涼宮遙たんに萌えるスレ−15

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942名無しさん@初回限定
>>939>>941も脳内栗林ボイスで朗読すると堪らなく萌えますね。

小生も一筆。


〜その『何か』〜

「おねえちゃん、ひどい…。 鳴海さんにもう会わな――」
パシンッ!
抗議の声をあげかけた茜の頬が乾いた音が鳴った。

「…っ」
「甘ったれたこと言わないで。現実(浮気ものの孝之)を受け入れられないのなら
 あなたこそ孝之君にあう資格は無いわっ!!」
よろめきつつも、キッと姉を睨み返して反論しようする茜を封じて、遙が言い放った。

そして、遙は孝之にほうに向き直ると、いつもと変わらぬ、
いやいつも以上にやさしく穏やかな眼差しで彼を見上げる。
「孝之君は、私とこの子そばにいてくれるよね?」
先のやりとりからは、想像もできないやさしげな声でそう問うと、孝之の手を取り自らの下腹部にあてがった。
943名無しさん@初回限定:05/01/07 10:17:23 ID:8r77kX+a

「だって、孝之君やさしいもんね…」
孝之への揺ぎ無い信頼で満ちた瞳の中から、あてがった手から伝わる温もりから、
何か大きな、くもりのない純粋な、深すぎる何かを、彼自身その何かにのまれながら感じ取った。

「ね…?」
「あぁ…」

以前、茜ちゃんと水月が似てると思ったことがある。でも、2人の格が違いすぎるとこを思い知らされた。
そして今まさしく、どこか似通った涼宮の女2人の格の違いを目の当たりにした。

それでも孝之は返事を返す。まったく素直に。ただ自然に。