【舞台設定】
約七百年前、月と地球の間に4次に渡る壊滅的な戦争が勃発し、両者の文明の後退を招くまでに至った。
それ以来両者は断絶状態に陥り別々に再興を遂げた。
現在の月は王族・貴族の支配力が色濃く残る君主制(スフィア王国)、現国王はライオネス。
月国教「静寂の月光」は戦前の超技術ロストテクノロジー(以下LT)の独占管理権を持つ王権同等の権威。
リースは星間戦争以来、戦争の記憶を継承しLTの監視・封印を司る一族の生まれで教会意志の執行者。
10数年前〜3年前の先代女王セフィリア(故人、フィーナの母)の尽力により、
ようやく細々と両者の交流が再開され始めたが、政情は依然不安定で月は鎖国状態にある。
従姉さやかは交流の一環として4年前1年間月に留学したことのあるエリート。
主人公達哉の住む満弦ヶ崎中央連絡港市は地球唯一の月との交流拠点で空港・大使館・月人居住区もある。
その為達哉達の通う満弦ヶ崎大学附属カテリナ学院では月学なる科目もある。
市の名物は物見の丘公園の巨大な塔や各地に点在する戦前の遺跡。