パティシエなにゃんこ 読了。 (プレイ時間15時間半)
噂通りの癒しゲー。
本当に温かくて笑えて、幸せを与え与えられて。
確かに悪意ある話(キャラ)や人並みの悩みはあるのだが、そんなのちっぽけに感じる。
それぐらい圧倒的な「空気・雰囲気」を作り出してるのはすごい。
最初は茉理(CVミズハス)なんで攻略できねーんだよ!って思っていたが、
エロとかどうでも良くなったw ※短めの個別√はある。亜里咲もサブ。
というか他キャラも一回ずつあるのだが、要らなくね?ってレベル。
キャラ萌えを楽しむというのもあるが、何よりキャラ達が動きまわってるその空気を感じる作品。
個別に入っても二人の世界ではなく「みんなで。一緒に」ってのがgood.
欠点はグラ・システム面と、起伏がない点。
ちっちゃいイベント(迷子やケーキ特注など)の積み重ねで、大きな流れはあってないようなもの。
日常のひとコマひとコマ(11/29朝・昼・夕・夜など)を楽しめる人向け。
個別は冬華が一歩抜きん出てるかと。
シナリオ的に起伏が大きめで胸にくるのもさることながら、予想以上に健気でかわいいの、この子。
Phantom INTEGRATION 読了。 (プレイ時間11時間10分)
話も王道であり、ハードボイルドものの良作。
ただ自分としては評判ほどの傑作・名作の域には届かなかったが。
感情を殺された存在、人死ににイチイチ思いを馳せては生き残れない環境。
これ故のあっけなさや、淡々とした描写は良いのだが、
盛り上げ不足というか、(決して軽くはないのだが)そこまで重さを感じないのが痛い。
のめり込めなかった自分には別世界の出来事に過ぎず、王道をなぞっているに留まってしまった感じ。
感情移入が出来なかったと一言で片付けたくはないのだが、実際そうなのかも知れない。
主要キャラの感情の揺れや腹の探り合い、ガンアクションなど見所はしっかり押さえている。
ハードボイルドの王道一直線ではあるが、映画的なのはOPと題材だけか。
演出面では特にそうは感じなく、一般的なノベルゲーという感じ。
欲を言えば銃の選択でBAD行きがひとつくらいあっても良かった。
最初はそれが怖くてずっとパイソン選択してたのに。
一番の不満点はバックログ(+CG等鑑賞)すると右上クリックしないと戻れないks仕様とEND飛ばし不可。
前者は無印出てから何年経ってると(ry
後者はいくつかEND曲用意してるのは良いが、一回見れば作業用BGMに成り下がるのも仕方なし。
総じて面白かったが、あと一歩パワーを感じなかった。