てて話題を変える。自分で望んだ教育とはいえ、陣中は勘弁してくれ。
「黄巾党見つけるまでは斥候の指示とか俺が代わるから、雲も休んでくれていいぞ」
隠してるつもりだろうけど、目の下に薄くクマが見える。
いざという時のためにも、休んでいてもらいたい。
「ふむ……ではお任せしましょうか。分かっているでしょうが、斥候は絶やさぬよう、お願いしますよ」
「りょーかい」
思ったより素直に従ってくれた。
それだけ負担かけてたのか、主としての成長として見てくれたのか。
「………まあ、後者はないな」
負担かけてる時点で、成長云々おこがましい。
良い気になってないで仕事しよう。
紫苑!紫苑!
支援
>>662 前から思ってるんだが、そのメール欄なんか意味あるの?
いつも無駄にageてるけど。
それから5日。今まで通りに小さな黄巾党集団を討伐しつつ、巴郡との郡境近くまで来た時だった。
「報告!」
斥候に出ていた兵が駆け寄ってくる。
「前方十里の位置に大部隊を発見しました!」
大部隊?
「黄巾党じゃない部隊ってこと?」
黄巾党なら「黄巾党だ」と報告してもらうようにしている。
「はい、黄色い布を巻いている者は見えませんでした。それと、何本も旗が」
つまり、巴郡城の部隊あたりか。……郡境までの距離が距離だからなー。黄巾党に便乗した侵略、とか思われても困るし、挨拶しといたほうがいいか。
「旗印は?」
「黄、魏、厳の三種です」
「――――――」
黄の旗印。そしてここは蜀。思い至った先は一つだった。
「雲、使者出して。挨拶しときたい」
頭は予想を裏切って静かだった。たぶん、彼女が蜀にいたせいだ。
歴史と違って楽成城にいた「あの外史」と、歴史通りに蜀にいる「この外史」。
その違いを改めて思い知らされた事と、彼女に会えるという嬉しさが、打ち消し合ってるんだろう。
「了解しました、が。冷静に頼みますよ」
「分かってる………つもり」
からかう様に溜息をつく雲に、苦笑いで返事をする。取り敢えずは真名で呼ばないように、か。
それを他人行儀、とか思っちゃうのは、まだ前の外史を引きずってる証拠だろうなぁ。
少し出遅れたが支援
そちらの目的も黄巾を着けた賊の討伐だと思う。そのことについて、そちらと面会したい。
そんな内容の言伝を送り、同意を返されて、両軍の中間地点で会う事になった。
「先に言っておく。うっかりと真名で呼ぼうものなら、向こうの行動前に俺が貴様を蹴り殺す」
「……はいよ」
この言葉はもう三回聞いた。さすがに「くどい」と言いたくなる。
「そんなに心配か、光?」
「貴様の腰の軽さで、信用できると思うか?」
「失礼な。確かに気は多いかもしれないけど、全部本気だぞ」
「だからだ。惚れた女と九割同じ存在がいて全く心を揺らさない、などとは思えん」
む。なるほど確かにそうか。
「馬鹿言ってないで姿勢を正してください。来ましたよ」
雲に言われ、意識を前に移す。
三人分の人影がすぐそこで馬から降りていた。こちらも合わせて降りる。
「巴郡城主、厳顔という。こっちは部下の魏延だ」
左肩に「酔」と書かれた肩当てを着けた、妙齢の女性がそう言った。
「魏延という」
促され、右目の上の前髪が白い、赤の手甲を着けた女の子が頭を下げる。
厳顔、に、魏延、か。両方とも史実じゃ、蜀漢以前から蜀にいる武将だっけ。
それが両方とも女性になって目の前にいる、と。
「似た外史」ってこういうことか。てことは他にも性別変わってる武将がいるんだろうか。
「そしてこちらがワシの友人で――」
「黄忠といいます」
何も変わってない。
紫の髪も。大きく胸元が開いた服も。口元に右手を持って行く癖も。口調も。その雰囲気も。
俺の知る、「紫苑」という女性と同じものだった。
だからだろう。
―――ひょっとして、この紫苑も俺と同じように前の外史から流れてきた存在なんじゃないだろうか。
なんていう、後から考えれば馬鹿馬鹿しいにも程がある妄想が浮かんだのは。
―――確かめたい。
どうやって?単純だ、真名で呼べばいい。まだ「この紫苑」には真名を教えてもらってないんだから、紫苑ならそれで俺が何かしら普通じゃないぐらいは思い至るはずだ。
支援
F-2
支援
支援
「s―」
「北郷」
――――――――――、あ。
「美人を前にして見惚れるのは分かりますが、名乗り返さないのは無礼でしょう?」
光が止め、雲が揶揄するように言う。
それで、突っ走っていた頭が落ち着いた。
「あ、ああ、そうだな。すまん」
謝罪と感謝を混ぜて返す。
冷えた頭で考えれば、「そんなことはない」という答えが普通に湧いてきた。
光も雲も、「狭間」で俺が前の外史の俺だって分かったんだから、「この紫苑」が「あの紫苑」と同じだと分からないはずが無い。その二人が何も言わない時点で、そんな可能性は0だ。
「……白帝城城主、北郷一刀だ。こっちは左慈と干吉」
聞いた瞬間、三人の表情が変わった。
「白帝城の北郷―――というと、『天の御遣い』か?」
よし、と心の中で拳を握る。さすがに巴郡くらいには広まっていたようだ。
『天の御使い』のネームヴァリューは絶大な影響を持つ。それを使わない手はない。
大陸全土に雲の傀儡を使って少しずつ噂を広めていけば、色々な状況で役に立つ。ただし、
「ああ、そういう噂は聞いたことあるな」
「ほう。否定せぬのか?」
「肯定もしないけどね」
紫苑と厳顔さんの表情が変わる。俺達が何をしているかわかったようだ。
ただ、魏延さんだけは分からなかったらしく、
「あの、桔梗様。北郷殿は何を言っておられるのです?」
「分からぬか、焔耶」
「はあ。申し訳ありません」
「ふうむ。よろしいか北郷殿?」
言ってしまっても、という意味だろう。特別隠さなきゃならないことじゃないし、頷きを返す。
「要するにな、民からの噂を利用する、と言うておるのだ。『天の御使い』などと呼ばれておる者がいれば、そちらへ関心が向くのは当然。しかし、『天』などと名乗ることは、帝に喧嘩を売るのと同義」
その間を折衷すると、自分から名乗らず、しかし噂は否定しない、という辺りになるというわけだ。
支援
説明を聞いて、魏延さんは眉を顰める。
「女々しい奴め。堂々と名乗れないなら正々堂々否定すればいいじゃな―」
最後まで言う前に、厳顔さんが拳骨を落とした。
「言葉を弁えんか、バカモノ」
「ぐ…………ですが――」
「ああ、いいよ別に。自覚はあるからさ」
魏延さんが胡散臭そうにこちらを見る。
「自覚があるだと?ならば何故そんな策を取る?」
「不利益が俺の感情で片付くなら、効果の方が大きいからな。それで民の安心が買えるなら安いもんだ」
実際、噂を流し始めた辺りから、犯罪率が減ったり他所から移ってくる人が増えたり、色々効果が出ている。
「理想論だけで政治ができるわけじゃないからね。最善の手段があって、それを選んだだけだ」
「しかしだな――」
「『水清ければ、魚棲まず』よ、焔耶ちゃん」
紫苑が一言でフォローしてくれた。それで一応は納得してくれたのか、渋々といった感じで魏延さんは頷いている。
この辺の聡明さがやっぱり紫苑だよなぁ、と思―――――駄目だ、また一緒くたにしてる。
ボロ出す前に話題変えよう、と雲に目で打診する。
「ところで。そちらの目的も黄巾党の討伐かと思いますが、この辺りはどうなのです?」
汲み取って、話を進めてくれた。
「黄巾党――彼らのことね。桔梗、私達もこう呼びましょうか」
「うむ。呼び易くていい」
そっか、黄巾党って後世で付けられた名前だっけ。
「巴郡領内の黄巾党を端から片付けていったら、残りが巴東との郡境に集まりおった。お主らも同じ状況なのだろう?」
「ええ、下手に軍を進めれば、即座に侵略になってしますからね」
そこで、と前置きして、本題に入る。
「同盟、といきませんか?」
支援
支援
676 :
名無しさん@初回限定:2009/05/13(水) 22:33:41 ID:S/XAEWbKO
支援
「ふむ……条件は?」
「主に二つ。まず、互いの領土への進軍は同盟上の行動となりますので、侵略ではなくなります。そして、残りの黄巾党には共同で当たること」
「武器、兵糧に関してはどうするのです?」
「こちらは足りています。そちらで不足があれば融通しますが?」
「こちらも足りておる」
「では、進軍路はどうしましょう?同盟を前提としていない軍が並んで進むのは上策とは思えませんが」
トントン拍子で、雲と厳顔さん・紫苑が話を進めていく。まあ、面会した状況を考えれば、話題は共闘か補給要請のどちらかだし、どっちも頭に入ってたんだろう。
この辺は軍師の出番だし、邪魔にならないように少し下がって光と並ぶ。
「さっきはスマン。助かった」
蜀勢に聞こえないように声を潜めて言う。呆れています、と言わんばかりの溜息が返ってきた。
「次は足だ」
二度目は殺す、って意味か。
「気をつける。――――言い訳になるけど、完全に紫苑と同じ―」
「ならそれを止めろ」
「え?」
「貴様の言う『紫苑』は『その黄忠』とは別人だ。真名を呼ぶ呼ばない以前に、人としての無礼を犯すな」
………ああ、そうか。言われてみればその通りだ。
どれだけ似てても、癖が同じでも、「前」と「今」じゃ違う。それを一緒くたにして「前」で許された真名で呼ぶってことは、「今」の黄忠を蔑ろにしているってことだ。
それは確かに、酷い。やっちゃいけないことだ。
「……分かった。『黄忠』だな」
「それでいい」
焔耶がなんか可愛い…
支援
支援
支援
光と話してる間に、同盟の話は纏まっていた。
内容は、互いの領内の一時的な通行許可と黄巾党の共同討伐。蜀軍の斥候からの情報で、現地点から南に二十里ばかりの位置に一万強の黄巾党が集結していると分かったので、それに対して挟撃で当たること。
ちなみに、蜀軍の兵数は一万三千だそうな。
「進軍速度を調整し、こちらが少し早く黄巾党と開戦できるようにします。少数と侮ってかかってくる敵を、蜀の軍勢の背面奇襲によって壊滅させる。何かご質問は?」
「ウチの兵数は?」
「予備兵・仮調練の済んだ投降兵合わせて四千五百です」
てことは、まともに戦えるのは四千ちょっとか…
「それで一万相手になんとかなるのか?」
「一万と言っても指導者的立場の者がいるのではなく、追いつめられた連中が寄り集まっただけの集団です。連携の取れない大部隊など陸の鯨より鈍重。そんな連中に負けると?」
何かしら策があるんだろう。自信満々の笑みだ。
「分かった。任せる」
「御意」
蜀の三人と一度分かれて、それぞれの領内から南下して四日。攻撃のタイミング調整のために三日。計七日後、正面には黄巾党の軍勢。
さすがに一万超えの集団ともなると圧巻だ。いや、もっと大勢の上にいたこともあるけど、ここ半年で感覚低下してるようだ。
陣形は、中央に俺と光の部隊。右翼が雲の部隊で、左翼は白帝隊の暫定隊長を指揮に使うらしい。
作戦はかなり単純、というか、白帝城でやったことを多人数相手に焼き直すだけだ。
まず光が先陣を切って黄巾軍に斬り込み、相手を怯ませ、全部隊で追撃。相手が態勢を立て直す頃に一度退いて見せて、追撃させ背後への注意を逸らす。
そこに蜀軍の奇襲と、反転したこちらとの挟撃で勝利、という筋書きだ。
支援
作戦通りに光が先行し、黄巾党を文字通り蹴散らしている。漫画か映画か、という感じで人が飛ぶのを眺めつつ、刀を抜いて掲げた。
「聞け!」
雲に鍛えられている「君主の言葉遣い」で叫ぶ。武官でも文官でもない俺が、戦場で出来る数少ない仕事。
「我が物顔で我らの土地を荒らした下郎共との戦いも、これが最後だ!敵はこちらより多勢だが、怯む必要は無い!諸君らの方が兵としての力は上だ!」
刀の先で黄巾党を指す。
「あの程度の連中に殺されてやるな!ここに逃げ集った暴徒共を倒し、凱旋するぞ!」
言葉を切り、鋭く息を吸う。
「総員――攻撃開始ィ!!」
タイミングを見計らって後退命令を出し、黄巾党と少し距離を取った。
「時間は?」
前線から戻ってきた雲に訊ねる。
「問題ありません、じきに……」
そう言いかけた時、黄巾党の後方から銅鑼の音が聞こえた。黄・厳・魏の旗が翻る。
黄巾党の足が明らかに鈍った。
「―――よし」
三人で頷き合う。
「反転して、大きく深呼吸!三回だ!反撃に移る力を溜めろ!これより―――黄巾党を殲滅する!!」
「「「「「おおおおおおおおお!!!!!」」」」」
支援
支援
両軍がぶつかり合い、場はすでに乱戦の相だった。
とくに黄巾党の混乱は凄い。明確な指揮官がいないのに奇襲なんて受けたんだから当然だろうけど。
そんな中で、だけど目的の場所はすぐに分かった。そこだけ戦場の空気が違う。
「うらぁ!」
「させるか!」
服で他と違う地位だとわかるんだろう、俺に斬りかかってきた黄巾党を、兵士の一人が止める。敵味方入り乱れてる中を進んでるんだから狙われるのは当然だろうけど、今ので何度目だ?
すまん、と守ってくれた兵士に御礼を言って、そのまま走り続ける。
前方に、一人を半包囲するように円陣を形作っている黄巾党が見える。中央には人影が一つ。光だ。
「どけっ!」
鋭く言って、正面で背を向けていた黄巾党を力任せに峰打つ。
それで気付いたのか、光がこちらを向いた。表情が変わる。怒ってるな、あれは…。
予想出来てた反応なので、そのまま円陣に飛び込み、光と背中合わせで立って、陸奥守吉行を構える。
「何故来たっ!?」
開口一番怒鳴られた。
「何で……って、総力戦だってのに、俺だけ後ろで見てるわけにはいかないだろ」
「だからと言って、戦闘能力も無い君主が前線で武器を振り回してどうする!」
「兵の鼓舞にはなる」
「――――」
光の口が止まる。
「それに、囮にはなるだろ?ここに来るまでにも、俺の服見て眼の色変えた奴が何人もいた。そいつらが俺を狙ってくれれば、兵の皆の負担は減る」
「………それで狙われた貴様自身に、そいつらを捌くだけの能力はあるのか?」
「ない。だからここまで来た」
「どういう意味だ」
「護ってほしい。頼む」
言って、チラリと背後を窺う。光は何故か苦い顔をして、小さく呟いていた。周りの喧騒ではっきりとしないけど、「どうして命令じゃない」とか聞こえた気がする。
「……………死にたくなければ、俺から離れるな。眼前の敵は自力で何とかしろ」
「…!ありがとう、助かる!」
「礼はいい、集中しろ。まずはこいつらを片付けるぞ!」
「ああ!」
支援
段々左慈が堕ちてきてるなw
周りにいた黄巾党を倒して、周囲全体から見える位置で戦い続ける。
斬りかかってくる敵を半身で避け、腕を斬りつけた。本当に「斬りつけた」だけだが、それで武器を落とす程度には敵は弱いらしい。
がら空きになった胴に全力で蹴りを入れ、即座にステップで下がる。
光と並んだ。
「さすがに、ハァ、キリが無いな」
呼吸を整えながら、軽口を叩く。血を見てるせいか、妙な高揚感があった。
両軍合わせれば相手より多いとはいえ、全員が一対一で戦えるわけではない。事実俺は、さっきの相手で十六人目だ。
「疲れたならとっとと退がれ」
とっても魅力的な提案だな、それ。
「ハァ、だから、俺一人で退がる訳には、ハァ、いかないだろ」
「なら手を下げるな。苦しいからこそ、外見だけは取り繕え。君主がそれでは兵の疲れが増す」
「――おう」
一回大きく息を吐いて、青眼に構え直す。
その時だった。
「はあああぁぁぁぁぁ!!」
前方――正確には黄巾党の後ろから、物凄い気合が聞こえた。
続いて、人が飛ぶ。角度で見れば、光の蹴り以上の威力だろうか。
「……なにアレ?」
「蜀軍の将だろうな、順当に考えれば」
てことは、まず黄忠さんじゃないな。弓じゃ、どうやってもあんなに人は飛ばせまい。
呆気にとられてると、黄巾党の隊列を破って、気合の元が姿を現した。
「む、確か……北郷一刀に左慈…だったか?」
自分の背丈の倍はあろうかという長さの金棒を持った、魏延さんだった。黄巾党の背後からここまで、まっすぐに来たんだろうか。
「この先はうちの軍だよ」
「そうか、すまんな」
敵じゃないと分かるとすぐに、こちらに背を向けた。
「まったく、雑魚ばかりでつまらん。誰か私を倒せる者はいないのか!」
あ、やっぱりそのセリフ言うんだ。
支援
支援
「手数が増えたぞ、北郷。勢いを殺すな」
ぼそりと言って、光は魏延さんに並んで黄巾党へと斬りむ。
慌てて俺も続く。
が、
「しま……っ!」
魏延さんが叫ぶ。
金棒を振り切ったところを見計らい、小柄な黄巾党が魏延さんの懐に入り込んだのだ。大ぶりな武器なので、間合いの内側なら隙が大きいと判断したんだろう。
「くっ……舐めるなぁ!!」
力任せに、強引な軌道で金棒が翻る。
それは、攻撃はないと踏んでいたのだろう無防備な黄巾党を殴り飛ばし。
そして無理な体勢で振ったせいか、勢いを殺しきれず魏延さんの手を離れ、飛んだ―――――――――――俺へ向かって。
「なぁッ!?」
軽く見積もっても数十キロはあろうかという鉄塊が、それを軽々と振り回す腕力によって、信じられない速さで飛んでくる。
全力で横へ跳ぶ。
だが、間に合わない。左腕、最悪左半身が巻き込まれる軌道だ。
「北郷ォっ!」
光の声が響く。
金棒が腕にぶつかる直前に、横方向からの重い衝撃。鈍い痛み。
左を見れば蹴り上げた脚を反動で引き戻す光がいて、彼が咄嗟に俺を蹴り飛ばしたんだと理解する。
瞬間、左腕に熱のラインが走った。
「がッ……あ!…」
蹴られた勢いのまま、地面に倒れ込む。衝撃で左腕のラインが熱を生む。
「魏延、貴様ァ!!」
光が叫んでる。
痛みに耐えつつ、左腕を見る。
直径二センチぐらいだろうか。服を千切り、肉を喰い、血を流している半円があった。
「ち、違う!今のは――!」
焔耶は不幸の星の元にいるなあ
支援
狼狽した魏延さんが弁明してる。
「問答無用!」
光が魏延さんに飛びかかろうとしている。
「やめろ…」
それはしちゃいけない。まだ戦いの最中なんだ。味方同士で争っちゃ駄目だ。
「やめろ、光!!!」
「―!」
殺気を剥き出しにした姿勢のまま、光がこちらを向いた。
左腕を押さえて立ち上がりながら、言葉を続ける。
「今は、そんなことしてる……場合じゃ、ないだろ…!黄巾党を倒すのが先だ!」
「主を殺されそうになって、黙っていられ――」
「左元放!」
真名でなく、姓と字で呼ぶ。
「俺達の目的のためには、こんなところで負けるわけにはいかない。無駄に兵を失うわけにもいかない。違うか!」
「―――違わん」
「なら、兵の前で喧嘩なんか見せるな!俺なら問題ない!蜀軍と協力して、戦闘を再開しろ!」
「――御意」
名前で呼ばれたことで頭が冷えたのか、一応は殺気を抑えてくれた。
「魏延」
光は呼び掛けて、転がっていた金棒を魏延さんの方へ蹴り飛ばす。
「言い訳は後で聞く。今すぐ殺されたくなければ、そいつを向ける先を間違えるな」
「あ、ああ……!」
魏延さんを伴い、光は三度黄巾軍の中へと突進していく。
支援
うん、何かすごく焔耶だ(*´∀`)
支援
安堵して大きく息を吐いた瞬間、体が崩れた。
と、兵士の一人に支えられる。
「お疲れ様です、一刀殿」
………あ?
一般兵に、俺のこと下の名前で呼んでくるような人―――いや、違う。
「雲か」
傀儡だ、コイツ。いつの間にこんなの仕込んだんだ。
「万が一を考えて、各部隊に一体ずつ配備していますよ。ほら、手当しますから、腕を出してください」
言われるまま上着を脱いで、傷口に触れないようにしてシャツの袖を捲りあげた。
「指は動きますか?」
「動くけど?」
「なら、神経までは達していませんね。問題は傷口の処理ですが……どうにも面倒な形ですね、これは。いっそ焼いてしまいましょうか」
いや、あの、できたらあんまり痛くない方法がいいんだけど。
「無茶をした罰です。前線で戦い兵を鼓舞する、という判断はよろしいですが、何も最前線で斬り合うことはないでしょう」
「あー……っと、ごめん」
「謝るのなら、次はやらないでいただきたい。………ふぅむ、これは前線での処置では足りませんね。そろそろ戦も終わりでしょうし、後方へ下がってください。腰を落ち着けて処置しましょう」
色々便利だなあ、傀儡
傷は、結局焼いて塞ぐことにした。というか、された。
何されたか分からないけど、衛生兵の隊に着いた時に雲(傀儡)に気絶させられたらしい。
目が覚めた時には、左腕に包帯が巻かれていた。痛み止めも飲まされたらしく、皮膚が突っ張る感じがする以外は問題ない。
さすがに傷痕は残るそうだが、仕方ないだろう。
ちなみに、傷が大したことないと分かった途端、光は怒りを納めた。いや、魏延コロス魏延コロス、でいられても困るんだけど、なんか複雑だぞ。
で、事後処理とか色んな用事でもう一度蜀の三人と会うことになったんだけど。
「申し訳ない!!」
会議の席で、いきなり魏延さんに土下座された。
えーと、どうなってるんだ、これ?
「ワタシが至らぬばかりに、危うく北郷殿を殺してしまうところでした!お詫びとして、この魏延の首、お納めください!」
「……はぁ!?」
ちょっと待てよ、何でそんなことになってるんだよ!?
まさか、光か?あの場で殺そうとしてたこと思えば、考えられなくはない。
問い質そうと、光の方を見る。
「俺じゃないぞ。向こうから言ってきたことだ」
予想していたのか、こっちが口を開く前に答えが返ってきた。
だったら、尚更そんなことできるかよ。
「別にいいよ、魏延さん。怪我で済んだんだし」
「そうもいかんのです、北郷殿」
答えたのは厳顔さんだった。
「結果がどうあれ、焔耶の奴が貴方様を殺しかけたのは事実。それに対して、何らかの処罰をせねばならぬのです」
「処罰って、殺しちゃうのはやり過ぎだろう」
それに、あれは事故みたいなもんだ。
「事故だろうが何だろうが、同盟相手の君主の命を危険に晒して、何もせぬわけにはいきますまい」
「いや、だから―――」
俺の方は気にしていない、と続けようとして、口を閉じた。
支援
支援
傀儡兵100万用意しよう。無駄な犠牲がなくなる。
支援
更に支援
そういえば、もっと早く傀儡乱射すれば楽勝じゃ とか思ってたが
そんなに乱射して使える手じゃないのかな
処罰という言葉で無印のほのぼのレ(ryを思い出しつつ支援
二人の女の子のことを思い出したからだ。
華琳と蓮華。
そういえばあの二人も、最初は「敗軍の将への処罰」として抱いたんだった。
要するに、こっちの問題じゃなくて、あっちの問題ってことか。何かしら納得できるだけの罰を与えないといけない。
「……雲」
小声で相談する。
「この場合、死刑ってのは妥当なのか?」
「行き過ぎている感はありますが、まあ、妥当なところでしょうね」
「……他の刑に振りかえるとしたらどうなる?」
「ふむ。棒叩きが二百か三百か……」
「棒叩き二百って……。斬殺か撲殺か、ってだけじゃないか」
苦肉の計を思い出しても分かる。あれでさえ百を五十に減らしたんだ。それを二百も叩いたら、殺す前に拷問が加わっただけだ。
「単純に立場で見れば、魏延殿は一刀殿の下ですからね。加えて、事故とはいえ同盟相手の君主を殺しかけた、となれば死刑に至ることに不思議はありませんよ」
理屈はわかる。考えも理解はしてる。
だからって、はい分かりました、って殺せるかよ。
何か無いか………?殺さず、拷問もせず、それでいて魏延さんを納得させられる罰………
あ。
そうだ。それがあった。
「魏延さん」
「はいっ!」
「君は殺さない。あれは事故だし、俺自身も気にしてないからね。ただ、何か罰が無いと納得できない、っていうのも理解してる。だから―――」
「体で払ってもらう」
さてどうなるかな
そうきたか
支援
支援
さるった?
とりあえず支援
さるったとすると0時以降になるかな?
しかし支援は足りてたと思うがなあ
一応支援
支援
言った瞬間、周りの空気が凍りついた。
「そ、それは……いや、しかし、ワ、ワタシの首よりそれを望まれているのであれば……」
半泣きの表情で魏延さんはぶつぶつと呟いている。
「北郷殿……それは……」
黄忠さんが、どこか軽蔑するみたいな目で俺を見る。
「趣味の悪い御仁よ……しかし、あちらからそう言われては……」
厳顔さんも同じ表情だ。
……あれ?そんな風に言われるほど酷いこと言ったっけか、俺?確かに嫌なことではあるだろうけど…
「ど阿呆」
「だっ!」
光に思いっきり後頭部を殴られた。
そちらを向くと、呆れたような表情で「言葉が足らん」と言われた。
え?
「御自分の言葉を、思い返してみてください」
雲に言われて、反芻する。
えーと………………………………………………………………………………………あぁッ!
「だッ!待っ、ちょっ、待って!タイム!違う!そういう意味じゃない!!」
思い至って、慌てて訂正する。
あぁ、もう、この馬鹿野郎!誤解されるに決まってるじゃないか、あんな言い方!
「体で、ってのは、つまり!働いてってことで!将として欲しいって意味で!」
「「「え?」」」
三人の視線が集まった。
安堵のため息をついて続ける。
「漢王朝の衰退や今回の件を見るに、これからこの大陸は、長い戦乱の時代に入ると考えてる。その時に生き残るための力を溜めておきたいんだ。現状じゃまず、将がいないもんでね。魏延さんに、ウチで将軍職に就いてほしいんだ」
「………それは……構わぬのか?」
「それはむしろこっちが訊きたいんだけどね。ああ、別にずっと拘束しようって訳じゃないよ。扱いは客将で、俺たちに十分な力が付くまででいい。もちろん、魏延さんが嫌なら無理には引き抜かないけど………どう?」
支援
白帝城は巴郡よりも大陸中央寄りにあるわけで、なにかあるとしたら巻き込まれる可能性も高いし、住み慣れた土地を離れることにもなる。そういう建前もある。苦しいけど。
「北郷殿が望まれるのなら、わしらに拒否権は無いが……それこそ、焔耶次第ですな」
ああ、そっか。
とりあえず魏延さんの手を取って、立たせる。土下座した相手に交渉なんてできるか。
「魏延さん、どう?無理強いはしたくないから、嫌なら言ってほしい」
「その……ワタシでよろしいのですか?」
戸惑うように訊かれた。
「魏延さん『で』じゃなくて、魏延さん『が』いいんだけど。……駄目?」
「あ……」
数秒の沈黙。
そのあと、魏延さんは厳顔さんの方を見た。
「桔梗様」
「決めたか」
「はい。このような未熟者を必要としてくださる御方です。北郷殿のために働きたいです」
あ、それってつまり……
「そうか、達者でな」
「はい、桔梗様も」
彼女は再びこちらを向く。
「我が名は魏文長!真名は焔耶と申します!焔耶とお呼びください!」
「え、いや、別に真名まで許してもらう必要は…」
「主に真名を預けるの当然のことです!まして、北郷殿はワタシの命の恩人ですから!」
命の恩人って……ああ、斬首止めたからか。命を救った、と言えなくもないが。
「そのぅ……もしかして、ワタシみたいな者の真名を預かるのは御迷惑でしょうか?」
「いや、光栄だし、むしろ嬉しいけど」
「ならば焔耶とお呼びください、お館!」
「―分かった。これからよろしく、焔耶」
「はい!」
「ちょ、まさか真っ先に焔耶を手込めに…?」とか思っちまったじゃねーかww
支援支援
支援
全然違ったww
こんなの一刀だけどちんこじゃないやい(つД`)
乙でしたー
お、投下終了でしたか。乙です
フラグを立てたとか真名ゲットという点では「真っ先に焔耶」には違いないか
やっと女の子が出て来てこれからが楽しみです
おつー
以上です。
今回のテーマ:桃香いなけりゃ、普通にデレるんじゃね?
傀儡について
「傀儡の数と操作精度は反比例する」という裏設定を付け加えてあります。
今回くらいの精度だと、せいぜい数十体が限度です。
それに、傀儡百万で力押し、なら確かに楽勝でしょうが、そんな軍隊のトップに心開くか、と考えるとやれないわけです。
上も下もチートじゃ、戦争シーン書く意味無いですしね。
ほのぼのレ(ryについて
あれは女の子からの提案だから「ほのぼの」なんであって、
自分から言ったら、ホントに単なるレ(ryでしょう。
次回は反董卓連合、といきたいのですが、その前に書きたいシーンがあるので、
3.5話という形になります。
支援、ありがとうございました。
紛らわしいww最低の言い方になってたぞw
桃香のいない焔耶はどうなるのか楽しみだ、乙でした。
乙
焔耶のこの後に期待
乙です。
桃香のいない焔耶・・・やべ、すっげぇかわいいことにならないか、これ?
>>726 お疲れ様です。
焔耶がイイ感じです。
次回のお早い桃香を、お待ちしております。
>>726 乙でした。
真の時は桃香に一目惚れしたから一刀への扱いが邪険になったけど、
この状態で命の恩人&君主としての器見せやられたら基本的に真面目な焔耶は愛紗並の忠誠誓いそうだよなあ。
しかしSSでの一刀と男キャラとの会話って奴がやけに新鮮に感じるなw
外史喰らいの方乙です。
色々と斬新で読んでて楽しいです。応援してます。
長編投下乙〜、やっべ左慈に萌えるww
焔耶もものっそかわいいし、女ッ気が少ないのもたしかに新鮮でいい
これは期待だな。
左慈と于吉がナチュラルに女に変換される俺は死んだ方がいいな・・・。
左慈がかなり良質のツンデレにしか思えなくなってきた俺も一緒に死んでやろう
>>734 こうですか?分かりません。
とかってURL貼れるとカッコいいんでしょうけど、自分の筆力じゃ無理でした。
誰か書いてください………orz
737 :
名無しさん@初回限定:2009/05/15(金) 20:45:10 ID:BV1YaAcz0
きめぇ
きめぇwwwwwwじゃなくてきめぇ
アゴ整形前の方がいいんじゃないかと思っちゃった
741 :
清涼剤:2009/05/15(金) 21:26:48 ID:oBF/bEJa0
>>740を見て何となく、左慈(♀)もの書いてみました。三分割です。
※短時間で書いたので質は悪いです。
投下してみていいですかね?
バッチコイ
しかし
>>740の于吉どっかで見たような…
もうちょっと髪長くして色黒くしたら…アレ?
おっぱいつけただけじゃねえかw
そういうゲームじゃねえからなコレ
―――意識が遠のく……
一刀は目の前が真っ白な光によって包まれていくのを見ながらそう感じていた。
―――お、俺は……
そして、最後に戦い続けている少女たちの方へと視線を向けた。そして一人の人物の名
を頭に思い浮かべたところで彼の意識は完全に失われた。
「こ、ここは?」
意識を取り戻した一刀、そっと瞳を開けてみるとそこは
「フランチェスカ?」
彼がかつて住んでいた世界のとある場所と酷似していた。その光景を一刀が不思議に思
っていると
「すーすー」
隣から声があがった。一刀は、そこで初めて自分の横に誰かが居ることに気付いた。
「この人は……」
その視線の先にはどこかで見たことのあるような人物が寝ていた。外見の特徴は甘栗色
のストレートの髪、瞳は閉じられているため解らないが輪郭からすると鋭そうな目つきに
思える。肌は透き通り、その人物をより一層綺麗に見せていた。
「う〜ん」
一刀がその人物に該当する名前を頭の中で検索していると、当人が目覚めはじめる。
「こ、ここは……!!」
その人物は、一先ず周囲を伺った後、隣に居る一刀を確認しするどい眼を真開いた。
「な、何故貴様がいるんだ!」
「え、えぇと……君は誰だっけ?」
何故かもの凄く睨み付けてくる人物に冷や汗を掻きながら尋ねる一刀。
「わ、忘れただと……」
そしてその人物は構えを取る。一刀はその構えに見覚えがあった。
「も、もしかして……左慈か?」
「当たり前だ!!今度という今度は貴様を殺す!」
そう言って襲いかかろうとする左慈。
「ま、待て一体、今どういう状況なんだ?」
「知るか!どうせ新たな外史が誕生したんだろ!」
そう答えて上段の蹴りを放つ左慈。それをしゃがんで躱す一刀。
「あ」
「ちぃ、避けられたか……なんだ顔を赤くさせて」
「え、えぇと下着が丸見えだったんだが」
「はぁ!?何を言ってるんだ貴様は」
そう言いながらも何となく自分の下半身を見る左慈。
「!?」
そこには、普段のズボンではなく何故かスカートを穿いていた。
「さすがに、その格好で上段蹴りすれば見えるって……」
一刀のだめ押しでさらに顔を赤くする左慈。さらに重大な事実に気付く。
「な、ななななな……むむむむ、胸!?」
そう、左慈の胸がたくましいものから柔らかいものへと変わっていたのだ。
「なぁ、なんで"女"になってるんだお前」
衝撃の事実を確定させる一言を一刀が口にする。その言葉を聞きながら左慈はうつむき
続けていた。そしてバッと顔を上げると一刀に向かって叫ぶ。
「知るかぁぁあ!どちらにしろ貴様は死ねぇぇぇ!」
「ひぃぃぃぃいい」
眼を爛々と輝かせながら襲いかかろうとする左慈。その姿に恐怖を感じ、悲鳴をあげな
がら逃げる一刀。そんな追いかけっこをしている内に左慈はあることに気付く。
「おい、北郷」
「な、何だ?」
一定の距離を保ちながら聞き返す一刀。左慈は再び俯いているためどんな表情かは解ら
ない。
「さっきから気になっていたのだが、何故、他に誰もいない?」
「さ、さぁ……あっ」
一度は首を傾げる一刀だが何かに気付いたようで声を上げる。
「何だ、心当たりがあるのか?」
「あぁ、あの外史の最後に俺、お前の事を思ったんだ……もし、左慈が愛紗たちみたいに
生きれたらどうだったんだろうってさ……もしかしたら―――」
「間違いなくそれだ、北郷のその考えの影響で俺は関羽たち同様に"女"となりお前と共に
この世界へ来てしまったようだ」
淡々と語り続ける左慈。その言葉から彼女の感情をうかがい知ることは出来なかった。
そして、思考を続けた左慈は一つの結論に至ろうとしていた。
『待てよ……さっきの言葉からすると、こいつはこの"左慈"を選んだのか?』
そこまで考え左慈は思わずボッと赤くなる。どうやら知らぬ間に彼女は"乙女"になって
いたようだ。
「そうか……干吉もいないし、仕方ない」
咳払いをしながら一刀をちらりと見る左慈。
「?」
「しばらくは、貴様と共にいてやる」
至った結論を一刀に告げる左慈。彼女は顔を真っ赤にさせながら一刀を睨み付ける。本
人は気付いていないが幾分背が縮んでいたため上目遣いになっており、それが一刀に一つ
の感想を抱かせた。
『い、以外と可愛いな……』
「だが、取り敢えず、この落とし前は着けて貰わんとな」
ゆらりゆらりと一刀と距離を詰める左慈。
「ま、待て落ち付けって」
後ずさりしながら説得を試みる一刀。
「問答無用!」
「勘弁してくれぇぇぇ」
二人は再び追いかけっこを始めるのだった。一刀を追いかけながら左慈はポツリと呟いた。
「本当にこの落とし前……責任取って貰うんだからな」
以上です。お見苦しいものをお見せして申し訳ありませんでした。
あれ?おかしいな……
ニヤニヤが止まらないぞ
>>左慈
ニヤニヤ
これはなかなかいいツンデレじゃないですか
でもこの一刀、仲間ではなく敵を選ぶとはなんという外道w
馬鹿は嫌いだ、だが大馬鹿は別だ。
GJ!
まさか左慈に萌える日がくるとは・・・GJ
………あれ?
ギャグ言ったつもりだったのに、思いの外盛り上がってる?
755 :
まほつか:2009/05/16(土) 16:35:11 ID:IznLB9IR0
失礼します。
― 魔法遣い一刀 4 ― を投稿させて頂きました。
よければ読んでみて下さいまし。
皆様色々と議論をされており、少しでも読みやすい様にと
あらすじをつけようかと思いましたが、次で終わりますのでどうかご容赦下さい。
URLについては結論が出ていない様なので、始めの“h”は抜きたいと思います。
・蜀ルートED後です。
・これはファンタジー要素を多少含む為、苦手な方はご注意下さい。
・ファンタジーによりキャラが壊れております。苦手な方はご注意下さい。
・見苦しい文章だとは思いますが、楽しんでいただければ幸いです。
・次回で最後になります。
URL:
ttp://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0268-1242459284.txt
>>755 乙です。
あら、予想外……そして言おう。一刀さんマジパネェっすw
まほつか氏乙です
朱里…何か余裕出た?
ちま桃やべぇっす
>>755 まほつか乙。
スタイルのいい朱里なんて朱里ちゃう。諸葛亮や!
あと一刀さんはももも構わないで食っちまう人間だと思います
桃香はほんとに大してかわらんな
あと愛紗のそういうとこは変わってないのねw
朱里もかわいいけどもももかわいいなぁ
左慈ENDはまとめサイトで絵付きで読むとまた違った趣があるなw
まったく違うアレで申し訳ないんだが
恋姫のサントラの題名おしえてくれまするか?
まとめサイト行け
しかも本スレならともかく、外史スレのほうに聞きにくるとかw
そう言う外史なんですね。
みんな何のフォントで書いてる?
メイリオが見やすいんだけど文字の間隔が多すぎてちょっと微妙
最近いろんなサイトでss見るようになったが、厨ニssの特徴って皆同じだな
魏ルートで、最強オリキャラで、そんで反董卓連合まで行かない
たまに掘り出し物があるからなんだかんだで楽しみだけど
他所のしかも嫌われてる傾向のあるSSの話題わざわざここで振るなよ
オリキャラ主人公もしくはクロスって時点でそっとブラウザを閉じる
そんな事より月が淹れたお茶でも飲もうぜ
∬
旦
一t・・・ちんこさんの場合はチート度をアップしたり性格改編すると一気に魅力ダウンすると思う。
特に戦闘力弄ってるSSは大抵香ばしい。
愛紗や恋と互角かそれ以上とかなったらほぼ地雷。
>>770 やぁ俺。
>>769 oasakaかあ
それの等幅が今のところ一番なんだよね。
まぁ関係ないこと悩む前に郭嘉
「沛国譙県出身、曹孟徳。ただの人材に興味はありません!
この中に"王佐""神算""鬼謀"を持つものがいたら私のとこに来なさい!」
>>767 オリキャラは自分を投影して、その世界で自分を最強にしたり現代の知識使ってすげーすげー言われたり
モテモテにして俺スゲーーーーーーーってしたいだけだから、ある程度話を書いて、目的を達成したら
満足するから途中で終わる
蜀ルートの再構成をガチで書こうとすると
子安緑川を採用するかオリキャラが居ないと話のすり合わせが…
桃香さん完全に勧善懲悪ものの主人公なのに悪が居ないってどうなのよ
そこは自分で悪を作るしか無かろう。
正義の反対は悪じゃない。
別の正義だ。
ってばっちゃが言ってた
>>775 まあ、一刀さんいじらなくてもモテモテだけどなw
逆にどこまで鈍感にしてどこまで女心に応えるかですごい悩まされるはめにw
なんだかんだでmeiryo uiかmeiryoke pgothicで迷ってpgothicに落ち着いた。
UIは何だか細長いのが駄目だな
だいぶ√も出揃ってきた感じだが
これ以上増やすとオリキャラが必要だよなぁ
せめて馬休・馬鉄の設定があれば西涼も動かしやすかったんだろうが・・・
・・・馬休はバキュームフェラが上手そうだよね
黄巾党√はまだですか
献帝√はまだですか
天子の危機に天の使いが助けに来るという話が出来そうなのに
>>783 > 黄巾党√はまだですか
それさ、考えてるんだけど人が居ないんだよね。
弱小や人数すくない勢力だと、よそからキャラ引き込むか
オリキャラで補強するしかないもんな
しかもオリキャラといっても史実の人物をちょい役として出すだけなら
(劉障や馬トウなどのように)ともかく重要ポジションとして出すとなると
扱いもキャラ付けも難しいからなあ
最初少数でもその後取り込んでいけばいいじゃん
原作のちんこだってそうなんだし
>>785 あるあ……あるあるww
三姉妹は好きだがにっちもさっちもいかない
黄巾党自体は完全に悪だからなぁ
もっていきかたが難しいのかね?
他所でオリ主系の外史も読んでるが、一刀が居ないと途中で読まなくなるなぁ…
天和たちをメインヒロインにするのか。
もう勢力争いしないでアイドルプロデュースだけしてればいいんじゃね?
蜀から
星か翠&蒲公英と雛里
魏から
稟か風と北郷隊か霞
呉から
穏か亞莎辺り
後は董卓軍・袁紹軍を引っ張ってくればいいんじゃね
魏蜀呉もリストラしないと人多すぎて出番がないからな
特に雛里とか
役満☆姉妹√
流星にまたがって張三姉妹と出会った北郷一刀は
人心乱れる世を憂い、歌で人々の心を安らげたいと願う姉妹と共に旅をすることになる
天和「あたしの歌を聴いて〜♪」
地和「一刀はあたしの ド レ イ でしょ?」
人和「一刀さんの仕事が舞台を演出することなら、私たちの仕事は歌うことです」
立ちはだかる好敵手(?)
貂蝉&卑弥呼「「キラッ☆」」
一刀「ブーーーーーーーーーーーーーッ!!!」
歌は天下を統一するのか?
役満☆姉妹「みんな!抱きしめて!蒼天の、果てまで!!!」
続きなんて考えてないんだ、うん
>790
> 天和たちをメインヒロインにするのか。
> もう勢力争いしないでアイドルプロデュースだけしてればいいんじゃね?
それも視野に入れてるが、本来の流れが魏呉蜀のどれにするかでまた話が変わる。
>>791 > 蜀から
> 星か翠&蒲公英と雛里
朱里と雛里は崩せないと思う
> 魏から
> 稟か風と北郷隊か霞
北郷隊も崩せない
> 呉から
> 穏か亞莎辺り
呉は誰も崩せないと個人的に思う。
>>794 んなもん書き方次第でどうとでもなる
現に崩してる人もいるしな
>>792 それだと、最後、貂蝉と卑弥呼もハーレムに入る展開じゃないかw
>>795 > んなもん書き方次第でどうとでもなる
> 現に崩してる人もいるしな
言いたいことはわかる、あの書き方は上手い。基本は元の軍に居て心は引かれている。俺にはそんな力が無いのだよ。
>>794の書き方だと崩すことそのものを全否定しているように見えかねない
書いてる人は凄いとか自分にはその力がないとか後出しフォローは何だかなぁ
>798
>
>>794の書き方だと崩すことそのものを全否定しているように見えかねない
そう見えたならすいません、ただ作中の仲良し具合を見てると俺にはあの結束を崩す自信が無いのだよ。
季衣と流々は春蘭より先に回収すれば、引き込めるかも。
黄巾党じゃ無理だが。
>>800 季「ほわーーー!!」
流「ほわーーー!!」
ライブ後
一「お、君たちいい素材してるねぇ。磨けば光るよ。どうだい、役満☆姉妹と一緒に舞台に立ってみないか?」
えらくチョロイ気がする……
恋姫の黄巾党ってトップがリーダーシップ取れてないせいで下部が好き勝手にやってる→悪党化って感じだから
一刀なりがきちんと締め挙げて統制とれれば、普通に蜀みたいな義勇軍化すると思うけどな
>きちんと締め挙げて統制とれれば、普通に蜀みたいな義勇軍化
それなんて覇 -LORD-
売れてない頃に合流だと黄巾党という形にもなるかわからんしな
黄巾の乱がおきないと桃香達は名をあげるのに苦労しそうだな;
平日にしてはスレが伸びてるから作品投下来たのかと思ったのに……
議論かよ。
一刀がトップ付近に来るなら黄ポリエステル党でもいいと思うんだ
まだ、続くならそろそろ裏でやろう
一刀が黄巾党のトップにいて、義勇軍化して朱里引き込んで、蜀(作品中では
まだ義勇軍)相手にブイブイ言わしてるSSならもうあるぞ。
>>808 もっと早くに言えよ、こうなってるのはあんたの影響でもあるのだから
ネギ板なんだから、そこまでネタ談義を否定せんでもいいじゃん
否定じゃなくて張本人が言ってるから叩かれてるんだろw
814 :
清涼剤:2009/05/18(月) 21:32:51 ID:5LAG0Kp90
まぁまぁ、取りあえず一服して下さいな。
つまらないものですが、どうぞ。
無じる真√N-拠点07&08
------------------------------------------------------------
(あらすじ)
―――とある日、白蓮は廊下を歩いていた。彼女の様子はどこかお
かしかった。また、別の場所ではとある女性が街を歩いていた。そ
こで彼女に一つの転機が訪れる―――。
(拠点07と08を収録)
------------------------------------------------------------
(この物語について)
・原作と呼称が異なるキャラが存在します。
・拠点08に限り一刀出てません。
(注意)
・過度な期待などはせずに見てやって下さい。
・未熟故、多少変なところがあるかもしれません。
------------------------------------------------------------
URL:
ttp://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0269-1242649797.txt
無じる真√キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
早速読んでくるぜ
>>814 乙っす。
今回は色々と想像が掻き立てられて……
>>814 キタ━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━!!!
早速、読ませて頂きます。
>>814 乙であります。
星の真名みたいになかなかタイミングが合わなくて・・・ってことになるのが目に浮かぶようだ。
>>814 乙です!
それでは読書タイムに( ´・ω・`)_且~~
涙目で怒る白蓮だと…大好物じゃないか
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『おれは
>>814が桃香されてひゃっほーいと
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 思ったらいつのまにか読み終えていた』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何をしでかしたのかわからなかった…
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 白蓮が可愛いだとか華蝶≠変態だとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
遅ればせながら
>>814乙です
>>814 無じる真乙。
白蓮、そこで逃げんなよ!チャンスは何度も訪れるもんじゃないぞ!
しかし華蝶仮面2号が一緒に行動してるのは一体誰なのやら
>>814 乙です! 楽しませていただきました。
The Legend of Mask's Hero 〜The Episode of Kachou〜
……なんとなく、中間管理職のおっさんが活躍するB級映画のようだw
課長「ハーハッハハー!塗炭の喘ぎに誘われて、雄々しき私が今、出勤する!
我が名は課長仮面! 不況の社に利益をもたらす、島耕作の化身なり!」
828 :
827:2009/05/19(火) 02:23:22 ID:GciyT/HH0
>>814 楽団のなんとか姉妹って…まさか
>>822 落ち着け、素数を数えて落ち着くんだ。…素数は孤独な数字(ry
>>786 名前だけ登場の元直タン&劉樟等&真で肉体関係が無かった美羽等を引き抜き一刀が性的な意味で美味しく戴く展開はOK
案外漢√では試食済みかもしれん。
かゆうまさん含めて。
まぁ手出して無くても、ちんこがちんこである限り、ね……
一度でいいから見てみたい、閨で桂花が一刀に屈服するところ
>>833 華琳からのおしおきとして「一刀に1日絶対服従」を言い渡され打ちひしがれる桂花
どんな凌辱を受けるのかビクビクとしながら一刀の部屋へ行くと、市街へ連れ出される
野外羞恥プレイかとハラハラしていると、警邏をしながら肉まんを手渡されたりお茶を飲んだり
日も暮れてついに一刀の部屋でもてあそばれるのかとドキドキしていると、書類整理を手伝わされる
仕事も終わり緊張が最大限に高まったところで、自室に戻って良いと言われる
そして桂花は泣きだした…
桂花「あんた!いったい!いつに!なったら!私を!抱くの!よっ!」(ぽかぽかぽか)
一刀「いてっ!痛い!痛いって!…なんだ、抱かれたかったのか?」
桂花「〜〜〜〜〜〜〜!!!」
こうですかわかりません
>>834 萌えた。桂花可愛いよ桂花
しかし無印のときは「何だこいつデレないのかよ!しかも華琳とのイチャイチャ邪魔するなうぜえええ」
とか思ってたのに、真をやってみると偉い可愛く思えてきた。
さすがデレないな!と微笑ましく思いつつあれ?これってデレじゃね?と思う文を見てニヤニヤする
恐ろしいよ桂花。なんだかんだいって一刀に暴力はふらないのと時々抜けてるのがいいのかな
>>830 もう遅いかもしれんがそれ張角はほとんど出ないぞ
後、一刀が最強系でオリキャラ結構出るから注意な
教えてくれてありがとうって事で件の黄巾党読んでみたが、一刀が魔改造すぎてポルナレフ状態になった
あそこのサイトは魔界すぎるな……
>>836 一刀最強SSは、まぁこれも一つの外史としてありかな、なんて思ってたが……
アレはヤバイww一刀さんがマジパネェことになってるww
そのサイトの「三国志外史 〜恋姫†無双〜」ってのは結構読める
>>837 玉石混合だからな
とりあえず、乾燥レスは本編を読む前に見とけ
混淆もしくは混交な。
何時までもスレチの話題してるとー
私怒っちゃうわよぉ〜ん
これぐらいで注意とか、器量が小さいな。
他所のSSの話題は荒れやすいし、注意しないとずっと語る人がいるからしょうがないと思うな。
>>844 今までも注意されてるだろ
何のための避難所か考えて書き込め
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
俺は一刀主人公のSSを読んでいた思ったら魔改造オレキャラ主人公SSだった
な… 何を言ってるかわからねーと思うが俺も何を読まされたのかわからなかった
頭がどうにかなりそうだった…
オレキャラTueeだとか厨二病だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
よそのSSの話ならよそでできるからなあ。
オリキャラオレキャラクロスばっかで悪貨が良貨を駆逐しきったサイトなんぞどうでもいい
>>851 乙
華琳が桂花をおしおきしてる(性的な意味で)場に立ち会う権利をやろう
もちろん見てるだけ
>>851 お仕事お見事にござりまする
ただ清涼剤氏の蘭に石秀氏の「董√ 1章 月宮詠歌」がはいっていますので修正した方が宜しいかと
そういや最近真√来ないな
そろそろ続き読みたくなってきたぜ
乙
ここのも読み返してみるかな
>>850 まだ良貨が皆無にはなってない、悪貨をごっそりかき分ける必要はあるが。
>>854 間があくときは、拠点ルートが入ったり
してたんだけどね
新章突入だから、時間がかかってるのかな
>>856 そうなのかもね
できれば続けてほしいけどなぁ…
真√の作者はふつうに避難所に書き込んでたりするから心配しなくても待っていればそのうち投下してくれるだろう
>>857 続けて欲しいって、別にやめるなんて言ってないでしょ?
不吉な事は言わない様に
あんまり催促するような真似すんなって事だろ
噛みつくのはカッコ悪いぜ
>>859 書いてから言うのもなんだけどそんなつもりじゃなかったんだ
申し訳ない。
>>861 焦れて飛び込んできた相手を美味しく頂くのですね
魏ルートSS読んだら作者も感想書いてるのもただの蜀アンチの集団だったのでしょんぼりして戻ってきた俺が来ましたよ。
865 :
まほつか:2009/05/21(木) 11:20:50 ID:WjYjhC/n0
乙、思ったより無難というかおとなしめに終わったなw
でも楽しかったのでまた書いておくれ
楽しかったぜ乙
けど、朱里が魔法にかかったらまさかのチョウセン登場 なんて
おぞましいオチにならんか心配だったんだ実は。
乙です!
紫苑がちゃっかりしてるなww
保守
保守
保守
間違えてageてしまい、すみませんでした。
335 風鈴 ◆VOACf8e.7. sage 2009/05/23(土) 03:58:18 ID:u2GqfciM0
──真√──
真・恋姫†無双 外史
北郷新勢力ルート:風拠点之三
開心見愛 ─ワタシハ、アナタヲアイシテイル─
いつもの様に規制のため、専用UP板に挙げさせて頂いております。
やっぱりメイドはフレンチよりもヴィクトリアンですよね。譲れません。
それでは、本作における共通の注意事項をいくつか。
・オリジナルルートの為、登場人物同士の呼び合い方が、原作とは異なるものがあります。
例)風→一刀=原作:お兄さん・本作:ご主人様
※独自の呼び名は、そのキャラのイメージによりますので、人によっては違和感を感じるかもしれません。
・エロ成分は極薄……もとい皆無です。
・北郷一刀の立ち位置、作品内にて歩んだ道筋により、『天の御遣い』と言う名の持つ影響力は、原作より強くなっています。
・原作にてセットになっているものを崩す傾向にあります。
例)張三姉妹→人和 北郷隊三羽烏→凪
・本作にはご都合主義成分が多分に含まれております。用法、用量を守ってお読み下さい。
URL:
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0271-1243018541.txt さて、どなたかメイド服姿の風を描いてください。切実に。
では、気が向きましたら、お付き合い下さいませ。
真√、乙であります。
……誰かこのニヤニヤした表情を止めてくれw
なんだこの風の可愛さは。数時間は笑みが止まらんではないか。
875 :
名無しさん@初回限定:2009/05/23(土) 04:47:38 ID:Ef6ZiUrqO
やはり風が一番好きだ
可愛い過ぎてしょうがない
さあ絵師様早く作業に
風鈴さん乙であります。風かわいすぎますよね。
湯の心地よさに目を閉じて鼻歌をうたっていると、
「ぴとっ」 とかわいい声の擬音と柔らかな感触が唐突にやってきた。
「うわっ!。」一瞬体をこわばらせ5cmくらいとびあがるが、すぐに正体がわかって安心?した・・・。
のもつかの間、髪を結い上げ手ぬぐいを一枚腰に巻いただけの風が目に飛び込んでくる。
どら焼きを半分ずつ置いたくらいのつつましい膨らみの上に桜色の突起が見える、
顔ごと目線を斜上にそらしながら「湯でゆがんでてよかった・・・。」などと考えていた。
可愛い女の子が自分の膝の上にのり胸に体をあずけているのだ、
突然でなければ「なに、この男の本懐。ここはパライソですか?。」と自答する余裕もあったかもしれない。
「ふっ 風さん? ナニヲヤッテイルンデスカ?」
「ぐぅ」
「寝るな!w」やさしくでこピンをすると
「おおっ、いえいえせっかくのお風呂ですので熱いうちにとおもいまして・・・。」
チラっと上目づかいにこちらを伺いながら何時もの口調で「ご主人さまの背中を流して差し上げようと思ったのですよ。」
すでに股間がのっぴきならない状態になっている俺は「えっと、あの・・ そのー・・・。」頬をかきながらあたふたしていると。
「ご主人様は風の事がお嫌いなのですか?風がお世話するのがご迷惑なのですか?。」
と大きな瞳に涙をためながら上目づかいにかすれた声で訪ねて来る。
「風のことが嫌いなわけないじゃないか、迷惑なんてとんでもない・・・。」
といい終わる前に目じりに涙を湛えつつ桜色にそまった満面の笑みで風はこちらをみていた。
「笑顔も涙も販促だろ・・・。」とおもっていると「では、こちらへー。」と洗い場に先導される、手の感触と桜色に染まった後ろ姿はさらに股間が・・・。
その後は如何に股間のJrを風に悟られないようにするか必死だった。
俺を洗いおわったときに「ご主人様の準備はこれで大丈夫なのですよー。」と頭からお湯をかけられた。
「では、今から私の準備をはじめますので失礼いたしますなのですよ。」と腰に巻いた手ぬぐいを外して体を洗い始める。
というような補間ストーリーを勝手に考えたが不評にちがいないのでこのへんでやめす。
2048文字って意外にすくないんですね。お目汚し失礼しました。
>>873 真√乙。
とうとう風と同衾ですか。
はじめてがメイド服でとは、実にけしからん
ところでメイドさんのフレンチとヴィクトリアンの違いって何?
>>878 大雑把に分類すると
フレンチ=ミニ、フリフリ
ヴィクトリアン=ロング、地味
>>873 真√お疲れ様です。
いやはや・・・・・・・風のメイド姿が
あまりにも可愛いすぎで・・・・・・・w
>>873 乙です。
風おめでとう、でも一刀二号はやっぱり居るんだw
報告
本文の三日前のとこで「帰って来てからが妙に〜」になってますよ
>>873 乙です
触手のところが食指になってますよ………アレ?
どっちが正しいんだっけ?
>>883 それ触手だと思ってたのならかなりまずいぞ
886 :
名無しさん@初回限定:2009/05/23(土) 17:58:00 ID:0CJISDYf0
>>886 おー、すげー。
フレンチメイドのフレンチはフランスのメイドさんってことじゃなくて、下品、はしたないって、
意味なんだよなー。フレンチキスと同じで。
>>885 ネタのつもりだったのだが、わかりにくい書き方で申し訳ない。
原作の風は触手と言っていたからちょっと気になっただけなんです。
>>886 乙です
こんな格好の風や月(と詠)に慕われる真√一刀さんうらやましいっす。
メーテルも以前「触手が動く」って使ってたなw
触手エロか
あれだけの大人数相手だからな。
触手の10本や20本は欲しいところだ
真桜が作ってくれます。
華琳さんが欲しがっています。
華琳様は触手あるじゃん。
顔の両横でとぐろ巻いてるヤツ。
それじゃ数で麗羽さまに負けてるからだめじゃないかw
華琳は頭の中身以外麗羽に勝ってる所ないじゃn
華琳様は親族が頼りになるよ!
恋姫に出てるのは春蘭と秋蘭だけだけど。
貧乳はステータス!
あれ?まとめサイトのSSなんかごっそり消えてね?
華琳「ならばよし!」
無じる真√N-12話、13話 反董卓連合編その二、三
------------------------------------------------------------
(あらすじ)
劉備三姉妹と再会を果たした一刀は、連合軍の会議へと出席する。
そこでとある出来事に巻き込まれる。その他にも様々な出会いが彼
に訪れる。そして部隊は水関へと移る。その戦いの結末は!?
(長かったので二つに分割してあります)
------------------------------------------------------------
(この物語について)
・原作と呼称が異なるキャラが存在します。
・一刀が、今回ちょっと活躍します。(一周した成果を見せます。)
・上記が嫌な片は見ないことをオススメ致します。
(注意)
・過度な期待などはせずに見てやって下さい。
・未熟故、多少変なところがあるかもしれません。
------------------------------------------------------------
URL:
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0273-1243101121.txt
>>903 乙
一刀さん将を落とすだけでなく
政策・策略・説得で地道に兵を増員してて軍師としていいな
>>903 乙です
一刀が好いオノコしてますね
それと、もしかして華琳様記憶が・・・
>>903 乙です。
次が気になりますね。というわけで、次回も楽しみにしてます。
>>903 外史食いの作者さん言うところの乱世一回分の経験値を持ってる一刀にとって、
ロリ二人の心を掴む事など本番前のアップにもならないわけですねww
劉備に続き袁術や鳳統の存在など以前の歴史との食い違いも出てきた事ですし、これからがチンコの使いの腕の見せ所ですね!
次回も楽しみです。
しかし、ここの感想は平和でいいなあ。
某SS投稿サイトとかだと、直ぐに感想掲示板で自分がいかに魏が好きで蜀を嫌ってるかって語り出す連中だらけになるからなあ。
某サイトもクソガキが文句ばっかつけててウザクなった
>>903 乙です。
ここからどうやって月詠救出するのか楽しみに待ってます。
魏が好きです
でも蜀も好きです
でも呉も好きです
恋姫無双は良いデスネー
>>903 >「またかよ……また私はこんな役かよ……」
今後もずっとこんな調子だと思うけど、全力で応援するよ
無じる真√の人乙です
参謀一刀さんカッコヨス
はわわあわわを手懐け華雄を口説き落としこれからの活躍が楽しみですな
相変わらずの白蓮無惨wwwwwwwww
ガンバレ、超ガンバレ
>>907 一刀十三号と同じで強くてニューゲーム状態だからな
無じる真√第12話
誤字報告
戦陣を切らせてさしあげますわ→先陣を
考えるていくと、公孫賛軍を→考えていくと
袁紹の正確をよく理解して→性格を
一刀は淡くって→泡を食って
13話
威力を発揮知る→発揮する
清涼剤氏乙です。
雪蓮が今後どう動くか、華琳は何を感じているのか気になるな。
頑張れよ白蓮、月達が来たら更に影薄くなる可能性g(ry
こちらも誤字報告
軍議中、最後の方の麗羽のセリフ「あなた以外と良い感覚を〜」になってますな
普通で残念な人√乙です。
誤字ってか誤記のようなもので
袁紹本初→袁本初
だと思います。
919 :
清涼剤:2009/05/24(日) 13:02:08 ID:2NU+2XfJ0
まだ読んでる途中だけど、√N12の最後の方の、華雄の性格を考え引きずり〜の性格の部分が正確になってるよ。
921 :
清涼剤:2009/05/24(日) 15:42:07 ID:2NU+2XfJ0
>>921 何度もうpし直しになるのもあれだから例えば最初に貼ってから12時間くらいは待ってみるとかしたらいいんじゃないかな?
重要なミスなら早期修正が必要かもしれないけど誤字脱字なら読み手もわかるだろうし
923 :
清涼剤:2009/05/24(日) 16:46:40 ID:2NU+2XfJ0
>>922 アドバイス有り難うございます。
そうですね、まとめて修正した方がいいですよね。
今度からそうしてみようと思います。
ああ、ちなみに12時間って書いたのは最初に貼られたのが夜中だったから
人の多い時間帯に貼ったのならそんなに長い時間は待たなくてもいいかも
清涼剤氏はちょっと気にしすぎな所もあるからもう少し余裕を持ってもいいと思うよ
何にしてもこれからも頑張って
925 :
あ:2009/05/24(日) 17:43:30 ID:NlOVQRpXO
誤字見つけたので報告を
×投稿
〇投降
では?
春蘭はEDで愛紗と料理勝負をしていたけど
杏仁豆腐だけはまともに作れるようになっていたりするかも
「折角美味しく作れるようになったのに、お前がいなければ意味が無いではないか…馬鹿者ぉ。」
とか言いながら一人寂しく部屋で食べてたりとかな
季衣あたりが勝手に食べて、「最初に一刀に食べて欲しかったのに…」なんて呟いてたりな
誤字報告
×一端公孫賛軍に
○一旦公孫賛軍に
×二人の待とう空気が
○二人の纏う空気が
ではないかな?
てか、誤字脱字をいちいち気にしてたらきりが無い
それくらいで消したり貼りなおしたりでは、逆に評判落ちるぜ
男は黙って、
いいじゃねえか、やりたいようにやらせてやれよ。
>>926 さぁそれでSSを一本書く作業に戻るんだ
反トウタクの時期に魏呉ねぇ
誤字報告は避難所に専用スレがあると便利かもと思った。
見直すのも楽だし。
専用スレが必要なほど誤字報告があるわけでもなし
報告を見逃すほどここや避難所が賑わってるわけでもなし
むしろ分散させればさせる程見づらくなると思うんだが。
真の世界で一刀は無印の世界の記憶を持っていないが他のキャラはは記憶があるって設定ならどうなってたんだろう
>>936 面白そうだが、真キャラの扱いが滅茶苦茶難しいぞ
蜀で言えば、
翠が知ってるのに蒲公英が知らない
恋が一刀知ってるのに音々音が知らない
紫苑が知ってるのに桔梗が知らない
極め付けは、愛紗・鈴々が知ってるのに桃香が知らない
………てか、それだと桃香の出番なくなるな
>>936 さぁそれでSSを一本書く作業に戻るんだ
>>937 恋はあんまり問題ない気がする
ねねのいない間に云々→ちんきゅーキック(ry
→ねねを仲間外れにしないで欲しいのです云々→セット完了
まあ無印の一刀とは別にしたら色々読者から言われそうだな
実質別人なんだから一緒にするのは失礼とか実質寝取られとか
>>936 記憶持ってるなら、戦乱部分が完全にオリジナルにならざるを得ない。
一刀が記憶持ってるだけなら、以前の流れをなぞればいいけど、
無印世界の敗者は以前の失敗を回避しようとするだろうから。
個人的には、曹操が勢力拡大できるかすら怪しいと思う。
各勢力の将軍・軍師以上の頭を持つ人しか書けない事になるので、
納得行く作品に仕上げる難易度は滅茶苦茶に上がるんじゃないだろうか。
それはさておき、エロ的な意味なら、処女なのにエロエロになる人が何人か出ますよ。
素晴らしいですね。
383 名前:風鈴 ◆VOACf8e.7. [sage] 投稿日:2009/05/25(月) 02:51:06 ID:gjN+zYqU0
真√の第四章開始時の、
主要キャラの本拠地及び領有地域図を作ってみました。
※領有範囲は適当です。
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0279-map04.jpg ちなみにSS自体は一割も進んでいません……
しばらくは拠点やらで繋ぐことになりそうです。
「俺達の戦いはこれからだ!」END
にはならないようにしますので、のんびりとお付き合いくださると僥倖です。
>>940 魏 →無印は役満3姉妹がいないから又黄巾の乱が起こるのでそこそこ勢力は拡大できる
蜀 →反董卓連合までは無印気分そのままで行きそう
呉 →無印は美羽・七乃いないので力ためられる
公孫軍→白蓮がまた兵士と星引き抜かれるのを黙って見過ごすかどうか
袁紹軍→雄々しく、勇ましく、華麗にの無策
董卓軍→中央に逆らえなければ結局は反董卓連合結成
反董卓連合はまだ戦力的に袁紹・袁術に従うしかないのでそのまま行くだろうけど
この後のかゆうまと霞と詠が同じ失敗をするとは思えません
流石に一度君主失った記憶があるのにまたやるのはやばい
前世の戦乱の記憶なんてどうでもいい
細かいことは気にすんな
重要なのはちんこご主人様に関する記憶だけだ!
みんなが覚えてるとややこしくなりそうだから数人だけ覚えてるとか
例えば愛紗・華琳・蓮華だけが覚えてたり
愛紗が無印の記憶を持って真基準の外史に。
その外史の記憶もあるので桃香に仕えるが一刀は見つからず、連合軍まで行く。
そこで華琳に仕える一刀を見つけて……、なんてのが浮かんだ。
嫉妬将軍は我慢できるのか
真の戦争そのものが、ろくに戦う必要の感じられない乱世だしな
おまえらもうちょっと冷静になれば分かり合えるのと違うか?っていう
それに無印の記憶があるなら華琳は覇道なんてめんどくさいものに
また興味を持つとも思えないし、そこは治世の能臣としてうまくやるだろ
反董卓連合も未然にいくらでも防ぎようがあるし
麗羽様も無印の記憶があれば同じようなことをするとは思えないな
>>945 戦いの末、魏の捕虜となってしまった愛紗
華琳は手厚く礼遇し将として取り立てるが
愛紗は戦場で功績を上げて恩返しをしたら桃香の元へ戻る気満々
しかし黙ってそれを見逃す華琳ではない
ほどなく大きな功績を上げた愛紗に、華琳は恩賞として「一刀」を与える
愛紗の記憶がない一刀、だがその優しさはまぎれもなく「ご主人様」のもの
桃香への忠義と一刀への愛の狭間でかき乱される愛紗の心
どうするよ?どうなっちゃうよ?
1.一刀が記憶を取り戻し、二人仲良く逃避行(俺たちの戦いはこれからだEND)
2.心が病んでしまった愛紗が、衝動的に一刀をさらって逃避行(ご主人様は私だけのものEND)
3.記憶が無いまま愛紗を愛してしまった一刀が、愛紗を連れ出し逃避行(新たに紡がれる愛END)
>>941 漢中にいる勢力をみると、つい北伐! 北伐1 って思ってしまうw
>>947 その√だろうと桃香の出番はないんですね、わかります。
ここでなんの脈絡もなく
いけない月先生とか言ってみる
月は教える側より教わる側っぽい
>>947 一刀殿なら記憶を取り戻してもすぐに逃げるとは考えにくくないか?
曹操達に恩義がある以上、黙って逃げるとは考えにくい
>>955 世話になったお返しに、子種を残してイクんですね。
個人的に無印ならともかく魏ルート系の華琳だと、一刀さんはあくまでも自分の所有物で他人にあげないような気がするんだ
逆に一刀さんの元に愛紗を預けて感情的にじわじわと取り込み、逃げにくくしようと謀るのではないかなあ
ほら、チンコの対女性磁力は中華一だし
捕らえた将は一刀に預ければ取り込める
エメラルダスにまた凪SS書いて欲しいな
>>959 俺はむいむい氏にまた孫呉SS書いてほしい
様子見してたけど全然スレ進まないし
今立てても早すぎだろうから日付変わってから次スレ立てるか
華琳と桃香のキャラソン聞いてて一刀をかけた歌合戦とか
思いついたがそれを書く文章力が自分にはない
>>960次スレよろしく
980踏んだ奴がたてるので十分じゃね?
呉ルートでは、一刀さんが娘たちに故郷の子守唄を歌ってあげてます。
そして初めて聴く歌に穏が暴走します
昔話を聞かせていたら、いつの間にか咥えられてたりしてます。
SSスレは投下の状況次第で遅い早いがその時々によって異なるから
960取った人がスレ立てれるならその人に任せておけばいいんじゃないか
まあ今は投下予告も無いし980でいいでしょ。
予告が入ったら新スレ立ててそっちで投下してもらえばいいんだし。
それならいっそ本スレみたいに>970前後とか>980前後の人がってテンプレ変えた方がいいと思うぞ
取った人が必ず立てられるわけでも、取り逃げする人もいるだろうから
>980まで待つなら特に
960が宣言して立てるでいいと思うよ
しばらく待って立つ気配がないなら立てれる人が宣言して立てればいい
>>969乙
流れの緩急が激しいスレだからなあ
960で立てといて後はチビチビ埋めてくのが無難なのかな
埋めるときに1レス小ネタがあればいいんだけどな
1000ならパワーバランスの良い作品が桃花される
じゃあ、小ネタででも投下しておこう。
いま考えている外史。
1,一刀さんが韓遂の位置におさまる
黄巾の乱よりずいぶん前に到着する一刀さん。涼州の民に拾われた彼は、異民族との戦いと、官匪に
搾取される涼州のために立ち上がる。
馬騰をはじめとした馬一族、董卓をはじめとした涼州勢に今後の動向を打ち明け、うまくことを運ん
で行く
反董卓連合が結成されると、馬家は馬騰を出し、反董卓連合の面々を油断させながら、馬超・馬岱が
タイミングよく裏切り、曹操をはじめとした英傑を蹴散らす。
馬騰は史実通り曹操に切り殺されるが、長安に居すわる一刀たちは、北方勢力として大陸を脅かす。
北郷一刀は漢王朝を妥当して、民のための平和を築けるのか!? あるいは乱世を導いた大罪人として
裁かれるしかないのか!?
2,一刀さんが献帝の代わりを務める
気づくと、俺の体の下で、人が死んでいました……。
乱れる洛陽から逃げ出した劉弁、劉協、それに十常侍。そこに落ちてくる天からの光。
霞たちが必死で追跡したその先で発見したのは、巨大なクレーターと、そこで眠る一刀だった。
なかば無理矢理劉協として即位させられる一刀。
彼は、反董卓連合をはねのけ、偽りの漢王朝を存続させられるのか!?
>>974 馬騰をはじめとした馬一族、董卓をはじめとした涼州勢に今後の動向を打ち明け
一歩間違えれば、最低ssになりかねんから気をつけろよ
既出かもしれないけど埋めがてら、
転載していいのか分からないので報告だけ
避難所の375に北郷帝の告知がありますので気になる方はどうぞ
うう、ニコポは辞めれ
>>974 一刀がたまたま劉協そっくりだったとかなのかな?
年齢的に違うのはまあいいとしても、皇帝を擁立することで
月たちはどうするつもりなんだろう
そもそも反董卓連合ってどういう経緯でああなったのかよくわからんよね
袁家のバカ二人が図面を描いたとは到底考えられないし
どうして辺境の地方領主だか、その箱入り娘の月が都の中枢を掌握する
なんてことになったのか説明が足りな過ぎてわけがわからんわいw
むしろそこは二次創作作家の腕の見せ所だと思うけどね。
色々想像はできるけど、自分で使いたいから挙げないでおくw
埋めss書いてたら半分くらいで面倒になってきた……
おまけに眠い。文が適当になってきた
遅くなったが、
>>696 乙です。
>>984 調理しだいで、とても面白くなりそうな予感がするな。
キミのSSに期待してるぜ!
982 :
1/7:2009/05/26(火) 07:56:37 ID:jB8YIokcO
鏡から広がる光に視界が埋め尽くされていく。
どれだけ手を伸ばしても届かなくて。
自分の無力さに零れ落ちた涙と共に、全てが光に呑まれていった。
寂れた寺の窓から差し込む朝日に目が覚める。
壁に寄りかかって寝た所為で固まった身体を立ち上がらせようとして、視界が霞むのを疑問に思う。
目元へと手をやると、泣いているのに気がついた。
頭の中に沸き上がる覚えのない男の顔、見たこともない少女達と共に笑う義妹。
とても暖かい気持ちになって、すぐに寂しさが埋め尽くした。
「一体どうしたというのだ、私は」
組んだ腕に顔を埋める。溢れ出る涙は止まる気配を見せない。
普段なら恥じるだろう武人として相応しくない振る舞いも、何故か今だけは仕方のないことのように思えた。
泣いたのなど何年ぶりだろう。
私利私欲に走る官に、国に憤り、義を掲げ、人々を救おうと決意したあの日から泣くのを止めた。
志を共にする義妹に出会い、我が御旗とするに相応しい義姉に巡り会った。
まだ何も成せていない、だがこれからだ。
喜ぶべき事ではないが民は国に不満を抱き、匪賊が跋扈している。
名を上げるにはまたとない状況だ。決意を新たに顔を上げる。
涙は止まっていた。
「愛紗ちゃん……? どうかした?」
顔を上げた先には心配そうな桃香様の顔。
桃香様が起きたことに気付かないとは……たるんでいるな、と苦笑を漏らす。
「いえ、何でもありません。目覚めたのでしたら早く鈴々を起こして出発しましょう」
はーい、と返事をして鈴々の頬を弄り回す桃香様を見ながら、気を引き締めた。
983 :
2/7:2009/05/26(火) 07:58:08 ID:jB8YIokcO
「ふわぁ〜……。 ぅー、鈴々まだ眠いのだぁ〜」
「我慢我慢。私だって眠いんだから」
「うにゃー。お兄ちゃんの布団に潜りこんでもう一眠りしたいのだ」
「こら鈴々、我が儘を言うな。お前はただでさえ迷惑をかけているのだから朝ぐらいゆっくりさせてやらぬか」
「んー? 鈴々ちゃん、鈴々ちゃん、お兄ちゃんて誰? 愛紗ちゃんも知ってる人?」
「にゃ? お兄ちゃんはお兄ちゃんなのだ。
誰ってそんなの……誰なのだ? 愛紗は知ってるのか−?」
「いや……私も知らんな」
「えー、二人ともすっごく嬉しそうな顔で話してたのに−。
本当に知らないの? 私だけ仲間はずれにしようとしてない?」
「そんなこと言われても本当に知らないのだ。
よく考えるとそんな夢を見ただけな気がするのだ。
そのお兄ちゃんと、愛紗と、知らない人達がいっぱい出てきたのだ」
「私は? 私は?」
「う、ごめんなのだ……」
「うぅ〜」
「なあ鈴々。そのお兄ちゃんとやらは白くて光る服を着ていたか?」
「うん。着てたのだ」
984 :
3/7:2009/05/26(火) 07:59:30 ID:jB8YIokcO
「そうか……。私の夢にもその男が出てきたのだが、これは一体……」
「二人とも酷いよー私をのけ者にしてぇ〜。
……あれ? ね、ね、二人とも、あれ見て。あれ。
流星だよ! 流星! まだ明るいのにすごーい」
「「……ッ」」
「わわっ、え? 二人とも? どこ行くの−? 待ってよー」
「あの流れ星……」
「秋蘭? どうかしたのか?」
「姉者。あの流れ星、どう思う?」
「流れ星? 何を言っておるのだ。そんなものこんな時間から見えるわけ……!!
し、秋蘭」
「うむ。だが華琳様の許しを得てからだ」
「その必要はないわ。
行くわよ、共をなさい。春蘭、秋蘭」
「「御意!!」」
しえん
支援
ここでまさかの焦らしプレイ
支援
988 :
非天才の転載:2009/05/26(火) 08:18:39 ID:blPCCPMj0
名前:4/7[sage] 投稿日:2009/05/26(火) 08:06:35 ID:INv2sYnA0
「一……刀……?」
「ん? 何か言った? 蓮華」
「姉様、ごめんなさい。少しだけ出かけてくるわ」
「ちょっと、蓮華?」
「雪蓮様、お任せ下さい」
「え? う、うん、任せたわよ。思春」
「一体どうしたと言うんじゃ。あやつら」
「解らんな。尋常な様子ではなかったが……雪蓮は解る?」
「わかんない。なんか朝から様子が変だったけど……。
さっきはなんだかあの子らしくないくらい目に力が宿ってた。
うーん……面白そうだから私も行ってくるわ。後はよろしくね」
「雪蓮!? まったく……、祭様、お願いします」
「心得た。留守を頼むぞ、冥琳」
989 :
非天才の転載:2009/05/26(火) 08:19:13 ID:blPCCPMj0
名前:5/7[sage] 投稿日:2009/05/26(火) 08:10:13 ID:INv2sYnA0
……やたらと眩しい。
目を開けるのが辛い。今何時だろ。
枕元の時計を探る……はずなのに手の感触はざらざらとしたものしか伝えない。
なんだ? 上体を起こし、目を開ける。
地平線、山、地平線、山、空。
「え?」
何がどうなってる? ここはどこだ? なんだ?
状況が理解できず呆然としていると、声がかけられた。
「おい、そこのお前。 殺されたくなかったら金目の物をだしな。
なーに、大人しく言うこと聞けば命まではとらねえさ」
声のした方を向く。男の3人組。
初めて見たはずなのに、なぜか見覚えがあった。
「おい、金目の物をだせって言ってるんだよ。
ああ、ついでにその珍しい服も置いていけ」
――何かが、脳裏を通り過ぎる。
初めは一つ、二つ、次第に数を増やし、あっという間に覆い尽くす。
「っつ、なん、だ?」
突如襲ってきた痛みに、悶える。
頭を抑え、現状を把握しようとするも流れ込んでくる何かと痛みのせいで全く集中できない。
「なんだよ、狂人か。
捨てられた貴族の息子か何かだろうな。
おいデク、服は汚さないように仕留めろよ。高く売れるからな」
990 :
非天才の転載:2009/05/26(火) 08:19:53 ID:blPCCPMj0
名前:6/7[sage] 投稿日:2009/05/26(火) 08:11:27 ID:INv2sYnA0
決して見えることのない距離の筈なのに、私の目はその姿を捉えた。
鈴々にも見えたのだろう。併走している鈴々の顔に歓喜と焦りが浮かぶ。
あの日の再現。
この人気のない荒野で、運悪く賊に絡まれている。
地を蹴り、かつて無いほどの速度で駆け抜ける。桃香様には申し訳ないが今は猶予がない。
あの時もぎりぎりだったのだ。
奥歯を噛み締める。早く、速く、疾く。
今度こそ、私はあの方を守り抜く。
「――ッ! 華琳様!」
「間に合いそうもないわね……。
秋蘭、ここから狙える?」
「我が命に代えても」
「祭! お願い、あの人を助けて!!」
「蓮華殿、あれが見えるのですか?」
「そんなことより早く!!」
「祭、出来る?」
「……難しいですな。
ですが、やってみせましょうぞ」
429 :7/7:2009/05/26(火) 08:12:49 ID:INv2sYnA0
刃が振り下ろされるのを、ぼんやりと見つめる。
何かが、思い出せそうだったんだけどな――
そして、一陣の風が吹き抜けた
弾き飛ばされる剣、間髪入れず突き刺さる2本の矢。
自分とデクと呼ばれた男の間に割って入った影を見て、雑然としていたものがすとんと落ち着いた。
頭痛で霞む意識を無理矢理つなぎ止めながらも、言葉を紡ぐ。
「なんで、ここ……に」
その問いに、常にはない泣きそうな笑みを浮かべて、彼女は応えた。
「言ったではありませぬか。
『私は惚れた男をみすみす見逃すほど、甘い女ではない』と」
その言葉に笑みを浮かべる。
「そう、だ……ったな。ありがとう――星」
そうして、意識を手放した。
乙、一番おいしいところを持っていくとはさすが星
なんだか普通にいいねこれ
あ、でもこのあと皆で一刀の取り合いになるのか?w
>>980 乙、面白そうだけど、なんかゴチャゴチャしてるな。
キャラの持ってる情報量多いからしょうがないか
>>982 乙ですー。そして転載のお二人も乙です。
埋めだから仕方ないが、おもしろくて、もっと長めに見たいなって感じたわ。
ウメッ☆
魏を支え続けた一刀が天の国へ帰還して数ヶ月。
それは華琳に届けられた一報から始まった…
「なんですって! 桃香達が!?」
蜀、陥落
「ありがとう、助かったよ華琳さん…」
「全員無事で何より。それより一体何があったの?あなた達程の軍勢が数日で落ちるなんて、ありえないわ」
五胡、猛襲
「なんだこいつらは!? 痛みを感じないというのか!!」
「策を力で押し切るなんて!」
「くぅ…総員、撤退! 撤退だ! 一度退いて体制を整える!!」
大軍勢に蹂躙され、苦痛と絶望に包まれる大陸。
だが、そこに立ち上がりしは3人の王。
「桃香、雪蓮。 力を貸して」
「うん。分かってる!」
「もちろんよ。私達を敵に回したことを後悔させてやりましょう!」
今、大輪の華が咲き乱れる…
フルキャストでお送りする新たなる外史!
真・恋姫†無双 ― THE MOVIE ―
COMING SOON…
「華琳! 皆! 諦めるな!!」
今 舞い戻る 白い光…
998 :
L:2009/05/26(火) 13:11:13 ID:eY0z2kLiO
埋め&研修中
アイドル対決書いてるよん、出るかどうかは知らんがな(笑)
「これが私の限界なの・・・」
「諦めるな!華琳!」
「ッ!?まさか・・・一刀!」
「諦めたらそこで終わりだ!忘れたのか?君の剣は、天を突く剣だという事を!」
「!!」
「華陀、あれをやるぞ!」
「あれ・・・それも一興!」
「正史と外史の道が、捻って交わる螺旋道!」
「昨日の敵で宿命を砕く!明日の道をこの手で掴む!!」
諦めるな!という文字を見てこんなのが浮かんだ
1000なら新たな外史の突端が開く
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。