恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの外史演義〜 12

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1名無しさん@初回限定
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  ̄ハ:::::\ "''il|バ''
諸葛亮 曰く
「は、はわわ、ご主人様、次スレは>>960か480KB越えから順次*0の人が挑戦してください」

外史より生まれ落つる外史。その無限に広がる可能性を書き綴る場です。
幾たび終端を迎えようとも、それは千代に八千代に続く恋の物語。

■関連サイト
BaseSon               ttp://www.tactics.ne.jp/~baseson/
真・ぷち姫†無双(携帯向け)   ttp://www.tactics.ne.jp/sinputihime/
まとめサイト&専用UP板     ttp://koihimemusou.x0.com/
■前スレ
恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの外史演義〜 11
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1236866118/
■関連スレ
恋姫†無双 シリーズ 総合スレ 157
http://qiufen.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1238760608/
恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの避難所〜
http://koihimemusou.x0.com/test/read.cgi/koihime/1237134902/

■投稿ガイドライン(さるに関しては>>2参照)
1.SSはある程度書き溜めてから1レス分の最大行数32行&最大バイト数2048バイト以内に収まるように分割する。
2.分割して20レス以上になった場合は投下直前ではなく早めに告知してくれると支援され易いし他の書き手と被らない。
3.陵辱・オリキャラ・クロスオーバー等特殊ジャンルの場合はSSを書き込む前に告知する。
4.投下予定レス数は投下前に告知するか、もしくはSSを書き込む際に名前欄に 「1/10」「2/10」…「10/10」のように投下状況を記載してくれると解り易い。
5.分割したSSをひとつずつメ欄sageで投下していく。支援や時間帯にもよるが、1分以下間隔では規制されやすいのでご注意を。3〜5分間隔くらいがオススメ。
2名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:49:34 ID:piLVZpM90
さるに関する考察コピペ

 さるについてな
 支援がてら、最近報告の多いバイさるについての個人的考察を。

 バイさるは、
 『一つのスレに ある時間(H)内に 最近の投稿(N)のうち 沢山投稿(M回)したら「バイバイさるさん」になる』
 と言われている。
 H,N,Mは可変らしいが、VIPに於いては一時間の間で10回連投するとほぼ確実にさるさんとなる。投下間隔は実はあまり関係ない(連投規制は別)。
 さるになったら次回の00分になるまで待つしかない。00分を挟む事によりリセットされる。

 既定時間内に10レス以上投下するには支援が必要。支援により上記Nが増え、Nに対するMが減るためである。
 経験的に1投下1支援で20くらい可能。恐らく既定時間内で半分以上自分のレスで埋めなければさるは発生しないと思われる。可変のため確実とは言えないが。
 また、一時間というのは00分から次の00分までであり、初書き込みから一時間の間ではない。だから00分を跨ぐように投下すれば、一人でも最大20レスが可能。
 その他のさる回避としては、株主優待の利用、IPの切替えがある。

 投下する方、目安にしてください。
 異論や間違いの指摘も受け付けます。
3名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:36:25 ID:XOK6KUCz0
スレ立ておーつ
4曹魏†学園五時間目side春蘭1/1:2009/04/05(日) 23:36:36 ID:3B+BJGYH0
四月○日
さょうは北郷からにっさちょうなろものをもらった
ここに日々のでさごとをかけば華琳様にもはめていただけるそうだ
秋蘭はすでに自●在に文がかけるようになったとさく
私も姉として秋蘭におくれをとろまい

「うむ、私にも書けるではないか。秋蘭も何を不安げにしておったのか」
"えんぴつ"と北郷が呼ぶ筆を脇に置き、一息つく。
秋蘭はまだ風呂に入っているのか。しかし、いつでも風呂に入れるというのはなかなかに良いものだな。
これなら鍛錬の後わざわざ風呂の順番を決めずとも良さそうだ。

「しかし、この筆は些か強度が足りないのではないか」
日記帳の傍らに砕けた鉛筆の破片を並べて春蘭は一人ごちた。
5名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:38:17 ID:qXcuo+AN0
1乙ですよー
6俺なんでこんなもの書いたんだろうオマケ1/2:2009/04/05(日) 23:40:22 ID:3B+BJGYH0
「自動車か…」
「なかなかの脚力と速度だ」
「この曹操が生まれた時代は馬車しか走っていなかった」

「おい きさま…」「なにさわってんだよ」
「この車にベタベタ指紋つけんじゃねーぜッ!」「誰の車だと思ってんだ 荀文若軍師様のもんだぞ!目ん玉からゲロはきてーのか!」

「これこれ…若いお方というものは血気がさかんすぎていかんことだのうフッフッフッ…」
「ブツブツ言ってないで前座席へ行け 運転してもらおう…!」
「き…きさま何者だァ――ッ わしにこ…こんなことしてゆるされると思っちょるのかあ――ッ!?」
そうじゃ…
許されるわけがない…
誰だろうとこのわしに対してこんなことをしていいはずがない………
私塾・大学と成績は一番で卒業した
袁家では特殊設置型対人兵器製作部の主任をつとめ…
許昌に出てからも みんなから慕われ尊敬されたからこそ軍師になれた…
洛陽に1000坪の別荘も持っている…
25歳年下の美人女官を妻にした…
税金だって他人の50倍払っている!
どんな敵だろうとわたしはぶちのめしてきた…いずれ大都督にもなれる!
わたしは…
荀文若天才軍師だぞ――ッ
「いいか聞けこの若僧ッ!打ち首にしてやるッ!絶対に打ち首にしてやるからな―ッ」
「もう一度言う……」
「運転しろ」
7名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:40:23 ID:DiWomvq+0
1乙&支援

平仮名書けてないwww
8俺なんでこんなもの書いたんだろうオマケ2/2:2009/04/05(日) 23:41:07 ID:3B+BJGYH0
「渋滞ですゥ〜」「夕ぐれの通勤時間帯はギシギシなんですゥ」
「行け」
「い…行けといわれてもこれでは進めません…」
「歩道が広いではないか…」「行け」
「ほ 歩道〜〜?仕事帰りの人があふれていますよォォォ」
「関係ない」「行け」
「は……はいいィィィィィィ〜〜!!」
「飛ばせ」
「ハイイイ―ッ」
「ワハハハハハ――ッ」「こ…ここまでやったんです!わたしの命はッ!この天才軍師のわたしの命だけは助けてくれますよねェェェェ〜〜〜ッ」
「だめだ」
「わはははははははは――ッ!!」
そ…そうか!
これは夢だッ!この天才軍師のわたしが死ぬわけがないッ!
夢だ!夢だ!バンザイーッ!

「マヌケが……」
「知るがいい………」
ザ・ワールド
「「外史」の真の能力は…まさに!「外史を支配する」能力だということを!」
9名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:41:21 ID:ozvV5Ul70
wwwwwwwww
10曹魏†学園:2009/04/05(日) 23:44:03 ID:3B+BJGYH0
以上でおしまいです
たくさんの支援レスありがとうございました
11名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:46:04 ID:PBeT7qGr0
>>10


春蘭の為の回だったと言っても過言ではないな
アホの子かわゆすぐる
12名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:48:05 ID:o+xZAYwI0
>>1乙、そして>>10乙!
春蘭ひらがなかけてないよ・・・かわいすぐるww
13名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:48:20 ID:EQ/SeDLN0
>>10
乙!

勉強会はどうなるんだろうw
14名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:54:34 ID:azTdcU0C0
>>10
>秋蘭はすでに自●在
間違えて塗りつぶしたのだろうか?w
15名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:54:34 ID:Ew8pEUfg0
>はめていただける

あながち間違いじゃないww

乙だっ!!
16名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 00:11:26 ID:xkAigvnB0
長いシベリア抑留からの帰還初カキコ&>>10
17名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 00:16:45 ID:UtYyA3950
>>10
乙でした!やっぱ面白いわww
18●一壷酒:2009/04/06(月) 00:30:25 ID:IMX1Gwru0
いけいけぼくらの北郷帝第八回をお送りします。
麗羽……じゃない、呂布・董卓・賈駆・陳宮編の後編となります。すいません、実質麗羽編です。
今回で『その他』に分類されている人は男性以外は全員洛陽に集まりました。
(張三姉妹は巡業であまりいませんが、根拠地は洛陽ですし)

☆★☆注意事項☆★☆
・魏ルートアフターの設定なので、魏軍以外の人物への呼び方、呼ばれ方が原作中とは相違があります。
・エロあり(?)
・作中で一刀との接点が少ない人物は、性格・行動にある程度補完が入っているかもしれません。
特に袁家二つ、華雄たちは少々行動がゲーム内とはかけはなれている状況もありますので、気にかかる方は
読まないほうがよろしいかと思います。
・物語の進行上、一刀の(恋愛的)アグレッシブさは、真より上になっています。これでも無印ほどではない
と思いますが。
・一刀さんの脳内にはいろんな女性が住み着いていて、たまに罵倒したり冷たい視線を送る仕様です。

いつも通り、本編はtxtで専用UP板にアップしましたのでご覧ください。
URL→ http://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?dl=0236

次回は 四月 十五日 の夜の投下を予定しています。
なお、五月は仕事が忙しく、投下はGWの一回のみとなります。六月以降はこれまでと同じペースで続けていく
予定です。期待してくださる方には本当に申し訳ありませんが、長いスパンで考えると無理をしないほうが、
続けていけると思いますので、これはご容赦いただきたく思います。
予定だと、六月再開時には、江南編をはじめられるかと思います。
19名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 00:36:29 ID:UtYyA3950
乙です乙です。
読んできまーす。
20名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 00:37:06 ID:IO38y5lS0
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
21名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 00:37:32 ID:+NaiXHV30
>>18
乙!毎度楽しく読ませてもらってます。
今夜は豊作じゃー。

あ、一つ。
詠が華琳って真名で読んでる。
22名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 00:41:11 ID:D+Kf/Ny4O
北郷帝キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!

待ってました!読んでくるぜい
23名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 00:51:47 ID:IMX1Gwru0
>>21
魏ルート最後の立食ぱーてぃ場面で月が『華琳さん』と呼んでいるので、おそらく詠達にも真名を許しているだろう
との推論で書いております。
あの場面だと基本全員が真名呼びなので、真名を全員許し合ってるのではないかとも思うのですが。
24名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 00:54:11 ID:1xxMc2Ao0
>全員
あれ? 確かあのシーンって華琳は「劉備」って読んでたよな?
基本ってことは、それについては例外扱い?
25名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 00:55:58 ID:UtYyA3950
>>18
読み終わったー。
麗羽の可愛いこと可愛いことw
態度の理由も深く描かれてて、彼女が好きな自分にとっては最高の話でしたw
26名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 01:05:04 ID:hamlz16N0
>>18
乙でした。
一刀さんお預け食らってるw
五十皇家って事は全員食い確定したかな?
27名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 01:05:47 ID:+NaiXHV30
>>23
なるほど。サンクス
28名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 01:10:47 ID:IMX1Gwru0
>>24
華琳は桃香に雪蓮と呼んでますね。
あのシーンで唯一名前を呼んでるのは春蘭が諸葛亮、関羽といってるくらいです。これは料理勝負中なので、
そのためかなー、とも思います。
直後に秋蘭が朱里と呼んでいるので、姉にだけ許してないというのは少々考えにくいかと思いますが、確実
ではありませんね。
29名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 01:15:32 ID:IO38y5lS0
>>18
おもしろすぎてびっくりだ
乙乙、自分のペースで頑張ってください

しかし、人物の裏設定を付けるのがうまいな
まったく違和感がない
30名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 02:12:57 ID:FkBAjEE50
>>18
恋姫†無双は中国だけじゃなくロシアにまも謝るべきだなw
民命書房なみに吹いたw
31名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 02:30:45 ID:oiZArzmZO
曹魏学園&北郷帝
乙でした
もう北郷帝は世界レベルかあ。三国レベルでは太刀打ち出来んorz
32名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 03:02:25 ID:ZzDdbx5U0
北郷朝五十皇家
そのうち新大陸に達するのも出るだろうな
極端な話、北上し続ければたどり着くし

それにしても史実で孫権が台湾沖縄に兵を派遣したが・・・
沖縄にはたどり着けなかったそうで、台湾から眼と鼻の先なのに。
33名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 03:49:43 ID:GUVykccH0
>>18
なにこの麗羽様のすごいデレw
性格の改変やシリアスめかした過去話には違和感がないでもないが
ゲームではほとんどデレの片鱗を見せてくれんからな〜
めっさ可愛いしこれはこれでアリ
34名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 03:56:24 ID:DwhtSXni0
>>18
毎回最高ですな〜
北郷帝のおかげで麗羽好きになった
35名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 09:11:00 ID:ZzDdbx5U0
五十皇家って・・・
南蛮兵をカウントしないと50人に届かないぞ
単に沢山って意味を加味したほうが良さそうだ

36名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 09:51:12 ID:y2lqkY0U0
>>35
ちょちょいと?徳とか太史慈とか徐庶とか出しちゃえば行ける
3735:2009/04/06(月) 10:10:35 ID:ZzDdbx5U0
スマソ
璃々と二喬を忘れていた。
璃々に手を出すのはしばらく先になるだろうが
38名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 14:47:08 ID:cg2EqnLh0
>>37
それでも・・・それでも・・・かずとさんならなんとかしてくれる・・・
39名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 15:00:26 ID:eqD0UoZa0
魏の種馬は伊達じゃないんですね、わかりますw
40名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 15:42:10 ID:PniY8hRYO
五十皇家ってんなら魏どころか天下の種馬だなw

張家がいくつもできるな
41名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 16:54:40 ID:y2lqkY0U0
>>40
やっぱ3姉妹は別れるんだろうな。
張角、張宝、張梁、張遼、張飛、張々、他にもいたっけ?
42名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 16:55:06 ID:NVu5EEeE0
アイドル張家に間違えられる羅馬の張家、とか。
愛すべきアホの子の皇家とか、すごい期待。
覇王とアホの子と…知ってるか? あれってイトコなんだぜ…


個人的には娘の代で増えるってのもありだと思う。
祭がこのまま黄権であって呉には家系を残さ
ないのかも気になる。
黄柄かわいいんだぞ黄柄。


ところで 麗袁家伝統のおしおきは百叩き(簡易版)ですか。
43名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 17:49:43 ID:DwDeWLZX0
>>41
犬を混ぜるなw
44名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 17:53:54 ID:y2lqkY0U0
>>43
ばれたかw
45名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 18:18:02 ID:ZzDdbx5U0
>>41
あと張勲(七乃)がいるから張は6家
複数できるのは
3:黄・孫
2:馬・呂・周・夏侯・袁・喬
46名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 19:21:53 ID:cg2EqnLh0
なんか逆に内乱起こりそうだな・・・
47名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 19:23:09 ID:CLLVLmc30
>>45
璃々は紫苑の黄家の二代目になるんじゃないか?
姉妹だったら家を分けるだろうけど、あそこは親子だから分けずに一つの家扱いじゃないかな。
48名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 20:26:51 ID:/2MIfKmH0
紫苑の娘(璃々の妹)の家系と璃々の娘家系で2つになるじゃないか。
49名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 20:31:58 ID:DB7xyqLj0
代を重ねるごとに関係が希薄になって戦国時代に突入ですね
50名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 20:41:48 ID:V82xAr7F0
璃々の代で二家に分かれるって事か。
しかし璃々まで食っちゃうとこの家はややこしくなるな。
璃々と紫苑と一刀の子が父親違いの姉妹、璃々の子と紫苑と一刀の子も父親違いの姉妹。
つーか何でみんな娘が出来るの前提なんだ?w
51名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 20:46:08 ID:cg2EqnLh0
>>50
おま・・・そりゃ・・・恋姫だぞ?
男が生まれるわけなんてないじゃないか、HAHAHA
52名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 20:52:35 ID:+NaiXHV30
むしろふたなりが生まれる
53名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 20:54:08 ID:IO38y5lS0
>>51
むしろ長女なんかがさらに一刀の子供産んじゃってエラい事になったり
54名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 20:54:49 ID:r1JqjcZQ0
2,3世代に一人、一刀さんそっくりなのが生まれて、いとこはとこを食いまくりです。
55名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 21:03:05 ID:DFBFojXl0
>>54
徐々に血が濃くなっていくわけか……
56名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 21:06:15 ID:dTNpA6vP0
まるでオーバーフローだな
57名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 21:09:50 ID:0et8dGIjO
お、俺、明命さんちの親子丼でも……
58風鈴  ◆VOACf8e.7. :2009/04/06(月) 23:21:43 ID:ONYvBLP90
──真√──

真・恋姫†無双 外史
北郷新勢力ルート:第三章 反董卓連合之三

    ──それでも彼らは、抗う事を止めはしない。



散々時間をかけて10レス程ですが、

よろしければ、お付き合い下さいませ。
59真√:第三章 反董卓連合之三 1/10:2009/04/06(月) 23:25:40 ID:ONYvBLP90
 戦場に勝ち鬨と共に歓声が上がる。

 それは勝利の証。

 開戦から僅か四刻(約八時間)程の、城砦の攻略戦としてはありえない程の早期決着だった。

 水関陥落──。

 勝利に酔う連合軍の中で、ほんの一部……北郷一刀と、その配下達、
そして馬超等涼州勢のみは、苦々しい顔でその時を迎えていた。
 これは……彼らが想定しうるケースの中で、最悪の部類に入る結果であったからだ──。
60名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 23:25:50 ID:MVySsu1n0
風呂入り前に支援
61真√:第三章 反董卓連合之三 2/10:2009/04/06(月) 23:30:05 ID:ONYvBLP90
──約四刻半(九時間)前──


 連合軍は水関に対峙していた。
 前曲に先鋒を命じられた劉備軍。左翼を曹操軍、右翼を孫策軍と袁術軍。中軍に北郷軍と、
馬騰代理である馬超が率いる西涼軍。後曲に他の諸侯と、連合一の兵力を誇る袁紹軍。
 総勢約三十万強の軍勢である。
 対する水関の兵力は、約六万。
 城砦の攻略には、守備兵の約三倍の兵力が必要だと言われる。
無論、これは正面から正攻法で攻略を行うのであれば……であるが。
 今回は六万対三十万。連合軍にとっては、正面からぶつかっても充分勝てる兵力ではある。
……まともにやれば、の話ではあるが。

 そう、“まともにやれば”である。

 残念な事に現状においてまともに戦おうとしているのは、先鋒である劉備軍の約二万五千のみ。
水関占領の一番乗りを狙う左翼の曹操、右翼の孫策はまだしも、右翼後方の袁術、
後曲にて大勢力を誇示する袁紹は、本当に勝つ気があるのか?と問われても可笑しくない程に、
自ら戦おうとはしていない。
 ……兵力を損なう事無く、勝利の手柄を収めるのを狙っているのであろう事は、
見え見えで有るのだが。

 そして、中軍に配置された北郷一刀達にとっては……これは正に好都合であった。

 彼らにとって今必要なのは、何よりも時間。
 連合軍が水関攻略に手間取っている間に、和解工作──様は、董卓軍は悪政を行っていない。
そのため、この“反董卓連合”には正当性が無い事の話を広める──を行う手はずであったから。
 噂が広まり、連合に動揺が広まれば、あとは諸将を順次説得していくのであるが、
まずは前述の話を浸透させない事には話しにならない。

 そんな開戦まであと半刻と迫った頃、秘密裏に件の行動の準備をする一刀達の下へ、
二人の武将が訪れていた。
62名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 23:30:08 ID:2PFVnpim0
支援
63真√:第三章 反董卓連合之三 3/10:2009/04/06(月) 23:34:18 ID:ONYvBLP90
「あんたが『天の御遣い』殿か?」

 そう一刀に問いかけてきたのは、キリッとした顔立ちの、長い髪をポニーテールに結った少女。
 その傍らには、彼女より頭一つ分小さい、活発そうな少女が居る。

「ああ、そうだけど君は?」
「あたしは馬超。こっちは馬岱だ。母上……馬騰の名代として連合に参加してる」
「君が錦馬超か。……俺は北郷一刀。
 君の噂は、涼州からの商人や旅人からよく聞いてる。……会えて嬉しいよ」

 馬超と名乗ったポニーテールの少女をまじまじと見ながら、右手を差し出す一刀には、
感慨深い想いがよぎっていた。これは初めて星と会った時以来かもしれない。

 ──馬超、字は孟起。後の世に蜀に仕え、五虎大将軍の一人となる人物。

“三国志”をかじった事の有る人間ならば、まず知っているであろう人物の一人。
 そんな人に──世界が違うと言えど──会えたのだから、嬉しくないはずが無い。

「あ、ああ。こっちこそ、噂の『天の御遣い』に会えて光栄だよ」

 一刀に見つめられて、頬を赤く染めながら馬超はその差し出された手を握り返す。

「それで……もうじき戦も始まろうと言う時に、わざわざどうしたんだい?」

 思ったよりも柔らかな手のひらの感触に、若干の名残惜しさを感じつつも手を離し、
馬超へと問いかける。他軍の将へ挨拶に尋ねてくるにしては、不自然なタイミングだからだ。
 馬超は「流石に解るか」と呟くと、表情を引き締めて声音を落とす。

「あたしは細かい事は苦手だから、単刀直入に聞くけど……北郷殿達は、
董卓の事やこの戦いの事、どう思ってるんだ?」
64名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 23:34:23 ID:zulkQ3rt0
支援です
65名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 23:34:52 ID:Vi4iRzL40
支援
66名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 23:37:18 ID:p5pSR7D/0
しえーん
67真√:第三章 反董卓連合之三 4/10:2009/04/06(月) 23:38:21 ID:ONYvBLP90
「うわぁ……お姉様、それは流石に直球すぎるんじゃ……」
「こういうのはズバッと聞いちまった方がいいんだよ」
 隣の少女……馬岱のそんな茶化す様な台詞にも揺るぐ事無く、一刀の眼を見据える馬超。
そんな彼女の真摯な視線を受け、どう答えたものかと考えた一刀は、小さく「うん」と一度頷き、
後ろに控えていた風達三人に「いいよな?」と問いかけた。
 三人は一刀がどう出るか、大方の予想はしていたのだろう。すぐに各々首肯する。
 それを受けた一刀は、もう一度二人──馬超と馬岱を見つめ、

「……この戦いは壮大な茶番。ゆ……董卓達の事は助けたいと思っている」

 隠す事無く、しっかりと伝えた。
 一方の馬超は、さすがにこうもハッキリと教えてもらえるとは思って居なかったのだろう。
その表情には驚きの色が浮かんでいた。

「あ〜……あたしから聞いといて何だけど、いいのか?そんなハッキリ言っちゃって?」
「……馬騰さんの治める西涼一帯もさ、俺達の所と同じで、昔から天水とは接してきただろ?」
 馬超の問いに対しその様に一刀が言うと、馬超は「ああ」と頷く。
「だったら……漢中入りしてまだ日の浅い俺達より、董家との付き合いも長いだろうし、
解ってるかなと思ってさ。……董卓が家督を継いだのは黄巾の乱の後からだけれど、
彼女が悪政を行うような娘じゃないって事。
 その上でさっきみたいな事を俺達に聞いてきたのは、君達も出来うるなら、
董卓達と戦いたくないって思ってるんじゃないかって思ってね」

 その言葉を聞いた馬超は馬岱と顔を見合わせて、互いに笑みを浮かべて頷きあった。
 それは安堵の笑みか。
「北郷殿の言う通り、母上も檄文に書き連ねられた董卓たちの悪行については、
ほとんど信用していない。
 その上であたし達に、事の真偽を確かめてくるように命じたんだ」
「なるほど。……じゃあ、俺達の所に来たのは……」
「母上の指示……ってのもあるんだけど、北郷殿があたし達に考えを話してくれた理由と同じだよ。
 董卓領と接していて、彼女等と親交があるだろう事、それゆえに、
あの檄文の内容に疑問を持った時に、それを何とかしようと思うであろう事」
68真√:第三章 反董卓連合之三 5/10:2009/04/06(月) 23:42:56 ID:ONYvBLP90
「……つまり、これから動くに当たって、俺達と協力していきたい。
……って考えてるって事でいいのかな?」
 おそらくそうであろうと、確認をするように問いかける一刀。馬超はそれに「ああ」と同意し、
「ただ、実力行使に出るには連合軍の兵力は大きすぎるし……
正直、あたしらには上手い策が無いんだ。
 ……って事で、よかったらそっちの考えてる案を聞かせてもらえないかな?
あたしらはそれに協力させてもらうよ」
 と、すまなそうに言った。
「わかった。風、頼む」
「はいはいー。では説明いたしますねー」
 一刀に促されて、風が行動の概要を伝えていく。

「──けど、それって本当に上手くいくの?
袁紹辺りは絶対に説得されても兵を引きそうにないんだけど……」
 風の説明を受けて、そんな疑問の声を上げたのは馬岱だ。
 噂を流して説得するだけ。……北郷軍にどんな策が有るのかと思えば、説明されたのは、
要約すればそんな単純な事だったので、彼女がそう思うのも無理も無いかもしれない。
 けれど風はそんな疑問が上がるのも織り込み済みなのか、
「まあそうでしょうねー。少なくとも、袁紹さん、袁術さん、曹操さんに孫策さん。
 この辺りの首謀者や確固たる信念をもっている方々は、引かないでしょうねー」
 そう飄々と言ってのける。
「ですが他の……まぁ言い方は悪いですが、
ただ檄文に応じてのこのこ出てきただけの人達に関しては、効果は有ると思いますよー。
 まあ連合軍の半数は説得できるかと。さすがに戦力半減しては、
袁紹さん方も力押しで行くわけには行かないでしょうしねー。
何よりも、そんな連合になってしまっては、民草の支持を受けられるはずがありません」
「……そういう事なら」
 その説明で馬岱、そして馬超も納得したようだ。
 こうして、一刀達漢中勢と、馬超等涼州勢の協力体制が確立したのであった。

 そして約半刻後、水関攻略戦が始まった。
 動くは先鋒、劉備軍。水関は門を閉ざし、沈黙を守る。
69名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 23:42:59 ID:ndzi//W30
SHIEN
70名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 23:43:54 ID:eslA/nxB0
寝る前に見つけてしまったので4円
71真√:第三章 反董卓連合之三 6/10:2009/04/06(月) 23:46:52 ID:ONYvBLP90
 まともにぶつかっては不利である事は重々承知しているのか、劉備軍は水関を守る大将、
華雄に対して挑発行為を行う。
 事態が動いたのは更に半刻後。続く挑発に我慢なら無くなったのだろう、
突如水関の門が開き敵部隊が姿を現したのだ。旗は『華』。華雄の部隊である。

 これに驚いたのは他でもない、北郷一刀達である。
「馬鹿な!守るべきが最上と解りきっている状況で打って出るなんて……!」
 そんな稟の悪態が一刀の耳に届く。
 だがそれも無理も無い。彼らにとって……いや、月達にとっても、
それはどう贔屓目に見ても良い行動とは言えないからだ。

 そして、華雄率いる約三万と、劉備率いる約二万五千が激突した。
 攻防は一進一退であったのだが、幾度目かの華雄の突撃に押されるように、劉備軍が後退する。
 これを好機と見て取ったか、華雄は劉備軍を縦断するように突き進み、
劉備軍はその勢いで瓦解するかのように両断されていく。

「……おやおや……まずいですかねー、これは。華雄さん、嵌められましたね〜」

 ぽつりと風が呟く。
 その言葉の意味を確かめようと戦場を見渡した一刀にも、なんとなく解った。
 確かに劉備軍は両断されている。明らかに“綺麗に”だ。
 そして華雄はそのままの勢いを殺す事無く、突撃を続けている。それはそのまま、
先鋒の劉備軍を抜ける勢いで、次に対するは、中軍である北郷軍と西涼軍だ。

「くそっ!劉備軍もやってくれる!」
「まあ寡兵である劉備軍としては、致し方ない事なのでしょう。
恐らくは、我等も華雄を受け流すと踏んでの行動ですね」
 思わず漏れた一刀の悪態を諌める様に稟が言う。
「先鋒を押し付けた袁紹さんへの意趣返し……と言ったところですかねー」
「あまり時間もありません。一刀様、ご決断を」
 凛が示す選択肢は二つ。劉備達の思惑通り、華雄隊を後ろへ受け流すか、それとも──。
72名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 23:51:01 ID:xkAigvnB0
規制解除されたので董√桃香しようと思ったら真√流れてたので今夜は支援に回って明日投下
73真√:第三章 反董卓連合之三 7/10:2009/04/06(月) 23:51:33 ID:ONYvBLP90

「ねぇねぇ朱里ちゃん、『天の御遣い』さん達、大丈夫かな?」
 劉備は不安げに、隣にいる諸葛亮へと尋ねる。
 何の打ち合わせをする暇も無く策を決行したのだから、彼女が不安なのも無理も無い。
 だが、諸葛亮は特に心配はしていないようで、
「問題はないと思われますよ。噂が真実であれば、ですが」
「『天の御遣い』に付き従う二人の知者。神算鬼謀を操るその二人の知識は正に『天啓』である。
 ……噂には尾ひれが付くものですが……
少なくとも二人の優秀な軍師が献策している事は確かでしょう」
 諸葛亮の言葉の後を継ぐように、鳳統が噂の内容を含めて、その理由を話す。

 その時──。

「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」」

 雷鳴にも似た怒号と共に、北郷軍と董卓軍が激突した。
 そしてそれを見ていた劉備軍の面々が驚愕する。
 諸葛亮、鳳統共に、北郷軍は敵を後方へ受け流し、前後両面からの挟撃に入ると踏んでいたのだが、
予想に反して北郷軍は真正面からぶつかったのだ。
「え?え?どうなってるの?」
 うろたえる劉備に、諸葛亮が「落ち着いてください」と声をかける。
「朱里ちゃん……これって」
「考えられる事は二つ。噂が真実ではなく、受け流すと言う選択を思いつかなかったか……」
「受け止めざるを得ない理由があったか……だね」
「いずれにしても、戦いが終わったら、一度話してみた方が良いかもしれません」
 諸葛亮のその提案に、劉備は「そうだね……」と頷いた。
74名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 23:53:55 ID:ZgRZl/L80
sien
75真√:第三章 反董卓連合之三 8/10:2009/04/06(月) 23:55:33 ID:ONYvBLP90
「おおおおおおお!!!!」
「はああああああああ!!!」

 裂帛の気合が交差する。
 袈裟懸けに振り下ろされる華雄の大斧を、星がその槍で、まともに受けぬ様に受け流す。

「せいっ!せいっ!せいっ!!」
「……ふんっ!!」

 連続で放たれる星の神速の突きを、華雄が交わし、払い、受け止める。
 その一撃一撃に、正に必殺となる威力が篭った刃の交差は、十合、二十合と交わされる。
 それは正に、激しくも華麗な銀閃の演舞。

 押しつ押されつの一進一退の攻防がさらに十合程続いた頃だろうか、華雄が星から間合いを取り、
いぶかしげな表情を浮かべた。
「流石は音に聴こえし趙子龍……と言いたい所だが。……趙雲、貴様何を考えている?」
「……はて。何、とは?」
 対する星はまるでわからぬと言った表情を浮かべ、聞き返した。
「巫山戯るな!!」
 その途端響く、華雄の怒声。
「本気でやっている振りをして、攻めるべき時に攻めず、のらりくらりと交わすだけではないか!
 貴様、私を莫迦にしているのか!?」
「ふむ。さすがは武に聴こえし華雄将軍。そこまで気づいておったか」
 さも意外、と言う風を装う星の態度に、逆に冷静になれたか、
「今現在、面と向かって刃を合わせている相手だ。気づかぬ方がどうかしているわ。
 ……何を考えている?」
「……まあ頃合であろう。私としても全力で打ち合ってみたいと言う思いもあるが……いかんせん、
お主の勢いを止めろとの我が主の命なのでな」
「か、華雄将軍!水関が!!」
 星のその言葉を切っ掛けとするように、華雄の元へ兵が駆け込んできた。
「水関がどうした!?」
「は……はっ、曹軍、孫軍の攻撃を受けている模様で、張遼将軍は既に虎牢関へと引いたようです!」
76名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 23:57:45 ID:+NaiXHV30
昨日から大量やのぅ、支援
77名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 23:58:45 ID:ZgRZl/L80
sien
78名無しさん@初回限定:2009/04/06(月) 23:58:52 ID:bQPPXhAp0
支援
79真√:第三章 反董卓連合之三 9/10:2009/04/06(月) 23:59:37 ID:ONYvBLP90
 その報告を聞いた華雄は、星をキッと睨みつけ、
「貴様、この時間を稼ぐのが目的だったか!」

「それは少々違うな。
 連中の攻撃は、貴公が水関より打って出た直後から始まっていたよ。
 私が主より命じられたのは、お主を此処より先……死地へと進ませぬ事。
 そして頃合を見て、さっさと引き上げさせる事よ」

「……何?」
 星の言葉が余りにも意外な物だったのだろう、華雄の手は最早完全に止まっており、
戦場の中心にて激しい斬り合いを結んでいた将の手が止まった事によるのか、周囲の剣戟もまた止んでいた。
「……もう一度聞こう、貴様等は一体何を考えている?」
 華雄の再びの問いに、星は「まあよかろう」と一人ごちると、
「……本来であれば、貴公等董卓軍と連合軍を裏から取り持とうとしていた……と言った所か。
まぁ、此度の水関戦の早期決着で、最早連合の勢いは止められまい。次が幾ら虎牢関と言えどもな。
 ならば我等の取る道は一つ。大っぴらに出来ないのならば、秘密裏にでも、月達を助けるのみよ」
 誤魔化す事無く、自分達の目的を告げた。

「“月”……だと?貴様が何故董卓様の真名を呼ぶか。……いや、そもそも貴様の主は何者だ?」

「我が主の名は『天の御遣い』北郷一刀。
 ……月か詠辺りから色々聞かされては居られぬかな?」
「……そうか、貴様等があの……」

 そう呟き、一瞬、だが深く思案した華雄は、しかと星の眼を見つめ、

「趙子龍に問う。……貴様等は、董卓様の助けとなる者か?」

「然り。……立場的に敵味方と言う縛りはあろうが、出来うる限り、力になると誓おう。
 ……我が槍に賭けて」
80名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 00:01:12 ID:bQPPXhAp0
しえん
81真√:第三章 反董卓連合之三 10/10:2009/04/07(火) 00:01:33 ID:ONYvBLP90
 その星の言葉に一応の納得はしたのか、華雄は一度頷くと、

「よかろう。今は貴様の言を信じて置こう。
 ……全軍に告ぐ!これより敵の包囲を抜けて撤退する!往くぞ!!」

 自軍の兵をまとめ、この場より去っていった。



 この後、水関へは孫策軍が一番乗りを果たし、洛陽攻略戦の一、水関の戦いは幕を閉じた。
 連合軍の次の目的地は、更なる要害、難攻不落と唄われる虎牢関。
 そして先鋒に命じられたのは、水関に引き続き劉備軍と──

「次は俺達も先鋒……か。
 出来るだけ犠牲者を出さず、かつ、月達が逃げる時間を稼ぐ……厳しいな」
「はい。……確かに厳しいですが、やるしかないですからねー」
 ぽつりと呟く一刀の傍らに寄り添うように立ち、風が言う。

「水関が余りにも早く落ちてしまった以上、今まで何も考えていなかった人達にも欲が出てくるでしょうし、
最早当初考えていた説得は不可能でしょうからねー。
 まぁ、それならそれで、出立前にご主人様がおっしゃっていたように……どのような手段を用いてでも、
月ちゃん達の事は救ってみせるのですよー。むざむざ討たせるようなことは風達が許さないのです」

 そう噛み締めるように言う風の頭を、一刀は労わる様に優しく撫で、

「ああ。……必ず、助ける」

 もう一度、強く決意する様に言うのだった。
82名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 00:01:43 ID:gy8kzKFc0
ウッーウッーウマウマ(゚∀゚) 聞きながら試演
83風鈴  ◆VOACf8e.7. :2009/04/07(火) 00:05:46 ID:ONYvBLP90
以上、お眼汚し失礼致しました。


外史はその流れを変える事を否とするか──、

それとも、人の想いの力は、その天命すら曲げる事を可とするのか──。



結局水関どまりになってしまいました。
次は虎牢関。北郷一刀達は如何に月達へ救いの手を差し伸べるのか。


それでは、またいずれ。


多数の支援に感謝を。


84名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 00:08:39 ID:HU4ufuEp0
乙したー
85名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 00:08:52 ID:Hfce/S4N0
>>81
乙です!
北郷軍勢力=泰州+涼州+漢中周辺みたいな感じになるのかな?
実現したら、四国のパワーバランスがどうなるか・・・結構先の話だけど、今からwktkです
86名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 00:13:30 ID:cx/Qyugc0
乙です。
馬超来た!これで勝つる!
87名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 00:14:43 ID:ISnQG7WJ0
乙でしたー
88名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 00:18:30 ID:isfBdBXt0
>>81
乙です。
89名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 00:30:06 ID:YklbKZwt0
乙です
90名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 00:34:32 ID:6aEGLZAy0
>>83
乙でした。
桃香達がどう判断し、動くかも気になるとこだなあ。
91名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 01:21:40 ID:88BV9BIi0
乙です

このまま4国体制にいくと蜀がババを引く羽目になるな
逆に呉はほとんどそのままという
92名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 02:12:43 ID:CMlw1D1T0
>>91
逆に漢中から益州全土を掌握して雍・涼から司隷校尉部を伺うというのは面白い構図かもしれない、とマジレスしてみる。
桃香たちは勿論、一刀が落すということでw
93名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 08:18:12 ID:WK/4Iywu0
確かに桃香達は一刀が何とかしないとな。
実際蜀ルート以外の孔明達は腹黒すぎるしな。
一刀がいるとあれだけ白いのに、変貌しすぎww
一刀さんの存在は本当にパネェな
94名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 10:18:32 ID:ME93x0yR0
>>83
乙です!

真√だと何気に凛と風が魏に来ない事がほぼ確定してるから
桂花が一番ババ引いてる気がするw
原作でも桂花に負担がかかってるから凛と風が来てよかった
みたいなエピソードなかったっけ?
95名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 12:03:32 ID:5/s7iQPL0
>>83
投下乙です、今回も面白かったです!

確かに真√でババ引いてるのは桂花だろうなー、いや華琳もだろうけど
夏侯淵もそれなりに文官できそうではあるが、他の主要面子が完璧に内政駄目っぽいもんな魏は…
そういう意味では魏は原作ほどスピーディーには動けなさそうだね。
ぶっちゃけ袁紹に勝てるのかって心配になるほどだ(w
96名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 12:23:49 ID:8ecV86/p0
官渡で十面埋伏できないな……
97名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 12:31:22 ID:tOGdA7PZ0
霞の行く末もどうなるかだな
霞も北郷軍に合流したら、魏の戦力が更に低下するぞ
どうなるか楽しみだ
98名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 12:55:59 ID:8ecV86/p0
各陣営からちょいちょい吸収するんでない?
魏→風、稟、霞
蜀→星、翠、たんぽぽ
董→月、詠、恋、ねね、かゆま
呉→誰かいる?
袁→美羽、七乃

適当に抜き出してみたけど騎兵強すぎるだろw
涼州の騎兵に、張遼の騎兵、呂布の騎兵。
おまけに荀ケ以外の魏軍師そろい踏みとかもうね……流石ちんこ
99名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 13:05:26 ID:1LUjb1FS0
血縁、旧臣で固めてるのもあって、呉は一枚岩だよなー
100名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 13:28:40 ID:vGnZTKdT0
呉は、亞莎 明命あたりを引き抜きなんじゃね?w
101名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 13:37:25 ID:mF2pXoMS0
仮に、霞、恋、ねね、華雄、詠、翠、蒲公英が加わったら北郷勢の文武共に充実するな
紫苑、桔梗、ついでに焔耶も取れれば歩兵、騎兵、弓兵に4軍師と将に関しては穴が無くなる、後は兵の数
102名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 13:43:04 ID:BePUt5MnO
ついでって言うなw
さすがにそれは桃香涙目すぎる
103名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 13:49:29 ID:+63JOSqf0
展開予想はそのくらいにしとけ、な。
それが作家の為だ。
104名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 13:57:40 ID:whgco3Rg0
色々と弊害が出る事もあるからなあ>展開予想
程々にってとこだね。
105名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 14:00:37 ID:0g0ANJ8G0
106名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 14:25:55 ID:+63JOSqf0
桂花を下さい wowwow……
107名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 14:27:05 ID:TP+a41Vo0
>>105
糞アフィサイト貼るなよ。しかもスレ違いだろ
108名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 14:30:21 ID:OCGezzVb0
宣伝にマジレスしてどうすんだよ
109名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 15:19:16 ID:Rfao8bNBO
今日は董√投下があるのかな?
今から全裸で待ってる
110名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 23:12:12 ID:umoQTe790
今から董√桃香したいと思います
かなり長いのですが(40レス超)お付き合い頂けたらありがたいですね
ちなみに多少オリキャラがいますので嫌いな方は回避でヨロ
111董√ 4章 洛陽炎上 1/42:2009/04/07(火) 23:13:32 ID:umoQTe790
 一刀はのんびりと洛陽の街を歩いていた。
 市場では活気のある声が飛び交い、広場では走り回る子供達の声が聞こえる。
 賑やかで穏やかな人々の営みを見ていると、一刀自身も心が暖かいもので満たされるの
を感じていた。
「おーい!一刀やないか!」
 後ろから特徴的な関西弁に呼び掛けられた。
 振り返ると予想通り華雄と連れ立った霞の姿があった。
「あれ、二人揃って何処かへ行くのか?」
「うむ。先ほどまで張遼と手合わせをしていたのだがな、腹が減ったので飯でも食いに行
こうかと言う話になったのだ」
「そや、一刀も一緒に行かへん?」
 言われてみれば自分も空腹を感じている事に気づく。
「でも、良いのか?」
「一刀なら大歓迎やて。──なぁ?」
「ああ。食事は大勢で摂ってこそだ」
 笑顔でそう言う華雄の顔を見た。
(そう言えば俺って華雄とはあまり話した事無いんだよな)
 月や詠、霞とは西涼時代からよく話をしていた。
 洛陽に来てからは、恋──と一緒にくっ付いてくる音々音──と共に過ごす時間も多く
なってきている。
 その他の将兵達とも気さくに言葉を交わす一刀だったが、華雄とだけは殆ど話をした事
が無かったのだ。
 無論、嫌っているわけではない。
 正々堂々とした勝負を好み、卑怯な行いを嫌う真っ直ぐな性格は、薩摩隼人の血を引く
一刀にとって好ましいものに見えたし、何より美人である。
 しかし常に戦の事を頭に置く生粋の武人然とした立ち居振る舞いが、近寄り難い雰囲気
を纏わせているのも確かだった。
 それだけに今のような屈託の無い笑顔を見せられると、改めて彼女の女性としての魅力
に気づかされ、どぎまぎしてしまう。
「ん?どうした、私の顔などジッと見て?」
「え?あ、い、いや、何でもないよ」
 訝しげな表情の華雄の隣では、霞がニヤニヤと笑いながらその様子を見ていた。
112名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 23:14:16 ID:vGnZTKdT0
きたーwwww
支援 支援
113名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 23:15:22 ID:jBu16poG0
42だとっ……!?

支援支援
114名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 23:16:19 ID:1xo+ekOa0
必ずさる喰らうぞ支援w
115董√ 4章 洛陽炎上 2/42:2009/04/07(火) 23:19:55 ID:umoQTe790
「それにしてもこの街も治安が良くなったものだな」
 食事を終えて一息吐きながら、華雄がそんな事を言った。
「あの、街の所々に建っている小さな小屋が効いている様だな。常に警備兵が詰めている
から、何か事件があっても速やかに対応できる。近頃では酔っ払い同士の喧嘩すら減って
きたと言うぞ」
「そういやアレ、一刀の発案やったんやろ?」
「ああ、俺の世界にある交番制度って奴なんだ。数を多くして狭い地域を重点的に護る様
になってるから、警備の際に眼が届きやすいし、兵士も自分の受け持ち地域に愛着が沸い
て仕事に力が入るだろ?それに付近の住民にも親しまれるから、相談や協力を受けやすく
なるって言う利点もあるんだ」
 現在は一つの詰め所に二人一組で三組が常駐、それを三交代制にして24時間体制で事
件に対応できるよう体制がとられていた。
「なるほど、天の知識という奴か」
 華雄が感心したように肯く。
「せやけど、これだけの制度やったら必要な経費も相当なもんやったんちゃうん?」
「確かにな。けど、そこはほら、この前詠が官の大粛清を行っただろ?それでかなりの額
が予算に回せたんだよ」
 不正を行い私腹を肥やしていた役人・将官を詠が大量解雇したのは、袁紹たちによる武
力蜂起を抑えてすぐの事だった。
 特に悪質な輩からは資産没収もした上で追放処分を下している。
 とりわけ文官たちにそういった者達が多く、一時は役人が足りないという状況に陥りそ
うなほどだったが、そこは下級役人から優秀な者を取り立てる事で補った。
 それでも当初に居た人数の半分にも満たないが、詠曰く普通に政務を行うためならそれ
くらいの人数で充分だとの事だった。
 ちなみにその詠だが、文官補充の際に候補者全員を自ら面接して決めた為、数日間は不
眠不休で働き尽くし、その後丸二日ほど寝込んだりしている。
「詠も大変やったなぁ」
 言いながら霞がケラケラ笑う。
「ところで初めて会った時から気になってたんだけどさ、霞のその喋り方……」
「ん?ウチの関西弁がどうかしたん?」
「か、関西弁!?」
「せや。ウチの故郷、関中の西の街やねん」
116名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 23:21:07 ID:b5eirCXz0
頑張れ支援
117名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 23:24:34 ID:Rfao8bNBO
キター!
支援
118名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 23:25:54 ID:p6pBWqk+O
メーデー!メーデー!
42桃香!救援を!救援を!
119董√ 4章 洛陽炎上 3/42:2009/04/07(火) 23:27:10 ID:umoQTe790
「お前は并州の生まれでは無かったのか?」
「生まれはな。せやけど子供の頃から関西で育ってん。身も心も関西人や」
「そ、そうなんだ」
「そう言う華雄は何処の出身なん?」
「私は涼州と雍州の州境にある小さな邑だ。ちなみに李鶴達も同郷でな。しかし私の邑も
関西に程近いが、周りには張遼の様な話し方をする人間はいなかったぞ?」
「ほえ?そうなん?ウチの住んでた街では皆こうやで?」
「ふむ。地域によって色んな風習があるものだとは思っていたが」
「華雄の邑でも何か変わった風習とかあったのか?」
「変わっているかどうかは知らんが、私の邑では他人から真名を許されても人前では呼ん
ではならない、と言うのがあったな」
「へぇ?そう言えば華雄って月や霞を呼ぶ時も必ず名前で呼んでたよな。華雄なら真名を
許されてないはずないのにって思ってたよ」
「私の邑は真名を特に神聖視していてな。自分の真名も心底認めた相手、それこそ自分の
命すら託す事が出来る相手でなくば呼ばせないし、それ以外の者には真名を知られる事す
ら禁忌とされているんだ」
「せやからウチらも他人が近くにいる場では、コイツの真名を呼ばんようにしてんねや」
(つまり俺はそこまで認めて貰えてないってことか)
 一刀の内心の想いが顔に出ていたのか、華雄がニヤッと笑った。
「フッ、そんな顔をするな。私もお前の事はそこそこに認めている。もう少し男っぷりが
上がれば、家族以外で私の真名を知る初めての男になるやも知れんぞ?」
 そう言う華雄の顔は、普段の無骨な様子からは想像も付かない艶やかなものだった。
 
 午後の調練に向かう華雄と別れ、一刀は霞と二人で市場を覗いていた。
 霞がこれから献帝の元に向かうため、その手土産の見繕いを一刀に頼んだのだ。
 結局一刀は、子供でも扱えるような軽めの木刀を選んだ。
 形が日本刀に似ていたのが理由だった。
 柄に『洞爺湖』と謎の文字が刻まれてたのは気づかなかったことにした。
「これなら俺が元の世界で習ってた剣道も教えられるかも知れないし」
「けんどー?」
「俺の国では武術の練習に強さを求めるだけじゃなく、精神修養も兼ねた『道』と呼ばれ
る考え方が定着してるんだよ。本当に強い人間を目指すなら、武勇だけじゃダメで、精神
120名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 23:31:58 ID:Bntgrgon0
支援
121董√ 4章 洛陽炎上 4/42:2009/04/07(火) 23:35:04 ID:umoQTe790
も強くないとならないってね」
「へ〜、そらおもろい考え方やな。けどウチも外っ面だけやのうて、中身もちゃんとしと
らん奴はアカンと思う。ウチもその『道』ってのをよう知りたいわ」
「ハハッ、霞はもう『道』を知ってると思うよ」
「どゆこと?」
「霞は敵と戦う時でも卑怯な真似は嫌いだろ?」
「そらそうや。正々堂々と戦わんで何が武人や」
「じゃあ自分より強い相手を見たら?」
「尊敬するし、戦ってみたいと思うなぁ」
「戦って打ち負かした相手に対しては?」
「堂々と戦った相手やったら敬意を払って心に刻み付ける」
「ほら、分かってる」
「ん〜?よう分からん」
「霞は戦ってる姿も綺麗だけど、中身も綺麗だって事だよ」
「!」
 霞の顔がボッと火が点いたように赤くなる。
「あ、あ、あ、アホ!一刀のドアホ!いきなり何言うねん!」
 怒ったふりをして、必死でテレを誤魔化す霞。
 そんな様子が可愛らしく思えて一刀は口元を綻ばせた。
「な、何がおかしいんや、ったく。──そ、それにしてもそないな考え方があるやなんて、
やっぱ天下は広いなぁ」
 あからさまな話題のすり替えだったが、そこは追及せずに一刀は霞の話に乗った。
「そうだな。全く違う世界に近い俺の国は別としても、この大陸だって漢の外にも世界は
広がってるんだからな」
「ウチ聞いた事がある!この国の東の海を越えたら蓬莱、北の烏丸の地を越えたら一年中
雪と氷に覆われた凍土の国、南はめっちゃ暑うてみんな裸で暮らしてるんやて。それに西
に行ったら天竺があって、その先には羅馬や!ええなぁ。ウチも色んな所へ行って色んな
物をこの目で見てみたい。広い天下を何処までも旅してみたい」
 霞は子供のように表情を輝かせて遠い空を見つめた。
「行ってみようか?」
 そんな霞の横顔を見ている内に、思わずそんな言葉が口から漏れた。
「え?」
122名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 23:35:09 ID:isfBdBXt0
しえん〜
123名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 23:36:06 ID:p6pBWqk+O
関中の西で関西人(笑)
雪蓮−れ=支援
124名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 23:38:45 ID:cr4YOe2+0
支援
125董√ 4章 洛陽炎上 5/42:2009/04/07(火) 23:42:56 ID:umoQTe790
「俺と一緒に旅をしないかって言ったんだ」
「一刀……?」
「このまま月や詠が洛陽を立て直したら、きっとこの国も平和になる。中央に賄賂が効か
なくなったら地方でも無闇に権勢を振りかざす役人も減るだろうしね。そりゃあ私腹を肥
やすような奴らはそうそういなくはならないだろうけど、各地の太守や州牧に優秀な人材
を派遣すれば、そう言った事も減っていくだろ。そうやって天下が治まれば軍人の仕事は
無くなる。小さな叛乱や盗賊の討伐、異民族に対する辺境の警備なんかで完全には無くな
りはしないけど、今よりもずっと少ない人数でよくなるだろうから、霞が旅に出る余裕く
らいはあるよ。そうなったら俺の天の御遣いって名も必要なくなるだろうし、二人で居な
くなっても大丈夫だと思うんだ」
「……それ、本気で言うてんの?」
「冗談でこんな事……」
 俯いた霞の様子に、言葉が途切れる。
 よく見ると霞の肩は小刻みに震えていた。
(いきなり二人で旅に出ようなんて拙かったかな?考えてみれば国を放り出してどっかへ
行っちゃおうって言ってるようなもんだもんな。霞はこう見えて結構責任感とか強いから
怒らせちゃったかも)
 などと心配していると、霞が顔を上げた。
 しかしその顔には満面の笑顔が浮かんでいた。
「一刀、それ最高やっ!ウチ行きたい!一刀と一緒に色んな所、旅してみたい!」
 今にも抱きつかんばかりの勢いで迫る。
「最初はやっぱ羅馬やな!一刀、知っとる?羅馬の人間って肌は真っ白で髪が金色で眼が
碧いんやて!ホントかどうかは知らんけど、ウチその話を聞いてからいっぺん羅馬の人間
に会うてみたい思うてたんや!」
 喜びのあまり霞がその辺をくるくると回る。
 そんな子供っぽい彼女を見るのが初めての一刀は呆気にとられたが、やがてそんな霞と
二人で旅をしたらどれほど楽しいだろう、そう思い始めていた。
「一刀、約束やで!嘘吐いたらアカンよ!」
「ああ、約束だ。必ず二人で羅馬に行こうな」
「よっしゃあ!ほな、一日でも早くこの国を平和にしよな!ウチめっちゃやる気出てきた
わ。一刀も気合入れや!」
「うわ!痛っ、痛いって、霞!──ゲホゲホッ」
126名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 23:43:54 ID:cx/Qyugc0
支援
127名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 23:45:20 ID:8ecV86/p0
なんかおかしいなと思ったら多分3章読んでないことに気付いた。
読んでくる支援
128名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 23:45:28 ID:Rfao8bNBO
支援
129名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 23:46:22 ID:HU4ufuEp0
しえんしえん
130名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 23:46:40 ID:EKjQ+/Ur0
洞爺湖って最強の木刀だよな
まぁ、支援っつーことで
131名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 23:49:10 ID:2uarcf3E0
カープ逆転負けの報を聞いた俺が涙に暮れながら支援
132董√ 4章 洛陽炎上 6/42:2009/04/07(火) 23:50:58 ID:umoQTe790
 バンバンと背中を叩かれ、一刀が咽た。
 しかし霞は『にゃははは〜』と笑うだけで叩くのを止めない。
 霞の楽しそうな笑顔に、一刀も怒る気にならず、咽ながら一緒に笑った。
 その時ほど嬉しそうな霞の顔を見たことが無い、一刀は後に他の人間にそう話している。
 それは──果たされる事の無い約束だった。
 
 反董卓連合軍結成。
 その報せが届いた時、一刀は自分の迂闊さを呪った。
 彼の知る史実では実際に起こった出来事である。
 当然念頭に置いておくべき事だった。
 しかし──
(俺の世界での董卓は悪人だった。暴政を行って民を苦しめたから諸侯が起ち上がったん
だ。けど月が何をしたって言うんだ?寧ろ圧政に喘ぐ民衆を救ったじゃないか!)
「帝を擁しての専横、文武百官の大粛清とその後の不公平な登用、街中に兵を常駐させて
の軍権政治。よくもまあ、これだけ事実を捻じ曲げたものよね」
 詠の言葉によると、先の戦に敗れた袁紹が事実を歪曲して各地の諸侯に檄文を飛ばし、
今回の連合を結成させたのだと言う。
 漢王朝きっての名門である袁家の声望と、急激に成り上がった地方の一軍閥に対しての
やっかみとが諸侯に連合軍参加を決めさせた要因だろうとも言った。
「そんなつまらない権力抗争の為に月を悪者に仕立て上げたってのか?そんな奴らが多い
から、この国は腐ってたんじゃないのかよ!?」
 一刀の身体が憤りに震える。
「落ち着き、一刀。お前がここで怒ったかてどうにもならん。──腸煮えくり返っとるん
はウチも同じやけどな」
「……すまん」
 霞に抑えられ、一刀も幾分冷静さを取り戻した。
「それでどうするんだ?」
「幸い連合軍が来ると思われる進行路には水関・虎牢関と言う二つの関があるわ。どち
らも難攻不落と呼ばれる要塞よ。ここに拠って守りを固めれば、どれほどの大軍が相手で
もそう易々と抜けられるものではないわ。そうやって時間を稼げば、大軍を擁する連合軍
は兵糧や物資の不足に悩まされて自然分解される筈よ」
「何を消極的な事を言っている!連合軍など所詮は各地から寄せ集めた烏合の衆。全軍で
133名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 23:54:46 ID:2uarcf3E0
全突使って今日も忠義にボロ負けした俺が支援。

つか一日で40以上投下は流石に無理だよなww
134名無しさん@初回限定:2009/04/07(火) 23:56:25 ID:HU4ufuEp0
あきらめるな、とりあえず支援だ支援
135董√ 4章 洛陽炎上 7/42:2009/04/07(火) 23:58:21 ID:umoQTe790
もって正面から叩き潰してやればよかろう」
 詠の策に華雄が反論した。
「バカな事言わないでよ!ボク達の軍勢は精々二十万よ?対して連合軍は総数およそ六十
万余。それだけの差があれば、鼠だって虎を食い殺すわよ」
「うぐっ……。な、ならせめて先にぶつかる水関の守りは私に任せてもらうぞ」
「アンタ、何勝手なことばかり──」
「まあええんちゃう?水関に篭ってそうそう陥とされるとは思えんし、万が一のことが
あったとしても、ウチと恋が虎牢関を守っとったら大丈夫やろ」
 抗議しようとする詠を霞が抑える。
「ああ、もう!なら好きにしなさいよ!」
 詠が自棄になったように吐き捨てた。
 軍師から一応の了解を受け、華雄は満足そうに肯く。
「では私は早速出陣の準備に取り掛からせてもらおう」
「待って!」
 玉座の間を出ようとする華雄の背中を、一刀が呼び止めた。
「何だ、北郷?」
「華雄は水関に出ちゃダメだ!俺の知る歴史の中で、華雄は水関で──」
「黙れ、北郷!」
 一刀の中で華雄と水関、この二つは不吉な符号を現していた。
 しかしそれを告げる前に華雄が一喝した。
「貴様の言う天界の知識とやらは買っているが、だからと言って武人の誇りを傷付ける事
は許さん」
「け、けど……」
「貴様の知る歴史がどうあれ、私の運命がその通りであるとは言えまい。それとも、これ
までの我らの歩みは貴様の知る通りだった言うのか?」
「いや、それは……」
 一刀が言葉に詰まる。
 確かに一刀の知る歴史と今の現実には大きな差異があった。
 三国志で知る武将達が女性であった事もそうなら、董卓が心優しい仁君であることもそ
である。
 そもそも自分がこの場に居ること自体、歴史の流れを大きく違えている出来事なのだ。
「案ずるな。袁紹の首を持って洛陽に帰還してみせるさ」
136名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:00:27 ID:FCl8CIpA0
支援
137董√ 4章 洛陽炎上 8/42:2009/04/08(水) 00:04:56 ID:o7wnd1N80
 一刀に小さく笑みを投げ掛けると、華雄はその場を後にした。
「心配せんでもええって。ああ見えてそれなりに頭も働くし、武勇についちゃ言うまでも
ないやろ。そう簡単に討たれるような奴やない」
(ただ気が短いんと誇りが高すぎるんが心配っちゃ心配なんやけどな)
 その後は霞・恋・音々音が虎牢関を、詠と李鶴たち三将が洛陽の守備に決まった。
「あの、俺は?」
 名前の挙がらなかった一刀が英に尋ねる。
「アンタは戦で役には立てないでしょ?月の傍に居て、しっかり支えてあげててよ」
「……了解」
 戦力外通告は悔しかったが、詠の言う事ももっともである。
(皆、無事に戻ってきてくれよ)
 今の一刀に出来るのは、祈ることだけだった。
 
 霞たちが虎牢関に入って十日後、その報せは届いた。
「水関が陥ちたやて!?」
 身体中に傷を負った伝令が息も絶え絶えに報告した内容によると、華雄は緒戦で連合軍
の武将数人を討ち取るなどして快勝したと言う。
 しかし後に公孫賛の客将であった劉備の配下関羽と戦い、敢え無く討たれてしまったと
言う事だった。
「あの阿呆ぅ、調子にのりよってからに……」
 やはり自分も一緒に行くべきだったか、などと後悔の念がよぎる。
 しかし華雄の性格からして霞が居れば兵の指揮は霞に任せ、自分は武人としての本能に
従い結局は強者と戦う事を選んだだろう。
 当初に予定では最低でも一月、水関で連合軍を足止めし、必要とあらば調略も仕掛け
て連合軍内部の連携を乱す。
 頃合いを見計らって霞と恋が密かに虎牢関を出発、華雄の軍と合流して一気に攻勢を掛
けて連合軍を撃滅させると言うのが、詠の立てた策だった。
 水関の堅牢さと寄せ集めである連合軍の連携の悪さを考えれば、およそ現在取れ得る
最良の選択と言えた筈だった。
 だがそれも早すぎる水関の陥落で全てが水泡に帰した。
「いくら強うても、所詮は一武官としての枠を破れんかったか」
 長年共に戦った仲間の死だったが、今は感傷を置いておく。
138名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:05:53 ID:RAlPEPOQ0
支援
139董√ 4章 洛陽炎上 9/42:2009/04/08(水) 00:10:52 ID:8UZUmp9s0
 個人の武勇はともかく、こと用兵に関しては董軍随一との自負がある。
 ならば虎牢関を守り抜くには自分が他の事に気を取られている訳にはいかないとの思い
があった。
「恋、ねね、作戦の立て直しや。ついて来ぃ!」
(絶対にここは守って見せるで。月や一刀には指一本触れさせたらん!)
 霞の眼には固い決意が宿っていた。
 その更に数日後、連合軍は虎牢関まで迫ってきていた。
「こらまた壮観やなぁ」
「よくもこれだけ集めたものなのです」
 霞と音々音が感心とも呆れとも付かないような声を漏らす。
「んで、どうするん?予定通り籠城するんか?」
「基本はそうですな。しかしここは一度出撃するのも手ですぞ」
「アレに討って出る言うんか?」
「あの大軍に押し寄せられて初めから篭っていては、味方の士気に関わるのです」
「確かにあの数を前にしてジッとしてる言うんも、精神的にきっついなぁ」
「そうなのです。だからまず初めに恋殿が精鋭を率いて出撃し、天下無双と謳われたその
武を敵味方双方に見せつけるのです。そうする事で敵は迂闊に攻める事が出来なくなりま
すし、味方も安心するのです」
「まあ一理あるなぁ。せやけど恋一人でええんか?ウチは?」
「恋殿一人の方が強く印象付けられるのですよ。それに霞殿は万が一に備えて、砦の指揮
をお願いしたいのです」
「んー、ウチも野戦の方が得意やねんけどなぁ。ま、ねねの策に従う言うんは最初に決め
てあった事やし、言うとおりにしとくわ」
 そう応えると、霞は兵の指揮に戻った。
 てきぱきと的確な指示を与えている姿に、音々音は満足そうに肯いた。
「なんだかんだ言っても霞殿は用兵の才に非凡なものがあるのです。──それでは恋殿、
準備は宜しいですかな?」
「……(コク)」
 恋が小さく肯く。
 そして顔を上げると、そこには何時もの茫洋とした雰囲気は無く、一人の武人としての
姿があった。
「……じゃ、行く」
140名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:12:45 ID:Stgnb5Bq0
42・・・・だと・・・・・?
支援支援
141名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:12:51 ID:ff/kcFEd0
支援
142名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:13:39 ID:lz2VXyts0
しえん
143名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:14:46 ID:Nv6qisbs0
支援です。
144名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:15:25 ID:ff/kcFEd0
支援
145董√ 4章 洛陽炎上 10/42:2009/04/08(水) 00:18:19 ID:8UZUmp9s0
 これより連合軍は、天下無双の二つ名の意味を知る事になる。
 
「城門が開きました!敵が討って出てくるようです!」
 伝令の報告に、曹操は耳を疑った。
「これほどの要害を擁しておいて、野戦ですって?先の水関の守将もそうだったけれど、
敵は籠城戦と言う言葉を知らないのかしら?」
 しかし次の言葉が曹操を驚愕させた。
「敵が掲げるは深紅の呂旗!その数はおよそ三百!」
「三百ですって!?数十万の軍勢に、たった三百で出てきたと言うの!?」
 普通なら在り得ない行動である。
 それを敢えて行った意味を曹操は考えた。
「負けを悟って自棄になった……。これは無いわね。まだ戦いは始まったばかりなのだし、
砦にはかなりの兵が居るはず。この要害に篭ってそう簡単にこちらが勝てるとはお互いに
思っていないでしょう。ならば──」
「あの数で我らに打撃を与えられるという自信があっての事でしょうな」
 夏侯淵が言葉を継ぐと、曹操は肯いた。
「凪!」
「ハッ!」
「全軍に通達なさい!迂闊な攻撃は控えよと!緒戦で下手に痛撃を受けては、全体の士気
に関わるわ!」
「御意!」
 しかしこの曹操の判断も僅かに遅かった。
「袁紹軍が動き出しました!」
「何ですって!?──あの馬鹿、功を焦ったわね」
「あんな馬鹿は見殺しにしておきたいところだけれど、仮にも総大将が討たれてしまって
は拙いでしょう。已むを得ないわ。春蘭、秋蘭はそれぞれ真桜と沙和を副将として一隊を
率い、袁紹軍の援護をなさい!凪は遊撃隊として崩れそうな所があったら支えなさい!季
衣と流琉は私と本陣で待機!くれぐれも無理はしないように!いいわね?戦いは始まった
ばかり。こんな所で無用な損耗を受けている場合ではないのだから。麗羽さえ討ち取らせ
なければ、後の損害は袁家に任せましょう。では総員各位、奮励努力せよ!」
『御意!』
146名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:18:58 ID:/f3wzgQc0
桃香が終了するまで! 支援を、止めないッ!!
147名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:18:58 ID:cjQa4L8P0
支援
148名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:19:32 ID:Stgnb5Bq0
紫苑紫苑
149名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:19:40 ID:ff/kcFEd0
支援
150名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:20:06 ID:/f3wzgQc0
支援が斬られた。支援が斬られた。う〜ん……
151名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:21:19 ID:m/bhW6b20
董√支援
152名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:22:26 ID:/f3wzgQc0
アパーム! 支援
153名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:23:54 ID:cvodA0Xk0
俺の華雄が…復活をどこかで願いつつ支援
154董√ 4章 洛陽炎上 11/42:2009/04/08(水) 00:25:11 ID:8UZUmp9s0
「おーほっほっほっほ!おーほっほっほっほ!たったあれしきの数でこのわたくし袁本初
が率いる連合軍に勝とうだなんて、どう言うおバカさんなのかしらね?それとも、この壮
麗で気高く聡明なこのわたくし、連合軍総大将袁本初の威光に恐れをなして、降伏でも願
い出ようとでも言うのかしら?おーほっほっほっほ!おーほっほっほっほ!」
 高笑いを続ける袁紹の下、金色の具足を身に纏った軍団が恋目掛けて殺到する。
 袁紹は端から勝ちを確信しているのか、子飼いの猛将である顔良・文醜の二人すら向か
わせる事無く、高みの見物に興じていた。
 そして最初の一団がぶつかる瞬間、恋が動いた。
「…………弱い」
 一言呟き、手にした方天画戟を無造作に振り回す。
 数十の頸が宙に跳んだ。
「…………かゆの仇、取る」
 疾る。
 紅の軍団もそれに続いた。
 三百の兵が文字通り一丸となって戦場を駆け巡る。
 それはまるで紅の虎が狩りを行うかのようだった。
 虎が疾るたび、その後には屍が残り、紅の具足は返り血を浴びて更に紅く染まる。
 数千の兵士が只の骸として横たわるまで、瞬きをするほどの時間だった。
 そしてその八割以上が恋一人によるものなのだ。
「な……なんですの?あの化け物は……!」
 袁紹が声を震わす。
 次の瞬間、その恋と袁紹の眼が合った。
「ヒッ!?」
 来る、そう思った途端、袁紹の全身が凍りついた。
 未だ両者の間には数万の兵が居るにも関わらず、恋は袁紹目掛けて一直線に駆け出す。
 実った稲穂の刈り取りでもするように袁家の兵を次々薙ぎ倒していく恋。
 兵達の間に恐怖が広がる。
 遂に耐え切れなくなった一団が逃げ出し、他の兵もそれに続く。
 袁紹との間に道が開いた。
「…………死ね」
 大きく振りかぶった方天画戟が袁紹の頭上に振り下ろされた。
 しかしそれは袁紹に届く寸前で止められる。
155名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:25:40 ID:cjQa4L8P0
しえん
156名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:26:13 ID:LGo1X6zr0
蒼天航路をwktkしつつ支援
157名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:30:43 ID:Nv6qisbs0
支援
158名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:30:57 ID:Stgnb5Bq0
支援
159名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:31:01 ID:LXXiuP+m0
支援
160名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:31:35 ID:+PHpqj4T0
支援
161名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:32:44 ID:EG98EfC90
支援
162名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:33:12 ID:1a+Ork5+0
支援
163董√ 4章 洛陽炎上 12/42:2009/04/08(水) 00:33:54 ID:8UZUmp9s0
「……!?」
 袁家の誇る二枚看板、顔良と文醜が互いの得物を交差させて恋の攻撃を受け止めたのだ。
「大丈夫ですか、麗羽様!?」
「え、ええ……」
「ならとっとと逃げてくださいよ。正直あたい達じゃ受け止めているだけでも厳しいんで
すから」
「で、でもあなた達……」
「良いから早く!」
「わ、分かりましたわ」
 顔良に急かされ、袁紹が渋々肯く。
「でもあなた達はこのわたくしの物なんですからね!勝手に死ぬ事は許しませんわよ!」
「はいはい、分かってますって」
 袁紹が退いたのを確認すると、二人は視線を交わした。
「文ちゃんったらあんな安請け合いしてぇ。約束、守れないかも知れないよ?」
「ま、その時はその時っしょ。姫をやらせるわけにはいかないし。あたいは斗詩と一緒な
らここで討たれても悔いはないぜ」
「もうしょうがないなぁ。──それじゃあ呂布さん、いきますよ!」
「うりゃあああ────っ!!」
「…………無駄」
「なっ!?」
「ええっ!?」
 しかし二人の渾身の攻撃も、恋は容易く弾き返した。
 返す刀で二人同時に斬撃を繰り出す。
「うわぁっ!」
「きゃあっ!」
 二人とも辛うじて致命傷は避けたものの、あまりの衝撃に完全に体勢を崩していた。
「…………終わり」
「待てぃ、呂布!」
「……!?」
 止めを刺そうとした恋を呼び止め、馬群が両脇から迫ってきた。
 それぞれ先頭を夏侯惇・夏侯淵が率いている。
「今度は我らが相手になるぞ!」
164名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:34:42 ID:4kisDO/s0
恋までかゆ呼ばわりかw
支援
165名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:35:12 ID:cjQa4L8P0
sien
166名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:37:30 ID:1a+Ork5+0
しえんしえんしえ〜ん!
167名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:38:57 ID:+PHpqj4T0
( ´∀`)人(´∀` )シエ−ン
168名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:38:58 ID:Bv118O3Q0
まだ30も残ってる!支援!
169名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:39:10 ID:Stgnb5Bq0
支援支援
170董√ 4章 洛陽炎上 13/42:2009/04/08(水) 00:42:03 ID:8UZUmp9s0
「姉者、気をつけろ。呂布の強さは本物だぞ!」
「だからこそ戦い甲斐がある!」
 背負った大剣を引き抜くと、すれ違いざまに振り下ろす。
「…………無駄」
「うあっ!」
 山をも断ち割りそうなその斬撃を事も無げにいなすと、恋は逆に夏侯惇を打ち払う。
 堪らず落馬する夏侯惇だったが、流石に曹魏随一の武を誇るだけあって地に着いた時に
は既に体勢を整えていた。
「大丈夫か、姉者!?」
 夏侯淵が駆け寄る。
「案ずるな!だが流石呂布と言った所だな」
「うむ。直接対峙して見て初めてその強さを肌で感じたぞ」
 そこへ李典が割って入った。
「今度はウチが行くでぇぇ──っ!」
「待て真桜!お前にどうにか出来る相手ではない!」
 しかし夏侯惇の制止が届く間も無く、恋は槍ごと李典を弾き飛ばした。
「ふぎゅうぅ!」
 吹き飛ばされた李典は一声上げてそれっきり動かなくなる。
「真桜ちゃん!」
 慌てて于禁が駆け寄った。
「沙和!」
「……大丈夫!失神してるだけなのー!」
「そうか……」
 夏侯淵が安堵の吐息を漏らす。
「貴っ様ぁ──っ!」
 怒りに燃えた夏侯惇が突撃した。
「待て、姉者!一人では無理だ!」
 夏侯淵が隣に並ぶ。
「私たちも行くよぅ、文ちゃん!」
「おうさ!やられたままなんてあたいの誇りが許さねぇ!」
 顔良と文醜もそれに加わる。
 だが恋の強さは四将の更に上を行っていた。
171名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:42:59 ID:Stgnb5Bq0
支援
172名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:43:51 ID:1a+Ork5+0
支援
173名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:45:17 ID:Nv6qisbs0
支援
174名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:48:17 ID:+PHpqj4T0
支援
175名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:49:27 ID:BgFKC10F0
この調子で行くと投下が終わるのは4〜5時頃かw
バイさるにならなかったらの話だけど
176名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:49:43 ID:I8+SJAjE0
このペースで桃香したら終わるの5時くらいか?
支援
177董√ 4章 洛陽炎上 14/42:2009/04/08(水) 00:50:43 ID:8UZUmp9s0
「…………まとめて来ても、無駄」
 夏侯惇の斬撃を、夏侯淵の射撃を、文醜と顔良の激しい連続攻撃も物ともせず、その全
てを躱し、逆にそれぞれに打ち込みを入れていく。
 そのうえ時折四人から離れてはその先に居る兵たちを薙ぎ倒し、再び四人の下に向かっ
て行くのだった。
 連合軍数十万は、今や恋一人の為に恐慌状態に陥っていると言ってよかった。
 やがて恐怖に耐えられなくなった兵士が暴走を始めた。
「死ねぇ、化け物!」
 五人が切り結ぶ中に、一人の兵士が矢を射掛けた。
 恋を狙った矢は、しかし狙いを逸れ、
「うあああぁぁぁぁっ!!」
「……あ……姉者ぁ────っ!!」
 夏侯惇の左目に突き立っていた。
 突然の出来事に、恋も含めた全員が動きを止める。
「貴様……どう言うつもりだ!?」
 普段の冷静さなど何処へ行ったのか、凄まじい形相で夏侯淵が愚かな兵士を睨みつけた。
「ち、違う!お、俺は呂布を──うぎゃあっ!」
 弁解する間も与えず、夏侯淵の矢が兵士の喉を貫いていた。
「姉者、姉者ぁっ!」
「来るな、秋蘭!」
 駆け寄ろうとする妹を、夏侯惇の声が押し留めた。
「ぐぅぅぅ、ああぁぁぁ────っ!!」
 そして雄叫びと共に目に突き刺さった矢を引き抜く。
 その鏃には彼女の眼球が射抜かれていた。
 四人がかりでやっと恋を止めている今の状況で、夏侯惇が下がれば残りの三人では持ち
堪えられない。
 彼女達が討たれれば連合軍の士気は崩壊するであろう。
 そうすれば数十万の軍勢が一気に瓦解する恐れもあった。
 だが次の瞬間、夏侯惇が取った行動には恋さえもが眼を見張った。
「聞けぃ!我が精は父より、我が血肉は母より授かりしもの!だが今この我が身我が魂魄
の全ては曹孟徳のものである!なれば主に断りなく失くす事はまかりならん!天よ、見よ!
我が眼、永久に我と共に在らん事を!──あぐ、ん、んぐ……ん!」
178名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:52:36 ID:4kisDO/s0
>>175>>176
支援側が持たんなw
といいつつ支援
179名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:54:44 ID:EG98EfC90
支援を
180名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:54:52 ID:1a+Ork5+0
支援
181名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:55:47 ID:+PHpqj4T0
支援!
182名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:56:45 ID:Wckj1OkMO
アニメ雪蓮様みたくニートの俺が支援します。
今、深紅の呂旗聞きながら見てると鳥肌治まらないんですが。
183董√ 4章 洛陽炎上 15/42:2009/04/08(水) 00:57:18 ID:8UZUmp9s0
「姉者……!」
「すげぇ……すっげぇ──っ!」
「みんな、夏侯惇さんの意気に負けないで!」
『おおおおおぉぉぉ────っ!!』
 自らの眼球を飲み込むという行為に、崩れかけていた連合軍の士気が一気に高まった。
「さあ、呂布よ、待たせたな!改めて我が剣を受けるが良い!」
 左目に当てるように手早く布を巻くと、夏侯惇が剣を構えた。
「…………お前、面白い」
 言うと恋は夏侯惇に背を向けた。
「なっ!?どういうつもりだ、呂布!」
「…………傷、治せ。そしたら、次は斃す」
「ふ、ふざけるな!情けをかけたつもりか!貴様など今の私で充分だ!」
「待て、姉者!ここは呂布の言うとおりに一旦退いて傷の治療を!」
 砦に退いて行く恋の背中を追おうとする夏侯惇を、夏侯淵が引き止めた。
 最愛の妹に抑えられ、夏侯惇は已む無く剣を収める。
「忘れるなよ、呂布!貴様の頸は、この夏侯元譲が必ず獲ってやるからな!」
 
「三万……だと……?」
 翌日、劉備と共に軍議から戻った諸葛亮より、恋のもたらした被害についての報告を受
けた関羽は、掠れる声で問い返した。
「あくまで死者の数が、です。負傷者も併せたら連合軍の被害はおそらく五万を超えるも
のと思われます」
 諸葛亮が淡々とした口調で補足する。
「何かの間違いではないのか?相手はたった三百だったのだろう?」
「各陣営がそれぞれに自軍の損害を調べて報告した上で算出した数ですから、ほぼ間違い
は無いかと」
「敵の損害は!?いくら呂布が人間離れした強さを持っているにしても、部下までそうと
言うわけではないのだろう?」
「あの……敵兵のものと思われる死体が……八体ほどあったそうです」
 後を継いだ鳳統の言葉に軽い眩暈を感じる。
「こちらの三万に対して八人とはな。呂布の部隊は兵士まで一騎当千なのか?」
「確かに精兵とは思いますが……おそらくは呂布さんの持つ天性の戦才が、兵隊さんたち
184名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:57:30 ID:cjQa4L8P0
sien
185名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 00:59:39 ID:4kisDO/s0
呂布隊強すぎ支援
186名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:01:15 ID:cjQa4L8P0
しえん
187名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:01:27 ID:Stgnb5Bq0
>>183の最後切れてるのかな?
支援
188名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:01:40 ID:Nv6qisbs0
支援
189名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:03:13 ID:1a+Ork5+0
支援
190董√ 4章 洛陽炎上 16/42:2009/04/08(水) 01:04:54 ID:8UZUmp9s0
の力を何十倍にもしてるのだと思います」
「飛将軍呂布の名は聞いていたがこれほどどは……」
「あのお姉ちゃん、化け物なのだ」
「我らが三人で掛かっても勝てるかどうか、と言ったところだな」
 関羽・張飛・趙雲がそれぞれ感嘆の声を漏らす。
 各々が自らを一騎当千と自負する彼女達ですら、恋の強さを認めざるを得なかった。
「だがそれほどの相手、武人として手合わせしてみたいと言う気持ちはある」
「うむ。何しろ曹操軍の夏侯惇・夏侯淵、袁紹軍の顔良・文醜と錚々たる顔ぶれを一度に
相手しながら手玉に取ったと言うからな」
「鈴々も戦いたかったけど、袁紹軍が邪魔で呂布まで行けなかったのだ」
「あの大軍に前に出られたのでは仕方ありません。むしろあの状態で前線に回りこんだ、
曹操さんの軍の動きが素晴らしかったのだと言えます。もしあそこで夏侯惇さんたちが間
に合わなかったら、袁紹さんの首も取られていたかもしれません。そうなったら総大将を
失った連合軍は完全に瓦解していたでしょう。それがたとえ名ばかりの総大将だったとし
てもです」
「朱里も結構キツイのだ」
「はわわ、わ、私としたことが……」
「あはは、朱里ちゃんは私と一緒に軍議に出てるから、袁紹さんの言動をよく見てるもの
ねぇ。──ところで私は皆が呂布さんと戦えなくて良かったと思ってるよ。だってそんな
強い人と戦ったりしたら、誰かが傷ついていたかも知れないもの。たとえ呂布さんを倒せ
たとしても、誰かが欠けてたりしたら、それは私にとって負けと同じだよ」
 そう言って劉備がにっこりと微笑んだ。
 つられて自然に皆も笑顔になる。
 確かに戦乱の世を率いていこうとする者として甘い考えであるのは否めないが、同時に
何より仲間を大切にするその姿勢が、どうしようもなく関羽たちを惹き付けて止まないの
であった。
「しかし次に我々の軍が当たる事になる可能性も有り得ます。いえ、寧ろ袁紹さん辺りは
積極的に私たちに呂布さんの相手を押し付けてくるでしょう。ここはどうやって呂布さん
を撃退するか、策を練っておくべきだと思います。そこで──」
 諸葛亮が声を潜めて策を語ると、関羽たちが一様に複雑な表情を浮かべた。
「それは流石に……」
「軍師殿は可愛らしい顔をして、中々にえげつない作戦を練られる」
191名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:05:15 ID:wlq2SvqG0
支援♪
192名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:05:27 ID:2zt2jRoI0
支援の為、馳せ参じ候!
193名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:06:23 ID:EG98EfC90
支援
194名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:07:03 ID:cjQa4L8P0
支援
195名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:07:05 ID:4kisDO/s0
孔明の罠発動?支援
196名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:07:07 ID:1a+Ork5+0
支援
197名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:08:51 ID:lz2VXyts0
支援・・・続けたいんだが、そろそろ眠い
198董√ 4章 洛陽炎上 17/42:2009/04/08(水) 01:10:43 ID:8UZUmp9s0
「あんましずっこいのは鈴々嫌なのだー」
「で、でも私たちの戦力で呂布さんとまともにぶつかるわけには……」
「私も朱里ちゃんの策に賛成だよ。ここはやっぱり被害を最小限に抑える事を考えるべき
だと思うから」
 シュンと項垂れた諸葛亮を庇うように劉備が賛意を唱えた。
「我らも桃香様や朱里の言いたいことは理解しているつもりです」
「呂布と戦ってみたいと言うのは、所詮我々の武人としての我侭ですからな」
「鈴々なら勝てると思うんだけどなー」
「鈴々ちゃんの気持ちは分かるけど、私は出来れば呂布さんも傷付けたくないの」
「呂布もですか?」
 関羽が怪訝な表情で問い返す。
「まだ私たちは董卓さんが本当に暴政を布いていたのか確かめてないよ?もし董卓さんが
何も悪い事をしていないのに、その部下の呂布さんを死なせちゃったら取り返しのつかな
い事になっちゃうよ」
「しかし呂布は連合軍の将兵を大勢殺しておりますぞ?たとえ我らが許したとしても、他
の諸侯──特に損害の多かった袁紹などは黙っておりますまい」
「そこは私が何とか説得してみるつもり。だから、みんなも出来るだけ双方に損害が少な
い方法を取ることに全力を注いで」
「桃香様がそこまで仰るのならば、我らに異存はありません。──朱里、お前の立てた策、
見事にやり遂げて見せようではないか」
 関羽の言葉に、張飛と趙雲も肯いたのだった。
 
 しかし連合軍側の思惑に反して、その後虎牢関からの出撃は全く無かった。
 城に篭りひたすら防御に徹している。
 自然と人の手の両方が合わさって築き上げられたこの要害に篭られては、一年の歳月を
擁しても陥とせるかどうか分からなかった。
 大軍であるが故に物資や兵糧の消費も早い。
 元々結束の弱さが泣き所である連合軍だったが、思うように攻め切れない焦りからか小
さな諍いがそこかしこで起きる様になってきていた。
「何なんですの、あの人たちは!?」
 袁紹が卓に拳を叩き付けて怒鳴った。
「毎日亀のように砦に引き篭もって、美しくないったらありませんわ!」
199名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:13:18 ID:1a+Ork5+0
支援なり
200名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:13:23 ID:Nv6qisbs0
支援っす。
201名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:13:33 ID:cjQa4L8P0
202董√ 4章 洛陽炎上 18/42:2009/04/08(水) 01:15:28 ID:8UZUmp9s0
「しかし呂布が出てきたらまた兵が沢山減ってしまうのじゃ。妾は呂布と戦うのは嫌じゃ
ぞ?呂布が相手では流石の孫策でも敵わぬであろうしの」
 袁術がそっぽを向いて言った。
「何を弱気なことを言っているのです、美羽さん?この間は油断していただけですわ。こ
のわたくしが本気を出せば、あんな山猿さんなどケチョンケチョンにして差し上げますわ。
そして今度こそわたくし袁本初が虎牢関に一番乗りを果たすのです。ですから美羽さんも
袁家の地に連なる者として、わたくしに力をお貸しなさいな」
 今この場にいるのは袁紹と袁術、それに二人の腹心である顔良・文醜・張勲の五人であ
るが、専ら口を開いているのは恋に煮え湯を飲まされた形の袁紹だった。
 連合軍でも最大兵力を擁しながら寡兵に無様な惨敗を喫した失点を取り返そうと、虎牢
関に対する強攻策を主張している。
 一方兵力の温存に成功している袁術は、自らが先頭に立っての戦いには消極的だった。
「あんな化け物さんは劉備さんあたりにお相手させておけば良いんですわ。水関にいた
華なんとかさんを斃した関羽さんとかなら何とかしてくれんじゃありませんの?それより、
どうにかして野戦に持ち込ませませんと、こちらの損害が増えるだけですわ」
「虎牢関の皆さんを外に引き摺り出せば良いんですかー?」
 張勲が口を挟んだ。
「それならまず呂布さんを引っ張り出すのが先決ですよねー。あれだけ損害を受けたこち
らが呂布さんを出させようとするって事は当然罠がある。張遼さんならそう考えるでしょ
うから、呂布さんが出たら自分も出ざるを得なくなるでしょうねー」
「おお!流石は七乃なのじゃ!──で、どうするのじゃ?」
「はいー、こうするのですー。……ごにょごにょー」

「ちょ、張遼将軍!大変です!」
 翌日一人の兵士が慌しく霞の所へ駆けつけた。
「何や、朝っぱらから騒がしいなぁ」
「と、とにかく城壁へ出てください!」
 兵士の様子から尋常ならざる事態である事を察し、霞の顔が将軍のそれとなる。
 急いで城壁へ駆け上り、砦の前を見渡した霞が絶句した。
「な、何やこれは……!」
 砦の正面には八つの首が串刺しにされた状態で無残に晒されていた。
 数日前の戦いで死んだ恋の部下だった。
203名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:16:54 ID:1a+Ork5+0
支援支援
204名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:17:49 ID:DuHUxuuYO
42桃香とは
むかし53桃香したムチャな作家がいたが……まさか同一作家か?

ムチャしやがって……
205名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:19:29 ID:4kisDO/s0
さてどうなるか支援
206董√ 4章 洛陽炎上 19/42:2009/04/08(水) 01:21:46 ID:8UZUmp9s0
「アイツ等なんちゅう真似を……!」
 霞の瞳が怒りに燃える。
 だが当然ながらもっと怒っている者が居た。
「…………全員、殺す」
「ちょい待てぃ!あんなんどう見たって罠に決まってるやろ!あないな真似されて怒るの
は当然やけど、ちぃと頭冷やしぃ!」
「……(フルフルッ)」
 しかし霞の制止も聞き入れず、恋は出撃準備に向かってしまった。
「……どうしますか、将軍?」
「どうもこうもないやろ!恋を死なす訳にもいかんし、ウチらも出撃や!ねね、砦の指揮
は頼んだで!」
「こっちは任せるのです!それより霞殿には恋殿の事、宜しくお願いするのです!」
「応、そっちこそ任しとき!」
 そう応える霞の口元には笑みが零れていた。
 已む無くの出撃では在るが、戦を前に自分の身体がどうしようもなく悦びに打ち震えて
居るのを感じる。
 脳裏には先日片目を射抜かれながらそれを喰らって軍の士気を保った夏侯惇の姿が思い
浮かんでいた。
「恋には悪いが、アイツはウチが頂くで」
 武に生きる者が持つ、抑えようも無い性だった。
 
「どう言う事なの、アレは!?」
 袁紹の陣営に曹操が怒鳴り込んだ。
「な、何事ですの、いきなり!?」
「外に並んでる首の事に決まっているでしょう!?よくもあんな恥知らずな真似が出来た
ものね!?あなたが本当に民の事を考えてこの連合を呼び掛けたなんて思っていなかった
けれど、大義を掲げている以上はもう少し常識を弁えていると思っていたわ!」
 この暴挙は連合軍の将兵達にも動揺を与えていた。
「み、見損なわないで下さいます!?わたくしがあの様な悪趣味な作戦を考える筈ありま
せんわ!」
「なら誰がやったと言うの!?」
「ちょ、張勲さんですわ!」
207名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:22:05 ID:1a+Ork5+0
支援
208名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:23:26 ID:Stgnb5Bq0
支援支援
209名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:24:23 ID:EG98EfC90
支援王誕生!!
210名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:24:47 ID:32GlEjbu0
支援
211名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:26:44 ID:wlq2SvqG0
まだまだ、支援していきたいが・・・・そろそろ蒼天航路の時間w
212董√ 4章 洛陽炎上 20/42:2009/04/08(水) 01:27:39 ID:8UZUmp9s0
「張勲?袁術の部下の?」
「そうですわ。ああすれば呂布さんが出てくるに違いない。張遼さんの方は罠だと気づく
でしょうけど、それだけに呂布さんが出たら自分も出ざるを得ないと、そう言うんですも
の。わたくしは悪くありませんわ」
 袁紹がプイとそっぽを向く。
「やはりあなたが許可をしたのではないの!」
「で、でも今のままではこちらに損害が増えるだけでしたもの!華琳さんだって打開策を
必要としていたではありませんの!」
「それはそうだけれど、やり方というものがあるでしょう!?
 と、そこへ一人の兵士が駆け込んできた。
「董卓軍が動き出しました!先頭の数百騎には深紅の呂旗!更にその後ろに紺碧の張旗を
掲げた二万程の兵が続いていると言う事です!」
「チッ!──こんな無様な戦をさせられるのは初めてだわ!この屈辱忘れないわよ!」
 曹操は吐き捨てる様に言うと自陣に戻っていった。
「な、なんですの、あのくるくる小娘は!?このわたくしにあのような暴言を吐いて、い
つか絶対にあのくるくる髪を両側から馬に引っ張らせてピーピー泣かせてやりますわ!」
「麗羽様ぁ、そんな事言ってないで私たちも出陣の準備をしないとぉ」
「フン、それもそうですわね。ならわたくしたちはすぐに虎牢関へ向かいますわよ!」
「へっ?呂布や張遼はどうすんですか?」
「そんな人たちなんてあの小生意気なくるくる小娘や薄ぼんやり乳娘にでも任せておけば
いいんですわ。それよりもわたくしたちは今度こそ一番に関を陥としてみせるのですわ!」
「おおっ!麗羽様たまには頭良いんすね!」
「……何か引っ掛かる言い方ですけれど、まあ良いですわ。それよりさっくりと虎牢関を
陥として、このわたくしの威光を天下に知らしめますわよ!」
「おーっ!」
「いいのかなぁ……」

「クッ……これほどとは……!」
 自慢の青龍偃月刀を易々と弾かれた関羽が後退りながら呟いた。
「あのお姉ちゃん、本気で怒ってるみたいなのだ」
 そう言う張飛も先ほどから軽くあしらわれている。
「その気持ちも分からんではないがな」
213名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:27:57 ID:cjQa4L8P0
しえん
214名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:28:36 ID:EG98EfC90
支援
215名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:30:25 ID:Stgnb5Bq0
支援
216名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:31:31 ID:Nv6qisbs0
支援
217名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:33:39 ID:qfdWQ6db0
支援
218名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:33:40 ID:1a+Ork5+0
支援
219名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:33:41 ID:Obv9H1NyO
>>211
最近変なの貼り付ける奴増えてるからsageてくれ。

ついでに支援
220董√ 4章 洛陽炎上 21/42:2009/04/08(水) 01:34:55 ID:8UZUmp9s0
 並んだ首の方をちらりと見ながら趙雲が忌々しげに応えた。
「袁紹に袁術か。全く無粋な真似をしてくれる」
「今はそんな事言ってる場合じゃないのだ」
「鈴々の言うとおりだ。星、今は呂布を止める事に専念するぞ」
「分かっている」
 とは言え本気の恋を止めるのは容易なことではない。
 三人掛かりですら押されていると言う事実に、勇武を誇る彼女達は少なからず衝撃を受
けていた。
 また恋の部下達も精鋭揃いで数の上での不利を物ともしていない。
 恋が関羽たちに掛かり切りと言う状態でも、自分達には殆ど損害も出さず、逆に劉備軍
の被害は増えていった。
 一方で恋は、三人掛かりとは言え本気の自分と渡り合える人間が居た事に驚きを感じて
いた。
「…………お前達、強い」
「貴様に言われても、皮肉にしか聞こえんな」
「まったくだ。──さて愛紗、あと二十間ほど奴を引き付けるぞ」
 趙雲が関羽に囁いた。
 肯いた関羽が数歩退く。
 すかさずそこへ恋が間合いを詰めた。
 両側から張飛と趙雲が牽制を掛けながら、少しずつ退いて行く関羽の方へと誘導する。
 また恋の部下達も公孫賛と鳳統の指揮する一軍により、同じ場所へと誘い込まれていた。
 そして、不意に関羽たちが恋から離れた。
「今だ!」
 関羽の合図で地面が盛り上がった。
 それは土砂を巻き上げながら恋と部下達を呑み込んで行く。
「…………!?」
 辺りを覆う土煙が収まった時、恋は自分の身体が思うように動かないことに気づいた。
 巨大な網が恋たちを捕らえていた。
 恋がもがいてもより絡み付いていくだけで全く切れない。
 諸葛亮が恋に勝つ為に用意させた特別製の網で、鋼糸で編まれているのだ。
「…………卑怯者」
 恋が怒りを込めた視線で睨むと、関羽たちが悔しそうに顔を歪めた。
221名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:36:58 ID:Stgnb5Bq0
支援支援
222名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:37:36 ID:nSTB6xZe0
支援
223名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:38:47 ID:cjQa4L8P0
支援
224名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:38:56 ID:1a+Ork5+0
支援
225名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:38:56 ID:+PHpqj4T0
支援
226董√ 4章 洛陽炎上 22/42:2009/04/08(水) 01:39:28 ID:8UZUmp9s0
「我らとて本意ではないが、これも主君桃香様の為だ」
「左様。ここは我らの武を競う場ではない。戦場なれば策を用いて敵を倒す事もある」
 関羽が自分に言い聞かせるように言うと、趙雲も同意を示した。
 張飛は無言で視線を逸らしていた。
「これ以上の抵抗は無用だ。大人しく矛を収めて我らの主君に降れ、呂布。桃香様ならば
きっと悪いようにはしない」
「…………恋のご主人様は、一刀、だけ」
 関羽の勧告をきっぱりと拒絶する。
「降らぬのであれば討たねばならんのだぞ?桃香様は出来ればお前を殺したくないと──」
「…………こんな物、無駄」
 恋が方天画戟を投げ捨て、直接網に手を掛ける。
 思い切り引っ張ると、鋼糸が手に食い込み血が滲んだ。
「止せ!いくらお前でも無理だ!指が千切れるぞ!」
「…………無駄!」
 恋の氣が膨れ上がる。
 鋼で出来た網がビキビキと悲鳴を上げ始めた。
「クッ!星、鈴々、呂布を止めろ!」
 しかし次の瞬間、
「────────!!」
 恋が声にならない咆哮を上げ、同時に彼女達を捕らえていた網は引き千切られて辺りに
四散していた。
「な、何と言う奴だ!だが、抵抗もそこまでだぞ、呂布!その両手では自慢の方天画戟も
振るえまい!」
 関羽の言うとおり、鋼糸が食い込んだ両手は血で真っ赤に染まっていた。
「なんか愛紗が悪役みたいなのだー」
「煩いぞ、鈴々!私だって好きでこの様な役を──」
「愛紗、鈴々にツッコミを入れてる場合ではないぞ!呂布が、来る!」
「何っ、馬鹿なっ!?」
 趙雲の言葉に振り向くと血塗れの手で方天画戟を握る恋の姿があった。
 だが打ち込むその動きは鈍く、振り下ろした刃も容易く打ち払われてしまう。
「やはりその手で戦うのは無理だ。ここはひとまず我らに降れ。そうすればその傷の手当
もしてやれる。桃香様に会ってみてくれ」
227名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:40:22 ID:1a+Ork5+0
支援
228名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:40:36 ID:qfdWQ6db0
支援します
229名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:41:31 ID:nSTB6xZe0
sien
230名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:41:54 ID:vU4qjWTMO
支援
231名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:42:06 ID:EG98EfC90
支援
232名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:42:39 ID:4kisDO/s0
一刀が董陣営にいるから仕方ないけど、連合軍は完全に悪役だなw
233名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:44:11 ID:wmDpwfpu0
紫艶ついでに北郷帝の感想
北郷の印が重要時に単独で使われないのは、偽装というより北郷の印の価値を上げるための工作かと思った。
234董√ 4章 洛陽炎上 23/42:2009/04/08(水) 01:45:11 ID:8UZUmp9s0
「…………(ふるふるっ)」
「……説得は通じぬか。ならば少々痛い目を見てもらわねばならんな」
 再び関羽が青龍偃月刀を構えた。
 その両脇に張飛と趙雲。
 今の恋が勝てる相手ではなかった、が──
「恋殿────っ!!」
 馬を駆って音々音が戦場に割り込んできた。
「…………ねね?」
 砦の守備を任されていたはずの音々音が何故この場にいるのか、そんな気持ちを込めて
恋が見つめた。
「申し訳ありません、恋殿!虎牢関は既に陥ちましたのですー!」
 そう叫ぶ音々音の両目には悔し涙が溢れていた。
「恋殿、ここはひとまず落ち延びるのです!」
 音々音が恋に向かって手を伸ばす。
 しかし恋はその手を取るのを躊躇った。
 後ろを振り向くと、そこには網に囚われたままの彼女の部下達がいた。
 三分の一ほどは彼女が網を破った時に共に抜け出したのだが、巨大な網は未だ二百人近
の兵を包み込んでいた。
 中には恋の破った穴から抜け出そうとする者も居たが、網の端は劉備の兵達が抑えてい
るため思うようにいかないで居る。
「れ、恋殿、お気持ちは分かるのですが、彼らを助けていては恋殿まで……」
「……ダメ。仲間、見捨てない」
 そう言うと傷だらけの両手で再度方天画戟を構えた。
 一歩踏み出した時だった。
「呂将軍、俺達に構わずお逃げください!」
 囚われた兵士の一人が叫んだ。
「一刻も早く董大師や北郷様の下へ!」
「陳宮様、呂将軍をお願いします!」
 口々に部下達が声を上げ、
「皆、呂将軍の足枷にはなるな!将軍、ご武運を!」
 一人がそう叫び自刎した。
「俺達も続け!」
235名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:45:55 ID:1a+Ork5+0
気がついたら半分超えてた  支援
236名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:46:40 ID:I8+SJAjE0
>>232
というか一刀がいない蜀は常に悪役w
それと支援
237名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:46:46 ID:Hk7JW0dp0
>>233
支援は基本的に読み飛ばされるからついでの感想は見て貰えない可能性大なんでやめた方がいいぞ
まあチラ裏感覚で書いてるだけならいいが

そして支援
238名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:47:14 ID:qfdWQ6db0
クソッこいつら俺に文を読ませない気か
239名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:47:35 ID:yeAo7xDB0
これは……むしろ桃香大ダメージの展開

そして我も支援
240名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:48:07 ID:+PHpqj4T0
何度でも支援するさ
241名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:48:14 ID:Stgnb5Bq0
支援支援
242名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:48:28 ID:EG98EfC90
支援
243名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:49:41 ID:32GlEjbu0
支援
244董√ 4章 洛陽炎上 24/42:2009/04/08(水) 01:50:46 ID:8UZUmp9s0
『応っ!』
 次々と剣を自らの身体に突き立てる兵士達。
「なっ、待て!」
「早まるな、お主たち!」
 関羽や趙雲の制止も聞かず、二百名の恋の部下達は悉く骸と化していた。
 その光景に恋の表情が泣きそうに歪み、そして激しい怒気が噴き出した。
「なりませんですぞ、恋殿!」
 怒れる恋に音々音がしがみ付く。
「……ねね、放す」
「ダメなのです!いかに恋殿と言えどその傷でアイツ等に勝つのは難しいのです。ここで
恋殿が捕らえられては彼らの最期が無駄になってしまうのですぞ!それに恋殿は生きてい
る者たちの事も考えなくてはならないのです!ですからねねは決して放さないのですぞ!」
 音々音の必死の説得を受けた恋は、一度兵たちの亡骸に眼をやり、苦しそうな表情を浮
かべたがすぐに音々音をしがみ付かせたまま馬に跨り駆け出した。
 生き残った部下も後に続いて走り出す。
「待て、呂布!」
「追っちゃダメ!」
「桃香様!?」
 何時の間にか前線まで来ていた劉備が、追撃しようとする関羽を引き止めた。
「もういいよ。行かせてあげよう?」
「し、しかし桃香様……」
 劉備は恋の部下たちの亡骸の前へ進むと跪いた。
「こんな……こんなつもりじゃなかったのに……。ごめんなさい、あなた達にこんな死に
方をさせてしまって……。自分自身を殺させてしまって、本当に……ごめん……なさ……」
 詫びる言葉は途中から嗚咽に変わっていた。
 味方に多大な損害を与えた敵である。
 その者たちの為に涙を流す劉備を見て、関羽は複雑な思いを抱いたが、不思議とその気
持ちを理解できる自分も居ることに気付いていた。
 彼らは尊敬すべき敵だったのだから、と。
 そして恋たちは姿を消した。
 
245名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:51:20 ID:Nv6qisbs0
しかし、一刀君居ないと朱里はやることがえげつないなぁw。

支援
246名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:51:23 ID:1a+Ork5+0
支援
247名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:52:07 ID:wlq2SvqG0
>>219了解

支援
248名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:52:55 ID:Stgnb5Bq0
相変わらず朱里と桃香は黒いな
249名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:53:09 ID:ff/kcFEd0
支援
250名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:53:28 ID:4kisDO/s0
呂布隊激しいなあ
251名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:54:02 ID:yeAo7xDB0
洛陽に入って真実を知った後は更に倍だろうなぁ
支援
252董√ 4章 洛陽炎上 25/42:2009/04/08(水) 01:56:22 ID:8UZUmp9s0
「あーあ、ここも陥ちてもうたか……」
 孫家の旗が立ち並ぶ虎牢関を見て霞が呟いた。
 袁紹軍の猛攻に対しては上手く応戦していた音々音だったが、その袁紹が一時退いた隙
を突いて攻め寄せた孫策軍の巧妙な攻めに経験で劣る彼女は翻弄され、時を置かずして関
の内部に孫呉の兵が突入していった。
 音々音が単騎砦を脱出したのは見えたが、他の兵たちが無事に逃げたか降伏したか、或
いは皆殺しにされたのかは分からなかった。
「こうなってもうたらしゃあないなぁ。ウチらもすぐに退却して月たちの所へ──」
 と、霞の前に立ち塞がった者が居た。
「お前は……」
「張遼だな?我が名は夏侯惇だ。一手手合わせ願おうか」
「スマンけど今は一騎打ち締め切り中やねん。また今度にしてんか」
「随分とつれないではないか。だが、身体はそうは言っておらんようだぞ。気付いていな
い等と思ってはおらんだろう?お前の身体から立ち昇る闘気に。それほどに漲らせられて
は、私も本気を出したくなってしまうではないか」
 夏侯惇が大剣を引き抜き構えを取る。
「なるほど。確かに本気みたいやな。剣の切っ先にまで気が漲っているんが見えるわ」
「これでもまだ自分を誤魔化そうなどとはせんだろうな?」
「あははははは!確かにアンタの言うとおりや。ウチはアンタと戦いたがってる」
 霞もまた、得物の偃月刀を振り翳した。
「見取ったで、アンタが自分の目玉を食った時。あの時からウチは、ある意味アンタに惚
れてもうたんかも知れん」
「な、何だと!?い、いや、その……お前の気持ちは嬉しいが、私には華琳様がいるので
お前の気持ちには応えられないと言うか……」
「ドアホ!そういう意味ちゃうわ!」
「そ、そうか?それなら良いのだ」
「アンタと話しとると何か調子狂うなぁ。まあ、ええ。それよりさっさと始めよやないか。
ウチはアンタの首手土産にして洛陽まで帰らなアカンねんから」
「そうだな。私もお前を生け捕りにして華琳様に褒めて頂くのだからな」
「言うやないか。ほな──やってみんかいっ!」
「ふんっ!」
 裂帛の気合と共に振り下ろした偃月刀の一撃を、しかし夏侯惇は容易く受け止めた。
253名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:56:55 ID:Obv9H1NyO
支援
254名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:57:21 ID:+PHpqj4T0
支援
255名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:57:45 ID:1a+Ork5+0
支援
256名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:58:10 ID:yeAo7xDB0
支援
257名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:58:37 ID:qfdWQ6db0
支援
258名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:58:55 ID:PcdUs3bl0
支援

蜀黒すぎ。ちんこの力で真っ白に染めてあげないといけないな
259名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:59:06 ID:4kisDO/s0
董軍壊滅しつつあるなあ
これで霞が捕まったら再起は難しそうだ
260名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 01:59:42 ID:cjQa4L8P0
支援
261名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:01:39 ID:EG98EfC90
支援
262董√ 4章 洛陽炎上 25/42:2009/04/08(水) 02:03:12 ID:8UZUmp9s0
「その程度なのか?なら次は──こちらの番だーっ!」
「はんっ!」
 唸りを上げる横薙ぎの大剣を、今度は霞が打ち弾いた。
「さっきのはホンの様子見や。けど、こっからは本気でいくで!でりゃあああ──っ!!」
「なんの!うるぁあああ──っ!!」
 流石は天下に名だたる猛将同士の戦いである。
 互いに一歩も退かず激しい斬撃を繰り出している。
 夏侯惇の髪が一房宙に舞い、霞の頬からは一筋の鮮血が流れていた。
「やるなぁ、夏侯惇。流石ウチが認めた相手や」
「フッ、お前こそ中々のものではないか。この私とこれほど遣り合える者など、我が曹魏
にもおらんぞ」
 二人の戦いは既に六十合を越えていたが、全く勝負の付く気配は無かった。
 彼女達の体からは流れ出た汗が湯気となって立ち昇っている。
 両者共に全身全霊を出し尽くし、あと一撃を繰り出すのがやっとの状態だった。
 どちらともなく次が最後の攻撃になると悟る。
「楽しかったで」
「ああ、楽しかった」
 己の全てを懸けた一刀の為に構える。
 二人の戦いに終止符が打たれる、そう思われた瞬間の事だった。
「そこまでよ!」
 横から割り込んだ声が二人の動きを止めた。
 それは一人の小柄な少女だった。
 だがその愛らしい外見からは想像も付かない覇気や威圧感は、彼女が並々ならぬ英傑で
ある事を現していた。
「華琳様!?」
 夏侯惇が慌ててその場に跪く。
「ほぉ、アンタが曹操か」
「そうよ。お初にお目にかかるわね、張文遠」
「んで?その曹魏の大将が、ウチらの一騎打ちを邪魔しくさって何の用やねん?」
「張遼、貴様華琳様に何と言う口の利き方を!」
「ウチは曹操の部下やない。ましてや今は敵同士や。礼儀を尽くす道理も無い」
 霞は一世一代の勝負に水を差した曹操に対し腹を立てていた。
263名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:03:21 ID:qfdWQ6db0
どこまでも支援する……眠くなるまで
264名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:04:24 ID:4kisDO/s0
支援
265名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:04:36 ID:yeAo7xDB0
この段階の蜀は力も何も持ってないから知恵と武勇とコネで何とかするしかない。
だから朱里と桃香にとってはなにもしない方を選ぶか、それともどんな手でも使えるなら
使うしかないわけで……難しい話だ。
とか言いつつ支援。
266名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:04:39 ID:EG98EfC90
最後まで支援する所存也
267名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:04:53 ID:wlq2SvqG0
俺達はまだまだ、支援できる・・・・たぶんw
268名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:06:41 ID:I8+SJAjE0
曹操は霞を手に入れてもこの連合に参加したのは完全な汚点だな
それと支援
269名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:06:53 ID:1a+Ork5+0
支援
270名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:08:18 ID:t746qwrN0
支援
271董√ 4章 洛陽炎上 27/42:2009/04/08(水) 02:09:02 ID:8UZUmp9s0
「確かにあなたの言う通りね。だから言うわ。張遼、私の下に降りなさい」
「ハァ!?何ボケた事抜かしとんねん!ウチは董卓の部下や。曹魏に降る理由なんて無い」
「そう。ではあなたの部下達はどうするつもり?」
 その言葉にハッとして辺りを見回す。
(やられた……!)
 何時の間にか霞と彼女が率いる兵士達は曹操の軍によって完全に包囲されていた。
「天下に名高い曹孟徳が随分と無粋な真似をするやないかい」
 霞の声が怒気を孕んだ。
「無粋は承知の上、よ。あなたほどの人材をこのような場所で死なせるなど、国家の損失
だわ。後の天下の為となるならば、多少の謗りは甘んじて受けましょう」
「また随分と買うてくれたもんやな。けど、二君に仕える気は無い。ウチの武運もここま
でや言うんなら、せめてアンタの首級を上げてパッと死に花咲かせたるわい!」
 曹操に向け偃月刀を構える。
 先ほどの夏侯惇との一騎打ちで体力は限界に近付いていた。
 あと一太刀振るうのがやっとだろう。
 そして曹操の脇に控える二人の少女を見れば、その一太刀すら届かず果てるだろう事は
自明の理だった。
 それでも霞は武人としての意地を通そうと思っているのだ。
 霞が足を一歩踏み出す。
 曹操の顔に怒りが浮かんだ。
「お前は何の為に戦っている、張遼!!」
「!?」
 霹靂火を思わせる声に、霞が思わず動きを止める。
「圧制に苦しみ、泥水を啜る様にして生きている人々に当たり前の生活を与えたい。私は
その想いを胸に起っている。お前は何を思って戦っているの?その胸に志は無いの?己の
ちっぽけな我を通すために命を捨てるほどの軽い想いしか持っていないと言うの?ならば
私に人を見る目が無かったと言う事のようね。何処へでも行きなさい。ここで首を取る価
値も無いわ」
 曹操の言葉は霞の胸に突き刺さった。
(ウチの武人としての誇りや意地は、ちっぽけな我侭や言うんか)
「はは……ははは……」
 不意におかしくなった。
272名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:09:07 ID:+PHpqj4T0
支援
273名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:10:38 ID:4kisDO/s0
>>262は26/42だね支援
274名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:10:40 ID:EG98EfC90
支援
275名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:12:22 ID:1a+Ork5+0
支援
276名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:12:37 ID:yeAo7xDB0
しえーん
277名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:12:57 ID:h+kTwL0t0
支援
278名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:13:09 ID:Nv6qisbs0
霞、魏に降るのか…。

支援。
279名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:14:11 ID:qfdWQ6db0
このままだと董ルート終了のお知らせが
280名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:14:37 ID:B0/BLxub0
追いついた。支援
281董√ 4章 洛陽炎上 28/42:2009/04/08(水) 02:14:59 ID:8UZUmp9s0
「ははは……あはははは!」
 元々無頼の徒に近い自分に志を植え付けたのは、戦いなどおよそ似合わない儚げな少女
だった。
 辺境の一武将として賊徒や異民族との戦いに明け暮れ、名も無きまま死んで逝くだろう
と思えた人生に意味を持たせてくれた彼女にはどれだけ感謝してもし足りない。
 だからこそ今、より大きな志を指し示そうとしている人間を前に、安易な死を選ぶなど
月を最も裏切る行為だと思った。
 それがたとえ互いの道を違える事になっても、決して失ってはならない物があるのだ。
「分かった、降る。ウチの命、アンタの好きにせぇ」
「よくぞ決意してくれた。ではあなたに私の真名、華琳を呼ぶ事を許しましょう」
「ほなウチも改めて。姓は張、名は遼、字は文遠、真名は霞や」
「では霞、戦時ゆえこのような場所ではあるけれど、敢えて言わせてもらうわ。ようこそ
曹魏へ。──凪!」
「ハッ!」
 曹操の呼び掛けに一人の少女が進み出た。
 全身に刻まれた傷痕を見るまでもなく、霞には彼女がかなりの修羅場をくぐってきてい
ると分かった。
「あなたに霞の世話役を命じるわ。──霞、何か要望などがあればこの子に言いなさい」
「分かった。えーと……」
「楽進と申します。以後宜しくお願いします、張遼様」
「霞でええよ」
「なら私の事も凪とお呼びください」
「ああ。よろしゅうな、凪」
 互いの真名を許し合う。
 その事が霞に曹軍の一人となった事を改めて実感させた。
 霞が洛陽のある西の空を見上げた。
(スマン、月、一刀。ウチは今からアンタらの敵や)
 
 虎牢関、陥落──
 その報は洛陽を震撼させた。
 特に恋が行方不明となり霞が魏に降ったとの報告は、一般の将兵のみならず一刀たちに
も大きな衝撃を与えていた。
282名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:15:32 ID:4kisDO/s0
>>279
俺もそんな予感がひしひしとするんだが…
こっからどう繋げるんだろう?
283名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:15:57 ID:LXXiuP+m0
NTRバッドエンド?
284名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:16:02 ID:cjQa4L8P0
支援
285名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:16:20 ID:yeAo7xDB0
この先の展開が不安でもあり楽しみでもあり。支援
286名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:19:40 ID:4kisDO/s0
さすがにそろそろ限界な上に切りが良さげなとこだから後事は皆に託す支援
287董√ 4章 洛陽炎上 29/42:2009/04/08(水) 02:20:29 ID:8UZUmp9s0
「まさか霞が……」
 流石の詠も動揺を隠せないで居る。
 月の顔も青ざめていた。
 二人が霞に対して如何に大きな信頼を寄せていたかを物語っていた。
「もしかして兵士さんたちを人質に取られて仕方なく降伏したとかじゃ……」
「霞の性格でそれは無いわね。そんな真似するような相手に諾々と従うくらいなら、刺し
違えて曹操の首を取るくらいするわよ」
 詠が月の言葉を一言の下に否定する。
「つまり霞は納得ずくで曹操に降ったと言う事か」
(確かに張遼と言えば魏の名将として知られているけど、それは董卓や呂布が死んだ後の
話だったはずだよな)
 主君が生きている間に張遼が己が主を替えたと言う話を、一刀は聞いた事がなかった
 一刀の中にある張遼像とは、知勇を兼ね備え信義に篤い名将と言うものである。
 そして一刀の知る霞は、多少享楽的ではあるものの、まさにその通りの人物なのだった。
「霞も認めるだけの器量が、曹操には備わっていたって話だよな」
「アンタは何を他人事みたいに言ってんのよ!」
 一刀の言葉に、詠が眦を吊り上げた。
「べ、別に他人事なんて思ってないだろ!俺はただ現状を認識しようとしてただけだよ。
お前こそ軍師なんだからこんな時には落ち着けよ」
「落ち着いていられる状況なら落ち着いてるわよ!所詮アンタなんて余所者だから──」
「詠ちゃん!」
 月の強い声に、詠も自分の失言に気付いた。
 気まずそうに俯く。
「……ゴメン、言い過ぎたわ」
「いや、気にしてないから」
 詠の言葉が本心でないと分かるくらいには、彼女の事を理解していると一刀は自負して
いた。
 一方でその言葉が真実を突いている事も。
(けど俺が月や詠を大切に想う気持ちは本物なんだ。余所者とか、そうじゃないとか関係
無いさ)
「なあ、こう考えないか?確かに霞が敵に回ったってのは辛い事だけどさ、死んだ訳じゃ
ないんだって。俺は霞が戦死したって報告受けるよりは、たとえこの先敵だとしても、生
288名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:21:08 ID:yeAo7xDB0
もう寝ないとまずい。このまま落ちるんで読めないが最後に一度だけ支援
289名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:21:58 ID:cvodA0Xk0
支援
290名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:23:11 ID:+PHpqj4T0
支援
291名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:24:42 ID:EG98EfC90
支援継続
292名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:25:15 ID:jkVneERA0
意外な展開は面白い、と思いつつ史実では全然意外じゃないことに気づいた。
やはり一刀がいるだけで見方が変わるなあ、支援
293名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:26:22 ID:1a+Ork5+0
支援
294董√ 4章 洛陽炎上 30/42:2009/04/08(水) 02:27:26 ID:8UZUmp9s0
きていてくれる方が嬉しいよ」
 武勇や軍略で役に立たないのは分かっていた。
 だからせめて二人の気持ちだけでも軽くしてあげたい、そう思った。
「……そう、ですね。私も霞さんが死ぬのは嫌です」
「ま、殺して死ぬような奴じゃないけどね。それよりこの先どうするか考えなきゃ。洛陽
はもうボク達の街なんだから、ボク達の手で守らないと」
 月が肯き、詠は既に軍師の顔へ戻っていた。
「とにかく城門をしっかりと閉じて守りに徹するわ。連合軍の弱点が兵站にあるのは間違
いないんだから、時間が経てば経つほどボク達に有利になるのよ」
 数日後、連合軍が洛陽に到着するも、堅い守りに阻まれ攻めあぐねていた。
 詠の読みどおり、補給に不安を抱える連合軍に焦りが見え始める。
 焦りが強引で雑な攻撃となって表れ、その都度詠の巧みな戦術に手痛い反撃を受けた。
 このまま一月も持ち堪えれば、詠は戦況をそう読んだ。
 しかし思いもよらない場所に敵が居た。
「内応!?」
 その日の定例朝議を行っている時に、その報せは届いた。
「どう言う事なの!?詳しく説明して!」
「ハッ!そ、それが以前免職された文官や将校たちが手勢を引き連れ南門を襲撃、守備隊
の徐栄将軍は討たれ、城門も開かれたそうです」
「チッ、免職程度で済ませたボクが甘かったわ……!」
 詠が歯噛みする。
「目下他の守備隊が懸命に敵を抑えていますが、何分にも多勢に無勢。打ち破られ、敵が
城下に雪崩れ込んでくるのも時間の問題かと!」
「どうする!?このままじゃ……!」
 幸い南門はこの宮城から最も遠い場所にある。
 しかしそれでも一刻ほどで辿り着かれるであろう距離だった。
 もしここまで敵が来れば、一刀たちに逃れる術は無い。
 まして月は天下の大逆人と言うのが連合軍の触れ込みである。
 捕まればただ殺されるだけでは済まない可能性が高かった。
(そんな事、させるもんか!何があっても月は守らないと)
「詠、何とか月を助ける方法は無いか!?」
「……一つだけ、あるわ」
295名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:27:57 ID:1a+Ork5+0
支援
296名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:28:49 ID:qfdWQ6db0
支援
297名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:31:04 ID:ff/kcFEd0
支援
298名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:31:29 ID:ff/kcFEd0
支援
299名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:32:02 ID:qfdWQ6db0
支援
300名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:32:41 ID:8UZUmp9s0
折角支援してくれてる人たちが居るのに大変失礼なんですが、今夜はここで一旦切ろうと思います
無理させてる人も居るかもしれないですし、自分も明日の仕事とか考えるとあまり遅くなるのもキツイんで
続きは明晩投下したいと思います
重ね重ね申し訳ありません
301名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:32:43 ID:+PHpqj4T0
支援
302名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:32:55 ID:9cdrUW6F0
支援
303名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:33:10 ID:qfdWQ6db0
起きて支援できる奴今どん位だ?
大分減った気がするが
304名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:34:05 ID:qfdWQ6db0
>>300
了解した長い時間乙です
305名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:36:13 ID:Wckj1OkMO

支援減ったら出ようかと思ってた、無理はしない方がいい。
俺は興奮して寝れなくなったがな!
打つか、カタカタ
306名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:37:52 ID:1a+Ork5+0
>>300
了解乙
307名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:42:43 ID:Nv6qisbs0
>>300
お疲れ様です、了解しました。
308名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:44:00 ID:Hk7JW0dp0
30レス投下するのに190レス消費とは凄いなw
309名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 02:55:20 ID:Wckj1OkMO
それだけ期待している人がいるわけだよ
310名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 03:07:16 ID:jkVneERA0
いい所で切るなぁ、梶原一騎並みの引きだ。
ああ、明日が楽しみ
311名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 04:10:14 ID:yUuhC+I/0
>>300
お疲れ様でした。
んではCL見つつ寝るとしよう。
312●一壷酒:2009/04/08(水) 06:21:33 ID:XgDwvyzl0
しまった、昨日は寝てしまって支援できなかった……。残念。
今日の続き投下がたのしみですね。

北郷帝第八回ですが、江東を江南と書いてたりして、誤字が気にかかったので、あげなおしました
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0237-ike2_8.txt
一応ご報告までに。
313名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 06:45:00 ID:8zqtyDZrO
えらい日だな
314名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 09:06:11 ID:MEZPX7qC0
素直にロダに上げたほうが懸命だとは言っちゃいけないのかな?
もう100kb越えたんですけどwww
315名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 09:28:04 ID:Ymeeg9cqO
それを決めるのは書き手だからな。
割り込みを避けて昨日に投下を伸ばしたりとか気をつかってるんだし、外野がわーわーいうことじゃなかろ。
316名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 10:04:36 ID:DuHUxuuYO
まあ…とにかく乙
317名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 13:13:36 ID:Jwi3Fm8q0
>>315
>割り込みを避けて昨日に投下を伸ばしたりとか気をつかってるんだし
キミは一体誰の事を言ってるんだ?日本語おかしくてわけわからんぞ
318名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 13:33:45 ID:nETgqA2Z0
>>317
月曜の真√投下時の董√作者の事を言ってるんだろう。
まあ割り込みを避けるのは気を遣う以前に当たり前ではあるんだが。

それはともかく、残り12レス分は今夜なのかな?
楽しみにしておこう。
319名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 14:19:28 ID:CwYDI6mcP
テキスト投下しろとは思わないけど結果を見るに明らかだが最初から前後編で分けるべきだったな
さすがに夜中に30レス以上の投下は無謀だろ
320名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 14:34:11 ID:nETgqA2Z0
土曜とかならまだ行けたかもしれんけど平日だったしね。
前後編で分けるなら>>244辺りがいい切り所だったかな。
321名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 21:03:44 ID:0wSy41c+0
真√も董√も
同じような場所ですね

状況は、かなり違うけど
322猪々子いわく:2009/04/08(水) 21:12:08 ID:DuHUxuuYO
さあ〜後半戦いってみよ〜
323300:2009/04/08(水) 22:09:40 ID:8UZUmp9s0
長期の規制が解除された喜びで無謀なことをしてしまい昨夜は迷惑かけてしまいました
続きの桃香したいと思います
まとめの時には>>300のレスとこのレスは除外して頂けると助かります
324董√ 4章 洛陽炎上 31/42:2009/04/08(水) 22:11:15 ID:8UZUmp9s0
「ほ、本当か!?流石、詠──」
「李鶴、郭・樊稠!アンタ達には死んでもらう事になるわ」
「……え?」
 一刀がポカンと口を開ける。
 詠の言葉が頭に沁み込むまで、数瞬を擁した。
「え?ちょ、え!?ど、ど、どう言う事だよ、それ!?」
「そうだよ、詠ちゃん!説明して!」
 一刀だけではなく、月も色をなして詰め寄った。
「三人が董の旗を掲げ、それぞれ別の場所で騒ぎを起こす。その間にボク達が月を連れて
逃げるのよ」
 詠が淡々と述べた。
「お、おい、それって李鶴たちを身代わりにして、俺達だけ逃げ出すって事か!?」
「そうよ」
「そ、そんな……」
 月が言葉を失う。
「詠、お前こんな時に冗談言ってる場合じゃ──」
「冗談でこんな事、言えるはずないでしょ!ボクは月の為なら何でもするわ。月が助かる
なら、どれだけ泥を被ろうが、卑怯者の烙印を押されようが構わない」
「ダメだよ、詠ちゃん!そんなの絶対にダメ!ね、もっと他に考えよう?霞さんも、華雄
さんも、恋さんもねねちゃんも居なくなっちゃったんだよ?これ以上誰かが居なくなるの
なんて、私嫌だよぅ」
「月、聞いて。どうやっても全員が助かる方法なんて無いの。逃げても必ず追い付かれる。
それに禁軍の兵達にもボク達に反感を持ってる奴らが居ると見ていいわ。そいつ等が敵に
寝返ったりしたら、どんな酷い目に遭わされるか分からないのよ?ボクはそんなの嫌。月
の居ない世界にボクが生きてる意味なんてないもの」
「ま、まあ待てよ。そもそも囮なんて言っても、月の姿が無い事なんてすぐに分かるだろ
うし、効果は薄いんじゃないか?それよりもっと建設的な案をだな──」
「月が居るかどうかなんて分かんないわよ」
「え?」
「ボクが何の為に月を表舞台に出さないようにしてきたと思ってるの?あいつ等には誰が
董卓か、なんて分からないんだから、旗を掲げている以上は全員を捕らえなくちゃならな
いのよ」
325名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:12:24 ID:EG98EfC90
支援させていただく!
326名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:12:36 ID:0oZCk8bm0
しえん
327董√ 4章 洛陽炎上 32/42:2009/04/08(水) 22:17:38 ID:8UZUmp9s0
「お前、初めからそこまで考えてたのか?」
「当然でしょ。政を変えていくって事は、それまでの既得権益で甘い汁を吸っていた奴ら
からは大きな恨みを買う。地位を得れば、その座を狙ってた奴らから妬みを持たれるのよ。
ならそいつ等からいかにして主君を守るかってのが軍師の役目でしょ」
「詠、お前……」
 月を隠す以上、必然的に政治の表舞台には詠が立つ事になる。
 今まで一刀が窺い知れないほどの恨みや嫉みをぶつけられて来たのだろう。
 月の為にそれほどの覚悟を持って一人戦ってきた詠に、最早一刀は何も言えなかった。
 だが月はまだ納得できていなかった。
「やっぱり私そんなの嫌だよ。他のみんなを犠牲にしてまで生きたいなんて思わない!」
「お願いだからボクの言う事を聞いて。月は生きてもう一度この国の為に起ち上がらない
とダメなんだから!」
「嫌!みんなが居なくなるくらいなら私も──へぅっ!?」
 突然月が小さく声を上げたかと思うと、クタッとくず折れた。
「月!?」
 慌てて一刀がその身体を抱きとめる。
「悪いな、ご主君」
 樊稠が月に当身を食らわせたのだ。
「さてとー、時間無いからちゃっちゃと準備しないとねー」
「北郷殿、董卓様の身は任せましたよ」
「え?いや、お前等……」
「賈駆、アタシらがダメだった時は、お前が命を捨てる番だからな」
「言われなくても分かってるわよ」
「ほらー、さっさと行くよー」
「おい、ちょっと待てって!そんなちょっと出掛けるみたいな言い方──」
「芳春(ほうしゅん)」
 一刀の言葉を李鶴が遮った。
「蛍(けい)」
「鬼燐(きりん)──アタシらの真名だ」
「えっ!?」
「華雄から聞いてるんでしょー?アタシ達の真名の意味ー」
「つまり私たちの想いを一刀殿に託したと言う事ですよ」
328名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:17:51 ID:Wckj1OkMO
雪蓮
329名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:19:28 ID:EG98EfC90
支援
330名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:19:44 ID:m/bhW6b20
董卓√再開支援
331名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:19:46 ID:lz2VXyts0
しえん
332名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:20:54 ID:nq0Pof/N0
支援
333名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:23:23 ID:Wckj1OkMO
支援
最近年だからこの展開だと画面が見えなくなる。
(;_;)
自分には他人の為に命を捨てられない。
334董√ 4章 洛陽炎上 33/42:2009/04/08(水) 22:24:24 ID:8UZUmp9s0
「だから死んでも護れよ、董卓様に身は」
「…………分かった、必ず」
 三人の想いを受け、一刀が肯いた。
「それではあなた達は先にお逃げください」
「け、けど逃げるっても何処から……」
 確かにまともに城を出ても、敵兵に見つかる可能性が高かった。
「こっち!」
『え!?』
 不意に呼びかけられ、一同が驚いたように声の方を向く。
 そこには高貴な装いに身を包んだ、幼い男の子の姿が在った。
「協!?」
 以前に霞が助けた献帝劉協だった。
 一刀に亡き異母兄を重ねる劉協は、一刀には名で呼ばれる事を好んでいた。
「こっちに宮城の外へ出る抜け道があるんだ。北門の外に出られる筈だから、急いで!」
 劉協が一刀の手を引いた。
「わ、分かった!」
「じゃーねー、一刀ー。董卓様の事ー、頼んだよー」
 李鶴に声を掛けられ、一刀は一度振り返ると、三人に向かってしっかりと肯いた。
 月を背負い、詠と共に劉協の後へ続く。
 少し走った所で劉協が足を止めた。
 目の前には宮城内で最も太い柱があった。
「ここ」
 言いながら劉協が何やら柱の装飾を弄ると、柱の一部が開いて扉となった。
 中には階段が下へ続いている。
「ここから降りて少し行けば出られるから」
「よし。──詠、お前先に行け」
 詠が肯いて中へ入る。
 続いて一刀が中へ足を踏み入れた直後、後ろから指していた光が細くなっていった。
「協!」
 見ると劉協が扉を閉じている所だった。
「この扉、外からしか閉じれないんだ」
「で、でもお前は!?」
335名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:24:26 ID:wlq2SvqG0
董卓√再開と聞いて支援
336名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:27:55 ID:Nv6qisbs0
支援です。
337名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:29:39 ID:yeAo7xDB0
しえんをかいしする
338名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:30:01 ID:nq0Pof/N0
董ルート支援
339董√ 4章 洛陽炎上 34/42:2009/04/08(水) 22:30:55 ID:8UZUmp9s0
「朕は残った方が良いから。朕が一緒に居ると、きっと連合軍は必死で月や一刀を探すと
思うから。大丈夫、朕はこれでも皇帝だから、酷いことはされないと思う」
 確かに劉協の言う事は一理ある。
 しかし逆賊董卓の擁立した皇帝を廃立し、新たな劉氏を新帝として立てる人間が連合軍
の中に居ないとも限らない。
 もしそうなった場合、廃帝の身の安全など何処にも保障は無いのだ。
 おそらく劉協もそれを覚悟しての行動だった。
(でも俺は月を護らなくちゃならないんだよな)
 詠は泥を被る覚悟をしていた。
 李鶴達も命を賭していた。
 今、幼い皇帝も危険を承知で自分達を逃がした。
(俺が迷ってる場合じゃないんだ)
 そう自分に言い聞かせると、一刀は一言「すまん」と劉協に詫びて階段を駆け下りたの
だった。

「……うーん、とても暴政に苦しんでいる様には見えないよな。──おい、蒲公英、お前
はどう思う?」
 馬超は傍らを歩く従妹に声を掛けた。
「どうもこうも……お姉様の思ったまんまじゃない?ホントに董卓って人が悪い奴だった
ら、こんなに綺麗な町並みはしてないと思うよ」
 馬岱の言うとおり、整然とした街の通りは少し前まで穏やかな営みが送られていた事を
現しており、時々窓や扉の隙間から感じる視線は怯えた物に思えた。
 少なくとも圧政から開放されて喜ぶ民衆の眼ではない。
「こりゃあ母様の考えが正しかったかな?」
 と、その時だった。
「きゃああああ────っ!!」
 若い女性の悲鳴が上がった。
「!?──来い、蒲公英!」
「うん!」
 二人が駆けつけると、街の娘が一人、兵士達に襲われているところだった。
「お前ら、何してるんだ!」
 馬超が槍を突きつけると、兵士達が下卑た笑みを浮かべた。
340名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:31:41 ID:0oZCk8bm0
乙、支援しますです。
洛陽平和だったのに…
341名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:33:41 ID:EG98EfC90
支援。
しかし完全に連合軍悪役だわな。
342名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:34:59 ID:XgDwvyzl0
ゲームの本筋でも反董卓連合軍は徹頭徹尾悪役です。
343名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:36:06 ID:m/bhW6b20
原作でも連合は侵略者だよ。
そして華琳ルートでは馬超たちが侵略された。
むなしい戦いを終わらせるため、むなしい戦いを続けるしかない。
桃香もこんなジレンマに苛まれていたんだろうか支援
344董√ 4章 洛陽炎上 35/42:2009/04/08(水) 22:36:32 ID:8UZUmp9s0
「おい、女が増えたぜ」
「まだガキっぽい感じもするが、どっちも上玉じゃねぇか」
「へへっ、徐州くんだりからこんな所まで引っ張って来られたんだ、このぐらいの役得が
無いとな」
 兵士達の言葉から推察するに、彼らは徐州牧の陶謙の部下らしい。
 馬超の顔が怒りで紅く染まった。
「お前等!この連合軍は董卓の暴政から洛陽の民を救うのが目的なんだぞ!その連合軍の
兵士が狼藉を働くなんてどういうつもりなんだ!」
「俺らにゃ関係ねぇよ、そんな事」
「大体ウチの大将も洛陽の人間なんかに興味無いしな」
「そうそう。あの爺は袁紹辺りに媚びて少しでも見返りを貰おうとしてるだけだもんな」
 兵士達がげらげらと下品に笑う。
「お・ま・え・ら〜!」
「お姉様、こんな奴らに何言っても無駄だよ。それよりとっととやっちゃおうよ」
「犯られちゃおうの間違いじゃねぇのか?ヒャハハ──ふぃぎっ!?」
 いやらしく笑う兵士の胸を馬超の槍が貫いた。
「お前らの様な屑はこのあたしが許さねぇ!馬孟起の槍にかかって死ぬ事を、せめてもの
誇りに思いやがれぇっ!」
「せ、西涼の錦馬超だと!?」
 天下に名高い猛将の名に兵士達の顔色が変わった。
 しかし時既に遅し。
 十数人ほどの兵士達が物言わぬ骸に成り果てるまでほんの一時の事だった。
「蒲公英」
 襲われていた娘を近くの家まで送り届けてきた馬岱に向かって、馬超が呼びかけた。
「何、お姉様?」
「あたしは決めた。あたしはあたしの感じた正義に従って動く」
「うん、分かった!たんぽぽはお姉様の考えに付いて行くよ!」
「よし、行くぞ──」
 馬超は愛馬に跨ると、西に向かって駆け出した。
 涼州連合が反董卓連合を離脱した瞬間だった。
 
345名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:37:29 ID:Stgnb5Bq0
支援支援
346名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:37:51 ID:yeAo7xDB0
正義故に生きにくい娘だ。支援
347名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:37:57 ID:lz2VXyts0
sien
348名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:39:07 ID:EG98EfC90
支援継続
349名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:42:15 ID:+qQfQM2U0
私怨
350董√ 4章 洛陽炎上 36/42:2009/04/08(水) 22:43:30 ID:8UZUmp9s0
「月────っ!」
 霞は宮城までの道をひた走りに駆けていた。
 誰よりも早く月の身柄を手に入れる、それが唯一彼女の身を護る為だと思った。
(月はこないな所で死んでええ奴とちゃうんや!)
 曹操の下に降ったとはいえ、霞が月を好きなのは変わらなかった。
 せめて命だけは助けたいと願った。
 しかし霞が宮城に着いたとき、既に月の姿も一刀や詠の姿もそこには無かった。
(間に合わんかったんか?)
 最悪の可能性が頭をよぎった時だった。
「霞……?」
「誰や!?」
 霞は自分の真名を呼ばれて振り向いた。
「協!無事やったんか!?」
 霞が劉協に駆け寄った。
「月は!?一刀や詠は無事なんか!?」
 劉協がこくりと肯く。
「そっかぁ……。良かったぁ……」
 思わず安堵の吐息が漏れた。
「で?アイツ等は何処や?」
「……もう、此処には居ない」
「居ない!?逃げたっちゅう事か?」
 再び劉協が肯いた。
「そっか。で、お前は一緒に行かへんかったんか?」
「朕は皇帝だから、一緒に行ったら足手まといになる」
「……せやな。でも安心しぃ。お前の身はウチが護ったるから」
「一刀から言伝された」
 霞の言葉に再び肯くと、劉協は口を開いた。
「約束、守れなかったけど、忘れないからって」
「あのドアホ……自分が大変な時に何気にしとんねん」
 霞は目頭が熱くなるのを感じた。
 と、そこに楽進が飛び込んできた。
「霞様!董卓が発見されたとの報せが入りました!」
351名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:43:51 ID:0oZCk8bm0
華琳様大激怒の予感。支援
352名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:48:06 ID:yeAo7xDB0
一刀いないし華琳様に頭痛がついて回らなければいいが、支援
353名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:49:18 ID:Stgnb5Bq0
しえん
354名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:49:47 ID:+qQfQM2U0
私怨
355董√ 4章 洛陽炎上 37/42:2009/04/08(水) 22:50:18 ID:8UZUmp9s0
「何やて!?何処や!?」
「西門に近い広場とのことです!」
「分かった!ウチはすぐにそっちへ向かう!凪、お前はその子を頼む!」
「え!?あ、あのこの子は……?」
「漢王朝の皇帝や!しっかり守ったってくれよ!」
「は、はいっ!」
 楽進が返事をした時、既に霞は部屋を飛び出していた。
 
「樊稠将軍討死!孫策軍の将、黄蓋との一騎打ちに敗れたとの事です!」
「ご苦労様。──とうとう私だけになってしまいましたか」
 伝令の兵に労うと、郭がひとりごちた。
 李鶴は先刻袁紹麾下の文醜に首を取られたとの報が入っていた。
「董卓様は無事に逃げおおせたでしょうかね?」
 薄っすらと笑みを浮かべて呟く。
 左肩と右腿には深々と矢が突き刺さっていた。
 背中にも二本。
 切り傷の類は身体中至る所に刻まれていた。
 既に痛みは無い。
 ただ全身が熱かった。
「では、私の役目を果たすとしましょう」
 最後まで生き残った者がその役目を負うと、三人で決めた事だった。
 血に濡れた黒髪をかき上げ、目の前に殺到する敵兵を見据える。
 吼えた。
「都を侵せし暴虐の輩共よ!我が首が欲しくば命を捨てる覚悟で掛かって来い!我が名は、
董仲穎なり!!」
 戦場に声が響き渡った。
「董卓だと?」
「アイツの首を取れば大手柄だ!」
「俺だ!俺が首を貰う!恩賞は俺の物だ!」
「馬鹿いうな!アイツは俺達の獲物だ!」
(フッ、これが大義を掲げた連合の姿。醜いものです)
 自分の首を取る為に同士討ちさえ始めかねない将兵の姿に、郭は侮蔑の目を向けた。
356名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:51:51 ID:EG98EfC90
支援
357名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:52:05 ID:Stgnb5Bq0
しーえんしーえん
358名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:52:12 ID:CZfIo4rb0
支援
359名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:52:26 ID:/f3wzgQc0
支援
読者の怒りが有頂天。
360名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:52:29 ID:xyqUHcZr0
支援
361名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:52:40 ID:nq0Pof/N0
支援
362名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:53:22 ID:+qQfQM2U0
樊稠、李鶴、郭……2線級武将扱いしてすまん
次回プレイでは、前線に出さずに大事にするからな
363名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:54:09 ID:Stgnb5Bq0
それもあんまりだと思う
364名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:54:20 ID:DWGg/lff0
『守れなかったけど、守れないから』に見えて一瞬混乱した支援
365名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:54:25 ID:yeAo7xDB0
使ってやろうよ、支援
366名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:55:10 ID:wcpG4qNO0
sien
367董√ 4章 洛陽炎上 38/42:2009/04/08(水) 22:55:44 ID:8UZUmp9s0
 と、その中から一人、見知った顔が駆け寄ってくるのが見えた。
「張……遼……?」
「お、お前……!?」
 何か言いかけた霞だったが、郭の眼を見て言葉を飲み込んだ。
 その視線だけで、郭の意思を悟ったのだ。
 ここでその通りにするのは、降ったばかりの曹操に対する裏切りなのかも知れない。
 しかし戦友だった。
 共に董の旗の下を駆けた戦友だったのだ。
 その戦友の最期の想いを無為にする事もまた、霞には出来なかった。
 先の戦いから飛龍偃月刀と名付けた得物を構え、振りかぶる。
「お、おい!いきなり出てきて横取りする気か!?」
 一人の武将が文句を口にした。
 何人かの将兵がそれに賛同する。
「黙りぃ」
「ヒッ!?」
 しかし霞の眼光に怯み、それっきり誰も口を開かずただ成り行きを見守っていた。
「ほな、いくで」
「フフッ、あなたに討たれるなら悔いはありませんね」
 郭が眼を閉じた。
「さらば」
 短い別れの言葉と共に郭の首が落ちた。
 その首を胸に抱き、霞は偃月刀を高々と掲げた。
「敵将董卓、曹操が家臣張文遠が討ち取ったりや────っ!!」
 この戦いの終結を告げる、苦い勝ち鬨だった。
 
「ふぅ……やっと出れたわ」
 石壁を崩して身体を抜け出させた詠が、ホッと一息吐いた。
 抜け道の出口は外から見えないように偽装してあったが、中から石を一つ抜き取るだけ
で簡単に穴が開くように仕掛けが施されていたのだ。
 続いて故の手を引いた一刀が外に出る。
 途中で目を覚ました月は、もう何も言わずただ一刀に手を引かれるまま付いて来ていた。
「おい、詠。何やってんだよ、早く行け……って、何かあったのか?」
368名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:57:37 ID:wcpG4qNO0
すまん
ageてしまったorz
支援
369名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:57:45 ID:Stgnb5Bq0
支援
370名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 22:59:21 ID:yeAo7xDB0
霞も辛いな、支援
371名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:00:02 ID:CZfIo4rb0
この後どうなるんだ?
支援
372名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:01:34 ID:nq0Pof/N0
支援
373名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:01:45 ID:Nv6qisbs0
華雄・霞の抜けた穴は、翠・蒲公英がうめるの?

支援。
374董√ 4章 洛陽炎上 39/42:2009/04/08(水) 23:02:35 ID:8UZUmp9s0
 立ちすくむ詠の表情は、眼を見開いたまま強張っていた。
 一刀たちも思わず振り返った。
「な、なんだよ、あれっ!?」
「…………!」
 一刀が声をあげ、月は息を飲み込んだ。
 洛陽が燃えていた。
 街の至る所から黒煙が上がり、幾つもの壮麗な建造物が炎に包まれている。
「なんで……誰がこんな事したんだよ!?」
「連合軍の兵士だ」
「えっ!?」
 突然掛けられた声に驚き、そちらを見ると見覚えのある姿が立っていた。
「か、関羽!?」
「憶えていて貰えたとは光栄だな」
 艶やかな黒髪を靡かせた精悍な美貌と、精緻な意匠を凝らし芸術品とも呼べる大振りの
青龍偃月刀を携えたその姿は忘れようも無く脳裏に焼きついていた。
 その関羽の後ろから、彼女よりも更に鮮烈な印象を一刀たちに植え付けていた少女が前
に進み出た。
「お久しぶりです、北郷さんに賈駆さん。そして、董卓さん。黄巾討伐以来ですね」
「お兄ちゃんたちも元気だったかー?」
 横から幼い容姿の少女も顔を出す。
「劉備に張飛……」
 更には一刀たちの知らない少女たちも何人かいる。
 彼女たちはジッと見定めるような目で一刀たちを見ていた。
「董卓さん、無事だったんですね。曹操さんの部下の人に討ち取られたって聞いてたんで
すけど、何かの間違いみたいで安心しました」
(しまった!彼女たちは月の顔を知ってるんだ!)
 咄嗟に月を背中に庇う。
 もっとも関羽や張飛を前に、それが毛ほどの意味も持たないと分かってはいたが。
 しかし劉備はゆっくりと首を横に振った。
「安心してください。私たちはあなた方をどうこうしようとは思ってません」
「どう言う事なんだ?」
「反董卓連合軍に大義なんて無いと分かったからです」
375名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:02:35 ID:+qQfQM2U0
陳宮と合流しないと文官不足が深刻だな支援
376名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:03:19 ID:0wSy41c+0
月と詠以外
オリキャラというのも
377名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:04:58 ID:wcpG4qNO0
董√じゃそれもしかたあるまい支援
378名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:05:02 ID:yeAo7xDB0
オリキャラの上手い使い方を見せていただいた。正直脱帽。支援
379名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:05:04 ID:enmA/Wv80
故じゃないよ月だよ支援
380名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:05:17 ID:CZfIo4rb0
>>376
虎牢関までに董軍の既存キャラは月詠以外全員投入しちゃってるから仕方なくはある
381名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:08:47 ID:nq0Pof/N0
支援
382董√ 4章 洛陽炎上 40/42:2009/04/08(水) 23:09:38 ID:8UZUmp9s0
 劉備は微笑んでいたが、その笑顔はとても悲しいものに一刀は感じた。
「そう言えばさっき関羽があの火事は連合軍がやったって……」
「連合軍に参加した諸侯の全てが、高い志を持って集ったわけではない。ただ己が権欲を
満たす為に加わった輩も多いと言う事だ」
「そいつ等が思うように利益を手に出来なかったから、腹いせにやったって事か?」
 口にしながら一刀の胸に激しい怒りが湧き上がっていた。
 月や詠の顔を見れば、彼女たちも同じ気持ちなのが分かる。
「直接命令などはしていないだろうが、そう言った奴らの軍は総じて規律が甘い。兵卒と
もなれば最早賊徒と変わらぬような所もある。上は自らの権勢を高める為だけに動き、下
は略奪・狼藉の限りを尽くす。何が暴政から民を解放する為の戦いだ」
 関羽が吐き捨てた。
「勿論全員がそんな人達ではありません。曹操さんや孫策さんの軍は規律もしっかりして
ますし、寧ろ無秩序な人達を積極的に取り締まってます。それに袁紹さんや袁術さんの軍
も豊富な資金や人材を使って街の消火や復興に取り組んでくれています」
「あ、アイツ等がぁ?」
 詠が信じられないというように口を挟んだ。
「曹操さんが街の為に色々手を尽くしているので、自分も負けられないと思ってるみたい
ですね」
「袁紹はバカだから何にでも張り合うのだ」
「今回はそれが良い方向へ働いたと言う事だな」
「私たちは炊き出しをする為に近隣の村へ食べ物を買いに行く所だったんです。糧食を放
出しようにも、連合軍もかなり厳しい状況なので」
「まあ、これだけの人数だもんな」
 つまり詠の読みは正しかったと言う事だ。
 内応者さえ現れなければ洛陽を守りきる事も出来ただろう。
 それが悔しかったのか詠が唇を噛んでいた。
「我々は貴殿らに会わなかった。既に董卓は死んだと言われているし、他の者が貴殿らを
追う事も無いだろう」
「曹操さんの下に降った張遼さんが董卓さんの首を奪ったと触れ回ったらしいです。その
首を奪られた人が誰かは知りませんが、確かに自分で董卓だと名乗ったそうですね」
 李鶴たちの顔が脳裏に浮かんだ。
 月の瞳から堪えていた涙が零れる。
383名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:11:16 ID:+qQfQM2U0
袁紹意外に頑張った支援
384名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:11:25 ID:wcpG4qNO0
支援
385名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:12:43 ID:yeAo7xDB0
とりあえず原作っぽい流れになってきましたな、支援
386名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:12:45 ID:CZfIo4rb0
一瞬蜀に居候かと思った支援
387名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:12:53 ID:Stgnb5Bq0
支援
388名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:13:52 ID:Pr3DCGZf0
劉協の名前を見ると、どうしても横山光輝の描く子供が頭に浮かぶ
389名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:14:57 ID:nq0Pof/N0
>>386
俺も思った支援
390董√ 4章 洛陽炎上 41/42:2009/04/08(水) 23:14:59 ID:8UZUmp9s0
「その張遼さんがその褒賞として、洛陽から脱出する董卓軍の残党は見逃してくれるよう
お願いしたそうです」
「董卓の悪行などでっち上げだったとは殆どの諸侯が知ってしまっているからな。さほど
揉める事もなく認められたらしい」
「だからもう、あなた達を狙う人はいません」
「けど本物の董卓を捕らえたと言えば、君たちの名が上がるんじゃないのか?」
「無論そうだろうがな、我が軍の将は全員がその事には反対した」
「鈴々たちもお姉ちゃんが危ないと思ったら、きっと同じようにしたのだ」
「霞たちの想いを汲んでくれたって事か」
「ところでこれからどうするんですか?良かったら私たちと──」
「気持ちは嬉しいけど、それは出来ないよ。俺たちにとっての王は月しかいないし、どこ
までも月と一緒に居るつもりだから。そうだろ、詠?」
「フン、当然でしょ」
「でも……」
「関羽や張飛はさっき霞たちの気持ちが分かると言ってくれた。なら今の俺達の気持ちも
理解してくれるだろ?」
「ああ。──桃香様、ここは彼らの思う道を往かせてやりましょう」
「……うん、そうだね。──董卓さん、良い仲間をお持ちですね」
 劉備が月に笑い掛けた。
「はい。私には勿体無いくらいの人達です。──ありがとう、詠ちゃん、一刀さん」
 今、月の眼に滲んでいる涙は、先ほどとは意味の違うものだった。
 犠牲の多い戦いだった。
 小人の妬みから始まった戦いは、国にも民にも一刀たちの心にも大きな傷を残した。
 だが志はまだ生きている。
 それを貫こうとする限り、一刀はどこまでも月を支えていく、改めてそう誓っのだった。
 
 一刀たちが洛陽を離れたのとほぼ同じ頃、連合軍とは別の方向から洛陽を目指す一軍が
あった。
 物々しい武装とは裏腹に、のんびりとした行軍はどこか牧歌的ですらある。
「こんなにのんびりとしてて良いんですか?もっと急がないと戦が終わっちゃいますよ?」
 副官らしい少女が幾度目かになる進言をした。
391名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:15:07 ID:Nv6qisbs0
蜀と合流は恋が嫌がるんじゃない?

支援。
392名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:15:19 ID:qfdWQ6db0
蒼天航路片手に見てる俺に死角はある

そういや張済って出てきた?
393名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:15:47 ID:wcpG4qNO0
支援
394名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:17:22 ID:Stgnb5Bq0
紫苑
395名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:19:10 ID:EG98EfC90
支援
396名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:19:45 ID:CZfIo4rb0
誰だろう?支援
397董√ 4章 洛陽炎上 42/42:2009/04/08(水) 23:20:53 ID:8UZUmp9s0
「ふん、構うものか。呂布も張遼も敗れたと言うではないか。儂が戦いたいと思うような
相手が残っているとも思えん。下手をすれば洛陽すら既に陥ちているかも知れんわ」
 軍の指揮を取る美女が、いかにもつまらなそうに答えた。
 襟元から豊かな胸の谷間が覗くほどに着崩した洒脱な装いと、色香が漂う艶やかな立ち
居振る舞いは、一晩を千金と引き換えるような極上の遊妓の様でもある。
「ですが何も戦果が無いとなれば劉璋が黙っていないのでは?」
「あんな小僧に何が出来る。そもそも初めに連合参加の檄文が届いた時には国内の安定を
口実に断ったくせに、連合軍が虎牢関を抜けたと情報が入った途端に兵を出して漁夫の利
を狙おう等と浅ましいにも程があるわ。おまけに自ら軍勢を率いる気概も無いときた」
「まあ桔梗様が憤慨するのももっともですけど──」
「ん?待て、焔耶。あそこを見よ」
 桔梗と呼ばれた美女が前方を指差す。
「あれは……?」
 人が倒れていた。
「行くぞ、焔耶」
「ハッ!」
 二人が駆けつける。
「ふむぅ。何処かの軍の将か?──おい、しっかりせい!」
 抱き起こして声を掛けるが意識が戻る様子は無い。
 しかしそれ程の深手を負っている訳ではなく、命に別状も無さそうだった。
「この者、如何なさいますか?」
「このまま放って置くわけにもいかんじゃろう。今日はここで陣を敷き野営とする。お主
はこやつを天幕に運んでやれ」
 と、その怪我人が何事か呟いた。
「気付いたのか?何じゃ、何か言いたい事があるのか?」
「いえ、どうやらうわ言のようですね」
「…………様…………し訳…………ん……」
「ん?」
 桔梗が耳を寄せる。
398名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:20:59 ID:yeAo7xDB0
原作キャラで今のところ出てない人か……支援
399名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:21:24 ID:Wckj1OkMO
>396

> 誰だろう?支援

だよな?支援
400董√ 4章 洛陽炎上 ちょっと余ったorz:2009/04/08(水) 23:21:58 ID:8UZUmp9s0
 眼を細め嫣然と微笑む。
「さてこの巡り合わせ、儂を楽しませてくれるものや、否や──」
401名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:22:37 ID:Stgnb5Bq0
ここで桔梗と焔耶が出てくるのか
支援
402名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:23:22 ID:QEfFde3Q0
乙です!そうか、現在の蜀組かあ…!ひろったのは彼女かな。この先が楽しみすぎる。
403名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:23:24 ID:EG98EfC90
かゆー生きてた乙。
404名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:24:26 ID:+qQfQM2U0
生きててくれたー!!!。゜(゚´Д`゚)゜。

乙でしたー。
405名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:24:56 ID:yeAo7xDB0
まさかな展開が。
長編投下乙でありましたっ
406名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:25:29 ID:8UZUmp9s0
以上です
支援の方々ありがとうございました
次からは長くても20レス程度に抑えて、分けて投下したいと思います
あと次回以降はこれまで空気っぽかったメインヒロインが動き始める予定

それでは5章『錦将疾駆』でノシ
407名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:27:10 ID:CZfIo4rb0
>>400
乙でした。
涼州と蜀が絡んでくるのかな?
あれ?桃香達の行き場がw
408名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:28:19 ID:B0/BLxub0
>>406
乙でした!
月には幸せになってほしいものだ・・・
409名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:29:06 ID:m/bhW6b20
董√GJ。
稀に見る鬱展開スゲエ
一刀たちはここから逆転できるのか?
次回も紳士スタイルでお待ちしております
410名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:29:31 ID:Wckj1OkMO
乙です。
展開が読めない………
今後の恋と劉備軍の摩擦が心配。
411名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:31:03 ID:DuHUxuuYO
結局43投下まったく乙

ひさびさに長編堪能したよ!

次は53投下記録をぬりかえる大河小説てくれることをwktk
412名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:34:59 ID:CZfIo4rb0
>>411
いや、そこまで行ったら流石に分けろと言いたくなるぞw
413名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:39:58 ID:/f3wzgQc0
うめっッ!
そうだよな、タイムテーブルかっ飛ばしてさっさと入蜀しちまうルートも!
果ては蜀+涼州の連合かな?
でも文官足りねぇw絶対足りないw
414名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:43:58 ID:8UZUmp9s0
抜けてたのに気づいたorz

最後のレスの文頭に↓追加してください

「……董卓……様……申し訳……あり……ません……」
「董卓!?こいつ、董卓の臣なのか!?」
「ふふん、何やら面白い事になってきたのう」
415名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:45:26 ID:0oZCk8bm0
これ絶対洛陽の民の恨み買ったな…
個人的には連合軍に対しての
「かーえーれ、かーえーれ」
があったら面白いと思ったがこれはこれでGJ


ほんと、呂布は愛紗たちと仲直りできないかもな
桔梗たちに彼女が合流するなら桔梗たちも蜀にははいらない?
416名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:56:29 ID:Sv19beiN0
>>413
ネタ殺しになる可能性があるから書かないけど
たぶん足りるんじゃないかなー



しかし、このルートの劉備御一行は戦力的にかなり割を食いそうだw
417名無しさん@初回限定:2009/04/08(水) 23:58:12 ID:wlq2SvqG0
>>406
お疲れでした。
うん・・・・華雄生きていて良かった良かったw

418名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 00:05:46 ID:HMAS2r4yO
>415
>ほんと、呂布は愛紗たちと仲直りできないかもな
>桔梗たちに彼女が合流するなら桔梗たちも蜀にははいらない?

いや、月一刀が桔梗に連れられ蜀入り。
後から聞いた恋合流。
この展開だとかなり桃香たちが蜀入り(保護なり下るなり)難しい。

しかし、この話の帝はしっかりしてるよな。
暴政なんか無かったってはっきり言いそうだよな。
すると、袁二人はどうするんだ?
帝の口から言われるだから…………
ああまた鬱になる自分。
419名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 00:06:16 ID:8Uv/Q3xt0
乙でした
これ劉備軍どうすんだよ・・・・・・。
420名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 00:11:28 ID:jydz/c3NO
投下乙です
麗羽と美羽がこの事態(ぶっちゃけ大失態としか)をどう切り抜けるか逆に楽しみです

桔梗と焔耶と華雄…面白いことになりそうだ
421名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 00:16:06 ID:saC3hviQ0
>>418
連合は解散するだろうけど、誰が都と皇帝を抑えるかも大きな問題だ。
麗羽様だと本拠と飛び地になっちゃうし、美羽もやや遠い。
比較的近いのは華琳だけどどうなるかね。
422名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 00:18:25 ID:jwVp2WiP0
一挙に偽帝僣称という手もある。
423名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 00:20:45 ID:KhQ0CbwF0
桃香乙
ここからどう巻き返していくかが見物ってやつですわな

>>421
状況からして霞が連れていったんだろうから曹操軍の元に行くのが自然な流れではあるだろう
424名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 00:25:32 ID:dRErt/1w0
長編乙でした

翠と焔耶と華雄の脳筋トリオ結成ですね
手綱を持てるメンバーが足りないから突撃!粉砕!勝利!って普通にしそうだw
425名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 00:34:14 ID:PJ03Vk0+0
紫苑がいるじゃないか。
董・涼州陣営が合流するとなれば詠と月が押さえ役にもなってくれるよ。……多分
426名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 00:34:39 ID:jwVp2WiP0
真の紫苑はあんまり抑え役になってないよ。
427名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 00:35:04 ID:saC3hviQ0
>>423
W袁家が華琳の皇帝確保を見過ごすとは思え…
適当な官位とか将軍位とかで満足しそうな気もしてきたw
428名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 00:40:45 ID:8Uv/Q3xt0
今回の話は大きめ?の複線とかがあるっぽいから、あんまり未来予想はしない方が良いっぽいぞ
429名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 00:41:20 ID:23lMc1M20
>>423
史実だと皇帝が曹操庇護下に入った後は許昌に身柄を移したんだっけ?
洛陽は燃えちまってるから遷都ってのもありかと
430名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 01:13:48 ID:jejRkKDh0
>>424
そこに恋も加わって脳筋カルテッ(ちんきゅーきっく
431名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 02:53:55 ID:OqAFvvQIO
展開は…まぁ作者の自由だからいいんだけど、ちょっとセリフ回しが単調すぎてキャラの心理描写が伝わりにくかったんじゃないかな〜と思った
でもこの話は今後が気になるし楽しみにしてます
432名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 04:10:11 ID:XkLmq/1i0
華琳が霞を説得するシーンなんだが…
圧制なんてしてない董卓及び罪もない兵士を無実の罪で批難し、戦争しかけた奴らの一員になっておいて
どの口で華琳は霞に語ってるの? そしてなんで霞は感銘受けてるの? と思った俺は異端だろうか。
いや、華琳はその辺の矛盾や罪悪感、現実の厳しさ全部ひっくるめて語ってるんだろうけど…俺の受け取り方がひねくれてるだけかな。

董卓軍三将には感動しました、オリキャラもこういう風に使うと輝いていいですよね。
433名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 06:46:48 ID:1jzH+ZHT0
面白かった、乙
でも、張遼が皇帝を協と呼び捨てするのはちょっとw
434名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 08:29:10 ID:ghNKS38+0
>>432
一刀さんがいない場合の本編(特に呉ルート)を見た感じ、華琳様はあんましまともなことは言わないし
判断も結構いい加減。行動も少し前に言ってたこととつじつま合わないことも玉にやらかす
勢いと威厳と状況でそれっぽく見えるだけで場当たり的印象はある
そういう意味でどの口で言うよそれ鏡見ろな発言はあまり違和感なかったです、個人的には
なんだかんだでチンコの存在は「天」=正道の象徴ってことじゃあるまいか
435名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 09:13:18 ID:O6ggvDGj0
華琳は他人に求めるハードルが異常に高いからな
無理難題を押し付けてそれをどう解決するかで評価する
みたいな思考回路だから言ってることが場当たり的になるんだろうけど
理屈で考えたらおかしいところは結構多いが気にしたら負けだw
436名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 09:26:14 ID:ghNKS38+0
まあ、それも含めて華琳様萌えなのですが、俺とかはw
基本的に魏の陣営は華琳様をいさめる人がいないんで、突っ込み役不在で
どうしても彼女の印象がフリーダムになる
魏ルートで自滅し掛かったときは一刀さんがいさめてたが、多分別ルートで
同じ状態だと周り巻き込んで死んでると思うし、あまり人のことは言えない
437名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 09:28:11 ID:jwVp2WiP0
実際には、人のことを言えないのは全員なのだがねw
勝てば問題ないし、負ければ糾弾されるだけ。
438名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 11:02:00 ID:/zCZ/5YG0
>>432
俺も似たようなことを思ったけど(華琳が説得したとか関係なく、十常侍とか排除して統治が上手くいっていたのに
もかかわらず攻め入ってきたり首さらしとかされた相手の『連合軍』の一員に説得されるのはどうかってな感じで)
展開自体や話は面白いので気にしないことにしたw
439名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 12:49:30 ID:jejRkKDh0
何がどうしてか(無印的に)桂花を現代に持ち帰ってしまった一刀。
桂花に罵られながらも妙な責任感で彼女を匿い、生活費を捻出する為バイト漬けの日々。
しまいには過労で熱を出して倒れてしまう。
そんな一刀を見て桂花は男嫌いを克服できないまでも徐々に心を動かされ始める。
だが一刀は決して桂花が自分を好きになることはないんだろうと、完全にすれ違ってしまっていて……

なんて電波を最近受信しっぱなしなのだがどうしたらいい?
440名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 13:01:51 ID:tV2CfdKGO
>>439
さあ、あとはその電波を新たな外史に記すのみだ
441名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 13:17:22 ID:+RF0dVp70
……それと非常に似たものが、今USBスティックに入っている件……
442名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 13:29:42 ID:yHn/04Jn0
>>441
何をすべきかわかっているな…
443名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 13:35:35 ID:+RF0dVp70
……もう暫く待って……
444名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 13:49:48 ID:F14d0Gfe0
汝、思うがままに外史を紡がれよ
445439:2009/04/09(木) 14:02:11 ID:nQA4btFIO
>>441
どうやら、お互いのチューナーがケコーンしていたようですね。
446名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 16:48:42 ID:sBqX48Au0
桂花ああああああああああああああああああああああああああああ
すきだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

たのむ!桂花好きのためのFDだしてくれえええええええええええべええええええすさんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんn
5万でも10万でも買うからあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
447名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 18:51:20 ID:GSxuL9IRO
>>446

流石に五月蝿い
448名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 18:57:54 ID:Ykm/mh1LO
てゆうかアレそんなにいいか?
449名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 20:47:06 ID:KN4vcrMg0
      / ̄ ̄ ̄\
    / ─    ─ \
   /  (●)  (●)  \. 恋姫†無双とやらをやって見たけど桂花が全然可愛くない
   |    (__人__)    | 声優はみるだったから声オタが騒いでただけか?
   \    ` ⌒´    /
   /              \

       二時間後
          ↓
       ____
     /_ノ ' ヽ_\
   /(≡)   (≡)\
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \   桂花ちゃんとちゅっちゅしたいよぉ〜
  |     |r┬-|     |
  \      `ー'´     /
450名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 20:47:56 ID:WW4YBgx00
>>449
気持ちはわかる・・・痛いほど・・・
だが、おちつくんだ!

451名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 21:32:18 ID:ZPJpJett0
桂花の良さはじわじわ来るよな。
一歩のボディーブローみたいに。
452名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 21:46:30 ID:SI67PCVK0
一歩のボディブローは時々即効性になるけどなw
桂花は罵声とキツイ態度のデンプシーでKOの山を積み上げたハードパンチャー。
453名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 22:31:14 ID:jejRkKDh0
>>446
ってか、5万でも10万でも出すって程の覚悟があるんならここで叫んでないでBaseSonにメールしてみたら?
454名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 23:21:36 ID:Ykm/mh1LO
それよりBase孫に就職して自分で造れ
ちょうど新兵募集期間だしw

そうすりゃ



エロゲー買って文句いってた頃が天国だったと悟るよ
455名無しさん@初回限定:2009/04/09(木) 23:27:06 ID:jwVp2WiP0
とりあえずここは外史スレなので、見たいものを文章でもなんでも形にすればよい。
456名無しさん@初回限定:2009/04/10(金) 10:41:06 ID:mC9ARucu0
ただしやり過ぎてスレの空気を乱す事には注意して欲しい。
457外史喰らい編:拠点パート1:2009/04/10(金) 22:26:45 ID:AfGF9HmR0
を、11時頃から7レス分投下します。

ちょっとだけキャラ崩壊気味かもです。
読まなくても本編に影響はないように作ってますので、
「左慈も干吉も格好良くなきゃダメ」って人は避けた方がいいかもしれません。
458名無しさん@初回限定:2009/04/10(金) 22:35:27 ID:JgzmH6kI0
ちょっとトイレいってくる
459外史喰らい編:拠点パート1(1/7):2009/04/10(金) 23:00:58 ID:AfGF9HmR0
「んん……ふぅ…」
竹簡の山が一段落したところで、大きく伸びをする。
首を回すと、コキコキ肩がなった。

城主になれば当然、責任も仕事も増える。しかも、前の城主が滅茶苦茶だったせいで、やらなきゃならない事が一杯だ。
下手をすれば、太守をしてた時期よりも忙しいかもしれない。
「まあ、まだ字が読めるだけマシか」
前はまず読み書きを覚えるところからだったからなぁ。教えてもらいながらの政務だったから、愛紗には随分迷惑をかけた。
それに何だかんだで政務のノウハウが身についていた。
それを考えれば、随分と楽な政務だ。大変な事には変わりないけど。
「さて、サボりたくなる前に仕事片付けるかな」
いつもなら途中で抜け出して市にでも遊びに行くのに、このところ真面目に政務ができている。サボるにしても、ほんの少しだ。
外史喰らいの事で気が引き締まってるのか、主として責任が身についてきたのか。
「別に、女の子がいないからじゃないぞ、うん」
誰かに言い訳するみたいに言って、筆を持つ。
次の竹簡を手に取った時、政務室のドアがノックされた。
「どうぞー」
竹簡に目を落としたまま、城主を作らず返事をする。この時代の人はノックなんてしないから、十中八九、光か雲だからだ。
ついでに言えば、光はノックじゃなくて「入るぞ北郷」で返事待たずに戸を開けるので、まず雲だろう。
予想通り、入ってきたのは雲だった。
「ご苦労様です。調子はどうですか?」
「順調。今来てる分だけなら、昼前には終わるかな」
で、何の用?竹簡の追加?
「いえ、資料を取りに行った帰りに、様子を見によっただけです」
見れば、雲の手にはいくつかの書簡があった。
460外史喰らい編:拠点パート1(2/7):2009/04/10(金) 23:03:46 ID:AfGF9HmR0
……しかし、様子見って、そんなに信用無いのかな?
雲には文官トップの地位を与えてて、俺じゃ判断に困る事案を結構な数任せている。内、いくつかは俺がやらなきゃならない仕事だ。
例えば、城内最高権力者の俺の承認が必要な物。本来なら上がってきた案を城主が修正して認可するのを、雲が修正まで終わらせてから上げてくる。ので、ホントに形式的に承認印押すだけだ。
時たま修正が必要なまま上がってくることがあるけど、俺に直させて鍛えよう、って腹が読めるぐらいあからさまなミスだし。
……なんか、雲に頼りっきりだな。朱里に頼りっきりだった前の時も思ったけど、俺ってホント頼りないよなぁ………そりゃ様子見にも来るか。
「う〜〜〜」
思わず唸った。
「どうしました?」
「なんか、情けないなー、と思って」
仮にも大陸トップにいた人間がこんな体たらくじゃ申し訳ない。せめてもう少し、少なくとも雲の手が入らずに上がってきた案件を、まともに対応できるぐらいにはならないと。
でも、そのために時間かけてたら意味無いしなー。
………あ、そうだ。
「雲、ちょっと頼みがあるんだけど」
「なんでしょう」
「俺とお前と、午後から政務空けられないかな?半日、付き合ってほしい」
「……ふむ、午後一杯ですか」
手の甲をアゴに、雲は少し考え込む。
「明日一日、ここに缶詰でよろしければ」
「オッケ。じゃあ、昼前辺りにもう一度来てくれ」
「御意」
軽く返事をしてドアを出る雲を後目に、筆を執る。
終わるって言ったからには、時間通りに終わらせなくては。
しかし。
「…………ちょーっと、見栄張りすぎたかなぁ?」
机の上には、竹簡の山2つと書類が3枚。
お茶飲んで一服、なんて余裕は無さそうだ。
461名無しさん@初回限定:2009/04/10(金) 23:06:32 ID:t6koQWEyO
支援
462外史喰らい編:拠点パート1(3/7):2009/04/10(金) 23:08:24 ID:AfGF9HmR0
お昼。
何とか宣言通りに政務を終わらせて、雲と一緒に宮殿を出た。教訓、次からは身の丈に合った発言をしよう。
まあ、それは置いておく。
「それで、どこへ連れて行くつもりです?」
「んー、とりあえず南門かな」
雲を先導する形で前を歩きつつ、生返事する。空けてもらったはいいけど、具体案0とかバレたらどんな厭味が出てくるか分かんないからな。
「じょうしゅさま、こんにちはー」
「これは干吉様、ご視察ですかな」
俺も雲もかなり目立つ格好してる訳で、大通りを歩くと老若男女問わず、結構声をかけられる。この街に来てから一月チョイ。意外と好印象を持たれている様で、なによりだ。城主と呼ばれるのは、なかなか新鮮でいい。
昼飯にそこらの屋台で肉まんを買って食べつつ、南の市まで来た。
「城主様、干吉様、どうなされました?」
立ち並ぶ家の一軒から、兵士が一人出てきて訊く。工兵隊の、小隊長を務めてる人だ。
「何か、問題でもありましたでしょうか」
「いや、ちょっと視察に来ただけだよ。作業は順調?」
「はい。あと2・3日で全工程を終えられるかと」
「そっか、ご苦労様」
兵士を下がらせて、修復作業の続く家々を見る。働いてるのは全員、白帝城の工兵隊だ。
前回の市街戦で出た被害をこちらで全面保障する代わりに、家屋の修復は工兵隊がする、という事案が上がってきたのは、城主になって3日目の事だった。
保障は元々するつもりだったし、圧倒的に経験値の低い工兵隊の調練代わりもなる、いい献策だ。
そして、なにより嬉しいのは、この事案が前城主の時からの文官によって出されたものだってことだ。上が腐っていても下全てが同様に腐っているわけではなかったらしい。
同様に、軍部の方にも何人か優秀な人材がいた。嬉しい誤算、というヤツか。
純粋に能力順で地位を入れ替えたら、上下がほぼ逆転したのは想定内だったけど。
463名無しさん@初回限定:2009/04/10(金) 23:10:37 ID:MOb5h0KxO
支援
464名無しさん@初回限定:2009/04/10(金) 23:12:56 ID:7dO2C/6A0
支援
465外史喰らい編:拠点パート1(4/7):2009/04/10(金) 23:13:12 ID:AfGF9HmR0
市を過ぎ、既に本来の役割を取り戻した城門を越えて、場外へ出る。少し離れた所に、武器を持った集団が見えた。先頭に一人、武器を持たず集団を睨んでいる男がいる。光だ。
「調練の視察ですか?」
「でもある、ってとこかな?」
はぐらかした答えに雲が怪訝そうな顔をするが、納得してくれ、としか言えない。言うのはもう少し、しっかりと気持ちを固めてからだ。
集団の方を見れば、光の号令によって陣を変えているところだった。攻撃用の陣から防御に適した陣へ。即座に射撃陣を取り、矢を番えずに弓だけ引いて一斉射の訓練。
形にはなってきてる。けど、実戦で使えるか否か、となると微妙なラインだ。雑兵――それこそ黄巾党相手なら問題ないだろうけど、軍師だの将軍だのがキチンといる軍相手だと厳しいのは目に見えている。
この短期間でほぼ全員新兵な状態からここまでできるようになったのは十分凄いとは思うが。
「……遅れてますね」
「あ、ホントだ」
言われて見る。射撃用から再び防御用に陣を変える時、左翼に少し遅れが出ている。どうも、一人だけ反応が遅れた兵がいるみたいだ。
で、俺達が見て分かるぐらいの遅れを光が見落とすはずもなくて。
その遅れた兵士が1m程宙を飛ぶ。光に蹴られた結果だ。
うっわぁ……。当然手加減してるんだろうけど、それでもやりすぎじゃないか?
「今の遅れで貴様は死んだ」
痛みに悶絶する兵士を見下ろして、淡々と光は言う。
「貴様が抜けたことによって、貴様の両隣の兵も死んだ。そのせいで隊列に隙が出来て、さらに両隣が死んだ。その連鎖で、低く見積もって30人。貴様がほんの5歩遅れただけでそれだけの仲間が死ぬ。忘れるな」
恐れ顔でガクガク頷く兵士を一度睨みつけ、そのまま視線を隊列の方へ移す。
「貴様等も肝に命じておけ!己の不足で死ぬのは自分だけではない!貴様の両脇を固める仲間も殺すこととなる!隣の顔を見ろ!その顔が、貴様が命を預け合う顔だ!忘れるな!」
「「「「「「はっ!」」」」」」
光の言葉に一斉に答える新兵達。すぐに調練は再開された。
466名無しさん@初回限定:2009/04/10(金) 23:13:28 ID:mjQkzcS2O
支援するよー
467名無しさん@初回限定:2009/04/10(金) 23:15:52 ID:D53AbA8z0
雲と光ってだれ?しえん
468名無しさん@初回限定:2009/04/10(金) 23:16:06 ID:t6koQWEyO
支援支援
469外史喰らい編:拠点パート1(5/7):2009/04/10(金) 23:17:17 ID:AfGF9HmR0
そのまま見てて、ふと気付いたことがある。右左翼・中央それぞれに、頭一つ飛びぬけて動きの良い兵が何人かいる。たぶん、光が求めてる水準の、チョイ上ぐらいの動きだ。
「なあ、雲。あの、動きの良い兵士達。あの人達だけ集めて、特別部隊みたいなの作れないかな?」
「親衛隊ですか?確かに必要ではありますが、もう少し軍が充実してからの方が望ましいですね」
「あー、いや、そっちじゃなくて。えーと、特殊部隊って言った方が正しいか?」
こう、グリーンベレーとかSASとかスペツナズとか、そんな感じの部隊。親衛隊じゃ滅多なことでは動かせないけど、それなら結構自由が利くと思うし。
「なるほど、検討する価値はありそうですね。近日中に書類にして上げましょう」
「頼んだ」
さて、と調練風景に背を向ける。光が調練に集中してる間に消えとこう。政務サボってこんなとこにいるのバレたら、どんな罵倒が飛んでくるか分かんないからな。


そのまま雲を連れて、城壁の外で田畑を耕してる人達を見たり、市や町を回ったりした。
結構ゆっくり、それもたくさん見て回ったせいで、北側の城壁の上に出た時は、既に日が傾いていた。
「それで、そろそろ私を連れまわした理由を教えていただけるとありがたいのですが。北郷一刀殿」
さすがに声が刺々しい。理由話さず半日も連れまわしたんだから、当然か。
でも、そのおかげでこっちも気持ちを決めれた。
「見てくれよ、雲」
城壁から、街を見下ろす。
仕事帰りのおじさん。後片付けをしている屋台。入れ違いに店を開ける酒家。親に手を引かれて帰って行く子供達。
「外史喰らいを倒す、ってこの外史に来たよな。で、街の皆を指揮して戦って、城主になって。でも、なんか違和感があったんだ」
「ふむ?」
「外史喰らいを倒すために想いが必要、そのための手段として大陸を治める……それは間違いじゃないと思う。聞いた限りじゃ、それが一番現実的な手段だからな」
最も現実的なのが大陸制覇ってのも、馬鹿げた話だけど。
「でも、大陸を統べるってことは、乱世を伸し上がっていくってことで、そのためには戦争をしなくちゃならない」
綺麗事を並べて、俺を信じてくれる人達を戦場で使って、敵味方問わず人間を殺して。
自分のために、この世界を利用する。
470外史喰らい編:拠点パート1(6/7):2009/04/10(金) 23:21:07 ID:AfGF9HmR0
「それなのに、俺達はこの大陸のためには戦わない。そりゃ、大きな目で見れば外史喰らいを止める事はこの大陸を救う事に繋がるけど、それとこれとは違う」
多くの英雄に愛してもらうための手段としての大陸制覇だ。そこには、この大陸に住む人の事を考える場所が無い。
その違いに悩んでいた。
「でも、今日街を回って、住民の暮らしを見て、ここから街を眺めて―――――決心がついた」
雲を振り返る。
「雲。俺は、この大陸に住む人達のためにも、大陸を制覇したい。俺を信じて、頼ってくれる人に、平和をあげたい」
外史喰らいを倒すための手段としてじゃなく、俺を主だと思ってくれる人達のために。
「――なるほど、お気持ちは分かりました。ですが、なぜそれを私に?わざわざ宣言することでもないと思いますが?」
「あー、うん。カッコつけといて恥ずかしい話なんだけどな」
ここに住む人達のために大陸を統べる。情けないけど、そのためには俺は無力すぎる。
「だから雲。俺をさ、鍛えてくれないかな?」
俺の発言に珍しく驚いたのか、雲は目を丸くする。
「鍛える……とは?」
「そのままの意味だよ。主としての心構え。技能、判断、立ち振る舞い。その他諸々、『人の上に立つ』のに必要な事を教えてほしい」
頼む、と頭を下げる。
「……………」
雲から何の反応も無い。何だろう、呆れられたかな?
と、大げさな溜息が聞こえた。
「まったく、本当に貴方は人の予想の外で動く。まさかそちらから頼まれるとは思いませんでしたよ」
「……え?」
「言ったでしょう、『我々の主たる素質』と。光は上の良し悪しなど気にしませんが、私は違います。こちらから認めたとは言え、私を使う人間はそれ相応の者でなくては」
言って、雲はシニカルに笑う。満面の笑みだ。
471名無しさん@初回限定:2009/04/10(金) 23:21:18 ID:Wp3Z2PycO
支援
472名無しさん@初回限定:2009/04/10(金) 23:22:49 ID:mjQkzcS2O
試演
473名無しさん@初回限定:2009/04/10(金) 23:24:42 ID:t6koQWEyO
魏延
474外史喰らい編:拠点パート1(7/7):2009/04/10(金) 23:25:21 ID:AfGF9HmR0
「素質があるだけでは困ります。今ご自分で宣言された通り、全力で教育して差し上げましょう」
………おい、ちょっと。なんでそんな楽しそうなんだ、お前。
「なぁに、骨は拾ってあげますからご心配なく」
いや、骨て。
「いやぁ、まさか本人の了承の上で主作りが出来るとは思いませんでした。これだけでもう、今回の外史喰らい騒動の元は取れたようなものです」
……………
こう、頭の中で真っ赤なランプが回ってるんだが。何だろう、鈴々に訓練受けて『手加減の仕方なんて知らない』って言われた時もこんな感じがした気がする。
「あー、雲、何だ?その……ちょっと身の程知らずだった気がする、んだ、が。この話無しってことで―――」
逃げ出そうと背を向ける。
襟首を捕まえられた。
「ふふふ、遠慮しなくても構いませんよ。まずは明日の缶詰を3日程度に延長しましょうか。なに、人間少々眠らずとも死にはしません」
3日貫徹で政務!?しかも、雲の見張り付き!?
「そんなん無理だっつの!」
「なら、無理じゃなくなるまで鍛えましょう。ご自分から言った事をまさか翻しませんよね。『言に責を持つ』。これも主たる資格ですよ」
ヤバい、聞く耳持たねぇ。
「だ、誰かー!助けてくれーー!」
「ほら、明日は早朝から政務に付いてもらいますから、遊んでないで早く帰りますよ」
俺より背ェ高いとはいえどこにそんな力があるのか、襟首を持ったまま、ズルズルと俺を引きずる。
『後悔先に立たず』とか『藪を突いて蛇を出す』とかいう単語が頭に浮かんだ気がした。
475外史喰らい編:拠点パート1:2009/04/10(金) 23:32:18 ID:AfGF9HmR0
以上です。
ちょっと一刀がカッコつけすぎかもしれませんが、
乱世1回分というチート経験値持ちなので、むしろこれくらいじゃなきゃダメでしょう。

次は黄巾の乱を予定しています。
4回目にして、ようやく女の子が出せると思います。

支援ありがとうございました。
476名無しさん@初回限定:2009/04/10(金) 23:34:22 ID:fnuNmK970
ウホ☆男だらけの三国志演義

についに女キャラ登場か、やったー
477名無しさん@初回限定:2009/04/10(金) 23:34:46 ID:0QRC1F6R0
乙です
478名無しさん@初回限定:2009/04/10(金) 23:41:39 ID:mjQkzcS2O
投下乙です
乱世一回分…そりゃ確かにチートレベルな経験値だw
あと>>467みたいに(恐らく)初めて外史喰らい編を読む人もあるだろうから
投下の前振り的に「サジとウキツにオリジナル真名付けてます」と一言添えた方がいいかもしれない

>>476
>ウホ☆男だらけの三国志演義
それは普通の三国志演義だww
479名無しさん@初回限定:2009/04/10(金) 23:48:48 ID:vyNSoe1K0
乙でした。

読んでいけば話し方でどっちか分かるんだけど、
原作に出てこない真名に関しては各話の最初に出てくるところに
「雲(干吉)」「光(左慈)」
みたいな感じで表記した方がいいんじゃないかな?
480名無しさん@初回限定:2009/04/10(金) 23:53:27 ID:b7SRqZXW0
ていうか無理に真名付ける必要なかったよなあ
恋姫世界のふつうの住人じゃないんだから真名ないのが当たり前なんだし
481名無しさん@初回限定:2009/04/10(金) 23:56:45 ID:b6bPwYpA0
続き物なんだから以前の話を参照でいいんじゃないか?
一巻すっ飛ばして三巻から読んでコイツ誰?ってのも何だし。
まあ>>480の言う通り真名付ける必要性は微妙な感じだけど。
482名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 00:10:12 ID:V1Us8c0RO
とりあえずお疲れ様

マナは前回のあらすじ〜とか今後つけてけば初めてのリーダーもわかるんじゃないかな
483名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 00:39:13 ID:+MECNpgu0
そういえば避難所のほうに、無じる真√N-拠点04-06があがっていたね
484名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 00:48:43 ID:UOT1U2Lb0
女の子って事は紫苑や桔梗じゃないわけか。

ん?
何かカツンカツン音がするからちょっと見てくるか…
485名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 01:17:58 ID:8/IX8+yB0
なんだこの肉塊は

華琳さまのアナル攻めSSがないのなら自分で書くしかないか…
486名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 01:28:46 ID:XIz8mBLq0
華琳さまのペニバンで尻を掘られるんですね。
わかります!
487名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 07:15:27 ID:1OjlynZX0
雲(干吉)×光(左慈)
雲光
488名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 10:48:59 ID:nUTDYSl00
>>481
でも途中から読んで興味持つ人だっているだろうし、ある程度の配慮は必要なんじゃない?
489名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 12:21:27 ID:7qblqpp9O
北郷帝の人みたいにイントロダクション的注意書きを付ければいいんじゃね?
490名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 13:03:50 ID:w7bK+d4y0
>>488
興味持ったら最初から読めばいいだけだと思うんだ
491名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 13:14:21 ID:nTnM7ALeO
作者に対してそういう事をあまり求め過ぎても駄目だと思う
492名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 13:22:33 ID:RT0CE89i0
それ以前に初めての投稿の時の反応見るに、この作者は意見を求めておきながらあまり意見を聞かない人に見えるからなあ
典型的な自分の都合の良い意見と感想にしか耳を貸さないタイプ
493名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 13:44:02 ID:zY27F+5A0
細かいことはいいんだよ(AAry
494名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 14:26:36 ID:RSf0uXJn0
読者の声に影響されすぎて、かえって作品が迷走するよりは余程いい。
495名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 14:53:01 ID:7qblqpp9O
>>492
批判と非難は違うと思うんだ
指摘と叩きも
496名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 17:46:25 ID:xheJ4VdD0
まあ、ここではアルカディアのように気軽に修正できるわけでもないし。
まとめサイトの人にも迷惑かかるし、
最初にある程度真名とかについての設定を定めたら、
その設定に関してはそのまま突っ走るしかないだろう。
497名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 21:07:48 ID:o/9JXIFKO
世界不思議発見ではわわ特集?書く為の資料及びネタ出し時代背景確認になる?
498名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 21:11:47 ID:w7bK+d4y0
むしろ某映画タイアップだな
499名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 21:43:07 ID:5jo1i6AW0
>>497
1800年で49代って、おかしくね?
500名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 21:48:30 ID:w7bK+d4y0
>>499
平均して36,7歳で次の世代に行ったわけだ
501風鈴  ◆VOACf8e.7. :2009/04/11(土) 22:29:11 ID:clCHKta30
──真√──

真・恋姫†無双 外史
北郷新勢力ルート:Interlude5


はわわ特集も終わりましたので、
はわわの活躍しない真√

6レス程投下してもよろしいかな?
502名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 22:31:11 ID:FrIUUAOk0
支援
503名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 22:32:04 ID:3M5fThRZ0
四塩化炭素
504真√:Interlude5 1/6:2009/04/11(土) 22:33:48 ID:clCHKta30
「申し上げます!平原の相、劉備殿以下、関羽殿、諸葛亮殿、北平太守、公孫賛殿が見えられ、
御遣い様にご面会を希望されております!」

 虎牢関戦に備え、戦支度をする北郷一刀以下、漢中勢の下へ、そんな伝令が伝えられた。
一刀は、ふむと唸ると、「どう思う?」と風、そして稟へと問いかける。

「まぁ間違い無く、水関の戦いの件に関してでしょう」
「でしょうねー。恐らくは華雄隊に対する我々の対応についてのか質問……と言ったところでしょうか。
とにかく会ってみるのがよろしいかとー」

 そんな二人の言葉に、一刀は「わかった」と頷く。
「ここへお通しして」
「はっ!失礼致します!」
 勢い良く返事をし、劉備達を向かえに行った兵士を見送る。
「そういえば、星は劉備さん達とは知り合いだっけ?」
「おや、よくご存知で。
 諸葛亮とは初対面になりますが、桃香殿、愛紗、それに伯珪殿とは、……伯珪殿の所で少々親交がありまして」
「ふむ……星が真名を許す程の人物ですか」
 星の言葉の中で、劉備と関羽と思われる人物を、真名で呼んでいる事に気づいた稟が言う。
「ああ。志有る、一角の人物だろう。最初の別れの時、主の想いを聴いていなければ、
彼女の元へ行っていたかもしれぬよ」
「そこまでの人物ですか……」
 そして星はちらりと、風と稟の胸元を一瞥し、
「うむ。……そうですな、主にとっては悦ばしい出会いかもしれませぬな」
 色々な意味を込めて、そう言ってのけた。


 そして今、一刀の前には三人の人物が立って居る。
 それぞれに、劉玄徳、関雲長、諸葛孔明、公孫伯珪である事を告げた少女たちに相対しながら、
一刀は先ほどの星の言葉の意味を理解していた。
 なるほど、立派だ。
505名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 22:35:28 ID:FrIUUAOk0
このエロガッパめ支援
506真√:Interlude5 2/6:2009/04/11(土) 22:38:19 ID:clCHKta30
「それで、本日はどうしたのかな?」
「はい。水関での戦いの折に、華雄隊を後ろに逸らしてしまったことへの謝罪を」

 答えたのは、諸葛亮と名乗った少女。
 それに対し、凛が言う。

「いえ、戦場において、戦況は千変万化するもの。謝罪など不要です。
 むしろ……こう言ってはなんですが、その程度の事で謝罪に見えられる事の方が不可解といえましょうか」
「…………」
「…………」
 二人は互いに様子を伺うように見つめ合うと、

「はぁ……余計な探りあいは不要……といったところでしょうか」
 先に折れたのは、諸葛孔明であった。

「単刀直入にお聞きします。あの時、あなた方は華雄をさらに後ろへ流す事が出来たはずです。
……いえ、それを思いつかなかったとは思えません。
 ですが、実際はあなた方は華雄隊と正面からぶつかった。その上、華雄隊が退却しても、
追撃することなく見送りましたね。
 ……私達は、あなた方の真意をお聞きしたいのです」
「真意……か。まあいいか」
「おや、よろしいので?」
 彼女等の人物像を聞いたのが、先程の星の言葉のみの上での、今の言葉であったためか、
星がそんな疑問の声を上げる。
 彼女としては、もっと劉備達の人柄を知ってから、考えを話すと思っていたからだ。
「ああ、構わないよ。……稟、説明任せる」
「はっ。我々は──」
 一刀に言われて、稟が劉備達へ董卓の性格、現状、そして一刀達の考えを話して行く。
 そしてそれを聞く劉備達の表情は次第に険しいものになって行った。

「では、この戦いに大儀は無いって事ですか?」
「俺達はそう思ってるよ」
507名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 22:39:16 ID:y+pYmbz10
支援 支援

508名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 22:40:13 ID:b73bjDE10
支援
509名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 22:40:35 ID:OOyGcffq0
支援
510真√:Interlude5 3/6:2009/04/11(土) 22:42:39 ID:clCHKta30
 一刀達の現状の説明に、劉備は押し黙って何かを考え、
「あの……少し失礼しますね」
 と、関羽、諸葛亮、公孫賛をともなって席を外した。
「ああ、君らの考えを纏めてくれ」
 一刀は少し離れた所で話し合う劉備達を何とも無しに眺めながら、
「さて、どんな答を出してくるだろうな」
 と一人ごちる。
 もっとも……彼女が、“一刀が認識している劉備像”の通りの性格であるならば……
答えは決まっている様なものだが。


「あら、取り込み中だったかしら?」

 劉備達の判断を待っていると、そんな言葉が聴こえてきた。
 そしてやってきたのは、

「おや、孫策さんに周瑜さんではないですかー」

 孫策と周瑜、それに、一刀達の見知らぬ……日本刀に似た、長い直刀を背負った少女であった。

「おや、あれは……劉備勢に公孫賛か」

 離れた所で話し合う劉備たちを見つけた周瑜が言う。

「ふむ……差し詰め、先の水関の戦いにおいての貴公らの対応についてと言ったところか?」
「さすが、お見通しだね」
「ところで……私達もその事で話があって来たのだけど」
 そう切り出した孫策へ、一刀達の視線が向く。
「冥琳から貴方達の考えは聞いたわ。董卓を助けたいんですってね。
……よかったら、私達も出来る限り協力させてもらうわよ?」
「孫策さん達がですか?」
511名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 22:45:25 ID:FrIUUAOk0
支援
512名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 22:46:28 ID:b73bjDE10
支援なのです
513真√:Interlude5 4/6:2009/04/11(土) 22:46:48 ID:clCHKta30
 そんな孫策の言葉に、風が意外だと言う様な声を上げる。
 彼女達の現状を思えば、“月達”を助けるよりも、“悪逆董卓”を倒す方が、何倍も利点が有るからだ。
 孫策も、風の言いたいことが解ったのだろう。
「私達だって鬼じゃないのよ?」
 と、苦笑しつつ言う。
 
「水関占拠の第一功を挙げることは出来たし、冥琳にも伝え聞いたと思うけど、貴方達には借りが有るから、
ここらで手伝って置いてもいいかなってね。
 ……まぁ出来れば董卓を助けるのはいいけど、洛陽一番乗りを譲ってくれると嬉しいけどね。……明命」
 最後にそう付け足して軽く笑う孫策は、自身の背後に控えていた直刀の少女を呼ぶ。
「はい!」
 名を呼ばれた少女は、緊張した面持ちながらも勢い良く返事をし、前に進み出る。
 
「私は、周泰と申します!義と徳の人と名高い『天の御遣い』様にお会いできて、光栄です!」

「あ、ああ。……この娘は?」
 キビキビと、そして嬉しそうに言う周泰に、少々押されながら一刀が聞く。
「先日ちらっと話したと思うが……諜報や隠密に優れた将だ。
 虎牢関はともかく、洛陽において役に立つかもしれん。連れて行ってくれ」
 そう言う周瑜に、一刀は「いいのか?」と言う視線を向ける。
 これは彼女等にとって、確実に戦力ダウンであることは明白だからだ。
「構わない。手伝うと言ったが、袁術の目が有るから大っぴらには助力できないからな」
「そっか……じゃあ、ありがたく、手伝ってもらうよ。……少しの間だろうけど、よろしくね、周泰」
「はい!不束者ですが、よろしくお願いします!」

「そうそう明命、北郷軍の戦力調査もしっかりやっておきなさいよ?」
「え!?……あの、雪蓮様、その様なことはご本人様達の前で言うのは……」
 軽くふざけた様に言う孫策に、慌てる周泰。

 冗談めかして言ってはいるが、諜報活動に特化した者の派遣……と言うからには、
そう言う意味合いも持っているのだろう。
514名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 22:49:50 ID:cDhTyedDO
支援
515真√:Interlude5 5/6:2009/04/11(土) 22:51:02 ID:clCHKta30
「良いのよ。彼らも解ってるだろうし、まぁ袁術に対する建前って意味合いもあるんだから」
 余りに解り易いその狙いは、孫策としての気遣いか。
 もっとも、一刀達としても現状において探られて痛い腹も無いので構わなかったが。


「えっと……よろしいですか?」

 孫策達との話が一段落着くのを待っていたのか、そこに戻ってきた劉備達が話しかけてきた。

「うん、方針は決まったかい?」
「はい。……私たちも、できれば本郷さん達を手伝わせていただきたいと思います。
 北郷さんに聞いた董卓さんの現状が本当なのであれば……私達にとって、この連合には意味がありません。
 実際、朱里ちゃん達が調べてくれた周辺領民の様子も、北郷さんのおっしゃっていた現状と一致しますし……」
 そこまで言った劉備は、少し眉根を落とす。
「ですが、私達が連合に歯向かった所で、袁紹さん方に叩き潰されるのが眼に見えています。
 だったら、私達は北郷さんたちに協力して、せめて董卓さん達の命を助けたいと思います」
 
 それは、一刀にとって予想していた通りの返事で。
 けれどもやはり、自分達の想いが解って貰えたと言うのは嬉しいもので。

「……ありがとう」

 心からの感謝を込めて、そう言うのだった。


「次の虎牢関。……調べた所によると、詰めているのは神速と謳われる将、張遼と……飛将軍、呂布だ」
「張遼は水関にも居たようですが……呂布は初手合わせですね」
 一刀が発した虎牢関の情報に、関羽が言う。
「あまり気が優れないようですが……何か不安でも?」
「……関羽さん、それに星、周泰」
516名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 22:51:27 ID:b73bjDE10
支援
517名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 22:52:58 ID:cDhTyedDO
支援2
518名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 22:55:10 ID:BEutso6J0
雪蓮さん
519真√:Interlude5 6/6:2009/04/11(土) 22:55:17 ID:clCHKta30
 そう言って来る関羽と、次に前線に出るであろう、星と周泰に呼びかける一刀。
「次の虎牢関、出来ればあまり無駄に戦わないで、敵将の説得に努めてくれ……
 けどもし……万が一呂布と戦うことになった場合、絶対に一人で当たるな」
 そう神妙な顔つきで言う一刀に、自然と全員の顔が険しくなる。
「呂布とは、それほどの人物なので?」
 そう聞いてきたのは関羽。
 その顔にはいぶかしさと共に、強い相手と戦えるのかもしれないという期待があった。

「呂布が俺の知っている呂布であるならば……
おそらく、関羽さんに張飛さん、そして星。三人掛りでようやく互角だ」

「「「そんな!?」」」
 一刀の言葉に、異口同音にその場の皆の声が重なる。
 孫策達には星は実力を見せては居ないが、水関の戦いにおいて、
関羽と張飛はその実力を遺憾なく発揮しており、その様子は孫策達もしっかりと見ていた。
 その三人がかりでようやく互角……そんな言葉に、全員が「信じられない」と言ったような顔をしていた。

「今は信じられないかもしれないし、俺の杞憂かもしれない。
けど、心のどこかには止めておいてくれ」

 そう、いくら彼らが董卓軍とは敵対したくないと言っても、あちらに伝わっていなければ意味が無い。
 北郷軍の他、涼州軍、劉備軍、孫策軍、公孫賛軍と、協力者も増えては居るが、
次の戦いも、決して油断していいものではないのだ。
 
 
 そしていよいよ、連合軍は虎牢関へと迫っていた。
520風鈴  ◆VOACf8e.7. :2009/04/11(土) 22:56:31 ID:clCHKta30
今回前振りのほうが色々抜けておりました。失礼。
事後的になりますが、6レス程お付き合い下さり、ありがとうございます。

尚、本作品はご都合主義で出来ております。お気をつけ下さい。


さて、次は虎牢関……とのたまって置きながら、Interludeを挟むことになりました。
まあ事前に背景説明でもしてあった方が楽だろうってだけなんですが。


さて、次こそ本当に虎牢関戦と相成りましょう。

対するは、猛将張遼、万夫不当と謳われる呂布。


決戦の行方は、いかに。



では、またいずれ。

多数の支援に感謝を。
521名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 23:01:26 ID:BEutso6J0
ご都合主義どんとこい。現実的な話は商業的なもので済ませればよいのですよ的乙!
522名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 23:02:53 ID:b73bjDE10
お疲れ様でした、またの投下をお待ちしております。
523名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 23:06:48 ID:LPcjHGYs0
おつかれさまでした!!!
524名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 23:08:01 ID:Ouankljv0
>>520風鈴さん乙です
いや〜楽しくなってきましたね。
次もお待ちしています
525名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 23:16:23 ID:3GyfTCyG0
乙です
>>504
何が立派なんだwww
あと最後のとこ3人じゃなくて4人じゃないかな?
526名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 23:17:06 ID:F2hGnJ8B0
乙です!

でも>>515で一ヶ所「本郷」になっているので、一応指摘
527名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 23:17:38 ID:xNXnXqK60
>>525
つい忘れられるのがハムクォリティ
528名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 23:20:21 ID:L/nXn0QJ0
>>525
約一名は「立派」じゃなかったから一刀ビジョンからオミットされ……おや、こんな時間に来客かな?
529風鈴  ◆VOACf8e.7. :2009/04/11(土) 23:21:32 ID:clCHKta30
>>525
もちろん桃香と愛紗の(ry
指摘thx

まとめの中の人へ
>>504の6行目風の台詞
「……対応についての“か”質問〜」
のかの削除及び
下から4行目
三人の〜を四人の〜に修正していただけると助かります。

ちなみに三人なのは、最初に白蓮の存在をすっかり忘れてt

おや、誰か来たようだ。
530名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 23:23:39 ID:5e9SdmSg0
真√乙
連合が分解する恐れが出てきましたな、志的な意味で

白蓮の影の薄さって諜報活動に向いてるんじゃって思えてきた
531風鈴  ◆VOACf8e.7. :2009/04/11(土) 23:25:23 ID:clCHKta30
>>526
指摘thx
何かもうグダグダですねw

とうわけで中の方……
>>515の11行目、桃香の台詞

「……私たちも、できれば“本郷さん”達を〜

を、北郷さんに修正していただけると非常に助かります。
532名無しさん@初回限定:2009/04/11(土) 23:57:41 ID:H6CwlQ+60
乙です
>>506
下から2行目大儀ではなく大義かと。
533風鈴  ◆VOACf8e.7. :2009/04/12(日) 00:12:40 ID:bJrpAYIU0
>>532
何かもうホントダメダメですなorz

というわけで、中の方へ
載せる時に修正していただけると……申し訳ないです。
面倒だったらもう総スルーしてくださいw
534名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 01:11:36 ID:QDVjumf80
真√乙です。

ここで明命がくるとは。
あいかわらず人選がすばらしいです
535名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 01:13:47 ID:GYktr5+Z0
まず最初にそこに目がいくとか一刀さんマジ変態紳士
まぁ気持ちは分からんでもない・・・・・・風にばれたらお仕置きされそうだが
536名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 01:39:58 ID:Fhzrlyo+0
>>533
ついでに「実力を見せては“居”ない」も修正しておきました。
537名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 01:51:05 ID:hCsaye+x0
敏腕まとめ人乙です
538風鈴  ◆VOACf8e.7. :2009/04/12(日) 02:00:39 ID:bJrpAYIU0
>>536
いつもありがとうございまっす!
539名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 04:11:36 ID:ROYx3FjqO
>538

>いつもありがとうございまっす!

声はわ………貂蝉ですか?
540名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 12:50:14 ID:e9RpP07C0
>>504
ハムが全く会話に参加してなくてワロタ
何しに来たんだよw
541名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 13:35:40 ID:bM3QIWeg0
口を開こうとするたびに台詞を被せされて凹むハムさんが脳裏に浮かぶから困る。
542名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 13:38:15 ID:uSmGx78Q0
サブとはいえ、ヒロインの一人へと昇格できた公孫鑽。
なのに不幸っぷりは大差なかったんですよね……
543名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 14:58:46 ID:3rN/z4is0
ハムから薄幸とったら馬しか残らないじゃないか!
544名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 15:07:40 ID:qb1gwrx90
失礼な、普通が残るだろ
あの外史で普通っていうのがどれだけ貴重かみんな知ってるだろう?
545名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 15:09:55 ID:DejM11Lw0
ハムは普通という特徴があるので実は外見描写とかギャグよりながらやりやすいんだ。
七乃とか斗詩とかもうどうしていいやらw
546名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 15:34:13 ID:3rN/z4is0
すまない。確かに普通が残るな
外史脳に汚染されたせいか「普通=不幸」と自動変換されていたようだ
ちょっと桂花に罵られてくる
547名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 15:50:22 ID:qb1gwrx90
>>545
七乃や斗詩をキッチリ描写出来たら一流
トラ・ミケ・シャムをピンでキッチリ描写出来たら超一流w
548名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 16:59:26 ID:m9cU1w+s0
七乃と言えば、メーテルはまだかな……
549名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 17:26:48 ID:Sm0n9h0p0
今まで黙っていたんだが
実は俺、トラ・ミケ・シャムの区別がつかないんだ……
550名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 17:52:28 ID:wLjg+Y9C0
>>549
俺なんか南蛮拠点やってすらいないんだぜ……

七乃はお嬢様ーで斗詩はえーん文ちゃーんしかイメージ無い
551名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 18:34:12 ID:cV4fyg3w0
>>549-550
貴殿らには愛が足りん!
552名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 18:34:26 ID:pqSITDpM0
真√乙

もう一人は
密偵というより個人的番犬みたいなもんだしな
553名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 18:39:20 ID:wLjg+Y9C0
>>551
俺の愛は総て嫁のものだ。
見分けの付かん有象無象にくれてやるものなど一欠片としてないわっ!!
554名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 18:57:55 ID:m9cU1w+s0
>>553のレスに、大喬についてるおにんにんにかける並々ならぬ愛を感じ取った。
貴様の愛は真のものなり、思う存分しゃぶるがいい!
555名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 19:07:29 ID:wLjg+Y9C0
>>554
……エスパー?
556名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 22:06:14 ID:g8yvewJB0
レッドクリフやってるのねw
気づかなかったわ
557名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 22:58:34 ID:VFqOl+J50
そろそろ一刀十三号さんの桃香こないかな?
558名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 23:09:53 ID:qhvpsUwK0
拉致られるか戦が終わるかのどちらかだな。おれの勘では拉致られるだろう…貂蝉に。
559名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 23:53:11 ID:TCVJWo/eO
[125]名無しステーション [sage] 2009/04/12(日) 23:41:51.02 ID:fYronn7t
AAS
>只今公開中のレッドクリフ2、なんと6月7日テレビ朝日にて世界最速放送決定!!
>お見逃しなく!!


テロ朝HPキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!

↑マジ?( ゚д゚)
560名無しさん@初回限定:2009/04/12(日) 23:57:57 ID:PMWRX9DoO
スレ違いだ。
レッドクリフスレ行きな。
561名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 00:09:53 ID:p6ED0SL20
パート2のあのダサいサブタイトルは何とかすべき
562名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 02:57:03 ID:uWMUEx8x0
レッドクリフなんぞより
避難所にSS来てるから、それ読もうぜ
563名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 04:22:24 ID:Oa1buPgD0
避難所経由でロリババァの破壊力に惨敗した。
そして一刀さん容赦ねぇwww
564名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 04:52:06 ID:g7c7WST80
指導武将の性格によって、抜擢の教育に差が出たりする?
兵法習得頻度とか、プレイヤーに聞きに来る頻度とか
565名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 04:52:37 ID:g7c7WST80
すまん誤爆
566名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 05:10:01 ID:Oa1buPgD0
完全には間違いでは無さそうなのがまたw
567名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 06:19:39 ID:yqzrqfTZ0
レッドクリフ、苦肉の計やるのが祭じゃなくて小僑だからな。
星と瞑凛がBLくさいし
568名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 09:16:26 ID:IrZK051K0
てかなんであんなに めいりん強いの?w
569名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 09:19:05 ID:wxKJZhErO
「正義の最強指揮官」だから
570名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 13:39:49 ID:Ewk+D9AZ0
英雄-HERO-の頃から思ってたんだけど
トニー・レオンの悩む表情は、(´・ω・`)にしか見えない。
571名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 15:05:26 ID:16rwo6hLO
>567

何!わしの見せ場はどうなるのじゃ!
572名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 16:12:05 ID:TxISYGCQ0
>>571
お酒でも飲んでて下さいよ。祭さん
573名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 16:14:15 ID:oXG+xZsv0
ちなみに「わし」(もしくはワシ)と書くと厳顔になる。祭さんは「儂」。
574名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 16:17:13 ID:qOsrXJvT0
>>570
華雄-KAYU-

に見えた
575名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 16:33:30 ID:YJwzZ6FzO
>>574
もはや病気www
フイタwww
576名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 16:37:35 ID:oXG+xZsv0
されだと、最後、華雄が雨あられとふる矢に刺し貫かれて死ぬはめになるのかw
結局報われないw
577名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 17:03:20 ID:FwgxWpTHO
>>573
そうだっけ?祭もわしって言ってるとこあったような?
578名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 17:53:53 ID:ch4Xer160
>>571は縮んだ祭さん。もしくは祭さんの真似をする美羽
579名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 20:23:22 ID:o+l7/07h0
>>574
ワラタwwww

あーでも確かにそう言われて見れば、見れるな・・・
580名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 20:41:51 ID:ccgIPYb40
思春の代わりに甘興とかいうのが出てきて死ぬのが笑った
581名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 21:03:47 ID:l72u3g6LO
いつまでもスレ違いのレッドクリフの話続けてるし……

雑談するなとは言わないが、少しは自重出来ないのかね。
582名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 21:46:09 ID:0XJZTTKY0
甘興覇じゃなくて甘興なのか・・・
583名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 22:04:59 ID:pQfSu3/M0
これだから自治厨は……。
584名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 22:17:33 ID:WlTWtzEx0
凪に犬耳と尻尾付けたい
585名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 22:19:20 ID:i3THsx900
まあ避難所どころかゲームスレでやれって話題が続いてるのは確かだ
586名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 22:19:55 ID:wh9OT2gw0
今、焔耶で一本書いているのだけれども
NTRではないけど、鬱展開があってもいい?
個人的にはハッピーエンド至上主義なので一刀とイチャイチャさせるつもりではある。
前編は書きあがったので、後編できたら投下しようと思うのだけど。
587名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 22:23:35 ID:cl4cnkcZ0
僕らは投下されたものをありがたく読むだけです。
楽しみに待ってます
588名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 22:26:14 ID:LKymiTHu0
>>586
焔耶の桃香への恋はまず実らないからなあ
鬱だろうと面白ければ良いのさ
589名無しさん@初回限定:2009/04/13(月) 22:27:21 ID:i3THsx900
大丈夫だと思うけど、気になるんなら最初に一言添えればいいんじゃないかな
590名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 00:29:34 ID:z+qC9yjQ0
鬱ENDでなければ大丈夫だと思う。
591名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 00:39:32 ID:UbmHhd0i0
誰かが言ってたよ
ハッピーエンドで終わるのなら多少の鬱展開もOKって


そのあとに鬱のまま終わるならディスク粉砕とも言ってた
592名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 00:44:15 ID:BpkrjudM0
鬱展開注意って書いてテキスト投下すればいいんじゃないの?
見たくない人は無視すればいいんだから
593名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 00:52:59 ID:f5xYJZ/Y0
不安ならテキスト投下が一番だろうな
告知しても批判される時はされるし、話が違うじゃないかと思われても誰も責任持てないしな
594風鈴  ◆VOACf8e.7. :2009/04/14(火) 01:05:48 ID:cbmzWXHs0
きっと皆思いついているだろうけど、
あまりにもそのまま過ぎて書かないであろう小ネタを一つ。2レス程。

て言うかオチが着きません。
595金光鉄槌 1/2:2009/04/14(火) 01:07:37 ID:cbmzWXHs0
「くらえええ!!斬山刀斬山斬〜〜〜!!!」
 文醜のその叫びと共に、五人ほどの山賊が切り払われる。
「くぅっやりやがる!!」
 山賊の一人がうめき、それを聞いた文醜が当然といった顔でニヤリと笑った。

 と、そんな文醜に顔良がふと思いついたような顔で、
「そういえば文ちゃん、どうして技名を叫んでるの?」
 そう質問された文醜は、きょとんとした顔をで。
 
「な〜に言ってんの、斗詩?そんなのその方が強そうだからにきまってんじゃん?」

「……そっかぁ……私もやってみようかなぁ?」
「おぉ、やれやれー」
 文醜にあおられる形で、顔良は何と言おうか少し考えたあと、己の武器である大槌を構えた。
 
「じゃあいくね〜」
 そんなのんびりとした掛け声に続き──
596金光鉄槌 2/2:2009/04/14(火) 01:10:28 ID:cbmzWXHs0
 ゴルディオン
「金    光──」


 敵に向け、大きく振りかぶり──


   ハンマーーーー!!!!
「──鉄  槌ーーー!!!!」


 振り下ろす!!!
 

「光に……なれぇぇぇぇぇ!!!!」


 その瞬間、その直撃を喰らった敵兵のみならず、周囲に居た敵兵までもが、
 “光の粒子になって”虚空へ散った。
 
「…………は?」
 それは誰の呟きであったろうか。
「「「「うあああああああああ!!!!!!」」」」

「え〜っと……本当に威力上がるんだねぇ」

 そんな、『自分でもびっくり!』みたいな一言を顔良が言ったときには、
既に敵味方問わず、兵は逃げ去っていたそうな。

「え〜……ゴルディオンクラッシャーの方が良かったかなぁ?」

 そう言う問題ではない。
597名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 01:10:29 ID:YlKvyVEuO
支援は要らないな。
598名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 01:11:45 ID:YFzUhgh30
どこぞの医者に指導を受けたんですね、わかります
599風鈴 ◆VOACf8e.7. :2009/04/14(火) 01:12:24 ID:cbmzWXHs0
以上、我ながらやっちまった感がぬぐえない。


どうせならディバイディングドライバーも居れば良かったのに。
600名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 01:24:51 ID:ddT/B7nx0
>>599
あまりにもベタ過ぎてまだ誰もやってないネタ乙。
元ネタ的にその勇気を称えようと思うw
601名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 01:26:22 ID:1hWsX47R0
次は伝磁葉々との必殺技対決ですね。
602名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 01:42:30 ID:Cf/pKB8L0
「……ひゃっきやこーを、ぶったぎる……じごくのばんけん」
「いや、確かにその人呂布もやってたけど違うでしょ恋」
603名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 01:43:21 ID:G80nHshH0
>>601
葉々…犬の散歩とか
604名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 01:46:59 ID:f605HoPQ0
流琉「兄様、男とは何ですか?命とは何ですか?返答してください!」
605名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 02:01:49 ID:CPMD1/dKO
季衣「ザコとは違うんだよ!ザコとは!」
606名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 02:03:37 ID:pxbNZXz70
まぁ斗詩の技台詞は勇者王ネタだからねぇ
607名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 07:57:35 ID:m9BYjFqd0
恋「……このむしけらどもがー」

愛紗「唸れ青龍!!」

霞「山田ああああああああ!!」

思春「オラオラオラァ!!」
608名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 09:29:56 ID:DIyC+pYB0
>>607
自重しろw
609名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 09:57:30 ID:KZmHheQ90
>>607
華琳「出すぎだぞ自重しろ!」
610名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 10:25:39 ID:Ka5snRQe0
声優に興味ない俺にはこの流れはきついな・・・
そもそも本スレか避難所でやるべき内容じゃないのか
611名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 11:23:00 ID:yCoR6+2+O
声優関係ないネタの方が多くね?
612名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 11:30:06 ID:OTXDM8pF0
というか上は関係ないだろう……
まあ、俺の分からんネタを喋るなってことならその通りだが。
613名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 11:34:29 ID:Ka5snRQe0
よくわからんネタだから声優ネタだと思ってた(ry
614名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 12:17:04 ID:BpkrjudM0
レッドクリフといい雑談するなら避難所行けよと思う俺は間違ってるのかな?
615名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 12:20:54 ID:1hWsX47R0
レッドクリフやらの明らかな雑談はともかく、投下されたネタSSに対するネタ反応もだめなのかね?
616名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 12:24:02 ID:BnEK3fhA0
>>614
知らんが、こういう書き方されると「ああ、お前が間違ってる」と言いたくなってしまう
617名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 12:29:01 ID:BpkrjudM0
>>604-607 とか >>609 のネタがまったく分からなかったので雑談だと思ったんだが、
>>615 の反応だとここの住人には当然の反応のようだな

悪かった、もういらんことは言わん
618名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 12:44:21 ID:uCz7ghxs0
正直俺もハンマーとヨーヨーくらいしかわからん。
雑談なのかSSに関連したネタなのかすらわからんから口出しせずにいようと判断した。
619名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 13:13:44 ID:2aiz5jjE0
雑談やめろカス
自治厨失せろ

いつまでも同じ事やってるなこのスレはw
620名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 13:15:50 ID:JXXx+fWg0
そんな事よりお前らもなんか書こうぜ!
621名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 16:21:27 ID:BpkrjudM0
>>619 の言うとおり、自分勝手な発言だった。
やっと長編が書き終わりそうなので投下前にスレの状況を確認するぐらいの
軽い気持ちで書き込んだんだけど、場を荒らしただけだった。
数行の書き込みでこのザマなのに長編を投下しようと思ってたなんて恥ずかしいよw

お騒がせして本当にすいませんでした
622名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 17:03:43 ID:IIa7wmZ+O
まぁ、そこまで気にしなくてもいいんじゃね。

ネタ反応の流れが続くと、付いていけない人が出たり、投下しづらくなるだけだと思うし。
623名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 17:04:49 ID:chUVqWVu0
カスとか言ってるのはいつもの言葉が汚いバカだからスルーでいいよ
624名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 17:18:37 ID:m9BYjFqd0
というか全部の元ネタ把握してる人いるの?
光になあれだけ解ってその後は何かのネタなんだろうなーと思い
便乗して無双ネタに走ったが。

理屈じゃないんだよ勢いなんだよ
625名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 17:48:51 ID:WHmuB0y+0
長編?

新連載? 続編?
626名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 17:54:58 ID:DzPIXJRT0
華琳さまに目隠しして後ろ手に縛って玉座で足広げさせたまま固定して放置する夢を見た
627名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 18:22:17 ID:OTXDM8pF0
桂花に目隠しされて後ろ手に縛られて馬小屋で足広げさせたまま固定して放置される方が良いな。
628名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 18:52:23 ID:YlKvyVEuO
なんという変態。
629名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 19:22:20 ID:C0pmshhg0
>627
お前、どんだけ高みにいるんだよwww
危うく同意しそうになった俺はもうダメですか?そちら側ですか?ww
630名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 19:34:07 ID:m9BYjFqd0
>>627
口は塞がれなくて良いのか?
631名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 19:34:10 ID:mJDV4wsY0
>>626
猿轡忘れてるぞ
632名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 19:36:45 ID:pxbNZXz70
>>627
このドMめ
633名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 19:46:58 ID:DzPIXJRT0
>>631
猿轡したら不安がる声が聞けないじゃないか
634名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 20:14:08 ID:m9BYjFqd0
>>633
そこは目で会話というかなんというか。
けど華琳様は目を潤ませたりなんかしなさそうだ
635名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 20:17:57 ID:YFzUhgh30
攻めていたのは俺だったはずなのに気付いたら攻められていたみたいな
636名無しさん@初回限定:2009/04/14(火) 21:13:58 ID:E281lAcp0
ポルナ○フ、出番だぞ
637小ネタ:2009/04/15(水) 00:56:35 ID:PKwyKNhc0
 最近天和の様子が何かおかしい。
 時折物思いに耽っている姿を見かける。
 そんな彼女も悪くは無いけど、やっぱり天和は笑っている方が魅力的だ。
 ちょっと……いや、かなり天然で我侭なところもあるけど、あの笑顔を見たら許せてしまうもんな。
 マネージャーとも言える立場にある俺としては、こんな時こそ彼女の力にならなくては。
「天和、最近何か悩みでもあるのか?」
 思い切って声を掛けてみた。
「あ、うん……。あのね、この間の生まれた時から目の見えない人が聴きに来てくれたの。その人私たちの歌の事を
すっごく良かったって褒めてくれたの」
「へぇ、じゃあ天和たちの歌がその人に力を与えたんだな」
「でもその人ね、歌詞の中で『青空のような透き通った心で』って言う所だけ分からなかったんだって。そうだよね。
生まれてから一度も青空を見た事無いんだもん。ねぇ、一刀さん、生まれた時から目の見えない人に空の青さを
教えてあげるにはどうしたら良いのかな?こんな簡単な事も出来ないなんて、私旅芸人失格だよぉ」
「…………」
 うん、良い話だよな。
 天和の優しさがよく伝わってくる。
 そんな彼女の歌だから、その人も感動したんだろう。
 けど俺には別の事が頭に浮かんでしまっていた。
 俺のいた世界にも同じ事を言ったタレントがいた。
「天和、上半身裸のタイツ姿で興業に立つのはやめてくれよ?」
「たいつ……?もう、何言ってんのか分かんないよぅ。私真面目に相談してるのにぃ」
「ご、ごめん」
 しかしポカポカ胸を叩いて来る天和に誤りながらも、俺の脳内では「ドーン!」と叫ぶ天和の姿が浮かんでいた。



以上、分かる人だけ分かってください的なネタでした。
638名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 01:01:56 ID:/28gtPtFO
江頭www
639名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 01:09:50 ID:EMuGovjt0
3時10分前www
640名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 01:11:49 ID:o3eTfkDF0
最初良い話かと思ったのにwww
641名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 01:23:55 ID:YjU1zpVO0
イイハナシダ……ドーン!!
642名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 01:51:14 ID:QRAlKIp80
天和「一刀お前に一言物申すー!!」
643名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 02:14:48 ID:PKwyKNhc0
昔は嫌いだった江頭や出川が最近好きになったのは年のせいでしょうか

こんな小ネタ書いてるくらいなら董√に拠点イベントの一つも入れるべきかと思わないでもないですが
644名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 03:58:30 ID:lPV5t0c60
エガちゃんwww
でもこの話はマジ良い話だよ。
前科や救急車はヤバイけどw
645名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 08:35:56 ID:xk7/nqprO
元の話はいい話なんだが(聞いた時はマジで江頭格好いいと思ったし)
一刀さんなんて想像をしてるんだwww
646名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 08:50:46 ID:UZUwo6Iy0
>>644
あとトルコで公然猥褻で引っ張られた話とかな。
647名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 09:23:54 ID:nr8xUjec0
しかしあれだ。
お気に入りの作品を読めば読むほど表現の多様差やら言い回しの巧さ、間のとり方、リズムの良さに
自分との差を思い知らされて面白いもの読んだ後の昂揚感に鬱がちょいちょい混じる。
648名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 10:28:51 ID:fIdvhalMO
>647

( ^_^)人(^_^ )
649名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 12:09:40 ID:di0ZkkEM0
今日4月15日を1日全裸にネクタイで過ごす猛者はいるか!!
650名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 12:33:43 ID:wJODUWF6O
平日だから+ブーメランパンツで仕事してるよ。
651名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 16:02:43 ID:fIdvhalMO
「……………………寝てませんよ」
「起きなさい、一刀十三号よ」
「にゃー(起きてます、風様これ見てください)」
@-Å-
(〃_ _)
 σ白
「オォ!今日は北郷帝ですか、でわ明日にしましょう」
「にゃー(でわまだ今月の家賃入れてない(笑)から作りに行かないと)」
「こらバカ猫」
652名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 16:36:15 ID:I+ZdM6FO0
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
653名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 18:11:50 ID:8IZMPh900
これはキタの?
明日じゃないのかな?
654名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 18:21:13 ID:TrOe91kc0
つまり今日と明日、2日間全裸待機しろということだな
655名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 18:23:33 ID:/6c1x8M7O
いつも思うんだけど、「でわ」じゃなくて「では」じゃないのかなぁ……
656名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 18:35:56 ID:68m6mIPI0
今日と明日は良い日だぜ
657名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 19:15:06 ID:jJZhWM4d0
「こんにちわ」も「でわ」も、正しい表記は「こんにちは」、「では」ってのを理解してるなら、どっち使ってても良いと思う
音韻的には「WA」の音だし
658名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 19:16:41 ID:/JTkDcXg0
>>655
ろくでなしブルースを読んだことがあるか?
659名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 19:20:02 ID:MEop42nL0
>>655
おまいらにそれを言うならお前らだろっていうようなものだぜそれは
660名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 19:23:49 ID:xjpRdBLo0
まあ所詮と言ったらなんだがキャラコメだしな。
SS本文で普通に使ってたらアレだけど、それ以外は一般のレスと同じだからどっちでもかな。
661名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 19:29:14 ID:/6c1x8M7O
俺の気にし過ぎか……

変な流れにしてすまん。
662名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 20:16:14 ID:JS9E8z9N0
北郷帝はテキスト投下だから問題ないんじゃね?
663名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 20:32:32 ID:MEop42nL0
感想はここに投下されるわけだからな
664名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 20:56:08 ID:68m6mIPI0
今日は桔梗が喰われる日か
665名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 21:08:54 ID:i4SbxpOp0
>>661
確かに気にしすぎな面もあるかも知れんけど、気持ちはわかるよ
文章を公開しようという人ならもうちっとそのへん意識してもいいと思うし
666名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 21:27:53 ID:IMFFSpi10
>>664
この前お預けくらった麗羽が喰われる日かもしれん
667名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 21:30:22 ID:9aCWcBLP0
いや、会話の中の文言に関しては意味があるもの。として判断した方がいいと思うよ
わざと正しくない日本語で舌足らずな印象を与えることもあるし

まあ、その、なんだ、文章の文法的正しさを添削する必要はあまりないんじゃない?ってことだ
668●一壷酒:2009/04/15(水) 22:24:41 ID:GBvYAN5T0
いけいけぼくらの北郷帝第九回をお送りします。
今回は、全体のお話が動き始める回、という位置づけです。そのためか、少々長いです。
主人公であり語り手でもある一刀さんには見えない部分が多いので、読まれておられる方には遅々とし
て進まぬように思われるむきも多いかと思いますが、こういう形式の物語なのでご容赦くださいませ。
恋姫的にはどうでもいいですが、三國志的には欠かすことのできない人物が今回登場します。(名前だけ)

☆★☆注意事項☆★☆
・魏ルートアフターの設定なので、魏軍以外の人物への呼び方、呼ばれ方が原作中とは相違があります。
・エロあり。
・(現状では)恋姫キャラ以外の歴史上の人物等の名前は出るものの、セリフはありません。
・作中で一刀との接点が少ない人物は、性格・行動にある程度補完が入っているかもしれません。
特に袁家、華雄たちは少々行動がゲーム内とはかけはなれている状況もありますので、気にかかる方は、
読まないほうがよろしいかと思います。
・物語の進行上、一刀の性的アグレッシブさは、真より上になっています。これでも無印ほどではないと
思いますが。
・一刀さんの脳内にはいろんな女性が住み着いていて、たまに罵倒したり冷たい視線を送る仕様です。
・文字コード等の関係で表記が困難な字は注釈をつけた上で平易な字で代用しています。

いつも通り、本編はtxtで専用UP板にアップしましたのでご覧ください。
URL→ http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0240-ike2_9u.txt

次回は 四月 二十五日 の夜の投下を予定しています。
なお、五月は仕事が忙しく、投下はGWの一回のみとなります。六月以降はこれまでと同じペースで続けて
いく予定です。
669名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 22:32:47 ID:68m6mIPI0
着た亜ああ亜あああああああああああああああああああああああああああ
670名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 22:45:02 ID:imMC1/gY0
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
671名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 22:57:19 ID:vIzSM7a/O
きたきたきたあああああああ
早速読んでくる
投稿乙です
672名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 23:02:17 ID:dAoxItMb0
>>668 北郷帝乙です

桔梗がメインに絡んでくる話は少ないのでめっさうれしいw
673名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 23:12:58 ID:DxeffYIZ0
>>668
良いエロに愛い華琳、戦闘ではなく戦争シーンに一刀の活躍!
もうずっとニヤニヤしっぱなしのところで、最後のこの名が出たかぁ。
色々予想外だったりで、相変わらず素晴らしいです!
674名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 23:15:37 ID:aWPMCnNN0
>>668
乙&GJ!
相変わらずの読み応えな上にHシーン2回とは、あなたどれだけガチなのかと。
そして最後に出てきた名前に思わず絶句。もう既に正史からは外れてるけど、
その要素の一つを完全にアレしたとは……恐れいった。ホントにGJ。
675名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 23:17:36 ID:hSLf8MHu0
>>668
すごい名前が出ましたね

北郷帝だから、いろいろありますかね
676名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 23:19:43 ID:i4SbxpOp0
未練を断ち切る意味であの名前を出したのは英断だったと思う
ちんこさんかっこえぇなぁ。戦場でも閨でも
677名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 23:21:38 ID:/ZJZxPVY0
>>672
乙です。
何時の間にか七乃まで、しかも馴染んでるしw
しかし桔梗をあそこまでにするとは一刀さんのちんこ力はまだ上がるのかw
678名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 23:32:34 ID:Cnxl8Fp40
>>668
北郷帝GJ!!!
全50皇家そろうのが楽しみっす
679名無しさん@初回限定:2009/04/15(水) 23:43:36 ID:/28gtPtFO
>>668
乙です!
最後に出てくる名前にドキッとさせられました。
良かったです。
680名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 00:02:24 ID:azMLEiIB0
北郷帝乙
ここの一刀さんは何処まで高性能なんだ
681名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 00:27:57 ID:w0WGVY/S0
その高性能を女をこますことだけにつかう一刀さん。
まったく野心がないあたりが、高性能でも受け入れられる理由だろうか。
682名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 00:58:26 ID:4nwHQTyl0
一刀を一番低く評価してるのは本人なんだよな。
一刀に何かあったら国レベルの大事なんだろうけど、本人はそこまでとは思ってなさげ。
だから霞達の救援や今回みたいに結構無茶な事もする。
まあ思っててもやりそうだし、みんなそういうとこにも惚れてるんだろうけど、
あんまり無茶すんなってヒヤヒヤしてる人もいるだろうな。
683名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 01:20:47 ID:G52JeJEq0
南袁家の項抜粋だけど
前回の北袁家では「袁紹本初に発する」と表記しているから
今回のも「袁術公路」とするか前回を「袁紹」に修正したほうが良いのでは?
一部の人物は字が伝わっていないから統一性を持たせるなら姓名だけにしたほうが良い希ガス
684名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 04:30:58 ID:SgkdKtCE0
最後の一行で民名書房になってしまってるんだがwww
もしかしてこの外史では明命書房として後の明命の重要な仕事だったりするのか。。。
685名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 04:49:32 ID:Pcn2qkw0O
>684

>もしかしてこの外史では明命書房として後の明命の重要な仕事だったりするのか。。。
民名と明命、誰が上手いことを言えと!(笑)
686名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 05:02:47 ID:G52JeJEq0
民名じゃなくて民明な
687名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 05:15:02 ID:Pcn2qkw0O
すまないm(_ _)m
688名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 08:06:21 ID:w0WGVY/S0
それにしても、麗羽様は首輪付きになるわ、美羽様はどんどん有能になるわ、七乃は天然悪女っぷりに
ブレーキがかかるわ、一刀さん効果は半端ないな。
689名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 08:10:02 ID:9kpsRvpwO
プロ作家になればいいのに……
690名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 09:23:39 ID:Pcn2qkw0O
>689

実はプロだったりして
691名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 11:59:36 ID:GpExpXI20
史実の「結果」や無双なんかのゲームの性格をも考慮すると
北郷朝の視点から見ればサッパリして良い結果じゃないかね
キャラの性格も真名も考えないで済むしw
692名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 15:30:38 ID:MpjC6e/h0
ぶっちゃけ今回の一刀さんはさすがにねーよw厨性能過ぎて引いた
でも真の一刀そのものがすでにありえんぐらい高性能だし
それに準拠すればこのくらいはまあ拡大解釈としては想定範囲内だな
別に文句や注文つけたいわけじゃないから気にせんでくれ
693名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 15:48:57 ID:w0WGVY/S0
まあ、チート気味ではあるなw
とはいえ、実際指揮は詠に任せちゃってるし、知識やなんかに関しては帰還して勉強したらしいからなあ。
やっぱりひっかかるのは桔梗に射かけたところかねw
694名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 15:49:08 ID:oPBRJAmS0
今回の北郷帝は、ハーレム系エロゲの主人公なのでやりかねない、くらいにしか思えなかったが……確かに性能が高すぎるか。
695名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 19:02:12 ID:DofUzolI0
本編でも最終的に魏では首都の警備隊長、つまり現代で言う警視総監みたいなポジションだったし
呉ではトップ3に入る軍師になった上に孫家の跡継ぎ含む全ての女性の伴侶
蜀では実質最高権限もってるからこれでオーバースペックじゃないというのは間違いだな
冷静に本編見ると設定ではこれでもかってくらい厨性能
ただライターが意図的にその権限を使わない方向に話をもっていってるだけだと思う
696名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 19:09:50 ID:iHq41dKQ0
いや権限と一刀自身のスペックは違うだろw
697名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 19:19:28 ID:B7PAlMwZ0
             /)
           ///)
          /,.=゙''"/
   /     i f ,.r='"-‐'つ____   そういう外史なんだよ!
  /      /   _,.-‐'~/⌒  ⌒\
    /   ,i   ,二ニ⊃( ●). (●)\
   /    ノ    il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
      ,イ「ト、  ,!,!|     |r┬-|     |
     / iトヾヽ_/ィ"\      `ー'´     /
698名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 19:28:33 ID:w0WGVY/S0
本編だと、肉体的、軍略的に鍛えられてたのは呉>魏>蜀って感じか。呉だと武術は祭さん、軍略は冥琳が
鍛えまくってるからな。

北郷帝は魏ルート後だから、元々一般人には負けないくらいには強くて、指揮もそれなりにできる、という
のがSS開始時点だよな。)
その後どうなってるかは、まあ、個人の感覚次第じゃないかね。祭さんや華雄が間近にいて、恋と立ち会い
を経験してる一刀さんがどれほど成長してるのか。

個人的には、桔梗への攻撃に関しては、激怒で集中力が突発的に向上した、再現できない類のことだろう
と思うw
699名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 19:39:15 ID:0x6Pym0L0
なに、ただの主人公補正だ
700名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 19:59:46 ID:j2yLgjRd0
>>698
「もう一回やれって言われても無理」みたいな感じか>桔梗への攻撃
閨での攻撃なら何度でも再現出来るんだろうけどw
701名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 20:12:04 ID:/flTIJOt0
さて三教一致桃香に備えて全裸待機だな
702名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 20:12:28 ID:8luYSRg00
>>668
遅レスながらGJ!!
しかし今回のMVPは賈駆か麗羽かと思いながら読んでたけど最後に桂花がやってくれましたw
表面上はどって事ないけど一刀から見れば大金星でしょ。
恋姫OROCHIとかでれば引っ掛かりを感じるかもしれないけどやはり外史設定は万能だ。
703名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 20:31:32 ID:4pZmSerV0
しかし、50皇家トップが曹家なのは誰も疑わなかっただろうが
しっかりと次席に入っているが董家だったりするのがなんとも

月、恐ろしい子・・・
704名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 21:08:58 ID:IaV4tSnU0
50皇家も一世代に数人は男がいるよなぁ、各陣営に。

さすがの一刀も娘に手を付けるわけにはいかんだろうし。
705名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 21:12:04 ID:6LkipS3u0
>>704
それでも、かずとさんなら・・・
706名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 21:14:46 ID:Y2zwP+hzO
>>704
実の娘は無理でも義理の娘になら
つまり親子丼
707名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 21:17:23 ID:2EfjXWFQ0
むしろ北郷朝の人間は女性しか産まれず、子供を残すには一刀に縋るしかないとか言う設定だったら…
708名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 21:19:48 ID:4pZmSerV0
>>707
4代ぐらいで血統が絶えるぞ
709名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 21:25:04 ID:570+uzJ40
医者王なら冷凍保存技術と試験管ベビー的な技術を確立するかもしれん。

割と本気で。
710名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 21:28:50 ID:8luYSRg00
>707
それなら仙術でも妖術でもいいからちんこにかけて
ヤった相手の遺伝子を取り込むようにしよう。
祭をやった後に紫苑を孕ませて弓特化なダビスタ的なゲームを(ry
711名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 21:34:16 ID:HOBWymYw0
どんどん人間から遠ざかっているぞw
712名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 21:36:51 ID:Y2zwP+hzO
少なくとも一刀の子供達は余所から婿なり嫁なり貰って来んと異母兄弟姉妹でくっつく事になっちゃうな
713名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 21:36:52 ID:9kpsRvpwO
最近はどの作家も必ずエロ入れるようになったな
昔はふつ〜のドタバタであんまなかったはずだが…いつからだ?

いや多いに結構なんだがのう
714名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 21:37:23 ID:p9yLBonA0
まぁちんこさんだしw
715名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 21:56:06 ID:IpoXU8rUO
>>713
桂花妊娠辺りから爆発的に
716名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 22:57:26 ID:Pcn2qkw0O
あと、ちょっと待って
717名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:02:12 ID:GpExpXI20
北郷朝は始まりが一刀ってだけだから、一刀が娘に手を出さなければ・・・・・・出さなければ・・・・・・
遺伝的にもさして問題は出ないと思われる、中心の家は多少濃いかもしれんが、それも多少で済むだろう
血筋よりも能力を重視する政策を布けばそれも更に薄まるしね
(遺伝子の問題だけを取り上げるなら三代四代と続けなければヤバイレベルにはならないはずだが)

一刀の遺伝子か・・・・・・何世代かに、その男子の中に1人2人は一刀みたいなちんこさんが生まれるのかね
それとも十数か数十世代後に1人だけ一刀の再来!!みたいなw(実は転生した一刀d・・・・・・)
718名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:10:58 ID:Pcn2qkw0O
「………………寝てませんよ!」
「あれ?………おや?これは」
[捜さないでください]
「………………」
「どれどれ…前々から思ってましたが。昨日の北郷帝を読んで“熟、自分が未熟”だと覚りました。
 皆様の何事にも代えがたい貴重な時間を出血させる訳にはいきません。ので、三教一致を忘れてください」
「……………………オォ!逃げましたよー!」
 @-Å-
Σ(;・ω・)
「♪〜」
「これはこれは明命ちゃん、ごきげんですね〜」
「あぁ、これは風殿。今そこでお猫様を見つけてご同行させていただいているのです」
「ほほ〜。これは、これは。何処かで見覚えがある猫ですね」
「そうなんですか?風殿」
「ええ、明命ちゃんこの猫は重要な任務についているのです、ですから渡して欲しいのです」
「おお、このお猫様は重要なお猫様なんですね。分かりましたお渡しします」
「ありがとうなのです明命ちゃん」
「いいえそれでは、シュタ!」
「諦めましたか?」
「にゃ(………21桃香です)」
719名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:11:38 ID:HOBWymYw0
支援
720名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:11:37 ID:B7PAlMwZ0
一刀とヒロインが一人ずつ子供を作り、その子供らが子供を作り、その子供らが子供を……
と繰り返していけば何代目かに一刀及びヒロイン全員の血を受け継いだ子供が……
721名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:12:30 ID:txOJ8akY0
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
722名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:13:09 ID:/flTIJOt0
前書きに明命までwwww
723名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:14:22 ID:Pcn2qkw0O
曹操軍。
約二十五万強、右手に森が来る形で、部隊を前後に分ける。
前衛に十五万強、夏侯惇・許緒・楽進・季典・干禁で、夏侯惇と許緒で攻撃力は申し分なく、残り三人の判断力・団結力も心配は無く臨機応変に大抵の問題は処理出来る。
後続は約十万、曹操を筆頭に夏侯淵・張遼・典韋・筍文若・程仲徳・郭嘉。
夏侯淵と張遼、典韋の三人で前衛の攻撃の要二人に勝るとも劣らず。
何時でも、前衛の援護・合流・敵への横撃が可能。
軍師三人の神算鬼謀を理想的に実現はおろか、戦場での細かい補正は経験から理想以上の成果を出す。
そして、彼女等を取り仕切っているのが曹操である。
◇ ◇ ◇
対して、劉備軍。
約二十五万、左手に森が来る形で部隊が左右に分かれる。
右陣に約九万弱、趙雲・張飛・馬超・馬岱・厳顔・魏延・鳳統で指揮官に趙雲、軍師に鳳統。
今さら語る必要の無い猛将達。
左陣にあたる本陣は約十五万弱、劉備・関羽・呂布・陳宮・黄忠・諸葛亮に北郷一刀。
指揮官に関羽、軍師は諸葛亮、そして総大将の劉備。
こちらも言う必要の無い猛将共である。
そして後方に輜重隊として董卓・賈駆・公孫賛・袁紹・文醜・顔良が三千足らずで、孫呉との間に控えている。
724名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:15:47 ID:IaV4tSnU0
もう始まってるよね?

支援。
725名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:16:26 ID:j248y5kd0
支援するぜ
726三教一致 2-21:2009/04/16(木) 23:16:57 ID:Pcn2qkw0O
ジャーン・ジャーン・ジャーン。
双方の銅鑼が鳴り、陣形を崩さす前進する。
夏侯惇は突撃の陣で、曹操は四段の陣形。
それぞれが別々の陣形を牽き、独立した状態で戦場に赴く。
逆に劉備の陣形は、森が邪魔しているが全体で鶴翼の陣形だ。
上空から見たならば、片方の翼が無い鳥に見えただろう。
「さあ、ご主人様。本陣から後方に下がってください。と、言いたい処ですが、どうせ聞き入れてくれないでしょう。せめて本陣後方に下がってください」
「そうですご主人様。私達が安心して戦える様に、せめて本陣後方に下がってください。この戦いお互いの意地と意地のぶつかり合い、血で血を洗う事態に成りかねませぬ」
付け足すは黄忠。
「そうです。敵先陣は間違いなくあの猛将夏侯惇将軍、気付いてからの退避では遅すぎでしょう」
「分かった、皆の邪魔になるのは本望じゃない。大人しく下がらせてもらうよ」
「人間素直が一番です、ささっ桃香様も」
「ええー!」
「『ええー!』ではありません。第一に桃香様が前線で何を為さるおつもりか」
「ご主人様の身代りか囮になれるかなー?って」
「それで捕まえた桃香様を人質にご主人様の身柄を迫って来たら?」
727名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:17:50 ID:txOJ8akY0
支援
728名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:18:59 ID:Y2zwP+hzO
来た来た!支援するぜ!
729名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:19:35 ID:/flTIJOt0
支援
730三教一致 3-21:2009/04/16(木) 23:20:20 ID:Pcn2qkw0O
「俺は間違いなく自分を差し出す!」
「ほらご覧なさい、この通りなのです。ですからあまり意味が無い事はせず、大人しくご主人様と後方に陣取っててください」
「あら、羨ましいですわ、桃香様。私達ではこうもいきませんものねー」
「愛紗達が人質でも身柄を差し出すけど」
「(////)ご・ご主人様!あまり、からかわないで戴きたい」
「からかってなんかない。愛紗でも鈴々でも誰でも、人質を理由に身柄の交換を申し出されたら俺は応じる」
「……(////)ゴホン、朱里やねねならともかく、我ら武官が人質になる事など、有り得ないでしょう………ですが気を引き締める理由には丁度良い。皆決して人質になるような事の無いように!」
「「「はい!」」」
◇ ◇ ◇
「弓隊構え」
「弓隊構えよ」
長年の戦場で培った勘で別々の陣にいながらに同時に号令をかける黄忠と厳顔。
「「放て!」」
そしてほぼ同時に矢が放たれ、真っ直ぐに夏侯惇の陣に降り注ぐ。
カンッカンッカカン。
降り注ぐ矢も盾で塞がれる、完全ではないが被害なんか皆無に近く精々進軍速度が落ちるぐらいだ。
だがそんな行為も時間稼ぎにしかならず、夏侯惇と劉備本陣の戦端が開かれた。
731名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:20:46 ID:W+yUYa6+0
我が身、我が支援となり、一支援同体、全力全快!
732名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:23:29 ID:/flTIJOt0
支援支援
733名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:25:11 ID:txOJ8akY0
支援
734三教一致 4-21:2009/04/16(木) 23:25:26 ID:Pcn2qkw0O
「押せ押せ!狙うは北郷の首一つ!」
「春蘭さまー、斬っちゃ駄目ですよー。捕らえるんですよー」
「おお!そうだったな、すまんな季衣。北郷を捕らえる為に首をはねよ!」
「だから、首をはねちゃ駄目なんですって!」
「伝令!将軍、我が軍が囲まれ始めました」
「構わん!脇の敵には防御に徹し、ただ前進して敵本陣の北郷とやらを………捕まえれば良いのだ、進め!」
◇ ◇ ◇
「うぬ〜、こうも守りを固められると攻めるのもままならぬ」
盾で壁が作り上げ、近付けば槍が飛び出てくる為に迂濶に近づけない。
「どうどう。今、帰ってきた」
馬にまたがったまま報告をする馬超。
「で、どうだった翠よ?」
「駄目だ、先頭の方は槍ぶすまだ。突貫しても被害の方がでかいよ」
「そうなんですよ、星姉さま。こう、ずら〜と並んで付け入る隙がないと言うか、必死な感じ」
「それはそうだろう、相手は後がないのだからな」
「うぬ、ならばわしが穴を開けてみようかの」
会話に割って入った厳顔が豪天砲を構える。
ドンッ、ドンッ、ドンッ。
豪天砲が一度目の火を吹くと、命中した所が人一人の通れる穴が空いたがすぐに埋まる。
「ほほう、やりおるの。ではこれではどうか!」
735名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:27:42 ID:Y2zwP+hzO
支援
736名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:27:45 ID:txOJ8akY0
支援支援
737名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:29:06 ID:IaV4tSnU0
支援。
738三教一致 5-21:2009/04/16(木) 23:30:08 ID:Pcn2qkw0O
ドンッ!ドンッドンッドンッドンッ!ドンッドンッドンッドンッ!
残りの豪天砲の弾を全弾発射する。
するとかなりでかい隙間が出来上がった。
「それ今ぞ!空いた穴に雪崩れこめ!」
穴を作った張本人が号令をかけると。
「ワアアアアア―――!」
一般兵が我先にと雪崩れ込もうとする。
だか、空いた穴に一人の少女が立ち塞がる、左腕が負傷したのか出血も見られるがお構い無しだ。
「ハアアアァァ!」
状況を察した趙雲が叫ぶ。
「貴様ら引けい!いや伏せろ!」
「猛虎襲撃!」
ドカン!
衝撃波でふっ飛んだ者は運が良かった、正面からまともに食らった者は影だけを残して地上から姿を消した。
その影すら戦場にて踏み潰され跡形もなくなっていく。
勇敢にも再度蜀兵が雪崩れこもうとすると、突然空いてた穴の前に壁が出来上がる。
「こんなことかも有ろうかと、即席障壁!」
「貴様らー!空いてる穴を塞ぐのは、そのぶら下がっている粗末なモノだけじゃないなのー。全身全てを使ってさっさと穴を塞ぎやがれなのー!」
「「「サー・イエッス・サー」」」
駆け足による激しい足音が聞こえたがすぐに止む、壁が自立の限界を訪れたのか倒れこむ。
ドッスーン!
739名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:30:15 ID:/flTIJOt0
支援支援支援
740名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:31:27 ID:VG6ac0TO0
支援
741名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:34:13 ID:j248y5kd0
支援 支援
742名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:34:43 ID:HOBWymYw0
一刀無しでもハートマン式なんかw
743名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:34:55 ID:r6MFPAl+0
紫苑
744三教一致 6-21:2009/04/16(木) 23:35:11 ID:Pcn2qkw0O
現れた状態は先程と変わらぬ盾による壁だった。
「うぬー、困ったのう」
「そうですな桔梗殿。相手は気弾でこちらは実弾、気力が続く限り弾は無限な上に装填速度もあちらが上。穴を開ける度に我が兵が、文字通り消されては堪ったものではない」
言いたかったことを全て言われてしまった厳顔は別の意味で困った顔になる。
「それでは仕方があるまい」
手を上げると同時に叫ぶ。
「弓隊構え!」
振り下ろしながらも叫ぶ。
「射ぇ!」
数百の矢が敵陣の中に飛んでいく。
「地味だが、今は一番効果のあることをこつこつやるとするかのう。弓隊随時攻撃を仕掛けよ!」
◇ ◇ ◇
先頭を走るは夏侯惇、既に劉備軍本陣の1/3には食い込んでいた。
「ハア!」
「ギャア!」
「狙うは北郷ただ一人!命が欲しい者は引けい!」
「そうはいかぬ!」
夏侯惇の前に立ちはだかる影一つ。
「関羽!」
「ここから先は我が主達のため、行かせわせぬぞ!」
「面白いやってみろ!」
先手必勝の夏侯惇。
ガチン!
「ぬっ!」
「でやああああっ!」
ガチン!ガチン!ガチン!
凄まじい連続攻撃に間を取る関羽。
余りの攻撃に攻め倦んでいると一人の少女が駆け寄ってきた。
745名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:37:23 ID:Y2zwP+hzO
支援するよー
746名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:37:45 ID:/flTIJOt0
支援支援
747名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:38:37 ID:RvRGKN1R0
紫苑
748名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:38:50 ID:SEaV/SWg0
支援
749名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:39:58 ID:7qoISCs/0
支援
750三教一致 7-21:2009/04/16(木) 23:40:18 ID:Pcn2qkw0O
「…愛紗、代わる」
「恋!…待ってくれ、これは代われぬぞ」
「…愛紗は強い…でも今のあいつ、自分のご主人様の為…凄く強い。今だけならあいつの方が……強い」
「うぬぬ」
「どうした、掛かって来ぬのか?臆病風に吹かれたか!」
「言わせておけば!」
「…愛紗、…挑発に乗るぐらい…冷静じゃない」
呂布の冷静な指摘に我に返る。
「…愛紗に何か有ったら…ご主人様と桃香が悲しむ。…二人が悲しむと恋も悲しい」
関羽が呂布らしい答えだと納得しかけた時。
「…でも、二人を抜きにしても…恋も悲しい」
「…………はっ!」
関羽に取っては予想外の答えに驚き、そして戦場にて不謹慎だと思いながらも嬉しかった。
「恋。今の返答で夏侯惇などに勝てる気がしてきた。が、恋の判断の方が正しいのだろう。ここは任せるぞ、恋!」
「…分かった、愛紗」
駆け出す関羽、親衛隊とはいえ関羽の相手は流石に不利だ。
なんとかこの場に留めらそうと叫ぼうとした時。
ガチン!
斬撃が襲ってきた。
「ええい呂布!邪魔をするな!」
「…お前の相手は…恋」
「仕方がない、先にお前を斬って。すぐに関羽をも倒す!」
「…出来ない!」
ガキン!
751名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:41:26 ID:7qoISCs/0
紫煙
752名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:43:21 ID:/flTIJOt0
私怨
753名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:43:32 ID:txOJ8akY0
支援
754三教一致 8-21:2009/04/16(木) 23:45:19 ID:Pcn2qkw0O
お互いの得物がぶつかると火花が散る。
「…今のお前、自分のご主人様の為…強い」
「分かっているでわないか!ならば早々に倒されろ!」
「…でも、恋は元々強い…そして、桃香と」
止まった呂布を隙と見て襲い掛かるが。
ガチン!
あっさり反される。
そして意を決した目をした呂布が。
「…………一刀の為に強くなってる、だからお前では恋には勝てない」
語りながら斬りかかる、下から襲ってきた方天画戟が太刀を盾に全身で身構えた夏侯惇を軽く吹っ飛ばす。
先ほどの夏侯惇の立場が逆転した形になった。
「うぬ、確かにお前は強い。だがこれは戦だ、お前と一部の将が強くとも戦では勝てんぞ」
「ウワワッ!」
曹魏の親衛隊が追い付いてきた、身構える呂布。
だが親衛隊は呂布を無視して劉備の兵を襲っている。
劉備の兵は押されている、後が無い故に気迫がどうしても曹魏の方が勝る。
呂布が親衛隊を斬ろうとすると。
カギン!
「おっと呂布よ。お前の相手は私ではなかったのか?別に構わないが背中には気をつけろよ」
親衛隊の何人かが立ち止まると。
「私に構うな!お前達は北郷を!呂布は私一人で受け止める!」
愛紗も親衛隊の進軍阻止を試みるが一人では流れが変わら
755名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:47:03 ID:IaV4tSnU0
支援です。
756名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:47:18 ID:Y2zwP+hzO
支援
757名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:47:39 ID:7qoISCs/0
四円
758名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:47:58 ID:txOJ8akY0
支援
759名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:48:31 ID:/flTIJOt0
しーえんしーえん
760名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:49:21 ID:j248y5kd0
支援だぜ〜〜 今日の支援で巻き添え規制の解除知ったww
761名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:50:01 ID:MuMcUd+o0
シェーン!
762三教一致 9-21:2009/04/16(木) 23:50:05 ID:Pcn2qkw0O
劉備の兵も必死に抵抗しているがどうしても押され気味である。
そして。
「華琳様、劉備軍右陣。我が隊の射程に入りました」
「そう、指揮は任すわ秋蘭」
「了解しました。……弓隊構えよ、目標敵右陣」
自らも弓を構える。
「放て!」
号令の後自分も矢を放つ、近場の小隊長らしき男が悲鳴を上げて倒れていった。
◇ ◇ ◇
「ご主人様、曹操軍本陣が味方右陣に攻撃出来る距離に」
報告する朱里、手には棒を持ち右目に当てている。
実はこれ望遠鏡だ。眼鏡が有るを知り、呂蒙の眼鏡の形を知って試しに作らせたが思いの外巧く機能している。
「なら頃合いだ、朱里。合図を」
「御意です、では工兵さんお願いします」
諸葛亮がお願いすると、隣の兵が旗を振る。
それを見た少し離れた工兵が筒に火を投げ込むと。
「「ポン!」」
「「ヒュ――――――」」
「「パンッ!」」
音を特化させた花火型の狼煙が二発、空に快音を響かせた。
その狼煙の意味を曹魏でも理解していた。
「森の伏兵への合図かと華琳様」
「恐らくそうね、各指揮官は森から目を反らすな!こちらに来ようと、春蘭達を襲うと素早く行動に移せるように!」
763名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:51:06 ID:r6MFPAl+0
飯田空
764名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:51:16 ID:Y2zwP+hzO
魏延
じゃなくて支援
765名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:51:36 ID:vcOyT59i0
支援!!
766名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:51:44 ID:7qoISCs/0
しえん
767名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:52:09 ID:/flTIJOt0
紫苑紫苑
768名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:53:31 ID:AmYgnCvP0
支援ですー
769名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:53:47 ID:RvRGKN1R0
紫燕
770三教一致 10-21:2009/04/16(木) 23:55:10 ID:Pcn2qkw0O
「季衣!それと三人!森からの伏兵に注意しろ!」
それぞれ全員からの返事を受け、なおも呂布と対峙する。
次の瞬間、森の茂みが揺れると飛び出る影が四つ!
「我こそは南蛮大王こと、孟獲なのにゃー!」
瞬間、奇跡が起きた。
殺し合う戦場にて、双方戦いの手が止まったので有る。
孟獲の声が届いた所から戦場全体に水面の波が広がる様に。
暫し静まりかえる戦場、始めに沈黙を破ったのは筍文若だった 。
「キィ――――!よりによって伏兵が孟獲!?偵察は何をやっているの!後でお仕置きよ!
 第一に南蛮の猿ごときに春蘭を止められるわけないじゃない!春蘭“ついでに”蹴散らしちゃいなさい!」
筍文若の声が届くわけがないのだが、思いが届いたのか?
「なんだあのちっこいのは?真桜、適当に相手をして追っ払え。あれを殺すのは流石に忍びない」
「了解や、春蘭様」
「にゃにゃ!みぃたちをバカにしたにゃ、ぜったい泣かすにゃ。トラ・シャム・ミケ出陣にゃ!」
言葉とは裏腹に森に引っ込む四人。
再び森で影が動くと。
メキ・メキ・メキッ
………ズドーン!
生木が割れる音が響き一本の木が倒れた。
森から姿を表す巨大生物。
パオ――――――ン!
一頭の白い像が雄叫び
771名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:56:31 ID:vcOyT59i0
もうひとつ支援
772名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:56:36 ID:AmYgnCvP0
支援ですー
773名無しさん@初回限定:2009/04/16(木) 23:57:27 ID:/flTIJOt0
ちょ、伏兵wwww
支援支援
774三教一致 11-21:2009/04/17(金) 00:00:11 ID:Pcn2qkw0O
「みぃの愛像、ガネーシャでみんな泣かせるにゃ!」
「なんや、確かにでかくて強そうやけど皆で一斉に襲えば倒せなくないで」
「ならやってみるにゃ♪ガネーシャ」
パオ――――――ン!
ガネーシャと呼ばれた白い像が再び雄叫びを上げると。
ズドン!ズドン!ズドン!
森から一斉に像が姿を表す、その数優に千を超える。
「んなアホな」
その光景に危うく得物を落としかける季典。
「貴様等!急いで壁を作れなのー!ぐずぐずしない!急ぐのなのー」
状況を見ていた干禁が危険を感じ檄を飛ばす。
「「「サー・イエッス・サー」」」
即座に森側にも盾による壁が出来上がる。
「ガネーシャやるにゃ」
鼻を左右に振る。
ブゥン!
ガチン!
「うわあぁぁ」
吹っ飛ぶ兵士たち。
全員で踏ん張ってでも盾の壁に穴が空く。
穴はすぐ埋まるのだが。
「みんなも行くにゃ♪」
その数実に約五千の象が一斉に曹操軍先陣の右側を脅かした。
◇ ◇ ◇
「華琳様!」
「あれは確か?」
「はい、見聞通りなら南蛮かそれより更に南に生息すると言われてる象かと」
「知識としては知っていても実際見ると違うわね、ならば知識としても知らない彼等はさぞ恐ろしいでしょう」
775名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:00:19 ID:Y2zwP+hzO
伏兵そう来たかw
更に支援
776名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:01:18 ID:LYzE/+RW0
支援
777名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:01:19 ID:6wh33zy50
まだまだ支援
778名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:02:14 ID:ll8ld11C0
しっえーん
779名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:02:51 ID:IaV4tSnU0
5,000頭の象が突撃…。 怖っ!!

支援。
780名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:03:04 ID:7qoISCs/0
\4
781三教一致 12-21:2009/04/17(金) 00:04:37 ID:wASRIcFoO
「でしたら早急になにかしら対策を」
「秋蘭、援護を早急に」
「はい…弓隊!目標を右側南蛮軍に変更!まずは一斉放射、後に随時、各々の判断で攻撃!構え…………放て!」
数千の数の矢が南蛮の象部隊に降り注ぐ。
だが、
キンッキンッ!キン!カンッ!キン!
「なっ!矢が刺さらな…くない、だが圧倒的に少ない?桂花、象とはえらく固いのか?」
「見聞では……多少は固いとは書いて有ったけど、生物の範疇のはず。全く刺さらないことはないはずよ」
「だが、現実には全く刺さっておらぬぞ?」
見聞との違いに困惑気味の軍師達に。
「桂花、確か象は一般的にネズミ色のはず、だけどあそこにいるのはほとんどが黒、所々がネズミ色だわ。それに乗り手の箱にも矢が刺さっていないわね」
曹操の言葉に考え込む筍文若、考えがまとまったのか語りだす。
「秋蘭、あなたの目でよく見て、何か見えない?それとも違和感がない?」
集中して南蛮隊を見つめだす夏侯淵、その鷹の目が一番近い象を捉える。
「垂れてる?足元はネズミ色、人で言う膝から上が黒く体を何かが被っているのか?」
「布か革かしら?」
「それなら刺さるだろう?」
「柔軟性が有って、矢が刺さらない物?」
782名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:04:35 ID:B7PAlMwZ0
支援
783名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:04:58 ID:55CDlrku0
t単位の突撃はどうしようもない支援w
784名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:05:31 ID:SgkdKtCE0
ストラテジー系のゲームやってる人にはお馴染みの
文明低い時には超役立つ象兵きたw
785名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:06:55 ID:Ttx/q9N00
civ……いやなんでもない
786名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:07:03 ID:giZdW1r40
支援支援
787名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:08:18 ID:N17t3/BN0
象wそしてこの展開は……
788名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:08:19 ID:QSiGf7vm0
支援ですー
789三教一致 13-21:2009/04/17(金) 00:08:20 ID:wASRIcFoO
ふと周りの兵士に目をやる曹操。
「…鉄の鎧?、いやそれならもう少し反射してもよさそうなもの」
考えがまとまらない曹操の呟きを聞いた郭嘉が“ハッ!”とした顔をする。
「華琳様、あれは鎖では?小さい鎖を作り繋げて被せる。見聞では象は力が強く多少の重さは平気かと、そしてあれが鉄では矢は通りません」
「上の箱も鉄かも知れませんねー」
「矢が通じない、ならば獣には昔から火よ、秋蘭」
「そうですね華琳様。弓隊!矢を火矢に変更して攻撃を継続!」
火矢も象には刺さらないが火は象に有効だった、一部統率が乱れ始める。
それでもまだ距離がある為、象兵が少し逃げれば射程距離外になる。
「距離を詰め、南蛮隊を火矢で追い払うのよ!」
距離を詰める曹操軍本陣、しかし南蛮隊に夢中になりすぎたか。
ドス!ドスッドス!ドス、ドスドスッ!ドス…
「ぎゃあああぁぁ!」
本陣側から悲鳴と断末魔があがる。
「南蛮達に夢中になりすぎたか」
南蛮の象兵の印象が強すぎて、つい先程まで誰を攻撃してたか疎かになっていた。
自分達が攻撃出来るということは、基本的に相手とて射程距離内なのだ。
南蛮兵に集中していると、これまた望遠鏡を覗きながら、分隊司令官趙雲が弓隊
790名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:08:27 ID:kGEjcuQ60
兀突骨の扱いの酷さは異常
支援
791名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:10:58 ID:giZdW1r40
支援支援
792三教一致 14-21:2009/04/17(金) 00:12:12 ID:wASRIcFoO
盾を持つ兵が慌て自分と仲間を庇う、曹操の所には幸い矢が届かないでいる。
「ええい!うざったい!弓隊を半分に分け、それぞれに応戦しろ」
劉備軍分隊に反撃が始まる。
「曹操軍本陣には嫌がらせ程度で構わぬ、反撃が本格化するならば早々に引けい。主要は先陣の進軍を遅らせる事、孟獲隊に攻撃が集中しなければそれで良い」
◇ ◇ ◇
「みぃさま、火が飛んでくる数がへったにゃ」
「なら、トラ・ミケ・シャムお前たちはふたたび突っ込むにゃ!あとテキトウな数ついて来るにゃ!兄と桃香をイジメルために近づいてるやつをとっちめるにゃ!」
象の怪力の力任せの攻撃に一般兵ではなすすべが無い、許緒一人が頑張り時折、鉄球で象を気絶させているが焼き石に水だ。
その様子を望遠鏡で覗く一刀と諸葛亮、ふと夏侯惇を見ると呂布と距離を置いて対峙している。
楽進が駆け寄ると南蛮兵を指差しながら何やら指示を出している、離れた楽進が歩兵をかき集めてる様子が伺える。
どうやら南蛮に対して、守りに徹してたのを攻撃に移るらしい。
「流石は春蘭、戦場での勘でこっちの弱点を見抜いたかあ。でも悪いけど弱点克服や運用方法は1800年位こっちが進んでるだよね。朱里、第二段階に入って
793名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:14:34 ID:giZdW1r40
支援支援
そいや>>754の最後切れてるね
794名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:14:46 ID:emGPbWSa0
sien
795名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:15:11 ID:QSiGf7vm0
支援ですー
796名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:16:15 ID:kGEjcuQ60
支援
797名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:16:55 ID:6wh33zy50
支援
798三教一致 15-21:2009/04/17(金) 00:16:55 ID:wASRIcFoO
◇ ◇ ◇
いったん呂布と距離を置いた夏侯惇。
「凪!」
部下の名を呼ぶ。
「何でしょう?」
呼ばれ駆け寄る楽進。一瞬も呂布から目を離さず、背中で楽進に語りかける。
「あのでかい生き物、機敏ではない。回り込み後ろから白兵を挑めば大した被害が出ないと思うぞ」
「そうですね、では決死隊を募って回り込みます春蘭様」
「馬鹿者!決死隊等と縁起が悪い、一方的に倒すのだから殲滅隊か撲滅隊にしとけ」
「…そうですね、了解しました。これより楽進隊は南蛮兵を殲滅して来ます」
「そうだ!その心意気だ。あと悪いが北郷を捕らえるのをお主達三人が季衣を補佐して実行してくれぬか」
「春蘭様!」
「悪いが流石に相手が飛将軍呂布では……ここから動けそうにない」
どんな結論を語っているのか空気が重くなる。
「では春蘭様。北郷を捕らえたのちお迎えに参ります、共に華琳様の元に帰りましょう」
「迎えに来るのでは仕方がないな、それまでに呂布を倒して待っているとしよう」
「はっ、必ずやお迎えに上がります」
自分の隊に戻る楽進を背中で見送る夏侯惇。
「待たせたな呂布」
「…構わない…勝負はついていると思う…元々恋の仕事は…時間稼ぎだから」
799名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:17:29 ID:R8TTcg3l0
支援
800名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:20:37 ID:giZdW1r40
    _  ∩
( ゚∀゚)彡 しえん!しえん!
 ⊂彡
801三教一致 16-21:2009/04/17(金) 00:21:05 ID:wASRIcFoO
確かに先程から親衛隊の進み具合が悪い、むしろジリジリと押され返されてる気がする。
あの巨大生物が前方にも現れたのかもしれないと考える。
「時間稼ぎだと!ふざけるなー!」
夏侯惇が飛び掛かると再び火花を散らす戦いが再開された。
◇ ◇ ◇
楽進が自分の隊に戻ると。
「楽進隊!これより南蛮兵の脇を通り抜け後ろに回り込む!強制では無い志願を募る。勿論、先陣は自分が努める」
楽進の覚悟に一人の兵士が訪ねる。
「楽進様、決死隊は何人必要なのですか?」
「一人でも多い方が良い、だが忘れるな!夏侯惇将軍曰く、これは決死隊ではない。相手を殲滅して悠々とここに戻って来る。
 その後、敵の御遣いと呼ばれる者を捕らえる等、やることはまだ沢山あるのだ!」
楽進の言葉に目から鱗が落ちる兵士達。
「そうでしたな楽進様、無事に帰って来るだけですな。なら志願も必要ないかと思いますが?」
「……………念のためだ」
中隊長の思わぬ反撃にやや顔を赤らめ声が小さくなる楽進。
「ははは!初めて見ました、楽進様が女性らしくしおらしくなるのを」
かなり無礼なはずの台詞を吐くが、楽進はソッポを向いたまま無視した。
802名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:21:08 ID:fmgx9eeO0
支援。
803名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:21:22 ID:VDcB7hZ8O
ウホッ☆漢だらけの支援無双
804名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:22:49 ID:giZdW1r40
支援
805名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:23:42 ID:6nv6bU3y0
可愛い物好きな凪に南蛮兵は天敵じゃないかw支援
806三教一致 17-21:2009/04/17(金) 00:25:04 ID:wASRIcFoO
振り向きながら。
「楽進隊!当陣営を守る必要な兵を残して全て楽進様に付いていくぞ!編成急げ!」
「「「応!」」」
暫くして。
「編成済みました!」
「分かっ…」
パン!パン!パン!
また、劉備軍から花火が上がる。
「また何かの策を弄する気か、皆急ぐぞ」
と、その時。
ジャーン!ジャーン!ジャーン!
森から銅鑼が鳴る!
「まだ隠れていたのか!」
出て来たのは南蛮歩兵と蜀の歩兵、圧倒的に南蛮歩兵が多い。
「にゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃ………」
敵?と、思ってしまう程の可愛らしさだが目に宿る戦意は本物だ。
「皆、見た目に惑わされるな!あんな身形でも立派な敵だ油断すると殺されるぞ」
「楽進様!ご覧ください、奴らデカイ奴の周りに」
兵士の言う通り、南蛮歩兵が象の周りに配置に付く。
蜀の歩兵は南蛮の更に後ろか一番端の更に端を中心に付く。
象が動くのに合わせて南蛮歩兵も合わせて動く、まるで連携でもとるかの様に。
人と人なら連携も取れるだろうが人と獣が連携を取れるのか?
はたまた北郷たる御遣いの妖術の成せる技なのか?曹魏の兵は混乱する。
807名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:25:22 ID:ofHM0xvL0
ちょこちょこ切れてるね
行数は大丈夫みたいだけど何でだろう?
808名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:26:47 ID:8wh3OHfy0
しえん

戦車と歩兵の関係かー
809名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:28:05 ID:giZdW1r40
しえん
810名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:28:52 ID:qmVFNWbk0
南蛮装甲師団恐ろしす
811三教一致 18-21:2009/04/17(金) 00:29:08 ID:wASRIcFoO
これがまだ涼州の兵なら多少は理解したかもしれない。
生まれながらに馬とたわむれ生活する彼らは、馬のことなら動き行動を理解出来る、南蛮はそれを象で実現してるだけである。
それを解らない曹魏の兵には御遣いの妖術にしか見えない。
「楽進様、流石に歩兵を退け後ろに回り込むのは不可能かと。歩兵を相手している間にデカイのに殺られちまう」
「またしても、先を読まれたというのか!またしても御遣いの仕業か!あやつは神か!悪魔なのか!ウオオォォ!」
ドッカ――――ン!
気弾の一撃が南蛮歩兵を吹き飛ばす、そこに突貫しようとした楽進だが慌てて回りの兵士が止めたのだった。
「申し訳ありません……春蘭様」
楽進の目から一筋の涙が溢れた。
◇ ◇ ◇
「進め進めにゃ!われらが象兵の弱点、矢と後ろからのこうげきは兄がかいけつしてくれたにゃ!」
ガネーシャの上ではしゃぐ孟獲。
「処で美以ちゃん」
ガネーシャに乗っかったままの孟獲に劉備が尋ねる。
「なんにゃ?桃香」
「私達が南征の時、何でガネーシャちゃんたちを出さなかったの?」
「ジャングルだと道が狭くていっぺんに戦えないにゃ!ずらーとガネーシャたちを並べてじゅんばんが来るまで待つのがひまに
812名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:30:40 ID:R8TTcg3l0
支援
813名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:31:15 ID:31VbCBfV0
なんでこんなちょん切れてんの?
814名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:31:44 ID:qmVFNWbk0
携帯だからじゃないかね
815名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:31:52 ID:ofHM0xvL0
支援
しかしこれは大量に修正が必要だね
816三教一致 19-21:2009/04/17(金) 00:33:25 ID:wASRIcFoO
倒しても、倒しても、象が待ち構えている処を想像する一刀。
「(……………ゲェ、美以がア…自分の気持ちに素直な娘で助かった)」
「だからいろいろとむだも多いにゃ!」
今、目の前の光景を見て、改めて美以の素直な気持ちに心底感謝する一刀だった。
「兄、桃香、今からみぃたちは前の敵をやっつけてくるにゃ!」
「分かった、気をつけてねみぃちゃん」
「みぃ、なるべく倒すんじゃなく気絶させてくれ、気絶した兵は後ろの兵が対処するから」
「う〜、みぃはむずかしいことは分からないにゃ!ただ本気でやらなきゃ多分大丈夫にゃ!じゃあみんな進むにゃ!」
「歩兵の皆さん、孟獲さんの後ろに付いて下さい。倒れてたり、気絶している兵は敵味方関係無く介抱して下さい。無傷の敵の兵隊は隔離しといてください」
全体的には少数だが前面からも象兵が出撃する、たちまち劣勢気味だった正面も覆され攻勢に転じる。
側面の南蛮兵は中央突破し、一時的に完全に分断させる。
曹操の本隊が距離を詰めて完璧な分断、各個撃破は免れる。
だが、完全に劣勢は免れなくなった。
一度突っ切った後に反転、劉備軍分隊と連携に入る孟獲隊。
817名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:35:31 ID:NEwRGGtUO
wktkするだけに文末ちょん切れてるのは惜しいなあ
支援
818名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:36:15 ID:giZdW1r40
支援
819三教一致 20-21:2009/04/17(金) 00:37:31 ID:wASRIcFoO
雌雄は完全に決した、仮に撤退しよとしても、いつの間にか現れてた孫策軍に元居た場所を占領されている。
攻撃事態は無いものの撤退には邪魔で劉備軍の追撃に壊滅するだろう。
曹操の陣から銅鑼がなる、集合の合図だ。
「呂布よ、この勝負一時預ける!」
「…構わない、一刀の言い付けは守ったから」
「ぬっ!」
悔しさでいっぱいだが今は自分の主の無事を確認したい気持ちの方が勝る夏侯惇が駆けていく。
今や曹操軍は森を抜かし完全に囲まれていた、総数も恐らく五万を切っているだろう。
残った兵も前衛は孟獲の象兵によるデタラメな力による攻撃に、後衛は分隊長趙雲の嫌らしい指示の攻撃に無傷な者など居なかった。
「進退ここに窮まれり、ね」
「華琳様、まだ森を使って退却すれば」
「桂花、貴女なら森を放って置く?」
「……それは…」
言葉に詰まる。
「しないわよね、ならば」
曹操の考えは正しく劉備軍から火矢が森に撃ち込まれる。
「ほら、ご覧なさい」
油でも仕掛けてたのだろう、忽ち森は大火災になる。
「華琳様、今一度北郷を討ち取るなり、この包囲網を突破する指示を」
「もういいわ、春蘭」
「華琳様!」
夏侯惇の声を掻き消す兵士の声。
820三教一致 21-21:2009/04/17(金) 00:41:23 ID:wASRIcFoO
「申し上げます!劉備軍より劉備と御遣いらしきお方がこちらに。それに孫策軍からも孫策らしき姿が」
「ああ、そうだったわ話を聞く約束だったわね、少し話をしてくるわ」
歩きかけて止まると。
「秋蘭、桂花、風」
「「「はっ!」」」
「この後の皆への指示、お前たちに授ける」
「………………………御意です」
答えたのは程仲徳のみ、だが残りの返事を待たずに。
「では行ってくるわ」
「華琳様!せめて護衛に私を!」
「ありがとう春蘭、でも見なさい。桃香たちに護衛はいないわ、だから今回は駄目。大人しく待ってなさい」
恐ろしい不安な夏侯惇、意を決っして再度護衛を願おうと顔を上げた時には既にその場にはいなかった。
「秋蘭、秋蘭」
拭えない不安にか弱い声で妹の名を呼ぶことしか出来ない夏侯惇。
再度、国のトップたちによる話し合いが開始されるのだった。
821名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:42:50 ID:NEwRGGtUO
いよいよクライマックスか…
支援
822三教一致 裏舞台の見えざる攻防:2009/04/17(金) 00:43:46 ID:wASRIcFoO
「おい、見たか」
「ああ、伏兵に見たことの無い巨大生物の存在に油を染み込ませた芝」
「急いで曹操様に伝えねば」
「行くぞ」
自分の陣に戻りだす、偵察隊。
「ぎゃ!」
「うゎ」
次々罠に掛かりだす。
「みぃさま、何か罠にかかってるにゃ?」
「にひひぃ、タンポポ直伝の罠に引っ掛かったにゃ。そのままだと黒焦げにゃ、しばって出る時に別で桃香に届けるにゃ」
◇ ◇ ◇
運良く罠を切り抜けた偵察兵が一人駆ける。
「俺だけは、俺だけは何としてもこの事実を曹操様に伝えねば」
一心不乱に走る兵、細かい障害は無視して走る。
ので、体はおろか顔にも常に傷を作り続けながら走る。
森が開け始め曹の旗が見えた瞬間。
「そ!」
う操様!森に敵と罠が!と言おうとして言えなかった。
◇ ◇ ◇
「よっと、この穴でいいかな」
ドサッ!
兵を穴に捨てる周泰。
「偵察はこれで全部ね、あっ!戦が始まった!」
消える周泰。
「みぃさま、また一人引っ掛かったにゃ」
「そいつもしばっとくにゃ」
周泰の人知れぬ活躍があるのだった。
823名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:44:30 ID:ofHM0xvL0
>>820乙です
乙なんだけど
>>754>>770>>789>>792>>811が切れてて、
>>770>>774で像と象が入り乱れてる。
それと>>819一行目が「撤退しよ」になってる。
とりあえず気付いたのを挙げてみた。

しかし切れるのは携帯投下だからなのかねえ?
824名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:48:21 ID:b+rNc6oy0
    _  ∩
( ゚∀゚)彡 しえん!しえん!
 ⊂彡
825名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:49:36 ID:LmSElzOm0
一刀十三号さん、乙です。
もうラストを残すのみとなってる感じですね。
終わってしまうのはちょっと寂しいです
826名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:50:25 ID:WdKjByTw0
PCで書いて送ってコピペ、なら携帯のコピペ最大文字数を超えてるってこともあるのかも。

乙でした。本編じゃ活躍できなかった南蛮が大いに活躍してて楽しかったー。
たまに一刀の設定わすれてて、ん?ってなったけど、思い出して真名を呼んでる所でニヤっとしたw
つーか明命w
827名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:50:32 ID:kGEjcuQ60
一刀がやけにハイスペックだと思ったら一旦帰った時に勉強してる設定だったな
厨ニ過ぎない程度のチートは良いよね
いよいよラストスパートか・・・次回が楽しみで仕方がないぜ
828名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:52:26 ID:wASRIcFoO
「にゃー(多数様の支援、ご声援ありがとうございました、本日をもって三教一致はしゅう)」
ゲシ!
「にゃー(痛いです風様!)」
「なにヘタレを言ってるんですか、一刀十三号」
「にゃー(無理もう無理、あの作家陣の横に名前出すの耐えれません!絶対プロいますよあれ)」
「だったら次で終わらせなさい」
「にゃー(だと風様の外伝活躍なくなりますよ?)」
「そこわあれですよー外伝として書きなさい」
「………………」
「にゃー(改めて支援、応援ありがとうございました“本編は次で終わらせたいです”)」
829名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:52:37 ID:NEwRGGtUO
長編乙!
誤字とか書き込みまでに気付けるミスはできるだけなくして欲しい
まとめ管理人氏の負担になっちゃうしな
戦闘シーンがドキドキハラハラの連続で楽しかったぜ
次回も楽しみにしてる
830名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:53:52 ID:wASRIcFoO
>823

ありがとうございます、裏で修正願い出します。
831名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:54:45 ID:ofHM0xvL0
>>826
確かに南蛮が活躍してるのは珍しいw

>>828
改めて乙です。
華琳達との一方的な記憶を持つ一刀と華琳の対話がどうなるのか、
話がどういう結末を迎えるのか楽しみです。
832名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 00:56:33 ID:0sny7B1X0
どうやら全角512文字以上だと切れるっぽい
833名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 01:02:49 ID:HzG8aJyXO
>>828
乙です

北郷帝、三教一致と来たし、もう満足かな
834名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 01:07:07 ID:kGEjcuQ60
南蛮兵が大活躍するssをはじめて見た、新鮮
835名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 01:40:49 ID:cCzialSQO
いたな〜うちの部にもこういうやつ
836名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 04:11:08 ID:ALSVJgr90
長編乙です
一刀十三号さんも他の作家陣の方々に負けていませんよ
三教一致面白いからついこんなの作ろうとしたぐらいだし・・・
http://www20.tok2.com/home/dasa/3k1-1.swf
(作成中なので変な動作してますが><)
837名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 04:34:04 ID:SDyi0uex0
(゚д゚)
838名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 06:13:42 ID:srAmr+V90
俺は北郷帝も確かに好きだが三教一致の方が個人的には好きだし楽しみにしてるからなぁ。
見劣っているとかそういうのは一切感じないぜ。
839名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 09:41:11 ID:zhHV+mrg0
>>828
GJ

象は戦車扱いかw
確かに南征でガネーシャたちがわいてくるとか怖いなw
840名無しさん@初回限定:2009/04/17(金) 23:37:30 ID:52VTv2U+0
お漏らし抱き枕ワロス
841名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 00:15:35 ID:k/Q7y8cGO
さ〜て土曜日だ
次はだれの作品かな〜
842名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 03:28:52 ID:lsglDsvy0
>>836
さぁ続きを作る作業に戻るんだ
843名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 11:59:54 ID:k/Q7y8cGO
>>836ってなに?無効なデータしか出ない
844名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 12:56:59 ID:p8ctqzC70
魏にババア分が足りないってところから思い付いた予告編っぽい小ネタを投下してもいいだろうか?
845844:2009/04/18(土) 13:35:13 ID:p8ctqzC70
反応が無いけど、一応投下させて頂きたい。

オリキャラ有りのため、そういうのが嫌いな方は注意。
846844:2009/04/18(土) 13:41:57 ID:p8ctqzC70
 目を覚ますとそこは見知らぬ部屋。
「……ここは……?」
「あら、起きたようね」
 声の掛けられた方を見ると楚々とした美女がこちらを見つめていた。
――その出会いが全ての始まりだった。

「自己紹介がまだだったわね。姓は曹、名は嵩、字は巨高よ」
「曹……嵩?」
「そう。それで、あなたの名前は?」
「ああ、すいません。俺の名は北郷一刀です」
――初めは少しだけ聞いたことのあるような名前だと思っていた。

「あらやだ、こんなおばさんをからかって」
「いやいや、おばさんだなんて……」
「そう? これでも良い年した一人娘がいるのよ」
「…………はあ!?」
「曹操って言ってね、可愛らしくて聡明な良い娘なのよ」
「曹操!?」
――思わぬ名前を聞き、彼女があの英傑の母だと知った。

「〜♪」
「嬉しそうですね、何かあったんですか?」
「ええ、娘から黄巾の乱も落ち着いたから、一緒に住まないか、って文が届いたのよ」
「……すいません、俺も着いて行って良いですか?」
「ええ、もちろん良いわよ。私の自慢の娘達を紹介するわ」
――杞憂であればいい。そう思ったけれど、嫌な予感は拭いきれなかった。
847名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 13:43:26 ID:9UyqVGIC0
しぇれn
848844:2009/04/18(土) 13:49:23 ID:p8ctqzC70
――そして、その嫌な予感は的中してしまう。
「曹嵩様! 私達が食い止めますのでお逃げ下さい!」
「曹嵩さん、行こう!」
「ええ、分かったわ。……皆、お願いね」
「「「はっ!!」」」
――降り注ぐ矢、追いすがる賊。それでも必死に俺達は逃げた。

「……がぁっ!」
「一刀君っ!?」
「へっへっへ、もう逃げられねぇぜ。覚悟しな!」
「くぅ……曹嵩さん、逃げて!」
「そんなっ!?」
「安心しな、仲良くあの世に送ってや――ぎゃっ!」
「貴様らっ! その御方を誰と心得る!!」
――凛とした女性の声に安堵を覚え、傷の痛みに意識が遠のいていった。

――目覚めるとまた見知らぬ寝台の上だった。
「ここは……っ! 曹嵩さんはっ!?」
「――安心しなさい、無事よ」
「……君は?」
「我が名は曹操、貴方が命懸けで救ってくれた曹嵩の娘よ」
――そして俺は覇王たる彼女に出会う。

「命を賭して我が母を救ってくれたことに心よりの感謝と、その証として我が真名を貴公に」
「我が名は曹操、字は孟徳、そして真名は華琳――」
――生涯忘れることのないだろう彼女達と共に、俺は乱世へと突き進むことになった。

 熟・恋姫†無双〜清楚なババアは好きですか〜
 ……始まると良いな
849名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 14:00:11 ID:PBTiDSzt0
予告編のみでは良し悪しは判断できん。
と言うわけで続きを書く作業に戻るんだ。
けどこのスレはオリキャラはあまり好まれない傾向にあるようなので、
避難所での投下も視野に入れたほうがいいかもしれません
850名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 14:05:12 ID:k/Q7y8cGO
避難所ってそういう目的だっけ?
ガイドラインにあるように事前告知でいいんじゃね
いやな奴は読まなきゃいいんだし
851名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 14:06:39 ID:fm161W/K0
あー、予告編っていいよね、色々かきたてられて。

オリキャラに関してはオリキャラ有りって注意書き書いてくれてたら、それをあえて読むやつはもう
スルーするしかないw
852844:2009/04/18(土) 14:14:04 ID:p8ctqzC70
曹嵩の人物紹介などで、慎ましやかな性格で忠孝を重んじたって書いていて、変な妄想が働いたので書いたw

初投下なので色々問題があるかもしれないので、そこの所は忠告してもらうとありがたいです。
853名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 14:14:21 ID:FQTd0VtQ0
>>850
避難所ってのはここじゃ話題にしにくいものを書き込むための場所だからな
まあ、目くじら立ててオリキャラうぜえとか言い出すのが叩き始めたりしない限りはここでいいと思うけど
854名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 14:14:58 ID:faPprxNs0
作者名かタイトル入れてくれれば、各自NGくらいできるでしょ、大人なんだしw
先代にスポットが当たるのは少ないし、メインは曹魏の話になりそうだし是非ともやって欲しいなあ。
855名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 14:27:07 ID:T9gEXRgc0
とりあえず何話か見てみないと何とも言えないな。
曹嵩がどのくらい前に出るかにもよってくるだろうし。
856名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 14:28:30 ID:0/sewuTr0
オリキャラ有りでも読むけどオリキャラを全面に出して欲しくないって人もいるからな
まあ全面に出したら出したでもはや恋姫ではなくなるだろうけど
857名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 17:14:08 ID:4PcMjT5A0
曹嵩というキャラによって華琳達が原作とはやや違う反応を見せるかもってとこには興味ある。
何でもかんでも曹嵩が絡むとかじゃなく、加減が適度にされてればそう不評は買わないと思う。
ここで嫌われるのはオリキャラ無双とかで原作キャラ蔑ろにされる事だと思うし。
858名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 18:00:47 ID:o2vITgX60
オリキャラは添えるだけって名言もあるしな
859名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 18:04:14 ID:fm161W/K0
メアリー・スーはたいてい原作ファンからは嫌われる。
860名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 18:05:10 ID:2A8uNW7rO
とりあえずババアは大好きだ
とだけ伝えたい
861名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 18:50:02 ID:FQTd0VtQ0
メアリー・スーはオリ主人公に関してのことであってオリヒロインに当てはめるにはちょいと違うぜ
862名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 19:08:46 ID:fm161W/K0
>>861
それは違う。元々メアリー・スーは主人公限定の話ではない。
まあ、この場合は、原作キャラを押し退けて活躍するようなのは嫌われるよね、っていうだけで細かい定義は
どうでもいいんだが。
863名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 19:17:29 ID:aZfM+Xah0
そもそも、語源のメアリー・スーはオリジナルヒロインでオリジナル主人公じゃないぞ
864名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 19:49:39 ID:3GfQgTeK0
曹嵩に着目するとか新しいなw
華琳との関係も既存のものとは一味違ったものになりそう
865名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 20:57:58 ID:aC2OKwfj0
個人的には、この後恋姫キャラがエンカウントして、その一部が物語の主要であるなら別に構わない。
866名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 21:03:37 ID:o2vITgX60
メリースーって海外のスタートレックSSのオリヒロインが元だっけか
まあオリジナルはほどほどにして、あんまり出しゃばらないように気をつけようぜってこったな
867名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 21:20:55 ID:aC2OKwfj0
恋姫無双の場合、難しいのはそもそも恋姫無双自体が二次創作の要素を含んでるってことなんだよな。
三国志(演技含む)の登場人物で恋姫に登場していない人物ってのは100%完全なオリキャラとはまた違う気がするし。
868名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 21:53:44 ID:Lg2wWB4O0
>>867
恋姫は三国志の二次的な作品だけど、恋姫のSSはあくまで恋姫二次だからなあ。
恋姫本編に出てくるキャラ以外は100%オリキャラでしょ。
そうじゃないと百人単位の半オリキャラが存在する事になっちまうw
869名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 21:56:49 ID:fm161W/K0
>>868
桁が違う。
演義の登場人物だけで千人は超える。
870名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 22:03:13 ID:aC2OKwfj0
後はどれだけ恋姫の登場人物に近いか……ってものあるとは思うけど。
それでも3桁はいくか……
ただ登場人物どいつもこいつもそうですって言うんならともかく、
一刀がメインの一方で、他にも恋姫のキャラが深く絡んでくるようなら構わないと思うんだよねー。

ただ問題は桃香やあわわの様に、下手に恋姫キャラに近いと後でオフィシャルが出てくる可能性があるんだよな。
871名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 22:14:43 ID:Lg2wWB4O0
>>869
三国後期や晋の人とかを弾いてくと三桁で収まると思うよ。
恋姫的には○○夫人とかも弾く事になるだろうし。
872名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 23:31:53 ID:aZfM+Xah0
孫夫人は弾かないでください
873名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 23:53:11 ID:Fqgc+U020
真で存在が抹消された人のことも思い出してあげてください
874名無しさん@初回限定:2009/04/18(土) 23:56:29 ID:jikbeJro0
>873
本来、かなり大きな存在感を持っているはずの二喬の存在が消えてしまいましたね……
875名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 00:52:10 ID:FpI0iPI60
>>874
そもそも出てくるキャラクターみんな
三国一って言っていいぐらいの美人である以上、
二喬の存在価値自体微妙だしなあ。
876名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 01:07:28 ID:GE6Oly/l0
孫策・周瑜を身内キャラにしちゃったらどうしてもな>二喬
無印で大喬をふたなりにしちゃったのも大きいのかな。
未だにあれは何の意味があったのかわからんが。
877名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 01:09:25 ID:w4L6kq5s0
貴重な……貴重なちんこであった。

真では一刀のお尻にインサートするイベントがあると思ってた俺が通りますよ。
878清涼剤:2009/04/19(日) 01:47:58 ID:gGKerqzi0
議論中にすみません

無じる真√N-08話をupしましたので一応お知らせをしておきます。
URL:http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0242-1240072986.txt

今回からあらすじをつけてみようかと思います。
-------------------------------------------
今回のあらすじ
桃香たちが訪れて初の戦を大勝利で飾った後、桃香たちは、しばらく
留まることになった。彼女たちと過ごしていたある日、かねてより懸
念していた状況が訪れる。そして……

-----------------------------------
・呼称が異なるキャラが居ます。
・一刀は経験値をある程度積んでいるので標準より少しステータスが
 上がっているように感じるかも知れません。
・過度な期待などはせずに見てやって下さい
879名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 01:49:42 ID:9yXweODV0
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
880名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 01:51:32 ID:eQzr9OBG0
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
881名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 01:53:29 ID:GheCkgFi0
>>878
お疲れ様です。
どうでしょう見ながら起きてたかいがありました。

882名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 02:00:28 ID:GE6Oly/l0
>>881
乙です。
しかし本編もそうだったけど、冷静に考えると恩人と言える白蓮の城の中で、
客将とはいえその白蓮の配下になってる星を引き抜くような発言は凄い暴挙だよなw
883882:2009/04/19(日) 02:01:17 ID:GE6Oly/l0
アンカー間違い>>878でした
884名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 02:13:26 ID:eQzr9OBG0
>>878
乙です。
うん、3人とも可愛くてよかったwww
しかし、白蓮はやはり可愛そうな立場だな^^;

五虎将は、やはり揃わないだなw
885名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 02:34:01 ID:/eNugHTL0
>>878
おつこれだけ仲良くなったなら麗羽に攻められるとき援軍としてきてくれるのかな
まあ星残留・一刀軍師か詠が加入するなら勝てそうな気もするけど


>>882
英雄クラスでないと中から潰されるから
凡人だとさっさと出て行って欲しくはなるな

話は変わって朱里・雛里が別陣営になって戦うSSを見てみたいな
戦術と人選は雛里の方が良い筈なのに本編は添え物状態だし
886名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 02:41:59 ID:fJLz2+LV0
星が居たぐらいじゃ兵力差的に勝つのは無理だろ
一人で三万に勝てる恋が居れば話は変わるけど

それと呉ルートで雪蓮が死んだ途端にあっさり同盟破棄
その後で呉との関係より恋を優先するぐらいだから援軍には来ないだろ
887名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 02:53:03 ID:fuymcDGN0
おまえら早く寝ろよw
888名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 03:11:01 ID:/eNugHTL0
>>886
一刀を愛紗クラスの身内判定したら来るかなと思ってさ
魏ルートで道を通る事より愛紗優先してたし
それに呉ルートって雪蓮位しか身内判定してなかったんだし状況違うくね?
あの時点で3姉妹からしたら一刀いたの?蓮華誰それ?だし

あと兵力差といっても袁紹軍って麗羽には人望なくて
猪々子と斗詩についてきてるのが現状なんだろ確か?
星ってメンマ仮面つければ何故か五虎将3人分ぐらいの力発揮するんだから
遊撃隊として猪々子と斗詩潰せば何とかなるかなと
889名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 03:33:55 ID:fJLz2+LV0
袁家の看板が大きいから兵数だけは多い
華琳が一応は敵だと認識してる程度には袁紹軍は強い

そんな理由なら朱里や雛里が止めるだろ
助けに行った場合はご都合主義爆発しない限り蜀は魏や呉と競う力を無くすぞ
それでなくても蜀は将の質はともかく量は他より劣る勢力であの時点だとその将さえ揃ってないのに
890名無しさん@初回限定 :2009/04/19(日) 03:35:43 ID:lCeZlKro0
同盟破棄は孔明の進言だろ。
それに基本的に人としての結びつきが強ければ万難を廃してでも助けようとするのが桃香だし、多分状況が許す限り助けに来るんじゃね。
891名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 03:43:15 ID:fJLz2+LV0
その場合は桃香自身の夢と一刀の両天秤になるぐらいの決断になるけどな
まあ緩い恋姫世界だから桃香の夢も問題ないって超展開も有りだけどw
892名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 10:06:47 ID:EX5diNpm0
同盟破棄はライターとち狂っただけだろ
893名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 10:14:47 ID:hF5ZQsZ10
>>878
無じる真乙。
しっかりと一刀とヒロインの間に絆が築かれていく様が面白い

けど、メインヒロイン(?の白蓮があんまり目立ってないorz
894名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 10:17:15 ID:pwl1mPUi0
そこは白蓮だから仕方ない
895名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 15:24:08 ID:cGJl4wIP0
白蓮じゃあ仕方ないな

ハムならよかったんだが
896名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 18:39:00 ID:1ekZiHl00
理想郷でもどこでもいいし、オリ主でも厨二病でもメアリースーでもいいから紫苑メインのSSで面白いの教えてくれ
長くて読みごたえあるほうがいい
まとめサイトはたぶんほとんど読んだ。マジたのむ
897名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 18:43:38 ID:W8QCa/5V0
そういうのは避難所でやれ
898名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 18:52:49 ID:L5/4kGfQ0
残念ながら理想郷は落ちてるぞ。
899名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 18:56:49 ID:1ekZiHl00
>>897
あ、スレ違いっすか申し訳ない

>>898
ほんまや
900名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 19:21:50 ID:/eNugHTL0
紫苑で長編で読み応えあるものなんて自分で作らなきゃ無理だろ・・・
901名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 19:26:17 ID:oYEy2lSU0
璃々が紫苑に弟か妹を欲しがりました。

後は分かるな?
902名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 19:28:58 ID:L5/4kGfQ0
そこで親子丼に走るのがチンコの使いの真骨頂。
903名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 19:33:29 ID:1ekZiHl00
>>901
紫苑と旦那さんがセクロス→ふすまからちょっと覗く→俺の股間が有頂天でFA?
904名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 20:07:19 ID:1ekZiHl00
スレッドストッパーでごめんなさい。
やっぱり紫苑はマイナージャンルのようなので、無印買って情報収集して自分で書きます。
お世話にまりました。
905名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 20:22:39 ID:7qaedDjN0
うむ、すばらしい。
ぜひ書いてくれ。

紫苑のように余裕を失わないキャラクターは好きなんだが、なかなか描くのが難しいんだよね。
でも、紫苑が母を忘れる瞬間ってのはやっぱほしいよねw
906名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 20:23:07 ID:o5f/7rvp0
無印未プレイなら無印やるのが一番の紫苑分補給になるぞ。
そしてそれでも足りなかったら自作すればいいさ。
907名無しさん@初回限定:2009/04/19(日) 21:31:50 ID:Ff559Ezh0
紫苑メインって謝謝†無双に入ってたやつしか思い出せんね
908名無しさん@初回限定:2009/04/20(月) 00:12:26 ID:qpItoAY50
>>905
エロが欲しいと言ってるようにしか読めない俺は汚れてるのだろうか?w
紫苑の場合はメインにするより脇に置いた方が動かしやすいし、話の展開もやりやすいんだよな。
909名無しさん@初回限定:2009/04/20(月) 00:45:05 ID:NWFfxdpI0
無印の紫苑は慎みがまだ(かすかに)あったけど真・の紫苑はおばさグシャッ
910名無しさん@初回限定:2009/04/20(月) 01:45:01 ID:2UcJXoD60
まとめの桂花がダイエットする話ってどれだっけ?
量が多くなってきたせいで探すのが大変になってきた……
911名無しさん@初回限定:2009/04/20(月) 01:51:10 ID:WkHSQfHN0
>>910
5の311と5の863の、メーテル氏の 真・恋姫無双 外史 「桂花繚乱」
じゃないですかね?
912名無しさん@初回限定:2009/04/20(月) 01:52:34 ID:cjPumzMW0
>>910
キャストに桂花と書いてるのを見ていったりサイト内検索で「ダイエット」を検索したりすればいいじゃないか
913名無しさん@初回限定:2009/04/20(月) 01:53:01 ID:2UcJXoD60
>>910
dクス!喜びに打ち震えるわ。
君の明日が良い日で有りますように祈っておく。
914名無しさん@初回限定:2009/04/20(月) 23:05:20 ID:AgB2V/Y10
今日静かだな
915名無しさん@初回限定:2009/04/20(月) 23:11:12 ID:g/VVUrkp0
分からぬか、これが孔明の罠じゃ
916名無しさん@初回限定:2009/04/20(月) 23:32:36 ID:yymu56XL0
まだ夜は始まったばかりだ
気長に全裸で待つさ
917名無しさん@初回限定:2009/04/20(月) 23:34:05 ID:NWFfxdpI0
外史スレのメーテル氏とTINAMIにぎゃふたーを投稿してた人の作風というか、
一刀の書き方が似てるなーとふと思った
918名無しさん@初回限定:2009/04/20(月) 23:38:16 ID:Nhtv9CqRO
>>914
鯖規制の影響じゃない?
まぁ雑談スレ化するよりは、静かな方がいいと思うけどね。
919名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 00:02:39 ID:m7/IBpI50
次の更新いつかなー^^
920名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 00:06:57 ID:L9ME1E6h0
バットマンのジョーカーと恋姫のクロスオーバーで書こうと思ったけど。
殺伐としすぎちゃう気がするからやめた方がよさげ?
921名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 00:12:13 ID:YY7gXYXDO
TINAMIとか理想郷でやれ
基本的にクロスオーバーとかオリ主(者にもよるがオリキャラでギリ)とかいった手合いは、
ここじゃ排斥される傾向があるから覚えといた方がいい
922名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 00:12:54 ID:IKWR20xH0
>>920
少なくともここじゃなくてクロスss書いてるところに聞くべきなんじゃないか?
923名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 00:27:24 ID:ZsnokPCg0
なんでバットマンのジョーカーとクロスさせようと思ったのか、この心理が謎
作品はいらんから理由だけ聞きたい
924名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 00:29:36 ID:OjjwfR3P0
確かにそれは気になるwww
925名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 00:32:31 ID:c8AHmSrU0
ジョーカーを仲達とでもしておけw
926名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 00:37:20 ID:WUDQDKy40
ジョーカーが白装束陣営に入ったら……三国亡びかねないな
927名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 00:46:13 ID:O9ReDxoK0
避難所に投下があったので、代理投下宜しいでしょうか?
928名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 00:49:27 ID:O9ReDxoK0
反応ないけど、始めさせていただきます。
4レスです。
929風稟華三 1/4:2009/04/21(火) 00:50:03 ID:O9ReDxoK0
 疾きこと──
「あ、ん、はぁん、あ、いい、お兄さん、いい、いいですよ、あぁん!」
 一刀が欲情に任せて荒々しく風の膣奥を突き上げていた。
「あ、あ、も、もう、風は、風はもう──」
 風の昂ぶりが彼女の絶頂が間近な事を知らせていた。
 しかし──
「くぅっ、もうダメだっ!ううぅぅっ!」
「あん、あ、はぁん──ふぇ?」
 狭い風の締め付けに、一刀はあっさり限界を迎えてしまった。
「はぁはぁ……」
 たっぷり風の中に注ぎ込んで萎えたモノを引き抜き、荒い息を吐く一刀。
「……むー」
「う……」
 明らかに不満気な顔で風が睨んでいた。
「おうおう、女がイキかけてるってのに一人で勝手にイクなんてどう言う了見なんだよ、
この早漏野郎!」
 宝ャに詰られる。
「ご、ごめん。風の膣内があんまり気持ちよくてつい……」
「もう良いですよ。お兄さんがダメダメヘタレな早漏野郎なのは今に始まった事ではない
のですー。でも──」
 風が言葉を切って一刀の股間に視線を向けた。
「お兄さんは回復するのも早いですからねー。今度はちゃんと風もイカせてくださいよー」
 再び硬くそそり立っていた一刀の肉竿を掴んで風が囁いた。
930名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 00:50:17 ID:txQQalTZ0
支援する
931風稟華三 2/4:2009/04/21(火) 00:50:36 ID:O9ReDxoK0
 静かなること──
「ん、ん、くふぅ、ん、んくぅ……か、一刀殿、こ、この様な場所では……」
 稟が声を殺して一刀に抗議しながら、彼の腕を押し退け様とする。
 洛陽のとある裏路地、ほんの少し表に出れば大勢の人々が行きかう大きな通りの陰で、
一刀は稟の身体を弄んでいた。
 稟が華琳の寵愛を受けられるよう訓練するとの名目ではあるが、一刀自身の実益も兼ね
ているのは否めようが無い。
 もっとも稟が本気で嫌がれば決して一刀は無理をしない。
 つまりは稟も、と言う事である。
「あ、は、はぁん、か、一刀殿ぉ、ち、乳首、そんな、あ、はぁん!」
「そんなに声出しちゃってたら、誰かに気づかれちゃうかも知れないぞ?」
「!!」
 稟が慌てて両手で自らの口を塞いだ。
 同時に押さえられていた腕が自由になった一刀は、稟への愛撫を激しくさせる。
「ん!?ん、ん、んんー!」
 口を塞いだ手の下からくぐもった喘ぎが微かに漏れていた。
 稟が身体を捩るが、一刀は構わず彼女の胸や股間に当てた手を滑らせていく。
「ん、ん、んんん」
 やがて稟の身体が小刻みに震えだした。
 絶頂が近づいていることを悟った一刀は、彼女の乳首と肉芽を同時に摘んだ。
「ん、んん────っ!!」
 稟の身体が弓なりに大きく反った。
 何度か大きく痙攣し、直後糸が切れたようにその身体から力が抜ける。
 倒れかれる稟を一刀が支えた。
「流石は稟だな。きっちり声を抑えてたもんな」
 そういう一刀の言葉など耳に入っていないかのように、稟はただ静かに息を吐いていた。
932名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 00:52:39 ID:NIKe2v1F0
支援
933風稟華三 3/4:2009/04/21(火) 00:53:40 ID:O9ReDxoK0
 侵略すること──
「あうぅぅぅっ!!」
 殆ど前戯なしで一刀が華琳の中に侵入した。
「ば、バカ一刀……!私はまだ……準備出来……てな……っ!」
 華琳が苦痛の混じった声で喘ぐ。長い口付けだけで多少の湿りは帯びていたものの、まだ充分に濡れているとは言い難い膣内を抉られ、華琳は灼けた棒を突き刺されたような感触を受けていた。
「たまには荒々しくされるのも好きかなって思ったんだけど?」
「何で……私が、そんな……!」
「この前春蘭と秋蘭をかなり激しく責め立ててただろ、お前?」
「あ、あの時覗い……てたのは……あなただった……の?」
「いや、あんな所でシてたら誰が見ててもおかしくないし。じゃなくて、二人を責めながら『たまに乱暴な方が燃えるでしょ?』なんて言ってたからお前もそうなのかなって」
「あ、あれは──はぁぅっ!?い、いきなり動く、なんて……あぅ、く、ん!」
 一刀の乱暴な腰の動きに合わせて華琳の身体が弾む。
「あ、あまりぃ、乱暴に、んくぅ、しな……かはっ……しないでぇ!」
「そんな事言ってるけど、華琳の中、段々濡れてきてるぞ。やっぱり乱暴なのも結構好きなんじゃないのか?」
「バカ……そ、そんなわけ……ああぁん!」
 だが滾々と湧き出す淫水は否定のしようも無い事実を物語っていた。艶かしく踊る華琳の姿態と唇から漏れる喘ぎが一刀の興奮を掻き立て、より激しく彼女を責め立てる。
 そして華琳もそれに合わせてますます乱れるのだった。やがて肉壁の収縮が彼女に終わりが近づいている事を知らせてきた。
 一刀が最後の止めとばかりに腰の動きを速め、そして深々と華琳の胎内に肉茎を押し込むと、そこで全てを解き放った。
「あ、あ、あ、ああああぁぁぁぁ────っ!!……ハァハァ……子宮の……中まで……熱いものに……侵略され……てるぅ……」
 ぐったりと脱力した華琳から萎えたものを引き抜くと、小さな花弁から白く濁った雫が零れ出した。その光景に一旦は萎えた一刀のものがみるみる硬さを取り戻していく。
「ちょ、ちょっと待ちなさい!私、今イったばかり──ああぁぁぁん!」
「大丈夫。今度は優しくするから」
 再び華琳に突き入れながら一刀が囁く。
「な、何が大丈夫なのよ、この種馬ぁ──っ!」
 その夜は夜明け近くまで二人の声が途切れることは無かったのだった。
934名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 00:54:41 ID:NIKe2v1F0
支援♪
935風稟華三 4/5:2009/04/21(火) 00:56:46 ID:O9ReDxoK0
 動かざること──
 仰臥した一刀の上で、白い裸体が跳ねていた。
「あん、あ、あぁん!……ちょ、ちょっとはアンタも、動きなさい、よっ!」
 もどかしそうに腰を捩りながら、地和が不満気な声を上げた。
「何だよ。お前らが『今日は私たちが一刀を労ってあげるから、何もしないで全部任せな
さい』って言ったんじゃないか」
「ん……んちゅ……ぴちゃ……そうよ、ちぃ姉さん。今日は私たちよりも一刀さんを気持
ちよくしてあげなくちゃ。……ちゅ……ぺろ……」
 姉と一刀の結合部に舌を這わせていた人和が嗜める様に言う。
「ちーちゃんは入れてもらってるだけマシなんだからー。文句言うくらいならお姉ちゃん
と代わってよー」
 一刀の胸に自分の豊かなそれを押し付けて愛撫していた天和も抗議した。
「何、よ。じゅ、順番はくじ、でぇ、決めた、んん、でしょっ!?ちぃが、イクっ、まで
はダメ、なんだ、からぁっ、あはぁん!」
 口では色々言いながらも、地和の蕩けるような表情を見れば彼女が絶頂を迎えようとし
ている事は見て取れた。
 同時に一刀も腰の奥から湧き上がってくるものを感じていた。
「そろそろイクぞ、地和。しっかり受け止めろよ?」
「あ、ま、待って、わたしも、もうすぐ……!」
 先にイカれては堪らないとばかりに、地和の動きが激しさを増した。
 互いに高みに昇りつめて行く二人。
 そして一刀が弾けた。
「あ、来た、熱いの、膣内に来たぁ!んくああぁぁぁぁ────っ!!」
 火山の噴火で噴出す溶岩のような熱い精を膣奥に受け、地和もまた気をやった。
 脱力し一刀の上に崩れそうになる地和の躰を天和が支えた。
「あ、ありがと、天和姉さん……」
936風稟華三 5/5:2009/04/21(火) 00:57:08 ID:O9ReDxoK0
 しかし天和は礼を口にする妹の躰をヒョイと持ち上げると、寝台の端に放り出す。
「ちょ、ちょっと!?」
「さ、次はお姉ちゃんの番ー」
 ぞんざいな扱いに怒る妹には目もくれず、いそいそと天和が一刀に跨る。
「私も待ってますから」
 珍しく人和も自己主張をする。
「じゃあその次はまたちぃね!」
「ダメー。その次はまたくじ引きで決めるのー」
「ちょ、お前ら俺に何回させるつもりだよ!?」
 思わず身体を起こそうとする一刀を、人和が押さえつけた。
「一刀さんはジッとしてて。今日は私たちが全部してあげるんだから」
 そして三姉妹が満足した時、疲れ果てて指一本動かせなくなった一刀の姿があった。
937名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 00:58:10 ID:O9ReDxoK0
以上、代理投下終了しました。
改行が多すぎると言われたので、こちらで勝手に分割して投下してしまいました。
作者様、非常に申し訳ありませんでした。
938名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 00:59:36 ID:L51+gFRF0
代理桃香お疲れさま。
避難所より一レスの制限きついから分割はしょうがないよねー。

それにしても一刀さんはほんとにもう……w
939名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 01:03:17 ID:NIKe2v1F0
代理桃香お疲れ様です。

大変ですね^^; 

もう、一刀のアレは今更のことではないさ・・・・・w
940名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 01:03:17 ID:txQQalTZ0
>>937
代理投下乙
まあそういう場合は仕方ないんじゃないかな>分割

指一本動かせなくなっても次の日には普通に種馬してる一刀さんの姿が見えるw
941避難所より転載:2009/04/21(火) 03:36:31 ID:0bMDRdk/0
676 名前:風鈴  ◆VOACf8e.7. [sage] 投稿日:2009/04/21(火) 03:25:42 ID:2Dk/Kbqs0
──真√──

真・恋姫†無双 外史
北郷新勢力ルート:第三章 反董卓連合之四


外史スレ再びの規制のため、専用UP板に上げさせて頂く事になりました。
折角ですので、本作における共通の注意事項をいくつか。

・オリジナルルートの為、登場人物同士の呼び合い方が、原作とは異なるものがあります。
  例)風→一刀=原作:お兄さん・本作:ご主人様
    ※独自の呼び名は、そのキャラのイメージによりますので、人によっては違和感を感じるかもしれません。
・エロ成分は極薄です。
・北郷一刀の立ち位置、作品内にて歩んだ道筋により、『天の御遣い』と言う名の持つ影響力は、原作より強くなっています。
・原作にてセットになっているものを崩す傾向にあります。
  例)張三姉妹→人和  北郷隊三羽烏→凪
・本作にはご都合主義成分が多分に含まれております。用法、用量を守ってお読み下さい。


さて、いよいよ虎牢関攻略戦になりました。
相も変わらず戦闘描写は稚拙でございますが。


URL
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0243-1240251789.txt

では、気が向きましたら、お付き合い下さいませ。
942名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 06:34:19 ID:lPUPLnRy0
桃花乙です、早速読んできます
943名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 11:11:07 ID:I1snHtlg0
夜勤明けの俺には隙しかなかった。

>>941
相変わらず面白いなあw
麗羽の手駒扱いされてるのは原作蜀と変わらんけど、
色々知ってる上に力もあるから気持ちの良い展開でニヤニヤしっぱなしだわw
これからどうなるのかが楽しみです。
944名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 12:21:33 ID:Nh8fcrsS0
風鈴氏乙です。
山場の一つが近づいてるなあ。
洛陽でどういう展開が待っているのか楽しみだ。
945名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 17:50:22 ID:1k54FBZ80
風鈴氏乙です
いよいよ洛陽ですね
どういう展開になるか楽しみです
946名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 18:18:55 ID:NIKe2v1F0
>>941
風鈴氏乙です。
いよいよ、洛陽ですな。
さて、月達はどうなるか。
一刀の行動に期待です。
947修正版を転載:2009/04/21(火) 19:06:20 ID:jl/3Hyhq0
682 名前:風鈴  ◆VOACf8e.7. [sage] 投稿日:2009/04/21(火) 18:54:26 ID:2Dk/Kbqs0
>>681
ご指摘thx

http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0244-1240307502.txt

管理人様
誤字及び多少の修正版を再UPしましたので、
お手数ですが修正をお願いいたします。
948名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 20:40:49 ID:EuI1elub0
真√乙です。

もりあがってますねぇ。
この√は自分がげーむやった際に、最もあったらよかったなぁ、
と思った経過を想像を上回った質で書いてくれているので、
続きも期待しています
949名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 20:49:14 ID:79RlXoOU0
真√乙であります。

喉渇いていたのを忘れるくらいに熟読してしまった。
一刀かっこよすぎるw 続きに期待であります。
950名無しさん@初回限定:2009/04/21(火) 22:40:42 ID:L9ME1E6h0
>>923
ダークナイト見てジョーカーの狂人っぷりに惚れて、一刀とある意味真逆の人だから
恋姫に突っ込んで一刀と対立させたらおもしろいかなーとか思ってやった。
でも、ふと冷静になって「あれ?でも、これじゃもう恋姫じゃなくね?」って思って
とりあえず聞いてみた次第。
理想郷が復活したときにでも気が向いたら投稿してみる
951名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 00:19:47 ID:7ULXxh6g0
>>950
やっぱダークナイトか。
ジョーカー自体は過去のバットマン映画にも出てきてるんだけどね。
952名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 00:35:17 ID:3UoXf2Rm0
>>951
漫画のジョーカーとかも好きだけどね。
でも、キャラクターとしてはダークナイトのジョーカーが一番魅力的だった
953名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 00:36:27 ID:S8AHGzK20
そもそもジョーカーは1940年代から登場してる古参ヴィランだ。
954名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 00:46:29 ID:3UoXf2Rm0
さすがにそんな古いのは知らないけどもw
955名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 01:05:23 ID:7ULXxh6g0
犯罪界の道化王子だったっけ?よく覚えてないけど。
たしか最初は一話限りのキャラだったけど、
キャラが立ちすぎてたから複数回出るようになったらしいな。

しかし恋姫の世界じゃ犯罪者に対する人権意識が少ないだろうから
案外あっさり死ぬ可能性もあるな。
956避難所より:2009/04/22(水) 01:52:24 ID:L2sc12tG0
687 :風鈴 ◆VOACf8e.7. :2009/04/22(水) 01:28:46 ID:lIS19wAo0
──真√──

真・恋姫†無双 外史
北郷新勢力ルート:星拠点

我龍天星 ─ワレ リュウトナリテ テントトモニアル─

一度決めたことを貫き通す。
そんな鋼の心を持つことは、中々に難しいものです。
そんな時、頼りになるのは心許せる仲間達……。

何となく思い付いて何となく書き上げましたので、
何ともいえなく取りとめもない、自己満足に仕上がっております。

URL:
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0245-1240331244.txt

ですがまぁ、気が向きましたら、お付き合い下さいませ。

688 :風鈴 ◆VOACf8e.7. :2009/04/22(水) 01:33:44 ID:lIS19wAo0
本編投下したばかりだし、少し間を置こうかと思いましたが投下してしまえ。

そんなわけで上記>>687の告知を外史スレに転載してくれる者はいるかー!

もとい、居てくださったらお願いします。


酒とメンマと良い女。
……なんて思いながら書きましたが、上手く表現できないものです。
まぁ、ゆるりと見守ってやってくださいませ。
957名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 02:19:27 ID:XwVucAkB0
>>956
風鈴&転載乙
でも688は要らなかっただろ、687を転載してと書いてるだけだしw

しかし昨日辺りから住人の反応に時間掛かるようになってきてるな
いつもなら投下があれば即反応する人が何人かいるのに
958名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 02:28:50 ID:2JOFPQVJ0
規制中だからな
959名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 02:29:29 ID:U5eaCBXlO
>>957
っ規制  って訳でもないか。避難所でもレスポンス悪いし

>>風鈴殿
乙です。やっぱり真面目な時の星は良い女だな〜
960名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 02:30:26 ID:O42Jdfzq0
避難所でも反応薄いからな
961名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 02:38:30 ID:EKNCPFJh0
単純に、夜遅いから寝てんだろ
962名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 03:10:07 ID:O42Jdfzq0
とりあえず建てといたけど最近のペースを考えると早かったかもね

恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの外史演義〜 13
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1240337282/
963名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 09:27:29 ID:EgHuqjp/0
乙です
964名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 20:24:06 ID:L97a3kqL0
乙ですにょ
965名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 20:33:37 ID:G4jpWu3cO
では埋めもかねて、まとめSS人気ベストセラーでも

あまり羅列するととりとめなくなるのでトップ3くらい

No.1:北郷一刀の乱
No.2:三教一致
No.3:いけいけぼくらの北郷帝

かなw
966名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 20:36:48 ID:2JOFPQVJ0
個人のランキングとか荒れかねないから勘弁してほしいわけだが
967名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 21:00:27 ID:6Hvj8zGW0
そうだね。そういうのは自分の心に秘めておくもんだ
968名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 21:08:25 ID:YSmPYwbM0
>>965
そゆことするとその作品途絶するかもね。
969名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 21:09:35 ID:YN5nqRJ3O
>>965
それ以外の作品の投下止まったらお前のせいにしとくわ。
970名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 21:17:56 ID:OpkKE1GP0
>>965
悪の根源はお前か(マテコラ
971名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 21:19:15 ID:bwdwRJn40
人によって好き嫌いあるのに総意を集めたがる奴って最低だな。
972名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 21:20:38 ID:0gQDgeJY0
フルボッコだなw
まあ軽率な発言だったから仕方ないが。
973名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 21:22:50 ID:+y8V/C9k0
>>965の人気に嫉妬…は無いな
974名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 21:56:20 ID:v6moG6Yc0
>>965はいらない子
975名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 21:56:42 ID:S8AHGzK20
みんな結構冷静だなw
976名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 22:08:07 ID:Y8CQjguiO
過疎だから話題作りにしたってランク付けとかねーよ
977名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 22:09:33 ID:9xpS4bQS0
一番好きな作品を挙げるだけとかにしとけば良かったのに
978名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 22:29:36 ID:zux1BCD70
短編物で自転車とか現代の利器?を再現したのとか個人的にお気に入り
979名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 22:31:08 ID:CGin8eQu0
ランク付けは鬼門ってのは最早常識だからなぁ
荒らし意図が無いとしたら、半年ROMってろ感じだ
980名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 23:06:43 ID:5x99jL6D0
新スレが建ったと言うことは埋めたほうがいいのかね
というわけで李典さん、出番ですよ
981名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 23:10:59 ID:OpkKE1GP0
わかったなのー
982名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 23:17:44 ID:eP9OPkYaO
「いいえ、真桜殿であって沙和殿ではありません」
クイッ
983名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 23:22:39 ID:YSmPYwbM0
沙和「うちにきて真桜ちゃんをふぁっくしていいぞなのー」

一刀「ちょw」
984名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 23:23:02 ID:/fU2y4Ok0
つーか埋めるのなら園丁†無双の出番だろ
985名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 23:33:07 ID:OpkKE1GP0
はぁ〜こんなに穴あけちゃって。

園丁†無双の皆さんお願いします。
986名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 23:41:41 ID:v6moG6Yc0
もう残り少ないし埋めるのは>>965への罵倒レスで丁度いいんじゃね?
987名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 23:54:00 ID:IxUbm/ZhO
罵倒で埋めるとか荒らしじゃあるまいし
988名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 23:57:04 ID:/fU2y4Ok0
まあ普通に埋めればいいさ。
989名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 23:58:36 ID:9xpS4bQS0
本来なら埋めSSに来て欲しいところなんだがな
990名無しさん@初回限定:2009/04/22(水) 23:58:48 ID:zupj+dpP0
まぁ桃香時のレス数から間違ってはいないと思うがな>>965
それに書く側からすると目指す頂が見えている分「ああこうやれば面白くなるんだ」って思うところはある
991名無しさん@初回限定:2009/04/23(木) 00:01:56 ID:OpkKE1GP0
愉しく雑談すれば、ええやないか・・・・。
埋めSS来て欲しいけど・・・・w
992名無しさん@初回限定:2009/04/23(木) 00:03:53 ID:YSmPYwbM0
完結してない作品は評価しづらい……
993名無しさん@初回限定:2009/04/23(木) 00:13:28 ID:pAlDKd5h0
完結させるのが一番大変だからなあ。
書き出すのは勢いで出来るが、終わらせるのはより力をかけないといかん。
994名無しさん@初回限定:2009/04/23(木) 00:13:56 ID:oTAIokA4O
>>965がバッショとかだったら笑うなwww
995名無しさん@初回限定:2009/04/23(木) 00:28:46 ID:vkO8xaCKO
それは流石に……(笑)
996名無しさん@初回限定:2009/04/23(木) 00:35:11 ID:pAlDKd5h0
>>991
そういや、小ネタ刑最近ないよなー。
書き手は長篇連載でたいへんなんだろうなw
997名無しさん@初回限定:2009/04/23(木) 00:38:52 ID:caalUsd60
連載ものは次の投下予定日を明らかにしてくれるとありがたい。
998名無しさん@初回限定:2009/04/23(木) 00:45:06 ID:2NBSRE9A0
何で?
999名無しさん@初回限定:2009/04/23(木) 00:53:14 ID:e9X+XXU60
>>998
単純に見に来る手間を省けるからじゃないか?
知らんけど。
1000名無しさん@初回限定:2009/04/23(木) 00:54:35 ID:pAlDKd5h0
桃香がかぶらないようにかもしれん。
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