エロゲーは虚しい、何も語ってはくれないのだから

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1長谷部悠作 ◆THSqahCNw2
エロゲーは虚しい。
エロゲーは商業的だから。何も信念が無いから。
何かを信じて作られるわけじゃないから。

ロックは、露骨なバラードなんか歌わなくても人生を歌えたし、楽しいはずの曲を聴きながら
無性に悲しくなって涙が流れたりした。
映画は、ただ意味も無いひとつのシーンに、悲しくて悲しくてたまらなくなる人生が凝縮していた。
小説は、どこにも辿り着かない人生を淡々と描き続け、その淡々とした中に悲しさがあった。

みんな、それぞれに信じた何かがあったからこそ、露骨なことをしなくても本当に大事なものが
表現できたのだ。限界をしっていたからこそ、その中で動けない自分を見つめながら歌う言葉が
無性に心に響くのだ。

感傷的なことが全てではないのはわかる。
感傷はある意味偏見でもある。
しかし、感傷だけでなくて、非構造的な何か、言葉にできない、何もかもに先行する、分化できない、
それでもってしか説明できない、「何か」があったはずだった。

エロゲにはそれがない。
それがないから虚しいし、悲しい。
やってるやつがバカだから、くだらない偏見に基づいたことをやって、何かを描いたつもりになっている。
そう、それがつまらないし、限界を知らない。
エロゲーは何も語ってくれないのだ。