恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの外史演義〜 11

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@初回限定
ヘ:::::::::;;: -‐''''""( )1
 ゙、::::::::-‐''""" ̄"'i
  :V;;||:::: '~ニ=ッ, r='|
  i!f !:::::      ゙、i
  i!ゝ!::::     ‐/リ
  i::/:、 :::、  /''ii'V
  ̄ハ:::::\ "''il|バ''
諸葛亮 曰く
「は、はわわ、ご主人様、次スレは>>960か480KB越えから順次*0の人が挑戦してください」

外史より生まれ落つる外史。
その無限に広がる可能性を書き綴る場です。
幾たび終端を迎えようとも、
それは千代に八千代に続く恋の物語。

■関連サイト
BaseSon               ttp://www.tactics.ne.jp/~baseson/
真・ぷち姫†無双(携帯向け)   ttp://www.tactics.ne.jp/sinputihime/
まとめサイト&専用UP板     ttp://koihimemusou.x0.com/
■前スレ
恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの外史演義〜 10
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1235563657/
■関連スレ
恋姫†無双 シリーズ 総合スレ 154
http://qiufen.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1236083605/

■投稿ガイドライン
1.SSはある程度書き溜めてから1レス分の最大行数32行&最大バイト数2048バイト以内に収まるように分割する。
2.分割して20レス以上になった場合は投下直前ではなく早めに告知してくれると支援され易いし他の書き手と被らない。
3.陵辱・オリキャラ・クロスオーバー等特殊ジャンルの場合はSSを書き込む前に告知する。
4.投下予定レス数は投下前に告知するか、もしくはSSを書き込む際に名前欄に 「1/10」「2/10」…「10/10」のように投下状況を記載してくれると解り易い。
5.分割したSSをひとつずつメ欄sageで投下していく。支援や時間帯にもよるが、1分以下間隔では規制されやすいのでご注意を。3〜5分間隔くらいがオススメ。
2名無しさん@初回限定:2009/03/12(木) 22:56:06 ID:cBdGSL2j0
さるに関する考察コピペ

 さるについてな
 支援がてら、最近報告の多いバイさるについての個人的考察を。

 バイさるは、
 『一つのスレに ある時間(H)内に 最近の投稿(N)のうち 沢山投稿(M回)したら「バイバイさるさん」になる』
 と言われている。
 H,N,Mは可変らしいが、VIPに於いては一時間の間で10回連投するとほぼ確実にさるさんとなる。投下間隔は実はあまり関係ない(連投規制は別)。
 さるになったら次回の00分になるまで待つしかない。00分を挟む事によりリセットされる。

 既定時間内に10レス以上投下するには支援が必要。支援により上記Nが増え、Nに対するMが減るためである。
 経験的に1投下1支援で20くらい可能。恐らく既定時間内で半分以上自分のレスで埋めなければさるは発生しないと思われる。可変のため確実とは言えないが。
 また、一時間というのは00分から次の00分までであり、初書き込みから一時間の間ではない。だから00分を跨ぐように投下すれば、一人でも最大20レスが可能。
 その他のさる回避としては、株主優待の利用、IPの切替えがある。

 投下する方、目安にしてください。
 異論や間違いの指摘も受け付けます。
3名無しさん@初回限定:2009/03/12(木) 23:39:10 ID:+chIp+nS0
前スレで漢√華雄編を書くと言った者です。
だいたい4レスで投下します。
4名無しさん@初回限定:2009/03/12(木) 23:39:49 ID:Hdf9eXk20
おー、たのしみー
5名無しさん@初回限定:2009/03/12(木) 23:40:24 ID:+chIp+nS0
if漢√華雄視点


「…董卓…様」

私は関羽に敗れた

張遼の制止を無視し、無様に敗北した

戦場はすでに無く、あるのは屍の山だった

「…董…卓…さ…ま」

引きずる身体は重く、意識は朦朧として意味をなさず

這いずるように進みながら、洛陽へと手を伸ばす

「…と…う…た………」

身体が傾き気を失う瞬間、誰かが呼ぶ声が聞こえた気がした

6名無しさん@初回限定:2009/03/12(木) 23:41:26 ID:+chIp+nS0
次に目が覚めたとき、私は知らない場所に居た。
ここは何処なんだろう、少なくとも戦場ではないな。
隣に人の気配がするが、この人物が助けてくれたのだろうか?
誰だ?そう思って身体を動かそうとすると、全身に痛みが走った。

「おい、怪我人なんだから無茶するなよ。」

穏やかで気遣うような声がする。
眼だけ動かすと、キラキラ光る白い服を着た男が一人。

「お前が私を助けてくれたのか?」

私がそう言うと、男は頷いて肯定した。

「血塗れで、最初は死んでるかと思ったよ。息はしてたから驚いたよ。」

死んでいる…か、確かにもう駄目だと思…あっ…と、ふと気付いた。

「おい!今日はいつだ!あの戦いからどれだけ経った!董卓様はご無事か!!」

そうだ!私は洛陽に行かねばならない。呂布や張遼たちだけでは不安だ。
身体は動かないが、せめてどうなったか位は知っておきたい。
だがそんな私の願いを男は聞いてくれなかった。

「…ごめん。俺にも…その…よく分からないんだ。だから…ごめん。」

男はそれだけ言うと、部屋から出て行ってしまった。
私は、直感的に男が何かを隠してることに気付いた。
いやな予感しかしない。身体に力を込め、立ち上がる。
…つもりだった。でも、腕から力が抜け寝台から転がり落ちる。
7名無しさん@初回限定:2009/03/12(木) 23:45:59 ID:+chIp+nS0
倒れる際、花瓶を巻き込み派手な音を立てる。
すると、男の他に女が一人駆け寄ってきた。

「な…何事ですか!?」
「大丈夫か!」

抱え上げようとする男の胸倉を掴み、私は叫ぶ。

「言え!!董卓様はどうなったのだ!!呂布は!張遼は!」

答えたのは隣の女だった。髪を肩で切り揃えた大人しそうな女だった。

「呂布なら劉備の軍に、張遼は曹操の軍に降りました。残念ながら、董卓は劉備の軍に討たれました。」

呂布と張遼が裏切った…まさか、いや違う。なんと言った?『討たれた』誰が?董卓様が?

「ふざけるなぁぁ!!なぜだ!なぜ董卓様が討たれねばならない?悪いのは攻めてきた連合軍の方ではないか!!」

そうだ!腐った官を一掃し、洛陽の民を救った董卓様がなぜ?なぜ?なぜ…私はこんな所で寝ていたのだ!!

「落ち着け!まだ身体が本調子じゃないんだ!無理をすれば「知った事かぁぁ!」

きしむ身体に力を込める。立ち上がって足を踏み出し崩れ落ちる。
8名無しさん@初回限定:2009/03/12(木) 23:53:47 ID:+chIp+nS0
男が私を抱きしめなければ、床に顔から落ちてたことだろう。

「…くそ。…なぜだ?…なぜ私は守れなかった。…あの方を守ると誓ったはずなのに。」

悔しい…口惜しい…クヤシイ、涙がこぼれ頬を濡らす。

「…もう、終わったんだ。だから傷を癒そう。後の事はその時考えればいい。」

諭すように私の背中を撫でるその手が、優しかった彼女の手を思い出させ
私は、声を出すことすら出来ず泣き続けた。








以上が1章になるのかな?下手でごめんorz
春蘭ネタなら
『春蘭初めてのお熱』
『一刀、盲夏侯の運命覆すの事』
『ホントかウソか春蘭の告白(夢想での華琳の無茶な命令より)』
など考えてはいる。
華雄編、もういいっていうならこっちで頑張ってみるよ。
9名無しさん@初回限定:2009/03/12(木) 23:57:04 ID:RplhU6PF0
>>8
乙です。
華雄編面白いと思いますよ。頑張って下さい!
10名無しさん@初回限定:2009/03/12(木) 23:57:08 ID:Hdf9eXk20
そりゃあ、もう、わがままな読み手としては春蘭も華雄もほしいというのが本音で……w
とはいえ、書きたいものを無理なく書いてくれたらと思う。
11名無しさん@初回限定:2009/03/12(木) 23:57:41 ID:7PL2S0IJ0

ぶっちゃけた話両方見たいから両方書いてくれよ
12名無しさん@初回限定:2009/03/12(木) 23:58:22 ID:ZTmJpdLjO
>>8
華雄編いいね。
続きを期待している。

春蘭の方も見てみたいけど……
13名無しさん@初回限定:2009/03/12(木) 23:58:33 ID:JXDLcmqD0
書く人が居なそうな粥馬で
14名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 00:02:25 ID:549hWm/q0
>8
全部頼む。
15名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 00:03:10 ID:6Nop/WGDP
おまえら、前スレも含めて誰一人スレ立て乙>>1乙と言わないスレ移行なんてかわいそ過ぎだろw

というわけで最初の>>1
16名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 00:05:26 ID:ypTvA0iO0
17名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 00:07:00 ID:r1c2vtcD0
>>乙する者はいるかー!

次にお前は「ここにいるぞー!」と言う。
18名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 00:08:42 ID:ZTuCMkrH0
>>1乙乙にいるぞー!
19名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 00:12:17 ID:Ruz+7R8i0
>>15  そうですね
>>1 スレ立て乙です。
20名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 00:17:30 ID:tEZ32Jl6O
きょ〜うも楽しく>1乙だぁ〜♪
21名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 00:19:46 ID:nT9AvEQ20
>>1
てか、乙せず投下してごめんなさい。
>>10-14
両方出来るか判らないが努力だけはしてみるよ。
内容は大体出来てるので、書き上げるだけなんだが
それが一番きついんだよなぁ。

基本台詞のみで投下してたから、こういう話の類はきつい。
ちなみに夢想うんぬんは、華琳の「北郷に告白した後、受け入れたら手酷く振れ」ってやつのことね。
22名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 00:42:44 ID:wK4Gprtj0
今こそ>1乙の時! 我が志は>1に有り!
23名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 01:21:22 ID:eZdknriV0
>>1
職人各位も乙

三教一致の新作を読ませてもらったけど、仮名遣いがおかしかったり言い回しがおかしかったり、
今までよりも雑に感じた。せっかく面白いんだからもうちょっとじっくり推敲してみてはどうか
まぁ、読む側の勝手な言い分だけど、是非一考を
24名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 07:55:22 ID:Za2qU6duO
外史まとめが見れない
25名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 08:54:19 ID:IouAY+qx0
ニコニコに真・恋姫†無双のプレイ動画があがり始めたな。
削除対策か黒のポリエステルとか赤のポリエステルといったタイトルであがってた。
26名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 09:12:02 ID:IouAY+qx0
連投すまん。
前スレの三教一致で関羽が北郷が一の家臣と名乗っていたけど、蜀ルートなら劉備が一の家臣じゃないのかね?
原作の蜀ルートではそう名乗っていたし。
27名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 09:55:15 ID:WHW7c9pCO
そこ、天の御遣いにして北郷が一の家臣て言ってるから
愛紗自身が天の遣いであるようにも受け取れる
「にして」ではない言い方のがよかった
28名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 12:00:27 ID:E1VvCuJ8P
突然だけど、まとめの人に提案を言ってみる。
各作品ごとに一行レスを付けられたりしないかね?
いや、以前の作品とかに感想をつけるのに、便利かなと思って。

議論とかの温床になると嫌だから、感想限定でさ。
29名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 12:17:25 ID:lGcjpMXT0
>>28
あったらあったでいいが
荒らしがこないとも限らんぞ
30名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 12:27:55 ID:E1VvCuJ8P
まー、確かにそのあたりへの対策が大前提だな。
一行レス限定で感想以外NGっていう枠組みをつくって、変なのは見つけ次第ここで報告削除依頼でまとめの人or削除権限を持つ人に消してもらう、っていう方法か
誰でも書ける誰でも消せる誰でも復元できるような感じにするか、くらいしかぱっと出てこないけど。
31名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 12:37:55 ID:+BkHyzcR0
グダグダにしかならんと思うぞ
ルール守る人間ばかりじゃないのは残念ながら事実
まとめの人の負担を増やすこと前提で考えるのもあまりいいことじゃないし、
削除権限を与えるor剥奪するのも判断する人(多分まとめの人)の負担になる
その代わりに得られるのは、ここでも書ける感想欄一つというのはちとなぁ……

以上の理由で、個人的には反対しておく
まとめの人が判断すればいい話だって意見に対しても、そんなプレッシャーや負担を
かけること自体に反対なのも附記
32名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 12:45:28 ID:tEZ32Jl6O
>26-27

すいません、真で見つからず無印を参考にしてしまった。
ちょっと探して来る。
33名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 12:51:50 ID:E1VvCuJ8P
他の外部に専用の避難所をもつスレでもないから、そういうのがあったらいいなぁと思っただけなのよ。
過去作品の感想を書きにくいのは2chのスレの宿命みたいなもんだからさ。
34名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 12:58:06 ID:TzhpAzQS0
本来2chの書き込みなんて一期一会であるものなんだから後から読み返せるだけで十分だと思うけどねえ
35名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 12:58:59 ID:+BkHyzcR0
>>33
そういう話なら、もし問題がなければ外部に避難所兼感想スレを立てるのは良いかもな
俺としてはまとめの人とか、無償で頑張ってくれてる人たちの負担が増えるのが好ましくない
(方々にとっても、利用させていただいている俺らにとっても)と思ってるだけだから
まとめの人たちっていい人が多いから、俺らの我が儘を出来る限りなんとかしようと努力した結果、
潰れる事って少なくないのよ。作者さん達だって同じ事
俺がいつも、一方的に読者側から作者さんたちやまとめの人へ何かを求めたり、負担が増えそう
だったりする要望を見ると代替案を探したり、反対したりするのはそんな理由です
36名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 13:03:30 ID:tEZ32Jl6O
>26
> 原作の蜀ルートではそう名乗っていたし。

すいません、場所誰か教えてください。
37名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 13:09:12 ID:PSDeblUfO
まとめダウンしてる?
なにかのメンテナンスかな?
38名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 13:29:13 ID:nXriPea+O
このところの、いきなり提案しては議論を呼び込むパターンは、なんだ?
善意なら一番厄介だな。
39名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 13:45:03 ID:E1VvCuJ8P
んー、段々規模も大きくなってきたし、いい加減ここだけで終止するのも限界なのかもね。
ここで議論になって投下しづらくなるのは論外だけど、スレ運営に関して話し合う場はいい加減必要なレベルに達してるかも知れない。

ちなみに>>35の言ってる事は至極正しいと思う。
まとめの人に負担なるなら辞めといた方が良いと思う。

個人的には作品に対してもっと感想を付けやすくなればいいなと思うのよ。
40名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 13:51:26 ID:G5XirCYm0
>>37
さくらインターネット自体が大規模障害を起こしてるらしいよ
41名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 13:51:52 ID:TzhpAzQS0
そういうのは外野が言うから一理あるものであって提案者が言ってもあまり説得力無いわよ
42名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 13:56:31 ID:krqdktJ30
>>38
次からテンプレにこれ入れとけばいいのかもねw
             /)
           ///)
          /,.=゙''"/
   /     i f ,.r='"-‐'つ____   
  /      /   _,.-‐'~/⌒  ⌒\
    /   ,i   ,二ニ⊃( ●). (●)\   投下されたSSをありがたく読むだけだ!!
   /    ノ    il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \  こまけぇこたぁいいんだよ!!
      ,イ「ト、  ,!,!|     |r┬-|     |
     / iトヾヽ_/ィ"\      `ー'´     /
43名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 14:01:07 ID:tEZ32Jl6O
「曹操軍よ刮目せよ!我が名は関羽!益州州牧劉備が一の家臣にして天下無双の武人なり!我が青龍刀を味わいたいならかかってこい!命が欲しくば抗うな降伏する者は斬ったりはしない!」

違和感無い?
44名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 14:11:03 ID:PnxtJEnq0
どっかに移動する云々は、現状のある程度の投下がある状態だからこその意見かも知れないが、
熱が冷めて殆ど投下されない状態(真発売前の状態)に戻ったらどーすんだっつーわけで

有りとしても、主スレはここのままでしたらばあたりに規制やさるった時の代理投下所等を作っとく程度で良いんじゃね
45名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 14:32:59 ID:PSDeblUfO
>>39
作品にたいしての感想コメントを充実させたいというなら
やはりまとめ専用UPにテキスト落としてレスポンスで感
想いれてくのが一番でしょ

あとはブログに作品のせてコメントレスするとかね
46名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 14:37:29 ID:TzhpAzQS0
>>45
作者の立場から感想付けやすくするじゃなくて
読者の立場から感想付けやすくして欲しいって要望だと思うの
47名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 14:41:07 ID:6Nop/WGDP
とりあえず
>各作品ごとに一行レスを付けられたりしないかね?
これはやろうと思ったらcgiとかphpでSS掲載ページを全て作り直してもらう必要がある
一行レス部分だけ外部に作るってのもSSの量的に無理があるだろうしな
まあ要するにやってもらおうと思ったら一例として理想郷みたいなページに全て作り直してもらわないといけなくなるよ
48名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 14:51:13 ID:7Em7HJ9M0
>>43
そんな感じだと思う。
俺も今蜀ルート見直してたけど、「幽州の大徳、劉備が義姉妹!幽州の青龍刀、関雲長!」とか
劉備との繋がりや本拠地の名前を押し出して、天の御遣いの事は特に出てこないみたいだね。
平原の相とかの公的身分を持ってるのは桃香で、その軍勢は劉備軍と呼ばれるんだから
当たり前って言えば当たり前なんだけどさ。
49名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 14:57:24 ID:5Q2Hr0x70
>>36
いっちゃん初期の公孫賛との対面のところとかだと「桃香様の第一の矛にして、幽州の青龍刀」って言ってるね。
(共通の第二章一節)
まあ、鈴々も劉備が一の家臣って名乗るんだけどねw(これは華雄との対戦時)
50名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 15:02:28 ID:5Q2Hr0x70
普通にここで話せばいいのにw>感想
それに誰かが食いついてくれるかどうかは別だけどな。
51名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 15:44:42 ID:27wwFVBh0
>>43
斬ったりはしないってとこだけ違和感があるな。後自分で天下無双って言うかどうかってとこだけど。
52名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 17:37:22 ID:tEZ32Jl6O
>51

>後自分で天下無双って言うかどうかってとこだけど。

言ってる。
53名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 17:43:20 ID:tEZ32Jl6O
命が欲しくば抗うな降伏する者には『寛大な処置があろう!』

ならどう?
54名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 17:46:27 ID:p2i4x/q/0
>>53
一刀に奥さんや彼女や娘なんかをとられるんですね
わかります
55名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 17:49:15 ID:TzhpAzQS0
かかってこい!までで十分だと思いますよ
口上とスカートは短い方がいいよね的な
56名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 18:10:09 ID:tEZ32Jl6O
まとめサイトの方

三教一致9-10
愛紗のセリフ

「曹操軍よ刮目せよ!我が名は関羽!益州州牧劉備が一の家臣にして天下無双の武人なり!我が青龍刀を味わいたいならかかってこい!命が欲しくば抗うな、降伏する者には寛大な処置があろう!」

に変更よろしくお願いします。
大分良くなったと思ってます。
ご指摘&ご協力ありがとうございます。
後、まとめサイトの方お疲れ様です。
57名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 18:45:22 ID:6HJgVAwk0
> 各作品ごとに一行レスを付けられたりしないかね?
作品毎に付けるとなると、良い案も浮かばず、良いサンプルも見付からず、
最終的にはコメントが付く作者ばかりではない事への配慮や、作業量の問題で断念した2008年の夏。


他の作者の方も作品の新旧に関わらず、気になる所がありましたらお気軽にどうぞ。
58名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 20:51:12 ID:E1VvCuJ8P
お疲れ様です。
一朝一夕で出来るものでないなら無理して用意する必要は無いと思います。

いつでも気軽に作品に感想を付けられる場所を用意できる妙案があれば良いのですが……
59名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 23:05:27 ID:OX7z9B/w0
自分で掲示板借りればおkじゃね?
60名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 23:08:08 ID:+Efrx9onO
最近「雑談禁止・絶対排除」を主張する奴がいるせいで
直近のSSに対する感想以外書きにくくなっている気がする
61名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 23:09:34 ID:5Q2Hr0x70
誰も感想を含めた雑談までやめろなんて言ってないだろw
以前のSSだって、普通に感想書けばいいんだってば。
それに反応があるかどうかは別だけどな。
62名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 23:15:45 ID:V+zMuk6f0
以前の作品の感想書かれてその作品を読み直して自分も感想をって事もあるかもしれん。
連載物とかは最新まで読む事でこう繋げたんだなとか語れたりもするし。
63名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 23:25:10 ID:BaSYSZFjO
>>60
>最近「雑談禁止・絶対排除」を主張する奴がいるせいで

雑談から無駄な議論に発展させるのを自重しろって話だろ……
絶対排除なんて誰も主張してなくね?
64名無しさん@初回限定:2009/03/13(金) 23:41:24 ID:B4L8RTVSO
その通りだけど
ギスギスした空気作るのは
作家様の邪魔になるんじゃね?
65名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 00:10:06 ID:qPmZodaw0
だからと言って延々と議論展開されても同じことだろう
1人1人が自重出来れば良いんだが、このスレの傾向としては誰かがキツく注意しないと辞めない人が多いし
66名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 00:26:53 ID:4gXKbf9F0
いろんなとこでSS書いてるけど、どこでも桃香が少ない時期はこうやって議論で荒れるのが普通。
だから私は荒れてても空気読まずに桃香しちゃいますがね。ある意味SS系のスレの宿命なんじゃないかと。
67名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 00:52:25 ID:loBekWDhO
「………………おぉ!」
「寝てませんよ!一刀十三号、死んでしまうとは情けない。早く生き返りなさい」
ぼこっぼこぼこ。
「にゃー(あー死ぬかと…あっ死んでたか、命が九つなかったら危なかった……あっ!所持金が半分に!)」
「さっさとあなたの駄文を載せるのですよ〜」
「にゃー(六本桃香です)」
68名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 00:53:45 ID:Kd9wAKYW0
議論を無理に規制して過疎るより、多少荒れるのは目を瞑ってもにぎわう方がいい。
69名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 00:55:07 ID:GuqtfIf40
三教支援
70三教一致 ホワイトデー拠点イベント 1-6:2009/03/14(土) 00:55:44 ID:loBekWDhO
さて、本日は3月14日だ。
元の世界ならいざ知らず、こっちの世界ではホワイトデーはおろか、バレンタインデーすら知られざるイベントのはずだった。
だが、雪蓮があっちの世界の風習の一つとしてバレンタインデーの存在をばらす、関連イベントであるホワイトデーも明るみになった訳で。
で、2月14日に蜀と呉の将官、全員からプレゼントを貰っていた。
一週間前から朱里と相談して仕事を調整、今日一日を全員休みにした。
一人一人に細やかにお返しするのも大変なので、一月前の再現みたいになってしまうが皆を広場に集めて凄い量の料理を並べる。
「皆、この前のお返しに今日の休み。と、ここの料理とお酒ね。あまり羽目を外し過ぎないように」
一応、釘を刺す。効果が有るかは分からないが。
「それと、雪蓮。どうせ居るんだろ」
「あれ、ばれてる?」
声と共に天井の物陰から降ってくる。
「(弥七かい!)」
と内心で突っ込む。
「自分で振り撒いた状況をほっとく程、お淑やかじゃあないだろ」
「ぶ〜、私のことなんだと思ってるの?」
膨れながら文句を言う。
「おてんば姫」
この場に周瑜と黄蓋が居たら笑っただろう的確な指摘だった。
71三教一致 ホワイトデー拠点イベント 2-6:2009/03/14(土) 00:59:14 ID:loBekWDhO
「後、食事の前に…」
「お兄ちゃん、お腹が空いたのだ」
「ごめんな、鈴々。後一つだから」
「う〜」
思いの外お腹が空いてるのか唸る鈴々。
「最後にこれ」
手に握られてたのは、指輪だった。
「桃香」
「はい、ご主人様」
指輪を差し出すと、笑顔で受け取る桃香。
「愛紗」
「ご…ごご…ご主人様」
次に愛紗に指輪を差し出した、驚き照れながらも勿論受け取る愛紗。
指輪が入っている箱を覗き込む翠。
「なあ、ご主人様。見た目は全部一緒だよな?そう決め細やかに選別する必要有るのか?」
「翠。見た目は一緒だが、ちゃんと全部一つ一つが個人専用に作ってるんだよ」
「ふ〜ん」
「これが、翠の分」
「ああ・あ…ありがとう、ご主人様」
先に蜀の将官に行き渡る。
「で、これが雪蓮の分」
「ありがと、一刀♪」
「それで、袋に入っているのが残り皆の分。名前書いてあるから間違えないでね」
「ご主人様、これな〜に?」
璃々がチェーンを見せる。
「それはね」
璃々から指輪とチェーンを受け取り指輪にチェーンを通して首からかける。
「まだ指が小さくて指輪がはめらなくても、こうして身に付けられる様に、ってね」
「わ〜い、お母さん見て見て♪」
72三教一致 ホワイトデー拠点イベント 3-6:2009/03/14(土) 01:02:41 ID:loBekWDhO
「良かったわね、璃々。ですがご主人様」
「何?」
「今からお手付きの印に、首輪はちょっとどうかと」
困った顔をする紫苑、だが目は『むしろ私に首輪を』と物語っていた。
「ちょ、紫苑」
「じゃあ鈴々も首輪なのだ!」
あまり深く意味を理解していない鈴々が指輪の首飾りを首にかける。
ヤバい、雰囲気が悪い方に向かって行くと思っていた処に。
「ご主人様、結局どこが個人専用なんですか?」
ナイスホローです雛里さん、話題を反らす為に説明に入る。
「指輪を裏を見て」
皆、自分の指輪の裏を見出す。
「なんですか、この線は?」
「それはローマ字と言って」
「ろうま字と……羅馬の事ですか?」
「羅馬、確かここよりはるか西方にあり、本来この国での呼ばれかたが大秦の?」
軍師コンビはしっかり反応を示す。
「そう、そのローマ。で!」
予め用意していた、筆と硯、竹簡にA・B・C……X・Y・Z。
「エー、ビー、シー、ディー」
軍師コンビはおうむ返しに。
「「えー、びー、しー、でいー…」」
「……エックス、ワイ、ゼット。これがローマの文字」
「「……えっくす、わい、ぜっと。と」」
「はわわ…」
「あわわ…」
初めての知識に関心しまくりの二人。
73名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 01:04:56 ID:/cuySKHYO
支援
74名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 01:05:42 ID:kIL48JEc0
支援
75三教一致 ホワイトデー拠点イベント 4-6:2009/03/14(土) 01:08:42 ID:loBekWDhO
「これを桃香で例えると、姓がRyu、名がBi、真名がToukaになる」
竹簡に書きながら説明。
「天の世界のローマ字での名前は名が先に、姓が後に来て、字は無し。一番重要な真名を外せないから、個人的に名と姓の間に持ってきた、桃香の場合はBTRになる」
再び指輪の裏を見る一同。
「だから、基本的に同じ指輪は無い。だけどローマ字の頭取りなので結果、形は同じなのが有るかもしれないけど、自分としてはその人の為だけのつもりで。
 天の世界の言葉でイニシャルって言うだけど、その部分を彫らせてもらった」
「えっ!ここ彫ったのご主人様なの」
「そう、だから汚くなってしまったから、ごめん」
「そんな事ありません!」
「やるわね一刀」
すると、薬指に指輪をはめようとする雪蓮。
「雪蓮!」
「なに一刀?『指輪を指にはめようとした』だけど」
しまった、やられた!
何々?どうしたの?と皆さんが興味を抱く。
「私が指輪を指にはめようとしたら一刀が叫んだの、怖〜い」
あきらかに棒読みだ。
「で、薬指に指輪をはめるのは何の意味があるのかしら、一刀♪」
追い詰めてくる雪蓮さん。
何か意味深なのだろうと、ある者は勘で、別の人は状況判断で理解する。
76名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 01:08:51 ID:snh4lOG20
紫苑紫苑
77名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 01:09:29 ID:PNxTsj550
一刀十三号さん、支援しま!
78名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 01:12:57 ID:k3gvbtDo0
支援させて頂きます。
79三教一致 ホワイトデー拠点イベント 5-6:2009/03/14(土) 01:13:21 ID:loBekWDhO
皆が注目する。
「ねえ、ご主人様。教えてほしいな〜」
「さあ、吐いたほうが楽になりますぞ。主」
各々かってなことを言う、俺が何か悪い事をしたみたいだ。
悪い事はしていないのだが、そろそろ一部の方が睨みに変化しつつある中黙ってるのも限界だった。
「天の世界で」
「「「天の世界で」」」
「薬指に貰った指輪をはめると、その指輪はくれた相手との婚約指輪の意味になる」
シ〜ン。
場が静かになる中お構い無しに雪蓮・星・恋、意外と桃香が薬指に指輪をはめた。
続いて紫苑・桔梗・猪々子・斗詩が指輪をはめる。
そして、照れながら、怒りながら、呆れ返りながらに愛紗・翠・焔耶・白蓮・麗羽達は、しっかりと薬指に指輪をはめる。
残りはサイズが合わず泣いている。
「ほら鈴々ちゃん達。指輪を無くしちゃうかもしれないわよ、大事にしまわないと」
指輪のサイズが合わない組が薬指にスカスカな指輪で抗議の上下運動を繰り返す。
例外は詠とねねの軍師二人。
「全然、興味無いんだからね!」
「こんなの興味ないのです!」
言葉と裏腹に指輪はしっかり懐の中にしまわれるのだった。
80名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 01:15:17 ID:ODa+fBRE0
しえん
81名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 01:15:50 ID:snh4lOG20
支援支援
82三教一致 ホワイトデー拠点イベント 6-6:2009/03/14(土) 01:17:06 ID:loBekWDhO
指輪で騒いでる皆を余所に、騒ぎのきっかけの本人が一刀に抜け駆けする。
「一刀。これがあなたの作った料理?」
ひょいと、手で摘まんで口に放り込む。
「あれ?これはクッキー…だっけ?」
「そう完全じゃあないけどね、以前別の人に作ってもらって皆に食べてもらったら喜ばれたから」
「………それって曹操の時?」
「当たり。以来、気になって向こうで何となく覚えてたみたい。こっち来てから朱里がお菓子作りが得意って聞いたから相談しながらそれを作ったって訳」
「一刀。これ箱に詰めて、とりあえず27枚でいいから。そしたら帰るわ」
「あれ?ご馳走用意してあるよ、お酒も?」
「一刀。ホワイトデーのお返しは今日中で無きゃ駄目でしょう」
「今から帰るの?」
「今だから帰るの、正直泊まるつもりだったけど。これだけの贈り物、今日渡した方が良いに決まってるじゃない。何だかんだで、呉の皆もあなたに惚れてるんだから」
照れる一刀。
・・・
・・

「じゃ〜ね、一刀♪」
見送りもそこそこに駿馬で疾走していった雪蓮。
「さて、自分は皆のお相手だな」
と、戻って行く一刀だった。
83名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 01:26:46 ID:PNxTsj550
一刀十三号さん乙です。
指輪をもらった呉のメンバーの反応とかもみてみたい。
84名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 01:28:12 ID:loBekWDhO
「処で一刀十三号、私の名前が出ないから書かないのですか?」
「にゃー(仕方ありませんよ、読み方が解らないや探せばなんとかなるでは無く表示がされないですからよっぽど困った時でしか、真名しか出番がありませんよ)」
「ほほ〜う、遺言はそれですか」
「にゃー(待って下さい、風様。取って置きが有りますから。拠点イベントで陽の目が有ればエロエロで(笑))」
「ほほ〜う、それは稟ちゃんとですか?」
「にゃー(違います)」
「なら何時か書きなさい、必ずですよ〜」
「にゃー(まあ出来るだけ(ホームレス猫になってなきゃですが〔ちょっとだけマジで〕))」
「にゃー(忘れた、支援ありがとうございます。後、お目汚しすいませんでした)」
85名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 01:32:09 ID:k3gvbtDo0
>>84
お疲れ様でした。

余り急いで帰ると、クッキー粉々になったりして。
86名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 01:38:33 ID:pFH4sMjF0
月がいないぞ
87名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 01:40:43 ID:snh4lOG20
もしかしたら指輪のサイズ合わない組かも試練
88名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 01:45:25 ID:kIL48JEc0
お疲れ様でした。
ローマ字は伏線かな?
次回も期待しています。
89名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 01:45:29 ID:k3gvbtDo0
指輪のサイズ合わない組は

鈴々・蒲公英・月?
90名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 02:01:20 ID:4gXKbf9F0
桃香乙。で、一つ気になった箇所が。
「なに一刀?『指輪を指にはめようとした』だけど」
ここは指輪を指にはめようとしたんだけど、もしくははめようとしただけなんだけど
のほうが良いような気がします。微妙に意味合い変わっちゃいますが。
今日は、時間がないので朝の内に桃香します。

注意点
1:呼称が原作と違ってます。
2:本編のネタバレをしないため出てくるヒロインは一人です。
3:バレンタインデーの時に参加してなかったのでセットになってます。

以上の点を踏まえた上でご覧下さい。

5+8の13分割になります。
92名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 09:35:15 ID:BsblM9xBO
おぉ、朝からとは支援
93無じる真√N−拠点バレンタインデー(1/5):2009/03/14(土) 09:35:40 ID:JtvG3z2s0

それは、気温も下がり寒くなってきたある日の話

とある、城の一室に一人の少年がいた。

その少年は、この世界では見慣れぬ格好をしており、その服は部屋に差し込む日の光を浴び輝いていた。

少年は自分の机にて、仕事に勤しんでいたが、ふと
「そういえば、すっかり忘れてたけど、今日はバレンタインデーか……」
「まぁ、この世界の住人はそんな日のことは知らないんだよな」
以前、飯店の店主との会話を思い出しながら呟いていると。

コン、コン

扉を軽く叩く音が聞こえる。

「ん?どうぞ」
その音で来客を認識した男は中に呼び入れる。
「失礼するぞ。一刀」
そう言って入ってきたのは、赤い髪の少女だった。

「おお、白蓮か。どうしたんだ?」
「ちょっとな。今、時間はあるか?」
「ん?そうだな、ちょうど昼時だから大丈夫だぞ」
「そうか、なら今日は私と食べないか?」
「あぁ、別に構わないよ」
どこか固くなっている少女に疑問を持ちつつ食事の誘いを受ける。

「そ、それじゃあ、今日は私が作るから。ここで待っててくれ」
そう告げて、少女は急ぎ足で部屋を出る。
94名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 09:35:53 ID:x4Xfafkr0
>>84
GJ

やっぱ恋姫はこのニヤニヤが必要ですよね!
にしても紫苑のエロ発言は相変わらずw
95名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 09:36:25 ID:x4Xfafkr0
うお投下中にごめん・・・

支援
96無じる真√N−拠点バレンタインデー(2/5):2009/03/14(土) 09:39:42 ID:JtvG3z2s0
「なんだろう?急に……」
部屋を訪ねてきてからの少女の発する雰囲気に違和感を感じていた。

数分後、再び部屋の扉が叩かれる。そして

「ほら、持ってきたぞ」
少女が入ってきたが、そこには、一人分の料理しかなかった。

「あれ?白蓮の分は?」
「あぁ、私はいいんだ」
「いや、でも……」
「いいから、いいから、気にするな」
「そ、そうか、なら気にしないよ」
「あぁ、それじゃあ、食べてくれ」
少年の返答に満足した様子の少女は、自らが作った料理を食べるよう勧める。

「そうだな、それじゃあいただきまーす」
「あぁ、存分に食べてくれ」
「あぁ……もぐもぐ、んぐ、ぷはぁ、うまい!」
「ほ、ほんとか!?」
少年が、食べる姿を笑顔で見守る少女に、感想を告げると少女の顔に喜びが満ちる。

「あぁ、うまいよ、白蓮て料理上手だったんだな」
「そ、そんなことないさ。たまたま作れるってだけだ」
感心した様子で告げる少年に、少女は照れつつ謙遜する。
少年は、謙遜しなくてもと思いつつ、再び食べ始める。

食べ始め、料理の味に魅了された少年は、ふと感想を口からこぼす。
「もぐもぐ、ごくっ、いや〜、やっぱり、白蓮は女の子としても十分だな」
「な、なに言ってんだ。馬鹿」
少年に、そう告げながらも少女の頬は真っ赤に染まっていたが、その顔はとても幸せそうだった。
そんな、少女の顔に少年が見惚れていたことに、気づけるほどの余裕は彼女にはなかった。
97名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 09:42:19 ID:BsblM9xBO
>>81
ドンマイ

試演
98名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 09:43:46 ID:BsblM9xBO
間違えた。
95だった
99無じる真√N−拠点バレンタインデー(3/5):2009/03/14(土) 09:44:24 ID:JtvG3z2s0

それから、しばらくして、料理を一通り堪能した少年は先程から抱いていた疑問を少女に投げかける。
「ところでさ、何で今日はまた手料理を振る舞ってくれたんだ?」
「ん?どうしてだ?」
「いや、俺としてはさ、大歓迎なんだけどさ。大変だったんじゃないかなって思って。
 実際のところ、大変だったんじゃないか?白蓮は忙しいんだろ?」
「べ、別にそんなに大変じゃなかったって。一刀は気にしないで満足してくれれば良いんだ」
「そ、そうか?それじゃあ、ありがとうな白蓮」
「そう、それでいい。今日は……」

少年の素直な感謝を受け、少女は嬉しそうに頷くが何か口を滑らしそうになったのか口を押さえる。

「ん、今日はなんだ?」
「え、えぇと……今日は、ほら、あれだ、時間があったからだ」
「そうなのか?」
「あぁ、そういうことだ」

その後、二人は何気ない会話を続けていき、気づけば一時間ほど経っていた。

「おっと、もう少しゆっくりしたかったけど、私はそろそろ行くよ」
「ん?そうか、それじゃあ、今日は本当にありがとうな。満足させてもらったよ」
「あぁ、満足してくれたならそれでいいさ。それじゃあ、頑張れよ」
「あぁ、白蓮もな」

扉がしまるまで少女の方を見送る。


今回の物語はここでは、終わらない。
もう少しだけ、続く。
100名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 09:47:06 ID:Xvt/t3fs0
起きたら丁度始まっただと……!?
支援
101無じる真√N−拠点バレンタインデー(4/5):2009/03/14(土) 09:48:20 ID:JtvG3z2s0
手料理を食べた日の午後から数日間で、少年は、少女が来訪した経緯を
知ることになる。

城にて、侍女から

「ふふ、北郷様のためだったんですね。え? 何をかって、それは料理の練習ですよ。少し前から急に私たちに
 料理を教えて欲しいと仰られまして、指に怪我をしながら練習していましたよ」

そう告げられ、少年は、最近少女の指に包帯が巻かれていることが多かったのを思い起こし、納得する。

そこで、ある文官にも話を聞いてみると

「そういえば、やけに無理をなさっていました。毎日、仕事を遅くまで休憩もなく行っていました。
 なんでも、どうしてもまとまった時間が欲しかったとかで」

という答えが返ってきた。

また、かつて、バレンタインについて教えた飯店の店主からは

「白蓮様に、御使い様から聞いた『ぱれんたいん』ってやつを教えたら随分興味深そうにしていましてね
 こう言っちゃあ、悪いのですが。年相応の女の子って感じでしたね。あっ、これは内緒で、頼みますよ」

と笑いながら告げられる。

他にも、当日、部屋のそばを通ったという兵は

「あれには、驚きましたよ。初めはどこかの女の子が北郷殿を訪ねてきたのかと思いましたよ。
 北郷殿の部屋の前で立っているときに纏っていた雰囲気が、普段と違いすぎましたからね。」

と、苦笑気味に語った。
102名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 09:50:37 ID:/TbPCEse0
紫苑もとい支援
103無じる真√N−拠点バレンタインデー(4/5):2009/03/14(土) 09:52:13 ID:JtvG3z2s0

そんな、情報から少年は一つの結論を導き出す。
「そうか、あの時、俺に手料理を振る舞ってくれたのはバレンタインを意識してだったんだな」

飯店で店主に聞いてバレンタイについて知って頬を染めながらバレンタインに想いをはせる少女。

チョコは無理だが、せめて、手料理を振る舞おうと、料理の腕を磨くために指にたくさんの傷を着けながらも
真剣な表情で取り組む少女。

そんな、料理の練習を行うために休憩の時間を切り詰め仕事漬けになって頑張る少女。

そして、当日、少年に料理を振る舞うため緊張しつつ心を込めて作っている少女。

そんな、数々の少女の姿を思い浮かべ、可愛いと思いつつ頬を赤くする少年。
恥ずかしさのせいか、思わず頬をかく。

頬をかきつつ、飯店の店主に教えていなかった、バレンタインに関わるもう一つの大きな日に
ついて計画を練り始める。

少年がそのような計画を立てているとは、少女は予想すらしていないだろう……
104名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 09:55:48 ID:1MwtZDCbO
支援
ここで、バレンタインデー編は終わりで次からホワイトデー編です。

まとめの方へ

バレンタインデー4/5で飯店の店主の台詞にある『白蓮様に』を消して頂けると
ありがたいです。
あと、2つめの4/5は5/5の間違いです。すみません
106名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 09:56:30 ID:BsblM9xBO
支援
107無じる真√N−拠点ホワイトデー(1/8):2009/03/14(土) 10:06:04 ID:JtvG3z2s0
少女が心を込めて作った、手料理を食べた日から丸々一ヶ月経った日。

少年は、朝から、城の廊下を歩いていた。
「さて、今日は絶対成功させないとな」
自らの頬を張って、気合いを入れる。
少年は、この日のために日々、貴重な空き時間を使い、準備を行ってきたのだから無理もない。
そんな気合いの入った少年はとある部屋の前に止まる。

コン、コン

「ん?誰だ?」
「あぁ、俺だけど。ちょっといいかな?」
「か、一刀!ちょ、ちょっとまっててくれ」
「わかった」
その後、部屋の中から聞こえる、騒々しい音に、少年は思わず苦笑を漏らす。

数分後、部屋の扉が開かれる。
「ど、どうしたんだ?今日は」
「あぁ、白蓮が今日は空いてるって聞いてさ。一緒に出かけたいと思ってさ。
 どうかな?行かない?」
「も、もちろん行くぞ。なんなら、今から行くか?」
「そうか、それじゃあ。そうしようか」
想像以上に、食いついてきた少女に顔を綻ばす少年。

「な、なんだよ。にやにやして」
「別に、ただ一緒に出かけるのが楽しみだなと思って」
少女は、少年にむくれながら尋ねるものの、思わぬ反撃をくらい赤面するという早変わりをした。
そんな、少女の手をとり語りかける。
「どうしたんだよ、ほら、行こうぜ」
「あ……お、おい」
少女は、手を握られ、動揺してしまう。
少年は、その隙を狙い引っ張っていく。
108名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 10:06:25 ID:loBekWDhO
実は寝てない、理由は……
雪蓮×
支援
109無じる真√N−拠点ホワイトデー(2/8):2009/03/14(土) 10:10:35 ID:JtvG3z2s0

「はぁ……まったく」
少年に引っ張られながらも、少女は少しでも、少年の体温を感じられるように、そっと手を握り返す。

「さて、まずどこから行くかな」
「なんだ、予定はなかったのか?」
街についた二人は言葉を交わす。
さすがに、恥ずかしかったのだろう、手はつないでいない。

「ん?なら俺に付き合ってくれるか?」
「私は、別に構わないぞ」
「それじゃあ、露店を見たいんだけどいいかな?」
「あぁ、いいぞ」

その後、露店の並ぶ通りを二人は気になる店を見ながら歩く。
「お、これ面白いな。どうな商品なんだろ?」
「それかい、それは……」
「そっか、ありがと。おっちゃん」
少年が、店主との話しを終え、振り返ると少女は、別の場所を見ていた。

「お、白蓮。何か欲しいものでもあったか?」
「え!?い、いや、ほら、楽団を見てたんだ。なんだか懐かしいと思ってさ。ところで
 そろそろ昼を食べにいかないか」
「ふ〜ん、ま、いいか。そうだな、食べに行くとしようか」
「あぁ、それじゃあ、店はどうするんだ?
「ちょっと、俺に当てがあるんだけど、どう?」
「構わないぞ。行こうか」

少年の先導で目的地へと向かう。
着いた先で少女が見たのは予想していなかった店だった。
「ほ、本当にここなのか?」
「そうだけど……どうした?」
110名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 10:11:08 ID:Xvt/t3fs0
突っ込もうと思ったら既に訂正が入ってた支援
111無じる真√N−拠点ホワイトデー(3/8):2009/03/14(土) 10:14:45 ID:JtvG3z2s0
「いや、ここって結構高いって話だぞ」
「あぁ、大丈夫。予約してあるし、俺持ちだから」
「い、いいのか?」
店と、少年を見比べ問いかける。

「あぁ、気にしなくていいから。さっさと入ろうぜ」
「あ、あぁ……」
「いらっしゃいませ」
「あぁ、予約入れておいた北郷なんだけど」
「北郷様ですね……確認いたしました。どうぞこちらへ」
店員の後に続き、案内された席へと付く。

メニューを見た少女は、驚愕の表情で少年を見る。
「な、なぁ、やっぱり私は自分の分出すって」
「いいから、俺に出させてくれよ」
「で、でも」
「たまには、見栄を張らせてくれよ」
「はぁ、それじゃあ、ここは出してもらうことにするよ」
「そう、それでいいんだよ」
少女は、少年の言葉に納得いか無い様子ではあるが、頷く。
互いに、食べたい料理を決め、店員へと頼んだ。

「しかし、すごい店だな」
「あぁ、ここは高級店の中でも人気のある店たからな」
「へぇ、よく知ってるな」
「まぁ、俺は何度も街に出てるからさ、いろんな人から話を聞くんだよ」
「お待たせいたしました」
店員が料理を運んできたところて、会話が止まる。

「それでは、失礼します」
「あぁ、ありがとう」
店員が立ち去ってから会話を再開した二人は、食事を終えるまで何気ない会話を続けた。
112名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 10:17:43 ID:BsblM9xBO
紫苑
113名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 10:17:58 ID:05LCgqv90
sien
114無じる真√N−拠点ホワイトデー(4/8):2009/03/14(土) 10:18:38 ID:JtvG3z2s0
店から出た二人は、再び街を歩く。
「いや〜、美味かったな」
「そうだな、だけど一刀、本当に大丈夫なのか?」
「ははは、大丈夫だよ。俺ってさ、金の使い道が無くて貯まる一方だったから。少し余裕あるから
 気にしないでくれよ」
「悪い、ちょっとしつこかったな」
「いやいや、気にして貰えるのは嬉しいって」
「そ、そうか?」
「もちろん、当たり前だろ。白蓮みたいな娘に心配されて嫌なことなんて無いよ」
「まったく……そうやって何人口説いたんだ?」
顔を赤く染めながら、からかうような口調で少年に突っ込みを入れる。
「いやいや、白蓮の中で俺はどんな人間なんだよ」
「自分の胸に聞いてみろ……まったく、私はどうしてこんな奴を……」
「ん?」
「い、いや、何でもない。それより、また店でも見て回ろう」
「まぁ、いいか。そうだな店を見るか」
そうして二人は再び、街を歩き出す。

しばらく、街を見て回り気がつくと、すっかり日は傾き、夕日へと変化している。
「そろそろ、城に戻るか?」
「あぁ、そうだな。今日はとても楽しかったぞ。ありがとう、一刀」
「そっか、そう言って貰えたなら。誘った甲斐があったよ」
そこで、浮かべた少年の笑顔に少女は思わず見惚れる。
そんな、少女と彼女の様子に気づかない少年といった微笑ましい二人は城へ向かって歩き続ける。

城門前に到着したとき少年が急に立ち止まる。
「ん?どうしたんだ、一刀」
「あのさ、俺ちょっと野暮用を思い出したから先に戻っててくれないか?」
「あぁ、わかった。それじゃあ、先に戻ってるぞ」
「悪いな、それじゃあ」
そう告げて、少年は再び街の雑踏へと溶け込んでいく。
115名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 10:19:40 ID:W1S51Tac0
しえーん
116名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 10:22:02 ID:05LCgqv90
支援
117無じる真√N−拠点ホワイトデー(5/8):2009/03/14(土) 10:22:39 ID:JtvG3z2s0
「まったく……何だったんだ今日は?」
少女は、一日を思い返し、不思議な日だったと改めて感じた。
「本当に……」
不思議だったが、穏やかな一日だったのもまた、確かだった。
もっとも、少女の心は穏やかどころか、乱れに乱れていたが。

その後は、特に何も無いまま時間が過ぎ、夜になった。
少女が、自室で寛いでいると。
コン、コン
「白蓮、いるか?」
控えめに扉を叩く音と自分を呼ぶ声が聞こえ、扉を開ける。
「どうしたんだ?」
「あのさ、少しいいかな?」
「あぁ、構わないぞ」
そう告げて、少年を招き入れる。

「で?どうしたんだ」
「実は、白蓮に渡したいものがあるんだ」
「え?」
「これなんだけど、受け取ってくれないか?」
そう言って、少年は少女に少し大きめの袋を手渡す。

「いったい、なんだ……これは、服?」
「あぁ、是非着て欲しいんだ」
「まったく……ちょっと部屋から出てくれ」
「あ、あれ?怒った?」
「馬鹿、部屋に居られると着替えられないだろ」
「そりゃ、そうか。悪い、それじゃあ出てるよ」
胸を躍らせながら少年は、一度廊下へ出る。
数分後、少女の着替えが終わり中へと再び入る。
「な、なぁ……この服って何だ?」
118名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 10:26:21 ID:BsblM9xBO
しえん
119無じる真√N−拠点ホワイトデー(6/8):2009/03/14(土) 10:27:18 ID:JtvG3z2s0
「ん?気に入らなかったかな?」
顔を真っ赤にした少女の問いに問いで返す。

「いや、気に入ってない訳じゃないんだが、ちょっと恥ずかしくてな」
「成る程……まぁ、見たことない服だろうからしょうがないか」
「これは、天の国の服なのか?」
「あぁ、それは俺が居た世界であった服に出来るだけ近いものを作ってもらったんだ」
「どんな、服なんだこれは?」
「それは、俺が着ている服の女性用だな」
言葉のとおり、少女が着ている服は少年の服と傾向が似ている。
その服は、少年が、かつて通っていたフランチェスカの女物の制服である。
「一刀が着ている服の女物?」
「あぁ、そうだよ」
「なんで、これを?」
「それは、男物の服は俺が着ているだろ?」
「そうだな」
「それで、女物を白蓮が着てるだろ」
「あぁ」
「そして、俺たちの格好は他人に真似できない。こういうのを、少し異なるけど俺の世界で
 ペアルックっていうんだよ」
「ぺあるっく?」
「あぁ、お揃いの服を着ることをいうんだ」
「成る程、確かにお揃いだな」
「あぁ、主にやってるのは、恋人同士なんだよ」
「こ、こいびっ恋人!?」
「はは……照れた姿も可愛いな」
「!!??」
少年の言葉に少女の顔は徐々に林檎が熟れていくかのように赤く染まっていく
「あと、もう一つ。渡すものがあるんだ」
「え?」
「これだよ……」
「これって……絡繰り?」
120無じる真√N−拠点ホワイトデー(7/8):2009/03/14(土) 10:32:22 ID:JtvG3z2s0
少年が手渡したのは、手のひらに収まるほどの寸法の箱形の絡繰りだった。
箱には、とってのようなものが付いており、その部分をつかんで回すことが出来るようになっている。
「ほら、白蓮さ、今日楽団を見てたろ?」
「あぁ、見てたけど?」
「それで、前に公演に行ったときに、もう一度聞きに行きたいって言ってたろ」
「あぁ、言ってたけど、よく覚えてたな」
「まぁな、ただ最近は忙しさが増してきてるし、楽団もあまり移動ができないから。こっちと時間があわなくて行けないだろ」
「そうだな……」
「だから、前々から、せめてこれを渡そうって決めてたんだ」
「そう……か」
「ふふ……ほら、動かしてみてくれよ」
「ここを巻けばいいんだよな」
「あぁ、巻き終わったら、机に置いて大丈夫だから」
「わかった」
少年の説明を受け、取っ手をねじのように巻く少女。
巻き終わり、机に置くと絡繰りが動き出す。
「あっ!?」
「どう?」
「きょ、曲が流れてくる」
「あぁ、これは一曲だけどいつでも音楽が聞くことができる絡繰りなんだよ」
「そんなものがあったのか」
「ふふ……どう?気に入った?」
「あぁ、気に入ったよ。ところで、この曲は?」
「ふたの裏に刻まれてるよ」
確認すると、少年の言うとおり、ふたの裏に『志在千里』と刻まれていた。
「『志在千里』か……いい曲だな」
「そうだな……」
どちらともなく互いの距離をつめる二人。

そして……触れるか触れないかの距離まで近づいたとき少女が口を開く。
「なぁ、一刀」
「ん?」
121名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 10:34:21 ID:BsblM9xBO
しぇん
122名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 10:36:56 ID:05LCgqv90
sien
123名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 10:37:14 ID:x4Xfafkr0
支援
124無じる真√N−拠点ホワイトデー(8/8):2009/03/14(土) 10:37:20 ID:JtvG3z2s0

「何で、今日はこんなに尽くしてくれたんだ?」
「バレンタインデーのお返しだよ」
「え?」
「白蓮が俺のために頑張ってくれたのを知ってさ」
「え?え?」
「それで……な。あと、俺のいた世界にはバレンタインデーと対をなす日があってな。
 ホワイトデーっていうんだけど、その日は、バレンタインデーのお返しをする日なんだ」
「そんな日があったのか、なるほどな。だけど、やり過ぎじゃないか?」

「いや、白蓮の手料理に比べたらこれでも釣り合わないよ」
少年は、そう言って、笑いかける。
「何言ってんだ、まったく……」
少女は、そう言いつつもまんざらでもない様子で少年に笑い返す。

そして……

同じ服を着て、同じ曲を聴きつつ、二人はどちらからともなく寄り添い合う。

この、ささやかで貴重な二人の時間を全身で噛みしめるために。二人は示し合わせたかのように目を閉じる。

少女は、少年の肩に頭を乗せ、もたれかかる。

少年は、少女の肩を抱き寄せ、支え続ける。

こんな、二人の関係がいつまでも続くことを祈りつつ、今回の物語の幕はここで閉じる――――――

しかし、二人の物語はまだ終わりを迎えることは無いだろう――――――

二人が願い続ける限り、その物語は紡がれ続けるのだから――――――
以上となります。
支援&付き合って頂いた方々、どうもありがとうございました。

あちこちにあらがあったと思います。すみませんでした。
126名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 10:43:18 ID:x4Xfafkr0
>>125
GJ

途中で邪魔してごめん・・
甘ずっぱい感じがなんともいいね!
127名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 10:46:31 ID:JtvG3z2s0
>>126
よくあることですし、タイミングの問題もあったので気にしないでください。
128名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 10:49:13 ID:BsblM9xBO
>>125
乙です。
こういうのって、なんか、きますね。
129名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 10:53:44 ID:La3DYSV70
>>84
蒲公英・月がいませんね。
あと璃々にすら送っていて、美以達には送らないのでしょうか?
三教一致の最新話では仲間になってたからこの場にもいると思ったのですが。

>>125
桃香乙
ただの我がままですが、これだけの量を連桃するのはどうかなと。
桃香の邪魔をしてはいけないから、一時間近く他の作品への感想レスが書けなかったよ。
130名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 10:56:59 ID:JtvG3z2s0
>>129
すいません。今後はもう少し考えて投下します。
131名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 11:03:24 ID:W1S51Tac0
>>129
8レス分って、そんなに大量かね?
132名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 11:05:25 ID:05LCgqv90
ま、世の中には1時間感想書けないとつい書き込んでしまう人もいるってことだろうな・・・
133名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 11:06:43 ID:/TbPCEse0
8+5で13レスだけどまあ、タイミングが被ってしまったのが不運だったってだけだわな
134名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 11:18:46 ID:daJA4Utg0
指摘した本人もただの我が儘なのは自覚して言ってることだし、
133のいうとおり不運だったというところで
135名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 11:28:03 ID:05LCgqv90
そういえば、アニメ版の何進を原作に放りこんだりした作品あるのかなぁ・・・禁句?
136名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 11:46:20 ID:6D5s6SZY0
支援ついでに感想書いちゃいかんのか?
137名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 12:06:51 ID:6ooNmcM4O
いいんじゃね?作者は喜ぶと思う。だいたいここGJとか乙しかないし
138名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 12:17:06 ID:4aad/nm20
週末はどうしても投下増えるしな。
感想はがんがん書いていいんじゃないかな。投下の邪魔になるほど長文書く人もいないだろ。
139名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 12:17:22 ID:bR48+jyg0
>>135
放り込んでもあの人死んでくれなきゃ話が動かないからあんまり意味が無い気がする。
三国志的に本番は反董卓からだし。
140名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 12:17:31 ID:4gXKbf9F0
ただのわがままなら書き込まなければ良いのに
141名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 12:53:53 ID:GuqtfIf40
>>125
白蓮フラグががっちり立てられましたな
無じる真乙。
しかし、お邪魔蟲が何時入るのだろうと思った俺は随分汚れているらしい
142名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 14:02:33 ID:+1OD+6ng0
創作発表板関係のアップローダーに、ここの作者の今後の投下予定作品と見られるものが数本置いてあったw(勿論パスかかってたが
該当の作者さんは自分のことだって分かると思うけど、先が用意してあることで俺のワクテカが絶好調になってるぜ。
143名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 14:10:00 ID:+1OD+6ng0
>>125
白蓮かわいいよ白蓮。
ちんこさんはちんこだけでなく、こういうやり取りも十分すぎるくらい似合うから困る。
144名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 14:25:28 ID:SkGxZtYh0
さて今日は北郷帝がくるのかな?
全裸待機だ
145名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 14:42:35 ID:La3DYSV70
>>144
北郷帝は15日って言ってなかったか?
146名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 16:29:13 ID:k3gvbtDo0
北郷帝は5日・15日・25日の5の付く日っていってたはず。
後、遅れたら次の日にずれ込む可能性も有るとの作者様の談。
まぁ、予定通りなら明日だね。

今日は他にもホワイトデーのネタが桃香されるのでしょうか?
147名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 18:43:35 ID:loBekWDhO
>129

名前無い方は全員成長前だからサイズ合わない組です。

22時再出没桃香様予定
148名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 18:57:44 ID:loBekWDhO
念のため補足
三教一致の拠点イベントは三教一致の本編と時間軸は一致していない時が多々有ります。
例えるなら元の本編。
無印・真、恋姫†無双の拠点イベントで最後の拠点で初めてそのキャラに選択をするとたまに時間軸的におかしいのと一緒と思ってください。
ですので、脱線話は三教一致では必ず拠点イベントの文字を入れるよう心掛けます。
今後も馬鹿猫に熱いご支援よろしくお願いします。m(_ _)m
149名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 22:01:13 ID:+NNWn22y0
wktk
150名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 22:07:14 ID:loBekWDhO
「にゃー(何も無いとこから一日弱で書いたから自信ないよ、5本桃香です)」
151三教一致 ホワイトデー呉イベント 1-5:2009/03/14(土) 22:10:34 ID:loBekWDhO
夜もかなり遅く。
「孫策様ご帰還!」
その一報が入って間髪入れずに。
「孫策様から緊急召集です!」
緊急召集との事でやや緊張した面持ちで伝言を伝える兵士。
「あい分かった、直ぐに行く。下がってよろしい」

会議室に周瑜が入る、甘寧・周泰・呂蒙が既に待機していた。
「雪蓮。今まで何処に……は、愚問だな。大方、北郷の所に行ってたのだろう」
「正解♪」
上機嫌の孫策。
「ならば新たな疑問が生じるな?あなたなら一月前同様に一泊してくるのではないのか?滅多に会えないからとかこじつけてな」
「それは…」
「お姉様!緊急召集とは敵襲ですか!」
孫権が声を荒げながら入って来た。
「蓮華。敵襲じゃあないから落ち着きなさい」
「では何故緊急召集等を?」
「おや?敵襲でわないのですか?」
黄蓋が入って来た。
立て続けに陸遜が入って。
「緊急召集らしいですが、何ですか〜」
のほほんとした陸遜のおかげで場が和んでしまった。
最後に小蓮が入室する。
「雪蓮姉様、来たよー」
深夜の緊急召集にも関わらず全く緊張したものではなかった。
「皆、揃ったわね。先月のバレンタインデーに関連して、今日は男性からのお返しが有るホワイトデーって話は皆に話したわよね」
各々、返答をする。
152名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 22:11:35 ID:LKtKrgDmO
待ってました支援!
153三教一致 ホワイトデー呉イベント 2-5:2009/03/14(土) 22:13:24 ID:loBekWDhO
「で、これが一刀からのお返し〜」
箱と袋を見せる。
そして、先ずは箱を開ける。
「天の世界の食べ物で、呼び名はクッキーって言うの」
出てる皿に並べだす。
「へー、くっきぃですか雪蓮様」
「クッキーよ、亞莎」
「くっきー、こうですか?」
「まあ、そんなとこね」
「一刀様は凄いのですね、胡麻団子の時もなんだかんだで器用に作ってました」
皆の動きが一瞬止まる。
「亞莎。それはいつ?」
「前回の呉蜀定期報告会ですが?」
何やら色々と思い出したのだろう、顔を真っ赤にして照れる。
更に深く色々と思い出し慌て顔を隠す。
「亞莎ったら、ずるいー」
声に出して怒る小蓮。
むしろ怖かったのは声を出さなかった残り二人の姉達だった。
「(一刀ったら前回はたしか…)」
メラメラメラ…
孫権は何やら燃え上がっている。
孫策は笑っている、一見冷静だが……手に持っていた貴重なクッキー一枚を割っていた。
そして箱の中身の貴重なクッキーは、そのほとんどが割れていなかった。
もとよりクッキーというにはやや固めだったのと。
贅沢にクッキー一枚一枚を布で巻いていたのだ。
きっちり三枚づつ配られる。
取り出す時に割れてた一枚と自分で割った計二枚が雪蓮の所に行く。
まずは一枚、皆がその場で食べる。
154名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 22:14:05 ID:4aad/nm20
支援なりよー。
155名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 22:15:41 ID:LKtKrgDmO
( ゜∀゜)o彡゜支援!支援!
156名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 22:15:55 ID:85DFco0mO
しえん
157三教一致 ホワイトデー呉イベント 3-5:2009/03/14(土) 22:16:41 ID:loBekWDhO
孫策を抜かし、初めて味わう食感と甘味の味付けに皆、感動している。
残りは各々自室で食べるのか?手をつけない。
ので、次に袋を取り出すと。
「冥琳」
「うぬ」
袋を差し出すと、受け取る周瑜。
そのまま次々に、全員の名前を上げて全員に渡す。
袋から中身を取り出すと指輪が出てくる。
「これは、お姉様が指にはめている指輪と同じですね」
「あれ〜皆同じ。一刀にしては珍しく気が利かない〜」
「指輪の裏を見てみなさい」
指輪を覗きこむ皆。
「この見た事も無い記号は何でしょうか?」
「それはローマ字って言うの」
「ろうま……羅馬の事か雪蓮」
「大秦とも言いますね〜」
「そう、そのローマの文字で私達の名前を彫ったの」
「これが羅馬の文字なのか」
ここでも未知の知識に興味を示す軍師達。
「で、ローマの文字で名前を書くと凄く長くなるから頭の字だけ取るのと、名・姓の順に並べるのが向こう風習なの。でも真名は外せないから名と姓の間に入れた、簡単に言うとこう。詳しくは一刀に聞きなさい」
各々意味は解らないがローマ字での自分の名前を確かめる。
「後、ローマ字の部分は一刀自らその人のことを思って彫ったらしいから、見た目が同じのが有っても一つ一つがその人専用らしいわよ」
158三教一致 ホワイトデー呉イベント 4-5:2009/03/14(土) 22:18:56 ID:loBekWDhO
一刀が彫ったと分かり、更によく見る。
「指輪は薬指にはめるのよ」
右手の甲を顔の位置に運び、手本を示す。
手からはみ出た、良からぬ顔をしている孫策に気付く周瑜。
皆が手本に習い、指輪をはめようとしてた時。
「で、どの様な意味が有るのだ。雪蓮?」
「あら意味なんて有ったかしら冥琳」
「こっちのではありませんぞ、天の風習を訪ねておりまする。策殿」
「うっ、祭まで」
「我ら二人。何年、策殿と一緒に居ると思っておりまする」
「いいもん、別に隠す事じゃないし。…貰った指輪を薬指にはめるのは、くれた相手との婚約指輪になるだけよ」
「ほう」
「ほほう」
「「なっ!(////)」」
「…」
「「へ〜」」
「…(////)」
多種多様な反応が起こる。
「成る程、些かも問題無いな。いずれ孫呉に天の血を組み入れる予定なのだから」
事務的な言い方だが顔は僅に綻びながら指輪をはめる周瑜。
「そうじゃのう、問題は無いか」
と、続いて指輪をはめる黄蓋。
「あら〜、仕方ありませんね〜」
指輪をはめる陸遜。
真っ赤に照れながら次々と孫権・周泰・呂蒙が指輪をはめた。
「…ふん、くだらない…」
と、呟きながら指輪はしっかりと懐にしまう。
それを見逃さない全員。
反応は蜀のツン軍師コンビと同じである。
後日、指輪がはめらてるのは言うまでもない。
159名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 22:21:55 ID:LKtKrgDmO
支援支援
160三教一致 ホワイトデー呉イベント 5-5:2009/03/14(土) 22:22:58 ID:loBekWDhO
「あ――――――!」
一斉に皆、小蓮を見る。
「どうしたのシャオ!」
「指輪がはまらない」
小さい薬指にぶかぶかの指輪。
ここでも抗議の上下運動が見られた。
「シャオ。ほら小さい鎖が有るでしょう、それを指輪に通して首からさげるの」
「嫌だ〜、シャオは一刀のお嫁さんだから今はめたいの〜」
駄々をこねだす小蓮。
「シャオ様。今、指輪の大きさが合ってしまいますと。これから先、成長後の大事な時に指輪が指に入らなくなってしまいます」
まるで母親の様に諭す周瑜。
「それに、黄忠が言っていたけど。首輪だと思えば、お嫁さんよりある意味重要よ」
「お姉!…さ……ま」
想像したのか真っ赤になって黙ってしまった孫権。
「それなら一刀の方がお似合いよ。雪蓮姉様」
「それもそうね、フフッ」
こっちも別の想像をしだす。
「(一刀に首輪で……ハッ!)シャオ!、お姉様!」
笑い声が木霊する。
「(やっぱり今日中に帰って来て正解だったね)」
孫呉のホワイトデーはこうして幕を閉じたのだった。
161名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 22:29:06 ID:loBekWDhO
「どうしたのです一刀十三号?」
「にゃー(悪い寝る、支援ありがとうございました。後、お目汚し失礼しました)」
「おぉ!私のエロエロを書いてるのですね〜」
「…………(相手する余裕無し)」
「ええい、さっさと寝てしまい〜。それではまた〜」
162名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 22:33:59 ID:85DFco0mO
163名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 22:37:52 ID:85DFco0mO
一刀十三号さん、乙です。 PCが巻き添えアク禁でなれない携帯からの支援でしたが、次回も楽しみにしています。 162はミスってしまいました
164名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 22:46:20 ID:0N08A8ie0
乙です。
十三号さんよい夢を。
165メーテル ◆999HUU8SEE :2009/03/14(土) 22:48:40 ID:N0oSJZRR0
わたしの名はメーテル……季節イベントに合わせて投下する女。
11時から15レス分投下するわよ、鉄郎……。
166名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 22:54:50 ID:LKtKrgDmO
>>161
乙でしたー。ゆっくり休んでください

こっちもアク禁・・・早く解除されてくれー
167名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 22:57:13 ID:nAwmlhQgO
>>165
メーテルキタ━━━(゜∀゜)━━━!!



支援スタイルにハイリマス
168名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 22:59:37 ID:+NNWn22y0
十三号氏ノリノリでうれしうらやましいですよ
ネタがうかばない…

メーテル期待
「という訳で、兵站に関する懸念は、ほぼ払拭されたと言っていいと思うわ」
「はー、流石は董卓軍随一の軍師ですねー」
「むむむ、悔しいですがその通りなのです」

 フクロウの鳴き声だけがあたりに響く、そんな夜。
 蝋燭の頼りない光の下、卓を囲んで顔を付き合わせているのは、三人の年若い娘。
 彼女たちはそれぞれ賈駆、張勲、陳宮。現在の袁術陣営……いや、袁仲の屋台骨である。

「ねねに頼んでた徴兵と士気の両立についての計画は?」
「現在ことを実行に移している最中なのです。お気楽極楽三人娘達がその気になっているので、
何とかなるのではないかと」
「んんー、何とも頼りない回答ですねー」
「仕方ないのです。徴兵にあいつらを使おうって言い出したのはあの破廉恥んこ男なのですか
ら。実際どれだけの効果が望めるかは、蓋を開けてみないとねねにもさっぱり分からないので
す」

「じゃあ、残る議題は……兵の練度の方は?」
「そっちは文醜ちゃんと華雄さんに任せてありますよー」
「まあ、あれであの二人、兵士達には人気がありますからね。適材かと」
「むらっ気がある上飽きっぽいお二人なので、交互にやってもらってますけどねぇ」
170名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:02:54 ID:nAwmlhQgO
支援
 彼女たちが話すのは、一つ一つが国の大事。
 どれもこれも、蔑ろにしては国が傾ぐ、そんな重要な案件ばかりだ。
 そんな場に張勲は兎も角、賈駆や陳宮といった、袁術に仕えて浅い降陣の将を加えるなど、
他の勢力――例えば孫策等であれば、あり得ないことである。
 常識で考えてあり得ない。だが、その柔軟な姿勢こそが二袁のうち、紹が滅び、術が生き残
った最大の所以かもしれなかった。

「そう、じゃあ、次はいよいよ最後の議題ね」
「そうですねー。我々にとって最も重要な議題……」
「はい!『今日のご主人さま報告会』なのです!」

 そして、ご主人さま大好きっ子が集ったのも、あるいはその理由かもしれない。


「勿論みんな分かってると思うけど、今日はあの低俗天のちんこ遣いによれば、一ヶ月前に行
われた伴連太陰日のお返しを受け取る日、つまり白日ね。本日はその点を踏まえ、何を貰った
のかを重点的に報告するように」
 詠がそう口にすると、即座にしゅたっと音々が手を挙げた。

「はいはい! はいなのです! 今日の最初はねねなのです!」
「ねねちゃんったら、今日は随分とはりきってますねぇ」
「そうなのです。今日のねねはいつもとは違うのですよ! おまえら耳をかっぽじってよく聞
くのです」
「はいはい、聞いてあげるからそんなに喚かないでよ」

 そうして、ねねの言葉を皮切りに、乙女達の秘密の時間は始まった。
172名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:05:48 ID:LKtKrgDmO
支ー援
173名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:06:58 ID:nAwmlhQgO
ニヤニヤ支援
◇音々音の場合◇

 昼。
 音々音が山積みになった竹簡に埋もれるようにして仕事をしていると、部屋に恋が訪れた。
「ねね、一緒にごはん食べる」
 いつも通りの食事の誘いだ。
「あっ! 恋殿! もうそんな時間なのでありますか、それではこれに目を通したらすぐにご
一緒するのです」
 音々音の言葉に恋はコクンと頷くと
「待ってる」
 と言って、部屋の隅に置いてあった椅子に座った。
 すると、その後ろをぞろぞろと犬たちが連なり……

 ◇◇◇

「っと、止め! 止めよ止め!」
 ご満悦といった様子で夢見るように音々音がつらつら語っていると、横から詠の制止が飛ん
だ。
「えぇ〜。ここからが良いところなのですよ」
「要点だけにしなさい。今日あったこと全部話してたらあんたの話だけで朝になっちゃうでし
ょ!」
「えー」
 音々音が見ると、七乃も同じようにこくこくと頷いている。
「仕方ありません……」
 それで諦めたのか、音々音はしぶしぶといった様子でそう呟くと報告を再開した。
175名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:09:49 ID:0N08A8ie0
支援支援
176名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:09:57 ID:nAwmlhQgO
シッエーン
 ◇◇◇

 市の賑わい具合からは、様々なことが分かる。
 商人が並べている商品からは大陸中の様々な状態が、人の密集度や過密の有無では治安状態
や区画ごとの開発計画の効果、活発な商取引からは民の職の安定性、そして表情からは今の生
活に対する満足や不満が見て取れる。
 音々音の目から見て、今の市の様子は十分に合格点を出せるものだった。

「はふっ、はふっ、もほもほ……ごくんっ。元々ここは大きな街でしたし、当然と言えば当然
なのですが」
 現在南陽から拠点を移した美羽達が根拠地としているこの地は、南北交通の要衝として名高
い場所である。
 それだけに、元々商業活動が活発なのは当然と言える。よって、音々音や詠がインフラを整
備したことがどれだけ現在の活況に結びついているかはぱっと見分かりづらい。

 だが、やり甲斐はある。

「悔しいですが、やはり袁家の影響力と資金力、そしてその運用に関する蓄積は、軍師が力を
振るうには理想的な環境なのです」
 董卓軍にいた頃とは違う、やりたいことがやれる環境。それが今目の前にある現実と結びつ
いているのが実感として分かるのだ。
 存分に自分の力を生かし切れる環境など、美羽の下を除けば曹操の下しか無いだろう。

「はむ、はむはむ……」
 一方、食べながらも思考を止めないねねとは対照的に、その横で座る恋は無心に口を動かし
ていた。
178名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:12:33 ID:0N08A8ie0
支援 
「ああ、恋殿、肉汁でお顔が汚れているのです」
 音々音は懐から手巾を取り出すと、それで肉まんを食べ続ける恋の柔らかい頬を拭いた。
 音々音達がいるのは、市に立っている一軒の屋台だ。
 拉麺屋であるはずなのだが、どういう訳が肉まんが絶品で、拉麺の方は鳴かず飛ばずという
本末転倒な店である。
 数日前に見つけて以来、相当気に入ったのか、恋は昼になると音々音と一緒に毎日この店に
足を運んでいる。

 と、突然、恋の動きが止まった。
 音々音に頬を拭かれても止まらなかった、肉まんを食べる手が止まったのである。

「恋殿? どうなされたのですか?」
 音々音が皿に視線を移すと、最初に大皿で山盛りに出てきたはずの肉まんが、残り一つとな
っていた。
 山盛りの肉まんが明らかに空間許容量を超えていそうな恋の胃袋に消えたこと自体は別段不
可思議でも何でもない。むしろ、この程度の量で、恋の手が止まることの方が異常と言えた。
 いや、恋が食を止めるなど、正しく異常事態だ。
 
 毒、暗殺、敵、孫策。そんな単語が頭を一瞬よぎり、音々音の顔がさっと青ざめる。
「まさか恋殿、毒が仕込まれていたですか!?」
 そう言った音々音の言葉にも、恋はぴくりとも反応しない。
「恋殿〜〜っ!」
 恋の様子を確かめるべく音々音が腕を掴んでぐいぐいと動かそうとするが、それでも恋は反
応を返さない。
「そうなのですね恋殿!? こ、このようなところで天は、天はなんという……え、ええええ
え衛生兵ーーっ!!」
 半泣き状態で音々音が叫ぶ。
 その大声に驚いたのか、道行く人の目が一斉に音々音達の方へと向けられた。
180名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:14:48 ID:0N08A8ie0
支援
181名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:15:12 ID:LKtKrgDmO
しぇんしぇん
182名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:15:25 ID:nAwmlhQgO
紫苑
 と、そこで恋の体が突然動いた。
 止まっていた手を動かし、むんずと白い物体――肉まんだ――を掴むと、それを涙を溜め
て腕に縋り付いている音々音に差し出したのだ。
「……恋、殿?」
「あげる、肉まん」
 そう言うと、恋はねねの薄い胸に、ずずいと手にした肉まんを押しつけた。
「恋殿……これは一体……」
 訳が分からずそれを受け取った音々音は恋に尋ねた。
 すると、恋が答えて言った。
「一刀に聞いた。今日、白日。伴連太陰で食べ物貰った人、お返しする日。だから恋、ねねに
肉まんあげる」
 そう、恋が固まったのは別に毒のせいとか、そんなことではなかった。
 単に内なる葛藤と戦っていただけだったのだ。

「れ、恋殿〜〜〜〜〜〜っ!!」
 そう叫ぶと、音々音は辛抱堪らずといった様子で恋に抱きついたのだった。

 ◇◇◇

「という訳で! ねねは恋殿から肉まんを貰ったのです!」
 正に勝利宣言。音々音は拳を天に突き上げて、高らかにそう叫んだ。
「へー、あの恋さんが肉まんを……」
 七乃がそのように口にすると、待ってましたと音々音が反り返る。
「そうなのです。しかも最後の一つを、ねねにくださったのです」
 えへんっ、と音々音。
 七乃はそれに「凄いですねー」とか言いつつ、いい加減な拍手を送った。

 だが、ここにはそういった喜びに水を差す、空気を読めない人間が一人いた。
184名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:18:20 ID:0N08A8ie0
支   援
「ふん、何よ。そんなんじゃボクには勝てないわよ」
 と、傲岸不遜に言い放ったのは賈駆文和。
「なっ!? そんなって言ったですね!? ねねと恋殿の記念すべき思い出となるはずの出来事
を、そんなって!?」
「ふふん。じゃあ次はボクの番ね」
 言うと、詠は自信ありげににやりと笑った。

◇詠の場合◇

 午後。
 詠は机に齧り付くようにして、怒濤の速度で竹簡の決裁を行っていた。
 その様は正に鬼神。
 そう、武人にとってはいくさ場だけが戦場だが、軍師にとっては机の上もまた、戦場なので
ある。
「これとこれと、あとこれも。こっちのは……ああもぅ、後回しっ!」
 恐るべき速度で竹簡の山が次々と処理されていく。
 だが、それが潰えることはない。山が無くなる頃になると、文官が新たな竹簡の山を運んで
くるからである。
 いや、正しくは詠の方が竹簡を運んでくるペースに合わせて決済をしているのだが、
兎も角凄い処理速度である。

 みるみるうちに山となっていたものが丘となり、平地となった。
 天下無双の働きである。
 と、そこでガラッという引き戸を開ける音が響く。
「机の上に置いておいて頂戴!」
 竹簡の減り具合から見て、文官が新しい竹簡を持ってきたのだろう。そう思って詠は、入っ
て来たものの顔など見ずに、竹簡に目を落としたままで言った。
186名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:21:53 ID:0N08A8ie0
支援
 だが、
「詠ちゃん、お疲れ様。そろそろ休憩の時間だよ」
 その声を聞いて、詠の顔ががばりと起き上がった。

「ゆ、月!? ご、ごめん。もうそんな時間だった!? ボクとしたことが、月になんてことを
……」
「ううん、それだけ集中してたってことだもん。すごいね、詠ちゃん」
 部屋に入ってきたのはメイド服を着込んだ可愛らしい少女、月であった。
「ぜ、全然そんなことないよ……」
 詠は片方の手を頭の後ろにやって、頬を赤らめてえへへと笑った。
 彼女達は今、故あって自分達を追い詰めた反董卓連合の一翼を担っていた袁術の元に身を寄
せている。
 だが、それでも詠の中では、真に仕える主人は月ただ一人なのは変わり無い。いつだって詠
の一番は月なのだ。

「ね、詠ちゃん、そろそろ休憩の時間だよ。お仕事も良いけど、ずっと働き通しじゃ体を壊し
ちゃうよ。だから、お茶にしよ」
 ニコニコとした顔で月にそう言われると詠も弱い。本当は今すぐ片づけてしまいたい案件が
二つほどあるのだが、それでも詠はこう答えた。
「うーん、そうね。そろそろ休憩にしようと思ってたところだから、月の言葉に甘えさせて貰
おうかな」
188名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:23:13 ID:0N08A8ie0
支援
 月がテキパキと用意したお茶に口を付けながら、詠はふぅと息を吐いた。
「どうかな、詠ちゃん」
「うん、凄く美味しいよ。月の煎れてくれるお茶は最高だね」
 主人であるはずの月に用意されたお茶を飲むというのも変な話だと思うのだが、これは月自
身が望んだことでもあるのだからと自分を納得させて詠が言う。
 美羽の下に降ってから、月は美羽の付き人のような仕事をさせられている。月自身が進んで
やっているのだから『させられている』というのもおかしいのだが、詠の中ではそういうこと
になっているのだ。
「ゆえー。ボクが頑張って仕事して、絶対に月がそんな小間使いみたいな仕事しなくてすむよ
うにしてあげるから、もう少しだけ辛抱して!」
「もう、詠ちゃんったら。私は今のお仕事、好きだよ。美羽ちゃんも可愛いし、他の方もみん
な優しくしてくれるし」
「ゆーえー。月は優しすぎるよぅ」
 なんていう会話が、最近よく交わされるお決まりの茶飲み話だ。
 ただ、今日はそれにおまけがあった。

「あ、そうだ。詠ちゃんに渡すものがあったんだ」
 と、月が席を立った。そうして片付けた茶器の傍らにあった、手のひらにのるくらいの包み
を持ってきた。
 そして、再び席に付くと、月はそれを詠に差し出した。
「はい、詠ちゃん」
「月、これは……」
「聞いたよ、一刀さんから。今日は伴連太陰日にお菓子を貰った人が、そのお返しをあげる日
だって」
「月……」
「だからね、はい。一刀さんから教えてもらって作った、天の国のお菓子だよ」
 手渡された布包み。
 中に何かが入っているそれを、恐る恐る詠が開くと、そこからは板状の焼き菓子が出てきた。
190名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:27:15 ID:0N08A8ie0
支援・・・・
「くっきーって言うんだって。初めて作ったものだから、お口に合うか分からないけど……」
 詠の手のひらに乗っているくらいのそれは、そんなに量があるわけではない。見た目も地味
だ。
 だが、それには月の気持ちが籠もっているように思えた。
「あ、ありがとう……ごめんね、こんなに気を遣わせちゃって」
「ううん。いつも詠ちゃんにはお世話になってるもん。このくらいどうってことないよ」
 そう笑って、月は詠にクッキーを渡したその手を引こうとした。

 と、そこで、詠がその手を取った。
「どうせだもの、月も一緒に食べよ!」
「え、でもこれは詠ちゃんの為に……」
「違うよ、月。ボクはもらったこれを、月と一緒に食べたいの。それともボクと一緒に食べる
のは嫌?」
「詠ちゃん……。ううん、そんなことないよ、それじゃあ、一緒に食べよ」

 そうして、二人は仲良く一緒にクッキーを食べたのだった。

 ◇◇◇

「ということで! ボクは月と一緒に、月の手作りお菓子を食べたという訳よ」
「ぐ、ぐぬぬぬぬぬ……確かにそれは、点数が高いのです……」
「実に月ちゃんらしいですねぇ」
 七乃はそう言うと、卓の上に置かれたお茶を手にとって口を付けた。
 三人の前に一つずつ置かれている湯飲みは、詠が喋っている間に七乃が用意したものだ。
「甘くて、柔らかくて、繊細で、まるで月みたいなお菓子だったんだから!」
 一気に喋って喉が渇いた詠も、七乃に倣って湯飲みに口を付けた。
「あ、月の煎れてくれたお茶程じゃないけど、これも美味しいお茶ね」
「どれどれ、ねねも頂いてみるのです」
 二人が口にしたお茶は確かに美味。
 芳醇にして滑らかで薫り高い。それでいて味は渋みが少なく後味も爽やかだ。付け加えるな
ら、ちょっと口当たりが甘い気がする。
192名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:29:39 ID:LKtKrgDmO
シェーン
193名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:30:29 ID:0N08A8ie0
支援
「はい。蜂蜜を少々入れてみました」
「へぇ、あんたが美羽以外に蜂蜜を飲ませるの、初めて見るわ」
「ねねもなのです」
「今日は特別ですよー。それじゃあ、次は私の番ですねぇ」


◇七乃の場合◇

「やっ、らぁ! らめぇ、ららろ、それ以上ひたら……ひうっ! ひううっ! れ、れるぅ、れ
るぅぅぅぅ!」
 体を弓なりに反らした美羽が叫ぶと、その下半身から生えたものから、白い飛沫が勢いよく
飛び散り、綺麗な七乃の顔をびちゃびちゃと汚した。
「あらら、美羽さまー、大丈夫ですかぁ?」
「ぁ……、ぁ……」
 美羽は答えられず、体をビクビクと痙攣させるのみ。その痙攣にあわせて、そこにあるもの
からはぴゅっぴゅっと白い汁がはき出されている。

「やーん。お嬢さまの剥きたておち●ちん、ピンク色でとっても可愛いですよぅ」

 そう、美羽の股間から起立しているのは、まぎれもなく男性器であった。
 無論、美羽が実は男の子であったとか、そういうオチではない。
 それは七乃が収集した、不思議な薬草や仙木の生えている森で採取された蜂蜜の効能によっ
て生えたものである。

「気持ちよすぎて声も出ませんかぁ?」
「ひぅ……」
「それじゃ、次いきますよー。ちゅ、ちゅぱ……ちゅっ」
「ま、また七乃に、妾のおち●ちん、食べられちゃってるのじゃぁ……」
「どうですか美羽さまぁ、おひ●ひん、このあたり……ちゅぱっ、気持ちいいれふかぁ?」
「ひ、ひいぅぅ!? 口に入れたまま、喋ると、ん、んんぅっ! かんじしゅぎりゅぅ!」
「おひょうはまの、かはふて……美味しいですよぅ」
195名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:35:12 ID:0N08A8ie0
支援・・・・!!
 二人がいるのは、城に設置された浴場である。
 時間は夜、二人で入るには明らかに広すぎるその場所に、二人は裸でいた。
 浴槽近くで仰向けになっている美羽の股間に、七乃が顔を近づけて、その唇で可愛らしいそ
れを嬲っているのだ。
 美羽の方といえば、先ほどからあまりの快楽に腰が蕩けきって、動くことすらままならない
様子。
 浴場で欲情とは、なんとも因果なものである。

「はぅっ! ひもひいぃ、ららろろ、ひう、じぇんぶ、気持ち……ひぃゃぁ!」
「ちゅぷ、ちゅっ、んちゅ、んん」
「ら、ららのっ! 出たばかりりゃのに、また、またでりゅ、でりゅううぅっ!」

 そう叫んだ美羽が突き上げるように細かく腰を震わせると、七乃の中かで苦いものが爆発した。
 喉の奥にびゅくんびゅくんと叩き付けられる塊を受け止めながら、七乃は舌で、美羽の竿を
なめ回す。

「や、あぁぁぁ ぁひぁ、あぁひゃ、ひぐっ、ひうぅぅっ! しゅご、しゅごしゅぎりゅうぅ
っ! らめぇっ、妾の、じぇんぶ、れちゃうぅっ! ひゃぁん!」

 達したというのに執拗に責め立ててくる七乃の舌勢に、体をガクガクと痙攣させて、美羽は
続けて何度も繰り返して絶頂を迎えた。
 あまりの快楽に気絶しかけるのだが、その頃になると頃合いを見計らっていた七乃が口を離
す。
 これでしばし小休止である。

「な、七乃ぉ、これで、……白日の、褒美は、十分かのぉ……」
 息も切れ切れでそう言う美羽。
 何を隠そうこの情事、美羽から七乃へのバレンタインのお返しなのである。
197名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:38:12 ID:0N08A8ie0
支援
198名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:41:25 ID:nAwmlhQgO
わふ〜支援
「駄目ですよぉ、美羽さま。一刀さんから聞きませんでしたか、白濁日は三杯返し、つまりお
茶碗三杯分はこの白いのを出さないといけないんですよ」
「ふえぇ……」
 七乃は言って、自分の顔にかかった白いのを手にとって、美羽の目の前に掲げてみせる。
 それはどろりと七乃の手に絡みついていて、なんだか少し栗の匂いがした。

「それとも、これでやめちゃいましょうか? 美羽さまが嫌がること、私もしたくありません
し……」
「う、うむむ……しかし……」

 美羽の目尻に涙が堪る。
 忠義には応えなければならない、それは王道の基本中の基本だ。
 だが、それ以上に美羽は七乃への礼がしたかった。
 それに……

「…………じゃ」
「はい?」
「だから、続けろと言っておるのじゃ! 妾は大丈夫じゃから、存分に七乃は妾のせーえき、
味わうが良い!」
「えー? 大丈夫ですかぁ?」
「うむ。なによりも……妾も、……ちょっぴり気持ちよかったしの」

 それを聞いて感極まったのか、七乃は美羽の腰に抱きつくと、その陰茎に頬ずりした。
「あぁん、七乃は美羽さまみたいな主人を持つことが出来て、大陸一の幸せものですよぅ!
はむっ」
「みぃやぁぁぁっ、また、七乃の、お口が、妾のおち●ちんをぱくんって……」

 七乃は美羽のものを咥えて、また愛撫を再開した。
 二人の夜はまだ始まったばかりである。
200名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:43:32 ID:0N08A8ie0
支援〜
 ◇◇◇

「と、いうわけでして、私はお嬢さまからお茶碗三杯、ぶっかけ二回をいただき――」
 と、そこでピーーーッ! という甲高い笛の音が、楽しそうに話す七乃の言葉を遮った。
「あ、あんたねぇ! 自分の主人に、なんてことしてんのよっ!?」
「………」
「あれれー? お二人ともどうしたんですかー?」
 七乃の前に座る二人はお互い顔が真っ赤だ。
 詠は体をぷるぷる震わせて、懐から取り出したらしい黄色い笛を握りしめている。
 一方、音々音は恥ずかしそうに内股をもじもじさせながら俯いている。
 それも仕方がない。七乃の話は、ちょっと二人には刺激が強すぎたのだ。

「お、おおお、女同士でそんなことをするなんて不潔よ! 不潔だわ!」
「えー、そんなこと無いですよぅ。おち●ちんは怖くないですよぅ」
「わー! わー!」
 七乃の言葉を、詠が手を振りながら必要以上の大声でかき消す。
 今が真夜中だということは、頭からすっぽりと抜け落ちてしまっているようだ。
「だ、大体、そんな効能のある蜂蜜、どこで見つけてきたのですか……」
 と、次に口を開いたのは、恥ずかしさから何とか立ち直った音々音である。
 彼女の方もまだ顔が真っ赤だ。
「えっとですねぇ。詠さんからいただきました地図に、霞さんからいただきました情報を組み
合わせまして、それっぽいものを行商人からいくつか買い付けてみたんです」
 そう七乃が話している間に、音々音は気を落ち着けるべくお茶に口を付ける。詠もそれに倣
った。
202名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:46:34 ID:LKtKrgDmO
支援ー
203名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:47:03 ID:0N08A8ie0
あ、支援
 しかし、
「お二人が飲んでいるお茶に入っているのも、そうやって買い付けた蜂蜜なんですよぉ」
 という、七乃の発言を聞いて、二人は飲んでいた茶を同時に吹き出した。

「ぺぺっ、ぺっ! ちょっ! あんた、人になんてもの飲ませてっ!」
「あ、ああっ!? 詠、その胸、どうしたのですか!?」
「うわぁっ!? 何よこれ!? 何でボクのおっぱい、こんなに大きくなってるの!?」
 詠が慌てて自分の胸を両手で下から持ち上げるように触ってみると、そのふくらみが普段よ
りもゆうに三回り以上はサイズアップしていた。無論、突然そんなに大きくなれば、服に押し
込められた胸が苦しい。服の方も、突然ボリュームを増した胸に、今にもはち切れそうになっ
ている。
「なるほどぉ、詠さんに飲ませた蜂蜜は豊胸効果があるようですねぇ」
「ちょっと! 冷静に観察してないで元に戻しなさいよ! って、ねね、あんたそんな茹で蛸み
たいな顔してどうしたの!?」
「なんだか、急に、体中が、熱くなって、服にこすれるだけで……ひうぅっ!?」
「ねねちゃんの方は強力な媚薬効果、と……」
「ねね! しっかりして!」
「ひゃぁっ!? 駄目なのです詠、今ねねに触っちゃ、駄目なのれすぅぅぅぅぅっ!」
「それじゃ、私はこれで失礼しますねぇ」


 そうして、仲の夜は更けていくのであった。


 終
205名無しさん@初回限定:2009/03/14(土) 23:50:53 ID:0N08A8ie0
なんという、gj
乙です。
206メーテル : ◆999HUU8SEE :2009/03/14(土) 23:57:27 ID:N0oSJZRR0
わたしの名はメーテル……胸が大きくなったりお腹が大きくなったりが多い女。
以上で投下終了。やっとこの外史の設定をいくつかかけるところまでこぎ着けたわ。

それと、前スレ>>274の指摘のとおり、誤:詠ちゃん正:月ちゃん だったわ。
しっかり校正しているつもりでも、漏れは出てくるものね、鉄郎……

次の投下はまた魏(桂花)の短編になるかもしれないけど、その時になったらまた来るわね……
207メーテル : ◆999HUU8SEE :2009/03/15(日) 00:02:55 ID:N0oSJZRR0
あ、まとめさん。
「美羽と七乃とひな祭り」の>>263

「お仕事が半分になれば、もーっと詠ちゃんと一緒にいられる時間がとれますよぅ?」

の「詠ちゃん」を「月ちゃん」に修正して頂けると助かるわ……
208名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 00:03:06 ID:+NNWn22y0
てっきり詠とねねもちんこが生えてそれぞれの相方を……って話になるのかとw
209名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 00:07:21 ID:ljAnZA5oO
乙でしたー。さりげなく実験・・・さすが七乃w
210sage:2009/03/15(日) 00:37:24 ID:DoQMoDo50
現実問題としてお茶に蜂蜜はどうかと思うんだが・・・
タンニンと結びついて真っ黒になるはず。
ま、この当時、砂糖は一般的じゃないから止むを得んが
(日本に砂糖がはじめて入ってきたのは唐の時代)
211名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 00:42:55 ID:3s+bIl7A0
>>210
うたわれるものには蜂蜜茶あったけどね。
212名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 00:51:37 ID:EAwaQ4g70
中国茶は緑茶だけじゃないから、色が違ってもそういうもんだ、と納得される可能性もあるけどね。
茶葉によるですな。
213名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 01:01:14 ID:6eVDG/NL0
 
214名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 01:02:02 ID:6eVDG/NL0
ミスった
             /)
           ///)
          /,.=゙''"/
   /     i f ,.r='"-‐'つ____   
  /      /   _,.-‐'~/⌒  ⌒\
    /   ,i   ,二ニ⊃( ●). (●)\   投下されたSSをありがたく読むだけだ!!
   /    ノ    il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \  こまけぇこたぁいいんだよ!!
      ,イ「ト、  ,!,!|     |r┬-|     |
     / iトヾヽ_/ィ"\      `ー'´     /

原作にあるものにケチつけても仕方ないしな。
特に恋姫は。

「美羽と七乃」は華雄と霞も袁術陣営か。
つか仲なんだなw
215名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 01:14:48 ID:U7IIaTW/0
美羽シリーズの世界情勢が気になるなあ。
反董卓連合で月達吸収、麗羽様達はいつも通り敗北して仲に転がり込む。
ここまではいいとして、他陣営はどうなってるんだろう?

後このシリーズ未だに一刀が場に出てこないなw
216名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 01:20:37 ID:6eVDG/NL0
毎回毎回名前だけは出てくるんだどなw
徴兵の話で三人娘って単語が出てたからやっぱりマネージャーやってるんだろうか。
217名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 02:09:45 ID:YM8/+Xpw0
乙!!

さぁ今日は北郷帝予定日か。
忙しいぜ
218名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 02:19:07 ID:310gjUE60
最近 曹魏†学園 こないね・・・
219名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 08:20:04 ID:7sWZJpGU0
たった一ヶ月程度こなかっただけで絶望してるんじゃねぇ・・・
信じてみろよ、必ず戻ってくるってな
220名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 08:40:09 ID:CGwWddFh0
暇だし、投稿作品の人気投票でもしてみようか
221名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 09:12:20 ID:3s+bIl7A0
>>220
それは止めておこうぜ。
名前が挙がらなかった作品の職人が落ち込むかもしれないし、それで桃香されなくなったら目も当てられないだろ?
222名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 10:08:35 ID:lJRLBxD40
どこのスレでも、ランク付け系行動は荒れる元。
223名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 10:13:44 ID:6IjdO1cwO
いつもの思い付きで提案しては下らない議論を呼び込む奴じゃねーの?
224名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 10:14:51 ID:vBZwDx6C0
俺も221に同意
正直、レズやふたなりが嫌いな俺は最近のメーテル女?史のSSは流し読みなのだが
そういうのが好きな人もここには居るわけであり
そういうのに順序をつけるのは止めた方が良いのでは?

それより今日は日曜日
あと幾つSSが桃香されるのかワクワクしながら過ごそうぜ
225名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 11:20:07 ID:EAwaQ4g70
いけいけぼくらの北郷帝第六回をお送りします。
15日夜と予告しておりましたが、用事が入りまして、帰宅が遅くなるといけないので早めに投稿させて
いただきます。

☆★☆注意事項☆★☆
・魏ルートアフターの設定なので、魏軍以外の人物への呼び方、呼ばれ方が原作中とは相違があります。
・エロあり。
・原作中ではなかった真名/偽名が必要な人物には親族等からつけています。
・華雄の強さが漢ルートに近づきつつあります。
・作中に出てきた詩はそれぞれ、屈原の「國殤」と于武陵の「勧酒」(訳文はご存じ井伏鱒二)です。
・また、わかりにくい構成なので、簡単に時系列をまとめてみました。
(ゲームと同じく時間経過に関しては曖昧な部分や弾力的な部分もあるものと思っておいてください)
  0:北郷一刀天より帰りて、魏に狂乱起こる
  +14-16days:袁術北郷に降りて、孫策に襲わるる         (第二回)
  +20-21days:張遼長安に走り、黄蓋北郷に拾わるる        (第三回)
  +21-30days:華雄十文字旗を担いて、黄蓋と共に賊を退ける    (第四回、第五回)
  +45-60days:周瑜楽を馳走して、袁紹屈辱の刑を受くる      (第六回)
    ・
    ・
    ・
  +3years:漢朝衰えて、曹操遂に天命が革まるを宣する       (第一回)

いつも通り、本編はtxtで専用UP板にアップしましたのでご覧ください。
URL→ http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0219-ike2_6.txt

今回、おまけに次回予告成分が強かったので、ファイルの最後に入れておくことにしました。
それにしても、美羽様がかしこくなりすぎて困ります。まあ、もっとおばか(麗羽様)が参戦し始めてる
からいいのか……。

次回は呂布・董卓・賈駆・陳宮編で、
三月 二十五日 の夜(日付的には二十六日に食い込むかもしれません)の投下を予定しています。
226名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 11:48:54 ID:RcmCX9O00
>>224
言ってることは正しいんだがな。
227名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 12:13:21 ID:L0hGQ18n0
>>225
乙です

稟「一刀様の金剛棒で百叩きならぬ百突きされる袁紹殿…ブフーッ」
風「はーい、とんとんしましょうねぇー」
228名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 13:02:45 ID:EPbalmOw0
>>225
桃香乙!

……麗羽様目覚めちゃった?
229名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 13:12:03 ID:YAZRQ5TF0
今日もまたSS以外のどうでもいいレスを読み飛ばす仕事が始まるお・・・
230名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 13:14:56 ID:8sT++E/80
>>226
2行目のせいで言ってること全部台無しだな。
231名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 13:34:26 ID:3s+bIl7A0
>>225
桃香乙!
おまけを見てつくづく思った。
蜀ルートでない桃香や朱里・雛里は腹黒いな。
蜀ルートの時とはまるで別人だね。
君主や軍師としては間違いじゃないけど、魏や呉のキャラとは違い一刀がいるいないのギャップが激しすぎ。
原作スタッフはどうしてこんなキャラにしたのかね?
232名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 13:38:47 ID:WcygqRVx0
>>225
乙でした
冥琳可愛いのう
ただ孫権に対する呼び方は殿じゃなくて様じゃないかと思うんだが

しかし時系列表のタイトルが三国志っぽくていいな
233名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 13:48:10 ID:YM8/+Xpw0
>>225
GJ乙
234名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 16:14:13 ID:KtLJfk9X0
やばい北郷帝すきすぎる
235名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 16:37:19 ID:2LY98+E10
>>225

花に嵐のたとえもあるさ
さよならだけが人生だ

って名訳だよな。寺山修司も絶賛してるけど。
236名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 17:31:32 ID:AWfsNhB/0
魏ルートアフターでなければ好きになれた
237名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 17:32:12 ID:FTOI/gqZ0
麗羽、目覚めたなw
238名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 20:54:43 ID:UKsWk7sH0
>>225


「このわたくしが、人に見られて・・・(////」
こんな感じですか?


なんか違うな・・・
239名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 20:58:29 ID:yUGooxdQ0
>>238
ご主人さまぁってことじゃね?
240名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 21:12:23 ID:vBZwDx6C0
露出よりもスパンキングに目覚めたって事か
241名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 21:32:34 ID:pnFY/Mrc0
麗羽さまは、無印から真になって、サイトのキャラ紹介がサド。からサド(自称)に変わった人w
まあ、ある程度どちらにしても素養があるほうが目覚めやすいけど。

目覚めたのがスパンキングかつ露出だと一刀が大変そうですw
242名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 21:40:17 ID:krXtFz3x0
ふと思った、当時の数の書き方ってどうだったんだろ?
桁を数えるってことはアラビア数字をち導入か?
さすが北郷帝。
243無じる真√N:2009/03/15(日) 22:14:01 ID:GHsbhgJT0
先日、投下する際にご迷惑をお掛けしてしまったので
6話はまとめのアップローダーをお借りして、UPしました。
一応、お知らせしておきます。
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0220-1237122312.txt
244名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 22:18:01 ID:kpDIdoDjO
>>240

> 露出よりもスパンキングに目覚めたって事か

むしろ両方で(笑)
245名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 22:18:23 ID:BRmuxjMZO
専用UP板に、真√反董卓連合編開始時の、
主要都市、本拠地、州名を入れた地図を作って上げてみました。
都市名とか州名言われてもようわからんーって時にどぞ。

巻き添え規制でPCから書き込めねぇw
246名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 22:22:52 ID:pnFY/Mrc0
>>242
どうなんだろうなー。
まあ、ある程度はわかりやすいように書いてもいいんじゃないw



お、いろいろきたなー。お疲れさまです。
>>243
無じる真Nは、良い人ぶり発揮ですなw 肉まんくいたい。

>>245
地図みるとゲームの馬超は後ろからつけよ、って思うw
247名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 22:27:21 ID:2LY98+E10
>>243
248名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 22:27:25 ID:qDbdJZvh0
>>225
北郷帝すごく好きなんだが、5.5話が欲しいぞ。
祭が呉メンバーの所で大立ち回りをした時とか、
一刀がいないところだから祭視点での外伝になってしまうけど。
あと、雪蓮とのやりとりとかハブられたところが気になる。。。
249名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 22:32:15 ID:TgdXYC/J0
>>225
北郷帝乙。
とりあえず華琳のご機嫌取りのため、一刀は華琳にもお尻ぺんぺんするべきだと思う

>>243
無じる真乙。
相変わらず無節操なフラグメーカー一刀くんですね。
あと白蓮にニヤニヤ
250名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 22:33:45 ID:wgpf97eU0
>>245
すげー。乙です。
あとついでに黄河と揚子江をお願いできないでしょうか。
251名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 22:36:38 ID:crp9LuIr0
>>243
乙っす
愛紗がヤバイ勧誘の人と化してるw

>>245
こちらも乙です
一通りの地名は載ってて原作内の地図よりよっぽど立派な代物になってるなあw

>>246
あの連合にそんな連動性があるもんかw
252名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 22:37:22 ID:Au+QkDB5P
>真√反董卓連合編開始時の
ってSSの真√のこと?
253風鈴:2009/03/15(日) 22:44:48 ID:BRmuxjMZO
>>252
そっす。

ついでに識別用にコテつけときます。
今後ともヨロシクなのですよー。
254名無しさん@初回限定:2009/03/15(日) 23:31:32 ID:ljAnZA5oO
お三方乙でした!

やっぱり日曜は出かけるよりPCの前で全裸待機のほうがいいのかねえw
255名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 00:10:51 ID:RosTbW1F0
>>225
しっかりとしたエロもあるわ、死にキャラをつくらないわ、凄い大好き
是非とも二人っきりで華琳に百叩きをしてあげてください

>>243
白蓮かわいいよ白蓮(;´Д`)ハァハァ
ここから蜀ルートとどういう違いが出るのか、
劉備っていう一刀にとってのイレギュラーがどう絡んでいくのか楽しみ

>>245
漢中にこの時期にいるってのは、やっぱオイシイなあ
完全オリジナルルートなんで期待してますw
256名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 00:16:09 ID:y3pk/0yI0
てすてす
257一壷酒:2009/03/16(月) 00:29:17 ID:ahALGQaB0
>>232
確かに一カ所孫権『殿』となってましたね、ご指摘ありがとうございました。

>>242
0というか、桁を空白にする書き方が出るのは後代ですが、十進法そのものは間違いなくあったので、それなりの
書き方をしていたのではないかと。(桁により横と縦で分けたという話もありますが、この時代にあるのかどうか)
文中ではわかりやすさを優先させてもらいました。ご了承ください。
258sage:2009/03/16(月) 00:32:18 ID:QTUoiEDE0
話の腰を折ってスマソ
専用UP板ってどこに行けば読めるの?
259名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 00:43:15 ID:DWRzaNl+0
>>258
>>1にあるまとめサイトのコミュニティ→専用UP板
260名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 01:20:41 ID:T90cM5IYO
まとめサイトの方

三教一致 ホワイトデー呉イベント 5-5
最後雪蓮の心の呟き

「(やっぱり今日中に帰って来て正解だったね)」



「(やっぱり今日中に帰って来て正解だったわね)」

に変更お願いします
m(_ _)m
最後なのでここでの脱字は何かしまらないので
本当にお手数かけてすいません。
261名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 01:30:34 ID:5QVD9/ELO
誤字脱字の修正まとめの人いつもお疲れ様です。

専用アップだと作者本人が削除→修正→再アップで済むけど、こっちは大変だね〜

いつもありがとうございますm(__)m
262名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 01:58:17 ID:KK2iMcE10
過去に何度か作った経験からすると、こういった避難所はほとんど利用されないのであまり意味はないのですが
作る事自体は簡単なので避難所作ってみました。

恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの避難所〜
http://koihimemusou.x0.com/ss/bbs/test/read.cgi/koihime/1237134902/

>>260
持ちつ持たれつの関係ですし、そんなに畏まらなくても大丈夫ですよ。
逆に此方の方が作者の方々にお世話になっていると言っても過言ではありませんので。
263名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 02:18:25 ID:sgIdAAmK0
おお!ありがとうございます!
「誤字脱字及びまとめ訂正依頼スレ」とか立てちゃっても良いですかね。
こちらに書くのは恥ずかしかったもので、あるといいなーと前から思ってたのですが。

運営的な話し合いも避難所でやった方が良いのかな。
264名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 03:57:27 ID:dnKNY+RWP
言われてるように利用する機会なんて少ないだろうしそれ程頻繁に訂正依頼することもないだろうし
全部まとめて避難所スレでやればいいんじゃないかな?
用途に合わせて幾つもスレ立てたのはいいが結局書き込みほとんどなしって状況よく見かけるよ
265名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 15:12:22 ID:x2SLzafP0
266名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 18:17:41 ID:3SYJrr400
まとめ氏、避難所作成お疲れさまでした。

>>264
当面は現スレ一つで行って、必要になったらスレを増やすって方向でいいだろね。
やれる事は色々あるだろうけど、そこまで頻繁に利用されるかはまだわからないもんな。
267名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 21:03:50 ID:BQ/md0fiO
代理桃香スレくらいは別個用意しといた方がいいんじゃないかな。
さるった時とかそれなりに需要あるだろうし。
268名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 21:21:59 ID:QfuE0NH3O
それも避難所で依頼すればいいじゃん
269名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 21:26:38 ID:MsU0ZrxB0
だな。
まず一つ出来た。ならその一つを使うことから始めようや。
むやみに増やして中身スカスカじゃ意味がない。
270名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 21:43:17 ID:KykR3cVZ0
そもそも本人の投下が待てずに代理で投下してもらわないといけないほど辛抱出来ない奴が多いのか?ダメだろそんなんじゃ
271名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 21:49:39 ID:3WLOUSbZ0
いや、さる時の代理投下くらいどこのスレでも避難所持ってる規模ならやってるだろ……
272名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 22:10:19 ID:UWPNl4Gv0
通常はエロパロ板みたいにSS貼りに特化した板でやるから代理してもらうほど規制されないよ
273名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 22:14:49 ID:VMBZxILj0
274名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 22:46:36 ID:3WLOUSbZ0
そうか?
アニキャラ総合、マロン、創作発表でもくらうときはくらうぞ。
275名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 23:00:39 ID:Tu3x4Sjv0
他の板は大丈夫だけどPINK板は規制ってのもあるからなんともね。
まあそこら辺も含めて避難所で話し合えばいいんじゃないか?
276名無しさん@初回限定:2009/03/16(月) 23:18:54 ID:BQ/md0fiO
>>270
でも桃香待ちの人がいる場合、さらっと先の桃香終わらした方がいいでしょ。
皆が使うスレなんだから、代理桃香自体を否定するような言い方はしないでほしいな。
277風鈴:2009/03/16(月) 23:50:38 ID:hcQebQXeO
>>250

黄河と長江入れて、専用UP板に再UPしてみました。
位置はある程度で妥協してくださいな。

ちなみに、人物名無しの都市名のみバージョンとか、
都市名や州名も無しの白地図バージョンとかもできますので、
まかり間違ってご要望あれば、
忘れた頃に上がってるかもなのですよー。


……あまりむずかしいのはごめんなさいするかもですがw
278名無しさん@初回限定:2009/03/17(火) 00:19:28 ID:+rmgUiVk0
>>277
孫策たちがいまの南京、公孫賛がいまの北京にいるんだよなー。
三國志世界っていまの感覚だとだいぶ南よりだよね。
279名無しさん@初回限定:2009/03/17(火) 00:39:33 ID:4qiJ+DDJ0
>>278
北平の辺りが賑やかになるのは、かなり後の時代になるからねぇ。
五代十国時代には、うっかり遼に割譲されてしまう土地だし。
280名無しさん@初回限定:2009/03/17(火) 01:18:46 ID:GDmX+gyrO
あの時代、交通網しょぼいからな〜蜀なんか漢中から先は流刑地扱いで実態いくさでも魏の将兵は行きたがらなかったらしい

今更だけど>>225
最近はエッチもソフトに安定して良い感じですね〜
281名無しさん@初回限定:2009/03/17(火) 15:31:20 ID:JEzpFobl0
282名無しさん@初回限定:2009/03/17(火) 15:46:56 ID:udWOBvFm0
>>281
グロ注意
283名無しさん@初回限定:2009/03/17(火) 19:37:55 ID:gwdYtT780
グロやブラックジョークの専門サイトなのかファイル名が分かりやすいな
284名無しさん@初回限定:2009/03/17(火) 20:30:03 ID:b+qNr5b60
これぐらいだと拡大表示でじっくり見ないと何がなんだか解らないからちら見したぐらいだと実害ないな
285名無しさん@初回限定:2009/03/17(火) 20:54:59 ID:OTrdX+ua0
ゴミ屑レス乞食にはかまうな。
雑談のほうがまだ建設的だ。
286名無しさん@初回限定:2009/03/17(火) 23:07:53 ID:5E7IMbJE0
月の政務能力ってどの程度なんだろう?
洛陽を治めてたからには優秀なんだろうか?
それとも詠や音々音にまかせてたんだろうか。
287名無しさん@初回限定:2009/03/17(火) 23:15:44 ID:e9LLFVG20
元々当主の家柄だしある程度はあるんじゃない?
はわあわ拠点で内政について話してた時も呼ばれてたし。
多分桃香や一刀よりはあの時代の政務について詳しいと思う。
288名無しさん@初回限定:2009/03/17(火) 23:23:05 ID:+rmgUiVk0
月の力の根拠は精強な涼州兵。(はわわの言を聞く限り、蜀にも連れていってる)
それをまとめるだけの政治力があり、太守として過ごしているわけだから、ある程度はできるだろう。
ただ、まあ、詠の他優秀な人を惹きつける人徳があり、個人の能力はそれほどでもない、としてもいいとは
思う。
SSにだしたいなら、どう表現したいかでどっちにしてもいいとは思うな。
289名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 00:13:09 ID:Hd11/GIG0
小説版では魔王だった月は
ああ見えて実はものすっごい武闘派だったりして
290名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 00:25:59 ID:ljHjMmhn0
SS投下ないしなんか微妙に避難所の方が楽しくなりそうな雰囲気がw
291名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 00:41:52 ID:R2c9FZ310
まあ、一日二日投下がないくらいはしかたない。ゆっくり待つのがいい。
292名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 00:47:30 ID:fdfwtqEy0
>>290
まあ、平日だから・・・


華雄の話は書きたいけど真名ないし、妄想が難しいな。
293名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 00:48:13 ID:hGeqDn2s0
つか、今2chの規制激しくてこっちに書き込めない人もいるだろうしな。
俺が行き着けてるスレは代理投下難民が大量発生中だよ……
294名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 00:54:12 ID:aXrBt1UN0
はじめまして。
1時半頃から10スレ程SS投下したいと思いますので、
よろしければ支援お願いします。

なお、以下の要素が含まれますので、NGな方はご注意を。
・一刀は無印後
・左慈&于吉も登場(しかもメインで)
・長編の第0話な位置の話
・女の子出てきません
・オリジナルな真名あり
・設定は無駄に壮大
295名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 00:58:57 ID:fdfwtqEy0
まさか、B・・・いやなんでもないです。
296名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 01:01:33 ID:ljHjMmhn0
オリジナル真名はあまりやらない方がいいんだけどなぁ
過去に叩かれてたか叩かれそうになってた記憶があるし
297名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 01:05:17 ID:R2c9FZ310
まあ、真名ない人はしょうがないけどなー。
298名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 01:07:10 ID:su4Xcy8VO
事前に断ってんだから別にいいじゃん オリキャラ、オリマナ
SSなんてイマジネーションなんだから
原作にしばられてちゃ面白いもんできないって
原作もオマージュだしw
299名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 01:08:23 ID:hGeqDn2s0
宣言してるってことはその辺分かってるってことだからいいんじゃね?
どっかの神父も覚悟が大事って言ってたし。
300名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 01:14:29 ID:FrdBLgIH0
事前に断ればOKならオリキャラやクロスを叩く人なんて現れないよw
断っていても嫌われるものは嫌われる世の中だからねえ
個人的には長編と書いてるのがちと心配だな、投下する回数が増えるほど叩かれやすいから
301名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 01:15:29 ID:JyYJcMmH0
漢は黙って全裸待機だ
…そういえば、漢女道の連中も紳士スタイルなんだよな
302名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 01:19:58 ID:4W4wsDMQP
前スレだったかオリキャラ議論を見てると
オリキャラとクロスオーバーは例え事前に告知していても100%必ず批判されると自信を持って言えるなw
303名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 01:25:29 ID:su4Xcy8VO
そーそー書かない奴ほど非難GO!GO!なんだよな〜

そういやこういうのは避難所だっけ?
304名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 01:32:14 ID:uNytz0w80
別に叩かれても泣かなけりゃ問題ない
305294:2009/03/18(水) 01:32:25 ID:aXrBt1UN0
気が付けば、一面の暗闇の中に立っていた。

「え、な、何だこれ!?」
驚きの声を上げて周囲を見渡す。
「なんだよ、ここ……」
いつも通りの朝。寮の部屋から学園に向かおうと寮の玄関を出た。次の瞬間、ここにいた。
そんな滅茶苦茶な記憶が頭に残っている。
「……えぇー」
訳が分からない。
「いや、そもそもココどこだ?」
前後左右上下に至るまで、全部が奥行きの分からない黒だった。足元だけは、かろうじて硬
い感触があるが、ほかは何もない。
一つだけ見えるのは自分の体だ。聖フランチェスカの制服にいつものスニーカー。普段の平
日の服装だ。違うとすれば、玄関を出た時には確かに持っていたはずのカバンが無いところ
だろうか。
「あれ?」
自分の体は見える、ってことは、この暗闇は明かりが無いせいじゃない、ってことか?もし
明かりが無いせいなら、自分の体も見えないはずだし。
「いや、だとすると、ホントに何なんだ、ここ」
明かりが無くても自分の体は見える暗闇?何だその半端なファンタジー空間。害があるのか
ないのかも分からない。
「出れる、のかなぁ?」
ぼそりと呟いて、とりあえず、歩き回ってみようかと一歩踏み出す。
途端、

「なぜ貴様がここにいる、北郷一刀!」

背後から、殺気満々な声で名前を呼ばれた。
思わず振り返る。
306294:2009/03/18(水) 01:38:00 ID:aXrBt1UN0
そこにいたのは、聖フランチェスカの制服を着た、俺と同い年ぐらいの男だった。額に不思
議な紋様の刺青を入れた整った顔を怒りに歪め、威嚇する獣ように両腕を構え、俺を睨んで
いる。
「答えろ本郷!外史の存在である貴様が、なぜこの空間に存在している!」
いや、なぜって訊かれても。
そもそも、アンタ誰だ?聖フランチェスカの生徒みたいだけど、あんな顔学園じゃ見たこと
無い。何で俺の名前を知ってるのかも疑問だ。
────────違う。あいつはの名前は───
(……何だ?)
一瞬、変な記憶が浮かび上がった気がする。就学前に読んだ絵本を、この年で読み返したみ
たいに。
「……だんまりか、しらばっくれる気か。まあ、いい。ここにはあの女共はいない。つまり
──」
右足を引き、男は構える。
「貴様を殺す邪魔が入らんということだ!!」
「!」
風切音と共に男の脚が襲いかかって来た。
「っ!」
反射で仰け反って、それをかわす。こめかみを狙っていたのだろう、眼前を通り過ぎたつま
先が前髪を数本持って行った。
思わず後方にたたらを踏んだ。
「いきなり何すんだよ!?」
「今更それを訊くか!隠そうとも分かるぞ、貴様はあの外史に居た北郷一刀だ。それが貴様
を殺す理由だと分かれ!」
307名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 01:38:51 ID:YaHlhCSj0
叩くくらいなら黙ってスルーしてて欲しいもんだよな支援。
308名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 01:40:50 ID:4W4wsDMQP
告知をしっかりしていた割りにはガイドライン読んでなさそうな投下の仕方だな
本当に今後が不安になってきた支援
309名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 01:43:00 ID:YaHlhCSj0
294であらかじめ予定投下数を告知しているし、さほどの問題ではなかろ。
というか10スレ程ってどんだけ投下する気だw
310294:2009/03/18(水) 01:43:05 ID:aXrBt1UN0
それだけ宣言して、男は再び蹴りを繰り出す。
「っ、わかんねぇよ!そもそも外史って何だ!?」
「問答無用!」
「こっちは要り用だっつの!」
男は一方的に会話を切り、襲いかかってくる。
──────鳩尾を狙うそれは■■の龍牙の様で
──────脇腹にかすっていくそれは■■の青龍偃月刀の様で
──────心臓へと繰り出されるそれは■の銀閃の様で
──────首元に迫るそれは■■の颶鵬から放たれる矢の様で
──────頭蓋を叩き潰そうとするそれは■■の八丈蛇矛の様で
──────かわす先を絞るように繰り出される連撃は■■の智謀の様で
半端に靄のかかったような記憶が浮かび上がる。体験したことも無いような情報が頭から出
てくる。
「だから何なんだよ、さっきから…!」
頭を振って、知らない記憶を無視する。そんなものより、今は目の前の男だ。
あいつの攻撃は俺を殺す為のものだが、なんとか避けられている。
──────当然だ。■や■■に鍛えられたんだから、避けるぐらいはできる
「だっから……」
誰だよ、それは!!
一瞬、頭の中からの声に気を取られた。繰り出された蹴りを避けきれず、脇腹に重い一撃を
くらう。
「グっ!」
避ける足が止まり、どうぞ蹴ってくださいとばかりに頭が下がった。
「もらった!」
男がそれを見逃すはずはなく、渾身の蹴りが放たれる。
死ぬ、と。そう直感した。
「─っ!」
思わず目を瞑る。
311294:2009/03/18(水) 01:49:00 ID:aXrBt1UN0
が、

「何をやってるんですか、あなた達は」

呆れた声に目を開ける。
「人が真面目に仕事している時に遊ばないでください、左慈」
パシン、と。
男の放った蹴りは、俺の背後から伸びた手によって、こめかみ寸前で止められていた。
慌てて振り返る。
男の蹴りを止めたのは、またも聖フランチェスカの制服を着た男だった。眼鏡をかけており
、襲ってきた男とは違った刺青を、同じく額に入れている。
「なぜ止める、干吉!」
自分の足を掴む手を蹴り払い、左慈と呼ばれた男は眼鏡の男を睨む。
「なぜはこちらの台詞です。そもそもどうしてここに北郷が────」
「た、助けてくれ!」
干吉と呼ばれた眼鏡の男の言葉を遮って、助けを求める。
「あいつに殺されそうになってるんだ、なんとかしてくれ!」
襲ってきた男との間に干吉を割り込ませるように、背中側に回って頼み込んだ。
「…………どういうことです、左慈?」
「知るか」
いや、と左慈はすぐに言葉を翻す。
「そういえば様子がおかしかったな。あの外史の北郷なのだからただしらばっくれているだ
けかと思ったが、お前に助けを求めるとなると説明がつかん。外史という単語にも無反応だ
ったな」
「ああ、そういうことですか」
合点がいった、といった感じで干吉が頷く。
「ここに来た理由は分かりませんが、あの北郷なのだとしたら、記憶を無くしているのでし
ょう。外史の存在が、我々の加護も無しにここへ来ればそうなります」
「ああ」
なるほどな、と左慈も頷いた。
312名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 01:49:26 ID:4W4wsDMQP
>>309
まあそうなんだが批判される要因を含むSSは細かいとこまで見られるからさ
真発売前に携帯で投下してた初心者さんも投下の仕方がめちゃくちゃで初めはえらい叩かれてただろ
あの頃はガイドラインなんてなかったが折れずに投下し続けて徐々に改善されていっただけどさ支援
313294:2009/03/18(水) 01:53:47 ID:aXrBt1UN0
「だが訊き直すぞ干吉。なぜ止めた」
「現状が現状ですからストレス解消に殺らせてあげてもいいんですがね。あの外史の事を考
えれば、1ついい案が浮かびましてね」
「…………こいつに、アレが何とかできると?」
「少なくとも、いつも通り私達がなりすますよりマシだと思いますが?」
「……なるほど。確かに適任だ」
俺を見て、左慈が嘲笑う。
とりあえず襲われないのは嬉しいんだけど、なんか別の方向に不安になる顔だ。
「では、記憶を取り戻していただきましょうか。このままでは不気味ですし」
「……え?」
一方的に決めて、干吉が俺の前で空中に何やら方陣のようなものを描く。
瞬間、俺の体が光に包まれて、
「――――――――――」

彼女達の事を思い出した。

ああ…………そうだ。思い出した。
泰山での決戦。
その、最後の場面。
干吉に投げられた鏡を受け止めて―――――
そこまで想いを馳せて、今の状況を思い出した。慌てて2人から距離を取る。
「記憶が戻った途端それですか。御挨拶ですね」
呆れるように干吉が肩を竦める。
「――当然だろ。いきなり殺されそうになったんだ」
「それについては謝罪しますよ。左慈がここまで考えなしだと予想できなかった私の失態で
すし。まあ、それは置いておいて、話を聞くつもりはありますか?」
「話?」
「ええ。ここがどこか。あなたがどんな状況にいるのか。そして」
「どうして殺されないのか、ってとこか」
「フム。その程度には頭が働くようですね」
さすが天の御使いです、と全く感心していない声で言われた。
314名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 01:53:57 ID:ZJcMEkQ90
書き手が増えてくれるのはなによりです。

追々慣れてくれればイイのですから。

支援。
315名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 01:55:40 ID:NHF8y9o/O
投下中くらい黙って支援しようぜ……
316294:2009/03/18(水) 01:57:22 ID:aXrBt1UN0
「では順番にいきましょうか。まず、この空間ですが、あなたに分かりやすく言えば、『外
史の狭間』といったところでしょうか」
「狭間?」
「ええ、外史と外史の間の空間。例えるなら、本棚に並べた本と本の間の、隙間みたいなも
のです。本来は私達のような存在しか入れない空間なのですが、何らかのイレギュラーが起
きたのか、あなたも存在できている」
たいした問題ではありませんがね、と干吉は言う。
「次に、あなたの置かれている状況ですが、あなたは、あの時に誰かの想いによっていくつ
かに分岐した北郷一刀の一つなのでしょう」
あの時……鏡に触れて、あの外史が終わった時か。
「あれで生まれた外史は我々の想像以上に多数でした。大きな――それこそあなたのいたよ
うな外史が10前後。すぐに消えるような小さな外史が百数十。さして身を入れずに探してもそれぐらいの数は見つかりました。そしてその中には、『あの外史の北郷一刀』が主役にな
っているものが多数あります。そういった北郷一刀達の中の一人があなたです」
「???」
「要するに、自分が記憶のままの北郷一刀だと思って問題ない、ということだ」
理解できない俺を呆れてか、左慈が助け舟を出してくれた。
「では3つ目、あなたがここにいて殺されない理由――同時に、本題に入りましょうか」
まずはこれを見てください、と干吉は光る指先で空間に長方形を数個描く。
描いた端から、まるでテレビみたいに映像が映り始めた。
「適当に選んだ外史の様子です」
長方形の中では、それこそマンガみたいな、数々の風景が広がっていた。
ビルほどもある巨大ロボット同士の戦い。宇宙空間を行く戦艦。時代劇の様な町で働く人々
。手から炎を放ち、西洋剣で切り合う騎士達。平和な学園生活。
「………これがなんだって言うんだ?」
正直、見せられた意図が見えない。
「まあ、少し見ててください」
言われ、それこそテレビを見るように外史に注目する。
5分程経った時だろうか。騎士の戦いを映していた長方形が、いきなり消え去った。
同時に、左慈の舌打ちが聞こえる。
「どうしたんだ、今の?」
「消えたんです。正しい終端を迎えずにね」
……え?
317294:2009/03/18(水) 02:01:45 ID:aXrBt1UN0
「一から説明しましょうか。外史というのは、人の想いによって生まれ、他の人々に受け入
れられることで存続し、いつか淘汰されて終端を迎える。このシステム上、発端の数は、終
端の数よりも多数。故に、外史の総数は常に増加しています」
「だが世界というものは、それほど多量の外史を保持できるようにはできていない」
「だから、飽和に近い数字まで外史が増加したとき、アレが現れます」
「アレ?」
「正式な名称は不明だ。俺達は便宜的に『外史喰らい』もしくは『削除者』と呼んでいる」
「『外史喰らい』………」
不吉な名前だ。
「姿形どころか、生物なのか概念か何かなのかも不明。分かっているのは、『外史喰らい』
がその名の通り外史を喰らう存在だという点です」
やれやれ、とでも言いたげな感じで干吉がため息をついた。
「何というか、最悪な存在だな、そいつ。で、それと俺がどんな関係にあるんだ?」
まさか左慈の蹴りじゃなく、そいつに喰わせるために殺してない、なんて言うんじゃないだ
ろうな?
「言いませんよ。それでヤツが止まるなら、あなただろうが左慈だろうが喜んで生贄にしま
すがね」
「そっか……ん?」
『止まる』?
「今我々は『外史喰らい』を止めるために動いています。あなたにはそれに協力していただ
きたいのです」
「―――何でだ?あんたらの目的は外史を消すことなんだろ?」
俺の指摘に干吉がほぅ、と感心したように息を吐く。
「なかなかに鋭い。二つ返事で了解するようなら単なる神輿にでもしようと思っていました
が、なかなかどうして」
「確かに俺達の存在理由は外史を消すことだ。ヤツが外史を喰らうだけの存在ならば捨てお
くさ」
「だけ、じゃないんだな?」
318名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 02:02:11 ID:FrdBLgIH0
書き手のことを心配してるだけだろうし良いじゃないか
ガイドラインスルーってのはやっぱり良く思わない人もいるだろうからな
次からはちゃんとしてくれれば問題ないが心配になる気持ちもわかる
支援
319294:2009/03/18(水) 02:05:54 ID:aXrBt1UN0
「そういうことです。ヤツが外史を喰らう速度は、発端が開かれるそれとほぼ同じ。ですが
、お話しした通り『外史喰らい』とは別に、終端を迎える外史も存在します。つまり」
外史の減少。
「そしてヤツは外史を喰らうたびに力を付けます。より強大な外史を喰らうための力を」
そして、それを繰り返せば最終的には、
「全ての外史を喰い尽した後、ヤツは正史さえも喰らう力を身に付ける」
「正史……って、ヤバいんじゃないか?それが喰われたらどうなるんだよ…?」
「知らんさ。だが、ロクな事にはならんだろう」
少なくとも、俺たちも貴様も消え去るか喰われるかするのは間違いない、と吐き捨てるよう
に左慈は言う。
「正史の消滅など我々は望みません。それを回避するためにヤツを止めるのです」
―――ってことは何か?
俺に、そいつを止める手伝いをしろと?
「無理に決まってんだろ、そんなん!俺はお前たちみたいに道術が使えるわけでも、彼女達
みたいに戦えるわけでもない」
「安心しろ、貴様にそんなことは望んじゃいない」
「あなたにはもう一度、外史を作っていただきます」
は?
「『外史喰らい』を止める方法はひとつだけ。外史の存続を願う強い想いです」
あなたにはその想いを集めていただきます、と何でもないかのようにいう干吉。
「そっちこそどうしろってんだよ…」
「単純な話です、あなたに惚れてもらえばいい。その想いを変換するだけなら容易いですし
ね」
惚れさせろとか言われても、聖フランチェスカじゃ恋愛のレの字も無かったんだけど。
「そちらの心配もありませんよ。あの外史と似通った外史は、すでに見つけています。あの
世界でならば、充分にもてることが可能だと思いますが?」
………もう御膳立て済んでるんじゃないか。やるしかないんだろ、この場合。
「ええ、そうですね。それに、彼女達にも会えますよ」
「―――彼女達……って」
「あの関羽や張飛のことですよ。会いたいでしょう」
「―――――――――分かった、やらせてもらう」
320294:2009/03/18(水) 02:09:49 ID:aXrBt1UN0
皆に会える。あの外史が終端を迎えた、と聞いてもう会えないと覚悟していた。でも、また
会える。なら、断る理由が無い。
「随分と即決だな。次の外史で出会ったとしても、向こうは貴様の事など知らんのだぞ?」
「構わないよ」
たとえ向こうは初対面だとしても、彼女たちならば、もう一度愛することができる。あの外
史の彼女達の代わりとしてではなく、一人の女性として。
そう、確信できる。
「では、契約成立、ということでよろしいでしょうか?」
ならば、と干吉は一歩下がり、

膝を折って、俺に頭を垂れた。
「我が名は干吉。真名はユンと申します」

突然の出来事に、俺は勿論、左慈も目を丸くして干吉を見る。
「え、え?」
「これから向かう外史では、あなたには天の御使いとして、そして我々の主として振舞って
いただきます、北郷殿。主が臣下の真名を知っているのは当然でしょう」
「どういう事だ、干吉!」
左慈が叫ぶ。
「どうもこうも、北郷一刀一人だけを送り込むわけにもいかないでしょう。魏・呉・蜀のど
こかに保護されて、その勢力内でのみ愛されることになります。それにそれでは大陸統一ま
でに何年かかるか、分かったものじゃありません。故に我々が臣下として同行し、あらゆる
面でサポートします」
「冗談じゃない!北郷の下で働けだと。それぐらいならば」
「北郷を下に付けて自分が王をした方がマシ、ですか?ではひとつ訊きますが左慈、あなた
はあの関羽達武将を愛せますか?」
「それはこいつの仕事だろう?なぜ俺が」
「そんなクーデターの見本みたいな状況でいると?それこそ冗談じゃありませんよ」
そしてもう一つ、と干吉は付け足す。
「これは老人達の決定です」
「何だと…?」
321294:2009/03/18(水) 02:13:14 ID:aXrBt1UN0
「彼等は北郷一刀を気にしています。外史の発端を開き、終端を創り、そして無数とも言え
る『次の外史』を創りだした存在だ、とね。ですので」
申し訳ありませんが、拒否権は無いのです、と心底愉快そうに干吉は笑った。
「グぅ……!」
そんなに悔しいのか、左慈は音が鳴りそうなぐらい力強い歯軋りをする。
しばらくそのまま突っ立っていたが、当たるように大きく地面を踏んで、こちらに向いた。
「――――いいだろう、現状が現状だ。まずは『外史喰らい』を止めるの対処が先だ。この
際、プライドは捨てる……貴様の部下になってやろう」
とても納得したとは思えない視線で俺を睨み、
「名は左慈。字は元放。真名はコウだっ!」
それだけ吐き捨てて、背を翻した。
えぇ…っと、真名で呼んでいいのかな?
「構いませんよ、左慈――コウも、そのうち公私の区別がつくでしょう」
「公私?」
「ええ、北郷一刀と敵対していたのは外史を消すためであって、北郷一刀自体をどうにかす
るためではない、ということです」
俺自身に敵意を向けるのは筋違い、ってことか。
「そういう干吉――ユンはどうなんだ?」
「外史が関わらなければ、あなた自身の事は高く評価していますよ私は」
敵対していた時の挑発するようなものと違った笑みを見せながら、ユンは空中に字を書いて
行く。
「コウの真名はこちら、私の真名はこう書きます」
暗闇には、「光」「雲」と浮かんでいた。
322名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 02:13:58 ID:ZJcMEkQ90
支援です。
323名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 02:17:19 ID:gSqVnwhy0
まさか左慈&于吉のアッーなルート…
324名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 02:20:18 ID:VZQao5dy0
>>273
見事に引っかかった
325294:2009/03/18(水) 02:23:38 ID:aXrBt1UN0
以上です。

真名はに関して
話の都合上、必要だったので、中の人からアイデアもらいました。
光:緑川光→光→音読み=コウ
雲:ジャック・クラウド→クラウド→雲→中国語読み=ユン

女の子に関して
スタート時のメインキャラが男ばっかりなので、早くても黄巾の乱まで出てきません。

お目汚し、失礼しました<(_ _)>
需要があれば、書き進めたいのですが、どうでしょうか?
326名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 02:24:44 ID:eUXgCKLw0
需要を聞く前に投下の仕方について注意されてる事に反応してやれ(w
327名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 02:36:39 ID:uNytz0w80
とりあえず次はガイドライン守って投下しようねってのが一つ
内容についてはまだ始まりにも至ってないと思うんで何とも言いようがない
328294:2009/03/18(水) 02:39:02 ID:aXrBt1UN0
>>326
ごめんなさい、無事投下終わったことでいっぱいいっぱいでした。

名前欄に投下状況を書く、というガイドラインですが、完全に見落としていました。
申し訳ないです。
機会があれば次からは気をつけます。ご迷惑おかけしました。
329名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 02:42:41 ID:EBR9Atgp0
桃香乙
ちんこのちんこっぷりを楽しみつつ、干吉×左慈のアッーな関係も楽しめるという
一石二鳥なSSになるわけですね。

それはさておき、桃香に関しては、「叩かれるのはちょっと…」というのならまとめのUP板に上げる手もあるし、
ここに桃香するんなら、ガイドラインを守っておけばとりあえず問題はないんじゃない?
330名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 02:43:28 ID:ZJcMEkQ90
理由はどうあれ、一刀・左慈・于吉3人が組む外史は新鮮なのでイインじゃ
ないでしょうか。

次回のお早い桃香をお待ちしております。
331名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 02:52:56 ID:eUXgCKLw0
>>328
ガイドラインは決して強制ではないがそれに沿うと叩かれたり小うるさく言われる確率がかなり減るんだよ
むかしは投下の仕方で散々荒れたからね
332名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 04:01:07 ID:U2fwOThB0
あと、できれば題名もつけてほしいね。
まとめサイトの妄想伝で古いのを読み返すときに題名があれば探しやすいし
333名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 04:33:07 ID:y0uzDZPbO
>>325
投下乙



オリ真名くらいなら問題無いよ。
投下の仕方にちょっと気をつけてれば良いだけかな
内容は良かった。
334名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 09:08:04 ID:su4Xcy8VO
>>325
緑川&子安スキーらしい作品でいいんじゃね?
作者は不女子?真には結局でなかったからな〜勇者王とのコラボに発展期待(笑)
335名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 09:19:08 ID:ae7Go/E/0


中々に面白そうな設定だ、次も期待して待ってるよ
336名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 09:27:50 ID:Km0wA2lo0
>>325
投下乙。個人的にはなかなか読めたので続きを所望したい。
ただ、二人は真名で呼ばれるんだろうが、わかんなくなりそう。
これからも左慈&于吉がいいんだけどー。
337名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 11:29:27 ID:OTEd8rw90
コウという真名を聞いて、ユイやヒイロじゃないんだって思ったり、
「お前を殺す」とか普段言いながらも、律儀にガードをこなすという
ツンデレな姿が妄想できてならないのは俺だけだろうか?
338名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 16:19:43 ID:Y3o1eRL20
強くてニューゲームな一刀の奮闘っぷりに期待だな
339名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 16:23:29 ID:wQlGjc6U0
乱世をちんこ一つでノシ上がる…

マジパネェッス
340名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 16:29:40 ID:R2c9FZ310
男キャラって一刀本人いれると6人か。
そこそこいるな。どれもチート性能だしw
341名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 17:26:57 ID:su4Xcy8VO
男キャラ:北郷、于吉、左慈、華佗
漢キャラ:貂蝉、卑弥呼
が正しいだろ

さらに性癖ソートだと
左慈、華佗

于吉、貂蝉、卑弥呼

北郷

の三パターンになる
やべ〜801SS書けそうw
342名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 17:27:59 ID:gSqVnwhy0

                     _∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_
                    |                         |
                   <        お断りします          >
   ☆      ピコピコ      |_  _  _ _ _ _ _ _ _ _|
        ☆   コロン .       ∨  ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
      ______
       \|        (___
   ♪   |\            `ヽ、   デケデケ   ♪        ♪
        | \       ♪      \     ☆             ♪
    ハ,,ハ |   \              〉 ♪  ヽ  
   ( ゚ω゚ ) .| ♪  \          /  =≡= ハ,,ハ     ☆        ♪
 ‖ / つ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ノ    / 〃( ゚ω゚ )     /       ∬
 ‖( 匚______ζー―ーrー´  〆  ┌\と\と.ヾ∈≡∋. ハ,,ハ   |⊂
  〓〓UU ‖     ハ,,ハ    ||     ||  γ ⌒ヽヽコ ノ   ||   ( ゚ω゚ ) ノ ‖ヘ  ボンボン ☆
 ‖    ‖. ‖)   ( ゚ω゚ -┓ ||       .|| ΣΣ  .|:::|∪〓  ||   |   (  ‖ )   ボンボン  ♪
        ◎    l  つ.| ‡ ◎   ./|\人 _.ノノ _||_  /|\ |つ━)━╋(━
              ヽ  | ¶.@   ♪     ドムドム.          (__ (__( ∬ .)
                UU し′            ダダダタ!            ⌒†⌒
  ☆     ☆        ブ-ブ-    ♪         ♪  ☆
343名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 18:31:20 ID:J5u91vwcP
ここでこそ少ないけど、余所へ行くとチート北郷、オリキャラ北郷、逆行北郷は溢れるほどあるんだよな。
そこが懸念だ。
344名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 18:46:55 ID:ANQqJJ7dO
オリキャラ北郷ってどういう意味だ?
345名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 18:49:29 ID:ae7Go/E/0
そのまんま性格が変わってる一刀のことだろ
正直名前変えろよと思ってしまうのもある
346名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 19:19:45 ID:qFbOJMhV0
まーた他所の話題っすか
347名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 19:24:37 ID:+2wpuJmEO
ところで、まとめにある中で気になってる作品ってみなさん、ありますか?
あったとしたら、何ですか?

まとめの作品を読む際、それを優先的に読もうと思っています。

カップリングは特にこだわりなしで、他のところにあるような奇天烈なもの以外でお願いします。
348名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 19:34:19 ID:XKw36bZk0
今更だが左慈于吉部下ネタ乙。どんな展開になるか楽しみだ。
真名関連のアイディアも上手いと思うよ

これまた今更だけど無印恋姫のクライマックスで于吉と貂蝉が言ってた
「願わくば否定を」「願わくば肯定を」って、結局どっちも叶えられているように感じる。

正史への影響って要するに「その外史が歴史の新解釈として容認され、最終的にそれが正しいとされる」事だと解釈しているが
「このお話は面白い」と「肯定」されつつも「でも結局はもしも話、フィクションです」と「否定」されると。

少なくとも前述の意味では正史に何か影響を及ぼす可能性はほぼなくなったと見ていいわけだし。
于吉の反応が柔らかいのもつまりはそういう事なのかね。

>>347
甲乙つけがたいが、現在個人的に一番のお気に入りは真√シリーズ。その他もいずれ劣らぬ品々ばかりだと思うので楽しんでいってね
349名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 19:43:49 ID:ae7Go/E/0
>>347
まとめにある作品は大概おもしろい
特に長編はどれも面白いんで読むべきだな
350名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 19:47:34 ID:su4Xcy8VO
>>347
作品というか作者で選んでもよいのでは?ここだと
メーテル
一壷酒
一刀十三号
などなど傑作作家が目白押しだよ
最近は294(作家名?)のような期待の新人や作家名不明の実力派も多数
ガイドラインもしっかりしたし読んでなにか閃いたらドンドン投下よろ!
351名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 19:57:23 ID:+2wpuJmEO
>>348
読み始めてみましたが、面白いですね。
>>349
なるほど、良作揃いなんですね。
>>350
人気作者がいるんですね。参考にしてみます。

ご意見、ありがとうございます。

他にも、お有りでしたら、教えてください。
352名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 20:12:44 ID:3sbhdxXJ0
>>351
一刀十三号氏の作品はここの物としてはトリッキーだと思う。
一刀の魔改造とかオリキャラ無双は無いけど少々人を選ぶ作品かもしれない。
353名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 20:36:49 ID:YU2zwhZ+0
>>351
かなり前の作品だけど
月は出ているか が読んでて楽しかった。
無印after、星メインでエロあり。
354名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 21:41:18 ID:4S2nB2rp0
>>353
ああ、あれいいよね
なんか印象に残ってるわ
355名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 21:42:13 ID:J5u91vwcP
あれはいい作品だったな。
俺もお勧めする。
356名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 21:50:10 ID:VZQao5dy0
北郷帝と数々の桂花シリーズは外れなし
357名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 21:59:20 ID:HH9EcTcI0
358名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 22:00:27 ID:X0lEGfw+0
グロ警報
359名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 22:00:52 ID:oau7ybC20
桂花短編の数々はこのスレでの桂花人気の立役者だからな
4>>783が子煩悩桂花で桂花妊娠物の火付け役となり
4>>792のたね、うまはスレ史に残る小ネタだと思うw
360名無しさん@初回限定:2009/03/18(水) 22:41:05 ID:+2wpuJmEO
成る程、みなさんのレスを見るとちょっとした歴史を感じますね。

それに名作は、心に残るものなのですね。
361名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 00:54:52 ID:Q1wU5Xi40
俺だったら最初に読むならメーテルの四字熟語作品がお勧めするな。
短編だからとっつきやすいし、文章も丁寧でテンポもいい。
話も良くまとまってて面白い。

最近の美羽シリーズも面白いけど、あれは微妙に作品ごとにリンクしてるから除外してみた。
362名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 01:16:26 ID:x/HQyVnx0
色待宵草(´・ω・`)
363名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 01:19:03 ID:dZkj26iTO
>>360
まあ、読んだら感想投下してくれたらよいよ
みなも続くと思われ〜る
ちなみにおいらは蓮華物は残さずチェッくしてるぜぃ
364名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 01:26:54 ID:TL07bXle0
365名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 04:09:15 ID:hKfeJ8Jf0
>>348
正史ってのは別に歴史の解釈のことじゃないのよ
恋姫においてはメーカーやプレイヤーのいる現実が正史世界で
それ以外のフィクションの世界を外史世界って呼んでるだけ

だから外史から正史への影響ってのはあくまで物語のもつ
それを読んだ人間に与える影響とその波及効果の可能性でしかない
というのが無印の外史設定だと解釈してる。
366名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 05:44:22 ID:dmflfCwi0
if漢√の者だけど、麗羽の立ち位置というかキャラをうまく表現できない為
今現在、執筆を止めております。
アホの子か、知力を上げてみるか…
華雄とどう絡ませるか…
一刀と斗詩を緩衝材として使って何とかするか…
頭の中で整理できたら、続きを書こうと思います。

代わりに予告していた。『春蘭、初めてのお熱』をお送りします。
内容的にはタイトルとはほとんど関係ないかも…
何レスになるかは良く判らないが猿ったらゴメンね。
そうそう、エロは初めてだから大目に見てほしいかな。

367名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 05:46:19 ID:dmflfCwi0
『春蘭、初めてのお熱』

私はもう死ぬかもしれない…
意識は朦朧とし、身体を起こすことさえ億劫だ。

「死ぬなぁ!姉者ぁぁ!」

妹の秋蘭が、私の手を取ってそう叫ぶ。
その後ろでは、最愛なる王が我ら姉妹を悲しそうに見つめていた。
秋蘭の影で見えないが北郷らもいるらしい、たぶん私の最期を見届けにきたのだろう。

「…秋蘭。コホッ…私が死んだら、華琳様の事をどうか頼んだぞ。」
「何を言ってるんだ姉者!一緒に華琳様を支えていこうと北郷と約束したではないか!」

北郷か…そうだったな。

「北郷…どうやら私は約束を守れそうにない。…すまない。」

確かに3人で華琳様を支えていこうと約束した。
だが、私の命は此処で尽きようとしている。
ああ…この夏候元譲ともあろうものが病に倒れるとは。

「……はぁ…で、結局どうなの?」
「ちょっとばかり熱が高いですが、ただの風邪ですねぇ。」
「…………」
「…やっぱりそうか。」
「春蘭様が風邪とは…天変地異の前触れでしょうか?」
「私の時は気合が足りないとか言ってたくせに…無様ね。」
「春蘭様でも風邪って引くんですねぇ。」
「大丈夫ですか春蘭様?ボクの肉まん食べますか?」
「姉者ぁぁ!死ぬなぁぁ!私を置いて逝かないでくれぇぇ!!」
368名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 05:48:50 ID:dmflfCwi0
えーとな、そのーなんだ。
し、仕方ないだろ。こんなに苦しいものだとは知らなかったんだ。

『風邪』が…な。

それと秋蘭…。あまり大げさに叫ばないでくれ…うぅ。
というか北郷…そんな眼で見ないでくれ。

「ともかく!ただの風邪なんだから、さっさと仕事に戻るわよ!」
「ところで春蘭ちゃんはどうしますか?華琳様?」
「一刀に任せるわ。」
「え…俺?なんで?」
「今日は休みなのでしょう?ちょうどいいから今日一日は春蘭の看病をしなさい。」
「俺に拒否権は…。」
「ある訳ないでしょ。それとも一刀は、病気で苦しんでる春蘭を見捨てる薄情な人間だったのかしら?」
「…わかったよ。でも、あとで誰か来るんだろう?」
「いいえ、今日は忙しいし春蘭の分の仕事もしなければならないから誰も来れないわ。」
「あの華琳さま私は姉者の傍に「却下よ」…ハイ。」
「という理由で頼んだわよ。」
「アンタ…相手が風邪だからってイヤラシイ事しようとかすんじゃないわよ。」
「ふ、二人っきりで1日を…密室…看病…イヤラシイ……ブファ。」
「はーい稟ちゃんトントンしますよー。ああ、それとお兄さん。汗を掻いた時の為の服はこの中ですのでー。」

なんかだかゴチャゴチャ話をしていたみたいだったが…。
結局は北郷が私の看病をする…ということでいいのだろうか?

「………。」
「……気分はどうだ?」
「最悪だ。」
「まぁ、風邪だしなぁ。」
「ああ、風邪だ。ただの風邪だ!悪かったな!ただの風邪で!死ぬだのなんだの馬鹿だと思っただろ!!」
「お、おい。そんなに叫んだ「げほごほごほ」言わんこっちゃない。」
369名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 06:28:33 ID:RxpCuq7N0
支援?
370名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 06:29:13 ID:dmflfCwi0
うう、北郷め。人が病気で苦しんでいるというのに、そんなに怒らせて楽しいのかこの男は。

「いいから横になれよ。あと、お茶な。」
「うむ、すまん。」

お茶を一口飲んで横になると、北郷が水で濡らした手拭いを額に乗せてくれた。
冷たくて気持ちいい。なんだやれば出来るではないか。

「でも、春蘭が風邪とはね。」
「…そんなに可笑しいか?」
「そういう事じゃなくてさ。」
「?ではなんだ?」
「最近無理してたのかなってさ、それなのに俺、気付いてもやれなかった。」
「そんな事はないさ…あの時受け止めてくれたろう?ありがとな北郷。」

昼食後の鍛錬の時、不意に倒れた私を受け止めたのは、近くで見ていた北郷だったのだ。

「そんなのただの偶然だよ。お礼を言われる事じゃないさ。」
「うん、そ、そうか?…うむむ。」

なんだかそう言われると、お礼を言ったこっちが損した気分だ。


時間がどれだけ経ったのか…すくなくとも日は沈んで夜にはなっただろうか?
そう考えた時ぐぎゅうるる〜と変な音が鳴った。
もちろん、私のお腹の音なのだが…。

「お腹すいたの春蘭?ちょっと待ってて、今お粥か何か作ってくる。」
371名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 06:30:00 ID:dmflfCwi0
そう言うと北郷は部屋から出て行った。
その時、ようやく北郷が手を握ってくれていた事に気付いた。
手を軽く握ると、さっきまでの温もりがとても愛しく感じる。
私はこんなにも弱かっただろうか?
北郷がいない事が、こんなにも寂しく感じるだなんて。


…遅い。いや、私がそう感じるだけか?
…でも。…もしかしたら。
さっきから悪い考えしか頭に浮かんでこない。
普段は考えることをしないせいか、こんな時だけ考え込んでしまう。
なぜ来ない?誰かと話すのに夢中なのか?
私と一緒にいるのは嫌なのか?
北郷は私の事を嫌いなんじゃないのか?
いつもいつも、追い掛け回しては剣で切り掛かり罵倒する。
今日だって折角の休日なのに、私の看病で台無しにしてしまった。
こんな女、北郷が好きになってくれるわけがない。
そうだ、北郷は『優しい』から嫌だって言わないんだ。
本当は迷惑で、大嫌いなのに…。
私を抱いたのだって華琳様の命令だったからだ。
そうだ、別に北郷から求めた訳じゃない。
「好きだ」とか「愛してる」なんて言われた訳じゃない。

「………………北郷。」

悲しかった。私の独りよがりだったんだ。
北郷に好かれてるかもだなんて…。
『一刀』だなんて呼んでみたり、恋人みたいだなんてに勘違いして…。

…馬鹿だな私は。
372名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 06:31:18 ID:dmflfCwi0
「ごめんごめん。ちょっと流琉に身体に良い物…どうしたんだ春蘭?」
「…いや、なんでもない。ちょっと考え事をしていただけだ。」
「?…考え事?まあいいや。お粥食べるだろ?食べさせようか?」
「いい、自分で食べれる。…それと、もう私の事は良い…部屋に戻ってくれ。」
「駄目だよ春蘭。俺は今日一日、春蘭の世話をするつもりなんだから。」
「いいから!一人にしてくれ!!」

腕を振ると、北郷の手に当たりお椀を落してしまった。
折角のお粥が布団と私の服を汚す。
熱くはあったが、今はそんなことはどうでもよかった。

「ああもう、大丈夫か。どうしたんだ春蘭?何かあったのか?」
「何でもないから!もういいんだ!…私に…優しく…するなぁ。」

感情に任せて北郷の胸に縋り付く。
堰を切ったように涙が止まらなかった。
北郷は『優しい』そう秋蘭に言ったことがある。
でも、それは残酷だ。
北郷が他の女の子とそういう事をしてるのは知ってる。
その娘たちは北郷に好きだと伝え、好きだと言って貰えたのだろう。
私は、決して『特別』なんかじゃない。
それどころか、私なんか他の娘の様に思いすら告げず成り行きで抱いて貰っただけ…。
ただのお情け。私を拒めない一刀の『優しさ』。

ごめんなさい、こんな私で。ごめんなさい、好きになって。
ごめんなさい、迷惑ばかりかけて。ごめんなさい、もう…私に構わないでくれ。

「んむ、ぐ…ふぁ、な、何ふぉ…あ、や…だ、ん、んくっ……はぁ、も、んちゅ、ふぅ…。」

何が起きたか理解できない。
気がついたら、一刀に頭を抱え込まれるように抱きしめられ。
口内を思うままに蹂躙されていた。
373名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 06:31:51 ID:2FtnJbk+0
支援
374名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 06:36:28 ID:fKa8+Y8L0
支援です。
375名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 06:38:00 ID:dmflfCwi0
「や、んく、む…んふ、んぁ、あぁ…かじゅ、んは…とぉっ…なん、んぁ、んむ、れぇぇ。」
「…春蘭が好きだから。それじゃ駄目?」
「わ、わらひが…好き?んふ、あぁ、ちゅぷ、んぁぁ!」
「ねぇ、春蘭は俺が嫌い?」
「んん!ひぁ、ンぁん…わ、わら…ん、ひも…しゅ、好き…かじゅと、ふぅ、がぁ…しゅき…なのぉ…。」
「じゃあ、何で優しくして欲しくないの?俺、春蘭の事傷つけたくないよ。」
「らって、んんぅ…わら、しは…わらひ…うぅぅ。」

一刀と舌を絡め合いながらも、少し、また少しと、キモチを重ねていく。
唾液がクチュクチュやらしい音を立てる。
舌足らずな私の言葉を、一刀は受け止める。
全部、全部話した。
私の不安を、悲しみを…そして、誰よりも貴方を愛しているということを。
一番じゃなくて良いから、迷惑なら捨ててくれて構わないから、『特別』になんかなれなくて良いから。
ただ、私に貴方を…一刀を好きでいさせて下さいと。

「ごめんよ。…本当にごめん。俺…最低だ。本当は俺が言ってあげるべきだったのに…。」

一刀はそっと抱きしめていた手を離すと、私の指に自分の指を絡めてきた。

「確かに酷いよな…色んな娘たちに手を出しといて、それでも俺は…春蘭が欲しい!」

唇を合わせる。触れ合うように。壊さぬように。
絡めた指を愛撫するように擦ってくる。
同じように、舌が唇を割り進入してくる。
そのままゆっくり一刀は私を押し倒す。
汚れた掛け布団は既に無く。柔らかい感触が包み込む。
唾液を混ぜ合わせ、流し込んでくる。
私はそれを音を立てて飲み込む。
手を顔の横に押し付けられ、身動きできない。したくない。
一刀の唇が、頬を、喉を、胸元を舐め上げる。
口で服を肌蹴ると、その中の乳首を舐めて噛んで愛撫する。
376名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 07:00:18 ID:dmflfCwi0
「なぁ!んんぁ、はぁ…っ、キモチイイよぉ…かじゅとぉ♪」
「はぁ、はぁ…もう我慢できないよ春蘭。」
「うん♪わ、私も早く…一刀の、一刀のモノになりたいよぉ。一刀だけのものに。」

少し強引に服を脱がされる。
もう、私のソコは膣から溢れ出る愛液でトロトロだった。
一刀も服を脱ぎ、私のソコに熱く滾った肉棒を擦り付ける。

「もう!もう好いからぁ!入れてぇ…かずとぉ」

泣きながら懇願する私の中に、一刀が入ってくる。
抵抗などなく、初めての時のキツさなど…もう微塵も感じなかった。
代わりに感じるのは、圧倒的な快楽。

「イッ!あぁぁぁぁああぁああぁあぁ…はぁああぁ、いぃくふぅうううぁ!」

イッた。一片の容赦もなく、身体中をガクガク痙攣させながら…。
私の膣内が、子宮が、魂がその全てに歓喜する。
口から唾液を零れさせ、右眼から悦楽の涙を流す。
指を絡めた手を握ろうとしても、この快楽漬けの身体では僅かに握り返すのがやっとだった。
かつて、後ろから突かれたこの身体にとって、前から抱きしめられるこの体勢は初めての感覚だった。
凄まじいまでの一体感。愛し合ってると心と身体に刻み込まれる感覚。

「ひゃぁぁ、ふぁ、いい…キモチ良すぎるぅぅ。ひ、ひとつになりゅぅ…かじゅとが、あぁん♪」

子宮の入り口に、一刀のモノが当たってる。
膣内を隙間なく埋め尽くし、ピッタリ収まってる。
まるで、私だけの為にある様な…いや、私が…私の方が一刀の為にあるんだ。

「かじゅ、んぁ、とぉを…ひゃん、かんじりゅぅのお…かじゅとのモノになってるのぉ♪」
「ああ…今だけは、俺は春蘭だけのモノだ。そして、春蘭は俺だけのモノだ。」
「うれ、ひぃ…ん、んんぁん♪動いれぇ、もっとぉ一刀を感じたいのぉ。」
377名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 07:01:45 ID:dmflfCwi0
繋がったまま口付けを交わす。
胸を揉まれ、膣を掻き回される。何度も何度も。
ギュポッ!ニュプッ♪ジュポ、ジュブブ…。
イヤラシイ水音が響く。そして、私の喘ぎ声も…。

「イク、あぁん……や、らめ、も…イクッ!あぁぁぁ!……や、イクぅ、あはぁ、止まんない♪」
「春蘭…春蘭、き、きもちいよ。…絡み付いて。すぐにでも…出そうだ。」
「な、子宮に…らひぇ、らひてぇ…かじゅとのれ…孕ませれぇ。」

一刀が私を掻き抱くようにして、一番奥へと突き刺さる。
子宮口をこじ開ける様に、一刀はおちんちんを捻じ込む。
そして、待ちに待った精液が…一刀の子種が、私を孕ませる為注ぎ込まれる。

「来ったぁぁ!かじゅとのぉ♪…赤ちゃんの素ぉがぁ、孕んでくぅぅりゅぅぅ。イッ!!かはぁ!!」
「種付けしてる…俺、今春蘭を孕ませてる。中から俺のものに染め上げてる。」

そうして、私は正真正銘。一刀のモノになった。


あれからどれだけ身体を重ねたか判らない。
まどろみの中にいた私たちだったが、朝になったら誰かが来る。
名残惜しいが身体を離し、後始末をする。
ただ、私の服は汗とお粥、そして愛液と精液でグチョグチョで変える必要があった。

「そういえば…風が汗を掻いたら着替えさせろって服を用意してくれたっけ。」

そうして北郷が渡してくれたのは、真っ白な服だった。
378名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 07:06:39 ID:dmflfCwi0
下は忘れたのか入ってなかったそうだが…。
袖を通し、前を閉める。全部閉めるとキツイので、上は少し空けておく。

「…なぁ春蘭。」
「うん?どうした一刀?」
「………ごめん!我慢できん!!」
「ちょっ!だ、駄目だ。……あぁぁ。」




…後で一刀に聞いたら、『裸にわいしゃつ』は反則なんだそうだ。

 

379名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 07:26:32 ID:2FtnJbk+0
桃香乙です

上がきつい春蘭もいいが
全体的にブカブカで袖まくりをしている流琉の裸ワイシャツを
想像してしまう自分はどうやら疲れているようだ
380名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 08:45:08 ID:gACED9GLO
朝起きたら何ともエロい投下が…乙です

気弱になってる春蘭可愛いよ春蘭
ていうか風wなんちゅうモンを用意していくんだww
381名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 09:21:12 ID:VkbWPYUIO
えろーい 
久々にこんなえっちなの見た気がする

382名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 09:28:30 ID:XV6bW9lR0
>>378
乙だけどついこの間、投下の仕方について注意があったとこだからガイドラインに見直した方が良いよ。
383名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 10:34:00 ID:hKfeJ8Jf0
乙乙、エロは書くの勇気いるよねw俺も一度しか書いたことないわ

それから>>366についてだが麗羽様ってすっごいバカなのは確かなんだけど
無印だと結構まともなときもあったりするし知識や常識も
一応それなりにあるとは思うよ。

キャラとしては星に近いタイプなんじゃないかな〜
実力がなくて、いろんな意味でより極端な性格なだけで
本質的には同じような方向性や思考、行動パターンな気がするw
384名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 11:33:11 ID:6D+WpNvh0
はじめての病気は心細そうだな。
一刀さんはきっとこのあと寝込む。

麗羽様は基本的に丸投げの人なので、一刀が献策して「これは麗羽様にしかできない華麗な策!」とか文顔がおだて
あげればのる。きっとのる。
385名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 13:23:27 ID:szwxjTAj0
星と麗羽様が似てる?そんな馬鹿な…

華蝶仮面「はーーーっはっはっはっはっは!!!」
麗羽様「おーーーっほっほっほっほっほっほ!!!」

あれ?
386名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 13:37:41 ID:lN/ML+mI0
>>384
「これをやれば○○(特に華琳)はさぞ困る事でしょうね」とかも効果的な気がするw
ただ袁家はデフォのままだとどうにも人手不足なんだよな、特に頭脳労働者が。
387名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 13:45:52 ID:7KRN23UCP
董卓勢力を吸収して軍師二人を引き入れた美羽シリーズは上手くやってるよな。
ちんこさん苦労してんだろうなぁ。
388名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 15:29:08 ID:dZkj26iTO
こっちの美羽シリーズはまだ健在だが理想の袁術無双はいきなり未完で消えたな
こっちでやってりゃ長続きしたろうに
389名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 16:24:15 ID:9AKYPJgL0
>>388
でもあの作品の一刀って、腹黒くなってたりして俺達のち○こさんじゃなくなってたじゃん。
こっちでも賛否両論あったと思うよ
390名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 16:25:35 ID:Ftacuu5MO
>>388
あれは自業自得だろう。
規約無視したり荒らしを挑発+助長させたりして、自分で消すはめになったんだし。

まぁ、一刀の性格改変チート化+原作の片鱗すら無い時点で、ここじゃ叩かれるだけ。
以前にも批判されまくりだったしな。
391名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 16:27:50 ID:9AKYPJgL0
>>388
追記。
その作者ブログ開設して執筆続けてるよ。
詳しくは作品名でググってね。
392名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 16:32:45 ID:FPyp5SKe0
感想掲示板が荒れたので作者が削除して、以降は自サイトで連載を続けるそうな。
批判意見があったので、自サイトに引き篭ったらしいという書き方もされていたが、
削除前の状態を知らないので何とも言えん。

ちなみに、自サイトで荒らしコメがあったらアク禁かけるそうな。
393名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 17:13:03 ID:tNtRpA9ZO
賞賛と肯定以外受け付けない脳みそだったみたいだし、あのレベルでここに来てたら確実に荒れてただろうね。
このまま自分の城に籠もって出てこない方が平和で良い。
394名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 17:26:45 ID:JMD3aM/e0
作品自体は知らんが悪い選択じゃないと思う
少なくともアンチ引き連れて別のサイトにもめ事と一緒に移動するよりは遥かにいい
当人のサイトでやるなら、荒らしか否かを判断する権限と基準はサイト主のものだし、
荒らしと判断した存在をアク禁するのはそのサイトの管理者の自由だ
395名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 17:34:26 ID:XV6bW9lR0
いい加減に他所の話題はやめとけ
396名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 17:34:56 ID:uKpsTerJO
今週は桃花少ないな・・・
でも明日から三連休だからいっぱい桃花くるかな?
397名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 19:14:08 ID:lWWDZK/f0
( ゚д゚)アーッハッハッハ http://niseizumo.blog74.fc2.com/
398名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 19:27:50 ID:/2+no/260
こういうカスが居るから荒れるんだよな。
399名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 22:51:00 ID:9tHzTwlO0
しかしなんだ、エロ描写を入れる人も段々増えてきたな。
pink板にあるのにエロ無しSSが圧倒的に多いというこのスレに新しい風が…
念のため言っておくが、新しい程cじゃないぞ。
400名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 22:55:52 ID:lA3efvHF0
風×2か
会話の収集がつかなそうだな
401名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 23:03:07 ID:YPK7AP4i0
大丈夫だろ。
お互いに寝てそのままだ

「「…………」」
「「……ぐー」」
402名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 23:05:38 ID:6D+WpNvh0
すばらしいな、ステレオで「おおっ」が聞けるとは。

まあ、エロは実際書くの難しいからなー。
403名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 23:09:59 ID:VOMy05AG0
エロを書くのに捨てるもの>羞恥心
404名無しさん@初回限定:2009/03/19(木) 23:56:53 ID:hoBY7hMR0
>>402
やべぇ、想像したら…やべぇ

というわけで風が大活躍する真√はまだですか?
405名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 00:25:12 ID:DuvhwYU80
各キャラの話をもっと深く掘り下げたFD出ないかなぁ…
406名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 00:59:19 ID:Bv0a2SOuO
>>405
たぶんここのネタが大量に反映したFDが夏ボーナス頃に出るよ、きっと

避難所面白いな〜名無しじゃなくて〇〇いわく〜ってキャラ名がランダムで出るよ
こっちもそうならんかな?
407名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 13:45:15 ID:e/WMaOcZ0
なるわけ無いだろw
専用のローカルな板だからああいうお遊びも出来るんだから。
408名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 13:55:35 ID:ErX1b1nw0
一刀ととの初めてが2人っきりのって今回あんまないよね
FDでは1対1のが増えればいいな〜と思う

ifで春蘭の初めてとかね
ご褒美は一刀に犯されることだけど、華琳と秋蘭は来ない

華琳「私がいたら春蘭も素直になれないでしょう?それに、好きな人との初めてを邪魔するほど無粋ではないわ。」
春蘭「そ、そんな華琳さま!別に私は本郷の事など…しゅ、秋蘭。」
秋蘭「いや、私も止めて置こう。姉者の乱れる姿を見れないのは残念だが、華琳さまもああ言っておられることだしな。」
華琳「…ああ、その代わり。どんな事をしたのかちゃんと報告すること。口裏を合わせようとしても無駄だからね。」

という感じでな
いや、エロ以外の普通の話でも一向に構わないんだがね
409名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 13:59:08 ID:Bv0a2SOuO
それが意外と愉しんで見てたりして

上は公式通販から下は2chローカルまで帷幕にあって千里先の勝敗を決すバッショ様たちをなめてはいけない

すでに次の策が……
410名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 14:01:43 ID:dI6mqPtq0
FDの前にいい加減お返しディスクを作ってくれよと
本スレじゃあもう諦めてる人も多いけどw
411名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 15:01:24 ID:3U7vB5cv0
>>409
書き込むごとに名無しが変わるってのなら既にやってる板があるけどな
412名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 16:47:41 ID:bCgdoP9WO
質問なのですが、ここの人達は、リアルタイムに投下されるのと
どこかにUPしてから知らされるのとどちらがいいのでしょうか?
413名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 16:50:29 ID:3U7vB5cv0
ここはSS投下専門の板じゃないからあまり長くなるようだと規制かかりやすくなるし時間もかかる
だからかなり長いと思ったらテキストうpの方がいいと思うよ、専用ロダもあるし
414名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 17:06:02 ID:/kKjCAS00
正直作品とキャラに対する愛があればどっちでもOK。
415名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 17:10:39 ID:bCgdoP9WO
>>413
>>414

ありがとうございます。
わかりました。
もし、UPする場合はどこのロダが良いのでしょうか?
416名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 17:29:22 ID:droIqlCC0
417名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 17:36:15 ID:bCgdoP9WO
>>416
すみません、書いてありましたね。

教えていただき、ありがとうございます。
418名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 20:26:51 ID:Bv0a2SOuO
お早い投下、お待ちしてま〜すwktk
419名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 21:12:34 ID:eeAABn2E0
さて、そろそろ全裸になるか
420無じる真√N:2009/03/20(金) 21:13:21 ID:Fq6sLvv10
拠点イベント3
●キャラは星です。
●時間軸は本編5話より前になります。

http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0222-1237551100.txt
421名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 21:14:23 ID:Ve6N8ftjO
そして気付いたら朝になっていて風邪を引くと・・・
422名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 21:44:24 ID:/A+8n67A0
>>420
白蓮一途なのかもしれないけど、○○に○めるな、とはひどいw

あと目に付いたので
ならば城を守ることこそ我が指名→使命では?
423名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 21:46:28 ID:/A+8n67A0
・・・GJ忘れてた。GJ
424名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 21:46:58 ID:KehK+5Qs0
>>420
乙。
星はあいかわらずいいキャラ。そして、白蓮は相変わらず不幸でいいw
他の女の買い物につきあわせる一刀も一刀だw
425名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 21:55:56 ID:Fq6sLvv10
>>420
ご指摘、ありがとうございます。至急、修正しようと思います。
●●に●めるなに関しては、もしかしたら、後々間接的に話しの中で出すと思いますので
そこでの言い訳をお待ち頂けると幸いです……たどり着けるとよいのですがw

>>424
つきあわせるというか、まだ監視役としてついてきているわけです。
そこも、修正しようと思います。ご指摘感謝です。

最後に、感想ありがとうございます。
426名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 21:56:59 ID:Fq6sLvv10
↑の
>>420は間違いで
>>422でした。すみません。
427名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 22:44:25 ID:YXLBQASB0
>>420
GJ
星が『セット』という言葉を知っているのが1つ気になった。
でも好きだGJ
428名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 22:57:43 ID:Fq6sLvv10
>>427
ご指摘ありがとうございます。
何度も直して投稿すると、まとめの人にご迷惑となりそうなので
もう少し、他にも指摘される部分があるか確認した上で修正しようと思います。
429名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 23:02:38 ID:Bv0a2SOuO
>>428

指摘を待つのもいいけど?
修正自分でやるから専用うPしたんじゃないの?
430名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 23:06:44 ID:3U7vB5cv0
自分で確認してから修正するって言ってるように見えるけど
431名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 23:14:12 ID:Fq6sLvv10
>>428
>>429
まぎらわしい書き方をしてしまい、すみませんでした。

もう、まとめの方に載せて頂いているようなので、見つかるたびにこちらで修正してupすると
まとめに載せて頂いているほうの修正もして頂くことになると思ったので
後で、修正点がまとまってから修正を行おうと考えていました。

ですが、直せるところはさっさと直した方がいいかもしれませんね。
というわけで、修正しようと思います。
432無じる真√N:2009/03/20(金) 23:28:00 ID:Fq6sLvv10
たびたび、申し訳ありません。
修正致しましたので、暇な時に直して頂けるとありがたいです。
こちらが修正後です。
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0224-1237558609.txt

皆様、ご迷惑をお掛けしました。
433名無しさん@初回限定:2009/03/20(金) 23:37:49 ID:bCgdoP9WO
>>432
ドンマイです。
次から、気をつければいいと思いますよ。

それと乙です。
4341レス小ネタ:2009/03/21(土) 00:22:00 ID:o3Ltb51f0
連合軍総大将となった麗羽が、全軍の前で演説を行った。
演説が終わると、麗羽は諸将に自分の演説の出来を尋ねる。
辟易する諸将であったが、その中から一つだけ声が上がった。

「ええ。実に素晴らしかったわ」

意外な事に、この発言の主は華琳である。
多少面食らいながらも、麗羽は続けて訪ねた。

「どのあたりが素晴らしかったのか、聞いて差し上げてもよろしくてよ」
「壇上から去るところが」
435名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 00:54:16 ID:V0LpWRtW0



 フッ… l!
  |l| i|li ,      __ _  ニ_,,..,,,,_
 l|!・ω・ :l. __ ̄ ̄ ̄    / ・ω・≡
  !i   ;li    ̄ ̄ ̄    キ     三
  i!| |i      ̄ ̄  ̄  =`'ー-三‐ ―
              /  ;  / ;  ;
          ;  _,/.,,,//  / ヒュンッ
            /・ω・ /
            |  /  i/
           //ー--/´
         : /
         /  /;
    ニ_,,..,,,,,_
    / ・ω・`ヽ  ニ≡            ; .: ダッ
    キ    三    三          人/!  ,  ;
   =`'ー-三‐     ―_____从ノ  レ,  、

436名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 01:18:31 ID:l+ZrMelr0
>>434
以前もあったけどそういうジョークネタ好きなんだよなあ。
サラっと酷いあたりがw
437名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 02:51:19 ID:lg7am32a0
>>432
こっから6話の真名の件に繋がるのかw
一刀のついでみたいになってたけど、こういうのがあると色々想像できて面白いw
438名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 08:27:43 ID:+3llvntr0
>>434
アネクドートの盗作
439名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 09:09:18 ID:TrcYIasNO
自分は理想郷に繋がらないのですが、皆さんはどうなのでしょうか。
440名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 09:16:00 ID:G8OqI/7L0
>>439
メンテ中とかじゃないか?
理想郷はいったことないからわからない。
441名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 09:19:05 ID:TXa+ZhhB0
管理人さんが物理的にお引っ越し中。23日ネット開通予定で、再開目標は24日ぐらいだったはず。
442名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 11:09:34 ID:463JW2/q0
トップ読んでりゃ分かることなのにな。
こういう奴がいるから・・・
443名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 11:33:16 ID:R5cCvAug0
つーか何故特に関係の無いここで聞くんだろう?
444名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 11:37:35 ID:/7Ut7Fx3O
最近曹魏†学園来ないな・・・
445名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 13:09:39 ID:HYkF47sy0
>>443
あそこにも恋姫SSがあって、このスレでも話題として出たからじゃない?
446名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 13:27:14 ID:a7bxggTG0
複数のSS書きからの投稿があって恋姫SS『も』扱っているサイトって・・・

TINAMIと理想郷意外だとよろず小ネタ掲示板とシルフェニアと・・・あとどこかある?
447名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 13:49:04 ID:WXXAl5EKO
ここは理想郷じゃないんだし、スレと関係ない質問は自重してくれ。
448名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 13:55:27 ID:QsrsU9pN0
どうしても話題にしたければ、叩かれるの覚悟のうえで>>262へどうぞ
話題にしないのが一番ですが。
449446:2009/03/21(土) 14:05:02 ID:a7bxggTG0
わかりました。
スルーしてください
450名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 16:13:21 ID:13zwDoAr0
451名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 16:20:23 ID:zLxinEvM0
なかなか美味そうなオカズだな
452名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 16:29:43 ID:4/IAlrOX0
おのれ・・・何も考えずに見てしまった・・・オエッ
453名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 16:31:29 ID:coMoOQYQ0
最近よく貼られるな
春だからか?
454名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 18:17:38 ID:7oGuivmV0
血がべっとりで何がなんだかわかんね。
周りにあったエロの方に目がいった
455439:2009/03/21(土) 19:04:40 ID:TrcYIasNO
すみませんでしたm(__)m
456名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 19:10:57 ID:UTyGjq/b0
むふぅ、今になってシスタープリンセスをプレイしている俺は、これを全て終わらせたとき新たなるステージへと旅立てる気がする……

具体的には風と猪々子が。
457新屋敷 ◆QbpJ9c0cNo :2009/03/21(土) 19:22:13 ID:JNzH7lST0

北郷一刀の乱 〜魏国、天の御使いにより群臣去りて、王動揺す〜 (前編)。
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0227-1237630796.txt

急に華琳エロが書きたくなったので、勢いだけで、書いてみました。
といっても前編はエロなしですが。
後編がエロくなるかは我らが一刀さん次第。

というわけで、それでは、また。
458名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 19:45:08 ID:CAIQlFcp0
>>457
乙でした。
覇王と天の御遣いのツンデレラブ寸劇を新人の将や文官はどう思っただろうw
459名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 19:47:26 ID:Qgq/Giqz0
>>459


一刀さんの変態ぶりはマジパネェwww
460名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 19:48:05 ID:zkUTrGQr0
>>457
下半身全裸で正座して続き待ってます(*´Д`)
461名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 19:56:10 ID:XCCJ9EpN0
>>457
そういえば華琳のエロス作品って少ないかも。
これは紳士スタイルで待つしかないね
462名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 19:59:39 ID:X4qJ/sSR0
>>457
制服着せるのかーw
これはなんとも、さすが変態w

しかし、文武百官はこの国大丈夫なのか、と思うだろうなw
463名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 20:59:48 ID:z4ZaWu240
>>457
ダメだこの国、早く何とかしないと……ww
そして我らが一刀さんなら結局は後進にも手を出すんだろうなぁ

子作りは計画的に☆
464名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 21:47:00 ID:ivtf3Cvd0
>>457
一日耐久を誰とやったのかがひどく気になりましたw
465名無しさん@初回限定:2009/03/21(土) 21:56:40 ID:7oGuivmV0
>>457
変態乙


SSとかでグロ描写書くときってちと大変だよな。
なぜか飯食いながらつらつら「踏みつぶされた頭蓋の隙間から脳漿が滲み出す」とか考えてたら気持ちわるくなった
466名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 00:21:12 ID:pZvF6TOyO
>>457
乙、この変態w

後輩たちも会話に参加したらもっと面白かったわ、この変態w
仲達ちゃんとか野心家ぶり発揮して子種をせびるとか、この変態w
後編が楽しみだわ、この変態w
467名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 00:40:55 ID:Lisk44a+0
ところでおまいらATOKとMSどっち使ってる?
試用期間がもうすぐ切れるんだがMSの方の使い心地忘れた
468名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 00:48:24 ID:l08vjgkS0
>>464
個人的には姉妹の抜け駆け禁止をどうにか出来れば天和が一番怪しいと思うw
コンビ・トリオの縛りがあるならいくら一刀さんでもキツイだろうからフリーな霞か風かな?
469名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 00:52:42 ID:GJjG3KmI0
>>468
待て。一日耐久を二人でヤッたとは書かれていない。
つまり役満しすたーず三人を相手に丸一日頑張ったことも考えられないか。

しかし天和たちが妊娠したらファン大激怒でえらい事になるんじゃなかろうか
470名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 00:59:42 ID:l08vjgkS0
>>469
いやいや、いくら一刀さんでも複数相手に一日中は体力と精力が…
体力は持たないだろ、うん。
471名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 01:07:00 ID:DN4pglJX0
>>467
答えた私が怒られるかも知れないが、投下が増えると期待して返答。

勝手な印象
単語・文節ごとにぶつ切りで打ち込んで変換するなら、MS-IME
句読点まで一気に打ち込んで変換するなら、ATOK

ATOKで「けが」と入れると「怪我」よりも「毛が」とか、普通使うであろう単語より「○が」の方が上に来る。
でも長文には強い。
472名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 01:23:55 ID:SxL/51bg0
変換少なくすれば少なくするほどに時間を短縮できるので、慣れるとatokの方が執筆は早いよ。
ただそれも結局は書き方次第。
imeの使い方忘れるくらい使ったなら、2009買っちゃえw
473名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 01:24:45 ID:nFSH8QHZ0
オレはもうATOK以外は使えない身体になってしまったな
MS-IMEスタイルで使ってるから操作はIMEとほぼ同じだけど
474名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 04:55:32 ID:eGraaOve0
>>>457
この全身精液孕ませ男乙
475名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 05:51:08 ID:feLzhTHX0
>>469
数年後母娘共演ライブをすれば怒りはおさまる
476名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 05:55:48 ID:feLzhTHX0
>>457
後編で更に蜀&呉のヒロインも孕ませていた事実発覚の可能性100%
477名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 09:10:09 ID:sYU3hVyhO
城勤めの文官武官が皆フランチェスカ着るようになったりな、基本自分で選んでるみたいだしw
真桜経由で配られて「これで迫ったら隊長イチコロやで」とかw
478名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 11:23:03 ID:vMxcXmvWO
>>476
自国他国問わず幹部多数を殺さずにほぼ無力化とか最強だな一刀
479名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 13:44:35 ID:t8qk08530
なぜか華琳様だけどうやっても妊娠しないイメージがあるのは俺だけか?w
480名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 13:48:16 ID:CGa7D8y40
それは困るな、男子だけでこんなにノルマがあるのに(Wikipediaより)

1. 曹昂 母は劉夫人
2. 曹鑠(相殤王)母は劉夫人
3. 曹丕 母は卞夫人
4. 曹彰 母は卞夫人
5. 曹植 母は卞夫人
6. 曹熊 母は卞夫人
7. 曹彪(楚王)母は孫姫
8. 曹沖 母は環夫人
9. 曹宇(燕王)母は環夫人
10. 曹林(沛穆王)母は杜夫人
11. 曹袞(中山恭王)母は杜夫人
12. 曹據(彭城王)母は環夫人
13. 曹矩 母は尹夫人。生没年、字は不明。子が無いまま、早くに死去したため、樊安公曹均の子曹敏が臨晋侯に封じられ、後を継いだ。232年、爵号を進められ、范陽閔王と諡された。
14. 曹上 母は孫姫。生没年、字は不明。子が無いまま、早くに死去したため、後継ぎはなく、領国は没収された。231年、領国と諡号「臨邑殤公子」を追贈された。
15. 曹勤 母は孫姫。生没年、字は不明。子が無いまま、早くに死去したため、後継ぎはなく、領国は没収された。231年、領国と諡号「剛殤公子」を追贈された。
16. 曹? 母は秦夫人。生没年、字は不明。211年に西郷侯に封じられたが、子が無いまま、早くに死去したため、215年、沛王曹林の子曹贊が爵位と領地を継いだ。232年、爵位を上げられ、諡号「済陽懐王」を追贈された。
17. 曹峻(陳留恭王)母は秦夫人
18. 曹幹 母は陳姫
19. 曹乗(穀城殤公子)母は李姫
20. 曹整(?(?は、眉に?=おおざと)戴公子)母は李姫
21. 曹京 母は李姫。生没年、字は不明。子が無いまま、早くに死去したため、後継ぎはなく、領国は没収された。231年、領国と諡号「霊殤公子」を追贈された。
22. 曹均(樊安公)母は周姫
23. 曹棘 母は劉姫。生没年、字は不明。子が無いまま、早くに死去したため、後継ぎはなく、領国は没収された。231年、領国と諡号「廣宗殤公子」を追贈された。
24. 曹徽(東平霊王)母は宋姫
25. 曹茂(楽陵王)母は趙姫
481名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 13:51:27 ID:SxL/51bg0
>>479
奇遇だな、俺も同じだw

メーテルの桂花妊娠短編のせいかとも思ったんだが、それ以前からそんなイメージがあるような気がする。
なぜだ。
482名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 13:54:43 ID:dHvPOfk90
何で自分だけと、誰にも見られない場所で悔しがる華琳様ですか。
みんなに先を越された分を取り返そうと『がんばる』ものの、何故か……と。で、妊娠するまで楽しめばいいんだと開き直った途端に妊娠の兆候が。
483名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 13:55:25 ID:QzsryzxK0
>>480
華琳様に犬かなんかにでもなれと?w
…華琳様が犬にって言葉だけでも稟は血を噴きそうだなあ。
484名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 14:17:34 ID:LarzVyHM0
毎回双子三つ子なら回数は減らせるけど……ますます犬っぽいww
485名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 14:51:36 ID:k5/RH8/70
華琳様が誰かを孕ませれば問題ない。
というわけで、袁家印の蜂蜜が高値で取引されてですね
486名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 15:15:07 ID:VjFgkoVR0
一子ちゃんの出番か?
487名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 17:20:54 ID:M32B8s3/0
>>480
色んな男の種を注がれる華琳様ハァハァ
488新屋敷 ◆QbpJ9c0cNo :2009/03/22(日) 19:06:56 ID:jwzmgwIi0

『北郷一刀の乱 〜魏国、天の御使いにより群臣去りて、王動揺す〜 (中編)』
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0228-1237716122.txt

すみません、少し長くなってしまったので、後編を分割させていただきました(そしてエロお預け……)。

話をまとめる能力と、長くなっても読みにくくない筆力を身につけたいものです。


>>466
オリキャラは扱いかねるということで台詞どころかキャラ名すらなしでしたが、野心家・仲達ちゃんはいいですね。
「一刀お兄さまっ」とか言って超甘えてきつつ実際は中身腹黒というのもいいけど、桂花ばりのツンデレで、
華琳に対してすら傲岸不遜、一刀に対しては「この屑」が口癖の、まだまだ若くて世渡りが下手な仲達ちゃんも
いいなぁとか思ったり。

>>一日耐久
個人的にはとあるSSの続きという裏設定からとあるキャラを想定していました。

>>華琳妊娠
これは私もしない派なのですが、果たして今SSでは……?
取りあえず、一刀さんは変態、ということで。

>>ALL
感想ありがとうございました。


それでは、また。
489名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 19:19:21 ID:Lisk44a+0
ドスケベほいほい乙!!

ちんこのくずでチンカスか。北郷も大変だな
490名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 19:21:48 ID:Lisk44a+0
>>471
亀すぎて申し訳ないけどレスdクス。
書き手もいるだろうと思って聞いたけどスレチだったみたいね。すまんかった
491名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 19:54:28 ID:RcPV6cb9O
>>488
乙!やっぱちんこの口説きテクはいいなw

>>480
マリア・テレジアは16人産んだそうだからそこそこ名のある子だけ頑張れば何とか
492名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 20:04:03 ID:IgRNFdHU0
>>488


華琳とのエロシチュのためにわざわざ建物まで造るなwww一刀さんマジパネェwww
493名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 20:04:21 ID:feLzhTHX0
>>488
華琳様の倣い、フランチェスカの制服(カナリア学園でも可)を着て一刀とセックスする桃香&孫三姉妹を妄想中
494名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 20:31:20 ID:QzsryzxK0
>>488

何自分達で話進めといてテレてるんだ、この2人はw
しかし一刀さんはサラっと殺しにかかるよなw
495名無しさん@初回限定:2009/03/22(日) 21:44:28 ID:Y5Rb6tI00
>>488
昔、日本では側室にその人ごとの家を建てさせていたというのだから保健室くらい!
さて、次回はいよいよ華琳さんのにんっしんっですね。期待してお待ちしております
496名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 00:51:58 ID:XxP1FT90O
スタートが保健室ってのがまたなんともw
497名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 09:34:46 ID:wLQEAwLN0
>>488
血税をなんだと思ってやがるwww
498名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 10:35:39 ID:M2B5d/bk0
国家予算も王家のポケットマネーも丼勘定の時代に何を・・・
宋の徽宗なんかそれが原因で国をエライことにしちまった。
499名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 10:41:36 ID:QFopIGoz0
>>488
この変態乙
500名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 12:39:20 ID:xcUkbOSz0
>488
多分これ、どういう意味か知らずに「天の国にはこういう形式の、そのための施設があるんだろう」という認識がされたんだろうな。
そして古代中国に広く広まっていき、いつかは子宝祈願の道祖神みたいな感じで、神社や寺の敷地内にあったりと。
501名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 13:56:57 ID:diPJZuDrO
>>500
節子、それ神社やない!ラブホや!
502名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 19:25:03 ID:VCTjylSn0
霞っぽく見えるから困る
503名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 19:55:22 ID:V0a0Yj+V0
華「あれが天の国の城だな。この前本で読んだぞ」
霞「華雄、それ城やない!ラブホや!」

こうですか?
504名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 20:01:05 ID:sf0Hdu64O
テスト
505一刀十三号:2009/03/23(月) 20:12:24 ID:sf0Hdu64O
書ける!
お知らせ。
何故か規制を食らってしまいました。
書けたり書けなかったりとちんぷんかんぷんです。
このまま書ければ問題無いのですが、少し長い目でよろしくお願いします。
三教一致を待っている奇特な方々へ。
敬具
506名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 20:34:42 ID:BxxCKneE0
>>505
三教一致の続きが来ないなぁと思っていたら、規制にまきこまれていたん
ですか。
お早い桃香をお待ちしております。
507名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 20:36:27 ID:Bs+rbFXRO
待ってましたよ。一刀十三号さん。支援します。
508名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 20:42:13 ID:i3+ped+o0
レッド・クリフ第二章観てから桃香すると思っていたから楽しみ
509名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 21:04:30 ID:Cs1sRbYn0
全裸で待機中
510名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 21:10:40 ID:QFopIGoz0
にゃー
511名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 22:05:34 ID:sXYVtmqI0
全裸になって早二時間・・・風邪ひきそうだ・・・
512名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 22:10:49 ID:Bs+rbFXRO
もしかして、桃香ないのかな?
513名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 22:13:02 ID:eRG2YHeA0
単純に規制にまきこまれてたって報告だけで、今日桃香するとは言ってないからないんじゃない?
個人的にはなんでいまあると思ってるんだろう、この人たち、とスレを眺めてたんだが。
514名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 22:15:25 ID:yAb7ggJcO
このままじゃ投下出来るか分からないから、落ち着くまで長い目でよろしくって事じゃないの?
今日投下するとは書いてないし。
515名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 22:15:41 ID:ZieJUh1o0
避難所に代理投下はしないのだろうか。
その役割もあったよね?あのスレ
516名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 22:17:30 ID:Qc910EoM0
避難所は携帯とかだと書き込めないような
517名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 23:50:38 ID:Pjt0YOyJO
まあ普通はすぐ投下すると期待するわな

たしかに避難所 携帯無理だよ
518名無しさん@初回限定:2009/03/23(月) 23:59:30 ID:EwCJErL20
中の人気付いてないんじゃないか?今になって無理とか言うよりもっと早くに報告してやればいいのに
519名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 01:45:12 ID:Vx0Y/1fb0
てすと
520名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 03:13:46 ID:RynIBsCD0
避難所に携帯から書き込めないとの事で、調べて少し改造してみました。
此方では確認出来ないので該当される方、確認をお願いします。
書き込めない場合はエラーログが残りますので報告は不要です。
521名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 03:37:39 ID:OxvDdBqtO
ERROR:JPドメイン以外からのスレッド作成を規制しています。

ってでて、避難所にもPCから書き込めないw


今は携帯が頼みの綱……
522名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 03:48:08 ID:RynIBsCD0
スレ作成時に出るエラーなのでスレへの書き込みではないと思いスルーしていましたが、対応しました。
携帯から書込めるかもついでに試しておいてみて下さい。無理なようなら今晩に対応します。
523名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 09:40:37 ID:F/FhAvfLO
朝テスト
524名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 09:45:53 ID:F/FhAvfLO
「おぉ!書けますよ、一刀十三号。今の内にさっさとあなたの駄文を載せるのです」
「にゃー(何時、再規制されるか解りません、可能な限り桃香します。21桃香予定です)」
525三教一致 1-21:2009/03/24(火) 09:53:47 ID:F/FhAvfLO
「何?」
「てっきり反対するかな〜と思って」
「今のままだと兵力が回復したらまた攻め込んでくる可能性が有る。ここが曹操を和解か説得、出来る分岐点だと思っている。だから今回はトコトン叩くつもりだよ」
「なら引き続き共同作戦?」
「いや、先ほどまでは孫呉が攻められてたから援軍として共同だったけど、可能ならこれから先は蜀一国で相手したい。手柄の横取りみたいで嫌なんだけどね」
「え〜手伝いたいってか、個人的に曹操ぶっ飛ばしたい〜」
目茶苦茶な凄い理由をあげる。
「前にも言ったけど、そうしないと華琳に届かない気がする」
無意識か一刀が曹操の真名を呼んでるのが少し気にいらなかった。
「だったら、勝手に付いて行くわよ。一刀が負けたら、次に私が曹操倒して一刀は部下にしちゃうんだから。そん時は曹操殺しちゃっても文句言わないでよね」
「そんな事態になる事はさせないと思う」
言葉は確信ではないが瞳の決意が硬いのにどうしても複雑な心境になってしまう。
時々、誰にも気兼ねなかった学園生活が……
曹操を倒して一刀を蜀から奪い、自分だけの部下にする。
最悪、王の座を捨て皆から、いや一刀本人からでさえ怨まれても拐って監禁でも二人きりの生活を欲してしまう自分がいる。
526名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 09:54:12 ID:dBUmwDM20
投下と聞いて即支援
527三教一致 2-21:2009/03/24(火) 09:57:56 ID:F/FhAvfLO
だがそれも、毒矢の攻撃を自分が受けたにもかかわらず、まず私を心配してくれて無事だと分かると喜んでくれたあの一刀をどうこうしていい訳がないと自分をたしなめる孫策。
蜀の皆と一刀のことで騒ぐことが出来る様に、曹操とも一刀のことで騒ぐことが可能なのかもしれない。
と、考える。
だから、万が一に一刀が負けたなら全力で助け、曹操を倒し一刀の前に連れてこようと思う孫策だった。
「なら行動は三日後?」
「いや、今すぐだよ。敗れたといえ、今だ曹魏は五十万近くの兵が居る。元気な人で部隊を形成、曹操の撤退の道筋を予想・配備して奇襲に見せかけて驚かす、たまに本当に奇襲をかける。これで一般兵は大分減らせる筈だ」
「ならそれぐらいは手伝わせなさい」
「…………分かった。でもこれは驚かせて、一般兵を逃亡させて減らすのが主な作戦で。撃ち取るのが主要ではないからね」
「分かってるわよ。思春、明命。比較的元気な兵を集めなさい」
返事をすると行動に移る二人。
その後、部隊が編成されて曹操の後を追っていった。
残った部隊には三日間の休憩の後、曹操の追撃に入ったのだった。
528名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 09:58:15 ID:zLt98SM10
支援
529三教一致 3-21:2009/03/24(火) 10:00:27 ID:F/FhAvfLO
先鋒の厳顔、魏延、黄蓋、周泰は戦果を上げていた。
一般兵は脅し逃げさせる、逃げないだろう各将直轄の親衛隊は撃ち取って確実に兵数を減らしていった。
とどめは蜀呉連合の本隊が姿を現すと、一般兵の逃亡が輪をかけて相次いだ。
今や、その数は約三十万。
しかし蜀軍だけでは数なら今だ上である。
蜀呉連合に追いつかれ下手に動けなくなり、平原でにらみ合うこと丸二日間。
「華琳様。このにらみ合いあまりよろしくありません。どうしても逃亡が相次ぎます。数・陣の配置から判断するに先に蜀劉軍を討ち、すぐさま孫策軍を討つべきかと」
「逃がしてはくれなさそうね」
「残念ながら」
「許昌や各城の守備隊が駆けつけて、ようやく数は蜀呉連合に互角かしら」
「数では多少逆転するかと。更に駆けつける兵は戦疲れはなく蜀呉連合に勝つのは十分可能です。ただしそれはあと四日、これ以上逃亡兵を出さねことが条件かと。今、曹孟徳の力量が試されてるのです」
「こんな時でも。いいえ、こんな時だからこそ厳しくあたるのね稟。ならば後四日間、現状を維持してみせましょう」
530三教一致 4-21:2009/03/24(火) 10:05:53 ID:F/FhAvfLO
「北方より近づく部隊有り!敵味方は不明!」
報告に北を向くと北方から砂塵が見えた。
「(頃合いかな)朱里。あそこの森に隣接するように陣を、それと狼煙と斥候の準備。後、雪蓮に本格的に後方待機に入って、って」
「了解です、それでは皆さん、移動準備してください」
◇ ◇ ◇
「北方より砂塵!」
その報告に魏の将は皆驚く。
「援軍が来るには早すぎる、敵か!」
「今見てるとこなのー…………見えた!旗印は曹!味方の旗なのー」
于禁の言葉に曹操は更に悩む。
「援軍にしては……やはり早すぎる。味方に扮した敵の奇襲?桂花、こちらに来る部隊、一定の距離で止めなさい。そして敵か味方か調べなさい」
「はい」
夏侯惇は迎撃の時の為、許昌警備隊隊長の三人は確認の為に部隊を率いて近づく。
部隊の中に何人かの警備隊員や訓練していた新兵を更に援軍の使いに出した使者も見つけ味方だと判断。
事の経緯を説明させるため何人かの部隊長達が曹操の前に呼ばれた。
「許昌が落城?」
曹操のその言葉に一同に泣き出す隊長達。
「詳しく説明なさい」
すると一人がポツリポツリと語りだす。
531名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 10:09:47 ID:zLt98SM10
支援
532三教一致 5-21:2009/03/24(火) 10:12:41 ID:F/FhAvfLO
それは十日前に西から突如、劉備軍が現れる。
旗は、劉・張・趙・馬・厳・魏・鳳。
開戦から半日で落城とのこと。
「ちょっとまて!」
怒鳴って会話を中断させる夏侯惇。
「いくら名だたる将が居なかったとはいえ、守りの将も居たはず。半日は早すぎるだろ!貴様らは寝てたのか!」
「春蘭黙りなさい、恐らくまた北郷による奇計でしょう。続きを話して」
「はい。劉備軍だと分かった時点で城門を閉め籠城の準備、伝令を出すなどしましたが。伝令は見えてるうちに馬超隊に捕まるなどで駄目でした。劉備が孫呉を攻めてる非を述べて、開戦の宣言と同時に攻城に。
 梯子隊が城壁に近づき神速にて取り付きました」
「待ていくら速いとはいえ、梯子を立て掛けるには一度止まるだろうし。そこを狙えば」
「止まりませんでした」
「何!」
「梯子の先に何やら鉄で出来た鉤状の物がついてまして、それを城壁に滑らせて上げる。そのまま鉤をへりに引っ掛ける」
「ま、待て。それでも梯子を外したり、登って来るまでの時間があるだろうに」
「梯子はへりに鉤が引っ掛かり、外すには一度持ち上げませんと駄目でした。ですが敵兵の体重も加わりとても重く無理でした」
これが夏侯惇や許緒なら可能だっただろうが一般兵にはどだい無理な話である。
533名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 10:16:50 ID:zLt98SM10
天の知識大活用だなーw
支援
534名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 10:16:53 ID:ma+yMNEKO
支援
535三教一致 6-21:2009/03/24(火) 10:26:35 ID:F/FhAvfLO
「外そうとした間は的でしたし。それに梯子の先端には、旅芸人の軽業師みたく人が一人乗ってました」
聞いた事も無い戦法に将達は驚く、軍師達の落胆は特に酷そうだ。
「ならそのまま、あっと言う間に城壁の上ね」
「はい、そして予め決めていたであろう梯子を総出で守る。攻め手はその梯子を中心に登ります」
「結果、半日で落城と」
「はい、そして主だった将は尽く捕らわれて指揮系統は混乱。逃げるにしても組織的な退却もままならず。また、長安や洛陽の城も同じ作戦で落ちたと。ここに来る途中に合流した長安・洛陽の警備隊の兵が申しておりました」
長安も落とされたらしい、そこより西の援軍は完全に当てにならなくなる。
この様子ならば主だった都市もほとんど落ちてるだろうと判断する曹操だった。
「ですが曹操様!我等まだ十分に戦えます」
とは言うが、傷ついて無い兵士など一人も居ない、それどころか本隊と合流出来た安心からか失神する者も居た。
自分を信じて傷つきながらもここまで来た彼等に無理はさせられない。
現実的に酷い言い方をすれば戦力としては当てにならないと思う程傷付いていた。
「分かったわ、指示が有るまで傷の手当と休憩をしなさい」
「ハッ!」
536三教一致 7-21:2009/03/24(火) 10:28:49 ID:F/FhAvfLO
「しかし、ここで軍を一部ではなく、あえて真っ二つに別けるとは……見事謀られたわね。さて、援軍が当てにならなくなったわ」
「何が問題なのです華琳様?私と季衣が先頭に立ち、敵陣深く斬り込んでただ敵の頸をあげれば問題無いではありませんか」
「そうね、それも案の一つに入れときましょう」
「華琳様…その案は…」
言いかけて止める。
とりあえずは今後の方針を主要に話だす。
が、状況を画期的に打破出来る案など出るはずもなく、もう一日が過ぎた。
曹操軍を見つめる一刀、このまま彼女等が降伏してくれればどれだけ良いかと思うのだが、彼の知ってる華琳なら決して降伏はしないだろう。
だから目の前の華琳も決して降伏はしないだろうと思っていた。
昼ごろに北方からまた砂塵が上がる。
しかし今度は魏の主要都市を落としてきた劉備軍だった。
その数五万、蜀を出る時の兵力が三十万だったからだいぶ減っている。
だがそれは討たれたのではなく、警備の為に配置してきたのだ。
これで少なくとも、この戦いの間は持ちこたえるだろう、野暮な邪魔は入らない筈だ。
無事に合流が出来た事を祝い合う、それから暫くすると。
「ご主人様。私、曹操さんと話がしたい」
「そうなの?俺も話をしたいと思っていた処だった」
537三教一致 8-21:2009/03/24(火) 10:32:24 ID:F/FhAvfLO
「なら、私も連れて行きなさい」
「まあ付いて来るぶんには、かまわないんじゃないかな」
劉備と一刀、孫策が三騎で出る。
念のためか関羽と黄蓋が少し離れてついてくる。
「華琳様。劉備と孫策、それに天の御遣いらしき人物がこちらに向かって来ます。口上でしょうか?関羽と黄蓋も離れてついてきてます」
「なら出向かないといけないわね」
単身で向かおうとする曹操に夏侯惇が。
「華琳様。危険です」
「なら付いてくればいいわ、ただし向こう同様離れて付いてきなさい」
「はい…」
本当は真横に付きたいのだが、こう言われてしまったのだから離れて付いて行くしかなくちょっとしょんぼりする夏侯惇。
三人に近づく曹操。
今ここに、最早国家にまで上り詰めてしまった三国の頂点達が一同に揃う。
「曹操さん。お話が有ります」
「聞きましょう、劉備」
「もう止めませんか?この戦。今は昔とは違います、曹操さんだって雪蓮さんだって私だって!庶人をくるしめるような政治はしない。だったら!制度としての統一なんか必要ないじゃないですか?」
538名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 10:32:37 ID:ypYTXGoU0
しえ〜ん
539名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 10:32:56 ID:zLt98SM10
支援
540三教一致 9-21:2009/03/24(火) 10:35:12 ID:F/FhAvfLO
「皆で仲良く協力して……そんな甘いやり方で建て直せるほど、この大陸は理想的に出来てはいない。国を一つにしなければ、真の平和など訪れるはずが無い!あなたの所の将が優秀なのは良く分かっているわ。
 でも、この大陸の皆が、あなたの将のように賢く、物分かりが良いの?大陸に複数国がある限り、権謀巻き起こり、術数吹き荒れ、その結果として大乱が起きる」
「確かに……曹操さんの言うことには一理あるかもしれません」
「この国を守りたいというなら劉備よ孫策よ!我に降れ。さすればすぐさま平和になろう!」
「違うんです……それじゃ意味が無いんです!たった一人を頂点として平和を実現しても、その人に何かあれば、その平和は簡単に崩れ去る。それじゃ意味が無いんです!
 だから……曹操さんの方こそ軍を退き、覇業を捨ててください!」
「私に覇業を捨てろだと?……曹孟徳に天下を見る者が居るからかそ、私は覇道を征くのだ――」
――暫くお互いの主張を押し出した討論が続いた。
が、基本的にお互いが今まで共に歩んできた主義・主張である、捨てろと言われて“はい、そうですか”とも言える訳もない。
「劉備。あなたと話しても埒が明かないわ。……ところで孫策、あ
541名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 10:36:30 ID:ypYTXGoU0
支援
542三教一致 10-21:2009/03/24(火) 10:37:56 ID:F/FhAvfLO
「無いわよ。この戦い暫くは、流れ次第では全部静観だから」
「なっ!それはどういうこと!」
「天の御遣い様が蜀一国で相手するんですって。だから私が相手するとしたら、まず劉備を倒してからよ」
拗ねているのか皮肉たっぷりに言う。
曹操が一刀を睨む。
「あなたが天の御遣いと言われている男ね、こうしてじっくり会うのは初めてかしら?」
「ああそうだね。知ってるとは思うが、姓は北郷、名は一刀って言う。字と真名は無い」
たしかに姓と名は報告等で知っていたが、字と真名が無いのは知らなかった。
「変わっているのね、では北郷。有利な状態の連合を組まないで、あえて不利になるとは私たちを舐めているの?」
「そんなことは無い」
「では何故!」
「曹操に本当に話しを聞いてもらうには。先ずは、実力を示してからだと。それも他人の力を借りずに自分たちだけの力だけじゃないと駄目だろうと思ったから」
「………劉備よりは解っているみたいね」
「だから、抗う力さえ無くなったら。必ず、話は聞いてもらうよ」
「ええ、あなたが次の戦に勝って、私に抵抗する力が無くなったら話を聞きましょう」
「後、やはり次の戦いだけど。もし自分を撃ち取れられれば、そこで終わり。曹操の勝ちでいい」
543名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 10:39:49 ID:zLt98SM10
支援
544名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 10:39:51 ID:ypYTXGoU0
支援支援
545名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 10:56:00 ID:bwGTfbh90
まさかまた規制が・・・いやそんなわけないと信じて支援
546名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 10:56:54 ID:+dNSZ2lB0
いやな予感しかしないぜ・・・
547三教一致 11-21:2009/03/24(火) 11:08:30 ID:F/FhAvfLO
「なっ!ご主人様!」
「一刀!」
声を張り上げた二人。
「ふざけないで!!!」
そして、より大きな声を出したのは曹操だった。
「私たちに情けでもかけるつもり!あまり愚弄するならば。今、この場で首をはねるわよ」
曹操は本気だ、劉備と孫策にも緊張が走る。
だが一刀は冷静に。
「情けでも愚弄でも無い。ただ俺は世間で言われてる通り、この世界の人間じゃあない。皆が天の国と言う所からやって来た。そしてこの時代としては発達し過ぎた知識や考え方。
 そうした反則が俺だ、本来なら俺が居なければどっちが勝つか分からない戦も有った。だからこそ『俺が居るだけで勝ってしまう』は少々自惚れだろうが、勝ってきたのもまた事実。
 だから、もしこの戦いで俺が討たれることがあるならば、天は曹操を選んだことになる。自分が天の御遣いと思ってたのは自惚れだったってことさ。納得してくれた?」
「それで曹操が納得したって私が納得しないわよ、一刀」
「私もです、ご主人様」
「そうね、あなたを討ったら、“はいそれで終わり”と思っているのならば。少なくともそれは自惚れね」
「どう思うと構わないが、俺はそのつもりだよ」
548三教一致 12-21:2009/03/24(火) 11:10:34 ID:F/FhAvfLO
「ならとりあえず、今は話すことはもう無いね」
半場強引に解散を促す一刀。
「どういうつもり一刀」
「そうだよ、ご主人様」
「どうもこうも、さっき言った通りだよ。負けるつもりは無いからそれでいいだろ」
釈然としない、むしろ不満な二人だ。
かつて自分が華琳に付いていた時に、蜀を追い詰めて華琳が桃香との一騎討ちをした時も同じ様なことを言っていた。
自分はこの世界ではジョーカーなの知れない、桃香が勝ったのは自分という反則がもたらした結果なのかもと。
“天命がある方が最後に勝つ”自然と華琳の台詞と同じだろう意味の台詞をなぞっていた。
・・・
・・

「華琳様の話からすると孫呉は手を出さす、天の御遣いを討てば劉備軍そのものを撃ち破らすとも、私たちの勝利でよいと」
「北郷はそう言っていたわ」
「それならば話は早い、早速出撃命令を華琳様」
「春蘭、少し黙っててちょうだい」
「なんだと桂花!」
「いいから少し黙って」
考え中の荀文若には流石に夏侯惇も、気負けのようだ。
「……………稟、どう思う?」
「罠の可能性も有りますね」
「そうよね、今までが今までだから。それに天の御遣いは、劉備軍の主な武将・文官との仲が、特別な関係と
549三教一致 13-21:2009/03/24(火) 11:12:40 ID:F/FhAvfLO
「何も討ち取る必要はないのですよー、捕らえて人質にしてしまえばいいのです。特別な関係なら、この場の危機回避はおろか、取られた領土も取り戻せます」
「何故、人質にする必要がある?討てば終わりだと敵が言っているのだぞ」
再度口を挟む夏侯惇。
「春蘭。もし仮に、立場が逆で華琳様が同じことを言ったとして、華琳様を討ち取られたら相手を許せる?」
「頸をはねるに決まっているだろう!」
即答する夏侯惇。
ふうっ…その答えは出るのに、何故?解らないのかと軍師達からため息が漏れる。
「なので基本方針は春蘭様が前衛で正面突破。天の御遣いと称されてるお兄さんを奪取して、交渉なり脅迫でこの危機を脱するしか手は無いかと」
「その時、孫呉に人質として価値がどのぐらい有るのか?懸念も有りますね。最悪、劉備軍で孫呉を押さえてもらうのも案に組み込んどくのも必要かと」
と、軍師達でよからぬ作戦を練っていると。
「待て貴様等、そんな卑怯な手を華琳様に使えと―」
「いいえ。この手を考え独断で実行するのは私よ。決して華琳様による発案や実行ではない」
「桂花。それは屁理屈だろう」
部下の行動は主の振る舞いだと夏侯惇は暗に言う。
550名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 11:15:50 ID:bwGTfbh90
復活した!支援!
551名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 11:23:16 ID:QWow398G0
何か最終行がちょこちょこ切れてるんだが
552名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 11:24:11 ID:4Nm6OWdv0
支援。ちょこちょこ切れてるね
553名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 11:35:09 ID:Vx0Y/1fb0
支援
554名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 11:36:20 ID:i+f09vwo0
支援。>>540>>548が切れてるかな
555名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 11:47:01 ID:Vx0Y/1fb0
しえーん
556名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 12:06:10 ID:F/FhAvfLO
テスト
557名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 12:07:08 ID:Vx0Y/1fb0
規制くらったっぽいかのぅ
558三教一致 14-21:2009/03/24(火) 12:07:15 ID:F/FhAvfLO
「違うわ、これは私の暴走。華琳様の部下を辞めてでも乗り越えなくてはいけない危機なの」
そんなことは分かっている。だが、それしか策が無い今、形だけでも泥を被るのは自分だけでいいと、然る後に独断による罰を自分に与えられば本当に泥を被ることになるはずだから。
「愛する部下達を守る為には、形振りなんて構っていられない段階なのかも?」
「「「華琳様」」」
曹操の発言に驚く一同。
「桂花、作戦をのべなさい。第一、貴女を失いでもしたら、今後の私の私生活に埋らない穴が空いてしまうわ」
今、荀文若は感激に打ち震えていた。覇王にあるまじき人質をとる作戦を、自分の認めた作戦だと言ってくれた事実に対して。
絶対に成功させると信念に作戦を練る。
「作戦を言い渡すわよ。前衛先頭を春蘭で敵本陣に突貫、恐らく森からの伏兵が横撃を掛けて来るでしょうから、季衣・凪・真桜・沙和に止めてもらうわ。
 その間に北郷一刀を拐う。討ち取っては駄目よ、たぶん取り返しがつかなくなるわ」
「ちょい待ちい、自分後衛待機かい」
「もし、右の森の伏兵の狙いがこちらの本陣の時に備えとして秋蘭と霞、流琉に待機してもらうの」
559名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 12:07:53 ID:GUu8QVvV0
今の所9と12が切れてるっぽいね。
まぁ投下し直してくれるだろう。
560名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 12:08:45 ID:Vx0Y/1fb0
(* >ω<)=3
561名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 12:09:01 ID:krtWM9zwO
支援
562三教一致 15-21:2009/03/24(火) 12:09:15 ID:F/FhAvfLO
「森に伏兵居るんかいな?」
「必ず居るわ、既に敵の兵数が合ってないのよ」
「伏兵が居るのを分かって姉者を出撃させるのか?桂花」
「春蘭だからこそ出撃させるのよ、敵の罠にかかった振りをしてね秋蘭。布陣を見た限り、劉備軍の主な武将は見える所に陣取っている、つまり伏兵にはいない。
 顔も知れ渡ってない様な無名な将の横撃程度で、春蘭を先頭にした親衛隊を止めれる者など居ないのよ」
「本陣の旗は偽りで誰かが森に潜んでた場合は」
「それこそ、敵本陣が手薄になる。季衣・凪・真桜・沙和には死ぬ気で横撃を防いでもらうことになるけど、その間に春蘭に本陣を襲撃、北郷を拐ってきて貰うのよ。
 その後、北郷を人質に交渉、身の安全と領土の返還を。孫呉が噛み付いてきそうなら劉備軍にも防いで貰う」
「なるほどなー、えげつないな」
「なんとでも言いなさい」
「冗談やて、えげつないのも時には必要や」
「(その言い方じゃ冗談になってないわよ)だから森の伏兵が春蘭達に向かわずこっちに来た場合に秋蘭・霞・流琉に華琳様を守ってもらう必要が有るのよ、納得して頂いた霞?」
「そんならしゃーないか」
やや不満は有るもののそう言われては仕方がない。
563名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 12:11:08 ID:ypYTXGoU0
支援再開
564名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 12:19:05 ID:OxvDdBqtO
支援
さるった?
565名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 12:21:01 ID:krtWM9zwO
猿じゃね。
投下間隔短いもん
566名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 12:24:47 ID:ejXMFpKx0
さるに桃香間隔関係ないだろ。00分またいだあと2回しか落としてないのにさるくらうかあ?
まあ、その他の規制はあるけどな。
567名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 12:25:59 ID:GUu8QVvV0
>>566
このスレのガイドライン読もうぜ
568名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 12:29:12 ID:dBUmwDM20
ガイドライン見れば猿に間隔は直接関係ないってことがよくわかると思うけどって支援
569名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 12:33:42 ID:OxvDdBqtO
間隔短い間に三連投とかすると、連続投降三回目ですって出て投下できない。
その状態でさらに何度かやろうとするとすぐサルるよ。
だから自分がやるときは4分ぐらい間隔でやってる。

支援
570名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 12:38:39 ID:F/FhAvfLO
さっきから投稿確認って何?テスト
571名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 12:39:04 ID:Vx0Y/1fb0
sienn
572三教一致 16-21:2009/03/24(火) 12:39:44 ID:F/FhAvfLO
「で、後衛に華琳様・秋蘭・霞・流琉・私達軍師三人で前衛を全力で補佐よ、分かった?」
「ならその作戦でいきましょう」
曹操が作戦を容認したのだった。
・・・
・・

曹操の号令が始まる。
「二刻後、我らは劉備軍に攻撃を開始する、帰るべき城も既に無く、策をもって起死回生にかけるまでに至った。最早この戦い、半分は私の我が儘でも有る。
 重傷者及び、申し出るなら戦線離脱を許可する、決して咎めたりしない。以上」
曹操の号令が終わるとざわめきが起こる。
重傷者は無条件に戦線から離脱させられる。
「どうする?」
「どうするって、俺の家族は黄巾党に皆殺されて一人ぼっちだ。仇を伐ってくれた曹操様について行くだけだ、第一当てが無い(笑)」
「俺もだ(笑)」
独り身の連中が笑いながらの雑談の横で。
「うぅ……すまない、すまないぃ」
家族が忘れられない者、曹操の演説に死への恐怖に駆られた者が。その場で泣き出したり、踞る。
周りの者が抱き抱えたり、連れ添ったりして自然にできてた集合場所に集う。
一刻後、集まった集団が白旗を掲げ劉備軍に降った。
573名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 12:42:59 ID:Vx0Y/1fb0
支援と雪蓮が似ているので支援
574三教一致 17-21:2009/03/24(火) 12:44:53 ID:F/FhAvfLO
「雪蓮に伝令、投降兵と負傷兵の面倒をお願いして」
「判りました。おい、お前が投降した者をつれて来てくれ」
下士官の誘導に従う、曹魏の投降兵達。
「残った兵は志願兵かあ、激戦は必至…」
投降すれば助かった筈、あえて残った兵達の覚悟が判る。
「……桃香、もし俺が殺られたら直ぐに戦闘を中止して」
その時、弱気なった一刀が再度口に出した案に。
「……け…せ…」
ポタッ。
「ん?」
ポタッ。
「そんな命令、聞けません!」
目から涙を流し一刀の言うことを拒絶する。
「ご主人様が死んだ後のことなんて、考えたくもありません」
「どうしたんですか?ご主人様。なんで急に……とにかくそんな命令聞きません」
劉備に言われ我に返る。かつて知った曹魏を討つ後ろめたさか、この目で見てきた曹魏の決死の覚悟を、今敵にまわした恐怖なのか、一刀を著しく弱気にさせていた。
「第一に主、主が死んだ後ならば言うことを聞く道理など有りませぬぞ」
「それもそうだが、ご主人様。我らに曹魏の軍勢ごときを止められぬとでも」
「そうなのだ!お兄ちゃんは失礼なのだ!」
「……一刀、…失礼」
「そうですよ、ご主人様。ご自分で練られた案もあります、戦う前から弱気では兵の士気にも関わります」
575名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 12:45:07 ID:LpWH03cu0
切れてる所が微妙に痒いように気になる支援
576三教一致 18-21:2009/03/24(火) 12:51:13 ID:F/FhAvfLO
気がつくと一刀の周りに蜀の将が、皆集まっていた。
口々に怒るが、しかし本気ではなく心配が故の注意だ。
そして、今の仲間が桃香達だと再確認する。
彼女達とならきっと良い結果になるだろうと。
「ごめん皆。弱気だったみたい。」
「能天気が取り柄なのですよ、ちょっとは気をつけるのです」
陳宮にまで怒られてしまう始末だ。
「本当に皆ごめん、もう大丈夫。今はとにかく目の前の曹操達に集中する」
「ご主人様」
今度は安堵からか再び涙を流す劉備。
「ごめん桃香。心配かけた」
抱き寄せながら、頭を撫でる一刀。
「それと、もう一つごめん。ちょっと雪蓮に謝ってくる」
「それなら必要ないわよ」
「雪蓮!」
「雪蓮さん!」
ため息を吐きながら近づいて来る孫策。
「やっと、元に戻ったみたいね。まだうじうじしてたら曹操代わりに一発ぶん殴ってたわよ」
「それは勘弁だ、戦の前に死んじゃうよ」
「ぶー、減らず口まで治ってる」
軽い笑いの後。
「雪蓮。投降兵の面倒よろしく」
「分かったわよ、曹操と決着つけてらっしゃい。負けたらしょうちしないわよ」
その台詞に。
「ご主人様は負けません!」
劉備の力強い言葉。
577名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 12:55:39 ID:i+f09vwo0
支援
578三教一致 19-21:2009/03/24(火) 12:55:42 ID:F/FhAvfLO
「そうね、悪かったわ桃香。じゃあ戻るわ負傷兵の手配が大変みたいだから」
「面倒押し付けて悪い」
「あら?この私を裏方に回したのよ、このお礼はたっぷりして貰うわよ。一刀個人から」
「う〜ん、お手柔らかに」
「ダーメ、だから帰ってきなさい」
孫策をその場で見送り、振り向き様。
「曹操軍の様子は?」
「赤壁の戦いと、その後の伏兵奇襲、更に先ほどの投降で曹魏の軍勢は大幅に縮小しています」
「現在の兵力で言えば、ほぼ互角。……勝てるかは分からんが、負ける要素も無いな」
「あとは私たちの活躍次第か」
「曹操を納得できれば、ひとまず戦いが終わる、説得の為に戦うのもなんかおかしいけど長い目で見たら絶対こっちの方がいいはずだ。
 そして皆…いや民達の為にもこれを最後の戦いにしたい。皆、力を貸してくれ」
「「「はい!」」」
◇ ◇ ◇
目の前に広がるのは、銀色の荒野。
先程の脱落及び負傷による投降兵約四万。
現在残った曹魏全軍、二十五万強。
その全ての兵が剣を、槍を、鉾を捧げ、鉄刃の海原を作り上げているのだ。
「いい、全ては華琳様の為よ。」
将に再確認の荀文若。
「華琳様、号令を」
579名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 12:57:30 ID:w63sE+k80
WBC見ながら待ってます。

とりあえず、支援。
580三教一致 20-21:2009/03/24(火) 12:58:44 ID:F/FhAvfLO
「ええ…」
「聞け!魏の勇士達よ!」
ガシャ!!!
曹操の声と同時に、兵達は己の武器を構え直す。
続けざまの金属音が連なり響く、その音は劉備軍はおろか、更に後方待機していた孫呉の兵達にも届いた。
生まれた光景は穂先の揃えられた完璧な凪の稲原。
「これより我らは劉備の軍に攻撃を仕掛ける。敵は名将誉れ高い関羽や呂布、張飛となる!……激戦となる事は必至でしょう!
 だが、我らは黄巾党を討ち、袁紹を制し、西涼の連合にも勝利した。皆はその激戦をくぐり抜けた猛者達よ!あの激戦を思いだし今一度、勝利をこの手に掴め!
 疲弊しきったこの大陸を救えるのは、西涼でも、孫呉でも、ましてや甘い理想を掲げる蜀でもない!我らが曹魏、ただ一国のみ!
 今、この劣勢で劉備軍を撃ち破り我らが大陸の主、大陸の守護者とあらんことを心の奥底まで認識させるのだ!
 総員、出立せよ!我らが武勇を、大陸の地の果てにまで轟かすのだ!」
ワワワワワアアアアアァァァァァ……―――
曹操の声に鋼の稲原は風を受けたように揺らぎ、兵たちの喚声は大地を振るわせるほど。その声は、遠くの山々にまで木霊していくのだった。
581三教一致 21-21:2009/03/24(火) 13:02:23 ID:F/FhAvfLO
「曹魏の牙門旗の下、この国を救う為の戦いを行う!各員奮励努力せよ!」
「劉旗の下、私たちは私たちの理想のために戦う!みんな、頑張って!」
「春蘭!」
「御意!」
「愛紗ちゃん、お願い!」
「御意!」
「「総員、突撃――――――っ!」」
582名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 13:10:56 ID:F/FhAvfLO
「今回は少し頑張りましたね、褒めてあげますよ」
「にゃー(今回は酷いです、規制が解けず普通の書き込みも出来ず。ある一定時期から、あれ?書いても投稿出来ねんじゃね?とか悪い方ばっか行って)」
「華琳様が弱気モードなのはそれが原因ですかー」
「にゃー(華琳様どころか一刀まで弱々モードです、ああ可能なら次で終らせたいです。)」
「にゃー(遅くなりましたが、大多数様の支援、本当にありがとうございました。後、お目汚しすいませんでした)」
583名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 13:12:24 ID:dBUmwDM20
>>582
桃香乙
そうか、もう終わりが見えるところに来てしまったんだな……
584名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 13:15:28 ID:ejXMFpKx0
桃香おつかれー
色々規制があるからねー。
sambaとか。
585今回、三教一致9-21正しいやつ:2009/03/24(火) 13:16:50 ID:F/FhAvfLO
「皆で仲良く協力して……そんな甘いやり方で建て直せるほど、この大陸は理想的に出来てはいない。国を一つにしなければ、真の平和など訪れるはずが無い!あなたの所の将が優秀なのは良く分かっているわ。
 でも、この大陸の皆が、あなたの将のように賢く、物分かりが良いの?大陸に複数国がある限り、権謀巻き起こり、術数吹き荒れ、その結果として大乱が起きる」
「確かに……曹操さんの言うことには一理あるかもしれません」
「この国を守りたいというなら劉備よ孫策よ!我に降れ。さすればすぐさま平和になろう!」
「違うんです……それじゃ意味が無いんです!たった一人を頂点として平和を実現しても、その人に何かあれば、その平和は簡単に崩れ去る。それじゃ意味が無いんです!
 だから……曹操さんの方こそ軍を退き、覇業を捨ててください!」
「私に覇業を捨てろだと?……曹孟徳に天下を見る者が居るからかそ、私は覇道を征くのだ――」
――暫くお互いの主張を押し出した討論が続いた。
が、基本的にお互いが今まで共に歩んできた主義・主張である、捨てろと言われて“はい、そうですか”とも言える訳もない。
「劉備。あなたと話しても埒が明かないわ。……ところで孫策、あなたは何か言うことは無いの?」
586今回、三教一致12-21正しいやつ:2009/03/24(火) 13:19:59 ID:F/FhAvfLO
「ならとりあえず、今は話すことはもう無いね」
半場強引に解散を促す一刀。
「どういうつもり一刀」
「そうだよ、ご主人様」
「どうもこうも、さっき言った通りだよ。負けるつもりは無いからそれでいいだろ」
釈然としない、むしろ不満な二人だ。
かつて自分が華琳に付いていた時に、蜀を追い詰めて華琳が桃香との一騎討ちをした時も同じ様なことを言っていた。
自分はこの世界ではジョーカーなの知れない、桃香が勝ったのは自分という反則がもたらした結果なのかもと。
“天命がある方が最後に勝つ”自然と華琳の台詞と同じだろう意味の台詞をなぞっていた。
・・・
・・

「華琳様の話からすると孫呉は手を出さす、天の御遣いを討てば劉備軍そのものを撃ち破らすとも、私たちの勝利でよいと」
「北郷はそう言っていたわ」
「それならば話は早い、早速出撃命令を華琳様」
「春蘭、少し黙っててちょうだい」
「なんだと桂花!」
「いいから少し黙って」
考え中の荀文若には流石に夏侯惇も、気負けのようだ。
「……………稟、どう思う?」
「罠の可能性も有りますね」
「そうよね、今までが今までだから。それに天の御遣いは、劉備軍の主な武将・文官との仲が、特別な関係との報告もある。討ち取った方が結果的に悪くなるかも」
587名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 13:25:58 ID:F/FhAvfLO
マトメサイトの方ミスしてしまった、9と12を上二つで訂正よろしくお願いします。
m(_ _)m
しかし、投稿確認って何?よろしければ戻って投稿してください。で、すれば間隔が短いよエラーが出る。
少しまてば再び投稿確認(;_;)
ああ、拠点イベントの方が……
588名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 13:31:34 ID:F/FhAvfLO
最後に昨日は桃香を期待させてしまってすいません、慌て桃香しようと思ったのですが……規制………(・ω・)orz
589名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 13:42:28 ID:ozZV//jd0
風様age
590名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 13:51:47 ID:w63sE+k80
>>588
お疲れ様でした。

オチがどうなるのか、とても楽しみです。
591名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 14:38:09 ID:8OLPsYzJ0
>>585
>曹孟徳に天下を見る者が居るからかそ
となっている
592名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 14:38:47 ID:MSeArzB80
>>587
いちいちテストとか書き込まずに普通に書き込んでくれ
無駄な書き込みすればするほど規制される率も上がるんだからさw
593名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 14:47:13 ID:ejXMFpKx0
書き込めなくてしかたなく短い文章でテスト書き込みしてるんだろうから、いちいち文句つけんでも。
594名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 14:50:24 ID:MSeArzB80
それが無駄でしかないから言ってるんだよ
普通に書き込んで、書込めたら続ける、書込めなかったらその場は諦めるで済むじゃないか
595名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 15:16:20 ID:RANJ41630
>>588
まあ、とりあえずいろいろと乙
投下は北郷帝みたいに一括のほうがいいかもな

しかし三教一致もクライマックスだな・・・次回以降に激しくwktkしながら待ってますw
596名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 15:35:29 ID:MpwHyp9V0
>>588
おつおつ

>>594
いいから引っ込んでろカス
597名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 15:39:16 ID:MSeArzB80
あのな書込めなくて困ってる人がわざわざテスト書き込み、短い投下間隔と規制されやすくなることをやってる
そんな矛盾した状況に対して一言言うのがそんなに悪いことなのか?避難所だってあるだろうに
598名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 15:54:17 ID:krtWM9zwO
             /)
           ///)
          /,.=゙''"/
   /     i f ,.r='"-‐'つ____   
  /      /   _,.-‐'~/⌒  ⌒\
    /   ,i   ,二ニ⊃( ●). (●)\   投下されたSSをありがたく読むだけだ!!
   /    ノ    il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \  こまけぇこたぁいいんだよ!!
      ,イ「ト、  ,!,!|     |r┬-|     |
     / iトヾヽ_/ィ"\      `ー'´     /
599名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 15:58:19 ID:CCvtBzHq0
善意で言ってるのは分かるが、
言い方が明らかに上から目線でウザい
600名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 16:27:45 ID:/ocMJm5xO
いちいちだの無駄だの言葉が悪いから突っかかってるようにしか見えん
善意ならもっと受け入れられ易い言葉遣いしたらいいのに

いちゃもんつけたい書き手叩きか?と邪推されそう
601名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 16:34:08 ID:F/FhAvfLO
>594

すいません、でも50回以上弾かれると心が折れると言うか折れたと言うか。

後、非難所ですがクッキーの設定ってどうすればいいのですか?
602名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 16:56:34 ID:Ry6N21MmO
自治をするつもりも何でもないのですが、読み手として参加しているなら書き手さんのモチベーションを下げるのは如何なものかと
予想外に早く終端を迎えて悲しくなるのは我々だという事を考え発言していただきたい
603名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 17:18:03 ID:CSJck2bq0
>>601
今でも書けないの?>>520-522で中の人が対応して実際に何人かの人が書込めるようになったみたいだけど
604名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 17:27:11 ID:F/FhAvfLO
以前のリンクから
605名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 17:31:58 ID:F/FhAvfLO
以前の非難所へのリンクで行った場所を登録。

ファイルシークを選ぶ。

何か書いて、書き込みボタンを押す。

書き込み&クッキー確認が出る。で書き込めません。暫く静観します。
606名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 17:32:22 ID:hMHdEI5aO
にゃー十三号、乙
三教ってこういう流れだっけ?一瞬超展開に入ったかと思ったw

>>597はよかれと思ったのでしょうが文言もうちょい気をつけてね。ためしにSS二、三本投下してみるといいかもね。
607名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 17:37:35 ID:CSJck2bq0
>>605
ファイルシーク使わなくても2chと同じで携帯から直に見れるはずだが
ほら ttp://koihimemusou.x0.com/ss/bbs/test/r.cgi/koihime/1237134902/
あとクッキー確認は一度戻って再度書き込むとふつうに書けると思うよ
608名無しさん@初回限定:2009/03/24(火) 19:50:00 ID:F/FhAvfLO
>607

ありがとう、うまくいった。
以前は普通に行くと途中で文字がぶつ切りだった。
609避難所より転載:2009/03/25(水) 01:58:07 ID:lHG6nXdh0
93 名前:風鈴 ◆VOACf8e.7. :2009/03/25(水) 01:39:10 ID:uAMNl8u60
真・恋姫†無双 外史
北郷新勢力ルート:第三章 反董卓連合

これぐらい書くのに随分かかてしまいました。
その上水関まで行かないという体たらく。

外史スレが規制中の為、専用UP板への投下へと相成りましたが、
気が向きましたら、お付き合い下さいませ。

URL:
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0229-1237912518.txt



とのこと。
610名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 02:09:13 ID:VowcvGw40
>>609
北郷ルートの人&代理の人乙。
そして次々にフラグを建てて行く一刀さんマジぱねぇ
次は水関を抜かない事で苦労しそうですね
611名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 02:18:53 ID:AMH+d4uJ0
さてと、北郷帝に備えて全裸待機といきますか
612名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 02:37:52 ID:xRNn/LX10
投下推定時間まで20時間くらいあるんだが、風邪引くぞw
613名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 02:38:12 ID:CGyVgOjs0
ぬお……投下きてたのか〜乙
でもねむたいので後ほどゆっくり読ませていただきまzzz
614名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 02:42:30 ID:9uEfwkeRO
呼吸するようにフラグを建てる一刀に隙は無かった(勢力的な意味で
615名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 03:11:33 ID:F15F5XtS0
>当然、周瑜もれには気づいており、若干苦笑を浮かべながら、
周瑜もれを一瞬想像してしまった
まあ そ が抜けてるだけなんだろうが
616名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 03:17:27 ID:5vqvV/N20
第三章ってことだけどどれの続き?
記憶にないから最初から読もうと思ったんだがタイトル見てもそれらしいのが見付からない
617名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 03:27:17 ID:9uEfwkeRO
真√
618名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 03:34:58 ID:nL5e7Tvh0
>>616
題名の最初に真√ってついてるやつ、無じる真√の方ではない。

一番最初の話は5>>171 真√ 出会い。
今回のすぐ前の話は10>>731 真√:Interlude4 だけど拠点に近い話。
この話の前の本編は10>>578の真√:反董卓連合之一かな。
619名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 03:35:52 ID:5vqvV/N20
真√かいな、三章どころじゃないじゃないかw
620名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 03:39:12 ID:9uEfwkeRO
今回は第三章である反董卓連合編のその二って事だ
621名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 09:49:29 ID:ZsP2mWwEO
>>609風鈴さん乙&GJ
作家名ついてこれで真√区別しやすくなったね〜続編wktk
結構真√漢√って多いからw

しかし最近なんか規制多くない?アク禁でもしてるのかね?
622名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 17:12:35 ID:0tbvWSw90
〜○○自衛隊〜

「物資補給。ね・・・」

基地から訓練所までの弾薬輸送を任され、
武器弾薬が満載された73式大型トラックを走らせながら、北郷一刀はそう呟いた。
第二次大戦以降に一度も戦争をしていない数少ない国である日本。成り行きで自衛隊に入った
一刀はその平和すぎる世界に完全に入り浸っていた。
「今日の飯は・・・カレーかあ」
そんな暢気な事を考えながらトラックを走らせる一刀。
そのとき、ふと前方に人影が見えた。ここは自衛隊の敷地で一般人は立ち入り禁止だ。
「また軍事オタクか・・・おい!そこの人!こっちにきて身分証明書を見せてくれ!」
と、トラックから叫ぶと、その不審者はゆっくり近づいてきた。
その出で立ちはどう見ても関係者ではない。
「侵入者か・・・悪いが連行させてもらう」
そう告げて応援を頼もうと無線に指を書けたとき。
突然、何かが大きく光り、一刀とトラックを包み込んだ。
「なっ!!お前!何を!」
そう叫んだところで一刀の意識は途切れた。

・・・・・・
・・・・
・・
623名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 17:13:25 ID:0tbvWSw90
気がついた一刀は自分の身の回りとトラックには何の変化がないのを確認した後、
周りの風景に全く見覚えがない。
「ったく、何処だよここはぁ・・・」
そう呟きながら無線で本部に連絡を試みる。
「こちら第15師団第44特化隊北郷一刀二等陸曹。本部どうぞ。」
「・・・・・・」
「どうぞ〜」
「・・・・・・」
全く応答がない。
「・・・故障?こんなとこ「おおおおおおおぉぉぉ!!!!!!!!!」
「!?」
突然、甲子園でも聞いたことのないような怒号が丘の向こうから聞こえてきた。
一刀は助手席から双眼鏡と89式小銃を引っつかんで丘の方へ向かった。
そして丘の上に立ったとき彼は眼を疑った。

1kmほど先でハリウッドの超大作でも見たことのないような規模で軍勢がぶつかり合っている。
驚きながらも一刀は匍匐(ほふく)姿勢になり双眼鏡で見てみると、甲冑に身を包んだ男たちが
各々に得物を持って殺し合いをしている。
1分ほど見ていたら、それが撮影ではなくて本当に殺しあっていると十分にわかった。
されに、一刀は驚愕した、軍勢の先方であろう武将が見たこともないような
美少女であったからだ。
その姿に眼を奪われていた一刀は後ろから聞こえてくる蹄の音に気がつくのが遅れた。
「貴様ぁ!!何者だ!!!」
その声が聞こえて、弾かれたように振り向くと、そこには50人程の馬に乗った鎧姿の人達がいた。
リーダー格であろう人間が矛を近づけてくる。
「オレは陸上自衛隊の北郷一刀二等陸曹だ。」
この言葉をわかってくれると信じて名乗った一刀の願いは
「リクジョウジエイタイ?聞いたこともないわ!!」

脆くも崩れ去った。
624名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 17:14:06 ID:0tbvWSw90
「おい!この変人を殺れ!!」
掛声とともに数人が馬を降り、剣を抜いて近づいてきた。
「おい!!やめろ!」
必死に叫ぶが、聞き入れない。そして剣が届くほどになったとき
「うわああああ!!!」
一刀は尻餅をつきながら咄嗟にフルオートにした89式小銃を平行射撃した!
血しぶきを上げて男達が倒れる。それを見て他の者の目の色が変わった。
「なっ!?何だ今のは!?」
さらに5人ほどの武者が怒号を上げてかかってきた。
「くるなああ!!」
一刀の迎撃でその者達も近代兵器の前に倒れていく。
「おい!一度引くぞ!曹操様に報告する!!」
リーダー格はそう叫び、騎馬隊は軍勢の方向へ走っていく。
必死の思いでトラックに戻った一刀はすがる思いで再度無線で連絡を試みたが応答はない。
そのとき、こちらの方向に向かって煌びやかな赤い服を着た美少女とそれに従う
二人のこれまた美少女、一人は小柄ながら背中に大きな日本刀を背負い、もう一人は鋭い眼光ながら
必死に主であろう少女を補助している。
そしてその後ろから追っ手と見られる軍勢が迫っていた。
その時一刀はある考えを思いついた。
「この娘達を保護することができれば、助けてもらえるかも!」
しかし敵は大群。こちらは自動小銃一丁・・・待てよ?このトラックは武器弾薬の宝庫じゃないか!
一刀はすぐに行動に起こした。
「おーい!こっちだ!!」
少女達にそういった後、トラックの荷台に入り、84mm無反動砲。通称「カールグスタフ」を引っ張り出し
その標準を追っ手の軍勢に向けた。


625名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 17:18:26 ID:bvXYe78F0
支援
626名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 17:20:26 ID:WuGnhrtV0
支援
627名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 17:29:58 ID:lpBTl3q80
>>624
途中からでも良いからガイドラインに沿おう
投下終わったのかもわからない状況だし
628名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 17:37:45 ID:qhb6HxCl0
猿っただけかも?
戦国自衛隊かぁ…なつかしいなぁ
629名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 17:38:51 ID:UwQIKWzD0
問題は、どのバージョンか、かなw>戦国自衛隊
630名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 17:43:47 ID:lXF5dVD/0
つーか自衛隊三国志ってのが半年くらい前に出版されてるぞ
自衛隊・中国軍・米軍による三つ巴
631名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 17:50:12 ID:qhb6HxCl0
>>629
武田信玄の奴と、関ヶ原の奴とあと1つ位あったような
632名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 18:09:26 ID:HAj9w6qgO
……終わったのか?
633名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 18:10:54 ID:Vz9yP3sIO
支援
634名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 18:11:59 ID:Vz9yP3sIO
さるさんか
635名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 19:33:39 ID:OT45Pa4c0
とりあえず、曹操軍に追われている蓮華・思春・明命を一刀君が
助けたのか?

支援
636名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 19:34:58 ID:2x7OHtpr0
>>622
角川で映画化決定?
637名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 19:54:56 ID:Vz9yP3sIO
支援と雪蓮が好きです
638名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 20:00:05 ID:yESvKIUE0
おまえらいま支援とか意味ないからw
639名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 20:00:33 ID:dkX0lZKw0
>>637
こないだから色々貼られたりしてる事だしsageてくれ
640名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 20:00:34 ID:HAj9w6qgO
もう支援いらないでしょ。
00分になってリセットされても投下ないし。

>>637
次からはsageてね。
641名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 20:13:12 ID:koVhe1z6O
三国自衛隊?
でも銃は駄目だよ銃は。
642名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 20:39:27 ID:wgh2lciaO
恋姫世界には銃一丁渡して分解させたら複製しかねない人がいるからなあ…
643名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 20:45:08 ID:koVhe1z6O
いやいや銃は無理だよ、流石にw
むしろ怖いのは威力は有るが構造が難しく無い無反動砲の簡易物作りかねない。
644名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 20:54:58 ID:xRNn/LX10
トラックの積荷がどこまであるかが鍵だけど、このスレに一人くらい
こういうの書く作家がいたらいいと思ってたのでさるさんとけたらよろー。
645名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 21:05:27 ID:yESvKIUE0
さるは18時にとっくに解けてるよ
告知もなしにクロスオーバーもの投下はやっぱりダメだな、ガイドラインは読んで欲しい
646名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 21:07:25 ID:7kkX9Phd0
クロスオーバーではないだろうw
647名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 21:16:15 ID:koVhe1z6O
無理するば戦国自衛隊とクロスオバーw
648名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 21:19:27 ID:DTx1uXzo0
一刀って名前なだけで完全別人な時点で読む人選ぶSSだってのは作者ならわかると思うぞ
そういう時こそガイドラインの3.にあるように事前告知はするべき
649名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 21:21:55 ID:HAj9w6qgO
自衛隊って設定はまぁ2、3歩譲るとしても、自らが助かる為とはいえ、一刀が積極的に攻撃しようとするのはどうかと。

理想郷の性格改変一刀と変わらん。
650名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 21:45:16 ID:2bZsM1dY0
そういえば理想郷といえば再開予定っていつだっけ?
651名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 21:47:03 ID:OT45Pa4c0
>>650
4月上旬
652名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 21:50:09 ID:2bZsM1dY0
>>651
dクス
653名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 21:50:10 ID:ZXC+SbVyO
さて、そろそろ北郷帝にそなえて全裸待機だな
654名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 22:06:41 ID:ypwrmvey0
靴下を忘れていますよ……
655名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 22:47:36 ID:UwQIKWzD0
いけいけぼくらの北郷帝第七回をお送りします。
呂布・董卓・賈駆・陳宮編の前編となります。今回は、前後編に分ける予定はなかったのですが、急に暖かく
なった折りに体調を崩してしまったもので、少々変則的に書きやすい前編をのばして一回とさせて頂きました。
少々しまりのない話になってしまいましたが、お許しください。
また、そういった構成の関係上、エロが本編に入らなかったので、おまけにつけました。
みなさまも季節の変わり目、年度末と重なっていますのでお体にはどうぞお気をつけください。

☆★☆注意事項☆★☆
・魏ルートアフターの設定なので、魏軍以外の人物への呼び方、呼ばれ方が原作中とは相違があります。
・今回はおまけ部分にエロあり。
・原作中ではなかった真名/偽名が必要な人物には親族等からつけています。
・物語の進行上、一刀の(恋愛的)アグレッシブさは、真より上になっています。これでも無印ほどではない
と思いますが。

いつも通り、本編はtxtで専用UP板にアップしましたのでご覧ください。
URL→ http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0230-ike2_7.txt

今回もおまけはファイルにまとめています。

次回は 四月 五日 の夜(日付的には六日に食い込むかもしれません)の投下を予定しています。
次こそは、ちゃんと恋たちが出ますw 厳顔については次回に入るか、さらにその次に入れるか、長さ次第と
いうところでしょうか。
656名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 22:51:11 ID:zkJ5PVvx0
きたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
657名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 23:33:17 ID:VowcvGw40
>>655
北郷帝乙。
ああ、食べられるな、桔梗さん。合掌。
そして月にも一刀の魔手が…
wktk
658名無しさん@初回限定:2009/03/25(水) 23:35:24 ID:7kkX9Phd0
一刀さんマジぱねぇっす
659名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 00:19:15 ID:dK9DD0f10
>>656
お疲れ様でした。

麗羽様、何かイイっすねぇ。

次回を楽しみに待ってます。
660名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 00:28:57 ID:RzaHneeH0
最高すぎる
661名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 00:30:53 ID:WcHVqL9j0

長安から麗羽がデレて戻ってきて驚愕する華琳様の姿が見えるw
662名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 00:30:57 ID:UW4G08u40
>>655
乙でした。
国際情勢のあれこれとかそれに伴うやりとりとか正直好みっすわ。
キャラも生き生きしてるし、本編からおまけまで全部GJです。
663名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 00:36:37 ID:bv0/oZa10
>>655
乙です。

一刀の特殊能力発揮ですね。
麗羽様が可愛いかった。
664名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 00:44:31 ID:teivd2kC0
すげぇ……
665名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 00:54:07 ID:/w4rBGfG0
北郷帝、あいかわらずパネぇっす
666名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 01:31:02 ID:2nwQNADu0
バネェっすwwwww
667名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 01:31:19 ID:6Tu00FltO
>>655
一壷酒さん乙です
相変わらずいいですね〜この北郷がなかなか原作に近いキャラで好きっす
ほかの作家さんの北郷も作者のスタイルが出てて〜ちょい強気北郷やヘタレ北郷で面白いですけどね〜
ほかの方はど〜でしょう?どの北郷が好き?
668名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 01:38:02 ID:s+hmR/2F0
>>667
みんな好き
669名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 01:50:20 ID:/w4rBGfG0
みんな違って、みんないい
670名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 01:51:16 ID:8Y7O0V/W0
>>655
乙!!
もう十分金だしても読みたいレベル

最近美羽好きがどんどん進行してるんだがこの作品の所為じゃなかろうか。
もうみんな可愛いよみんな
セキトも可愛いよセキト
671名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 01:54:19 ID:YMRFdViB0
誰か一人を選ぶなんて俺には出来ない
672名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 01:55:43 ID:WcHVqL9j0
完結して、きちんと校正して製本してくれたら、価格によっては買うわ
673名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 01:56:55 ID:YMRFdViB0
完結は……難しいよなぁ。
674名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 02:00:14 ID:6zYVUJPn0
そういえば、長編連載で完結したのってまだないのか。
675名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 02:16:57 ID:4DXalcwyO
メーテル様、一壺酒様、風鈴様、新屋敷様、BaseSonに就職してください。
かなり本気で。
676名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 03:15:30 ID:TTtCGSG00
>>675
その他の作者には用が無いとでも?
677名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 07:21:39 ID:6Tu00FltO
正直 金捕ってる真恋姫のほうが北郷のキャラというか性格がシナリオごとに変わりすぎ
無印をデフォルトキャラにしたらちょ、おま変わりすぎ、誰?ってのがあるからな
ここの作家のほうがよほど無印イメージ守ってる
678名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 07:50:40 ID:PV2YPer4O
いや、真と無印は似て非なる者だし
679名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 08:14:39 ID:YOUWM3oU0
北郷帝は全キャラ落とすなら完結まで年単位だろうなあ。
680名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 09:23:38 ID:4DXalcwyO
>676

そんな事は無いがまずは、今すぐ就職していただいてFDに間に合って戴こうかと。
681名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 09:23:50 ID:EihZq3Vv0
無印と真は別物だろう
つか無印状態の一刀が魏に行ったらすぐに捨てられそうな気が
682名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 12:50:20 ID:j9JUxslg0
>>650
本日再開されてる
>>651
スレ違いだとはいえ、嘘教えんなよ
683名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 13:17:28 ID:OABcPK1N0
>>682
亀な上にスレ違いの話題に反応してるおまえもいい加減にしろ、避難所でやれよ
684外史喰らい編:2009/03/26(木) 18:08:51 ID:/+FguFpI0
>>294の者です。
第1話が出来上がったので、本日22時頃から14レス程投下させていただきます。
暫定ですが、タイトル付けました。
よろしければ支援お願いします。

ちなみに今回も女の子出てきません。
685名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 20:08:30 ID:BWqa3HW20
>>684
最近荒れ気味だからガイドラインには注意してね
686名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 21:37:46 ID:j9JUxslg0
>>655
遂に北郷帝への伏線が出ましたね。

>>684
ここ最近投下した方は猿くらいまくってるから、北郷帝の用にロダに上げるのも手だよ
687外史喰らい編第1話(1/14):2009/03/26(木) 22:00:19 ID:/+FguFpI0
黄色い大地に立つと、懐かしい風の匂いがした。
あの世界で何度も嗅いだ匂い。
「――ははっ」
思わず地面に仰向けになった。俺はまたこの時代にいられるんだ。そう実感できた。
「まさしく歓天喜地ですか。喜ぶのは結構ですが、程々にしてくださいね」
「あ、ごめん」
いつの間にか道士の服に着替えていた雲にはしゃぐ子供に釘をさす様に言われ、気恥ずかしくなって体を起こす。
で、ここどこだ?前みたいに幽州か?
「そんな僻地に降りてどうする、阿呆」
わざとらしくため息つきやがった。
「じゃあ光、お前はここがどこだか分かるって言うのか?」
四方見渡して町の影も見えない、平地のド真ん中なんだ。そんなの分かる訳―――
「あれは―――白帝城か。太陽の位置からみてこちらは北東。距離1里といったところか」
「……分かるの?」
「―フッ」
呆然と訊き返したら、鼻で笑われた。くそ、悔しいけど反撃できない……
「ていうか、4km先の城が目視できるってどんな目だよ……」
サバンナの原住民レベルじゃんか。
「光の見立て通りの位置ですよ。とりあえずそちらへ向かいましょうか」
アレの能力は人外ですので気にしない方がいいですよ、と諭された。
まあ、五虎将軍の内3人まとめて相手したような奴だしなぁ。
688外史喰らい編第1話(2/14):2009/03/26(木) 22:05:02 ID:/+FguFpI0
街に入り、とりあえず適当に目に付いた酒家で腹ごしらえ、という形になった。
「なにはともあれ、まずは名をあげなければ意味が無いんですよ」
どことなく上品に春巻を口に運びつつ、雲が言う。
「我々の最終的な目標は『外史喰らい』を止めることです。そのために必要な想いは北郷殿への想いを変換して創ります。つまりより大勢の人間にあなたを慕ってもらえばいいわけですが、そこにも少し特殊な事情がありましてね」
事情?
「変換後の想いの強さは、想いの持ち主がその外史でどれだけ重要な位置にいるかによって変わってきます。重要な位置――物語で言う主役の位置――にいる者の想いの方が、強くなるんですよ」
言わんとしていることが分かりますか?、と雲。
ラーメンを啜る箸を止めて考える。
「愛紗とか鈴々みたいな娘に愛してもらえるようになれ、で合ってる?」
「そこらの町娘に無暗に手を出されても困ると、そう言ってるんだ」
無表情で麻婆豆腐を食べていた光が口を挿む。
「手癖が悪いのは知っているが、無差別に粉かけるぐらいなら武将一人を堕とせ。その方が貯まる想いは強い」
悪し様に言うだけ言って、今度は給仕の娘が持ってきた棒々鶏に手を付ける。丸っきり無言だ。
………口出したくせに、会話する気無いなコイツ。
同じこと考えてたのか、俺と視線が合った雲が軽く溜息を吐く。
「まあ、間違いではありませんね。手頃な例を挙げると、曹孟徳一人分の想いは、大陸全土の平民の想いの総量とほぼ拮抗します」
「そこまで違うのか……」
確かに華琳なら納得できる話ではあるな。
「量より質というわけです」
689外史喰らい編第1話(3/14):2009/03/26(木) 22:08:17 ID:/+FguFpI0
話を戻しますよ、と続ける雲。
「とにかく、著名・有名になる者の想いが必要でして、そういった方々と対等になるためには北郷殿にも高名になってもらう必要がある訳です。加えて、多くの『主役』に会っていただくために、大陸制覇も同時進行で行います」
サラッとデカイこと言うなぁ。
「天の御使いの名と、本郷一刀の主としての適性。光の武に私の知略、道士としての能力。さらに『三国志を知っている』『未来の知識を持っている』という優位。これだけあって出来ないとでも?」
言って、雲は不敵に笑う。
「……出来る、としか言えないんだろ?」
ならやるさ、と返す。
よく考えれば一度出来たことだし、なんとかなるだろう、という思いもある。3人だけじゃ無理でも、領土を広げ、名将が集まれば出来るはずだ。そもそも前回だって、最初は3人だったし、小さな村からの始まりだったんだ。
「――っと、そういえば、なんでココなんだ?」
思い浮かんだついでに、気になっていたことを訊く。
「おや、もう少し高級な酒家がお好みでしたか?」
「いや、そっちじゃなくて。この城に来た理由だよ。光は白帝城とか言ってたけど」
「ええ、益州の白帝城。位置としては、成都の真東、洛陽の南西にあたる城市です」
確か三国志じゃ、劉備が関羽の仇打ちに呉の呂蒙に挑んで敗走した時逃げ込んだ城で、劉備はそのままこの街で没したんだ。ゲン担ぎにしちゃ、縁起が悪いな。
「純粋に地理的な理由でして。3国並立時に、丁度この辺りが3国の国境線の集合点になるのですよ」
「?」
そこって有利なのか?確かに大陸の真ん中だからどの国にも手を伸ばしやすいけど、逆をいえば周り全てが敵だと思っても過言じゃない。
690名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 22:09:30 ID:YOUWM3oU0
支援支援
691名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 22:11:01 ID:E5cCZUtp0
支援だッ!
692外史喰らい編第1話(4/14):2009/03/26(木) 22:12:48 ID:/+FguFpI0
「周り全てが敵、確かにその通りです。ですが、だからこそ手を出され難い」
雲は自信満々に語り出す。
曰く、
こちらが弱小勢力の内に攻められたときは、必ず他2国が同時に攻めてくる。大陸の中心に位置する土地を奪われるという事は、自国への侵入ルートを増やすことに繋がるからだ。
この状態で、最初に攻めてきた国以外と同盟ないし属国となることを臭わせれば、充分な牽制になる。こちらと戦って損害を受けているところに、大義名分を持って攻め込まれる可能性が見えるからだ。
そして3国と対等に戦えるぐらいの強国になったとすれば、手を出せば尚更に軍を消耗することになる。そうなれば、例えこちらに勝とうとも、そこを残り2ヶ国の同盟に攻められれば敗北は必至だ。
「要するに、併呑したところで後が続かない国な訳だ」
よくそんなこと思いつくな、と感心する。
「はい。相手との戦力差が大きすぎると意味が無い策ですが、この立ち位置を狙って国を築いていけば、十分に可能でしょう。さらに言えば、この城は長江のすぐ近くにあり、水運による国家の繁栄も期待できます。当然、水軍の育成も可能。加えて――」
「うん、じゃあ、そのことについては任せるよ」
ところで、どうやって名を上げる?と。
饒舌に話す雲を遮って、強引に話を変えた。国の基礎どころか、流れ者3人、な状況でそんな大きなこと言われても正直困る。
「どうやって、って……」
露骨に呆れ顔をされた。
「では訊き返しますが、前の外史であなたと関羽・張飛はどうやって名を挙げましたか?」
え?えーと、あの時は…………あ。
「あー……」
そりゃ呆れられるか。やることは、前と一緒なんだから。
「納得がいきましたら、そろそろ宿を探しましょうか。機会を待つにしろ、食住は必要ですからね」

ちなみに、食事代・宿代含めて今後しばらくの生活費は、俺が持つことになった。
これでも一度は大陸のトップにいた身な訳で、贅沢しなければ10日前後はもつくらいの金は持っている。
普段から制服のポケットに財布を入れっぱなしにしていたおかげで、この外史にも持ってこられたらしい。
もっとも、進んで酒家に人を案内した雲が一文無しだったのは別問題だが。
693外史喰らい編第1話(5/14):2009/03/26(木) 22:17:46 ID:/+FguFpI0
朝起きて、地形・道の確認がてら街を回り、そこらの屋台で昼食。午後からまた街を回って、日が沈む頃に最初に入った酒家で集合、互いに気付いた点を報告しながら一緒に夕食。そんな生活を続けて、1週間程経った日だった。
その日の昼食は、いつもの酒家で一緒に取ろう、という話になっていたので(どうも光が気に入ったらしい。昼食を屋台や他の店に浮気してる俺達と違って、その店に通い詰めだそうだ)、昼過ぎに酒家前で集まっていた。
先に軒先をくぐった光・雲に続いて俺も店内へ入ろうとした時。
「盗賊だーーーー!!」
張り上げられた声は、南の方から聞こえてきた。
俺達も含めて、市にいる人間全ての動きが一瞬止まる。
「盗賊が攻めてきたぞーー!!」
南に目を向ければ、武器を手に侵入してくる男たちの姿があった。門番などいないので、素通りだ。
どこからか金切り声の悲鳴が上がる。それを契機に、周りは蜂の巣をつついた様な騒ぎになった。我先にと逃げ出す人、店の戸を閉めて閉じこもる人、諦めてへたり込み、手を合わせている人もいる。
振り返ると、2人と目が合った。
「やっぱり予想通り、か」
どうにも遣る瀬無くなって、ぼやく。
まさか、野盗が来るのを待つような生活をするとは思わなかった。
ここ数日の聞き込みで、この街の軍に機能していないことと、そのせいで野盗に襲われても宮殿の護衛が精一杯で、街の被害に対処しきれていないことは分かっている。
「城」が野盗の餌食になってるなんて聞いたときは何の冗談かとおもったが。
「まあ、仕方ないか。光、頼む」
「ああ」
打ち合わせは済んでるので、今更どうすればいい、などと話し合う必要はない。
一瞬だけ低く構えた光は、地を滑るように飛び出す。逃げる人達の間を縫って走り、野盗の前に躍り出て、一人目の顎を蹴り飛ばす。
「手前ぇ!」
仲間が光に気づき武器を構えるも、既に遅い。放たれた蹴りは周囲の野盗の人数と同じ数。1人1発ずつ綺麗に顎を捉え、例外無く意識を刈り取った。
「雑魚が」
694名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 22:24:07 ID:dK9DD0f10
支援させて頂きます。
695名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 22:25:16 ID:YOUWM3oU0
紫苑
696外史喰らい編第1話(6/14):2009/03/26(木) 22:25:47 ID:/+FguFpI0
吐き捨てる光の迫力に、門から入ってくる野盗の勢いが鈍る。
「な、なな何だお前!?」
思わず訊ねる野盗に対して構え、名乗る。
「我が名は左元放!乱世を憂いて立ち上がりし我が主、北郷一刀の家臣!首が要らん奴からかかってこい!!」

「……よし」
ここまで作戦通りだ。
「では行きましょうか」
「ああ」
雲に促され、通りの真ん中に、光に背を向けて立つ。
「みんな、手を貸してくれ!盗賊を追い払うんだ!」
短い言葉だが、今は長々と演説するよりもこちらの方が正しい。光の強さに相手が怯んでいる間に、反撃の手筈を整えて押し返さなくてはいけないからだ。
「戦える者は武器を取りなさい!剣や槍を持ってくる必要はありません!長柄の農具や屋台の骨でもいい。それも無い者は石を拾って投げなさい!」
雲が出した指示に、一人、また一人と長柄を持った人たちが集まってくる。
「2人一組で敵に当たりなさい!自分から前に出なくていい、左慈が討ち漏らした者のみ止めるんです!」
これも打ち合わせ通り。あまり住民には被害を出したくないし、そもそも何の訓練もしていない人間が、野盗相手とはいえ十分な戦力になるわけがない。
故に、敵を倒すのは光だ。脇道を塞いで大通りを長柄武器で埋め、敵の進軍を阻んでその中で光に暴れてもらう。
光曰く「邪魔が入らない」、雲曰く「とにかく名を上げることに特化した」作戦だ。
ある程度人が集まって、充分な隊列ができる。これなら勝てると確信できる数だ。これだけいれば、盗賊が潰走するか諦めるまで充分に持つ。
状況の確認に振り替えると、光と目が合った。光はそのまま視線をずらして雲と頷き合う。
……一瞬だけ、嫌な笑い方をしたように見えたのは気のせいだろうか。
697名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 22:27:59 ID:aADs5gLQ0
支援
698外史喰らい編第1話(7/14):2009/03/26(木) 22:30:09 ID:/+FguFpI0
「北郷!」
いきなり名を呼ばれた。

「このままでは埒が明かん。斬り込んで首領首を落とす!四半刻でいい、持ちこたえろ!」

………………は?
それだけ言って、光は野盗の中に消える。
待てオイ、そんなの打ち合わせに無いぞ!?
「試験ですよ」
サラリと雲が言う。
「光が帰ってくるまで持ちこたえてください。あなたに我々の主たる素質があるかどうか、最終確認です。この場を乗り切れないようであれば、今後は神輿でいていただきます」
「……本気でいってんのか?」
「ええ」
「こんな時にやる事かよ!?」
思わず怒鳴った。
2人に信用されてるとは思ってなかった。「狭間」で出会うまでは敵同士だったし、2人から見れば武官・文官、どちらとしても劣ってるのは分かってる。
そんな奴を君主として置こうとするんだ。試験ってのも理解はできる。
だけど、それはこんな状況でやることじゃない。極小規模とはいえ、これは戦だ。もし俺の力量が至らなければ、大勢の人が死ぬ。
「分かってるのかよ、それが!?」
だがこちらの激昂は、柳に風と流される。
「私相手に怒鳴ってる暇があるのなら、少しでも策を考え出したらどうです?それと暫定的とはいえ我々は将の立ち位置にいます。将同士の喧嘩など、兵を不安がらせる――」
「分かってるよ!」
最後まで聞かずに思考する。
クソッ……
考えろ考えろ。勝利条件は「光が首領を倒すまで盗賊を足止めする」ことだ。そのためには何が必要か。
699外史喰らい編第1話(8/14):2009/03/26(木) 22:34:53 ID:/+FguFpI0
「雲!彼我の戦力は!?」
「光が少し倒しましたが、敵が千弱。こちらが三百といったところでしょうか」
約3倍。道を塞いでるから、ぶつかり合う人数は同数。まともに1対1じゃ戦い慣れしてないこちらが不利。だから多人数で当たる当初の作戦は続行。
だけどそれだけじゃ足りない。光が図らずも敵軍を掻き乱してる状態だから進行速度は鈍ってる。けど、それだけだ。
光の相手をするより無力な人に暴力を与える方を選ぶ奴なんか、五万といるだろう。敵の目は基本こちらに向いている。同時に、目立つ位置で敵を倒し続けてた光が見えなくなったことで、皆の士気は下がる。なら―――
考えをまとめる。
やるべきことを整理する。
口に出す前に、もう一度頭の中で反復し、策として確認する。
「雲」
「なんでしょうか」
「武器が欲しい。剣を――出来たら装飾も付いた目立つ奴が」
「―――ふむ。では、こちらなどどうでしょうか」
差し出されたのは、剣ではなく刀――日本刀だった。
「陸奥守吉行。坂本竜馬の愛刀です。……別の外史から持ってきた、模造品みたいなものですがね」
受け取って、鞘から少しだけ抜く。吸い込まれそうな、日本刀独特の輝きが見えた。
「充分すぎる。これなら―」
日本刀の輝きは、中国剣しか知らない人には宝剣に見えるだろう。
材料は揃った。あとは行動だけだ。
「聞け、皆の者!」
意識して、堅苦しく威圧的な言葉を使う。この場に必要なのは、光の代わりに人心を引きつける奴だ。
それが主じゃなかったら何だ。
「現在、左慈が敵首領首を狙って斬り込んでいる!所詮、相手は欲で繋がった下郎だ。上がいなければ戦い続けるような気概は無い!故に、左慈が戻ってくるまで持ちこたえれば我らの勝ちだ!」
光が見えなくなって戸惑っていた皆に、少しだけ士気が戻ってくるのを感じる。
「2人では足りん、3人一組で敵に当たれ!それなら負けることはない!勢いに押されるな!皆が退けば、皆の後ろにいる大切な者が傷つくことを忘れるな!」
隊列の中央まで進み出る。陸奥守吉行を抜いて、盗賊へ向けた。
「自らの手で、自らの街を守れ!行くぞ!」
「「「「「応!!!!!」」」」」
裂帛の気合いが返ってくる。
700名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 22:38:36 ID:1NN0xnIQ0
しえん
701名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 22:39:54 ID:7pU1wxxT0
支援
702外史喰らい編第1話(9/14):2009/03/26(木) 22:40:06 ID:/+FguFpI0
それに気持ちを押されて、1歩前に出た。
「かかって来い、賊共!相手になってやる!」
荒い口調、高圧的な言葉。
「舐めんな、餓鬼が!」
目論見通り、短気な奴が突出してきた。
顔は怖いが、攻撃は単純に剣を振り下ろすだけ。
そっちこそ舐めるな。鈴々や愛紗の豪撃を間近で見て、訓練してもらったこともあるんだ。その程度の攻撃なら遅くさえ感じる。
地面を蹴って後ろへ下がり、剣をやり過ごす。
瞬間、前進に切り替え、刃を反して刀を構え、右の鎖骨へ振り下ろす。
骨を叩き折る嫌な感触と共に、相手が倒れた。
「次ぃ!」
苦痛でのたうつ盗賊を無視して、叫ぶ。
必要なのは、光の代わりに敵味方を引きつける者。アイツほど強くない俺が代わるには、口先で気を引くことが必要だ。
左からの横薙ぎをしゃがんでかわし、脇腹を撃つ。即座に身を翻し、右の盗賊の手首を叩いて武器を落とす。
悶絶する盗賊を見て、少し自己嫌悪した。
すぐ横じゃ殺し合いが行われてるってのに、自分は峰打ち。手加減の余裕があるほど強いわけじゃない。単純に、人殺しをしたくない、という我が儘だ。
殺すよりも、周りに転がしておく方が敵の気は引ける。そう自己弁護するも、気など晴れるわけはなく。
そしてそんな状態で戦っても、万全なわけもなく。
「死ねぇ!」
後ろからの声に振り向こうとして、転げ回る盗賊の体に足を取られた。
「しまっ…!」
体制が崩れ、相手に無防備になる。
俺に向かって剣が振り下ろされ、
「ぎゃっ!」
寸前で、男の手から落とされた。
見れば、男の手首に黒い金属が刺さっている。ひし形の刃部に、細い棒を付けたような形。
「………クナイ?」
703名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 22:40:55 ID:S8uH3eer0
支援
704名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 22:41:35 ID:7pU1wxxT0
支援
705名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 22:43:38 ID:1NN0xnIQ0
支援
706外史喰らい編第1話(10/14):2009/03/26(木) 22:45:01 ID:/+FguFpI0
「情報収集不足が一つ。愚策が一つ」
呆然と男をに刺さった金属を見ていると、後ろから雲に言われた。
……もしかして今のクナイ、雲か?
「光の代わりに人心を引きつけて戦う者が必要。光が抑えていた進行速度が元通りになるから、より強力な組み方が必要。ここまでの判断とその対策は合格です。加えて、先ほどの啖呵と立ち振る舞い。人の上に立つ十分な資格です。
―――ですがその後が悪い。武官として修練を積んだ身ならまだしも、あなたの身で光の代わりなどできるわけがないでしょう」
「う……」
もっともだ。愚行だってのは分かってた。でも、そうしないと皆の士気が落ちる。
雲は呆れ顔で俺の横を通り過ぎ、前に出る。
「なぜ私に一言訊かなかったのですか?『戦えるか?』と」
思わず目を瞬かせた。
「…………戦えるの?」
「光ほどではありませんし、名将たちにも敵いませんが、あの程度の雑魚ならば何千人でもやれます」
言ってる事は本当だろう。さっきまでどう見ても軍師な雰囲気しかなかったのに、今背負う空気は最前線の将のそれだ。
「光が離脱しましたが、あの時点でも私はあなたの配下にいた。部下の能力を完全に把握できていないのは、主として最悪の部類の欠点ですよ」
言われて、納得するしかない。
よく考えれば、俺はこの二人の事を何も知らない。それなのにイメージだけで決めつけていた。
これじゃあ、神輿とか言われても仕方がない。
「ですがまあ、その点を責めるのは酷でしょう」
え?
「文官にしか見えないように動きましたからね。正直にいえば、この点は採点外です」
…え、じゃあ
「合格です。今より正式に、あなたを我らの主と認めましょう、『一刀殿』」
今、名前で―――
「ご命令を。光が帰るまで戦線を維持するのでしょう?」
「あ、ああ。頼む、雲。前線で戦ってくれ。敵の気を引くために、なるべく派手に」
「御意」
707名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 22:50:50 ID:1NN0xnIQ0
支援しぇん
708外史喰らい編第1話(11/14):2009/03/26(木) 22:54:59 ID:/+FguFpI0
雲は敵陣には飛び込まず、俺のいた位置から少し前に出た辺りで止まる。
「我が名は干吉!あなたたち如きに我が主の刃は勿体ない!私が相手しましょう!」
その挑発に簡単に乗った数人が向かってくる。
フン、と嘲るような笑みを浮かべ、雲は両手を袖の中に隠す。そのまま腕を振るった瞬間、盗賊を狙ってクナイが放たれた。
「がっ!」
「ぐわっ!」
一人の例外もなくクナイは命中し、向かってきた盗賊が倒れる。
雲の腕は止まらない。前方180°、全ての方向に寸断無くクナイが放たれる。
雲の道士としての能力は、「空間同士を繋ぐこと」だそうだ。繋ぐ先は他の外史や外史の狭間。おそらく、袖の中では指が光り、次々にクナイを補充しているのだろう。たぶん、陸奥守吉行を出した時も同じだ。
そのクナイは、光の蹴りより遠距離まで攻撃が届く分、多数を相手するのに向く攻撃だ。その証拠か、ジリジリとだが、戦線が前に進んでいる。
勝てる。今度こそ確信した。
709名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 22:59:48 ID:uUwENcsj0
しぇれん
710外史喰らい編第1話(12/14):2009/03/26(木) 23:00:14 ID:/+FguFpI0
「敵首領、討ち取った!」
丁度四半刻後、敵陣の奥から光の声が響いた。
「聞いたか、あなたたちの首領は我らが討った!死にたくなければ去りなさい!」
呼応して、雲も叫ぶ。
途端に盗賊たちの攻撃が止まり、背を向けて逃げ出した。
一斉に、街中から歓声と鬨の声が上がる。
「はぁー…」
その声で緊張の糸が切れて、思わず座り込んだ。
「だらしが無い。勝軍の主が道端でへたるな」
悠々と帰ってきた光が、真っ先に罵ってきた。
「ごめん、そのー何だ。腰が抜けた」
最前線まで出て皆が戦うのを見てたことなら何度もあるけど、そこで敵と斬り合うなんてことは初めてだ。これほどキツイなんて、想像以上だった。
「……まあ、いい。試験は不合格か?雲」
合格か?って訊かない所に、性格っぽいのが見え隠れするな。
「合格ですよ。あなたの代わりに最前線で目立つなどという愚行もありましたがね」
「馬鹿が」
バッサリ切られた。
「お前が前線など、出来る訳無かろう。そんなものは俺に任せて、主面して後ろで後方で震えていろ。お前に死なれては面倒なんでな」
あれ?罵倒みたいに聞こえるけど、ひょっとして心配されてるのか?
まあ、冗談でもそんなこと言ったら、頭がサッカーボールになるのは目に見えてるから言わないけど。
そんな風に勝利を味わってると、兵士らしき武装した一団が俺達の方へ向かってきた。たぶん、この城の軍隊だろう。盗賊がいなくなってから出てくるとか、質は下の下って本当なんだな。
隊長らしき人が口を開く。
「あなた方の代表者はどなたでしょうか?」
「あー、俺です」
何とか立ち上がって返事する。
「城主殿がお呼びです。至急、宮殿まで同行願いたい」
「分かりました」
言って、光・雲と目を合わせて小さく笑う。
途中にイレギュラーはあったけど、計画通りだ。
711名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 23:01:56 ID:aADs5gLQ0
支援
712名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 23:03:53 ID:BGu6mhA70
私怨
713外史喰らい編第1話(13/14):2009/03/26(木) 23:04:20 ID:/+FguFpI0
案の定、城主の話と言うのは、俺達を将として召し抱えたい、ということだった。素直には受け入れず雲が交渉して、全軍を預かれる地位まで高めてからOKを出す。当然、前任者は文句を言ったが、光と試合ったら即座に納得した。
「で、雲」
宮殿の中に貰った自室で訊ねた。
「まさかここからのし上がっていけ、とか言わないよな?」
計画じゃ、盗賊を追い払う→領主に呼ばれる→全軍を預かれる地位で召し抱えられる、までしか打ち合わせていない。
雲は「まずはそこまでで充分です」って言ったけど、それじゃ前の外史より時間かかるぞ?
「阿呆」
相変わらずの口の悪さで光が言う。
「軍師の案を信頼するのも主の仕事だろう。部下の意を酌むということを覚えろ」
「あー…ごめん」
なんて言うか、言葉が意図的に悪いのは変わらないんだけど、内容がアドバイス寄りなのは、多少なりとも認めてくれたってことなのかな?
「とはいえ、ただ待つのは俺も苦痛だ。雲、何日だ」
「そうですね、多少は信頼してもらわねばなりませんし、半月ほどでしょうか」
「だ、そうだ。適当に半月待っていろ。全て分かる」

で、半月後。
洛陽から、白帝城へ使いが来た。
内容は、現城主以下数名を収賄・横領の罪で投獄するという事と、次の城主に、半月前の盗賊騒動の恩賞として北郷一刀を任命するという事。
「…………いや、ちょっと待った」
「不満ですか?」
「不満は無いけど、おかしいだろ!」
出世が急すぎるし、なにより盗賊退治一つで城主になんかなれるわけが無い。
714名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 23:04:47 ID:BGu6mhA70
私怨
715名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 23:05:59 ID:1/0EFjBQ0
支援
716外史喰らい編第1話(14/14):2009/03/26(木) 23:08:18 ID:/+FguFpI0
「そうでしょうか。城門の修繕費も出せないほど税を横領している領主に、その下の有能な将。そしてその将は住民に慕われています。なら首を挿げ替えるくらいするのでは?」
「まあ、そこだけ聞けば自然なことみたいに思えなくもないけど」
そもそも盗賊退治の恩賞って、そんなことあの領主が洛陽に報告するわけが無い。するとしても、自分の手柄にして報告するはずだ。
「ふふふ……その通りです。種明かしといきましょうか」
雲の指が空中に方陣を描く。狭間で見た時よりも、複雑な物だ。
その方陣から、あの洛陽からの使いが出てきた。
―――いや、違う。
「これ……ひょっとして」
「ええ、傀儡ですよ」
「………あー」
納得いった。要するに、洛陽からの使いってのは嘘か。
「洛陽にも、白帝城からの使いとして、一体向かわせました。あちらには自分の意志で交代したという報告を持たせてありますが」
「なんか、すっごい悪いことしてる気分……」
「気にするな、相手は暴政を敷いていた豚だ。お前が上にいた方が、何かと民のためだろう」
「それに、そんな事を気にしている余裕はありませんよ」
「え、何でだ?」
「今まで言いませんでしたが、黄巾党の乱まで丁度半年ほどです。内政を整え、兵を鍛える。すぐに取りかからなければ間に合いませんよ」
「…その時期、狙っただろ雲」
ええ、と悪びれず答える。
「手っ取り早い方法でのし上がらなければいけませんでしたから、一刀殿の性格では躊躇されるのは目に見えていました。故に方法を隠し、またそんな事を言っていられない時期に城主になってもらいました」
「分かったよ」
割り切る。悪徳城主を罰して、黄巾党に対抗できるだけの勢力を身に付ける。手段が悪いだけで、やってる事は正しいんだし。
「では、まず城としての機能回復と兵の鍛練、正しい税制の成立と市の整備、民から行政への信頼回復―――やる事は山積みですよ、一刀殿」
717名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 23:14:39 ID:RzaHneeH0
支援
718名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 23:15:05 ID:YOUWM3oU0
数的には終わりか?
719名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 23:15:24 ID:/CTkybGFO
乙乙

この二人が仲間というのも地味に新鮮でいいな
720外史喰らい編第1話:2009/03/26(木) 23:19:26 ID:/+FguFpI0
以上です。
拠点も手に入れたので、次回は拠点パートにしようと思います。
ですので、たぶんまた女の子出てきません。ごめんなさいm(_ _)m


ところで、10個目あたりで一度サルったんですけど、また書けました。
これ、どういうことなんでしょうか?
721名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 23:21:06 ID:YOUWM3oU0
>>720
ほんとにさるなら(他の連投規制じゃないなら)00分をまたいだから。
今回は23時をすぎたから、かな。
722名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 23:21:33 ID:nCjwSuSB0
>>720
何度も既出だからスレはちゃんと読もう、テンプレ直下の>>2にも書いてあるんだしさ
723名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 23:24:56 ID:aADs5gLQ0

細かいことだが、ちょっとツッコミ
1/14で、「距離1里」・「4キロ」とあるが・・・
恋姫の世界(つーかこの時代の中国)では1里=500mじゃなかった?
724名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 23:28:47 ID:YOUWM3oU0
>>723
微妙なんだよ、それ。
確かにこの時代の里に従うなら500m、あるいは400m超。
でも、ゲーム中、呉ルートで一刀が祭に言われてる「毎日十里も走れば氣が扱えるようになる」ってのはさすがに5キロ
じゃなくて、40キロのことだと思うんだよね。

まあ、それぞれのSSで一里をどう示すか、はっきりしてくれれば混乱はしないのだが。
725外史喰らい編第1話:2009/03/26(木) 23:35:16 ID:/+FguFpI0
>>721>>722
なるほど、レスありがとうございます。

>>723
分かりやすいので、1里=4kmで作ってます。

支援してくださった皆様、ありがとうございました。
726名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 23:39:07 ID:dK9DD0f10
>>725
お疲れ様でした。

お早い次の桃香をお待ちしております。
727名無しさん@初回限定:2009/03/26(木) 23:58:10 ID:9oHruSd60
>>725
乙でした。
白帝城が拠点って事は最初に出てくる女性キャラは中盤以降の登場が多い
紫苑や桔梗・焔耶あたりになるのかな。
今後が楽しみです。
728名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 00:01:06 ID:tXVhxgPKO
gjでした

白帝城って一刀の為のような名前だな。
白い服着た帝、帝って言うまでの地位じゃないけど狙ってやってるなら凄い
729名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 00:12:05 ID:eJwIkkN20
潮田玲子 安田美沙子の試合後のブルマの匂いがたまらん。
http://www.freepe.com/i.cgi?zxc9
730風鈴氏代理告知:2009/03/27(金) 00:12:38 ID:VobBp8Pl0
──真√──

真・恋姫†無双 外史
北郷新勢力ルート:風拠点之二


心機一動 ──ソレハ、ココロノオモムクママニ──



何か後ろの方から、

「次は私の拠点いべんとではなかったのか!?」

という声が聞こえますが、気にしない。



ちなみに今更な上に言うまでも無い事ですが……

これや過去作にて、副題についている四字熟語は造語です。
テストに出ませんので覚えてはいけません。


URL:
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0231-1238079708.txt


相も変わらず規制中のため、専用UP板に上げました。
気が向きましたら、お付き合いくださいませ。

731名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 00:14:17 ID:/3esteIA0
避難所より転載

*****************************************************

──真√──
真・恋姫†無双 外史
北郷新勢力ルート:風拠点之二


心機一動 ──ソレハ、ココロノオモムクママニ──


何か後ろの方から、

「次は私の拠点いべんとではなかったのか!?」

という声が聞こえますが、気にしない。


ちなみに今更な上に言うまでも無い事ですが……

これや過去作にて、副題についている四字熟語は造語です。
テストに出ませんので覚えてはいけません。


URL:
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0231-1238079708.txt


相も変わらず規制中のため、専用UP板に上げました。
気が向きましたら、お付き合いくださいませ。
732名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 00:14:47 ID:YmhI1/Yx0
>>730
157 名前:風鈴 ◆VOACf8e.7. [sage] 投稿日:2009/03/27(金) 00:10:53 ID:Y/Q7C9Co0
の部分も貼った方が、判りやすいんじゃないか?
733名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 00:15:46 ID:YmhI1/Yx0
>>731
既に代理宣言してる人が居ただろうw
734名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 00:16:48 ID:xW8y9KKG0
>>730
真√乙。
時間差で爆発したんですね、良く分かります
しっかし一刀の一張羅が血まみれになってやしないだろうか
735名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 00:33:15 ID:VobBp8Pl0
>>732
そだね、次があったらそうしとく。

>>730
風は友達思いだけど抜け目無いというかw
稟はまだまだ先が長そうだなあ。
736名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 00:58:21 ID:BF6+ehMS0
>>727
白帝城なら軍師は荊州組の朱里・雛里・徐庶を確保出来そうだな
ただ朱里をとったら桃香組がやばいから、雛里を一刀軍の軍師にして徐庶は名前だけ&遠征時の居残
737名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 01:32:51 ID:+5wye+kY0
真√乙でした! やはり風はイイネ!
738名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 01:44:35 ID:LntFZk+o0
739名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 03:03:29 ID:0OEW1SXt0
真√、連日乙です。
さすがにポリエステルも血だらけで限界か・・・
740名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 07:41:59 ID:XeKwHtQm0
魏アフターで一刀が帰ってきたら
服だの腕だの掴んで離さなかったり
起きたときは傍に居て欲しいとか言うふうになったりして

他のメンツにしてみれば、ちょっと眼を放した隙に消えた訳だし

(一刀は華琳さまと一緒か…むむぅ。なら、明日にでもいいか。)
(やれやれ…姉者の相手は私がしておくか。しかし、華琳様も祝いの席なのだから控えて欲しいものだ。)
(ムッ!…華琳様とアイツがいない。あの馬鹿!こんな時にまで華琳様に!!…ふふふ明日になったら覚えてなさいよ。)
(なんや?一刀おらへんのか。まぁええか、ウチは関羽と話でもしてこっと。)
(おやおや〜お兄さんは本当にスケベさんですねぇ。)
(ハッ…まさか、お二人とも今頃…。)ブフォ
(隊長…私も、いや私たちも頑張ったのだからご褒美が欲しいのですが。)
(あかんでぇ凪。今、大将の邪魔したらウチでもただじゃすまへんでぇ。)
(え〜沙和も隊長にご褒美して欲しいのにぃ。)
(えっ、にいちゃん外にいっちゃたの?一緒にご飯食べようと思ったのに。)
(邪魔しちゃ駄目だよ季衣。今、兄様は華琳様と一緒なんだから。)

「ぶぅ〜なんで私たちがお留守番なの?一刀の傍にいたいのに。」
「 ちーだって一刀に会いたいよぉ。」
「姉さんたち無茶言わないで。もうすぐ華琳様が戦を終わらせて帰ってくるから、それまでの辛抱よ。」

彼女たちの中では一刀との未来があった筈なのに…
FDが出るなら絶対に一刀帰還ED欲しい!!
741名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 09:35:08 ID:FfpflAF60
まとめサイトの人気投票のページに載ってる孫堅のイラストは公式?
ラノベのイラストっぽいけど

ジト目の蓮華みたいでいい!
742名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 10:41:20 ID:2IFILTeG0
>>741
無印恋姫の公式通販特典に載っていたイラスト。一応公式
つか、この話題は本スレ向きだな
743名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 17:56:12 ID:Z9/Wvcp00
北郷帝の第7話のおまけを読んでげんなりした。
立派なキャラレイプだと思うが、ああいうのを予告なくやるのって
OKなのかね。
それ以来、他の華琳の話を読んでもそれが頭を過ぎって
素直に楽しめない。
744名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 18:05:22 ID:wfUySrpf0
無印やってからほざけ。
745名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 18:25:59 ID:ltXSGTHW0
>>744
同意
無印じゃご主人様とか呼んでたじゃん
746名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 18:28:45 ID:gyYA/7Zb0
あのおまけ部分の「ご主人様といわせる」ってのは無印のエピソード流用だとは思うけど、
それを持ち出すまでもなく、真のエロシーンでも華琳様は結構崩れてるというか、一刀に
押されてる部分はあると思うけどね。
それ以前にあれはお遊びというか、愉しむ上での余興だし、そんな気にすることでも。

北郷邸は麗羽、美羽のほうがいじってると思うなw
ゲーム本編であんまり一刀とからまないキャラだからしかたないけど。
747名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 18:40:43 ID:2IFILTeG0
いじってるとはいえ、北郷帝美羽の可愛さは尋常じゃないとおもう
「う〜」とか「む〜」とか言いながらがんばってる姿を想像するだけで涎がでる
748名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 18:53:18 ID:jtWAC6FO0
>>746
華琳様のアレはプレイの一環だよな。
あの後一刀に完全に逆らえなくなるってわけでもないだろうし、次の時は逆に女王様プレイをしかねないのが華琳様だw

キャラいじりに関しては華雄もだね、これは北郷帝に限らんけど。
戦場以外の特に女性としての華雄は描写がほぼ無いから、個々人の持つイメージと違うって事もあり得ると思う。
749名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 19:35:33 ID:gyYA/7Zb0
>>747
確かに可愛い。
というか、北郷帝の美羽は一刀の膝の上のってばかりで、華琳に嫉妬されそうですw

>>748
華雄はしょうがない……w
ゲームみたいな使い方になるとオチ要員にしかならないしw
750名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 19:35:56 ID:cwE5+luT0
>>655
遅ればせながら乙


舌戦
互いの唇を接触させ、自分の舌で相手の舌・口腔を舐(ねぶ)ることにより
相手の精神的防御力を低下させることのみを目的にした戦いのことである。
骨抜きになって立ってられなくなった方を負けとする。
また、勝者は敗者を自由にする(例:慰み者にする)権利を有する。

三国時代 蜀の武将であった厳顔は『舌聖』と呼ばれるほど舌戦の達人であった北郷一刀(ちんこ帝)に勝負を挑み、為す術もなく破れた。
その夜、厳顔は閨にて再戦を挑んだが、大敗しただけではなく下の口にも舌戦を仕掛けられ、一方的に蹂躙されたという。
余談ではあるが、この逸話をもとにセルバンテスはドンキホーテを執筆したといわれている。

民明書房刊:スーパーちんこKより
751名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 19:43:31 ID:MGGfFRqM0
             /)
           ///)
          /,.=゙''"/
   /     i f ,.r='"-‐'つ____   
  /      /   _,.-‐'~/⌒  ⌒\
    /   ,i   ,二ニ⊃( ●). (●)\   投下されたSSをありがたく読むだけだ!!
   /    ノ    il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \  こまけぇこたぁいいんだよ!!
      ,イ「ト、  ,!,!|     |r┬-|     |
     / iトヾヽ_/ィ"\      `ー'´     /

これの出番と言われた気がした
752名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 19:56:38 ID:OiIkLbgI0
>>751
大して荒れてるわけでもないから気のせいだ。
753名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 20:12:40 ID:eBFr76UTO
>>750
まだ話終わってないのに、先にそういうネタ書くのはどうかと

それともいつもの展開押し付けか?
754名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 20:51:17 ID:KtSwUpCOO
まとめといえば風鈴さんの真√、むいさん孫家三部作と一緒に専用板とこに乗ってなかったっけ?

今見たら移動してた、三部作エロ過ぎて嫌われてるのか?
755名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 20:54:07 ID:H1/h6aw80
>>754
外史スレの方に移動してる「11>>609 風鈴」
756風鈴@携帯:2009/03/27(金) 21:36:55 ID:z/H1xWVaO
>>754
別にエロいのは嫌いじゃないですよ。
むしろ好きです。もっとやれ。

単にここが規制中でPCから書けないから避難所に告知しただけって事で、
移動になったんじゃないでしょうかね。
あと続き物だから同じ外史スレの方にあった方が
分かりやすいからとか。

以上、考察終わり。
757名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 22:07:34 ID:ialGbw9pP
まあ単純に続きものだからだろうね
758名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 22:21:00 ID:bsc6QGn10
今ちなみに続きものってどれだけあるんだ?
真発売後でいいから、誰かまとめてえろい人
759名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 22:27:19 ID:DKbhojVr0
なぜTINAMIの話を……と一瞬思った
760名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 22:40:29 ID:bsc6QGn10
そっちのちなみじゃないw
761名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 23:51:20 ID:gyYA/7Zb0
>>758
真√
三教一致
無じる真√N
董√
いけいけぼくらの北郷帝
真・恋姫無双 外史(メーテルの美羽様もの短編連作)
外史喰らい
袁術軍ルート
曹羲†学園

こんなもんかね。
762名無しさん@初回限定:2009/03/27(金) 23:54:18 ID:gyYA/7Zb0
おっと、みすった
曹魏†学園だった。
763名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 00:33:00 ID:GO8RY/Lw0
ちとネタ思いついたから書いてるんだが軍議やってる間の名前って何だっけ?
別に無くても良いんだが気になった
764名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 00:39:27 ID:rP7ioKhL0
質問の意味がわかりにくいんだが軍議する時は武将名で呼び合うか真名で呼び合うかってことか?
無くても良いってことだから違うか
765名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 00:43:21 ID:gLp2SzyF0
朝議をやっている場所の名前でしょ?
〜の間。何だろうけど、よくわからん
766名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 00:47:11 ID:u/hhgwhX0
ストレートに「軍議の間」とか「評議の間」だっけ?
「玉座の間」とかだったような気もするんだが…
767名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 00:50:01 ID:aFZVBeuH0
間を「あいだ」と読むか「ま」と読むかで全然意味が違ってくるんだなw
768名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 00:52:06 ID:zqoA3EN00
玉座の間だと思う。
いつ即位したの!?って驚いた。
769名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 01:00:36 ID:w36q5QgL0
まーどうしましょ
770名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 01:07:39 ID:GO8RY/Lw0
そそ、部屋の方の間ね。
言われるまでどっちの意味にもとれるって気付かなかった。

玉座の間か。
じゃあ王座の間で良いかな
dクス
771名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 01:40:50 ID:rHugEoGt0
>>761

勅旨の訪問:第3話までで停止
乱れし漢王朝〜十常侍の暗躍:第1話のみ

黎明の一刀 前編だけ
焔耶の気持ち 前編だけ

なんてのもあった
772名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 01:59:03 ID:s2ei0aJl0
……ハムルート
ブワッ
773名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 03:25:00 ID:KeMmOn20O
>771

>焔耶の気持ち 前編だけ

実はこれ、続き見たかったな〜なんて思ってたりする
774名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 06:04:52 ID:xVG8OKDt0
外史喰いの佐慈&于吉の真名は完璧に蛇足

パロディ感覚で佐慈の真名は緋色、于吉の真名は昴・(登場予定なら)華陀の真名は舞人・等を希望

775名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 08:40:52 ID:0S6FUMRQO
何度も言われてるけど設定の押し付けは止めようぜ
776名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 08:42:07 ID:7B31t8ZG0
>>775
ageてる時点で察するべきなんだぜ
777名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 08:42:38 ID:Ql8P4SAe0
だな。
文句あるなら自分で別の外史として書けばいい。
778名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 08:43:09 ID:zqoA3EN00
いつもの人なんだからスルーしなさいよ。
779名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 09:36:23 ID:pw7ezQ5O0
こいつ絶対過去に書いてブーイングしか感想こなくて操作ミスで消した、とか言う奴だよなw
780名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 10:30:49 ID:jqNohy3O0
つまり生温かい眼で見守ってあげろってことですね。
781名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 10:53:30 ID:n1mR9y490
恋姫における反董卓後の漢王朝の扱いと同じくらいでいいだろ。
782名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 14:28:56 ID:4o2oVDov0
避難所がもはやネタ的遊技場と化してるなw
783名無しさん@初回限定:2009/03/28(土) 23:06:16 ID:LnceTg9D0
今日は静かですねぇ。
784名無しさん@初回限定:2009/03/29(日) 00:56:28 ID:uO8rnkuq0
嵐前の静けさってか・・・つまり、
来るわけだな・・・怒涛の投下の嵐が・・・!!

と希望的観測を述べてみた
785名無しさん@初回限定:2009/03/29(日) 02:02:22 ID:Kapuqkl+0
この静けさなら言える

今日中に桃香がなかったら>>786は俺の嫁

ついでに桃香も俺の嫁
786貂蝉:2009/03/29(日) 02:22:28 ID:GyEyo2u30
>>785
ご主人様ぁぁぁぁっ!
787名無しさん@初回限定:2009/03/29(日) 02:42:25 ID:g8Bl6eeQ0
>>785,786
吹いたじゃねーかw
俺のビール返せ!
788名無しさん@初回限定:2009/03/29(日) 03:45:43 ID:7GOCSTXV0
おまえら!
職人が空気読んで投下控えたらどうしてくれるんだwww
789名無しさん@初回限定:2009/03/29(日) 04:03:58 ID:0353swaKO
>785

両手に花(・_・)?
790名無しさん@初回限定:2009/03/29(日) 04:34:54 ID:ElcSJ/ll0
どうせ両手に花なら夏候姉妹がいいなぁ
791名無しさん@初回限定:2009/03/29(日) 08:12:50 ID:tQZZl1Yi0
>>790
蜀√翠&蒲公英
呉√亜莎&穏

追加…袁姉妹
792名無しさん@初回限定:2009/03/29(日) 10:07:02 ID:Sql+HfMBO
漢√……
793名無しさん@初回限定:2009/03/29(日) 12:27:53 ID:WOMYrozC0
>>790
一刀さんが両手に花程度で満足するとでも思っているのか
794名無しさん@初回限定:2009/03/29(日) 12:54:31 ID:1vAiE2u30
背中に大量のバラですね



どっちかというと麗羽さまかw
795名無しさん@初回限定:2009/03/29(日) 14:04:41 ID:O/DnpqB8O
一刀さんは花に埋もれてるだろ
昔のローマ皇帝で人を大量の花にうずめて窒息死させたのがいたらしいけど

>>773
奇遇だな、俺もだ
796名無しさん@初回限定:2009/03/29(日) 18:13:21 ID:0353swaKO
>795

> 一刀さんは花に埋もれてるだろ

お花畑に一刀が行く?いや……お花畑が一刀に付いて行くだな

> 昔のローマ皇帝で人を大量の花にうずめて窒息死させたのがいたらしいけど

一刀なら本望でしょ。

>>773
> 奇遇だな、俺もだ

どうにかならんのかの?数少ない焔耶物

L
797名無しさん@初回限定:2009/03/29(日) 23:23:21 ID:Fx7nOrxi0
一刀で窒息死なら、きっと死因は紫苑と桔梗のおっぱいですね
もしくは蓮華の尻
798名無しさん@初回限定:2009/03/29(日) 23:25:01 ID:QU7sGJCu0
>>794
>背中に大量のバラ
真っ先にマライヒを思い出したのは漏れくらいだろうなぁ
あのバラはタマネギ武官たちが本当に用意している。
799名無しさん@初回限定:2009/03/29(日) 23:57:49 ID:98Z+GsU20
タマネギ部隊の苦労が忍ばれる・・・
800名無しさん@初回限定:2009/03/30(月) 00:00:16 ID:Fx7nOrxi0
>>799つまり魏の園庭無双の皆様ですね
801名無しさん@初回限定:2009/03/30(月) 01:37:23 ID:Bid8Huh/0
>>785-788
……マジで空気読んでるのか?
802清涼剤:2009/03/30(月) 02:14:47 ID:YD3LAEts0
>>786>>785の嫁となることが決まったようなので、うpしました。

無じる真√N-07話

・この辺りから原作と呼称が異なるキャラが出てきます。
・今回は、基本的に原作と似てしまっています。
(一応、表現などを変えています。また、異なる場面も入れてありますが念のための注意書きです。)

名作に熱中して疲れた方へは、息抜き程度の作品として
これから外史を紡ぎたいけど、自信のない方へ自信を持ってもらう作品として
一服の清涼剤的なモノになれれば幸いです。

http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0232-1238346039.txt
803名無しさん@初回限定:2009/03/30(月) 02:49:45 ID:DCG8fYBR0
おお!寝る前に見てみたら投下されてるし
いつもながらGJです。
804名無しさん@初回限定:2009/03/30(月) 02:53:22 ID:ra+jyjtF0
GJ
805名無しさん@初回限定:2009/03/30(月) 03:27:32 ID:8+BJpVq90
>>785涙目ww
806名無しさん@初回限定:2009/03/30(月) 03:41:58 ID:0qzGH0wb0
>>802
GJなんだが、
さすがに鶴翼の陣を敷くと言って、魚鱗の陣を敷いたのには吹いた。
ハムの指示が無視されたのかとw
807清涼剤:2009/03/30(月) 03:53:57 ID:YD3LAEts0
>>806
本当ですねw
ナイス指摘です。ありがとうございます。

修正後はこちら
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0233-1238352560.txt

こんな時間なのに、見てくださった方々もありがとうございます。
ミスがないか気になっていたのですが、指摘して頂き修正して一応安心したのでようやく眠れます。
ではではw

追伸:まとめの方、修正しましたので申し訳ありませんが気が向いたときにでも修正して頂けるとありがたいです。
808名無しさん@初回限定:2009/03/30(月) 09:01:23 ID:gVNIroGNO
相変わらずだな
809名無しさん@初回限定:2009/03/30(月) 12:16:57 ID:rAFX53gW0
>802
なんというノリのいい職人w
いろいろな意味でGJ!
810転載:2009/03/30(月) 13:35:32 ID:gi9WcRFx0
避難所より転載
241 :風鈴 ◆VOACf8e.7. :2009/03/30(月) 03:20:53 ID:3sK867Fw0
まとめサイトの管理者様へ。

前回本文中に章番号入れてしまいましたので、
お手数とは思いますが、よろしければ各タイトルを

5>>171  真√ 出会い  → 真√:第一章 天の御遣い

6>>353  真√:黄巾の乱-前編   →  真√:第二章 黄巾の乱-前編

7>>322  真√:黄巾の乱-後編之一   →  真√:第二章 黄巾の乱-後編之一

8>>397  真√:黄巾の乱-後編之二   →  真√:第二章 黄巾の乱-後編之二

8>>604  真√:予告編  →  真√:第三章 予告編

10>>578  真√:反董卓連合之一  →  真√:第三章 反董卓連合之一

11>>609 風鈴  真√:反董卓連合之二   →  真√:第三章 反董卓連合之二

に変更お願いできますでしょうか?

それ+今更ながらに気づいたことですが、10>>683 真√:舞台裏を
10>>578の続き から 10>>653の続きへの、備考欄とリンクの修正お願いしますー。
811名無しさん@初回限定:2009/03/30(月) 13:48:12 ID:gi9WcRFx0
清涼剤さま オツカレサマデス!
いつも楽しく拝見しておりマス!

>正直、俺も正直驚きを隠せないでいる。
「正直」が重複していますのでそこんとこドウかな?と思ったしだいでアリマス!
812名無しさん@初回限定:2009/03/30(月) 13:53:58 ID:wFrdCvIBO
>>810
あっちでも修正依頼受け付けてるし、こっちに転載しなくても良くね?
813名無しさん@初回限定:2009/03/30(月) 14:05:54 ID:wvOKS2DV0
ていうか明朝6時にまとめ見たらとっくに修正されてたのにw
避難所はまとめの中の人が管理してるんだから、その中の人への依頼をわざわざこっちに転載する必要はないでしょ
作者の人もべつに転載依頼したわけでもないんだしさ
814kagura:2009/03/30(月) 17:33:25 ID:oKnXwNdT0
初めまして

初書き込みと初投下にチャレンジさせていただきました

魏アフターでの話を書かせてもらいました

オリジナルキャラが出てる物ですが、よろしかったら、ご意見等をいただけると嬉しいです

http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0234-0.txt
815名無しさん@初回限定:2009/03/30(月) 17:39:35 ID:Vnz+ibx60
>>814
乙 がんばれー 
センスありそうだからもっと本読んで地の文を磨く事をオススメする。
816名無しさん@初回限定:2009/03/30(月) 17:44:19 ID:D82CBbCSP
>>810
ここでは依頼しづらいから避難所で修正依頼したいって書き手の人もいたんだから
むしろ勝手に転載するべきではなかったな、ちゃんと確認を取るようにしろよ
817名無しさん@初回限定:2009/03/30(月) 18:43:35 ID:wFrdCvIBO
>>814
見ず知らずの他人にいきなり真名を呼ばれても、平然としてるのは変じゃないか?
818名無しさん@初回限定:2009/03/30(月) 19:12:43 ID:w1Wksse+0
避難所にも同じこと書いてる人いるな

>>814
規制でここに書けない人が避難所に感想書く事もあるから向こうもチェックすべし
819名無しさん@初回限定:2009/03/30(月) 19:43:21 ID:zwIaLcZT0
真名の件は確かにひっかかる。まあ、ゲーム中でもぐだぐだな部分はあったけどw
話としては、オリキャラを敢えて出すほどの必要性が感じられない、かな。
ストレートに帰還を描く方がいいかも、と思った。

これがまた新しい連載のはじめとかなら、また別の捉え方があるだろうけど>オリキャラ
820清涼剤:2009/03/30(月) 20:59:09 ID:UbkmHjIT0
>>811
ご指摘ありがとうございます。
再度、全体をチェックした上で修正しました。
http://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0235-1238412755.txt

>>814
良い作品だと思います。
物語の流れはとても良いと思いました。
ただ、人によって好き嫌いの分かれそうな要素は多少ありますね。
今後も、良い作品を生み出してくれることを期待しています。
821名無しさん@初回限定:2009/03/31(火) 00:26:10 ID:n8IYus/t0
>>814
乙乙

作品に対して一人前に指摘するなら一言乙くらい言えよゴミカス共
822名無しさん@初回限定:2009/03/31(火) 00:38:33 ID:LSJSG6vI0
>>814
乙です。

全体の流れは良いと思いますが、文章が淡々としすぎている感じがあります。
初書き込みとのことなので、これから書きまくって技量を上げてくれることに期待w
823名無しさん@初回限定:2009/03/31(火) 00:49:29 ID:IH/h3+Vp0
>>821
故意なんだろうけど、わざわざ空気を悪くするようなこと書くなよ
824清涼剤:2009/03/31(火) 00:49:41 ID:hWmdD4Uo0
確かに乙無しは失礼でしたね。
というわけで、遅まきながら>>814さん乙です。
825名無しさん@初回限定:2009/03/31(火) 00:59:40 ID:1GlxuQ8CO
>>824
真面目かっ!!(三村風)>>821
言いたいことはわかるけど、言葉をえらぶべきかと
826名無しさん@初回限定:2009/03/31(火) 01:05:38 ID:iC1k405k0
何かあると毎回汚い言葉で煽って余計な火種を投げ込む人が現れるが
言ってる内容から察するに恐らく同一人物っぽいから何言っても無駄だろう
自分もそのゴミカスと同類だってことがわからないのだろうか
827名無しさん@初回限定:2009/03/31(火) 01:21:29 ID:XYhaCbHmP
乙と書いてないからってそう思ってない人ばかりではないし
そもそも乙とかお疲れっていうのは強制するものではないだろうに
828名無しさん@初回限定:2009/03/31(火) 01:34:21 ID:Wb57ABAo0
>>826
そう思うなら大人しくスルー汁
荒らしにレスするのはえさやってるのと同じだ
829名無しさん@初回限定:2009/03/31(火) 01:47:14 ID:iC1k405k0
>>828
スマン
830名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 00:19:48 ID:msq3pUVa0
831名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 00:31:01 ID:k+IDhG0a0
つまりそれで書けとな。
832名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 00:33:22 ID:PVPf6S1u0
何の考えもなしに貼っただけに1票
833名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 00:34:44 ID:0nDTraps0
一刀の陣営が勝つ→相手方の女の子捕まえる→抱く
あれ……無印とそんな違わないような……
834名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 00:43:21 ID:mw5PRlQL0
無印より攻撃的&リビドー溢れるものになるな
835名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 00:59:46 ID:k+IDhG0a0
奴隷軍師桂花〜あんたって本当に最低の屑だわ!〜

内容は>>835に任せた。
836名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 01:00:22 ID:k+IDhG0a0
……自分じゃないか。
837名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 01:00:38 ID:M5w5Bx8J0

そうか、よし、がんばれ!
838名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 01:01:02 ID:YfejQjAE0
自分で書くといえばよかったじゃないか
839名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 01:04:25 ID:PItOb6zr0
>>835
まて、その台詞は雪蓮に言わせるべきだろうw
840名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 01:05:42 ID:NBUgO3vF0
「華琳様の」をつければいつも通りの桂花だな>奴隷軍師桂花
841名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 01:10:59 ID:kx70/xDP0
今日から懲役40年の刑が始まるお・・・・・・・・
842名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 01:18:17 ID:M5w5Bx8J0
>841
いきなり恩赦されないようにな。
843kagura:2009/04/01(水) 02:37:16 ID:N2HgLM5m0
遅くなったけど、返事を…

>>815、817、819、820
ご指摘ご助言ありがとうございます〜
今後も、また閃きましたら書きたいと思ってますので、がんばらせて貰います〜

乙言ってくれた方々もありがとうございました

>>835
835氏の次回作にご期待ください?
844北郷帝予告編 1/5 ●一壷酒:2009/04/01(水) 17:21:33 ID:EjCLStOX0
唐突ですが、予告編を投下。


 いけいけぼくらの北郷帝 予告編


「華琳様からの御命令はないのかっ」
 夏侯惇将軍の焦れた声が、玉座の間に響く。猫耳頭巾をかぶった軍師荀ケが、それに不機嫌そうに返事をす
る。
「別命あるまでけして動くな、との厳命だって言ってるでしょ。もしも動くようなら、曹魏を捨てると心得よ、
ともね」
「しかしだな……」
 さらに言葉を継ぐ前に、一人の兵が広間に駆け込んでくる。
「伝令! 伝令であります!」
「よし、そこで伝えよ」
 それまでずっと腕を組み、目を瞑っていた夏侯淵が兵に命じる。
「はっ。河北より伝令です。烏桓およそ一〇万が南下中。その先頭に翻る旗は……」


「お前達、烏桓突騎の実力を見せてみろ!」
 公孫伯珪、真名は白蓮。白馬長史とうたわれる女性は、砂ぼこりを巻き上げて走り続ける大集団の先頭に立
って、後続の騎兵に向けて叱咤する。
 その後ろに続くのは、光武帝の時代より恐れられ続けた烏桓突騎。
 生まれてからずっと馬と共に暮らし続けてきた遊牧民族の技術を取り入れたその騎兵たちは、重い鎧をつけ
ていない分、速度も漢人たちに比べると、格段に早い。
 そんな精鋭騎兵たちが、公孫賛に導かれ、ひたすらに駆けに駆ける。
「目指すは蜀漢! 西涼の連中に負けるなよ!」
 待っていろ、北郷一刀。白蓮は万感の思いを込めて、その名を呼んだ。
845北郷帝予告編 2/5 ●一壷酒:2009/04/01(水) 17:22:30 ID:EjCLStOX0
「公孫賛か……」
「予想通りですね」
 郭嘉が眼鏡をくいとあげる。そのレンズが反射しているために、その瞳を見ることはできない。
「動けないとは、歯がゆいものですね」
 楽進将軍が、去って行く伝令の背を見つめながら、呟く。それに賛同する頷きがいくつもある。
「華琳様も心配なのー」
「せやからちゅうて、うちらが押しかけたら、余計、華琳様を煩わせてまうやろ」
「それはわかってるのー。でも……」
 于禁、李典量将軍のいつもの掛け合いも、深刻さが先立って、場を和ますには至らない。
「張遼将軍より伝令!」
 二人目の伝令が駆け込んでくるのを、皆はすでに予想していた。
「征西将軍馬超、鎮西将軍馬岱に率いられた羌族、西涼の騎兵十二万、長安を迂回し、漢中へと進撃を開始し
たとのことです!」


 長安の城壁は固く固く閉ざされていた。普段は隊商が行き来する大門はしっかりと閂がかけられ、城壁の上
には魏の正規兵の鎧に身を固めた兵達がびっしりと並んでいる。
「ほら、お前たち、長安の兵達が見送ってくれているぜ」
 西涼の錦馬超とあだなされる少女が笑って言うと、それに続く荒くれ武者どもが、同様に笑みを見せた。そ
れに対して、一人の小柄な少女が、口をとがらせて不満をもらす。
「お姉様ー、はやく行こうよー。みんな待ちくたびれちゃうよー」
「そう言うなよ、蒲公英。少しは息抜きも必要だぜ。馬を潰すわけにもいかないんだし」
「うわ、脳筋のお姉様が、まともなことを!」
 こらっ、と殴り掛かるふりをすると、馬岱は馬首をうまく巡らせて、その攻撃を逃れる。周囲がさらに笑い
に包まれる中、二人は追いかけっこをするかのように軽快に馬を走らせ続けた。
846北郷帝予告編 3/5 ●一壷酒:2009/04/01(水) 17:23:35 ID:EjCLStOX0
 深い森の中、地響きが轟く。
 先程から続いていた振動は耐えがたいほどになり、鳥や動物たちはすでにその隠れ家を逃げ出している。逃
げおくれた不幸な穴熊が一匹、尻尾を丸めて穴蔵のすみで震えていた。
 めきめきと木々をへし折り、信じられないほどに巨大な体がその姿を表す。
 四つの足が硬い下生えをばりばりと割り潰し、それでも邪魔になるものを、長い鼻が器用に持ち上げてどか
しながら、それは大きな耳をばたばたと揺らし、突進し続ける。
 その灰色の巨大な姿は──象。
 しかも一匹だけではない。次々と密林の中から姿を表す象たちの列は途切れることがない。
「にゃはははーっ。すすめすすめなのにゃー」
 その背には、猫によく似た姿の少女たちが幾人ものっかっている。
「ミケ、トラ、シャム、行くのにゃー」
「おうにゃー」
 何人もの南蛮兵をのせた象たちは進む。
 北へ、北へと。


「南方では征南将軍孟獲率いる象部隊三万あまり、そして、歩兵五万が北上中です」
 郭嘉がすでに入手していた報告をあらためて繰り返す。
「象、とやらは騎兵のようなものか?」
「かなーり大きいのー。背は馬の二倍はあるのー」
 象を見たことがあるらしい于禁が派手に体であらわそうとするが、皆はいまいちよくわかっていないようだ。
「いずれにせよかなりの迫力でしょうね。南蛮では三、四人が一匹の象にのっているらしいけど」
「となると、操るもの以外が降りて戦うとすると……あわせて一五万ほどにもなるのか」
 その数を認識して、玉座の間の面々はそろって苦虫をかみつぶしたかのような顔になる。その中で、夏侯惇は
見えもしないはるか東の方を向いて目を細めずにはいられなかった。
「あとは、あいつらだけか……」
847北郷帝予告編 4/5 ●一壷酒:2009/04/01(水) 17:24:46 ID:EjCLStOX0
 公演の勢いは最高潮に達しようとしていた。
「みんなー、あいしてるー」
 ほわああああ。
「あのねー、今日はー、みんなにお知らせがあるのー」
 ほわあああああああ。
 親衛隊の手によって、手から手へと、黒い布が配られていく。
「私たちが歌ってきたのは、ある人のことなの」
 北・玄・太・帝! ほわああああ。
 彼らはその布を頭に巻く。黒い頭がずらりと並び、波のように動く。
「そう、知ってるよねー? 蒼天はもうだめ、次は玄い天だよねー?」
 ほわああああ。ほわああああ。
「いまねー、天子様は蒼天を征伐しに行ってるんだよー。だからねー、わたしたちもいっしょにいかないとい
けないのー」
 穂先きらめく槍が次々と配られていく。すでに人々はきらきらと輝く鎧を身につけていた。
「みんなー、ちぃのために戦ってくれるー?」
 北・玄・太・帝! 北・玄・太・帝!
「では、行きましょう。私たちの天子を救うために。西へ」
 三姉妹は声を揃え、一層届く声を、彼女たちの声を求め続けた群衆に向けて放つ。
「蒼天已死 玄天当立!
 歳在甲子 天下大吉!」
 玄武の大西進と後に言われる、玄巾三〇万の進軍が、いま始まる。


 北から、南から、西から、東から。
 人々は集う。
 その手に武器を抱き、その目に意志を宿し。
 その全てが、一点を目指す。
 目指すは漢中盆地。
 かつて、高祖劉邦が封じられ、その名を国号とした因縁の土地。
848北郷帝予告編 5/5 ●一壷酒:2009/04/01(水) 17:25:42 ID:EjCLStOX0
 そこに、彼らはいる。
 一人は曹魏の傀儡と噂される北郷朝最初の皇帝、北郷一刀。
 一人は後漢最後の皇帝となるか、前の陳留王、劉協。
 いま、二つの大いなる流れがぶつかり、最後の決戦が始まる。

 ──二〇〇九年秋、ついにクライマックス!!










……を迎えられるといいなあ。
なお、予告と本編は多少異なる場合があります。
まあ、ほら、四月一日ですし……。
849名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 18:06:19 ID:NMFD/zBr0
>>843
期待して待つですよ

>>848
まあとりあえずは一話の状況に向かって一歩ずつ着実にですなあ。
850名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 19:10:53 ID:3kk69xwP0
>>848
曹魏の傀儡ってw
BADっぽいんですけど
851名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 19:14:06 ID:4b9pgc2v0
傍から見れば傀儡だけど実際はちんこでこましてる的な
852名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 19:16:37 ID:cd8Th/a00
烏桓は五胡とは違うんだっけか?
853名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 19:54:06 ID:GFGxr1Ic0
五胡(ごこ)とは、中国の魏晋南北朝時代に、中国に侵入した、匈奴・鮮卑・羯・氐・羌の5つの非漢民族のこと。
by Wikipedia
854名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 19:59:19 ID:A42xVwc90
>>852
烏桓は違うね、五胡は北方だと匈奴や鮮卑になる。
正史だと曹操が袁家残党を追い詰める時に烏桓攻めもしてほぼ無力化&吸収したけど、
恋姫だと河北四州制圧で終わったから烏桓攻めはやってなくてそれなりの勢力として残ってるんだろうな。
855名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 21:47:09 ID:kx70/xDP0
ハムかっこいいなあ
856名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 21:54:57 ID:haRWC0Tb0
これ、1話よりもさらに後の話でまぁ、物語の最後の章って感じだけど、
月3回の連載で秋までに追いつけるかどうか。

北郷帝は1話あたりの分量もかなり多いから期待できるけれど、
それ以上に超・長編だからなぁwww

作者が続けていただける限り応援しますよー。
さしあたって4日後たのんます。
857名無しさん@初回限定:2009/04/01(水) 23:13:47 ID:rlUusYxGO
確かに10日間隔で、毎回あのクオリティ維持できるのはすごいねぇ……
あの文才がうらやましいw
858名無しさん@初回限定:2009/04/02(木) 00:39:31 ID:PsEHcRh90
ハムが蜀漢といっていて、漢中が決戦場所となると、蜀が漢の味方につくのかしら。
859名無しさん@初回限定:2009/04/02(木) 00:50:37 ID:kKBUKVTl0
>>845の于禁、李典「量」将軍の〜は「両」将軍だよね?
一刀を含めたそれぞれがどういう選択と行動をするか楽しみだ。
でもまだまだこの話に至るまでは長いだろうなあ。
860名無しさん@初回限定:2009/04/02(木) 06:57:01 ID:FJEgo+F30
だれか、バカな自分に北郷帝予告編を噛み砕いて解説をしてくれ・・・

とりあえず華琳と一刀が漢中にいて魏の兵は動かしていない
で各方面から色々な勢力が漢中目指して進軍している・・んだけど
それぞれの意図がよくわかりません
>>858の方が言う様に魏対蜀の形なら長安でのやりとりが軽いし..

そもそもこの予告編は第七回からかなり時が過ぎている状態なんだよね?
861名無しさん@初回限定:2009/04/02(木) 07:30:35 ID:ZwH3cvss0
>>860
時系列的には北郷帝は2話が最初で現在は1話にむけて進行中。
2話→3話→(略)→7話→以下連載中→1話
予告のシーンはその1話よりもさらに後の話と思われる。
ずっと先の話なので今は話の意図がわからなくて当然。
862名無しさん@初回限定:2009/04/02(木) 07:49:00 ID:DmMaERsN0
>>860
タイトルにもなってる、「北郷帝」を立てた直後なんじゃね?
で、それに反対するキャラたちが攻めてきてて、
賛成するキャラもそれに対抗するために、って理由で一刀と華琳のいる漢中に集ってる、と。

強引に例えて、恋姫版関ヶ原?
863名無しさん@初回限定:2009/04/02(木) 10:34:27 ID:dw6Bx0fv0
2話→7話+α 数ヶ月 一刀帰還から地盤固め
1話        数年後 一刀皇帝になる
今回予告    数日後 新皇帝派vs旧皇帝(漢)派決戦前

って感じに考えればおkかと思う
864名無しさん@初回限定:2009/04/02(木) 11:00:38 ID:lQOMAUIt0
一刀「俺たちの戦いはこれからだ!」
一壷酒先生の次回作にご期待ください

かと思ったよ
865名無しさん@初回限定:2009/04/02(木) 11:04:40 ID:Rjv+ZFSA0
>>863
一話の時点じゃ一刀はまだ皇帝になってないよ。
一話から数話後に即位して、更にその数ヶ月(数話)後今回の予告ってとこだと思う。
866名無しさん@初回限定:2009/04/02(木) 11:13:33 ID:dw6Bx0fv0
>>862
現在進行形のつもりでなったじゃなくなるにしたつもりだったけど
間違ってるみたいだから俺小学生からやり直してくるわ/(^o^)\ナンテコッタイ
867名無しさん@初回限定:2009/04/02(木) 12:28:06 ID:l1lk7CDW0
まぁ単に反曹操というより、反董卓連合の焼き直しなんだと思う
868名無しさん@初回限定:2009/04/02(木) 12:44:35 ID:L0AvM8BH0
北郷帝大人気だなw

今だから言うけど俺
昨日はメーテルさんの新作投下があるんじゃないかとちょっと期待してたりしたんだ……
869名無しさん@初回限定:2009/04/02(木) 16:56:42 ID:vAW7T9cZ0
北郷帝も楽しみな一方で真√や無じる真√の続きも待っている俺
870名無しさん@初回限定:2009/04/02(木) 17:39:29 ID:qsAQVHQ/0
全部楽しみだが、あえて言うなら曹魏†学園かなぁw
871名無しさん@初回限定:2009/04/02(木) 17:54:24 ID:zKWQRmLS0
どれもたのしみだから、しばらく見ないのはどうしてるんだろうなあ、と心配になるよね。
872名無しさん@初回限定:2009/04/02(木) 18:45:19 ID:Dy71rVii0
4月ネタかと思ってた
873名無しさん@初回限定:2009/04/02(木) 21:28:23 ID:y8+b3Gt/0
曹魏†学園でみんなでAV観賞
    ↓  
某SODみたいに大乱交

がみたいでござる
874名無しさん@初回限定:2009/04/02(木) 22:22:36 ID:vbdGZxdZ0
>>873
俺と同じようなこと考えている変態がいる。
875名無しさん@初回限定:2009/04/02(木) 22:30:36 ID:zkygXi8o0
>>874
ばれたら全員退寮退学かも
876名無しさん@初回限定:2009/04/02(木) 22:32:58 ID:HwSBhlI/0
北郷の都合で男子寮が豪華になったりするんだから、大丈夫でそ
877名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 00:46:07 ID:MqdH6HSX0
それ以前に、幾ら一刀さんでも13Pは……
878名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 00:54:46 ID:OvkLfU4p0
大丈夫だ、華琳と霞が居る。
一刀が3人、華琳が7人、残りを霞が担当すれば問題ない。
879名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 00:55:57 ID:hMM1XfVM0
真の霞はそれほどレズじゃないからあんまり戦力になんないよ
880名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 01:07:43 ID:J7SLgB6h0
その前に、まず、稟が鼻血を吹いて脱落する。
桂花はお預けでもなんでもなんとかなる。
あとは道具があるか次第な気はするな。
881名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 01:48:05 ID:eVXM853q0
逆に言えば、稟はトップバッターにしないと出番なし
882名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 01:54:10 ID:HAPjrcB70
トップバッターにしてもピッチャーが振りかぶった頃には倒れてる気がするなw
883名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 03:32:54 ID:v801BWAk0
一刀&霞コンビ・真桜→風・凪・于禁・季衣・流琉
華琳→春蘭・秋蘭・桂花(お預け)・稟(鼻血脱落)
最後に一刀→華琳で〆 一刀と出来なかった人は明日(ry
まあ役割分担すれば十分いける気がする

真の霞は凪位しかイメージ無いが、一刀と組んだら戦力になる気がする
真桜は道具で支援
季衣・流琉は春蘭・秋蘭に憧れてるからそっち回してみても面白いかもしれん
問題は上の3人組だと凪が弄られてるイメージしか(ry
884名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 08:13:11 ID:3Jc1uFzcO
おまいら何をおバカな話を真面目に討論しとるかw
885名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 08:41:26 ID:cyuOHOgV0
一刀と華琳が本気で組めば、稟が鼻血を出す余裕もなく陥落させられると信じている。
886名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 08:59:03 ID:+ZvpFFnt0
ここが何のスレか時々分からなくなる時がある
887覇王いわく:2009/04/03(金) 09:16:50 ID:nQudp2ydO
わたし本気になったら七人はいけると思うの……
888名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 09:48:57 ID:sJrFcwDo0
>>878
ちょw
それ霞が放置プレイ
889名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 10:10:39 ID:mFnbR8FRO
>>887
あれって七人同時で、なのか七人連続で、なのかどっちなんだろうな。
全盛期の一刀さんなら十三人同時でもいけるんだろうけど。
890名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 11:08:21 ID:3Jc1uFzcO
>889

> あれって七人同時で、なのか七人連続で、なのかどっちなんだろうな。

仮に両手両足、口とディルを使っても六人までだから七人連続………桂花、放置プレイで七人同時プレイ?
891名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 11:28:33 ID:MqdH6HSX0
というか、どいつもこいつも桂花は放置プレイ前提かよwwww
892名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 11:43:18 ID:ArH0b2s/0
まあなんだ、適材適所ってやつだw
893名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 18:21:38 ID:s+5BKE6q0
真ん中で一刀×華琳のメインイベント

他はまわりで自慰ならいけるぞ

894名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 18:34:32 ID:A562ccVb0
>>890
つ言葉責め
895名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 23:45:00 ID:QgYS8tMB0
突然で申し訳ありませんが、メンテナンスのため少しの間、避難所は利用出来なくなります。
896名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 23:49:54 ID:vXrS0OQ70
乙です!
897名無しさん@初回限定:2009/04/03(金) 23:53:13 ID:0f7Au6160
>>895
いつも乙なんだぜ
898一発ネタ:2009/04/04(土) 00:32:05 ID:iQE4YN5O0
桃屋とねねのコラボ商品「ごはんですぞ」
899名無しさん@初回限定:2009/04/04(土) 00:48:28 ID:kzPwTcsz0
アドレスが短くなったので、ご利用の皆様は修正を。
あともしドコモ携帯をお使いの方がいらっしゃいましたら、テスト書き込みのご協力をお願いします。

避難所
ttp://koihimemusou.x0.com/test/read.cgi/koihime/1237134902/

携帯用
ttp://koihimemusou.x0.com/test/r.cgi/koihime/1237134902/
900名無しさん@初回限定:2009/04/04(土) 00:58:51 ID:bI1xeYQs0
>>898
こういうの嫌いじゃない
901名無しさん@初回限定:2009/04/04(土) 06:33:34 ID:hNXouw/SO
こちらau、以前の改善の前見たく書き込みが出来なくなってしまいました。
念のため報告します。
902名無しさん@初回限定:2009/04/04(土) 13:16:12 ID:w+6IYLU70
桂花かわいいなぁ桂花
903名無しさん@初回限定:2009/04/04(土) 16:37:35 ID:hNXouw/SO
書き込み&クッキー確認しかでない(;_;)一つ戻って書き込みしても、おんなじ。俺だけ?
904名無しさん@初回限定:2009/04/04(土) 17:14:05 ID:9vmw+Io20
ドコモの方、ご協力ありがとうございましたm(_ _)m

>>903
エラー表示はされないのですか?
エラーログが出力されていないので、此方では確認も対処も出来ない状況です。
避難所390でauの方が書き込み出来ているので、auだからという訳ではないみたいですが。
905名無しさん@初回限定:2009/04/04(土) 17:59:12 ID:VloGpMmeO
>>903
PC版の方から入ってるからじゃね?
ttp://koihimemusou.x0.com/test/r.cgi/koihime/1237134902/l10
こっちから入ってみ?
906名無しさん@初回限定:2009/04/04(土) 19:41:12 ID:hNXouw/SO
>904

>エラー表示はされないのですか?

エラー表示は無し、ただ書き込み&クッキー確認のみ。戻っても上の事を了承するボタンを押しても駄目(;_;)

>905

駄目でした。

いじる前は普通に書けてたのに?何故?
907名無しさん@初回限定:2009/04/04(土) 19:49:26 ID:hNXouw/SO
エラー出た。
公開PROXY規制中だって。
908名無しさん@初回限定:2009/04/04(土) 20:07:19 ID:uxEj+uMSO
携帯でpcサイト見るための串使ってるとかじゃないのかしら
909名無しさん@初回限定:2009/04/04(土) 20:45:12 ID:9vmw+Io20
>>907
お使いの某ゲートウェイは、匿名串としても使えるため弾くようにしている所もあるとのことで、エラーはその影響のようです。
今回のメンテナンスで、避難所に関しては階層移動のみで何も弄っておらず串チェックもしていないので、今弄った改造でも駄目ならさすがにお手上げです。
910一刀十三号:2009/04/04(土) 21:20:38 ID:hNXouw/SO
>909

お手数かけました、駄目でした。こっちで頑張ります。
修正お願い、あっちが都合良かったんですが。
911名無しさん@初回限定:2009/04/04(土) 21:33:23 ID:VloGpMmeO
912名無しさん@初回限定:2009/04/04(土) 21:56:46 ID:hNXouw/SO
>911

かけました、ありがとうございます。
しかし、書く前と書いた後で見た目が変わった?
いやただの報告です、ネットに関してはド素人なので。
913名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 00:39:20 ID:zcD10/ml0
   ,.-‐=‐-、                                    (q,l lリlノソハ∩
  / /メ-='ヌメ、 ,.-‐=‐-、                      ,.-‐=‐-、   ,8从,l.゚∀゚ノ/
  .(q,l lリlノソハ / /メ-='ヌメ、                     / /メ-='ヌメ、  ./ノ⊂   ノ
  ,8从,l.゚ -゚ (q,l lリlノソハ ,,.-‐=‐-、         ,.-‐=‐-、  (q,l lリlノソハ∩ .l/  (つ ノ
 ../ノ⊂   ノ,8从,l.゚ -゚ノ/ /メ-='ヌメ、 ,.-‐=‐-、. / /メ-='ヌメ、 ,8从,l.゚∀゚ノ/     (ノ
 .l/  (つ ノ../ノ⊂   ノ(ql lリlノソハ ./ /メ-='ヌメ(q,l lリlノソハ∩ ./ノ⊂   ノ
     (ノ .l/  (つ ノ .,8从,l.゚ -゚ノ (ql lリlノソハ .,8从,l.゚∀゚ノ/ .l/  (つ ノ
           (ノ ../ノ⊂   ノ ,8从,l.゚ -゚ノ /ノ⊂   ノ     (ノ
             .l/  (つ ノ. /ノ⊂   ノ .l/  (つ ノ
                (ノ .l/  (つ ノ     (ノ
                      (ノ
                           __/ヽ-、____
                         /  /____/
914名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 02:40:48 ID:JaQiU4D90
>>913
なんだ?メンマの株でも上がったのか?
915曹魏†学園:2009/04/05(日) 15:02:40 ID:3B+BJGYH0
今晩辺り投下します

曹魏†学園四時間目side華琳[6]
曹魏†学園五時間目[6]
曹魏†学園五時間目side桂花[5]
曹魏†学園五時間目side凪[4]
曹魏†学園五時間目side春蘭[1]
※[]内の数が想定レス数

およそ20レスで5分おきに投下したとしておよそ100分越えすると思います
もしかしたら1000まで一気にいってしまうかもしれないので早めに次スレを建てるとベターかと思われます
規制に巻き込まれたらその旨を外部スレのほうへ書き込んでその後どうするか検討します
916名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 15:04:01 ID:HVHjPLQq0
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

諦めないで待ってて良かったああああああああああ
917名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 15:07:46 ID:PBeT7qGr0
うひょぉおおおおおおおおおおおお
全裸待機開始
918名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 15:17:11 ID:/ONidgG10
スレ立ては普通に960で問題ないだろう、今までも960跨いでの投下中に何度か立ってるし
960を作者が取ってしまったらその前後で支援した人が宣言してたから立てればいいしな

ああ後、避難所とまとめサイトに新テンプレ案があるので建てる人は注意
919名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 15:30:01 ID:o+xZAYwI0
txtでうpするという手も
920名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 15:50:32 ID:ozvV5Ul70
ついにキターーー!!
921名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 16:01:02 ID:Dt8URKaZ0
テンション上がってきた!!
922名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 16:03:45 ID:Tyi7PX6A0
まあtxtうpのほうがまとめるにしろスレ立てにしろ楽だろうなあ
923名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 16:06:28 ID:kBVnLKa4O
そこらはもう作者の好きなやり方次第だから。
924名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 16:22:38 ID:vM0bQThK0
今日は北郷帝と曹魏†学園がくるのか
今から全裸待機だな
925名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 18:09:26 ID:Ojzfos/30
これから出かけなきゃいけないなんて…ビクンビry
926名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 18:37:14 ID:qXcuo+AN0
投下予告が有ると、期待感が否応無く高まる……たのしみ
927名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 18:37:41 ID:obBG4sZN0
予定通りなら埋まるの確定だな。
928名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 20:24:12 ID:95t9lmCF0
>925
全裸で外出か・・・
寒いぞ。
929名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 21:23:21 ID:z44ZepXx0
北郷帝と曹魏†学園がくるとかなんという贅沢www
確実に次スレだな。
930曹魏†学園:2009/04/05(日) 21:47:03 ID:3B+BJGYH0
21:50分から投下します
今回は実験的に色々な書き方を試したせいで文章がゴチャゴチャして全体の統合が取れていません、ご容赦ください
それから毎回こんな調子で1時間くらい支援要請してしまうと大変なので、アップロダを使う手も考えてみます
ただ、使うとしたら複数の話を一つ一つ上げるよりZipのような圧縮ファイルに突っ込むことになると思います
931名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 21:50:30 ID:3B+BJGYH0
視線の追い求めていた先の人物が振り向き声をかけてくる。
「華琳は一通り文字は読めるようになったのか」
「法則さえ分かればそれほど難しくなかったわよ。それにこの辞書というものは便利なものね」
私は分厚い辞書と呼ばれる言葉を集めた書物に目を遣って返答する。
「そっか。そりゃあ良かったよ。俺は春蘭たちに教えるので手一杯だからさ、そっちは華琳に任せていいかな?」
「さっさとあっち行きなさいよ!全身精液噴出男に教わることなんてこれっぽっちもないわ!
 アンタなんか春蘭と頭が空っぽ同士惨めに慰めあっていればいいのよっ!」
「私たちも初めてのことだから大変だけど、春蘭や季衣たちのほうが気にかかるわ。
 あなたには彼女たちの面倒を一手に任せてしまうことになるけど大丈夫かしら?」
「それは別に構わないよ。どの道言葉が使えないとこの先、生活にも困ることになるしな」
「すまないな、北郷。私も後で支援に向かうからそれまで何としても生き延びろと姉者に伝えておいてくれ」
「ああ、そうしてもらえると助かるよ、秋蘭」
積み上げた本を盾にいつもの調子で一刀を責め立てる桂花と、読んでいた書から顔を上げ申し訳無さそうに目で一礼する秋蘭。
私の左右に座って黙々と勉学に励む彼女たちを見た一刀はくるりと私たちに背中を向けて騒ぎ立てる真桜たちの卓に迎え入れられる。
その背中を見送るのはやはり寂しくて。切なくて。でもこの男はそんな私の気持ちになど気づかなくて。

…気に入らないわね。
932名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 21:51:22 ID:5j10ASFU0
しえーん
933曹魏†学園四時間目side華琳2/6:2009/04/05(日) 21:55:22 ID:3B+BJGYH0
と、その時妙案が思い浮かんだ。
「ねぇ、一刀。ここの意味が分からないのだけれど"個人的に"教えてもらえないかしら」
一刀を呼びつけると、案の定、困惑した表情を浮かべながら踵を返してきた。
「なんだ。それならそうと言ってくれればいいのに。」
「華琳様、それなら僭越ながらこの私めが。わざわざあの下品極まりない男を呼ぶまでも――」
だが桂花のその言葉は秋蘭によって止められた。
「丁度よかった。それなら桂花、こちらの言葉について教えてもらえれば助かるのだが」
「はぁ?何で私が秋蘭にまで教えなければならないのよ。そりゃ私がこの天才的な頭脳をもって教鞭を振るえば、
 あのアホの春蘭でも馬並みには知能というものがつくでしょうけど」
珍しく秋蘭から教えを乞われることに桂花は鼻を高くした。だが、それこそが罠だった。
そんなことも露知らず自らの墓穴に飛び込んだ桂花に秋蘭は力強く頷いて見せた。
「ほう。それは頼もしい限りだ。おい、姉者。桂花がわざわざ姉者のために勉学を教えてくれるそうだぞ」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ。なんで私が…は、離しなさいよ!秋蘭!聞いてるの!?」
934名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:00:50 ID:zHOKdkq40
支援
935曹魏†学園四時間目side華琳3/6:2009/04/05(日) 22:00:54 ID:3B+BJGYH0
「放っておいていいのか?俺が言うのもなんだけど、春蘭と桂花もかなり相性悪いと思うぞ」
向かい直って一刀は私に尋ねてくる。
「秋蘭もいることだし大事には至らないでしょ」
彼女たちとの付き合いは長い。この程度のことで信頼関係が揺らぐほど私たちの繋がりは浅いものだろうか、否。
戦場では背中を預け、城内では同じ卓で飯を食べるほど互いに認め合ったからこそ真名を許すのだ。
「いや、俺が心配してるのは図書館の備品なんだが…」
「少なくとも一国の軍師たるものが自らの財産たる書物を無碍に扱うかしら?
 それに春蘭も、ああ見えて物分りのいい子よ。机の一つくらい壊すかもしれないけど貴重な書物まで破り捨てるような真似はしないわ」
私の言葉に一刀は不安そうな表情を浮かべたが一通り思いを巡らせた後、何やら自分で納得したようで
「華琳が大丈夫って言うのなら信頼するよ」と返答し、空いた秋蘭の席に座った。
936名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:02:54 ID:PN8ZjnyL0
支援
937名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:05:29 ID:ozvV5Ul70
支援
938曹魏†学園四時間目side華琳4/6:2009/04/05(日) 22:06:21 ID:3B+BJGYH0
「それで、分からないっていうのは?」
「ここの意味なんだけれど…」
そう言いながら椅子を一刀の隣に寄せる。
私の座っている椅子と一刀の座っている椅子は足の高さが同じ物なので、二つ並べると長椅子のようになる。
一刀に見開きの箇所を示しながら、少しずつ肩を寄せていく。
さすがに今日は部下の子たちがいる手前、露骨に膝の上に座るようなことはできない。
「なぁ、華琳。少し近すぎないか?」
「あら、嫌なの?」
「嫌じゃないけど、ほら」
視線を送る先に桂花が一刀を睨み付ける姿が映る。今にも罵詈雑言を浴びせそうな口をキッと固く結んでいるが、恐らく春蘭と季衣の世話で手一杯なのでしょう。
こちらへ戻って来る余裕はなさそうに見える。
「問題ないわ。それで、どういう意味なの?」
書に目を落として、本題に戻りながら右手を一刀の股に這わせる。確かこの服の構造は…
「ああ、ええっとこれは華琳たちの国で例えると…って、ちょっと!?華琳!?」
「静かにしなさい。気づかれるわよ」
私がズボンからアレを取り出そうとしていることに気づいて慌てる一刀。
「流石にまずいだろ」
小声で一刀が諭してくる。
「あなたは黙ってなさい。変に声を上げて気づかれたらどうするの」
すっかり露出した一刀の逸物を軽く握ると、みるみる硬くなり始め指の腹にその鼓動を直に感じ始めた。
「こんなことしてみんなにバレたらどうすんだよ。今度は俺の部屋じゃないんだし誰か来たら…」
「ここは大きくなっちゃってるけど、ホントに止めていいの?」
「う…」
「ふぅん、相変わらず大きいわね。ちょっと片手じゃ握り切れないわよ」
939名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:07:07 ID:ZtVnBxWk0
支援
940名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:07:13 ID:piLVZpM90
支援
941名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:08:19 ID:DiWomvq+0
支援
942曹魏†学園四時間目side華琳5/6:2009/04/05(日) 22:10:38 ID:3B+BJGYH0
本格的に大きくなった一刀のを握り直しつつ、ゆっくりと上下に擦り始める。
「いやいやいや!やっぱり駄目だってば!うっ、ちょっ、華琳本当に…」
「本当に、何?一刀も気持ちいいんでしょう?手が火傷しそうなくらい熱くなってるわよ」
「それは華琳に触られてるから…」
「あらあら、もっと大きくなってきたわ」
「ちょっ…あ、くぅ…!」
「それにここ」
桃色に充血している先端の裏側から根元まで一気に指を引く。中指の先で線を辿るように撫でられた一刀は声色を変えて呻く。
「ぐ、うっ」
「へぇ。ここが弱点ってわけね」
趣向を変えて、天井の光から陰になる部分を重点的に指先で擦る。指の腹で撫で上げ、たまに爪の先で刺激を与えると一刀の顔はみるみる紅潮していった。
「あらあら。ずいぶんと余裕が無さそうな表情になってきたわね」
徐々に指先の速度を速めていくと、一刀の呼吸が荒くなっていくのが一目で分かった。
「ふふふっ…ビクビクって…かわいいわね」
「んぁあ…そ、そこは…んくぅ…!」
一刀の先端から漏れ出したものが溢れ始め、私の指が滑るようになっていく。
往復する柔らかな指の腹がカリ首をなぞる度、一刀は肩を震わせ腰をモゾモゾとさせる。
「先っぽから何か出てきたわよ。これは一体何なのかしら?」
「そ、それは…」
先端から溢れ出てくる"それ"を掬い取り指先で弄ると、透明な液体が糸を引いてダラリと垂れる。
見せ付けるように"それ"のついた指先を私が口先に含むとますます硬くなる一刀の逸物。
943名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:14:13 ID:6dyicv9C0
紫苑
944曹魏†学園四時間目side華琳6/6:2009/04/05(日) 22:15:07 ID:3B+BJGYH0
「んっ…、ちゅぷ、ちゅ…」
「こんなものを床に零したらどうするつもり?」
「誰のせいだよ…」
「あら?口答えするつもり?」
お仕置きとばかりに亀頭を強く握る指が、溢れ出る液で滑り尿道口などを刺激する。
「あううっ!」
すると一刀は全身を小刻みに震わせ、足をビクビクさせる。
「華琳、俺、もうそろそろ…」
「駄目よ」
そう言って、膨張しドクンドクンと脈打つ一刀の根元を指先で押し込む。
「か、華琳…イかせて…」
「あら、あなた一人だけ気持ち良くなったら不公平じゃない?」
大体一年も待たされたのはこっちなのよ。
「こっちはもう切羽詰っているわけで…華琳」
そんなねだるような目で見ても、やっぱり駄目よ。
…でも、悪く無いわね。たまにはこういうのも。
「続きは今夜。私の部屋へ来なさい」
一刀の逸物から手を離しスッと立ち上がり、そろそろ剣呑な雰囲気になるであろう春蘭と桂花の元へと歩いていく私の背中に
「どうすんだよ、コレ…」と呟く一刀の声が聞こえたのであった。
945名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:18:48 ID:zHOKdkq40
支援
946曹魏†学園五時間目1/6:2009/04/05(日) 22:21:12 ID:3B+BJGYH0
「日記を?」
華琳は俺の言葉の先を言うよう促した。
「毎日、その日の出来事を日記につければ字の読み書きにも慣れてくるんじゃないかな。
 変に難しい勉強で字を覚えるより、日記なら日常生活でよく使う言葉を書くことになるし、春蘭も興味のあることを書いたほうが長続きするだろ」
「ふむ、悪くない案だと思いますが。華琳様」
俺の言葉に秋蘭が僅かに首を縦に振って頷く。
「そうね。日記ということなら私が読むのも無粋という話。この件に関しては秋蘭に一任するわ。
 誤字があれば訂正し、進歩状況を私に定期報告すること。いいわね」
華琳の言葉に「御意」と一礼した秋蘭は春蘭の肩をポンポンと叩く。
「いつまでだらしなく寝ておるのだ姉者」
「きゅぅ…」
「華琳様、愚姉の面倒を見るのも妹の務め。帰りの道は北郷に任せるゆえ今日はお休みください」
やれやれと溜息を吐いたのは秋蘭ただ一人ではなかった。
947名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:23:02 ID:PN8ZjnyL0
支援
948名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:23:16 ID:piLVZpM90
しえん
949曹魏†学園五時間目2/6:2009/04/05(日) 22:26:03 ID:3B+BJGYH0
「学校というものがこんなに大変だなんて思わなかったわ」
激動の初日が終わった放課後、疲れ果てた顔で華琳が隣にやってきた。
今日は朝から転校初日の挨拶があり、初めて学校の授業というものを体験した上に、休み時間はクラスメイトに囲まれて輪の外から眺めていた俺にもその苦労は伺えた。
加えて、このクラスには春蘭も転入している。
午前中は、休み時間の度に華琳の机へ押し寄せる人並みをちぎっては投げ、ちぎっては投げて身を挺して防波堤となっていたようだが
そんな姿も昼休みには無くなっていた。いや、無くなっていたというよりあれは力尽きたと言ったほうがよかった。
「華琳たちもだんだん慣れてくるよ。それより本当に春蘭たちを置いて帰っても良かったのか」
「帰る場所は同じでしょう」並んで階段を降りながら華琳が答える。
「それより言葉が分かっただけでは駄目ね。あなたの国の学問は今の私にさえ少々難しく感じるし、覚えることが多すぎるわ」
中途入学の上に、基本的な土台が違うのだ。無理もない。
「流石にあなたの言う通り、10年分遅れていると考えるとこのままではまずいわね」
「かといって今から小学校へ行って一からやり直すにしてもなぁ」
小学生の足の低い椅子に並んで座る春蘭を想像して吹き出しそうになった。
季衣や流琉は混じっていてもおかしくないよな。桂花は小学生相手にいらぬ言葉を教えそうだ。
「このままでは"退学"というのかしら。追い出されてしまうのでしょう。何とかならないの」
「例えば勉強会を開くとか」
950名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:27:59 ID:Y4pAf29C0
支援
951名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:28:22 ID:ZtVnBxWk0
支援
952名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:28:59 ID:vM0bQThK0
支援
953曹魏†学園五時間目3/6:2009/04/05(日) 22:31:15 ID:3B+BJGYH0
それでも一ヶ月くらいはかかるかもしれないな。
特に昨日の調子だと春蘭、季衣ほか主に武官出のほうがこういう分野になると分が悪い。
予想外だったのは霞と凪だった。霞は文武両道で、魏にいた頃から優秀だったし、凪は生真面目な性格が幸いしてか俺の下手な教え方からもよく学んでくれている。
凪はいい子だ。相方の真桜と沙和にも見習ってもらいたい。
「勉強会、ねぇ」
華琳は思案顔で下駄箱から靴を取り出した。
「どうせやるなら徹底的にやりましょう。昨日の部屋は使えるのかしら」
「夜間は鍵を掛けられて閉鎖されるから無理だな。集まるなら誰かの部屋を使うことになるだろうけど…」
俺の部屋を使うのかな。及川には悪いが少し騒がしくなるかもしれない。
ま、アイツのことだから「そんなことよりなんでかずピーだけ女の子に囲まれとるんや」と言いそうだ。
「そういえば一昨日の宴でも全員入れたのだからあなたの部屋なら問題ないわね。この際、少し窮屈なのは我慢するわ」
「了解。で、いつから始める」
少し熱を帯びた風が頬を撫でる。温暖化の影響か、まだ4月だというのに昼間の暑さがまだ残っているようだ。
扇風機、出したほうがいいかな。
「事は一刻を争うわ。今晩からでも始めましょう」
「それじゃ俺は部屋を片付けておくから、秋蘭たちに伝えてもらえるか。夕飯は…流琉のご飯が食べたいなぁ」
954名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:33:38 ID:vM0bQThK0
支援支援
955曹魏†学園五時間目4/6:2009/04/05(日) 22:35:32 ID:3B+BJGYH0
「それにしても不思議なものね。つい昨日まで血に染められ剣の鳴く地で過ごしていた私が、今では花に染められ鐘の鳴る地であなたと共に歩いている」
桜の花が散り始め、赤く染め上げられた歩道を歩きながら華琳は感慨深げに話し始める。
「あなたが能天気な理由がよくわかったわ」
「それは褒められてるのか」
「呆れているのよ」
「ここはここで戦争なんだぞ。例えば昼休みには購買のパン争奪戦とか…華琳だって糧食は戦の基本だって言ってたじゃないか」
「その程度ってことでしょ。略奪者に田畑を荒らされるわけでもなく、冬を越すために身を削る必要もないわ。
 …ま、春蘭や季衣には命の危機にも等しいでしょうけど」
「手厳しいなぁ、華琳は」
「私たちの生きてきた世界は、そういう世界だったのよ。別にあなたを責めているわけじゃないわ」
956名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:37:06 ID:ZtVnBxWk0
支援
957名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:37:36 ID:DiWomvq+0
支援
958名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:37:47 ID:o+xZAYwI0
紫苑
959曹魏†学園五時間目5/6:2009/04/05(日) 22:42:39 ID:3B+BJGYH0
「そういえば」とふと思ったことを尋ねてみる。
「華琳たちは元の世界に帰りたくないのか」
俺はあちらの世界に現れた当初、右も左も分からなかったしあわや殺されそうになったところだった。
そこから運良く華琳たちに拾われて、それなりの生活が送れるようになって、大事なものが出来て。
だから別に帰れなくてもそれはそれで構わないと思っていた。

だが彼女たちは俺とは違う。
華琳は大陸の覇王だし、他のみんなもそれぞれ自らの役割をもち、責任ある立場にいる人間だ。
「こんなところにいて、三国同盟は放っておいていいのかって顔ね」
華琳が先の言葉を繋ぐ。
「いきなり魏の主要幹部が揃いも揃って消えたら大変なことになるだろ」
「私は大陸の民が、日々の生活に苦しむことがなくなり、暴政と略奪に怯えることなく平和に暮らせる世であればそれでいいのよ」
夕焼けが赤く染まる彼方に望郷の念を満たしているのだろうか。後姿からその顔は伺えない。
「私がいなくなっても桃香と雪蓮なら平和な世を築いてくれるわ。二人とも国は違えど民の平穏を願う気持ちは確かなものよ」
「それにね、一刀」振り向いた華琳は俺の顔を真っ直ぐ見上げて言葉を続ける。
「私は、欲しいものは必ず手に入れる主義なの」
「それなら尚の事、帰る方法も考えないとな。華琳の欲しいものがたった一つで済むわけないし」
「あら、良くわかっているじゃない」
「お褒めいただき光栄の至り」
960名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:43:15 ID:piLVZpM90
シエン
961名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:44:15 ID:o+xZAYwI0
雪蓮
962曹魏†学園五時間目6/6:2009/04/05(日) 22:46:28 ID:3B+BJGYH0
「あなたが以前消えたとき、歴史に逆らったから、と言っていたわね」
そうだ、と頷く。
あの時は定軍山で死ぬはずだった秋蘭を救い、赤壁で敗れるはずだった華琳を大陸の覇者に導いたと言える。
結果的に俺の知る歴史と違うの方向へ進んだ末路として俺は消えたはずだった。
「私たちの歴史にここ、一刀の国は存在しないのだからその問いの答えは分からないわ」
ただ、と華琳は言葉を紡ぐ。
「もうあなたに逃げ場はないわよ」
鷹が得物を見つけたときのような鋭い眼光を浮かべ、自信に満ちた口元は弧を描く。
「お、俺には選択権ないのか…」
「あら、鉄の首輪にするか皮の首輪にするか。それくらいなら選ばせてあげるわよ」
963名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:47:49 ID:ZtVnBxWk0
支援
964名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:48:18 ID:Y4pAf29C0
しえん
965名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:49:50 ID:vM0bQThK0
支援支援支援
966曹魏†学園五時間目side桂花1/5:2009/04/05(日) 22:50:47 ID:3B+BJGYH0
担任の女教師が教室を出ていった。
止まっていた時が動き出したように教室が喧騒に包まれる中、彼女は取るものも取り敢えず教室から飛び出した。
「あぁ、おいたわしや華琳様…。最低性欲丸出し男と丸一日同じ空気を吸い続けるなんて」
桂花はグチグチと独り言を呟きながら廊下を闊歩していく。

本来ならば自分こそが華琳様のお傍にいるべきなのだ。何でこの私が。華琳様の一番の忠臣である私がこんな一番遠い部屋に押し込められなければならないのか。
今回のクラス分けに誰よりも憤っていたのは誰を隠そう彼女である。
生憎、桂花の教室は華琳と同じ階にあるのだが、その教室間の距離は二年生の教室が並ぶ同階の中で一番遠かった。
「馬鹿の春蘭に北郷一刀。華琳様の心労が伺えるわ」
「桂花さまぁ〜」
急に呼び止められた桂花は小鼻を膨らませながら振り向く。
「そんなに急いでどこ行くんですかー?」
間延びした声が桂花を呼び止めた。自分に小走りで駆け寄る少女のことを桂花は良く知っていた。
「決まっているでしょう。華琳様の危機をお救いに行くのよ」
当たり前のことを何で今更聞いてんのよ、といった顔で桂花が答える。
「えー?桂花ちゃんが隊長に会いに行くなんて珍しいのー」
「なんで私があの馬鹿で下品で変態な男に会いに行かなきゃならないのよっ!」
口を尖らせて桂花は反論する。
「そうだわ、ここはもう既に北郷一刀の手が回っていると考えるべきね」沙和と華琳の教室のある方向を交互に見比べながら思案を巡らせる。
「…だから沙和、隊長にこの服に似合う小物買ってもらって――」
全く会話が噛み合っていないことを歯牙にもかけず喋り続ける沙和を遮って桂花が口を出した。
「沙和、あなたと私の目的が一挙に解決できる素晴らしい策を閃いたわ」
「それってさっそく隊長と買い物にいけるってことなのー?」
「もちろん、沙和が協力してくれたらね」
自分の策で北郷一刀が泣いて謝る姿を想像して、ニヤリと口元を歪めた桂花は足取りも軽く意気揚々と華琳の教室へと急いだのであった。
967名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:50:58 ID:XOK6KUCz0
しゅいえん
968名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:51:17 ID:piLVZpM90
支援&次スレ

恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの外史演義〜 12
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1238939326/
969名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:53:35 ID:PN8ZjnyL0
支援&>>968
970名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:53:54 ID:XOK6KUCz0
>>968

と、しえん
971名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:53:54 ID:qXcuo+AN0
支援&>>968
972名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:54:02 ID:Ew8pEUfg0
すぅぃえん(巻き舌)
973曹魏†学園五時間目side桂花2/5:2009/04/05(日) 22:55:28 ID:3B+BJGYH0
……


「華琳様が見敵必犯男に攫われたですって!?」
潰れた蛙のように机に突っ伏した春蘭の脇に立つ秋蘭からそう聞かされた桂花は素っ頓狂な声を上げて驚いた。
「えー。隊長ってば華琳様と帰っちゃったのー?」
沙和はブーブー文句を言ったが、当の本人たちはもういない。

秋蘭は、華琳がいないことに詰め寄った桂花と沙和に「北郷と出て行った」とだけ答えた。
もちろん魏の重臣である秋蘭がそんな無責任な言葉を発するわけがない。
実は姉の様子を見に、秋蘭は放課後真っ先に華琳たちの教室へ駆けつけていた。
そこで彼女は、放心した姉の隣に立つ華琳の顔色が優れないことを瞬時に悟り、彼女なりの気遣いで北郷に任せたのだった。
だがそんなことを露知らない二人はそれぞれの不平を口にする。

「まぁ、二人とも今日のところは北郷に任せて…」
「こんなところでグズグズしている暇はないわ。沙和、すぐに捜索隊を編成しなさい。敵はまだ遠くまで行ってないはずよ」
「了解なのー。凪ちゃんと真桜ちゃんにも声掛けてみるのー」
最後まで言い終わらぬ内に二人が飛び出していった扉と、既に戦意喪失した姉を交互に見やった秋蘭はやれやれと肩をすくめた。
974名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:56:13 ID:ZtVnBxWk0
支援+>>968乙ー
975名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:56:26 ID:zHOKdkq40
sien
976名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:57:05 ID:TgBbsYkL0
>>968
よくやった、卑弥呼と貂蝉にファックされる権利を野郎



支援
977名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 22:59:32 ID:vM0bQThK0
紫苑
978曹魏†学園五時間目side桂花3/5:2009/04/05(日) 23:00:33 ID:3B+BJGYH0
「まったくあの馬鹿ったら華琳様をどこへお連れしたのかしら」
「ちょっと認めてやったらすぐ調子に乗ってっ!これだから男って生き物はっ!」
「女と見れば見境なしに孕ませる、秋蘭も凪たちも、あんな男のどこがいいのかしら」

「…それにしても広いわね」

桂花は道に迷っていた。
本人にその自覚は全くないが。

「確かここは…」
偶然通りかかった図書室の前で、桂花はふと立ち止まる。
「華琳様ぁー」
扉を開けて声を上げて主の名を呼ぶ。
「ど、ど、どうしたというのですか桂花殿」
「これはこれは。桂花ちゃんも本を読みに来たのですか」
そこにいたのは華琳でもなく、北郷一刀でもなく、稟と風であった。
「あぁ、あなたたち、丁度いいところにいたわ。緊急事態なのよっ!華琳様を見かけなかった?」
「いいえー。それに緊急事態って何ですか?」
稟の首を叩きながら、おっとりとした調子で風が尋ねてくる。
「華琳様があの全身白濁男に拉致されたのよっ!」
「一刀殿が華琳様を…?」
風の手拭で鼻の周りに残った血の跡を拭き取ってもらいながら稟が答える。
「ほら、稟ちゃん、まだ鼻血ついてますよ」
どうやら稟はまた鼻血を噴き出していたようだが、そんな些事とばかりに桂花は気にも止めず言葉を続ける。
「今、沙和たちにも捜索を頼んでいるわ。あなたたちも発見次第、私に報告しなさいよ」
言いたいことだけ言って踵を返した桂花の背中が扉の向こうに消えた後に残るのは静寂の空間。
「お兄さんも大変ですねぇ」
「か、一刀殿が華琳様を監禁…そ、そんブフッ」
「あんまり噴き過ぎるとせっかくの服にシミがついちゃいますよ、稟ちゃん。はい、起こしますからねー」
979名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:02:34 ID:piLVZpM90
SIEN
980名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:02:50 ID:sKXZUwwjO
雪蓮
981名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:03:35 ID:vM0bQThK0
支援
982曹魏†学園五時間目side桂花4/5:2009/04/05(日) 23:06:27 ID:3B+BJGYH0
「華琳様の御身に何かあったらどうするつもりなのよ」
「こんな時は春蘭の手でも借りたいくらいだわ」
「…それにしてもさっきから同じような部屋ばかりで迷いそうね」
「あら、いい香り」

美味しそうな匂いに惹きつけられて、桂花は思わず目の前の扉を開く。
「あら、桂花さん、どうしたんですか」
振り向いたのは流琉だった。
「この部屋からおいしそうな匂いが漂ってきたのよ。何を作っているのかしら?」
「"かれぇ"という料理だそうです。以前、兄様から作り方は聞いていたのですが、材料が手に入らなかったので諦めていたんです。
 昨日、兄様から材料の置いてある場所を教えてもらったので季衣と試しに作っているんですよ」
鍋をかき混ぜる手を休めず流琉が答える。
「流琉ー。これかなぁ、兄ちゃんの言ってた"すぱいす"っていう粉」
奥の扉から季衣が何本かの瓶を片手にやってきた。
「あっ!桂花さまじゃないですかー。桂花さまもボクと一緒に試食します?」
「今は遠慮しておくわ。それより二人とも華琳様を見かけなかったかしら」
「いえ、今日はお昼に一緒に食事をして以来見てませんね。何かあったんですか?」
「北郷一刀と共に姿を消したのよ。だからこうして探しているわけ」
流琉のかき混ぜている鍋を一瞥して桂花は答える。
「それならボクも一緒に探していいですか?」
「こら、季衣。邪魔しないの」
「えーっ!流琉のご飯が出来るまでの腹ごなしに丁度いいのにー」
昼間、ずっと机に噛り付かされていた季衣は体を動かしたくてたまらないといった様子で腕をブンブン振り回している。
「まぁ、いいわ。それじゃ二人とも、もし華琳様を見かけたら報告なさい」
「わかりましたー」という二つの声を背に桂花は再び廊下へ飛び出していった。
983名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:09:16 ID:XOK6KUCz0
試演
984名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:11:30 ID:DiWomvq+0
支援
985名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:11:46 ID:JdyLxzhN0
ギエン
986曹魏†学園五時間目side桂花5/5:2009/04/05(日) 23:12:28 ID:3B+BJGYH0
「これだけ探して見つからないということは既に屋外へ出た可能性が高いわね」
「ハッ!もしやあの全身精液男の部屋に監禁されているんじゃ…」
「華琳さまっ!一番忠実で有能な臣下たるこの荀文若が今すぐ魔の手からお救いに馳せ参じますっ!」
恐らく誰に言っても総ツッコミが来るであろう脳内設定を勝手に作り上げている彼女の足取りが止まった。
「それにしても、ここはどこなのかしら」
ここに来てようやく彼女は自分が道に迷っているということを理解したのである。
「私が道に迷った?…ありえないわ」
「そうよっ!来た道を戻ればいいのよっ!簡単なことだわ」
一瞬間誤ついたことに、やれやれといった調子で自嘲の笑みを浮かべながら桂花は踵を返す。
「確かここの階段を登ってきたのだから…」
鼻歌混じりにすたすたと階段を降りていく足取りは未だ軽い。

「それからここを右から曲がってきたのだから左へ行って…その先を…右だったかしら?いえ、ここは左だったような…」
「なんでこう右も左も同じ構造をしてるのよっ!」

彼女たちの時代、建物は全て手作りだった。従って同じように造ったとしても職人一人ひとりの仕上げには少しずつ差異が生じてくる。
均一に整えられた鉄筋コンクリートのジャングルはそんな彼女にとってまさしく迷宮であったが時既に遅し。
「この先の部屋に流琉がいるは…あら?おかしいわね」
「どこかで間違えたのかしら…。そうだわっ!外へ出るのだから階段を降れば出れるはずよっ!」
私ったらなんて聡明なのかしらと一人頷きながら、近くの階段を勢い良く降り始める。
「これで外に…ってどこよ、ここっ!」

夕暮れの裏庭に桂花の声は高く高く木霊したのであった。
987名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:12:37 ID:o+xZAYwI0
あーしぇん
988名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:14:43 ID:zHOKdkq40
ちょーしぇん
989曹魏†学園五時間目side凪1/4:2009/04/05(日) 23:16:23 ID:3B+BJGYH0
夕食はカレー。それも流琉の作るカレーときたら美味いに決まっている。
そんなわけでとても期待していた夕食時。

瓶の中の真っ赤な液体がドバドバと注がれる。
「うっわ〜。凪ちゃんそれ本当に食べれるの?」
「凪、それ本当に辛いからそれくらいにしたほうが…」
「そうですか?そろそろ好みの辛さになってきたのですが…」
「ウチにも一口分けてぇな。…んぐ…ムグ…ンッ!」
一口スプーンで掬った真っ赤な液体を口に含むと、天を仰いで奇声を上げる真桜。
もう見るからにヤバイ色だったのによく挑戦したな。
「お、おい大丈夫か、真桜!?」
「真桜ちゃん!お水!お水なのっ!」
差し出された水を一気飲みして尚、口の中の辛さを外へ追い出すようにハァハァと口呼吸する真桜。
「な、なんやこの辛さは」
「凪は大丈夫なのか?」
「はい。舌が焼け付くような辛さでとても美味しいです」
当の本人はというと涼しい顔で淀みなくスプーンを口へ運んでいく。
「私にも一口もらえますか?」
「流琉、無理しなくてもいいんだぞ」
スプーンの先っぽを少しだけ凪のルーに浸して舐めるように味を確かめる。
「いえ。これも料理の参考にと…うっ、これはかなり辛いですね」
「凪は特殊だからな。基準にするのはかなり無茶だと思うぞ」
990名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:16:41 ID:piLVZpM90
Support
991名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:20:35 ID:Y4pAf29C0
しぇん
992曹魏†学園五時間目side凪2/4:2009/04/05(日) 23:20:50 ID:3B+BJGYH0
"普通の"流琉のカレーを口に含むとほどよく効いたスパイスが喉を駆け抜ける。
うん、やっぱりこのくらいの辛さがベストだな。
「隊長…それではまるで私の味覚がおかしいみたいじゃないですか」
拗ねた口調で凪が言う。
ただでさえ辛いタバスコをあれだけ入れといて、辛いもの好きってレベルじゃねーぞ。
…今度ワサビを試してみよう。
「ウチはそのままでええわ。凪に付き合うとったら身がもちそうにないわ」
「私はかれぇ少なめ、ご飯多めくらいでいいのー」
「わかりました。次回作るときは少し配分を考えてみますね」
「流琉、その辺はあんまり深く考えなくていいと思うよ」
カレーは素人が作ってもそこそこの味が出せる便利な男の十八番料理だしな!
「いえ、これも料理人の腕の見せ所ですし」
妙にやる気を見せている流琉であった。
993名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:22:07 ID:DiWomvq+0
支援
994曹魏†学園五時間目side凪3/4:2009/04/05(日) 23:25:06 ID:3B+BJGYH0
「流琉ー、ボクおかわりー」
「る、流琉…その…私にもだな…」
恐る恐る綺麗になった皿を突き出す春蘭。
わかりましたと二つ返事で快諾して皿を二つ受け取った流琉が立ち上がる。
「あれ?もう春蘭おかわりなんだ」
「誰が食い意地の張ってる大食漢だと!?」
「誰もそんなこと言ってねえし!」
「最近、政務の時間が増えたせいで人が気にしておることを…!」
「いやいやいや、春蘭は出るとこは出てるしそのままでいいと思うぞ。それに鍛錬と実戦だけが春蘭の仕事じゃないし…」
「だ…」
ん?
「誰が太鼓腹だとぉーっ!」
「なんでそうなるんだよ!?」
「お腹を叩けばポンポン良い音が鳴るからいっそ楽士隊に入ったらいいんじゃないのと、そう言いたいのだろう!?」
どこを深読みすればそうなるんだよ!
スプーン突きつけるなスプーン。
「ええい、今日こそその口二度と開けぬようにしてくれる!」
「な、凪たちも食べてないで手伝ってくれー!」
「むぐ…ん…いつものことですから。それにこんな狭い場所で私の氣弾を使うわけにもいきませんし…」
「えーっ、せっかくの料理が冷めてまうがな」
「春蘭さまも武器はもってないから大丈夫だと思うのー」
春蘭はいつものことだけど、たまにキミたちも理不尽なとこあるよね。
「はっはっはー!孤立無援だなっ北郷!ここが年貢の納め時だと知れいっ!」
「ま、待て春蘭!ここで暴れたら…」
「問答無用!」
スプーンを大上段に構える春蘭。
いや、それ剣じゃないから!斬れないから!あれ?春蘭の馬鹿力なら斬れるんじゃね?
995名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:28:01 ID:zHOKdkq40
紫煙
996曹魏†学園五時間目side凪4/4次スレにいきます:2009/04/05(日) 23:30:27 ID:3B+BJGYH0
「春蘭さま?"すぷーん"を振りかざしてどうしたんですか?」
「止めるな流琉っ!今日こそ北郷の首を…」
そのとき今にもスプーンを振り下ろさんばかりの春蘭に湯気を立ち昇らせた皿が差し出された。
「はい、どうぞ、春蘭さま。せっかくのお料理が冷めてしまいますから早く召し上がったほうがいいですよ」
「うん?むぅ…命拾いしたなっ、北郷」
春蘭は遣り切れない面持ちで鼻を鳴らし流琉からカレー皿を受け取った。
「助かったよ、流琉。ありがとな」
「いえ。兄様もおかわりはどうですか?」
「せっかくだからもらおうかな」
空になった皿を手渡して俺は水を一口含む。
「む。ところで凪の皿前に置いてあるそれはなんだ?」
卓の上に置かれた瓶を指差して春蘭が問うた。
「ああ、"たばすこ"言うて"かれぇ"に入れる調味料なんですわ」
「春蘭さまもどうですー?」
「おおっ!それは是非もらおうか」
「どうぞ、春蘭さま」
「これを入れればいいんだな?」
凪から手渡された瓶を逆さまにするとドロリとした液体がカレー皿へと流れ出す。
「あっ!おま…そんなに入れたら…」
勢い良く注がれるタバスコに思わず目を覆う面々。
「ん、どうしたのだ?おおっ!これは美味そうではないか」

こうしてタバスコは次々と犠牲者を増やしていったのであった。
997名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:32:36 ID:z44ZepXx0
カレーとタバスコは辛さのベクトルが違うwww
998名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:33:48 ID:qXcuo+AN0
支援
999名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:34:12 ID:vM0bQThK0
続きは次スレならとっとと埋めるか
1000名無しさん@初回限定:2009/04/05(日) 23:35:33 ID:XOK6KUCz0
じゃあ、埋め
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。