Clover Point
ttp://9planets.jp/meteor/05clover/index.html ・共通ルート
毎年初冬に開催される花泉学園の創立記念日で、いずみ寮の寮生は有志で劇を上演している。
なんとなくそのメンバーに加わらなかった主人公、天川祐真だったが、急遽そのメンバーにいれられてしまった。
学園卒業生で、のち有名作家になった人が在学中に書いた戯曲『姫巫女の恋』が出てきて、演目を差し替えることになったらしい。
彼は、新しい舞台で足りなくなった人員を探すため、奔走することになる。
主役、姫巫女のイメージに合った人物を捜していると、小鳥遊夜々という少女が転校、入寮してきた。
数日前、主人公は彼女とすれ違ったことがあった。それだけで、胸が切なくなるような懐かしさを感じた。
そして、それは彼女も同様のようであった。
そんな印象もあり、またイメージにぴったりだと、一悶着あったものの彼女をスカウトに成功。
ただ、夜々は人と距離を置く気質があり、劇のメンバーたちにとけこめないし、とけこもうとしない。
しかし彼女も人間嫌いというわけではなく、本心と気質のギャップ・演技の技術で悶々とする。
そんな傍ら、別の役者も探す。
善意の募金少女の外面と、悪徳金貸しの内実を併せ持つ後輩、日向美緒里を加入させる。
あとは友人の恋路橋渉を女装させてねじ込んだり、桜井先輩を脅しつけてねじ込んだり。
その他に、主人公と夜々にしか見えない謎の女性、シロツメとも出会う。
人員集めも済んで、ある程度自由になった主人公、どうしても他の役者と衝突のある夜々との個人練習を始め、上達の後、お披露目することになった。
夜々は、どうしても感情をこめる場面をものにできずにいた。
そんな相談をしている際、主人公と夜々は、互いに身寄りのない境遇であることを知る。
幼なじみの柏木月音などのおかげで、すくすく育った主人公。周囲になじめなかった夜々…。
かくして、練習の成果を披露する日。夜々の演技は……むしろ悪化していた。
夜々とダブル主役を張る男は、それをきっかけに役を降りることになる。
彼は主人公に言った。その役を果たせるのは、もう俺ではなくなった。
夜々の演技は、相手が主人公だからこそ立っていたのだった、と。
そうして、主人公も主役の片翼として舞台に立つことになる。
創立記念式典当日。寮生たちは、舞台に臨む。
姫巫女の恋は、太古の姫の、悲恋物語である。
神託を授かり、国を守る姫巫女は、いつも側にある兄を心の支えとしていた。
そんな中、王子は隣国の姫と結婚することになる。
それは、この地に平和をもたらすことになる。複雑な心境の中、姫巫女は祝いを述べる。
しかし実は、王子が愛していたのは姫巫女だった。
彼は他国に落ち延びてでも共にあろうと話したが、姫巫女は民のため、それをはねのけた。
この会話が人に聞かれ、王子は窮状に陥り、姫巫女と別れて異国の地に流される。
やがてこの地に戦乱が起こり、姫巫女は戦場に駆り出される。
祈願の力で大勝したが、姫巫女は瀕死の傷を負った王子を見つける。
彼もまた敵国の兵として、戦場に送り出されていたのだ。
兄の死に姫巫女は力を封じ、彼の魂と共に現世を去る。
…そうして、舞台は大成功に終わった。
打ち上げの席で、夜々は何故か寂しそうな表情。
彼女は「ずっとお兄ちゃんがほしかった」と話し、主人公のことをお兄ちゃんと呼ぶようになる。以後超デレる。
冬は深まる。寮生の間ではクリスマスパーティ開催が決まり、各々、仕事が割り振られる。
今回は仕事を免除された主人公。彼が手伝いを申し出たのは…
(ここで分岐。本作は、分岐はここと、先に述べる所の二個所しかない)
・小鳥遊夜々
夜々は料理を担当することになっていた。主人公はメニューの相談に乗る。
クリスマスイブ。主人公は、お世話になった養護施設にサンタよろしくおもちゃを届けに訪れる。
そしてその場に夜々もいた。二人は、同じ施設出身であることを知る。(他のルートもこのシーンはあるが、夜々登場はこのルートのみ)
翌日のクリパ。夜々の料理は大盛況で、大成功!
一大イベントも過ぎ、寮の人口はぐんと減った。というか、主人公と夜々だけになった。
二人っきりで、人目はなくて、ぐいぐい甘えてくる夜々のニヤニヤ展開がしばらく続く。
大晦日。お参りの帰りに、夜々は主人公に告白した。主人公はそれを受け入れる。
そこからイチャイチャ。寮生が帰寮しても、夜々のデレは止まらない。
そんなある日、ふとしたハプニングで、月音は夜々の大事にしていたロケットの中身を見てしまった。
中を見てしまったらご利益がなくなる、そう信じていた主人公と夜々だったが、まあ仕方ない、みんなで中の写真を見てみる。
そこに写るのは、少年が一人。夜々曰く、彼は昔のお兄ちゃんだという。
月音は、それは子供時代の主人公にしか見えないと言うが、夜々と主人公はどうしてもそうは思えない。
…主人公も同様にロケットを持っていた。彼は一人、その写真を見る。
写る少女は、昔の妹だ。…夜々には、見えなかった。だが、異様な違和感を感じた。
翌日、主人公は施設に問い合わせてみた。妹は、どうしているのかと。
妹は姓が変わり、現在の名は、小鳥遊夜々。二人は、幼い頃に離れ離れになった、実の兄妹だった。その事実は、彼らを錯乱させた。
そんな折、主人公の前にシロツメが現れる。
私の庭に招待する、記憶のことでお困りでしょう。その言葉に、主人公は提案を受けた。
主人公と夜々はその庭を目指した。行ったことがないはずなのに、体が覚えている。そのことを疑問に思っている刹那、目の前が光で溢れた。
(ちなみに体験版はここまで)
目を開けると、そこは一面を四つ葉のクローバーで囲まれた空間。
クローバーガーデン。町の女の子に語り継がれる、願いを叶えるクローバーのある場所。シロツメは、そこの主であった。
兄妹は、そこでシロツメに真実を告げられる。
この場所に訪れることができるのは、純粋な願いを持った人だけ。
主人公も夜々も、かつてここに来たことがあった(だからシロツメが見えていた)が、この地での記憶は持つことができず、だから覚えてはいなかった。
別の里親に引き取られることになり、夜々が、後日に主人公が、ここを訪れていた。
夜々は初め、「別れたくない」と願ったが、大きすぎる願いはクローバーでも無理。
だから彼女は、辛いこと…主人公のことを、互いに忘れるように願った(だから写真を見てもわからなかった)。
そして主人公は、「夜々が悲しまないようにする」と願っていた。
二つの願いは競合し、まず夜々の願いが受理され、兄妹は記憶を失う。
しかしそれによって、主人公の願いは宙ぶらりんになり、今も存続している。
それはともかくとして、シロツメは、奇蹟の力によって実の兄妹が禁忌を犯したことを謝りたいという。
またお詫びとして、恋人の記憶を封じ、家族としてやり直せるように取りはからうと提案する。
しかし、二人はそれを断って、奇蹟に頼らずに向き合っていくと答えた。
そうして、問題はあるものの、さあこれからどうしようということになる。
主人公は夜々は家族だし、世間的に問題があるし、とにかく一回頭を冷やさないとまずいと考える。
しかし夜々は、「レッツ背徳」と突っ走る姿勢。
こうして、引き気味の主人公と、このまま引かれたら逃げられると感じた夜々との鬼ごっこが始まった。
ヤンデレ気味にくっついてきたり、夜這いをかけてくる夜々に対し、主人公も話し合いの場をたてる。
しかし、両者の言い分は完全に平行線。夜々は冷却期間を拒絶して、歩み寄る素振りはない。
主人公は、夜々との恋愛関係の解消を言い渡し、その場を終わらせた。
その翌日から、夜々が寝込む。
風邪などではなかった。とにかく、寝て、寝て、寝続ける。
そうして日々が過ぎるなか、主人公も同様の症状に見舞われ始めた。
この症状をシロツメに聞いてみると、彼女は主人公のクローバーの効力だという。
漠然としていた願いが、勝手に作動してしまっている。
対処法として、願いを「夜々が悲しまないように〜〜する」と書き換えれば願いの方向性を制御できると聞き、いざ実行しようとする。
そのためには以前手に入れた自分のクローバーが必要だ。だが、探しても全然見つからない。記憶にもない。
そんな折、病院で眠っていた夜々が目を覚まし、記憶喪失になっていると知る。
主人公はクローバー・ガーデンに急ぎ、シロツメに事情を話す。
今回のことは、こうだ。
主人公に別れを告げられて絶望した夜々は、「悲しく」思った。
その気持ちに、保留されていたクローバーが反応。
その反応は、かつて夜々が悲しい時に願ったこと…「互いを忘れること」を参照し、実行した。
だから夜々は記憶を失い、気合でレジストしている主人公も、もう後がなくなってきている。
このままでは、願いをかけたその日まで、二人の記憶は遡る。
主人公は、目指すクローバーは、ガーデンにあるはずだと思い至った。
クローバーを使った記憶がなく、そしてガーデンでの記憶は忘れられるものである。
昔、ガーデンの中で願いをこめ、その場に放置したならば、理にかなうという推理だった。
…しかし、ガーデンを覆うクローバーはあまりに多すぎる。
主人公はそれでも、必死になってクローバーを探し続ける。
長い時間が過ぎ…主人公の頭はぼんやりとしてきた。
記憶が退行する。だけど、退行したから…当時、クローバーに願った場所が、わかった。
クローバーを手にする。願わなければいけない。でも何をすればいいのか、もうわからなくなっている。
そんな時、ガーデンに、夜々が現れた。記憶が退行した彼女もまた、純粋な願いを胸にガーデンの扉を開けたのだ。
夜々も、「忘れたい」という願いは本心ではなかった。
だから二人は、クローバーを手にとって、「互いに決して忘れない」と願いをこめた。
そうして、記憶は守られた。
主人公は、問題はあるけど、気持ちに嘘はつかず、夜々と一緒に生きていくことを決めた。
エピローグ。
同窓会。夜々は大人になって、かつての儚い危うさはなくなっていた。
主人公と夜々は同棲している。籍は入れられないが、このまま幸せに暮らしていこうエンド。
・稲森真星
主人公は、真星にケーキ作りの手伝いを申し出る。実は彼女、料理はかなり苦手なのだが、周りの御輿に担がれて、上手と思われている。
以前仲がよかった頃の体験でそれを知っていた主人公のその提案は、真星も受け入れた。
二人はある出来事を境に疎遠になっていたが、劇を通してずいぶん修復されてきた。
…かつて、まだ入学してきたばかりの頃。主人公と真星は仲のよい友達だった。
恋に恋するといったように恋人ごっこをしていた二人。
だが、キス未遂によって距離は離れ、真星は容姿からみんなのアイドルになってしまい、遠い存在になっていた。
冬休みのある日、主人公は桜井先輩に、ある劇の上演を頼まれた。それは『姫巫女の恋』に代わる前に進んでいた芝居で、受け継いでくれというものだった。
かつて真星が主役をはっていた劇で、彼女も興味ありげな様子。
クリパ当日。真星のケーキは大好評で、大成功!
翌日から、主人公は主役に真星の続投を頼み、練習を始める。真星は演技を、主人公はまだ未完の脚本を進める。
そうしてるうちに深まる二人の関係。しかしそれは、肉体関係で暗黙にできたもので、不安定な関係だった。
故に、次第にほころびが現れ始める。
真星のために何から始めればいいのか、そう考える主人公は、クローバーガーデンにたどり着いた。
シロツメからのクローバーを断り、主人公は奇蹟ではなく、自分の気持ちを伝えたいとだけ願う。
だから、主人公は全身全霊をこめてラブレターを書いた。過去の恋人ごっことしてではなく。
…そうして、二人の気持ちは繋がった。入学以前、偶然出会った時から互いにずっと好きだったが、恥ずかしがって逃げていた。
時は移ろい、冬も終わり。今回の劇は、大成功・大盛況!
あと、演技に真摯な真星は途中願いを叶えるクローバーを手に入れたが、主人公の風邪を治すという小さなことに使ってしまっていた。
エピローグ。
三月も末。初めて出会った山に立ち、また冬に劇をやろうねと話す二人。
見上げた空には、季節外れの雪が舞い始めていた…。
・柏木月音
月音は飾り付けを分担されていた。手伝おうとするが、全然助ける必要もなかった。
彼女は昔から絵がうまかったが、いつしかそれをやめてしまっていた。
行動の節々から絵の未練を感じた主人公は、桜井先輩と示し合わせて、クリパで画材一式をプレゼントする。
だが彼女は逃げ出してしまって、どうして絵を描かなければいけないのか、と涙を見せる。
その後、主人公は画家であった月音の父が、もう死んでしまったことを知る。
互いを意識しだした二人は、やがて付き合うことになる。だが、それは自堕落な性生活の幕開けだった。
月音がセックスを進路や絵からの逃避にしてしまっている。周囲の助言もあり、主人公はその関係を修正することにする。
主人公の説得で、一度だけ、月音は絵を描いてくれることになった。
初めは彼女にとってもお遊びだったが、次第に真剣に、のめり込んでいく。
…だが、芸術はがんばればできるというものではない。月音の中にフラストレーションが溜まり始める。
ついにそれは、決壊した。彼女はモデルをしていた主人公に物を投げてあたろうとして…愕然とした。
ずっと昔。まだ、彼女が絵を描いていた頃。
彼女は同じように主人公をモデルにして、物をぶつけ、大怪我をさせたことがあった。
その癇癪は、忌み嫌っていた父のそれに酷似していた。父親は当たり散らした末、川で死んでいったのだ。
彼女は学校を逃げ出し、絵の道具を川に投げ捨て、心の内を、洗いざらいぶちまける。
主人公は、そんな気質も受け入れて、共に生きていくと決めた。
…そして、絵は完成した。コンクールに出展された絵は、奨励賞を取った。
今年は進学を諦めた月音だったが、美術予備校に通い、来年に美大を目指すことになった。
エピローグ。
月音たちの卒業と、東京に発つ彼女を見送る主人公。
・日向美緒里
寮生でのクリパ。自宅民だが彼女もなんだかんだと縁があるし、来てみないかと誘う主人公。
その後、正月にトラブルを解決してもらった恩もあり、ボディーガードとして金融業の片棒を担ぐことになる。
そんな中、彼女が市営の畑を借りて、クローバーを育てていることを知る。儲けたお金は、ここのレンタルに使っていた。
それは、病死した弟が残した土地だった。
美緒里は弟の遺志を引き継いで、四つ葉クローバーを作るために画策していたのだ。
バレンタインに恋人関係になり、主人公は弟に似ているらしく、お姉ちゃんプレイに耽溺する。
そんな折、市営の賃貸畑が、人気のない所は打ち切るという話が出てくる。そこには、弟の土地も含まれていた。
お姉ちゃんプレイを卒業し、主人公はクローバーを寮の庭に移すために行動を始める。
しかし美緒里の動きは鈍い。彼女は、クローバーの畑に具体的な情熱を持てなくなっていた。
なにか、探し物をしていたはず。それがなんなのか、知りたい!
そう思った瞬間、ガーデンへの扉が開いた。
そして、クローバーを手に入れた。彼女が願ったのは、弟が最後に言いかけて、言えなかった願いを叶えること。
…だけど、クローバーの葉は欠けなかった。願いは却下されたのだ。
弟の生前のブログを追って、SNSまで辿り着き、そこに、願いは書かれていた。
姉ならきっとここを見つけてしまうはず。だから願いはここに書きます。
それは、美緒里が幸せになること…。
願いは、もう叶っていたのだ。
エピローグ。
新年度、美緒里は地元民なのに入寮してきてしまった。
寮に移されたクローバーの前に立ち、美緒里は自分の願いが叶うクローバーを主人公に持っていてくれと手渡す。
・シロツメ
上記のシナリオをクリアすると出現。最初から始めると、冒頭で選択肢。
主人公とシロツメが他ルートよりちょっと早めに出会い、彼女にある脚本を手渡される。
それは、『姫巫女の恋』。主人公はそれを部屋に放置して、演劇に関わらないうちに共通ルート分の時間が流れていってしまう。
他のルートではシロツメが自分で体育館に戻し、それが発見されて巻き込まれて〜〜、というのが流れ。
シロツメは、夜々と仲良くしろ! と言って、暗躍する。(このルートだと、夜々とは顔見知り程度の仲で、全く親しくない)
主人公と夜々の関係に気付いたシロツメは、せっかくの兄妹が疎遠なままでは悲しいと考えたのだ。
主人公が夜々と仲良くならないのは女を知らないからだと、デートしたり。
しかしそんな中で、主人公はシロツメが好きになってしまい、告白する。返事はスルーされた。
冬休み、シロツメは主人公と夜々の前で二人は実の兄妹なのだと暴露する。
だが、それは両者の記憶にない。夜々は悪質ないたずらだと思って、嫌われてしまった。
年が明け、主人公は『姫巫女の恋』がクローバーの奇蹟で書かれたものだと知る。
夜々と主人公の関係で落ち込むシロツメに、気晴らしにこの劇を演じてみようと誘う。
真に迫った演技をする彼女に、主人公はこれが創作でないと気付く。
シロツメが昔は人間で、姫巫女と呼ばれる存在だったと…。
脚本は、シロツメの記憶を分け与えて作られた物語だったのだ。
ずっと昔、兄の死に対した彼女は感情を爆発させ、自分の小世界を作り上げたのだ。
自分の力を小分けに種にして、人々に幸せを与えながら暮らしてきた…。
やはり彼女が好きだ、そう思った主人公は、もう一度告白する。
しかしシロツメは、夜々の記憶の負い目が気になる様子。
だから主人公は、自分のクローバーに、夜々の記憶の解放を願った。
心が強くなるために、悲しみから逃げてばかりではいけない、と。
不幸があっても、奇蹟に頼るのではなく、自分の心で乗り越えなくてはいけない。
そう感じたシロツメは、クローバーガーデンをたたむと決めた。
ガーデンは巫女の力と繋がっている。だから、その力を放棄すれば人として転生できるかもしれない。
そんなわけで、主人公の思いに応え、セックスでその神性を捨て去る。
そして、ガーデンの崩壊が始まった。
主人公は、消えてしまいそうな意識の中で、ガーデンが辿った歴史の断片を目の当たりにする。
様々な記憶。…いや、それは、クローバーに願わない道を選んだ人の記憶だった。
悲しみに向き合い、人として生き抜く道だ。それでいいのだ、主人公は思った。
そして、無事に、二人は戻ってきた。
人間になったシロツメ、記憶を取り戻して好き好きお兄ちゃんになった夜々。
これからの日々は、楽しくなりそうだぜ。ドタバタのうちに、終劇。
エピローグ。
この町には、不思議な話が伝わっている。
それは冬になると山のどこかに現れる、ほんの一部分だけの、白詰草の密生。
見つけた人は活力をもらえるというその場所は、人々にこう呼ばれる…
「Clover Point」
・補足
夜々の記憶が戻り、実妹と判明するのは夜々ルートとシロツメルートだけ。他では妹分みたいな感じ。
また、主人公の記憶が戻るのは夜々ルートのみ。
真星ルートの劇は、航空会社の令嬢と、パイロット研修生の身分差の恋物語。
以上、Clover Pointです。長くてすまん。
とりあえず体験版をおすすめしておく。
よるよる可愛いよよるよる。