【姉しよ】きゃんでぃそふとSSAAスレ12【つよきす】
1 :
保管庫の中の人:
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ きゃんでぃそふとSSAAスレの星5つの誓い
┃1つ、スレはむやみに上げない
┃2つ、作者への感謝を忘れずに。読者への感謝を忘れずに。
┃3つ、SS投下とのリアルタイム遭遇では支援を推奨
┃4つ、気にいらないからって荒らさない
┃5つ、荒らしにストレートに反応しないこと
┃
┗━━━ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ━━
_ < ここはテンプレの村です 、,
'´, `ヽ\_________ '´ '`´ ゙ヾ
!爪リリ从)ゞ { ソ从从シ}
ノwリ゚ ヮ゚ノル  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ メ(リ;-__-ノリ
⊂)个iつ 既にセリフが \ ノ,'くj `i´lヽ
. く/_|j〉 パターン化しちまったな>(( ll_ハ_iJ
し'ノ ________/ ゙ i_7、」
3 :
保管庫の中の人:2006/04/20(木) 22:58:35 ID:T0PL8jQi0
_)___
'´ ヽ_ヽ
l、lノノ八l ) <柊家の長女、皆のお姉さん
´\ リl|.゚ ヮ゚ノ<⌒> 柊雛乃である。
( ● ⊂[ .ヽソ/ ]⊃ .疑問にずばり答えてやろう
. ヽ/ .└|--|┘
. . ノl__」
Q、職人さんのSS投下最中に張ってある支援とか、C、私怨etcってなんですか?荒らし?
A、うむ。あれは総じてしえんと呼ばれるものである。
世の中には荒らし対策用の連投規制なるものがあってな。時間によるのだが、
だいたい3回くらい連投すると、規制がかかってしまうのじゃ。これにかかると職人さんが、
続きを書き込めなくなってしまうのでな。すれ住人による手助けが必要になってくるわけじゃ。
お主がりあるたいむでSSが投下される瞬間に出会った時には、是非支援をして差し上げるが良い。
Q、スレにあるSS、AAだけじゃもの足りないです。
A、で、あるか。お主も欲張りな奴よのう。そういう奴のために
>>1に書いてあるように、
過去すれのSS、AAを集めた保管庫というものがある。
保管庫の中の人に感謝を忘れずに読みふけるが良い。それでも物足りなければ、
いっそ自分で書いてみるのも我的には面白いと思うがのう。
Q、お嬢ちゃん賢いねー。ほら、キャラメルをあげよう。
おぉ・・・これがまた美味でな・・・って違うわ!我をあなどるでないぞ
__
| |  ̄ `ヽ
||_ ` 、 粛清……淘汰……
__)_∩ `ヽ l
〃 ,^i^ ヾ l i
i ,ノノ八)〉 i i ガッ
. ゙ヾl#"-ノゝ l .人_∧∩
/ヽソ _ン. ノ< >Д´)/
l_/r==l l ´-‐'∨ /
く/l_ゝ
4 :
保管庫の中の人:2006/04/20(木) 22:59:12 ID:T0PL8jQi0
【投稿ガイドライン】
1.テキストエディタ等でSSを書く。
2.書いたSSを30行程度で何分割かしてひとつずつsageで書き込む。
投下の際は2分以上間隔をあけないと連投規制にあって書き込めなくなるので注意。
名前の欄にタイトルを入れておくとスマート。
なお、一回の投稿の最大行数は32行、最大バイト数2048バイトです
3.SSの書き込みが終わったら、名前の欄に作者名を書きタイトルを記入して、
自分がアップしたところをリダイレクトする。
>>1-3みたいな感じ。
4.基本的にsage進行でお願いします。また、長文uzeeeeeeと言われる
恐れがあるため、ageる場合はなるべく長文を回した後お願いします。
5.スレッド容量が470KBを超えた時点で、
ただちに書き込みを中止し、次スレに移行して下さい。
6.書き手の方々へ。
心構えとして「叩かれても反応が無くても泣かない」位の気概で。
何を書こうが作者の自由。どんな反応を返そうが読者の自由。
的確な感想・アドバイスレスをしてくれた人の意見を取り入れ、更なる作品を目指しましょう。
5 :
名無しさん@初回限定:2006/04/20(木) 23:02:28 ID:vJc2SAfR0
ああっ、もうダメッ!
ぁあ…ウンチ出るっ、ウンチ出ますうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!!!
ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!ウンコッ!!ウッ、ウンッ、ウンコッッ!!!ウンコ見てぇっ ああっ、もう
ダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいウンチ出してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…ウンチ出るっ、ウンチ出ますうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!!!
ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!ウンコッ!!ウッ、ウンッ、ウンコッッ!!!ウンコ見てぇっ ああっ、もう
ダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいウンチ出してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…ウンチ出るっ、ウンチ出ますうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!
オマエは何が言いたいんだ
>>1 乙でーす。
続編が出ないなら、いっそ自分たちで作るぐらいの勢いで!
乙D-yp
「ちわーっす。 ありゃ、誰もいないのか?」
俺は今日は一人で竜宮にやってきた。
スバルは部活だし、カニとフカヒレは掃除当番だからな。
「ま、とりあえず一通りこなしてから帰るか」
ちょっとばかりやり残した仕事があったので、さっさと終わらせるとするか。
そして鞄をソファの上に置こうとしたら、ソファで祈先生が思いっきり仰向けになって寝ていたのであった。
「なんだ、先生か」
どうやら土永さんはいないらしい。
散歩にでも出かけたのだろうか。
それにしても、部屋の中で青春真っ盛りの男子生徒と色気たっぷりの女教師が二人きりで一緒にいるとは…
しかも相手は無防備ですよ。 完璧に。
「…ちょ、ちょっとぐらいさわってもわからないかな?」
うん、マズイぞ。
フカヒレと同じような事を考えてる自分が情けない。
いやいや、ちょっと落ち着こうぜ。 こんなところでテンションに身を任せていいのか?
俺はクールな対馬レオだぞ。
しかし、この機会を逃してしまうと…こんなチャンス、滅多にないぜ。
姫だったら間違いなくルパンダイブでもしているだろう。
「…よし」
素早く窓のカーテンを閉め、ドアに鍵をかけた。
祈先生が寝ている事を再確認し、いよいよ準備完了。
フッ、たまにはテンションに身を任せてもいいだろ?
「いくぞ…! 慌てちゃいけない。 ゆっくりと、起こさないように…」
そろそろと動き、豊満な胸に手がタッチしようかという時に…
「う…ううん……」
「ヤバッ…!」
しまった、起きたか!?
だが、まだ触れてはいないはず!
とりあえず素早く間合いを開けるんだ!
「う…うろたえるんじゃあないッ! 対馬レオはうろたえないッ!」
よく見ると、起きてはいないようだ。 やれやれだぜ。
夢でも見てるのかな?
こんなミステリアスな人って、どんな夢を見るんだろう?
「伊達…さん……」
お、寝言か。 なんでまたスバルの名前が?
「なかなかでは…ありますが……童貞ではありませんので…残念ですわ……」
…なんで知ってるの? つーか、どんな夢見てるの?
うーむ、何だか面白そうだから、もうちょっと様子を見てみるか。
「フカヒレさん……どうしてあなたは…ザリガニの匂いが…するのですか……」
夢の中でもこんな扱いか。 まぁ、夢の中だからこそか。
「月白……先生…」
歴史の月白先生か? なんでまたあの人が出てくるんだろ?
「そんなに美男子を……はべらせて…いい趣味をお持ちで……いらっしゃいますわね…」
…はい?
「でも…その真ん中の子は……かわいいのですが…童貞ではありませんわね…いりませんわ……」
だからさぁ、どんな夢見てるんだよ。
「あらあら…大変ですわ……背の高い…怖いお姉さんが…月白先生を睨んでいますわ……」
どういう状態になってるんだ? 夢を覗けるなら覗いてみたいぜ。
「よっぴー……本名は…何でしたっけ……」
ひどいよ、先生。 佐藤だよ。 佐藤良美だよ。 先生、突っ込み所満載だよ。
くあぁぁ〜〜〜突っ込みてぇ〜〜〜!
…って寝言に突っ込みする俺って何なんだ?
しかし、落ち着くんだ。 ここで突っ込んじまったら、全てにおいてパーになってしまうぞ。
そう、深呼吸だ。 クールにいこうぜ。
「対馬……さん…」
むむ、今度は俺か。
「うふふふ……本当においしそうですわね…いただきます……」
「何がだー!!」
あ、しまった!
つい大声で突っ込んでしまった!
「ううん…あら? 対馬さん、いらしていたのですか」
「へ!? あ、いやぁ、アハハハハ…お、俺、もう帰りますね! そんじゃ!」
あのまま部屋にいると何をされるかわからん!
おいしそうって何!?
誰か俺を助けてくれぇ〜〜〜〜!
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
俺は竜宮を勢いよく飛び出し、一目散に家まで帰ったのであった。
「うふふふ、楽しかったですわ〜。 たまにはこういう趣向もいいものですわね」
(ドンドン)
「あら? 土永さん?」
「お〜う、帰ったぞ祈〜。 あけてくれ〜い」
「そういえば対馬さんが窓を閉めてしまったのでしたわね。 少々お待ちください」
(ガラガラガラ)
「随分と楽しそうじゃないか〜。 我輩が散歩している間、何か面白いことでもあったのか〜?」
「ええ。 ちょっと対馬さんをからかっていたのですわ」
「そうか〜。 あれぐらいの歳の男子は、からかいがいがあるからな〜」
「でも、おいしそうというのは本当ですけど」
「あ〜ん? 何の話だ〜?」
「うふふふ、何でもありませんわよ」
「祈のこの目は、次の獲物を見つけたって目だ〜。 覚悟したほういいぜ、ジャリ坊〜」
14 :
シンイチ:2006/04/21(金) 15:32:15 ID:0oVlRYDK0
今回は即興です。 許してください。
色々混乱はありますが、ネタが出る限り、そして空いた時間がある限り書いていくつもりです。
次は海お姉ちゃんで頑張ります。
>>1 乙です。
GJGJ!
祈ちゃんらしさが出てる
最後の土永さんの一言は個人的には無いほうが
と書いてみたがあった方がいいのか。
てか いろんな作者さんの土永さんを脳内補完できていない俺が悪いんだろうな
いつも土永さんでつまづくんだ 頑張れいつも面白いのをありがとう
対馬レオはうろたえないで思いっきり吹いた
激しく今更気がついたんだけど、
スーパーの看板のところにドラッグセロリって描いてあるんだな
place;海お姉ちゃんの部屋
「ともねぇ、掃除代わりにやるよ」
「大丈夫、すぐ終わるから」
でも海お姉ちゃんの部屋は配線が入り組んでいて、掃除しにくい。間のほこりもやらなきゃいけないし。
「コンセントはえーと」
ともねぇはコンセントを探すのに困っていた。コンセントがいっぱいだったので、そのうちの一つを抜いた。
ウゥーウゥーウゥー!
「うわぁ、たいへんだ……」
ともねぇは慌てて元に戻した。一歩間違えば大変なことになりそうだ。
「じゃあ、これ……」
ともねぇは隣のコンセントを抜いた。
しーん!……
「大丈夫みたいだよ、ともねぇ」
「うん」
ともねぇはようやく掃除を始めた。この部屋に入るときは寿命がマジで縮む。
ジジジジジッ……
「あれ?」
「どうした、空也」
ともねぇが振り返る。
「いや、なんでもない」
なんか音が聞こえた。
ジジジジジッ……
まただ。どうやらともねぇの隣の機械らしい。まずくないか?……
「ともねぇ。その機械気をつけてね」
俺は音を出してる機械を指差した。
「うん。平気、平気」
ともねぇは余裕だ。
ピッピッピッ……
あれ?なんか数字が動いてる。あら、やだ。これ時限式じゃない。しかもあと7秒。
「ともねぇ!あぶない!」
「え?」
バーーン!!!……と爆発とともに、あたり一面煙が立ち込めた。
「あっ、あっ……」
バタンッ
「ともねぇ」
倒れてるともねぇに声をかけても返事がない。ただの気絶のようだ。
「うわ〜ん。助けて海お姉ちゃ〜ん!」
「は〜い!お姉ちゃんですよ!」
「お姉ちゃん。ともねぇが爆発に巻き込まれて気絶しちゃったよ〜」
「あ〜。これは訛り電波発生機だね〜。ちょっと今回は厄介かもね〜」
「なにそれ?」
「簡単に言えば〜。この機械の電波を浴びるとなまっちゃうんだよね〜。だから巴お姉ちゃんも」
「あう……」
あっ気が付いたみたい。
「いった〜。ほんま気うしなうとこやった」
あれ?
…………
「ようするにともねぇはこのまま3日間はなまっていると」
「う〜ん。自然に任せるのがやっぱり一番じゃないかな〜」
「ウチはぜんぜんOKやで。なんか今だと、なんでもできそうな気がするし」
じきに慣れるとは思うけど。
「じゃあ、お姉ちゃんは次、数学だから学校に戻るね」
「うん。ありがとうお姉ちゃん」
海お姉ちゃんは白いハンカチを振りながら寂しそうに帰っていった。
「さて、これからどうするともねぇ」
「ウチ、空也とデートしたい」
「え?」
「楽しいとこ連れてってや」
で、柏木町駅前にやってきました。でもここって初デートで使うと別れるってジンクスがあるんだよな。
まあ、とりあえずはじめは無難に店がたくさん入っているキングススクエアにいこう。
「空也、お姉ちゃんと離れたらあかんよ」
「うん、わかってるよ」
歩く歩道橋が流れていく。ともねぇがぐっと俺の手を握る。
ニコッ……ともねぇが微笑む。
「ともねぇ、ご機嫌だね」
「うん、だってせっかくの空也とのデートやもん」
ともねぇがつないでる手をぶんぶん振る。ともねぇ肩外れそう。
「とりあえず、ネズニーストアに行こう」
「うん……」
中には上の階まで続く長いエスカレーターがあった。俺が一段上の乗る。
するとともねぇと目が合った。エスカレーターに乗って、身長が同じなんて……
「空也……」
「なに?」
ともねぇが周りをきょろきょろする。そして、耳元でささやいた。
「今日は二人きりやから……お姉ちゃんに甘えても……ええんよ……」
いきなりの爆弾発言にびっくりした。ともねぇの顔が薄いピンクに染まっている。
でもいつも甘えてるし、ここは男を見せないと。俺はともねぇの腕を組んだ。
「空也……」
「大丈夫。今日は俺がエスコートするよ」
「でも…」
「するの〜」
「わかった……」
よし、ともねぇはやっぱりこうでなければ。
夜の柏木町のコスモスワールドのやってきた。
「空也、観覧車乗ろ。観覧車」
観覧車なんてともねぇらしいなあ。中身は変わってない感じ。
「うわぁ〜。やっぱり高いなあ〜」
案外いつもと変わらない?
一番上までやってきたとき。
「空也、ウチ一つ言いたいことあんねんけど……」
「なに?」
「ふふふ」
ともねぇがかなり恥ずかしがっている。
「えへ!」
「なに!なに!なに!」
こっちまでにやけてしまう。
「空也のこと、めっちゃ……好きやで……」
「ゴフッ」
一発KOされてしまった。
「空也はどうなん?」
「好きだよ……」
「あ〜、よかった」
手を握って、肩に頭を乗せてきた。
でも、なんだろう、この胸に広がる妙な罪悪感は。
…………
「というわけで。要芽お姉様。今日の夕飯はお寿司になりました」
「しょうがないわね。あの二人が動かないんじゃ。今回は大目にみることにするわ」
「でも、なんか納得いかないにぁ」
…………
「3日間ずっとあの調子かしら」
「さぁね。でもよくああまで変わるよね」
「訛りのイメージとか、潜在意識らしいけど。あれは特殊ね。しかもまるでこっちに気づいてないし」
「ほっとこ、ほっとこ、今張り合ってもしょうがないよ」
…………
「はい、あーん」
「あーん」
ともねぇがスプーンでプリンを食べさせてくれる。
「おいしい?」
「うん。おいしい」
「ほんま、空也はかわええなぁ。ウチの自慢の弟やわ」
いたわりつくせりなわけで。かわいすぎて、ともねぇが輝いて見える。でも何かちがう。
「このまま時間がストップすればええのにな」
「え?」
「だってウチ、もともと引っ込み思案やし、元に戻ったら空也とこんなことできへんし」
「ともねぇ」
「ウチは自分がかわいくないんや。好きやのに全然空也に言えへんし。大きいし。口べたやし……」
「そんなことない」
「え?」
ともねぇは固まった。
「ともねぇはかわいいし、優しい、おしとやかだし、料理うまいし、言うことないよ」
「それって……そんなほめてもなんもでてけえへんよ」
ともねぇが俺をにらむ。ここは勇気を持って……
「俺には今日のともねぇはいつもとかわらないよ」
「ちがう」
声がはりつめている。
「ちがくないさ。俺はともねぇ全部が好きなんだ。言葉が変わったくらいで心が変わるなんてないよ。
おおきいのも、口下手なのも全部含めてともねぇが大好きなんだ」
ともねぇは思わず顔を押さえた。伝わった。俺のほんとの思いが……。
「ウチ……いまめっちゃ申し訳ない気分や……こんなことなら……」
ともねぇの目からポツポツと涙がこぼれた。
「好きって言わなきゃよかった」
「空也?」
「俺もなんか違うなって、思ってたんだ。今、言い直せてよかったよ」
「空也……でも」
ともねぇをそっと抱き寄せた。
「嫌いにならないよ。嫌いになるもんか。こんなに好きになったんだから……」
「ウチ、間違ってた、…………でも空也、空也のこと…………大好き…………」
「わかってるよ」
ともねぇはむせ返った。長い間募った思いを吐き出すように。
「ともねぇはかわいいし、優しい、おしとやかだし、料理うまいし、言うことないよ」
「それって……そんなほめてもなんもでてけえへんよ」
ともねぇが俺をにらむ。ここは勇気を持って……
「俺には今日のともねぇはいつもとかわらないよ」
「ちがう」
声がはりつめている。
「ちがくないさ。俺はともねぇ全部が好きなんだ。言葉が変わったくらいで心が変わるなんてないよ。
おおきいのも、口下手なのも全部含めてともねぇが大好きなんだ」
ともねぇは思わず顔を押さえた。伝わった。俺のほんとの思いが……。
「ウチ……いまめっちゃ申し訳ない気分や……こんなことなら……」
ともねぇの目からポツポツと涙がこぼれた。
「好きって言わなきゃよかった」
「空也?」
「俺もなんか違うなって、思ってたんだ。今、言い直せてよかったよ」
「空也……でも」
ともねぇをそっと抱き寄せた。
「嫌いにならないよ。嫌いになるもんか。こんなに好きになったんだから……」
「ウチ、間違ってた、…………でも空也、空也のこと…………大好き…………」
「わかってるよ」
ともねぇはむせ返った。長い間募った思いを吐き出すように。
「ともねぇはかわいいし、優しい、おしとやかだし、料理うまいし、言うことないよ」
「それって……そんなほめてもなんもでてけえへんよ」
ともねぇが俺をにらむ。ここは勇気を持って……
「俺には今日のともねぇはいつもとかわらないよ」
「ちがう」
声がはりつめている。
「ちがくないさ。俺はともねぇ全部が好きなんだ。言葉が変わったくらいで心が変わるなんてないよ。
おおきいのも、口下手なのも全部含めてともねぇが大好きなんだ」
ともねぇは思わず顔を押さえた。伝わった。俺のほんとの思いが……。
「ウチ……いまめっちゃ申し訳ない気分や……こんなことなら……」
ともねぇの目からポツポツと涙がこぼれた。
「好きって言わなきゃよかった」
「空也?」
「俺もなんか違うなって、思ってたんだ。今、言い直せてよかったよ」
「空也……でも」
ともねぇをそっと抱き寄せた。
「嫌いにならないよ。嫌いになるもんか。こんなに好きになったんだから……」
「ウチ、間違ってた、…………でも空也、空也のこと…………大好き…………」
「わかってるよ」
ともねぇはむせ返った。長い間募った思いを吐き出すように。
「ともねぇはかわいいし、優しい、おしとやかだし、料理うまいし、言うことないよ」
「それって……そんなほめてもなんもでてけえへんよ」
ともねぇが俺をにらむ。ここは勇気を持って……
「俺には今日のともねぇはいつもとかわらないよ」
「ちがう」
声がはりつめている。
「ちがくないさ。俺はともねぇ全部が好きなんだ。言葉が変わったくらいで心が変わるなんてないよ。
おおきいのも、口下手なのも全部含めてともねぇが大好きなんだ」
ともねぇは思わず顔を押さえた。伝わった。俺のほんとの思いが……。
「ウチ……いまめっちゃ申し訳ない気分や……こんなことなら……」
ともねぇの目からポツポツと涙がこぼれた。
「好きって言わなきゃよかった」
「空也?」
「俺もなんか違うなって、思ってたんだ。今、言い直せてよかったよ」
「空也……でも」
ともねぇをそっと抱き寄せた。
「嫌いにならないよ。嫌いになるもんか。こんなに好きになったんだから……」
「ウチ、間違ってた、…………でも空也、空也のこと…………大好き…………」
「わかってるよ」
ともねぇはむせ返った。長い間募った思いを吐き出すように。
「ともねぇ、泣かないでよ」
「うん……」
頬に流れそうな涙を指ですくった。
「俺、ともねぇを守るから。ともねぇが愛してくれる分一生懸命守るから」
「空也……ありがとう」
翌朝
「空也、空也、起きて、朝だぞ」
カーテンが開いて、朝日が目を直撃する。
「おはよう、空也。もう朝ご飯出来てるぞ」
「マジで?ごめん」
「いいよ。別に。私が早く起きただけだから……それと昨日のことなんだけど」
「それは、いや、その」
恥ずかしくてあたふたしてしまう。それはともねぇも一緒だった。
「私はお姉ちゃんだから……空也を守るのは……私だ」
「は?」
「弟がお姉ちゃんを守ったら……変じゃないか」
「あ、ああ」
いつものともねぇ全開だ。
「わかった。ともねぇ。これからもよろしく」
「あう」
やわらかい光が差し込み、いつもの柊家の朝が来た。
すいません。クッキー確認のところでなかなか先に進まないので連打していたら
6が4つも。orz
今回は見逃してください(泣)。では、あとがきです。
ともねぇがなまったらかわいいよなっていう勝手な自分の妄想からペンを走らせました。
まえにともねぇを書きたいともらしていたので、とても書いていて楽しかったです。
さて、今回のテーマは、テンションに身を、じゃなくて、ともねぇの気持ちを素直に空也にぶつけたいというです。
なかなか普段のともねぇでは難しいと思ったので、思い切って訛りをやってみました。
最後、言葉が戻っても、ともねぇが自分の気持ちをストレートに出せてるあたりを感じてもらえたら嬉しいです。
>ともねぇの気持ちを素直に空也にぶつけたいというです。
作者も訛っているというです。
>>29 書き出しがちょっとぎごちないけどGJというです!w
GJだけどクライマックスで無限ループにはまってなんかようわからんようになったというです。
GJというです
これがもし東北訛りなら…ある意味萌えとです
>>29 誰も指摘しないけど「ともねぇ」じゃなくて「ともねえ」というです。
37 :
名無しさん@初回限定:2006/04/22(土) 23:06:47 ID:yGkEWJ5a0
「ん……あむっ……ジュル……」
「お……乙女さんッ!!」
「……ジュル……ん?どうした、レオ?」
「あの……その……」
「何だ?言いたい事はハッキリ言えと言っているだろう?……ん?まだ出るのか……?」
黒光りする「モノ」を乙女さんはさっきからしゃぶっている。
その先端からは唾液と共に甘い蜜が滴っていた。
「あの……乙女さん、やっぱり良くないよ、ソレは」
「む……コレの何が良くないと言うんだ?」
「行為」を中断され少しムスッとしている乙女さんの手には……
「美味しいのは分かるけど……やりすぎだよ……いくらなんでも」
「そうか……?なら少し控えることにしよう。レオが言うならな♪」
……その手には乙女さんご推奨の和菓子屋の「かりんとう」が握られていた。
38 :
名無しさん@初回限定:2006/04/22(土) 23:09:04 ID:yGkEWJ5a0
何となく書いてしまいました。つまらなかったら、すみません。
和菓子なら乙女さんなんですが…今更ながら祈先生の方がしっくりきたかもしれませんね…。
いまいちとうです。
隕石ネタに触発されて書きました。
生物は生命の危機に陥った際に生殖活動が活発になるという事で。
以下、投下
5月24日、人類は隕石衝突の恐怖に脅えていた。
隕石は今回の回帰で、5月13日に地球に1050万Km(地球〜月
間の約28倍)の距離まで大接近、この接近の過程で分裂を起こし
その一部が地球に向かっており、明日明け方、地球に衝突する可能
性は70%と発表されている。
親父達は結局、航空券が取れずに未だに出張先の国にいる。
乙女さんは大学に進学後、実家に帰った。
俺は今、1人で住んでいるこの家のソファーに座り今日の竜鳴での
スバルとフカヒレとの会話を思い出していた。
学校全体が何処か重苦しい空気に包まれていた。
生徒の出席率も目算で4割程度だろう。
「レオ、スバル俺遣り残した事を遣っておきたいんだ。ハアハア」
「おいフカヒレ犯罪だけは止めとけ。それで隕石が回避したら洒落
にならねえぞ。お前ブタ箱入りする気か?」
「・・・だけどよおスバル俺満足して逝きたいんだ、なあレオ俺お
前に昔話した事あったよな。実はロリコ」
「黙れ外道!!」
俺は、フカヒレの鳩尾に力一杯のボディーブローを叩き込んだ。
この1年乙女さんに叩き直され、乙女さんが進学で実家に帰った後
も風紀委員、そして乙女さんの後継者として恥ずかしくない様に鍛
錬を積んできた拳を受けたフカヒレは悶絶し、地面を這いずり回っ
ている。
「猛省しろ。」
俺はフカヒレを見下ろし、そう言い放つ。
「・・・やばい、癖になりそうだ。ハアハア」
反省どころか新たな性癖に目覚めそうな変態を何とかスバルと説得
し、フカヒレは最後の思い出にとオタクの聖地へと旅立っていった。
「・・・でスバルは?」
「俺か?俺はバイトだ、って言うのは冗談でまあ誰かと一緒に居た
って言うのが本心だな。なんならレオどうだ?」
「キモイからヤメレ」
「まあお前は今夜大変だろうから野暮な事は止めとくぜ。」
そう意味不明な言葉を残してスバルは去って言った。
さてそろそろ無意味な現実逃避を止めよう。
現在の時刻は夜7時、タイムリミットまで約9時間。ソファに座る
俺の目の前には竜鳴が誇る美女が勢ぞろいしていた。
右から姫、佐藤さん、素奈緒、椰子、乙女さん、カニ、豆花さん、
浦賀さん、西崎さん、そして祈先生の占めて10人。
「・・・いや、何でさ?」
対馬家のリビングは異様な雰囲気に包まれている。要約すると、皆
俺の事が好きらしく今日が最後かもしれないので来たと言う事らし
いがまさか皆に好かれていたとは・・・まあ嫌われてはいないだろ
うと思っていたが。
「でも姫がこんな事するタイプとは思わなかったな」
「まあ自分でもらしくないと思うけど処女のまま死ぬのもアレだし
対馬君ならいいかなって」
まさか憧れの姫にそんな風に思われていたとは、男冥利に尽きるぜ。
でも俺にこんな大人数相手にどうしろと?
そんな俺の心の動揺を見透かした様に祈先生が声を掛けてくる。
「私は心残りが無いように対馬さんの童貞を頂いておこうかと」
(対馬さん何を迷う事があるのですか?皆さん勇気を出してここ迄
来たのに、それに据え膳食わぬは男の恥ですわ)
「そうだぜ、ジャリ坊主」
祈先生、本音と建前が逆です。と言うか何故土永さんまでここに?
まあそれはさて置き
「いや、でも皆はそれでいいの?こんな大人数でなんてさ」
それに答えるのは椰子と、素奈緒。
「本当は複雑ですけど、この人数で言い争ってても時間の無駄ですし」
「対馬、あんたが私が原因で流される事をしなくなった事に関して
は解ってるけど、こういう時くらいさ。」
「椰子、素奈緒。」
そうだ俺は皆がこんなに思ってくれてるのに何を躊躇っているのか?
女の子が勇気を出して自分から抱いてくれと言うのにどれ程の勇気
を必要としたのか。
「ありがとう、俺皆の事大好きだし、欲しい。」
そう告げると皆は俺に対して笑い返してくれた。
「あっ、でもベッドどうしよう、流石にこの人数じゃ・・・」
「ふっ無問題、よっぴー準備は?」
「うん、ばっちりだよ」
自身有り気にそう言う姫と佐藤さんに連れられて俺の部屋に行くと
そこには不思議な光景があった。
俺の部屋から家具一切が消え、部屋の中には巨大なベッドが1つ。
物理的に入るはずが無いのだがまあその辺の詮索は止めておこう。
だが、いざとなればどうすればいいのだろう?
皆は既に同意しているのだが、どうやって切り出せばいいのか。
「おいレオこれを飲め、鉄家秘伝の一品だ。」
戸惑っている俺に乙女さんが不思議な色をした液体を差し出してきた。
おそらくは一種の精力剤だろう、特に気にすることも無くそれを口
にする。
その瞬間世界が変わった。
ドクン、と俺の中に渦巻く血がたぎる。
目の前の女を味わい尽くせとDNAが囃したてる。
「ぐあああああああああああああ」
そして・・・何かがキレた。
〜翌朝〜
「・・・ん、はあ」
朝、目覚めると妙に体がだるい。
辺りを見回すと裸の皆が眠っている。そして白いシーツは祈先生を
除いた9人分の血で染まっていた。
どうやら隕石は衝突を逸れたらしいが、まさか10人と関係を持つ
とは・・・本当に大変なのはこれからだろうな。
「対馬君、絶倫ネ」
「てめえ普段はヘタレのくせに」
「そうや、ウチまだ違和感あるわ」
「くくくのく〜」
朝食時、皆の視線が痛かった。どうやら昨晩かなり無茶をしたらしい。
記憶が定かではないが女性陣の哀願を無視して、暴走した結果身の
危険を感じた皆は途中で狸寝入りを決行、最後まで体力を持て余し
ていた佐藤さんが犠牲となり、限界を迎えても開放されなかったとか。
狸寝入りの話を聞いた佐藤さんは
「うぅ、皆酷いよう。起きてたら何で代わってくれなかったの?」
そう言っていたのだが、俺と目が合うとビックっと体を震わせ
「はい!!何でしょう、ご主人様!?」
などと呼び方が変わっていた・・・俺は一体何をしたのか、まあ思い
出さない方がいい事もあるさ。
「やはりあれを言わないと駄目でしょうか・・・あ、あの私はご主人
様の肉・・・ん、ぐう」
即座に佐藤さんの口を押さえ封じる、うわー俺って一体何やったんだ。
既に対馬レオは自己嫌悪に陥いっていた。
そして、いつもの様に登校する。通学路はまるで何事も無かったの様
に生徒で溢れかえっている。それはいつもの見慣れた光景、だがその
日常がどれほど貴重なのかを思い知らされた。
俺は女性陣8人の少し後を1人で歩く。乙女さんは大学に、祈先生は
まだ寝ていた為此処には居ない。
何故離れているか?そんな事は決まってる。俺には一緒に歩いて、周
囲から、主に男子生徒からの視線に耐える勇気など無い!!
「よう、レオおはよう。」
「うぃ〜す、レオ。今日はまた大所帯だな。」
後から、掛けられる声を振り向けばそこに居るのはフカヒレにニヤケ
面のスバル。
「なんであのメンバーが一緒に居るんだ・・・まさか」
目の前を歩く女性陣を見て、声を挙げるフカヒレ。気付かれたか?
「解ったぞ。昨日の夜、最後の思い出に皆でパジャマを開いたんだな。
やばい萌えるぜ、よっぴーのパジャマ姿・・・ハアハア」
何処かへ飛んでいったいったフカヒレを置いてスバルと2人で歩く。
「それにしてもまさか全員レオの家に行くとはな・・・複雑だね〜、
あとは乙女さんに、祈ちゃんか?」
「!?」
スバルの言葉につい息を呑み、その反応でばれてしまったらしい。
「解りやすいねえ。」
(まあカニの気持ちは解ってたし、昨日、他の女の所に居た俺がど
うこう言えた義理はねえしな)
「で、レオ避妊はちゃんとしたんだろうな?」
「・・・へ?」
・・・避妊?あれっ、昨日は確か・・・全身から汗が噴き出してく
るのが解る。
「・・・お前、あの人数相手にまさか?」
俺はそっと空を見上げる、地球の空は今日も青かった。
いつも〜通〜たこの道は〜♪変〜わらないけど♪
50 :
赤猫:2006/04/23(日) 01:55:10 ID:t80kBPQ90
あとがき
やっちゃいました・・・えーとごめんなさい。正直今はこれを投下
した事を結構後悔してたりして、ではまた。
「、」をちゃんと使おうGJ
改行するところもちゃんと考えよう
gj
スバル「なんでろくご30ってやっておきながら30より小さくなるんだよこの・・・」
スバル「ド低脳がァ―――ッ!」
ドグシャアッ
>50
>てめえ普段はヘタレのくせに
これカニだとおもうんだけど、ぱっと見て村田だと思ってしまった
47 2006/04/22(土) 13:58:14 ID:4jdNx+xi0
名無しさん@初回限定(sage)
インターハートの社長が実は女性。
・タカヒロ入社
女社長「ま、せいぜい頑張ることね。ヒットを出せば目をかけてあげる」
タカヒロ「……はい(今に見てろ〜)」
・姉しよ発売後
タカヒロ「どうっすか、結構やるでしょ俺も」
女社長「(フン、まあまあやるじゃない)これぐらいでいい気にならないことね」
・姉しよ2発売後
タカヒロ「どうして俺を認めてくれないんすか!?」
女社長「……み、認めてはいるわよ?(ダメよここで弱気になっちゃ!)」
・つよきす発売後
タカヒロ「もう、いいです。俺、会社やめます」
女社長「……え?(な、なんで!?私のパートナーに……)」
・今
タカヒロ「……突っ張って飛び出しちゃったけど、社長どうしてるかなぁ」
女社長「私のバカ……なんで止めなかったのよぅ……」
68 2006/04/23(日) 11:53:48 ID:Kagklqkc0
>>47の続き(sage)
・1年後・とあるイベント会場
タカヒロ「あ……」
女社長「あ……」
タカヒロども、ご無沙汰してます」
女社長「こ、こちらこそ……頑張ってるみたいね」
タカヒロ「あ、いえ……社長こそ」
女社長「うん、まあまあね」
タカヒロ(とは言ったけど……思ったようには売れないもんなんだなぁ)
女社長(やっぱり……抜けられたのは痛かったなぁ)
タカヒロ(この人の後ろ盾があってこそ、だったのかなぁ)
女社長(こんな優秀な人材、手放すなんて経営者失格ね……)
タカヒロ(上司と部下ってだけじゃなくて……もっとそばにいたかったな)
女社長(人材ってだけじゃなくて……もっとそばにいてほしかったな)
タカヒロ「……」
女社長「……」
タカヒロ(……帰りたいけど……今はまだ、ダメだ)
女社長(……戻ってほしいけど……今はまだ、ダメね)
タカヒロ「それじゃ俺、他回ってきますんで」
女社長「うん、頑張ってね……頑張って、会社大きくしなさい」
タカヒロ「!ええ、もちろん。インターハートに追いつけ追い越せ、ですよ」
女社長「私も頑張るから、そう簡単には追いつかせないわよ?」
タカヒロ「アハハハ……でもね、もし追いつけたら……そのときは……」
女社長「……そうね……もし追いついてきてくれるなら……」
タカヒロ・女社長『そのときは……また一緒にゲーム作ろうか?』
Ending Theme 「Isolation」
ワロタGJw
社長ツンデレかよw
>>50 超GJ!!!
待ち望んでたハーレムキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
肉奴隷よっぴーカワユス (*´Д`)
生殖活動が活発になるって事は受精率も上がりますな!
これでハーレム+孕ませ有りの神ゲー降臨かw
ほしゅ
>ID:qhoHgNpu0
前スレ埋め乙&GJ
せつねー(´Д⊂グスン
>>ID:qhoHgNpu0
最後の甘口頼めばいいじゃんよがいかにも蟹らしくて
少し吹いた、GJ
>ID:qhoHgNpu0
GGJ! あえてレオ(の思い出)を出さないのか……
>2分間隔空けても、3連投規制に引っかかることには変わりないんだなあ。
あ た り ま え だ
622 名前:名無したちの午後[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 23:16:14 ID:8MeVolW60
, -―`y――-、
___ ∠_,-┬--、_ 、 \
-―''' ̄'''三Xヽ、::::├-、 \、 ヽ ヽ
r彳/ ̄ lヽ┤、、\ 、ヽ\ ゙l ヽヽ
ィソ 〃 l l l彡'-''ヽヽヾlヾ::\ト ゙ヾ、
〃// l | l.l l ヽトヾiヾ、::::ヽ ゙、ヽ
/ // | .|.ト l ゙iヾi゙i l i::_:::i '、i
/ l l/ i | l lトl l _、-―‐Tヾトハ'゙r、ヾ, l゙、
l l l |l ヽ l ゙lヾ l _、‐r┬ュ、_lV .:.l|l .|、゙i
|| l lト ゙iッィン巛ヽ '゙ 'i,ヽ_ノ'l l トソリ| ::| トi >お姉ちゃん到着〜!
l|llトN ヾ!、!、!いヽ ,、r ヽ-‐' .: l ll l| :::レlヾ
. l゙ll\ミヽミヽトヒヽ、_,k´ _,.、- /||トヽソ :/lノ ゙i
` ` ヽ_゙x ソ) `ンヽ / リl|:::l|ヽ、//
r-、 |ト<゙` ヽ、丿 / /| /::::l|\ \
\\ r、 iヾl゙「''‐+ ,__/V l l::::::l| ` _\__
. \\ | | ヽヾlヽ| ノ/r゙、 /:::::::l| /  ̄ :.゙'ヽ
. ┴、ヽ. | l `ヽ>ト┼ 、__r-‐'゙ヽ::::::l| | :. ゙i
r┴、_ ヽV l /<( / | ( /:::::::l| | ゙,
「゙゙'ヽ、 V / ヽ ><(ゞ_yイ⌒ト,_/:::::::::l| | i
\\)く_ ノ 「|Yト、_| || | ハト<''―-┘ | |
ヽ  ̄ イュ /::>゙i )ヽ| | /:\\ ヽ |
ゝ、_ ノ/ ヽ /:::/ニく、:::::ヽ/:::::::::>:::> ゙, |
>>ID:qhoHgNpu0
あなたのSSはどれも読後感が心地よくて大好きです。GJ。
これを保管不要の没ネタと言い切れる力量に羨望と嫉妬。
>>70 >どれも
コテもないのに他の作品がわかるんか
SSのタイトル「スバルのおはなしの次の日のおはなし」、
本文中の漢字・ひらがな配分、
文体、
以上から判断するに、「スバルのお話」「なごみのお話」を書いた人で間違いないかと。
おいしいカニタマが食べたい
アニメは・・・酷い・・・
みんな知ってるけど そのことは忘れて次回作・PS2に期待しよ
よっしゃSS
>>76が頑張って泣ける奴書け
今週投下する予定だったけど金曜にエロゲ3本買ったんで無理っす。
なんとか来週には投下したいな
と言うわけでsage
つよきすのスレに誰かウィルスコード張りやがった
>79
ウィルスコードってやつを貼られると
具体的にどうなるの?
そんぐらい調べな
>81
プロテクトパンダが入れば無問題
>82
言うことごもっともと思うんだけどさ
辞典とか見てもそのものずばりってのがなくて良くわからないのよ
いと小さきものが何かいっていると思ってゆるしてねw
>81
ご親切におしえてくれてありがとう
ただ、ごめん。
無知の連鎖ってやつでプロテクトパンダって何さって感じなんだよ
情報操作の一種w
それって、JaneStyleってやつで見ていたら大丈夫なの
かなり、うざい文を書いてしまったけど親切な人おしえてください
ノートン先生入れてると、検出に引っかかって見れなくなるの。被害はそれだけ。
2chブラウザで見てたらどうなるかは知らん。 ただの愉快犯の犯行だからスルーがよろし。
それとスレ違い。
ちくしょうここまで寂れるとは…('A`)
住人の厨っぷりに書き手が引いたんだね
過疎るとはな いや皆きっとGWを満喫してるんだ 俺は明日からだけど
それに先週の金曜はエロゲかなりの本数発売されたしな。
まあ一応俺も書き手の1人なわけだが他のエロゲが忙しくてw
>85さん
ありがとう
一書き手です。
桜の季節に一つ書こうと思ったが企画倒れ。
と言うより時間切れ。
いくつか書いてたのもPCの故障でorz
テンション下がりっぱなしでいたらいつの間にか……
なんもネタ思い浮かばないし。
そういや最後に書いたの何時だったっけ
>>89 | | l l | | | | | l、 ヽ j/}
| | | | | | |l | | | | | | |/|
|ヽ| | | | ||_|斗 トk_|ヽ | |l | |ニ|
|ヽ| | l、 レf爪| 、 | | /`弋ト、 |.| |/l
ヽ_ゝ|、 Fこ|_-|、 !、 ||.|/-|_|_|.リ | /.| / /
/r->ヽy‐ィ;;;;::Tヽ \ | |ルT:;;;;:‐r‐、 |./ニヽ
| |/个iヽ┴―┴ N ┴―┴ ´ | |) l
ヽ/汚| ! |ヾヽ /
ハ.||、 i /. |. Y
. | || |i ヽ | /l l. |
. | || ! ヘ 、 / l ノ |
. | ! ヽヽ.\ ー−一 /|/ イ. |
! ゙、ト \ / ン /
l ヾ、 / |ヽ、 イヽ///
ソ‐┴―┤ ー ' ├┴7/-、
┌---ノ /X/ | | ̄メ-、}ヽ __
| / ヽ \| | // / \-、/
それって裏切り…だよねぇ?
…………すから
そして私も……ぬから
よっぴー、守備力あげてどうすんだ?
SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
IDがドラクエでしかもスカラ!
よっぴー、あなたが神か!?
今日リサイクルショップにアシックスのサンプドリア アウェイ 半袖が800円で売ってあったから
買った
結構ぼろぼろ
誤爆orz
雑談はほどほどになさい 愚民共
5月5日、それは柊家にとって単なる端午の節句ではない。
今日は俺と海お姉ちゃんの誕生日なのだ。
いつものことなんだろうけど、今日はもう朝からお姉ちゃんがべったりとくっついている。
「ハッピーバースデー、くーや♪」
「ハッピーバースデー、お姉ちゃーん♪」
「ハッピーバースデー、ディア、くーやぁ!」
「お姉ちゃーん!」
ガシッ!
まぁ、こんなカンジ。
ちなみに、今日で10回目。
「まったく、クー君も節操がないね」
「で、でも、仲が良くていいじゃないか」
「うむ。 仲良きことは良いことだ」
そう言いながらも、雛乃姉さんは少々呆れ顔の様子だ。
今日の晩はお隣も呼んでの盛大な誕生パーティーをするそうな。
もちろん、主役は俺とお姉ちゃんなので、料理の用意はしなくていいことになっている。 珍しいことだ。
「今日はずっとくーやにくっついているからね〜」
「オネイチャーン」
「絶対誰にも渡さないからね〜」
「へ? 何のこと?」
「ううん、気にしなくていいよ〜。 くーやは、今日はお姉ちゃんとずっと一緒にいるんだもんね〜」
「ね〜」
「やれやれ、であるな」
「あはは…私は買い物に行ってくるよ。 行こう、ぽえむちゃん」
「うん…それじゃ行ってくるね、クー君」
「いってらっしゃーい」
…さてその頃、とある喫茶店にて…
「…4番」
「やった〜☆ いっちばーん!」
「2番! 2番よ!」
「ちぇー、3番かー」
「それじゃ、今日の『空也ちゃんを個人的にお祝いしちゃおう☆ ポロリばかりよ☆』の順番はこうなりましたー!」
「私が最後だなんて…」
「しょーがないよ、要芽姉。 大丈夫、ちゃーんと要芽姉の分も置いといてあげるから」
「それにしても、高嶺ちゃんが参加するなんて意外ねっ」
「ア、アタシは…だって、その……」
「はいはい、自分の気持ちを素直に表現できないタカなのでした」
「うっさいわね!」
「フフ…まぁ、高嶺も大人の女らしく頑張ってみなさいな」
「クーヤもこの企画を聞かせれば、感激する事間違いなしだもんねー。
なんてったって筋金入りのスケベだし」
「そうそう。 あ、でもみんなの出番ないかも。 ワタシのこの体で、骨抜きにしちゃうんだもん☆」
「チッ……それはそうと、一番の障害がいるんだけど」
「ああ…確かに」
「そうよね、アレをクリアしないことには…」
「強敵だね」
…ザ…ザザ……
「高嶺お姉ちゃんのリボンに仕掛けた盗聴器が役にたったね〜。
くーやは私が必ず守ってあげるからね。 こんな人たち全員を相手にしたら、くーやが干からびちゃうよ〜」
夜、ねぇやとねーたんを含む全員が食卓を取り囲み、そしてコップを手に取った。
「それでは…くうやとうみの誕生日を祝って、乾杯!」
「「「カンパーイ!」」」
雛乃姉さんが音頭をとり、宴は始まった。
料理も酒もすぐなくなり、その度にともねえが後から後から出してくる。
お姉ちゃんも料理を作りたかったそうだが、それは全員から全力で却下された。
お祝いの席で殺人料理を出すわけにはいかない。
「ほらほら、モエも飲め飲め〜」
「あう、私は…」
「これ、強要してはならんぞせろり」
「今日はいいじゃありませんか…はい、姉さん」
「む、これはすまんな。 しかしかなめよ、お主何か企んでいないか?」
「いいえ、滅相もありません」
「はい、ぽえむちゃんも飲みましょっ」
「え、でも…うん」
「ほら、アンタ達も飲みなさいよ」
「それじゃ、お言葉に甘えて…」
「ありがと〜。 でも、高嶺お姉ちゃんにしては何だか親切だな〜」
「ア、アタシはいつもこんなもんよ」
ねぇねぇやねぇや達がやたらと他の人に酒を勧めていたのが気になるが、まぁそんなに深く考えことはないだろう。
案の定、雛乃姉さんとねーたんとともねえは、酔いがきてしまったのか早めに部屋で休むこととなった。
俺とお姉ちゃんも、一緒に休むことにした。
ホント、こんなに優しくてずっと傍にいてくれるお姉ちゃんがいて、俺は幸せ者だよなぁ。
「…どうやら全員眠ったみたいね」
「どうやらイカは気づいてなかったみたい。 海はわからないけど」
「うーん、こりゃ気づいていると考えてよさそうだね」
「ルールは一人ずつ空也ちゃんのところに突入し、思いっきり可愛がってくること。
失敗したら、そこで終了だからね☆ それじゃ、レッツスタート!」
お姉ちゃんと一緒に寝ることになった俺。
ただ、今回はちょっと違うことがある。
それは、現在一緒にいる部屋がなんとお姉ちゃんの部屋であることだ。
何でも俺に渡したいプレゼントがあるらしい。
「はい、コレがお姉ちゃんからのプレゼントだよ〜」
かぶせられた布を取ってみると、なんとプラズマテレビが! いかにも高そうだ…
「も、もしかしてコレがプレゼント?」
「どうしたの〜? 気に入らなかったとか…」
「いやぁ、そんなことないよ! メチャクチャ嬉しいよ! でも、高かったんじゃ…」
「気にしなくていいよ〜。 お姉ちゃんにどんと任せて〜」
そう言って自分の胸を力強く叩くお姉ちゃん。
こんなに高価な物をポンとプレゼントしてくれるなんて、やっぱり底が知れないぜ。
とりあえず、明日になったら部屋に運ぼう。
「こ、これじゃあ俺のプレゼントって、つり合ってない気がする…」
ちなみに、俺はお姉ちゃんに髪飾りをプレゼントした。
何も考えつかなかったもんで…
「ううん、そんなことないよ〜。 だって、くーやからもらったことがとっても重要なんだもん」
「お姉ちゃーん!」
「くーやぁ!」
ガシッ!
「ところで、何で今日はお姉ちゃんの部屋で寝るの? 俺の部屋にあんな仕掛けまでしてさ」
「それはね〜、邪魔されないようにするためだよ〜」
「?」
「それに、後でね……」
「ぬっふっふ、ワタシが一番だもんね〜☆」
抜き足差し足忍び足、空也ちゃんの部屋まで接近中よっ。
海ちゃんが一緒になって寝てるらしいけど、一緒に楽しんだらOKしてくれるわよね☆
待っててね、空也ちゃん。
今夜はこの帆波お姉さんが、空也ちゃんをたーっぷり可愛がってあげるんだから。
あんなことしてー、こんなことしてー…
「あらら、ヨダレが出てきちゃった」
いけないいけない☆
ここは抑えておかないと。
起こしちゃマズイから、そーっと扉を開けて、と。
「失礼しまーす…いたいた」
布団を二つ敷いて、仲良く寝てるわっ。
もしかして二人ともお楽しみが終わっちゃったのかしら?
随分とよく寝てるみたいだけど…
「そんなことよりも…ふっふっふ、いくわよ、空也ちゃん!」
必殺・ルパンダーイブ! 抱きつき!
「あ、あら? これってただの抱き枕…」
(バリバリバリバリ!)
「あばばばばばばば!!!」
そ、そんな…抱き枕二つに電流が流れる仕掛けを…
「む、無念……(ガクッ)」
<犬神帆波・リタイア>
「あれ? なんかすごい音がしなかった?」
「気のせいだよ〜(・ε・)」
「そういえば、言っていたギャング映画、録画してくれた?」
「もちろんだよ〜。 ちょっと見てみる〜? アレってくーやに声が似てたよ〜」
「あの人は海の人間性ってもんを全然理解してないわ」
だからあんな風に痛い目を見ることになったのよ。
まぁ、イカの部屋はハズレってことがわかっただけでも良しとしましょ。
問題は海の部屋にどうやって入るかよね…
「とりあえず接近して、と…」
『動くな。 そのままだ。 口をきくことも許さん』
…へ? 扉ごしなのに、もうバレたの? つーかイカのくせに偉そうね。
『いいか、ポケットの中身を全部ぶちまけろ』
「何よ、アタシに指図す……」
『しゃべるなと言っただろうが! (バンッ!)』
い、今のってピストル!? な、なんなのよこれは〜!
『ようし、俺が10数える間にさっさと消え失せるんだ。 でないとこのマシンガンが火を吹くことになるぜ』
「…ああ…あああああ……!」
『1…』
「ひぃぃぃ!」
『10!』
(ババババ! バババババババババ! ガチャン! バリン!)
『ウワーッハッハッハ!』
「きゃぁぁぁあぁぁぁぁ!」
『フーッ……釣りはとっとけ、このクソッタレ野郎』
「こら、たかね! 夜中に騒ぐとは何事だ!」
「ひひひ雛姉さん、ううううう海の部屋……!」
「うん?(トコトコ)」
「ああああ……!」
「何もないではないか! 我の眠りを妨げるとは! ええい、夜も更けておるが説教をしてやる! 来い!」
「そんなぁ〜!(ズルズルズル…)」
<柊高嶺・リタイア>
バッカだねー、タカも。
ま、タカの死はムダにはしないよ。(死んでない)
要するに、真正面から突入するからダメなんだよ。
「ということで、アタシは屋根裏にいるのでした」
ここからうみゃの部屋まで一直線、まさか屋根裏から来るなんて思ってもいないよね。
部屋にたどり着いたら、とりあえずうみゃには黙ってもらって…
いやいや、一緒に楽しむってのもいいかもね。 うん、そうしよう。
「まっててねー、クーヤ。 お姉さんがおっぱいで挟んであげ…あ、あれ?」
か、体の動きが……に、鈍いぞ……
「あ!? う、動けない! そ、そんな!」
『どうやらそこまでのようだね〜。 ちなみにこの高性能メカ高嶺の言葉は、あらかじめ私が録音しておいたものだからね〜』
出てきたのは例のメカ高嶺か!? しかもバージョンアップしてるの!?
『そこにはトリモチと、頭が出っ張ったクギを仕掛けておいたんだよ〜。
動けば動くほど、クギが服に食い込んで動けなくなるよ〜』
よ、よく見ると床からクギが出っ張ってる…ズボンとかに食い込んでる!
「こ、こんなもんは無理矢理でも…うわっ!」
『残念〜。 多分無理矢理ひっぺがえそうとしただろうけど、上にもトリモチが仕掛けられているんだな〜』
「くそー、うみゃー! 助けてくれないと、後で舌を掴んで泣かせちゃうぞー!」
『はい、そろそろ時間切れ〜。 ちなみに、このメカ高嶺にはステキな接着剤がたっぷりと内蔵されてるよ〜。
あと30秒で自爆して、周りに接着剤をぶちまける仕組みになってるからね〜。 30、29、28…』
「ちょ、ちょっと待ってよ! こら! 悪ふざけもいいかげんにしろー!!」
『…3、2、1、0。 それじゃね〜』
「わーっ!!!!!!」
ドカーーーーーン!
<柊瀬芦理・リタイア>
「今度は上から変な音が…」
「気のせいだよ〜(・ε・)。 それじゃ行くよ、くーや」
「へ? どこに?」
「こっちこっち」
まったく、まともな人間はいないのかしら?
帆波も瀬芦理も高嶺も、結局は海一人にしてやられて…
「だが、しかし…」
もうワナは出尽くしただろう。
空也の部屋にはダミー、それにひっかかって帆波が再起不能。
高嶺はよくわからないけど、どうやら軽くあしらわれてしまったみたいね。
天井裏も瀬芦理が完全に捕まってしまった状態…
アナタ達の犠牲は決してムダではないわ。
足音を立てずに空也の部屋の前まで接近し、まずはゴム手袋をして扉に手をのばした。
無論、これは電流対策。
おそらく海は私が来る事を知っているだろう。
そこで初めから海の部屋ではなく、空也の部屋で寝るつもりだったに違いない。
隙を見て空也の部屋に移ったと考えたほうがいいだろう。
海、私の裏をかいたつもりでしょうけど、そうはいかないわよ。
「どうやら問題ないみたいね…しかし、どこに行ったのかしら?」
中に入って見回してみたが、どこにも空也と海の姿が見えない。
しかも、気絶している帆波がそのままになっていた。
これは予想がはずれたのかしら…
(カチッ)
「何かしら、今の音?」
するといきなり、天井から毛虫か何かよくわからない虫が、糸につけられ一斉にぶら下がったのだ!
こんなどこかのコントのようなワナを仕掛けていたとは!
ま、まさか…クッ……!
「こ…この柊要芽が……ごふっ」
<柊要芽・リタイア>
「相手の裏の裏をかかないとね〜」
「何の話をしてるの?」
「何でもないよ〜」
俺達が今いるのは、なんと要芽姉様の部屋。
お姉ちゃんはちゃんと了解をとってあると言っていたが、よく姉様が承知したなぁと思う。
わざわざ俺とお姉ちゃんの部屋をつなぐ抜け穴を通り、
さらに窓から庭に出て玄関までまわってから家の中に入ったのが気になるけど。
しかも、俺の部屋ではねぇやが寝てやがるし。
何でそこまで遠回りして行く必要があったのかはわからないが、とにかく姉様の部屋で寝ることにしたわけ。
まぁ、考えれば考えるほど頭が痛くなるから、考えるのをやめたんだけどね。
「う〜ん、それにしてもこのベッド、フカフカだな〜」
「本当だね〜。 こんなにフカフカなの独り占めにするなんて、要芽お姉ちゃんズルイよ〜」
いかに要芽姉様が恵まれた環境で寝ているか、改めて実感してしまう。
「それじゃおやすみ、くーや」
「おやすみ、お姉ちゃん」
二人揃って布団の中に入り、そのままお互いを見つめあったまま眠りにおちた。
自然と俺達の手は、固く握り合っていた。
大好きな大好きなお姉ちゃん、俺の大事なお姉ちゃん。
これからも仲良くいようね。
(くーやは私が守ってあげるからね。 これからもずっと、ずーっとだよ)
…次の日…
「くーや…朝だよ…わぁ! か、要芽姉さん!? 帆波さんも…」
「んん…? あら、巴……な、何で私が帆波と寝ているの!? 巴、説明しなさい!」
「そ、そんなこと言われても…」
「ムニャムニャ……アン…空也ちゃんったらダイタン……」
「この馬鹿女! 私と空也を一緒にするな! 離れろ!」
「あうぅ、喧嘩はやめてよ…」
「…空也ちゃん、ちゅう〜」
「あ、ン……チュ………プハッ! こ……こんな女とキスするとは…なんたる屈辱……!!」
「や、やめてってばぁ! ……それにしても、瀬芦理姉さんはどこに行ったのかなぁ…」
「…暑っ苦しいなぁ、ここ。 おーい、誰かいませんかー?
ここから出してくださいよー……
おねがーい! 頼むから出してー! 助けてー!
うみゃー! クーヤ! 頼むからさー!!」
111 :
シンイチ:2006/05/04(木) 23:25:03 ID:coRm9T4/0
ちょっと早いけど、お姉ちゃんお誕生日おめでとう。
セリフは書けるんだけど、その場その場の描写が未だにうまくできない…
精進あるのみですね。
次も頑張ります。
GJ
要って毛虫で失神するキャラなのか?
姉しよやってないのでわかんね
113 :
時給255円:2006/05/04(木) 23:37:12 ID:UIe0jNcaO
女の子のヨバイってホントにイイですよね!
いや、かなり楽しめました。
「ここんとこネタがなかったから、サンキュ〜〜、ベリマッチ、アンドグッジョブ!」
ぁ、最近プラモ化された軍曹(サージ)、俺のセリフとるなよ。
マジで良かったです。
近々ネタ投下します、テーマは「肉」です。ではまた。
572 :名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 00:20:36 ID:CHMcGij50
,r ~⌒ヽ.
|fノ从从∩
,ーーー-、 ル!| ゚∀゚リノ 「`Y'^⌒ヾフフ
イ从ヘヾ ゙i ⊂> 乙ノ l /ァlリリリリ)〉
,.-ー二`、('(゚∀゚リ∩l (つ ノ ノノ∩゚∀゚ノ') ,.-ー-、
〈(^)))〉《] ヽ 無〈,,リ (ノ 〉 貧 / 爪从从)ゞ
('(゚∀゚∩リ ヽヽ_) (_ノ ノ ';∩゚∀゚)') _
O,_姫 〈 〉 蟹,_O _ノn
,.-ー-、 `ヽ_) (_/ ,r'´'^v"ヽ
(从从ミ》メ> つよきす7参上! //从゙"ソリj
⊂(゚∀゚⊂⌒汚`⊃ ⊂´柳⌒⊃゚∀゚リ⊃
>>114 前スレで既出だよん
文字が微妙に違うけど
>>111 GJ!
途中のイカレタマシンガン男はホームアローンですよね?
懐かしいなあ。
久々のSSキターーーーー!!
もうGJGJGJ!!
248 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/05/06(土) 07:35:00 ID:QuepSEg30
更新キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
┏┓ (V)⌒⌒(V) ┏┓┏┓
┏┛┗━ルノリノハリル━┓ ┃┃┃┃
┗┓┏┓イ从゚ ヮ゚ノi.━┛ ┏━━┓┃┃┃┃
┃┃┃⊂) 蟹 )⊃. .┗━━┛┗┛┗┛
┃┃┃┃んヘハゝ━━┓ ┏┓┏┓
┗┛┗┛(_ノ_ノ ━━┛ ┗┛┗
ぬるぽ!
120 :
名無しさん@初回限定:2006/05/07(日) 11:15:58 ID:cH5KoZo50
アニメ化の後はこのまま寂れるかと思ったけど
ひさびさのSSキターーー
蟹分が足りないorz
焚き火の傍でしゃがんで、焼き芋をもふもふ幸せそうに頬張る乙女さん。
「なんだー? ・・・おお〜! 焼き芋だ〜!!
乙女さーん! ボクにも食わしちくりー!」
まだ焼けてないとなごみんがカニをたしなめている姿が見えますよ。
ムキになって焼けてない芋を喰うきぬ萌え
姫のは俺がふーふーするからな!!!!!!!1111!!!
だがそれはよっぴーの役目
カニ「ボク、家から栗もってくるよ!」 (バビューン)
なご「・・・あいつ、まさか・・・」
カニ「ファイヤーッ!」 (ばちこーん☆)
乙女「あうっ」
そこで、焼き芋の発祥であるところの中国宮廷暗殺拳と、その極意についてに語り出すわけだな
単「まだ焼いてない芋に手を出すな、カニ」
蟹「うるせーパンスト1年! おまえみたいな虚弱ヤンキーと違って、ボクは普段慣れてるから生芋食ったって平気だもんねー!!」
獅「なにそれ? おまえ普段ナニ食って生きてんの?」
蟹「キャベツとか〜乾いたシイタケとか〜 冷蔵庫開けて食えそうなモン適当に食ってんよ? 夕飯に遅れると片付けられちゃうかんね!」
獅「憐れだ。 本物の蟹よりも貧しい食生活」
単「半ば自業自得ですけどね」
蟹「お? この芋もう焼けてんな〜 いただきー! ・・・・・って、おおっ!? 芋が消えた〜!!?」
乙「ムグムグ うん、よく火が通ってて甘い」
蟹「乙女さん・・・・超早えー・・・・・ボクの芋が・・・!
ちくしょー! ココナァーッツ! その芋をボクによこせー!」
単「ふざけんなチビスケ これはあたしが焼いてた芋だぞ
人の芋ばかり狙ってないで、少しは自分で焼け」
乙「ん? 椰子は食べるのが遅いな? どれ、私が少し手伝ってやろう」
単・蟹「ああー!?」
かにっちキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
986 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/07(日) 21:09:54 ID:0aq2QQDR0
- '  ̄ . . . . . . . `ヽ、
/ . . . . . . . . . . . .\
/ / . . . . . .. . ヽ. . . . .: ヽ,
/ / / i i ', .、 . . . ::: ',
./ / .::i : ::i : i :::i ヾ::ヾ:: ヽ :<ニi:::::::::l
/ i :::i : ::|:: :::i :::ト;:ヾヾ::ヾ:ヾ::::ヽ!::i::i:::\
l:: :::l:: :::|:i::::|ヽ ::i::::|弋メ弋弐、:::ヽミ|゙ヽ:::/
{ i i::i::::::ハモ|弍ヽヾ{ ノ'マハテ' ト;:::::|2 〉::|
k、ヾヾハ`ヾじ) \` ゛ ̄ |:::i::::|/i::i::|
ヽヾミミハ  ̄:::: ::::::::: l .:i:::i: i::i::|
ヽ|i :::ヽ ヽ /:/ :i::i: レ
|| :::||:\ ー―' , イ./ :::i |/
|| ::|::リ!i\ / /イ :イ:| _
|ヽ::|ハ;! `コT /イ :/ケ! _. - ´ |
/ ̄ ̄ヽ ー‐r‐< / .トーr<__ |
| // ヽ_/ / !::! ト、
/ ̄ ̄ /:;イ┬イ_人 / |::| ヽ
| /:/ィ | ()()()/:>' |::ト _ /
∧ _ -イ: ハ| ヽ二:/ /,} !::!  ̄ rヘ
/:r ´ |:|ヾヽ ╋ //ノ |::| |::::::ヽ
/:::| |:| Y) r ´_ -´ |::| |:::::::::ヽ
乙女さんに着せてみた
gj! ほのぼのしてていい。
過疎っとる
ヒーローショーよろしく、
中の人がフルフェイスのお面なり着ぐるみなり着込んで出演すれば、
いざ実写化しても中の人の経歴に傷がつかないんじゃないか?w
それはあれか、最近はやりのギャルゲとかのキャラの着ぐるみということか。
…ありだな。毎回フカヒレとカニが揉め事起こして、そこで司会のお姉さんが
「よーし、こういう時は乙女さんを呼びましょう!せーの、乙女さーん!!」
今まさに俺の脳内で乙女さんのテーマが鳴り響いた。
途中ではトランポリンを使ったアクションや、合間合間で大きなお友達をステージに上げて
よっぴーと姫による客いじり(いじめ)。
ヽ●ノ ←乙女(大)
| 観客
_ /\_ ↓
[ステージ] orzorzorzorzorz
乙女さん<松笠で、私と握手だ!!
ショーの後には握手会とサイン会、撮影会もあります。来場者にはおにぎりをプレゼント!
ぜひ行きたいけど、握手は手加減してくれるんだよね?
誰目当てで来たかによって握力が変わります
メキョッ!
撮影会って胴着で空手やってるとこ撮るんだろうなw
会場にいる連中同士が戦って、最後に残った1人だけが乙女さんと握手できて
おにぎりも握ってもらえるんだよ。
よくがんばったな えらいぞ
・・・えへへ♪
乙女スキーは最後に「ありがとうございます」をつけるべきだと思うのだよ。ありがとうございます
勝ったのなごみんかよっ つかなごみん参加したのかよw レオは強制参加 フカヒレと村なんとかはもちろん参加してそうだ
これなんて竜鳴ファイト?
レオとなごみんが乙女さん公認カップルになったあと
乙女さんはレオを弟分として、なごみんを妹分として徹底的に鍛える決意をする
鉄家の掟に順応したなごみんは料理を乙女さんに教えながら乙女さんから武道を教わる
もともと運動神経その他のポテンシャルがやたら高いなごみんは武道においてもレオを凌駕し
ついに竜鳴ファイトにおいて優勝、乙女さんへの挑戦権を獲得するのであった
のちに橘平蔵が人類最強の一人として認めた格闘者がこうして生まれたのである
なごみん武闘伝(完)
えへへ♪
【乙女】 「私の料理の腕が一向に上がらないのは、椰子の教え方が悪いからだ。うん、きっとそうに違いない」
乙女さんはそんなネガティブな考え方はしない
おまえ・・・ ボクをヤっちゃう気だな・・・?
>130-131
日本語でおk
作品別からの転載ならそうと分かるようにするべきだとおもう。
カニルートでバカップルに陥落する寸前を描く猛者はおらぬか
んな奴はいない
蟹のSSは書いた事無いし意欲が湧かない。俺は基本姫だからな
わざわざ宣伝しなくても・・・
アニメの公式ページから推測すると、
正ヒロインって素奈緒なのか?
センターに立ってるし
無理に書き込む必要なくね 25日が来ればまた盛りあがるっしょ
無理に書き込む必要ない
雑談はつよきすスレで
ただし、保守としての効果があるわけだからあまりとやかく言う必要もない
>>140 ア、アニメなんてやらないよ!な、何言ってんだよお前・・・orz
エロSSはないのかのう
保存庫に確かなごみんで二三本
冷蔵庫からキンキンに冷えたコーラの栓を栓抜きで抜いてコップに丁寧に注いだ。
「レーオ!、ボクにもいりちくり」
戸棚からコップをもうひとつ出した。
「心配すんな、最初からそのつもりだ」
炭酸の泡がはじけてさわやかな匂いが漂っている。
きぬのノートパソコンから規則正しいタイプ音が聞こえている。
「新作の調子はどうよ」
「うん。 いい感じ!、完成度は半分ってとこかな!」
首のかけたタオルで頭を拭いて、きぬの隣のいすに座る。
「どんな話?」
腰に手を回して、首筋にキスをする。いつも使っている柑橘系のシャンプーのにおいがした。
「んぁ!」
そしたらすぐにやり返された。
「まだだーめ! できたら一番に見せてあげるかんね」
きぬがはだけたタオルを直してくれた。
「レオ。 ボクより先に寝てもいいんだぜ」
「それはできない」
そんなことしたら最悪じゃんか。俺はへたれだが、そこまで甲斐性なしじゃない。
テーブルに上半身をあずけて、上目使いできぬの顔を見入っていた。
「ねえ、 レオ……」
「なんだ!」
「集中できない!」
「あぁ、……悪い」
今度は唇を奪った。
「ぜんぜん悪いなんか思ってないじゃんかよ!……でも、うれしいよ、レオ。……もっと、しちくり!」
ああ、なんてかわいいやつ。全部食べてしまいたいくらいだ。
きぬが親指を下に向けて、ほかの指を曲げた。俺が同じものをくっつけた。
あら、不思議。ハートマークができちゃった。
「幸せを……はんぶんこだね……」
「俺たちの夢もな……」
「ボクたちの将来もね……」
「愛する気持ちも……」
「それは……ボクのほうが勝ってるもんね」
「いや、 俺だ」
「じゃあ、 それもはんぶんこだね……あははは……」
「ああ、 そうだな」
きぬが俺のひざの上に乗っかってきた。
「こうしてると、なんか……二人三脚のときの特訓を思い出すね」
あの時はこうやって向き合うこともできなかったけどな。
「でもあんまり……あのころから変わってないよな」
「うん……スバルが向こうの学校に行って……それから二人でがむしゃらに働いて……スバルがメダルを取って……」
「結局、変わったのはスバルだけかもな」
俺たちはスバルがいない間しっかり変われただろうか。
「うん……いまや時の人だかんね」
「このまえジャンスポに出てたぞ」
「げっ! ボク、それ見逃した」
「大丈夫だ。 ちゃんとハードに録画しといた」
「さすが、レオ。 そんなやさしさに胸キュン!」
「まかせろ! 俺はいつでもお前だけを見ている」
がしっ!やっぱり変わらないものがあってもいいんだ。
「ねぇ!……レオ。明日リューメイ行こうぜ」
「なんだよ!……いきなり」
「行こうぜ!」
「わかったよ……」
きぬの真意がわからず、明日の母校行きが決定してしまった。
翌朝 午前六時
「いくらなんでも、早すぎだろ!」
「いいじゃんか! 早起きはするもんだろ。むかしからいうじゃんかよ、早起きは三匹のこぶたって」
もうなんでもいいから早く行こう。突っ込む気にもならん。
「じゃあ、れっつ、ごー!!!」
きぬを自転車後ろに乗せて、走り出した。涼風が坂道を吹きぬけ、日差しが柔らかい。
「ねえ、レオ。何でリューメイにいくか教えてやろうか!?」
「え?」
「ねぇ、どうすんだよ?」
「やっぱ、いいや」
「なんでさ!」
「楽しみはあとにとっとくもんだろ」
そんなことどうでもいいんだ。今この時間が大切なんだ。ずっとつづくといいな、こんな日々が……。
「やっぱ、この時間だと、だれもいないね」
当たり前だろ。鍵が開いてるだけでも奇跡的だ。
「あれ! みて、レオ!」
サッカーゴールの周りにサッカーボールが転がっていた。
「なんだろ。 片付け忘れたのか?」
おもむろにそのボールをゴールに向けて蹴った。すると、ボールはゴールのはるか後方に飛んでった。
「うわ! やっぱ、レオ、へたれだね!?」
「うるさい、いまのは、たまたまだ」
「いいわけですか? そんないいわけ見苦しいだけですよ!」
きぬがにやにやしながらこっちをみている。
「まったくだぜ、坊主。まったく成長してねーな」
懐かしい声が聞こえた。おかしい。こんなところにいるはずないのに。
「おおっと! 残念だな。それは我輩の声帯模写だ!」
空を悠悠と旋回していた鳥が舞い降りた。
「なんだ、土永さんか……」
「なんだとは何だ。我輩の出迎えにそっぽをむくとはいい度胸だ! ジャリ坊め!」
もうあなたに何されても驚きませんよ。
「あ、インコ」
「インコではない。我輩はオウムだ! 相変わらずだな、つるぺた娘よ!」
「レオ、 こいつ夕飯のおかずにしようぜ」
「ああ、 そうしよう」
「おーっと! なあに、いってんだこの蛮族めが!」
「へん!、 悔しかったらここまで歩いてきな!まあ、とりごときがまともに歩けるとは思わないけどね!」
「ふん、たわけが! 我輩が歩けないだと、ならばとくと見よ!」
1、2、3……………………ポカンッ!
「おう、そうだ。 祈から伝言があってな……」
さすがオウムだ。さっきの怒りが持続できていない。
「一通り再会が終わりましたら、 職員室へおいでください」
「再会?……土永さんと?」
「たわけ! ……まぁ、そのうちわかるがな!」
なんだろう……この高揚感は!この……………笑いがこみ上げてくるような。
何年ぶりだろう、こんなにからだの血が熱くなるのは。
「おい、レオ! もっとボールをよくみろ。そんなんだったら開始10分で点がはいっちまうぞ!」
もう、いいよ。土永さん。土永さんにつっこむのにふりむいたら何かにあたった。
えっ?……土永さん、人型?
「よう、久しぶり!」
「でたっあああーーー!!!」
「おい! 俺は幽霊じゃねえんだぞ。……てか!俺を勝手にころすんじゃねぇ!」
そこにはスバルが立っていた。そう7年前とほとんど変わらない姿で……
「約束を果たしにきたぜ!」
「帰ってきたなら、帰ってきたって言えよ」
「驚いたか?」
「当たり前だ」
スバルはそばにおいてあるボールでリフティングを始めた。
「レオ、あのときの続きをやろうぜ!」
「ああ、」
それからスバルの足から強烈なシュートが何本も放たれた。
痛いのに……苦しいのに……楽しかった!
「てぃや! ボレーっ!」
俺が手ではじいたボールにきぬが合せてネットを揺らした。
「なんだよ!」
俺は思わず言った。
「なんか、あの時のこと思い出したら、すんげぇむかついてきた」
「なんで?」
「だって、ボクのためにがんばってくれたんだろが!そのあとボクにコクるのがスジってもんでしょ!」
「あのとき、お前は恋愛の対象じゃなかった」
「ボクは怪我したレオを校門でずっとまってたんだぞ!」
「マジで!」
「ああ、あのときは俺とフカヒレは無理矢理帰らされたからな」
知らなかった。きぬがそんなに俺のこと思ってたなんて。
「まあ、そんな中ひそかにカニを想う俺が、いたわけですよ」
「なんか、ほっとかれたって意味で、少しむかつくな」
「少しかよ……レオはすごくで………俺は少しかよ」
スバルの目が細くなった。気にするな、スバル。ようは程度の問題だ。
一時間後……………
「あっ、 俺言い忘れたことあったわ」
「なに?」
「ただいま………」
「おかえり……」
「おかえり……………スバル」
幼馴染の時計の歯車はゆっくりの動き始めた。最初はぎこちない動きをするかと思ったけど、
いまは正確に、そして快活に動いている。もうただの友達ではくくれない何かを。
俺は今も感じ取った。
「おーい、みんなぁーー!」
「おっと! 聖域の最後の1ピースがやってきたぜ」
「おせぇーよぅ! フカヒレ!!」
校門からすぐなのに、もうすでにフカヒレは息切れしている。こいつも待ってたんだ。
「朝の収集抜け出してきたんだよ……無理言うな! おう、スバル、久しぶり」
「久しぶり」
「ほんと、久しぶりだね、フカヒレ」
「カニ、お前は昨日の朝会ったばっかじゃん!」
あぁん!いい場面台無し。
「あっ!そうだっけ、忘れてた! あはははは………」
「ほんとこいつバカだな。ハハハ……」
スバルがきぬの髪をかきむしる。
「バカは純真でずるい。はは……」
「はは、何でみんなして笑ってんのさ?なんかおかしい?」
そんなフカヒレも笑ってる。
「おかしいんじゃねぇよ、うれしいんだよ!」
そう、だって、結局何も変わらなかったから……
fin……………
とりあえず乙
あまり内容がなくてすいません。書きたいものをただかいたって感じです。
でも自分の実力不足がたたってあまりうまく書けてませんでした。
次がんばります。
>>156 GJ
最初はエロかと思って期待していたが
結構良い話でそれはそれでよかったよ
みんな笑ってるけど実は涙を懸命にこらえてるとみた。GJ!
>>156 GJ
本編をうろ覚えなのでちょっとついていけてないんだがw
>>153のくだりは二人三脚の後か?
レオってケガしてたっけ?
カニがケガしてたんじゃなかったっけ?
>>156 グッジョ
>>160 きぬが馬鹿にされてスバルとサッカーの特訓した時のあれだとオモ
姫が名前覚えるきっかけになったやつ
>>156 GJ!
笑えた。
でもどうせなら全員さんk(ry
いやなんでもないです。
姫SSマダー?
>>156GJ!!!!
また読むの久しぶりなんで自分のリズムで読めなかったq-z
ん?と思ったとこはあぁん!のところ レオか?ちょっとそこでつまずいた
てか、つよきすまたやりたくなった
んおぉぉぁぁぁああーーーー〜〜〜ぁGJ
>>156 GJ!!!
これの主題歌は「あれも欲しい〜♪これも欲しい〜♪」でいいのかな?
カニかわいいよカニ
フカフィレかわいいよフカフィレ
甲殻類かわいいよきぬ
グチュグチュッ
「やっ…やめろよぉ…」
「んなこと言いってもこんなに濡れてるじゃねぇか」
「は…恥ずかしいだろ〜」
「その恥じらう顔も好きだぜ!きぬ!」
グッ…
「うぁっ!…入ってくるぅ!」
「きぬの中熱いぞ…やけどしそうだ」
「オメーのも熱くてやけどしちまうっ!」
パンパン…
「やべぇ…出そう…」
「ボクも…イきそうっ!」
パンパンパンパンッ!
「うぁぁっ!イクっ!」
「きぬ!きぬっ!」
ドクドク……
「はぁ〜気持ちよかった〜」
「ボクもだよ〜」
チュッ…
「愛してるぜ!きぬ!」
「ボクもだぜ〜『フカヒレッ』」
〜フカヒレend〜
僕も幸せになりました
171 :
名無しさん@初回限定:2006/05/18(木) 20:36:07 ID:ypXBOWGf0
174 :
名無しさん@初回限定:2006/05/18(木) 21:35:41 ID:jh19ZVQy0
>>170 吹いたwwwこれが蟹だから許せたが他のヒロインならヌッコロす
>>170 ひねりが足りないな
あと2ひねりぐらいしないとツマンネ
2点
フカヒレレジスタンスとしては・・
蟹も有りっちゃ、有り?
ま、個人的にはフカヒレ×なごみんなんだけど。
フカヒレが幸せになったんだから、いいじゃあないか
>>174 アドレス削ってキャラクター一覧見たら吹いたw
祈ちゃん、カニ、よっぴー、姫、乙女さんと中の人揃い踏みじゃねーかwww
しかもキャラ全然ちげぇw
つよきす大王
よっぴー「ハァ・・・エリーと踊れないフォークダンスなんてつまんないなぁ・・・」
レオ「あれ・・佐藤さん?」
よっぴー「レ・・・対馬君!?どうして?」
レオ「人数あわせで・・・・」
よっぴー「・・・・よろしくお願いします!」
よっぴー「ハァハァ・・・フォークダンス参加してよかったー」
フカヒレ「ようこそー!次はおれーーー!」
よっぴー「!!」
フカヒレ「あっはっはっは!たのしいねえよっぴー!」
よっぴー「よっぴーって言わないでよ!」
夏も過ぎ、ともねえたちも学校が始まりだした。そんなわけで俺、日本のクールガイこと柊空也は
いまや家事のスペシャリストとなっている。ともねえは「無理しなくていい」なんて言ってくれたけど、
しかしそこはクールガイ空也、家事ごとき軽がるとこなしてあげましょうとも。
「よっし、洗濯終わりっと」
うーん、いい天気……。
こんな日は縁側でのんびりとしたいが、掃除もしておかないとな……、と思ったのだが。
「イカ! お腹すいたわよ! アタシのために焼きそばを作りなさい」
もういつものことなので気にしない。ちょうどいいや、俺も休憩しよっと。
とりあえずサッと作って姉貴に出しておく。で、お茶も入れて、っと。
「雛乃姉さん、お茶入ったよ」
「おお、そうか。すぐ行く」
居間に戻ると姉貴が黙々と焼きそばを食べていた。にしてもよくもまあ焼きそばばかり食うねこの人は。
「65点。ソースはもっと濃い目にしておきなさい」
「ハイハイ」
ほどなく雛乃姉さんもやってきた。
「たかね、学校はどうしたのだ?」
「行く必要ないわよ。どうせつまらない授業だけだもの」
「そりゃ姉貴にかかればつまらないだろうけどね。留年するなよ?」
「誰に言ってんのよこのイカ。このアタシが留年なんてするわけ無いでしょ!
ちゃんと必要最低限の単位は取ってるわよ!」
「たかねが大丈夫と言うのなら大丈夫なのだろうが、ズル休みもほどほどにな」
「ハーイ」
いつものまったりとした会話。と、そこに。
「空也ちゃーん、おなかすいた〜。何か作って☆」
ねぇやがやってきた!
「そこに食べ残しのチョコがあるよ」
「やったね☆」
がっつくなよ……。アンタは食事を下げられた貴族の子弟か。
「ねぇや、仕事はどうしたの?」
「うーん、今日もいい天気ね☆」
スルーしやがった。ま、これもいつものことだ。
最近、午前中はこの4人でいることが多い。時々ねぇねぇがいたりするけど、今日はどこかに行ってる。
「そういえば最近、ぽえむを見ないな」
「なんか新作の構想を練るために缶詰になってるって」
「それがねえ、聞いてよみんな……」
…………………………………………
「なんと! ぽえむがスランプとな!?」
「そうなのよ雛乃ちゃん」
「それ本当? ねぇや」
「うん、編集さんが言ってたの。
『前作で名前が売れちゃって、それで余計にプレッシャーがかかっちゃってるみたい』だって」
「へえ、ねーたんそんなに有名になってたの?」
「アタシが読んだ限りでは最近の新人の中ではダントツよ。ネットでも評価は高いみたいだし」
そういや姉貴はねーたんのファンだったか。
「で、前作を超えるものを、ってなってあーでもないこーでもないのどーどーめぐりになっちゃってるのよ」
「あらま……」
「ま、売れっ子作家の宿命でしょ。そう心配することでも無いわよ」
うーん……。ねーたんなら自力で乗り越えそうだけれど……。やっぱ心配だな。
「ふむ……、そういう時はやはり気分転換が必要だと思うぞ」
「と、言いますと?」
「我もいい句ができないときは散歩をしたり、将棋を打ったりする。
そうすると不思議と今まで思いつかなかったことが浮かんでくるものだ」
「そういえば歩笑ちゃん、ここのところずっと閉じこもってるわね」
「ふむ、明日は土曜日だし、ともえと一緒にぽえむを外に連れ出してみてはどうか?」
「そうだね、それがいい」
…………………………………………
で、翌日。犬神家の前には。
「晴れてよかったね、ともねえ」
「うん」
ともねえはこころよく了承してくれた。ねーたん関係のことにはともねえを連れて行くのが一番だ。
そして。
「なんで姉貴もここにいるの?」
「アタシがいちゃ悪いんかこのイカ」
「まあまあ、大勢のほうが楽しいわよ☆」
「こ、この度は私のためにお集まりいただき……」
なんかこうみんなで出かけるのも久しぶりだなあ……。
ちなみに他のお姉ちゃん達はと言うと。
雛乃姉さん・町内会の寄り合い。姉様・仕事。ねぇねぇ・どっかいった。お姉ちゃん・部活。以上。
「よっし、では行きますか!」
…………………………………………
そんなわけでやってきたのは東日本最大のチェーンデパート(らしい)「カメユー」!
なんだか徐々に奇妙な感じがしてくる名前だがそこは気にしない。
では今日は楽しみますか!
8F・おもちゃ売り場
「あはっ、歩笑ちゃん、このぬいぐるみ可愛い」
「あ、これもいいかも……」
うむ、ともねえもねーたんも楽しそうだ。
「空也ちゃーん、このゲーム買って〜」
「自分で買いなさい」
6F・ファッションフロア
「これなんかいいんじゃない?」
「え……、す、少し露出度が高い……」
「なに言ってんのよ。なかなかきれいな肌してんだからもう少し出してみなさいな」
うむ、姉貴もねーたんも華のある会話だ。
「空也ちゃーん、見て見てセクシー?」
「ハイハイセクシーセクシー」
9F・アミューズメント広場
「あはっ、また取れた」
「巴さん、上手」
「次はこれで勝負よ!」
うむ、仕事を忘れて楽しんでるな。
「空也ちゃーん、格ゲーで対戦しよー」
「アンタは仕事を忘れすぎだ!」
…………………………………………
10F・特設ホール
『近代ヨーロッパの美の世界』と題された催し物をやっていた。
正直俺は美術とか芸術なんかにはまったく興味が無いからよくわからん。
「わ、私は、こういう画が好きだな」
これは……。なんだ睡蓮? まったくわからん……。
「アタシはこういうのがいいと思うわね」
これは……。なんか原色を多用してて、目がチカチカする……。
ねぇやは……。あ、俺と同じだな。全然わからんで退屈そうだ。
ねーたんは……。ん? 1枚の画の前で立ち止まっているな。
「歩笑ちゃんはこういうのが好きなんだ?」
「うん」
「へえ、形而上絵画が好きなのね」
うん? どれどれっと……。輪らしきものを転がしている女の子が、影の差す通りを駆け抜けているのか。
なんだか不思議な画、だ。でもこの画は俺も見たことあるぞ。
「これは俺も知ってるぞ」
「へーえ、アンタみたいな芸術のげの字も知らなそうなのでもこれぐらいは知ってるのね」
「オイオイ、舐めてくれるなよ姉貴。小学生の教科書にも出てる画家ぐらいわかるぜ」
「じゃあ、答えてみなさい。この画を描いたのは?」
フッ、ではクールに当ててやるとするか……。
「ズバリ、この画を描いたのは……、ジョルジュ・ナ・ガオカ!」
「違うわ!」
グハッ、外した……。
「高嶺、静かに」
「あ……、オ、オホン。まったく……ちょっと感心したアタシが馬鹿だったわ」
「え、ジョルジュ・ナ・ガオカじゃないのー?」
「そんな左手を振ってそうな名前じゃないわよ。ジョルジョ・デ・キリコよ」
なんだ惜しかったな。ニアピン賞だな。
「デ・キリコはね形而上絵画の創始者で、20世紀最大の謎の画家なのよ」
「確かによくわからん画だよね」
「芸術オンチは黙ってなさい。デ・キリコは形而上絵画で高い評価を受けて、後のシュルレアリスムに
大きな影響を与えた画家だったんだけどね。ある時ぱったりこういう画を描くのをやめて古典主義に走ったのよ。
今までの名声も評価も全部捨てて、ね」
「今までの名声や評価を捨てて……」
「なんでまたそんなことを?」
「そこまで詳しくないけど。時には自分の過去の作品を否定したりもしたみたいよ」
「ふーん、芸術家ってのはよーわからんなあ」
ん、ねーたん?
「評価も全部捨てて……新しいことを……」
おっともうこんな時間だ。
「ねーたん、どうしたの? そろそろ行こう?」
「う、うん、すぐ行く……」
…………………………………………
「あー、今日は楽しかったわね☆」
「気分転換になった? ねーたん」
「うん、みんな、ありがとう」
「ま、これぐらいはお安い御用よね」
「ま、またみんなで行こうね。今度は、全員でどこか行きたいな」
なんて言ってたらもう家に着いちゃった。
「それじゃ」
「うん、今日はありがとう。……高嶺さん」
「うん? なによ」
「ありがとう」
「? ? よくわからないけど……、まあいいわ」
「じゃねー、チャオー☆」
…………………………………………
それから数ヶ月。
「ホラ、早く来なさい、イカ!」
「待ってって! 姉貴!」
クソ、こんなにしこたま買い物しやがって……! 重てええええ!! なに買ったんだ……?
ん……?
『犬上詩子の新境地! 待望の新刊ついに登場!』
「コラ、何してんのよ!」
「姉貴、これねーたんの新作?」
「ん? ああ、少し前に出たわよ」
「もう読んだ? どんなだった?」
「そうね……。今までとは違う感じだけど、でも面白かったわよ。読みたいなら貸すけど」
「そうだね、貸して。……にしても重い。いったいどんな豊胸グッズ買ったのさ」
「フフン、今回のは最新テクノロジーを駆使した確実にバストアップできる、って何言わせんのよ!」
「グフッ! あ、しまっ……」
ガラガラガッシャンシャン!
「あああああ〜!! このイカー!」
「俺のせいじゃないだろ!」
仕事が忙しい、HDDがクラッシュする、書きかけのも全部消える、やる気を失うと
いろいろありましたがようやく創作意欲が復活してきました。
PS2つよきすをやりこみ終えたらコンスタントに投下していこうかなと思ってる次第でございます。
今あるネタは…姉様の逆転裁判ものか、姉・つよキャラ全員によるジョジョ系能力バトルものか…。
どちらにしろ6月以降だなあ…。ではまた。
うむ!ぐっぢょぶだ!飴をやろう
最近、どのスレも反応がにぶいねえ・・・なんかサミシス
>>192 GJ
>194
乙女「慌てるな、それは姫の罠だ」
レオ「そうかなぁ・・確かに最近反応が鈍いと思うんだけどなぁ」
なぞの人「フフフ・・・それなら敏感に反応させてあげる・・」
ジャーンジャーン
レオ「げぇっ佐藤さん(黒)!アワワワワ」
>>192 GJ 30年間大事に守ってきた俺の童貞をやろう
なにその罰ゲーム
乙女「レオ」
レオ「ん?」
「わたしと や ら な い か」
「!?乙女さん…それって…」
「いや…パソコンにも慣れたから前々から聞いていた2ちゃんねるというのを開いてみたんだが
そこに書いてあったんだ」
「あはは〜…そうなんだ…」
「何かマズい意味だったのか?」
「いや…別にマズいことないよ〜それは最近流行ってる挨拶なんだよ〜」
「ほう…そうなのか〜知らなかったな…
風紀委員として挨拶は大事だからな…」
「そうだよね〜」
「レオ、教えてくれてありがとうな」
「いえいえ〜」
翌朝
「てっちゃーん!おはよ」
「ああ…や ら な い か」
「!?」
レオ・・・むちゃしやがって
GJ
>>198 乙女さんに「や ら な い か」と言われたら
女子の半分以上は「すごく……したいです」と答えてしまいそうだ。
レオ「ウホッ、いい女教師」
祈「対馬さん・・・やりませんか」
祈「良かったんですか、ホイホイ付いてきてしまって。私は教え子でも食べてしまう女ですよ」
祈「ところで、私の胸を見てください。これをどう思いますか?」
レオ「すごく・・・大きいです」
祈ちゃんだと意外と普通で困る
さ、さすが祈ちゃんだぜ
今週末は寝れないですね。おまいら。
アマゾンだから・・・・届くかどうか・・・
乙女さん「なにっ?わざわざ地球の裏側のジャングルに注文したのか?
それは届くか心配だなぁ〜」
レオ「ウホッ、いい女」
姫「対馬クン・・・や ら な い か?」
姫「良かったの?ホイホイ付いてきて。私はあなたを弄ぼうとするような女なのよ」
姫「ところで、私の胸を見てみなさいな。これをどう思う?」
レオ「すごく・・・綺麗です」
姫でも作ってみた。
元ネタのフレーズあんまおぼえてないから、普通で困るほど改変してもうた・・・・
|-`)
|-`).。oO(PS2版発売まで少しがんばって更新するよ…)
レオ「ウホッ、いい女」
蟹「レオ・・・や ら な い か?」
蟹「良かったのか?ホイホイ付いてきてさ。ボクはゴキブリを庇うような淑女だぜ」
蟹「ところで、ボクの胸を見てよ。これをどう思う?」
レオ「すごく・・・小さいです」
カニ・・・もうどーでもいいや。反省はしてないが
中の人 乙女カレーやるから頑張れ
PS2版買った人がここや保管庫で感動を得られればいいですね
でもどれくらいここに来るんだろう
それにしても最近寂れてるな
レオ「ウホッ、いい女」
なごみ「センパイ・・・や り ま せ ん か ?」
なごみ「いいんですか?ホイホイ付いてきて。あたしは誰彼構わずキモイなんて言う後輩ですよ」
なごみ「ところで、あたしの股間を見てください。これをどう思います?」
レオ「すごく・・・つるつるです」
勢いで書いた。今は後悔している。
さあ、なごみスキーよ、潰しても構わないぞ。
もう届いた人いる?
レオ「ウホッ、いい女」
のどか「対馬君・・・や り ま せ ん か ?」
のどか「良かったんですか?ホイホイ付いてきて。あたしは人妻ですよ」
のどか「ところで、あたしの股間を見てください。これをどう思います?」
レオ「なごみと同じですごく・・・つるつるです」
勢いで書いた。今は後悔している。
なごみのツルツルは遺伝か!!
>214
つ[ファンブック]
216 :
名無しさん@初回限定:2006/05/23(火) 23:29:00 ID:Z6xWKqUi0
正直PS2版
PC版プレイ済みでも満足できるか心配
>213
のどかさんはつしまさ〜んって呼んでいた様な
>216
素奈緒ルートだけやればよかろう
ついでに姉貴ルートもやればなおよかろう。
220 :
みるくてぃー:2006/05/24(水) 21:38:32 ID:sW3Ien6z0
ある寒い日、あたしはホットのミルクティーを二つ持って、イカのところに向かった。
「お疲れ様、イカと雪だと白すぎて見分けつかないわね!」
「ああ、雪かきって慣れないから。ツインともども雪にうもれてみる?」
「あんですと!!?」
いつもいつもぶっきらぼうな返事。まるで私は風に話しかけているみたい。
たまには気を利かして、愛の言葉ひとつかふたつ言いなさいよ!
私はいつもあなたを目で追っているのに………
「今日も寒いわね。まあ!あなたには感じないでしょうけど!」
私はミルクティーと一緒にあなたの手を包んだ。
「はいはい、どうせ俺は馬鹿だから!姉貴はさむくないの?」
イカはずるい。暖かくなったその手は私の心を包んで離さない。
ずるいわよ。心臓がもうバクバクなのに……
「弟って職業はずいぶんもてるのね」
「なにが?って弟は職業?」
「最近ずいぶん廊下で姉様に話しかけられているわね」
「まあ、ある意味、御用聞きだから。でも、きのせいだよ」
そんな軽いこと言わないでよ。私のとなりはあなたなんだから。
姉様だってあなたのことを気に入ってるんだから!
四六時中くっついてないと、いつか離れ離れになるかもしれないのよ!昔みたいに。
気のせいとか言われたら、もう何も聞けないじゃない。こっちも気が気じゃないのに……
この鈍感イカが帰ってきてはじめての冬………
「姉貴の膝枕、気持ちいい」
「そうよ、こうやって世界の男は私にひれ伏すのよ!」
「世界の男膝枕するのに何年かかるのさ」
「べっつに、ちがうわよ! あなただけが特別なのよ!」
「ふぅん。ああ、そう」
なにこいつ!あたしにこんなこと言わせといて知らん顔なわけ!?
しかもなんか少し照れてやがるし、なんかすっごくムカついてきた!
この中身空っぽの頭蹴り上げてやる。
「イテッ!」
「イカ、コンビニ行って、ヨーグルト買ってきなさい」
「なんで?」
「いいから、早く」
「じゃあ、一緒に行こうよ」
「はっ!」
そういってイカは私の体をずるずる引きずっていく。
「ふふ」
「なんなのよ、イカ!」
「愛してるよ」
「!……………」
今頃言っても遅いわよ!
「ばかっ」
そういうことは何度言っても怒らないわよ!
だいたいなんであたしの言い返せないところでいうのよ!ほんとむかつくわ!
ほんと損な性格だわ!腹立ててばっかじゃない!バカみたいったらありゃしない!
怒られると思ったから言わなかったとか言ったら、承知しないんだから!
「帰ってきてはじめての冬だね」
なにほざいてんの!こいつ!こんなの無視に限るわ。
でも……
私だって愛してるわよ、この馬鹿イカ!その手、離すんじゃないわよ!
fin…………………………
勢いで書いた。いまは反省するところが多すぎて、何もいえない。(泣)
ちょっとかわいすぎるかなw
どうも姉貴が「あなた」って言うのには馴染めない
アンタが一番しっくりくるよな
その心意気や良し
PS2版も発売したし、これからスナオSSが投下されたりするのかな
中の人連日乙です
PS2やれないので素奈緒SSキボン
PC版とのCGとか、文面の違いとか見つけながらやってる。
結構おもろいw
PS2はやるつもり無いので、スナオ関係のネタバレさっさと見てしまいたい
>>230 同じく。
そこでそういうシーンに…とか。
素奈緒は好みわかれるかもねー。
私はなごみの次ぐらいに好きかなぁ。
⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ←素奈緒クリア後の私
>>230 やっぱ気になりますよね。
祈先生の袖の下に動揺するレオには思わずワロタ
235 :
名無しさん@初回限定:2006/05/26(金) 23:23:14 ID:ZpGmcSkj0
正直、PS2版のよっぴーシナリオ納得イかねぇ…。やはり、PC版がベストか。
>>中の人
あなたのその反応のほうが気になりますw
やっぱPS2版買おうかなあ…
>>236 素奈緒の設定公開時におそらくこうなると思ってたので
自分では予想通りでしたw
あとPS2なのに思ったほど操作性悪くないですねー。
PS2のギャルゲは東鳩2くらいしかやったことないですが、
ロードやらメッセージ送りやらでもっとイライラさせられると思ってました。
>237
でも、既読スキップとか○連打すると声遅れたり
カクカクしてたりなんか微妙。
スキップ遅いし
せめて15禁だったら胸から取り出したりパンツ見たりぐらいはできたんだろうけどな
無理。PS2である限りパンツは見えない
>胸から取り出したり
何を? ブラ?
ふがしやシャーペンの芯のとこが袖の下からに変わってた。
んで胸じゃなく袖の下に動揺するレオワロス。
素奈緒はいいですねー。烏賊島での馬鹿っぷりには思わず笑いました。
素奈緒の18禁シーンとか書いてみるかな……。
今 す ぐ 書 く ん だ
244 :
時給255円:2006/05/28(日) 07:36:09 ID:HClBE6sDO
投下します、かなりグダグタです。
久々に書いたものなんで勘弁して下さい。
転職してから一発目です。
対馬邸
いつもの事ながら休日になごみはうちにきて、色々と俺があんまりしない家事全般を一手に引き受けてくれる。
そんな仕事がひと段落つき、とあるスーパーのチラシの何気なく見るなごみ、と、ひとつの所に視線が止まる
「牛肉バラエティパックタイムサービスで100g53円」
そして時計を見てなごみは言う
「センパイ、今日はすき焼きにしませんか」
「いいな、でも材料が」
「私、買い物行ってきますね。センパイはこっちで色々用意していただけると助かります」
「任せろ、万全にしておくよ、いつもやってもらってばかりだからな」
「では、少し行ってきます。」
「分かった、きをつけてな」
後に松笠二時間戦争と呼ばれるタイムサービスという名の戦場になごみは大切な人と食べるすき焼きを思いながら向かう。
鮫氷邸
「新一?今日、カレーにするから、このお肉を買ってきて」
「姉上、お言葉ですが」
「買ってくる!」
「はい」
フカヒレは半ば半泣き状態で了承する、今の姉は少し機嫌が悪い、
使い魔は出ていないが、不思議な声がどこからともなく聞こえて来るからだ、ら・らー、と。
「あと、きぬちゃんちのおばさんが必ず出て来るから、自転車、『ぶりゅんひると』か『でんどろびうむ』使いなさい」
「かしこまりました姉上」
フカヒレは姉の額に電気が走る時は予想が必ず当たる事を知っている、
あまり良くない未来を想像しながら少し欝気味で愛車『でんどろびうむ』にまたがる。
今日は早く終らせよう、そして自転車は加速していく
松笠市街スーパーマタタビ
「て、店長〜?ホントに大丈夫ですか?」
いかにも心配そうに店長にこれから起きるであろう惨劇をあらかた予想しているバイトちゃんこと佐藤良美は、
ちゃっかりその日の特売品を店員特権で先行買取りをしながら言う。
「ふふふ、最早語るまい!」
(もうなんで私の周りは変なのばっかりかなぁ)内心あきらめ状態でため息をつく。
「対馬君、来ないかなぁ」
今回は残念ながら叶わない希望を胸に、店員としてのやる気はゼロでひたすらその時をまつ。
松笠駅前商店街午後六時少し前
タイムサービスに向けわずかだが、徐々にそして確実に主婦たちの衝突が広がり始めた、
「まさか、あの牝豹の娘・・・!がふっ!」
(これがタイムサービスの魔力、主婦が襲って来るなんて!)ランダムで襲って来る主婦を倒す、
もうすでに十二人との格闘を終えたなごみは再度スーパーマタタビを目指す。
248 :
名無しさん@初回限定:2006/05/28(日) 14:31:58 ID:R3D2Ms7P0
わっふる、わっふる
うわ、ごめん
ageちまった
私は六月の雨があまり好きではない。
雨が降ると涼しくなるどころか、むしろ蒸し暑くなってしまい閉口する。
この時期から秋口まで、部屋に居る時も事務所に居る時も、エアコンをフル稼働させる。
「はぁ〜、やっと寒い冬が終わって春が来たと思ったら、また寒さの中に逆戻りなんですねー」
田舎にはエアコンなんてありませんでしたからと、
いるかが震えながら仕事をするのは、事務所ではある種夏季の風物詩になっている。
「そんなに震えるほど寒いかしら?」
と、私が聞くと
「寒いですよー。スーパードルフィンいるかちゃんは常にホットですから、
気温が低いとダメなんですー。お姉様は自他共に認める『氷の弁護士』ですから、
暑いのが苦手で、寒いのが平気なんですよ」
暑い寒いと言うのは、自分の体温と外気の温度差の感覚。
外気温が体温を超えない限り、差が開くほど寒く感じる。
体が温かく室温との差が激しいいるかのほうが、体の冷たい私より寒く感じるのは当然だ。
色々な過去の悲しい別れが、私の体だけでなく、心までも氷にしてしまったのかもしれない。
だから暑さに弱い私は、雨の陰鬱さも相成ってこの時期が嫌いだ。
……
今日は朝から空を厚い雲が覆い、見た目はとても寒々とした印象を与える。
が、休日の遅めの朝食の雰囲気は折からの気温と湿気でどこか重苦しい。
「ふむぅ、今日も暑いな……」
「ほんっと、この時期ってジトジトしてて、嫌な感じですよね。雛姉さん」
「嫌な感じ度なら、高嶺お姉ちゃんだって負けてないよ〜」
「ちょっと、何よその頭に来る度数!?」
「気にしないで〜(・ε・)」
「これ、たかね、うみ、二人ともやめぬか」
「天気予報だと、雨は降らないって言ってるね。今日ワタシ、集会があるんだけど、
これじゃあみんな集まんないだろうなぁ」
「(ネコさんの集会かな…?)私もごっ、午前中にお買い物に行くことにするよ。
今日は買出しがいっぱいあるから、雨降ったら困るし…。
洗濯物は念のため家の中に干すけど、みんな、ごめんね」
朝食が終わると各自自室に散らばっていく。
私は今度はお昼までエアコンの効いた部屋で寝ようと、自室に戻った。
……
雨の音で目が覚める。
窓から外をうかがうと、結構勢いのいい降りっぷりだ。
気象庁もいい仕事をしてくれるものね。
時計に目をやると、十一時をだいぶ回ったぐらいだ。
ふと、朝食の時巴が午前中に買い物に行くと言っていたのを思い出した。
軽く服を着て居間に下りると、洗濯物の暖簾の向こうで姉さんと高嶺が何か話している。
「どうであったか?」
「うん、やっぱりバイクは車庫にあったわ。巴姉さん、歩きで買い物に行ったのね」
「今日はたくさん買う、みたいな事を言っていたからなぁ。手もふさがっていよう」
「巴の、ことですか?」
私が話の途中で割って入ると、二人は少し驚いたようにこっちを見た。
「ああ、かなめか。うむ、ともえがまだ帰らんのでな、どうしようかと相談していたのだ」
「それなら、私が迎えに行きますよ」
「おお!行ってくれるか、かなめよ」
「……はい」
少し間を空けて、一回玄関のほうを見てから返事をすると、
姉さんは眉間にしわを寄せて、
「かなめ、お前、もしかするとまだ……」
「いえ、姉さん、その件については吹っ切れましたから。」
それだけ返事をして、玄関に向かった。後ろで姉さんの呼ぶ声が聞こえたが、
聞こえなかったフリをして振り向かなかった。
そんなつもりは無かったのだけれど、少し間を空けて返事をしたことで、姉さんには
まだ私があの事、あの人を飛行機事故で失った事を気にしていると思わせてしまったようね。
そんな事は無い、もうあれから一年も経ったのだし、すでに気持ちに区切りをつけた……はず。
玄関を出て傘立てを見ると、巴の傘も残っていた。
あの子、傘持たないで買い物に行ったのね。
車を出そうかとも思ったけれど、何となく運転する気分ではなかった。
それに商店街へは車だと駐車スペースなど、何かと面倒くさい。
右手で自分の傘をさして、左手に巴の傘を持って雨の中を商店街へ向けて歩く。
巴は多分、途中のどこかで雨宿りでもしているんだろう。
まだ歩き始めて間もないと言うのに、服が肌に張り付くようにべったりとし、
木製の傘の柄も心なしか湿っているような気がする。
「本当、蒸し暑いわね……」
思わず呟き、襟元をぱたぱたと扇ぐ。
そういえば最近、巴と買い物に行っていなかった。
一年前、姉さんや妹達は落ち込んでいた私を少しでも元気付けようと、
外に連れ出そうとしてくれた。
その中でも巴は
「かっ、要芽姉さんと、一緒にお買い物、行きたい……」
と、私に甘えるように、且つ私の面目を保つ形で買い物に誘ってくれた。
皆の励ましの甲斐あってか、私は何とか精神的に死なずにすんだが、それでも
皆との温度差が少しずつ、確実に広がっていくのをどこかで感じていた。
皆は暖かく、私はひたすらに冷たく。
いつしか私も弁護士としての仕事も忙しくなって、励まし無しでも何とか
やれるぐらいにはなった。同時に、巴と買い物に行く回数も減ってしまった。
「かっ、要芽姉さ〜ん」
不意に声をかけられたほうを向くと、両手に買い物袋を提げた巴が歩道橋の下で
雨をしのいでいた。
巴の方に歩み寄る。
「馬鹿ね、傘も持たないで」
「あぅ、だって、今日は荷物が多くなるって分かってたから……」
「だったら私か瀬芦里に言えば、手伝ってあげたのに」
「要芽姉さんは寝てるの分かってたし、瀬芦里姉さんはバイクでどこかに行っちゃったから……」
「……何も私も鬼ではないのだから、そう言う時は起こしてくれてもいいわよ。
ほら、荷物半分持つから、傘を自分で持ちなさいな」
「う、うん。ありがとう、姉さん」
雨音の中、巴と並んで傘をさして今来た道を戻り始める。
道々話をしながら歩いていると、巴が頻繁に私の顔を覗き込むような
動きをする事に気が付いた。
今も巴は私の話を聞き頷きながら、顔色を伺っている。
「〜という事があったのよ。……ねぇ、巴?」
「なっ、何かな? 姉さん」
「私の顔に何かついているのかしら?」
「えっ、あっ、いや、なんでも、何でもないよ」
「嘘おっしゃいな。さっきから私の顔色を伺うように覗き込んで。」
「いやいや、ほっ、本当に、本当に何でもないんだ」
「……ちっ。なんでもいいから言えよ!」
「あうぅ……ごめんなさい」
巴がしょぼくれて、心なしか一回り小さくなった気がした。
「で、何だというのよ?」
「さっ、さっきから姉さん、話をしながら何となく寂しそうな顔してたから」
「私が?」
「うん。だから、また……あっ、あの事を思い出してるのかなって……思って」
巴が言う『あの事』とは、飛行機事故で亡くなったあの人の事だろう。
今日、午前中だけで二回目だ。私があの人の事を未だ吹っ切れてない、と
勘違いをされるのは。
……いや、二人の人間に同じ事を指摘されたと言う事は、
実際寂しそうな顔をしていたのかもしれない。
自分ではあの人のことには区切りをつけたつもりでも、
吹っ切れていないと言うのだろうか?
吹っ切れたフリをして仕事に没入し、無理矢理にでもあの人の事を忘れようと
醜くもがいていたのだろうか?
いるかを雇ったのは、いるかで気を紛らわそうとした結果なのだろうか?
私は未だに寂しいのだろうか?
未だあの事で家族に心配をかけているのだろうか?
私はそんなに弱い人間なのだろうか?
色々考えているうちに自分に腹が立ってきて、自然と早足になり巴との差が開く。
「あぅ、かっ、要芽姉さん! まっ、待って」
私が急に早足になったので怒ったと思ったのか、巴が私に呼びかける。
が、振り向く気がしない。今振り向くと、私自身どんな顔をしているか分からない。
顔を見せると、またあの子を心配させてしまうかもしれない。
更に足を速め巴との差を広める。
傘にあたる雨音が、さっきより強く聞こえる。
早足で水溜りを踏むと、泥水が跳ねて靴が汚れた。
早く家に帰って一人になりたい。
暑い、蒸し暑くてイライラする。
「要芽姉さん! 待って!」
すぐ後ろで巴の声がすると、腕をつかまれた。
そんなはずは無い、巴の両手は買い物袋と傘でふさがっているはず。
振り向くと、巴が傘も買い物袋も後方にうち捨てて、涙目で私の事を見ていた。
「巴、あなた……」
「かっ、要芽姉さん、ごめんね……う、うぇぇぇぇん」
巴の頬を伝っているのが、涙なのか雨なのか分からないぐらい、
巴は頭からずぶぬれになって泣いている。
「何を謝っているのよ。あなたは何も悪いことはしていないじゃない」
「わっ、私、要芽姉さんがまだあのこと気にしてるのかと思って心配でっ……ごめんねぇ」
そう、巴は何も悪い事はしていない。
彼女はただ私の事が心配なだけだったのだ。
それを私は自分の弱さにかこつけて、周りを見ずに自分に勝手に腹を立てて、
皆により心配をかけていたのか。
そして何より、皆がそれほどまでに私の事を気にかけてくれているのが嬉しい。
巴が私のために泣いてくれるのが嬉しい。
今なら、皆の心配りが嬉しいと思える今なら、
今度こそあの人の事に区切りをつけられるかもしれない。
「馬鹿ね、傘と買い物袋、あんな所に落として。
あなたもびしょ濡れではないの。風邪引くからほら、傘拾いに行くわよ」
「うぅぅぅ〜」
「何時までも泣いていないで。私は怒ってはいないのよ」
「うぅぅ〜……ぐすっ……うん」
巴が傘と買い物袋を拾い上げ、私が顔をハンカチで拭いてあげる。
「あ、ありがとう、姉さん」
「いいわよ。可愛い妹だもの」
そう言って、巴の頬をなでる。
「あは、今日の要芽姉さんの手、何だかちょっと暖かいな」
「あら、そう?」
雨の合間を縫って、すうっと風が吹き抜ける。
あんなに蒸し暑く、鬱陶しかった雨が今は涼しく感じる。
私の心の氷も、解け始めたのだろうか。
「あぅ、卵、割れちゃってる……」
巴が落とした買い物袋の中を見て、つぶやく。
「卵はまた買いに来ればいいじゃない。
とりあえず、今は一回帰ってシャワーを浴びなさい。」
「うん。そうするよ。」
「それから……」
雨が少し弱まって、雲の切れ目からわずかに日の光が見える。
「卵を買いに行く時は、私も呼びなさい。付き合ってあげるから」
「うん!」
巴と再び並んで、家に向かった。
雨はまだ止んでいないけれど、陰鬱として雰囲気はいつの間にか消えていた。
258 :
SSD:2006/05/28(日) 18:46:57 ID:LSQXL6zP0
ゲーム中の「以前は巴とよく買い物に来ていた」という姉様の台詞から
想像を膨らませてみました。
空也が沖縄から帰ってくる前の話になります。
お久しぶりです。
つよきすPS2は発売になりましたが、これからも暇があれば姉主体で
投下させていただきたいと思います。
259 :
SSD:2006/05/28(日) 18:49:48 ID:LSQXL6zP0
>>257 メモ帳に書き溜めたものを分割して投下しています
蟹沢邸前
六時を前にしていきなり殺気だつ蟹沢一家にただならぬ気配を感じてしまった俺は、珍しく自転車にまたがるマダムに遭遇した。
「こんばんはレオちゃん、ウチのあれ、愛人でもらってくれない?」
なごみと半同棲生活を始めた俺に、このごに及んでまだこんな事を言って来る。
「そうだぞレオ、ボクがいいって言ってるからもらっとけ、ココナッツに飽きたらボクが遊んであげるよ」
だから娘までこんな事言っちゃうんだって、あれ?なんか今物凄い爆弾発言を聞いた様な、
「あれ、お姉さんどこいくんスカ?」
「スーパーマタタビに買い物、今日お肉安売りだからいくのよ。」
ふーん、マズイ、なごみがヤバい、こんなのを戦場に放り込んだらなごみは間違い無く的にされかねない。
「あ、あのー」
台詞を言う前にバビューンと加速していくマダムの乗る赤い自転車、
見送る事しか出来なかった自分は心の中でなごみに謝罪しながら己のふがいなさを呪った。
更に戦いは激しさを増す、最早警察すら介入しない無政府状態のソマリアのごとき惨事だ。
カチッ!パカッ!フカヒレはハンドル脇のボタンを押し前にすえ付けられている改造籠を展開する。
サメスガアイver.2はメガネに踊る照星を
???
262 :
時給255円:2006/05/28(日) 20:17:29 ID:HClBE6sDO
うお!いきなり再開しちまってスマソ、急な用で投下が滞ってしまいました。続きいきます。
他の方とかぶってしまった・・・
サメスガアイver.2はメガネに踊る照星を捕えていた、FCSは量産主婦を捕え、トリガーが引かれた。
自転車前面にすえつけられた改造籠のなかから無数のロケット花火が発射される。
その軌道は量産主婦たちにあたかも誘導するかの如くその量産主婦たちを効率的に倒している、ただ今のはすべて運で命中為ていたのだった。
サメスガアイに新たな反応が現れる、かなり早いがサイズは痩せ型、「雷光の○爵(ライトニング○ウント!)!スバルか!」
迫り来るそれは進路の邪魔な量産主婦だけを潰しまっすぐスーパーマタタビに向かっている、
ヤツは自炊している、間違い無くまとめ買い派だ、ヤツはを止めねば肉が買えない率は跳ね上がる、
買えなかった時には、姉のそれこそマーベラスな射撃&サブミッションのコンボの対象にされる、
そう思ったフカヒレはペダルを踏む力を上げた。「間に合え〜!」
「着いたか、まずは肉!」スバルはスーパーの店内に突入しようとした瞬間脇から物凄い衝撃を喰らい吹き飛ぶ、
「のわっ!やってくれるじゃないの!ってカニん所の!」
赤い自転車を今の瞬間駐輪場に停める大柄の女性、それを見てか量産主婦たちは口々に言い出す
「呂布が出たぞ〜!」
そう、松笠の呂布ことカニママが降臨した合図だった。
「まとめてかかれ〜!」
なごみはスーパーマタタビの前に到着したが入口での呂布の出現の混乱に巻き込まれていた。
カニママの威力は圧倒的だった、もうKOカウントが150を越えている、
「椰子か!カニん所の母ちゃんを一緒に止めるぞ!」と、スバルがなごみに気付いたのか助力を仰ぐ、しかし真の悪い事に、
なごみの精神の均衡はこの異常事態を長く耐えうるモノではなかった。
「フンッ、ウザってぇんだてめぇは、とち狂ってお友達になりに来たのかい?」ガキンッ!
自分の家の引き出しの中に何故かわからないが置いてあったもの、FN-M249MINIMIフォー○レスカスタムを構え無差別に乱射する(犯罪です真似しないでね!)。
「まて!中のひとがちが・・・」
「ギャ!」
「グエッ!」
まさに無差別射撃、さすがにここまで大掛りな飛び道具を想定していなかったスバルとカニママは一時後退を余儀なくされた。
30秒後、突如乱入してきた白い自転車にその車体ごと店内に突っ込まれる、
均衡を破られた店前から量産主婦たちが雪崩こんで来る。
「邪魔だぁ〜、どけ〜」
なごみを引きずったまま『でんどろびうむ』で店内を安売り肉目指し突っこむ。
「ふざけるな!」どげっ!
店内に入った30メーターの所で、店長の飛び蹴りがフカヒレ本体を自転車から吹き飛ばす。
「佐藤〜!(店長もこの名字)俺にとって、毎度お前に頼まれた買い物を邪魔されるのは屈辱なんだ!」
「対策を練ったのは誉めてやる、だが貴様と話す舌を持たぬと言ったはずだ!だが、漢の道を教えてやる」
店長自慢のコンボが店内に響き渡る。
「み、み○みさん、バイト代安過ぎッスよ・・・」
フカヒレはもう屍の様だ。
「見ろ!貴様が潰した段ボールを!段ボールを馬鹿にするもの段ボールに泣くだ!これはな・・・」
このあと小一時間店長は誰も聞いてない段ボール談義を為ていた。
「あれ、私・・・」
なごみは引きずられたショックで気絶為ていたらしい、しかし運良くゴール前、
日頃の行いが良かったのかあまり無事ではないが肉をゲット、レジに向かうが、
「雑魚が、向かって来るか!」どうやら目的を忘れたカニママが一騎討ちを挑んだ様だ。
だが、なごみは目的を果たし、レオと食べるすき焼きを思い浮かべて「センパイとすき焼き〜!」
センパイダイスキモードに入ったなごみには立ち塞がるカニママが目に入っていなかった。「待ちなどこへ・・・、やっぱり親子だねぇ、私の後ろをとるなんてアンタぐらいだよ」
カニママの後ろを取ったのはのどかさんだった、
その手には最早神器とも呼ばれるト○テックのバルカンがカニママをポイントブランクで構えられていた。
「あのー、今日だけなごみちゃんを見逃して頂けるとありがたいですぅ」
「毒気抜かれたけど、久しぶりにアンタとなら楽しめるねぇ」
「あらぁ、では早速」
バキーン
「雑魚どもがー」
普段のんびり屋ののどかさんだが持ち前の運動性能でカニママの体力を削っていく。
「えいっ」
ばろろろろろろろ!
(もう、めちゃめちゃだよぅ、ここのバイト辞めよかな、掃除するの私たちなんだけどな)
店の惨状を横目にもはや目が横一本線になったよっぴーは淡々とレジ業務をこなす。
「今回はまた一段と激しいわね」
「だからって知り合いのオリビエさんと同じ事やらないの!エリー」
「はーい」
「もう、なんで乱闘に混ざるかな」
「なごみおかえり!ってどうしたんだその生傷は」
「勲章です。センパイとすき焼きを食べる為の試練を乗り越えた証です。」
「そうか、手当するからな、良かった無事に帰って来て、カニん所の母ちゃん出たときは心配したさ」
「ちょっと怖かったです。」
「そうか、良し!手当終わり!じゃあ一緒にすき焼き作るか!」
「はい!」
このあと食事途中に乙女さんが帰宅し乙女さんを交えて団欒を楽しんだ。
今回の肉を巡っての乱闘騒ぎは二時間位で事態の収拾を得た、怪我人は実に五百人、内止めに入った警官十人、
商店街に及ぼした被害総額は億の大台にまで登った。ほとんどが次の週に完全復活しているのが松笠マジックだ。
しかしながら事態を重く見た神無川県警は事態の対策のためにとある刑事二人を派遣(左遷)を決定したのだった。
「松笠って美人多いらしいぜ?」
「マジか?俺頑張っちゃおうかな〜」
「センパイ女の子見つけたら俺にも!」
『なんでお前がいんだトオル!』
ちょっとチョイワルの中年デカともう若手とは言えない中堅刑事は一路松笠へ向かう。
「私の出番がきたのは、貴方が買い物出来なかったって事ね?」
仁王立ちする姉、正座する弟、まさにこんなベタベタの展開を期待を裏切らずやってくれる男、
フカヒレは最早弁解しても無駄と判断して観念為ていた。
「あ、姉上!なにとぞ寛大な措置を!」
「貴方が買ってこないからいけないのよ!ほら、肉無しカレーがまだ有るじゃない!」
「うわ〜ん、もうカレーは勘弁」
「ほら赤井君も食べる!」
「な、ルーの全がけは辞めろ!」
「うぷ」
「いけない!赤井君!」
ゴサッ!
「私に向かって、吐こうなんて良い度胸ね?」
キュインキュイン、ビビビ〜ム!
「さ、サ○コミュ!」
以後一週間、姉さんの彼氏も巻き込んだ肉無しカレーの責め苦が続いたという。
「って、ウチがオチじゃないのかよ!」
「良いから肉食え!」
「うおお、肉うめー」
「最後にスバル兄さんと良い子と約束だ、肉ばっかり食わないでちゃんと野菜もな!」
「オッサンでしょ!」
「オッサンじゃない!新きゃらの近衛にまでいわれた・・・」
おしまい
269 :
時給255円:2006/05/28(日) 20:50:35 ID:HClBE6sDO
支援有難うございます!
復帰戦を見事にグダグタです。今度こそまともになるといいな。
次は素奈緒ネタ(字これで合ってたけ?)の予定です。
よっぴーシナリオに納得いかないので勝手に再構築しようかな
素奈緒SSはまだかのぅ
>>269 GJ
むしろもうグダグダを持ち味としてだねw
275 :
名無しさん@初回限定:2006/05/29(月) 02:59:03 ID:IKPu2tqHO
このスレを見た西崎が一言↓
くー
>276の糞つまらない一言に真名が一言↓
くー
279 :
名無しさん@初回限定:2006/05/29(月) 06:09:32 ID:IKPu2tqHO
くー
ち ょ っ と 待 て
マナはくーなんて言わんわ!
アホー。゚。(つд`)。゚。
本題
皆さんGJ
また以前の活気が戻る予感
真奈は寝てるんだよ
たぶん
>>258これからも姉をよろしくおねがいします。特にひなのん
>>269ネタはよかった。ただ改行してくれると助かります
保管庫の中の人 更新乙です
PS2版をやってる人って少ないんだろうか
やったけどPCのエロを無理矢理削ってるみたいな所が多々あって気に食わなかった
雑談はつよきすスレでやってねってYPが言ってた
985 :名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:05:35 ID:dKjB7yHY0
おk。アニメ版の乙女さんも拾ってきた
/ ヽ \ \
,' / / l \ ヽ
! / / / ,' | l ハ ヘ、ヽ、_,
. | ! l___l / / ,イ ! i !_l ヽ ',` ̄
. l | {__l ,/ 〃 ,/ /│ l j l_| ! l
ノ | ! |__| /_// // / ,' ∧ / | / j l│
ノ l ァ{__/尢/‐=乞t/ / /∠ニ「厂! /二/ / リ
イ 八{´l !|<f{矛:下 ' イ孑代フ イ } /
. Vハ | r';;z j r';;zリ /}, '//
ヽ ', |  ̄ ,  ̄ チ' /
`ヘ lヽ """ "" 厶 ./
', {.代ト、 ´ , イ | /
\_'i| > 、 _ , イ/ V l./
/ ヽj {`ヽ ′
. _ / 「´ ヽ} \
_, -‐ ´ l‐--‐、 _ -‐ | ` ー- 、
. r<\\ ヽ '´ ̄ ___ `ヽl| / /ヽ
それなんて長門('A`)
声優といいいろいろと絶望もここまでくると凄いなorz
そろそろこのインスパイヤアニメをつよきすと呼ぶの止めようぜ('A`)
289 :
名無しさん@初回限定:2006/05/30(火) 22:44:39 ID:bukc5PzH0
>>288 同感。名前だけ同じで設定も絵も声も違うしね…。
つよきすって名前だけで見てもらえると思ってる所がまた更に気に入らない。
いや、俺たちは大人なんだから、生温かく見守ろうじゃないか(・∀・)
雑談はアニメスレかつよきすスレでやれ、このコンジョーナシが!
って乙女さんが言ってた
今声優みた。
…男キャラ2人だけですかそうですか。
こりゃアニメのSSはここに投下不能だねぇ。
>>294どうして?
受け入れる人は少ないかもしれないけど、投下は不能としてはいけない
アニメみてインスパイアされた人の投下に対する牽制となるので、そういう書き込みはやめような
アニメも意外に面白い二次創作となるかもしれない、頭から拒絶してると楽しめるものも楽しめなくなるぞ
アニメがどんなに面白くなっても
あれは『つよきす』であって『つよきす』でない。
あんな物をつよきすと認める訳にはいかない
297 :
名無しさん@初回限定:2006/05/31(水) 16:50:15 ID:0IlLy9bT0
設定も声も絵も違うし。
ファンに対しての侮辱以外の何者でもないと思う。
まぁ我らが騒いでも意味は無かろう
これでも舐めておちつけ
つ飴
>>295 文体からして例のひねくれ者だろうから、構わないほうがいい
>298
うまうま
まあウニメはPC版やPS2版と同じ立場(一次創作物)には入れてもらえそうもないし、
ということはこのスレのSSとおんなじ立場の二次創作なわけで。
それのSS、すなわち三次創作なんてよっぽど元(二次)の出来がよくないと
歓迎されないだろうね。
つよきすPS2版やりました。
エロいセリフとかは、大幅に表現が変えられてしまったの残念ですた。
でも素奈緒シナリオも良かったし、総合的には良いできでした。
素奈緒シナリオやってから妄想が止まらない
2次創作者が2次創作者を叩くのはなんか嫌だ
同じ穴のムジナやで、媒体が小説かアニメかって違いだけでさ。
アニメインスパイア作品も拒否する理由はない
つーか、これ以上アニメの話題はこのスレには不要と思うが?
自分の嫌なものは認めないなんていう狭量な考えは良くない
姉しよやつよきすが面白かったからSSも沢山でてきたわけで
つまらないもののSSは書き手さんもやっぱり書く気がしないんじゃないかな
まあ、アニメも一応まだ始まってはいないから希望は捨てないでおくけど
むしろタカヒロ新会社のほうが待ち遠しくなった今日この頃
面白ければそれで良し!
そして、詰まらなければスルー。
( ´―`)y━~~これでいんじゃね?
この話題は
糸冬 了
307 :
もし要芽が眼科医だったら:2006/06/01(木) 13:00:53 ID:seIIXcFGO
いるか「次の人〜柊 空也さん〜」
空也「失礼します〜」
いるか「それではこちらでお待ちください〜」
空也「あ、はい」
いるか「先生〜先生〜!」
ガラッ
要芽「いるか、ミントあいすがないわ。お金あげるから買ってきなさいな」
いるか「それよりもですね〜患者さんがお待ちですよ」
要芽「そんなの後回しよ。ミントあいす買ってきなさい。」
いるか「でもなかなかのイケメンですよ〜」
要芽「あら、それじゃ診るだけ診ましょうか」
いるか「柊さんお待たせしました〜」
空也「おねがいします」
いるか「それじゃ先生お願いします〜」
ガラッ
要&空「!!!」
空也(うほっ!いい女!!)」
要芽「へぇ…きれいな目をしてるわね」
空也「は、はい」
要芽「久々に汚したくなった…」
空也「はい?」
要芽「いるか!今日はもう下がっていいかわ。ミントあいすを買ってきなさい」
いるか「え?でもまだ一人目の患者さんじゃ…」
要芽「いいからさっさと行けよ!!」
いるか「は、はいぃぃ!」
要芽「さてと、邪魔もいなくなったし…ゆっくりと楽しみましょうか」
空也「??」
(終)
310 :
名無しさん@初回限定:2006/06/01(木) 21:20:36 ID:SVXhs2Vl0
>>308 う〜ん、いるかちゃんをもっと酷い目にあわせて欲しいw
311 :
TAC:2006/06/02(金) 00:36:32 ID:pcXoJjne0
ワールドカップ応援SSということで…
「今日はみんなでサッカーをしようではないか!」
この一言が悪夢の始まりだった……
シュートを放てば――
「○林サッカーかよ!」
炎の龍をまとったボールを放ち、キーパーもろとも消しとばす。
シュートを空振りすれば――
「ウギャァァー!!」
何か「気」を飛ばされて敵味方関係なく吹っ飛ぶし……
本気でシュートを放てば(今まで10分の1の力だったらしい)――
ボールが破裂して無くなり、そのまま「気」を飛ばされて……もういいや……
ゴールキーパーをやれば――
「レーザービームぅぅ!!?」
ゴール前から「投げて」相手キーパーを抹殺。
プレイさせるのは危ないので審判をやらせれば――
「何? 足を蹴られて立ち上がれない? ファールだと? ええい、この根性無しがっ!!」
「ギャ――ス!!」
審判が「選手」を蹴ってどうすんだよ……
……
「ハッ!!?」
どうやら夢だったらしい。
FIFAワールドカップを乙女さんと一緒に観たからかな…
考えるだけでもゾッとする。
「レオ、おはよう」
乙女さんが入ってきた。
「乙女さんおはよう」
カーテンを開けながら乙女さんは、
「今日はいい天気だ」
といってにっこりしていた。そして、
「今日はみんなでサッカーをしようではないか!」
「……へ?」
予知夢だったのね……
……
「……女子サッカー部のウチは出番ないんかいな?」
無えよ。
〜おしまい〜
314 :
TAC:2006/06/02(金) 00:43:49 ID:pcXoJjne0
WBC優勝記念SSに続き、ワールドカップ応援SSでした。
PS2版つよきすプレイしました。
よっぴーの黒さが伝わらないのが残念。お気に入りのあの名シーンもないし。
やっぱりスバルシナリオ(違かったっけ?)はイイ!
追加CGもいい感じでした。スバルかっけぇよぉ〜
>>314 GJ
黒ypは素奈緒ルートじゃ
PC版経験者には笑えるぐらいの黒さが出てて良かったがね
ナイスブルマ(゚∀゚)人(゚∀゚)人(゚∀゚)ナイスブルマ
14 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/02(金) 02:06:27 ID:27/nF4+20
>>1 乙女さんをやんよー
, -‐―‐‐-、
/ , ヽ_ ,
l ,| |/ハヽゝ_ゞソ 〜 0 -
_ | (| | -‐ ‐-| |´___ `
| |. lハl| | ''' ヮ''ノN | |
| | {|.つ[_]とl} | |
(.二二ん/⌒l⌒l二二二.)
/ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ {__|) ̄ ̄ ヽ、
lニニニニニニニニニニニニニニニl
15 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/02(金) 02:06:50 ID:W4keu08O0
──────────────────────────────
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄レ'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_ || ||
'´, '^V^ヽ 。 || ここまでが、テンプレですわ〜 ||
i |从゙"ソリj / || ||
| (リ´ヮノリ/ .|| ||
|_リ〈(`ー')つ || ||∧∧
/'`´| ||_∧∧__ E[]ヨ_________|| ゚Д゚)
`tァァ (,,゚Д゚)フ ̄ ̄ ∧∧∩  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⊂⊂ヽ
!「 教卓 | ⊂、_つノ ⊂(゚Д゚,,)ノ`つ ⊂⊂ノ〜
"''~`"''"''~`  ̄ ̄
?
アニメのつよきすHP、蟹を見たら何故か沸いた。
椰子をみたら泣きたくなったけどな!
まあ、放送しない地域に住んでる俺には全く関係ねえんだがな( ゚Д)、
>>314GJ まなw
姫とドイツに行くみたいなのもキボン
>>314 GJ!
やっぱ乙女さんはこうでなきゃな!
そしてPS2版を買うべきかマジで迷う俺がいるorz
とりあえずアニメ見てからだ。( ´―`)y━~~
>>321 アニメ見てからだと買う気失せる可能性が高いと思うが…
逆にしたらどん底に…
ああどうすれば…
原作やってないならアニメでダメージは受けないんじゃないの?
アニメはつよきすへの愛でカバー。
とりあえず見とこうか。みたいな感じ。
なぁに姫への愛で全て乗り越えれるさ。
なぁに、却って免疫力が付く
326 :
名無しさん@初回限定:2006/06/03(土) 00:09:01 ID:iLnX/93J0
監督の息づかいを感じていれば
素奈緒SSマダー
>>327 あんた本当にトサカにくるわね!
あんたが書きなさいよ!
CSやってないから素緒子の口調、正確設定が解んない
>>328 ホントは自分が書きたいくせに。
素直じゃないなぁ。
素奈緒SS投下していいデスかー?
カモーン!
待っておりました。
〜6月22日(水)〜
体育武道祭に向けてみんなの意識が高まってきた頃、事件が起こった。
調理実習の帰り、廊下で男二人が睨みあっているのが見えた。
「村田? …対馬!」
そして、次の瞬間、何発ものパンチが対馬の顔面を捉えていた。
対馬は成す術もなく吹っ飛んでしまった。
あのケンカが強かった対馬でも拳法部ナンバー2の村田には敵うはずがない。
何が原因で…と思い、足元を見るとクッキーが散らばっていた。
2人の間には紀子がいた。
何があったの……?
次には村田と伊達君の睨み合いが始まった。
伊達君は中学の頃から決まって対馬に何かがあるとすぐ駆けつけていた。
さすがの村田も警戒しているようだった。
一触即発の状態になっていた2人の間に鉄先輩が止めに入ったがやめようとはしない。
次の瞬間、2人は鉄先輩の回し蹴りでまとめて吹っ飛んで壁に叩きつけられた。
さすがだった。
……
大体の事情は周りにいた人に聞いた。
それにしても村田の奴、酷すぎない?
トサカ来る!
気になったのは対馬。あいつ、全く関係ないのに…。
腐った根性無しで、テンションに流されないとか言ってる奴が村田に食い下がるなんて。
〜6月27日(月)〜
朝、対馬の顔はボコボコになっていた。
噂によれば対馬は体育武道祭の格闘トーナメントに出場するために、
鉄先輩と烏賊島に特訓に出かけていたらしい。
道理でこの連休中に鉄先輩を見かけなかったわけだ。
まさか村田にリベンジしようとは。なかなか根性あるじゃない。
それにしても対馬の眼……。いつもと違う気がした。
2−A内で村田と紀子、特に紀子は一言も話そうとしていなかった。
村田は気まずそうにしていた。
心なしかクラスの雰囲気が暗くなっている。
2人の様子はあの時の自分とあいつの姿に重なっているような気がした。
〜6月28日(火)〜
昼休み、ご飯を食べに屋上に出ようとしたら、鉄先輩の声と一緒に鈍い音が聞こえた。
「ぐうぅぅっ!!」
「どうした! そんなものか!」
おそるおそる扉から覗いてみると、対馬が鉄先輩に殴られているのが見えた。
とても苦しそうだった。
対馬の奴、何かやらかしたのかな?
「そんな動きで村田の拳を避けられると思っているのか!? ここでリタイアか!?」
「まだだ! あいつに負けたまま終われるかってんだ!」
「そうだ! その意気だ! 村田に勝つには死ぬ気でこの特訓に耐えて見せろ!!」
対馬は腐ってなんかいなかった。
根性無しでも無かった。
勝てる見込みが無い戦いに身を投じる事なんて普通は出来ない。
熱い心がまだあるならなんであの時に……畜生。
「…ま、頑張んなさいよ」
アタシは教室でご飯を食べる事にした。
〜6月29日(水)〜
体育武道祭前日になり、2−Aは賑わっていた。
アタシ達は東軍に参加するわけで、鉄先輩と同じチームだから嬉しい。
教室の真ん中で、村田の周りには人が集まっていた。
「洋平ちゃん、明後日のトーナメント頼むぜ!」
「ああ、任せておいてくれ。優勝かっさらって東軍を勝たせるさ」
「そういや、伊達とこの前ボコボコにした2−Cの対馬も参加すんだろ?」
「ああ、そうだが。まあ、問題ない。怖いのは伊達ぐらいで、
あんなヒヨワなモヤシが僕に勝てる訳がないだろ?
公衆の面前で大恥さらすだけだと思うが。1分、いや30秒でKOさ!」
しえn
( ´д`)素奈緒SSハァハァ
久しぶりに支援
教室中で笑い声が響いた。村田も大笑いしていた。
それを聞いていた紀子は肩を震わせていた。
アタシはトサカ来た。
対馬の何を知ってるっていうの?
ヒヨワなモヤシですって?
あの時の対馬は……
「村田」
アタシは前に出た。
「なんだ近衛」
「ちょっと来て。話があるわ」
アタシは村田を連れて廊下に出た。
「近衛、何か用か?」
もうアタシは冷静でいられなくなった。
「アンタ、対馬の何を知ってるっていうの!? ヒヨワなモヤシって何よ!?」
「そのままの意味だが? 何故お前は怒っている?」
「うるさい! 対馬はアンタみたいなカッコ悪い男じゃない!」
「むぅ。対馬を嫌っているお前が何故そこまでいうか知らないが、
お前の気に障るような事を言ったのなら謝る」
村田はこういう時は素直だ。自分で名前ネタNG。
そしてアタシはいくらか落ち着いた。
「まあ、いいわ。だけど、相手をなめすぎると痛い目にあうわよ?」
「まさか。僕が負ける訳が無い」
「あと、謝るなら紀子に謝りなさい。コレ正論」
「ぬぅ。それは…」
まだまだ先の話になりそうだった。
〜7月1日(金)〜
体育武道祭2日目。格闘技トーナメントが始まった。
村田は1回戦に勝った後、対馬と対戦する事になった。
リングの上で、対馬と村田は睨み合っていた。
そしてゴングが鳴った。
村田はKO宣言。完全に見くびっていた。
対馬は何度か村田の攻撃を受け流したり、ガードした。まだ、対馬は1回も攻撃していない。
そして、村田はあの時の何発ものパンチを放った。
対馬には当たらなかった。対馬は潜り込み左フックを村田のアゴに打ち込んで、転倒させた。
だけど、村田は立ち上がった。
ここからは村田が本気モードに入り、対馬は防戦一方だった。
1Rは何とか凌いだけど、2Rでは完全に村田ペースになって、対馬はついにダウンを奪われた。
「対馬君っ! いやぁぁっ!!」
佐藤さんの悲鳴が聞こえた。アタシはもう見ていられなかった。
対馬は立ち上がる。だが、右ストレートが対馬の顔面を直撃した。思わず目を瞑ってしまった。
2度目のダウン。
脇にいた紀子は心配そうな目で見ていた。
もうダメかな……。
そう思った。
「熱くなったレオはな……、ここからが半端じゃねーんだよ」
今の声の主は伊達君だろうか。かすかに聞こえた。
『だがレオはここからが半端じゃねーぞ!』
実況も同じ事を言っていた。この2人は幼馴染らしいけど……。
対馬はまた立ち上がった。それに容赦ない村田のパンチ。
そして2Rが終わった。
なんだろう、この胸が締めつけられるような感覚……。
対馬はぐったりとしていた。
胸がドキドキしてる。そして熱くなる。
気がつくと、アタシはいつの間にか対馬を応援するようになっていた。
心の底から頑張って、と。
3R開始直前、対馬の眼はあの時、助けてくれた時の眼になっていた。
対馬はあの時のままだった。ただ、眠っていただけだったんだ。
ゴングが鳴ったと同時に対馬は突っ込んだ!
さっきの防戦と打って変わって攻撃に移った。そして村田のボディに対馬の拳が入った。
続いて対馬のラッシュが続く。2Rの借りを返すように。
支援
いいよいいよー。まじいいよー
続きキボン。
良作支援。
「いけ―――!! 対馬ぁ!」
敵だろうが構うもんか! アタシは声を出して応援した。
「くー! くー!」
紀子も同じだった。
村田が距離をとった。
そしてあの連続パンチ。そして対馬は―――
……
その瞬間はまるで流れるかのように鮮やかだった。
会場中に溢れる大声援。リングに倒れる村田と拳を上げて立っている対馬。
「すご、い。すごい!!」
はしゃいで飛ぶ紀子。アタシの頬には熱いものが流れていた。
それに気付いて目の下を拭いた。
そして、対馬はフラフラし、そのままダウンした。
すると紀子は対馬の元に駆けていった。
まさか…ね。
……
対馬は鉄先輩におんぶされ、保健室に向かって行った。
アタシは気になって、後ろについていった。
ついていってみると、目の前にいた男子生徒2人が対馬をバカにしていた。
アタシはトサカ来て、2人に歩み寄ろうとした。だが、
「私は、一生懸命な人間が好きだ!」
鉄先輩は怒鳴った。2人は逃げ出した。
アタシも……かな?
鉄先輩は何か嬉しそうな顔をしていたので、何か申し訳なくなってこの場を後にした。
おめでと、対馬―――
〜エピローグ〜
それから。
まさか紀子が対馬の事が好きだったとは思わなかった。
紀子は失恋し私の所にまで来て泣いていた。
その時、鉄先輩が対馬の事が好きだと言う話を紀子から聞いた。
対馬の方はどうなのか気になっていたのだが、その答えは2学期に出た。
「鉄先輩と対馬は付き合っているって本当ですか?」
「ああ、本当だ」
「噂は本当だったんですね」
「驚く事はあるまい。私を骨抜きにするとは侮れないな。あいつは」
鉄先輩と対馬は付き合っている。本人も認めている。
以前は同居している事に腹が立っていたが、今はそんなんでもない。
対馬が熱い心を持っている事はあの時証明されたのだから。
だけど、なにか切ない……。
「それと近衛」
「ハ、ハイ!」
「? レオの事なんだが、お前はレオを嫌っているようだが、
あれでも私の弟だがらな、仲良くしてくれないか?」
「あ、ハイ! 鉄先輩の頼みなら!」
「えらく素直だな。頼んだぞ」
さすがに名前ネタ禁止とは言えなかった。
夜になった。
わかったとは言ったものの、どうすればいいのか分からない。
答えは見つからなかった。
そして朝。
校門前では鉄先輩が対馬の服を正しているのが見えた。
鉄先輩の前でシカトするわけにはいかない。
対馬とは以前みたいに戻りたいとは少しは思っていた。
ああ、どうすれば。
ゲームだと乙女ルートの素奈緒の気持ち描写されてないからね。
マジ良かった。
お疲れっす!!
あ、まだ終わってないのね。
スマソ
「く、鉄先輩、おはようございます!」
「お。近衛、おはよう」
「げ! 近衛!?」
対馬はこっちに振り向いた。
「う…、お、おはよう。対馬」
「へ?」
口を開いている対馬。
「へ? じゃないでしょ! 挨拶されたら返すの! コレ正論!」
「お、おはよう」
鉄先輩は笑っている。
私は恥ずかしくなって走り出してしまった。
でもこれでいい。
私にとっては大きな一歩なのだから……
〜おわり〜
お疲れです。
先走ってスマソ。
素奈緒視点で進むことが個人的に良かった。
351 :
TAC:2006/06/03(土) 19:22:11 ID:eAtJXSKG0
どうもTACです。
何を思ったか来週提出の報告書そっちのけで2日連続で書いてました。
>>347の言うとおり、乙女ルートでは素奈緒は最後の方しか登場しなかったのは
意外でした。乙女好きな彼女が何故登場しないのか!?
これがきっかけですね。
熱血レオを見て、素奈緒が考えを改める上での過程を書きました。
これからはレオとは友達までは修復してほしいものです。
なんか村西のしゃべり方変じゃね?
>>351 乙
ビミョーなのは元キャラがビミョーなのか……
>352
僕の名は村田だと言ってるだろう!
>>351 乙
面白かったよ
でもバトル描写はちとアレだった
>>351 GODJOB!
PC2やってないので、自分ですなお成分取り込んだSSかけねーんだよお
さんくす
はじめのほうは文章がやけに淡白だなと思ったがバトル描写あたりでは寒気はしるほど興奮したぞ
357 :
名無しさん@初回限定:2006/06/03(土) 22:35:52 ID:RGQKsVis0
PS2版やったほうがいいかな?
358 :
TAC:2006/06/03(土) 22:54:59 ID:eAtJXSKG0
是非やってくれ!
色々批判がありますが、レオのテンション理論の発端を知りたいのならやるべし。
ちなみにスバルのシーンが追加されてるからイイ!
PC版をやった人なら(ガッカリもするだろうけど)数倍楽しめる。
359 :
名無しさん@初回限定:2006/06/03(土) 23:17:19 ID:RGQKsVis0
スバルCG!よし買おう!てかもう買った!明後日にはくる!5日が楽しみ〜
82 :名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 00:11:00 ID:RCGUSV2b0
_ _
'´, '^V^ヽ ノn
i |从゙"ソリj / < あわせ技ですわ〜
| (リ´ヮノリ/
|_リ〈(`ー')つ
/'`´|
`tァァ
>>356 Σ(゚Д゜)
何!!PC2だと!?
そして
>>358 GJ!&ちょっと待て。
ガッカリはしないさ!
SSが面白かったからな!
だから元になってるものも面白い!…………はず。
金ができ次第買おうかな。
スパロボ関係でたまたまこんなもの拾った
ttp://koutetujeeg.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/src/up0146.mp3 Magnet Heart〜ある日のビルドアップ、いつもの磁石〜
「あー、また全滅だぁ!」
「ちょっとー、もしもーし?
ねぇ、聞いてる?え?オレはひろしだ?うそばっか!!
あー、もういいよ、知らないっ!バイバイッ!!!」・・・わお☆
ハニきっすきっス? HEY!HET!HEY!HEY!
負けないでジーグ オヤジは度胸!言っちゃうゼ〜〜〜!!
あ〜あ〜あ〜(・o・) …いざビルドアップ
朝起きて、ヒミカの一族と一騒動
昨日のジーグブリーカーは、もう忘れてるかな?
まだ不機嫌な顔をしてたらナックルボンバーやろう
磁石のむ間に作戦はバッチリ☆
「オヤジの怒った顔、ハニワみたいでオカシイぞ」
そんな科学も聞こえないふり
全滅って言うまで許さないっ!
あぁ〜、こんな体じゃビルドベースは遠いかな…?
焦る不安も吹き飛ばすようなスピンストーム 見つけたい
この想いを誇りに変えてくれるのは
おどけたオヤジと、ちょっと不器用そうなひろし
何度ジーグの力みせて怒っても
オヤジでなきゃダメなの!!
ハニきっすきっス? HEY!HET!HEY!HEY!
負けないでジーグ☆ おやおや?磁石?
やっぱハニワとヒミカは全滅ですわぁ〜〜〜♪♪
こういう下手なの見ると、上手な替え歌がいかに難しいか良くわかるな
>>362 「この想いを誇りに〜」のトコは「この想いをマグネットパワーに〜」だ。
なんかトサカ来るわ
>>365 ふむふむ。
して、そこからどうデレに移行するんだい?
しかしトサカがあるなんて素奈緒はにわとr(ry
367 :
名無しさん@初回限定:2006/06/06(火) 06:56:39 ID:5KkFjiGy0
age
ageんな
タカヒロ新作情報マダー?
370 :
一人、その悲しさ(1):2006/06/06(火) 22:44:02 ID:KdYqZ6jI0
「ふぅ…もう終わりのようね」
トモちゃん達が来る前にクロウを葬り、その場を後にした。
なんだか最近退屈だ。
この前、ちょっと可愛い男の子を釣ってみたけど、これがハズレ。
その子が調子に乗って仲間を呼び出したりしたものだから、軽く消してしまった。
…私は何をやっているんだろう。
せっかくこの力を手に入れたというのに、心に残るのは虚しさだけ…
とてつもなく寂しくなる。
残りの指輪を手に入れれば、この虚しさはおさまるのだろうか?
…いや、おそらくそんなことはない。
トモちゃんは羨ましい。
同じ力を持っているのに、彼女は笑っている。
毎日が本当に楽しそう。
羨ましい。
その日常が欲しい。
彼女を殺せば私にも手に入る?
まさか。
「……はぁ」
家に戻り、自分のベッドに仰向けになって寝転んだ。
帰ってきても、私を待つ者など誰もいない。
壁につけてあったカレンダーをちらりと見る。
明日は6月6日。
確か、トモちゃんの誕生日だ。
「……私には関係ないわね」
今日は私の誕生日。
みんなが気を利かせてくれて、今日一日は自由に過ごせる。
「家事の事など忘れて、たまにはぱーっと遊んでくるがいい」
と、雛乃姉さんは言っていたけれど、正直なところどうしていいのかわからなかった。
ぽえむちゃんも忙しそうなので、一緒に遊びに行くわけにもいかない。
だから、今はラスカルに乗ってちょっと辺りを走ってくることにしたんだ。
「…あれ?」
海岸の前を走っていると、一人でぽつんと立っている透子さんを見つけた。
特に何かをしているわけでもなく、じっと海を見ているようだ。
どうしたんだろう、透子さんらしくないな。
私はラスカルから降りて、透子さんに話しかける事にした。
「透子さん」
「あら、トモちゃんじゃない」
いつも通りの顔だったが、どことなく元気がないようだった。
どことなく、悲しい目をしているみたい。
そのまましばらく一緒に海を眺めていたけど、急に透子さんから話し出した。
「ねぇ、トモちゃん…」
「な、何ですか?」
「トモちゃんってね…寂しかった時ってある?」
「え…」
どうしたんだろう、急にそんなことを…
「…ないわよね」
そう言って、透子さんは背中を向けてどこかに行こうとした。
「あぅ…その、ありますよ」
私が言うと、透子さんは立ち止まった。
それからこっちにゆっくりと向き直った。
「昔、小さい時のことなんですけど…
じゃんけんで負けて蔵に入った時なんです。負けたら中のものをとってくるっていう遊びだったんですけど…
その時、急に地震が起きて、入り口の戸が壊れて開かなくなっちゃんたんです」
話をするトモちゃんの横まで私はもどった。
「暗いしお化けが出そうで怖くて…一人ぼっちだったし、とても寂しくて…
私はこのままここで死んじゃうんじゃないかなって思ったんです」
「そう…」
そんなことがあったのね。 でも、特別これだということはないかも。
似たような経験なら、他の人にもありそうだわ。
「でも、すぐに助けてもらえたんでしょう?」
「は、はい」
「それならよかったじゃない。 …いいわね、トモちゃんは」
「…え?」
私は小さな石を拾うと、それを海に向かって放り投げた。
「トモちゃんには大切な家族がいるわ。 …でも、私にはいない。
これまで沢山の男と寝たけど、私の帰りを待っている人なんていない」
「と、透子さん?」
「同じ力を持っているのに、どうしてなの? アナタはこんなにも幸せなのに!」
気づくと私は、トモちゃんの体を叩いていた。
全然力など入っていない、弱々しいものだ。
そのうちに涙が出てくるようになってしまった。
「うっ…うぅっ……」
「透子さん…」
するとどうしたことだろう、トモちゃんは私の体を抱きしめてくれた。
正直、この歳にもなって抱きしめられるとは思ってもみなかったが。
「大丈夫ですよ、透子さん。 透子さんにも、いつかきっと大切な人はできますよ」
「トモちゃん…」
「それに、よかった。 透子さんが私に悩みを打ち明けてくれて」
「ど、どうして…」
「だって…私たち……その…と、友達じゃないですか。 仲間じゃないですか」
「!」
まさか、命を狙っている相手にこんなことを言われるなんて。
仲間…私たちが?
「あぅ…や、やっぱり面と向かって言うのは照れくさいな…
あの、私は口下手だから…えっと、こうとしか言えないです。 ご、ごめんなさい。
た、確かに透子さんとはいろいろあったけど……それでも、同じ力を持ってる仲間じゃないですか」
何だか、心の中が一気に暖かくなった。
これが彼女の想いの力とでも言うのだろうか。
「…ありがとう、トモちゃん」
「い、いいんですよ」
「フフッ、もし私が男だったら…トモちゃんのこと、絶対に放っておかないわね」
「え…ええっ!?」
急に顔を真っ赤にするトモちゃん、ちょっとかわいいかも。
それじゃ、そろそろ帰ろうかしら。
いつかきっと大切な人はできる、か…
まさかトモちゃんに教えられるとはね。
…私もそろそろいい人、見つけようかしら?
「あ、そうだわ」
「な、何ですか?」
「誕生日おめでとう、トモちゃん」
374 :
シンイチ:2006/06/06(火) 22:54:54 ID:KdYqZ6jI0
ごめんなさい、ageてしまいました。
久しぶりだったもんで…注意しないと。
こんなの透子さんじゃねぇ!って感じた方、ごめんなさい。
でも、こういう一面を持っているってのもアリかなって…
せっかくともねえの誕生日なのに、あんまり祝ってないような気がする。
>374
ともねえの誕生日がむしろおまけな件w
しかしGJだ。透子さん自体あんまり出番ないからSS難しくなかった?
GJ 涙の数だけ強くなれるよって俺のツレのツレと結婚した歌手が言ってた
むしろ透子先生の誕生日に向いたネタかなw
gj! まぶたの裏に透子さんのウェディングドレス姿が浮かんだ。
六月の上旬、夏のような日差しがさして、快晴だった。
天気も最近はじめじめしていて、中休みの晴れといった感じだ。
「今日は洗濯日和だな。…よいしょ!」
大き目のかごに山盛りの洗濯物。洗剤の残り香が思考をクリアにしてゆく。
普段なら早く済ませるところだけど、今日はその必要がないような気がした。
洗濯物を手にとって、物干し竿にかけていく。それだけでも額に汗がにじんできた。
麦茶が飲みたいな……
グラスの中で氷が溶ける様子を思い浮かべながら、淡々と進めていく。
もはや寝巻きと化しているあの下着をつまむ。
風邪引かないのかな……
素朴な疑問だった。
ほかの洗濯物に紛れて、申し訳なさそうにしているものもがあった。
これって意味あるのかな……
実物より大きい気がする。
「ヒント:ハンカチ」
海の言ってたあれって本当なんだろうな…まさか、そんなことあるわけないか。
「ほんと、今日は暑いですわね」
フッ!汗を拭くアタシの姿を見て世の男はイチコロね!
「あら、柊さん。そのハンカチずいぶん分厚くありませんの?」
「いえいえ!そんあことありませんわ。これはこの夏の新作で……」
まったくこんだけ枚数あると、しまうのも一苦労だわ!!
う……海のって結構大きいんだな。
「私のは言っとくけど天然だよ〜・З・」
あう……今なんか、声が聞こえたけど…気のせいかな?
なんとなくみんなのブラを並べてみた。個性という言葉を認識した。
「モエ〜。ひるごはん〜!」
「あっ、ごめん。いま用意するから」
中庭から見えないとなると屋根裏か。
とおもったらすぐ目の前にいた。なんで?
「なんだ、まだ終わってないのか〜」
明らかに落胆している。
「うん」
「手伝うよ」
「えっ! いいよ。すぐおわるから」
瀬芦里姉さんがひょいっと洗濯物をつまむ。あいかわらず人の話を聞かない人だ。
前に手伝ってもらったとき、お父さんの洗濯物を見て、
「これ洗わなくていいんじゃないの」
そういって花壇のほうに洗濯物を投げてしまった。……案の定Yシャツがどろどろだった。
「ごめんね、別にモエが憎いわけじゃないから。ただあいつのものを見るとね」
そういってすぐに姿を消してしまった。しばらくそのまま立ち尽くした。
そのことを姉さんは覚えているのか。忘れて欲しいとは思うけど。
「モエ〜。これここでいい?」
「あ……」
返事をする前にかけている。それから姉さんは洗濯物をまじまじとみている。
「ねえ、あれって空也のだよね」
「うん」
端っこのTシャツを指差す。
「えらいね〜、モエは! まだ先なのに!」
「この時期干さないと、においがつくから」
二人で縁側に腰掛けた。
「最近、元気ないね、モエ」
「えっ! そんなことないよ!」
「悩み事なら何でも聞くよ! お姉ちゃんに言ってごらん!」
姉さんが胸を張る。いつ見ても頼もしい。
「たいしたことじゃないから……」
「モエにとってたいしたことじゃなくても、私にはたいしたことだよ!」
「姉さん!」
姉さんが懐からジュースを取り出した。
「当てていい?」
一本を私にくれた。
「〔こくこく〕」
「空也!」
「あう……」
そういって、私にでこピンをくらわした。
「いたっ……」
「そうか〜。クーヤか〜。この前はいったん帰ってきてとんぼ返りだったもんね。
それでこの娘はもんもんとしてたわけか〜」
姉さん、表現がいちいち妖しい。
「でも七月に帰ってくるらしいじゃん!」
「誰から聞いた?」
「要芽ねえ」
姉さんは不機嫌になった。
「結局あいつは要芽ねえしか、ほんとのこと話さないんだよ」
「それは違うと思う」
「まっ、 どうでもいいけどさ!」
姉さんはそういって居間に行ってしまった。
みんな仲良くして欲しいのに。
一瞬、空也なら何とかしてくれると思ったが、情けない姉だなっと思ってやめた。
その間ジュースはしっかり汗をかいていた。
中庭の木々がざわめく。突然強い風が吹いた。
洗濯物が一枚風にひるがえって、縁側の隅にかかった。
それは空也のお気に入りの服だった。
「汚れてないかな……」
不安になりながら、両肩の部分を指でつまんだ。そして時が止まった。
なんだろう、胸が苦しい
鼻がツーんと痛くなってきた
空也の顔が浮かんでは消える
会いたい……こえだけでいいから……
もう一度でいいから……ともねえってよんでほしい……
思い出がどんどん心からこぼれ落ちていく
「会いたいよ……空也……私、空也に会いたいよ……」
気がつけば、くしゃくしゃのなるまで服を抱きしめていた。
「モエのバカ…………」
空也帰還の日
「モエ〜、どこ行くの〜」
姉さんに呼び止められた。
「ちょっと散歩に……」
というかいつもの海辺だけど。
「じゃあ、クーヤ迎えに行ってよ!」
「でも……私が行かなくても」
「野暮!」
「えっ!」
今なんかひどいこといわれた気がする。
姉さんは携帯を取り出した。
「あっ! クーヤ、モエが迎えに行くから! じゃ!」
「ちょっと、 姉さん!」
「大丈夫、うみゃには牽制入れとくから」
いや、そういう問題じゃなくて。ゴーサイン出されても。
「もう、あーんなことや、こーんなことしてる仲なんだしさ!」
「え、え、えええEEEっ〜〜〜〜!」
「見てたよ!」
「ありえないよ、姉さん!」
空也が聞いたらショック死するよ。
「ぶっちゃけ。空也、すきでしょ!」
「うん……でも弟として」
「野暮!」
「あう……」
今度ははっきり言われた。
「犯罪だよ、姉さん……」
「だって、妹と弟にヘンな虫がつかないか心配で……」
「私たちの人権は……」
「これは私の義務だし!要芽ねえから頼まれたし」
絶対違うし、義務でもなんでもないし。
「撮ったよ!」
「はっ!」
姉さんの指の上でテープが回転している。
「返して!」
「にゃ!」
手をはたかれた、しかも髪の毛で。
「お願い、返して!」
「そういう質問は、柊ヒエラルキーにしなさい!」
姉さんが一枚の紙を私の顔めがけて指ではじいた。
「わっぷ!」
その紙をみろということらしい。なんかうちの勢力図っぽい。
雛乃姉さんが一番上で、……
私が瀬芦里姉さんのつぎ……
「って、えええ〜〜」
「DO YOU UNDERSTAND?」
「いえす、あい、どぅ〜」
なんか、もう……
「あはは……はは、ははは…………」
「あれ? モエ!……もしかして、壊れた?」
笑いしか出てこない。
何を言っても胸を張るこの姉に白旗を上げるしかなかった。
三分後……
「無事で何よりだ。ト・モエ少尉」
「あう!」
伸びやかに敬礼した。
「姉さん……」
「なに?」
「ありがとう!」
「むっ!……」
不機嫌そうな顔をする。もちろん照れているから。
「まあ、これは餞別だから」
姉さんが私のズボンのポケットにたくさん何かを入れた。
お菓子みたいに小分けしてある。一個取り出してみた。
機動戦士コンドム!!
「?」
「いや、だからゴム」
「〔ふるふる〕」
「そこまでびっくりされても、困るんだけどね」
「いらないよ」
「マジ? モエって意外に……」
「違うよ! そうじゃなくて!」
「だーめ! モエに拒否権はないの!」
「あう……」
「空也にあんま恥かかせないでよ。私の大事な弟でもあるんだから」
「………わかった。空也に渡せばいいんだね!」
「いやまあ、それでもいいんだけどね。………とりあえず!」
背中をバシバシたたかれた。
「いたっ!」
「行って来い! このもんもん娘!」
うちの家族ってちょっとヘンなのかも、でも……自然とほほがゆるんだ。
大丈夫だよ、姉さん。空也は私がしっかり守るから。
堅く決心して家を出た。
fin………………
はじめは姉貴のネタだったんですが、この前姉貴ネタをやったら、
かわいすぎるというご指摘を受けましたので、続きを書こうと思ったのですが、
誕生日が近かったともねえに変換。だから題名もシンプルにしました。なんとなく、
後半は即興。もっとおもしろく書きたかったorz
まあ、なんとか形になってよかったなとおもいます。
いつかはコテを名乗りたい……^^;
391 :
名無しさん@初回限定:2006/06/07(水) 21:40:44 ID:3SawWbq90
なんか叙情的だな
GJ
しみじみ読んだ
GJ いい感じなんだが微妙にわかりにくいところがあるのは
俺が姉しよやってないせいなのかな?
>>374GJ
もっと笑いがほs(ry
いや、なんでもないです。
>>390 GJ
>コテ
よーし!すぐ名乗れ、今名乗れ、今すぐ名乗れ。
394 :
れみゅう:2006/06/08(木) 13:14:23 ID:L0erBZf+0
こんにちは。お久しぶりです。
ここ一ヶ月半ほど仕事が忙しく、ネットにも繋げない状態でした。
で、先日ようやくPS2版もクリアして、ネット見てみたらタカヒロ氏が独立してるわ
アニメの詳細が明らかになってるわで浦島状態でした。
SS投下したいんですが、今回やり場の無い怒りに身を任せて即興で書いたので不快に感じる方もおられるかと。
「♪〜」
「ゴキゲンだね、姫」
俺の問いかけに、姫は嬉しそうに答える。
「当たり前じゃない。ついに『つよきす』TVアニメ化よ。また野望に一歩近づいたわ♪」
「アニメ化かあ。楽しみだなぁ」
「鎌倉の六姉妹みたいにX RATEDじゃない全年齢向けアニメよ。
これでファンを拡大して、摩周財閥に差をつけてやるわ」
「……無理」
「うわ、佐藤さん!」
いつの間にか背後に佐藤さんが立っていた。なにやら薄ら寒く感じる負のオーラを纏っている。
「あ、よっぴーがいきなりダークよっぴーだわ。何が無理なの?」
「……これ、見て」
そう言って佐藤さんは紙片を取り出した。
「なにそれ。あらつよきすアニメの資料じゃない」
「へー。俺にも見せて」
俺も覗きこむ。
そこには知らない人たちの設定画が掲載されていた。
「って、これ誰?」
「誰って、こんな金髪つよきすには一人しかいないじゃない」
これ姫か!? そしてこっちは俺か!
「……似てねー!」
「気品がまるでないわね」
呆れたように姫が言う。
「うわ、なんだよコレ! ボクはこんなにロリじゃねーぞ!」
突如カニの素っ頓狂な声。
「どっから湧いて出たんだカニ」
「つーか、レオ主人公じゃないんだな。何で近衛素奈緒なんだ……?」
「うわーみんな別人じゃん。これじゃあ俺のハーレムには入れられないぜ」
「……キモ。これ、あたしじゃないです」
いつの間にやらみんな資料を取り囲んで口々に不満を漏らしている。
「オメーだけだな、アニメ化でちょぉっとはマシになったのはよ」
「貴様こそ。幼女趣味の大きいお友達向けになってその筋のファンが増えるぞ。よかったな」
「んだとゴルァ! 表出ろや!」
「望むところだ。きっちり潰してやる」
「ヤシガニはまたケンカか? いい加減クールになりなよ」
カニと椰子がヒートアップしてきたところに、祈先生とオウムがやってきた。
「あ、祈センセー」
「け。命拾いしたなココナッツ」
「お前がな、カニ」
「どうしたんですの、皆さんお揃いで」
祈先生が飴を舐めながらいつもの調子で訊ねる。
「実は今つよきすアニメの資料を……」
「アニメの資料ですって!? あらあらあら、私にも見せてくださいな」
言うが早いか、祈先生は紙をひったくると食い入るように見つめた。
数秒の沈黙のあと、
「……。アニメはありません」
それだけ言うと部屋から出て行ってしまった。
「あーあ。帰っちゃった」
「ま、気持ちは分かるけどなー。ボクのだって、本来のオトナの魅力が1ヘクトパスカルも再現されてないもんよ」
「台風かyo」
「馬鹿丸出しだな、甲殻類」
「まあいいわ。アニメ化に際してキャラデザの変更など日常茶飯事。これくらい想定の範囲内よ」
姫が気を取り直したように言った。さすが姫。前向きだ。
「『つよきす』のウリは個性的なキャラ同士の軽妙な掛け合いだしね(個人的見解)」
「オイオイ、でもココに変なこと書いてあるぜ」
「なんだよスバル」
「脚本家のコメントだ。あえてゲームはやらずに先入観無しで描くんだとさ」
「なにそれ!? 脚本家が吐くセリフじゃねえっ!」
「『エロゲーなんざ面倒くさくてやってられっか。売れセンの名前だけ使って好き勝手やるんだよ。
売れたらこっちの手柄、コケたら原作のせいにしてやるぜ』」
「佐藤さん?」
「――って言ってるも同然だよね」
「脚本家が原作やらずにどうやって脚本書くんですかね」椰子が呟いた。
「原型を留めない悪寒」
「高笑いしながら金にモノ言わせる姫とか、ただただ善良なよっぴーとか出てきそうじゃね?」
確かに、設定だけ見て書いたらそんな勘違いもしそうだ。
「いやだなぁ伊達君。私は善良だよぅ」
「自分で言うのか……」
「こんなんじゃ原作にあったキャラ同士の掛け合いやパロネタなんて望むべくもないな」
「つーか原作のエピソード一個も無いんじゃね?」
「くっ、まだだ。まだ何とかなる! まだ慌てるような時間じゃない!」
「そうね。私たちの中の人ならきっと絶妙な演技で期待に応えてくれるわ」
そうだ。豪華声優陣によるノリノリの素晴らしい演技が……。
「エリー、世の中をナメ過ぎだよ。ほら、こっちも見て」
「どれどれ、って、( д )゜ ゜」
「なんじゃこりゃ!? キャスト総とっかえかよ!」
最後の砦もあっけなく瓦解した。
「オレと館長は辛うじて似た声の人がやるみたいだけどな、他は全滅か……」
「これじゃこれまで築き上げたボクの清純なイメージが台無しじゃないか!」
「や、清純はないから」
「なんでこんなキモイ企画が通るんでしょう……?」
「そうだな。フカヒレがモテまくるぐらいあり得ねー」
「いや、それは大いにあるから」
「ねーよ」
「アニメ業界は伏魔殿ね……」
「これって、裏切りだよね」
「もはや別の作品じゃん。つよきすである意味ゼロじゃね?」
「こうなったら、姫んちの財力と全国120億人のつよきすファンの力を結集して、
アニメ化断固阻止してやろうぜー!」
と、カニが拳を振り上げた。
「ムリだろ。つーかそれ、地球の総人口より多いし」
「まさか、私の覇業がこんなところで潰えるなんて……」
あの姫がガックリと肩を落とした。
「はぁ〜っ」
みんな一斉にため息をつく。ホント、ため息しか出ねーよ。
そこでドアの開く音。振り返ると、乙女さんが入ってくるところだった。
「ん、どうしたみんな。元気がないぞ」
乙女さんが無駄に元気に言った。
「こればっかりはねー。この私でもどうにもならないのに、乙女センパイに話してもねぇ」
姫の投げやりな言葉に乙女さんがキュピーンと反応。
「なんだと姫。私は先輩だぞ。年長者を蔑ろにするのは感心せんな」
「あ、乙女さん。じつは、かくかくしかじか……」
「むう。なるほど。それは許せんな」
黙って聞いていた乙女さんが立ち上がる。
「自分の企画で勝負する自信も才能も無いからといって他人の功績を利用しようとする腐った性根が気に入らん。
制裁してその惰弱な根性、叩き直してやる」
「直すなんて言わないで、いっそ潰してもいいですよ」
「ふむ。ではちょっと行って来る」
「気をつけてね乙女さん。奴らは手強い。こっちの設定とかお構いなしだから、
油断すると乙女さんですら単なる萌えキャラに変えられてしまうかもしれないよ」
「なぁに、お姉ちゃんに任せておけ。帰ったら一緒におにぎりを食べよう」
乙女さん、それは死亡フラグです。
「ふ。――地獄蝶々よ、久々に斬り応えのある相手だぞ」
乙女さんはそう言うと、颯爽と出て行った。
「大丈夫かな、乙女さん」
「乙女さんなら、乙女さんならきっとなんとかしてくれる……!」
400 :
あとがき:2006/06/08(木) 13:38:43 ID:L0erBZf+0
今回のあとがきは愚痴ばかりですので、
そういうのキライな方は読み飛ばし推奨です。
アニメ……orz
なんですか、あのキャラデザイン。さらにキャスト変更……。
実際ここ四、五年新しいアニメを見ていないので、アニメ業界のことには疎いです。
トライネットや大宮某の名前もこれで初めて知りました。変更された声優の大多数も知りません。
ですがあまりにヒドい。素人目に見てもヒドすぎます。
各所でプロデューサー、監督、脚本家らのコメントを見るにつけ、
やり場の無い憤りが湧いて来ます。万物、悉く斬り刻め 地獄蝶々! な気分です。
原作の大きな魅力の一つである声優をあっさりと変更したプロデューサー、
原作をやらないことを臆面もなく公言する脚本家、
本当に、「つよきす」の名前だけ使いたかったんだな〜と実感できますね。
原作へのリスペクトなんてこれっぽっちも感じられません。
中途半端に名前をクレジットされたタカヒロ氏が不憫でなりませんよ。
DVD買うお金が浮いたことだけは感謝しておきますが。
こうなってくると、アニメ化発表当初最大のネックと思っていた地方在住が
じつは最大のメリットだったなぁと思えてくる今日この頃です。
ホントに乙女さんがなんとかしてくれないかなぁ……。
最後に、私憤に付き合わせてしまったスレ住人の皆様、ごめんなさい。
>>400 気持ちはわからんでもないが
スレ住人の多くはすでにそこは通り過ぎていて
今さらそれを蒸し返されても不愉快でしかない
実際、SS読んで不愉快になったのは初めてだ
こんな読後感を与えることが望みだったのかね
>>400 GJ!
ただグチるよりは、SSにしてるんだからOKだろ。
個人的に笑えたし。
いやぁ、しかし凄いよね。アニメの製作陣。
俺はそんな奴らに負けるつもりはないがな。
アニメ…………見てやろうじゃないか。
姫を見てやろうじゃないか。
……泣く準備をしてな!!
>>400 >最後に、私憤に付き合わせてしまったスレ住人の皆様、ごめんなさい。
わ か っ て る ん な ら 書 く な
姫と結ばれない時点でアニメ見ない
どうやら
最後まで読まなかった俺が勝ち組のようだなw
ていうかつよきすはアニメ化なんてされないよ?
そんな話聞いたことすらないし。
何か勘違いしてない?
409 :
名無しさん@初回限定:2006/06/08(木) 18:10:24 ID:0RC6xBYP0
現実逃避?
お前ら黙ってスルー汁
>>400 わざわざ胸くそ悪ぃもん思い出させてくれてありがとうよ
おかげで最悪の気分だぜ ( ゚д゚)、ペッ
412 :
名無しさん@初回限定:2006/06/08(木) 19:06:33 ID:0RC6xBYP0
本当だぜ!( ゚д゚)、ペッ
俺は
>>400が無かったらブラックジョークSSと笑って捉えてやれたのによ。
普通は嫌いなモノが出てきたらブッ叩くもんなんだよ。
勝手に読み飛ばし推奨などとムシのいいことほざくなや。
つよきすアニメ第一回最初の10分の視聴率が高そうな件について
>>400残念ながらあなたの評価が下がってしまいました。
祈ちゃん「アニメはありません」はわろたけどな
次回作に期待することにします
ただここの住民がまだ結構残っていることがわかって安心した
>>400の正体はマナだったんだよ!
ま、次回作頑張れ。
416 :
れみゅう:2006/06/08(木) 23:06:53 ID:L0erBZf+0
今帰宅しました。
結構叩かれていますね。率直な意見はとてもありがたいです。
素直に反省します。ごめんなさい。書いたときは正直頭に血昇ってました。
また次頑張ります。
何になったつもりで書いてんだかなあ・・・ここの職人は
前にも女王様気取りでスレを混乱させた莫迦もいたし
労力には敬意を払うが、いちいち持ち上げすぎなんじゃねーの
>>417 ヒュウウウウウウウウ・・・・・・・・・
こいよ?
>>417 混乱させたのは妬みで荒らしたバカじゃねーの?
あ、お前かw
また不人気コテが名無しで荒らしか
人気がないのは自分の書いてるもんがつまんないからだっていい加減気付よw
うお、スゲー反応(単発で)
ただ
>>418だけは意味がわからん
莫迦なことを書き込んだ非礼はわびるので、意味を教えていただきたい
はいはいスルースルー
次の作品ドゾー
(´・ω・`)それもそうだな
424 :
名無しさん@初回限定:2006/06/08(木) 23:52:05 ID:ezmTxTDt0
>>418 ゴオオオオオオオオオオオ・・・・
・・・征くぜ
>莫迦なことを書き込んだ
>莫迦なことを書き込んだ
>莫迦なことを書き込んだ
わ か っ て る な ら 書 く な
ワカッテナイw
ID:x/urJe960をスルーw
散々いらない子って言われてるのに未練たらたらだな>荒らし
お前ら、元気いっぱいだな
ストレス溜まってるからなw
_,..-―-.、 \<>ヽ、
,..:'´.:.:.:.:.-.、|}:`≡=、 ヽ.<>ヽ
. /.:.:.:.:.:.:.:.、:`ヽ、.:rミミ/`7ー-.、__ `、<>ヽ
イ.:.|.:.:l.:.:ヽ、ヽ,坏j:|,ルヘ. /::::::紀:/ /`i `、<>ヽ
.|l:.l.:.:.:\:.:.`メ゚‐' l:|::l | ∨::風::::/ / ̄ `ー-- 、 `、<>ヽ
八:ヾ..:.:代! ヽ _ リ::}|へ、::::::{. {__ `丶、_`、<>ヽ-、
ヽト、.:j`:ーr-´-任lノ `‐┼し'′ `>、____/_ヾニツ /
jヘヽト、ミ`ヽノL/ `ー-ァ'´::::::::::::::::::::::;::-‐'´.:`ヽ__,仆、
ヾY ニニhヘ|::|::. ノ _,. -‐'ニ二二二_ <. .:.:.:.:.:.:.:.:ト、)ニ彳
| ニニ}ノ !::|`"´ ,'´ `ヽヽ. :.:.:.:.:.:| ヽ.三ヽ
ヽ ̄フ |:::| 、 | ,. ‐' ´ ̄`丶、.:ノ ヽ三ヽ
. `、 ∨l/|ーrヘ、ヽ、_ / `>'´ ̄`ヽ. ヽ
! |::::::lー′ ヽ_ム`ヽ、 / /\ ヾ`゙丶、_
l !/j \:::::\ ! / /`ヽ. \:::::::`丶、
ヽ、_ノ ト、:::::`Tー--- 、, / / l ヽ:::::::::....
|::|::ヽノ `ヾ、/ / ヽ::::::.::.:..
|::|:::∧ ヽ、 / `;:::::.::....
|:厂.:.:`、 ヾ´ }::::::....
` ̄ ̄´ヽ. | ,'::::::::....
\ ! ノ:::::::::::....
制裁!
>>400-428
姉貴を遊ぶだけ遊んで捨てて要姉様にはしったら、姉貴にのこぎりで首切り裂きENDだった・・・
ストレス解消にはコレが一番 マ ー ベ ラ ス カ ニ サ ワ
、, _,.、
'´ ゙ヾ
l イ从从ゾ
l リ ゚ -゚ノリ
||'´, `ヽ
!爪リリ从)ゞ
(_⊃` Д ´と) OK、ヤベロココナッツ
〔ラつi/ ̄ ̄ ̄/_
 ̄ ̄\/ ツヨキス /
 ̄ ̄ ̄
ないてない!ないてないもんね!
、, _,.、
_ '´ ゙ヾ
'´, `ヽ ,.'イ从从ゾ |
!爪リリ从)ゞ 从゚- ゚ノリ l 今日もいい汗かいた
ノwリ;д;ノル /)个i ⌒i ||
〔ラつi/ ̄ ̄ ̄/_i |_ヾ
 ̄ ̄\/ ツヨキス / ヽ⊃
 ̄ ̄ ̄
逆向きのAAムズイなぁ、AA職人はスゲーと思った俺でした
ワンダフルピヨ彦やりてぇ
ワンダフルフルフルーツポンチ
姫祭マダ-?
もしくはDY祭
とにかくあれだ。祭はマダか!?
マダなんか…………orz
あぁ、姫も良いが、ねぇやも捨て難い…
そろそろ新しいAAが見たい件について
AA職人はおらぬか〜
リクエストするか?
作成スレに
yoro
姫!姫はまだか!
今日の天気は晴れ、すっごくいい天気!
まるで世界がこの私を賞賛しているかのようだわ!
このパフェもとってもおいしいし!
それにしても…
「ねぇ、やっぱりよっぴー、機嫌悪くない?」
「え、そうかなぁ。 そんなことないよ」
うーん、そのわりには爪楊枝を何本もバキバキ折ってるんだけど…
時々舌打ちする音が聞こえてくるし。
やっぱりツインテールと対馬クンが一緒に映画館から出てきたからかしら?
ま、仲良さそうだったけど、ああなってたとはねー。
「ほらほら、よっぴーも食べましょ? アイスが溶けちゃうわよ」
「うん、そうだね」
食べ物与えておけば、機嫌も良くなるわよね。
しばらくすると、カランという音と共にドアが開き、1組のカップルがやってきた。
あら? あの髪型はツインテール? 服が違うけど、着替えてきたのかしら?
それにしても、スイーツを食べる店まで一緒になったとは、奇遇ねぇ。
「……(チッ)」
「ねぇ、また舌打ちしなかった?」
「え? してないよ」
どうやらツインテールを見ると反応してしまうみたいね。
よっぴーの背中から黒いオーラのようなものが見えるわ。
「ナオちゃんごときに、対馬君はやらせはしない…この私がいる限り…(ブツブツ)」
な、何なのこれは…
おーい、よっぴー戻ってこーい。
でも、何だかあの二人、対馬クン達とは雰囲気が違うわ。
ちょっと聞き耳立ててみようかしら。
「ったく、ホント今日は暑いわねぇ」
「何言ってるんだよ、外に出るのに誘ったのはそっちだろ?」
「ま、そうだけどね。 あ、ここの勘定はアンタ持ちだから」
「えー!? そこまで金持ってないよ!」
「はぁ!? アンタ馬鹿か!? アンタがアタシにおごるのは当然の義務だろうが!」
「そんな義務、請け負った覚えなんかないよ!」
「アタシに口答えする気か!? このイカ!」
あら、何だか喧嘩してるみたいね。
ちょっと離れてるし顔もあんまり見えないけど、まぁツインなんてそうはいないか。
「あれ? なんだか喧嘩してるみたいだねぇ。
やっぱりいがみ合ってたから、そうそう長くは続かないよね」
あ、何だかよっぴーがちょっとだけニヤニヤ笑ってる。
「ん? どこ行くんだよ」
「トイレよトイレ!」
「そんなでかい声で言うなよ。 恥ずかしいだろ、姉貴」
「う…うっさいわね!」
「姉貴って…対馬クン、乙女さん以外にお姉さんっていたっけ?」
「あれ、よく見ると違う人だよ。 確かに見た目は結構似てるけど」
「ん? そういえばそうね」
なーんだ、私達の勘違いか。
なんとなくよっぴーもがっかりしてるわ。
まったく、いくらあのツインテールに対馬クンをとられたからって、ここまでいじけることないのに。
店を出た私達は、今度は公園まで行くことにした。
よっぴーの気分も、歩いているうちに少しは晴れたみたい。
「エリー、ちょっと飲み物買ってくるけど、何がいい?」
「そうねぇ…それじゃサイダーで」
「うん、ちょっと待っててね」
そう言って、売店へと駆け足で向かっていった。
それにしても、そんなに対馬クンのこと好きだったのかしら?
あんな無個性な人間、そんなにいいとは思えないんだけどなー。
私だったら、絶対選ばないわよ。
というより、選択肢にすら入ってない…いや、そうでもないかも。
「はい、どうぞ」
「ありがと、よっぴー」
海を眺めながら、しばらく二人でボーッとしていた。
大きな船が汽笛を鳴らしながら横切っていく。
ふとよっぴーの顔を見てみると、何だか少しだけ悲しそうだった。
「ねぇ、よっぴー」
「何? エリー」
「対馬クンのこと、好きなんでしょ?」
「えぇっ!? な、何を言ってるの!?」
「あのねぇ、私だってそこまでニブチンじゃないわよ。 で、どうなのよ?」
「うぅ…エ、エリーにはかなわないなぁ……でも、もういいんだ…」
「どうして?」
「だって、対馬君はナオちゃんを選んだんだもん。 それは対馬君の意志でしょ? それじゃあ仕方がないよ」
「でも、それを認めたくないよっぴーがいるのでした」
「うう〜…」
あ、またふさぎこんじゃったわ。
「こういうときは…てやっ」
ムギュっとよっぴーの胸を揉んでみた。
「きゃん! …もう、なにするの!」
「だって、元気がないんだもん。 それとも、もっと揉んで欲しい?」
「いいよ、そんなことしなくても…」
そういうと、また海のほうを眺めだした。
「あーあ、まったく! あのねぇ、よっぴー。 嫉妬の炎をメラメラと燃やさないの!」
「え? そ、そんなことないよ」
「いーや、私にそんなごまかしは通用しないわよ。 あ、メラメラは言い過ぎたか」
私はお互いの顔がくっつきそうなぐらい接近して、よっぴーの顔をじっと見つめた。
「とられたのなら、むしろ奪ってやろうとは思わないの?」
「そんな…そこまでしようとは思わないよ」
「そっかー、よっぴーの対馬クンに対する気持ちはそんな程度だったんだー」
こう言うと、さすがのよっぴーもちょっとむっとした顔になった。
「つ、対馬君のことをどうとも思ってないエリーにはわからないよ!」
ほら、つっかかってきた。 まだ諦めきれない証拠ね。
「なら、白黒はっきりつけたら?」
「え?」
「対馬クンに告白しちゃいなさい」
「で、でも…対馬君にはナオちゃんが……」
「確かにそうだけど、対馬クンが自分にウソをついてあのツインテールとつきあってるのかもしれないんだから。
厳しい事を言うようだけど、このままだとずっと後悔が残るわよ?」
「エリー…」
ちょっと考え込んでからよっぴーは口を開いた。
「…うん、やってみるよ」
「OK。 カニっちに連絡して、対馬クンを今度呼び出してあげるから。
その時に、正直に自分の気持ちをぶつけるのよ?」
「うん!」
そして運命の日。
気になる結果はと言うと…
「うっ…ぐすっ…エリー……」
「はいはい、私の胸でよければいくらでも泣きなさい」
よっぴーは対馬クンに自分の気持ちを打ち明けた。 そして返ってきた答えは…
「ゴメン、佐藤さん。 気持ちは嬉しいんだけど…俺はもう、あいつ以外の女の子を愛することはできないよ」
とりあえず、理由がどうあれよっぴーを泣かせた対馬クンには『お嬢様ダブルニープレス』を後でくらわせるとして、
まずはよっぴーを慰めてあげるのが先決。
ということで、カラオケに連れて行って全てを発散させてあげることにした。
「で、なんでカニっちと乙女先輩がいるの?」
「まぁ、女の友情ってやつさね」
「佐藤にはつらい現実だっただろう。 しかし、これをバネにして、また新しい恋愛を見つければいいさ。
今日は私のおごりだ。 思いっきり騒ごうじゃないか!」
「カニっち…鉄先輩…ありがとう」
「おーし、そんじゃあ心置きなく歌いまくろうぜー!」
「それじゃ、私がいっちばーん!」
「こら、姫! ここは上級生である私が一番だろう!」
そう言って、乙女先輩が私からマイクを奪い取ってしまった。
でも、急に困ったような顔をした。
「ところで…どうやって曲を選ぶんだ?」
「それはこのリモコンで…」
「何、そうなのか!? いや、よくわからないものでな…佐藤、ちょっと曲を入れてくれないか?」
「はい、この曲ですね? って演歌ですか…」
こうして、私達は存分にカラオケを楽しんだ。
結局、乙女先輩は自分で曲を入力することができなかったけど。
よっぴーもちょっとは元気を取り戻したし、これで万々歳ね!
さて、対馬クン覚悟しなさいよ?
「…ということがあったらしいんや。 あ、情報はカニっちからやで」
「よぴー、かわいそうネ。 でも、これも人生ネ」
「で、ウチらはどうしたらええやろ?」
「そとしておいてあげるネ。 慰めるのは、姫達がしたからもういいネ」
「そうかぁ? ここはウチらもよっぴーを励ましてあげようやないか!」
「マナがそんなこと言うと不安でしょうがないネ。
とんでもないこと言いそうだから、 いらんことしちゃダメネ」
「せやけどさぁ…」
「空気読めないマナがそんなことしたら、よぴーがますます元気なくなる確率メチャ高いネ」
「なんやとー!? まるでウチがアホみたいやんかー!」
「まるでアホじゃなくて、もうアホそのものネ」
「がふっ」
448 :
シンイチ:2006/06/10(土) 20:39:04 ID:FiyEW7JX0
素奈緒SSを書こう!
…と意気込んだものの、肝心の彼女が登場しなくなってしまいました…
何とかして書きたいなぁ。
それにしても、素奈緒ルートはよっぴーが時々ダークになるのが印象的でした。
がふがふ
>>448 豆乳とビーナッツバターパンをあげるわ!
>>448 まあ、自分のルートとレオ獲られてるしな
453 :
一休み:2006/06/10(土) 22:07:48 ID:eKq7x4Mn0
「ついたよ。ともねえ」
「うん。でもほんとに入るの?」
「だってせっかくここまで来たんじゃん」
「でも……やっぱり恥ずかしいよ!」
「大丈夫だって!!」
「だって……こういうところ初めてだし」
「みんなふつうにしてるじゃん!」
「まだ心の準備が……」
「ともねえ、ブレイブ」
「ブレイブ」
「シャズナ」
「シャズナ」
「ビューティフルライフ」
「ビューティフルライフ」
「さあ、いこ」
「あう……待って、空也」
ウェディングドレス試着中……
「どうだった?ともねえ」
「うん。楽しかった。またきてもいい……?」
「もちろん」
「ありがとう……」
あ〜あ、うつむいちゃったよw。
454 :
あとがき:2006/06/10(土) 22:09:58 ID:eKq7x4Mn0
ただシャズナって言いたかったのは内緒w。
>>453 えーと
つまりラブホ匂わせておいて実は貸衣装(?)でした、ってこと?
「裏切られた……今度は……今度こそは、と思ったのに」
「結局世の中こんなもんか」
「ちょっ……待ってよ、よっぴー」
「触らないでよ」
差し出した手は、痛烈に払いのけられる。それは間違うことなき、決定的な断絶。
「ぅ……」
言葉はつい消えた。
常日頃から、己の力の絶対性を信じていた。そしてそれに見合う、成果をなしてきた。
不可能だと思うことは無かった。迷うこともなかった。
したいことをし、欲しいものは全て自分の力で手に入れてきた。
そんな彼女が今、生涯で初めて、『どうしていいのかわからなくなった』。
絶望によどむ視界に―――黒い『像』を捕らえた。
(スタン…ド……ッ)
―――本気、だ
刹那、全身が警鐘を鳴らした。
(やばいッ!よっぴーは、本気で、私を『捕りに』きているッ!)
「せいぜい、孤独に押しつぶされない様にねェェッ」
「ローズクイーンッッ!!」
エリカもとっさにスタンドを発現ッ!瞬く間に伸縮自在の茨の鞭を振るうッ!
だが攻撃ではない!エリカの頭に、戦おうなどという考えは、露ほども無いのだから……
ブィシィィィッ!
竜宮の入り口にある柵に巻きついた鞭が、エリカ自身を高速で外へ引っ張り出した!
衝撃に耐え切れず柵が折れるッ!
全身を強かに打ち付け、それでもなおエリカは、とっさに立ち上がり一目散に逃走する。
最中、良美を振り返ることさえしない。攻撃的かつ、制圧前進が基本のエリカにとってこれは、『らしくない』行動だった……
なぜなのか?何か計算があって、誘い出すために逃げているのか?
それとも親友のよっぴーを傷つけられず、やむを得ず逃げているのか?
答えは、そのどちらでもない……
なぜならッ!エリカはッ!あの怖いもの知らずで強いあの姫はッ!
今、ただ純粋に佐藤良美のスタンドに『恐 れ を な し て』逃げているのだからッ!!
「あのスタンドに『捕まる』のはまずいッ!もし捕まったら……もし捕まってしまったならッ!」
「私は……私は、『自分』を失ってしまうッ!!」
「……さすがは『霧夜さん』
迷いの無い逃走、相変わらずすごい判断力と決断力だね……」
エリカの逃走を目の当たりにしても、佐藤良美は動じない。
「でも、逃げられない……逃げられないよォ……
私のスタンド……完全無敵の『ブラックサイド』からはッ!」
佐藤良美のスタンドッ!黒づくめの『ブラックサイド』が発現するッ!
「ブラックサイドはッ!すでにッ!霧夜エリカを標的に決定しているッ!!
射程は無いッ!標的はどんなことがあっても逃がさないッ!確実に『捕る』のよッ!」
最近ジョジョにはまった。
すごくバカな考えが浮かんだ。
よっぴーをアレなひとっぽくするつもりはなかった。
今は反省している。
( ゚д゚)ポカーン
もう何て言うか……
頑張れ?
もうなんて言うか…
二度と来るな?
皆さんツンデレのデレの無い奴ですな
デレられる要素がない
文章はうまいと思う。オチっぽいのがないのが残念。
次に期待!
>>448 GJ!
アハハハハハハ
DYだ、ヒャッホー!!
>>453 GJ
いっそ素直にラb(ry
>>459 G…と違う違う。
唐突すぎるのは嫌いではない!
だが!もっと笑わしてくれ!
息が止まるぐらいにな!
>>463 違う!デレがないのではなくフラグが立ってないだけだ!!
そんなことを言う俺は死亡フラグ確定!……orz
467 :
浄霊 1/7:2006/06/11(日) 17:34:38 ID:5m5dvnN10
今日は六月だと言うのに空に雲ひとつ無いせいか日差しも強く、空気も乾燥している。
お昼前にともねえが「砂埃が舞っちゃうと、せ、洗濯物が汚れちゃうからな」と
言って庭に水をまいていた。
お昼ごはんの片づけを終え、雛乃姉さんの部屋で待ったりお茶でもご馳走になろうかと
部屋に向かったところ、当の雛乃姉さんが縁側でマルをひざに乗せ、なにやら難しそうな
顔をして考え事をしている。
「雛乃姉さん、どうも」
俺が話しかけるとようやく気が付いたように「おお、くうやか」と、返事をした。
「どうしたんですか? 難しそうな顔をして。何か考え事でも?」
「ああ、いや……うーむ……」
俺が聞くと、再び難しい顔をして考え込んでしまった。
「ギュウギュルッギュッギュギュー(ひなのんにもプライベートってもんがあるんだよ!
空気も読めないのかよこの短小!)」
白い塊がなにやら言っているようだが、そこは大人の余裕で華麗にスルー。
「ギュッギュー(無視すんなよ!)」
「まぁ、待てまるよ。そうだな、我一人で考えていてもあまり進展がないような
気がするしなぁ。思い切ってくうやに話してもいいかも知れぬ。
くうやよ、我の隣に座れ」
姉さんが自分の隣をぽんぽんと叩く。
「はい、じゃあ失礼します」
雛乃姉さんの隣に座ると、マルが俺を威嚇するように歯をむき出しに睨んできたが、
姉さんにピシッと扇子で叩かれ、
「まるよ、少し向こうに行っておれ。お前がいると話が進みそうに無い」
「ギュルギュル〜(そっ、そんな、マジかよ!? ひなのん〜)」
と悲しそうにどこかに飛んでいった。
「夕飯までには帰るのだぞ!……さて、と」
マルを見送った姉さんが俺のほうに体を向けて改めて座りなおした。
「で、なんなんです? 悩み事は?」
「うむ、悩み事……とはちと違うような気もするが……まぁ、悩み事か。
昨晩、我が神主に呼ばれて霊と話をしに行ったのを覚えているか?」
「はい、何だかどこぞの空き家で子供の幽霊が出るって言ってた奴ですか?」
「うむ、その事なのだがな……」
469 :
浄霊 2/7:2006/06/11(日) 17:37:32 ID:5m5dvnN10
姉さんは幼い頃から最近まで病気で長い事臥せっていた。
長い長い病魔との戦いの内に姉さんは幾度と無く生死の境をさまよい、そのうちに
『この世の者ではない者』を見ることが出来るようになってしまった。姉さんの外見が
幼いのも、病魔との闘いのせいだと言える。
病気を克服し、以前より体が丈夫になった今では、バイト先の神社の神主からたまに
「除霊」を頼まれる事がある。
「除霊、とは言っても、我がするのは霊の話を聞いてやり、憂さを晴らすのを
手伝うだけだからなぁ。除霊、とはちと違うのではないか?」
と、前に言っていた事がある。
「その事って言っても、勿論姉さんの事だから昨日の内にその幽霊は成仏したんですよね?」
「いや、それがな……うまく行かなかったのだ」
「!!! ……へぇ」
なかなかに驚いたが、声に出すと何だか悪いような気がしたので平静を装った。
「珍しいですね。で、その幽霊はどうなったんですか?」
「うむ、また今夜会う約束をしたんだが、その時までに答えを見つけなくてはいけないのだ」
「何の答えです?」
聞き返すと、姉さんは少し悲しそうな顔をして答えた。
「……その子は我と似たような境遇でな、我の場合は助かったが、その子は……」
「ダメだった、わけですね」
「うむ」
「何故その子は助からなかったか、の答えですか?」
「いや、どうやって我が病魔を克服したか、という話になった時にな、
我は『助かったかどうかは問題ではない、助かろうとそうでなかろうと、如何に自分や
周りの人間ががんばったかが重要なのだ』と言ったらな、『じゃあお姉ちゃんと違って家族が誰も
心配してくれなかった分、僕は運が無かっただけなの?』とな」
「実際、そういう運に恵まれて無かっただけなんじゃないですか?」
「そういうのは簡単であるが、それでは逆に悲しませてしまうだけではないか。
『運が無かっただけで死んでしまった』で納得して成仏できる奴などいるわけないだろう。
我もしまったと思った。今日の午前中に近所で話を聞いて回ったのだが、実際その子の親は
仕事ばかりに夢中になって、わが子をあまり省みずに、葬式もまるで厄介ごとを済ますように
ぱっと終わらせてしまったようだ」
470 :
浄霊 3/7:2006/06/11(日) 17:39:26 ID:5m5dvnN10
話を聞いていて気の毒になってきた。
病床に臥せっていたのだろうから勿論外に出ることもかなわず、
「こいつにパスタを食わしてやりたいんですがかまいませんね!?」
と、気にかけてくれる友達に出会うことも出来なかったんだろう。
「どう……するんですか? 今夜約束したって……」
「それでさっきから悩んでおるのだ」
太陽が夏のようにぎらぎらしている。
「うむ、まぁ、どうにかなるかもしれないなぁ……そのためには、お前の助けが必要だがな、くうや」
「えっ? 俺のですか?」
驚いて俺が聞き返すと、姉さんはスッと立ち上がり、
「今夜夕飯を食べ終わった後、すぐに出るぞ。片付けはともえに任せておけばよい」
と、言うと部屋に戻っていってしまった。
……
夕方になるといつもより早めにともねえが夕飯の準備に取り掛かった。
俺が気が付いて手伝いだすと
「ご、ごめんな空也。雛乃姉さんに頼まれたから、今夜は早めに支度することにしたんだ」
早めの夕食を皆で済ませ後片付けをともねえに頼み、雛乃姉さんと玄関で人力車に乗り込む頃には、
日もほとんど地平線の向こうに沈み、辺りは薄暗くなってきていた。
「雛様! 今夜はどちらまで行きましょう!?」
「昨晩と同じ空き家に頼む」
「へい! わかりやした!」
人力車が動き出したせいか、生暖かい風が頬をかすめるようになった。
空を見ると昼間は雲ひとつ無かったのに、雲が顔を出したばかりの月を早くも覆い隠そうとしている。
その生暖かい風も、目的地の空き家につく頃には冷たい風に変わっていた。
「つきやしたよ」
「うむ、ご苦労。これで二時間ほどどこぞで酒でも飲んで来い」
そう言った雛乃姉さんは財布からお金でも出すのだろうと思っていたが、出てきたのはいつもの飴だった。
何で酒を飲めと言って出てくるのが飴なんだろうか。
「恐悦! では二時間後にお迎えに上がります!」
472 :
浄霊 4/7:2006/06/11(日) 17:42:38 ID:5m5dvnN10
人力車の兄ちゃんが去った後に雲の隙間から顔を出した月に照らされた家を見ると、
屋根の瓦はところどころ剥がれ落ち、雨戸や障子戸は無く、庭の草木も荒れ放題だ。
いかにも「出る」という感じのボロ屋。
「なんか、思ってたよりも凄いところですね」
「我は昨日も来ているからな。それほどに驚く事でもあるまいよ」
庭先でそんな事を話していると、ぽつぽつと雨が降り出してきた。
「ふむ、これは早く中に入って来いということなのかも知れぬな。くうやよ、行くぞ」
「はい」
家の中に足を踏み入れると、外から見たよりかも中はもっとひどかった。
ところどころ床に穴が開いていて、そこらじゅうの床板が反り返っていた。
穴にはまらないように、床を踏み抜かない様に慎重に懐中電灯を持った姉さんの後をついていく。
いろんなところが雨漏りしているせいで、そこらじゅうでぽたぽたと水音がして気味が悪い。
昨晩は姉さん、ここに一人で来たんだよな……さすがというかなんと言うか……
「この部屋だ」
姉さんがドアの前で立ち止まって俺の顔を見る。
姉さんに頷き返すと、姉さんは懐中電灯の明かりを消してドアを開けた。
部屋の中からじめじめとまとわりつく様な空気が流れ出てくる。
一歩足を踏み入れると、部屋には骨組みだけになったベッドが一つのみ。
そのベッドの上が、ぼぅっと白くぼやけて見える。その白いもやがゆらりと揺れたと思うと、
「ちゃんと来来来たんだね……」
と、もやが頭の中に直接話しかけてきた。
「我が約束を破るとでも思ったのか?」
「……この人は誰誰誰?」
「こやつは我の弟だ。くうやという」
「ふーん……」
何かは分からないが、体中をじろじろと見られている感覚がする。口には出さないが気味が悪くて
今にも逃げ出したい気分だ。
「で、やっぱり僕は運が無無無無無無無無無かっただけなの」
「そのことなのだがな……」
姉さんが俺を一瞥して続ける。
「こやつにもお前の境遇を話してやってくれないか?」
473 :
浄霊 5/7:2006/06/11(日) 17:44:23 ID:5m5dvnN10
「……いいよ」
もやの話は大体雛乃姉さんから聞いたとおりだった。
生まれた時から病弱で、外に出ることは出来ず、両親は冷たく家を空けがちで、
友達を作ることもかなわず、失意の内に死んでいった。葬式は質素なもので、
両親は墓参りにも訪れず、すぐにどこかに引越し、この家はあれ放題。
「これが僕僕僕僕の人生生生」
ここまで聞いて、少し不思議に思ったことがある。
「どう?やっぱり僕は家族に恵恵恵恵恵まれなかったから死んだの?
そういう運運運が無かっただけかな?」
「ひ、一つ、聞いてもいいかな?」
緊張して声がうまく出なかった。
「うん」
「君が生きていた時、誰が君の世話をしていたんだ?」
「家政婦さん。僕僕の家はお金持持持ちだったから」
「その家政婦さんは、良くしてくれなかったのか?」
「良くしてくれたよ。優優優優しい人だった。でも僕の親じゃないないないないないない」
白かったもやがだんだん赤くなっている。
「親じゃなくても、良くしてくれた人がいたなら、何でそんなに絶望してるんだ?
その人の励ましは、助けにならなかったのか?」
「血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血が繋がってないないないない」
「血が繋がってるのがそんなに大切かよ」
俺が吐き捨てるように言うと、
「生きてて家族に囲まれてるお前に何が分かる!」
今までぼんやりと頭に直接話しかけていた声が、
恐ろしいほどの低音で、ビリッと空気が震えるほどはっきりと耳に聞こえた。
もやも今では赤黒く輝いている。
ヤバイ、怒らせたか?
「まぁまぁ、二人ともそう熱くなるな。飴でもなめて落ち着け」
今まで一歩下がって様子を見ていた姉さんがするすると前に出てくると、
俺ともやに飴を一個ずつ渡した。イチゴ味だ。
もやも飴をなめたのか、だんだんと色が白に戻っている。この飴凄いな。
475 :
浄霊 6/7:2006/06/11(日) 17:46:25 ID:5m5dvnN10
「ごほん」
姉さんが咳払いをして俺達の注意を引き、話し始めた。
「実はお前には言ってなかったが、このくうやは我の弟ではあるが、血は繋がっていない。
我等姉妹の中には片親が違うものもいるが、このくうやにおいては全くの他人だ。
血の上だけでの話ならばな」
姉さんが俺のほうを見て頷く。続けろと言うのだ。
「……俺の家族は皆俺によくしてくれている。皆俺より年上で、姉さんばっかりで、
親父はどうしようもない馬鹿で、母さんは亡くなったけど良くしてくれた。
一時期は血の繋がりも無い俺がこの家にいても良いんだろうかと思ったこともあったけど、
そういう事を口にするたびに誰かに怒られた。そんなことは関係ないってな。
俺は、家族であるためには血の繋がりというのは必要ないと思っている。
家族であるために必要なのは心の繋がりだ。精神の繋がりだ。
少なくとも俺は姉さんたちの家でそう学んだよ。」
姉さんが更に一歩もやに歩み寄って続ける。
「お前が実の両親にどう思っていたか、家政婦にどのように良くして貰ったか、
聞いた話だけでは我はすべてを知る事は出来ない。しかしその話の中だけでも、
我はお前と家政婦殿の心のつながりを感じたぞ。両親は墓参りに来ずとも、その家政婦殿は
来てくれているのではないか?」
「……」
もやが静かにゆれている。
「……まぁ、それで満足するかどうかはまた別の話であるな。我も霊魂が成仏したら
その先はどうなるかは分からん。だがもし、お前が再びこの世に生を受けることがあって、
今回の事を覚えている事があったら、我等の所に来い。その時は、な」
「そうですね。その時は一緒に遊ぼうぜ」
「それで満足は出来ぬか?」
「……わかった。成仏仏仏してみるみる」
「うむ、では、我の舞を見て逝くが良い」
姉さんが静かに鎮魂の舞を踊る。いつ見ても見事な舞だ。暗い家の中で、姉さんの周りだけ
輝いて見える。
俺がそんな姉さんに見とれていると、いつの間にかもやは消えて、外の雨の音が聞こえてきた。
476 :
浄霊 7/7:2006/06/11(日) 17:50:52 ID:5m5dvnN10
「どうやら行ったようだな」
「そうですね」
姉さんが懐から懐中時計を取り出す。
「思ったより早く終わったな。人力車が来るまでまだ時間があるぞ」
「姉さん、一つ聞きたいことが」
「何だ?」
「姉さんは最初からこうなるって予想して俺を連れてきたんですか?」
「たわけが! 我を誰だと思っている!」
姉さんが俺の手をピシャリと扇子で叩いた。
「柊雛乃であるぞ! このぐらいのこと計算できずに、柊の姓が名乗れるか!」
「さ、さすが姉さんですね」
「そうであろ? 我はこんな感じで弟からも尊敬されてしまうからなあ。いつすかうとが来るか
いつもはらはらして過ごしておる。まぁその時はお前達のことは決して見捨てたりはしない。
むしろ……」
この後一時間半にも渡り姉さんの未来のヴィジョンについて聞かされた。
でもこう言う話をしている時の姉さんは本当に楽しそうだ。
やがて人力車の兄ちゃんがやってきて、俺達を拾って家に向かう事に。
その途中、人力車の上でふと姉さんが
「くうやよ、あまり褒められたものではなかったが、今夜はまぁ、よくやった。飴をやるぞ」
笑顔で飴をくれる姉さんを見て、この人の弟で本当に良かったと思った。
家に着く頃には、雨が止んで月が再び顔を出していた。
478 :
SSD:2006/06/11(日) 17:54:04 ID:5m5dvnN10
ひなのんSSです。
前回投下した時にひなのん書け的な事を言われたので書いてみました。
最初は何か楽しいお話にしようとしたんですが、暗い話になってしまいました。
他の職人さんのように楽しいお話が書きたいです……
479 :
SSD:2006/06/11(日) 17:55:56 ID:5m5dvnN10
それと支援、ありがとうございました
GJ!!
個人的にはこんな話好きですねぇ。
なんかこう……考えるというかなんというか。
とにかく良かった!
なんか最近投下多いなぁオイ!!!
また以前の活気復活の予感!
「でレオはどうする?」
「悪いけどパス。エリカ達と約束してるし」
これまでスバル達と出かけていた鎌倉の花火大会、去年はエリカの仕事の都合で一緒に行く事は
叶わなかったが今年はどうやら行けそうとの事で。
「じゃあフカヒレと子蟹ちゃんには俺から伝えとくか。フカヒレは妬みそうだしカニは機嫌悪く
なりそうだが愛するレオの為に一肌脱ぐか」
「悪いな。なあスバル・・・いや、やっぱいいや」
(余計なお世話だしな)
俺は首を横に振るとスバルに薄い笑みを見せた
若干苦いモノの混じった笑みに一瞬スバルは怪訝そう顔をしたがあえて問いただす事も無く・・・
エリカと付き合い始めて2度目の夏、乙女さんは大学進学を機に柴又の実家に帰った。
竜鳴館へ通い、執行部の仕事をこなす。日々鍛錬を重ねながらエリカの仕事の合間を縫っては
デートをし夜は幼馴染と集まって無駄に楽しい時間を過ごす。
相変わらず以前と変わらない日常を過ごしている様でその実少しずつ変わっている事を実感している。
ピンポーン
「はーい」
今日は花火大会の当日、そしてそこに在ったのは桜色の布地に奥ゆかしい撫子柄があしらわれた
浴衣を着たエリカの姿だった。
「・・・エリ・・・カ?」
声にならない声を搾り出すように呟いた俺を見たエリカは含みのある笑みを浮かべる。
「どうレオ?この色って私のキャラじゃないんだけどたまには目先を変えてみようと・・・おやぁ〜?
おやおやおや?私が綺麗だから見惚れちゃった?まあ当然だけどね」
「・・・ああ、凄く綺麗だよエリカ」
「ちょっと何素で綺麗とか言ってるのよ///」
ビシッ
「グフッ!」
「普段言わないような事突然言うのが悪い」
流石は姫、相変わらずの傍若無人、唯我独尊。だがその顔が少し赤く見えるのは俺の自惚れ?
対馬家の前に桃色空間が形成され互いの距離が次第に縮まっていき――
「ゴホン。ねえエリー、レオ君二人とも私のこと忘れてない?」
ビクッ
その声を聞いた瞬間俺は瞬時に距離を取ろうとする。だがエリカは俺を引き寄せ
「ン」
背伸びしてキスしてきた。柔らかい感触とエリカから発せられる微香に我を忘れる。
ニュル
エリカの口内に舌を挿入し貪る様に味わいつくす
「ん・・・んー!!ちょっとレオ!!んっ、ちゅく・・・ちゅぱ、れちゅ・・・っ」
数分後
「よっぴーごめんてば機嫌直して」
「・・・いいよ、どうせ私は日陰の女だし」
「ああーもう、レオ何とかしなさい」
すっかりいじけてしまった良美を必死に慰めているエリカを見ながらどうしたものかと考える。
此処までネガティブ思考に陥った良美を元に戻すのはそう容易ではないと思うのだが
「・・・えーと良美、良美の浴衣姿綺麗だよ」
「えへへレオ君///・・・そんな綺麗だなんて恥ずかしいよう///」
うん、実に簡単だった。今度は女の友情なんてと拗ねているエリカを横目に上目遣いで俺を
見つめる良美の浴衣姿を見る。
黒地に牡丹柄が華やかさを演出しあでやかな大人っぽさを見事に表現している。
佐藤さんを良美と呼ぶ切欠になったのは今年の4/2、そう良美の誕生日の事
良美のマンションに集まって3人でお祝いをした席でのエリカの一言が発端だった
「よっぴーへのプレゼント考えたんだけど今年は凄いわよ。じゃーんこれよ」
そう言って俺の肩に手を置きニッコリと笑っているマイハニー
「どうせこれからも一緒に居るんだしよっぴーまだレオの事諦めきれないらしいからレオに関する
諸権利の15%を譲渡するわ」
俺に相談も無しに権利を譲渡するとは流石はエリカの姫たる所以。それにしても15%とは微妙な数字だ。
良美は喜んでくれたし、エリカも良美と最後まで出来ると喜んでいた。
まあ俺としても悪い気はしなかったんだけどさ。
鎌倉に着くと空は既に薄墨に染まり、信じられないほどの夕焼けは夜の闇を孕んでいた。
神社は灯篭の明かりに照らされ幻想的な空間を作り出し、そして参道の両脇には延々と出店が列を
成している
「金魚すくい金魚すくい。わたあめわたあめ!」
「さ、次の挑戦者は誰かな狙撃者募集中だーーーっ!ねえねえそこのお兄さん(ry」
「焼きソバ行くわよ!他は後回し、何を置いても焼きソバ!」
祭りの独特の雰囲気にあてられて大人もオープンな気持ちになっているようだ
「二人とも次どうする?」
「うーん、花火始まるまで時間有るし射的なんていいわね。なによりお店のお姉さんおっぱい
大きかったしあそこに決定」
流石はおっぱいスキーのエリカだ。さっきチラッと見たがサラシに半被姿の扇情的な格好を
した金髪のお姉さんの店だったはず
「えーあそこは止めた方がいいよぉ」
「えーなんでよ?」
「だってお店の人綺麗だったしもしレオ君が・・・」
そう言って俺をチラチラ見る良美
「俺?俺は大丈夫だってエリカと良美以外に興味ないから」
ねえ良美なんでそんな目で俺を見るのかな?怖いよマジで。早く良美の性格矯正させなきゃな。
結局は良美の意思と長文化を恐れた執筆者の都合で適当に店を冷やかす事にした
改めて辺りを見回すとちらほらと浴衣姿の女の子も見える。
人々の笑顔が溢れ活気のあるこの中で怨嗟を一身に集めている俺対馬レオ。
明らかに彼女連れの男までこちらを睨んでくる。まあ俺が逆の立場なら気持ちは解るけど。
俺の右腕を組んでいるのがご機嫌な様子でボンボンを弾いているエリカで左腕にはそんな
エリカの様子に苦笑している良美。片手に薔薇、片手に白百合。まさに両手に花。
特に良美は普段学園では隠れ妻を完璧に演じている、鎌倉まで来たとは言え知り合いに会う
可能性も有るがこんな時くらいは甘えて欲しいと思うし――
「ようレオじゃねえか」
いきなりかよっ!
「ようレオじゃねえか」
声を掛けられ後を振り向く。そこに居たのは3・・・いや2馬鹿+心の友スバルの幼馴染ズ
「ハローハローレオの居ない対馬ファミリーの諸君」
「おいおい姫そのレオを取ったのは誰だよ。てめえもてめえだレオ鼻の下伸ばしやがって」
エリカの挨拶に明らかに不機嫌な様子のカニ。
そしてフカヒレは良美が組んでいる俺の左腕を注視していた。
「なあレオ――」
「あの、えと・・・これはふざけていただけで」
そう言って離れようする良美の体をグッと引き寄せた
「今まで黙ってたけど実はこう言うこと」
「・・・レオ君///」
辺りに静寂が訪れる。スバルは別に驚いた様子も無い、まあスバルならずっと前に感づいて
おかしくない様な気がする。そしてカニとフカヒレは
「ははっレオも冗談きついよな。俺一瞬マジでよっぴーのこと寝取られたって本気にしたぜ」
「おめえ何時からそんな冗談言えるようになったんだよ。だいたいヘタレのレオに2股なんて
無理に決まってんだろ」
全く本気にしてなかった
スバル達と合流し6人で花火会場の海岸への道を歩く。俺とスバルは前を歩く4人の背中を
見ながら並んで歩いている
「結局信じてもらえなかったな」
「まあ仕方ねえだろ2人の中でお前は去年のヘタレままなんだよ。俺としてもレオに甲斐性が
出て来たのが嬉しくもあり悲しくもあり」
そう、永遠と思える俺達の時間も有限。あと半年もすればそれぞれの道を行く。
会いたいと思えば会えるとは言えこれまで通りと言うわけには行かなくなる。
小さい頃からずっと一緒だったこいつらと離れる。言葉では解ってるとは言えかなりキツイ。
だからこそ――
「カニの事宜しくな」
「姫とよっぴー連れてエスケープするから2人の面倒見ろってか?しゃーねーな」
スバルは俺の意思を踏まえた上でとぼけているのか、それとも絶対にバレているはずがないと
思っているのか、多分後者だろうな
もう1度、今度はスバルの顔を正面から見据え
「カニの事宜しくな」
スバルと付き合いだしてこんな顔初めて見た。此処にカメラが無いのが残念だ。
「・・・何で解った?」
「なんでだろ、自分でもよく解らないけどなんとなく」
憧れの姫と付き合いだしてこの1年で本当に色んなことがあった。
これほど人生経験を積んだ1年は過去においてなかったはずだ。
周りを冷静に見る余裕も出来た。
そして偶然とは言えふとした時にスバルのカニに対する気持ちに気付いた。
「あいつ馬鹿だしさ誰か見てないと心配なんだよね。一応大事な幼馴染だし、それにスバル
を見てて歯痒い言うかさ。まあ余計なお世話だって解ってるけど」
「あいつまだお前のこと・・・いやオレも頑張ってみるか。クソ何か今のレオカッコいいな。
マジで惚れそうだぜ」
「キモイから止めれ」
そこには既に先ほど見せた顔は無い。あるのはただ俺達の誇るカッコいい兄貴の何時もの姿
「じゃあそんな優しいレオに頼みがあるんだけどカニと一緒に花火見たいからフカヒレの事頼むわ」
同性だと解っていてもつい転ぶ奴も居るんじゃないかと思えるほどの笑顔を浮かべるスバル
「だが断る。それに俺もエリカと良美の3人で見たいし」
「背中を押したなら最後まで面倒見てくれよ。まあこれだけ人居るんだしはぐれても
しょうがねえよな」
海岸へと続く道は人で埋め尽くされている。
毎年の事だが海岸はもっと多くの人で溢れかえっているはずだ。
2人で顔を見合わせ互いに笑みを浮かべると一斉に前を歩く4人の下へ急いだ。
―パァン
次々と打ち上げられ咲いては儚く散っていく2500発の花火
「へえ綺麗じゃない」
「うん綺麗ー」
オレとエリカ、良美は海岸で3人並んで空を見上げている。案の定見事に離脱に成功した。
スバルの成否を知る由は無いがきっとカニと2人で花火を見ているはずだ。
「そうだ今晩レオの家泊まるから。浴衣姿よ、興奮するでしょ」
「浴衣・・・凄くいい。じゃあ帰ろっか?」
早速2人の肩を抱き駅へ向かおうとする
ビシッ
「グフッ!」
「コラ、獣すぎ!花火が終わるまで待ちなさい。よっぴーも興奮しない」
「駄目だよレオ君///・・・はっ、何!?私興奮なんてしてないよー、うう」
俺は盾になると誓ったお姫様とちょっとエッチな女の子を見る。
エリカの覇道には艱難辛苦が待ち構えているだろう。
それでもこの2人と一緒ならきっと乗り越えて、そして何処までもいけるはずだ。
〜おまけ〜
「レオー、スバルー。ったくあいつら迷子かよ。いやこれは千載一遇のチャンスだ」
辺りを見渡すと――よし発見
「ねえお嬢ちゃん迷子?大丈夫だよ、全然怪しくないからね」
女の子の手を取ったフカヒレの行き着く先は果たして?案内所だといいなー
487 :
赤猫:2006/06/11(日) 18:24:16 ID:GmzPtd4P0
あとがき
花火大会の日に神社で祭やってたっけ?そこへの突っ込みは勘弁してください
レオ×姫&愛人体質の良美が大好き
以上。あと書きでした
>>478 乙
なんかスッキリしないのは
霊をちゃんと納得させて成仏させてないからかな。
暗いマックスもないしw
のぺーっと話が進んでなんとなく終わる。まあいいけど。
>>478 ジョジョが入ってギャグなのかと思ったら結構いい話で良かったよ
>>487 レオ、姫、よっぴー話なのだろうけどスバルメインみたいに感じたよ
フカヒレオチはつよきすっぽくて俺は良いと思うわ
>>459嫌いじゃないけど作品にしあがってから投下しような
このスレは玄人顔負けのベテラン書き手が何人かいるから、評価も厳しいよ
>>478GJ たんたんといい仕事してる。作者もひなのんも。
大仕事じゃないけど掌編としてはこれで必要十分。
>>487GJ YPの行く末は秘書&愛人か。違和感ないな。
>結局は良美の意思と長文化を恐れた執筆者の都合で適当に店を冷やかす事にした
普段は作者の自意識過剰は決して評価しないんだが、軽く吹いたw
あとフカヒレの置き去りへと持っていくスバルとレオの会話がいい
フカヒレオチもありがちとはいえ、全体的によくまとまってる
556 :名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 17:00:34 ID:H1OJZhXT0
つよきす アナザーストーリー フカヒレの場合
星屑編 龍宮から奪われた姫の置物の奪還の任務を受けたフカヒレの追跡劇!
「聞こえているだろう! お前が忘れても、オレは忘れはしない!」
探偵編 竜鳴館を舞台にフカヒレの推理が冴え渡る!
「わかってしもたんでんがな!!」
夢戦士編 不思議なノートを手に入れたフカヒレは漆黒のヒーローに変身!
「チェイング!」
GS編 竜鳴館に潜む幽霊に挑めフカヒレ!
「生まれる前から好きでした!」
王子編 未来からやってきた自分の息子を名乗る少年とともに、竜鳴館館長橘平蔵に挑むフカヒレ!
「・・・お前がナンバー1だ!!」
皇帝編 志半ばで倒れた親友の言葉を胸に、フカヒレは野望の道へと進む!
「宇宙を手に入れたら・・・みんなで・・・」
625 :名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 19:45:50 ID:Ewsmjm5n0
津夜鬼洲連合
っていう暴走族があったら入りてえ
総長 乙女さん
副総長 レオ・スバル
特攻隊長 なごみん
631 :名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 19:52:38 ID:Hb0b5xyD0
>>625 なごみんと乙女さんは逆の方が似合う
632 :名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 19:54:19 ID:Ewsmjm5n0
レオ「総長、女子更衣室で覗きがあったみたいっす!!」
乙女さん「何!あたいのシマでなめた事してくれるじゃねーの。いくよっレオ!」
レオ「了解っす!」
やっぱ無理か・・・・・
635 :名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 20:03:32 ID:Hb0b5xyD0
レオ「総長、女子更衣室で覗きがあったみたいっす!!」
なごみん「何!あたいのシマでなめた事してくれるじゃねーの。いくよっレオ!」
レオ「了解っす!」
レディース喋りのなごみんワロスw
皆超GJ!!
一発ネタもおk
499 :
名無しさん@初回限定:2006/06/12(月) 00:05:12 ID:FqVCR/8AO
久々にスレが進んでて嬉しい
sage忘れ申し訳ない
お、スレ進んでんなー、
さらっと読んでくか
これは……句読点って大事ですねと思う俺なのであった
たまにゃ俺もなんか書くか
“野望の少女”End後(または至る過程中に)、姫×レオ+よっぴー
の関係が出来るのは最早デフォだと思ってる。
「騎士となって」と宣言はしたものの、実務や外交上の補佐として
よっぴーには敵わないため筆頭秘書にはなれず、また身辺警護のSP
としては乙女さんに及ぶべくもなく、通称霧夜エリカハーレム御殿
(巨乳メイドがいっぱい)の内政担当執事という立場に落ち着くの
もデフォだと思ってる。
>>487おまけワロス
良美のせりふは愛人関係になっても
「浴衣よ」よりも「浴衣だよ」のほうがいい気がする
切っ掛けを切欠としたのはそういうのがあるのか?
と最近出ない重箱の隅つつきをしてみる
スバルとレオのとこの雰囲気はよかった
なりより姫SS GJGJGJ!!!
>>505 「浴衣よ」は姫の台詞じゃないの?レオって呼んでるし
よっぴーはずっとレオ君になってるよ
ごめん 素で間違えた 猛省しました
508 :
名無しさん@初回限定:2006/06/12(月) 20:34:21 ID:9LtwhyyM0
/. 単発IDによる自作自演地獄へ ..\
/ ようこそ .\
\ / \ /
\ ___________ . /
\ ./ \ /
| \/ __ __ \/...|
| | / __| ヽ | |
| | / / \ '、 . | |
.._ |_| | |=- 廾、 l . |_|_..
| | | T '⌒.; ⌒ '.| / | |
| | ヽ{ ,.'-_-'、 レ/ | |
| | !:ト、.ー三- ,ノ' | |
| | ノ ヽ;;;;;;: '[ | |
| |/ /(( ノノ' ー┬ 、 \| |
| | `` = ´´ i \.. | |
.._|/| _ _ _ _ _ _ _ _ .|\|_
/ ..| | _−_−_−_−_− _ | | \
| |/_/━ ━ ━ ━ ━ ━\_\| |
.._| /_/━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ \_\.|_
/_/━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ \_\
/ /━ ━ ━ ━ ━ ━ ━\ \
↑受けない書き手の僻み地獄へようこそ
最近じゃ作品別あたりに書き込まれる小ネタのほうが面白いからなー
そうかもしれんがチェックしきれんぞ
あのスレスピード
特設ページの人は月一ぐらいでまとめてなかったか?
>>510 突如投下されたジョジョネタによって、ディスプレイをキラキラさせるはめになったのはナイショだ
汚いなぁ
>>514 私・・・汚くないよね・・・汚いんだ・・・ひぃぃ
ねぇやマダー?
攻略サイトをみながらお仕置きエンドを堪能しています
suretigai
つよきすのPS2版やってる。Amazon行って見た瞬間に即予約した。
カワイイ、マジで。そして強気。付き合いだすとデレだす、マジで。ちょっと
感動。しかもギャルゲーなのにフラグいらないから専用ルートに入りやすくて良い。ギャルゲーはエロが無いと言わ
れてるけど個人的にはエロいと思う。PC版と比べればそりゃちょっとは違うかもし
れないけど、そんなに大差はないってタカヒロも言ってたし、それは間違いないと思う。
ただ途中とかでスバルと二人っきりになるとちょっと怖いね。ギャルゲーなのに前に進まないし。
エロさにかんしては多分PS2版もPC版も変わらないでしょ。PC版やったことないから
知らないけどセクロスがあるかないかでそんなに変わったらアホ臭くてだれもギャルゲーな
んて買わないでしょ。個人的にはギャルゲーでも十分にエロい。
嘘かと思われるかも知れないけど素奈緒ルートで烏賊島の夜のシーンでマジで
抜いた。つまりはPC版のよっぴーですらPS2版の素奈緒には勝てないと言うわけで、それだけでも個
人的には大満足です。
【元ネタ】
GTO・AT・NAのガイドライン 3
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/gline/1112090171/
_,..-―-.、 \<>ヽ、
,..:'´.:.:.:.:.-.、|}:`≡=、 ヽ.<>ヽ
. /.:.:.:.:.:.:.:.、:`ヽ、.:rミミ/`7ー-.、__ `、<>ヽ
イ.:.|.:.:l.:.:ヽ、ヽ,坏j:|,ルヘ. /::::::紀:/ /`i `、<>ヽ
.|l:.l.:.:.:\:.:.`メ゚‐' l:|::l | ∨::風::::/ / ̄ `ー-- 、 `、<>ヽ
八:ヾ..:.:代! ヽ _ リ::}|へ、::::::{. {__ `丶、_`、<>ヽ-、
ヽト、.:j`:ーr-´-任lノ `‐┼し'′ `>、____/_ヾニツ /
jヘヽト、ミ`ヽノL/ `ー-ァ'´::::::::::::::::::::::;::-‐'´.:`ヽ__,仆、
ヾY ニニhヘ|::|::. ノ _,. -‐'ニ二二二_ <. .:.:.:.:.:.:.:.:ト、)ニ彳
| ニニ}ノ !::|`"´ ,'´ `ヽヽ. :.:.:.:.:.:| ヽ.三ヽ
ヽ ̄フ |:::| 、 | ,. ‐' ´ ̄`丶、.:ノ ヽ三ヽ
. `、 ∨l/|ーrヘ、ヽ、_ / `>'´ ̄`ヽ. ヽ
! |::::::lー′ ヽ_ム`ヽ、 / /\ ヾ`゙丶、_
l !/j \:::::\ ! / /`ヽ. \:::::::`丶、
ヽ、_ノ ト、:::::`Tー--- 、, / / l ヽ:::::::::....
|::|::ヽノ `ヾ、/ / ヽ::::::.::.:..
|::|:::∧ ヽ、 / `;:::::.::....
|:厂.:.:`、 ヾ´ }::::::....
` ̄ ̄´ヽ. | ,'::::::::....
\ ! ノ:::::::::::....
>>519
>>519 おまいはよっぴーのエロさを知ったら元の世界には帰れないかもしれない。
おまいはなごみんと一緒にエロ小説読んだらPS2を窓から投げるかもしれない。
>521
ネタにマジレスカコワルイ
祈「と、土永さんが申しておりますわ」
だからここはおめぇらの妄想を形にする場所だと何度いえば(ry
一発ネタもおk
SSもAAも来ないなー
待つしかないわが身がうらめしい
まあタカヒロ新会社の新作情報とかがくればまた動くんじゃね。
小ネタはいろんなところにちらばってるし「こんな〜は嫌だ」スレもあるし。
PS2版のよっぴールートを再構築したSSを創ろうかと思うのだが
この前の土日はSS5個だっけ?それに平日はあまり投下されないでしょ
>>527 Σ(゚Д゜)<マジカヨ
応援するぜ!
えr(ry
じゃなくて熱いストーリーを頼む!!
ジガ、イド、エゴの話をやろうと思うんですけど、特に黒幕とかはオリジナルを
立てないと、話が進まないんですが、それでもいいですか?
>>530 基本的には面白ければOK
あんまり突拍子もないもんだと困るが
いいんじゃねーの?
俺も指輪関係の話は考えてるけど、オリジナル要素は入れてる。元の情報が少ないし。
ただ、世界観を壊すことなく、きゃんでぃそふとらしさを無くさないことが肝要かと。
エゴってだれ?
第3の戦士の脳内新キャラやろ
>>534 小説で名前が出てくる。
小説のあとがきの内容から考えて、
半ば、オフィシャルと考えてもいいんじゃないか。
空也のかーちゃんだよ
つ愛と罵倒の日々
柊家の四女、柊巴は指輪の戦士である!
家の蔵で見つけた指輪の力を借りて仮面ライダージガに纏身することが出来るのだ!
ねぇねぇ「黒いっうぃ〜 ラスクァ〜ル 昔は黄色かったッわぁ〜
ぬいぐるみに話しかける ともねえは 周りがみれば あぶないぞぉ〜」
空也「なにその歌」
ねぇねぇ「『マジカルともねえ ぶっとばすぞのテーマ』」
ともねえ「あう?」
仮面ノリダーぶっとばすぞのテーマ(3番)を改造しようと思った。
二行で諦めたorz
190 :名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 19:22:33 ID:qKJGrkEN0
俺が本当の笑顔を見せるのはつよきすをやっているときだけなのかもしれない・・・。
191 :名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 19:33:28 ID:99RbfH/K0
ニヤケ顔だがな
192 :名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 19:45:26 ID:EtJsf57CO
それは愛だ
193 :名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 19:47:15 ID:jD/Vht1C0
,,,r------.、 , -‐――- .,_
__,,,,,,,,---――-、 ,r" i、 ,/' ゙ヽ、 ┌―、
| ̄ _、 ゙i ,r" V '、 l │
|,,,,,-―''''''"゙゙゙ ,i / ,i i | │
.| ̄~ァ ,l / | ________ i l゙ ,i
,i' │ ヽ_/ | ̄| | ̄ l/ ̄ 7 | __,,,,,,,,,,,,,| l i' .!
,i' ,i' l、_从__ツ ./ "''''"" ̄ / ゝ--'
,l' ,i' ヽ/ ,/ ./ i´""!
く ,i' l / / ゝ- '
ヽノ ヽノ \,_ ,r''″
゙'ー、,_ _,,r‐''"
194 :名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 19:48:43 ID:R7CSfFHF0
愛って何だ
195 :名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 19:53:28 ID:14aIAkFL0
Hのあとに来るものさ
196 :名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 19:54:33 ID:qFz+x8nO0
懐かしいネタだな
197 :名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 19:59:30 ID:IUEKI1SS0
>>195 絶望した!現状では手に入らないと断言されて絶望した!!
198 :名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 19:59:57 ID:Yxl3UP2H0
Gしか知らない俺たちにはHもIもずっと先の話だな
199 :名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 20:04:08 ID:hYnBChQA0
>198
誰が上手いこと言えと(ry
200 :名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 20:04:15 ID:oDszh1Xb0
>>198 誰がうまいこと言えとry
201 :名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 20:06:37 ID:Yxl3UP2H0
>>199 >>200 今お前たちの間にHを越えて愛が!
202 :名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 20:07:02 ID:EtJsf57CO
G?
ああ自慰…もといマスターベーションの事か
コネタもOKのSSAAスレだろ
WT氏のところがストップしてるからスレごと保存してくれるこっちに転載した
おもろいと思ったんだが、ダメだったかな?
保管庫も特設ページもこんなものを保管しない
ソレを面白いと思うのは勝手だが
ネタと雑談の区別はつけろよ
フカヒレ 「 俺が本当の笑顔を見せるのはつよきすをやっているときだけなのかもしれない・・・」
スバル 「ニヤケ顔だがな 」
レオ 「それは愛だ 」
フカヒレ 「愛って何だ」
スバル 「Hのあとに来るものさ」
レオ 「懐かしいネタだな」
フカヒレ 「絶望した!現状では手に入らないと断言されて絶望した!!」
イガグリ 「Gしか知らない俺たちにはHもIもずっと先の話だな」
レオ 「誰が上手いこと言えと(ry 」
スバル 「誰がうまいこと言えとry 」
フカヒレ 「今お前たちの間にHを越えて愛が!」
村西 「G? ああ自慰…もといマスターベーションの事か」
こうですか?わかりません!w
いいかげん荒らしウザイぞ
, - ' ´ ̄ `` 、__
ィ ヽ○ヽ.
, '⌒○ / 、ヽ ヽ○ヽ.
/ ○ i /l/|_ハ li l i li ハ
. // 〃 /l i|j_,.//‐'/ lTト l、l j N i | おいおいてめーが否定されたから荒らしって
{イ l / l li //___ リ_lノ lル' lハ. ソ どんだけ可哀想なコですか?
i| /レ/l l l v'´ ̄ , ´ ̄`イ !| ll,ハ
ハ| ll∧ハヽ ト、iつ r==┐iつ/l jハ|
レ'¨´ヽiへ. _ 、__,ノ ,.イ/|/ ノ
{ ⌒ヽ_/ } ー‐<.__ ′
ヽ, /、 〈 |:::::::| `ヽ
{. ハ ヽ Y`‐┴、::::v l
|iヽ{ ヽ_ゾノ‐一’::::ヽ. |
|i:::::`¨´-- :::......:...:.:.::.}|
しつこいな
そういうあおりを荒らしつーんだよ
お前らのレスでニッコリするやつはおらんのだ
悪いがお前らあぽーんしたぜ
あれ?俺のレスに配役ついてるけど…
フカヒレですか、そうですか
>551
がんばれ
>550
○あぼ〜ん
×あぽーん
最近は雑談増えてるからこれくらい許容してやろうぜ
といってみたが
ただ俺は正直SSAAではないので駄目だと思う
しかも転載理由がこのスレに沿ってない
555 :
544:2006/06/17(土) 17:25:24 ID:eRiX5/J70
なんとなくシャレで改変(?)したんだけど
スレの空気を悪くしてしまったようで申し訳ない
(´・ω・`)
おマイさんのはいいんでねか
gj! この調子でがんばれ!上を目指せ!
スルーされても…泣かない。
今、よっぴーシナリオ再構築SSを書いているのだが、
PC版のシーン&テキスト引用が多すぎて単なるパクリになってしまいそうな悪寒。
オリジナリティーを出すのは難しい…
EDは同じとして、その過程をオリジナルにしたいと思う
テキスト引用はなるべく避けようっと
んなことより近衛SSを書け!!!
今書いてる最中だ。今夜ごろ投下できるかもしれない。
んなことより姫SSを書け!!!!
いや、ごめんなさい。書いて下さい。
どうかお願いしますorz
んなことより椰子×フカヒレで、くっつきそうでやっぱ駄目なSSキボン
リクエストは程々にしろよフカヒレ共
フカヒレになごみんは駄目だよ!
公式シチュエーション募集逝け
「あ、鉄先輩、実家に戻ってるんだ」
「ま、夏休みだしな」
いつもの近衛とのデート。俺たちは長い長い遠回りをしたが、夏休みに入ってすぐ、めでたく結ばれた。
かといって、別に特別なことをやるわけでもなく。
適当に店を見て回ったり、映画を見たり、ゲーセンで遊んだり。
ただそれだけだけど、楽しく、幸せな時間。
その時間の積み重ねは、間違いなく、お互いの想いをも積み重ねていった。
だが、いかに想いが強かろーが夏の暑さを軽減できるわけも無く、むしろ増大させるわけで。
今日はしこたま暑いので、適当なカフェに入ってダベっていた。
「久しぶりに1人暮らしを満喫できる、ってわけさ」
乙女さんが来たのは5月後半だから……、約3ヶ月ぶりか。なんか時間のたつのはあっという間だな。
と、近衛を見ると、なんか難しい顔をしている。
「どしたよ?」
「ちゃんと生活できるの? アンタはだらしないからね。心配だわ」
「ぬ、あんま俺をなめるなよ? 大体乙女さんが来るまでは1人でやってたんだし」
「じゃあ、食事とかどうするの?」
「……持つべきものは親友だぜ?」
「伊達君、陸上部の合宿に行ってるんじゃなかったっけ?」
……そういえば、そんなこと言ってたっけ。
「まあ、最近はコンビニ弁当もいろんな種類が出てるらしいぞ?」
「ハァ……、まったく……」
呆れられた。
にしてもアテにしていたスバルがいないとは……。しゃーないがしばらくジャンクな食生活になるか……。
「しゃーないわねえ。アタシがアンタの世話してやるわよ」
「……は?」
「だから、アタシがアンタの家に行って、アンタの世話する、って言ってんのよ」
「……いいの?」
「鉄先輩からアンタを頼む、って言われたしね。それに……」
「? それに?」
「か、彼女、だし……」
「……!」
反則だぜ……。顔を赤くして、上目遣いでそんなこと言われたら。
「お願いします」
考える前にそう言っていた。
「そ、そう。じゃあ、明日、対馬の家、行くから」
「ああ」
まあ、近衛は料理できるし、これで俺の食生活は保障されたな。
…………………………………………
翌朝。
ピンポーン。という音に起こされた。
「あうう……」
フラフラと玄関へ。
「ハイ?」
「おはよう、対馬」
眠い目の中に飛び込んできたのは、朝のさわやかな風に揺れるツインテールだった。
「……近衛?」
「アンタ寝起きね。無駄に寝てると人生損するわよ? コレ正論」
「……ってまだ8時半じゃねーか!」
「もう8時半よ。まったくホンットアンタはだらしないわねえ。今日から世話してあげるから覚悟しなさい、
って何寝てるのよ! 起きなさいっ、コラ!」
「……もう少し寝る」
「起ーきーろー!」
15分の激闘の後、結局俺は起きることにした。
「にしても朝一近衛は頭に響く……」
「何ワケのわからないこと言ってんの。ハイ、朝ごはん」
ぬ、サンドイッチか。
「わざわざ作ってきたのか」
「まあこれぐらいは軽いものよ」
「……一応聞くけど、何をサンドしたの?」
「もちろんピーナッツバターよ」
やっぱりか。まあ、パンには合うからいいけどね。
「その豆乳もわざわざ買ってきたのか?」
「朝はこれじゃないと調子でないのよ」
朝食終了。
「じゃ、洗濯しちゃうから、洗濯物だして」
「へーい」
洗濯物をもって洗面所へ。
「洗濯機の使い方はわかるな?」
「ええ、ウチのとは機種が違うけど、大丈夫」
これが乙女さんだったら、洗濯板を使い出しかねないな……。
「じゃ、任せたぜ。部屋にいるから何かあったら呼んでくれい」
「ハーイ。…………対馬、こういうのをはくのね」
「ん、何か呼んだか?」
「な、なんでもないわよ!」
怒鳴られた。
…………………………………………
あっといけね、ベッドで横になってたら寝ちまってた。(←結局2度寝)
近衛は……、まだ洗濯してんのか? 1階に下りてみよう。
「おお……」
なんか心なしか床とか壁とか綺麗になっていた。
「あ、対馬」
「お前、掃除してたの?」
「ウン、この家、基本的には綺麗なんだけど、チョコチョコ汚れてるとことかあったからね」
「そういや乙女さんが実家に行ってから1度も掃除してなかったな」
「アンタねえ、自分の住む家でしょうが。掃除くらいきちんとしなさいよ」
「まあ、それはいいとして」
「よくないわよ」
「お前、意外と家事スキル高いのな」
「意外は余計よ、トサカにくるわね」
「でもあれだな、ここまでしてもらうと、何か悪いな」
「恩を感じる必要なんてないわよ。その、か、彼女なら当然よ」
「そ、そうか」
「ま、まぁでもアレよ。どうしても、って言うならキスしてくれてもいいわよ」
「いや、朝っぱらだし、我慢するよ」
「我慢は体によくないわっ!」
コイツは……。
「したいならしたい、ってハッキリ言いなさい!」
「その言葉、そっくり返す」
「う……じゃあ、して……」
「何をしてほしいの? ハッキリ言わないと伝わらん」
「ぐ……この野郎……。……………………キス……して」
「よーし、よく言えた」
「アタシは子供かっ!」
「スマン、ちょっとからかってみたくなったんだ。俺もキスしたい」
「だったら最初からそう言いなさいよ。恥かかせてさ」
「お前の照れる顔は可愛いんだよ」
そう言って、近衛を抱き寄せる。
「しゃーないわねぇ」
近衛が目を閉じる。
「……ン」
…………………………………………
ずっと家に閉じこもってるのも健康に悪いので外に出ることにした。
「昼はオアシスで食うか」
「ええ、それでいいわよ」
「顔真っ赤」
「誰のせいよ! 1時間近く離さなかったじゃない」
「そりゃお前もだ」
なんか俺たちバカップルの素養があるのかもな。気をつけねば。
雑談しながらオアシス到着。カニは旅行中なのでいない。
「イラッシャイマセー! ご注文ドゾー!」
「きのこカレー中辛」
「きのこカレー、オッケー、オッケーだ! ツインテール! 注文ドゾー!」
「海軍カレー中辛、ミルク多めで」
カレーが来るまで適当に雑談。
「この店、結構おいしいのにあんまり人がいないわよねえ」
「やはりこの夏の新メニューは失敗だったようだな」
・メロンカレー
・チャーハン
・アイスカレー
・カレーシェイク
「なんか方向性を間違ってるよな」
「あ、ピーナッツバターカレーなんてどうかしら!」
「微妙だと思う」
「おいしいと思うけどな」
「なぜにそこまでピーナッツバターに……」
「だからこの髪型にしてるとピーナッツバターがほしくなるのよ」
ツインテールか? そのツインテールはピーナッツバターでできてるのか?
「これさえ食べればツインテールもバッチリ決まる! 魔法のカレーができましター!
ホーレ、理屈はいい、とにかく食えヤ!」
「店長、その歌どのくらいバリエーションあるの?」
「鋭意製作中デース! 今、6曲できてマース! 聞かせましょうカ?」
「いや、いいです」
…………………………………………
外に出てみたものの、夏の暑さに耐え切れず買い物をして帰宅。
まだ夕食の準備には早いので、将棋を打つことにした。
……対局前……
「フフン、アタシは学年で15位の頭脳よ? アンタには負けないわよ」
……15分後……
「ほれ王手」
「うぐ、まだ逃げられる。……アンタ結構強いのね」
「伊達に帰宅部やってないさ。ほれ、もうすぐ詰むぞ」
「ぐ、このままじゃ負ける……」
「フフン、俺の勝ちだなこりゃ、イェーイ」
「フ、フン。こんなゲームくらいで勝ってもそんなに……」
「イェェェェイ!!」
「ぐっ! トサカきた! こんなときは、オヤツに買ったピーナッツバターパンを食べるのよ」
近衛はおもむろに、さっき買ってきたパンを食べ始めた。
「もぐもぐ……ごくん」
なんだか面白いので俺はその光景を微笑ましく見つめる。
「ピーナッツバターが補給された! 頭が冴えた!」
何か近衛の頭上に電球が光った気がした。
「よしっ……閃いたわ! アタシの勝ちよっ!」
「ハッ、どうしたってこの状況は……、なにぃ!?」
近衛の放った一手は、見事に状況を一変させた。
「ゲッ、マズッ……、うは、詰みだ」
「あはは! やったぁ! イェーイ! イェェェーーーイ!! …………はっ!」
俺はうれしがる近衛を、クールかつ暖かく見つめていた。
「って、なんでここでクールダウンするのよ! もっと悔しがってよ!」
「いや、はしゃぐお前も可愛いな、と思ってな」
「う、またそれを言う……。ズルイ……」
「じゃ、賞品あげるから目、閉じて」
「ん……、ンン……ン……」
…………………………………………
夜。
「いただきまーす」
食卓には、近衛が作ってくれた料理が並べられていた。
「うん、うまい!」
「どんどん食べてね」
「気合入れて作ったな」
「まあ、コレぐらいはパパッと」
「手の傷はそう言ってないぞ」
「う、まあいいじゃない」
近衛の料理、本当にうまい。正直、味だけ見ればスバルに劣るだろう。
でも、込められた愛情が味を全体的に底上げしている。今なら『愛という名の調味料』なんて言葉も信じられるね。
「ほら、この煮物も食べなさいよ。結構な自信作なんだから」
「おお、味が染みててうまそうだな。……ぬっ」
よほどやわらかく煮込んだのか、うまく取れん。
「もう、どんくさいわねえ……。ホラ、あーん」
「あ、あーん」
食べさせてもらった。うれしいのだが……これは少し照れる。
でも近衛は、どことなくうれしそうだった。
…………………………………………
夕飯後。
片づけを終えて2人でイチャイチャ。俺の腕の中で微笑む近衛。
俺の胸に顔をうずめてくる。俺もそれに応えて、ギュッ、と抱きしめる。
近衛への愛おしさが、一気にあふれてくる。
……今日は1日、こいつと一緒だったけど。
再確認した。俺は近衛が大好きだ。
ちょっと口やかましいのが愛おしい。
ツインテールが愛おしい。
世話を焼いてくれるのが愛おしい。
ピーナッツバター好きが愛おしい。
ちょっとしたことに意地を張るのも愛おしい。
素直になったこいつも愛おしい。
もう全てが愛おしい。
ずっと、ずっと一緒にいたい。このまま時間が止まってほしい。
それでも時間は無常なわけで。
「あ……、アタシ、もう帰らないと」
「……もうそんな時間か」
もう帰るのか。……そう思うととたんに寂しさがあふれてきた。
「そんな顔しないの。明日も来るからさ。……じゃ、キス」
近衛に誘われて、唇を重ねる。
ああ、もうマジで愛おしい。
そして、俺の心にひとつの想いが芽生えだした。
……帰したくない。もっと一緒にいたい。つーかもう、……抱きたい。
その時、俺の心の中から、声が聞こえ始めた。
『帰すなよ、いい雰囲気なんだ。このまま泊めちまえ。テンションに身を任せるんだ』
俺の中の熱血レオがささやく。
『おいおい、そいつは急すぎるぜ。ここは慎重にことを運べ』
俺の中のクールレオがいさめる。
『結果を恐れるな。近衛も言ってたじゃないか。テンションに身を任せるお前が好きだ、って』
『まて。ここで強引に行ったら今まで積み重ねてきたものが崩れるかもしれないぞ。よく考えろ』
俺の心が、激しくせめぎあっている。
「……対馬? どしたの?」
さて、ここで俺がとるべき行動は……。
1.テンションに身を任せて近衛を引き止める。
2.いきなり乙女さんが帰ってきて説教。ついでにカニも帰ってくるわフカヒレもくるわでドタバタ劇。
3.レオは近衛を帰らせる。レオはチキンである。
To be continued
近衛SSです。PS2版本編の台詞などを使ったりアレンジしたりしてます。
PS2版をやってない人も近衛のキャラクターをつかめるように、と思ったのですが、いかがでしょう。
中途半端に切れてますがまだ続きます。
そこで質問だ。上記3択でどの展開をやればいいか?
投票が多かった展開を書こうと思います。
じゃあ3でお願いします。
そのまんまカニに入れ替えても頭がいいところ以外は問題ないなw
まあ「つよきす」展開なら2じゃないの
全部w
まあ元々あんまりキャラが立ってないわけで
2
>>576 GJ
自分の書きたいものを書くのがいいさ
下手に意識して不自然な作品になるよりはいいって
展開に行き詰ってるっていうなら別だが
みんな今それどころじゃないだろ
3でいいよ、3で
4.テンションに身を任せるも素奈緒に拒否られる。現実は非情である
5:日本がブラジルに勝って決勝トーナメントに進む
6:ISOLATION〜そして10年後レオと近衛は・・・
全部
山田君:僕のパソコンによると
>>576にレスした人のなかで70%は
「1でエロ有りCG回収」を望んでいるね。
とりあえず近衛はピーナッツバターがすきなんだとわかった
素奈緒はデレに入ってからはツン維持の尽くすタイプで、結果一番好嗜好に
合っていたっす。
…まぁ、既出のヒロイン達とチョコチョコ被ってるとこありで、強烈な個性に欠け
るのが弱みだが。
3 翌日、チキンなレオは素奈緒に再度奪われる展開で
各ヒロインを一字で表現してみると
乙女さん:力
姫:高
カニ:痴
なごみん:冷
yp:黒
祈ちゃん:怠
素奈緒:並
>カニ:痴
ヒドスw
せめて カニ:騒 とか カニ:喧 とかにw
や、お前らOPの属性英単語をせめて訳してやれよw
ツインテールハは確かに並だとしてもだ。
>>584 それに決定。まあ最低条件としてブラジルに2点差以上つけないと予選突破は
不可能なわけだが・・・
1+2希望
素奈緒「日本が勝ったら……しよっか?」
そして日本連敗。
素奈緒「トサカにくるわね!」
>痴
Σ(゚Д゜)
それはつまり痴j(ry
せめて小で
y=-(゚д゚)・'、'.ターン
>>596 不覚にもwwwwwwwwwwwwwwww
111111111111111111
分身の術
>>596に一票w
しかし、作者はネタバレされてると書きづらいんだよな
このアイデアを超えるのは容易ではないから
結局書けなくなるんじゃないかな
土永さんが
「ツンとデレ、一つ一つは単なる火だが、二つ合わされば炎となる!
炎となったツンデレは無敵だ!!」
とか言いはじめるSSキボン
602 :
576:2006/06/20(火) 10:03:32 ID:FQLm1c4Z0
>>600の言うとおりだと今気づいた俺カニ頭。
もうこうなったら1+2+3で書いてみる所存。投票してくれた人センクス。
アイディア出してくれた人もセンクス。できるだけ反映したいですが限界もあります。
にしても18禁シーンを書くことになるわけですなあ……。
まあ、今仕事が猛烈に忙しいんでしばらく後になりそうです。すまねー。
にしてもブラジル戦どうなるんだろうねえ。
執行部の仕事が終わって、ようやく帰れるぜ。
今度から竜鳴祭の用意とかもしなくちゃいけねーんだよなー。
めんどくせー。
姫が書いた脚本の劇、どうなるか楽しみにしとくか。
「おーい、カニっちやんか」
「なんだ、マナかよ」
「なんや、今日は一人かいな」
「そーなんだよ、スバルは部活だし、フカヒレは作曲するからって先に帰っちまったしさー」
「そういや、今度の竜鳴祭で演奏するんやってな。 対馬はどうしたん?」
「レオはレオで、あのA組のツインテールとイチャイチャしてやがるしよー。
ケッ、腹立つったらありゃしねぇ」
「ふーん。 ほな、ウチと帰ろや。 もう結構遅いし、どっかで食べていかへん?」
「いいぜー。 確か今日はオアシス休みなんだよな。 あ、そんじゃ豆花のとこにいかね?」
「おっしゃ、そうしよ」
豆花のやつ、屋台を任されたんだよな。 すげーなぁ。
ま、確かに豆花の作る料理ってうめーもんな。
ボク達はいつものように賢い話(注:カニがそう思ってるだけ)をしながら屋台へと向かった。
「いらしゃいネー。 あいや、カニちとマナカ」
「うーっす。 ボク、カニラーメンね」
「ウチ、タコヤキラーメンお願いするわ」
「タコヤキラーメンなんてあんのかよ!?」
「もちろんネ。 中国4000年、なめたらいけないヨ」
あんのか…本当に大丈夫か、この店?
しばらくしてから豆花がラーメンをボク達の前に出してくれた。
「さ、どんどん召し上がるネ」
「いっただっきマルチーズ!」
「ほな、いただきまーす!」
ボク達が食べてる様子を、豆花はずっと見ていた。
やっぱ気になるのかな?
「味はどうネ?」
「うめーよ! すげぇうめー!」
「さっすが豆花やな!」
豆花はすっごく嬉しそうに笑ってくれた。
どうしよ、作るコツとか教えてもらおっかなー。
「ところで二人とも、この夏はどうだたカ?」
「ふふふ…」
あん? マナがなんか笑ってやがるぞ?
「部活三昧のこの浦賀真名、そんな出会いなんぞあらへんわ! うははははは! はは……」
「マナ…涙ぐんでねぇか?」
「な、泣いてへん! 泣いてへんからな!」
いや、泣いてるって。
ん? なんかさっきのセリフ、どっかで聞いたことがあるような…
「そ、そう言う豆花はどうやねん!」
すると、豆花はえへんと胸をはった。
「私、こないだの夏休みに故郷に帰た時、恋人できたネ」
「くそーッ! ウチらは負け組みか…」
「ボクも入ってんのかよ!」
「そうネ。 カニちは入れなくてもいいネ」
「へ? なんで? カニっちに彼氏なんておったか?」
「いや、いねぇけど?」
「あいや、気づいてなかたカ」
「え? え?」
「カニち、気づいていないだけネ。 カニちのすぐそこに、カニちのこと大切にしてくれてる人、いるネ」
「だ、誰なんだよー! 教えろよー!」
「それ、私が言たら意味ないネ。 カニちが自分で気づかないといけないことネ」
メシが終わって屋台を出ると、マナは何か考えているようだった。
うーん、それにしても、ボクのことが好きな奴?
誰だ? フカヒレ? もしそうだったら絶対イヤだけどなー。
むしろすぐに死を選ぶね。
スバル? いやいや、ありえねー。
レオ? んなわけねーだろーが!
あいつはツインテールにゾッコンだしよー! ちくしょー!
カニっちのことが好きな奴って誰?
豆花は『すぐそこにいる』って言っとったやんな。
あの時一番すぐそこにおったのは…まさかウチのこと言っとるんか!?
ちょっと待ってや、ウチにはそんな趣味あらへんって。
うん、そんなわけあらへんがな。
…なぁ?
「はっ!?」
「んぁ?」
やば、目が合ってもうたやんか。
「どーした、マナ?」
「へへへへへ……あ、カニっち! アレって対馬と例のツインやないか?」
「お、そーいやそうだな」
「なぁなぁ、ちょっと後をつけへん? 面白そうやん」
「んー…まぁいいけどさ……」
ボク達はレオ達の後をつけ、松笠公園までやってきた。
もう外も暗いし、こんなところで何をするつもりなんだろうね、あいつらは。
「お、立ち止まったで。 海見とるわ」
それを見て、ボク達も近くの茂みに隠れた。
しばらくしてから、レオがツインの肩を引き寄せて…
「あー! チューした! チューしたで!」
「静かにしろっての! 聞こえちまうだろ!」
コイツ、すげーハイテンションになってやがる…
あ、レオの奴、顔を離したかと思ったらまたキスしやがった!
「うわ、対馬って結構やりよるなぁ…」
マナはずっとその様子を見てやがる。
ボクは胸クソワリィったらありゃしないのに。
あーくそ、あんなもん見てたらドキドキしてきたじゃねーか!
もういいかげんやめろよな!
「な、なぁカニっち…」
「んだよ、どーかしたんか?」
「ウチのこと、どう思う?」
「は?」
「ウチな、今すっごいドキドキしてんねん。 まさかとは思うけどウチな…
あ、あの…その……キ、キスしてええかな?」
「ま、待てよ! ボク達女同士だぞ!?」
「そ、そうやけど…で、でもそれが悪いってわけでもあらへんやん?」
「だーかーら! 待てっつってんだろ!」
「大丈夫、大丈夫やって」
「待てー! 何が大丈夫だってんだー!」
誰か助けてくりー! このままじゃボク、レズの道に入っちまうよー!
犯されるー! ギャー!
『んん…』
ありゃ? どっかから声が聞こえてくるぞ?
『あ……ン…』
や、やっぱりどっかから聞こえてくるって! ま、まさかお化け…!?
「なななななぁ、まままマナ、だだだだ誰かいねぇか!?」
「は? 誰もおれへんよ? あそこに対馬達しかおれへんで?」
「ででででもよ!? ななななななななんか聞こえるんだって!」
「なんや、そんなこと言うて……もしかして怖いんか?」
「ここここ怖くない、怖くないもんね…」
『うあ……はぁ…』
ほら、また聞こえた! 今度はコイツの耳にも入ったろ!?
「!!!? な、なんやねん今の声…」
「ほほほほほら、きき聞こえたろ!? な!?」
「に…」
「に?」
「逃げろー!」
「わぁぁぁぁぁー!!!」
ボク達はその場から一目散に逃げていった。
もしかしたらレオ達にバレたかもしれねーけど、そんなもん関係ねぇ!
今すぐにこの場から逃げないと!
「ん? なんか今叫び声聞こえなかったか?」
「そうかしら? アタシは聞こえなかったけど」
「ふーん。 気のせいか」
「ねぇ…もう少しこうしていてもいい?」
「ああ、いいよ」
「ぜぇ、ぜぇ…」
「はぁ、はぁ…」
ぜ、全力で走っちまった…疲れたぜ……
「な、なぁカニっち…」
「なんだよ、ボ、ボクにはそんな趣味ねーぞ」
「ゴメン、ウチがどうかしてたわ。 よう考えたら、ウチもそんな趣味あらへん」
「あたりめーだ! 多分、あのレオ達を見たからドキドキしちまったんだろ」
「うん、ウチもそう思う」
「まったく、マナは空気読めねーけど、まさか自分の空気も読めねーとはな」
「スマン…」
あーあ、結局何やってたんだろな、ボク達。
「けどな、ちょっとカニっちもええかなって思ったり…」
「頼むからそういう冗談はよしてくれよ」
「そらそうやん。 冗談やって、冗談」
スバルのボケに付き合うレオの気持ちがちょっとわかる気がするぜ…
「ほな、また明日な、カニっち」
「おう、じゃーなー」
さーて、ボクも帰るか。
ボクを間接的にひどい目にあわせたレオには、後で天井裏のエロ本を机の上に置くという鬼畜極まりない仕返しをしてやるぜ。
そういえばあの変な声って、結局何だったんだろ?
ま、あんまり思い出したくないからいいや。
寝たら忘れちまうだろーし。 帰って寝よーっと。
「エリー…や、やっぱり恥ずかしいよう……」
「そんなこと言っても、ココがこんなんになってるんじゃ、説得力ないわよ?」
「うぅー…いじわる……」
「ほらほら、嫌よ嫌よも好きのうち…」
「だ、だからって公園でなんて……んふうっ!」
「そんな大きな声出しちゃ、誰かに聞かれるかもよ〜? ぬふふふふ〜」
マナと別れてからの帰り道、フラフラと歩いているスバルを見つけた。
あ、なんかちょっと顔が腫れてやがるぞ。
「おーい、スバルー」
「ん? なんだ、子蟹ちゃんか。 どうしたんだ、こんな時間まで」
「別に。 ちょっとマナとメシ食ってただけだよ。
それより、オメーこそどうしたんだよ。 そんなに顔腫らしやがって」
「ちょっとバイト先でいざこざがあってな…久しぶりに骨のある相手だったぜ。
あいつつつ…」
そういや、コイツって何のバイトしてるんだっけ…
レオ達は知ってるみてーだけど、殴られるようなことしてるってのか?
まったく、世話のやける野郎だぜ。
「ほら、ウチに来なよ。 手当てしてやっから」
「いいって。 それに、お前にやってもらったら、また包帯ぐるぐる巻きになるだろうが」
「気にすんじゃねーよ。 この天使みてーな可憐な少女に手当てしてもらうんだ。
ありがたく受け取っとけやタコ」
「…やれやれ。 そんじゃ、お言葉に甘えるとしますか」
そう言うとスバルは、ボクと一緒に家まで向かった。
豆花も言ってたけど……豆花の言ってんのって、やっぱスバルのことなのかなぁ。
…ま、まさかね!
「な、なぁスバル…」
「どうした?」
「あ、あんまり世話焼かせんじゃねーよ」
「ハッ。 それはこっちのセリフだぜ、子蟹ちゃん」
610 :
シンイチ:2006/06/20(火) 17:26:09 ID:E6Q5ZJaC0
素奈緒チョイ役…
メインで書きたかったのに、結局チョイ役になってしまいました。
やっぱりカニとかのほうがネタにしやすいのか…
何とかして書こうとは思ってるんですが、なかなか思い浮かばなくて残念。
いずれはちゃんと登場させたいです。
GJ!!
久々に続きが気になる話に遭遇。
句読点の使い方が上手くて、めっちゃ読みやすかった。カニらしさがよく出てるw
マナの勘違いっぷりもナイス。
GJ マナwww
豆花の「〜〜カニとマナカ」に違和感。ただ
そこだけだ。素奈緒プレイしてねーからわかんね。
GJ!
やっぱ新作はいいわ
続編期待
GJ!!!
姫とypは無理矢理出た感があったけど面白かった
GJ
z-‐" '´ ̄ ̄ ̄ヽ、
Σ \
//, '/ リ ヽハ 、 )
し〃 {_{ノハ人ノソハリ| ノ ハ
レ!小l● ● 从 .|、 |
ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃).|ノi( <面白いですね…エヘヘ(///)
/⌒ヽノ|ヘ ゝ._) j/⌒i ヽ
\ /:::::| l>,、 __, イァ/ / .\
/:::::/リハ ヾ:::|三/::{ヘ、__∧. ヽ
`ヽ< ヾ∨:::/ヾ:::彡' |i ハ ソ
620 :
596:2006/06/23(金) 19:14:01 ID:WRVLveM6O
>596続き。
『日本敗退』
素奈緒「ワールドカップに出れただけでも勝ってると言えば勝ってるわよね」
素奈緒「……別にアレがしたいわけじゃないわよ?」
素奈緒「そ、それに対馬は日本が負ける方に賭けてたわけだし、勝負に負けた方は勝った方の言う事を聞くものでしょ?」
素奈緒「ち、違うわよ! 奴隷になるとかじゃなくて……あっ、こら、バカ、やめっ――あぅんっ!」
乙女さん「レオ、怒らないから正直に言え」
素奈緒「?」
乙女さん「お前、私に内緒で犬を飼っているだろ」
素奈緒「!?」
乙女さん「毎晩『あんあん』『きゃんきゃん』、しかも鎖のジャラジャラした音がうるさくて眠れないんだ」
素奈緒「ご、ごめんなさい」
乙女さん「……どうして近衛が謝るんだ?」
ちょwwwwwwレオと素奈緒何やってんのwwwwwwwwwwwwwwwww
素奈緒PC逆移植して欲しくなった
ねぇやが幸せになっても良いと思う。
て事でねぇやキボン。
ダメだダメだダメだ!
レオ×素直じゃダメだ!
素直×レオじゃないとダメだ!
>>620 なんか変
乙女さんはレオに話し掛けてるのに
素奈緒だけ喋ってるからかな
スマン。
レオは無音声で書いてたから最後だけセリフを入れるのも変かなと思ったんだ。
確かに素奈緒しか反応してないのは変だな。
ちなみに素奈緒とレオのどちらが犬かは明言してなかったり。
間違いなく素奈緒が犬。鳴かす
鳴かぬなら いじめちゃうぞ 犬すなお 対馬レオ
629 :
名無しさん@初回限定:2006/06/24(土) 21:35:00 ID:pZOb1MIdO
>>625 乙女さん 「レオ、怒らないから正直に言え」
レオ&素奈緒 「「?」」
乙女さん 「お前、私に内緒で犬を飼っているだろ」
レオ&素奈緒 「「!?」」
乙女さん 「毎晩『あんあん』『きゃんきゃん』、しかも鎖のジャラジャラした音がうるさくて眠れないんだ」
素奈緒 「ご、ごめんなさい」
乙女さん 「……どうして近衛が謝るんだ?」
こうなってれば問題なしってことか
そもそもどこで会話されているのか想像できんし
学校でする話じゃなさそうだがそれだと素奈緒がいるのがわからん
! ! :. ;小、.:::::{ 代ート、 ヽ ..::l >七´__,ィ=-、.」 :::::::::j::::::::;::: l:,'
', :::: l:: \::ムx≠于=ミ、\ヽ x=≠旡丁 `ドレ! ::::::::;イヽ ::i:::::リ
ヽ:::::lヽ::::\<ヾハ{.::::ヽヽ _ { V、::::::.}├| :::::∧ l:::,' .::/
\l ∨::{!ハ Vzイ} {!⌒ヘ} r'zィリ / l .:::/ } ,ノ/l:::/
` ',:::ゝム ー' / ヽ、  ̄ノ' | ::/ フ´::/ ル′
ヽ::::`ヘー ‐ '´ '  ̄ |.::/´;::〃/
ヽ::::{\ ャ‐、 jl:/::/:/三日間パンツ
\:ヘ ヽ 、 ¨ //イ::/V かえてませ〜ん
\! ヽ>,、 , イ 〃:|::ト、
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それなんて長門?
>>632 スレ違いな上に、はげしく板違い。
おとなしく巣に帰って死ねばいいのに。
誤爆じゃねーの?
それよりハーレムについて語ろうぜ
連休。乙女さんは拳法部の強化合宿で昨晩から留守なので、朝から惰眠を貪る…
はずが。
「…なさいっ!」
「ふぇ?」
「起きなさいっ!コラ!」
朝一近衛かよ。だが朝は貴重なまどろみの時間。絶対起きねえぞ。
「起〜き〜ろぉ〜!」
バサッ。 タオルケットを剥がされる。
くっ、ここで屈しては休日の朝がことごとく… 意地でも寝通してやる。
…結局、起こされる。
「なんで」
「え?」
「俺戸締りはちゃんとして寝たはずなんだけど」
「ああ。これこれ」
サッ と合鍵を見せる
「お前…これ…」
「乙女先輩から預かったのよ。任せられちゃった」
そう言って近衛は心から嬉しそうに微笑む。
「それに…」
照れているような仕草を見せる。
「?」
「アンタは、これからアタシが一生面倒見てあげるって、言ったでしょ」
!! (トクン)… 反則だ。そんな…顔真っ赤にして、上目遣いでそんなこと言われたら…
「近衛」
「なーに? つし…あっ! 」
半ば強引に唇を奪う。
「んむぅ…んんっ……ぷはっ。ど、どうしたの突然///」
「今のセリフ聞いてると、無性に近衛が愛おしくなって、辛抱たまらなくなった」
「そ、そう///。 じ、じゃああたし、ご飯作ってくるね///」
トタトタトタ…
こけそうになるくらい慌てて、逃げるように階段を下りていった。
照れた表情がたまらなく可愛かった。
しばらく余韻に浸った後、俺も階段を下りる。
近衛が台所でなにやら呟いている。
ブツブツ…「気持ちよかった…不覚にも興奮しちゃったじゃないのよぉ…」
「なにさっきからブツブツ言ってるんだ近衛」
「はわわ!な、何もないわよ! ホラ、できたわよ朝御飯」
食卓には、近衛手作りのサンドイッチが並んでいた。
「…予想はしてたが、やっぱこれじゃないとイカンのか?」
「朝はやっぱりこれじゃないとねー」
まあ、合うから別にいいんだけど。
「あ、うまい」
「でしょでしょう!?」
「やっぱ手作りってのはいいね」
「ふふ。何せアタシの愛がたっぷりこもってるからね!」
平然と言い出しましたよこの娘。
…つくづくバカップルの素養があるな、俺達。
結局ゴロゴロしてしまってる俺。
近衛は「もう、仕方ないなぁ」とか言いながら掃除とかをやってくれてる。
何か手伝わなきゃ。と思いながらも惰性でカラダが動かないダメな俺。
「対馬。生活必需品がいろいろ切れかかってるわよ。ちょうどいい時間帯だし、お昼ご飯のついでに買出し行きましょ」
「おう。外に出ないのも身体に悪いからな」
…
当然昼飯だけで飽き足らず、帰りついた頃にはもう夕方だった。
「結構遊んじまったな」
「そうね。ま、楽しかったからいいわ。」
近衛は結構上機嫌だ。
「さあ、買い物で結構食材買ってきたし…」
そして夜
「おお!何とゴージャスな!!」
「腕によりをかけて作ったわよ」
食卓には、近衛の手料理がズラリと並んでいた。
「さ、召し上がれ」
「いただきまーす!……うめぇ、うまいよ近衛」
思わず感涙。
「そ、そんな泣きながら食べなくても(汗) ま、喜んでくれたようで何よりだわ」
そう言って近衛は心底嬉しそうに笑みを浮かべた。俺は良い彼女に恵まれてるなあ。
「スバルの料理を食べながら、『お前が女だったらなぁ』なんてボヤいてた時が懐かしいぜ」
「…ホントにアンタと伊達君はどういう関係なのよ…」
近衛はなにやら複雑そうな表情を浮かべた。
…なんて他愛のない会話をしながら、楽しい食事の時間は過ぎていき…
「結構量あったのに、全部食べちゃったわねえ」
「近衛の手料理ならいくらでも食べられるよ」
「嬉しいこと言ってくれるじゃない。今度から食べたい時はいつでも言ってね」
「さて…と。片付けましょうか」
「あ、いいよ洗い物は俺がやるから」
近衛が下げようとした皿を掴む。
「え?いいって私がやるから」
「今日は朝から近衛に迷惑かけっぱなしだから、洗い物くらいは俺が」
「迷惑だなんて思ってないし、ここまでやったからにはアタシがやる…ってば!」
近衛が皿を引っ張り返す。
引っ張られた弾みで、俺のつま先が近衛の脚にひっかかる。
「あっ」
「キャッ!」
ドタッ 何か2つの物が倒れる音がした。
そして俺の前には、ツインテー…ルッ!?
気がつくと、俺が馬乗りになる形で、近衛の上に覆いかぶさってる状態。
(ドクン…ドクン…) 近衛のどアップ。近くで見るといっそう可愛い。可愛すぎる。そしてこの体勢。
ヤバい。理性が飛びそうだ。そう思った途端に、俺の欲望が一気に溢れてくる。
近衛は憂いを帯びた目でこちらを見ている。
この娘を、抱きたい
そう思った瞬間、俺の内なる人格がせめぎあう。
(テンションに流されるな。ここで熱くなって、もし拒絶されたら、今まで積み上げてきたものが全て無に帰すかもしれないんだぜ)
(でも近衛は、突っ走ってる俺が好きだって言ってくれたじゃないか。スバルだっていつか言ってただろ『傷つくことを恐れてたら関係は進歩しない』って。)
「 //// ちょっと何鼻息荒くしてるのよ、早く離れなさい…ねえ聞いてるの!?」
「近衛…いや、素奈緒!」
「//// ! 何よ、改まって ////」
「俺は素奈緒が大好きだ。心から愛してる」
「//// いちいち言わなくたってわかってるわよっ!なんでこんな体勢で言うのよぉ…」
「好きな人だからこそ…」
「話を聞けぇっ!」
「その人と、もう1ステップ上に行きたい」
「…え?」
「ストレートに言うぞ!俺はお前と結ばれたい!!」
「//// ! 熱くなってるじゃない…。 …そういう対馬、大好きだけど、…その、心の準備が…」
意識的にはOKと見た!
素奈緒を抱き上げる。お姫様だっこの形で、そのまま一気に階段を駆け上がる
「え!?ちょっと、つし…きゃぁぁぁぁぁぁあ!」
とうとう俺の部屋のベッドまで運んできてしまった。
「…はあ、熱くなってる対馬って…、ほんっと底知れないわね。どこにそんな力があるのよ」
半ばあきれた様子で素奈緒が言う。
「愛が生み出す奇跡だ」
「////よくもまあそんなクサいセリフが出てくるわね」
「今は熱血中だからな」
「…うん。その、ア、アタシも対馬ともっと仲良くなりたい…から」
ゴクン
「き…て。」
恥らう仕草と上目遣い。くどいようだが反則だ。コレ
こらえきれずに唇を重ねる。
「んン…ぷはぁっ。 ちょっと、恥ずかしいから…後ろ向いてて」
言われたままに。
背後では衣服がハラハラと落ちる音が聞こえる。
やべぇ、興奮してきた。
「うん。こっちみていいよ。」
言われるがままに振り向く
「…!」
そこには、上半身を全て晒した姿の素奈緒が。
「あんまりマジマジと見ないでよ…死ぬほど恥ずかしいんだから」
そうは言われましても。釘付けだっての。
「夢にまで見た…」
「見てたんかいっ!このスケベ!」
「健全な男子はみんな人生一度は見るんだよ」
「もう、男ってやつは…」
また呆れ口調で言う。
「でも…ごめんね」
素奈緒が突拍子の無いことを言う。
「…何が?」
「その…私の胸、小さいから。 男の人って、大きな胸が好きなんじゃないの。」
「それは人それぞれの好みだって。というか…」
「?」
「素奈緒の胸だから良いんだよ。少なくとも今世界で一番俺を興奮させてくれる胸だ…っ!?
気がつけば、彼女に唇を奪われていた。
素奈緒シナリオの続きがどうしても見たくて、テンションに身を任せ書いたんだが…
この続き(かなり具体的なエロシーン)は俺には無理だった。
もし誰か気に入ってくれる人がいたら後をよろしく頼む。
>>644 この蛙の生殺し状態の俺をなんとかしておくれ・・・
>>644 言い忘れてた!
GJ!!
PSやった事ないから素奈緒がこんな感じってのがなんとなく掴めた気がする
>>644 おまえは俺を怒らせた
許してほしければ続きを書くんだ
>>646 だいたいこんな感じだと思うよ。なかなかに掴んでいるとおもうな。
>>568-575の続きでエロシーンを書いてはいるが…。
難しいよエロシーン。プレイ内容は決めてるものの、エロく書くのはかなり難しい…。
ところで素奈緒はツインテールかストレート、どちらのほうでヤったほうがよいかね?
ストレートで!
素奈緒のツインテールがレオの日本刀に巻き付き・・・
>>644 エロGJ
この辺で焦らされるのもいいな good jira-su
生物の生殖の講義聞きながら小説を書いてみようと思う…
それはエロ小説じゃなくて生物学小説になると思うw
656 :
644:2006/06/26(月) 14:48:48 ID:mSZGN59I0
初夜のHシーンは俺には無理だったが、
行為終了後の添い寝と、翌日以降の2ラウンド目・3ラウンド目の構想は何となくできあがってるんだ。
…俺って根性無し? orz
iikarakaiteminayo kajoukitaihasitenaikarasa
658 :
644:2006/06/26(月) 15:00:48 ID:mSZGN59I0
>>657 投下という形で答えることにするよ。確かにあんま期待されても困るw
PC版のエロシーン総復習してくる。ノシ
アップするならする、しないならしないで消える
いちいち報告しないでいいよ
ま、期待もしてないけどな
まだかな……?
気がつけば、彼女に唇を奪われていた。
ファーストキスの時のように、彼女の方から。突っ込んでくるような、情熱的な口付け。
それと同時に近衛への想いが溢れてくる…
!?
彼女の舌が俺の唇を突き破って、ぬるり、と入ってきた。
一瞬びっくりしたが、何か甘美な味わいと共に全身の力が抜け、そのまま彼女に身を委ねる。
しばらく口内をかきまわされ、ようやく開放される。
「ぷはっ。お前、窒息するかと思ったぞ」
「ゴメンゴメン。えへへ、何か、嬉しくてさ。つい」
「? 何が?」
「アタシさ、胸小さいのがずっとコンプレックスだったから」
「そんなに気にしてたのか」
「うん。だから、対馬が『いい』って言ってくれたのが、すっごく嬉しくて ////」
「こんなに可愛いのに」
そう言って近衛の乳房に優しく触れる。
「あ!ちょっとコラっ!待ちなさ…アっ…ダメ・・」
そのまま近衛の胸を口に含み愛撫しながら、背中やふとももに手を回していく。
徐々に乳首が固くなっていくのが舌を通して伝わってくる。
「アァ…ン。ダメ…だったらぁ…」
スレンダーかと思っていたが、(いや実際そうなんだけど)
意外とふとももや尻はむっちりしていてエッチな感触だった。これが女の子の柔らかさ、というやつか。
その感触が心地よくて手の動きが強くなっていく。
その動きに合わせて近衛の体が ビクン と震える。
「っあ、んんっっ…は、あん!」
全身を万遍なく味わったところで一旦手を止める。
「もう…、ダメって言ったのが聞こえなかったの、このスケベ!」
「ふふふ、そんなこと言っちゃってていいのかな」
「ど、どういう意味よ!」
「検問〜!」そう言って下着越しの秘部へ手をやる。
「キャッ!な、何すんのよっ!」
そこは温かく、じんわりと濡れていた。
「おやおや〜。これはどういうことかなぁ近衛さん。本当に興奮しているのは果たしてどっちかな〜」
「くっ、屈辱だわ。トサカくるぅ〜! …って何クールダウンして微笑ましげに見てんのよ!」
「やっぱ近衛の怒った顔は可愛いな。 って」
「ちょ…そんなこと言われたって…」
「素奈緒」
「また急に真面目顔になって…ズルイ。//// なに?」
「俺もう我慢の限界。 下着…脱がせていい?」
「//// う、うん…」
いちいち許可を取るあたりが初々しい。
スルスルと音を立ててパンツが下ろされていく。
「あぅ…。恥ずかしいじゃないのよぉ////…」
程なくして全部脱がせてしまう。
ぴっちり閉じた秘部が俺の目に写る。陰毛はうっすらと生え揃っている。
初めて見る女性器。これが近衛の…
「そ、そんなマジマジと見ないでよ! こっちはすっごく恥ずかしいんだから!」
「お前が俺の目を釘付けにするんだ」
「あ ////…そんなこと言われたらアタシは… ホントズルいわよアンタ…」
「足、開いて」
「う…うん。恥ずかしい…」
他スレでの失敗を取り戻すために支援
近衛はおずおずと足を開き、何も履いていない股間がむき出しになる。
確かに秘部はしっとりと濡れてはいるが、破瓜の痛みを和らげるためもっとほぐしてあげねば。
指でむっちりと割れ目を拡げ、ピンク色の粘膜に舌を挿し込む。
「ひうっっ!んん…」
舌を動かすとクチュクチュと音が鳴って凄くエッチだ。
この出っ張りは…クリトリスかな。
陰核を軽くつまんで押してみる
「ああぁっ!!!」
声を上げて反応した。やっぱりここは敏感みたいだ。
…こうしていろいろやってるうちに、近衛がどこで特に感じているかがわかってきた。
そこを重点的に攻める。
「はぁぁ!そこはぁ…ん!!」
そして徐々に激しさを増していく
「ん…ふっ!んん!あんっっ!!は、ああああんんっ!!!」
「ああ…レオっ!レオぉぉッ!!!!」
ん?今、二人称変わらなかったか?
そう思ったのもつかの間。
近衛の体がビクン!ビクン!と大きく揺れる。
そして近衛の股間から一気に蜜が溢れてくる。部屋には甘酸っぱい臭いが立ち込める
「あぁぁ……」
近衛は一気に力が抜けた様子で、目がうつろになっている。
「これ、世間でいう、『イッちゃった』ってやつ?」
「どうして口に出すかなぁ…。ムードないわね」
やや怒ってるみたいだがいつもの覇気がない。絶頂に達するというのはかなりの脱力感を伴うようだ。
微妙なところで止まったのはなぜ?
668 :
名無しさん@初回限定:2006/06/26(月) 22:39:21 ID:mSZGN59I0
ちょっと作業が滞ってる。しばらくお待ちを
できれば///は勘弁して欲しいな
そうこうしながら前戯に甘んじてはいたものの、興奮する描写を立て続けに見て、
俺の分身の怒張はもう限界なわけで。
今まで押し殺していた〔今すぐ挿入したい〕という欲望が一気に噴き出してきた。
「な、なぁ近衛」
「?」
「そ、そろそろ入れていいか。さすがに限界だ」
「////うん、いいよ。来てよ、対馬。アタシ、対馬とひとつになりたい」
そういって近衛が俺のトランクスを下ろす。
それが下ろされると同時に、限界までいきり立った俺のモノが飛び出し、バチンと下腹部に当たった。
まだ触られてもいないにも関らず、すでに先走りが生じている。
それを見て、近衛が目を丸くして〔驚愕!〕といった表情を浮かべている。
「!? す、すごいわね//// こんなになるまで我慢してたワケ?」
「う、うん////」…恥ずかしがる近衛の気持ちがわかった気がする。
「/////あ、あのさ…ちょっと、触ってみてもいい?」
俺は黙って頷く。
それを確認した近衛が、好奇に満ち溢れた目で、俺のを手に取る。
「うわぁ…かった〜い。男の人のって、こんなになるんだぁ。」
しばらく観察される。イカン、恥ずかしさに耐えられん。
「近衛、そろそろ…」
「うん、いいよ…ってちょっと待って!」
「今度は何」
「は、初めて同士とはいえコ…コンドームくらいつけるのが正論でしょう。持ってる?」
「ノープロブレム」 ありがとう、フカヒレ。
素早く装着。
「やけに手馴れてるじゃない。アンタホントに童貞?」
「準備は常に怠らないものさ」
この瞬間のために、かけがいの無い近藤さんが1人犠牲になったのである。これで彼(?)も報われる。
「それじゃあ今度こそ…」
「うん…来て……」
近衛の足を開き、入り口にモノをあてがう。
その時亀頭に生じるニュルッとした感覚でイキそうなのを必死に押し殺しながら必死に狙いを定める。
「ん…ここかな」
「もう少し上よ。こ〜こ。」
彼女の指示通りの部分から、前に突き出す。
ズブズブ という感覚とともに俺の分身が近衛に埋め込まれていく。
濡れて柔らかくなっているとはいえ、あまりの締め付けに俺のサオがちぎれそうだ。
「ぐっ…近衛、痛くないか?」どんなに苦しくても気遣いは忘れないぜ。
「痛いわよ…でも、こんな痛みに屈してやんないわ!」そんな必要ナッシング?
気が強いのがプラスの方向に働いてるな。こういうときは関心するよホント。
何かが破れる感覚があった。
気づくと、ベッドのシーツには血が何滴か付着していた。
処女の、純潔の証。
「捧げてあげたんだからね。アンタ一生責任とってもらうんだから…」
またまたさりげにプロポーズですか。
そんなことを考える余裕も無く、俺の息子はこみ上げてくる感覚をこらえるのに必死なわけで。
奥まで当たると、ゆっくりと引き戻す。
これを4往復くらいした頃だろうか。
俺のモノは耐え切れずに、ついに膣内で果ててしまった。
頭の中が真っ白になる。
下半身が痺れ、脳がとろけるような感覚が俺を襲う。
ビクン!ビクン!ビクン!!「うぁぁ…」
そんなうめき声を上げながら膣内からゆっくりと引き抜く。
「あぁ…んんっ!」完全に抜けるとともに、近衛が喘ぐ。
コンドームをとると、そこには、今まで自慰では出したことが無い程大量の、濃厚な精液が溢れていた。
「うわぁ。随分といっぱい出たわねえ。」
近衛が 信じられない という目をして俺のペニスを見ている。
「そんなに気持ちよかったの?」
「ああ…ヤベぇ。土星まで上ってきたよ」
「そう。それはなにより////」
近衛の心なしか嬉しそうな表情を見てると、再びペニスに怒張が張り詰めてきた。
「うわ!また大きくなった!!」
「…もう一回、いい?」
「まっかせなさい!」
…結局、その後10回は互いに上り詰めあった。
自慰なら4回くらいが記録なのに、愛の力って凄いな。
スマソ…正直な話…
>>670の後半あたりからつまんなくなってきた…
終わりか?終わりなのか?
終わりなら『完』とかつけてくれよ
あと処女描写薄すぎたな
>>675 その気持ちわかる。
なんか…喘ぎがショボーンていうか…あと、一応近衛処女なんだしさ…自分でレオの物を導いたりするのは…ねぇ?
破瓜の痛みには負けないー、ってのは確かに性格的には近衛っぽいけど処女喪失のセリフではないと思います。
勝手なことばっかりスマソ。
スルーされるよりマシだぜ職人よ
〜添い寝CG〜
「家には連絡入れたの?」
「あらかじめ、『今日は友達の家に泊まるかも』って言って出てきたから」
「最初からこうなることを前提としてた?」
「ひ、人をスケベみたいに言わないでよ!トサカ来る!
…まあ、ちょっとは考えてたかな。」
「そうか。ご期待に答えられて何よりだ」
「真顔でそういうこと言わないの」
…他愛のない会話が続く。
「ねえ、対馬」
「ん?」
「対馬はさ、初恋っていつ?」
「中学の時かな。気が強いツインテールの子に、駅前で惚れた。お世辞じゃないぞ」
「/////! …そう。 アタシも、中学の時なの。たまに駅前のベンチで話してた人が気になってて、
その人が、アタシが暴漢に襲われそうになってたところを救い出してくれたのよ。カッコよかったわぁ」
「そうか////…。俺たち、ホントに随分遠回りしたな。」
「そうねえ、まあこれからどんどん心を重ねあっていけばいいじゃない。
…まだまだこうして話していたいけど。今日はもう遅いわ。これが最後ってわけじゃないんだし、もう寝ましょ。」
「そうだな」
俺がそう言った瞬間。近衛はもう眠りについていた。
「…まあ俺も疲れたし…、寝るか。おやすみ、素奈緒」
そういって俺も目を閉じる。
679 :
1日目ラスト:2006/06/26(月) 23:12:16 ID:mSZGN59I0
…
…
…眠れん。眠れ…ん!?
俺に絡み付いて頬ずりしてくる何かの物体。
「…すき、しゅきぃ……」スリスリ
その瞬間。無人島での夜の記憶がフィードバックしてきた。
そうだ、コイツめちゃめちゃ寝相悪いんだった。
「すき…レオ…ピーナッツバター…」
…嬉しいやら何やら複雑な夢を見ているようだ。
さあどうしようか。季節は秋とはいえ残暑残る季節。暑苦しくて寝られる気がしない。
かといってせっかく添い寝してるのに別室で寝ては、多分先にコイツが絶対気分悪くするし。
ど〜したものか。ふむ…
…
…
何日分続くんかのぅ
>>674-
>>677 スイマセンデシタ。やっぱり俺には無理だった。苦手なモノを無理して書くもんじゃなかったんだ。
姫みたいに才能あるわけじゃないのに背伸びしすぎた。
実は8以降で書きたかったのは添い寝のシーンだけだった。
今では反省している。
この素晴らしいスレを汚してしまった自責に耐えられそうに無い
逝ってくるノシ
>>681 いや…まあ、途中までよかったからGJ!
すいませんけど、あともう10回近衛編やって素奈緒の性格と処女の行為を考えて出直して来てくださいって中の俺が言ってるけどスルーしてくれ…orz
とりあえず乙
…あ…逝っちゃったよwww
本番小説なんてプロでも成功してる例はほとんどないんだから気にすんなw
俺もチャレンジしたことあるけど、ダメだった
やっぱ、丸裸がエロくないのと同じで、本番そのものってのは書かなくていい
のかもしれんな
ps2版も裸がないのがかえってエロイという評があったじゃないか
なんだろうこのグダグダ感は……gj
この状況を見てあえてエロSSに挑戦したくなってきたw
改良を加えたい気持ちにはなった。
まぁいんでねーの?
そんなことよりドラマCDのヤシガニが俺の中でヒットした
「近衛……」
「うん…来て……」
すらりと伸びた近衛の白い足を開く。
薄い茂みの下で息づく、濡れた花びら。
腰をせり出していくと、張り詰めた先端が近衛に触れた。
とたんに、近衛の体がビクンと跳ねる。
「う、あ……」
触れただけなのに。近衛の肉の柔らかさが、ぬめりが、熱が
先端から快感になって送り込まれてきて
それだけで俺はもう果ててしまいそうになる。
じっと入り口でとどまったまま、大きく深呼吸をして熱を冷ました。
――――よし。暴発回避。
竿に手をそえて、花弁の中の入り口を探す。
「ん……もう少し、上……」
おずおずと差し伸べられた近衛の手が、つまむようにして俺を導く。
「……ここ?」
つぷ、とかすかにめり込んでいく感触。
「うん、そこ……そのまま……」
このまま。このまま、腰を少し送り込めば
やっと俺たちは、一つになるんだ……
そう思うと、たまらなく近衛がいとおしくなって
俺は彼女に顔を寄せ囁いた。
「……素奈緒……俺、お前が好きだ」
「うん……アタシもよ、レオ」
その言葉をかみ締めながら、ゆっくりと、前に突き出した。
「んっ……ぎっ!〜〜〜〜っつ、ぅっ!」
先端が何かを押し切る。握り締められたシーツ。固く閉じられた目。滲む涙。
熱い肉に包まれた自分の快感よりも
苦痛に耐える素奈緒が切なくて
俺は思わず声をかける。
「素奈緒……痛い?」
「へい…き……だって、レオがくれた痛みだもの……」
スポーツ新聞のエロ小説見てる気分になった
>>693そうか? エロスというより純愛モノの描写だろ。うまいけどな
純愛に竿はねぇだろ
暴発もな
てか純愛なのにエロってどういうことよ
>>695 >>691を読んで立つか?
立たせることを意図して書くのがエロ小説
立たせることを意図せずに、雰囲気よく書けてれば純愛的な小説
と思う。言葉使いはあまり関係ないんじゃないかな
純愛には相手を思いやるキモチがいる
エロはぱこぱこしさえすればよい
素奈緒のロストヴァージンなんだからエロよりは純愛で萌え
というわけで
>>691続きキボンヌ
カニ分が足りねー
誰か補充してくれい
ハクセンシオマネキ
,r‐;
//,r┐
/`<ノ /
M 。 。 / /
ヽ〉、 |__j_ r'弋 ̄7_ノ´
Y´ j / ̄
. /オニゝjWvwWwvレ'___
〈j'7ハイニハrュェェrュ仏二スハ
k! k! ` ̄リ'jノ
シオマネキ
r:、 t‐-、
|:::l \ ヽ
',:::.ヽ、_,rイ..::'、
\:.ヽ、メ、__∧
\:::::::/:_,」、_
``ー<´r‐-ミ, n
ヽ-一1、_l| r,
,. -ァ┤ !、_ l!`〃
/>く___i_,.ノ:rtミメ/、\
/´r、__::::ヽ、)Vヘjlヽ:ヽ ヽ
レイ:./  ̄「jヽト-'、::::... >ノ
L/tj '′ `jト‐-_‐ぐー、
レ′ ,.ィ_'´'´`く:::`>、:Y.l
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ljノ /Y/ ,'トイ|
メノトv' レ'
´ レ'
タカアシガニ
r、 ___
ヽヘ 癶 / ll´!
\ヽ、 У::.::.ヽ トl′
\`ヽ、./::.::.::.::..:ヽ',ヘ、
ヽ、」.: :.:: :. ::. :. ::.Y=、
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├r-――‐‐―――ァヽ、.,__ __,. 、ノニニニニ二ヽ
t_| ,. -._',.┴-ァト)(rヲ-ァ」トLニー_-- 、」j_
| ! _,.-',. -'´ // .| |// `ヽ丶、 ̄!TY!
Ll rく,. '´ // .l i/ `ヽ、>j_! { |
\i l´ /_/ | ! `!| ',:|
! } ノ/ ト.} { | jノ
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l | { ! | | リ
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ヽj. l ! ト.l
ト| tj
ゝ
ヤシガニ
,.r-‐‐‐-、
/ _,、┴、 i.!
/ ヽi´ ! タiヘ!i'´`ヽ. __,..,___
ゝ--‐‐| i ! / ; ヽ、 ヽ ,r<´ ̄! _)ニ-ミ、,
! i Y ; ヽ、i / )-‐'´
ヽ !ノヽ ,宀、., / ,.r'´
_,r‐'´`/``ー-、.,_ `7´-‐`ー、 / `Yヾ/
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rくr'"´`゙"´ ̄ .rく´ `ー/.〉 i メ、 人 !'´ ̄ ̄`‐-、
`´ / ト、 ! ヽ ヽ、. i !. / !_ノ /ヽ
i i `ー‐--」 i ヽ、 L 」___./ ノン`ー=,‐--イ !
<_,、-┤ r'"´ ヽ、ヽ、_,.∠´-‐‐‐`‐==iー-ァ、.,,_〉 /_ !
厂 ! ヽ--‐く弋'´ /,r'´ヽノ ヽ `ー〈
i ! `ヽ/_`ヽ.ヽ、 ∠´,.r'"´ ! i、
i i `ー一 `゙ー---一´ i !
ト-、/ ヽ、,rイ
ヽ ヽ i !
`ヽヽ、 ! i
`一 ノ_i
>>699 こんなモンでいいか?
連投規制がウザイって言うか
>>703がゴミそのものなんだけどね
カニ「なぁ…なんかボクたち忘れられてるんじゃね〜か?」
姫「たしかに…最近はあのツインテールに出番持ってかれっぱなしね」
ヨッピー「対馬くん……」
なごみ「私は静かになったからいいですけどね」
カニ「オメーは部屋で部屋で1人で扇風機に向かって『ア゛〜』ってやってろ」
なごみ「うるさい甲殻類。さっさと海に帰れ!」
祈「まぁまぁ、あまり暴れると暑いですわ〜外でやってくださいな」
フカヒレ「祈先生…私めがその胸の谷間の水たまりを拭いてさしあげましょう」
祈「潰すぞ…」
フカヒレ「ひぃっ!!」
カニ「祈ちゃんってそんなキャラだっけ?」
祈「椰子さんのモノマネですわ〜最近習得しましたの〜」
スバル「結構うめぇな」
カニ「特に孤独なオーラなんかそっくりだぜ!!」
乙女「私だって負けないぞ!一番!鉄 乙女!モノマネっ!」
スバル「おいおい…勝手に始めちまったぞ…」
乙女「フカヒレ〜CGの回収方法がわからねぇよ〜」
フカヒレ「なっ!イガグリ!?」
乙女「なんや〜えらい暑いな〜」
カニ「マナもできるのかよ!」
乙女「儂が竜鳴館館長ぉぉぉ橘 平蔵であーる!」
姫「館長まで!?」
乙女「どうだ?すごいだろ?」
スバル「たしかにすげーな…」
フカヒレ「あぁ…なんかサブキャラばっかりだけどな」
祈「フカヒレさんもサブキャラですわ〜」
ヨッピー「でもなんでモノマネなんて始めたんですか?」
乙女「いや…最近毎晩のようにレオの部屋から…なんだ…その…喘ぎ声ってやつが聞こえるんでな…かき消すために大声でモノマネしていたらハマってしまってな」
一同「……」
祈「まぁまぁ〜鉄さんも大変ですわね」
ヨッピー「対馬くん……すから……して私も……から」
カニ「あのヤロー!!」
スバル(フッ…大人になったな)
フカヒレ「俺も愛が欲しいぜ…」
………クシュン!
近衛「対馬、風邪ひいたの?」
レオ「いや…どうやらどこかで俺たちアツアツっぷりを僻んでる奴がいるみたいだな」
近衛「もうっ!(///)」
文章でそんなんやられても
>>703サンクス。
本物のカニでさえ愛しく感じる…(*´ω`)
///ってSSスレじゃ常識なの?
何かキモいんだけど
最近掲示板とかくるようになったのでイマイチわかりません…だれか…詳しく教えて下さい…m(_ _)m
4,5年ROMってればいいと思うよ
>>711 キモイっていうか、心理描写を文字以外の方法でやっちゃうのはよくないと思う。
職人さんには申し訳ないけど。
三点リーダの方が遥かにマシだと思うんだけどね
…よく考えたら顔文字とかも文字だった…。
文章ね。文章以外がよくない。演出として昇華しているなら別だけど。
…なるほど…1つで(ry
>>718殿お手数おかけしました…m(_ _)m
あんまりいつもの携帯メールのノリで書き込まないことだな。
>>714の4〜5年はオーバーにしても、4〜5ヶ月見てるだけにしろと言われてもそれはけして長くない。
そういうのは議論ウメでやろう。ま、いいのか最近SS半分雑談半分だし
かにのAA 乙です。素奈緒の///は俺はアリだとただ質は落ちる感じがする
どっちでも専ブラ使えばリンクされるからどうでもいい
>721
日本語でおk
///は3点リーダを半角で打ったせいでの変換ミスだと信じていた俺コンドルダイブ
>>724 じゃあ漏れはそんなおまいにルパンダイブ
仮眠をしてたらつよきす2が出た夢を見た
幼馴染ルート後で3年生に上がったレオが又主人公
で、前回でまんべんなくヒロインを相手にしてたから皆デレ期だった
そんなのつよきすじゃねぇ
727 :
シンイチ:2006/06/28(水) 22:40:35 ID:7Y7kklIR0
投下、いきます。
前回に投下した『ある日のカニの帰り道』からの続きです。
ケガをしたスバルを連れて、ボクは家に帰ってきた。
「ただいまー」
「おや、遅かったねぇ」
「ちょっと寄り道してたから。 メシも食ってきたよ。
ほら、スバル。 さっさとあがれって」
ちょっとしてから、ようやくスバルも靴を脱ぎだした。
「そんじゃ、お邪魔しますっと」
「あれま、スバルちゃんじゃないか。 どうしたんだい、そんな顔で」
「なんか喧嘩やっちまったらしくてさ」
「どうもお久しぶりッス」
「元気だねぇ。 それにしても、近所なのになかなか顔を見ないもんだね」
「まぁ、色々忙しいッスから」
「いいから、さっさと部屋に来いよ。 手当てしてやるから」
「ちょっと待ちなよ。 私にだって話をさせてくれてもいいじゃないか」
「しょうがねぇなぁ。 先に部屋に行ってるぞー」
「ああ。 先に傷も洗っておくぜ」
ババァもおしゃべりだからなぁ。
ま、今のうちに用意だけでもしとくか。
「ちょっとちょっと、少年」
「何すか?」
「良かったら嫁にもらってくれない? アレ」
「鼻に指つっこんで、マジで抜けなくなったことのある女は、ちょっと」
「そうよねぇ。 私がオトコでも絶対イヤだもん」
しばらくしてから、スバルが部屋に入ってきた。
「まったく、おせーよー」
「いや、すまねぇな」
「とりあえず、そこに座れ。 この天使のようなボクに手当てしてもらえるんだから、感謝しろよ?」
「ハッ、言ってろ」
とりあえずスバルをベッドの上に座らせてから、ボクは救急箱から消毒液とガーゼを取り出した。
消毒液をガーゼにつけて、ケガしてるところの消毒をやってやる。
「うわ、ひでぇツラになってやがるぜ」
「いちいち言わなくても…うわっち!」
「あ、しみたか? すまねー」
「いや、別にかまわねぇよ」
何とか無事に完了。 こんなもんでいいだろ。
改めて、ちょっとスバルをじっと見てみた。
確かにコイツはもてる。 顔は整ってるし、体だって引き締まってる。
想像できねーけど、もしコイツにナンパされたら、バカな奴はコロッといっちまうかもしれねー。
でもなぁ…
「あん? どうした、そんなに人の顔ジロジロ見て」
「い、いやぁ…なんでもねーよ」
ボクにとっては、小さいころから仲のいい友達だ。
つーか、頼りがいのあるアニキみてーなモンかな。
そこんとこは変わらねーし、これからもずっとだ。
そんなコイツと、それ以上の付き合いをする?
恋人? スバルが? 本当に豆花はスバルのこと言ってたのか?
ふと、豆花の言葉を思い出しちまった。
『カニちのすぐそこに、カニちのこと大切にしてくれてる人、いるネ』
やっぱ、スバルのこと言ってるのか?
他に心当たりのある奴って言っても…ねーよなー…
「そういや、こうしてスバルだけがこの部屋に来るのも久しぶりじゃねーか?
レオだけってのはよくあったんだけどなー。 あはははは」
「そうだな」
う、どうしよう。 会話が思いつかねぇ。
何を言おうか迷って、えらく静かになっちまってるじゃねーか。
「そういやレオがさー…」
「なぁ、カニ」
突然、スバルが口を開けた。
「レオの話ばっかだが…あの近衛にレオをとられて、寂しいんじゃねーのか?」
「バ、バカなこと言ってんじゃねーよ!」
「…図星だな」
「な、何を言ってんだ! レオが誰と付き合おうが、そんなことボクの知ったこっちゃねーんだよ!」
そうだよ、別にボクは…レオのことは…単なる友達でしか…!
「そうやってムキになって反論するあたり、その通りにしか見えねぇけどな」
「う、うっせーよ! レオは友達さ! スバルも、フカヒレも!」
「でも、お前は男としてレオのことが好きだったんだ」
「ちげーよ!」
「ちがわねぇな」
「ちがうっつってんだろ! ボクは…ボクは…レオのことなんて……! うっ…うっ……」
ちくしょう、目からしょっぱい汁が出てきやがる。
なんでだよ、なんでレオのことでボクが泣かなきゃならねぇんだよ!
「カニ」
「なんだよ……ッッ…!」
急にボクを、スバルが抱きしめた。 恥ずかしい、でも恥ずかしくない。
心臓がバクバク鳴ってるし、頭の中がカラカラになってきた。
ほんの少しの時間のはずなのに、時間がメチャクチャ長いみてーだ。
スバルの心臓も、ものすごい速さで脈うっているのがわかる。
そして、スバルがボクを離して、残っていたガーゼを手にとって、ボクの涙を拭いた。
「泣くなよ。 少しは落ち着け」
「な…泣いて…ないもん……」
「ねぇ、スバル…ボクのこと、どう思ってる?」
「あ? そりゃもちろん、大切な友達だと思ってるぜ」
「そうじゃねーよ!」
んなこと聞いてねーだろーが、このボケ!
うまく話をどっかにやろうとか思ってるかもしれねーけど、そうはいかねーからな!
つーか、スバルだってあんなに心臓ドキドキしてたじゃねーか!
「その…ボ、ボクのこと、一人の女としてどう思ってるかって聞いてるんだよ!」
スバルの顔はそれを聞いた途端、すごく真剣な顔になった。
普段のスバルじゃあんまり想像できないような顔だった。
「……じゃあカニ、こうなったらオレは真剣に答えるぜ」
「う、うん…」
「オレは…お前が…蟹沢きぬが好きだ」
「スバル…」
「だが、オレはお前がレオのことが好きだってのに気づいていた。 結構前からな」
「…」
「それに、ずっとお前に黙っていたことがもう一つある。 オレの夜のバイトのことだ。
暇を持て余している、女の所に行ってな……ま、そうでもしなきゃ学費も稼げなかったんだが…」
「そ、そんなことしてたのか…」
「ああ。 それをお前に知られたくなかった。 だからお前に好きだって言えなかった。
こう見えても、オレだって一人の人間だ。 臆病なんだよ。
だがこうなっちまったら…言わないワケにはいかないよな」
そうだったんだ…スバルのやつ…
「幻滅したろ?」
「え?」
「いくら生活のためとはいえ、好きでもねぇ女の体を抱いてるんだ。
これで嫌いにならないワケがないだろ?」
「オ、オメー…バカヤロー!」
パンッッ!!
ボクは思いっきりスバルの顔を張った。
自分の手がビリビリ痺れて痛くなるぐらい、思いっきり。
「…いてぇな」
「オメー、好きだっつってそれか!? バカもほどほどにしろや!」
今度は胸ぐらを掴んでやった。
「たかだかそんなことで、ボクがオメーを嫌いになると大間違いだよ!」
そして、スバルの唇を奪ってやった。
スゲー強引だけど、そんなもん関係ねーな。
「…ぷあっ」
「お、お前…何すんだよ」
「うるせーよ。 そんな真剣な顔されてさ、ボクのことじっと見つめて、それで『好きだ』って言われたら…
どうしたらいいかわかんねーよ。 だからチューしたんだ」
静まり返った。
ここがボクの部屋だと思えないぐらい、ものすごく静かだ。
「…そ、そんなにボクと付き合いたかったらなぁ、まずその夜のバイト辞めろや。
そんで、新しいバイト見つけろよ。 もっと真っ当なやつ。
なんなら、ボクがテンチョーに相談してやってもいいからさ」
「お前…」
「そしたら、付き合ってやる。 これでどーだ?」
「カニ…ありがとうな」
「あ、それともう一つ言っとくぜ。 ボクはツインにレオをとられたから、オメーと付き合うんじゃねーからな!
ボクはオメーに惚れたんだ! そこんとこ勘違いすんなよな!」
「は…はははは……そうか」
「へへへ…」
「そんじゃちょっと、行ってくるわ。 早速、お前の言うとおりにするぜ。
また殴られるかもしれねぇけど…」
「うん、その時はまたボクが手当てしてやんよ。 さっさと行ってきな」
出ていこうとするスバルの顔に、ボクはまたキスをしてあげた。
…数日後…
「おい、起きろきぬ。 朝だぞ」
「う〜…まだ眠いよ〜」
「そんなこと言ってると、また遅刻ギリギリになっちまうぞ。 乙女さんにどやされたいのか?」
「わーったよ、起きるって…ふあぁぁ〜あ……」
「こらこら、腹をボリボリかくなって。 そんじゃ、外で待ってるからな」
「ウィース」
結局、あの日のうちにスバルは夜のバイトを辞めた。
かなりヤキを入れられたみてーだけど、まぁとりあえずは元気で何よりだぜ。
そんでもって、テンチョーに頼んで料理屋のバイトも見つけてもらった。
できればオアシスに雇ってもらいたかったけど、
『オーウ、カニサンだけでも苦しいノニ、コレ以上バイト増やせられまセーン』
って泣きついてきたからしょうがねーよな。
ま、そんなこんなあって、ボクとスバルは付き合うことになった。
フカヒレがバカみてーな顔してショックを受けて3日間寝込んでたのをよく覚えてる。
いつもはレオが起こしてたけど、最近はスバルが起こしてくれるようにもなった。
大体は朝練があるとかで、スバルがとっとと先に行っちまうんだけどな。
「お待たせー。 そんじゃ行こーぜー」
「ああ、行くか」
スバルと一緒に登校。 なんだか嬉しい。
付き合っていることはすぐにクラスに広まった。どこから情報が漏れちまったんだろ?
「なぁ、きぬ」
「んぁ?」
「本当にオレでよかったのか?」
「アホですか、オメーは。 今頃そんなもん聞くんじゃねーよ」
「…そうだったな」
「おーい、そこの二人! 早くしないと、校門を閉めるぞ!」
「ヤベェ、急ぐぜスバル!」
「ああ、行くぜ!」
これから、ボクはスバルと一緒。 ずっと、ずっと一緒だかんね!
734 :
シンイチ:2006/06/28(水) 23:02:07 ID:7Y7kklIR0
疲れた…やっぱりこういうタイプのは苦手分野ですね。
前回のがすごく中途半端な終了だったので、続きを作りました。
次はできればドタバタをやりたいです。
GJ!
マダムってスバル嫌いなんじゃなかったけ?
GJ
心の中で拍手とでっかいフーセンガムをあげるよ
釈然としない。
たぶん3までレオに未練があったカニが
いきなりスバルときすしちゃうからじゃない>釈然としない
この二人は時間がかかるんだよ、たぶん
確かに。
でも私的にはGJ。
呂布がスバルに対して好意的なのは違和感あったな
スバルの性格の良さに見直したんだよ、きっと。
リョフはレオときぬをくっつけたがっている
→スバルはきぬに近づかないようにしておく
→スバルの悪口言いたい放題
しかし、レオはスナオとくっついてしまった
→きぬの貰い手はもう、誰でもいいや
→スバル、仕方ない、こいつに押し付けちゃえ
→スバルをほめまくるリョフ
ってことじゃね? GJ
グッジョブ!!
シンイチ氏にエロ物書いて欲しいな
>>742 スバルも駄目なら次はフカヒレ?
ママンwwwwwwwwwwwwwwwwww
レオ→スバル→村田→店長
その発想は無かったw
俺が○をつけたいのは答え1だが……。
あせることはない。近衛は明日も来てくれるというし、乙女さんが帰ってくるのはまだ先だ。
ガッついてると思われるのもシャクだ。ここは紳士的に接しよう。
「対馬?」
「ン、いやなんでもない。送るよ」
「別にいいわよ。まだそんなに遅くはないし。それほど遠くもないし」
「俺は本当の紳士を目指しているんでな。送る」
「……ン、じゃあ、送ってもらおうかな」
2人して家を出る。話しながら歩けば、もう駅前に着いてしまう。
「ここでいいのか?」
「ええ、家は駅のすぐ向こうだしね」
「わかった。……じゃあ、また明日」
「うん。明日も今日と同じ時間に行くからね。早く起きなさいよ」
「手厳しいね。まあ、善処するよ」
「まったく……。おやすみ対馬」
「ああ、おやすみ」
去っていくツインテールを見送る。途中で一度、こっちを見たが、すぐに雑踏に消えて行った。
……なんだか甘い気持ちになった。
……近衛は結構積極的なとこもあるけど、基本は乙女さん同様真面目で規律正しいヤツだ。
貞操観念も固いとこがあってもおかしくはない。あせらず時間をかけていこう。
先人は言った。『恋愛とは戦争である』。
もう一人の先人は言った。『戦場では臆病なほど慎重なくらいで正しい』。
ンッン〜名言だなこれは。結論が出たとこで帰っか。
「……」
椰子がいた。
「お前……、いいかげん夜中ほっつき歩くのやめれば?」
「余計なお世話です。センパイ」
「俺はお前が」
「ウザイです」
「心配で」
「キモイです」
とりつくシマもねえよ。紳士への道は厳しいぜ。
…………………………………………
そんな感じの日々が3日程続いた。そろそろ次のステップに進みたいが……。
いや、紳士たるものガッついてはよくない。クールに事を運ぶんだ。クールにな。
5日目。そろそろいいか……? いやいや、まだまだゆっくりといこう。
7日目。そろそろ……。いや(ry
…………………………………………
「俺はチキンだ……」
気が付けば夏休みも終わりそうだよ。乙女さんが帰ってくるまであと2日だよ。
「やれやれ。まだプラトニックな関係のままなのかよ」
「スバル……」
合宿から帰ってきたスバルに相談。今日近衛は部活だ。……夕方には来るけど。
「いいからテンションに身を任せて押し倒しちまえ。このままじゃずっと進展しねえぞ」
「それは……、強引にいって嫌がられて嫌われたりしたら……」
「バカ野郎。付き合ってるんだろーが。嫌がられることはあるかもしれねーが、
嫌われたりはしねーよ。いいからいってみろ。案外、押し倒されるの、待ってるかもよ?」
「そ、そうか……?」
「まったく青臭いねえ坊主は。ほれ、お守りだ」
「お守り……ってこれは」
俗にいうゴム、すなわちコンドーム。1箱、12個入り。
「今日を逃すと当分そんな機会はねーぞ。それが使われることを祈ってるぜ」
……そうだな。今日が時間的にもラストチャンスだろう。ならば、俺は、漢になる!
「……よし、いってみるか!」
「オーいいねー。青春だねー」
「にしてもお前、いつも持ち歩いてんの?」
「病気をうつされるのはゴメンだからな」
……アダルトなヤツだ。
ピンポーン。
「あ……、近衛かな」
「じゃ、邪魔者は去るとすっか。健闘を祈ってるぜ」
スバルは窓から去っていった。
……よし。今日は、今日こそは決める! 決めてみせる!
…………………………………………
いつものように夕食を食べ、片づけをする。
ここまでは普段どおりにする。あんま見え見えなのも、かっこ悪いからな。
「よっし、片付け終わり!」
「どうしたの? 今日はやけにテキパキとしてるじゃない」
「早くお前とイチャイチャしたくてな」
「そ、そう」
「あ、俺トイレ行くから、先に部屋に行っててくれ」
「あ、うん。わかった。今日の対馬、なんだかいつもと違うわね……。……あ、もしもしお母さん、あのね……」
…………………………………………
とりあえず用をたして2階へ。部屋に入る前に一呼吸。
ゴムはある。シーツも取り替えておいた。……よし、勝負の時だ。
行くぜ!
近衛はいつものようにベッドに座っている。ターゲット、ロックオン。
「あ、つしまン……」
何も言わずに、言わせずに近衛の唇を塞ぐ。
いつもより情熱的に、いつもより官能的に、近衛の唇を隅々まで味わいつくすように、愛を伝えていく。
「ン、ン、ン……。プハッ、な、なにいきなりウンッ……」
一呼吸おいて、すぐさまもう一度接吻、いわゆるキス。
今度は舌を使う。近衛の唇をこじ開け、白い歯を、歯茎を舌で嘗め尽くす。
甘い。近衛の甘ったるい口腔内分泌液の味が、俺の舌を通して全身に伝わる。
「ンー! ちょ、ちょっと待って、息が……ア、ン……」
待たせん。熱い。今の俺は熱いのだよ。近衛をきつく抱きしめる。
よし、今度は舌を舌で絡め取ってやる。
「この……」
再度唇を塞ぎ、こじ開け、口腔内へ進入を試みる。すると。
「ン!? ン、ン……」
こいつ……! 反撃してきた!?
攻め込もう、としていた俺の舌が、俺の口腔内で攻撃されている!?
気が付けば攻守が逆転していた。
俺の口腔内に近衛の舌が蠢いている。
歯茎、頬の内側、歯の裏まで嘗め尽くされ、舌も絡まれている。
ク……、ちょ、これはたまらん。いや、気持ちいいけど、たまらん。思わず、顔を引いてしまった。
「ハァ、ハァ……」
「フゥ、フゥ……」
2人して呼吸が乱れている。
「ハァ、な、何をいきなり……」
「フゥ、そ、それはこっちのセリフよ! いきなりキスしたかと思えば、あんなこと……」
「……あんなことって?」
「あ、あんなことっていうのは……え、と……、こ、こういうことよっ!」
「ン!?」
再び近衛の攻撃。普段のコイツそのままの、激しく、熱い舌の動き。
なろォ……。負けるか!
「ン……、ンン……!」
舌を舌で押し返す。そのまま中間地点で、舌を絡ませあう。
……客観的には3分ほど、主観的にはかなり長い時間、絡ませ合ってただろうか。
呼吸を整えるため、少し顔を離す。
2つの舌から糸引く、唾液の輝きが、なんだかとても淫靡だった。
フゥ。
呼吸を整え、改めて、ジッと近衛を見つめる。
近衛も俺を見つめ返してくる。
勝気な、それでいて潤んでいる瞳。吸い込まれそうになるほど美しい。
瞳を見ているだけでもう俺の心は昂ぶった。
数時間前のスバルの言葉が俺の頭の中に響いた。
……よし、押し倒す。
準備はいいか? 俺はいつでもオーケーだ。
『ちょっと待て!』
『クールレオ……』
『いいのか? 本当にいいのか? 焦るな。夏休みが終わろうともチャンスはいくらでも作れる』
『……そうかもしれないな』
『よし! レオ。それでいいっ! それがBEST!』
『だが断る』
『ナニッ!!』
『覚悟とは!! 暗闇の荒野に!! 進むべき道を切り開くことだッ!
真の覚悟はここからだッ! レオ! 腹をくくれッ!』
…………………………………………
勢いに任せてベッドに押し倒した。
近衛は何も言わない。ただ、黙って俺を見つめている。
……オーケーの意思と受け取った。
「……ンン」
もう一度唇を重ねる。同時に胸へと手を伸ばす。
服の上からもわかる乳房の感触。
もうそれだけで、俺の息子はロケットダイブしたいと訴えている。
……待て待て。ここはじっくりといこう。
近衛は照れているのか、顔を赤らめている。
……可愛いな。
「近衛」
「な、なに」
急に声をかけられて驚いたのか、びくっとした。
やっぱりコイツも緊張してるのかな……。
「服、脱がすぞ」
と言いつつもすでに手は服の中。
「……いいよ」
上着とスカートを脱がす。女の子の服を脱がせる……。これだけでもかなりの興奮だ。
下着姿の近衛さん。思わずさんをつけてしまった。白い素肌がまぶしい。
胸はやはり控えめなものの、脚線の美しさはどこぞの芸術品のようだ。
俺も上着を脱ぎトランクス1枚になる。
腕から脇まで、肩からへそまで。手で、近衛の素肌をなぞっていく。
「ハゥ、フゥ……」
近衛もだんだんと息遣いが荒くなってきている。
なんかもう、触っているだけで近衛と1つになってるような気分。
上半身から下半身へ。近衛の股間に手を近づけ、下着の上からデリケートな部分に指を置いてみる。
この世のものとは思えないほど、柔らかな肉の感触が伝わる。
「アンッ」
ビクっとした。やはりここは敏感らしい。
そしてもう1つ確認。……濡れてる。
「……感じてたんだな」
「な……! デリカシーのないこと言わないでよ」
「う、スマン」
「ったく……。ムード出してよね」
「ン、気をつける」
仕切りなおすように、軽くキス。
「下着も、とるぞ」
「う、ん」
近衛を生まれたままの姿にする。
目の前に、近衛の裸体。俺の心臓が大きく波打った。
シミのない白い素肌。スレンダーな肢体。見事な脚線美。胸は……これはこれで。
思わず見とれてしまう。
「ちょ、ちょっと……、あんまり見ないで……」
「え、なんで」
「アタシ……、そんなにスタイルよくないから……」
そう言って手で胸を隠す。やっぱり胸はコンプレックスなのか。
そんな気にすることないのに。
「近衛」
胸を覆い隠している手を優しくどける。
再び露になる乳房。正直そんなに大きくない。……でも。
「綺麗だよ」
そう思った。本当に。
「あ、う……」
声にならない声。緊張か、それとも照れか。
「本当に、綺麗だ」
心のそこから言う。そして再びキス。
「あ、あはは……。アタシ、なんか……」
「ん、何?」
「幸せ……」
「そっか。俺もだ」
お互いの愛を確かめるように再度キス。
「対馬、大好き」
「俺も近衛が大好き」
近衛だけ全裸なのも不公平だな。
トランクスを脱ぎ、自分を解き放つ。
すでにペニスは辛抱たまらん、とばかりに破裂寸前だ。
「う、わ……」
驚愕の声をあげる近衛。
「男のを見るの……初めて?」
「う、うん」
……なんか、じっくり見られてるな。
「あ、あんまマジマジと見るな」
「アンタだってアタシのじっくり見たでしょ」
「う……」
近衛にじっくりと見られる。くあ、これ恥ずかしいな。
「ね、ねえ」
「何?」
「触ってみても、いい?」
な……。コイツ、やっぱ積極的だな……。
「よ、よかろう。あんま力入れんなよ」
「ン。じゃ……」
近衛の手が俺のペニスを包む。
「あ、熱い……」
肥大化したペニスは、すでに破裂寸前。ヤバイ、それ以上触られると……。
「こ、近衛。もういいだろ」
「え、う、うん」
危ねえ。挿れる前にイクとこだった。
もう挿れても大丈夫かな……? いや、できるだけ苦痛は和らげてやりたい。
首筋へ舌を這わせる。そして全身を愛撫していく。
近衛の体を味わいつくすように、指と舌を動かす。
白い腕も、綺麗な足も、胸も、全身を愛撫する。
そこでわかったこと。
乳房を、特に乳輪周りを舐めてみる。
「ハァ、ハァ……」
ツンと立った乳首をつついてみる。
「ハゥッ!」
明らかに他と反応が違う。近衛は乳首あたりが弱いらしい。
よし、ここを重点的に攻めてくれる。
乳首を舐めてみたり、指の腹で撫でたり。
「ハァッ、アッ、アゥ」
いちいち反応してくれるのが嬉しい。
「ちょ、ちょっと対馬」
「何?」
「な、なんでそこばっか……ハゥッ」
「ん? 気持ちよくない?」
「う……、気持ちいいっていうか、くすぐったいっていうか……、なんかヘンになってくるの!」
「それ多分感じてるんだよ」
そう思うと自信出てきた。もっとやってやれ。
「アッ、ハァッ、ダ、ダメ、ホントに、ホントにヘンになるから! お願いやめて……」
……なんか犯してるみたいだ。それはそれで興奮するが、コレぐらいにしたほうがいいだろう。
よし、いい感じに緊張もほぐれてきた。
そろそろいこう。近衛の秘裂を撫でる。
「……ッ」
よし、濡れてる。挿れても大丈夫そうだ。
スバルからもらったコンドームを開封。袋を破って装着──したいのだが。
「ぬっ……」
くそ、うまくいかん。もたついてるわけには……。
「……なにやってんのよ。こういうときくらい、パッとやりなさいよ……」
「うぐ」
「まったく……。ほら貸してみて。えーと、こうして……」
「痛! 力入れすぎ!」
「エッ! ゴ、ゴメン……。……よし、これでいいかな」
「悪いな」
「いいわよ別に。対馬はやっぱり対馬、ね」
……ちょっとむかついたんで乳首を攻撃。
「ハァゥッ! そこだめだって──ン」
非難の声を上げようとした唇を塞ぐ。そして見つめ合う。
「……じゃ、イクぜ」
近衛は、黙って首を縦に振った。
近衛をベッドに寝かせ、足を開く。女性器が露になる。
思わず生唾を飲み込んだ。
初めて生で見る女性器。汚れのない秘裂からは愛液がトロトロと流れていた。
その秘裂にペニスをあてがい、軽く腰を突き出す。
「……ッ!!!」
愛液のおかげか、膣口にスムーズに入った。
亀頭を包む近衛の肉。とても温かい。いや、熱い。
「フゥ、フゥ、フゥ……」
「近衛、痛かったら言ってくれ」
「フゥ、フゥ……だ、だいじょぶ……」
額に汗が浮かんでいる。とても苦しそうだ。
頬を軽く撫でてあげる。そしたら近衛は軽く笑ってくれた。
近衛への愛おしさが溢れてくる。同時に早く挿れてしまいたくなる。
早る気持ちを抑え、ゆっくりと膣を侵攻していく。
すさまじい圧迫感がペニスを包む。
「ンアッ……」
先端部分に手ごたえを感じる。おそらく、これが処女膜だろう。
これを貫けば、近衛は少女から、女になる。
そして俺も大人の男へ。
「近衛……、イクぞ。力、抜いて」
「つ、しま……。うん……」
腰をさらに前へと突き出した。
プツ、プツン……。
「ふあっ、ああああああ!!」
破瓜の痛みに近衛が耐え切れず叫ぶ。
「近衛……! 大丈夫か?」
「ア、ハァッ、ハァッ、ハァッ……」
息も絶え絶えで、その顔から、どれほどの苦痛を味わっているのかが伺える。
「ハァッ、ハァッ……。な、なんとか……。……はは……」
苦しそうだ……。でも近衛は少しだけ、ほんの少しだけ嬉しそうに笑った。
「つ、対馬と1つになれた……。……幸、せ……」
「! 近衛っ!」
もうなんと言っていいか。なんだかよくわからない感情が流れ込んできた。
俺は近衛を抱きかかえ、その唇を奪う。同時に、奥までペニスを差し込んだ。
「ウ、ンッ……、対馬……!」
近衛の体の温もりと、膣内の温もり。
気づけば、俺はすでに発射していた。
近衛の中は、それほどまでに快感で──幸福だった。
俺たちは繋がったまま、何度も何度も、激しいキスを繰り返した。
…………………………………………
何分ぐらい抱き合ってただろうか。
「近衛……、一旦、抜くぞ」
「う、うん……」
引き抜く。
「アゥッ」
傷に当たったのだろうか、近衛が反応した。
「あ、スマン」
引き抜いたペニスに絡む愛液と、血液。それこそまさに純潔の証。
それを俺が奪ったのか……。俺も同じだが。
「近衛、大丈夫か」
「うん、少し痛いけど……。平気」
「そっか。スマねえな」
「? 何謝ってんのよ」
「いや、痛かったろ。上手くできなくて、悪い」
「初めてなんだから上手くできなくて当然でしょ。謝ることないわよ」
「そ、そっか……」
「確かに痛かったけど……。それ以上に幸せなんだから」
そう言って、ツインテールが俺の胸にぶつかってきた。
「ああ……。俺も幸せだ」
愛しい彼女と1つになる。本当に幸せだ。
「じゃ、もっと幸せになろう」
「ハイ?」
「ゴムまだあるから。体、大丈夫だよな?」
「ア、アンタねえ……。せっかく余韻に浸ってたのに、ムードぶち壊すこと言わないでよ!」
「ムードなんて物はな」
思いっきり、情熱的なキス。
「コレだけで十分さ」
「……そうね。対馬」
「何?」
「幸せにしてね!」
後はもう俺たちは、感情に、テンションに身を任せ、お互いを求め合った。
…………………………………………
窓の外が明るくなってきた。
一晩中やってたのか……。
スバルから貰ったゴムも全部使い切っちまったし。
「ZZZ」
近衛が俺に抱きついて、寝息を立てている。
「さすがに疲れたか」
寝顔をじっくりと見る。
烏賊島のときはそんな余裕なかったからな。
……幸せそうだな。この幸せを守っていかないとな。
あ、一応スバルに「勝った」とだけ報告しとこ。
「さて……俺も寝るかな」
午前10時・オアシス。
「今日は暑いなフカヒレ。……にしてもレオもようやく男になったか」
「あ? レオがなんだって?」
「なんでもねー。ところでお前昨日何してたんだ?」
「それがよう。新作のエロゲ買ったらバグだらけでさ。修正パッチも2.5Gあるんだぜ。ふざけてるよなぁ」
「……そっか。まあ、たまにはいいことあるだろうさ」
「なんだその哀れむような目は! そういやカニ帰ってきたな」
「は? カニが帰るのは明日だろうが」
「1日予定を早めたんだとよ。駅で乙女さんと一緒になったって言ってたぜ。メール来てなかったのか?」
「なんだと……? ゲ、ホントだ。マズイ!」
「オ、オイどこ行くんだよ」
「悪い。急用だ。金払っといてくれ」
「オイ、待てよスバル!」
「ヘイジャップ。金を払ってけヤ。2人分だゼ」
「ちくしょおおおおおおおおおおおおお」
…………………………………………
「乙女さんも1日早く帰ってきたなんて偶然だね」
「レオがちゃんとやっているか心配だからな。帰ったぞー」
シーン。
「レオー、いないのか?」
「まだ寝てんじゃね?」
「まったくあいつは。しょうがないやつだな」
「よーし、ボクフライングボディアタックかましてやろっと」
「それじゃあ私は新作の関節技で制裁してやろう」
がちゃり。
『レオー、起きろー! ……!?』
「ZZZ……対馬……ピーナッツバター……」
「う、うん……なんだ騒がしい……。……? ……!? ……!!
うっ、きゃあああああああああああああああああああああああああ!!!」
対馬家前
「あーあ、間に合わなかったか……。がんばれよ、レオ。……いろいろとな」
遅くなりましたが
>>568-575の……続き……です……
これが……せい……いっぱい……です
受け取って……ください……伝わって……ください……
にしてもSS書き出して半年が過ぎようとしとります。
いつの間にか10本以上書いてました。少しは成長しとるのかねえ
GJ!!GJ!!GJー!!!
最高っすよ!!
☆☆☆です
>>760 GJ!!!
あなたの精一杯、しかと受け取りました!
764 :
前書き:2006/06/30(金) 18:17:06 ID:O3zs+hKW0
決して801ではありませんが例え風味であろうが嫌悪なさる方は
回避推奨でお願いします
「レオこれからどうする?」
レオとスバルは大学食での昼食を終えこれからどうするか思案していた。
現在、竜鳴館はテスト期間で執行部、部活共に休み。
校内には未だに勉強目的の生徒が多く残っている。
因みにフカヒレはHR終了と同時に昨日購入したギャルゲーをすると言って帰宅した。
「スバルさえよけれ残って勉強する?」
「帰っても寝るだけだし島流しを避ける為にも一応勉強しとくか」
「悪いけど久しぶりにマッサージ頼む。最近乙女さんの鍛錬きつくて疲れ溜まってて、それにスバル上手いしな」
「そりゃ日ごろお姉様達へのご奉仕で効くツボは心得てるからな」
「その腕で一つよろしく♪じゃあ行くか」
去年までの経験でテスト期間中の図書館の惨状は予測済み。
他の生徒には悪いがこれも執行部の特権と2人は竜宮へ向かった。
ガチャ
2人が竜宮竜に着いた時、そこには誰の姿も無い。
「誰もいねえな、まあ好都合と言えば好都合だ。(マッサージ)してる時のレオの色っぽい表情は
誰にも見せたくないしな」
「冗談はいいから。勉強の前にいい?」
「じゃあ始めるか。そこのソファにうつ伏せで寝てくれ」
レオをうつ伏せに寝かせるとスバルはまず腰骨の位置に手を当てマッサージを始めた。
「レオお前マジで(疲れ)溜まってるな。カチコチだぞ」
「最近忙しくてゆっくりする時間も無かったし、スバルもっと強くても・・・ああ、そこ気持ちいい」
「此処がいいのか?もう少し強く行くぞっ」
「ぐあっ!!いい、いいよスバル。もっと、もっと強くても大丈夫だか・・・ら」
「俺に全部任せてレオは力抜いて」
・・・
開始から既に10分余り、全身を隈なくマッサージされたレオは悩ましげな声(?)を挙げ
続けすっかり脱力仕切っていた。
「勉強前に軽くしてもらうつもりだったのにスバル上手すぎ。やばい眠くなってきた」
「暫く寝ていいぞ。1時間したら起こすから」
「本当に?じゃあ悪いけど頼む・・・」
それだけ言い残すとレオの意識は沈んでいった。
直ぐに規則正しい寝息をたて始めたレオを見ながらスバルは苦笑を浮かる。
「レオ、お前最近頑張り過ぎ。それにしても可愛い寝顔だな、思わず添い寝したくなるぜ」
当然、眠りに落ちているレオからは何の返答も無い。
特にする事も無く手持ち無沙汰になったスバルが室内を見渡すとあることに気付いた。
そう・・・放送マイクのスイッチがONになっていた事に!!
「ったく誰だよ、スイッチきり忘れたのは」
だが別にやましい事など何も無いスバルはこの時深く考える事無くスイッチをOFFにした。
まさかこの事があんな事態を呼ぶとは予測せずに・・・
〜教室〜
「な、なんや!?対馬と伊達そんな関係だったんかいな!?」
「・・・きっと何かの間違いネ。聞き違いヨ・・・多分」
〜廊下〜
「・・・」(※なごみ)
〜校庭〜
「本当に伊達君×対馬君!?よっぴー聞いてた!?」
「レオ君あんなに可愛い声で鳴くんだ、レオ君、レオ君///・・・エリーごめん私摘みに行ってくる」
「ちょっとよっぴー、て言うか早っ!?」
翌朝レオとスバル、フカヒレの3人は通学路を歩いてるのだが何故か周囲の耳目が全てこちらに
向けられているような奇妙な感覚に囚われていた。
「何か昨日から妙なんだよな。家に帰っても乙女さんは俺を避けてるみたいだし、今朝はカニ迎えに
行ったらあのカニがとっくに家を出たって言うし」
「そう言えば俺も昨日の夜バイトで外出たんだけどウチの生徒がやけに俺のこと見てたような」
「お前ら自意識過剰なんだよ。そう言えば聞いてくれよ、昨日咲ちゃんとデートまで行ったんだぜ」
(※当然ギャルゲーの話です)
この時レオとスバルそしてギャルゲーの為に1日中部屋に篭っていたフカヒレはまだ知らない。
学園では祈先生より提供されたデータを元に書かれた週刊ドラゴン(学校新聞)の号外が乱れ飛び2人を
1目見ようと女子が校門で群れを成している事を。
校門まであと200メートル
(完?)
768 :
赤猫:2006/06/30(金) 18:27:02 ID:O3zs+hKW0
あとがき
ふと思いついてそのまま勢いで書いてしまったレオ×スバル?
801じゃないけど果たして投下してもよかったのか・・・
>>768 なんか(マッサージ)とか(疲れ)とか説明ぽい部分が多いのが気になる。
あとカニと乙女さんの反応も気になるw
ていうか、放送中になだれ込んできそうだが。
(マッサージ)(疲れ)
この部分は周囲の誤解を生みやすいように実際には
発音されて無い部分のつもり
ウホッいいスバル…
772 :
名無しさん@初回限定:2006/06/30(金) 19:02:26 ID:x+rEcrRj0
>>770 音になってないのはわかるけど
前後で「マッサージ」であることはわかってるんだから
読み手に説明するような(マッサージ)とか(疲れ)は余計。
むしろもっと周囲を誤解させるような発言をさせて
そのギャップをギャグにするべき。
「…やってやってる時のレオの色っぽい表情は…」とか
「レオ……けっこう溜まってるな。裏のスジまでカチコチだぜ?」とか。
あと
>そう・・・放送マイクのスイッチがONになっていた事に!!
この辺も省いてもっとあっさりスバルにスイッチ切らせるほうがよさげ。
ネタは新鮮でGJ
乙女さんが聞いていたら大変なことに……!
ていうか、そういうヲチだと思ってたw
>>760 遅レスだけど、今日仕事から帰ってきて読ませてもらったよ
あなたは面白いシナリオが書ける人だ
これからも頑張って力作を生んでください
GJ!欲を言うなら、村越や素奈緒の反応も書いて欲しかったな。
『添い寝したくなるぜ』・・・全く、そういう事を素で言えるからあんたはいい男なんだよww
>776
村田だ!
改めて聖域の崩壊まで見たけどヤバイね…
よっぴーを選んだ場合とかのSSは出てないんだよね?
二人がファミレスでいつもの席に座った。
「はぁ〜。疲れた」
真名はカバンを席の奥の方に投げて、手前にドカッと座った。
「よく、言うネ。授業4.5時間くらい熟睡してたネ」
豆花は手前の席を手ではらい、座った後横にカバンを置いた。
「なんや。ちょうど半分くらいやん」
「それには言葉が出ないヨ」
「なんで?」
「それより、マナ。このままいったら本当に留年してしまうネ」
「ええんとちゃうの? 祈ちゃんも結局最後は助けてくれそうやし」
「甘えは禁物ネ。祈チャンも切るときは切るヨ」
「ない、ない、ない。絶対ナ〜イ。だってあの人面倒くさいこときらいやし!」
真名は顔の目の前で大きなバツ印を作った。
「でも勉強してる風にしてた方が絶対得ネ!」
「そうは言うても、ウチサッカー部やから普段勉強できへんし。テスト前は何から始めていいかわからへんし……」
「スケジュールのことならワタシが相談に乗るネ」
「ほんまか、トンファー。おおきに。やっぱ持つべきものは友達やな。ほな、かた〜い話はここまでにしよ。あ〜、疲れた。知恵熱で頭の上で目玉焼きできそうやわ!」
「ホントニ大丈夫カ……?」
一通り食べるものを二人は注文した。
「結局トンファーはだれなん?」
「ワタシ、別に好きな人いないヨ」
「うそやで。いるって顔に書いてるやん!」
豆花はあわてて両手で頬を押さえた。
あら、当てずっぽうが当たってもうた。
「別に……そんなことないネ。マナ、また変な噂流したら私ほんとに怒るネ」
「は〜い。気をつけま〜す!」
「もう……」
「そんなことよりトンファー。最近なんかおもろい話ない?ウチ、いまおもろい話に飢えてんねん」
といいながらもアイスコーヒーの一点を見ている。
「そんなこと言われても困るネ……あっ、そうイエバ」
「なに?なに!じらさへんでおしえて〜や」
「伊達君がカニっちのこと好きかもしれないネ……」
「あっ、そうなんや。って、なんやて〜〜っ!!?」
真名はバンッ!とテーブルを叩いて、身を乗り出した。
「それ、全然おもろないで。トンファー、ウチの気持ちどうしてくれんねん」
「落ち着くネ、マナ。話を最後まで聞いて欲しいネ」
真名が豆花の首を揺さぶっている。
「対馬たちはこの前4人でスキーに行ったばっかやで!!」
「確かにそうネ。でも最近カニちと伊達君よく二人で帰ってるらしいネ」
「それは対馬とフカヒレがバイト始めたからやないの?」
「それを二人に紹介したのは伊達君ね」
「それは別に関係ないと思うで。たしかに伊達が対馬に竜宮のメンバーとくっつけようとしとって、カニッちが入ってないのは有名な話やけど……」
「実は伊達君が対馬君にバイトを紹介したときの話をこっそり聞いてた人がいたネ」
「えっ。誰?誰なん?」
豆花はあたりを確認して声を小さくした。
「よっぴネ」
「えっ〜!なんで?何で?」
豆花に合わせて真名も声を小さくした。
「六時間目の体育の後、竜宮で着替えをしていたらたまたま二人が入って来て、あわてて掃除用具入れに隠れたって言ってたネ」
「それはよっぴーも災難やったな!」
「その時に伊達君がこれからカニちと二人で帰るけどいいかって聞いたらしいネ。そしたら対馬君別にいいて言ってこれで二人が付き合ったらおもしろいなって冗談で言ったネ」
「ほんで、肝心の伊達は?」
「顔は笑ってたらしいけど、目は笑ってなかったらしいネ」
「最近二人が仲良く帰ってるってことはやっぱり。ほんまやな!」
「間違いないネ!」
「ネタ元がよっぴーやし、完全に白か」
「どうするネ? マナ」
「どうするもなにも、伊達に好きな人いるなら、しゃあないやろ。しかもカニッちやで。 ほかの人さがすわ」
「そうネ。それが賢明ネ」
真名が口にくわえたストローを舌を使ってゆっくり回していた。いつもは下品だから注意する豆花も今日はそんな気が起きなかった。
「なあ、トンファー」
「なに?」
「うちら彼氏できひんのかなあ」
「そんなことないネ。チャンスがないだけネ」
「トンファー、対馬のことどうおもう?」
「対馬君はとても優しい人ネ」
「そやなあ。だれに対しても分け隔てないもんなあ」
「どうしたネ。急に」
「我田引水に言うで。対馬のこと好きやろ」
豆花の顔がみるみる赤くなった。
「いきなりなにいいだすネ。しかも四字熟語がまちがてるネ」
「なあんか、最近そわそわしてるとおもっとったら、トンファー恋してたんかい」
「たしかに最近よく対馬君と話すネ。でもこれとそれとは話が別ネ」
「甘いで、トンファー。その考えは蜂蜜より甘いでぇ」
「え……」
「パンパカッパンッパンッパ〜ン!トンファーの〜差し入れの〜皿〜」
真名はかばんの中から縁に桃をあしらったかわいい小皿を取り出した。
「なんでネッ!なんで、これをマナが持てるネ」
「差し入れは桃饅頭やて、うらやましいなあ、対馬は。男冥利につきるで!」
「そんなことより、マナが持てること自体おかしいネ」
「そんなん簡単やんけ。部活終わってトンファーを探してた対馬にたまたま会って。トンファーがいないって言うてな。ほな一緒に帰ろういうたら竜宮で仕事がまだあるらしくてな!」
「ちょうど私が校門で待てるころネ」
「そしたら対馬が今日返したほうがいいって差し入れの皿をくれたんや。ほんまびっくりしたで」
「そう……」
「そうや」
「だからいつもマナは空気が読めないて言われるネ」
「グフッ!」
真名はテーブルに前のめりに倒れた。
「なに!ウチがもらったらあかんかったん?」
「あたりまえネ……」
ふたりの間に気まずい雰囲気が漂った。
まなはおどろきふためいている。
とんふぁーはようすをみている。
「ごめん! ほんまにごめん!」
「あやまってすむ問題じゃナイネ」
「ウチかて悩んだんやで」
「ありがとうとか感想とか聞きたかったネ……」
「対馬なら明日にお礼くらい言うで!」
「マナには乙女心が分からないネ……」
「ウチかて恋多き乙女やっ!」
「だったらもと気を使うべきネ」
「えろうすんまへん……」
真名は顔のまえに両手を合わせた。
「でも、隠してた私も悪かたネ。だから今回のことは水に流すネ」
「ほんまか?トンファー」
「マナに空気読めと言てもムリな話ネ」
「グフッ」
豆花の表情がやっとほどけた。
「でもどうして対馬なん?」
「最初はなんとなくだたネ。それがだんだん本気になて……」
「気ついたら惚れてたんや」
「そうネ……」
「対馬はなんだかんだでカニッちとくっつくと思っとったけど、ここにきて待ったの声やな!」
「でも、まだ告白とか考えてないネ」
「いけるんとちゃう? お互い異性として見てない感じやで」
「たしかに対馬君はそういうのは鈍くて奥手ネ。カニちも一人身がいいて言い始めたネ。でも……」
「でも?」
「やっぱりカニちは対馬君のこと好きネ。カニちは告白するタイミングを見失ているだけネ」
「それじゃ、カニっちはいつから対馬のこと好きやったん?」
「おそらく私たちと知り合うずっとずっと前からだと思うネ……」
「幼なじみやもんなぁ。トランプで言うたらジョーカーみたいなもんやで!」
「そこにもし私が告白したらカニちが傷つくネ。私それがとても怖いネ」
「それでもウチはカニっちがトンファーを応援してくれると思うで!」
「それは、多分そうネ。でも、難しいところネ……」
それから二人は黙ってしまった。
グラスの中の氷がカランと音をたてて溶けた。
「ねえ、マナ」
「なんや?」
「私たち彼氏できないのカ?」
「そんなことないで。出会いがないだけや」
豆花が時計をみた。
「マナ、もう8時前ネ」
「そやな、帰ろか」
部活があると自分の時間がないことに文句を言いつつ二人は急いで店をでた。わりと空いた店の奥では焦る二人を見て一人微笑む者がいた。
二人は近道のため公園を横切った。
「あっ、楊さん、真名ちゃん。こんばんは、いま帰り?」
「よっぴ」
「よっぴー」
良美は二人に歩調を合わせた。
「この公園いつもの散歩コースなんだ」
歩き慣れているせいか、良美の足取りは軽やかだった。
「いつも今くらいに散歩してるん?」
「うーん、日によってかなぁ」
「よっぴはこの近くに住んでいるカ?」
「うん、すぐそこだよ。今度遊びに来てね」
「ぜひ行くネ」
あと少しで公園の出口だった。
「ところで、二人に相談なんだけどね……」
「なんや、よっぴー」
「なんでも相談に乗るネ、よっぴ」
三人は歩き方がゆっくりになりながらやがて止まった。
「実はね、私……いま、好きな人が……いるんだ」
「えっ、だれ?たれ?」
良美の顔はすでに赤かった。
「同じクラスの……対馬君」
「えっ、あっ、そうなんや」
真名は豆花の方をちらっと見た。どうやら豆花は固まっているようだ。真名も自分で目が泳いでいるのが分かるくらい動揺している。二人とも頭の中が真っ白だった。
「今週と来週は生徒会があるから、再来週の日曜日にデートに誘って思い切って告白しようと思うんだ。楊さんと真名ちゃんは普段からなかよしだから、私と対馬君が付き合っても驚かないでね。それで、もしよかったら私たちを応援してくれないかな……」
良美は顔をあげずに一気にしゃべった。もじもじしながら耳まで赤かった。
「わかったネ。私、よっぴと対馬君を応援するネ」
「えっ」
「ありがとう、楊さん、真名ちゃん」
それだけ言うと良美は足早にその場を去った。
wktk
「トンファー!」
「なに?マナ」
「なにやないっちゅうねん! こんなんでええんか!! Yann!トンファー!!」
「べつにいいネ」
「ガクッ!!!」
「よっぴは美人でスタイルよくてとてもいい子ネ。私ぜんぜんかなわないネ」
「でも、そしたらトンファーの気持ちが……」
「よっぴはもう告白まで行こうとしてるネ。私がもたもたしてたのがいけなかたネ」
真名は恐る恐る聞いた。
「カニっちのこともやっぱかんがえたん?」
「というより、よっぴがあそこまで本気とは思わなかったネ。私にはその隙間に入るのは無理ネ。カニちは大事な親友だけど、よっぴには関係ないことネ」
「トンファー……」
豆花は上を見上げ、何かを堪えているようだった。
「マナ。 中国には乙女の失恋の涙は星になるていう言い伝えがあるネ」
「ほえ〜!それはロマンチックやなぁ」
「空を見上げれば星はたくさんあるネ。だから乙女はみんなよく失恋するていうことネ」
「なるほどなぁ。みんな大変なんやなぁ」
「でも、松笠の星はすこし少ないネ」
「ほな、トンファーは今日失恋したから一番輝いてる星やで。あれやな!」
真名は空を指差した。
「バカ。あれは月ネ」
「月も星やで。一番輝いてるやん」
「乙女の涙は月にはならないネ」
「やっぱ、そうか。知ってるか。トンファー。月は実はチーズで出来てるんやで。クラッカーにのせるとすごくうまいんや!」
豆花はあきれてものが言えなかった。
「これでマナは乙女心がわからないことが実証されたネ」
「グフッ!」
前のめりに倒れる真名を豆花がおこし、スカートの砂利を払った。
「真名はいつも元気ネ……」
「それだけがウチの取り柄やからな!」
豆花が真名の手を握った。
「お互いがんばろうな……トンファー」
「うん」
街灯に照らされた豆花の頬にはすでに涙の跡はなかった。
Fin……………………
793 :
ちくわ:2006/07/01(土) 03:00:06 ID:WAakcEPy0
オチは特に無いです^^;。あまり本編で出番が無い二人なので
だらだらと無駄話をさせてみたり………
>>793 GJ!
もっともっと、マナ、トンファー養分クレクレ。
よっぴーがこれまでの会話をこっそりと聞いてたと想像するとガクブル
バカな!空気の読めないことに定評のある真名が・・・!
さすがyp、情け容赦ないぜ!!
>>793 >だらだらと無駄話
自分で言ってりゃ世話ないな
だがそれがいい
策士よっぴー。
せ、切ねぇ、豆花ー・・・
ちょっとダークypを治しますね
( )
( ) __ ( )
( ) '´, `ヽ ( )
___《ミi(从从))_
<メ(リ"ワノ)> \\
〜~~~~~~~~~~ \\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 丶丶
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
|
ダークypはいじけてるだけだよ
黒ypは…
しかし対馬レオは人気だな
まぁ主人公だし。
熱血漢だしな
806 :
名無しさん@初回限定:2006/07/02(日) 02:01:09 ID:5Jn2k0z1O
へたれかと思えば熱くなるところのギャップに萌え
なんか新しい感覚の新人書き手さんが出てきてくれて非常に嬉しいぞ
GJ
姫の孕ませキボン。
フカヒレ中心にサブキャラだけ出演なドタバタパロディSSキボン
>>808 炎の孕ませ人生 〜あの頃に戻って孕ませナイト〜のことか?そうなんだな?
>>809 今出先だから書けないけど、帰ったらチャレンジしたい。
っつーかつよきすのSSは初めてだから、上手く書けるか解らんけどそれでも良ければ。
>>811 よろしくお願いしますm(__)m
フカヒレレジスタンスの一人として楽しみにしてます。
814 :
811:2006/07/02(日) 17:46:27 ID:U6uMwPEpO
うぃうぃ。SSはスパロボしか書いた事無いけど、やれるだけやってみますぜ。
あ、ちなみに書き込みは何行までOKですかねぃ?
816 :
811:2006/07/02(日) 18:00:15 ID:U6uMwPEpO
暖かい春の日。ともねぇが突然海が見たいと言い出した。二人でラスカルに乗って、海にでかけた。
太陽のの斜光が海に反射して、きらきらと光る。海鳥が群れを成して風に舞っている。
あまりにものどかな風景に、空也はためらいすら感じた。
「天気がよくて良かった……」
少し風がつよいけど悪くない。二人で思いっきり伸びをする。
そしてビニールシートを敷いた。その上に二人で体育座りをした。
「気持ちいいね!」
「うん、海の匂いがするよ……。風も気持ちいい……」
「ともねえは海好き?」
「うん。ずっと空也と二人で来るのが夢だったんだ……」
「なかなか二人っきりで出かけないしね」
夢か……。いつもはふたりで家事やるだけだからな。それでも忙しすぎろくらいだし。
「ともねえ。 夢はもっとでっかく持とうぜ!」
「ううん。 私は空也と少しずつ夢をかなえていきたいんだ……」
少しずつか……。空也は、巴がわからないように一抹の寂しさを手のひらに隠した。
小さいころから変わらない、江ノ島の風景がそこにはある。
来る機会がないから近いということを忘れそうになる。でもこれから何度もお世話になるような気がする。
空也はつぶやく。
「あの日の約束ずっと忘れないよ」
「空也が私を捕まえくれた……。ずっと離さないって……」
そんなこと言ったっけ。
「捕まえたときはもう夕暮れだったもんな」
「捕まえるときはお姫様お迎えに参りましたって言ってた……」
あれ?
「その後しばらく動けなかった」
「キスしたあと、しばらく君だけを見ていたいって言ってた……」
完全に事実とかみ合ってない。
「ともねぇ!」
「……なんだい?」
「言ってて恥ずかしくない?」
「あう……女の子にそんな質問しちゃだめだ」
おこられちゃいました……。
「ともねぇはかわいい乙女だもんよ!」
「あう!」
冗談だったけど嬉しそうな表情を見るとつっこむ気持ちも失せた。……しばらく海を見ていた。
ともねぇがバックから大きめのタッパーを2つ取り出した。
「空也、はい、お弁当」
支援
「わーい」
ともねぇ特製弁当だった。おにぎりがマルの顔の形だった。タッパーのお弁当とはともねぇらしくない感じだけど……
「ともねぇがいつも使ってるキャラクターの弁当箱は?」
「今日は空也と二人だからおそろいがいいと思って……」
「やだ! やだ ! やだ!ともねぇはあのかわいい弁当箱使ってくれなきゃやだ! これ弟からのお願い!」
「あう……わかった。今度お姉ちゃんとおそろいの買おうな」
多分キャラもの……俺たちバカップルかな?
ともねぇがおにぎりを食べている。とてもおいしそうに食べる。俺もからあげを噛み締める。
そしておにぎりに手を出す。そのとき口元になんか付いた。砂かな……風強いし。
「空也、口元にご飯付いてる」
「え!」
体が反応してともねぇの方を向いた。するとちょうど唇と唇が重なった。
「あう」
ともねえはびっくりした。口元の米粒をキスで取ろうとしたらしい。でも結局普通のキスになってしまった。
なんか普通より恥ずかしい。だって……
「ともねぇ、自分でご飯粒つけたでしょ」
「あう…………あう……」
ダメだもんよ。しっかりばれてるもんよ。
「うん……前に海がやっているのを見て、羨ましくて、つい」
「でも、失敗しちゃったね」
「あう…………あう……ごめん。 忘れて!」
このまま終わるのも惜しいな。
ともねえの顔がりんごのように赤いのだが。
「今度はうまく出来るよね!」
「え! うん……」
ともねぇが恐る恐るキスをする。胸の鼓動が聞こえそう。それで胸揺れてねえ?
……今度はうまくいった。
「空也!」
「ともねぇ、おめでとう」
「あう!」
悔しいのでキスの仕返しをした。
「そろそろ、 かえろうか」
「うん……」
二人の歩く海沿いの道は紅く染まっていた。
「きれいだな……」
空也は巴の手を強く握った。
「またくる?」
「うん……いつか、また……きっと」
空也は巴を抱きかかえる。
「いつかじゃないさ」
「うん……」
「しんじてないでしょ」
「だって、 いろいろ普段は忙しいから……」
巴は笑ってごまかした。
「じゃあ、 記念日にしよう」
「えっ……」
巴は目を丸くした。そして、突然強い風が吹いた。
「せめて、 忘れないように」
空也がそっと小指を差し出す。
「ゆーびきり、げんまん」
「う〜そついたら」
「はりせんぼん」
「の〜ます」
「ゆ〜びきった!」
紅い世界がいつまでも二人を包んでいた。
数年後……
「あ〜〜、 お姉ちゃん、今後の予定プリーズ!」
「空也〜。 明日の夕方に大事な会議が入ってるんだけどね〜」
「うん」
今日四本目のマムシドリンク注入。
「初めて二人で夕方の桟橋で見つめあった記念日がはいってるんだよ〜〜」
「じゃあ、 パス!」
「まかせといて〜〜」
「次はいつあいてんの?」
「あさっての夜かな〜〜」
「あっ! でも、みんなで蛍を見に行った記念日がはいってるよ〜〜」
「じゃあ。 それもパス!」
支援
みんなというのはポイント高いな!
「その次は、 お姉ちゃんにキス見られちゃった記念日なんだけど〜」
「じゃあ、そこ」
「しぼむ〜〜」
空也は電話を手に取った。
「もしもし、ともねえ……今日は帰るから」
「でも、むりしなくていいよ……体が大事だし」
「かえる〜〜の!!」
「あう……」
「ともねえ。 スパイス!」
「スパイス!」
「マムシ」
「マムシ」
「メイクミラクル」
「メイクミラクル」
「それって無理なんじゃ……」
「ダイジョ=ブ!!」
「わかった……じゃあ、ぽえむちゃんに代わるね」
「くーくん、 お仕事大変そうだけどがんばってね!」
「ありがとう、 ねーたん。 こんど暇ができたら占いでもしてよ」
「うん、 でも今のくーくんには占いは必要ないよ」
「!」
825 :
ちくわ:2006/07/02(日) 19:44:55 ID:BmYnUkS/0
前に書いた再会までの話のアンサーとして書きました。
これで話のストックがなくなったので自作まで間がちょっと
あきますが、気長に待っていてください。
「くーくんは自分で運命を切り開く人だから」
「そんなことないよ」
「くすっ」
「わらわないでよ〜」
「じゃあ、 巴さんと夕飯作ってまってるから」
「ok!」
俺の力だけじゃないんだけどね。運命を切り開くには……
fin………………
なんかよくわからんがヲチはどこかね?
>>825 前に書いた話ってのがどんなだったか思い出せない
このスレにあるんだったらアンカー頼む
空也のキャラに多少違和感が……
>「あさっての夜かな〜〜」
「あっ! でも、みんなで蛍を見に行った記念日がはいってるよ〜〜」
あとコレ2つとも海お姉ちゃんのセリフかな?
同じキャラのセリフを2行に分けるなら「」1つでひとまとめにしないと混乱するよ。
それかセリフ間に適当な地の文を入れたほうがいい。
「お前が〜風になるなぁらぁ〜♪果てしない〜空になりたぁいぃ〜♪」
歌は良い。人間が生み出した文化の極みだ。歌っている時はイヤな事を忘れられるってモンだ。
…誰も聴いてくれてないけどな。
終電間際の駅前、家路に急ぐ女の子やリーマンは誰も足を止めようとはしやがらない。
時々鼻で笑われたりもする。そんなに下手か?
へん、歌は心だ!ギターはハートだ!いつか俺の歌で、神奈川県民ホールを満員にしてやるぜ!
とは言うものの…今日はもう帰ろうかなぁ…
ギターを肩から下ろしてかえる支度をする俺。そして駅の方角に歩き出す。
通りからは見えない奥まったベンチには、いつものようにアイツがいるワケで。
「おい椰子」
「……」
「俺今日はもう帰るから」
「…お疲れ様でした」
「な、なぁ…俺の歌…どうだった?」
「ヘタクソでした」
「そ、そうですか…」
容赦無いなコイツは…美人じゃなかったら殺してやるんだけど、超がつく美人だから許さざるを得ないワケで。
椰子には俺が路上デビューした日から感想を聞かせてもらってんだけど…
何せ「ヘタでした」「普通ですね」「今日はまぁまぁ」くらいしか言わない。全然参考にならないときてやがる。
とりあえず椰子に別れを告げて、俺は家に帰る。
レオの部屋から笑い声が聞こえる。この馬鹿笑いはカニだな…甲殻類は近所迷惑を考えないから困る。
レオの怒鳴り声もスバルの宥める声も、乙女さんの一喝も聞こえた。
…アイツ等と出会ってどれくらい経つだろうか?時々こうやって引いた場所からアイツ等を見ていると、自分が惨めに思える時があるワケで。
カニは馬鹿だけど顔は可愛い。スバルは顔が良いし陸上部のエースで喧嘩も強い。レオは凡人だけど、みんなに慕われる何かがある。
俺はレオが好きだ。アイツとなら一生ダチでいられる自信がある。
スバルの事も好きだ。タメの友達の中でアイツほど頼れる奴はいない。
当然カニも……好き…だよな?うん、好きだ。多分。面白いし、チビだし、ワケ解んないし、いじめ甲斐があるし。
でも…俺はアイツ等にどう思われてるんだろうか?俺にはアイツ等に好かれるような何かがあるのかな…?
と、1人で夜道を歩いているとアレコレ考えてしまうワケで。
放課後だ。生徒会に顔を出しに竜宮へ。
ドアを開けようとした時、中から話し声が聞こえて来た。
…?声は男と女だ。男は多分レオだ。でも女の方は…よっぴーでも姫でもない。誰なんだ?
そ〜っとドアを開けて中を覗いてみた。声の主はレオと…椰子だった。
「普通に会話してやがるよ…笑ってやがるし」
あの生意気が服着て歩いてるような鉄面皮女が…何があったんだ?
何だか入りにくかったから、サボる事にした。何かやり切れないよなぁ…
そして今日も今日とて路上ライブ。客のいないワンマンショー。
でも俺の心は満たされている。ような気がする。
島流しから解放された帰りのフェリーでの館長の言葉を聞いたあの日から、俺は言い訳をやめたんだ。
自分の好きな事、やりたい事をやるのに理由はいらない。
テンションに身を任せるんだ!なんて言ったらレオに怒られるかも知れないけどなw
だから今は自分の好きなように歌う。ギターをかき鳴らす。
少し離れた場所には椰子がいる。ナンダカンダで感想を聞かせてくれるんだから、アイツは今現在唯一の客なワケで。
よーし!県民ホールを満員にするより前に、アイツに感激の涙を流させてやるぜ!俺の歌を聴けぇっ!!
「よぅ椰子!今日の俺の歌どうだった?」
「ヘタクソでした」
「……」
「……」
「…椰子」
「何ですか?」
「お前、レオの事好きなの?」
「んな…何ですかそれ!?」
「あ、いや…何か最近お前等、仲が良いよなぁって…ホントのトコどうなの?」
「フ、フカヒレ先輩には関係ありません!」
「…それ、ほとんど肯定だって気付いてる?」
「……」(ぎろっ)
「うひぃっ!?ご、ごめんなさい!そ、それじゃまたな!」
急いでその場から逃げようとした時、俺は駅前の広場で知った顔を見つけたんだ…
「何の用だお前等!?僕達をどうする気だ!?」
「べーつーにー?たださー、ボクちゃんの彼女とちょっと遊ばせてよーw」
「く、くー…」
「ふざけるな!僕達はお前等なんかに構ってるヒマはないんだ!そこをどけ!」
「おーおー、勇ましいねぇ。彼女の前だからってカッコつけてっと、とんでもない事になりまちゅよー?」
「それは脅しのつもりか?やれるものならやってみろ!西崎、ボクの後ろに隠れていろ!」
「よーへー…こわいよ…」
「えー?ボクちゃん1人でオレ等とヤる気〜?オレ等8人いんのよ?正気?」
「カス共には丁度良いハンデだ。来い!」
「てめぇ!竜鳴だからって調子コイてんじゃねーぞ!やっちまえぇっ!!」
「ありゃ村田と…西崎さんじゃねーか!何で囲まれてんだよ!?」
「アイツ等…前に私にちょっかいかけて来た奴等ですね…まだあんな事やってるのか…」
「あ、喧嘩になりやがったよオイ!ど、どうしよう?どどどどうしよう!?」
「どうしようって…どうもしなくても良いんじゃないですか?」
「…え?」
「あの2人、確か2−Aですよね?友達とかではないんでしょ?」
「ま、まぁ…そりゃそうだけど…」
「じゃあ放っておけば良いんですよ…その内警察も来るでしょうし、あの先輩も拳法部でしょ?チンピラ程度には負けませんよ。多分」
椰子の目は冷たかった。コイツにとっては目の前の惨状も取るに足らない事なんだ…
そりゃ俺だって怖い。出来れば係わり合いになりたくなんかない。そして俺は喧嘩が弱い。ハッキリ言って問題外だ。でも…
「椰子、警察に電話しろ。5分くらいで来てくれるハズだ…」
「…?フカヒレ先輩が電話すれば良いじゃないですか?」
「俺はアイツ等を助ける…俺が時間を稼いでる間に電話してくれ…」
「フカヒレ先輩が…?笑えない冗談ですね」
椰子は鼻で笑いやがった。笑いたきゃ笑え。俺が行ったって返り討ちに遭うのは解ってるよ。
でもレオやスバルなら迷わず突っ走ってる。そして鮮やかに蹴散らす。
「アイツ等に出来て俺に出来ないワケがあるか…もう言い訳はやめたんだ!」
椰子が何か言いかけた時には、もう俺は走り出してた。
そしてチンピラの群れはいつの間にか増えていて、20人を超えていたりしたワケで…
「畜生!いくら僕でもこの人数を相手にするのは辛いな…」
「よーへー…!に、にげよぅ…!」
「逃がすかよバーカ!ボクちゃんはここでフクロになって、お嬢ちゃんはオレ達とイイ事して遊ぶんだよぉっ!」
「「「ヒューヒュー!」」」
「ぐっ…絶対にそんな事はさせん!西崎は僕が死んでも守る!!」
「くー、くー!」
「ほへー…じゃあ死ねやボクちゃん!てめぇ等ヤッちまえーっ!」
「シャーク少尉、突貫しまーす!!」
振りかぶったギターが唸りをあげ、チンピラの1人に命中!チンピラは地面にキスをした。
「な、何だてめぇはっ!?」
「フ、フカヒレ!?」
チンピラの群れの中でギターをブンブンと振り回しながら、俺は村田に叫んだ。
「ボサっとすんな馬鹿野郎!早く逃げろ!ダメなら西崎さんだけでも逃がせぇっ!!」
あんなに勇ましく突っ込んだは良いけど、30秒もしない内に息はあがるわ腕は悲鳴をあげるわで…
「ざけんなこの野郎!死ねコラァ!」 バキッ!
ほーら、あっさりやられた。今度は俺が地面にキスしたワケで。
「フカヒレぇっ!」
「く、くー!!」
あーあ…俺情けねぇ…
やっぱどれだけ俺がテンション上げたって、レオやスバルみたいにはなれないワケで…
これからリンチ喰らうんだろうに、俺は何故か冷静。村田と西崎さんが泣きそうな顔で俺を見てる。
何だか申し訳ない気持ちでいっぱいで…レオじゃないけど、テンション身を任せちゃダメなのかなぁ…?と思ったその時だった。
「先輩に手ぇ出すなっ!!」ドッゴォ!!
あ…椰子の蹴りがチンピラの急所を直撃してらぁ…アイツ泡吹いてやがる…これから一生宦官だなw
「てゆーか何で来てんだよ…警察には電話したんだろうな?」
「してませんよ。携帯持って来てないですし」
「何だよそりゃ…携帯はちゃんと携帯しとけ…てゆーかお前等だけでも逃げろって…お前に何かあったらレオに申し訳ないだろ…」
「フカヒレ先輩の指図は受けません。私は私の好きなようにやります。それに…」
「……?」
「先輩達を見殺しにしたら、対馬先輩やカニに何を言われるか…」
「てめぇ等もう許さねぇぞコラァッ!男は殺す!女は犯す!」
「やってみろこの租チン共が…全員残らず潰してやるよ」
椰子が挑発する。おいおい…もうどうなっても知らねぇぞ…
「上等だよ姉ちゃん!後で泣いても止まんねーぞコラァッ!かかれーっ!」
「待てぇいっ!!」
「こ、今度は誰だよオイ!?」
いきなり後光を背負って現れた謎の人物。その名は…
「キシャアッ!ウチの後輩に好き勝手やってくれてんじゃねぇか!死ぬ覚悟は出来てんだろうな!?」
「あ、赤王先輩!?」
赤王の名を聞いた瞬間、チンピラ達に衝撃が走った。
「赤王って…あの赤王!?竜鳴四天王の!?」
「間違いねぇ!赤王だ!鉄・霧夜・伊達の影に隠れて存在感の薄い四天王の赤王だ!!」
「立ち絵の無い赤王だ!!」
「声も出番も無い赤王だ!!」
「キシャアアァァァァァァッッ!!貴様等そこに直れええぇぇぇぇっっっ!!」
どういうワケか完全にブチギレた赤王先輩の援護も加わって、チンピラ達は9割殺しで泣きながら逃げ帰った。
「キシャア…じゃあ俺帰るわ…」
赤王先輩は肩を落として帰った。西崎さんも椰子も無事だ。村田は軽傷で済んでる。俺はと言えば…まだ地面に大の字なワケで。
「答えろフカヒレ。何故お前が僕達を助けた?」
村田が不満そうに尋ねる。まぁ確かに俺がコイツのために喧嘩するなんて、転地がひっくり返っても有り得ないからなぁ…
「別に良いじゃん。深い意味なんてねーよ…この貸しは学食10日分な?」
「馬鹿を言え。精々3日分だ。不満なら妹を1人紹介してやるが?」
「……3日分で良いです」
村田と西崎さんは去って行った。西崎さんがモジモジしながら「あ…あ、りがと…」って言ってくれたのが超絶可愛かったワケで。
気がついたら椰子はいなかった。俺の足元に缶コーヒーが置いてあったりした。不器用な奴…
さて、と…俺も重い身体を無理矢理起こして、ギターを拾って、1人寂しく帰るとしますか…
「あら、よっと…アイテテテテ…」
「あ、あの!」
いきなり声をかけられた。
「……?」
女の子だ。若い。多分年下。そこそこ可愛い。ミニスカがかなりそそる。
「んー…?どっかで会ったっけ…?」
と言ってから気付いた。ちょっと前に校門のトコで生徒会に勧誘した1年生の子だ。この足は間違いない!
「あ、あの…いつも先輩の歌聴いてました!」
え?
「今日も見つからないように、先輩を見てました…」
え?え?
「今日の先輩、すごくカッコ良かったです!このハンカチ、良かったら使ってください!」
え?え?え?
「そ、それじゃ失礼します!おやすみなさい!」
え?え?あ、パンツ見えた。
……これって…アレか?アレなのか?
「これが…春ってヤツなのか…?」
もう7月だけど。
「おっはよー諸君!今日も清々しい朝だねぇ!」
「お、おはよう…何かテンション高いなオイ?」
「ギャルゲー全キャラクリアーでもしやがったんですか?」
「っつーかお前、ボロボロじゃねぇか。誰にやられたんだ…?」
レオが心配そうに尋ねる。やっぱ良い奴だわコイツ…椰子が惚れる(?)ワケだな。
俺が本当の事を言ったら、多分レオもスバルもアイツ等に突撃しちまうんだろうなー…
「馬っ鹿オメ、昨日の活躍見せてやりたかったぜ!俺の真っ白なフライングVで悪漢共をちぎっては投げちぎっては投げ!」
「…ギターでどうやって投げんの?ねぇ?」
「しかもお前、フライングVなんて持ってないだろ?」
「遂に妄想の世界にダイヴしやがったか…もうこんな奴放っといて行こうぜー?」
悪友達はとっとと行ってしまった…友達甲斐の無い奴等だぜ…
…ふと気配を感じて振り返ってみた。椰子だ。そしてその長身の後ろに隠れるようにしていたのは…
「せ、先輩!お、おはようございます!今日も良い天気ですね!」
鮫氷新一16歳、俺の青春は今始まった。多分…
836 :
スカシ顔:2006/07/03(月) 00:34:33 ID:UWtSt5UrO
ドタバタコメディーが書きたかったのに、いざ書いてみると全然違ってしまいましたとさ…
自分の中でフカヒレがいかに美化されてるかが解りますな。お目汚しスマソ。
>>836 チクショウ、目からしょっぱい汁が止まらねえ・・・
フカヒレの癖にいい話じゃねえか、GJだぜ
フカヒレはそんなに簡単に幸せになれないオチのほうが笑える
寄って来たのが後輩の男の子とか
GJ!
フカヒレ格好よすぎ
ゴメ、赤王先輩に吹いた。
つまりあれだな。
このSSの主役は赤王!!
ちょ、やめて… 石は投げないで。
ともかくあれだ。GJ!!!
なんで赤王先輩ファンクラブは無いんだあ〜〜〜!!!
何時もフカヒレをオチに使ってる俺の中で激震が走ったw
今度カッコいいフカヒレを・・・駄目だ俺にはそんなフカヒレなんて書けねえよ・゚・(ノД`)・゚・。
何はともあれGJ
似たパターンがあった気もするがGJ
843 :
スカシ顔:2006/07/03(月) 01:05:34 ID:UWtSt5UrO
>>840 いやぁ、フカヒレ書くならついでに赤王も書いてやれ、とね。
どうやらサブキャラ書いてる方が楽しいし肩凝らないみたいでw
>>842 シチュエーション的にはなごみルートの
レオがフカヒレに置き換わってるようなもんだからな
レオ→フカヒレ
なごみ→村西・西崎
スバル→赤王(w
GJ!
フカヒレにもこういう話が、百に一つあってもいいジャマイカ。
846 :
名無しさん@初回限定:2006/07/03(月) 01:15:51 ID:S3s3zqYdO
GJ!
こういうサブキャラがメインの話はおもしろいなぁ
フカヒレかっこええー!!GJGJ!
いつもヘタレばっかだから、こういう話が映える映える。
赤王先輩ワロタwwまさかあそこで赤王が来るとは・・・その意外性に乾杯!
援軍がレオ&スバルではなく赤王だったのは評価できるな
>>842 保管庫の「対馬転生」?
おもしろかったがフカヒレが幸せになるなよw
泣いてない、泣いてないもんねっ!
嘘です泣きました
GJ!
GJすぎ
フカヒレ格好いいよフカヒレ
もうちょっとヒネったほうがいいと思うけどね
これだと
>>844が言うみたいに
キャラ置き換えてるだけだから
>>838の
>寄って来たのが後輩の男の子とか
みたいなオチだと笑えるがw
確かにカッコイイかもしれないが
正直もうおなかイッパイ。
カッコよくなって幸せになるフカヒレじゃなく
フカヒレが、フカヒレのままで幸せになる
そんな話がキボンヌ。
856 :
名無しさん@初回限定:2006/07/03(月) 18:26:42 ID:9bEuAP+9O
2でエンディングコンプリートできないんだけど、最後の二つのエンディングってどうやって出すか分かる人いますか?
作品別で聞け
@お姉ちゃんの料理を食べる
Aねぇやの尻で窒息死
859 :
名無しさん@初回限定:2006/07/03(月) 19:35:25 ID:Ghpv9T9N0
>>859 姫を呼んで来ようか?
かっこいい姫のSS読みた……いや、何でも無いです。
姫に子供ができるまでしまくるレオ
876 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/03(月) 13:57:05 ID:8/gEp/gX0
くーはどうやって喘ぐのだろうか
878 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/03(月) 14:17:39 ID:U9B1anNr0
「…ぁ…ふぁ…ぁ」
「いくぞ」
「くぅ〜〜〜ーー」
「だいじょうぶか」
「だい……じょう…ぶ……もっと」
882 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/03(月) 16:20:06 ID:eo2jy85W0
「くー」
「んじゃ、その、なんていうか…」
「くぅ〜」
「ええいっ!」
俺は強引に西崎さんを押し倒した
「くぅー? な に す る の つしまく」
言い終わらない内に服をはぎとっていく
「くぅ〜(涙目)」
884 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/03(月) 16:29:20 ID:BCLFyDtq0
>>882 レオ「なんだ?体の動きがに・・・にぶいぞ?」
西崎「く〜(私が時を止めた…挿入の寸前にな…そして脱出できた…やれやれだぜ…)」
887 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/03(月) 16:47:49 ID:uFYhJcX80
西崎「く〜(どんな気分だ?動けねえのにしゃぶられる気分はよ?
これからッ!てめーをいかせるのに!1秒もかからねーぜッ!)」
922 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/03(月) 22:07:31 ID:cIAjLo3x0
ガォン! ボォゴッーーーーーッ!!
良美「わたしの心の中はどこに通じているのか自分でも知らぬが暗黒の空間になっている
吹っ飛ばしてやったのだ、レオ君を寝取ろうなどという思い上がった考えは、正さねばならんからな」
そんなもん持ってこられても
その中の誰かなんだろ。
これは特設ページに保管されそうなネタだな
亀だけど
>>836GJ!
赤王先輩の活躍が見れてよかったwww
てか竜鳴館って剣道も全国レベルなんだよね。
同じ全国レベルと言っても異次元の乙女さんが居たから霞んでたけど
剣道部主将の赤王先輩もかなり強いはず。
ケンカはスバルより弱いと思うけど竹刀持たせたら凄いかも。
◎乙女
【レオけいたいかったけどまだめーるのつかいかたがよくわからないくわしくおしえてくれないか】
◎レオ
【Re:レオけいたいかったけど…】
乙女さん、そこは件名を入れるトコ。本文はこっちに書くんだよ。
あとこのメール、グループ送信になってるみたいだよ?多分みんなに送られてると思うんだけど…
◎素奈緒
【Re:レオけいたいかったけど…】
鉄先輩からのメールはすごく嬉しいんですけど…これって何か複雑です…
と、とりあえず練習あるのみですよ!何だったら私とメル友になってくれませんか!?
◎フカヒレ
【Re:レオけいたいかったけど…】
ドクターペッパー噴いたw
乙女さんの天然ぶりGJ!
◎椰子
【Re:レオけいたいかったけど…】
鉄先輩、とりあえずメールを送る前に半万回確認する事をオススメします。
◎カニ
【Re:レオけいたいかったけど…】
Σm9(^∀^)ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!
◎姫
【Re:レオけいたいかったけど…】
んもう!乙女先輩ってば可愛過ぎ!w
良いキャラしてますよホント♪
「……もう携帯なんか二度と触るもんかーっ!!」orz
869 :
スカシ顔:2006/07/04(火) 10:17:28 ID:tpaFwwZ0O
長編を執筆中にふと思いついたので投下してしまいました。
たまにはこんな一発ネタもどうかなぁと。
メール相手に土永さんも考えたんですが、さすがに鳥以下ってぇのは乙女さんが気の毒なんでw
ちなみに乙女さんの携帯は、橘館長が踏んでも壊れないチタン合金製です。
>>869 GJ!緑茶吹いたw
ただカニっちは乙女さん尊敬してるから煽り返信はないんじゃねーの?w
フカヒレは2chのノリでやっちゃったなー、命知らずなwww
>>869 乙女さんのケータイはツーカーSですでに決まっています
メール?できるわけないじゃんw
872 :
隣にいる人は:2006/07/04(火) 11:58:31 ID:Jvd/bEac0
周りが結婚して焦っていたらしく、
たいして好きでも無い女と結婚してた
しかもその女のために必死で生活費稼いで
気がつけば若くなかった……
数年後、俺は村田を義兄さんと呼ぶ関係になっていた
「って夢をみたんだ」
「安心しろ、たとえ村田の妹でもお前には惚れない」
「フカヒレに惚れる奴なんているわけねー」
「俺はきぬに惚れてるけどな」
「レオ…ボクもレオに惚れてるぜ」
あー…このバカップル共は……
「へん、でも俺ネトゲじゃ結構好かれてるんだぜ。今度オフ会もあるんだぜ!女の子の多いギルドだから一度に告白されたらどうしよう」
「きぬ…」
「レオ…」
「聞いてねぇし」
後ろで一部始終見ていた豆花が言葉を漏らした
「全員ネカマに決まてるネ」
「オフ会後のフカヒレが見物やなぁ」
「うまくいくはずがないネ。いったら困るネ…」
873 :
隣にいる人は:2006/07/04(火) 11:59:23 ID:Jvd/bEac0
数日後
「あれは女の子なんてもんじゃなかった」
「どうしたんだフカヒレ?普段ひどい顔が今日は一段とひどいぞ?」
「また告白して振られたんじゃね?」
「違う!逆だ!オフ会で告白されたんだ!しかも複数」
「なぁあああにぃいいいいいいい」
「フカヒレが告白されたあああ!!!?」
「地球崩壊だこの世の終わりだぁぁ」
「もうだめぽ」
「フカヒレなんかに先こされるなんて死にてぇえええ」
「うらぎりものぉぉおまえなんかしんじまええええ」
教室中が一気に騒がしくなる
わき起こるフカヒレしねコール
「でも俺に告白したのがさ…村田の妹だったんだ」
「おめでとうフカヒレ」
「おめでとう。来週から彼女持ちか。うらやしいぜ」
「鮫氷クンおめでとう」
874 :
隣にいる人は:2006/07/04(火) 12:00:08 ID:Jvd/bEac0
フカヒレしねコールが「フカヒレおめでとう」にかわる
「いや待ってくれ!俺は断ったさ!ちゃんと!きっぱりと!」
「あーあ、お前唯一の彼女ができるチャンスを棒に振ったんだぜ?」
「ちょっとマテ!俺の選択肢は最初から村田の妹達しかなかったってことか!?」
「フカヒレ…一生童貞でかわいそうな奴…」
「もうだめだなお前。」
「女の子の純情踏みにじるなんてサイテー」
教室中が一気に冷める
そのとき、教室のドアが開いた
「鮫氷新一!出てこい!」
「は、はい…なんでしょうか……」
鬼のような形相をして入ってきたのは村田洋平だった。
あまりの迫力にフカヒレは萎縮してしまっている
「貴様、きのう妹達を泣かせたそうだな。制裁してやる」
「ひ、ひいいぃぃぃぃぃぃぃぃ誤解だぁぁあああああ」
「一限目移動教師だったな。移動しようぜー」
引きずられていくフカヒレ
無かったことにする2-C
ぎゃあああああああ
遠くの方でフカヒレの声がこだました
移動する2-Cの中には、ホッと胸をなで下ろす豆花の姿があった
875 :
隣にいる人は:2006/07/04(火) 12:07:19 ID:Jvd/bEac0
数年後
対馬家にフカヒレが来ていた
「レオ、カニ。お前達に一番最初の言っておこうと思って今日は来たんだ」
「どうしたんだ?また改まって。」
「実は俺……結婚することにした」
「いい加減ネトゲはほどほどにしておけよ?」
「ROは最近やってないよ!ガ○ホーの運営(自主規制)だし!現実の話だよ!!」
「お前と結婚する奴なんているわけないぜ!熱でもあるんじゃないのか?」
「ついに架空の女性を妄想でつくりあげるようになってしまったのか…かわいそうな奴」
「そんなに俺が結婚するのを認めたくないのかよ!」
「「うん」」
カニとレオの声がみごとにハモった
泣きそうになるフカヒレ
「まぁいい。その相手はすぐそこまで来てるんだ。ちゃんとおまえらにも紹介してやるよ。お、今家の前だってメールが来たぜ」
ピンポーン
対馬家の玄関をフカヒレが勝手に空ける
そこには、フカヒレの最愛の人が立っていた
レオ、カニ、紹介するよ。俺の妻だ
なんとなく書いてみた
これが初めての投稿となる
後悔はしていないが多分後々後悔する
反省はしていないが、乙女姉さんの制裁があれば反省するかもしれない
ん?結局誰だったんだ?豆花?
>>876 いや、GJなんだけど誰なんだ?
まさかトンファーか!
もしそうならちょっと伏線弱すぎねぇ?
ミュージシャンルート限定だと後輩の女の子なんだけど…
それ以外だとどうなることやら(;´Д`)
>>869 まずどうやって乙女さんがメアドを知ったのかが気になるw
ていうか
直接レオに聞けよとw
>>876 ガンガレ
>>880 それでもメルメルしたくなるのが乙女心ってやつじゃねぇの(*´ω`)
乙女さん的イメージとしては
【Re:レオけいたいかったけど…】
初めてなのにちゃんと送れたんだ!すごいよ、さすがお姉ちゃん!
それでね、まず変換の仕方だけど…
ってな感じで褒めてもらいたかったんだよ。きっと
レオ毛痛いまだホールの使い方がよく解らないから教えてくれないか
◎乙女
【レオけったい勝ったけどまだ滅入るのつか怒ったが欲わかない悔しく惜しい手食えないか】
レオ
「…………とりあえず」
◎レオ
【Re:レオけいたいかったけど…】
手は食べないでください。
884 :
876:2006/07/04(火) 17:51:12 ID:Jvd/bEac0
876は豆花の描写を抜くことでよりいっそうお楽しみ頂けます
具体的には
>「うまくいくはずがないネ。いったら困るネ…」
>移動する2-Cの中には、ホッと胸をなで下ろす豆花の姿があった
この2カ所を削除して下さい
豆花好きだからって変なことしちまったorz
ヽ(・ω・)/ ズコー
\(.\ ノ
>876
豆花じゃないのかYO!
>868
スバルは乙女さんには返信しないだろうな、やさしいから
でてないけど、ypの反応がすごくキニナルwwww
フカフィレプレイヤーでよっぴーの音声を連続再生して聴いている
なかなかよろしい
誰かフカフィレプレイヤーを使って、音声付きで読めるようにゲーム中の台詞でSSを書いてくれまいか
>>890 それは作品別で前に散々やっていたわけだが最近見ないな
◎椰子
【対馬先輩へ】
いきなりのメール、すみません。でもどうしても先輩に打ち明けなきゃいけない事があるんです。
私は先輩が好きです。
…急にこんな事を言っても信じてくれませんよね?でも本当なんです。
私自身信じられないんです。私が誰かを好きになるなんて…
私にとって、私以外の人間はみんな邪魔でウザいだけの存在でした。気を許せたのは両親だけ。
最初先輩に会った時も、ハッキリ言って先輩は線の外側の人間だっていう認識でした。
でも…駅前で助けてくれた時、竜汁を褒めてくれた時、ドッヂで私をかばってくれた時…他にも数え切れないくらい、先輩は私の心を揺らし続けました。
気がついた時には私は先輩を目で追っていました。もう私は先輩しか見てないんです。
もう1度…いえ、何度だって言います。私は先輩が好き!大好き!!先輩じゃなきゃ駄目なんです!
だからこの前先輩に選んでもらった携帯で、先輩に告白します。
今の私には、先輩に面と向かって「好き」って言える勇気が無いんです…ごめんなさい…
もし、万が一、億が一にもオッケーしてくれるなら…私は…私の全てを先輩に捧げます。
私は本気です。先輩が欲しいんです!
…このメールを送った後、私は屋上で待ちます。先輩が来てくれるまで待っています。
イエスでもノーでも良いんです。後悔はしません。だから…
「後はこの送信ボタンを押すだけで…私の想いが先輩へ…それだけなのに…頑張れぇっ!頑張れなごみぃっっ!!」
「…ねぇカニっちぃ、なごみんてばさっきから携帯とにらめっこしてるんだけど…何なのアレ?」
「あぁん?ほっとけよ。多分暑さで頭やられたんじゃねーの?」
「お、送れないよぉ〜っ!」orz
893 :
スカシ顔:2006/07/05(水) 00:21:11 ID:a7hr+R4yO
メール第2弾です。
どうにも執筆中の長編が上手く行かず、横道に逃げてしまいがちでして…
誰これ
こんなの俺のなごみんじゃないから
口調からして違うし
>>894 まず「お前の」なごみんじゃないから。
俺のなごみんでもないけど。ダレダw
オレは不覚にもグラグラきちまった
多分祈ちゃんになんか盛られたんだろうな、このなごみん
>>898 ソレダw
オチは各自補完してくださいってかw
900〜
PS2のせいかアニメのせいか
書き手が増えたのはいいんだが
900か
容量的にはまだ408KBだから今回も1000まではもちそうだな
ここからAA祭り
↓
903 :
名無しさん@初回限定:2006/07/05(水) 00:42:39 ID:u6LREvGo0
| ___/:::::::::::::::::::::::::::;:::`゙゙''ヽ、 |
| _,.-'"/::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;::ー-、ヽ、:::::`ヽ、 |
| /::.:::::::::::;::::::::::;:;:::;:::::;:::;:`ヾ、ヽ、ヽ;r-、:`ヽ、 |
| /:::.::.::::::::::::::;:::::;:.i;:i:.|;.;:.i;;;l;;i;;:i:lト、::ヽ!ヽj \ト、'ヽ、、 |
| ,';::.;:;:::;:;::;::;:::::i:;:;;i:.l:;l:.|;.i:.l;;;|;l;l:;|l;ト、ヾi:;.|lヽノ }:l:;ト、:;:`゙゙'''ー- 、_|
| ,':|;:.l:;:;.:|:;:i:.|::;:;:|;i:;;i:.l:;l:.|;.l:.l;;;|l;l::|l:;lト`,ヽ、|::;トく!:;l:;l::ヽ:;:`'ー--__|
| i:|:;:.|:i:;:;|:i:l:..|:;l:;:|;l:;;i:.l:;l:.|;.l;;l;,,|!l |l/l /L, |::;|:;;ト、l:;:|:;::ヽ-‐''"´ |
|,':l:|:..l;l:;:i:|:l.l:..|:;l:;:|:;l:;;i:.l:l:.|:.l;;l;,| !/l ,イr'/´l:;|ヾ!:ト、l:;,!'´ |
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|:!:;l;|:.:!;l:l:l:||:l::;|:;l:;:;|;l:;l:i:;l;|::|;l;;|;! ! ´ | |:;l:;i' |
|!:;!:;|:.:l;:l;:l:.|!|::;|:;|l;:;|:l:;l:i:l;|:;|:l::|j |ハi |
|;:l:;|;|:.:l;:l:.l:.|l::;;|::|;!:;;|;l;l;i;l|:;|:;|:;ト、 , | ! |' |
|_!:|;;|:;.l:.|:.l:.|!:;;|:;|;i:;;!-‐‐---、;トヾ ,:': ,!: .:|
| `゙''ヽ、!|:.l:.||:;|:;| '" -、 ヽ \ 丶'´ ,. イノ:. ..:.:.::|
| \!;||;|;;| \ \ 〉‐---‐ '"ヽ、|/:. . ..:..:.:.:::|
| // ̄ト、|;;|、 ヽ ヽ ヽ':;|:;|:;|:;ト、ヾヽ;/:.:.. ..:.::.:.:.:::.:.:|
|r‐-ト、i' l \!::ヽ ヽ | /ゝ:|:;|:;|:;ヾヽ;/:.:... .:..:..:.:.:::::.:.:/|
904 :
名無しさん@初回限定:2006/07/05(水) 00:45:37 ID:u6LREvGo0
___ ____
─=ニ二__  ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄"""'''''''''──
__
 ̄ ̄ ̄二二ニ=- あの頃思い描いていた大人に
'''''""" ̄ ̄
-=ニニニニ=- 俺はなれたのかなぁ
∧∧ _,,-''"
_ ,(ュ゚ /^),-''"; ;, '
/ ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;, ''
(.゙ー'''", ;,; ' ; ;; ': , '
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :'
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :'
ごめんageてた
伊達スバルの両親は、決して良い親ではなかった。
いつごろからこうなってしまったのか───具体的なことはわからない。
しかし、スバルがものごころ付くようになったころには、よく喧嘩をしていた───スバルの目の前で。
幼い子供にとって、それを見ることはどんなに苦痛だっただろう……。
……スバルは止めても無駄だということがわかってしまったので、ただひたすら耳を閉じ、目をそらし続けた。
特にこの父親は、スバルを真っ当に育てようとはしなかった。
浴びるように酒を飲み続け、妻以外の女にうつつをぬかす父親。
この時、まだスバルは父親がこうなった原因を知らなかったが、それを差し引いても、スバルが父親を嫌うのは仕方のない事だろう。
そしてこの父親の態度は、町の人々にもいいように思われなかった。
それだけならばよかったが───大人たちは、何も知らない子供のスバルにさえ同じような態度をとった。
そして大人たちのこの態度を、町のガキどもは『学んだ』。
ある意味子供たちのほうが、スバルにとっては残酷だったかもしれない。
気づけばスバルはいつも1人であった。
孤独は、スバルの心を、真綿で首を絞めるようにゆっくりと苦しめていく。
このままでは、スバルが心の捻じ曲がった人間に育ってゆくことは、誰の目から見ても時間の問題だった。
しかし、ある些細なことがきっかけで、スバルは救われることになる。
ある日のこと。
スバルはいつものように木に登り、自らと同年代の、楽しそうに遊んでいる子供たちを見ていた。
そんな時だった。
『おめーきのぼりうまいじゃん。でもぼくはもっとうまいもんね』
話しかけてきた少女の名前は、蟹沢きぬ。これが始まりだった。
お互いを認め合った2人は、よく遊ぶようになった。
しかし、大人はそれをよくは思わなかったようだ。
スバルは少女が親に注意されてるのを見たのだ。
あの子と遊んではダメです、と。
しかしそれでも少女はスバルの元へやってきた。
『だってすばるとあそぶのたのしいもん。
すばるとはなしたことないのに、なんですばるのわるぐちいうんだろうね』
少女にとっては、何も難しく考えていない、何気ない一言だったであろう。
だが、それで十分だった。
ただ、何も考えずに一緒に遊ぶ。
少女はスバルに対し、対等に接してくれた。
大人から、両親から学ぶはずの「人を信じる」という当たり前のことを、この少女から、
───そして後に親友となる少年から───知ったのだ。
奇妙なことだが……人生経験も、知識も全くない子供がスバルの心をまっすぐにしてくれたのだ。
もう自分を嫌ったりしない……。
スバルの心に、暖かな光が差した……。
そしてスバルは誓うのであった。───この光を閉ざさないと。
……それが、自らの想いを砕くことになろうとも───。
たまにはこんなのも書いてみようと思った。
俺の中ではスバル=ジョルノ、レオ=アバッキオ、カニ=ミスタのイメージなのですが……。
フカヒレは……フー(ry
暇があれば他のキャラのも書きます。
GJ!!
何気なく覗いてみたら丁度投下中だった。
最後の一文から見るに、路線はカニルートだなww
あのアニメ・・・プロテクトパンダですか?
>>910 個人的にはカニキボン
しかし考えてみりゃレオを含め対馬ファミリーの4人って
家庭に何らかの事情抱えてるんだよね。
スバルは知っての通りだしレオは両親が無期限出張中、
カニはやっかい者扱いだしフカヒレに至っては姉貴にキュウリで掘られかける始末
そんな4人が集まっての「家族」か。
何か深いものがあるね。
>>912 アニメって何―?
え?つよきすのアニメ?
そんなの無いよ―?
だからあれも姫じゃない。
・゚・(・∀・)・゚・<アヒャヒャヒャヒャ
>>910 GJ!
916 :
名無しさん@初回限定:2006/07/05(水) 18:15:14 ID:9DUPAHsq0
あれ?つよきすのアニメって何時やってんだっけ
hpにはつよきすって書いてあったけど
違うよな?フカフィレはただの女好きじゃないし
土永さんはもっとしぶいし
近衛には妹はいないし遅刻するようなキャラじゃないし
あの声は俺のなごみじゃないし
設定は普通だけど絵柄&ストーリーで売れた
つよきすなのに設定だけ有る(活かしてない)し
・・・違うよな?
つよきすはアニメ化されてません。
おとボクもアニメ化されてません。
けよりなもアニメ化されてません。
Fateもアニメ化されてません。
アンチはこんなスレにまで出てくるなよ
>917
せめてfateは認めてあげてw
Fateはいい方だと思うが。
,rー-r'`ヾ´ ̄ ̄``ー-、
/ ∧ }ソ /ヽ ヽ、ヽ\
/ リ /ミト、i|/r'ヽjト、 } |! }、
/ t/`゙"`ヽ'´"゙'l| i! | l i|
/ i| {レ,' _i| |、i| } l
{ |! || {'´ ̄` ´ リ リ| |} |
|l {| i | | - - !| ソr lr、 i|
|| |;i ハト ! ̄`  ̄ ̄|ハ ノ|)ノ !|
|ん ソ| , } |´ |
|r´ヾ-| ヽ、 ` / r'l| |! あにめはありません。
|! /``´`ヽ、/レ'゙"イ | {
} ( ( の) )) | ト、l| |
|ノ `//-- ' / | ヽ| l|、
リ kニ" 'ヽ / ィ|\r-、 |}
{ ト- /``ヽ、 k' 〉レ´ `ヽ
_,に` / \rリ/ノ |
,イ´ `´ { | / {、 !
/ li L_ レ | |
/ ヽ、 / `l }| } /
{ ``ー- '--ー| | / /
ヽ } |、/ /
>>910 >スバルは知っての通りだし
いや、正直スバル以外の事情も
だいたいみんな知っての通りだから
なんか違う面や見かたを掘り起こしてほしい
>違う面
竜宮には吹いたw
ファビョってますか?監督さん。
姫が通った後倒れていくオスども。
ただの学園のアイドルになり下がった姫。orz
とまあ笑い所が一杯です。
ほとんど苦笑いですが……orz
後は若本さんに期待するか。
>>924 別にこっちはアニメの話なんかしてないが
したいなら該当スレで思う様ぶちまけてきたらどうかねw
月厨までしゃしゃり出なくていいですよ、真剣な話。
>>925 勘違いスマソ。
別に文句は無いのですよ。
そういや新スレ誰が立てんの?
中の人が立てるとかいうのは……ねぇ。
普通に950でいいじゃん。
なんで保管庫の中の人にやらせようとしてんだよ
>927
自分で立てる気ないならそういうこと言わない方がいいとおもうよ
,、 ,、
´「&'^⌒ヾ&フ
/l ノr从从リト、)
ノノvノ゚ ロ゚ノ ))<あと、テンプレぐらい読みなさいよね!
(( (とス) (( これ正論!
く/_|j〉
し'ノ
「オッス、オラ鮫氷新一!シャークって呼んでくれよな!」
ん?誰に語りかけてるんだよってか?別に俺にしか見えない妖精さんとかじゃねーぞ。
今日は生徒会執行部の活動をお休みしてるんだよね。じゃあ何をしてんのかってーと…
「ほらカメラさん、俺この右斜め45度の角度がバッチリ決まってんのよ。ちゃんと撮ってくれよな♪」
新聞部の助っ人だったりするんだなコレが。
実は新聞部が企画した『竜鳴館の謎を暴け!』ってヤツで、生徒達から寄せられた疑問を新聞部が取材して解決しようって事になったんだ。
でもまぁ例えば
「鉄先輩の3サイズを教えて!」「姫のハートを射止める方法が知りたい!」「スバル君てフリーなの?」「蟹沢さんてry」
みたいな露骨な質問は却下。っつーか乙女さんや姫の事なんて俺が真っ先に知りたいワケで。
つまり生徒の中にも、イマイチこの学園の事を理解してない奴が多いんだ。
だから新聞部の部長が「自分の学園の事をよく知らないなんて良くない。みんなが抱いてる疑問を、我々新聞部の取材で明らかにしよう!」ってな感じになったワケで。
良い企画だとは思うんだけど、不幸な事にいざ取材!て段になって取材担当の部員が事故に巻き込まれて入院しちゃったのよ。
他の部員はみんな西崎さんみたいに大人しくて口下手な奴等ばっかり。
んで、人見知りせずに他人のプライバシーを躊躇無く暴ける人間はいねがーっ?って事で…今俺がここにいるワケで。
まぁ何かと期待されてるんだよね。西崎さんの頼みとあっちゃあ断るワケにもいかないし。
さてさて…では、新聞部に寄せられたアンケートから、生徒達の関心が高いクエスチョン上位から、解決して行きまっしょーい!
クエスチョン@ 『2−Aのイガグリの本名は?』
「……これ本当に知りたいかぁ?」
っつーかほとんど2年生からの質問だった。中には野球部員が何人か…直接聞けよな。
まぁでも同じクラスの俺でさえ、今更聞けないってのはあるからなぁ…っつーかそんなに興味は無いんだけどね。
でも質問が来てるんだから仕方無い…解決するか。
「おーいイガグリー。ちょっとおいでー」
「だからオラはイガグリじゃねえってばさ…ていうか何だべそのカメラマンさんは?」
「まぁまぁ、今日は週刊ドラゴンの取材なんだよ。聞きたい事があってさぁ…イガグリ、本名教えて♪」
「……まさか今更クラスメイトに聞かれるとは思わなかったべ…」
「あ、いやいや…俺は別に興味は無…じゃなくて、みんな知りたがってるんだよ。みんなお前に興味津々なんだぜ?」
「ほ、本当だべか?」
「本当だべ。お前がここでババーンと名前を公表しちまえば、もう誰もお前をイガグリ扱いしねーよ」
「ひ、姫もオラの名前呼んでくれるべか?」
「え?あ、あぁ…多分ね(てか存在自体認識されてねーじゃん)」
「そ、そうだべかぁ?じゃあ…勿体振ってもアレだから、名前発表するべ!」
「そうだ!これでイガグリから華麗に卒業だぜ!」
「よ、よし!言うぞ…オラの名前は……」
「……」(緊張)
「五十嵐亜久里(イガラシアグリ)だべ!!だべ…だべ…だべ……(エコー」
「……お前やっぱりこれからもイガグリだわ…」
緊張して損した…俺はその場を後にした。
さて、次の質問は、と…
クエスチョンA 『土永さんて何者?』
「…ずいぶんストレートな質問だよなぁ」
生徒の中には、あの喋るインコがかなり気になってる奴等が多いってワケだねこりゃ。
んじゃまぁ、こーゆーのは本人…て人じゃないな。本鳥に聞いてみよう。
「ちわーす。新聞部の取材でーす」
「んん?小僧、お前さんはいつから新聞部になったんだ?」
職員室に入ると、土永さんは元気に羽ばたいてたりした。チッ…祈先生はいないのか。
「今…祈がいないからってあからさまに舌打ちしただろ坊主?」
「え?あ、いやいや!今日は土永さんの取材に来たんですよ〜」
鳥類にも一応ヘコヘコしておく、それが俺の処世術さ!
「んん?ようやく時代が我輩に追い付いたか…カメラマンよ、我輩は右斜め45度から写すべし!」
とりあえず写真を2〜3枚撮ってから取材開始。このインコの生態を詳しく調査せねば…
「えーっと…で、よろしければ土永さんの過去を聞かせて頂きたいなぁと。出来れば祈先生と出会う前とか」
「…坊主、男の過去を知りたいのか…高くつくぜ?」
「あ、これ報酬のヒマワリの種です」
「ん〜マイルド。酒のつまみに合うぜ…」
インコのご機嫌をとる事に成功した俺は、早速インコの話を聞いた。だけど…
「あれは学生運動華やかなりし頃だった…我輩は警視庁の機動隊に所属しており、毎日学生達と死闘を繰り広げていたぜ…」
「……それは土永さんの過去じゃなくて、中の人(川中島氏)の過去だろ…」
「あの頃に比べたら、今の学生なんか腑抜けになっちまったよなぁ…」
…結局、どうしても鳥の半生とは思えない話を延々と聞かされたワケで。これ本当に週刊ドラゴンに載せんのか…?
なんて不安に思っていたら、校庭で拳法胴着姿の乙女さんと橘館長を見つけた。何か発声練習みたいな…?
「ぶらーっ!ぶらーっ!」
「違うぞ鉄ぇっ!ぶぅるあぁあぁーっ!ぶぅるあぁあぁーっ!だ!!」
「は、はい!ぶ、ぶらーっ!ぶらーっ!」
「まだまだ甘ぁい!格闘家なるもの、裂帛の気合いから発っせられる掛け声が何より重要と知れいっ!」
……何だかなぁ。
クエスチョンB 『2−Cのトンファーさんと浦賀さんて仲が良いんですか?』
「…何か質問の大半が2−C絡みなんだよなぁ」
確かに生徒や担任に謎が多かったりするし、他の生徒から好奇の目で見られたりもしてるけどね。
でもこれは調べるまでもないだろ。
姫とよっぴー、レオとカニ程ではないけど、浦賀とトンちゃんも仲良しだし。
「ちわーす。週刊ドラゴンですけどー」
「間に合ぅてまーす」
「はいはーい…て帰るかよ!浦賀とトンちゃん、ちょっと取材良いかな?」
「取材?私達にカ?」
「エェけど…ウチは高いでぇ?」
「じゃあトンちゃんにだけ取材するから、浦賀は帰って良いよ」
「あ、嘘や〜ん。ウチ取材とかごっつい受けたいねん。頼むからウチも取材したってぇな〜」
「はいはい…トンちゃんもOK?」
「私は全然構わないヨ。ていうか何の取材アルカ?」
「えっと、竜鳴館の謎を解明するってコーナーでね。浦賀とトンちゃんの仲良し具合を知りたいのよ」
「そんなんでエェんかいな?心配せんでもウチ等ごっつい仲良しやんなぁ?」
「そうアル。気になると言ったら、たまに真名の関西弁がムカつくくらいだヨ」
「何言ぅてんねんなwウチかてトンファーの怪しい中国訛りにイラッてくるちゅーねん」
ピキッ…2人の間に見えない亀裂が入ったような…気が……?
「え〜?てゆーか私は正統派中国人アルヨ?真名の関西弁の方が嘘っぽいアル。」
「んなアホな。っつーか今時そんなけったいな中国訛りな奴おれへんちゅーねん。ゼンジー北京かいなw」
「んだとぉぉぉ!?お前なんか実は阪神大嫌いじゃねーかこのガングロぉ!その関西弁矯正してただのコギャルにしてやろうアルカぁぁ!?」
「何をぉっ!お前こそ語尾からアルちぎって凡庸なキャラにしたろかぃ!?」
「お、おい喧嘩はやめろって…落ち着けよ、な?」
「うるさいアル!お前のその眼鏡叩き割って、何の特徴も無いモブキャラにしてやろうカ!?」
「んだとぉぉぉコラアァァァァッ!?テメェ等はこのゲームにおける眼鏡っ子の大切さを解ってねーんだよっ!!」
結局取材どころじゃなくなった。結論としては「人間関係は上辺だけ見ても解らない」って事…かな?
クエスチョンC 『2−Aの近衛素奈緒さんについて知りたい!』
「やっと2−C絡み以外の質問が来たか…」
2−Aの近衛か…強気で生意気で鼻持ちならなくて俺達を敵視してるけど、確かに可愛い。2年全体でも5本の指に入るくらい。
と言う事で、近衛に対して寄せられたアンケートを元に一問一答形式で取材してみた。
『アナタが竜鳴館で1番尊敬している人は?』
「何と言っても鉄先輩です!私もいつかはあんな完璧な乙女になりたいと思っていますw」
『1番尊敬出来ないのは?』
「姫こと霧夜エリカ及び2−Cの連中です。少しは竜鳴館の生徒だという自覚を持ってもらいたいです」
『2−Cの対馬レオとは仲が良いのですか?』
「んな!?そ、そんなワケないでしょ!?あんないい加減な軟弱者と仲が良いなんて、有り得ません!」
『将来はどんな道を目指すんですか?』
「母が舞台女優だったので、舞台に関われるような仕事が理想なんですが…ん〜…(苦笑)」
『文化祭の時に対馬レオと校門前でフォークダンスを踊っていたそうですが?しかもメイド服で』
「え?あ、あれは…その…そう!稽古です!新しい演劇の…稽古を…ほ、本当です!これ正論!!」
『学園長の橘平蔵についての印象は?』
「時代に逆行してるとか、やる事なす事非常識だという批判もあるみたいですけど…今という時代には館長のような人は必要だと思います」
『その館長によって、アナタと対馬レオが烏賊島に島流しになったという情報がありますが?』
「えぇっ!?どこからその事が…あ、いえ!そんなの根も葉も無いデタラメです!ほ、本当だってば!!」
『今まで告白された事は?』
「何度か…お手紙ももらったりしてますけど、全部お断りさせて頂きました」
『それはやはり対馬レオの存在があったから?』
「だから何でそうなるのよ!?トサカにくるわねぇ!!」
『てかぶっちゃけ対馬レオの事が好きなんでしょ?』
「好きじゃなーいっっ!!」
『では嫌い?』
「え?あ、嫌いって程じゃなくて…あの…て何言わせてんのよ!?私があんな奴の事を好きになるワケが…」
『今日はどうもありがとうございました。では』
「コラーっ!逃げるなーっっ!!」
結論:恋する娘は解り易い。
935 :
スカシ顔:2006/07/06(木) 16:14:51 ID:4siPknQyO
幾分グダグダになってしまいましたが…
イガグリと土永さんが書きたくて…えぇ、ただそれだけなんです。
お目汚しすみません。次はもう少し真面目なのを書ければと思います。
>>935 まあなんつーか……
せめてトンファーの「っ」はなくそうや
ていうか
トンちゃんって誰だよ……
>>935 ちょっとやり込みが足らないんじゃない
各ルート10回やって出直そう
なんでしょうねこの排他的な空気
>>935 面白いんだがキャラ特徴が微妙にハズれてるのが寒い
トンちゃんはありえねえ
>>941 いやまあ・・・みんな気持ちがささくれ立ってるんじゃね?アヌメとかのせいでw
指摘そのものは別に的外れじゃないと思うから
参考にしてより励むかイジけてやめちゃうかは
>>935次第かな、と
>>943 いや、指摘は参考になったからそこに気をつけてまた頑張るよ。
i ̄ ̄ ̄)━━━━━|━|||||
| i/ ̄ ̄ ̄)━━━|||━||
| '/ ̄ ̄) ||||||||
\ '' /T'' ||||||| /\___/ヽ +
ヽ ) ζ|||||| /'''''' '''''':::::::\ +
) / ||||| .|(●), 、(●)、.:|
/| | ||||| | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| + つよきすっ!
/ i ノ |||| .| ´トェェェイ` .:::::::| +
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| )'''' ‖ ヽ\ ノ ヽ
| v || |/| ヾ
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ヾ ノ ‖ / ヾ
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i((´ ゙i((i(((
i))| ⌒ ⌒ |))i))))
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i^)|ヽ ・・ ノ|)^i)))))))).
し| ../ニ\. |iし((((((((
| /|_|_|_|_|\. | ))))))) 姉しよっ!
ヽ\ __/ / ((((((
|ヽ、___,/| )))ソ
>>935 話のきっかけはいいと思うんだが
せっかく「新聞部」「カメラマン」まで持ってきているのに
くーを依頼だけでカメラマンとして出さないのは惜しい
カメラといえばくー、くーといえば村岡
というわけでインタビューなしでこの二人を
フカヒレに絡めていくほうがよさげ
>946
だから村田だ!
>>946 種田を出す必要ないんじゃね?新聞記者フカヒレが色んな無茶をさせるだけでも
面白そうだが?姫の無防備な姿を撮れ等
明日はねぇやの誕生日&七夕か
そもそも、豆花ってそんなにアルアル言ってたっけ?
「〜〜ネ」はよく言ってた覚えはあるんだが。
ねぇやに期待
>>935 トンちゃん→ファンブックのSSを読み直すべし。
後『〜〜ワケで』の連発もよくない。でも文章力はあるので精進あるのみ!今後に期待。
家に帰ってきたんでフカフィレプレイヤーで確認してみたけど、
やっぱり豆花はアルアル言ってないよね。
〜〜ネ。 〜〜カ? ばっかりだった。
まぁ、アイヤーくらいなら言ってたが。
>>935 オレは好きだな。「w」はいらないとおもうけどなwwwwwwwwwwwwww
オレもか・・・これ正論!
「せんぱーい、はやくしないと終わりませんよ」
「そうだな、はやく終わらせてやるか」
「なにをですか?」
「ナニをです」
「?」
「そっか、まだわからないか〜」
「すみません、センパイ」
「いや、謝られても困るんだけど。夜頑張ろうってことだ、今日はきっちり躾けてやるからな」
「あ……はいっ!」
埋め〜SS投下してみた
958 :
名無しさん@初回限定:2006/07/08(土) 00:01:38 ID:h275cv4/O
なんのSSかわからない、というかSSかどうかすらわからん
戦闘力5、ゴミだな
ほんと糞だな
梅だからって何書いてもいいなんて思うなよ
なんだか批評側のレベルもだいぶと下がってきたような気がするぞw
新しい書き手はもう少し生暖かく見守ろうじゃないか
>>935 アイデアは悪くない。しばらくコテ外して精進してみることをオススメする
コテつけてると失敗を全部引きずるデメリットがある
前あれ書いてたヤツか、みたいな先入観で次の作品を読まれるのは本意ではあるまい?
962 :
名無しさん@初回限定:2006/07/08(土) 01:26:19 ID:9B8W8maO0
巴「空也〜。夕飯の買い物行かないか?」
空也「うん。今日の晩御飯は何にしよう?」
巴「う〜ん。空也は何がいい?」
空也「ともねぇにおまかせします。」
巴「あぅ…。なにがいいかなぁ。いつも和風だし、たまには中華もいいかな。」
空也「いいんじゃないかな。そんじゃさっそく行こうか。」
巴「あぅ!」
巴「え…と、これと…そ、それと…あ、あとあれも。」
店主「はいよ!毎度ありがとね、ともえちゃん!」
空也「食材もそろったし、帰ってご飯をつくるとしますかね。」
巴「ちょっとまって。い、いきたいところがあるんだけど…」
空也「ん?まあいいけど…。そんなに時間はないよ。」
巴「うん。」
963 :
名無しさん@初回限定:2006/07/08(土) 01:26:54 ID:9B8W8maO0
空也「行きたい所ってここなの?」
巴「うん。私、ここからみえる景色気に入ってて。空也にもみせたかったんだ。」
空也「…綺麗だね……。」
巴「うん……。」
空也「……」
巴「……」
空也「と、ともねぇ!?」
巴「もうすこし…こうさせて…。」
空也「…うん」
〜10分後〜
空也「…もうそろそろかえんなきゃ。いこう、ともねぇ。」
巴「そうだね…。」
空也「…なんかうれしそうだね、ともねぇ。」
巴「そ、そうかな。」
空也「うん。」
巴「あぅぅ。」
空也「やっぱりかわいいね。ともねぇは。」
巴「あぅ。そんなことはないよ…」
空也「(…照れた顔もなかなか…。)」
巴「?…どうしたの?」
空也「…!イヤイヤ、ナンデモナイデスヨ」
巴「?」
空也「姉貴やねぇねぇがお腹空かして待ってるだろうから早くご飯作らなきゃね。」
巴「うん!」
やっぱり空也がいると嬉しいな。
「よーボウズ。最近どうよ」
昼休み。スバルが突然そう切り出した。
「最近どうよってなにがよ」
「んー。ぶっちゃけ言うと近衛のことだな」
ストレートに聞いてくる。
こういう時、回りくどい聞き方をしないのがスバルの良いトコだと俺は思う。
「うまくいってるよ。我ながら笑っちまうが、バカップル一歩手前だ」
ビッ!と親指を立ててみせる。スバルもビッ!と親指を立てて、
「おーおー羨ましいねぇ青少年。で?そこまでハッキリと断言してるんだ。結構すすんだんだろ?」
「うんまぁ聞いてくれスバル。昨日な色々あったんだよ」
目の前にいる幼馴染の両肩をガシッ!と掴み、逃げれないように固定。
スバルは苦笑しながらも話の先を促がした───
───回想スタート───
「ね。レオ」
「うん?」
「キス。お願い」
「ふふ…今日これで何回目だっけ」
「いいじゃない何回でも。イヤ、てわけじゃないでしょ?」
「もちろん」
「それじゃキスし───んっ───」
「ん…」
「───コラ。不意打ち禁止」
「たまには主導権とらせてくれよ」
「だーめ。なんか負けた感じするし」
「へ?勝負してるわけ俺ら」
「そ。勝負なの。どっちが先に瞳をトロンとさせるか勝負中」
「おいおい。それだったらもう俺が勝ちまくってるだろ。5分前にキスした時にお前、潤んでたし」
「バカ言っちゃいけないわ。6分30秒前にキスした時、レオなんてうっとりしてたじゃない」
「こらこらおぜうさん。7分前したキスの時には───」
「そっちこそ!8分15秒前にキスした時───」
「オーケーレオ分かったわ。これはもう───」
「───決着つけないとな、ナオ?」
───回想エンド───
「まー結局キス勝負の決着はつかなかったんだけどな──っておーいスバル。
何ですかそのビミョーって空気かもし出している表情は」
「あ゙ー…。それでそこから先どうしたんだ?Cまで行った?」
「C?! Cっていったらおま…ちょっと早いってまだ俺達にはさイヤマヂデ!」
思わず掴んでいたスバルの両肩を強く揺さぶってしまう。ぶんぶんぶん。
揺さぶられながら、その幼馴染は一言呟く。
「……お前ら……健全すぎだな………」
何故かスバルは憔悴しきっていた。強く揺さぶっちまったからかなぁ。
END
☆番外編☆
───レオ&スバルの後方2Mにて───
「ちっっっっっきしょーレオの野郎!一人だけ幸せに浸りやがってぇぇぇ!!!」
「羨ましくなんか…羨ましくなんかねーべ……」
「泣くなグリ!俺達は…泣いたら負けなんだ……ウグッ……」
「フカヒレ…もうイガグリでもグリでもいいべ。俺も幸せに…なりてーべ…」
「さーガリレイ!今は泣こう。そして、涙を流した後に共に行こう!俺達の桃源郷、俺達の理想郷へ!」
「もうイガグリの原型すらねーべ……またフカヒレんちでギャルゲーでもやるべ…」
こうして、負け組二人は闇から闇へと沈んでいった… BADEND。
お互いの呼び名は「レオ」「ナオ」にしてみました。ゲーム中じゃ二人は苗字で呼び合ってたんだけど、
近衛END後には名前で呼び合うんじゃないかな、なんて思ってたり。
PS2のつよきすから近衛スキーになったんで、また近衛SS投下するかもです。
ついでに梅。
GJ!!
素奈緒分が補給された!
レオってゲーム中はバカップルにならないようにとか言ってたけど、
ED後はこんな感じにバカップル一直線だろうな
970 :
名無しさん@初回限定:2006/07/08(土) 09:49:11 ID:h275cv4/O
GJ!
俺もPS2から近衛スキーだから近衛SS書きたいが文才ないからかけない・・・orzということで次も期待してるよ
GJ
近衛書きは貴重だからありがたい
そこはあれだ、村なんとかみたいに「Pだとぉ!」とか聞きたかった。
ごめん、村なんとかが好きなだけなんだ
テポドンHeart〜ある日のケンカ、いつも の恋心〜
「あー、また撃ったなー!」
「ちょっとー、もしもーし?
ねぇ、聞いてる?え?北は悪くない?うそばっか!!
あー、もういいよ、知らないっ!バイバイッ!!!」
朝起きて、ミサイル5発一騒動
昔の侵略、もう忘れてるかな?
まだご機嫌な顔をしてたらファビョってやろう
キムチを喰う間に作戦はバッチリ☆
「キミの打ったミサイル、不発みたいでオカシイぞ(笑)」
そんな言葉も聞こえないふり
”ゴメン”って言うまで許さない!
あぁ〜、こんな性格じゃ和解遠いかな…?
焦る不安も吹き飛ばすような態度見せ付けたい
この思いを誇りに変えてくれるのは
このミサイルと、ちょっとした経済援助
何度たかってすがっても
日本は怒らない…ダメなの!?
歌ネタはつよきすスレでやってろよ
つまんね
>973
VIPから天災乙
ネタよりも叩きがうざいわけだが。
丁度いい、恒例の議論はこのネタでいくか
このスレでは、SSAA以外のネタをどの程度許容するのか?
>>980スレ立てよろ
恒例なら参加しようか
叩きは確かにウザい
だが歌ネタは特設ページがメインで保存してるから
誘導って点でいうなら
>>974は正論だな
普通のSSに対しての叩きっていうなら
それは個人の評価だから行き過ぎない程度に好きにすりゃ良い
ちょっと前にクソも面白くもないスレ内の掛け合いを転載していた奴が
スレごと保存しといて欲しいとから転載したとか言っていたが
それはさすがに許容できんな
ちょっと修正
カッチン おっ おっ おっ
カッチン '´,⌒ ≡ ⌒`ヽ
!爪リリ ≡リリ从)ゞ
○彡 ○ミ 从゚ ヮ゚ ≡゚ ヮ゚ノル
\†/ ∪ ∪ )
△ (_(_っ
批評は歓迎、叩きは勘弁て感じだな。
殊に新人の書き手には多少寛容にならないと。せっかく光るものを持ってるのに、わずかな書き損じやミスをガンガン叩かれたら逃げられるぞ。
「ここの設定はこうだぞ」とか「ここでこの発言はちょっとおかしい」くらいの指摘なら問題は無いと思うけどね。
SSに関しては大概のものはOK。長編から1レスのものまで。コピペ改変とかも面白ければ許せるかな。
そろそろ次スレ頼む。
立てられんかった…ごめん、誰か代わりに頼む!
ならスレタテしてみようか
>>984 カッチン おっ おっ おっ 乙
カッチン '´,⌒ ≡ ⌒`ヽ
!爪リリ ≡リリ从)ゞ
○彡 ○ミ 从゚ ヮ゚ ≡゚ ヮ゚ノル
\†/ ∪ ∪ )
△ (_(_っ
梅〜
竹〜
松〜
どうでもいいんだが、SSAAスレなのに1000行くなんて...
くやしすぎる!ビクビク!
この紙後ろにまわしてくれ
『フカヒレシカト』
↓
『フカヒレしかと』
↓
『フカヒレ 鹿と』
『フカヒレとしたかー』
ウホッ
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。