【姉しよ】きゃんでぃそふと SSAAスレ8【つよきす】
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ きゃんでぃそふとSSAAスレの星5つの誓い
┃1つ、スレはむやみに上げない
┃2つ、作者への感謝を忘れずに。読者への感謝を忘れずに。
┃3つ、SS投下とのリアルタイム遭遇では支援を推奨
┃4つ、気にいらないからって荒らさない
┃5つ、荒らしにストレートに反応しないこと
┃
┗━━━ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ━━
_ < ここはテンプレの村です 、,
'´, `ヽ\_________ '´ '`´ ゙ヾ
!爪リリ从)ゞ { ソ从从シ}
ノwリ゚ ヮ゚ノル  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ メ(リ;-__-ノリ
⊂)个iつ 既にセリフが \ ノ,'くj `i´lヽ
. く/_|j〉 パターン化しちまったな>(( ll_ハ_iJ
し'ノ ________/ ゙ i_7、」
_)___
'´ ヽ_ヽ
l、lノノ八l ) <柊家の長女、皆のお姉さん
´\ リl|.゚ ヮ゚ノ<⌒> 柊雛乃である。
( ● ⊂[ .ヽソ/ ]⊃ .疑問にずばり答えてやろう
. ヽ/ .└|--|┘
. . ノl__」
Q、職人さんのSS投下最中に張ってある支援とか、C、私怨etcってなんですか?荒らし?
A、うむ。あれは総じてしえんと呼ばれるものである。
世の中には荒らし対策用の連投規制なるものがあってな。時間によるのだが、
だいたい3回くらい連投すると、規制がかかってしまうのじゃ。これにかかると職人さんが、
続きを書き込めなくなってしまうのでな。すれ住人による手助けが必要になってくるわけじゃ。
お主がりあるたいむでSSが投下される瞬間に出会った時には、是非支援をして差し上げるが良い。
Q、スレにあるSS、AAだけじゃもの足りないです。
A、で、あるか。お主も欲張りな奴よのう。そういう奴のために
>>1に書いてあるように、
過去すれのSS、AAを集めた保管庫というものがある。
保管庫の中の人に感謝を忘れずに読みふけるが良い。それでも物足りなければ、
いっそ自分で書いてみるのも我的には面白いと思うがのう。
Q、お嬢ちゃん賢いねー。ほら、キャラメルをあげよう。
おぉ・・・これがまた美味でな・・・って違うわ!我をあなどるでないぞ
__
| |  ̄ `ヽ
||_ ` 、 粛清……淘汰……
__)_∩ `ヽ l
〃 ,^i^ ヾ l i
i ,ノノ八)〉 i i ガッ
. ゙ヾl#"-ノゝ l .人_∧∩
/ヽソ _ン. ノ< >Д´)/
l_/r==l l ´-‐'∨ /
く/l_ゝ
【投稿ガイドライン】
1.テキストエディタ等でSSを書く。
2.書いたSSを30行程度で何分割かしてひとつずつsageで書き込む。
名前の欄にタイトルを入れておくとスマート。
なお、一回の投稿の最大行数は32行、最大バイト数2048バイトです
3.SSの書き込みが終わったら、名前の欄に作者名を書きタイトルを記入して、
自分がアップしたところをリダイレクトする。
>>1-3みたいな感じ。
4.基本的にsage進行でお願いします。また、長文uzeeeeeeと言われる
恐れがあるため、ageる場合はなるべく長文を回した後お願いします。
5.スレッド容量が470KBを超えた時点で、
ただちに書き込みを中止し、次スレに移行して下さい。
6.書き手の方々へ。
心構えとして「叩かれても反応が無くても泣かない」位の気概で。
何を書こうが作者の自由。どんな反応を返そうが読者の自由。
的確な感想・アドバイスレスをしてくれた人の意見を取り入れ、更なる作品を目指しましょう。
★保管庫
きゃんでぃそふと SS&AA保管庫
ttp://yellow.ribbon.to/~nechan2/
>>1 乙
とは言うけどさ、前スレでのお前さんの発言
903 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2005/12/28(水) 13:01:09 ID:lD0vOKGc0
ていうかまだ次スレ立ってねえぞ。
没ネタなんて作品の体裁を為してないものが許されるのは、スレ埋めだからだろ。そのスレ埋めがまだはじまってねえ。
ってのは、お前が追加した
>>4の6に反しないか?
SeenaさんのSSすげー楽しみにしてたのにたとえ未完成でも読みたいと思ったのにマジムカつくわ
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
だって次スレ立ってなかったんだよ?
スレ埋めは次スレ立つまでちょっと待ってくれ、っていうことのどこがおかしいんだ?
スレ埋めに未完成品投下することには俺だってなんも文句ないよー。
>>7 >没ネタなんて作品の体裁を為してないものが許されるのは、スレ埋めだからだろ。そのスレ埋めがまだはじまってねえ。
これからすると、スレ梅まだだから没ネタ投下すんな、と言ってるようにしか見えないw
あと、本人没ネタとは言ってるが未完成とは言ってないな。
なんで没にしたのか、今となってはわからんが。
>>7 はぁ?
まず第一に、お前の発言からは ”次スレ立つまでちょっと待ってくれ” なんて姿勢が微塵も感じられん。
次スレ問題はお前が前スレでテンプレ改案入れなきゃAAも張られずに作品投下終了までに間に合ったかもしれんじゃないか。
あーまじで読みたかったのに。凹むわ。
お前はスレ立てが第一なのか? 俺は作品を読めるのが第一だ。 この辺の違いからくる問題かもしれんが。
ま、ID:lD0vOKGc0はタイミングを読むのもカラケも読めてなかったってこった
おとなしくROMるが吉。いちいち自分が見たくないもの、自分の主義に反するものがでてきたからってイチャモンつけるなよ
ただし、作者マンセーしろというわけではない。そこらへんの空気嫁
_
'´ `ヽ zzzz…
l ノリ从从〉 _
|(lリ‐ _‐ノli |弁|
l /)i个)ヽ |護|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ |
12 :
名無しさん@初回限定:2005/12/28(水) 15:27:10 ID:rOkKJrhV0
>>1乙女キック
Seenaさん 続きを 投下してくれないでしょうか
あなたを待ってる人が居る
俺も待ってる続き気になるSeenaさん。
おっと
>>1乙
>次スレ立つまでちょっと待ってくれ
彼女がその程度にしか思ってなければ
新スレ立ったところで続き投下に来てくれるんだろうけど
>没ネタなんて作品の体裁を為してないものが許されるのは
これじゃもう投下ないわな。
なんだかなー。
>>15それがわかってても読みたいから
頼んでんだろ 水差すなよ
SSスレなのに数人のために読めなくなったんだぞ
コテはコテ、作品は作品だろ 作品でコテを一定評価するなよ
って あいつらに言ってやりたい
17 :
名無しさん@初回限定:2005/12/28(水) 20:35:30 ID:P4lBw5KNO
続きキボン。
バカは気にせず
俺も続きキボン
ボツネタなんてどうでもいいよ。完成させてから投下して欲しいもんだ。
>>1乙。
前にも間接的に荒らし扱いされた人かな?w
ちょっとカワイソスだけどまあそこは。
しかし何だね。妬まれてるね、Seenaさんは。コテだから妬まれやすいのかもしれんが。
Seenaさんのは読んでて違和感無いからねぇ。
あんなにペース速いのに。
またリアルツンデレネタでしたってことにして続きうpキボンヌ
没とかが嫌なら読まずにスルーすればいいだけでね?
新スレ立ったので続き〜
「…なんだ、ここ?」
洞窟を歩くこと30分ほど。
洞窟は幅10メートルほどの広い空間になっていた。
今俺が通ってきたような横穴が
あと二つほど口を開けている。
突き当たりに…神棚のような大きな飾りがある。
まるで門みたいだな。
観光地とかにある、洞窟神社みたいなもんだろうか…
うぉん…
「!?」
突然、その門のようになった装飾の後ろの岩肌が
不気味にうなりながら青く光りだす。
ひょっとしてなんかヤバイ!?
「対馬、ここで何をしておる」
「ひゃあああっ!?」
突然後ろから野太い声が!?
振り向いた俺の目に入ったのは…
「あ…あれ?…館長…?」
「ふむ。縦穴に落ちたのか。塞いでおったはずだが…」
「ど、どうしてここに!?いやそれよりアレはいったい!?」
「あれか。あれは…『穴』だ」
「あ…あな?」
館長は俺の肩を掴むと
「下がっておれ」
かばうように俺の前に立つ。
岩肌の光はだんだん大きくなり
今は直径で2メートルほどにもなっている。
「そろそろ、出てくる」
「出てくるって何が!?」
館長は答えず、ただ光る岩壁をにらみつけていた。
マジレスすると、「○○というレスがあったので××をします」系のレスが、敵を作るんだろ。
例えば今回の
>>1みたいにあちこちから叩かれれば、逆恨みというか、「Seenaめっ!」と思う。
いや、>>1がどうとかじゃなくてね。
いいから黙って投下しろと。
ボツネタがどうとか言うなと。
もったいつけるなと。
偉そうでスマンが、全ての職人に言いたい。
なにこのタイミングの悪さ
死んだほうがいいかもしれない俺支援
ドクン!
「はっ!?」
祈の胸に、何かいい知れない思いがよぎる。
「どうしました?」
背中で身をこわばらせたことに気づき
乙女が立ち止まり尋ねる。
「わ、わかりません…わかりませんが…
何か、がすぐ近くで起きています。
何か…超常のことが…」
「それは、レオの身にも関わることですか?」
「…おそらくは」
「…わかりました。
祈先生、しっかり掴まってください。
ここから先は…走ります!」
「え…って、きゃぁあっ!?」
祈が答えるよりも早く、乙女は駆け出していた。
「ちょ、乙女センパイ!一人でそんな…!」
「お前たちは後からこい!」
祈を背負ったまま、急な山道を飛鳥の勢いで乙女は駆ける。
そして、呆気にとられた他のメンバーの視界から
あっと言う間に消え去っていった。
「あ〜あ、行っちゃったよ乙女サン。
どーすんよ、ボクら」
「どうって…追いかけるしかないんじゃないかな…」
「追いかけるって、もう姿が見えないぜ?
引き返したほうがいいんじゃね?」
「いや…見ろフカヒレ」
スバルが指さした先には、二人分の体重でダッシュした乙女の足跡が
くっきりと残されていた。
「しょうがないわね。
今更引き返すのもしゃくだし
この足跡をたどって行きましょう」
しえん
「館長!出てくるって何なんです!?」
「何が出てくるかは、わからん」
俺の問いかけに、振り向かずに返した館長の答えは
俺の期待とは違っていた。
「わからんって…
わからないけど、何かが出てくるってことはわかるんですか?」
「うむ。
この穴はな、どこか別の場所の、いつか違う時間から
何かを飲み込んで、ここに吐き出すのよ」
…別の場所の…違う時間…?
「それって、タイムトンネルとかいうやつですか?」
「そうかもしれん。儂にも理屈はわからん。
遙かな昔から、なぜかここにはそんなものが開くのだ」
なるほど…昔の人は神社みたいにして
その不思議を祭っていたわけだ。
「いつ、どの時代の、どの場所から、何がやってくるのかはその時までわからん。
良いものが出てくるときもあるが…
悪いもののときもある」
「悪いもの…ですか」
だとすると
考えようによっちゃ迷惑な穴だな。
「そのときのために、穴が開くときにはこうして儂が来る。
今のこの世に来てはならんものが来たときのために、な」
「…館長は、なんでここを知ったんですか?
それに、どうして穴が開くのがわかるんです?」
「…わかるのだ。
穴から来たものには、また穴が開いたことがな」
「…え?」
それって…館長がこの穴から…?
尋ねようとした矢先に、館長のひときわ大きな声が告げる。
「そら、出て来るぞ!」
壁の光は、今や眩しいほどに輝いている…
思わず、目を閉じた。
まぶたを突き抜けてくる強烈な光が薄れたところで
そっと目を開ける。
岩壁の光はもう消えていて
その前に…誰かが倒れていた。
「人、か…そこで待っておれ」
館長はノシノシと倒れている人物に近づいていく。
そして、抱きかかえて戻ってきた。
「子供だ。日本人のようだな。着ているものからすると
そう離れた時代の子供ではないようだ」
「…生きてるんですか?」
「うむ。気を失ってはいるが呼吸は正常だな」
そう言うと、館長が少し腕をおろして
その子供を見せてくれる。女の子だった。
…あれ?
「館長…この子、もしかすると…」
「知っておるのか?」
ロケットの中の小さな写真を、一瞬かいま見ただけだったけれど
その面影はしっかり記憶に残っている。
大江山 憩。間違いない。
「祈先生の、小さい頃に山で行方不明になった
妹さんじゃないかと思います」
「ほう…妙な縁もあったものだな」
「いや、祈先生喜びますよ!さっそく祈先生に…!」
「いや、待て対馬。この子はいきなり10年以上、時を越えてしまったのだ。
いろいろ、戸惑うこともあるだろう。
ここは、儂がしばらくこの子を預かる」
そうか…自分は変わってないのに、周りは10年以上時が流れてるんだもんな。
「では、儂はこの子を連れて戻る。
対馬も、落ちた縦穴に戻れ。助けが来ているはずだ。
それと…このことは一切他言無用。よいな」
そう言うと、館長は俺が来たのとは別の横穴に消えていった。
展開に驚きつつ支援
今来た洞窟を引き返す。
途中、いろいろなことを考えた。
館長は、あの穴からやってきた人なのだろうか。
この烏賊島を買い取ったのも
ときどき見回りをしているというのも
あの穴の秘密を守るため?
そして憩ちゃん。
子供だから、10年ぐらいの変化は
すぐに順応できるかもしれないけど
年が近かったはずの祈先生とかが
いきなり大人になっちゃってるわけで。
お父さんお母さんも
記憶の中よりも老けちゃってるだろうし。
大変…だよなぁ。
でも、祈先生にはなるべく早く知らせてあげたい。
憩ちゃんが生きているとわかれば
あの人の心の中にあいた穴は
少しは塞がるんじゃないだろうか。
ああ、でも館長は穴のことは隠しておきたいみたいだし…
どうするつもりなんだろうか?
考えながら歩いているうちに、縦穴から差し込む明かりが見えてくる。
それとともに、かすかな声が耳に届く。
『レオーッ!』『対馬さーんっ!』
乙女さんと…祈先生!?
山は苦手で、入りたがらなかったはずなのに
俺を探しに…?
助かった、ということよりも
祈先生が山の中に探しに来てくれたことが嬉しくて
思わず縦穴のそこまで走り、叫ぶ。
「おぉーいっ!!ここだよーっ!!」
先のことはわからないけれど、きっと悪いようにはならないと
助けを呼ぶ声をあげ続けながら考えていた。
憩キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
館長が憩を食っちまいそうな予感
いちおう、ここまで。
前スレは投下してたら480kbぐらいになっちゃったんで切りました。
読みづらくてスンマソン。
没になった理由はいろいろあるんですが
ここまででいちおう一区切りつくんで投下してみました。
長いんですよ、全部書くとw
まあ最大の理由はアレですよ。
合宿は憩の話を聞く前だったじゃないか、ってことですorz
36 :
エピローグ?:2005/12/28(水) 23:42:37 ID:RR3OOtJD0
平蔵もレオも、気づいていなかった。
いや、あまりに小さくて見落としていた
と言った方がいいだろう。
抱き上げた少女の体の下に
小さな、玉が落ちていたことを。
穴は、同時に二つの物を飲み込み、吐き出していたのだ。
少女と、この玉と。
平蔵も、同時に二つの物が穴から出てきたという経験がなかったため
少女の姿を認めた時点で、今回はこれで終わりと
そう思いこんでしまったのかもしれない。
よしんば、気づいたところで
ただ懐にしまい込むだけだったのかもしれないが。
平蔵が立ち去り、レオが姿を消してしばらくの後
誰もいなくなった洞窟は
今は全くの闇に閉ざされたはずなのだが
もしそこに誰かがいるのなら
玉ははっきりと見えるだろう。赤く。赤く。
わずかに、光を発しているのだ。
血のように、赤い光を。
その光は、かすかに強くなったり弱くなったりしている。
あたかも、生きているかのようだった。
やがて玉はひとりでに、ふわりと宙に浮いた。
宙に浮かぶその玉は、何かを探すように
しばらくの間、ふわり、ふわりと漂っていた。
それは、玉自身に何らかの意志があるかのような
そんな動きだった。
やがて平蔵ともレオとも違う穴から
宙を飛んで洞窟を出ていった。
外の、世界へと。
>>35 GっっっJっっっ!
激しく続きが読みてえ…
>>35 なにやら伝奇物っぽい展開GJ!!
>合宿は憩の話を聞く前だったじゃないか、ってことですorz
読んでるときは気づかなかったw
しかし最近地震多いよなー
おかげでそのときだけスレが伸びるw
「ふぁぁ〜よく寝た〜……ん?我が息子くうたろうよ、今日は元気がないな」
まぁこの寒さのせいで縮こまってるんだな…トイレでも行くか……
ガチャ
「寒いとどうもオシッコ近くなるよな〜ん?あれ?」
用をたそうとパジャマのズボンを下ろしたが何がいつもと違う。空也はその変化にすぐに気づき絶叫した
「なっ!なっ!なんじゃこりゃ〜!?」
その叫び声で巴とそれ以外の爆睡中の姉たちも目を覚ましトイレに駆けつける。
「空也!どうかしたのか!?」
巴が真っ先に駆け込んできた
後に続き他の姉たちも眠そうにやってくる
「朝からうるさいのよ!このイカ!」
「空也よ、何事であるか」
姉たちの声で今までフリーズしていた空也が我に戻り話し始めた。
43 :
名無しさん@初回限定:2005/12/29(木) 00:21:12 ID:+GwA3XheO
「……ないんだ…」「「「「「「?」」」」」」
「俺の大事な息子さんがいるべきところにいないんだよ〜!!」
そう。空也の股関には昨晩まで付いていたはずの「くうたろう」がなくなり、そのかわりに女性器のようなものがついていたのである。空也はその原因を必死に考える。
(なぜだ!なぜくうたろうがいなくなったんだ!?……あっ!もしかして昨日かなちゃんで遊んだときに吸い込まれたのかも!!…いやいや!それはない!かなちゃんと遊んだのにまだ収まらない息子に子守歌を歌って落ち着かせた後寝たからなぁ〜)
「みっ…みんなっ!」
いきなり口を開いたのはセロリだった。
「どうしたのセロリ?」
要芽が聞く
「みんなそれぞれの股関に注目!」
姉たちは不思議に思いつつ目線を下に下ろした
「「「「「「!!!」」」」」」
「ど…どうしたの?」
空也が心配そうに聞く。すると姉たちはお互いに目線を合わせ恥ずかしがりながらも頷いている
「どうやら私たち家族の間で性殖器が入れ替わってしまったようね」
要芽が冷静に判断する
「あぅぅ〜…どっ…どうしよう…」
巴がビクビクしながら言った
携帯からか、がんばれ。 紫煙。
「あらいいじゃない。これでセックスのときの立場も逆転よ」
いやいや…姉様何をおっしゃいますか
「ンフフ〜それもそうだニャ〜」
「今まで散々やってくれたお返しをしっかりしなきゃね〜覚悟しなさい!このイカ!」
やばい!本能が逃げろと言っている!
だだっ!
くうやはにけだした
「そうはさせないニャ!」
にげきれなかった
「イカ覚悟〜!」
「いやぁぁぁぁ」
空也ただいま妊娠3ヶ月☆
46 :
名無しさん@初回限定:2005/12/29(木) 00:44:45 ID:TPftFUB+0
GJ!
誰の子なんだろう?
俺の子はセロリねぇねぇの子だ
>>26 不覚にもワロでもイキロ
>>35 なんか館長も絡んできて出生の秘密キタコレとかボルテージめっさ
上がってきた!!続き見たいしGJってことさあ!
>>47 ヒント 翔の認知
翔の子か orz
2作品ともGJ!
待て、家族の間でと言うのが姉弟間と言うこのたら空太郎が生えたのは一人だけだ。
という事は例えばセックスの時の立場が逆転なんて言ってるがつるつるな要芽、セロリや
いつも以上の強烈な快感を感じるようになってしまった巴やひなのんなんて事もありえたわけだ
私は高嶺お姉ちゃんのこと大好きだよ〜とか言いながらパンパンと犯し抜く海とか
縛り付けてやめてやめて!と懇願されても延々と手コキで扱いて射精させつづける海とか…
鬼畜キター
53 :
KENZ-C:2005/12/29(木) 11:46:43 ID:++Hljj110
おそらく今年最後のSSを投下
注意事項:良美のSS、「そして今日が始まる」の続編になっています。
単独で読んでも問題ありませんが、本文の一部にその作品の
本文を参照したものがあります。保管庫もしくは前スレをご覧
ください
54 :
雨のち晴れ:2005/12/29(木) 11:49:17 ID:++Hljj110
土砂降りの雨の中で、少女は立っていた。
少女は自分の頬に熱いものが流れているのに気がついた。
これは雨。そう、そうに決まってる。
雨に違いない。
少女は自分に言い聞かせた。
だが、少女はその雨が自分の目から溢れている事に気がついた。
そうか、これは涙だったんだ――――
「それにしても、一泊の国内旅行なんて姫も珍しいな」
「急に温泉に入りたくなったんだって」
荷物をまとめながら良美は言った。
姫らしいなと思いながらレオは苦笑した。
3日前、良美は姫、つまり霧夜エリカに北海道への温泉旅行に行こうと誘われたのだ。
長期休業中はいつも海外旅行らしいのだが、何日もスケジュールが取れないらしく、
仕方なく一泊旅行になったということだ。しかも国内で。
良美は明日出発する予定である。自家用機を使うらしい。
「あさっての夕方には帰るからね?」
「んじゃ、それまでしばしの別れだな」
2人はキスを交わし、レオは良美の部屋を後にした。
次の日の夜中、レオの部屋に窓から幼馴染3人が入ってきた。
「おーっす! レオ!」
きぬはいつもながら明るい声を振りまいていた。
続いて、スバル、新一も入ってきた。
今日は対馬ファミリーによる飲み会の日であった。
昨年度、レオの従姉である鉄乙女が卒業してしまったため対馬家を監視する人間がいない。
東京の大学に進学したので自宅から通うことになったのだ。
本来、夏休み中の3年生はこんな事してる場合じゃないのだが、4人はそれぞれ進路を決めている。
レオは良美と同じ大学に進学するため、良美の手を借りながらも普段から勉強している。
元々成績はそんなに悪くないので、模試の成績はB判定まで上げる事が出来ていた。
スバルは陸上の実業団に誘われているらしい。
きぬはゲームメーカーに就職希望。
新一は公務員試験を受けるらしい。
4人ともいい加減な生活を送ってきたが、将来の事は考えていた。
酔いがまわってハイテンションになった一同。
「おいフカヒレ! 一曲歌え!!」
スバルが叫ぶ。
「お〜し、シャーク様の出番だぜ〜! ひっく」
新一が歌う。
「ヘタクソー! 引っ込めー」
きぬが罵る。
そんな調子で朝まで飲み会は続いた。
「よーし! 次は王様ゲーム!!」
日没前。
良美は両手にお土産を持って、レオの家の前にいた。
インターホンを押したのだが、誰も出てくる気配はない。
「鍵が開いてる…?」
無用心だと思いつつ、中へと入っていった。
紫煙
「頭痛え〜」
レオはベッドの上で目を覚ます。二日酔いらしい。
裸の上半身を起こして辺りを見回しても誰もいなかった。
「フカヒレもスバルも帰ったのかぁ?」
辺りはゴミの山だった。
「それにしてもピンポンピンポンうるさかったな〜」
入り口を見ると、そこには良美がいた。
「良美? 帰ってきたんだ?」
良美は真顔のまま何も言わない。
「良美?」
やはり良美は動かない。すると、布団の中でモゾモゾするものが。
そしてそれはベッドから転げ落ちた。現れたのは全裸のきぬだった。
「カ、カニ!? よ、よしm……」
良美の方を見た瞬間、レオの視界に入ったのは……熊だった。
ドガァッ!!
熊の木彫りの置物がレオの顔面に直撃した。
「しぎゃあぁぁ!!?」
鼻血をキラウェア火山のように噴出させるレオ。
良美は既にそこにはいなかった。
ティッシュを鼻に詰め込んで止血すると、レオは着替えて家を出た。
「すーすーすー」
きぬは起きている事態に気がつくことなく、幸せそうな寝顔でいた。
裏切られた……。レオ君なんて、レオ君なんて……んでしまえ。
「良美〜!!」
レオは家を出て名前を呼んだが、既にどこかへ行ってしまったようだった。
「クソッ! なんで…」
レオは、きぬが何故ベッドの中にいたのかが分からなかった。しかも全裸で。
酔っていたせいか記憶が無い。
(まさか勢いで……)
レオは首をブンブン横に振る。(二日酔いのせいで)頭が痛くなった。
良美の携帯電話に何度もかけたが出る気配はなかった。
その時、レオはスバルと新一なら真相を知っているかもしれないと思い、
電話をかけた。
10分後、スバルと新一が到着した。
「なんだレオ? こっちは二日酔いだってのに」
「頭がガンガンする」
2人とも二日酔いらしい。レオは2人に事情を説明した。
………
「なんだと!? そんな事があったのかよ!」
「何も覚えてないのか?」
「やってた本人が何も覚えてないとは……」
スバルも新一もため息をついた。レオは頭を抱えて座り込んでしまった。
「坊主、これからどうすんだ?」
「まずは良美の家に行ってみる。スバル、フカヒレ、協力してくれ」
「まっ、しょうがないな。俺たちも飲んでたことだし」
スバルはフッと笑い、やれやれと思った。
「俺は忙しいんでパス」
「お前も行くんだよ!」
スバルに襟首を掴まれ、新一は引きずられて行った。
それからレオは良美の部屋へ向かった。
既に太陽は沈み、夜を迎えていた。月が出ているせいか、明るい。
レオは部屋のインターホンを何度も鳴らしたが出てくる気配は無い。
その時、レオは合鍵を持っていた事を思い出した。
開けて入ってみたが、良美はいない。トランクが置いてあるところを見ると、
帰って来たばかりのようだった。
部屋を後にし鍵を閉めると、隣の部屋からオバサンが出てきた。
「あら、隣の佐藤さんならさっき両手にお土産抱えてどこか出かけて行ったわよ?
お土産もらってねえ……」
それからそのオバサンの話が続いたが、レオの耳には入らなかった。
レオは町中を探し回っていた。そして松笠駅で意外な人物に出会った。
「あら、対馬クン。奇遇ね」
霧夜エリカの登場である。
「姫!? こんな時間に」
「今から帰るところよ。よっぴーからお土産もらったかしら?」
「それが……」
レオは良美が行方不明になった事を告げた。
「アンタよっぴーに何したのよ!!!」
ズガッ!
「ギャースッ!!」
レオはアバラとアバラの間に鉄拳を打ち込まれた。そしてエリカは両手でレオの首を絞めた。
「ひべっ! はがぢをぎいべ〜(姫っ! 話を聞いて〜)」
「問答無用!!」
ガスッ!
「はぐおぅ!!!」
鳩尾にニーキック。
そして路地裏に。
……
「そんな事があったの…」
「はい……」
首に締めた跡がクッキリ残っているレオ。内部(ボディ)にも相当なダメージが与えられた。
弁明が間に合わなかったら危うく息子が潰されるところであった。
ヤクザよりタチが悪いとレオは思った。
「何をお考えかしら? 対馬クン?」
「いえっ!! 何も!!」
「わかっているわね? 死んでも私のよっぴーを見つけるのよ! 見つけられなかったら…」
「見つけられなかったら?」
「殺すわよ♪」
背筋が凍ったレオ。この人は本気だ、レオはそう思った。
顔は笑ってるけど眼は笑っていなかった。
(どっちにしても死ぬのか? 俺)
その時、レオの携帯電話の着信音が鳴った。新一からである。
「……わかった。今行く」
「どうしたの?」
「良美を松笠公園方面で目撃したクラスメートがいたらしい」
レオとエリカは公園方面へ向かった。
だが、レオにはある不安があった。
それは最近、夜間の公園近辺がタチの悪い連中の溜まり場になっているという噂だった。
2人は公園の近くまで来ていた。
「この辺で手分けしましょう」
エリカはレオに提案した。
「わかった」
レオは公園の方へ向かっていった。
そしてエリカは携帯電話を取り出してコールした。
良美は公園のベンチにただ座っていた。
何かを考えている訳でも無く、何かをしようとしている訳でも無く。
眼の焦点が合っていなかった。
あはは……。裏切られちゃった。
ずっと信じてたのに。信じろって言ってたのに。
なんでカニっちと?
だから人間なんて信じられないんだよ。
みんな汚いんだ。汚くて醜い生き物なんだね、人間って。
信じろって言ったのはレオ君じゃない。
人を信じなきゃ幸せになれないなんて嘘。
信じたって幸せになんかなれなかった。
幸せなんて無かった……
この世界に無かった……
そして良美は立ち上がった。
何かをしようとしている訳では無い。
ただ立ち上がって歩き始めただけなのだ。
その時、良美の携帯電話の着信音が鳴った。
ハッと我に返った良美は携帯電話のディスプレイを見た。エリカからだった。
『もしもし、よっぴー?』
良美は聞こえてはいたが、声を出すことは無かった。
エリカはお構いなしに話を続けた。
良美はただ聞いていた。
そして―――
「―――!?」
良美は携帯電話を落とした。そして膝を地面についた。
真実はあっけなかった。
すべては自分の勘違いだったのだ。
裏切ったのは自分の方だった。良美はそう思った。
レオに対して心の中であったにしても呪いの言葉を
散々吐いてしまった事に対する罪悪感が良美を襲った。
事実であったが、真実では無かった―――
「どうしたんだい?」
良美が顔を上げると、見知らぬ若い男が5、6人。良美を囲んでいた。
「こんなところにいないであっちで俺らと楽しいことしようぜ〜?」
金髪の男が良美の腕を掴んだ。
「嫌っ! 放して!」
良美は男の手を振り払った。
「勇ましいねぇ。こういうシチュエーション大好きなんだけど」
他の男が良美を押さえつけようとした。良美も抵抗をした。
その時、良美の爪が一人の男のまぶたを引っ掻いた。
「痛えな! 何しやがるんだ! このアマ!」
良美は頬を張られた。そして沈黙。良美は恐怖で動けなくなってしまった。
その後、良美は物陰の方へ連れて行かれた。
「さあお楽しみショーの始まりだぁ」
紫煙2
下卑た笑いを浮かべた6人の男に良美は為す術が無かった。
(助けて、エリー!)
親友の名を呼ぶ。
(助けて……)
男達は良美の服を剥ぎにかかろうとした。
「レオ君―――!!」
ドガァッ
一人の男がレオによって吹っ飛んだ。
続いて、レオは隣の男に殴りかかった。
「なんだテメエは!」
「良美! 逃げろ!!」
注意を一瞬そらされた男達は良美に逃げられてしまった。
レオは殴ろうとしたが、鳩尾に相手の拳が入った。
「ゴフッ!!!」
レオはかがんでしまった。
続いて残った男たちがレオを袋叩きにした。
「レオ君!!」
良美は逃げたはずだったが、仲間がまだいたらしく再び捕まってしまった。
その様子を見ていた男が一人。
鮫氷新一である。
「レオ…、よっぴー……。どうしたらいいんだ」
ここで出て行ってもやられるのがオチである。
警察を呼ぶ時間もなさそうであった。
こんな時、乙女やスバルがいればと思わずにはいられなかった。
だが、漢を見せる時が来たのだと新一は思った。
「シンイチ・サメスガ少尉、突貫します!!」
そして新一は良美を捕まえていた男たちに突っ込んだ。
「なんだコイツは!?」
新一は決死のタックルを決行した。
「よっぴー! 逃げろ!」
だが、タックルをする前に新一は捕まった。
「あ、あれ?」
そしてレオと同じく袋叩きにあった。
「フカヒレ! このバカ……」
ドサッ
その時、血だらけになった男がレオの目の前に倒れた。
レオが上を見上げると、そこには頼れる兄貴がいた。
「スバル!」
そして、
グシャッ、バキャ
「私のよっぴーに汚い手で触んないでよ!」
お嬢様登場。良美を捕まえていた男2人を倒した。
「エリー!」
「ひ、姫……!」
良美はエリカにしがみついた。
「私が来たからには大丈夫よ?」
この2人がいたら、たかだか数人を相手にするぐらい問題は無かった。
だが、男たちの仲間がゾロゾロと集まってきた。およそ20人といったところか。
レオが不安を抱いていた事とはこの事であった。
相手は最近、この公園近辺を縄張りにしている不良グループだったのだ。
「テメエ竜鳴館の伊達だろ? オレのダチをボコってくれたらしいじゃねえか」
金髪に鼻ピアスをした男がスバルに寄ってきた。
「お? よく知ってんじゃないの? だけどダチをボコってくれたのはお互い様じゃないのか?」
「ああん? 今日をテメエの命日にしてやるよ」
「上等だ! オラ!」
不良たちがジワリジワリ寄ってくる。
「よっぴー、逃げなさい。ここは私たちに任せて!」
「う、うん……」
良美はこの場を後にした。だが不良2人が追いかけていく。
「レオ! ここは俺たちに任せてよっぴーを助けろ!」
「対馬クン、よっぴーを頼んだわよ!」
「すまない! スバル! 姫!」
レオは良美が逃げた方向へ走り出した。
「逃げんな! 待……」
追いかけようとした不良の一人をエリカが延髄蹴りで沈めた。
「さーて、ショーでも始めましょうか? スバル君?」
「そうだな。俺のダチに手を出したからにはタダで帰さねえぞ!」
「よっぴーに手を出したからには生きて帰れないわよ?」
5分後、この2人の手によって、この不良グループは壊滅した。
その頃
「オラァ!!」
熱血化したレオの拳が不良のアゴを捉えた。
(ダテに去年1年間、乙女さんに鍛えてもらったワケじゃない……!)
続いてもう一人の鳩尾に拳を入れて沈黙させた。
そして、敵わないと判断したのか、不良2人は退散して行った。
空に出ていた月は雲に隠れ、怪しい空模様となった。
月明かりに照らされてたはずのこの場所は暗闇に包まれ、街灯の明かりが照らすのみだった。
「良美!」
レオは良美に駆け寄った。
だが、良美はレオから1歩、2歩と後ずさりをした。
「良美……?」
すると、良美は後ろを向いて話し始めた。
「あれは誤解だっていうのはエリーから聞いたよ」
(姫が? ありがとう、姫)
「私の勘違いだった。ゴメン」
「全部俺が悪かったんだ。どういう形であれ、お前を傷つけるような事をしたんだからな。
お前を、裏切る真似をしたんだ。お前は何も悪くない。だから謝らなくていいんだよ!」
「よくない!!」
「良美…」
「よくないんだよ。さっきまで心の中でレオ君を罵っていたし、レオ君を呪っていた。
裏切り者だって思った。死んじゃえばいいって思った。
だけど違ってた。裏切ってたのは私の方なの。レオ君を信じてなかったから
今みたいな結果になっちゃって、レオ君だけじゃなくてエリー、伊達君、フカヒレ君、
みんなに迷惑かけちゃった。私がレオ君を信じてさえいたら、真実をちゃんと見てたら、
レオ君だって苦しむ事無かったのに!」
「そんなこと、無いよ」
「ウソよ! ……レオ君は優しすぎるよ」
「お前の事が好きだから、こんな事何でもないんだよ!」
「こんな私を好きにならないで……。レオ君と付き合う資格なんて私には無いもの。
みんな私を嫌いになってよ! どっかいってよ!」
「それはできないわね」
暗闇から現れたのはエリカだった。続いて、気絶している新一を背負って歩いてくるスバルもいた。
「私はよっぴーが大好きだからそんな事できないわよ?」
「かわいーもんじゃない。こんな事で嫌いになれるかってんだ。世の中の悪い女に比べたら、
何も曲がった事してないじゃん。悪いのはそこの坊主なんだからよ?」
スバルに言われ、レオは少しムッとしたが、それは事実なので反論できない。
「なあ、良美。みんなこう言ってるんだ。こっち向いてくれよ。お前の笑顔を見せてくれよ!」
良美はレオの方を向いた。だが、笑顔ではなかった。
そして雨が降り出し、やがて土砂降りとなった。
「キャッ!」
「うわっ!」
スバルとエリカは突然の大雨に驚き、この場を後にしようとした。
だが、レオと良美は動かなかった。
スバルとエリカにはレオが口を開いているのは見えたが何を言ってるのかは
この雨音で聞こえなかった。
「今、俺は、お前が傍にいない人生なんて考えられない。
前にも言っただろ? 大切なのはこれからだって。
そのこれからを、お前と一緒に歩いていきたいんだ。
だから、ずっと、ずっと傍にいてくれ! 俺は、お前を、佐藤良美を……」
レオはこの瞬間、時が止まって良美と2人だけの世界にいるような感覚だった。
「世界で一番、誰よりも、愛している」
土砂降りの雨の中で、少女は立っていた。
少女は自分の頬に熱いものが流れているのに気がついた。
これは雨。そう、そうに決まってる。
雨に違いない。
少女は自分に言い聞かせた。
だが、少女はその雨が自分の目から溢れている事に気がついた。
そうか、これは涙だったんだ――――
そして、良美はレオに抱きついた。幸せにすると誓った彼女をレオは抱きしめた。
笑顔を見せて、良美は崩れ落ちた。
レオは支えようとしたが一緒に崩れ落ちた。
「ありがとう、ありがとう、レオ君……」
「良美! ずっと離さないぞ!」
レオは痛くなるほど良美を強く抱きしめた。だがすぐにそれは弱々しくなった。
「……レオ君?」
レオはこの雨の中で眠りについた。
レオが眠っていることに気づくと、良美は包むようにしてその胸に抱きしめた。
冷たい雨の中で良美は、たった一つの温もりを感じていた。
スバルとエリカには、その抱きしめる姿は優しい母親のように見えた。
紫煙3
〜5年後〜
「俺と結婚してくれ。ずっと傍にいて欲しいんだ」
大学卒業後、エリカの誘いもあって2人はキリヤカンパニーに就職した。
それから1年後、レオは良美にプロポーズしたのだ。
プロポーズした場所はあの公園だった。
「幸せにしてやる!」
「ずっと離さないぞ!」
あれらの日と違ってこの日は快晴だった。
もっとも雨だったらプロポーズなんてしないのだろうが。
レオは良美を強く抱きしめた。
良美は涙を流した。
それはあれらの日と何も変わらなかった―――
〜FIN〜
「よーし! 次は王様ゲーム!!」
明け方、対馬家では未だに飲み会は続き、王様ゲームが始まっていた。
4人で王様ゲームというのはどうかと思うが。
「王様はボクだー!!」
きぬは立ち上がり、下卑た笑いを浮かべていた。
「2番と3番が…」
2番はレオ、3番はスバルだった。
「野球拳!!」
「男同士で野球拳なんて見たくねー!!」
新一が抗議する。
だがそんなことはお構いなしに2人は野球拳を始めていた。
レオもスバルもハイテンションでノリノリだった。
結果は、レオが残りパンツ一枚になっていた。スバルは無傷。
そして、レオが負けた。
「「「脱げ! 脱げ! 脱げ! 脱げ! 脱げ! 脱げ!」」」
3人が脱げコール。
「脱げるかー!!」
逆ギレするレオ。
「お? 王様の言うことが聞けないってのか? ヒック」
きぬがレオに絡む。
「どうせお粗末なモノしかもってないんだろうけどよ」
「何? おい、カニ。そういうお前だって貧相な身体してんじゃねーかよ!
山も谷も無えんじゃねーのか? 幼児体型よ〜?」
「そ、そんな事ないもんね!!」
「お? 泣くのか? そんな事無いんだったら証明してみろ〜!!」
「チクショー!! 見せてやんよ!!」
本当に脱ぎだしたきぬ。
「わー! バカ! やめろ!」
スバルと新一が止めに入った。
「それじゃ、おやすみー♪」
レオは満足したかのようにベッドに入り、眠りについた。
……
「やっと寝たな」
「ああ。スバル、そろそろ帰ろうぜ?」
「そうだな」
夜が明けた後、スバルと新一は部屋から出て行った。
全裸にまでなったきぬは薄い布団をかけられ眠っていた。
「うーん。トイレ……」
………
「そんな事があったの…」
「はい……」
エリカはレオから事情を聞いた。
(対馬クンとスバル君が野球拳……? そしてその後は? ドキドキ)
次回の「作品」の構想を膨らませていくエリカであった。
〜おわり〜
乙
ここの作品の多くに言えることだが
もう少し起承転結の「転」が強く欲しいな
「鍵が閉まってない?」
乙女は夏休み中、盆休みを利用してレオの家に遊びに来た。
一年間世話になった家なので愛着もあった。
だが、玄関の鍵は閉まっていなかった。
日が沈んだ後なので、中は暗かった。
2階に上がり、レオの部屋に入ると乙女は思わす鼻をつまんでしまった。
部屋中に漂うアルコール臭。
床にはビールやチューハイの缶が転がっていた。
「未成年の分際で……」
怒りを覚えてきた乙女だが、次の瞬間驚愕することになる。
「か、蟹沢!!?」
ベッドの上にはきぬが寝ていた。全裸で。
「まさかレオの奴が……?」
レオは佐藤と付き合ってたんじゃないのか?
半年もしないうちに情勢がここまで変わっているとは…
私がいなくなってだらしなくなって……
「う〜ん。あれ? 乙女さん?」
「蟹沢。その格好はなんだ?」
「え? ……。わー! なんでボク素っ裸!? まさかレオに!?」
「何!? レオの奴が!! なんて破廉恥なマネを〜!!」
数時間後。
対馬家に帰ってきたレオ、スバル、新一はきぬ共々、
乙女から5時間の正座+説教を食らったとさ。
ついでにレオがきぬとの出来事を乙女に弁明するのに明け方までかかったそうな。
〜雨のち晴れ ホントに終わり〜
GJ
77 :
KENZ-C:2005/12/29(木) 13:16:34 ID:++Hljj110
雨のち晴れ あとがき
やっぱり悪い癖がでたようで、長くなってしまった感じでした。
10KBぐらいで終わらせようとしたのですが、
結局、補完編、番外編を入れると20KBになってしまいました。
ちなみに補完編を作ったのは本編中に挿入するのを忘れてたせいでした。申し訳。
わたしのPCのHDが逝かれたせいでつよきすのデータが亡くなってしまったので、
つよきす本編の設定が確認できませんでした。間違いがあっても見逃してください。
オリジナル設定も少し入っているところもありますが、なごみルートを参照したところもあります。
この作品が、他の作者様の良美アフターストーリーに繋がればいいかなーと思います。
「いくら乙女さんでもレオは渡さないぜ!」
「ふふ、よく言った伊達。私こそ望むところだ」
「先輩は、私がもらう」
「おい、ココナッツ! 敵は乙女さんとスバルだけじゃないぜ!? ボクもいるもんね!」
「おいカニ! この鮫氷様がいる事を忘れてもらっちゃあ困るぜ。俺とレオはあっつい絆で結ばれてるもんね」
「ちょっとちょっと、皆勝手過ぎない? 津島君はこの霧夜エリカの所有物なのよ? それをグダグダと……ねぇよっぴー?」
「エリーが一番勝手だよぅ! 津島君は私を裏切らないもん。ね? それに……ぉし……らぎった…ぁ……ろす…から……」
土曜の昼下がり。一週間のストレスを晴らすべく街へと繰り出してきた溢れかえる人々の中で、何か危ない電波が飛び交っていそうな会話を大声でしている七人の男女。
道行く人が何事かとその喧騒を眺めているにも関わらず、彼らにはあまり気にならない様子。一向におかしな言い争いは収まるところを見せない。
ちなみに俺、対馬レオはそれを呆然と眺める役どころ。だって、会話に入れないんだもん。
「クソッ、こんな筈じゃあ……」
一人呟くが、目の前で喧嘩している人達には聞こえるはずもなく、その声は無残にも俺の口の中だけで反芻する。虚しい。何か俺だけ取り残された気分。
「……こうなったのもそもそも、あの変なおっさんがいけないんだ」
俺は、一ヶ月前の出来事を説明用に思い出していた。
学校が夏休みに入る前、襲い来る期末テストやら何やらでかなり忙しかった俺だったが、乙女さんに言いつけられている毎日のロードワークを欠かすことをしなかった。
もちろん、サボると乙女さんの制裁がひどく恐ろしい、というのもあるのだが、毎日やっていくうちにただ単純に自分の体を鍛える事に面白みを見出してきたという事もあった。
やはり俺の体にも鉄の血が、というよりも体育会系のノリが備わっているらしい。それとも、乙女さんに洗脳されたか。まぁ、どちらにしても、毎日の修行は俺にとっても欠かせない日課になりつつあったという事だ。
日の暮れた海岸通りを走る。その日はテスト勉強で溜まった鬱憤をスッキリとする為にも少し遠出して、松笠の街を既に飛び出してきていた。
家から休みなしで随分と走ってきたが、それなりに体力がついていたらしい俺の体は休息を求めてはこなかった。
しばらく走り、人気の少なくなった海岸でふと足を止めた。しんどくなった訳ではないが何かこの夜の海辺という雰囲気に感化されてしまったのだ。
もう少し、この風景に対馬レオを留めていたかった。
近くにあった自動販売機でミネラルウォーターを買い、堤防に座って乾いた体に潤いを与えつつ詩的な感覚でその人のいない、波音だけが支配する空間で幻想的な雰囲気におぼれていた。
波の音が大きくなったり小さくなったり。遠くなったり近くなったり。ゆっくりとした時間の流れの中に、確かに俺はいた。
例えばその時の情景を画家が描いていれば、俺が一つの作品になっていたかのようなそんな雰囲気。とても心地よかった。
「君は、何を思いこの海を見つめる」
突然隣から声がした。見ると、眼鏡をかけ茶色のスーツを来た三十台から四十台ぐらいの男が俺の隣に座って腕を組んでいた。
顔はこちらではなく海の方を向いているが、どうやら俺に話しかけてきたらしかった。というかチラチラと横目で俺の事を見ている。
何なのだろうか。怪しいのでシカトしようかとも思ったが、逃げても追いかけてこられそうな雰囲気なので仕方なく相手をしてみる事にした。
「君は、何を思いこの海を見つめる」
男は俺にシカトされたと思ったのか、さっきとまったく同じセリフをもう一度喋った。少し涙目になっている。
この人、普段からいろんな人にないがしろにされているんだな、とか失礼な事を思った。というか悟った。
「何を思っているか、ですか?」
「うむ」
俺が返事をしたことにかなり喜んでいるのか、口元がにやついている。しかし男は嬉しがっているのを俺に悟られたくないのか、サッと口元に手を当ててそれを隠した。
「そうですね、特には何も。……しいて言うなら仲間の事ですか」
仲間とはスバルや姫達の事。平たく言えば生徒会仲間のことである。最近色んなことがあったなぁとか、ヤッパリ姫はかーいいなぁとかそんな事を思っていた。
「仲間か……若いな」
「は?」
「いや、別に侮辱したわけではない。私にも昔そんな時があったなぁと懐古したのだよ」
「はぁ」
なんだろうこのおっさん。昔を思い出していたと言っているが今一瞬目が危なかった。例えば、友人と女をかけて勝負したときにずるをしてそれに勝ったんだよねアイツ馬鹿だったなぁマジワロス、的な目。
もしかしたら危ない人なのかもしれない。
「しかしね、今のワシはこういうことを思って海を見るのだちょ」
「ちょ?」
「いや、噛んでない。ワシ、噛んでないよ?」
「はぁ……まぁどうでもいいですが」
「しかしね、今のワシはこういうことを思って海をみるのだよ」
「いや、気にしないって言ってるんだから別に言い直さなくても」
「しかしね、今のワシはこういうことを思って海をみるのだよ」
「……さいですか」
いいから黙って聞け、と言うことらしい。
津島君?って誰?と思ったら対馬に直ってた。
あ、紫煙
「それはな、女だ」
「女ですか」
「ああ、そうだ。あの子を落とすためにはどうしたらいいだろうとか、そういえば最近あの子母親に似てきたなとか、もうそろそろ親子で結婚してもいい法律が出来てもいいんじゃないかとか」
「いや、最後のはかなりダメなんですけど」
フカヒレに似た思考の持ち主のようだ。
「つまり、好きな女の事を考えてこの海を見ていたのだよ」
「へぇ、格好いいですね」
「え? ワシ格好いい? ワシ、かなりダンディ?」
しまった、適当に相槌打ったら調子に乗らせてしまった。……なんかこのオヤジが喜ぶと腹立つな。フカヒレと属性が似ているからだろうか。
男は褒められたのが本当に嬉しいらしく、俺を見てくる目がキラキラと星を散りばめていた。
「それで、君は好きな女とかはいるのかい?」
「…………」
どうしてこの男にそんな事を言わなければならないのか分からなかったが、最近姫との仲も相変わらずで、スバル曰くハーレムな生徒会活動の中でもいっこうに女の子
との中が進展する様子が無い事で悩んでいたのは本当。なので物は試しでこの男に話してみることにした。
「かくかくじかじかでワクワクテカテカなんです」
「ふむ……」
かなり手抜きで説明したのだがどうやら男には伝わったみたいである。この男、なかなか出来る。
「それは、一人の女の子を狙うからいけないんだ」
「は?」
突然ワケワカラヌ事を言い出す男。何が言いたいのだろう。
「つまりな、一人の女の子をつけ狙うばかりでは一つのルートしか花開かないと言う事なのだよ」
「いや、別につけ狙ってません。というかルート? √?」
「ふむ、少し難しかったか。まぁ、ちょー簡単に言うとな、男ならハーレムを目指せ! と言う事だ」
「ハーレム……」
口の中で呟く。普段聞いても笑い飛ばすしかないその単語も、この男が言うとなにか胸に響くモノがあった。
「女の子を毎晩毎夜とっかえひっかえ」
「とっかえひっかえ……」
「DNAが騒ぐゥッ!」
「…………」
「最後反応なし? ねぇ?」
男が何か言っているようであったが、もうすでに頭の中はハーレムと言う単語で一杯だった。何しろ、我々雄の漢辞書には『ハーレム=漢のロマソ』と載っている超理想郷なのだよ。
それが実現できるとあれば誰だって興奮するでしょうそりゃあ。
「ワシが見るに君はワシの友人とその息子、二人と似たようなモノを持っている。君なら出来るはずだ」
「…………」
「まぁ、ワシから言えるのはそれだけ。後は自分で決めよ。後、二毛作がお勧め」
それだけ言うと、男は立ち上がり夜の闇へと消えていった。結局なんで俺に話しかけてきたのかは分からなかったが、その時の俺にはそんな事はどうでも良かった。
あたまで考える事はただ一つ。
「ハーレム……」
空になったミネラルウォーターのペットボトルがコロコロと、人気の無い地面を風もなしに転がっていった。
で、ハーレムを狙うべく皆にいい顔して気に入られるように帆走していたら、こういう状況になってしまった訳です。
ていうか、何でフカヒレとスバルにまで手出してんだ俺。変態か。
ちなみに祈先生には相手にされませんでした。さすが大人の女。
「でも、これってハーレムじゃないよなぁ」
アレから数分経過したにも関わらず、相も変わらず虐げあっている人達を目に呟く。
と言うかこんなハーレム疲れるだけさね。アタイ、こまっちんぐ。
クソッ……テンションに流された結果がコレか……情けない。
しかし、そんな俺を尻目に、彼らのあくなき戦いはヒートアップしていく。
「じゃあさじゃあさ、誰が一番レオに相応しいか決めようぜ。まぁ、ボクが一番になるのは分かってるんだけどね。仕方ないからお前らにもチャンスをやんよ」
「いいじゃない、それ。受けてたとうじゃないの」
「私も、異論は無いぞ。せいぜい怪我をしないようにな。無論、手加減はしないぞ」
好戦的な乙女さんと姫。頼むから盛り上げないでよぅ。周りからの視線がかなり痛いんだってば。
「よぉし、じゃあ、まずは何で勝負するかだな」
フカヒレまでもが参戦決定。ていうかもう皆やる気満々。よっぴーとか何か目が恐いし。
「俺とよっぴーもいる事だし体力的なアドバンテージがあってもそれを技術である程度カバーできる競技がいいんじゃね?」
85 :
名無しさん@初回限定:2005/12/29(木) 15:27:07 ID:HoNyfrDI0
私怨
奉仕度が足りないッ!
「うむ、まぁ勝負は正々堂々と公平にだな」
「じゃあ、ここはよっぴーに決めてもらいましょうよ」
「意義なーし」
姫の提案に、カニに合わせて皆が頷く。おお、なごみまでもが頷いている……奇跡だ。
「え〜っと、それじゃあ……ボーリング、とかどうかな?」
上目遣いに、それでいて目の奥に暗いものを潜ませた目で皆に尋ねるよっぴー。黒い、黒いよ。お母さん、青春は青いんじゃなくて黒かったんだよ……。ああ、黒春。
「じゃあ、それに決定!」
姫が人差し指をよっぴーに向けて、競技の種目を決定付けた。
そして、カニが声高らかに開会の言葉を叫んだ。
「それじゃあ、第一回レオ争奪戦、始めるぜ! ぅお〜!たぁぁぁぎるぜぇぇぇぇ!」
カニの声が響く街は、ひどく慌しかった。てか第一回って、続きがあるのかよ……。
「とゆうわけでやって来ましたラウン○1」
道中も騒ぎ続ける彼らに目を引かれたものや、街での騒ぎを聞きつけたもの、多くのギャラリーがそこには集まっていた。
恥ずかしい、恥ずかしすぎる。出来る事なら逃げ出したいッ!というか逃げるっ!
「もう私我慢できない!」
「おぉっと優勝商品がどこに行くんだYO」
盗んだバイクで駆け出した所で、即効でカニに前に回りこまれてしまった。つか、素早いなコイツ。
「いや、離して! 私の心は私だけのもの!」
「へっへっへ……はたして最後までそう言ってられるかな。絶望を味あわせてやんよ」
さすがカニ、悪役ゼリフが大得意。
そして、俺は首に鎖のついた犬の首輪をおっきくしたものを巻きつけられ、大会主賓席の机に括り付けられてしまった。
いつの間にこんなモノ用意したんだろうか。つか、大会主賓って、誰が座るんだよ。
「よぉ〜し、派手にやれ、派手に。派手にやれば何も問わん。好きにせぃ」
楽しそうな館長が座ってました。
「いじめはありません」
「これに勝てば出涸らしの貰い手が見つかったようなもんよ」
三つある椅子には、館長と祈先生とマダムが座っていた。祈先生は相変わらず傍観者顔で、マダムは何か物騒な事を口走っている。
そして、マダムの大声に親指を立てて合図するカニ。こんな所で仲がいいってのはいかがでしょう。
「よ〜し、じゃあ早速始めるぜぇ!」
フカヒレが、ボールを持って立ち上がる。彼の持つボールは8ポンド、いったいどれだけひ弱なのかはかりしれない。8ポンドって女の子か子供ぐらいしか使わないぞ。
ちなみに、他の人のボールは、姫となごみとカニ10ポンド、よっぴー7ポンド、スバル15ポンド、乙女さん17ポンド。
ちなみに乙女さんは『もっと重い球はないのか』とか言ってたけどこのボーリング場では17ポンドが最高だったのでそれでFA。
身内ながら恐ろしい人である。
そして、今回の競技形式はこうだ。
乙女さんは一人で1チームとして、それを除いた六人を三つのチームに分けて争うチーム対抗バトルとなっている。
上位2チームが勝ち抜けでき、勝ち抜けたチームが次の第二回目の競技に参加できるというわけだ。負けたチームは即失格、敗者復活は人数が多いので行われないという
負ければ終わりのサバイバルゲームである。チーム内の二人がかわりばんこになげてそのスコアを競う。
順番とチーム分けはくじ引きで決められ、フカヒレとよっぴーの体力レベル3チーム、スバルとカニの幼馴染コンビ、それとなごみと姫の高圧力チームとなった。
「プレイボール!」
館長の競技を間違った掛け声で、試合は幕をきった。
「それでは一番、鮫氷新一参ります」
元気よく7ポンドのボールを持ったフカヒレが流れるようなフォームでレーンへと駆けていく。これは期待できるかもしれない。
いや、個人的にはスバルとフカヒレには頑張って欲しくないのだが。
「ハイヤアアァァァァ!」
掛け声と共にフカヒレの手からボールが放たれた。それは、真ん中まっすぐに進み並べられたピンの先頭へと綺麗に向かっていく。
「やるじゃねーか、フカヒレのくせして」
「フカヒレ君頑張れ!」
カニとよっぴーの正反対の声援を背に受けて、フカヒレのボールは直進する。が、しかし――
「あああああああぁぁぁ!」
ボールの成り行きを見守っていた皆が一斉に声を上げる。よっぴーに至っては悲壮な顔をして叫んでいる。
見れば、フカヒレのボールが急に八十五度ぐらいの角度で左に曲がったのだった。そのままボールはガータゾーンへと落ちていった。
◎◎
「な、そんな馬鹿な……俺の超必殺☆シャークボールがガータだとぉ!? ふざけるな!」
フカヒレが悲痛な声で最初から何ら変わった様子の無い、目の前に並べられたピンの群れを見つめる。しかし、いくら見つめたところで十本のピンが減る事は無かった。
「……ざけて……のはそっ…ち…でしょ?」
「ひいいぃぃぃ! ご、ごめんなさぁい!」
よっぴーは周りの目も気にせずにプッツンと切れていた。俯いて、肩を震わせてフカヒレにだけ聞こえるぐらいの声で彼を罵っていた。
まさにダーク。
「よっぴー、怒ってないで早く投げなきゃ。みんな待ってるわよ」
「くっ……」
姫の言葉でようやく重い腰を上げたよっぴーは、せかされるままに二投目を投げた。
始めは右側のガータゾーンぎりぎりを沿うように流れていたボールだったが、半分を過ぎた辺りから左に方向を転換し、先頭とその後続の隙間を狙う絶妙なラインでピンに体当たりをした。
「うおおぉぉぉぉぉ!」
ギャラリーがから歓声が上がった。はたして、ピンが全て倒れていた。
彼女が一投目を投げていればストライクになっていたのだが、フカヒレがいらんことをしたおかげでスコア的にはスペアという結果になってしまった。
よっぴーには悪いが、フカヒレは一回戦で消えて欲しい。
「じゃあ、次は私かな」
姫がさっと立ち上がる。途端に、ギャラリーから姫に期待の目が寄せられた。
姫ほどの有名人ならば、それもおかしくは無いのだろうが、何か違った期待感が彼らには見える。
もしかすると……
「えっと、姫のオッズは今2.8か……一番人気だな」
愚集の仲から聞こえた声で、その意味を悟る。賭け事の好きな学校だな……
てかその大体に俺絡んでない?
「マーベラーズ・ショッ!!」
何だか乙女さんといい勝負なセンスの技名を叫んで姫が投球。
先程のよっぴーと同じようなコースで転がっていくボール。しかし、よっぴーのボールのように曲がる事は無かった。
そのまま、一番右端のピンに当たると、ボールは奥へと消えてしまう。
「ちょっと、お嬢様。どういうこと……――!?」
なごみが不服の声をあげようとして、絶句した。彼女の視線を追うと、右端にしか当たらなかったはずのピンがいつの間にか全て倒れていたのである。
「ほほぉ、やるな姫。端から前に連鎖を持っていくとはな……それにあの技の名前、私と並ぶなかなかのセンスだ」
乙女さんがあつかましい事を言っていた。しかし、代わりに解説してくれたので許す。
「どう? わたしのミラクルショッ!!」
「恥ずかしいのであまり近づかないでください」
なごみが普通褒めるところをさりげに酷い事を言っていた。
「ふふ、次は私の番だな……」
なんんか含みのある言い方。でもこの人のことだから正直微妙。なんか普通に腕力でいきそう。
「はあっ!!」
気合の入った掛け声がラウン○1に轟く。瞬間――紛争地帯に耳だけ突っ込んだような轟音。皆一斉に耳を両手で押さえる。館長だけは、真顔。
「ベトコンか!?」
それ差別用語じゃない? フカヒレよ。
まだ粉塵漂う乙女さんの投げたレーンには……そしてピンが無かった。全部倒れた、という意味ではない。ピンが、“無かった”のだ。全部吹き飛んで。
「危険物処理班要請! 危険物処理班要請! この危険人物内密に処理して!」
姫が声をかけるが、どうやら危険物処理班はまわりのギャラリーに揉まれて近寄れない様子。まあどうせ来ても乙女さんに叩きのめされるだけなので、そこにいてほしい。面倒だから。
「すこし、力を入れすぎたか……今ので三割。もういっそ左手で投げるか?」
是非そうしてください。思わず額を地面に擦り付けてしまいそうなほど、お願いしたい。
「みんな、オ、オラに力を全部くれ!」
今の乙女さんを見て血迷ったカニが何か口走っていた。でもタブン、それでも負ける。
以下超略。俗っぽく言えば、超はしょり。カニ、九本。スバル、スペア取る。
「おいおい、俺に冷たくないか? レオ」
それはない。とりあえずカニに勝って欲しくないというだけなので、南無スバル。
支援してくれた人、超ありがとう*。・+.(*´∀`*)・。+.*
続きは書いてません。まじで。
ゴメソw
あと誤字もゴメソw津島ってwwうぇww
乙
ハーレムだとエンドが難しそうだなw
しかもろ、呂h(ry
GJ
よっぴーが良く壊れキャラみたいな感じで使われる事多いんだけど、
みんながいる前では遠まわしに攻めるはずなんだよな。
レオと付き合った後の笑顔で近寄るなオーラを発してた時みたいに。
なんだろ? 使いやすいのかな?
すいません、初めてSSを書いて見たんですが
オリキャラ混じってても大丈夫でしょうか?('A`)
今見直しているので、OKなら夜にでも投下しようかとドキドキしてます。
>>96 要は面白いかどうか
面白くて違和感ななければ
オリキャラだろうがオリジナル設定だろうがOK
ただし、つまらなかったときの叩かれ度合いはキツクなるのを覚悟して
>>97 ok
情けない話、誰かに背中を押してもらいたかった。
心を込めて書いたものとして、自信を持って送り出そうと思う。
>>96 まあ、人のことなんか気にせずぱぁ〜っといこうよ
せっかくの年末(?)だし
そうだそうだ!
投下したもん勝ちだよね
「対馬先輩っ! おはようございますっ」
元気な一、二年生達の挨拶が心地よい朝の風と共に届く、
朝の澄んだ空気を肺に入れ生徒達に挨拶を返していく。
五月晴れとはまさにこんな天気を指すのだろう
梅雨に突入する前のカラっとした風が心地いい、そんな5月も末の一日。
「ふぅ…」
右手に握る地獄蝶々を眺める、前風紀委員長である乙女さんは推薦で大学に進学した。
大学は対馬家からも充分に通える範囲にあり、
まだまだ根性なしの弟を鍛えるという名目で未だに一つ屋根の下で暮らしている。
風紀委員長を務める者は時に絶対的な力が必要になる、
それは乙女さんの活動を見てきて学んだ単純な事実。
いろいろと気にかけてもらっている乙女さんに
「おまえに風紀委員長を継いでほしい」と頼まれたからには半端はできないってもんだ
現生徒会長である姫の推薦もあり、風紀委員の活動履歴なしからの異例の抜擢となった。
生徒会執行部副会長としての経歴から主だった反発も起こらなかった、とは姫の言。
任されている責任、やることはきっちりやる。
一年前とは比較にならない程のきついロードワーク、総合的な鍛錬、
夜には乙女さんと組み手をこなしているが、
これもルーチンワーク化した今では、精神的な苦にはならない。
時折勉強も見てもらっており、乙女さんにはほんとに感謝している。
お返しとしてパソコンの授業をしている、いや乙女さんを苦しめたいわけじゃない。
生徒会に入ってからというもの、
なんとも激動の一年だったと苦いような嬉しいようなため息が漏れてしまう。
「なぁ〜にニヤニヤしてるのかな、対馬クン」
と、そこへ突然姫の顔が鼻がくっつきそうなくらいに迫る。
「なっ、姫いつの間に」
「……はぁ、昔は顔を真っ赤にして照れていたのに、弄くりがいがなくてつまんない。
ま、でも結構男らしい顔をするようになったわほんと」
「褒められてるって事でいいのかな」
「対馬君、おはよう」
「おはよ、佐藤さん」
鈍い、鈍いとカニやフカヒレに言われる自分でも、
佐藤さんの笑顔が昔とはどことなく違うことに気づく、
心から笑顔を見せてくれているような気がする、これはこれで思い上がりか。
( はぁ……対馬くぅん、どんどんかっこよくなっていくなぁ…
もう2年以上もずっとストー…見続けてきたけど私って男を見る目があったんだね、
対馬君の笑顔を忘れないうちにトイレに)
「佐藤さん? どうしたの、ぼーっとして。顔が赤いけどだいじょうぶか?」
おでこにそっと手をおく。
「ぁっ! 」
( なになになになにが起こった、ああ、手が! 体が火照って倒れそ…)
「ああ! 佐藤さん、だいじょうぶ? ふらふらしてる」
「あ〜いいからいいから、ほらよっぴー、ピシっとしなさい!」
姫がおもむろに両胸を鷲づかみする。
「はう!」
「はい、正気に戻ったわね、行くわよよっぴー。対馬クンまたあとでね」
「……ああ」
流れ行く生徒達の中、見知った顔達が走っている。
「ほら、カニ、フカヒレ、スバル、時間やばいぞ。頑張れゴールは目の前だ」
「おう、レオ。今日もお疲れさん」
「おっす、スバル」
「んじゃあ先に教室行ってるわ」
「ああ、また」
カニが高速カニ走りしながらこちら目掛けて突っ込んでくる。
「ぬありゃ! くらえーー!」
「ふんっ!」
腹めがけてタックルをしてきたカニを抱きかかえ、そのままきつくない程度にサバ折に持ち込む
「おまえはいつも攻撃しやがって。ほぅら、体中の穴という穴から中身をぶちまけるんだ」
「れ、レオ? 恥ずかしいだろ離せよ! や、やめろぉ」
「んー? 毎日突っ込んでくるからこういう目に遭うんだぞ」
拘束を解いてやり、少々乱れた制服を正してやる。
「レオのばかやろ…覚えとけよ!」
カニは目を潤ませつつ校舎へ走っていった。
「あーあ、なんか甘酸っぱい光景だね、
ギャルゲーなら確実にフラグもんだよ今のスキンシップは。あー」
「……3,2」
「なんでレオばっかりおいしい目に遭うんだろうなぁ。あ、いやカニはどうでもいいんだけど
おまえさっき一年生にクッキー貰ってただろ」
「1」
チャイムが鳴る。
「俺もクッキーほしいよぉ、ちくしょお! ……そうか風紀委員に入って毎日校門でアピールすれば俺も」
「竜巻乙女旋風脚!」
「ぶべら!」
こいつはいつも校門前で妄想にふける癖があるな、あとで屍は教室に持っていくか。
ああやだな、乙女さんに教わるごとに変な技の名前が増えていく。
生徒も見当たらなくなって落ち着いた頃、祈先生並に遅刻をしてくる少女が
トボトボゆっくりとした足つきでこちらに向かってくる。
その不思議な存在感にいつものように目がいってしまう。
アルビノのように真っ白な肌、淡い綺麗な灰髪、薄っすらと紅い大きな瞳
長い睫、少々健康的ではない細い体つき。
儚いという言葉がしっくりくる、人を惹きつける雰囲気を自然発生的に漂わせる。
掴み所を持たせない在り様は美貌とあいまって畏敬の念を抱かせ、
声をかけるのすら躊躇ってしまう様。
今年入学した一年生で竜鳴館でも並ぶ者はいまい美少女、とはフカヒレの言。
「おはよう」
「今日もごくろうさまです、せんぱい」
「遅刻はめーなの、もうちょっとだけでいいから早起きしようね」
「ごめんなさい」ペコリと頭を下げ、「それにしても今日は…いい天気ですね」
「ああ」
二人で空を眺める、すっと晴れた青空にしばし心を開放する
この少女といると波のない湖面のように落ち着いた気持ちにさせられる、
自分よりずっと大人びており、達観しているような雰囲気さえ感じる。
果たしてどんな人生を歩んできたのか、詮索はいけないと思いつつも考えてしまう。
「口がぽかーんと開きっぱなしですよ、せんぱい」
「ははっ よだれも垂れてた」
「もう、せんぱいは」
「あらら、かっこわるい」
「ふふ」
言葉を交わし会話をするようになってから一月以上立つが、
話しかけてみると結構気さくに応じてくれる。
二人自然ともう一度空を見上げた
「こんな毎日が続けばいいのに」
少女のつぶやきはレオには届かなかった。
紫煙
授業も終わり、放課後
「さて、今日の議題は二つよ」
生徒会メンバーと祈先生が集まった竜宮で姫が話を切り出す
「一つはもうすぐ迫った恒例の烏賊島合宿、これは全員参加だからよろしくね」
「え〜、去年やったからいいじゃんよ!」
「私も勘弁してほしいですね」
カニと椰子が珍しく同調する。
「だーめ、これは館長命令よ。
それに今年は結束力もあるし皆への労いもかねてサバイバルはなし、
と館長も言ってるから安心してちょうだい
食事代はあとで請求すればいいそうよ」
「うまいもん食えんの? んならいいけどさ」
「純粋に海が楽しめてうまい飯が食えるってんなら最高だ、なあレオ」
「ああ、俺は去年も結構楽しかったけどな」
「うう、お髭もっさ、もっさもっさ」
……一人何かトラウマでも触れたのか痙攣している。
そうか、もうそんな季節だったな。
生徒会の皆で打ち上げなどは何度かしているが、
泊りがけの合宿は年に一度、これは楽しみだ。
水着は買うか、高級和牛を持ち込もうなど、
皆もどこかテンションが上がりわいわい騒がしくなる。
「はーい、はい、雑談終わり! もう一つは生徒会の後継候補よ
これは特に急ぎでもないんだけどね、来年はなごみんが一人しか残らないでしょ、だから」
「ちょっと待ってください! 誰も来年やるとは言ってませんよ!」
「まあまあ、その話は今度二人きりで話しましょ、な〜ごみん」
「ふひゃひゃ、いいザマだぜココナッツ!」
「……黙れカニ」
「特に対馬クン、毎朝いろいろな生徒を見ているでしょ、
対馬クン的に何か感じた生徒は声をかけてみてちょうだい
それと皆も協力して、名簿は対馬クンに渡しておくから。それじゃよろしく」
あーそうだなぁ、何か感じた…か。
感じる感じないは分からないが思い浮かぶのは彼女、雪乃さんしかいない。
渡された名簿に目を通す、あれ?
「これなんだ? 名簿にある推定バストって関係あるのか?」
「うっほーまじで?」
と痙攣から突如復活したフカヒレに乙女チョップを入れて気絶させておく。
「当ったり前じゃない! おーありよ!
ちなみに私が服の上から見た判断だけど、パットぐらいあっさり見抜けるわ」
興奮しだした姫を佐藤さんが押さえる、いつもの光景だった。
合宿日当日
この所雨続きであったがこの日を狙ったかのような雲ひとつない快晴、
6月下旬にしては湿気のない気持ち良い風が吹く。
港に集まったのは生徒会メンバー、祈先生、館長の他にもう一人の少女がいた。
みんなが不思議そうな目で見つめる、自分もなぜ彼女がここにいるのか分からない。
姫だけは何か納得したような表情だった。
そう、彼女だった……遅刻から始まった出会い。
取り締まるべき風紀委員としては少々不純であるが、
彼女と会話する朝のひと時がいつも楽しみなのである。
「この島を研究したいということで彼女も加わることになった
よいかおまえら、上級生としてちゃんと面倒見るんだぞ」
館長が軽く説明した後自己紹介を促す
「秋成雪乃です、なるべく皆様のご迷惑にならないように致しますので
どうかよろしくお願いします」
礼儀正しく頭を下げる。
彼女の独特な雰囲気にカニでさえどこか戸惑っていたが、そこは個性豊かな生徒会メンバーである。
カニを皮切りに話しかけ始めるとそこから会話はスムースに繋がり始め、
船上ではもう皆と楽しく打ち解けていた、今は姫と何か話している。
4円
そんな彼女を遠巻きに見ていると
「すげえ可愛い子だな。レオも隅におけねーな、あ? このこの」
彼女とは既に知り合いであると知ったスバルが嬉しそうな顔をして頬をつついてくる。
……心なしか佐藤さんやカニ、椰子までもがこちらを睨んでいる。
「でも、俺が一番だろ」といいつつ肩に腕を回してくる。
「…ごめん、まじやめれ」
ギラ! 姫が輝いた瞳でこちらを見つめる。
「はぁはぁ……はぁはぁ……雪乃ちゃんか、メイド服が似合いそう…」
異常に息の荒い生物が紛れ込んでいるが放置した。
烏賊島に着くと、館長は船を海岸に寄せ碇を垂らし
「うむ、船は祈に任せる。わしは泳いで帰るぞ〜、せいせいせい!」
モーゼの十戒のように波を掻き分け去っていった。
島で着替えなど一通りの用事を済ますと、自由時間で思い思いに行動を始める。
そこへ椰子が味の評価を聞きたいと手作りのスコーンを持ってきた。
昔ではとても考えられないが、椰子も少しずつ解け込んできている。
「どうでしょうか、先輩」
「ああ、こりゃおいしいよ。 おまえはほんとに料理がうまい」
「そうですか、ありがとうございます」
「うえ、こいつ素直に礼を言ってんよ! しかも微妙に笑ってるぜ!」
「黙れカニっ!」
カニが椰子をちゃかし
二人して追いかけっこのバトルが始まった。
カニと椰子を眺めていると、そこへ姫と佐藤さんが来た。
姫が一戦交えたいとのことで流し程度に組み手を行う、
水着のハイキックで集中できない、腰をくの字に折り曲げながらの戦いだ。
これが男の性だった、姫は明らかに俺の動揺を楽しんでいる。
佐藤さんはなぜか湿っぽい目線でこちらを見ている、
一試合終わるとタオルを持って来て、汗を拭くと申し出てきた。
さすがに悪いと受け答えすると佐藤さんらしからぬ俊敏な動きで大外刈りを決められ
横倒しなったとこで汗を拭いてくれた。
その後幼馴染メンバーでビーチバレーを軽く楽しんだ後、
日陰に座って寛いでいる雪乃さんの元へ向かう。
「ビーチバレーしてるんだけど雪乃さんもどう?」
「私も遊びたいんですけど、あんまりお日様に当たると肌が炎症を起こしてしまうんです。
少しなら大丈夫なんですけど……」
彼女はそう言って少し残念な顔をした後、
「……それにしても海風が気持ちいいですね、皆を見てるとこっちまで楽しくなります」
微笑んだ。
膝の上にはノートパソコンがのっており、何か途中まで文章が打ち込まれていた。
「ん? それ何?」
「内緒です…っていうのは嘘で、これはこの島に関わる論文と私の研究データです」
少し思案した後タイピングを始める。
うわ、なんちゅー早いタッチタイピング! 何よりそれに驚いた。
━━━━━━
━━━
━
遅い昼食後、彼女がこの島に来るのは初めてということで、
島の案内がてら皆で散歩しようという話が出る。
祈先生は既に眠りこけており、当分起きそうにもないので護衛を土永さんに任し
生徒会メンバーと雪乃さんで付近を散歩することになった。
砂浜から少し離れた岩場付近を大所帯で歩く、
みんなが雪乃さんに生徒会の内情などを洩らして盛り上がりながら楽しんでいた。
だが俺は笑っていなかった
――気配がする
そう遠くない所から視線を感じる。
それも明らかに侮蔑と敵意の嫌な視線だ。
姫が耳打ちしてくる、
「対馬クン、分かる?」
「ああ、近い」
「はぁ〜、まったく。 こんな楽しい合宿に水を刺す輩ならブチ殺すわよ」
まったくだ、と姫に相槌を打ったその時…
ズゥンっ! 何かがみんなの後方に着地した……振り返ると……
こんなん出ましたよ?
何かの怪物衣装を着ているかのような二足歩行生物だった。
着ぐるみを被っているにしては皮膚の質感がハリウッド映画並にリアルだ。
しかも身の丈3メートルはあるんじゃなかろうか……ツノ生えてる。
――祈先生の占いはこれを暗示してたのか?
先週のこと、生徒会もお開きになり皆が帰り支度を始める頃
「対馬さん、ちょっといいですか」
「はい」
「来週の烏賊島合宿ですが、対馬さんがビビビビってきている姿が見えました」
「…え、ビビビビってなんですか……何かきちゃうんですか?」
「ええ、占いで」
……超適当だな、この人。
「よく分かりませんが、どう気をつければいいんでしょうか」
「備えあれば憂いなしですわ、結果は変わらずとも」――
祈先生の占いもあって館長に地獄蝶々の帯刀許可を
承認してもらったまでは良かっが、砂浜に置きっぱなしだった。
くっ!気を抜いていたのは不覚だ、自分が情けなくなる。
「スバルッ! 頼みがある!」
「なんだレオ!」
「おまえの足で砂浜にある俺の荷物から地獄蝶々を! それまでなんとか防いで見せる!」
「分かった! 待ってろ坊主!! 死ぬんじゃねえぞ!!」
スバルは怪物を一瞬睨み、一気に加速し砂浜に向かって行った。
「ふげにおげうげにあう」
怪物が吼える。
「なんつってるんだ?」
「 ”質問だ。右足で蹴るか左足で蹴るか当ててみろ”と言っています!」
「え…言葉分かるの? ゆきのサン?」
そこへフカヒレが余裕の顔で躍り出てきた。
「おーい、皆下がっててくれ」
(へへへ、よーく見てみれば左足だけ指が七本だし、左だけ見るからに太いから利き足は左。
こういう怪物に限って頭が悪いんだよな、利き足で蹴ってくるだろ。
ここで活躍すればレオを抜いて一気にハーレムルート完成だ!)
フカヒレがニヤリと笑う
怪物もニヤリとしながら突っ込んでくる、
フカヒレはポケットからサバイバルナイフをすっと出し、
「左だ!」
「ぶごぉ!!!」
顔面にパンチが炸裂しフカヒレは吹っ飛んだ…なんつー悪い怪物だ…
みんなの盾になるように一歩前へ出て構える。
怪物はこちらを一瞥し小さく唸った後、突如突進し捻りを加えたフックを浴びせてくる。
左腕を盾に右腕で固定し迎撃姿勢に入る。
ガスっ!!
え? ちょっ、なにこの衝撃。今ので土星が見えた……意識が一瞬飛んだよ!?
乙女さん、こいつはやばい! ここにはいない乙女さんに語りかけ、現実逃避を試みる。
怪物のラッシュが続く
筋肉、関節、骨格の流動、目線……あれ、目が三個だ をつぶさにチェックし
全身の動きと総合し次の一手を読む。
パワーとスピードは人外だが、体術はこちらの方が上!
しかし状況は芳しくない、余りにスピードが速すぎて捌くことが出来ず
せいぜい攻撃を緩和して防ぐので精一杯だ、一撃受けるごとに体が軋み悲鳴を上げる。
3メートル近く頭上から振り下ろされた踵落としに対し両腕をクロスさせる。
体全身を使って衝撃を和らげるように受ける!
「ギシィッ!」
がっ、左腕がイったか…くそ!
その後威力の低い連打が雨のように降りそそぐ。しかしそれは既に人間の域を超え、
一撃一撃がまるで車に撥ねられたかのような鈍く重い衝撃をもっていた。
衝撃を和らげるのに必死だった、体は鉛の海に沈んでいくように重く動かなくなる。
意識が遠くなるのを必死でこらえるが、一撃ごとに目の前が次第に暗くなっていく。
ちくしょお!
俺が倒れ動かなくなったのを見たか、怪物は彼女達へ向かう
雪乃さんは、毅然とした表情をしているが、何かを覚悟したかのようだった。
体が痙攣し、意識がめまぐるしく反転する
―――怪物が彼女へ近づく
体が動かない、(雪乃さん逃げてーーーー!!!)(この糞やろぉーー!!!)
意識が遠のく中、姫の声が響く、カニが雪乃さんに抱きついて庇おうとする姿が見える
腰が抜けている佐藤さんを介抱しながら怪物を睨む椰子が見える
皆が皆を守りあっている。なのに俺は何をしているんだ?
―――怪物が皆へ腕を振り上げる
レオー! 皆の助けを求める声が聞こえた…
情けない自分に腸が煮えくり返る。
―
――ぶつっ
意識がクリアに覚醒する
頭の中で何かが弾けた、それは怪物への怒りか、自分への不甲斐なさか
ゆらりと立ち上がる、体が熱い。
「うおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」
振り下ろそうとしている腕へ右腕を上げながらがむしゃらに突っ込む
ズンッ!
防いだ腕ごと怪物の腕を弾く、体がとにかく熱い!
立っているだけでも信じられない状態であるはずなのに
自分の体は人に見えざるオーラのような気迫で包まれていた。
仁王立ちで構え、怪物を鬼のような形相で睨む。
それはまるで鉄一族の誇りと怒りを具現化したような
最強の武士一族が見せる堂々たる姿。
あの怪物が一瞬だが怯むような表情を見せた、気迫で押されているのだろう。
「せんぱいっ!」
「…す、すごい対馬クン」
「あんな顔のレオ……見たことねえよ」
「対馬くん…」
「先輩…」
すいません、子一時間ほど急用で抜けます。
後で必ず投下します、支援してくれてた人ありがとう。
>>77ブラボー!!くそ。目からしょっぱい水が。
よっぴーにはホント幸せになってほしいね。
ゲームで結構きつかったからなあ。
何はともあれBJだ。このBはBADのBではない。
beautifulのBだ。いやまじ最高。
>>93GJ
>>119ガンバ
しかしみんなすげえなあ。
オリキャラは悪くないんだけど、戦闘シーンがちょっとイタイ。
でも引き続きがんがれ
>>119 続きを書き始める前に、あえて苦言を呈するならば…
これ、舞台がつよきすじゃなくてもいいよね。
よくある退魔物の舞台につよきすを借りてるだけでしょ。
新キャラとつよきす世界との関わりをハッキリさせないと
新キャラはただの「ゲスト」になっちゃうんだよね。
その辺、修正きくんであれば遅れてもいいのでヨロ。
>>120 thx
>>121 ありがとう、夜中に書いてたからかなりハイになってて…恥ずかしくなってきた。
>>122 orz
話は既に作ってあるんですけど
もう終盤のほうなので修正が…ちょっと厳しい状態であります。
姉しよの怪物でも引っ張ってくるかと考えたのが初めだったのですが、どんどん一人歩きしてしまって。
気にすんな 次に生かせ
投下キボン
確かにつよきす関係ないな・・・
なにごとも投下してからが原則だ、でもガンガレ
乙女さんとの訓練を今一度思い出す、こんな単調な攻撃を捌けないでどうする。
乙女さんはこいつの万倍強い。
受けてはいけない、捌く。
一手間違えれば死に直結するような一撃のラッシュを正確に捌いていく。
「レオー!!」
スバルがこちらへ掛けてくる、だが怪物との攻防を繰り広げている俺は刀を受け取る隙が作れない。
刀を渡すための一寸の隙を作るためにスバルが攻防に加わる
怪物の一振りがスバルへ向かう、刀をレオに投げつつ両腕でガードに入る。
バキィ!!
「ぐおおおお……!! なんつーパンチだよこれ、両腕が一発でイっちまいやがった、…はは、後は頼むぜレオ!」
……その心受け取った。
地獄蝶々がレオの心情を汲み取るように震え出す。
刹那の瞬間目を瞑り刀の鍛錬を思い出す。
未熟な自分が乙女さんから教わった、たったひとつだけの技。
横一閃の居合い抜きのみ。
「ひゅう」
ひとつ息を吸い込む、
血は薄くとも血肉に沸き立つ鉄の血が沸騰したように全身に駆け巡る、
相手を捕捉し抜刀の構えに入る、
そこには既に分断された未来の敵の姿が浮かび…
――――
――
―
夕日が映る砂浜、スバルと俺は応急処置を受けていた
怪物を倒した直後、
佐藤さんやカニは気が抜けたように泣き、姫ですら疲弊した表情だった。
椰子はそっぽを向きながらも体が震えていた。
雪乃さんは蹲って震えていた。
「しっかし対馬クンも強くなったわねー」
「いや、風紀委員長を継いだ責任もあるしなぁ。
乙女さんには一生かないそうもないけど」
そこへ落ち込んでいる様子の雪乃さんが来た。
「せんぱい、ちょっとだけよろしいですか」
支援
皆から少し離れた場所で二人岩場に背を預けて座る。
彼女はぽつぽつと感情のない目で朴訥に語りだす、
「父は民俗学の第一人者でした、もう今は生きているのかどうか分からないけど…」
そう言って彼女は俯く、辛いことだろう。
彼女の言葉が続くのを感じ、無言で先を促す。
「私がまだ小学生の頃です、家族で旅行に行ったときでした。
父の研究も踏まえてある山岳信仰の地へ赴いた時に…
その時のことは恐怖であまり記憶になくて、何か怪物のようなものが襲ってきて…」
彼女の体が震える。
「父は私をかばいつつ怪物の注意を自分へ向けて…私は気を失い、次に目覚めた時は父は行方不明の後でした」
体の震えを抑えるように深呼吸している、こちらも彼女が落ち着くまでじっと待つ。
「私は……それからの人生を民俗学研究に費やし、目処がついたら実地に赴いて検証してきました」
……そうか、それで今回の合宿参加も。
姫は既に知っていたようだが、
彼女はこの齢にして民俗学を研究し、学会では有名人だとの事だった。
「でも、今日分かったんです、せんぱいが危ない目にあって……うう」
「…雪乃さん」
「これでせんぱいがいなくなってたら!
私は自らあの日と同じことを繰り返して……ぅう…うわぁーーーーー!!」
そっと肩を包み込み、あやす様に背中をさする。
守りたい気持ちが溢れる。
それから船で出発するまで何を語るでもなく夕陽を眺めていた。
えぴろ〜ぐ
あれから一週間、
今日も今日とて校門に立つ、体はギプスに包帯だらけ。
とてとてと歩く彼女がこちらを確認する。
普段の物憂げなまなざしが一瞬で笑顔に変わる。
その笑顔を見ると、トクンと心臓が高鳴る……ああこの気持ちは…。
「遅刻はめーでしょ、おはよう雪乃さん」
「ふふ、すいません」
いつものように二人して空を見上げる。
不意にそっと肩に寄り添う彼女、頬に唇の暖かい感触が走る。
「っっ!!」
彼女は満面の笑顔で走り出す。
「私決めました! 生徒会に入ります、レオせんぱいの傍に居たいですからっ!」
Fin
ところ変わって烏賊島
「ほうら、今年も助けに来たぞ〜。お髭もっさもっさ」
「うわあああああああああああああああ」
>>102-130 タイトル:遅刻からはじまる恋もある
人生で初めてSSを書きました、動機としては
> 過去すれのSS、AAを集めた保管庫というものがある。
> 保管庫の中の人に感謝を忘れずに読みふけるが良い。それでも物足りなければ、
> いっそ自分で書いてみるのも我的には面白いと思うがのう。
これです。
今はタイピングのしすぎで手が痛いです('A`)
支援、批評、感想など、
いただいたレス全て、本当に感謝しています。
保管庫の中の人、ほんと乙。
>>131 乙、そしてGJ!
たくさん書いていくうちにどんどん慣れていくものさ。
どれ、労ってやろう。
「ほうら、お髭もっさもっさ」
133 :
名無しさん@初回限定:2005/12/29(木) 23:13:01 ID:XqBnnQwyO
>>131 GJ
まあ、なんというか…
贅沢言えばもう少し
つよきすっぽかったら嬉しかったな。
作品はとても面白かったです
>>132-133 ありがとう、
今はやりきった感で感無量ですが、次また書きたいと思った時はつよきすっぽくしようと心がけます。
乙女さんが好きなので、妄想が肥大して止められなくなったらまた現れるかもしれません、その時はまた感想お願いします。
いただいたレスは全て読み、スレごと保存します。
それではそろそろromに戻ります。
昔、ドラクエの4コマ読んでた時にも、フッと思ったんだよな・・・・「これドラクエ舞台じゃなくてもいいじゃん」と。
ただ、読んでる時は面白いからいいんだけどな。
「必然性はあるか?」と言われると、「ある」作品などほとんどないと俺には思える。
だから、必然性なんて「結果的には」いらないんだと思う。
ただ、作者にとっては「つよきすor姉しよでなくては書く気にならなかった」んだろうし、そうした意味では必然性は「ある」。
最初から「どーせ必然性なんてないんだしー」で書くのでなければ、少なくとも俺は歓迎したい。
823 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2005/12/27(火) 09:52:49 ID:5x0X4PJe0
本当の絆の作者です。
二つほど謝らせてもらいます。
まず一つ、
>>822さんへ、その話を書くのはやめにしました。
理由として書くならば、僕には「shall we danse]以上の話はできません。
書き手の人たちに聞いてみたいんですけど、↑の発言みたく、他の人のSSが自分のSSに影響することってありますか?
なんか楽屋を覗きたいとかインタビューしたいとか、そう言った意味での好奇心から、一度聞いてみたかったんですが。
書き手の人は他の人の作品をどう思うのかなー、と。
823です
忘れてくれ頼む。
まああの時はどうかしてたんじゃね。
それはそうと131GJ
オリキャラ結構結構。面白ければいいじゃない。
さて、浮気性な対馬君を殴ってくるか。
「乙女さんまた出たよ………ってなんかものすごく怒ってません?」
「なに平和な生活を乱すやつがこうも多いとは。
と思ってな誰も歯向かえないぐらいの恐怖を刻み込んでやろうと思っていたところだ。
あまりに事件が多くて、自己判断で抜刀しても良いとなったんだぞ」
「まあそれはおいといて。犯人、松笠公園のほうに逃げたって」
「よし、行くぞレオ!!」
「うん、乙女さん!!!」
「うそだろ……ヘリまで持ち出すか、普通?おとめさんどうしよう」
「何を言ってる、10メートルぐらいだろ?少し離れていろ、レオ」
「え!!!?行けんの乙女さん?」
「問題ない!!!!」
「ヒャッホウ!!ここまで来れば大丈夫だろ!!!
ん?なんだありゃ?」
「空に逃げたくらいで大丈夫だとは愚かな。もっとまっとうに生きろ!!
森羅万象噛み砕け!!!獅子丸!!!」
「嘘……?ヘリが真っ二つ?本当に人間なんだろうか?自信がなくなってきた」
乙女さんが犯人を抱え地面に着地。同時にヘリの破片がそこらに降ってくる。
「乙女さん大丈夫?」
「ああ、大丈夫だ。私も犯人も、もちろん刀もな」
「いつ折れるかわかんないよ?地獄蝶々が折れたの最悪のタイミングだったからね」
「館長が鍛えレオの名を冠した刀だぞ?大丈夫に決まってる」
「前者はともかく、後者は説得力ないような」
「お姉さんが言うからそうなんだ!」
「分かったよ。もう言わない」
「それでいいんだ」
書きたいから書いた。
以上
>>136 二次創作の場合ってことでいいのなら答えられないこともない。
二次の場合、当然一次という元ネタの上でやるわけなので書きたいSSが先人のSSと
かぶってしまうことは起こりえます。
その時にその先人さんの書いた、表現であるとかセリフであるとかにすごく感銘をうけることもまたあります。
そして自分でSSを書いたときに先人の書いた表現を超える表現が自分の中で見つけられない時、困りますよね。
自分の書いた文章よりいいものがそこに確かにあって、そこに今よりいい物があるとわかってるのに使わないのなら、それはもう納得できるものにはなりえない。
だが、それを使ってしまうと、またパクリでしかないわけで……
じゃぁ、どうしたって自分が納得できるものができないということであるなら、それは公開すべきものにはなりえないでしょう?
全く気にせずにパクったあげくに影響を受けただのきっかけになっただのインスパ(ry などという馬鹿もたくさんいるのは確かではあるし、
二次なんだから作品を愛する気持ちはみな同じ、気にするなってのも真理だから気にならないなら気にしないのもいいとは思うし、
自分の全力でやりあげたならそれはそれで納得できるものになりえることも確か。
……無理やり考えると考えられないことはないけどね、って感じで書いたけど、結論としては気にするなってことになる。
昔はよかったなぁ…
うお、すげえ。
ここまで他人の考えを文章にできるとは。
俺としては忘れてほしい感で一杯なわけですが。
まあ、納得できるようなものができたら投下しますっちゅうことで。
がんばります。以上
>>141 確かになぁ つよきすとSSスレ分けるか?
なんか変なヤツが玉に沸くからそれで数スレ使ったりして正直ダルイ
すごいな。141の意図を汲み取ったのか。あれだけで。
好きにしろよ。お前が正しけりゃみんな従うだろう。
まぁ長いのは良いんだ…(いや個人的にはあんまり長いのは辛いけど)
ただ、もし投稿前に分割数がわかっているのなら?/?みたいな感じで書いておいてくれると、
読む方としては非っ常に気が楽になると覚えておいて欲しい。
同意だけど、推理小説とか、ミステリー映画とか、「あとこのくらいで終わる」ってわかっちゃうと、
「ああ、このくらいでヤマだな」とか考えちゃうのがツラいところ。
子供の頃はそんなこと考えなかったけど、今くらいになるとさすがに。
ドラゴンボールのアニメでも、「あーCM明けでここって事は、このかめはめ波は撃たないな」とか、
そういう事を考えちゃってた。
というわけで、職人が「終わりを意識させたくない」って時は、番号ナシでもいいんじゃないかな。と。
館長視点でのSS投下します。
あと、オリキャラとして館長の親父が出てきます。
あとあと、三つぐらいで終わります。
このぐらいでいいっすか?
ものすごい邪魔するけど、いいよ
マターリいきたい気持ちもわかるけれど、かといってちょっとでも否定意見が出たらそれを中傷・荒らし扱いしてしまうあの空気は、あれはあれでヤバイ。
他板にあった意見で「投下したSSについてのGJはモチベーション補給剤、ツッコミ(否定意見)は成長のための栄養剤」ってのがあって、なるほどな、って思ったよ。
作者と読者で和気あいあいとしたつっこみ合いができれば、それが一番の理想の空気なんだろうね。
>>136 ネタがかぶったとしてもパクリになってしまうとかそういうのは気にしないかな。ネタは同じでも中身は違う、って言い切れるSSしか投下しないでしょ、誰だって。
前スレの終盤で書き手の行為を二段階に分けて考えていた意見があったけど、まさにあの通り。
1、書く(好きなように頭に浮かんだ書きたいネタを書く)
→好きなようにやるんだから当然楽しい。
2、晒す(読者に『読んでもらう』ために話の構成、構文を整える)
→正直めんどくさい。楽しくない。どうがんばっても自分の理想通りの出来にはならないから。
理想っていうのは、自分の実力の遙か先にあるから理想というわけで。
でまあ、2番目の段階でどこまで頑張ってどこら辺で妥協して投下してしまうか、と考えるわけですよ。
半端なところで妥協して投下しちゃったら、たとえGJもらっても嬉しくないし、なんかもにゃもにゃ不快感が残ってしまう。
でも納得できるまでやって投下した時は達成感あるし、作品を書くのに要した努力の量なんて読者には全くの無関係なんだから、
労力よりも結果(作品の出来)の方に納得できる、っていうのは自分自身でも心地良い。さらにこの上で読者からGJもらえたら最高。
「SS投下して良かったな」って思うこの瞬間は、インスパ(ryしてる、って意識がちょっとでもあれば味わえない。
だから
>>140さんの言うとおり、自分が納得してさえいれば勝ちかな、と思ってる。
151 :
勝てないもの:2005/12/30(金) 02:11:54 ID:fCMGHBB20
わしは竜鳴館館長。
橘!………平〜〜〜蔵〜〜〜〜!!
ふむ、自己紹介はこのへんで良かろう。
さて、儂には今、ひとつだけ厄介な問題がある。
うちの生徒の鉄と対馬が交際しているという噂だ。
それだけならば何の問題もないんだがのう。
二人が同居しているということ。
あと、鉄が風紀委員長だという事が問題なのだ。
どうしたもんかのう。
鉄は優秀な生徒だ。
対馬にしても、ドラゴンカップでなかなかの漢っぷりを見せおった。
何とかしたいが、それでは、ほかの生徒に示しがつかん。
困ったのう。
「む?もうこんな時間か?どれ、儂もそろそろ帰るとするか」
152 :
勝てないもの:2005/12/30(金) 02:13:38 ID:fCMGHBB20
我が家に着いた……が。
「む?人の気配がするな。何者だ?儂の家に忍び込む不届き者は?」
しかも堂々と電気までつけおって。
玄関を開け、すべての部屋を十秒で回る。居間に居った。が、不届き者でなく。
「親父殿ではないですか!?これまた急に?何かあったのですか?」
「いんや、久しぶりに洟垂れと一献交わしたくなっての。
?どうした浮かん顔して?なんか悩みでもあるんか?
はっはっは、自分の事で悩むとはまだまだ青いのお」
「お言葉ですが親父殿。自分の事ではなく生徒の事で悩んでおりました」
「ほう、生徒の事で?そりゃ立派じゃのう。教師の鑑じゃあ」
「幾分未熟でございますので。どうしたものかと考えておりました」
「本当に未熟じゃのう。しかしな、平蔵よ」
「は、なんでございましょう」
「他人の事で悩んでもしょうがないとは思わんかのう?」
「しかし、生徒のことを親身になって考えるのも、
教育者として大切なのではないでしょうか?」
「大切じゃない。とは言わんが。生徒も所詮他人には違いなかろう?
そやつらには、そやつらの人生がある。
お主がどれだけ悩もうが、結局はそやつらが自分で決める事じゃ」
「それも確かに真理ではございますが」
「のう、平蔵。おぬし、おぬし少し重く考えすぎではないかのう?」
「と、言いますと?」
「教育者としてはその態度は実にいいもんじゃ。
が、もっと気楽に行け。気楽に。
案外自分が思ってる事よりもいい結果になるもんじゃ。
じゃからの、今は酒の肴を買ってきてくれ」
「はっはっは。親父殿には敵いませんなあ」
「あたりまえじゃ。伊達に年はとっとらんからのう。
それより早く買ってこんか。わしゃ待ちくたびれとるんじゃ」
「行ってまいります」
気軽にのう。そうだな。
奴らを信用してみるかの。
153 :
勝てないもの:2005/12/30(金) 02:14:55 ID:fCMGHBB20
「うむ、これからも仲良くな」
「失礼しますっ」
何事もなく終わってよかったわい。
「む?校舎を出たとたんに手を繋ぎよったな。
まあ、あれぐらいなら良かろう」
しかし、儂よりも若いのに、堂々と愛しておると言える者が見つかるとはな。
真っ直ぐだのう。
「さて、帰るとするかのう」
おっと、忘れるところであった。
親父殿に酒を買って来いと言われとったわい。
「親父殿。帰りましたぞ」
「おう平蔵、はようせい」
「申し訳ない」
「ところで平蔵、まだ嫁は居らんのか?」
「なかなか縁がありませんので。
それより、買ってきましたぞ。日本酒でよろしかったでしょうか?」
「な………わしゃ鮭を買って来いと言ったんじゃ。
石狩鍋でもしようとおもっとったのに。
ええい、お使いもできんとはお前はまだまだ洟垂れじゃ」
厳しいのう。現実は。
154 :
勝てないもの:2005/12/30(金) 02:22:37 ID:fCMGHBB20
館長視点むずし。
しかし、おもしろし。
やりたいようにやりました。
以上
155 :
150:2005/12/30(金) 02:23:51 ID:aHzY4yBW0
うわ……、読み返したら俺アイタタタだな……。
長文ゴメソ。つ ID:aHzY4yBW0 あぼーんしておいてください。
内容はいいけどタイミングがなw
あとけっこう終わった話題だしw
職人を神扱いするのには俺も閉口、素直に思ったことを言おう。
職人も素直に思ったことを投下すればいいし、それがいやなら愚痴ろうが何しようが自由。
ともあれ
>>148GJ
俺自身は最初楽しんでたけど。
途中から、面白いものを書かなきゃ。
みたいな感じの考えになってた。
だから今俺が思うのは。
職人も読み手も、ここの空気を楽しめって事。
楽しんだもんがちでっせ。
ともあれ
>>156サンクス
158 :
マトリッきす:2005/12/30(金) 02:50:48 ID:6Z2lt3Xl0
「フフ……アンダーソン君。久しぶりじゃないか」
「エージェント!?」
俺は驚愕した。荒々しい任務を負え、マトリッきす世界から抜け出そうと公衆電話に手を伸ばした瞬間に現れたそいつに。俺の隣にナゴミもいるが、同じく驚きからか一歩も動けずにいた。
フカヒレージェントは、俺達から数十メートル離れた場所で、雨に打たれながら奮然としてたっている。しかし十メートル程度の距離、俺達にとっては零に等しい。攻撃しようと思えば、すでに戦闘できる間合いに俺達はいた。
この場合、どうするべきか……。逃げる? しかし俺がこのまま受話器をとれば、一人になるナゴミがフカヒレージェントから生き残る確立はきわめて低い。
鳴り続ける電話を手に持ったまま、俺は動けずにいた。
「ネ、ネオ先輩……」
「安心しろ、俺達は死なない」
後ずさるナゴミをかばう様に、俺はフカヒレージェントの目線に割って入った。
サングラス越しに見えるその眼光は、汚く濁っている。
まるで獲物や幼女を見るような――例えば幼稚園や小学校の前にいれば即通報されるような――そんな危険な香りがヤツの周囲には漂っていた。
おそらくその視線の先にいるのはナゴミ、彼女なのだろう。割って入った俺の体を透かして見ているように、ヤツの視線は揺るがない。正直、今のヤツには勝てる気がしない。
「俺達は死なない? クッ……ハハハハハ! 確かに死なないさ! なにせお前は救世主だそうだからね! ハハハハハ!」
「そうさ……俺は救世主さ」
雨の音にかき消されそうなほどの声だったが、俺は咽の奥から搾り出した。それは小さな抵抗だったのかもしれない。でも、彼女の事を。後ろで自らの非力に唇を咬む彼女の事を思えば、胸に小さな光さしたような気がした。
「違う! お前は只の人間だ! そして彼女は、萌えの頂点に立つものとして俺の隣に置くんだ! ネコミミで!」
159 :
マトリッきす:2005/12/30(金) 02:54:03 ID:6Z2lt3Xl0
フカヒレージェント(以下フカヒレ)は、叫んでその場を駆け出した。一瞬で詰められる間合いに、初めから意味は無い。
俺はヤツが動き出す瞬間にもう、両腰に挿した小型自動小銃――右手にMP5、左手にUZI――を前に突き出したていた。
その一連の動作の間に、腰ベルトにコッキングレバーを引っ掛けて引っ張り、第一弾を装弾する。流れる動作に迷いや隙は無かった。
ヤツが半分の距離を詰めたところでその動作を完了し、引き金を引いた。
繋がった数百本の爆竹が一斉に爆発したように、断続的な快音が耳を突き刺した。と同時に腕に連動した軽い振動。もとより反動の少ないサブマシンガンなら、今の俺にはハンドガンの様に扱えた。
正直、ヤツに負ける気はあまりしない。しかしそれでも、俺達を逃走するようにかき立てる何かをヤツは持っていた。それは断言できる。
向かい来る初弾を敏感に察知したフカヒレが動いた。駆け出し、前傾していた姿勢を背筋を使って無理矢理引き起こすと、その場に両足を開いて据え置いた。
急ブレーキがかかりその場にとまる。奴の視覚的には弾丸が減速する筈だ。ヤツは、捌くつもりだ。目を見開き、腕を前にあげている。
ならばやってみるがいい。コレだけの銃弾を、その体で裁いてみせろ!
「ああああああああああ!!」
叫びながら引き金を引き続けた。両手に持つサブマシンガンから絶える事のない鉄の嵐が吐き出され続ける。
サブマシンガンの胴体上部から空になった薬莢が次々とエジェクトされるさまは、美しいとも思えた。まるでひとつなぎの数珠のように弧を描き地面に散らばってゆく。
160 :
マトリッきす:2005/12/30(金) 02:56:27 ID:6Z2lt3Xl0
よどみないその列は、俺の腕がサブマシンガンをぶれさせずに持ち続けているということもまた、意味していた。詰まる所、狙いは百パーセント正確であった。しかし――
「彼は本当に人間ですか――?」
俺の背後でナゴミが呟く声が、火薬の爆破音の狭間に聞こえた。
彼女は戦慄していたのだ――数百、いやすでに数千は撃ち放ったかもわからない弾丸を、全てかわし捌いているフカヒレに。俺も、信じられない気持ちでそれを見ていた。
向かい来る銃弾を、避けられるはずの無い圧倒的弾幕をヤツは、その身一つですべて捌いていた。ヤツの体に傷は見当たらない。
上半身をたくみに操り、弾幕の隙間に滑り込む。隙間が無ければ、手に握られた鉄製CCさくらフィギィアで銃弾を弾いて作り出し、また滑り込む。異常だ。ヤツも、その手に握られたモノも。
銃弾が掠めたサングラスが砕けて飛ぶ。が、それはどちらかと言うと、邪魔だったから“わざと掠らせた”ように見えた。というか実際そうなのだろう。
有り得ない。常軌を逸している――のはお互い様だが、それでもヤツは俺達とは比べ物にならなかった。
161 :
マトリッきす:2005/12/30(金) 02:57:48 ID:6Z2lt3Xl0
急に思いつき、勢いで書いた、続きはハーレム同様無い(´・ω・`)
だが反省はしていない。このまま、メモ帳とあくなき戦いを続けようと思う。
援軍はマダカー!?
続きあるなら援軍
勘違いっぽい、スマン。
今日から帰郷だ…こっちに戻ってきたときどれほどのSSの山が出来ているのか…俺は恐ろしい。
なんで一晩で山ができてるんだ・・・
>>77書きなれたコテハンだからあえて苦言を呈するが
誤解の理由と敵対グループの描写にもう一工夫欲しい
誤解するよっぴーが短絡的すぎる
不良が純然たるやられ役でパターン化されすぎてる
SSも数がこれだけ増えてくると新しいものを生み出すのは難しいけどな・・・
>>131GJ はじめてのSS? ジョーデキじゃん!
このスレでは新キャラ書く人は確かに少ないなあ。
別にダメではないと思うけどヒロインの位置付けだとどうしても
他のヒロインよりは弱く映るわな・・・
特にこの場合は新キャラ自身が事件の「原因」ではなく、主体的に解決に向かう姿勢も弱いので微妙だ
地獄蝶々で解決するより新キャラ持参のマジックアイテムで敵を倒すほうが話のツジツマがあうし、
この展開だと地獄蝶々の置き忘れが必然性なさすぎる
しかし、長い文章を書くというのはそれだけで大変なことだ。これからもがんがれ
>>154おもしろいw
館長って黙ってると威厳あるけど
こういうキャラの独白が意外と凡人で笑えるw
>>161おまいの才能が行き当たりばったりのネタ使いということはわかった
分量半分にして決着ついてればGJなのだが
せっかく面白いネタでも、未完成だとGJはやれないな
CJだ
>>170一理あるが、よっぴーが短略的なのはある理由からだ。
よっぴーはあの雨の日に生まれ変わったのだ。
よっぴーからネオよっぴーにな。
>>77は違う意見があるだろうが、俺はそう思うね。
俺の中ではよっぴ―部門銀メダルだ。金と銅は言わない。
表彰はだめだと言われているが、これが俺の精一杯の譲歩だ。
空気を悪くしたら申し訳ないが、思った事を書くことにした。
祈SS完成。
納得できるものになったので投下します。
「対馬さん。一つ聞いてもよろしいですか?」
「いいですけど。干渉は無しなんじゃなかったですっけ?」
「人は変わるものですわ。良くも、悪くも」
「まあ、いいですけど。なんですか?」
「対馬さんは霧夜さんのことが好きだったんでしたわよね」
「いや、好きと言うよりも憧れてたって感じですね」
「どこに憧れてたのですか?」
「やけに突っ込んで聞きますね。
そうですね、他人になんと思われようと自分の意思を貫き通すところですね」
「そうですか。では、もう一つ聞きますが、そのような霧夜さんに憧れるという事は、
対馬さん自身がそうなりたいと思っているからではないのですか?」
「確かにそう思ってた時期もありました」
「なら、そう生きなさい。私のように感情に身を任せない。
そういう人間になるのではなく。対馬さんが思ったように」
「いきなりそんなこと言われても」
「では、縁を切りましょう。元通りの教師と生徒の関係に」
「な、なんでそうなるんですか!?」
「私にとって対馬さんはあかの他人とは違う。
大切な存在になりかかっていますわ。
だからこそ。大切に思うからこそ、生きたい様に生きて欲しいと願うわけですわ。
ですから、私のことは忘れて」
「それでも………」
「しつこいですわね。しつこい人は嫌いですわ。もう話し掛けないでくださいな」
私は対馬さんから離れる。
これでいいのですわ。
大切に思うからこそ、後悔はして欲しくない。
私と一緒にいれば、どこかで必ず後悔する事になるでしょう。
これでいいのです。
四円
あれから対馬さんは何度か話し掛けてきましたが、
私は普通に生徒と接するようにしてきました。
それが私なりの優しさですから。
しばらくすると、関係のないとき以外は話し掛けてこなくなりましたわ。
これでいいのです。
私が望んだのですから。
たとえまた、睡眠薬が必要になったとしても。
胸に空いた穴が、一つから二つに増えたとしても。
これで………いいのです。
もうあれから、六年経ちましたわ。
私は、あの時と同じように、感情に流されず。
柳のような。
そのように生きてきましたわ。
いえ、そう生きようとしてました。
彼と一緒にいたいと思うようになっていましたわ。
心地の良いあの空間を、望んでいました。
しかし、それは自分にはないと思っていた感情から。
感情に流されない。
私は彼の生きたい様に生きて欲しい。
これも感情からですが。
私には、他人の人生を奪う権利はありませんもの。
対馬さんは会社を創設しましたわ。
どうやら自分の生きたい様に生きているみたいですわね。
お似合いの女性も見つかったでしょうし。
対馬さんがもう私を思い出す事もないでしょう。
そう願いますわ。
彼がまた、私のようになりたいと思わないために。
会ってしまいましたわ。
対馬さんに。
「先生。お久しぶりです」
「あら、対馬さん。どうしたのです?このような時間に?」
「先生こそ。この時間じゃ遅刻確定ですよ」
「あらま。それでは急ぎますは。さよなら対馬さん」
だめですわ。
対馬さんに会うと、抑えていたものが出てきてしまいそうで。
また、彼と一緒にいたいと思ってしまいます。
「先生!!ちょっと待ってください!!!」
「なんですの?」
「五分だけいいですか?」
「用件があるのなら早くしてください」
「それじゃ。………俺と結婚してください!!!!」
予想もしない言葉。
「対馬さん、私は言ったはずですわ。私は柳。
それに、自分の行きたいように生きてくださいとも言ったはずですわ」
「だから、自分の思うようにしてるだけです。
俺は祈さんが好きです。たとえ、柳だろうと捕まえます。
それが俺自身、感情のままに決めた事です」
「対馬さん。本当によろしいのですか?
私よりもいい人がいるんじゃないですか?」
「俺が決めた事です」
「そうですか」
「先生は?」
「祈でいいですわよ」
「ということは?」
「答えはYESです」
この感情はうれしいとでも言うんでしょうね。
これで睡眠薬のお金が浮きますわ。
これで終わり。
支援サンクス。
納得の出来です。しかし、祈先生の口調で怪しいところは多々あります。
でもまあいっか。姫が誕生日だしな。
おめでとう姫―――!!!!!
俺は姫スキーだからな!!!それでは
祈ちゃんssは総じてクオリティが高いな。
GJ!
gj
185 :
名無し:2005/12/31(土) 09:37:15 ID:yTm97/Q50
今日つよきすを起動させたらいつものランダムにキャラが「きゃんでぃそふと」と言うんじゃなくてよっぴーの声で
「エリー、誕生日おめでとう。これからもずっとよろしくね」になってました。
凄ぇ、やるなきゃんでぃそふと。
ふふ、明日も起動させろよ。
十回くらい。
「ほら歩笑ちゃん、今夜は私の誕生日会で、
その主役が飲めといっているのだから、遠慮せずにもっと飲みなさいな。」
ペンギンのオーナメントがきらきらと輝く居間で、今夜は要芽姉さんのお誕生日会。
みんなからのプレゼントとぺんぎんの砂糖菓子の付いたミント味の
ケーキに気分をよくした要芽姉さんが、歩笑ちゃんにたくさんお酒を飲まそうと
無理やりグラスにお酒をついで絡んでいる。
帆波さんは瀬芦里姉さんと向こうで摩周さんに絡んでいて気が付いてないみたいだ。
「要芽さん、私・・・もうそろそろ・・・限界・・・」
あぅ・・・歩笑ちゃん、だいぶ酔ってるみたいだ。
それでも要芽姉さんは歩笑ちゃんの肩を抱いて、耳打ちする形で
注いだお酒を飲むように言っている。
あっ、要芽姉さん、今、歩笑ちゃんのグラスに何か粉を・・・。
「かっ、要芽姉さん。」
思わず立ち上がって、要芽姉さんの目の前まで来てしまった。
「あら、歩笑ちゃん、巴も私達と飲みたいみたいよ?」
「巴さん・・・。」
要芽姉さんに寄りかかっている歩笑ちゃんが、トロンとした目で私を見る。
「あぅ・・・要芽姉さん違うんだ。姉さん、いっ、今、歩笑ちゃんのグラスに・・・」
そこまで私が言いかけると、要芽姉さんの目線が鋭くなり、私の台詞を低い声でさえぎった。
「巴、良いから座りなさい。」
「えっ、でも・・・」
「私は座りなさいといったのよ。」
うぅ・・・クロウより怖い。
私は仕方なく要芽姉さんの隣に座った。
「巴のグラス、空ではないの。ほら、歩笑ちゃんのグラスから一口いただきなさい。」
と、要芽姉さんは目のうつろな歩笑ちゃんの手からグラスを取って、私に差し出した。
このグラスには要芽姉さんが入れた粉・・・多分睡眠薬が入ってるハズ。
要芽姉さんは多分、私から眠らせてその後でゆっくり歩笑ちゃんを・・・。
あぅ・・・でもそう言ってる間にも要芽姉さんの視線が怖い。
「巴・・・飲まないのなら、私が口移しで飲ませてしまうわよ。フフフ・・・。」
歩笑ちゃんのグラスのお酒を要芽姉さんが一口含んで、私に顔を近づけてきた。
も、もうだめだ。ごめんよ、歩笑ちゃん・・・。
すべてをあきらめた瞬間、海が要芽姉さんに後ろから必殺の一言を放った。
「ごきぶり〜!」
「っ!!(ゴクリ」
要芽姉さんは相当驚いたらしく、
「の・・・飲んでしまったわ・・・。」
口に含んでいたクスリ入りのお酒を自分で飲んでしまったらしい。
「あっ、ごめんね〜要芽お姉ちゃん。驚かせちゃったかな〜?
ゴキブリじゃなくて、 五 期 ぶ り に外国人投手、
ツイン・T・柊の登板って言いたかったんだよ〜。」
見ると、海はゲームのコントローラを握り締めて、高嶺と野球ゲームをしているらしい。
「なーんでアタシが外国人投手なのよ!しかも今作ったばっかりじゃないそのキャラ!」
向こうで騒いでいる二人を尻目に、要芽姉さんが小さな声で、
「さすが海・・・。空也の差し金ね。後で、ぎゃふn・・・Zzz・・・」
それだけ言うと眠ってしまった。
それに驚いていると、空也が後ろから私の肩をぽんと叩いた。
「ともねえ、ねーたんを助けてくれようとしたんでしょ?」
「そ、そのつもりだったんだけど・・・。空也が海に頼んで、私たちを助けてくれたのか?」
「うん、とても俺じゃあ無理な状況だったからね。さすが海お姉ちゃんって感じだよね。」
「海は私と違って、き、機転が利くんだな・・・。
それより歩笑ちゃんを、私の部屋に運んで寝かせてあげなきゃ。」
デロデロに酔わされた歩笑ちゃんを私の部屋に敷いた布団に寝かせてあげてから居間に戻り、
ゲームをやり続けていた海にお礼を言った。
「海、あ、ありがとうな。私と歩笑ちゃん助けてくれて。」
「アレくらい、簡単だよ〜。くーやの頼みとあれば、親兄弟とだって刺し違える覚悟だよ〜。」
「さ、刺し違えるのはダメだ。」
「冗談だよ。あ、それと要芽お姉ちゃんには、私特製の気つけ薬飲ませておいたから、
もう五分もしないうちに目が覚めるはずだよ〜。」
「海は凄いんだな。」
「巴お姉ちゃんがダメすぎるんだよ〜。」
「あぅ・・・。」
結局、その後目を覚ました要芽姉さんに、私はしこたま飲まされて酔いつぶれてしまった。
・・・
そういえば海は昔から凄かった。
パーティーの時の歩笑ちゃん救出のお手並みも凄かったけど、それだけじゃない。
不器用なところもあるけど、空也が絡むと料理以外で出来ない事はほぼない。
海が空也のことで特にがんばるようになったのは、お母さんが亡くなってからだ。
私が中学を出るころには、すでに海の貯金は500万は軽く超えていたし、
今では、コンピュータから世界中の株や為替を使ってお金を稼いでいるらしい。
海は常に空也の為に成長しているイメージがある。
私はどうだろう?
夢だった獣医の道からも『逃げて』しまって、結局覚えたのは家事ぐらいだ。
一人でやると決めたクロウ退治も、結局空也に手伝ってもらってしまっている。
・・・海みたいになりたいな。
海みたいに、一つの意志を貫く事のできる、強い人に成長したいな。
「――もねえ?ともねえ!?」
「あぅ?」
「ともねえ、どうしたのさ。ボーっとして。人にぶつかっちゃうよ。」
見回すと、いつもの商店街で両手にビニール袋をたくさん提げて立っていた。
そういえば、空也とお正月用の料理の材料の買出しに来たんだった。
クリスマス気分がすっかり抜けて、歩行者天国になった商店街は人でぎゅうぎゅうだ。
店々は商品の陳列棚を車道にまで出して、魚介類や肉などが凄く安い値段で売られている。
「何考え事してたの?」
「いや、なんでもないんだ。なんでも。
それより、早く帰らなくちゃな。ま、まだ大掃除も始めたばかりだし。」
人並みを掻き分けて商店街を出ると、海が向こうから走ってきた。
「あっ、ともねえ。海お姉ちゃんだ。」
「く〜や〜!そんなに荷物持って、大丈夫?」
「ありがとう海お姉ちゃん。大丈夫だよ。」
「ん〜、でも私はくーやが心配だよ〜。く〜やの、半分持ってあげるね〜。」
海はそう言うと空也の手から下がっている袋を半分ひったくった。
「巴お姉ちゃん、明日以降、年末の買出しとかの時は私に声かけてかまわないから〜。
そうしないと、く〜やが大変な思いしてかわいそうだよ〜。」
「あは、わかったよ。海にも声かけるようにする。」
これだとどっちがお姉さんだかわからないな・・・。
三人で買い物袋を提げて海岸通を歩いていると、吹く風の冷たさに思わず身がすくむ。
「あぅ・・・さ、寒いな。空也、大丈夫か?私の上着、貸そうか?」
「確かに寒いね。でも上着は大丈夫だよ。俺が借りたらともねえが寒いじゃない。」
「だよね〜。くーやは気遣いが出来て偉いね〜。
そんなやさしいくーやには、お姉ちゃんがカイロあげるよ〜。」
海がそう言って手をフルフルと振ると、大量のカイロが海のコートの袖口から出てきた。
出てきたカイロをいくつかシェイクして、空也の体に貼り付けていく海。
「くーや、どう?暖かいかな〜?」
「うん、海お姉ちゃんありがとう。」
「お安い御用だよ〜。」
「お姉ちゃん!」
「くーやー!」
ガシッ!っと海と空也が抱きしめあう。
確かに海は空也のことを甘やかしすぎかもしれないけど、これも海がお母さんから
空也のことを頼まれた責任感から、海はこうまで空也に尽くすんだろうな。
私には責任感とか、使命感が足りないから何もかも中途半端なのかな?
何だかよくわからなくなってきちゃった・・・。
今日はもう大晦日。
やっとの事で大掃除も昨日終わり、おせち料理も
明日の瀬芦里姉さんの誕生日用の好物も何とか造り終えた。
初詣には元日の明日、雛乃姉さんが神社で舞を披露する事になってるから、
それを見に行くついでに家族みんなで行こうと言うことになっている。
今年もあと数時間というところになって、コタツから首だけを出していた瀬芦里姉さんが、
急に思い出したように
「そうだ!もう今年も後数時間だしさ、ホナミからもらった沖縄のお酒、
今年中に飲み切っちゃおうよ!」
と言うと同時に台所に消えて、次の瞬間には酒瓶とお猪口を持って居間に戻ってきた。
「あら、そういえばアレが引っ越して来た時に持ってきたのが、まだ残っていたわね。」
「じゃあみんなにお猪口配るよー。モエはこれね。」
と、瀬芦里姉さんが私に渡したのは湯呑み。
シェーン
「何で他のみんなはお猪口なのに、わ、私だけ湯呑みなの?瀬芦里姉さん。」
「モエはお酒飲めない人だから、今年中に飲めるようになろうね、
っていう瀬芦里お姉さんの気遣いだよ。」
やさしい口調とは裏腹に、何か威圧的なものを感じる。
「ねぇねぇ、そのお酒、甘くて口当たりもよくて飲みやすいけど、
すっごく後からクる度数の高いお酒だよ。ともねえにこんなに飲ませたら・・・」
「じゃあ、クーヤが代わりに飲むかにゃ?」
「ともねえ、がんばって!」
「あぅ・・・。」
・・・
瀬芦里姉さんに湯呑みいっぱいにお酒を注がれてからどのくらい経ったろう?
湯呑み一気を強制されてから、頭のなかに靄がかかったみたいだ。
世界がぐるぐると回る中、除夜の鐘がゴ〜ン、ゴ〜ンって聞こえるって事は、まだ年内かな?
あれ?でも除夜の鐘って年またぐんだったっけ?
ぼやける視界でテレビを確認すると、『逝く年去る年』で11:40と表示されてる。
よかった、まだ年を越してはないみたいだ。
分けわからなくなってるうちに年越しとか嫌だもんね。
見回すと、姉さん達も妹達も、思い思いの事を話してニコニコ笑っている。
・・・海は空也と楽しそうに飲んでいる。
「ねーねーモエ!もうそろそろ年越しソバゆでてよー。」
瀬芦里姉さんが私の肩をつかんで揺さぶる。
「と、とひこひしそあだね・・・。あは、わかった。今しゅんひふるよ・・・。」
あぅ?舌が回らない・・・。
「あちゃー、モエがべろべろに酔っちゃったよ。」
「あなたが無理やり巴に飲ませたんじゃない。」
「ちぇー。要芽姉だって一気コールしてたじゃん。しょうがないな、クーヤ、お願いね。」
「あいよ。わかった。みんな食べるよね?」
「く〜や〜、お姉ちゃんも手伝うよ〜。」
「お姉ちゃん、気持ちだけで十分だよ。」
「ぷちしぼむ〜。」
海と話していた空也が立ち上がって居間を出て行った。
空也が今から出て行って、海は今一人だ。
・・・せっかくだから、年が明ける前に、
なんで海はあんなに意志が強いのか聞いてみようかな。
今なら酔いに任せていろいろ聞けそうな気がする。
コタツから出て立ち上がり、反対側に座ってる海の隣まで歩いていく。
「巴お姉ちゃん、何か用〜?」
きょとんと私のことを見上げている海の隣に座る。
「海、聞きたいことが、あ、あるんだ。」
ろれつが回らないから、いつも以上にゆっくり話す。
「海は何で、そんなに、意志が、強いんだ?」
「何のこと〜?」
「海は、く、空也のことになると、何でも凄く、がんばるじょないか。
わ、私なんか、何でも中途半ぴゃで獣医の道もあひらめたひ、一人でやるって決めは事も
けっきょきゅは空也に手伝ってもらっへ、ともだひもひないひ、お酒ものめないひ・・・」
「巴お姉ちゃん、最後のほう何言ってるかわかららないよ〜。落ち着いて。」
「ご、ごめん。興奮したんだ。と、兎に角、私も、海みたいに強い意志が欲しいなって・・・。」
「なんだ〜、そんな事か〜。簡単な事だよ。」
「か、簡単な事?」
「私がくーやのことで一生懸命になれるのは〜、くーやの事が好きだからだよ〜。
理由はそれだけ。それ以外に理由なんて必要ないよ〜。」
海はにっこりと笑って、話を続けた。
「私は巴お姉ちゃんが何を悩んでるのかよくわからないけど、巴お姉ちゃんだって
大好きな人いるでしょ?ただその人たちのためにがんばれば良いんじゃないかな〜?」
「大好きな人・・・」
勿論、それは私の周りにいるみんなだ。
お父さんも姉さん達も妹達も、帆波さんも歩笑ちゃんも、空也も。
「私は海や高嶺、瀬芦里姉さんに要芽姉さん、雛乃姉さんにお父さん、歩笑ちゃんや帆波さん、
勿論空也にも喜んでもろおうって、がんびゃってるけど、でっ、でも、
それっえ意志が強いっへ事になるおかなぁ?」
「さぁ?私にはよくわからないよ。
でも〜、少なくとも私は今の巴お姉ちゃんに十分感謝してるよ〜。
今、急に巴お姉ちゃんが変わらなくちゃいけないって事はないんじゃないかな〜?」
海にそう言われると、急に体が軽くなったような気がした。
確かに海の言う通り、皆の事を好きで大事にしたいって思い続けてそれを実行すれば、
意志を貫いてる事になるのかもしれない。
何だか海に教えられちゃった。
これじゃあ本当にどっちがお姉さんだか、わからないな。
でも、ありがとう海。
ぐいっと湯呑みに残ったお酒を一気に口の中に流し込んだ。
「おっ、モエ飲むねー。」
「ともえよ、そんなに酔っているのに大丈夫なのか?」
「うん、だいじょふだよ。来年も、この気持ちをわふれない様にひようって、思って。」
「これは少しも大丈夫ではないわね。」
「まったく、ヒッ!巴姉さんは相変わらず・・・ヒッ!お酒弱いわね。」
「高嶺お姉ちゃん、しゃっくりしながら言っても説得力ないよ〜。」
「年越しソバが出来たよー!」
空也がお盆にどんぶりソバを乗せて居間に入ってきた。
そのまま空也がみんなに配膳して、私の前にもどんぶりがドンと置かれる。
ソバから立ち込める湯気を通して見るみんなの、幸せそうな笑顔。
私はずっと皆の事を好きでいよう。
この気持ちをずっと大切にしよう。
除夜の鐘の音と共に、心にしみこませておこう。
みんなにソバがいきわたり、雛乃姉さんがすくっと立ち上がった。
「それでは皆の者、今年も残すところ数分だ。いろいろあったが、来年もよろしくな。
それでは年越しソバをありがたく頂くとしようか。」
「「「いただきます!」」」
来年もよろしくね。みんな。
「そうだ、巴お姉ちゃん。」
「なに?」
「さっきの会話、全部ちゃんと録画も録音できてるから、
恥ずかしい思いをしたい時はいつでも言ってね〜。」
「あぅ・・・」
今年ももう残すところあと一分だ。
来年もいい年だと良いな。
195 :
SSD:2005/12/31(土) 17:54:15 ID:0+ctEPsI0
年末年始SS二本目です。
ともねえは獣医の道をあきらめた事が心に引っかかってるんじゃないかな
と思って書いてみました。
年末のふいんき(←ry)が出てれば良いなと思います。
三本目は明日辺り投下予定です。
それでは皆さん、よいお年を。
支援ありがとうございました。
SSDさん
毎度毎度GJ。
酒の所為で年末の雰囲気がちょっと薄れてるかも。
いつもお祭り騒ぎだから蕎麦が出てきただけで十分年末か・・・
お疲れ様でした。
来年も頑張ってください〜
gj
199 :
名無しさん@初回限定:2005/12/31(土) 20:42:29 ID:yF5fvvYd0
巴ねえSSg−−−j
エロがないかわりに姉しよSSには家族愛があり、つよきすSSには友情があるな。
つよきすとこのスレに出会えて良い年だった。
来年もこの調子でまたーり行こう。
>ALL GJ
201 :
某書き手:2006/01/01(日) 00:05:20 ID:wd1Qbd6H0
あけましておめでとうございます。
昨年はお世話になりました。
今年もよろしくお願いします。
本当は忘年会ネタを去年のうちに投下したかったんですが、仕事に忙殺されて完成しませんでした。orz
あけましておめでとうございますー。
昨年はこのスレにとっても飛躍の一年でしたね。
願わくば今年もこの雰囲気が続きますよう。
203 :
シンイチ:2006/01/01(日) 00:20:50 ID:JUeKErCn0
明けましておめでとうございます。
みなさん今年も良いお年をお過ごしください。
それでは、いきなりですが投下させていただきます。
年が変わろうかというのに、両親は出張先から帰ってこなかった。
ま、その代わりに乙女さんが家にいてくれることになり、大晦日の夜が明けて、新年を迎えた。
外は実にいい天気、初日の出もしっかりと拝むことができた。
俺は乙女さんに起こされることなく起床、そのまま洗面所へと直行する俺。
まだ寝ぼけ眼の俺に、周囲の音とかは全く気にならなかった。
昨日は姫が昼ごろに『誕生日を祝え!』なんて言って、ここでおもいっきり騒いでいた。
そのまま佐藤さんと海外へ旅立って行っちゃったし。
とにかく後片付けで大変だった。
おかげでうっかり風呂に入るのを忘れてしまっていたので、とりあえず今はシャワーでも浴びよう。
「ふぁ〜あ…」
ガチャリと扉を開けると…
「…新年早々、ご挨拶なことだな」
乙女さんがシャワーを浴びていた。
もちろん素っ裸で。当たり前だ、服を着たままでシャワーを浴びるやつなんてそうはいない。
さて、フリーズしていた思考も一気に活動を再開するようなこの事件に、俺はどう対処したらいだろう?
もはや恒例行事になりつつあるが…
ここは精一杯のさわやかな笑顔でいこうか。
「乙女さん、新年明けましておめでとう!それじゃそういうことで…」
「済ませれるわけがないだろうが!」
ボグシャーン!!
着替えが終わってから、スバルとフカヒレとカニが家にやってきた。
「新年明けましておめでとー!」
「おっす。おめでとさん」
「ん?なんでそんなにボロボロなんだよ、お前」
「ま、お約束というやつさ…」
「うん、準備はできているみたいだし、初詣に行くとするか」
電車で俺達は神社へと向かった。
雑誌に『初詣はここでキマリ!』という記事を見て、今年の初詣の場所を決めたのだ。
昔の趣を今に残す町。夏ではここの海を訪れる観光客が結構多いらしい。
「やっと着いたな。で、場所は?」
「ええっと…いけねぇ、地図を忘れちまった」
「何をしているんだ、鮫氷。仕方がない、道を尋ねるとしよう」
話しかけやすそうな人を探したところ、俺達が目に付いたのは180はあろうかという長身の女性だった。
目はきりっとしており、長い髪の毛は見たこともない結わえかたをしている。
飾り気のない服を着ており、誰かを待っているような雰囲気だ。
「レオ、どうし…むぅ、あの女性、かなりの使い手と見た」
「いや、乙女さんそれは違うぜ。きっとあの人は寂しいのさ。男の人を健気に待ち続けているのさ。
そこへ俺が登場し、彼女の心を癒してやる、と。そういうわけであの人に聞いてみるぜ!」
フカヒレが物怖じせずにその女性の前に歩み寄る。
いい度胸してるぜ、お前。
「なーレオ、ボクはあいつが3秒で撃沈するのに500円賭ける」
「じゃ、俺は10秒に500円」
「いや、そうともかぎらねぇぜ。俺は3分以上に500円だな」
「それはねーだろ、スバル。おっと、話しかけたよ」
フカヒレはいつもの軽い調子で女性に話しかけた。
「ねーそこのお姉さん。道教えてくれませんか。そしてさらに俺の心を潤してくれませんか」
「えっ…あぅ…その…」
なんだか見た目と全然違う。フカヒレに対しておっかなびっくりしてるし、やたら言葉がたどたどしい。
もしかして極度の口下手?西崎さんといい勝負かもしれない。
人は見かけによらないものだ。
「結構ねばるな…」
「賭けは俺の勝ちだな。で、最後は待っていた相手が邪魔をするってとこかな」
そうスバルが言うと、遠くからカニほどの小さな女の子がやってきて声をかけた。
さらに向こうには、女と見間違えそうな男と、メガネをかけた女の子がいる。
長身の女性は女の子に引っ張られてどこかに行ってしまった。
「スゲェ、スバルの言うとおりになったぜ」
フカヒレのナンパ大作戦はいつものように失敗で終了。
それにもめげないところがこいつらしいと言うかなんと言うか。
別の人から道を聞き、俺達は神社へと向かった。
「露店も沢山出してるみたいだね」
「今日のような日は稼ぎ時だからだろう。店を回るのもいいが、まずは御参りをしてからだな」
賽銭を入れて御参りをし、そのままおみくじのところへと足を運ぶ。
おみくじの受け答えをしているのは、さっきの女の子よりもさらに小さい女の子だった。
「おみくじは1回300円であるぞ」
「ど、どうも」
やたらと尊大な話し方をする女の子だった。
フカヒレがその女の子を見てハァハァしていたが、スバルとカニの見事なツッコミであえなく終了。
「さて、それじゃ店を見回ってみるとするか」
「そうだね」
「さんせー!」
はぐれないように、みんなで固まって行動することにした。
しばらくしていきなりすごい人ごみを発見。
金髪の女性とツインテールの女性がくじ引き屋をやっていたんだけど…
「さぁさぁ次はどなたかな?
この中から特賞を出したお客さんには、もれなくこのツインテールがチャームな女の子と一日デートができるよー!」
「うおぉぉ!俺やります!つーかやらせてくれ!」
フカヒレが早速名乗りを上げた。
すぐ飛びつくんだから、こいつは…
「聞きたいんだけど…デートってどこまでやっていいの?」
「もちろん!ZまでOKだー!」
「何ィィ!?Zってなんだァァァ!?」
「ちょっと待ってよ瀬芦理姉さん!アタシこんなやつとなんて嫌よ!」
「あれー?賭けに負けて何でも言うこと聞くって言ったのはどこの誰だっけー?」
「とにかくとにかく!くじ引きさせてくれー!」
「まいど。1000円になりまーす」
「高ッ!」
ガラガラガラ…
「出た…よっしゃー!金色の球!略して金た…」
「それ以上言うんじゃねぇ!(ゲシッ)」
「いたた…とにかく、間違いなく特賞ッスよね!?
いやー、生きててよかった…」
「あ、ソレは特賞じゃないよ」
「へ?」
「特賞は金色の球で、さらに『特』って文字が書いてあるんだよーん。それは敢闘賞だね」
「そんな敢闘賞なんざ聞いたことねぇ!闘ってねぇし!」
「でもレアなものをあげるよ。ほら、近所で有名な『雛乃印の飴』をプレゼント。
いいことをしないとある人からもらえないレアアイテムだよ」
「ううううう…こうなったら特賞が出るまで頑張ってやるぜ!あと10回!」
「にゃはは、まいどー」
フカヒレはよっぽど悔しかったのか、もう意地になっちまったみたいだった。
こりゃ諦めるのを待つしかなさそうだが…
「おい、レオ。止めてやらないのか?」
「うーん、さすがにかわいそうだから止めてやるか。スバル、協力頼む」
「あいよ」
1万円札を出そうかというフカヒレをとっ捕まえて、そのままズルズルと引っ張っていった。
いくらなんでもありゃインチキに決まってるだろうが。
ほんとに進歩しないやつだ…
「さ、気をとりなおして別のところに行ってみようぜ」
「ちくしょー!今年こそ絶対幸せになってやるー!」
「ちぇー、せっかく大儲けできると思ったのに」
「いくらなんでもマズイわよ。そろそろ撤収したほうがいいんじゃない?」
「うーん、仕方ないかー」
「片付けてから雛姉さんのところに行きましょ」
210 :
SSD:2006/01/01(日) 00:31:13 ID:VMgty0Xy0
支援
さらに歩いていくと、今度は『占い』と非常にわかりやすく書いている看板を発見した。
「占いなんかもやってるんだな」
すると、何やらカニがおもいがけないものを発見したようだ
「ん…?ねーレオ、あれって祈ちゃんじゃねーの?」
「どれどれ…あー!ホントだ!祈先生!」
祈先生を見つけた俺達は、先生の前にぞろぞろと集まった。
「あらあらあら、明けましておめでとうございます、みなさん。
こんなところで会うとは、何かのご縁でしょうか」
「そりゃ俺との、ですか?」
「フカヒレさんとの縁は早々に断ち切ってしまいたいところですわ」
「うわ、ストレートに拒絶されたよ」
のんきな顔をして椅子に腰掛けているのは、間違いなく担任の祈先生だった。
超めんどくさがりの祈先生が商売してるなんて、どういう風の吹き回しなんだ?
「何をやっているんですか、こんなところで」
「私も元旦に働きたくはありませんわ。それもアルバイト同然のような行為を。
しかし、我が家の財政がそれはそれは恐ろしいことになっておりますので…」
なるほど、こうやって金を稼いでいるのか。
それにしても、こんなところで会うなんてすごい偶然だな。
「ありゃ、そういえば土永さんがいねーぞ」
カニがそう言うと、祈先生はちょっと不機嫌な顔になった。
「あの鳥公は私のお気に入りの服を破いてしまいましたから、今は絶交状態です。
3学期が始まるまで帰ってくるなと言っておきましたわ」
「そ、そうですか」
多分原因を作ったのはこの人のような気がするんだけどなぁ…
土永さんが必死こいてエサを探している光景が目に浮かぶぜ。
「それよりどうですか?占ってさしあげましょう」
「そんじゃさー、ボクの一年がどうなるか占ってよ!」
「わかりました。それでは…」
「まぁ、品行方正なボクのことだから、いい結果しか出ないのはわかってるけどねー」
「えらいぞ、カニ。『品行方正』なんて言葉、良く知ってたな」
「へへん、意味は知らねーけどね」
ま、カニの頭脳なんて所詮はこんなもんか。
先生の占いは必ず当たるっていつも言ってるけど、果たしてどうなることやら…
「出ました。蟹沢さんは『私にお金を払う』と出ていますわ」
「ちょっと待ってよ。ボクは祈ちゃんにお金なんか借りてねーよ」
「でも、そう出ております。それでは、占ったので代金を支払ってくださいまし」
「うええええ!?なんでさー!?
タダにしてくれるんじゃねーのかよ!」
「誰もタダにするなんて言っていませんわ。勝手に解釈しないでください」
「あー、確かに言ってねぇな」
それであんな結果が出たのか。ほとんど詐欺じゃねーか。
しぶしぶお金を財布から出したカニは、なんだかしょんぼりとしてしまった。
これじゃ今年の運勢は最悪だろうな…
俺達は祈先生と別れて、別の店を回ることにした。
「仕方ないな…何か食べるとしようか」
腹が減った俺達は、おでんを買ってみんなで食べることに。
カニがあまりにもしょぼくれていたので、ここは乙女さんが負担してくれた。
「うんうん、ボクはいい先輩を持ったねぇ」
とりあえずカニはご機嫌なようだ。
やっぱりバカは立ち直りも早い。
「言っておくが蟹沢、先輩は後輩におごってやったりして面倒を見なくてはならないんだぞ」
「ということは、カニは椰子におごらないといけないってことになるな。俺達もだけど」
「へっ、ココナッツにおごってやるための金なんて、ビタ一文ありゃしねーよ。
逆なら別にいいけどね」
ダメだ、こいつは…絶対に見本にしてはならない先輩の典型的タイプだ。
まぁ、誰もコイツを見習ったりはしないだろうけど。
「さて、それじゃ帰るか」
「そうだな」
「えー、ボクまだ食べたりない」
「俺も女を漁りたりない」
「フカヒレ、無理なことを言うな」
「無理じゃない!今年こそ、今年こそは…!」
「まぁ、後は帰ってからにすればいいじゃないか。さぁ、駅まで行くぞ」
松笠まで帰ってきた俺達は、そのまま家まで向かった。
帰りにカニが『オアシス』でテンチョーに新年の挨拶をするために寄ったが、
どういうわけかカニとテンチョーが喧嘩を始めたので、そのまま放置して帰ることにした。
「ちゃんと挨拶しに来たんだから給料上げろやバカテンチョー!
無理だってんならせめてお年玉をよこしやがれ!」
「オー、ツイニ根性ダケジャナクテ脳ミソマデ腐ッテシマイマシタカ、コノファッキンカニ野郎!」
「ボクは淑女だ!野郎じゃねーよ!」
家に入った俺と乙女さんは、とりあえず改めて互いに新年の挨拶をすることにした。
なんせ朝からいきなり風呂場事件があったもんだから、ちゃんと挨拶してなかったもんで。
それにしても二人っきりの元旦なんてなぁ…
なんかオラ、すっげぇワクワクするぞ。
「改めて、明けましておめでとう、乙女さん」
「明けましておめでとう、レオ」
「いやぁ、こうやって一対一で挨拶すると、なんだか照れちゃうな」
「姉弟なんだからいいだろう。さて、それでは早速着替えろ」
「え?もしかして…」
「そう、トレーニングだ」
「いや、今日は元旦なんだし、別にいいんじゃ…」
「何を言っている。元旦だからこそ、気合を入れてやらなくてはならないだろうが。
『一年の計は元旦にあり』と昔から言うだろう」
「そ、そんなぁ…」
「いいからさっさと着替えてこい!」
「とほほ…」
俺の一年はこうして幕を開けた。
今年も無事に過ごせますように…
217 :
シンイチ:2006/01/01(日) 00:43:22 ID:JUeKErCn0
初支援ありがとうございます。
前回で祈先生を出していなかったので、ちょっと登場させてみました。
初詣でこんなことがあったよーって感じの作品です。
やべぇ……俺「ブラボー」って言葉しか思いつかねぇ
祈ちゃんひどいなw
しかし、鳥なしで占いやってるってことは、土永さんは土永さんで、
どっかで鳥に引かせるおみくじのバイトでもやって小銭稼いでそうだな
新年早々GJ
それはそうと、これは一応乙女ルート準拠なのか、それとも幼馴染みか?
乙女ル−トだとシャワーシーンで蹴られないだろうから幼馴染みかな
今年初のGJは貰った!
GJ!!
隠しルート「土永さんルート」……
年が明けた。
昨日の大晦日はエリカの誕生日だったが、
財界のパーティーで俺とは会えないらしかった。
しかし、一日中会えないとは。
おかげで、プレゼントはまだ渡せてない。
町で見つけたネックレス。
喜んでくれるだろうか?
そうだ、今日渡そう。
思い立ったが吉日。早速電話だ。
「エリカ。あけましておめでとう」
『ああ、レオ。おめでとう』
「いきなりなんだけど、今日会えるかな?」
『そうねえ………』
ピンポーン
誰だよこんな時に。
乙女さんは里帰りしてるし、俺が出るしかないか。
「ごめん、エリカ。誰か来たみたいだからちょっと待ってて」
『い・や!!それなら切るわ。バイバーイ』
ブツッ
「うそ………もしもし!!………ほんとに切られた。
……もう一回電話しよう」
……………着信………拒否にされてる。
ちょっと待っててって言っただけじゃん。
まさか、こんな事で別れるなんて言い出さないよな?
それにしても。
「くっそ、誰だよ!!!!もしフカヒレだったら縁切ってやる」
玄関を開ける。
其処にいたのは金髪で着物というミスマッチな組み合わせの美人。
「ヤッ!」
「………………(思考回路がショート)」
「ちょっと。せっかく彼女が来たっていうのに何か言う事はないの?」
「……(修復中)」
「って聞いてる?」
「…(修復完了)…ってエリカ!?え?さっきの電話は!?」
「やっと戻った。ちょっとからかっただけよ。
それより何か言う事は?」
「佐藤さんは一緒じゃないの?」
「よっぴ―は里帰りしてる…じゃなくて」
「なんで着物なの?」
「ばあやが着ていけってうるさくて。で?感想は?」
「すっごい綺麗だよ」
「……そ」
「あ、そうだ。これ誕生日プレゼント」
「へえ、変わったネックレスねえ。指輪を通してるんだ。
で、指輪のデザインは………ライオンね。
私、猫が好きなんだけどなあ」
「ら、ライオンだって猫科じゃん」
「自己主張の激しい事で。これを俺だと思ってね、とか言うんでしょ」
「そう言いたいけど、そのライオンもう名前あるんだって」
「なんて名前なの?」
「グリーヴァって言うんだって」
「それで?」
「その指輪と同じデザインの指輪を持ってた人は、
宇宙に放り出されても、好きな人のところに行く事が出来たんだって。
なんかロマンチックじゃない?」
「うーん………じゃあ私は宇宙からは帰れないわね」
「な?俺がいるじゃん!大丈夫だよ!!!」
「フフ、冗談よ。私がどこにいても駆けつけくれるのよねえ」
「もちろん!!!俺は姫のナイトだからね」
これで終わり。
もう少し長く出来そうだったが1月1日に投下したかったので。
まあ、楽しんだしいいかなあとか思ったりする。
シンイチ氏SSD氏GJ
そして住人の皆さんあけましておめでとう。
GJ 今、グリーヴァを検索してた。
ライオンハートとかいうガンブレードはよく覚えてるんだが、指輪の話はほとんど忘れてたw
検索乙。俺もさっきちょっと見てみたが。
結構いろいろあったんだね。まあグリーヴァにしたのは深い意味は無い。
単純にあのストーリーが好きだからだ。
それにレオとスコールは似ているところあると思う。
リノアと姫は………特に無いなあ。内容がずれてきたようなのでここまでにしよう。
何はともあれサンクス。
年明けに起動したら
なごみの声で 今年もよろしく って言われたよ
えっ!?俺はフカヒレだったぞ!
<<217「えらいぞ、カニ。『品行方正』なんて言葉、良く知ってたな」
「へへん、意味は知らねーけどね」
モニター烏龍茶まみれじゃねえかwwGJ
FFわかんねえけどGJZで歴史止まってる
俺は姫だった
いいなあ。俺はよっぴーだった。今年一年何事もなく平和でありますように。
とりあえず今の所
・乙女さん「あけましておめでとう、今年もよろしく」
・姫「あけおめ〜 今年もよろしく」
・なごみん「今年もよろしく」
・よっぴー「今年もよろしくね」
・祈先生「今年もよろしくお願いします」
以上のメッセージは確認できたんだが、カニのは無いのか?
と思ったらついさっき、カニのメッセージが聞けたorz
236 :
区区:2006/01/01(日) 20:32:46 ID:Dgyn4ilN0
明けましておめでとうございます
もう少ししたらまたSS載せます
ではまた
237 :
KENZ-C:2006/01/01(日) 21:25:04 ID:X7VXC+IH0
〜無類の猫好き〜
年明け。「ハーレム」でデートをしていたレオとエリカ。
エリカはネコを抱きしめながら、ふと何かを思いついた。
「ねえレオ! 何でイヌ年があってネコ年が無いのよ!」
「そんな事言われても……」
「もー、こうなったら絶対世界征服してネコ年を作ってやるんだから!!」
新たに世界征服への野望を抱くエリカ。
ホントにやりかねないなと思うレオであった。
おわり?
238 :
KENZ-C:2006/01/01(日) 21:26:16 ID:X7VXC+IH0
簡単なシナリオ
新年一発目
いけないと思いつつもバレンタイン分も先に聞いてしまったw
一月一日、早朝。
地平線の辺りがやっと夜の闇を裂いて赤々としてきた。
屋根の上で初日の出を見るのは、私の毎年の恒例。
一緒に日の出を待っている近所の猫達も、吹き抜ける風に流石に寒そうに震えている。
「寒いかにゃ?よしよし、もう十分ぐらいで日が昇ると思うから、
それまで私に付き合ってよ。」
去年はモエをたたき起こして日の出を屋根で見ようと誘ったけど、
あまりの寒さにモエは正月早々鼻風邪を引いてしまったので、
今年はひなのんにそれを禁止されている。
「せろりよ!屋根の上にいるのか?」
ひなのんのことを考えていたらちょうど、庭のほうからひなのんの声がした。
屋根にはいつくばって下のほうに顔を出すと、
「ほぅ、やはりそこにいたのか。」
ひなのんが庭から私を見上げていた。
「ちょっと待ってね。いま梯子下ろすから。」
と梯子を下ろそうかと思ったけど、やっぱり私がひなのんを抱えて上ったほうが早そうだな。
一回庭に下りて、ひなのんを抱えあげる。
「これ!せろりよ、我は梯子さえ下ろしてくれれば自分で登れるわ!」
「まーまー、飼い虎にまたがる戦国の武将、ってしちゅえーしょんで我慢してよ。」
「おお、そういう捉え方もあるか。よし、せろりよ、屋根まで一っ飛びだ!」
「あいよ、まっかせてー!」
軽く地面を蹴って、屋根の上まで上がる。
「我を抱えているのに屋根まで本当に一っ飛びとは、やるなぁ。」
「ひなのんは軽いからね。さー、あそこに座れば落ちる心配はないよ。」
特等席までひなのんを案内する。
猫達も人肌恋しいのか、ひなのんと私に擦り寄ってきた。
「おーおー、お前達、瀬芦里がいつも世話になっているな。」
ひなのんが寄って来た猫の頭をナデナデしている。
なんかすっごくほほえましいにゃー。
「それにしても屋根の上は寒いな。」
「じゃあ、私がジャケットで包んであげるよ。」
後ろから体を密着させて、ひなのんを着ているスカジャンで包み込む。
マサルネタで書いてたらクソ長くなってしまった・・・うpろだにあげたほうがいいかな?
「こっ、これ!やめぬか!」
「こうしていれば暖かくてちょうどいいじゃない。あー、ひなのんの愛を感じるよ。」
「呆れたやつよ・・・ほれ、もう日が昇るぞ。」
地平線からゆっくりと太陽の輝く縁が現れた。
ひなのんも私も猫達も、何も言わずにそれを見つめる。
しばらく見つめて太陽が顔を出し切った頃に、風がびゅうと吹き抜けた。
「うむ、いい初日の出であったな。気はちと早いが、来年もここに来て良いか?」
「もっちろん。ひなのんなら大歓迎だよ。でも、まずは今年一年、よろしくね。」
「そうであったな。よろしくなせろり。」
・・・
モエが昨晩のお酒がなかなか抜けなかったらしく、今日の朝ごはんはウチにしては少し遅め。
それでもみんな起きてきて、お正月料理をむさぼる。
おせち料理にお餅にお雑煮・・・お正月は最高だにゃー。
「ところで、今日は久しぶりに親父殿が帰ってくるという連絡があった。
我は親父殿が帰ってくる前に神社に行って舞の準備をせねばならんから、
親父殿が帰ってきた後に皆で神社に来てくれ。」
私の誕生日だから帰ってくるのかな?
・・・ちがうか。お正月だからに決まってるよね。
「みんな、年賀状が来てるよ。」
モエが袋いっぱいに年賀状を詰めて居間に入ってきた。
それぞれに年賀状を分けると・・・
「やっぱりショウと要芽姉が一番多いね。」
「私は一枚も出していないのだけれどね。」
「で、次がなぜかうみゃ。何だか外国らからいっぱい来てるみたいだね。なんで?」
「それは企業秘密だよ〜。」
「んでひなのん、私とタカ、クーヤと続いて・・・。」
「あぅ・・・私、歩笑ちゃんから一枚だけ・・・。」
「モエもいつかたっくさんもらえる日が来るって!」
「それに重要なのは数ではないわよ。巴。」
「要芽姉それイヤミ。」
・・・
朝ご飯を食べ終わって、皆で初詣用の晴着に着替える。
昼前にひなのんが人力車で神社に出て行ってしばらくすると、ショウが居間に現れた。
「要芽!愛するパパのご帰還だぞ!気温が上がるほどの熱い抱擁をパパに!」
ちぇっ、帰ってきて一言目が要芽姉かよ。
「さて、お父様も帰ってきたことだし、早速雛乃姉さんの所へ行きましょうか。」
「おお!要芽よ!正月からスルーとはお前、なかなかやるな。」
要芽姉がショウをスルーして居間を出て行く。
皆もそれについてぞろぞろと居間を出て行った。
私は寒いからぎりぎりまでコタツから出たくないともたもたしてると、
居間にショウと二人っきりになってしまった。
「家族全員にスルーされるとはな。それにしても晴着姿、フフフ・・・あっ。」
おっ、ショウが私に気が付いたみたい。
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・ゴホン!瀬芦里、行くか?」
「っ!ふーんだ!」
なに!?今の間は!?しかも目が泳いでたし!
すっごく腹立つー!
さっさとコタツから出て要芽姉の後を追って居間を出た。
後ろでショウが何か言った様な気がしたけど、無視無視。
・・・
神社に向かう途中、晴着姿のホナミとぽえぽえも合流。
「オジサマも要芽ちゃんも、あけましておめでとうございますっ☆」
「あら、自称女優が元日からふらふらと仕事もなく初詣とは。女優としてはよほどヒマな様ね。」
「むっ、お正月特番は皆年末に収録するんだもーん。それに・・・」
「姉さん、お正月から喧嘩、よくない。お年玉没収するよ。」
ぽえぽえが一触即発のホナミを横からなだめた。
「歩笑ちゃん厳しい・・・。要芽ちゃん、この勝負はまた今度よ!」
「望むところよ。いつでも相手してあげるわ。」
「それにしても犬神のお嬢さん二人はいつ見ても美人だな。
ピーナッツとはどっちがいつごろ結婚する予定なのかな?」
瞬間、私を含め五人の鋭い視線がキッとショウに集中する。
「・・・お父様、余計な事は言わないでください。」
「うぅぅぅぅ・・・要芽たちの視線が痛い。相変わらずのブラコンぶりだな。
・・・あっ・・・瀬芦里だけはパパの味方だよな!?」
「・・・しーらない。」
なにさ、さっきの事で私に媚売ってるってのが丸わかりじゃん。
誰が味方なんかしてやるもんか!
・・・あーあ、なんかすっきりしないな。
・・・
神社は予想通り初詣に来た人であふれかえっている。
「む、向こうのほうに舞台みたいのがあるよ。雛乃姉さんが踊るところかな?」
背の高いモエは人ごみの中で探し物をするのに便利だ。
私たちが舞台の前に陣取るとほぼ同時に、舞台の周りに人が集まりだした。
間もなく淡い青の着物に身を包んだひなのんと数人の奏者が舞台に上がって、
笛の音と共にひなのんが踊りだした。
水が流れるように舞台をするすると澱みなく、
笛の音に乗って舞台を縦横無尽に動くひなのん。
ふえ〜、思わず見とれちゃうなぁ。
いつもはちみっ子でカワイイひなのんがこの時だけは年相応に見える。
舞台の周りの観客も、ひなのんの見事な踊りに声がでない。
ひなのんは昔は病気で寝たきりだったのに、
今はこんな風に人を踊りで、普段は霊媒で感動させる事ができる。
皆に世話になった分人の役に立ちたいってずっと言ってたひなのんは
地域の人から尊敬されて、こうやって踊りを見せて、見事に夢を叶えたわけだ。
・・・夢かー。
ふと見ると、ショウが私の隣でニコニコしながら舞台の上のひなのんを見つめている。
夢、ねぇ。
・・・
紫煙〜
舞が終わり舞台袖の仮設控え室で着替えようとした時、
「ひなのん、踊りカッコよかったよー!」
と、せろりを先頭に妹達と犬神姉妹、それと親父殿が入ってきた。
「さすが俺の姉さん。周りに自慢したくなっちゃうよ。」
「ふふふ、そうであろ?正月早々、我のふぁんが増えてしまうかもなぁ。」
「でもホント、見事だったわー。今度ワタシにも踊り教えてよ。雛乃ちゃん。」
「私も教えて欲しい・・・。小説のネタになるかもしれないし。」
「うむ、我が教えてやれる事はすべて教えてやろう。だが、我は厳しいぞ。」
「とりあえず、私たちがあまりここに長居しては姉さんも着替えづらいと思うわ。
私達は外で待ってますから、着替え終わったら一緒にお社にお参りしましょう。姉さん。」
気を使った要芽が部屋を出て行くと、それに続いて皆も出て行く。
と、一度部屋を皆と一緒に出た親父殿が、我が着替え始めた途端に
辺りを気にしながら部屋に戻ってきた。
「むー!親父殿、いくら我が魅力的だからと言って、
自分の娘の着替えを覗くのは止めて欲しいものだな。」
「うっ、こりゃ失礼。」
親父殿はぴょんと小さく跳ねて我に背中を向け、壁を見つめたまま話し続ける。
「雛乃よ。」
「なんであるか?」
「ワシが今回帰ってきたのは、年末も帰ってこれなかったしお正月ぐらい家で、
って言うのも勿論あるんだが、ほら、元日はアレの誕生日だろう?」
「親父殿、照れがあるとはいえ自分の娘をアレ扱いは感心せぬな。」
「あ、ああ。瀬芦里の、な。」
「で、どんな相談があるというのだ?」
「うぅぅ、ワシより威厳があるところ、亡き妻にそっくりだな。
って言うかよくワシが相談があるってわかっ・・・」
「照れがあるのはわかるが、早く本題を話して欲しいのだ。」
「う、うむ。で、一度瀬芦里とちゃんとコミュニケーションをとろうと思っていたから
誕生日は良い機会だなって思ったんだが、帰ってきて初っ端でちょっとしくじってな。
どうしたら良いと思う?」
「ふふふ、親父殿らしいか悩みよな。
もう着替えも終わったから、こっちを向いてもいいぞ。」
親父殿がぴょんとこちらに向き直る。
「それに関しては我にいい『あいであ』があるぞ。」
「ほうほう、さすがわが娘と言うところか。で、どんな?」
「取りあえず、ほなみとぽえむを連れて来てはくれぬか?」
「犬神のお嬢さんたちだな?よしわかった!」
・・・
ひなのんが控え室から出てきてみんなでお社へ。
なんでかさっきからショウとホナミが見当たらない。
ぽえぽえはいるのにね。
・・・まぁいいや、ショウなんてさ。
私とひなのんが並んでお賽銭箱にお金を投げる。
お社に向かって二回礼をし手を二回叩いた後、手を合わせ目を瞑る。
「(今年も美味しいものが食べれると良いにゃー。
・・・あと・・・ショウとの事もお願いネ。)」
最後に一回礼をした後に目を開けると隣でひなのんがニコニコしていた。
「願い事はすんだのか?」
「まぁねー。ひなのんは何をお願いしたの?」
「ふふふ、野暮な事を聞くでない。」
「そだね、ごめん。」
二人でお社を離れようと振り返ると、お社に並ぶ列の後ろのほうから
「『あーれー!』」
と間の抜けた悲鳴が聞こえてきた。
悲鳴のしたほうを見てみると
「『あーれー、オジサm・・・お代官様、おやめくださいン☆』」
「『ふはははは!恨むなら、借金を返さないお前の親父を恨むんだな!』」
「・・・なんでショウとホナミが時代劇みたいな格好して遊んでんの?」
ショウが紋付袴で出店で売ってるような安っぽいちょんまげのヅラを被って、
ホナミを『襲って』いる。
んー、何のつもりかは知らないけどさ、演技するならもうちょっとうまk
「『せろりさん!悪代官が罪のない町娘に無体を働いておるぞ!やってしまいなさい!』」
ひなのんも急にワケの判らない事を言い出した。
「えっ?悪代官?どう見てもショウ・・・」
「『悪代官からおほなを助け出してきなさい!』」
「『おほな』って響きがいやらしいにゃー。それに意図がよくわからんよ。」
「ええい!じれったい!『ごっこ』だ!
皆で『時代劇ごっこ』をやって遊ぼうというのだ!親父殿と遊んで来い!」
えっ・・・それってもしかして・・・
「私に気を使ってくれてるのかにゃ?」
「良いから行くのだ!『せろりさんよ、悪代官を懲らしめてやりなさい!』」
痺れを切らしたらしいひなのんが私の背中を、あの小さな手で、力強く、ぐいと押し出した。
「・・・わかった。いっくよー!」
人の波をかき分けショウのところまで駆けて行く。
「『まてまてまてまてまて〜!この瀬芦里さんが来たからには好きにはさせないよ!悪代官っ!』」
私が二人の目の前で構えを決めて言うと、ショウがにやりと笑って
「『フフフフ、ワシもただ年貢を搾取して生きていたわけではないぞ!
各地を回って鍛え上げた剣の技術、見せてくれよう!こい!』」
言いながらショウがお土産木刀をつかんで一歩踏み込んできた。
これは少しは楽しめそうだね。
・・・
「ショウもなかなかやるね。」
境内の地面に仰向けに倒れたショウを見下ろして言う。
人であふれるお正月の神社の境内でチャンバラごっこをしたものだから、
私たちの周りには人だかりが出来ている。
「やはりお前は元気がよすぎるようだな。パパはもうくったくただよ。」
ショウは私の放つ攻撃をよけきれないものの、最小のダメージで済むようにさばいていた。
でも、勝ったのは私。
私怨
私はまだぜんぜん元気だけど、ショウは息を切らせてぜいぜい言っている。
「瀬芦里よ。」
「なーに?」
「こっ、今度は、今度は釣りとか、そういうパパにも勝ち目のあるので勝負しような。」
「・・・しょーがないな。いいよ。約束しよ。」
私がしゃがみこんでショウに小指を差し出す。
「ユビキリ。」
「う、うむ。」
ショウが私の小指に自身の小指を絡めて・・・
「「ゆーびきーりげんまん・・・うーそついたらはりせーんぼーんのーますっ!指切った!」」
「約束破ったら、本当にハリセンボン飲ますかんね。」
「うむ。パパはこの約束に命を懸けるぞ!」
「にひひひ。ありがとうね。」
ショウに笑いかけると、少しだけショウの顔が赤くなった。
「これ!何勝手にまとめに入っておるのだ!我はまだ最後の台詞を言っていないぞ!」
人ごみを掻き分けて、ひなのんが私達の所までやって来た。
「にゃっ、これは失礼・・・。」
ひなのんはごほんと咳払いをして・・・
「『おほなよ、無事であったろうな?』」
「『はい、瀬芦里様に助けていただきましたのでっ☆』」
人ごみにまぎれていたホナミが、一歩前に出て言った。
それを確認したひなのんはショウのほうに向き直って、胸を張って言う。
「『悪代官よ、これを見よ!』」
ひなのんは懐から雛印の印籠を取り出して、ひざまずくショウに見せ付ける。
「『ははーっ!』」
「『これに懲りて、二度と罪のない領民に手を出すでないぞ!』」
「『へへーっ!』」
「『せろりさんもよくやったぞ。』
ふふふ・・・『これにて、一件落着、であるな。』」
ビシッとひなのんが扇子を開いてポーズを決めると、周りから拍手が沸き起こった。
なーんか今年は、一味違う年になりそうだね。もちろん、いい意味でね。
・・・
「おおっ!私は大吉だよ!」
「むぅ・・・ワシは末吉か・・・微妙だな。瀬芦里よ、取り替えてくれないか?」
「やーだよーだ。」
時代劇ごっこに一段落付いて観客がはけた後、親父殿とせろりはおみくじを引いている。
我がニコニコとおみくじに一喜一憂する二人を見つめていると、ぽんと我の肩を誰かが叩いた。
「どうやらうまく行ったみたいねっ☆
どうだったかしらっ?私の演技力っ。」
「私のシナリオもうまく行ったみたいでよかった・・・。」
ほなみとぽえむが仲良く並んで立っていた。
「うむ、二人とも、大儀であったぞ。お前達姉妹の協力なくしては、
あの『ごっこ』も成功しなかったろうな。飴をやろう。」
「あらン、ありがとうございますっ!」
「ありがとう。雛乃さん。」
「姉さんから飴をたった一個貰ったぐらいで調子に乗らないで欲しいわね。」
いつの間にか隣に立っていた要芽が、ふと横槍を入れてきた。
「っ!要芽ちゃんは相変わらずと言うか、正月から暗いのね。」
「ただ明るくしていれば良いと思ってる図 太 い 性格の人間とは違うのよ。」
「むっ、ふ、太いって言ったわねー!」
「あら、私は体重の話などしてないないのだけれど。」
「お前達、正月から不快であるぞ。止めよ!」
我が一括すると、二人は、
「すみませんでした。姉さん。」
「ごっ、ごめんなさーい。」
と言って海のようにしぼんでしまった。
まったく、何時までたってもこやつ等は我がいないと纏まらぬな。
それにごっこ遊びのついでにせろりと親父殿の悩みも解決してしまう我の手腕!
ふふふ、我はこれからも皆のまとめ役、お姉さんとしてがんばらねばなるまいなぁ。
今年も忙しい年になりそうであるな。
252 :
SSD:2006/01/01(日) 23:44:13 ID:OSrwIUMr0
年末年始SS三本目、年始のねぇねぇとひなのんのお話です。
ねぇねぇはひなのんと遊んだりするんでしょうかね?
あまり想像が付かないですが、遊び始めたらすごく気が合いそうですね。
とりあえず、これで年末年始の連作は終わりです。
今年もぼちぼちお話を思いついたら投下させていただきますので、
よろしくお願いします。
支援ありがとうございました。
大儀であったな。飴をやろう。ついでに裏でカニをファックしていいぞ!!
936 :名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 22:50:48 ID:IlCJoFNM0
カニはお年玉もあんまりもらえなさそう…かわいそうカニ
カニ「かーちゃん、なんか少なくね?」
呂布「バイトしてるんだから、こんなもんで十分だろ」
(ガチャ パタン トントントン…)
カニ 「……ンーマーァアア!!」
カニ「…ってなことがあったんさ! ボクはもー限界だよ! グレてやる!」
フカ「そりゃ大変だったなぁ、でもレオとかスバルとかには言うなよ?」
カニ「何でさ」
フカ「あいつら、そもそももらってないだろうし…」
カニ「あ…そっか」
かわいそうカニ
942 :名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 23:28:08 ID:wwrPRkb60
乙女さんがお年玉をくれそうな気がする。嬉しそうに。
「私は、お前の保護者だからな」
中身は飴玉とかかもしれないが。
「ん?鉄家ではお年玉といえばこれだが?」
>>255 確保しました。
もし流れて行って
>>255がなんかの事情で再うpできなくなったら、
保管庫の方は4日に次の更新をする予定ですのでそれまでお待ちを。
257 :
シンイチ:2006/01/02(月) 00:10:42 ID:GQKUT+Gc0
SSD氏、GJです。
もうすっかりファンになっちゃいました。
それでは、自分も続きます。
今度は前回のやつの姉しよ編。
柊家では一同にみんなが集まって新年の挨拶をする。
今年は雛乃姉さんが巫女のアルバイトということもあり、夜に全員集合となる予定だ。
ねぇねぇと姉貴も初詣に店を出すとかで、朝早くに出かけてしまった。
今日はねぇねぇの誕生日だってのに…
「稼げる時に稼がないとねー」
とねぇねぇは言ってたけど。
残った俺とともねえ、海お姉ちゃんと要芽姉様、そして親父は一足先にお雑煮を食べていた。
「あったまるね〜」
「それにしても…なんでこいつが出ている番組を見なくてはいけないの?」
「まぁまぁいいじゃないか」
「お父様がそう言うなら…」
要芽姉様が不機嫌な理由は、ねぇやが出ているテレビ番組を親父が見ているから。
ねぇやはこの正月はメチャクチャ忙しいらしい。
おかげでねーたんは一人でお留守番、寂しいだろうから大晦日はこっちの家に泊まったのだ。
今は自分の家で準備中。あとでともねえと一緒に初詣に行くことになった。
ちなみに、これをチャンスと見て要芽姉様がねーたんを部屋に連れて行こうとしたのは言うまでもない。
結局は雛乃姉さんに止められて未遂に終わったんだけどね。
「それじゃ私はいるか達が待っているから行ってくるわ」
「あ、そうだ。私も雛乃姉さん達におべんとうを持っていかなくちゃ。
空也、ぽえむちゃんに『駅の前で待ってる』って伝えておいてくれないか」
「わかったよ、行ってらっしゃい。俺達はねーたんと一緒に行くよ」
要芽姉様とともねえを見送った俺は、お姉ちゃんと出かける準備を始めることにした。
「うーむ、ワシも仕事をちょっと残してしまったから一緒に行けんなぁ…
ピーナッツ、大事な娘達にもしものことがあったら許さんからな」
「俺はどうなってもいいのかよ」
「お前は自力で何とかしてくれる。ワシは信じているぞ」
それって要するに何もしないってことじゃないのか…
俺とお姉ちゃんはねーたんと一緒に初詣に行くことにした。
ともねえは駅前で待っているので、さっさと合流しないとな。
「ともえさん、大丈夫かな」
「大丈夫って何が?」
「みんなの今年の運勢を占ってみたの。みんなそれほど悪いことは出なかったんだけど…」
「もしかして巴お姉ちゃんがどうかしたの〜?」
「…わからないの。全く検討がつかないから、ちょっと心配で…」
うーん、ねーたんの占いは良く当たるからなぁ。
それとなく気を使ってあげるようにしとこう。
駅前に到着すると、すぐにともねえを発見した。
背が高いからものすごく見つけやすい。
しかし良く見てみると、どうやら男に声をかけられているようだ。
メガネをかけた猿顔の、このあたりでは見かけない変な奴だ。
ただ、女の子にしてみれば『生理的に嫌』とでも言わんばかりの顔をしている。
「珍しいな〜。巴お姉ちゃんがナンパされてる〜」
確かに珍しい光景ではあるが、ともねえも嫌がってることだし、ここは止めに入るとしよう。
しかし、俺が行く前にねーたんがずかずかと割り込んでいった。
「ともえさん、お待たせ。クー君と海さんもいるよ」
「あ、ぽえむちゃん」
「さ、行こう」
ねーたんはともねえの手を掴むと、俺達のところまで引っ張ってきた。
「ちょっと待ってくださいよー!…あーあ」
俺達はそのまま捕まらないようにさっさとその場を後にすることにした。
「だめだよ、ともえさん。あんなのに捕まったら」
「う、うん…ありがとう、ぽえむちゃん」
「ねーたんも勇気あるなぁ。それじゃ初詣に行きますか」
「れっつご〜」
「いらっしゃーい、くじ引きいかがですかー!あ、クーヤだ」
ねぇねぇはどうやらくじ引きで一山当てるつもりらしい。
姉貴は前にゲームで負けた罰として、ねぇねぇの商売を手伝わされている。
景品は家の物置とかで眠っていた昔のオモチャとか、安く手に入れた中古ゲームなどだ。
しかし、決定的な豪華景品は見当たらないようにも見えるが…
そのくせ1回1000円なんて高すぎるぞ。
「なぁ、ねぇねぇ。こんなのでお客さんが来るの?」
「ふっふーん、まだまだ詰めが甘いよクーヤ。ウチにはちゃんとした目玉商品があるのだ」
「私があげた『量産型メカ高嶺』?」
「ノンノンノン、特賞はこのタカとの一日デート権だー!」
「あぅ、瀬芦理姉さん…それじゃ高嶺がかわいそうだよ…」
「それに、その権利をもらった人もかわいそうだよ〜」
「どういう意味よ!」
「言葉どおりの意味だよ〜(・ε・)」
「ふざけんなー!」
ツインテールを逆立てて怒る姉貴だが、そんなもんでお姉ちゃんがからかうのをやめるはずがない。
「それより、そんなもん景品にして大丈夫なのかよ?」
「イカの分際で、このアタシを『そんなもん』ですって!?」
「問題ナッシーング。ガラガラには特賞なんて入ってないもーん」
「うわ、詐欺だ」
「人聞き悪いにゃー。単なる客寄せのイベントなんだって。
タカにそんなことさせるわけないじゃん」
それでも色々と問題があるんじゃないか…
「んじゃ、アタシ達はまだまだ稼がないといけないからね」
「商売のジャマになるから行こう、ともえさん」
「う、うん…」
ということで、俺達はその場を後にすることにした。
二人が変な奴にからまれませんように…
262 :
SSD:2006/01/02(月) 00:20:12 ID:dV+mVyGj0
支援!
賽銭を入れて御参りを済ませた俺達は、今度はおみくじをすることにした。
そこには雛乃姉さんが参拝客の受け答えをしていた。
「おお、よく来たな」
「忙しそうだね、雛乃姉さん」
「うむ、さきほど変な奴がおってな。我のことをじーっと見て、鼻息を荒くしておったわ。
我の魅力がいかほどのものか理解できておるようであったが、少し品性がなかったのう」
誰も雛乃姉さんが長女だなんて思わないだろうしなぁ。
もしかしてそいつはロリコンか…?
「くうやよ、今かなり失礼なことを考えなかったか?」
「え!?いやぁ、気のせいですよ」
「ふむ、それならよいが…」
あぶねぇあぶねぇ、なんて鋭い人だ。
「これからお前達はどうするのだ?」
「うん、色んな店を回っていこうかなって思ってるんだけど…」
「そうか、ならば気をつけてな」
雛乃姉さんと別れた俺達は、タイヤキを買って食べながら、この後の行動を話し合った。
ちなみに、タイヤキはねーたんのおごり。
「私はくーやと行くよ〜」
「わかった。そ、それじゃ、ぽえむちゃんは私と行こうね」
「うん…ともえさんとなら、安心」
「それじゃ後でね」
「くーや、お金のことは心配ないからね〜。お姉ちゃんに任せてよ〜」
後で雛乃姉さんのいたおみくじのところで待ち合わせるということで、俺達はそれぞれ行動することにした。
俺とお姉ちゃんはそれからというもの、とにかく沢山の店を回った。
射的、輪投げ、スーパーボールすくいなどなど…
待ち合わせの時間になるころには、荷物でいっぱいだった。
しかし、待ち合わせの時間になっても二人は来なかった。
雛乃姉さんも仕事が終わって一緒に待っていたけど、なかなか来ない。
ねぇねぇと姉貴もやってきたけど、それでも現れなかった。
「家には電話をしてみたのか?」
「うん、誰もいなかったよ。ともねえもねーたんも携帯を持ってないみたいだし…」
「ふむ、では手分けして探すとしよう。なに、神社にいるのなら時間はかかるまい」
ということで、俺はお姉ちゃんと一緒に探すことにした。
しかし、二人ともどこに行ったんだろう…
ねーたんがいれば占いでどこにいるかわかるのになぁ。
とか思っていると、『占い』と大きく書かれた看板が目に付いた。
しかも、占っているのは超美人で大人の色気丸出しの女性。
胸元がとてもまぶしいぜ。
ちょっと聞いてみるか。
「あの、すみません。背が高い女の人と黒いリボンをした女の人、見ませんでしたか?
俺の姉なんですけど、はぐれちゃったみたいで」
「さぁ、私は…ならば占ってさしあげましょうか?」
「うーん…」
「自慢ではありませんが、私の占いは結果がどうであれ、はずしたことはありません」
「なら、よろしくお願いします(美人だし、別にいいか)」
女性が集中すると、途端に空気が変わったかのような感覚が全身を包んだ。
これはねーたんに通ずるものがあるぞ。
「…白い服の女性と一緒にいるのが見えます。何やら長身の女性が険しい顔になっておりますが…」
「いっ!?まさか…ど、どうもありがとうございました!お金、置いときます!」
「場所は神社の入り口近くでしたわ。ごきげんよう」
嫌な予感がしてきたぞ。これは急いだ方が良さそうだ。
「くーやぁ、血相を変えてどうしたの〜?」
「話はあとだ!急ごう!」
俺達は大急ぎで向かった。
おそらく相手はあの透子さん、何をしでかすのかわかったもんじゃない。
「あ、いたよ〜。あの占いの人、ホントにすごいね〜」
相変わらずの余裕を持った顔をしている透子さん、透子さんを威嚇するかのように睨みつけるともねえ、
そしてともねえの影でビクビクしているねーたん。
何があったのかはわからないが、お姉ちゃんを置いて俺はすぐにその間に割って入った。
「ともねえ!」
「空也…」
「クー君…来てくれたんだ…」
「あら、明けましておめでとう。元気そうね、クールボーイ」
「ともねえに何か用ですか?危害を加える気なら、俺が黙っちゃいないぜ!」
「若いわね…何もしてないわよ。
その怖がっている子にしつこく声をかける男がいたから、それを追い払ってあげただけのことよ」
「そうなの、ねーたん?」
「う、うん…」
それでもねーたんの脅えっぷりはおかしいぞ。
多分ねーたんは透子さんの恐ろしさをなんとなく感じ取っているのかもしれないな。
「くーやぁ、待ってよ〜」
「あ、いたいた。おーい」
ここでようやくお姉ちゃんが追いついてきて、ねぇねぇ達も後から続いてきた。
「フフッ…空也君にトモちゃん、またね」
うっすらと笑みを浮かべた後、透子さんはその場を後にした。
「くーや、今のって月白先生だよね〜?なんで巴お姉ちゃんと一緒にいたの〜?」
「え?えっと…まぁいいじゃない」
「ふ〜ん」
「やっと見つけたわよ、巴姉さん」
「あはは…みんな、ごめんね」
何はともあれ、二人が無事でよかったよ。
そして俺達は、そのまま我が家へと向かった。
266 :
初詣に行こう・姉しよ編(7):2006/01/02(月) 00:27:06 ID:GQKUT+Gc0
すでに家には要芽姉様と親父が帰っていた。
しかも、家にはねぇやがこれでもかというぐらいくつろいでいるから、姉様はメチャクチャ機嫌が悪い。
「空也ちゃん、おかえりっ。そして明けましておめでとう☆」
「挨拶したんだから、さっさと帰ってくれないかしら?」
「アン、要芽ちゃんのいじわる」
今年もこの二人の確執はおさまりそうにない…
「よしよし、みんな揃ったところで、ちょっと座りなさい。改めて新年の挨拶だ」
「うむ、皆の者、言われた通りに座るのだ。ほなみとぽえむもだぞ」
雛乃姉さんがみんなを仕切り、きちっと正座を促した。
「親父殿、新年明けましておめでとうございます」
「「おめでとうございます」」
姉さんの挨拶の後、全員で声を合わせ、深々と頭を下げる。
親父はそれをニコニコしながら見ていた。
「うんうん、明けましておめでとう。それでは、ワシからお年玉だ」
親父がみんなを並べてお年玉を渡していくのは、もはや柊家ではお約束。
もらうのには恥ずかしい歳であろうとも、親父がそれを聞くことはないのもわかっている。
「えっと…その、なんだ。瀬芦理は今日が誕生日だったな。誕生日おめでとう」
「な…や、やだねぇ、ショウ。あは、あはははは…」
ねぇねぇも嬉しいだろうに、素直じゃないなぁ…
「二人にもお年玉だ。沖縄ではピーナッツが世話になったからな」
「あら、オジサマったら太っ腹☆」
「ありがとうございます…」
「さて、最後はピーナッツだ。受け取りなさい」
お、俺にもあるのか?このオッサンのことだから、俺の分なんて用意してないと思ってたけど。
「ほれ」
親父は何を考えているのか、ピンポン玉をぽとりと俺の手の上に落とした。
「これぞ『落とし玉』!なんちゃって」
…当たり前の事だが、この瞬間に柊家では超大寒波が到来した。
それから数日間、親父は誰からも相手にされなかったとさ。
後はいつもの大宴会だった。
おせちを食べて酒を飲んで…今日が誕生日のねぇねぇは、いつも以上に騒いでいた。
俺とともねえは料理を運んだりで大忙し。
結局俺は上機嫌のねぇねぇに酒で潰されてしまい、部屋までフラフラと歩いていった。
部屋に入ると、置きっぱなしにしてあった布団の上にどさりと倒れこみ、そのまま寝ようとしたんだけど…
「クーヤ!まだ寝るなー!寝たら死ぬぞー!」
「そーよ、空也ちゃん!まだ仕上げが終わってないわっ」
「まだアナタには休む事など許されないのよ…」
大人の女性3人が俺の部屋にどかどかと入ってきた。
しかも、戸を閉めた後、つっかえ棒で開かないようにしている。
これってもしかして…
「あのー…」
「ふっふっふ、『姫初め』って言葉ぐらい知ってるよねー?
アタシへの誕生日プレゼントは、クーヤ自身!もう決定しちゃいましたー」
「…」
「今日は寝かせないわよ、空也…一応瀬芦理がメインということだけど」
「えっと…」
「今晩はワタシの体でメロメロよっ☆」
戦略的撤退は不可能らしい。それでなくても、俺の体は酒と疲労でボロボロだ。
そんなことはおかまいなしに、3人は服を脱いでいく。
「頼むから休ませて…」
「「「いっただっきまーす!」」」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ…」
…今年一年も、俺は沢山の姉に振り回されそうだ。
ちなみに、次の日になって俺はともねえに発見されることになった…
カラカラの状態で…
269 :
シンイチ:2006/01/02(月) 00:32:29 ID:GQKUT+Gc0
sage損ねてしまった…反省。
支援ありがとうございました。
前回とコンセプトは同じです。
270 :
SSD:2006/01/02(月) 00:35:34 ID:dV+mVyGj0
>>シンイチ氏
姉様が恭しくお年玉貰う姿を想像して萌えました。
GJです
明けましておめでとうございます。
乙女さんSSを投下します。
ちなみに内容が正月と関係なくてごめんなさい
チュン、チュン
肌寒い12月、すぐ隣には乙女さんが規則正しい寝息を立てている。
カーテンの隙間からは薄日が漏れ、次第に朝日がのぞきだす。
結局一睡もできなかったのか…俺って実はものすごい小心者なのかもしれない。
いや、乙女さん的にはこういう部分が母性本能をくすぐられたりして…いやいや。
寝れないので益体もないことをつらつらと考える。
よいしょっ
ゴソゴソ
体をもぞもぞさせ、足を絡めた
……それにしても乙女さんの足、あったかいわぁ。
どうして一睡も出来なかったのか、話は一月ほど前に遡る……
―――
――
―
途中でこの上ない邪魔をするけど、どうぞ!
夕食も終え、ほうじ茶をまったり啜っている二人。
乙女さんが笑顔で見つめてくる、
「レオ、嬉しい話があるんだ」
ん? 嬉しい話か。
なんだろうなぁ、推薦合格の話は聞いたし他になんかあったか?
あ、厳しいって言ってた温泉旅行の日程が取れそうなのかな。
「この前実家から電話があったんだ」
「うんうん」
「父様と母様がレオに会いたいと言ってる。もちろん爺様もだ」
「えっ!」
ちょ、なんかしたか?
「……なんで?」
「なぜそんなに不安そうな顔してるんだ、別に驚くことじゃないぞ。
私達は、その、付き合っているんだ。
一度くらい顔を見せにきてほしいってだけだぞ?」
乙女さんは照れた顔つきになる。
「それに昔は家でよく遊んだじゃないか。
交際の事だけじゃなく、甥の顔を久しぶりに見たいと言っていた」
確かにそうだった。
昔はよくお世話になった。
それに交際相手の親に顔を見せるってのは、
将来を含めて考えれば、遅かれ早かれ当たり前のことだった。
納得。
「ああ、納得」
「おいしい食事を用意して待っていると父様が言っていた。 ふふ、お姉ちゃんは楽しみだ」
可愛らしい笑顔を見せるなぁ。
―
――
――――
そして今の状態に至る。
さすがに知った親戚とは言え
交際相手の親となると、緊張するものだ。
二人の将来のためにもここは頑張らないとな。
よしっ! 気合だ!
朝食を終え、二人で軽くランニング。
なんて健康的なカップルなんだろう、だがそれがいい。
この連休、家を空けることになる。
家の戸締りを見直してから、手を繋いで駅へ向かう。
乙女さんは朝からすこぶる上機嫌だ。
「湖畔の影から、誰かが見てる〜」
ああ出た出た、十八番だ。
ここで輪唱するのが乙女さんなんだよな、さあもう一度――
「駅着いたぞっ」
「あれ?」
「ん、どうした? お姉ちゃんが切符を買ってくるからな、ここで待ってるんだぞ〜!」
ズダダダダッ
乙女さん浮かれてるなぁ。
電車に揺られること小一時間、目的の駅につく。
駅から歩き始めて十数分、
住宅街の景色が変わり大きな家が並ぶ地域になる。
さらに歩くこと数分、
昔で言えば守備の要になるのだろうか、小川を挟んで目的地に着いた。
「ん〜、やっぱでかいな」
周りを高い塀に囲まれた土地が視界一面に広がる。
風格のある扉が目の前に立ちはだかる。
乙女さんは一つチャイムを鳴らすと扉を開け、自分も後に続いた。
庭が広い、昔のままの懐かしい道場が目に付く。
敷地内でもかなり歩いてようやく玄関に付いた。
「叔父さん、叔母さん。 お久しぶりです」
二人の目をしっかりと見て、気持ちを込めてきちんとお辞儀をする。
「久しぶりだな、レオ君」
「大きくなったわね〜、レオちゃんも」
二人とも親しみを込めて微笑んでくれる。
「でもまだまだジャリじゃの、レオ」
「陣内さんも、お久しぶりです」
陣内さんは、笑いながら俺の頭をわさわさ撫でた。
挨拶が済んで居間に通される。
5人でお茶を飲みながら近況や学校のことなど、会話に花が咲く。
ああ、いい家族だなぁ。
そして俺の話題になると乙女さんが嬉しそうに語り出した。
「レオはな、とっても優しいんだ」
乙女さんがにっこりと笑う。
「いつもは根性なしで、私がいないとだめな奴だ。でも熱いところもある」
相手の親の前で頭を撫でられ、微妙な気分になる。
「それに友達思いで、いい幼馴染もいるんだ」
……その後、乙女さんによるノロケ話が延々続いた。
夕食の時間、
食卓には色鮮やかな料理が並んでいるが、
一枚だけ、皿の上に何か変なものがのっている。
なんじゃ、ありゃ。
古い家だからって、まっくろくろすけでも住んでるのか?
「それね、おばさんの自信作なのよ。レオちゃんもよかったら食べてね」
テーブルの中央にあったのに、おばさんが皿をぐぐっと近づけてくる
「食べて?」
レオちゃんのために練習したんだもん〜、
などと嬉しいことを言ってくれる。
そういや、乙女さんの料理に似てる。
叔父さんはこちらをちら見し、泣きそうな顔をした後
背中を向け体育座りでテレビを見始める。
陣内さんは口笛を吹いていた。
うう、こんな時はフカヒレが食べる役回りのはずなのに……。
頑張れ、俺。
弟はどこ?支援
夕食を終え、寛ぎながら叔父さんのお酌に付き合う。
こっちはジュースだ。
「ところでレオ君、まさかまだ手は出していないよなぁ、当然」
叔父さんはお酒で少々顔が赤い。
う、チョーやばい!
正直に言っても嘘をついても逃げ道がない気がする。
観念して正直に言う道がまだ潔い、か。
「レオ君は正直者だな」
頭を撫でられた。
ほっ、セーフ。
この家族は頭を撫でるのが好きなのかな。
叔父さんはさらに耳打ちして、
「実はおじさんも若い頃ね、二人で道場裏に隠れてチョメチョメしたもんだよ。
性欲には勝てないよね」
だんだん下品になっていくな、このおっさん。
「い・い・かげんにしろ、このクソ! 」
ズンッ!!
叔母さんの踵落としが脳天に決まり、叔父さんは泡を吹いて倒れた。
うげ…頭の天辺が潰れてハートマークみたいな形になった
むくっ
「風呂入ってくるよ、母さん」
「はい、いってらっしゃい」
鉄恐るべし。
夕食後、与えられた寝室で二人きり。
乙女さんの膝枕でまったりする
「今日はどうだった?」
「んー、来て良かった。 みんなほんとにいい人達だよ。
昔から優しくしてくれてたの思い出してさ、なんか懐かしかった」
「そうか……」
乙女さんは今日一番嬉しそうな顔で頭を優しく撫でてくれた。
乙女さんがお風呂に行ったので少し外の空気を吸いに縁側に出る。
うう〜さみ!
さて、明日に向けてそろそろ寝るか。
山を散歩するって言ってたからな、今日はゆっくり休も。
オ〜ン、ヮォ〜……
遠くから犬の遠吠えが聴こえた。
シェーン
IDがおしりなんてエロs(ry
鉄家の朝は早い。
朝の食卓にはみんな揃っている。
「今日は二人でハイキングに行くのね」
「うん、昨日決めたんだ。 よく遊んだ場所だからレオも久しぶりに見たいって」
鉄家の敷地はとにかく広大だ、屋敷だけでなく裏には小さな山まで所有している。
昔はよく遊んだなぁ、タクマも入れて3人で探検ごっことか。
それに乙女さんはバリバリのアウトドア派だ、デートコースにももってこい。
「でもね、午後から雨が降るそうよ。 気をつけなさいね」
「大丈夫だ母様、奥の方まで行かないし昼前には戻る」
庭で軽く準備運動をした後、
屋敷の裏手から山に入り、ハイキングに出発。
「ほら、これ食べられるんだぞ」
ちょちょい、と指で示して山菜の説明をしてくれる。
「へぇ〜、おいしいのかな」
「うん、おひたしにするとおいしいんだ」
二人で山菜をてきぱきと摘んでいく。
いつでも食べ物ばっかだな〜、乙女さん。
だがそれがいい。
山の空気は肺に心地よく、
乙女さんも楽しそうに笑ってる。
ああ、幸せだ。
「あ、乙女さんこれ!」
「ん、ああ……懐かしい」
二人で樹に付いている傷を見る。
おとめ
レオ
たくま
ここで背比べをしたんだ。
タクマと俺がずるっこして背伸びすると
乙女さんがムキになって怒るんだよな〜、
それが面白くて二人でぴょんぴょんしたり。
そんなこんなでハイキングを満喫していたが
少し空模様が怪しくなってきた。
早めに帰った方がよさそうかもという話を切り出すと、
「レオ、気をつけろ」
グゥルル……
ウウゥ……
ウォン!……
茂みから野良犬の群れだろうか、数匹の犬がこちらを威嚇してきた。
「野犬だったら私に近づこうなど考えない、相手の力量ぐらい見抜く。
……捨てられた犬が寄り集まったんだろう」
乙女さんが一喝すると数匹逃げ出すが、まだ何匹か残る。
統率性が取れていない、群れで行動するはずなのに。
これが野犬と元飼い犬の違いか、人間への恨みもあるのかもしれない。
結局三匹が残り、突っ込んでくる。
乙女さんに二匹が突進し、一匹がこちらに攻撃をしかけてくる。
牙をかわし首に蹴りを入れる、
キャイン!
犬が怯んで退散したのを見て気を抜いたのがいけなかった。
「レオッ! 危ない!!」
乙女さんの声が響いた。
死角から足に噛みつかれた!?
ぐっ
初めに逃げだした犬がまだ草陰に潜んでいたようだ。
痛みで意識が一瞬白くにごる。
「覇っ!」 噛み付いた犬は吹っ飛んだ。
287 :
名無しさん@初回限定:2006/01/02(月) 02:18:25 ID:RF65+oq90
試演
288 :
名無しさん@初回限定:2006/01/02(月) 02:19:02 ID:RF65+oq90
試演
「レオ、だいじょうぶか! くそっ、結構深いな」
太ももからかなり血が流れている、
布で箇所を縛ってくれる。
「ふう、ありがとう」
「近くに小屋がある、そこで応急処置をしよう。
足に力を入れるんじゃないぞ、血が出てしまう」
怪我をしている側の肩を担いでもらう。
小屋に付く頃、まだ9時過ぎだというのに小雨が降り出していた。
朝のニュースでは午後からと言っていたのにほんと当てにならない
その後、乙女さん持参の応急セットで簡単な消毒をしてもらう。
「だいじょうぶか?」
「うん、だいじょうぶ。 そんな心配そうな顔をしないで」
「レオが怪我したのを見ただけで、心配でたまらないんだ」
こんなに心配されるのは不謹慎ながら正直嬉しい。
「早く戻って病院に行こう。
血は止まっても野良犬に噛まれると病気になる可能性がある。
ちゃんと治療をしてもらおう」
ああ、確かに狂犬病などはとても危険だ。
早いとこ行くべきだな。
290 :
名無しさん@初回限定:2006/01/02(月) 02:21:18 ID:RF65+oq90
私怨
応急処置と会話をするうちに外は本格的に雨になり、やがて……
ピカッ!
小窓が光る。
……なんてこった……雷か。
乙女さんは俯いたまま固まってしまった。
乙女さんの手をぎゅっと握る。
――カチ、コチ……
それから数分の時が流れる。
小屋の時計の時間を刻む音が静かな空間に響いていた。
「恐くない…恐くない…恐くないんだ…」
乙女さんは俯いて自分に言い聞かせ始めていた。
「早く病院に…レオを連れて行かなきゃ…恐くないんだ…早く」
俺を早く連れて行きたい気持ちと、恐くて動けない気持ちで葛藤していた。
乙女さん……そうじゃないんだよ。
乙女さんの体をきつく抱きしめる。
「……レオ?」
「乙女さん、そうじゃないんだ。
恐いものは恐いでもいいんだ、
無理に恐くないなんて押さえ込んじゃだめだよ」
「……」
「……」
顔は俯いたままだった、でも顔に少しずつ生気が戻る。
「……恐い。 恐いんだ」
やっと本当の感情を覗かせる。
乙女さんは俯いていた顔を上げ、
「……でもっ! レオが危なくなる方が…ずっと恐いんだ!!」
こちらを見つめた瞳には精気が漲っていた。
雷が鳴る大雨の中、
俺の肩を担ぎ山道を下る乙女さんの顔はとても精悍で
もう雷など恐れていなかった。
――――
――
―
私怨
乙女さんより陣内が心配w しえん
私怨
病院で一通り検査や治療を受け、鉄家に戻る。
病気の心配もなく、噛まれた傷も数針縫う程度で即日退院となった。
今は寝室で乙女さんに膝枕をしてもらっている。
「レオには学ばせてもらった。
雷ももう平気だ。どうだ、お姉ちゃんを尊敬するだろ?」
えっへん、胸を張る。
その威張った仕草がなんとも可愛らしくて笑ってしまう、
「レオ! なんで笑うんだ!」
はしゃぎあった後、ふいに静かになる。
お互いを慈しむ様な空気が満ちる。
私怨
――寝室の外では
「レオ君をお見舞いにきたつもりがとんだやぶ蛇だったな」
「この状態で言っても説得力ないですけど」
障子に2つの穴が開いている
そこから様子を見守る、もとい覗き見する二人がいた。
「しかし乙女もとっくに気づいているだろうに」
「見せつけたい年頃なんですよ」
「若いな」
「ええ」
微笑む二人。
そっと部屋から離れ、退散する。
それを気配で確認する乙女
レオに顔を近づけ……
――ちゅっ
Fin
gj
キスを交わし二人でまったりしていると外から雷と共に奇声が聴こえる。
外へ向かうと、
ドッカーン!! 陣内めがけて雷が落ちた。
「ひやぁっ」
「爺様!」
「陣内さん!」
ドッカーン!!
「ら、らめぇ! 電気きちゃいましゅ! ほほほほ!」
「爺様?」
「陣内さん?」
ドッカーン!!
「癖になるの! 気持ちいいのぉ!」
「……」
「……」
フライパン片手、快感に震えるじじいがそこにいた。
「今まで私が恐れていたのはなんだったんだ……」
「……」
デロリアンなしでトリップかよw
>>273-300 タイトル:鉄家へ行く。
ひえ〜規制に何度も引っかかった('A`)
支援してくれた方々本当にどうもありがとうございました。
弟ははるか遠くの地で頑張っているということで、ひとつお許しを。。
頂いたレスは感謝します。
SS2作目です。
うう、とても難産でした……。
初め書いていたのは道場生が出てくる話で、
最後までの流れも完成していたんですけど
どうしても納得いかなくて大幅変更しました。
今はとても満足しています。
それではromに戻ります。
OK スレを埋めるときに没ネタ投下してくれるとお姉ちゃんは嬉しいぞ
琢磨カワイソスGJ
野犬って結構危ないと思うが、狂犬病とか他の菌媒介してそうで
そこは鉄傍流の血か。重箱でスマソ
>>301 88マイル陣内なら行けそうで恐いなw
確かに琢磨ぜんぜん出てこないもんな。
そりゃ書けねえよ。書いても完全オリキャラ扱いだしな。
ニ作目でこれか。すげえな。
これからもがんばってくれ。応援してるぞ。GJ!!!!!!
それにしても、陣内!!!!!!恐るべき爺よ。
すいません中の人
>>181の六行目の急げますはを急ぎますわに。
十七行目の行きたいようにを生きたいように、に修正のほうお願いいたします。
新年早々御迷惑おかけいたします。それでは
すいません、保管の中の人。
私も修正が必要な所がありまして。
>>283の8行目、
> 昔はよく遊んだなぁ、タクマも入れて3人で探検ごっことか。
タクマ→琢磨
>>284の10行目
> タクマと俺がずるっこして背伸びすると
タクマ→琢磨
まだ別にありまして、かなり重大なミスなのですが、
>> 286の1行目
> 「野犬だったら私に近づこうなど考えない、相手の力量ぐらい見抜く。
野犬→昔から山で暮らしてきた犬
>>286の7行目
> これが野犬と元飼い犬の違いか、人間への恨みもあるのかもしれない。
野犬→野生の犬
以上4箇所の修正です、大変ご迷惑をおかけします。
申し訳ありません。
いつも本当にご苦労様です。
×保管の中の人
○保管庫の中の人
「姫、オレと付き合ってくれ」
「スバルクン!?」
え?なんで?そりゃスバルクンはルックスもいいし、
運動神経もいいけど。
「また、前みたいな冗談なんでしょ?」
「やっぱ分かる?いやあ、前秒殺されたのがくやしくってさ」
プチッ
「へえ。たったそれだけの理由で私をからかったわけね」
「あら、怒った?じゃ、オレ部活行くわ!!」
「待ちなさい!!」
「やっべえ、やりすぎた!」
「ちっ!逃がしたか」
陸上部だけあって速いわね。
あれ?なんかドキドキしてる。
もー、どうしてくれんのよ!!?
これは容認できない俺の心せまい
ムシャクシャしてやった。
反省はしている。
スバルが三枚目になっちっまった。
さあ、文句ある奴から来い!
片っ端から血の海に沈められてやるぜ!!
スバルが三枚目というより三下
姫の反応がアバズレ
ところで、姫→スバルの呼び方って安定してないな。
スバルクンって呼ぶときもあれば、伊達クンと呼ぶときもある。
俺は伊達の方が好きなんだけどな。顔にキズのある槍使いを思い出す。
┏━━━━━━━━━┓
┃ .マジカル☆乙女さん.┃
┃ マジックショー ┃
┗━━━━━━━━━┛
た ら ら ら ら ら ら ら ら ら ら ら ら ら
┌───-─┐
│ '´, `ヽ │ /~ニ)/)
│!爪リリ从)ゞ│ ./ ///
│ノwリ゚ ヮ゚ノル│ | || |
├───-─┤ '´, `ヽ ザワザワ…>
│ ⊂)个iつ | |ニfノ从从リ
├──-──┤ ル(リ゚ ー゚ノリ___
│ .く/_|j〉?│ く)公iつ | .|
│ !し'ノ. │ 0ヽ_ノ  ̄
└──-──┘ . し'ノ ガンバレー>
⌒⌒'〜'⌒'〜'〜'⌒〜'〇'〜'⌒'〜'⌒⌒'〜'⌒⌒''〜'⌒'〜'
O
o Z
∞ _ Z
(┌) '´, `ヽ z
 ̄ |ニfノ从从リ
r―――― ル(リ- -ノリ―― 、
\r──/⌒⌒⌒⌒⌒\ー\
\ :::::::::ノ / ヽ \
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\ :::: 〃 \
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┏━━━━━━━━━┓
┃ .マジ狩る☆乙女さん.┃
┃ マジックショー ┃
┗━━━━━━━━━┛ スゴーイ>
バ ーーーーz___
┌───-─┐ ン!!
│ '´, `ヽ │ /~ニ)/)
│!爪リリ从)ゞ│ ./ /// ワーワー>
│ノwリ゚Д゚ノル │ | || |
┌─-───┼───-─┘ '´, `ヽ ,ノ
│ ⊂)个iつ .| |ニfノ从从リ ミ@゚∋
└──-──┼──-──┐ ル(リ゚ ヮ゚ノリ___彡 ノ キャーッ>
│ く/_|j〉 ? │ く)公iつ | .|
│! し'ノ. │ 0ヽ_ノ  ̄ オトメサーン!>
└──-──┘ . し'ノ
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∞ _ Z
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 ̄ |ニfノ从从リ
r―――― ル(リ=ヮ=ノリ―― 、
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ジリリリリリリリッ
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カチッ (│) '´, `ヽ
 ̄ |ニfノ从从リ ハッ!
r――――― ル(リ゚ ロ゚ノリ― 、
\r───丶ミ つ ‖つ/ー\
\ :::::::::ヽ /⌒⌒⌒ ヽ \ 彡ガバッ
\ ::::::: / / ヾ \
\ :::: 〃 \
.\ :::::::::::::::ノ 〃 \
. \:::::: ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ジリ…リ _
_ ,-、 |) '´, `ヽ
∴ ∞ |ニfノ从从リ ナンダユメカ…
r――――― ル(リ∩ヮTノリ― 、
\r───丶、 (l⌒‖ つ/ー\
\ :::::::::ヽ /⌒⌒⌒ ヽ \
\ ::::::: / / ヾ \
\ :::: 〃 \
.\ :::::::::::::::ノ 〃 \
. \:::::: ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|_ _ _
| `ヽ '´, `ヽ '´ ヽ
|从从リ !爪リリ从)ゞ (ハヽ从 l オ、オトメサン…?
| ー゚ノリ ジーーッ ノwリ;゚ ヮ゚ノル ナニカシセンヲ i、Д`;i)
⊂il) ⊂)个iつ カンジルヨウナ…? /i `i´lヽ
||j〉 ドキドキ . く/_|j〉 U| 个.|J
|ノ し'ノ .|__|_,j
4円
いや、もう終わったんじゃないの?
「これでラスト」って言ってるからな。
どこまで支援が続くか見たかったがw
>>323 中の人がどこまで作業してるかわからんがテキストファイルは
1枚にまとめといたほうが作業しやすいと思うよ
スレに投下するときはもちろん分割投下になるんだが、直接、サイトに保存
してもらう場合はファイルが分割されてる意味がない
>>318gj もっと続きを見たがこの板だと投下規制がしんどすぎるか
カニSS完成
って言うかね、カニのバカさ表現ムズすぎ。
幼馴染ENDの続きみたいな感じなんだけど途中からカニに変化する感じ
それでは投下
327 :
絶望と希望:2006/01/03(火) 06:14:51 ID:Znep5kVS0
俺は今遭難している。
本当は幼馴染達と、楽しい旅行になるはずだったのに。
俺の横にいるカニがはしゃぎすぎたせいで、
こうして洞穴で吹雪がやむのを待っている状況に陥っている。
「それにしてもカニ。ちゃんと前を見て滑れよ」
「うっせえなあ、なんか面白そうなもんがあったと思ったんだよ」
「だからといって、谷に落ちるときに俺の服をつかむ事はないだろ」
「近くにあったんだからつかむだろ普通。皿をもつかむってやつだよ」
「藁だ藁。本当にお前は底無しバカだな」
「けっ…それよりどうすんだよ。このままじゃ二人とも凍え死んじまうぞ」
「救助を待つしかないな。この吹雪の中に出て行くほうが自殺行為だ」
「役に立たねえなあ、レオは」
「お前のせいでこの状況になってんだぞ」
「……わかったよ。とりあえず腹減ったからなんか食いもんちょうだい」
このカニ。ぜんぜん反省してねえな。
まあいい。
「食いもんなんて………あった。ほら、ビスケットだ」
「おー、あんがと。いやあ、持つべきものはレオだね」
「調子のいいことを。とりあえずそれしか持ってないからな、食料」
「えー!?このビスケット一袋だけ?二枚だけじゃん。じゃあレオはなに食うのさ?」
「何も無いって言ってるだろ。とりあえず明日までには救助が来るだろうから。
それまで我慢するさ。お前は育ち盛りなんだろ?それしか無いが無いよりましだろ」
「ちぇ、一枚レオにやるよ」
「カニらしくないな。熱でもあるのか?」
「ちげえよ!恩を売っておくんだ。あとで倍返しだからな」
「それ俺のなんだぞ。まあいいやサンキュー」
328 :
絶望と希望:2006/01/03(火) 06:17:20 ID:Znep5kVS0
「なあレオ」
「どうしたカニ?」
「なんかボク眠たくなってきちゃったよ」
「寝るなよ?意識はしっかり持っとけ。起きれなくなるぞ」
「んな事言われても………ふあ〜っ」
「おいっカニッ!」
「ははは、ボクの人生ここでザ・エンドだね」
「ザじゃねえジだ!そんな冗談笑えねえぞ!!」
「レオ…言っときたい事が…あるんだけど」
「なんだよ!?」
「ボクさ……レオの事が好きなんだ」
「それだけ言えりゃ大丈夫だ!だから意識をしっかり持て!!」
「冗談じゃ………ねえよ………本気なんだ」
「いい事を教えてやる!それは吊橋効果ってやつだ!!
な、カニ、お前はまだまだ知らない事があるだろ!?
もっと色んな事を知りたいだろ!?だから寝るんじゃねえぞ!!」
カニの顔を触ってみたが、かなり冷えてる。
小さいから体温が下がりやすいんだ。
「なんか……難しそうだけど…そんなんじゃねえよ…………
前からなんだよ…………ずっと前から好きだったんだ………
レオの事が…………はは…………遺言ってやつだよ…………
もう……見れなくなる前に………言っとこうと思ってな……」
「……カニ、それは遺言じゃなくて、告白というんだ」
俺の目の前で小さな火が消えようとしていた。
消させねえ!
絶対に消させねえ!!!
俺はカニを抱きしめる。
「その告白の答えは生きて返ったら返事してやる!!!だから絶対生きて帰るんだ!!!!
お前返事聞かなくていいのか!!!!?」
「……いやだ!………絶対返事………聞いてやる!
………レオ………いい返事期待しとくぞ……」
早くやめよ吹雪!!俺達は絶対に二人で帰るんだ!!!
329 :
絶望と希望:2006/01/03(火) 06:28:54 ID:Znep5kVS0
吹雪はやまない。
カニの体温はどんどん下がっていく。
「くそっ!!!このままじゃ………」
最悪のケースが頭をよぎる。
その時、遠くから声が聞こえてきた。
「おいカニ!!救助が来たぞ!!もう少しだ!!
もう少しだけがんばれ!!!」
「……ん?………なんも聞こえねえぞ?………はは……
レオ……幻聴でも………聞こえたんじゃねえか?」
そんな筈は無い。確かに聞こえた。
「おーい!!!ここだー!!!!」
返事はこない。
嘘だろ!?ちゃんと聞こえたんだ!!
幻聴なんて許さねえぞ!!
カニの命がかかってんだ!!!
「おいカニ!!あとほんのちょっとだけだ!!!
………カニ?………カニ!?おい!!カニ!!!
目え閉じんな!!!今俺が話してんだろ!!!返事聞かなくていいのかよ!!!!」
カニの目は開かない。
「おい……言い逃げなんてずるいだろ!一方的すぎるぞ!!
ちゃんと返事させろよ!!目え開けろよ!!!」
冷たいカニを抱きしめる。
「絶望なんていらねえよ!!!希望をよこせよ!!!!」
カニの目は………開かなかった。
「こらカニ!また俺の弁当食ったろ!今日という今日は許さん!」
「へへーんだ!ボクは育ち盛りなんだよ!けちけちすんな!」
「てっめえ!待て、このバカガニ!!」
「待てといわれて待つわけねえだろバーカ!!!」
「なあ、スバル。レオとカニって付き合ってるんだよな?」
「なんでだ?」
「だって前までと全く同じじゃん」
「いいんじゃねえの。それがあいつらのスタイルってやつなんだよ」
「そうか?ま、別に俺はカニなんてどうでもいいけどな」
「まあレオと一緒なんだ。カニも幸せだろうし。(良かったなカニ)」
「くそっ!逃げられたか!」
くっくっく、レオのやつボクを見失ってやがるぜ。
ここで、後ろから近づいて。
「喰らいやがれ!!!!」
「わっ!!って、てめえ!いきなり抱きつくな!」
「いいじゃん別に」
「抱きつくなら前から来いって言ってんだ!顔が見えないだろが」
「おうよ!それでは改めて……おりゃ!!」
「ひっかかったなカニ」
「な?いはいいはいほっへはひっはふは」
「なんだ、泣くのか?」
「な、泣くわけねえだろ」
泣くわけねえだろ。
好きな人と一緒にいられるんだからな。
「よし。泣くまでひっぱてやる」
「ちょっとまっちくり」
「ん?なんだ?」
このスキにキス。
「………おい」
「ぎゃーはっは。まんまと逃げてやったぜ」
おしまい。
いろいろと反省点はある。
説明無さすぎ。話はしょりすぎ。…多すぎ。カニカニ言いすぎ。
でもなあ、ながすぎるとしんどいのよ。
ていうか初投下からまだ十日しか経ってないのに、これで八作目。
やばい、ネタが尽きてしまう。
おいおい、レオとカニが付き合ってるってのにスバルが転校してないのか!?
って突っ込むところはそこじゃねーな。
>>329と
>>330の間に二行くらい説明が欲しい
んで
>ていうか初投下からまだ十日しか経ってないのに、これで八作目。
凄いな。厨房裏でコテハンを名乗っていいぞ。GJ
314 :名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 09:10:05 ID:b3w2IFrGO
エリカ「ねえ、よっぴー」
良美「あ、エリー」
エリカ「その人、友達?」
良美「違うよ。……恋人」
レオ&エリカ「えあっ!?」
良美「私が拾ってきたから、私の恋人」
エリカ「……よっぴー、恋人って拾うものじゃないと思うんだけど」
良美「私が拾ってきたんだから、私が決めるの。恋人が出来た」
エリカ「……出来てないわよ。大体部屋とかどうするのよ」
良美「私の部屋を一緒に使うよ。そこに仕舞っておくの」
エリカ「……拉致監禁じゃない」
レオ「……」
>>333 なんとなくこどちゃを思い出した。
よっぴーの場合はかなり黒いがw
皆さんGJ!ですね
朝一の帰省で、姫の誕生日 忘れてた〜〜ぁぁぁ・・orz
ずっとフカヒレプレイヤ使わずに
感動を得ようと我慢してたのに
今年も皆さんの良い作品期待しております
336 :
329.5:2006/01/04(水) 02:25:32 ID:zNLiviX00
幻聴じゃなかった。
救助は来ていた。
「おい、カニ!助かったぞ!目え開けろ!」
だがカニは目を開けなかった。
「ほらカニ。早く目を開けないと頬を思いっきり引っ張るぞ」
それでも目を開かない。
「この野郎!早く起きるんだ!!」
思いっきり頬を引っ張る。
「ふぁ〜?……ああ、レオ……おふぁよう」
!!!カニが生きてる!!!!
「てめえ、心配させやがって!!!」
「は……なにが?………」
「俺達助かったんだぞ」
「ん?……あ、そう。んじゃおやすみ」
こいつ、ホントにただ眠かっただけなんじゃ。
「返事聞かなくていいのか?」
「…ス〜っ……ス〜っ……」
ま、いっか。
起きてから言ってやるか。
幸せそうに寝てやがるしな。
「おやすみ……カニ」
そっと額にキスをした。
「しっかし、俺も何を血迷ってこいつが好きになったんだかなあ」
原因はわかってる。
だが、俺はこいつを愛していこう。
………いけるよな?
確かに話が飛躍しすぎていると思い急きょ作成。
スマン中の人!保管するときは
>>327>>328>>329>>336>>330の順番でお願いします。
ホントゴメンナサイ。
>>332サンクス。コテハンの意味が分からないのでやらなーい。
>おいおい、レオとカニが付き合ってるってのにスバルが転校してないのか!?
もう時期過ぎてるだろ?だよな?
まあ、あのシーン無しってのは………
まあいいじゃんSSなんだし。きっとこういうシナリオもあったかもってことで。
しかし、スバル救われない……のか?
絵描きの俺はこのムラムラした気持ちを
どうすればいいんだ。
>>338 笑えばいいと思うよ
逃げちゃダメだ 逃げちゃダメだ 逃げちゃダメだ
エロゲ絵用のスレってどっかにないのかね?
角煮とかお絵描きとかでさ
それか自分で立てちゃうとかな
343 :
名無しさん@初回限定:2006/01/04(水) 21:40:32 ID:JvNu/HPq0
>>338 笑えばいいと思うよ
貴方は叩かれないわ、私が守るもの
エヴァだろ
貴方は死なないわ
だっけ
>>342 あえていうならここじゃなくて作品別の本スレなら、絵を投下しても何も言われないんじゃね?
かるーいのを投下してみる。
348 :
小ネタ劇場。:2006/01/05(木) 00:12:48 ID:Flit9PiF0
小ネタ劇場〜だってフカヒレだもの〜
ホテルの一室にて。
レオは以前から疑問に思っていた事を訊ねてみた。
「祈先生。ちょっとお聞きしたいんですが」
「はい、なんでしょう?」
「先生って、童貞とスルのが好きなんですよね?」
「まぁ、そうですわね」
「じゃぁ・・・フカヒレとはシたんですか?(ドキドキ)」
「してません(キッパリ)」
「えーっと・・・何でですか?一応フカヒレも童貞なハズですけど」
「だってフカヒレさんですもの」
「??」
「フカヒレさんはフカヒレさんだからシたくない訳です」
「は、はぁ・・・」
何となく意味は理解できたレオであった。哀れフカヒレ。
短いのしか作れないが、これからもSS投下する所存ですブラザー。
GJ
FJ(幅跳び前)
逆か
JFだ
GWGJF(すり足→幅跳び前)
続けて小ネタ投下しますYO。
353 :
小ネタ劇場。:2006/01/05(木) 00:46:32 ID:Flit9PiF0
小ネタ劇場〜婦女子の君へ〜
「幼なじみエンドキター!!!」
「ひ、姫?!」
「どうしたのエリー、いきなり叫んで」
「うふふ・・・う〜ふ〜ふ〜ふ〜ふ〜」
「な、なんか怖いな・・・」
「画面に釘付けだねエリー。・・・何なのかな」
「どれどれ、俺も見てみる・・・」
姫が興奮して見ているPC前へと移動する良美とレオ。
『レオ・・・もう放さないよ・・・・・』
『あぁフカヒレ・・・ずっとこの日を夢に見ていた・・・』
「ギャーーーーーーー!!?!?!?!!」バタリ(←気絶)
「つ、対馬君?!しっかり!!!」
「『駄目じゃないかレオ・・・シャーク、だろう?』」
「エリー読まない!セリフ声にして読まないの!!」
「『あん、優しくしてくれ、シャーク・・・』」
「だからセリフを読まないでってば〜!」
END・・・・・・・?
漢字誤変換はないッス。いや腐女子って表記するとネタすぐに分かるし(ry
またなんか思い付いたら投下しますノシ
中の人乙!!!&サンクス!!!
Flit9PiF0 確かにこうなるだろうな。
でも、姫………くそ!涙が出てきた。べタドラマでも泣かなかったのに。
GJなんてあげないもんね!つGJ
あ〜手が勝手に
「ん〜〜〜〜〜〜〜!!空気がうまい!!」
「ホント、気持ちいいですね」
あたしは今センパイと山に来ている。
去年はセンパイが受験だったし、一昨年は海に行ったので今年は山。
「結構、人いますね」
「まあ避暑地だからな。嫌なの?」
「嫌ではないんですけど………あまり人が多いのは」
「そうか…………じゃあ、あそこにボートあるし乗るか」
「そうですね」
「しかし、二年前には地球の裏側だったのに、今は同じボートに乗ってるとは。
人生って分からんなあ」
「そうですね。あたしも二年前なら料理人になる夢をあきらめかけてましたし」
「そうそう、夢って言えば、受験勉強中つらかったよ」
「何がですか?」
「勉強やってて思うんだよ、問題分からなかったりすると。
違う道もあるだろ。とか、お前には無理だ。とか、遅すぎるんだよ。
とか、いろいろな。で、思うわけだ」
「何をです?」
「俺はなごみを支えるとか言ってたけど、支えられてるんだって」
「そんなこと無いです。あたしもセンパイに支えられてます」
「はあ〜、俺の方が先輩なのに形無しだな」
「いいじゃないですか。人という字みたいに支えあっていけば」
「そうだな。よし!!!俺が短い方の棒になれるようにがんばるぜ!!!」
「対等……じゃ…嫌ですか?」
「…………それもそうだな。なごみは来年卒業だな」
「はい、修行先もオアシスの店長に紹介してもらえそうですし」
「道は違うけど、一緒にがんばっていこうな」
「はい!!!」
人生という川で、あたしとセンパイはまさに同じ船の上。
この船が二人をどこまでも運んでくれますように
音楽聴いてたら書きたくなった。
短いけど、まあいいや。
しかし、一つ思う。
なごみんSSムズいっすねえ。
なんも思い浮かばん。
>>357 GJ!
そうですか。俺は書きやすさでいうと
カニ=なごみん>乙女さん≧姫>>よっぴー≧祈先生
実際後ろ二人メインの話は書けてませんし。
サーンクス
今んとこ全員書いたけど、手の動き具合は。
姫>乙女さん=カニ=よっぴー>なごみん=祈先生
なーんかね、動かないの。後ろ二人は。
姫のは書けんだけどなあ。おっかしいなあ。
祈先生以外なら色々書けるかも。
>>357 GJですぞー。
いえいえあなたこそ。
それはそうと、
姫>乙女さん=カニ=よっぴー>館長=なごみん=祈先生=スバル>越えられない壁>フカヒレ
に訂正。何なんだフカヒレ!!!!
どうしてくれようこのイライラ!
クソ!!腹立つ!!次はフカヒレだ、覚悟しとけフカヒレ!!!
以前の活気を取り戻せキャンペーン一人で実施中。
本日三回目の投下。
小ネタ劇場
婦女子の君へ其の弐〜嗚呼お嬢様…編〜
「ねージイヤ!」
「なんでございましょうエリカお嬢様?」
「わたしね、わたしね、ジイヤのおよめさんになるの!」
「おやおや、これはお嬢様、爺やのお嫁さんになっていただけるのですか」
「うん!えへへー、おかたもんであげるね!」
―――――月日は流れ、現在―――――
「柔らかくもしなやかな胸板を見つめ、呟く。『素敵だ、レオ…』」
「だーかーらー、声に出して読まないでってば〜!」
「うふふふふー、来たのよ、BLが、幼なじみタイムがきたのよよっぴー!」
「そんなの来なくてもいいよー!」
生徒会室でのそんなやりとりを木陰から見つめて、爺やは思った。
純なお嬢様はもういない、と――――
END・・・・・・・?
紫煙?
やべ、タイトルつけるの忘れたorz
>保管庫の中の人
小ネタ劇場でお願いしますm(_ _)m
4コマ漫画的なSSばっかり投下しますが、気楽に読んで下さいませ。
爺やカワイソス
くっ!また手が勝手に。つGJ
一度ならず二度までも
やるなFlit9PiF0
レオと姫がいつ別れるかのトトカルチョ。
別れると賭けたやつらよ。貴様らは熱くなったレオを知らなすぎるぜ。
これで俺も金持ちだぜ。
うひゃひゃひゃ、何かおっかなあ。
しかし西崎さんとスバルが邪魔だったな。まさか当てちまうとわ。
俺の総取りじゃなくなっちまた。
でもなあ、払わないとなあ。
「西崎さん、はいトトカルチョの取り分」
「く〜」
「そんな沢山いらない、だとさ」
「マジで!?西崎さんありがとう!!俺と付き合って下さい!!!!」
「フカヒレ。冗談もそこまでにしておけ」
「え?あ、ああ。それじゃあな」
「ちょっと待てフカヒレ」
「なんだよ、村田」
「トトカルチョ。あたったやつ他にいるのか?」
「ああ、あとスバルが当てやがった。くそっ、俺の総取りのはずだったのに」
「そ、そうか。難儀だったな。じゃあなフカヒレ」
「スバル、ほらお前の取り分だ」
「ん?別にいらねえよ。とりあえず飯おごってくれよ」
「そんなんでいいのか?」
「別に金が欲しくて賭けたんじゃねえしな」
「やっぱ持つべきものは親友だよな」
「別に俺のことを親友っていうのわかまわねえけどよ。
オマエとレオは親友かどうか微妙だな」
「な〜に言ってんだよ。俺はレオを信じてたぜ!」
「どうだかな」
「な、ほんとだって。絶対レオと姫は別れないと思ってたよ。俺は」
「イマイチ信じらんねえな」
俺は金を手に入れたが信用をなくしたようだ。ちくしょーーー!!!
き、記念すべき十作目がフカヒレ………orz
意外な伏兵西崎さんが現れたが勢いで書いた。
>以前の活気を取り戻せキャンペーン一人で実施中。
俺も及ばずながら援護するぜ!!!
まあ、もうネタ無いんだけどさ!!!
ID:Flit9PiF0
ID:IJIWvoxT0
GJ
小ネタ劇場のFlit9PiF0がウケと見せかけて実はセメで、多作のIJIWvoxT0がウケか
370 :
区区:2006/01/06(金) 00:04:44 ID:nunSK6Jm0
SS投下します
371 :
区区1:2006/01/06(金) 00:06:33 ID:nunSK6Jm0
レオと乙女の奇妙な体験
―1―
「ふあ〜〜〜〜」
俺は大きなあくびをしながら目を覚ました。
枕元にある時計に手を伸ばしてみる・・・あれ?無い。
上半身を起こしてみると俺の部屋ではなかった。
「あれ、ここは居間か?」
どうやらソファーの上で寝ていたようだ。
壁時計を見ると・・・・げっ、まだ朝の5時だ。
2度寝しようとソファーに倒れたが眠れない。しかたがない、起きるか。
「よいしょっと。」
俺は起きあがった、そして妙な違和感を覚えた。
「・・・・なんだか体が軽いな。」
不思議に思いつつトイレに入った。
便座を上げパジャマのズボンを下ろしたとき、妙なものが目に入った。
「・・・いつの間にブリーフなんかはいたんだ?」
というかブリーフなんて持っていたか?
きっと寝ぼけているんだろうと思いブリーフを下げる、その瞬間凍りついた。
「・・・・・・・ない。」
そこにはあるはずのものが無かったのだ。それ具体的に言うには憚れるが
とにかくなかったのだ。
俗称で“息子”とか“男にしかないのも”とか表現されるアレがついてな
かったのだ。
そしてその時になってようやく
「・・・胸がある。」
という事に気が付いた。
「な、な、なぜだ―――――!!!!」
そう大声で叫んだとき、誰かがやってくる足音が聞こえた。
「どうした!レオ!」
372 :
区区2:2006/01/06(金) 00:08:26 ID:nunSK6Jm0
「乙女さ・・・・・ん!?」
俺は振り返った、そこにいるはずの女性に助けを求めるために。
しかし女性はいなかった。
「え・・・・・・・なぜ?」
それは俺だった。
「どうして・・・・私がそこに?」
俺達はそこに立ち尽くした。
―2―
俺の名前は対馬レオ、龍鳴館高校に通っている2年生だ。
そして俺の家には同居人がいる。
彼女の名前は鉄乙女、従兄弟であり俺の恋人でもある人だ。
俺より1つ年上で頼りになる人だが、今は全く頼りにならなかった。
「どうしたものか・・・・。」
「うーむ・・・・。」
かれこれ1時間ぐらいこうしては唸っている。
それもそのはず、なぜなら俺達は、いや私達とも言うべきか。ある重大な問題と直面
しているのだ。
それは互いの精神が入れ替わってしまったみたいなのである。原因を考えているのだ
が・・・・一向に進まない。
「レオ・・・・いやこの場合はなんと呼べばいいのか。」
俺の体にいる乙女さんがそう言った。
「2人でいるときはレオで構わないと思うよ。」
「そうか、ではレオ、お互いの体がなぜ入れ替わったか分かるか?」
「俺にも分からない、乙女さんの方はどう?」
「私もさっぱりだ・・・。」
さっきからずっとこんな事をいいあっている。
乙女さんは単純な性格(ゴメン)しているから、アドリブ効かないんだよなあ・・・。
しかしこんな漫画みたいなことが起きるとは。・・・・・・別に人体練成してアレ見たわ
けでもないし。
373 :
区区3:2006/01/06(金) 00:09:36 ID:nunSK6Jm0
「どうした?何か考え事か。」
俺の体にいる乙女さん(以下乙女さん)が心配そうに聞いた。
「ちょっと真理の扉について考えていただけさ。」
「何だそれは?」
「いや、気にしなくていいよ。」
「そうか・・。」
「しかしこれからどうしたら・・・。」
「うーむ・・・・・。」
またもや2人して唸り始めた時、急に乙女さんは立ち上がった。
「こうやってうじうじするのは性に合わん、動くぞ!」
「動くって・・・・どのように?」
そして乙女さんはさらっと言った。
「もう家を出ねばならん時刻だ、とりあえず学校へ行く。それから考えよう。」
「ああ、分かった。」
そして立ち上がった。
「そうそう、乙女さんの着替えって箪笥に入ってるの?」
「そうだが・・・まさか着替えるのか!?」
「だってこのままじゃあ外に出られないし・・・。」
因みに今はパジャマを着ている。
「まて!着替えるのはだめだ!」
「じゃあどうやって学校に行くの?」
「それは・・・・・。」
乙女さんは押し黙って考えこんでいる。どうやら葛藤しているみたいだ。
数分後、諦めたようにこういった。
「・・・・今だけだぞ。」
「わかった。」
「余計な事はするんじゃないぞ!」
「わかってますって♪」
「心配だな・・・。」
374 :
区区4:2006/01/06(金) 00:10:50 ID:nunSK6Jm0
そして着替えるために部屋に戻った。
「とりあえず脱ぐか。」
俺は今乙女さんの部屋にいる。そして着ているパジャマを脱いだ。
「恋人同士なんだから別に恥ずかしがら無くてもいいのに・・。」
俺は鏡を見た、そこには下着姿の女性が写っている。
こうしてみると、乙女さんの体は非常に美しいなあ。
「なんていうんだろう・・・エロかっこいい?みたいだな。」
知らず知らずの内に顔が赤くなっていくのを感じる。
「・・・いかんいかん、何を考えているんだ俺は。」
俺は頭をぶんぶんと振った。
「着替えるか。」
そして制服に手をかけた。
「と、その前にいろんなポーズをしてみるか♪」
俺は嬉しそうに鏡の前に立った。
1回して欲しいポーズがあったんだよなあ・・・。
膝を床について両手も床につけてと。
「できた。」
そのポーズは通称女豹と呼ばれるポーズであった。
しかも今は下着以外何もつけてない。
「うお――――――!すげーいい!!!!」
鏡に映るその姿は、世の男性を虜にして離さないような代物である。
「これ写真に残したい・・・。」
はっ、鼻血でそう・・・。
次は・・・・脚をアルファベットのMの形にしてみよっと♪
「ではいざ!」
そして俺が脚を開こうとした時、突然扉が開いた。
「おいレオ、何をしている。早く学校に・・・・・。」
そこには乙女さんが立っていた。
375 :
区区5:2006/01/06(金) 00:12:36 ID:nunSK6Jm0
「きゃー、エッチー!」
「それは私のセリ・・・・この場合は正しいな・・・・ってそんなことよりも、何を
してるのだ!」
「着替えようとしているだけだよ!」
「じゃあ早くしろ!」
「乙女さんは見ないでよ!」
「私の体だから問題ない!そして制裁してやる!」
「待って!この体は元々乙女さんのだから跡が残っちゃうよ!」
「くっ・・・まあいい、ともかく着替えさせてやる!」
そして俺は乙女さんに無理矢理着替えさせられた。
数分後。
「うっうっ、お嫁にいけない・・・。」
「だからそれは私のセリ・・・・もういい、行くぞ。」
「はーい・・・・。」
2人は学校に行った。
―3―
学校の授業はチンプンカンプンだった。
だって俺は2年生だし・・・・。
普段ならサボっていただろうけど、乙女さんに迷惑はかけられない。
そんなわけで俺はこの日非常に退屈で苦痛な1日を過ごしたのである。
そして放課後になると急いで生徒会室に向かった。
「あーしんど。」
中に入るとすぐに俺はリラックスして椅子にもたれかけた。
「レオ、そんな座り方はするんじゃない。」
横では先に来ていた乙女さんがいる。
普通なら微笑ましい光景であろう、だが
「乙女センパイいつからくだけた性格になっちゃったの?」
「対馬君、鉄先輩にレオっていったけど何でなの?」
霧夜エリカと佐藤良美は各々疑問を口にした。
376 :
区区6:2006/01/06(金) 00:14:04 ID:nunSK6Jm0
それも仕方が無い、はたから見れば乙女がだらけてレオがきっちりしているのである。
「い、いやなにレオが少しくだけてみろといってね・・・じゃなく言ったのでな。」
「そんなことはいってないぞ。」
乙女さん・・・・・空気読んでくださいよ。
「ちょっとレオこっちに来い!」
俺は乙女を連れて隣の給湯室にいった。
(乙女さん話をあわせてよ!)
(し、しかし・・・。)
(もし姫に互いの精神が入れ替わっている事がばれたらものすごい事になるよ!)
乙女はそのことを想像した。
そうなれば姫が自分の本当の体にセクハラするだろうと思った。
(わ、わかった、何とかしてみる・・・。)
(頼みますよ。)
そして2人は元の席に戻った。
「そ、そうなのだ佐藤、いや佐藤さん。乙女さんにそうするように進言したのだ、いや
したんだ。」
しどろもどろに答える乙女さん。その姿に2人は怪訝そうな眼差しで見ている。
「乙女センパイ大丈夫?」
「レオ君どうしちゃったのかな?」
2人は苦笑いを浮かべている。
(何とか誤魔化せたみたいだな。)
(・・・・だといいのですが。)
とりあえずその場を2人は凌いだ。
そしてしばらくその場に留まっていたとき、急にドアが開いた。
「部長大変です!」
「村田!?」
乙女さんがそう言った。
「対馬か・・・お前に呼び捨てされる覚えは無いぞ。」
「あ、いや・・・すまない、それよりなにかあったのか?」
「そうだった。部長大変です!道場破りが現れました!」
377 :
区区7:2006/01/06(金) 00:16:13 ID:nunSK6Jm0
「なにっ!」
乙女さんは叫んだ。
「対馬・・・・なぜお前が驚く?」
「いや・・・続けてくれ。」
「今拳法部の部員が相手していますが、持ちそうにもありません!すぐに来て下さい!」
「わ、私が!?」
俺は驚いてそう言った。
「このままでは負けてしまいます!」
村田にやっと勝てたレベルの俺がそんな奴に勝てるわけが無いよ、でも断れないよな
あ・・・・・・。
「わ、わかったすぐに行く・・。」
「お願いします!」
村田は礼をして去っていった。さてどうするかな・・・。
「レ・・・ではなく、乙女さん!早く行こう!」
乙女さん戦いたいみたいだな。はあ・・・・仕方ない。
「わかった。」
そして2人は生徒会室を出て行った。
「・・・なんだか乙女センパイ、対馬君に毒されたのかなあ?」
「反対に対馬君は鉄先輩に影響を受けたみたいね。」
道場へ行くとそこには沢山の拳法部部員が倒れていた。
一体どんな奴なんだ?
「鉄乙女、待っていたぞ。」
「お前は!・・・・・・誰?」
そう言った時、何かがこける音がした。
不思議に思っていると乙女さんがひそひそと教えてくれた。
(前に1度道場破りに来た奴だ。)
ああ、たしかそんなこと前にもあったね。
改めてそいつ見ると、奴は肩をわなわなと震わせている。
「そうか・・・・お前は倒した相手など覚える必要が無いというのだな・・・。」
支援
379 :
区区8:2006/01/06(金) 00:17:22 ID:nunSK6Jm0
いや、ただ単に知らなかっただけなのだが。
「覚えておけ、俺の名は・・・。」
「それは後にしてくれ。」
そう言うとまた奴が肩を震わせた。
「なるほど・・・勝ってから名乗れというのだな・・・いいだろう、受けて立つ!!」
どこをどう勘違いすればそう言う結論になるんだ?すると乙女さんがまた小声で俺に
話しかけた。
(レオ気をつけろ、今度はさらに強くなっているようだぞ・・・。)
(えっ!じゃあ倒せないじゃん!)
(私なら数分で倒せる。)
(でもこの場合戦うのは俺じゃないか!)
(だから絶対に負けるな、根性で何とかしろ。)
結局はそういうことになるのね・・・・。
すると奴は痺れを切らしたらしく、大声でこう叫んだ。
「おい!お前がどんな作戦を立てようとも俺はお前を倒す!」
どうして体育会系はこんなにも熱くなれるんだよ!
「ならばさっさとかかってくるがよい!」
こうなりゃ俺も全力で相手しやる!
俺は乙女さんとの特訓の経験を元に戦い始めた。
「おりゃあ!」
拳を繰り出していく、が
「ふははは!当たるかそんなもの!」
軽々とかわされている。
「攻撃を読まれているぞ!」
乙女さんが激を飛ばしてくれる。
俺はこれ以外戦い方を知らないんだよ!
「はあ!」
見様見真似で蹴りを放つが、これも簡単によけられる。
すると今度は奴が攻撃を始めた。
380 :
区区9:2006/01/06(金) 00:18:43 ID:nunSK6Jm0
「うりゃあ!!」
「くっ!」
それを紙一重でかわす。クソッ!このままじゃあジリ貧だ!
「見える、見えるぞ!俺にも奴が見える!」
あいつ何だか自分の世界に陥っていないか?
その隙に攻撃を仕掛けるが弾かれてしまう。
「おらぁ!」
「ぐあっ!」
とうとう攻撃をもらってしまった。
くっ!結構痛いぞこれ!
「ふっ、そろそろ年貢の納め時のようだな。」
奴が好き勝手いっている。
マズイ!何とかしないと!・・・・・・そうだあの手だ!
俺は距離を開けて構えを解き、こういった
「お前ごとき私の拳を使うまでも無い。」
「どうした!負け惜しみか!?」
「・・・・レオ?」
外野では乙女さんが不安そうに見ている。
「そうではない、お前は弱いのだ。」
「なんだとぉ!!」
奴は激昂している。
「どうせお前の事だ、あいつにさえ勝てまい。」
そして俺は乙女さんを指差した
「何をほざくか!いいだろう!やってやるさ!」
奴が乗りやすい性格でよかった・・・。
「では私は傍観させてもらおうか、頼むぞレオ。」
そして乙女さんに視線を送った。
「任せろ乙女さん。」
乙女さんも目を輝かせて、やる気になっている。
「貴様なんかギッタンギッタンにしてやる!」
381 :
区区10:2006/01/06(金) 00:19:51 ID:nunSK6Jm0
なんだか奴は負けるセリフを吐いたような気がするなあ・・・。
そして
「なっ、なぜだぁ・・・・・。」
結果は乙女さんの大勝利に終った。
「さあ負けたから出て行ってもらうぞ。」
乙女さんは奴を軽々と持ち上げた。
「まっ、まて最後に名乗らせ・・・・・・ぐふっ!」
外に放り投げると奴は気絶した。
「うむっ、さすがはレオだ。」
「こんな奴大した事は無い。」
周りにいた部員は呆然として見ていた。
ちなみにあいつの名前なんだろう?
―4―
拳法部の騒動が収まり、俺たちは家路についた。
さて後は元に戻るだけなんだが・・・・。
「乙女さん元に戻る方法わかった?」
そう話を振ると乙女さんは、事も無くこう答えた。
「安心しろ、方法はわかった。」
「ほんと!?」
しえん
383 :
区区11:2006/01/06(金) 00:20:31 ID:nunSK6Jm0
「図書館で調べたところ、頭と頭をぶつければいいということがわかった。」
・・・・・・マジデ?
「おねーちゃんを信じろ、ではいくぞ。」
そして乙女さんは俺の頭を掴んだ。
「ちょっ、まっ・・・・ぐはっ!」
その瞬間、目の前に星が飛び頭に鈍い痛みがした。
「あいたたたたた・・・。」
そして俺は目を開ける、そにには見慣れた女性の顔があった。
「痛たたた・・・どうやら成功したようだな。」
「まあ何はともあれ元に戻ってよかったよ。」
お帰り、マイサン。
「これにて一件落着だね、乙女さん。」
「いやそうではないぞ。」
「えっ?」
俺は首を傾げた。
「お前には格闘技を学ぶ必要がある。」
「なんで!?」
「今回の件でお前が強いという事が皆に知れ渡ったからだ。」
「・・・・・あ。」
「これで弱かったらどうなることか・・・。」
「あれは偶然勝てた事にできないかな・・・・・?」
「それを私が許可すると思うか?」
「・・・・・・思いません。」
「安心しろ私が直々に鍛えてやる。」
乙女さんは笑顔でそう言った。
しかし俺にはそれに答える余裕などなかった。
そう、あるはすも無かったのである。
終わり
384 :
区区:2006/01/06(金) 00:24:36 ID:nunSK6Jm0
支援してくれた御二方どうもありがとうございます。
今回は乙女さんのSSを書いてみました
少しネタはいっていますが、楽しんでもらえたら幸いです。
批判でも結構なので感想を書いてくれれば嬉しいです。
叩かれる事は前に一度経験済みなのでかまわんですw
因みにカニのSSは今度書きます
ではまた
区区さん、あなたに一ついいたい事がある。
嫌な事を思い出させるようで悪いが保管庫のブリ○チ風つよきすを読んでみた。
確かにみんなが言うとおり設定はグダグダ雰囲気はぶち壊し。
しかし、俺は笑いをこらえるのに必死だった。よって今作ともどもFJをあげようと思う。
FUNJOB
ついでに雰囲気クラッシャーの称号を与えよう。
え?いらない?どうしよう。
僭越ながら批評家気取りしてみます。
人物描写や会話のテンポがいいです。
読みやすいし、流れごとにどういうことが起こっているのか想像しやすかった。
悪いと思ったこと
ストーリーに起伏がないので、最後まで驚きや感動のようなスパイスがなく
全て読み終わった時
「え? これで終わり?」という感覚に陥った。
最後に、GJ!
「さあ、皆さん好きなように描いてくださいな」
私は美術と英語。どちらにしようと迷い、美術の教師になりました。
「あら、霧夜さん。なかなか独創的ですわね。私は結構好きですわよ」
「ふふん、やっぱ分かる人には分かるのね。私のこのセンス」
「佐藤さんはそつの無い絵ですわね。でもどこかしら怪しげな雰囲気が」
「そ、そんなこと無いですよ」
「伊達さん。なかなか真っ直ぐな絵ですわ。でも世の中綺麗なだけでは生きていけませんわよ」
「そりゃどうも」
「カニさん。明るい絵ですわ。こちらも元気になれそうですわね」
「へへん、なんたってボクは大陽のような人間だからね」
「フカヒレさん、ぜんぜんダメダメですわ。なぜ生まれてきたのですか」
「そ、それは言いすぎですよ!!俺だって一生懸命生きてるんですよ!?」
「対馬さん……平凡な絵ですわねえ。もっとオリジナリティが無いとつまらないですわよ」
「そんな事言われても」
「まあ、所々になかなか光ってるものがありますわ。そこをもっと出していきましょう」
「本当に絵の評価ですか?」
「浦賀さん。元気なのはいいですが、もうちょっと考えて描いてはいかがですか」
「うちは考えんの苦手なんです」
「豆花さん。なぜか一番和を感じますわ」
「そんなこと無いネ。先生の気のせいネ」
「イガグリさん。特徴がありすぎですわ。もうちょっと抑えてみてはどうですか」
「ど、どうすればイイだか?」
「はい、皆さん。なかなかそれぞれの特徴が出てるものに仕上がりましたね。
それでわ今日はここまでですわ」
おもしろいものですわね。
やはり、美術教師になって正解ですわ。
ベタな設定だけどおもろいw GJ
感想を書こうとすると重箱になっちゃうからなー
まあいいや、GJだけだとなごみの弁当の感想みたいで申し訳ないからな
コテハンが自ら自分を鍛えてもらってるわけだし遠慮せず言わせてもらうかな
なぜレオがはじめに居間で寝てたか、なんで二人の精神が入れ替わったのかの説明が不足
こーゆーのはSS楽しむだけなら問題ないかもしれんが、ワンランク上の「審査」になると見逃されずに
ダメ出しされる「物語的な破綻」
解決法を乙女さんに指摘された時点で、せめて
「そういえば昨日、乙女さんとぶつかった拍子に・・・」
くらいのレオの独白をいれておけば、未解決感もなくスッキリしそうだぞ、と
誰も貰ってくれそうに無いので俺が雰囲気クラッシャーの称号を受け取ろう。
俺もいらないなあこれ。どっか捨ててくるわ。
あ、こら!!石なんか投げんな!!
頭に当たったらどうすんだ!!ネタが思い浮かばなくなるだろが!!!
>>369!!!
誰がウケだ!誰が!
>>388 うお、小ネタ劇場かw GJ
さりげない人物批評か・・・なかなかのセンスだな
数学教師大江山祈とかもつくれる?
>>389 ×コテハンが自ら自分を鍛えてもらってるわけだし遠慮せず言わせてもらうかな
○コテハンが自分を鍛えてもらいたがってるわけだし遠慮せず言わせてもらうかな
>>391無理だ。やってくれ。
それとあえて言うなら小ネタ劇場というより、もしもシリーズ。
たぶん続編は出ないな。
そうか、コテハンはひとつ上を目指す人が名乗るのか。
俺は結構むちゃくちゃな設定で書いてるし。
名乗んなくて良かったあ。
>>389 ああ、俺も同じ事感じました。
原因もなにも書かれていないもんだから
ただよくある設定(今回で言えば性別反転もの)を間借りしてきているだけという印象がさらに際立つんだよね。
「もしも〜なら」シリーズを書いただけであって、「ひとつの物語」ではないという感じ。
ああ、性別反転とは違うか。
”頭がっちんこで入れ替わっちゃったよ”もの?w
「それでは次の問題を………蟹沢さん」
わ分かりませーん!!」
「少しくらい考えてください。それなら浦賀さん」
「ええー!?うちですか?わ、わかりません」
「困りましたわねえ。伊達さんはわかりますか?」
「……グウーッ……」
「うふふ、伊達さんには宿題を大サービスですわ。それでは、フカヒレさん」
「ぜ、全然わからない。ちょ、ちょっとだけ待ってください」
「時間の無駄なのでいいですわ。それなら、イガグリさん」
「えっと、わかんねえだ」
「あらあら、野球もいいですが勉強もがんばってくださいな。では対馬さん」
「ええっと。あれ?く、わかりません」
「クンフーが足りませんわね。それなら豆花さん」
「アレ?ここはこうで………ちょとわからないネ」
「このままでは全滅ですわ。頼みますわよ、よっぴー」
「え?ええと……すみませんわかりません」
「あとは霧夜さんしかいませんわー。出来ますか?」
「27。それより祈先生。その問題は大学レベルですよ?」
「あら、間違えてしまいましたわ。それにしても霧夜さん、流石ですわー」
「開き直られても困るんですけど。もっとちゃんと授業してください」
「あとは自習ですわー」
「ちッ!逃げられたか」
「数学は難しいですわ」
「だから我輩は英語にしろといったんだ」
「もう、遅いですわ。それにしても霧夜さん可愛げが無いくらいできますわね。
『わかりません』と一度でいいから言わせてみたいですわ」
「それは教師の考えじゃあねえなあ。BADだぜえ」
どうやら数学教師は天職ではないようですわ。
間違えましたわー。
がんばってみたが。
出来は今ひとつ………orz
もうやめてくれ、俺が死ぬ。
ミスった二行目!!
わ分かりませーん!!」
これは「わかりませーん!!」だ。
中の人。こんな作品でも保管してくださるなら訂正お願いします。
そうそう、興味があったので調べてみた。
日本中の苗字ランキング
対馬1031位 鉄8499位 蟹沢6666位 伊達993位
大江山44241位 佐藤1位 村田86位 西崎1169位
橘545位 天王寺60639位 土永11686位 浦賀18467位
柊11859位
椰子、霧夜、鮫氷は該当0
姫はハーフって設定だからいいとして、椰子、鮫氷………ドンマイ
>>397GJ えっとそれじゃあ次は保健体育教師・・・
運動の苦手な祈ちゃんが保健体育の教師をやっていたとすると・・・ハァハァ
「今日は皆さんが好きなスポーツをやってくださいまし」
「先生いつもそればっかじゃないですか」
「もっと働けー!!」
「先生が運動すると、あの胸が……ハアハア」
「フカヒレ、てめえ何考えてんだ」
「先生!!!野球すてもイイだか!?」
「野球なんかより時代はサッカーやで!!!」
「マナ、少し空気を読んだほうがいいネ」
「わ、私はあんまり運動は……」
「祈先生。なんで体育の教師なんかになったんですか?」
「生徒の自主性を尊重できる一番の教科。なんて素敵なんでしょう」
「それは責任放棄と言います!!」
「それでは皆さん。今からグラウンド百周ですわ。
終わった方から帰ってもよろしいですわよ」
あらあら皆さんから悲鳴が聞こえますわ。
うれしい悲鳴というやつですわね。
「ジャリ房ども。教師がやれといったらやるんだよ。
たとえ無茶苦茶だろうとな」
楽ですし、生徒の自主性も育つ。
体育教師。
なんて素晴らしい職業なのでしょう。
がんばってみたが。
どんどん出来が悪くなっていく。
これ保管しなくていいんじゃねえか?
ていうかな、初投下からの日にちとSS数が同じってどういう事だよ。
明らかなオーバーワーク。
ID:pMf8mttk0よ、お前は誰に俺を殺せといわれたんだ。
俺の命なんか狙っても意味ないぞ。
いや、マジで。
いや、おもろいおもろいw
目指せ100SS
っていうか、おまいさん、いっそのこと飴のライター募集に応募してみたらどうよw
後、俺を背後で操っているのはうわやめなにをくぁwせdrftgyふじこlpp
ID:rMCdRTyS0乙
楽しませてもらってるよ。休みの間に昼夜の生活逆転して
眠れなくてさ。サンクス
中の人。ホント申し訳ない。
>>396の「27。それより祈先生。その問題は大学レベルですよ?」
>>401の「祈先生。なんで体育の教師なんかになったんですか?」
両方祈先生→祈センセイに直してください。申し訳ない。
しかし
>>359でああ言ったが、小ネタだと案外書けるもんだな。
それはそうと、最初は、もし祈先生が美術を選んだらって感じでもしもシリーズと言ったが。
これじゃあ、『○○教師 大江山祈!!』シリーズになっちまった。
あと
>>402ネタの補充サンクス
>っていうか、おまいさん、いっそのこと飴のライター募集に応募してみたらどうよw
断固拒否します。適当に理由をつけるなら、しんどい。
真面目に答えるなら、これは二次だ!!一次ではタカヒロのようなシナリオは無理!
たとえどんなに凄いSSを書けたとしても、それはタカヒロシナリオあってのもの。
よってタカヒロGJ(GALAXY JOB)
>>402じゃねえ!!
>>403だ!!!
俺はバカか!?
まあいい。それはそうと楽しんでいただけたならこれ幸い。
精一杯の感謝を込めて、サンクス!!!!
何度もゴメンナサイ中の人。
>>401の「ジャリ房ども。教師がやれといったらやるんだよ。
たとえ無茶苦茶だろうとな」
ここのジャリ房はジャリ坊で、
ミス続出だなおい。
UP時のミスはある程度仕方がないのだが、一点二点の修正ならともかく
あまり修正が多い場合は中の人がしんどいだろうから
校正書き直しが終わったヤツをテキストファイルでUPして中の人に拾って
もらうというのもいいんじゃないカニ
うまく中の人と連絡とるためには、保管庫BBSを使うというのもありかもよっぴー
なるほど。
ほんとにごめん中の人。
次から408の案でいきます。
って言うかミス前提じゃダメだな。
ミスしないようにします。
そういやもう250KBいったよな。
というわけで勝手に表彰式!!
まずは乙女さん部門!!「乙女さん初めてゲーセンに行く」
続いてかに部門!!「チャーハン作るよ!」
さらになごみ部門!!「お弁当は誰がために」
そして姫部門!!「すきよっ」
祈先生部門!!「Shall We Dance?」
よっぴー部門!!「そこにあった幸せ」
ヒロインじゃないのにスバル部門!!「Equal」
その他部門!!「コタツな関係」
そして総合部門!!「スバルのお話」
以上、俺基準での表彰を終わります。
凹んだ書き手のみんなに言いたい。
俺だってなあ、自分のSS挙げたいよ。
だから、俺は自信をもって挙げれるようなSSを書いてやる!
こんな風に考えて欲しい。
ところでSeena率高いな。
Seena………恐るべき書き手よ。
取り上げたSSについての文句は何もないが、「総合」ってのはどういうカテゴリなのか気になるw
まあ全体的に好きなやつって事だ。
俺規準は基本的に俺が読んでて泣いたもの。
感動したもの。笑ったもの。なごんだものなどいろいろ。
まあなんやかんや言っても真のトップはタカヒロなんだがな。
考えてみればそりゃそうか>総合=全体的に好き
突出してる要素はあまり無いし完成度も高いわけじゃないけど、でもいいSSだって言い切れるSSだよな>「スバルのお話」
要らんレス返してすまんかった。
俺的良作SS五選
想いほどけて
(カニの失恋や、スバルの今の生活環境へのやり場の無い怒り。そういう傷から立ち直る過程が良い感じ。
レオがつよきす本編でエンディングを迎えるまで色々あったように、他のキャラも他のキャラで、幸せを掴むまでそれそれ色々あるんだろうね。
このSSはそんな「色々」の一つの形だね)
コタツな関係
(物語の雰囲気が独特。こういうのは個性だね)
黒い三連星、ネットに散る!
(発想の勝利。タカ、カイ、デスマスクのやりとりも面白い。キャラがよく掴めてる)
スバルのお話
なごみのお話
(前スレでこの二つのSSについての意見があったけど、その意見にまったく同感。誰もがどこかで読んだことがありそうな、新鮮みの無いつまらない「お話」。
ありきたりな話だと切り捨てられるか、よくできた王道話だと好評を得るか、その狭間で問われるのは作者の文章力。
そんな中でどちらも好評を得た、っていうのが凄い)
幸せそうかどうか。
多分この一点だと思う。
正直な話、文章としてまとまってるものなら他のものがあるかもしれない。
しかし、どの作品にもいいところはあるのはたしか。
さて、あんまりグダグダ言うのはやめにしよう。
最終的に楽しんだもんがちなんだろうな。
それでは、最後に俺は自画自賛させてもらうぜ。
『本当の絆』をよろしく!!!!
ただこの話って、よっぴー幸せかどうか微妙なんだよなあ。
おまいらの頭の中でしゃべってくれているキャラが幸せならそれでいいんじゃね?
もう一度読んでみた。
自分の書いたもので涙を流しそうになるアホが一人。
もういいや微妙でも何でも。
次はもっと面白いもん書いてやる。
難しいかも知らんが、がんばるぜ。
名無しのSS書きさん ID:rMCdRTyS0 へ
こういっちゃ悪いけど、そういう立派なこと書くのはもうちょっと努力の跡が見られる作品を書いてからにしてほしい。
一日ひとつペースで書き上げてるって言ってるけど
一発ネタのようなもので、内容も面白くないし。
君自身は努力して書いているんだろうけど、
こちらとしてはただ思いついたネタを書いて、
推古もせずにどんどんあげてるようにしか見えない。
その程度のもので
> 凹んだ書き手のみんなに言いたい。
> 俺だってなあ、自分のSS挙げたいよ。
> だから、俺は自信をもって挙げれるようなSSを書いてやる!
> こんな風に考えて欲しい。
こういう発言するのはおこがましいと俺は思う。
意気込みは買うけど、
俺には君が「これだったら自分でも納得できる作品だ、みんなの前に出してもいい」と思ってSSを投下してるように見えなかった。
表彰もいいけどこういう僻みバカが出てくるからなー
ごめん、ちょっと話が纏まってなかったなぁ。
結果的に作品の内容が面白かったか、面白くなかったかという点は問題なんかじゃなくて
俺には
「自分で納得できる作品を書いた、という努力なりの跡が君の作品には見られなかった」
>>421 アンカー最初からつければいいのに。
僻みバカはおめーだろ。その上レス乞食
>>アンカー最初からつければいいのに。
>>僻みバカはおめーだろ。その上レス乞食
正直スマンかった。
ただSeenaが嫌いなだけです、はい。
なんか周りが「ご機嫌とり」してるのが見てらんなくてね・・・
前スレの終わり際とかこのスレの最初とか。
あーそーか
「だったらお前が消えろ」だよねー
そらそーだ
気持ちはわかるが落ち着け。
俺も「あるスレ」に「キライなコテ」がいるが、そういうことは言わない方がいい。
言ったら言ったで、ふつーの住人は擁護に回るし、そうなれば相手はつけあがるだけだから。
余計にやる気になっちゃうぞ。悪循環だぞ。
もしガマンできないなら、自分がいい作品を投下すればいい。
そうすれば「このスレ」は居心地のいいものになるはず。
イチ名無し職人より。
スルーもできないこんな住人じゃ
毒
ずっと我慢してスルーしてたんだけど
どんどん有頂天になっていくのを見て我慢できなくなってしまったorz
>>428 返されると思わなかったよ
イライラしたときは深呼吸してNGにすればいいとおもうよ?
少しガマンできるということ
それは
永遠にガマンできるということ
>>430 NGにすると負けた感じがするw
漏れの悪い癖
雨ニモ負ケズ
風ニモ負ケズ
嵐ニモ
冬ノ寒サニモ負ケズ
椰子ニ馬鹿ニサレテモ
姫ニカラカワレテモ
乙女サンノ制裁ニモ
決シテ屈シズ
東ニワメク蟹アレバ
イッテクッキーヲヤリ
西ニ困ッタヨッピーアレバ
イッテ大変ダネト手伝ッテヤリ
南ニ怪我シタ西崎イレバ
大丈夫カト手当テシテヤリ
北ニクサッタフカヒレアレバ
冷ヤヤカナ目デ見テヤリ
ボトルシップニ命ヲカケ
イツモハチョットヘタレダガ
大事ナ所ハホットニ決メル
ソウユウモノガ
俺ノ親友ダ
伊達スバル
雛乃姉さん、上手くこの場を収めてください。
>>433GJ
面白い。よくできてるなあ。
>>418さんへ、御指摘ありがたいが、俺は自分なりに納得したものしか投下してない。
そりゃミス多いけど、あまりに無茶苦茶すぎるかなあって物は投下しない。
おこがましいのは謝罪しよう。
だが、つまらんかどうかなんて投下しないと分からんだろ?
我の居ぬ間に小童どもが迷惑をかけたようであるな
批判と非難の判別もつかんようではいかんぞ
皆に寛容でないとな
わかったら 飴をやろう
ちょっと見ない間に何荒らしてるんだ(゚Д゚)ゴルァ
お前らもっと仲良く汁
スバルがレオを思う健気さに感動した
なるほど納得
あ、やべっマターリしてきた
>>441 このスレは元々
マターリしてるかハァハァしてるかGJしてるかだ
443 :
437:2006/01/06(金) 18:14:28 ID:X0teEUSYO
>>440 説明d
俺はマターリ古いゲームのツンデレキャラでも探してこようノシ
>>435 いや、つまらないつまらくないではなく。
まあ投下しないと分からんというなら、こちらも読み手として評価させてもらいます。
長編でもない、たった1レス消費のSSなのに誤字脱字を繰り返している(
>>398,
>>405,
>>407)
書いた後に読み返して誤字脱字、文法、表現を推鼓するという基本的なことを
行っていないように見受けられました。
一度書書き上げたものを読み返してみてもいないのに、
自身で納得できた作品かどうか判断つくとは
私には到底思えませんでした。
SSという定義が人それぞれだとは思いますが、
やはり構成、プロット、起承転結(起承転結が重要かはひとまずおいといて)は
書き手として意識した方がいいと思います。
ネタを思いついたからそれをすぐ文章にして構成もへったくれもなく投下するのは拙いと思います。
>>388,
>>396,
>>401を読んで見ての感想でした。
「このレベルのネタでも自分自身は納得できる作品であり、満足しているのだ」
というのであればもう批評はせずにスルーします。
>>444全くもってそのとおりです。ごめんなさい。反省します。
それと忌憚ない感想感謝いたします。
それはそうとマターリ気分で書いた小ネタ投下。
かなり拙いかとは思いますが、意見を取り入れる前にどうしても書きたかったので。
―――――――――――――――――――――――――
『レオたちの入学式』
今日は竜鳴館の入学式。
「おいカニ。入学式ぐらい急げ。遅刻とかシャレにならんぞ」
「うるさいなあ、大丈夫だって」
「おう、遅かったなオマエら」
「カニがなかなか起きなかったんだよ」
「な、レオが歩くの遅いせいだろ」
「分かった分かった。入学そうそうケンカすんな。
それよりオレ達みんな同じクラスだぜ」
「そうか、騒がしくなりそうだな」
「あれ?フカヒレの名前ないじゃん」
「どうせ俺は一人だよ。チクショー」
「まあ、別にいいじゃねえか、クラスが違うだけだろ」
「そうだぜフカヒレ、昼休みとか遊びにいってやるよ」
「ボクはいかねえよ、しんどいもん」
これからどんな学生生活がはじまる事やら。
「これから三年間よろしくな」
「レオにしては殊勝じゃん」
「なんだ、急に。気持ち悪いなあ」
「フカヒレ、それは言い過ぎだ。んじゃオレからも、よろしく」
じゃあオレも以前とあるところにあげた事のある短めのSSを流れ読まずに投下してみよう。
『結婚記念日』
帰宅して、居間に入ったオレの目の前に立ちはだかる大きな壁。否、コレは俗にケーキと呼ばれるモノでは無いだろうか。その大きさはともかくとして。
「なごみ・・・嬉しいのはわかるんだけどな。コレはちょっと大き過ぎないか。2人で食べ切るの絶対無理だぞ」
「何言ってるんですかセンパイ。初めての2人の結婚記念日なんですから。コレでもまだあたしの気持ちを表現しきれないくらいですよ」
目の前でなごみがちょっと頬を染めながら嬉しそうに笑う。うん、とても可愛いんだけどな。
「なごみの気持ちはよくわかった。しかしなぁ。現実問題としてコレ、どうやって食べればイイんだ」
「大丈夫ですよ。ほとんどは土台で、実際に食べられるところは少なくしてありますから」
「そ、そうか。ちゃんとその辺は考えてるんだな。エライぞなごみ」
「えへへっ♪ 褒められちゃった♪」
なんとなくそれを先に言えとも思ったが、まぁ言わないでおくのが吉だろう。せっかくの記念日に水をさす事もないだろうし別の思惑もある。
オレはガサガサと手に持っていた袋から、綺麗にラッピングされた箱を取り出した。
「ほら、なごみ。結婚記念日のプレゼントだ。受け取ってくれ」
「え・・・、セ、センパイ。あたし・・・とっても、嬉しいです! あ、でもあたし、料理を作るのに夢中でセンパイへのプレゼント買ってない・・・」
喜んだり落ち込んだりと目まぐるしく表情を変える。そんなトコロも可愛いのだが。というかぶっちゃけ、なごみはいつでもどんな時も可愛いんだけどな。
「センパイ・・・あたし、どうしたら・・・」
「大丈夫。なごみにしか出来ないプレゼントがあるから」
「えっ・・・それって・・・まさか・・・(ぽっ)」
「違うって。何かいやらしい想像しただろお前。いやまぁ、それも1つなんだけど」
「・・・違うんですか?」
「あのさ。オレとなごみが結婚して、今日で丁度1年だよな」
「はい。この1年、大変な事もあったけど、あたしはずっと幸せでした。センパイと一緒に居られて」
「それ」
「え?」
「そろそろさ・・・その、センパイっていうの止めない?」
「だってセンパイはセンパイ、でしょう?」
不思議そうな顔をするなごみ。ちょいとオレも照れるが、ココで言わなきゃ男じゃないぜ。
「えーっと、ほら、夫婦なわけだよなオレ達。だったらさ、別の呼び方があるんじゃない?」
「別の・・・?」
「ドラマとかでさ、奥さんは自分のダンナの事をなんて呼んでる?」
「えっと・・・あ、あなた?」
たちまちなごみの顔が真っ赤に染まる。言い慣れていない言葉だから照れているのだろう。特に相手はこのオレなわけだし。
「そうそう。今日を機会にさ、これからそう呼んでくれないか。オレにとってはそれが最高のプレゼントだよ」
「あ・・・あなた、あなた、あなた!」
恥ずかしそうに連呼する。そう呼ぶように言ったオレまで恥ずかしくなってきた。
「ま、まぁいきなり慣れろっていうのも無理な話だからさ。ゆっくり慣れてくれればイイよ」
「はい、セ・・・あなた」
「じゃあ、そろそろメシ喰おうか。せっかくなごみが作ってくれたのに冷めちゃもったいないからな」
「はい、もう準備は出来てるんでたっぷり召し上がって下さいね」
オレもなごみもまだ照れたまま夕食をとる。料理もケーキも全て平らげたあと、片付け、風呂と済ませたオレ達は寝室へ向かった。
メシの前に「あなた」と呼んでくれてから、なごみは「あなた」と言おうとしない。「センパイ」とも呼ばないので、多分自分なりに慣れようとしてるのだろう。今日のトコロはコレで十分。その内、自然に言えるようになるだろう。
さて、待望のメイクラヴですよ。今日は結婚記念日だし、よーしパパ張り切っちゃうぞー。と1人で勝手に盛り上がっているオレの耳に、なごみがそっと囁いた。
「今晩も、いっぱい可愛がって下さいね。ア・ナ・タ♪」
スマン、入りきらなかった。普段書き込みしてないとこゆ時に困るなorz。
悪くない むしろ GJ!!
ただ 流れは読まなくてもいいけど 過去スレくらい読もうぜ
改行してくれたほうが読者としては読みやすい
あと分量表示の分母を分子が超えたら意味がない
(ある場合もあるが今回はあてはまらない)
なごみんはいい感じ
↑禿同
改行はマジ頼む。なごみんはいいものだなGJ
うおぉぉぉ〜!なごみん!なごみん〜!!!
453 :
区区:2006/01/06(金) 23:49:57 ID:nunSK6Jm0
感想書いてくれてどもども
>>385 アレは別にいやな事じゃあないですよ
例え少数でもウケてくれる人がいればそれで満足なのですよw
個人的にはかなり気にいっているのですがね〜w
>>386 感想ありがとうございます
読みやすい文章は1番意識して書いているの、そう言ってもらえれば嬉しいです
ネタなのでレオが悪乗りするところでウケてくれるというのが狙いです
だからこういうので起伏作るのは難しいですなあ
参考にさせてもらいます
>>389 それ書こうと思ったんですけど長くなったのでやめたんですよ
次はうまくまとめようと思います
>>394 まあその通りですねw
物語なるように、考えてみようと思います
ではまた
385です。
区区さんへ。
そうですか、あれは嫌な事じゃなかったですか。
そうそうもう一つ言いたかった事があったんだ。
レオの刀が水属性になってたが、レオはホントは熱いやつなんだ。
水じゃなくて火だろ火!!!
って言いたかったんですよ。ああ、すっきりした。
>>446さんGJ。
なんか和んだ。
さて、最後に
>>444さんには本当に感謝してます。
確かにあの三つに関しては読み返してませんでした。
まあ、実際気に障ったのは偉そうに言ったからなんでしょう。違うかったらごめんなさい。
これからは、全力で取り組みたいなあと思います。
それでも、拙いかもしれませんが小ネタは出していきたいと思っています。
ところで『本当の絆』。こちらの方の批評もしていただけるとありがたい。
ミスは確かに多かったですが、一番の自信作なので出来ればお願いします。
最後にグダグダと長文ごめんなさい。それでは
書き上がったので投下します。
「あ〜〜〜、寒い日はやっぱ風呂に限るよな〜〜〜」
体は湯船に、心は感慨に浸りながら漏らした声は、妙に間延びして浴室に響いた。そうして聞いた自分の声に中年臭さを感じ、思わずレオは苦笑してしまう。
「ねえ、お湯加減どう?」
と、そこへ浴室の扉をノックする音と共にかけられる声。
「ああ、少し熱いけど、寒がりの良美にはちょうど良いかもな」
「そう?あのね……わ、私も一緒しても……良いかな?」
自宅のマンションでは幾度となく共にシャワーを浴びているというのに、良美が合意を求めたのは、ここが我が家ではなく、レオの家だから、ということだろう。元より断るはずもなく、むしろ願ったりだと、レオは良美を招き入れた。
「えへへ、お邪魔しま〜す」
「おう」
願い叶って喜色満面で登場する良美を、レオは湯船の中から見上げ、そして見惚れた。
湯気に煙る浴室内においてなお、その裸身は照明を反射し、白く輝いていた。
普段は一つに編んでいる長い髪をアップにし、さらけ出されたうなじは、零れた後れ毛がアクセントを加え、艶っぽいという言葉では最早言い足りない。
腿を閉じ合わせ、心持ち内股加減で立ち、陰部を隠そうとタオルをあてがっている仕草は、男と風呂を共にしようという大胆さとは裏腹に、初々しく奥ゆかしい。
飽きを感じているわけでは決してないが、見慣れたはずの恋人の裸身に新鮮な感動を覚え、レオは言葉を無くしてしまう。
「レ、レオ君、そんなに見つめられたら、は、恥ずかしいよぅ」
「あ、ああ、スマン。そのなんだ、良美があんまりにも綺麗でさ」
「や、やだなぁ、もぉ」
慌てつつも賞賛の言葉を贈るレオと、恥じらいながらも喜びを隠せない良美。二人して顔を赤く火照せているのは、言わずとも浴室にこもる熱気のせいだけではない。
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「ま、まぁ、いつまでもそうしてたら、風邪引いちまうよな。ザッと体流して、良美もあったまれよ!」
「う、うん!そうするね!」
照れてばかりいては埒があかないと、交わした言葉の外で通じ合い、レオの提案を良美は受け入れた。
「それじゃ、失礼しま〜す」
「どうぞどうぞ」
レオは一緒に湯船に浸かれるよう脚を開き、良美を間に座らせる。良美は腰を下ろすと、背中をレオの胸にあずけた。
「ふぅ〜〜〜、温まるねぇ……」
ザァ、と自分が入った分だけ溢れ出た湯の音が収まると、満ち足りた声で良美が言った。
「ホント、鉄先輩に感謝だよぅ」
「そうだな。乙女さんに感謝だな」
「うん」
「うん」
交互に頷いて額と額とを軽く突き合わせる二人。そして、そのまま見つめ合いひとしきり笑うと、どちらからともなく瞳を閉じた。刹那の後、二人の唇が重なった。
Σ(゚ー゚;)
事の発端は数日前に遡る――――――
場所は、対馬家の食卓。レオと乙女は夕食を終え、さて、食後の一服と、レオは二人分のお茶を煎れていた。
「レオ」
「何?乙女さん」
背後からかけられた乙女の声は固く、レオは何事かと怪訝な表情で応じた。
「佐藤の部屋に泊まるのは今後禁止だ」
「ど、どうして?!」
次いで乙女の口から出たのは、一方的な宣告。レオは混乱し、掴みかかりこそはしなかったものの、乙女に勢い詰め寄った。
「話は最後まで聞け!」
「グハッ……!」
だが、それで乙女が臆するはずもなく、易々とレオは脚を払われ床に倒されてしまう。
「くっ!」
「頭を冷やせ!」
支援
レオは即座に立ち上がろうとするが、乙女はその眼前に音を立てて踏み込み、語気荒く制する。
「佐藤はご両親の元を離れ女の身で一人暮しだ。そこへ男が入り浸っているというのは、ご近所への佐藤の外聞が悪くなるだろう?」
落着きを取り戻したレオに、厳しい口調で乙女は語り出す。
「ましてや、お前も佐藤もまだ学生だ。世間的にそんな付き合い方が“学生らしい”とはたして言えるか?」
内容はあくまで正論。レオは反論のしようが無く、ただ黙することしかできない。
「そこでだ。今週末から毎週、私は実家に帰ることに決めた。どうも最近、剣の冴えが悪くてな。実家で稽古をつけていただこうと思う」
「はぁ」
突然される話題の転換。無論、承知尽くめなのは乙女だけ。付いて行けないレオは気の抜けた声を返すしかなかった。
「その間だが、お前の世話と監督を佐藤に頼むことにした。勉学とトレーニングは日々の積み重ねが大事だからな。佐藤には“絶対にサボらせるな”と、言い含めておいたぞ」
「乙女さんっ!!」
腰に手を当ててお得意のポーズを決め、キラリと目を光らせる乙女。レオは乙女の真意が解って喜びのあまり、再び勢い良く乙女に詰め寄った。
「な?話は最後まで聞け、と言っただろう?」
そう言って乙女はニッコリと微笑んだ。
浸る湯船の心地好さに、いつしか二人は言葉を奪われていた。
「私……」
「ん?…………どうした?!」
ポツリ、と小さく呟かれた良美の声。二人を包んでいた穏やかな沈黙が終る。声に応じて、レオが何気無く良美を見やれば、今にも湯に浸けてしまいそうなほどに顔を俯かせていた。レオはその様子に慌て、良美の顔を覗き込んだ。
「幸せ、だなぁ……」
「……良美」
だが、続いた良美の言葉は明るい色を帯びていた。レオは杞憂に終ったがそれで良かったと安堵し、名を呼んで応えた。
「私、今、とっても、幸せだよ、レオ君」
顔を上げ、噛締めるように一語一語言う良美。それは言葉だけにではなく、今、胸の内にある感情に対しても同じなのだろう。
「ああ、そうだな」
良美の心境を肯定し、自分もまた今同じ気持ちなのだと伝える為に、レオは良美を抱きしめた。
「ぁんっ!」
「す、すまん!」
想いに伴って込めた力が少々強過ぎたか、良美から苦悶の声が上がる。慌ててレオは腕を緩め、謝る。
「ううん、違うよ。ごめんなさい、ちょっとびっくりしちゃっただけ。だから、もっとギュッとして、レオ君……」
しかし、良美が返したのは否定と甘い要望。ならば、と言葉で応じるよりも早く、更に想いを込めてレオは良美を抱きしめた。
乙女さん男前!つ支援
「あは、やだもう、レオ君たら……」
「その……これは、だな、良美?」
赤面して何事か言わんとする良美と、しどろもどろの態を晒すレオ。その原因は、レオの股間。どうやら良美を抱きしめたことで昂ぶってしまい、すっかり硬直してしまっている様子。今や存在を逞しく主張して、良美の尻に当たっていた。
「もう、元気なんだからぁ」
くるりと腕の中で回りレオへと向き直ると、さも嬉しげに言う良美。加えて小首を傾げ、上目遣いにレオの瞳を覗き込む。その仕草はまさに小悪魔めいていて、レオはより一層興奮を煽られてしまう。
「良美!」
そして、レオの理性の堤防は音を立てて決壊する。溢れ出す情欲にまかせ、良美の唇を奪おうと
「だ〜め」
――――――したが、良美はスルリとレオの腕の包囲を抜け出して立ち上がってしまった。
「鉄先輩と“約束”したんでしょ?」
唖然として呆け顔で見上げるしかないレオに、クスクスと軽やかに笑いながら良美は応えて言った。
つし
つえ
つん
「……………………そうでした」
乙女が微笑んだ後、顔を真っ赤にしつつ捲し立て付け加えた一つの“約束”
レオは乙女の剣幕に押され、思わず頷いてしまっていた。ちなみに、先日の件は、乙女から直接、良美にも話されていた。恋人達に対して公平な扱いをしなければ、という実に乙女らしい配慮の為だ。
「約束は守らなくちゃ。元気出して?背中流してあげるから」
そして、恋人の片方は約束事にかけては、人一倍拘る性格だった。
良美は駄々っ子をあやす母親のような口振りで言い、レオの手を引く。
「…………おっぱいで洗ってくれる?」
「レオ君?」
急転直下で変わる浴室の温度。
「ゴメンナサイデス」
最早レオは力無くうな垂れるしかなかった。
「行きますよ〜」
「おう」
風呂椅子に座った背後よりかけられた良美の声の弾みように、レオはこれはこれで良かったかと、苦笑しつつ応じた。同時に、背中に泡立てられたスポンジが当てられる感触と――――――耳元に不意打ちの吐息。
「後で、いっぱい愛して、ね?」
流し込まれた囁きは極上の甘さだった。
Fin.
お疲れ&GJ!
よっぴ―がピンクじゃない?
でもそこがいい。
途中の時間かかったのは規制ですか?
レスごとの時間二分以上空けたらいいらしいっすよ。
こんな時間にもかかわらず支援してくれた人に深く感謝。ありがとうございます。
書きかけの長編がドンズマリで、テンションに任せてこっちを書いてみました。
やっぱり地の文は視点が第三だと書き易いです。
『つよきす』は地の文が殆ど少なく、またレオの視点で書かれていることと、キャ
ラの豊富な立ち絵や背景、それにエフェクトなどで省かれている描写が多いので、
二次創作の場合、それらを文章で補うと結構大変なものがあります。
無論、本編でなされている省略よって、かもし出されたテンポの良さが『つよきす』
における魅力なのは承知していますし、批判は決していたしません。
お風呂でHが無いのは仕様です。よっぴーは我慢できる子です。約束を大事にしますw
約束って?
げ、乙女さんの約束の台詞分だけ、抜けてた……
「あ、あー……その、なんだ?アツアツな若い恋人同士に“するな”などと私も野
暮は言わないぞ?だ、だがな!この家の共有スペースで、い、いかがわしいことを
するのは、禁止だ!絶対に禁止だぞ!や、約束だぞ?!」
07の頭に挿し込んで、補完してください……
この台詞が肝だったのに……ort
471 :
名無しさん@初回限定:2006/01/07(土) 07:14:43 ID:Eb3GWrMg0
ああ、そういやそうか。
勝手にこういう約束したんだろうと考えてた。
こういう考えは失礼だな。スマン!
ageてたごめん。
雨ニモ負ケ
風ニモ負ケ
えろげノ誘惑ニモ負ケテ学校ヲ欠席シ
椰子ノ罵倒ニモ
乙女サンノ制裁ニモマケルガ
まぞひすてぃっくニ打タレ強イ心身ヲモチ
成績モ体力モ人並ミ以下デ
決シテ努力ヲセズ
シャベレバシャベルホド自爆スル
一日ニ四回ハ脳内デ女ノ子ヲ裸ニシ
生徒会ノ仕事ニヲ役ニタタズ
すけべナ眼差シデ女ノ子タチヲ観察シ
仲良クシヨウトシテイツモ失敗シ
女帝政治ノ竜宮カラ放リ出サレカケテイテ
東ニワメクかにアレバ 行ッテ油ヲソソギ
西ニ困ッタよっぴーアレバ 行ッテカラカイ
南ニ怪我シタ西崎アレバ 行ッテはぁはぁシ
北ニ2-Aノ村ナントカアレバ 姫ノ写真ヲ売リツケ
烏賊島合宿ノトキハ 温泉ヲ覗コウトシテ失敗シ
武道祭デハ 村田ノガトリングデ血祭リニアゲラレ
ミンナニ 存在ヲ忘レラレ
特ニ女ノ子カラハ ウザガラレ キモガラレ
ソンナふかひれガ オレノ 幼馴染ミダト思ウトぞっとスル
対馬レオ
デモ、微妙ナトコデイイやつデモアルンダケド・・・
ボン!
「うわっ!なんだなんだ!?」
朝っぱらから我が家のトースターが黒い煙を景気良く吐き出している。
「くっ…また失敗だ…」
乙女さんが俺のために料理を勉強してくれている、それはとてもうれしい。
今は春休み、新学期も近い。俺と乙女さんはあれからずっと愛を育んできた。
俺達は互いに愛し合ってるし、だからこそ卒業後も乙女さんはこの家にいてくれているんだ。
しかし、トーストすら満足にできない人がどうやって料理できるものだろうか。
スイッチを押すだけじゃないか。
「このトースターは気合が足りない」
「乙女さん、トースターなんて言葉知ってたんだ」
「どういう意味だ!」
結局のところ、俺がトーストを焼くことになるわけで…
ちなみに、今日は米が残っていなかったので朝食はパンになった。
一応、乙女さんが後で買いに行くことになってるんだけどね。
「おにぎりなら、得意なんだがな」
「というか、乙女さんがおにぎり以外のものをまともに作った覚えがない」
「…恥ずかしながら、その通りだ」
スバルが毎日作ってくれたらなぁ…
あの通い妻制度も、今になってみれば懐かしい思い出だ。
「やっぱりスバルに料理を教えてもらうしかないかな…」
「いや、それはダメだ。先輩が後輩に泣きつくなど、あってはならないこと」
「そうは言うけどさ、そうやって意地を通してきてこの結果だよ?」
「しかし…」
「いいじゃないか、みんな仲間なんだから。
スバルなら腕もいいし、何より料理教室とかに行く必要ないよ」
「ううむ…」
渋々、乙女さんは了解してくれた。
なんとか説得することに成功した俺は、今度はスバルに頼みに行った。
「なるほどな。別に俺はかまわねぇぜ」
「ありがとう、スバル」
「気にすんな。それにしても、あの乙女さんを説得できるとはな。
やっぱり愛の力ってやつかな?」
「からかうなよ」
さすがはスバル、一発OKだったぜ。
持つべきものは、頼りがいのある親友だよな。
「今度の日曜日でいいか?その時ぐらいしか時間がとれねぇんだ」
「ああ」
「じゃ、食材を買ってから行くからな」
俺はこのことを早速乙女さんに報告した。
「本当に伊達に頼んできたのか…」
「もちろんだよ」
説得はしたものの、やはり乙女さんは不満顔だ。
上下の関係を厳守する乙女さんにとって、これはかなり嫌なことだろうけど…
まぁ、乙女さんのためだ。
「まぁまぁ、乙女さん。今日はそれよりも久しぶりに…」
「む、まったくスケベなやつだな。いいだろう、今日は容赦しないぞ」
そんなに気合を入れられてもなぁ。
そして日曜日。
スバルは食材を買い込んで家にやってきた。
「悪いな、わざわざ来てもらって」
「俺の家でやるわけにもいかないだろ。さて、乙女さん。
やるのは肉じゃがでいいんだよな?」
「ああ」
「乙女さん、前もってスバルに頼んでたのか」
「何を作るかは決めておきたかったんだ。目的がないと、気合が入らないだろう?」
「まぁ、日本の家庭料理の定番だわな。それじゃ早速始めるとするぜ」
「よし、わかった」
まずは野菜の水洗いから始めたスバルと乙女さん。
とりあえずここは問題なし。
というより、ここで問題があったらマズイだろ。
「じゃあ、今度は皮むきだ。玉葱はそのまま外側を剥くだけ」
「こ、こうか?」
「そうそう、いい感じいい感じ。力は入れすぎないように。次は人参だ」
そう言うと、スバルは皮むき用の道具を取り出した。
「本当は包丁でやるほうがいいんだけどな。ま、別にこれでも問題ねぇだろう」
「いや、ここは私が包丁でするぞ」
乙女さんは包丁を片手にやる気十分。俺達が止めても無駄だろう。
そして、人参の行く末がどうなるかも予測できた。
「…」
「やはり皮むき器を使ったほうがよさそうだな…」
見事に芯のみが残った人参が完成しましたとさ。
当たり前だけど、他の人参やジャガイモは皮むき器を使った。
「材料を切る時は一口大に。大丈夫?」
「問題ない。まかせろ」
こうして見ると…
「玉葱はそのまま切ってもいいけど、できれば大きさを揃えるようにして…」
「なるほど、こうだな」
なんだか…
「ジャガイモはしっかりと芽をとっておく、と」
「こ、こうか?」
ほほえましくて…
「切った野菜は一度水に浸しておくんだ」
「よし、それは簡単だ」
「うわぁぁぁん!」
「ど、どうしたんだレオ。突然叫んだりして」
「お前らしくないぜ。どうしたんだ」
「だってさ…後ろから見てると、スバルと乙女さんがすごくお似合いのカップルのような気がしてきて…
乙女さんをスバルにとられるんじゃないかと思ってさ」
「何を言ってるんだ、私はお前を一番愛しているんだぞ」
さらりと言ってのける乙女さん。
スバルが目の前にいるのに、よくそんな恥ずかしいことが言えるな…
聞いてるこっちが恥ずかしくなるぜ。
「はいはい、ごちそうさまごちそうさま。心配すんなって、レオ。
俺は乙女さんをお前から奪おうなんてこれっぽっちも考えてねぇよ」
やれやれという顔をするスバル。
「でも、乙女さんからお前を奪うってのは面白そうかもな」
「たまに冗談に聞こえない時があるからやめてくれ」
「伊達、玉葱はまだ火にかけないのか?」
「玉葱は熱が通りやすいんでね。あと、俺のやり方では砂糖は使わない」
「へ?なんでだ、スバル?」
「味付けに使った酒が甘さを出しているからだ。基本的に調味料は酒と醤油で十分」
玉葱を鍋に放り込んで落し蓋をして、あとは様子見。
とりあえずお茶で一服することにした。
「そういえば伊達、卒業したらどうするつもりなんだ?」
「一応スポーツ推薦でK大学行き…ってとこですかね。卒業したらみんなとはしばらくお別れになっちまうかな」
「お前、カニはどうするんだよ」
実は11月頃、スバルとカニが付き合ってることが発覚したのだ。
いきさつについて姫が恐ろしいほどしつこく聞いていたが、二人ともそれを話すことはなかった。
ただ、スバルは『昔からカニが好きだった』ということは話してくれたんだけど。
とにかく、二人が付き合うってことは非常に喜ばしいことではある。
ちなみに、フカヒレはしばらくふてくされていた。
「一緒に行くって言ってるんだがなぁ…いかんせんアイツの成績では…」
「無理か」
「ああ。祈ちゃんも『カニさんの成績では絶望的ですわ』って言ってたぜ」
バカさ加減ではある意味フカヒレよりも上だからな…
そんなカニの話をしていると。
「消防署の方から来たぜー!乙女さーん!」
元気のいい偉大なバカが、チャイムを鳴らすこともなく家にあがりこんできた。
もちろん、こんなことはいつものことだから注意なんて今更しない。
注意しないところを見ると、どうやら乙女さんも慣れてしまったようだ。
「うっ…スバルもいたのか…」
「ん?俺がジャマか?」
「い、いやぁ…別にそういうわけじゃないけど…」
どうしたんだろう、カニのやつ。
そういえば最近、アイツが乙女さんの部屋に入れてもらってたりするな。
「蟹沢、別に構わないだろう。話してやったらどうだ?」
「うー…」
「俺に隠し事か?まぁ詮索はしねーけどな」
「いいよ、話すよ…隠すようなことでもねーし。でもなー…」
なんだかすごく言いにくそうだな。そんなに恥ずかしいことなのかな?
「蟹沢が言いにくそうだから、代わりに私が話そう」
実は蟹沢は最近になって、私に勉強を教わるようになったんだ。
伊達と同じ大学に入りたいから教えてくれと私に頼んできてな。
正直、私も最初は驚いたぞ」
「きぬ、お前…」
「…だから言いたくなかったんだよ。ボクのキャラじゃねーし。
ハッキリ言ってさ、ボクも無理だとは思う。厳しいと思うよ。
けど、ボクはスバルと一緒にいたいんだ。離れたくねーんだよ」
ここにもアツアツのカップルが一組。
スバルとカニがお互いをじっと見つめあっている。
ひょっとして、このまま一気に桃色空間まで突入ですか?
「ありがとうよ、きぬ。だったら頑張らねぇとな。おっと、そろそろいいんじゃないかな」
やっぱりスバルはいつもの調子だった。
鍋の蓋をとってみると、すごく美味しそうな匂いが立ち込めた。
スバルと一緒に作っていたとはいえ、乙女さんでもここまで美味しそうな料理ができるとは…
「よし、それでは早速盛り付けを…」
「それにはまだ早いぜ、乙女さん」
「どうしてだ、伊達?」
「煮物系の料理の場合、一度火からおろして冷ますんだ」
「そんなことしたら不味くなるんじゃないか?」
「いや、野菜とかは冷ましている時に味が染み込みやすいんだ」
「なるほど…ん?どうした、蟹沢?」
「だってさ、乙女さんがスバルをとっちまうんじゃねーかって気がしたもんだからさ…」
こいつ、俺と似たようなこと言いやがった。俺はこいつと同レベルか…
途中でカニの乱入はあったけど、とりあえずは肉じゃがの完成。
見ただけで美味しいのがわかってしまうような見事な肉じゃがだ。
カニも一緒になって、全員で試食をすることになった。
「…どうだ、レオ?」
「ゥンまぁぁぁぁ〜〜いッ!」
あまりの美味しさに、取り乱しそうになってしまったぜ!
いやいやいや、これを乙女さんが作ったなんて信じられないよ!
「どうだ、きぬ?」
「すんげぇうめーよ!さすがスバルだぜ!」
どうやらカニもご満悦なようだ。
「さて、それでは今日はここまでだな。次は…」
「いや、伊達。私はもういい」
「えっ?乙女さん、いいの?」
せっかく料理の勉強が本格的に始まったところなのに…
「伊達は私に教えるよりも、蟹沢に教えてやった方がいいんじゃないのか?」
ニッと笑う乙女さん。二人のことを気遣ってやっているのか。
それを聞いたカニは顔を真っ赤にしてしまった。
やっぱりこの二人って、付き合ってるんだなぁ…
あんまりベタベタしたりしてないもんだから、ちょっと疑ってたけど。
「蟹沢、今日は勉強を見てやれなかったが、いつでも来い。
伊達とお前が同じ大学に行けるように、私がみっちりと教えてやるからな」
「お、おうよ!ボク、はりきっちゃうもんね!」
カニは肉じゃがをおいしそうに頬張りながら意気込んだ。
二人とも、お幸せにな。
「そうだレオ、ちょっと謝らなくてはいけないことがあるんだが」
「何?」
「今度は電子レンジを壊してしまった。すまない」
「…料理覚える前に、まず機械の使い方を覚えようよ…」
俺達が家で楽しくやっているその傍ら、完璧に蚊帳の外に放り出されている影が二つ。
その影は窓から俺達の様子を覗いていた。
「あーあ、楽しそうだなぁ…」
「まったくだよな。俺も幸せになりてぇ…
それにしてもよっぴーに覗きの趣味があるなんて思わなかったよ」
「ち、違うよ。鮫氷君が対馬君の家を覗いてたから、何してるのかなって…」
「ふーん、まぁそういうことにしとくか」
「…なんだか寒いね」
「そう、心が。なぁ、よっぴー。君の心で俺の冷えた心を暖めてくれ」
「いやだなぁ鮫氷君。顔を洗って出直してきてよ」
「ひいっ」
「むっ?」
「どうしたの、乙女さん」
「ほんの少しだけ黒い気配を感じたが…すぐ消えてしまった。気のせいかもな」
482 :
シンイチ:2006/01/07(土) 11:47:33 ID:JU4Arow+0
昼間から失礼しました。
一応、乙女さんの後日談です。
カニとスバルがあの後にくっついた、と勝手に設定してみました。
ジ〜ジェイ
gj!
gj
>>482完成度が高く、アラが見当たらない。
シチュエーションやキャラ描写に萌える写生的な作風には感想がつけにくい。
ストーリーであれば感動したかしなかったか、感動させるのに失敗してるかしてないか
という点の評価も可能になるのだろうけれど
ふいんきを感じるための写生がダメなわけではなく、ただ単に感想としての言葉が難しい
なごみんの弁当の感想が難しいのと同じ
413 :名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 21:33:03 ID:GuQdd0nl0
姫「お年玉貰いに来ましたー!」
よぴ「来ましたぁ!」
レオ「うはwwwwwwwwwwwwあげちゃうあげちゃう!」
姫・よぴ「やたー!」
カニ「どうして2人にはあげるのに、ボクにはくれないんだよ!!」
フカヒレ「3次元にお年玉は無い!!」
ベジータ「お年玉くれよ!」
レオ「死ね!!!!!!!!!」
#何かようわからんが最後のレオの切れっっぷりが好きだw
>>482 メインは乙女さんの料理なのか
カニとスバルの話なのか
>>482GJ!!!
カニガンバ!お前はやれば出来る子だ!!!
>>473おもしろかった。
けど、フカヒレの音楽に対しての情熱?をレオが知らないなんて。
フカヒレ、お前はいいやつだよ。な?
昔から仲のいい幼なじみが僕にいう、
「あの楽しそうなエロゲ売り場に一緒にいこうよ」って。
でも僕は行く気がしない。何故なら彼気持ち悪いから。
一緒にいるのがとても辛くて堪らないから。
一緒にいるのがとても恥ずかしくて溜まらないから。
でも僕はこう答えたんだ、
「もちろん行こうぜ、約束するよ」って。
でも僕はたぶんその約束を破ることになるだろう。
彼は悲しくて涙も流さないだろう。
一緒にいるのがとても辛くて堪らないから。
一緒にいるのがとても恥ずかしく堪らないから。
特にフカヒレに悪意はない。ただやってみたかっただけ。
>>491 目からしょっぱい水が出てきたジャマイカw
全米は泣かなかったが俺はn(ry
全米は泣かなかったが全アーカンソー州ぐらいは泣いたかもしれないGJ
泣くんじゃない。
笑おうぜ。
GJ
全ミネソタが泣いた!
ように見えただけ・・・GJ
ザ・ワールド!!!!
そして時は動きだす
「レオッ!そこは駄目だと何度も言っているだr・・はうっ!!」
「乙女さん、そんなこと言ってるけど ここピクピクうごいてるよ
ほんとはここにもほしいんでしょ?」
「はぁはぁ・・いい加減にしないと許さn」
「ひゃっ!!痛い!やめろ。やめてくれ、レオ!」
「・・・・・」
「そうだね。乙女さんの嫌がることはしたくないし
ここでやめておくよ」
(あっ・・・)
「乙女さんの全てを感じてみたかったんだけど・・・
しょうがないね」
ごめん急用が
エエエェェェ(´Д`)ェェェエエエ
>>499 続きメチャ気になるだろー!!!!!!!!!
・・・・・・用が済んだらお願いねw
・・・これは釣りなのだろうかと、これから小一時間悩むことにするかな
うほっ!
祭はまだか!?
男祭開催
「乙女、ちょっと話がある」
なんだろう。爺様が少し改まった態度で道場に胡座をかいた。
私もその前に正座をする。
「お前も、来年は高校受験じゃの」
「はい」
「進学先じゃが…もう決めたか?」
「いくつか、志望校はあげていますが
正直、納得のいくような修行ができそうな所は
まだ見つかっていません」
「ふむ。どうじゃ、ワシの知己がやっておる学校に
通ってみんか?そこなら、ワシも安心してお前を預けられるのじゃが」
爺様のお知り合い?どのような方なのだろうか。
私の疑念を読みとったかのように爺様は話を続ける。
「橘 平蔵という男がやっておる
私立の竜鳴館という学校じゃ。
場所が松笠で、ちと遠いのじゃがな。どうじゃ?」
竜鳴館。
いい名前だ。気に入った。それに、爺様が認めたほどの方の下なら
きっとよい修行ができるだろう。
爺様に深く礼をして、私はすぐに答えた。
「わかりました。
私立竜鳴館、受験しようと思います」
私の答えに、爺様が満足げにニコリと笑う。
「うむ。松笠には、対馬も住んでおる。
通学が遠くて大変なようであれば、対馬の家に下宿してもよかろう」
ああ、そういえば、松笠には、対馬家があったのだな。
もう何年も顔を合わせていないが…レオは、元気だろうか。
あのころは言葉の意味もよくわからないまま
娶ってやる、なんて言ってしまったが…
「どうした?妙な笑いかたをしおって」
「ああ、いえ。
爺様は、レオのことは覚えておいでですか?」
「おお、あの根性無しか。
…お前は、あれがお気に入りじゃったなぁ」
「気に入ってなどいません。
ただ…何というか、放っておけない
手の掛かる弟のような…」
そう、あれは弟のようなものだ。
あの口約束だって、まさかもう覚えてはいないだろう。
だけど…もしも覚えていたら。ずっと私を待っていたら。
もし、まだ私を待っていて、相応しい男たるべく精進を積んでいたら…
「どうした?顔を赤くしおって」
「何でもありません!」
…爺様は、ちょっと意地悪だと思った。
結局、1年生の時には対馬家に顔を出すこともなかった。
2年生になって、レオが竜鳴館に入学してきたときには
少なからず驚いたものだ。
何度も声をかけようと思い
そして結局はこちらから声をかけることはなかった。
レオはレオで私に全く気づいておらず
それがちょっと悔しかった。
まあ学年が違うし、生徒数だって多いから
仕方がないのかもしれない。
そう思いながら、時々見守るにとどめていた。
そして最終学年を迎えた春。
私は再び爺様から話を切り出され…
そして、あの日。
覚えていなかった。
レオは…覚えていなかった。
あの約束どころか、私のことすら覚えていなかった!
思い出したのはいいが、そのきっかけが蹴りの痛みとは
いったいどういうことなのか!
腹立たしく、そして…寂しかった。
自分ではずいぶん可愛がっていたつもりだったのに
蹴るまで思い出さないなんて。
…まあ、いい。
別に、未だにレオを娶りたいわけではない。
そう、幼い子供の頃の話だ。気になどしない。
だが、見たところずいぶんと腑抜けた暮らしをしているようだ。
また鍛えてやらねばなるまい。もちろん、姉として、だ。
そして刻み込んでやろう。
私がいかに…レオを大事に思っているか
一生忘れぬように、刻み込んでやるからな…
支援
以上。タイトル「刻印」。
ホントはずっと気にしてたんじゃないかな、みたいな妄想から。
GJ
一つ気になったんだが、竜鳴館って人数多いのか?
体育祭の時、東西南北の4つに別れてたが、
一つの軍に一学年一クラスと考えると、全部で12組?
そうだよな普通親戚に忘れられるなんて
よっぴー化してもおかしくないよな、GJ
>>511 ダ…ダーク乙女さん?
ちょっと怖いけどGJ!
>>512 2年は7クラスあるってどっかで言ってなかったっけ?
>>511 GJ
どうでもいいがゲームでは東西南北に分かれてるのに、本の鉄乙女編では東西に分かれてるね
南北がない
ありゃ、布施氏と飴社の調整ミスか
>>514 俺は乙女ちっくな乙女さんの話と受け取った。読み手によって色々なんだな。
>>515 マジか!?
だってドッジボールの時2-Aばっかだったじゃん!
くそっ!つよきすへの愛が足りない!?
出直してくるorz
>>517 うむ、2レス目で赤くなってるところとか
レオが覚えてなくて、怒ってるのに無理して「まあ、いい」とか言うのが
なんか可愛いぞw
というわけで
>>511 GJ
591 :名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 05:30:09 ID:hmsjNEZY0
ツシマレンジャー(改)
レオ(レッド)
スバル(ブルー)
カニ(イエロー)
村田(ブラック)
なごみん(ピンク・中盤でレッドと結婚して妊娠引退、子どもが生まれた後はオペレーター)
くー(2代目ピンク)
アレックス(前線基地司令・秘密基地はカレーハウス「オアシス」の地下)
館長(連合部隊総司令・基地本部は竜鳴館)
真名(オペレーター)
トンファー(博士)
乙女さん(レッドの姉・変身しなくても強いが、巨大ロボ・アイアンオトメサンになれる・ジンクロン合金かビッガー合金)
陣内爺様(乙女さんの師匠・総司令である館長の武術の兄弟弟子)
のどかさん (なごみんの母・初期の話で姫に捕まってツシマレンジャーに救出される
この事件がなごみんがレンジャーになるきっかけに)
天王寺 (姫に捕まったのどかさんを助けようとして重態に)
スバルパパ(スバルパパ)
イガグリ (フカヒレによる悪事を始めに発見し、第一被害者となる)
姫(悪の女王)「くっ、調子に乗って遊びすぎて乙女さんの存在を忘れていたわ」
よっぴー(女王の腹心・裏切り担当・実はレッドが好き)
祈ちゃん(マッド魔術師・巨大化できる)
フカヒレ(戦闘員A〜Z・元、ツシマレンジャーのビリジアン
姫・よっぴーに捕縛されクローン化、
祈ちゃんに憑依術で洗脳されいいように使われる
最終回で本当はわざと裏切ったことが明らかになる)
土永さん(祈ちゃんの手先で、フカヒレ軍を統率するオウム怪人)
呂布(怪人・カニイエローの母)
601 :名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 08:43:04 ID:d5oVSjoB0
たった一つの \ _、_ 対馬君が口につけたカップ / 【対馬レオ包囲網】
理性を捨てて \ ( ,_ノ` ) / `ヽ '´, `ヽ
\ [ ̄]'E ズズ / i ソノリ从リ 《ミi(从从))eat me!!
生まれ変わった\.  ̄ / `(リ;´Д`ノ <メ(リ゚ ー゚ノ)>
__ 淫乱よっぴー \ _、_ 濡れちまうぜ / (U_U )つ , /, つ
'´, `ヽ \( ◎E / __ (_(_,.)ゞフリフリ
《ミi(从从)) 溢れるエロスで \ / '´, `ヽ しし'
<メ(*´ヮノ)> ちんこを砕く \∧∧∧∧ / 《ミi(从从))TAKE OUT!
⊂!゚ ) ゚)つ . .< 桃 よ > <メ(リ゚ ー゚ノ)> TAKE OUT! (从从))i彡オヨメサン
ヒヮイ よっぴーがヤらねば< 色 っ > 〃⊂)个)つ li、ヮ`*ノ)メ> ニシテ
し'ノ 誰がヤる! .< 地 ぴ > 私の家に来ない? ⊂i⊂l)〉
──────────────< 予 獄 │ >────────────────────
<.感 の > ____________
朝起きて、 .< !!!! . > .|_________11月10日 |
_咥えるチンコ一騒動〜♪/ ∨∨∨∨ \ .||「男性」謎の変死 |射.||Y || |
'´, `ヽ ♪ /←テイクアウト \ ||大量のティッシュ飛散|精.||P ||.|
《ミi(从从)) ♪ / ディープキス→ \ .| ̄ ̄ ̄ ̄@ ̄ ̄ ̄.|を ||新||.|
.. <メ(リ^ヮ^ノ)> ♪ ./ ,`ヽ (´´.\ .|@ △ @ @ .|強.||聞||.|
〃⊂) Y¶⊂._ /(从从))i彡| (´⌒(´ \. | [(´ー`)] @ . |要.,___ .|
く/_|j〉/\_\ /.⊂li、∀゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;≡≡≡\| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| @゙. |さ | 他 |.|
し'ノ \/__/./  ̄ ̄ (´⌒(´⌒;; \  ̄ ̄ ̄ ̄| | @.|れ.| 殺 |.|
| ̄ ̄ ̄| __ll/ 三塁(対馬君)ゲットズザーーーーーッ \ <⌒ヽ . |?| の | |
427 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/01/11(水) 02:16:28 ID:9Z2jrr0t0
ともねぇって元バスケ部だったんだな
428 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/01/11(水) 02:43:27 ID:nrtEKHLP0
見えるぞ・・・ バインバイン揺れているともねえの乳が・・・
429 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/01/11(水) 02:48:49 ID:k43xuxfr0
見えるぞ……クロスプレイしたときに敵チームの選手を倒して
「あう……ごめんね……」
と言いながら手をさしのべて
相手の反感を買って落ち込むともねえの姿が……
430 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/01/11(水) 02:58:16 ID:8R2uREq50
見えるぞ・・・ロッカールームでチームメイトに胸揉まれながら
あうあう言ってる姿が・・・
431 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/01/11(水) 03:14:48 ID:/HxfwLGa0
見えるぞ…部活の合宿で皆で風呂に入ったところで悪戯されまくり
苦笑いしながら悶える姿が…
434 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/01/11(水) 08:13:46 ID:he+mKszY0
見えるぞ・・・鞄にかわいいキーホルダー付けて行ったら、部員にファンから貰ったんですか、似合わないですね
って言われて凹むともねえの姿が・・・
435 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/01/11(水) 08:52:20 ID:99ek+1Th0
クラスメイトの女の子に熱いまなざしを向けられたりネコにかまれたりするんだよな
436 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/01/11(水) 10:06:56 ID:m425IzeP0
バレンタインデーでたくさんチョコもらっちゃってちょっと嬉しそうに困るともねぇ。
そしてそれに嫉妬して不機嫌なツイン。
437 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/01/11(水) 11:47:19 ID:inKiRgBF0
お前らの想像力には負けたぜw
438 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/01/11(水) 11:48:06 ID:iRQeT1Cy0
>>436 で、その後にともねえが家族に配ったチョコでまたすぐご機嫌になるんだなコレガ。
439 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/01/11(水) 12:47:40 ID:ScXukheaO
見えるぞ…文化祭の出しものに喫茶店を推して、店内をファンシー一色に染める姿が…
440 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2006/01/11(水) 13:01:44 ID:0mhlZ28P0
でもウエイトレスは似合わないからと、ウエイターの格好をさせられるともねぇ
かんじんのピラルクはどうしたw
293 名前:530 ◆530SPECaOc 投稿日:2006/01/11(水) 13:23:58 yK+OGsc50
つよきす小ネタ
トンファービ〜ム!!
,.-、 _ ,-、
(_〃/ ^^ ヾノ
/.ハ〈ノノ人))〉、____________
〈/i」(リ ヮノリ」、〉 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┣と)公i> 人
┃ く/_|j〉 <ガッ>_Λ∩
(_jノ V )`Д´)/
709 :名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 18:37:31 ID:EZhFV4cl0
,.-、 _ ,-、
(_〃/ ^^ ヾノ
トンファービ〜ム! /.ハ〈ノノ人))〉、
∧_∧____________________〈/i」(リ゜ ー゜ノリ」、〉
_( Д ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ⊂)个iつ
/ ) ドゴォォォ / く/_|j
∩ / ,イ 、 ノ/ ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _ し'ノ
| | / / | ( 〈 ∵. ・( 〈__ > ゛ 、_
| | | | ヽ ー=- ̄ ̄=_、 (/ , ´ノ \
| | | | `iー__=―_ ;, / / /
| |ニ(!、) =_二__ ̄_=; ,/ / ,'
∪ / / / /| |
/ / !、_/ / 〉
/ _/ |_/
ヽ、_ヽ
「レオ、ここはこうか?」
「そうそう。やればできるじゃないか」
ここは生徒会室。今はほとんど仕事がなくてオフシーズンのような状態だ。
俺と乙女さんはちょうどよかったので、パソコンを使わせてもらっている。
もちろん、佐藤さんにちゃんと許可をもらっているぞ。
まだまだ乙女さんはパソコンに不慣れだからなぁ。
「ハロー。あら、乙女先輩がパソコン使ってる。珍しいこともあるものね」
「やはり使えると便利だからな。一応、基本的なことはできるようになったつもりだ」
「意外と吸収が早いんだよ、乙女さんは」
「はいはい、仲の良い姉弟ですこと。ラブラブねぇ」
もう俺と乙女さんが付き合っているのは周知の事実。今更隠す必要もない。
「よっぴー、お茶」
「ちょっと待ってね」
素早くお茶を淹れ、茶菓子もすぐに用意するよっぴー。
もはや完璧な姫のメイドだな。
「はい、お二人もどうぞ」
「ありがとう」
「うん、佐藤は優しいな」
一口お茶を啜った後、茶菓子を口に放り込む。
「そう言えばレオ、朝に胃がむかつくとか言ってなかったか?」
「大丈夫でしょ、これぐらいなら」
すると、どうしたことだろうか。
「うっ…うがっ…あっ…!」
「どうした、レオ!?しっかりしろ!」
急激な腹痛に見舞われ、俺はその場でダウンしてしまった。
この痛みはとても我慢できるものじゃない。
「そ、そんな…!まさかよっぴー…」
「変なものなんか入れてないよう!買ったばかりのお菓子だし…」
「それはともかく、これは大変だぞ!佐藤、すぐに病院に電話するんだ!」
「ちょっと待って、救急車はダメよ!」
「どうして?このままだと対馬君が…」
「昼間、付近で玉突き事故があったの。まだ復旧の目処が立ってないのよ。
交通規制とかがすごくて、車では時間がかかりすぎるわ」
「じゃあ保健室は?」
「さっき先生が帰っちゃったから…風邪ひいたから早退するって」
そ、そんな…そんな保健室ありかよ。
さすがは竜鳴館、こんなところまで普通じゃないとは。
しかし、みんな同じものを食べたのになんで俺だけ…?
「…仕方ないな。佐藤、一番近い病院はどこだ?」
「え?えっと…」
佐藤さんは机の上に松笠の地図を広げた。
そして、学校から最も近くてそれなりに大きい病院の場所を指差す。
「ここですね」
「そう遠くはないな…よし」
「どうするんですか、乙女先輩?」
乙女さんは俺の傍にしゃがみこむと、急に俺をおんぶした。
そして、紐で俺と乙女さんの体をしっかりと固定する。
「私がレオをおぶって病院まで行く」
「ええ〜!?」
「後は頼んだぞ!」
とても痛くて声が出せない俺のことはお構いなしに、乙女さんは生徒会室を飛び出してしまった。
「…どうしよう?一応カニっち達に連絡しようか?」
「そうね。私は乙女さんを追いかけるわ」
「うん、じゃあ任せてよ」
ひょっとしたらレオの腹痛は食あたりではないのかもしれない。
朝から様子が少しだけおかしかったから、なにか恐ろしい病気にでもなってるんじゃないだろうな。
一刻を争うようなことかもしれないから、急いでやらねばな。
途中の障害物など関係ない。直線コースで一気に突っ走るとしよう。
「あーあ、せっかくツーリングに来たのににゃー」
交通規制だって。全然面白くもなんともないね。
「ケーサツ相手にするのはマズイしなー。っておわっ!」
川を越える橋の上を走っている時、突然女の子が飛び出してきた!
歩道も何もないのに!?
「わぁぁあぁぁぁ!」
ブレーキを思いっきりかけたけど、とてもじゃないけど間に合わない!
ダメかと思ったその時…!
「破ッ!」
女の子の掌底がバイクのボディの前面を打ち付けると、なんとバイクの後ろが吹っ飛んでしまった!
部品なんかもうバラバラになっちゃったよ。
前のほうはなんともないのに…
「そ、そんな…」
女の子は軽く頭を下げて、
「飛び出してすみません。私は竜鳴館3年の鉄乙女。急いでいましたので…
あとで連絡してください」
そう言うと、そのままどこかへとものすごいスピードで行ってしまった。
アタシはボーゼンとしてたけど後ろから走ってきた車のクラクションの音で我に返った。
「アタシのキャットスライガー…」
無残な姿になったキャットスライガーをその場に置いて、アタシはそのまま橋を渡った。
でも、これからどうしよう。
モエか要芽姉に迎えに来てもらおうかな…
支援
ええい、また川か。
しかも今度は橋が近くにないな。向こう岸までの距離は…そう遠くはない。
あまり大きくない川だから、これならアレを試してみるとするか。
「釣れねーなー…今日釣れなかったら、メシはどうすりゃいいんだ?」
空也の帰省したところに来たのはいいが、アイツ家に入れてくれねーんだもんな。
薄情なやつめ。しかも帰りの金を誰かにパクられちまったし…
バイト代が貯まるまで、仕方がないから浮浪者同然のような生活をしているわけだ。
「ん?なんだ?」
向こう岸でキョロキョロと辺りを見回している女の子を発見。
背中にはぐったりとした男がいる。
突然、後ろに下がって屈伸運動をしたかと思うと、急に川に向かって走り出した!
「おいおい、マジかよ…」
女の子は恐ろしいスピードで足を動かし、なんと川の上を走っているのだ!
こんな常識離れしたのは、この団長、今まで見たことがねぇ。
少し沈みそうになったが、なんとかこちらの岸まで到着し、女の子は俺のほうを向いた。
「釣りをしているところ、申し訳ありませんでした」
ちょっと息を切らせていたが、どうやらなんてことはないらしい。
俺が話しかける間もなく、女の子はどこかへ行ってしまった。
頬をつねってみたけど、どうやら夢じゃないらしい。
「はは…こんなの誰に話しても信じないだろうな…」
さすがに今のは無理があったか…少々疲れてしまったぞ。
だが、病院までもうすぐだ。レオ、もう少しの辛抱だからな。
紫煙
病院に到着して事情を説明すると、どういうことか緊急手術となった。
そんなに深刻な事なんだろうか?
もしかして寄生虫が腹の中に入っているとか…
心配していると、姫が飛び込んできた。
「乙女先輩、対馬クンの様子は?」
「ああ、なんだかいきなり手術をするとかで…」
「…マジで?」
今度は遅れて蟹沢達が佐藤と一緒にやってきた。
かなり急いで来たらしい。
4人に事情を説明すると、全員が顔を青くしてしまった。
「そんな…私のせいだ…私が…対馬君を…」
ボロボロと泣き崩れる佐藤、それを姫は無理矢理抱き起こした。
「何もよっぴーのせいじゃないでしょう!?
原因もわかってないのに、勝手に自分のせいにしないで!」
「エリー…」
姫の怒声が病院内に響き渡った。
こんな佐藤を見ていたくないのだろう。
「そうだぜ、よっぴー。ま、姫もここは病院なんだから怒鳴るなよ」
語気を荒げる姫、それをなだめる伊達。
蟹沢と鮫氷もさすがに一言もしゃべらない。
すると、手術室のライトが消え、中から医者が出てきた。
私はすぐに詰め寄り、どうなってるのかを聞くことにした。
「あの、レオは…」
「ああ、心配要らないよ。彼は…」
ここは病院の一室。俺は入院が決定した。
「まったく、急性盲腸炎だなんて、人騒がせな奴だぜ」
「スバル、キューセーモーチョーエンってなんだ?なんかの呪文か?」
「病気だっての。呪文じゃねーって」
「まぁ、大事に到らなくてよかったわね」
まだちょっと痛いけど、とりあえずは一安心。
しばらくは動くのがつらくなりそうだな。
「乙女さん、ありがとう。乙女さんがいなかったら、今頃…」
「レ、レオ…わ、私は姉としてだな…」
「はいはい、病院でもいちゃつくなんて。しかも私たちのいる目の前で」
姫があきれかえっていると、祈先生がしずしずとやってきた。
「みなさん、ごきげんよう。対馬さんが亡くなったと聞きましたが」
「祈ちゃん、その冗談はここじゃ笑えねーぞ」
「これは失礼しました。対馬さん、大変でしたわね」
「いえ、心配かけてすみません」
「心配なんてしていませんわ。ただ、私のクラスから死者が出たら面倒だと思いまして」
なんて恐ろしい担任だ。生徒なんてどうでもいいのかよ。
そんな俺をよそに、祈先生は今度は乙女さんの方に向き直った。
「鉄さん、まさに生徒の鑑ですわ。飴を差し上げましょう」
「いえ、私は姉として当然のことをしたまでです」
いつも通りのきりっとした顔つきになる乙女さん。
でもなぁ…
「姉として当然の事なら、バイクはぶっ壊してもいいのか…」
「乙女さん、そんなことしたの?」
「なっ…気がついてたのか?てっきり気を失ってると…」
「そりゃそうだよ。川を走って渡るなんて、普通の人間じゃできない芸当だよ」
「さすがは鉄家といったところね…」
「それだけで十分新聞沙汰ですわー。珍獣扱いですけど」
乙女さんは恥ずかしくなったのか、顔を真っ赤にしてしまった。
祈先生もキツイなぁ。珍獣扱いって…
「まったく、乙女さんの超人ぶりには…」
「う…うるさい!病人は静かにしていろ!」
ドスッ!(腹に一撃)
「ぐえっ!!あ…が…」
ドクドクドク…
「あ…」
「乙女先輩…」
「やべーぞ、これ…」
「しっかりしろ、レオ!レオー!」
トゥルルルル…
「はい、ナースステーションです」
「すみません。傷口が酷くなりましたので、もう一回手術をお願いします」
「はい?」
538 :
シンイチ:2006/01/11(水) 23:09:27 ID:gm7xkhsA0
バキのネタがやりたかったんです。
それなりに反省しています。
でも、乙女さんならこれぐらいできるよね?
姫がちょっと違う人になっちゃったなぁ…
姫が乙女さんって呼んでるYO!
IDが日テレ・・・
乙
人は水の上を走れるんだな
15メートルまでなら可能
>>538 GJ!
ちょっと祈ちゃんが洒落になってない気もするが実際いいそうだからこえぇw
私は一向に構わんッ!
977 :名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 03:21:18 ID:RK2+iUGe0
_
'´, `ヽ
|ニfノ从从リ _
ル(リ゚ ー゚ノリ '´ ヽ ミミ
| つ||) (i 从从lii _ ミ ミミ ヽ
(:;;:;) く/_|j〉 ||(:;:;:;) i、゚- ゚l|)l.|ゞヽ/ (::;:;:;:;)::::;:;)__
(::;:;:;:;) し'ノ. ̄ ̄ くi夭(/)つ (;;:;):;:;;:;:;::;::):;::)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ 〈|_ヽ>ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ノ
ヽ_ノ
うめるべーよ
821 :名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 23:17:57 ID:1OfjpXM50
>>820 好きなだけ飲め!
シュッ シュッ
∧∧ シュッ シュッ
(`・ω・) シュッ シュッ
(つ と彡 / シュッ
/// /
/c□ /
/旦 /
//c□/
/旦 Y/
| | 旦|
|旦 ガシャーン
ガシャーン
ガシャーン ガシャーン
>>498じゃないけど
>>498の続き
「いや・・・その・・・」
「〜♪(そ知らぬ顔のレオ)」
「レオ・・・あの、な」
「何? 何か言った? 乙女さん」
「うん・・・その、もう少し優しく・・・絶対イヤと言ってるわけじゃないんだぞ?
やり方が激しすぎるのが問題だと言っているだけで・・・」
「ふーん。じゃあ、もう一度トライしてみよっか?」
「・・・・・・・・・・・・・」
「よし、それじゃ、ツシマ・レオ行きまーす!」
「はうっ! いきなりその太いのは駄目だとっ! く・・・・」
ごめん休養が出来た
>>549GJ
くそっ!また途中で切りやがって!
続きが気になる。
誰か!
誰か続きを書いてください!!
休養ができたのならその時間を使って続きを書け。
552 :
いばしょ:2006/01/13(金) 05:55:11 ID:GKOTu5mo0
「は〜、やっと終わった」
「お疲れ様です。センパイ」
オレは今日で試験が終わった。昨日まではひたすら勉強。
正直つらかった。何度も投げ出そうとした。
しかしそんな時に考えるのはなごみの事。
将来なごみが店を出した時に経営面で手助けするとの約束。
その事を考えると自然とやる気が出る。
「後は合格発表を待つだけですね」
「ああ、正直不安でいっぱいだ。あんまり自信ないしな」
本当に自信がない。
確かに勉強した。全力でやったが不安は残る。
全力を出しきったら後悔なんてないとか言うがあれは嘘だろ。
結局落ちてしまったら、もっとやっとけば良かったって考えるんだ。
どこまでやったって100%はありえない。
「大丈夫ですよ。センパイあんなに頑張ってたじゃないですか」
………卑屈すぎたな。
出来る事は全部やったんだ。
信じてみるか、自分を。
「ありがとう、なごみ」
「そんな、お礼を言われる程の事じゃ」
「なごみが居たからここまで頑張れたんだ。俺一人じゃここまでは頑張れない。
だからさっきのは、俺のそばに居てくれてありがとうって意味だよ」
「センパイ……ありがとうございます」
あれ、俺が感謝されてる?
でも、なごみには本当に感謝している。
大切な人の為なら頑張れる。
その事を教えてくれたんだから。
………今日は合格発表日だ。
といっても今日ので最後。
他は全部落ちてた。
でも、ここのは自分でも結構できたと思う。
滑り止めってやつ。
封筒が来れば合格。
はがきが来れば不合格。
俺はどっちなんだろうか。
「とりあえずポスト見てみるか」
玄関に向かう。
そこにはなごみが立っていた。
「おはようございます、センパイ。
ポストにこんなもの入ってましたよ」
なごみが見せてくれたものは一枚のはがきだった。
「そうか………不合格か……」
「いきなりどうしたんですか。あたし……来ちゃダメでした?」
「そんなことないよ。ただ、その手に持ってるものが目に付いてな」
「?これがどうかしたんですか?」
「はがきが来たって事は不合格なんだよ」
「え!?そうだったんですか!?」
最悪の事態ってやつかな。
まさかひとつも受からなかったとは。
「で、でも他にも何校か受けてるんですよね」
「いや、それで最後。他のも落ちてたよ」
「センパイ………そ、そうですよ来年。来年があるじゃないですか」
「そうだよな。なごみは受験とは無縁だもんな。
だから気軽に来年なんて言えんだよ」
あれ?これ俺が言ったのか?
「そんなつもりで言ったんじゃ……怒ってます?」
言われて気付く。
何で俺はキレてんだろう?
だが、気付いてるはずなのに思っても無い事が口をついて出てくる。
「なごみは料理人になるから受験なんかしないだろ。
だから、今俺がどんな気持ちかなんて分からないよ」
俺はこんな事これっぽちも思っていない。
いないのにまた出てくる。
「楽だよなあ、勉強しないでいいってさ。
料理が好きなんだから苦にならないだろうしさ」
「……センパイ………」
「ははは、前言ったとおりになったな。これでなごみと同学年だ」
パー―ン!!!!!
……何が起こった?
乾いた音と同時に左の頬に痛みが走る。
「……センパイ。叩いて申し訳ありませんでした。それじゃあ、あたしはこれで」
これだけ言うとなごみは振り返って玄関に向かった。
目が少し潤んでいたように見えたが……。
俺は何を言ったんだっけか?
…………そりゃ怒るわな。
「ちょっと待て、なごみ」
そう言いながらなごみの肩に手を伸ばす。
「触るないで下さい!!!」
え?………俺がなごみに触るなって事?
「失礼しました」
そう言って家を出て行く。
…………そこまで怒ること……無いよな?
「くそ!!いったいなんなんだよ!?」
俺はなごみを追わなかった。
今は頭の中がいっぱいだ。
朝もはよから紫煙
……………センパイを叩いてしまった。
料理の事をバカにされたような気がしてつい。
「センパイ……怒っただろうな……」
でも……センパイはあたしの夢を応援してくれる。
そう言っていた。
あたしがどんな進路を選んでもあたしと先輩の関係は変わらない。
そう言っていたのに。
あたしが選んだ道は間違ってたのだろうか。
「あたしが料理人になるの………センパイ…反対なんだろうか」
………すごくさみしい。
反対って事は無いかもしれないだろうけど、
応援はしてくれないんだろう。
どちらにしても、もうセンパイの家には行けないだろうな。
「あたしの居場所………無くなってしまったなあ」
フラワー椰子にはお母さんと天王寺さんがいる。
あたしの居場所じゃない。
今はどこか自分の居場所が欲しい。
少しゆっくりしたい。
……そうだ、駅前に行こう。
昔、あたしの居場所が無いときによく行ってたあの場所。
駅前に来たが今はまだ人が多い。
端の方のベンチに腰掛ける。
「……はあ………」
ため息をつきながらボーっとする。
いつの間にか人もだんだん減ってきた。
あたりも暗くなってくる。
あたしの居場所。
それでも人はいるが、他の場所よりは少ない。
見える範囲にも数人ぐらい。
帰宅途中のサラリーマンや酔っぱらい。
待ち合わせしている人間やストリートミュージシャン。
「あれ?あの人は」
見覚えのある顔。
少し近づいてみる。
やっぱりフカヒレ先輩だった。
「こんばんわ」
「はいはい何弾きますか?…って椰子じゃん。何してんだよこんな時間に」
「フカヒレ先輩には関係ないです」
「ヒイッ……いちいちにらむなよ、怖いから」
「卑屈ですね。ところで最近は東京の方に行ってたんじゃないんですか?」
「いや、久しぶりに地元でやろうと思ってさ。
少しぐらいは上達してきただろうしさ」
「……大変そうですね」
「いやあ、そんな事は無いさ。好きでこれやってるんだから」
「悩んだりした事は無いんですか」
「そりゃ俺だって悩む事ぐらいあるさ。
でも悩んでみたところで俺にはこれしかやりたい事なんて無いんだよ。
だから、もしやめようと思ったって逃げ道が無いんだよなあ」
フカヒレ先輩は本当にすごいと思った。
きっとこの人は本当にやめようと思った事もあるんだろう。
そこで、自分で答えを出したんだろう。
そういえば自分が料理人になりたいと思い始めたのも、この人に影響されたとこがあった。
支援
「フカヒレ先輩、ありがとうございました」
「え?どういたしまして?
なんだよいきなり。それじゃあ俺と付き合ってみる?」
「それじゃあってなんですか。それにあたしには………」
(センパイがいますから)その言葉が出てこない。
「冗談だって、椰子にはレオがいるもんな」
「潰しますよ」
「ひいっ……ごめんなさい」
なんて臆病なんだろう。
でもこの人ならきっとあたしの夢をバカにはしないだろう。きっと応援してくれる。
「あたしは……料理人になろうと思ってます」
「そうか、まあ頑張りなよ」
「でも今日、センパイにいろいろ言われて」
「まあ、あいつはヘタレなとこあっても根はいいやつだから、
何言ったか知らないけど人を傷つけるような事は本気では言わないさ。
それに何言われたって料理人になるのあきらめるわけじゃないんだろ」
「それは当然です。あたしも料理が好きですから」
この人はあたしの居場所にはならないだろうか。考えてみる。あたしはやっぱりセンパイといたい。
「ならいいんじゃないか。さて、椰子ももう帰りな。もうこんな時間だろ」
「いえ、あたしは」
戻りたいけど戻れない。。
「レオが心配してるかもよ。それにこんな時間にうろついて、襲われても知らないぜ」
………センパイ、あたしの事心配しているんだろうか。
「そうですね、フカヒレ先輩に襲われるのもいやなんで帰ります」
「お、俺はそんなことしねえよ」
「冗談ですよ」
「もうのろけ話なんて聞かせないでくれよ」
「どうでしょう」
センパイの家に戻ろう。
あたしの居場所か確かめに。
しえん
気分は最悪。
何であんな事言ってしまったんだろう。
なごみの夢は応援する。
それは俺自身で決めた事だし、何よりそのために頑張って勉強もした。
でも口をついて出てきたって事は心の底であんな風に思ってたんだろうか。
もしくは、なごみに無関係じゃないのになんで他人事なんだと考えていた。
俺自身の問題なのになごみの問題だとすり替えていた。
要はなごみの夢に引きずられてたからだ。
一番納得できる、というか実際にそう思ってたのかもしれない。
「最悪だな、俺って」
ピンポーン
「ん?誰だこんな時間に。はいはい今行きますよ」
玄関に向かう。
「はい、どちらさまですか」
「こんばんわ、センパイ」
「なごみ………今朝は悪かったな」
「悪いと思うなら何で追ってこなかったんですか」
そう言うとすごい目つきで俺をにらむ。
目をそらしそうになったが、俺はなごみの目をみる。
「正直、追って行っても何もできないと思ったからだ。
なごみの夢を馬鹿にして、何を言っても許されないだろう」
「そう思ってるならなぜあんな事を言ったんです」
「ああ、あれからずっと考えてみたんだが。
俺自身の問題なのになごみの問題だとすり替えていたから。
こういう風に考えていたって事が一番自分自身で納得できた。
なごみの夢に引きずられていた。
自分自身が大切な人のために頑張ろうと思っていたのに、
いつの間にかこれはなごみのためってさ。
俺のためでもあるってとこが抜けてたんだよ。
まるで道化だろ?」
思っていたよりもあたしのことを考えていてくれたようだ。
あたしもあれぐらいで怒るなんて、まだまだ子供なんだろうか。
「道化だなんて、あたしもあそこまでする事は無かったと思ってます」
「そんな事無いよ、自分の夢をバカにされたんだ。
あれ位じゃぬるい位だろ」
「いえ、あたしもついかっとなって。それはそうと左頬大丈夫ですか」
「ん?ああ、大丈夫だよ。心配なんかしなくていいぞ。これは俺が悪いんだし」
「本当にごめんなさい。でも、もし何かあったら」
「だから、もういいって」
「………分かりました。あの、お詫びといってはなんですが………」
「なに?」
あたしはセンパイの左頬にキスをした。
「ごめんなさい」
「なごみ」
「ハイッ、なんでしょう」
怒らせてしまったかな。
「次は口で頼む」
「……ハイッ」
ここがあたしの居場所でいいと思う。
センパイが好き。
理由はそれだけ。
それだけでいいと思う。
これからもずっと
「今日は最近人気のこの店にやってまいりました。
なんとこの店、奥様が料理を作り旦那様が経営と、
夫婦二人だけで切り盛りしているんです。
それでは、奥さんの方に話を聞いてみたいと思います。こんにちわ」
「こんにちわ」
「二人だけでやっていくのは大変じゃないですか?」
「それは大変ですが、二人で決めた事ですので」
「今大人気ですが、いつ頃から料理を勉強されたんですか?かなりお若いですが」
「料理は子供のときに父に教わりました」
「そうですか、すごいお父様ですね。今は?」
「今は………他界しています」
「失礼しました。そういえば旦那様は今どこに?」
「今なら、奥の方で頭抱えてますよ」
「何か大変な問題でもあるんですか?」
「いえ、人気が出てきてうれしいんですが、
二人の時間がなくなってしまったってぼやいてますよ」
「そうですか、それは幸せそうですね。それでは今日はこの辺で。ありがとうございました」
「ありがとうございました」
「インタビューどうだった?」
「父から教えてもらったって言えましたよ」
「じゃあ勝ちだな」
「はい。あとあなたが二人の時間がないってぼやいてるって言っておきましたよ」
「なっ、嘘だろ全国放送じゃないのか。頼むよマジで」
「いいじゃないですか。あたしは今幸せですよ」
「俺も幸せだよ。なごみが居てくれたからかな」
「いやセンパイが居てくださったからですよ」
「じゃあ、どっちもってことだ」
「ハイッ」
おしまいっす
エピローグに?がついてるのはこのSSのエピローグかどうか微妙って事ゆえ
しかしおれのID:GKOTu5mo0
GKOすなわちグレートカキテオレ!!
ごめん調子乗りすぎた
朝もはよから支援サンクス御三方
それでは!!!!!
GKO 調子乗りすぎw でもGJ
レオがほんとにただのヘタレ化してんじゃん
このSSみたいなカップルは長続きせんよ
>>564 まあまあよく書けてるが面白くはない
会話がなんか不自然だし
元気の出るカニSS、誰か書いてくれ orz
>>564 GJ
しかし職人減ったなあ…去年の怒濤の勢いがナツカシス
なごみママの人復活してほしー
>>564GJ
年末年始もある意味すごかったけどな
マッタリしてきたのはいいが、萌え系でニヤニヤする話ばかりじゃなく
ジーンときたり熱くなったりできる感動系のSSも欲しいのぅ
>>566 そうな。レオはここぞというところで熱くなって追っかけるのが持ち味だもんな。
追っかけるとベタなストーリーになり、追っかけなければレオじゃなくなる。
>>564のセンスは従来のSSの書き手の感覚とは少しずれてる気がするが、
まとまってはいなくても新しいものを生み出す力・・・と言えばほめすぎかw
>>571 つ >1
なに?もう全部読んだ?
だったら自分で書くんだ。こんじょーなしだなぁ
605 :名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 08:59:27 ID:8ZfIEJM70
↓ここで天才が強気ヒロインズを怒らせることなくハーレムに突入するアイデアを提示
608 :名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 09:04:28 ID:bjxW6CfE0
>>605 レオが5人いればいいじゃん
609 :名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 09:06:37 ID:8ZfIEJM70
天災キター
610 :名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 09:07:49 ID:k4zN8Lad0
6人のレオが一つの部屋に集まって
黙々とボトルシップ作製・・・
>>576 七人のナナみたいだな
乙女さん:努力家レオ
カニ:悪友レオ
姫:献身レオ
なごみん:面倒見レオ
よっぴー:侠気レオ
祈ちゃん:まったりレオ
こんな具合に分身したSS誰かかいt(ry
>>579 自分で書くんだよな
おれは応援してるぜ!ガンバ!
中の人保存サイトの更新おつ
しかし絶望と希望のレス順がちょっと違うような気がしないでもないけど
まあいいか
「レオってさ……なさけないとかヘタレとか、みんなそう云ってるけど、
ボクはそんなレオが好きだぜ……」
「……き…きぬ……」(じーん)
「…なーんてボクが云うとでも思った??」
「甘ったれるな! 他人に夢を見るな!! お前以外はみんな敵だ!!!」
「以上ッ!」
( д) ゚ ゚
「なごみってさ、いつもカニと喧嘩してるけど、ホントはどう思ってんの?」
「……ま…負けず嫌いな甲殻類だなあ…って」
「あと…それと…(もぢもぢ)」
「それと?」
(いつも先輩に馴れ馴れしくしやがって! いつか潰ス!!)
「……い…言えないですっ」
「えー。俺しかいないんだから、照れずに言えよー」
「おーい、村田ー」
「どうしたフカヒレ、ガスマスクなんかして。今日は一段と変だな」
「ああちょっとな。それより今日は裏商品でこんな布があるんだが」
「その赤く燃える炎のような色は……もしや姫のリボンか? よしッ僕が買ってやるぞ!」
「毎度。5千円ね」
「こ、これが姫のリボンか」
「ああ〜凄いなあ〜この刺激的な香り―――…って臭ッ!!!!」
その頃の館長室。
「ワシの赤フンを盗むとは誰の仕業か……。嗚呼、股がスースーするのぅ」
>>583-585 元ネタは、ヒロインがツンデレと聞いて読んだ「妖幻の血」のカバー裏4コマから。
こういうのも投下していいんだろうか?
正直、あんまり面白くはない・・・と思った。
でも、だからってダメだとは言わない。
気にするのはわかるが。
新しい試みにGJ これくらいのレベルを保つことができれば何ら問題ない
988 :名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 11:02:00 ID:rI926rEg0
, -'⌒`  ̄ ̄ ̄>ー、
/ イ'/ ヽ、 `ヽ、
,イ / ヽ 、 ヽ\
人ヽ / ', ヽ ヽ ヽ \
/ ヽ、 / i ', ', ヽ ヽ ヽ.ヽ
lヽヽ li i i、 i i i.i i ト、}
{ヽ\\ li i ハ i|ヽ、 i iト、トi i ト、 ! l
Vヽ、 ミli ,リ .リ | リ ト、 リ _レl | l l | !
人>ー、li ノルノ__レ'ノ_|_ゝ /ィチ'ケ!リイ ノ
/ i Y ( 乙XソZZ,,,ィヒテヽ レ' {メリ, kイノレ'
〈 i .ヘ 、 |ハ `ヾヾ'ジ_, 、 ̄ kヽ、
ヽ (^ヽミ、.|iヘ  ̄ 〉 ハ.', ',
Xヽ `lト.ヘ / |.! ! みんな埋める気あるのかしら
くヽ ヽヽ\ -‐'^ / リ
| ヽ _ト、` 、 _ _ /ー-、 ノ
/ ̄ ̄>ー \_ /ィ===\ ハ `ー--く_
\ / | 〃ィ⌒ ̄⌒ヽ ハ:ヘ }\__
81 :名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 15:17:26 ID:1PkQQXeN0
>>78 \/ __ _ x
/\ - '  ̄ . . . . . . . `ヽ、
/ \/ . . . . . . . .\ X
\/. / / ./\.. . ヽ. \/.: ヽ, _______
/\ / / / i i ', .、 /\ ::: ', / `ヽ
./ / .::i : ::i : i :::i ヾ::ヾ:: ヽ :<ニi:::::::::l } お前、
/ i :::i : ::|:: :::i :::ト;:ヾヾ::ヾ:ヾ::::ヽ!::i::i:::\/ /
l:: :::l:: :::|:i::::|ヽ ::i::::|弋メ弋弐、:::ヽミ|゙ヽ:::/\ / お姉ちゃんっ子
{ i i::i::::::ハモ|弍ヽヾ{ ノ'マハテ' ト;:::::|2 〉::| ノ
k、ヾヾハ`ヾじ) \` ゛ ̄ |::X:::|/i::i::|  ̄\ だな……
\/ヽヾミミハ  ̄:::: ::::::::: l .:i:\/:i::| x ヽ、_______ノ
/\ .X |i :::ヽ ヽ /:/ /\レ' X
|| :::||:\ ー―' , イ./ :::i |/
X || ::|::リ!i\ / /イ :イ:| \/
x X |ヽ::|ハ;! `コT /イ :/ケ! /\
! ヽ!-―' ̄ /┤ ////フリ\
,イ ̄ト、:.:.:.:.:.:.:.∧ /:.:.:.::.:.::::`ー 、
{ ヽ i ヽ:.:.:.:.:./ ヽ ー/::.:.:.:.:.:.X .:.:/ 二>、
x ノ ヽヽ \:.:.:{ /:.:.:.:.:.\/:.:イ / }
. X \/ :レ \ >レ'_;;;.-‐ :/\´ / |ー、
/\./:. X  ̄/;;;}ー―- '" : : i / 9/ :ヘ.
/ :/:. /77 \/ : : i/: :__/ ヘ.
/ :{: / / { /\ .: : : | ̄ 委 員 ヘ
./ ::ヽ::... / / | . : : : :.∧ 風 紀 /
98 :sage:2006/01/15(日) 16:22:45 ID:7djtqDmb0
._____________________
| │
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| __________ /`ーヘ |
| ( イ チ ゴ つ み ゲ ー ム ,>‐ ∩ イ(・)(・)ト .|
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 〈ミっ,> tーァ< |
| ~ヽ,_,イ lヽヽ. !
| フ.ィ.リ.ッ.ク.ス.と.い.っ.し.ょ.に.イ.チ.ゴ.つ.み.に |
| 行.こ.う!@〜D.の.コ.ー.ス.か.ら.1.つ.選んで |
| ス.タ.ー.ト.し.よ.う! │
| │
| @ A B C D │
| │ │ ├───┤ │ .│
| ├───┤ │ ├───┤ .│
| │ ├───┤ ├───┤ .│
| │ │ ├───┤ │ .│
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| ├───┤ │ │ │ .│
| │ │ │ │ │ .│
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| |烏. | |黒 | |息.| |苺│ ,.乙,. |
| |賊 .! |yp│ |子 | |だ .! 女 !
| |島 | |が | |が | |! | の. |
| |流 | |出 | |潰 | |喜 | 制 │
| |し│ |た│ |れ .! |べ│ 裁 │
|  ̄  ̄  ̄  ̄ │
| ゴ.ー.ル.の.部.分.を、か.く.し.て.相棒(バディ) . |
| と遊ぼう! │
| |
| _____|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
177 :名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 20:10:51 ID:T3yJjZ4u0
ゴセロやろーっぜーーー!
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>>592-594 こんなAAいらんだろ。 ただのコピペだし。
最近無駄なAAの投下増えすぎ
>>586 おもしろい。特に2個目と3個目
でも元ネタのまんまなんっしょ?
GJをやるべきかやらざるべきか悩むが…………おもしろかったのでGJ
でも村田結構紳士だからフカヒレ殴られると思うが…
そのへんどうよ
597 :
>>579:2006/01/16(月) 00:58:38 ID:T2I3A+Kd0
うー、いてててて…
えーと、何があったんだっけ?
まだ少しクラクラする頭で、俺は記憶を整理する。
「…なんて言うと思ったか、この根性無しが!」
ズドーンッ!!
「ぐえーっ!?」
そうそう。うっかり乙女さんの入浴を見てしまった俺は
例によって厳しい制裁を受けたんだった。
どうやらそのまま気を失っていたらしい。
周りを見れば、他の俺はまだ倒れて気を失ったままだ。
…他の俺?
いち、にい、さん、しい、ごお…
俺が5人いますよ?
いや、俺もいるから6人か。
いやいや、全部俺なんだから俺は一人であってつまりこれは
「 な ん じ ゃ こ り ゃ あ ぁ っ !?」
ってことだ!
思わずあげた俺の大声に、他の俺もムクムクと起き出してくる。
そして皆で顔を見合わせて、しばらく口をパクパクさせていた。
それでは皆さん、ご一緒に。
『 な ん じ ゃ こ り ゃ あ ぁ っ !?(×6)』
『騒がしいぞー。なんなんだー、人が風呂に入っているそばでー』
風呂場から呑気な乙女さんの声がする。
『た、大変だよ乙女さんっ!(×6)』
ガラッ
「…おまえ、また!…って…なんだ、目が…霞んでる?」
「違うって!」「どういうわけか」「俺が6人に」「増殖してるんだよ!」
「な…なんだと!?…む、確かに6人いるな」
「よくわからないけど」「乙女さんの」「キックの衝撃で」「増えちゃったのかな?」
「…そういえば、昔琢磨を折檻したときに同じようなことがあったな。
あのときは3人だったが」
…前にもあったんかい。
「ところで、6人に増えたからといって
制裁されないわけではないからな?」
「…ソウデスネ」
思わず扉を開けてしまったが、乙女さんはまだ裸なわけで…
ズドーンッ!!(×6)
宙を舞いながらふと思う。
6×6で36人にならないだろうな…
「さしあたって、見分けがつかないのは困るな」
風呂から出た乙女さんが、腕組みをして俺を見つめる。
「乙女さんでも見分けがつかない?」
「うむ。外観はまったく同じだ。放つ気が微妙に違うが
それで区別できるというほどでもないな」
あ、多少は違いがあるんだ。
「そこで、各自これをつけておけ」
乙女さんが色とりどりの細い布きれを取り出す。
…鉢巻?
「お前は、赤だな」
こうして俺はレオ(レッド)になった。
他にはブルー、イエロー、グリーン、ブラック、ホワイトがいる。
「…ピンクはないんだね」
「いや、あるぞ?ピンクは私がつける」
いや、乙女さん増殖してないから、と突っ込みたかったが
なぜかピンクの鉢巻をしめながら嬉しそうにしているのでやめておいた。
「これでレオレンジャーだな!」
レオレンジャーって…何と戦えばいいんだよ。
まあ、いいけど。
支援〜
「それで、乙女さん?」
「ん?なんだ?」
「前に琢磨が」「分裂だか」「増殖したときは」「どれくらいで」「元に戻ったの?」
「ああ、結構時間がかかったな…
確か1ヶ月ぐらいして、ある朝突然に元に戻っていたぞ」
むう。1ヶ月か…結構長いな。
「まあそう難しく考えるなよレッド」
グリーンが笑いながらポンポンと俺の肩を叩く。
ブルーは半ば諦めたような感じで
「まあ、なっちゃったもんはしょうがないよなー」
「そうだけど、早く元に戻る方法とかあるかもしれないじゃないか」
俺が反論すると、ブラックが俯きながらつぶやく。
「俺たちが6人もいたら、乙女さんだって大変だしな」
「逆に、6人もいりゃ家事を分担したっていいじゃん?」
と、イエロー。ホワイトがパン!と手を打ち合わせる。
「よし、各自、自分でいいと思うように行動しようぜ!」
まあ人格とかバラバラみたいだし
そうするしかないかな…
紫煙
こうして、俺×6人は奇妙な共同生活を…
いや、元は一人なんだし共同ってのもアレだが
とにかく暮らし始めた。
一番懸念されたのは学校生活だったが
意外にも周囲からはすんなり受け入れられた。
そして…それぞれが別々の女の子たちと親しくなっていった。
グリーンはカニと遊び回りホワイトは姫に忠誠を誓い
イエローは椰子に辛抱強くつきあいブラックは佐藤さんと親密になり
ブルーはこっそり祈先生とつきあってるらしく…
俺は乙女さんに思いの丈を告げ、その思いは受け入れられていた。
みんな上手くやってる。そう思っていた。
ある晩。トレーニングの合間に、乙女さんがぽつりと漏らす。
「お前が…また一人に戻ったら
私たちは、どうなるのかな」
「どうって…俺は乙女さんひと筋だよ?」
「それはレッドであるお前だけだろう。
ほかの五人は…それぞれ、別に好きな相手がいるようだし」
「ずっと…このままバラバラでいるわけにはいかないのかなぁ」
「どうなんだろうな…
仮に…仮にお前が一つに戻ったときに、もしも私を選ばなくても…
私は、お前と愛し合ったこの日々を後悔はしないから、な」
一つに戻りたくない。切実にそう思った。
支援?
6人で車座になって話し合う。
今までも時々こうやって、情報を交換したりしてきたが
今日は皆、表情が硬い。
「もうすぐ、だな」
「1ヶ月か…思ったより早かったな」
「…言っておくが、俺はエリカに永遠の忠誠を誓ったからな」
「俺だって、なごみと一緒に夢を追いかけるって約束したんだ」
「良美は…必ず、俺が幸せにする」
「おいおい、俺だってきぬとハッピーになりたいんだぜ?」
「俺の乙女さんへの思いだって誰にも負けないぞ」
誰も譲らない。そりゃそうだ、全部俺なんだし。
「ブルーはどうなんだよ?祈先生ってそんなに積極的じゃないんだろ?」
ブルーが頭をポリポリとかきながら
ちょっと首を捻って答える。
「いや、そうなんだけどさ。
一つになっちまったら、俺たちの思いも
一つに混じり合うんじゃないかな」
「混じり合う?」
「つまり、一人に戻ったら全員を好きになってるんじゃないかってこと」
支援&ハーレム成し遂げられるか!?
ブルーの一言で皆少し同様する。
「そんな一度に6人の女の子を好きになれるもんか?」
「一度にじゃないだろ。
俺たちはそれぞれ別の体験をして
その結果、彼女たちを好きになったわけだし」
「それぞれの感情を持ったまま一つに合体するわけか…」
俺の乙女さんへの思いも、消える訳じゃなくて
6つの気持ちの中の1つになるってところか。
「けどさ、体は一つになっちまうんだぜ?
どうすんだよ、その…アレとか」
他の女の子とするのは乙女さんを裏切るみたいな気がする。
「そりゃ…相手もあることだし、話し合って決めればいいんじゃないか?」
「いや、俺たち自身の気持ちの問題でさ。
好きな相手以外とのHに抵抗ってないか?」
「…」「…」「…」「…」「…」
「ない」「ないね」「ないな」「全然」「気にしない」
「ええい、このスケベどもめ!」
…ってみんな俺か。
「まあまあ。とりあえず、今日はもう遅いから明日にしようぜ」
支援
「おはよー、乙女さん」
目覚めはさわやか。乙女さんに起こされる前にスッキリ起床。
そのまま洗面所に向かうところで乙女さんと鉢合わせ。
「ん…おはよう…えっと…レッド?」
「は?いや、俺は…」
振り返る。
この1ヶ月、いつもぞろぞろと連れだって歩いていた俺たちは、今朝は俺一人だった。
「そっか…戻ったんだ」
俺はまた一人になったけれど
俺の中には乙女さんを愛するレッドの気持ちは確かにあった。
「乙女さん…俺の中にレッドがいるの、わかった?」
「ああ…私の好きなレオは、ちゃんとここにいる…」
乙女さんは見つけてくれた。だから呼びかけてくれた。
きっと他の女の子たちも
自分の愛したレオを俺の中に見つけだしてくれるだろう。
「ところで、一人に戻ったところで
レオに聞きたいことがあるんだが…
一番好きなのは、モチロン私だろうな?」
…ハーレムって、大変かもしれない。
「こら、なんで黙ってるんだ?早く答えないと朝飯抜きだぞ?」
乙
その後の他のヒロインも含めたドタバタも見てみたかったが乙
GJ!
姫に対して全員憧れを抱いてるはずなんだから
一番好きなのは姫のはずじゃないかな??
と、姫スキーの俺が言ってみる
>>610 うまくまとまってるよGJ
GJうまくまとまってるよ
>>613 そうだよな!!
それにしても
>>610GJだ!!
一日で書き上げたのかよ。GJだ!!
しかし一番大変なのはレオじゃなくてスバルだろうなあ
秋も深まったとある週末の深夜。
対馬家に足音を忍ばせてそっと忍び寄る影があった。
街灯に照らされて浮かび上がったその横顔は紛れもなく対馬レオ本人である。
レオの部屋にはカーテンが引いてあって、これは幼馴染みに「取り込み中」であることを伝えるサイン。
隣の蟹沢家の2階には明かりがついている。
きぬは、今日も夜更かしをしてゲームでもしているのか、それとも電気をつけっぱなしで寝入ってしまったのか。
対馬家の門灯は消えているが、レオは暗闇の中、慣れた様子で家の鍵を開け、そっと自分の家に侵入した。
風呂場に明かりがついていて、中からザーっと湯を浴びる音が聞こえる。
リビングに入ると、居間で“乙女さんと交際しているレオ”が岩波の文庫本を読んでいた。
「レッド、今度は何の本だ」
レオが声をかけると、レオが肩をすくめる。
「乙女さんとの約束で、今日明日のうちに論語を読破しとかなくっちゃ駄目なんだ。ってか、ホワイト遅すぎ。ブルーよりまだ遅いなんて」
「すまん。姫のスケジュールって綿密な計画性があるわりに、突発的な用事もガンガン挟まるもんだから」
「まあいいよ。お前も頑張ってるんだ。ブラックが風呂から出たら早速…」
「今日こそ」
ニッコリとうなずきあって、“姫と交際しているレオ”が二階にあがる。
部屋の扉を開くと、中には三人のレオがいて、二人は対戦格闘ゲームをやり、もう一人はベッドでぐうぐう眠っていた。
テレビ画面の中では、片方のキャラがもう片方のキャラに一方的に即死コンボを決め終わったところである。
「ふっ、なごみんといちゃついてるようなヤワなヤツには負けねーぜ!」
“カニと交際しているレオ”が勝利のガッツポーズを決める。
「腕の差が段々開いていくな…orz あ、ホワイト、やっと来たか」
“なごみと交際しているレオ”が向き直って、ゲームパッドを投げ出し、ベッドで眠っているレオを揺り動かす。
「ブルー、起きろー」
「うーん」
と唸って、めんどくさそうに、しかし、それでも“祈先生と交際しているレオ”が起き出した。
階段を上ってくる足音が二つ聞こえて、風呂上りの“よっぴーと交際しているレオ”と、“乙女さんと交際しているレオ”が部屋に入り、レオの部屋に、6人のレオが顔をそろえた。
「乙女さんは今晩と明日は鉄の実家に帰ってて、月曜日は直で学校だ」
「姫とよっぴーはキリヤの香港支社に行った。俺も誘われたけど甘いもの巡りするらしいから逃げてきた」
「なごみはのどかさんが天王寺と旅行に行ったので一人で花屋だ」
「それ、手伝いに行かなくていいの?」
「もちろん手伝うよ。明日は昼から顔出しに行こうと思う」
「祈先生は金欠で、今日も明日もドブ板で占いだ」
「カニは?」
「無理矢理にケンカをしてきた」
「…」「…」「…」「…」「…」
「すまん、みんな。あいつを俺たちの生活圏から一時的に放り出すためにはこれしかなかったんだ」
「まあ、しょうがないか。多少ケンカしてもあいつは大丈夫だろ」
「そういうことだな」
「よし、それでは」
「やりますか!」
「おー!」
それぞれの手の甲を重ねて団結の儀式をした6人のレオたちは、マゼランとその部下たちを乗せて、世界初の世界一周を成し遂げたスペインの木造帆船ビクトリア号をウィスキーのボトルに閉じ込めるため、作業を開始した。
「しかしあれだな」
ボトルシップを製作しながら、レオの一人が呟く。
「昔から、“対馬レオ”は自分がたくさんいたらいいな、増えたみんなでボトルシップやれたらいいのになって思ってたんだよな」
「ボトルシップを理解してくれる小学生が回りにいなかったもんな」
「スバルもカニもフカヒレも…これだけは分かってくれなかったな。正直、寂しかったんだよ」
「もう二度と、一人に戻りたくないな」
「…」「…」「…」「…」「…」
「でもさ」
一人が手を停めて、みんなの顔を眺め回す。
「俺たちは今、それぞれ違う女の子たちと交際してるだろ。もしも俺たちが一人に戻ったら、それって“ハーレム”だよな?」
「ハーレム…」「ハーレム!」「ハーレム?」「ハーレム!?」「スラム?」
「ハーレムを楽しめると思えば、一人に戻るのも少しは楽しみに思えるんじゃないか?」
「……………いや、正直、俺はハーレムなんかより、みんなとこうしてボトルシップを製作していたい…」
「俺もだ…」「俺もだ…」「俺もだ…」「俺もだ…」「俺も…」
「でも、もしも女の子たちに一人に戻りたくない理由を聞かれたら、それはキミを大切にして浮気をしないためだと、きちんと言うんだぞ」
「もちろんだ…」「もちろんだ…」「もちろんだ…」「もちろんだ…」「それもあるよね」
「ま、込み入った話はまた今度にしよう。せっかくだから、今はボトルシップに専念しよう」
「おう!」「おう!」「おう!」「おう!」「王!」
6人のレオは、再び製作に取り掛かる。
レオの一人が、
「俺たちが増殖したのは乙女さんに蹴られせいだってことになってるが、本当なのかな? 実は、俺たち自身にも原因があったのかもしれないな」
と洩らしたが、もはや、その呟きに反応する者もなかった。
趣味の秋はしんしんとふけていく…。
(END)
620 :
名無しさん@初回限定:2006/01/16(月) 07:55:32 ID:kcb9ldq4O
GJ!
個人的な意見だがハーレムにならないでよかったと思った
乙女さんの悲しむことだけはしn(ry
そのまま完全に徹夜をして日曜日のお昼を過ぎても、相変わらず、6人のレオたちはボトルシップの製作を楽しんでいた。
「なあ、グリーン、お前、なごみんの花屋手伝いに行くんじゃなかったっけ?」
カニと交際しているイエローレオが聞く。
「…ああ、そんなのもあったね」グリーンがニヤっと笑って受け流す。「この帆を張ったら完成だぜ! なごみ、今すぐ行くからな!」
結局、伝説の帆船ビクトリア号の瓶詰めがようやく完成したのはそれからさらに2時間も過ぎた後だった。
「やばい…俺、なごみんのところに行かなきゃ…」
「…お前、さっき『ああ、そんなのも』って…」
「言わないでくれ! 罪悪感でいっぱいなんだから!」
グリーンレオが家を飛び出して行き、残ったレオたちは相談をはじめた。
5分後、蟹沢家。
「わあっ、レオ! なんだよいきなり! しかも5人もぞろぞろ…お前らみんなで来たってそんなにたくさん穴ねぇよ!」
「いや、きぬ…別に穴はいいけどな、ボトルシップを作るためにわざとお前とケンカしちゃったから、まずはみんなでお前に謝ろうと思ってな」
さらに30分後、フラワー椰子。
「センパイ…たくさん来てくださってありがたいですけど、花屋の仕事は私だけでも何とかなりますし、グリーンセンパイがいてくだされば十分ですので…」
「そう言うなよ、なごみん、ボトルシップで遅刻したぶん、みんなで手伝うからさー」
「いえ、お断りします」
「そう言わずにさー」
「同じ顔がたくさんいたらキモいって言ってんだよっ!」
「あ、俺たちやっぱり線の外なの?」
「なごみーん、俺たち腹減ってんだけど」
「早く帰れっ!」
さらに30分後、対馬家。
「スバルぅ、料理当番のグリーンが椰子のところに行っちゃってさー」
「やれやれ、世話の焼けるレオたちだぜw」
フカヒレ「俺のとこにはどのレオも遊びに来ないのかよー!」
嬉しそうなスバルワロタ
かなり混乱するけどワロスw
分身書いたやつGJ www
読んでてしんどい
が、おもしろかった。GJ
確かに、書いてるほうは設定もらって整理して書いてるわけだが、いきなり読むと混乱するわな。
乙女さん:レッド :努力家レオ :(勉強君・得意は古典や現代文、体育武道)
カニ :イエロー:悪友レオ :(ゲーマー君・得意はファッションとロックミュージック)
姫 :ホワイト:献身レオ :(遅刻君・姫に振り回される日々。英語と護身術)
なごみん:グリーン:面倒見レオ :(世話役君・少しだが料理が出来る。数学)
よっぴー:ブラック:侠気レオ :(風呂好き君・よっぴーの匂いを消すためのシャワー。性技術)
祈先生 :ブルー :まったりレオ:(爆睡君・英語以外は全部そこそこ)
すまない。致命的なミスやってた
>>603ではグリーンがカニと、イエローがなごみんとつきあってるんだが
>>626では逆になってるわ
後から設定をぱくったオレが間違えてた
これじゃ、混乱するわな
レオ、すまねー
アタシが居間でテレビを見ていると、
巴姉さんがニコニコしながら居間に入ってきた。
「あら、どうしたの巴姉さん?そんな間の抜けた顔をして。」
「あう?わ、私そんな変な顔してたかな?」
「冗談よ。で、どうしたの?なんか嬉しそうじゃない。」
「うん、今日の昼間、これを買って来たんだ。」
巴姉さんは聞こえるか聞こえないかぐらいの声でジャーンと
言いながら、背中に回していた手を前に差し出した。
その手には、
「デジカメ?」
「うん、前々から欲しいと思ってたんだけど、
私、どんなのが良いのかよく分からなかったから。
それで、今日、う、海に付き合ってもらって、一緒に選んでもらったんだ。
そこで高嶺に、お、お願いがあるんだけど…。」
「そのカメラでアタシを撮りたいの?」
巴姉さんは答える代わりに、首を縦にコクコクと振った。
「良いわよ。巴姉さんには普段世話になってるし、
その上姉妹割引もかねて特別価格、一枚三千円!」
「えっ、お、お金を取るのか?」
「……いちいち本気にしないでよ。」
私が適当なポーズを取ると、巴姉さんがカメラを構えた。
「と、撮るよー!はい…………」
「……………………………」
はい、の後が長いわね……。笑顔が崩れそうだわ。
「………………………………………キューイ!」
カシャッ!
……何で笑顔が崩れた後に撮るのかしら…。もしかして狙ってた?
「ちょっと巴姉さん!」
「あう?」
「『はい』と『キューイ』の間が長いわよ!
中途半端な笑顔になっちゃったじゃないのよ!」
「ご、ごめんよ…。まだ操作に慣れてないんだ。」
「巴お姉ちゃん、買ったカメラで早速
高嶺お姉ちゃんの遺影を撮ってるの〜?」
と、海が続けて居間に入ってきた。
「遺影って!まだまだアタシは死なないわよ!」
「そうだね〜、高嶺お姉ちゃんはまだまだ死なないよね〜。
憎まれっ子、世にはばかるだからね〜。」
「ぬうぅぅ………。」
「海、今高嶺の写真撮ろうとしたんだけど、うまくいかなくて
高嶺に怒られちゃったんだ…。」
「ん〜?これはシャッターを長押しして撮るタイプだよ〜。
で、私にうまく撮れなかった高嶺お姉ちゃんの写真見せてよ〜。」
「ダメ!ゼッッッタイダメ!凄く微妙な顔してると思うから見ないで!」
・・・
それから数日、巴姉さんは事あるごとに買ったデジカメで
みんなの事をパシャパシャ撮ってはあうあう喜んでいた。
数日して夕飯を皆で食べている時に、ふと空也が漏らした。
「そういえばともねえ、これまでで写真、何枚ぐらい撮ったの?」
「五十枚、ぐらいかな……?あは、もうそろそろ整理しないとな。」
「五十枚だと!?今のでじかめはそんなに撮れる物なのか!?」
「モエが土いじり以外であんなに夢中になった趣味って、久しぶりだよね。」
「写真の整理、後で私のパソコンでやり方教えてあげるよ〜。」
「海、その時ついででいいのだけれど、
私とぺんぎんの2ショット写真を印刷してくれないかしら?」
「巴姉さん、要芽姉様とペンギンを撮りにわざわざ八景島まで行ったの?」
「う、うん。私が写真撮りたいって言ったら、
私のおごりで八景島でなら良いって、要芽姉さんが…。」
「かなめよ…。お前…。」
「あら、私は妹の願いを聞き入れただけですよ。姉さん。」
「お姉様とともねえが二人で八景島・・・。なんかぺんぎんやイルカより目立ちそうだな。」
「何でそこでよだれ垂らすのよ!このグロイカ!」
・・・
つ 4円
「うみゃの部屋はいつ来ても、不思議な電波のせいで頭痛がするねぇ〜。」
人一倍感覚が鋭い瀬芦里姉さんがぶつぶつ言っている。
夕飯を食べ終えイカと巴姉さんが片づけを終わってから、
皆で海の部屋に巴姉さんが撮った写真を見にきた。
「ケーブルを繋いで〜、ここをこうすれば…ほら、撮った写真が出てきたよ〜。」
海がパソコンをいじると、巴姉さんが撮った写真の一覧が画面に表示された。
「お〜!……私がかっこよく写ってる写真はどれかにゃ?」
「海、ぺんぎんの写ってる写真を見せてくれないかしら?」
「これ!お前達が我の前に立っては画面が見えぬわ!」
「私がくーやと写ってる写真最初に印刷するから、
要芽お姉ちゃんはちょっと待っててね〜。」
「このねぇやとねーたんの写真、よく写ってるね。」
皆が自分の写ってる写真を見てはしゃいでいる中、
アタシはあることに気が付いた。
「ねぇ、イカ。」
「なに?自分の写真写りが思ったより悪くてショックだったの?」
「違うわよ!アタシはいつでも最高の被写体よ!
…そうじゃなくて、この中に巴姉さんが写ってる写真が一枚も無いじゃない。」
「あう?」
皆が写真を見て楽しそうにしているのを見て幸せそうな顔をしていた巴姉さんが、
私の言った事に対して不思議そうな顔をしてディスプレイに
表示されている写真をまじまじと見ると、
「皆が楽しそうに写真に写ってくれるから、それが嬉しくて
じ、自分が写るの、忘れちゃったみたいだな。」
とテレながら笑った。
「…ったく、巴姉さんはほんっとうにしょうがないわね!
海、カメラをちょっとパソコンからはずしなさいよ。」
「え〜、面倒くさいよ〜。」
「いいから!お姉さん命令!」
「は〜い。」
海がしぶしぶパソコンからカメラを取り外す。
「姉貴、何でわざわざカメラを?」
「アンタ本当に鈍いわね。
カメラの持ち主の巴姉さんが写ってないのはアレだから、
皆で巴姉さんを中心に集合写真撮ろうって言うのよ。
そ、それにホラ、いつものお礼の意味も込めて(ボソ」
「た、高嶺。優しいんだな。」
「ふ、フン!ほら、巴姉さんも海も空也も早く並んで!
もう姉さん達は立ち位置決めてるわよ。」
いつの間にか立ち位置を決めていた上の三人の姉さん達が
こっちを見てフフンと得意そうな顔をしている。
巴姉さんを中心に、皆で残りの立ち位置を決めた。
「じゃあ、十秒後にセットするよ〜。」
海がタイマーをセットして急いで立ち位置に戻ってくる。
「あと5秒〜。4、3、2・・・」
「「「チーズゥ!」」」
カシャッ!
・・・
「あれ、これこの間の写真じゃない。」
後日巴姉さんの部屋に借りた漫画を返しに行くと、
イカが帰って来た時に撮った集合写真の隣に、この間の集合写真が飾ってあった。
写真の中央で皆に囲まれて幸せそうな巴姉さんの笑顔がまぶしい。
「うん、この写真は私の宝物だからな。」
写真の中と変わらない、幸せそうな顔をして笑う巴姉さん。
「あの時はありがとうな。高嶺。」
「フ、フン!ア、アタシまだこの漫画の続き読んでないから、借りていくわよ!
それから巴姉さん!」
「何かな?」
「感謝の気持ちが少しでもあるなら、今夜おいしい焼きそば作ってよね!」
「あは、分かったよ。」
どうも巴姉さんの笑顔を見てると調子狂うのよね。
……まぁ、悪い気はしないから、別に良いか。
\(
∧_∧ ハァハァ
シコ ( ´Д`/"lヽ
/´ ( ,人)
シコ ( ) ゚ ゚| | とか言いつつ下はこんなことになってまつ
\ \__,| ⊂llll
\_つ ⊂llll
( ノ ノ
| (__人_) \
634 :
SSD:2006/01/16(月) 21:48:28 ID:/4AxFWl60
ともねえはカメラを持ったら人ばっかり撮ってそうな気がして書いてみました。
ともねえは自分でパソコン持ってるんでしょうか?
持っててもあんまり詳しくないような気がするのはオイラだけでしょうか?
支援、ありがとうございましたm(_ _)m
>>SSDさんおつー
姉書く人あんたくらいになっちゃったけど
読んでて、マターリできるよ。GJ
GJ、すごい良かった。
明日から俺、大学行くよ。
GJ
ともねえやっぱり、ええ娘や!
GJ
読んでて姉しよを買いたくなった
買いたくなったが金が…orz
VGJ!
>>あうあう喜んでいた。
ともねえ可愛すg(ry
GJ!!
そして一言言わしてもらいたい!
ともねぇをあぅあぅキャラにしないでくれ・・・。
どんどん日が経つほど「あぅ」しか
言わなくなってるような気がするのは俺だけ??
だ が そ れ が い い
あ、あぅ・・・
カニーーーーー!!!!!
昨日の夜カニを食ってきた。リアルで。
今日のブランチはカニ雑炊だった。リアルで
カ、カニ雑炊ってエロい!
カニ雑炊=カニが雑に炊いた飯
カニならやりかねん
「レオー、雑炊作ったらから食っちくり」
「なんだこれは? お米が入ってない雑炊なんてあるのか?
しかもこの二日酔いの翌朝を連想させる色と匂いはどういうことだ…」
「ん?雑炊って残り物を煮ればいいんじゃないんか?」
「残った飯に、色々なものを混ぜて煮るんだよ…なんだこれ鳥の空揚げか?」
「まあまあ。旨いハズだから食ってみろって」
「くっ…この歯ごたえ…硬いというか…噛み切れないと思ったら!
きぬ! てめー、雑炊にピカチュウのぬいぐるみを入れるとはどういう了見だ!」
「ボ、ボクじゃない、ボクじゃないもんね!」
だ が そ れ が い い
文字通りのカニバリズムにならねばよいがw
「じゃ、誰が入れたんだよ」
「うーん…誰かな…」
「お前たち、何をやっている。妙な匂いがするぞ?」
「あ、乙女さん。実は…」
流れをぶった切りますがSS書きました。
なんかとてつもなく長くなったため支援を要請します。
明日21時ごろから投下しますので暇な方は支援よろしく。
どれくらい長いのかしらんが支援はいくらでもやるぜ!
しかし、最低でも1レスにつき2分開ける必要があるわけで
20レス越えると1時間以上かかることになるから、あまりにも長いなら
テキストファイルをUP、中の人に拾ってもらうというやり方でもいいかもな
>>654 あんまり長いようならうpろだにうpするほうがいいんじゃない?
657 :
654:2006/01/17(火) 16:20:32 ID:kmBkG6Sl0
今数えたら40レスに近くありました…。適当なろだ探してきます。
658 :
名無しさん@初回限定:2006/01/17(火) 16:27:56 ID:/QjywYI+0
長っ(゚Д゚;)!!
楽しみにしとりまっせ!
659 :
654:2006/01/17(火) 16:39:11 ID:kmBkG6Sl0
まだ読んでないけど良作の予感
661 :
654:2006/01/17(火) 16:42:52 ID:kmBkG6Sl0
ついでに一応設定としては椰子ルートベースです。
家庭問題は解決してますがエッチはしてません。
662 :
654:2006/01/17(火) 16:48:43 ID:kmBkG6Sl0
ああ、忘れてた。告白もしてない方向で。
>>659 読み終わった。GJ
欲を言えばステージが最大のクライマックスなので
ここでもう一波乱ほしいな
それを乗り越えてこそのハッピーエンド
あと、主軸がレオなのかフカヒレなのかはっきりしないのも気になった
>>659 各キャラの台詞が所々説明的すぎて、全体的にちょっと読みにくかったのが残念。
レオやフカヒレが一人称で読者に説明しまくってるその上に、さらに他キャラがしゃべり言葉としては不自然な言い回しを重ねてるからかな。
なんかキャラが台本や紙芝居を棒読みしてる印象がついてまわってしまったよ。
665 :
654:2006/01/17(火) 18:24:34 ID:kmBkG6Sl0
感想ありがとうございます。
>もう一波乱ほしいな
占いで不安が出る
↓
ステージ前観客見てフカヒレの過去フラッシュバック&逃亡
↓
祈「勇気をさしあげますわ」フカ「これは本当の勇気じゃない」
というイベントを考えてはいたんですが…うまくまとめられませんでした。
>あと、主軸がレオなのかフカヒレなのかはっきりしないのも気になった
>なんかキャラが台本や紙芝居を棒読みしてる印象がついてまわってしまったよ
これは単に文章力の無さが問題っすね。精進します。
テーマは乙女さんの台詞と幼馴染ズの結束でしたが、
なごみ萌えが入ってしまった結果ごちゃごちゃしちゃいましたね。
まあ、一作目だしめげずにがんばろうと思います。
ちなみに当初は無敵の竜・平蔵と最強の虎・陣内とか
「リュウグウデクロガネノチニクルフオトメ」「イカジマデクロガネノチニメザメルレオ」
が出てくるアクションだったのにどうしてこうなったんだろうかw
>まとめの人
タイトルは「椰子ルートアナザー+」です
俺も厳しいことを言わせて貰います。
一日毎の日記を読んでいるようでどこに焦点を定めたいのかがはっきりしない。
浮かんだネタを寄せ集めてごった煮にしてくっつけた印象がある。
あと個人的に蛇足…
スバルが800m走で
> 「ウオオオォォォォオオオオオォォォ!!」
って吠えてるけど子供の追いかけっこじゃあるまいし。
呼吸法もくそもないじゃない。
日常描写はつきよすの原点だな
みんな基準が高いな オレ的には結構GJ!
まぁ批評による将来性に対する先行投資か
それも大事だが褒めるのも大事かなと
良かったところも言ってやろうぜ
蟹のライブのパフォーマンスが(ありがちだが)好きだ 良かった
脳内に声が流れてきた
668 :
654:2006/01/17(火) 20:24:41 ID:kmBkG6Sl0
>>666 初心者にありがちな「詰め込みすぎで整理されてない」ってやつですかね。
ごもっともな意見です。
あと800mのはスバルの吠え声じゃなく観客の歓声です。
これいらねえと思って消すつもりでしたが忘れてましたorz
ごめん、そういえば乙女さんいじりのSS途中だったのすっかり忘れてた
続き誰かが書き込んでくれてたから もういいか
試験中だしあんまりここにもいられないし ご迷惑おかけしました
670 :
654:2006/01/17(火) 20:30:43 ID:kmBkG6Sl0
>>667 やっぱほめていただくとうれしいですね。ありがとうございます。
カニは書いてて楽しいですね。
「一寸法師の五分間玉ころがし」とか自然に出てしまいましたよ。
では名無しに戻ります。
671 :
666:2006/01/17(火) 20:48:43 ID:kU085VVh0
そうだな、お小言しか言わない嫌な奴だった、すまん。
まず、これだけの長い物語を初めてなのに書き上げたことは本当にすごいことです。
俺も別にたくさん書いてるわけじゃないから偉そうな事言える立場じゃないが
それが大変な事だということは身にしみてるつもり。
そしてその努力の跡はこのSSからとても感じました、これがまず読み終わったあとの第一印象。
んで自分が初めて書いたときもそうだったけど、
結構きついこと言われて鬱だったけど、次のSS書くときにとてもタメになった。
そしてこのSSを読んで自分に言えることは
> 一日毎の日記を読んでいるようでどこに焦点を定めたいのかがはっきりしない。
> 浮かんだネタを寄せ集めてごった煮にしてくっつけた印象がある。
これなわけで、起承転結(物語の構成)を少し意識して書くことと、主題をはっきりさせることが次の課題になるのでは。
そしたら次のSSは絶対いい作品になると思う。
672 :
666:2006/01/17(火) 20:54:23 ID:kU085VVh0
> そしたら次のSSは絶対いい作品になると思う。
あああ……このSSが駄目だったって意味じゃないから。
次は今よりもっといいSSになると思うってことで。
>ええ、募集の中から1人1組、計3組が本番に出ることができるわ。
この文章、はじめ意味がわからんかった
→ええ、募集の中から(審査員が1人1組ずつ推薦して)、計3組が本番に出ることができるわ。
>俺が秋刀魚の塩焼きを食べていると
弁当に秋刀魚の塩焼きって微妙じゃないか?
さめたら食えねーだろ
ガスコンロか電子レンジの1行が必要な気がする
フカヒレパートがちょこちょこ入るが、フカヒレの1人称もレオの1人称も「俺」なんだよな
原作どおりとはいえ、もう少し差別化できたら良かったかもな
二本のストーリーラインがあっても、それが明確に異なる色で、螺旋的に寄り合わされてれば、問題ないと思うんだよ
二本のラインが微妙に色合いが似てると二本いるのか? って話になっちまうけれど
しかし、これだけ長くても苦痛もなくすらすら読めたし、終わるのがもったいなく感じた。
いい雰囲気を保ててたし、土永さんにまで見せ場? があるのは凄いと思ったぞw
GJだ
22 :名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 02:08:52 ID:8qv6JsCG0
>>1 _
r/7 ∧ヽ_ _,/二つ、
{ゞし'⌒_Y} |\ ケ7ノ}
/て___,//|_ /\ \ )彡\__
r<イ ̄ -‐ニ /ノ! _,. -‐ '  ̄ >ー- 、 ∧ヽ \ `ー---1
ヽ二二.-‐' - l /⌒ 、 \ { \\ ̄`ー--イ
V---  ̄ l / ヽ 、ヽ ヽ、 } ヽ、二ニニ,7
{ l / / i i i i i ', ヽ ヽ Vi / ノ
\ V { i i i i ト、_i_ト_レ i K} ∧ /
ヽ { ', ヰ Lレト、 十ビ孟Nト, ト、 K}_ノi } /
} Yト ト kシ死ハヽV イ豹}` Nレ}o8).i /
\ OYVヽハ' 迄リ ヾジ' ハ!イ(_)X.i /
ヽ ん゚(_)`iハっ~ ' _, っ/ !ノハイ ! / お、乙じゃない、乙じゃないもんね!
\ !んYk! ! ヽ、 l ̄_ノ , イ|/ / ノ /
ヽ ! YV二>`ニ . イ二レイ} i /
\ }ii:.:.:.:.::H. !Y.:.:.// .i /
{ ハヽ:.:.:.:|__ ,__,/:::.ソノ ! }/
\ i ト、ヾ:.:ハ /:.:.:// /
\ i `ーニヽVィニ二ノ i ノ
ヽ| /;;;} ̄ i /
ノ /:.:| i /
/ /:.:.:| ! /
| /:.:.:.:| レ'
| /:.:.:.::.| |
l l:.:.:.::.:.| i |
コピペウゼェ
>>654 なんか色々言われてるがそんなことはない
久々に面白いものが読めた。
ここ3ヶ月ぐらいで1番の良作
>>676ここはAAスレでもあって作品別に投下されたものを
こっちに保存するのが慣例
>>659 改めてお気に入りの椰子登場シーンばかり
読み直してしまう俺。やっぱ完成度高いわ。
これだけ長くてもグダグダになってないし。
GJ
>>659まだ読んでないが乙!!
家に帰ってからまったりしながら読むぜ!
しかし最近初投下多いな
え?そうでもない?
とにかくオレはアンタを応援するぜ!ガンバ!!
読み終わった
これはGJなんかじゃねえ!!
TheGreatestJob!!!
確かに皆が指摘してる点は少し気になったがそれを補って余りある面白さ!
ってのが正直な感想
>>659あんた一作目っての嘘だろ、って言いたくなるぐらい。
しかしこれ以上のSSか………考えただけで寒気がするぜ。
うおーーーっ!!!テンション上がってきたーーー!!!
オレも頑張るぜ!!!サンクス!!!
682 :
654:2006/01/18(水) 10:50:49 ID:ubtGZ9V+0
名無しに戻るといってしまいましたが感想を言われるとやっぱ反応したくなった。
>>671-673 とても参考になる意見です。
一夜明けて読み返してみると粗が見えてきますね。
物語の構成よりアイディアやネタに入れ込んでしまって、
テーマが薄くなってしまったのが今回の反省点。
文章力が足りないのも痛いです。
他人が読むことを前提に、こちらの意図を伝えられるようにしていきたいです。
あと料理に関してはまったくの素人ですから単に秋の味覚を入れてしまいましたw
こういう細かい指摘もありがたいです。
一人一回見せ場を作るってのも目標でした。心残りがダークよっぴーを出せなかった点…。
>感想をくださいました皆様
乙女さんの台詞にもありましたが応援されると本当に力になります。
叩かれても気合が入ります。男は叩いて強くなる!
本当にありがとうございました。
では今度こそ名無しに戻ります。
ちょっと泣いた
SSを投稿しようと思ってる訳ですが、書き込みは何字まで入りますか?
>>685 いや、携帯しか使えないんですよ、今は…
(´・ω・`)
しょうがないなぁ
>>686は えーと確か2048バイトだから、、、、
文字数は1024文字 行数は32行
煽りでもなんでもなく、よく携帯でSS書けるな。文字打つのめちゃめちゃきつくないか……?
さぁ!餌をよこせ!
692 :
sgae:2006/01/18(水) 22:32:43 ID:2QPNxUrAO
今出来ました
(`・ω・´)
初投稿イキマス
支援!
自分対馬レオは、霧夜エリカと付き合っていた。
彼女は霧夜カンパニーのご令嬢で、文武両道、容姿端麗な人である。性格は、自分の思ったことは絶対な唯我独尊である。そんな事もあって彼女は2年生で生徒会長を務めている。
俺はそんな霧夜エリカに憧れていた。そんな彼女と接する中で、俺は彼女を愛していることに気づいた。
俺は、テンションに身を任せて告白した。そして答えはOKだった。彼女とは、己を勉学、体力等の面を向上させることを約束した。それが自分との身分を埋める方法だった。
俺はその事を最重要にして自らを向上させていた。そんな俺と霧夜エリカは交際をしていた。
しかし、夏季休暇の終わり彼女に俺は振られた。
「俺姫に嫌われるような事した?」
「怒っているわけじゃないわ。むしろ楽しかった、ありがとう対馬クン。」
彼女は、身分が違う、目的に支障が出る等と言われた。姫が去った後、気がつくと俺は泣いていた。
その後2学期が始まった。俺は生きる目的を失っていた。姫が生きがいだったからだ。
ある日、佐藤さんが放課後、屋上に居る俺を励ましてくれた。その時告白された。しかし受ける気にはならなかった。俺のことが好きって言うのは本当だったかもしれい。しかし、またテンションに流されて後悔するのは嫌だった。
夜、家で4人で話をした。
「振られたな、レオ・・・」
「・・・」
「仕方ねーってレオ。お前は、あの姫相手に2ヶ月も交際してたんだぜ。お前はよくやったよ。」
スバルとフカヒレが励ます。
「まーレオ、こんな事は目に見えてたけどな。可哀想だからボクが慰めてやんよ。」
「おい、カニ!」
スバルが注意する。
「いや、いいんだスバル。こんなこと初めからわかっていたんだ。」
「レオ・・・」
「またテンションに任せた結果このザマさ。」
「・・・」
沈黙が2分ぐらい続いただろうか。スバルが聞いてきた。
「でも、お前はこれでいいのか?まだ未練があるんだろ?」
「もう終わったことだ。いいんだ。」
「レオ!!」
「今日はもう終わりだ。帰ってくれないか?」
つC
「・・・」
押し黙る4人。カニが言った。
「つまんねーし帰ろうぜー、こんな所にいてもレオがこんなじゃどうしようもねーって。」
そう言って窓から出て行った。
「じゃーなレオ。また明日。」
フカヒレは俺を気遣って出て行った。
「・・・」
「済まない、スバル。」
「もうこれ以上俺は口を出さない。自分で答を出すんだ、レオ。」
「・・・」
そう言ってスバルが出ていった。
「何してるんだ俺は・・・」
仰向けでベッドの上で考える。しばらくたった後ノックが聞こえた。
「私だ、入るぞ」
乙女さんが入ってきた。
「・・・」
「お前泣いているのか。」
言われてから気づいた。
「乙女さん、何やってるんだろうな俺・・・」
「レオ・・・」
乙女さんが暗い顔をする。
「お前は納得していないんだろう、明日姫と話せ。私からも言ってやる。」
「もういいんだ・・・」
「レオ、いい加減にしろ。」
乙女さんが怒気を含めた声で言う。
第4の選択肢!
っと支援支援
「もうほっといてくれよ・・・」
パンッッッッ!!
渇いた音が鳴る。その後右頬に激しい痛みが走った。
「レオ!!私はお前が選んだ道だから応援した!!だが何だこれは!!甘ったれるな!!」
乙女さんが激昂する。
「私は姫のために頑張っているお前が好きだった。今のお前はレオじゃない!!」
そう言って部屋を出て行ってしまった。
「はぁ・・・」
叩かれた頬が腫れている。
外へ出た。家の中に居ると気まずいと思ったからだ。
「とことん俺はヘタレだな・・・」
充てもないのに街をうろつく。駅のベンチには椰子が居た。
「椰子・・・」
「センパイ?何やっているんですかこんな時間に。」
「・・・」
ある程度の距離をとって座る。
「その右頬はどうしたんですか?」
嘲るように言う。
「乙女さんに叩かれた。」
「クククッ、センパイもバカですね。」
「あぁ、そうだな。」
「・・・」
「センパイ、お姫様に振られたそうじゃないですか。」
沈黙を解いたのは椰子だった。
「まさか、そのせいで乙女先輩から叩かれたんですか?」
「・・・あぁ」
「プッ、センパイは本当にバカですね。」
嘲る椰子。
「キモい顔がいつになくキモさが増してます。」
「あぁ、そうだな。」
再び静寂。
「センパイ、アタシを以前ここで助けましたよね。」
「あぁ。」
「その時のセンパイの顔はそんなにキモくなかったです。でも今はいつも以上にキモいです。この違い分かりますか?」
椰子が俺に訊いた。
「やる気のなさです。」
椰子は俺に言い放った。
「交際についてはとやかく言う気はないですが、こんなキモい人とは居たくないですね。」
「・・・」
「アタシはそろそろ帰ります。母も心配しているんで。」
「センパイ、何故今センパイはここに居るんですか?」
そう言って椰子は去っていった。
「やる気、か・・・」
俺はまだ考えていた。いや、悩んでいた。またテンションに身を任せたらどうなるのか。
「・・・」
「決めた。」
今まで何をやっていたんだ俺は。俺は姫に人生を捧げたんじゃなかったのか?こんなことで諦められる女性なのか?
「バカだな、俺は。」
「ありがとう、みんな。」
700 :
名無しさん@初回限定:2006/01/18(水) 22:47:49 ID:QM6mI0fI0
試演
カギカッコの最後に「。」をつけるなよ
今日の午後、対馬クンからメールが来ていた。
「土曜の午後4時に松笠公園であなたを待っています。 レオ」
「対馬クン・・・」
何でまたこんなものを・・・
ここ1週間の態度が変わったのはこれね。
「でも私は対馬クンを振ったの。」
「削除、っと。」
「・・・」
土曜日。
俺は松笠公園に来ていた。時計を見る。3時半。姫は来るだろうか。
「それにしても暑いな・・・」
9月とはいえ、まだまだ暑い。
4時。
「まだ来ないか。」
5時。
来ないのか、姫。
6時。
「いや、待つんだ。姫は絶対来る。」
7時。
「・・・」
8時。
「・・・」
9時。
「来てくれ、姫」
支援。
推敲が足りてないな。SS書き上げたことで舞い上がってしまったか。
支援
「ふぅ、これで今日のノルマは終わりっと。」
気づけば既に時計は11時半を回っている。携帯を見る。
「対馬クン・・・」
結局メールは削除していない。甘いな、私も。
「行ってみようかな、もう居ないだろうけど。」
「嬢、今からお出かけですか?」
「ば、ばあや・・・」
「男に会いに行くのですか?」
「・・・」
「嬢、楽しんどいで。私は何も言いませぬ。しかし、自分に嘘をついてはいけませぬぞ。」
「ばあや、ありがとう。」
これが最後、対馬クン・・・
12時20分。
「もう来ないのか?姫。」
もう4時から待って8時間以上経っている。
「対馬クン・・・」
「姫!!」
姫がとうとう来た。
「まだ居たの、どうして?」
何で対馬クンはこんな時間まで待っているのだろうか。私は振ったって言うのに・・・
「それで用件は何?」
「姫、もう一度やり直してほしい。」
頭を下げる。
「私は振ったはずよ、分かってるよね対馬クン。」
「あぁ、分かってて言ってる。」
「・・・」
電池がきれそうだ。無念orz
つマイラスト支援
批評は投下後にしろ 志得ん
それもそうだ 風来のシエン
「俺は姫を愛してる。姫と一緒に生きることが俺の生きがいなんだ!!」
「だから、それは前も言ったわ。身分が違う。あなたは私に相応しく-」
「なる!!俺は絶対姫に相応しくなる!!勉強もして一流大学に入るし、体力もつけて姫を守る絶対に!!」
「何で、そこまでして私にこだわるの?もっと、世界には良い女性が居るわ。なんで!?」
「俺は理屈で行動してるんじゃないんだ。目の前に居る霧夜エリカ、あなた自身を愛しています。」
「対馬クン・・・」
「後にも先にもこれだけ愛したのはあなただけです。」
「でも、それはとても辛いことがたくさんあるのよ?それでも、」
「姫は前に言ったよね?下手に自分を押さえ込んで、己の可能性を潰すような真似はやめなさい。って」
「・・・」
「姫を幸せにする可能性を潰したくない、いや潰さない!!」
「こんな俺でもダメですか?」
全て思っていることを言った。姫を見る。
理屈じゃない、か・・・
「姫?」
「ありがとう。」
あれ私泣いてる?
「姫、ごめん。俺なんか悪いこと言っ‐」
「嬉しいの。ありがとう。振ったのに、私振ったのに・・・」
「姫。」
姫を抱きしめる。
「こんな私なん−」
「姫じゃなきゃ嫌だ。姫だからいいんだ。」
「・・・」
「俺と幸せになってくれますか?」
「はい。喜んで。」
「ありがとう、ひ‐」
「エリカって呼んで、レオ。」
「ありがとう、エリカ。」
〜fin〜
710 :
SSD:2006/01/18(水) 23:02:29 ID:TvHvVUmF0
sien
711 :
SSD:2006/01/18(水) 23:04:57 ID:TvHvVUmF0
うあ、フライングスマセンGJ
713 :
sgae:2006/01/18(水) 23:05:55 ID:2QPNxUrAO
>>713 愛してるからキニシナイで。
これは俺のポリシーなんだ。
もっと読みたい。
>715
有言実行乙。
だけど、>703の言うとおり。
まぁでも、テンションに流されるのも悪くないもんだろ?
レオの口調が変わる時は
別の「」で区切ったほうが間を取れて良かったかも?
「俺は理屈で行動してるんじゃないんだ」
「目の前に居る霧夜エリカ、あなた自身を愛しています。」
う〜ん、そうでもないか
なごみんのツン度には感激GJ
>>716 流された後が怖い…レオじゃないけど
>>717 ありがとうございます。
やっぱり、職人にはかなわないな…
>>718 テンションに身を任せてSSを書くことと
テンションに身を任せてSSを投下することはまた別の話だからねえ。
うまいとかヘタだとかの問題ではなく、せめて一日は時間おいて見直すべきだったね。
馴れ合いか……
今日立ち寄ったコンビニでたまたま赤丸ジャンプをみた…
武装錬金のトキコさんって乙女さんに似てると思い萌えた
>>721 そうやって職人を増やしていくんだよ
いい作品書く職人になることを願って
>>718携帯からの投下乙!!
感想としては同じキャラのセリフが続いてる時カッコを変えてたのが気になった
あと
>>709でレオ視点なのか姫視点なのかが分かりづらかった
とまあグダグダと言ってはみたがオレ的にはGJ
最後の姫にはわたくしノックダウンでございます
>>722トキコさんが竜鳴館に転入なんて話………ちょっときびしいな
いいんでねーの?
書いてくれる人みんなにGJ捧げたいけどなぁ・・・。
みんなつよきす好きなんだろ?
それぞれ脳内補間するがよろし。
厳しい批評があるかもしれないが、それもまたつよきすジャマイカ。
SSを読んで、良いと思うのも悪いと思うのも読者の自由だよ。礼節を踏み違えた中傷は論外だが、批判はいくらでもやっていい。
「誤った点を指摘してくれる」。これって作者にとって何よりの最高のリターンでしょ。
このスレの職人さんにまとめてGJ!
久々来てみたけど、みんな頑張ってるな〜
>>718よく頑張った!えらいぞ、抱っこしてやろう!これからも期待してるよ
前にあった、厳しい評価に対する揉めが良い方に行ってる感じがするね!
>>718だけじゃなくすべての職人さん、これからも頑張ってね!!
>>718 序盤、なんか読んでてリズムが悪いように感じました。
語尾が同じ音なのが連続してるからかも。
書き上げてすぐ推敲→すぐ投下はやめたほうがいいです。
書き上げたことによりテンションが上がった状態では冷静な推敲はできません。
少なくとも1日、できれば1週間は開けてから推敲すると見えてくるものが増えます。
お話自体は王道ラブで俺好みです。GJ。
729 :
718:2006/01/19(木) 08:27:22 ID:sCdZAgJ1O
>>717 >>724 状況説明の文章が足りませんでした。
>>724 709で2人の視点をかえたのは、その方が感情が読みとりやすいと思ったからです。
>>728 全くその通りです。今読んでみたら文章が粗いですね…
まだ悪い所があると思うので、もっと指摘お願いします。
一月一日、俺の部屋の端っこでカニがニヤニヤしていた。
なんだかちょっとかわいそうな人に見えたのでわけを聞こうと声をかけた。
「……なぁカニ、何で部屋の隅でそんなニヤニヤしてんだ」
するとカニは得意満面で答える。かなりずれた答えを。
「しらねーのかよレオ、ことわざにあるだろ。『笑う角には福来たる』とか
『一年の計は元旦ニヤリ』とか」
朝の「嫁にもらってくれない?」から続く一連の会話のネタがまたひとつ増えてしまった。
「あのなぁカニ、すみっこの角じゃなく、もんのほうの門だ。
あと元旦ニヤリって何だ、元旦にあり、だぞ」
「し、知ってたもん、知ってたもんね。ただレオを試しただけだもんね」
指摘すると顔を赤くしながら部屋の隅から移動しつつ言い訳を述べるカニ。
まったくこいつは……
正月早々馬鹿をやるカニを書きたかった。時季を外したことは反省している。
だが後悔はしていない
元旦ニヤリはいいな、なにかで使えそうだ
「元旦にあり」はわからないのに「一年の計」はわかるんだなw
それがバカっ娘クオリティ
>>730 てめえ!吹き出しちまったじゃねえか!!GJ!
>>729 なるほど了解です
ただオレが書くときは視点が変わるときはレス変えたり1、2行空けてみたりしてたから
と偉そうに言ってるがオレもまだまだ未熟者
共に頑張ろうぜ同志!
224 :名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 23:08:48 ID:GgNGdO190
北海 道牛子(きたみ とうこ)なんじゃね?
ほーら、音だけなら可愛いっぽいぞー?
231 :名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 23:15:22 ID:7byUHhE70
私の名前は北海道牛子。
親しい友人は「とっこちゃん」とか呼んでくれる。
だからと言って、席は窓際ではない。「とうこ」だから「とっこ」だ。
竜鳴館に入り、勉強も部活もそこそこ楽しめているし、友人にも恵まれた。
家庭環境にも不満はない。
しかし、最近、悩んでいることがある。それはこの「胸」だ。
センチではなくメートルで表すほどに大きい。
しかもハリがあるため、下着で締め付けても無駄だ。
おかげで、意地悪な男子からは「牛子」なんて呼ばれてしまう始末だ。
体重も、キロではなくトンで表すようになったらおしまいだと思う。
つまり、私の胸は終わっている。
そんな私の胸を、「いい」と言ってくれる人が現れた。
その人は
423 :名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 19:46:59 ID:LrggrQLO0
, ― 、
,'_ '´  ̄ ヽ
[》ミ〈((^)))〉
iヾ(リ゚ー゚ノリ <北都水鳥拳!
ノノ⊂)个i>
く/_|j〉
し'ノ
@
||
||
||
||
||
_____||___
ぼくは結構使います。>ええい
742 :
729:2006/01/19(木) 20:55:22 ID:sCdZAgJ1O
>>738 正直なところ、改行すると入りきらずに中途半端な長さになると思ったので、あんな形になってしまいました。
今度からもっと見やすくします。
513 :名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 23:51:48 ID:mkOCdpR30
_
//.|
//./|
//./| |
//./ /|. |
//./|/::/| | _______________
□/ / // | |. |
| |/.;;;;//. | ||. __ | じゃあ、
>>508は死刑という事で・・・。
| | ;;;;;;// | ||| '´, `ヽ |_
| |.;;;// | |.|| 《ミi(从从))|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| |//.. | | ||. <メ(リ゚ ー゚ノ)>
| |/. | |. || 〃⊂)个)つ ワイワイ ガヤガヤ
______.| |___//| ||__ / く/_|j〉__
| | // |. ̄∠/ し'ノ /.| ∧_∧ ∧_∧ ∧ ∧.
..∧_∧ (| |⌒/. ∧ ∧⊃イヤァァァ. //| (´-`;)(@・ )(;´∀)(
( ・∀・).(⌒| |//(;´Д`) ←
>>508 // | ∧∧ ∧ ∧ ∧_∧. ∧∧
( )  ̄| |/ (⊃ / ⊂.⊃. // | (∀・ )(ー゚* )( )(´∀`
| | |. | | / └─┘ // /. ∧_∧ ∧ ∧ ∧ ∧. ∧_∧
(__)_) | | / // / <_` )(´・ω)(д゚` )(
| |/ // /. ∧_∧ ∧ ∧ ∧_∧. ∧_∧ ∧
~~ // / ( )( ゚∀゚)(` )( )(゚д
. // / ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧. ∧_∧ ∧_∧
. // / (д- )( )(*゚ー゚)(TдT)(∀
なんか既存のAAにつよきすキャラくっつけただけの奴って寒い。
AAコピペしてくる奴いい加減うざい。
おい
>>730 パソコンには水気厳禁なんだぞ!どうしてくれるんだ!GJ!!!
しかし元旦ニヤリか……
こんなもんおもいつかねえよ
オレにはカニは無理なのか………orz
>>744-745 AAは全部保存するというのは中の人の方針だからそれをサポートしているだけだろ
中の人の方針は過去ログに出てるが、
(1)コピペSSは保存しない
(2)直で投下されたSS(完結したもの)は全部保存
(3)AAはコピペもすべて保存
ということになっていたはず
確かに既存AAにつよきすキャラくっつけただけのものは
大して面白くないかもしれないし、中の人もそういうものまで
いちいち保存しないかもしれないのだが
中の人が抜粋的に保存しなくても、
もう一段階低い段階でスレ全体の保存が行われているので
報告を兼ねて保守がはかられている
作品別にはなぜかプレイボールの谷口やジャンクマンも貼られているが
つよきすキャラさえ出てこないAAは無視されており
何でも転載されているわけではない
つうか、スレ初期にいたAA職人さんは何処に?
初期の人ってネタ連貼りの人か?
この板が連貼りに適していないので控えているのだと思うが
「うおっ、こいつとけね〜!!!ってか焦げてんじゃん!!」
きぬ叫ぶ。
「ちょっ、馬鹿カニがっ!!湯煎で溶かせって言っただろ!!」
椰子切れる。
ここは竜宮の台所。立っているのは椰子ガニコンビ。やっているのはチョコレート作り。
「でもこっちの方が早く溶けんじゃん!!早くレオに食わせてやりて〜んだよ!」
きぬ食い下がる。
「だったらおとなしく言うことを聞け!!チョコがもったいない!」
椰子さらに切れる。
今日はバレンタインデー。昼休み、きぬに手作りチョコレートを貰った。
はっきり言って見た目も酷かったが、食べたらもっと酷かった…。
ちょっと怖かったが、どうやって作ったのか聞いてみることにした。
「ん〜とね、まず売ってる板チョコをすり鉢で潰したんよ。その後溶かすためにお湯入れて、
固まんなかったからもっかい温めて片栗粉入れた!初めてまともに作ったのにちゃんと出来たよ!!やっぱボクって天才じゃね?」
俺のお腹の具合も心配だったが、きぬの今後の方がもっと心配だったので放課後竜宮でみんなに相談することにした。
しかし今日は運悪く椰子しかいないようだ。とりあえず相談してみた。
「お前、ちゃんと本とか読んで作ってるか?」
さすがお料理上手な椰子。まずは基本の確認。
「はぁ、読んでねーよ。めんどくせーじゃん!んなもん読まなくてもチョコぐらい作れんだよ!馬鹿にすんな!」
「いや、作れてねーし…」
俺は思わずつっこんだ。
「だいたい本も読まず、誰にも聞かないで作ろうっていうのが間違いなんだよ。お前一体何を作ろうとしてたんだ?
チョコレートにお湯?どうなるかくらいちょっと考えたらわかるだろ?お前、本物の馬鹿か?」
「んだてめー!!じゃあ、おめーは作れんのかよ?」
「当たり前だ。馬鹿な海洋生物と一緒にするな」
「じゃあ作ってみろよ!ここにチョコ残ってるから!」
「何であたしが作らなきゃいけないんだ?って言うか、お前に作ってやる物なんてねーよ」
「作れねーならはじめからそう言えよな〜!!えらそうに説教たれんじゃねーよダボがっ!」
椰子の顔が怒りに染まっていく。俺もこうなることくらい分かってんのに…。
「ふざけるなよ」
椰子はそう言うと、きぬの手からチョコをひったくると台所へ向かっていった。
きぬはその様子を見るとニヤリと笑みを浮かべた。こいつ、始めから計算して煽ってたな…。
「認めたくないけど、ココナッツ料理だけはうめーからな。ボクが料理」
きぬはそう言うと台所に向かい、椰子の作る様子を観察しはじめた。
「…何だよカニ、大人しくむこうで待ってろ。ちゃんと食わせてやるから」
「おめーが毒入れないように見張ってんだよ!さっさと作れよな」
「そんな料理を駄目にするようなことはしない。やるなら直接やってやるよ」
俺はあわてて仲裁に入った。
「きぬ、せっかく椰子が作ってくれるんだから大人しく待ってようぜ」
俺の言葉を聞いても、きぬは台所から動こうとしない。
椰子が何かに気づいた。
「お前…、もしかして教えて欲しいのか?」
「そっ、そんなことないもんね!!」
「動揺してんぞ」
俺、再びつっこむ。
「何だ、教えて欲しいなら最初から素直にそう言えよ」
「だから教えて欲しいなんてボクは一言もいってないだろ!日本語理解できねーのか?単子葉植物!」
「くっ、この…」
(…すんません。椰子さん、ホントすんません…)
俺の表情を読み取ったのか、それ以上は何も言わずに作業に戻った。
(椰子もずいぶん大人になったな。それともきぬに何言っても無駄だって思ったのか…)
きぬもそれからは、何を言うわけでなく椰子の作業を見ていた。椰子の無駄のない作業に、不本意ながらも驚きは隠せないようだ。
下準備が済んだと思われる頃、椰子がふいに声をかけた。
「カニ、見てるだけなら手伝え」
「何でボクが手伝わなきゃなんないのさ!おめー1人の方がうまく出来ると思ってんだろ?1人でやれよ」
「ただ見てるだけより実際やったほうが覚えが早い。まともな手順も知らないんだろ?一度やるだけでも大分違う」
おおっ、椰子が優しい!きぬの真剣さが伝わったのかな?きぬも椰子の言葉を聞いて、ただ
「んじゃ、なにすればいい?」
とだけ言った。何か良い感じだ。このまま仲良くなってくれれば良いんだけど…。
んで、今に至るわけで…。
きぬが大人しく言うこと聞くわけないよなぁ…。あ〜あ、何かアレンジ始めちゃったよ…。
「んがーーー!!何で分離してくんだよ!!このチョコ腐ってんじゃねー!?」
きぬが吼える。
「チョコはお前が持ってきたんだ…って、お前何冷たいミルク入れてんだ!分離するに決まってるだろ!」
椰子再び切れる。
「せめて温めてから入れろ!しかもそんなに大量に入れるな!固まらなくなる!!」
空を見ると、日はとっくに傾いている。この惨劇はいつまで続くのだろうか…。
俺のために苦手な料理を克服しようと努力しているきぬ。非常に愛しさ溢れる光景のはずなんだが…。
「何だよ!ココナッツなんかトッピングしやがって!!『私を食べて♪』のつもりか?ふざけんな!レオはやらねーぞ!!」
「いらねーよ。何キモイ事言ってんだよ!潰すぞ!」
俺はきぬ一筋だよばかやろう…とか考えていると携帯が鳴った。
「乙女さん?」
ちょっと遅くなったからな…。心配してるんだろう。
「もしもし、ゴメン乙女さん。連絡も入れないで…」
「まだ学校にいるのか?もう遅いぞ、早く帰って来い!今日の夕食はチョコレートおにぎりだ。
私も最初は邪道だと思っていたが、食べてみると以外に…おいレオ、聞いているのか?」
「…うん、なるべく早めに帰るよ。じゃあ…」
「おい、レオ!もしも…」
俺は電話を切ると、再びある人に電話をした。
「もしもし、お前今晩暇か?乙女さんの手料理食わしてやるから遊びに来いよ」
「マジで!?行く行く!!いやぁ〜楽しみだなぁ!!早く言ってくれれば朝飯から抜いてたのに。」
「んじゃ、俺ももうすぐ帰るから。待ってるぞフカヒレ…」
心細いながらもいけにえを手に入れた俺は、未だ聞こえてくる言い争いを背に帰り支度をはじめた。
753 :
名無しさん@初回限定:2006/01/20(金) 20:10:17 ID:vXl2AMYw0
紫煙
仕事中の暇つぶし
短いけど読んだって下さい。続きはみんなの妄想で宜しく!
2の五行目「ボクが料理」
消し忘れっす。しっかり確認したつもりでしたが…。ごめんちゃい!
なんだか元旦ニヤリが思いのほかうけていてびっくり。
初投稿でこれだと次からどうすれば良いのかってプレッシャーが…
まぁ、もうひとつネタを暖めているので勇気が出ればそのうち投下します。
追伸 保管庫の中の人へ
730を保管するときのタイトルは「おバカに」でお願いします。
>>756 投稿ガイドラインぐらい初めに読めよハゲ。
保管庫の中の人は善意でやってくれてるんだから
迷惑かけないようにするぐらいは事前に心構えしとけよ。
顔が見えない同士のやりとりだからこそマナーや気遣い忘れんなよって
>>757言っていることは極めて正しいのだが微ツンだなw
む、すいませんでした。
以後気をつけさせていただきます。
>>752GJ
どこかのサイトになごみとカニが料理しているイラストがあったような
んーおまいらGJですよw
しかし暴言吐いてもツンデレで片付けられるのがこのスレのいいところやね。
どの辺が暴言だったのかさっぱりわからん
ハゲ
うむ、ひどい暴言だ
>>762 ハゲにストレートにハゲ言わない
5つの誓いだぜ?
スバルGJ
>>752GJ
最後まで書いてほしいけど
おもしろかったのでよし
>>756 プレッシャーなんて気にすんな
ガンガン書いていこうぜ
767 :
752:2006/01/21(土) 02:13:54 ID:/Hsqq1fB0
>>766 俺、こういうスタイルなんでスマンね(´・ω・`)
いちおうこれで終わりってことにしといて!
>>767気にしてないっす
ところでどういうコメントがデレなん?
気になって眠れない orz
>>768 い〜よ!い〜よ!
凄いい〜よ(*´Д`)=з
これがデレですw
>>769わざわざサンクス
ていうか若干怖い
なにはともあれこれでゆっくり眠れそうです
さーて来週のつよきすは?
シンイチです。
最近、友人からの目線が三度くらい冷たくなってきました。
でもまだ見られてるだけいいんじゃないかと思ってきました。
次回
フカヒレ、それをすてるなんてとんでもない!
よっぴー、太平洋に吠えろ
レオ、真冬の夜の悪夢
の三本です。
では、来週も見てくれるよな?
何、見ないだと?、ええい根性無しめ!
来週と言わずに今週で
よっぴー、太平洋に吠えろ
が気になる
んがぐぐ
989 :名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 17:05:12 ID:vbr2oahs0
, -'⌒`  ̄ ̄ ̄>ー、
/ イ'/ ヽ、 `ヽ、
,イ / ヽ 、 ヽ\
人ヽ / ', ヽ ヽ ヽ \
/ ヽ、 / i ', ', ヽ ヽ ヽ.ヽ
lヽヽ li i i、 i i i.i i ト、}
{ヽ\\ li i ハ i|ヽ、 i iト、トi i ト、 ! l
Vヽ、 ミli ,リ .リ | リ ト、 リ _レl | l l | !
人>ー、li ノルノ__レ'ノ_|_ゝ /ィチ'ケ!リイ ノ
/ i Y ( 乙XソZZ,,,ィヒテヽ レ' {メリ, kイノレ'
〈 i .ヘ 、 |ハ `ヾヾ'ジ_, 、 ̄ kヽ、
ヽ (^ヽミ、.|iヘ  ̄ 〉 ハ.', ', 私だけを見てないよ
Xヽ `lト.ヘ / |.! !
くヽ ヽヽ\ -‐'^ / リ
>>1000君は
| ヽ _ト、` 、 _ _ /ー-、 ノ
/ ̄ ̄>ー \_ /ィ===\ ハ `ー--く_
\ / | 〃ィ⌒ ̄⌒ヽ ハ:ヘ }\__
/ ̄ ̄ レ' \ }:::} ! \
〈 / }.l:::l ノ i
} ヽ V ミト!_ __ / l
l ', ヽ/:::():::::ヽ ヽ. |
} l }::::/::ハ::ヽノ` \!
| / | |7::::ハ::::〉、 ヽ
! i | |ケイiii}Tiiii\ ',
\i /iii| |:::ノiiiソヽiiiiiii\ i
| / iiiiii| l/iiiツ:.:.:.:\iiiiiii\ ノ
| / iiiiシ' l iiソi:.:.:.:.:;;;i\iiiiiiiヽ、 |
! /iiiiii人 〉'イ|:.:.:.:.:.:;;l \iiiiiiiiト、
Viiiiiiiiヒ,\ ノ / |:.:.:.:.:.;;;;l i /\iiiiii}
\iiiソiiiiヽ \ / /|::.:.:.:.:;;;;;l .V | \リ
ソiiiiiiiiヘ i ヽ / / |:.:.:.:.:.;;;;;l ヾ 〉
`ー--、 }i `ー-- ' ./ .|:.:.:.:.:;;;;;;l } Y
リ / ト、:.:.:.:;;;/| { ヽ
/ / ト、:ヽ:/// i |
く \ヽ、// ', |
/.:.`ー- 、__ ___ \/ _,イ .|
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:i.:.:.:.i.:.ヘ. i
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//:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:i:.:i.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.::i:.:.:.:.:i:.:.:.:ヘi
\(
∧_∧ ハァハァ
シコ ( ´Д`/"lヽ
/´ ( ,人)
シコ ( ) ゚ ゚| | とか言いつつ下はこんなことになってまつ
\ \__,| ⊂llll
\_つ ⊂llll
( ノ ノ
| (__人_) \
ypのシナリオは今でもたまにプレイしてニヤニヤしてる
麻薬だな
最近だと俺はゆずのリボンで泣いた…
独り身の寂しい男にとっちゃ究極の名盤だよ本当
779 :
778:2006/01/22(日) 19:54:58 ID:dSld6l7m0
すまん。誤爆
待ってろ。テスト終わったら、乙女さんいじりSS投下するからな
なんで過疎化してんだ。頑張れお前ら 自分の脳内をさらしだせ
テスト終わった?今日ってことは・・・SS期待してるぞ!!
782 :
781:2006/01/22(日) 21:11:40 ID:b1B7ij9z0
終わったじゃなくて、終わったらか。すまん素で年齢に関する事項に触れ
てると勘違いした
某月某日、昼休みに早々と乙女さん作のおにぎりを食べ終えた俺は、
お茶を飲みつつのんびりしていた。
近くにカニがいるようで、話し声が聞こえていた。
「なんていったかなぁ、あれ、あの苦いの」
どうもいつもの二人(マナ、トンファー)と何か話しているようで、しきりにうんうん唸っていた。
「たまに見かけるんだけど、なかなか飲む勇気が出ないんだよー」
女三人で姦しいとはいうが、カニは一人でも喧しいな、なんて思いながら、
俺はペットボトルに残るお茶を一気に飲みほ――
「そう、確か、センズリ!」
せなかった。
かろうじて噴出さなかったけど、咽た。思いっきり咽た。
鼻と喉がめちゃくちゃ痛いがそれどころではない。
…今このカニはいったいなに言った?
は? センズリ?
苦いって何が? ナニが?!
たまに見かけるって誰のをだよ!
飲む勇気ってそんなもん持たなくていい!
「カニち、それいうならセンブリ、ネ」
……あ〜、センブリ茶、ね。
苦いし、(テレビで)たまに見かけるし、飲むのにちょっと勇気がいるな。
「あ、あれ、そうだっけ? ま、一文字しかちがわねーんだから大してちがわないって。」
その一文字が大変な違いだと気付くことなく笑い飛ばすカニ。
「カニっちはえろえろやなー」
「なにおー、「せいじゅんかれん」なボクのどこがえろえろなんだよ!」
言われて反論するカニだが、お馬鹿なことには変わりない。
とりあえず、あとで言って聞かせておかないとな……
というわけで第二段。
ナニを言って聞かせるのかは各自で妄想してくださいw
あー、しかし、微妙に反応の怖いネタをやってしまった。orz
こんなこと続けてるとそのうちカニファンに刺されそうで。
いえ、いっときますけど私カニ好きですよ〜
それでは次のネタができるまでさようなら。
GJワロスw
純粋無垢なカニが好きだ!
なにげに「センズリ」がエロな言葉と知っているマナマナに萌へ
306 :名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 12:04:30 ID:27dLUnFo0
新番組 『鉄−乙ME』 テレビ東京 4/6(木) 25:30〜
- '  ̄ . . . . . . . `ヽ、
/ . . . . . . . . . . . .\
/ / . . . . . .. . ヽ. . . . .: ヽ,
/ / / i i ', .、 . . . ::: ',
./ / .::i : ::i : i :::i ヾ::ヾ:: ヽ :<ニi:::::::::l
/ i :::i : ::|:: :::i :::ト;:ヾヾ::ヾ:ヾ::::ヽ!::i::i:::\
l:: :::l:: :::|:i::::|ヽ ::i::::|弋メ弋弐、:::ヽミ|゙ヽ:::/
{ i i::i::::::ハモ|弍ヽヾ{ ノ'マハテ' ト;:::::|2 〉::|
k、ヾヾハ`ヾじ) \` ゛ ̄ |:::i::::|/i::i::|
ヽヾミミハ  ̄:::: ::::::::: l .:i:::i: i::i::|
ヽ|i :::ヽ ヽ /:/ :i::i: レ
|| :::||:\ ー―' , イ./ :::i |/
|| ::|::リ!i\ / /イ :イ:| _
|ヽ::|ハ;! `コT /イ :/ケ! _. - ´ |
/ ̄ ̄ヽ ー‐r‐< / .トーr<__ |
| // ヽ_/ / !::! ト、
/ ̄ ̄ /:;イ┬イ_人 / |::| ヽ
| /:/ィ | ()()()/:>' |::ト _ /
∧ _ -イ: ハ| ヽ二:/ /,} !::!  ̄ rヘ
/:r ´ |:|ヾヽ ╋ //ノ |::| |::::::ヽ
/:::| |:| Y) r ´_ -´ |::| |:::::::::ヽ
| " " | `r‐ヘ. 〈 ,.-''" ヽ る す 冬. じ
./"'| >┬o┬、i iy┬o┬< . |".ヽ `''ヽ_〈 r┬ :: | ぐ ふ に ゃ
.| ハ| .`┴‐┴' { }`┴‐┴'′ .|ハ l ヽ、__ゝ-' ::: ノ 麦 に ま
.| {..ヽ . ` ̄ ̄┌|  ̄ |┐ ̄ ̄´. |,,} | / ..:: / に の れ 青
ヽ_ l.. . . └`----'┘ |._ノ / .:: / な び て. い
| ヽ ヽ--―‐--―‐--/ | / .::: / る て 芽
ヽ ! \二二二二/ ! / / / .:: / ん を
`i ―― /:|,/ゝ____/ じ だ
ヽ __/\ /ト、\:../井井井井;;/ ゃ し
>J |:井\_,i__/井ヽ ヽ井井井井/
|::|. |井井\ . /井井 | |井井井;;:/
):| |井井井\/井井井| |井井井/
/::| |井井 井井 井井井| |井井/
/ 井| |井井,ノー-'-ー---‐'--'ー'´
/井井 | |井/
/\井井 .| |;;'"
/::: \井.|::/
| \<
ヽ ,,,,,..... \
`ヽ、:::::::::::.... \_
`ヽ、:::::::::...... !
`ヽ、::::::: ノ
萌え
ある日の椰子家。
天王寺「なごみちゃん、欲しいものがあったら欲しいって言っていいんだよ?」
なごみ「…では、弟を」
天王寺「…は?」
なごみ「妹でも可」
天王寺「いや、その、それは…」
のどか「天王寺さん、頑張りましょうね〜♪」
翌朝。
干からびてフラフラな天王寺。
なごみ「…やっぱり潰れたか」
レオ 「確信犯かよ」
のどか「ところでなごみちゃん、私は〜、早く孫の顔が見てみたいの〜」
レオ 「ギク」
なごみ「…センパイは、そんな簡単に潰れません!…よね?」
GJ
まさにSS
2月14日。霧夜家浴室。
エリカ「ハイ、じゃよっぴーはこのお風呂に入って」
良美 「エリー?…これって…チョコレート?」
エリカ「そうよ。よっぴーの全身をチョコレートコーティングするの」
良美 「…それは誰が食べるのかな?」
エリカ「ん?私に決まってるじゃない」
良美 「はぁ…もう、どうせならエリーも一緒に入る?」
エリカ「…よっぴーに食べられちゃうのもいいかも…じゃ、お先に〜♪」
トプン
エリカ「熱っ!チョコレート風呂、熱っ!」
良美 「じゃ、水で冷ましてあげるよ」
トプトプトプ…
エリカ「あ…ちょ、よっぴー?固まってきて…動けない、んだ、け、どっ!」
良美 「…ついでに頭も冷やしたほうがいいよね」
なんとなく勢いで書いた。反省はしていない。
GJ!サクッとよめてよかった。
松笠市某ホテル一室。
祈 「…まさか出張ホストで伊達さんが来るとは思いませんでしたわ」
スバル「いや、俺も客がセンセーとは思ってなかった…」
祈 「詐欺ですわー。私、童貞の方をお願いしましたのにー!」
スバル「突っ込みどころは童貞じゃないってとこかよ!」
祈 「チェンジ!チェンジですわ!」
スバル「ちぇ、しょうがねーなー…あー、もしもし?俺だけど…」
十数分後
祈 「…なんで対馬さんが来ますの?」
レオ「え?いや、なんかスバルからすぐ来てくれって…」
祈 「一度釣り上げた魚に興味はありません。チェンジを要求しますわ」
レオ「いいですけど…俺からチェンジしたら、次に来るのはフカヒ…」
祈 「…チェンジは取り消します」
レオ「♪」
なんかどんどん沸いてくるままに書いてる。ちょっと後悔しはじめた。
でも、オレはスキだぜ?こういうの。GJ。
竜鳴館・昼休み
館長「どうした、きぬ。何をへたばっとるか」
きぬ「あ、ヘイゾー…財布を忘れちって、まだ何も喰ってないんだ…」
館長「そうか。よし、儂に付き合え。何か食わせてやろう」
きぬ「ホ、ホントか!?」
館長「うむ、儂は生徒思いだからのぅ。では、水着を持ってこい。正門前で待っておる」
きぬ「へ?なんで水着?」
松笠港。
きぬ「自分でとるのかよ!」
館長「儂も弁当を忘れてのぅ。水着は…下に着ておったか。では、始めるぞ」
きぬ「な、なにこのロープ?え、腰に結ぶの?…こうか?」
館長「うむ、よかろう…では…きぬよ、上手くとってこいよ!」
ヒューン!
きぬ「飛んでる!飛んでるぜぇ〜!?」
放課後、竜宮。
祈 「皆さーん、館長が近海ものの本マグロをご馳走してくださるそうですわよ〜」
館長「うむ、ちと飛ばしすぎたかの」
正直、スマンカッタ。もうやめとく。
>>NsOOxi050
どれもおもろい。GJ!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 SSラッシュ!SSラッシュ!
⊂彡
竜鳴館・正門前
紀子「くー、くー」
乙女「ん?ああ、おはよう西崎…うん、レオとは上手くいっている」
紀子「くー?くーくー」
乙女「うむ…西崎のおかげだな…その、すまないとは思っているが…」
紀子「くー!くー!」
乙女「そうだな、つまらないことを言ってすまなかった」
紀子「くーくー!くー!」
乙女「おっと、授業が始まってしまうな。急げよ、西崎」
紀子「くー…」
2−A教室
洋平「…どうした西崎?元気がないな?」
紀子「くー…スカート…破れてるって…言ってた、だけなの、に…」
洋平「スカート?誰のだ?」
紀子「鉄先輩…パンツ、見えてた…」
洋平「 な ん だ と お ぅ !?」
再び、正門前
乙女「ほら、レオ!また制服が乱れてるぞ!」
レオ「今の乙女さんに言われたくないやぃ…」
ダメだ…どんどん沸いてくる…orz
湧いてくるうちに書け!枯れてしまわないうちに書き残すんだ!
今日のジャンプH&Hで見たような女の子
おもろい GJ!!!
もっと!もっとだ!そのSSもっとおくれぇぇ!!
祈「対馬さん。私新しい魔術を編み出しましたの〜」
レオ「いや…それを俺に言ってどうしたいんですか。思いっきり魔術って言ってるし」
祈「対馬さんで実験なんてしませんわ〜。ただ協力してほしいだけです」
レオ「な〜んだ。そういうことなら別にかまいませんよ。じゃあ何をすればいいんですか?」
祈「今からメモするものを持ってきてくださいまし」
そういって祈は紙に何か書き始めた。
>ID:NsOOxi050
GJ!×5!
>>793のチョココーティングとかypだったらやりかねないなw
〜祈メモ〜
用意するもの
・蜥蜴
・ヤモリ
・オオサンショウウオ
・醤油
・大根
・ガソリン
・オタマジャクシ
・館長の髭
・フカヒレ
レオ「祈先生が何をやろうとしてるのかが全くわからんな…ただ1つ言えるのはフカヒレを使うってことは死者が出る可能性があるってことか…」
フカヒレ以外の素材を手に入れた俺はフカヒレを探しに教室へと向かった。
レオ「フカヒレ〜」
フカヒレ「何だレオもか!」
レオ「ん?何がだ?」
フカヒレ「オマエもこのシャーク様のギャルゲー武勇伝を聴きに来たんだろ?」
レオ「先祖がオマエのことを見たら号泣するだろうな…」
フカヒレ「ん?何か言ったか?」
レオ「いや…何でもない。それより祈先生が呼んでたぞ。竜宮に来いってさ」
フカヒレ「うぉぉぉぉ!ついに俺にも二次元にバイバイできる日が来たか!」
レオ「いや…たぶん違うと思うがとりあえず行こうぜ」
視艶
814 :
名無しさん@初回限定:2006/01/23(月) 22:32:33 ID:bDjyCuhqO
レオ「先生〜フカヒレ拉致して来ましたよ〜」
フカヒレ「ねぇねぇ、今『拉致』って言わなかった?」
祈「待ちくたびれましたわ〜」
フカヒレ「先生…ついに結ばれる時が来たんですね」
フカヒレが目を輝かせながら言った。
祈「……場合によってはそうなりますわね…」
え?マジ?そういう魔術なの?
フカヒレ「お母さん…ボクを生んでくれてありがとぉぉぉ!!」
フカヒレが涙ながらに叫んでいた
祈「それでは準備に取りかかりますのでお二人とも外に出てください」
祈先生に言われて竜宮の外で待つこと1時間……
祈「やっと準備が終わりましたわ……入ってよろしいですわよ」
再び竜宮に入った俺たちは驚いた
レオ「うっ!!なんだこの臭い!!臭いというか痛いぞ!!それにこのデカい魔法陣は……こんなの乙女さんに見つかったら後片付けが大変じゃないか!」
祈「つっこむ場所がずれてる気もしますわね…まぁいいですわ。フカヒレさん服を脱いでください」
フカヒレ「先生のためなら何枚でも脱ぎますとも!ついでに皮膚も脱ぎましょうか!?」
いや…気持ち悪いからやめてくれ
フカヒレが服を脱いでいく
祈「パンツはそのままでいいですわ」
フカヒレ「えっ!そうなんですか!?」
フカヒレが残念そうに言ったパンツから手を下ろした
祈「それではその魔法陣の中心に立ってくださいまし」
魔法陣の中心には見たことのない記号のようなものが描かれていた
フカヒレ「これでいいんですか?」
祈「けっこうですわ。それでは対馬さんはこの液体を魔法陣の外側の円をなぞるように垂らしていってくださいまし」
(最初に感じたあの刺激臭はコレか。なんかボコボコいってるけど大丈夫なんだろうか。まぁ犠牲者はフカヒレだけだからいいか)
俺は先生に指示されたとおりに液体を垂らしていった
祈「それでは始めます。αхщылω…」
先生は聞いたこともない言葉で呪文を詠唱し始めた。するとさっき撒いた液体がフカヒレのもとに集まって光を放ち始めた
フカヒレ「うぉぉぉぉぉ!」
レオ「フカヒレ!大丈夫か!?」
フカヒレ「キタキタキタキタ〜!」
祈「この魂よ天に召されよ!」
カッ!!祈先生の声とともに目を開けていられないほど光が強くなった。聞こえるのはフカヒレの断末魔の叫びだけだ
しばらくして目を開けると辺りは煙が立ちこめていた
歯延
レオ「先生!フカヒレはどうなったんですか!?というか最後に天に召されよって……」
祈「よ〜く魔法陣をご覧なさいな。」
俺はよく目を凝らして魔法陣の方を見た
レオ「あっ!」
魔法陣の中にはフカヒレが特に変わった様子もなく立っていた
レオ「先生…もしかして失敗ですか?」
祈「それはありませんわ〜」
レオ「でもフカヒレは何も変わって無いじゃないですか」
祈「見ていればわかります」
するとフカヒレがこっちに向かって歩いてきた
レオ「まさかホントに先生と結ばれるんじゃ…」
最悪な場面を予想したときフカヒレが口をひらいた
フカヒレ「先生!俺いってきます!」
レオ「??行くってあの世か??」
祈「いってらっしゃい」
何がなんだかわからない俺には二人の言っていることの意味がよくわからなかった
フカヒレが出ていって五分後…
レオ「あれ?救急車がきてる。つーかあのボロボロになって運ばれてるのフカヒレじゃん!何があったんだ!?」
祈「男にまでふられましたわね…」
レオ「ん?ふられるって?」
祈「実は今回の魔術は相手に自分のことを好きにさせる魔術でしたの〜」
レオ「え〜っと…つまり「惚れ薬」みたいなもんですか」
祈「だいたいは合ってますわ」
レオ「それじゃあフカヒレはあの後誰かに
つ ウホッ
819 :
名無しさん@初回限定:2006/01/24(火) 00:44:37 ID:yZ7iQ+6N0
つ ぬふぅ
館長の髭どうやってとったんだろ?
>>804い〜よ!い〜よ!
凄いい〜よ(*´Д`)=з
片っ端からGJだ
しかしなんてペースだ
更なる投下を!一心不乱の投下を!!
フカヒレ・・・どうしたw
>>821 携帯の電池きれたんじゃない?
でも終りなら終りと言ってほしいな
祈「終わりましたわ〜」
レオ「いや…いきなり言われても」
携帯の電池というか俺の電池が切れて爆睡しておりました。
つーか今読み返したら最後の部分が投稿されてなかった!
まぁいっか☆
んじゃ夕方ぐらいに書きます☆
続編
〜レオの台詞から〜
告白してフラれたんだけどあまりにしつこいからボコボコにされたってことか……でも誰に告白したらあんなボコボコにされるんだ?」
祈「私が渡したメモを思い出してみてくださいな」
レオ「あのメモですか?……あっ!もしかして館長!?」
祈「ご名答ですわ」
レオ「だから館長の髭が必要だったのか…」
祈「最初は女性の毛を使おうと考えたんですけどそれじゃあ面白くなかったので館長にしてみましたの〜」
この人悪魔や……
レオ「それにしてもこんな魔術考えて誰に使うんですか?」
祈「それは秘密ですわ〜」
これ以上聞いたら後悔しそうだから止めておこう
そして…
ありがとうフカヒレ
さようならフカヒレ!
館長も大人気ないなw
祈「やっと書き終わりましたわ〜」
レオ「なんで途中の投稿が書き込まれなかったんですかね?」
祈「知りませんわ〜そんなこと」
土永さん「ジャリ坊が小さいことでいちいち小鳥みたいにピーチクパーチク鳴くな〜」
祈「と、土永さんも言ってますわ〜」
レオ「クッ…この腐れインコが…」
土永さん「あぁん!?貴様我が輩のことをインコ呼ばわりしたのか〜?我が輩は誇り高きオウムだ」
祈「土永さん…うるさいですわ。少し黙ってくださいまし」
土永さん「祈まで言うかぁ〜!我が輩を怒らせたら女・子供容赦せんぞ〜」
ドタバタ……
フカヒレ「てなわけでこれからもシャーク様をよろしくっ!」
レオ&祈&インコ「オマエがしめるな!」
失礼いたしましたm(_ _)m
祈ちゃん鬼だwwwwwGJ!
最近カニ分が足りねぇよぅ!
誰か補給してくれ!
ほれ
(V)。。(V)
ミ(∀)ミ
女王の騎士 chapter2「"ママ"であるように」
「ん?リオナ、勇騎の面倒を見てくれてたのか」
「うんっ。一緒に遊んでたの」
「…ねぇね」
「ほら、パパ。勇騎、私のこと『ねぇね』って呼ぶようになったんだよ」
「本当だ。ちょっとした言葉をもう覚えるなんて…勇騎は天才だな」
「もちろんよ。なんといっても私の血が流れてるんですもの」
「あっ、ママ!」
「エリカ、仕事は大丈夫なのか?」
「ええ、レオのサポートのおかげでね。それで、ちょっと時間ができたから
この子達に会いたくなっちゃって。我ながら子煩悩よねぇ」
「あ…そうだ。はい勇騎、ママにご挨拶は?」
「…まぁま」
「!!」
「いいコですねぇ〜」
「…今日、勇騎が私のこと『ママ』って呼んでくれた…。
満足に面倒も見ていない私を…」
「なに言ってるんだよエリカ。時間があるときは、いつも
会いにきているじゃないか。『ママ』だよ、エリカは」
「リオナのときもそうだったけどね…私、結局逃げてたのよ。
子供たちを愛しているけど、それでも仕事を言い訳にして
『母親』としての大事な責務から逃げてたんだわ」
「エリカ…」
「決めた!私、もっとあの子達のそばにいるようにするわ。
それができてこそ、クイーンなのよね」
「ああ。俺もそうなって欲しいから、いつもサポートしてるし」
「…というわけで…レオ、そのためのパワーをちょうだい♪」
「うわっぷ!ちょっと、いきなり飛びかからなくても…」
「ふふふ…今夜は寝かせないんでそのつもりで!!」
お久しぶり。憶えているだろうか…?
「なごみママ」という作品を書いてた者です。
あの後、入院してたんで全然書けなかったけど
とりあえず復帰できたのでよろしくッス
お帰りなさい!
そしてグッジョブ
ここは竜宮こと生徒会本部。
俺の目の前には姫と椰子がいた。
2人並んでデスクワークをこなしている。
俺は今とても後悔している。
下手な事は言うもんじゃないと実感した。
3ヶ月前―――
そう、それは俺が幼い時に乙女さんと交わした約束を思い出せない事を、スバル達に話した時だった。
フカヒレが言った。
「小さい頃の約束ってさ、ギャルゲーだと“私と結婚してくれ”みたいなことだったりするぜ」
「はっはっはっ」
俺は思わず大笑いしてしまった。
「もしそんな陳腐なオチだったら姫と椰子にフライングクロスチョップ決めてきてやるよ」
今月に入って、乙女さんとの約束を思い出した事をみんなにに話したら
「よし、姫と椰子にフライング・クロスチョップを決めて来い!」
フカヒレが言った。
「ふざけんな! そんな事したら2人に殺される!」
俺は反論した。
「殺されはしないとおもうけどな」
スバルはニヤリと笑っていた。
「ケッ! だからヘタレは言った事に責任もたないんだよな〜!」
「なんだと! このバカカニ!」
「ヘタレだって言ってんだよ! 悔しかったらやってみろ」
「そうやって挑発しようたってそうはいかないぜ?」
俺は冷静に対処しようとしたのだが……
「「「ヘタレ! ヘタレ! ヘタレ!」」」
カニ、フカヒレ、スバルまでもがヘタレコールをしてきた。
そして―――
現在に至る。
やはりテンションに身を任せるもんじゃないな。
深く反省。
俺は姫と椰子の背後に回ろうとしてるのだが、体が言う事をきかない。
そんな様子を見たフカヒレが「行け」とアイコンタクトを送ってきた。
もう覚悟は決まった。
ゴメン。姫、椰子。
俺は―――飛びます!
そして俺は姫と椰子に向かって高く跳んだ―――
〜完〜
そして乙女編エピローグへ続く
840 :
NAM3:2006/01/24(火) 23:06:29 ID:8kpdkAhh0
お初です。NAM3(なむさん)と申します。
このSSはレオがフライングクロスチョップを放つまでの過程を書いてみました。
最後につよきすをプレイしたのが2ヶ月ほど前なのでうろ覚えな部分が多いです。
そういうところがあったらすみません。
それでは〜
>>836 よっ、お帰りー そしてGJ
入院してたって?
わりと早く戻ってこれたな。
……えーと名前……
ま、元気そうで何よりじゃねぇか
で、病院ってやっぱりボインの看護婦さんとかいるの?
>>839 結局FCCそのものは省略するのかよw
せっかく本編で省略してるところを埋めるんならもう少し埋めようやw
>>836 退院おめでとう、俺にとって題材が姫ならデフォでGJだ
>>839 チョップ後を見せてくれよwwwまあ乙です
>>836おかえり&GJ
入院してたのに変わらない面白さ。さすがっす。
>>843そんな残酷なこと言ってやるな
まあオレも書いてほしいとは思ったが。
>>839という訳で書きたくなったら続きcome
オレ的にはGJ
入院したせいで面白くなくなったらそれは大変だな
>>845医者に文句言わないとな。
【フカヒレ】こらヤブ医者、おめーの治療が遅いせいでSSのアイデアが湧いてこなくなったじゃねーか!
【ドクターエリカ】頭の治療も必要ね、鮫氷君。
>>846Nice
ところでみんなはSS書くときつよきすしないん?
オレはするけど
そのへんどうよ?
つよきすやって二週間ちょいの俺がちょこちょこ書いてます
こういうのって全部書き終えてから投下したほうがいいんですよね?
つかここで晒せるレベルじゃないかもしれないんでドキドキなんですが・・
>>847 俺は文章にせるのとか、ネタ確認とかで起動しっぱなしだった。
つかろーどしまくりだったがねー
>>836 姫かわいいよ姫。
嫁にきてくれw
>>848 作品なら書き終えてから投下の方がいいぞ。 あとで訂正とかし辛いし。
ちなみに批評が怖いなら無理するなw あまりに世界観から離れてると容赦ない人もいるw
>>848 晒せるレベルかどうかってのは投下してみないと分からんよ
自信を持って書き上げたもんなら皆ちゃんと評価してくれるし
自分が思ってた以上の反響ってこともある
ただ
>>850の言うとおり後でこうした方が良かったとか思っても後の祭りなわけで
というわけで書き上げてからの方がいい。
>>836忘れるわけねえよGJ!
つよきす世界観の維持は大事だよな。
あんまり俺設定入ってるとまともに読まれなくなるし
かにSSまだー?
キャロット、地獄蝶々ときたからには、次の擬人化は土永さんだぜ!
と思ったけど、俺の妄想力では館長が増えただけでしたorz
誰かかっこいい擬人化土永さん書いてください
普通にクロウを連想した
「…これでいいですか」
「ん、OKね。あと、そのファイルは…」
ずげん!
「あいたっ!?」「ぐっ!?」
ドテーン!
勢い余って二人の上にのしかかる。
「イタタタタ…な、何よ対馬クン!コケたにしてはずいぶん盛大ね!?」
「…っつぅ…不注意にもほどがありますよ!?」
「っていうか、さっさとどきなさいよ!」
ゲシッ!
「おふぅ!?」
姫の蹴りに吹き飛ばされる俺。
「まったく、ちょっと乙女センパイといい仲になったからって逆上せすぎじゃない!?」
「まったくです。足が地に着いていないってわけですか」
「ふ…今のは過失ではない!乙女さんとの愛を貫くために必要なことだったのさ!」
「は?じゃあ、なに……わざとだったって言うの?」
「これも俺の乙女さんへの愛を証明するため!許してくれとは言わない!」
「(ムカ)ふーん……」
「(ムカ)……なるほど」
お……?わかってくれた、か…?
「ま、許してくれって泣いて頼んでも…」
「許す気は全然ないですけどね(ニヤリ)」
「ひぃっ!?」
「…ムカつくのよね…対馬クンの分際でっ!」
ドスッ!
「ごふっ!?」
「センパイ面しやがって…ウザいんだよっ!」
ビシッ!
「はうっ!?」
「何が『憧れの人』よっ!」ドカ!
「思わせぶりなことすんじゃねーよ!」ガス!
「対馬クンなんかねぇ…対馬クンなんかっ!」バキ!
「しょせん…外側から見てただけってわけ!?」ゴキ!
ズゴ!ガシ!ベキ!ズカ!
「ちょ…ま、待って…!」
「対馬くんなんか……んじゃえ」
「え、佐藤さん!?いつのまに!?っていうか今何て言ったの!?」
「美味しくいただくつもりでしたのにー」
「祈先生!?いただくってなに!?」
「いいからオメーは……往生せいやぁっ!」
「あ、テメ、カニ!けしかけといて何をぐぅっ!?」
「ふう……じゃ、皆いい?いっせーの…」
「ま、待って!…許して…っ!」
「(ニッコリ)……ダーメ(×5)」
ドカーン!!
「あー、ホント、ムカついたわ」
「ですね…でも、なんでこんなにムカついたんでしょうか?」
「……さあ?」
ふ……ハーレムルートも……そう遠くはない、な…(ガク)
勝手に続きを書いてみた。少し反省。
>>859 コンシューマーショックで気づかなかったが(w GJ!
いつのまにかリンチに加わるypとかにワロタ
861 :
NAM3:2006/01/25(水) 20:29:31 ID:/2+t+q4O0
続き書いた人乙。
続きは考えてなかったので補完サンクス
>855
!!
>>857 > 「ま、待って!…許して…っ!」
許してくれとは言わないんじゃなかったのか?w
>「(ニッコリ)……ダーメ(×5)」
ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ
GJ!
投下いいですかー?時間軸としては
なごみendちょっと後みたいな感じで。
前編と後編の二連続です
なごみは今でもたまにオアシスで店長の手伝いをしていたりする。
なんでも店長の技はできるだけ盗みたいから・・らしい
今日も土曜日なのになごみはオアシスへ
_____
___
_
店長「フーー、仕込みはこんなもんでいいデショー」
なごみ「・・じゃぁ私はこれで・・」
カニ「テンチョー、今日Aちゃんこれないってさー!」
店長「オー困りマーシタ。さすがに今日は蟹沢さんだけじゃキツイでーす」
カニ「さすがに僕だけじゃきついぞー誰か変わり探さないと」
店長「変わり・・ソウデース、なごみさんあなたが変わりをやってほしいデース」
店長「あなたならルックスもそこそこイイデスし出来ると思いマース」
なごみ「な!?私は嫌ですよ、そんなこと。」
カニ「何いってんのテンチョー、こんな愛想のないココナッツが接客なんかできるわけないじゃん!
僕みたいな可憐な乙女がやらないとさ」
なごみ「なんだと?カニの分際で」
思いっきり頬をつねる
カニ「いふぁいいふぁい・・はなふぇこのやふぉお(痛い痛い話せこのやろー」
なごみ「ふん・・そのまま泣け」
店長「でも、将来レストランを開くナラテ接客は大事デース無駄にはなーりませんよー?」
なごみ「う・・・それはそうかもしれませんけど・・」
そういいつつ手をようやく離す
カニ「いててて・・・なにすんだよちくしょー・・ココナッツにできっこないってテンチョー
僕だけでやるからいらねーよー」
しばらく考えた後・・
なごみ「やります・・まぁやって損はないだろうし」
店長「本当デースカ、助かりマース」
カニ「げっ!・・マジかよ」
こうしてなごみの一日ウエイトレスが始まった
店長「いいデスカー?接客は笑顔デース。その辺は蟹沢さんに聞いてくだダサーイ」
カニ「いいか?ココナッツ、僕のようにやれよ?完璧な僕の接客をみときなー」
そういうとカニはくるっと回転し笑顔で
カニ「ご注文はお決まりですかー?」
何気にしっかりとしているカニ。なごみは少しだけ関心していた。
カニ「みたか?ココナッツ、ほいじゃぁあのお客さんから注文とってきてみ」
なんかカニに言われるとむかつく
なごみ「い、いらっしゃいませ。ご注文は?」
かなりひきつった笑顔、逆にそれが怖さを演出していた
カニ「ダメだこりゃ・・・」
店長「ダメダメですねー、なごみさんの顔ひきつってマスヨー」
なごみ「ち・・・」
店長「もっと自然な笑顔でお願いシマース、これすっごく大事なことデース」
カニ「やっぱりできねーじゃん、ココナッツ!無理すんじゃねーぞ」
なごみ「うるさい!カニの分際でえらそうに」
カニ「くやしかったら僕みたいにやってみなーへっへーんだ」
その後もなごみはなんとか頑張っていたが結局自然な笑顔にはならなかった
__
____
_____
レオ「そんな引きつった顔でやってたのか・・相変わらず線の外側の奴には厳しいな」
なごみ「すごくイライラしましたよ・・・カニがいなかったらどうなってたか・・」
レオ「またストレス発散に使ったのかよw」
レオ「でもとにかく今日は一生懸命頑張ったんだえらいぞ、なごみ」
頭をやさしくなでてやった
なごみ「えへへ」
すごくうれしそうにしているなごみ
レオ「その笑顔が見れるんなら俺はオアシス毎日通うけどな」
なごみ「何言ってるんですか、この笑顔もセンパイだけのものです、センパイにしか見せません」
ほんとうれしいこといってくれる。なごみもレストランを一緒にやっていくんだから
少しずつでも出来るようにしてやらないとな・・これからも二人で頑張っていこうそう心に誓った
くぁー!レオ羨ましか!羨ましか!
投下緊張したぜ・・どんな感じでしょうか?
>>869 てめー!素晴らしくGJ!だよコンチクショウ!
>>870 あ、マジですかw安心したぜ
これでこれからもこういうの書く気になるってもんです
つよきす買ってまだ二週間の新参が書きましたw
〉855
ばか、そんなこと言うから土永さんが退治されるとこ想像しちゃったジャマイカ
>>871 新参なんて関係ないぜオラァ!用は気持ちの問題だゴラァ!
つよきすLOVEに偽りは無い!これからも頑張れよな!楽しみに待ってるぜ!
なんでこんなハイテンションなのかは、察してください
>>871 新参古参関係なし!
面白ければそれでよし!
GJ!
なごみんの引きつった笑顔
ちょっと見てみたいな
>>869 GJ!!!
「センパイだけのものです、センパイにしか見せません」
このセリフだけで月間MVP決定。
GJ!・・・なんだが、台詞の頭にある名前は無くして欲しい。読みにくいよぅ。
なごみんもカニもアレックスも口調とか言葉遣いが特徴的だから名前無くてもだれの発言かわかるよ。
でもGJ!
>>875 俺もちょっと自分で書いてて思いましたw
>>876 月間MVPとか恐れ多いっすわw
>>877 あ、なるほど・・次からは気をつけます
アドバイスありがとうございます
年間MVP目指してがんがれ
保管庫のを一通り目を通して(してたらすまん)
参考になるやつが多々あると思うから
最近の新書き手のレヴェルの高さには驚かされる
GJ!!!
880 :
名無しさん@初回限定:2006/01/26(木) 17:29:08 ID:eOEAtRBZO
GJ!
空也にだけ優しい姉様、空也にだけ厳しい海お姉ちゃんなSS読みたい…
いや、なんでもないorz
お前ら、早くカニSSを書け。
そうしないと今日の夕飯はカニ鍋だ!
882 :
名無しさん@初回限定:2006/01/26(木) 19:13:14 ID:EwEj1kN00
初SSカキコです。
へっぽこですががんばって書いたので
読んでください。
>>881 いいなぁ、カニを箸でつっつくのか
いいなぁ はぁはぁ
「今日も寒いね」
「あぁ、今年の冬は特に寒い」
良美が俺の手に指を絡めて
ぎゅっと強く握った。
商店街は人の行き来も
まばらでアーケードを
ふきぬける風も
どこか冷たかった。
「あっ、」
「どうした?」
「これガラスのくつだよね」
良美の指差す先には
きらびやかに飾られた
ガラスの靴があった。
「きれーい、これって
履くための物なのかな?」
「それにしては少し小さいな。
多分部屋にかざるためのもんだろ」
「ほしいのか?」
「うーーーん、いいよ
実はすっごくたかんだよ、これ」
えっ!
下についてる値札を見ると
12万8000円
高っ!
どうやら俺ら庶民の
手の届くものではないらしい。
「行こうよ、レオ君」
良美は俺の手を引く。
「あっ!ああ。
そんなに強く引っ張るなよ」
「だって、レオ君のそばを離れたくないもん
私のそばにはいつもレオ君がいるんだよ」
良美の声が少し荒くなった。
「どうしたんだよ、良美」
「あっ。いや、なんでもないの
私はただレオ君ラブを示したかっただけだよ
それとねきょうの夕飯はビーフシチューだよ」
「良美お前汁系好きだな」
「そんなことないよ。
レオ君その発言ちょっと下品だよ」
「おれはそんな意味で言ったんじゃないぞ」
「もういじわるだなぁ、レオ君は
ちなみにビーフシチューは
肉料理だよ」
「良美は肉料理もすきなのか」
「うーん、でもやっぱりレオ君の
お肉が一番おいしいかな」
俺たちカップルとして
よろしからぬ方向に向かってるかも。
ビーフシチューの湯気が立ち込める。
良美が静かに口を開いた。
「私ね、昔シンデレラにすっごく
あこがれてたんだ」
「じゃ、やっぱりあの靴が、」
「ううん、そうっじゃないの。
シンデレラは最後
王子さまと結ばれ幸せにになるでしょ。
でもシンデレラの幸せは長くは
続かなかったと思うの」
「良美、それは、」
「お母さんが前に言ってたの。
あまり身分の違いすぎる
人と一緒になると
とても苦労するって。
たぶんそれは自分自身を
言ってたんだろうね。
私は今幸せだけど
お母さんはつくづく不幸な人だなって思うよ
奴隷同然のシンデレラを
妃に迎える王子様は絶対浮気性だし
シンデレラはそれに一生困り果てて
だからあまりいい人生を送れなかったとおもうだ」
良美は食べ終わったスープ皿を台所へ
持って行った。
なんて暗い考えだ。
やっぱり根は相当深いようだ。
人って簡単に変われるほど簡単に
できてないんだろうな。
よしっ!
俺は良美に後ろから抱きついた。
「ちょっと、レオ君まだはやいよ」
「良美、俺との将来がそんなに不安か?」
「えっ、ううん。大丈夫だよ、私レオ君を
信じてるから。」
「不安があったらすぐ言えよ。
二人でその不安を一つづつ消していこう」
「レオ君」
「俺はお前を絶対に幸せにする
約束する
シンデレラはどうなったか知らないが
お前には俺がついてる、心配するな」
良美の首筋に唇を付ける。
「だいじょうぶだよ、レオ君
レオ君がそばにいれば
私それだけで生きていけるから
私いますっごくしあわせだよ
それより、、、」
良美はもじもじしはじめた。
「いますぐやっちゃう?
エッチな彼女さん」
良美のほほは
一瞬で赤くなった。
「だから、まだはやいってば
でも、もう少しの間だけ
ぎゅっと強くだきしめて、
レ、オ君を感、、じれる、くらい」
「わかった」
俺はつよく良美を抱きしめる。
俺たち結構いいカップルかも。
おわり。
889 :
\ __/:2006/01/26(木) 19:24:36 ID:3mkJrsJ+0
\(
(*゚д゚*)
_(ヽηノ_
ヽ ヽ
GJ!!なんだけど
なんだけど本当にGJ!
なんだけど よっぴ〜が方言丸出しで 吹いた
GJな作品に何を言うだー
>>879 >保管庫のを一通り目を通して(してたらすまん)
>参考になるやつが多々あると思うから
面白くて感動するから参考になるよ!! 的な曖昧なものじゃなくて。
ハッとする表現があるとか、単語や改行のリズムとかが優れている、っていう方向性の作品とかあったら紹介キボンヌ。
>>888 syoujikiいい話じゃないかGJぅぅぅぅ
方言は直して欲しかったかな、いい場面だけに
>>893 正直なところ 楽しんでるだけの住人なので
紹介できるほど覚えてはいない
確かに、一人称視点のSSや会話のみで成立しているSS 表現方法はいろいろある
でもそうじゃなくて
あ〜いいもの読んだって気になったSSがあったことは知ってるから
参考にと思っただけ
ちなみに 参考 って言葉に優劣の意味はないからね
893のSSも GJだったし
読者の好みを知るのは大切だとは思うけど
表現・技術は多く読んで 自分で取捨選択(あるいは創造)して
作品に投影するモンじゃないかな
って要望の答えになってないか ごめんな
まぁ読んでみてくれ
要は新しいSS書いて欲しくて893の刺激になればと思って勧めただけ
>>893 >ハッとする表現があるとか、単語や改行のリズムとかが優れている
そういう小手先の技術ではなく、しっかりした構成を考えるほうが大事だと思う。
技術的な部分はその次。
>>895 ごめん、優劣がどうのっていうふうに繋がってしまう話題は良くないんだねこのスレ。空気読めて無くてゴメソ。
>>896 >技術よりも構成を考えろ
いや、参考にしたい、というより、本当にただの好奇心からの質問だった>技術要素が優れたSS。
このスレで、キャラ萌えシチュ萌え以外の要素で高評価をもらった作品があるとしたら、それはいったいどんなSSだったんだろう? ってことが知りたかっただけです。
>>897 全部読めばいいんでね?
そのくらいの手間は惜しまんでさ。
で、その上で、「イイ!」と自分で思う作品を投下すればいいんじゃないかな。
書きたくもない書き方でGJもらっても、なんか違わね?と俺なんかは思う。
>>898 ちょ、ちょっと待ってくれw
このスレ内で、「たとえばこれなんかは良かったよ」っていうのがあるのならそれを聞きたいだけで、文章技法を模倣しようとする意図とかは全然無いんだってばw
好奇心100%。
> そういう小手先の技術
これは失言だろ。
空気が悪くなるからいつもはつっこまないけど、
相手に気持ちよく読んでもらうための書き方ってのはとても重要なことで、
実際結構ルール細かいんだぞ。
お約束としては
「・・・」ではなく三点リーダ「…」を使用すること、使用するときは2つ分「……」使う。 ×「ぐ・・・ドピュ」 ○「ぐ……ドピュ」
!、?などののとあとは一文字開けること ×「え?そうなんだ」 ○「え? そうなんだ」
会話文の閉じ括弧には、句点が不要 ×「です。」 ○「です」
あとは、会話文と地の文を見やすくするために
「あああああああ」
ああああ
「あああああああ」
とうふうに地の文の方は先頭一文字分空白にするとか・
「祈は寝坊して遅刻しているー。わが輩だけ先に飛んできたー」
またかよ。
いつものように土永さんがありがたい話を始めようとしたとき
「…対馬くん、ちょっと」
なぜか…鉢巻先生が教室の入り口で
ちょいちょいと俺を手招きしている。
「なんすか?」
「…3年の鉄くんは、キミの従姉妹で、同居しているんだったね」
「そう…ですけど、なにか?」
「実は、鉄くんが事故に巻き込まれたらしい。
救急車で運ばれたそうだ。車で病院まで送るから、急いで」
は?……乙女さんが!?
マジか!?あの乙女さんが……そんな!
「わ、わかりました!お願いします!」
飛び出しかけた俺の背後から大声が響く。
「待てぇーい!我が輩も連れていけー!」
「うわ、なんだ聞いてたのかよ土永さん!?」
「鉄という名前が聞こえたのでなー。
愛する乙女の一大事、わが輩も行くぞー!」
>>899 俺のお勧めは『ある日の対馬夫人』。
やっぱ作中であまり描かれてないしこれから公式に描かれる事もないであろう『その後』物が好き。
これぞ二次創作の醍醐味だと思ってる。
なごみママとかも最高。
こうして鉢巻先生の車で病院に向かうことになったわけだが…
「くそっ、渋滞かよ!」
「弱ったな…」
土永さんは狭い車内でバサバサと暴れ出す。
「こんな所でモタモタしてられるかー! 小僧、窓を開けろー!」
「どうすんだよ?」
「わが輩、先に飛んでいくわーい!」
「飛んでいくって…道知らないだろ!」
「だったらお前も来て案内せーい!」
く…だが、そのほうが早いか?
「えーい、くそ…行ったるわい!
鉢巻先生、俺たちここから走りますから!」
「大丈夫かい!?ここからじゃかなり遠いよ!」
「なんとかします!」
ドアをあけ、車を飛び出すと人のまばらな歩道を走り出す。
「土永さん!そっちじゃない、こっち!」
「早く言わんかー!」
つ 4円
乙女さんて
車に轢かれても車の方が壊れそうだよねw
しばらく走ったが…
悔しいけど、空を飛んでる土永さんのほうが全然速い。
くそ、オウムに負けるかよ!
「遅いぞ小僧ー!次はどっちだー!?」
「く…こっちは走ってるんだ、無茶言うな!」
先を飛ぶ土永さんを必死で追いかける。
くそ…息が切れる…!
「…仕方がない、小僧、ちょっとコッチ来ーい」
「あ、おい!…どこ行くんだよ!?」
土永さんが狭い路地に飛び込んでしまう。
何やってんだ、急いでるってのに!?
仕方なく追いかけて、俺も路地に飛び込むと
土永さんは人気のない路地の地面でキョロキョロしている。
「おい、何のつもりだよ!?油売ってる場合じゃ…」
「黙れ小僧!いいかー、今から起きることは
誰にも言うなよー!」
何わけわかんねーことを、と思った次の瞬間。
ムク…ムクムク……ムクムクムク!
「……え?」
土永さんの体が…大きく、膨らんでいく……
「ぬーーーおぉーーーー!」
見る見るうちに、見慣れたオウムの姿は消え
代わりに、見上げるほどに大きな異形の姿が俺の前に立っていた。
……なんだ、これ?鳥人間?
人間のような体型だけど、全身羽毛に包まれていて
腕は翼で頭は…土永さんのオウムの頭のまま。
「…ボケッとするな小僧、今からわが輩が運んでやる!」
「え…ちょ、なにお前?土永さん…なわけ?ぅわっぷ!?」
土永さん(?)の羽ばたきに、ゴミやら何やらが舞い上がる。
思わず目を閉じた俺の肩が
ガシッ!
「あ、イテテテテ!ちょ、なに…うわぁっ!?と…飛んでる!?」
「小僧、ジタバタするんじゃねぇよー。あんまり暴れると、落としちまうぜー?」
土永さんの両足に掴まれ、俺は空へと舞い上がっていた!
「さあ、どっちへ飛べばいいんだー?」
「あ……えっと、あ、あっち!」
「よーし、飛ばすぜ小僧ー、おとなしくしてろー」
俺を掴んだまま土永さんは空高く舞い上がると
指さした方角へ一目散に飛び始めた。
いけね。
微妙な長文で遮っちまったw
ついでに支援。
宙に浮いた足の遙か下を、建物がすごい速度で後方へ流れていく。
「なあ……これ、夢じゃないよな?
ただの鳥じゃないとは思ってたけど…」
「ただの鳥で、いたかったんだがなー」
「いや、喋ってる時点でただの鳥じゃないから。
何なんだよ、土永さんって?」
「見ての通りのものよ。もっとも…
二度とこの姿にはなるまいと思っていたんだがなー」
何か…事情があるのかな。
「…人間を恨んで、怨念に囚われて、人間を…まあ、色々やったわい。
わが輩、そんな生き方に嫌気がさしてなー。
この姿を捨て、仲間を捨て、ただの鳥として生きることを選んだのよ」
色々…か。この化け物のような姿で何をしてきたのか
察しがつかない訳じゃない。だけど…
「どうした、さっきから黙ってー。
…わが輩のことが、怖くなったかー?」
「いーや。やっぱりお前は祈先生のペットの、オウムの土永さんだよ。
たとえどんな姿でもな。怖いわけがないだろ」
「そうか…詰まらない話をしちまったなー。
急ぐぞ、方角はこれでいいのかー?」
「おう、このまままっすぐだ!」
翼が力強く羽ばたき、速度を上げる。
もう…そろそろのはずだ!
ガクン!
「うわっ!?」
急に速度と…高度が落ちてる!?
「おい、土永さん!?どうした!?」
「んー…この姿はー…久しぶりでなー…
力が…思ったより出ないわけだー…」
「頑張れ、もうちょっとだ!…ほら、見えた!
あの白い建物!乙女さんが運ばれた病院だ!」
「…乙女……乙女ー!わが輩、今行くぞー…!」
再び羽ばたきが力強さを取り戻す。
が、頭上の土永さんは…いかにも苦しそうだ…
「土永さん、もう俺はいい!
俺は後は走るから、俺をおろして先に行け!」
「馬鹿たれー!
お前がいなきゃ病院に入れんわーい!
つまらん事言ってないでじっとしてろ相棒ー!」
相棒、か……コイツに言われるとは思ってなかったぜ!
「わかった!屋上に降ろしてくれ!」
オウムじゃなくてカラスですか、そうですか
やがて病院の真上までくると、俺たちはホバリングからすーっと屋上に降り立った。
「よし、ロビーまで降りて…
おい、どうしたっ!?」
屋上に降りた土永さんは…そのまま倒れ込み
元のオウムの姿に戻ってしまった。
「力を…使いすぎた…少ーし、張り切りすぎたわー…」
「…待ってろ、今乙女さんのところまで連れてってやる!」
土永さんは…黙ったままピクリとも動かない。
そっと抱き上げると、俺はロビーへと走った。
「すいません!こちらに事故で鉄乙女という…!」
受付に駆け込み、案内のお姉さんに尋ねようとしたところで
後ろから呼びかけられる。
一番、聞きたかった声で。
「レオ…?どうしたんだ、こんなところで?」
……へ?今の声…?
こわごわ振り返ると…
「なんだ、土永さんなんか抱えて。
具合が悪くなったのか?だが、ここは動物病院ではないぞ?」
「おっ…乙女さん、無事だったの!?」
「無事も何も…いったい、何があったんだ?」
sien
乙女さんの話では
通学の途中にある建設現場で事故が起き
たまたま通りがかった乙女さんは
救助活動をしていたらしい。
怪我人の搬送を手伝って、この病院までやってきたのが
どこをどう間違ったのか、乙女さんが運び込まれたと
学校に伝わってしまったのだった。
「…人騒がせな話だな」
話を聞き終えた俺は、脱力して
病院のロビーにへたり込んでしまった。
「しかし…なんで土永さんまでいるんだ?」
おっと、起こしてやらなくちゃな。
「土永さん、乙女さんだぞ。
無事だったんだ、なんともなかったんだ。
…起きろよ、土永さん!」
腕の中で、土永さんがもぞもぞと動き
乙女さんの無事な姿を見て喜びの声をあげる。
「うー…おぉー…乙女ぇー…無事なのかー…怪我はないのかー…
よかったー…よかったー…」
「……変なオウムだな」
変、って……乙女さん、あんまりだ…
そりゃ、乙女さんから見れば土永さんはただのオウムかもしれないけど…
乙女さんを心配して、あんなに頑張って飛んできたのに!
>>899まあ、ゆっくり全部読んでおいで。
うらやましいぜ。読んでない話がたくさんあるなんて。
俺の基準ではアラ・キズのないモノが技術的に上ということになる。
消去法だな。
光ってる部分があってもキズがあると「もう少し推敲して欲しいな」と思っちまう。
で、このスレではあら捜し・重箱のすみつつきをしたくないので、アラ・キズを見かけてもそれなりに読めたらGJと言うことにしている。
キズ・アラに対する感覚はどうしても個人差があるから、あまり指摘しても作者に嫌な思いをさせるだけになっちまうことが多い。
ただ、コテハン名乗る人は修行者と認識しているので、遠慮なく言うこともある。
それもあくまで個人的の感想だということなので、あまり重く感じてもらってもどうかと思う。
作者は最終的には、オノレの直感に従うべきものだと思っている。
というわけで、俺のおすすめは、長くて物語的な破綻が少ないもの
と短くてアラが出にくい小ネタ系になるんだが。
つコタツな関係
つなごみん三段活用
つ人違い
つ
>>659も良かった。
あと、タイトルをあげ続けるとキリがないのでやめるが、シンイチ氏とかSSD氏、SEENA氏などコテハン名乗ってる人の作品は、やはりレベルが高くて大崩れはない。
たとえ乙女さん相手でも、言わずにはいられない…!
「ちょっと、乙女さん!…俺たちは…!」
「…いいんだ、相棒…いいんだー…
わが輩、乙女さえ無事なら…それでいいんだ…」
「…変なオウムのくせに…私を、心配してくれたんだな。
こんなヘトヘトになるまで、頑張って飛んできたんだな…
その気持ちは、たとえオウムでも私は嬉しい。ありがとう、土永さん」
……え?
「おお…おおー…わが輩はー…わが輩はー…」
「さあ、もう用は済んだし、学校に戻るぞ。
…レオ……土永さんは、私が」
「え?…あ、ああ……はい」
俺の腕から土永さんをそっと受け取ると
乙女さんは抱き上げて肩に乗せた。
「とまれるか?うん、大丈夫そうだな。
では、行こうか」
珍しく、ゆっくりと乙女さんが歩いていく。
肩にとまった土永さんを揺らさないように
ゆっくり、ゆっくりと。
俺もまた、その後を
ゆっくり、ゆっくりとついていった。
ほんのちょっぴり、ジェラシーを感じながら。
以上。タイトル「純愛土永さん」。
書いてて「オウムにNTRってどうよ?」とか
「クロウ化した土永さんに宙ぶらりんにされてるレオって絵面的には間抜けだなー」とか
いろいろ思ったがとりあえず書いちゃったし反省もしない。
>>916 GJ!
ヤベエ、土永さんに惚れそうだw
いけね。
微妙な長文で遮っちまったw
>>916GJ。土永さんでここまで感動できるとはw
あと
>>900に同意。
原稿書きの基本くらい小学校で教えてるんだが、
21才にもなるとみんな忘れちまってるんだよな。
>>899 わかってるって。パクろうとしてるなんて、誰も思ってないから。
いちご100%だろうが、「こういうのがいいよ」ってのさえ嫌がる人もいるから抑えとけってこと。
興味があるなら全部読みな、とそれだけ言いたかった
>>900 あ、そうなんだ。
色々あるんですね。全然知らなかったorz
参考にさしていただきます。
それはそうとallGJ!
いやあペース上がってますね
先生!
人間形態土永さんのイメージがクックルに固定されてしまってます!
どうすればいいですか!
484 KB まで来てるな。
>>930厨房裏で次スレ建てて来てくれないか。
修正するとこ、どこかあったっけ。
951 :恐るべき讃岐うどん :2006/01/26(木) 23:57:38 ID:F5WUlhal0
_
´/&'^⌒ヾ&フ
∠l ノr从i' リ)ト、
ノノvノ゚ ー゚ノ )) ・新キャラクター「近衛素奈緒(このえすなお)」(CV:猪口有佳)AA
(( (とス) (( ・さらに修正 ver.5
く/_|j〉 ・疲れたので今日はやめ、だいぶ頭軽くなったはず
し'ノ
900 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/26(木) 23:01:11 ID:EOeN2Hwi0
すっごい
>>876にバカにされた気がするので
_
γレ´ ヽフ
l/》l从l')リ)》
ノヘパ ー゚ノlハ
{(とス)}
く/_|j〉
し'ノ
ゴメン微妙
恐るべき讃岐うどん、恐るべし!
じゃ俺は取るに足らないミートスパでいく
カニSSを書こうかと思ったけど
カニの場合、デレ期を書くかツン期をかくか迷う
どっちもいい味だしてるからなぁ・・w
/:::/
/:::::::;'
/::::::l::l
l:::::::l:::l ,ィ
l:::::::l:::l _,,,..-‐</
!::::::l:::::l'´ / ,ィ_ノ
l: :::l:::::::l'" ./、 ヽ-イ
,ィ'i: :l:::::::l /:;^<^ー'"´
./ .l::::l l:::::l/::' ヽ
/ . l:::l:::::::l/:: '、
>>922 イ l::l::::::l'::' :;. i
l、r-、 .}:::::::l::: ,イ"ヽィ ". l
!':、_,ノr'"'"^'^ヽ' l、_,,ノ,:' .l
! ゛ .,f'" ヽ ::l " ,:' , - 、
/ {;f`i´ ..」,,〉 ,:l r-ッ‐〈 ヽ、
/ィ `i .l .;/r' ,:: l >{ .ヽ ヽ,
'"1 r-、 ヾ.,/l.l ,, ,.l .l、 _{ .\ 、. '" ,:'
_r'^"ヾ `i ヽ= ' i i i |"l ヘヽ、_ l´ ヽ、 、ヽ '、`i::/
/^ ,} '、\、 l l l l/:::::::::{. '、 、 i :: `i .:::::::/
_r' l ヽ/ }ヽ`-<^ヽr'、l::::::::::::::〈 '、 i! ..::::::::/
i'´f" 、 ヽr' /、 `'=、`ー、:::::::::::::::::r' '、 " .:::::_イ
/ '、ヽ\_,l /::'、 ヽ`'' |:::ハ::::::::.f '、 ヽ- -''"l、
.r" { `ーv:'";; __ l i! ヽ |" `'"^、 |ヽ、_,,、-'" l
スレ建てできねーぞ!《゚Д゚》ゴラァァァァァァァァァァァァア!!
つーわけで・・・あとは頼んだ。
んじゃ俺いってみるノシ
テンプレの改正とかはしなくていいの?
見やすいようにまとめたらいいんでない?
このスレ最初の方荒れてたみたいだけど、文章に対する訂正とかは特に無かったし。
まぁ、
>>1と
>>4に保管庫へのリンクが2つあろうとなかろうとw
連投規制くらって報告遅れました。
【姉しよ】きゃんでぃそふと SSAAスレ9【つよきす】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1138309488/ >>932 既に立ててしまったw。保管庫については
>>4の方のアドレスを削りました。訂正あったらよろ。
ところでこのスレもうAAで埋めちゃうの?
>>900あたりの文章作法の軽いまとめとか、SS書くことについて気をつけておいて損はないこととか、普通に聞いてみたい話題なんですが。
細かいこと気にしてないでテンションに身を任せればなんだっていいだろ、と言うのもわかりますが、
エロSSはエロパロ板の作家スレ見れば事足りるけど、「『きゃんでぃそふとSS』全般」について(あくまゲームではなくSSについて)語る場所はここしかない。
スレ埋めを兼ねた小さな戯れ言として、こういう話題があっても悪くないんじゃないかなと思ったり。
>>933 それはオレも聞いてみたいな。
あ、そうそう中の人乙
> 会話文の閉じ括弧には、句点が不要 ×「です。」 ○「です」
これなんか超お約束だね。
>>933 では次スレで提起された支援問題について
個人的には テンプレ有 支援表記有 でいいと思う
うざい というのもわかるけど
本読むときページめくるのは仕方が無いみたいなもんだろ
投下したSSはすぐ読んでもらいたいし
読者の存在を感じられていいとおもうのだが
>>933 文章の作法に関しては
>>900にあるくらいのことを守っていればよいと思います。
その他、SSを書くときに俺がこだわっていることは、
・視点の固定
例えば、レオとカニの二人が登場している場面で両方の独白を入れないとか。視点がぶれると気持ち悪いので。
三人称の場合や意識的に多視点で書く必要がある場合は除きます。
・一人称の統一
同じ『おれ』でもレオ、フカヒレは『俺』、スバルは『オレ』、とか。
・呼称の統一
乙女さんは他人をあだ名で呼ばないとか。
つよきすSSの場合、呼び方で誰の台詞なのかすぐに分かる場合も多いので状況説明が省けますし。
この辺は元ネタwikiにある呼称表が便利です。なので対馬凛を登場させたときは似た表を自分で作りました。
>>938 書いている側からすると支援は普通にありがたいものなので大歓迎です。リアルタイムで読んでもらえてると実感できますしね。
支援表記はありでいいと思う。
投下中に支援がなかったら誰も読んでないのだろうかとか思う。
うざいってのも分かるけど
テレビのCMみたいなもんだとわりきるしかないんちゃう
あと個人的には支援の時に感想というか
支援以外書くのはどうかと思う。
あぁ、それは俺も思う。 支援中の短いコメントとか作品読んでるのには邪魔。
ただの支援なら、書き手次第だとオモウ。
俺も書き手側ですが支援はあってほしいですね。
なんか読んでもらえてるって気がしてやる気が出ます。
俺は基本的に支援はスペース投入でやってるわけだが
このやり方してるのは俺以外には多分一人くらいか
支援は必要、他スレへの支援書き込みはわかりづらい
支援する際に「支援」以外の書き込み不要
>>939GJ
3人称時の視点のバラツキは、なるべく使うべきではない
視点を変えたかったら1人称で
凛ってレオのお母さん? 作品タイトルは?
ええっと・・・埋め?
>>944 あれじゃない?ええと、たしか対馬家の食卓だっけ?
乙女さんが母親で娘の名前が凛じゃなかったっけ?
間違ってたらメンゴ
>>940に同意
別に責める訳ではないが701みたいに投下中のコメントはどうかと。
読んでてテンションがあがってて何か書きたくなるのも分からなくもない。
ただ批評にせよなんにせよ投下後に全部言えばいいかいいんじゃないかと思う。
オレは深夜に投下することが多いんで誰も読んでないんじゃないかとか思ったりしてたから
支援してくれてる人がいるってのが分かると非常にうれしい。
読み手側としても別に支援は気にならないが
>>944の言うスペース投下だと。
非常に読みやすいのも確か。
とごちゃごちゃ言ってるけど他人に迷惑がかからない範囲なら自由にしたらいいと思う。
コメントが入ってる支援含めてそういうのがここの空気だと思うし、
そんなちょっとワイワイガヤガヤしてる空気も俺は好きだし。
ごめんちょっと偉そうだった
専ブラ使ってる人にとっては、SSが投下されきったら、
支援をあぼーんしてすっきり(読む分には)できるから、そう大した問題ではないかな。
以下長文ごめんなさい。
SSを書く側にとっての気をつけること、で思ったんですが、じゃあ感想を書く側にとって気をつけることってなにかあるかなあ。
前から気になってたんですが、批判意見が出てきた場合、その批判意見に対抗するように「そんなこと言うなよ、俺はGJだったぜ」とか「お前ツン期か?俺はGJだったよ作者さん」
っていうような意見って実際どうなのかな? 普通に作者さんに対してGJだけ言ってあげれば十分なのに。
「グダグダ言ってねーでテンションに身を任せろ」や「(批判意見言った人は)ツンデレ」みたいなふうな、「批判意見の封殺」について前からモニャモニャしてた。
一応は21禁であるこのスレで、ちょっと批判されたくらいで「もう書かねえよバーヤ!ヽ(`Д´)ノ」なんてダダこねるガキは居ないし、居たとしても相手にしないでしょ?
みんな批判意見を踏み台にしてレベルアップできる大人であるはずなんだから、そんなに批判に敏感にならなくてもいいと思うんですけど。
誹謗中傷するバカに対して荒れるならまだしも、ちょっと感想の話題が出ただけなんで簡単に荒れちゃうんだこのスレ? っていつも不思議な気持ちでした。
書き忘れ
>>900にあった三点リーダ二個分ての、自分は少し間が開いてるってのを表現したくて、
三点リーダ三個や四個続けたりしてたんだけどそういうのってどうなんでしょうか?
二個で十分ってなら今後気をつけたいんだが
>>949 増やす場合は偶数個で。
ただし普通は4つまで。
それ以上は読みづらくなることが多いので、段落を分けるとか、台詞なら鍵括弧を分けて地の分を挟むとかする。
>>950 なるほど、参考になりました。
ありがとうございます。
>>948 荒れるというほど荒れた記憶が無いんだが
そっち系の話題に敏感なのには理由がある
ただし、わかっても書き込むなよ
21禁といっても 世の中いろんな奴がいる
新書とかばかり読んでる人もいれば、仕事命な人もいるし
エロゲしか趣味として生きてこなかった人もいる DQNもね
年齢と経験は比例しない と思う
人によって好きな作品の基準が違うから 批評する奴もいればGJする奴もいる
非難と受け取れるような批評をする奴もいるし
それにショックを受ける作者も少なからずいるわけで
耐性が低いと思わず反応してしまうこともある
「批判意見の封殺」というより 緩衝材みたいなものとしていいと思う
SSを書き慣れた作者や 初めての投下の作者 いろんな人が気軽に書き込める雰囲気であって欲しい
勿論、できうる限りの推敲はしてほしいけど
表現とか技術に縛られないで自由に自分の脳内で考えたことを表現して欲しい
多分、その過程で表現・技術が気になるとは思うけど
ついでに
支援にコメント(フカヒレかっこよすぎ とか)入れるのはいいんじゃないか
完全な作品として読みたいんだったら1ヶ月もすれば中の人がまとめてくれるし
リアルタイムにいた人の権利だろ そこまで規制しなくてもいいんじゃないか
そもそも 流れが切られるほど邪魔か?批判で水を差されるのは嫌だけど
読み手または書き手しかいないんだから 自由に楽しくでいいんじゃないか
自由を軽々しく使うなっていわれそうだ 長文ゴメソ
とりあえず気楽に書き込める雰囲気ではなくなったなw
この空気の中バレンタインネタのSS完成。
推敲あるんで明日の夜ごろ新スレのほうに投下予定。
>>953 テンションに流されて書いた 今は反省している
だが
だからこそ ひなのんの飴がほしい
__
| |  ̄ `ヽ
||_ ` 、 甘えるでないわ!
__)_∩ `ヽ l
〃 ,^i^ ヾ l i
i ,ノノ八)〉 i i ガッ
. ゙ヾl#"-ノゝ l .人_∧∩
/ヽソ _ン. ノ< >Д´)/
>>955 l_/r==l l ´-‐'∨ /
く/l_ゝ
みなさま細かい更新なのに乙乙とありがとうございます。
すみませんがこれから雪山なので次のまとまった更新は来週末以降。
…だいぶ溜まってるな('A`)
>>952 >荒れるというほど荒れた記憶が無いんだが
昼間職場で携帯から見たら荒れかけてて、「ここはいっちょ仲裁に入ってやるか」と
意気ごんで帰ってきたらいきなり平和になっていて振り上げた拳の落としどころが、
ということが何度かありますw
物理的に見やすい見にくいというのはあるにしても、
文章の書き方も含めて今までどおりでいいんじゃないかと思いますけどね。
今までロクに荒れてないというのがなによりの証拠である気がしますよ。
コテで書いてる方も名無しで書いてる方もその人の文のクセが垣間見えて
なかなか面白いもんです。
>>957 >素奈緒が一番のお気に入りになりそうな気がする
まで読んだ
それはそうと皆、つよきすが大変な事になってるぞ!
(詳しくはファミ通を見よ)
第8部 完
完だってば
ええい、この根性なしめ!
ラスト1kがこんなにしぶといとは…
しかし、このスレの埋めたては実に有意義だったな
みんなGJ!
今度こそ終了