遙と水月と孝之と慎二が旅行に出かけ、電車の4人がけのボックス席に座っていた。
ちょうどトンネルにさしかかった所で停電になって車内が数秒間真っ暗になってしまった。
電気が回復して明るくなってみると、孝之の頬が殴られて真っ赤に腫れていた。
遙は思った (孝之くん、暗くなった隙に水月に何かしようとしたのかな。
それで怒った水月に…)
水月は思った (孝之のヤツ、暗くなった隙に遙に何かしようとしたのね。
それで怒った遙に…)
孝之は思った (慎二のヤツ、暗くなった隙に水月に何かしようとしたのかな。
それで水月が間違えてオレを…)
慎二は思った (もう一度暗くならないかな。そうすればまた孝之をぶん殴れる)