処女独占厨アンチスレ

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580名無しさん@初回限定
物語の読者がその世界観を探る時、基準になるのは自分が生きているリアルの世界である。
読者は物語の中の世界とリアルの世界の差分を受け取って、語られる世界観を把握する。
例えば物語の世界が温暖化が進んで各地が水没してしまった世界の場合、その状況説明
(リアルとの差分)が語られず、いきなり水没した都市が描写されたら読者は混乱する。
ただ、このぐらいはまだ絵で表現するという手法があるので、見れば済む事もある。
だが、絵で表現できない部分はどうだろうか?そしてリアルとの差分が語られなかったら?
読者は混乱し、世界観に違和感を覚える事になる。これが積み重なると読者は物語そのものに
ついて行けなくなるのである。つまり世界観を語る時、その基準となるのはリアルな世界だ。
処女厨はよく「エロゲにリアルを持ち込むな」と言うが、とんだお笑いぐさである。

さて、処女厨達が好きなヒロインが全員処女の作品だが、この全員処女というのはリアル世界と
異なる設定である事は言うまでもない。リアルではヒロインぐらいの年齢であれば、経験済みの
女性はそれなりにいる。だが全員処女作品でこれらの理由(差分)が語られているだろうか?
少なくとも私は語られている作品を見たことが無い。
処女厨達はよく『意味無し非処女』などと口にするが、逆である。世界観がリアル世界を基準にし、
リアルでそれなりに非処女がいる以上、非処女が混在する事が自然であり、容姿端麗な女性全員が
非処女という状況が不自然で、その理由が語られない限りそれは『意味無し処女』なのである。

ではこの不自然な世界を処女厨達は何故、受け入れられるのか?
読者が物語の世界観を容認できるか否かに、読者に経験があるかどうかも要素になってくる。
読者が経験していて経験と異なる描写があれば、読者は違和感を覚える事になる。
だが未経験な事柄が描かれていた場合、例え間違っていても読者は受け入れてしまうのである。
先程話した『温暖化が進んで各地が水没してしまった世界』というのは、まだ誰も経験していない。
経験していないから読者は受け入れられるのである。
つまり、まともに恋愛経験がある人にとっては『全員処女設定』などという世界は、大半が
違和感を覚えるものなのである。