朝起きたら、妹に その8

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1桐莉兄
朝起きたら妹が、ハッスルダンスの練習をしていた。
「そーれっ、ハッスレ!ハッスレ!」
……相変わらず、うちの妹は発音がおかしい。
「兄ちゃんも桐莉と一緒にハッスレしるっ!」
「うわこらなにをあgておspwふじこ――」
――じぃぃぃぃ。
「そーれぇっ、ハッスレ、ハッスレぇ〜」
はむっ……ちゅぷっ、ぬむっ……。
「う…ぁ……」
「わはっ、兄ちゃん元気になったーっ♪」
……発音だけじゃない、頭もおかしい。
「おかしくないのス!8スレ目なのス!」
「――あ」

毎度お馴染み妹妄想スレ、聖なる夜にめでたくハッスレ目達成!
職人さんも一見さんも、妹好きは此処にカマーン☆
朝起きたら妹に……恋して愛してナニするのス(はぁと)
2名無しさん@初回限定:04/12/23 19:10:12 ID:ZGlMaKa3
2だったら彼女できる
3桐莉兄:04/12/23 19:11:57 ID:a0Ri/4r0
―注意事項―
>>ALL
・荒氏や煽りは放置汁!
・sage進行でGOGOなのス!
・950取った兄ちゃんが次スレ立てるのス!
>>職人な兄ちゃんへ
・投稿前に推敲よろ〜ス!
・トリップ付きだと解り易くてグーなのス!
>>読者な兄ちゃんへ
・応援とネタフリでご協力願うのス〜!
4名無しさん@初回限定:04/12/23 19:12:50 ID:a0Ri/4r0
―関連各所―
朝起きたら妹に、 (前々々々々々々スレ)
 ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1076726246/
朝起きたら妹に、その2 (前々々々々々スレ)
 ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1081884827/
朝起きたら妹に、その3 (前々々々々スレ)
 ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1086964962/
朝起きたら妹に、その4 (前々々々スレ)
 ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1090193711/
朝起きたら妹に、その5 (前々々スレ)
 ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1093181625/
朝起きたら妹に、その6 (前々スレ)
 ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1096532415/
朝起きたら妹に、その7 (前スレ)
 ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1099661109/
朝起きたら妹に、まとめページ (停止中)
 ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-King/8645/
朝起きたら妹に、まとめページ (投稿順)
 ttp://www.geocities.jp/rhys1672/
朝起きたら妹に、まとめページ (作者別)
 ttp://www.geocities.jp/rhys1672/authors.xml
妹的存在・年下キャラについて語ろう3
 ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1096558430/
萌える妹の作り方 その2
 ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1072193842/
「妹萌え」を断罪する!
 ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1064479647/
5名無しさん@初回限定:04/12/23 20:16:01 ID:KFM1dql1
兄ちゃん乙乙ス!
テンプレの950取ったら、ってのは事実上不可能だから、いっそスレ立ては兄ちゃんに全部任せちゃうのス!

朝起きたら妹がぱふぱふを習得していた。
6ピースフルデイ:その2 ◆518YLv.Xnc :04/12/23 20:19:27 ID:nA9g2pSZ
朝起きたら妹が8スレ目がたったと教えてくれた。
「お兄ちゃん、8スレ目って、ハチの巣みたいで甘そうだよね?」
「そうか。ところで結局5スレ目ってなんだったんだ? ってか8スレ目ってのも何?」
 しかし妹は含み笑いを残して去っていってしまった。

 結局、妹が言っていたことの真意を掴めないまま、布団から起きあがって居間へ向かう。
 だが、その日も居間は不思議空間だった。
「………(゚Д゚)」
 まず部屋がピンク。あり得ないくらいピンク。ってか両親は何処いった?
「お兄ちゃん、おはよう」
 そう言って近づいてくる妹は、お尻をフリフリ。そしてそのお尻に付いている物もフリフリ……
「何だそのハチのコスプレは?」
「8スレ目ってハチの巣みたいな響きだよね?」
「だから8スレ目って何だ!」
「まあまあ、お兄ちゃん。ようこそ蜂蜜の館へ〜」
 相変わらずお尻をフリフリさせながら、俺の背を押してテーブルへと向かわせる。
「はい、お客さん。お飲物をどうぞ〜」
「……蜂蜜ジュース?」
 甘い。しかも寝起きにこれは結構つらい。
「はい、朝食で〜す」
 そう言って妹が出してきたのは、フレンチトーストウィズ大量の蜂蜜。
「いつもの和食は?」
「(∩゚Д゚)アーアーキコエナイ」
 無視された。仕方ないので、嫌々口に運ぶ。
「うぁ、気持ち悪い。何か他にないのか?」
「ありません。8スレ目ですから。もう甘々です」
「だから8スレ目って何だ!? ……うぉ」
 力尽きた。
7Y ◆cf6.GAJsFA :04/12/23 20:23:09 ID:GY5ShHPN
>>桐莉兄氏
スレ建て乙です。
早速ネタ投下。

朝起きたら妹に………いたずらされていた。
「……(チュパ)…はむ……んっ…ぷは…あ、…おはよぉ…兄さん……。」
…そんな恍惚とした目で見られたらもうだめ許してくr(ry

ところで、最近、全然投稿できなくてすみません…orz
クリス「新人さん、職人さん及び投稿作品は随時募集中です。」
PS
個人的には、ここもはずせません。

姉妹といえばレズ
ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1084619568/
8名無しさん@初回限定:04/12/23 20:25:45 ID:nA9g2pSZ
なんだか前スレで、狙ったようなリクエストを頂いたので(w
因みにこの後、キリ兄さんは、親父にビンタでたたき起こされます(元ネタ分かる人がいるのか!?

>>桐莉兄氏
スレ立て乙です
9518 ◆518YLv.Xnc :04/12/23 20:26:35 ID:nA9g2pSZ

トリップ忘れてました
この間の誤爆といい……ちょっと吊ってきます
10名無しさん@初回限定:04/12/23 21:00:45 ID:3adMK/xO
まだこのスレあったんだな。
久しぶりに兄乙
11名無しさん@初回限定:04/12/23 21:22:32 ID:mnd01rVo
>>1
スレ建て乙 ( ( ( ( ( (゚∀゚) ) ) ) ) ) デンパユンユン


朝起きたら妹に濡れタオルで顔を覆われてた…
次の日仕返しに
朝起きたら妹にレンジでチンしたこんにゃくを顔に当ててやった。
12名無しさん@初回限定:04/12/23 22:48:52 ID:H2cvnZ24
>>桐莉兄氏
ここ最近いつもスレ立て乙。


朝起きたら妹に、欲情しなくなっていた。
13名無しさん@初回限定:04/12/23 23:57:29 ID:t59jfJkN
リクした妹がダンスが>>1の煽りに。
ウレシィなっ!!
>>1
お疲れ様です
14名無しさん@初回限定:04/12/24 00:36:55 ID:HxlfnxlT
>桐莉兄氏
スレ立て、乙ですー。

とうとうこのスレも8スレ目か・・・。
思えば遠くに来たものだ( ´д`)
1580たん ◆GYhzO8OFh6 :04/12/24 00:56:17 ID:nBhQINvu
スレたて乙

ホント、思えば遠くに来たものだ( ´д`)
16名無しさん@初回限定:04/12/24 06:29:04 ID:02GwUfx5
よくここまで育ったものだ……

全ての職人さんに、
全てのネタ振りと感想カキコに、
そしてその何倍ものROM達に、乙。
17名無しさん@初回限定:04/12/24 18:32:47 ID:ZdftGdDV
朝起きたら妹が、枕もとの靴下に入ってた
18名無しさん@初回限定:04/12/24 19:32:38 ID:BbAmXbkz
朝起きたら妹はサンタクロース。
19名無しさん@初回限定:04/12/24 23:34:48 ID:j2ZmDNE7
朝起きたら、空から妹が…
20& ◆zlprGL050c :04/12/25 02:41:12 ID:1QGQ3wjD
クリスマスの朝、起きたら妹が、リボンだけを纏った姿で立っていた。
…寒いんだから服を着なさい、と突っ込みを入れつつも、
自分のモノが固くなってしまう男の性に涙を流した。
…すみません、どうにも眠いので、ネタをメモして置いておきますorz
21名無しさん@初回限定:04/12/25 05:17:41 ID:E2ozuxuD
漏れ、最初のスレからずっとROMってて、
最近になってネタ投下したくなってて2chにカキコしはじめた初心者なんだけども。

今思えば、80タソの降臨がこのスレの方向性を決定づけたといっても
過言ではないと思うわけで。

で、掘られちゃった兄貴の続きマダー?



朝起きたら妹に、プレゼント用に全身を梱包されていた。
22名無しさん@初回限定:04/12/25 05:49:04 ID:OLqJng0c
前スレがえらいことに。


朝起きたら妹が横で寝ていた。
……そうか……昨夜の出来事は、夢じゃないんだな……
23慧 ◆Kt17LnYJ4. :04/12/25 13:56:35 ID:Arw5ykSU
二作目を書き終わったので発表したいと思います。
今回はえちぃシーンを盛り込んだのもあって、文章量が前回の2倍近く
なっておりますが、どうぞ最後までお読み頂ければ幸いです。

話的にリアルでのクリスマスに間に合わせたくて、かなり急ぎ足で仕上げました。
ちなみに今家を出かける数十分前だったりしますw
挿入シーンが省略されているのも、どちらかというと時間的な問題があった、
というのもありますが…。

それでは、どうぞご覧くださいませ。
24Hermits' Christmas 1/16 慧 ◆Kt17LnYJ4. :04/12/25 14:04:21 ID:Arw5ykSU
 朝起きたら妹の準備が整っていた。

「お兄ちゃんっ! しよっ♪」
 …起きたばかりで頭が働かない。OK、まずは状況分析からだ。
 えーと、ここは俺の部屋で、目の前には正座してる結花(妹の名前)
がいて、何故か裸で、かといって何も服着ないと寒いのか俺のワイシャツ
を勝手に上から羽織っていて…。
「…って、結花っ!? お前、何して…っ!」
「べっつに〜? ただ、お兄ちゃんを待ってただけだよ」
 俺が起きたのが嬉しいのか、にこにこしながら羽織ってたワイシャツを
ぱさりと脱ぎ捨てる。
「それに昨日言ったじゃない。今日は一日中えっちしようって」
 あー、確かに言ったかも。
 明日はお互いに暇→だったらデートでもするか→デートもいいけど、えっち
がしたい→ついでにいえば一日中いちゃいちゃしてたい→んじゃデートはやめて
家で一日中えっちするか
 どういう論理構造をしているのか甚だ疑問だが、そういうことになったらしい。
 しかし一日中えっちって、まさか朝起きた瞬間から始まるとは…なぁ。
「はむっ」
 結花の唇が肉棒に触れる。朝勃ちしてみっともなくいきり立っているブツへと。
「んっ…んふっ…じゅっ…んむっ…」
「くっ…」
 初っ端から激しい口撃。
 亀頭を上からパクリと咥え込んで、舌で尿道口辺りをとんとんとたたき、
かと思えば裏筋の方までつつーっと這って、中のものを吸い出そうと唇をすぼめる。
25Hermits' Christmas 2/16 慧 ◆Kt17LnYJ4. :04/12/25 14:05:11 ID:Arw5ykSU
「ちょっ、ちょっと、待った」
「はむっ…んぅ?」
 咥えたまま、上目遣いに見上げてくる。
(うわ…)
 ヤバイ、ヤバイ、これはマジでヤバイ。
 贔屓目に見ても可愛い顔をしている結花。ただ上目遣いにしてるだけでも
破壊力抜群なのに、それが俺のち○こを咥えながらですよ。核兵器っ!?
国際条約とか非核三原則に引っかかりそうなくらいエロ可愛いですよ!?
 …って、そうじゃなくって。
「あの…出そうなんだけど…」
 ちゅっ、ぺろっ、じゅっ。う…話してる最中も…かっ。
「んむっ…いいほぉ…ほのままは(出)して…はぁむ…」
 蠢く軟体動物。的確に急所を這い回るその温かい物体が、男の性器を蹂躙してくる。
「ちっ、違っ…出るのっ、せーえき、のほうじゃなくてっ」
 空いている手で、陰嚢の方にも指を伸ばしてくる。
 つつーっ。
「うっ…」
 ヤバっ…一気に速くなってきたっ。
「小便…の、方、なんだけど…」
「ふむっ?」
 その言葉を聞いて、ぴたっと動きを止める結花。
(ふぅ…やっと止まった…正直今のはやばかったぞ)
 朝勃ちの時も感じるけど…やはり尿意の方が先行する。
「だからっ、先に、トイレに行かせてほしいんだけど…」
「………」
 結花は躊躇うように視線を宙に彷徨わせる。やがて、それが俺の視線と重なると。
「ちゅうぅぅっ…」
 思いっきり吸い始めた。
26慧 ◆YmeAcQUEgg :04/12/25 14:05:43 ID:Arw5ykSU
「ちょっ、ちょっとやばいってっ! ほんとに出るからっ!」
 俺の忠告を無視して口内の動きを続ける結花。
「だから…言ったでしょ? はむっ…出して…いいって…」
 責めの対象を尿道口中心に切り替えてる。いくらなんでも口の中に
出すわけにはいかないと理性が呼びかけ、必死に尿意を堪える。
 だけど堪えれば堪えるほど快感は増していって。
 本気でやめてほしければ無理やりにでも口から引っこ抜けばいいのだが、
このまま続けてほしい、という自分もいて。
「はむぅっ、ちゅっ、じゅっ、んむっ」
 あ…始まっちゃった。
「んんっ!? んうぅーっ!」
 腰が砕けそうな快感。精を放出するのとは似て非なる心地。より罪悪を感じ、
背徳を覚えるぞくぞくした感覚が背中を駆け抜けていく。
「んぐっ、ごくっ、んっ」
 あまりの邪な快楽に意識が朦朧としていく中、必死に口内のものを
飲み干す妹の姿をぼーっと眺める。
 やがて流出が終わり、結花も口の中のものをすべて飲み終わると、
涙目になりながら視線を合わせてくる。
「えへへ…飲んじゃった…」
 と、微笑むのも一瞬。
「うっ!?」
 すぐに口元を押さえてトイレへと駆け込んだ。
27Hermits' Christmas 4/16 慧 ◆Kt17LnYJ4. :04/12/25 14:06:09 ID:Arw5ykSU
 じゃー、ごぼごぼごぼ…。
「大丈夫? 結花」
「へ…平気だよぉ。…ちょっと、うがいするね」
 自分で言うのもなんだが、吐いて当然だと思う。
 結花、こんなこと今まで一度もしたことないし、それに朝一番のだったし。
 …今さらながら、自分がとんでもないことしたという自覚が出てきた。
「ぷー…えへへ、失敗、失敗っ」
 にも関わらず、うがい終えた結花は無邪気な笑みを浮かべてくる。
「ったく、朝っぱら無理すんなよ…」
「だ、だって…」
 しゅんと俯く結花。
「ひさしぶり…ほんとにひさしぶりなんだもん。お兄ちゃんとこういう関係
でいられるって…」
「結花…」
 消えそうな声。崩れ落ちそうな姿。溢れそうな瞳。
「だから一分一秒も無駄にしちゃいけないって…そう、思って…だから…」
 けどそれは刹那の表情。一瞬後には見慣れた笑顔に戻る。
「ちょっとはりきり過ぎちゃったけど…やっぱり無茶だったねっ」
「…ばか」
「あはは…そう、だよね。…うん、結花も、そう思う…」
 くいっ。結花の肩を引き寄せる。
「え?」
 一瞬だけ考える。排泄物を直接口にするのと、嘔吐した後うがいをした口と。
それはそもそも比較にすらならなくて。
「んっ」
 唇を押し付ける。
 己の気持ちを体内の熱へと変換して相手に伝える儀式。
 瞬間の出来事に身を強張らせた結花も、すぐに体重を預けてくる。
「んむ…んんぅ…」
 昂らせる接吻ではなく、感じさせる口付け。
 親が子にするような、愛情を伝えるソフトなキス。
28Hermits' Christmas 5/16 慧 ◆Kt17LnYJ4. :04/12/25 14:07:38 ID:Arw5ykSU
「ほんと、無理すんなよな…。そりゃあ俺もこうして結花に触れるのは本当に
ひさしぶりだから、分からなくもないけど」
 ぽむ。結花の頭にゆっくりと手を置く。
「あ…」
「今日は一日中こうしてていいんだ。焦る必要はない、時間はたっぷりあるから。
だから…無茶すんなよ。結花のこと、心配になっちゃうだろ」
「う…うんっ…」
 真っ赤になって熱を帯びてきた結花は、さっきまでとは違って悲しそうでも、
無理してる風でもなく。
「あ、あのっ、朝ご飯できてるから…早く、食べよっ」
 ぱたぱたと慌てたようにリビングへ向かっていった。
「ご馳走様」
「ごちそーさまっ! ねぇねぇ、お兄ちゃん。どーだった? おいしかった?」
「ああ、美味かったよ」
「そ、そうかな…えへへっ♪」
 もう五回は繰り返した会話。
 普段は両親の目があるから抑えている結花も、今日は制限解除。
 こうして無邪気に愛情を伝えてくれるのを見てると、ただそれだけで
心が癒されていく。
「結花、洗い物しちゃうねっ」
「うん、お願い」
 鼻歌交じりにエプロンをしながら、食器を洗い始める結花。
29Hermits' Christmas 6/16 慧 ◆Kt17LnYJ4. :04/12/25 14:08:27 ID:Arw5ykSU
 俺と結花は付き合っている。当事者以外には認知されてないものの、
れっきとした恋人同士だ。
 知られれば世間一般では異常者。ちなみに戸籍上は二親等。俺と結花、二人とも
両親の間に生まれた子供であり、どこかの愛人といたときに作ったわけでも、
コウノトリに運ばれてきたわけでもない、純度100%の兄と妹。
 普通、兄妹の間に恋愛感情なんか生まれるはずがない。
 だけどその「普通」は俺達のところにはやってきてくれなくて。
 両親にも隠してる間柄。当然両親がいる中では恋人として接することなんか
できなくて、昼間に親が買い物に行ってるときにいちゃつける程度。
 多数を占めるカップルが当たり前に享受できる特権など、何一つない。
 人に言うこともできなければ、人前で恋人になることもできず、お互いに
喧嘩しても誰かに相談もできず、ましてや家で愛を確かめ合うなんて論外。
 きちんとバイトして、言い訳も用意して、誰にもバレないようにホテルへ
出かけて。それでようやく「当たり前」のラインに立てる関係。

 前に友達に、もし知り合いが実の妹や姉とそーゆー関係になってたら
どう思うか聞いたことがある。
 幾人かに聞いてみたけど、出てきた答えは全員否定的なもの。
「キモイ」「ありえない」「そんな奴いたら絶交」…etc。
 姉妹に欲情するくらいなら風俗行け、他にも女はいるだろーが。…まぁ、
総じてこんなような答えが大勢を占めていた。
 その度に俺が思うこと。
 できるなら、俺だって実の家族にそういう感情抱きたくない。世にいる沢山いる
他の女でいいんだったら、最初からそうしてる。
 でも俺には、実の妹しか恋人と考えられない。
 妹「で」いいわけじゃない。俺には、妹「しか」ないんだ。
30Hermits' Christmas 7/16 慧 ◆Kt17LnYJ4. :04/12/25 14:08:53 ID:Arw5ykSU
「おにーいちゃんっ♪」
 洗いものを終えた結花が、ぴとっとくっついてくる。
「早く始めようよっ。結花、お兄ちゃんの部屋でしたいー」
 口調は無邪気でも言ってることは年齢制限。
「んー…別に構わないけど、後で結花の部屋でもやろうぜ」
「えっ、結花の部屋? …恥ずかしいよぉ」
「俺だって、自分の部屋でするの恥ずいぞ。ま、お互いの部屋で
やるんなら不公平なしで問題ないだろ」
「むー…お兄ちゃんのいじわるぅ…」

 今朝、両親は旅行に出たらしい。「らしい」というのは俺は思いっきり寝てて、
見送りをしたのは結花だからなんだけど。
 何でも今日は両親の結婚20周年みたいで、それを祝して一泊二日の旅行に
出かけた、とのこと。
 まぁそのおかげで、今家の中には俺と結花の二人きりで、念願の「家でも恋人で
いる」という夢がかなったわけだが。
 あくまでも一泊二日で、明日の昼頃には帰ってきてしまうらしい。
 実質的にはいろんなことをできるのは今日一日だけで、だから結花は
こんなに早く早くと急いているのかもしれない。
 普段ホテルにいる時も、時間が気になる貧乏学生な二人。
 こうして余りある時間をのんびりと過ごすことなんて初めてだから…結花の
気持ちは痛いほどわかる。
 それに何だかんだ言ったって、俺も同じ気持ちだから…。
31Hermits' Christmas 8/16 慧 ◆Kt17LnYJ4. :04/12/25 14:09:16 ID:Arw5ykSU
「えへへ〜、お兄ちゃんのふとん〜♪」
 ごろごろ寝っ転がって、くんくんとにおいをかぐ結花。
「あはは〜、くっちゃ〜い♪」
 …おい。
「さっきまで寝てたんだからしょうがないだろ」
「んー、結花は好きだよ。このにおい」
 かけ布団にぽすっと顔を埋める。
「だって…お兄ちゃんのにおいがするもん…」
「結花…あー、もう恥ずかしいからどいてよ」
 そういって結花から布団を引き剥がそうとする。けど俺の手は結花の顔を
見た瞬間、動きが止まる。
「えへへ…ぐすっ…」
「ゆ、結花? なんで、泣いてるんだよ」
「だっ…だって…」
 ぐしり、と手の甲で涙をこする。
「お兄ちゃんの寝てたふとんでこーするの…初めてなんだもん…。
ずっとこうしたいって…ずっと思ってたんだから…ひっく…」
「結花…」
 切なくて、いじらしくて、愛しくて。
 水滴を湛える瞳にそっと口付けをする。
32Hermits' Christmas 9/16 慧 ◆Kt17LnYJ4. :04/12/25 14:09:46 ID:Arw5ykSU
「やぁ…くすぐったいよぉ…」
「だいじょうぶだよ、これからもっとくすぐったいことするんだから」
「くすっ…もぅ…それって全然だいじょーぶじゃないよぉ…」
 よかった、結花に笑顔が戻ってきた。
 結花の身体に触れるのは嬉しいけど、結花が笑ってなくちゃ意味ないから。
 だから結花が微笑んでると俺も嬉しくなってくる。
「んっ」
「んむっ…んあぁ…ちゅっ…」
 キス。今度は軽いタッチ程度じゃなくて、舌を絡めあう恋人のもの。
二つが一つに溶け合うことを望む触れ合い。
「んちゅ…ぢゅっ…はむ…こくっ…」
 お互いの口腔――舌はもとより、歯や歯茎に至るまで口の中に存在する
すべてのものを奪い合う。
 溜まってきた唾液を嚥下し、互いの二酸化炭素で息苦しくなり、
空いている手は互いを愛撫し合う。
「ぷはぁ…お兄ちゃんの、すごく、硬くなってるよ」
「結花だって、胸の先、かちかちになってる」
 指の腹全体で軽く先端を包み込むようにして、ゆっくりとブラの上から擦る。
「ふぁ…んっ…はぁ…」
 ちょっとずつ、呼吸が荒くなってくる。こちらへの愛撫を中断し、自分の中から
湧き上がってくる快感を逃さないよう、意識を集中しているっぽい。
 服をまくりあげ、ぷちっと胸の包みを外す。
 ぽよっ。何度見ても見慣れることのない双球。赤く飛び出した先端には、
ぷつぷつと鳥肌みたいなのが立っているのがわかる。
 その全部を包み込むように口の中に含む。
「あぅ…やぁ…ん…」
33Hermits' Christmas 10/16 慧 ◆Kt17LnYJ4. :04/12/25 14:10:29 ID:Arw5ykSU
 先端を舌で転がし、右手は片方を撫で、残りの手をゆっくりと下腹部へ伸ばす。
「ひゃっ!?」
 到着。つんつんと軽くノックしてみる。
「んんぅ…はぅ…」
 続いて親指以外の手を使って下着の上から掴んでみる。
「はあぁ…んっ」
 さらには頭の中でクレバスの位置を思い描きながら、中指で刺激してみる。
「んっ、んっ、んっ、んあぁっ」
 だんだんと結花の声が、嬌声へと変わっていく。

 胸から口を離し、下の方を直接刺激することにした。
 結花は、くてんとふとんに背中を預けている。
「はぁ…はぁ…」
 結花のスカートと、じんわりと湿ってきたぱんつをゆっくりと脱がす。
 その間、くすぐったそうな声を上げるも、なすがままにされる結花。
 静かに、その滲み始めた亀裂に口付けする。
「んあっ!」
 顔全体でそこへ近寄る。舌先で割れ目にそって、流れる露をなめ上げる。
「あぁっ! んぅっ、ふあぁっ…」
 そのまま徐々に上へと移動し、ぷくりと膨れ上がった肉芽を唇で軽くはさむ。
「やっ! そ、そこ…」
 いつも通り、形だけの拒絶。ゆっくりとその辺り全体をなめ、中に包まれていた
ものをぴょこんと露出させる。ぺろ…
「ひあぁっ!」
34Hermits' Christmas 11/16 慧 ◆Kt17LnYJ4. :04/12/25 14:11:24 ID:Arw5ykSU
 男の20〜30倍とすら言われてるその刺激。最初は嫌がってた結花も、最近はその、
女以外には想像することしかできない感覚が好きになってきてるようだ。
「…っぅんんっ! はぁんっ! んっ、んっ、うあぁっ!」
 それは睦言というよりも叫び声。鳴き声のない人間という動物が、唯一本能的に
発する種としての声。
「ひっ…んくぅっ、あっ、ふぁっ、あっ」
 瞬間、結花の両足が狭まり、俺の背中に結花の脚が乗っかってくる。結花の目が
きゅっと閉じ、唇をかみ締め、両手で敷布団を掴み、来るべき暴力的な快楽に備える。
「んっ、んっ、んっ……んんんぅぅっ!!!」
 一際強い重圧。それを背中に感じた後、多量の液体が顔面にかかる。そのうちの
いくらかを口の中に収め、発生源を綺麗にしようと軽くなめる。
「やあぁっ! んあああぁっっ!!」
 ぴゅっ、ぴゅっ。また、結花のそこから液体が飛び出す。
「はぁ、はぁ、お、おに、ちゃん、いま…」
「まー、たまには不意打ちもいいものかと」
「ず、ずるいよっ。イった直後は、感じ、すぎちゃうんだからっ」
 虚ろな視線を宙に彷徨わせたまま応える。
 その露わになった二つの胸が大きく上下している。
「にしても結花、早くない? いつもはもっと持つと思うけど」
「だっ、だって…」
 あごをあげ、腕を目元において顔を隠そうとする結花。
「こんな、いつも、お兄ちゃんがいる部屋で、してるって、思った、だけで、もぅ…」
「………」
 ヤバイなぁ…やっぱめっちゃ可愛いですよ、俺の自慢の彼女は。
35Hermits' Christmas 12/16 慧 ◆Kt17LnYJ4. :04/12/25 14:11:49 ID:Arw5ykSU
 それから俺達は何度も交わった。
 俺の部屋で5回、結花の部屋で5回、リビングで3回、洗面所で4回…etc と、
お互いが力尽きるまでただひたすら行為を繰り返した。
 俺が疲れた時は主導権が結花に移り、結花が疲れた時は俺がひたすら
責め続け、二人とも元気な時は貪り合うように一つになった。
 端からみれば醜い光景。
 多量の体液を飲み干し、互いの汗やもうちょっと汚いものも口に含んだ。
だけどそれでも俺は幸せで、結花も涙ながらに嬉しいと言ってくれて。
 俺達の望んでいた世界が、確かにそこにあるのを感じた。

 夕食前、二人で一緒に風呂に入り、食事の材料とケーキと酒を買いに行った。
「そういえば今日、クリスマスなんだよね…」
 数年来の異常気象ですっかり季節を忘れがちだが、今日は聖なる日。
 というか、両親の結婚記念日ってクリスマスだったんだよなぁ。
「ほら、早く行こうよ。今日はいっぱい買い物するんだから」
 結花に手を引っ張られながら歩く商店街。
 ふと、数十年後に夫婦として一緒に買い物する、そんな光景が脳裏に浮かんだ。

「ご馳走様」
「ごちそーさまー♪」
 楽しい宴が終わるのは一瞬。
 結花の手料理@クリスマスverに、お互いの金を出し合って買ったちょっぴり高い
ワインと、ちょっぴり豪華なケーキ、それといつもより恋人っぽい会話。
 今までの人生の中で、こんなに満ち足りた夕食が今まであっただろうか。
「じゃあ、片付けよっか」
 そう言ってすっくと立ち上がる。
36Hermits' Christmas 13/16 慧 ◆Kt17LnYJ4. :04/12/25 14:12:12 ID:Arw5ykSU
「あ…」
 すると、結花は寂しそうな声を上げた。大切なものを取り上げられた小さな
子供のような悲しい響き。
「も、もうちょっとゆっくりしようよ。結花、まだお腹いっぱいで動けないよ」
 取り繕っているのがばればれな言い訳。でもそれだけに、もう少しこのまま、
もうちょっと一緒にいよう、って感じがすごく伝わってきて。
 片付けをするということが何かを象徴するように感じてしまっているのなら。
「そうだな。ま、そんなに急ぐこともないか」
「あ…」
 さっきとは違って綻んだ表情付きの声で。
「うんっ♪」

 三時間後、結花はまだ粘っていた。
「それでね、その時ね、結花…んっ、と」
 酒が効いてきたのか、時折話しながら頭がかくんと動く。
 それは二時間を過ぎた辺りから大きくなってきて、とりわけ今のは
一番大きい、かっくんで。
「…そろそろ、片付けようか」
「えっ? ちょっ、ちょっと待ってよお兄ちゃん。まだお話したいよっ」
「もう結花、限界だろ。さっきから頭かくかくしてる」
「そ、そんなことないもんっ。結花、まだ全然平気だからっ」
 そう言って、ぴっと背筋を伸ばす結花。でもすぐに目元がとろんとしてきて。
37Hermits' Christmas 14/16 慧 ◆Kt17LnYJ4. :04/12/25 14:12:49 ID:Arw5ykSU
「まぁ、そう言うなよ。俺も結構眠くなってきたし…な」
 頭を撫でて、結花をなだめる。
 ぷぅーっと頬を膨らませて目を背けていた結花も、次第にしゅんと
した表情になってくる。
「うん…わかったよ…お兄ちゃんが、眠くなってきたなら、しかたないよ」
「ん、そうそう。悪いな、俺が眠いせいで付き合えなくて」
「ううん…いいよ、別に…」
 思わず苦笑する。互いの思いを伝え合ってから素直になってきた結花だけど、
こういう子供っぽいもまだ残ってたんだなって感じて。
 だけど、たまにはこういう結花もいいかなって気もして。
「俺が片付けるから。結花は座って待ってな」
「うん…ありがと」
 机の上にとん、と顔を乗せ、上目遣いになりながら、そう答えた。

 結局、その後は何もせず一緒に寝ることにした。
 二人とも酒が回っていたし、何より昼間何度も交わったせいで体力が底を
ついていたから。
「せっかくだから結花の部屋で寝たかったんだけどなぁ」
「だーめ、結花はお兄ちゃんの部屋で寝たいのっ!」
 ぴしゃりと言い切られた。
 今は結花の部屋から布団を引っ張りだしてきて、お互いの布団を寄せ合って
寝ている状態。
「えへへーお兄ちゃんのにおい〜♪」
「…だからにおい言うのやめろって」
「えへへ、においにおい〜♪」
 …聞いちゃいねー。ま、結花が嬉しそうだからよしとするか。
「…ねぇ、お兄ちゃん」
 ふと、結花の声のトーンが下がる。
38Hermits' Christmas 15/16 慧 ◆Kt17LnYJ4. :04/12/25 14:13:11 ID:Arw5ykSU
「今日、クリスマスなんだよね…」
「ああ、そうだな」
「最近はほとんどイブに盛り上がってるけど…ほんとは今日がキリストが
生まれた聖なる夜なんだよね」
「ん、そうだなぁ」
「で、もっというとうちのお父さんとお母さんが結婚した日なんだよね」
「…みたいだな。なんだかロマンチックというか、ベタというか」
「そんな、神聖な日に…」
 口をつぐむ結花。けど、数瞬後にぽつりと話す。
「実の兄妹が、こんなことしてていいのかなぁ…?」
「………」
 それはなるべく考えないようにしていたこと。
 確かに今日は聖なる夜で、そこらへんのカップルというカップルが幸せを
紡ぎあう喜びべき日なんだけど。
 俺達は実の兄妹で…誰からも祝福されない恋人同士で。
 背徳的。聖なる日には似つかわしくない存在。忌み嫌われ、唾棄されるべき、
不浄の交遊。
「…ごめんね、お兄ちゃん、こんなこと言って…」
「いや…いいよ」
 もしかしたら結花も同じなのかもしれない。がんばって忘れようとしていて、
でもいざ寝るときになって、そのことが思い浮かんで、いてもたってもいられ
なくなったとか。
「きっとね、大丈夫だよ。今日はクリスマスなんだから」
 だから、少しでも恋人の不安を和らげなくちゃ、な。
39Hermits' Christmas 16/16 慧 ◆Kt17LnYJ4. :04/12/25 14:13:47 ID:Arw5ykSU
「なんで? だってクリスマスだから…」
「ほら、考えてみろよ。キリストが生まれたのは何で?」
「えーっと…確か、人類の罪を償うため…だっけ?」
「たぶん、そんな感じ。俺も詳しいことよくわかんないけど、だからほら、今日は
すべての罪が許される日なんだよ」
「あ…」
 はっとした声を出す結花。うん、今思いついた割にはいい感じ。
「クリスマス・イブは確かに恋人たちの賛歌。俺達はそれに混ざれないけど…
今日はクリスマスだから。俺達がありのままの姿でいていい日なんだよ」
 強引な解釈。もし神様がいたら冒涜しているかもしれない発言。だけど、いるか
わかんない神様の機嫌を取るよりも、結花の不安を和らげる方が大切で。
「今日はほら、買い物した時もずっと手を繋いだままだったろ? だから
いいんだよ。今日はクリスマスだから」
「おに…ちゃん…ぐすっ」
「ったく…泣き虫だな、結花は」
 そっと、指先で結花の涙を拭う。
「結花…メリークリスマス」
「あ…」
 それはあえて今日口にしなかった言葉。
 俺達はクリスマスという神聖な儀式において、招かれざる客ではないか。
 そういう不安があったから。…だけど、今は違うから。
「メリー、クリスマス」
 涙の跡を残しながら、にっこりと微笑む結花。
 明日からはいつも通り。また、こそこそと隠れながら暮らす日々。
 だけど、今日だけは…堂々と恋人のままでいさせて…。

 ――すべての人に、メリークリスマスを。

FIN
40名無しさん@初回限定:04/12/25 16:03:07 ID:rrI8CrSv
クリスマスネタで長編の力作、乙でした。
今スレはしっとりと始まりましたなあ。
41名無しさん@初回限定:04/12/25 17:04:12 ID:fzRB3rnZ
ほんわかした暖かい象を受ける文章ですね。
新職人さんの到来で今年も盛り上がりましたね。
42名無しさん@初回限定:04/12/25 18:11:10 ID:NukFqxiD
朝起きたら妹が光学迷彩服を着ていた
43名無しさん@初回限定:04/12/25 18:11:33 ID:0I7xM55R
>>41
象は大きいですよ。下手に添い寝してると潰されますよw
44名無しさん@初回限定:04/12/26 00:49:37 ID:oHaTdvph
>>42
しかも少佐と呼ばれていた。
45名無しさん@初回限定:04/12/26 01:33:16 ID:jlXT4YDN
>44
朝起きたら妹に、中田氏したとたん「あたらなければどうということはない!」と言われた。
もしかして、やばかったんですか? 
妹「認めたくないものだな…。自分自信の…若さ故の過ちというものを…」
46108 ◆9G12fmecqU :04/12/26 07:52:25 ID:PECjuqXv
 PCクラッシュして二月、ようやくネット環境が復活しますた(´Д`;)
六スレの108でございます。諸兄方、まことお久しゅうございます。
 データのバックアップは常に取っておくべきだったと後悔しまくりです。
 平素と変わらぬクリスマスをぼんやりと過ごした時になんとなく書いたも
のを投下させていただきます。あんまり話に起伏ないですが。

 >>慧氏
 はじめまして。読みやすくて綺麗にまとまってますねー。GJっす。
47108 ◆9G12fmecqU :04/12/26 07:54:18 ID:PECjuqXv
 そしていきなりageてしまった俺を七万回くらい殺してやってくだ
せぇorz
48(1) 108 ◆9G12fmecqU :04/12/26 07:57:24 ID:PECjuqXv
「うー、寒い」
 異常気象が続いた二〇〇四年の日本列島。平年の気温を大きく上回った今冬だったが、
その日はそのツケを払わされたような寒さだった。
 その寒気に攻め込まれた俺は、やむなくベットを開城し戦線を後退すると、部屋のこた
つに逃げ込んだ。
 暖かくなるまでの辛抱と思っていたこたつだったが、何故か電源はついていた。おまけ
に何か得体の知れない生き物を足先に感じる。残念ながら猫は飼っていない。
「いたーい」
 もぞもぞとこたつの一角が盛り上がり、妹がPOPした。

 朝起きたら妹とこたつでぬくぬく。

「なにしてんだ、おめぇは」
「このこたつは我々妹団が占拠した! 大人しく降伏するならよし、反抗するのであれば
強制的にこのこたつをアタシの部屋に持っていく。言わば、これはこたつジャックであ
る!」
 亀のように顔だけ出して宣戦布告を宣言する妹。恐らく世界初であろう無意味なジャッ
クを慣行するような人間が我が妹であると思うとまこと遺憾の意を表明せざるを得ない。
「無茶苦茶言うな。お前、自分の部屋にヒーターあるだろが」
「灯油きれた」
「いれろよ」
「やだ。手、灯油くさくなるもん。しかもベランダでないといけないじゃん」
「じゃあ大人しく布団に包まってろ」
「耐えられないから、こたつに入ってんじゃん」
 アホデスカ? と目線が暗に言っていた。
「お兄ちゃん、灯油いれてよ」
「ふざけんな、何が悲しくてこんな寒い日に外でなきゃならんのだ」
「ほら、外でるのやでしょ? だったら大人しく室内にいるべきだよ」
「一理あるっ……って、騙されるかっ」
 巧みな論旨のすり替えに危うく騙されるところだった。寝起きのせいで頭がよく回らな
いようだ。
「とっとと俺の城から出ていきやがれ」
49(2) 108 ◆9G12fmecqU :04/12/26 08:00:28 ID:PECjuqXv
 侵入した賊に足蹴で応戦する。両足の指先を器用に駆使して、脇腹を中心に十字砲火。
「やっ――ちょ、なにっ、あ、やめ、や――あははははははっ」
 追撃から逃れようと妹は身体をよじるり後退するが、そこまで俺の足は短くない。逃げ
道のなくなった妹の服(おそらくパジャマ)の中に足を滑り込ませると直にくすぐり攻撃
を再開した。
「あはっ、あははははは――っ、やっ、やめてゃはははははっ」
 まさしく捕えた賊への拷問である。えらく可愛い拷問ではあるが。
 ただ、いくら責めてもこたつからでない根性はある意味賞賛に値する。
 しかしただでさえ温度の高くなっているこたつ内である。ドタバタ喜劇を繰り広げれば
当然、汗ばんでくるもので、ついつい滑った足が腹部とは異なる柔らかな素肌をつついた。
「にゃっ――」
 ビクッっと跳ねた妹がこたつに頭を打ち付けた。
「いったぁぁー……さいあく」
 諸行無常である。
 後頭部をさすりながらのそのそと姿勢を正す妹。とはいっても猫背だが。
「うー、せなか寒いー。お兄ちゃん、あたしの部屋から半纏(はんてん)持ってきてよ」
「なんでじゃ」
「むねさわった」
 あごをこたつのテーブルに乗せ下唇を尖らせながら、ジト目を俺に送ってくる。
 暴れまわったせいで顔は赤みを帯びていた。
「平面フラットの分際でどの口がほざく」
「うう……」
 自覚はあるらしい。そらした目線がはるか遠くを見ていた。
「ってことで、お前は負けたんだよ。捕虜な、敗残兵な。アウシュヴィッツに送られたく
なかったら早く部屋に帰れ」
「なんで?」
 やはり寒いのか、ちゃっかり定位置で寝ころぶ妹。
「なんでってお前」
「いちゃダメ?」
 視線が睦み、妹の眼が直に問いかけてくる。コントラストに大きな格差が生じたせいか、
やや面食らった。
「いや、別に駄目ってことはないが」
50(3) 108 ◆9G12fmecqU :04/12/26 08:03:00 ID:PECjuqXv
「わーい、そんじゃおにーちゃん、みかん持ってきてー」
「やっぱ帰れお前」
「みーかーんー、みぃーかぁーんー」
 こたつがガタガタと揺れる。
「だー、うぜぇ。子供かお前はっ。持ってくりゃいいんだろ」
 俺はつららで人が殺せちゃうような気温とそう大差ない室温の廊下を走りぬけ、居間の
みかんを鷲掴むと脱兎の如くこたつへと逃げ帰った。
「さむっ。死ねるっ、死ねる寒さっ」
「わーい、みかんみかん……なにそれ、一個じゃん」
「誰もお前の分まで持ってくるとは言ってねぇし」
「……」
 みせつけるように満足げな笑みを浮かべ、冬の果実を剥き一房口に入れた。妹はテーブ
ルに顔をのせものほしそうにこちらを見ている。
「うまい、やっぱ冬はこたつでみかんだな。これ基本にして究極」
 どこぞの料理評論家が言いそうだが言わない台詞である。
「……みかん」
 そう言う妹の目じりに水滴が溜まっていた。
「泣くほどのことかよ……ほら」
 半分に割ったみかんを渡してやる。
「わーい、スジむいてー」
「お 前 は ど こ ぞ の 王 女 様 だ ?」
「だってこたつから手ぇだすと寒いんだもん」
「ったく……つー、つーっと、ほれ」
「あーん、むぐむぐ。んふぅ、あまーい♪」
 俺もな。
「おいしかったー。わーい、ゲームしよー、ゲームー」
 もぞもぞとこたつの中で体勢を変えて左から右へと移動する我侭姫君。
 そんな傍若無人の様もまだ無邪気の範囲に入れておいてもいいかなと思った俺は相当、
甘いかもしれない。
「ほらー、おにーちゃん、対戦しよー、ほらほらー」
 いつもよりも寒い朝。ただそんな寒い日もたまにはいいかと思った。
51830:04/12/26 13:39:31 ID:xHGfVzMX
朝起きたら妹が有馬記念を予想していた。
「この馬体が(ブツブツブツ」
スポーツ新聞に馬の写真が載ってるのだが、そんなの見てわかるんだろうか?俺には黒光りする馬はみんな強そうにみえる。
妹はずっと真剣な眼差しで新聞とにらめっこしている。競馬のことがわからない俺が話しかけるのはやめておこう。俺は部屋でぬいぐるまーの続きでもすることにした。

競馬場に出向いている悪友から電話があった。
「おまえの予想きまったかぁ?」
そういえば昨日、俺の分も買ってくれと頼んだんだっけ。
「なんでもいいから買ってくれよ。」
「おまえが決めろよ。外れて文句言われても困るからな。」
ふむ。それも一理だ。では考えてからまた電話することにしよう。
とは言っても俺にはさっぱりわからないんだった。うーむ。ここは一つ妹に聞いてみるのがよかろう。
妹の部屋の前に立った。
いきなりドアを開けると妹が着替えていてお兄ちゃんのエッチ!なんてイベントに遭遇しかねない。俺はそっと部屋の中をうかがった。
「あん♪イクッ・・・イクゥゥゥ♪ロブロイいいわぁ♪」
・・・・。
何やら別のイベントがたってるようだ・・・。俺は妹に気付かれないように自分の部屋に戻った。
「買い目決まったぞ。1−9のイクイク馬券だ。」
電話の向こうからはふざけた予想だがいい狙いだという返事がきた。イクのは妹だとは言えなかったが。まぁ、テレビを楽しみにみることにしよう。
しかし妹の奴、外人趣味だったとは思わなかったな・・・・。




その後、テレビを見てさらに俺は驚くのであった。
52池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/12/26 21:40:46 ID:obfeVxap
 朝起きたら妹に濡れタオルで顔を覆われてた…

朝。気が付くと、何か息苦しい。しかも顔全体に何か変な感触が。
「ん……ぐ……――ぷはぁっ!」
異常を感じて飛び起きると、顔からベッドに何かがぽとっと落ちるのが見えた。
「はぁっ……はぁっ……なんだ、こりゃ?」
視線で追うと、何か黒い布切れのようなものが、目の前に落ちていた。
「これが顔の上に乗ってたのか……? 一体なんで……?」
「私が乗せたからよ」
「うわぁっ! い、いつもいつも、いきなり話し掛けるな!」
背後を振り向くと、まあ予想はついていたけどそこには妹が。
「おはよう、兄さん。目覚めはどう?」
「貴方のおかげでとてもエキサイティングな目覚めでした。
 お前、今日は大丈夫だったものの、一つ間違えたらイタズラでは済まされないぞ」
「どう間違えるのよ。こんなの」
「今日は黒かったけど、もし布が白かったら、俺死んでたぞ」
縁起的に。
「気持ちの問題ね。その辺はちゃんと考慮したから、大丈夫よ」
「なら良し。で、これは何なんだ一体?」
まったく、何でこんな事をしたのか、理解に苦しむ。
妹はさも当然そうな顔をして、
「それは何かって、トイレの雑巾よ」
「違う。この布の正体を聞いているんじゃ、――って、お前今とんでもない事言わなかったか!?」
「言ってないわ。その布は、ちょっとした実験なの」
「ほう、どんな?」
どうせコイツの事だから、『人間は濡れた布一枚だけで窒息死できるか』とかだろ。
「違うわ。『人間は』じゃなくて『兄さんは』。間違えないで」
「待て今普通に心読んだろ」
「読んでないわ。それより早く仕事行かないでいいの?」
「あっ、やべ! 遅刻しちまう!」
時間的に飯を食べたりしてる時間はない。今日は一日ひもじい思いですごす事になりそうだ。
――この恨み、必ずはらしてくれる。
53池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/12/26 21:41:26 ID:obfeVxap
「という事で、今日は昨日の仕返しをしようと思う」
何を独り言してるんだか、俺は。
「さて、復讐開始だ」

妹の部屋に忍び込み、イタズラを妹にセット完了。あとは妹が目覚めるのを待つだけだ。
「ん……うう……」
クックックッ、息苦しそうだ。俺と同じ苦しみを味わえ!
「んん……――ぷはっ! 熱っ! はぁっ、はぁっ、兄さん、何をするの!?」
「おはよう、目覚めはどうだ? 別に何も変な事はしてないぞ」
コイツがやってきたことをやっただけだ。これなら変な事とは言えまい。
妹は息を整え、視線を下に向ける。
「……一体なんなの!? これは!」
「コンニャクだ。レンジでチンしてある」
妹が昨日やってきた事をそのまま返す。
「何でコンニャク……ん? なんかこれ、切れ目入ってるけど……何?」
「使用済みだからな」
実際変態だが、復讐の為だ、仕方ない。あと個人的な趣味だ。
「しっ、使用済み!? な、何に!?」
「コンニャクに切れ目を切れて、使用するって言ったら一つしかないだろう。オナニーだ」
「お、オナ……!」
妹は顔を真っ赤にして、硬直してしまった。
「どうした? これはただの実験だよ。
 『寝てる妹に自分がオナニーに使ったコンニャクを乗せたらどうなるか』ってな」
「へ、変態!」
「何とでも言え」
復讐は完璧だ。ちょっとやり過ぎた感もあるが、これで俺の優位性は保たれた。
「い、イヤ、助けてぇぇ! ……っと、こんなもんでいいか」
「あ?」
妹は突然落ち着き、ふうっ、と一つ息をついた。
「なんだよ、急に」

「――さっきまでの会話は録音させてもらったわ。現金でいくらなら出せる?」
54名無しさん@初回限定:04/12/26 22:28:21 ID:P7Wscz+c
はっはっはっ!あっぱれな妹よ!
55名無しさん@初回限定:04/12/26 23:02:27 ID:OY70Frwm
>>池魚氏
GJ!前スレへの投下も乙です。


朝起きたら妹が俺のコレクションのエロビデオを観賞してた。
…その後ダメだしされて妹ものとロリものを勧められた。

56名無しさん@初回限定:04/12/26 23:39:50 ID:KANGAgW3
。。。
57名無しさん@初回限定:04/12/26 23:54:15 ID:wz+kmbMW
>>池魚氏
抜け目がない妹GJ!&乙
58前スレの662:04/12/27 15:27:23 ID:CA/yXTaQ
朝起きたら妹が俺のPCいじってた
リアルで

「待てや(#゙Д゚)ゴルァ!」
「な、なに兄ちゃん!?」
「人のPC勝手にいじるな!」
「あー、えっちの隠してるんでしょ?」
「アホか、仕事のデータ消されたらかなわんだろ」
「んなのに手つけないって。ネットやってるだけ」
「自分のノートでやれや…」
「あ、お気に入りにエロサイト発見」
「見んなボケ」
「うわー、無修正」
「画像を保存するな、しかもpngで」
「うわグロ。二本刺し?」
「高校生になるんだから見んな」
「いーじゃん、減るもんじゃないし」
「俺の威厳が減る」
「こんなもんで減るわけないって。お。Dドライブに隠しファイル発見」
「止めろっつーの!」

そんな朝の一時でした
59名無しさん@初回限定:04/12/27 15:35:34 ID:3Wn1EUvf
>>58
殺意を覚えました
ヽ(`Д´)ノ

うちの姉貴とトレードしとくれ。・。・(つД`)・。・。


朝起きたら妹に「ヤリ納めしよ」と言われた。
60名無しさん@初回限定:04/12/27 17:10:04 ID:VqtreYW1
うちは妹が富野信者なのでかなり仲良し
61名無しさん@初回限定:04/12/27 17:23:17 ID:v1tbHxR8
前スレ500KB到達したもよう。しかし最後がアレとは…。


朝起きたら妹ブーム。
62名無しさん@初回限定:04/12/27 17:53:45 ID:XZS/k7rK
>>61
開始早々画面端でしゃがみこんで、飛び込んでくる兄を待つんですか?
63名無しさん@初回限定:04/12/27 18:19:25 ID:qwCTc9u9
>>61
なにか?
64名無しさん@初回限定:04/12/27 18:40:02 ID:LPq/M7s6
>>61
俺の書込が誰かの気に障ったみたいですね。
確かに少し調子に乗りすぎたみたいです。
ということで、まとめは綺麗さっぱり消しておきます。さようなら
65名無しさん@初回限定:04/12/27 18:41:45 ID:fnr4kdyM
>>62
それは妹ソルトなのでは…?

>>63
犯人はおまいか!
いきなりオッサンが出てきて吹いちまったじゃねぇかw
66名無しさん@初回限定:04/12/27 19:02:38 ID:OXIdfbhg
おまいらが今やってるエロゲは?

俺は
67名無しさん@初回限定:04/12/27 19:04:56 ID:DgHpz0EQ
朝起きたら、一家に一人妹ブームが来てた
68名無しさん@初回限定:04/12/27 19:08:15 ID:NbBf0C1Y
マジでまとめが綺麗さっぱり消えてしまった・・・
69名無しさん@初回限定:04/12/27 19:10:54 ID:sKX/qmWI
朝起きたら妹に「お兄ちゃん! まとめページがなくなっちゃってるよ!」と言われた
70名無しさん@初回限定:04/12/27 19:23:53 ID:v1tbHxR8
まとめさぁぁぁぁぁぁん・゚・(ノД`)・゚・
71名無しさん@初回限定:04/12/27 19:56:35 ID:9Qote8Ip
何かちょっとした誤解があるみたいですが・・・
まとめページどこー? ・゚・(ノД`)・゚・
72桐莉兄:04/12/27 21:05:21 ID:mGIYX2sI
>>まとめ氏

……まぁ、何だ。
色々と湧いて来るのは時節柄仕方の無い事です。

言うまでも無い事だとは思いますが、場の反応は見ての通りです。
池魚氏は好きで書いてくれた訳だし、住民の方々もまとめ氏の恩恵を必要としている。

私自身、別段調子扱いてるとも馴れ合ってるとも感じなかった。
職人さんも読者さんも仲良く楽しくってのが此処の良い空気な訳だし。
まとめの存在は、当スレの発展に大きく貢献する物であったと思います。

テンプレ参照の事。
 >>ALL
 荒氏や煽りは放置。
 sage進行を推奨。
 >>読者
 ネタフリよろ。

再度出て来てageながら何やら言ってるとこから、誤爆や誤解の可能性は残念ながら少なそうですが。
彼とまとめ氏、何れを大多数の住民が支持するかは、推して知るべきかと。

最早見ては居られぬかも知れませんが、仮に再度まとめページを復活させるつもりが無いとしても、
気が向いたら、また此処に戻って来てやって下さい。一人の仲間としてお待ちしています。
今はひとまず、お疲れ様でした。
73桐莉兄:04/12/27 21:06:09 ID:mGIYX2sI
>>all

……昔の朝芋スレのLog、コピペしてメモ帳で残してあるけど、
最初の方のスレが無かったり、彼方此方欠落してたり、順番が曖昧だったり、間隔が未調整だったりする。
一応、自前の分と最近の分は、多分全部保存してある筈なんだが……。
何かHOTメールが開けなくて、友人のアドレス全部あぼーんで凹み中の俺。
何処か良さげなフリーのメールサービス登録しないと。
誰か新しいまとめやるのに情報必要なら、不完全ではありますが協力させて頂く所存です、よろ〜。

あー、そんな桐莉兄は、現在これまでに投下した分の作品読み返して、きりまに(桐莉タンまにあっくす)を作成したりしてますた。
結構な量になるんで、そのうち何処かのろだでも使ってうpしてみようかと思ってまつ。
殆どは防備録みたいなもんでつが、裏話とかもコソーリと紛れ込ませる予定なんで、興味がある人は落としてみるヨロシ。

74名無しさん@初回限定:04/12/27 21:31:29 ID:+6/2ptVK
まぁ、>>64がまとめページの中の人であるという保証は無いわけだが。
ページ無くなってるのに気づいたヤシが>>64を書いたという可能性。

まぁ、ページが消えてるのは事実なわけだが。
ジオシティーは18禁御法度じゃなかったか。
次、まとめページ作るヤシがいるなら18禁OKなとこにでもしとけ。
75名無しさん@初回限定:04/12/27 22:16:42 ID:xz6hNgOK
>>74
前スレの703とIDが同じなので、やはりまとめ氏ではないかと。
なんというか、間が悪かったとしか言いようがない。
冷静になって、また復帰してもらいたいところ。
7674:04/12/27 22:45:36 ID:+6/2ptVK
なるへそ。いや、失礼仕った。御詫びに余ったLANケーブル1mで首つっ(ry

とりあえず、止めたくなったら止めていいんじゃね?
耐えられないなら、スパッと止めてしまう方が精神的衛生上良い気がするで。

とりあえず、後継ぐヤシがいるなら18禁OKなとこにせんと、
サクッとサイトまるまる消される可能性が。
18禁関連は載せないのも、一つの手やねんけど。
77名無しさん@初回限定:04/12/27 23:00:45 ID:v1tbHxR8
>>桐莉兄氏
前スレの見ますた・゚・(ノД`)・゚・
絵師見習いとしては桐莉タンを描いてみたいです。
でもでもまだまだ練習中の秘密のナイショなのス☆

…ところで桐莉タンの漏れの脳内イメージは外見ちび音夢なんですが
桐莉兄氏のイメージはどうなんですか?
78池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/12/27 23:27:28 ID:4pogwJ8r
>>rhys1672氏
まとめを辞めるのは、少し待ってください。
前スレでの703での書き込みは、別に調子に乗っているようには感じられず、ただ本当に嬉しかったです。
694は貴方個人のために書いた作品なので、
その人に『嬉しい』と言ってもらえる事は、こちらにとっても最高に嬉しい事でした。

たとえ貴方の書き込みがどこかの荒らしの気に障ろうと、
俺は貴方に対して感謝していますし、応援しています。
是非またまとめを再開してください。
もしあの荒らしとは関係無しに、まとめを辞めたいと考えていたのでしたら、
その時は強制はしませんが。


……『スレを騒がせてしまった責任を取って辞任します』とかはやめてくださいね。

>>他住人
俺の勝手な投下から、騒ぎになってしまって済みません。
704はもともと個人宛ての作品を投下した俺に対するレスだったのかも知れませんが。
79名無しさん@初回限定:04/12/27 23:38:17 ID:PtHAJxh5
一応、朝妹スレのログは全て保存してあるので
お手伝い程度なら出来ると思いますが・・・・・・

そうならない事を祈りますが、必要な時になったらまた書き込みをしたいと思います。

>>rhys1672氏
氏のまとめサイトにはお世話になっていたので残念な気持ちです
8080たん ◆GYhzO8OFh6 :04/12/28 00:27:33 ID:ZfE3/Z9g
なんだか大変なことになっているみたいですね。
個人の好意でやっていただいているので、やめるとご本人が決めたのならば止める権利は
ありませんが、それでもできればとどまって欲しいものです。
特に私は投稿した作品すべてその場で一気に書き上げ、投稿後はPCから削除しているので、
過去の作品を確認するのにまとめページにずいぶんと頼っているのでなおさらです。
いちおうログは保存していますが、まとめページの便利さになれてしまったので、今さらながら
まとめページのありがたさを実感しています。

>21氏
すんません。現在、私的理由でSSに手をつけられない状態です。それに風邪も引いて体力的に
やばいです。ら、来年くらいには、なんとか……

           ∧_∧  
          (; ´∀`)  
       _φ___⊂)_
      /旦/三/ /|
    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
    |風邪に注意|/
81518 ◆518YLv.Xnc :04/12/28 01:09:43 ID:AoQPAEbo
いつの間にか急展開に………
私も80たん氏と同意見で、私たちに止める権利はありませんが、継続を希望する
声は出したいです。
私も、長編以外は全てその場で書いてそのまま投稿ですから、長編以外の記録が
存在しないんですよね。
勿論ギコナビでログは残してありますが、それでも整理されたまとめページが有り難
かったのは想像に難くないかと。
有志の活動だったので、私がとやかく言えるモノではありませんが、ひとつ考え直し
ていただけるきっかけになればと思います。


で、まとめ氏とは偶然時期が重なってしまいましたが、私もそろそろ退こうかと考え中。
時間が無いというのもありますが、最近は新人さんが増えたりで、再びスレに勢いが出
たのにも関わらず、自分の書く物にイマイチ完成度が見出せない自分を鍛えるために
も、別の場所へと修行に出るつもりです。
しばらくこのスレはROMか名無しに徹して、自分の腕が上がったと実感を得られたら、
そのときはこのスレに戻ってきて、このトリップで書きたいと思うのですが、それって
調子良すぎですかね?
とにかく、少し自分の腕を磨く旅に出たいと思います。
今まで読んで下さった方々、ありがとうございました。
修業先でも、見る人が見れば分かるペンネームを使っているので、もし見かけたら
ニヤニヤしてやって下さい。
82名無しさん@初回限定:04/12/28 09:42:04 ID:Z07WPMQ2
前スレラストって荒らしだったの?


…所詮荒らしの戯れ言、俺の心には響かない
朝起きたら妹が、包帯ぐるぐる巻きだった
83名無しさん@初回限定:04/12/28 10:34:40 ID:21Wr+9as
>>82
qwCTc9u9 LPq/M7s6=まとめ氏

失礼承知だが氏も時期が時期、場所が場所ゆえに
あれほどの過剰反応は如何なものか
84名無しさん@初回限定:04/12/28 11:46:57 ID:AuOIB8Oi
何事もなくネタ投下


朝起きたら妹に赤ちゃん扱いされた。
…てか本当に赤ちゃんになってるよ俺!
85名無しさん@初回限定:04/12/28 12:30:59 ID:krqV8n0O
朝起きたら妹に介護されてた。
…ってか、本当に寝たきりになってるよ婆さんや!
86名無しさん@初回限定:04/12/28 12:32:15 ID:i13Cz71i
もっとマターリしようぜ
このスレが荒むのは見たくないからな

コテ・職人諸氏には「俺が耳を傾けるのは妹の嬌声だけだ」ってくらいの図太さがあってもいい
都合の悪いレスなんざ便所に流しちまえ


朝起きたら妹がコミケに行っていた。
徹夜並びはやめろ!
87名無しさん@初回限定:04/12/28 14:58:39 ID:KRQi1yYy
朝起きたら妹が朝起き妹スレに超萌えSSを投下していた
88名無しさん@初回限定:04/12/28 17:41:45 ID:9+4ztetY
>>まとめ氏
そのくらいの煽りでへばってんの?
煽り耐性なさ杉。もう来なくていいからw
まとめサイトも復活させんでいいよ。お前のような奴に管理されると迷惑だし・・・。
89突発屋 ◆63./UvvAX. :04/12/28 18:01:31 ID:REocrXT9
朝起きたら妹達が、包帯ぐるぐる巻きだった。
「むぐぐぐぐっ!!」
「あ、おにーちゃん!」
「助けてよぉー!」
というか殆どミイラ並で、あえて言うなら………
「……拘束着、だな。こりゃ何の騒ぎだ椿?」
「あ、お兄様、おはようございます。」
先日以来、妙にが気に入ったらしい妹頭は今朝も和服にエプロンという出で
立ち。長い髪を結った姿は既に妹と言うよりは嫁さん……じゃなくて!
「また、何かやらかしたのか? こいつら?」
妹達の中でも一番騒々しい桜と、これまた元気が有り余っている最年少双子
の桃香と華蓮の計三人が全身を包帯に包まれて芋虫よろしくモゾモゾと蠢い
ている光景は、流石にちょっと怖かったりする。
「あ、ああ、この子達ですか。それは………」
「………コミケに行きたいんだってさ。ふぁ〜あ……」
言い淀んでる椿の後ろを『ほぉんと、馬鹿ばっか』と欠伸を噛み殺しながら
通過する由梨。そのまま洗顔の為に手洗い場へ。
「コミケ?」
「はい。」と疲れた溜息混じりで椿「まぁ行くこと自体も余り感心は致しま
せんけど、この子達ったら徹夜してでも行きたい所を全部廻るんだって言い
張るものですから………」
「………外に出られないように縛って監禁、と?」
「えっと、それは……その………」
「あ、それは私のアイデア。ホントは冗談で言っただけなんだけど……」
どうやら台所で椿を手伝っていたらしい次女の彩女、背中まで伸ばした長い
髪を微かに揺らし恐る恐る、という感じの苦笑を浮かべながら仕草で椿の
後ろから顔を出す。
「お姉ちゃんの気持ちも分かるけど、何でも頭ごなしに反対するのも良くな
いって思ったの。だから日帰りなら良いんじゃないって、お姉ちゃんを説得
して明日の朝までの間だけ、この子達の足止めを……ね?」
90名無しさん@初回限定:04/12/28 18:02:15 ID:i13Cz71i
>>88
そのくらいの煽りしかできないの?
煽り才能なさ杉。もう来なくていいからw
ネタも投下せんでいいよ。お前のような奴に投下されると迷惑だし・・・。


と、朝起きたら妹が2chに書き込んでいた。
スレが荒れるから止めろと(ry
91突発屋 ◆63./UvvAX. :04/12/28 18:03:54 ID:REocrXT9
「私としては、ああいう『いかがわしい』場所に年頃の女の子が嬉々として
出向くというのは甚だ問題があるかと思うのですが。彩女の言うことにも一
理はありますので仕方なく……」
「そんなのは、同人誌に対する偏見だー!」
「へんけんだー!」
「だー!!」
「……この調子じゃ『明日まで待ってくれない?』って説得しても聞いてくれそうに無いで
しょ? それに場所云々を抜きにしても、この子達だけで、しかも『ちゃんとした』宿泊場
所も無しで徹夜させるって言うのは心配って言うか、やっぱり良くないし、ね?」
「どうでしょうか、お兄様。やはり少々、度が過ぎていますでしょうか?」
すっかり萎縮してしまって上目遣いに俺の顔色を窺ってる椿に、あははーと引き
つった笑いを浮かべて場を取り繕うとしている彩女。一応の家長である親父もお
袋も居ない以上、家内の最高権限は自動的に俺が受け持つことになってしまう訳
で、確かに長女&次女が束になっても(流石にここまで過激な躾に関しては)俺
の判断を覆すことは出来ない。基本的にドライを装う由梨は最後まで傍観者を決
め込むだろうし、残った鈴蘭が未だ起き出してこない現状では『椿と彩女』、『
桜と桃香と華蓮』のどちらの意志を尊重するかという二択になる訳だが。
「ま、明日になったら好きにさせてやるんだろ? それだったら構わないと
思うぞ。」
「わーっ! 拉致監禁だ児童虐待だー!」
「ぎゃくたいだ〜!」
「だ〜!!」
「だから騒ぐな! お前ら!」
というか高校生にもなって自分のこと『児童』とかいって恥ずかしくないのか桜よ?
「そ、そうですか………」
「うんうん! 今日だけだから!」
ホッと胸を撫で下ろす二人。
「ひどいー! 不平等だ人権無視だー!」
「じんけんむしだー!」
「むしだ〜!!」
「アホ! 保護者として当然の判断だっ!!」
黙って今回は諦めとけ、と食卓に向かう俺。だが………
92突発屋 ◆63./UvvAX. :04/12/28 18:04:51 ID:REocrXT9
「に、逃げられましたっ!!」
次の日の朝、まだ夜も明けきらない早朝からたたき起こされる羽目に。

『朝起きたら妹がコミケに行っていた。』

「兄さん、どうしよう………!?」
「ど、どうもこうも………」
こうなったら諦めて、無事に戻ってから説教するしかない。
「でも、どうして? ちゃんと縛っておきましたのに………」
「そうだよ。解ける訳が…………まさか!?」
「わ、私? なんで私が? わざわざ関わり合いになる訳ないでしょ!」
「ふぁ〜あ、みんな朝からどうしたのぉ?」
「す、鈴! あなた、桜達のこと知らない!?」
「桜ちゃん? 桜ちゃんだったら………」
「確かに盲点だったわね。鈴姉は昨日一日部屋に籠もってたから事情を知ら
ない訳だし。」
「………夜中にお部屋の前を通ったら、おしっこしたいって言ってたか解い
てあげたよ。でも、それがどうかしたの?」 
しぃーーーーーーーーーーーーーーーん、と気まずい沈黙。
「…………………椿。」
「は、はい!」
「鈴蘭を拘束、部屋に軟禁して監視。」
「ふぇ? な、なんで………?」
「彩女と由梨は家の周囲を警戒、三人が戻ったら所持品を全て没収の後に
即時、居間まで連行。」
「…………はぁ、面倒くさい……」
「兄さん、あんまりきつく叱らないであげてね?」
彩女のささやかな懇願は帰宅した三人が購入したブツが判明した途端に即時
却下され、その夜は三人の泣き声が家中に響き渡ったという。
93突発屋 ◆63./UvvAX. :04/12/28 18:12:42 ID:REocrXT9
なにかPCの換装中に荒れてますねw
どうでも良いが、BIOS上げないとメモリすらマトモに認識しないってーのは
初期不良と変わらないのではないかと小一時間(ry

まぁ出遅れた私が出すコメントは有りませんし、既に諸兄方のレスだけで
充分なので一つだけ。

当スレは21禁です。従って全ての発言、行動は21歳以上の成人の判断
と思慮で行われていると見なされます。その上で賢明と判断された決断で
有れば、私は何も口を差し挟むつもりはありません。
94名無しさん@初回限定:04/12/28 19:02:38 ID:+nj3AVAr
突発屋氏GJ!
まぁ、マザーがメモリ認識しないなんて話もよく聞くので、BIOSのアップで
認識してくれたならまだ良い方では?



ふむ、しかし一夜にして二人も消えてしまうとは
荒らしのスタートですな>このスレ
95名無しさん@初回限定:04/12/28 19:03:34 ID:+nj3AVAr
間違えたorz
○嵐
×荒らし
96名無しさん@初回限定:04/12/28 19:33:38 ID:0n+0Y1mp
朝起きたら妹に、「ぱそこんつくってよ!おにいたま・・・」 と言われた。
97名無しさん@初回限定:04/12/28 20:10:32 ID:9+4ztetY
>>90
折角、自分なりにまとめてたのをうpしようと思ったがやめる。
お前の言うとおり、もう来ないから安心しな。

逃げの一言を最後にくっつけて逃げてんなよ。情けないな・・・
98名無しさん@初回限定:04/12/28 20:24:04 ID:P9sBN7gt
朝起きたら妹がまとめページを作っていた。
99名無しさん@初回限定:04/12/28 21:04:20 ID:Lh7Z///j
朝起きたら妹を煽ってみた。


…完全無視された。orz
100名無しさん@初回限定:04/12/28 22:09:39 ID:3lthPOOJ
朝起きたら妹が、目の前にぶら下げられた釣り針を見て、なにやら難しく考え込んでいた。
101名無しさん@初回限定:04/12/29 01:16:54 ID:rv25+/Hv
クマのような顔で、顎に手を当てて逡巡している。
「これはやっぱ釣りかな……」
102名無しさん@初回限定:04/12/29 14:07:06 ID:9Ej2z2zw
釣り針をじっと見つめたまま、閉じた唇がわずかに開き、呟きが漏れた。
「……でも、一体誰が釣っているんだろう…」
103名無しさん@初回限定:04/12/29 18:31:37 ID:kFogIQnb
上を見てみると、釈迦様がくもの糸を垂らしていました。
104名無しさん@初回限定:04/12/29 19:25:40 ID:eP/trrjW
「……これは、クマとクモをかけた駄洒落なのかな?」
妹はさらに真剣な顔で悩み始めた
105名無しさん@初回限定:04/12/29 20:55:59 ID:xyS7ufva
好奇心に煽られた妹は釣り糸を引っ張ってみることにした。
106名無しさん@初回限定:04/12/29 20:59:48 ID:S1pziL3E
「いやん」
107名無しさん@初回限定:04/12/29 21:04:20 ID:zFt69aBM
と、どこからか妖艶な声が聞こえた。あたりを見渡しても私の他は誰もいない。
108名無しさん@初回限定:04/12/29 21:34:45 ID:ODqeiUE2
しかし、どこからかなのかはわからないが妙な視線を感じる
109名無しさん@初回限定:04/12/29 21:36:40 ID:vYaNHgN3
とその時、特派員が見た物とは!!
110名無しさん@初回限定:04/12/29 21:47:14 ID:saaWkRqj
続きが読めるのは、このスレだけ!
111名無しさん@初回限定:04/12/29 23:19:39 ID:OW6npeIH
さあ、今すぐアクセス!
112名無しさん@初回限定:04/12/29 23:46:29 ID:Ep2r15eN
朝起きたら妹のアソコにアクセスしてた。


流れぶった切りスマソ
113名無しさん@初回限定:04/12/30 00:04:43 ID:9YioDRwZ
朝起きたら妹が鏡餅になっていた
114名無しさん@初回限定:04/12/30 00:32:55 ID:ONn+KoTd
よそからネタ拝借&改変

朝起きたら妹に関羽の霊が乗り移ってた。

「兄者〜早く起きぬとこの青竜刀の錆びにしてしまいますぞ!」
OK、分かったからその物騒な物しまってくれ。
115名無しさん@初回限定:04/12/30 00:51:49 ID:stbhSqF7
張飛もしくは、夏侯淵を烈しくキボン
116名無しさん@初回限定:04/12/30 02:32:31 ID:VZaVF/i5
>>115
こちらへどうぞ

俺の妹は関羽2
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/owarai/1101590003/
117名無しさん@初回限定:04/12/30 02:41:20 ID:a8Cxcyq8
「兄者〜、腹が減ったぞ。朝飯はまだかー?
 ついでに酒も欲しいぞ」
「あーわかったわかった、今起きて作るよ。
 それと朝から酒はなし。
 しっかし毎日朝からどんぶり飯を食ってるのに
 その栄養が胸にだけ行くってーのも同性から見れば
 うらやましいだろうあqでftgふじこp;・・・」
「胸のことは言うなっ!兄者。肩がこるし視線を集めて、
 って気絶してるよ、手加減したのに。
 もうちっと体を鍛えろよな。彼女からスレンダーねと
 言われて喜ぶなよ。誉め言葉じゃないんだから。
 さてと、兄者が怒ると怖いから気がつく前に出かけようっと。
 んじゃお先。」
「・・・・・・・・・・・
 ふう、ひどいめにあった。
 誉められたんじゃなかったのか、むう。
 しかし妹者よ、おまえ覗いてたな。油断も隙もない。
 さて、俺も出かけるか。」
118桐莉兄@妄想三国志:04/12/30 03:47:07 ID:DG2McTfi
三時間位前に横山三国志を読んでた。
孔明が初の実戦で曹操軍を撃退して新野の城を防衛する辺りだな。

関羽タンと張飛タンは双子の姉妹。
劉備お義兄様と桃園で契った仲。(ぬぅ、いきなり野外で3Pとは、やりおるな兄者!)
だけど最近、劉備お義兄様は、孔明先生のヒミツの授業に夢中で相手してくれないの。
お義兄様、ボクと孔明先生、どっちが好きなの!?
小一時間問い詰めても、「そうだなぁ、元気なお前らもいいが、知的な先生も捨て難い」とか言うんだよ。
もうっ、お義兄様の浮気者っ。うーちゃんも何とか言ってよぅっ!
「……しょうがないよ。劉兄様、恋の病に冒されちゃってるんだもん……」
だからって、此処で退いたら負け戦じゃないっ!
「……勝ち目無い時に突っ込んだら、ほーせん(呂布)と一緒……」
あーんもうっ、くやしいくやしいくやしいーっ。
こうなったらボクが孔明先生の恥ずかしい秘密を掴んで、お義兄様のハートを取り戻しちゃうんだからっ。
って、あれは…お義兄様と孔明先生じゃない。何やってるんだろ…。
「ほーら、先生。俺が支えててやるから、しぃーしぃーするんだよ」
「やぁんもうぅ、りゅぅにぃたまのえっちぃ〜。わたち、はづかしぃぉぅ」
しょわぁぁぁぁって、うわぁぁぁっ、凄いヒミツを観ちゃったよぅ!
これってもしかして、お義兄様が魚で、孔明先生が水ってやつですかぁ!
「……だから、勝ち目無いって言ったのに……」
ぅぅぅ、ボ、ボクだっておしっこくらい
「……できるの……?」
出来るかぁっ!
お酒飲んでも無理、しらふだったらもっと無理!八百八屍将軍の名前が泣いちゃうって!
あーあ、まさかお義兄様にあんな性癖があったなんて、知らなかったよぅ。
119桐莉兄@妄想三国志:04/12/30 03:49:05 ID:DG2McTfi
パカラッ、パカラッ、パカラッ、パカラッ、ヒヒーンッ!
『とのーっ!曹操が十万の兵を率いて攻め込んで参りましたぞーっ!』
「……わ、大変……」
えーっ、またあいつかぁ。まるでストーカーだよ。
曹操君って、うーちゃんにふられてからずっと、お義兄様を目のカタキにしてるんだ。
「……いかなきゃ。劉兄様が危ない……青竜、赤兎、行こう!」
待ってよぅ、うーちゃんっ!
後を追って、ボクもお義兄様のお部屋に向かったよ。
そしたら、孔明先生と鉢合わせしちゃったんだ。
天才少女だよ、天才少女。ボクより年下なのに先生だなんて、生意気じゃん。
だからボク、お義兄様に言っちゃったんだ。
大変な野火だねっ。先生に頼んで消して貰ったら?って。
ボク、知ってるんだから。お義兄ちゃん、先生と放尿プレイとかしてるでしょ。
そしたら孔明先生、「うあーん、りゅうにぃたまぁ、つばさねーたまがいぢめたぁーっ」
って、ちょっとちょっと、泣くのはずるいよぅっ!それじゃボクが悪者じゃないっ、この策士っ、卑怯者っ!
な、なんだよっ、なんですかっ、何でみんなボクを睨むのっ、
「……バカやってないで、早く出撃。行くよ、翼徳……」
って、いた、いたいって、うーちゃんてば!耳引っ張らないでよ、お義兄様みたく伸びちゃうってば!蛇矛忘れたし、ちょ、
「……まけない。劉兄様、振り向いてくれる……」
もうっ、解ったってばぁ。
今回だけだからねっ。今回、作戦が失敗したら、もうボク二度と孔明先生の作戦には従わないんだからっ。
「よちよち、それでいいんでしよ〜」
って、『全て計画どおり』みたいな顔するなっ、むきぃぃぃーーーーっ!


……とか、こんな感じで妄想して遊んでた訳だが。
きりまに、随分な量になってて、現時点で完成度は三分の二程度……ぼつぼつがんがりゅー。
120名無しさん@初回限定:04/12/30 08:41:09 ID:iO/rlTSX
朝妹の世界はどこまでも広がっていきますな。
121名無しさん@初回限定:04/12/30 09:52:22 ID:mHEdPo/a
122名無しさん@初回限定:04/12/30 15:44:36 ID:J59cA9Vf
朝起きたら妹が餅をついていた。リアルで

俺「眠…」
妹「杵と臼と蒸した餅米…これでいいのお母さん?」
母「うん。あとはお兄ちゃんね」
俺「呼んだ?母さん」
母「あ。ちょうどいいわ。今日はお餅つくから手伝って」
妹「兄ちゃんは杵ね。あたしは餅引っくり返すから」
俺「りょーかい。ていうか餅つきの機械無かったっけ」
妹「壊れたんだって。だからお爺ちゃん家からこれ引っ張り出してきた」
俺「ふーん。でも俺あんまやったことないぞ、餅つき」
母「たまにはいいんじゃないの。母さんはアンコ用意してるから二人で頑張ってね」
妹「きな粉もお願い。砂糖盛り盛りで」
俺「俺はつきたてアンコ餅と熱いお茶さえあれば無問題」
母「はいはい。わかったわよ」
妹「よっし、じゃあ兄ちゃんさっさとやろう!」
俺「あいよ。手ェ潰されんように気いつけろよ?」
妹「はーい」

俺「アンコ餅( ゙Д゙)ウマー」
妹「きな粉餅( ゙Д゙)ウマー」
母「味噌雑煮( ゙Д゙)ウマー」


堪能いたしますた
123名無しさん@初回限定:04/12/30 18:03:00 ID:EImNSSRb
・・・いいよな、一緒に餅ついて食える妹がいて・・・
124115:04/12/30 20:33:50 ID:stbhSqF7
まさか桐莉兄氏に書いて頂けるとは感激の至りでございまする。GJ
孔明タンハァハァ

>>116
妹の道も色々あるんですね。
125桐莉兄:04/12/30 21:09:12 ID:DG2McTfi
>>77 

名前の由来やイメージも『桐莉まにあっくす』に載せる予定ですが、質問が出たので答えちゃうと、

桐莉のイメージ(きりまにから抜粋)
月野定規著『妄想ダイアリー』の『小鈴』。但し、もっと幼くて、小学校中学年程度に見える。身長も低く、胸も貧乳を通り越して陥没乳首。

となっておりまつ。
126名無しさん@初回限定:04/12/30 21:45:51 ID:YCCBFAr9
>>125
月野のあれでつか。ちょっと目つきが鋭すぎるかな。
まああれはあれでいいんだけどね。
127桐莉兄@妄想三国志・旅立ち:04/12/30 22:20:15 ID:DG2McTfi
どんどんどん!ばたんっ!
「うーちゃんっ、うーちゃんっ、うーちゃぁーんっ!はぁ、はぁ、はぁ、」
「……翼徳、いま授業中……」
「それどころじゃないよっ!ついに見つけたんだよっ、ボク達の王子様っ!こないだお話した白馬の人っ!」
「……とりあえず、邪魔だから……」
「もぉーっ!授業なんてどうでもいいよぅ!漢の帝室の血を引いてるんだって!それでね、それでね、」
「……その返り血、何……」
「あ、これ?さっき城門破りした時、邪魔した兵隊さん達を五・六人くらいヘチ殺しちゃった。……てへっ(はぁと)」
「……人、殺しちゃったの……」
「そんなの、いつもやってる事じゃない。それに、ボクの胸とかお尻とかばっちぃ手でベタベタ触られちゃったんだからっ!」
「……触らなきゃ、捕まえられない……」
「固い事は言いっこ無しだよぅ!それよりもさっ、今すぐ此処引き払って、老桑村にれっつらごーだよぅっ!」
「……いや」
「なんで?どーして?凄くかっこいいんだよ?」
「……生徒のみんなを放っては行けないもの……」
「もーっ、だったらいいよっ!ボク一人で行くからっ、うーちゃんバイバイっ!」
「……ん」
「王子様ーーーっ、今行くからねぇーーーーーーっ!」
ざわ、ざわ、ざわ。
「せんせー、今の人、誰なんですかー?」
「……知らない。みんな、ちゃんと勉強しないと、あんな風になるよ……」
うーちゃんのばかっ!こんなチャンス逃したら、何時旗揚げ出来るか解らないじゃないっ!
ボク一人でもいい、お義兄様と一緒に漢帝国の再興の為に戦っちゃうぞっ!
「おーーーにーーーいーーーーさーーーまぁぁぁぁーーーーーーー」
たったったったったったったったった どんっ! どさどさどさぁっ!
「ってぇーなっ、誰だてめぇ!」
「うわ、酷いっ!命の恩人の顔を忘れたのっ!?」
128桐莉兄@妄想三国志・旅立ち:04/12/30 22:21:08 ID:DG2McTfi
「げぇっ!お、おま、翼徳………ッ」
「えへー。思い出してくれたんだぁ、嬉しいーーーっ!」
ぎゅぅぅぅ、ばきばきばきめきぃっ。
「ぎゃぁぁぁぁ、放せっ、骨が砕けるゥゥゥ!」
「ボクね、あれからお義兄様を想って、髪伸ばしたんだよっ。あとね、あとね、リストカットーーっ!!!」
「するなボケ!」
「あの日の思い出にお義兄様に貰った剣がね、世の中の為に役立ててくれって泣くから、ボクお義兄様と一緒に悪の軍団と戦う為に来たんだよっ!」
「剣が嘆くかっ!だいたい、あれは手切れ金代わりだっつっただろーがっ!俺は只の農民なんだよっ、もう金輪際厄介事に関わるつもりはねぇーーーーっ!」
「そんな事ないもんっ、お義兄様は芙蓉義姉様を助けてくれた白馬の王子様だもん!漢帝国の血を引く英雄で、ボクと一緒に天下統一するんだからっ!」
「(い、痛てぇ、こいつマジモンの電波ちゃんだぜ!)」
「だからねっ、今日からお義兄様の家にお世話になりまーっす!」
「家は飯店でも合宿所でも無ぇ!」
「あ、勿論タダとは言わないよっ。旗揚げする日まで、ボクがお義兄様専用のメイドさんになって、いっぱいご奉仕してあげちゃうんだから」
「…………………まぢですか?」
「本気だよっ、ボク、お義兄様の言う事何だって聞くからっ、だから、お願いっ!ねっ、ねっ、」
「………こほん。確かに俺も漢帝国の乱れは気にしていた。いいだろう、天下の為に共に戦おう。だから俺が今日からお前のご主人様って事で――」
『居たぞー!城門破りだー!』『ひっ捕えろーーー!』『御用だ御用だ!黄巾賊め、神妙にしろー!』
「うわ、あいつらまた来たー」
「……………おい」
『城兵殺し及び城門破りの黄巾賊め、観念してお縄に着けぃ!』
「いやぁん、お義兄様ぁ、ボクこわぁい(はぁと)」
「てめぇ、一体何をしでかして逃げて来やがったぁぁぁぁぁ!!!!!」
『そこの男、仲間だな!』『こいつ諸共捕まえろー!』
「だぁぁぁぁっ、来るなぁぁぁ、俺は無関係だーーーーっ!」
「お義兄様っ、ボクに命令して!ボクが戦うから!」
「―――待って!」
『むっ?貴様も仲間か!?』「(ぐぁぁぁぁ、また変な奴が……)」
129桐莉兄@妄想三国志・旅立ち:04/12/30 22:22:00 ID:DG2McTfi
「うーちゃんっ、なーいすたいみんっ!一緒にこいつらをやっちゃおーっ!」
――ぱぁんっ☆
「あぅぅっ!?何でお尻ぶつのぉっ!?敵はあっちだよぅっ!?」
「……翼徳、これ以上余計な仕事増やすのやめて……」
「いた、いたた、いたぁぃっ、やぁっ、なんでボクを縛るのぉっ!?きゃんっ――」
「……たいーほ……」
『む、むぅ?』『何だか良く解らないが、ご協力を感謝する』
「うーちゃんっ、痛いっ、痛いよぅっ……」
「(むはぁ、亀甲縛りウマー)」
「お義兄様ぁ、見ないでぇ……」
「……貴方が、隊長さん……」
『そいつは凶悪な犯罪者だ。我々に引き渡して貰いたい』
「……とりひき。ひそひそひそ。」
「なぁ、翼徳。あいつ、誰だ?」
「えーとね、ボクの双子のお姉様で、うーちゃんって言うの」
『宜しい。では後日』『全員、撤収!』
「おお、何だか知らないが解決したみたいだぞ!」「すごーい!うーちゃん、袖の下使ったの?」
「……ううん。ちょっと、裏取引……」
「裏取引ぃ?」
「……懲役の代わりに、黄色い布の人達と戦うって……」
「なぁんだ。元からそのつもりだもん、凄くお得な取引じゃないっ♪」
「ちょっと待てコラ!まさか俺も頭数に入れてないだろうな、おいっ!?」
「……あなたが、王子様……(ぽっ)」
「よぉーーーーっし、ついに三人揃ったぞーっ!大賢良師張角、首を洗ってうぇーいてぃーんぐっ☆」
「何で俺まで戦わなきゃなんねぇんだぁぁぁーーーーー!!!!!」
130桐莉兄@妄想三国志・旅立ち:04/12/30 22:28:43 ID:DG2McTfi
…つーか、横山三国志読んでないと笑えないネタでつね、スンマソン。
131名無しさん@初回限定:04/12/30 22:35:36 ID:ONn+KoTd
>>桐莉兄氏
無双なり他の漫画なりアニメで三国志を知ってれば分かりますよ。
ついに桐莉兄氏の他の作品かと連載を期待してまつ (*´д`)ハァハァ

>>77
このスレにもついに絵師登場か?(*゚∀゚)=3ムッハー


朝起きたら妹が更新された。
132名無しさん@初回限定:04/12/30 22:46:36 ID:hhoKWU+O
だがしかし、めっさ萌える妹の癖にさっぱり兄を慕わない不具合は修正されていないみたいだった。
133名無しさん@初回限定:04/12/31 17:32:14 ID:y97H/yQZ
しかも、他の男に寝取られていた。
134名無しさん@初回限定:04/12/31 18:22:33 ID:fqc0IvbG
兄が
135名無しさん@初回限定:04/12/31 18:29:59 ID:kZvkdW+a
ウホッ!
136名無しさん@初回限定:04/12/31 19:05:10 ID:mmwAxkZ3
朝起きたら妹が宇宙からやってきた
137名無しさん@初回限定:04/12/31 20:33:30 ID:X809H3Ws
あそ
138名無しさん@初回限定:04/12/31 21:12:10 ID:uvUsT0IS
朝起きたら妹が阿蘇からやってきた
139名無しさん@初回限定:04/12/31 21:14:53 ID:kZvkdW+a
ボブは朝起きたら彼の妹が隣で寝ているのに気づいた。
140名無しさん@初回限定:04/12/31 22:15:35 ID:oN1/8BtM
「うあ……寒っ……」
ばたん、と後ろ手に家の扉を閉ざす。それで、冷気と雪とにようやくおさらばだ。
俺は上着を衣文掛けに引っ掛けると、居間に通じる襖を開けた。
「あー、お兄ちゃん。おっかえんなさーい」
プラスお疲れ様ーと、みかんを弄びながら言ってくるのは妹の小夜だ。
「へん、ぬくぬくと一人お気楽だよな……」
不平なんぞ言いながら、俺はコタツに足を突っ込んだ。じわり、と雪で濡れた爪先が温まる。
「でも珍しいよね、大晦日に雪だなんてさ……明日もらしいよ? 初日の出、見えないかもね。残念」
「お陰様で俺は雪かきに精を出すことになったわけだし、全く以って最悪だよ」
テレビに目を向ける。ブラウン管の中では、今まさに白組のトリが歌っているところだった。だいぶ
時間をかけてしまったらしい。
「はい、微小ながら労働の報酬ですよー」妹が俺の前に、きれいに剥けたみかんを置いてくれた。「と
ころで、お父さんはまだ戻ってこないの?」
「ああ、予想以上の大雪に童心というか愚というか原始というか――まあそんなもんに帰ったみたいで
さ。一人で全高50メートルの雪だるま作るんだってハッスルしてる。もう5メートルは行ったみたいだ」
「へえ、まだまだ若いみたいでよかった」
微笑ひとつで妹は済ませてしまう。いいのか、お前の父親がそんなんなのに。俺はだいぶ嫌だぞ。
「それにしても、今日はほんとに困ったよ。二年参り、ちーちゃんとか、くーこと一緒に行こうと思ってたのに」
笑顔を一転、曇った表情に切り替える。
「結局クラスの子と一緒に行くことにしてたのか? まだ諦めてないかと思ってたよ」
「そりゃ諦めるよ」妹は唇をとがらせ、「お兄ちゃんったら、あーんなにヤダヤダって断るんだもん。
かわいー妹が一緒に初詣行こうって誘ってるのに、出不精すぎるよ……座右の銘は『物忌み』だっけ?」
「そろそろ『閉門』か『永蟄居』に変えようかと思ってる」
「……翻訳するとヒキコモリ? ちょっとそれはさすがに……」
苦笑して、妹は自分の分のみかんを籠から出した。
テレビでは、今年の紅白の決着がついているところだった。華やかな歓声が居間に満ちる。
「今年も終わりだねえ」
ぽつりと妹が言う。俺は急いで「あ、ああ、そうだな」と話題を合わせた。なんせ外では何か間違った
141名無しさん@初回限定:04/12/31 22:19:00 ID:oN1/8BtM
方向に超絶エキサイトしてしまったらしい親父の嬌声が響き渡っていたからだ。気付かないならそれに
越したことは無い。
俺は一年を回想した。まあ平凡な感想しか出ないが、色々あった、の一言に尽きる。
「フツーの年だったな。小夜はどーよ?」
妹はちいさく首をかしげて、
「わたしもフツー……かな? なにか変なことがあったわけじゃないし、すごく良いことがあったわけ
でもないしね。フツーだけど、きっと、こういうのをして『いい年デシタ』って言うべきなんだろうね」
平和が一番だもんな、と月並み極まった相槌を俺が打っていると、テレビから流れる音が急に大人しくなった。
ちらと横目で見れば、番組は歌合戦からゆく年くる年に移っている。
闇に沈む寺社仏閣の映像が映されており、バックミュージックとなっているのは、
「除夜の鐘……か」
「煩悩を祓う、百八の打撃だね……」
妙な表現だなぁ、と思って妹の顔を見れば、なぜか妹は複雑そうな顔をしていた。
たとえるならそれは、数年蓄積させた憎悪を殺人という形で発散し、逃亡の果てに、今この瞬間逮捕さ
れようとしている犯罪者の顔だろうか。例としては最悪の表現だが、実際俺にはそう見えた。
自分が間違っていることをこの上なく知りつつも、なお正義に対して納得しきれぬ、そんな顔――。
「……えいっ」
心なしか弱弱しい声音で、妹はリモコンのボタンを指で押し込んだ。画面は陰気な寺から、どっかの会
場へと切り替わる。そこではたくさんの人たちが、新しくやってくる年を歓びをもって迎えんとするか
のように、ひしめき、タレントのトークに笑いさざめいている。
「いーのか? 煩悩吹っ飛ばしてもらわなくて」
なんとなく言ってみると、妹は複雑げな顔のまま、いかにも無理やりっぽく笑んでみせた。
「いーの。わたしね、消されると困る煩悩があるからさ」
「消されると困る……煩悩?」
そんなもん、ありえるもんだろうか。
妹は声に悲しげな音色を混ぜた。それはとても微量で、俺が気付けたのも、ひとえに付き合いの長さ故だ。
「そ。愛欲の迷いだから……思惑って言うのかなー。ほんとは消してもらったほうがいいんだろうし、
わたしも本当は、とっても消してもらいたくて堪らないんだけどね。貫き通すなら、みんなに迷惑、か
142名無しさん@初回限定:04/12/31 22:20:15 ID:oN1/8BtM
けるだけだから」言葉を切り、少し迷うようにして「……でもそのくせ、絶対消してほしくないの。一
番大切なものだから……、かな」
そこまで言って妹は、明るい顔に戻って、あはは、と笑ってみせた。
「わたし変なこと言ってるよねー? もう、こーいう時間帯はちょっとセンチなんだから、変なこと訊
いちゃ嫌だよー。こうやって妙なこと言っちゃ……」
妹の言葉は、伸ばされた俺の手のひらが頭に載せられることで、止まった。
「――……お兄ちゃん?」
「えっと、あれ?」
自分でもビビリが入る行動だった。無意識のうちにやってしまったのだから。俺ってばかなり不審。
――いや、否々、確かに無意識の技ではあった。でも、そう、これを実行してしまったのは、きっと、
「……お前、今、すげー落ち込んでたよな?」
そうだ。昔、小夜が落ち込んでるとき、俺はこうしていた。これが一番効いたからだ。頭に手を載せ、
撫でる――それだけの、行動が。
そして俺は昔の動きをそのままなぞった。ゆっくりと、妹の頭を撫でる。
「――あぅ」
前触れは絶無だった。妹の目から、ぽろりと涙が一粒。……げえっ!?
「さ、ささささささ小夜、どうしたっ? やっぱ落ち込むとかそういうのとは無関係だったかッ!?
ごめっ、ごめんホントにごめん! この年にもなって撫でてくる兄貴が激キモなのは俺も同意するとこ
ろだから、せめて泣き止んでくれっ!?」
懸命になだめるが、妹は微塵も泣き止む気配を見せない。子供みたいに手の甲でこぼれ続ける涙を拭っ
ては、ひくひくとしゃくり上げる。なんかもう取り返しがつかない気がしてきた。さよなら社会。
「おに……おにいっ、ひゃ……」
「な、なんだ? いいぞ死ぬほど抗議して。殴るのも人体以上の強度を持つものを使わないなら何発で
も大歓迎だからなっ? さあ小夜、おおお、俺を思うさま罵るが良いさっ!」
「ちがっ、……違うのっ……ヤだったから泣いてるんじゃ、なくてっ……」
「死ぬほど嫌だから泣いているのか――ッ!?」
俺の狼狽振りがあまりにも極まっていたせいだろうか、逆に妹は落ち着いてきたらしい。ほどなく泣き
止むと、改めて首を横に振った。
「そ……そういうのじゃないの。あのね」目は赤い。だけどそれでも柔らかく笑んで、「嬉しかったの」
「う、憂しかった……?」
143名無しさん@初回限定:04/12/31 22:20:49 ID:oN1/8BtM
「字面間違ってそうだから言うけど。すごく、ハッピーになれたってこと」
妹は言うと、そのままごそごそと俺の隣、くっつく様な距離に移動してきて、ふわりと寄りかかってきた。
うはwwwwwwwwwwwwマジでふかふかに柔らかいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww……待て! いくら女に飢えてる
からって、これで興奮は駄目です! 駄目なのー!
「お兄ちゃん」
「な、何ぞや?」
「ありがとう。ほんとにわたし、お兄ちゃんの妹でよかったよ。――もしかしたらこの先、とんでもな
いコト言い出してくるかもしれないけど、その時は、抱きしめてとは言わないけど――お手柔らかに、
お願いして良いかな?」
「な……なんだかよく分からんけど。いいとも、そんくらい請け負ってやるさ」
妹は――小夜は、首を巡らせ、俺の顔を下から覗き込むようにして、ほわっと微笑んだ。正直、それは
肉親の欲目を除いても、今まで見た誰の笑顔よりも可愛く見えた……駄目ですやめてー! そこは外道
スイッチだからー! ていうかここで欲情してたらどんな座標から観測しても人間失格ですー!
と、俺の内心の煩悩と良心の一大葛藤などとは全く関係なく、『ゼロー!』とテレビのスピーカーが叫
んだ。見れば時刻は零時ジャスト。……はっぴーにゅーいやー、である。
「お兄ちゃん」
「何でございましょう」
「なんか段々へりくだってない? ……とにかく、今年もよろしくお願いします」
「ああ。よろしく、な」
ん、と応え、小夜は何故か俺の手をきゅっと握ってきた。
だからその感触はアウトだって否アウトなのは俺の理性とか道徳とか倫理とか駄目ですー!禁止なのー!
それはアウトですっ!でもやっぱ今年のクリスマスも一人だったわけだし飢えはいかんともしがたいと
言うかそれに小夜って何だかんだで可愛いしだからそれは色々とマズいんですってばー!gpdl:>peaad
@apx\ww40^2q:h:klk:hkk;dlkq-―――!

――ともあれ、また新しい年はやってきたらしい。
144名無しさん@初回限定:04/12/31 22:22:06 ID:oN1/8BtM
うはwwwwwwwww超読みづらいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
しかも別に朝じゃないしwwwwwwwwwwwwwwwww

・・・ゴメンナサイ。
今度から行数設定とか調べます・・・
145名無しさん@初回限定:04/12/31 22:51:17 ID:m9NuPgLQ
や、地の分とセリフのバランスとかよくて読みやすかったよ。
寂しい年末にあったか気分を有難う。
グッジョブ
146名無しさん@初回限定:04/12/31 23:19:55 ID:mBmlPafq
昨日の夜。三度ちょいの地震発生。
隣でTV見てた妹が、ガシッと右腕に抱きついてきますた。古い家がギシギシ鳴るのは、やっぱり怖いのかなぁと人事のように観察。

んで、今日。TV番組とかでちょとした口論になったので、
「昨日は………………」
と、右腕に抱きついてきたのを言ったら、顔真っ赤にして自室に閉じ籠りやがりますた。
おーい。年暮れるぞー。

そんな状態なので、かなり癒されますた。職人GJ!!
147名無しさん@初回限定:04/12/31 23:55:23 ID:1bAHNg4w
「………ちょっと、気になるんだけどな?」
「ん?」
「お前確か『除夜の鐘聞きに行こうよ』って言ったんだよな?」
「ん。」
「なら、これは明らかに遠回りをしてると思うんだが?」
「それは、まだ時間があるから。」
「それに、腕を組まれる歩きにくいんだが……?」
「だって、寒いもん。」
「あ、なのなぁ………」
「それに、はぐれたら怖いし。」
「ひ、一人ででも帰れるだろ!?」
「距離の問題じゃないよ、お兄ちゃん。暗い夜道は、それだけで美少女にとって
危険がいっぱいの『でんじゃーぞーん』。」
「…………………………………………」
「あ、お兄ちゃん呆れてる。」
「いや、呆れたというか………」
「……美少女じゃない?」
「え、えっと……」
「お兄ちゃんから見て、可愛い女の子じゃない?」
「だ、だから……」
「ぐすっ、頑張ってるのに!」
「だから、兄妹でだなぁ……」
「だって妹じゃないもん。一人の女の子としてお兄ちゃんの彼女になろうって……」
148名無しさん@初回限定:04/12/31 23:55:55 ID:1bAHNg4w
「あ。み、見えてきたぞ! マイナーな神社なのに結構込んでるな?」
「う〜! 話逸らした〜!!」
「逸らしてない逸らしてない。ほら、これ以上混む前に賽銭入れに行くぞ!」
「もうっ、お兄ちゃん!!」
「まぁ、相手が妹でも女の子と初詣は悪くないかな?」
「そ、そう……?」
「ですよね〜? でも、可愛い後輩とだったら、更に嬉しくないですか先輩?」
「………………………………………………………」
「………………………………………………………」
「…………あ、あのぉ。できれば幽霊を見たような顔だけはして欲しくないんですけど?」
「む〜っ、また湧いて出た! あくりょうたいさん!!」
「うわ、止せって!」
「うわ失礼な!実は私、お姉ちゃん達と来てたんですけど迷子になっちゃったんですよ〜。で
すから、良かったらご一緒させて頂いて良いですか?」
「………と言いながら既に腕を組んでるんだが?」
「だってだって、私も先輩狙ってますし今日だって来年の恋愛成就のお参りが主目的なんで
すから願ったり叶ったりというか戦略的第一歩というか妹さんに先を越されてたまるもんで
すかーって感じで戦いは既に始まってるんです。さぁレッツゴーです先輩っ!」
「ま、負けないもん!」
「『それでこそ私のライバルだ』ってね? 正々堂々勝負開始だよ〜!?」
「ん!!」
「……わかったわかった。わかったから両側から体重かけないでくれ、動けん……」
「あ……あはは〜っ♪」
「うふふっ♪」
149名無しさん@初回限定:05/01/01 00:13:03 ID:vXM6vIgX
ここまでです。

……って、これも「朝起きて」じゃないですね、あはははは…………
今年も良スレでありますように、職人様方の健康とご発展を!
150名無しさん@初回限定:05/01/01 00:17:36 ID:RXz5Lcd6
朝起きてではないけど寝る前にいいもの読んだよ。GJ職人たち。
いい初夢見れそうだ、おやすみおまいら。それとあけおめ、今年もヨロ。


朝起きたら妹と同じ夢を見ていたことが判明。
151名無しさん@初回限定:05/01/01 01:11:23 ID:qyDiE5aY
年越したら妹に、姫初めしよって言われた。


朝起きじゃねえよ('A`)
152名無しさん@初回限定:05/01/01 03:18:24 ID:XmmsX0PG
朝起きたら妹に一言「金」と言われた。
素直にお年玉くれ、とかあけましておめでとう、とか言えないかね?
あ、和服似合ってるよ。すごく可愛い。
何、拝観料?おいおい、いくら何でも無茶だよ。やりすぎだって。
え、初詣一緒に行こう?マジで?いいの?

じゃあ、はぐれないように手、離すなよ?
うわ、凄い人波だな。全然進めない。
げ、雪が……うわ、こりゃ吹雪だよ。
ん、あの建物で雪宿り?分かった。

ふう、雪でビショビショだ。服、乾かさないとな。
ところで、ここはラブホじゃないのか?
何だ?改まって。
え……俺……に?
153名無しさん@初回限定:05/01/01 03:22:57 ID:XmmsX0PG
何スレか前の夏祭りを改悪。
この後はいつも通りの展開です。
新年早々何やってんだよ、この兄妹。

そして俺('A`)
154池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/01 04:09:25 ID:SvVZFzzX
 朝起きたら妹が更新された。

コタツの中。昨夜はいつのまにか眠ってしまっていたようだ。
「起きて、兄さん」
「……ん? ああ、おはよう……」
妹に肩を揺すられて、目が覚めた。
目を開けると、すぐ隣に正座している妹が。
「あけましておめでとう、兄さん。もう新年よ」
「えっ? あ、そうか……」
そういえば、昨日は紅白を見ながら眠ってしまったんだっけか。
「あけまして、おめでとう」
何だか言ってて気恥ずかしいが、一つの儀式だと割り切って挨拶をする。
俺は上体を持ち上げて辺りを見回しながら、
「今日は……何もイタズラ仕掛けてないようだが……何かあったのか?」
いつもいつも何らかの嫌がらせがなされているのに、今日は見たところ何もない。
昨日なんて俺が寝てる頭上に黒板消しセットされてたのに。
「あら、いけない?」
「いや、逆に落ち着かなくて」
慣れって怖い。
「私はもう、今までの私じゃないの。だから、もうそんなイタズラはしないの」
妹は俺の前にドンと立ち、片手を胸に当てて言った。
「私はバージョンアップしたの。今日から私は、『AOIver.05』よ!」
「バ、バージョンアップ!?」
「これでもう、厄介な不具合は生じないわ!」
なるほど、色々突っ込みたい所はあるがここはスルーだ。
俺は妹の体を下からつーっと目線で追いながら、
「……以前のお前と、どこが変わったんだ?」
「知能、運動神経、精神を始め、全ての性能が飛躍的にアップ!したのよ
全部、ときたか。しかし、バージョンアップというとドジっ娘Meたんの前例があるからなあ……。
バージョンアップにより改善じゃなくて改悪されたものは挙げればいくらでもでるのが怖い。
「もう逆上がりだって二次関数だってお手の物よ」
「また低い志を……」
155池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/01 04:10:38 ID:SvVZFzzX
「――ところで」
妹がべらべらと新バージョン自慢をしているところで、俺は口を挟んだ。
「スタイルは全然良くなってないようだが……」
見たところ、胸は相変わらずAカップだし、ウェストのくびれも変化が見受けられない。
全ての性能が飛躍的にアップ!したのなら、
もっと、こう、不二子ちゃんみたいなのになっててもおかしくないんだが。
「……これはバグですか?」
「仕様です」
S○NYの相談窓口をほうふつとさせるエキセントリックな回答。
「ツルペタの姉キャラがいないように、妹キャラがボンキュボーンじゃダメでしょう?」
なるほど確かにこのストレートなボディライン、これが無かったらそれこそバグだ。
「理解した? 私のニューバージョンに欠点は無いのよ」
「……理解しました」
「そう、理解したのなら次は時計を見るといいわね」
俺は言われるままに壁掛け時計を見上げた。
「――うぉあっ! やばい遅刻だ! 次の電車まであと2分て!」
ばたばたと着替えを済まし、俺は朝食も取らずに玄関へ走る。
そんな俺の横を、妹は済ました顔で、
「顔ぐらい洗ったほうがいいよ?」
「もうそんな時間ねえよ! お前のバージョンアップ演説聞いてた所為でな!」
「ええそう、私、もう今までの私じゃないのよ。だから――」
「あーあー分かったから! 行ってきます!」
――バタンッ
勢いよく閉められた扉の前で、妹は一人呟く。
「あーあ、行っちゃった。
 ……せっかくアドバイスしてあげたのに」
そしてクスクスと笑いながら、遮られたセリフの続きを言う。

「――私はもう今までの私じゃないの。
 だから、そんなすぐにバレるようなイタズラはもうしないのよ」

妹の指先でペン立てへと放り込まれた油性マジックが、カチャリ、と小さな音を立てた。
156池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/01 04:14:41 ID:SvVZFzzX
あけまして、と。
あー、三箇日はようやく暇な日々が過ごせる。
で、長編の方、そのうち続き落とすと思うんだけど、新規住人の人とかも結構いるだろうし、
読んでても大半の人内容忘れてるだろうしで、どうしよう。なんか良い案募集。
157名無しさん@初回限定:05/01/01 22:48:29 ID:UAU2ZXn2
朝起きたら妹が、「あけましておめでとう」
といってシャツの前を開けてた
158名無しさん@初回限定:05/01/01 23:09:11 ID:avwFLbyU
>>157
その妹さんの年齢は1桁?
159名無しさん@初回限定:05/01/02 00:21:22 ID:M3GEklxR
>>池魚氏
このスレにもそろそろ朝妹の過去ログを準備してみてはいかがでしょうか?



朝起きたら妹に「今年のお年玉は体で払ってね☆」と言われた。
160名無しさん@初回限定:05/01/02 01:59:02 ID:169qVimJ
労働させようってオチは無しだぜマイシスター?
161突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/02 04:02:58 ID:v1VxgU2Q
流れを無視して一本投下、「早苗&愛理」編です。

「あたたたた…………」
と既に昼間近のダイニングにパジャマ姿でご登場したのが、我が家のご令嬢にして
嫁入り前の乙女、早苗である。ぐしゃぐしゃに寝癖が付いたままのセミロングの髪の
中に手を突っ込むようにしてアルコールの後遺症でズキズキしているらしい頭を抱え
ているお姿を拝見してしまうと、怒るとか呆れるとか言う前に情けなくて涙が出そう
になってしまう俺。
「早苗、あんたって子は……」
もはや涙も枯れ果てました、と言いたげなお袋も俺と同意見のご様子。
「さ、早苗ったら大丈夫? 真っ直ぐ歩ける……?」
と、その横で昼飯の用意を手伝っていた愛理が慌てて駆け寄る。例によって例のごと
く、遊びに来たついでに泊まっていったのだ。早苗のクラスメートであり親友であり、
更に俺の恋人……ということになっている……だけに愛理のご両親も我が家で外泊す
る分には寛大である。なにせ俺と二人っきりにならないのであれば、これ以上安全な
外泊先は無いと言っても良いのだから。
「おはよう、愛理、お水………いや、ポカリを……」
「駄目だよ。いまインスタントのスープ作ってあげるから、それをゆっくり飲んだ方
が良いよ。ほら、椅子は危ないからお部屋に戻ろう、ね?」
少し身長差がある二人。ダウン寸前の足取りでフラフラしている早苗を支えるように
愛理が肩を貸してるが、早苗の方が背が高いので危なっかしいことこの上ない。
「あ〜もう!」仕方なく動き出す俺。愛理が煎れてくれたコーヒーを半分近く残して
しまうのは心底不本意だが「俺が部屋まで運ぶから。愛理は、後でスープと一緒に俺
の飲みかけのコーヒーを持ってきてくれるか?」
「あ………はい!」
そうして、よいしょ、と随分重たくなった妹を背負ってダイニングを後にする俺。
どうでも良いが、まだ酒臭いぞ早苗。

『朝起きたら妹が、二日酔いだった。』
162突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/02 04:04:12 ID:v1VxgU2Q
「お前、弱いのに呑みすぎ!」
「うぅ、頭に響くぅ〜!」
部屋まで運んでベッドに下ろしてやると、そのままコロリと仰向けになった早苗。
「だーっ、ヘソ丸出しだぞ! ホント女としての緊張感無いよなお前は。」
パジャマの裾を直してやって、更に胸元まで掛け布団をかけてやる。
「ありがとぅ……」横になって少し表情が落ち着く妹「……私、そんなに呑んだ
っけ? 全然覚えてないよぉ〜。」
「………まぁ、そんなこったろうとは思ったが……」
覚えてたら、間違ってもお袋の前に出れたりはしない。なんせ昨夜は………


「いいえ。私、時々お父さんの晩酌にお付き合いしていましたから。」
余裕の表情でクイ、とお猪口を軽く空けてしまう愛理。日本酒でほんのりと染まった
横顔がなんとも可愛いなぁと少し感心。大勢だから、ということで夕食の場所をダイニ
ングから居間へと移し、引っ張り出したばかりの炬燵で一家四人プラス一名で鍋を囲
むことになった。
「むぅ………!」
そんな様子を見つめる早苗は、箸をくわえたまま不満顔。
配置的には俺とお袋、親父と早苗がそれぞれ対面。これで四面が埋まってしまうので、
愛理は俺の隣に寄り添うようにして座っている。こと飲酒に関してなら我が家は非常
におおらか………というか無責任。親父はともかくお袋も『それなりに』呑めるので
俺も早苗も割と小さいときから酒の味を知ってたりする。
「親父。愛理は手前の娘じゃないんだから、少しは遠慮しろよ!」
「そ、そんな……まだ平気ですから……」
普段以上にご機嫌な親父、しきりと愛理に注ぎたがってる。よほど愛理が気に入ってる
のか、はたまた単に若い女と呑めるのが嬉しいだけなのか、話しかける相手も殆ど愛理
ばかり。まったく恥ずかしいったらありゃしない。
「あぁ、もう!」こうなっては仕方がない「愛理、場所変わろうぜ?」
「え、でも……」
「いいから! ほら!!」
無意識だったとはいえ、俺と親父の間に愛理を座らせたのが原因。つまりは俺の失態だ
った。ちょっと強引に細い腕を引っ張って半ば無理矢理に入れ替わる。
163突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/02 04:05:20 ID:v1VxgU2Q
「いいか愛理、あんな飲兵衛に付き合うことは無いからな!」
「…………………………………」
と注意する俺の顔をポカンと不思議そうに眺めてる愛理。
「………大丈夫か愛理?」
「……は、はい♪」
「むむむむぅ………!!」
この時、すっかり蚊帳の外にされご機嫌斜めの早苗が普段の数倍のペースだった事に俺
達は全く気づいていなかった。

「愛理っ!!」
そして気付いたときには手遅れだった。
「早苗?」
「ど、どうしたの?」
ふらり、と危なげな足取りで立ち上がった早苗。
「ってお前、目が据わってる……?」
「愛理、あいりはぁ、わたしのぉ!」
「え? え? え? え?」
出来立てのゾンビを連想させる動きでヨタヨタと近づく早苗。その異様な迫力に飲まれ
てか硬直してしまう愛理。一気に酔いが醒めそうなほどの悪寒を感じて愛理を庇い抱き
寄せようとした俺だが。
「あいりはぁ、わたしのぉ………!!」
「ちょっと早苗、落ち着…………えっ!?」
「わたしのぉっ!!」
バタン、と妹が兄貴の恋人を畳の上に組み敷いた音、更に。
「いっ!?」
「あ……………!?」
「な、な、な!!」
「んんんんんんんんんんんんんっ!?」
やっちまった、とうとうやっちまった……などと悠長に嘆いてる場合ではなかった。
「馬鹿、早苗! お前何やってるんだ! 離れろって!!」
ぶっちゅ〜、という擬音が聞こえそうな程にガッチリと吸い付いた唇。
「んーーん! んーーーんっ!!」
164突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/02 04:06:17 ID:v1VxgU2Q
一方、下敷きになって唇を奪われた愛理も昔の漫画みたいな動きで手足をジタバタと
振り回して抵抗するが、んな動きで押し退けられる訳がない。
「おい早苗! 早苗!?」
一番早く理性的な行動を開始できたのは、やはり事情を一番よく知ってる俺だった。
炬燵から出、力づくで早苗を引きはがそうと………
「………って、あれ?」
……としたのだが、妹の体は意外なほどに簡単に動いた。そしてその理由は、次の瞬間
には全員が理解していた。
「…………すーっ、すーっ………」
「…………酔い潰れて………寝てやがる………?」


「手間のかかる奴………」
まぁ酔って前後不覚だったんだろうとか、俺と愛理がベタベタしてたから置いてきぼり
にされたみたいに感じてたんだろうとか自分でも無理があるとしか思えない適当な言い
訳を並べ立ててて夕げから脱出。早苗を背負って部屋のベッドへ。
「お疲れ様でした。」
その後ろを心配そうに付いてきた愛理も、ようやく安心できたらしい。暢気に安らかな
寝息を立ててる早苗に優しく布団を掛けてやってる。
「……愛理こそ、驚いたろ? 大丈夫だったか?」
「あ………はい。別に、怪我とかはないですから……」
「そ、そうか。」
「はい♪」
いや、確かに怪我が無いのは大変結構なのだが、俺の心配はキスの方。それじゃ早苗をパ
ジャマに着替えさせますね、と一人室内に残った愛理の恋人は表向き俺。だが本当に愛を
育んでいる相手は早苗。きっと一過性の風邪みたいな物だろうと気楽に構えてダミーを申
し出ることによって二人の間を取り持ち始めたが、そのアブノーマルな関係は冷めるどこ
ろか次第に熱く強固に安定してきている気さえする。更に俺自身、密かに愛理と関係を持
ってしまった上に『それ』に感づき始めた早苗の脅迫(?)に押し切られるように流され
、もはや兄妹としては許されない一線の瀬戸際まで追いつめられてる。それだけでも十分
すぎる重みの筈なのに、加えて今夜の騒ぎだ。
「あいつら、どうしたいんだろ?」
165突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/02 04:07:50 ID:v1VxgU2Q
一方で俺と愛理は両家公認の恋人を通り過ぎ、親父達が縁談の話まで進めてる気配すらあ
ったりする。このままで行けば愛理の卒業を待って結婚、なんて話が出てきてもおかしく
ない状態。そうなると早苗は自動的に愛理から引き離される。だが現状で妹達の恋愛を守
る有効な手段が他に見あたらないのも事実。早苗も愛理も、そんなことくらいは承知して
いる筈なのに今の関係の持続以外には興味を示さない。その真意が計りきれない限り、俺
は与えられた役を演じ続けるしかない。
「………つくづく情けない兄貴だよな、俺も。」
そしてせいぜい、こうやって自嘲気味な笑みを浮かべ自分を誤魔化すだけ。
「お待たせしま………どうかしましたか?」
「いや、なんでもないよ。そろそろ下に行こうか? 親父達を何とか言いくるめないとい
けないしな。」
「あ、はい……」と何故か視線を反らす愛理「……でも、そも前にちょっとだけ、お時間
頂戴できませんか?」
「いいけど、なにかな?」
「その、あの……お部屋に、お邪魔しても良いですか?」
らしくない仕草。そわそわと落ち着かない様子でチラリ、チラリと上目遣いで俺の顔色を
窺う愛理を(早苗の部屋の隣にある)俺の部屋に招き入れる。
「………………………………………」
やはり落ち着かない様子の愛理、六畳の部屋の中央でポツンと立ちつくす。
「それで? どう………」
「で、電気を!」今度は潤んだ瞳で真っ直ぐに見つめてくる「……電気を、消して頂けま
せんか?」
「あ、ああ……いいけど。」
思い詰めたような声色に何やら嫌な予感を感じながらも、断る理由が見つけられない俺は
壁のスイッチに手を伸ばす。そして壁に埋め込まれたボタンを軽く押すと天井から吊され
たドーナツ方の蛍光灯は音もなく消え、唯一の光源を失った部屋の中は窓の外よりも深い
闇へと沈んでしまう。
「………それで? 話って一体……………んっ!?」
完全に不意を突かれた! 文字通りに飛びかかってきた愛理が首に抱きつき、問答無用で
唇を重ねてくる。反動で背中が壁に当たる、早苗が眠る部屋との境界線の壁に。
「あむん、はむん、んんんん……!!」
166突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/02 04:10:01 ID:v1VxgU2Q
まるで貪るような動き、更に柔らかい舌が進入してきて俺のそれに絡み付く。熱い唾液が
流し込まれ、アルコールを含んだ吐息が口の中を満たしてゆく。
「愛理! どうしたんだ!?」
普段の彼女からは想像も出来ない攻撃的な接吻と肺の中に流し込まれるアルコールで膝か
ら崩れそうになりながらも、ありったけの理性を動員して引きはがす。
「ごめんなさい、お兄さん……」二人の間をつなぐ唾液の橋が微かに光る。そして可憐で
清楚で慎ましい少女の瞳の中で燃える情欲の炎も「……でもお酒が、早苗のキスが、もう
我慢できなくて………!!」
火照った全身から汗と共に吹き出す女の匂い。そして押しつけられた女体の感触。
「だけど、ここじゃ拙いよ。真下には親父達が居るし、隣は早苗の部屋だから。」
それは拒絶でも拒否でもなく、言い訳の言葉。
「でも………」小さな手、愛理の右手がズボンの上から股間に添えられて興奮を更に促す
かのように包み込んで愛撫する「……欲しいんです、いますぐ欲しいんです!」
「し、しかし………」
「こんなに固くなってるの、お預けなんて酷いです。お願いですから!」
早苗と愛理には決定的な差がある。それは本物の男性器による快感を味わったことが有る
か無いかだ。後者である早苗は単なる自慰でも性欲をコントロールすることが可能なのだ
ろうが、前者であり更に俺とのセックスで絶頂まで達した経験がある愛理は時として指や
舌での性行為では制御できないほどの興奮状態になることが有るという。きっとこれがそ
の状態なのだろう。
「落ち着いてくれ愛理。俺だって今すぐ愛理を愛してやりたいけど、こんな状態で始めた
ら、きっと激しくなり過ぎて声とか音とか……」
普段ならいざ知らず、今の状態で音に気を遣いながらのセックスなんぞ出来る訳がない。
増してや声を抑えるなんて論外だろう。
「じゃ、じゃあ、大きな音を出さなければ良いんですね!?」
「そりゃ、まぁ……って!?」
「私に、任せてください!」
いうが早いか足下にしゃがみ込んで手慣れた動きでベルトを外し、トランクスごとズボン
を一気に引き下ろす。そうして全ての拘束から解き放たれ、突き出されるように目の前
に現れた勃起に顔を近づけ、迷わず舌を伸ばす。
167突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/02 04:12:15 ID:v1VxgU2Q
「う!」
直接的な刺激に加え、美味しいですと呟きながら舌全体で先走りを舐め取り、唾液と一緒
に喉の奥へと運んでいく愛理の熱に浮かされたような表情が否応なく劣情を加速させてゆ
く。
「…………まだ、出したら駄目ですよ? 我慢してくださいね?」
膝立ちの愛理、ねっとりとした舌使いを続けながら片手を下からスカートの中に差し込ん
でモゾモゾと腰を揺らす。きっと邪魔なショーツを降ろそうとしているのだろうが、片手
では思うように脱げないらしい。動きが徐々に大胆に、淫靡になってくる。両手を使えば
簡単なのだろうが、目の前の御馳走を舐め回すにも手は必要。ぴちゃ、ぴちゃと子猫がミ
ルクを舐めるような音を立てながら糸を引く舌から伝わってくる味覚も既にセックスの一
部と化しているのだろう。
「あ、ああん!!」
が、それだけで満足な快感が得られるわけがない。とうとう痺れを切らしたショートカッ
トの少女はこれ以上ないと言うくらいに膨れ上がった男性器を一気にほおばり、もはや邪
魔者でしかない下着を乱暴に脱ぎ捨てる。頭が固定されたままの姿勢で腰を振りながら降
ろした純白で飾り気のないショーツには愛液による染みどころか、彼女の興奮度を象徴す
る程に粘度が高い糸が何本も繋がっていた。バランスを崩しそうになりながらも片方ずつ
膝を横に持ち上げ、白いソックスの踵に引っかかりながらも不自然な位に焦り苛立ちなが
らショーツを抜き取り、脇目もふらずに部屋の隅へと投げ捨てた。
「んんんんんんんんんむっ!!」
「お、おい愛理、落ち付けって!」
愛理にフェラされるのは初めてじゃない。それどころか数回目の行為以降、早苗に隠れて
愛し合う度に優しく愛でるかのような奉仕をして貰っていた。だが今回のそれは普段と明
らかに違う。まるで女性器に挿入した時のように根本まで頬張る小さな口、俺の快感を引
き出すためではなく自分が味わい吸い取るための行為。俺は今、目の前の小柄な少女の口
に犯されているのだ。
「んん! んん! んん! んんっ!!」
168突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/02 04:13:49 ID:v1VxgU2Q
一方でショーツ脱がす役目を終えた両手が、まるで独立した知覚機能と意志を持っている
みたいに淫唇をいっぱいまで開き、その奥で蠢き溢れんばかりの粘液を湧きあげ続けてる
膣口に手加減なしの動きと速度で侵入するのが布越しの動きでわかる。。膝上辺りまでめ
くれあがったロングスカートの中、挿入された指は恐らく一本ではないだろう。
「んーーーーーーーーんっ!!」
自らの細い指に一番奥まで犯される感触が、跳ね上がるような快感となって全身を駆け抜
けてゆき、同時に唇の締め付けが一気に強まって唾液の量も急激に増す。
「くっ!?」
情けないことに呻き声を漏らしてしまうほどの熱さと快感。もはや焦点の合わない瞳で行
為没頭してしまっている愛理には、俺の様子に気付く程の理性すら残ってはいないのだろ
う。獰猛としか形容できない激しさで男性器を貪る唇からは過剰に分泌され続けている唾
液がジュパジュパと下品な音とともに溢れだして顎まで伝い、指の動きだけでは全然足り
ないとないばかりに前後に揺れる股間から流れ出す半ば白濁化した愛液が白い太股まで垂
れてきて窓から差し込にフローリングの床で反射する街灯の淡い光にキラキラと妖しく輝
いてる。セックス並み………いや純粋な性行為が許されない状況が生み出す反動で愛理は
彼女自身も体験したことがないであろう過激な動きと情欲で、内からほとばしる衝動を鎮
めようと必死になっていた。或いは口内と膣内を本能に任せて犯すことでしか、男に支配
され蹂躙される悦び程の満足感を身体に与えることが出来ないのかも知れない。
「あ、愛理!?」
だが俺の方も、目の前の少女の痴態を悠長に観察する余裕は無くなってきていた。只でさ
え刺激的な光景に加えて愛理の口の中の良さは半端じゃない。包み込む粘膜の締め付けと
いい肉棒が溺れる程の熱い唾液といい、まるで騎乗位か何かで女性器に挿入しているよう
な心地よさなのに、絡みつき引き込み裏筋を撫で上げる舌が恐ろしいまでの勢いで絶頂を
促すのだ。フェラそのものの経験は豊富でも口の中に放ったことは一度もない。このまま
射精してしまって、口内射精の経験がない愛理がはき出してしまったら彼女の顔だけじゃ
なく服をドロドロに汚してしまうことにもなりかねない。
「愛理、愛理! しっかりしてくれよ!!」
169突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/02 04:14:42 ID:v1VxgU2Q
女性に、しかも年下の少女に乱暴なことはしたくなかったが背に腹は代えられない。我を
忘れたように動き続ける頭を片手で押さえ込み、残った片手で柔らかい頬を何度もペチペ
チと加減しつつ叩く。
「愛理、愛理!?」
「…………………ふぁい?」
極度の興奮に加えて酸欠気味になっていたのだろうか。トロンと呆けた瞳で動きを止めた
愛理だが、ようやくのことで口を離して俺の視線を受け止めてくれた。
「も、もう良いだろ? 俺、その、そろそろ限界だから……な?」
「……………げんかい?」
小さな唇が僅かに動く。やや薄くて化粧っ気のない可愛いあの口が、あんな音を出しなが
ら俺のをしゃぶっていたとは思えない………が。
「このままされたら、愛理の口の中に出るかも知れないんだ。だから………」
「………おくちのなか? おにいさんが、わたしのおくちのなかに?」視線が動き、彼女自
身の唾液で濡れ光るモノへと「……ここから……せいえき……おくちに………」
「……………愛理?」
「くすっ♪」
良い悪戯を思いついた子供みたいな瞳で、見たこともない妖艶な笑みを浮かべる愛理。
「………おくちになかも、すきにしていいですよ……?」
「な…………!?」
次の瞬間、俺は有無を言わさぬ素早さで少女の中に吸い込まれていた。そして先ほどを激
しさをも上回る勢いで頭を振り、両手を動かし、腰を突き出す愛理。
「だ、だから! 駄目だって……」
俺の声が耳に入っているのかいないのか、更にヒートアップする動き。全てが制止した部
屋の中、卑猥な水音が奏でるデュエットの中で俺は…………
170突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/02 04:15:32 ID:v1VxgU2Q
「お待たせしま………どうかしましたか?」
「あ、いや………」
昨夜と同じ台詞で現実へと戻る。昨夜と同じ、早苗の部屋の前で。
「どうだった? 早苗の具合は?」
「はっきり申し上げて………使い物になりませんね……」クスリ、といつもの穏やかな笑
みを浮かべる愛理「二日酔いのお薬なんてありませんから、スープかお味噌汁みたいな栄
養価のある飲み物で水分を補給して、大人しく寝るしか無いと思います。これは家のお母
さんの受け売りですけど。」
「全く……呑んだ量なら俺と愛理の方が多いのに。」
「それはそうかも知れませんけど、体質の問題ですから……」
「……まぁ確かに、悪酔いされて押し倒されるよは頭痛で寝込まれた方がマシかもな?」
「あ………」
「結局、あのままダウンしちまうから大変だったんだぞ? 体拭いて俺のベッドに寝かし
てから親父達を何とか誤魔化して、床掃除して……」
「あぅ………反省してますから言わないでくださいぃ………」
「しかもお前、俺のを飲んだ後、抱き抱えた途端にゲップするし。」
「う、嘘ですっ!」
「本当だって。しかも…………………」
「や、やぁ〜〜〜〜〜ん…………!!」

遠ざかってゆく二人の足音と話し声。とても……………楽しそうな会話。
「………………………………………ばかばかばか!」
それは兄への言葉か、愛理への言葉か、或いは自分自信への非難か。
「……………ばかっ………!」
早苗は、頭まで布団の中に潜り込んで泣くしかなかった。
それでも、兄の背中の大きさと愛理の作ったスープの美味しさだけは忘れたくないと思った。
171突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/02 04:21:31 ID:v1VxgU2Q
どう足掻いても、これ以上短くはなりませんでした。
自分の未熟さが歯痒いばかりです(汗
しかも元旦向けの内容じゃないし……

しかしシリーズ物が多い以上、なんらかのフォローは必要かも知れませんね。
ちなみに私は「A Bone」で初スレからの全ログと、自分の投稿文のテキストデータを
全て保存していますので大丈夫なのですが………
172名無しさん@初回限定:05/01/02 04:32:07 ID:ViZMQI6V
こんな時間にリアルタイム(゚∀゚)キター!!
突発さん最高ー!
173名無しさん@初回限定:05/01/02 08:38:22 ID:+h84s0wd
突発屋氏、(・∀・)GJ!!
174名無しさん@初回限定:05/01/02 12:02:30 ID:+Y1BwJjF
妹とやったんじゃなくて、妹の女友達とやったのか?
175名無しさん@初回限定:05/01/02 15:01:17 ID:2ee7to87
年が明ける瞬間、妹とヤっていた…
176慧 ◆Kt17LnYJ4. :05/01/02 15:01:16 ID:yV+YLYoK
一日遅れですが、あけおめことよろ、です。
一週間振りくらいに訪れたのですが、
大変なことになっているみたいですね…。
その中でも熱心に執筆されている職人方、本当に乙です。

>>池魚氏
GJです。光景が思い浮かんで思わずニヤリとしました。
長編の方はそのうち拝読しようと思っていたらまとめが消えて
しまっていましたが、簡単な登場人物紹介を最初に書いておけば
私のようなシリーズ初見の人でも楽しめるのではないかと。

>>突発屋氏
GJっす。このシリーズは初見ですが、大変そうな境遇の中でも
微笑ましいシーンがあってとてもいいと思います。
けどやはり何らかのフォローはあった方が、より作品を楽しめる
と思いますね。
改めてまとめ氏の偉大さを痛感した今日この頃です…。
17780たん ◆GYhzO8OFh6 :05/01/02 22:09:29 ID:wCmoKc4j
>all
あけおめことよろ
そろそろ資格試験勉強にはいるので、続きの執筆に入ると思います
資格試験勉強中の息抜きであって、現実逃避ではないですよ。たぶん…
でも、「後ろの処女を奪われた兄」は最近来た人の中には知らない人も
いるんだろうか? 不安です

           ∧_∧  
          ( ´∀`)  
       _φ___⊂)_
      /旦/三/ /|
    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
    |試験勉強中|/
178池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/02 23:25:14 ID:c2cB6dDe
俺の勘だと、新規住人の方はたぶん先日の518氏誤爆事件の誘導時に数人来てる気が。
連載物がスレで何作もあると、どうにも過去作品が読める場が無いと、不便ですね……。
俺は自分のSSはブラウザの書き込み欄で書いて、書き終えたら保存せずに投下しているので、
このままだと投下済みの分との整合性がなかなか。
一応前スレまだ生きてますが、それより以前のものはどうにも。
179名無しさん@初回限定:05/01/03 00:49:12 ID:x9TXAGsa
>>突発氏
エロイのキテタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!

↓ネタ置いときます
朝起きたら妹が拗ねてた。

ところでhtmlのミラーは作れないのかな?どっか作ってもらえるスレがあったような…
180親切兄:05/01/03 12:26:08 ID:GDVTiHLu
ガ板のルクダルタンに頼んでもらえ。
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1104459830/l50
181名無しさん@初回限定:05/01/03 17:34:02 ID:bhdPved9
とりあえずですが、ログだけ上げました。
削除されても責任持ちませんw
また『手書き』なので重いですが、それも責任持(ry

必要な方は、早めに自己保存をお願いします。


http://www.geocities.jp/asaimo0/
1821/4 慧 ◆Kt17LnYJ4. :05/01/03 22:29:47 ID:jyDa6HJb
>>87からネタを拝借。
「あ…」
「恵(妹の名前)…? 何やってんだ、おまえ」
「えと…あの、これはね…」
 朝起きたら妹が朝起き妹スレに超萌えSSを投下していた。
 かちかちする音で目が覚め、辺りを見渡したら俺のPCを妹が占拠してて。
 そっと覗き込んで見れば2chブラウザが立ち上がってて、馴染みのスレが
表示されていて。
 画面の中央部に表示されてるレスエディタには、書き途中のSSと俺も
よく知ってるコテハンの名前が。
「え…あれって、おまえが書いてたの?」
「な、なんのこと? あたし、よくわからないけど…」
 じーっ。
 恵の瞳を覗きながらにらめっこ。
 …………………………………………………………………………。
「そ、そうだよっ。あたしが書いてたんだよっ、悪い!?」
 うわ、逆ギレし出した。
 全然寝てないのかいい感じに目が据わってて、結構こえー。
「あのなぁ…それ俺のパソコンだろ? 勝手にいじるなよ」
「だって、あたしパソコンなんて持ってないもん」
「いや、そういう問題じゃなくて…」
 エディタの中を覗き込む。
 確かにそれは俺が最近気に入ってる職人の名前が書いてあって、
連載長編の新作が書かれている。
 へぇ、なかなかいい出だしだな…ってそうじゃなくて。
1832/4 慧 ◆Kt17LnYJ4. :05/01/03 22:30:34 ID:jyDa6HJb
「なんで、そんなことしてるんだよ」
「そんなこと…って?」
「だから、何でわざわざ俺のパソコン勝手に使って職人になってる
のかってこと。だいだいおまえ、2chなんて知らなかっただろ?」
「…そりゃあ、知らなかったよ。あたし、ネットなんて全然興味
なかったもん」
「じゃあ、どうして」
 そこではっと気付く。恵が小さく震えていることに。
「だって、だっでぇ…」
 しゃくりあげる声、鼻をすする音。
「お兄ちゃん…最近全然構ってくれないんだもん…。
前はあたしと一緒によく遊んでくれたのに…近頃は帰ってきたら
すぐに部屋にこもって…」
「…恵」
「最初はあたしも我慢してたんだよ? でもお兄ちゃんは毎日毎日
部屋にこもりっきりで…それでね、悪いとは思ったけど、お兄ちゃんの
部屋覗いちゃったの…そしたら、この“すれっど”真剣に読んでて…」
 …いつの間に見られたんだ。けっこー恥ずかしいなぁ、それ。
「だから…あたし…その“すれっど”読んで。ああ、お兄ちゃんこういう
のが好きなのかなって思って…なら、あたしも書いてみようかなって」
「…ちょっとまて。何でそこでいきなり『書いてみよう』になるんだ?」
「だって…そうすれば…」
       ――お兄ちゃんが振り向いてくれるから
「…は?」
「…だからさ、お兄ちゃんよく職人さんに“れすぽんす”してるじゃない。
草稿途中の“ふぁいる”が“ですくとっぷ”ってとこに置いてあったよ」
 …妹よ、おまえいつの間にそんな言葉使えるようになったんだ?
1843/4 慧 ◆Kt17LnYJ4. :05/01/03 22:30:59 ID:jyDa6HJb
「これがお兄ちゃんかな? それともこっちの番号がお兄ちゃんかな?
…そういうふうに想像しながら読むの、すっごく楽しいよ」
「…暗い奴だなぁ…」
 だいたい、ファイルで何書いたかわかるんじゃになかったのか?
「いーじゃないっ、べつにっ。だいだいさぁ、元はと言えばお兄ちゃんが
いけないんだよ!? お兄ちゃんが恵に構ってくれないから…!」
「別にもう構ってほしいって歳でもないだろ? おまえいくつだよ」
「…うっ、うるさい、うるさいっ! 何よ! お兄ちゃんだってあたしの
新作楽しみにしてたくせにっ!」
「う…」
 まさか、職人からそー言われる日が来るとは…。
「あたしだって…お兄ちゃんに読んでもらいから…だから、あれだけ
がんばって書いたんだから…なのに…」
 …まぁ、確かに恵はパソコンのぱの字も知らなくて。
 電源入れて2chに書き込むだけでも相当がんばったに違いない。
 そこら辺は素直に評価してあげてもいいと思うが…けどなぁ。
「あたしが書いてたの…全部お兄ちゃんがモチーフなんだよ…?」
「え…?」
「物語中のあたしは…いつものあたしとは似ても似つかないけど…
でも、それでも間違いなくあたしなんだから…」
 ――あの職人、もとい妹が書いてる作品は超萌え系SSで。
 妹の視点からどれだけ兄のことが好きなのかをつらつらと
書いていったもので。
 …あれが全部、恵自身…?
「あー…おほん」
 わざとらしく咳払い。
1854/4 慧 ◆Kt17LnYJ4. :05/01/03 22:31:25 ID:jyDa6HJb
「…なに? お兄ちゃん」
「あれだ。俺が悪かった。これからはもっと仲良くしようじゃないか」
 恵のSS見て何度も思ったこと。
 ――俺もこのSSの兄になりてぇーーーっ!!!
「…ふんっ」
 けど恵はぷいっとそっぽを向いて。
「そんな、急にあたしのこと知って態度変えるお兄ちゃんなんか
知らないよっ。あんな、物語通りにべたべたなんてしてあげないもんっ」
「まぁ、まぁ、そう言わずに…」
 灯台下暗しとはよく言ったものだ。
 あの妹が降臨しているというのであれば俺の生活は200%バラ色に…!
「べーっ、だ」
 意地悪く舌を出す恵。
「そんな下心見え見えなお兄ちゃんには冷たく接します。せいぜい
お兄ちゃんはあたしがこれから載せる作品でも見てヤキモキしてて
くださいっ!」
 あはは、と笑う恵。
 …そうか、俺は妹のこうした表情も忘れる程、放っておいたんだな。
「今度は思いっきりえっちなの書いちゃうんだからっ! えっちな話って
身近にいる人が題材だと全然感情移入できないんだよ。せーぜー楽しみに
しちゃってよね♪ そんじゃー」
 ぱたぱたと慌しく部屋を出る恵。
 …いつの間にか全部の話送信済みになってるし。
「…ったく、あいつは」
 2chもいいけど…これからはあいつの時間ももう少し増やすか。

FIN
186慧 ◆Kt17LnYJ4. :05/01/03 22:31:54 ID:jyDa6HJb
えーと、こういう風に他の人が書いたネタを使うのもありなんですよね?
自分の気に入ってた職人さんが実は自分の妹でしたー、とかあったら
面白いなぁ、と思って書いてみました。
相変わらず長文気味ですいません…。

まぁ、某「電気は大切にね」みたいな感じで、「妹は大切にね」ということで。
187名無しさん@初回限定:05/01/03 22:54:56 ID:3V8hS60f
今から妹を問いつめてきます。
188名無しさん@初回限定:05/01/03 23:03:34 ID:BSkztkU9
>>186
乙であります!
名無しのネタ→職人諸氏が閃く→SSにして投下
って流れが最近の主流かと。
スレの活性化につながるし、採用された方も結構いい気分になるのでどんどんやっちゃってくだちい。


朝起きたら妹が「お年玉を賭けて、双六やらない?」と聞いてきた。
189名無しさん@初回限定:05/01/03 23:31:49 ID:x9TXAGsa
>>慧氏GJ!
>>188
で、その後妹が払えなくなった分を身体で支払ってヌチャヌチャ…(ry
190名無しさん@初回限定:05/01/04 00:41:00 ID:CvEQKVkJ
その後兄君様イカサマ疑惑浮上。
191携帯2時間 1/5@今回は1時間半:05/01/04 06:19:18 ID:2MIMKFpW
「お兄ちゃん、双六しよ!お正月の遊びといえばこれだよ!」
朝起きたら妹に、双六をしようと言われた。
「…眠い、ダルい、却下。」
「その発言却下。ほら、ちゃんと準備したんだよ!」
「…用意周到とはこのことを言うべきか…仕方ない。」
「よし!ただし、特別ルールがございます。」
「あ?なんだよ。」
「…貰ったお年玉を賭けての勝負だ!」

…お年玉を賭けて。
「…なんだとう!?」俺のバラ色のエロゲー人生を邪魔しようと言うのかこの妹は!?
…なんとしてでも勝たねばなるまい!
「これが特別ルール。さっ、始めようか!」
…ふっふっふ。貴様のはした金などさっさと奪ってソフマップにGOだ。
「ん?何か言った?」
「いやなんでも。」
あぶないあぶない。声に出していたか。

「文奈(あやな)特製の双六だー!止まった場所によって金額が変わるから注意!じゃあ私からね。」
コロコロ…4
「えー!?いきなり5000円取られたー!」
「うぉっしゃラッキー!じゃあ次は俺か。」
コロコロ…6
「おっ?1万ゲット!?よっしゃ!」
「うわーん!ひどーい!」
コロコロ…妹は5を出した。+2000円
コロコロ…2が出た。+5000円
コロコロ…妹は4。-1万円
192携帯2時間 2/5@今回は1時間半:05/01/04 06:22:17 ID:2MIMKFpW
コロコロ…3。+8000円
「手持ちがなくなったよー!」
「じゃあこれで終わりだな。」
「いや、まだだよ。ギャンブルの負けはギャンブルで返すよ!」
どこでそんなセリフ覚えたんだか…俺は兄として非常に悲しいぞ。
「じゃあ次マイナスマスに止まったらどうするんだ?」
「うーん…それが問題なのよね…」
「まあとりあえずサイ振れよ。それから決めよう。」
「うん。じゃあ振るね。」
コロコロ…3。うわ、噂をすればマイナスマス。
「…もうやだ…」
「…で、どうするんだ?」
「…何がいいと思う?」
「うーん…あ、そうだ。脱げ。」
「え?」
「うん、それがいい。」
「えー?そんなに私のおっぱい見たいのー?」
「それもある。」
「…しょうがないなあ。他に思いつかないし。お兄ちゃん一応勝ってるし。」
と、上着を脱ぎ始める文奈。
「おっ、なかなかあるじゃん。成長していてお兄ちゃんは非常に嬉しいぞ。」
「そんなこと言わないでよ…恥ずかしいんだから。」
「次は俺の番だな。」
コロコロ…2。プラスマスだ。
「うーん…おさわり?」
「じゃあ遠慮無く。」
ふにふに
「んっ!」
ふにふにふにふに
「んはっ!あん!」
193携帯2時間 3/5@今回は1時間半:05/01/04 06:23:07 ID:2MIMKFpW
なんつーか…萌え。
「ほれ、おまえの番だ。」
「え…あ、うん。」
コロコロ…5。マイナスマス。つくづく運のない妹だ。
「次は?」
「…もうどうでもいい…好きにしていいよ。」
「じゃあ遠慮無く。」
ジーパンのチャックを外し、手を伸ばす。
「あっ!…さ、さわるの…?」
「好きにしろって言ったのはおまえだろ?」
「そ、そうだけど…ひゃっ!」
ジーパンを脱がし、ショーツの中に手を入れる。
「や、やだぁ…やめてよぉ…」
当然やめる気など更々ない。
「好きにしろなんて言うからだよ。あと撤回は無しな。」
「…はぅ」
胸を揉みしだきながら下への攻めも緩めない。
「やん…はぁ…だめぇ…」
「アソコびしょびしょだぞ。」
「やだ!言わないでよ…」
手で顔を隠して首を横にブンブン振る仕草が可愛くてたまらない。
ちょっと耳を噛んでみる。
「はぅっ!ふぁっ!」
「どうした?」
「…はぁ、はぁ…なんか頭の中真っ白になった…」
…イったか。なかなか敏感だな。そろそろか…
ショーツをはぎ取り、文奈を寝かす。
「…な、何するの?」
「本番。」
問答無用でイチモツを差し込む。
「ああああっ!い、痛いよ!抜いてよ!」
「おう、ちゃんとヌいてやるから安心しろ。」
194携帯2時間 4/5@今回は1時間半:05/01/04 06:25:06 ID:2MIMKFpW
「そ、そっちなの!?やだぁ!お兄ちゃんの鬼畜!変態!すけべ!えっち!」
「何とでも言え。だが、今俺とお前がヤってるという事実は変わらないからな。」
「…ぐすっ…そんなこと言わないでよ…」
「…ごめんな。お前が可愛すぎてついいぢめたくなったんだ。ごめん。ちゃんとやさしくするから…」
「…ぐすっ…ほんと?」
「ほんとだ。」
「…ほんとにほんと?」
「ほんとにほんとだよ。破ったら死んでやるよ。」
「…死んじゃだめ。」
「…わかった。」
許可が降りたところで上下運動開始。
「はぁっ!はぁっ!」
…やば。俺ってこんなに早漏だったか?もうイキそうだ。
「あっ!はぁっ!お兄ちゃん、もうだめえ!」
「バカ!先にイクな!」
「はあああん!」
「…イクなって言ったのに…まあいいか。」
ぼーっとしてる文奈には悪いが、とりあえず再開だな。
「あん!ああっ!な、何!?」
「俺がイッてない。」
「やん!す、すごぉい!さっきより変な感じたよぉ!」
「くっ…」
どぴゅっ、ぴゅっ…文奈のお腹の上に精液を出す。
ふう…なんとか間に合ったな。中に出すのはヤバイからな…。
195携帯2時間 5/5@今回は1時間半:05/01/04 06:26:37 ID:2MIMKFpW
「はぁ、はぁ…」
「…文奈、大丈夫か?」
「…うん。」
お腹の上の精液をティッシュでふき取る。
「んっ!」
「まだ変な感じするか?」
「うん…ちょっと。…あ、そうだ、お兄ちゃん。」
「なんだ?」
「目、つぶって?」
そういわれたので目をつぶる。
チュ…唇に普段味合わない感触。
「ん…んむ…」
…キスか。そういえばしてなかったな。どれ、舌でも入れてみるか。
「ん…ふむっ!んーんー!…ん」
以外にも舌で答えてくれた。
ぺろぺろ…ぬちゅ
「ぷはぁ…ふぁ…あっ…」
文奈の目の先には、ビンビンになってしまったMyムスコ。
「ね、ねぇお兄ちゃん…」
「な、なんだ?」
なんでこんな気恥ずかしい会話になるんだ!
「…もう一回、しよ?」
「え?」
「だ、だから…もう一回しようって言ってるの!」
「…文奈、大丈夫なのか?」
「…うん。」
「…わかった。お前がそこまでしたいって言うなら。」
「そ、そんなんじゃないよ!ただ、そのままだと苦しいかなって…」
「はいはい。」
「って聞いてないでしょ!あ、あん!」

Fin
196携帯2時間:05/01/04 06:33:41 ID:2MIMKFpW
あけましておめでとうございます。
新年早々書かせていただきました。
今回は前回のよりはうまくいったかなーと思ってるんですがどうなんでしょうw

ちなみに自分の文奈たんのイメージは、活発、大ざっぱ、えちの時はおとなしくなる。この三つで構成してます。
みなさんにもこんなイメージで見ていただければなあと。
ではまた。(゚∀゚)ノシ
197名無しさん@初回限定:05/01/04 13:35:29 ID:LDrjygDD
携帯さん、朝早くから乙です!

朝起きたら妹が巫女さん。
198名無しさん@初回限定:05/01/04 17:22:50 ID:5/yqmgxK
>>191
年齢設定は?
兄:50歳
妹:48歳
199名無しさん@初回限定:05/01/04 19:08:56 ID:pCkzJwDc
>>186
>えーと、こういう風に他の人が書いたネタを使うのもありなんですよね?
職人さんによるけど、名無しが振ったネタのみで書いてる人も居れば、
全くオリジナルで続けてる人も居て、それぞれやりたいようにやってます。多分。
時には、名無しが『こういうシチュで書いて』って細かく注文を出したりもしてるし。
まあ、このスレは何を書こうが職人次第な雰囲気なので、何かに縛られる事無く書いてください。
長編、掌編、エロ、萌え、ギャグ、シリアス、ホラー、果てはコピペに縦読みなんかもあったはず。
200名無しさん@初回限定:05/01/04 19:47:25 ID:zv+6TI4M
>>187
報告plz
201突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/04 20:00:58 ID:MsDe0KZy
エグくてエロい姉妹モノを投下しようかと思ったんですが、やはり時事ネタをw
ちなみにスレ4の>>274-278の登場人物達です。

「ああん! お、お姉ちゃぁん!」
「力んじゃ駄目よ。ほら、リラックスして?」
「で、でもぉ………もうちょっと優しくして欲しいよぉ……」
「大丈夫、すぐに平気になるから、ね?」
「………うん。」
「じゃあ、ゆっくりと息を吸って、吐いて、吸って、吐いて……えいっ!」
「ひ、ひゃぁぁぁぁぁぁん!!」
妹の葉月の部屋から聞こえてくる何やら面妖な会話が気になって寝ていられな
い。相手は俺の恋人の葵さん………だと思うのだが。
「ううっ、く、苦しいよぉ!」
「こらこら、無駄な抵抗しないのっ。」
「ね、お姉ちゃん? もういいでしょ? 一回抜いて?」
「だぁ〜め!」
「でも………はぁ、はぁ、く、苦しくて……」
「大丈夫、慣れたらすぐに良くなるから。」
はっきり言って超心配である。葵さんはともかく、葉月は自他共に認める無類
の女の子好きである。しかも以前に何度も彼女を横取りされたり、果てには葵
さんの(後ろの)処女を奪ったという凶悪な前科まであるのだ。そんな妹を信
用しろという方が無理だと言い切ったところでお釈迦様も責めはすまい。俺は
足音を忍ばせて自室から隣室、つまり葉月の部屋の前へ、鍵のついていない扉
に慎重に力を加えて音を立てないように………
「………清孝、あんた朝から何してるのよ?」
「どわっ!?」
背後からの怪訝そうな声に仰天して、前のめりに葉月の部屋へと倒れ込んでし
まう。当然、盛大な音で扉を開けながら。

『朝起きたら妹が巫女さんになってた。』
202突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/04 20:02:00 ID:MsDe0KZy
「あうっ! あうぅぅぅぅぅぅぅ!!」
ギリギリと朱色の袴(股がないタイプで『行灯袴』というらしい)の帯を葵さ
んが締め付けると、葉月の口から妙に艶めかしい呻き声が漏れる。全くもって
紛らわしい奴だなぁと呆れつつも、あれは確かに苦しいだろうなぁと密かに同
情。同じ巫女装束を見事に着こなした葵さんは本職だけあって、立ち振る舞い
も仕草も完璧。お淑やかさの中にも凛とした雰囲気を感じさせ、普段から感じ
させる清楚さが一層引き立てられてて感心してしまうばかり。
「………ほら、こうすると身が引き締まった感じがするでしょ?」
「というか、内蔵が圧縮されてるみたいで苦しいんだけど……」
「すぐ慣れます。」
「それに、体が曲げられない……」
「曲がらなくても平気よ。ちゃんと背筋を伸ばして姿勢を正しくしてればいい
だけなんだから。」
「じゃ、じゃぁ、靴履くときとか物を拾うときとかは?」
「そういう時は、こうやって膝だけを曲げる感じでしゃがむの。」
葵さん、上半身を全く動かさずに膝立ちの状態から滑らかに立ち上がり、今度
は片手で袴の前を押さえながら微妙に上半身全体を傾けつつ膝の動きと体重移
動だけで行儀良く正座。思わず惚れ直してしまいそうな巫女さんぶり。
「うわ、器用!」
「このくらいは、普通です。」葉月の感嘆に少し恥じらう様子もグッド「女の
子はいつも見られてるんだから、葉月ちゃんも『はしたない』癖はしっかり直
さないとね。良い機会だから、いろいろ教えてあげましょうか?」
「うう、お手柔らかにお願いしますぅ。」
葉月のベッドに腰を下ろした俺は、すっかり蚊帳の外。クルクルと動き回りな
がら葉月の巫女装束をチェックし、注意を出す葵さん。
「……お腹を捻ったりしたら駄目よ? 振り返るときは、顔だけ回すか体全体
で向きを変えるようにしないと崩れちゃうから。後、走るのも禁止ね。」
「う、うぅ〜!」
203突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/04 20:03:03 ID:MsDe0KZy
「ところで、さぁ?」と、ここで基本的な質問をぶつけてみる「さっきから気
になってたんだけど……」
「はい?」
「はは〜ん?」と気味が悪い笑みを浮かべる葉月「さてはお兄ちゃん、巫女さ
んの秘密が気になってしょうがないんでしょう?」
「秘密………って?」きょとん、と不思議そうに首を傾げる葵さん。
「それはね? ごにょごにょごにょ…………」
「……………………………………………………………………ええっ!?」
「こ、こら葉月! お前、何を吹き込んで……」
「更にぃ、ぼそぼそぼそぼそ…………」
「……………………や、やだ……!」
「………なんだよぉ。もおっ! お兄ちゃんの、す・け・べっ!」
「あ、あの……あのあのあの、清孝さん、それは、その………」
耳まで真っ赤に染め、前髪で顔を隠すように俯いてしまった葵さんと、勝ち誇
った笑みでご満悦な葉月。
「葵さん、葉月が何を言ったのか知りませんけど、それは誤解……」
「………え、えっと、昔は『そいうい』風趣もあったと聞きますし、由緒があっ
て厳格な所は、なんと申しますか、良く存じませんけど……」俯いた葵さんから
蚊の鳴くような声が「……うちは特にそういうのは無くって、私は……その……
最近は色々なデザインもありますし………ええと、は、白衣を付けたら形が出な
い物を選んで………」
「あ、あの、葵さん……?」
「………きき、清孝さんが『どうしても』と仰るなら………でも、あの……一応
半襦袢とか裾よけも付けてますから………あのあの………他の殿方には決してっ
と申しますか………だから、清孝さん以外は………」
「すいません。俺、何のことか良くわからないんですけど………?」
「あー駄目駄目。全然っ耳に入ってないから。」ひらひら、と呆れ顔で手を振る
葉月「それで? お姉ちゃん、今は?」
「………いっ、今ですか!? えっと……今は……その、白のショーツとサラシ
を巻いて……って、何を言わせるんですか清孝さん!」
204突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/04 20:03:39 ID:MsDe0KZy
「いや、俺は単に………」
「うっわー! おにーちゃんのえっちー!」
「葉月! 元はといえばお前が………」
「き、清孝さんの……」え? と振り返った先には涙目の巫女さん「……清孝さ
んの意地悪っ! もう知りませんっ!!」
バタン、ドタドタドタ、バタン!
「……お姉ちゃん、着崩れするから走っちゃ駄目だって自分で言ってたのに……」
「ンなこと言ってる場合じゃないだろ、葉月!」
「あ、あはは〜……」
「反省してろっ!!」
「きゃっ!?」
案の定、軽く足払いをかけただけでスッテーンと綺麗にひっくり返る妹。
「う、うわっ! 起きあがれないぃ!!」
謝るから助けてよぉ〜、という声は無視して追いかける俺。
「葵さんっ、葵さん待ってくださいっ! せめて俺の話を………」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
「おかーさーん! たーすーけーてーっ!!」


………ちなみに俺が聞きたかったのは『何故、葉月が巫女装束を?』という実に単純
な質問であり、その答えは予想通りに『葵さんの所でバイトするから』というこれま
た至極単純な物だった。更に追記すると、巫女装束という物は思いの外フリーサイズ
に近い物らしく、葉月も葵さんも同じサイズの物を着ていたそうだ。
そして俺が如何にして葵さんの機嫌を直したかというと………葉月のお年玉の過半数
と俺の正月休み全てを犠牲にした、という説明でご理解して頂きたい。
205名無しさん@初回限定:05/01/04 20:14:45 ID:7NDOXJga
リアルタイム遭遇キタ――――(・∀・)――――!!

巫女さんはいいですよ。ホンマに
…でも今時期の巫女さんのほとんどは短大生ですから!!残念!!
拙者、リアル妹ネタ書き込んでる者ですから…切腹!!
206突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/04 20:19:53 ID:MsDe0KZy
以上、微エッチでした。
正直、かなり半端な知識で書いてますのでツッコミは無しの方向で……w


>>携帯2時間氏
これを携帯から書き込むとは……脱帽です。
素直で明るいエッチが良いですね♪

>>慧氏
楽しければ全然問題なしです。
というか、皆さんやってることなので……w
207名無しさん@初回限定:05/01/04 22:05:18 ID:pwi/Ktkk
>>突発氏
もう何も言うまい(*´д`)ハァハァ


朝起きたら妹が、デジカメを購入していた。
208名無しさん@初回限定:05/01/05 00:05:42 ID:RzjsxhT0
>>突発氏
GJ!ミコサン(*´д`)ハァハァ

朝起きたら妹がシーズンオフ。
209名無しさん@初回限定:05/01/05 11:15:52 ID:EuD+uY/Z
朝起きたら妹が風邪をひいていた。リアルで

「病気なんて珍しいな?」
「うん…だるい」
「ならコタツで寝るな、布団で寝ろ」
「だるくて行けない…兄ちゃん連れてって」
「たかだか風邪ぐらいで甘えんな。社会人は風邪ひいても休めねえんだぞ」
「けち」
「うっせ。わかったんなら薬師寺なんて見てないでとっとと部屋行け」
「はーい…」
「あとで雑炊くらい作ってやるからな」
「蟹雑炊ね」
「わーった。そのかわりちゃんと寝とけよ」
「はーい」


煮込みラーメンと雑炊を今作ってまつ
210名無しさん@初回限定:05/01/05 12:14:47 ID:wn4dm0YN
>>209
(#´ー`)いい暮らしだな
お前のような奴は……!





もっと投下してくだちいおながいしまつ ○| ̄|_リアルネタウラヤマスィ
211名無しさん@初回限定:05/01/05 12:20:30 ID:+fIgpeLj
まとめサイト無くなってるけど・・・移転したの?
212名無しさん@初回限定:05/01/05 13:13:22 ID:t8ehkz2p
消滅しますた
213名無しさん@初回限定:05/01/05 13:48:25 ID:kY03iUt2
というか、>>181のカウンターを見る限り、ここの住人って恐ろしいほど少ない?
214名無しさん@初回限定:05/01/05 14:01:02 ID:lCqpL24v
よーし、また点呼とっちゃうゾー
(・∀・)ノ イチ
215名無しさん@初回限定:05/01/05 14:34:32 ID:TZdkA6xF
(・∀・)ノ ニ
216名無しさん@初回限定:05/01/05 14:41:20 ID:EuD+uY/Z
(・∀・)ノ サン
217名無しさん@初回限定:05/01/05 14:42:40 ID:PPV8GyS0
(・∀・)ノ シィ
218名無しさん@初回限定:05/01/05 16:15:50 ID:rwVxl2MS
(・∀・)ノ ゴー
219名無しさん@初回限定:05/01/05 16:16:24 ID:YCQKfN05
(・∀・)ノ ゴォ
220219:05/01/05 16:19:39 ID:YCQKfN05
(・A・)ノ ロク
221名無しさん@初回限定:05/01/05 16:25:07 ID:tP00Cxb3
(・∀・)ノ□ナナ
ログは各人が保存しているものと思われ
222名無しさん@初回限定:05/01/05 16:38:58 ID:FrseA5tz
j.∬-●З●ハ エイト
223名無しさん@初回限定:05/01/05 16:43:32 ID:nbgBeMAD
(・∀・)ノシ キュー
これで野球のチームつくれるな

朝起きたら妹がミコミコナース
224名無しさん@初回限定:05/01/05 17:30:49 ID:dsdGD0bw
(・皿・)ノ ジュー
225名無しさん@初回限定:05/01/05 17:47:28 ID:Qp0vn6RZ
(・∀・)ノシ ジューイチ
226名無しさん@初回限定:05/01/05 18:41:47 ID:UHCD0zK2
(・∀・)ノシ ジューニニンノイモウト
227名無しさん@初回限定:05/01/05 18:50:51 ID:waRQxBLj
(・∀・)ノ ゴォ
22880たん ◆GYhzO8OFh6 :05/01/05 19:50:48 ID:uBaBlvO6
(・∀・)ノ ジュウシイ
229名無しさん@初回限定:05/01/05 21:14:42 ID:pstTg4fB
>218と219がかぶってるから
(・∀・)ノ ジューロク
230名無しさん@初回限定:05/01/05 21:26:29 ID:3Z6YqcAN
楽しそうな事してますね。
(・∀・)ノ ジューシチ
231携帯2時間:05/01/05 22:22:20 ID:CAcyV3zO
便乗するっす
(゚∀゚)ノシ じゅうはち〜
232名無しさん@初回限定:05/01/05 22:28:47 ID:CSrsgTxA
漏れも便乗
(* ̄ ○  ̄*)ノジューク
233名無しさん@初回限定:05/01/05 22:47:58 ID:PqpjvlkE
(・A・)ノ20
234名無しさん@初回限定:05/01/05 23:05:21 ID:YzGfgQxO
ノ 21
235名無しさん@初回限定:05/01/05 23:18:35 ID:5IpobrwC
(・∀・)ノ ニジューニ

朝起きたら、妹が成人式を迎えていた。
季節ネタなので振ってみる。
236名無しさん@初回限定:05/01/05 23:42:17 ID:rqC8XJfv
ノシ 23

朝起きたら妹にお前の命は後3秒と宣告された
237名無しさん@初回限定:05/01/05 23:43:41 ID:eVt1W7OL
ノシ 24
238名無しさん@初回限定:05/01/06 00:11:40 ID:r4myaOlg
(・ω・)ノ ニジューゴ
239名無しさん@初回限定:05/01/06 00:44:47 ID:jYNxxF0o
(・∀・)ノ ニジューロク
これがこのスレ初カキコか……。
240突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/06 01:12:29 ID:lRHb44NE
(・∀・)ノ ニジュナナッ!
『朝起きたら、妹が成人式を迎えていた』


「………お兄様?」
「クリス……か?」
「「はい、お兄様、朝ですよ。起きてください。」
「悪い。昨日遅かったから辛いんだよ、もう少しだけ寝させてくれ……
「だめですっ!」
「…………………………」
「もう、お兄様ったら! それならこっちにも考えがあるんですからっ!」
と不機嫌そうな声の(ソフトな言い方をすれば)腹違いの妹、クリスは大層ご立腹の
ご様子。うう、頼むから大人しく寝させてくれよ。
「良いですか、お兄様? 起きてくれないんでしたら、お兄様の命はあと三秒です!」
なんだそりゃ? 大昔の漫画ネタじゃないんだから………
「覚悟は宜しくて? さん、にぃ、いち………」目を瞑ったままでも、妹が頬を膨らま
せ可愛い怒り顔でカウントダウンをしている様子がまぶたの裏に浮かぶ「……ぜろっ、
んんんんっ!」
「…………………………………」
「んんん、んん………」
「…………………………………」
「あむん、んんん………」
「…………………………………」
「ん………ん………ん………」
「……………………………………ぷはっ! げほげほげほっ!!」
「あん! やん!」
「げほ、げほ……『あん! やん!』じゃないっ! お前は俺を殺す気かっ!?」
241突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/06 01:13:11 ID:lRHb44NE
「いいえ、とんでもない」と赤ら顔でエプロンの裾を持ち上げ、濡れた唇を丁寧に拭き
取る金髪碧眼の妹「……これは愛情たっぷり、お寝覚めのキスですよ?」
「だったら鼻を摘まぬな、鼻をっ!!」
マジ窒息するかと思った。
「だって起きてくれないんですもの。今日が何の日か、わかってますか?」
「わかってるって、成人の日だろ?」
「いいえ、違います!」キッ、と睨み顔「今日は、私の成人式の日です! それに加え
て、以前から約束してた日ですっ!!」
「約束ったって、成人式の送迎と一日(俺に奢りで)デートだろ? 俺だってちゃんと
覚えてるよ。だから今朝は目覚ましを掛けて………って、四時ぃ!?」
手に取ったデジタル表示に、思わず目が点になってしまう。
「はい、四時です。」
当たり前です、とでも言いたげに平然としたクリスだが。
「……念のために聞くが、開場は何時だ?」
「八時です。」
「で? 今何時だったっけ?」
「四時………いえ、いま四時六分になりました。」
「いくらなんでも早すぎるだろっ!!」
思わず布団を頭なおしてしまう俺。
「そ、そんなことないですっ!」そんな俺をユサユサと揺すぶる細い腕「これから美容
院に行って、髪をセットして着付けもして貰うんですから全然早くないんですっ! 起
きてくださいってばぁ!!」
242突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/06 01:13:43 ID:lRHb44NE
「なんだよそりゃ! なんでそんなに気合いを入れにゃならんのだっ!?」
「だって、だって私はお兄様の妹で日本人ですもの……」
「…………………………………………」
「……日本髪は諦めますけど……成人式は綺麗にお化粧して綺麗な着物を着て、お兄様
の横に立っても恥ずかしくない女の子になって行きたいんです。こんな私だけど国籍は
日本だし……半分だけだけど……お兄様と同じ日本人の血が流れているし、他の子には
絶対に負けないようにって日本語も日本のお料理も一生懸命勉強しました。だから今日
からは一人前の…………ぐす、ぐすっ…………」
「………………………………………」
「ぐす……ぐす……ぐすっ………」
「…………………………………………邪魔。」
「ぐす、ぐす…………ふぇ?」
「そこにボーっと突っ立ってたら邪魔、着替えも出来ないだろっ! さっさと出てけ!!」
「え……? え……?」
「ヤマトナデシコってのは、男の着替えをジロジロ眺めたりしないんだよ! 良いから早
く出て行けっつってるんだっ!!」
「は………は………はいっ♪」
目の端に涙を残しながらも嬉しそうに返事をする妹、クリス。その笑顔が何だか眩しす
ぎて、目を反らしたまま、ぶっきらぼうな声しか出せない不器用で意固地な俺。
「んで朝飯は? まさか出来てないとか言わないよな?」
「勿論ですっ! 前にお兄様が食べたいって言ってた白味噌のお雑煮です。直ぐに用意し
ますからっ!」
と、家族どころか泊まりに来てる従姉妹連中まで起き出しそうな元気な声と共に台所にパ
タパタと駆けてゆくクリス。こういうところは、まだまだ全然子供なのだが。
「………って、そりゃお互い様か………」
『大人になったら、成人式を迎えたら……』
それは孤児だったクリスが養子縁組を了承して日本に永住する条件としてとして、親父と
交わした『契約』の時が来たことを意味する。
「………いよいよ、だな。」
少しだけ、腰が重い気がした。
243突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/06 01:19:47 ID:lRHb44NE
ここまでです。

>>181のアクセス解析ですが、上から順に
初代スレ………54
その7…………22
その2…………14
と或る意味興味深い結果が出てますw

やはりシリーズ物の初期をご存じない新しい住人が
増えた、という事なんでしょうか?
244名無しさん@初回限定:05/01/06 01:59:02 ID:FIBNr8dN
(・∀・)ノシ ニジュハチ-
突発さんの突発ぶりは目を見張るものがありまつね。
乙でつ。これからもがんがってくだちい。
245親切兄:05/01/06 02:00:35 ID:cUoNgvO9
(・∀・)ノ ニジューハチ!!
246名無しさん@初回限定:05/01/06 02:08:57 ID:Wjc6cX/Y
(・∀・)ノシ サンジューゲトーーー
職人乙! 名無しも乙!
やっぱ結構人居るのねココ。

朝起きたら妹が、点呼で数えきれない数になっていた。
247携帯から挑戦:05/01/06 02:13:15 ID:wFoVurYB
今日まで正月休みだ。
さて最後の休日を満喫するかといつもの休日通りに昼近くになって起きると…

「あ、お兄ちゃんおはよう…」

なんか妹の様子が変だ。なぜわかるかと聞かれれば違いが分かる兄だからである。
ダバダ〜(コーヒーのCM♪
…ふざけるのもこのへんにして今日も愛しのまいしすたーのお顏を拝見しようと眼鏡を
かけたとき妹の異変に気付いた。


朝起きたら妹がみこみこナース(・∀・)


「(; Д )。。 」
「お兄ちゃん!目!目が転がってる!」
「ハッ!危うく大事な目をなくすところだったよ。ところでそのかっこどうしたんだ?」
「似合うかな?お兄ちゃんてこういうの好きなんだよね?」
…ちょっとまて。俺の趣味がエロゲであるということは誰にもばれていないはず。
大量のエロ本(三次)でカモフラしてるおかげで男友達すらノックアウト(引いてる)だ。
あまり引かれても困るんで今では親父のものだと説明している始末だ。
ごめん親父。アンタ俺の友達の間で一目置かれてるよ…(違。
248携帯から挑戦:05/01/06 02:16:13 ID:wFoVurYB
考えてもらちあかないのでとりあえず俺は現実に戻ってくることにした。
「ああ…似合ってるぞ…。ところでこれ何のコスプレかな?」
「え、と…それ…」
妹がはずかしながら指差したその先にありましたよ…年末大掃除で行方不明になってた エ ロ ゲ ― 達 が!(涙
「…もうだめぽorz」
「お兄ちゃんそんなに落ち込まないでよ。男の子なら誰でも持ってるものだし…」
「∧‖∧」
「わ、わ!中の人が携帯で文章書くのが面倒だからって簡単なAAで逝かないでよ〜」
「('A`)」
「み、みなさーん元気ですか〜?」
「…('A`)」
「それでは早速いってみよーぅぅ。はい、いちにさんナース!
食欲不振睡眠不足動悸にめまいに、…えーっと…神経衰弱!どきどき止まらない〜♪」

(以下みこみこナースが続きます♪)
249携帯から挑戦:05/01/06 02:17:52 ID:wFoVurYB


兄&妹「みこみこナース!(*・∀・*)人(゜∀゜)」

「おお、妹よ!よくぞ歌いきった!」
「が、頑張って練習したんだもん♪」
「で、なんで他のエロゲ―もたくさんあるのにこれが好きだってわかったんだ?」
「だってお兄ちゃんこの曲いつもくちずさんでるんだもん。あと本物をちょっと聞いただけで…」
「妹バレorz」
「私はお兄ちゃんと秘密を共有できて嬉しいけどな…」
「そなの?」
「うん、だからこのことはお兄ちゃんと私だけの秘密だよ♪他の人に言ったら駄目だからね!」
「我が妹ながら可愛い奴め(#´∀`)σ)∀・*)」

ああ、隠さないってこんなにも気持いいんだ!。そんなちょっとした幸せのさなか、母の携帯が鳴った。

「ちゃらら、ちゃららら〜♪(みこみこナース」


「さすが音大卒だね。お母さん…」
「耳コピかよorz」
250燃え尽きた挑戦者:05/01/06 02:23:14 ID:wFoVurYB
ども。いつもROMとネタふりしてるやつです。
実は今回人生初SSッス。
職人の苦労がよくわかりますね。
空メールに書いてコピして張り付けで楽かなと思ったら範囲越えてるとか言われるしきりよく行数に区切るの大変とかいやんな感じです。
今回気まぐれに書いてみたくなっただけなんで多目に見てくださいorz
ちなみにエロなしギャグうけないスマソ。

>>all職人さん
いつも応援してるすよ〜!
これからもがんがってください!


朝起きたら妹が赤飯作ってた。
251名無しさん@初回限定:05/01/06 02:31:05 ID:7AJJRNXS
GJ!
オチにワラタw
252携帯2時間:05/01/06 03:34:44 ID:9+k540h2
>>250
(゚∀゚)人(゚∀゚)
GJ!!お兄ちゃんの影響力ワロタw
自分はメモ帳でやってますね〜。メモ帳に書き込める最大文字数が1000で、それがここに書き込めるギリギリ文字数なんですよ。改行は別として。
ちなみに自分はauです。しかもパケ定。なんて経済的!
…ですが、今になってFOMAにすりゃよかったって思ってる負け組ですorz
253名無しさん@初回限定:05/01/06 09:02:26 ID:2decwy/d
耳コピ死ぬかと思たw
254慧 ◆Kt17LnYJ4. :05/01/06 16:45:52 ID:RY4a1/vC
(・∀・)ノ サンジュ-イチ-
思ったより人いっぱいいるみたいですねー。
>>突発屋氏
乙です。
前作と今作合わせて拝読して、萌えさせて頂きましたー。
今後も期待させてもらいますー。
>>250
乙です。
兄妹の会話が浮かんでくるようで面白かったですよ。
それにしても携帯で打ち込む職人さんがお二人もいらっしゃるとは…。
私には真似できないので、すごいなぁーと思います。
これからもがんばってくださいね。

最近はSSフィーバーですねw 1日1作は上がっているような気がします。
255名無しさん@初回限定:05/01/06 19:48:12 ID:D46J0cMx
まとめページ全部死んでて妹に会えないorz
256名無しさん@初回限定:05/01/06 19:57:17 ID:i0uA4yzZ
<・∀・>ノ サンジュニダー
257名無しさん@初回限定:05/01/06 20:49:28 ID:eX45cnwh
(・∀・)ノ サンジュウサンダヨー
258名無しさん@初回限定:05/01/06 21:02:13 ID:Xat5TxkJ
朝起きたら妹が回転寿司でまわっていた。
259名無しさん@初回限定:05/01/06 21:40:00 ID:2WOqxJT4
長時間回っていたがためにアワビが乾いています・・・などというネタが頭をよぎった
260名無しさん@初回限定:05/01/06 21:53:20 ID:WEgsZokH
>>254
2とか3の頃はもっと凄かった希ガス
職人諸氏が毎日上げてたから、一日数作。読むのも大変
261名無しさん@初回限定:05/01/06 22:31:36 ID:2decwy/d
>>259
死ぬほどワロタw
262名無しさん@初回限定:05/01/06 22:45:49 ID:7Ynhc/em
朝起きたら妹が自主トレを始めてた。
263池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/07 00:05:51 ID:9+F54C4R
 朝起きたら妹が、点呼で数えきれない数になっていた。

何時の間にかコタツで眠ってしまっていた俺。
気が付くと、辺りがなんだか騒がしい。悪い予感がしつつも、俺はそっと目を開けた。
「……な、なんだそゃー!」
目の前には、右を見ても左を見ても妹ばかり。部屋の壁が見えない。
「あ、おはようお兄ちゃん!」
唯一見覚えのある一人の妹、薫が、俺が目を覚ましたのに気が付き声をあげた。
「お、おい! 何なんだよこの妹たちは! なんでこんな――」
俺が言い終わる前に、周囲の他の妹たちが一斉にこちらに振り向き、
「おはよう、兄さん!」「お兄様、おはようございます」「おっはよう!」「グッモーニン」「あ、起きたの?」
もはや一人一人が何を言っているのか聞き取れない程の挨拶が。素で耳が痛い。
キーンとなっている耳を片手で押さえつつ、俺は立ち上がって薫にもう一度聞いた。
「一体なにが起きたんだ? なんでこんなに妹が居るんだ?」
「それより私は、なんで妹だって分かったのかの方が興味深いんだけど」
「年下の女性は全て妹だ。で、何が起きたんだ?」
周りの妹からどよめきが起こっているが、緊急事態につきスルーだ。
「説明するの? えー、と……めんどくさいな……。誰か説明できる人ー!」
「私!」「やだ」「自分ですれば?」「やってもいいけど」「やる!」「私よりこの子が――」
薫が周りにあんな呼び掛けしたばっかりに、窓ガラスがガタガタいってる。
そろそろ家が壊れる。俺の耳も壊れる。
「ええい、静まれーい! 誰でも良いから、代表で誰か一人だけ喋ってくれ!」
「じゃあ私!」「やだ」「そいつでいいじゃん」「どうしよっかな……」「私やる!」「それならこの子が――」
「静まれ、静まれーい!」
ああ、小学校の先生とかこんな気分なのかな……。ゴメンな先生。
何か別の言い方をしないとダメだなこれは。
「それじゃあ、一番年上の人が代表で――ええい、静まれ、静まれーい!
 誕生日が――静まれーい! もういい、俺が選ぶから――静まれ、静まれ静まれーい!」
俺が叫びまくっていると、近くに居た妹がそっと近づいてきた。
おおっ、やっと説明してくれる人が!とか思っていたら、
「……諦めたら?」
「……そうする」
264池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/07 00:06:29 ID:DW1Duaa2
精神的な敗北を喫した俺はこのまま戦うのを避け、
とりあえず妹達を庭に出し(既に庭にまで溢れていたが)何とか全体の指示が通るようにした。
『えー、ここに至る過程の説明の方はもういいですので、ひとまず人数を確認したいと思います。
 一人ずつ、番号を順番に言っていってください』
今、2階の窓から俺と共に庭に向かってメガホンで指示を出しているのは薫。
面識のある妹は薫だけだったので、コイツにアシスタントをお願いした。

「イチ!」「ニ」「サン!」「シィ」「ゴー」「ゴォ!」「ロク」「サン!」「エイト!」「キュー」

ふう、順調に進んで……ねえよバカ。……バカ。

「ジュー!」「ジューイチ」「サン!」「えっ、ヨ、ヨン?」「ゴ!」「ロク!」「サン!」「シ!」「サン!」

『――やめい! 誰ださっきから3しか叫んでねえ奴!』
とりあえず『サン!』の声さえなければ、重複はあっても大体の数は知れたはずなのに。
『ったく……困ったもんだな、薫。お前も――オイ、お前なに手ぇ上げてんだよ。
 お前か。お前がサンサン叫んでたのか』
隣で黙って手をあげている薫。もういい帰れ。
「まあ、そんな事より今はこの群れをどう処分するか、よ」
あっ、華麗にスルーされた。
「ま、まあ、確かにそれは――って処分かよ! 怖い表現を使うな!」
「でも、流石にこのまま住ませるわけにも行かないでしょ?」
「そりゃそうだが……」
「それじゃ、ちゃっちゃと片付けちゃいましょ?」
「人をゴミ屑みたいに……ん? 待て、なにか良い案でもあるのか?」
隣で何故かエプロンを締めている薫。ホントにゴミ掃除ですか。
「まあ、物にはそれぞれ最適な処分方法ってものがあるわけで」
これはまあ正論だ。珍しく。
「うむ……して、この場合は?」
妹は、エプロンと鉄板、炭などを取り出して、

「――肉類はよく焼いてから食べると余計な脂肪分が落ちて体に良いとか」
265池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/07 00:12:52 ID:DW1Duaa2
※この女の子達は後ほどスタッフがおいしくいただきました。
って書くとなんかエロイ。そんだけ。


>>229
219は220でちゃんと書き直しているので、
(・∀・)ノ サンジュウサン!


>>254
むしろ、ちょっと前まで少なすぎた感じだと。年末辺り特に。
まあ、たしかに新規住人の方だとそう思ってしまうかも。
266名無しさん@初回限定:05/01/07 02:13:13 ID:U78lbw7m
>>池魚氏
おいしくいただきましたエロワロタ
オイシイ(・∀・)イイ!!
エロイ(・∀・)イイ!!
2671/4 慧 ◆Kt17LnYJ4. :05/01/07 03:24:41 ID:4Q2BWzi1
 うぃ〜〜〜〜〜〜ん。
「あ、お兄ちゃん、おはようーーーー」(ドップラー効果
「……えーと」
 朝起きたら妹が回転寿司でまわっていた。 (>>258
 目の前をゆっくりと通り過ぎていって…だんだんと見えなくなる。
 …あ、戻ってきた。
「お兄ちゃーーん、早く取ってよぉー…」
 …ったく、何やってんだか。
 さっさとコンベアから取ろうとして…手が止まる。
 だって、美樹(妹の名前)が全裸だったから。
「あーー、ひどいーーー」
 ゆっくりと、美樹が遠ざかっていく。
 ………………あ、戻ってきた。
「私、もう回るの疲れたよー…」
 裸の妹を抱きかかえるのには抵抗があるけど…ま、仕方ないか。
 これくらいの役得はあっても構わないでしょ。
「よいしょっと!」
 美樹が乗っかってた皿を力を入れて、コンベアからおろす。
 …にしても人間が乗って回れる回転寿司って。
「お兄ちゃん、なにぼーっと見てるの?」
「え…あっ、ああ、ごめん。すぐに服を…」
「早く食べなきゃだめじゃない」
「…………………………へ?」
2682/4 慧 ◆Kt17LnYJ4. :05/01/07 03:25:17 ID:4Q2BWzi1
「お寿司は生ものなんだよ。早めに食べないと」
「ちょっ…美樹っ!?」
「ほらぁ…おいしいアワビもこんなに乾いちゃってる…」
 つつーっと、美樹は自らの性器を指す。
「いくらだって、元気なくなっちゃってるよ…」
 もう片方の手は胸を。皿の上で、扇情的に身悶える。
 ごくっ…。
「はい。お醤油はこっちだよ」
 とん、と目の前に置かれるはローション。
 …いや、ね。醤油というのは分からなくもないけど。
「ううん、生でいいよ」
「きゃーっ♪ お兄ちゃんったら、結構通なんだねー♪」
「ははは…」
 あーもー、わけわからんっ。こーなったらどうにでもなれだ。
「はやく、はやくー」
「わかってるって」
 じゅる…。
 大きめな音を立てて、そこにしゃぶりつく。
「あんっ…うぁっ…」
 確かにそこは、かさかさで。
 でもゆっくりと、その中身をほじくり出すように舐めていると、
だんだんと湿り気を帯びてくる。
「ひゃ…ふあぁ…どう…おに…ちゃん…んんっ…おいしい…?」
「…ああ、うまいよ」
2693/4 慧 ◆Kt17LnYJ4. :05/01/07 03:25:50 ID:4Q2BWzi1
 ふと目の前に現れたもの。悪戯心が芽生えてそこにも舌を伸ばす。
「ひゃあっ!」
「んん…? おかしいなぁ…このアワビ、真珠があるよ?」
「やぁっ、ひうぅっ、いっ、いいん、だよぉ…だって、アワビからだって、
真珠、とれる…もん、うあぁっ!」
「んー、だけどやっぱ食用の貝に真珠が入ってるっていうのは問題
じゃないかなぁ。俺が取っといてあげるよ」
「んっ、んあぁぁあぁっ、だっ、だめっ、噛んじゃっ…しげき…つよ…すぎっ」
「むー…なかなかとれない」
「はっ、ふぁっ、んっ、んぁっ、だっ、だめっ、そんな、される、と」
「…おっと」
 締め付けが強くなってきた割れ目から口を離す。
 さっきまでの乾きはどこへやら。お皿の中央に集まろうか、というくらいに
そこは湿っていた。
「普通のアワビだったら口で食べてもいいんだけどね。このアワビは
ちょっと高級みたいだから、体全体で味あわせてもらうよ」
「お兄ちゃん…うんっ♪」
 顔を紅潮させて嬉しそうに頷く美樹。その瞳が速く、速くと急かしている。
「そう慌てないの…よいしょっと…」
 つぷっ…ずずずっ。
「ふあぁぁ…っ」
 身体中を使って身震いする美樹。
 独特の肉を押し進めていく感覚に、こっちも一気に昂っていく。
「んっ、んあっ、やっ、うあっ、んんぅっ!」
 ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、と小気味よい音。
 先に美樹の方が出来上がってたみたいだけど、その嬌声と痴態に、
どんどんと美樹に追いついていく。
2704/4 慧 ◆Kt17LnYJ4. :05/01/07 03:27:43 ID:4Q2BWzi1
「そうだ…せっかくだから、いくらももらわないと…」
 美樹に覆い被さり、その胸の先端を口に含む。
「んあぁぁっ! いっ、いぃよっ…そこっ、よわ…かんじ…っ」
 舌先で転がすと美樹が激しい反応を示す。
 大きな皿の上で悶えるその様は、さながら魚がぴちぴちと跳ねるみたいで。
 瑞々しくて、きれいで。
「おに、ちゃん、いくらも、いい、よね? 私の、いくら、いい、でしょっ…」
「ああ、いいよ。まったく…美樹はどこを食べても美味しいね」
「ほっ、ほんとっ? おにい、ちゃんっ、それっ、ほんとっ!?」
「…ああ、ほんと、だよっ」
「うれしいっ…おに、ちゃんっ…うれしぃ…よぉっ…!」
 話してる最中でも、動きを止めていられない。
 腰は勝手に美樹の身体にぶつかりたがり、たえず肉の音が木霊する。
「おに、ちゃんっ。そろ、そろ、いっちゃうっ、よっ…私、いっちゃうっ、よっ」
「ん…ああ、俺も、一緒に」
「い、ああっ、いいっ、おに…ちゃん、気持ちいい、よぉっ、このままっ、
このままっ!」
 美樹はぎゅっと目を閉じて。
「ふあっ、んんぅ、やぁっ、ひゃあぅっ…んあぁぁああああぁぁぁぁっっ!!!」
 ぎゅううっと締め付けて…膣へ放出した。

「…しかし、美樹。よくこんな大がりな準備したよな」
「えへへっ、たまにはこーゆーのもいいでしょっ?」

FIN
271慧 ◆Kt17LnYJ4. :05/01/07 03:28:55 ID:4Q2BWzi1
たまにはシナリオ一切なしのエロものでも〜。

けどこのスレってほんと、雰囲気いいですねー。
私の些細な疑問にも答えてくださった職人さんや名無しの方々、
ほんとにありがとうございました。
私はシリアスものと、ほのぼのしたものとを書いていこうかな、
とか思ったりしてます。
まぁ、気分が乗ったときに書くのが一番ですねー。

>>池魚氏
最後の台詞…ちょっと怖いですw
でも妹がいっぱい出てくる様子が思い浮かんでくるみたいで、
すごくいいですねー。GJですっ。
272名無しさん@初回限定:05/01/07 04:13:48 ID:EGaT5gbA
裸でコンベアを回る妹。
エロそうだけど、激しく馬鹿っぽいw
家庭用の流しそうめん並みに、家庭用回る寿司セットの出番ですね。
273名無しさん@初回限定:05/01/07 19:04:29 ID:U78lbw7m
朝起きたら妹が、成人祝いをくれた。
274池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/07 20:44:12 ID:DW1Duaa2
 朝起きたら妹にお前の命は後3秒と宣告された

「あなた死ぬわよ」
「イヤいきなり何だよ」
「占いを始めたの。それで試しに、お兄ちゃんの寿命を占ってみたの」
「……ああ〜、はんはんそういう意味か。そりゃ、誰でもいずれは死ぬわな。小学生かお前は」
「なっ……そ、そんなインチキじゃないわよ!」
「じゃあ言ってみろ。俺の寿命は後何年だ? ん?」
「そんなに聞きたいなら言ってあげる。……あなたの命は後3秒よ」
「あっ? いや、そりゃいくらなんでも――」
「さーて、それじゃあ皆さん、大声でカウントいってみよー! せーの、サァン!」
「イヤ何楽しそうにそんな――」
「ニィイ!」
「てゆーかこれもう既に3秒ぐらい過ぎて――」
「イーチィ!」
「もういいわ……」
「ん〜〜〜……ッゼェーロォォ!」
「……何とも無いが、今度はどんな言い訳する気だ?」
「ああーっ! お兄ちゃんが、お兄ちゃんがーー!」
「……おーい」
「お兄ちゃんが……死んじゃっ……っく……ひくっ……」
「いや、演技が上手いのは認めるがな……」
「ぐすっ……お兄ちゃ……」
「もう帰っていいか?」
「ごめんね……っ……ごめんねお兄ちゃん……私……私ぃ……!」
「帰るぞ?」
「最後に……どうしても謝りたい事があったのに……ぇっく……言えなかった……!」
「わかったから……。もう何でもいいから帰るよ?」
「ごめんね……ひっく……許して……お兄ちゃん……」
「もう何でも許すから……」
「冷蔵庫のプリン食べたの……私なの……ッ!」
「待て」
275名無しさん@初回限定:05/01/08 01:39:36 ID:ZSvzLvCO
te
276名無しさん@初回限定:05/01/08 21:57:02 ID:eN44zF5Y
慧氏&池魚氏乙です。
やっぱエロいのもいいですね。(;´д`)ハァハァ

朝起きたら妹の尻にひかれてた。
277名無しさん@初回限定:05/01/08 22:05:42 ID:SfIiV0cp
×尻にひく
○尻にしく

でも、妹のお尻に惹かれるお兄ちゃんもヤバげな感じでいいかも(w
もしくは、妹の尻に轢かれたのか!?
278名無しさん@初回限定:05/01/08 23:18:22 ID:eN44zF5Y
>>277
俺って馬鹿だ…orz

朝起きたら妹に馬鹿にされた。
279名無しさん@初回限定:05/01/08 23:32:48 ID:gIRzpzPD
朝起きたら妹が身長15メートルになっていた。
280名無しさん@初回限定:05/01/09 00:28:49 ID:FTnSL4/c
肉体が巨大化したということは、排泄物も巨大化?
281突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/09 00:34:32 ID:ZG/gd/5w
「どいたどいたどいたぁ〜っ!!」
その日は、未央に叩き起こされて始まった。

『朝起きたら妹の尻に敷かれてた』

「ほらほら! 起きたんだったらサッサと着替えて朝ご飯食べちゃってよね。
お兄ちゃんの所為で全然片づかないよっ!」
「こら、人の頭を布団叩きで叩くなっ! だいたい、何で朝からお前が家ン中
仕切ってるんだよ、母さんはどうした!?」
「お父さんと一緒に映画。だから今日の家事担当は私。よって一日家長!」
「なんだそりゃ………って、こら! 着替える終わる前に窓あけるな寒いだろ
うが!」
「だから早く着替えてっていてるじゃん!ほらもう邪魔邪魔邪魔邪魔っ!!」
そうして、未央が作った(らしい)朝飯を食ってる間も。
「今日は色々したいことがあるんだ。だからお兄ち………」
「断るッ!」
「………んにも手伝って………って、何でよぉ!?」
「大掃除なら年末に済ませたばっかだぞ。お前の酔狂につきあって無駄な時間
と体力を浪費する積もりは全く無い!」
「無駄って何よ無駄って、家の中は片付てた方が快適で良いじゃない!」
「掃除とか整理整頓っていうのは定期的にするから意味があるんだ。思いつき
だけで突発的に始めたって余計にゴチャゴチャになるだけ!」
「何よ何よ、それじゃ手伝う気は微塵もないっていうの!?」
「断じて無い! 手伝う位だったら一人で町内マラソンでもしてる方が遙かに有
意義で建設的だと思えるくらいだっ!」
「むむむ、むかちゅくぅ〜!」怒りゲージ、一気にマックス「そこまで言うんだ
ったら町内をマラソンでも逆立ち一週で裸踊りでも好きなだけやってれば良いで
しょ! 手伝う気ないんだったら邪魔なだけだから早く出てってよっ!!」
「……って、勝手に下げるな! まだ食べて………」
「うっさううっさいうっさいうっさい〜っ、良いから出てけ〜!!」
………と、追い出されてしまった俺。
282突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/09 00:35:29 ID:ZG/gd/5w
「ったく………生理か。あいつ?」
などとボヤきながら歩き出すと、そこには。
「あ、お、おはよう御座います先輩。」
「知佳……?」門の側でうろうろしているマイ彼女とばったり遭遇「どうしたん
だ? こんな所で?」
「あ…えと…あの……その……きょ、今日は………」
「……今日は?」
「あ、朝からお姉ちゃん出かけちゃって、お母さん達もお仕事で……その……一
人は……だから、先輩に……でも、約束もしてないのに、迷惑かもって思ったり
、でも、その、やっぱり先輩と一緒が良くて………えっと……」
「よしよし、わかったから。一緒に遊びに行こうか?」
「は………ははは、はいっ!」
未央の奴、もしかして知佳が家の前でオドオドしてるのを見つけたから俺を叩き
起こしてくれたのかも知れない。なんだ、良い妹じゃないか!
「まぁ突然だし予定も何も考えてなかったから、二人でブラブラ散歩でもしなが
ら考えようか?」
「は、はいっ♪」


一方、その頃………
「うふふふふふっ、これで邪魔者はいなくなったわ。今日はビデオとか見ながら
いっぱいいっぱい甘えてベタベタしながら過ごすんだもんね〜♪ はぁお姉様、早
く来てくれないかな〜?」
283名無しさん@初回限定:05/01/09 01:43:57 ID:ePQx9lMv
朝起きたら妹が身長57メートル体重550トンになっていた
284名無しさん@初回限定:05/01/09 07:55:07 ID:M5Bj7bMA
朝起きたら妹とレッツコンバイン
285名無しさん@初回限定:05/01/09 09:33:13 ID:Pa9ue+X3
朝起きたら妹が着替をしていた。リアルで

「あ、わり」
「何覗いてんのよっ!」
「青木ネタはつまらんぞ」
「ちぇ」
「それよかさっさと着替えろ。シャワー浴びたいんだから」
「はーい」
「しっかし…それなりに胸大きくなったな」
「へんたーい。兄ちゃんはどうなんよ?」
「さーな」
「うわずるい。人の見たんだから答えてよ」
「デカくて太くて黒くて暴れっぱなし」
「嘘くさ。彼女無しのくせに」
「てめえ…orz」
「まーいいや。着替えたからもういいよ」
「あいよ。一緒に入るか?」
「はいはい。わたし友達んち行くから」
「気ぃつけてけよ」
「はーい」


素っ裸でした。
286名無しさん@初回限定:05/01/09 11:10:43 ID:G6+zthDN
朝起きたら妹が怪獣と戦う巨大ヒロインに変身できるようになってた。
287名無しさん@初回限定:05/01/09 11:17:21 ID:G6+zthDN
リロードし忘れてた。
>>285
_ト ̄|...〇コロコロ
288名無しさん@初回限定:05/01/09 11:43:12 ID:vlEfjgDw
下から覗いたらパンツ見放題ですか
289名無しさん@初回限定:05/01/09 11:45:17 ID:ChHKH1Gr
むしろ、恥ずかしいシミを見放題(*´д`)ハァハァ
290名無しさん@初回限定:05/01/10 03:06:36 ID:IMtWHH66
朝起きたら妹が成人祝いをくれた。
エロゲだった。しかも同人だった。
クリアしたら妹のエロ画像が・・・・・
291名無しさん@初回限定:05/01/10 03:40:14 ID:CfhiEFJu
>>290
妹「ぶっちゃけ、ありえな〜い!!」

うーん、ここの住人の皆さんはリアル.二次元問わず妹(*´д`)ハァハァ
なんでしょうか。気になります。
ネタも投下
朝起きたら妹が犬耳娘だワン...Σ(゚д゚)
292名無しさん@初回限定:05/01/10 04:05:01 ID:x1mMjeQ5
>>285
制裁っ……!
妹の全裸を見たっ……!
制裁っ……!
293名無しさん@初回限定:05/01/10 19:13:18 ID:xrrk6c/n
リアル妹が、スーパーで手を繋ぎいちゃいちゃしてるカップル(中三くらい)を見たと報告。
それだけだと何てことないはずなんだが、妹が言うには父と母(っぽい)のと一緒だったらしい。



兄妹…………?
294名無しさん@初回限定:05/01/10 19:24:33 ID:ceNm11U4
ったくどいつもこいつも…(#゚皿゚)ギリギリ

>>291
もちろんリアル系のスレも回っております。
無口妹(;´д`)ハァハァ
295名無しさん@初回限定:05/01/10 20:05:01 ID:gnWM8OMR
無呪氏自身も素晴らしい
296名無しさん@初回限定:05/01/10 22:50:04 ID:hMomywg0
朝起きたら妹がパチンコになっていた。
297池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/10 23:47:42 ID:XFVgA9Tl
一度に投下すると長いので前後編で。
ストーリー性をあまり重視しないエロ。

・ギャグ無し。ストーリーそんな無し。エロまだ無し。
・寸止め?
・妹視点。
・結構実験的。それでは。
298池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/10 23:48:17 ID:XFVgA9Tl
 朝起きたら妹の尻にひかれてた。

――ほら、今……。

心臓が、徐々に早鳴りしていく。

――やっぱり……。

体が熱くなっていく。それも、どこか奥深いトコロ……

いつからだろう?

ずっと前から?


ああ、私、今――


――見られてる……。




冬休みも終わりに近づいたある冬の日、私はそれに気がついてしまった。
変わらぬ日常の中で見つけた、ほんの小さな違和感から。
私が、兄から異常な視線を受けているという事に。

兄弟であるという事、同じ空間にいる人間だという事、会話の相手であるという事、
そのどれにも当てはまらない、私が兄から受けたことの無い視線。
でも、私はその眼を知っている。あれは、私が嫌いな眼だと。

――あれは、『女』を見る眼だと。
299池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/10 23:49:20 ID:XFVgA9Tl
それは、昨日の夜の事。
「兄さん、夕飯何がいい?」
いつもの通り、晩御飯の仕度を始めた私。
ダイニングから繋がったキッチンで、白いエプロンを締めながら質問した。
兄は相変わらず、テレビをつけっ放しにしてコタツでだらだらと過ごしている。
「んー? そうだな……じゃあ、久し振りに肉じゃがでも――」
「オッケー、鍋ね」
相手の返事は、関係ない。食材はもう買ってあるのだ。
「待て、俺に聞いた意味は何だ?」
いつもの事なので、大して怒った様子も無く兄は聞いてくる。
「アンケートよ。得票数の多かったやつを次に作るってことで。
 ああ、でも肉じゃがはダメ。私嫌い」
ホントは、別段嫌いでもないが。
兄も、その辺を分かって会話をしている。たぶん。
「まあ、鍋も嫌いじゃないからいいか。何鍋だ?」
「土鍋よ」
至極普通の問いに、使い古されたようなネタで返す。
真面目に返すのもつまらない。
兄は、ははっ、と軽く笑い、自ら立ち上がってキッチンまで食材を見に来た。
「あら、自分からコタツから出てくるなんて珍しい」
本当に珍しい。明日は大陸間弾道ミサイルでも降るかな。
「黙っとけ、食べ物への執念は強いんだよ」
兄はこっちまで来ると、後ろから肩越しに食材を覗き込んだ。
「へぇー、鴨鍋か。なかなか」
お気に召したのか、好反応。
「鴨は私のよ。兄さんは白菜で我慢して」
切る前の白菜を片手で兄の顔の前に持っていき、言った。
「はぁ!? おいおい、それは鴨鍋とは言わないぞ」
「私は鴨鍋だなんて言ってないもの。
 まあ、お願いすれば食べさせてあげない事も無いわね」
「てっめえ……」
私は兄の反応を確認すると、早速調理に取り掛かった。
300池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/10 23:50:43 ID:XFVgA9Tl
――トントントントンッ……
軽快な包丁の音が、台所に響く。
「あっ、キノコ入れんのか? 俺食わないぞ」
時たま、後ろから兄が口出しをしてくる。
「鴨肉食べないでシイタケも食べないと、あとホントに白菜とかしかないわよ?」
「お、おいっ、本当に食べさせない気か? 鴨」
「だ・か・ら、さっき言ったでしょ? お願いすれば食べさせてあげるって。
 そんな所に突っ立っててもただ寒いだけで暇でしょ? だったら土下座でもして――」
……あれ?
突然、何故か言葉が止まってしまった。
「ん? どうした?」
怪訝そうな声。
「あ、いや、土下座でもしてお願いすれば?」
「お願いします、鴨食べさせてください」
その声を聞いて振り向いたら、足元に本当に土下座している兄が。
「うわっ、ホントにしてるし! プライドってものは無いの?」
「そんなものは無い!」
言い切った。
「……ったく……まあ、食べようが食べまいが、別にどうでもいいんだけど」
「ははーっ、ありがたき幸せ」
私は兄が言い終わる前に、さっさとシイタケを切り始めた。
「……」
……そういえば、兄が料理中に一緒にいてくれるなんて、久し振りの事だ。
正直居ても邪魔なだけだが、なんだか少し、……嬉しかったり。
……でも。
でもなんで、調理中のところにわざわざ来てくれるんだろう?
実際、私も足元が痛いくらい寒いのに、寒がりの兄が、なんでわざわざ?
寒くないのかな? 優しい言葉でも掛けてみようか。何か面白い反応が見れるかもしれないし。
私は兄の方を振り返りながら、
「……ねえ、兄さ――」
言おうとして、兄の顔を見て、
……そして、固まった。
301池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/10 23:51:47 ID:XFVgA9Tl
「んっ?」
ビクッと、顔を上げる兄。
「な、なんだ?」
「……あ、あの、寒くないのかなーって」
「どうした? さっきから、なんか変だぞ?」
まずい、このままじゃこっちが不審者だ。
「な、なんでもないよ、うん」

――さっきの兄の顔。あれは、なんだろうか?
振り返った瞬間の、兄の眼。私の体の、お尻の辺りをじっと見つめていた。

「もうちょっとだから、待ってて」
ひとまず考えるのは止めにして、さっさと調理を終わらせてしまおう。
鍋なんてもともとそんなに時間の掛かるものでもなし、後でゆっくり考えよう。
「……」
食材を鍋に入れ、沸々と煮る。
「えー、と、おつゆはどこだっけか……」
……どうしても、背後が気になってしまう。
横にある戸棚を開け閉めしながら、ちらっ、と兄を盗み見る。

――やっぱり……


私はベッドに横たわり、枕もとの鏡を覗き込みながら考えに更ける。
なんだろう、あのいやらしい眼つきは?
……兄が私のことをそういう眼で見るようになったのは、一体何時からなのだろうか?
私が気付いていなかっただけで、今までもずっとあんな風に見られていたのかもしれない。
私が何も考えずに料理をしていた時も、私がお昼寝をしている間も、
私がシャワーを浴びている時でさえ、兄はもしかしたら聞き耳を立てていたのかもしれない。
そう考えると私は……

もう、夜も遅い。眠ろう。そうすれば、スッキリするはずだ。
302池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/10 23:52:47 ID:XFVgA9Tl
「おはよう、兄さん」
朝。珍しく、私から声をかける。
「あ、おはよう」
兄はいつもと変わりないようだ。
昨日のあれは、きっと私の思い違いだったのだろう。
「今日は? お昼いる?」
私はなるべく平常を装って、質問をする。
「あー、いや、……うん、いるな。頼む」
「あらそう、それじゃ自分で買ってきて。はいお金」
500円玉を指ではじいてよこした。
「またそれか? ったく、それなら聞くなよな」
私も兄も、クスクスと笑いながら、いつも通りの朝を過ごした。

「それじゃ、私、時間だから」
今日から新学期だ。私は久し振りの制服に袖を通し、玄関で靴を履く。
「ああ、大変だな。俺はまだ一週間あるが」
兄の冬休みは長い。決して不吉な意味ではなく、普通に長い。
だからその間、お昼ごはんも私が作っておいてあげたりしないとならない。ダメ人間め。
「っと……ソックスが……」
片方のソックスがよれてしまっているのに気付き、私は手を伸ばしてそれを直す。
私は鏡を覗き込んで、服装を改めてチェックし、
「さ、て、と……それじゃ、行ってきまーす」
「うい」
兄のやる気のない見送りを受け、家を後にした。

後ろの方で、ドアの鍵を閉める音が聞こえた。
朝の通りを歩きながら、私は一つ、確信した。
――あれは、やっぱり思い違いじゃなかった。
私がソックスを直した時や、私が後ろを向いて出て行く時。
神経を集中して兄のほうに意識を向けると、それはやはり明らかだった。

――私は、やっぱり……見られている。
303池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/10 23:53:58 ID:XFVgA9Tl
「さーくらちゃん♪ どうしたのー? なんか元気ないよー?」
学校で、級友にこんな言葉を掛けられてしまった。
「あっ、いや、ちょっと寝不足で……」
久し振りに会った友人と会話をしていても、私はどうにも集中できず、上の空だと言われた。
式典の最中も、先生が何を言っていたのか全く覚えていない。
今日は授業がなくて良かった。もしあったとしたら、きっと3回はチョークを投げられていただろう。

……兄が私を、性的な眼で見ている。
それを考えるだけで、体が熱くなってきてしまう。
……恥ずかしい。今までそれに気付かずに見られ続けていたのが。
お風呂上りなんて、一体どんな眼で見られていたのだろう?
もしかしたら、兄は今ごろ私の姿を思い出して、あの……オナニーをしているのかも。
私の体が、服の下でどうなっているのかを想像して――
「――さくら? ねえ、大丈夫なの?」
「えっ?」
顔をあげると、クラスメイトが私の顔を心配そうな顔で覗き込んでいた。
また、ぼーっとしてしまっていたようだ。
「だ、大丈夫だよ……」
そんな適当な答えしか出来ないが、説明するわけにも行くまい。
友人はなお心配そうに、
「顔赤いし、なんか息も荒いし……病気?」
「え――」
それを聞いて思わず頬に手を当てると、そこは火がついたように熱くなっていた。
呼吸も何時の間にか速く、細かく震えてしまっていた。
そして、……
「……だ、大丈夫だって! わ、私、もう帰るね?」
私は椅子をガタッと引いて弾けるように立ち上がり、早足で教室から出て行く。
「えっ、ああ、じゃあね。……無理しないでよー?」
……恥ずかしい……今すぐ家に帰りたい……
私は、友達を待つ人で混み合った廊下を、すり抜ける様にして通っていく。

……スカートの中の下着の、ひんやりと冷たい感触を感じながら。
304池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/10 23:56:59 ID:XFVgA9Tl
ここまで。続きは今週中ぐらい?
長いと読む気失せるかと思って分けたんですが、
『投下するならまとめて投下しろ』って意見がもしあれば、次からそうします。


>>285
待て。なんですかそれは。
305名無しさん@初回限定:05/01/11 00:22:51 ID:m+GjGBd/
池魚氏乙〜。
ついに新シリーズでつね(*´д`)ハァハァ
306名無しさん@初回限定:05/01/11 00:35:43 ID:GhrBJ1TK
さすが池魚氏!続き気になるわー
307名無しさん@初回限定:05/01/11 00:39:56 ID:h3Wbr6Y2
期待待ち(*´д`)ハァハァ
308携帯2時間:05/01/11 05:01:19 ID:hlFt8KoZ
今日あった妹との出来事

我が兄妹は、二人ともアーケードゲーマーで、ポップンミュージックというゲームをやっているイタイ兄妹で、今日朝(昼w)起きたら勝負を挑まれた。
「今日こそ勝つから覚悟しといてね。」
今までの勝負は俺の13戦全勝。

最高点が3曲で30万点。妹が28万6千。俺は29万7千。
「はい俺の勝ちー。ジュース奢れよ。」
「だーーーー!ムカツク!」
「バーカ。俺に勝てるわけねーだろ。」
「そのセリフもムカツク!次、ドラム!」
今度はドラムマニアというゲーム。どんなゲームかはタイトルのとおりです。
ミスらなきゃいいというシステムになってます。このゲームでも俺の7戦全勝。
今日も俺の勝ち。
「バカ。県トップに勝てるわけねーだろ。」
「うっさい!次、QMAの店内対戦!」
QMAとは、全国オンラインクイズのゲームです。詳細を知りたい人は「クイズマジックアカデミー」ぐぐってください。
ボケて答えたのに俺の勝ち。
「弱すぎ」
「……」

KONMAIのゲームにハマってるイタイ兄妹のお話でした。
309名無しさん@初回限定:05/01/11 12:49:16 ID:BLfcy0UE
※リアルの話です
昼寝から起きたら妹に――――

「うわ…固いね、兄ちゃんのここ」
「まあだいぶ使い込んでるしな」
「それじゃあ…するね」
「ああ、頼む」
「んしょっ…大きいからやりづらいな」
「もっと手のひらで包むようにやるんだ」
「うん、こう?」
「そうそう…おお、気持よくなってきた」
「じゃあいっぱいしてあげるね」
「ん、まかせた」
「じゃあ…ここはどうかな?」
「い、いつっ!やめ、痛いっつーの!」
「でも痛いのは効くってお母さん言ってたよ」
「だからってそこばっかり――いてぇって!」
「んじゃ、ここはどう?」
「あー…そこならいいわ」
「気持いい?」

「おう、いい感じだ…」
「ん、やっぱり固いね」
「溜ってるからな。一回本格的にやりにいくか」
「お金もったいないって。わたしがやったげる」
「でもお前技術無いだろ」
「んー、兄ちゃん教えて」
「俺だって詳しくねえよ…っと、もういいぞ」
310名無しさん@初回限定:05/01/11 12:50:05 ID:BLfcy0UE
「うん、わかった」
「あー、だいぶ楽になった」
「手疲れた…」
「はいよ、五百円」
「嘘だって。兄ちゃん疲れてるんだし」
「そうか?」
「でも凄い肩凝りだよね。ガチガチだったよ」
「一回本当に整体受けてくるか」


――――肩揉みをしてくれた
311名無しさん@初回限定:05/01/11 16:27:20 ID:h18Lk8He
>>308
県トップってすごいですな。>ドラマニ
何県?

全然うまくならないSP650人間の素朴な疑問。
312携帯2時間:05/01/11 19:48:01 ID:hlFt8KoZ
>>311
正体バレる(;´Д`)
ちなみに赤ネームで1250越えてます。妹は800程度。妹は負けず嫌いなので勝負を挑まれますが、全勝。
っと、そろそろスレ違いなのでアケ板に帰ります。
313名無しさん@初回限定:05/01/12 00:36:29 ID:6bySzSci
朝起きたら妹と(・∀・)キュンキュン(・∀・)ノ ハイハイ!
314名無しさん@初回限定:05/01/12 01:54:32 ID:cOSnv4+4
朝起きたら妹に、呪いをかけられていた。
315携帯2時間:05/01/12 02:42:13 ID:Jz9OJvg5
朝、妹にとある曲を流されて起きた。

ジャン!ほっほっ!×3
あ〜〜〜〜
きゅるるん!
カラフル〜にまぜまぜ〜
「…眠い」
こころの〜パレットで〜
悩ませな〜いでね〜虹色ベ〜ッドで〜
夢中に〜させ〜て〜My Dear…

ジ   ャ   ン   ボ
「…うるさい」
「…これじゃ起きないのか…次行ってみよう!」

てぃ〜〜〜ん…
キ   ッ   ス   !
あれれ?おかし〜いなこの〜ど〜き〜どきは〜
君のう〜で〜の中であふ〜れだす〜
ポロリこぼれた〜涙〜さくらん〜ぼ〜
もっとぎゅっっとず〜っとし〜てね〜
「……」
すきすきすき?す〜きすきすき?す〜きすきすき?す〜きすきすきす
「(゚∀゚)ノハイハイ!」
すきすきすき?す〜きすきすき?す〜きすきすき?す〜きすきすきす
「(゚∀゚)ノキュンキュン!」

「お兄ちゃんおはよ〜」
「こんな起こし方俺が悲惨だからヤメレorz」
「こうしないと起きないじゃん。ご飯できてるから降りてきてね。」
316携帯2時間:05/01/12 02:47:42 ID:Jz9OJvg5
オチなしなんですが、見逃して下さい。
歌詞違うだろ!なんていうツッコミは受け付けますw

>池魚氏
うわ〜続き気になる。どんどん投下してください。

携帯料金滞納で見れるかどうかわかりませんが…orz
317名無しさん@初回限定:05/01/12 03:36:49 ID:WP03JzCl
>>309
いいなぁ、そんな妹・・・(;´Д`)ハァハァ
318名無しさん@初回限定:05/01/12 21:45:30 ID:hEQYPFM1
朝起きたら妹に泣き付かれた。
319名無しさん@初回限定:05/01/12 22:30:29 ID:6g6p02Kk
携帯氏乙ー。
そういえば俺カラフルキッスやったことないよ…orz

朝起きたら妹はVIPPER
320名無しさん@初回限定:05/01/12 22:49:02 ID:6bySzSci
>>319
それが朝妹クオリティってやるんですね?(・∀・)ニヤニヤ

朝起きたら妹にスクリューパイルドライバーを喰らった。
321名無しさん@初回限定:05/01/12 22:59:31 ID:hEQYPFM1
>>320
その時、妹の股間が顔に
322名無しさん@初回限定:05/01/12 23:02:33 ID:kcLMRaLt
だが、ふたなりだった
323名無しさん@初回限定:05/01/12 23:15:21 ID:OWgxhjHY
だが、それはむしろ望むところだった
なぜならば、彼は漢だったからだ
324名無しさん@初回限定:05/01/12 23:32:12 ID:8cFoEukI
(゚∀゚)プリキュア〜
325名無しさん@初回限定:05/01/12 23:59:30 ID:InLf1yoT
そう、彼はプリティでキュアキュアだったのだ。
326名無しさん@初回限定:05/01/13 00:14:22 ID:VqLRqhoY
だがしかし、ここで衝撃の新事実。
実は妹は
327名無しさん@初回限定:05/01/13 00:39:04 ID:jKnZ1F1w
アデランス
328名無しさん@初回限定:05/01/13 00:50:22 ID:ZNAb7952
(;´д`)何だよこの流れ


妹は、何と植毛していた!
「でも、どこに植毛するようなトコロがあるんだ?」
「お兄ちゃん、実は私、パイパンだったの」
「な、何だってー!?」
329名無しさん@初回限定:05/01/13 00:52:42 ID:xvgP+yFO
「お兄ちゃんの太くて硬いのが私のまだ綺麗だった大切なところに…」

330突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/13 01:25:08 ID:/Pcay6Sa
流れを無視して一本投下!

「あ〜ん、アニキぃ! 助けてよ〜!!」

『朝起きたら妹に泣き付かれた』

「………で?」と昼休み、ガチガチに緊張している妹の手を引いて一緒に中庭へ
と「俺はお前の彼氏の振りをして、その娘を諦めさせればいい訳なんだよな?」
「うん。」
「でも良いのか? 生まれて初めて貰ったラブレ………」
「私はノーマルなのっ!!
「……冗談だアホ。耳元で叫ぶな……」
などと雑談で緊張感と、重い気分を紛らわしながら校舎の角を曲がると。
「あ……………」
そこにはなるほど、長い髪の女生徒が俺達同様に緊張した面持ちで、靴先で
地面に書いた『のの字』を眺めている姿が。
「………あの子か?」
「うん、多分。」
ぎゅ、と腕に抱きついてきた体重に少々難儀しながらも再び歩き始める。ハ
ッキリ言って非常に気が進まないが、こればっかりは仕方がない。そして歩み
寄る足音に気が付いたのか人の気配を察したのか、頬を染めながらもキッと決
意に満ちた瞳の(結構可愛い)後輩と向き合う。
「……………………………………」
「……………………………………」
「……………………………………」
が、三人とも無言。しょうがない、じゃあ俺から切り出すか。
「あ……あのな?」ジロリ、と怒ったような顔を向けられてしまう「手紙の件な
んだけど、見ての通り俺達付き合って………」
「……………しし、信じません! いえ、絶対にだまされません!!」
……最後まで言わせて貰えませんでした。
「お二人はご兄妹ですよね? 私、好きな人の家族構成くらい知ってます!」
「あ……あー…………」
331突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/13 01:25:41 ID:/Pcay6Sa
抱きつかれた腕をクイクイ、と揺すって『バレバレじゃねぇか!」サインを送る。
こいつの計画は初期段階で既に崩壊していた、というか根本的に成り立ってさえいなかった。
「先輩!!」
「え? あ、ああ、何?」うわ、矛先は俺?
「こんな見え透いたお芝居なんかで誤魔化さないでください! 私は本当に真剣に………」
「ほ、ホントだもん嘘じゃないもん! 私、アニキの彼女なんだからっ!!」
更に強く抱きつきながら反撃を開始する妹。二人の間でバチバチバチッ、と火花
が散ってる……………ような気がした。
「そんな言葉が『ハイそうですか』って信用できると思うの早知? 憧れる程度
だったら分かるけど、兄妹で好き合って告白して恋人になるなんてある訳ないで
しょう? 異常だよ、そんなの!」
「異常だか機上だか市長だか知らないけど私達の問題でしょ! 姫ちゃんこそし
つこいよ往生際悪いよ強情だよ! もう姫ちゃんが入り込む隙なんか何処にも無
いんだから諦めなさいよぉっ!!」
俺、蚊帳の外。というか何故此処に居る?
「そ…そこまで言うんだったら……」と姫…ちゃん?「月並みな言葉だけど、先
輩と早知が恋人同士だって証拠見せてよ。言葉だけじゃ全然説得力が足らないっ
て、早知にも分かってるんでしょ?」
「あぅ……!」
正論といえば余りにも正論な(?)組み立ての姫ちゃんの攻勢を浴び、泣きそう
な顔の妹。援護しようにも、常識的に考えて俺達の方が不利すぎで、論破するだ
けの台詞が出てこない。
「あ、あるよ、あるんだもん! 見せるよ、証拠!」
「え、ええ!? ちょ………ちょっと早知、無理しなくていいんだよ? 証拠な
んてある訳ないでしょ? そんなムキにならないで………」
「あるもんあるもんあるんだもん! 見てなさいよぉ………!!」
だが、傍観者となった俺は二人の会話の中に『ある矛盾』を感じ取っていた。先
ほどからの会話の流れを辿ってみると、どうも………
「アニキっ!」
「ん? な……………んんんんっ!?」
「え、ええっ? えええええええええええっ!?」
332突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/13 01:26:18 ID:/Pcay6Sa
にゅるっ、と口の中から妹の舌が抜き取られる。自分から仕掛けたディープキス
の味と酸素不足で上気し潤んだ早知の顔は、怖い程に扇情的だった。
「お、お前………!」
「えへへ………ふぁーすときす、なんだからね?」
「な、な、なななななななな!」
きっと刺激が強すぎたのだろう。ヨロヨロとダウン寸前のボクサーみたいな足取
りで後ずさる姫ちゃんの様子も心配だったが、今はそれどころじゃない。
「だからお前、何考えてるんだっ!」
「わかんない、わかんないけどぉ………」
ぽふっ、と倒れ込むように寄りかかってくる妹。全ての追求を拒むかのように俺
の胸の中に埋めた顔、そこから発せられた『好きなの』という声にならない熱い
吐息が制服を透過して全身の肌に温もりとなって広がってゆく。
「私……私、絶対認めないんだからぁぁぁっ!!」
うわぁぁぁぁぁぁん、とドップラー効果を残しながら逃げてゆく姫ちゃんが心か
ら可愛そうだと感じた昼下がりだった。


「…………で、だ。」
「うん?」
恥ずかしくて視線を合わせられない俺と、何故だか満足げで余裕すらある早知。
家に帰る前に問いつめようと、終業と同時に慌てて教室を飛び出した俺は『えへ
へ〜♪』と照れ笑いを浮かべる早知に待ち伏せされていた。
「昼間の件は………なんというか、とりあえずおいといて、だ。」
「うん。」
「俺が言いたいのは、まず姫ちゃんに貰ったラブレターとやらを見……」
「あ、私、いま用事思い出したっ! アニキ、その話は後で………って、きゃっ!」
「またんかいっ!」」
この瞬間、疑問は確信に変わった。
333突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/13 01:28:53 ID:/Pcay6Sa
ここまでです。
非常に「ありきたり」な内容になってしまいましたが、
まぁご愛敬ということで………w

>>VIPPER
私は袴っこ剣道娘の「あすか」ちゃんが一番……>誰も聞いてません。
334名無しさん@初回限定:05/01/13 02:42:14 ID:43C3qCNi
突発氏GJ!
この兄妹の続きが気になりまつ。果たして姫ちゃんの行く末はいかに?

朝起きたら妹が2chやってた。
物凄い厨だった。
335名無しさん@初回限定:05/01/13 10:29:22 ID:vxNIlErt
しかも俺が書いたレス煽ってやがるし…。
マジ犯してやろうか?リアルで。
336名無しさん@初回限定:05/01/13 10:38:50 ID:h2aOlbaT
>>335
ツウホウシマシタ
337名無しさん@初回限定:05/01/13 11:38:53 ID:t5+48Kfq
>>328
替え歌メドレーじゃね? >流れ
338名無しさん@初回限定:05/01/13 16:06:27 ID:Ipf6yBy4
昨日、今更ながらに初詣…を建前に巫女さんを見に行ったわけですよ。
属性○全てを謳うこの俺も、巫女装束に撃沈寸前

何が言いたいかと言うと
巫女さんのバイトしてる妹って、萌えません?
339名無しさん@初回限定:05/01/13 19:39:08 ID:AsSR66ca
>>338
漏れの妹のことですか?
田舎の神社で巫女のバイトやってた。

朝起きたら妹が料理をしていた。リアルで

「おはよー、兄ちゃん。もうちょっと待ってて」
「あー、はよ…あれ、今日お前の当番だったか?」
「ん?ちがうよ、母さん早番だってさ」
「ふーん。じゃあ頼むわ」
「兄ちゃんは味噌汁無しでいいんだよね」
「ああ。ご○ん○すよと海苔でいいわ」
「漬け物いらない?けっこうあるんだよね」
「んじゃもらう。お茶あるか?」
「自分で淹れなー。はい、ご飯」
「サンキュ。お前も飲むか、茶」
「うん、お願い」
「ほれ。んじゃいただきます、と」
「おあがりなさい」

いつも通りの朝でした
340名無しさん@初回限定:05/01/13 20:05:06 ID:StV0QIOA
>339
朝起きたら、妹に俺が交際を申し込んでいた
お義兄さん! お願いです、妹さんを俺にください。

巫女さん(*´д`)ハァハァ
341339:05/01/13 20:30:20 ID:AsSR66ca
>>340
妹は中三だから無理無理(;´・д・`)ノシ
342名無しさん@初回限定:05/01/13 20:54:40 ID:N2rwGf5v
>>335
うほっ

343名無しさん@初回限定:05/01/13 21:13:38 ID:StV0QIOA
>妹は中三だから

(*´д`)ハァハァハァハァハァハァハァハァ……ウッ!
344名無しさん@初回限定:05/01/13 21:58:56 ID:Hn742Hjm
朝起きたら妹が中三だった。
僕は小五なのに。
345名無しさん@初回限定:05/01/13 23:06:59 ID:ZNAb7952
このスレは>>341の妹を全力で争奪するスレに(ry
346携帯2時間:05/01/13 23:51:32 ID:7DsiT7be
>>341
クレ!是非ともクレ!いや、ちょうだい!違う、ください!嫁に下さい!いろいろさせて下さい!

やっぱりヨコセщ(゚д゚)ш
ヲタ兄妹はつらいよ…orz
中三の妹…も、萌え!(*´д`)ハァハァ

>>344
浜田"小五"とか言ってみるてすと

…ウワァァァァンヽ(`Д´)ノ

>突発氏
乙&GJ!是非パクリという名の参考にさせてくださうわなにをするやめろはなs
347名無しさん@初回限定:05/01/13 23:57:20 ID:R0jtup9y
オレは>>341の妹よりせっかくだから、二次元の妹を選ぶぜ!!

(・∀・)ノ ナカマハオランカ?
348名無しさん@初回限定:05/01/14 00:12:54 ID:b7m8RDEO
>>341はバラモソか!
ヌードラはただ黙って萌え転がるのみ

⊂⌒〜⊃*。Д。)-з中三巫女…
349名無しさん@初回限定:05/01/14 00:28:28 ID:GBPo5ko2
>>341
妹の写真うpは課せられた使命
いや、もはや義務

さぁ、携帯片手に寝顔をうpるのだ
さすれば歴史に残る神となろう
350341:05/01/14 00:50:53 ID:XmIs1gYx
漏れの携帯にはカメラはついていない罠orz
ああドコモの五年以上前の機種さ古いやつなんだよウワアァァァンヽ(`Д´)ノ


漏れはオタだってこと知っているが普通に接してくる妹
さっき思い切ってなんでキモイだの言わないんだと聞いてみた
そして帰ってきた返事がこれ

「だって兄ちゃん頑張ってるから」

不覚にも涙が滲みました
351携帯2時間:05/01/14 01:00:35 ID:aNqWGaKn
>>350
でじかめという近未来の産物を使うんだ!写真を撮るなら全身を撮ってくれ。全裸でもいいぞ!
ついでに身長体重スリーサイズ趣味特技好きなタイプetcをアンケート方式で聞いてきてくれ。
352名無しさん@初回限定:05/01/14 02:04:44 ID:HBNpkBLm
>>350
中三でもいい。絶対幸せにするから
その妹よこせぇぇぇぇぇヽ(`Д´)ノ
353名無しさん@初回限定:05/01/14 06:11:57 ID:XfI/f//G
なんちゅうか…
漏れらが、というより341が妹さんを大切にしてやれ、とか思う漏れはもうヌードラ一直線かもしれん
354名無しさん@初回限定:05/01/14 07:41:14 ID:qNewvfeG
>>352
なんだ、その少佐っぽいノリは・・・
だが、自分も賛同する

>>341
その妹よこせぇぇぇぇぇヽ(`Д´)ノ
355名無しさん@初回限定:05/01/14 12:20:22 ID:GBPo5ko2
いいか、>>350よ。
お前のように恵まれた男は殆ど居ない。
いい妹さんじゃないか。大切にしてやれよ。

いい夢見させてくれてありがとう。
礼だ、これを妹さんの結婚式費用に積み立ててくれ。
( ´・ω・`)つ[10000]


朝起きたら妹の挙式が決定していますた。
356名無しさん@初回限定:05/01/14 18:57:04 ID:HVjdgZqq
流れぶったぎってネタ投下

朝起きたら妹がセンター試験だった。
「もしだめだったら…行くところ無いしお嫁さんにしてくれない?」

これで落ちろと思ってしまう奴は兄失格だぜ…orz
357突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/15 00:35:33 ID:BGE58s4+
「長い間、お世話になりました。」
丁寧に三つ指をついて、深々と頭を下げるクリス。訳がわからないままに、その
様子を唖然と見つめるだけの俺。
「私、兄様と父様からのご恩は一生忘れません。」
「な、なんだよそれ……!?」
「成人するまではお世話になる代わりに、養子になって日本人になる。それが父
様との約束でした。母様を亡くして施設に引き取られるところだった私を日本に
呼んで頂いて『我が家』を頂いた上に、きちんとした教育と兄様という家族まで
出来た私は凄く凄く幸せな女の子でした。でも、社会的にも独り立ちできる一人
前の大人なった今、今度は自分の意志で道を決めて私自身の足と覚悟で歩いてい
きたいと思います。だから、今日でお別れです。」
妹の声に迷いは感じられない、妹の顔は晴れ晴れと輝いている。
「でも、突然言われても……だいたいお前、これからどうするんだよ!?」
「故郷に………許嫁が居ます。兄様には内緒にしていましたけど、日本に来てか
らもずっと文通もしいていました。」
「げ………!!」
「帰ったら、すぐに式を挙げる予定です。兄様をお呼びできないのが唯一の心残
りですけど、必ずお手紙を差し上げますから。」
「ま、まじかよ……」
「はい。父様も、向こうのご両親からも認めて頂いてます。」

『朝起きたら妹の挙式が決定していた』
358突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/15 00:36:07 ID:BGE58s4+
「それでは、飛行機の時間がありますから。」
「ま、待てよ! お前、前から『兄妹仲良く暮らしてゆくのが夢です』とか『私
は日本人ですから、この家だけが帰る場所です』って言ってたじゃないか! そ
れに成人式の日にも『これからは一人前の女性として、堂々と兄様の隣に並んで
立てます』って嬉しそうに……」
「それは………兄様を悲しませない為の嘘です。それに兄様は兄様です。兄とし
てお慕いしていはますけど兄妹は兄妹であって、たとえ半分とは言え血が繋が
った兄様は一生を添い遂げる相手にはなれませんから。」
「それは………そうだが……」
「大丈夫ですよ兄様。海を隔てた向こうに行っても、クリスは兄様の妹です。家
族の絆は距離などで切れてしまうものではありませんから。」
「いや、だから、そんな勝手に自己完結されても……」
「それでは兄様、兄様も末永くお幸せに。」
「だ、だから行くなぁぁぁぁぁぁぁ!!」

どっすん!
ぱたぱたぱたぱたぱた…………ぱたん!
「どうしたんですか兄様! いま、凄い音が………って床の上に転がってどうした
んですか?」
「あー、いや………クリス?」
「は、はい。」
「………とりあえず、今日も美人だな。」
「は、はい?」
「それと…………お前ピンクなんて持ってたっけ?」
「に、にににに、兄様っ!!」
ドスッ!
「ぐわっ!?」
「私、兄様になら見られても平気ですけどっ。それを口に出してしまうような男の
人は嫌いですっ!!」
ばたん、と乱暴にドアを閉めて去ってゆく足音を聞きながら。
「はぁ、夢で良かった……」
顎と脳天の痛みが与えてくれる現実感をかみしめてる俺だった。
359突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/15 00:37:00 ID:BGE58s4+
「クスクス。それでベッドから落ちて転げ回ってたんですか?」
「そりゃお前、やっぱ驚くだろ普通は?」
すっかり目が覚めてしまったので、仕方なく起き出して金髪碧眼の妹が味噌汁を作っ
てる後ろ姿を頬杖ついて見学。
「大丈夫ですよ、私の母国は日本なんですから。それに……」
「それに?」
「………妹の手料理がないと禁断症状を起こしそうな兄を置いて、お嫁になんて行
くはずないじゃありませんか。私が居なくなっちゃったら、きっと三日も待たずに
お家の中がジャングルになっちゃいますよ。」
「………せめて『腐海』で負からんか?」
「それは兄様の心掛け次第で………」
ぴんぽぉ〜ん♪
「……あら、誰かしら?」
「回覧板か何か? 俺が出るよ。」
「あ、はい、お願いします。」
こんな朝早くから誰だ、と愚痴りつつ玄関に向かう俺。
ぴんぽぉ〜ん、ぴぽぴぽぴんぽ〜ん♪
「はいはいはっ、今出ますから……!!」
そして開けた扉の向こうには。
「あはは〜。朝から押しかけてゴメンね、お兄ちゃん?」
……頭を掻きながら照れ笑いを浮かべる従姉妹、茉莉の姿が。
「いや、別に良いけど……」ちなみに茉莉の家は、ここから徒歩十分くらいのご近所だ
ったりする。だから小さい頃から一緒に遊ぶことも多くて従姉妹と言うよりは幼馴染み
とか妹に近い相手「……突っ立ってたって寒いだけだろ? 上がれよ?」
「や、実はあんまり時間無いから。」
どこか困ったような笑顔のまま、ぱたぱたと手を振る茉莉。
「時間?」
「うん、これからセンター試験に行くんだよ。早めに行って会場内とか見ておかないと
落ち着かないって言うか、ちょっと不安だから。」

『朝起きたら妹(?)がセンター試験だった』
360突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/15 00:37:36 ID:BGE58s4+
「そういえば今日だったな。大丈夫か?」
「あはは〜、たぶん……」と大きめの白いダウンジャケット姿の従姉妹は微かに頬を染
めて「……んでさ、その、なんてゆーかね、験を担ぐっていうか気合いを入れるって言
うか、安心して試験受けたいから………」
「…………………?」
「その、えっと、だから…………こ、高校受けたときの……その、お呪いを……」
「…………………あ、あれっスか?」
「あ……だ、だめ………かな?」
「………まぁ、お前が良いなら………良いけど。」
「ん。」と一歩、目を伏せて俺を懐に踏み込んでくる二人目の妹「それじゃ、お願い!」
俺の鼻辺りまで伸びた背丈。クリスと同じロングヘアの頭に手を伸ばして。
「茉莉は強い子だ。茉莉は強い子だ。茉莉は強い子だ……」
まるで子供に言い聞かせるみたいにしながら円を描く様に撫でてやる。
「………茉莉は強い子だ。だから…………大丈夫!」
そして最後にちゅ、と額にキスしてやると小さな体がピクリと震える。
「………………茉莉?」
「う、うん!」ぴょこん、と跳ねるように後ずさる従姉妹「これでバッチリ! 勇気百
倍で突撃して来ますっ!」
「馬鹿、試験は平常心で受けろって……」
「え、えへへ〜♪」
二人して柔らかな笑みを送り合う。これで本当に緊張が解けてればいいが。
361突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/15 00:38:30 ID:BGE58s4+
「んじゃ、行ってきま〜すっ!!」
そんな俺の心配をよそに、茉莉は元気よく走り出す。
「おお。」
「あ、でも、お兄ちゃん?」隣の家の曲がり角辺りで不意に振り返り「もしもの時は、
第二進路希望に全力を尽くすからねぇ〜っ!!」

「……茉莉ちゃん、大丈夫そうでしたか?」
戻った頃には、朝食の支度ができあがっていた。
「まぁ気合いは入ったみたいだから大丈夫だろ。それよりもさ?」
「はい?」
「あいつの第二進路って、知ってるか?」
少なくても俺と同じ職種を目指す、という話しか聞いたことがない。俺も叔父貴達と一緒
になって説得したにも関わらず変えられなかった茉莉の進路希望で、茉莉は希望の大学目
指して一生懸命に勉強していた。そんな従姉妹に他の進路が?
「さぁ、私も聞いたことはありませんけど……」唇に人差し指を当てながら、どこか遠く
を見つめる瞳で数回瞬き「……でも何となく分かります。」
「ほぉ………で?」
「きっと、私と同じ進路希望なんでしょうね。」
「??」
「さ、ご飯にしましょう? 今朝の卵焼きは自信作なんですから冷めないうちに召し上が
ってください♪」
「?????」
まだ遠い春。
だが妹達の新しい季節は、一足先に芽吹き動き始めていた。
362突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/15 00:39:34 ID:BGE58s4+
ここまでです。

さて、次はエロ物か鈴菜編になるかと。
ではでは〜♪
363携帯2時間1/2@>>355さんネタ借ります:05/01/15 00:59:33 ID:kmdLxehT
「お兄ちゃん、起きて。」
「ん…」
「起きてよ、起きてってば!」
「なんだよ…ってお前、その格好なんだ!?」
かれん(妹)がウェディングドレスを着ている!

コマンド
σびっくり
 脱がせる
 ベールを取る

「…なんでそんなの着てるの?」
「なんでって…今日は私の(ピー)歳の誕生日。結婚することになったんだ。」
「え、ええっ!」
そ、そんな話は一言も聞いてないぞまいしすたー!
「今まで…お世話になりました。」
「ま、待て!話を整理させてくれ!」
俺はそんな話は聞いたことがない。
となると…お袋が水面下で話を進めていたということか?
「誰と結婚するんだ?」
「それは言えません…」
な、なんだってー(AA略)俺にも紹介したくないってか!?
「お袋の差し金か?」
「いいえ、私一人です。そろそろ理解しました?」
「…まあ大体は。」
「では…長い間お世話になりました。ふつつかな妹ですが、これからも末永く可愛がって下さい。」
「…は?」
「ですから、私とお兄ちゃんが結婚するんです。じゃあ誓いのキスを。」
ちゅっ…
呆然としてる俺を横目にかりんは俺に口づけをした。
364携帯2時間2/2@>>355さんネタ借ります:05/01/15 01:01:03 ID:kmdLxehT
「…で、何で俺な訳?」
「それは…昔、約束したでしょ?大きくなったらお嫁さんにしてくれるって。」
「…そんなことあったっけ?」
「えーっ!?覚えてないのー!?酷い!」
「ご、ごめん。」
「酷い…ぐすっ」
あ…泣き出した。なんとかなだめないと…
「ま、まあ覚えてないにしろ、一応誓いのキスはしたんだし…」
「ぐすっ…ひぐっ…じゃあ、結婚してくれるの?」
「ま、まあいいけど。」
「ほんと!?やったぁ!!」
「そ、そんなに喜ばしいことなのか?」
「そりゃあもう!私、お嫁さん一度やってみたかったんだ!」
そっちかよ…orz
「じゃあお兄ちゃん。よろしくおねがいします!」
…うーん。義理とはいえ、いいのだろうか…?
「…ってお前。親父とお袋の許可は?」
「とっくの昔に。」
…まあいいか。何とかなるだろ。

かくして、二人の結婚生活は幕を開けた…
365携帯2時間:05/01/15 01:08:04 ID:kmdLxehT
続くかどうかわかりませんφ(´д`;)
とりあえず、24時間ゲーセン行ってきます。

>突発氏
乙です!先越された上ネタくっつけられて…orz
ネタをくっつける技術、凄いですねー!尊敬してます!
という訳で、今回もパクリと言う名の参考にだからやめてくれはなしてくれもうそんなこといわないからサンダーソードだけは勘b(ry
366名無しさん@初回限定:05/01/15 02:03:11 ID:atJd1IeJ
>>突発屋氏
GJ! あいかわらず、この微妙な続き具合とネタのからませ方がたまりませんな〜

>>携帯2時間氏
GJ! で、かれんですか、かりんですか、実は二人?
367携帯2時間:05/01/15 02:14:59 ID:kmdLxehT
>>366
…ウワァァァァンヽ(`Д´)ノ
素で間違えた…携帯のせいにしますw
W11Hのばか!ばか!まんこ!
368名無しさん@初回限定:05/01/15 09:29:25 ID:6fFvOU/8
>>362
ならば俺は鈴菜編を激しく希望するぜ!!


















だがエロい鈴菜編ならなおgood
369名無しさん@初回限定:05/01/15 11:53:34 ID:jdDfO8x/
気が付いたらスレ誕1周年まであと1ヶ月切ってるな…

当日の企画として初スレ1さんのお題でなんか書くか
370名無しさん@初回限定:05/01/15 12:55:57 ID:8TTVnMjG
>>突発氏
激しくエロい鈴菜タソでおながいしまつ!

>>携帯氏
同じ題材でも味付けが違うから良いと思われ
371名無しさん@初回限定:05/01/15 21:05:02 ID:17kcHN9O
>>369
そういえば初スレの最初のネタは
「朝起きたら、妹に義理チョコを装ったマジチョコを渡された」
だったっけ?
372名無しさん@初回限定:05/01/16 00:08:44 ID:n6Yq+qa4
>>371
1 :名無しさん@初回限定 :04/02/14 11:37 ID:7TuzAu8i
義理チョコを装ったマジチョコを渡された。
















っていうSSキボンヌ。
373名無しさん@初回限定:05/01/16 00:17:11 ID:wDHBB5iF
初代スレ初めてのSS(?)

6 名前:SS 投稿日:04/02/14 11:47 qtgzdKf7
朝起きた。
妹「義理チョコあげる」
開けてみると、マジチョコだった。

    ──完──
374名無しさん@初回限定:05/01/16 00:22:07 ID:Z87P8ulk
>>突発氏
最近クリスたんにも萌えてきますた(;´д`)
…ところで鈴菜って聞くと顔月のを思い浮かべる駄目人間は漏れだけでつか?>>all

>>携帯氏
同じネタ(材料)でも作る人によって味は違いまつよ。
続きまってまつ(・∀・)


朝起きたら妹がもうチョコ作りの練習してた。
375突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/16 03:31:28 ID:mrdgNE23
んでは『鈴菜編(非エッチ)』行きます!w

……の前に、私の脳内変換キャストを今一度公開しておきます。
別に知らなくても影響は無い程度のものですが、ご存じの方が
声イメージを合わせて頂くと、より登場人物が鮮明になるのではと(汗

では勝手ながら敬称略にて……

牧原(佐伯)鈴菜:日向裕羅
佐伯(牧原)幸恵:岩田由貴
青嶋瑞希:長崎みなみ
長谷部唯:大波こなみ
島崎愛理:北都南
八神早苗:金田まひる
白坂明:若本規夫
大久保勝:坂本薫

何故か合唱部の二人が音t……もとい歌に定評がある方々なのは偶然ですw
376突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/16 03:32:27 ID:mrdgNE23
私は、決して愛されていないわけではなかった。
いや、それどころか両親からは常に純分すぎる程の愛を与えられていたと
胸を張って言えるし、惜しみない想いを注ぎ続けてくれた父と母には心か
ら感謝もしている。そうでなければ、今の私は存在しなかっただろうから。
…………だが二人の隔たりの前に、私は余りにも無力だった………

父は、母に家庭的であって欲しいと願っていた。
私が生まれたとき、だから父は飛び上がって喜んだのだと思う。
娘の誕生によって父の『家庭』はより理想に近づいたし、守るべき家族に
血を分けた存在が加わった事で父の使命感と充実感は一気に高まったこと
だろう。そして自分の愛娘を大切に立派に育てたいという気持ちは母も同
じだと信じ、だから母も子育てに専念してくれると思ったから。
愛妻と、我が子が迎えてくれる『我が家』の扉を開ける毎日。
それこそが、幸せの象徴だからだ。

だが母もまた、父と同じくらいに誇り高い人間だった。
今の自分、今までの自分、そしてこれからの自分にも高い理想を持つ女性。
だから自分が成した事、成すべき事を捨てきれなかったのだ。
更に付け加えるなら母も父同様の管理職で、会社側も母に高い評価と多大な
期待を寄せていたという点も大きかった。多国籍企業故に『育児=退職』と
いう概念ではなく『育児=休暇』が常識だったのだと思う。私の最も古い記
憶の中では、母は既に在宅ながらにして職務に復帰し始めていた。
同じ社会人にして管理職である父であれば自分の立場と責任を理解してくれ
るだろうし、子育てや家事に関しても今まで通りに二人で協力し合って分担
し合って円満に運べると考えていたのだ。

そんな食い違いは、私が成長し手がかからなくなってゆくに従って目に見え
る溝と化して、夫婦を徐々に引き離し始めていた。
377突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/16 03:33:20 ID:mrdgNE23
「それで、居心地が悪くなったから……………とか?」
「ううん、そんなんじゃないよ………」
見上げた空は朱色から深い深い蒼へ。消えかけの夕陽の上から星空のカーテ
ンが静かに降り始めた小さな公園のブランコ、二人並んで小さく揺らす音さ
えも夜の空気に吸い取られていくような気がする。
「聖歌隊に入ったのは友達…………瑞希ちゃんの事だけど……に誘われたか
らなんだ。制服が可愛いから一緒に入らないって。小学校に入った頃くらい
かな、お父さんもお母さんも、私から言い出した習い事だから凄く喜んでく
れて、だから一生懸命に練習したの。」
何を歌ってるのかも全然分かってなかったのにね、と苦笑する鈴菜の横顔に
が少し寂しげに見えるのは………気の所為じゃないんだろうな、きっと。
「ホントのこと言うと、少し嫌な部分もあったんだ。遊ぶ時間は減っちゃう
し、色々厳しく躾られちゃうし、練習は練習だから真面目にしないと駄目だ
し結構難しかったし、でも………」
「でも?」
「………ミサとかボランティアとか演奏会とか、私がみんなと一緒に歌うと
きにはね、お父さんとお母さんが必ず二人で見に来てくれたの。揃ってお仕
事休んで、絶対に来てくれたの。それで、上手だったよって後で褒めてくれ
るんだ。二人とも凄く嬉しそうで、ご飯食べながら何度も何度も褒めてくれ
るの。本当に楽しかった。」
だが幼い娘の努力も、最後まで時間稼ぎ以上には成り得なかった。必死に二
人を繋ぎ止めようとする鈴菜、彼女への愛情のみが辛うじて家族の瓦解を食
い止めていたに過ぎない程に、両親の歩む道は隔たっていたのだ。
「………中学に入る頃には、もう…………」
なら『良い子』になろう。素直で明るくて人受けが良くて勉強が出来る子に
なれば、それで両親を喜ばせることが出来れば崩壊は回避できるかも知れな
い。そう考え、一層の努力を重ねたが………
「………駄目だったみたい。馬鹿みたいだよね、私?」
頑張った甲斐あって第一希望の高校に合格………したことを見届けたように
幸恵さんは鈴菜に離婚を切り出した。
378突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/16 03:34:20 ID:mrdgNE23
『……それで気力って尽きたって言うか、とにかくショックだったんでしょ
うね。あの子ったらビックリする程あっさりと退団しちゃったのよ。』
そんな青嶋先輩の言葉が頭の中で蘇る。だから同じ高校に進学してきた鈴菜
を強引に合唱部に引っ張り込んだそうだが。
「…………ちょっと、勿体ないな……」
「かも、知れないけど………」はぁ、と小さなため息「……結局私、自分の
我が儘を通したいだけだったのかなぁって、思っちゃって。」
「…………………………………………」
「だからなのかな? だんだん、歌うのも辛くなってきたんだ。お母さんに
は『無理して来なくても良いよ』なんて見栄張っちゃったし、後先考えない
で学校選んじゃったから瑞希ちゃん以外に古いお友達もいないし。」
えへへ、と恥ずかしそうな笑みも何だか空しく感じるばかり。
「ほんと困っちゃうよね。始めた動機が不純だったから、こうなっちゃった
らもう、誰に何を聴かせたいのかわかんないんだもん。こんなんじゃ、みん
なの迷惑になるだけなのに………」
仮面を被り、周囲の人間達の瞳に映る自分の姿ばかりを追い続けて生きてき
た。その結果が優等生にして家事万能で誰にでも好かれる鈴菜という少女な
のだ。そして仮面越しでしか人と接したことが無いが故に、鈴菜はずっと孤
独なまま。
「………ま、確かに我が儘な奴だよな、お前は。」
「う、うぅ………」
「すぐ怒るわ、拗ねるわ、気分次第でベタベタ甘えてくるわで手間がかかっ
てしょうがない。しかもお前、実は独占欲も強いだろ?」
「………………………………くすん」
「しかも筋金入りの見栄っ張りと来てる。まだ面っていうか見栄えが良いか
ら許されてるけど、そんなんじゃ見捨てられても当然だ。上っ面だけで歌っ
てるアイドル程度か、それ以下。」
379突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/16 03:35:10 ID:mrdgNE23
「ひ、ひど………!!」
「酷いも何も、そのまんまだろ? 良いよなぁ高嶺の花で学年のアイドルで
歌姫で? そのうえ模範的な優等生ってんだからホント恐れ入るよ。さぞや
気持ちが良いもんなんだろうなぁ、注目の的って?」
「そ、そんなんじゃないよぉ……!!」
「なんだよ、それで困ったら泣き言で同情買おうってか? よしよしって頭
撫でさせたら万事解決、全部許して貰えるから楽だよな?」
「わ、私………そんな子じゃないもん! 兄さん、一緒にいてくれてるのに
私のこと全然わかってくれないの!?」
「わかんね。正直、なんにもわかんねーよ。」
「ひ………酷いよっ! なんで………」
「お前が………なんにも教えてくれなかったからに決まってるだろっ!!」
空気が……………凍った。
「………最初、お前が壁を作っちまったのは俺の所為だよ。だからそれは責
めないし、だから謝った。それから水に流して貰えたかと思ったら、今度は
子供みたいに甘えるばっか。まぁそれも妹として家族の一員となった証拠だ
からと納得しかけてたら、今度は妙に俺の顔色窺って横目でチラチラ観察し
始める。お前、正直何がしたいんだ? 俺に何を求めてるんだ? 俺にはお
前が求めてる物が一つも見えないぞ? お前が何も教えてくれないから、ど
んな兄貴になって良いのかわからないぞ? 只の憂さ晴らしじゃなくって本
当の『我が儘』言ってくれないと………鈴菜が見えないよ。」
「そ、それは……」戸惑う気配「……それは……」
「……文化祭、ソロパート貰えたんだってな?」
「え………あ、うん………」
「俺、見に行く……というか聴きに行く。部の演奏じゃなくって鈴菜の歌だ
けを聴きに行く。最前列をガッチリ押さえて鈴菜の目を見ながら聴く。だか
ら、そこで俺に教えて欲しい。」
「え………………………えぇっ!?」
380突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/16 03:36:03 ID:mrdgNE23
「俺、音痴だし鈍い野郎だから繊細な聞き分けなんて無理だからな。言いた
い事があるんだったら目一杯練習して、思いっきり気合い入れて俺の目を見
ながら歌え。でないと………わかんね。」
「……………………………………」
「だから、それまでは好きに振る舞って良いぞ。本番まで絶対にストレスを
溜めないようにな。ベタベタ甘えたかったらしろ。構って欲しくないんだっ
たら無視しても良い。飯だって好きな物作ってやる。ただし………」
「………ただし?」
「……弁当の当番だけは断じて譲らんぞ? 俺は鈴菜の弁当中毒なんだから
な?」
「う………うん!」
「んじゃ、そろそろ帰るか。早く飯の支度してやらんと親父達が飢えて泣き
出すかも知れないしな。」
「うん……」立ち上がって夜空を仰ぐ俺の横で、鈴菜も立ち上がる気配「…
…それじゃあね兄さん? 最初の我が儘、良い?」
「………早速かよ、んで?」
「えへへ〜っ! 私、兄さんと腕組んで帰りたいっ♪」
「………………………………はい?」
「だって好きに振る舞っていいんだもん。問答無用で抱きついちゃうよっ!
それっ、ぎゅっぅぅぅぅ♪」
「ば、馬鹿! ちったぁ加減しろ! こら、歩きにくいって!!」
「うふふっ。ぎゅぎゅぅ〜♪」
押しつけられた妹の柔らかさ。思わず反らした視線の先にあったのは、必死
に動揺を隠す俺の様子を苦笑いで見下ろす三日月だった。
381突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/16 03:44:03 ID:mrdgNE23
以上、今回は(色々な意味で)余り面白くない内容なので
駆け足気味で書いてみました。

クライマックスまで、あと少し。
もう暫くお付き合いくださいませ、ぺこり!


>>374
あと最近は「夏音」の鈴菜タンも好きですw
「顔月」の方では、雷が怖くてヌイグルミ抱いたまま
主人公の部屋に押しかけ、
「1メートル以内に近づかないで! でも5メートル以上は離れないで!!」(うら覚え)
というツンデレ振りに萌えましたw
382名無しさん@初回限定:05/01/16 18:39:16 ID:CmNYVkwV
【死体遺棄】「死後も1年ぐらいは一緒に…」 死亡した兄を11カ月放置、妹逮捕 東京・足立
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1105797045/l50
383名無しさん@初回限定:05/01/16 20:54:42 ID:ZDpl4CVx
朝起きたら妹が抗議してきた。リアルで

「兄ちゃん今日買い物連れてってくれるって約束したっしょ!?」
「…そうだったか?」
「そうだって!昨日ちゃんと言ったし」
「酔ってたときに言ったんか、お前」
「うん。ぐてんぐてんだった」
「なら覚えてるわけねえな。つかいつ寝たか覚えてねえし」
「そんなこといいから行くよ。お母さんも待ってるし」
「マジ行くんか…メンドクセ」
「い・い・か・ら、行くよ」
「あーはいはい。車温めとけよ」
「はーい」

女の買い物って長いでつねorz
384突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/16 22:07:22 ID:5tfdIrOD
うわ、(殆ど)人が来てない!
もしかして私、大ひんしゅく買ってしまったのでせうか!?(汗
385名無しさん@初回限定:05/01/16 22:11:54 ID:wnOFVROx
>>突発屋氏
(・∀・)ノシ いるよ〜。ついに鈴菜編も架橋に入ったか!?
あらかじめエロイのキボンしておくw
386名無しさん@初回限定:05/01/16 22:17:26 ID:QqpEQYuF
んなこたーないよ>突発屋 氏

多分アレだ、各兄は妹とにゃんにゃんやってるんだよ

にゃんにゃん
387名無しさん@初回限定:05/01/16 22:23:44 ID:+OOjptmi
>>384
まだ一日経ってないのに、流石に早とちりしすぎかと。
388名無しさん@初回限定:05/01/16 23:41:22 ID:4BY16onz
そうそう。
妹は中二で来年受験なんだが、高校レベル高いとこにするらしくて俺に勉強
教えてと言ってくる。お願いだから、塾に行ってくれ。
俺は仕事忙しくて、それどころじゃないんだよ。
389名無しさん@初回限定:05/01/16 23:43:48 ID:4BY16onz
スマン。誤爆したorz
390341:05/01/17 00:26:24 ID:GUX8dpwQ
>>388
漏れは教えているんだが
推薦入学のはずなんだがな…
391名無しさん@初回限定:05/01/17 00:31:49 ID:qgi0akV8
それはつまり受験勉強にかこつけて341とくぁwせdrftgyふじこl
392名無しさん@初回限定:05/01/17 00:33:41 ID:SOK0LKmi
>>突発氏
点呼の人数から考えてみんな見ているけどカキコしてないだけだと思われ。
なにがともあれGJ!次回はラブラブ風味ですな(;´д`)

>>390
志村、フラグ、フラグ!


朝起きたら妹が旗立ててた。
「妹ルート」って書いてあった。
393名無しさん@初回限定:05/01/17 01:11:07 ID:+l/eQ/OO
鈴菜タンキテタ━━(・∀・)━━!!
このシリーズはリアル妹がいるので妹キャラに
全く萌えられなかった漏れを目覚めさせたssです(笑)

突発屋氏、GJ!!
394名無しさん@初回限定:05/01/17 02:23:48 ID:uN5EyMFo
>>突発屋氏
鈴菜キテタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
自分は毎日覗いてるわけじゃないので、即GJって言えないのが残念。
しかし、クライマックスが近くなってきたっぽくて読んでてドキドキしますね。

それと、夏音の鈴菜もイイですな。バカキャラで。
でも6月のをまだ積みっぱなしだ……


朝起きたら妹に、…今日は何もされなかった…。だが油断は禁物だ。
395名無しさん@初回限定:05/01/17 18:16:13 ID:0lkuEXX7
>>突発氏
是非とも鈴菜タンにゃんにゃんルートでおながいしまつ。

にゃんにゃん
396名無しさん@初回限定:05/01/18 02:29:00 ID:YW+Sz+CX
突発屋氏 超GJ!!(・∀・)

でも漏れは夏音だとなずなタソが(;´Д`)ハァハァ
というか手元にあるRing編予約受付票が黄ばみはじめてるorz
397名無しさん@初回限定:05/01/18 11:13:15 ID:iUFSUFaq
↑えっ? それって
朝起きたら妹が、ビデオの中の井戸から出てきた
とかいうやつ?
398名無しさん@初回限定:05/01/18 11:26:58 ID:fLE6XAZM

枯れ井戸スターらしいよ
399名無しさん@初回限定:05/01/18 15:08:15 ID:+EYHy1RY
朝起きたら妹に、抱き枕と間違えられていた
400名無しさん@初回限定:05/01/18 18:05:26 ID:z3Q7L36Y
>>399
ヤバい、妹の股間が朝立ちに当たっている
401名無しさん@初回限定:05/01/18 22:05:17 ID:PiQCG+iO
ヤバい、妹の股間が朝立ち
402名無しさん@初回限定:05/01/18 22:24:32 ID:fjjvQg2s
ヤバい、妹g(ry
403名無しさん@初回限定:05/01/18 22:57:00 ID:74cQhh+n
朝起きたら妹に
「最近お兄ちゃん分が不足してる」
と言われた。

妹よ、それはやはり俺に含まれている成分なのか
404名無しさん@初回限定:05/01/18 23:25:19 ID:W3DfH6bT
>>401
朝立ちしたふたなり妹のナニを
イラマチヲさせられるという絵柄が浮かんだw
(・・・みさくらかよ)
405Y ◆cf6.GAJsFA :05/01/18 23:27:27 ID:eq+ZyKSc
Yです。
一緒に寝た翌日、朝起きたら、妹と体が入れ替わっていた。
なんてどうでしょう?………既出っぽいですね、そうですね…orz
>>突発屋氏
GJです。
顰蹙なんてとんでもない!(顰蹙って…こんな字なんだと思いつつ(w)
人が偶々来ていなかっただけだと思います。
…ちなみにその日は、SS考えている最中でブラウザが落ちてしまいました…orz
愛理&早苗編・佐伯&円華編もたのしみにしています。
…クリス…妹の1人の名前がかぶりました…orz 変更します。すみません…。
(こちらの「クリス」は、ミドルネームなので…。)
406名無しさん@初回限定:05/01/18 23:36:56 ID:CaHwHIlq
朝起きたら妹の呼吸が止まってた。
朝起きたら妹に人工呼吸した。
朝起きたら妹に心臓マッサージをした。



朝起きたら妹の罠にかかってた…。
407名無しさん@初回限定:05/01/18 23:50:10 ID:7rjCYs5b
朝起きたら妹に、「最近お兄ちゃん分が不足してる」と言われた。

 事の発端は、朝食を摂るためにリビングへとやって来たときのことである。リビングへと
到着すると、そこには既に妹が座っていたので、自分もその向かいに座った。そこから
数秒の沈黙を経て出てきたのが、先の発言である。
「それは…糖分とか塩分とかみたいなものか?」
 とりあえず突っ込んでおく。
「その通り。生きていると減ってくる」
 淡々と語る妹は、至って真顔だ。しかも、めがねのせいで表情が読めない。
「お兄ちゃん分が足りなくなると、疲労や集中力・思考力の低下等の症状が現れる」
「お兄ちゃん分は…俺に含まれているのか?」
 俺の問いかけに、妹の縁なしめがねが光る。
「はっはっは、当たり前だろう。具体的にはお兄ちゃんのベイビーズシードに」
 何か高笑いしてる。た、大変だ! 妹が…妹がもうダメだ!!
「お兄ちゃん食べたいなぁ」
 妹の姿が、ゆらりと動く。
「し、しっかりしろ!」
 そしてそのまま俺の方へ向かってきて………――――

「やめろ! 妹よ!」
 ガバッと身を起こす。辺りを見渡すと、そこはリビングのソファだった。
「あ…」
 よく見ると、自分はソファに座っていて、妹はテーブルの椅子に腰を下ろし、本を読んでいた。
「何だ? 兄さん。泣いてるし」
「悲しい、夢を見た」
「夢?」
「やめろって言ってるのに妹がむりやり俺を押し倒して……」
 妹は半ば冷めた視線で俺を見ている。ややあって、
「兄さんも色々大変だなぁ」
 と言って、再び手に持っている文庫本へと目線を戻した。縁なしのめがねが微妙にずれている。

 その後、俺がズボンのベルトが緩んでいることに気が付いたのは、風呂にはいるとのことだった。
408突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/19 00:41:41 ID:6XT/XgBs
最初に感じたのは髪の匂い、すっかり馴染んだトリートメントの仄かな香り。
「………にいさん? 起きてる………?」
半覚醒の心地よさ、微睡みの中で少しハスキーがかった囁きと共に『妹の香り』が
ヴェールの様に俺の体を包み込む。気の所為か空気まで『ほんのり』と暖かい。
「起きてない………よね?」
何故か目を覚ますのが躊躇われる、というか目を覚ましてしまうのが勿体なく思え
てしまう。まだ虚ろな思考回路が瞼の裏に作り出した義妹は目を細めて俺の寝顔を
優しく見守っている。その想像の笑顔だけで勝手に部屋に入るんじゃないとか、恥
ずかしいから出て行けとか文句を言うために起きるのが無粋に思えてくる。
「ねぇ、にいさん?」前髪を撫でる小さな手の温もり「私が、好きって言ったら困
るかな? それとも、いつもみたいに頭を撫でながら『俺も好きだぞ』って誤魔化
されちゃうのかな? それとも…………真剣に受け止めてくれるかもって、ちょっ
とくらいは夢見ても良いのかな?」
静かな問いかけ……というよりは独り言に近いのだろう。俺がまだ熟睡していると
信じ込んでいる妹の独白は続く。
「にいさん優しいから私に気を遣ってくれると思うけど………それでも拒絶された
らって想像しただけで恐い。受け入れて貰えなかったら、もう兄妹にも戻れなくな
っちゃうと思う。私って本当な凄く弱虫で意気地がない女の子だから、恥ずかしく
て悲しくて顔も見れなくなっちゃうよ。」
これは、夢の中なのか? それとも………
「でも、もう我慢できないんだもん。こんなモヤモヤした気持ちのまま一緒に暮ら
してたら私、壊れちゃいそうだよ。だから…………勇気を出して伝えることにした
んだ、良いよね?」
あまりに突拍子もない話に、現実味が追いついてこない。現実だと認めるのも、夢
だと気付いてしまうのも恐い。『まさか!』と『本当に!?』と『ひょっとして!』
が鬩ぎ合い入れ乱れて思考がまとまらない。
「にいさん。にいさんの言う通りに頑張って伝えるから……」不意に近づく声と体
温と香りと「……ほんとうの気持ち、教えてね?」

目を覚ましたときに、妹の姿はなかった。いや、最初から居なかったのだろうか。
頬に触れた感触と残り香を探しても、答えは見つからなかった。
409突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/19 00:49:23 ID:6XT/XgBs
以上『朝起きたら妹に…何もされなかった?』でしたw
珍しく1レスに収まったのが妙に嬉しい今日この頃です。

皆さんレスありがとうございます。
私が投稿した途端にスレがピタリと停止したので不安になっておりましたw


>>Y氏
細かい事はお気になさらずに、折角命名されたのですから
可愛がってあげてくださいませ。

他の妹編もネタ自体はセッティングされてるので、テンションが
噛み合ったら随時書かせて頂きます。
また、よろしくお願いしますです、ぺこり!


>>407
「あずまんが」っすか?w
410名無しさん@初回限定:05/01/19 01:05:09 ID:eLqNDK/8
>>Y氏
入れ替わりネタそのものは既出だけど、Y氏味のを期待age!

>>突発氏
珍しく超短篇ですね。
個人的には長ければ長いほうが嬉しいんですが突発氏の徒然なるままに筆を進めてくだちい。


朝起きたら妹に、俺が昨夜割ってしまったDVDの内容を体で再現させられた。
411名無しさん@初回限定:05/01/19 01:29:49 ID:5vEhqgrF
朝起きたら、妹が仁王立ち
412携帯弐時間:05/01/19 01:44:25 ID:AVYT1jvp
「にいちゃん、ちょっと…」
「ん?」
「実は、このDVD借りたんだけど…なんかにいちゃんが寝返り打ったときに割れたみたい…」
こ、これは、俺が大事にしていた蒼○そらのDVDじゃないかー!な、なんてことを…
「ほんとにごめんなさい!」
「お、お前…これ見たのか!?」
「う、うん…す、凄いことばっかりやってたね…」
ウゾダドンドコドーン!
「勝手に見ちゃったお詫びに、映ってたひとがやってたことするから…」
「お、おい!」
そう言って、ジッパーを下ろす妹。出てきたのは朝立ちという現象のおかげでびんびんになった俺の一物。
「わ…おっきい…」
ぱくっ
「うわっ!そ、そんなことしなくていいから!」
「最近にいちゃん分が不足してるから。させてよ。」
ぴちゃっ…ぺろぺろ…ずずーっ
「お、おい!気は確かか!?」
「当然。」
「…もう出るっ!」
「んんーっ!」
びゅるっ…ぴゅっ…ごくん
「苦い…また足りなくなったらするから。じゃあ。」
「待てよ!ここまできたら俺も好きなようにする。」
「えっ…」
413携帯弐時間:05/01/19 01:55:33 ID:AVYT1jvp
「お前、俺に承諾を得ずにやったんだから、問題無いよな?」
「た、確かにそうだけど…それとこれとは…」
「問答無用だ!」
妹のパジャマをはぎ取る。小振りな胸が出てきた。
「どうせここも濡れてるんだろ?ほら。」
「ひゃあっ!」
くちゅくちゅ…妹のアソコは既に濡れていた…
「それに、DVDの再現もしてくれるとも言ったし。俺も妹分が不足してるんでね。」
ショーツを脱がせて一物を突っ込む
「やぁっ!はうっ!」
「確か、DVDだと対面座位もやってたな…」
妹を起こしてお互いに抱きつきながら体を揺らす。妹からは喘ぎ声が絶えない。
「はっ、はっ、あっ!」
「あとバックと騎乗位も…」
「む、無理だよぉ…」
「って、もう出そう。…出る!」
「あああああっ!あ、熱いよ…膣が熱いよ…」

この後結局全部ヤった…腰痛い…
414携帯弐時間:05/01/19 02:03:18 ID:AVYT1jvp
PC欲しいよう!ヽ(`Д´)ノ
でもゲーセン行きまくっててお金が…orz
描写がまだまだなってないですね…頑張ります(`・ω・´)φ

>突発氏
何もされないってのもなかなか書きにくいお題ですが、上手くまとめるとは流石…乙です!

>Y氏
初めまして、携帯で書き込んでる者です。ヘタレですがよろしくお願いします。
415名無しさん@初回限定:05/01/19 22:42:48 ID:mB731gH+
>「…もう出るっ!」
>「んんーっ!」
>びゅるっ…ぴゅっ…ごくん

5クリックもビックリだ。
416名無しさん@初回限定:05/01/19 22:45:38 ID:9nkBFAZh
>>407
新手の職人さんか?GJ!
1レスでうまくまとめてあります。(*´д`*)ハァハァ

>>突発氏
こちらも珍しく1レスでGJ!
こういうのも萌え(〃▽〃)ハァハァ

>>携帯氏
一応突っ込んどくとIDがAVですよw


朝起きたら妹が庭駆け回ってた。
その後こたつで丸くなってた。
417名無しさん@初回限定:05/01/19 23:14:09 ID:eLqNDK/8
>>415
何となくワロタ


朝起きたら妹の突起をクリック!クリック!一秒16連射!
418Y ◆cf6.GAJsFA :05/01/19 23:14:55 ID:LFjH73qJ
<僕が義妹に、義妹が僕に その1>
―この土日もまた、特に何もない週末になるのだろうと思っていたのだけど。
いつものように目を覚まし、うーんと背伸びをした時に異変に気付いた。
…しばらくこのままなら、どうせなら楽しもう。
たまにはこんなのも悪くないだろう。…普段のクリスティを思い出せ。
結構、入れ替わり系のネタを漫画などで見ていたのも、よかったのかもしれない。
…とりあえず、今日着る服を選ぼうと、クリスティの箪笥を探る。
何を着ようか迷っていた。…体が熱くなってしまった。その時ふと見つけ、
目がいってしまった下着の、予想外のサイズに。「Fか……。」…見かけから、D位かと思っていた。
…気付けばすっかり体が火照り、裸でも殆ど寒さを感じなかった。
鏡の前で、すっかり大人びた身体に目がいってしまっていた。
少し高めの身長。柔らかくてぎっしりした胸に、すっきりした腹部。
見た目の割にはぎゅっと詰まっていそうな、はりのある臀部。…僕としては、完璧だった。
「…クリスって…クオーター、だったし…プロポーションも流石にいいんだな。」
―戸籍上は、峰岸佑紀。でも、従姉のルナの戸籍の名前が月宮佑紀なので、
僕達家族も、クラスの皆も、クリスティのことは「クリス」と呼んでいる。
通称『クリス』の由来は、叔母のクリスティ・クリストファー。
従姉の『ルナ』というのは、彼女の母が月宮家に嫁いだことが由来らしい。
…色々と吟味して、淡い赤の下着と、水色地に紅の月と蝶の刺繍が入ったワンピースを選んだ。
「あ。おはよう、クリス〜」 「兄さん、なあに?」
いつも、クリスに用事があるときのことを思い出す。…かなり自然にいけてるんじゃなかろうか。
「…不思議だけど、入れ替わっちゃったんだな。」 「…そうだねぇ、私も不思議だよ…。」
「…きにしなくても、いいから。」 「…?」 「…僕も、秘蔵ので…楽しんじゃったから…。」「うん。」 
「どうしてなったのかは分からないけど、ひとまず…ね。」 「そうだね。」
「今日、ルナ姉と、午後から出かける予定だったんだ。…ルナ姉にだけは、教えてあげよう?…僕達の状況。」 「…そうね…。」
―言葉遣いも一人称も、「いつも」のよう。クリスと入れ替わったのは心と体だけ。
―僕達ってお互い、よく見ているんだなぁと思った。 (続く)
419名無しさん@初回限定:05/01/19 23:54:53 ID:kRmaq2Rf
   『俺は、リーダーの80タソ大佐。通称後ろの人。ハイテンションと後ろの処女の名人。
    俺のような天才作家でなければ、百戦錬磨のつわものどものリーダーは務まらん。』


   『俺は突発屋。通称エロイ人。自慢のSSに、お兄ちゃんはみんなイチコロさ。
    捻りかまして、義体からツンデレまで何でもそろえてみせるぜ。』


   『桐莉兄、通称ヤマモトさん。電波の天才だ。幽霊でもぶん殴ってみせらぁ。でも、練乳浣腸だけは、勘弁な!』


   『よぉ、お待ちどう!俺様こそ池魚。通称エロイのスキー。
    SS書きとしての腕は天下一品!フタナリ?触手?だから何。』
420名無しさん@初回限定:05/01/20 00:03:51 ID:nrc/MLwz
>>419
アホだ。アホのパロだw
421名無しさん@初回限定:05/01/20 01:45:35 ID:RNYvYig6
昔はオート連射なんぞ邪道だと思ってたのに…
毎日腕がつるほど連射してたのに…

トシをとるって、いやですね。


朝起きたら妹に、「えっちは1日1時間までだよ!」と言われた。
422Y ◆cf6.GAJsFA :05/01/20 01:48:19 ID:9KASj4yY
Yです。とりあえず、長くなってしまったのできりました。次は新キャラの登場です。
思いつくまま書いているので文章として拙いところもあるかもしれません。
あと…天然義姉妹なのですが、一長編としての継続が難しくなったのでオムニパスにしようと思います。
>キャラについて
峰岸勇樹…主人公。23歳
峰岸佑紀…21歳、(短大卒)義妹。お兄ちゃんっ子で、性にも寛容。両刀使い?貿易商だった主人公の叔父の再婚相手の女性の連れ子。
クオーター。ミドルネームはクリスティ、愛称はクリス。
月宮佑紀…23歳。クリスの従姉で、勇樹のはとこ。年の差は殆どないが、佑紀は2月生まれ、勇樹は6月生まれの為、
佑紀の方が学年が上だった。「ルナ」というミドルネームや愛称は月宮という苗字に由来。
戸籍上ではどちらも「佑紀」であるため、区別する為につけられたらしい。
性に寛容で、おっとり系。クリスを溺愛。…それ故に、両刀と噂されていた。
今年から、主人公とクリスの住むアパートの管理人を引き継ぐこととなった。

>>突発屋氏
GJ!&乙です。鈴菜編や佐伯・円華編、楽しみにしてます。そして、ご好意ありがとうございました。
間を取って、ミドルネームをクリスティにして、「クリス」は愛称にしました。
>>携帯2時間氏
GJ!&乙です。携帯で書き込むのは大変でしょうに。…尊敬です。こちらこそよろしくお願いします。
…最近(僕の)書き込みが減ったのと、スランプなのとで、僕のこと知らない人のほうが多い気がします(^^;)
>>407
GJ!&乙です。お兄ちゃん分というのは…兄の愛という解釈でいいんでしょうか?(w
>>410
あなたのように、そう言って下さる方もまだまだ残っていて嬉しい限りです。
最近どうにもスランプですが…負けずに精進します。
それぞれ個性のある職人のみなさんのなかで、決定打がいまいちないので…。
…レズでも百合でも、はたまた姉妹丼でも受け付けますよ!(w
423名無しさん@初回限定:05/01/20 18:12:31 ID:Qm+fWFqv
>>Y氏
じ じゃあ 是非とも10レス分くらいのエロいのをキボンします(;´д`)ハァハァハァハァ
できれば姉妹丼+百合で。
交互に挿入されながらお互いを愛撫しあう姉妹(;´д`)ハァハァハァハァ
424Y ◆cf6.GAJsFA :05/01/20 21:32:10 ID:9KASj4yY
Yです。今日は、昨日の続きからです。
多分、本筋はあと5レス位で終わってしまうと思いますが、
残りはオムニパスで色々ネタを使ってやってみようと思います。
思いつくまま書いているので、時間がかかってしまうのはご了承下さい^^;
>>423
ご意見ありがとうございます。後半はそういう展開にしてみますね。
425池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/20 22:51:12 ID:0gNlRi+B
一時間……いいのかな?

さて、内容をちゃんと覚えている人は居るでしょうか。先週予告した分、今更投下です。
『続きは今週中ぐらい』とか言ってんのに、この遅れぶりは何だ、と。コラ。
木曜日じゃねえか。もう次の週の方がちけえよ。
しかも前後編って言ってたのに、まだ続くじゃねえかよ。
今回のが後編なら、次のはなんだよ。『編』か。『前』『後』ときて『編』か、おい。
せっかく呼んでくださる人が居るってのによ、お前これはねえんじゃねえの?
――あ? なに? エロシーンを追加してた? 本来こんなシーン入れる予定無かった?
本当ならエロ一回のはずが後から書き足したから、だと?
お前そんな理由が通るとでも思ってんのか?

……すいません。言い訳でした。

>>303『尻にひかれてた』の続き。
・まだ完結しません。
・ストーリー相変わらずなし。
426池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/20 22:51:53 ID:0gNlRi+B
人で溢れた通学路。
久し振りの友人と、楽しそうに会話を繰り広げる生徒達。
そんな中を、私は一人顔を俯けて早足で通り抜けていく。
顔が熱い。息が震える。胸の鼓動が収まらない。
……恥ずかしい……恥ずかしい……っ!
冬の風で、足を動かすたびに股間の辺りに冷たい感触が走る。

――やっぱり私、濡らしちゃってたんだ……。

なんで私は、あんな事で興奮してしまっていたのだろう。
なんで? 嫌なのに。本当は嫌な筈なのに。
あんな眼。
電車の中で頭の禿げたおじさんが私を見るような眼。
いやらしい。あんな眼で私が見られていたなんて、そんな――

「――あーっ!」
突然の叫び声に、ビクッ、と体が飛び跳ねる。
――気付かれた?
どうしてだろう? 歩き型が不自然だった? 表情に出てた?
それとも、実はスカートにまで染みが浮き出てしまっていた?
頭の中がいっぱいになり、今すぐ逃げ出したくなる。
……気付かれちゃった……皆にばれちゃった……
心臓がドクドクいっているのが、自分でも聞こえる。
……いや、きっと違う事だ……気付かれる筈が無い……
外から見られただけで、まさか私が今、下着を濡らしてしまっているなんて事、気付かれる筈が無い。
『さっきのは、きっと私には関係ないんだ』そう、自分に言い聞かせる。
私はなるべく歩調を変えないように、不自然な点が無いように歩き続けた。
「やだー、筆箱教室に置いて来ちゃったー……」
後ろから、落胆する声と、それを馬鹿にするような声が聞こえる。
――ほら、やっぱり関係ないことだった。
私は軽く息を吐き出すと、また何事も無かったように歩く。
熱く火照ってしまった顔と体に、冬の風が冷たい。
427池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/20 22:52:43 ID:0gNlRi+B
やっと家に着いた。今までで一番長い帰り道。
私はやっと安心して、ドアの鍵を開け、そして、
『ただいま』
言おうとして、少し躊躇う。
ただいまを言うのは、家に居る人へだ。つまり、兄。
その存在を、ここに来るまで意識していなかった。
一体、家で兄とどういう風に接すればいいのだろう?
兄にあんな眼で見られていた事が確信へ変わった今、どうすれば――
……違う。違うんだ。見られていた事じゃない。
問題なのは――

――私が、それで興奮してしまっていた事――

……どうしよう? どうすればいいのだろう?
見られているのを意識しない事も私には出来ないだろうし、
気にせず普通に接しようとしても、きっとどこかに違和感が生じてしまう。
きっと私には、……どうすることも出来ないんだろう。

私は一度呼吸を整えると、ドアノブに手をかける。
――カチャッ
「ただいまー」
いつもと変わらない、明るい声で。
「ああ、おかえりー」
廊下の奥の方から、兄の声が聞こえる。
私は靴を脱いで、部屋に荷物を置くと、兄のいる居間へ向かった。
「昼、ちゃんと食べた?」
ドアを開けながら、私は聞く。
首を回すと、机の上が散らかったままで、とても食事の出来そうな状態ではないのが確認できた。
「あー、……まだだ。寒いとどうも外に出たくなくてなー……」
時刻は既に1時半。ばつの悪そうな顔をして答える兄。
「じゃ、たまには自分で作ってみる? 外に出なくて住むけど?」
兄には不可能な事だと分かって言う。いつも通りの、変わらぬやり取りを。
428池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/20 22:53:24 ID:0gNlRi+B
私のからかいに、兄は頭をかきながら考えている。
どうせ結局は諦めて買いに行くのだから、さっさと行けばいいのに。
「早く決めたら? 料理ぐらい、できるでしょ?」
「う〜……」
兄はしばらく迷っていたようだが、やがて、
「……いいだろう、作って見せようじゃねえか」
やれやれという様にゆっくりと立ち上がった。
「……ええっ!?」
「いや、そんな驚くなよ……」
予想外の回答に、驚きを全身で表現したようなアクションをとってしまった。
「だっ、だって……ええ!?」
もう、言葉になっていない。
「だいたい、作れって言ったのお前だろうが」
「いや、それはそうなんだけど……兄さんが料理をするという時点で不条理というか」
責められっ放しでは癪だ。私もなんとか言葉で返す。
「ど、どういう意味だそれは!」
「兄さんに料理は無理だ、という意味です」
冷静な口調で返す。
流石にこれには兄もムッとしたのか、人差し指をこちらに突きつけて、
「じゃあ、俺がちゃんとした料理を作れたら、そうだな……土下座して謝れ!」
「いいわよ、どうせ出来っこないもの」
即答だ。迷う余地は無い。
「てっ、テメエ……見てろこの野郎!」
「それじゃ、私は自分の部屋で待ってるから、完成したら呼んでね?」
言いながら、私は歩いて居間から出、最後にドアの陰からちらっと顔を覗かせて、
「――っと、これじゃ永久に部屋から出れないかな?」
――バタンッ
背後から、兄の負け惜しみのような声が聞こえるが、あれは無視だ。
私はそのまま自分の部屋に入り、ドアを閉める。

……なんとか、うまく部屋に一人でいる時間が出来た。
色々、ゆっくり考えたい事がある。
429池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/20 22:54:07 ID:0gNlRi+B
「ふぅっ……」
私はドアに背中で寄りかかったまま、大きく溜息を一つついた。
疲れた……。まだ半日しか経っていないというのに。
よたよたと歩きながら片手でネクタイを解き、ベッドに体を投げ出す。
枕もとを手で叩きながらリモコンを探し、暖房のスイッチを入れると、
私はうつ伏せのまま目を閉じた。


……着替えなくちゃ。
突然ふと思い立ったように仰向けに上体を起こし、体を見下ろす。
新学期が始まったばかりだというのに、制服がしわになってしまっていた。
そして、……
片手をスカートの中に差し込み、中の下着を指で撫でてみる。
「ぅわ……」
指先に、濡れた布の感触があたる。
思わず声が出てしまうほど、私のそこは濡れてしまっていた。
――嘘……こんなに……?
慌ててスカートの内側にも指を這わせると、
椅子に座っていた所為だろうか、お尻の方が少し湿っぽくなってしまっている。
……そんな……学校で確認した時より……
その濡れ具合は、明らかに先ほどより増していた。
……なんで……?
学校で確認した時より後でさらに濡れたとなると、場所は一つしかない。
――帰宅途中の通り……私が皆の視線を感じていた時……
スカートの下に秘密を隠しながら、誰とも目を合わせないように帰宅していた間。
あの時に、誰かに見られていることに感じてしまっていたとでもいうのだろうか。
……そんな事、絶対有り得ない。
――確かに、あの時私はドキドキしてたけど、あれはただ――
そうだ、あれは変な興奮じゃない。
――あれはただ、恥ずかしかったから……
私は変態じゃない……
私は……変態じゃない……
430池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/20 22:54:58 ID:0gNlRi+B
私はスカートを捲り上げ、改めて下着の濡れを確認する。
体を丸めて覗き込むと、灰色いパンツが、かなり広範囲にわたって色濃く染まってしまっていた。
――なんで、こんな……
右手の人差し指と中指で、表面を撫でるようにして粘液を擦る。
「……っ」
甘美な感覚が徐々に体を支配していく。
私はさらに指を動かし続けた。
「……っ……ふぅ……」
――ちょっとだけなら……
淡い快感が、私の脳髄を刺激する。
体が刺激を求めてる。
――ただ、ほんの少しするだけだから……
下着の上から秘所に指先を軽く押し沈めると、
中から布地で吸い取りきれないほどの蜜が滲み出してきた。
「……うわぁ……」
それを指で掬い取って、指の腹でねちゃねちゃと弄ぶ。
――すごい……こんなに……
自分でも、下着を脱ぐ前からこんなに濡れているのは初めてで、少し驚いて、
――やっぱり……見られてたから……?
少し、罪悪感を。
でも、……――私は絶対違う。
私は首を軽く振り、体勢を変え仰向けのまま足を立てて開く。
スカートを大きく捲くり、右手を下着の中に差し込んだ。
「んっ……!」
粘膜を直接擦られる感触が、
布越しに触った時なんかとは比べ物にならない快感を与えてくれる。
――気持ちいい……!
もっと触りたい……もっと欲しい……
私は夢中で、割れ目からぬるぬるした粘液を指で掻き出して、クリトリスに塗りたくった。
「ひっ……ぁ……んんっ!」
包皮を剥いたクリトリスを指先で転がすたびに、私の口から抑え切れない声が出てくる。
――声……聞かれちゃう……もっと抑えないと……
431池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/20 22:56:27 ID:0gNlRi+B
左手で口を抑えながら、右手は下着の中を掻き混ぜるように動かしている。
「くっ……ふぅっ……!」
――気持ちいい……気持ちいいよぉ……! ……でも――
だんだん、体が更に強い刺激を求めてくる。
――これだけじゃ満足できない。もっと……もっと強く……
私は一度足を閉じると、下着を脱ごうと下に引っ張った。
だけど、あまりにも濡れてしまっている所為か、私が焦っている所為か、
なかなかうまく脱げてくれない。
「ん……この……!」
――なんでこんな時に……早く……!
両手を使って何とか下着を脱ぎ終えると、それは水分を含んで普段よりずっと重くなっていた。
ぐっしょりと股間の部分だけ濡れてしまった下着を見ると、なんだか顔が熱くなってきてしまう。
――すごい量……でも、今はそれより……
私は指先に引っ掛けた下着をベッドの足元に放ると、再び右手を股間にあてた。
中指を、そっと割れ目の中に浅く沈める。
――ツプッ
「――ひっ……!」
まだ少しきついけど、指一本ぐらいならなんとか入る狭さ。
――熱い……それに、すごいドロドロして……
私は中指を徐々に徐々に深く沈めていき、第二関節の辺りまで埋める事が出来たが、
やっぱり私にはまだ刺激が強すぎて痛いので、直ぐに抜いてしまった。
仕方なく今度は指を二本、割れ目に沿わせるようにして置き、擦りつける。
「んっ……ぁっ……!」
空いた親指をクリトリスに擦り、手首から激しく前後に揺り動かす。
下着による制約がなくなったおかげで、ただひたすら快感を貪る事が出来るようになった。
――いい……すごくいい……!
ジュプジュプと粘液を掻き混ぜる音と、私の震えた吐息が部屋に響く。
「ひぁっ……くっ……!」
無意識のうちに、口を抑えていた左手は既に役目を離れ、
もう一つの性感帯である胸へと伸びていっていた。
制服が皺になるのを気にも留めず、裾から手を深く差し込んで胸を揉みしだく。
「……はっ……あぁっ……!」
432池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/20 22:58:10 ID:0gNlRi+B
――気持ちいいっ……もっとっ……!
淫らな水音を響かせながら、なりふり構わず私は体を刺激し続ける。
秘所から溢れ出した愛液で、私は手首までぬるぬるになり、
お尻を伝って流れたそれはベッドにまで丸い染みを作り出している。
「んんっ……ひ、あぁっ……!」
足はだんだんとMの字のように開き、私の一番恥ずかしい姿を隠さずさらけ出している。
私は手を動かしたまま、ふと横を見ると、壁に掛けられた鏡が目に入った。
――あ……
そこに映っているのは、いつもの私の姿じゃなかった。
あれは、快感に溺れた淫らな雌の姿。
――私……こんな恥ずかしい格好して……もし誰かに見られたりしたら……
快感で蕩けた頭の中に、昼の出来事が蘇ってくる。
――いやらしい事考えて……みんなの前でスカートの中ぐしょぐしょにして……
あの僅かな時間の光景が、克明に浮かび上がる。
心配そうな声。怪訝そうな顔。そして、私を見つめる、……眼。
「はぁ……はぁぁ……!」
見られてる。皆に見られてる。私のいやらしい姿を、皆が見てる。
――見ないで……!
頭の中に浮かび上がってくる視線が、今の私を見つめてるように感じる。
――そんなに見ないでよぉ……!
見られたくない心とは裏腹に、手は相変わらず性器を激しく擦り、足は大きく開いたまま。
「んぁっ……あぁぁっ……!」
皆の前で、オナニーをしているような、そんな錯覚に陥る。
私の淫らな姿も、雌犬のような声も、このドロッとした濃い匂いも、皆に……
「いぃっ……ん、はぁあっ……いいよぉっ……!」
手が勝手に動いて、いつの間にかさっきは痛かった膣内へも愛撫を始めるていた。
――見られちゃ――気持ちいい――やだ――イっちゃう――
「ふぁあっ、い、いぃっ……! くっ……イクっ……!」
背筋に、なにかゾクゾクした感覚が昇ってくる。

「はぁっ、んっ、っ――くっ……んぁああぁっ!」
――みん――見られ――私――っ――……
433池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/20 23:06:46 ID:0gNlRi+B
ここまで。
中途半端? 知りません。

なんでこんなシーンを追加したのかというと、エロ描写の強化の為です。
このSSの、ではなく、俺の筆力の、です。
実践しない限り巧くならない、というのが今考えた持論なので、
皆様には悪いのですが、これからの為に練習させていただきました。
故に、何かお気づきの点御座いましたら、こちらのURLまで御書き込み下さい。
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1103796576/

……まあ、冗談はさておき。続きは来週中ぐらい。
俺が来週というには、だいたいいつ頃投下されるのか、察してください。

>>419
改変ネタにマジレスするのもなんだけど、
フタナリに触手は、俺にとって『だから何』なんて存在ではないので。
434419:05/01/20 23:37:35 ID:hBE1KP8j
>>433
だから何? というのは、「好きだけど、それがどうかした?」って意味なので・・・
意図読みづらくて申し訳ないっス
435名無しさん@初回限定:05/01/21 00:38:31 ID:MyseJuoQ
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 お尻!お尻!
 ⊂彡


朝起きたら妹からエロい提案が出された。
436341:05/01/21 00:47:56 ID:pUPCqqMV
朝起きたら妹に乗っかられた。リアルで

「早く起きなー!」
「重!重!!」
「そんなに重くないって、ほら、起きないと仕事間に合わないよ」
「……うえ、マジか?」
「時計見てる暇あったら着替えたら?」
「…だな。チャリ全力でなんとか間に合うし」
「おにぎりつくっておいたから仕事場で食べてね」
「あいよ、カバン中に入れといてくれ」
「はーい」


遅刻は免れますた
437名無しさん@初回限定:05/01/21 00:58:41 ID:biWcomlN
この後兄貴が部屋に乱入、済し崩し的にヤっちゃう展開ですね(*´д`)ハァハァ


朝起きたら妹が合併号だった。
「今週は若干多めだけど、来週は無しよ」
438Y ◆cf6.GAJsFA :05/01/21 01:19:20 ID:J+WVa2WJ
僕は妹に、妹は僕に…その2<クリスサイド第1話>
―今日は、ルナ姉とデートの日。そして、1泊してくるつもりだった。
目覚ましと、鳥の鳴き声にうっすらと目を開いた時、違和感が…。
…私は勇兄の部屋にいた。…昨日は自分の部屋で寝たはずなのに。
―そういえば、いつもは感じない下腹部のこの違和感は…。
てっきり、両性具有になってしまったのかと思った。
あるいは、夢の中で男の子にでもなったのかと思ったが、そうではなかった。
「私、兄さんになっちゃってる?!」
―鏡を見ているうちに、普段の自分を取り戻すことができた。
それなら…それで楽しんでみるのも悪くないかもしれない。兄さんの休日の朝の日課といえば…。
―パソコンの電源を入れ、メールチェックをしようとしたとき、
ふと目にとまってしまったのが…パソコン用ゲームのディスク。
「兄さんも…やっぱり欲求不満やムラムラくる時もあるよね…。」
―私は兄さん以外に好きになった人もいる。…ただ、皆女の子だったけれど。
マドリードで女子学校の小学部から入って9年を過ごし、母の再婚を機に、
日本にある姉妹校を受けて、短大部をこの春卒業したばかり。
そんな学生時代の間に、私は4人の女の子と親愛関係になった。
その4人目…今も親愛関係が続いているのが、従姉であるルナ姉である。
439名無しさん@初回限定:05/01/21 12:31:57 ID:5wpjxDFE
朝起きたら妹が、吐いていた
「お、俺の子かーっ!?」
「そんなわけないでしょ…って、それどういう意味?」
と、そのあと両親に小一時間かけて問い詰められた
440名無しさん@初回限定:05/01/21 20:10:39 ID:bDHVlX3D
>>439
ワロス
441名無しさん@初回限定:05/01/21 21:20:25 ID:zyggDk4H
朝起きたら、妹に
足の指を舐められていた。
442名無しさん@初回限定:05/01/21 21:23:52 ID:w17A8ZIF
朝起きたら、妹に
「僧衣」、「canvas2」とイメージ検索していたのがバレた
443名無しさん@初回限定:05/01/21 23:03:12 ID:4xaXobR7
朝起きたら妹に、ぐーぐるの履歴がばれた。
妹関係のかなりあったのに…orz
444名無しさん@初回限定:05/01/21 23:55:52 ID:OLS+0pHd
朝起きたら妹に、

「ネットなんかで調べてないで、私を直接検索すれば…えと…だから…ね?」

と言われた。
445突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/22 00:25:26 ID:8nULnxA2
では、ちょほいとリクエスト(っぽいの)を頂いたので・・・・w

「や、やっぱり恥ずかしいよぉ……」と円華の声が「……ねえ悠ちゃん? 服着たま
まじゃ駄目? 脱がないと出来ないの?」
「単純に『出来ないか』という質問であれば答えは『ノー』ですが……」と今度は佐
伯の声「……『百聞は一見に如かず』とも言いますし、言葉だけを並べたてるだけは
イメージングも不十分になると思います。こういうことは雰囲気作りや意気込みのウ
エイトが大きいと思いますし、真剣に覚えるなら、月並みな表現ですが『形からはい
る』のが一番良いと思います。」
「そ、そうかなぁ…………って、きゃん! 勝手にボタン外さないで!!」
「戸惑うのも無理は無いとは思いますが、このような問答を続けていても悪戯に時間
を浪費するばかりです。これは円華ちゃんの方から言い出した事ですし、頼まれた以
上は私がリードして進展させないと本当に日が暮れてしまいそうです。」
「で……でも、でもでもでもっ!」
「……とは言っても強要するような事でもありませんから、円華ちゃんが『嫌だ』と
拒否すれば大人しく引き下がるつもりです。もっとも、その場合には『後日』とか
『今度』等という都合の良い言い訳は聞き入れませんが?」
「で、でも…………あっ!」
盗み聞きしているを気付かれたか、と一瞬焦ったが……
「……乳首が、少し立ってますね。」
「うう、嘘だよ! そんなことないもん!」
「恥ずかしい事ではありませんよ。正常な生理現象ですから。」
「………そうなの?」
「はい、エッチな事を想像して体が反応を起こすのは健康な証拠です。円華ちゃんは
健全なセックスが出来る健康な女の子という事ですね。」
「う、うう、なんか素直に喜べないよ〜!」
……どうやらバレてはいないようだ、と円華の部屋のまえでホッと溜息。現在時間は
午前四時。珍しく夜中に尿意で目が覚め、その帰りで耳に入った妹とその親友とな会
話。しかし佐伯の奴、泊まりに来たと思ったらナニしてやがるんだか。
446突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/22 00:26:48 ID:8nULnxA2
「ここまで来たら覚悟を決めましょう円華ちゃん。次は……」
「ず、ズボンは自分で脱ぐよ! 脱ぐから悠ちゃんも脱いでよ、私だけ胸見せるなん
て不公平だよっ!!」
「………女の子同士で、そこまで狼狽える事もないと思いますが……円華ちゃんの仰
ることも尤もですね。とは言っても私はこれ(先日のベビードール?)一枚だけなの
で先ほどから透けて見えていたと思いますが?」
「それでも……恥ずかしいんだもん。脱いでよぉ!」
「わかりました。」
ごそごそ、ごそごそごそ……
「………悠ちゃんの、立ってない………」
「ですね。」
「な、なんでっ!?」
「女の子同士ですから、性的に興奮するわけがありません。私は円華ちゃんと性的に
愛し合う事を目的としている訳ではありませんので。」
「…………………………………………」
「付け加えるので有れば、私は円華ちゃんと違って実践済みだという事です。ですか
ら円華ちゃんの様に『性行為』を必要以上に意識していない訳です。逆に円華ちゃん
は初めてですから、期待と不安が性的興奮に昇華されているのでしょう。」
「………だ、騙されてる。きっと私、騙されてるよぉ……」
「と、説明を続けていても仕方有りません。円華ちゃん、始めて良いですね?」
「う、うん…………」
「では早速、右手を拝借します。軽く握って、私を指さすようにして人差し指だけを
伸ばしてみてください。」
「こ、こう………かな?」
「はい、それで結構です。では失礼して……………あむっ。」
「ひゃっ!?」
「ちゅぱ………ちゅぱ……ちゅるるっ……」
「あ、あ、あ………!」
「ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ………ちゅっ。」
「わわっ!?」
「…………………ふぅ。どうですか、円華ちゃん?」
「ど、どうって!?」
447突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/22 00:27:54 ID:8nULnxA2
「感触です。簡単で良いですから感じた通りに言ってみてください?」
「ゆ、悠ちゃんのお口の中、熱くてヌルヌルしてて、あと舌がニュルニュルって……」
「口内粘膜や、唾液はどうでしたか?」
「えっと………お口全体で包まれたって言うか、なんか哺乳瓶を吸うみたいに圧迫され
たような感じ。あと、中が凄く濡れてた。」
「では、唇は?」
「や、柔らかかったけど、やっぱり吸われるって言うか搾られるって言うか、なんだか
悠ちゃんの中に吸い込まれるみたいな……」
「それだけわかって頂ければ充分です。では、今度は円華ちゃんの番です。」
「…………………………………………………………え?」
「ですから、今度は円華ちゃんが私の指をしゃぶってください。」
「い……いますぐ?」
「感触が消えない内にした方が良いと思いますが。円華ちゃんが感じた通りの事を、私
にも感じさせてくれれば良いだけです。」
「う、うぅ……」
「では、この指にお願います。」
「うううう………」
「ささ、どうぞ。」
「…………悠、ちゃん?」
「はい。」
「えっと、ジッと見られてると、その………」
「それもそうですね。では目を………瞑りました、さぁどうぞ。」
「ううぅ……………んむっ!」
「そんなに唇で締め付けなくても良いですよ。では、ゆっくりと根本までお口の中に含ん
でみてください。」
「ん、んんんん………」
「上手です、円華ちゃん。それでは、そのまま舌全体で指の裏側を舐めるようにしながら、
ゆっくりと第一関節くらいまで戻してください。」
「んんんんんん………」
「そうです。そのまま、ゆっくりでいいですから同じ動きを繰り返してください。あと、
意識して唾液を分泌させて、お口全部を使って指にまぶすように………」
「んんん、んんん、んんん、んんん……」
448突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/22 00:29:19 ID:8nULnxA2
「無理に締め付ける必要は無いですよ。愛撫である事を忘れないように……その調子です。」
「んん、んん、んん、んん、はむっ、んんんん……」
「ほんとうに上手です円華ちゃん。では、私も円華ちゃんにしてあげますので私の動きをト
レスして見てください。」
これは………なんつーか、フェラの勉強会………なんだよな? やっぱ?
しかも対象は、俺か?
「では………ちゅぱっ、ちゅる、ちゅる、ちゅる、ちゅる………」
「はむ……あむ……ちゅ……ちゅる……」
「そう、そうです。口の中で舌を絡めて………じゅるるるるっ!!」
「ちゅるっ、ちゅるっ……こ、こうかな……?」
円華と佐伯、二人分のフェラ音が佐伯の口の中の感触を………やべ、勃ってきた!
「ちゅむ……ちゅむ……ちゅむ……あ、悠ちゃんってば固くなってきてるよ?」
「え? そ、それは……」
「なになに? もしかして、女の子相手にコーフンしてるの?」
「ま、円華ちゃんだって先の方が尖って………きゃっ!」
「そーれっ、ぷにぷにぷにぃ〜♪」
「はぁん、くぅぅぅぅぅぅん……!」
「うわぁ、感じてる時の悠ちゃん、ちょっと可愛い………」
「ま、円華ちゃん……っ!!」
「今度からお兄ちゃんにイタズラしたら、こうやってお仕置きしちゃ………ああんっ!?」
「ぴちゃ、ぴちゃ、じゅるるっ!」
「ちょ………悠ちゃ………いきなり舐めるなんて……反則っ………」
「いいえ、これもテクニックの一部です。くわえたままだとお口と顎が疲れてしまいます
から、時折お口から出して、舌先で先の方を円を描く様に……ぺろぺろぺろ。」
「ああん! だ、駄目だよぉ……!!」
「男性器の先は、乳首同様に敏感です。だから円華ちゃん自身が感じる方法で舐めれば良
いわけです。あと唾液をいっぱいに含ませてから、下から上へと塗りつけるように……」
「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
「更に先端部分を………鈴口といいますが……舌先で擽るようにチロチロチロ!」
「あん! あん! あん! あん!」
「どうですか円華ちゃん、気持ちいいでしょう?」
な………なんか妙な方向に脱線してませんかお嬢さん方?
449突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/22 00:31:49 ID:8nULnxA2
「はぁ、はぁ………悠ちゃん酷いよぉ。指も胸もベトベトになっちゃっった……」
「でも、これで、どうご奉仕すれば気持ちいいのかわかったでしょう?」
「う………うん……」
「では、ここで円華ちゃんに提案が一つ、あるのですが?」
「…………………………………………………な…なに、かな?」
「口に出して言わないと駄目、ですか?」
「……………………………………」
「どうしますか? 円華ちゃん?」
「……………………………………悠ちゃん?」
「はい。」
「……悠ちゃんも……したい、の?」
「円華ちゃんのお許しが頂ければ、是非。」
「う〜ん……でもぉ………」
「円華ちゃんが、このまま二人で胸と指を舐め合ってる方が良いと仰るのでしたら……」
「わ、私は悠ちゃんのオ…………とにかくっ、そんな事言ってないでしょ!?}
「それでは、今から二人一緒に自慰で疼きを鎮めますか? そのご様子では、もう下着の
中がグッショリになっているかと存じますが?」
「ゆゆ、悠ちゃんだって、固くなって尖ってるじゃないっ!」
「はい。もうショーツが張り付いて気持ち悪いくらいです。換えの下着を持参していなか
ったのは我ながら不覚でした。」
「………それは同感かも。」
「現在、四時………三十七分です。お兄さんは、まだお休みになっている筈です。」
いや、すまん、起きてるが。
「夜討ち朝駆けは兵法の基本です。それにどうせ体を慰めるのであれば、親友の女の子よ
り好きな男性をオカズにする方が健全で道徳的ですよ。」
「それは、そうかも知れないけど……」
「それとも円華ちゃんは、女の子の唾液で薄めた精液がお好みでしょうか?」
「う、うぅ………」
なんか、また話が妙な方向に……というかマジやばくないか俺?
「……悠ちゃん、絶対に邪魔しない?」
450突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/22 00:33:39 ID:8nULnxA2
「今回は、決して円華ちゃんの妨害はしません。円華ちゃんにお譲りして、私は別のご奉
仕をながら体を満足させます。」
「ほんと? 約束してくれる?」
「それで円華ちゃんが信用してくださるなら。」
「……だったら、今日だけ、その……特別に………いい、かな。」
「では早速………」
「ちょ…ちょっと待って悠ちゃん、服……」
「どうせ脱ぐのですから、このままで行きましょう。ストリップショーというのも悪くあり
ませんが、円華ちゃんが土壇場で尻込みしてしまっては逆効果なので。」
「う、うぅ……」
「それに時間的猶予もあまり…………あ。」
「?」
「色々便利かと思って玄関に仕掛けておいたセンサーが反応しています。誰か……恐らくお
兄さんでしょうが……が外に出ようとしています。」
「って悠ちゃん! そんな、ひとの家に勝手に……」
「逃げられた様です。こちらの気配を察知するとは、なかなか侮れませんね……」
「ちょっと、悠ちゃん聞いてる?」
「……というわけで円華ちゃん?」
「な…なに?」
「こうなってしまっては、他の選択は消えてしまいます。仕方がないので、お兄さんが戻ら
れるまで勉強会にしましょう。」
「でもでも、お兄ちゃん本当に帰ってくるの?」
「それなら問題有りません。お兄さんが潜伏できる場所など限られています。あとでメモを
お渡ししますから、そこに書いてあるお宅に順番に電話を掛けて涙声で『お兄ちゃんが帰っ
てこないんです。私、どうしてらいいのか………ぐすっ。』と訴えて頂ければ直ぐに居場所
が無くなって戻ってこられるに違い有りません。」
「…………私、悠ちゃんの事ちょっと恐くなってきた……」
「恋の戦いは先手必勝、一撃粉砕です。この程度の情報戦は常識です。」
「そ、それって絶対に常識じゃ………って悠ちゃん? どうして寄ってくるの? それに勉
強会って一体なん………きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
451突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/22 00:35:51 ID:8nULnxA2
・・というわけ(?)で、今回は音声だけでお送りいたしましたw
では、明日も仕事なのでレスは後日に〜♪
452名無しさん@初回限定:05/01/22 01:04:14 ID:9hYlfK8D
>>突発屋氏
エロイの(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ

朝起きたら妹に媚薬盛られた。
453名無しさん@初回限定:05/01/22 02:49:05 ID:e2R5uFH8
職人の方々、乙!!!
どれもこれもエエ話やのお(*´Д`)ハァハァ

>>突発屋氏
てゆうか毎回映像なんかついてこないじゃん!
…なんてとぼけてみるw
454名無しさん@初回限定:05/01/22 08:53:19 ID:vFnfWKaj
>>突発氏
じ、次回は映像つきでおながいしまつ(;´д`)ハァハァ
455名無しさん@初回限定:05/01/22 14:54:30 ID:daS6pa+t
サウンドオンリーだからこその楽しみだと思うんだけど(*´Д`)ハァハァ
456名無しさん@初回限定:05/01/22 17:36:46 ID:ePAAhiR/
こういう時に絵師たんがいれば画像付きで…(*´д`)
いつかの絵師見習いたんマダー? チンチン(AA略


朝起きたら妹に催眠術かけられた。
「私がすきにな〜る すきにな〜る…だめ?」
457Y ◆cf6.GAJsFA :05/01/22 23:11:48 ID:eiZRBAKz
<僕妹・妹僕その3〜クリス編その2〜※昨日の続きです>
親愛関係…と言っても、私たちの場合は清いだけの関係じゃなかった。
姉の寮室で、しかも2人っきりの時だけだけど、胸を揉み合ってみたり
…愛撫まがいなふれあいもしていた。抱きつく位なら、人目も憚らないし、
ディープはともかく、触れるだけのキスは挨拶だと思っている。
ルナ姉は、従姉ではあるけれど、実際に血が繋がっているわけではない。
新しい父(ちなみに、兄さんの叔父だそうだ)が、その昔、
彼の従姉と知らず(当時は貧しく、親族同士の交流もままならなかったとか。)
交際していた女性との間に生まれたルナ姉の出生は、色々と曰くつきだ。
それでも、私はルナ姉が好き。女同士なのも、気にしない。
ルナ姉も…はじめは困ったように微笑んでいたが、
今ではそんな私を受け入れてくれている。その優しさが好きだ。
兄さんは…私のことをどう思っているんだろう。兄さんを好きになるまで、
女の子ばかり好きになってきたことも、もちろん兄さんに話した。
…兄さんは、気にすることないよ。と言ってくれた。私は嬉しかった。
そんな優しさを受けて…私はだんだんと、兄を愛するようになった。
「今日は、兄さんと一緒に行こう。ルナ姉に、事情を説明しないと…。」
458名無しさん@初回限定:05/01/23 09:42:05 ID:ez2Mujzv
朝起きたら妹がおねだりしてきた。リアルで

「ね〜、い〜でしょ〜」
「('A`)マンドクセ」
「兄ちゃん約束してくれたでしょ〜、お願い〜」
「('A`)シラネ」
「ご飯奢るからさ〜」
「どこ行くんだった?」
「やった!友達と〇市まで買い物」
「電車で行った方がいいんじゃねーか?」
「車のほうが楽だし」
「で、友達は」
「ほら、兄ちゃんも知ってるっしょ?」
「…あー、前泊まりに来たあの二人か」
「そうそう」
「わーった、俺着替えるから車暖めとけ」
「はいよー」


社会人になってから年下に好かれるようになりますた…('A`)
459名無しさん@初回限定:05/01/23 13:45:16 ID:m3YVy57h
朝起きたら妹に、マジ大切にしてたフィギュアを壊された

「か、金田ぁーーーっ!!」(鉄雄風に)
460名無しさん@初回限定:05/01/23 14:19:04 ID:zu3Q0aLu
そして妹は兄の玩具になりさがるわけですな(*´д`)ソレモイイ
461名無しさん@初回限定:05/01/23 15:36:11 ID:x33BRIHM
>>456
どこかで聞いたぞ、それ
何だっけ、専用の板もあったな
たしか8

>>458
ルート分岐チャンス!
つうか羨ま(ry
462名無しさん@初回限定:05/01/23 16:02:31 ID:wDBrD3Am
朝起きたら妹に、マジ大切にしてたフィギュアを壊された

「い、妹ぉぉーー!」
「さんを付けろよオタク野郎!」
 妹の暴挙は尚も続く。
「割れろぉーー!」
 腕を振るだけで大破していくフィギュア達。
「これも、私の力なのか!? ハハハハハハ!!」
 馬鹿笑い…もとい高笑いをしながら腕をビュンビュン振り回す妹。
「止めろ!」
「何処にある〜? 秋葉のフィギュア」
「そ、それは……」
「秋葉ってのは、何処にいるんだーー!」

(ただいま部屋が崩壊しています)

「力が、勝手に!」



オチ付けらんねぇよヽ(`Д´)ノ
463名無しさん@初回限定:05/01/24 03:24:50 ID:SVULhzTp
朝起きたら妹に、勝手にオチをつけられていた。


なんてな。
464名無しさん@初回限定:05/01/24 05:53:27 ID:1kGt0dwD
>>458
そろそろ板違いでは?
昔は葱板こそ、その手のネタの発祥の地だったけど、今はしたらばがメインだし、
ここは基本的に妄想スレ。
バラモンはスードラを煽っちゃいけません。
詳しくは ないものねだり でぐぐるべし。
465名無しさん@初回限定:05/01/24 08:21:55 ID:iQ4wOrrA
じゃあリアルでを付けずに投稿よろ。
466名無しさん@初回限定:05/01/24 11:23:32 ID:CaYZ63Hh
>>464
全部ネタだと信じて読んでいた漏れがここにいる。
467名無しさん@初回限定:05/01/24 12:32:26 ID:+N4JDApJ
朝起きたらしゃがんで待ってる妹がいる。
468名無しさん@初回限定:05/01/24 14:06:16 ID:2Xee0eBz
リアルで…はネタ投下の扱いでいいのではないか?。ま、もちつこう。
ネタ投下↓

朝起きたら妹が餅搗きしてた。
柔らかそうな餅たん(*´д`)ハァハァ
469名無しさん@初回限定:05/01/24 18:37:05 ID:fmSYa0pT
なんてネタを振るのですか。
以前窓を擬人化させて萌えたという猛者の集うスレですよここは。
つまりここからしばらく餅たん萌えーなレスが続くことになります。
470名無しさん@初回限定:05/01/24 20:19:10 ID:gxf9dyVT
餅タン餅タン、サラサラな柔肌の餅タン(*´д`)ハァハァ
こんなにドロドロに溶けちゃうなんてイケナイ娘だね、餅タン(*´д`)ハァハァ
こんなにドロドロじゃあ、立ってられないだろ?
すぐに火照りを鎮めてあげるよ餅タン(*´д`)ハァハァ
471名無しさん@初回限定:05/01/24 20:29:37 ID:VNWVMECG
最初に浮かんだ言葉が、
ふくらみかけの餅たん(*´д`)ハァハァ
漏れは巨乳属性なので、
大きくふくらんだ餅たん(*´д`)ハァハァ

成長しきったらお兄ちゃんに食べられ(ry
472名無しさん@初回限定:05/01/24 21:17:26 ID:Qvnm/xrr
餅タンは濡れて火照ってくるとすごく糸をひくんだよね
もっと火照ってくるとトロトロに(ry
473名無しさん@初回限定:05/01/24 21:43:09 ID:4OZe3YYo
餅タンそんなに固くならなくていいんだよ
お兄ちゃんの熱ですぐにトロトロに溶かしてあげるから
餅タンの白くてキレイな肌を見せておくれよ
474Y ◆cf6.GAJsFA :05/01/24 22:06:53 ID:6aoI4g/L
Yです。思いっきり流れを無視してすみませんが、ここらで第4弾を投下します。
思いつくがまま、本能がままに書いているので、誤字脱字の見落としもあるかもしれません。
ルナ姉と合流するまでは、一切Hシーンはありません。また、小さい女の子好きな方には不向きとなっております。
以上3点、ご了承下さい。峰岸クリスティ「それでは、スタートです。」
475名無しさん@初回限定:05/01/24 23:57:08 ID:OmeIvHS9
どこかにこのスレを同人誌化して、コミケで売ってくれるとか言う強者でもいないかな
476名無しさん@初回限定:05/01/25 00:00:17 ID:tjhe88bd
いっそのことエロゲ化で。
477名無しさん@初回限定:05/01/25 00:22:33 ID:Bj7oM6Cv
誰か同人ソフトにしてコミケで売ってくれ。俺は買いにいくから
問題は絵師とプログラマが、このスレにいるかどうかだ
478名無しさん@初回限定:05/01/25 00:37:40 ID:3OXHKyd/
コミケ行けないからweb漫画とかにしてよ。゚(゚´Д`゚)゚。
479名無しさん@初回限定:05/01/25 00:39:36 ID:3vmSxLy9
まぁ、プログラムはNスクとかきりきりでなんとか
ただ絵がな
480名無しさん@初回限定:05/01/25 00:42:09 ID:ByqUVfck
Y氏マダー チンチン(AA略

それと餅たん(;´д`)ハァハァ
そのふよふよのオパーイにむしゃぶりつきたい(;´д`)ハァハァ
481名無しさん@初回限定:05/01/25 00:51:06 ID:Y29foAjE
葉鍵板の同人ゲーに頼んでみるとか。
http://roifjjgeiumg.hp.infoseek.co.jp/
482名無しさん@初回限定:05/01/25 00:53:44 ID:SKVXqQIu
お兄ちゃんが他の女の子と話してたりすると
すぐにぷくーっとふくれるやきもち焼きな餅たん(*´Д`)ハァハァ
483突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/25 01:27:35 ID:nMAaNfwB
どうやら投下は無いご様子なので、割り込みさせて頂きます。
というか、急に思いついたので・・・w

「ちょっと、お兄ちゃん!」
顔を洗って戻ってみると、妹が大層憤慨していた。
「なんだよ! 朝っぱらから何を怒って………あ……!」
「『なんだよ』じゃないよ、こんなのコソコソ検索して!」
徹夜明けのまま、電源を落としていなかったマイパソコン。その前に陣取ってマウス
片手の妹が呼び出していたのは、徹夜で仕上げた書類ではなく愛用のブラウザ画面と………
「どうして自分の妹の事、わざわざネットで調べてる訳ぇ!?」
……某検索サイトの履歴がズラリと……
「いや、なんていうか、ほら……俺、最近の芸能界とかお前の仕事とかの事もわかん
ないだろ? だから話振られたとき、お前をガッカリさせない様にって思ってさ。」
「もう……」と溜息と一緒に肩の力も抜いて呆れ顔「……私、まだ未成年かも知れな
いし学校と掛け持ちだけど、これでも一応は社会人の端くれみたいなもので、お仕事
してお給料だって貰ってるんだよ。自分のお仕事が忙しいお兄ちゃんを、そんな事で
責めるわけ無いじゃない。それに私だって、お兄ちゃんのお仕事の内容なんて全然知
らないもん。お互い様だよ。」
「そりゃ、ま、そうかも知れんが……」
こっちには兄貴のプライドというか責任感ってのがあるんだよと心の中だけで抗議しておく。
「でしょ?」心の呟きなど聞こえる筈も無い無邪気な笑顔、回転椅子をクルリと回転さ
せ、合わせた膝の上に両手を置いたポーズで戸口に立ち尽くす俺と向かい合う「で、な
にが知りたいのかな〜? ちょっと恥ずかしいけど、今日は何でも答えちゃいますよっ♪」
マニュアル通りの声色と、仕事向けの営業スマイル。その『わざとらしい』
演出振りが逆に可愛らしい。
「それじゃ、早速最初の質問良いですか?」
と、こっちも一ファンになり切ってやることにする。部屋の中に入って小さな肩に後ろ
から手を置きながら再びモニターに向かわせる。
「この『諏訪野』っていうのは芸名ですよね? 由来はあるんですか?」
「えへへ、実は私も知らなかったりするんです。社長さんが易者の先生に占って頂いて
決めた名字らしいんですけど。」
一緒に検索結果を眺めながらの談笑。
484突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/25 01:28:52 ID:nMAaNfwB
「じゃあ、好きな食べ物は?」
「公式では『果物』ってことになってますけど、本当は中華まんが大好きだったりします♪」
「中華まん………ですか?」
「ハイ、それもコンビニとかで蒸してるのが好きです。寒い日に歩きながら食べるとす
っごく美味しいんです。」
「じゃ、好きな飲み物の『紅茶』っていうのも?」
「「あ、それは本当ですよ。でも本格的っていうか、葉っぱの種類とかは殆ど分からな
くって、普段飲んでるのも缶紅茶ですけどね、てへっ♪」
「なるほどなるほどぉ。じゃあ、次の質問ですけど?」
「はい、どんどん来てくださ〜い!」
「この……」と小さな手に自分の手を重ねてマウスを操作「……なかなかにセクシーな水
着なんですけど、公式のプロフィールでは上から80、56、83に……」
「って、や〜ん! それ見ちゃ駄目ぇ〜っ!!」
「あ、こら、暴れるなって!」
何処か海外っぽい白い砂浜をバックに白のハイネック&ハイレグ風味のワンピース姿で健
康的な笑顔のワンショット。それが余程恥ずかしいのかジタバタと両手両足を振り回しな
がら慌ててウインドウを消そうとするが妹。この程度で有れば露出、と呼ぶ程でもないし
健康的で可愛いと思うのだが。
「お兄ちゃんのエッチエッチエッチぃ〜! どうしてこんなの見つけてくるのよ〜!!」
「いや、別に探した訳じゃ……」
まだ写真集も出ていないアイドルの貴重な水着だ。探すも何も、そこらじゅうのサイトに
出回ってベタベタ張りまくられていた訳だったりする。
「私に隠れて、こんなの集めてるなんて酷いーっ! 恥ずかしいから消してよ
消してよ消してよぉーっ!」
「だから! そんなに暴れなくても消して…………あっ!」
「わ! わわっ!?」
ぐらり、と小さな体が椅子ごと傾いてゆく。そして……
『うっわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!?』
がっしゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!
485突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/25 01:29:45 ID:nMAaNfwB
「………て、痛てて……大丈夫か?」
「う…うん、あちこち痛いけど、怪我とかは無……あれ?」
キョトンとした顔のまま起きあがった詩織、『藁にも縋る』的な条件反射で掴んだらしい手
の中の物体を改めて確認する………が!
「あ、あ、ああああ………!!」
そこには仕事の合間をぬって一生懸命に作った、某浜辺のファミレスを舞台にしたエロゲー
の最後までエッチが出来ない上に出番が一番少ないメインヒロインのフィギュアの……
「………頭と腕が………取れちゃってる……」
……フィギュアの残骸が握られていた。
「お、おお、終わった…………」
がーーーん、とハンマーで横っ面を殴られた様な衝撃と共に、全身の血液が流出して目の前が
闇に包まれてゆく様な錯覚に飲み込まれそうな俺。
「…………お兄ちゃん?」
「…………………………(呆然)」
「え、えっと……あの………ごごご、ごめんなさいっ!!」
なにやら横で詩織が三つ指ついて謝ってる様だが、何故か焦点が定まらない。
「私、こういうマニアックって言うかオタクっぽい物の価値なんか全然わからないんだけど、
お兄ちゃん凄く大切にしてたんだよね? 本当にごめんなさい!」
何か、微妙に馬鹿にされているよな気がしないでもないが?
「わ、私、どうしたら良い? 弁償したら許してくれる?」
「……………いや、詩織…………」
「な、なに?」
「…………いまは、はなしかけないでくれ………」
「みゅ、みゅぅ〜!」
正直、大事な物と言いながらパソコンの横に無造作に置いていた俺にも非はある。それにフィ
ギュアより大切な妹に怪我が無かったのがなによりだと思っているし、フィギュアそのものも
直すなり新しく買って作るなりすれば良いだけの事、怒ってはいない。
………ただ、努力の結晶が一瞬で崩壊してしまった脱力感だけは………
「お、お兄ちゃん?」
不意に立ち上がった詩織、何を思ったかブレザーのリボンを解き始める。
「?」
486突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/25 01:45:44 ID:nMAaNfwB
「じゃあね? その子が元通りになるまで、私が代わりにお兄ちゃんのお人形さんになって
上げるからっ!」
「…………は?」
ぽいぽいぽい、と妹の制服が次々と宙を舞って景気良く散らばってゆく。リボンに続いて上着
、ブラウス、スカート、シャツ、靴下。
「ほ、ほら?」と、そこにはブラとショーツだけになった姿が「水着じゃないけど、露出度は
一緒くらいだよ? 抱っこしても撫で撫でしてもチュー……は少し困るけど、抱き枕とか湯た
んぽ代わりにしても良いよ?」
「……………………………え……えっと?」
「あ、あれ? これじゃ足りない……?」付いていけない急展開に戸惑うばかりの俺の表情を
不満の表れだと勘違いしたのか、こんどは健康的なスポーツブラに手を掛けて「ととと、特別
サービスだよお兄ちゃんだけだよっ! むむむむ、胸だけだったら…………良い、よ?」
交差させた腕で隠す様にして恥じらいながら外した下着の中からは、見た目にもまだ少し固さ
が残った若々しい膨らみが。
「ほんとは………ね?」頬を染め恥じらいながら、伏せ目がちな視線で俺の表情を窺う微かな
笑み「まだ75なんだ。写真を撮るときとかはパッド入れてるの。胸って、身長とかと違って
思った様に成長してくれないんだよね?」
が、俺の視線は既に妹の芸術的な曲線を描くバストに釘付けになってしまっていた。日本人な
らではの健康的に白い肌は、想像していた以上に木目が細かく。ほんのり朱を帯びた上気した
発育期途上の乳房の中心、まだ他の異性に晒した事すらない妹の初々しい膨らみの中で淡い桜
色の突起が、既に控えめな自己主張をしている。
「ど…どうかな? ちっちゃ過ぎる…かな?」
「あ、いや………」口が震えて、巧く発音できない俺「……そんなことはないけど……」
487突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/25 01:46:47 ID:nMAaNfwB
「そ、そう……?」その笑みとも照れともつかない声が頭の中に直接染み込んでくる「こんな
小さなおっぱいでも好きになって貰えるんだったら……その……お兄ちゃんの手で大きくして
貰っても……いいかな……」
「い、いや、でも、俺達兄妹だし、その……」
「……兄妹だから、だよ?」フワリと、指から離れたブラが羽毛の様に音もなく床に舞い降り
る「……お兄ちゃんだから、恥ずかしくないし……お兄ちゃんと一緒に暮らせるんだったら、
触っても良い。ううん、触って欲しい………よ?」
境界線が、揺らぎ始めていた。
「い、いっとくけどな? フィギュアは単なる鑑賞物だからな? 妙な誤解はするなよな?」
「くすくす、ほんとにぃ?」
立ち上がって手を伸ばすと、詩織も応えて細い腕を差し出してくれる。
「アホ、人を勝手に変態扱いするな。要するにだ。」
「………要するに?」
「お前の方が……」指と指が絡まった瞬間、引き寄せ抱きしめた妹は驚くくらいに軽く、柔ら
かく、温かい「……お前の方が遙かに大事だって事、だから自分の事を人形だなんて言うな!」
「………………………うん。」
『しぃちゃ〜ん! おに〜ちゃ〜ん! 朝ご飯だよぉ〜!』と理実に呼ばれるまで、俺は詩織
の背中と髪を黙って撫で続けていた。
488突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/25 01:50:00 ID:nMAaNfwB
えと、前回の「音声のみ」というのは、情景描写を可能な限り削って登場人物達の
声だけで、どれだけの表現が可能か? という意味です。
概ね高評価を頂けたので、正直ホッとしておりますw


焼き餅か、それもイイかも。
でも、餅萌えは他の諸兄方にお任せで・・・w
489名無しさん@初回限定:05/01/25 02:16:20 ID:ByqUVfck
突発氏GJ!
続きにあるっスか?(;´д`)ハァハァ
490名無しさん@初回限定:05/01/25 04:07:22 ID:/l7oqK8d
絵師待望論が出ているようだが…
絵が描けても、ここの珠玉のSS群の妹たちに迂闊なキャラデザをあてられなくて
うpを断念した絵師も多いのではないだろうか。

せめて、それぞれ職人がデザイン上の指針を示してくれれば…。
髪型やツリ目タレ目、バストサイズとか…

それでも、漏れはハイテンション妹だけは恐れ多くて絵にできないけどな。


そんな漏れは…

朝起きたら妹に、「お兄ちゃんの意気地なし!」と罵られた。

とまぁ、そんな兄であるのがお似合いだ。
491Y ◆cf6.GAJsFA :05/01/25 21:31:50 ID:Ln8ndipg
「うう…昨日はごめんなさい…。」
予告はしましたが、結局完成できませんでしたorz
>>突発屋氏
乙&GJです。
今までとは感じが違うような気がしますが、新鮮でよかったです。

とりあえず、昨日投稿予定だったものから。
また浮かんだら追加投稿するという方向で。
492Y ◆cf6.GAJsFA :05/01/25 21:48:06 ID:Ln8ndipg
「僕妹妹僕」 その4

クリスと2人、連れ立って歩く。見慣れた町並みも、どこか新鮮に思えた。

「クリス。手、繋ごう?」「うん、兄さん。」傍目から見れば、普通のカップルかもしれない。
僕自身、あまりにも自然だから、体が入れ替わっていることさえ忘れてしまいそうだった。

「あはは…本当に不思議だよ…。」
そんな心中に気付いたのか、クリスが笑い出した。
「そうね、不思議よね…。」
「心当たりが全くないというわけじゃないけど…まさか、ね…。」
「…どうしたの、兄さん?」「…ううん、なんでもないよ。…でも…。」
「?」「…僕、そんなにぶっきらぼうじゃないよ?」
「…わかってるわ、ただ…はずかしいのよ…。」
「…あはは…ごめんごめん…。」「…もう。」

―そんな風に、クリスと話していたら、
「あ、クリスお姉様、お久しぶりです〜」
―クリスの後輩と会ってしまった。

「こんにちは。えっと…。」
「…たしか、観希ちゃんだったっけ?」
―さりげなくフォローを入れてくれるクリス。
そういえば、3年位前、家に遊びに来てくれたっけ…。
「…ごめんなさい、久しぶりだったから…それに…。」
「なんでしょう?」
「…ますますきれいになっちゃって…誰か分からなかったわ…。」
「…またまた、褒めすぎですよ…。」
―言ってて恥ずかしくなっていたのはこっちの方だが、
一緒に赤くなった観希ちゃんは、とても可愛らしかった。
493名無しさん@初回限定:05/01/26 15:46:56 ID:ng/dh17L
絵にすると面白い話と、字のままの方が面白い話とありそうだしなぁ
絵にしたら面白そうなのって、ここのSSだとどの辺になるのかな?
494名無しさん@初回限定:05/01/26 15:56:32 ID:Mz0sbImg
>>Y氏
乙です。
マイペースでがんがって下さい。

>>493
桐莉たんがキャラが濃いので描きやすそうかな?
にしても最近電波がきてないな。まにあくす出筆中?


さっきリアルで餅たん喰ってきた。
砂糖醤油まみれの餅たん(*´д`)ハァハァ
495名無しさん@初回限定:05/01/26 19:03:05 ID:abJFyD7w
うちの餅たんは海苔でつつんで束縛プレイですよ(*´д`)ハァハァ
496名無しさん@初回限定:05/01/26 20:59:25 ID:UgDOxIEz
妹ではなく従妹だが、エロゲみたいな生活スレに現人神降臨中
497Y ◆cf6.GAJsFA :05/01/26 21:03:27 ID:hTLooYrL
僕妹・妹僕 その4-2

しばらく世間話をした後で、観希ちゃんと別れた僕達は、
ルナ姉との待ち合わせ場所である喫茶店に着いた。
「私、ここは初めてだよ。」 「僕も…。クリス、ルナ姉は何時に来るって?」
「…何時だったっけ?…メールで連絡あったよ。」 「…ん〜と、午後5時、か。」
「まだ2時間もあるね…どうする?」 「…うーん…。」「クリス」「…なぁに?」
「…ここなんて、どうかな?…あのホテルに行ってみたいって言っていたのは、クリスでしょ?」
…そういって、指差したのは、……って、ここかよ。
―だめだよ、私達、兄妹なのに〜
僕が冗談で誘ったとしたら、クリスはこんな風に言うだろう。

ビジネスホテルなら何度もある僕達だったが、こういう所は初めてだった。
「…ふぅ、疲れちゃった。」 「慣れない言葉遣いだったから?…って、それは僕だけか。」
「そっか、兄さんも…私になっちゃったんだもんね。…さっきはびっくりしたでしょう。」
「観希ちゃんだったっけ?ルナ姉と付き合う前に親愛関係だった子。」 
「うん。…ああいう子、兄さん好みなんじゃない?」「…どうして?」
「…兄さんのさっきの言葉、かなり意味深だったんだけどな…。」
「…うーん、そうじゃなくて……覚えてないなんて失礼で言えないからさぁ…。」
「あはは、冗談だって。」 「ったくもう…。」

「…兄さん…シャワー、浴びてくるね。」 
「うん。」 「…何なら、一緒に入っても…いいんだよ?」
「…クリス…。」 「……本気なのにな…。」 「…え?」 
「なんでもない。…一緒に入りたくなったら、来て。」
498名無しさん@初回限定:05/01/26 21:49:42 ID:HwCf6dgY
>>494
漏れは桐莉は来鈍でイメージしていたが、作者自身は月野定規イメージだった・・・
同じメガストア系だが、各人各様のイメージがあってつくづく難しいと思ったです。
499池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/26 21:54:26 ID:APmlB2yt
 朝起きたら妹が餅搗きしてた。

また朝が来た。どうも頭がはっきりしない。今頭の中には、今日もまた寒いという事ぐらいしか情報がない。
「ふわああ……ねむ……」
眠い頭を支えて起きると、どこからか、何かを叩くような音が聞こえた。なんだろう?
その音に導かれ進むと、どうも音は庭から聞こえてくるようだ。
俺は庭へ続く窓のカーテンを開き、いつものように姉妹に挨拶をする。
「おはよう、よく眠れた?」
彼女達はいつも通り、俺が目を覚ますよりも早く、静かにそこに佇んでいた。
俺は彼女達の透き通る肌におはようのキスをすると、その姿をじっと見つめる。
俺がこんな眠そうな顔をしているというのに、彼女達は相変わらず曇りのない顔でいた。
だが……顔は清ましていても、視線を下のほうへ持っていくと、
「あ……もう、濡らしちゃってたんだね……」
彼女達の体から、透明な液体が今にも流れ落ちてしまいそうなほど溢れ出している。
「ほら、こんなに……僕が起きるの、待っててくれたの?」
短時間でこんなに濡れてしまうわけがない。
きっと、俺が起きる数時間前から、徐々に体を濡らしていったのだろう。
「……でも、ごめんね、今はちょっと庭に行かなきゃいけないんだ」
俺がそう言うと、彼女は黙って身体を横に退かせ、道を開けた。
「……また後で、ね」

俺は音の正体を確認すべく庭へ出ると、そこで驚くべきものを発見した。
しっとりと濡れて光る雪のように白い肌、柔らかそうな小さな身体……
そして、そこに向かって振りかぶられる、巨大なハンマー。
「あ、やっと来ましたね。早く手伝ってください」
ハンマーを振り上げる主、俺の妹が、残酷な台詞を吐く。
「なっ、なんてことを……!」
「何がですか。餅つきをするって、昨日言ったじゃないですか」
はっ、そうか……そうだった。今日は餅つきだ。そしてあれは餅だ。
また訳の分からん擬人化萌えに走る所だった。オーケー、あれはただの餅。だから別に――
――ドスンッ
「――餅たあぁぁぁん!」
500池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/26 21:55:40 ID:APmlB2yt
振り下ろされた杵に、思わず叫んでしまった。
妹は白い目でこちらを見つめている。
「今度は餅たんですか……。
 別に萌えるのは勝手ですが、とりあえず餅つきを終えてからにしてください」
そう言って、杵を持った手をこちらに突き出す。
「そ、そんな……別に今のはそんな訳じゃ――」
「いいから早く突いて下さい」
妹のオーラに、俺は泣く泣く杵をとった。

「やれば出来るじゃないですか、見直しましたよ」
これでもかと言うぐらいに突きまくってふわふわになった餅を器に移し、
室内へと戻りながら言う妹。
「まあな、俺だっていつまでもダメ人間でいるわけではない」
正直な所、『ほら、中がこんなに柔らかくなってるよ……? 棒を全部包み込んじゃうぐらい……。
       もっと強く突いて欲しいの? まったく……』
なんて妄想してたとは言えない。死んでも言えない。
俺が苦笑いしていると、妹は、
「言わないでも分かってますので、安心してください」
「オーケー、吊ろう」
首にロープをかける俺。
「……」
俺はロープに首を通したままで、妹のほうをじっと見る。
「何ですか?」
「……止めろよ、少しはさ」
いつまで経っても妹が止めに入ってくれないので、仕方なく自分からロープを外す。
「結局死なないんですね」
「……お前最近冷たくないか?」
この前までは、『一緒にマフラー巻きませんか?』なんて言ってたのに。
……あれ、いつだっけか? 覚えてねえや。
「きっと、寒いからですよ」
「ああ、そうか」
なんかもう、どうでもいい。
501池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/26 21:56:44 ID:APmlB2yt
室内。
コタツの中に滑り込む俺と、餅を手に立つ妹。
「それじゃ、早速食べましょうか。……焼きますか?」
「オフコース」
親指を立てて、ヨ○様ばりの笑みで答えた。
搗き立てであろうとなかろうと、俺は餅は焼く。
妹にはいつも反対されるが、これが俺の心意気だ。
「……搗き立てのお餅は、焼かないでも食べられるんですよ? そっちの方がおいしいし。
 ……それでも焼きますか?」
「オフコース」
親指を立てて、○ン様ばりの笑みで答えた。
妹は溜息をつくと、諦めたように、
「じゃ、好きにしてくださ――」
『毎度お騒がせしております、廃品回収です。古くなった家具、家電製品、――』
話を遮って、外からやかましい声が聞こえる。
こんなの利用者なんてそんな頻繁にいないんだから、もっと静かにやればいいのに。
「――あら。兄さん、廃品回収出したいんですけど」
「居たし。……いや、出したいんなら好きにすればいいだろ?」
「それがなかなか大変そうで……兄さんが協力してくれれば直ぐに終わるんですが」
一人で持てないような物となると、こいつは冷蔵庫でも出す気か?
なんにせよ、コイツが俺に協力要請とは珍しい。だが、
「……寒いからやだ」
今、外に出たらきっと凍え死にする。
さっき餅つきをしていたときに実感した。あれは人の住む世界ではない。
「分かりました。ハナから期待してませんでしたので、ここまで取りに来てもらいます。
 私が行ってる間に、食べてていいですよ」
妹は俺の反応も見ずに、玄関から出て行ってしまった。
「……相変わらず行動が速えーなぁ……」
俺は感心しつつ、
「まあ、これで――」
戸棚から火鉢を取り出す。
「―― 一人っきりの時間が出来た」
502池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/26 21:57:28 ID:APmlB2yt
俺は横に置かれた餅を手にとった。
搗き立てでふわふわに柔らかいそれは、手のひらの上でいとも容易く形を変えていく。
表面に粉をつけてさらさらになった白い柔肌の感触を味わうと、俺はそれをそこに置いた。
「綺麗だね……」
俺は一糸纏わぬ彼女の全てを、嘗め回すように見つめる。
「……あれ? 体が熱くなってきたよ? 少し恥ずかしかったかな……」
身体を薄赤く染め、肌を火照らせた彼女の身体は、直ぐにそれと分かるくらい熱を帯びていた。
裸の身体をあまりじろじろと見つめられては、誰だって羞恥心を感じるに違いない。
「でも……、君のここは、嫌がってはいないみたいだね……」
俺は指の爪の先で、彼女の少し色を帯びた部分を軽く引っ掻く。
彼女の柔らかな体の中で、そこは周りより固くなってしまっていた。
「ここをこんなに固くして……それに、ほら……」
そこから指をつーっとずらしていくと、今度は、俺の指先が沈み込むほど柔らかい所があった。
「うわ……もうこんなドロドロにしちゃって……それにすごい熱い……」
そこから指をそっと離すと、彼女のそこと俺の指の間に、白濁した糸が引いた。
「ほら、すごい糸引いて……全部君のそこから出たんだよ……?」
指を離したそこを見つめると、ほんの僅かだが、ヒクヒクと蠢いている。
「まだ欲しいの? さっきあんなに激しく突いてあげたのにね……
 ……まったく、本当にエッチなんだから……」
俺は細い棒を彼女の体内に刺しこむ。
もう既にドロドロになったそこは、ほとんど手応えなくその棒を受け入れた。
そのままゆっくりと掻き回すと、棒の表面に白く濁った粘液が纏わり付く。
「どう? ……もっと太いのが欲しい?」
俺はその棒を引き抜いた。
しっかりと咥え込んでしまっていたのか、抜くのにはある程度の力が必要だった。
「もう、我慢できないみたいだね……? 仕方ないなあ、それじゃあ――」
「もう、更正できないみたいですね……仕方ないです、それじゃあ――」
「あ゛゛」
首をゆっくりと後ろに回す。
「――廃人一名、回収お願いします」
何も感じ取れない眼。もはや、こちらを人として見ていない、そんな眼。
凍りついた視界の中で、黒服の男だけが俺に歩み寄って来ていた。
503名無しさん@初回限定:05/01/26 23:22:31 ID:W8eCuZxN
さすが池魚氏!ROMにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる!あこがれるゥ!
504名無しさん@初回限定:05/01/27 00:03:55 ID:gAMDHYyH
あのー…不覚にも餅にときめいてしまった私は、
一体どうすればよいのでしょうか?
505名無しさん@初回限定:05/01/27 00:12:17 ID:TtmVCkHH
>>496
それはどこだっ!?
スレタイ検索にかからない…

>>Y氏
そろそろエロクル━━━━(゚∀゚)━━━━?

>>池魚氏
GJ!この兄ちゃんは餅にナニぶち込もうとしてたんですかっ!?
…意外と気持ちいいかもしれん
506名無しさん@初回限定:05/01/27 00:23:36 ID:slhSRCzJ
>>池魚
変態兄を書かせたらあなたを超える逸材はこのスレにはいないでしょうw

>>505
生活で検索汁
Sな従妹16歳とMな21のエロゲオタの話だ
507名無しさん@初回限定:05/01/27 00:25:06 ID:ascMt5Oo
>>504
餅オナニーのレポよろ
508名無しさん@初回限定:05/01/27 00:27:24 ID:4RxcswsL
>>506
見つからないorz
509名無しさん@初回限定:05/01/27 00:42:12 ID:slhSRCzJ
>>508

エロゲーのような生活てリアルにあるの?
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1076741754/l50

>>池魚氏
「細い棒」って箸のことだよね?
510Y ◆cf6.GAJsFA :05/01/27 02:10:58 ID:BK44DS0H
今回のメインヒロインのクリスは、皆さんいろいろイメージをお持ちかもしれないですが
個人的なイメージは、Canvas2(F&C FC01)の鳳仙エリスが一番近いです。
もちろん、個性的な面もありますけどね。普通のキスもスキンシップだという持ち論とか、
好きな色が赤なこと、勇樹(主人公)のこと好きになる前は百合姫だったりとか。
今まであえて設定してこなかったのは、識別は名前があれば十分だったのと、
読者の皆さんの理想の妹像を浮かべつつ、読んで頂きたいからこそです。
>>池魚氏 GJです。オチに吹いてしまいました。次作も期待しています。
>>505
姉妹丼…と言えるか、個人的には疑問ですが。現在の予定では、
H→ルナ姉登場、ルナ姉乱入?→H&身体が入れ替わった経緯という流れで、
H含み3レス+クリス視点、ルナ姉視点各1レス です。あと5レス位ですね。
>>493
どうもです。精進します。確実にUPできそうな日以外は予告レスは避けようと思います。
そういう日でも、SS投下予告以外のレスはしていこうと思います。
511名無しさん@初回限定:05/01/27 08:29:23 ID:l18q8Lkw
朝起きたら妹が太巻をくわえていた。
512名無しさん@初回限定:05/01/27 11:23:18 ID:tvmnSvOG
朝起きたら妹が太巻だった。
513名無しさん@初回限定:05/01/27 12:09:32 ID:BddlCDqT
>>509の所に飛んだら凄いことになってたので
できるなら調教系はしばらく禁止の方向でお願い…
514830:05/01/27 15:00:14 ID:l18q8Lkw
餅。
暗い闇の中で頭に浮かんだ言葉は餅だった。
手を伸ばせば届くかも。
暗闇の向こうに手を伸ばすと、そこには確かにあった餅の感触・・・。
「どこさわってんねん!」
はっ!と視界が明るくなる。
朝起きたら妹の餅にさわっていた。
ガン!
妹は容赦なく本物の餅を角から振り下ろした。
515名無しさん@初回限定:05/01/28 00:21:42 ID:kCAtq85Y
窓たんの次は餅たんか。このスレも色々すごいなw
ところでおまいらはどうやって餅食うんだ?
俺はレンジで蒸す&砂糖醤油なんだが。
516名無しさん@初回限定:05/01/28 01:55:42 ID:Uc6zRyLR
>>515
グチョグチョのドロドロにしたあと、生のまま美味しく頂きます。
自家製シロップを溢れるまで中にたっぷり塗りたくります。
餅タンを孕ませて娘を産ませて「鏡餅ぃ〜」とか言いながら母娘丼を愉しみます。



正直なところレンジで温めて海苔とか、汁モノに入れたりとか。
ラーメンに入れるとなかなか美味い。
517名無しさん@初回限定:05/01/28 03:27:07 ID:4WM4NOcX
>>515
網で焼いて海苔&生醤油。ベーシックだな。
この季節、鍋ものに入れてもウマー


朝起きたら妹が、鍋をかぶっていた。
518名無しさん@初回限定:05/01/28 07:49:17 ID:C4u/9NMO
朝起きたら妹が彼氏とヤっていた。
519名無しさん@初回限定:05/01/28 22:32:52 ID:Uc6zRyLR
>>518
それは流れが止まるからヤメレ

このスレは兄スキーな妹がメイン、それが基本だ


朝起きたら妹が引きこもっていた。
520名無しさん@初回限定:05/01/28 22:37:54 ID:wx31/h5b
俺は餅といえば雑煮だな。鮭とかはいってると(゚д゚)ウマー

朝起きたら妹が彼氏を殺ってた(BGM:火曜サスペンス劇場♪
521名無しさん@初回限定:05/01/28 22:51:28 ID:WQEPqFYz
>>515
市販されている切り餅なら封を切って
一旦餅を水にくぐらせてレンジで膨らむくらいに温めたあと、
オーブントースターの強火で少し(軽く膨らませる程度)あぶると
全体が満遍なくやわらかくなってよく伸びるようになるよ。

そういえば今年はまだお汁粉食べてないな

朝起きたら妹に彼氏をとられていた
522名無しさん@初回限定:05/01/28 22:59:59 ID:2+L3pEhb
523名無しさん@初回限定:05/01/29 02:49:48 ID:ZeB5QF8K
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 さすぺんす!!さすぺんす!!
 ⊂彡

朝起きたら妹デカに、昨夜のアリバイを聞かれた。
524名無しさん@初回限定:05/01/29 04:50:17 ID:Tikbbf56
>515
漏れは餅と海苔の間にチーズをはさんで喰う。
チーズが餅の熱さでとろとろに溶けて……
525名無しさん@初回限定:05/01/29 05:46:48 ID:Wo81FMFw
>>524
トロトロにとけたものをアソコから垂らす餅タン(;´д`)ハァハァ
526名無しさん@初回限定:05/01/29 14:09:49 ID:FsHZ3J63
むしろ餅と海苔にはさまれて
とろとろになって糸を引いてるチーズタンに(;´д`)ハァハァ

527名無しさん@初回限定:05/01/29 15:04:56 ID:ElFz839L
>>523
妹デカが一瞬デカパイ妹に見えた。

朝起きたらデカパイ妹にズられてた。
528名無しさん@初回限定:05/01/29 16:42:13 ID:PZmyoQhK
朝起きたら妹刑事・純情派が放送してた。
529名無しさん@初回限定:05/01/29 19:37:14 ID:usLvIqIh
朝起きたら妹刑事・過激派が放送してた。
530名無しさん@初回限定:05/01/29 19:39:16 ID:ieCUhx+7
朝起きたら妹がフェラの練習とかいって俺のTIMPOしゃぶってた。
531池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/29 21:00:33 ID:k3yRwyae
 朝起きたら妹が太巻をくわえていた。

何事も始めが肝心だ。仕事にしろ、ダイエットにしろ、最初の一歩で全てが決まるってもんだ。
だから、その日一日の運勢ってのは、朝起きて最初の出来事が良い事か悪い事かで決まる。
そう思うだろ? アンタも。
……さて、そこでなんだが。
「ふぉふぉふぉー」
俺の朝は、バルタン星人の襲来から始まった。
……これはどっちだ?
まだ目覚ましが鳴る前、最初に聞こえてきた音が『ふぉふぉふぉー』。なんかイヤだ。
あまり見たくは無いものの、俺は恐る恐る目を開ける。
「……あ。……おはよう」
そこにいたのはバルタンではなく妹だった。口に何か咥えているようだ。
「ふぉふぉふぉー」
イントネーションから察するに、『おはよー』か?
「……なにやってんだ」
妹は口に咥えたものを手に持って、
「正月なんだし、一緒に太巻き食べよ?」
嬉々として言う。
「……お前に突っ込みたい事は三つある。
 一つ、今日はもう1月29日だ。正月ネタはたいがいにやめろ。
 二つ、その突発的な行動を何とかしろ」
「ぐぅ……べつに大目に見てよ、それぐらい。それより、はやく太巻き食べよ?」
妹は口に咥えるアクションをして、更に続ける。
「これ一個しかないんだけど、両端から二人で一緒に食べてって……ね?」
両手をだんだん近づけていき、言い終えた所でコツンとくっ付けた。
「いいでしょ? ね? 太巻き、食べたくない?」
妹は再び端を口に咥え、そのまま口を軽くこちらに突き出した。
「……さっきの、まだ最後まで言ってなかったな」
「ふぁ?」
コイツの場合、最初の一歩をしくじったいい例だ。
「三つ目、それは春巻きだ」
532Y ◆cf6.GAJsFA :05/01/29 21:40:46 ID:o8sdG6hC
(入れ替わった状態のHは少し端折ります。ご了承下さい。)
今は、身体が入れ替わってしまっているが、もしかしたら、元に戻るかもしれない。
それに…幾ら義妹ととはいえ、役得には変わらないよな…。慣れない着替えに戸惑いながら、そう思った。

「遅いよ…。のぼせちゃうかと思った。」 「…ごめん。」
クリスは、広いバスタブの中で、僕を待っていた。
「…これから、お兄さんと1つになるのかなぁ なんて思ってたら…。身体が疼いてきちゃった…。」
…普段の隆起と比べても、さらに大きくなっている気がした。
「……僕って、やっぱ義妹の身体に欲情してたんだな…」と、改めて思った。

「…んっ…ふ…ん…ふぅ…。どんな感じ?」 「…なんか、不思議な気分だね。」
お互い、自分相手にキスしているんだから。僕も、クリスも。
「…あ、もうばっちりか…。」 股間の茂みは、既に十分に湿っていた。

「…んっ…はぁ…兄さん…」 慣れない刺激に戸惑う。いつもは逆なのだ。
「…クリス…はぁ…気持ちいい?」とりあえず、お互いなりきることにした。
甘い刺激に戸惑い、クリスの的確な攻めにもだえているうちに、上り詰めていた。
「…兄さん…兄さん…来てっ…!」
533Y ◆cf6.GAJsFA :05/01/29 22:53:22 ID:o8sdG6hC
百合好き、レズ好きの僕には、中山さんの小説はバイブルのようなものです。
…端折りすぎたかも、と反省中のYです。
とりあえず、番外編のおまけHでH数をさらに2つ補いますね…orz
>>池魚氏 GJです。…乱入してしまっていたらごめんなさい。
534名無しさん@初回限定:05/01/29 23:36:09 ID:LLyt6Mlj
両氏とも乙〜。
>>池魚氏
バルタン懐かしい〜。
子供の頃みんなでふぉふぉ言うのが流行ってたなw

>>Y氏
エロに超期待(*´д`)ハァハァ


朝起きたら妹がケーブルテレビのアダルト番組の申し込みしろとせがんできた。
535名無しさん@初回限定:05/01/29 23:54:02 ID:XQxkugl+
ごめん。
ほんまごめん。
太巻を食べるのは節分では・・・。
536名無しさん@初回限定:05/01/30 00:10:04 ID:iezh7wzy
いっしょにバルタン星人しませんか?

   (V)∧_∧(V)
    ヽ(・ω・)ノ  フォッフォッフォッ
.     /  /
    ノ ̄ゝ

その後でいっしょに恵方巻をたべませんか?
       ____
       ◎;;;; ・∀・;;;) 
   ∧_∧  ̄ ̄ ̄ ̄
    (・ω・)丿 ッパ
.  ノ/  /
  ノ ̄ゝ
恵方巻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
恵方巻(えほうまき)とは、節分に食べる太巻きのこと。
関西から流行り始めて、今では全国で知られるようになった。
節分の夜にその年の恵方(歳徳神の在する方位)に向かって、
太巻きをまるかぶりするのが習わしとされる。
537突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/30 01:05:11 ID:ppAuNeT5
朝霧で霞む湖畔の風景。
バルコニーで頬杖をつきながら白いヴェールで包まれた水面と、向こうに広がる山
並みのシルエットを無言のまま眺める姿スーツが、何故かひどく細く儚げに見えて
しまう。
「…………煙草は止めろって、前にも言ったろ?」
薄もやの中の小さな火と、立ち上る独特の匂い。水面を蹴り飛び立つ鳥の音が、何
処からともなく聞こえてくる。どうやら目当ての銘柄は売っていなかった様だ。
「ニコチン中毒の初期症状なのかしらね?」
吸うと落ち着くのよ、と無理っぽい自嘲気味な笑みを浮かべる妹の横に並ぶ。
「かもな。でも、そいつの所為で何もかも台無しにしちまったぞ?」
「それって、仕事の事?」再び視線を湖……の向こうの虚空へと向けながら、ふぅ
っと煙を漏らす横顔「……それとも、結婚の事かしら?」
「全部だ。」
上着のポケットに手を入れ、手探りで携帯のスイッチを切る。ありったけの気力を
振り絞る為の深呼吸で、冷たく湿った空気が肺を満たす感触は、皮肉な程に心地よ
かった。
「全部…………か。」
「ああ。」それでも、目の前の肉親と向き合うに足る度胸は得られなかった「吸い
殻に付着した唾液のDNA鑑定の結果が出たそうだ。これで最後のアリバイが崩れ
た事になる。それに伴って池の捜索も始まった、もう時間の問題だよ。」
「そう…………」
538突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/30 01:06:27 ID:ppAuNeT5
「……義務は無いが、一応忠告しておく。逮捕状が出る前に自首すれば減刑もあり
得る。情状の余地も残ると思う。」
「そうね……」感情を欠いた声、力尽きた言葉「……取り押さえられて、手錠つき
で車に押し込まれるよりは、いくらかマシかもね。こうして誰にも何にも束縛され
ない時間、やっと手に入ったと思った自由な一時が減っちゃうのは、ちょっと悔し
いけど。」
「償いさえすれば、今度こそは本物の自由だよ。なら早いに超した事はないじゃな
いか。好きな物は………あとでゆっくり食べれば良い。」
「いつも、そんな事してるから……」くすくす、と微かな笑み「……美味しい所を
全部取られちゃって、損してばかりなのよ兄さんは?」
「かもな。」思わず頬が緩んでしまう「俺にも一本、くれるか?」
「………止めた方が良いって、私も言わなかった?」
「煙草、か?」
差し出された箱に伸ばそうとした手が止まる。
「いいえ。」そこにあったのは、久しく見ていなかった穏やかな笑顔「公務員にな
るって話よ。優秀すぎて………困っちゃうじゃない?」
「そうか? そうでもないと思うけどな?」
「?」
「お陰で、こうしてお前をエスコートできる。他の野郎に手を引かれて行くのを想
像するだけで嫉妬しちまうような兄貴だからな、俺は?」
「うん…………ねぇ、兄さん?」
「うん?」
「朝ご飯を食べる時間、あるかな? 久しぶりに一緒にどう?」
「こいつを吸い終わった後なら、付き合うよ。」
「…………うん。」
539突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/30 01:17:39 ID:ppAuNeT5
ちょっと毛色変えてみました>挨拶

惜しむべきは『朝起きたら……』のフレーズを入れられなかった点です。
より一層、精進しますですw
次回は…………ちと長いのいってみようかしら?


Y氏>
愛読させて頂いてます。
焦って良くなるものでもありませんし、お互いマイペースでw


池魚氏>
おお、お見事!
私自身が超苦手なジャンルだけに、羨ましい限りです。
お陰で、こちらが平凡なモノを連投しても目立たなryo
540名無しさん@初回限定:05/01/30 01:19:56 ID:fAKAf1qd
リアルタイムキタ―――――!!
突発氏GJ
541名無しさん@初回限定:05/01/30 06:44:48 ID:LRwAIPCy
地球はさむいよ…

朝起きたら妹と、かまくらの中に閉じ込められていた。
542:05/01/30 11:17:54 ID:Pv6hEi5S
朝起きたら、妹がひきこもっていた。

「おーい、出てこーい」
「………やだ」
「朝飯はどーすんだー?」
「…………後でいい」

休日の朝、いつもなら俺よりも早起きするはずの妹が9時を過ぎても下に降りてこなかった。
今日の飯当番が俺とはいえ、これは妙だ。
妹は休日でも毎日8時前には必ず起きるはずなのだが。

と、いうことで妹の部屋をノックしてみたわけなのだが。

「どーした、具合でも悪いのか?」
「そういうわけじゃ、ないんだけど………」
「何スネてんだか……」
「別にそういうでもないんだけど……」
「……じゃ、何か悩んでるとか?」
「……うーん……悩みったら悩みなんだけど……」

さっきからずっとこんな調子だ。
何か悩みがあるなら少しぐらい話してくれてもいいとは思うんだが。
………よくも悪くも、とりあえず妹。一応、花も恥じらうお年頃。
ま、色々あるんだろう。
こういう時、駄目兄貴が出来ることは………そっとしておいてやることと、美味い飯を作ってやるぐらいだ。

「……ま、たまにはそういうのもいいかもな。腹が減ってきたらちゃんと降りてくんだぞ?」
「………うん」
543:05/01/30 11:19:40 ID:Pv6hEi5S
とりあえず、俺は妹の部屋を後にして煙草でも吸おうかと階段に………。

ガチャ、

「………兄貴?」
「お、せめて飯ぐらいは食っとく気になったか?」
ドアから何か困ったような顔をして妹がでてきた。
「………」
「んだよ?」
「兄貴ってさ………オカルト絡みの話は信じる?」
「………は?UFOでも見たか?」
「全然違う」
「猫耳男とか蜘蛛男とか奇人変人か?」
「…………そうじゃなくて、その……」
妹は一つの手鏡を俺に差し出してきた。
「あ、あのさ………」
そう、言って妹は自分を鏡で写してみた。
「………あ、あれ」
「……あ、あたしが二人写ってんの………」
すると、鏡の中には妹ともう一人。
妹とそっくり同じな『別の誰か』が冷たい笑みを浮かべて写り込んでいた。

「………う、うわあぁぁぁぁっ!!?(@д@)」
「あ、ちょ、兄貴っ!?」
「こ、こ、コェ───((゚⇔゚))──!!マジコェ──ッ!!」
「だ……ちょ、コラッ逃げないでよヘタレ兄貴──ッ!!」
「来んな来んな来んなっ!!ギャ────っ!!」
「兄貴っ!!あに───浩二お兄ちゃーん」
「名前を言うな───っ!!呪われるわ──ッ!!」

朝起きたら、妹がプチオカルトに巻き込まれていた。
544:05/01/30 11:20:33 ID:Pv6hEi5S
……久しぶりに書いてみました。
一切エロ無しで面白みもないですが………どうでしょうか?
545池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/01/30 13:59:45 ID:ka6lkntb
>>535
ですね。
節分に食べる習慣なかったから……なんて言い訳しても、これはなあ……。
書けば書くほど、常識不足が露呈していく、そんな日々。
'`,、'`,、(ノ∀`)'`,、'`,、
546Y ◆cf6.GAJsFA :05/01/30 15:42:08 ID:so7eqbQU
僕妹妹僕 4-4
―その後…ベッドに移動してもう1度した後、余韻から覚めた。
「…いつも通りだね…。」…やけにあっさり戻っていたので、不思議で仕方がなかった。
「…ん…っ…ふぅ…兄さん…。」クリスはまだ、まどろみの中にいた。
…なんとなく、悪戯したくなってきてしまったので、胸をつついてみた。
「…やぁっ…意地悪…っ…。」…寝言?……起きているようにも思えて、
「…クリス…。元に戻ったみたいだよ」と、囁いてみた。
「…んっ……本…当?」そういえば、クリスは寝起きが悪かったっけ。
―ルナ姉との約束20分前。チェックアウトを済ませた僕達は、
約束した集合場所の喫茶店に戻ってきた。
「クリス〜久しぶり、元気だった?…んっ」「…んっ…。うん。…ルナ姉は?」
周りの視線も気にせずに、クリスはルナ姉に抱きつき、キスをした。
…まぁ、クリスにとってはキスも、抱擁もスキンシップだから、
それを知っている僕にとっては寧ろ目の保養…と言えなくもない。
「私も元気だったよ。勇樹君も、元気そうで良かった。」
そう言ったルナ姉の笑顔は、昔と変わっていなかったので、安心できた。
―そして結局、クリス曰く、「兄さんと私の愛の巣」である僕達の部屋に戻ってきた。
「クリス…新婚夫婦じゃないんだから…クスクス」「…(ルナ姉、ツッコミどころが違うよ…)」
547名無しさん@初回限定:05/01/30 22:11:53 ID:BSKr+Xlr
突発氏、542-544氏、Y氏乙です。ところで最近電波が来ないよ つД`)


朝起きたら妹が違法改造エアガンで豆を発砲してきた。
「お兄ちゃんは外〜福は内〜♪(パンッパンッ」
「やめろ、マジ危っ、やっwwwwwwめ、うは、ww死ぬwww」
「マシンガンタイプもあるよ〜♪(ガガガガガガッ」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁくぁあwせdrftgyっふうっ」
548突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/31 00:01:01 ID:f0/aqdOZ
実は正月休みに書いたのですが、余りに似つかわしくないので封印してたネタです。
そろそろ時効(?)カナ? と思い投下します。
少々(?)過激なので、純愛を求める方はスルーしてくださいまし、ぺこり!


「おはよ、お姉ちゃん!」
その声に含まれているのは静かな怒気。年始と言うことで久しぶりに実家に戻
りで迎えた朝は、妹の『鈴音』の冷たい声で瞬時に凍り付いてしまった。
「す、鈴音……」
寝覚めたばかりの穂乃香、布団の上で上半身を起こして必死に頭脳をフル回
転させようとするが……
『と、とりあえず下手に出て機嫌を取ろう。』
……それ以上の良策は浮かばなかった。
「……ど、どうしたの……かな?」
「『どうしたの?』ですってェ!?」
「ひっ!」
ぴくり、と神経質に動く眉にさえ怯えてしまう浴衣姿の穂乃香。そんな姉の様
子を冷淡な眼差しで見下ろしながら、白いブラウスの胸ポケットに手を入れて
中の物を取り出す鈴音。
「……これ、お姉ちゃんのよね?」
それは携帯電話。昨日の夜、スイッチを切ってバッグの中にしまってあった筈
の穂乃香の電話機。
「そ、そうだけど…………」
開け始めたばかりの早朝の日差しが、縁側に面した障子越に十二畳の和室を淡
く照らす。姉妹の仲では最年少にして最も背が高い鈴音が放つ威圧感に押しつ
ぶされそうな穂乃香。年の割には発育が遅れ気味でスラリとした体型と我の強
そうな瞳を持つ鈴音の存在に立って見下ろされるだけでも充分すぎるプレッシ
ャーになる。生来引っ込み思案で、自己主張という物が苦手な穂乃香の最も苦
手とするタイプであり、更に………
「ふうん………」見下したような視線を眼下の姉に向けまま、手慣れた動きで
携帯を操作する「……じゃあ聞くけど、お姉ちゃんの言うところの『仕事』っ
て、妹である私に隠れてコソコソ映画館でデートすることなんだ?」
549突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/31 00:01:48 ID:f0/aqdOZ
「あ、え、えぇと………」
メール画面を呼び出し、突きつけられると何も言えなくなる。だが黙ってしま
っては肯定と受け取られ、激怒している鈴音に何をされるかわからない。考え
ただけで足が竦んでしまう。
「そ、それね、同じ課のコで、えと、偶然………あうっ!」
パンッ! と鋭い音で穂乃香で遮られる穂乃香の声。
「………お姉ちゃん……?」
容赦ない平手打ち。ジンジンと焼けるように痛む頬を押さえながら震え出す姉
に、今度は子供を説き伏せるような優しい声をかける鈴音。
「私はお姉ちゃんのことを心配してるんだよ? お姉ちゃんに普通の恋愛なん
て絶対に無理なの。そんのに憧れたって、最後はお姉ちゃんが一方的に傷つく
だけなんだよ? わからない?」
叩かれて口の中切ったのだろう。唇の端から赤い筋を垂らし、浴衣も乱れて
肩まで露わになってしまったまま、青ざめた顔でワナワナと口を震わせる穂乃
香と視線を合わせるようにと布団の傍らに正座する鈴音。
「本当は、こんなこともしたくないの。だって大好きなお姉ちゃんが嫌がるこ
となんて、胸が締め付けられるだけだもの。だけど、お姉ちゃんが悲しんだり
するのを見るのはもっと嫌。だから、そうならないように、お姉ちゃんを躾て
るの。お姉ちゃんが間違った道に進んで傷つけられたりしないように、教えて
あげてるの。お姉ちゃんが大好きだから。」
そっと顔を近づけ、流れる血を舌でぺろり、ぺろりと舐め取る。カタカタと
震える素肌の肩に手を置いて、姉の顔を綺麗に舐める。
「………わかってくれたかな、お姉ちゃん?」
怯えきった目をしたまま、人形の様にカクカクと首を動かす穂乃香。
「そう? 良かったよ……」その様子に満足したのか、無邪気な笑顔を浮かべ
て立ち上がる鈴音「……じゃあ、この携帯は私が壊しちゃうね? そうしたら
コイツだって二度とお姉ちゃんに誘惑のメール出せなくなるもん。それで、新
しいのを私が買ってあがるから、ね?」
「え……!?」
穂乃香の瞳に戻る、理性の光。
「良いよね? ね?」
550突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/31 00:03:45 ID:f0/aqdOZ
「だ、駄目っ!」反射的に出てしまった言葉「………あ……!!」
しまった、と慌てて両手で口を覆う穂乃香だったが、全て手遅れ。
「………お姉ちゃん………!」
怒りで細くなる瞳。頭上まで振り上げられる小さな手。そして……
「鈴音、許し………きゃあっ!!」
「なんでっ!!」ぱしん!
「わかって!」ぱしん!
「くれないのよっ!!」ぱしんぱしん!!
「ごめんなさいごねめんなさいごめ………ふぐっ!?」
顔を庇っていた所に鳩尾への衝撃。肺の空気を残らず吐き出してしまいながら
ゴロゴロと畳の上を転がってゆく華奢な体。
「ほんっとに頭悪いよね、お姉ちゃんは!」
鈴音が近づく気配、だが息をするだけで精一杯。
「良いよ、そこまで聞き分けが無いんだったら私にも考えがあるから。ねぇ、お
姉ちゃん………?」

『朝起きたら妹に「今年のお年玉は体で払ってね☆」と言われた』


「けほ、けほ、けほ………」
早朝なのが幸いした。朝食をとった後だったら吐き戻してしまっていたかもしれ
ない。喉元まで上がってきた胃液を押し戻しながら呼吸を整える穂乃香の胸元に
何か軽い物が投げつけられた。
『………ショーツ? 鈴音の……?』
「お姉ちゃん」妹の温もりが残る下着を手に取った穂乃香の頭上から鈴音の冷た
い声が降ってくる「それ、丸めて口の中に押し込んで。」
「え? でも、これ………」
「さっさとしてよッ!!」
「は、はいっ!」
言われるままに手の中の布を丸め、口元まで持ってくるが……
551突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/31 00:07:22 ID:f0/aqdOZ
「……鈴音。あの、これ、少し臭う………」
「そんなの、気にしなくてもいいよ。それって多分、昨夜のオナニーの残り香だ
から。今晩はお姉ちゃんと一つ屋根の下だって思ったら、ちょっとしたくなっ
ちゃって。」「
「じゃあ、これって鈴音の……」
「何処の馬の骨とも知れない薄汚い泥棒猫のだったらともかく、可愛い妹のだっ
たら平気だよね? 私だって、一緒に住んでた頃は何度もお姉ちゃんの下着、内
緒で洗濯籠から出して染みを舐めがらオナニーしてたもん。」
穏やかな妹の微笑みに、背筋が寒くなる。
「じょ……じょうだん、よね?」
「こんなこと、冗談で言ったりしないよぉ。」崩れない笑み「……お姉ちゃんが疑
うんだったら、恥ずかしいけど後で舐めてあげても良いよ?」
「そ、それって……?」
「それよりも、早く鈴音のショーツを食べてよぉ!」甘えた声、気持ち悪い程可
愛らしい微笑み「でないと、またお姉ちゃんにお仕置きしないと駄目になっちゃ
うんだもん。お姉ちゃんも、痛いのは嫌でしょ?」
怖かった、本当に怖かったから穂乃香は素直に従った。
「あは、嬉しい!」
固く目を閉じ息を止めて同性の分泌物の匂いがする布を丸めて頬張る。口の中に
広がる異臭にこみ上げてくる嘔吐感を何とか抑え込みながら妹の顔色を窺う。
「そのまま横になって、脚開いて?」
言われた通り畳の上でに仰向けになり、膝を立ててM字に脚を開く。姉の素直な
様子に満足げな鈴音、四つん這いになって脚の間に。
「えへへ、お姉ちゃん……」
「んぐっ!?」
立てた膝小僧にヌルリと生暖かい物が触れ、全身に鳥肌が立つ。それが妹の舌だ
と気付くいた途端、今度は背中が寒くなる。
「ぺちゃ……ぴちゃ……あは、美味しい……」唇で吸い付き、舌で唾液を塗りつ
ける鈴音「ほんとはね、お小遣いよりお姉ちゃんが欲しかったの。だって、お姉
ちゃんはお金で買えないんだもん。」
552突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/31 00:08:23 ID:f0/aqdOZ
濡れた舌が、まるでナメクジの様に唾液の跡を残しながら這い回る感触は異様と
しか言えない。両手で穂乃香の脚を押し広げつつ、鈴音の頭は汗ばんだ太股を味
わいながら浴衣の内側へと侵入してくる。
「あ! お姉ちゃんてば、もうお漏らししてるの?」
顔を埋めた姉の股間に漂い始めた甘酸っぱい『女の匂い』と、白いレースのショ
ーツに出来た小さな染みを見つけた鈴音の嬉しそうな声。
「!」
「そんな顔しないで? 別に恥ずかしいことじゃないよ?」
自らの唾液で口の周りをベタベタにした鈴音、恐怖と羞恥で限界まで見開いた穂
乃香の目を視線で捕らえたまま、ゆっくりと立ち上がる。
「でも甘やかすだけじゃ、お姉ちゃんの為にならないもんね? それにぃ、これ
は躾でもあるんだから、お姉ちゃんには自分自身っていうのをしっかりと認識し
て貰わないと駄目だよね?」
「!!」
微妙な声色の変化。思わず上半身を起こして後ずさる穂乃香。
「あれれ、何処いくの? お姉ちゃん?」
その無様な様子をサディスティックな笑みでしげに見下ろしながら、ゆっくりと
した足取りで後を追う鈴音。姉の逃走が長くは続かないことを知っているからだ。
「……!!」
そして、鈴音の思惑通りに穂乃香の逃避行は呆気なく終わる。恐怖に駆られ妹の
視線に射竦められた穂乃香は、自分が部屋の隅に追い立てられているという単純
な事実にさえ気付く余裕が無かったのだ。十二畳とは言え、所詮部屋の中で動け
る範囲など知れていた。
「……往生際が悪いよ、お姉ちゃん?」
穂乃香の視界の中で、鈴音の右足がゆっくりと持ち上げられる。そして……
「鈴音に、逆らわないでよッ!!」
ドスッ、という擬音が聞こえそうな衝撃と共に穂乃香の性器が小さな足で蹴り潰
される。
「んぐっ!?」
体ごと浮き上がりそうなショックに、妹のショーツが唾液の飛沫と一緒に口から
吐き出される。
553突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/31 00:09:49 ID:f0/aqdOZ
「なによっ、赤ちゃんみたいにツルツルのオマンコのくせしてっ! こんなのが
愛して貰える訳ないでしょっ! みんな、何かの病気だと思って逃げ出すに決ま
ってるのよっ! そんなこともわかんないのっ!?」
力任せに押しつけ、ショーツの上から踏み潰す様な乱雑さでグリグリと足を動か
す鈴音の視線は、もう姉の顔には注がれていない。
「ぐほっ! あがっ! あぐぐ………!!」
自由になった口からは、しかし声にもならない呻きが呼吸音に混ざって吐かれる
だけ。焦点の定まらない瞳と痙攣する手足。
「お姉ちゃんは鈴音の言うことだけ聞いてれば良いのっ! なんで鈴音の言うこ
とが聞けないのよっ! なんで鈴音に嘘つくのよっ!!」
「あ、あ、あ、あああ………」
自身の行為に没頭し興奮した鈴音の秘所からは粘度の高い愛液が涎のように溢れ
だしていた。下着を付けていない股間から垂れた粘液が太股を伝う感触を意識の
片隅で感じながら、足の裏にも同じ液体が広がりネチャネチャと卑猥な音が響き
出すと、鈴音は動きを止めないまま少しだけ力を緩める。
「……それに、なぁに? 乱暴に踏まれて気持ちよくなってるんだ、お姉ちゃん
は? 鈴音の足の裏ベトベトだよ?」
「ち、ちが………ああんっ!!」
「何が違うの? 違わないでしょ? 鈴音の足でグリグリされるのが一番気持ち
いいんでしょ? 変態さんなんだよ、お姉ちゃんは。オナニーしたって、こんな
に気持ちよくなんてなれないんじゃないの?」
「あん! んん! くぅん!」
「お姉ちゃん、恋をした後どうするの? まさか好きな人に『ツルツルのアソコ
を足の裏でグリグリしてください』なんて言えないよね? お姉ちゃんの変態趣
味を受け入れてあげられるのは鈴音だけなんだよ? お姉ちゃんは鈴音が側にい
ないと駄目なんだよ? お姉ちゃんを満足させてあげてられるのは世界中で鈴音
ただ一人なんだよ?」
554突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/31 00:10:57 ID:f0/aqdOZ
妹の優しい声が麻薬のように頭に染み込んでくる。穂乃香を虜にする術を知り尽
くした者にしか出来ない絶妙の力加減で左右に揺さぶられ、上下に擦られると痺
れるような快感が沸き上がってくる。分泌された愛液がショーツに染みこみ、鈴
音の送り込む歪んだ愛撫を更にダイレクトに伝える。
「す、すずね………」
「イキたいの? もっと気持ちよくなりたいの? 良いよ。鈴音、いっぱいいっ
ぱいしてあげるね?」
角度を変え、踵で淫唇を押し広げ器用に内側を刺激する。だが、それだけでは一
番奥に触れることは出来ない。そんな中途半端な快感だけでは我慢できなくなっ
た穂乃香の体は、穂乃香自身の意志から遊離して物欲しげに腰を振り始める。垂
れ流れる熱い愛液が肛門を濡らす感触さえ気持ち良い。
「すずね、すずねっ! おねえちゃん、もう………!」
そして穂乃香の意志は、眼前の肉欲に蝕まれて飲み込まれる寸前だった。
「イキそうなの? イキそうなんだね? 鈴音は嬉しいよ? お姉ちゃん、鈴音
の名前呼びながらイッてっ?」
ぐぐぐっ、と踵に力を入れて姉の秘裂を無理矢理押し広げる鈴音。更に侵入した
固い部分が、腰を突き出した穂乃香の深部をえぐるように擦り上げて。
「すすねっ! すすねっ! すず………ね………んんんんっ!!」
飛び散った火花で頭の中を真っ白に染めながら、穂乃香は下着の中に大量の愛液
を放って………力尽きた。
 
555突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/31 00:12:27 ID:f0/aqdOZ
「……穂乃香様、穂乃香様? 朝餉の支度が出来て御座います。」
『………志乃……さん………?』
朝日が眩しい障子の向こう、廊下に膝をついた人影に返事をしようとする穂乃香
だが、まだ絶頂の余韻で意識が朦朧として掛けるべき言葉が浮かばない。
「はーい。いま行きまーすっ!」
「あら? 鈴音様……?」
横たわったままの姉の浴衣の中に手を入れてからショーツを抜き取ろうとしてい
た鈴音が、首だけ回して年相応の朗らかな笑顔と声で代わりに返事をする。
「えへへっ♪ お姉ちゃんが帰ってきたのが嬉しくって、夜中にお布団に潜り込
んで一緒に寝ちゃったんです。悪いけど志乃さん、お母様には内緒にして貰えま
せんか?」
「あらあら、まぁまぁ! 困った鈴音様ですねぇ。」
「えへへへっ♪」
ようやく穂乃香が回復した頃には家政婦は立ち去り、鈴音は姉の下着を手に入れ
互いの濡れた下半身を綺麗に拭き取り終わっていた。
「ほら、お姉ちゃん。早く着替えないと怒られるよ? 今日はみんな集まってる
んだから?」
「え、ええ……」
後ろから抱きつくようにして浴衣を脱がされると、穂乃香は全裸になる。そこに
甲斐甲斐しく着替えを差し出す鈴音。
「ほんと、お姉ちゃんは鈴音がいないと駄目なんだからっ♪」
その明るく無邪気な声を聞いていると、先刻までの出来事が夢ではないかとも思
えてくるが。
「あ、お姉ちゃん?」
「なに?」
「これ……」と嬉しそうに取り出したのは、身に覚えがある液体グッショリと濡
れた穂乃香の下着「……貰っても良いよね? お年玉の一部ってことで?」
「あ……!」
「えへへっ、お姉ちゃんの匂いがするぅ。」
そんな妹の姿に耐えられず反らした視線の先には、唾液にまみれ丸められた妹の
下着が無造作に投げ出されていた。
「鈴音、お姉ちゃんの事大好きだよっ♪」
556突発屋 ◆63./UvvAX. :05/01/31 00:17:31 ID:f0/aqdOZ
当時の姉妹レズスレに影響を受けまして、更に『足の裏でイカされる兄はいても、姉は
見た事がない!』と思い立って書いた次第です。
………まぁ歪んでいても一応、愛には違いないぞ、とw


>>Pv6hEi5S氏?
うわ、それ良いネタですね〜!
なんか一本思いつきそうで…………w
557名無しさん@初回限定:05/01/31 04:50:14 ID:XzCjBiTe
このたび、重大ニュースを入手してしまいました。
妹を愛する兄だけでなく男にとっては福音とでも呼べるような出来事が!!

ブルマが復活するらしいのです。とはいっても下着での復活ですが
下着のファッションショーの様子が流れてました(*´д`)ハァハァ
このような流れでオシャレの領域と認知されてしまえば
世の中に普及するのはもはや時間の問題です

中にはあの体育でおなじみのブルマじゃなければいけないという
体育ブルマ原理主義の人にとっては悲報かもしれませんが
世の中の男にとっては吉報と呼べるものだと思います。

では
558名無しさん@初回限定:05/01/31 21:18:23 ID:bJmF98PB
>>突発氏
GJ!…うわ〜ん俺さっきエロゲのような生活の見てきたばっかりなのに・゚・(ノД`)・゚・
誰か俺を萌やして!早く!寝れないよ! (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
559名無しさん@初回限定:05/01/31 21:22:59 ID:ojcnBaWu
ちょっと遅いけど
>542-544
面白かったよ
エロはスルーしてる住人もいるってことで
560Y ◆cf6.GAJsFA :05/01/31 22:55:17 ID:/TG2NRPf
(※番外編…クリスティ視点のおまけH(…というか、セリフ集…)です。「主人公はあなた」形式にチャレンジしてみました。)
(<>内の言葉等は、色々試験的にやってみたシチュエーションなどの描写っぽいものです。)
おはよう、兄さん…クスクス。…もうお昼だよ?何してたのさぁ…。
ゲームや漫画を使って慰めたりなんてしなくたって、私に言ってくれればいいのに…。
兄さんにだったら、な〜んでもしてあげるのになぁ…って、あれ?兄さん…。
…もうこんなに大きくしちゃってるの?…クスクス…。…期待して、くれてるの…?
じゃぁ……そうだなぁ…こんなのはどう?
<はらりと衣擦れの音。お気に入りの下着だけになったクリス>
「んぁ…ふ…うむ…にぃ…さぁん…んふ…」
<求めるように口付け、舌を絡ませあって…恍惚とした笑みを見せてくれた。>
…私が…こんな格好するから?…クスクス…お世辞でも嬉しいよ、兄さん…。
…じゃぁ…嬉しいから…ご奉仕致します…。少々お待ちくださいね…ウフフ。
「…はむ…ふ…ん…ふぁ…ん…ふ…ぁ…うむ…お兄ぃ様ぁ…気持ち…いいですか?」
<上目遣いと丁寧口調、メイド服の3連コンボ…なんてどうでしょう?>
「…ん…ふぅ…ひゃ…あぁ…ん…いっぱい…って、兄さん、早すぎですよ…クスクス。」
561名無しさん@初回限定:05/01/31 23:29:43 ID:bJmF98PB
萌えた(〃▽〃)Y氏乙。
ところでなんか外から物凄い吹雪の音がするんだがどうやら暴風雪らしい。
マジ怖ぇ(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル

寝る前に妹が吹雪が怖いから一緒に寝てくれと言ってきた。
562名無しさん@初回限定:05/01/31 23:31:59 ID:yH368uav
なんか足が寒くなってきたと思ったら、明日は雪なのか。
まいったな。
563Y ◆cf6.GAJsFA :05/01/31 23:38:13 ID:/TG2NRPf
うーん…不完全燃焼…orz <>内は、いわゆるト書きや、僕のメモです。
ルナ姉も、クリスも、3サイズは結構現実的だと思います。
標準に比べれば大きいけど、クリスと比べて2サイズも小さいことに
コンプレックスを抱えているルナ姉とか、他にも色々考えています。
おまけはこれだけじゃないですが…熟成できていませんのでお待ち下さい。
564Y ◆M/guh9RGsQ :05/01/31 23:46:28 ID:/TG2NRPf
ありがとうございます、561さん♪…兄さんも喜んでいますよ。
…私は…吹雪が怖いとか、そういうことはありませんけど…。あなたのご希望は、どんな感じですか?
1)「…1人じゃ淋しいので…一緒に寝て頂けませんか?」(素直な子)
2)「…一緒に寝れば…怖くはないでしょ?」(意地っ張り)
565名無しさん@初回限定:05/02/01 00:06:11 ID:zydyC/2N
>>564
俺は一番派ですな (*´д`)ハァハァ
566名無しさん@初回限定:05/02/01 00:18:19 ID:BJbjmvBJ
寒いと思ったら大雪なのね。やだなぁ。

俺も便乗で一番にするぜ(*´Д`)ハァハァ
567561:05/02/01 00:27:16 ID:zydyC/2N
うわ、ID変わったんだった。
希望の多いほうにしてください
でもできたら両方書いてくれると嬉しいです→Y氏

>>566
ずいぶんブラックジャックなIDですなw
568名無しさん@初回限定:05/02/01 00:45:32 ID:BJbjmvBJ
朝起きたら妹がブラックジャックごっこしてた。
「これは大変だ。だが私なら手術できる。」
「ただの朝勃ちなんですけど…」


誰かエロいのよろしくorz
569Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/01 00:51:46 ID:lI3GUd5v
(「主人公はあなた」形式で挑戦パート2)
<その1>
「…吹雪の音が…怖いの…。一緒に…寝たいな…お兄ちゃん…。」
<…仕方がないなぁ…ほら、おいで>
「ありがとう、お兄ちゃん。大好きだよ(チュ♪)」
「………なんてね。吹雪が怖かったんじゃなくて…淋しかったから…。」
「……一緒に寝るのに、理由は要らないよ…けど…恥ずかしかったから…。」
「一緒に寝れば、淋しくも無いし、怖くもないよ…。お兄ちゃんが、感じられるから…」

<その2>
「…吹雪の音、すごいですね…うるさくて眠れない…。」
<耳栓…じゃぁ、無理だね…どうしようか…。>
「…それじゃぁ…一緒に寝てくれませんか…」
<…えーと…。>
「いやだ、抱いて下さいって意味じゃないですよ…もう…。」
<…じゃぁ、どうしたらいいの?>
「ギュッと抱きしめてください…私、怖くはないですけど…やっぱり…。
淋しく一人で寝るなら…兄さんに抱かれて寝たほうが、マシですから…。」

一応、両方書いてみました。小ネタに成り下がってしまいましたが…。
…セリフだけだと、やっぱりダメですね…orz 精進します。
570佑紀(クリス) ◆cf6.GAJsFA :05/02/01 01:06:10 ID:lI3GUd5v
(…妹が、どうしても伝えたいことがあるとの事なので代筆…。byY
 注意が一点。リア妹じゃないので、写真UPはできません。ご了承下さい…。)
どうも〜本名で登場、クリスです。兄さんがいつも世話になっております。
質問あったら受け付けますよ〜…兄さんを通して私にお知らせくださいね。
とりあえず、3サイズや性癖、私の母校についてでもOKですよ。
ルナ姉については…姉さんがOK出してないので、答えられませんが…。
571名無しさん@初回限定:05/02/01 01:56:57 ID:/ZGABaCO
こんな深夜までサービス精神旺盛なY氏にGJ
572561:05/02/01 21:04:51 ID:zydyC/2N
遅くなったがY氏サンクス!
3サイズが一番聞きたいぜ(*´д`)ハァハァ
…実は他の妹キャラにも聞いてみたいのだが。
573& ◆nameDJp87w :05/02/01 21:23:45 ID:Ho8NKQKv
>>571
どもです。昨日は、どうにも寝れなかったのでまとまっていたネタを少し放出してみました。
それでは、クリスとバトンタッチします。
>>572兄さん
こんばんは。えっと…3サイズ…ですよね?上から93・59・89、アンダー70のF…だよ。
他のみんなは…恥ずかしくていえない、だって。…恥ずかしがることでもないと思うけど…私は。
だけど、ルナ姉に頼んでみたら、クリスが言うなら私も。って言ってくれたよ。
えっと…83・55・84、アンダー65のDだって。…スレンダーで、羨ましいと思うな、私は。
スキンシップの一環でキスしたり抱きついたりする癖、ルナ姉や、伯母には、
やめた方がいいってよく言われますが…治らないから仕方がないんです。…クスクス。
あと…爪は深爪にしてしまいますね、つい…。女の子同士でラブラブしていた、高校生時代の癖、かなぁ?
以上、クリスでした。
574Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/01 21:28:57 ID:Ho8NKQKv
…なんか、トリップがおかしなことに…orz 修正ついでに、つなぎの小ネタ投下。
朝起きたら妹に、「私の母校で教師なんてどう?」と言われた。
この就職難だし、ありがたい発言なのだが…「でも、女子校だろ?…無理だよ…。」
「大丈夫。真面目な男の先生なら、寧ろ大歓迎だって理事長先生は言ってたよ。」
「…うーん……大丈夫かなぁ?」
比較的真面目とは言っても、僕もやはり男だ。とはいえ、間違いを起こすわけにはいかない。
「…大丈夫、もしも我慢できなくなったとしても…そのときのあてもあるから。」
とりあえず、玉砕覚悟で採用試験を受けたのだが、1週間後に合格通知が。…あっさりしすぎやしないか?と、不安になった。
「…百合が咲き乱れる女学園だったら…いや、それはそれでありだけど。」結局、複雑な気分で、悶々と過ごす羽目になった。
575突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/02 02:01:38 ID:/hJBwxMU
「………お前の話を要約すると、だ……」なんだか頭が痛くなってきそうな気分の
俺「……吹雪の音が恐くて眠れないから、一緒に寝て欲しい、と?」
「め、迷惑でしょうか?」
「そうは言わんが……」
枕を抱きしめたまま、捨てられた子犬みたいな目で戸口に立ち尽くすパジャマにナ
イトキャップ姿の妹。枕を持って……という段階で俺の承認を信じて疑っていない
確信犯である。
「……俺の気の所為でなければ台風の時には『風の音が恐くて』とか雷が鳴ってる
ときにも『苦手なんです』とか言いながら押しかけてこなかったかお前?」
無論、そのときも枕は持参していた。
「そそ、そうでしたっけ?」
慌てて目を逸らすなよ正直者。
「お前さぁ…」思わず漏れる溜息「…半月程前、晴れ着姿で俺になんて言ったか、
自分で覚えてるか?」
「うう、『今日からは一人前ですから、兄様の横に並んでも恥ずかしくない大人の
女性を目指します』と申しました。」
「で? それは何時の話だったっけ?」
「ううぅ、成人式の時ですぅ…」
「ということは、だ。お前、今年で幾つになったんだろ?」
「お、お陰様で無事に二十歳の誕生日を……」
「それは目出度い! ところで、何しに来たんだったかな?」
「だだ、だってぇ! 成人しても苦手なモノは苦手なんですぅ!!」
泣きそうな顔しながら力説。腕に力が加わってか枕まで変形。
「あーわかったわかった、来ても良いから泣くなって。」

『寝る前に妹が吹雪が怖いから一緒に寝てくれと言ってきた』
576突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/02 02:02:32 ID:/hJBwxMU
「あのさ?」
「はい?」
ベッドの中、抱きつかれた左腕にはパジャマ越しの体温と一緒に成長した妹の膨らみ
の感触がダイレクトに伝わってくる。こいつ、寝るときはノーブラなのか。
「まぁ親父は相変わらずだし、実質二人っきりの家族なんだから仲良くするのは悪く
ないと思うし、お前とは良い関係でいたいとは思うよ。だけどな、そろそろ接し方っ
て言うか仲良くする限度というものも考えた方が良かないかな?」
「………どうしたんですか、急に?」
「ほら、この前、玲さんが茉莉達つれて遊びに来たよな?」
「えぇと、三が日の頃でしたっけ?」
「そうそう! そんときに言われた事が、ちょっとな………」
未成年一同が寝静まった夜、こいつと俺と叔母の玲さんの三人で軽く呑んでいた時の
会話が頭の中でリフレインされる。

「良いお話だと思うんだけどなぁ、私は?」
「……確にお気持ちは嬉しいですし、悪くないお話だと思いますけど……」
「………………………………」
「こう言っちゃなんだけど、もう二十歳でしょ? 結婚を前提にしてとか私の顔を立
てて、なんてことは気にしなくても良いから会うだけ会ってみない? 確かにお節介
だとは思うけど、一応は保護者だし、女の子が何時までも独身っていうのは正直感心
できないと思うのよ。」
誕生日を過ぎた頃からだろうか、玲さんは頻りに見合い話を持ってくる様になった。
「いえ、ですから、お気持ちはありがたいんですけど、まだそんな気は……」
「だから結婚云々は抜きにしても、付き合ってみるくらいはどう?」
「………………………………すみません、ごめんなんさい。」
他にやりたい事がありますから、今は兄様のお世話が大変ですから、と四苦八苦しな
がら良い訳を並べる姿に玲さんも呆れ気味。
「そんな事ばっかり言って……この子だって、いつか結婚するのよ?」
「って、俺っすか!?」
「当たり前でしょ! 早く良い子見つけて安心させてあげなさいな?」
「うわヤブヘビ……」
577突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/02 02:03:25 ID:/hJBwxMU
「そうですよ兄様? 家事なんて全然が出来ない兄様を放ってはおけませんもの?」
「で、そうなると『お兄ちゃん』はお嫁さんのものになるのよ。」
「『もの』って、人を置物か何かみたいに……」
「くすくす♪」
「笑い事じゃないの! そうなったら居場所が無くなるんだから。」
「………………………え?」
「当然でしょ。兄妹は、いつか離ればなれになるものなのよ?」


「………兄様?」きゅ、と腕を抱く力が強くなる「もしかして、付き合ってる方と
か、いらっしゃるんですか?」
「いないいない。っつーか、お前が心配で、それどころじゃないって……
「私も。」
「ん?」
「私も、兄様の事が心配で心配で、男の方と付き合う暇なんてありませんから。」
「馬鹿。そんな事言い合ってたら、二人とも一生結婚できないだろうが?」
「それなら、それで……」ふわり、と肩に頬をすり寄せてくる「…二人っきりで
ずっと暮らせばいいじゃありませんか?」
「………兄妹で?」
「いいえ。『私と兄様』で、です。」
何処が違うんだ、というツッコミは喉の奥に押し込んだ。こいつの想いは薄々感じ
取っていたからだ。だがその夢は、余りにも重すぎる。
578突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/02 02:04:08 ID:/hJBwxMU
「………変な兄妹だって、思われるぞ?」
「うふふ、大丈夫ですよ。私達は特別ですから、黙っていれば誰も兄妹だなんて思
ったしませんでしょ?」
「…………ヴァージンロードも一生、拝めなくなるが?」
「二人だけの式でしたら、兄妹でも挙げれますけど?」
「でも、それは結婚とは違うだろ?」
「お役所に届け出る手間が省けますわね♪」
「それでも、子供は作れないし………」
「何十万分の一の確率が、何万分の一の確率に変わるだけだと本で読みました。そ
の程度の違いなら迷信と変わりませんわね。」
間髪入れずに言い返されてしまう。どうやら、こいつもこいつなりに色々考えては
いた様だが。
「……お前、自分が言ってる意味を本当に理解してるのか?」
「勿論です。兄様にでしたら………抱かれても良いですから。」
予想通りの返事で更に強く『胸を』押し付けてくる。本当に無邪気なアプローチ。
「そうか、なら……」自由に使える右腕を伸ばし細い二の腕を掴む「……覚悟は
出来てるって事だよな?」
「はい? 仰ってる事が良く………きゃっ!?」
そのまま力任せに体を引き寄せ、勢いのままにベッドの中で転がる。
「子作りがしたいって事は、セックスがしたいって事と同じだからな?」
「え? に、兄様?」
不意をつかれて、次の瞬間には組み敷かれて戸惑いを隠しきれない表情。上になっ
た俺は左手に体重を乗せ、壊れそうな肩を無理矢理にベッドに押し沈めながら、
わざと見せつける様な動きで右手をゆっくりと胸元へと伸ばしてゆく。
「兄様? 兄様なにを……痛!!」
服の上からとは言え、まだ誰にも触れさせた事のない乳房を乱暴に鷲づかみにされ
て苦痛に歪む表情に胸の奥が痛む、が。
「そんなに犯して欲しいんなら、いますぐ滅茶苦茶にしてやろうか……?」
579突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/02 02:06:30 ID:/hJBwxMU
「に、にいさま…………」
涙目が正視できない。女の胸を揉んでいるというのに勃起すらしていない。
「いいんだよな? 俺に孕ませて欲しいんだよな?」
これで嫌われても良い。少なくても茨の道に連れ込むよりは!
「どうなんだっ!!」
悲しさに満ちた瞳が、ゆっくりと閉じられる。そして………
「…………………………………兄様に、そのお覚悟があるのでしたら。」
予想外の台詞にたっぷり数秒は、俺の時間は止まった。
「お、お前、俺はお前の事を『犯す』って言ってるんだぞ!」
「………はい、『愛して』頂けるのなら、全て受け止めてみせます………」
「だ、だから俺はっ………」
「………泣いておいでです。私を気遣って、お芝居をされてます。私、また兄様に
甘えて兄様を困らせてしまっているんですね?」
「ク……………」
「私、兄様に相応しい女性になるとお約束しました。兄様が伴侶にしたいと思って
くださる様な頼って頂ける様な女性になるとお約束しました。だから………」
汚れ知らない胸を無造作に掴んだ兄の手。その上に妹の小さな両手が優しく重ねら
れる。トク、トク、と鼓動が掌に伝わる。
「………だから、もう少しだけ見守っていてください。」
既に、勝敗は決していた。
580突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/02 02:08:14 ID:/hJBwxMU
ここまでです。

・・・鈴菜編の方ですが、ちとネタからバグが見つかって時間がかかりそうです(汗
581名無しさん@初回限定:05/02/02 06:31:50 ID:dkgsZQvU
うおー!Y氏も突発氏もGJ!(*´д`)ハァハァ
582名無しさん@初回限定:05/02/02 12:10:31 ID:ub9Nk1ox
朝起きたら妹が、鬼の格好をしていた

…っていうか、ラムちゃんの格好だった
だっちゃだっちゃ言うんじゃねぇ!
583名無しさん@初回限定:05/02/02 15:11:09 ID:DY5Sg0gG
当然雷撃も使えるんだろうな?
584名無しさん@初回限定:05/02/02 16:13:38 ID:scglTp/T
当然弁天様と節分バトルが始まるんだよな。
585名無しさん@初回限定:05/02/03 00:08:36 ID:2ufBNT82
ジャリテンに燃やされるんだよな兄。

つかおまいらオサー(ry
586& ◆gjQaa/6nDQ :05/02/03 00:34:17 ID:cPZZW0A5
流れぶった切ってしまいすみませんが、僕妹妹僕 インターミッション(ルナ姉編)を投入。

―クリスから、「ルナ姉」と呼ばれるようになったのは、卒業を境に会う機会が少なくなってしまってからだった。
それまでは、お姉様、と慕ってくれていた。…だから、勇樹君には少しジェラシーも感じていた。
血縁上、結婚も問題ない2人。…私とクリスは、同性…メリットでもあるけれど、大きな枷でもある。
―ふと、クリスに告白されたときのことを思い出した。
「月宮様…貴女に、グランスールになって頂きたく思い、お願いに参りました。」と、言われたときの事を。
彼女が高等部の3年生、私が大学部の2年生だったときの事。…もう、4ねんも経つんだなぁ…。
「…貴女、百合姫っていう愛称で、有名よね。そんな貴女に声を掛けてもらえて、光栄だわ。」
こんな返事をクリスにしたのが、遠戚と知らず、彼女と付き合うようになったきっかけ。
―それまでの私といえば…出生のことで悩み、それを晴らす為に部活に精を出し、勉強もかなり頑張っていた。
気付けば、私は月の宮様とか、ルナお姉様等と呼ばれ、皆の憧れの対象となっていた。…不思議なことだ。

クリスティは…新理事長の姪っ子であるとか、マドリードの姉妹校から推薦で来た秀才とか
色々と噂の多い子だった。けれど…百合姫というのは、告白される直前、教室で伝言を受けたときに
「あの子、高等部の峰岸佑紀ちゃんでしょ?百合姫という呼び名で、大学部でも有名になってるわ。」
と、友人が教えてくれるまで、私は知らなかった。…それだけ、自分のことで精一杯だったのだ。
587名無しさん@初回限定:05/02/03 00:56:12 ID:SPO17B8P
>>突発屋氏
今回の話は唐突にこいつ↓が頭の中に出てきたw
  _  ∩
(*゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
 ⊂彡

GJだ!
>>Y氏
なんか名前が変な気もするがGJ!
  _  ∩
(*゚∀゚)彡 姉妹丼!姉妹丼!
 ⊂彡
588Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/03 01:31:28 ID:cPZZW0A5
>>587
ありがとうございます…って、またトリップが変に…orz
トリップ乱れしやすいから困ってます…苦笑
元々とは設定が少し違いますけど…。こんな感じでした。
十六夜の桜(仮) 
朝起きたら、義妹のクリスが、「ルナ姉、おはよう♪」と言って、キスを求めてくる。
挨拶の一環だと思っているので、朝一のキスは今まで欠かしたことはない。
大学2年のクリスと、大学3年の私。現在は2人暮らし。
元はと言えば、クリスの家族が、私と一緒なら安心と、信頼してくれているからであるが。
クリスと初めて会ったのは、近所の桜がまさに散ろうとしていた4月のある日のこと。
選択している講義を全て終え、単位も大方取っていて余裕があったので、
バイトでもしようかと思いながら大学生協に寄った時のこと。
「綾川悠希です。初めまして。ミドルネームはルナです。貴女は?」
「初めまして。斉藤悠希です。ミドルネームはクリスティです。クリスと呼んで下さいね。」
同じ名前の遠戚で、ハーフという共通点。そのうえ歳が近いので、私とクリスはすぐに仲良くなった。
性に割とオープンなクリスは、「たまには明るいところでもやってみたい。」と言う。
…まったく、誰に似たのやら、と思う。
589名無しさん@初回限定:05/02/03 08:35:53 ID:IV8EUkyb
朝起きたら妹に、豆を食べさせられた。
「おはようございます、兄さん。本日は節分です」
「ああ、歳の数だけ豆を食べよう」
「兄さんの豆はこちらになります」
「それはお前の豆じゃないのか」
「さや入りはご不満ですか?」
「いや、そういう問題じゃない」
「私も兄さんの恵方巻を頂きます」
「これは只の朝立ちだ」
「是非、特製白ワサビを出して下さい」

中略

「くうっ、出そうだ」
「奥に、奥に出して下さい」
「ウッ」
「ああーっ」

……
………
「何だか淡泊だな」
「手抜きですから」
590名無しさん@初回限定:05/02/03 12:06:18 ID:llKFxxQY
>>589
恵方巻は、丸呑みとか咥えるとかじゃなくて
齧らなきゃダメなんだよ。恵方に向かって


ガリッ
591名無しさん@初回限定:05/02/03 12:10:24 ID:IwBJsNA7
>Yさん

「作品であるSS」と「書き手の自己主張」はもう少しきっちり峻別された方がよいと思います。
ここではそうでもないけど、エロパロ板とかだとその辺がぐだぐだな書き手は叩きの対象になり得ますから。
頑張って下さい。
592名無しさん@初回限定:05/02/03 20:05:07 ID:cvk84Pad
朝妹スレは頑張る職人を応援してます♪

朝起きたら妹が御奉仕してくれた。
「今日は兄さんの日だから…」
593池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/03 23:16:05 ID:ZoTBncXu
 朝起きたら妹が、鬼の格好をしていた

「と、いうことで!」
「いや何がだよ」
何故か鬼の格好をして妹がやけに元気に叫ぶ。
「ただいまより、第291回 兄妹対抗豆合戦を開催しまーす! 私は鬼、お兄ちゃんも鬼ね!」
虎柄のビキニのような服に、頭には二本角が付けられている。
「イヤだからそれは何だと――」
「先手必勝、喰らえっ!」
――ビシビシビシビシッ
妹が思いっきし強く豆を投げてくる。全弾顔に被弾。痛いです。
「ふっ、甘いわね。勝負はもう始まっているのよ」
「ま、待て! ルールも分からんのに勝負も何も――」
「隙有り!」
妹が再び手を振りかぶる。
俺は何とか攻撃を止めようと、その手をパシッと掴んで――
「――うわあぁぁあぁ」
なんか手にぐちゃっとした、イヤどちらかというとぐべちょっとした感覚が。
俺は慌てて手を離して掌を見た。
……グロくて黒い物体が手にベッタリ付いていた。
「……煮豆はナシでしょう煮豆は……」
「じゃあ、これでどうだ!」
「言っとくが、豆腐とかもべしゃっ」
視界が真っ白になって、なんかもっと早く言っとけば良かったとか後悔した。
「なに驚いた顔して――なにハトが豆鉄砲喰らったような顔してんのよ、鬼の癖に」
「途中でうまい表現思いついたからって言い直すな!」
「え〜、ゴホンゴホン……豆腐もダメとなると……今度こそ、セイヤッ!」
顔についた豆腐を落としていると、目の前に迫り来る拳。
――ボグシャアァァッ
「ダグハアッ! ……み、見事なパンチだ……が、豆と関係はあるのか……?」
「じつは、最近絵の描きすぎで、手に豆が出来ちゃって」
薄れゆく意識の中で、『それは豆じゃなくてタコだろ!』なんて突っ込みを入れながら視界は暗転した。
594名無しさん@初回限定:05/02/03 23:44:21 ID:mk3xf912
池魚さん、待ってまし
べしゃっ
595Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/03 23:47:21 ID:cPZZW0A5
>>591さん
ご指摘ありがとうございます。そうですね、気をつけないと…汗
596名無しさん@初回限定:05/02/03 23:53:27 ID:SPO17B8P
>>589
次回はぜひエロくしてくれw

>>池魚氏
ぐっじょ

べしゃ
597突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/04 00:18:47 ID:faCPBniJ
>>587のレスで浮かんだ>>487の続きです。
『適当』とか『思い付き』とか言われそうですが、私ゃ『突発屋』ですからw


「きゃははははっ♪」
実の兄貴に生胸を触られての第一声は……百年の恋も冷めてしまうような無邪気な
笑い声だった。まだ発育途中の小さ………控えめな胸は敏感だと何処かで聞いた覚
えがあるので極力刺激を与えない様に触れた訳だったのだが。
「え、え〜とぉ…………」
「く、くすぐったいよお兄ちゃん! 変な触り方しないでよぉ〜♪」
「そ、そうか?」
触れるか触れないか、というソフトで優しいタッチを狙ってみた訳だが失敗だった
模。学生時代に付き合ってた女にしてやった時には、トロンと酔った様な夢見る様
な表情で延々と感じてくれてたのだが。
「こう見えても私、アイドルなんだよ? せっかくのチャンスをんだから……もっ
と真面目にして欲しいな……」
「あ、ああ。ごめん。」
決して冗談半分にやってたつもりはないんだが思わず謝ってしまう俺。最初に掌全
体で包んでみた感触から言うと、詩織の胸はまだ少し固い。無論『それなりの』弾
力もあるのだろうが、成長途中の妹の乳房は中身がパンパンに詰まった感じの固さ
が残っていて、しかも芯が解れていないと思われた。ほんのりと桜色の先端がツン
と上向き加減で若々しく形の良いバストだとは思うが、正直言って揉んだりしたら
痛がられそうな気がしてしまったのだ。故に表面を軽く愛撫して『仄かな』快感を
教えてやろうと力を抜きすぎてしまったらしい。
「じゃ、今度は真剣にやってよね?」
ハイ、と目を閉じて瑞々しい胸を差し出してくる詩織。俺がベッドに腰掛けた状態
で詩織の方が少しだけ背伸びをすると、丁度顔の高さに健康的な血色の膨らみが突
き出される形になる。柔らかそうな肌と女の子特有の甘い匂い、ほんのりと上気し
た………しかし少々未熟な……女性の象徴。恥じらいの奥底で密かに鼓動している
小さな期待感を代弁するように、申し訳程度の乳首が微かに顔を出している。
「うう、な、なんか、お兄ちゃんの吐息を感じるんですけどぉ〜?」
ちょっと恥ずかしそうに目尻を下げる詩織。
598突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/04 00:19:58 ID:faCPBniJ
「あー…………あのさぁ? これ、手じゃなくって………」
「駄目ですっ!」
「…………………はい。」
「ちゅーは駄目だって言ったでしょ? 普通の兄妹は、そんなエッチな事なんて絶
対にしないと思うよ!」
では、兄貴に胸を揉ませたりするのは普通なのだろうかとと聞いてみたくなったり
もしたが止めておいた。口でしたいと言おうとしたのは、下手に手で弄ったりする
よりも舌と唇で乳首の周囲を優しく攻めた方が気持ちいいかも知れないと思ったか
らであって、いきなり舐めたいと思ったからではない。
…………等と考えなら妹の乳首を見つめていると、だんだんと美味しそうに思えて
きたりもする自分に微妙に自己嫌悪。
「お兄ちゃあ〜ん! まだぁ〜!?」
「お、おう!」
仕方ないと覚悟を決め、手全体を使って包み込むようにそっと触れてみる。手の中
にスッポリと収まってしまうサイズなのが少々悲しい。
「っ!」
勃起し始めて敏感になった先端と掌が擦れ合う感触にピクリ、と緊張が走る気配。
「大丈夫か、詩織?」
「う、うん。」瞑った瞼がひくひくと震えてる妹「へへ、平気だよー。」
「よし、少し力入れるぞ?」
うん、と息を呑む音と合わせて体が更に押し付けられる。それに応えるように、今
度は手の中の膨らみ全体を軽く押し上げてみる、が。
「っっ!!」
帰ってくるのは予想通りの反応。
「痛い………か。」質問ではな確認。
「………………………………………ちょっとだけ。」
呟き声で返事。
599突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/04 00:21:23 ID:faCPBniJ
「じゃ、これは?」
親指と人差し指だけを動かして、淡い色の乳輪の更に外側だけをプニプニと軽くマッ
サージ感覚で揉んでみる。やっぱ固いよマイシスター。
「そのくらいだったら…………平気、かな。」
「それじゃ、もう少し続けるぞ?」
うん、と頷いたのを確認して同じ動きを続行。痛くないとわかってか僅かながら緊
張感が抜けた妹の胸が心持ち柔らかくなる。更にしっとりと汗ばんできた素肌が程
よい感じで手に吸い付いてくる。部分的とは言え、俺の手の動きに合わせて自在に
形を変える乳房と、その中心でクルクルと翻弄される薄桃色の突起を見つめている
と、口に含んで味わいたいという欲求が再びムクムクと膨れ上がってくる。いつの
なにか口中を満たしてくる唾液を無理矢理に飲み込みながら、恐る恐る指先で尖っ
た部分を撫でてみる。
「きゅうんっ!」
「あ…………………!」
「へ、平気だよー……」しまった、と焦った俺の表情を読みとったのだろう。妙に
色気がある薄目で見下ろしながら、はぁ……と熱い吐息混じりの詩織「……びっく
りしただけだから。私のおっぱい、どう? お兄ちゃん?」
「あ、ああ……可愛いよ。」
「ほんと? ちょっと嬉しいかな……………でも……」
「うん?」
「指で、その…………ぷにぷにするだけじゃ退屈だよね、ごめんなさい。」
「いや、まぁ………」
思わず手を止めてしまう俺。
600突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/04 00:22:31 ID:faCPBniJ
「私のおっぱいって、まだ子供のおっぱいなんだね。こんなんじゃ、お兄ちゃん触
らせてあげても喜んでくれないよね?」
「あー……………詩織?」
「なに? お兄ちゃん?」
「そのー、なんだ。女の子の身体っつーのは色々経験させれば………こういうのを
『開発』っていうけどな………どんどん変わっていくぞ?」
「……………ほんと?」
「ああ。」
「ちゅー、させてあげなくっても?」
「たぶん、な。」
どうやら詩織の中では『手で触られる=スキンシップ』と『舐めさせる=性行為』と
いう規定というか境界線が明確に存在しているらしい。男の俺からすれば意味不明こ
の上無い基準だったりするが。
「じゃあ………」そっと、妹の小さな両手が上から俺の頭を包んで「………詩織に、
いろんな事教えてください、お兄ちゃん。」
そなまま細い腕で引き寄せられ………
「良いけど、詩織?」
「なぁに?」
「しばらく、このままで良いかな?」
………妹の柔らかさと心音を頬で感じるのが、こんなに心地良いとは知らなかったと
新発見の俺。鼻孔をくすぐる妹の香りをゆっくりと吸い込み味わう。
「くすくす♪ なんだかお兄ちゃんの方が年下みたいだね?」
この前とは逆になってしまった朝、小さな鼓動は子守歌のようだった。
601突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/04 00:28:48 ID:faCPBniJ
ここまでです。


>>589
余計なお世話だと思いますが……
本番プレイではなく手コキ&先端フェラくらいにしておけば、最後の台詞が生きて
見事にオチたのになーとか思ってしまいました。

………何だか偉そうでゴメンナサイです……


>>584
それと似たような話を考えたのですが、どうにも纏まらなかったです。
友引高校を舞台にした『あの節分』風味で……w
602589:05/02/04 12:18:10 ID:RdJoM3T2
>突発氏
そのオチがあったか!
でも俺……「手コキは嫌い」です……
603名無しさん@初回限定:05/02/04 12:32:32 ID:9e5WOMwK
「だから…その…脇じゃダメ?」
604名無しさん@初回限定:05/02/04 18:48:46 ID:t7S6kBK0
流石突発屋さん、新シリーズも期待してまつよ。

自分はどちらかと言うと脇もいいけど太股、つまりすまたで…
605名無しさん@初回限定:05/02/05 19:04:34 ID:wxh5P/Zo
朝起きたら妹が、逃げ込んできた。
606名無しさん@初回限定:05/02/05 21:40:34 ID:zTix0Gy/
朝起きたら妹がキャンプインしてた。
607名無しさん@初回限定:05/02/06 04:39:36 ID:Nr4Ly6sc
朝起きたら妹がキャンプ・デービットにいた
608名無しさん@初回限定:05/02/06 10:19:55 ID:NY6XiCQV
大丈夫。もうテント張ってあるから
609名無しさん@初回限定:05/02/06 12:18:03 ID:FxYHGCTe
妹は真っ赤になった顔を手で覆いながらも、そのテントをチラチラと指の隙間から
610名無しさん@初回限定:05/02/07 00:07:41 ID:unG8YvIA
ここでお約束の


テントたん(;´д`)ハァハァ
611名無しさん@初回限定:05/02/07 00:21:36 ID:lwAt5gAX
もちろん妹の胸にある2つのテントのことですよね?

テントたん(*´д`)ハァハァ
612名無しさん@初回限定:05/02/07 01:35:43 ID:WSxTcJPF
チャーンチャンチャンチャラチャンチャンチャララララー
ウイーン グリングリングリン
チカッチカッチカッ

ナナ!

ナナ!

ンーナナメ!
613名無しさん@初回限定:05/02/07 13:32:08 ID:t9INwCtb
最近書き込みが少ないのは
14日に向けてみんな準備しているから。
と期待してみる
614名無しさん@初回限定:05/02/07 17:23:48 ID:ETHOZr6Z
14日って・・・・・・なにかあったっけ?
615名無しさん@初回限定:05/02/07 17:24:19 ID:faB4HUT0
ヴァン・ヘイレンのライヴ。
616名無しさん@初回限定:05/02/07 18:05:04 ID:unG8YvIA
このスレの誕生日だよ
歴代の妹たちがお祝いをしてくれます。
中には過激な催しもあるようで……?


朝起きたら妹に一周年記念のお祝いをしてもらった。
617Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/07 20:02:18 ID:kKNUnxh7
朝日が綺麗…だと思った。今日は休みだから、
起きる時間まではまだ余裕はあるけど、
気分はすっきり。2度寝で遅刻しては大変だ。
たまにはこんな日も、あって良いだろう。
ラブラブナイトコール…昨日から、
妹がしてるようになった電話を思い出す。
兄さん、愛してる。おやすみ。
…とても嬉しかった。
一緒に、今日は出かけよう。
周囲が何て言おうと関係ない。
年中愛し合う仲だし、義理の妹だから…。
618Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/07 20:13:54 ID:kKNUnxh7
上のメル欄にも書きましたが、「朝起きたら妹に…一周年」 を
縦に持ってきて、突発短編のSSを書いてみました。難しいです。やっぱり…。
かなりフライングですが、1本目です。2、3本目は製作中。
追伸:「2度寝で遅刻しては大変だ」 と言うのは、妹との約束の時間に です。
619名無しさん@初回限定:05/02/07 23:52:49 ID:k5wfKrEr
Y氏乙〜。
2,3本目もがんがれ。

…ところで桐莉兄氏は何処へ?…
620突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/08 00:30:27 ID:SKAJJDji
最近やったエロゲ……「花蝶楓月」&「Dear My Friend」
最近見たビデオ……「バイオ2」
現在、感化されて頭ン中が『ごった煮』状態です>挨拶

>>613
や、単に私の連投風味になりつつあったんで様子見してただけなんですがw
確かに少し寂しいし、近日中に一本投下しますね。

誰か再登場して欲しいキャラとかいますか?>>ALL

>>Y氏
ご苦労様です。
もうちょっと長い作品も拝見してみたいです、ヨロシクぅ〜♪

>>一周年
そんな時期なんですねと、しみじみ………
折角ですし、先輩方の入魂の作品も拝見したいところです。
今回限りでも、ご登場頂けると非常ぉ〜〜〜〜〜〜に嬉しいのですが?
621名無しさん@初回限定:05/02/08 01:00:31 ID:CnJ3kPXZ
>>突発屋氏
お久しぶりです。…孤軍奮闘とは言いませんが、1本作るのに苦心してました。
…円華と悠とか、未央と楠先輩とか…。百合系を希望しますw
もうちょっと長い作品ですか…。なかなか書けなくて…。
僕は確か、3スレ目から…。もう半年以上か…このスレに来るようになって。
たまにトリップ乱れを起こすのは相変わらずですが…気をつけますね。
622Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/08 01:47:43 ID:CnJ3kPXZ
って、名無しのまま書き込んでどうする、自分…orz
ついでに、なかなかSSとしてまとまらないネタを2つ置いておきます。
書いてみたいという方。どんどん使ってやって下さい。

(その1)朝起きたら妹に…。
「お兄ちゃん、もうこんなに固くしちゃって…
…そんなに期待してくれてんの?…クスクス」
少しSっ気があることが分かった。

(その2)朝起きたら妹が…水着を探しているようだった。
「…ゴスロリ…メイド服…チャイナ服…… …あ、
 …って、高校時代の…競泳用か…。」…コスプレイヤーかよ。
623名無しさん@初回限定:05/02/08 21:17:30 ID:C2tAOaNH
朝起きたら妹にマインドコントロールされた。
624名無しさん@初回限定:05/02/08 22:29:53 ID:LQax1t7J
少々暴走してた舞たんの再登場キボンヌ
625名無しさん@初回限定:05/02/09 01:54:07 ID:t7AnEKSN
んじゃ漏れは刃物妹さくっち再登場キボン
626名無しさん@初回限定:05/02/09 23:00:13 ID:NJprR2wh
>625
スマン、続き書きたいがトリなくして………orz
627名無しさん@初回限定:05/02/09 23:03:05 ID:NJprR2wh
あれ、トリなくしたのは皐月タソの方だったっけ………。
携帯止まって中のデータ吹っ飛んだから全部忘れてしまった、本当にすんません………。
628名無しさん@初回限定:05/02/09 23:45:41 ID:lbFs39T+
>>626-627
作者たんキタ━━(゚∀゚)━━?
是非続きをキボンヌしておきます(*´Д`)
629舞タン作者(1/4) ◆x4I13Sbcj6 :05/02/10 01:06:14 ID:91EeNOkw
「お?」
シーズン柄というか、セーラーやらブレザーやら近隣の中〜高校の制服で
ごった返しているデパートの特設会場にて不振人物を発見。
「あれって……………おーい、舞ちゃ〜ん!」
ピクリ、と私の声に反応するのはフロアを埋め尽くす女の子達の中から頭
一つ分だけ突き出た人物。今時珍しい野球帽を目深に被り、明らかにサイ
ズの合っていない黒のダウンジャケットを着込んだ彼女は、正直かなり浮
いていた。
「舞ちゃーん、こっちこっちぃ〜!」
対して私はお世辞にも身長が高いとは言えない……というか同世代の子達
と比べてもちっちゃい。よって人混みの中でピョンピョンと跳ねながら一
生懸命に手を振って存在をアピールするしかない。
「舞ちゃ〜ん、舞ちゃ〜ん…………って、あれれ?」
だが何を勘違いしたのか、舞ちゃんは途端に背中を丸めてコソコソと混雑
の中に紛れ込むように移動し始める。
「ちょっとぉ〜! そっちじゃないよぉ〜!!」
仕方がないので追跡を開始。人波を押しのけるように進む舞ちゃんと、人
と人の間を潜るように急ぐ私。舞ちゃんスラリと背が高いのが幸いして何
とか見失うことなく特設コーナーから抜け出す。
「どうして逃げるのよ〜! 舞ちゃーん!」
かくいう私も本当は材料の買い込みに来たのだったが、こうなっては仕方
がない。そのまま店舗の外へと足早に向かう親友兼恋敵の背中に必死を追
いかけて、ようやく腕にしがみつく事に成功。
「の、野々宮………」が、次の瞬間、帽子の中から凄い顔で睨まれてしま
った「………なんか恨みでもあるの?」
「……………………………………………へ?」
630舞タン作者(2/4) ◆x4I13Sbcj6 :05/02/10 01:07:02 ID:91EeNOkw
「だって………恥ずかしいんだもん。」
なんとか機嫌を直して貰って一緒に入った近くの喫茶店。カラカラとアイ
スティーのグラスを掻き混ぜながら頬を染め、照れ隠しっぽい不機嫌声で
呟く舞ちゃんの向かいに座る。
「恥ずかしいって、なにが?」
ずず…と熱いカラメルミルクのカップを両手で包んで傾ける私の前で帽子
を脱いだ舞ちゃん。狭苦しい所から解放された長い髪が舞ちゃんの微妙な
動きにも反応してサラサラと揺れる。こういうのを見せつけられてしまう
と、伸ばした方が良いかなーと思ってしまったりする。
「だから、その………ああいう所にいるの、見られるのが。」
「見られるのがって、誰に?」
「く、クラスの子とか色々………」
むすっと非難がましい目で見られてしまうが。
「え? なんで? どして?」
思いっきり普通の行為だと思うのだけど?
「の、野々宮は平気だと思う。だけど私は、その、イメージが……」
「イメージ? 舞ちゃんの?」
う〜ん、と首を捻りながら想像。天才肌で、なんでもソツなくこなすが友
達が居なくて、無口で…………
「………私、ヤな子だから、みんなに嫌われてるし……」手が止まって俯き
加減になってしまう舞ちゃん「……それに『ああいうの』馬鹿にしてるって
言うか興味ないって顔してるから、あそこで誰かに見られたら色々言われた
り、虐められるかも知れない………」
「あー………それは確かに……」
オールマイティに優秀で他の追従を許さない舞ちゃん。しかも無理して一匹
狼的キャラを装っているので、周囲の羨望とか嫉妬を集めやすい……という
か既に集めてたりする訳で、そうなると必然的に『出る杭は打たれる』要領
というヤツで隙を見せた途端に一斉に叩かれる可能性が高いのは確かだ。
631舞タン作者(3/4) ◆x4I13Sbcj6 :05/02/10 01:07:44 ID:91EeNOkw
「や、やっぱり……………ぐすっ……」
「うわ嘘だよ冗談だって! そんなこと絶対にないない!!」
「ぐすっ、ぐすっ……それに舞、義理であげる相手もいないって知られてる
し、『誰にあげるの?』とか聞かれたら………」
「あ、あちゃー…………」
考えてみれば帰宅部の上に男子に全く興味を示さない舞ちゃんがクラスの男
の子とか先生に義理チョコ配るなんてあり得ないし、そこで素直に『お兄ち
ゃん!』なんぞ答えた日にゃブラコンのレッテルを貼られて、次の日には『
一匹狼』から『負け犬』へと引きずり降ろされて延々とイジメの標的にされ
てもおかしくない。
「で………でもでも舞ちゃん? 先輩には、ちゃんとあげないと駄目だよ?」
「………舞も、お兄ちゃんには、作ってあげたいけど………」
ここで放っておけば最大のライバルが脱落して先輩を射止める確率が一気に
跳ね上がり………という思考が一瞬頭を横切るが、ンなものは却下。そんなの
で勝利しても後味悪いし私は舞ちゃんの唯一の友達でもあるのだ。しかも舞
ちゃん相手ならともかく、何処からか湧いて出てきたような女と競り合うの
も妙にムカついたりもする。やっぱりここは、私と舞ちゃん二人で勝負して
決着を付けなければ気が済まない。
「あ、あのね舞ちゃん? 舞ちゃん知らないかも知れないけど密かに先輩を
狙ってる子ってビックリする位に多いよ競争率高いよ鼻血でるくらいのデッ
ドヒートだよ! ここで参戦しなかったら先輩に『あーやっぱり舞は妹のまま
で良かったんだなー』とか思われたりして横から『かっさらわれる』よー
何処の馬の骨とも知れない鳶に油揚げをさらわれるよー舞ちゃんそれでも良
いの!?」
「………うぅ、よ、良くない………」
「だったらダーッと買ってガーッて作ってデーンッと先輩に舞ちゃんの本気
を見せないと駄目だよ負けちゃうよ。舞ちゃんのことだから構想って言うか
どんなの作るかは決まってるんでしょ? あとは材料集めて作るだけなんだ
よね? 丁度私も買いに行くところだし、一緒に頑張ろうよ?」
632舞タン作者(4/4) ◆x4I13Sbcj6 :05/02/10 01:08:29 ID:91EeNOkw
「で、でも…………」
「でももへったくれもデーモン小暮も無し無し! 時間が勿体ないし欲しい
物が無くなる前に行くよ舞ちゃん! 『敵ハ本能寺ニアリ』ってね、いざ出
撃ぃ〜!!」
「………でも、それって、あとで秀吉軍に反撃されて最期は農……」
「あーもー! そーゆー細かい事きにしちゃ駄目駄目! 早く早くぅ!!」
「わ、わ、わわわ………!?」
恋のレースに二着は存在しない。唯一の勝者と、その他大勢の敗者が残るだ
け。お姉ちゃんも『友情よりは恋を優先して良い』っていってた。
「の、野々宮、私の帽子………」
ここで塩を送ってしまったが故に私は負けるかも知れない。だが舞ちゃん以
外の誰かに先輩を取られるくらいなら舞ちゃんに負けた方が良い。舞ちゃん
とであれば、これからもずっと………いや、これからもっと良い友達になれ
ると思うから。
「うわっ、階段……」
だからと言って手を緩めるつもりではない。目一杯頑張って勝ちを取りに行
く決意は勿論、変わりはしない。だって真剣勝負なのだから。
「よーしっ、見えてきたよ舞ちゃん! それっ、突貫〜〜〜〜〜ん!!」
だが同時に、正々堂々とした一騎打ちでありたい。
それがきっと、私流なのだから。
633舞タン作者 ◆x4I13Sbcj6 :05/02/10 01:14:05 ID:91EeNOkw
トリ合ってます?w

何故か美咲視点だったりします。
というか、やっぱ『美咲節』は書いてて楽しいです。
続くかどうかは微妙ですが、とりあえずは生存の報告&ご挨拶を。

>>皐月タン作者氏
トリは余り気にしなくても良いかと。
本物か否かは、愛読者の方々がキチンと見分けてくれると思いますよ?
634名無しさん@初回限定:05/02/10 01:39:36 ID:X/U7snu/
舞タンキタ――――(゚∀゚)―――!!!!
お帰り舞タン、会いたかったよ舞タン(*´д`)ハァハァ

このスレが悪魔の14日の救世主になってくれることを祈るぜorz
635名無しさん@初回限定:05/02/10 20:07:21 ID:0EctI7cN
キタキタキターーー(゚∀゚)ーーー!!!
そしてHDDクラッシュも来た・゚・(ノД`)・゚・
ともあれ舞タンGJ!!
636502:05/02/10 21:30:57 ID:GHKR33Uc

637Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/10 21:36:02 ID:GHKR33Uc
>>ALL(特に池魚氏)
ミス投稿失礼orz…落ち着け、自分…orz
お詫び兼ねて1本UPします。
638名無しさん@初回限定:05/02/10 23:20:26 ID:w4V1SlWp
  _  ∩
(*゚∀゚)彡 舞タン!舞タン!GJ!
 ⊂彡

朝起きたら妹がチョコ作りの練習してた。
639突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/11 01:33:31 ID:vzkL2xqT
「んんっ、んんっ、んんっ、んんんんんんっ!!」
細い指二本が根本まで差し込まれ、女性器の一番奥まで掻き回すチュポチュポという
音が此処まで聞こえそうだ。押し込まれたクローゼットの中、隙間から見えるベッド
の上では早苗と愛理が全裸で絡み合い行為に没頭している。
「えへへっ、愛理ってば一生懸命に我慢しちゃって可愛い! どうせ誰にも聞こえな
いんだから、もっと大きな声で鳴いてもいいんだよ。」
「だ、だって、こんな所で………あああんっ!?」
最初は四つん這いだった愛理だが、激しい攻めに翻弄されて今は肘と膝で辛うじて体
重を支えている状態。腰と腰を密着させるような膝立ちで後ろから覆い被さり、右手
の人差し指と中指で膣内を、左手で薄くて柔らかいバストを掴まれプニプニと揉み解
されながら必死に声を押し殺しつつ淫靡に体をくねらしている。
「ね? どう? いつもより燃えるでしょ?」
むき出しの白い背中、うっすらと浮いた汗の滴を舐め取るように舌を這わせながら早
苗の呟き声にすら感じてしまうのか、小刻みに震える小さな体。まるで愛理の内から
愛液を掻き出すような激しい指の動きで溢れ出した粘度の高そうな分泌液が、糸を引
きながら真っ白なシーツへとキラキラ垂れている様子がハッキリと見える。
「いや………やだぁ! 恥ずかしいよぉ………!」
「うわぁ、愛理の蜜でシーツがべたべたよぉ? どうしようか? このまま愛理の
恥ずかしい液をたっぷりと吸わせて、帰ってきた兄さんに臭い嗅がせちゃおうか?」
「や……や……いやぁ……」
さらにダイナミックな動きで右手を腕ごと前後に揺さぶる早苗。過激な快感に耐える
ように小さな手でシーツを握りしめる愛理。愛液に加えて汗が唾液が窓から差し込む
午前中の日差しを反射しながらポタリ、ポタリと落ちて小さな染みを幾つも作る。
「そんなこと言っても、下のお口は『もっともっと』ってトロトロの涎垂らしっぱな
しだよぉ? ほんとは嗅がせたいんじゃないのぉ?」
部屋中を満たす甘酸っぱいチーズ臭。自分も我慢できなくなったのか、愛理を攻めな
がら自分の性器を目の前の太股に擦り付けるように腰を振り始める早苗。まだ触られ
てもいない筈の豊満な乳房まで上気し、桜色の突起がピンと上を向いている。
640突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/11 01:34:15 ID:vzkL2xqT
『な、なに考えてやがるんだ早苗の奴は……』
良いものみせてあげるから、と部屋に押しかけてきたかと思ったら問答無用で俺を
押し込めた妹。遊びに来ないかと予め呼んでいたらしい愛理を引っ張ってきたかと思
うと濃厚なキスを交わし、問答無用で俺のベッドの上で始めたのだ。ラブホやら早苗
の部屋ならいざ知らず、流石に俺のベッドを汚すのは気が進まないと渋る愛理だった
が、恋人である早苗と愛し合えるという誘惑と懇願には勝てず………
「やっ、やっ、やっ、やっ……!」
……こうして息継ぐ暇さえ与えられぬ程の激しいセックス(?)で汗と愛液をまき散
らしながら乱れている。俺に抱かれる時は、いつも小動物の鳴き声みたいな喘ぎを吐
息と一緒に漏らしながら恥ずかしそうに悶える愛理がこれだけ大きな声を出しながら
腰を揺らす姿は、正直に言ってショックだった。やはり愛理が一番心を許していて全
てをさらけ出せる相手という意味では、俺は早苗の足元にも及ばないのだと思い知ら
されてしまっていた。
「すごーい! 私の指、キュウキュウに締め付けちゃってるよ。兄さんのベッドの上
でするの、そんなに気持ちいいんだ?」
『ちゃんと見てるよね?』と勝ち誇った微笑みでチラリと俺の方を振り返って見せた
早苗、胸から小振りなヒップへと左手を移動させながら舌なめずり。
「ち、ちが………ああああああんっ!?」
指どころか手首まで愛液にまみれた早苗の右手。微妙に角度を変え、真下から一気に
突き上げるように指の根本まで挿入された愛理が悲鳴に近い喘ぎ声をあげながら指な
りになって前進を硬直させる。あるいは軽く達してしまったのかもしれない、が。
「だめだめ、まだイッちゃ駄目だよ? これからもっと良くなるんだから?」
早苗の猛攻は、まだ収まらない。小刻みに右手を動かしながら、左手で愛理の太股を
抱え込んで自分の方へと引き寄せる。
641突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/11 01:35:00 ID:vzkL2xqT
「さ、早苗…………?」
急にソフトになった早苗の様子から何かを感じ取ったのだろう。目尻に涙を浮かべな
がら恐る恐る後ろを振り返る愛理。
「愛理は……………こっちも大好きだもんね?」
逃がさないようにと内と外から腰を捕まえた早苗、姿勢を変え目を閉じて愛理の股間
へと『これみよがしに』舌を伸ばし顔を埋めてゆく。そして次の瞬間!
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?」
まるで高圧電流を流されたような悲鳴と共に、愛理の前進が痙攣する。
「ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ……」
「いやだ! そこ! だめ! お願…………ああああああああ………!」
「……………気持ちいいでしょ、『お尻の穴』?」
最後の一言を意味深に強調してから、再び恋人の排泄器官を舌で愛撫し始める早苗。
「駄目……だめ……駄目になっちゃうダメになっちゃうぅ!!」
きっと俺に聞かせるためだろう、意図的に大きな音を立てながら舌先で穴を擽り唾液
を塗り付けて吸い上げる早苗。更に右手の動きを変則的なものに切り替えて愛理から
抵抗力と羞恥心を搾り取ってゆく。
「さなえ……そこ………きたない………だか、ら………きゅぅぅぅぅぅん!」
「そんなことないよ、石鹸の味しかしないもん。愛理、来る前にお風呂入ってお尻の
穴もちゃんと綺麗にしてくれたんだね。うれしい……ちゅぱ、ちゅぱ……」
「さ、さなえ…………」
諦めたように力を抜き、シーツの中に顔を埋めて快楽に震える愛理。更にこっそりと
足を開いて恋人の行為の全てを受け入れる。
642突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/11 01:36:10 ID:vzkL2xqT
「ちゅぱ、ちゅぱ………ね、愛理?」
うん? とシーツの中から少しくぐもった声。
「中に入っても…………良い?」
「…………………………………………………うん。」
「じゃあ、いっぱいいっぱい良くしてあげるから、我慢しないでイッてね……」
吸い付くように大きく口を開き、恋人の内部へを進入してゆく早苗。同時に右手の動き
も再び加速させて一気に絶頂へと導いてゆく。
「うう、うう、うう、うぅぅぅぅぅぅ!」
「ちゅる、ちゅる、ちゅる、ちゅるる………」
ウットリとした顔で自分の行為に陶酔している早苗。愛理の方も表情こそ見えないが、
シーツを握る手に更に力が加わるのがわかる。
「さなえ、さなえ………もう、もう………!!」
「うふ♪ ちゅるるるるるるるっ!!」
「さなえ! さなえ! さな……………ひぅぅぅっ!」
「じゅるっ、れろれろれろれろれろ………」
「っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!!」
「………れろれろれろ………」
「……………………ああ、ああああああ…………はぁん、はぁ、はぁ……」
「…………れろれろれろれろ、ちゅるん。」
「………はぁ、はぁ、はぁ……さ、早苗?」
「はふぅっ……な、なに?」
「キス……して……?」
「あ、愛理ってば………だめだよ、私………」
「キス、して?」
「……………いいの?」
「だって、早苗に、キス、して欲しいの。」
「え…えへへ。私も愛理とキスしたい……」
コロリ、と寝返りを打った愛理に覆い被さるように抱きつく早苗。
そうして汗まみれの肌と肌を合わせ体中を密着させながら、互いの口の中と舌とを愛撫し
あうように愛を確かめ合う妹とその恋人の姿は、妬ましいほどに美しかった。
643突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/11 01:43:31 ID:vzkL2xqT
改めて読み返してみますと………
……後半のリズムと盛り上がりが弱すぎたみたいです、切腹ッ!w

言い訳しておきますが、愛理の『お尻が弱い』設定は以前にも書いてあります。
決して思いつきで書いたわけではありませんので………許してください(汗


>>Y氏
一応、百合ものなんスけど………やっぱ駄目っスか?w
644Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/11 01:59:37 ID:YX0LtS2p
>>突発屋氏
待ってました! GJ!&乙です。…実は僕…恥ずかしながら、
…愛理と早苗の2人の名前が出てきませんでしたから…orz
切腹!(苦笑)
>>舞タン作者氏
乙&GJです。
…トリップは…それほど気にしなくて良いのでは?(w

それでは、朝起きたら義妹に恋してた。7-2、投下します。
645Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/11 03:02:10 ID:YX0LtS2p
朝起きたら妹に、恋してた。7-1(<2.脱がせていいか? と言う>)
(※注:主人公に対する呼び名を悠兄から兄さんに変更しました。)

「じゃぁ……脱がせていいか?」
「…うん…いいよ///」
にっこりと、でも、頬をあからめて、彩は答えた。

啄ばむようなキスから初めて、舌を絡めてみたり…。
「…んっ…んちゅ…ひぁ…くすぐったぁい…クスクス…。」
彩が感じてくれるところを探しながら、そこそこ大きな胸を揉んでみたり…。
「…んぁ…ん…ふ…気持ち…いいのぉっ…兄さん…。」
そうこうするうちに我慢が効かなくなってきたが、
彩のことが気になるので、確認してみた。
とくとくと、泉のように湧き出す、彩の愛液。
…我慢できないのは彩もおなじなようだ。

「…あぁ…焦らさないで…兄さん…来てっ…!」
「…んっ…は…ぁん…気持ち良い…よ…兄、さぁん…」
今にも臨界点突破しそうな位な快感が、とめどなく襲ってくる。
「…ぁあ…兄、さぁん…好き……好きぃっ…!」
ドクンドクンと脈打ち、彩へ欲望を流し込んだ。

―お互い裸のまま、余韻を感じていた。今更ながら、照れ笑い。
「兄さん♪…えへへ〜。」
…耳にくすぐったい、彼女の甘い声。愛しくなって、たまらず抱きしめる。
「…嬉しいけど…ひぁっ…クスクス…もぉ…兄さんの甘えん坊…
…そんなにギュッとしなくたって…私は逃げたりしないよ〜。」
「そんな嬉しい事言ってくれるから、愛しくなったんだよ…。」
「えへへ…兄さん…。…もう、誰にも渡さないんだから…。」

彩と、支えあって、助け合って生きていこう。
幸い、血の繋がりはないのだから。
646Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/11 03:08:19 ID:YX0LtS2p
Yです。久々の中編小説の続きです。
この小説も、残るは、7-1<脱いでくれ、と言う>だけです。
…なんか、不完全燃焼な気がしないわけではないですが、その分、
残りの1本をもうちょっと、グレードアップできたらなぁと思っています。
647名無しさん@初回限定:05/02/11 03:10:44 ID:ooEbinVO
うおっ、Y氏リアルタイムだ。 GJ!えちぃな!ハァハァしちゃったよ!

舞タソ……約半年ぶりか? GJですよ。
久々にログも読み返してハァハァしちゃったよ!
突発屋氏もGJ! 相変わらずえちぃな! これまたハァハァしちゃったよ!



でさ……改めて読むうちにちょっと気になったんだが。
舞タソ作者氏と突発屋氏の文章……というか「書き方のクセ」って
少し似ているように思うんだが……同一人物……?

俺の見当違いだとしたら両氏ともまことにゴメンナサイorz
朝起きたら妹に、自殺を幇助された。
648647:05/02/11 03:13:53 ID:ooEbinVO
IDが……orz
どうせ俺はビンヴォーだよウワァァァン

せっかくだからネタにしちゃる。
朝起きたら妹に、「この貧乏神!」と言われた。
649名無しさん@初回限定:05/02/11 08:10:16 ID:Pa75Emii
朝起きたら妹が甘えてきた。
で一本キボンヌ
見てて(*´д`*)こんなになるようなイチャイチャラブラブでキボンヌ
650名無しさん@初回限定:05/02/12 10:33:02 ID:lAbsI+XS
朝起きたら妹に、「保守して」って言われた
651名無しさん@初回限定:05/02/12 17:45:21 ID:KLT1Ox3Q
妹タンは俺が守る!
652名無しさん@初回限定:05/02/12 18:16:30 ID:v/CoADu1
FF5のナイトの「かばう」を思い出した。
ナイトは格好良かったけどかばうは使えなかったな。
653名無しさん@初回限定:05/02/12 19:18:32 ID:Rs4vq3ff
「かばう」は4のセシルもじゃなかったけ?
654Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/12 19:51:00 ID:ujYH85c8
ある朝。良い匂いにつられて、目が覚めた。
すると、妹が、何か作っていた。
「おはよ〜、兄さん♪」
「おはよう、彩。…何作ってるの?」
「チョコブラウニーだよ。…試作品なんだけど、味見してくれない?」
朝起きたら妹が、手作りチョコをくれた。
「なかなかおいしかったよ。ありがとうな。」
なんとなく、彩の頭を撫でてあげた。
「…えへへ。うまくできて良かったよ。」
(…明後日、楽しみにしててね、兄さん。)
「…?」
655Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/12 20:11:05 ID:ujYH85c8
(※バレンタイン系超短編その3&4。ちなみに、654がその2です。byY(仮))

朝起きたら義妹が、長いリボンを持って遠い目をしながら、
「…自分にリボンを巻ける子って…とても器用だよね…。」と言っていた。
「…なんか、観点が違わない?クリス…。そう思わない?ルナ姉。」
「そうよね…アレは寧ろ、誕生日にすることじゃないかな?」
「…ルナ姉。その突っ込み、どこかズレてる…。」
「…え?どうして?」「…。」「…え?え?…どうして?」「…。」
「…どうしたの?勇樹君。私、何か変なこと言っちゃった?」
…ルナ姉って、やっぱり天然だなぁと思った勇樹であった。

朝起きたら妹が、湯煎の準備をしていた。
「悠希…そんなに湯煎してどうするの?」
そう言って私が指差したのは、300gはあろうかというチョコの山。
「…ん〜。秘密だよ、佑紀姉♪」
なんだか曰く付きなその微笑みは何かなぁ?と、少し怖くなった。
656Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/12 20:16:10 ID:ujYH85c8
Yです。とりあえず、小ネタというか、超短篇を3本UPしました。
…ネタをうまく纏められなかったので、こんな形となりましたorz
>>649
挑戦すべく、ネタを練っています。もうしばらくお待ち下さい…orz
657名無しさん@初回限定:05/02/12 20:51:59 ID:RUzDVC3Z
うおっ!しばらく来なかったら大量に…職人さんたちGJ!

朝起きたら妹が「お兄ちゃん、かばって!」と言ってきた。
658名無しさん@初回限定:05/02/12 21:02:07 ID:tuII3mi3
朝起きたら妹が「Cover me!!」と叫んで突撃していった。
659名無しさん@初回限定:05/02/13 19:19:20 ID:40gQlRos
朝起きたら妹に、1周年記念特別企画
「異猛斗流奥義!」
「はっ! あれは伝説の技、場恋多淫!?」
「知ってるのか!? 雷電!!」杯
始まるよ
660名無しさん@初回限定:05/02/13 20:07:08 ID:TBRjxAx5
異猛斗流奥義って…まさか、桐莉兄かっ!?
661名無しさん@初回限定:05/02/13 20:50:40 ID:wuRubpxp
ブランクがあるとは思えん。
662名無しさん@初回限定:05/02/13 20:52:53 ID:t19MUrM+
>1 名前:名無しさん@初回限定 投稿日:2004/02/14(土) 11:37 ID:7TuzAu8i
>義理チョコを装ったマジチョコを渡された。
















>っていうSSキボンヌ。

「ああ、またクソスレが立ったな」
とつぶやいた土曜日の昼過ぎのことを、今でも覚えてるよ。
こんな強力スレに成長するとは・・・
運命というものはわからん。
663名無しさん@初回限定:05/02/13 21:20:35 ID:O/3rikEh
お前らが萌えたいからだろ?必然だ。
 朝起きたら妹が、台所に立ってなにやら怪しい作業をしていた

 鍋で何かが沸騰している。怪しいナッツ類がそこらに置いてある。なにやら卵や塩や砂糖も
置いてある。菓子作りか?
「お、おはよう……」
 真剣に作業をするあまり、こっちに気付いていないと思われる妹に声を掛ける。だが、
「………………………」
 チラッとこっちを見るものの、見事に無視された。
 うちの妹は冷たい。顔の雰囲気が更にそれを後押ししている。キリッとつり上がった瞳、凛と
した眉、笑わない口元、ショートカットの黒髪、小さく整った鼻。それら全てが、周囲との温度
差を五度ほど下げている要因だ。
 端から見れば、クールビューティー。だけど実際近寄れば、ただの冷たい女の子。
 昔は今よりも眉尻が下がっていて、僕にもよく懐いてくれた女の子だったのだけれど、いつか
らかあまり口もきかなくなって、今では話し掛けただけでこの様だ。
 何だか居心地が悪くなって、そさくさと台所の前を通り過ぎる。逃げた先のテーブルに着くと、
母が出勤前に用意してくれた朝食があったので、頂くことにした。それにしても両親揃って休日
出勤とは、何とも不憫なことだ。
 両手を合わせ、いただきます、と言い終わると、自分の向かいの席に置かれたまだ手の付け
られていない朝食を見つけた。
「お〜い、京。朝飯まだ喰って………な……いよな?」
 言ってから失敗だと気付いた。
「……………………………」
 案の定、台所からは無視シカトといった雰囲気が流れ出してくる。
 そろそろ慣れてきたが、それでも何だか惨めな気分になってきたので、急いで朝食を掻き込み、
部屋へと逃げた。
 部屋に戻ってから思い出したが、京はあのクールでツンツンな外見に似合わず、何故か
料理が上手かった。食事の準備を手伝っている様子もよく見るし、実際美味しい。本人も
好きでやっているらしい。
 しかしまた、何で今日に限って朝っぱらからチョコを作っているのかと考えていたが、カレ
ンダーを見てその疑問は解消した。
 そうか、今日は二月の十三日だったのか。
 明日はヴァレンタインデー。半世紀も前に企業にでっち上げられた風習を、未だに有り難
がっている数少ない記念日だ。
 で、京がチョコレートを作っているということは、あいつにもとうとう好きな奴の一人でも出来
たのだろうか?
 兄としてはいささか複雑な心境ではあるが。

 昼。そろそろ腹が減ってきたので、何か食べようかと思って居間に下りてくると、なにやら
今度は別の材料が台所を占拠していた。
 粉? 牛乳? クリーム? ケーキでも作る気か、あいつは。何とまぁ大掛かりな。惚れられ
た男も大変だな、これだけ食べるのは。
 テーブルに着くと、自分の席に焼きそばが置いてあった。
 両手を合わせて、いただきます、と言って、一口食べたところで思い出した。そういえば、
今日は両親が居なかったんだ。つまり、この焼きそばは京が作ってくれたわけで………
「ん、美味しい」
 一応、京に聞こえるか聞こえないか位の声で感想を言っておいた。
 昼食を食べ終え、食器を流しに持っていく。流しといえば、当然そこには何やらを作って
いる京がいるわけで、かなり気まずい。
 流しに食器を置いて、軽く水を掛ける。昼ご飯を作ってもらっておいて何も言わないのも
自分の礼儀に反するので、キチンと礼を言う。
「お昼、ありがとう。美味しかったよ」
 ――――ザク
「……………っ!」
 あ、何だか妹の痛そうな声と嫌な音がした。恐る恐る妹の手元を見てみると、ナッツを切って
いた包丁で誤って自分の指を切ってしまったらしい。
「あ…………あぁ! おい、大丈夫か!?」
 血が出てる! そう思うと同時に、咄嗟に妹の手を掴み、切ってしまった指を口に含む。
「ぁぁ……………っ」
 すると妹は驚いた声を出し、慌てて手を引っ込めてそっぽを向いてしまう。
「あ、ゴメン………その、嫌だった?」
 京は痛みのためか、僅かに瞳を潤ませながら半目でこっちを睨み、
「ご心配は無用です、兄さん。台所は狭いので、早く出て行って下さい」
 と言って僕を追い出そうとする。
「その………ゴメン」
 妹に睨まれ出て行けと言われ、それでもここに居座ろうという度胸は僕にはない。京の傷が
気になったが、結局逃げるようにして自分の部屋へと戻った。
――――
 一瞬気を取られたために切ってしまった、左手の人差し指を見つめる。切り口からは、兄さん
が舐め取ってくれたにもかかわらず、新しい血が沸き出してきていた。
「…………あぁ、兄さん」
 血を止めるため、と自分に言い聞かせて指を口に含む。血から発せられる鉄の味に混じって、
確かに兄さんを感じられた。
 頬が上気する。
 兄さん、兄さん、兄さん。
 ただ間接的に唾液を交換しただけにもかかわらず、私の胸の奥が締め付けられたように熱を
発する。
 そして指をくわえながらその場にへたり込み、恍惚とした感情に流される。
結構お久しぶりになりますが、一周年という事で投下
続きは明日、ってか今から続き書きます

今回は微ツンデレラで
いや、まぁ、某ゲームにかなりあてられました
668Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/13 22:14:38 ID:d2Ijd5NN
※ある朝。妹が、甘えてきた。(←タイトル)
「…兄様〜♪…zzz…」
「…なんだ、寝言か…って、おい…悠希…。」
悠希の胸やお尻は大きいが、プロポーションはむしろ、悪くはない。
…胸をおしつけられ、むちむちした太腿でガッシリとロックされてしまうと…
…身動きできない。物理的にも、精神的にも。
「…最近、愛が…足りない、です…兄様ぁ〜…ムニャムニャ」
「…に、兄様ぁ…ダ…、駄目、です…こんな…ぁん…ところ、で…
…クスクス…誰かに見られたら、…どう、するん…です、か?ムニャムニャ…」
もうどうなってもいいと思い始め、心地よい圧迫感に、飛んでしまいそうな意識。
それさえ戻ってくるような爆弾発言。…また、妙な夢を見ているらしい。
「…って、えぇΣ( ̄▽ ̄;)!?」
…悠希の夢の中の自分は、いったいナニをしたというのだろう。
「…落ち、着いてぇ、兄ぃ様……って、あれぇ?…なんだ、夢かぁ…。」
「…悠希…重くはないけど…しんどい…から、離れてくれ…」
「…兄さん!?…ごめんなさい……。」
一気に目が覚めたらしく、さっと離れる悠希。
…もう少し遅かったら、天に召されるかもしれなかった。そんなスリルも悪くない。
「…兄さん…ダイエットした方が良いのかなぁ…私…。」
「……いや、そこまで気にしなくてもいいんじゃないかな…。」
―単に体格が大きいだけで、別に太ってるわけじゃないんだから…。
「…ありがと、兄さん…愛してる〜♪」
「…あはは…(苦笑)」

※ヒロイン情報
鈴峰悠希…175cm・60kg BWH…98(アンダー75のF)/64/92
身体が大きいことを気にしている、主人公の義妹。
性に対してもおおらかな性格。…やや天然。
主人公に対しては、兄様・兄さん・お兄ちゃん・お兄様の
4通りの呼称を使い分けるが、単なる気まぐれ?
…頼めば、好みの呼び方で呼んでくれる…かも?
669名無しさん@初回限定:05/02/13 22:16:26 ID:ou1LJl+D
GJ!
20の扉みたいに当てたくなったw
タイトルがカタカナってヒントですか?
670名無しさん@初回限定:05/02/13 22:22:58 ID:Z6AOm22G
>>667
グッジョブ。
ツンデレラっつーと、処女僕?
そしてあのメーカーっつーと、……大体想像はつきましたが、違うかも。
671Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/13 22:25:24 ID:d2Ijd5NN
>>トリップ捨て人氏(とりあえず、こう呼ばせていただきます…。)
お久しぶりです。支援兼ねて、投稿…と、言い訳を言ってみたりorz
…単に、時間帯がかぶっただけです…失礼orz
続きに期待してます。乙&GJです。
某ゲーム…想像もつきませんorz
>>649
…とりあえず、思いつくままネタをまとめました。
こんな感じでいかがでしょうか?
…ナイチチ派の方でしたら、ごめんなさい…orz
672池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/14 00:00:23 ID:Q/LMInl3
ハッピーヴァレンタイン。及び祝一周年。
前後編。今日の夜、後編投下。

・ギャグ、エロ、無し。
・前半だけだとドラマ無し。
・過去作品関与。
673池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/14 00:01:44 ID:Q/LMInl3
 朝起きたら妹に、

朝の空気は冴え渡り、冬空は今日も澄み切っている。
切れる様に冷たい風を吸い込んで、憂鬱な休日は幕を開ける。

「おはよー!」
自室を出ると、今朝もまた、いつものように元気な妹の声が聞こえた。
それと同時に、部屋を満たす甘ったるい匂いが鼻をつく。
「ああ、おはよう。……今日も寒いな」
俺はあえて匂いの事には触れず挨拶をした。
「ねー、私、早起きしてずっと作業してたんだけどさ、ホントに寒くて寒くて」
青いパジャマにエプロンをつけて、泡立て器片手に『何か』を作っている。
「大変だな……風邪引くなよ?」
妹は茶色のドロッとしたものを混ぜながら俺に向かって、
「まあでも、年に一回だからね。ヴァレンタインデーぐらい、我慢しないと」
そう……今日は2月14日。世の女性達が想いを寄せる人にチョコを送るとかいう、忌まわしき日。
俺がわざわざこの日に有給を取ったのも、この為だ。
同僚にはヒューヒュー言って冷やかされたが、多分アイツは勘違いしてる。
俺はただこの日は外に……バカップルで溢れた町に出たくないだけだ。
「チョコなんて、いつもは確か作って無かったよな? 誰か好きな人でも出来たか?」
毎年毎年、妹はチョコを買ってきては自分で食べるだけのヴァレンタインを過ごしていたはずだが、
今年に限って自分で作るとは。しかも当日に。
妹は顔を軽くにやけさせて、
「えへへ……まー、そんなとこ」
……冗談のつもりで聞いたのだが、ホントに答えてくれるとは。
「でも、今から作っても間に合わないんじゃないのか? もう学校行かないと遅刻だろ?」
時刻は7時30分。いつもなら、もう家を出ている時間だ。
妹はまた振り返ってチョコ作りを再開し、
「学校で渡すんじゃないからいいの。今日一日かけて完成させるから」
そういえば妹はまだ制服に着替えてもいないし、学校に行く様子が無い。
「……学校は?」
「……その辺はアンタッチャブルで」
674池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/14 00:02:27 ID:Q/LMInl3
何もする事が無いので、俺はただ後ろから妹の作業を覗いている。
「実は、コレ作るの初めてなんだー」
泡立て器でボウルの中身を掻き混ぜながら、妹は首だけ振り返って話し掛ける。
「へえ……何作ってるんだ?」
聞かされたような
「フォンダンショコラ。本に載ってたの」
脇の机の上を指差す。
見ると、料理本が開いた状態で置いてあり、コレを見ながら作業をしているようだ。
「へえ……」
作業工程が、多いのか少ないのか俺には分からないが、見た感じ難しそうだった。
なになに、材料が……『こあんとろー』って何だ? ……ああ、ホワイトキュロソーね。
――って何だよそれ。あっ、リキュールか。これは聞いたことが……有る……のか?
「……なんか、大変そうだな」
結局、材料すら理解する事が出来ないまま、俺は本から目を離した。
「うん、まだ全然終わりそうもなくて」
肩を大きく落として溜息をつく。
「……手伝ってやろうか?」
……妹の伝えたい事をこちらから読み取ってやらないと、こいつはいつも本音を言ってくれない。
自分からお願いしたりするのが苦手なのか、恥ずかしいのか。
まあ、この場合は手伝って欲しいというサインで間違いないだろう。
と思ったが、妹の返事は、
「……ダメ。……自分で作る」
一瞬考えてから、否定の言葉。遠慮しているのだろうか?
「なんでだ? 混ぜるぐらいなら俺にも出来るぞ。どうせ俺、今日暇だし――」
「ダメ! これは、大切なものだから……
 ……想いを込めて、ちゃんと自分で作らなくちゃ、意味がないの!」
自分自身に言い聞かせるように言う。
「……分かった。そんなに大事なもんなんだな……」
「うん、……だからお兄ちゃんはゆっくり休んでて」
再び作業を再開する。
「……っと、これを……冷やして……」
必死そうな顔を見ていると、つい手伝ってやりたくなってしまうが、ここは我慢だ。
675池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/14 00:03:25 ID:Q/LMInl3
「さ、て、と……」
立ち上がったはいいが、何もやる事がなく手持ち無沙汰だ。
妹を手伝う事も出来ず、かといって自分だけくつろいでいるのも気が引ける。
「じゃあ……俺、邪魔だし部屋に戻ってるよ。出来上がったら見せてくれ」
「えっ!? べ、別に邪魔じゃないよ?」
慌てた様子で振り向いて、訴え掛けるように言う。
「も、戻りたいなら別に良いけどね?
 ……あーあ、こっちに居れば、味見させてあげようと思ったのに」
湯せんで溶けたチョコを、舌を出してペロッっと舐め取り、
「おいしー♪」
にっこりと笑う顔は、一目見てわかるほど赤く染まっていた。
頬を染めてぎこちない仕草で必死においしさをアピールする様子は、見ていてかなり辛い。
「……あっ、ホントか? 味見させてくれるんなら、こっちに居ようかな」
……本当は、味見なんてどうでもいいのだが。
「う、うん! その方が良いよ」
嬉しそうな顔。今度の笑顔は、きっと本物だ。

――ヴィィィィ……
泡立て器を手に立つ妹は今、メレンゲというものを作っているらしい。
実際卵白を泡立てて一体なんの役に立つのか謎だが、
むやみに質問して恥をかきたくはないので別の話題を振る。
「それにしても、お前にもやっと好きな人が出来たか」
少しからかう調子で言う。が、妹は、
「まあ……やっと出来たっていうより、やっと想いを伝える気になれた、って感じかな……」
俺の問いかけとは逆に、いたって真面目な様子で答えた。
「本当はずっと前から好きだったんだけど……なかなか言い出せなくてねー、これが」
恥ずかしそうに照れ笑いをしながら、それでも妹は話し続ける。
「でも、去年ちょっときっかけがあったからね。やっと、初めてちゃんとチョコ送ろうかなって。
 相手も多分、私の気持ちには気付いてるんだろうけど、……なかなか応えてくれなくて」
……ん? 去年? ……これって、まさか――
「私にとって、かなり身近な人なのに、……ううん、身近だから、言えなかったのかな……?」
――……俺?
676池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/14 00:04:07 ID:Q/LMInl3
顔を軽く俯けて、もじもじと自らの心境を振り返るように言う妹の姿が、
まるで俺に対して想いを伝えようとしているかのように見える。
……去年、確かに俺と妹の間にはちょっとした出来事があった。
コイツに迫られて、性的な行為も少しはした。
だが、あれ以来なにもアクションがなかったから、てっきりもう諦めたのかと思っていたが……
しかし、身近な人間でずっと前から一緒に居るというと、やはり俺しか……?
「なあ、その、お前の好きな人って……」
ここまで口には出したものの、自分から言い出すのもいかがなものか。
貴方は僕の事が好きなんだろう?なんて、ナルシストの上に間抜けにも程がある。
そんな風に躊躇っていると、妹が、
「あ、先に言っておくと、お兄ちゃんじゃないからね」
「う゛」
さっきまでの緊張がたった一言で一気に消え去り、
今度は全く違う、しかし先ほどよりも数段質の悪い不安が俺を満たす。
……これじゃ俺は、ただの自意識過剰じゃアルマイカ?
俺が固まっていると、妹は嬉しそうに、
「あっ、予想外れた? 図星? 図星?」
笑いを堪えきれないように、肩を揺らして笑う。
俺は妹に顔を覗き込まれる度に、顔がどんどん熱くなっていくのを感じた。
そして我慢の限界が来ると、俺は弾けるように、
「うっ、うるせえ! お前、わざと勘違いさせるように話してたろ!」
「さ〜? 何の事やら」
完成したらしいメレンゲをチョコ色のボウルに流し込み、混ぜながら応える。
まるで、俺になんか全く気が無いかのように。
さっきは不器用な奴だと思って気遣ってやったのに、……判断ミスだな。
「私がチョコ送るのは、お兄ちゃんじゃないですよ〜」
「ああっ、もうわかってるっ!」
顔を手で隠して、もう相手しないでくれと言う様に俺はうずくまる。
「まったく、どこをどう間違えたらそんな勘違いをするのやら……」
俺がもう返事をしなくなっても、妹はまだ呟いている。
いい加減、同じネタに飽きないものか。
「お兄ちゃんじゃないよ……うん、お兄ちゃんじゃ……」
677池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/14 00:05:09 ID:Q/LMInl3
「……ふう……」
少し疲れたように息を吐く妹。
一通り笑い終えたのだろう、そろそろ大丈夫かと俺は顔をあげる。
「……ったく……っと、おい、それまだ混ぜ続けんのか?
 さっきからずっとメレンゲ混ぜてんじゃねえか」
顔をあげて直ぐにまたさっきの話題を出されてはどうしようもないので、違う話題を振る。
さっき本を覗いた時、記憶だと混ぜ過ぎに注意するような表記があった気が。
「えっ? あっ……、しまった……」
混ぜ過ぎるとどういう状況になるのか知らんが、妹の声から察するにまずい事になったのだろう。
そんな声を出して、妹は固まっている。
「……大丈夫か?」
俺の責任ではないが、一応気遣っておく。
たかが混ぜ過ぎ、大した事態にはなっていないだろうから、
きっと大丈夫だろうという期待を抱きながら問い掛けると、妹は、
「お、お兄ちゃんのせいだよー! お兄ちゃんがあんまり笑わせるから……」
理不尽ここに極まる。
そっちが勝手に誘導して、勝手に笑っていただけのはずだが。
とりあえずここで怒っても仕方ないので、俺は沈黙を守った。
「あーあ……大丈夫かな、これ……?」
妹はこちらをチラチラ見ながら、心配そうにボウルの中を覗き込む。
俺も何もしないわけにはいかないので、立ち上がって近くまで行った。
チョコ色のふわふわしたものがボウルの中に見える。
見たところ、何も変わりないようだが。
「おいしそうじゃないか。これ、この後どうするんだ? もう食べられるのか?」
自分で言っていて戦隊のイエローのような台詞だが、少しでも妹の心配を逸らさなければ。
妹は少し呆れたような表情で、
「『おいしそう』って……流石に焼かないと食べれないよ。
 ケーキの生地だから」
というと、このまま食べると多分吐くほどまずいのだろう。
「そ、そうか……まあ、結構うまくいくんじゃないのか? おいしそうだよ」
よく分からないフォローを入れてしまったが、
妹の顔から心配そうな色が消えたので、まあ良しとするか。
678池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/14 00:05:52 ID:Q/LMInl3
妹はしばらく黙って下を見つめていたが、やがて、
「……食べたい?」
小さな声で聞いてきた。
「え……な、生でか!?」
とろっとしておいしそうではあるが、流石に妹の説明を聞いたあとでは気が引ける。
大きなアクションでギョッとして聞き返す俺の動作が面白かったのか、妹は軽く笑って、
「ふふっ、違う違う、出来上がってから、だよ」
「あ、ああ……まあ、さっき味見させてくれるって言ったしな」
忘れかけていたが、そんな約束をした気がする。
「そうじゃなくて」
妹の唇が、ゆっくりと動いた。
「義理チョコとして、もう一個作ってあげようか?」
こちらの瞳を覗き込む、期待のこもった眼。
「もう一個……? 大変じゃないのか?」
「全然。一個作るなら、何個作っても同じだよ」
手を横に振って、否定を示す。
「しかしな……」
多分、俺にも受け取って欲しいのだろうが、無理して作らせて苦労を増やすのも気が引ける。
「さっきおいしそうって言ってたってことは、食べたいって事だよね?
 まったく仕方ないなー食いしん坊さん、特別に作ってあげる!」
そう言うと、早速向き直って作業を再開した。
強引に取り決められてしまったが、ここで反論しても意味が無いし、必要も無い。
俺は大人しく受け入れる事にした。

本によると、どうも後は型に流し込んで焼くだけらしい。
焼き時間は10分だから、案外直ぐに食べられそうだ。(実は結構期待していた)
妹も午後から授業が受けられるかもしれない。
が、妹は、
「これは焼き立てが一番おいしいんだよ? だから、夜までこのままで寝かしておくね?」
といって、まだ完成させようとしない。
俺は別に、今食べても夜食べても変わりないと思うのだが、
「ムードの問題」だそうだ。
679池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/14 00:06:55 ID:Q/LMInl3
ここまで。続きは夜。ストーリーも夜から。
それでは、よい一日を。
680名無しさん@初回限定:05/02/14 02:18:39 ID:ZkMc8Rtw
祝一周年!!
1年って早いなぁ。今後もこの記念日が続くことを祈るよ。

今日どれだけの投下が為されるのだろうか……
ひとまず投下を終えた職人各氏GJ!!
実生活では_| ̄|○ な1日だが、このスレがあれば乗り越えられるよ……。
681突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/14 02:39:10 ID:0GxCo705
「いらっしゃい、徹ちゃん。驚いたよ、いきなり電話してくるんだから?」
五年ぶりの再会とは思えないほど自然に、彼女は俺を笑顔で迎えてくれた。
『牧島花梨』は、幼い頃に隣に住んでた所謂『幼馴染み』という奴で、舞にとっても姉
同様の遊び友達だった筈だ。少なくても、あの時までは……
「あ、ああ。久しぶり……って言ったら良いのかな?」
「うん、そうだね。」
「そ、それで、えっと……」
互いに暑中見舞いとか年賀状とかは欠かさず送りあっていたので必要以上の距離感は感
じないだろうと思っていたが、正直想像以上の美人に育っていたかつての『初恋の相手
』への動揺は隠せなかった。
「や、やだな徹ちゃんたら。そんなにジロジロ見ないでよ〜!」そんな俺の視線を受け
て恥ずかしそうに頬を染める花梨「とりあえず、立ち話もなんだから上がってよ?」
今日は私一人だから遠慮しなくて良いよ、と無邪気に笑う幼馴染みに促されて俺は居間
へと通される。見慣れた面影を残してくれている花梨と、初めて訪れた『女の子の家』
とのギャップで少し混乱美味。
「徹ちゃん、全然変わってないね。そのまんま体だけ大きくなったって感じだよ。」
俺がソファに腰掛けたのを確認してから、隣のダイニングキッチンへと向かう花梨。
「そ、そうかな……?」
「うん。」かちゃかちゃ、とお茶を入れてくれている音「時間に正確な所も、ファッシ
ョンセンスがまるっきりな所も、スポーツ少年風な所も変わってないよ。ちょっと安心
しちゃったかな?」
「……そう、かもな。花梨は……」
「は、恥ずかしいから良いよー。でも、これでも目一杯おめかししてるんだからね?」
「あ、ああ……」必死に言葉を探す「……俺も安心したよ。」
びっくりする程の美人になっても、笑うと昔と同じで……という言葉は飲み込んでおく。
「………その口下手で不器用なところも、変わってないんだね。」
やがて、大きな長方形のトレイを持って戻ってくる花梨。
「あ、悪ぃ……」
「だから、遠慮しないでって。」テーブルに並べられてゆくコーヒーカップと、まだ切
り分けてもいないガト−ショコラ 「一日早いけどね、バレンタインにあわせてチョコレ
ートケーキだよ。これでも一応は手作りだから、味わって食べてね?」
682突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/14 02:40:36 ID:0GxCo705
「え、えと………」
「そそ、そんなに気負わなくても良いってばー。」と照れながらの苦笑「振ったのは私
の方だよ。今更ケーキ一つで言い寄ったりしないから大丈夫だよ。これは久しぶりに会
えたお祝いみたいなもの。それに今日は………舞ちゃんの事できたんでしょ?」
「………………………………………!」
「あーあ、やっぱりぃ……」と複雑な溜息「……だから私、言ったでしょ? 舞ちゃん
を甘やかし過ぎたら大変なことになるって?」
『………………面目ない。」
「でもまぁ、あんな状態じゃ仕方ないっていうのもあったかな? もしかしたら、徹ち
ゃんには選択肢なんて最初からなかったかも。」
「かも………な。」
「で、どうなっちゃったの? そのために来たんでしょ?」
「あ、ああ……」
そして話は数時間前の我が家へと………


「……………お兄ちゃんの、だよ。」
早朝の台所、俺が質問するより先に答えを教えられてしまった。
「そ、そうか。ずいぶん、その………頑張ってるんだな?」
「ん。本命だから。これ一個しか作らないから。」
背中を向けたまま、作業に集中している舞の背中。長い髪を、普段のポニーテールでは
なく『お団子』の中に押し込んで黙々とチョコレート作り。ここ最近の舞からは以前の
ような刺々しさというか他人を全て排除しようという攻撃的な拒絶感が薄れてきている
が、それとは正反対に俺に対する露骨なアプローチは増大している一方。こと去年のプ
ール騒ぎ以来、野々宮と一緒になって好き好き光線を浴びせかけてきている。
「ほ、本命って………」
「舞は本気だよ、お兄ちゃん。」
背中越しの声に、更に気迫が宿る。
「ま、舞……」
「舞は真剣に考えた、だからお兄ちゃんも真剣に考えて。そして明日、ちゃんと決め
て欲しい。恨みっこなしの真剣勝負で。」
683突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/14 02:41:28 ID:0GxCo705
「………ちゃんと決めて貰おう。恨みっこなしの真剣勝負で。」
「ふぇ?」
唐突な言葉に、間抜けな声しか出なかった。
「だから明日、決めて貰う、お兄ちゃんに。」
「舞………ちゃん?」
私と同じ柄の紙袋、板チョコと他の材料が入った袋を抱えた舞ちゃんは前を向いたまま
スタスタ歩く。少し急がないと追いつけない私。
「さっき野々宮が言ってた、『ライバルが沢山いる』って。だったら野々宮と舞の間に
邪魔が入る前に決着をつけよう。だから明日。」
「確かに言ったけど………」
「二人で本命チョコを渡す。そして、お兄ちゃんに選んで貰う。私か、野々宮かを。」
「い、いいけど………急、だね?」
「舞、これ以上は野々宮に借りを作りたくないから。」
「そ、そんな事気にしなくても良いよ。私、恩を着せてるつもりなんかないんだから?」
「でも舞の方は気にする。だから明日。」
「……舞ちゃん………」
要するに、精神的な負い目で対等な立場が崩れてしまう前に……という事だろう。最後
まで私の目を見ようとしなかった舞ちゃんに押し切られるように最終決戦に挑むことに
なってしまった。
「………・美咲?」
そんな複雑な気持ちのまま予行演習を開始した私に背中に声がかかる。
「なに、お姉ちゃん?」
「なにかお手伝いすること、ありますか?」見えないバリアに阻まれてるみたいに戸口
で立ち止まった倭お姉ちゃんの遠慮がちな声「用があったら声、かけてくださいね?」
「うん………………………あ、お姉ちゃん?」
「………はい?」
「恋って、難しいね。頭も胸も、もう限界かも。」
「そうですね、でもそれは美咲が本気で、真剣に恋に取り込んでいる証拠でもあります。
だから自信と誇りを持って、後悔だけは残らないように全身全霊でぶつかっていって欲
しいです。」
「そっか………そうだよね!」
「はい、そうです♪」
684突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/14 02:42:09 ID:0GxCo705
「………ふぅ。」
六回目にして、ようやく味が決定。これから本番である。
『お兄ちゃん、受け取ってくれるかな?』
お兄ちゃんへの恋、この行方はわからない。受け入れてくれて恋が叶ったとしても、そ
の先は闇の中だ。きっと他の誰一人祝福してはくれないだろう舞の恋路の行く先は、或
いはバッドエンドのみかもしれない。
「………………………」
でも……いや、だからこそ全力で向かってみようと思う。迷わずに全てを捧げようとも
思う。だってお兄ちゃん以外は考えられない。
『舞ちゃんは、妹なんだよ?』
そう、もしかしたらお兄ちゃんは舞を選んではくれないのかもしれない。だって舞は妹
なのだから。兄妹だから、という理由で振られるかもしれない。だが、そんな理由で逃
げ出したりしたら舞は後悔すると思うし、野々宮だって喜んではくれないだろう。だか
らこそ、妹だからこそ正々堂々と勝負して打ち勝たなくては意味がない。同情とかそん
な情けない理由と理屈だけでお兄ちゃんを縛り付けたとしても、きっと幸せにはなれな
いと思う。
「………………よしっ!」
迷うのは勝った後で良い。お兄ちゃんが舞を選んでくれたら、一緒に考えよう。
ちょっぴり苦い舞のレシピ、それでもチョコレートは甘くて美味しいと信じて。
685突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/14 02:47:17 ID:0GxCo705
ご指摘(というかツッコミ?)もあったので、統一化しますw
私の長女である『舞編』も、次回で一応の完結。
先輩方も一周年投下の準備をしてくださってるようで、いまからウキウキです♪


それでは明日を楽しみにしながら寝ます、おやすみなさい………
686名無しさん@初回限定:05/02/14 03:08:16 ID:BEozeL26
いいね!!
みんなエキス詰まってるよ!GJ!!
687名無しさん@初回限定:05/02/14 12:11:44 ID:q9ekHh96
2・13(日)
「なにをしとるんだ?」
飲み物を取りに台所へ入ると、妹が調理器具を広げていた。
日付から大体の予想はつく。明日はバレンタインデー。ゲームや漫画の鈍感主人公じゃあるまいし、その日の存在を忘れたりしない。
というか日本に住んでて当日までその日を意識せずに生きることなんてできやしない。テレビとかでバンバン話題にするし。
あいつら全員引き篭もりか?
「チョコ作り」
「ほうほう」
予想されたまんまの答えだった。しかしこいつがチョコ作りか。なんか感慨深いものが……
「でも飽きたからやめる」
「おいおい」
兄としてひたっている暇もなかった。
「なんか面倒な手順でもあったか?素人なんだからいきなりそんなのに手を出すなよ」
「溶かして固めるだけなんだけどね。創作意欲がわかないんだよ」
また素人くさい言い訳を。
「おまえの愛はその程度か?」
「渡す相手いないし」
しれっと答えられた。
相手もおらんのに作っとったんかいな。
688687:05/02/14 12:12:23 ID:q9ekHh96
「バレンタインらしいことしようかなと思い立って材料買ってきたはいいんだけどねー」
あやまれ。日本中の恋する乙女にあやまれ。
というかこういうふうになんとなく乗るやつがいるからこの妙な風習が無くならんのだろうな。
「どうすんだよこの有様」
台所を見渡す。器具と材料が並び、教本らしきものも広げられ、いまにもお菓子作りが行なわれそうな雰囲気。
しかして肝心要のパティシエールはもはややる気ゼロ。準備だけで気力を使い果たしたらしい。
よくあることと言ってしまえばそれまでだが。
「後で片付けるよ。材料のチョコは責任もってわたしが食べるから心配しないで。
なんならあげようか?妹からのバレンタインチョコだよ」
「そうだな。くれ」
いいこというじゃないか。
「プライドないの?まあ食べ物に罪は無いけど」
「台所も片付けなくていいぞ。俺がこれから手作りチョコを作る」
なにやらぶつぶつ言っていた妹が絶句した。
689687:05/02/14 12:13:44 ID:q9ekHh96
「なんでまた妹の後を引きついでチョコ作りなんかはじめるかねこのひとは」
妹があきれている。
おまえにどうこう言われたくない。途中で飽きて投げ出したくせに。
「友達に自慢するの? 手作りチョコもらったって」
「なつかしいなそれ。ラブひなか」
渡す相手がいないからって作るだけ作って見せびらかすだけだったってキャラもいたな。
もったいないことだ。俺ならもらう。あの作品はメインヒロインより彼女のほうがお気に入りだった。
まあ昔の漫画だ。今の人はだれも憶えてないだろう。
ちなみに今連載してるヤツもメインヒロインはどうも好きになれない。俺は赤松漫画のメインヒロインとは相性が悪いらしい。
かなり本気でどうでもいい。
「いい機会だろ? 材料も道具もそろってるんだから。一度やってみたかったんだよな」
これは本当。
「自分でしなよ。準備も料理のうちだよ」
「そうだっけ?」
「さあ?」
690687:05/02/14 12:14:42 ID:q9ekHh96
「できた」
「どれどれ」
部屋に戻ったはずの妹が覗き込んでくる。いつのまに。
「素っ気ないね。デコレーションとかしたらいいのに」
本気で溶かして型に入れただけだ。つまり見た目は茶色の塊。
よく言われるが、これだけで「手作り」と言い張るのは図々しいと思う。
「これぞ漢の料理」
「漢はバレンタインチョコ作らないと思う」
「ごもっとも」
しかし、俺がこれにL・O・V・Eとか描くのも気持ち悪い光景だろう。
「後は冷やすだけだ。勝手に食うなよ」
「はいはい」
あとはヨロシク。冷蔵庫。
691687:05/02/14 12:15:23 ID:q9ekHh96
2・14(月)
朝である。
朝飯を食べた後、冷蔵庫を開けて結果を確認する。
「ま、こんなもんだろ」
いわゆるチョコレートがあるだけである。昨日のまま固まったのだから当然。
変色したり、奇妙な形にトランスフォーメーションしたりしたら面白いのだが。
残念なことに普通の人間が普通の材料で普通に作った普通のチョコレートである。アバンギャルドな結果は期待するだけ無駄というもの。
「いったいどうやればいいのか。漫画みたいな手作り料理」
「目指さないで。そんなもの」
妹、登場。
「どうだ、できたぞ」
さっそく自慢してやる。
「なんでそんな誇らしげ?」
「おまえも投げ出さなければこれくらいは作れたんだよ」
「それはいわないで」
一応気にしてるらしい。まあ自分が飽きたせいで兄がバレンタインチョコ作り出したら気にもするか。
「で、それどうするの? 食べるの?」
バレンタインデーに自作の手作りチョコを食べるというのもあれだが。
「それよりおまえは? 今日のご予定とか」
「別に。言ったでしょ、相手いないから。義理チョコばら撒くって趣味もないし」
こちらももらう当てなどない。お互いさびしい兄妹である。
それなら。
692687:05/02/14 12:16:17 ID:q9ekHh96
「ほれ」
「へ? くれるの? わたしに?」
「自分で食うのもなんだしな。はっぴーばれんたいん」
「男が渡さないでよ」
「女が男にチョコを渡すなんてのは日本だけの風習だ。むこうでは家族間でプレゼントのやりとりとかするんだぞ」
それからすれば兄が妹にチョコ渡すなんてどうということもない。はずだ。
「ああ、言っておくが他の男に手作りチョコだって渡すなよ。おまえが食べろ」
「わかった。あ、でもこれって……」
俺の手作りチョコを喜んで食う男を想像してしまいそうになったではないか。
「他にチョコの準備なんてしてないよね。ってことは」
俺がバレンタインに渡す唯一のチョコということになりそれは世間的にいうところの……
「うあああああっ」
とんでもないことをしでかしてしまった気がする。

朝起きたら、妹に手作りの本命チョコをあげた
693687:05/02/14 12:17:05 ID:q9ekHh96
長々と失礼しました。
タイトル「台所の兄妹」舞台が台所だけだから。
リアル妹がチョコ作りを投げ出したという出来事を元ネタに即興で書いてみました。
初投下なので常連様たちの物に比べて拙いですが楽しんでいただければうれしいです。
694名無しさん@初回限定:05/02/14 14:41:29 ID:H1iEbMXh
トリップ捨て人氏、Y氏、池魚氏、突発屋氏、名無し氏みんな大量投下ありがd(゚∀゚)
今日も鬱だけどなんとかがんがるよorz
695名無しさん@初回限定:05/02/14 18:19:48 ID:YWlzpjxo
>>687
発想の逆転イイ!!楽しませていただきました。
どうでもいいことだが、アナタ携帯組?


朝起きたら妹に、「喪男の兄が送る虚しいバレンタイン」というタイトルで実況された。
「見んなよぉ!」
「兄は今年も孤独であります」
「あっち行けよぉ!」
「兄は涙目で訴えております」
「やめてくれよぉ!」
「妹から見ても情けない有様であります」
「ちくしょお、こうなったらお前を……!」
「きゃっ!ヤダ、ちょっと……!」
「やらせろぉ!」
「きゃあ!ダメダメダメぇ〜〜〜!」

中略

「ウッ」
「もぉ〜〜……最悪〜〜!」
6961/6 慧 ◆Kt17LnYJ4. :05/02/14 20:40:18 ID:YuDYnZWU
「おはよー、お兄ちゃん。はい、これ」
「ん?」
 ぽむ、と渡される包装された硬いもの。
「今日は14日でしょ? だから、バレンタインデー」
「あ…そーいや、そっか」
 朝起きたら妹からチョコを渡された。

「…毎年あげてるじゃん」
「悪い悪い、すっかり頭から飛んじゃってて」
「むー…」
 末莉(妹の名前)は不満そうにほっぺを膨らます。
「私、せっかく苦労して作ったのになぁー…お兄ちゃんにとっては
その程度だったんだ…」
「ごめんごめん。忘れてたのはほんとだけど、でも嬉しいって」
「いいですよー、無理して言ってくれなくても…いいもん、いいもん、
私の作るチョコなんて忘れられちゃうくらい印象薄いものなんだもん…」
 末莉嬢がへそを曲げてしまわれました。
 いったんイジケモードに入るとなかなか戻ってこないからなー。
「ほんと、悪かったって。これ、開けてもいい?」
「勝手にどうぞー…どうせ私のチョコなんて…」
 あーもー、こりゃあさっさと食って褒めちぎるしか手はなさそうだぞ。
 がさがさがさ。
6972/6 慧 ◆Kt17LnYJ4. :05/02/14 20:41:44 ID:YuDYnZWU
「……ん?」
 違和感。いやそれは違和感と呼べるほど、はっきりした感覚だろうか。
「末莉、これ」
 袋を開けて出てきたのはチョコレート。
 手作りっぽい、ちょっと表面がでこぼこした黒いチョコレートに、白のチョコを
上からにゅーっと垂らして描かれた文字。
 お兄ちゃん大好き♪
 …うん、ここまでは今までもらったのと同じ。
 だけど…自信はないけど、記憶に間違いがなければ確か…。
「今年はハート型じゃないんだ」 
「あ…うん…」
 四角い形のチョコレート。
 別にこれはこれで全然変じゃないから、ただ単純にこれだけ渡された
だけだとぴんと来ないけど。
 今まで末莉からもらったきたチョコは全部ハートの形をしていたはず。
「えと、あのね、お兄ちゃん…」
「ん?」
「ちょっと、お話あるんだけど…いいかな?」
 イジケモードを解除して、神妙な顔つきになる末莉。
「…ああ」
「えっとね…その…」
6983/6 慧 ◆Kt17LnYJ4. :05/02/14 20:42:30 ID:YuDYnZWU
「私…男の子と付き合うことにしたんだ…」
「…えっ!?」
 がたっ! びっくりして椅子から落ちそうになる。
「…え、えと…いま、なんて?」
「……だから、男の子と、付き合うって」
「…………エイプリルフール?」
「今日は2/14だよっ」
「いや、1ヶ月半早いエイプリルフールかと」
「それじゃ『4月馬鹿』の意味がないよ…」
 うおぉい、マジですかい。
 彼女いない暦=年齢の兄を差し置いて、先にくっついてしまうか、妹よ。
「…変かな? 私が男の子と付き合うなんて」
「い、いや、変ってことは」
「いいもん、いいもん、お兄ちゃんが変って思うのも無理ないよー…」
 あ、またスイッチがONに。
「私、昔っからドジだし、鈍いし、空気読めないし、ネガティブだし、
いじめられっ子だし、迷惑かけっぱなしだし…」
 …うーむ、これは末莉が戻ってくるのを待つしかないのか?
「…でも」
「え?」
「そんな私を、お兄ちゃんはいつでも守ってくれたよね…?」
6994/6 慧 ◆Kt17LnYJ4. :05/02/14 20:43:21 ID:YuDYnZWU
「いや、守ったって、そんな大げさな」
「…ううん、そんなことないよ。小学校の頃、クラスのみんなから
いじめられた時、お兄ちゃん、うちのクラスに乗り込んで来て、
私のことかばってくれた」
「…あー、まぁそんな時もあったような」
「友達できなくて、私が一人で家にいたときも、お兄ちゃん一緒に
遊んでくれた」
「……まぁ、な」
「それだけじゃないよ。お兄ちゃんはいつだって優しくて、どんな時だって
私の味方でいてくれて…」
 いつの間にか、末莉は正座して、正面から俺の目を見ている。
 これが真面目な話なんだって今さらながら自覚して、茶々を入れるのをやめる。
「私、不器用だから…お掃除とか料理とか全然できなくて、
お兄ちゃんに何もしてあげられない…何も、返すものがない…」
「だから私、がんばってチョコレートくらいは作れるようになろう。
バレンタインデーの時くらい、お兄ちゃんの足手まといにならずに、
私がいてくれてよかった、って思ってもらおう」
「そう思って、作り始めたの…」
 …末莉の奴、そんなこと思ってたのか。
「お兄ちゃん。これからもっともっといっぱいお世話になると思うけど……
とりあえず、今まで私を支えてきてくれて、ありがと♪」
「あ…うん…」
7005/6 慧 ◆Kt17LnYJ4. :05/02/14 20:45:56 ID:YuDYnZWU
「私、お兄ちゃんのこと好きだよ」
「え?」
「…驚くことないじゃない。私、お兄ちゃん嫌ってるように見えた?」
「あ、いや、そーゆーことじゃないけど…」
 話の腰折っちゃったな。
「えと…だから、お兄ちゃんは私の大切な人」
「お父さんやお母さんも大切だけど…それ以上に、私にとって、
大切な人」
「だけど、そんな私にももっと大切な人ができて…」
 頬を赤らめる末莉。
 言いにくそうに、目を伏せて言葉を選んでる末莉。
 俺の初めて見る、『女』としての末莉。
「私ね、決めてたの。もし私に何か大きな出来事が起きたら、
真っ先にお兄ちゃんに報告しようって」
「ずっと私を支えてきてくれた、大切なお兄ちゃんにきちんと
お話しよう、って」
「だからそのチョコは、今までどうもありがとっていう意味を込めての
チョコなんだよ」
 ……なるほど、それでハート型じゃない…と。
「えと…だから…その…」
 自分の言ったことが恥ずかしくなってきたのか、末莉は顔を真っ赤に
しながらごにょごにょと呟いている。
 うん、こういうところは全然変わってないんだけどなぁ。
「おめでと、末莉」
7016/6 慧 ◆Kt17LnYJ4. :05/02/14 20:46:55 ID:YuDYnZWU
「…ふぇ?」
「だから、おめでと…って。よかったじゃないか、男ができたんだろ?」
「あ、うん…そう…」
「付き合い始めたって、言ったけど、いつから?」
「三日前、から…私が告白して…いいよって言ってくれて…」
「ほー、末莉の方から言ったのかー。いやいや、人は見かけによらないねぇ」
「…うー、からかわないでよー…」
 さびしい…うん、さびしいよな。
 今までずっと後ろにくっついてくる存在だった末莉。
 けどもう、きちんとした形で知らされた以上、その役目はすべてその
末莉の彼とやらに移るわけで。
 まぁこういう日がいつか来るのは分かっていたけどさ。
 …ま、せっかくの妹の吉報なんだから、喜ばなくちゃ、な。


 夜。自分の部屋で、昼間もらったチョコレートを食べてみた。
「…おとなの味ってか。末莉のやつ…」
 末莉がくれたチョコは今までくれたのとは全然違う。
 ちょっと苦めの、ビターチョコだった。

【FIN】
702後書き 慧 ◆Kt17LnYJ4. :05/02/14 20:47:48 ID:YuDYnZWU
最近リアルが多忙で、ちっともネタが投下できてない慧です。
私は割とあまのじゃくな性格っぽくって、バレンタインデーとか、
幸せーなイベントがあると、その裏にあるちょっとしんみりした話とかを
考えたりしてしまいますw
なので、今回もそんなテイストでまとめてみましたー。

テーマは「妹の巣立ち」って感じですね。
妹関係のスレ、ということを考えるとちょっと異色だとは思いますが、
たまにはこーゆーのもいいのではないかと。
イメージ的には末莉ちゃんは眼鏡っ子だったりします。

まぁ今日はこのスレの実質上の生誕記念っぽいので、
ささやかながら私も一筆書かせて頂きましたー。
次はいつ投下になるか分かりませんが、スレはいつも見ているので、
職人の方々、これからもがんばってくださいー。
出現が低くて、挨拶もできなくて恐縮ですが、
トリップ捨て人氏、Y氏、池魚氏、突発屋氏、名無し氏。
みんなみんな、GJですっ♪
703名無し:05/02/14 21:03:09 ID:q9ekHh96
>>695
687ですがパソからですよ。
切り方が難しいんです。長すぎると送れないから。
話の流れ的に変でない切り方にするために短めにしてみたんです。
704名無し:05/02/14 21:25:57 ID:q9ekHh96
上のに書いておけばよかったのですが、
いきなりの乱入者を褒めてくださった皆様、ありがとうございました。
705830:05/02/14 22:25:53 ID:P2NdbEYa
朝起きたら妹に・・・エロゲを渡された。
「バレンタインデーだからってちょっと期待してみたらエロゲかよ!」
「あによその言い方!それ買ってくるの恥ずかしかったんだから。なんかジロジロ見られるし、『いもうと!いもうと』ってつぶやいてる奴いるし・・・・。」
「それはご苦労だ。まぁ、ちょうどやりたいと思ってたやつだし。」
「うわ妹に向かって『やりたい』だって。鬼畜〜。」
「だむぁれ小僧!!・・・・・・ん?これ開封済み?」
「うん。中開けて見て♪」
「中開けてって・・・・・・・。おろ?パッケージはエロゲだが中身はチョコか!!」
「ジャーン!チョコエロゲ〜♪」
「いや・・・・嬉しいんだが、ちょっと悲しいんだけど・・・・。」
「いいじゃない。こんなチョコもらえるの世界で一人だよ。」
「はぁ・・・。まぁ、ありがとな。さっそくいただくよ。」
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」
「うわっ!なんだ大声出して。」
「かじっちゃ駄目!!それ中にCD入ってるんだから!」
「チョコエロゲってそういう意味かよ!!」
「うん。作るの難しかったんだよ。」
「おい・・・。割ったりかじったりできないんならどうやって食べるんだ?」
「そんなの簡単じゃない。こうするのよ・・・・。あむっ・・・・、ちゅる・・・・、んむぅっ・・・・・。」
「奇妙な効果音つけて舐めるんじゃない!」
「へへぇ。ほら、中身が見えてきた。後はおにいちゃんが食べるのよ。」
「って・・・、お前が舐めてベトベト・・・・・・。」
「気にしない。気にしない。」
「(間接キス・・・・?いや、間接ディープキスじゃないのか?これ・・・・。)」
「いいよ。おにいちゃんなら。」
「へっ?」
「ううん。なんでもない。綺麗にしたらパソコンで遊べるからね。んじゃあね♪」
「お・・・、おい・・・・・。いっちまいやがった。まぁ、なんだ。仕方がない。いただくとするか・・・・・。ン?これは・・・・・・・。」

インストールディスクだけかよ・・・。
706ヴァレンタインン@トリップ捨て人:05/02/14 22:43:48 ID:lSVKr5r6
 結局昨日は、気まずい雰囲気の夕食を終えるとすぐに寝てしまった。何かと心臓に良くない
から。
 そして今日は二月十四日。昨日の奮闘の末出来たであろう菓子を持って、京は学校へ行った
のだろう、そう思いながら居間に下りてくると……

 朝起きたら妹が、月曜にも関わらず家に居た。

 今日、レポートのために大学を休んだ僕はいいとして、何で京までもが家にいるのだろうか?
 そんなことを考えながら硬直している僕はお構いなしに、京はテーブルに着いていた。
「み、京? 学校は?」
 流石にそのまま向かいの席に着くのも憚れるので、一応尋ねる。だが京は、全身から"兄さん
には関係ありません”オーラを放ち、冷たい横目で僕を睨むだけで言葉を返さない。
 訊かない方が良かっただろうか? などと思いつつ、その場に固まるわけにもいかないので
ひとまず席に着く。
「あ、もしかして指の具合が良くないとか?」
 言ってから思った。あり得ない。指を切った程度でこの超真面目の堅物である京が学校を休む
わけあるまいと。
 案の定、京は自分の指をチラッと見て、そのまま顔を伏せてしまった。どうやら昨日の出来事を
相当根に持っているらしい。
「い、いただきます」
 居たたまれなくなって、食事に手を付ける。すると、京も両手を合わせてから食事を始めた。どう
やら僕を待っていてくれたらしい。
 例え態度が冷たくなっても、この律儀な性格は昔から変わっていない。京は、食卓は家族で囲む
ものと固く信じていて、家に誰かが居るのに自分一人で食事をするといったことはほとんどしない。
 けれども、当然のように会話が弾むはずが無く、そのまま無言の朝食を終えた。
707ヴァレンタイン@トリップ捨て人:05/02/14 22:44:41 ID:lSVKr5r6
 食後、部屋へと戻ってレポートを書く。期限が今週末なので、早めに始末しておこうという
算段だ。
 特に苦手な分野でもなかったので、そこまで苦労も無い。昼食の時間になる頃には、大まか
に完成の目処も立っていた。

 そして昼。朝からずっと動いてないんじゃないのかと思うくらい変わらない格好で、京がテー
ブルに着いていた。
 卓上にはどんぶりが二つ。どうやら昼はラーメンらしい。
「いただきます」
「いただきます」
 無言。
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさまでした」
 わずか一行で終わってしまうこの会話の無さ。息の詰まるとはこの事だ。
 ラーメンは美味しかったので、もはや聞いているかどうか分からないということは置いておいて、
京にお礼を言う。けれどやはり、京はチラリとこちらを見るだけで無言。
 どうしたものかと困っていると、電話が鳴った。
 縋るようにして電話を取る。相手は母だった。今日は仕事の関係で、両親共々帰れそうにない
との事だった。
「…………だってさ」
 京にも伝える。
「はい…………解りました」
 珍しく返事をしてくれた。
 結局、そのまま部屋に戻り、レポートの続きを考える。気付くと時間は、夕方になっていた。
708ヴァレンタイン@トリップ捨て人:05/02/14 22:45:24 ID:lSVKr5r6
 水を飲みに、居間へと向かう。するとそこには、相変わらず京が座っていて、なにやらブツ
ブツと言いながらもぞもぞ体を動かしている。何か、こう、右手で何かを持つフリをして、顔を
近づけたり、体をひねったり………?
「……………? 京?」
 ビクリ! という擬音がピッタリと思うほど、京がその場で飛び跳ねた。そしてその瞬間、恐ろ
しいまでの目線で僕を睨みつける。その目線は驚きと同時に、どこか非難めいた色をみせて
いた。
「いや、あの………ゴメン」
 弱いなぁ、僕。そんなことを思いながら、冷蔵庫から水を取り出し、一口飲んですぐに二階へ
と駆け上がる。その間ずっと、京から発せられる視線に怯えていたのは言うまでもない。
 何であそこまで嫌われるかなぁ、と思いつつも、それはどうすることも出来ない。自分が情け
なくなってきたので、夕食までふて寝してやろうかと思ったが、レポートの事を考えるとそれも
出来ない。自分も京に負けず劣らず、律儀な人間みたいだ。

 そろそろ夕食の時間という頃、部屋のドアがノックされる。家に泥棒が入っていない限り、ドア
の向こうにいるのは京だろう。
「どうぞ」
 ドアが開く。予想通り、ドアの向こうにいるのは京だった。
 心なしか、京はいつものキツイ顔ではなく、昔のように眉尻の下がった少し幼い顔をしている
気がした。
「えと………どうしたの?」
 何かまた自分が怒られるようなことをしただろうか、などと考えつつ、よくよく考えれば今まで
一度も京に正面きって怒られたことなど無いなと思い出す。
 京は、腕を背中に回したまま、どこかおずおずともとれる足取りで部屋の中に入ってくる。そして
僕の前で立ち止まり、一呼吸。
 鬼が出るか蛇が出るか。僕の不安も冷めやらぬうちに、京は隠していた両手を前に出す。両手に
持たれたお盆、そこには予想外の物が乗っていた。
「ケ、ケーキと…………これはクッキー?」
 そして更に予想外なセリフが京の口から発せられた。
「に、兄さん! お口に合うか分かりませんが、召し上がって下さい!」
 どうやら、藪から出てきたのは棒だったようだ。
709ヴァレンタイン@トリップ捨て人:05/02/14 22:46:26 ID:lSVKr5r6
「えっと、何だって?」
 なんだか京らしからぬ発言が出た気がするので、聞き直す。
「ですから、に、兄さんに召し上がって頂こうと思って…………その……ケーキとマカロンを
用意致しました…………ど、どうぞ!」
 そしてズイっと差し出される、お盆に載ったケーキとマカロン。
「あ、あぁ、ありがとう………でもどうしてまた急に?」
「きょ、今日はヴァレンタインだから……………いえ、ででですから」
 そういえば昨日確認したばっかりじゃないか。
「あ、ありがとう。でもお前、いいのか? 俺になんか渡してる暇無いだろ? 今日一日家から
出てないんだから、早く本命のところに渡しに行かないと………」
「で…か……、に…………」
「え?」
「で、ですから、兄さんにお渡ししたいんです!」
 今耳がキーンとした。こんなにデカイ声で喋る京なんて、久し振りに見た気がする。
 とりあえず脳内戦闘機は放っておいて、今、京が言ったことを整理してみよう。京は誰にも
チョコを渡しに行く予定はなくて、それで俺に渡したくて、つまり?
「えっと、どうとっていいのかな?」
 どうにも煮え切らない態度をとっていると、ついに京がしびれを切らしたのか、手に持って
いたお盆を机の上に置いた。
 何が起きるのかと思っていると、突然京が抱きついてくる。そして右手で僕の頭を掴んで、
無理矢理唇を合わせた。
 驚きのあまり、固まる僕。目の前わずか数ミリ先では、目を閉じた京の顔が見える。
 二人の唇が、糸を引きながら離れる。腕の中にいる京は、わずかながら震えているようだ。
「み、……………京?」
 僕の声も震えていた。そして京は、それ以上に震える声で言った。
「兄さんが好きなんです! ですからケーキとマカロンを持ってきました! 兄さん、お願いで
す、受け取って下さい!」
710ヴァレンタイン@トリップ捨て人:05/02/14 22:47:10 ID:lSVKr5r6
「京が………僕のことを?」
 頭の中が混乱している。京は僕の胸に顔を埋めて、わずかに嗚咽を漏らしている。
「京、それ、本当?」
 胸の中で、京の頭が上下した。
「でも京、今までろくに口もきいてくれなかったのに…………」
 京は、グス、グスとしゃくりあげながら、口を開いた。
「私…………ずっと、兄さんのこと………好き……………だった…………っ………のに……
……どうやっ………て…………………兄……さん……と………話していいか………っ……
分からなくて…………ずっと…………ずっと………………兄さん」
 そこまで聞いたところで、僕は京をしっかりと胸に抱き寄せた。泣いているのにこれ以上喋る
のは辛いだろう。十分に気持ちは伝わったし、もうこれ以上聞くこともないと思った。だから、
しっかりと京を抱きしめた。

「落ち着いた?」
 それから数分後、泣き止んだ京を胸から離し、尋ねる。京は、泣き腫らした赤い目を擦りながら
頷いた。
「京、ありがとう」
 そう言って頭を撫でてあげると、京は少し嬉しそうな顔をした。
「それじゃあ、せっかく京が作ってくれたんだし、ケーキとマカロンを食べようか」
 京の頭を撫でながら、机に置かれたお盆の方に視線を向ける。
「ぁ、待って、兄さん」
 しかし呼び止められた。
「どうしたの? 京」
 呼び止めた京は、少し恥ずかしそうに俯きながら、
「あの………実は、もう一つチョコを………用意したんです。その……………もう一つのチョコは
…………ぁ、あの………隠してあってですね………兄さんに探して頂きたいんです」
 と言った。
「隠してある?」
「あの………ぇと………こ、ここに」
 そう言って京は、自分の腹に手を乗せ、その手を徐々に下へと滑らせた。
711ヴァレンタイン@トリップ捨て人:05/02/14 22:47:52 ID:lSVKr5r6
「京?」
 京は、目を閉じて顔を赤く染め、ぷるぷると震えている。
「京…………僕で、いいの?」
 京がコクンと頷くと同時に、僕はもう一度京に口づけをして、体を半分捻って京をベッドへ
と押し倒す。
 急に体を横にされたことに驚いた顔をしながら京がこっちを見ているが、すぐにまた目を
瞑って僕を受け入れようとする。
 ワイシャツの下から手を潜らせる。するとそこに当たったのは、京のなだらかな双丘。決して
大きくはないが、綺麗な形と柔らかい張りを保った膨らみ。
「に、兄さん………私、胸大きくないから…………………………」
 そんなことは関係ない。シャツのボタンを下から一個ずつ外し、その胸を露わにする。途端に、
京の顔がさらに赤くなったのが分かった。
「兄さん…………やぁ……………ぁっ」
 ブラを外し、その双丘の頂上に存在する突起に舌を這わす。京の体が、電気でも通したように
跳ね上がったのが感じられた。
 そしてそのまま胸を弄びながら、先ほど京自身がやっていたように、腹部からその下にかけて
を手でなぞっていく。
 途中でスカートに手が当たる。そこでしばらく手のひらを使ってお腹をゆっくりとさすり、京の反応
を楽しむ。震えとは違う、痙攣のような反応で僕の感覚を楽しませてくれる。
「ぁっ………あぁ…………兄さん……………んんっ」
 スカートのホックを外しながら、もう一度キス。やがてスカートが緩んだことを確認すると、ゆっくり
唇を離す。そして再び、手のひらを下へ下へと下ろしていく。
 手が、京の秘所を捕らえた。ショーツ越しに恥丘を撫で、京の反応を見て楽しむ。
 甘い、とぎれとぎれの声が、部屋に響く。京の胸から舌を這わして、手が通った道筋をなぞり、
やがて舌が秘所へと到達する。
「ショーツ、脱がすね」
 一応宣告してから、その布きれを剥ぐ。
「兄さ………待って………ぃゃぁ………恥ずかしい」
 京はわずかな抵抗を見せるが、それでも僕に先を委ねる。僕はショーツを下ろしきって、京の最も
女の子らしい部分を、舌で愛撫する。
712名無しさん@初回限定:05/02/14 22:49:06 ID:lSVKr5r6
 嬌声が上がる。刺激が強すぎたのか、体をピクピクと震わせてイッてしまったらしい。
「あぁ…………ぁぁぁ……………兄さん」
「チョコレート、見つけた」
 勿論、本当にチョコレートなんてあるはずがない。けれど、そこはまるでチョコレートの
ように甘かった。
「兄さん…………………ひんっ!」
 声がひときわ高くなる。膣の中に舌を入れたからだ。相変わらず、京の体は痙攣し続けて
いる。気持ちよさと、背徳感とが入り交じった、強烈な快感が体を襲っているのだろう。
「京、そろそろいいかな?」
「ぁっ…………兄さん………きて………」
 それを聞き終わると、僕はズボンを脱ぎ、自分自身を取り出して京の秘所にあてがう。
「京、いくよ」
「ぅんっ………兄さん!」
 一気に突き進む。ゆっくりなんて加減はしない。すぐに京が欲しかった。すぐに京を感じたかった。
 二人の結合部から、京の純血の証が滴り落ちる。
「ごめんね、痛かったね?」
「ううん、平気………平気だよ、兄さん」
 明らかに平気ではない顔で京が答える。そんな健気な雰囲気が可愛らしくて、京を抱きしめて
もう一度キスをする。
「動くよ?」
 確認するが、実のところそんなに余裕はなかった。気を抜けばすぐにでも果ててしまいそう
なほど、京は僕を締め付ける。
 腰を動かす。京の顔が更に苦痛に歪む。もっと優しくした方が良いと思うと同時に、もっと激しく
京を自分のものにしたいという衝動に駆られる。
「にい………さ…………ん…………んぁっ…………ぁっ……………兄さん!」
「京!」
 京の声を聞きながら、京を感じる。
713ヴァレンタイン@トリップ捨て人:05/02/14 22:50:22 ID:lSVKr5r6
「京、もう………」
「兄さん! きて………私の中に……………あぁっ………あぁぁぁっ!」
 京の中に、自分の欲望を注ぎ込む。京を自分のものにしたい。京を………。

――――
「その…………大丈夫?」
「…………………うん」
 事が終わって、二人は抱き合ったままベッドに横たわっていた。京の体温を感じながら、そ
の細く、白く、美しい体を抱きしめる。
「あ、あのさ。順番が逆になったけど…………俺も京のこと……ん!?」
 突然、京が口づけをしてきた。
「言わなくても、大丈夫です。兄さんには体で答えて貰ったから」
 顔が熱くなった。間違いなく今の自分は真っ赤に茹でたみたいな顔をしていることだろう。
 京も恥ずかしそうに、僕の胸に顔を埋める。
「そうだ、京の次にはあれも食べなきゃな」
 そう言って、僕も口づけのお返しをする。案の定、京の顔は真っ赤に染まった。
 テーブルの上には、チョコレートケーキとマカロンが残っている。
714ヴァレンタイン@トリップ捨て人:05/02/14 22:52:06 ID:lSVKr5r6
何だか最後、微妙にやっつけ仕事みたいになってしまいましたが、一応完成です
時間があまり無かったので、あまり満足できる仕上がりにはなっていませんが、楽しんで頂けたら幸いです


昨日の予告編にレスをくれた方々、ありがとうございます
>>669
ヒントというわけではありませんが、癖ですね
>>670
処女僕ですw
そしてそこの信者ですw



長くご無沙汰でしたが、職人諸氏も激しくGJでした

それでは
715携帯止まってた人@弐時間:05/02/14 23:16:34 ID:cNmrxve3
(*゚∀゚)=3
みなさんすけべですねえ!!

職人たんたち、乙です!
716池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/14 23:52:05 ID:Q/LMInl3
はい、ギリギリ間に合いましたよ、と。

>>673-、『朝起きたら妹に、』の続き。
・読んでない人は↑を読んでからどうぞ。
・『夏祭り』、『夜のプール』あたり読んでると、たぶん理解しやすいかも。
717池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/14 23:52:48 ID:Q/LMInl3
夜。
夕食も食べ、そろそろくつろぎムードに入ってきた頃に、妹はチョコ作りを再開した。
生地を取り出し、バターを塗った型に流し込む。
「もうすぐ食べれるよー」
言ってる本人が嬉しそうだ。
だが、俺の頭の中には一つの不安が残る。
「……なあ、俺が食べる分にはいいんだが……本命の方、この時間だと届けるの大変じゃないか?」
外は暗い。月が出ているが、そんなの全くあてには出来ない。
少女が一人歩くにしては、少々危険だ。
「大丈夫だよ、ここから近いから」
妹は全く気にしていないようだ。
兄としては、こういう所が気がかりでならないのだが。
「……送ってってやろうか?」
「だっ、大丈夫だって! 携帯もってるし、いざとなったら連絡するよ!」
その連絡をするほどの余裕があればいいのだが、襲われたりしたらそうもいかないだろう。
「……ねっ?」
そこまで言うのなら、ついて行く訳にもいかない。
なんせ、ヴァレンタインにチョコをあげに行くのだから。
「……わかったよ、でも、ホントに気をつけろよ?」
俺はせめてもの注意をし、諦めた。
「うん、……ありがと」

作業を見ていると、妹は二つの型に流した生地のうち片方にホワイトチョコのチップを散らした。
「こっちが本命用、ってことで。まあ、ただの飾りだけど」
なるほど、一応義理チョコと区別はつけておきたいようだ。
「へー、綺麗になるのか?」
「……たぶん」
おそらくホワイトチョコがオーブンの熱で溶けて、
表面に模様を出すという構想らしいが、この自信の無さは何だ
「まだ試した事が無くって……でも、きっと上手くいくよ!」
「……まあ、頑張れ」
失敗した時はどうするのだろう?という疑問を残しつつ、チョコケーキはオーブンの中へと消えた。
718池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/14 23:53:28 ID:Q/LMInl3
「ふう……」
椅子にもたれかかって、大きく溜息をつく妹。
仕事をほとんど終え、どっと疲れが出たのだろう。
「焼き上がりまで10分あるから……お兄ちゃん、シャワー浴びてくれば?
 あがる頃には焼き終わってるよ?」
椅子に座ったまま時計を見上げて、俺に促した。

風呂場。
「あ゛〜……」
冷たい手足に、湯が刺さるように熱い。一日の疲れが全て吹き飛んでしまうような、そんな感覚。
目を閉じて頭からシャワーを浴びていると、
――ガチャン……ッ
何か、小さな音が聞こえた。
慌てて振り返るが、そこには何も無い。
「……?」
部屋に居る妹が、何かしたのだろうか。
そういえば、そろそろ焼きあがっていてもおかしくない時間だ。
オーブンをあけた音……じゃあないな。戸棚とかでもない。何だろう?
シャワーを止めると、一瞬の残響の後、一切の音のない静寂が走る。
「……」

「おい、ヒトミ……?」
髪を拭きながら居間へ行く。
扉を音を立てて開くが、未だ返事は無い。
それどころか、妹の姿さえ見えない。
電気が一つを除いて消され、ここには妹は居ないという事を確信させる。
唯一照らされた机の上には、一枚のメモ書きが。

『――お兄ちゃん、ケーキが完成したので、届けてきます。
    焼きあがったやつ、お兄ちゃんの部屋に置いといたから、熱いうちに食べて。
                      ……少し、遅くなるかも
                                     ヒトミ   』
719池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/14 23:54:10 ID:Q/LMInl3
小さな紙に、小さな字で書かれたメモ。
内容自体は、他愛の無いもの。
本命の人に想いを伝えに行くということを、間接的に伝える文。
それを手にとって読んでいると、妹がやっと人を好きになって、
女の子らしい恋愛をするようになったという安心感と、
自分の許を離れていってしまうような、……妙な、寂しさが残る。
俺はメモを机の上にほうって、
「……早く食べないと、な」
電気を消し、部屋へ戻った。

部屋に入ると、部屋の机の上に、ピンク色の小さな包みが置いてあるのが目に入った。
皿ごと一枚の紙で包んで、リボンで止めるタイプの簡単な包み。
その包みの下に、今度はちゃんとしたメッセージカードが挟まっている。
少し固めのさらさらした紙に、丁寧な整った文字で、

『――カズヒトへ
 いつも、優しくしてくれてありがとう。
 一生懸命作ったので、冷めないうちにどうぞ
                      ヒトミ    』

一瞬、手が止まった。なんて事の無い文章なのに。
「……ったく、直ぐ食べるんだから、こんな包みなんかしないでもいいのに」
俺はやれやれというように大きく首を振って椅子に腰掛け、リボンを引く。
シュルシュルと包装を解くと、包みの口から見えたのは、小さなチョコケーキ。
『フォンダンショコラ』というらしいが、まあとりあえずそんな事はどうでもいい。
包みを完全に開け終わって、俺は目を疑った。
5センチほどの小さな丸い形。薄っすらと香るチョコの風味。
そして、目の前に置いてあるそのケーキの表面には、白いハートの形が浮かび上がっていた。
「え……?」
思わず声が出てしまう。
焼く直前に、生地にホワイトチョコらしいものを入れているのは見た。
が、それは本命用の方だけだったはず……?
720池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/14 23:55:05 ID:Q/LMInl3
なんで、俺のチョコにこのマークが?
もしかすると、俺が見ていなかっただけで、義理、本命、両方に入れたのかもしれない。
……きっと、そうだ。
自分に、そう信じさせる。
第一、朝妹は、『チョコをあげる相手はお兄ちゃんじゃない』と、何度もしつこく――
ふと、脇に置いたメッセージカードの、たった一行の文字が目に入る。

――カズヒトへ――

「……!」
俺は弾けるように立ち上がり、ドアを開けたままにして居間へ向かう。
そして、机の上に残したメモを手にとると、そこには、

――お兄ちゃん――

――そういう……意味か……。
手にメモを持ったまま、動けない。
妹の想いを寄せる相手は、兄としての俺じゃない。
一人の、男性としての俺だったんだ……。

胸が苦しくなる。
こんなに想ってくれる妹を、俺は受け入れる事は出来ない。
例え傷付けることになろうとも、辛い思いをさせようと。
それが、妹の幸せに繋がるのだから。
決して交わらないで、決して突き放さないで。
妹が自ら俺から離れる時を、俺はただじっと待つだけ。


手にしたメモをはらりと落とすと、俺はまた部屋へ戻った。
「はあ……」
後ろ手にドアを閉め、大きく溜息をつく。
――なんで、こんなんなっちまったんだろうな……
721名無しさん@初回限定:05/02/14 23:55:55 ID:H1iEbMXh
くそぉ…おまいら本当にGJ!(*´д`)ハァハァ
722池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/14 23:57:25 ID:Q/LMInl3
薄暗い部屋の机の上には、置き去りにされたチョコケーキがぽつんと佇んでいる。
……これが本命となると、ヒトミは……どこかで時間を潰しているんだろうか。
俺は携帯を取り出し、妹の携帯に電話をかける。
『……もしもし、お兄ちゃん?』
妹の明るい声が聞こえ、何故か少し安心する。
「ああ、今どこだ?」
『えっ、えーっと……今、好きな人の家の前。チョコ、もう渡したんだー』
妹の照れ笑いが浮かんでくるような声。
俺の方に本命を渡した事など、まるで無かったことのように。
「そうか……良かったな」
『うん! ……ねえ、お兄ちゃんは、もう食べてくれた?』
「……! ……ふっ、クックック……」
思わず笑いが漏れてしまった。
『なっ、なに? いきなり』
受話器を耳から放しても、妹の声が窓の外から聞こえる。
さっきの、『今、好きな人の家の前』というのは、とっさに嘘が思いつかなかったのか?
「いや、なんでも。チョコなら、今食べようとしてた所だよ」
『そっか……冷めないうちに、早く食べてよ? それじゃ、今から帰るから――』
「あっ、ちょっと待て」
『何?』
言おうか言うまいか、少し迷ったが、
「……あんまり無理して、風邪、引くなよ」
窓越しに送る、気休めにもならない、ほんの僅かな気遣い。
『……ありがと。じゃ、切るね?』
電話の切れた後、窓ガラス一枚越しの二人の行動は、小さな溜息という形で一致した。
窓から一瞬外を覗くと、家の前を行ったり来たりする小さな影が目に入る。
――想いは受け取れないが……チョコだけでも受け取っておくか……
俺はようやく、置き去りにされた白ハートのケーキをフォークで切り、食べる。
「……かてえよ、バカ……」

夜の風は凍り付き、冬空は今日も澄み渡っている。
氷のように冷たい月を見上げながら、憂鬱な休日は幕を閉じる。
723池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/15 00:01:50 ID:XzBb+maG
最後、詰め込みたかった内容が諸事情(主に時間)で入りきらなくて、残念。
速筆の方々が羨ましい。

……今日は、すごい量ですね。
明日明後日ぐらいかけて、ゆっくり読みますか。

>>714
ああ、やっぱり処女僕ですか。
中の人が特定できたので、やっと言えます。
お久しぶりです、またちょくちょく来て下さい。
724Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/15 00:12:45 ID:R3IIoy5a
―朝起きたら妹に、今日はバレンタインだね。と言われた。
バレンタインデー…私は毎年、貰う側で…あげた事は一度もなかった。
食べきれないほど貰えたりする時などは、
おすそ分けと称して、親戚の勇樹君にあげたりはするけれど…。
小学生の時からずっと女子校だったということもあり、
―特に、告白する相手もいなかったから。…それが、本当の理由。
今は、在宅ビジネスで、悠々自適な生活をしている私とクリス。
今日も二人で、イチャイチャしたいなぁと思った。

買い置きしてあったポッキーを、おもむろに咥えて、待っているクリス。
チョコレート側を咥えるのは、反則だよ…。舐めたくなっちゃう…。
「…クリス…しましょ?…(カリカリカリ…カッカッ…カリ)」
たまらなくなって、私は言った。
「…はい、ルナお姉様…(カリカリ…カッカッカッ…カリ)」
「クスクス……懐かしいわぁ、その呼称…。…んむ…ちゅ…」
「…あ、お姉様、チョコが…。」
「……ごめんなさい、舐め取ってもらえませんか?」
「(…ペロ…)…はい、取れました…。」
「…クスクス…あの時は…びっくりしたわ。」
「……お姉様、そそっかしいですからね…クスクス…。」
昔と同じやり取りをして、思い出に浸りながら、ポッキーゲームを楽しんだ。
725名無しさん@初回限定:05/02/15 00:24:35 ID:7PVjyYsy
このスレを見てツンデレ属性があることに気づいた今日この頃。
726Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/15 00:35:29 ID:R3IIoy5a
Yです…ごめんなさい…間に合いませんでしたorz
むしろ、完全に出遅れましたorz…ブラウザ落ちが痛かったです…。
>トリップ捨て人氏 >突発屋氏
>慧氏 >池魚氏 >>687
皆さんGJです。
727名無しさん@初回限定:05/02/15 00:47:20 ID:0nzD4wJT
うわ、さすがにすげー伸びてる!
職人のみなさんお疲れさまでした!
あなたがたあっての朝起き妹スレですね。

朝起きたら妹に、昨日の成果を聞かれた。
728名無しさん@初回限定:05/02/15 01:16:24 ID:xfKDDxL0
朝起きたら妹に、昨日の評価を言われた。

「…早すぎ」

……ゲフッ
729突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/15 01:56:12 ID:s0PcsWez
うわ、思いっきり遅れてるし!w
では、問答無用で『舞編』、本編最終話投下します!!



ひとつの時間と、二つの場所。
朝一番に妹から押しつけるように渡された包みと、朝練上がりの部室前でガチガチに固まった
マネージャーから手渡された包みには、全く同じ時間に全く違う場所で『待ってます』と書か
れたカードが入っていた。
「………………………………」
それが意味する事は一つだけ。二人が示し合わせてカードを書いたと言う事と、もう逃げも先
延ばしも終わり、舞も野々宮も『正念場』という来るべき分岐点に立ったという事だ。
そして俺も今、二人が待つ分かれ道を前にしている。
つまり、どちらかを選ぶしかない………という事である。
『徹ちゃんはね、相談しに来たんじゃないよ。確認しに来ただけなんだよ。』
不意に、昨日会った花梨の言葉が蘇ってくる。

「だから私、今度だけは徹ちゃんの応援は出来ないよ。」
「な、なんだよそれ?」
俺の話を全部聞き終えた幼馴染みの返事は、それだけだった。
「だから徹ちゃんは既に選択をすませてるって事だよ。あとは誰かに『正しい』って言って欲
しいだけ。だから私の所に来たんだね?」
「だから、まだ決めてないって!」
「ううん、もう決めてるんだよ。」小さく首を振る花梨「もう答えは出してる。だけど認める
のが怖いから、世界で唯一徹ちゃんに賛成してくれる私の所へ来て、私の口から認めて貰う事
で自分自身を納得させようとしてるだけ。」
そういってテーブルの上を片付け始める花梨。その体からは怒りとも悲しみとも諦めともいえ
ない不透明な、しかし明確な拒絶の気配しか感じられない。
「でも私、もう徹ちゃんの味方にはならないよ。だって………悔しいんだもん。」
「おい、花梨……!」
730突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/15 01:56:58 ID:s0PcsWez
「久しぶりに徹ちゃんに会えて嬉しかった、それは本当だよ。だけど、もうお話はお終い。辛
い選択かも知れないけど、これからは誰にも頼らないで自分で選んだ道の責任を持たないと駄
目だと思う。だって自分で選んだんだから。」
さよなら徹ちゃん、と台所に消えた背中を見送ってから、俺は花梨の家を後にした。
「………今度こそ、ほんとにサヨナラだね、徹ちゃん………」
その小さな呟きは、徹には届かなかった。

「もう決めてる………かぁ……」
花梨の言葉を反芻してみる。確かに、もう決まっているのかも知れない。
そして、それを恐れているのかも知れなかった。
「自分で選んだから………かぁ……」
情けない話だが、花梨は全てお見通しだった。今更ながら、それに気付く。
「………そうだな、自分で蒔いた種なんだな。結局。」
目の前に並んだ二枚のカードを改めて見つめる。
舞の几帳面な書体と、野々宮の丸っこい文字。
そして舞の味に拘った四角いチョコと、野々宮の賑やかなハート型のチョコ。
「あと一時間………か。」
行けば二人とも幸せには出来ない。必ず片方を悲しませる
だが、ここで尻込みして逃げ出せば二人とも傷つくだろう。
それを承知の上で、二人は俺を待ってる。
だからこそケジメは、俺がつけなくてはならない。
「……………男らしく、責任取るとしますか………」
義理本命含めて貰った他の女の子達のチョコレートに心の中で詫びて、俺は上着を取った。
731突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/15 01:57:50 ID:s0PcsWez
暖かそうなカップルの姿だけが目立つ駅前の時計塔下。
そりゃそうだよね、だってバレンタインだもん。
ふぅ〜、と吐いた息が白いモヤモヤになって夜の空気に消えてゆく。
「………ちょっと早すぎたかな?」
駅前広場はおろか、ホームとか交差点も向こうからでも見える大時計だけど、その足下に立っ
ている私にだけは残念な事に時間を教えてくれない。しかたないからポケットから携帯を取り
出して時刻を確認。
「……35分前……」
今思えば、本当に色々な事が続いた数年間だった。相原先輩の存在を初めて知って、殆ど一目
惚れで恋に落ちた中学時代。でももう先輩は三年で、いまから部活に入ったって遅いと気付か
された私は、陰から応援しているだしかできなかった。そして先輩がスポーツ特待生として超
が付くエリート学校に入ったと知った私は、お父さんとお母さんを必死に説得してお姉ちゃん
達を拝み倒して勉強を教わり、その甲斐あってか補欠ながら合格できた。
進学してからは『ほら、やっぱり!』などと言われないように一生懸命勉強しながらマネージ
ャーとして先輩の事を側で見ながら、女の子として必要なお料理とかお裁縫とかを地道に地道
に覚えた。
そうして舞ちゃん、つまり先輩の妹さんである相原舞ちゃんと出会った。周囲からは『将を射
んと欲すれば………』等と散々言われたりもしたが全く相手にしなかった。だって知れば知る
ほど舞ちゃんという女の子の可愛さというか健気さがわかってきたから。今日、ここで、どん
な結末が待っていようと、私は舞ちゃんとお友達でいたいと思う。私が先輩を奪い取ってしま
う事で友情にヒビが入ったとしても、頑張って元通りにしようと思う。そしていつか、私も舞
ちゃんも恋の話で………
「の、野々宮………」
「………………………え?」
その瞬間、全てがモノクロームのスローモーションになった。まるで昔の白黒映画みたいに周
囲を行き交う人達も、ネオンも、車のライトも色を失い音を失った。
……………私と、私の前に立つ相原先輩を除いて……
「せん………ぱい………」
此処まで走ってきてくれたのか、少し苦しそうな白い息を小刻みに吐く先輩。そんなに慌てて
来なくても、と呆れるよりも先に嬉しくて涙が浮かんでくる。
732突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/15 01:59:06 ID:s0PcsWez
「野々宮、あのな………?」
大きく深呼吸。息を整えた先輩が真っ直ぐに私を見てる。
「は、はいっ!」
「俺、俺は………」
きーんこーんかーーんこーん♪
こんな時に限って! と無粋な時報を奏でる時計塔を見上げてにらむ。いま何時かなんて言わ
れなくったってわかってるよ! 丁度、約束の時間の30分前で………
「……………………………………………30分、前?」
作り物の鐘の音が頭の中をいっぱいにして鳴り響く。まだ30分もあるのにどうして? なん
で先輩は、そんなに息を切らせて必死に走って………30分、約束の時間まで、あと30分な
のに………30分しか………ないから?
「………野々宮?」
「先輩……先輩は……」温かかった筈の涙が、もう氷みたいに冷たくなって「……いつも時間
を守ってくれる人………でしたっけ………」それに、女の子を寒空の下に立たせておけない優
しい人。だけど、その優しさが今は「………………残酷です……!」
「聞いて欲しい、俺は……」
「こ、こんなのって、ないです。ひどいです……」震える体を抑え込み、固く目を閉じて溢れ
出す涙に栓をする「……こんな情けない野々宮だけは見て欲しくないから、だから舞ちゃんと
約束したのに………」
先輩が息をのむ気配。
「……だから、だから今だけは野々宮を見ないでください。次に会うときには……明日が来て
明後日が来れば、きっと元気な野々宮に戻りますから、だから今………いまだけはっ!」
「野々宮……」
「謝ったりはしないでくださいッ!!」
鐘の音も止まった冬空の下、私の叫びが刃となって全てを切り裂く。
「その代わり、好きな女の子を幸せにしてあげてください。野々宮が『これじゃ私の出る幕な
いや』って諦める事が出来るくらい、幸せになってください。それが………ひくっ……」
「……ああ、わかった。それじゃ野々宮……」伸ばしそうになった手を止める徹「……ありが
とうな?」
「ひくっ、ひくっ………はい……」
そして遠ざかってゆく駆け足の音。再び動き始める世界。人混みの中で繁華街の中で満天の星
空の下で、ひとりぼっちになってしまった美咲。
733突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/15 02:00:27 ID:s0PcsWez
「ひくっ、ひくっ、せんぱぁい………!」
堪えきれなくなった滴がひとつ、ふたつと石畳に小さな痕を残す。じわじわと染みこんでくる
冷気がズキズキと痛む心まで凍り付かせてしまうような寒さ。
「………………………美咲?」
そんな小さな肩を、後ろからそっと包む大きなダッフルコート。
「ふぇ………?」
「美咲みたいに可愛い女の子は、こんな所に独りぼっちで立ってちゃ駄目です。」
「そうそう! 怖ぁいオオカミさんに食べられちゃうぞぉ?」
「ついでに、風邪ひいちゃうかもよ?」
「ほらほら、涙拭いた拭いた♪」
「ふぇ!? お、お姉ちゃん………」
振り返ると、そこには初音、倭、若葉、小春と野々宮家の娘達が全て集まっていた。
「……お姉ちゃん、いつから……!?」
「そんなこと、気にしちゃ駄目ですよ。さぁ、行きましょう?」
「え? え?」
「姉として、美咲に野々宮家秘伝の失恋払いを教えてあげるって事。」
「え? え? え?」
「こういうときは、パーッと呑んで盛大に騒ぐって相場が決まってるんだから♪」
「だ、だって………」
「ご心配なく。今日はお姉ちゃんが奢って下さるそうですから、ね?」
「………………………美咲の飲み代だけだぞ?」
「で、でも………」
「良いから良いから。今晩は姉妹水入らず女同士で言いたい事言い合う、これで決まりっ!」
「お、お姉ちゃ………ぐす、ぐすっ………」
「ほらほら泣かない泣かない! ヤな事は全部酒で洗い流しちゃお? 倭だってコレで大失恋か
ら立ち直ったんだから?」
「え? それマジ? 初姉?」
「お、お姉ちゃん! そんなこと、こんな所で言わなくったって……」
734突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/15 02:03:37 ID:s0PcsWez
きぃ、きぃ、きぃ………
錆び付いたブランコは、揺らしても鳴き声みたいな音しか出さない。
かさかさかさ………
木枯らしが転がす枯れ葉が、人気のない児童公園を横切ってゆく。
「……………寒い。」
いま何時かな、と顔を上げても辺りに時計はない。あるのは砂場と、滑り台と、ジャングルジム
と、その向こうの窓から漏れる暖かそうな明かりだけ。どこからかクリームシチューの柔らかい
匂いまで流れてくる。
「………お兄ちゃぁん。」
私の初恋は、お兄ちゃんだった。まだ小学生の頃、普段から殆ど家にはいなかった父が、母と私
達を捨てて他の女を選んだ日から、私を守ってくれたのはお兄ちゃんだけだった。
『じゃあ舞は、お兄ちゃんのお嫁さんになるっ!』
だが現実は、私の想像していた以上に厳しかった。それまでの夢をスッパリと諦めたお兄ちゃん
は、時間の殆どを部活につぎ込んでみるみるうちに学校のヒーローになって、いまの学校にスポ
ーツ特待生となって入る事になり、今は事業団か大企業の選手となることを目指している。
………それもこれも、お母さんに経済的な負担をかけないために………
そんなお兄ちゃんが何だか遠くなってしまった様に思えて沈んでしまった私の横で、花梨ちゃんが
陰となり日向となりお兄ちゃんを応援し始めた。小さい頃から所謂『鍵っ子』で家事も出来る花梨
ちゃん相手に、私の勝ち目などない。でも初恋の相手であるお兄ちゃん以外の男の子に興味が持て
なかった私は何とかお兄ちゃんの気を引こうと、拗ねたり困らせたりと自分でも幼稚としか思えな
い方法でしか自分をアピールできない。
そして花梨ちゃんが引っ越してしまった後、やっと一番側をとれたと思ったのに、私は素直に甘え
る方法をすっかり忘れてしまっていた。一生懸命に勉強して同じ学校に入り、独占欲を満たすささ
やかな手段としてお料理を覚えてお弁当を作ってあげられるようになった頃には、私の初恋は子供
じみた嫉妬と焦りへと変貌してしまっていたのだ。
「………こんな舞じゃ、お嫁さん失格かな?」
735突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/15 02:05:02 ID:s0PcsWez
でも野々宮と会い、あいつのの直球勝負チックな恋と張り合ってる間に私の初恋も少しづつ輝きを
取り戻していた。不器用だけど、お兄ちゃんに甘えるという事も思い出し始めていた。
その意味では、野々宮に感謝しても良いと思う。
そして野々宮となら、お兄ちゃんを取り合うのも良いかと思えてきた。
「………お兄ちゃん………」
野々宮と交わした約束。今夜、この時間、二人別々の場所でお兄ちゃんを待つ。
それでお兄ちゃん自身に選んで貰う、もちろん恨みっこなしで。
もし、お兄ちゃんが来てくれたら、いっぱいいっぱい話したい。
どんな女の子になればいいか、一緒に考えたい。
キスもしたい、恋人同士のキスを。
それから、お兄ちゃんに全てを捧げたい。
お兄ちゃんのものになりたい。
それからそれから、いろんな所に一緒に行く。
花梨ちゃんよりも野々宮よりも、お兄ちゃんの力になりたい。
そうして舞が『大人』になれたら、お嫁さんにして貰う。
他の誰も認めてくれなくても、お嫁さんになりたい
「……………でも………」
………でも、もしも、お兄ちゃんが野々宮を選んだとしたら。
ううん、お兄ちゃんが野々宮を選んだとしても。


明日の朝起きたら、良い妹になろう。
妹として祝福してあげよう。
お兄ちゃんを想って泣くのは今日で最後にしよう。
そう、朝起きたら………
736突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/15 02:07:18 ID:s0PcsWez
皆さん、お見事です!
このまま二周年、三周年が迎えられるといいなぁ、などと・・・w

それでは、そろそろ『次女』の仕上げ体制も本格的に始めたいと思います。
737名無しさん@初回限定:05/02/15 02:17:35 ID:YafyXZEc
>>突発屋
こんないいところで最終回……んな殺生なorz
でもGJ!!!



さて、めでたくこのスレ一周年も過ぎたことだしちょっとわがままを言ってみよう


初代スレの766と857の続きが読みたい。。・゚・(ノД`)・゚・。
誰か書いてぇ

by 初代スレ開始時からの住人
738名無しさん@初回限定:05/02/15 02:23:35 ID:IrcVMWai
>>突発屋氏
舞タソ……キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
その締めにジーンときました。GJ!!
次女も猛烈に期待してます。
739名無しさん@初回限定:05/02/15 02:30:20 ID:LrFRhlfW
>>突発屋氏
くぉぉお、ここでおあずけとはなんてSな人だ(⊃Д⊂)
とりあえず…
エ ロ ゲ 化 キ ボ ン ヌ
740名無しさん@初回限定:05/02/15 08:16:36 ID:jPwzHEyV
朝起きたら妹にチョコを渡された。
「俺たちの家は神社だから関係ないだろ!」
741名無しさん@初回限定:05/02/15 13:45:28 ID:/orePc+g
今なら言える。
誰か初スレをくれ。保存し忘れたんだ。。・゚・(ノД`)・゚・。

もともとネタ板なんだから他の妹スレと違って
妹+何か(イベント)なんだよな…
タイムテーブルでも作っとくか
742名無しさん@初回限定:05/02/15 18:33:08 ID:nEHtcHWw
743置き手紙:05/02/15 18:42:13 ID:OyFs3Qwo
 兄さんへ

おはよう、兄さん。いつも顔あわせられなくてごめんね。
朝はいつも早いから朝ご飯食べてくと間に合わなくて。
でも、今度の休みは一緒に朝ご飯食べよ、約束だよ。
それじゃ、お弁当作っといたから食べてね。
それと、遅くなったけどバレンタインのチョコも置いとくね。
それじゃいってきます。
兄さんも頑張ってね、いってらっしゃい。
744名無しさん@初回限定:05/02/15 19:41:31 ID:p1Up2s/q
初スレといえば、「またクソスレがたったな」と思っていたあの頃が懐かしい
しかし、なんで典型的なクソスレとして落ちるはずの初代スレから、ここまで成長したんだか
745名無しさん@初回限定:05/02/15 21:15:34 ID:rHGxSDJr
746名無しさん@初回限定:05/02/16 03:33:46 ID:+VoJgTSe
朝起きてからずっと、妹に尾行されている。
747名無しさん@初回限定:05/02/16 07:26:43 ID:aEzWOjpb
朝起きたら妹が特撮ヒロインになっていた。
748名無しさん@初回限定:05/02/16 08:26:22 ID:8KjTl/j4
朝起きたら妹が毒殺ヒロインになっていた。
749名無しさん@初回限定:05/02/16 10:00:19 ID:nN805Jrf
朝起きたら妹が撲殺ヒロインになっていた。
750名無しさん@初回限定:05/02/16 15:34:11 ID:cEW2qwun
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪
751名無しさん@初回限定:05/02/16 17:46:48 ID:IXxKQN9s
朝起きたら妹に犯さ
752名無しさん@初回限定:05/02/16 21:21:41 ID:8fLNYjek
このスレに来てから、どうも属性が増えたっぽい自分
753名無しさん@初回限定:05/02/16 21:32:42 ID:qZJP2Pow
全属性だったのが妹系に固定されつつあるような気がする自分
754名無しさん@初回限定:05/02/17 00:51:59 ID:Wll+q9ki
誰かツンデレ系で長編書いてくれ 頼む
755名無しさん@初回限定:05/02/17 07:37:28 ID:XvABZFpu
朝起きたら妹が精子のサンプルを採集に来た。
756名無しさん@初回限定:05/02/17 17:42:46 ID:6aIt+xi9
朝起きたら妹が、ぴかっと光る記憶でっちあげ装置作ってた。
…この前のテレビに影響されやがったな。
757名無しさん@初回限定:05/02/17 20:47:39 ID:zA7yWQme
朝起きたら妹が叫んだ「ついに出来た、性転換薬!ぐびぐびごくん」
758名無しさん@初回限定:05/02/17 21:40:18 ID:mXeo4mF0
>>757
しかし不完全でふたなり化
勃起が強すぎて排尿できなくなり、兄に助けを求めるとw
759名無しさん@初回限定:05/02/17 23:03:40 ID:+k3mobuF
>>756
それで兄を襲うだけ襲って記憶を消すんでつね?(*´д`)ハァハァ
760突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/18 02:13:24 ID:Pd6Vl0r2
「静粛に! 静粛にっ!!」
凛とした声が喧噪を切り裂き、空気を凍り付かせた。
「ここは低次元な口喧嘩をする所ではありませんし、幼稚な罵詈雑言を飛ばし合う為に集ま
って貰ったわけでもありません! 建設的で現実的な議論を行う気がないのであれば、即刻
退場していただきますっ!!」
サラサラのストレートを揺らし、意志の強そうな輝きを持つ大きな瞳で視聴覚室に集まった
一同を視線で威嚇する明日香。都合上、講談席になっている教卓で困り果てた顔をして背を
丸めている会長や、既に傍観者を決め込み冷めた表情で進行を見物している書記よりも学年
が下の筈の副会長である彼女、北城明日香が居並ぶ各部の重鎮達と真っ向から睨み合って会
議を仕切るのは、何もこれが最初という訳ではない。
「……じゃあ、どうしろってんだよ……」
「勿論っ!」呟きが漏れた方角に波動砲並の視線を放ちながら強気な声と表情を崩さない明
日香「提出して頂いた経費資料と合わせて、昨年度の実績と部員数を基準に生徒会が公平無
私に配分を算出、決定させて頂きますっ!!」
「お、横暴だぞ……」
「では、これに勝る代案を提案してくれますか?」別方向からの弱々しい抗議も聞く耳無し
と一刀両断「これは限られた予算を皆で話し合って効率よく、かつ友好的に分け合うための
会議です。先ほどからの様な見苦しい暴言の応酬では埒があかないと判断して、生徒会執行
部権限で………」
「………その『実績』とやらは、具体的には何を指すんだ?」
あちらもそうかも知れないが、こちらも忍耐の限界に達していた。横に座ってる沙織が『止
しなよぉ!』と心配そうに袖を引っ張ってるが気にしない。唸り声を上げるドーベルマンみ
たいな目をしてる副会長殿と正面切って視線をぶつけ合う。
「それは勿論、活動実績です!」
「だから、その活動実績って何を指すんだ? 基準がハッキリしないじゃないか?」
集った皆が息を呑んで俺達の一騎打ちを見守ってる、というか援護もしない癖して俺の双肩
に自分たちの責任まで積み上げようとしている気配。揃いも揃って情けな……
「うぅ、みんな注目してるよぉ〜」
761突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/18 02:14:19 ID:Pd6Vl0r2
………すっかり萎縮してしまった副部長の沙織も含めて、情けない限りだ。
「それは………対外試合の回数や成績、文化部は出展作の評価と数を総合的に……」
「それは『学校の名声に貢献できない部は無用』って意味にしか解釈できるないよな? 部
活っての本来、出来の善し悪しを問わずそれぞれの才能とか『やりたいこと』を伸び伸びと
やらしてくれる物じゃないのか? 生徒会の判断基準って言うのは、校長やら学校側の点数
稼ぎの促進を俺達に押しつけてるだけじゃないか。」
「な、な………ななななな……!」
そうだそうだーと遠慮がちな声を浴び、明日香の顔が一気に沸点に達する。どうでも良い
が、ンな程度の野次しか出ないのか剣道部?
「ひ、柊先輩は確か、映研でしたね……?」やや押され気味になりながらも、手元の資料の
束を掴んでペラペラと捲る「……昨年度の活動は……文化祭で短編映画を一本だけ上演、コ
ンクールへの参加も無しとなってますが、こんな活動で申請の額が承認されるとでもお思い
ですか!?」
「とか言う前に良く見ろよ、うちが申請した額。」
「え、えっと………ああっ!」
「ご覧お通り、去年と殆ど同じだ。増えた分だって決められた通りの耐用年数分使った機材
の購入費だけだしな。俺は別に増額を要求してるんじゃない、生徒会の横暴が目に余るって
言ってるんだ。そんな電卓任せの数字だけで判断されたら、たまったもんじゃない。」
「じゃ……じゃあ、どうしろって仰るんですか!?」
「だから、それを決めるための部長会議だろっていってるんだ。」
「そ、その会議が予算の取り合い合戦になって全然進まないから、こんな事になったんでし
ょう! 生徒会としても独断的な採決は本来不本意ですが、学校側に書類を提出する期限も
あるんですよ!!」
「そこをキチンと進めて、みんながそれなりにでも納得できる結論を出すように議事を進行
させるのが生徒会の役目じゃないのか? キレる気持ちも判らないことないけど、役員だっ
たら役員らしく議論を収拾させろよ。」
「う、うぅ〜……!」
762突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/18 02:15:36 ID:Pd6Vl0r2
「柊先輩っ!!」
すっかり暗くなった窓の外。あれから数時間続き、辛うじて完成した暫定案で本日終了とな
った予算会議を終えてコキコキ肩を鳴らしながら帰ろうとしていた俺の背中に鋭い声が突き
刺さった。
「んあ?」
「『んあ?』じゃありません! 少し、お話がありますっ!!」
振り返ると、書類を胸に抱えた明日香が上目遣いに睨んでいた。
「あわわ! ゆ、ゆっくん? 私、先に帰っても……」
勝手にしろよと追い払うように手を振ると、ゴメンねと言い残してコソコソ逃げ去ってゆく
沙織。周囲にいた他の部の連中も、厄介事は勘弁だと言わんがばかりに足音を忍ばせて散っ
ていってしまう。
「んで、話って?」
「………歩きながらで結構ですから。」
瞬く間に人気が無くなってしまった廊下。点々と灯る蛍光灯の明かりを道しるべにするみた
いに大股で俺を追い抜いて歩いてゆく明日香、その背中で長い髪が左右大きく揺れてる。
「おい、自分で振っておいて置いていくなよ! 待てって、北城!」
そこまでして話を聞いてやる義理もないような気もするが、何故かつきあってしまう俺。
「最初に断っておきますけど……」と追いついた俺と目も合わせようとせず不満顔で切り出
す明日香「……拝見した限りでは、先輩が申請された映研の予算は問題なく承認されていた
と思います。」
「……だろうな。」
「だったらどうして、議事の進行を混乱させる様な発言をなさったんですか!?」
「そりゃ、なんてゆーか……………………気に入らなかったから?」
カツカツカツ、と二人分の足音が無人の廊下に木霊して闇夜に消えてゆく。
「そ、そんな理由で会議を妨害なさったんですかっ!?」
「って、おいおい、それはちょっと酷くないか?」
763突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/18 02:16:21 ID:Pd6Vl0r2
実際、俺と明日香の砲撃戦が終了した後議論は………多少は……円滑に回転しだしたと思う。
「全然、酷くありませんっ! サッカー部と野球部が来年度の部員獲得予想で言い合いにな
って、もう少しで乱闘騒ぎに発展する所までいったじゃないですか!」
………まぁ、そういった場面もあったかも知れないが。
「あと、天文部は流星雨の観測旅行の費用まで出させようとするし……」
………あれは、確かに呆れた。
「美術部は即席乱射しかしない癖に画材の費用で五月蠅いし、剣道部は少し勝ったからって
偉そうになってるし、写真部は実績の無さを機材の所為にするし、陸上部なんて備品の殆ど
は体育の授業で使ってるのと共用でしょ? しかも演劇部ときたら………」
「………悪いが、段々と単なる愚痴になってきてないか?」
「え………あ、コホン!」
あと、本人達が聞いたら『かなり』気を悪くしそうなコメントが並んでいたような?
「とにかく!」と唐突に足を止める明日香「映研の予算は事実上決定したんですから、次の
会議では少し口を慎んで頂きます!」
「それって………要するに『やかましいから黙ってろ』って事か?」
「黙れとは言いませんが、無駄に場を掻き回すような発言だけはなさらないで下さい!」
カラカラカラと扉を開く明日香。見上げてみると、そこには『生徒会室』の表示が。
「でもなぁ………?」
「………何か、ご不満でも?」
丁寧語を使ってる割には、目が全然敬ってないぞ副会長。
「不満っていうか……」思わず頭を掻いてしまう俺「……それじゃ、お前一人が……」
「それが仕事ですからッ!!」
ぴしゃり、と最後まで言う前に締め出されてしまった。
764突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/18 02:17:03 ID:Pd6Vl0r2
「よぉ!」
そして校門前。待つこと小一時間で、ようやく資料の整理が終わったらしい明日香が疲れた
足取りで職員用通用口から姿を現した。俺の予想通り、後片付けを全部押しつけられていた
らしい。
「……………なんですか?」
そんな俺を探るような威嚇するような目付きで見ながら近づいてくる明日香。
「やっぱり全部一人でやってたのか、あんまり何でもかんでも引き受けるなよ?」
「そ、そんなの……」つーん、と横を向かれてしまう「……やる気がない人達に手伝って貰
っても不愉快なだけですし、一人でやった方が確実ですから。」
視線をそらしつつ、足早に横を通り過ぎようとするが。
「……これでも心配してるんだぞ、一応は?」
ぽん、と頭に手を置いて髪を優しく撫でてやる。
「ちょ………なんなんですか、気安く触らないでくださいっ!!」
これも予想通り、恥ずかしそうに身を捩って逃げようとする明日香。鞄を持っていない左腕
をブンブンと振り回して俺を追い払おうとするので、その射程外まで体を離しつつ頭を撫で
続ける。
「こら暴れるなって、こんな時間に女の子一人で帰らせるわけにはいかないだろ? それに
ほら、もう誰もいないって。」
その一言で、ぴたりと動きが止まる。
「………………………………………」
「………………………………………」
「………………………………………」
「………………………………………」
「……………本当でしょうね?」
「ほんとほんと、他の役員連中も帰ったよ。この目で見たんだから間違いない。」
「……………会議に出てた人達も?」
「とっくの昔に帰った。後ろ見てみろよ、消灯も済んでるだろ?」
「………………………………………」
765突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/18 02:18:13 ID:Pd6Vl0r2
俺の視線を追うようにして、出てきたばかりの校舎の方へと振り返る明日香。一階の職員室
以外の全ての明かりが消えた学舎は、まるで巨大な文鎮みたいだ。
「な?」
「………………………………………ふぅ〜。」
と俺の口元くらいまでしかない体から力が抜け、そのまま寄りかかってくる背中。
「………お義兄ちゃぁん……明日香、疲れちゃったよー……」
「そうだな、明日香は良く頑張った頑張った!」
「もおっ! すぐ明日香のこと子供扱いするぅ!」無邪気に頬を膨らませる義妹「今日は本当
に大変だったんだからね! みんな好き勝手なことばっか言うし、お義兄ちゃんまで明日香に
イジワルするしー!」
そんな妹の体を優しく抱き留め、重そうな鞄を持ってやる。
「意地悪じゃないって、明日香が他の皆と喧嘩になりそうだったからだぞ?」
「それは………そうかも知れないけどー……」
「な? だから機嫌直して一緒に帰ろうぜ? 一日張ったからお腹も空いてるだろ?」
「え、えへへ〜。実はペコペコぉ〜♪」
照れた笑顔は、俺以外には絶対に見せない特別な顔。
「よしよし、それじゃ早く帰ろう。また後で一緒にビデオ観るか?」
「ん〜〜〜〜〜ん……………明日香、ビデオよりお風呂が良い!」
ぎゅっと腕に抱きついて甘え声、これも俺専用。
「ふ、風呂っスか……」
「明日香は全然っ平気だもん。また湯船の中で抱っこしてね?」
「……そんなことされたら、また悪戯しちまうぞ?」
「お義兄ちゃんだったら構わないもん。明日香のこと、いっぱいいっぱい可愛がってね?」
嬉しさと呆れと軽い自己嫌悪の混ざった、複雑な溜息を漏らしてしまう俺だった。
766突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/18 02:20:18 ID:Pd6Vl0r2
あー………・一応ツンデレ風味と言うことで(汗


あと舞編ですが、所謂『番外編』というのもあることはあるので、
また機会があれば挑戦したい思いますが………………今はまだ未定ということでw
767名無しさん@初回限定:05/02/18 02:30:33 ID:Pe6HvK5W
>>突発屋氏
うぅ……なんであなたはそんなに俺のツボを刺激しますか……
GJすぎるよ……


朝起きたら妹に、ドジっ子メイド属性が付加されていた。
768754:05/02/18 03:15:10 ID:t5asVYOn
>>突発屋氏
( *´д`)b GJ!!

というか、独り言のような俺の一言に付き合ってくれてありがとう
769名無しさん@初回限定:05/02/18 03:15:59 ID:r8luL/Nq
>>突発屋氏
ぐはっ、マジGJ!
俺ツンデレに目覚めそうだ。このギャップ感たまらん。
舞たん番外編も期待。

朝起きたら妹がメイドさん
770名無しさん@初回限定:05/02/18 03:37:58 ID:P0hUSGHh
やっぱATは駄目だな。
レンタカーで乗ってみたが、どうもフィーリングが悪い。
エンブレも効かないし。
771名無しさん@初回限定:05/02/18 04:06:54 ID:3cYtDXi1
>>770
イマドキマニュアルなんてあり得ないw
ガチャガチャやっててダサすぎw
772名無しさん@初回限定:05/02/18 04:26:52 ID:F6KrR//0
俺はAT派だな。煙草吸うの楽だし。まあ意見なんて人それぞれさ。

ってどこの誤爆だゴルァ(゚Д゚)
773名無しさん@初回限定:05/02/18 06:27:16 ID:ikWh2NKD
朝起きたら妹が、俺のモーニングシフトレバーで練習してた。。。
774名無しさん@初回限定:05/02/18 09:32:40 ID:xqGdpqZR
朝起きたら妹にモーニングスターで殴られた。
775名無しさん@初回限定:05/02/18 10:25:16 ID:7s5JZSnR
http://moemoe.homeip.net/view.php/588
とりあえず萌えておく

ェェ子や(つД`
776名無しさん@初回限定:05/02/18 12:24:41 ID:9Y5dsGmK
↑泣いた、泣いた。


↓朝起きたら妹がラッキーチャンススタートで大フィーバー
777名無しさん@初回限定:05/02/18 13:24:19 ID:OKTbjJHF
>>突発屋氏
やばいよそれ、クリティカルだよ。
『妹はツンデレラ、ただし時間になっても帰りません』みたいな!

MTはまずいって。
妹に運転させたらナニ握られるかわかったもんじゃ…
778名無しさん@初回限定:05/02/18 13:41:34 ID:YaLUovYr
朝起きたら妹が、車のシフトノブでオナニーしてた。
779名無しさん@初回限定:05/02/18 18:00:07 ID:5QTid/Of
しかしツンデレの旬は過ぎているとおも。一番いいのはデレ直前!

とほざいとく。
780名無しさん@初回限定:05/02/18 19:18:50 ID:1rkpafNM
>>779
同意する。
個人的にははじめはツンだった関係が進展してデレに……というのがキモだと思う
そのせいか突発屋氏のはイマイチ楽しめず残念

以下ツンデレスレよりコピペ

>ツンデレの定義は二重性。
>時間軸での二重性  (例)始めはツンツンしてるけど時間経過とともにデレデレになる
>状況での二重性   (例)二人っきりだとデレ SEXのときはデレ 危機的状況の時はデレ
>心の内外での二重性(例)本当は好きだけど嫌いなふり 何でこんな奴を好きになったのか、という葛藤
>の三つと、その組み合わせを基本にしている。
>攻撃的ツンデレと無関心ツンデレでも分けられる。


>悪友タイプ 主人公嫌悪タイプ
>素直になれないタイプ 孤立・孤高タイプ
>高飛車・女王気質タイプ 規律重視・堅物タイプ
781名無しさん@初回限定:05/02/18 19:21:29 ID:xqGdpqZR
朝起きたら妹がツンデレンジャーに変身した。
782突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/18 21:45:14 ID:Pd6Vl0r2
>>779>>780
こう言ってはナンだが………








………激しく同意!w
ちなみに私のツンデレ女神は「新藤麗子@下級生」で、ああいう話も書きたい。
しかし一回の投下量ではキャラ紹介と小咄程度の内容が限界なのです。
よって「ツンとデレのギャップ」でまとめてみました。
783Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/18 22:09:34 ID:BvsD9J+e
Yです。そろそろ、某中篇に着手しつつ、
場つなぎに数本書けたらなぁと思っております。
>>突発屋氏
GJです。…てっきり、ギャップがお好きなのかと思いました(w
784名無しさん@初回限定:05/02/19 02:29:36 ID:vKucePtg
朝起きたら妹に、子猫の世話を押し付けられた。
785名無しさん@初回限定:05/02/19 12:30:12 ID:hhRJ1MHK
「にゃん♪」
「……何の真似だ?」
「子猫だにゃん♪」
「お前の子猫を世話しろと?」
「にゃんにゃん♪」
786池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/19 12:45:20 ID:79sSGl/9
 朝起きたら妹が毒殺ヒロインになっていた。

夢を見た。
とても悲しい、夢を。
かつて感じた事の無いような、孤独と絶望。
信じる人に裏切られる悲しさ。
俺の周りを、沢山の人が振り向きもせず通り過ぎていく。
唯一すぐ隣に立っている、小さな頃からの親友。
彼は俺に向かって優しく微笑んで、そして、――

「――うあぁっ! ……はぁっ……はぁっ……! ……夢……か……」
俺はベッドから飛び起きるように目覚め、一瞬にして現実に戻された。
……あれから五日。あの日から、毎晩同じ夢を見る。
鏡を覗き込むと、赤くなった両眼から、涙の痕が垂れていた。
俺は溜息を一つつくと、片手で頭を抑えながらベッドから降り、
「――なぁに泣いてんの?」
「うおぅぁっ!」
突然背後からかかる声。振り返ると妹が。
「くっだらない、ヴァレンタインに一個もチョコ貰えなかっただけでしょ?」
妹の言葉が俺の心にザックザック刺さる。
「ち、違うわぁ! そん位で、そん位で俺が泣くかぁっ! 全部アイツが、山口のヤツが……!」
元親友の顔を思い出して、涙が溢れてくる。その姿、のび太君の如し。
「セフィロス、信頼してたのに……!」
「あー、自分は貰えないのに、友達だけ貰ってたって? 悔しい? 自分も欲しかった?」
クスクス笑いながら、俺の肩を叩く。
「それも違う……! そんだけならまだ良かったのに……」
アイツは真剣だったんだろうが、俺にとってはダメージが大きすぎた。
「じゃあ何よ?」
怪訝そうな顔で聞く妹。
正直口に出したくないが、俺は大きく深呼吸をして答える。

「――俺は……アイツから本命チョコを貰ってしまったんだ……!」
787池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/19 12:46:01 ID:79sSGl/9
一瞬、時が止まったような空気が流れる。
妹は全く口を閉じて、しかし目だけは見開いて固まっている。
「……」
「……」
「……マジ?」
「俺が一番信じたくない」
嘘だったらどんなに嬉しい事か。
「……同性愛者って、……居るんだねぇ……」
もはや感心してしまっている妹。
「しかもその人、昔っから仲良い人でしょ? ってことは、ずっとそういう眼で――」
「頼むから、話題変えようぜ? な?」
これ以上アイツの顔を思い浮かべたくない。
俺は手を合わせて頼んだ。
「そ、そうね、えー、と……結局、女の子にチョコ一つも貰えなかったんでしょ?」
『女の子に』という言葉が、このセリフだとやけに重い。
俺は涙を拭きながら頷きまくる。
「ああ、貰えなかったさ! 俺だって、女の子から一つぐらい貰いたかったよ!」
てっきり直ぐにからかいが来るかと思ったが、妹は手を後ろ手に回して何故か目を逸らしている。
俺も黙っていると、やがて小さな声で呟いた。
「……欲しい?」
「ああ? 欲しいに決まってんだろ! 聞かないでも分かるだろ!」
「ふーん……」
まるで興味無さそうに呟く。
そして、視線をこちらに向けないままで、
「……そんなに欲しいんなら、私があげよっか?」
「……え?」
妹は、後ろに隠した四角い箱のようなものを差し出して、
「私、う、うっかり作り過ぎちゃ――」
――ピロリロリロリッ♪
「――って……」
のんきな着メロが部屋に響く。
……タイミングわりーよ……この携帯……
788池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/19 12:47:24 ID:79sSGl/9
「ど、どうぞ……」
俺に携帯を取るように促す妹。
「わ、わりい……」
非常に遠慮しながら、俺はベッドに置いた携帯をとる。
「……ったく、誰だ? こんな時に――……ぎ」
「ぎ?」
「――ぎゃあ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!」
手に取った携帯の液晶には、悪魔の文字が。
「ど、どうしたのよ、急に。えっと、なになに……『発信者:山口』」
俺の顔と携帯の液晶を交互に見る妹の顔には、苦笑いが浮かんでいる。
「こ、この人って、確か……」
「言うな。……もういい、この電話で片をつける」
俺は携帯で十字を切ると、震える指で受話ボタンを押した。
『おはよう! ねえ、例の件、考えてくれた?』
受話器を耳からかなり放していても聞こえる、馬鹿でかい声。
「何の事だ……」
『だから、僕と付き合ってくれ、っていう。そろそろ良い返事くれるよね?』
ただの同性愛者ならさほど問題ないのだが、こいつはたぶんストーカーの素質があると思う。
「もう当日に断ったはずだ。切るぞ」
『まっ、待ってよ! なんでダメなのさ! 僕のどこがダメなの!?』
「男」
『それはとりあえず今は関係ないでしょ!?』
なんかもう、思考回路がショート寸前です。
妹はというと、机に突っ伏して肩をがくがく揺らして笑っている。
『それに、以前言ってたでしょ? 好きな人の第一条件、優しい事。僕は完璧じゃない?』
「前提条件として、女性、せめて中性である事があるな」
『そんなのどうでもいいじゃない! もしかして、僕のほかに好きな人がいるの!?』
「ああ、もう……」
妹のほうを振り返り助けを求めるが、妹は笑いすぎで呼吸困難に陥っているようだった。
『あもう……? 天羽!?』
「あ?」
『それが君の好きな男の名前かい!? そんなやt――』
789池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/19 12:48:06 ID:79sSGl/9
木っ端微塵になった携帯を見つめながら、俺は妹の肩を叩いた。
「おい、終わったぞ……」
「っ……くっ……っ……はっ、はい!? あ、ああ、はいはい終わった?」
ようやく顔を上げた妹は、未だに笑いの後遺症が残っているようだった。
「で、さっき何言おうとしてたんだ?」
「は?」
さっき何か渡そうとしていたようだが、本人でも忘れているらしい。
「……ああ〜……いや、チョコ欲しいんなら、これ、あげよっか?」
さっきは散々引いて引いて出そうとしてたのに、笑っている所為か軽く放ってくれる。
投げられた箱をキャッチすると、意外とちゃんとラッピングされた、綺麗な箱だった。
「……開けるぞ?」
俺は包装を破らないように丁寧にそれを開封した。
「これは……!」
箱の中身は、チョコレートが3個。ただし、金箔でドクロマークが刻印されている。
「……く、食えるのか?」
「『食べる事は可能』。死にはしないけど」
作りすぎたって……他に誰にあげたんだよ……。
「どうする? 食べる?」
俺を試すように聞いてくる。生きるか死ぬか、究極の選択。
「くっ……俺は……俺は愛に生きるっ!」
俺はチョコを一つ摘むと、それを口の中に放りこんだ。
「ん……む――ぐはぁっ!」
吐血。歪む視界の中で、妹が苦笑する。
「愛に生きるったって、それ義理なんだけどねぇ……」
トドメの一言。もういやだ。
「お、俺は無駄死にか……? あと二個どうしよう……」
人間、緊急時になるほどどうでもいい心配をする。
「まあ、残りの二個は、ホワイトデーにでも使えば? 彼にあげれば、たぶん喜んでくれるよ」
「そ、そうか、これであのホモもイチコロ」
やった、状況を打開する手立てがようやく見つかった。
ありがとう、毒殺ヒロイン! これで地球の平和は守られた!
幻覚の中のスタッフロールを見ながら、俺の意識は沈んでいった。
790名無しさん@初回限定:05/02/19 12:53:32 ID:wE69boZb
リアルタイム、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
てか、まっすぐなゲイですね
791名無しさん@初回限定:05/02/19 13:25:01 ID:Rt83YIhu
性欲をもてあます。
792Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/19 13:59:20 ID:SklE+q0F
Yです。ゲイは嫌です…汗 可愛い女の子同士のスキンシップとか、
レズのSSを読んだり書いたりするのは好きですし、良いなぁとは思いますが。
>>池魚氏
GJです。…妹がナイスキャラですね。親友がゲイ…ガクガクブルブル(顔文字略
793名無しさん@初回限定:05/02/19 23:25:24 ID:VtvbCl73
>>池魚死
(((( ;゚Д゚)))GJというよりなんかある意味怖いお話…
というわけで楽しそうなネタ投下↓

朝起きたら妹が説得してきた。
「私の計算によると私とお兄様との間にできた子供が天才児になる確率が
物凄く高いという結果になりました。さあお兄様、人類のためにも子孫を残しましょう!」
「俺に拒否権はないのか!?」
794名無しさん@初回限定:05/02/19 23:27:17 ID:VtvbCl73
誤爆しちまった

死→氏

全然気にしないでください。マジすんません。回線切って吊って来ます。
_| ̄|○
795名無しさん@初回限定:05/02/19 23:31:06 ID:ty0cCehR
>>794
俺もこの手の誤爆やっちまったことある。
マジで鬱になるよな。

朝起きたら妹が誤爆してた。
796名無しさん@初回限定:05/02/19 23:43:28 ID:vqwHv59E
朝起きたら妹と、ツーリングに行こう。
797名無しさん@初回限定:05/02/19 23:52:37 ID:qiAGrhqn
まぁ、某職人なんて誤爆の王者だったからな
798池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/20 00:27:18 ID:v8Ry3Zqt
 朝起きたら妹が誤爆してた。

今日は休日である。よって、本日は13:00(ヒトサンマルマル)まで睡眠をとる事にする。
布団の中で、目を閉じたまま至福の時を過ごしていると、
――テーレテーレテッテッテッ♪
「ラヴィッ♪」
懐かしい着メロが鳴り響き、条件反射で叫んでしまう。
くそう……起きちまった……
自分の性質を情けなく思いながら携帯をとると、メールは妹からだった。
『件名:先日の件について』
……先日? 何かしたっけか?
そういえば、ヴァレンタインにもこいつからは何もなかったしな……。
怪訝に思いながらメールを開くと、
『氏ね』
……いや、待とうぜマイシスター。
謂れのない死刑宣告に固まっていると、携帯に再び着信が来る。また妹からだ。
『ごめ、宛先間違えた。気にしないで』
……ああ、なんだそれなら良いんだ……。
一体誰宛なんだと疑問に思っていると、また着信。
『件名:おはよ』
お、さっきと違って好意的なメールだ。
でも、さっきのメールにまとめて書けばよかったのに。
『ねえ、もう起きてる? 昨日の夜、凄かったね♥
 私、あの後もう足ががくがくになっちゃって、大変だったよ(>_<)
 また今度しようね♥』
……ええ? えええ? 俺は何もしてないぞ?
また着信。
『ごめ、また宛先間違えた。気にしないで』
……ああ、なんだそれなら――良くねえよばか。ばか。
誰宛だよ。で、また着信かよ。こいつ、アドレス帳狂ってるんじゃねえのか?
『件名:гйÅпυctф\ыab』
誰宛だよ。つーか、どこ宛てだよ。もういい寝る。
799池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/20 00:28:13 ID:v8Ry3Zqt
やっつけ。

>>794
気にせんと。
800名無しさん@初回限定:05/02/20 00:41:40 ID:vJFTBpff
やべぇラヴィが懐かしい。
あれ結局歌詞ついたのかな?
801名無しさん@初回限定:05/02/20 00:46:15 ID:zYnpF2kj
因みに>>797で言っている誤爆とは、他スレへの誤爆のことなので悪しからず
802名無しさん@初回限定:05/02/20 14:05:07 ID:ixetNWg3
久々に800越えたな
次スレは490KB超えたあたりでいいかな
803池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/20 20:45:15 ID:v8Ry3Zqt
 朝起きたら妹が説得してきた。

「お兄様! これをご覧になってください!」
「んー? なにいきなり――ぶふぇっ!」
ベッドの上に勢いよく飛び乗ってきた妹は、俺の顔面に一枚の紙を押し付けた。
「うぐっ……な、何だこれ?」
紙を手で剥がして見ると、そこには小難しい数式の下に、大きく『98%』と書かれていた。
「私の計算によると私とお兄様との間にできた子供が天才児になる確率が
 物凄く高いという結果になりました。さあお兄様、人類のためにも子孫を残しましょう!」
興奮気味にそう叫んで、いきなり俺の服を脱がしにかかる妹。
「うわっ! やっ、やめろ!」
慌てて服を押さえ、なんとかボタンを外されるだけに被害を抑えた。
「何故ですか? 天才児ですよ、天才児!
 お兄様が精液をちょっと提供するだけで、人類史に残る天才が誕生するんです!」
駄目だ、こいつ、もうズボンの中の俺の股間しか見てない。
「あのな……こういう、古い言葉があるのを知ってるか?」
なんとか時間を稼がなくては。正直何も思いつかないが、何でもいいから会話を長引かせよう。
「……何ですか?」
「……じいさんてんさいじ」
「さあ、服をお脱ぎになってください!」
スルーされた……。
「ま、待て待て待てぃ! 俺に拒否権はないのか!?」
「そんなもの、あるわけないでしょう!? ね、お兄様……諦めて、一緒に子作りに励みましょう?」
あるわけないとまで来ましたよ。
ホントに諦めてこいつと子供を作ることになるのか――ん?
待てよ、そもそも拒否する理由が俺にあるのか……?
顔を上げると、目の前で揺れる妹の胸。その妹が、必死に俺のズボンを脱がそうとしている……。
……拒否する理由なんて、そんなもの、あるわけないな。うん。
「まったく、仕方ないな……人類の為だ、な。協力してやるか」
「本当ですか!? それでは、早速こちらに!」
差し出される、試験管。
……人工授精かよ……('A`)
804名無しさん@初回限定:05/02/20 21:31:27 ID:I5u/X6HP
○| ̄|_ジンコウジュセイカヨ
805誤爆した人:05/02/20 22:46:19 ID:vJFTBpff
>>池魚氏
誤爆してしまったのにわざわざネタを使ってくださるとは…・゚・(ノД`)・゚・
しかし一枚とられましたw
806名無しさん@初回限定:05/02/20 22:50:43 ID:6KTIssDO
池魚氏連続乙〜♪
ところでそろそろ朝妹恒例の舞台裏ですか?(*´д`)ハァハァ
807名無しさん@初回限定:05/02/21 12:16:53 ID:4THXtK+9
480KBですよ。
そろそろ次スレの準備してください。
808Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/21 13:35:01 ID:G8ebXZW/
次スレ準備中なYです。
もうしばらくお待ち下さい。
809Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/21 14:18:16 ID:G8ebXZW/
朝起きたら妹の、メモが置いてあった。
兄さんへ。次のスレッドを準備して下さいと、要望があったので、
良い機会だと思い建ててみようと思ったんですが…
スレッド規制に引っかかり建てられませんでした…ガッカリです…。byクリス
810桐莉兄:05/02/21 15:25:11 ID:tfwpLpnv
朝起きたら、妹に その9
ttp://s03.2log.net/home/minus/archives/blog181.html

立てたー。兄ちゃんが立てたー。
811桐莉兄:05/02/21 15:27:58 ID:tfwpLpnv
うぐ、間違えたぽ?
こっち…多分大丈夫、かな?(滝汗)
ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1108966868/l50
812Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/21 17:50:38 ID:G8ebXZW/
朝起きたら妹が、研究していた。
『…お兄、ちゃん…んふぁ…あ、愛、してるの…お兄、ちゃ…んっ!』
「メモメモ…。」
「…人のゲームを勝手にしないでくれ、クリス…頼むから……orz」
「ごめんなさい…だけど、…兄さんを…悦ばせるための研究…だよ」
「…え?」
「…わたし…兄さんのためなら、何だってできるんだからぁ…。」
クスリと笑うクリス。…妖しく光る眸が、少し怖かった。
「趣味や性格が十人十色なように、愛や恋にも、いろんな形がある…そう思うの。だから…。」
「…だから?」
「したいこと、何でも言ってよ…何でも受け入れてあげたいの…兄さんのために…」
「だけど…恥ずかしくないか?」
「…恥ずかしくないわけじゃないけど、興味や好奇心の方が強いから…。」
―それにね…女の子にだって、独占欲はあるんだよ…。
―兄さんは…ルナ姉にも渡したくない…。
(了)
813名無しさん@初回限定:05/02/22 00:12:50 ID:tgwiexHQ
朝起きたら妹に埋め立てしちゃったー
妹のクレバスを埋め立てしちゃったー
兄ちゃんの埋め立て機はジャストフィット!

一年後

朝起きたら妹に、産みたてでしちゃったー
妹のクレバスは産みたてだけどしちゃったー
兄ちゃんの埋め立て機は今日も元気ー!

一年後

(ry
814名無しさん@初回限定:05/02/22 20:24:19 ID:ktH+x/54
>>813
お前煩悩たまりすぎ。
815突発屋 ◆63./UvvAX. :05/02/23 00:26:01 ID:+65X8d5m
もう殆どの方が移住したようなのでコッソリと白状。
『舞編』ですが、当初の予定ではアレで第一部完だったっりしますw

あの後、更に従姉妹の『千鶴』とか徹の同級生の女の子等も出たりして…という展開。
勿論、野々宮美咲も続投。
また空白期間に書くはずネタも2〜3あったりなかったり……
また機会があれば、その辺りのエピソードも紹介したなぁ、とw

とりあえず、次は次女の『鈴菜編』を完結に運ばねば!
816名無しさん@初回限定:05/02/23 00:56:57 ID:2xDLsmRQ
>>突発屋氏
ああ, やっぱり続きあったのね...
そのうちでいいんで, 千鶴ちゃんのエピソードきぼん

「鈴菜編」ももちろん楽しみにしてるので, あんまり無茶も言えんのだが.
817名無しさん@初回限定:05/02/23 20:52:52 ID:sgGxVUlt
とりあえず、>>816に激しく同意しながら埋めておきますね。
818名無しさん@初回限定:05/02/23 23:28:57 ID:sBZV/Qj8
ここでアンケート。
兄妹間の関係はどういうのが好みよ?
ツンデレ、ラブラブ、片思い、疎遠、主従、一般的など。
俺は片思い系が好きだが。
819名無しさん@初回限定:05/02/24 00:09:14 ID:C7fgQ2Xu
つ[ツンデレでラブラブ]
820名無しさん@初回限定:05/02/24 00:34:35 ID:HMZ//R4h
いろいろあるが今回は>>819に同意で
821名無しさん@初回限定:05/02/24 00:55:06 ID:zc/LYhSY
兄は普通に妹が好き
妹はラブラブしたいが, 恥ずかしくて素気無い態度しか取れない
みたいなのが好き

なんかスレにいたなあ...
822名無しさん@初回限定:05/02/24 00:55:25 ID:JNs4+v0w
俺も某氏と同じくツンデレラに感化されたので
っつーか、某氏のは果たしてツンデレだったのかが微妙に疑問だが
823Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/24 00:55:55 ID:rB86dsOI
>>818
そうですね…。(妹からの)ラブラブオーラというのが理想ですけど、
一般的やツンデレも悪くないと思います。
絵師の皆さんへ。皆さんのイラストへのイメージSS、というのも
ぜひ引き受けたいと思っておりますので、もし有りましたらどうぞ。
824名無しさん@初回限定:05/02/24 00:58:34 ID:/SGfR6Vt
んじゃ俺は片思いにイピョーウ
825名無しさん@初回限定:05/02/24 04:50:40 ID:lPoz2RBG
あえて疎遠で片思い(兄→妹)
826名無しさん@初回限定:05/02/24 20:10:17 ID:A3jvBepR
|つ[ツンデレ]
827トリップ捨て人:05/02/24 20:31:39 ID:dqa6lEDq
>>822
私のことかーー!
いやぁ、あれはまぁ自分でも少し・・・もしかしたら方向的にあそこの処女作の方だったかも
828名無しさん@初回限定:05/02/24 21:35:49 ID:z1mw8Et4
大穴狙いで疎遠かつラブラブ
829名無しさん@初回限定:05/02/24 22:58:06 ID:Rb5j7+Z5
>>765
               _∩
                ⌒) ̄\   ∩___
     / ̄ ̄ ̄\_,.i"/,. ノ|_|i_トil_| / .)E)  ̄\ グッジョブ!!
    i'___{_ノl|_|i_トil_|i.l/ /┃ ┃{.i| / / ノノii|_|i_トil|
  _n i|,彡 ┃ ┃{.i|i/ /''' ヮ''丿li/ /ミ彡┃ ┃{ノ
 ( l 》|il(_, ''' ヮ''丿|/ ,ク ム"/ /l i(_ ''' ヮ''丿|
  \\リ i `フ l´il l|(  ヽ     / ノリ i`フ i_"il l|    n
   ヽ二二,,⌒ヽノリゞヽ   ・) ・)二二⌒    \l  ( E)
    ノリノ( (   / ノ   \     ヽ   ヽ  ・) ・)ヽ_//
830池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/24 23:39:36 ID:S2L2Oqna
 朝起きたら妹が、大穴狙いで疎遠かつラブラブだった。

――ピリリ――カチッ
朝。目覚ましが最初の音を立てるのと同時に、俺は手を伸ばしてスイッチを止めた。
目覚めは良い。そのままベッドから降り、朝食の前に服を着替える。

着替えを終え居間へ行く。食卓に、パジャマ姿の妹の背中が見えた。
「おはよう」
「ん」
既に朝食を食べ始めていた妹は、首だけこちらを振り返って返事をした。
俺は食卓に付くと新聞を片手に広げ、置かれたトーストを食べ始める。
暫くして、妹が立ち上がり、
「ごちそうさま」
一言だけ言って皿を片付け、部屋へと戻っていった。
残された俺は一人食事を終わらせ、仕度をするため部屋へと戻る。

出かける仕度を終わらせ、再び居間へ戻ると、妹はまだ部屋に居るようだった。
ただ、食卓の上には小さな弁当の包みだけが置かれている。
俺は黙ってそれを取ると鞄の中に押し込んで、玄関へと向かった。
「……行ってきます」
扉を後ろ手に閉めながら、俺は仕事へ出かける。

昼食時。同僚が騒がしく喋りながら飯を食べているのを横目に、俺は一人で外へと出た。
職場の脇の細道の、誰も通らないような道に置かれた三人掛け位の小さなベンチ。
最近では、いつもここが俺の昼食場所になっている。
脇に鞄を置き、膝の上に弁当の包みを広げる。
俺は周りに誰も居ない事を確認すると、平べったい小さめの弁当箱の蓋をそっと持ち上げた。
中身は、ご飯とコロッケ、炒め物が何点かと、いたって普通だった。……ただし、――
「――ったく……」
ただしご飯には、ピンクの桜でんぶでハート型が乗せられていたが。
「……こんなの、人前で食えるかよ……」
誰も居ない細道で、俺は一人にやにやしながら昼食を食べ始めた。
831名無しさん@初回限定:05/02/24 23:47:20 ID:Xy1EFGxw
>>池魚氏
そっけないけどお兄ちゃん大好き妹……GJ!
(*´Д`)ハァハァしますた
832池魚 ◆KSWDn0UBZs :05/02/24 23:51:56 ID:S2L2Oqna
無理難題に挑戦。どんなシチュだよ。

因みに俺は、片思い(妹→兄)派。
ツンデレもいいけど、片思いの場合は、
積極的にアタックしても相手になんか気付かれないとか、
言いたいけど言えないみたいな、そんなのがいい。
ホントは主従系が好きだけど、妹ものじゃちょっと無理だな。

次スレのほうにネタ振り何個か希望。
小ネタ系書きたくても、書くに書けないので。
833名無しさん@初回限定:05/02/25 00:43:20 ID:u4IzLJ5l
なんつーか、ネタ考えても「抽象的でSSにしづらいかな?」ってものしか思いつかない。
ネタ振りから明らかにエロいのははばかられるし……難しいなぁ。

朝起きたら妹が、埋まっていた。
834名無しさん@初回限定:05/02/25 02:45:21 ID:t2ItWj0s
妹→兄がいいなぁ
エロに転ぶんでも耐えきれんくなった妹が逆レイプ
→兄茫然自失→どろぐちゃ とかが好き
835名無しさん@初回限定:05/02/25 08:28:25 ID:f9oWZMZi
>>834
おまいは俺か?
激 し く 同 意
836名無しさん@初回限定:05/02/25 23:58:44 ID:VGFmw6ov
>>834-835
おまいらは俺の生き別れの兄弟ですか?
837名無しさん@初回限定:05/02/26 10:45:55 ID:UfnUyw3z
皆似過ぎてて、誰が誰だかわからないよ
838Y ◆cf6.GAJsFA :05/02/26 15:05:02 ID:0fdd2YkO
>>834-836のみなさん
…挑戦中ですが、難航してます。書き上げたらUPしますね。
839名無しさん@初回限定:05/02/27 12:16:57 ID:kUNI5uT2
そんなありきたりな設定が好きなのか。素人だな
妹→兄。
でも絶対バラさない。素振りも見せない
何か話し掛けたらちょー怒る常にブティギレ「ふざけんなヴォケ!!(゚Д゚)自分で考えやがれ!!」

学校ではその事で超鬱空間Lv3展開。でも人気高め
840名無しさん@初回限定:05/02/27 13:08:16 ID:rdXrUcKm
>>839
突発氏とかトリップ捨てた人とかが得意そうだ
841名無しさん@初回限定:05/02/27 17:09:53 ID:Sq2FoFKm
んーまーとにかく妹が悩んでんのが見たい
842名無しさん@初回限定:05/02/27 18:27:55 ID:HTs10zjR
839のIDがエロイ
843名無しさん@初回限定:05/02/27 18:51:42 ID:l1k7j1kX
涙も出ないような情けないスレ
涙も出ませんむしろ笑いが先に来ました
もうあきれはててここまでひどいとは思いませんでした
テンプレ一つすら貼らない 1に言いたい、2ちゃんには来るな!
レスを付けないほうがいい、とこのレス以降の人に言いたい
レスを付けるということは、1のロボットとなることです
人間として扱われない
涙も出ない、笑いが先に来る哀れなスレだ
        ∧__∧   ________
      <# `Д´>/ ̄/ ̄/
      ( 二二二つ / と)
      |    /  /  /
  __  |      ̄| ̄ ̄
  \   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  ||\             \
  ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄
  ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
     .||             ||
844名無しさん@初回限定:05/02/27 18:52:52 ID:l1k7j1kX
>>1に監禁されている奴隷です。
今回、1がこのようなスレッドを立ててしまってごめんなさい。
1は幼い頃に両親を亡くし、そのショックで自閉症になってしまったそうです。
そのせいか、小中学校ではいじめにあい、彼を引き取った養父には毎日のように
殴る蹴るの暴行を受けたと聞いています。
そしてある日、耐えきれなくなった1は、キッチンにあった包丁で養父を刺し、
家に火をつけたのです。そして不幸にも、警察の手から逃れる1に偶然出会って
しまった私は、廃屋に監禁されてしまいました。
外に出ることも許されず、鎖につながれ服を剥かれ、毎日殴る蹴るの暴行を受け、
臭く汚い短小包茎に膣を強引に侵入され、 臭くて濃い白濁液をはき散らされの
毎日なんです。
1はそれから、廃屋にあるパソコンで「2ちゃんねる」に飛び、駄スレ・駄レスを
乱立させては、皆さんに迷惑をかけ「逝ってよし」「氏ね」などと言われて逆上する。
それからの私はもっと悲惨。怒り狂った1に一層強く殴られ、歯型がつくほど噛まれ、
鞭打たれ、クスリを撃たれ、ロウを垂らされ、あまりの苦痛と屈辱に泣き叫ぶ
私を見ながら1はオナニーし、「琴音ちゃぁん。。。ハァハァ」と、大好きなエロゲー
のキャラの名を叫び、臭い息と白濁液を吐きながら達するのです。
私、もう耐えられません。体も心もボロボロです。もう、死んでしまうかもしれない。
早くこんな悪夢から逃れたい。死にたい。。。
なのに、ああ、またパソコンに向かう1の肥った醜い体が震えています。牛のような
鼻息が聞こえます。駄スレを立てて、煽られてしまったのでしょう。
皆さん、こんな1を許してやってください。そしてお願いですから、
もう1を煽らないでください!!
こんなわたしのためにも、本当に、本当にお願いします!!
845名無しさん@初回限定:05/02/27 18:53:59 ID:l1k7j1kX
>>1
━━━━━ / /              l ヽ  なにしてんだよ!
━━━━━,  ′  ./∧   |、  i l   | ノ  駄スレ立てるなって言っただろ!!
━━━━━レ{  i /  ヽ l :、 l | /  ゝ 何も考えないでスレ立てると
━━━━━  l ./ '`ー-、 ∨ _}/-‐!/ ヽ、l ) 2ちゃんねるだと煽られんだよ!
━━━━━━ | /.| /´ ̄l__l ̄ ̄ l_,‐ ゝ わかるだろ!?
━━━━━━ リ レl___,'   ヽ__ノ  ,ノ  な!?わかってんだろ!?
━━━━━━' .l  |    ,      J ゝ
━━━━━━ |  ヽ  ,--―――、  ノ、 ナ ヽ /  -―っ〃
━━━━━━ l  _ヽ_ l/::::::::::::::::::::::)'  ヽ   〆 んヘ   <
━━━━━━ ;- ´l |  `ー----―'   /)                         l7 '⌒)
━━━━━━ /  i ヽ   l i     /  < < ヽ  ┬┴┬  -―っ ナ  __  i'   ┌'
━━━━━ /    > >  l`   /  // ノ   _l__|_   <  / こ     O  O
━━━━━/      `、`ー-、|`ー´/_' ;´   ヽ
━━━━ /    ,   `ー、ヘ  ,――'       ヽ'´`ヽ'´`ヽ'´`ヽ'´`ヽ'´`ヽ'´`ヽ'´`ヽ'´`ヽ
846名無しさん@初回限定:05/02/27 19:01:56 ID:e47c0QvB
まあ、毎スレ毎スレ、490KBぐらいになると変なのが来るよな
847名無しさん@初回限定:05/02/27 19:25:33 ID:uzPKe6e9
何があろうが妹命にかわりはないぜ!
848名無しさん@初回限定:05/02/28 00:22:11 ID:uPGidvZF
>>844の正体は兄に監禁された妹?

兄に監禁されている妹です。
今回、兄がこのようなスレッドを立ててしまってごめんなさい。
兄は幼い頃に両親を亡くし、…
849名無しさん@初回限定:05/02/28 04:23:23 ID:V0eovWa9
このスレにおいては、どんな煽りもネタ振りに化けるのであった!

朝起きたら妹に、「なに立ててんのよ!」と言われた。
850名無しさん@初回限定:05/02/28 13:34:44 ID:s7vxtYBp
「ナニ勃ててんだよ」と返した
851名無しさん@初回限定:05/02/28 21:31:25 ID:N1KTTPui
 /:::::::::::::::::::::::::::G::::\   ___OO___OO粘着無職戦士i⌒i____.
 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|_ (__  __)(___  )_l⌒l(⌒( ̄  ___.)
 |_|_ノ∪ \,, ,,/ ヽノ (__  __)   ノ  ノ(_   ヾノ~~|  (__)
 |::( 6  ー─◎─◎ )    ノ  /    / ./( O  ,-,  )ノ  ノ__  
 |ノ::: (∵∴∪( o o)∴)  ( _ ノ   ( __ ノ   \__ノ ( _ ノ(___(___)
 |:::  <  ∵   3 ∵> ___   OO          ____  _        
 \:::::└    ___ ノ (__) ノ ̄) _  ___ノ⌒(___  )(_)ノ⌒(⌒(⌒ヽノ⌒)
   \\U  ____ノ  (__)ノ  ノ_ノ ノ_(_. __ノ    ノ ノ    ノ  ノヽノヽノ| ノ
   ノ:::      ノ       / /(__   ) / /   ノ⌒)ノ   / /   __ノ ノ 
  /::: ノ     ヽ      ( _ノ  (__/し´ (__ノ   (__ノ.   ( __ノ   ( _ノ
  |::: |::::G  )  \              彡川川川三三三ミ 〜
  |::: |:: I  ノ  ・))             川|川/ 臭 \| 〜
  ノ::: |:: A |  :::ノヽ             川川  ◎---◎| 〜
 /:::: |::: N ヽ  :::::_)            川川   U 3 U ヽ〜 >>1
 (:::  \::::TS\  :::ヽ彡          川川:  ∴):::::::::::∴〉 〜
 .(:::   \::::愛~~.つ )/⌒v⌒\    川川:::      @ ノ〜 
 ミ\:::   \:::: (ξ/      \ /⌒川川:::  :     ノ 〜
   \::: ;; \_ノ/         /巨 川川 :  _二二ノ 〜
      )  ::;/    人   ( 専 (   ◎ 人 人    ヽ 〜
     /⌒\/    /ω(   \念 \      ノ  \  \ 〜
    ノ  人    /    (    \王国ヽつ  ノ    )   \〜
   (uuuノ ヽ_/っっ    \____\つ)))ノ     (ノっ)))) 〜
852名無しさん@初回限定:05/02/28 21:32:07 ID:N1KTTPui
このスレのローカルルールを決めますた。

1、常時age進行で、悲惨な1を晒しageること。
2、瀕死のまま1を粘着に叩き続けて1000ゲトすること。
3、本題は1も参加して本スレで行い、ここでは二重スレの是否を議論する。
4、1のスレ立て逃げは許さない。1000までマヂレスを続けること。
5、1では抽象的過ぎるので、この際1はコテハンデビューすること。
6、その他、随時住人が協議して、できる限り1に不利な展開を進めること。
853名無しさん@初回限定:05/02/28 21:33:32 ID:N1KTTPui
そんなことより、ちょいと聞いてくれよ、>>1よ。スレッドとはあんまり関係ないんだけどさ。
昨日、近所の国士舘大学行ったんです。国士舘大学。そしたらなんかマスコミがめちゃくちゃいっぱいで入れないんです。
で、よく見たらなんかニュースが流れてて、16歳の少女をファッカー部員がレイプ、とか言ってるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、集団レイプ如きで普段来てない国士舘大学に来てんじゃねーよ、ボケが。
レイプだよ、レイプ。
なんか友達とかもいるし。ファッカー部15人でレイプか。おめでてーな。
よーし女子高生とエッチしたいやつは集合ー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、320円やるからその集合場所教えろと。
国士舘大学ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
駅前で声をかけて知り合った女をいつレイプしてもおかしくない、
挿すか挿されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと挿したかと思ったら、女の奴が、嫌で仕方なかったが、大学生が大勢いたため抵抗できなかった、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、嫌で仕方なかったなんて今日日流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、嫌で仕方なかった、だ。
お前は本当に嫌で仕方なかったのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、本当は感じてたんちゃうんかと。
学生集団レイプ魔通の俺から言わせてもらえば今、通の間での最新流行はやっぱり、スーパーフリー、これだね。
熱い、ヤバイ、間違いない。これが通のレイプ。
和田サンってのは電波が多めに入ってる。そん代わり顔がジャガイモ。これ。
で、それに「刑が重すぎるので控訴する」。これ最強。
しかしこれを頼むと次から裁判官に怒られるという危険も伴う、諸刃の剣。素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、ものつくり大学でも行ってなさいってこった。
854名無しさん@初回限定:05/03/01 10:01:07 ID:izFep2Lt
まず名前欄に「1」と入れて、


もう、分かりました。
いい加減、私もブチ切れましたよ。

このスレを立てて皆さんに迷惑をかけてしまったことは本当に反省していて、
解決したらすぐに削除依頼をだして2ちゃんねるも辞めようと思っていました。

今まで散々、馬鹿にされても「自分のミスのせいだ」と、我慢してきました。
ですが、私ももういい加減ムカついてきました。

宣言します。

「この問題が解決するまで何度でもage続けますし、1000超えても同じスレを立てます」

いいですか、もう私は動じません。
誰に何と言われようとも、この問題が解決するまで、たとえ何ヶ月かかろうとも、
何年かかろうとも、このスレをage続けます。
1000超えても同じスレを立てます。

マジで、マジでもうブチ切れましたので、よろしくお願いします
855名無しさん@初回限定
>>1よ。お前みたいな奴をみると、あの日のことを思い出すよ。
2001年8月25日。2ちゃんが本格的に閉鎖になりかけた日だよ。
転送量が多すぎて、費用が月700万もかかってるって発表されて、「数日中に閉鎖」って予告されてさ、
その日のうちにあっちこっちの板が封鎖されてた日だよ。
あのときのUNIX板の住人、カッコよかったんだぜ。「総力を結集」ってのはまさにああいう状態だよ。
転送量を1/3に削減しないと閉鎖、ってもんだから、新しいプログラム組んでさ、
そしたらほんの何時間かで完成したんだよ。それが聞いてくれよ、目標は1/3だったのに
1/16まで圧縮に成功しやがったんだよ。職人技なんてもんじゃねえよ、神技だよ。
でもよ、そうやって頑張る人がいた一方で、「ボクの肛門も閉鎖されそうです」とか駄スレ立ててたバカも
いたわけだよ。ちょうど、今のお前みたいにな。
だからよ、俺たちは総力を結集して、お前のバカ度を1/16に圧縮しようと思うよ。
ま、圧縮後でもお前のバカ度はこの世に生かしておくことのできないレベルだけどな。
要するに俺らの力を結集してもお前を助けることができないってことだ。
わかったら、まわりに迷惑をかけないようにひっそりと死んでくれよな