涼宮茜を語ろうPart5

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428涼宮茜・卒業式答辞(1/3)
肌寒い冬もそろそろ終わりの時期を迎え、風は春の到来を予感させます。

桜並木は蕾を膨らませ、白陵の由来である白い花が咲く時を、今か今かと
待ちわびています。

本日は、私たち卒業生のために、このような盛大な式を挙げて頂きまして、
ありがとうございました。

学園長をはじめ、来賓の方々、そして、在校生のみなさん、皆さんから頂いた
お祝いや激励のお言葉は、ひと言ひと言がとても深く胸に染みています。

私がこの学園で過ごした3年間は、とても長く、そしてとても短い時間でした。

嬉しいこと、辛いこと、悲しいこと、楽しいことが沢山ありました。

今となってはその一つ一つが大切な思い出であり、私がこの学園で生きてきた
証となっています。
429涼宮茜・卒業式答辞(2/3):04/12/21 00:51:39 ID:uQnO+Gut
私がこの学園に入学し、誇りある白陵柊水泳部に所属したのは、この学園の
卒業生である一人の先輩に憧れてのことでした。

そして私はこの3年間、その先輩に追いつき、追い越そうと、自分なりの努力を
重ねてきました。

先輩の功績は、室内温水プールというとても大きな形で存在し、私もいつかは
形に残る何かを残したいと、懸命に努力してきました。

それは並大抵のことではなく、記録が伸び悩むことや、私の家族に訪れた
辛く悲しい出来事によって、何度も挫折しそうになりました。

ですが、私が潰れることなくそれらを乗り越えることができたのは、コーチや
水泳部の仲間をはじめ、友人たち、先生方、両親の叱咤激励があったからです。

私はこれからも水泳競技者として、世界を相手に戦っていくことを決心しました。

ですがそれは、多くの人に支えて頂いたからこそ叶ったことだと確信しています。
430涼宮茜・卒業式答辞(3/3):04/12/21 00:54:13 ID:uQnO+Gut
今、私は皆さんにとても感謝しています。

そして、その出会いをもたらしてくれた、私たちの白陵柊学園にも感謝しています。

そして、私と同様、この学園を巣立って行く卒業生の誰もが、今日のこの日を
自分一人の力だけで迎えられたとは思ってはいません。

陰に日向に、日々私たちを支えて下さった多くの方々への、感謝の気持ちで一杯です。

雨の日も風の日も、私たちが過ごしやすいようにと学園の環境を整えて下さった、
事務室、食堂、購買職員の皆さん、学校での父母のような存在で私たちを支えて
下さった先生方、3年間、本当にお世話になりました。

私たちをここまで育て、我が儘を受け止め、応援してくれた、お父さん、お母さん、
本当にありがとうございました。

そして、何物にも代え難い、大切な友達、本当にありがとう。

在校生の皆さん、
(ここまで)