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名無しさん@初回限定:
不思議なことだが、「勉強しない」という事実から自己有能感を得る人間が増えている。
これについては恐ろしい統計がある。
私たちは「勉強ができない」子どもは「自分は人よりすぐれたところがある」
というふうになかなか考えることができないだろうと推測する。
ところが統計は微妙な経年変化を示している。
相対的に出身階層の低い生徒たちにとってのみ、
『将来のことを考えるより今を楽しみたい』と思うほど、
『自分は人よりすぐれたところがある』という〈自信〉が強まるのである。
同様に、社会階層の下位グループの場合にのみ、
『あくせく勉強してよい学校やよい会社に入っても将来の生活にたいした違いはない』
と思う生徒(成功物語・否定)ほど、
『自分は人よりすぐれたところがある』と思うようになる。
つまり、
「現在の享楽を志向し、学校を通した成功物語を否定する-
すなわち業績主義的価値観から離脱することが
社会階層の相対的に低い生徒たちにとっては
〈自信〉を高めることにつながるのである。」
28 名前: 確実に真実 [sage] 投稿日: 2005/07