プロジェクトSEX 集団妊娠(Acme.X)
今回は趣向を変えまして、プロ○ェクトX風味でこの作品の魅力を伝えたいと思います。
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#オープニング
##ナレーター=田口トモ○ヲ
20年以上前から綿々とつづくエロゲ業界。
その間には、数々の名作が生まれ、我々を楽しませてくれた。
そして数多くのクリエイターが業界に集結し、黄金時代を築いた。
時は21世紀。
売れば、必ず儲かったエロゲバブルの時代はすでに過ぎ去り、
弱小ブランドにとっては、苦難の時代となっていた。
数作だしただけで、ブランド消滅は珍しいことではなかった。
そんな中で、夢をあきらめることなく作品を作り続けていた人達がいた。
Acme.X。そんなブランドのひとつである。
出す作品全てが売れなかった。
宣伝をする費用すら、なかった。
数少ない購入者も、喜んではくれなかった。
投売りブランドの、常連だった。
このままではいけない。
Acme.Xに集ったクリエイターは、皆、奮起した。
慣れない営業活動もした。
崖っぷちだった。
そして、ようやく世に送り出した、「プロジェクトSEX」。
Acme.Xが「プロジェクトSEX」を送り出すまでには、
先の見えないクリエイター達の、壮絶な闘いがあった。
##BGM=「地上の星(中島○ゆき)」
戦国泥沼時代のエロゲ業界
エロゲバブルの崩壊
ワゴンセール
クソゲ
地雷
成功作、皆無
背水の陣
後世に語り継がれるために
誰もが認めるエロゲを目指して
信じられないクレーム
必死の営業
そして、
発売
エロゲ業界の頂点に立て!
〜Acme.X 奇跡のエロゲ開発〜
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(ここからはよりぬきでお送りします。)
#シーン=光明
社内の空気は、依然として重かった。
身売り話が、冗談にならなかった。
次のゲームは、もう無理だ、という空気が漂っていた。
そんな時、シナリオライターだった”りっくりっく”が提案した。
りっくりっく「こだわりの処女陵辱シナリオを書きます」
りっくりっくは、声を大にして言った。
りっくりっく「アンチ非処女房の勢力が大きい今なら、”処女”を強調することで喜んでもらえます。」
りっくりっくには、勝算があった。
そして、さらに続けた。
りっくりっく「登場ヒロインはみんなロリ体形という設定にします。」
ロリヒロインは、依然として根強い人気を誇っていた。
ロリと処女は、切っても切れない関係があった。
しかし、設定上18歳未満のヒロインは作れないことになっていた。
りっくりっく「”成長抑止剤”という設定を導入することで、合法的なロリヒロインを作れる」
この提案を元に、企画会議が開かれた。
その中で、旧○連の世界観を導入することが、提案された。
陵辱と成長抑止剤という設定に説得力がでた。
12人のアスリートを用意することで、ハーレム属性もついた。
ゲームの設定に光明が見えたことで、社内の空気は明るくなった。
りっくりっく「これはいけるぞ」
歯車が、ゆっくりと回り始めた。
#シーン=シナリオ構築
エロゲは、時代が下るとともに品質が上がってきた。
平均プレー時間も上昇の一途をたどっていた。
しかし、弱小ブランドにとっては、
長編シナリオは予算的にも、作業量的にも無理があった。
短いシナリオで、どうやったらユーザーのニーズに応えられるか?
Acme.Xスタッフに突きつけられた、大きな壁であった。
りっくりっくは、この企画の魅力が何であるかを考えていた。
りっくりっく「貫通時の痛がるロリ、嫌がるロリ、白濁でよごされたロリ・・・」
頭の中は、嫌がる汚れたロリでいっぱいだった。
ある日突然、狂ったようにりっくりっくは、シナリオを書き始めた。
とにかく、嫌がるロリを短く勢いのあるテキストで描写した。
単調な愛撫、抽送シーンは、カットした。
シナリオに、勢いがついた。
処女喪失のシーンは、念入りに描いた。
自分には縁のなかった処女膜に対する思いを、ぶつけた。
さらに、りっくりっくはシナリオに工夫を加えた。
あるロリを陵辱している途中のシーンで、いきなり他のロリを陵辱しに行く選択肢を設けたのだ。
主人公の鬼畜さが、強調された。
そしてもう一つ、工夫があった。
シナリオファイルのアスキー化である。
通常、ゲームのシナリオファイルは暗号化され、見れないようになっていた。
それを、覆した。
シナリオファイルを開けば、読める文字が並ぶようにした。
ゲームを起動しなくても、シナリオが回想できるようになった。
#シーン=グラフィック
原画は、上杉涼が起用された。
過去には、PS版ラブひなの作画担当もした実力派の原画家だった。
りっくりっくから、ロリ処女への熱き思いが、語られた。
りっくりっく「とにかく、顔がおっきくて、体の線を頼りなく」
上杉は、大きく頷いた。
順調に仕上がっていく原画。
二人のメインヒロインは、顔グラフィックが統一された。
擬似的な双子状態を作り、属性を、増やした。
上杉、会心の顔グラフィックだった。
しかし、事件は起きた。
上杉は、りっくりっくに言った。
上杉「12人も、描き分けできない。」
りっくりっくは、悩んだ。
りっくりっく「俺も書き分けられない」
プロジェクトは、暗礁に乗り上げた。
悩んだ末に、決断した。
りっくりっく「見せるのは、せいぜい5,6人程度にしよう。」
苦渋の決断だった。
ハーレムはあきらめよう、でも、一人の描写に力を入れる。
そう、決意した。
着色は、順調だった。
作業効率を高めるため、塗りは最小限にとどめられた。
体の線の細さが、強調された。
こうして、背景を含め全CG149枚が出揃った。
うち、イベントCGは差分無しで55枚だった。
グラフィックにも、工夫があった。
独自形式が当たり前のエロゲ業界にあって、
Windows共通規格、BitMapを採用したのだ。
誰でも、容易に自慢のグラフィックが見られるようになった。
CGモードを用意する必要がなくなり、プログラマーの負担も減った。
峠は、越えた。
#シーン=音楽
音楽は、Chachaに任された。
音楽を担当するに当たり、一つの要求をだした。
chacha「BGMは、CD-DAでお願いします。」
音楽を圧縮することなく、ほぼ、生の状態のBGMを提供できた。
CDプレイヤーで、そのまま聞いてもらいたい。
chachaの、熱い思いが、あった。
#シーン=プログラム
システムは、Polesterの手に委ねられた。
CGのビットマップ化、BGMのCD-DA化、シナリオファイルのアスキー化で、
各回想モード実装の手間をなくす事に成功した。
タイトル画面から終了しないと、BGMが終了後も鳴りっぱなしになるようにした。
ChaChaのBGMに、惚れていた。
できるだけ、多くの時間聞いてもらいたかった。
1秒でも多く・・・。
#シーン=信じられないクレーム。
グラフィックが仕上がっていく中で、OHPに情報を公開した。
スタッフ一同、とりあえず歓喜した。
しかし、思わぬ落とし穴が待ち受けていた。
上杉渾身のデザインとりっくりっくお気に入りの”ミント”にクレームがついたのだ。
クレームをつけたのは、ブ○ッコリー。
けもの耳にショートカット、そしてミント。
言い逃れは、できなかった。
とりあえず、名前をハーブに変えた。
クレームは、取り下げられた。
皆、安堵した。
しかし、このまま引き下がってはいられなかった。
説明書には、本来の名前、「ミント」を使用した。
一世一代の決断だった。
権力には、絶対に屈しない。
譲れない、意地とプライドが、あった。
#エンディング
##BGM=「テールライト・ヘッドライト(中島み○き)」
全てのロリ処女好きに送り出された「プロジェクトSEX」。
発売から3週間。
その売れ行きは、芳しくはなかった。
しかし、一部で大きな反響があった。
ミントである。
パッケージとゲーム本編こそ、圧力に屈したものの、
説明書では圧力を撥ね退けたそのクリエイター魂が、話題になったのだ。
それとともに、処女ロリの痛がるシーンの描写に、少しずつ注目が集まるようになった。
Acme.Xの面々は、次の作品への意欲を見せていた。
りっくりっく「次があれば、またがんばりたいですね。過去は、振り返らずに。」
変動激しいエロゲ業界。
それはAcme.Xも無縁ではなかった。
Acme、Acme.R、Acme.Xとブランド名を変えていった、苦しい台所事情があった。
Acme.Xに集ったクリエイター達の、次なる絶頂は、いつの話になるのだろうか・・・・?
エロゲ業界の頂点に立て!
〜Acme.X 奇跡のエロゲ開発〜
いつもどおりにやるとマンネリ化しそうなゲームだったし、
ちょうど元ネタもあることだから、体裁を変えてみたが・・・。
なれないことはするもんじゃないなorz
むしろ、最近ここで褒め称えるようなエロゲが減ってるような希ガス。
私としては業界の奮起を促したいw
>>425の文字は替え歌じゃなくてテロップね、一応。