C兆秘密:決戦の前 「後悔の蜃気楼、狂った凛」 《兆ss文体版》
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これは、兆秘密の話。関係者が協力してコウタには知らせてない。
あの遠坂凛が、狂ってるなんて!
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きゃはは、私、遠坂凛。 見えるは、遠山湾。 ぎゃはははっ!
…グッ、シロウ!、シロウ!!、シロウ!!!
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シロウは言ったわ、”俺は出来る”、”何もやらずにいはいられない”、”今しかない”って。
馬鹿ね、自分の恩人とはいえ、すべてを与えるなんて。 全員、共倒れもいいとこじゃない。
私は言うの、最高に無理な条件。 男の命、性器でしかコウタを救う薬が出来ないってね。
なのに、あっさりとセイバーに命ずるのよ。 ”俺の性器を落とせ”ってね。
もちろんセイバーは拒否したわ。 なのに即座に最後の命呪を使うのよ。 バカじゃない!
私には突発的なアクシデント、ここ1番で失敗したわ。 もう、私には拒否権はないの。
…ええ、魔術師は孤高の存在、すべてを与えたわ、すべてよ…
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廊下で聞く、若い二人の娘。 凛の常軌を逸した一人芝居を楽しげに笑ってた。
>>178 それもそうだろう、男性の性器を切り落とした女の話は、理解半分でも 面白いのだから。
精神病院のベットの上で、凛は何度も興奮し、うわ言のように何回も騒いでいた。
その姿は異様、あの長い黒髪が1本もないのだから…