>>939も
>>941も脳内栗林ボイスで朗読すると堪らなく萌えますね。
小生も一筆。
〜その『何か』〜
「おねえちゃん、ひどい…。 鳴海さんにもう会わな――」
パシンッ!
抗議の声をあげかけた茜の頬が乾いた音が鳴った。
「…っ」
「甘ったれたこと言わないで。現実(浮気ものの孝之)を受け入れられないのなら
あなたこそ孝之君にあう資格は無いわっ!!」
よろめきつつも、キッと姉を睨み返して反論しようする茜を封じて、遙が言い放った。
そして、遙は孝之にほうに向き直ると、いつもと変わらぬ、
いやいつも以上にやさしく穏やかな眼差しで彼を見上げる。
「孝之君は、私とこの子そばにいてくれるよね?」
先のやりとりからは、想像もできないやさしげな声でそう問うと、孝之の手を取り自らの下腹部にあてがった。