朝起きたら妹に、その5

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1名無しさん@初回限定
朝起きたら妹に、「兄ちゃん、もう駄目ス!容量いっぱいで溢れちゃうスよぉっ!」と言われた。
……何が溢れちゃうのかは聞くな。

職人さんも、一見さんも、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。
笑いあり、感動あり、ちょっぴりムフフな萌えもあり。
兄ちゃんと妹のアイに溢れる日々を余す所無く描写した、究極の妹スレは此処っスよ!

―注意事項―
>>全ての兄ちゃん達へ
 ☆煽りや荒らしは放置するス!
 ☆sage進行でGOGOス!
 ☆950取った兄ちゃんは次スレ立てるス!
>>職人の兄ちゃん達へ
 ☆投稿前に推敲するスよ!
 ☆トリップ付いてると兄ちゃんの判別がし易くて助かるス!
>>読者の兄ちゃん達へ
 ☆職人さんへの応援・ネタフリ宜しく頼むス!
2名無しさん@初回限定:04/08/22 22:34 ID:lEfPNqAd
―関連各所―
朝起きたら妹に、 (前々々々スレ)
 ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1076726246/
朝起きたら妹に、その2 (前々々スレ)
 ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1081884827/
朝起きたら妹に、その3 (前々スレ)
 ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1086964962/
朝起きたら妹に、その4 (前スレ)
 ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1090193711/
朝起きたら妹に、まとめページ (停止中)
 ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-King/8645/
朝起きたら妹に、まとめページ (投稿順)
 ttp://www.geocities.jp/rhys1672/
朝起きたら妹に、まとめページ (作者別)
 ttp://www.geocities.jp/rhys1672/authors.xml
380たん ◆GYhzO8OFh6 :04/08/22 22:51 ID:8Vo8/TQu
朝起きたら妹に「『>>1さん乙』ってレスしておいてね」といわれた
4Y ◆cf6.GAJsFA :04/08/22 22:58 ID:nvfb5S85
3get?…「その4」にも書きましたが、危なかったです(汗)
<妹・姉妹系関連スレ>
エロゲ的な現実の幼馴染・兄弟姉妹23
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1062940410/
妹的存在・年下キャラについて語ろう2
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1073319008/
萌える妹の作り方 その2
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1072193842/
54のテンプレの続き:04/08/22 23:15 ID:nvfb5S85
エロゲマ撃滅! 現実の幼馴染・兄弟姉妹24
jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/game/1966/1084083126/

…Yです。>>1さん乙です。
4ではあわててエンター押してしまい、申し訳ないorz
前スレの関連スレのなかから、現存スレの中で
僕が個人的に特に良さそうと思ったものを4スレ挙げました。
6ピースフルデイ ◆518YLv.Xnc :04/08/22 23:15 ID:uddDX92r
朝起きたら妹に、「5スレ目って、ゴスロリみたいな響きでいいよね。」と言われた。

「え?何? 5スレ目って……何?」
 寝起き特有の靄のかかったような思考を総動員して、妹の言った言葉を理解しようと試みたが、
何だか聞き慣れない単語があったので聞いてみた。
「何だか響きが良いから、思い切ってゴスロリを着てみたの」
 確かに、何故だか布団の横で女の子座りしている妹は、その身にゴスロリと呼ばれる黒いひら
ひらのいっぱい付いた服を纏っている。
 妹は、年齢の割にもの凄い幼児体型のうえ、かなり可愛い顔立ちをしているので実によく似合っ
ている。似合ってるんだけど………
「ねえ、5スレ目って何?」
 その聞き慣れない単語の意味が気になり、もう一度聞いてみる。
「そんなことよりさ、ね!ね! 似合ってる?」
「え? あぁ、よく似合ってる」
 言うまでもない。似合わないと言う奴の頭がどうかしてるだろう。
 だが、似合ってると言われた妹は、その言葉が余程嬉しいのか、可愛い顔を更に引き立てる
笑顔を俺に向かって振りまいてくれる。
「なぁ……ご機嫌ついでに教えてくれよ。5スレ目って一体なんな」
「お兄ちゃん! デートしよ! デート! せっかく着たんだから、どっかつれてって!」
 俺の質問を遮るような形で、妹が提案する。
「あぁ、うん。いいけど………」
 いいんだけど………
「よし、じゃあ決まり! 早く着替えて下に降りてきてね! 朝ご飯出来てるよ!」
 勢いよく捲し立てると、妹は急に立ち上がり、ドアへと向かっていく。
 振り向きざまに、少しだけスカートが捲れて下着が見える。白のフリフリレース。良いんじゃ
ないっすか?
「でさ、5スレ目って何なんだ?」
 そう呟く頃には、妹が階段を下りる音が廊下に響いていた。
7518 ◆518YLv.Xnc :04/08/22 23:18 ID:uddDX92r
>>桐莉兄氏
スレ立て乙です!
紹介文でかなりウケタw


さて、書いてみました長編への伏線
続くかどうか解らないけど、一応タイトルはつけときます
内容は………タイトルそのまんま
8名無しさん@初回限定:04/08/22 23:49 ID:d6HfuaKD
>>桐莉兄氏、Y氏
乙ですー。5スレ目も頑張ってくださいね。


>>518
GJ! 久々の長編ですね、ほのぼのマターリ好きなんで楽しみです。
応援してますよー。
9名無しさん@初回限定:04/08/22 23:58 ID:l/+RhVo8
>>1
乙です。


>>518
予告していた長編ですね。
ハートフルでピースフルでユースフル(ナニに)な奴を期待してます。
ドロドロな奴を書いてると結構心が荒むので。
10830:04/08/23 00:02 ID:WEmUu/Dl
>>1の桐莉兄氏におつかレイヤー

>>518氏におつかレイヤー
5スレ目ネタナイス!

>>テンプレ追加のY氏におつかレイヤー

その他、すべての職人様とお兄ちゃんとけなげな妹におつかレイヤー

さぁ、5スレ目だ。
11名無しさん@初回限定:04/08/23 01:30 ID:ELQdvd4I
藻前ら、このままじゃ、dat落ちするぞ。
なんか書け。レスが付きそうなことを書け。
12名無しさん@初回限定:04/08/23 01:35 ID:unyhapdp
朝起きたら妹に、「おすすめの妹ゲーってどれ?」って聞かれた。
13桐莉兄@途中まででも!:04/08/23 01:47 ID:LiLzqgFq
『諸君、世界は腐っているス!!!』
『『『『『『『『『『アイーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!』』』』』』』』』』
『そんな地球、粛清してやるス!!!』
『『『『『『『『『『アイーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!』』』』』』』』』』
『宜しい、ならば戦争ス!!!』
『『『『『『『『『『アイーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!』』』』』』』』』』
『黒マテリアっス!コロニー落としを敢行するス!忌まわしき記憶と共に、逝ってよしス!!!』
『『『『『『『『『『アイーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!』』』』』』』』』』
――妹の桐莉は、銀河征服を企む悪の秘密結社、<逆さ縛り首団>の首領だ。
ついでに言うと、お袋は改造人間イカデーモンで、改造手術担当のDr.キルで、<逆さ縛り首団>の副首領だ。
一応、親父も改造人間ヤドクガエル男だったが、色んな意味で失敗作っぽかったので、先日お袋の手に因って滅殺されて、多分夕食の串カツに化けた。
あと、俺も不本意ながら、お袋の手に因って黒猫のにゃーにゃーと二身合体させられて、改造人間ニャンデヤネンにされちまっている。(にゃんでやねーんっ!)
……家族揃って改造人間ですか。ホント、おめでてーな。(笑)
俺の人権と拒否権と、平穏な日常を返しやがってください、ドチクショウ。
とっとと施設から脱走して、愛と復讐の為に戦うライダーになろうと思った夜もある。
――が、桐莉が『兄ちゃん、頼りにしてるスよ!……がんばってくれたら、いっぱい気持ちのいいご褒美、ヌチュヌチュ(はぁと)してあげちゃうス☆』とか言ってくれたり。
古株の改造人間や戦闘員達が『今日からアニキと呼ばせて下さい!……ウホッ、いい男☆』とか言ってくれたり。
お袋が『うふふ〜。隆浩ちゃんが望むのなら、もっともーっとすごい躯に改造してあげちゃっても宜しくてよ〜。例えば、こことかぁ、あっ、それからここなんかもぉ〜……きゃーっ、やんやんやぁんっ☆』とか言ってくれたり。
…………俺はホモには興味が無いが、家族の為なら命懸けで戦える男だ。
天国に居る親父……改造人間・九曜隆浩は、怪人ニャンデヤネンとして、この組織で強く生きるぜ。
――取り敢えず、妹よ。今夜のご奉仕はスクール水着で頼むぞ。それから、お袋。次の改造では股間の触手を増やして、攻撃力と耐久度を大幅に上げてくれないか。
「さあっ、兄ちゃんも一緒に叫ぶス!世界は我等<逆さ縛り首団>のもの・なの・だぁーーーっ!!!」
「おうよっ、任せろ!アイッ!アイッ!アイィィーーーーーッッッ!!!」
「……んじゃ、今日の朝礼はこれでおしまいにするス」
「満足したか。早く学校行かないと、また遅刻するぞ」
「かーちゃん!じゃなくて、イカデーモン!後はおまいに任せたス!」
「はい、お任せを、首領様……全ては――」
「兄ちゃん!桐莉の作った弁当、ちゃんと鞄に入れたスか!」
「桐莉!体操服持ったか!あと、宿題はちゃんとやったか!」
「………あぅっ」
「……俺の弁当作ってる暇があるなら、先にちゃんと宿題済ませとけよ……」
「それは駄目ス!兄ちゃんの弁当作るのは、妹として当然の義務ス!権利ス!萌えもえス!」
「(――全ては、<来るべき定められた世界>の為に)」
<逆さ縛り首団>は表向き、銀河征服を企む悪の秘密結社という事になっている。
が、実際に事件を起こしたアフォは、幼稚園バスを襲撃してょぅι゛ょをレイープした糞親父だけだったりする。
(『違うんぢゃぁぁぁ!幼稚園バス襲撃は悪の怪人に与えられた当然の権利なんぢゃよぉぉぉっ!』)
……そんな権利、有って堪るか!このペドめ!ペドめ!ペドめ!ペドめ!ペドめ!ペドめ!ペドめ!ペドめ!
んで、お袋に教えられて初めて知ったんだが、この世界には他にも幾つもの悪の秘密結社だの、其れ等から地域の平和を守る為の地球防衛軍だのが存在しているんだそうだ。
『悪の秘密結社って……やっぱアレか、<ショッカー>とか<ブラッククロス>とか、そんな感じの……』
『そうねぇ、例えば<オ○ム真理教>とか<アル・カ○ーダ>とか、国家規模のなら<北○鮮>とか?』
『其れは違う!確かに悪で秘密な感じの組織だけど、何かが根本的に違っているッ!』
『もうっ、とにかく!隆浩ちゃんは何も心配しないでいいのよ!私達のする事に間違いなんて無いんだからぁ!』
『……朝起きたらお袋に、改造人間にされていた俺の立場はどーなる……』
『あら、見た目は可愛らしいけど、猫科の獣の戦闘力はかなりのものなのよ?』
『俺は普通の高校生だっつーの!人間離れした戦闘力自体、必要無いだろうがっ!』
『……さっきも説明した通り、私達<逆さ縛り首団>は、この街を管轄区域として支配下に置く事で、他所の組織の侵略を防いでいるわ』
『……ああ。<管理者>みたいなもの、だよな』
『ええ。そして、常にこの街、それとこの組織の関係者は、更に勢力を拡大しようと画策している他所の組織によって狙われている』
『……成る程。桐莉の奴を首領の座に据えたり、俺を改造人間にして戦闘力を与えたのも、全ては家族の安全を確保する為……って事か』
『……どうかしらね。もしかしたら、本当に只の面白半分で貴方の身体を弄っただけかも知れなくてよ?』
『……いや、俺はお袋を信じるよ。けどさ、街の平和を守ってるんだったら、秘密結社じゃなくて防衛組織でも良かったんじゃないのか?』
『うーん、其れは難しい問題だけど……まず、この街には既に防衛組織が存在した事。それと、私の持っている技術が人体改造手術でしょ。これって、どー見ても悪の組織の十八番ってイメージがあるじゃない?』
『………』
『……うふ、うふふふふふふふ……やっぱり、巨大ロボ(所詮は模造品よッ!)より生体改造(神の禁忌さえも私の思うがままッ!)の方が燃えるわよね〜♪』
『……お袋、やっぱアンタ、面白半分でやってるだろ……?』
『ふふっ……私ね、小学校の頃の作文に、夢は悪の組織のマッドサイエンティスト、って書いたのよ……。私の言いたい事が解るかしら……?』
『解るか!』
『つまりね、隆浩ちゃん。諦めなければきっと夢は叶うのよ!』
『結局アンタが黒幕かぁッ!』
……まぁ、そーゆー訳で、<逆さ縛り首団>は、(自称)征服した町の平和を守っているらしい。
とは言え、普段は何も事件なんて起きる事が無い退屈な街だ。
怪人や戦闘員達は、お袋が命じるままに、掃除や洗濯、買い物なんかをして日々を過ごしている。
他には、クラスメイトに虐められている桐莉を影ながら守ったりとか。
(普段はそんな素振りさえ見せないんで、俺は全然気付かなかったんだが、桐莉の奴、クラスで虐めの標的にされてしまっていたらしい。
というか、言動が余りに奇抜なんで、何処のグループからもハミゴにされていたと言うか。
道理で、休み時間が来る度に、学年の違う俺の教室まで上がって来て、構って光線を乱射しまくっていた訳だ。)
つーかスーパーのおばちゃん、怪人マンドリル男が買い物に来たのに、平然と接客してねーでちょっとは驚け。
お隣の田中の爺さん、黒覆面の集団が溝掃除してるのに、何で平気で笑いながら挨拶交わしてるんだよ。
あと、一年C組の坂持先生、あんた<逆さ縛り首団>の朝礼の時に、さり気無く俺の前の列に居なかったか?
……この街の連中は絶対に平和ボケしてると、俺は強い危機感を懐いたね。
きーんこーんかーんこーん。
「兄ちゃん!桐莉と一緒に愛妹弁当食うス!」
昼休みの時鈴と同時に、妹が教室に駆け込んで来る。
普通はよ、例え兄妹のクラスでも、他の学年の教室には入り難そうにするもんだと思うがな。
俺の妹に遠慮の二文字は無いというか、既に完全に俺のクラスに馴染んでやがる。
「さ、さ、兄ちゃん!其の机くっ付けるがいいス!あ、おまいは邪魔だから其処退けっ!」
げしげし。
学年上の男子生徒を笑顔で足蹴に出来る、こいつはやっぱ只者じゃないというか、斎藤……おまえも何でケツ蹴り飛ばされて嬉しそうに笑ってやがんだよ。
「ふっ……俺は桐莉ちゃんの蹴りなら、股間に喰らっても平気だ!寧ろ思いっきり蹴られたいっ!」
「そうスか?そんじゃ思いっきりいくス!」
ちーーーーんっ☆
「ぐっ、ぐのぁあぁあぁあぁあーーーっ!いっ、痛くねぇぇぇーーっっっ!!!寧ろ快感だぁぁぁーーーっっ!!!」
「むぅ、確かな蹴り堪えっ!」
「つ、次は、足コキ電気あんま(靴下履いたまま)で頼む……ぐふっ」
斎藤の奴、血の涙を流して股間を押さえ、漢泣きに泣いてやがる。
17桐莉兄@まだまだぁ!:04/08/23 02:05 ID:LiLzqgFq
まぁ、確かに俺の妹は激・可愛いからな。
先日授業中に密かに執り行われた三年B組女子生徒最萌えトーナメント(アホらしいので俺は棄権したが)では、
正規のクラスメートである三年女子を押し退けて、決勝戦にまで勝ち残った位だ。
「ぬー。いっそ、こっちのクラスに転入しちゃうのも悪くないスねぇ」
「お前なぁ、一年の勉強も解らん頭で、三年の勉強に着いて来られる訳が無いだろうが」
「でも、みんな桐莉に優しくしてくれるスよ」
「(……其れは優しさじゃ無くて、下心って奴だ……)」
「兄ちゃん、これ見るっ!お菓子いっぱい貰ったーーーっ!」
「良かったな。けど、先生に見付からないようにしろよ」
「大丈夫ス!速攻で胃袋に格納するス!」
「それと、この白いジャムは捨てろ」
「うぃ?佐野って人に貰ったスけど……」
「……後で確実に殺しとくから、気にするな」
白いジャムをビニール袋に入れて口を縛り、机の中に放り込む。
勿論、後で佐野の口の中に流し込んで、丁重に返却してやるつもりだ。
「兄ちゃん、卵焼き食うス!今日のは自信作スよ!あ〜んス!」
「あ、ああ。つーか自分で食うって……」
「遠慮するなス!二人の愛を思いっきり見せ付けまくりながら食うがいいスよ!アイーーッ!」
「……勘弁してくれ……おい、こら、ばか!口移しはやめ――むぐっ!」
「んふーっ。どうスか、兄ちゃん?美味かったらご褒美に、もっと桐莉にチューしるっ☆」
「ぐあああああっ、くっ、九曜ぉぉぉっ!貴様ァァァァァ!」
「衆目の前で実妹と接吻とは破廉恥なッ!神聖な学び舎を何と心得とるかァァァッ!?」
迫り来る二つの拳をかわそうとして、思わず桐莉を押し倒しちまう俺。
「ゃんーっ、兄ちゃんってば、今日も積極てきぃ〜っ☆」
「「きょ、今日も積極的ィィィーーーッッッ!!?」」
つーかやめろ!何で蹴る!殴る!これは事故ぶべらっ!
「だ、大丈夫スか、兄ちゃんッ!?」
「ぐっ、げほっ、の、のどに、卵焼き詰ま……ぽげろっ!?」
18桐莉兄@ガンガン撃ちます!:04/08/23 02:09 ID:LiLzqgFq
「くそーっ、こんな可愛い妹と一つ屋根の下で暮らしてるなんて……隆浩ぉ!俺はお前が心底羨ましいぞぉっ!」
「寧ろ憎いッ!俺は貴様が憎いぞォォッ!」
「泣くな、同志・高畑ッ!同志・川尻ッ!辛いのは俺達も同じだッ!」
「俺達<九曜桐莉タンファンクラブ>、想いは常に一つッ!」
「嗚呼……ッ、畜生っ!俺も愛妹弁当食いてぇーッ!」
「俺は桐莉たんの風呂の残り湯が飲みてぇっ!」
「桐莉たんの使用後の便器に顔を擦り付けたいッ!」
「僕は桐莉ちゃんをオナペットにして毎晩オナニーしているッ!盗撮写真だって写真部から五千円で買ったさッ!」
「間違って着替え中の脱衣場を開けたり、桐莉たんの使った歯ブラシを口に含んだりしたいぞっ!」
「お、お、お、俺はッ!桐莉たんの脱ぎ立てシミ付きぱんちゅでハァハァしたいっ!」
「何をッ!だったら俺はっ、桐莉たんの汗が染み込んだ洗濯前の体操服とブルマでブッ扱くぞっ!」
「メイド服を着せて『ご主人様(はぁと)』と呼ばせたいっ!」
「何だと貴様ッ!其れは邪道だッ!メイド萌えだっ!妹に対する侮辱だぁっ!」
「小柳ッ、貴様は本日付けでファンクラブから除名処分とするッ!もう一度妹萌えの何たるかを学んで出直して来るが良いわッ!」
「うぉぉぉーーーーっ、妹と添い寝がしたいぞぉぉぉーーーーっ!」
「無論、パジャマは裸の上に兄貴の猥シャツだぁっ!」
「桐莉たんにバナナを食べさせたいッ!」
「休日には一緒に手を繋いでお買い物に行きたいぞぉっ!」
「わはーって笑って見せてくれぇっ!」
「日替わりで十二通りの呼び方させて愉しみたいッ!『兄さま』よりも『あにあに』の方できぼんぬだッ!」
「見事だ、大西ッ!ブラボーだッ!貴様こそは妹萌えの鑑だぁッ!」
19桐莉兄@逝け逝けGOGO!:04/08/23 02:13 ID:LiLzqgFq
「風呂だっ!風呂で背中の流し合いがしたいッ!そ、そして本能のままっ、後ろからッ、きっ、桐莉たぁぁんっ!」
「ざけんな!桐莉たんの処女は俺が貰うッ!」
「は!てめぇの粗チンじゃ精々後ろの穴がお似合いだぜッ!」
「てめぇ、殺す!殺しちゃる!ほんなごつ、ヌッ殺したるけん覚悟ばせいやッ!」
「おまいらおちけつ!仲良く前に二本挿しで無問題!二人で丁度一人分じゃけんの!」
「俺は耳掻きだっ!生スパッツの膝枕、これは譲れんッ!」
「甘いぞ、貴様らっ!俺だったら薬を使うぞッ!睡眠薬に利尿剤ッ!寝ている妹の唇にそっと優しくキスしてやるのだっ!それからっ、徐にッ、下を脱がせて少年誌では言えないあんな悪戯やこんな悪戯をッ!」
「咥えさせるのかっ!?委員長の皮付きフランクフルトをッ、咥えさせるというのかァァッ!?この腐れ外道がぁぁっ!」
「素晴らしい!流石は学級委員長ッ!何処までも卑劣だッ!人間の屑だぁッ!ビチグソだぁッ!ゲロ以下の臭いがプンプンするぜぇっ!このチンカス野郎がぁーーーッ!!!」
「俺達がハズくて言えない事をあっさりと言ってのけるッ!」
「其処に痺れる憧れるゥゥゥーーーッッッ!!!」
「――っだぁぁあぁあっ、てめぇら、勝手に妄想して人の妹を汚すんじゃねぇぇぇーーーーーっっっ!!!」
がっしゃーーーんっ!
立ち上がる勢い其のままに、机でちゃぶ台返しをかます俺。
ひっくり返った弁当箱から埃塗れの床に落ちたおかずは、一瞬でクラスメート達の腹の中に消えた。
おまいら、其処まで俺の妹を……つーか、クラス男子全員ファンクラブ会員かよっ!
「と、言う訳で、桐莉兄。今年の忘年会はお前の家でやる事に決定済みだからな。尚、お前に拒否権は無い!」
「勝手に決めるな!つーかてめぇら、桐莉に手ぇ出したら殺すぞ!」
「くっ……貴様、妹を守る良い兄貴ぶりおって……ッ!」
「俺達は蟲かっ!?悪い蟲かっ!?ははは、そうか!蟲けらかぁッ!?」
「当たり前だっ!てめぇら、目がモロに獣じゃねぇかよっ!」
20桐莉兄@ぢゃーんぷっ(謎):04/08/23 02:18 ID:LiLzqgFq
「……常にッ、常に桐莉たんの傍にはお前が居るッ!学校で!家庭で!登下校時や放課後さえもッ!」
「何故だ!貴様はそんなに人の恋路を邪魔する事が好きなのか!」
「誰か!馬連れて来い、馬ぁッ!」
「俺達はッ、夢見る事すら許されぬと言うのかァッ、九曜ォォォォッ!!!」
「だぁーっ、鬱陶しいっ!血涙流すな!抱き着くな!さり気無く妹の肩に手ぇ回すな!ジッパー下ろすな!粗末なポークビッツ取り出すなァッ!」
「畜生ッ、畜生ォォォッ!これが……他人と兄貴の絶対的な壁なのかよォッ!」
「眩しい……俺にはよぉ、お前の姿は遠い日の幻影みたいなものなんだぜ、九曜兄……」
「…………………………………ふっ。くっくっく。ふはは……はーっはっはっはっはっは!」
「いっ、委員長ッ!」「嫉ましさの余り壊れたのかッ!」「いかんっ、直ちにイエローピーポーを手配しろッ!」
「――ええいっ、やめんか!俺は正気だ!」
……わりぃ、土師。何処から見ても正気にゃ見えねぇ。
取り縋るファンクラブ会員どもを振り解き、上履きのままで机に飛び乗る学級代表、土師廣志(はぜひろし)。
何故かJOJO立ちでスタンドポーズ、間接の角度がかなり不自然だ。
化学部の部長で、何か色々と危なげなクスリを作って遊んだりもしてるらしい。
嗚呼、今のお前は最高にラリってるぜ。
「九曜隆浩ッ!貴様は確かに我等が女神、九曜桐莉の実兄であり、誰よりも近しい位置に居るッ!其れは認めようっッ!
ああ、認めるともッ!認めざるを得んさッ!認め………ぐぬぁぁぁあ、認めるかぁっ!ジーザス!おお、ジーザス!心の底から貴様を呪ってやるゥァァアアア"ーーーーーーッッッ!!!」
「落ち着け、代表!」「誰か、土師の鞄から鎮静剤持って来い!」「種類が解らん!これを飲ませればいいのか!」
ばふぅっ!………んぐっ、ごくんっ。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
「…………………………………………………………………………ぉ」
「お?」
「オクレ兄さんッ!」
ってちょっと待てコラ!何の薬を飲ませたぁっ!!?
「否、オクレ兄さんなどどうでも良いッ!」
おまけに回復早ぁっ!!?
「確かに!貴様は桐莉たんの兄であり、最も近しい位置に居る!其れだけは涙を飲んで認めよう。――だがっ!」
「………な、何だよ(ごくっ)」
「ふっ、ふくくっ、くはははははははあっ!そうだ!貴様は実兄だっ!故に貴様は決して桐莉たんとは結ばれんのだっ!永遠にっ、永遠にっ、永遠になァーーーッ!はーっはっはっはっはひゃはーーーーっ!!!」
「なっ、なるほど!素晴らしい理論だっ!完璧だっ!」 「聞いたか、九曜ッ!其れが貴様の限界だぁッ!」
「学級代表ッ、俺はあんたの演説に涙するッ!」 「ブラボー!おぉ、ブラボー!」 「俺達に希望をありがとうッ!」
「…………………………………………ってゆーか、もう桐莉と兄ちゃん、とっくの昔に結ばれちゃってるスよ?」
「「「「「「「「「「…………………………………………………………」」」」」」」」」」
(「ザ・ワールド!」)
(「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」)
(「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」)
(「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!」)
(「―――そして時は動き出すッ!」)
「「「「「「「「「「…………………………………………………はい?」」」」」」」」」」
「だから、桐莉はもう兄ちゃんとエッチな棒と穴で連結済みス!子種もどっぷどぷ仕込み捲りの毎日スよっ!」
「「「「「「「「「「あっ、あんですとぉぉぉぉーーーーーーーーっっっ!!?」」」」」」」」」」
ちょ、ちょいまちーーーーーーーーっ!
妹よッ、其れだけは口にするなと兄ちゃん、百辺くらい口を酸っぱくして言いますたよッ!!?
おまいは何堂々と近親相姦の事実をバラしちゃってますか!!!
「つー訳で、桐莉は兄ちゃんの物ス!おまいらはとっとと諦めろス!」
22桐莉兄@更に一撃!:04/08/23 02:30 ID:LiLzqgFq
「そ、そんな、そんなバカな……桐莉たんが……ひ、非処女だなんて……ひ処女……ひしょ……ひひ、ひひひひひひひひ、ひははははっは……はぁーひふぅーへほぉーーーーぅッ!!!(壊)」
「絶望ォーーーーーっスね♪」
「何言ってんだバカ桐莉ッ!お、お、おまいらも本気にするなよなっ!?こんなの、只のガキんちょの冗だ――」
「――九曜」
「な、何…だよ?」
「九曜隆浩ォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッッッッ!!!!!!!」
「ひっ!?」
「許さねぇ………許せねぇ………俺はっ、俺は貴様を絶対に許さあぼひゅぅっ!」
「――って、燃え尽きて真っ白な灰になってるぅぅゥーーー!!?」
学級委員長・土師廣志は灰になった――
学友達が無意識のうちにとっていたのは「敬礼」の姿であった――
涙は流さなかったが、無言の男の詩があった――
奇妙な友情があった!
「(………あーもー、勝手にやっててくれい)」
灰になった土師が復活しないよう、十字切りながら聖水ぶっ掛けている桐莉を尻目に席に戻った俺だが、ひっくり返った弁当箱を見て溜息を吐く。
さて、今日の昼飯はまだ卵焼き半分しか腹に入れていない訳だが……。
「――っ、たかくんっ、おべんとどぞーーーっ!!!」
どっかぁぁぁんっ! どさどさどさぁっ!
桐莉の弁当重箱蹴散らして、廊下からドップラー効果全開で走りこんで来た七華が、大量のパンを机の上に積み上げる。
つーかコレ、まさか、購買のパン全部買い占めて来たんじゃ……
「た、たかくんっ、良かったら食べてっ!早く早く早くっ!遠慮無用っ!問答も無用っ!さぁさぁさぁっ!さぁっ!」
「あ、ああ、ありがとう(汗)」
「おおおおおおおおお礼なんてっ!わた、私っ、たかくんの食料調達係っ!寧ろ獲物っ!私を食べてッ!(赤)」
23桐莉兄@まだまだ一撃!:04/08/23 02:36 ID:LiLzqgFq
「うぃス!んじゃありがたく戴くス!」
「キシャァァァァァッ!がるるるるるるーーーーっ!あんぎゃーーーーーすっ!」
「……あ、このクリームあんぱんは七華姉ちゃんの分なんスか?」
「駄目ぇーーーーっ!このいやしんぼ!人間ブラックホール!其れは全部たかくんのなんだよぉーーーーっ!」
「い、いや、俺一人じゃどーせ食い切れないし……」
「桐莉もハラペコっスよ。一つくらいケチケチするなス(ばくっ☆)」
「ああああああーーーーーっ!食べた!いちごのぱんつがたかくんのクリームあんぱん食べた!(涙)」
「今日の桐莉は青の水玉ス!」
「だったら!青の水玉がたかくんのクリームあんぱん食べたぁっ!(泣)」
「お、おい、七華っ、泣くなって!」
「許せない!許せない!青の水玉、許せないっ!復讐するもん!予習じゃないよ、復讐だよ!怒った私、凄く怖いんだからねっ!
夜中にこっそりとベッドの中に忍び込んで、練乳浣腸で三日間ぶっ続けの切ない腹痛の激痛が快感で、憂鬱な便秘とさよならでっ、って、それじゃ復讐にならないよバカぁっ!」
「うーっ、桐莉が悪者スかー?分かったスよ、兄ちゃんに返せば文句無しスよね?はぶっ――」
「――んむっ!?んーーっ!……ぶはっ!(ごくんっ。)……だからお前、口移しはやめろと――」
「…………………………………っ」
「あ、あの〜、七華さん?何か背中の後ろで『ゴゴゴゴゴゴゴゴ』とかって音がしてるんですが……(汗)」
「たかくんの…………」
「……俺の?」「……兄ちゃんの?」
「たかくんの鯖味噌ぉっ!ばか、ばか、まんこぉっ!!うええええええええええええんっ!!!!!!」
――って、ちょいまて七華っ!誰がまんこだっ!?今のは桐莉の奴が勝手に――はぶろわっ!?
24桐莉兄@もいっちょ一撃!:04/08/23 02:41 ID:LiLzqgFq
「九曜ォォォォォッ!!貴様、実妹の桐莉たんに手を出しただけでなく、大島さんまで泣かせるとはッ!!!」
「其の愚行、最早勘弁ならぬッ!」
「だが、七華ちゃんに淫語を言わしめたお前の行動には感動した!GJだ、隆浩ッ!」
「オラオラオラァ!体育館の裏まで来いッ!貴様なぞ、男塾名物・盥支蝋(かんしろう)じゃぁッ!」
「お、おい、こら、やめろ!何処から其のタライとガソリン持って来たぁッ!?」
※男塾名物 盥支蝋(かんしろう)
 頭上になみなみと油の入ったタライをもちあげる
 そのタライの油面に極めて不安定な木端にのせた蝋燭を浮かべる
 タライを少しでも微動させれば蝋燭は倒れ 火だるまとなるは必定である
 明治維新直後 その熾烈過酷さな教育で猛名をはせた 三の関兵学校に於いて
 体罰のひとつとして行われたという      ―――民明書房刊『教育と体罰』より
そーいや、件の女子生徒最萌えトーナメント、優勝したのは七華だった。
童顔ひんぬー妹属性の桐莉VS練乳きょぬー眼鏡娘の七華、勝負は全くの互角だったのだが、
桐莉が正式なクラスメートじゃ無い事が審査に引っ掛かって、結局は同点ながらも七華の判定勝ちになった。
投票は一人二票で、うちのクラスの男子は全員桐莉のファンクラブ会員だ。
即ち、同時に全員が七華の親衛隊でもあるって事だ。
いやもう、凄いね。他の女子なんてカボチャかナス並みの扱い。
まるで米国の二大政党制。解り易過ぎて泣けて来るぜ。
「(……つーか、このまま此処に居たら俺、間違い無く殺されるな)」
「に、兄ちゃんっ、危険が危ないス!」
「俺は七華を追い掛けるから、そーゆー訳で、後は宜しくっ!」
「あ、ちょ、兄ちゃんっ!?桐莉を見捨てて行くスかぁっ!!?」
桐莉なら置いてっても大丈夫っつーか、寧ろ俺と一緒に行動してる方が百倍危ない。
「むぁーてぇーっ、るっぱぁぁぁんス!」
「わははははっ!さらばだ、明智君!また逢おうッ!」
「逃がすな!殺せーっ!」「九曜ッ、神妙におロープに着きやがれぃっ!」
猫の遺伝子を解き放ち、一気に迫り来る暑苦しい人込みを摺り抜ける!
耳を立てて七華の足音を拾い、一足飛びに階段を駆け上がる!
すげぇ、今の俺、マジすげぇ!まるで超人!ホムンクルス!東京ミュウミュウ!
25桐莉兄@まだまだぁ!:04/08/23 02:47 ID:LiLzqgFq
「……つーか、これは……寧ろ七華の奴の方が超人かもな」
危険性を考慮してとやらで、普段は固く閉ざされている屋上への扉。
分厚い鋼鉄板の其れが、思いっきし七華の形に凹んで、ブチ破られていた。
流石に、毎朝食パン咥えて特攻掛けて来るだけの事はある。
「おーい、七……どわぁっ、何っじゃこりゃぁっ!?」
一歩足を踏み入れれば、そこいら中、穴、穴、穴……。
屋上に穿たれた無数のクレーターは、ひょっとして、いや、マジで七華がやったのか?(汗)
「うあぁあぁあぁあああぁああぁああぁああぁあぁああぁああぁああぁあぁあんっ、ばかぁーーーーーっ!!!」
どごーーーーんっ! ばごぉーーーーーんっ!
さっちんこと弓塚さつきの如く暴れる七華、飛んで来る無数のバカでかいコンクリ片!
物凄い破片飛沫の広がりと、其の爆発さながらのスピード!
やべぇ、マジやべぇ!地面に伏せるか!それとも飛んで避けるか!
駄目だ!どうしても広がり飛んで来る破片のどれかに当たってしまうっ!
「――っ、これしか無いっ!当たる面積を最小にして波紋で防御ッ!」
激しく跳躍ッ!――って、俺、波紋なんか使えねぇーーーーっ!!!(涙)
迫り来る破片、死を覚悟した其の瞬間、俺の目に時が見えた!
「っ、死んで堪るかゴルァッ!だりゃぁぁぁっ!!!」
空中でとんぼ返りして体勢を整え、背後の壁を蹴り、飛んで来る破片から破片へと飛び移る!
細かい破片は爪を伸ばし、斬る!突く!弾く!吹っ飛ばす!
でっかい破片も気合一閃、破猫(はにゃぁん)っ!猫の身体能力を舐めるにゃよぉっ!
「七華ぁぁぁーーーっ!」
「た、たかくんっ!?いやぁぁぁっ、来ないでぇぇぇっ!」
七華の拳が足元を穿ち、七華の蹴りが弾幕結界第二段を放つ其の刹那。
「いやっほーぅ!猫耳最高ーーーっ!」
全身のバネを爆発させて一気に加速、俺は七華の背後へと回り込み、反転ざまに地面へと押し倒す!
26桐莉兄@まだまだまだぁ!:04/08/23 02:51 ID:LiLzqgFq
「きゃぅっ!」
「妹闘士(イモウト)に同じ技は二度は通じぬ!」
「――っ、まだだよっ!まだ負けてないもんっ!」
「両腕を抑え付けられて馬乗りになられたこのエロい体勢でピーの他に何が出来る!」
「私の流法は風だよッ!闘技!乳砂嵐!!」
「にゃっ、にゃにィィィーーーっっ!?」
左乳を乳首ごと右回転! 右乳も乳首の乳輪ごと左回転!
その二つの巨乳の間に生じる真空状態の圧倒的桃色空間は、まさに歯車的砂嵐の小宇宙!
ドォァァァァァァァンッ!!!
「ちょ、貯水塔のタンクがッ!こ…こんな不自然な形にゾウキンみてぇに!い…異常だッ!この破壊りょ……ぉぉぉぉぉぉぉぉおっ!!?」
ドグシッ!   ドォォォンッ!!               (――以上、七華の妄想終了。)
「…………」
「…………どーんっ」
「……で、気は済んだか、七華」
「うーーーっ、たかくんのいぢわるっ!私、普通の女の子だよっ!乳砂嵐なんて使えないもんっ!」
「お前が勝手にやりだしたんだろうが」
つーか、コンクリ床を素手でブチ抜く時点で、其れは既に普通の女の子では無いと思うのは俺だけか?
「……また派手に壊しやがって」
「うん、でもスッキリしたよ〜」
「俺も手伝ってやるから、ちゃんと自分で修理しろよ」
「うーっ、私、工作は苦手だよ……」
「だったら、次は壊さないように巧く暴れるんだな」
猫耳と尻尾を引っ込めて、床の上に直に寝転ぶ。
昼休み終了の予鈴が鳴ってるが、流石にバテた、もう立ち上がる気力も残ってない。
「空が青いねー」
空に向かって大きく伸びをする七華。
見上げると、抜けるように青い空と、抜けるように白い七華のパンツが見えた。
27桐莉兄@まだ続くス!:04/08/23 02:59 ID:LiLzqgFq
「……お前、先に授業行ってろよ」
「たかくんは?」
「疲れたからサボる」
「だったら私もサボっちゃうもん」
足元の瓦礫を蹴り飛ばして、七華が俺の横に腰を下ろす。
こいつ、時々授業に出て来ないと思ってたら、真面目そうな顔してサボりの常習犯だったのか。
「ち、違うもんっ!たかくんが屋上に居るからっ……」
「鯖味噌でばかばかまんこな俺と一緒に居ても退屈だろ」
「そ、そんなこと無いもんっ!私っ、まんこ大好きッ!(爆)」
いや、あのな、七華……それは流石にどうかと思う。
「ってはわぁぅっ!ち、違うもんっ!そーじゃないもんっ!わた、私っ、たかくんが大好きなんだもんっ!」
「………」
「…………………ずっと、好きだったもん」
『兄ちゃ――………』
「私、妹になるよ」
「な、七華……」
「私、本気だよ。……桐莉ちゃんに負けたくないもん。たかくんの為にだったら、どんな事でも出来るもん」
『……………』
「妹にだってなれるもん!」
「七華……」
「……私じゃ駄目かな」
「………」
「隆浩お兄ちゃん……私だけを見ててよ……」
『―――ッ!』
微かに耳に届いた、リノリウムの階段を駆け下りる、桐莉の小さな足音。
俺は――
「悪い、七華!」
――迷わず桐莉を追い掛ける。
『ずっと傍に居る』と約束したのは、妹の桐莉だから。
28桐莉兄@一旦此処で切るス!:04/08/23 03:04 ID:LiLzqgFq
「待ってよ、たかくんっ!」
「待てない。俺の妹はお前じゃなくて、桐莉なんだ」
「…………っ!」
「けどな、七華!俺は幼馴染の七華の事は大好きだぞ!」
「えっ、それって――」
一言だけフォローを残して、俺は返事の意図を理解しかねた表情の七華を置き去りに、走り去った桐莉を追う。
「うぅーーーっ、ずるいよっ、たかくんのばかぁっ!イカの塩辛ぁっ!どっちなのかはっきりしてよぉっ……」
卑怯で結構メリケン粉。
男ってのは、自分を愛する妹と幼馴染、出来る事なら両方を一度に手にする事を望む生き物なのだよ!
階段の手摺りを乗り越えて、三階から二階、一階へと、一気に飛び降りる。
肉球付きの猫足は、落下の衝撃を限りなく零にまで軽減してくれる。
「桐莉ーーーっ!」
上履きのまま運動場へと飛び出す。
俺は一瞬、目を疑ったね。
運動場一面に石灰の白線で引かれた謎のミステリーサークル。
「アイーーーーーッッ!!アイィィーーーーーーーーーッッッ!!!!」
桐莉のやつ、何時もの奇声を上げながら、ライン引きを引いて、もの凄いスピードで走り回っている。
一体全体、何をやってやがるんだ、アイツ!?
宇宙人と未来人と超能力者と異世界人を同時に呼び出して友達になるつもりか?寧ろ神?
「おいっ、桐莉!やめろバカ!」
「うるさいス!近寄るなス!」
「お前なぁ、落書きだったらもうちょっとマシな――」
「それ以上こっち来たら、ダイナマイトに火ぃ着けて、兄ちゃん諸共木っ端微塵ス!」
制服の胸ポケットから取り出した其れは、何処からどう見ても仏壇用の蝋燭だ。
「アイーーーッ!アイィーーーーッ!!南無阿弥お陀仏ーーーーッ!!!」
「OK、おちけつ、マイシスター」
「白々しいス!兄ちゃんのマイシスターは七華姉ちゃんス!桐莉の事なんてもうどーでも良くなったス!」
「七華の申し出なら断った」
「嘘ス!兄ちゃんの性格なら、桐莉と七華姉ちゃん、両方取ろうとするに決まってるス!」
「ぐはぁっ!な、何故其れを!?」
「伊達に十五年間兄ちゃんの妹やってないス!」
29名無しさん@初回限定:04/08/23 08:37 ID:T+tfEf15
期待支援sage
30830:04/08/23 12:08 ID:9f5LjsXv
朝起きたら妹が、
母からの電話を受けていた。
「父さんが・・・『心筋梗塞』!?」
「いい?落ち着いてちゃんとお兄ちゃんにも伝えるのよ。わかった?」
「うん。わかった!」
母と妹の会話は聞こえなかったものの、表情、態度からは深刻そうな状況なのがわかる。
多分、父だ。酒飲みで頑固で仕事に厳しくて、そして僕たちに優しかった父に何かあったに違いない。
「お兄ちゃん!」
僕は妹の言葉に覚悟した。
「お父さんが『近親相姦』で倒れたって!」
僕は口から泡ふいてその場にぶっ倒れた。
31Y ◆cf6.GAJsFA :04/08/23 13:48 ID:Q27mX/G6
こんにちは。ネタまとめ中のYです。
>>桐莉兄氏
続編、期待してます。GJです。
>>830
…妹のボケが最高です(笑)GJです。
32名無しさん@初回限定:04/08/23 15:01 ID:az82tsxa
朝起きたら妹に、恋してた



っていう純愛SSキボンヌ
33Y ◆cf6.GAJsFA :04/08/23 16:29 ID:Q27mX/G6
Yです。32氏のネタにチャレンジします。
※その1(↓)は、兄、悠(はるか)の独白形式です。

彩は、先月20になったばかりの僕の義妹。
物心つく前からずっと、可愛がってきた、自慢の妹だ。
彩が中学生になってから7年、
ゆっくりと、しかし確実に大人びていく姿を見ているうちに、
気がつくと、日に日に大きくなっていた激情を抑えきれなくなっていた。

<朝起きたら妹に、恋してた。(その1)>

彩は20。僕は24。
「いくら血が繋がっていないとはいえ、妹なんだから駄目だよ。」
と、自分を叱咤し、激情を苦労して、昇華してきた。
「血は繋がっていないのだから、避妊すればしたって構わないのではないか。」
こんな悪魔の囁き、幻聴に、苛まれながらも、
どうにかこの4年間は、我慢をすることができた。
…これから先、同じ様にうまくやっていけるどうか、不安になったけれど。
34池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/08/23 18:32 ID:dXErj8gB
 朝起きたら妹に、恋してた

朝。目が覚めて、食卓へ向かう俺。見ると、妹が先に座っていた。
「あ、お兄ちゃんおはよ」
か、可愛い……。もうね、妹のその仕草だけで目がハートマークになっちまいましたよ。
「あ、あ、ああ、おば、おはよ、……おかわり!!」
上手く喋れない。妹を前にしてあがっちまったみたいだ。昨日まではこんなこと無かったのに。
そう、この感覚は――恋?
頭の中に声が響いてくる。
『俺が今感じている感情は精神疾患の一種です。治し方は妹が知っています。妹に任せましょう』
オウケーィ、解決法が分かってるんなら、やるしかないだろ。
「おい、俺を治してくれ!」
「……はい?」
……違う違う違う。これじゃホントに精神疾患だ。サイコドクター呼ばれちまう。
えーと、とりあえず妹に事情を打ち明けて、それから治してもらおう。
「さっき一目見たときからあなたの事が好きでした! お願いします!」
……電車の中の男子中学生か、俺は。でもリアルでやったらストーカーだよな、こういうの。
電車の中の中学生といえば、先日リアルであれやってる中学生(のようなもの)がいましたよ。
  _, ._ ∩
( ゚∀゚)彡おっぱい!! おっぱい!!    ってやつ。
D・V・D!!みたいなもんですかね。『弁償できないならここでおっぱい出せよ』って感じで。
もう、空いてるったって20人ぐらい同じ車両に居るのに、左手を高々と振り上げて元気良く、
「おっぱい!! おっぱい!!」
「……お兄ちゃん、どうしちゃったの……?」
やっべ、ついノリノリで声に出して振り付きでやっちまった。
『どうしたの?』ではなく、『どうしちゃったの……?』だからな、相当キテる。
妹が、生温かい目で俺を――見てねえよ、やばい。もはや目を合わさないようにしてる。
ああ、なんでこんなことに……俺はただ、病気を治したいだけなのに……。
『恋の炎は勢い良く燃え広がり、時として兄弟の絆を灰にする』名言だな。今考えた。
「――もしもし、中央病院ですか?」
電話中かよ。何呼んでんだよオイ。ここは抱きついてでも止めなければ。
「ええ、救急車を――うわっちょっなに!? ――いえ、やっぱりいいです。代わりに、霊柩車を一台」
35池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/08/23 18:34 ID:dXErj8gB
>>32
すいませんでした。ノリです。因みに作中のおっぱい中学生は本当にいました。許してください。
36ピースフルデイ ◆518YLv.Xnc :04/08/23 19:28 ID:NBl52SjA
――――居間への扉を開けると、そこはまさに不思議空間でした
「おお、おはよう」
「あら、キリ。おはよう」
「お兄ちゃん、おはよう」
 家族が俺に、朝の爽やかな挨拶をしてくれる。してくれる。してくれるんだけど………
「…………オ、オハヨウゴザイマス?」
 何なんだ! この超不思議空間は!? 何だかスゲェところに迷い込んじまったぞゴルァ!
「どうした? キリ。何でそんなところで固まってる? 具合が悪いのか?」
 と、笑顔で宣う親父。上下黒のスーツ。
「キリ、今日はマキと出かけるんでしょう? 大丈夫?」
 と、笑顔で心配する母親。チャイナドレス。
「お兄ちゃん、まだ寝ぼけてるの? もう、朝に弱いんだから」
 と、笑顔で心配の欠片もない妹。ゴシックロリータ。
「……………………………いや、具合は良いんだけど」
 対する俺。パジャマにしてる甚平。
 ついでに言っておくと、ここは分譲マンションの一室、里見家だ。要するに我が家。間違っても
仮装パーティーの会場ではないことは確かである。
「何なの? その格好」
 とりあえず、至極真っ当であろう疑問をぶつけてみる。すると
「ん? この格好か? 父は今日に限って休日出勤なものでな」
 ハハハ、と笑う親父。
「この格好? 実は、昨日お父さんが買ってきて着てくれって」
 ポッと頬を染めながら、親父の方を盗み見る母。小声で「昨日は凄かった」とか言ってるが、
聞こえないフリしとこう。
「え? この格好? さっき言ったとおり、5スレ目ってゴスロリっぽいでしょ? だから」
 天使の笑顔を振りまきながら答える妹。だから5スレ目って何だ?
「そんなことより。キリ、早く朝ご飯食べなさい」
 この不思議空間はそんなことレベルですか? っとまぁ、これ以上聞いても仕方が無い気が
するので、言われたとおりテーブルに座った。
――――
37ピースフルデイ ◆518YLv.Xnc :04/08/23 19:28 ID:NBl52SjA
 食後、親父はコーヒーを飲んでいる。母は烏龍茶、妹はアールグレイ。で、俺の手には渋い緑茶
の入った湯飲みが握られている。いやぁ、ここまで徹底されるともう突っ込む気もおきません。
 それにしても以外なのは、母の着ているチャイナドレスが思ったよりも似合っていたことだ。流石
あの妹のオリジナルだけあって、その端麗な顔立ちと細いボディーラインにピッタリと合ったドレスが
美しい。何となくさっき母親が言った台詞の意味も分かる気がする。いや、俺は何も聞いてないんだ
と思う。うん、俺は何も聞いてない。
「親父、毎度の事ながらえらく重役出勤だな?」
「何せ実際重役だからな。会社の奴らも今頃困っているだろう。ハッハッハ」
 笑いごとじゃねぇぞ、それ。
「あと、マキを遊びに連れて行くから車一台貸してくれ。流石にこの格好じゃ俺のバイクには乗れない」
 因みにこの格好とは、浴衣である。毒を食らわば皿までってやつだ。いや、微妙に違うか。
「ああ、いいぞ。キーはいつもの所に置いてあるから好きなのに乗ってけっと、じゃあそろそろ行くか。
母さん、キリ、マキ、行ってくるよ」
 親父が立ち上がり、玄関まで見送るために母親が付いていく。出勤前に玄関で二人の愛を確かめ
合うのは良いが、放っておくとそのまま本番に突入しそうなので、後で止めに行かなくては。何の本番
かって? そんな無粋なことは聞くな。俺も言いたくない。
「ねえ、お兄ちゃん。今日は何処に連れてってくれるの?」
 二人が玄関へと消えていくと、妹が口を開いた。
「何処でも良いんだけど……というか、マキの行きたいところに連れていってやるよ」
「いいの!? それじゃあねぇ………――――」
――――
「という訳で、マキと出かけてくるから」
 玄関で親父とイチャついてた母親を回収して、その旨を伝える。
「夕飯に間に合わないようなら電話してね。あ、泊まってきても良いわよ。むしろ泊まってきなさい。
お父さんとお母さんは今晩忙しいの」
 頼むから、そんな性活の恥部を子供達に話さないでくれ。ついでに兄妹も増やすなよ?
「それじゃ、行ってきます」
「行ってきます。お母さん」
「行ってらっしゃーい」
 母の声に見送られ、俺達は家を後にした。
38518 ◆518YLv.Xnc :04/08/23 19:29 ID:NBl52SjA
>>6からの続きです
何の考えも無しに書くのは初めてだから、結構怖かったりしてますが
とことんほのぼの萌え燃え系で逝こうと思うので、あんまり期待しないでください
因みに、まだこの兄妹が何処へ行くのかすら決まってません


>>桐莉兄氏
GJです!
激しく電波を受信しました

>>Y氏
GJです
新作のプロローグですね?
頑張ってください

>>池魚氏
GJ and ワラタ
何だか某海賊コックの声がリフレインしましたw
39名無しさん@初回限定:04/08/23 19:32 ID:T+tfEf15
鈴菜タンはー?
40名無しさん@初回限定:04/08/23 20:14 ID:uvBFI6y2
朝起きたら妹に、「子供ってどうやったらできるの?」と聞かれた。
41Y ◆cf6.GAJsFA :04/08/23 21:41 ID:Q27mX/G6
>>33の続きです。<朝起きたら妹に、恋をしていた。その2>
彩とは、全く血が繋がっていない。父の再婚相手である美弥子さんの連れ子なのだ。
…だからといって、義妹に恋をするなんて…。そんなことを考えていたら、
「悠兄、おはよ〜。」と、しっとりとした、彩の声が聞こえてきた。
だけど、物思いに耽る僕は、生返事すら返すことはできなくて、
気がついたらベッドに潜り込んでいる彩に驚く というのが朝の常である。
たとえば昨日の朝は…横向きに寝ていた僕の背中側に抱きついていた。
「悠兄ぃってばぁ、起きてよ…起きてくれないなら、悪戯しちゃうよ?」
そう言われてみれば、さっきからスースーする。裸で寝た覚えはない。
目を覚ました後、現状の異常さに気づき、唖然する事になろうとは
この時はとてもじゃないけれど、予想できなかった。
42池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/08/23 22:53 ID:dXErj8gB
 朝起きたら妹に、「子供ってどうやったらできるの?」と聞かれた。

「ねえ、お兄ちゃん、ちょっと聞きたい事があるんだけど」
あー、何か嫌な予感。俺のカンは良く当たるんだよな、だって毎朝何かしら起きてるから。
「……なんだ?」
「子供ってどうやったらできるの?」
でたよ。お前そんな質問するなよ。高校生だろ。
「う゛っ……! あー、それは、だな。……カモノハシさんがキャベツ市場から――」
「そういうメルヒェンなのじゃなくて! セックスすれば妊娠することぐらい、知ってるわよ!」
でたよ。お前そんな発言するなよ。女の子だろ。
「あー、あんまり口にして説明したくは無いんだが……。
 女の子の排卵周期で、排卵日の時に中出しして――」
「そういう生々しいのじゃなくて! ゲームよ、ゲームの話!」
でたよ。エロゲかよ。お前そんなものするなよ。女の子だろ。
「んー、ゲームによってだな、中出ししたら孕むやつと、毎日出しまくっても孕まないやつがあってな。
 お前がやってるヤツがどんなゲームなのか知らんが、説明書もう一回読んでみ」
妹は、イマイチ納得いかないような顔をしている。
「ん―、あとは、だな……。何かあったか……?
 ――あ! そうだ! 当然だがボーイズものはいくらやっても子供できないから注意しろよ!」
「……さっきから、なに言ってるの? エロゲじゃないわよ、アンタじゃあるまいし」
妹は、そこの床に落ちているものを指差した。……なんだ?

……人生ゲームかよ。
43Y ◆cf6.GAJsFA :04/08/23 23:09 ID:Q27mX/G6
<朝起きたら妹に、恋してた。その3>
「あ、悠兄ぃ、起きた?」
こんな状況なのに、平然とした様子の彩。
「・・・・・・彩。」
事情を説明してもらおうと声をかけたが
「なぁに?悠兄。」
彩はキョトンとするばかりであった。
「…どうなってるんだ?この状況。」
…なんで、彩がメイド服(?)なんて着ているのだろう。
おまけに、似合っているものだから余計に性質が悪い。
「お母さんが、着れなくなったからあげるって、くれたの。」
…家計が苦しかった頃に、メイド喫茶にでも勤めたのだろうか…美弥子さん。
「ご理解いただけましたでしょうか、悠お兄様。…なぁんてね、うふふっ」
瑞々しさと妖艶さを併せ持つ彩の身体も、どこか艶めいて聴こえるこの声も、
天然なのか狙っているのか判らないこんなところも皆、
僕の好みだったりするからさらに性質が悪い。
「…あれ、悠兄ぃ?…」
涙を流しつつ、
「…こんなにも愛してるのに…あぁ
…兄妹になってしまったことが悔やまれる…。」
彩のセリフを悦び、涙を流す僕には、
「あ、そうだ…大事な話だったのに言うの忘れてたよ。」
「…私も、悠兄ぃのこと、大好きだから…。あとね、」
「…実は私、お母さんとも血が繋がっていないの…。」
その後に彩の言っていたことは、全く聴こえていなかった。
朝起きたら

って、夜中じゃん!

夜中起きたら、妹が隣でマラソンを見ていた。
つーか、夜中に起こすなよorz
居間のソファーで寝るとロクな事が無いな。ふかふかしてて気持ち良いからつい
ついここで寝てしまうが。

「あ・・・兄さん、起きてしまったのですか」
「ああ。起きてしまったよ」
深夜に起こされたから、俺はちょこっと不機嫌だ。
「すみません、どうしても居間のプラズマテレビ(50万円)で見たかったので。
ヘッドホンはしていたのですが・・・」
もう第三話だし、説明しよう!
我が家にはテレビが5台有る。それぞれ『父親用』『母親用』『俺用』『妹用』
そして、『家族のみんな用(つまり、このテレビだ)』だ。そして、これは我が家
唯一のプラズマテレビである。ちなみに、パソコンは各個人用に計4台有る。
「目に光が入った。だから起きた」
「やっぱり・・・」
済まなそうにする妹だが、俺の怒りはそんな事では収まらないぞ。
怒りの冷め遣らない俺がテレビを見ると、ハイレグのねーちゃん達が胸を揺ら
しながら走っている様子が目に飛び込んできた(←ハイレグじゃない女は視界
から排除されている)。
「うほっ、いい女子マラソン!華子、GJ(グッジョブ)!」
「何が言いたいのかは、良く分かりました」
親指を立てた俺に対して、華子はまたかといった感じで肩を落とした。
「朝から良いもん見せてくれて、息子もご満悦だ!」
「・・・はぁ」
日本は暑い。アテネも暑い(らしい)。だから、みんな露出度高い。これは定説
です。
「良いね、ビキニパンツの美女がいっぱい。お尻がセクシーだぜ(←短パンは
視界から排除されている)」
「短パンの人の方が多いと思いますけど?」
「え?俺のレーダーにはそんなの映ってないけど」
「・・・」

「みんな逞しい足をしていますね。筋肉もしっかりついてて、丈夫そう」
華子はうっとりとした表情をしている。やれやれ、困った奴だ。出たぞ、妹の
筋肉フェチ!実は華子は筋肉フェチだったりするのだ。特に、男の筋肉に目が
無いんだよなあ、こいつは。
「そうだなあ。ま、男はそれよりももうちょっと上を見るんだけどな」
俺も負けじと、真剣な視線をお尻に注ぐ。この谷間が良いんだよなあ。うん
うん。ああ、俺って何て健全なんだろう(違)
「ふーんだ、兄さんみたいな軟弱者に筋肉の魅力は分からないですよーだ」
あ、可愛く拗ねてやがる。

「ところで、この選手どう思う?」
「守備範囲外です」
「そうじゃなくて、へそだよ、へそ!」
俺が気になったのは、へそを出さずに走っている選手である。みんなみんな
へそを出しているのに、へそを出さずに走っている選手が数人いるのだ。
「へそですか。確かにこの人はへそを出してないですよね」
「だろ?だからじゃないのか?こいつが後ろの方を走っているのは」
「・・・まあ、表面積が広ければ広いほど、熱を発散しやすいですね」
「その通り。だから、ここで提案だ――へそを出せ。いや、へそを出すだけ
ではダメだ。いっその事、上も見せブラみたいな感じでゴーだ。これで熱問
題は一気に解消するぞ。しかも、しかもだ。これなら走る度に胸が揺れて見
た目にもバッチグー(死語)!」
「胸が揺れるのが気になって勝負にならないです。そもそも、足はともかくと
して、胸はしっかり押さえているユニフォームを着ているのがどうしてだか分
かりませんか?」
「何を言うか。乳揺れはスポーツの基本中の基本だぞ」
そう青年の主張をする俺に、妹は冷ややかに言い放った。
「へえ・・・ところで、ゼッケンはどうするんですか?」
「ぐ、それが有ったか_| ̄|○」
「ふっ(冷笑)」
うわーーん、妹に笑われたー(泣)

「あ」
しかし、その時、我々は凄まじい光景を目にした。
「へ、へそ出そうとしているよ」
あまりの暑さに耐えかねたのか、へそを隠していた女性選手が服をずらしたの
である。試合中とは思えないその艶めかしい行為(一部脚色されてます)に、俺
も息子も呆気にとられる。が、そこは俺、すぐにエロ回路が動き始める。
「いいぞー、ぬげー!」
「兄さんはドラクエシリーズのエロ老人ですか!」
「おっぱい!!おっぱい!!(AA略」
「に、兄さんが完全に目覚めた_| ̄|○」

「何だかリタイアが多いですね。摂氏35度+アスファルトはあまりにも過酷
なのかも知れません」
妹の言うとおり、次々と脱落者が出ている。暑い国の出身者も次々と倒れてい
る。
「って、言っている傍から、吐いているのがいる・・・」
吐いていると言っても、出て来るのは水ばっかりである。
「ドリンクをそのまま戻しているみたいですね」
「ほうほう」
・・・
ドリンクって何?と訊こうかと思ったが、華子にバカにされそうなのでやめて
おく。多分スタミナドリンクみたいなもんだろう。
「うーむ、暑い方が汗で色んな物が透けて良いんだが、ここまで暑いと気の毒
になるなあ」
「え!?」
「ど、どうした?何を驚いているんだ?」
「兄さんに、エロよりも大切な価値観が有ったなんて!」
「・・・人を何だと思っているんだヽ(`Д´)ノ」
「下半身から生まれた人間」
「何じゃそりゃ_| ̄|○」

「・・・!」
妹が息を呑む。画面を見ると、良いケツしてたねーちゃんが一気に失速し、歩
いている様子が映し出されている。
「マラソンって何が起こるか分からないわ」
そう言って、妹は頭を押さえた。
「そうだな」
俺もそれに続く。
「優勝候補が・・・」
「貴重なブルマーが・・・」
俺達は、それぞれ嘆きの言葉を口にした。
「・・・」
「前を走るは短パンだけ。終わったな」
「お ま い は 他 に 考 え る 事 は 無 い の か」

そんなこんなで妹と楽しくマラソンを観戦していたが、そろそろレースも終わ
りに近づいてきた。今は日本の選手とケニアの選手が猛烈なデッドヒートを繰
り広げている。
「流石は暑い国の代表だ」
最初の頃に暑い国の代表も続々と脱落していたのを無視したセリフだが、気に
するな。
何か12秒差とか言っている。良く分からんが、スープの冷めない距離くらい
しか離れてないらしい(意味不明)。油断すれば、すぐにでも抜かされるだろう。
っていうか、俺も妹が隣にいなければすぐにでも抜かされていただろう。
「ちくしょう・・・」
悲しいとき〜!オナネタが目の前に有るのに、家族が邪魔でソロ活動出来なか
ったとき〜!

結局、レースは日本人の勝利に終わった。ヒーローインタビュー(『ヒーロー』
じゃないが)をやっているみたいだが、短パンには興味は無いのでテレビを消し
た――隣を見ると、妹は寝息を立ててぐっすりとお休みのご様子。ま、子供は
もう寝る時間だもんな。いつの間にか小さな子供から大きな子供になっていた
妹を見て、俺は微笑んだ。
華子は俺に寄りかかるようにして寝ている。とりあえず、俺は華子をソファー
に寝かせた。
「うーむ、どっちだ?」
布団を掛けるべきか、掛けざるべきか、それが問題だ。
ちなみに、俺は掛けないで寝ている。毎日熱帯夜なのに、布団をかけて寝てい
られるかというのが本音だ。しかし、こいつの場合はどうなんだ?普段は布団
を掛けているのか?
・・・
・・・・・・決めた、このままで良いや。
こんな所で寝るのが悪い。夏だけど、風邪を引くような事も無いだろう、多分。
部屋に持って行こうかとも思ったが、俺だと間違って手摺りとかに頭をぶつけて
しまう恐れが有る。このまま放っておくのが一番だ。
微妙に妹スレに投下する小説としては間違った選択のような気もするが、気に
しない。
さて、華子はここで寝かせるとして、俺はどこで寝ようか。ソファーは華子に
占拠されているし、自分の部屋という選択肢は初めから存在しない。あんな暑
い所で寝られるわけがない。エアコンをつければ多少は涼しいが、それでも居
間には劣る。
「・・・絨毯の上かな」
俺はそのまま絨毯の上に寝転がり、そしてそのまま眠りについた。


朝起きたら妹に、カカト落としを食らった。寝相が悪いってわけでもないんだろ
うけど、ソファーの上で寝るのは素人には難しい芸当だ。
もし俺がいなかったら、空振りで地面にしたたか足を打ちつけて大変な事にな
ってたんだろうな。
50突発屋 ◆63./UvvAX. :04/08/24 01:13 ID:DZf+uZk8
やや出来が不満なんですが、新スレ記念で投下!


「じゃじゃ〜ん♪」
と案山子か弥次郎兵衛を連想さえるポーズ(は失礼だとは思ったが)で妹が
ドアの中からピョンとご登場。紺に大きな朝顔をいくつもあしらったシック
なデザインの浴衣と、同じ色の巾着。海に行ったというのに全く焼けていない
鈴菜は長い髪をアップにして、何かを期待する笑顔で俺の反応を待ってる。
「ね? ね? どう、兄さん?」
「………似合ってる……と、思う。」
「……似合ってると『思う』!?」
プーッ、と頬を膨らませる鈴菜の後ろで幸恵さんが『お願いだから、褒めてや
ってちょーだい!』と両手を合わせてこちらを拝んでる。海で酔い潰れてしま
った埋め合わせという事で買ってあげた浴衣で何とか娘のご機嫌を直そうとす
る母親の涙ぐましい努力は、流石に無駄には出来ないが。
「悪かったよ鈴菜。その……」
「『その』?」
「わ、割と………い、いい、良いんじゃないスか?」
「………ろくじゅってん!」NGです、と言いたげな妹「ハイ、テイク2!」
家の前で何をやっとるんだ俺は? という疑問も浮かぶが、不機嫌ですよと
こちらを睨んでる妹を移動させない事には当該エリアからの脱出も出来ない。
「……い、良い浴衣だよな、うん。似合ってるぞ……?」
「はちじゅうごてんっ!」
うわ、幸恵さん声を殺して笑ってる! 薄情な〜!
「そんなんじゃカンヌは遠いよぉ〜! ハイ、テイク3!!」
鈴菜、本当はお前も楽しんでるだろ!?
51突発屋 ◆63./UvvAX. :04/08/24 01:15 ID:DZf+uZk8
「ほら兄さん、時間ないよ? 早く行かないと始まっちゃうよ〜?」
「うぐぐ………」
『うぷぷぷぷぷぷっ♪』
「兄さん!」
「……降参だよ……」諦めて肩の力を抜く。ったく、どーして女っつーのは男
が恥ずかしくて頭が沸騰しそうな台詞を無理矢理に言わせようとするかね?「良
く似合ってる。その………可愛いぞ?」
「はぁい、合格ぅ〜!」待ってました、とばかりに手を握ってくる鈴菜「ほら
ほら、早く行こ? 私、楽しみだな〜!」
「こら、引っ張るなって! それじゃ幸恵さん、行ってきます!」
「行ってきまぁ〜す!」

「うっわ〜、やってるやってる〜!」
朝からやたらとテンションが高いマイシスター。電車から降りた頃にはすっか
り幼児対抗化してキラキラ光る瞳で夜空を見上げている始末。警官の誘導でゆ
っくりと流れる人混みに合わせて歩きながらでも、中州から散発的に打ち上げ
られてる花火が鮮やかに咲く様を目と耳で堪能する事が出来る。腹に響く音響
も風流の一部なのだ。
「ほら、しっかり前を見ないと危ないぞ?」
手綱……もとい、手を繋いでやらないと危なっかしくてしょうがない。普段は
家事万能でマメな鈴菜だが、時々こういうイベントに出くわすと子供の様に無
邪気にはしゃぎ出すという意外な一面がある。なんでも以前に暮らしていたの
が都会のド真ん中だったとかで、こういったお祭り系の行事にずっと憧れてい
たのだと幸恵さんに聞いた。
近づくにつれ花火の大きさと、それを見上げる仰角が共に大きくなる。こうし
てみて、打ち上げ花火の大きさというのが初めて実感できる。見上げた夜空、
その視界を埋め尽くさんばかりに眩しく花咲く巨大な光の魔術。時間的に見て
もプロローグ程度の打ち上げ方だが、それで花火自体の美しさが劣る筈もなく
集まった人々の熱気と子供達のはしゃぐ声が既に会場を盛り上げている。
「慌てなくても花火は逃げやしないって、もっとゆっくり歩けって!」
「うわーっ、うわーっ!」
「……って聞いちゃいねぇ……」
52突発屋 ◆63./UvvAX. :04/08/24 01:15 ID:DZf+uZk8
前言撤回、手綱どころか小犬の首輪だ。細くて小柄な義妹に引っ張られる様に
歩く俺。慣れない草履でまぁ、よくこんなに早く歩けるものだと感心しながら
見渡す河原は、既に満員御礼状態。土手の上にズラリと並んだ屋台のオンパレ
ードと共に、早くから場所を確保していたらしい浴衣姿の観衆が眼下の景色を
埋め尽くしている。
「……ちょっと出遅れたっぽくない?」
どうやら同じ光景を目にしたらしい鈴菜の足が少し鈍る。
「いや、俺はちゃんと早めの時間に声をかけたんだが?」
「え? あ、ああ!」おれの視線の向いた先が自分だと気付いた鈴菜「……それ、
私の所為じゃないもん!」
「………はい?」
「いい、兄さん。女の子の支度に時間がかかるのは当然なんだよ常識なんだよ
伝統なんだもん。だから女の子を誘う時は、ちゃんと時間に余裕を持っておくの
がマナーだよ!」
いや、だから俺は出発予定時刻の三十分前には声をかけた筈なんだが、それでも
不足と仰いますかマイシスター?
「そ、そういうものなのか……」
「そういうものなの!」と、だんだんとお説教モードへと移行してゆく口調「
女の子は何時も見られてるんだから、お家から出る時には絶対に気を抜いちゃい
けないんだよ。ちゃんとお化粧して、髪を梳かして、キチンと着てからじゃない
と恥ずかしくて歩けないんだよ。だから一生懸命におめかしするの。玄関を一歩
出たらもう、そこは戦場なんだよ?」
「は、はぁ……」
「しかも、男の子と一緒の時は特に念入りだよ。一番可愛い私を見て欲しいし、
彼氏が自慢しちゃうくらいの女の子でいたいからね。これでもかっ、て位に気合
い入れちゃうんだから。」
「な、なるほど……」
と生返事しながらも俺のアイボール・センサーは絶え間なく周囲のスキャニン
グを続行している。何処かに残された観覧ポイントは……
53突発屋 ◆63./UvvAX. :04/08/24 01:22 ID:DZf+uZk8
「だから兄さんも……って聞いてるの兄さん!?」
「うわっ!?」
「『うわ』じゃないよ! だから兄さんには褒めて欲しいし、同じくらいに身だ
しなみには気を遣って欲しよ。私に合わせて浴衣とか着て欲しいな。」
「いや、しかし俺的には野郎が身だしなみに拘るというのは余り……」
「そんなことないない。私は、そう言う人の方が好きだよ。だって自分のために
頑張ってくれてるって思えるんだもん。」
「そりゃ、そうかも知れないが……」
「なに兄さん、まだ異論があるのっ?」
「異論というか、なんというか……」
「?」
「お前の話はなんちゅーかその、所謂『でーと』とかいうヤツを前提にしたマナ
ー云々の様に聞こえるんだが、その、これも『兄妹で遊びに』じゃなくって『で
ーと』と解釈して良いのか、ひょっとして?」
「…………………………………あ。」
「こ、こら、一言で耳まで真っ赤になる奴がいるか! ってゆーか前見ろ前!」
「前って………きゃっ!!」
54突発屋 ◆63./UvvAX. :04/08/24 01:24 ID:DZf+uZk8
「………さっきのお話だけどね兄さん?」
「うん?」
「……私は『兄妹』の方が良いな。だってデートに来て足挫いて彼氏にオンブされ
てるなんて恥ずかしすぎるもん……」
「兄妹なら……平気なのか?」
「平気じゃないよ……」きゅっ、と首に抱きつく細い腕「……でも兄さんにだった
ら、もっともっと甘えて頼れちゃうもん。だって安心出来るから。」
安心できる………か。
「………………そうか……」
「……………うん。」
「ま、いいか。」思わず出る溜息「ほら、もうすぐ着くぞ。地元民の特権。もう少
し昇ると絶好のポイントがあるんだ。昔からこの山は庭みたいなもんでな、小さ
い頃には『カブトムシ猟師のサトちゃん』と呼ばれて……」
「そんな話は着いてからにしようよ! ほら、始まっちゃってるよ!!」
「……洒落がわからん奴め……」
「だって今日は花火見に来たんだもん♪ だから急ごうよ?」
「いや、そんな簡単に『急ごうよ』とか言われても……お前、案外重……はぐっ!?」
「そーゆーときは、『全然軽いぞ?』とか言ってよ!」
「はいはい。じゃ、しっかり掴まってろよお姫様?」
「きゃ……もう! 兄さんったら!」
55突発屋 ◆63./UvvAX. :04/08/24 01:27 ID:DZf+uZk8
書き忘れましたが、前スレ>>71から続きます。
そろそろ終盤カナ?
56名無しさん@初回限定:04/08/24 01:27 ID:CTAzIfkt
(・∀・)イイヨイイヨー
57518 ◆518YLv.Xnc :04/08/24 01:33 ID:7zBOrzLs
>>Y氏
GJ!

>>池魚氏
GJ!
オチが最高でしたw

>>エロ兄貴氏
GJ!
私も見ましたよ〜、マラソン
いや、最後が凄かった!
久々にスポーツで感動しました

>>突発屋氏
鈴菜タンキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(。 )━(A。 )━(。A。)━━━!
GJです!


あと、さっき言うのを忘れていましたが、>>8-10さん
応援ありがとうございます
(ナニに)ユースフル名作品になるかは解りませんが、最後まで続くよう頑張ります
感想と要望どんどんキボソ
58518 ◆518YLv.Xnc :04/08/24 01:56 ID:7zBOrzLs
変換ミス
×ユースフル名
○ユースフルな

。・゚・(ノД`)・゚・。
59名無しさん@初回限定:04/08/24 08:43 ID:q1l2EZuy
>>23
>>「たかくんの鯖味噌ぉっ!ばか、ばか、まんこぉっ!!うええええええええええええんっ!!!!!!」
ばか、ばか、まんこワロタ
60名無しさん@初回限定:04/08/24 09:32 ID:N0ta43Aa
朝起きたら妹の、
バッテリーがあがってた。
61名無しさん@初回限定:04/08/24 11:29 ID:CTAzIfkt
朝起きたら妹が
書き込まれてた…

そして妹に
書き込まれた…
62名無しさん@初回限定:04/08/24 19:33 ID:+qx0rs0m
朝起きたら妹が、ガーデニングしてた
「へぇ、お前観葉植物なんて育ててたのか」
「違うよお兄ちゃん。姦用触物だよ」

・・・・・・うわああああああああああああっっっ!!!
63名無しさん@初回限定:04/08/24 21:00 ID:mbCndhux
夜起きたら妹に

散歩に誘われた。「久しぶりに二人で」って。



ただそれだけの、さりげない表現で
萌えさせてくださる作者がこのスレには
多数いらっしゃるから依頼してみる
64名無しさん@初回限定:04/08/24 21:01 ID:mbCndhux
スイマセン、「エロ描写が無くとも」って意味です
65池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/08/24 21:23 ID:Wj2mtdfo
 朝起きたら妹の、バッテリーがあがってた。

「……お兄  ちゃ  、  …  」
朝、居間に行ったら妹が苦しそうな顔で言ってきた。どうも、様子がおかしい。
「ど、どうした!?」
「……お別れ  る時が……来  ゃったみ  い……」
妹の言葉は途切れ途切れだ。
「な、いきなりどうしたんだよ! お別れって、何のことだよ!」
「……  、も  バ  テリ  が切  ちゃっ  ……」
『バ テリ 』? 途切れ途切れで良く聞こえんが、そこは脳内保管だ。
「わ、わかった! 今取って来てやるから、待ってろよ!」
俺はロッカーに向かって走っていった。
「お兄  ゃん……」

十分後。
「取ってきたぞ! さ、すぐに塗ってやる!」
いやー、探した探した。まさか親父の部屋にあったとは。
「おに  ちゃん……それ  バンテリン……必要な  はバッテリー  から……」
「な、なにぃ! じゃ、じゃあ、えーと、単三でいいか?」
「乾電池じゃな  て……つま  ……体力……」
「た、体力だと!? そんな、どうすれば……。
 俺の普段飲んでる『青リポビエスナミン汁』は、強力すぎて初心者にはオススメできないし……。
 体力……体力を回復する……? そうか……!
 ……寝ろよ」
「うん」

十分後。
「うーん、良く寝た! 元気ハツラツゥ!」
「早っ! まったく、寝不足か? ……ところで、最初に言っていた、『お別れ』ってのは何だ?」
「え? ああ、あれ?
 いや、実はアレやりすぎて体力なくなっちゃって、それで今日はもうやめないとなーって意味」
妹は、部屋にある鉢植えを指差した。
66池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/08/24 21:25 ID:Wj2mtdfo
 朝起きたら妹が、ガーデニングしてた

妹が指差す先には、巨大なモウセンゴケのような植物が。高さ1メートルぐらいだろうか。
高く伸びた茎に、鮮やかな赤い紐のようなものが何本も出ている。
「へぇ、お前観葉植物なんて育ててたのか」
「違うよお兄ちゃん。姦用触物だよ」
「なにっ、姦用植物? お前そんな、活字じゃないと分からんようなネタを出すな!
 ――じゃなくて、えーと……姦用植物だと!? 何だそりゃ!?」
「うーん……まあ、女の人を犯してくれる植物……かな?」
「犯してくれる!? お前、リアルの女はレイプ願望なんて持ってないぞ! たぶん」
「い、いや、別に挿入される訳じゃないし、射精もされないし……
 相手は餌だと思ってこっちを攻撃するだけだから、エッチな目的でもないし……
 ま、まあ、とにかく実演するのが一番早いから、見てよ!」

2分後。
――今、俺の目の前に触手で犯される妹が! やばいエロイ。
「んぅ……あ、あはぁっ! ん……んぁ……!」
あの後、妹は服を脱いでこの姦用植物に近付くと、
植物から伸びた触手が妹の体を絡め取り、ああ、もう見てられない。
目を手で覆いながらも、指の隙間から男子を凝視する女子のような心境。
俺はハァハァしながら、妹の行為を見学していた。

1時間後。
「ひゃっ、あっ、も、もうらめぇっ! し、死んじゃ、ふぁっ、あっ、ああぁぁあっ!」
妹が、何回目か数え切れないぐらいの絶頂を迎えた。俺のパンツももうびしょびしょです。
妹は震える手で触手を払うと、膝から床に倒れ込んだ。
「はぁっ……はぁっ……お、おに  ちゃ  ……  、もうバッ  リーが……」
「またそれか! 気持ちは分かるが、あんまし無理すんな! 寝ろ!」
妹が寝たら、俺も即行部屋に戻って、今の感動を行動に現さねば。
「……お、  に  ちゃん……おとこ  ひ    うも……有る  ら……」
……何か良く聞こえなかったが、まあ、どうせ『おやすみなさい』ってとこだろ。
おや? 何か首筋にぬるっとしたものが――――――アヒィィ
67池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/08/24 21:30 ID:Wj2mtdfo
連作。まとめさん、一緒のところに載せてくださって構いませんです。はい。


>>63
あー、正統派萌え系ですか。久しく書いてないですね、そういうの。
『夏祭り』の、前半部分みたいな感じですね。
今書いてる長編がかなり暗いので、明日あたり書いてみますね。出来が良かったら投下します。
68名無しさん@初回限定:04/08/24 21:53 ID:N0ta43Aa
>66
あんた天才だよ。
触手ものは全体通しても初めてなんかな。
69名無しさん@初回限定:04/08/24 22:07 ID:mbCndhux
>>67
ギャグ型じゃなくてスマソ
好きなんですがね、馬鹿騒ぎ

ちなみに自分、前スレで「深夜にプールで」依頼したもんでつ
70名無しさん@初回限定:04/08/24 22:10 ID:tz1jezs9
このスレはつくづく器用な職人が多いなあ、
と思ったりする俺には妹がいない。orz
71名無しさん@初回限定:04/08/24 22:13 ID:mbCndhux
ぐは、書き忘れた

池魚氏GJ
72ピースフルデイ ◆518YLv.Xnc :04/08/24 22:36 ID:bW+Xkt9i
「なあ、本当にそんなところに行くのか?」
 地下の駐車場へと下るエレベーターの中、妹に問う。
「うん。だって何処でも連れて行ってくれるんでしょ? 一度お兄ちゃんと行ってみたかったんだ」
 俺の質問に嬉々と答える妹。
「あとついでに聞くんだけど、5スレ目って何?」
 ――――チーン
「あ、お兄ちゃん。駐車場着いたよ!」
 車に向かってスキップで跳んでいく妹。またもはぐらかされてしまった。
――――
「トイレは?」
「家出る前に行って来た」
「シートベルトは?」
「オッケー!」
「よし」
 イグニッションキーを回す。カーステレオから流れる音楽はお気に入りのU2。準備完了。
「じゃあ、行くぞ!」
 アクセルを踏んで発進。目指すは日光東照宮!
 何でそんな微妙な所へ向かうかって? 妹が行きたいって言うからさ!
「お兄ちゃん! スピード出し過ぎ!」
「120Km/h位じゃ出し過ぎなんて言わないんだよ。親父の運転見てみろ。もっと酷いぞ、っと」
「何でうちの男はスピード狂ばっかりなの〜」
「血だ血! 安心しろ! お前が乗ってる限り事故なんて起こさん! ハッハッハ」
 俺は車に乗ると性格変わると言われるが、多分みんなの気のせいだろう。俺は至って普通だ。
うん、今日も良い天気。
「いや〜〜! 助けてお兄ちゃ〜ん!」
 浴衣とゴスロリを乗っけたアコードが、東北自動車道をかっ飛ばす。
――――
73ピースフルデイ ◆518YLv.Xnc :04/08/24 22:36 ID:bW+Xkt9i
「お兄ちゃんの………………バカ」
 休憩のために立ち寄った大谷SAで、妹は車から降りるなり俺の傍に走り寄り、涙目で頬を膨
らませながら俺の胸をドンドンと叩く。
「悪かったよ、マキ。ちょっと悪のりしすぎた。帰りはキチンと安全運転するから……」
「バカバカバカバカバカーーー!」
 大声で訴えながら、相変わらず俺の胸を両手で叩き続ける。何というか、ヤバイくらい可愛い。
 妹と俺は結構身長差があるので、必然と妹は俺を見上げる形になるのだが、瞳に涙を溜めて
頬をぷうっと膨らませ、俺の腰にしがみついてくる妹を見ると、帰りもついついスピードを出したく
なる。可愛い子は少しだけいじめるとより可愛くなるのだ。ゴスロリなら尚更。
 などと一人で満足して、知らぬ間に頬をにやけさせていると、妹は更に膨れる。
「お兄ちゃんが私をいじめて喜んでる…………バカバカーーー!」
「そんなことないって」
――――勿論嘘だけど。
「ごめんって。お昼は美味しいところに連れて行ってあげるから、何が食べたい?」
「………………………」
 俺の腹部に顔を押し当て、すすり泣く妹。あぁ、可愛い。
「………………………パスタ」
「は?」
「お昼ご飯…………パスタがいい」
「はい?」
「だからパスタ」
「…………………マジすか?」
 俺のこの格好で?
「私をこれだけ泣かせたんだから、美味しいところに連れてってよね」
 そう言うと妹は、さっさと車に乗ってしまった。
「……………………………やられた」
「お兄ちゃん、早く!」
 妹が呼んでいる。どうやら覚悟を決めるしか無さそうだ。
74518 ◆518YLv.Xnc :04/08/24 22:37 ID:bW+Xkt9i
>>37からの続きです
「何で日光?」とか聞かないでください。妹が逝きたいって言ったんです
勿論リアル妹じゃありません。別人です
ピースフルチックな萌を頑張ってみましたが、イマイチ上手いこといかない
難しいです


>>池魚氏
激しくGJ!
初触手モノですねw
75名無しさん@初回限定:04/08/24 23:07 ID:b5YTqJl4
朝起きたら、妹が悶々としてた。
76舞タン作者 ◆x4I13Sbcj6 :04/08/25 00:20 ID:ugTTF8XU
うう、熱は夏いですね〜w
お若い方々が羨ましい今日この頃です。
では前スレ>>128の続きです。

「もう、蝉さんの季節も終わりなんですね。」
早朝と言っても、既に陽も昇り二人を照らす木漏れ日は眩しい。が、そこには
夏特有の圧力感というかエネルギッシュな肌触りはなく、ささやかな緑の香り
と共に優しく肌を包む様な穏やかさがある。つい先日まで続いていた蝉達の大
合唱もコオロギの遠慮がちな鳴き声に替わり、半袖の季節の終わりは、もうす
ぐそこまで来ている様に思えた。
「……うん。」
「夏休みはどうでしたか? 良い想い出、沢山出来ましたか?」
「……うん。」
「くすくす、さっきから『うん』ばかりですね、美咲は?」
「うん……って、あ……!」
言葉に詰まって赤くなる美咲と、その姿を幸せそうな微笑みで見下ろす倭。
野々宮家の次女と末っ子の身長差は頭二つ分ほど。緊張した面持ちの美咲に
合わせるように倭は歩幅を少しだけ大きくして、ゆっくりと歩く。
「お姉ちゃんにお話、あるのでしょう? そろそろ言えそうですか?」
「……ごめんなさい、もうちょっとだけ……」
「そうですか。じゃ、道を変えませんか?」
え? と言いたげな美咲を先導して角を曲がる倭。無計画に開発されたらし
い住宅地には乗用車一台がやっと通れそうな細い道が網の目の様に張り巡ら
されて、美咲の身長よりも高い塀で囲まれている。その迷路に近い路地を涼
しげに歩く姉の後をついてゆくと、やがて……
「ほら、良い風でしょう?」
唐突に視界が開け、二人は川沿いの土手に出てきた。豊かな一級河川が運ん
でくれる心地よい空気が頬を撫でてゆく感触。
77舞タン作者 ◆x4I13Sbcj6 :04/08/25 00:22 ID:ugTTF8XU
「この道、覚えていますか?」
「え、え〜と…?」
再び、今度は上流方向へと歩き始める二人。
「美咲が幼稚園の頃、毎日送り迎えしてあげた道です。」
「そ……そういえば……」
「……だいぶ、景色は変わってしまいましたけどね。」
この道も昔は舗装されていなかったし、高い建物もなく遠くまで街並みが見
えていた。遊歩道やグラウンドになってしまった河原も、あの頃は只の広っ
ぱで男の子達が草野球で走り回っていたし、水はもっとキレイだった、そし
て…………
「……美咲はまだ、こぉ〜んなに小さな女の子でした。」
と、自分のおへその辺りの空間を掌で撫でる倭。
「私、もう子供じゃないもん!」
「そうですね……」照れくさそうに呟く美咲の横顔を穏やかな瞳で見つめる
倭「……美咲も、もう一人前のレディですね。お料理だってお洗濯だってち
ゃんと出来ます。一生懸命にお勉強して立派な学校にも合格しました。お友
達だって沢山居ますね。だから………恋で悩むのだって、恥ずかしい事じゃ
ないですよ?」
「お、お姉ちゃ……!!」
「じゃあ、違うんですか?」
「……ちがわない……」
上流の方へでも行くのだろうか、自転車に釣り竿を積んだ小学生くらいの
少年が二人、姉妹を追い越して軽快な音と共に遠ざかってゆく。まだ小さ
く見える鉄橋の上を列車が走っている。シュークリームみたいな雲が点々と
浮かぶ青空を、ヒヨドリが流星みたいに横切って飛んでる。
「………お姉ちゃん?」
「はい。」
「……恋と友情と、どっちが大事かな……?」
78舞タン作者 ◆x4I13Sbcj6 :04/08/25 00:23 ID:ugTTF8XU
「確か美咲は……そのことは吹っ切ったって言ってませんでしたか?」
「吹っ切ったよ、吹っ切ったと思ってた。だけど……」
「……不安になってきた?」
「うん…」と小さく頷く美咲「…折角お友達になれたのに、これで喧嘩別れ
とかしちゃうかも知れないって思ったら、ちょっと……」
「………………………」
「……お姉ちゃんだったら、どうするの?」
「お姉ちゃんだったら、そうですね。」
そっと目を閉じ、歩調を落とす姉の表情を真剣に見つめる美咲。
「……きっと、迷わずに恋を選ぶと思います。」
「え? 迷わないの?」
「はい、迷いません。」その顔にはいつもの微笑みが戻っている「だって、恋
を隠したままでは友情だって長続きしません。お友達が好きな人と一緒にいる
のを見てるのだって段々と辛くなります。悪い事だと分かっていても嫉妬だっ
てしてしまうかも知れません。そんな私の様子に気付いて心配してくれるお友
達本人には理由も話せ無くって、最後は避ける様になると思います。そんな中
途半端で悲しいお別れを迎えるくらいなら、私はお友達と好きな人を取り合っ
ちゃいます。そして決着が付いたあとで、あらためて頑張って友情を取り戻し
ます。」
「……その子に『もう顔も見たくないっ』て嫌われたら?」
「そういうことになるかも知れません。でも理由も話せないままでお別れしち
ゃった後より、正々堂々勝負した後の方が、ずっとずっと仲直りしやすいとは
思いませんか?」
「……そうなのかな……」
「少なくても、私はそう思いますよ。」
「………………………………」
79舞タン作者 ◆x4I13Sbcj6 :04/08/25 00:23 ID:ugTTF8XU
「確かに、恋にも沢山の種類があります。今の私のアドバイスが全然役に立た
ないことだってありますし、それで不幸になる事だって有るかも知れません。
だけど美咲、私はお姉ちゃんとして、一つだけ美咲にお願いがあるんです。」
「………お願い?」
「はい」と膝を折って視線の高さを合わせる倭「後悔するだけの様な選択肢だ
けは、決して選ばないで下さい。そして、どちらを選んでも後悔するかも知れ
ないと思ったら、迷わず前向きに行動する方を選んで下さい。それはきっと、
美咲を大きくしてくれる筈ですから。」
正直、美咲には倭の言葉の真意は全然解らなかった。ただ、姉が自分の経験で
話している事と、真剣に美咲の事を考えてくれている事だけは漠然とながらも
感じる。だから笑顔で頷くことにした。
「………うん。」
「そう……」と安心した顔で伸びをする倭「…じゃあ、そろそろお家に帰りま
しょう。そうだ、アイスクリームでも食べながら帰りませんか?」
「……それも良いけど、今日はちょっと止めとこうかな……」
「あら? どうしてですか?」
「なんかこう、アクティブに発散したい気分なんだ。だから早く帰って、今日
はプールで目一杯泳ぎたい気分!」
「まぁ、それは確かに健康的で良いですね♪」
「でしょでしょ? 運動で気力をチャージしちゃうんだ♪」
「それは頼もしい限りです。じゃ、帰りましょう。」
「うん、お姉ちゃん!!」
80舞タン作者 ◆x4I13Sbcj6 :04/08/25 00:28 ID:ugTTF8XU
あ、一応>>63殿のネタに被せてみました。
という訳で次回は舞と美咲が×××で××です>意味不明?
81名無しさん@初回限定:04/08/25 01:44 ID:xZKzCVCu
>> 舞タン作者氏
GJ!
次回も楽しみに待ってます
821/4:830:04/08/25 02:23 ID:N7zbO0pb
ゴメン。俺、純愛は無理っす。

俺様の日曜日はいつも早い。
午前中を惰眠で過ごすなんて信じられない。
だってヒーロータイムから始まってプリティでキュアキュアなアニメまで、
リアルタイムで見てこそさわやかな日曜日が迎えられるってものだ。
今日も俺様は予定通りのテレビ番組を一通り見ることができた。
「さぁて、今日は何をしようかな。」
キュルルルル
「腹が減った。」
聞きたくもない男の腹の音。
これを満たす朝食だが、あいにく俺様は料理をすることとは縁を切った男だ。
そうだ。この腹を満たすのは妹の役目だ。よし、妹を起こそう。
俺様は妹の部屋にずかずか入り込んだ。

妹は日曜日はいつも遅い。
午前中は信じられないがほぼ惰眠で過ごす。
「おい、起きろ。」
へんじがない。ただのしかばねのようだ。
「おおい、起きてくださいよ。」
ユサユサユサ。
だが、へんじがない。ただのしかばねのようだ。
「いいのかなぁ?パンツ見ちゃうぞぉ。」
布団をめくり、ネグリジェの下のパンツが姿をあらわす。水玉確認よぉし。
しかし、へんじがない。ただのしかばねのようだ。
「・・・・・・。」
起きない。
どうやっても起きない。
はて、妹はどうしてしまったのだ?
はっ!!俺様の家族コンピューターがはじきだした答えはこれだ。
朝起きたら妹の、
バ ッ テ リ ー が あ が っ て い た 。
832/4:830:04/08/25 02:25 ID:N7zbO0pb
「充電しなきゃ!充電しなきゃ!」
まったく動かない妹を前に頭を抱えて考え込む。
妹からコンセントに差し込むプラグなど出ていない。
むしろ妹は差し込まれる方じゃ・・・・・、
ん?
俺の超家族コンピューターが新たな答えを導き出した。
俺 の 妹 は セ ヤ ダ タ ラ だ っ た の か !
なーんだ、俺の知らないうちに土偶人形になってたなんて恥ずかしがり屋な奴だ。
「かじっていいですか?」
本来ならば妹がいうべきセリフを言いながら妹の布団をひっぺはがしす。
「かじっていいですか?」
そして動力源であるせーえきを注入すべく封印の水玉を脱がしにかかる。
その時、妹の両手が俺の両肩にかかる。
「何やってんだクソ兄貴!!」
ゴフッ!
チャランボ!チャランボ!
寝たままの体勢から容赦ない膝蹴りが俺様の息子に襲い掛かる。
「日曜日くらいゆっくり寝かせろ。」
妹はぶつくさ言いながら再び沈黙した。
おっと、俺様も股間を押さえて沈黙していた。
843/4:830:04/08/25 02:28 ID:N7zbO0pb
「充電方法を間違えたに違いない・・・・。」
そうだよな。せーえきを水素分解したって妹を動かす動力になるはずがない。
もっと違う方法で充電しなきゃいけないのだ。
何か考え出そう。
終了。
何も出てこなかった。おつかレイヤー。
ん?
おつかレイヤーだと?
俺様のPCエンジンが新たな答えを導き出した。
俺 の 妹 は エ ス カ レ イ ヤ ー だ っ た の か !
なーんだ、俺の知らないうちに正義のヒロインになってたなんて恥ずかしがり屋な奴だ。
「お願い、私をドキドキさせて。」
本来ならば妹がいうべきセリフを言いながら妹の胸元をはだけさす。ご開帳。
「おねがいっ。わたしをもっとドキドキさせて!」
そしてドキドキダイナモを起動させ、性的興奮をエネルギーに変換しなければ!
「殺す!」
ゴフッ!
再起動した妹は暴走を開始する。
俺は床に転がされると両足首を掴まれ、
情け容赦無く電気アンマ地獄に見舞われた。
「今度起こしたらぶっ殺す。」
妹はぶつくさいいながら再び沈黙した。
ゴメン、今ので俺発射した。
854/4:830:04/08/25 02:30 ID:N7zbO0pb
「充電という考え自体、間違いに違いない・・・・。」
そうだよな、妹の身体の中に発電機が入ってるわけないもんな。
俺様は自家発電するけどな!
ということはですよ。
外部からエネルギーを取り込むがあるべき姿なのですよ。
ん?
俺様のゲームポーイが新たな答えを導き出した。
俺 の 妹 は 単 三 電 池 2 本 で 動 く の か !
なーんだ、俺の知らないうちに携帯用になってたなんて恥ずかしがり屋な奴だ。
電池は2本。もちろん差し込む穴は二つある。
「レッドアラーム、レッドアラーム」
不思議な言葉を唱えながら俺様は2本の単三乾電池をそれぞれ両手に持つ。
「レッドアラーム、レッドアラーム」
そして寝ている妹の穴に単三乾電池を1つの穴に1つづつ挿入する。
ググッ、グググッ・・・・・。
入った・・・・。
鼻の穴に。
「なんの真似だ、クソ兄貴。」
妹は再び再起動。鼻の穴に差し込んだ乾電池を鼻息で吹き飛ばすと手をポキポキならす。
だ・・・駄目でしたか?こんな小学生の時はやったようなオチでは。
やっぱり本当に挿入するべきだったんスか!?
「・・・・・・。(グイッ)」
「アアーーーーー(1オクターブ上昇)ああーーーーーーー!!」
妹は拾い上げた単三乾電池を情け容赦無く俺の後ろの穴に挿入しやがった。
「腹減った・・・。朝飯作ろう。」
妹はぶつくさいいながら台所に向かった。
うう、傷つきながらもミッションコンプリート。

終わったけどなんじゃこれ
86名無しさん@初回限定:04/08/25 10:21 ID:3A6jat0M
朝起きたら妹に、
キノコが生えていた。
「あっ、ダメ。ダメダメダメ〜!でちゃう!胞子が・・・でちゃう!」





すみません。どうやったらあえぎ声ってうまく(エロ可愛く)表現できるんですか?
87名無しさん@初回限定:04/08/25 11:19 ID:TcCh5vN5
朝起きたら妹に、
「すみません。どうやったらあえぎ声ってうまく(エロ可愛く)表現できるんですか?」
と聞かれた
88名無しさん@初回限定:04/08/25 12:09 ID:PbAF2rcv
>>86
『ぁぃぅぇぉ』を使ってみるとか……
89名無しさん@初回限定:04/08/25 13:56 ID:UtLYDT+/
「ゃぁぁ……ぁ……ぃぃ……ぃぃょぉ……ぅ……
ょぅι゙ょっょぃょぉ……」
90流れSS書き:04/08/25 14:40 ID:SM8ZVPGY
>>86-87を元ネタに一作。

いくらか過ごしやすくなった晩夏の朝。
前日、夜中までエロいSSを書いていた俺はいつの間にか寝てしまっていたらしい。
「結局、書きあがらなかった・・・姉受けは難しい・・・」
そんな時、部屋のドアをノックする音が聞こえた。
家にいるのは俺と若葉だけだ、俺はここにいるからノックしてるのは若葉だな。
「開いてるぞー」
ギィと立て付けの悪いドアを開けて若葉が入ってくる。
「・・・お兄ちゃん、夏なんだからドアぐらい開ければいいのに」
「いや、開けっ放しではいろいろと不都合がな」
「・・・はぁ」
その意味するところを悟ったのか、ため息をつく若葉。
「で、なんか用か?」
「え・・いや・・えと・・み、耳かして」
「うむ、ちゃんと返せよ」
二人きりなのに何を気にする必要があるのだろうか。
ともあれ定番のギャグをかましつつ聞いてやることにする
91名無しさん@初回限定:04/08/25 14:40 ID:SM8ZVPGY
「あ・・あのね、え・・え・・えっちな声ってどういう風に字で表現したらいいの?」
「な、なんですと?」

難問だ、エロSS書きは常に斬新で読んだだけでイってしまいそうな表現を常に考えている。
その一つの極みが例えば あ゙あ゙あ゙あ゙らめぇっ!らめなのぉっ!いっ、いっひゃいまひゅ!
生えちゃったキノコから胞子撒き散らしていっひゃいまひゅっ!んあ゙あ゙あ゙っ!いいよお゙ぉぉ!
といったようなみさくら語だろうか。まぁそんな余談はさておいてだ。

「うーん、せっかくだから自分で声を出してみたらどうだ?」
「ええっ!?は、はずかしいよぉ・・」
「ばかもん!何をするんだかしらんがそんなことで恥ずかしがってエロい文が書けるかっ!」
「ひっ!は、はいっ!」
とりあえず若葉をベッドの上に座らせる。
「んじゃ、出してみて」
「で、でも・・どうやって出したら・・それに録音なんて・・・」
「いいから、自分のイメージでえっちくやってみるんだ」
「ううん・・・えと・・あ、あん・・ああん・・あん?」
「ダメだな、感情が篭ってない。もっとこう情緒あふれる感じでだ」
「んん・・・ぁあん・・はぁ・・ぁん・・・」
「おう、いい感じだ」
「んふっ・・ぅっ・・ぁっ・・あんっ・・・うぅんっ・・・」
悪くは無い調子なのだがいまいち刺激が足りない。
そう思った俺は一旦録音をやめてハチマキとヘッドホンを取り出した。
92名無しさん@初回限定:04/08/25 14:41 ID:SM8ZVPGY
「・・これを・・・どうするの?」
「ふふ・・・それはだな・・・」
ベッドの上で目隠しをされ、ヘッドホンをつけた若葉がもじもじしていた。
「いっ、いやぁっ!自分のえっちな声を聞きながらなんて変態さんだよぉっ!」
「否っ!しこーのぶんがくてきげいぢつのためにはひつようなのだっ!さぁ、頑張れ若葉」
「恥ずかしすぎるよぉ・・・んぅっ・・・くぅん・・あぁ・・ぁぁっ・・・ぅぅん・・・」
「もっとイメージをふくらますんだ、胸をいやらしくまさぐられたり、お尻を撫で回されている
 自分を想像しながら・・・」
「んぁっ・・くぅん・・んんっ・・んはぁっ・・はぁっはぁっ・・あんっ!・・・」
若葉にぞくぞくっとした震えと共に鳥肌が走る。
そしてしばらくすると自分の喘ぎ声を聞きながらという異常な感覚に興奮しはじめたのか
若葉は股間をもじもじとすり合わせ始めた。
「・・・さわってもいいんだよ」
耳元で言ってやる。
若葉は一瞬ビクッと体を震わせて、そして恐る恐る手をスカートの中へ入れた
「はぁん!すごっ・・ぃい!・・はぁっはぁっ・・ああんっ・・あんっ!・・ひぃっ!・・」
一段と声に艶がかかりそして激しくなる。
そしてもスカートの中でぞもぞと動く若葉の手の動きが早くなり・・・
「んぁっ!ひぃ・・よぉっ!・・・きもち・・ぃぃんっ!・・くぅっ!んっ!あっ!ああっ!んふぅっ!!」
その瞬間、若葉の体が弓なりになり、そして糸の切れた人形のようにくてっと力尽きた。
絶頂に達した若葉を起こし、目隠しを外してやる。
若葉の体は上気し、ぱくぱくとわずかに動く口からはよだれが少し垂れていた。
93名無しさん@初回限定:04/08/25 14:41 ID:SM8ZVPGY
「というわけでコレが編集したテープだ。こいつを参考にして素晴らしい作品に仕上げてくれたまえ」
「き、聞かないわよ!はずかしいっ!」
テープをひったくると若葉は部屋を出て行った。
「・・・若葉よ、エロの道に終わりは無く、そして厳しいのだ。」
こうして俺はまた一つ悟りの境地に近づいた。
無論、若葉のオナニーボイスはこっそりダビングして日々の糧となっ・・(銃声)
94流れSS書き:04/08/25 15:27 ID:pBBey272
おしまい・・・重複に引っかかるとは。
95名無しさん@初回限定:04/08/25 18:45 ID:QZSaPJ1O
職人方GJ!

朝起きたら妹がレベルアップしてた。
961/2 ◆gnyC8fH1Jk :04/08/25 20:55 ID:pib0DXtZ
朝起きたら妹が、レベルアップしていた。
もうクラスチェンジも出来るレベルだ。

ちなみに、今の妹のクラスは『アイドル』である。魅力が高く、『応援』な
どのスキルを持つが、武器はレイピアだけで不安が残る。そして、防具もフ
リフリのドレスにティアラやアクセサリーしか装備出来ないので、状態変化
と魔法攻撃には強いが直接攻撃には弱い。

「お兄ちゃん、私の進路の事なんだけど・・・」
妹は、フリフリのドレスを着て俺の所にやって来て、俺に1枚の紙を見せた。
「どれが良いかなあ?選択肢は3つ有るんだけど」

・・・3つの選択肢というのは
1.『歌手』
様々な効果を持つ歌が歌えるようになる。『紹介状』が有れば様々な歌を覚
えられ、最上級クラスの『シンガーソングライター』になれば自分で歌を作
る事も可能である。ただし、音痴の場合は戦闘中に歌は歌えない(移動中は
機械編集で歌える)
2.『女優』
『威圧』や『嘘泣き』、『大声』などの特技を身に付ける。技能に関しては
一番上昇するクラス。ただし、不倫と離婚の危険性は倍増する
3.『バラドル』
アイドルの弱点だった攻撃力と防御力が大幅に強化される。特に防御力の
上昇には目を見張るものが有り、ちょっとやそっとの攻撃ではビクともし
ない。ただし、婚期はかなり遅れる
972/2 ◆gnyC8fH1Jk :04/08/25 20:56 ID:pib0DXtZ
「どれも良さそうだねえ」
そう言って、妹は微笑む。
「ど、どれも変に見えるのは気のせいか?」
っていうか、何だよこの説明は。
「変じゃないって!お兄ちゃんはどれが良いと思う?」
「どれって・・・」
どれもロクなものではないが、やはり『不倫と離婚の危険性倍増』とか
『婚期が遅れる』クラスはまずいだろう。というわけで

→a.歌手でどうだ?
 b.女優なんか良いかもしれんぞ
 c.いっその事、バラドルってのも・・・
d.俺のお嫁さん。これしかない!

「歌手でどうだ?」
「うんうん。私もそう思ってたんだよ」
「じゃ、とりあえず歌ってみてくれ」
「うん♪」

・・・
ボ゛エ゛ー゛♪
・・・

「あー、久しぶりに歌ったから気分爽快♪・・・って、どうしたの、お兄ちゃん?」
「・・・お前、歌手だけはやめてくれ。バラドルなんかどうだ?」
妹は歌が下手だった
98名無しさん@初回限定:04/08/25 23:09 ID:XMNcOsAm
>>13から怒涛の一気読み。
ゆっくり読む時間が無いとはいえ、やっぱり溜めるのイクナイナ…_| ̄|○
職人様方々GJ!!!なの゙ぉぉお゙お゙おぉ゙おお゙!!

んで寝たフリ。
朝起きたら妹に、「お兄ちゃんは誰にも絶対渡さないんだもんッ!!!」と言われた。
過去にそんな作品あったよーな気もしますが、やっぱり好きなシチュなもんで。
99名無しさん@初回限定:04/08/25 23:20 ID:ebhnSLSp
朝起きたら妹に、地球を破壊された。
100名無しさん@初回限定:04/08/25 23:38 ID:YWGgo9BB
朝起きたら妹に、撲殺された。
101名無しさん@初回限定:04/08/25 23:41 ID:4Sw54wKB
>>98
驚異的な量一気読みですね……。
>>13からなら、2日間溜めただけでもうこんなにたくさん。

俺明日から土曜まで家空けるからな……。帰ってくる頃にはもう200レスぐらいいってたりするんだろうか。
帰ってきたらとりあえず自分の作品あげて、じっくりと読むか。

>>63のやつで今書いてるけど、台詞回しなんかにこだわりを入れた作品を一度作ってみたい。
映画とかの名台詞みたいなのを自分で考えられる人って結構憧れる。
102名無しさん@初回限定:04/08/25 23:56 ID:3A6jat0M
はきゃあ!86のちょっとした質問から流れSS書き様の思いもよらぬ嬉しい展開にGJ!
103名無しさん@初回限定:04/08/26 00:08 ID:0Zn8mC7n
朝起きたら妹に、わけもわからぬまま半殺しにされた
104518 ◆518YLv.Xnc :04/08/26 00:25 ID:Q8QXZz2k
>>舞タン作者氏
GJ!
何だかロマンティックですね〜

>>830
GJ!
ハイテンションな兄貴萌え(何

>>流れSS書き氏
GJ!
今後の参考にさせて頂くので、そのテープを私にもく(撲殺

>>96
GJ!
何だか三つの選択肢がかなり切実な気が(w
105名無しさん@初回限定:04/08/26 00:50 ID:TAoqzck/
いやー面白かった。職人諸氏、今後もよろしく!(ティッシュを始末しながら)
106名無しさん@初回限定:04/08/26 12:40 ID:iXt1+ABH
朝起きたら妹に、
「ATフィールド!!」
「パターン青です!」
「まさか・・・、使徒!?」
「いえ違います。これは・・・、妹です!」
107名無しさん@初回限定:04/08/26 14:05 ID:0IAxj0bG
うーん朝起きたら、妹になっていたスレじゃなかった。残念なり。
108名無しさん@初回限定:04/08/26 16:42 ID:45CsuLvM
本気でそういうスレを探しているならエロパロ板に行くべきだと思います
女性化ネタが何スレかあるよ
109名無しさん@初回限定:04/08/26 18:11 ID:2OF3o54V
朝起きたら妹に半殺しにされた。
バキッ!ドゴッ!メメタァッ!全身に強い衝撃と痛みが走る。
「ゲホッ!ゴホッ!」
朝のまどろみの中、突如として襲撃を受けた兄は
朦朧とする意識の中で反撃もできずにいた。
「お兄ちゃんの人でなしっ!しんじゃえっ!」
ドカッ!という鈍い音とともに脇腹に蹴りが入る。
兄は体がベッドから転げ落ちたのを自覚した。
「はぁ・・はぁ・・まったく!妹に手を出した挙句
 中で出すなんて何考えてんのよっ!」
仰向けに倒れた兄へ吐き捨てるように罵声を浴びせる妹。
しかしその次の瞬間、彼女は突然うろたえた。
「・・・っ!な、なに!?」
彼女が絶句したのも無理は無い。
仰向けに倒れてさらけ出された兄の股間が勃起しはじめたのである。
そう、彼女の兄は抵抗しなかったのではなく、ボコボコに
されているうちに痛みを快感へと昇華してしまったのであった。
昨晩、自分を気絶するまでよがり狂わせたそれを見て
彼女は沸々と怒りが湧き上がるのを感じた。
グニュッ!グニュッ!グニュッ!
「くっ!こんなものっ!こんなものぉっ!」
服の上から強く踏みにじる。
「ぁ…ぅ…」
兄は至福の表情を浮かべ、そして達した。
ぶびゅっ!びゅるるっ!
足の裏に広がる生暖かい感覚、うつろな瞳でこちらを見る兄。
兄は妹の方へあざの付いた手を伸ばす、更なる快感を求めるように。
「いっ・・・いやああぁっ!」
その異常な様子に恐怖感を覚えた妹は、ニ、三歩あとずさると
逃げるように部屋を出て行った。
110流れSS書き:04/08/26 18:12 ID:2OF3o54V
・・・というお話だったとさ、おしまい。
Sっぽいのは苦手だw
111名無しさん@初回限定:04/08/26 19:02 ID:esebpEhl
朝っぱらから妹と、メイクラブ
112名無しさん@初回限定:04/08/26 19:08 ID:iXt1+ABH
朝起きたら妹に、ボク殺された。
「ボク、本当はえっちな子じゃないんだからね。こんなことするの、お兄ちゃんがお願いするからだよ。」
ボク妹萌え
113名無しさん@初回限定:04/08/26 20:40 ID:yEwXdA+q
朝起きたら妹に、縛られていた
114名無しさん@初回限定:04/08/26 22:35 ID:c0ON8JiX
朝起きたら妹に、埋もれていた
115暫定706希望  :04/08/26 23:24 ID:JhI+V/Tk
『・・・やっと起きたね、お兄ちゃん』
起きたとたんに、やけにはっきりと妹の声が聞こえてきた。
が、声は聞こえど姿は見えず。
「…な!?」
体が動かない。
見上げれば…見知らぬ天丼。
「どこだここは?」
『私の部屋だよ♪』
そうだ、昨日妹の部屋に夜這いをかけた所までは覚えている。
というかそこで記憶が途切れている。
勝手に体が起き上がり…
そのまま衣装棚に直行、扉を開けさせられる。

所狭しと並ぶゴシックでロリータな衣装…
「朝起きたら妹に、女装させられるらしい…」
諦めと期待が1:9くらいの呟きが漏れる
『何言ってるの、お兄ちゃん?』
声とともに俺の視界は強制スクロール。
鏡に映った俺の姿は…
「朝起きたら妹に、なっていた…」
『ぶ〜〜〜』
違うらしい。
『お兄ちゃんはね、私に摂りこまれたんだよ♪』
「・・・」
・・・

・・・朝起きたら妹に、摂りこまれた(らしい)
116暫定706希望  :04/08/26 23:27 ID:JhI+V/Tk
文才もオチも奇才も無いのに書き込んでゴメンなさい
117突発屋 ◆63./UvvAX. :04/08/27 01:02 ID:k36Zv08d
ギャグは苦手みたいです。


朝起きたら妹に、縛られていた。
ベッドの上で所謂『ぐるぐる巻』にされてる俺。そしてその横には……
「……こら紅葉。これは一体何の真似だ?」
「ボク、本当はえっちな子じゃないんだからね。こんなことするの、お兄ちゃんが
お願いするからだよ。」
「……俺が何時、何を頼んだ!? っつーか何故脱ぐ!?」
「ひ、酷いよお兄ちゃん、そんな恥ずかしい事、ボクに言わせたいの? ああん、
そんなにジロジロ見ちゃ嫌だよ。お兄ちゃんの視線がチクチクとボクの素肌を刺激
してるの感じるよぉ〜!」
「お前、まだ寝惚けてるのか? それとも頭に蛆でもわいてるのか……!?」
「お兄ちゃんの、もうこんなになって………そんなに妹を犯したいの?」
「それは只の朝立ちだ!」
「ホントは、ちょっと恐いけど。ボク、お兄ちゃんにだったら、良いよ……?」
「だから跨ってくるなっ! 俺の質問に答えろっ!!」
「それなら平気だよお兄ちゃん。今日は安全日だからね?」
「誰が妊娠の心配をしてるかっ。っつーか会話を成立させろーーーっ!!」
「……じゃ、お兄ちゃん。これで兄妹じゃなくなっちゃうけど……」
「って待てお前マジかっ? マジなのかっ!?」
「あああ、お兄ちゃんのが、ボクの中に………」
ふにゃっ!
「………あれれ? お兄ちゃん、入る前にイッちゃった?」
「単に朝立ちが治まってきただけだ。」
「お兄ちゃんて……早いんだね? そんなに我慢できなかったの?」
「勝手な妄想で俺のプライドを粉砕するなっ! だから朝立ちが……ぬあっ!!」
「あ〜むっ。ちゅぱっ、ちゅぱっ、ちゅぱっ……」
「こ、こら紅葉!」
「はしたない子だって、思わないでねお兄ちゃん。じゅるるっ、ちゅるるっ……」
「ぬぬぬぬぬぬぬぬっ!!」
118突発屋 ◆63./UvvAX. :04/08/27 01:04 ID:k36Zv08d
「ちゅぱっ、ちゅぱちゅぱちゅぱ………けほっ、けほっ!! あはは、お兄ちゃ
んの、ボクの唾でべとべと。でも、また元気になったね……」
「……生理現象でな?」
「それじゃお兄ちゃん、今度こそ紅葉に愛の証を残してね?」

「…………痛たたた……これ、本当に入るの?」
「まさかと思うが、俺に聞いてるのか?」
「でも、考えてみたらセックスだけが愛の形じゃないよね、お兄ちゃん?」
「それ、お前の言って良い台詞か……?」
「そんな、ボクには拒否権はないのっ!? 酷いよお兄ちゃん……」
「勝手な解釈で涙ぐむなっ! しかも手で擦るなっ!!」
「そんな、怒らないでお兄ちゃん。乱暴は嫌だよ!」
「だから、会話をさせろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「………そんなにボクの体の中を犯したいの? わかったよお兄ちゃん。
お兄ちゃんの言う通り、こっちの処女をあげるから……」
「ちょ……ちょっと待て! いや、待って下さい!」
「来て、お兄ちゃん………!!」
「う………ぎゃぁぁぁぁぁっ!?」

とんとん、がちゃっ。
「おはようございます兄さん、朝ご飯です。ところで、紅葉ちゃんがお部屋
に……いな……い……ん……でしたが……」
「か、楓……」
「か、かか、楓ちゃん、ぬぬ、抜いて……痛くて動けない……」
「こ、こら紅葉、無理に動くなっ! 余計に絞まって血流が……」
「それよりお兄ちゃん、早く中で出して小さくなってよ!」
「馬鹿かお前は! それが出来れば苦労は……」
「………兄さん? 紅葉ちゃん?」
『な、なに……?』
「そういうプレイは、初心者向けではありません。」
『そーゆー問題じゃないーーーっ!!』
っつーかお前は初心者じゃないのか楓!?
119暫定706希望  :04/08/27 09:18 ID:4WwEXWgs
突発屋さん…見習わせていただき升。。
・・・ってか
小説の書き方わかりません ¬ ¬
120830:04/08/27 10:25 ID:LXpcegLL
今日はネタふりで参加します。

朝起きたら妹に、
「鬼異端」
と言われた。
最近俺に対しての態度がおかしいと思ってたが、よりによって鬼呼ばわりかよ。

な、感じで。

>小説の書き方
いやぁ僕もさっぱりですが、ここの方は暖かく見守ってくれると思って書いてます。
121名無しさん@初回限定:04/08/27 18:53 ID:WWUdR33o
朝起きたら妹が、隣で寝ていた。
ナ、ナンダッテー!?
122名無しさん@初回限定:04/08/27 19:28 ID:GieMdL4y
朝起きたら妹に、
「今日からお前は私のカダヤだ!」
と言われた

・・・カダヤってなにさ?
123名無しさん@初回限定:04/08/27 19:38 ID:PdxpJtLR
朝起きたら妹に、駆け落ちされていた…
124名無しさん@初回限定:04/08/27 20:12 ID:4Nn6QCja
朝起きたら妹が彼氏とヤってた。
125名無しさん@初回限定:04/08/27 20:15 ID:qVE9OdwJ
朝起きたら妹に、「兄さんの願いをみっつだけ叶えてあげましょう」と言われた。
126無名その7 ◆518YLv.Xnc :04/08/27 20:44 ID:v0gPN2Cr
朝起きたら妹に、「兄さんの願いをみっつだけ叶えてあげましょう」と言われた。

最近俺に対しての態度がおかしいと思ってたが、今朝は何だか電波な事を言ってる。
「みっつ?」
「そう、みっつです」
「それは何でも?」
「ボクに出来ることなら」
 だが、よく考えれば、妹が何でも言うことを聞いてくれると言っている。こ、これはかなりチャンスでは
ないだろうか!?
「じゃあ、まず一つ目。残りふたつの願い事を十に増やしてくれ」
「ぶー、ルール違反です。はいあとふたつ」
 さっき何でもって言ってたじゃん。駄目なのかよ。
「じゃあ、おれのこと『おにいたん』って呼んでくれ。可愛くな!」
「鬼異端」
 よりによって鬼呼ばわりかよ。
「みっつめは?」
 かくなる上は、これしかあるまい
「 や ら な い か ? 」
「ウホッ」
 ぐ ち ゃ ――――
 ボク殺された。
「ボク、本当はえっちな子じゃないんだからね。こんなことするの、お兄ちゃんがお願いするからだよ。」
 そ、それは殴りながら言うセリフじゃない! ってかお前何でもしてくれるって言ったじゃないかぁ!

朝起きたら妹に、わけもわからぬまま半殺しにされた
127518 ◆518YLv.Xnc :04/08/27 20:45 ID:v0gPN2Cr
いろいろと混ぜたら訳わかんなくなりました
合掌
128名無しさん@初回限定:04/08/27 22:17 ID:qVE9OdwJ
>>127
採用キタ━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━ !!!!!
採用されるとものすごく快感だな。
129名無しさん@初回限定:04/08/27 22:18 ID:6x0yXAL3
>>518
GJ! というか>>127でワロタ
130名無しさん@初回限定:04/08/27 22:30 ID:yM4ERj1L
朝起きたら妹がサイヤ人の血をひいていたことが発覚した。
131名無しさん@初回限定:04/08/27 23:21 ID:WKgrqt3K
実はそれは間違いで妹はナッパだった
132名無しさん@初回限定:04/08/27 23:25 ID:kJRhgXVW
おまえら本当にそれでいいのかと、俺書いちゃうぞと。
133名無しさん@初回限定:04/08/27 23:27 ID:FFnjOhYY
期待age
134名無しさん@初回限定:04/08/28 00:03 ID:ncOLPCi4
朝起きたら妹にテレビでやってた「寝顔拝見、ドッキリ!布団の中に潜りこみ」をやってみた。
135名無しさん@初回限定:04/08/28 00:15 ID:dyV4vmzM
朝起きたら妹に、電源コードがささっていた。
136名無しさん@初回限定:04/08/28 01:15 ID:+gXCkQRS
>>135
ドコに刺さっていたものやら・・・
137447:04/08/28 09:53 ID:FMlAlLsb
朝起きたら妹に、電源コードがささっていた。

「なんだ、もう起きたの?」
「……そのコードは何だ?」
「まだご飯炊けてないの、もーちょっとまってね?」
「いや、だからそのコードは……」
「やっだなー、お兄ちゃん。炊飯器の電源に決まってるじゃない?」
「確かに炊飯器がぐつぐつ鳴っているが」
 呆然としている俺を尻目に、妹は冷蔵庫から夕飯の残りの肉じゃがを取り出す。
「あ、お兄ちゃん、ちょっとそこのプラグを取って」
「お、おお……」
 俺が床に落ちていた電源プラグを渡すと、妹はそれを無造作にスカートの中に突っ込み、電子レンジに肉じゃがを入れた。
「でもお兄ちゃん炊飯器の使い方も知らないの?
 パソコンならあんなに詳しいのに──」
 ぴっ、ぴっ、ぴっ

「ひゃうんぇ!」

 唐突に、妹が奇声を上げて崩れ落ちた。
「おいっ! どうしたっ!」
「……ブレーカーが……落ちた(がくっ)」
「……人の事言えんだろ、お前も」
「う、うん……お兄ちゃん、悪いけどブレーカー上げてくれる?」
「わ、分かった。スイッチは何処だ?」
 言われて、妹の顔が真っ赤に染まった。
138447:04/08/28 09:54 ID:FMlAlLsb
「……スカートの……中……」
 う゛……いや、これは言わば人工呼吸と同じ! 非常事態だ! そう、非常事態!
「よ、よし」
 変に上ずった声を上げて。俺は妹のスカートに手を掛ける。
「お、お兄ちゃん、恥ずかしいからめくらないで……」
 めくるってゆーな、めくるって! めくる方がよっぽど恥ずかしい!
「じゃあ、どうするんだよ?」
「で、電気消して……」
 ここは朝日がSUNSUNと射し込む台所ですが?
「じゃあ……その、手探りでやれば……」
 スカートの中に手を突っ込めと?
「お願い」
「分かった……」

「ぁ……、ちょっと、どこ触ってるの!?」
「変な声出すなっ!」
「だってお兄ちゃんの手付き何かやらしいんだもん! ひゃっ!」
「手探りなんだからやらしくなるのが当たり前だ!」
「そこじゃないよ! そっちは違──あ゛ぁっ!」
「よく考えたらスカートの中って無茶苦茶広いぞ。何処だ?」
「そこじゃなくて、ええと……その……って女の子に何言わせるのよぉぉぉぉぉっ!」

 すっごく疲れました(汗)

「なあ、最初からスカート捲った方が良かったんじゃないか?」
「……そうかも」
「で、朝飯は?」
「ご飯炊けてないの……」
「そうか……」

 爽やかな朝だった。
139447:04/08/28 09:56 ID:FMlAlLsb
ちなみに妹の名前は二八(ふたば)。
140名無しさん@初回限定:04/08/28 13:48 ID:P8BcqHu/
朝起きたら妹が、号泣してた

「山南さーーーんっ!!!」

おまい、それ先週も見て泣いてなかったか?
141名無しさん@初回限定:04/08/28 21:35 ID:6Z/fGoXl
>>447
R・田中一郎かよ!
むしろ女性型だから29号じゃないの?
142名無しさん@初回限定:04/08/28 22:31 ID:FhcDySLM
どこの誤爆だw
143名無しさん@初回限定:04/08/28 22:39 ID:AWNRQVJ3
朝起きたら妹が断言した。

「お兄様は堕落しました」
144名無しさん@初回限定:04/08/28 22:41 ID:DLdbzso9
「お兄様は堕落しました
「やかましぃっ!かわいがってた妹がサイヤ人で・・・


「しかもナッパだったなんて・・・これが飲まずにいられるかっ
145447:04/08/28 22:42 ID:FMlAlLsb
>>141
デコにはコンセントがついていなかったので……
146名無しさん@初回限定:04/08/28 22:42 ID:Sc7RS1rh
前スレ埋まりました。なのでこっちに書きます。
518氏が小説出したら買う香具師(・∀・)ノシ
147名無しさん@初回限定:04/08/29 00:35 ID:gzmLJ7Ud
朝起きたら妹に

抱き枕にされていた



「ん…、お兄ちゃん……」
「…いつもは『バカ兄貴』のくせに……」

多分、散々ガイシュツ

朝起きたら妹に、

オナペットにされていた


「お前それ、俺のTシャツ…」
「ノ、ノックぐらいしてよーっ!!」

後は…、
朝起きたら妹に、

世間話をされた


「ここの新作の幼馴染、非処女らしいね」
「どこの世間だ」


実際に夜道散歩しながら待機
職人方各位、乙です
148地上を水着で走る時1/3 ◆gnyC8fH1Jk :04/08/29 10:34 ID:dd/LjR4o
朝起きたら妹が、隣でアテネオリンピックを見ていた。

「これは生放送か?」
「違うわ。・・・新聞に結果が載っています」
そう言って、妹は昨日の新聞を俺に向かって放り投げた。なるほど、確かに
結果が全て載ってるな。つーことは、生放送ではない。
「結果が分かっているのに見るだなんて。笑わせてくれる」
「・・・そんな事言ったら、大河ドラマの存在意義が無くなりますが?」
「俺はそんなの見ないぞ。だからいらない」
「・・・」

「ん、何だ?今度は遠泳か?」
様々な水着を着た肉付きの良いねーちゃんが、お尻を突き出して水に頭を向
けている。ただし、目の前に広がっているのは(多分)海である。
「違います。トライアスロンです」
華子が訂正する。なるほど、トライアスロンか・・・って、おおっ!
「華子、GJ(グッジョブ)!」
「兄さんが何を考えているのか、大体分かります」
喜んで親指を立てた俺に対して、華子は溜め息をついた。
「良いねー、トライアスロン。あの水泳の水着を見てしまったせいで、もう
水着には期待出来ないとか勝手に思っていたんだが・・・どうだい、あのエ
ロ改造済みの競泳水着!眩しいじゃないの!(←競泳水着しか目に入ってない)」
「走る事も考慮してあの格好なのだと思います。『サメ肌水着』は暑苦しそ
うですし」
「そうそう。暑苦しいよ、あんなの!だから今まで通り競泳水着でゴーだぜ!」
「ま、まあ、そうでしょうね」
「トライアスロンと言えば、水着で泳ぐシーンも良いけど、一番良いのは水
着で自転車をこぐシーンと水着で走るシーン!」
「はぁ・・・」
「学生時代の思い出が蘇る・・・近所の水泳教室で、帰る時にはスカートに
下は水着っていう子がいたんだよ。その子が自転車にお尻を付けるんだけど、
その時に下に液体がちょっと滴り落ちるんだよ。それが妙にセクシーでね。
149地上を水着で走る時2/3 ◆gnyC8fH1Jk :04/08/29 10:38 ID:dd/LjR4o
しっかり拭いても、水着の水分ってそう簡単には落ちないんだよな」
「ああ、静香ちゃんね。今、私と同じクラスよ」
「ほう。それは知らなかった」
っていうか、それだけの情報で人物特定出来る華子って凄いな。マジで。
「ま、それはそれとしてだ。その子はスカートという緩衝材が有ったわけだ
が、トライアスロンの場合はそのままモロに水着と自転車のサドルが接触する
わけだ。拭く暇も無く。こりゃたまらん。サドル師が羨ましい」
「・・・」
華子は体を震わせている。サドルとサドル師をかけた俺のジョークに必死に
笑いを堪えているんだな。
「俺はいつも露出度高く、露出度高くと声を大にして叫んでいるが、雅(みや
び)の心が分からないわけでもない。やはり梅にウグイス、自転車に競泳水着
だ。でも、へそ出し可。っていうか、むしろ奨励」
「・・・」

「さあ、(俺が)お待ちかね、ついに自転車のお時間がやって参りました」
「自転車というと楽そうに見えるけど、実際には苦しいんでしょうね」
「おおっ、サドルに次々と尻が乗っかっていくぞ」
「その言い方はいかがなものかと思いますが」
「ぬぉぉっ!ケツが、ケツが突き出されたぁぁぁー!!」
「何なんですか、その実況は!」
俺とした事が、失念していた!そうだ、自転車は最初の加速を付けるために
腰を浮かすんだ。それで何度もパンチラを拝んだっけ。あ、あと自転車に乗
るために跨る瞬間もパンチラが拝めるんだよな。
そんな事を考えている間にも、なかなか肉付きの良い女が、お尻を振りなが
ら自転車を前に進める。その光景が俺の股間を直撃する。
「す、凄え・・・」
「うーん、足の筋肉が素晴らしいですね」
んなトコ、誰も見ちゃいねーよ。
「くっはぁー!眼福、眼福!カメラマン、GJ(グッジョブ)!もう受信料払
いまくってやるぜ!」
「・・・」
150地上を水着で走る時3/3 ◆gnyC8fH1Jk :04/08/29 10:39 ID:dd/LjR4o

「今度はラン(走り)ね」
「うーむ、走りでも魅せてくれるのかな?」
自転車のエロチシズムを十二分に味わった俺は、次の『走り』に対してはち
ょいと不安だった。だが、そんなものただの杞憂に過ぎなかった。
「おおっこれは(・∀・)イイ!」
誘うように尻が揺れている。
走る時の尻のセクシーさは、マラソンの時に証明済みだ。そのセクシーな尻
が揺れている。普段は水の中を泳ぐ服が、今は陸を走っている。この違和感
が生み出す妖しげな魅力。グラビアアイドルの不自然な水着にはもう食傷感
も有るが、こっちの水着にはそんなものは微塵も感じない。俺のエロにまた
新たなる1ページが加えられた瞬間である。
「ああ、良い・・・普段は水の中を泳いでいる服が、今は陸を走る服へとな
っている。この良さ。ただの露出度だけでは言い表せない。妹よ!俺は新た
な力に目覚めたぞ!」
俺の親父は既に覚醒しているが、俺も何かが目覚める予感がする。
「・・・」
「はぁ・・・こんな素晴らしいものがこの世に有ったとは」
俺は天を仰いだ。ついでにモノも天を仰いだ。

「・・・兄さん、靴紐がほどけてるわ」
「おお、こりゃいかん」
俺は靴紐を結びなおそうと腰を折り曲げ・・・って靴はどこ?担がれたと気
付く前に、背中に強烈な一撃を受ける。
「いい加減エロから離れろ、このボケがっ!」
ドガッ!
背中に凄まじい衝撃。そして、俺は地面に倒された。こんな具合に→_ト ̄|○
151名無しさん@初回限定:04/08/29 14:32 ID:O2mj6ElM
朝起きたら妹が、
「ぬるぽ」って挨拶してきた



チクショウ、可愛すぎてガッできねぇ
152名無しさん@初回限定:04/08/29 15:03 ID:KJswkIWc
むしろガバッ!!っと抱きつきたい、つーか押し倒したい
153名無しさん@初回限定:04/08/29 17:50 ID:whm9ky0M
んで、「ガッ」と囁きながらキスを…
154名無しさん@初回限定:04/08/29 18:04 ID:O71TUIeb
その後シュシュッとファブリーズ。
155名無しさん@初回限定:04/08/29 18:12 ID:7idME7Re
ファブリーズ!?
156名無しさん@初回限定:04/08/29 18:27 ID:JU5qbeBL
バルサンも可。
157名無しさん@初回限定:04/08/29 22:27 ID:BL4hp9yH
朝起きたら妹が「台風キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 」と騒いでいた。
158初SS投下:04/08/30 00:08 ID:16m2kw9d
朝起きたら妹が「台風キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 」と騒いでいた。

「兄ちゃん起きて、台風キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 」
「ったく、朝っぱらから騒ぐなっ!」
「あたしちょっと外出てくるね(゚∀゚)」
「何考えてるんだよっ、オイ!」
俺が止めるのも聞かず鉄砲玉のように飛び出してって数分後……

「ただいまー(゚∀゚)」
「ただいまー(゚∀゚)じゃねえよっ!馬鹿かお前はっ!」
「あのねあのね!風がびゅーーーってすごくてね、雨がざぁーーーってすごくてね、とにかくすごかったよ(゚∀゚)」
「台風なんだから当たり前だ!いいから早く着替えてこい。」
と、妹に目をやると、服が濡れてぴったりと肌に張りついている。
水色のブラも柄がわかるほど透けている。今日は朝からいいもん見られたな、台風よありがとう…とか思ってると、
「兄ちゃんもいってこーい(゚∀゚)」
バキッ!!!
「のわあぁぁ!」
バタン!ガチャ。
「ウソだろオイ!!」
俺が必死にドアノブを回してもドアが開く気配はない。

その後、寝巻のまま俺は3時間ほど豪雨と暴風にさらされた。もちろん風邪をひいたのは言うまでもない。
「台風すごかったねー、兄ちゃん(゚∀゚)」
「ックシュン!!……台風のばかやろぅヽ(`Д´)ノ」

駄文スマソorz
159池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/08/30 00:29 ID:eEEfwyh3
久しぶりに書きました。つっても5日ぐらいぶりだけど。
>>101で予告した通り、>>63のやつで書きました。
出来はそんな良くなかったけど、時間をそれなりにかけたので一応置いていきます。
・ギャグそんな無し
・かといって萌えもそんな無し
・エロは無し
・中身無し
・過去作品読んでないと微妙に分からない点が出てくると思う。まあ、モウマンタイ。
160池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/08/30 00:30 ID:eEEfwyh3
 夜起きたら妹に 散歩に誘われた。「久しぶりに二人で」って。

ベッドの中で目が覚めた俺。壁にかけてある時計を見ると、9時のようだ。
……10時?
「……寝坊した?」
寝ぼけた頭がだんだんはっきりしてくる。今後の状況が目に浮かぶ。
『会社遅刻→怒られる→降格→大きな大ぴんち』
「ああああああ!」

「お兄ちゃん、うるさーい」
大慌てで着替えていたところに、妹が部屋に入ってくる。
「うおあぁっ! お、おい、着替え中だ! ばか! ばか! ま――と、とにかく出てけ!」
「『ま』の続きは何? ……ところで、何でそんな大慌てで着替えてるの?」
「そりゃお前、今からでも会社行くんだよ! ったく、起こしてくれてもいいのに……」
「会社って、もう終わってない?」
あんたBAKA? まだ9時だよ? まだ通勤中の人とかもいるだろうし、空だってこんなに――
――暗いのに。
……暗いよ。暗い。真っ暗。なんでさ。
……ああ、いや、言わないでもいい。分かった。もう、ね、何か頭が冴えてきた。
「今日って皆既日食の日だったり――」
「しないから。今は22時だよ。今から会社行くの?」
「ん、行かない。なんかもう、どうでもいいやあ、あはははは……」
「因みに、今日は皆既日食じゃあないけど――」
「けど?」
「今日はお兄ちゃん、交通事故にあってるから会社はお休みだよ」
……交通事故?
「朝のうちに会社に電話しといたの。そしたら、結構あっさり許してくれたよ」
『>>妹 神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!』(心の声)
「……でかした。大変じゃなかったか?」
「まあ、お兄ちゃんの為だからね。私何だってやるよ」
『お兄ちゃんの為なら何だってやる』……か。妹が口癖みたいにいってる言葉だ。
――それなら電話する前に起こしてくれればいいのにとは、口が裂けても言えないが。
161池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/08/30 00:32 ID:eEEfwyh3
「それで、なんだけど」
俺が安心してポケーっとしていると、妹が身を乗り出して言った。
「なんだ?」
「あのね……あの、今急いで着替えちゃったけど、どうせ今日暇でしょ?
 だから、あの……」
妹はなんだかもじもじしながら、続ける。。
「一緒にお散歩に行ってもいい? 久しぶりに二人で、さ」
「二人で散歩、か……」
俺は顔を曇らせる。
「い、いいでしょ? これ位なら、普通の兄弟でもやるかもしれないし……」
――『普通の兄弟』。こんなことを意識し始めたのは、あの時からだろうか――

――俺は昔から、妹のことが密かに好きだった。妹としてではなく、恋愛対象として。
だが当然それが許されるはずも無いと思い、俺は思いを胸に秘め、あの時まで暮らしてきていた。
―― それは、一年程前。
「うわっ、このシスプリっていうやつ、妹と恋愛するの?」
テレビを見ていた妹が、突然言い出した。
「ん? ああ、そうだと思うぞ。オタクの生み出した文化の極みだな」
「うっわー……兄弟同士で恋するなんて、絶対どうかしてると思わない?」
「あ、ああ……ある種の病気だな、恋の病」
自分も妹のことが好きだなんて、とても言える訳が無いので適当に返事する。
「ねー、病気だよ。……まさか、お兄ちゃんもかかってないよね? なんて」
――ギクッ。
「……少しかかってる、かも、な」
「えっ!? うそっ!?  ……あー、はいはい。なるほど、そうだったのね……?」
やばい、つい本音を少し漏らしたくなってしまった。失敗だった。
「あ、いや、別にそんな――」
「何かおかしいと自分でも思ってたんだけど、ね。……お兄ちゃんが犯人だったのか……」
「な、何がだ……?」
なんだなんだ? 俺はただ体操着を借りたぐらいで特に何もしてはいないつもりだが――。

「――私に病気をうつしたの」
162池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/08/30 00:33 ID:eEEfwyh3
「え……?」
俺は、一瞬妹が何を言っているのか理解できなかった。
妹が顔を赤く染めながらも、平静を装って言う。
「だから、私も兄弟同士で恋しちゃったって事よ。これくらいも理解できないの?」
……妹が、俺の事を好きだといっている?
俺は、何ともいえない幸福感がこみ上げてくるのを感じた。
「お、お前、それは本当か!? 両思い!?」
俺が現状をよく理解しようと慌てている間に、妹が、
「うん、本当。……だからね、お兄ちゃん、あのね……そうだな……えー、コホン。
 ずっと前から好きでした。私と付き合って下さい」
俺も妹のことが好きだ。答えはもちろん――
答えようとすると、突然、頭の中にさっきの声が響く。
『兄弟同士で恋するなんて、絶対どうかしてると思わない?』
確かに異常だ。兄弟同士の恋愛なんて、禁忌だ。それでも俺は妹が――

「――ダメだ」
結局俺は、背徳感に耐え切れなかった。
「え――」
妹が意外そうに顔をあげる。
「俺たちは兄弟だ。俺はお前とは付き合わない。早く別な人を探せ」
「そんな! なんで!? 私、お兄ちゃんの為なら何でもするから! お願い! ねえ――」
必死に叫ぶ妹を置いて、俺は部屋を後にした。


それ以来、俺は妹とあまり親しすぎる接し方は避け、あくまで『普通の兄弟』であるように努めた。
「ね? いいでしょ? 散歩ぐらいなら」
妹が、相変わらずお願いをしてくる。
俺はあの時ああは言ったものの、俺が妹のことが好きだということは変わらない。
「仕方ないな……。散歩だけだぞ」
「やったー!」
妹は顔中に笑みを浮かべて喜び、
そして俺はこの笑顔を見るたびに、居たたまれない気持ちでいっぱいになる。
163池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/08/30 00:34 ID:eEEfwyh3
「こうして二人で歩くのも久しぶりだね、お兄ちゃん」
夜の暗い道を歩く俺と妹。
「そうだな……一年ぶりか?」
『あの時』以来、俺は妹と二人で出かけたことは無かった。
いつも何かと理由をつけて断ったり、他の人と一緒だったりした。
「うん。……ちょっとだけ、規制緩和?」
「これぐらいなら、普通の兄弟でもやるんだろ? だから大丈夫だ」
俺は自分に言い聞かせる。
「ふーん……そういえば先週のお祭りのとき、御先ちゃんの兄弟、手繋いでたよ」
言いながら妹が、俺の手を握る。
「……そういやそうだったな」
俺は少し躊躇いながらも、妹の手を握り返す。手の中に、妹の小さな手のぬくもりを感じた。

夜道を歩いていると、前のほうの住宅の間に、小さな公園があった。
「あっ、ほら、ねこ公園! 懐かしくない?」
ねこ公園というのは、もちろん正式な名前ではない。
猫が大量発生するという、安易な理由から名付けられたその公園。
小さい頃は、妹と一緒にいつもここで遊んでいたものだ。
「ああ、ほんとだ。まだあったんだな。少し、休んでくか?」

公園の小さなベンチに腰掛けた俺と妹。
「ふう、手繋いで歩くのも、結構疲れるね」
「歩調を合わせなきゃいかんからな。恋人同士でもないんだし、疲れるんならやめるか?」
俺が手を離そうとすると、妹は慌てて俺の手を両手で握って止めた。
「……離しちゃダメ。恋人同士でもないなら、そんなに気を使うこと無いでしょ?」
そのまま妹は、俺の手を握ったまま下を向いている。
「……っくしゅん! ……ちょっと、寒いね」
「そうだな……少し、くっつくか?」
体を妹のほうに寄せる俺。
「ふふっ、いいの? こんな事して。恋人同士じゃないんでしょ?」
「……兄貴が、妹に風邪ひかせるわけには行かないだろ」
「……ありがと」
164池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/08/30 00:36 ID:eEEfwyh3
「あったかい……」
「……」
「……なんか、最近よく思うんだけどね……」
「何だ?」
「……両思いだってこと、気付かなければ良かったって。
 そうすれば、あのまま気軽に接しられたのにって」
「……」
「私ね、今こうしてるだけでもとっても嬉しいの。
 前まではこんな事いつでも出来たのに、今では滅多に出来ないから……」
「……幸せは、ありふれたモノじゃないから価値がある、って、誰かが言ってたぞ。
 滅多に来ないから、それだけ大切なものなんだって」
「……それでも私は……例えそれが、幸せだと気付けなくても、大切なものだと分からなくても、
 私はありふれた幸せに浸りたい……!」
「……」
「ねえ、どうしてなの!? どうして兄弟同士じゃダメなの!? 私は幸せになっちゃいけないの!?
 ……病気でいいよ! 異常でいいよ! 私はお兄ちゃんと一緒に居たいから!」
「……諦めろ。俺の返事は、変わらない」
「……。 やっぱり、そうなのね……。
 ……でもまあ、諦めるだけなら、簡単なのよね……」
「え?」
「私、あれからもう100回以上も諦めてるから」
「はっ……マーク・トウェーンか?」
「ふふっ、博識ね」
「クックック……ま、いつか諦められる様に、祈ってるよ」
「まあ、無理だと思うけどね」
「そう言うな。努力しろよ」
「既にしてるわ」
「ははっ……さ、て、そろそろ行くか」
俺は一人で立ち上がって、妹には聞こえないように小さな声で呟いた。
「俺も、諦められるように努力するよ。まだ諦め切れてないからな……」
「聞こえてるよ」
「え゛っ……」
165池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/08/30 00:37 ID:eEEfwyh3
「はあ、初デートも、そろそろ終わっちゃうかな……」
歩いていると、妹が突然呟いた。
「でっ、デート!? おい、これはデートじゃないからな」
「ダメなの?」
「これをデートとするなら、ここで別れて、一人で帰るぞ」
「……いいよ」
「――え?」
「帰っていいから、今日のこれ、デートにして」
「……冗談だよ。自分の好きなように勝手に思え」

帰り道、途中で友人の御先兄弟とすれ違った。俺から声をかける。
「よ、散歩か? そんな真っ黒な服着て、忍者かお前らは」
「うっ……ま、まあ、散歩だ。お前らもか」
「ああ。久しぶりに二人でってこいつが誘うんで仕方なく、な」
「なんだぁ? 二人っきりで、何かやましい事してないだろうな?」
気のせいか、言っている御先兄の顔が少し引き攣っている。多分暗いから見間違いだろうが。
「まさか。やましい事なんて何もしてないさ」
俺が言うと、妹が横から入ってきた。
「そうね、御先さんが想像している様な事を私たちはしているかもしれないけど、
 それは私達にとって、全然やましい事なんかじゃないもんね」
妹が、小悪魔のような笑みを浮かべてこっちを見た。
「なっ、お前、バっ、誤解を招くような発言は止せ!
 な、何もしてないからな! これは本当だぞ!」
「へぇー、そうなんだぁ……ま、俺は他人の恋愛に口出しする気はないから、安心しな」
そう言って、御先兄弟は行ってしまった。
「お、おい、待て! ――ああ、絶対勘違いされた。最悪だ……」
「あ゛っ……黙ってたけど、もうちょっと最悪なことがあるかも……」
妹が何か呟いたが、イマイチ良く聞き取れなかった。

次の日。朝出かけようとすると、ポストに手紙が入っているのが目に入った。会社からだ。

『交通事故にあった怪我人は要りません。明日から来なくて結構です。』
166池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/08/30 00:39 ID:eEEfwyh3
ここまで。何かイマイチ。
ギャグもののほうが向いてますね、たぶん。
167名無しさん@初回限定:04/08/30 08:15 ID:D0nqvzH1
いや、こういう背徳感とか絡んでくるの大好き!
GJ!
168157:04/08/30 12:18 ID:GIRQWOXg
>>158
(・∀・)イイ!!
サンクスですた。
169池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/08/30 12:18 ID:eEEfwyh3
ああ、しまった。
1行目からいきなりミスがありました。9時じゃなくて10時ですね。
最初は9時で書いてたんですが、
御先兄弟との絡みを途中で考えて、急遽変更したら書き換え忘れました。

ちょっと心配だったのですが、マーク・トウェーンのネタとか、分かりますよね?
人名まで分からなくても、元ネタがなんなのかは。

因みにねこ公園は、自分の家の近くに実在する公園が由来。常にねこ3匹以上完備。
犬と猫、どちらが好きかと言われれば犬ですが、
いぬとねこ、どちらが好きかといわれればねこが好き。
人がねこに食われている画像とか、初めて見たときは思わず声が出ました。
170名無しさん@初回限定:04/08/30 20:28 ID:kFXz0U6R
朝起きたら、妹が飛んでいた
171名無しさん@初回限定:04/08/30 20:34 ID:g8eoieRO
朝起きたら、妹がドラミちゃんだった
172名無しさん@初回限定:04/08/30 21:33 ID:XLP55v2Z
朝起きたら、妹がナッパだった
173名無しさん@初回限定:04/08/30 21:48 ID:9ZwNsSBX
朝起きたら、妹が孕んでいた。
174暫定706希望  :04/08/30 22:15 ID:wyY2MfvN
朝起きたら妹が、ナッパを孕んでいた。
175名無しさん@初回限定:04/08/30 22:23 ID:wT5Z/l8G
なんかアレなの出来たけど、この際投下。

朝起きたら妹が、「ぬるぽ」って挨拶してきた。

『起きろ! 起きろ! 起きろ! マスかきやめ! パンツ上げ!』
せっかく安らかに眠ってたってのに、突然耳元で大音量。
耳元を暴走族の一個師団が駆け抜けて行ったような罵声に、僕は反射的にベッドから飛び起きた。
「sir, yes sir!」
そのまま直立、敬礼。さすがにこの動きも板についてきたし、声量も充分――だと思ったのだが、
『ふざけるな! 大声出せ! タマ落としたか!』
また罵声が飛んできた。……遥花のやつ、設定変えたな。
「sir,yes sirrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr!!!」
仕方なく近所迷惑な勢いで気合を入れると、
『ベトナムに行く前に戦争が終わっちまうぞ、アホ!』
……やっぱり人権屋さんの聴覚神経が焼き切れそうなことを言ってくれたが、しかし罵声はもう響かない。
最近巷で大人気だという、ハートマン専任軍曹目覚まし。
心の底から今すぐ捨てたいが、遥花からのプレゼントだからそうも行かないのだ。
「……はぁ」
軍曹と付き合うようになって二週間だけど、このスパルタには当分慣れられそうもない。
とにかく目は覚めたのだからとっとと着替えようと思ったところで、
「お兄ちゃん、ぬるぽ!」
にぱーっ、とスマイルマークを体現したような笑顔で、妹の遥花が部屋に入ってきた。
どうも最近ワルイトモダチから2ちゃんねるを教えられたらしく、こんなことを言い出すようになったのである。
遥花は遊んでもらえるのを期待する子犬の目で、こちらにとてとて歩いてくる。
「おにーちゃーん、ぬるぽだよー。ぬるぽぬるぽー」
僕と密着するような距離まで来たところで、こっちを見上げて、
「ぬるぽー」
また、満面の笑み。
僕は苦笑した。いつもそうするように、ぱこ、と遥花の頭にチョップ。
つまりは、
「ガッ」
ああ心配しなくてもいいです、発音も半角カナです。
176名無しさん@初回限定:04/08/30 22:24 ID:16m2kw9d
>>172-174
ワロタ
177名無しさん@初回限定:04/08/30 22:25 ID:wT5Z/l8G
僕はチョップからそのまま頭をなでるのに移行した。優しく、包むようになでる。
「ふふふー」
遥花は眠るように、ゆるく目を閉じた。
「いいなーぬるぽって。言うだけでなでてもらえるんだから。2ちゃんねるってコワイとこって聞いてたけど、
こんな風習があるんだから、きっといい所だよね?」
――……もしかして、こいつは何か勘違いしていないだろうか。
北極にタスマニアンデビルが住んでる、というレベルの勘違いだ。
まあいいんだけどさ。可愛いし。
遥花を柔らかい体をしっかりと抱きしめて、ベッドに座り直す。
「わあっ?」
戸惑ったように、遥花。ここまでしたことは無いんだし、そりゃ当たり前か。
「えーと、その、お兄ちゃん、……きょーだいでこういうのって、いいと思う?」
「こういうのって、どういうの?」
「……こ、こういうのは、こういうのなんですっ。それにっ、お兄ちゃん、今までこんなことしたことなかったのに、何で……」
「はは、何でかって? ただ、新種のガッを試しただけだよ」
発音以下略。
「いつまでも同じことしてるとマンネリ化するしな。セルフサービスにしてみたり、殴りマシン作るのと一緒だよ」
その言葉に、遥花は胸にうずめたままだった顔を上げる。……おうおう、耳まで桜色だ。
――可愛すぎるね。
「そっ、そっ、そうだよねぇ。これはただのバージョンチェンジで、全然含むところなんて無いんだよねっ……」
「何故か残念そうだね、遥花」
「残念なんかじゃ、ないもん」
ぷい、と視線を逸らす。
僕はキャッチの兄ちゃんよりも胡散臭く微笑み、
「遥花、もう一回だけ言ってくれる?」
回り込むように目を覗き込まれて、遥花は、むー、とうなる。
「お兄ちゃん、今度は何するつもりなの?」
「いやいや、ただいつもみたいにするだけだともさ」
真顔かつ誠実さに溢れる声で嘘を吐いてみた。
「それだけ……?」
「それだけディス」
「じゃあ、言うよっ……こほん、ぬ――ぬるぽ」
178名無しさん@初回限定:04/08/30 22:25 ID:wT5Z/l8G
僕はそれを聞くと同時、遥花と唇を重ねた。ぴったり一秒、遥花を堪能する。
唇を離して、
「ガッ」
「……はぅぅ〜?」
遥花は、実はワタシ前世がバラなんです的な勢いで顔を真っ赤にして、そのまま後ろにひっくり返った。ごちん。
「おに、おに、おにいちゃんんんんん?」
「どした? ガッだからさ。あくまでも、遊びの延長だよ。含意なんて無いぞ」
言いながらも、僕は遥花の傍らにしゃがみ込んで、上半身を抱き起こしてやる。
「……でさ、遥花。もう一度、言ってくれる?」
「――っ」
遥花は息を詰め、目を見開いた。顔の紅潮はもうこれ以上はありえないくらいになっている。
「ねえ、遥花?」
遥花に、この声はどう聞こえたろう。深淵から手招く、悪魔のオイデオイデくらいには聞こえたかもしれない。
何にせよ。
「ぬ、ぬるぽ」
僕の妹は、目を伏せて、蚊の鳴くような声で、しかし確かにそう言った。
179池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/08/30 23:07 ID:eEEfwyh3
投下しても、大丈夫かな?

>>172-174で不覚にも笑ってしまったので、ちょっと悔しい今日この頃。
180池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/08/30 23:08 ID:eEEfwyh3
 朝起きたら、妹が飛んでいた

朝。昨日は休みだったのでぐっすりと寝て、久しぶりに清清しい目覚めだ。
カーテンの隙間から、光が差し込んでいる。俺は勢い良くカーテンを開けた。
朝の日差しが気持ち良い。
窓を開けて外を眺めていると、どこからか妹の声が聞こえてきた。
「ァアーイ キャーン フラァァーーイ!!」
……でたよ。朝から電波な声が聞こえるよ。声のする方向からすると、2階からだろうか。
俺は窓から首を出して、上を見る。
そして、妹と目が合った。……2階にいるはずの妹と。
「あ」
妹の顔が俺の顔に上から急接近し、そして一瞬で横を通り過ぎ、
「おはよ、お兄ちゃぶげしゃっ」

「むにゃむにゃしてやった。今なら飛べると思った。今は反省している」
妹は下の地面に停めてあった俺の車の上に落下した為、奇跡的にたいした怪我は無くて済んだ。
「まあ、たまたま無事でよかったが……死ぬところだったぞ」
「んー、世の中には9階から落ちても平気な人も居るし、死ぬことは無かったんじゃない?」
「だからそういうヤバイネタは止せと何度言ったら……まあ、それはいい。
 お前がそのアンテナヘアーで穴をあけてくれた、俺の愛車をどうしてくれるんだ」
「風通しがよくなって、良かったじゃない」
「ああ、ありがとうよ。ちょっとそのお礼がしたいから、そこのバール取ってくれるか?」
「ん、気持ちだけ受け取っとく」
「ところで、何で飛び降りたりしたんだ? 理由は?」
「さっき言ったの聞いてなかったの? 今なら飛べる気がしたの。
 なんだか空が青くてきれいで、庭は鮮やかな緑で、それに――」
ああ、なんかここにサイコさんが居るよ。助けて。
「――下に真っ赤で派手派手な車が停めてあったから。何か穴開けたくなった」
「あー、なるほど。よし、見せたいものがあるから。ちょっと窓から外見てみ」
「外? なにがあるの?」

「――ユー キャン フライ」
181名無しさん@初回限定:04/08/30 23:13 ID:I3Pb8Abe
朝起きたら妹に、夏休みの宿題を手伝わされた。
182名無しさん@初回限定:04/08/30 23:15 ID:2iGXIe9n
朝起きたら妹に、台風の中に放り出されてた・・・
183名無しさん@初回限定:04/08/31 00:06 ID:4iGwgDoo
>>175->>178
「ぬ○ぽ」さえ萌え変換してしまうとは・・・・・・当スレの恐ろしさを思い知ったよ・・・・・・
184名無しさん@初回限定:04/08/31 01:12 ID:d/jGJIiC
朝起きたら妹のD・K・Bくらった。
185名無しさん@初回限定:04/08/31 01:32 ID:4McfScm/
第一勧業銀行?
186名無しさん@初回限定:04/08/31 02:35 ID:Bz0pLy2+
朝起きたら妹が、エロゲをやりながらキレていた。

「なんでこの幼馴染み処女じゃないのよ!
おまけに超尻軽で主人公にはア○ルだって?
ユーザー舐めんな!調教済みなんて面白くないんだよ!ボケェ!制作者逝ってよし!」


…妹が怖いよママン。
187名無しさん@初回限定:04/08/31 02:46 ID:69WRj7Us
朝起きたら妹に、「バッドエンド確定だよ、お兄ちゃん」と言われた。
昨日変なフラグを立ててしまっていたらしい。
188名無しさん@初回限定:04/08/31 08:21 ID:SASHtNBD
まさかぬるぽに萌えるとは思わんかった。
189名無しさん@初回限定:04/08/31 13:00 ID:dWtQ+vF4
投稿した自分が言うのもなんだが、まさかSSになるとは思わんかった

朝起きたら妹が、俺のテントを見てこう言った

「流石だな兄者」

顔真っ赤にするぐらいなら直視してんじゃねーよ
190名無しさん@初回限定:04/08/31 20:20 ID:f3WjinZl
朝起きたら妹が、エロゲをやりながらキレていた。

『AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAッッッ!』
隣の部屋から響いた、火薬庫を七つほどまとめて爆裂させたような絶叫。
これで起きない奴は震度五の地震くらいまでなら寝てられるだろう。
――すいません冥サン、今日は日曜ですよ? もうちょっと兄を寝かせてくれてもいいんじゃないですか?
もう一度寝ることも検討したが、経験上、こう言う時に冥を放置しておいて碌なことになった試しは無い。
俺は布団からずりずり這い出て、隣部屋――妹の、冥の部屋の襖を開けた。
「冥、朝っぱらから何を叫んで……る……」
言いかけて、絶句させられた。
……ウインウインウインウイン。
昔散々テレビで聞いた、オーラの立ち上る音。
目の前では、腰まである髪を金に染め、妹がスーパーサイヤ人になっていた。
どうも、激しい怒りによって目覚めちゃったようだ。
「――ああ、兄貴か。おはー」
パソコンに向かっていた冥が、顔だけをこちらに向けてきた。目つきがクリリンを殺された悟空になっている。
ここは……何でも無い振りをして逃げよう。今日ばっかりは本気でやばそうだ。
瞬間的に言い訳を吐き出そうとした俺だったが、
「兄貴さあ、聞いてよ!」
……捕まった。
……生きてこの部屋出られるといいなあ。
明らかにジャンボジェット以上の牽引力がある手に引っ張られつつそんなことを思っていると、
「これ、見て」
冥はパソコンのディスプレイを指差した。
そこでは、茶色い髪の毛をしたアニメな女の子があられもない格好になっている。
俺はしゃがみ込んで頭を抱えた。
「おまえ、まだエロゲーを……」
「何よ、いいじゃない」腰に手を当て、湖面のようにぺったんこな胸を張る冥。「誇れる趣味だわ」
「――ああ、ある日突然永留守を買ってきた時点でこうなることを予見しておくべきだった……!」
ばか、ばか、まんこ! 俺のお馬鹿様!
「ま、そんなことはどうでもいいわけ。問題はこの淫売よ」
191名無しさん@初回限定:04/08/31 20:21 ID:f3WjinZl
「なんだよ淫売って。だいたいそれ言うならエロゲキャラなんてみんな淫売みたいなもん――」
頭に馬鹿でかいリボルバーを突きつけられた。
「兄貴、今、何て言いました? もしかして私の心のヒロイン、アルちゃんとか食いしん坊騎士王とか、その辺も淫売と?」
がきん、と撃鉄を起こしやがった。
よく見たらこのリボルバー、イタクァだ。さすがニトロ儲。冥のことだし、どうせ実弾も発射できるだろう。
俺は大人しくホールドアップ。
「撤回シマス」
「よろしい」
冥はリボルバーをスカートの中に仕舞いこむと、「それはともかく」と言った。
「この糞ビッチを見てっ!」
「ああもう、だからお前は何をそんなに怒ってるんだよ!」
言った瞬間、冥の目が水爆並に輝いた。
「――このキャラさ、幼馴染なんだけど」
「そうか」
「――処女じゃないの。主人公をキープ扱いしてるの」
「……へ?」
「なんでこの幼馴染み処女じゃないのよ!
おまけに超尻軽で主人公にはア○ルだって?
ユーザー舐めんな!調教済みなんて面白くないんだよ!ボケェ!制作者逝ってよし!」
がああああ、と魂の咆哮。――素晴らしい。素晴らしくこの女、
「アホだっ!」
「なんでアホなのよー! 幼馴染が処女じゃないのよ!? 究極をもう一つ究極で突き詰めたが如き背信じゃないの!」
「知るかっ、つーかフィクションにそこまでムキになるな! リアル路線だと思って我慢しろっ!」
「リアルなんざ誰も求めちゃいないのよ! 必要なのはファンタジー! 
ありえない夢のためにヲタは金をエロゲに捧げるのっ! 希望に応えないで別にイイやとかメーカーが思ってるのなら――」
「なら?」
「――まずは、その幻想をぶち殺す――!」
ああ、えらく解りにくいネタを。
俺は立ち上がって、頭を掻いた。
「……ったく。そんなにむかつくなら、メーカーに抗議でもしろよ」
告げた瞬間、後悔した。
今の冥にこんなこと言ったら――
192名無しさん@初回限定:04/08/31 20:22 ID:f3WjinZl
「おお、兄貴、それ名案っ!」
ぽんと手を打ち、それから冥は俺の額にシールを貼り付けた。
「あ、これ、よかったシールね」
極限までどうでもよかった。
冥は鼻歌なんぞ唄いつつ、押し入れに向かう。そこは冥専用の武器庫である。
俺は押入れから米国陸軍一個大隊くらいなら殲滅できると思われる量の火器を引っ張り出す冥を説得できる言葉を捜したが、
「…………」
んなもん、あるわけなかった。
冥は意気揚揚と武装を詰めたバックパックを背負い、
「じゃ、ちょっと荒々しく抗議に入ってくるから。お母さんにはすぐ帰るって言っといて」
「……了解」
冥が出て行った後の部屋で、俺は床に落ちているこのゲームのパッケージを観察した。ああ、elfなのか。
――――さようなら老舗。
心の中で黙祷を捧げる。
ふと、すう、と閉じた筈の襖が再び開いた。
少しだけ出来た隙間の向こうには、冥の顔。なんでそんな窺うように。
「言い忘れてたけど」
「ん?」
「あ、あたしはちゃんと処女だからっ。ちゃんと、誰かさんのために守ってるからね……」
ぱたりと襖は閉じた。
すいません冥さん、なんでそんなしおらしい口調になっちゃうんですか?
なんで顔が赤かったんですか?
なんで「誰かさん」を強調する時に俺の顔をしっかり見てたんですか?
「…………」
後で考えよう。とりあえず今は二度寝だ。
俺は部屋に戻り、布団に潜りなおした。
眠りに落ちる寸前、しばらくニュースを見るのが怖いなあ、なんて間抜けなことを考えつつ。
193名無しさん@初回限定:04/08/31 20:27 ID:f3WjinZl
言い訳になりますが、特にelfに悪意はありません。幼馴染属性持ちの自分には本気でアレですけど。
また、冥が上げた好きなキャラは個人的な好みですから気にしないでくれると嬉しいです。
あと、186さんの台詞をまるまる使わせてもらいました。すいません。

やっぱり幼馴染が非処女なのは(ry
194名無しさん@初回限定:04/08/31 20:34 ID:RdLEB2UW
>>190-192
GJ。

>あ、あたしはちゃんと処女だからっ
上のセリフ萌えました。『っ』が特にツボだった気がする。

>>193
>あと、186さんの台詞をまるまる使わせてもらいました。すいません。
セリフをまるまる使うのは別に問題ないっていうか、
俺の場合は提供されたセリフなどに手を加えないで文章に組み込むように心がけてるから、むしろ好印象。
195池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/08/31 21:58 ID:RdLEB2UW
 朝起きたら妹に、台風の中に放り出されてた・・・

「どっせー!」
妹の威勢の良い掛け声で目が覚めると、なんか目の前にアスファルトが急接近してきていた。
「ん? これはいったいがぐはぁっ」
痛い。18歳にして、ついにファーストキス。しかもディープな。因みに相手は道路。
周りを見回すと、どうもここは家の前のようだ。しかも台風の中。雨が冷たい。
「お、おい、華恋! 何のつもりだ!」
「お兄ちゃんこの間、バイクの広告見てたでしょ」
「あ、ああ。ちょっと欲しいって思っただけだが」
「それで、私がなんで欲しいのか聞いてみたら、こう答えたよね。
 『風ば感じたいけー』って。……なんかむかついたから、風感じさせたげる」
「むかついたからって、この仕打ちは無いんじゃないか」
「じゃあ、武士の情けで傘貸したげる。特製よ。凄い高いんだから」
「ほう、特徴はなんですか?」
「1.超特大120cm傘で、打ち付ける雨も完全カット!
 2.超強力合金ダブルフレーム造りで、台風にもビクともしない!
 3.特殊加工繊維により、もしものときも絶対に破れない! ……だそうで」
「そりゃ凄い。今更遅いが、貸してくれ」
妹が熱く語ってる間に、もうビショビショで濡れてるのがデフォになってしまった。
「ほりゃ!」
妹は、俺に向かって傘を投げてきた。
「ぐはぁっ! ……ありがとうよ。使わせてもらうぜ」
俺は傘を開く。……おお、こりゃ確かにでかい。
こんなの広げて町を歩いていたらヤク○さんに目を付けられる事必至。
「まあ、雨が防げりゃそれで――って、おうぁぁっ!?」
俺の両腕が上に引っ張られ、足が地面から離れる。
「飛んだー! お兄ちゃんが飛んだー!」
妹が喜喜として叫んでいる。多分最初からこれがやりたかったんだろう、と今思った。
傘がでかけりゃ、それだけ風の抵抗も大きいことを忘れていた。
しかもこれ、手が離れねえでやがんの。アロンアルファって強力ですよね。
まあ、このまま飛んでいくのも悪く――ああ、なんか電線に引っかかりそうですね。さよなbがs
196名無しさん@初回限定:04/08/31 22:16 ID:oa5ARq76
朝起きたら妹に、猫耳が生えていた
197186:04/08/31 22:24 ID:Bz0pLy2+
>>190-192
ぐっじょぶ!
いやーすっきりしましたよ。もうね、マジでガッカリしてたんで。(・∀・)
198名無しさん@初回限定:04/08/31 22:25 ID:hpjHdqPt
薬丸さん…

乙です
199名無しさん@初回限定:04/08/31 22:41 ID:hpjHdqPt
シリアス物ばっかのリクエストで
スレのギャグな雰囲気を毎度毎度ブチ壊しにしてきた者ですが

そもそもシリアス系はこのスレで望まれているのでしょうか?


一応エロパロ板で書き手やってるんで
このスレでも落としてみたいと思ってるんですが
スレ違いならイカンと思いまして
200名無しさん@初回限定:04/08/31 23:41 ID:QoVci2GK
シリアスでもスレ違いではない……と思う
とりあえず短めのでも1つ落としてみれば?
201名無しさん@初回限定:04/08/31 23:46 ID:I2Jx1sME
シリアスは普通に可だろ

てか俺が読みたい投下plz
202名無しさん@初回限定:04/08/31 23:59 ID:262cdttY
朝起きたら妹に、尻に敷かれていた・・・
203名無しさん@初回限定:04/09/01 02:11 ID:oPH5NCSJ
シリアスでも良かったのかw
それならそろそろ復活したいんだが、まだ仕事が……頼むよまったく……
204ピースフルデイ ◆518YLv.Xnc :04/09/01 02:19 ID:fQ/4UUA3
――――
「とりあえず、ワインをくれ……え〜っと、これ。この赤でいい」
 気分を紛らわすために言ってみる。
「お兄ちゃん、運転手でしょ? お酒なんて飲んじゃ駄目。大体未成年じゃない!」
「やはりか。だがな、この状況では飲まずには居られないぞ」
 場所はイタリアンレストラン。妹はゴスロリ。そして俺は浴衣。さっきから注目を浴びまくりで、
一秒でも早くここから逃げ出したい訳なんだが、妹がそれを許してくれない。高速をかっ飛ば
した罰にしては厳しすぎる。あぁ、なんかさっきからあそこの綺麗な二人のお姉さんがこっちを
見て笑ってるし。
「お客様、ご注文の方は……」
 見ろ。ウエイターも微妙に顔引きつってるし。
「俺はこのバジルのパスタジェノバ風ってやつでいいや。お前は?」
 妹にメニューを渡す。
「え〜っとね、じゃあ夏野菜とオリーブオイルのパスタで」
「かしこまりました」
「お前、服装は不健康なのに食べるものは健康的だな」
「お兄ちゃんも、和服の割にはジェノバ風のパスタ食べてるでしょ」
 それは最初から土俵が違うと思うんだが、黙っておいた。
「で、日光へ行って何見るんだ?」
 食事が運ばれてくるまでの暇つぶしに、行き先を聞いておくことにした。
「ん〜、東照宮でしょ? それから竜頭滝と華厳滝を見て……え〜っと、戦場ヶ原行って、そ
れから………」
「要は、主要な観光地を回りたいって訳だ」
「そういうことになるかな?」
「でさ、5スレ目って何?」
「あ、お料理来たよ!」
 なんてナイスタイミング。
「お待たせしました。夏野菜とオリーブオイルのパスタと、バジルのパスタジェノバ風になります。
ごゆっくりどうぞ」
「いただきま〜す」
「……いただきます」
 5スレ目って何だろう?
205ピースフルデイ ◆518YLv.Xnc :04/09/01 02:21 ID:fQ/4UUA3
――――
「美味しかったね〜、お兄ちゃん。また連れてきて」
「今度は普通の格好で来よう……」
 もうね、四方八方からの視線が痛かった。
「お兄ちゃん、注目の的だったね。これに懲りたら、もうスピード出し過ぎないでね?」
「努力します」
 因みに、うちの妹は食事中に話をするのを嫌うため、結局5スレ目とは何なのかは聞けずじまいだ。
 そして二人ででそんな会話をしている内に、車はいろは坂を走っていた。
「お兄ちゃん。気分悪い」
「仕方ないだろ、こんだけ揺れるんだから」
「うぅ、お兄ちゃん……」
 妹は口に手を当てて、もう片方の手で俺の腕を握ってくる。
 あ、その動き可愛いかも。ゴスロリっていいなぁ。
 車がいろは坂を抜けると、気分が悪いと言っていた妹も回復し、秋の紅葉が彩る中禅寺湖を
眺めていた。
「戦場ヶ原を歩きたい」
 そう言う妹のリクエストに応えて、近くの駐車場に車を止める。
 竜頭滝に迎えられながら、奥へ奥へと進んでいくと、そこは正に絶景。
「綺麗だね、お兄ちゃん」
「ああ、綺麗だ」
 これで浴衣男とゴスロリでなければもう少し雰囲気が出ただろうが、まあいいだろう。
「………………」
「………………」
 景色に圧倒されたか、共に無言で歩を進める。
 そして気づくといつの間にか、妹と手を握っていた。まるでそれが自然のように。
 すると突然、妹が足を滑らせた。
「きゃっ」
 小さい体が地面に向かって倒れかける。
 俺はとっさに繋いだ手を引き、妹に手を伸ばし、妹を抱きかかえる形でそれを防ぐ。
「あっ…………」
「あ、あぁ、悪い」
 不意とは言え、妹と抱き合う形になってしまったので、すぐさま妹を体から離した。
206518 ◆518YLv.Xnc :04/09/01 02:21 ID:fQ/4UUA3
>>73からの続きです
リアル生活が少し忙しかったので、ちょっと間が空いてしまいましたが、忘れられてませんよね?(w

さて、今回の最後でちょっぴりいい感じのシーンに突入するのか?
それともギャグで終わらせてしまうのか?
ぶっちゃけ全然考えてません(一番最初に無計画小説と銘を打ったので)
どっちの方が良いですかね?
207名無しさん@初回限定:04/09/01 14:33 ID:xBtC+bAM
朝起きたら妹に、
『お気に入り』を見られてた…

「何でこんなに妹系スレばっかり入ってんのよーーーーーーっ!!!」

妹だけでなく姉など、近親全般入ってますが何か?(別フォルダだが)
208名無しさん@初回限定:04/09/01 16:12 ID:Iqu7YyL0
朝起きたら妹が、まだ寝てた

その後イタズラがバレ、
妹のパコパコパンチを食らった。
209名無しさん@初回限定:04/09/01 17:20 ID:jeZ9HIFH
朝起きたら妹が隣に寝ていて、「昨日はすごかったね…」と言われた。
当然何がすごかったのかわからない。




朝起きたら妹に一杯盛られていたことがわかった。
210名無しさん@初回限定:04/09/01 17:37 ID:P0KBL5hT
朝起きたら妹に、今日は萌えないゴミの日だよと言われた・・・





何が言いたいんだと小一時間
211池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/01 22:16 ID:E8ctX30x
 朝起きたら妹が、まだ寝てた

朝。目が覚めて部屋を出ると、いつも居るはずの妹がいない。
何故? 夜のうちに彼氏の家にでも遊びに行ったとか? 兄さんそんな妹に育てた覚えないぞ。
俺は妹の部屋に行ってみる。
――コンッコンッ
……返事が無い。まさか本当に彼氏のもとに? そんなの兄さん許さんぞ。
俺は勢いよくドアを開ける。
「おいっ! 一葉! 夜中に彼氏の家に行くなんて、兄さんがっかりだぞ!」
なんだか自分で言っていて、悲しくなってきた。
小学校の遠足とかの『いない人、手ー上げてー』に似ているシチュ。
「――って、居るじゃねえか。寝てるし」
妹は、ベッドの上でまだ寝ていた。今日は9月1日で、妹も新学期のはずなのに。
俺は親切にも起こそうとすると、妹の枕もとの目覚ましが12時を指しているのに気が付いた。
バカだこいつ、目覚ましの設定夏休みのままにしてやがんの。
こんなバカには、目立つところにバカの刻印をつけてやろう。
――キュッキュッ
俺はマジックを取り出すと、妹の額の真ん中にバカと書いてやった。
ちょうど、筋肉男の『肉』と同じ位置だ。
俺は書き終えると、少し顔を離してデッサンに狂いが無いかを確かめる。
「……んん、まずまずだ」
街の為の大変な奉仕作業を終えたときのような、清清しい達成感が満ちた。気持ちのいい朝だ。

「さって、こいつの部屋でも物色するか」
調子に乗って妹の部屋をあさり始める俺。机の上に、一枚のプリントが置いてあるのが目に入った。
「なになに、『2学期始業式のお知らせ』か。
 えー、『9月1日、下表の夏季休業中課題を全て持って、午後2時30分に各教室集合のこと』」
……午後2時30分? ってことは、こいつの目覚ましは正しかった?
なのにこんな落書きしちゃって、バカはもしかして俺ですか?
やばい。もし妹が起きてこんな謂れの無い落書きを見たら、きっと俺は殺される。
想像すると、急に体がガタガタと震え始めた。
急いであいつの額の刻印を消さねば。
212池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/01 22:17 ID:E8ctX30x
……消えない。こんなに擦ってるのに。油性マジックで書いたのはまずった。
仕方ない、ここは一つ、隣に褒め言葉を書いて相殺しよう。
言葉は、そうだな……、シンプルに『天才』にしておくか。
俺は再びマジックを取り出すと、不安に震える手で『バカ』の右に『天才』と書こうとする。
――キュッキュッキュッ……ズルッ
しまった。手が震えて、変な字になってしまった。しかもやたらとノイズが多い。
『天』の縦線が上下に突き出してるし、『才』の斜めの線が右下に大きく外れている。
仕方ないので、左側に書き直す。
――キュッキュッ
よし、今度は上手く書けた。字のコンクールに出したら金メダルが取れる。間ァ違いないィ。
俺は顔を遠ざけて出来を確認し、そして、
「――あ゛み゛ゃあぁああぁぁっ!」
俺は自分の成した事の深刻さと、自分の無意識的な才能を感じた。
しまった。やるつもりは無かった。これは事故だ。俺は悪くない。
「しっかしこれは……どうしよう……困った……大丈夫、じゃないよな……」
そこで問題だ! 俺はこの状況をどうやって切り抜ける?
 1.ハンサムな俺は突如解決のアイデアをひらめく。
 2.お花畑の仲間が来て助けてくれる。
 3.切り抜けられない。現実は非情である。
「ここで俺が○をつけたいのは2番だが……あいつら(焦げパンダのジョィニィ兄弟達)とは
 以前部屋に生えていたキノコを食べたとき以来会ってない。期待は出来ないだろう。
 ……となると正解は、1番しかないようだぜッ!」
とキメたのは良いものの、どうしようか。
考えていると、突如頭の中にエロゲか何かの声が聞こえてくる。
『服にかけるのはやめてぇっ! 制服が染みになっちゃうぅ!』
『へへへ、それなら、どこが染みなのか分からないぐらい全体にぶっかけてやるよ!』
……なるほど。その手があったか。
何のセリフなのか未だに分からんが、こんなセリフからヒントを得てしまってちょっとブルー。
俺は下の部屋から黒いペンキを持ってきて、ハケで豪快に塗ったくってみる。
片方のホッペを塗り終わった時点で我に帰った俺の頭の中に声が響いてきた。
『3.切り抜けられない。現実は非情である。』
イヤアァアアァァァァァ!
213池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/01 22:18 ID:E8ctX30x
俺がミスタービーンみたいな一人コントを繰り広げているうちに、時間はいつの間にか12時。
もう学校に行くのは諦めよう。その代わりに、この状況はなんとしても打破しよう。
時間をかけて掃除すると、とりあえず塗ったばかりのペンキは何とか落とせたものの、
額の刻印はどうしても消えない。これはレレレのおじさんでもきれいに出来まい。
何とかして勢いで妹を誤魔化しぬくか、何か弱みを握って黙らせるか。
ヨワミヨワミ……と、額に乗せたメガネを探すように妹の部屋を探りまくっていると、
ベッドの脇に何か白い布が落ちているのが見つかった。
「……? これは……」
俺はそれを手にとって見てみる。
……これはもしや、妹の下着? しかも下の。何でこんな所に落ちてるんだ?
どうもそれをよく見ると、洗った後のものではなく、一回はいて脱いだ後のもののようだ。
……Why?
俺はそれをポケットに押し込みながら、思考を張り巡らせる。ポクポクポクポク……チーン。
思いつきました。彼女はきっと、寝る前に脱いだのです。うん、そうなのです。
我ながら強引な考えでも、これは真実を確認するしかあるまい。それが兄としての義務だ。
「じゃあ、ちょっと拝見……」
俺は妹の布団をはがす。すると――
「ウワァオ! グレイツ!」
妹は下着どころか、パジャマのズボンすらはいていなかった。因みにズボンはベッドの上にあった。
さて、これで俺の推理は当たり、真実の確認は済んだ訳だが……、
……何故脱いだのか、確認せねばなるまいて。そう自分に言い聞かせる。
何で脱いだって、そりゃ理由は一つ。妹はきっと昨日の夜にオn――
――ジリリリリリ
目覚ましが鳴った。そして妹が凄い勢いでガバッと起き、目覚し時計にスラムダンクを叩き込む。
「……よしっ……て、お兄ちゃん!? なにしてんの――って、あ、ちょっ、やだ!」
妹は、自分が下半身裸なのに気が付いた。妹の顔が真っ赤に染まる。
「あ、あのねっ、これは、何か夜とかに何かした訳じゃなくて、その、わ、私、暑かったから脱いでた訳で――
 ――と、とにかく見ないでよ!」
妹は、俺の体をポカポカパンチしてきた。俺は仕方なく部屋を離れる。

5分後、多分鏡を見ただろう妹の悲鳴が聞こえ、
俺は妹の必殺パカパカパンチを受けて血みどろになっていた。
214池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/01 22:22 ID:E8ctX30x
最近多忙過ぎ。明日からまたしばらく家空ける羽目に。

最後の行、パコパコとパカパカ間違えていました。すみません。
因みに必殺パコパコパンチはポカポカパンチの2000倍の威力があります(今考えた)。


>>518
いい感じの萌え系を希望します。
215名無しさん@初回限定:04/09/01 23:22 ID:Kum8Nq3V
>>池魚氏
GJ!&乙。無理しないで頑張ってください(`・ω・´)

>>518
同じくいい感じでお願いします(゚∀゚)ノシ
216名無しさん@初回限定:04/09/02 00:14 ID:mVHKRyRL
>>212
てっきり「バカ」の左に「ボン」を書き足すのかとw
217名無しさん@初回限定:04/09/02 00:17 ID:gcqYBuiZ
全裸で寝ると胸がくずれるぞw
まぁ貧ny・・な、なにをするだー!
218池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/02 00:20 ID:D309+Qpg
>>216
あ、ちゃんとボンだって通じたみたいですね。
一応、さっきから参考画像作ってたんですが、必要ありませんでしたね。
ttp://ccfa.info/cgi-bin/up/src/up5416.jpg

いや、デコに落書きが出来るほどデコ出してる画像って、俺の好きな絵柄だとあんまり見当たりませんね。
画像探しに20分ぐらいかけたかも。
219ピースフルデイ ◆518YLv.Xnc :04/09/02 01:44 ID:cKWXmwHc
「え………?」
 妹から体を離すと、今度は妹が俺の腕に抱きついてきた。
「いやっ、離さないで」
 縋るように腕に抱きついてくる妹。様子が変だ。
「お前……まさか!」
 すぐさま空いている手を妹の腰に回し、スカートが汚れないように気を付けながらその場
に座らせる。そして靴を脱がせ、小さい足を覆っているニーソックスを捲ると、露出した足首
は紫黒色に変色していた。
「やっぱり、挫いてたのか」
「…………………お兄ちゃん。痛い」
「すぐに車に戻ろう。車になら救急箱があるはずだ。急ぐぞ」
 妹の両足を左手で抱えて、右手を背中に手を回して抱き上げる。
「ぁ………お兄ちゃん」
 急な動作に妹は呆気にとられているが、今はそれどころでは無いだろう。
「ちょっと走るけど、大丈夫か?」
「…………走らないでほしい」
 やはり振動はキツイか。
「じゃあ、歩いていくぞ。少しの間だ、我慢してくれ」
「………………………うん」
 そう返事を返すと、妹は俺の首へと手を回してきて、首にぶら下がるような形で抱きついてきた。
首へと掛かる、妹の手の感触が暖かいが、今はそれどころでは無い。
 そこからはただ無言で、妹の足に細心の注意を払いながら必死に車へと向かっていく。
 足が痛むのか、妹は少し顔を伏せ気味で黙り込んでいる。
 それから5分経ったか、10分経ったか、それとももっとだろうか? それくらいの時間をただ無言
で歩き続けると、車を停めた駐車場まで戻ってきた。
 後部座席のドアを開け、妹の足が外に出るようにして座らせる。
 トランクから救急箱を引っ張り出してきて、湿布を貼り、包帯で足首を固定する。
「これで数日間動かさなければ、すぐに良くなると思う。痛かったろ? 平気か?」
「うん、平気だよ……………お兄ちゃん、ありがとう」
「なに、可愛い妹のためなら当然だよ」
220ピースフルデイ ◆518YLv.Xnc :04/09/02 01:45 ID:cKWXmwHc
「それでも、凄く嬉しかった」
 痛みのせいか、少し赤くなっている目で天使の笑顔を披露する妹。
「それに、お兄ちゃんに抱っこしてもらったのなんて凄く久し振りだし」
「…………ゑ?」
 ええっと…………
「アレってお姫様抱っこだよね? 憧れだったんだ〜、うん」
 多分、今の自分の顔を鏡で見たら、妹が昼に食べていたパスタのトマトくらい赤いだろう。
恥ずかしすぎる。いくら焦ってたとはいえ、おんぶにしておけばよかった。
 まともに直視出来ないので、上目でチラリと妹を盗み見ると、妹の顔も少し赤くなっていた。
「一度でいいからね、お兄ちゃんにお姫様抱っこして欲しかったんだ」
「そ、そうか」
「今のこの体勢も、お姫様を守ってくれるナイトみたいで頼もしいな」
 今の体勢とは、シートに座った妹の足を、地面に片膝ついて触れている体勢だ。見ように
よっては騎士が主に忠誠を誓っているポーズに見えないこともないだろう。
「ドレス姿のお姫様を守ってくれる、着物姿の異邦の剣士ってシチュエーションね」
 確かに、ゴスロリ姿の妹は、どこかのお姫様にドレスを着せた感じだ。
「大丈夫だ。マキは俺がちゃんと守ってやるよ」
 恥ずかしいので、横を向いて言う。
「……………うん。お兄ちゃん、ありがとう」
 自惚れでなければ、多分今頃は妹も真っ赤なんじゃないだろうか?
 そうしてそのまま、いたずらに時間が過ぎていく。
 どれくらい時間が経ったか分からなくなった頃に、俺は口を開いた。
「今日は帰ろうか。足捻っちゃったから、これ以上観光は無理だろ」
 うん、そうだ。今日は無闇に足を動かさない内に、家に帰った方が懸命だ。
 だが、妹から返ってきたのは、予想もしない答えだった。
「……………ねえ、お兄ちゃん。今日はこっちに泊まっていかない?」
221518 ◆518YLv.Xnc :04/09/02 01:45 ID:cKWXmwHc
>>205からの続きです
池魚氏と>>215さんのリクエストに沿って、いい感じ系でいってみました。
あらかじめ言っておくと、仲良くお泊まりするだけでエッチなシーンはありません。多分ね。
無計画小説だから何とも言えませんが。

>>池魚氏
GJです!
何だか兄が不憫に思えてきましたw
ついでに画像に激しく笑わせて頂きました
更についでに言っておくと、私はその画像のメーカーの信者です
もし池魚氏もそのメーカーがお好きでしたら、向こうのスレでもよろしくw
222名無しさん@初回限定:04/09/02 06:46 ID:x/N19YtC
朝起きたら妹に、「お兄ちゃんの浅間山は噴火した?」
と聞かれた。
何の事だろうと思いつつTVを見たら
浅間山噴火のニュースやってた。
223名無しさん@初回限定:04/09/02 15:34 ID:qZ1rYu3I
朝起きたら妹に、殴られた

漏れがなにをした!?とおもった
224名無しさん@初回限定:04/09/02 17:38 ID:tjDQkquI
朝起きたら妹が、
「バナナ・・・。」
ともらした。
225名無しさん@初回限定:04/09/03 00:33 ID:vBtiYVOD
朝起きたら妹に、SPがあたっていた。
226名無しさん@初回限定:04/09/03 07:04 ID:qVCyvtjT
何、SPだと。
うちの妹も早速バージョンアップだ。
それってアレだよね、
次世代OS「SISTERS XP」
227名無しさん@初回限定:04/09/03 16:07 ID:nTDTp+Ab
朝起きたら妹に、
「来ないの…」
と言われた
228名無しさん@初回限定:04/09/03 16:15 ID:CkmAvnVm
朝起きたら妹が、窓から空を見上げていた
229名無しさん@初回限定:04/09/03 17:24 ID:iSH0sCqt
朝起きたら妹に、
「かいーの…」
と言われた
230名無しさん@初回限定:04/09/03 17:26 ID:xDOvL56b
朝起きたら妹に、
「来ないの…」
と言われた

俺は返答に窮した…
妹に「来ないの…」などと言われるようなことはした覚えがない。
何ヶ月か前、叔父と一緒に飲んだとき、思いのほか酔っぱらってしまい、
妹の部屋に間違えて入り、朝起きたら裸で寝ていた…ということ以外は…

その時、妹は、「私は大丈夫。お父さんにもお母さんにも内緒にするから…」
と、健気に微笑んでいた。

まさか?俺はヤッちまったのか?しかも、実の妹に?マズイ、マズすぎる。
とりあえず、中絶して…いや、もし生みたいって言ったらどうする?
もし、子供に障害でも出たら…いや、その確率は低いって読んだことがある。
それじゃあ、お袋と親父を説得して…いや、殴られるだけで済むのか?

もう、脳みそがパンクしそうだ。そんな俺を尻目に妹は繰り返した…
「お兄ちゃん。今日休刊日だから、新聞来ないの………。聞いてる?」
231無銘その8 ◆518YLv.Xnc :04/09/03 20:43 ID:HaKlNbxj
朝起きたら妹に、SP2があたっていた。

「要人警護?」
「それはセキュリティーポリスです」
「ガガガ?」
「違います」
「ゲルバースト?」
「マイナーなネタを持ち出さないでください。多分分かる人が居ませんから。そうでは
なく、次世代制御ソフト"SISTERS XP"のサービスパック2です」
 ああ、あの悪名高い女性型サイボーグ用の制御ソフトか。
「攻性防壁と防壁迷路のレベルが甘いってのは改善されたのか?」
「はい、多少は。ただ、他の制御ソフトとの競合が激しくなってしまいまして……まだ
上手く体が動かせません。他の制御ソフトの対応待ちです」
 ほう、体が上手く動かないねぇ……
「具体的には?」
「ええ、普通の活動には問題ないのですが、外部へのアクセスの時に動きが悪くな
ったり、感覚神経が過敏になったりしてます」
「感覚神経が過敏に……………どれ、試してやろう」
 そう言うと、妹は「え?」などとマヌケな顔をしているが、もう遅い。
「っ! 体が動かない!?」
「セキュリティーの設定をデフォルトのまんま使ってるから、防壁の意味無いぞ?」
「お、お兄様! ゴーストハックですね!?」
「ふっふっふっ。さてと、敏感になった体を堪能させてもらうか」
 妹の膝から足の付け根に向けて指を這わすと、面白いほどに上半身がピクピクと
震える。相当感じているようだ。
「お、お兄様ぁ………ぁぁっ………んんっ!」
「んっふっふっふっ。まだまだお楽しみはこれからだぞ、っと」
 妹の両足の付け根にひっそりと存在する、幼い花弁に手を触れる……が
「ん? あ! しまった! まだ攻性防壁が! すぐに身代わり防壁を用………」
 ――――――――プツン
232518 ◆518YLv.Xnc :04/09/03 20:44 ID:HaKlNbxj
SPネタ+攻殻ネタ
昔っからお得意の(そんなつもりは無いのですが)寸止めです

この後、兄は攻性防壁にゴーストを焼かれかけて一週間ほど寝込んだそうです
233名無しさん@初回限定:04/09/04 19:30 ID:jxG4V87b
朝起きたら妹が、窓から空を見上げていた

やっぱりというか何というか、妹の思音は今日も起きてこない。
あのねぼすけを起こす役割がどうして自分に当てられたのか考えつつ、俺は思音の部屋のドアを開けた。ノックは省略だ。
「思音、そろそろ恒例だけどな、今日も既に遅刻寸前だぞ。実はこれが俺も留年させるための策じゃない限り、はよ起きろ」
言いながら、俺は流れるような動作で思音のベッドのタオルケットを奪い去った。が、
「……空?」
そこに思音の姿は無かった。
やはり、タオルケットがぺちゃんこだった時点でとっとと気付くべきだっただろうか。
俺は部屋の中をざっと見渡す。すっきりと整頓された部屋――制服はまだ残っているし、所定の位置に脱がれたパジャマが無い。
ということは、まだ家の敷地内にいると見ていいだろう。
なら何処に、と思ったところで、南側に面した窓が小さく開いていて、そこから風が流れ込んでいることに気付く。
ベランダだろうか。
窓を開けて外に出る。さして広くもないベランダにも思音の姿はない。
……畜生。少しばかり心配になってきたじゃねえか。
「あのバカ」
苛立ち交じりに呟いて踵を返す。
だが、中に戻る寸前、
「誰かいる?」
という言葉を聞いて、足を止めた。
――今の声、上から聞こえてきたな。となると……屋根、か?
「思音、いるのか?」
ベランダの柵から身を乗り出して上に視線をやると、瓦屋根にパジャマのままの思音が居た。
「おはよう」
涼しい声で思音が言ってくる。視線はこっちに向いちゃいなかったが。
俺は柵に足を引っ掛けて屋根に上った。体育座りをしている思音の横に腰を下ろす。
「何で空なんて見てるんだ?」
思音に倣って、俺も空を見上げる。
秋めいてきた空には雲一つ無い。透明度を増してきた空はどこまでも遠かった。真夏の空は、手を伸ばせば掴めそうだったのにな。
「……つまり、突如ポエミィな気分になったと?」
思音の行動を再現することで得た結論を言ってみたのだが、思音は空を眺めたまま「何それ」とにべもない。
「なら、何でだよ」
234名無しさん@初回限定:04/09/04 19:30 ID:jxG4V87b
「めんどくさいから」
思音の言葉は断片的だ。おかげで、親しい人間以外とは、あまりコミュニケーションが成立しない。
「面倒ねえ。何が?」
「学校とか、友達とか」
友達、のところで僅かに視線が揺れた。となると、
「誰かと喧嘩でもしたか?」
「……だいたい似たようなもの」
そこで思音は、ようやくこちらに目を向けた。
「4日前に、同じクラスの平谷さんにカラオケに誘われたけど、断った」
「ふむ」
「そしたら、怒った。……次の日から少しぎくしゃく」
「……どうせお前の事だから、断る時にあっさりすっぱり『嫌だ』とか言ったんだろ」
軽く目をみはる思音。経験上、これは『よくわかるねお兄ちゃん』と同意である場合が一番多い。
俺は、あほ、と思音の頭を軽く小突いた。
「もうちょっと断り方があるだろ。ましてやお前は高一だろ? 今のクラスの連中と対面して、まだ半年も経ってないんだから、
お前のその断り方に決して悪意がないなんてことわからねえよ。今日にでも謝っとけ。その子だってお前と友達になりたいだけだ」
「……でも、なんて言う?」
「自分で考えろよ……まあ、騒がしいのが嫌いだから断っただけだってこと、ちゃんと説明だけはしとけ」
そうする、と応えて、思音は膝に顔を埋めた。
「でも、それでこのことが解決したとしても、また似たようなことは遠からず起きるから」
ああ、そういうことか。
だから『面倒』なわけだ。これからもずっとそういう事態を解決していかなけりゃならないからな。
思音の性格が改善されればいいのだが――改善、ね。いい言葉じゃないな。性格が変われば、だ。
「……今さらわたしの性格を直すのは難しいし。だから空にでも行ければいいと思った。面倒じゃないし、空なら星も近い」
天文好きな奴らしい台詞を付け加える思音。
それから思音は無言モードになった。完全に黙り込んで、自分の殻(推定モース硬度10)にひきこもる。
ここで立ち去るのはどうかと思い、俺は隣に座ったままの姿勢を持続する。今日も遅刻か……俺、卒業できるのかなあ……。
そうして十分くらい経った頃だろうか。思音がゆっくりと顔を上げた。
「欠陥が露呈した」
「はあ?」
「空に行くだけ無駄だって判った。……お兄ちゃん、学校行こう」
「へ?」
235名無しさん@初回限定:04/09/04 19:32 ID:jxG4V87b
俺にも構わず、思音はするすると屋根を下り、部屋に戻って行った。俺様は当然放置。
訳の分からないままに俺も下りようとするが、学校に行くといったのなら、まず思音は着替えるだろうと推測できた。今入ったらただの痴漢だ。
「我が妹ながら、わかんねえやつだよ」
ぼやいて俺は屋根に寝転がる。
視界いっぱいに透明な青。こういうのを見ると、空の果てには楽園だってきっとあるんだろうと思ってしまう。
「ならあいつ、何で空行ってもしょうがないとか言い出したんだ?」
ふと疑問に突き当たったが、後で聞けばいいだけのことだと思いつつ、俺は空の観賞をあと少し続けることにした。

部屋の中。
思音はパジャマのボタンを外しながら、ばかなことを考えたな、と無表情に自省していた。
確かに空には何のしがらみも無い。いちいち人間関係で思い悩む必要は生まれないし、星もきっとよく見える。
だけど。
「……お兄ちゃん、いないし」
そのとても小さな呟きは、誰にも聞こえないまま、ただ思音の心の中で反響していった。
236↑の書いた男:04/09/04 20:13 ID:jxG4V87b
つーか「窓から」じゃないな・・・今になって気付いたよ。
228ゴメンナサイ
237名無しさん@初回限定:04/09/04 22:15 ID:Nj0pGh1o
>233-235
もふぇっ!
238名無しさん@初回限定:04/09/04 22:54 ID:seAri9Wm
>>236
GJ!!!
最後の台詞で激しく萌えた。

「思音」の読みは「おもね」で良いの?
239暫定706希望  :04/09/04 23:05 ID:6hAfAowE
考察その壱、思音→しの

ごめんなさい勝手な推測です
240名無しさん@初回限定:04/09/04 23:48 ID:FlIcevKg
しおん だとおもう
241名無しさん@初回限定:04/09/05 00:00 ID:D6oqEC4l
朝起きたら妹に、「思音」ってなんて読むのカナ?って聞かれた。
242228:04/09/05 00:21 ID:ZIdB3ktx
>>236
いいものが読めたので謝らなくていいですよ
むしろこっちがありがとうと言いたいです




朝起きたら妹が、静かに泣いていた・・・
243518 ◆518YLv.Xnc :04/09/05 00:38 ID:bsMLNSHX
>>233
GJです!
最後のセリフで何だかグッときました

何だか、バカなSS書いてる自分がアフォみたいに思えてきた………orz
244名無しさん@初回限定:04/09/05 03:41 ID:CiK+YYOm
>>236
GJ!!
最後のセリフにめっちゃ萌えた( ;´Д`)ハァハァ
245名無しさん@初回限定:04/09/05 12:07 ID:uYqgueuF
妹  「雨の中自分で塾行くのいやだから(親の)車で送っていって」
           ↓
親       「歩いていけ」
           ↓
妹     「(ふくれて)嫌ァだぁ〜」
           ↓
俺      「自転車で行けば?」
           ↓
妹  「あっ、そうだ!お兄ちゃん、『瀬里奈』って誰?」(半笑い)
           ↓
俺  「──ッ!お、おい、待てよ。コンビニに行くから、ついでに仕方なく送っていってやるよ」(動揺)
           ↓
妹  「やっぱりお兄ちゃんって優しいんだねっ?(ニヤニヤ)」
           ↓
俺    「つ、ついでだって言ってるだろ!」(なんかもう必死)
           ↓
妹  「照れてる照れてるクスクス」
           ↓
親  >826にも彼女ができたか、と妹との微笑ましいやり取りに目を細める
           ↓
俺    「そんなこと言うならお前だけ歩いていくか?」(反撃)
           ↓
妹  「あ、『ラムネ』飲みたいなぁ」
           ↓
俺    「オゴッテヤルヨ・・・」

妹  「お兄ちゃん、大好きっ☆」(ニヤリ)
246名無し1/2:04/09/05 14:22 ID:MWwFMcVq
朝起きたら妹が腰を振っていた。

「ンッ……ンッ……あ、お兄ちゃん起きた?アッ……フゥ」
熱心に腰を振る妹。上気した顔、揺れる胸。その姿は犯罪的に淫靡だ。
「お前、何してんの……?」
起きたばかりでうまく回らない頭だと、至極単純な疑問しか浮かばなかった。
「も、もうちょっ、とで終わる、から…お、お兄ちゃんは動かずに待……ま、まぁぁぁっ」
俺の問いには答えず一方的に宣言し、スパートをかける妹。胸が跳ねる。四方八方に跳ねる。
「あ……あああっ!」
これが最後とばかりに背中を反らせ、小刻みに痙攣しながら硬直する妹。
フィニッシュを終えた妹は、糸が切れた操り人形のようにバタリと倒れこむ。
「おいおい……大丈夫か?」
いつものことではあるが、あまりの脱力っぷりについつい気遣ってしまう。
「……ハァ…ハァ…私は、いい、の……お兄ちゃ…どう、良かっ、た……?」
俺のために、を最優先するこいつの言動は、毎回感動にも似た萌えを俺に感じさせてくれる。
「ああ……すごく良かったよ……ただ」
そう、良かった。でも、その感想には続きが、ある。
247名無し2/2:04/09/05 14:23 ID:MWwFMcVq
「次は俺がする番だな」
そう言って妹を先ほどまで俺が寝ていたベッドに横たえる。
「え……っい、いいよ、お兄ちゃんはしなくても!」
慌てて俺を制止しようとするが、もう遅い。動き出した俺は止まらない。
「ほらほら、こうか?こうか?」
じわじわと角度を変えつつ、抉るように腰を回し動かす俺。
「やぁぁ、駄目、駄目ぇ〜」
妹の抗議は無視して、急に腰を回す方向を逆にしたり、一気に腰の角度を変えたりしてみる。
「そっ…そんな、無茶苦茶に、動かない、で、ぇ〜」
俺のトリッキーな動きに翻弄されっぱなしの妹。そしていよいよフィニッシュに差し掛かる。
「よーし、そろそろフィニッシュだな。ビシッと決めていくぞ!」
最後のスパートを開始し、全力で腰を振る俺。
「あぁ〜お兄ちゃん、そう、いい、いいよぉ〜」
妹はもはや俺を止めることはせず、逆にフィニッシュに向けて俺をサポートしている。
「よし……いくぞ!これで……終わりだ!」
思いきり腰を突き出し、最後の一瞬に向けて体勢を整える。
「くっ……うぉぉぉぉ!」
雄叫びを上げ、全身から全ての力を放出する。
「フゥ……どうだ、良かったか?」
今回は自信アリだ。妹に、腰使いの感想を求める。
「うん、凄く…良かった。でも」
妹は言葉を続ける。
「今度はもっとセオリー通りに踊ってよね?」
フラダンスも奥が深いなあ。
248236:04/09/05 19:00 ID:7YbM0nu5
朝起きたら妹に、「思音」ってなんて読むのカナ?って聞かれた。

「ねえお兄ちゃん、『思音』ってなんて読むのカナ?」
朝起きるなり『思音』と書いた紙を突きつけられて戸惑わない人がいるだろうか、いや、そんな人はいない(反語)。
「えーと……はいはい、読み方ね?」
しかしまだ小学生である妹の光子が突飛なことを言い出すのはよくあることだ。僕も慣れたもので、すぐに状況に適応する。
メモ用紙を受け取り、まだ死んでいる脳を回転させる。
「ねえ、光子。これって人名?」
「そうだよー!」
「ふぅん。なら、『しおん』でいいと思うよ」
他にも色々候補はあったが、たぶんこれだろうと思えた。
答えを聞いた光子は納得したように「にゃるほどー」と頷く。
「……でも、いいなあ」
何が、と聞き返すと、光子は俯いてしまう。
「こういう、珍しい感じの名前。今時、光子なんて、ほとんどいないもん」
そしてまだ半身を起こしただけの僕にしがみ付き、
「ねーお兄ちゃん! あたしも新しいっぽい名前欲しいー! 来夢とか里奈とかー!」
ぎゅう、と首に腕を回す。
「まあ……父さんたち、センスが昔だからなあ」
僕も多少は思うところがあり、同意を返した。実際我が家も骨董品みたいな和風建築だし。
でもね、と僕は光子の頭に手を乗せた。
「僕は、光子っていう名前、好きだけどね?」
「――ホント?」
突然、さっきまでの泣き出しそうな顔を一変させる光子。
「ホント? ホント? ホント?」
「本当だよ」
「ならいいやっ!」
ぴょーん、と光子は飛び跳ね、部屋の出口へ走っていった。そして襖を開けて出る直前、
「あいあむ高畑光子! お兄ちゃん、行ってきまーす!」
ちょっと兄として嬉しい言葉を残して。自分の名前なら、気に入ってたほうがいいに決まってる。

……まあ、次の日、でかでかと『高畑光子』と書かれたたすきを掛けているのを見た時には、多少後悔させられたけれど。
249236:04/09/05 19:02 ID:7YbM0nu5
というわけで、調子に乗ってSS風味で回答させていただきました。
「しおん」で合っていますけど、やっぱ判りにくかったかもしれません。ルビ振っとけばよかった・・・。
何しても、多くの感想ありがとうございました。
250名無しさん@初回限定:04/09/05 19:53 ID:XfZE30xu
GJ!
しかし語尾にカナつけるのならなぜ2度言わな(ry
2度言うなって突っ込めn(ry
……いやいや、なんでもないです

ところで、まとめの方のRSSのファイル(XMLのアイコンのアレね)ですけど、
継続するのが面倒になってきたので止めちゃいました。
RSSで最新の情報を拾うよりはスレを読めよ、ってことで
251名無しさん@初回限定:04/09/05 22:30 ID:2LZ32Bo+
朝起きたら妹に「お兄ちゃんってロリコンなの?」と聞かれた。

その妹の手には俺の秘蔵のコレクションがぁぁぁぁー!!!!!
252名無しさん@初回限定:04/09/05 22:37 ID:9YVRtVib
>>248
GJ!
しかし「しおん」だと昔の某□社のRPGを思い出してしまう不思議。

朝起きたら妹に……
妹「兄さ〜ん、起きてますかー?」
妹が起こしに来る、いつもの朝。
兄「ああ、今、起きた」
言いつつ、布団から出る俺。
妹「それじゃ……あ」
しまった、朝の生理現象をバッチリ見られてしまった。
俺のモノの自己主張に目を丸くした妹だったが、すぐに表情が妖艶なものへと変わる。
妹「早速、や り ま す か」
最近全然してなかったからか、お互い溜まってるらしい。
妹「ハイ、1・2・3 脱げ!」
ものの数秒で全裸にされる。
妹「欲求不満?絶頂不足?」
兄「動悸にめまいに神経欲情 性欲持て余す」
妹「巨根、充血 間近で視姦」
兄「刺激がないのにお汁が出ちゃう!」
妹「ズキズキ近親姦 多分……」
兄「ピタっと指が触れるたび モノがモノが疼くのよ」
妹「イ・カ・し・て・あ・げ・る カイカン 朝のご奉仕で」
兄「……ウッ」
妹「……この早漏が」
253名無しさん@初回限定:04/09/05 22:39 ID:9YVRtVib
兄「熱い精液 出して今すぐ飲ませたい」
妹「誘って触って大事な場所に口付けて」
兄「心も体も」
妹「全部兄さんだけのもの」
兄「病みつきなの セツナイ刺激 オナニーとは違う……絶頂感!」
妹「きっと イカせる 素敵な 私 女の子」
兄「声も吐息も視線も 感じるしぐさも 妹次第」
妹「愛して下さい」
兄「ペニス」
妹「マンコ 小便」
兄「大便!」
妹「好きだよ……大好き!」
兄「朝起きたら妹に!」
妹「まだまだイクよぉ〜!」
兄「朝起き妹!朝起き妹!」
妹「生モノ生出し 朝起き妹!」
兄「朝起き妹!朝起き妹!」
妹「精子ドクドク 朝起き妹!」
兄「朝起き妹!朝起き妹!」
妹「セクシャル モーニング 朝起き妹!」
兄「朝起き妹!朝起き妹!」
妹「性欲解消 朝起き妹!」
兄「朝起き妹!朝起き妹!」
254名無しさん@初回限定:04/09/05 22:39 ID:9YVRtVib
妹「朝から6回 朝起き妹!」
兄「朝起き妹!朝起き妹!」
妹「中で1発 朝起き妹!」
兄「朝起き妹!朝起き妹!」
妹「朝起き妹!朝起き妹!」
兄「朝起き妹!朝起き妹!」
妹「朝  起  き  妹!」
兄「朝  起  き  妹!」
妹「最後にもーいっちょー!」
兄「ハイ!」
二人「朝起き妹!!」
兄「……また遅刻だ……」


いまさら巫女みこナースは古かったか……
255名無しさん@初回限定:04/09/05 22:40 ID:OWoTDkDM
死ぬほどワロタ!
GJ!
256無銘その9 ◆518YLv.Xnc :04/09/05 23:45 ID:/2Bc0mdg
朝起きたら妹に「お兄ちゃんってロリコンなの?」と聞かれた。
その妹の手には俺の秘蔵のコレクションがぁぁぁぁー!!!!!

「あわわわわ、お兄ちゃん! いきなり窓から飛び降りようとしないで! ここ9階だよ?
どっかのボーズと違ってリアルで死んじゃうよ?」
 健気にも、今まさに"I can fly"な俺を止めてくれる妹。
「いいんだ、妹よ。それを見られた以上、俺は潔く散ることにするよ」
 遙か遠くのフェンスに向かって飛ぶ気満々な俺。
「はわわわわ、ま、待ってよお兄ちゃん。考え直して」
「つるぺたの 女の人が 好きなだけ ロリ属性は 無きに等しき」
「じ、辞世の句とか詠んでないの! 飛び降りたらこれ、燃やしちゃうよ!」
「な、なんだってーーー! それだけは止めてくれ!」
……………――――
「あのね、お兄ちゃん。確かに世間的にはあまりいい趣味とは言えないかも知れないけど…」
「お、俺はロリコンじゃない! スレンダーでつるつるでぺたんな女の子が好きななだけだ!」
「うん、分かる、分かるよ〜その気持ち! ボンキュッボンの女なんて見苦しいだけだよ。やっぱり
女の子はつるんでぺたんでないと! ロリとは別問題。つるぺただったら二十五歳でもOK」
「おぉ、分かってくれるか妹よ!」
「勿論だよお兄ちゃん。女の子はちいちゃい方が可愛いんだって。あの抱きしめたくなるような
小さな体。細いライン。ぺったんこな胸。未開発の体!魅 惑 の 縦 一 本 ス ジ !」
「うん、俺より熱いな。よし、俺のコレクション返してくれ」
「あ〜、駄目」
 何 で す と ! ?
「これはもうお兄ちゃんには必要ないから」
「はぁ? お前も分かってくれるんだろ? つるぺたな女の子の良さを。だったら返してくれ」
「お兄ちゃん知ってる? 私、身長は140しかないし、胸だってぺったんこなんだよ?」
「魅力的だが、それとこれとは関係ないだろ。返せ」
「ほら見て。お兄ちゃんのために、毎日ここだってちゃんと手入れして……」
 そう言って、妹はショーツを下ろし始める………が
「や、俺二次元しか興味ないから」
  糸 冬  了
257518 ◆518YLv.Xnc :04/09/05 23:52 ID:/2Bc0mdg
最低な兄を書いてみました
ちなみに、作中に出てくるつるぺたな女の子観は、ケッシテワタシノシュミデハアリマセン
ってか俺もう最近ダメポ………orz
ツマラナイヨ俺。もっと頑張らなきゃ


>>236
GJ!です
>>236氏のような魅力的な作品が書けるよう、私も努力します

>>252
GJ!
激しく笑わせて頂きました(w
258名無しさん@初回限定:04/09/05 23:58 ID:2LZ32Bo+
>>256-257
職人さんハエー(゚Д゚ )


(・∀・)bぐっじょぶ!
259名無しさん@初回限定:04/09/06 00:23 ID:usJR2HE2
夜中寝ていたら、妹が「地震〜」 と、さわいでいた。
…ネタオンリーですみません
2601/2:830:04/09/06 02:08 ID:KzYWGNDK
朝起きたら妹に、
殴られた。
漏れがなにをした!?とおもった。
「うるさい!胸に手をあてて考えてみろ!」
ぴとっ♪モミモミ♪
「ボッ、ボクの胸じゃない!」
ボカッ!ガスッ!
ううっ、すみません。つい出来心で・・・・。
しかしこのまま殴られ続ければ過激な兄妹喧嘩の域を越え、流血の惨事になりかねない。
「なぁ、ここは平和的解決方法をとろうではないか。」
「あによ、それ。」
漏れはゲーム機を指差す。
「なにかあったらゲームで決着。それが漏れたちのルールだ!」
「くっ、いっつもそれなのよね・・・。いいわよ。やってあげる!」
にゃんでやねん。
2612/2:830:04/09/06 02:09 ID:KzYWGNDK
選んだゲームはギルティだ。キャラがたってて兄妹ではまってる対戦型格闘ゲームだ。
「本気キャラ、本気キャラ。」
「げっ!空気読めよ!」
妹が選んだのはディズィ。妹がお気に入りでもっともやりこんでる奴だ。
ちくしょう、漏れは萌え優先でサブキャラの鰤たんなのによ〜!
「今日のボクは本気なんだからッ!ボクが勝ったらボクの言う事はなんでもきくんだぞ!」
「おー、おー、じゃあ、漏れが勝ったらお前もなんでも言う事きけよ。」
「ふ〜んだ。ボクがディズィで負けたことがあった?」
やばい。確かにやばい。
神懸かった動きのディズィに漏れの鰤たんはみるみるHPを失っていく。
そうだ・・・・、ここは偉大なるキャッチャーをリスペクトしたささやき戦術を決行する!


「ディズィのコスプレしたお前とのなりきりHは萌えたよなぁ♪」


ボン!
耳まで真っ赤になった妹は思考回路がショートして動きが停止する。
「あ・・・・、あれは・・・・・・、」
駄目だ。妹はもうまともに画面上のディズィを見ることはできない。
はい、今がチャンスチャンスとばかりに漏れはディズィを始末する。
「はい、漏れの勝ちだ。」
「うう、なんでも言う事ききます・・・・・・。」
さぁて、ギルティはイノのコスプレで全キャラクリア。
次ぎからはメルティブラッドをやってもらおうか・・・・。(ニヤソ)

終わり
262名無しさん@初回限定:04/09/06 12:15 ID:czW0eU2u
朝起きたら妹に、
「にこにこナースって何?」
って聞かれた。
263桐莉兄@お久しぶりの続きでつ:04/09/06 15:05 ID:ATTXCdPS
「くっ……よし、分かった!だったら七華が俺のナンバーワンで、桐莉が俺のオンリーワンだ!それで文句無いだろう?」
「ふざけるなス!どっちが好きかはっきりさせるス!三分間待ってやるス!」
くそっ、まずい!まずいぞ……桐莉の奴、本気で怒ってる。
桐莉と七華の同時攻略は無理なのか!?
さっきの選択肢はエンディング判定の重要ポイントだったのか!?
「……時間ス!返答次第では兄ちゃん殺して桐莉も死ぬス!バッドエンドにマジ直行スよ!?」
「桐莉……俺は……俺が本当に好きなのは……」
其の時、桐莉の足元の図形が、毒々しい紅い輝きを放つ。
さっきまで雲一つ無い青空が広がっていた筈なのに、何時の間にか黒雲が空一面を覆い尽くし、鳴動する大地、轟く雷鳴、張り詰めた大気、禍々しく筆舌に尽くし難いこの気配……!
「………エロイノキボンヌ……エロイノキボンヌ……桐莉は…求め……訴えたり……」
「……おい、桐莉……お前、一体、何を……?」
「兄ちゃん……お願いだから、桐莉を選んで欲しいス……でないと……っ」
「……この図形、もしかして……魔法陣、なのか……?」
そう言えば桐莉の奴、バカのくせして、魔導書だけは何時・何処の国の物でも原本のまま読める程の魔法オタクだった。
部屋の中にはグリモワールだとか栄光の手だとか、バフォメットのオブジェだとか1/108斬魔大聖デモンベインだとかがゴロゴロ転がって居る。
何せ地球防衛隊だの、改造人間だのが居る世界だ。
今更魔法の一つや二つが実在するとか聞いても、俺はもう驚かないぜ。
「……兄ちゃん……桐莉と一緒に来るス……」
「桐莉……」
「兄ちゃん、桐莉と一緒に来て……一緒に世界を滅ぼすスよ……ねっ?」
「だから、何でいきなり世界を滅ぼすとかって話になるんだよ!」
「……桐莉を虐めるクラスの奴らも、桐莉から兄ちゃんを奪おうとする七華姉ちゃんも、みんな大嫌いス!」
桐莉の叫びに呼応して、魔法陣から噴出する闇が一段と濃さを増す。
今朝の朝礼で桐莉が叫んでいた事を思い出した。
世界は腐っている、だから粛清してやる。
俺は、桐莉の奴が悪の秘密結社ゴッコを楽しんでいるだけだと思っていた。
……けど、違う。桐莉は本気で世界を憎んでいて、本当に世界を滅ぼしかねない力を持っている。
「――だとしても、お前が世界を壊すってのを、はいそーですかって傍観してる訳にゃいかねーだろ!」
「兄ちゃんのばかぁっ!桐莉より世界人類六十億人の命の方が大事なんスかぁっ!」
焼け付く瘴気が爆発し、俺は五十メートルほど後ろへ吹っ飛ばされる。
野球部の防球ネットに引っ掛かって、漸く止まった身体を起こし、どうにか体勢を立て直す。
吹き付ける瘴気に逆らって、一歩、また一歩、桐莉の下へと足を進める。
今にも泣き出しそうな桐莉の表情。
だから何だよ、大事な妹だからこそ、俺は桐莉を世界の敵にする訳にゃいかねーんだっ!
「兄ちゃん!改革に犠牲は付き物ス!桐莉の手を取って、共に新たなる世界の幕開けを拝み捲るスよ!」
「却下!断る!否決する!(0.1秒)」
「桐莉が世界を滅ぼした暁には、兄ちゃんに世界の半分をくれてやるス!」
「其の手には乗らん!お前の妬き妹っぷりは十二分に知ってるんだぞ!世界の半分とか言って、どうせ<男の世界>とかを寄越すつもりだろうがっ!」
「――ッ、だ、だったら、逆さ縛り首団の首領として命令するス!其れでも桐莉に逆らうのスか!」
「当たり前だ!俺は改造人間ニャンデヤネンである以前に、お前の兄貴なんだ!」
「ぅ、ぅぅっ…ひっぐ」
「お前の私怨を晴らす為に団員を巻き込む事は許さん。けど、俺がお前の傍に居て守ってやる」
「………に、兄ちゃぁんっ」
「俺の手を取れ、桐莉!お前の世界は俺が変える!この掛け替えの無い青い地球で、俺と共に生きろ!」
「ういス!アイをひしひしと感じたス!桐莉は兄ちゃんと一緒に生きて、一緒に死ぬスよっ!」
……つーか、正直言えば最後の方、自分でも何を言っているのやら、さっぱり訳ワカメだったりするんだが。
何だかとてつもなくハズい台詞だとは理解出来る。
アイが通じたらしい妹を魔法陣から引っ張り出そうとした刹那、猛烈な勢いで漆黒の焔が噴出した。
濃密な瘴気に息が詰まる。
悪酔いした時のように視界が歪み、激しい頭痛に見舞われた俺は、殆ど空っぽな胃の中身を盛大に打ち撒けた。
腹の中からせり上がって来た其れには、赤黒い血の塊が混じっている。
「………ぐ…げぶっ…うごぼぉっ……」
「兄ちゃん、早く、こっちに入るス!」
図形の中心、魔法円に囲まれた桐莉の周囲数メートルの範囲だけ、黒い瘴気の霧が届いていない。
痺れる手足を無理矢理引き摺って、どうにか安全圏へ転び込む。
この魔法陣は危険だ、どうにかして止めさせなければ。
「がはっ、ぐ……っ、はぁ、はぁ、は………」
「……に、兄ちゃんが悪いんスよ」
桐莉の奴、俺と目を合わせようとしない。
こーゆー時の桐莉は決まって、何か悪い事をしでかして、俺に叱られる事に怯えているんだ。
俺だって十五年間、伊達に桐莉の兄貴をやって来た訳じゃ無い。
「……桐莉、コレは一体、何の魔法陣なんだ?」
「せ、世界平和のおまじないス……」
「何処の世界に瘴気だの毒気だの噴出しまくる世界平和の魔法が在るかっ!」
「こ、此処にあるス!ウソじゃないス!信じるスよぉっ!(汗)」
「汗をかいたな…桐莉」
べろんちょ☆
「ひゃうっ!」
「この味は…!!ウソをついている味だぜ!」
「――ッて、何で兄ちゃんにそんな事が解るスかっ!」
「いいから正直に吐け、桐莉っ!……でないと『痛い方』のお仕置きするぞっ!」
「ひうっ!?い、嫌ス!あれだけはっ、鼻ポッキーの刑だけは勘弁ス!」
桐莉の頭をガッチリ決めて、些かの躊躇も無しに、右の鼻穴にいちごポッキーを突っ込んでやる。
ぐりぐりぐりぐりぐり。
「いひゃっ!やめるス!鼻の穴がでかくなるスよぉ〜っ!!」
「だったらさっさと吐け!素直に吐けば楽になれる!」
「せっ、せめて左右両方同じ大きさにして欲しいス〜〜っっ!!!」
一本、二本、三本……十七本目を差し込んだ時、桐莉はえぐえぐしゃくりあげながら、漸く口を割りやがった。
「……ま…魔王……召喚……ス………そ、それも、世界を滅亡させようと企んでるすげー凶悪な奴ス」
「さっさと引っ込めろ」
「無理ス。桐莉は呼び出し方知ってるだけで、送還のやり方は知らんのだス(……てへっ☆)」
「(……てへっ☆)じゃねぇぇぇぇーーーーーーーっっっ!!!」
266桐莉兄@逝けるトコまで…:04/09/06 15:10 ID:ATTXCdPS
顕現の予兆だけでこれほど世界を汚染するような奴だ。
もしも完全に召喚されてしまったら、自衛隊とか国連軍とかが手に負える範囲を間違い無く超えている。
落ち着け、落ち着いて良く考えるんだ。魔法陣の起動を止めるには――
「兄ちゃん、ごめんス。もう遅いス」
「へ?」
ぐもっ☆
「………………魔王生えたー!」
かなり気の抜けた音と共に、召喚円の中央から、角の生えたでっかい頭がにょっこりと這い出て来る。
「魔王キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ス!!!!!」
「……この野郎、見るからに悪魔面だぜっ!」
「そりゃそうスよ、正真正銘マジもんの悪魔スよ?」
「おーーーーまーーーーーいーーーーーはーーーーーーっ!」
「むしゃくしゃしてやった。今なら喚べると思った。今は反省しているスよぉっ!」
竜にも似て、細長く厳しく、鱗の代わりに無数の触手をウネウネと生やしまくっている異形の化け物。
そのくせして、顔だけは人間と同じ、それも紳士然としたヒゲダンディだから余計にキモい。
(嗚呼、せめてそのカイゼルヒゲだけでも剃ってくれ!)
「どーすんだよ、おいっ!早くこいつを何とかしろっ!いや、何とかしてくださいってばよ!」
「何とかって言われても、どーにもならんスよ。諦めて大人しく滅びの時を待つス」
妙に覚り切った表情で、魔王の頭の上に胡座を掻く桐莉。
そうこうしてる間にも、魔王は徐々に地面の底のそのまた底から迫り出して来る。
「くそぉっ、引っ込め!てめーなんてお呼びじゃねーんだよぉッ!!」
精一杯の力を込めて魔王を蹴り付ける。
当たり前だが、蚊が刺した程にもダメージを与えられていない。
力の差が、余りにも有り過ぎる!
「ちきしょうっ、これが人類の最後だと言うのかッ!」
「諦めちゃ駄目だよっ!」
「こっ、この声はっ!」「七華姉ちゃんっ!」
「あーあー、アテンションプリーズ!ソノーラス、響け!妹キャラは逝ってよし!ここからは私、大島七華が主役だもんっ!」
聞き覚えの在る声が、拡声器(?)で増幅されて校舎の屋上の方から降って来た!
267桐莉兄@…逝ってよし?:04/09/06 15:19 ID:ATTXCdPS
「絶望が世界を包む時、伝説の勇者は降臨する!
輝く翼と雷鳴背負い、颯爽と屋上に立つ其の姿は正に天使か戦乙女!
絶対無敵の正義の力で、邪悪な魔王を打ち倒すもんっ!」
「………七華姉ちゃん、自分でナレーション入れるのはやめるスよ………」
「………馬鹿言ってないでさっさと逃げろ、<乳砂嵐>の七華………」
「うわっ、酷いよっ!たかくんまで私を戦力外扱いしたよっ!?(涙)」
確かに素手でコンクリ床ぶち抜く其のパワーは認めよう。
出番欲しさに人外の戦いにしゃしゃり出て来るその根性、素晴らしいものがあった事も認めよう。
だが、所詮は素人、一般ピープル。七華に魔王がどうこう出来るとは到底思えない。
つーか、こんな化け物、せめて右手がARMSだとか左手が鬼の手だとか、なんつーか……
……ああ、あれだ!竜ってのは人間の手に負えねぇからこそ竜なんだぜってやつ?
竜が殺せる奴は例えば狂戦士だったり、絢爛舞踏だったりする訳で。
「ブチ殺されるぞッ、人間(ヒューマン)ッス!」
「七華!いいからお前はさっさと逃げろ!」
「嫌だよっ!桐莉ちゃん……はどーでもいいけどっ、たかくんを置いて逃げるなんて、出来ないよ!」
「兄ちゃんには桐莉が居るス!二人で天国逝ったら一人身の七華姉ちゃんの事は、老いさらばえて地獄に落ちるまで生暖かく空から見守っててやるから安心しるっ!」
「つーか、俺達が死ぬ事は決定済みかよヲイッ!?」
「絶対に大丈夫だよっ!私だって、戦う力は持ってるもん!私がたかくんを守ってみせるよっ!――青の水玉は黙って見てて!!」
どうでもいいが二人とも、拡声器の電源は切って叫んでくれないか。
愛の泥沼劇場、学校中に生ライブで、俺の命は魔王が居なくても危険が危ない予感で一杯でつ。
七華の奴はと言えば、鞄の中をごそごそ弄ると、非常に何処かで見たような気がする、これまた危険な道具を取り出し、
「へいき、へっちゃらっ!この杖があれば大丈夫!マジカルドミかるぅ〜――」
「――って、其の呪文はやめろぉぉぉーッ!」
「はわわーっ、何で怒るのーっ?」
「やめるス!七華姉ちゃんの方が魔王の数百倍危険ス!」
「おっ、おまいは、自分の名前を考えて行動しやがれぇーーーっ!!!」
「大島七華、じゅうななさい!」
268桐莉兄@…逝くべし、逝くべし!:04/09/06 15:34 ID:ATTXCdPS
「兄ちゃん!色々とヤバそうなんで、あっちを先に始末するス!」
負けじと、非常に何処かで見たような気がしないでもない封印の鍵を取り出す桐莉。
「愛と勇気と希望の名のもとに、マジカルシスター桐莉たん、封印解除(レ・リーズ)っス!」
秋だと言うのに桜が舞い散り、眩い輝きと共に広がる魔法陣。
そして魔王の封印が解け――って、解くな馬鹿っ!魔王が伸びてるーーーっっっ!!!
長いぞ魔王!魔法陣からニョキニョキと生えている魔王の胴体が長いの!すんごいスピードで、一体何処まで伸びる気か!
もうなんつーか、神龍?長い胴の猫?128頭身モナー?超キモいです、誰か何とかして下さい!!!
「出たね、悪のマジカルシスター!レッツビギンでございますだもんっ!」
「桐莉っ、桐莉ぃーーーっ!」
「うるさいス!桐莉は今、悪の魔法少女<怒壬禍瑠七華>との決戦で忙しいスよぉっ!」
「今日こそは勝負が決着で最終回っ!来週からは新番組で私が主役だもん、チャンネルはそのままだよっ!!」
「「ぬううううううううううううっ!!!」」
「(……おまいら、何で其処まで『悪』に拘る?)」
激しく火花散らして睨み合う、悪の妹でシスターなプリンセスと、悪の爆乳まじかる幼馴染、実にシュールな光景だ。
もうね、オゾンとかマイナスイオンとかがバチバチ出てそうなくらいの火花。マジ凄い。ヤバいくらい凄い。
魔王は魔王で放射能だか毒電波だかを放出しまくってるしよ、そのうち対消滅起こすんじゃ無かろうかと小一時間。
「覚悟しやがれス、悪のうし乳エロ幼馴染ッ!!!」
「そんなもんどーでもいいから、とにかくこっちを何とかしやがれぇっ!」
「放っとけス!多分、全部出て来るまで後百年くらい掛かるスよ!」
「たかくん酷いよ!私、そんなもんじゃないもんっ!」
「おまいを此処で倒して、後々の憂いをぶった切るス!」
「生意気!生意気!練乳の味も知らない小娘なんかに負けないもん、後で泣いたって知らないよっ!」
「だからおまいら、先に魔王を――」
「兄ちゃんは
  「たかくんは
     黙ってて!!!」」
最早、物理法則なんかは完全に無視して、重力に逆らい宙に浮かぶ桐莉と七華。
そして、依然としてニョキニョキと順調に伸び続ける魔王。(ニョキニョキー、ニョキニョキー♪)
一人置き去りにされて地面にへたり込んでいる俺、何かすげー情けない。
仕方が無いので、取り敢えず魔王を叩いてみた。
『もげー』
……なんか変な声で、魔王が鳴いた。
『……七華姉ちゃん、兄ちゃんから潔く手を引くス!』
『桐莉ちゃんこそ……たかくんの事諦めたら、練乳塗れにしてぺろぺろの刑で許してあげるよ?』
『……ふーん、妹だから諦めろ、とは言わないんスね』
『フェアじゃないもん、私、恋愛には真っ向勝負で臨むべきだと思うんだよ』
『……其の自信、何処から来るんスかね』
『さあ?恋する乙女は凄く強いからね。私、絶対に桐莉ちゃんから、たかくんを奪い取って見せるよ……』
『所詮おまいのは恋スよ。桐莉は兄ちゃんをマジでアイしてるス!つまり、約束されし勝利の剣ス!』
気の抜ける声で鳴く魔王をそっちのけに、桐莉と七華は戦闘態勢に入る。
俺はと言えば、仕方が無いので、取り敢えず魔王と話し合ってみる事にした。
「おい、おまい!要求は何だ!言ってみるっ!」
『もっちゃらほげほげ!』
……ダメだ、会話が成り立たない。
つーか、なに?こいつそろそろ頭部は成層圏に達してるんでは無かろうか。
そんな魔王を挟んで対峙していた二人。
『無駄話はここまでス!兄ちゃんを賭けて、いざ尋常に勝負しるっ!』
『大規模な戦いにおいて魔法使いの役割は究極的には砲台、つまりは火力が全てだもんっ!』
桐莉が、七華に向かって疾る。眼光鋭く鷹の如く、魔力ゆんゆんの杖を振り上げ、……って、違うっ!そいつは刺身包丁だぁーーーっ!?
『詠唱なんてまだるっこしい事してる奴は三流ス!時代はプリキュア!この拳で、この剣で、弔毘八仙、無情に服ス!』
対するは七華、天高く聳える肉色触手の柱と化した魔王を軸に、桐莉との間合いを絶妙に保ち、
『カイザード・アルザード・キ・スク・ハンセ・グロス・シルク 灰燼と化せ冥界の賢者 七つの鍵をもて開け 地獄の門!』
『そ、その呪文はっ!まずいス!げんげろげースよぉっ!?』
『魔王諸共、粉砕してやるもんっ!<七華守護神(はー・ろー・いーんっ)>!』
数刻の静寂。
『………あ…あれっ?変だよぅ、魔法が発動しないもんっ(汗)』
『おまい……其れを言うなら<七華守護神>じゃなくて――』
『あ、そっか。<七鍵守護神>――』
ちゅどっごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉんっ!
………って、暴発かよ!
桐莉と七華のド真ん中で炸裂した(本来指向性である筈の)魔力の塊。
爆風に煽られてぶっ飛んで来る桐莉を、肉球全開で受け止める。
「兄ちゃん、ナイスキャッチっ!GJだーーーっ!」
「……七華は?」
『いやあぁあぁあぁぁぁっ!やだやだやだぁっ!たかくんっ、たすけてぇぇぇ〜〜〜っ!!』
悲痛な叫びに見上げると、ほんのりと生温かくていい匂いがする布の端切れが、俺の顔目掛けて舞い降りて来た。
「むぅ、これは!七華ご自慢の練乳石鹸の匂いに、七華自身の汗や体臭が入り混じった香りと見たぁっ!(クンクン)」
「って、何で兄ちゃんの方がブラで、桐莉がパンツなんスか!桐莉はブラコンなんスよっ!七華姉ちゃんのマソコの臭いなんて嗅ぎたくないスよぉっ!」
「だったら俺がありがたく戴き……じゃないっ!七華がピンチだ!」
『うあぁぁあぁんっ、たかくんのバカ!バカ!マングース!下着だったら後で幾らでも脱ぎたてのをあげるから、早く私を助けてよぉぉ〜〜〜っ!!(涙)』
ひらり、はらり、細切れにされた七華の制服が、スカートが、ソックスが、雪のように舞い降りて来る。
生まれたままの姿にされてしまった七華は、魔王の触手に囚われて藻掻いている。
「あー、そーいや七華姉ちゃん、魔王に向かってぶっ飛んでたスねぇ……」
「おいっ、あの触手って、つまりはナニか!エロエロか!?」
「おうっ、エロエロよぉっ!」
『いやぁぁあぁぁあぁぁぁぅぅーーー!!!』
ぬらぬらと光る粘液に全身べとべとにされて、今にも泣き出しそうになりながら、その生殖器らしき触手に無理矢理足を割り広げられ――って、
「待てコラ魔王ぉっ、それ以上はめーっ!めーなのーっ!それは俺のだぁぁーーーっ!!!」
『たっ、たかくぅぅんっ、たしゅけてぇぇぇ〜〜〜っ!……ひゃんっ(泣)』
271名無しさん@初回限定:04/09/06 15:46 ID:kvzksej/
期待支援
にゅるりっ、触手が七華の股間を撫で上げる。
『いっ、いやぁぁぁぁぁぁあっ!!!』
「んーっ、いい表情スねー。七華姉ちゃん、顔こっち向けるス!」
「って、おまいは何呑気にビデオ撮影してやがるかぁっ!」
「これが結構いい小遣い稼ぎになるんスよ♪」
にゅるにゅる、ぐちゅぐちゅ。
『ん…っ、ひっ…ぁ……くぅっ……ふぁ…ぁ…』
「んふふふふ、堕ちろ堕ちろス〜。兄ちゃんに纏わり付く害虫はみんな不幸になれス〜!」
『ひゃ……んぅっ、ま…けないもんっ、こんな…こんなの……っあっぁっ、だめぇっ、おっぱひっ、吸っちゃらめぇぇぇっ!』
「魔王最高ーっス!∩( ゚∀゚)彡おっぱい!! おっぱい!!」
『やだやだやだぁっ、やめてぇぇぇっ!!』    
ぢゅぶぶぶぶぶっ、ぷぢゅぅっ。
駄目だ、桐莉の助力は宛に出来ない。
こうなったら俺自身の力でどうにかするしか無いっ!
我が内に眠る野生の血よ、目覚めろ!
「うぉぉぉぉぉぉぉっ、七華ぁぁぁぁっ!今行くぞぉぉぉぉぉっ!!」
――くちゅっ、ずぷぷぅぅっっ! ぶちぃっ。
『ひっ、ひぎぃぃいいいっっ!!!』
「って、行く前に犯されてるぅぅぅーーーーー!!!!!」
じゅぶぶっ、ぐちゅっ、じゅぼぉぉっ!
『ひっ、あ…がぁあぁあっっ!!!』
「うっ、後ろまでぇぇぇーーーーーー!!!!!!」
「ま、世の中なんて実際はそんなもんスね」
『……っ、ひ…どい、こんな……の……て、ない、よ……ぉ』
じゅっぽじゅっぽじゅっぽ。
『うっ…うっ……み、見ないで…っ……こんな……恥ずかし……よぉっ』
無力な俺を嘲笑うかのように、触手が七華を蹂躪して行く。
『(たかくんの為に…大事にと…っておいたのに、うっ、うっ、)』
まるで人形で遊んでいるかのように、七華を引っ繰り返したり、両腕を後ろで縛り付けたり、足を無理矢理開かせたりしながら、
俺に見せびらかすようにして、七華の中を掻き回し、汚して行く。
『あ…ぐぅっ、いっ、いたっ、いたいぃっ……たかくん、たす…け……ぅぁ……』
奥へ、より奥へ。
「やめろっ、やめてくれぇっ!七華が壊れちまうッ!」
『ひっ、あ……あ、あ………――ッ』
……びゅるっ、ぶびゅびゅっ、ぶびゅっ、ぶびっ、びゅーーっ……。
「ぬー。盛大に膣内射精されちゃったスねぇ。これはひょーっとすると、七華姉ちゃん、妊娠しちゃったスかぁ〜♪(笑)」
「笑い事じゃねぇだろっ!頼む、桐莉!七華の奴を助けてやってくれ!」
「と言われても、桐莉はちょっと頭の悪い普通の女の子スよ?魔王相手にガチンコ勝負して勝てる訳が無いス」
「普通の女の子は魔王を召喚なんてしませぬ!(血涙)」
「あ、でも、助けるのは無理でも、魔王と兄ちゃんの感覚をリンクさせる程度なら出来なくも無いスよ?」
「其れに何の意味が有るっ!」
「……このまま魔王に陵辱されてるより、間接的にでも兄ちゃんに陵辱された方が、七華姉ちゃんも幸せだと思うんスけどねぇ……」
「そーいう問題じゃねぇだろっ!」
「……兄ちゃんは、七華姉ちゃんを犯したくないんスか?」
「うっ……そ、それは……その……」
「兄ちゃんのチンチン、さっきからビンビンに勃起し捲くってるんスよね〜、このヘンタイ!触手マニアっ♪」
「っ、だからって、七華を陵辱なんて出来る訳が――」
『――って』
「え?」
『……桐莉ちゃん、やって、おねがい……』
「うぃス!桐莉に任せるっ!」
「おい、こら、やめろっ!七華も何を言って――」
『……めん…ごめんね、たかくん……』
「何でお前が謝るんだよっ!」
『…私、もう汚されちゃったけど……ひぐっ…初めて、も…あげられなく、なっちゃった、けどっ……』
「そんなことっ、俺は全然っ……」
『大好き、だもんっ……桐莉ちゃんに、負けたく、ないもんっ……』
「………」
『私だって、たかくんを気持ち良くしてあげられるもんっ!』
「……七華」
『ね……たかくん、しよ?』
「……」
「どーするスか、兄ちゃん?」
「…………分かった。俺と魔王の感覚、繋げてくれ」
「それでこそ兄ちゃんス!」
魔法の杖を振り上げ、ちょっぴり悔しそうに七華を見上げて。
「……ホントはすっごく嫌っスけど、今回だけは特別ス」
『……ん、ありがと。桐莉ちゃん……』
「れ、礼なんか言うなス!魔王を喚んだのは桐莉スよ!おまえなんて……お前…なんて………大嫌いス!」
恋する乙女の涙全開、怒りと嫉妬も綯い交ぜて、俺の頭に容赦無く杖を振り下ろす! (どごすぅっ☆)
「ピーリカピリカラぽこぽこいもーと、パイパイオッパイぷにぷにぷー!兄ちゃんと魔王っ、おまいら今日から穴兄弟ス!」
ぱらりらりらりろりろりろりろきらきらきらきらぱんぱらぱぁーーーーんっ☆
杖の先から激しく迸る七色の怪光線!
俺の身体に巻き付く謎のリボン!
そして何故か全裸にされる俺!むしろパステル俺!萌えの力で白スク水の股間の締め付けが最高だー!
………桐莉、お前の魔法はとてつもなく間違っていると言いたい、小一時間言ってやりたい。(英訳略)
「兄ちゃん、具合はどうスか?」
「何だよ。この魔法、殆ど効いてないじゃないか」
「其れは兄ちゃんが魔王とちゃんとシンクロしてないから悪いんスよ」
「はぁー?シンクロって、お前なぁっ……」
「ほらほら、兄ちゃんがんがれ!もっと魔王と心を一つにするス!」
魔王と心を一つにしてどーすんだよ、とか思いつつ、俺はてぃんこに絡み付く微かな感覚に集中する。
「気持ちいいスか、兄ちゃん……」
「ああ、なんかぬめっとして温いな……」
「兄ちゃん……見るス。七華姉ちゃんのマソコ、兄ちゃんので捲れ上がっちゃってるスよ……」
「ハァ、ハァ、ハァ、……ああ……七華のマソコを俺のてぃんこが犯してる……」
「そんなに激しく突っ込んで、兄ちゃんてばケダモノっスね……」
「うっ、うぉっ、うぉぉっ、マソコっ!七華のマソコッ!!」
275桐莉兄@魔神ー業ッ!:04/09/06 15:56 ID:ATTXCdPS
ぐちゅっ、じゅちゅっ、じゅぶぅっ、
次第に滑りが良くなって来た、七華の熱い膣内を突き回す。
桐莉のとはまた違った締め付けが、俺のイチモツを激しく摩擦し絞り上げる。
「凄いス、兄ちゃん!シンクロ率400%を超えたス!」
「もげー!(俺は魔王だっ、魔王になるんだーっ!)」
『あはぁ、しゅごぉぃ 私今たかくんと身も心も一つになってるんだね!』
「こいんいっこいれるー!(むしろ魔王と身も心も一つになってまつが何か!)」
『あっ、あっ、あっ、たかくんっ、たかくぅーんっ!』
「七華姉ちゃん、もっと舌を使うス!」
『うぁぃ、たかくん感じる?きもちい?(じゅるるるる、ちゅぽっ)』
膣穴と尻穴と巨乳とで同時に扱かれながら舌で淫らに舐めしゃぶられるこの感覚ゥゥゥ!!
俺の意志なんてお構い無しに、魔王が更に触手を突っ込み、七華を陵辱しまくる!
『あびぃぃっ!おちんぽっ、たかくんのごんぶとおちんぽいっぱいぃっ!!』
「きっ、気持ちいひぃっ!幼馴染のマソコ陵辱最高ぉぉぅぅぅ!!アヒャヒャヒャヒャーーー☆」
『けちゅまんこっ!おけちゅまんこもほぢほぢってへっ、おちんちんドリルがぎゅんぎゅんって回転してぇぇっ、すごくすっごくいっぱいが素敵にゃのぉぉっ!!』
「しゅげぇぇ!マジしゅげぇぇ!七華のぉぉぉアニャルはぁぁぁ世界一ひぃぃぃぃーーーっっっ!!!」
『こんなのらめへぇぇっ、ばかになりゅぅぅっ、ばかになりゅのほぅっ!七華のまんこばかになっちゃいまひゅぅぅぅっ!!』
「んひっ、何か桐莉も濡れちゃった。兄ちゃんのリアルちんぽで責任取るス!」
「お、おいっ、ちょっと待てぇっ、今挿入なんかされたら俺っ、マジでヤバいって!」
「待てないス!兄ちゃんのおてぃんぽ、勃起っぷりをチェキー!」
豪快にパンツを擦り下ろすと、桐莉がハァハァ発情しながら俺の上に跨り、自分の指であそこを開いて、
「本物はっ、桐莉が…んっ、お、コンマで…ずっぽし咥えちゃうのだー!」
にゅるんっ。
俺のてぃむぽが一気に根元まで、桐莉の中に呑み込まれる。
「桐莉を濡らした責任、取ってもらうって言ったスよ♪」
「……あ、あ、そんにゃ…せめて、もっと良く味わって食べて下され、マイシスター……」
276桐莉兄@まだまだ逝くよぉー!:04/09/06 16:00 ID:ATTXCdPS
「凄いス!兄ちゃんの第七性典、いつもの凡そ1.5倍(当兄比)の硬度で桐莉をカルバリオディスペアーっス!」
『いひぃよぉぅっ、たかくんのみらくるおちんぽ きんぐまんもーだよぉぅっ!!』
「弾幕薄いス、何やってんのーっ!!」
俺の上に跨って、がくんがくん腰を上下させる桐莉。
七華のマソコとアナル、パイズリにフェラ、其れに桐莉のマソコの快感が加わって、俺はッ、俺はもうッ――
コォォォォォドスクェアァァァァーーーーーッッッ!!!(ずどぉぉんっ☆)
「んひぃっ!ひゅ、ひゅごいぃっ、兄ちゃんのおてぃんぽガトリングっ、ガトリングぅぅぅっ!!」
「うぁぁぁっ、でっ、射る射る射るっ、噴水みたいにびゅっびゅびゅーって射てりゅぅぅぅーーーっっっ!!!」
『しぇーえきがぁっ、みるくしぇーぇきっ、たかくんのもっと掛けてへぇっ、練乳みるくどばどばぁぁっ!!』
俺の絶頂に合わせて、魔王が大量の白濁液を七華にぶち撒け、同時に俺は桐莉に思いっきり膣内射精する。
射しても射しても精液は噴出し続けて、内側も外側も、桐莉と七華は俺色に染め上げられていく。
『おいしひっ、おいしひよほぉっ!この喉越しっ、まさに極上の練乳なんれしゅよほぉぉぅっ!!!』
「神経焼ききれるぅー 腰と射精が止まらないよぉぉぉ、あ゛みゃぁぁあっ!!」
『なかでねっ、たかくんのくちゃいのがぶびゅぶびゅしてりゅにょぉぉっ!おぽぉぉぅっ!!』
「兄ちゃんっ、そんなに射したら桐莉、妊娠しちゃうスよぉーーーっ!!」
「しゅごいにょぉっ!ちんぼっ、ちんぼっ、止まらなくてしゅごいっ、しゅごすぎて止まりましぇんっ!」
『おてぃむぽがしぇーぇきをっ、しぇーぇきがおてぃんこを引き立ててましゅぅぅっ!!』
「ひはっ、はぁぁっ!兄ちゃん、もう駄目ス!容量いっぱいで溢れちゃうスよぉっ!」
『ごひゅじんしゃまぁっ、もっとぉっ、もっと七華にみるくしぇーぇき出してへぇっ!ぶっ掛けてへぇぇっ!!』
「魔王の如くッ、魔王のごとくぅぅーーーっっっ!!」
ぶびゅっ、ぶびゅっ、びゅびゅぅぅーーーーっ!!!
……ああ、凄いよこれ、マジ凄い。多分、ファブリーズしても落ちないくらい凄いよぉぉぉ……。
とか思っていたら、俺の上でくたんっとなった桐莉がスーパーの袋を取り出して、
「に、兄ちゃん、これ……」
「……買ってたのか、桐莉」
「除菌も出来るやつ……桐莉の制服に掛けてぇ……ス……(がくっ)」
つー訳で、俺は気絶した桐莉の全身に除菌も出来るファブリーズをぶっ掛け捲くってやった訳だが、流石は魔王。
俺の射精は相変らず止まらねーし、桐莉のマソコからは精液が逆流して、ファブリーズしても無駄なくらいに制服を汚しまくっているし、七華の奴は完全に練乳みるくせーぇき中毒で、俺はそんな桐莉と七華を犯し続け、
うぁ、ぁ、射る射る、また射るぅぅぅ!
びゅぶっ、どびゅびゅっ、びゅぶぅっーーーーっっっ!!!!
「あらあら、隆浩ちゃんたらお盛んね♪」
――何時の間に、背後に居たのか。
「!」
――其れは、終焉を告げる酷薄なる鐘の音。
「……でもね、ちゃんと避妊はしておかないと」
――当世の禍つ何物よりも冷たく、鋭く、猛々しく。
「あと、大好きな女の子をいぢめたくなっちゃうのは解るけど、母さん、隆浩ちゃんにアブノーマルなプレイはまだ早いと思うの」
――孤り、幾千の魔を屠り、真名を双界に轟かす。
「お、お袋……!」「か、かーちゃんっ……!」
「だからね、大人になるまで触手はおあずけって事で……了承?」
「ちょ、まっ、まさか――」「ってゆーか、何でここにかーちゃんが居るスかっ!?」
「私は……魔物を討つ者ですから!」
――或いは伝説の名の下に、突如来たれる凄烈なる討ち手は、目散に魔王の元へと走り寄り、
「灼熱、バーニングフィンガー!」
「や、やめろっ、やめてくれぇぇぇーーーーーっ!!!」
「魔王ぉぉぉぉぉぉっっっ!!!……と書いて、兄ちゃぁぁぁぁぁぁんっっっ!!!」
ぶちぶちぶちぃっ。
「ヒィィィィトエンドッッッ!!!!!」
ぐしゃぁっ。
――魔王の触手を引き千切ったァーーー!!
278桐莉兄@そして最強の…:04/09/06 16:08 ID:ATTXCdPS
「ひぎゃぁぁぁぁぁぁっ、×××がっ、×××がぁぁぁーーーっっっ!!!」
「ヤバいス!繋がったままなんスよ!?シンクログラフが反転したりパルスがマイナスで逆流のえらいこっちゃスーーーーーっっっっ!!!!」
「悪霊退散、悪霊退散、キテハー!キテハー!」
ごしゅごしゅごしゅっ。
――傷口に塩擦り込んだァァァーーーーー!!!
「ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぃぃぃぃぃっっっ!!」
「ヤバいス!かーちゃんっ、兄ちゃんがピカドン直後のヒロシマっスーーーーーっっっ!!!!」
「びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!死んでないなら無問題よっ!」
「うぃス!死んだって、死んでないのが定説ス!アイィィィーーーーーッ!!!」
魔王が苦し紛れに殺人光線を乱射する。
「かーちゃん、危ないス!」「いや、きっと跳ね返すさ!マッハ2で飛ぶし!」(←桐莉のシャクティパットで治った)
とか思っていたら、口を大きくガパッと開けて、殺人光線を食らい尽くす!
うちのお袋、何者ですか!イカデーモンですよ!因みに出身校はホグワーシ…ってマジでつか!?
「桐莉ちゃん、魔法陣の記述式を<アーヴェンフィール>から<ケルブノード>に書き換えて!結合は分解に、滞留は消散に、アルツクルストの印で魔力回路を逆流、サーペントの数字は適当な乱数に置き換えなさい!」
「う、うぃス!桐莉に任せるっ!」
「水冥獄の三級魔神、昏き三日月ボーデンハーゲン、お前が在るべき黄泉の夢殿に叩き返してあげちゃうわっ!」
「おうよっ、煉獄に涙は要らんのだス!(←決め台詞)」
何かもう、俺とか七華とか置き去りにして、ファンタジーなラストバトルが繰り広げられてますよゴルァ。
誰でもいいんで、まずはこの幻想をブチ殺してやって下さい、コンチキショウ。
ライン引きを引き摺って、アイーッと走る妹、桐莉。
見る見るうちに書き換わって行く魔法陣。
お袋はと言えば、手刀でザクザク魔王を切り刻み、俺の周囲にどすグロい肉塊を積み上げて行く。
まさかアンタ、主婦の嗜みで、直死の魔眼まで持ってるんじゃ無かろうな。
「隆浩ちゃーんっ、今日の夕食は期待してていいわよーっ!」
「……嗚呼。今夜はきっと、おでんダネ……(涙)」
「――っと、書けたス、かーちゃんっ!」
「行くわよ、二重詠唱!」「うぃス!囁く!祈る!詠唱!念じるっ!」
「「強制的に走れ、物語 自動的に回れ、地球 もう滅びつつある、最期の創世記を超え 祈りの果てに、断絶!」」
「うわぁぁっ、非常ォォーにッ、何処かで聞いた事があるような気がする呪文だぁぁっ!(汗)」
凛とした詠唱の声が多重に響き、魔法陣を蒼き光が逆走、拘束の術式を断絶へと置き換えて行く。
魔法陣が消失すると同時に、現世に顕現していた魔王の一部が取り残され、胴体が次元断裂によって大きく両断。
崩れ落ちて来る肉柱から投げ出される七華を、全力で走って受け止める。
「はぁ…んっ、やめちゃやだぁ……欲しいのぉ、これ欲しいよぉ……たかくぅん、もっとおマソコいぢめてよぉぅ……」
「七華!もういいから、さっさと正気に戻れってばよ!」
「んっ……いっぱひぃ、ごほーししますからぁ、ごひゅじんひゃまのみるくせーぇきぃ……出してぇ〜……(壊)」
『ヴォォォォォォォン!』
最早肉体が維持出来なくなっているのか、魔王の皮膚粘膜が乾いて、触手がボロボロと剥がれ落ちて行く。
降り来る魔王の欠片を避けつつ、俺は(壊れた)七華を抱いて走る。
(時折飛んで来る炎の矢は、嫉妬に燃える桐莉が七華目掛けて飛ばしたものだ。)
『ヴッォ、オ"オ……オ"ラ"バ……ジン"…ヂ………マ"ッ"ダダァ"ァ"ァァァァァーーーーーー!!!!!』
崩壊する魔王の最期の足掻き!
大口を開けて、俺目掛けて喰らい付いて来る!
「うわぁぁぁぁぁっ、く、食われるッッ!?」
「――良くやったわ、隆浩!ここからは私の仕事よッ!」
この上も無く頼もしく、俺と魔王の間に立ちはだかるお袋。
どーでもいいが、ここからも何も、お袋一人で闘っているようなもんだと思うのは俺の気のせいか?
「滅ぼしてあげるわ、冥獄の檻で後悔なさい……約束されし勝利の―――」
「うぉぉっ、エクスカリバー炸裂かぁっ!?」
「―――ピコピコハンマーーーーーーーーーッッッ!!!!!」
お袋、それはピコピコハンマーでは断じて 無 い !
トゲ付き巨大鉄球を先っちょに据えた金棒(通称モーニングスターとか呼ばれてる奴だ)を、魔王のどたまに叩き込む!
ごすめきばきがすぼごべきどすめきょぉっ★
――其れはまさに鉄塊だった。
280桐莉兄@そして心にあの歌をー♪:04/09/06 16:21 ID:ATTXCdPS
……ピコハンで魔王を殺すお袋と、平然とモーニングスター振り回すお袋、どっちがまともなんだろう……。
惨めったらしい鳴き声挙げて地面をのたうち転げ回る魔王を、お袋は容赦なくしばき続けた。
其れは、「(なぁ、そいつ召喚したの桐莉なんだし、そろそろ勘弁してやってくれよ)」と俺が本気で泣けて来る程の、一方的な殺戮劇だった。
『もっ、もげぇぇぇーーー!』
「あははははははっ、脆い!脆過ぎるわ!貴方、それでも魔王なのかしら!」
ごすばきぼこめこばこ
『もぎゃぁぁぁーーーー!!』
「無様ね、せめて可憐に散りなさい、可愛らしい生命!」
ぼこがすめこばきぼご
『もごっ、もごぉっ、もげへぇぇぇーーーーー!!!』
「うふふふふふふ、いいわぁ、その表情!でも、もう飽きちゃったから殺しちゃおうかしら?」
『もぎゃひぃぃぃーーーーーっ!?』
マジで怯えてちびりながら命乞いする魔王の額に、きゅっきゅっきゅーっと容赦なく『肉』の烙印を刻むお袋。(当然、油性マジックペン使用。)
「か、かーちゃんっ、もう許してやるス!そいつ、マジで凹んでるスよ!」
「あら、そう?それじゃ、これにて滅殺完了ーっと♪」
――劃して魔王、昏き三日月ボーデンハーゲンは魔界へと放逐された。
『もげぇぇぇぇんっっっ!(もう来ねぇよ!ウワァァァァン!)』
魔族ってのは思いっきりメンタル的なテンションに能力を左右される種族らしい。
……多分あいつ、魔王どころかその辺の雑魚小悪魔よりも弱っちくなっちまったんだろうなぁ。
お袋はと言えば、辺りに散乱する魔王の肉片を嬉しそうに掻き集めては、ビニール袋へと詰め込んでいる。
何時の間にやら、黒覆面の<逆さ縛り首団>の戦闘員達までもが、肉片集めを手伝っていて、
「さぁっ、みんな!今夜は豪勢に、焼肉パーティよぉーっ!」
「「「「「アイッ、アイッ、アイィィィーーーーーッッッ!!!!!」」」」」
……いやな、俺はおまいらに問いたい、問い詰めたい。
おまいら、それで本当に幸せなんですかと、小一時間問い詰めたい。
「………兄ちゃん」
「………何だ、桐莉」
「………桐莉、何だか今日は家に帰りたくない気分スよ」
「………奇遇だな、俺もだ」
281桐莉兄@と、ここまでス☆:04/09/06 16:22 ID:ATTXCdPS
結局、俺は桐莉を連れて、近所の吉牛(きちぎゅう)で夕食を済ませた。
牛丼モドキねぎだくギョク…材料は聞くな…を食いながら俺は、愛する妹・桐莉に言ってやったさ。
お前はすげー変な奴だけど、虐められても気にするなよ、と。
そしたら妹は、頷いて言ったさ。
そうスね、兄ちゃん。桐莉は、まだまだ母ちゃんに比べれば真人間の領域スよね、と。
――因みに、壊れちまった<ミルク飲み人形>の七華だが、お袋が斜め四十五度の角度で叩こうとした途端、自発的に回復した事を付け加えておこう。
多分、めでたしめでたしだ。
………………
………
……………………
「――で、お袋。朝起きたら俺の股間に見覚えのある物が付いていたんだが……」
「やぁねぇ、隆浩ちゃんのご注文通りにしただけじゃないの♪」
「………」
「折角だから、昨日引き千切ったのを取り付けてみたの。巧く機能しているみたいで安心したわぁ♪」
「……っざけるなーっ!こんな五本も六本も極太触手勃起させてズボンの前張らしたまま学校行けるかぁぁぁっ!!つーか、ズボンに収まらんわぁぁーーーっっっ!!!」
「だ、大丈夫よっ!(一時間ごとに二十回ほど)射精すれば、ちゃんと小さくなるからっ!隆浩ちゃん、もう大人だしっ!」
「伏せてる部分をちゃんと言えぇーーーっ!!!」
「ちっ、やぁねぇ。遅めの反抗期かしら……」
「はよーッス、兄ちゃ……………うわぁお、兄ちゃんの股間がクトゥルーになってるス!」
「寧ろミジャグジ様かも知れないわねぇ。桐莉ちゃん、毎朝がんばってお兄ちゃんにご奉仕するのよ〜♪」
「うぃス!部下の慰労は首領の勤めス!」
「いいから、元に戻してくれぇぇぇ〜〜〜っ!!!!!」
嗚呼、めでたくなしめでたくなし。
282桐莉兄@>まとめさん:04/09/06 16:25 ID:ATTXCdPS
前回の続き分でつ。
因みにタイトルとか考えてないのでお任せしちゃいまつ。
ではではー。
283名無しさん@初回限定:04/09/06 16:28 ID:ZWUODlwj
>>桐莉兄氏
GJ!
リアルタイムで読ませていただきました。
284名無しさん@初回限定:04/09/06 16:28 ID:E3MdLDpc
285池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/06 18:42 ID:ZWUODlwj
 夜中寝ていたら、妹が「地震〜」 と、さわいでいた。

「地震〜」
真夜中、熟睡していた俺の耳に、妹の嬉しそうな声が大音量で聞こえてきた。
……何? 地震? マジデスカ?
慌てて飛び起きる俺。目を開けると、俺のベッドの脇に妹が居た。
「にゃ、なに、地震!? に、逃げなきゃ、いや、まず避難する前に準備しないと……!」
「わーっ、逃っげろーぃ!」
妹は両手を挙げてグルグルと駆け回っている。
……まずい、妹はパニック状態だ。こういう時こそ、落ち着いて確実な行動をするのがプロだ。
「お、おい、一人で勝手に逃げるな! 逃げる前に準備が必要だ!
 まず、ガスの元栓が締まっているか確認しろ!」
俺は落ち着いて的確な指示を出す。俺は今、最高に格好良いに違いない。
妹はスカートの中に手を突っ込んでごにょごにょとすると、やがて敬礼して叫んだ。
「サー、締まっております、サー!」
「よーし、でかした! 次は電気を消せ! 家の中の電気全てだ!」
「電気は現在一つも点いてないので、消せません! どうしますか、大佐!」
「そのくらい自分で考えて行動しろ! 電気が点いてないなら、自分で点けろ!」
……ぉお、俺ってカッコいぃい……。
妹が電気の紐を引っ張る。蛍光灯が音を立てて明るく点いた。少し眩しい。
「点けました!」
「よし、消せ!」
妹が電気の紐を引っ張る。蛍光灯が消えた。……完璧だ。
「消しました!」
「いいぞ、それじゃ、準備も整ったから、逃げるぞ!」
「殿、その前に言い忘れたことがあるのですが、よろしいでしょうか!」
妹が挙手をして言った。
「なんだ、言ってみろ!」
妹は少し息を吸い、こちらを見つめ、

「地震はまだ、起きてはおりません!」
「……はい?」
286池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/06 18:43 ID:ZWUODlwj
「いや、だからまだ地震起きてないのよ」
確かに全然揺れてない。妹の叫び声でてっきり地震が起きたのかと。
「じゃ、じゃあ、何で『地震〜』なんて言ったんだよ」
妹はなんだか言いにくそうにしている。こっちの目を見ろ、目を。
「……え、えーっと、そろそろ地震起きるんじゃないかなー、なんて……」
「何でそんなことが分かるんだよ。変な電波でも受信したか?」
「してないわよ! とにかく、私には分かるのよ!」
「お前の勘違いだけで俺を起こしやがって、
 地震予知なんてお前に出来る訳ねえだろうが! ウナギでもあるまいし!」
「私はウナギよ! だから分かるの!」
……な、なんだってー!
妹がウナギ……!? そうだったのか……?
なるほど、だから早朝触りに行ったとき妹の××××がぬるぬるして××(自主規制)××……。
「……ごめん、やっぱ今の無し。私ウナギじゃないから」
ああ、違うのね。分かってたよ。ほんと。最初から信じてなかったから。ちっとも。嘘じゃなくて。
「……じゃあ、何で分かるんだよ、地震が来るなんて」
そう、結局今のところ地震は起きてないし、意味プーだ。
「……言いにくいんだけど、このところ毎日この時間ぐらいになるとお兄ちゃんの部屋で地震が起こるのよ」
「……はあ? いつもならこの時間は起きてるが、地震なんて起きてないぞ」
「いや、何て言うか……これ以上言ってもいいの?」
「言ってくれなきゃ分からねえだろ、俺も、読んでる人も」
全くもって意味プーだ。俺のセリフの後半も意味プーだ。
「なんか、いつもこの時間から2・30分ぐらいの間、何かが小刻みに揺れて擦れる音が――」
「――ストォォップ! オーケー! もういい分かった! さ、もう夜も遅いから、寝ろ寝ろ!」
……隣の部屋にも聞こえるのか、ああいう音って……。気をつけるか……。

数日後。妹が家に可愛い女の子の友達を連れてきた。何でも家に泊まるんだとか。
その夜、俺が音を立てず周りのものも揺らさないように気を付けてナニをしていたところ、
「……ぁっ……ぃぃっ……ぃゃぁ……」
――ギシッギシッ
隣の部屋で地震が起きていた。
('A`)……オカズニシマシタ。
287名無しさん@初回限定:04/09/06 19:24 ID:mUGVbITt
>>263
GJ!
勢い凄すぎます。途中で五回は深呼吸。

>>285
落ちがナイス!
でも地震とくれば鯰では……地方によるのであらうか?
288池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/06 19:27 ID:ZWUODlwj
 朝起きたら妹に「お兄ちゃんってロリコンなの?」と聞かれた。

朝。今日は休日なので、朝からエロゲーでもやって一週間の心の疲れを癒すことにしよう。
俺は早速引き出しの中のエロゲーを取り出そうとする。が、
「――無いぃ!? な、何で!?」
大慌てで引き出しの中を引っ掻き回す俺。しかし出てきたのはカモフラ用のノートだけだった。
「……くっそ、一体どこに……? まさか誰かが……!? アレだけは見つかったヤバイ……」
俺が独り言をぶつぶつ言っていると、突然、
――コンッコンッ
「は、はい!? なんか用?」
俺が裏返った声をあげながらドアを開けると、そこには妹の姿が。
しかも、なんだか顔が赤くなっており、こちらを見る目つきがなんか変だ。やがて妹が口を開く。
「お兄ちゃんってロリコンなの?」
……ロリコン? 今こいつロリコンっつった?
「……は? え、な、なになに? なんだって?」
妹はさっきの言葉を繰り返す。
「お兄ちゃんってロリコンなの?」
妹が言いながら、手を差し出してきた。そして良く見てみると……
その妹の手には俺の秘蔵のコレクションがぁぁぁぁー!!!!!
パッケージにはちっちゃい子が全裸でドロドロになっている画像が。
まずい。どうする? しかし問題なのはロリとかじゃなく――
「しかもこれ、女の子におちんちんつけてる奴じゃない? ふたなりとかっていう」
ギャース! ヤバイ! 核心をつき始めている。……さて、どうするか……。
「おい、俺の名誉の為に言っとくが、俺はロリコンでもなければふたなり好きでもないぞ!」
「じゃあ、これとかなんで持ってるのよ。……言い訳は無理じゃない?」
違うんだ……それはただの勘違いだ……。
だが、そのことを言う訳にも行かない……。どうすればいい……?
「えっと、それは、その、友達に借りて……」
「借りるって事は、興味があるってことじゃない! ロリコンなんでしょ!? 認めなさいよ!」
なんと言われても俺はロリコンじゃない。だが、それ以上にばれてはいけないのが――

――それ、ショタなんだ……。
289池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/06 19:32 ID:ZWUODlwj
>>287
>でも地震とくれば鯰では……地方によるのであらうか?
しまった。いや、ついさっき家に帰ってきたばっかりで疲れてるんでとかなんとか言い訳を。

指摘どうもありがとうございます。こういうの結構助かります。人前で恥かかずに済むんで。



ショタものってやったことは無いんですが、ドロドロになったりするんですかね?
結構さっぱりしてそうな気がしてきた。どうでもいいか
290名無しさん@初回限定:04/09/06 22:29 ID:MNjL8Lpd
朝起きたら妹によく間違われやすく半ズボンとかが割と似合う弟がドロドロ(ry
291名無しさん@初回限定:04/09/06 22:37 ID:czW0eU2u
朝起きたら妹が、
「ショターンズは力だ!」
と叫んでいた。
292名無しさん@初回限定:04/09/06 22:40 ID:56MHMSa3
朝起きたら妹に、チンコが生えていた。
293突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/06 23:46 ID:umhP46Ci
『朝起きたら妹が、静かに泣いていた…』

「ちぃ〜あ〜きぃ〜ちゃ〜ん?」
「あ、有希…!!」
「どうしたの? 学校で何かあったの?」
「そ…そんなんじゃないよ……」
「でも、一人で泣いてたでしょ? お姉ちゃんは後ろ姿でもわかるよ?」
「そ……それは……」
「それは?」
「………本を読んで、ちょっと……」
「?」
「これ、だよ。」
「あ! これ、最近映画になって評判のだね?」
「……うん。」
「確か、女の子が白血病か何かになるお話だよね?」
「……うん。」
「それで感動して泣いてたんだ。どう? 面白い? 読み終わったら
私に貸してね?」
「……いいけど、あんまり良くなかったよ……」
「え? だって……」
「なんかね、自分に置き換えちゃったんだ。もしもだよ? もしも
『ふじのやまい』とかになって、もうすぐ死にますって分かったら凄い
ショック…っていうか悲しいのかなって……想像しちゃって……」
「千秋……」
「……ねぇ、有希?」
「うん?」
294突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/06 23:47 ID:umhP46Ci
「もしもだよ。本当にもしも、私がこんな病気になったりしたら、有希は
どうすると思う?」
「もうっ、そんな顔して縁起でもない事聞かないの!」
「だから、もしもだよ。もしも……」
「こら千秋! いつまでもそんな事言ってると、お姉ちゃん本気で怒るよ!」
「……ぐすっ、私真面目に聞いてるのに。教えてよ、お姉ちゃん……」
「……………もうっ!」
「……二人っきりの、姉妹だもん。一緒の日に生まれた、お姉ちゃんだもん……」
「………………」
「……それに、私達恋人だから、だから……」
「………………」
「………有希?」
「……ほんと、しょうがない千秋だね?」
「ごめんなさい……」
「……そうだね、千秋がもうすぐ死んじゃうかも知れない病気になったら……」
「………うん。」
「……とりあえず……」
「とりあえず?」
「最後とばかりに他の(女の)子と浮気しまくる千秋を、力づくででも阻止するのが
私の役目かな? お姉ちゃんとして、責任もって千秋の暴走を食い止めてあげるか
らね?」
「……あ、あの、お姉ちゃん。私、そんな生々しいっていうか現実味有り過ぎな答え
を求めてたんじゃないんだけど……」
「だって千秋はお姉ちゃんだけのだもん。いっぱいいっぱい可愛がってあげる♪」
「もおっ、有希ってばロマン無さ過ぎ! 全然夢が足りないよっ!!」
「勿論! そんな悲しい夢もロマンも要らないもん! 私の未来は千秋と一緒に
バージンロードまっしぐらだよ!」
「………………」
「……千秋は、こんなお姉ちゃんは嫌いかな?」
「ううん、大好き! ん〜ん!」
「うふふっ。ちゅ、ちゅ、ちゅっ!」
295突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/06 23:50 ID:umhP46Ci
と言うわけ(?)で、いつも明るい松本姉妹でした(笑

ここんとこ「GAEL」「下級生2」と大型ゲームにどっぷり浸かっておりました。
ぼちぼちと復活しますので、また宜しくお願いします>諸兄
296名無しさん@初回限定:04/09/07 00:09 ID:PT2tVUZM
朝起きたら妹に「お兄ちゃんってホモなの?」と聞かれた。
その妹の手には俺の秘蔵の「ウホッ」なコレクションがぁぁぁぁー!!!!!
297名無しさん@初回限定:04/09/07 14:53 ID:Lu+Pbw5K
朝起きたら妹が、
「食べさせて、あーん。」
298名無しさん@初回限定:04/09/07 15:17 ID:ig5wwCu6
朝起きたら妹にうわなにをすrやめくぁwせdrftgyふじこlp
299名無しさん@初回限定:04/09/07 18:55 ID:foZ1V7cr
 便所の用で目がさめた。でも動くの面倒くせえなあ…
なんか隣の部屋から声が…妹がテレビつけっぱなしで寝ちまったかな。
あー動くの面倒くせえ。このまんま寝ちまうか。
…………

 そういえば風呂入ってねえや。つーか服のまんまじゃん。とりあえず脱ごう。
パジャマは…面倒だからこのまま寝るか。
…………

 あー、聞こえちまうとテレビがうるせー。こっちは死ぬほど眠いんだ…
便所行って帰りに消そう。うん、めんいけど。
…………

 あー、無駄に我慢してたからよく出ること。さてとっとと寝よう。
あーとちゃんと流して…これが古いからたまに止まんないんだよな…
…………

 あれ、なんで便所で寝てんだろ…そうだ、テレビ消すんだっけ…
どこのテレビだっけ…これだ、はいこれで良し。
さー寝るか…なんでここのベッドに妹がいるんだ?
寝ぼけてんのかな。まあいいやおやすみ。
…………

朝起きたら妹にうわなにをすrやめくぁwせdrftgyふじこlp
300名無しさん@初回限定:04/09/07 21:11 ID:7IsW7QLn
朝起きたら妹に…   プロデュースされていた。

「今日のお兄〜ちゃん!まずひと〜つ☆」
プロデュースってそっちかよ…。

朝起きたら妹に…   プロデュースされていた。

誰が俺のブロマイドなんて買うんだよ…
え?売れ行き好調?
ついでに CD も出してみないかって?
勘弁してください。
301名無しさん@初回限定:04/09/07 21:54 ID:7IsW7QLn
連投スマソ

朝起きたら妹に…     笑われていた
いや、それを見て笑われると男として物凄く傷つくんだが…。

朝起きたら妹に…     怒られていた
いや、それは朝の自然現象で…
って、昨日見て大笑いしてなかったか?

朝起きたら妹に…     泣かれていた
初めては痛いものだからなぁ…。
それと、兄妹同士はマズイ…ってもう遅いか。

朝起きたら妹に…     楽しまれていた
早!
昨日大泣きしていませんでしか?
え?俺のために頑張った?
…いや、頑張らなくていいから。
302池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/07 22:49 ID:ONTzmtwL
なんか、>>288を投稿した直後に、>>290,291,292,296と、
なんかあっち系なネタ振りが連続しているので、軌道修正してみますね。

・1レスSSなのにこんな注意書きまで書いちゃって、なんかアレですが怒らないで下さい。
>>288とセットのものなんで、まだ読んでない方は先にあっちをどうぞ。
あっちとこっちを色々見比べたりしても、細かいところは変わってないので無駄無駄です。
・読み終わってから、このレスの2行目に対するツッコミを入れるような人は掘ります。いややっぱ掘りません。
ホモじゃないですので。因みに以前に属性大公開したときにも書いてましたがレズは好きです。
・「ドロドロなレズが好きです。でも、ふたなりの方がもっと好きです! ホモは嫌いです」
303池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/07 22:55 ID:ONTzmtwL
 朝起きたら妹に「お兄ちゃんってホモなの?」と聞かれた。

朝。今日は休日なので、朝からエロ写真集でも読んで一週間の心の疲れを癒すことにしよう。
俺は早速引き出しの中のエロ写真集を取り出そうとする。が、
「――無いぃ!? な、何で!?」
大慌てで引き出しの中を引っ掻き回す俺。しかし出てきたのは秘密の日記帳だけだった。
「……くっそ、一体どこに……? まさか誰かが……!? アレだけは見つかったらヤバイ……」
俺が独り言をぶつぶつ言っていると、突然、
――コンッコンッ
「は、はい!? なんか用?」
俺が裏返った声をあげながらドアを開けると、そこには妹の姿が。
しかも、なんだか顔が赤くなっており、こちらを見る目つきがなんか変だ。やがて妹が口を開く。
「お兄ちゃんってホモなの?」
……ホモ? 今こいつホモっつった?
「……は? え、な、なになに? なんだって?」
妹はさっきの言葉を繰り返す。
「お兄ちゃんってホモなの?」
妹が言いながら、手を差し出してきた。そして良く見てみると……
その妹の手には俺の秘蔵の「ウホッ」なコレクションがぁぁぁぁー!!!!!
表紙には男性の股間がびんびんに勃起しているドアップの写真が。
まずい。どうする? しかし問題なのはホモとかじゃなく――
「しかもこれ、おちんちん小さ過ぎるし、なんか皮被ってない? 包茎とかっていう。お兄ちゃんみたい」
ギャース! ヤバイ! 核心をつき始めている。しかも何でお前俺のチンコ知ってんだよ。
「おい、俺の名誉の為に言っとくが、俺はホモでもなければ包茎好きでもないぞ!」
「じゃあ、これとかなんで持ってるのよ。……言い訳は無理じゃない?」
違うんだ……それはただの勘違いだ……。
だが、そのことを言う訳にも行かない……。どうすればいい……?
「えっと、それは、その、友達に借りて……」
「借りるって事は、興味があるってことじゃない! ホモなんでしょ!? 認めなさいよ!」
なんと言われても俺はホモじゃない。だが、それ以上にばれてはいけないのが――

――それ、俺の写真なんだ……。
304名無しさん@初回限定:04/09/07 23:58 ID:Xb+oioVr
GJ!!>池魚 ◆KSWDn0UBZs氏

ところで昨日は「妹の日」だったんですよね。
http://www.nannohi.jp/09/06.html
305名無しさん@初回限定:04/09/07 23:58 ID:Xb+oioVr
ぐわ、h抜かすの忘れてた…。
失礼。
306突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/08 01:05 ID:qOEedSjX
『朝起きたら妹に、問い詰められた』


「お兄ちゃん! 昨日、遅くまでドコ行ってたのよっ!!」
両の拳を腰にあてて仁王立ちの妹は、耳から蒸気でも噴き出しそ
うな程に沸騰中。唯一の出口を塞ぐ様にして俺を睨んでる。
「どこって……遊びに行ってただけだぞ。」
「それ誰となのっ!?」
いつになく攻撃的な声に、一瞬思考が停止してしまうが。
「言いたくないんだったら代わりに言ってあげようか? 昨日は
タマちゃんと一緒だったでしょ!」
その台詞で少し落ち着く。なんだ、知ってるんじゃないか……
「そうだよ。何を今更……」
「お兄ちゃん、もうタマちゃんと付き合うの止めなよ! 最近、
ずっと一緒にいるじゃない!?」
「そんなの、今に始まったこっちゃないだろ。」こいつ、一体何を
怒ってるんだ?「タマとは小学校からの腐れ縁なんだよ。昔はお前
だって遊んで貰ってたじゃないか。俺はな、タマとつるんでる時が
一番リラックス出来るの!」
「でもそれは、昔の話でしょ! 今のタマちゃんには、ちゃんと彼
氏がいるんだよ。お兄ちゃんはキープ扱いなんだよ!!」
「………………」
「本当は黙ってようと思ってたけど、お兄ちゃんの為に言うね?
私、タマちゃん他の男の人とホテルから出てくる所見たよ? デート
でベタベタしてる所だって見てるよ? あいつってば、可愛い顔し
ながら二股かけてるんだよ? お兄ちゃんの優しさにつけ込んで、
暇つぶしの相手にしてるだけなんだよ? いくら幼馴染みだからって、
そんなのないよ!」
「………………」
307突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/08 01:06 ID:qOEedSjX
「ほら、あんまり酷すぎて言葉も出ないでしょ? もう、あんな女
相手にするの止めようよ? もっと真面目にお兄ちゃんと付き合って
くれる子だったら何も言わないから、本当にお兄ちゃんと釣り合う女
の子は絶対いるよ。それに私で良かったら、何時でも一緒に遊びに連
れてってくれても良いよ? 確かにショックだと思うけど……」
「………ああ、確かにショックだ。すげぇショックを受けた。」
「無理もないよ、私だって驚いた位だもん。だからアイツとの約束な
んてブッチして私と遊びに行こうよ。兄妹って言ったって本当は従姉
妹なんだし、誰も私達の事……」
「………お前が、タマの事そんな風に思ってたなんてな!」
「……………………‥…………………え?」
「しかも陰で、幼馴染みのタマの悪口をベラベラベラベラ並べる様な
奴だったなんてな! 確かに従姉妹だけどな、俺はお前の兄貴として
情けないぞ!!」
「お、お兄ちゃん……?」
「何も知らない癖して、見た目だけでタマを馬鹿にするな! ンな話
くらいタマ本人から全部聞いてるんだよっ!!」
「え……? うそ………」
「お前に見られてるのだって知ってる。だから良い顔をしない位は仕方
ないと思ってたけど、仮にも昔は姉妹みたいに仲が良かったお前だ。
それがまさか、裏で『あんな女』呼ばわりしてるなんてな、俺はショッ
クだよ!!」
「そ、そんな……私はお兄ちゃんの……」
「だから何だ!? 断っとくが俺は本気だからな、絶対にタマを取り返
してみせる。悪いのは俺だ。ずっと側に居てくれると勝手に思い込んで
タマとの関係を曖昧なままで放っておいた俺の所為だ。」
308突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/08 01:06 ID:qOEedSjX
「お兄ちゃん………」
「ホントはお前にも応援して欲しかったけどな、もう当てにしない事に
決めたよ。それに、一応でも俺の事を心配してる部分もあったと思うか
ら、もう怒鳴ったりはしない。その代わりには……」
「お、お兄………」
「………二度と俺の邪魔をするな、いいな!?」
「あ……お兄ちゃん、待って……!!」
「悪いけど、これ以上此処にいたら、また怒鳴っちまいそうだ。飯食っ
て出かけて頭冷やしてくる。ついてくんなよ?」
「あ………」
バタン。
私と同じ六畳間。だけど独りぼっちになった途端に寒くて冷たくて広く
なってしまったような気がする。胸にポッカリと大きな穴が開いたみた
いな気分。大事な何かを失ってしまった悲しさ。そして、乗り越えられ
なかった壁に取り囲まれ、閉じこめられた様な錯覚。
「……どうして? どうしてタマちゃんなの……?」
ぽたり、ぽたりとフローリングの床に広がる水溜まりを見つめながら、
私に出来るのは誰にでもない呟きを漏らす事だけだった。
309突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/08 01:15 ID:qOEedSjX
と言うわけで、私ゃタマ擁護派だったりします。
……それでも、あのヘタレシナリオは許せませんがw
もっと「俺の幼馴染みだぁ!!」と思わせてくれる方法がいくらでもあった
のになぁ、とスレ違いの愚痴を書き込む夏の終わりの夜……
310名無しさん@初回限定:04/09/08 01:27 ID:zAUVpuif
>>306
タマの元ネタキボン
311名無しさん@初回限定:04/09/08 01:49 ID:zAUVpuif
・・・と思って調べてみたら下級生2みたいですね。なんとなく好みな設定だなぁ。
3121/2:830:04/09/08 02:05 ID:WnOPi5i/
朝起きたら妹に、
占いを見てもらった。
「お兄ちゃんったらホント〜にダメな運勢ね。」
「おいおいそりゃねーだろ。」
妹が最近占いにこりだしたというからつきあってやったが、なんともひどいことを言う奴だ。
「金運ダメ、健康運ダメ、仕事運ダメ。こりゃひどいや。」
「あてにならない占いだ。」
「どんぴしゃじゃん。エッチなゲームにお金使いすぎて、真夜中までやってて寝不足で、あげくの果てに仕事中に居眠り。サイテー。」
「サイテー言うな。まだ恋愛運がある!」
「無理やって。」

終わり。








「終わるな!」
「はいはい。えっと・・・・、ん?あれ・・・。」
「なんだよ。」
「すごくいい・・・。」
「だろ!」
「今日があなたにとって人生最大の日。最良のパートナーが見つかるでしょう。」
「まじかよ!?」
「その人は意外にもあなたのすぐそばの人。毎日影からそっと支えてくれてるのです。」
「だ、誰だよ、それ。」
「それってもしかして・・・・・、わたし?」
「はぁ?」
3132/2:830:04/09/08 02:07 ID:WnOPi5i/
「それってもしかして・・・・・、わたし?」
突然とっぴょうしもないことを言い出した妹。
「なんでお前が彼女なんだよ。ありえねーって。」
「いや、そうでもないよ。」
妹はベットにあがりこんで、俺の隣にぴったりと並びかけた。
「私、お兄ちゃんのためならなんだってしてあげるわよ。」
「おいおい。」
「もしお兄ちゃんが交通事故にあったりして輸血が必要になったら私のを使って。私がお兄ちゃんを守ってあげる。」
「じゃあ、お前の輸血には俺が助けてやるよ。」
「ん〜、それができないんだなぁ・・・。」
「えっ?」
「お兄ちゃんはA型でしょ。」
「ああ、血液型か。どっから見ても典型的なA型だ。」
「私はO型なの。だからお兄ちゃんを守ってあげることしかできないの。」
「あ・・・、そうなんだ・・・。」
「大丈夫だから。私、大好きな人につくすタイプなんだから。それにA型の男の子とO型の女の子の相性は80%」
「へぇ、なかなかいいんだね。」
「女の子が男の子をたててあげればバッチリいく組み合わせだよ。ね、お兄ちゃん。」
「あ、う・・・・、うん。そうかもな・・・。」
いつのまにか妹は俺の方にしなだれかかっていた。
「じゃあ、俺も言っていいか。」
「うん。なぁに?」

「俺たちのお袋、AB型なんだが・・・・・。」
「へっ・・・・?」

「・・・・。」
「・・・・。」
「結婚しよう!」
「・・・・・イヤ♪」終わり
314名無しさん@初回限定:04/09/08 19:57 ID:M9MKy/Ad
朝起きたら妹が、料理していた。
「おはよう、兄さん。もうすぐご飯できるから、待ってて」
「おはよう。この味噌汁の匂いが最高なんだよなぁ〜」
妹の手料理が食える俺は果報者だ。
「……でも、この多国籍っぷりは何だ?」
「材料があんまり無くって、ありあわせで作ったから……」
味噌汁、サラダ、シュウマイ、ナン……きれいに和洋中印が揃ってる。
「この調子だと、デザートはイタリアか?」
まさか、さすがにそこまでは無いだろう。
「……パンナコッタ、なの……」
材料が無いなんて絶対嘘だ。こりゃ間違いなく狙ってバラバラに作ってる。
「と、なると、飲み物はコーヒーだな?」
豆は南アメリカ……そうだな、ブラジルかアルゼンチンあたりだろう。
「ううん、ハズレよ兄さん。そろそろ冷える頃だから、冷蔵庫から出して」
んん?他に出てない地域の飲み物ってあったっけ?
「どこだー?飲み物は牛乳と麦茶と、あとはビールしか無いぞー?」
「真ん中にある、丸いの出して」
気にはなってたが、マジでコレか?このバレーボール大の物体は……?
「まさか、コレは……椰子の実か!」
そこでハワイと来たか!だが、ハワイはアメリカ扱いだぞ。
「そう、ココナッツよ。半分に割ってチェリーを乗せるから、テーブルに置いといて」
妹はチェリーが大好物だ。最初は二人で分けるものの、そのうち8割は妹が食べてしまう。
「……そう言えば俺のチェリーも食べられたっけ」
忘れられない、あの日を思い出す。
「え?兄さん何か言った?」
「いや、何も言ってないぞ」
「ふーん……あ、お昼から買い物行くから、兄さん付き合ってね」
「ま、暇だし、いいだろ」
315名無しさん@初回限定:04/09/08 19:58 ID:M9MKy/Ad
軽い気持で承諾する。
「それじゃ、これで全部完成。食べましょ、兄さん」
「ああ、そうだな。しかし、朝から大量にあるなぁ……」
辟易しながらも全部平らげた俺。シュウマイのエビと肉が美味かった。

「やっぱり大量の荷物なんだろうなぁ……」
食後の一息。荷物の山を想像し、流石の俺も苦笑い。
「どーしたの兄さん?」
ココナッツに乗せていたチェリーを舌先で転がしながら、妹が聞いてくる。
「荷物の量、多いんだろうな〜って思ってな。って言うか、チェリーさっさと食えよ」
「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ……」
「だからそれ止めろって。行儀悪いぞ」
「でも、私の舌、兄さんもお気に入りでしょ?」
確かに、これで鍛えた妹の舌は物凄い器用さだ。長くて、絡み付く。絶品。
「はぁ〜、こうしてるだけで満足しちゃう……レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ……」
口から必要以上に長く伸ばし、チェリーを弄ぶ妹の舌。
煽情的なその動きに少し欲情してしまう。動揺を悟られないように、平静を装って告げる。
「出発するまでに食い終えろよ?外でやったら変に思われるからな」
聞いているのか聞いていないのか、妹はなおも熱心にチェリーを舐め続ける。
「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ……」
ええい、あまりにしつこくレロレロしすぎだ。俺がチェリーを食べて終わらせてやる。
「よ〜〜し……取ったー!」
妹の隙を突き、舌先からチェリーを奪う。そして、自分の口に放り込む。
「あ、兄さん!か、返してよ〜!」
チェリーを奪われた驚きからアタフタしている妹は無視。いつまでも食べずにいるほうが悪いのだ。
「俺がレロレロしてやるぜぇ〜〜レロレロレロレロレロレロレロ……」
さすがに妹ほど上手くできないが、見せつけることに意味があるので問題無い。
妹はどうすることもできない。ただ、う〜う〜唸っているのみである。
316名無しさん@初回限定:04/09/08 19:59 ID:M9MKy/Ad
「う〜兄さんのバカ……うう〜〜……か、返せ〜!」
不意に、妹が突撃してきた。急だったので、俺は反応できなかった。
「えい〜!……あむ、ん……」
妹の舌が伸ばされ、俺の舌先からチェリーを奪還していく。
「ん……レロ……ふぅっ……あ、む……レロレロレロレロ……」
そのまま、俺の舌と絡み合う妹の舌。ヤバい、気持いいー、超気持いい……。
それから数十分。何度か妹の舌を引き抜こうとした俺だったが、その度に妹に阻まれ、失敗。
俺の舌が引っ込もうとすると、妹の舌が俺の舌に絡みつき、俺の舌を拘束。
その状態から余った舌先を使って俺の舌全体をくすぐるように這っていく。
耐久力の無い俺は、既に全身の力がロクに入らない。頭が真っ白になりそうだ。
もはや妹のされるがままになった頃、ようやく俺の口は解放された。
最後に舌ごと口をチュウチュウと吸われ、そのままチュポンと抜ける。
「ふう……いきなりチェリー取らないでよね、兄さん」
息一つ乱れてない妹。チェリーは食べてしまったようだ。
「それとも」
妖艶な笑みを浮かべ、続ける。
「私とキスしたくて取ったの?」
「……あ……ー…う、ん……」
もう何も、考え、
「正直ね、兄さん。もうこんなになっちゃって……」
られ、ない――
「……いいよ。最後まで、しても……」

「……ん、朝か……」
味噌汁の匂いで目が覚める。
「昨日、何があったっけ……?」
よく憶えてない。ボーッとする頭を振りつつ、キッチンに入る。
「おはよう、兄さん。もうすぐご飯できるから、待ってて」
朝起きたら妹が、料理していた。
317名無しさん@初回限定:04/09/08 20:00 ID:M9MKy/Ad
ついでにもういっちょ。こっちは単発。


朝起きたら妹が、犬福になっていた。
「……犬福……と言うより妹福(まいふく)だよなぁ」
さて、どうやって育てればいいのだろう?
何故か机の上に飼い方マニュアルが置いてあったので、読んでみる。
「えーと……妹福は基本的に何でも食べます。成長のため、たんぱく質を多く摂取させましょう、か」
味付けに関しては極端じゃなければいいようだ。本当に何でもいいんだろうか?
「但し、サプリメント系は苦手、と。手抜きは厳禁ってことだな」
普通の食事をさせていれば特に問題無いだろう。
「1年で成妹するのか。意外に早いと言うか、結構手間がかかると言うか……」
どんな妹に成長するかは兄次第、と。楽しみだな。
「毎日しっかりと運動させないと肥満の原因になるのか。当然だな」
どんな運動でもいいんだろうか?マニュアルには何も書いてないな。
「マニュアルはこれで終わりか……ん?裏にも何か書いてあるぞ」
成長に一番大事なものは経験と愛情です。愛を持って色々な経験をさせてあげましょう。
下図は一般的な成長例です。他にも色々な成体があります。
「い……一般的な例なのにロリから巨乳まであるのか!」
これは兄としての腕の見せ所だ!よーし、俺好みの妹になるよう、育てるぞ!


……ということで、妹福のお兄ちゃん募集中です。
ウチの家じゃ飼えないんで、誰か育ててあげて下さい('A`)
318名無しさん@初回限定:04/09/08 22:56 ID:LSImUBGB
朝起きたら妹に、寝ぼけ顔をカメラで撮られた・・・
319名無しさん@初回限定:04/09/08 23:08 ID:ec7a5dfe
朝起きたら妹が発情期だった。
320池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/09 00:05 ID:0zd52Ths
最近、書きやすそうなネタが無いな〜、なんて思って過去スレ見てたら、
……『はちみつ』がほったらかしでしたね。前スレ以来。大体20日間ほど?
それまでは長編ものは毎週上げてたのに、すっかり忘れてました。
このスレの最初の方だとまだ覚えてたんだけどなー、なんて。
よりによって、他の俺が書いた長編ものよりも複雑なストーリーの奴をほったらかしって、
もしも期待して待ってくださっていた方がいたらごめんなさい。

土日には何とか完結させるので、もし良かったら過去に投稿した分を
まとめさんのところで読み返してみてください。つっても10レス分ほどしかありませんが。
一応ハッピーエンドに持っていきたいなあ、なんて無茶なことをば。

結局、多分今までの作品どおりの、
『ハッピーエンドではないけれど、少なくとも皆幸せに終れる』みたいな感じになるかと思います。
まあ、期待しないで待ってて――、くれなくても良いですが。
321名無しさん@初回限定:04/09/09 00:12 ID:M/eCxd1V
そういえばリレー形式でやった電脳世界の妹の兄を狙う話はどうなったん?
322名無しさん@初回限定:04/09/09 00:15 ID:oILy/WQt
池魚氏の作品は常に楽しみですぜ!
323名無しさん@初回限定:04/09/09 00:24 ID:DmHgH+Zs
>317
チョコ見ると暴走して喰らい付く妹ですか
324名無しさん@初回限定:04/09/09 11:18 ID:YftnbkNX
朝起きたら妹に、郵便物を勝手に開けられていた
325名無しさん@初回限定:04/09/09 15:55 ID:VNLThT3j
朝起きたら妹に買われていた
326名無しさん@初回限定:04/09/09 21:28 ID:09r+zyKz
朝起きたら妹に、
包帯を巻いてやった。
327名無しさん@初回限定:04/09/09 21:33 ID:1LLGDekh
朝起きたら妹に、「絆だから…」 と言われた。
328名無しさん@初回限定:04/09/09 22:17 ID:4b+VqiXy
朝起きたら妹に、ペットボトルを投げられた
329名無しさん@初回限定:04/09/09 22:41 ID:mzsrxm20
朝起きたら妹に、「今日一日だけお姉ちゃんをやらせて」と言われた
330名無しさん@初回限定:04/09/09 23:40 ID:HSBtqAjT
朝起きたら妹に、「今日一日だけお姉ちゃんとやらせて」と言われた
331名無しさん@初回限定:04/09/10 01:22 ID:rbb794QP
朝起きたら妹が、「少佐」になっていた
332名無しさん@初回限定:04/09/10 02:32 ID:8PSevsdb
>>331
一心不乱の妹萌えを!
333名無しさん@初回限定:04/09/10 07:21 ID:Cpo0k9Co
>>332
認めたくないものだな。妹ゆえの萌えというものを。
334名無しさん@初回限定:04/09/10 07:23 ID:XIG9YOVU
よろしい、ならば妹だ。
335名無しさん@初回限定:04/09/10 09:57 ID:HR5kbrts
状況を開始せよ。
336名無しさん@初回限定:04/09/10 12:01 ID:kOBp9G7s
サイトォォッ!そいつをよこせぇぇっ!
337名無しさん@初回限定:04/09/10 15:33:20 ID:PIjrV7+Z
くにへ かえるんだな おまえにも かぞくがいるだろう
338名無しさん@初回限定:04/09/10 17:43:53 ID:/xbsFDYM
>>337
ストUか?w
339名無しさん@初回限定:04/09/10 18:32:10 ID:F6FR7Bz8
妹三原則でも作るか…
340名無しさん@初回限定:04/09/10 18:47:22 ID:V3b789qn
イイね
ただ、一筋縄ではいかんよな
おしとやかかツンデレかノーマルかで早くも三種類
341名無しさん@初回限定:04/09/10 22:03:21 ID:PIjrV7+Z
>>332-337を見てごらん?少佐と言ってもいろいろ居るんだよ」
「へぇ、お兄ちゃんは私にどんな少佐になってもらいたいの?」
「うーむ、やはり>>336だろうか」
「じゃ、お兄ちゃんはバトー・・・にはなれないなぁガリだし」
「お前だって素子をやるには貧ny な、なにをするきさまー!」
342名無しさん@初回限定:04/09/10 22:04:53 ID:65xvzYPv
朝起きたら妹が、ストライキを決行した。
343名無しさん@初回限定:04/09/10 23:21:56 ID:BkC0l+tC
>>339
・浮気しない
・諦めない
・素直過ぎない

俺的理想はこんな感じ。
兄のことをずっと想っていて、それでも恥ずかしかったり照れて素直になれない、みたいな。
ないないないで揃えると表現するのが難しい。
344突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/11 00:11:03 ID:En2yXC0T
『朝起きたら妹が、「少佐」になっていた』

「お前、さては昨日学校サボって任務漬けだったな!?」
「ん〜ん? なぁ〜んのことかなぁ〜?」
「うわ、しかもNTが一人増えてやがるっ。こら、卑怯だぞ!!」
「あぁ〜ん? 聞こえないなぁ〜?」
「俺はな、お前を『引きこもり』させたくてパソコン組んでやったんじゃないぞ!
来るべき時代に備えてパソコンの使い方を……」
「だぁって、もう単位足りてるし、お兄ちゃんだって時々サボってたじゃない?
いつもはちゃんと行ってるんだし、これが学生の特典って奴だよ。ほんと、社会に
でると辛いよね〜オトナはさぁ?」
「……………………」
「ちょ、お、お兄ちゃん。そんな顔で黙られるとチョット恐いよ……」
「……………………」
「あのさ? やっぱ私、ちょっと言い過ぎたかな? だから…」
「……………………止めた。」
「はい?」
「今度、グラボ買ったら今のラデ98をお前にやろうと思ったけど、止めた。
中古屋に売って軍資金にするわ。そうだよな、学生だもんな。自分のパーツ
位はバイトして買うのが普通だよな? 学生だもんな?」
「えっ! うそっ!」
「んじゃ、そーゆーことで。俺、出かけて……」
「お兄ちゃん! いえ、お待ち下さいオニーサマっ!!」
「んん〜ん? なにかなぁ〜?」
「…………ビグロで。」
「……プラス、ガッシャとMゲル。」
「ええーーーーーッ!?」
「嫌なら、Pジオでも応じるぞ? 少佐殿?」
「…………ほんとに、グラボくれる?」
「素直で可愛くて妹になら、あげても良いと思ってるぞ貧乏学生?」
「…………りょーかい、取引成立だよ………」
345突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/11 00:15:50 ID:En2yXC0T
以上、GNOネタです。
現在は連邦軍中佐、「2」は、どうしようかな……?

>攻機
個人的には原作の草薙少佐の方が、お茶目な部分が多くて好き。
あと、バトーよりは駄目ッ子トグサ君の方が……w
346名無しさん@初回限定:04/09/11 10:35:54 ID:iSUO0W8z
>>344
ってか、報酬安いぞw

最近やってねぇなぁ・・金は払ってるから・2クールぐらい本国で待機してるはず・・・
347名無しさん@初回限定:04/09/11 15:34:26 ID:Yodvs/zA
朝起きたら妹が、メソ…




の真似をしてた

「もきゅー」

かわいいなあ…   …ん?

「ファスナーついてるー!!」
348名無しさん@初回限定:04/09/11 18:39:20 ID:QaCGkhFn
二体いるー!!
349名無しさん@初回限定:04/09/11 19:34:13 ID:ffvhprp+
朝起きたら妹に、怪しげな宝箱を渡された。
おおっと!
350名無しさん@初回限定:04/09/11 21:23:32 ID:boZP/6oZ
お兄ちゃんはまいそうされました
351池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/11 22:23:31 ID:WmouBnLY
こんばんは。>>320で予告していた、『はちみつ』完結編。まだ完成してません。
明日中には出来上がると思いますが、予定よりも長くなってしまって、
まとめて明日投稿すると320行近く行きそうなので、今日はとりあえず5レス分だけ。

本当は今日中に書き上げる予定だったんですが、どうにも元気が足りなくて。
古来より、『元気があれば なんでも出来る』と申しますように、
元気がなければ何も出来ませんよ、と。
さて、いつもの注意書き。
・前スレより『はちみつ』の続き物です。そちらをまだ読んでいない方は、まとめさんのところからどうぞ。
・以前の投稿よりだいぶ日が開きました。細かく覚えていない人はまとめさんの(ry
・いつに無くストーリーが複雑風味です。登場人物は少ないですが、心理的なものが。
・ギャグless。そっちの方期待の人は読み飛ばして。
・それでは、ストーリーがワケワカメでも怒らないでおよみくださいましぇ。
352池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/11 22:25:19 ID:WmouBnLY
「ふあぁ! あ、あは、あぁぁ!」
今、私の性器には、お仕置きと称されて一本のバイブが挿さっていた。
それはかなり太く、表面には無数の突起が付けられている。
それが激しく振動し、私の体に至高の快楽を与えている。

――止まって。私の体。

「どうだ? 気持ち良いか?」

――言わないで。

「あは、はいぃ! き、きもちいですっ! あはぁあ!」

――言わないで。やめて。

「気持ち良いだろ? なあ、最高だろ?」
兄の手が、私に挿さったバイブを強く出し入れしている。
先の予測の出来ない、不規則な激しい動き。
先端まで抜きかかったかと思うと、一気に子宮口まで突き入れられる。
私の体は、その度にビクビクと打ち震え、更なる快感を求めて自ら腰を揺り動かす。

――求めないで。これ以上。

「はあああぁあっ! ひっ、あっ、も、もっとぉお! おね がい、もっとつよくぅ!」


「もっと……か」

――兄の顔に一瞬、悲しみと、落胆と、諦めの入り混じったような色が見えた気がした。

「――そうか、じゃあ、淫乱な千夏が満足するまで、いくらでも強くしてやるよ」
兄の声は、いつもの少し意地悪そうな、普通の声だった。
353池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/11 22:27:03 ID:WmouBnLY
 1999年1月15日 事件の翌日
自宅のベッドの中で目が覚める私。
さっきまでの記憶がぼんやりと蘇る。まるで、悪い夢を見ていたようだった。
家に帰るとお兄ちゃんが縛られてて、お母さんとお父さんが――
「千夏! 大丈夫か!?」
思い出していると、すぐ横から、お兄ちゃんの声がした。
――よかった。私はそれだけで、何だかとても安心してしまった。
「うん、大丈夫、だと思う」
「そうか……。それじゃ、早速で悪いんだが――」
私が安堵に浸っていると、兄が深刻な顔で話してきた。
「――昨日何が起こったのか、一応俺が知っているだけでも教えておきたい。
 ……まずは、その、あいつなんだが、――あいつは俺の友達だったんだ。
 少し見ない間に、クスリに手を出して、心が壊れちまったらしい。
 ……昨日俺が家に帰ってきたときには、父さんも母さんもあいつに縛られてて、
 あいつは俺に向かって、『両親が死ぬのを見たくなければ、大人しくしてね』だと。
 やむを得ず俺がそれに従って縛られた直後、あいつは母さんの頭を……」
兄は俯いて、首を左右に振った。
「その後は、――お前の知っている通りだ」
兄はベッド脇の椅子から立ち上がり、
「朝食はここに置いておくが、無理して食べなくてもいい。
 今日は一日、ゆっくり休め。俺は自分の部屋にいるから、何かあったら呼んでくれ」
――バタン
兄が部屋を出た。
部屋が、再び静寂に包まれる。

――お母さんと、お父さんが、死んでいた……。
私は記憶を辿るのを再開した。
――それから、あいつは私を……。
思い出したくない。でも、どんどん記憶が戻ってくる。
――痛かった。本当に死ぬかと思った。そしてなにより……怖かった。
――そしてその途中で、あいつが私に変な薬を刺して……
私は――
354池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/11 22:29:08 ID:WmouBnLY
薬を打たれた後の私は、とにかく変だった。
それまであんなに辛かったはずの行為が、信じられないほど気持ち良くて、
それまであんなに憎かったあの男が、いや、あの男の性器が、愛しくてたまらなかった。
今まで感じたことが無いほど気持ちよかったのに、それでもなお、更に強い快感が欲しかった。
……変だった。絶対にあの時私はおかしくなっていた。
両親を殺した犯人にされているのに、あんなに気持ち良くなってしまって。
壊れた自分の姿が思い出されて、生きているのが嫌になる。
――でも。
ふと、脳裏に嫌悪と違う感情が生まれた。
――でも本当に、気持ち良かった……。
思い出すだけで、股間が疼いてくる。脳みそが蕩けるような、あの感覚……。
――もう一度、味わいたい。
布団の中で、私の右手が自然に股間へと伸びる。
私はそれを自覚しても、それを止めようとはしなかった。
が、その途中で、私はある事に気が付いた。
――私の手、既に濡れてる……?
指と指を擦ると、明らかにそれはぬるぬるとした液体で濡れていた。
不思議に思いながらそのまま手を下ろしていくと、
私の股間周囲の布団とパジャマが、ビショビショになっているのに気付いた。
――なんで……?
しかも、私のパジャマは既に半分脱げかけており、パンツも斜めに下がっていた。
……たぶん、私は寝ている間に発情してしまい、自ら股間を弄り続けていたのだろう。
――やだ、私そんなエッチな子じゃ……。
顔が火が点いたように熱くなるのを感じた。
そしてその羞恥心が、私の体をますます熱くする。
私は頭を軽く振って思考を振り払い、パンツの中に手を入れる。
――ちゅくっ
「んっ……やだ、私、すっごい濡れてる……ふぁっ……こんなに、溢れて……」
自分は寝ている間に一体どんな事をしていたのだろうと想像すると、
恥ずかしさが快楽と混じって、秘所から蜜が次から次へと溢れ出てきた。
「うわぁ……」
そしてその事実が、また私の体を火照らせるのだった。
355池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/11 22:31:33 ID:WmouBnLY
「ん……ふぅっ……あっ……んっ……」
右手の指先で、割れ目の上を激しく擦る私。
煩わしくて、下着とパジャマはもう完全に脱ぎ捨ててしまっていた。
――ぢゅくっ、ちゅっ、くちゃっ
手の動きを早める私。
「……足りない……もっと……もっと気持ち良いの……」
いつもは下着の上から擦るだけでも十分満足しているのに、
私は昨日感じた快感の事が忘れられず、表面を擦る刺激だけでは慰めにもならなかった。
私はもっと気持ち良くなりたいと、昨日の事を思い出そうとした。
「何か、あの人が昨日したこと……。そうだ……!」
私は、指先を割れ目の中心に当てる。
「……中まで入れれば、もっと気持ち良いはず……」
といっても、私にはまだ覚悟が十分に出来ず、すぐに指を突き入れることは出来なかった。
「ひょっとしたら痛いのかも……でも、ちょっとずつやれば……」
私はこれまでほとんど使っていなかった小指に愛液を塗りたくった。
そしてそれを、少しずつ割れ目の中に沈ませていく。
「ひっ、……あ……大丈夫……?」
小指は、思っていたよりもすんなりと中へ入っていった。まだ余裕がありそうだ。
私はそれに安心して、今度は小指を引き抜いて、人差し指と中指を入れた。
「んぅっ……少し、きついけど……ひあぁっ!?」
何とか入りそうだったので根本まで一気に突き入れてしまい、思わぬ刺激に喜んでしまった。
二本の指を、ぐじょぐじょになった襞が締め付けてくる。
私は一呼吸入れると、指を動かすのを再開した。
「ふっ……あっ……く、ひぁっ……!」
先程よりも強い快感に気を良くし、私は指を激しく出し入れさせる。
――ぢゅぷっ、ぢゅっ、びちゅっ
空気が掻き混ぜられるような音が、静かな部屋の中で自分の耳に届いてくる。
――恥ずかしいっ、私、こんなエッチな音させて……!
羞恥に顔を枕にうずめながらも、私の右手は激しさを増していく。
「あっ……い、いぃっ……もっとっ、もっとぉっ!」
私の体はまだ求めている。これだけ激しくしても、昨日の快感には程遠い。
――何か、他に……?
356池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/11 22:33:59 ID:WmouBnLY
手を激しく出し入れさせている途中、突然、
「――ひゃ、あぁぁっ!?」
強烈な快感が私を痺れさせた。
空いていた親指が、クリトリスを引っ掻いてしまったらしい。
――そっか、こんなところもあったんだ……。
私は今まで、そこをろくに触ったことが無かった。
最初に触ったときに刺激が強すぎて、それ以来敬遠していたのだ。
「こっちも一緒に擦れば……もっと気持ち良く……」
私は恐る恐る親指を当て、軽くこりこりとしてみる。
「ひっ、あ……! いい、いいよぉっ、これ、いぃっ……!」
さっきまでの刺激に加え、クリトリスへの新たな刺激に、私は歓喜していた。
左手はより強い快感を求め、無意識のうちに乳房へと伸び、乳首を強く摘んで刺激している。
「あはぁっ、す、すごいよぉっ、もっとぉっ、もっとつよいのぉっ!」
これでもまだ、昨日の快感とは比べ物にならなかった。
その事に気が付いた私は、なおも強い快楽を求め続ける。
――足りない。全然足りない。なにかもっと、強い刺激を……。
私は、更に強い快感を得るために、何が足りないのか考えていた。
「ああぁっ、もっ とぉっ、あ、はあぁっ、あ……そ、そうだ……!」
昨日と今日で、違うこと。まだ見つけた。

――コンッコンッ
「ん? 千夏か? 何の用だ?」
お兄ちゃんの、部屋の前。
震える足を引きずって、私は何とかここまでたどり着いた。
「……はぁっ……はぁっ……あのね、ちょっと、お願いが、あるの……」
「なんだ? ちょっと待ってろ」
数秒後、扉が開いた。そして、
「――千夏!? どうしたんだ!? 何があった!?」
とても驚いた顔を見せるお兄ちゃん。
見開かれた両眼は、私の全身を凄い勢いで見回している。
「大丈夫だよ。なんにも、ないよ」
私は一糸纏わぬ姿で、股間からいやらしい汁を垂れ流しながら、にっこりと微笑んだ。
357池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/11 22:35:52 ID:WmouBnLY
「大丈夫って、お前……!」
明らかに心配した顔のお兄ちゃん。
私は、全然心配は無用だ、という声で答える。
「これはね、自分でオナニーしたの。でも、気持ち良くなれないの。……だから、お願いに来たの」
お兄ちゃんの顔から、心配が消えない。
きっと、何をお願いされるのかわかんないからだろうと思ったので、私は具体的な説明をした。
「あのね、私最初は自分だけで、触ってたんだけど、それだけじゃ全然足りなくって、
 ……それで、昨日のあの人がやったことと、私がやってないことを比べたの。
 そしたら、私わかったの。
 昨日みたいに気持ち良くなるのには、……男の人のおちんちんが必要なんだよね?」
「お前……何を言って……!?」
「だから、お兄ちゃん。私が気持ち良くなるために、お兄ちゃん、手伝って」
私は返事を待たずにお兄ちゃんの腰のあたりに抱きついた。
「……ああ……ほら、これぇ……ここのところ……」
近付くと何だか愛しくなって、お兄ちゃんの股間に頬擦りする私。
「や、やめろ! どうしたんだ、千夏!」
お兄ちゃんは私を振り払おうとする。が、私は離れない。
私は左手でお兄ちゃんのものをズボンの上から握ると、
右手を下ろして自分の股間を刺激し始めた。
「あぁっ、これぇっ、はぁっ、はやくほしいのぉっ! ほ、ほらっ、大きくなってきてるよぉっ……!」
お兄ちゃんは、何故だか何も言ってくれない。
「あ、はぁっ、このおっきいので、このえっちなかたちので、つ、ついてぇっ、かきまぜてぇっ!」
上下の口から、よだれがどんどん出てくる。
――欲しい。早く欲しい。
ただその一心で、私はお兄ちゃんにすがりつく。
「ねっ? いいでしょ? わたし、はやくほしくて、こんなにぐちょぐちょにしちゃってるのに――」

――パンッ
頬に鋭い痛みが走る。快感の中から急に現実に戻される。
「――え?」
「やめろ! 何があったんだ! 目を覚ませ!」
お兄ちゃんの顔には、心配を通り越して、恐れの色が見えた。
358池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/11 22:43:26 ID:WmouBnLY
6レス分でしたね。
次回の投下、多分明日になりますが、それで『はちみつ』完結させます。
今のところ、2種類のENDを考えていますが、迷ってます。
片方は、物語としてちゃんと完結している、まさにENDな感じ。
もう片方は、『夏祭り』みたいな感じ。「本当の戦いはこれからだ!」みたいな。
たぶん、両方投下します。まず下の奴を投下して、それから一言断ってから上のを。

因みにハッピーエンドは無理でした。というか、鬱エンドを一度書いてみたかったので、そんな感じで。
359名無しさん@初回限定:04/09/11 22:46:02 ID:wf1OIWQj
朝起きたら妹に、探検されていた。
妹「お兄ちゃんのベッドでツチノコ発見!」
ギャガ━━Σ(゚д゚lll)━━ン!!!
360名無しさん@初回限定:04/09/11 22:56:49 ID:XGdn3o0o
池魚氏、乙!
エロくて最高でつ。
(´д`;)ハァハァ
361名無しさん@初回限定:04/09/12 02:13:17 ID:A6NKkGRF
朝起きたら妹に人質に取られていた
362名無しさん@初回限定:04/09/12 11:27:33 ID:4316jGSI
>>358
これは実にエロいな。
363突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/12 12:53:52 ID:/dQKv0KT
>>54の続き。鈴菜も二学期に突入です。

「…で、鈴菜さんや。実際のところ白坂先輩とはドコまで進んでる訳?」
余りに唐突な言葉に、思考が一瞬停止したしまう私。
「…………えっ!?」
三秒ほど遅れて、やっと驚きの声が出る。
「お隣に住んでる先輩だったっけ? でも普通、それだけの相手と一緒に
晩ご飯の買い物とかはしないよねぇ?」
「しないしないー! それと一緒に海行ったりもしないー!」
「花火見ながらイチャイチャしたりもしないー!」
「しかも毎日、お弁当作ってあげてるしね……」
「え? え? えぇーっ!?」
「それ皆の衆、このオトボケ娘を取調室に連行じゃっ!」
『さー、いえっさー!』
「え? え? え? えーーーーーーーっ!?」
こうして帰宅途中に身柄を拘束された私は、そのままカラオケボックス
へと連行されてしまった。


『先輩と同棲っ!?』
「違いますっ!」
そして十五分で白状させられていた。ごめんなさい兄さん。
「での実際、同棲とドコが違うのさ? 赤の他人でしょ?」
「他人じゃないもん。兄さんだよ!」
「いやあんた、それ客観的に見たら完璧に他人だって……」
「まぁまぁ落ち着いて、、争点はソコじゃないでしょ?」
狭いボックスの中でズラリと包囲されて、ホントに取調室で尋問されてる
気分。助け船を出してくれそうな唯に視線を送るけど……
「……ボクも、いい加減諦めた方が良いと思うよ……」
と呆れ顔でカルピスをすすっている。
364突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/12 12:54:25 ID:/dQKv0KT
「そっか! じゃあ表現を変えて……鈴は兄さんとドコまで進んでるの!?」
「いやあんた、それじゃ無意味にヤバいから……」
「でも嫌いな相手と楽しそうにお買い物とかしないっしょ、普通は?」
「鈴はさ、どうなの? 一緒に居て楽しい?」
「それは……兄さんだから……」
ふむふむふむ、と何やら納得してる一同。
「それはあれよ。鈴は先輩と恋愛ごっこをしてるって事よね。」
「なるほど〜。」
「そっか! 『義妹』という立場を利用して先輩に甘えまくってる訳だ!
彼氏と違って安全だしね〜?」
「………『安全』?」
「エッチまで許さなくても良いって事。義理でも何でも『妹』ってことに
しとけば、どんなにタカっても男の下心に応える必要ないじゃん。鈴は
男の子に免疫無いから、絶対に体を求めてこないと分かって安心できる先
輩と付き合う事で恋愛の美味しい部分だけ楽しんでるって訳。」
「うわ鈴ってば可愛い顔して小悪魔〜! でもちょっと羨ましい〜!」
「そ…そんなこと考えてないよ……」
「考えて無くても、現実にやっちゃてるのよ鈴は?」
「本能的にってやつ? 先輩も可哀想だよね。どんなに貢いでも結局は妹…」
「私っ、そんなにズルい人間じゃないもんっ!」ガタン!「勝手にひどい想像
しないでよっ、私だって本当は……!」
『………『本当は』ッ!?」
「………え? え? え?」
「………鈴ってば、ボクから見ても単純………」
365突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/12 12:56:45 ID:/dQKv0KT
「ほうほう。先輩の下心は薄々感じてるけど、自分の気持ちが分からないから
無邪気な妹のフリして誤魔化してると?」
「………兄さんのは、下心なんかじゃないもん………」
「愛とか恋とか言ったって、終着駅がエッチなら全部下心……って哲学的な
話は脇においといて、問題なのは鈴の方よね。」
「悪意の有無はともかく、先輩の心を弄んでるのは確かだよ?」
「そうそう。焦らされまくった挙げ句に先輩が壊れちゃっても知らないよ?」
「でも……だって……優しく受け止めてくれるから……」
「………その口ぶりじゃ、鈴もまんざらでもなさそうだけど……」
「手とか肩とか髪とか触られても割と平気なんでしょ? それって…」
「……結構、許しちゃってるよねぇ?」
「義理でも『兄妹』って関係だからっていうのもあると思うな、ボクは。」
「なにそれ?」
「なんていうのかな、確かに男の子ではあるんだけど『お兄ちゃん』っていう
のはソレ自体が特別な存在なんだよ。男の子だけど男の子じゃないって言うか
、うーーーんとぉ………」
「……お父さんみたいなモノ……?」
「ちょっと違うけど、そんな感じなのかな? 恋とかって抜きで単純に『好き』
って思えて、甘えてるとスッゴク安心できて、でもお父さんみたいなオトナと
は違って全然近くて、性別とか関係なしでつきあえちゃうって感じ。」
「そう、そうなの! やっぱり兄さんは兄さんだよね?」
ふむふむふむ、と再び納得してる一同。
「それはアレだね。鈴は自分のブラコン願望を満足させてくれる先輩を『彼氏
』にしちゃうのが勿体ないと?」
「いやいや、意外と『お兄さんとの禁断の恋』って感じの背徳的ってゆーか刺激
的な恋愛に密かに憧れてるとか?」
「そうかなぁ? 鈴は単に『恋愛ごっこ』してるだけだと思うなぁ?」
「まぁまぁ皆の衆。少なくても鈴がレズじゃないって判明しただけでも喜ぶべき
収穫だと言えない? それに……」
「そうだ! レズって言えば、二年の島崎先輩って怪しくない?」
「生徒会の? そうかなぁ?」
366突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/12 12:59:12 ID:/dQKv0KT
「その島崎先輩、同じクラスの八神先輩とさ?」
「と?」
「なんか妙な空間作ってるんだよね。甘甘ってゆーか熱々ってゆーか? とにか
く親友とかって雰囲気とは絶対に違うねアレは。」
「でも島崎先輩って、八神先輩のお兄さんと婚約してるんだよね?」
『ええっ! まじでっ!?』
「一緒に歩いてるトコ何回も見たよボクは。凄く仲、良さそうだったよ。」
「なんだぁ……ガセかぁ……」
「でも、絶対に怪しいと思うんだけどなぁ………」
なんだか知らないけど、注意が私から逸れてきた。今の内に……
「……それはともくかく。」むんずっ!「被疑者の尋問がまだ終わってないよ?」
「ひ〜〜〜〜ん!!」
「そうそう、白坂先輩だよ! どうすんの? このままお兄さん? それとも
彼氏に昇格?」
「そ、そんなの考えてないよぉ〜! それに、どうしてみんなに尋問されなきゃ
いけないの? 私と兄さんの問題だよ〜!」
「いや鈴菜さんや、それがそうでもなくなって来たんだよねー実は。」
「え?」
「細かい事は気にしなくて良いから。とにもかくにも、そろそろ鈴も白坂先輩も
自分の気持ちにシロクロ付けないといけない状況になったって訳なの!」
「え? え? え?」
「先輩も、いつまでも鈴ばっか見てくれてるとは限らないって事だよ。いまは『妹』
なんでしょ?」
「そうだよ。『妹』は『お兄さんの恋愛』の邪魔なんか出来ないよ? 先輩が他の子
とか連れて帰ってきたら、なんて想像した事有る?」
「…………ない。だって必要ないもん、兄さんは……」
「『今は』鈴にゾッコンだもんね。」
「でも、思わせぶりな態度で全然ヤらせてくれない義妹の横から、健気に尽くして
くれる他の女の子が出現したりしたら、最終的にどっちに傾くと思う?」
「『全部、先輩のものです……』なーんて言われたら、グラッと来るよね普通。」
「……………………………………」
367突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/12 13:03:03 ID:/dQKv0KT
「あ! いま、一瞬ムッとした!」
「え? え!?」
「うわー! 鈴、もはや独占欲剥き出しぃ?」
「妬いてるんだ、可愛い!!」
「ち、ちち、違うよ! これは妹として………」
「でも、他の子に取られるのはヤなんだ?」
「それは……そうだけど……」
「一度寝取られちゃったら、取り返すのは至難の技だよ〜? 敵よりも更に尽くさな
いといけないしね〜?」
「そうそう。もう普通のエッチ程度じゃ全然駄目だね!」
「もう、形振り構わずご奉仕プレイの連発って感じ?」
「……………………………………」
「あ! いま、想像力の限界超えちゃって頭クラクラしてきたでしょ?」
「おお、図星突かれて赤くなった。可愛い!!」
「も、もう許して〜〜〜〜!!」


「要は、鈴が自分の心に決着を付けないといけないのよ。このまま妹を維持するか、
先輩を受け入れて恋愛にシフトするか。」
「そうだね。先ず、鈴が自分の本音をハッキリと自覚する必要があると思うな?」
「そこでね、鈴の気持ちを確かめる方法があったりするのよ実は。」
「そうそう! それも一発で判明するヤツが!」
「………どんなの?」
「ふっふっふ〜♪ それはね、ごにょごにょごにょ………」
368突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/12 13:03:58 ID:/dQKv0KT
「……って、え? え? え? えーーーーーーーっ!?」
「な、何よ。その過激なリアクションは?」
「鈴、もしかして知らないの? だったら手取り足取り教えてあげようか?」
「け、結構ですっ!!」
「じゃあ問題ないわね。家に帰って早速試してみて。」
「そ、そんなのヤだよ。恥ずかしい……」
「そう? なら強制はしないけど、期間限定だよ?」
「うん、そうなんだよ。鈴の返事次第けど、今週中くらいなら、鈴と先輩のコト
応援してあげられるアイデアが実行に移せるんだ。」
「……………………………………」
「あ、やっぱ疑ってる。」
「無理もないと思うよ、ボクは。」
「これこれ、これはマジなんだってば。もう問答無用、一撃必殺、しかも先輩に
二度と悪い虫が付かなくなる究極の作戦なんだから。」
「……………………………………」
「あのね鈴、いくら何でも鈴の邪魔なんかする訳ないでしょ? 友達なんだから?」
「その代わり、ちょっとだけ演出に参加させて貰って楽しもうと思ってるだけ。」
「そこそこ、余計な事喋って不信感を煽らない煽らない。」
「大丈夫だよ、実行の中心はボクだから。真面目にするから、ね?」
「…………………ほんとに?」
『もっちろん!』
「…………………じゃ、ちょっとだけ考えてみる……」
『うんうん! そうこなくっちゃ!!』
369名無しさん@初回限定:04/09/12 13:07:46 ID:V2UCjGZD
朝起きたら妹に、詰問された

「お兄ちゃん、私の下着どうしたの?」

「な、何言ってんだよ。お前の下着なんて知ら…」「うそだっ!」

「私、お兄ちゃんのことなら『なーんでも』よく知ってるんだから… あは、は
あははははははははははははははははははははははははははははははははははは
はははははははははははははははははははははははははははははははははっ!」

やべえ、オヤシロさまに憑かれてる…
370突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/12 13:11:16 ID:/dQKv0KT
ただでさえ長くなってしまいましたが、
加えて少々、読み難くなってしまったみたいです(汗
薄々ネタが見えてきた人もいるかと思いますが、
どうか黙っててくださいw

>>池魚氏
おお、えちぃ!!
最終話、期待してます。
『三流の幸福劇より、一流の悲劇の方が完成度は高い』という
考え方もありますので、ご自身がベストと判断された結末を!
371名無しさん@初回限定:04/09/12 13:27:38 ID:QBzlK7PS
>>突発屋氏
鈴菜キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
ああ、やっぱこういう、ほんわかしたやつ良いわ……。
372桐莉兄@七華主役って書き易かったり:04/09/12 13:54:33 ID:6Zyj8XWL
妹が生きていた頃、何時も私を起こすのは妹の役目だった。
だけど、今は――
『おねぇっ、おきろーっ!朝だぞ!朝飯食って学校行くぞーっ!』
「ぅ〜……まだねむたいぉ〜……」
『ほらっ、寝惚けてないでシャキッとするっ!』
「……く〜」
『おねぇっ、おきろーっ!朝だぞ!朝飯食って学校行くぞーっ!』
「あと〜……五分〜……」
『ほらっ、寝惚けてないでシャキッとするっ!』
「んにゅ〜……あと一時間〜……」
『おねぇっ、おきろーっ!朝だぞ!朝飯食ってお前の首をへし折ってやるゥゥゥーーー!!!』
……………
………
…………………
「だっ、だよもんーーーっっっ!!?」
慌ててベッドから飛び起きる。
時刻は午前六時過ぎ。
由紀ちゃんの時計が何だかおかしい。
『おねぇっ、おきろーっ!朝だぞ!貴方は赤い部屋が好きですか……』
「ちょ、ゆ、由紀ちゃんっ!?」
『ほらっ、寝惚けてないで今日も元気でヴイッと逝こうーーーっ!!』
「私寝ぼけてないもんっ、寝ぼけてるのは由紀ちゃんだよっ!」
『おねぇっ、おきろーっ!朝だぞ!俺は……名雪の事が本当に好きみたいだから……』
「名雪って誰ーーーっっっ!!?」
録音式の目覚し時計に入ってる声は、四年前に事故に遭って死んでしまった妹が吹き込んでくれたものだ。
友達と一緒に、泊り掛けで旅行に行くからって、朝が弱い私を気遣って準備しておいてくれた時計。
待ち合わせをしていた駅に向かう途中、由紀は暴走トラックに撥ねられて、其れきり家に戻って来なかった。
朝、出掛けに玄関先で、明後日には戻ると元気に言ってたばかりなのに。
妹が残してくれた目覚し時計のボイスが、私の聞いた最後の妹の声になった。
その大事な妹の形見が……っ、
『おねぇっ、あさーあさだよー!今日も明日も、逝って良しっ!』
かち。
373桐莉兄@時にはこんな感じのも……:04/09/12 13:57:14 ID:6Zyj8XWL
目覚し時計のスイッチを切る。
妹の声は、四年前のあの日の朝と全く変わっていない。
だけど、録音されていた筈の台詞が全然別の物に変わってしまっている。
こんな酷い事する奴は、世界中探したって一人しか居ないもん。
「許せない!許せない!青の水玉許せない!今度という今度は本気の本気で怒ったもんっ!怒った私、凄く怖いんだよ!体中の穴という穴に練乳注ぎ込んで、ストローでちゅぱちゅぱ吸っちゃうよ!!」
――午前六時半。
洗顔と着替えを済ませて、練乳を用意、昨日のうちに準備しておいた鞄に詰め込む。
それだけじゃないよ。ドミカルステッキとロボピッチャ、腐り掛けの生卵も五十個ほど鞄に詰め込んで、戦闘準備完了!
ごめんね、たかくん。今日は食料調達係はお休みだよ。
桐莉ちゃんを地獄に送ったら、其の時は二人で仲良く一つのフランスパンを両側から……って、はわうぅっ!
ち、違うのですっ!これは大気中でゆんゆんしているオゾム電気パルスの仕業ですっ!わたっ、私っ、そんな……(赤)
「――とっ、とにかくっ、出撃だもんっ!」
玄関閉めて、鍵掛けて。
「由紀ちゃん……仇はきっと、お姉ちゃんが討ってあげるよっ!」
『うっふ〜んっ、いっや〜んっ、ばっか〜んっ!』
「………桐莉ちゃん、殺ヌ!」
『やぁ〜んっ、おねぇーっ、スイッチ入れてってよぉ〜んっ!』
私は、学校に向けて全速力で走り出す。
何時もの通学路、何時もの曲がり角。
間に合った…時刻は六時四十四分。足音が近づいて来る……。
『兄ちゃん、そろそろ七華姉ちゃんの出現ポイントだーっ!』
『今日の組み合わせは練乳とブルーベリージャムに5000ペリカ!』
『うしっ、だったら桐莉は練乳とキウイジャムに5000ペリカ賭けるス!』
二人とも外れだもん、正解は――

A. 体中の穴という穴に練乳注ぎ込んで、ストローでちゅぱちゅぱ吸っちゃうもんっ!
B. ドミカルステッキで魔法攻撃だよっ、まじかるドミかる〜!
C. 腐った卵で絨毯爆撃しちゃうもんっ、S●GAの技術は伊達じゃないっ!
374名無しさん@初回限定:04/09/12 13:58:52 ID:ik6+AeBh
絨毯爆撃キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
あああ今日は幸せな一日かもしれん
375桐莉兄@三択の選択肢は:04/09/12 14:04:11 ID:6Zyj8XWL
良さ気なの選んでみて下ちぃ。
暫く様子見して、人気ありそうな選択肢の続き書いてみる事にしまつ。
376名無しさん@初回限定:04/09/12 14:05:48 ID:ik6+AeBh
>>375
A!
暴走練乳キャラ七華ならこれでしょう!
っていうか、俺が見たいだけだけど
377名無しさん@初回限定:04/09/12 14:14:28 ID:QBzlK7PS
A。
やっぱり練乳でしょう。汁だくマンセー。
378ピースフルデイ ◆518YLv.Xnc :04/09/12 15:41:55 ID:X6tgn3yF
「広いね〜」
「そりゃ広いよ、一番いい部屋なんだから。あとでオーナーさんにお礼言いに行かなきゃなぁ」
「あ、お風呂も広い」
「……………はぁ」
 事の次第を簡単に話すと、15分ほど前、親父が務める会社の傘下であるホテルを偶然見つけ
たため、今日はそこに泊まろうという話になった。しかし、フロントに問い合わせると、どこの部屋
も満室だというので他に宿を探そうと思ったら、これまた偶然カウンターで顔見知りのオーナーと
出くわし、予備に空けてあるスイートを用意してくれたのだ。というよりも、ほんの少ししか会った
ことがないのに、よく俺のことを憶えていたもんだ。
「あとで口止めしとかないと……………」
 親父に知られたら、何を言われるか分かったもんじゃない。
「お兄ちゃん」
 浴衣の裾をぐいっと引っ張られた。
「ん、どうした?」
「私、お風呂入りたいんだけど…………」
「そ、そうか、じゃあ俺はその辺を散歩でも……」
 と言って、部屋の入り口へ向かおうとするが
「…………?」
 動けない。見ると、妹が腰に腕を回してしがみついていた。
「ど、どうした? 風呂入るんだろ? 俺は散歩に行くからゆっくり……」
 妹の腕に力が入る。
「お兄ちゃん……一緒に入ってほしい」
 な、何だってーーーー!
「い、いや、きょ、兄妹とはいえ、年頃の男と女が一緒に風呂に、ままままま」
「足が痛くて……一人ではいるのが怖いの」
 そうだった……………こいつ怪我を。
 邪な想像をしていた自分が急に恥ずかしくなってくる。
「そうだな、風呂の中で転けたり、急に痛み出すと大変だからな」
「一緒に入ってくれる?」
 そうだよな
「あぁ、勿論」
379ピースフルデイ ◆518YLv.Xnc :04/09/12 15:42:27 ID:X6tgn3yF
――――
 とは言ったモノの………
「やはりこれは………」
 なんだか心臓に悪い気がする。
 全裸に股間をタオルで隠して椅子に座り、広い洗い場で妹を待っている兄の図ってどうだろ
うか? ちょっと……いや、かなりアレかもしれない。
「お兄ちゃん、入るよ?」
「お、おおお、おう」
 ヤバイ、かなり動揺している。年頃の娘とはいい、妹だぞ!?
 細い体にタオルを巻いて、少し足を引きずりながら妹が入ってくる。そして、俺の隣の椅子に
腰を落とし、二人で並ぶようにして座る。
「…………………………」
「…………………………」
 微妙に気まずい沈黙。俺の方は心臓バックンバックンだが、妹はどうなのだろうか?
「…………………お兄ちゃん」
「…………………な、何だ?」
 ヤバイ、声裏返ってる。
「……体、洗って欲しいの」
「○¢▼Å∬З∞≠〒♂◎√♀≪∵ΩИ゚Д゚」
 声にならない驚き。
「お兄ちゃん?」
「そ、そ、そ、それはマズイだろ」
 まだ声が裏返ってる。
「あのね、足が痛くて立ったまま体を洗うのは無理なの。でも、座ったままだと上手く洗えないし…………だからお兄ちゃん、洗って欲しいの」
 そ、そいうことか。でも
「い、いいのか? 男の人に体触られても」
「…………だって、お兄ちゃんだもん」
「…………………………」
 そうだよな、兄妹だから。邪な考え持ってる俺の方がおかしいんだよな。
380ピースフルデイ ◆518YLv.Xnc :04/09/12 15:43:21 ID:X6tgn3yF
「分かった。洗う」
 そう言って、妹の後ろへ椅子を持っていき、座る。
「ボディーソープと体洗うタオル貸してくれ」
 妹がその二つを差し出す。それを受け取る。
「じ、じゃあ、洗うから体に巻いてあるタオル取ってくれ」
 すると妹は、少しだけ躊躇った後、体に纏っていたタオルを取り、肌を曝け出す。
 白くて、きめ細やかな肌。その肌と、背まで伸びた、光を吸い込むような黒髪とのコン
トラストが美しい。思わず見惚れてしまった。
「か、髪の毛上げるから少し待ってて」
 そう言うと妹は、少しだけ手を震わせながらも、器用に髪を纏め、タオルで巻いていく。
「そ、それじゃあ、あ、あ、あ、洗うぞ」
 ええい、儘よ!
 妹の背中に、よく泡立てたタオルをあてる。すると、ピクッと背中が震えた。
 ごしごしごしごし…………………
「わ、脇洗うから……その、腕上げて」
「う、うん」
 二人揃ってやや声を裏返したやりとりの後、妹がばんざいのポーズをする。
 ごしごしごしごし…………………
「ひゃん……ぁ」
「あ、悪い。痛かった?」
「う、ううん。大丈夫だから」
 ごしごしごしごし…………………
「ま、前も?」
「………前も」
 なるべく何も考えないようにして洗うが、両手を上げた妹を、後ろから抱きすくめる形で体を洗っているのだ。かなり心臓に悪い。
「それにしても…………」
 コイツ、もの凄く細い。凄く綺麗な体をしてる。
 ごしごしごしごし…………………
381518 ◆518YLv.Xnc :04/09/12 15:48:58 ID:X6tgn3yF
>>220からの続きです
相変わらずリアル生活が忙しく、随分と長い間が空いてしまいました
お願いだから忘れないでください orz ←土下座
続きは夜か、明日の朝にでも投下
一応頭の中では出来上がっているので、そう時間は掛からないかと……

展開は、いい感じの展開を目指してみました。細くて白くて可愛い黒髪の妹とお風呂。最高じゃないっすか
前にも言ったとおり、決して私はロリコンな訳でなく、細い、スレンダーな女の子が好きなだけです


さて、随分長いこと書き込んでなかったので、かなり溜まってしまってますが
全ての職人さんG━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━J!!!!

>>280前後から読み始めなくては……orz
382コレ35で投下したかった:04/09/12 16:38:48 ID:qHtl23FA
セックス覚えたてで、初めてチンコを妹に
入れようとしたとき、ゴムのつけかたがわからず生で
入れてしまった。で、妹の中に精液を
出してしまった・・・
その後、妹が綿棒みたいなもので一滴づつ精液を
中から取り除いていたが、
「兄さんわざと?」とかイヤミを言われた。
オレはぜんぜん悪くないのに、イヤミを言われてアタッマきた。
383名無しさん@初回限定:04/09/13 00:08:52 ID:PNsplBQQ
朝起きたら妹が、ストライキを決行した。

「……んー」
どこか気だるいものを感じながら、俺は目覚めた。
壁の時計は十一時近くを示している。普段なら、たとえ休日でもこんなに遅く起きることはないんだがな。
しかし今は事情が違う。じきにテストなのだ。
数学の教師から「今度赤点だったら留年な?」と爽やかな笑顔で言われてしまった以上、俺は猛勉強するしかなく、
そして毎日深夜まで数式と睨めっこする生活を続けるなら、どこかで睡眠時間の帳尻を合わせないといけなくなる。
というわけで、最近の土日の俺の平均起床時刻は午後一時である。今日などはまだ早いほうだ。
――ふふ、バカは辛いぜ。
俺は寝巻きから着替え、部屋を出た。
階段を下りて、居間へ。両親が仕事でトルコに行っている現在、家の中は大抵静かだ。
居間には妹の雪果がいた。つまらなさげな表情で、座卓に新聞を広げている。
「おはよーさん」
欠伸交じりに挨拶し、そのままダイニングへ。
雪果が朝食に作った何かが残っているかと思い、冷蔵庫を調べてみたが、それらしいものは無い。
無い……? はて、雪果のことだから、ちゃんと俺が食べる分まで作ってくれてると思ったのだが。
「?」
一瞬、なにか雪果の気に障ることをしたせいで作ってもらえなかったのかと思ったが、それはあるまい。
性能が低い自分の脳髄に数学的論理性を叩き込もうと日夜頑張ってることもあり、最近は会話すら少ないのだから。
まあ、いいか。
雪果だって忘れることくらいあるさ。
そう思うことにして、俺は戸棚から食パンを二枚取り出した。オーブントースターに放り込み、その間に緑茶を淹れる。
オーブンが鳴って完成を告げてきたら、マーガリンをよく焼けたパンに塗りたくり、口に詰め込み、緑茶で流し込む。
三分でごちそうさま。胃が膨れりゃいいのさ。
「…………」
歯を磨くため洗面所に向かおうとしたところで、背中に突き刺さる視線に気づく。
すごい圧力だ。まるで背後に刀を抜いた侍がいるかのような――って、それは殺気というんじゃないのか。
「雪果?」
首を巡らせると、やはり雪果がにらんで来ていた。
むっすー、という形容がぴったり来るような顔をしている。
「……どうかしたか」
384名無しさん@初回限定:04/09/13 00:09:50 ID:PNsplBQQ
尋ねると、雪果は視線をぷいっと新聞に戻してしまう。
「何でもないですー、だ」
それは暗に『なんか気に入らないことあるよ』と言っているのと同じだと思うが、どうか。
もう一度自分の行動を省みてみた。雪果の気分を害するような言動、あるいは行動はなかったか。
……やっぱ、ないよな。
繰り返すが、最近は会話自体が少ない。接触時間も少ないし、雪果の機嫌が悪めなのは、俺とは無関係な事柄によるものだろう。
そう判断して、俺は「ならいいや」と雪果に返し、洗面所に向かった。
洗面所で歯ブラシをくわえ込んだときに、今度は別のことに気づく。洗濯機が動いていない。洗濯は雪果がやってくれていたのだが。
「ふむ」
まあ、たまには休みたいだろうしな。毎日毎日、ほんとにご苦労様なのだ。食事もやってくれるし。掃除は俺もやってるけど。
歯磨きを終えて居間に戻ると、また睨まれた。ここに洗濯機の動く音が聞こえてくると、その視線は明らかに鋭くなる。
率直な話、怖い。槍よりも鋭い視線だし。
「……なんだよ」
「別にー、ですー」
また、ぷい。
訳わからねえっすよ、本当。
内心で嘆息した俺は、今度は食器が洗われていないことに気づく。これまた雪果の仕事だが……俺がやっとくか。
数式と格闘してるよりはマシだし、案外気晴らしにもなるかも。
そう思って、流しに積まれた皿に手をかけた時だ。
「う、うううう〜〜〜っ!」
なんか、奇声が聞こえた。
振り向くと、雪果が立ち上がり、涙目でこっちを睨んでいる。
乱れた長い髪が顔にかかってて、かなり怖い。
雪果はずんずかと俺に詰め寄った。
「なんか言ってよう!」
…………。
「――なんかって、何を?」
さっぱりわからなかった。
雪果は顔を赤くして、
「わたしが朝ごはんも作らないで、洗濯もしなくて、食器洗いもしないで――ストライキしてるんだから、文句言ってくれていいのにっ!」
…………。
「……これ、ストだったのか? 全然気づかなかった」
385名無しさん@初回限定:04/09/13 00:13:48 ID:PNsplBQQ
その言葉がよっぽどショックだったのか、雪果は後ずさった。
だんだん顔が赤くなっていって――最後に、ぺたりと座り込んでしまう。
「に、――兄さんのばかぁ。気づいてくれたっていいじゃない……」
「うわぁ、雪果? なんだよ泣くなよ突然っ。ていうか、だいたい何でストなんて――」
問いに、雪果は上目遣いに見上げてきた。
「だって……兄さん、ぜんぜん構ってくれないんだもの。最近は帰ってもすぐに部屋に戻って勉強始めちゃうし……」
――そりゃ確かにその通りではあるが。
俺はしゃがみ込んで、雪果と目線を合わせる。
「俺、説明してなかったっけ? 今度の数学赤点だったら世にも酷い事になるから、しばらくあんま相手に出来ないって」
ぽんぽんと頭を撫でてやる。
髪に触れられた雪果は一瞬心地よさそうな顔をしたものの、すぐに曇天表情に戻る。
「わたしも聞いたよ。だから、いつもみたいにしてくれなくてもいいけど……休みの日くらい、相手にしてほしいよ……」
思い出すのは先週の土日。俺は起きてからずっと自室で数学の問題にひたすら挑戦し、終いには自分で超ひも理論を証明した幻覚さえ見ていた。
雪果とは、食事のとき以外会ってないな。
――なるほど、雪果の言うことも正しい。いくらなんでも、こりゃ接触不足だ。せっかく一月前から、恋人同士になったんだからな(周囲には当然秘密だが)。
「ごめん、お前の言うとおりだ」
俺は雪果を抱きしめた。
「今日はおまえのために遣うから、許してくれ。……な?」
「ん……ゆるす」
まだ少し湿っぽいような声だったが、雪果は頷いてくれたようだった。
「ならどうする? 今日一日はおまえの奴隷ですよ、俺は」
身を離して聞くと、離さないとばかり、今度は雪果から抱きついてきた。雪果のやわらかい感触が包んでくる。
「……しばらく、こうしてたい。それで、お昼になったら一緒にごはん作ろ。その後は、兄さんの部屋で一緒に眠りたい」
超絶低予算プランだった。
「いいのか、そんなんで」
「いいの」
雪果は俺の胸に埋めていた顔を上げ、こちらに向けてくる。
「とりあえず、今日は兄さんと一緒にいたいだけだから……」
そうして、ふわりと微笑んだ。
ようやく笑ったな、なんて思いながら、俺はしばらくの間、そうして雪果のあたたかさを感じていたのだった。
386池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/13 00:16:43 ID:dlALRMHi
さ、て。
投下しても、大丈夫でしょうか?

・前スレより『はちみつ』の続き物です。そちらをまだ読んでいない方は、まとめさんのところからどうぞ。
・いつに無くストーリーが複雑風味です。登場人物は少ないですが、心理的なものが。
・ギャグless。そっちの方期待の人は読み飛ばして。
・エロless。そっちの方期待の人は読み飛ばして。
・途中で分岐(?)します。とりあえず、途中までいったら書くので、普通に読んでてください。
・それでは。
387池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/13 00:18:49 ID:dlALRMHi
「え、な、なに? お兄ちゃん、何で怒ってるの……?」
お兄ちゃんの突然の行動に、私は混乱した。
「私はただ、昨日みたいに気持ち良くなりたいだけなのに――」
「バカ! ……昨日の事は、もう忘れろ!」
お兄ちゃんが何を言っているのか、さっぱり分からない。
「な、なんで? 気持ち良くなっちゃ、ダメなの?
 昨日あんなに気持ち良くなれたんだから、今日もなれるよね……?」
「……昨日のお前は、おかしくなってたんだ。
 あいつの薬の所為で、変になってたんだ。分かるだろ!?」
薬? 薬の所為で変になってた……?
――思い出した。
確かに、私はあの薬を打たれた後から、もの凄く気持ちよかった。
さっきまでは覚えていたはずなのに、何故だろう、そんなこと頭の中から消えてしまっていた。
「じゃ、じゃあ、あんなに気持ちよかったのは、おくすりの所為なの……?」
「そうだ。だから昨日の事は、もう忘れろといっているんだ」
――そうだったのか。
あんなに私が工夫しても、お兄ちゃんに協力してもらおうとしても、
気持ち良くなれないのはそういうことだったのか。
それなら――
「ねえ、お兄ちゃん……」
「……なんだ」
「おくすり、ちょうだい……」
「そんなものは、もう無い……! いい加減、忘れろ!」
――ぢゅくっ
私の股間が、強い快感を求めている。あの薬を求めている。
「ねえっ、お願いっ! おくすり欲しいの! ねえっ、あるでしょ!?」
「何度言ったら分かるんだ! もう、思い出すな!」
――バタンッ
兄の部屋のドアが、閉じられた。
それと同時に、私の中の希望も絶たれたような気がした。
「そんな……」
聞き分けのない体だけが、いつまでも快感を求め続けていた。
388池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/13 00:19:44 ID:dlALRMHi
夕方。あれから8時間。
――コンッコンッ
私の部屋に、ノックの音が響く。
「千夏、いるか?」
心配そうなお兄ちゃんの声。でも、私はそれには応えない。いや、応えられない。
「あはぁっ、んっ、くぅっ、あっ、い、いぃっ……」
「さっきは……、悪かった。いきなり大きな声出しちゃって、そりゃ、驚くよな……」
扉越しに聞こえる、お兄ちゃんの謝罪の声。
そして部屋の中だけに響く、私の喘ぎ声と淫らな水音。
「んぁあっ、も、もっとぉっ、もっとなにかぁっ……」
私の目は、部屋にあるものをキョロキョロと見回している。
――何でもいいから、もっと気持ち良くなれるものが欲しい……。
既に私の秘所には、ボールペンだけでは飽き足らず極太のマジックが挿さっていた。
他にも、乳首にはクリップが付けられ痛いほどに充血し、私はそれに快感を感じていた。
「――でも、俺はやっぱり、お前にあんなことは早く忘れて欲しくて――」
「あっ、ふぁあっ、こ、こっちにも、やればもっと……」
私はお兄ちゃんの声など耳に入らず、引き出しから新しいボールペンを一本取り出すと、
それを口にくわえて唾液をまぶし、お尻の方にあてがった。
「――とりあえず、これからの事はまた明日――」
私はもはや躊躇いなどせず、ボールペンをお尻の穴に挿し込んだ。
「ん、ふぅっ……ぅあっ、あ、こっちもいいぃ……!」
――気持ち良い……。でも、やっぱりまだ足りない……。
「――そうだ! お前、ご飯はもう食べたか? 何か飲み物持ってきてやるよ――」
「あぁっ、やだぁっ、もっとぉっ、たりないのぉっ……」
前後の穴に、2本のペンを出し入れする私。
――ぢゅっぷ、ぐぢゅっ、ぢゅぶっ
「――おまたせ。冷蔵庫の中に、サイダーがあったんだ。
 他にもカルピスとか、何でも好きなもんを飲んでいいぞ」
――ガチャッ
その音で希望が満ちるのを感じた私と、中を見て絶望した顔のお兄ちゃん。
――今の私にとって、足りないもの。それは、前から分かっていた。
「――あぁ、おにいちゃん、……おくすり、ちょうだい……」
389池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/13 00:20:38 ID:dlALRMHi
――ガシャンッパリパリンッ
お兄ちゃんが、手に持っていたものをお盆ごと落とした。
そして、私のほうに駆け寄ってくる。
「千夏っ! お前……!」
「ねえ、おくすり……はやく……おねがい……」
お兄ちゃんは私の体に付けられた、クリップやらペンやらを引き抜いている。
「ふあぁっ! ひっ、そ、そんなにらんぼうにしちゃ……き、きもちいぃよぉ……」
「どうしたんだよぉっ!? お前、まださっきの――」
「……おにいちゃんのて……おっきくって……きもちよさそう……」
私はお兄ちゃんの手を掴むと、それで自分の体を慰め始めた。
「はぁあっ、ふとくって、ごつごつしてて、んんぅっ、いいよぉっ!」
「――そんな――千夏――なんで――?」
お兄ちゃんは、まったく抵抗しないで、私の顔を見つめている。
「あ、はぁっ、もっとぉっ、ほしいのぉっ! おくすりないと、だめなのぉっ!」
――もっと。気持ち良くなりたい。そのためには、あの薬が……。
「――千夏――薬なんて――そんな――俺は――」
「ねえっ、おにいちゃんも、ゆび、うごかしてよっ、きもちくしてよぉっ!」
「――いやだ――なんで――俺――」
「ねぇっ、もっとぉっ、んぁあっ、きもちいのっ、おくすりほしいのぉっ!」
「――千夏――やだ――俺――俺は――やだ――」
お兄ちゃんの手が、ガクガク震えている。
「俺は――」

「ひ、ぁああぁぁあっ! あはあぁああっ!」

突然襲ってきた強烈な快感に、私の視界が一気に暗くなった。

――気持ち良い……。

――でも、

――まだ足りない……。
390池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/13 00:21:30 ID:dlALRMHi
「どうだ? 気持ちいいだろ? まだ足りないか?」
兄の、無感情な声が聞こえてくる。
「あはあぁああっ! もっとぉっ! ああぁあっ!」
兄の手の動きが、更に強くなった。
「な、気持ちいいだろ? 十分だろ?」
少し震えた声。
私は、無神経に快感を求め続ける。
「ひぁああっ! いいよぉっ! もっとほしぃよぉっ!」
バイブのスイッチは、既に最強になっている。
手も、これ以上無いほど激しく動かされている。
「いいだろ? もう十分気持ち良いだろ? これでもう、――」
兄の声が一瞬とまり、顔に冷たいものが落ちてくる。
私は驚いて上を見上げた。
「――もう、あんな薬になんか、頼らなくても大丈夫だろ?」
……兄は、泣いていた。

――私は、大馬鹿だ。

――自分の体の制御ぐらい出来なくて、どうする。

――止まれ、体。

――求めるな。

――兄を拒絶しろ。 もういいと、そう言え。


「――おねがいぃっ! もっとしてぇぇっ!」

――

また、目の前が暗くなる。
391池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/13 00:22:19 ID:dlALRMHi
闇の中で、私は独り立っている。
――あの日、兄は壊れてしまった。
……いや、壊れてしまったんじゃない。兄の心を、私が壊したのだ。

いつまでも私に快感を与え続ける兄は、
いつの日か私が、「薬なんてなくても、お兄ちゃんが居れば大丈夫」と言うのを待っているのだろうか。

兄がどんなに頑張っても、あの日の快感には届かないと知ったときから、
私の心は、兄が与えてくる快感を拒絶し続けた。
無駄だ、もう頑張らないでくれ、と。
私が感じる素振りも見せなければ、兄もいつか私のことを諦め、
私の呪縛から逃れて自由になれるだろうと、信じ続けた。
でも、私の体は、言うことを聞かない。
兄の行為に快感を覚え、そして更なる刺激を求め続けた。
兄から中途半端な快感を与えられるたび、
決して満たされない欲求に私の体は悲しい叫びをあげ、もっと強い快感を、と求める。
私が求めれば求めるほど、兄の悲しみもより深く、次なる行為に希望を求める。


薬によって壊れた私の体は際限なく快感を求め続け、その為に禁断の薬をも求め続ける。
私の行為が壊した兄の心は絶望の中に光を求め続け、それ故に私に快楽を与え続ける。

悲しみが悲しみを追い続ける、壊れたコンダクターの振るカノン。
永遠に終わることのないこの曲は、次々に新たな悲しみを加えながら、
この狭い世界の中で、私と兄によって奏で続けられる。


……何がいけなかったのだろう?
私? 兄? 両親? それとも、薬で壊れたあの男?

答えは出るはずもなく、私は適当に作ったいい加減な答えを、自分に言い聞かせる。
――悪いのは、運命の女神。
392池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/13 00:23:22 ID:dlALRMHi
ベッドの中で、私は目が覚めた。
「……?」
時計を見ると、もう夜だ。さっき気を失ってから、10時間近く経過している。
私はあたりを見回す。
きれいに整えられた布団。
ちゃんと洗われて、かすかに石鹸の香りが漂う体。
髪もしっかりと洗われ、乾かされ整えられている。
ただ、服はもちろん着せられていないが、これにも理由があった。

あの日から兄は長い期間をかけて、私の体にどうしたら強い快感を与えられるのか、考えていた。
半年程して、どうも、私にはMっ気があるらしいことが、自分でも分かったのだ。
それ以来、今日のようなプレイが増えている。服を着ないのも、奴隷らしく、ということだ。
しかし、1月だというのに家の中は暖かく、この布団もふわふわで、おそらくかなり高いものだろう。
そんなところに兄の愛情を感じていると、
――バタンッ
突然ドアが閉じる音がして、私は慌てて振り向いた。
しかし、そこには誰も居ない。
代わりに、遠ざかっていく足音だけが聞こえた。
つまり、兄は部屋に入ろうとしたのではない。私の横に、ずっと居てくれたのだろう。

兄は、少なくとも私のことを想っていてくれている。
私もまた、兄のことが……

……あんな事が無ければ、二人の仲は崩れなかったはずなのに。
でも、あんな事が無ければ、兄とこんなにも接することは出来なかったはず。

歪んだ両想いだ。お互い相手を想えば想うほど、悲しみは渦を増していく。

いつも通りの毎日を終え、私はそのまま寝る事にした。


次の朝。ベッドの中で気が付いた私。今日もまた一日が始まると思うと、憂鬱だ。
393池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/13 00:27:34 ID:dlALRMHi
分岐(?)点。
ここで話を終わらせたい方は、どうぞこの先は読み飛ばしてください。
この先までちゃんと読んで、話を完結させたい方は、読んでください。
どっちが真のENDかと聞かれれば、最後まで読んだ方が自分としては。
ただし、この最後の2レス分は、完全に個人の趣味で書いたので、どうなろうと知ったこっちゃ。


それでは、『朝起きたら妹に、はちみつかけてた。』AnotherStory『銀世界』。いきます。
394池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/13 00:28:12 ID:dlALRMHi
辺りを見回しても、兄の姿は無い。
いつもなら、私の体に何かしら悪戯をしているところなのに。
ふと、窓から外を見る。
外から格子のはめられた開かない窓が、白く曇っている。
指で擦ると、冷たい濡れた感触が、私の目を覚ます。
一箇所だけ透明になった窓。
そこから覗くのは、一面真っ白に染め上げられた世界。
降りしきる雪の中を、一羽の鳥が飛んでいく。

体を起こして横の机の上を見ると、小さな、本当に小さな箱が置いてあった。
――なんだろう?
白い包み紙に、赤いリボン。そして真ん中には、

――Happy Birthday――

……そうか、今日は1月14日。私の18歳の誕生日。
私はゆっくりと、決して破れてしまわないように包みを剥がし、箱を開けた。
それは、小さな髪留めだった。
端に白い花の飾りがついた、可愛らしい髪留め。
膝の上に広げた包み紙に、点々と水跡がつく。
私はそれに気が付くと、これ以上濡れないように、慌ててそれを畳む。

――あれから、5年か……。

私はそれを机の上に置くと、また窓の外を見た。
小さな鳥が、窓の外に留まっている。

――その5年間、私は何をしていた?

――何かしていた?

――何も……?
395池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/13 00:29:09 ID:dlALRMHi
窓の外に留まった鳥は、私の視線に気付くと、逃げるように飛び去っていく。

私は鳥が、羨ましい。

『大地の上に産まれながら、地を追われて空に生きる。
 しかしその空でも、強い他の鳥の目を逃れながら、脅えて暮らす。
 鳥だって、飛びたくて飛んでる訳じゃない』

それでも、別に良いじゃないか。
今の私は、篭の中の小鳥。
空を飛ぶことも出来なければ、他の鳥と鳴き交わすことも出来ない。
毎日毎日、同じ生活。
決して手の届かない空を見つめながら、それでも飛ぶことを諦められないでいる。


――5年間、私は何をしていた?

さっきの、自分への質問。
その答え、見つけた。

――兄を悲しめた。兄の心を壊した。

――兄を、私に束縛し続けた。


私の罪は、重すぎる。

もはや自由になりたいとは思わない。

私の願いは、ただ一つ。

――兄を自由にしてあげたい。
396池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/13 00:31:16 ID:dlALRMHi
窓から覗く、銀世界。
白い大地に、白い空。
どれも曇ったガラスの色をしている。

――ガチャン

開いた窓から、冬の風が吹き込んでくる。
見えるのは、曇りの無い白い世界。

これが、外。5年ぶりの、外の世界。

窓が割れても、格子があるのでそこから外へは出られない。

それで、いい。
私は自由にならないのだから。
自由になるのは、私の兄。

私がどんなに拒絶をしても、兄は私を諦めてくれない。
私がどんなに努力をしても、私の体は満足しない。

兄に私を諦めさせる、私の思いつく唯一の方法。
割れたガラスを、両手で握る。

白い世界に、紅い花。

これでやっと、兄も自由になれる。

……ああ、忘れるところだった。

兄のくれた、贈り物。紅い両手で、それをつける。

――お兄ちゃん、何時までも一緒に――
397池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/13 00:33:43 ID:dlALRMHi
以上。
はっちゃけすぎたかも。
たぶん、当分ストーリー物には手をつけません。
やっぱりギャグの方を頑張ったほうが、向いてると思ったので。
398名無しさん@初回限定:04/09/13 03:35:36 ID:f8WqG1qn
>>397 乙でした。
いくつか読んでいて気になった点を指摘させてもらうと、
事件があった当日に病院にも行かず、家にいるのは不自然かなと感じました。
また妹が快感を求める理由が、薬の禁断症状故なのか、
単に快楽に溺れてしまったせいなのかが、ちょっと分かり難かったかも。
シリアス物は、状況先行よりもリアリティがあった方がいいかな。
399名無しさん@初回限定:04/09/13 07:31:04 ID:ESZJ/LIA
>>397
乙です。

「銀世界」まで含め、氏の作の中では一番好きなSSかも。
また機会があればシリアス物書いてみてください。
400名無しさん@初回限定:04/09/13 07:33:42 ID:8PMEDQSD
朝起きたら妹と、駆け落ちしていた
401名無しさん@初回限定:04/09/13 07:46:11 ID:jSl3/C4C
池魚氏、乙。
何つーの、上手い香具師は何やっても上手い、つーことで。
ギャグとかシリアスとかあんまこだわらずに、何でもいいから次回作待ってます。
402名無しさん@初回限定:04/09/13 13:13:05 ID:RKcc89Mh
ただ、も少し知識の幅を広げて欲しい>池魚氏
たまに「アレ?」とか「え〜…」って思える描写がある。ラブホが描かれた時とか

作風自体は大好き

この文章を偉そうと感じるならスルーを推奨
403桐莉兄@三択の結果:04/09/13 15:50:51 ID:ouEdecBy
汁だくマンセー!汁だくマンセー!
練乳銀河(みるきぃうぇい)の彼方から、練乳神さまの啓示が下る。
よろしい、ならば練乳だよっ!
暴走練乳キャラの名に賭けて、私、思いっきりちゅぱちゅぱ吸っちゃうもんっ!
3……2……1……対衝撃姿勢で曲がり角を飛び出す。
「桐莉ちゃんっ、覚悟ぉぉぉーーーっっ!!」
「ひっ、ひぃっ!何スか!こら、いきなり桐莉に何しむぐぅっ!?」
問答無用!
ヘッドロックをがっちり極めて、鞄の中から取り出した美味しい練乳、桐莉ちゃんに口移しだよっ!(……でも、勿体無いから、ちゃんと舌を絡めて味わっちゃうもんね。)
ちゅぱ……ちゅ、ちゅぅっ……ちゅくちゅ……ぅぅっ……。
ああっ、おいしいよぉぉ……。桐莉ちゃんの唾液、練乳味だよぉぉ……。
でも、まだだよ。復讐はこれからだもんっ。
練乳掛けて、練乳入れて、練乳舐めて……それから、それから……えーいっ、めんどくさいからこれでも喰らえっ!
とろーり。
桐莉ちゃんの頭の上で、とっておきの極上練乳缶を引っくり返す。
「むごぉぉぉーーーーっ!!(ひぃーっ!キモいス!首筋から背中に練乳が垂れて流れて来るスーーーっ!!)」
「んむっ、ちゅ…ぷはっ、まだだよっ!恐ろしいのはこれからだよっ!」
「んがっ!やめろス!何で桐莉の鼻にコンデンスミルク突っ込むスかぁっ!?」
ぶちゅぶちゅぶちゅぅっ。
練乳のチューブを一気に絞って、桐莉ちゃんの鼻の穴に練乳を流し込む。
「桐莉ちゃんがっ、泣くまでっ、流し込むのをっ、止めないもんっ!!」
「んヴぁっ!息がっ、マジ苦しいって、あビゅっ、」
「うるさいもんっ!何でこんな目に遭うのか、自分の胸に手を当ててよーく考えてみてよっ!」
「ひあっ!?って、ちょ、胸に塗り付けるなス!そんな、んひょぉぉぉぅっ!!?」
「これは罰だもんっ!桐莉ちゃんの陥没乳首、練乳ごとストローで吸い上げちゃうよっ!」
「に、兄ちゃんっ、たしゅけてぇぇーーース!いたっ、あひぃーーーっ!!」
「邪魔したら、たかくんも練乳地獄だよっ!!」
404桐莉兄@恐怖の練乳地獄:04/09/13 15:52:31 ID:ouEdecBy
ちゅむっ、ちゅむっ、口の中には美味しい練乳、耳には心地良い桐莉ちゃんの悲鳴。
最高の朝ご飯だもんっ、真空パワー全開で乳首両方とも吸い出すまで、絶対に許してあげないよっ!
耳の穴にも舌を挿し込んで、練乳たっぷり塗り付けてやるもんっ。
それからっ、スカートを引き摺り下ろしてっ、
「ふーん、今日は久しぶりにいちごのぱんつなんだねー♪」
「あ、あの、もしかして、七華姉ちゃん……」
「練乳イチゴに決まりだもんっ☆」
「ひぃぃぃーーーーっ、やっぱりそう来るスかぁーーーーーっっ!!」
両手にたっぷりべったり練乳付けて、桐莉ちゃんのパンツの中に挿し入れる。
割れ目に沿って、股間全体に練乳を揉み込みながら、桐莉ちゃんのうなじに付いた練乳を舐め取る。
ぺろぺろ。ぺちゃぺちゃ。ちゅぅぅぅーーーっ。
「んひぃぃぃっ!?」
「ふーん、桐莉ちゃんってこの辺が弱いんだねー♪」
「ひゃ…ぁぅっ」
桐莉ちゃんが、えっちな声出して喘いでる……。
「あーあ、折角の練乳いちごが桐莉ちゃんのはちみつで台無しだよー♪」
「七華姉ちゃ…も……許してぇっ……」
「こんなにぐちょぐちょにしちゃったら、もう学校に行けないもんー♪」
「ひあっ、だ、だ、だめ……だめス!も……おしっこ出ちゃうスよぉぉーーーっ!!!」
「あはっ……我慢は身体の毒だよもーんっ♪」
「ひぎぃっ!!」
クリトリスを捻り上げると、ぷしゅっと音がして、勢い良く吹き出た生暖かい飛沫が私の手に引っ掛かる。
あははっ、いい気味だもんっ。
桐莉ちゃん、たかくんの目の前でお漏らししちゃったよっ。
これで、たけのこドリルの借りは返したからねっ!
嫌がる桐莉ちゃんを引っくり返して、いちごのぱんつを無理矢理剥ぎ取る。
何だか凄い……べたべたして、変な匂いがするよ。
ちょっとだけ舐めてみたけど、色々混ざり過ぎてて、あんまり美味しく無いかも知れない。
405桐莉兄@七華の練乳いちご:04/09/13 15:54:40 ID:ouEdecBy
「折角の練乳が勿体無いもん!」
私、練乳を無駄にする人間だけは絶対に許せないんだよ。
「桐莉ちゃんは練乳いちご、好きだよね?」
私がいちごのぱんつを広げながら聞くと、桐莉ちゃんってばえぐえぐ泣き出しちゃうんだよ。
泣けば許されるとでも思ってるのカナ?思ってるのカナ?
「い、嫌ス!そんなの口に入れたくないスよぉっ!」
「ふーん、じゃあ、私が桐莉ちゃんの好き嫌いを直してあげちゃうもんっ♪」
「う、嘘ス!桐莉は練乳いちごが大好きスっ!」
「だったら、遠慮なく食べるがいいもんっ♪」
我侭な桐莉ちゃんが口を閉じるから、私、鼻を摘んで二分間待ったよ。
涙目になって必死で我慢してる桐莉ちゃん、可愛いよ〜。
うふふふふふふふふふふ、ほーら、もう我慢の限界だよもん♪
「桐莉ちゃん、あーん……」
「んーーーーーーーっ、んーーーーんばっ、はぁ、はぁ、は……ぶぅっ!?」
「練乳全部吸い取ったら、吐き出してもいいんだよ」
じゅ……じゅじゅ………。
いちごのお漏らしぱんつに染み込んだ液体を、桐莉ちゃんが一生懸命吸い取る。
「……う、うぃス……これでいいスか……?」
「………………………駄目だよ、まだ練乳が残ってるもん♪」
「ひぶっ!」
406桐莉兄@ねくすと三択:04/09/13 15:56:59 ID:ouEdecBy
桐莉ちゃんの唾液に混じって、薄っすらと練乳の味がしたもん、私の舌は誤魔化せないよ。
約束だもんね、私、また桐莉ちゃんの口の中に、いちごのぱんつを押し込む。
「……桐莉ちゃんはがんばっておしゃぶりしててね。其の間に、私はこっちを虐めちゃうもん♪」
まだつるつるの可愛らしい桐莉ちゃんのおまた。
だけど、折角の練乳が流れちゃったもん、これは良くないと思うんだよ。
私、可愛らしい物には練乳を塗りたくるべきだと思うんだよ、人として。
……ってゆーか。
私のたかくんのお稲荷様に、私よりいっぱい可愛がって貰ってるなんて、許せない。
「……おしおき、だよ」
「ひっ!?」
私は――

A. 桐莉ちゃんのお尻に、練乳浣腸をブチ込む
B. 桐莉ちゃんのおマソコに、コンデンスミルクを注ぎ込む
C. 桐莉ちゃんが発狂するまで、口の中に練乳を流し込み続ける
407名無しさん@初回限定:04/09/13 15:59:07 ID:dlALRMHi
>>406
リアルタイムキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
選択肢は、無論A。
408池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/13 16:00:54 ID:dlALRMHi
>>398
指摘ありがとうございます。

病院にいかないのは、あれは、当初の予定だと事件当日に兄が壊れるはずだったので、
警察に病院にも行かず、家の中だけで全てを終わらせようとしていたのをそのまま使ってしまいました。
ちゃんと書き直すべきでしたね。

快感に溺れる理由は、自分としては完全に薬の禁断症状という設定のはずでしたが、
表現力が足りず、分かり難くなってしまったようです。

>>402
すみません。
これだけレス数喰ってるので、もっと質の高いものを目指すべきでしたね。
知らないものは、ちゃんと調べてから書くように心がけたいと思います。


二方とも、アドバイスありがとうございます。
こういうレスは本当にありがたいです。
409名無しさん@初回限定:04/09/13 18:16:03 ID:jSl3/C4C
>>406
乙ぅ〜ッ!当然Aでしょ!
「だが断る」でBとかもイイ!かも?
ポル男の「俺は今、白の中にいるッ!練乳の白の中にッ!」とか合いそーですな。
410名無しさん@初回限定:04/09/13 18:27:27 ID:8xld3iey
>>407
うををを…その後出てきたモンを想像すると…。

でも、選択肢は A だよもん♪
411名無しさん@初回限定:04/09/13 19:13:23 ID:8EoT6/2F
>>406
アナル好きとしては当然Aだな。analだけに。

>>408
あなたの作、クオリティは高いから期待してます。無理せず気長に頑張って。
412池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/13 21:15:57 ID:dlALRMHi
 朝起きたら妹に人質に取られていた

朝。目が覚めると、両手両足を縛られているのに気が付いた。
「……え? あ、あれっ? 何これ? だ、誰か――ふぁむ゛っ!?」
口の中に、何か硬いものが突っ込まれる。
目線を下に下ろすと、口に突っ込まれたものの正体は、
――拳銃?
「黙りなさい。お兄ちゃんは今、私の人質となってもらっています」
妹の声。どうも、さっきから背後で俺の体を押さえているのは妹のようだ。
「今から、敵と交渉をします。おとなしく、聞いていなさい」
妹が後ろポケットから携帯を取り出し、ボタンを押す。
敵? なんだなんだ? またいつぞやのヒトミちゃんか?
『テロリストか? そちらの要求を述べろ!』
「こちらの要求は3つ。まずは、私のお小遣いのアップを要求する!」
親かよ。いい年して、こんなこと。
『そ、そんなことは不可能だ! こちらにも事情がある!』
やっぱり家も、財政危機ですか?
「こちらには人質がいるぞ! こいつらの命が惜しくないのか!?」
こいつ"ら"ってなんですか、"ら"って。
『無論惜しくなど――待て、この会話は人質も聞いているのか?』
「ああ、隣に居る」
『クッ……卑怯な真似を……』
さっき言いかけた言葉はなんですか。
「要求を飲めないようならば、独りずつ殺していくぞ。
 こちらには、300人の人質が居るのだ!」
300人って、誇張にも程が――って、妹がなにやら身振りでメッセージを伝えようとしているようだ。
なになに……?
(・∀・)bm   (-_-)ノシ       ((((('A`))))ヒュヒュヒュン
人数が…………足りないから……分身しろ?
んな無茶な。しかし、俺が何もしないで居ると妹が引き金に指をかけたので、
俺は仕方なく分身を試みる事にした。
……といっても、どうすれば?
413池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/13 21:17:04 ID:dlALRMHi
多分あのアクションからすると、左右に高速で移動すれば何とか努力しているようには見えるだろう。
よっ――ビンッグギッバリッ
……ホッペの肉が裂けた気がする。
口に拳銃突っ込まれたままなの忘れてた。
俺がそんなこんなやっていると、
『仕方ない……兄の方の小遣いを削る事にしよう……』
「よし、次の要求だ」
何だか交渉が成立していた。『よし、』じゃないでしょう。
「請准許我的房間加上冷氣設備」
何をするかと思えば、いきなり中国語ですか。
これで相手が中国語通じない人だったら、交渉不成立で俺は殺されるんでしょうか。
『准許對房間設置哥哥的冷氣設備』
通じてるし。しかもなんか俺、さっきのお小遣いと同じような扱いの予感が。気のせいか。
っと、妹が更に交渉を進めようとしている。俺は耳を澄ます。
「ちゅぶりらちゅぶりら」
『あばばっあびゃばびゃばば』

「――と、いうことで、交渉は成立よ、よかったね、お兄ちゃん」
と、いうことでって、どういうことでですか?
「ふぁびふぉはばひふぇひばほは、はばばばばっはむばふぇぼ?
 (なにを話していたのか、分からなかったんだけど?)」
未だに口の中に拳銃突っ込まれっぱなしの俺。
「えっ!? お兄ちゃん、ずっとそこに居たのに聞いてなかったの?」
聞いてました。でも、僕は人語しか学校で習いませんでした。
「しかたないなー、まあ、要約すると、あばばっあびゃばびゃばば」
「ふぃびふぁべんひひほ!(いい加減にしろ!)」
「……刃向かう気? じゃ、引き金引いちゃうけど、いいよね?
 まあ、これ、本物の銃じゃないから、安心して。もちろんガスガンとかでもないし」
あ、そうなのか。水鉄砲ってところか。でも、中身が青汁とか……まさかな。
「――銃型の、ライター」
――カチッ
――痛ッ!? あ、熱! 熱い熱イ熱! いつもこんな理不尽な死に方……自殺しようかな……
414池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/13 21:19:20 ID:dlALRMHi
こういう即興系の方が、書いてる分には楽ですね。
俺の作品のクオリティはどうにもむらが大きいので、まあ、期待しないでください。
415ピースフルデイ ◆518YLv.Xnc :04/09/13 21:19:22 ID:zyhpLXmK
「じ、上半身は洗ったから………下半身は自分で洗ってくれ。足、怪我してるから力加減が分
からないし、その、女の子の大事なところがあるから……触られたくないだろ?」
「……………………」
 ボソリと、沈黙の中で妹が何かを呟いた気がするが、聞き取れなかった。
「な、何か言った?」
「う、ううん、何でもない。お兄ちゃん、ありがとう」
「お、おう」
 妹から離れて、自分は髪を洗い始める。妹は、座ったまま自分の下半身を洗い始めている
ため、なるべくそっちを見ないようにしながら。
「お兄ちゃん、背中洗ってあげる」
 髪を洗い終わりシャンプーを落としていると、体を洗い終わった妹がそう提案してきた。
「……………じゃあ、頼む」
 そう答えると、妹は俺の後ろに座り、タオルを石鹸で泡立てて俺の背中にあてる。
「………………………………」
 ごしごしごしごし…………………
「お兄ちゃん……」
「なんだ?」
「今日は……ありがと」
「ああ」
「またどこかに連れて行ってくれる?」
「ああ」
 ごしごしごしごし…………………
「あとは自分で洗うよ」
 そう言って、妹からタオルを奪う。これ以上洗われたら、何かいろんな意味でヤバイ。
 ごしごしごしごし…………………ざばーーん
「少しだけ湯船に入ってからあがろうか」
「…………うん」
416ピースフルデイ ◆518YLv.Xnc :04/09/13 21:20:00 ID:zyhpLXmK
 部屋の備え付けにしては、あり得ないほど広い風呂場。その中の広い浴槽の隅っこで、俺と
妹はちょこんと座っている。
「………………………………………」
「………………………………………」
 しばらく会話が続かないように思ったが、唐突に妹が口を開いた。
「お兄ちゃん」
「な、なに?」
「お、お兄ちゃんは…………おっぱいの大きな女の人の方が好き?」
「な、何でまたいきなり?」
「………………私、ムネがないから」
「は?」
「私、ムネも大きくないし、背も低いし、子供みたいな体つきだから………お兄ちゃん、私のこと
女の子として見てくれてないんじゃないかと思って」
「お、俺なんかまずいことしたっけ?」
「……………なんにもしてくれないからまずいんだよぉ」
「えっと、じゃあなにをすれば………」
「………………………………………」
「………………………………………」
 沈黙。
「………………………………………」
「………………………………………」
 ややあって
「お兄ちゃん。私、先にあがるね」
「え、あぁ、うん」
 そう言って妹は、先に風呂からあがってしまった。
417ピースフルデイ ◆518YLv.Xnc :04/09/13 21:21:25 ID:zyhpLXmK
 その後しばらく風呂に浸かり、体を拭いて部屋に戻ると、妹は既にパジャマに着替えて寝る
準備をしていた。今日は一日いろんな所に行って疲れただろうから、眠たいのだろう。
「もう寝るのか?」
「………うん…………………ねえ、お兄ちゃん」
「ん?」
「あのね………………一緒に寝て欲しい」
「……ああ、いいよ」
 部屋の電気を消す。時間は午後11時30分。眠るにはちょうど良い時間だ。
 妹のパジャマは、またもゴスロリだった。
「可愛いパジャマだね」
 そう言いながら、ベットへ潜る。
「………ありがとう」
 妹はベットの上に座っていたが、俺が潜ったのを見て、自分も潜る。
「さっきの風呂の話だけど、俺はマキの事大好きだよ」
「…………………うん」
 そして沈黙。
 時計が時間を刻む。時刻はじき12時だ。
「お兄ちゃん、手繋いで欲しい」
 マキが布団の中で手を伸ばしてくる。
「ん」
 俺はその手をしっかり握り返す。
「マキ、おやすみ」
「お兄ちゃん、おやすみなさい」
 時計の針が『明日』を伝える。
 あぁ、明日もこのピースフルデイが続くように…………
―――――――――
It was a beautiful day
Don't let it get away.
―――――――――
The day is over and welcome next peaceful day...
418518 ◆518YLv.Xnc :04/09/13 21:21:57 ID:zyhpLXmK
>>380からの続き&ピースフルデイ完結です
あんまり反応もらえなかったので、好評か不評かはよく分かりませんが、私的には嫌いじゃありません
……あ、反応がもらえないってのは不評って事かorz
ごめんなさい

幾つか伏線を消費しきれませんでしたが(行き当たりばったりなので)、一応完結です
最後までエッチ無し&ほのぼのピースフルハートフルを目指しました
もうしばらく長編は書きたくないです


>>池魚氏
長編完結GJです
私のやつが霞むくらい素晴らしい出来で、正直羨ましいです

>>桐莉兄氏
ここはあえてBで
419名無しさん@初回限定:04/09/13 21:30:39 ID:dlALRMHi
>>518
完結お疲れ様です。
俺はやっぱり、こういうほのぼのとした萌え系作品のほうが、読んでて好きです。
どうも、最近シリアスとかぶっ飛んだのとかが多めなので。
420名無しさん@初回限定:04/09/13 21:43:52 ID:f8WqG1qn
>518氏乙でした。
書いてる人でそれぞれ作風がありますが、
こういうまったりほんわかなのも好きですね。
ところで5スレ目の正体は謎のままですか?
421名無しさん@初回限定:04/09/13 21:47:24 ID:hgq7jEqW
>>419
緩急硬軟悲劇にバカといろいろあるから実に面白いのだな。

初代スレ>1の駄スレ立てから全方位型の強力スレに成長するとは・・・
やはり妹は偉大だ。柳田国男先生ではないが「妹の力」だよ、うむ。

さて、>>400の「駆け落ち」は誰が料理するか・・・?
422518 ◆518YLv.Xnc :04/09/13 22:15:50 ID:zyhpLXmK
>>419-421
ありがとうございます
好きと言われるのが一番嬉しいです

5スレ目の正体は謎です。多分あのトンデモ家族のことだから、何かあるのでしょうw
「5スレ目の正体!」とかいうお題でSS書くのも面白いかも

因みに、最後の締めくくりの部分の英文は、一部ある歌から取っています
そこのグループ、結構好きなんですよ
423名無しさん@初回限定:04/09/13 22:49:28 ID:VoCzoi7t
朝起きたら妹が、「( ゚∀゚)ノ」「Σ(゚Д゚;」「(´Д`;)」「(´・ω・`)」…


顔文字でしかしゃべらなくなっていた。
424池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/13 23:02:07 ID:dlALRMHi
 朝起きたら妹と、駆け落ちしていた

夜の2時。まだ夢の中。
「むにゃむにゃ、もう食べられないよ〜……」
――トンットンッ
何だろう? 眠いのに……。
――ガシッユサユサ……
『起きて……ねえ、お兄ちゃん……』
何の声……?
「むにゃ? ……グー……グー……」
――ピタピタ……
『ねえ、起きてよ……こうなったら……』
――バシンッ
「いってぇっ! って、香凛!? テメエなにすん――」
「シーっ! ちょっと静かにして」
妹が、いつになく真剣な顔で俺を見つめている。
「……どうした?」

「――二人だけで、何処かに出かけない? もちろんお母さんたちには言わないで」
425池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/13 23:05:56 ID:dlALRMHi
>>421
>さて、>>400の「駆け落ち」は誰が料理するか・・・?
とりあえず俺が。

しばらくストーリー物を書かないとか言った直後だけど、次の長編決めました。
『朝起きたら妹と、駆け落ちしていた』略称『駆け落ち』。まんまですね。

今日はとりあえずプレリュードとして。
426突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/13 23:47:35 ID:t4FIynHY
小ネタで一つ‥‥‥

「おはよう、お兄ちゃん。ねぇハーフの子ってどう思う?」
「なんだ、朝っぱらから?」
「深い意味はないよ、深い意味は。素朴な質問。」
珍しく先に起きてジャムトーストにかぶりついていた晶の声には、明らかに
何かの意図が感じられる。
「……ハーフって……混血って事か? そんなの急に言われてもわかんねぇよ。
だいたい、ハーフっても色々なハーフがあるだろうが?」
「うーん、それもそうだね……」しばし停止「……じゃ、西欧系。フランスあ
たりの金髪、碧眼だけど肌だけ日本人っぽい美少女って魅力的?」
「まぁ、悪くはないんじゃないか? それに『美少女』っていう形容が似合う
くらいに可愛かったらハーフも何も関係ないんじゃないか?」
「あら耕一さん、おはようございます。ご飯、直ぐに用意しますね。」
「おはようございます美亜さん。」
「…………それでね?」美亜さんが台所に戻ったのを確認してからヒソヒソと
小声で会話を再会する晶「……その美少女が従姉妹で、しかも五歳位年下で、
好き好き光線をガンガン出しながら『お兄ちゃん♪』って甘えてきたら、萌える?」
なんか、条件が極端に狭まってきた。というか………
「………お前、何を知ってる……?」
……明らかに、ある架空の人物を特定していた。
「え? 私?」
と、すっ惚けた顔をしているが、その瞳には明らかな勝者の余裕の光が宿って
いる。マグカップに口を付けながら、釣り餌に獲物がかかったのを確信した横顔
で次の一手をうつ。
「私、何も知らないよ。あえて知ってるとすれば……」ニヤリ、と流し目が細く
なる「……昨日、着払いで荷物が届いたくらいかな? さて、誰がお金を払った
んでしょうか?」

『朝起きたら妹に、郵便物を勝手に開けられていた』
427突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/13 23:48:09 ID:t4FIynHY
「晶、まさかお前………」
「そんな可愛い従姉妹と二人暮らしだったら、素敵だよねお兄ちゃん? やっぱ、
抱き枕みたいに毎日抱っこして寝たくなっちゃうのが普通だよね? そんな夢を
叶えてくれるグッズだったら一万円以上出しても買うのが健康な男の子だよね?
私はそういうのも理解有る方だけど……お姉ちゃんはどうかなぁ?」
「ん? 私がどうかしたの、晶?」
「ううん、なんでもないよぉ〜♪」
「そう? さぁ、どうぞ耕一さん。」
「あ、ありがとうございます………」
我が家の朝は洋食だ。といってもトースト&コーヒーと言った簡単なメニューの
他に半熟オムレツ、そして美亜さん手作りのジャムとスープが定番となっている。
「………………………………」
……が、何を食べても全然味がしない、とゆーか味覚に意識を傾ける余裕すら全く
無い。ちょっと塩が多すぎたみたいですね、と恥ずかしそうに微笑む美亜さんに
生返事を返すのが精一杯だ。
「ごちそーさまー♪」と、キレイに食べ終えた晶が満足げな笑みをたたえ先に席を
立つ「じゃ、学校行くね?」
「あら? いつもより大分、早いんじゃない?」
「あ…………うん! 宿題が残ってるんだよ。早めに行って教室でパパッと片づけ
ちゃおうかと思ったんだ。」
じゃ、お兄ちゃん、途中で待ってるよ? と勝ち誇ったアイサインを残し軽い足取
りで部屋に戻ってゆく晶。残された俺は文字通り『針の筵』の上で正座させられた
気分で美亜さんの相手をしながら朝食を済ませた。
428突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/13 23:49:50 ID:t4FIynHY
「いや〜♪ しかし驚いたね、お兄ちゃんがあんなグッズ買うなんて♪」
エレベータから降りると早速、駐輪場に隠れていた晶が駆け寄ってきた。腹が立つ
ほどの笑顔で下から俺の顔を覗き込んでくる。
「……洒落だよ、洒落! だいたいカバーだけだったろうが!」
「そういえば、そだね。」と少し思考「じゃあ、夜中にこっそり取り出して、シーツ
の上に広げて寝たりするんだ? エリスちゃんの夢が見れますようにって?」
「ンなことするかっ!!」
「じゃ、やっぱオカズ? だって半脱ぎだもんね〜? 早速汚しちゃうの?」
「だーーーーっ! 女の子が朝から下ネタ会話すなーーーーっ!!」
「あはははっ♪」
くっそー、心底悔しい。よりによって晶に見つかっちまうとは。まぁ確かに美亜さん
の目に触れるよりは数倍マシだったとも言えなくもないが。大体、美亜さんエロゲー
なんか全然知らなそうな人だからなぁ。『?』で終わってくれれば良いが、妙な方向
に誤解されては身も蓋も……………って、あれ?
「…………ところで晶?」
「ん? なぁーに?」
「なんでお前、正体もわからん届け物に一万以上もアッサリに払ったんだ? 送料
程度だったらともかく、先ず携帯で俺に確認するだろう普通は?」
「…………………………………あ。」
429突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/13 23:51:14 ID:t4FIynHY
「しかも、なんでエリスの事を知ってる? 名前なんか書いてないだろ?」
「えっと………それは………お、お兄ちゃんの部屋にゲーム借りに行った時にたま
たま見かけたから知ってたんだよ、うん!」
「見苦しい言い訳は止せ。箱にはキャラの名前なんぞ書いてないぞ。開けてマニュア
ル読んだとしても、ブラコンとは書いてあってもフランス人云々の設定は何処にも
載ってない。されはお前、勝手に自分のマシンにもインストしたな?」
「………ば、ば……ばれて〜ら?」
徐々に風向きが変わってきた気配。しかもコイツ、まだ何か隠してるな?
「それに、なんで今朝まで黙ってた? 昨日届いたんだったら昨日の晩にでも『立て替えてあげたんだから、利子頂戴ね?』とか言いながら小遣いせがむのが普通だよな? い
くらなんでも勝手に開けたりはしないよな、お前?」
「あ…………あうあうあうぅ〜。」
「さぁ、さっさと吐け!!」
「ひ、ひ〜ん!!」
『俺宛』で別の郵便小包が届いたのは、その日の夜だった。
430突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/13 23:56:02 ID:t4FIynHY
うわ、改行ミスった!?
ちなみに、我が家には来月届く予定です>合掌

>>池魚氏&158氏
長編、乙ッス!
次回作も期待してます♪


………にしてもリアルさ&知識の幅ですか……
私にも耳が痛いお話ですw
431名無しさん@初回限定:04/09/14 00:46:43 ID:e1jxQgZu
一部のコテ職人がハイレベル過ぎてこのところ名無し職人が元気ない。
コテ氏の作品は面白い。それはいいんだが、自分のが見劣りして投稿が躊躇われる状況と推測。
別にそれが悪いわけじゃない。でも、名無しから新たな職人が芽吹くこともあるんだし、みんなでもっと名無し職人が伸びそうなGJレスつけてやろうぜ!
名無し職人のおまいら、俺はおまいらを応援してるぜ!
勿論、コテ職人さんもウマーな話をありがとう!

長文スマソ。だが、つい、な……
432名無しさん@初回限定:04/09/14 01:50:55 ID:PZPYEp5F
>383-385
こういうの…好きだから!
433名無しさん@初回限定:04/09/14 07:56:07 ID:jB+mrzdi
>>つけてやろうぜ
とってつけた感じが強過ぎな希ガス

直後レスを見ても
434名無しさん@初回限定:04/09/14 13:09:39 ID:iZMO6XZc
朝起きたら妹に三秒の宣戦布告をされていた
435名無しさん@初回限定:04/09/14 18:45:57 ID:MI6CSThd
朝起きたら妹たちが、どちらが俺を起こすかでもめていた

「添い寝なんかしてたら遅刻しちゃうじゃない!」
「姉さんこそ、目覚めのキスとか言って舌まで入れるのはどうかと思います!」

そんなことされてたのか俺…
436名無しさん@初回限定:04/09/14 18:58:38 ID:xyz7s/zf
朝起きたら妹が、殺意の波動に目覚めていた。
437名無しさん@初回限定:04/09/14 19:28:36 ID:d+hic6/p
朝起きたら妹が、風邪をひいていた。
438無銘その壱拾 ◆518YLv.Xnc :04/09/14 19:39:47 ID:QW0mzoKM
朝起きたら妹たちが、どちらが俺を起こすかでもめていた
「添い寝なんかしてたら遅刻しちゃうじゃない!」
「姉さんこそ、目覚めのキスとか言って舌まで入れるのはどうかと思います!」
そんなことされてたのか俺……何か怖いから、もう少し寝たふりしとこう。
「ひーちゃんだってこの間、私が無理矢理剥がそうとしてるのにも関わらず一分ぐらいキスしてたじゃない!」
 あぁ、あの息苦しい朝はそれだったのか。
「姉さんは夜中にこっそりキスしてるんだから、朝くらい私がやってもいいじゃない!」
 夜中って……俺、寝てるの三時頃なんですけど。
「ひーちゃんだって、一昨日の夜にお兄様の手を使って自慰をしてたでしょう!」
 な、なんだってーーー! って事は、あの右手が妙にカピカピしてたのは……。
「ね、姉さん、何故それを!?」
「ふふん、私が覗いていたのに気づかないなんて、まだまだね」
 その前に止めろよ、おい。
「姉さんだって、昨夜は兄さんの男性を口にくわえていたじゃないですか!」
 まてまてまてまてって事は、今の俺のナニは唾液付着済み!?
「ど、どうしてそれを!」
「私が覗いているのに気づかないなんて、姉さんもまだまだですね」
 だから、何でお前等は止めないのかと小一時間。
「こうなったら、お兄様に決めてもらいましょう」
「そうね、姉さん。それが一番フェアだわ」
 …………………?
『お兄様・兄さん、どっちが起こした方が嬉しいの?』
 二人が一斉にこっちを見た。
「…………もしかして、狸寝入りばれてる?」
 二人は妖しい笑みを浮かべながら、頷いた。
439名無しさん@初回限定:04/09/14 20:04:45 ID:1vWYADr2
>>438
ぢたま某の「kiss×sis」を思い出しちゃったよ ハァハァ
440無銘その壱拾壱 ◆518YLv.Xnc :04/09/14 20:41:45 ID:QW0mzoKM
朝起きたら妹が、殺意の波動に目覚めていた。

「オ兄様ハ、私ガ起コス!」
「おい、お前なんかやばいぞ? 服も黒いし。聖も言ってやれよ……って」
「キョオオオオオオォォォォーーーーーーーーー!」
 うわぁ、こっちは血の暴走かよ。
 これは正に、『SvS Chaos(シスターvsシスター 頭ン中カオス)』!!!?
「倒ス!」
「ウアァァァァーーーー!」
 ラウンド1、殺意の波動に目覚めた京香vsツキノヨルオロチノチニクルフヒジリ、ファイト!
「ファイトじゃねえ!! 二人とやめろぉ!」
「ハァッ!」
 うぉ、波動拳だ! リアルでは初めて見た。
「ウァァーー!」
 おお、こっちは闇払いだよ。これも初めて見た………って感心してる場合じゃねえ
「おい、二人ともやめろ! 戦わんでいいから、二人で起こしに来い!」
「逃ガサン!」
「ウオォォォーーー!」
 やばい、二人とも超必の構えだ!! 滅殺豪昇龍と八稚女が正面衝突!?
「やめろおおぉぉぉ…………――――
――――――――
「う〜ん、うう〜ん、や、やめろぉ〜」
「姉さん、兄さん苦しそうだね」
「そうね、一体どんな夢を見てるのかしら?」
441無銘その壱拾参 ◆518YLv.Xnc :04/09/14 21:01:11 ID:QW0mzoKM
朝起きたら妹が、風邪をひいていた。

「お兄様、わたくし風邪をひいてしまいましたの」
「兄さん、私風邪ひいちゃったの。助けて」
「そうか、大変だ。だがな、お前等………………」
「何ですの? お兄様」
「何なの? 兄さん」
「何で俺の布団の中に居るんだーーーーー!」
「大声出さないでください。頭に響きます」
「ううぅ、兄さん、頭ガンガンするよぉ〜」
「あ、あぁ悪い」
 そうか、本当に風邪ひいてるのか。ならば、氷が要るだろう。
「氷持ってきてやるよ。少しおとなしくしてな」
 そう言って布団から起きあがろうとする。が、
 ガシッ!
「ガシッ? おい、何で二人して俺の腕を握ってるんだ? 起き上がれんだろう」
「お兄様、行かないで〜」
「兄さんと一緒に寝てたいの……」
 何で今日に限って甘えんぼモード全開かなぁ………
「………仕方ない。今日だけだぞ?」
「ありがとうございますお兄様。愛してますわ〜」
「ありがと〜。兄さん大好き〜」
「………ほら、風邪ひいてんだろ? さっさと寝ろ」
 ってか早く目を瞑ってくれ。今の俺の顔を見られたくない。
「むにゃむにゃ」
「すーすー」
―――――――
「お兄様、大変ですわ。お風邪を召してしまうなんて」
「兄さん、私がしっかり看護してあげるからね〜」
「お前等、最初からこれが目的だったろ………ゲホゲホ」
442池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/14 21:24:40 ID:Hw3nXGdj
>>518
ラッシュですね……( ゚д゚)スゲー
ところで、タイトルが壱拾弐が抜けている気がしますが……。


じゃ、同じテーマで。
443池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/14 21:25:26 ID:Hw3nXGdj
 朝起きたら妹が、風邪をひいていた。

「ひぁっくしょん!」
朝っぱらから、妹が豪快なくしゃみをしている。
「どうした?」
妹が、鼻をすすりながら応える。
「うん……ちょっと、風邪ひいたみたい」
「な、なにい!? そんな、なんで――?」
「昨日の夜、下すっぽんぽんで寝ちゃった所為かな……」
顔を赤らめる妹。
「そうじゃない、何でバカが風邪ひくんだって聞いてんだよ」
妹が風邪を引くなんて、コニシキがボブサップに勝つぐらいありえない。
「バカァ!? 失礼ね! 何で私がバカなのよ!」
「悔しければ、証明してみろ。俺の出す問題が解けなければ、お前はバカ確定だ」
「――ッ! ……いいわ、その代わり私が問題解けたら、今度から私の事は天才扱いしなさい」
……ふっふっふ、かかったな、この天才バカボンめ。
「では問題。『自分がバカであることを論理的に証明せよ』」
ヒヤッホウ! バーカ、バーカ!(小学生並)
「YA・RA・RE・TA……。お兄ちゃんに罵倒されるのも嫌だけど、
 自分で論理的に証明するほうがもっと嫌だから、諦めるわ。模範解答言って」
やったぜ! バカ降臨!
「いいだろう、バカ。解説してやろう。自分がバカであるのは、まず――」
模範解答として、得意げに証明をはじめる俺。
「――以上、よって俺はバカであることが分かる……ん?
 ……はめられた! お前頭いいな!」
「――気安く話し掛けないでよバカ」
妹が、いつになく冷たい、もはや何の興味も持っていないような目をしていた。
「あばよ、バーカ」
妹が部屋を去る。
ああ、お兄ちゃんはバカじゃないよ……つかお前、風邪はもういいのか……?
まあ、あんなもん、唾つけときゃ治るわな。風邪なんか怖いもんじゃねーよ。
だって俺、風邪ひいたことすらないしな。
444無銘その壱拾四 ◆518YLv.Xnc :04/09/14 21:30:43 ID:QW0mzoKM
朝起きたら妹と、駆け落ちしていた

………………いや、正確にはさせられてた。
「おい、ここ何処だよ」
「ん〜とね、あと少しで静岡ってとこ」
 どうやら寝てる間に手足を縛られ、車に乗せられてたらしい。ってかお前免許持って無いだろ。
「一体何処へ逝くつもりだ?」
「兄さんと二人で何処までも! そして二人で愛を育むのよ〜」
 うわ〜、目がキラキラしてるよ、コイツ。………ん?
「おい、ちょっとルーフ開けてくれ」
「ん、分かった」
 ういーんと間の抜けた音がしてルーフが開く。そして空に見えるのは………
「おい、なんかパラシュートがこっちに向かって降りてきてるぞ」
「ええ!? あ、あれは姉さんだわ! 飛行機の音はしなかったのに……まさかHALO降下!?」
「はぁ〜、あいつは一体何処の特殊部隊に所属してんだよ…………」
 などと言ってるうちに、パラシュートは器用にも車の屋根の付近まで近づき、車の少し上空でパラシュートの紐
を切った京香が車内へと落ちてきた。
「お兄様! 救出に参りましたわ!! さあ、聖ちゃんなんて放っておいて私と愛の逃避行を!」
「お前もかぁ!」
445無銘その壱拾弐 ◆518YLv.Xnc :04/09/14 21:46:02 ID:QW0mzoKM
朝起きたら妹に三秒の宣戦布告をされていた

「お兄様なんて、私にかかれば三秒でKOですわ」
「む〜、じゃあ私は二秒だよ!」
 また朝っぱらから二人で仲良く喧嘩してる。俺の部屋で。
「姉さんは足の締めが弱いから、断然私の方が早いわよ。運動部をなめるな!」
「私はたくさん本を読んでいろんな技を研究してるから、ひーちゃんと違ってテクニックがあるのよ!」
 あぁ、プロレスの話ですか。
「うう〜、私の力強さにかかれば、兄さんなんて一瞬なんだから」
「私の上等なテクニックにかかれば、お兄様なんて瞬殺ですわ」
 あのなぁ、俺は女の子に二秒や三秒でKOされるほど腕っ節悪くはないぞ? むしろ強い。
「ひーちゃんは実践をしたことがないでしょう? ぶっつけ本番なんてかっこわるいですわ」
「じゃあ姉さんは実戦経験あるの?」
「うっ…………れ、練習はたくさん積んでます」
「私だってそうだよ!」
 人を曙みたいに好き勝手言いやがって………
「あのなぁ、女のお前等に俺がやられるわけ無いだろう」
「あら、お兄様。起きていらしたのですね」
「兄さん、そんなに自信満々に言ってて平気なの〜?」
「よし、だったらかかってこい。なんなら二人まとめてでもいいぞ?」
「そ、そうですか? お兄様がそう仰るのなら……ねえ? ひーちゃん?」
「そ、そうね、姉さん。二人まとめてってのもいいかもね」
 なんでそこで二人して赤くなる?
「そ、それでは…………」
「お、おいおい! 何でいきなりパジャマ脱ぎだすんだよ? そんなめちゃめちゃしないから着たままでいいだろ」
「兄さん、そういうプレイが好きなの?」
「はぁ? 何の話だよ? プロレスだろ? そんなプレイもなにも……」
「あら、私たちはどちらが早くお兄様をイかせられるかで勝負するのですよ?」
「は?」
「そうだよ、兄さん。だから早くズボン脱いで」
「帰れ、お前等」
446518 ◆518YLv.Xnc :04/09/14 21:50:05 ID:QW0mzoKM
ちょっとはっちゃけてみました
五つの話は全部同じ兄妹のものと考えてください。
因みに、この兄妹は先の「ピースフルデイ」の兄妹の隣の家に住んでいます(全く関係なし)。

>>442
池魚氏、GJです!
妹の切り返しが素敵でした。兄貴、見事バカですねw

タイトルの件、ご指摘ありがとうございます
うっかり忘れてましたorz
447名無しさん@初回限定:04/09/14 23:16:08 ID:d+hic6/p
朝起きたら妹が、いなくなってた・・・
448名無しさん@初回限定:04/09/14 23:18:47 ID:g4cqSR66
絨毯爆撃キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
449名無しさん@初回限定:04/09/14 23:33:12 ID:g4cqSR66
これだけじゃもったいないからネタ書いていくよ。

朝起きたら妹が両親と話している声がした。

「お父さん、お母さん。お兄ちゃんをお婿さんにください!」



Σ(゚Д゚;エーッ!
450無銘その壱拾五 ◆518YLv.Xnc :04/09/14 23:47:49 ID:2KKyMoeJ
朝起きたら妹が、いなくなってた・・・

机の上には、お決まりの『探さないでください』のメモまで残されている。
「………………………何の冗談だ?」
 いつもは朝っぱらから耳元でやかましい妹たちだが、急に静かになると拍子抜けする。
「とりあえず朝飯を…………」
 リビングに行く。テーブルの上には俺一人分の食事だけが用意されていた。
「…………………どうしたんだよ、一体」
 とりあえず朝食を口に運び、ソファに大きく陣取ってテレビを見る。
 チッチッチッチッチッチッチッチッチッ……………時計の音。いつの間にか時刻は昼になっていた。
「腹…………減ったな」
 自分で昼は作れないので、下のコンビニまで行って、弁当を買って食べる。あんまり美味くない。
「あいつ等の料理って……実はめちゃめちゃ美味かったんだな」
 そんなことに今頃気づいた。
 夕方になった。まだ帰ってこない。あまりにも遅いので、お隣さんに妹たちを知らないか聞きに行く。
隣に住んでるのは、数年前に俺が通っていた学校で教師をやっている青年だ。
 ピンポーン。インターホンを鳴らす。
「やあ、支倉君。どうしたんだい?」
「あの、うちの妹たち知りませんか?」
「京香ちゃんと聖ちゃん? いや、知らないけどどうかしたの?」
「朝からどっか行って帰ってきてないんです」
「書き置きとかは?」
「…………書き置きといえるかどうかは分かりませんが一応」
「じゃあ平気だろう。京香ちゃんも聖ちゃんも支倉君にべったりだからね。そのうち帰ってくるよ」
 そのまま夜になった。まだ二人は帰ってこない。
 どうしていいか分からなくなり、ベットに倒れ込む………と、ふにゅっとベットではない感覚がした。
「まさか…………」
 掛け布団をめくると、そこには仲良く丸まって眠っている二人の姿があった。
 もしかして、朝からずっとかくれんぼのつもりだったのだろうか? そうだとしたら何だか腹が立ってきた。
 おかしい、俺は今猛烈に腹を立てているはずなのに、何故だか目から涙が出てくる。
「…………よかった…………………無事でよかった」
 目からあふれる涙の意味も分からずに、俺は二人をしっかりと抱きしめた。
451池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/15 00:06:21 ID:OK4o+KpT
朝起きたら妹が両親と話している声がした。

朝。部屋を出て、階段を下りようとすると、なにやら必死そうな声が。
……なんだ? 耳を済ませて聞いてみる。
「お父さん、お母さん。お兄ちゃんをお婿さんにください!」
Σ(゚Д゚;エーッ!
「よし、いいだろう!」
 ゚ ゚  Σ( Д ;エ゛エ゛ーッ!
「ちょ、ちょっと待って! 今お前らとんでもない事言った!」
思わず乱入する俺。そして、視界に入ってきたのは、
――中森家 結婚披露会――
ウェディングドレス姿の妹に、全長2メートル近いケーキ。
 。 。   ( Д:;....::;.:. :::;.. ......エ゛エ゛ェ゛ェ゛……
ああ、頭がくらくらしてきた。
「ちょっと、新郎のお兄ちゃんが倒れちゃったら、誰がお姫様を守るのよ!」
「俺は……もう死んでいる……(ガクッ」
「え、ッちょ、ちょっとやだ、お母さん、来て!」
「どうしたのよ――って、あらあらあらあら」
「ねえ、どうしよう!?」
「うーん、このドッキリはちょっと刺激が強すぎたみたいね……ネタバラししようか」

妹にたたき起こされて、説明を受ける俺。
「つまり、全部俺を驚かせる為だったって事か!?」
「うん。いきなり結婚式場だったら、お兄ちゃんどれだけ驚くかなーって。カメラもそこに」
「くっそ、してやられた……。俺としたことが、こんなドッキリに……。
 ……じゃあ、この式場、用が済んだんだからさっさとどっかに片付けろよ」
これだけのためにいくら金をかけたのやら。
「え? 用ならまだ済んでないけど」
「はあ? 俺を驚かせる為に用意したんじゃ――」
「……確かに朝何も言わずにいきなりにしたのは、お兄ちゃんを驚かせる為だけど――」

「――結婚するってのは、ドッキリじゃないよ」
452名無しさん@初回限定:04/09/15 00:28:58 ID:7KRe9ZpT
>>桐莉兄氏
俺は当然Aで。期待してます。
>>518
GJ!
453突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/15 00:51:20 ID:0lX9rHXh
『朝起きたら妹が、殺意の波動に目覚めていた。』

「純ちゃんっ!!」
バタン、と荒々しくドアが開く音で目が覚めた。換装されて早一月、この小さな
筐体にゴテゴテと市販規格外の機能を詰め込んでしまったお陰で外出許可がなか
なか降りない。『陸運局』と『高機能障害者協会』の登録だけなら梨花の会社の
試験運用という建前でアッサリ通過したが、問題なのが『所轄署』つまり警察並
びに公安当局からの認可。眼球にはレーザー照準器、四肢の筋肉繊維数はシビリ
アンモデルの三倍、更に新規格の骨格と準防弾仕様の皮下素材と軍用にも匹敵し
かねない今の体。まだ子供用だからマシだが、これが通常の成人用の筐体だった
りした日には対サイボーグライフルかゴーストハック以外での行動阻止は殆ど不
可能だと梨花が自慢げに話してくれた事があった、が、俺にしてみれば地下鉄の
駅に閉じこめられたキアヌ・リーブス同様の心境。いくら技術披露のプレゼン義
体だとしても、果たしてここまで凝る必要があるのかと小一時間問い詰めてやり
たい。
「純ちゃん、起きてよ!!」
「うぅ〜〜〜ん……なぁに、おねーちゃん?」
「………戦闘準備よ!」
「ふぇ? なに?」
まだ覚めきってない目を手の甲でゴシゴシしながら起きてみると、なにやら危険
なオーラを纏った梨花がクレジットカードの限度額に初挑戦したバーゲンの帰り
よろしく両手にぶら下げていた大量の周辺機器とケーブル類をドサッとベッドの
横に並べ始めていた。
「……………………ナニ、コレ?」
思わず妙な発音になってしまう俺。
「『身代わり防壁』に『防壁迷路』『外部記憶ユニット』、『電脳通信用の暗号
変換器』と『連装ディスクリーダー』と『各種ツール』と………『攻性防壁』!」
「こ、攻性防壁ぃ? それって個人使用は機密保護法違反………」
「純ちゃんの体はポセイドンの備品で社の最新技術よ。だから適用できるの!!」
「うわ、言ってる事ムチャクチャ……って私ぃ!?」
「退屈してたでしょ? 今から一緒に潜るわよ。」
454突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/15 00:52:18 ID:0lX9rHXh
喋りながらも手は止まらず。ノート二台を同時に操作して次々と機器を立ち上げ
て繋いでゆく。真剣な表情で最新鋭技術を手足の様に使いこなしている様子を見
ていると、コイツも一流の技術者なんだぁなと再認識させられてしまう。もっと
も趣向……とくに性的な趣味は別の意味で一流だが。
「はい、これ繋いで!」
と手渡されたケーブルを耳の下のジャックに入れると、ズラリと並んだ各種防壁
機器のアクティブランプが一斉に点灯し、視界の中で次々とソフトが立ち上がっ
てくる。
「防壁迷路はゴーストラインの上に、身代わり防壁の設定はデフォのままで良い
から触らないでね? 攻性勢防壁を使った事、あったっけ?」
「………ない。」
「じゃ、一番内側にセットしてレベル5で起動させて。ゲートが幾つか遮断され
るけど、慌てないでね。それと警報がでたら直ぐに教えてよ?」
「………うん。」
これだけ本格的な電賊対応はやったことないので素直に妹に従うしかない。自分
も身代わり防壁を装着してディスクリーダーに次々ディスクを入れている梨花は
何を考えているのやら。アメリカの大統領に阿波踊りでもさせる気か?
「………これで良しっと………純ちゃん?」
「は、はい!」
「オンラインゲームの経験、あるわよね?」
「うん、あるけど……」
「ファンタジィ系は?」
「ちょっとだけ……」
「良い?」と迫ってくる顔、思わず引いてしまう俺「時間がないの。あと二時間以
内に最下層に着いてドラゴンを倒さないと、いままでの苦労が全部水の泡になっち
ゃうの。純ちゃんはエルフの治癒魔術師兼精霊魔法使い。弓も使えるけど申し訳程
度だから無理はしないで。私のサブ・アカウントキャラだからレベルも高いし装備
だって十分だから心配無用、細かい指示は電脳通信で送るからパーティのみんなを
バックアップしてあげて?」
「う、うん………あのさ……」
こいつ、俺には駄目だって良いながら自分はチャッカリ遊んでるのか
455突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/15 00:53:18 ID:0lX9rHXh
「わかってるって!」と人差し指で唇に封をされてしまう「いま、社の上の方から
プレッシャーかけてるから直に認可も下りるわ。だから辛いと思うけど、もうチョ
ットだけ我慢して? 今日のが少しでもストレス解消に役立ってくれたら、お姉ち
ゃんもちょっと、嬉しいかな?」
「う………うん!」
「じゃ、他のみんなが待ってるから行くわよ?」
「はい、お姉ちゃん!」



「って、なんで子供なのよーーーーっ!?」
『しょうがないでしょ。作る時に筋力とか全部犠牲にして精神力と知力を限界まで
上げたんだから。ほらほら魔法は撃ち放題よ。魔力チャージ用のアイテムも揃って
るでしょ?』
「…………嘘だ。これは絶対、おねーちゃんの趣味だ………」
『あ、それからみんなには私の妹って事で話通してるから、言語設定を勝手に変え
ちゃ駄目よ? それに良くご覧なさいな、義体よりは年齢設定、高めでしょ? そ
れでも一応は百歳近いんだから?」
「うぅーーーーーーー!」
「拗ねない拗ねない、ね?」
「こ、こうなったらトコトン暴れてやるんだから。ドラゴンでも魔族でもギッタン
ギッタンのベッコベコにしてナピス(黄泉)の端まで蹴飛ばしてやるぅ!!」
「その意気その意気、さぁ出撃よ♪」
456突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/15 01:07:22 ID:0lX9rHXh
と言うわけで前スレ>>312の続きです。
2ndGIGも良い感じですね♪

劇場版で少佐も言ってますが、
『統一、規格化された集団の行き着く先は緩やかな死』
という考え方もあるし、新しい職人さんの参加は実際嬉しいです。
スレの一層の活性化にも良いし大歓迎カナ? 大歓迎カナ?
457名無しさん@初回限定:04/09/15 01:10:20 ID:bzjJkRjh
>>突発屋氏
GJです
2ndGIGもいいですよね!
ってか私もあのウイルスに感染したい(マテ
458518 ◆518YLv.Xnc :04/09/15 01:12:06 ID:bzjJkRjh
トリップ忘れてた ○刀_
459名無しさん@初回限定:04/09/15 01:29:01 ID:aWFwaKIX
朝起きたら、妹の友達が添い寝していた。
。 
。 
。 
。 

書けない orz
 
何方か、宜しくお願いします。
 
設定として、
妹は1人で、“みずいろ”の雪希の様なキャラor職人様方のオリジナル
妹の友達は“エヴァンゲリオン”の綾波レイor“クロスチャンネル”の支倉曜子の様な暗めなキャラor“みずいろ”の進藤むつき?の様な元気いっぱいなキャラでお願いします。 
ちょっぴりエッチで萌え度の高い長編作品を期待してます!!
 
 
……て、普通にスルーされそう…。
460名無しさん@初回限定:04/09/15 02:25:08 ID:E8NqNDz1
>>459

みずいろ好きか?
じゃなくて…。sagって何だ?
461名無しさん@初回限定:04/09/15 11:04:01 ID:XQbUVuoy
朝起きると妹に事故で死んだ飼い猫の霊が憑いていた
462名無しさん@初回限定:04/09/15 11:15:38 ID:DU1Grpa2
朝起きると妹に事故で死んだ飼い猫の霊(発情中)が憑いていた
463名無しさん@初回限定:04/09/15 12:37:58 ID:Mp0zZJnh
朝起きたら妹に、
チンポ生えてて、
さらにセルフフェラて、
眼鏡に顔射してるのを見てしまった。
464名無しさん@初回限定:04/09/15 18:47:26 ID:i4kenkcE
朝起きると妹が、子猫を拾ってきていた
465名無しさん@初回限定:04/09/15 18:59:28 ID:QV3d97+h
職人方ぐっじょぶ!(・∀・)
ネタもおいていくよ。

朝起きたら妹が質問してきた。

「数学でルート2の覚えかたがあったんだけどね…」
「ああ、ひとよひとよに…ってやつだろ?」
「それとは違う習い方をしたんだけどね…」


「『いよいよにいさんゴムつける』って聞いたんだけど
これってどういう意味なの?教えて お に い ち ゃ ん !(はぁと」
466池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/15 20:59:14 ID:OK4o+KpT
 朝起きると妹が、子猫を拾ってきていた

おきた直後、どたどたと騒がしい足音と叫び声が聞こえてきた。多分妹だろう。
「兄上! 兄者! お兄ちゃーーん!」
ちと近所迷惑だが、妹の奇行は今日に始まったことではないので、落ち着いて部屋の扉を開ける。
「やっぱりお前か……」
「ん! お兄ちゃん! 私、凄いもの拾った! 凄いもの拾ったーー! 
 ダイアモンドよりよっぽど凄いもの! とにかく、目ン玉かっぽじって、これを見よッ!」
イヤ、普通に失明するから――って、コ、コレは!
「ス、――スヴァラスィッ! これはもしや、子猫ではないか!? どこで拾った!?」
「キッチンで拾いました!」
! ナニィッ!!!!
「い、今、キッチンで拾ったっつったのか? 何でキッチンに?」
「つまり、お料理される寸前でした!」
「まじですか……。とうとう、食卓にまで韓国ブームが到来……? 嫌な世の中だ……」
「でも、私も猫料理は好きです! 特に生姜焼きが一番好きで、あの一風変わった味が――」
「もうそれ以上言うな……。気持ち悪くなってきた……」
側に居る者が急に信用できなくなる時って、悲しいですよね――って、なんか焦げ臭い……?
「におい、しない? なんか変な……。何だ……?」
「いためる時間が少し長すぎたようです、閣下! 焦げています!」
「て、早速料理してんじゃねぇっ! うあっぁな、内臓をこっちに見せるなぁあアアせwkrdア゛vp」
「ねこ大好き! お兄ちゃんも、一緒に食べようよ! おいしいよ、ほら」
?p!く∀ぁwセdrftgyふじこlp;@
467池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/15 21:05:19 ID:OK4o+KpT
ああ、もの凄いイマイチなものが出来てしまった……。
ふと思いつきで書いてみようとしたら、案外難しい事に気がつきました。
やっぱりこういうものは、しっかり計画練って書かないと、ろくなものがかけませんね……。


>>459
『みずいろ』も、『クロスチャンネル』も、両方キャラがわからないので俺には無理ですね。
468名無しさん@初回限定:04/09/15 21:20:29 ID:Mp0zZJnh
朝起きたら妹が、
子猫を拾ってきた。
「お兄ちゃん、子猫ぉ!」
やれやれまたか。
妹は可愛いと思ったらすぐ連れ帰ってくる。
「ねぇ、この子、うちで一緒に暮らそうよ!」
「ダメだ!」
まったく。常識というものを考えろ。
「大人の子猫を連れてくるなと何度言ったらわかるんだ!」
「え〜、だってかわいいんだもん。」
「あのぉ・・・、帰ってよろしいでしょうか・・・。」
「あ、どうもすみません。妹が迷惑かけて。」
「じゃーん、実はもう一匹。」
「こら!大人の兎もダメだ!」
469無銘その壱拾六 ◆518YLv.Xnc :04/09/15 22:09:00 ID:TGTTm/Aa
朝起きると妹が、子猫を拾ってきていた

「いかがです? お兄様。この毛並み、このしっぽ。可愛いと思いません?」
 妹の傍に四つんばいで座り、「にゃふ〜ん」などと声をあげている猫もどきがいる。
「うん、確かに可愛いな。凄く可愛いよ。で、名前は何て言うんだ?」
「聖ちゃんです」
「捨ててこい」
「非道い! 兄さん非道いよ! こんな可愛い子猫を捨ててこいなんて!」
「何で猫が日本語喋ってンだよ」
「まあまあ、細かいことはどうでもよろしいではないですか。お兄様」
 細かいことか? それ。
「このしっぽはどうしたんだ? よくできてるじゃないか」
 ちょうどおしりにあたる部分から生え、ピコピコ動いているしっぽを握る。
「ひゃぁん!」
「な、何だ? 急に大声出して」
「あらあら、お兄様。やらしいですわね」
「…………まさか、このしっぽ」
「にゃぁん」
 ………………勘弁してくれ
「で、このコスプレキットはどうしたんだ?」
「お隣のマキちゃんにお借りしましたの」
「あぁ、里見さんとこの」
「5スレ目記念なんですにゃん」
「…………5スレ目って何?」
――――――――
次の日の朝起きたら、妹が子犬を拾ってきていた
「どう? 兄さん。この毛並み、このしっぽ。可愛いと思わない?」
「カワイイネ、スゴクカワイイネ。名前は?」
「京香と申しますワン」
「捨ててこい」
470名無しさん@初回限定:04/09/15 22:44:17 ID:i4kenkcE
朝起きると妹に、映画に行こうと誘われた
471名無しさん@初回限定:04/09/15 22:57:41 ID:Qa1bO4+o
朝起きたら妹に「ステテコイイ」と言われた。





スンマセンスンマセン_| ̄|○
472萌え萌えオムライス ◆gnyC8fH1Jk :04/09/15 23:00:04 ID:0NXXMAfy
朝起きたら妹が、台所で朝食を作っていた。

「お兄ちゃん、はい、オムライス♪」
そう言って、妹はテーブルの上に皿を置いた。
「ケチャップかけてあげるね」
そして、手にしたケチャップの容器を軽く握る。中から赤いモノが出てくる。
某社が緑色のケチャップというエイリアンもビックリな代物を開発したらしいが、
うちにはそんな不気味な調味料は無い。
「ふっふっふっふっ・・・」
妹がケチャップを使って器用に文字を書いていく。
「何を書いているんだ・・・って、ええーっ!?」
目の前の文字を見て、特派員・・・じゃなくて、俺は驚いた。

『萌え萌え匕゛ーム』

意味不明だった。
「妹よ、これは何だ?」
「も、萌え萌えビームよ!昨日のTBSの秋葉原特集で出てたのよ!」
「でも、これじゃ『ビーム』じゃなくて『匕゛ーむ』だろ?何、この文字(藁)」
「何ですって!?」
「本当の文字ってのは、こう書くんだYO!」
俺は妹からケチャップをひったくって、オムライスに文字を書き始めた。

『その「たん」禁止(AA略)』

昨日の特集で出て来たゲームの関係上、これを書くべきかと思ったわけですよ、ええ。
ラピスたんは出てなかったけどな(涙)
「何、それ?変なの」
「何だと!?」
知らないのか!?同志(=ヲタ)なのに・・・っていうか、これ、誰が食うんだ?
ケチャップまみれのオムライスを見て、俺は途方に暮れた。
473名無しさん@初回限定:04/09/15 23:38:20 ID:LA9GTpCm
>>469
バカ殿が腰元に年齢を聞いているシーンを思い出した。w
474名無しさん@初回限定:04/09/16 03:43:43 ID:gvQZH2bk
朝起きたら妹に漫才の相手させられた。
「なぁ兄ちゃん兄ちゃん」
「なんやー」
「私、また藍子にヤられてもぅたー」
「まぁ……いつものことやがなー」
「せやけど、あの子何だか元気なかったでー」
「ほおー、そりゃまた何でやろうな」
「藍子だけに…………………………ブルーな気分だったんやろなー」
「………………」
ガッ
「ええかげんにしなさい!」
「どーも失礼しますたー!」

懐ネタでスマソ orz
475名無しさん@初回限定:04/09/16 03:55:37 ID:Hxup3yHy
>472
激しくワロタ
476名無しさん@初回限定:04/09/16 17:46:59 ID:AO5UarOG
518氏の聖&京香シリーズがめっさ萌える。
477名無しさん@初回限定:04/09/16 19:35:18 ID:PlOeynHo
できれば、そこまで兄LOVEになった経緯がほしい

俺が見落としてるだけだったらスマソ
478名無しさん@初回限定:04/09/16 20:01:48 ID:FUYbqvx+
朝起きたら妹が、
アニオタぶりを発揮していた。
479名無しさん@初回限定:04/09/16 20:03:50 ID:gvQZH2bk
そろそろ一線超えちゃうのをキボンヌ(;´д`)ハァハァ
480名無しさん@初回限定:04/09/16 20:21:15 ID:eR8CnntB
朝起きたら妹と、ケンカした
481名無しさん@初回限定:04/09/16 20:26:47 ID:OSBSxKTV
>>466
「お兄ちゃんダイスキ!」よりも、本文の内容の隠れオチみたいなのにした方が良かった気がする。
「この猫は後程スタッフがおいしくいただきました」みたいな。
482名無しさん@初回限定:04/09/16 22:34:54 ID:PWuN9Y8V
朝起きたら妹が襲ってきた。
483無銘その壱拾七 ◆518YLv.Xnc :04/09/16 22:43:42 ID:vTwkl56E
朝起きたら妹に「ステテコイイ」と言われた。

「何だ? この間の仕返しか?」
「違いますわ、お兄様。ステテコがいいのです」
「は?」
「ほらほら、ステテコ〜」
 そう言いながら、二人はロングスカートを捲る。そして見えるのはショーツではなく……あ〜、
「それはステテコじゃない。スパッツだ」
「あら、何か違いますの?」
「全然違うぞ」
「この密着感がいいんだよ、兄さん」
 密着感ねぇ……確かにスパッツは健康的で良いが、ロングスカートとあわせるのはどうかと思う
ぞ、妹よ。やっぱりロングスカートにはそんな縦スジの見えるスパッツより………は? 縦スジ?
「お、お前達…………下着は?」
「あら、お兄様。ステテコって肌着ではございませんの?」
「今すぐスカート下ろしなさい」
「やだ、兄さんったら。いきなりスカート脱げなんて……」
「違う! そのスカートを捲ってる手を離せと言ってるんだ」
 キョトンとした顔で裾を持つ手を離す妹たち。全く、無知は罪だ。
「スパッツってのはそんな上品な服装の時に履くんじゃなくて、スポーツするときやラフな格好な時に
着るものなんだよ。ほら、さっさとそれを着替えてきなさい」
 最後に一言「もう少し寝る」と言って、しっしっと妹たちを追い払う。すると二人は顔を見合わせ、
「ということは、お兄様は体操着がお好きなんですね?」
「は?」
「な〜んだ、早く言ってくれればいいのに。まってて、すぐ着替えてくるよ」
「ええ!?」
 待て、と止める間もなく部屋を出て行ってしまう妹たち。違う、そういう意味じゃないんだぁ!
「頼むから寝かせてくれ…………」
 勘弁してくれ。スパッツに体操着姿なんていう二人が来たら、俺は絶対に眠れない。
484518 ◆518YLv.Xnc :04/09/16 22:45:04 ID:vTwkl56E
実際肌着としてスパッツ履く女性もいるというのは、この際無視してください

>>476>>477>>479
応援ありがとうございます
ただ、兄LOVEの経緯や一線を越えるところなんて書いてしまったら
それだけで長編一本出来てしまいそうなので勘弁してください(´д`;)
う〜ん、でもせっかくのリクエストだし………
485無銘その壱拾八 ◆518YLv.Xnc :04/09/16 23:11:27 ID:vTwkl56E
朝起きたら妹が、襲ってきた

 ショットガンの重い銃声と共に、部屋のドアの蝶つがいが吹っ飛び、同時にドアが蹴り飛ばされる。
そして投げ込まれたスプレーみたいな缶から大量の煙が吹き出してきた。
「な、何だ!?」
 するとその直後、真っ黒なプロテクタに身を包み、MP5を構えて中腰で入ってくる小柄な人影が一人。
「…………………」
 その人影は部屋にズカズカと不法侵入しただけに飽きたらず、クローゼットを無理矢理開けて、「クリア」
などと叫び始めた。
 そして後から入ってきたもう一人がベッドの上の俺に銃口を突きつけ、蛍光色に発光する棒を床に投げた。
「…………何の真似だ?」
「あら、お兄様。おはようございます。今日は防災訓練ですわ」
「これは防災訓練と言うより、むしろ対テロ用訓練に見えるんだが気のせいか?」
「今日のシチュエーションは、兄さんを人質に犯人が家に立てこもったっていう設定だよ」
「いつから我が家はキルハウスになったんだ」
「お兄様に万一があったとき、私達が迅速に救出できるよう訓練しているのです」
「そして今日は記念すべき初の実地訓練だよ」
「……あの蝶つがいを打ち破ったショットシェルはライオット弾じゃなく実弾だろ。どっから持ってきた」
「お隣のキリさんにお借…」
「もういい、それ以上言うな。あの人はホントに教師なのか?」
「あ〜、兄さん失礼だな〜。私たちが命を呈して助けようとしてるんだから、少しは感激してよ」
「お願いだから、訓練に俺を巻き込まないでくれ」
「うぅ……そんな、私たちはお兄様の事を想って………」
 すると突然、よよよと泣き出す京香。
「あ……悪かった。そうだよな、俺のためを想ってやってくれてるのに……」
 スパパパン――――!
 京香に駆け寄ると同時に突然響く銃声。後ろを見ると、天井に向かって発砲した聖が居た。そっちも実弾かよ。
そして更に前を見ると、いかにも嘘泣きな顔をした京香が居た。
「兄さん、私たちがもしテロリストだったら、今の泣き落としで兄さん死んでるよ?」
「…………………もう帰れ、お前等」
486名無しさん@初回限定:04/09/16 23:25:58 ID:2tnMIftw
朝起きたら妹に「ステテコイイ」と言われた。

やばい、なんか妙な幻聴が…俺そんなに疲れてたっけ?
それともステテコダイエットなんてのが雑誌に載ってたとか?

「エロ本なんて…アタシがいるんだから必要ないでしょ!
丁度今日は燃えるゴミの日だしこれ全部捨ててこいぃ!」

ああ、「捨ててこい」だった訳ね、納得。
487名無しさん@初回限定:04/09/17 00:40:37 ID:RQSFmWRC
エロ本は資源ゴミだろうなぁ……と思いつつ、即興。

朝起きたら妹に、「捨てて来い!」と言われた。

「何をだ。言っとくがエロゲを捨てる気は無いぞ」
「違うわよ、そのキモイ顔と体と服装を捨てろって言うの!」
 ……全否定ですか?
「外見しか指摘してないじゃない」
「人の思考を読むんじゃない!」
「……とにかく、原宿の真ん中で萌えを叫んでも引かれないくらいの美青年に化けるのよ」
「……それは無茶だ」
「つべこべ言わないっ! 人間努力さえすれば鬼にも神にもなれるのよ!? お兄ちゃんもともと背は高いんだし、イケメンにくらいなれない道理は無い!」
「いや……別になりたくないし」
 家に引き篭もってエロゲやってりゃ幸せだし。
「そんな志の低い事でどーするっ!
 こうなりゃ問答無用! その性根から叩き直してくれるッ!」

 ああっ! 俺の不健康な肌が! ふやけた筋肉が! 伸び切ったTシャツが〜!
 いやー洗脳はやめてー!
488名無しさん@初回限定:04/09/17 00:41:35 ID:RQSFmWRC
 かくして。
 夏の山ごもりを強制され、人当たりの良い美青年に化けた途端。学校の人気者になりました。
 世間の正直さを実感した瞬間……あ、彼女も出来ました。同級生です。

「という訳で、これから彼女誘ってデートに行って来る。
 今晩はきっと帰らんからよろしく……どうした?」
「……こんなに早く女が付くとは予想外だったわ」
「は?」
「……あたしの超かっこいいお兄ちゃん独占計画が……」
 ……そんな事を考えていたのか。こいつは。
「どーしてあんな年増のメス豚に持ってかれなきゃなんないのよっ!」
「ま、待て! なにを考えてるのか分からんが早まるな!」
「うるさいっ! せっかく妹萌えを叫んでも引かれないようにしてやったのに! こうなったら今すぐこの場で捨てなさい!」
「今度は何を捨てろって言うんだ!?」
「童貞よ!」
489447:04/09/17 00:51:11 ID:RQSFmWRC
名前入れ忘れました(汗)
490突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/17 01:12:48 ID:0/IoeoWx
「えへへっ♪」
駅から家へ、早朝の町を風と一緒に駆け抜けてゆく。
ラケットと一週間分の荷物が入ったスポーツバッグも全然重くない。バスに揺ら
れっぱなしで殆ど寝てないけど、ちっとも辛くない。牛乳配達の自転車とすれ違
い、他の部活の朝練に向かう友達と手を振り合って挨拶を交わし、私とは反対方
向へと歩く大人達のちょっと驚いた視線を浴びながら、一目散に家へと走り続け
る。小さな公園の横を通り過ぎ、小学校前の横断歩道を跳ねる様に(それでも信
号はちゃんと守って)走り抜け、上から柿の木のいの枝がはみ出してる垣根沿い
に角を曲がって、奈留お姉ちゃんの家の前を過ぎると、そこが私とお兄ちゃんの
家。私の一番好きな場所に帰ってきた。
「はぁ、はぁ、はぁ………え、えへへっ♪」
息が上がって少し汗が出てきたけど、呼吸を整えてる時間すらもどかしい。家に
帰ってきたと思うだけで嬉しくてたまらない。スカートのポッケから鍵を取り出
して、音を立てない様に差し込み、回す。カチリ、と微かな感触が指に伝わった
のを確かめてから静かにノブを回すと玄関の扉は音もなく開き、靴箱の上に置い
てある芳香剤の匂いと『家の』香りが混ざった空気が優しく私を迎えてくれた。
「おに〜ちゃ〜ん、帰ったよぉ〜?」
誰にも聞こえない様な小さな声でご挨拶。だってお兄ちゃんをビックリさせたい
んだもん。私の帰りがお昼過ぎだと信じて疑っていないお兄ちゃんは、まだ部屋
で寝てる筈。そっとバッグを降ろし、靴を脱いで足音を立てない様に玄関脇の階
段に進む。私の部屋もお兄ちゃんの部屋も二階にある。ゆっくり、ゆっくりと一
段一段を慎重に昇る。


『お兄ちゃん、本当に大丈夫? 一週間だよ?』
『何が?』
『私が居なくても、ちゃんとご飯食べないと駄目だよ?』
『任せとけって。適当に何とかするから。』
『冷凍庫にシチューとかハンバーグとか、作り置きがあるからね? インスタン
トばっかりじゃ体に悪いから駄目だよ? ジャーの使い方、わかる?」
『わかるって。』
491突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/17 01:13:25 ID:0/IoeoWx
『それから、毎日ちゃんとお風呂に入ってね? お洗濯は無理にしなくても良い
から纏めて置いておいてね。それから判子と通帳は……』
『箪笥の上から三段目だろ? ちゃんと覚えてるから。』
『………で、でも私、やっぱり心配だよ……』
『何言ってんだ、折角のチャンスなんだかろ? 大丈夫だから頑張ってこい!』
『う、うん………』
『どうしようもなくなったら、奈留を呼びつけてやらせるから。ポンコツだが、
あれでも一応女だから家事の真似事くらいは出来るだろ。』
『も…もうお兄ちゃんたら! そんな言い方しちゃお姉ちゃんが可哀想だよ。』
『だから何とかなるだろ。ほら、早く行かないと遅刻するぞ?』
『わ、ほんとだ! じゃお兄ちゃん、何かあったら電話してね?』
『ああ、任せとけって。』


「あんな事言ってたけど、きっとお台所かとかムチャクチャなんだろうな♪」
朝ご飯作ってから起こして驚かそうかと思ってたけど、考えてみたらご飯を作れる様
な状態じゃないと思う。そして私が片づけてる間にお兄ちゃんが起きて来ちゃったら
ビックリさせる作戦は台無し。だから直接お部屋に行って起こそうと決めてた。起こ
したら先ず、お台所片付けるの手伝って貰って、洗濯物の山を見て『やっぱりぃ〜!
』って怒った振りして困らせて、お洗濯しながら家中のお掃除を一緒にやって、お昼
ご飯を食べて全部終わったら、残りの一日はいっぱいいっぱい甘えさせて貰うんだも
ん。一週間で使い果たしたお兄ちゃん分をタップリと補給させて貰うもん。二階に並
んだドア。私の部屋の前の横がお兄ちゃんのお部屋。深呼吸して、軽く咳払いなんか
してみたりして、もう一度深呼吸してノブを勢い良く回して!
「お兄ちゃん、ただいま……………って……………」


『朝起きたら、妹の友達が添い寝していた。』
492突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/17 01:21:18 ID:0/IoeoWx
おお、凄い凄い!
皆さん、GJです!!
やっぱり色々な方の色とりどりなSSを拝見すると良い勉強になります♪


雪希……ということなので『お返しCD』収録の番外編をいじってみました。
やかま進藤タンになるかレイになるかは、浮かんだアイデアが勝ってた方
と言う事で、続き(というか本編?)は近日中にw
493名無しさん@初回限定:04/09/17 02:08:47 ID:UMllKxUQ
朝起きたら妹が歌ってた。

ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ(中略)ラヴィ!!

参考資料
ttp://kimishine.sega.jp/
494名無しさん@初回限定:04/09/17 08:43:56 ID:oNAsPzer
>>493
久しぶりに来てみたら・・・ここにも侵食してたか。
(゚∀゚)ラヴィ!!
495妹はヌヌネノ1/3 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/17 15:20:13 ID:Qz79az4n
朝起きたら妹が歌ってた。三味線片手に

「ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ(中略)ラヴィ!!・・・プククッ(ハゲワラ」
歌いながら笑ってるぞ、こいつ!自分のネタで笑う落語家がどこかにいたが、それより
もタチが悪い。
「妹よ、ついに鬱火病(ウルファビョン)にかかったか?」
「ち、違うわ、お兄様」
そういいながら、妹はスピーカーの電源を入れた。隣の部屋のノートパソコンに繋げて
いるヤツだな。

『(男性の低い声)ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ」』
『(アホっぽい低音)ンーンンーンンンンンーンーンーンーンン』
『(何の脈絡も無く三味線サウンド)ペンペンペンペペペペペンペンペペンペペンペンペン ラヴィ!!』
『(背筋に寒気が走る口笛)ヒューヒュヒューヒュヒュヒュヒュヒュヒューヒューヒュヒューヒュヒューヒューヒュー』

何です、これ?
「妹よ、これは新手のいやがらせか?それともどこかの宗教音楽か?」
「セガの新作『きみのためなら死ねる』の曲よ」
「何だよ、そのタイトルorz」
これが噂のセガセンスか。
「お兄様のために解説すると、こんな感じのゲーム(改行及び『』著者)よ・・」
妹は、プリントアウトしたwebサイトを、俺に見せた。

『ナイスバディの魅力的な彼女。
彼女のまわりには、いつもすごくイケテル男たちが。
主人公である少年はいわゆる “ぱっとしない、ふつうの男の子” 。
彼は彼女に一目ぼれをしてしまいます。

そして、彼はいつか彼女に振り向いてもらいたくて、色々な試練に立ち向かうのです。
衝撃と感動と奇跡のラブストーリー。』
496妹はヌヌネノ2/3 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/17 15:21:56 ID:Qz79az4n
「実にセガらしい作品でしょ。解説文とか画像とか含めて(藁)」
『イケテル男』に『衝撃と感動と奇跡のラブストーリー』に『印象的なサウンド』に
『起こせ愛の奇跡』と、何だか押さえて欲しくないコンボを押さえているゲームだな。
そして、『ニンテンドーDSの機能をフルに活かし、彼と彼女の微妙なココロの動き
を表現』。画面の絵には古き良き昭和中期の高度成長期時代を象徴するようなセクシ
ーポーズをとった女がいる。
・・・
乾電池で動く超人アルバイター兼即席超人の会社なだけに、妹のツボにハマる作品を
作るのが上手いなあ(←褒めてません)
「おまいはどうして、いつもいつもこーいう物を探してこられるんだ?」
そういう俺ではあったが、秋葉原の某店でデスクリムゾンを9800円で買って翌月の価
格を19800円に釣り上げてしまった妹に何を言っても無駄な事は知っている。
「レーダーを搭載してますから。ヲタが同類を探せるように、ゲイがgaydar(gay+radar)
持っているように、私には変なモノ探索レーダーが有るの」
嫌な能力だな、おい。
「ま、それはそれとして、今日は学校放送でこれかけようかなと思うの。ノーパソ持
って行ってスピーカーに繋いで。うちの機械はデジタル入力に対応してるから」
「やめないか」
妹の提案に、ツナギのジッパーを下ろすような勢いで反対した。放送委員の妹は、昼
食時に『僕はロリコン』や『メイドさんロックンロール』に、『日本ブレイク工業社
歌』、『巫女みこナース』などの曲をかけている。そのため、『牛乳殺し』の異名で
通っているのである。そして、カラオケに行くとアカペラでこうした曲を歌い出す危
険人物でもある。
「あ、やっぱり?じゃ、やめとくね」
「だから、勘弁してくれ、妹よ・・・って、え?」
あの妹が、犬の名前を里美の謎の『おまかせ』で決めようとした妹が、あっさり引き
下がった!?その時の名前は『づょーぅち』だった。
「い、妹よ。何か『まともなモノ』でも食べたのか!?」
「・・・どういう意味?(怒)」
「何という事だ!妹がこうも素直になるだなんて!」
「わ、私だって素直に引き下がる事くらい有るわよ!」
497妹はヌヌネノ3/3 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/17 15:25:17 ID:Qz79az4n
おかしい!妹がこんなにあっさり引き下がるわけないのに・・・
「いや、だって・・・ほら、この曲、まだイントロが完成しただけだって可能性が有
るでしょ?ヌヌネノ(ryだけの曲なんて、絶対に変だし」
「うわ、そういう理由だったのか_| ̄|○」
「もちろん、完成したらちゃんとかけてあげるわよ。楽しみにして待ちましょう(藁)。
と、いうわけで・・・今日はカラフルキッスにしておくね」
そう言って、妹は懐からCDケースを取り出した。
「な なにをする いもうとー!」
せっかくてにいれたねんがんのエロゲーが!(注・18歳未満の坊やは、たとえ
若さ故の過ちであってもエロゲーを買ってはいけません)
「(゚∀゚)キュンキュン!!」
「キュンキュンじゃねーだろ!つーか、歌詞丸暗記してカラオケで歌うな!」
「お兄様、先に学校行ってるね」
ダダダダダダダダダダダ
猛スピードで妹は100m11.5秒の速さで外に向かって走っていった。その時、風でふわ
りとスカートが捲れた。黒のレースである。
・・・
(゚∀゚)パンツゥパンツゥ!!

「いけないいけない、『巫女みこナース愛のテーマ』を忘れてた・・・って、キャッ!?」
「うわっ、何てエロゲーっぽいタイミングで」
部屋でかくれエッチ・・・もとい、オナニーをしていたら、急に妹が戻って来た。
「と、止めてよ、それ!」
「気をつけろ、精液は急に止まれない」
「交通安全の標語かよ!」
「白濁の内側にお下がりください」
「言われなくても下がるわよ!(怒)」
498名無しさん@初回限定:04/09/17 17:58:37 ID:fB1h5FBE
>>ヌヌネノ氏
激しくツボりますた。
街中で歩きながらニヤニヤしちゃったじゃないか!
※よい子のヲタっ子は街中で歩きながらこのスレ見るなんてしちゃ駄目だよ!
499名無しさん@初回限定:04/09/17 17:59:44 ID:QFMaN96W
三味線じゃなくてエレキギターだと思うんだが。それも青春デンデケデケデケばりの年代の。

ところで漏れは何歳なんだ。
500名無しさん@初回限定:04/09/17 18:20:36 ID:L4umoLVh
500!!
妹はとんでもないものを盗んでいきました
…私のハートです(AA略
501名無しさん@初回限定:04/09/17 21:20:47 ID:66EKBL0h
朝起きたら妹に洗脳された。



ヌヌネノ(ry
502459:04/09/17 23:06:15 ID:fcdqbLbb
>>突発屋様
 
スルーされて当然な私の勝手な注文に付き合って下さって、
本当に有り難う御座います!!
 
次回作も楽しみにしてます
 
 
 
503池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/17 23:31:53 ID:TEBqm4Zp
 朝起きたら妹が襲ってきた。

「お兄ちゃん、かくごーー!」
「ん? 何だよ朝っぱらからうっせーなーって、――ヌォアッ!?」
目を開くと、妹が木刀を振り上げて立っていて、しかも今まさに振り下ろさんとしているところだった。
「なっ、なっ、なにを――うひぁっ!」
振り下ろされた木刀を、間一髪身を捩じらせて避ける俺。
――バギャンッ
ああっ! 枕元に置いてあった俺のフェンたん目覚ましが!
「あっ、よけられちゃっ――」
「――テッメェ、何しやがんだ! 弁償しろよ!」
かつて無いほどの剣幕でキレる俺。
「ご、ごめんなさい、私……時計に当てるつもりはなかったんだけど……」
俺の迫力に負けてか、脅えた声を出す妹。
「ごめんですむかよ!! 見ろよこれ……」
「ごめんなさい、お兄ちゃん。私、弁償するから……。いくらくらいするものなの? これ……」
「フン! お金なんて貰ってもダメだね。だってこれもう手に入んないもん。限定品だし。
 友達にエロゲ付属のボイスをコピーさせてもらったんだ。弁償なんてできっこないだろ!!」
「お……お兄ちゃんあなた、そんな目覚まし使ってたの?」
「グッ……。そ、そうだ!! お前でいいや」
何とか話題をそらす俺。
「お前がこの目覚ましの代わりをしてくれたら、弁償しなくていいよ。
 ミサト、キスして起こせ!! 毎朝!!」
「えっ!?」
「キスだよ、早く!!」
「……お、お兄ちゃん、やっぱりやめましょうこんなこと……ね?」
「ダメだ!! だったらこの目覚ましくっつけてまた声が聞けるようにしてくれよ
 目・覚・まし! 目・覚・まし!」
「――それにしても……エロゲ付属の目覚ましボイスねえ……」
……妹の眼が、一気に冷えた。俺の心臓も冷えた。
「ま、言いふらされたくなければ……分かってるわよね?」
「すみませんでした。もう弁償しろなんて言いません」
504池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/17 23:34:05 ID:TEBqm4Zp
「――で、何でお前はいきなり襲かかって来たりしたんだ?」
そう、それがそもそも疑問だ。こいつが襲いかかってこなければ俺の目覚ましも……。
「あっ! そうだそうだ、すっかり忘れてた! 私今襲ってる最中だったんだっけ」
……忘れてたってアンタ、そんな軽い理由で俺は殺されかけたのか?
「じゃあ、今から襲うの再開――っていっても、
 こんなに警戒されてちゃどうにもやりにくいから、とりあえず今はやめておくわ」
妹はそう言うと、さっさと部屋から出ていってしまった。
「『とりあえず今は』ってことは、また襲われるかもしれないってこ――」
――カッ ビィィィン……
突然の音に驚いて横を見ると、首の横の壁にナイフが刺さっていた。
「――さっきのセリフはなに? 『やめておく』って、言わなかった?」

とりあえず、俺も学校に行かなければならないので、恐る恐る部屋を出る。
――ボフンッ
「ギャース! 引き戸でもないのに黒板消しが!」
――ズボッ
「うひゃあっ! 落とし穴が! お前、後で穴埋めとけよ!」
――パカッ
「なんと! 宝箱はミミックだった!」
――ピンポーン
「もうイヤァッ! ――って、インターホン? 誰だ?」
首を傾げていると、妹が玄関に出る音がした。聞き耳を立てる俺。
「――あっ、静香ちゃん! ごめんごめん、ちょっと色々あって遅れちゃって」
普段、妹はこの静香ちゃんと一緒に学校に行っているらしい。多分そのことだろう。
「いえ、構いませんわ。それよりどうしました? なにやら暗い顔をしていますが」
暗い顔? さっきまでイケイケで俺を襲っていた妹が?
「ううん、ちょっと、ね」
チィッ、気になるじゃねーか! 言え! さあ言え!
「誰かに打ち明けた方が、楽になるということもありますわ」
そうだそうだ! いいぞ、いいぞ、シ・ズ・カ!
「うーん、じゃあ、聞いてくれる?」
「私でよろしければ、是非」
505池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/17 23:34:52 ID:TEBqm4Zp
「実は……お兄ちゃんと、ちょっとケンカしちゃって」
ケンカ? いいえ、これは一方的な暴力です。
「まあ、あんなに仲がよろしかったのに、どうしてですの?」
「うーん、ついさっきなんだけど、お兄ちゃんの大切にしてた目覚し時計壊しちゃって……」
ああ、ケンカってさっきの言い合いの事ですか。
「まあ、それは……弁償するしかありませんわね」
「それが、なんかもう手に入んないものらしくって……」
まあ、また友人に頼めば手に入りますがね。あの時はただ勢いで。
「うーん、それでは……何か別の方法で仲直りするしかありませんわね」
「うん、そうなんだけど、どうすればいいかなあ……」
「こういう時、私がいつもやっている方法は……一つですわね。
 二人っきりになれる場所を見つけて、そこに誘い込んで、……襲ってしまいなさい」
相変わらず凄い事をさらっと言いますね、この人は。いつもやっているって誰にですか?
「やっぱり襲うの? いや、実は、昨日ネットで、『憧れのあの人ともっと仲良くなる方法』調べてたら、
 『ベッドで寝ているところを一気に襲え』ってレスがあったから、今朝から試してみてるんだけど……」
――謎は全て解けた! 真実はいつも一つ! こいつはバカだ!
「まあ! 本当ですの!? 素晴らしいですわ! で、成功したのですか!?」
成功してたまるか。死ぬわ。それより、何でこの人はこんなに感激してるんですか?
「それがね……途中で起きちゃって、それで逃げられちゃって……」
「あぁっ、残念ですわ! そこでもっと、こう、最後まで犯る気でねばらないと……」
「一応本気で殺るつもりだったんだけど、ね」
会話が微妙に食い違っているのは気のせいでしょうか。
「じゃあ、次こそ成功させる為に、アドヴァイスかなんか、ない?」
「私が以前使ったのでは、睡眠薬とか、あと、その気にさせるような薬とかを食事に混ぜたり」
「なるほど、それで、その薬が効いているうちに――」
「―― 一気に犯る、というわけですわ」
大丈夫かこの娘……?
「では、これを。私の携帯用の薬です。これを使って、うまくお兄様を堕として下さいね」
「ありがとう! 絶対今日中に(地獄に)落として見せるよ! じゃーねー!」
やっべ、逃げないと。
――プスッ
……あれ、眠くなってきた? 吹き矢……?
506池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/17 23:39:01 ID:TEBqm4Zp
(゚∀゚)ラヴィ!!


>>481
アドヴァイスどうもありがとうございます。
たしかに、縦読みにするなら本文とは全く関係ないやつよりも、そちらのほうがいいですね。
もう一本ぐらい、今度はちゃんと考えた縦読みで書いてみましょうか。
507無銘その壱拾九 ◆518YLv.Xnc :04/09/17 23:55:38 ID:8TVbhNBR
朝起きたら妹が歌ってた。
『ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ(中略)ラヴィ!! 』

 朝っぱらから耳元で聞こえるエンドレスサウンド………ああぁぁぁ!
「あああぁ! 妙な歌合唱すんな! 気持ち悪い」
「おはようございます、お兄様」
「おはよ、兄さん。お目覚めはいかが?」
「最悪だ。大体何なんだ? その歌は」
「これはですね、『かくかくしかじかまるまるうまうま』といったものでして」
「まあ、いわゆる電波ソングというやつね」
「そうか、おやすみ」
「ああん、お兄様。何事も無かったかのように二度寝しないでくださいな」
「つまりね、私たちが何を言いたいかというと、『兄のためなら死ねる』と」
 ………………………………
「あ、お兄様。今、少しだけ照れましたね?」
「て、照れてないぞ!」
「照れた兄さんの顔も素敵………」
 照れてない。俺は照れてない。ちょっと顔が赤くなったのは、電波に脳内をやられたからだ。
「お、俺は寝る!」
「はい、お休みなさいませ。でもお兄様、これだけは本当ですのよ?」
「私たち、兄さんのためなら本当に命だって賭けられるから」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
 照れてない。俺は断固絶対照れてない。電波に毒されただけだ!
「それではお兄様に」
「子守歌を」
『ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ(中略)ラヴィ!! 』
 あああぁぁ〜止めてくれ、俺が死ぬ。いろんな意味で。
 (・∀・)Love it!!
508池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/17 23:57:27 ID:TEBqm4Zp
しまった。ミスった、
妹学校行ってないじゃんとか突っ込むような人は(地獄に)落とします。
509518 ◆518YLv.Xnc :04/09/17 23:57:37 ID:8TVbhNBR
>>池魚氏
GJです!
縦読みにすら気づかなかった私は、何だかもの凄くヴァカみたいす。orz
ストーリーの中に縦読みを埋めるとは……感服しました
510名無しさん@初回限定:04/09/18 03:48:17 ID:y/CVPA5z
>>447
今更だが、IDカッコイイね。
511830:04/09/18 11:38:39 ID:CwJS9CzT
朝起きたら妹が猫を拾ってきた。
「お、どうしたんだその猫。」
「拾ってきちゃった。段ボール箱に『もらってください』なんてホントにあると思わなかった。」
「ひどいことするなぁ。こんなにかわいいのに。」
「でしょ?この子、私と同じで美人でしょ〜。」
「おまえと同じ・・・、か。たしかに美人だなぁ。たべちゃいたいくらいだ。」
兄は少し考えた後、私から猫を抱き上げた。
「ちょっとこいつ借りるぞ。」
とだけ言い残して兄は猫とともに自分の部屋に消えた。
お兄ちゃんってあんなに猫好きだったかしら?と思っているうちに、私に嫌な予感が走った。
「食べちゃいたいくらいって、ホントに食べるわけじゃないでしょね!?お兄ちゃ〜ん!!」
「うぇ〜い。」
私の呼び声で兄は部屋から出てきた。
「なんだよ。」
「にゃー。」
「あ、よかった・・・。私、ついてっきり。」
「いやぁ、猫でも気持ちいいもんだなあ。お前に似て美人なのがよかった。」
兄はやっぱりいただいていたのだった・・・
終わり
512830:04/09/18 11:50:11 ID:CwJS9CzT
おひさしぶりです。
なんか一線越えてほしい希望があったので越えてみました。違う一線を越えてしまいましたが。
実は妹から見て寝取られエンドというヲチもありですね。
なんにせよ、久しぶりに書いて獣姦ですか・・・。耐えられない人は捨て猫を捨てメイドや野良メイドに変換してください。
動物愛護団体の人ごめんなさい。ネコにちんちん入るかどうかは検証してません。
513名無しさん@初回限定:04/09/18 13:52:42 ID:c1mCSYX5
朝起きたら妹に、スト起こされた

「お兄ちゃん! 私、土日は妹やめるからね!」

…?

…そうか! とうとうお前も兄妹の垣根を越える決心がグハァ
514無銘その弐拾 ◆518YLv.Xnc :04/09/18 22:11:11 ID:FkEF12VK
朝起きたら妹に、スト起こされた
「私たち、土日は妹やめるからね!」
…?
…そうか! とうとうお前も兄妹の垣根を越える決心がグハァ

「すいません、土下座しても良いんで止めてください。お願いします」
「もう遅いですわ、お兄様。お兄様との協議の結果、交渉が決裂したのでストに突入させて頂きます」
「待て! 俺がいつお前等と協議なんてしたんだ!」
「私たちが日替わりで『目覚めのキッス』をすると言ったら、兄さんは『帰れ、お前等』と言いました」
「それは協議とは言わないだろう………それに、何処の世界に妹の目覚めの(ディープ)キッスを甘んじて受け入れる兄が居るんだ!」
「お兄様の後輩の…………・確か、大和和馬さんでしたっけ?」
「この場合、あいつは例外と見なす」
「とにかく、これで兄さんと私たちは他人だから、アツく激しいスキンシップがあっても問題無しよ!」
「大有りだ! 今すぐストを取り消せ!」
「でしたら、こちらの要求を呑んでくださいな」
「ぐっ、それはできん」
「じゃあストを続行しま〜す。姉さん、兄さんのズボン脱がして」
 ヤバイ、ヤバイ!! 何とかこの状況を切り抜けなくては……………………………そうだ!!
「止めろ! 止めないと…………お、お前達のこと嫌いになっちゃうぞ!」
 …………………………………………アホか俺はーー!! そんなの効くわけねえだろ!!!
「…………………………お、お兄様」
「…………………………に、兄さん」
「…………………………な、なんでしょうか?」
「申し訳ありませんーー!! お、お兄様、どうか私を嫌わないでください!!」
「兄さんごめんなさいーー!! もうこんな事しないから嫌いにならないでーーー!!」
 き、効いてるよ………………こいつらもアホだ。
「いや、俺も少し言い過ぎた。と、とにかく、今まで通り慎ましく俺の妹をやってくれ」
「分かりました。仰せつかわせていただきます」
 俺の隣で三つ指ついてしっとり頬を湿らせる妹。
「うぅ、えぐっ、兄さんごめんなさい。私、うっうっ、しっかりと妹やります」
 その隣でぼろぼろと泣く妹。
 あぁ、くそ! こいつら凄く可愛いぞ!!
515名無しさん@初回限定:04/09/19 14:28:59 ID:WLAUtSY6
くそう、少し前なら 妹+ブルマ+応援 という
スペシャルコンボが成立したのに…

という訳で、運動会ネタキボンヌ
516名無しさん@初回限定:04/09/19 15:58:50 ID:rOi7Jyjy
朝起きたら妹が

運動着+ブルマ姿で、パン食い競争と飴食い競争の特訓をしていた
517名無しさん@初回限定:04/09/19 17:40:11 ID:TSHefTLp
朝起きたら、妹が真の力を発揮し超萌妹(スーパーモエ妹)になっていた。
518無銘その弐拾壱 ◆518YLv.Xnc :04/09/19 17:54:05 ID:x1e2C1ms
朝起きたら妹が、運動着+ブルマ姿で、パン食い競争と飴食い競争の特訓をしていた

「なんだそれは?」
「何ってお兄様、パン食い競争の練習ですわ」
「違う、その左手に持ってる得物だ」
「これ? 姉さんのが『妖刀:三味線切』で、私のが『十三代支倉:唐変木』だよ」
「そうじゃなく、何でパン食い競争の訓練に日本刀が必要かと聞いてるんだ!」
「あらいやだ。お兄様、呆けてしまいましたの?」
「そのセリフ、そっくりそのままお返ししてやる」
「やだなぁ、兄さん。パン食い競争って言ったら日本刀が必要不可欠じゃない」
「…………お前等、パン食い競争って知ってるか?」
「紐でつるされているパンを居合いで切り落とし、切断面の美しさを競う競技ですわ」
「間違ってる。お前等は根本的に間違ってる」
「私たちの通ってた学校ではそうだったよね? 姉さん」
「いや、おかしいだろその学校」
「失礼ですわ、お兄様。パンなどと言う柔らかい物、それもぶら下がっている物を切断するのは至難の業ですのよ?」
「そんなこと聞いてないし」
――――
「で、今度は何だ? 俺の部屋でテロを起こすつもりか?」
「やだなぁ、兄さん。飴喰い競争の特訓だよ」
「ほう、洗面器に水はって手榴弾を入れる行為の何処に飴喰い競争の名残があると言うのかね?」
「この中からライオット弾を探し出してピンを抜くのです」
「帰れ、テロリスト共」
「兄さん、飴喰い競争も知らないの? うちの学校では人気の競技だったんだよ?」
 あぁ、分かった。こいつ等がこんなになったのは、通ってた学校のせいだな?
519518 ◆518YLv.Xnc :04/09/19 17:56:11 ID:x1e2C1ms
518ゲット
特に意味は無いけど

運動着+ブルマの設定を全く生かしてませんねw
因みに、この姉妹は中学まで全寮制の女子校で、高校から兄の通っていた共学へ入学したという設定です
体育祭の競技を知らないので、一年生かな?
520兄は裸エプロン1/7 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/19 18:32:56 ID:Nz1N0r0K
「結局、ヌヌネノって何だったんだ?」
授業が終わったので、俺はパソコン部の部室で2ちゃんねるの『ガイドライン』と
呼ばれている板を調べていた。ガイドラインは『案内』に属している板だが、案
内には全く役に立っていない事で有名である。スレの例を挙げれば

『7+8=15って少なくね?のガイドライン』
知るか
『ムリムリムリムリかたつむりのガイドライン Part2』
どんな生き物だよ
『ガラハドのガイドライン 5本目』
→:殺してでもうばいとる(推奨)

そんな中、『(゚∀゚)ラヴィ!!(きみのためなら死ねる) 3ラヴィ!!』というスレを発見。
これか?これなのか?

( ´_ゝ`)とりあえず見る
  ↓
('A`)しばらくお待ち下さい
  ↓
(゚3゚)まとめサイトに飛んだ模様です
  ↓
(゚∀゚)ラヴィ!!

ひ、久々に迷作が_| ̄|○←腹を抱えて爆笑している
とりあえず、アカペラで歌いだす俺(歌詞そのものはガイドライン引用)。

『( ´_ゝ`)ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ(胸に手を当て目を閉じる)
( ´_ゝ`)ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ
('A`)ウ〜ンウ〜ンンンンンン〜ウ〜ンウ〜ンン・ン・ン (拳を握り締める)
テ〜ケテ〜ケテケテケテン〜テ〜ケテ〜ケテッテッテ (楽器を演奏するポーズをとる)
(・∀・)ラヴィ!! (手を真上に突き出す)
521兄は裸エプロン2/7 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/19 18:33:43 ID:Nz1N0r0K
(゚3゚)ピ〜ピロリ〜ピロリ〜ロリ〜ロリレリ〜 (ウロウロする)
( ´_ゝ`)(ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ)
(゚3゚)ピ〜ピロリ〜ピロリ〜ロリ〜ロレルラレロ〜 (ウロウロする)
( ´_ゝ`)(ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ)
('A`)ウ〜ンウ〜ンンンンンン〜ウ〜ンウ〜ンン・ン・ン (拳を握り締める)
テ〜ケテ〜ケテケテケテン〜テ〜ケテ〜ケテッテッテ (楽器を演奏するポーズをとる)
(゚∀゚)ラヴィ!! (手を真上に突き出す)』

ガラガラッ
「おーい、金岡、また香ばしいゲームが・・・って、おおっ、またやってるな(笑)」
その時、ガリガリの肉体に眼鏡に制服という、いかにもな男が部室に入って来た。
( ゚Д゚)ポカーン
み、見られた!?聞かれた!?この俺が、成績と良い(性格している)男度No.1
の俺が!?こんな変な歌を嬉しそうに振り付きで歌っているところを!?パソコ
ン部の部室なのだから、同じ部員が入ってくるのは自明の理だが、今入って来な
くたって良いじゃないかヽ(`Д´)ノ
「み、水島ぁ・・・今の、見たのか?」
「ああ、バッチリな(ニヤリ)」
俺の問いにその男、水島啓介が答える。眼鏡の奥が妖しく輝いている。ノートパソ
コンの入ったバッグを小脇に抱えているその姿から付いたあだ名はマイコン。
・・・すみません、付けたの俺です。
「プププ、ツボにハマりましたな、金岡君」
水島が俺の方を見て含み笑いをする。恐らく、彼もこのゲームの事を知っている
のだろう。
「ま、とりあえず一緒に」
「そうだな」
『(前略、中略) (゚∀゚)ラヴィ!!』
俺達は、天に拳を突き上げながら叫んだ。
・・・とってもニッチな友情が生まれた。
522兄は裸エプロン3/7 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/19 18:34:30 ID:Nz1N0r0K
「ところで、お前は今日は何のネタを持って来たんだ」
「とりあえずお前が今見ている奴と、あとはエロゲーだな」
「エロゲー?エロゲーなんて、冷静に見れば全部笑いどころ満載だろ」
「いやいや、金岡はまだエロゲーの恐ろしさが分かってない。ガッツやDAパンツ
ごときでエロゲーを理解してもらっちゃ困るな」
「現場系の筋肉ねーちゃんがいっぱい出て来るハーレムゲーム(プレイには頑丈な
マウス推奨)や、ゲーム開始時の選択肢で妹との血縁を自由自在に調節出来て、会
話中は好きなタイミングでスカート捲り(モロとチラの2段階調整機能付)を超える
ゲームが有るのか?」
「有るんだよ・・・『裸エプロン学園』さ」
・・・裸エプロン学園?
「な、なんちゅータイトルだ!」
ビシッ!
俺はとりあえず、裏拳でマイコンにツッコミを入れた。
「裸エプロンの生徒が通うから、裸エプロン学園だ。文句有るまい?制服も裸エプ
ロンだぞ(笑)」
俺のツッコミ程度ではビクともしないマイコンが、フフンッと自慢げに笑う。
「有 り ま く り だ。つーか、何で裸エプロンが制服なんだよ!」
「女は年齢を問わず裸エプロンを着ている世界のゲームだからだ」
「ひ、非現実的だーーー!」
「否ぁっ!エロゲーに現実を求める男がどこにいる!?現実にメイドさんが出て来
るわけないだろ!現実に姻族でもない義理の妹がいる家庭がどれだけ有る!?無表
情なロリロボっ娘がどこにいるというのかね!?委員長が全員揃って眼鏡かけてい
るのは絶対に変だぞ!剣道部や和服剣術娘にツンデレラなんているわけない!」
「いや、それは言っちゃいけないから(笑)」
「ま、と、とにかくだ。これは裸エプロンが普通だという世界で女の子との恋愛を
エンジョイ(死語)するというゲームだ。いつでもどこでも、女の子はみんな裸エプ
ロンだ。男の夢だろう?」
「ま、まあ、そりゃあ・・・」
俺は裸エプロンの女の子を想像してみた。とりあえず、部活の後輩の肉まん女史
(注・本人に言ってはいけません)の裸エプロン姿を。
523名無しさん@初回限定:04/09/19 18:35:39 ID:uF90X5Wo
朝起きたら妹が、
同人ゲームを持ってきた。
スーパー妹大戦
〜言ってはイケナイ。この気持ち〜
ゲーム内容を見ると・・・
524兄は裸エプロン4/7 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/19 18:35:45 ID:Nz1N0r0K
・・・(←夏のお中元のボンレスハムが頭に浮かんでいます)
・・・_| ̄|○゛
「あははははははははは、興奮して(口から)何かが出ちゃいそうだよ」
「そうだろう、そうだろう!」
「で、この裸エプロン学園なんだが、とりあえず軽〜くジャブ代わりにこれを見
てくれ」
そう言って、マイコンは部室に持って来たノートパソコンを開いた。
・・・・・・うわぁ(笑)
「おい、これ、学校の廊下だよな?」
「ああ。全員裸エプロンだぞ。裸エプロンで学生カバンを持っている(爆)」
「あ、アホですかこいつら?」
「否、この世界では普通だ。次はこの画面を・・・と」
・・・おいおいおいおいおいおいおい!
「じゅ、授業か」
「ああ。裸エプロンで座席に着いている。つまり、尻が直接座席に当たっている
わけだな。前の休み時間に用を足したのも中には居るだろう(苦笑)」
「こんだけ沢山裸エプロンがいると、もはや希少価値というか興奮というか、感
動ゼロだな。みんなびんぼっちゃまに見えてくるぞ(死)」
「金岡、それは禁句だ。裸エプロンファンに対する宣戦布告に等しい(笑)。気を
取り直して、次にこれを」
「何で公園で幼稚園児が裸エプロンなんだよ!」
「次にこれを」
「ゲームセンターでも裸エプロンかよ!」
両替と書かれた機械の前に、び・・じゃなくて、裸エプロンの女の子がいる。
「ああ、これもか」
「せ、制服エプロンに体操着エプロンに水着エプロンにスーツエプロンだと!?
エプロン付ければ何でも良いと勘違いしてるだろ!」
「そういうのは妹とメイドに対して言うべきセリフだな(笑)。そして、最後はこれ」
と言って、テーマソングらしきものを再生する(歌詞マニュアルの原文ママ)

白いフリルの 裸エプロン
525名無しさん@初回限定:04/09/19 18:56:46 ID:OOy3TWn+
お兄ちゃん、手伝うよ。
526兄は裸エプロン5/7 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/19 20:31:33 ID:qvIN6zT/
夢がたっぷり 愛情ばっちり(ラブラブでしょ)
めくっちゃダメよ ココじゃおあずけ(ダメダメ)
オトメゴゴロは 複雑よ(チョットだけよ)
うしろすがた 見ててちょうだい
ギリギリなの ドッキドキするでしょう♪

雨降りデート 待ち合わせに
傘を忘れて ビショ濡れだから(濡れちゃったぁ)
薄いエプロン 透けて見えちゃう(いやぁ〜ん)
オトコゴコロも 丸見えよ(単純ね)
ちょっと待って 着替えるから 
手伝ってね ドッキドキ するでしょう♪  

裸エプロン 手作りなの
お似合いでも 今は少しジャマね
濡れたリボン ほどいたなら
キツクキツク 後ろから抱きしめて(チュ☆)

『・・・』
マイコンと俺、2人共この歌を聞いて黙り込んでしまう。
「・・・えっと、これ書いたの『すごいよマサルさん』の人?」
先に口を開いたのは俺だった。
「断じて違う。気持ちは分かるが(笑)」
「凄いねえ、昭和のアイドルの時代にこんな名曲が有ったなんて(明後日の方を向く)」
「いや、違うから(笑)」
「オトメゴゴロって何?」
「多分誤植だ。マニュアル書いた人に文句言え。つーか、それは読者しか出来
ないツッコミだから(笑)」
「この世界ではデートの時も裸エプロンですか?」
「このゲームの常識ではそうなんだよ(苦笑)」
「・・・ああ、急に頭が痛くなってきた('A`)」
527兄は裸エプロン6/7 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/19 20:32:59 ID:qvIN6zT/
「へえ、さっきまでに痛くならなかったんだ(爆)。ま、いいや。痛いついでに、
さらに金岡の頭が痛くなる事を教えてやろう」
「何だ?」
「このゲーム、2本買ったんで、1本妹にやった」
「・・・_| ̄|○」
『(妹の声)今から、下校の放送を始めます。只今、時刻は5時50分0秒です』
「キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!!」
「や、やめろ、やめるんだ、妹よ。やめろ!やめて下さい!お願いだ!お願い
します!後生ですから!お慈悲ッ!」
必死のあまり、最後の方はフランス(書院)っぽくなった。
『さて、今日は兄の友人からまたもや素晴らしく香ばしいモノを頂いたので、そ
れをかけようと思います。お昼のナンバーに続いて、今度も恋の歌だよ。エプロ
ンに関係した歌で、内容はエプロン姿の女の子が彼氏に迫る・・・というものか
な?
・・・穿くべきか、穿かざるべきか、それが問題だ。OK、男子諸君!君達は裸
エプロンが好きかー!!・・・嫌いという香具師はまずいないでしょう。では、
君は裸エプロン+パンツ派?それとも、裸エプロンオンリー派?
・・・ふっふっふ、悩むでしょう?私は裸エプロン+パンツかな?肌に直接下着
が当たると料理に集中出来ないもん。今度、兄にもどっちが良いか訊いておきま
す。どっちになるかなあ?後ろから抱き締めてそのまま一回戦可能な裸エプロン
オンリーかな・・・って、一回戦ってのはちょっと下品か(汗)。あ!別に兄とど
うこうしたいというわけではないので、狙っている方々はご安心下さい。
それではお聞き下さい。有村深羽で、『私のエプロン』。ロングバージョンでお
楽しみ下さい。』
スピーカーから軽快なイントロが流れ出す。
「待て、まだ間に合う。妹よ、早まるな」
「ああ、もうダメ、ダメ。手遅れだから(笑)」
・・・その日から、俺の新しいあだなはしばらくの間、『裸エプロン』になった。
ちなみに、午後の授業の時のあだなは「キュンキュン巫女茄子」だった。
そして、授業の時には・・・
528兄は裸エプロン7/7 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/19 20:33:56 ID:qvIN6zT/
「はだ・・・ご、ごめんなさい。金岡君」
数学の先生が俺を当てる。
「はい」
はだ・・・何だろうね?(苦笑)
「やっぱり穿くべきよ。だって・・・・興奮するとおつゆが・・・ねえ?」
『ねえ?』じゃねーよ!っていうか、何の話だ!

「裸エプロンの心を良く知る金岡」
古典の先生が俺を当てる。
「はい」
返事するなよ、俺。
「俺は裸エプロンオンリーだな。新婚時代は女房と猿のようにやったさ。一晩で
8回もした事が有って、その時に出来た子が『正三』なんだ。長男なのに正三な
のにはそういう理由が有る。結局飯は食えなかったが」
誰も訊いてねーよ、そんな事!

「裸エプロン好きの同志、金岡君」
保健の先生が俺を当てる。
「はい」
だから返事するなって。
「最近は『それ』用に柔らかい素材、そう、まさしく『白いフリルの裸エプロン』
というのが有るわ。それだったらエプロンオンリーも良いと思うわ。でも、普通
の家に有るようなエプロンはゼッタイに下着がいるわよ。経験者だから分かるわ。
それと、エッチの事を考えるとエプロンは洗濯機で洗濯可能なものでないと困る
わよ。中で出して、もちろんコンドームは付けて、抜かないでそのままエプロン
を外せば良いんだけど、それでもバルトリン腺液は付いちゃう事が多いし、体に
かけるのが趣味の場合はエプロンが精液で汚れちゃうのは止むを得ない事よね。
ま、それはそれとして、裸エプロン姿の時に(まだ見ぬ)ダーリンに後ろから抱き
締められると興奮しちゃうわよね?あぁー、早く結婚して、裸エプロンでエッチ
がしたいなー。白いフリルの裸エプロン、夢がたっぷり愛情ばっちり!
(ry」
・・・もう勘弁して下さい_| ̄|○
529 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/19 21:02:28 ID:qvIN6zT/
2ちゃんねるで初めて連投規制に引っかかったorz
ちなみに、この裸エプロン学園というゲームは実在しまつ。

参考URL
ttp://www.cd-bros.co.jp/sekilala/game/apron/
530名無しさん@初回限定:04/09/19 23:25:18 ID:suDk750S
>>518
いつも読ませてもらってます、GJ!
毎日新しいの読めるのが幸せですよ(´−`)

>>◆gnyC8fH1Jk氏
GJ! いくらなんでもなゲームですな( ゚д゚)
>肌に直接下着が当たると料理に集中出来ないもん。
下着は誤字ですよね?;
531 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/19 23:46:02 ID:qvIN6zT/
>>530
完璧に誤字です。「肌に直接エプロンが当たると」が正解
532名無しさん@初回限定:04/09/20 01:03:10 ID:N0g4hFsk
歴代のSSで、こいつは押さえておけっていうお薦めってあります?
533名無しさん@初回限定:04/09/20 10:51:10 ID:GzMXCwaX
あ、それは知りたい
534名無しさん@初回限定:04/09/20 11:38:14 ID:oTCIVKT3
>>532-533
いっそまとめページのSS全部読むといいよ
535名無しさん@初回限定:04/09/20 11:40:34 ID:GzMXCwaX
よし!まかせろ!
536名無しさん@初回限定:04/09/20 17:40:09 ID:A2uCkEON
朝起きたら妹が、部屋でサンマ焼いてた。
「う、げほっげほっ!な、何だぁ!?」
息が苦しくて目を開けると視界は全て灰色。目がしみる。呼吸をすると喉が焼ける。
こりゃ、煙だ……ということは、火事!?
「か、火事だ、火事だ!通帳、印鑑!」
「兄さん、うるさい」
慌てて跳ね起きた俺の耳に届く声。その声は……音子か!
「何やってるんだ音子、早く逃げろ、火事だ!」
「知らないわ。家政婦紹介所にでも行けば?」
それ、家事ね。
「知らないってお前……この煙はどう見ても火事だろう!ゲホッゲフッ」
「ああ、この煙?私、今、七輪でサンマ焼いてるから。だからよ」
予想の斜め上を行く返答に、事実の理解が遅れる。
537名無しさん@初回限定:04/09/20 17:40:20 ID:A2uCkEON
「…え?」
「七輪で」
しちりん、質倫、ソフ倫?ああ、七輪か。
「……サンマ?」
「焼いてる」
出っ歯?ナッパ?じゃなくて秋刀魚、サンマか。
「……俺の部屋で?」
「窓を締め切って」
だんだん落ち着いてきたぞ。
「……火種は?」
「練炭」
('A`)ナンデワザワザ……カジジャナイナラマダイイケド……
「……殺す気か?」
窓を開けながら問い詰めるが、当の音子は素知らぬ顔。
「そろそろできるわ。兄さんも、どう?焼きたてだから美味しいわよ」
「話を聞けよ……」
「私が無意味な会話嫌いなの知ってるでしょ?殺す気か、なんて聞かれてYESと言うと思う?」
「そりゃ、確かにそうだが……何で俺の部屋でするんだよ?」
それを聞くと音子は軽く俯き、頬を赤らめながら上目遣いで答えた。
「それはね……私、兄さんと、

区切りのいいところで終了。
538突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/21 00:42:39 ID:dZf3sf4K
一応、>>491の続きで書いてみましたが……
なんかキャラの方向性が加速度的にズレてきてます。
これはキャラ差し替えで書き直した方が良いかも(汗

……トントン。
何処か遠くから聞こえる微かな音。それに反応して僅かに浮上した意識
の片隅で、ああ誰かが俺の部屋の扉をノックしているんだなぁと呆然と
考えている俺。と言っても、こんな朝早くから俺の安眠を妨害しようと
する人間は一人しか存在しない、妹の円華だ。
……トントントン。
家事万能で素直で健気で真面目な円華は自慢の妹だ。が、そのパーフェ
クトさというか勤勉さが裏目に出てか、母親というか保護者並みの几帳
面さまで発揮して執拗に俺の世話を焼こうとする傾向がある。これもそ
の一つだ、昨日はレポートの作成で殆ど寝て無いというのに、こうして
毎朝と同じ時間帯に必ず叩き起こして朝飯を食わそうとする。自分が登
校する時間帯に合わせているから仕方ないと言うが、なら用意だけして
先に出掛けろと言うと………
『駄目だよお兄ちゃん。ご飯は、出来立てが一番美味しいんだよ? そ
れにご飯は家族揃って食べないと!』
……と大層憤慨……ではなく涙目で訴えられてしまった。まぁ親父は仕
事で海外を点々、円華の実の母の透子さんは親父と再婚して一年余りで
他界。血の繋がりこそ皆無だが、唯一身近に残った家族である俺との絆
を必死に守ろうとしている姿を見ると流石に反論が出来ない。きっと何
気ない団らんこそが家族愛の象徴だと信じている円華の悲しそうな顔を
見たくないが故に飯には可能な限り同席する様に心がけている。
もしかしたら、こうして毎朝起こすという行為自体も円華にとっては幸
福な家庭だけが持つイメージの内なのかも知れないが。
「…………失礼します。」
カチャリ、パタン、と今度は開閉音。さては実力行使か?
「あと少しだけ頼むよ。まだ早いんだろ?」
半ば条件反射的に布団を頭まで被ってしまう俺。ちょっと情けないが。
「……現在、六時八分です。」
539突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/21 00:43:44 ID:dZf3sf4K
「お前、家出るのって何時だっけ?」
「七時半位です。」
「なら、せめて七時まで寝させてくれ。ちゃんと飯は食うから、な?」
「……ですが、それでは私のすることが無くなってしまいます。」
「好きな事してて良いから。」
「……失礼ながら、それは『私の好きにさせて頂いて構わない』と解釈
しても宜しいのでしょうか?」
「ああ、そーゆーこと。じゃ、おやすみぃ……」
「はい。」
しかし円華のヤツ、随分と他人行儀な喋り方しやがるなぁ。なんか調子
が狂っちまいそうだ。それに何だか棒読みっぽい口調も。でもまぁ良い
か、とりあえず眠いし。
「……ではお兄さん……」がさごそがさごそ、しゅるしゅる、ばさばさ
ばさっ。「……お時間まで、ご奉仕させて頂きます。」 
ごそ、ごそごそごそ………
「むにゃむにゃ……こら、狭いから入ってくるな……」
そういや、昔は一緒に寝たりもしたっけ。全く、幾つになっても妙な所
だけは変わらないヤツだ。
「……お邪魔にはならない様にします。」
「ンなこと無理に決まってるだろ。ほれ、少し寄ってやるから。」
「はい、ありがとうございます。」
もぞもぞもぞ、と小柄な妹が布団の中に潜り込んでくる。寝間着越し
とはいうえ、触れ合った部分から女の子特有の心地よい暖かさと柔らか
さを感じることが出来る。こんな年になっても甘えてくるとは、可愛い
奴め、ぎゅっと小さな頭を胸に抱き寄せてやる。
「あ……」と小さく息を呑む音。
「よく、こうやって寝てたろ? 今じゃ嫌か?」
「そんなことはありませんが………これでは動けません。」
「いいからいいから、お前の抱き心地が好きなんだから。」
540突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/21 00:45:38 ID:dZf3sf4K
「…………………………………」
どうやら観念したらしい。大人しくなったところで素肌の背中に手を
回して更に…………って素肌?
「お……お前、服は?」
「もう制服に着替えていましたから、皺になってはいけないと判断して
全部脱いできました。今はショーツと靴下だけです。」
「………じゃ、ブラも?」
上から下へ、下から上へと背中を撫で回してみるが下着らしき触感は全
く引っかからない。じゃ、なに? 俺の腹あたりに押しつけられてる二つ
の膨らみは、生ですかもしかして!?
「まっ、円華っ! お前、なんつー格好……」
「………まだ、完全にお目覚めになっていらっしゃらないご様子なので
念のために申し上げますが………」
慌てて布団を剥がす俺、するとそこには。
「………私は、円華ちゃんではありません。」

『朝起きたら、妹の友達が添い寝していた。』


「さ、佐伯! 昨日の内に帰れって言っただろーがっ!!」
「確かに仰いました。が私も『承知致しました』とお返事申し上げた覚え
はありませんが?」
のほほ〜ん、というか何を考えているのか理解に苦しむ平然とした表情で
俺の胸の中にいたのは円華の友達の佐伯悠。サラサラとしたセミロングが
似合うなかなかの美少女であるが、常に理路整然とした抑揚のない口調と
表情の変化が殆ど無いという実に個性的な子で胸の内っつーか頭の中が非
常に読みにくいキャラである。
「だからっつーて年頃の女の子がだぞ、野郎一人りっきりの家に泊まり込
んで良い訳がないだろうが! だいたい家には連絡入れたのかお前!?」
「………抜かりはありません。ちゃんと『円華ちゃんの家に泊まるから』
と電話を入れてあります。」
「その円華が不在だろーがっ!」
541突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/21 00:46:43 ID:dZf3sf4K
「ですが円華ちゃんの家という表現自体に虚偽はありません。。情報の欠
落というか伝達不足は認めますが、概ね事実を伝えました。」
「ンな屁理屈で煙に巻こうとしても無駄だっ。とにかく退け………ままま、
待て、ムネを隠してから退けっ。こんな所を円華に見られたら……」
「円華ちゃんはお昼まで帰って来ないのでしょう? お兄さんがご自分で
そう仰いました。ですからそれまで、私がお世話をさせて頂きます。」
「だから脱がなくても『お世話』とやらは出来るっ。とにかくムネを隠し
なさいムネを! 万が一にでも間違いが………」
「………レイプ、ですか? 失礼ながら、そのおみ足では無理かと存じま
すが?」
と、包帯でグルグル巻にされた俺の右足に視線を落とす佐伯。骨折こそし
ていないが動かせる状態ではないのも確かだが。
「それに、その怪我は私を庇って負われたものです。私の同意も得ずに…
…ちなみに私は拒絶しませんが……本能と腕力で発散させなければならな
い程に性欲が溜まっておられるのでしたら、私の方から進んでご奉仕させ
て頂きます。未経験なので拙い事この上ないとは存じますが、男性器に適
度な刺激を与える方法につきましては昨日の間に多少、知識を蓄えて参り
ましたので。」
「え……あの……いや……それ、日本語?」
「ちなみにですが、ショーツと靴下だけというのは全裸以上に男性の興奮
をそそるものだと伺いましたが、如何ですか?」
と、俺の返事も待たずに俺の両足を跨ぐ格好で膝立ちになる佐伯。薄手の
白いニーソと同じ色の清純そうなショーツが視界の中、真横から降り注ぐ朝
陽を浴びて色白の肌と一緒に淡く輝く。円華と同い年の手足は驚くほどに
細く、だが華奢さの中に柔らかさを感じさせる。染み一つ無い肌は、きっと
未だ誰の手に汚されたことも無いだろうと確信させる美しさと高貴さを併
せ持ち、まだ発育しきっていない裸体をまるでヴェール様に……
「………勃起してきました。」
「っだーーーーーーっ! 一言で台無しにすんじゃねぇっ!!」
「体は正直ですね。では、ご奉仕させて頂きます。」
「いらん! 断る! 直ちに出て行けっ!!」
「では、抵抗して下さい。もしくはご自分で勃起を収めて下さい。」
542突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/21 00:47:27 ID:dZf3sf4K
さわさわさわっ。
「うわわっ!!」
「このままでも良いのですが、射精なさった後の手間を考えますと脱がし
た方が賢明と判断します。それでは失礼します……」
ぺろん。
「………………………………」
「……既にカウパー腺分泌液が分泌されてますね。これを潤滑剤にして手
で…という方法もありますが、この液体の保湿時間は非常に短いそうです
し量も少ないので私の技術で膣内程の快感を与えることは出来ないと思い
ます。それにお兄さんは一昨日から自慰行為を行っていないので、今の興
奮状態で絶頂に達してしまうと、かなりの量の精液を噴出して周囲に飛び
散らせてしまう可能性が大です。そうなってしまうと、後始末とお洗濯が
大変ですね。」
「………………………………」
「………妹と同じ年の女の子に脱がされていじられて、更に冷静に観察さ
れて凹むお気持ちも理解できますが、私としても真面目にご奉仕させて頂
こうと思っていますので、出来ればご機嫌を直して頂きたいのですが。」
「………………………………」
「それと、もう一つだけ申し上げておきますが……」
「………………………………」
「……お兄さんが私に対してどのようなイメージを持っておられるかは比
較的容易に想像できますが、私も一応女の子です。好意の欠片も持ってい
ない男性に対して只の恩だけで初行為を捧げてしまうような思慮の浅い人
間では無いつもりです。ですから月並みな言葉になってしまいますが……
…はしたない子だって、思わないで下さい……」
「…………………………ゑっ!?」
「あ〜ん、あむっ!」
「うわわわわわっ!」
「ん、ん、ん、ん、ん………。」
「ま、待て、待て待て待て待てっ!!」
「ちゅぱ、ちゅぷ、んっ、んんっ、んんっ……」
543突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/21 00:48:13 ID:dZf3sf4K
単に口に含んで吸い上げるという単調なフェラだが、口内の大量の唾液と
一生懸命に締め上げてくる粘膜と唇の感触が……!
「止せって、マジやばい! マジで出しちまうぞ!? お前の好意は良ぉ
く分かったから、こういうのはせめて順番に……」
『おに〜ちゃ〜ん、帰ったよぉ〜?』
「…………って、円華っ!?」
「ぷはっ。はぁ、はぁ……円華ちゃん?」
「なんで? 予定より全然早い時間じゃねぇか! おい佐伯、早く服着て
円華の部屋か客間に…………をい!!」
「あむっ! んん! んん! んん! ん〜〜〜〜んんっ!!」
「だから円華に見つかるって! こら、そんなに激しく……あうっ!」
トントントン、と軽い足取りで円華が階段を上ってくる音。これはマジで
緊急事態だ。円華の奴、真っ直ぐ俺の部屋を目指してるに違いない。もう
佐伯を引きはがして別の部屋に放り込む余裕すらない。
「こうなったら………デカい音を出すなよ!!」
ギリギリ手が届く所に落ちていた掛け布団を掴んで佐伯ごと自分の下半身
を隠す様に広げ被せる。更に(片方だけしか動かないが)膝を立てて布団
の膨らみを少しでも誤魔化す。正直、これで円華を騙せる可能性は極めて
低いとしか思えないが、何もしないよりは……
「お兄ちゃん、ただいま……………って……………」
「よ、よぉ円華、早かったぢゃないか?」
必死に笑顔……に出来るだけ近い表情を繕って挨拶するが。
「………お兄ちゃん、それ………私のじゃない……よね?」
「………『それ』?」
………そこ。つまり床には佐伯が脱ぎ散らかした服と下着が………
544突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/21 00:52:56 ID:dZf3sf4K
ここまでです。
どうにも言葉少ない子は苦手みたいです。
その意味ではマシンガン進藤かガトリング雪村を目指した方が
キャラ性が安定したかも知れませんね。

駄文でスマソ、でした。
545暫定706希望:04/09/21 00:57:32 ID:iOXONJts
GJです!
というかリアルタイム接近遭遇です

これを糧に精進します
…正直ネタがぜんぜん浮かびませんが、706番までにはなんとか;;
546暫定706希望:04/09/21 01:01:21 ID:iOXONJts
あ…それと、
こういう無表情+無口+ハテンコウ?でズレてる娘は大好きです♪

ちなみにこういう一方的で拒否権なしで少々屈辱的シチュも好きだったり(ぁ

無駄な連投失礼。
547良ければ続きをば…………:04/09/21 02:07:17 ID:ZNdyXebW
朝起きたら妹が、ケンカしていた。
「ふぁー……ったぁく、眠……」

ギリギリギリギリギリギリギリギリブゴゴゴゴゴゴ

「おぅ?上等だよ、表出ろよ淫売が。
さっき食ったモン吐かせて、もっぺん喰わしてやる」
ビシッ!!(中指を立てる)
「あははは、ちゃんとカルシウム取ってますかー優ちゃーん?
そんなに青筋立ててると男の子、あ、ごめーん、日照ってたんだよねー」
ビキッ!!(笑顔で怒りマーク)
ブゴゴゴゴゴゴギリギリギィリギリ
「………………」
ああ、今日も我が家は平和だな。
ははは、食卓はいつも通り夢の島(ゴミ山)状態。
はい、どけてどけて……埋まったトースターを……。
「あ、兄さん。おはようございます。
ね、聞いてよーこの雌豚ったら万年生理不順で機嫌悪いからってね」
「あ?誰が雌豚だとクラァ?吹いてくれんじゃない。そういう手前は何様だヲイこっち見れや
あ、兄貴オハ」
「……………」
「誰も優ちゃんを雌豚だなんて言ってないよー?
被害妄想が激しいねー。でも、自分のことだと思ったのは間違いじゃないよ」
「んだとぉコルァ!?上等だ、おもしれぇ、ケツの穴もいっこふやしてやらぁ!!」

ズダン、ガダダ、バタン、チュドーン!!

親父、お袋。
たとえ狭っ苦しいアパートでも。
俺たち兄妹、今日も元気に生きてます。
548名無しさん@初回限定:04/09/21 15:53:58 ID:qVpnqIgR
朝起きたら妹に、
キスの味をきかれた。
549名無しさん@初回限定:04/09/21 19:28:13 ID:ZDnxLp8I
>>538-543
久々にツボにハマッタ―――!!!!!

(*´Д`)ハァハァハァハァ               ウッ
550名無しさん@初回限定:04/09/21 21:16:53 ID:KiBkcWR/
久々にエロイノキタ―――(゚∀゚)―――!!!
GJ&ネタ投下
朝起きたら妹がオーバーヒートしてた。
551名無しさん@初回限定:04/09/21 23:47:44 ID:d3lT9I9t
>>538-543
モー最高(*゚∀゚)=3
552無銘その弐拾弐 ◆518YLv.Xnc :04/09/22 02:12:06 ID:RjUYD7SM
朝起きたら妹に、 キスの味をきかれた。

「レ、レモンの味…………?」
「やだ、お兄様。それは初キスの味ですわ」
「そもそも俺には初キスがいつだったかすら分からないんだが?」
「ん、正解はこれだよ。兄さん」
 と言いながら、妹たちが俺の眼前に突き出したのは………レモン味の飴?
「つまり、それを口に含みながら俺にキスしたと。無断で。勝手に。目覚ましにと」
「それはもう、お目目ぱっちりではありませんか?」
「あぁ、ぱっちりだよ。別の意味で」
「えへへ、兄さんに初キスの感覚を再び味わってもらおうと思って」
「人の初キスを、俺の知らん間に奪った奴らの言うセリフでは無いな」
「あら、お兄様はアレが初めてでしたの?」
「お前の言うアレがいつのことかは知らんが、俺の学生時代は部活一筋だったんだ」
「あ、あれが兄さんの初キス………もっとちゃんと味わっておけば良かった」
「あら、聖ちゃんだってアレが初めてだったでしょう?」
「姉さんこそ、初めてだって大はしゃぎしてたじゃない」
 一体いつの間に俺の初キスを奪いやがったんだこいつ等は。
「なあ、俺の初キスって一体いつの話だ? ってかいつの間に奪ったんだ?」
「お兄様……本当に憶えていませんの?」
「夜中に奇襲されたら、普通憶えてないぞ」
「あのね、私たちの初キスは……まだ兄さんと私たちが一緒に住んでた頃」
 ………え?
「ですから、初等部に上がるよりも前のお話です。ある日、私たちとお兄様で結婚式ごっこをして遊んでいた時の話……」
「その時に、私と姉さんでどっちが兄さんのお嫁さん役をやるかで喧嘩をしたの」
「そうしたらお兄様は、『二人ともお嫁さんにしてあげる』と言って下さいました」
「その後、兄さんは二人にキスをして、『大きくなったら本当にお嫁さんにしてあげる』とも言ってた」
 幼い日の記憶が蘇る。そういえば、そんなことも言ったかも知れない。
「……悪い、すっかり忘れてた」
「いえ、よろしいんです、お兄様。だって私たちは……」
「兄さんの傍に居られるだけで幸せなんだから」
553518 ◆518YLv.Xnc :04/09/22 02:16:22 ID:RjUYD7SM
なんだかすっかりこの兄妹の話だけで長編書けるほど伏線張っちゃいましたね………
どうしよう、書くべきだろうか?
幼少期編・再会編・現在編の三つほど伏線張ってますが、一番需要が高いのはどれなのやら




>>突発屋氏
激しくGJ!
久々にエロいの来ましたね!
激しくストライクゾーンです
554名無しさん@初回限定:04/09/22 03:58:21 ID:9SA4JZlZ
漏れ的には最初から好感度MAX妹よりも、最初は兄と言う名の
他人状態で、あるきっかけで惹かれてく。なんてのがツボなのだが、
大体の妹キャラは、デフォルトで好き好き光線出してるからなー。
まぁ、何が言いたいのかというと、>>538-543は最高でした。
555名無しさん@初回限定:04/09/22 14:59:36 ID:mdjIkXOk
朝起きたら妹が、服のなかに詰め物して
「見て見てー、妊娠しちゃったー」
なんてこと言ってやがるから、
てめー本当に妊娠させてやろうかと小一時間かけてベットのなかで(ry
556暫定706希望:04/09/22 17:24:42 ID:9ftLqpbz
朝起きたら妹が、(↑)実は本当に妊娠していた。
557830:04/09/22 18:16:30 ID:p2a/rkgr
朝起きたら妹に、
「誕生日、おめでとう。」
と一言告げた。
「えっ!?あ、うん。ありがとう・・・。」
予期せぬ祝いの言葉に妹は驚く。
昔、妹とは毎日一緒に遊び回っていた。
でも、今では妹は成長してまるでどこかのお嬢様みたいになって・・・、そしてどこか疎遠になってしまっていた。
でも、こんな記念日には声ぐらいはかけてやりたい。
「まぁ、お祝いを言うぐらいしかできんけどな。」
「それは嬉しいけど・・・」
「けど?なんだ?」
「私の誕生日は来月なんだけど。」
・・・・。そっか、今日は秋葉の誕生日だったな・・・。
「誰と間違えとん!」
妹ははいてるスリッパを投げ付ける容赦ないつっこみ!
やっぱりリアル妹では萌えれませぬ・・・。
終わり
558名無しさん@初回限定:04/09/22 18:30:24 ID:FFGKyNxV
>>538-543の佐伯悠タン(*´Д`)ハァハァ
559名無しさん@初回限定:04/09/22 20:30:57 ID:EEn66UgE
朝起きたら妹が、久しぶりに帰って来ていた。

「起きてお兄ちゃん。もう朝だよ」
そうやって妹の莉奈子が起こしてくれた朝は随分と前のこと。
「起きて、お兄ちゃん。もう朝だよ」
懐かしい声を夢に見る……。
「起きて、お兄ちゃん。もう朝だよ」
夢に起こされて、目が覚める。
「おはよう、お兄ちゃん。もう朝だよ」
「ん……莉奈、子……?」
夢じゃ……ない?
「……ただいま……急だからびっくりした?」
「お前……何で家に?」
「えへへ……帰ってきちゃった」


職人さん、続きキボンヌ。
名前とかは自由に変えてくだちい。
560名無しさん@初回限定:04/09/23 00:31:29 ID:uIJhRFOn
朝起きたら妹と、仲直りすることを決めた。
561名無しさん@初回限定:04/09/23 00:42:09 ID:Ve8s+mtb
朝起きたら妹が、寝ぼけてた
562名無しさん@初回限定:04/09/23 17:35:07 ID:TfvNeJWP
今更だけど、>>532があまりに不憫なのでレスしてみる。

>>2の作者別まとめページからだと、
まず80タン氏の作品は、とりあえず全部読んでおくべき。
あと、518氏の長編もの、ミッシングにダブルあたりを。
突発屋氏の作品は全体的にハァハァできるやつが多いので、そっち目的なら是非。
563562:04/09/23 17:36:44 ID:TfvNeJWP
やっちまった……
564名無しさん@初回限定:04/09/23 17:46:25 ID:2QnR3EMR
>>562
生`

個人的には桐莉兄氏の一連の作品も推したいところ
とにかくハイテンションに一気に攻め込んでくるタイプの文章が好きなんで
565名無しさん@初回限定:04/09/23 18:08:05 ID:xkqfyygy
濃いな、このスレ
566スーパー妹大戦1/6 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/23 18:26:11 ID:WVUeT9EN
朝起きたら妹が、
同人ゲームを持ってきた。
『スーパー妹大戦〜言ってはイケナイ。この気持ち〜』というらしい。
説明書を要約するとこんな感じだ。同人ゲーで紙のマニュアルを作るだなんて、こ
のゲーム気合入ってるな。

−ストーリー−
雑誌の企画を始めとして、グラビアアイドルからAVあるいは風俗、挙句の果てには
少女漫画や某韓国ドラマ(未遂)にまで広がっている妹ブームと兄妹愛。
しかし、エロゲーでは沙織事件(1991/11/25)以降、実の兄弟姉妹の性行為は危険な
モノと見なされるようになって次第に下火になっていき、今では事実上禁止という
状態にまで追い込まれている。
エロゲーメーカーは様々な回避策を採り、何とかして兄妹愛の命脈を保とうと努力
する。ある者は強引に義理にし、またある者は肉体交換で勝負に出る。義理すらも
許されず、戸籍上は他人にされた妹もいた。

しかし、逆風の中、実の兄と結ばれる事を選んだ妹もいる――

今関凛子は仮想世界で実の兄と結ばれる事を選んだ。
瑞麗(ルイリー)は心を移し変える事によって兄と結ばれる事を選んだ。
簸川樹里は他の全てを消す事によって兄と結ばれる事を選んだ。
久遠寺明日香は恐れずに堂々と兄と結ばれる事を選んだ。
そして、他の大勢の実妹達も様々な手段を駆使して兄と結ばれようとした。

だが、彼女達を不幸が襲う・・・

−組織解説−
[日本電脳軟件倫理機構(電軟)]
日本のアダルトコンピュータソフトウェアの流通を支配している組織。設立当時
の社会状況に大きく影響を受けているため、実兄妹の近親相姦を表向きは禁止し
ている。翻訳してはいけない。
567スーパー妹大戦2/6 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/23 18:27:50 ID:WVUeT9EN
[実家族相姦推進連合(実相連)]
ゲームにおける実家族の近親相姦を推し進めるために活動を続ける組織。電軟と
は対立関係にある。実相連と妹協会(後述)あるいは姉協会の両方に所属する者も
多い。
[禁忌愛好会]
『禁忌であるが故に愛は燃え上がる』を合言葉に、近親相姦やTG物、TS物、
男性向エロゲーにおける男性キャラとの恋愛をこよなく愛する同好の志が集まっ
て作った組織。タブーが消えるとして、実相連の活動に眉をひそめている者もい
る。趣味を巡って時々意見が対立する。
[妹協会]
様々な妹的存在や、妹が集まって構成されている組織。このゲームのヒロインの
多くもここに所属している。義妹と実妹の内部抗争が絶えない。
[姉協会]
様々な姉的存在や、姉が集まって構成されている組織。最近、急速に力をつけて
きた。
[母協会]
様々な母親的存在や、母が集まって構成されている組織。小さい勢力ではないが、
エロゲーでは少数派。
[優生会]
優生学上の立場から、近親相姦に反対の立場を貫く組織。
[家族の舎]
家族愛を尊び、近親相姦には反対の立場を貫く者が集まって作られた同盟。その
性質上、血縁関係になくても近親相姦には反対の立場を貫いている。


−ゲームの進め方−
このゲームは今関凛子、久遠寺明日香の2人のうちの1人を選んで進めます。実
兄妹相姦を認めさせるために、敵対組織や義妹勢力、その他恋敵相手に戦って下
さい。また、不幸な運命に見舞われる事になる妹達を救って下さい。
ゲームクリアすると、使えるキャラクターが増えます。

[今関凛子シナリオ]
568スーパー妹大戦3/6 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/23 18:28:47 ID:WVUeT9EN
実の兄、勇太郎と仮想世界で結ばれた凛子は、両親と共に幸せな生活を送ってい
た。そんなある日、1通の電子メールが2人に届けられた。
『件名:こころナビサービス停止のお知らせ』

[久遠寺明日香シナリオ]
実の兄、宗治と結婚式を挙げた明日香は、自身にまつわる不穏な噂を耳にする。
――明日香と宗治は血が繋がってない
明日香は真相を確かめるために、単身、電軟に乗り込む。

[伊藤乃絵美シナリオ](クリア後に選択可能)
※ストーリーの根幹にかかわるので、ご自身の目で確認して下さい。


注意
※このゲームに出てくる団体は現実の団体とは関係有りません。事件はほんのち
ょこっと本物です。キャラクターは各ゲームメーカーのキャラクターです。(リス
トはP85参照)


・・・いや、これマニュアルだけでも同人誌1〜2冊に相当するだろう。朝起き
てからいきなりこんなに長いモノを読むのはちょっと無理。つーわけで、上の要
約は先頭の10ページと最後の方のページをちょこちょこ読んだ後のものである。

「お兄ちゃん、どう、感想は?」
「すごく・・・大きいです・・・マニュアルが」
「でかいのはいいからさ、このままじゃおさまりがつかないのよね」
「うーん、なんつーか、これ、SRC用のソフト?」
SRC(Simulation RPG Construction)とは、スーパーロボット対戦みたいなソフトを
作るために使われる開発環境である。
「違う。戦闘シーン(カットイン有り)もきっちり有るよ」
「ストーリーの設定が凄いな。メタ女並に凄まじい方面に力を入れている」
「メタ女って何?」
569スーパー妹大戦4/6 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/23 18:32:45 ID:WVUeT9EN
・・・メタ女を知らない世代が出て来たか。俺は時代の流れを感じた。
「PC98時代が終わろうとしていた、っていうか、完全に終わっていた時に出
たゲームだ。おバカな事を無茶苦茶シリアスに描いてたから、何となく思い出し
た」
ちなみに、正式名称は異常に長い。
「ま、それはそれとして、このゲームにはどんなキャラが出るんだ?」
「エロゲーのキャラクターがメインね。他は名前だけ出て来たりする程度。例の
12人の妹を出さなかったのは評価が分かれるところね」
「ほう・・・」
説明書に書かれている『雑誌の企画』の12人は出てこないのか。
「このゲーム、かなり古いゲームが出て来るの」
「そりゃ当然だろ。血縁関係の有る妹が出るゲームってのは昔の作品の方が多い
からな」
「昔の作品という事は、私よりもお兄ちゃんの方が良く知ってるよね?」
「ああ」
そうか。元のエロゲーについて知りたいから俺の所に来たのか。
「たとえば、『エクドラード〜鏡の中の王国〜』ってゲームが出てるんだけど、
これっていつの時代のゲーム?」
「え、えっと・・・確かBlackPackageのゲームだったかな?・・・いつのゲーム
だったっけ?orz」
「うわ・・・お兄ちゃんでも知らないエロゲーって有るんだ」
「う・・・」
しまったなあ。リアル妹を持つ男の多聞に漏れず、俺は妹ゲーにはあまり詳しく
ない。あんまり知らないゲームを訊くなよ、頼む!
「マニュアルにも書かれているけど、『不幸な運命に見舞われる事になる妹達を
救って下さい』ってあるでしょ。その不幸な運命に見舞われる事になる妹の1人
なの」
「そうなのか」
そういえば、バッドエンドでのみ主人公とのエッチが有るって話だったな。
「あと、この『眠れぬ夜に・・・』っていうゲームは?」
「ああ、これはだな――」
「『魅惑の調書』ってのは?」
570スーパー妹大戦5/6 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/23 18:34:00 ID:WVUeT9EN
「ああ、これは――」
「この『水夏』ってゲームは?」
「ああ、これは・・・って知らんのか!?」
「最近出たらしいけど、内容までは分からないわ」
多分、妹が言っているのは、『水夏A.S+』の事だろう。これのおかげでこのゲー
ムに上代萌が出て来るのである(顔グラの無いキャラクターはこのゲームに出て来
ない)。言っておくが、秋葉様ではない。
・・・
とまあ、こんな具合に俺は妹にエロゲーの解説をしていった。幸いにも大抵のゲ
ームは俺が知っている物だったので、何とか説明出来た。

「ありがとう、お兄ちゃん」
「健闘を祈る」
妹は部屋に戻って行った。・・・と思ったら
「お兄ちゃんも部屋に来て」
どうやら、俺にゲームを見せたいらしい。

「ふう・・・手強かった」
喫茶店で家族の舎の亜矢を撃破した妹が、汗をぬぐう。すると、店の奥から監禁
されていたちよりとチカが出て来る。顔が無いから兄貴はセリフだけw
3人の話によると、桜美町に有るSt.エルシア学園が軍事要塞化されていて、
家族の舎の拠点になっているらしい。そこを守っている連中の中には怪しげな
格闘技を使う奴がいるそうだが・・・多分ミャンマー行ってた人だろうw
「そろそろやめるね」
そう言って、妹はインターミッションでセーブした。もう2時間は経過している。
ゲームは一日一時間だぞ(by 高橋名人)


「ねえ、お兄ちゃん・・・」
「何だ?」
「妹と兄って恋愛しちゃいけないのかな?」
「ん?」
571スーパー妹大戦6/6 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/23 18:36:36 ID:WVUeT9EN
「伊藤乃絵美の経歴、といってもこのゲームの中での事なんだろうけど・・・家
族の舎に所属していたのに、裏切って実家族相姦推進連合の側に付くってのが面
白いなって思って。全ての事件はそこから始まっているの」
「ほう・・・」
だから乃絵美シナリオは根幹にかかわるのか。もしかして、『言ってはイケナイ。
この気持ち』って、乃絵美の事を言ってるんじゃないのか?他の実妹はわざわざ
隠すまでもない(久遠寺明日香)とか、ゲーム開始時には既に気持ちを伝えている
(今関凛子)わけだし。
「俺は・・・構わないと思うが、いけない」
「何、それ?」
「兄妹で恋愛したって良いじゃないか。でも、いけないって事にしておかないと
つまらない」
俺の意見に、妹は我が意を得たりといった感じで頷く。
「私もそう思う。別に兄妹で恋愛したって構わないと思う。け・れ・ど・も、ど
こかに背徳感が無いと♪だから、一応『兄妹で恋愛してはいけない』という建前
は欲しいな」
妹はそう言って、部屋を見渡した。俺も一緒に部屋の中を観察した。目に飛び込
んで来るのは『罪に濡れたふたり』の単行本だの、『僕は妹に恋をする』の単行
本だのと、近親相姦モノばかりである(分かる俺も俺だが)。そして、妹モノのエ
ロゲーが数本有る。『加奈〜いもうと〜』など、割と古いモノも有る。さすがに
『夢幻泡影』とかは無いようだが。良く見たら近親相姦について書かれた真面目
くさった分厚い本も有る。
「そう言うのを探しに探した結果がこの部屋なの」
妹はそう言って笑った。
「背徳感ねえ・・・」
俺が呟く。背徳感なんてとっくの昔に無くなっている。これも妹モノのエロゲー
をプレイしてきたせいなのだろうか。
『背徳も 積もりに積もり 日常に 罪が消えゆき 悦びもまた』
思わず一句出て来る。季語なんてもちろん無い。
『スーパー妹大戦〜言ってはイケナイ。この気持ち〜』。このゲームには、俺や
妹が探している背徳感は有るのだろうか?
572突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/23 20:58:09 ID:mQsITVFm
GJ!!

しかし「メタ女」を知ってる方までいらっしゃるとは!
かくいう私も「ツヴァイ」含めて何度もプレイしました。

実妹モノなら「夢幻泡影」の世羅タンも良かったですよ。
573名無しさん@初回限定:04/09/23 21:40:53 ID:8Hi27AVG
スーパー妹大戦・・・。
深い。なんか深いな。
終わり方がよかった。
朝起きたら妹が、
「深い〜。」
と声をあげた。
574無銘その弐拾参 ◆518YLv.Xnc :04/09/24 00:33:59 ID:5TZgG5Fz
朝起きたら妹が、寝ぼけてた

「…………………」
「…………………」
「珍しいな、俺の方が先に目を覚ますなんて」
「お兄様……………おはようございまふ」
「おはよう………兄さん」
「おう、おはよう。で、どうした? いつもなら俺より先に起きて、えらく過激な起こし方をしに来る来るが?」
「昨夜は作戦の準備のために、徹夜だったのれふ」
「作戦名『白い狸』のために……私も姉さんもほとんど寝てないの…………ふわぁ〜」
「白い………狸が何だって?」
「ん……今日一日……お兄様に悪い女の方が憑いていないか………調査させていたらきます」
「だから兄さん………私たちのことは構わず大学いってらっしゃ〜い」
「おい、何か聞き捨てならない事聞いたぞ? まさか大学に付いてくる気じゃねえだろうな?」
「らいじょうぶなのれす………お兄様の監視は……白い狸が………」
「兄さん、お休みなさい……………」
 あ、寝やがった。ソファで二人仲良く寝てるし、付いてこない内に大学行っちまうか。
「…………………?」
 そう思って玄関に向かうと、そこには間の抜けた顔をした白い狸が居た。
――――――――
「お兄様、説明して頂きます。まず一番最初に廊下で声を掛けてきた女性とはどのようなご関係ですの?」
「ただの友達だって………」
「じゃあ、講義の時に隣に座ってしきりに体を寄せてきてた女の人は!?」
「あれは知らない人だって。ほ、本当だ、頼むから襲撃にとか行かないでくれ」
 結局あの後、狸はずっと俺に付いてきていたらしく、家に帰るなり妹たちに尋問された。
 俺が何をしたと言うのだ……
575518 ◆518YLv.Xnc :04/09/24 00:37:50 ID:5TZgG5Fz
眠かったので、書いてる内容がかなり意味不明です
白い狸の元ネタ、突発屋氏あたりが御存知なのでは?

あと、希望が無かったので京香と聖の長編はやめときます

>>830
GJ!
そうか、22は秋葉の誕生日だったのか(初耳

>>gnyC8fH1Jk氏
GJです!
でも話の内容が濃すぎて、ライトユーザーの私にはついていけません(w
576突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/24 00:45:03 ID:8vuHwF+s
>>gnyC8fH1Jk氏
改めて拝見して気付きました。
「夢幻泡影」も、ちゃんと書いて折られますね、ごめんなさい!


>>518氏
「ロキ、コナン、電脳防衛設定再チェック!
異常無ければ、甲板上に白い狸がいるかどうか確認!」
577518 ◆518YLv.Xnc :04/09/24 00:57:40 ID:5TZgG5Fz
>>突発屋氏
やはり御存知でしたかw
あの狸、微妙に可愛くてなんだか好きなんですよねw
578名無しさん@初回限定:04/09/24 02:05:59 ID:SaBoBmfb
>> 518氏
いや長編書いてくだちいおながいしまつ orz
579突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/25 01:40:38 ID:L+LVMxrv
>>491の続き、番外編(?)です。
悠が予想外に受けてしまった様で。
お褒め頂き光栄至極ですが、実は微妙な心境ですw

ピピピピピピピ………
新たな一日の到来を知らせるデジタル音。その無機質な波長に誘わ
れる様にゆっくりと意識が浮上を始める。そうか、もう朝なのか。
ピピピピピピピ………
頭で理解してはいるが、どうにも眠気に勝てない。昨日は殆ど貫徹
でレポート作成をしていたので無理もない、と思う。そうだ、別に
早く起きる必要なんてないじゃないか。円華は昼過ぎまで帰ってこ
ないし、ならば円華の生活習慣に合わせて早起きする必要なんて全
然ない。早寝早起きは確かに健康的かも知れないが、俺の場合は遅
寝早起き、つまり睡眠時間が根本的に不足しているのだ。こらは明
らかに健康的とは言えないし、それどころか百害あって一利なしと
言っても過言ではない。必要な睡眠時間はちゃんと確保する、それ
は万人が持つ正当な権利なり。よし、目覚ましを止めて、円華が帰
ってくるまで睡眠を続行するとしよう。
ピピピピピピピ………
では目覚まし君、職務ご苦労であった。これにて………

どげしっ!!

「うぐっ!?」
下から上へ、脳天を突き抜ける衝撃で一気に目が覚めた。そして俺
の目の前には、たったいま顎を蹴り上げてくれた細い足首がにゅっ
と伸びている。そうだ、こいつが居たんだ!
「お、おお………起きやがれ、佐伯ッ!!」


『朝起きたら妹の友達が添い寝していた・佐伯空のばあい』
580突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/25 01:41:14 ID:L+LVMxrv
「う……うぅ〜ん……」
まるでシックスナインのような格好で俺の布団に潜り込んでいたのは
早苗の友達の佐伯空。ビッグシャツの裾から伸びた生足に一瞬ドキリ
とさせられてしまうが、顎に残る衝撃の名残とフラつく脳味噌のお陰
で色仕掛けには騙されない。ショートカットが似合う佐伯はパッと見
だけなら結構可愛い部類には属するのだが、半径一メートル以内に侵
入されると、そんな外見の良さは恐ろしいほどアッサリと崩壊する。
「………あ、お兄さん。おはようございましゅ……」
小さな拳で目を擦りながらムクリと起きあがる佐伯。むにゃむにゃと
口を動かしながら右を向き、左を向き、それから再び俺の方へと向き
直って………
「あ、ああっ、あああーーーーーッ!!」
「………ようやく目が覚めたらしいな佐伯? しかし何か? お前の
朝は目覚ましを蹴飛ばす所から始ま………」
「なななななな、なんでお兄さんが私のお布団で寝てるんですか! さ
ては夜這いですね夜這いなんですね! いくら私が可愛いからって少し
は節度というか理性というか常識を持って貰わないと困りますっ!!」
「アホかお前、ここは俺の………」
「なんですかなんですか、ここまで来て言い訳ですか、本っ当に見苦し
いというか往生際が悪いですねお兄さんは! 素直に非を認める覚悟も
ないんだったら、女の子の部屋に忍び込んだりしないで下さい! それ
に私が寝てる間にお布団の中まで来るなんてマナーにも反してるとは思
いませんか? 本当にムードもヘッタクレもないんですからっ!!」
「これ佐伯、少しは俺にも喋ら……」
「まぁ確かに、円華ちゃんが留守の所に押しかけてきてこんな格好(シ
ョーツとビッグシャツだけ)で寝てる私も無防備って言うか自覚が足り
ないと言われるかも知れませんが、だからこそ別の部屋をお借りしてる
んじゃないですか! それなのにわざわざ気付かれない様に、しかも妹
の円華ちゃんの部屋に勝手にはいるなんて正直、私は目を疑います信じ
られないです! しかもシャツの中を覗き込うぐぐぐぐぐっ……!」
「………やかましい。」
581突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/25 01:42:19 ID:L+LVMxrv
これだ、このキンキン耳に響く声でガンガンと捲し立て上げる性格がコ
イツ造形の良さを全て台無しにしているのだ。最初に会ったのは円華が
家に遊びに連れてきた時だが、その日の内に俺の中で佐伯は女というカ
テゴライズからは外れていて今では天敵並の扱いになってる。円華も、
こんな奴の何処が気に入って友達になったのやら?
「……お、おにいざん、ぐ、ぐるじ……いぎが……」
「お、おお忘れてた。それ。」
「っぷはー! ぜは、ぜは、ぜは………」
「いいか、一回しか言わないから良く聞けよ? ここは俺の部屋だ、お・
れ・の・へ・や! お前は夜中に間違えて俺の布団に潜り込んだ挙げ句
に早朝からこの足で! こ・の・あ・し・で! 俺の顎を蹴り上げてく
れた訳だ! どうせ夜中にションベンに行った帰りに間違って入ったんだ
ろお前、だから寝る前の水分は控えろって昨日も言っただろうが!」
「ちょっとお兄さん、花も恥じらう乙女を相手になんてこと言うんです
か! っていうか足を掴まないでくださいよぉっ! 清純清楚、純真無
垢で清廉潔白な乙女の素肌をなんだと思ってるんですかぁ! 私は円華
ちゃんじゃないんですから、そんな………って!?」
「ほぉ〜れ。、さわさわさわ………」
「う………うひゃひゃひゃっ! だ、あ駄目ですよお兄さん、足の裏は
敏感なんですから、あははははっ! い、息が、息がっ!!」
「ほぉ、なるほどぉ。佐伯は足の裏が弱い、と?」
「お、お兄さん! チョークですロープですっ、降参ですっ! 全面的
に私が悪かったですから止めてくださいぃ〜〜〜〜っ!!」
「………………………ピンク、か。」
「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ………はい?」
「いや、こっちの話。だがなお前、せめてブラくらいは付けろよ! 家事
やってもらってる立場で言えるこっちゃないが、何かの拍子に触ったり
見えたりしても知らんぞ?」
特にシャツ一枚だと。
582突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/25 01:49:21 ID:L+LVMxrv
「だってぇ、結構寝苦しいんですよ、あれ!」と自分のシャツの胸元を
指で引っ張り中身(?)を確認「確かに付けてないと、動くたびに服と
かに擦れて痛いんですけど、ブラって保護下着の他にも胸の形を維持
するっていうか綺麗に見せる意味も有るんですよ。だからぁ、どーして
も胸を圧迫するっていうか固定しちゃうんですよね。」
「そ、そーゆーもなのか……?」
「そうに決まってるじゃないですか! やっぱりバストって、ツンと張っ
てるって言うか重さに負けないぞーって形してる方が綺麗じゃないですよ
ね。だから、デザインの他にもどーしてもバストアップとかそいうのを選
んじゃうんですよ。でも、そういうの付けたまま寝ると、なんか昼間より
締め付けられてる気がしてよく眠れないんです。」
「………………………………」
「まぁお兄さんからすれば『その年でマセてやがる!』って感じかも知れ
ませんけど、女の世界は戦場なんです競争なんです常に先手必勝で女を磨
き続けないと落ちこぼれるんです! 体育の授業で着替える時なんかも皆
笑顔の裏でお互いの発育具合とか、ちゃんとチェックしてるんですよ! 
やっぱ恋愛だけは絶対に負けたくないですからね!」
「………………………………」
「だからお料理だって真面目に勉強してますし、スタイルだけじゃなくっ
てファッションセンスだって猛特訓の毎日です。だからこの佐伯空、心身
共に日々成長を続けているんです。見ててくださいよ、あとン年後にはお
兄さんも裸足で逃げ出すほどのダイナマイツになって見せますからね。ほ
ら昔から『乙女、三日会わずば刮目して見よ』って言うじゃないですか。
いまは円華ちゃんの方が7センチ大きいんですけど、絶対絶対追いつい
て見せますからね!」
……最後のは多分、胸囲の事を言ってるとは思うのだが、7センチ差って
外観に現れるモノなのか? とゆーか拘るほどの数字なのか? それ以前
にベラベラベラベラ語るほどの膨らみも無い様な……
583突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/25 01:50:06 ID:L+LVMxrv
「あーーーーーっ、いま、『ベラベラベラベラ語るほどの膨らみも無い癖
に』とか思いましたね! この際だからハッキリと断っておきますが、私
は着やせするタイプなんです服着てると胸が平坦に見える子なんです実は
脱いだらスゴイんですっ!! だいたいデカけりゃ良いってもんじゃない
んです張りと形とバランスが重要なんです感度が良くて授乳能力に恵まれ
てる方が男の人だって喜びます、そうですよねお兄さん!?」
「…………………………………」
「うわーーーっ、今度は『もしかして、これって貧乳の言い訳なのか?』と
か思ったでしょ! ひっどぉーーーーーい!!」
いやだから頭の中を勝手に推測して逆ギレ起こすなよお前。
………まぁ当たってるから反論も出来んが……
「もう、今度という今度は本当にアッタマ来ましたからね私は! 今迄は
円華ちゃんのお兄さんという事だから少々酷い事を言っても大目に見て黙
っててあげてましたけど、乙女のプライドを愚弄する事だけは断じて許せ
ません! こうなったらぁ…………!!」
ぬぎぬぎ、ばさっ。
「さぁ、お兄さんっ!」ぐいぐい、ぐいっ…………むにょ。「どうですか
、この感触は! 柔らかいでしょ中身が詰まってるでしょ間違っても垂れ
下がったりしてないでしょプニプニのツルツルでしょ!?」
「………ああ、確かに………って佐伯、お前……」
「ほらほらほらっ、こうやって……」むにょ、むにょ「指を動かすと、ち
ゃんと沈むでしょ!! お肌だって触り心地最高だし、特に先の方なんか
思わず吸い付きたくなっちゃうほど綺麗な色してるでしょ!? これが佐
伯の実力なんです真の姿なんです努力の成果………」


バタン!「お兄ちゃん、ただいま……………って……………」
584突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/25 01:50:43 ID:L+LVMxrv
「円華!?」
「あ、円華ちゃん早かったね? 試合お疲れ様!」
『…………お兄ちゃん………」
「………円華?」
「………お兄ちゃん、なんで………空ちゃんが裸………」
「ち、ちち、違うぞ円華。これはだな……」
「…………空ちゃん……お兄ちゃんの手、胸に………」
「あ、あ、あぁーーーーー!!」
「だからこれは佐………」
「違うよ違うよ! これは円華ちゃんが留守の間にお兄さんを誘惑しよう
とかそーゆーのじゃなくって、お兄さんが私の話を全然信じてくれないか
ら物証で納得させようと言うか実地でギャフンと言わせようと言うか、と
にかくん何でもないんだよ!!」
「………だ、だけど空ちゃ……」
「ちょっとぉ! お兄さんも黙ってないで円華ちゃんに事情を説明して下
さいよぉ! このままじゃ私が露出狂の大悪人になっちゃうじゃないです
かー!!」
「だ、だから佐伯、とにかく手を放……」
「あーもー! そんなんだから一つ屋根の下に押しかけてきた可愛い女の
子一人口説けないんじゃないですか、ホント甲斐性無しというか押しが弱
いというか情けなくって涙がチョチョ切れちゃいますよ! これじゃ円華
ちゃんが一生懸命尽くしても一向に気付かないのにも頷けちゃいます納得
出来ますついでに呆れちゃいます、そんな調子じゃ一生かかっても彼女が
出来ないって言うか童て…………ぐがっ、ぐへっ!?」
『………………………やかましい!』
後頭部に俺のチョップ 顔面に円華が投げたクッションと同時に前後から
の直撃を受け、やっと佐伯は沈黙した。
585突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/25 01:55:33 ID:L+LVMxrv
番外編と言うよりは、パラレルです。
実は『悠』より『空』の方が書いてて楽しいしw
あ、でも『悠』も可愛い娘です♪
586暫定706希望:04/09/25 02:21:50 ID:CnneliNc
Gjです!

個人的には悠ちゃんのほうが好みだったり(ぁ
しかしそれは俺の心が病んでるせいか?

なにはともあれ、おつかれさまです!
587518 ◆518YLv.Xnc :04/09/25 02:42:58 ID:5xUC4PrC
>>突発屋氏
GJです!
クールガールも大好きですが、自分で自分の妄想の海におぼれちゃう女の子も大好きですw


今日から配信されるはずだった某MMORPG(?)が、サーバーメンテナンスのためアクセス出来なかったので
腹いせに長編を書こうと思います(楽しみにしてたのに……すぐサーバー落ちるなんてβテストやった意味無いじゃん)
書かないとか昨日言ったばかりなのに、前言撤回早すぎとか言わないで下さい
さて、どこから書いたモノか
588名無しさん@初回限定:04/09/25 06:47:46 ID:kUpiJtDF
>> 518氏
あ、そのMMORPGって、ピンクとか緑とかのポリn(ry
と、ともかく期待してまつ!
589近頃は妹ブーム1/6 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/25 20:49:14 ID:+A7dE9Gm
朝起きたら妹が、「1、2、3、イモウトー!」と叫んでいた。
っていうか、この叫び声で起こされた。

「・・・昨日の讀賣新聞の『OTAKUニッポン』のコーナーでも読んだのかな、妹よ」
「その通り。実に素薔薇しいコーナーよね、これって」
知らない人に説明しよう。讀賣新聞とは明治25年3月8日に第三種郵便物認可を
受けた新聞である。最近は日本の漫画・アニメ文化が世界で脚光を浴びている事の
を見て、何を勘違いしたのか毎月最終金曜日の夕刊に『OTAKUニッポン』なるコーナ
ーを作って逸般人を大量に呼び寄せている。
この『OTAKUニッポン』、本当にオタクなコーナーである。『適当に宮崎アニメでお
茶を濁そう』なんて気はさらさら無く、代わりにダ・カーポやらマリみてやらプリキ
ュアやらの特集を組むというまさにオタクの、オタクによる、オタクのためのコーナ
ーである。朝倉音夢の心を詠んだ短歌や、カードキャプターさくらの活躍について
詠んだ短歌などが載る『カラン卿の短歌魔宮』なるコーナーや、社内に実在する(ら
しい)ヲタが様々なテーマについて語り合う『直言兄弟』というコーナーも有る。

・・・もうダメかもわからんね、この全国紙_| ̄|○

「今回の特集は、妹ブームだそうで・・・って、お兄様も見たわけよね?」
「見たぞ。父さんも母さんもみんな見た。父さんは頭を抱えていたぞ」
父さんはパンピーである。
「お母さんはお腹を抱えていたわ。腐女子だからこっち側の人間だし、色々と笑い
どころが分かっているみたい」
母さんは後結婚性腐女子である。最悪のパターンであるが、父さんが平均以上に理
解力の有る大人だったので、何とかなっている。盆と年末に家を空けるのも大目に
見てくれている。
「こ、こっち側って・・・」
「こっち側でしょ。お母さん、私が18になったら物凄い勢いで801を薦めてく
るわよ」
「い、嫌過ぎる・・・」
「ま、それはそれとして、妹ブームって凄いわね。ロフトプラスワンでこんな濃い
590近頃は妹ブーム2/6 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/25 20:50:15 ID:+A7dE9Gm
ライブを行うだなんて凄いじゃない。1、2、3、イモウトー!(プ」
濃いライブとは、冒頭のセリフを絶叫するようなライブである。だけど、そこって
結構ヲタイベント多いぞと、心の中でツッコミを入れる。俺の脳裏に、1人のヲタ
ディレクターの顔が思い浮かんだ。
「100人のお兄ちゃんが集まって、コスプレ妹囲んで『妹祭り』か。しかも、写
真を見れば一目で『それ』と分かる連中ばっかり写ってるし」
イベントの内容自体は良く分からんが、写真を見る限りでは妹について汗臭いヲタ
が100人集まってそれぞれの妹を語るというようなものなのだろう。ヲタの顔を
見ると目が潰れるのを配慮してか、目にボカシが入っている・・・いや、ただのピ
ンボケ?
それにしても、妹のコスプレって何なんだ?妹キャラのコスプレ?
「お兄ちゃんの友達にもそれと見えるようなのいるよね?」
「ああ、マイコンの事か」
そう、マイコンも見ようによってはヲタに見えなくもない。ただ、どっちかという
とハカセというニックネームが似合いそうだが。
「マイコンはヲタというよりも、ヲッチャーだぞ。北朝鮮ネタのために朝鮮語を勉
強して、『次の英文を訳しなさい』という問題で英文を朝鮮語に訳したという伝説
も有るし」
ちなみに、俺は素直にラテン語に訳した。『日本語に訳せ』ときっちり書かないの
が悪いんだぞ。
「・・・どういう伝説なのよ!」
「マイコンを侮ってはいけないぞ。奴は優秀な国産機だ」
「な、懐かしい表現を」
「ま、奴はリアル妹がいないから、多分妹好きなヲタでもあるとは思うが」
「リアル妹・・・ねえ、お兄様、現実に妹がいると妹萌えにはならないのかな?」
「ならない・・・とは言い切れない」
俺の頭の中に、真剣10代しゃべり場に出てきた『先生』が思い浮かぶ。奴はリア
ル妹がいながら妹に萌えている。だが――
「少なくとも、俺は妹萌えではない」
「ほー」
「・・・信じてないだろ」
「信じてないわよ。だって、ネタのために買ったとはいえ、カラフルキッス〜12
591近頃は妹ブーム3/6 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/25 20:52:40 ID:+A7dE9Gm
「な、なぜそれを!?」
「マイコンさんに教えてもらった」
「おのれマイコンめ!パソコン全盛期のくせにいまだに俺を手こずらせるか!」
っていうか、おまいまでマイコン呼ばわりかよ。
「他にも、こころナビの今関凛子だけをクリアしてそのままほったらかしとか」
「違う!アイノ・ペコネンも攻略したぞ!」
人はそれを、火に油を注ぐという。っていうか、彼女メインだったりする。外国人
がどんな具合に描かれているかヲチするのが目的だったが、なぜか次の瞬間にはフ
ィンランド語を学ぶ俺の姿が有った。
「WithYou〜みつめていたい〜で伊藤乃絵美をが攻略出来ないのかと攻略サイトを
片っ端から検索したり」
「そ、それは普通みんなやるだろ?」
「夢幻泡影を探しにわざわざ秋葉原に行ったり」
「そ、それは・・・」
誤解だ、それは男キャラが攻略出来ると聞いたから探しに行ったんだ!そう言い
たかったが、大喜びする母さんの顔が頭に浮かんだのでやめておいた。
「お兄様、我慢しないで良いんですよ。素直に妹好きであると言いなさい!」
「嫌だ。俺はどっちかといえば――」
TSとかTGの方が好きだな。そう言いたかったが、母さんが喜んで『私のオス
スメ紹介してあげるわ』と言いそうなので、やめておく。しかもその作品は既に
俺が持っているという可能性が高そうだし。
「――すみません、妹(も)好きです」
嘘は言ってませんよ、嘘は。

「記事の中に妹キャラの『お約束』が載ってるわね。『1.兄をお兄ちゃんと呼
ぶ』・・・って、しょっぱなから私はアウト!?」
『お兄様』キャラの妹が嘆く。
「気にするな。最近はお兄ちゃん以外の呼び名も増えてるぞ。シスプリの咲耶は
『お兄様』で人気者になったわけだし」
ちなみに、妹が俺をお兄様と呼び出したのはシスプリがきっかけだったりする。
「『2.幼児期に一度別れ、思春期になって再開する』・・・って、私達は生ま
592近頃は妹ブーム4/6 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/25 20:55:26 ID:+A7dE9Gm
れた頃からずっと一緒だから違うわね」
「っていうか、これ実妹相姦系に多いような気がするんだが」
「エッチした後で気付くっていうタイプね」
「そして自殺する。それを見た家族もショックで自殺する・・・と。『事件』の
トリックはそこにあった――殺人なんて起きてなかった」
「赤川次郎かよ!」
「『3.毎朝起こしてくれる』・・・うんうん、時々起こしてるよ」
「起きたくもないのに叩き起こされてるわけだが。ヌヌネノとか」
「『4.ボーイフレンドより兄が好き』・・・いないし」
「昔はどうか知らないけど、今はボーイフレンドは存在すらしてないらな・・・
って、おまいはボーイフレンドはいないのか?マイコンとかどうだ?」
「マイコンだけは勘弁して」
酷い言いようだな、おいおい。
「『5.実は両親の再婚などで血がつながってない』・・・エロゲー?」
「エロゲーだな。っていうか、漫画とかだったら実の方が良いと思われ」
「エロゲーはどうして実NGなの?」
「沙織事件のせいだってみんな言ってるけど、詳しくは不明」
「ふーん」
沙織事件って何?とは訊かないところは流石である。177事件もマイコンから
聞いているはずだ。

「ところで、お兄様、ここのページに出ている作品はどのくらい知ってる?」
「・・・半分以下」
「意外ね。全部知ってるかと思った」
「専門分野ではないからな」
「・・・へー」
信じてないだろ。
「まず、『妹−あかね−』、これは聞いた事だけある。確か漫画だろ」
「ヤング何とかに連載・・・だったっけ?」
両者ともあんまり知らないようだ。
「『恋風』は?」
「・・・実はあんまり知らない」
593近頃は妹ブーム5/6 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/25 20:57:06 ID:+A7dE9Gm
「おいおい」
妹は天を仰いだ。
「今までの妹モノに対するアンチテーゼ的作品なのに、知らないだなんて!」
知らないとマズいらしい。
「『ちょこッとSister』は?」
「知らない」
「私も知らない」
・・・
「『神様ゆるして』は?」
「知らない」
「私も知らない」
・・・
「『全日本妹選手権!!』は?」
「聞いた事だけは有るんだが・・・」
「私も聞いた事だけはあるわ」
・・・
「お兄様、さすがに『みゆき』は知っているでしょ?」
「・・・・・・し、知らない」
聞いた事が有るような、無いようなタイトルだ。
「ええっ!?」
妹は大袈裟に驚いた。
「し、知らないの!?信じられない!お母さんに言い付けてやる!お父さんだって
知ってるのに!」
どうやら知らないと大変らしい。っていうか、パンピーの父まで知っているとは。
ま、ヲタには『一般にはヲタの範疇に有るモノでも、自分の関心の有る分野以外の
知識はゼロに等しい』という特徴が有るには有るのだが。例えば、俺は宮崎アニメ
は全く見た事が無かったりする。
「多分知らないと思うけど・・・『僕は妹に恋をする』は知ってる?」
「ああ、『僕妹』?もちろん知ってるけど」
俺の発言に妹が驚く。
「うわっ、略称まで知ってるなんて、このマニアめ!」
「少女漫画はほぼ押さえてるからな」
594名無しさん@初回限定:04/09/25 20:58:47 ID:WAbqXhS5
援護射撃イキマース
595近頃は妹ブーム6/6 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/25 21:02:18 ID:+A7dE9Gm
「男として、それはいかがなものかと思わない?」
「思わん。っていうか、曲がりなりにもヲタ男を主張しているのだから、少女漫画
は読んでて当然。むしろ男で少年ジャンプとか読んでいる奴の方が気持ち悪いかも
知れんぞ。あれは実は腐女子向けだし」
「・・・ど、同人誌のせいね。全部801が悪いのね」
「母さんには悪いが、その通りだ」
母親は専門に活動しているわけではないが、飛翔系とは無縁ではない。
「はぁ・・・私には801の世界はさっぱり分からないけど、お母さん可哀想。ま、
それはそれとして、これの主人公のお兄さんって、かなり凄い性格してるわね。目
的のためなら手段も選ばないって感じで」
「そして、この顔。まさに婦女子なら一度は夢見るような展開ってわけか」
腐女子ではないぞ、腐女子では。
「そう!こんなカッコイイのにあの手この手で迫られたら、私だったら1日で陥落
するわね」
「早ッ!」

「ところで、妹の立場としては『妹ブーム』はどういう風に受け取れる?」
「正直、訳分からないわ・・・とも言い切れなかったりして。私のクラスにも『兄
ブーム』みたいなのがあるし。ただ、必ずしも兄であったりお兄ちゃんと呼べるよ
うな関係である必要は無くて、年上であれば良いかな・・・と。それと、30代く
らいになったら今度は年下に走り出すから、妹ブームのように大きなお兄ちゃんが
妹萌えに金を費やすような真似はしないと思う」
「なるほど」
「お兄様はあんまり年上って感じしないからパスかな。1つ違いだとむしろ私
の方が大人だと感じちゃうし」
「・・・大人の女は学校の放送で変な曲をかけたりしないものだ。何が『鼻から牛
乳』だ」
「余計なお世話よ。少なくとも、この記事の妹さん(特撮マニア)みたいに気持ち
悪いと感じるような事は無いわね・・・顔が良ければ」
「結局顔かよ!」
「人間、やっぱり中身より外見よね。中身なんて誰にも分からないし」
「うわ、堂々と言い切りやがった_| ̄|○」
596名無しさん@初回限定:04/09/25 21:08:12 ID:HYjZsX0j
讀賣新聞キター!
597名無しさん@初回限定:04/09/25 22:27:28 ID:5awigfb8
朝起きたら、妹に妹ができていた。
598名無しさん@初回限定:04/09/25 23:42:54 ID:epP5BAhd
職人さん方に質問。
SSのネタはどうやって考え出してますか?
また、物語の組み立てなんかはどういう風にやっていますか?
599エンゲージ ◆518YLv.Xnc :04/09/25 23:46:09 ID:m5c0yeS5
 もう随分と昔のある日の出来事。突然現れた二人の女の子を、両親は俺の兄妹だと言った。その
日の事は、今となっては鮮明には思い出せない。けれど、決して忘れないある感情。あのとき、俺は
二人の女の子を見て、確かにこう思った…………
 ――――なんて可愛いんだ、と。

――――――――

 誰だって小さいときは、訳の分からないことに怯えたり、どうでもいいことに恐怖を憶えたりするもの
だ。当時の俺も勿論例外ではなく、俺は夜に眠ることに対して恐怖を憶えた。今だってたまに思う。も
しも目を閉じて――――そのまま目が覚めなかったら? 目が覚めないまでいかなくても、もし目覚め
た世界が昨日までと全く違っていたら? 子供にとっても、今の俺にとっても、それは間違いなく恐怖の
渦だ。
 そんな恐怖に脅かされるのが何度目かも解らないある朝、目を覚ますと世界が変わっていた。
 その日も目が覚めたことに安堵を感じ、また眠くならない内にリビングへと向かう。リビングでは、いつ
もなら台所に立ち朝食を作っているはずの母親が椅子に腰掛け、その向かいには、いつもなら寝ている
はずの父親が座っていた。そして、いつもなら誰も座っていない椅子に、二人の女の子が座っていた。
 両親が俺に気づき、話があると言って椅子に座らせる。そして、父親は言った。
「今日から、この二人はお前の妹になる」
 そんな感じの言葉だった気がする。とにかく、有無を言わせないような言葉だった。勿論、俺は疑問を
口にする。何故だと。
「後で詳しく話してやるから、今は何も聞くな」
 少し違うかも知れないが、こんな感じの答えが返ってきた。
 反論は多々あったが、子供の一存でこんな難しい問題をひっくり返せるはずもなく、最後は了承する
しかなかった。それに、この二人の女の子が妹になるというのは、正直嬉しくもあった。だって、手を取り
合って俯き、人形のように椅子に座ってる二人を見てこう思ったんだ………
 ――――なんて可愛いんだ、と。
600エンゲージ ◆518YLv.Xnc :04/09/25 23:47:19 ID:m5c0yeS5
 二人の部屋は、俺と同じ部屋だった。当時のマンションの造りが確か4LDKだったから、
他に方法が無かったのだろう。元々一人で居るには広すぎる部屋だったし、特に文句もな
かった。
 二人が家に来た初日は、確かメチャメチャ暗かったと思う。仕方ないだろう。急に両親から
離されて、知らぬ家にやってきたのだから。
 それでも俺は、何とか二人とうち解けようと思って、色々な話を振ってみた。そして、その時
に二人のことを色々と教えてもらった。
 二人の名字は、俺と同じ。詰まる所、俺の親戚筋だったわけだ。そして、俺よりも四つほど
小さい二人は、年齢が同じだった。同じ年に生まれて、年齢差は11ヶ月の姉妹だそうだ。
 そして何よりも驚いたのは、二人はクオーターだった。確かに、一目見たときから妹の方は、
髪の色が日本人のそれとはかけ離れていた。だが、銀でもなく、灰でもなく、何とも言い難い
その髪の色とは裏腹に、瞳の色は俺と同じブラウンだった。
 姉の方は、髪は俺と同じ艶やかな黒。だが、瞳の色が吸い込まれるような暗緑色だった。そし
て、二人が共通して持つ特徴が、和風の華と欧風の美を余す所無く取り入れたような、美しい
顔立ちだった。
 二人の名前は、暗緑色の瞳と艶やかな黒髪の姉が京香。そして、不思議な髪色をした妹が
聖。立ち振る舞い優雅に、心清らかにという意味で付けられた名前だと、二人は教えてくれた。

 その日二人は、余程疲れていたのだろう、驚くほど早い時間に眠ってしまった。そう、夕食を
食べ終わって少しした頃、二人はリビングのソファで眠ってしまった。
 それに気づいた父親は、母親に二人を部屋まで運ばせて、二人が居ない内にと言い、俺に事
の次第を説明し始めた。
601518 ◆518YLv.Xnc :04/09/25 23:53:36 ID:m5c0yeS5
何でのっけからこんなダーク入ってんだろうorz
いつもと書き方を変えたらこんなになってしまった
でも、多分最終的には鬱な話じゃないんで、気長に待っていて下さい
しかし、今回はまた長くなるかも………


>>gnyC8fH1Jk氏
GJ!です
いつもながら、内容が濃いですね

>>588さん
応援ありがとうございます
しかし、それは多分別のMMOではないかと……
私が参加しようとしてるのは、エリート対テロリストのやつですです

>>598さん
何パターンも考えて、その中から一つ一番良いのを選びます
話の組み立ては、まず初めとオチを決めてから中間を埋めていく感じですね
602名無しさん@初回限定:04/09/26 01:43:13 ID:uBvFxUHP
>>そして、俺よりも四つほど小さい二人は〜
これは見た目が4つほど下に見えるってことですかね?
ちょっと気になったもので
603池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/26 18:13:53 ID:0gFqsKDn
 朝起きたら、妹に妹ができていた。

――コンッコンッ
ノックの音で目が覚める。妹だ。
毎朝妹に起こしてもらえるなんて、俺ってば全国の男子諸君の憧れな存在。
欲を言えば布団をガバッとやって強引に目を覚ますか、または目覚めのキスか、
それとも朝のご奉仕で起こすか、そのどれかにしてもらいたい所ではあるが、贅沢は言うまい。
「「おはよう、お兄ちゃん!」」
ドアの外から朝の挨拶をする妹の声が、何故だか二重にハモっている気がする。
「ああ、おはよう。毎朝悪いな」
「今日は、私からお兄ちゃんに、とっておきのお知らせがありまーす!」
声が一重に戻り、妹は外からドアを開き、部屋の中に入ってくる。
「お知らせ……? 何だ? いい知らせか?」
正直かなり不安だ。
「もっちろん、いい知らせよ! お兄ちゃんって、妹萌え属性あるでしょ?
 実妹ゲーたくさん持ってるもんね! それで――」
「何で知ってる……?」
俺は疑問を投げかけるが、妹はそれを無視して続ける。
「――それで今日は、お兄ちゃんの為に、私の新しい妹を作ってみましたー!」
妹が、横にスッと移動する。そして、その後ろに現れたのは――
「ぶ、分身の術!?」
一回り小さい妹が、そこに居た。大きさ以外は、ほとんど一緒だ。
「私の新しい妹でーす! では、新しい妹のこの子から、挨拶を、どうぞ!」
小さい妹が、少しもじもじしながら口を開いた。
「え、えっと、今日から、新しい妹になりました、……よ、よろしくお願いします」
「ちょっと待て、『新しい妹作ってみました』って、どうやって作ったんだ……?」
俺が聞くと、大きい方の妹は顔を赤らめて少し俯きながら、
「それは、お兄ちゃんが熱くて濃いの中にあんなにたくさん出しちゃうから……」
「あーそう」
どうやら、俺の質問の回答は得られなかったようだ。
とりあえず諦めて、現状を受け入れることにしよう。
妹が二人って、思えば俺にとってはハーレムだしな。
604池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/26 18:14:32 ID:0gFqsKDn
「どう、喜んでくれた?」
妹が楽しそうに聞いてくる。
「あ、ああ、一応……」
「そうだ、この子にも名前を付けなくちゃね。何がいい、お父さん?」
「イヤ俺は父さんじゃないから」
「そうね……。女の子らしくて、可愛い名前がいいよね?」
「シカトですか?」
「じゃあ、可愛らしい名前ってことで、命名『可愛子』!」
「それだけはヤメとけ、頼むから」
そんな本名で呼ぶだけで周りから白い目で見られるような名前を。
「えっと……、いいですか……?」
すっかりハブになっていた小さい方の妹、命名かわいこちゃんが恐る恐る口をはさむ。
「あっ、そうそう、この子からお兄ちゃんに、プレゼントがあるんだよね!?」
妹が慌ててフォローした。
「プレゼント? またか?」
「はい……お兄ちゃんと、早く仲良くなりたいと思って、頑張って作ったんです……」
「作った……?」
「あの……お兄ちゃんって、妹萌えしますよね……?」
ああ、嫌な予感がしてきた。つかなに言ってんだこいつ。
「それで、お兄ちゃんの為に、新しい妹をつくってきました……」
小さい妹が横にスッと退くと、その後ろには、
「イィヤアアァァァ!」
そこには、さらに一回り小さい妹が居た。
もう長々と呼ぶのがめんどくなってきたので、何か対策を打たねば。
「今日から新しい妹になります! よっろしくぅ!」
さらに小さい妹(以下『妹C』と呼ぶ)が、やけにハイテンションに言ってきた。
「今日はお兄ちゃんにプレゼントが――」
妹Cがそう言った所で、俺は顔をそらした。そらした目線の先には窓が。
そしてその窓の外には――
「あ゛みゃ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁぁ゛ぁ……!」

――長い列をなした、何かが。
605名無しさん@初回限定:04/09/26 18:36:42 ID:kbnPJDjA
>>603
相変わらずGJ!
笑わせていただきました
妹Dあたり、うちに出張してきてくれんかなぁ
606池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/26 18:47:29 ID:0gFqsKDn
えー、お久しぶりです。
この一週間、HDDクラッシュは何故起こるのかについて哲学していました。

>>598
俺もなかなか気になる質問ですね。他の職人さんが他がどういう風に作っているのか。

今回みたいな1・2レスの掌編SSの場合、名無しさんに与えられた題の中から、
なるべく新しくてそれでいて書きやすそうなのを選びます。
それで、始まりとオチを考えて、途中の展開は書きながら膨らましていきます。
例えば今書いた奴は、最初に妹からプレゼントがあって、最後はマトリョーシカっていう。

長編の場合は、まず題とは別に状況先行で書きたいシーンや台詞を考えます。過去作品からあげると、
『夏祭り』だと妹萌えと最後の嘘を、『夜のプール』だと「また今度」って台詞を、
『夜の散歩』だと「ありふれた幸せに浸りたい」ってところの台詞を、
『蜂蜜』だと、もっともっとって言う妹と、自殺シーンですか。
そしたら、それを満たす為にはどんなシチュエーションにするか考えて、
キャラの性格や信念を考えます。
『夜のプール』・『蜂蜜』なんかだと、兄は壊れても決して自分が快感を求める行為はしないとか。
あと、全長編を通じて守っているのが、近親相姦は禁忌であるっていう点ですね。
別に破ってもいいんですが、これを入れたほうが書きやすいので。
まあ、そんな感じで。長すぎましたか。


>>518
長編スタートですね、期待してます。
また読んでてなんかイイ感じの奴を。

こっちも>>425で予告した長編を今書いてます。
まだ構成すら決まってないので、投下はしばらく出来ないかもしれませんが、
前回みたいなシリアスにも欝エンドにもならない予定です。ほのぼのと。
今のところ決まっているテーマが、『ナイトとプリンセス』。どうなるんでしょう。
607名無しさん@初回限定:04/09/26 20:26:38 ID:aXJjhIXa
>>604
不条理なマトリョーシカでつな。
608名無しさん@初回限定:04/09/26 21:57:24 ID:pL9pjgL6
朝起きたら・・・
 妹vsピストル
 妹vsウォーターカッター
 妹vsマシンガン
609名無しさん@初回限定:04/09/26 23:30:31 ID:hJ0pWQb2
朝起きたら妹が、1/8サイズになっていた
610518 ◆518YLv.Xnc :04/09/27 01:08:28 ID:sBDyI2NF
あまりに筆が上手く進まないため、今日は投下できません
なので、質問に対する答えだけ……

>>602さん
見た目ではなく、実際に年齢が四つほど違うわけです
なぜ”ほど”かというと、姉妹の年齢差は11ヶ月で、その二人の誕生日の間に
主人公の誕生日があるのため、時期によっては京香とは四歳差、聖とは五歳差ということになるのです
二人との年齢差が同じになるのは、聖の誕生日後から京香の誕生日後までの間って事ですね

で、この質問の答えを書きながら気づいたのですが、もの凄い設定ミスがありました
二人は”同じ年”に生まれたわけでなく、”一年以内”に二人が生まれたが正解です
そうじゃないと、二人の学年が違っちゃいますからね……orz


>>池魚氏
GJです!
HDDのクラッシュについて哲学されていたということは…………ご愁傷様です
SSの作り方、結構似てますね。近い方法で書いてるのに池魚氏の方がレベル高いのは何故だろうorz
新しい長編は、多分最初の方が重いので、読んでてイイ感じになるのは後半になってしまいそうです
池魚氏も長編頑張って下さい!首を長くして待っています
611名無しさん@初回限定:04/09/27 14:06:00 ID:8oA/9aXQ
保守。
612名無しさん@初回限定:04/09/27 20:20:56 ID:A8AqbW8L
朝起きたら妹が当たっていた。

「今日からよろしくね、お兄ちゃん♪」
613名無しさん@初回限定:04/09/27 20:44:05 ID:fITgE08S
朝起きたら妹(の胎内の卵子)に当たっていた。

「名前はどうしようか、お兄ちゃん♪」
614池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/27 22:05:46 ID:IJkTziyi
 朝起きたら妹が当たっていた。

――カチッ……ピピピッピピピッ
朝。今日は久しぶりの休日だ。よって今日は朝早くから目覚し時計がセットされている。
――バシンッ
俺は勢いよく目覚し時計を叩き、それを止めた。目覚めの良い朝だ。
何故休日だと目覚ましをセットするのかというと、それはもちろん休日を満喫する為だ。
俺は鼻歌を歌いながら、朝刊を取りに玄関の郵便受けへと向かう。
「……ん?」
郵便受けの下に、手紙のようなものが一枚落ちていた。郵便屋もガサツなものだ。
『――ご当選のお知らせ――』
「当選……? 懸賞か何か、送ったっけか……? なになに……」
『――いつも弊社の製品をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
   弊社では、特別キャンペーンとしてお客様の中から1名様に、妹をお送りしております。
   厳正な抽選の結果、貴方様がご当選されました。おめでとうございます。
   妹は、この手紙と一緒に送らせていただきます。これからも弊社の――』
「妹……?」
手紙の一番下を見ると、送り主は俺がいつも利用しているエロゲメーカーのようだ。
「妹を送るって……俺に……マジで?」
興奮と、不安と、期待が入り混じっている中で、突然、
――ピンポーン
「うひゃぁ! ――ま、まさか……妹?」
俺は恐る恐る玄関の扉を開けた。
「はい、ど、どちら様で!」
興奮した俺の目の前に立つその人は、
色白で背が高く、黒くて短めの髪で、白いシャツに紺のパンツを履いた――
「ああ、すみません……」
――男かよ・……。
「チッ……あ、いや――えーと、ご用件は?」
「あ、いやちょっと通りがかっただけなんですが……お宅の、そこのがちょっと気になったんで」
指を指されて、俺は玄関を振り返り――
――そして、俺はその存在を見た。
615池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/27 22:08:04 ID:IJkTziyi
俺の視線は、玄関のドアに取り付けられた郵便受けに向けられていた。
さっきの手紙の文章が頭の中に蘇り、そしてその意味を知った。
『――妹は、この手紙と一緒に送らせていただきます――』
そこには、色白で、細くて、青い小さな指輪をしたきれいな手が――
「あ……う、うあ――!」
――郵便受けから覗いていた。
「――イィヤアアァアアァァァ!」
俺がそれを見つめ、絶叫していると、
――ピクッ
今動いた。絶対動いた。助けて。
助けを求めて隣を見ると、さっきの男が居ない。逃げやがったな。
――ズルッズルッ
郵便受けの中から、『それ』は少しずつ這い出てくる。
「イヤアアァ! 貞子はイヤアアァァア!」
今俺の頭の中にある考えは、唯一つだった。
――逃げなくちゃ、殺される。
何で殺されるのか自分でも良く分からんが、得体の知れないものには近づかないのが吉だ。
とりあえず、家の敷地から出なければ。俺は家の門に向かって走る。
そう何メートルもあるわけではないのに、やけに遠く感じる。近くて遠い、まるで北朝鮮。
脱北者のごとく疾走していると、突然、
「――え? あ、ちょっと、きゃあっ!」
――どぎゃんッ
目の前に居た誰かとぶつかってしまったようだ。
「いったーい……あ、す、すみません、この家の方ですか?
ぶつかってしまったのは、女の子のようだ。それもかなり可愛い。
「は、はい。一応、俺がこの家の主、です」
「あの、お手紙が行ってると思いますが、私、新しくあなたの妹として送られてきました、夏生です!」
「えっ!? あ、き、君が!? じゃあ、さっきのは――? 近所のガキの悪戯かな……?」
「今日からよろしくね、お兄ちゃん♪」
にっこりと微笑む、俺の新しい妹。それは、色白で背が高く、黒い長髪に白のワンピースを着た、――

――右手に青い小さな指輪をはめた、きれいな人だった。
616名無しさん@初回限定:04/09/27 23:11:10 ID:UCZbiC5I
ホラーですか!ホラーですか!今、同人で流行りつつあるホラーですか!
617名無しさん@初回限定:04/09/28 00:43:47 ID:rZSQITTM
こ、怖っ!!キモ怖っ!!!
618名無しさん@初回限定:04/09/28 00:43:53 ID:paJm68yP
朝起きたら妹に「兄さんのホモ!」と罵られた。
619830:04/09/28 01:01:57 ID:zjRT0Y2N
さりげに518氏が秋葉の誕生日ネタに気付いてくれて嬉しかったでございますですよ。
620名無しさん@初回限定:04/09/28 11:59:14 ID:aDRHkAo2
朝起きたら妹に
お祓いをしてもらうことになった。
色餓鬼退散らしいんだが・・・
621桐莉兄@久方ぶりでつ :04/09/28 13:12:54 ID:YbK7FNxv
A. 桐莉ちゃんのお尻に、練乳浣腸をブチ込む

「たかくん、桐莉ちゃんって便秘気味だったりするのかな?」
私が聞くと、桐莉ちゃんが怯えた表情で身体をビクリと震わせる。
「ああ。毎朝必ず二十分はトイレから出て来ないぞ」
「に、兄ちゃんのバカ!バカ!マンゴスチン!何勝手にバラしてるスかっ!それは軍事上の最重要国家機密ス!」
「……ふーん、そっかぁ。桐莉ちゃんって便秘持ちだったんだぁ……(ニヤソ)」
「ひっ、な、何スか!ごっさ邪悪な笑顔で一体何を企んでるスか!……ま、まさか……」
「勿論、練乳浣腸で決まりだもんっ♪」
「あひぃぃぃぃっ!そんなの嫌スーーーっ!お前の鼻血は何色スかぁーーーーっっ!!」
今更じたばた暴れても無駄だよもん。
私、こう見えても寝技には自信あるんだよ。
たかくんの為に、毎日一つずつ、四十八手全部覚えたんだから!
「往生際が悪いよっ、諦めて背徳の快楽に身を委ねるがいいんだもんっ!」
「ひゃぅっぅ!?」
先ずは滑りを良くする為に、人差し指に練乳付けて、桐莉ちゃんのアナルにたっぷりと塗り付けちゃうよっ。
そーれっ、ぐーり、ぐーり、ぐーり……。
「やめろス、ばかぁっ!兄ちゃんにもあんまし触らせて無いんスよっ!」
「あははっ、桐莉ちゃんのお尻の穴、ひくひくしてるもん。ひょっとして、気持ち良かったりするのかな〜?」
「気持ち悪いに決まってるス!桐莉はノーマルな性癖の持ち主スよっ!?」
「ふーんだ、別にいいもん。私の調教、凄いんだよっ。桐莉ちゃん、其の内自分からお尻虐めてって泣き付くようになっちゃうんだからっ♪」
「んなっ!?な、なってたまるかスっ!!」
練乳を指先で丹念に、肛門の皺にまで擦り込む。
よーくほぐしておかないと、後が大変なんだよもんっ。
「んっ……んぃっ………っはぁっ……やめ…ろ…スぅっ……」
「ちゃぁんと練乳味になったかどうか、味見しちゃうもん♪」
「あっ、あじみって、あんたマジモンのヘンタイさんスかぁっ!?」
622桐莉兄@あにゃる攻め〜:04/09/28 13:15:04 ID:YbK7FNxv
身悶えして嫌がる桐莉ちゃんのアナルに、遠慮なく口付けして、そっと舌を挿し入れる。
「んぃぃっ!?」
肛門から染み出して来る練乳を舐め取ると、ちょっぴり苦みばしった、甘い味。
「んっ…れろ……ちゅ……んっ、あはっ、練乳味の桐莉ちゃんのお尻の穴ぁ……凄く甘くて美味しいよぉ……」
ひくひくっ、桐莉ちゃんのおまんこから、いやらしいお汁が染み出て来る。
太腿まで伝い落ちる液体を指先に掬い取って、桐莉ちゃんの鼻先に突き付けてやったよ。
「この、へんたい!へんたい!桐莉ちゃんの方がえっちだもん!道端でお尻弄られてこんなに濡らしちゃうなんて、何考えてるんだよっ!いやらしい桃色脳みその桐莉ちゃん!」
「ち、違うス!これは……っ」
「違わないもん。桐莉ちゃんはお外でお尻を虐められて喜んじゃう、ヘンタイのマゾっ娘なんだよもんっ!」
「な、七華姉ちゃんの触り方がエロいから悪いんスよぉっ!」
「ふーん、まだ口答えする元気があるんだね……」
「ひ…っ」
「生意気な桐莉ちゃんには、おしおきフルコースだもんっ!」
右の人差し指でお尻を弄りながら、左の人差し指でお臍を弄っちゃうよっ。
怒った私、凄く怖いんだから!
「ひぃぃぃ〜〜〜んっ!兄ちゃんっ、ボヤッと見てないで桐莉を助ける〜〜〜っ!!」
「助けてやりたいのは山々だが、これはお前の戦いだ。俺は兄としてお前の成長を邪魔したくはない。最期まで此処で生暖かく見守っててやるから、がんがれ!」
「だひぃぃぃっ!あ、アイが寒いス〜〜〜っ!!(涙)」
「さ〜て、お話も纏まったみたいだしっ。いよいよ、お待ちかねっ。挿入っ、だよも〜んっ☆」
桐莉ちゃんのお尻の穴に、ゆっくりと指を挿し入れる。
「ぎゃひぃっ!だ、誰も待ってねぇスッ!やめ……ぅぁ……」
軽い抵抗感の後、思ってたよりもすんなりと私の指が呑み込まれて行く。
指を締め付ける腸壁は熱くて、すぐに直腸の奥に突き当たり、身体の前の方に向かって折れ曲がってて、
そのまた奥の方にある塊は、多分桐莉ちゃんの便秘うんちだね。
「(……んーと、男の子ならこの辺に前立腺があるって、よりちゃんが言ってたけど……)」
ゆっくりと抜き戻しながら、第二関節辺りまで来たところで指を曲げて、桐莉ちゃんのお腹の中を擽ってみる。
かりかり。ぐりぐり。ぎちぎち。
623桐莉兄@そして練乳を〜:04/09/28 13:18:11 ID:YbK7FNxv
「ぃ…ゃめろぉっ……は、やくっ、指抜けぇっ……」
「んーっ、やっぱり女の子じゃ駄目みたいだよもんっ」
暫く焦らしてから、一気に指を引き抜く。
じゅぽんっ。
「んはぁっ!」
内側のピンクが捲れて見えて、桐莉ちゃんがよだれを垂らしながら、引き抜いた指に釣られるように、腰をかくかく前後に動かす。
一瞬湯気の立った指先に、練乳に混じって茶色い物がこびり付いてた。
「桐莉ちゃ〜ん、これは何かなぁ〜?」
くちゃい臭いがする其れを、桐莉ちゃんの鼻の穴に突っ込んで塗り付けてやる。
「く…っ、屈辱スっ!この屈辱は何時か百倍にしてお返ししてやるス!」
「何言ってるんだよっ、由紀ちゃんの時計に悪戯したのはそっちだよっ!」
「身に覚えの無い事ス!人権団体を通じて抗議させて貰うス!」
「うるさいもん!悪い大人はみんなそう言うんだよっ!そんな大人ッ、私が粛清してやるもんっ!」
反省の無い桐莉ちゃんに、私ブチ切れだよっ。
もう許さないんだから。
私、やっちゃう! 何だって、やっちゃう!
練乳浣腸だよ。凄く切なくて、苦しくて、恋するハート爆裂な乙女っぷり全開の最終兵器でお仕置きだもんっ。
桐莉ちゃんのお尻の穴に、練乳がたっぷり入った硝子製1000ml浣腸器を宛がう。
「や、やめろぉぉぉぉス!!」
「練乳浣腸を敢行するもんッッ!」
普段私が愛用しているもので、何時かこれでたかくんに練乳浣腸して貰うのが夢だったけどっ、
「桐莉は生き急ぎも絶望もしとらんでスよぉぉぉーーーっっっ!!!」
これで桐莉ちゃんを滅殺するもんっ!
「海上でッ、魚雷を踏んだらサヨナラだよもぉぉぉぉんっっっ!!!」
「――ちょっと待ったぁっ!」
………何。何なの。
まさか、たかくん、この期に及んで桐莉ちゃんの味方をしようっていうの。
私より……ッ、
「やっぱり私より桐莉ちゃんの方が好きなんだねっ!?この裏切り者っ!明智光秀っ!イスカリオテ機関ーーっ!!」
「いや、寧ろ逆だぞ、七華」
624桐莉兄@一気に……:04/09/28 13:21:52 ID:YbK7FNxv
「あぅ……まさか、兄ちゃん……」
「はっはっは、どうしたマイシスター。そんな捨てられる直前の仔犬のような眼で俺を見たりして」
「……………に、兄ちゃぁん、桐莉を裏切ったりしないスよねっ?ねっ?」
「………」
「………」
「………」
「………」
「……好きなんだ、浣腸」
「天晴れ、裏切り者っ!」
たかくんサイコー!
それでこそ私のたかくんだよっ!この、腐れ外道っ(はぁと)
「だぁぁーーーっ、やっぱりそうなるスかぁっ!ってゆーかその白衣っ、一体何処から出したぁーーっ!?」
「たかくんが先生だねっ。じゃあ、私が看護婦さんをやるよっ」
「いやぁ、懐かしいなぁ。昔はさ、俺と七華と桐莉と由紀とで、よく一緒にお医者さんごっこしたよなぁ」
「あははっ。いつもたかくんがお医者さんで、私達が患者さんだったんだよねー」
「何故スか!会話はすげーほのぼのなのに、何故桐莉は道端で、四つん這いで押え付けられて極太浣腸されようとしてるスか!?明らかに異常事態スよっ!!」
「気にするな、桐莉。昔からそうだったじゃん、俺達」
「たかくんがいっぱい浣腸したから、私、浣腸が癖になっちゃったんだよ〜」
「俺がいっぱい触診したから、七華は巨乳になったんだぞ」
「そんな事実知らんスよっ!記憶にございませんス!おまいら、勝手に思い出を改竄するなーーーッ!!!(涙)」
暴れる桐莉ちゃんを押え付けて、お尻を高く上げさせる。
たかくんせんせーが浣腸し易いようにお手伝いするのが、看護婦七華の勤めだもんっ。
「さ、たかくんっ。ぶちゅーっとやっちゃっていいよっ♪」
「ちょ、やめろって言ってるス!何でおまいが許可出すスか!?これは桐莉のアナルなんスけどっ!?」
「嘗てある偉人がこんな言葉を残したんだよ。『お前の尻は俺の物、俺の尻も俺の物』。これは良い言葉だよもん!」
「訳分からんス!おまいの正気を疑うス!嗚呼、何時から桐莉はまともキャラに転向したスか!兄ちゃんジュテーム!」
「まぁ、それはそれだ。許可が出たからには浣腸するぜ。この九曜隆浩、遠慮はせん!」
「遠慮しろスーーーっっっ!!!(泣)」
625桐莉兄@注ぎ込むっ!:04/09/28 13:24:07 ID:YbK7FNxv
ぶちゅぅっ。
たかくんが、桐莉ちゃんの中に、ゆっくりと練乳を注入する。
原液其のまんまだもん、きっと凄く刺激的だよっ。
浣腸器の中身が減るにつれ、次第に桐莉ちゃんのお腹が、カエルみたいに膨らんで来る。
「は………ぁ、ぅ……ぅ」
「がんばれー、桐莉ちゃんっ!あと、たったの400mlだよー!」
「ひ……ぇ、まだ……そんな……ぁ……ひぃぃ……んっ」
「前の方は俺が弄っててやるから、がんばれ!」
「は……ふぅぁ……が、がんば…れって………くふぅっ」
「残り100mlだよっ、ラストスパートだもーんっ☆」
ちゅぽんっ。
たかくんが桐莉ちゃんのお尻から浣腸器の口を引き抜いた時、いっぱい入ってた練乳は見事に空っぽになっていた。
「入るもんだなー」
「入るもんだねー」
「お…まいら…人事だと思って……ひんっ」
「すぐに出しちゃ駄目だよ。いっぱい我慢して、お腹の中身全部綺麗にするんだもん♪」
「無茶言うなス!桐莉の腹、さっきからキリキリ痛んでるス!」
「うるさいもん!練乳250ml追加だよもんっ!」
626名無しさん@初回限定:04/09/28 13:25:18 ID:/M4pjWY3
援護援護
627桐莉兄@今回のキリ:04/09/28 13:28:01 ID:YbK7FNxv
「ひぎゃぁぁぁーーース!!!」
ぶちゅぶちゅぶちゅぅっ。
お尻に浣腸器を当てた途端、桐莉ちゃんの肛門から練乳が噴き出して来る。
「あっ、こらっ、ばかぁっ!勿体無いよっ!勝手に出しちゃ駄目だもんっ!」
準備しといたアナル栓を挿し込んで、これ以上は出させてあげないっ。
多分、まだ半分くらいはお腹の中に残ってる筈だよ。
「ほらっ、こぼしちゃった練乳はちゃぁんと桐莉ちゃんが、お口で掃除するんだよっ!」
「うぐっ、うっ、うっ……な、七華姉ちゃぁん〜……腹、超痛いスよぉ〜……」
「桐莉ちゃんに排便の自由は無いんだよ」
「に、兄ちゃぁん〜……り、臨死の恍惚がぁぁ〜……はぐぅっ」
「まぁ、折角だから、この機会に溜まってるブツ全部出しとけよ」
「そんにゃ……はくぁっ、やば、やばいス、キタキタキター!!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」
「あはははっ、まだまだいくんだよぉーっ!」
「ミコミコナース!!ミコミコナース!!性的暴力(セクシャルバイオレンス)ミコミコナース!!」
「ぅぅっ……うぇっ……何で虐めるスか、桐莉はマジで何もしてないのにス………うぽぁぉぅ!?」

A. このまま道端で排便させる
B. アナル栓付けたまま学校行かせる(当然トイレ使用禁止)
C. 肛門にストロー挿し入れてちゅっちゅ×2しちゃう
D. ……もしかして、桐莉ちゃんが犯人じゃないのかも?
628名無しさん@初回限定:04/09/28 14:06:55 ID:/M4pjWY3
>>627
悩みどころだけどB・・・かな?
いや、Dで真相究明ってのもアリだとは思うんだけど
629名無しさん@初回限定:04/09/28 18:05:59 ID:paJm68yP
当然、全部やっちゃいましょう。
学校行かせて帰りに道端でチューチュー吸って出させた後に真相解明。
もしくは隠しルートのEってのもアリか?
630名無しさん@初回限定:04/09/28 18:22:34 ID:ZXWiJ3AG
朝起きたら妹が「桐莉ちゃんかわいそう…。
お兄ちゃん、Dに一票いれようよ〜。」と懇願された。
631名無しさん@初回限定:04/09/28 18:24:54 ID:ZXWiJ3AG
懇願「された」じゃなくて「してきた」だった…OTL
632はるか問題 第一話 1/5 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/28 20:52:56 ID:6IAIrCW7
2004年9月27日、法務省は戸籍法施行規則を改正した。
それまで290字だった人名漢字に、新たに488字が新たに追加されたのである。
そして、使える異体字も増えた――その中に、私の名前が有った。
この話は、それから20年後の物語である。

「それでは、皆さん、名前順に自己紹介をして下さい。まずは相川苺さん――」
教室に先生の声がこだまする。私は「く」だから、番が回ってくるのはまだまだ後
の事になる。2025年4月、私、黒川遙(くろかわはるか)は私立知悉学園電脳学
科に入学した。2020年に設立されたまだまだ若い学校だけど、お父さんの知り
合いが経営している関係でここに入学する事に決めた。といっても、優遇措置なん
てさっぱり取られてないんだけど。
「飯塚凛さんの次は、磯谷萠さん――」
この学校には私のお兄ちゃんも通っていて、生物部の部長を務めているらしい。ア
ロマテラピーを主に実践面から研究しているという。
「今泉掬水さんの次は、霧島遙香さん――」
それにしても、先生綺麗な人だなあ。恭禰お兄ちゃんは昔から年上にもてるタイプ
だったから、心配・・・
「霧島遙香さんの次は、黒川遙さん――」
茶色い明るい色にボブという髪型の先生は、見た目通りの可愛い声をしている。恭
禰お兄ちゃんってこういうのが好みなのかなあ?
「――黒川遙さん?」
先生が困ったような顔で生徒を見る。その困った顔がまた可愛い。女子高生だと言
ってもほとんどの人が信じてしまいそうなくらいの童顔だ。最近のエイジレス(外
見に年を感じさせない)化はここまで来たか。
「――黒川遙さん?」
先生は私の席の目の前まで来て・・・って、え?
「黒川遙さん」
「は、はひぃっ!?」
ガッ!
ドカカッ!
バタン!
633はるか問題 第一話 2/5 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/28 20:53:33 ID:6IAIrCW7
あ、あうぅぅ・・・。
突然目の前に現れた先生に驚いた私は、思わず真後ろに椅子を引き、そしてそのま
ま倒れてしまった。
「だ、大丈夫?」
先生が心配そうに顔を覗き込んでくる。
「だ、大丈夫です。じ、自己紹介ですよね?」
「そうです」
私は何事も無かったように立ち上がり、そして自己紹介を始め・・・ようとするの
だけど――
「わ、わた、わた、わたし、わたしは、く、くろ、くろかわ、は、はるか・・です
っ!よろしく、おねがいします!」
緊張のあまり、まともに声が出なかった。
「黒川遙さん、こちらこそ宜しくお願いします。黒川遙さんの次は、妹尾遙華さん――」
自己紹介が終わっても、私は心臓が凍り付きそうなほど緊張していた。
そう、私は昔からこうなのだ。肝心な時にいつも緊張して失敗してしまうのである。

「へえ、黒川さんも『ハルカ』なんだ。私も『ハルカ』なんだよ」
霧島さんはそう言って、私達を見回した。
「黒川様も『ハルカ』なんですか。わたくしも『ハルカ』ですわ」
妹尾さんがおだやかに微笑みながら言う。
放課後、私は3人のハルカ(1人はハルカ『先生』だけど)と一緒に教室で会話を
楽しんでいた。このクラスには私の他にも3人の『ハルカ』がいる。『霧島遙香』
さんに『妹尾遙華』さん、そして『遥・A・羽振』先生の3人だ。
「今年はさすがにハルカの数も落ち着いてきたわね。2年前なんて、入学生の2割
がハルカだったのよ」と、先生。
2割って事は・・・全校生徒500人、うち1年生165人、2年生165人、3
年生170人。2年前の新入生イコール3年生だから、その『入学生』とは170
人+X(退学者)。1年の人数と2年の人数が全く同じだという学校なので、退学者
はほとんどいないと思われる。そして、そのうちの20%という事は・・・20%
ってのは10分の1が2つ集まったものであるから、17×2=およそ34人前後
だろう。・・・34人もハルカがいるんだ、3年生には。
「・・・確か、名前のオタク化現象として社会問題化しましたよね?1位の『遙』
634はるか問題 第一話 3/5 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/28 20:55:18 ID:6IAIrCW7
と2位の『苺』が新生児の4分の1を占めてたって」
霧島さんが苦笑する。
「そうね。ま、かつてから源氏名やゲームやアニメのキャラに使われるような名前を
子供に付ける親が増える傾向に有ると言われてはいたけど、1位から10位までをア
ニメのキャラクターの名前が占めたのは衝撃的だったらしいわよ」
先生も苦笑する。だけど、ちょっぴり嬉しそう。何で?
「源氏名って何ですか?」
知らない言葉が出て来たので、私は先生に尋ねてみた。古風な名前って意味かな?
「ああ、知らない?源氏名ってのは――」
「せ、先生!ダメですわ、そんな事をおっしゃっては!」
説明しかけた先生を妹尾さんが制した。
「・・・あれ、言っちゃダメなの?」
「はい」
「ご、ごめんね、黒川さん。言っちゃダメみたい」
・・・源氏名って何?

「ねえ、部活はどこにする?」
「明日、体育館で部活説明会がございますからから、それから決めた方が宜しいので
はありませんか?」
「それもそっか。でも、部活見学は今日から始めてるところも有るし、とりあえず2、
3寄っとこうか?」
霧島さんと、妹尾さんが楽しそうに話しながら、廊下を歩いている。私はそのすぐ後
ろを歩いている。どちらかというと、後ろを歩いている方が落ち着くの。
「それもそうですわね。まずは近くに有る、生物部に参りましょうか」
「生物部ねえ・・・何だか辛気臭いなあ」
「そうですか?」
「ちょっと暗いイメージ有るだろ?・・・ま、近くに有るから、ここから行くのが良い
か。ゃ、さっそく行こう!」
霧島さんは『入学生のしおり』を見ながらそう言い、廊下を走って行った。
「あ、急に走ったら危な・・・キャアッ!」
ドカッ!
・・・1つだけ言っておきます。当たったのはもちろん霧島さんです。『キャアッ!』
635はるか問題 第一話 4/5 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/28 20:57:09 ID:6IAIrCW7
と言ったのは妹尾さん――いるんだよね、他人の事を自分の事にように驚く人って。
ぶつかった相手は誰かしらと、霧島さんの方を見ると・・・意外な人物が目に入った。
「大丈夫かい?」
この東京の空を支配する危険生物、カラスを撃墜出来そうなほどの爽やかな微笑みは!
「す、すみません」
謝りながら霧島さんが頭を上げる。そこにいたのは笑顔の素敵な男の人だった。蝶のよ
うな美しい眉に、少し長めの睫毛、そして整った高い鼻をしている。
「ごめん、僕も前を見ていなかったから避けられなかったんだよ」
そう言って、その人は穏やかに手を差し伸べた。その動作のさり気なさに、霧島さんも
思わず手を握り締めてしまう。そう、この人はいつもこんな感じだ。
「腰とか打ってない?」
「だ、大丈夫です・・・」
その人の手を握り締めたまま、霧島さんは後ろから見ても分かるほど顔を赤らめる。耳
が真っ赤になっているのだ。霧島さんは、その手を握り締めたまま身を起こした。
「あ、ありがとうございます・・・」
消え入りそうな声で感謝の言葉を述べる霧島さん。
「どういたしまして。そのリボンの色は・・・君は新入生だね?」
「は、はい」
「僕は黒川恭禰。生物部の部長。君は?」
「わ、私は霧島遙香です」
「ハルカか。偶然だね、僕の妹もハルカなんだよ」
「え!?その妹って・・・黒川遙さんですか?」
「そりゃ、兄妹だから苗字は同じだよ。遙も今年、僕と同じ学校に入学したんだよ」
「あ、は、遙、というか、黒川さんならう、後ろに」
しどろもどろになりながら、霧島さんは私の方を振り返った。
と同時に、その人――恭禰お兄ちゃん――は私に向かって爽やかに手を振った。
「遙!」
「きょ、恭禰お兄ちゃん・・・」
普段だったらここで100メートル12秒の足で恭禰お兄ちゃんにタックルをかますと
こだけど、目の前に障害物がいるのでそれは出来ないし、人前でそんな恥ずかしい真似
も出来ない。
「ここで遙に逢えるなんて、今日は運が良いみたいだね」
636池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/28 22:03:11 ID:MvUhG8Uf
えー、投下途中なのか、不慮の事故か、一時間が経過しておりますので、
済みませんが先に投下させていただきますね。

>>桐莉兄
当然の如くB。
637池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/28 22:04:16 ID:MvUhG8Uf
 朝起きたら妹に「兄さんのホモ!」と罵られた。

――ジリリリリリ……
目覚し時計の音が、朝早くから鳴り響く。今日は目覚ましはセットしていないはずなのに。
早く止めないと、消防士が駆けつけてきてもよさそうな音量だ。うるさいし、止めるか。
――バンッ
手応えがない。
――バンッ……バンバンッ……
いくら枕もとを叩きまくっても、目覚ましが見つからない。
しばらく腕を振り回していて、いいかげん目が覚めてしまった。
仕方ないので、休日だというのに朝早く起きることにする。
「お目覚めね、兄さん」
妹の声。うっすらと目をあけると、そこには目覚し時計を手に持った妹が立っていた。
「何だお前か……朝っぱらから、何のようだ?
 俺の休日の朝を奪った罪は大きいぞ。返答次第では、容赦しない。」
本気で怒り気味な俺。
「あらごめんなさい。兄さん毎日休日だから、いつでもいいかと思ったのよ」
現在無しょk――あー、いや――フリーターな俺。痛いとこを突いてきやがる。
「いつでもいいんじゃなくて、いつでもダメだ。……で、何のようだ?」
「兄さんに言いたいことがあって」
「何だ?」
俺が片眉を上げて聞くと、妹は、スゥーッと大きく息を吸い込み、腹から良く通る声で、
「兄さんのホモ!」
――兄さんのホモ……兄さんのホモ……兄さんのホモ……
妹の衝撃的な告白が木霊する。俺の心のショックも木霊した。
「な、なんだってー!」
いいかげんこのリアクションも飽きてきたが、新しいネタがないので仕方ない。
「て、てめえ今何つった!」
とりあえずMMRだけでは示しが付かないので、怒ってる様子を出してみる。
「あら、聞こえなかった? じゃあもう一度。今度ははっきりと聞こえやすく。
 に・い・さ・ん・の・ホモー!」
――に・い・さに・い・さに・い・さ・ん・の・ホモーホモーホモー……
638池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/28 22:05:34 ID:MvUhG8Uf
「やめいっ! お前の所為で、近所の人が俺はホモだと勘違いするだろうが!」
「でも事実でしょ」
「事実じゃない! 俺は断じてホモではない!」
顔を真っ赤にして否定する俺。なんたって俺の一生の運勢がかかっている。
「ムキになって否定するのは本当の証拠ってね……」
じゃあどうしろと。
「第一、何を根拠にそんなこと言い出したんだ? まさか思い付きじゃないよな」
少し落ち着いて聞いてみると、妹は貧相な体をくねっとさせて、
「だって兄さん、私のこのセクシーボディを見ても、ぜんぜん襲ってきたりしないんですもの」
「ぶっ殺すぞ洗濯板」
「でも、兄さんはツルペタ好きよね? この部屋見る限り」
部屋に張ってあるもう趣味全開なポスターを白い目で見回す妹。
――この際だ 認めてしまえ ホトトギス――。
「ああ。ツルペタ好きだな。大好きだな。……つまり、俺はホモではない」
ピンチをチャンスに変える、これがプロだ。
「ハッ、甘いわ、チョコレートより甘い。ツルペタってことは、もう一つの選択肢があるのよ」
妹が、またさっきみたいに息を大きく吸い込み、
「……兄さんの――」
「やめろ! ホントにやめろ! OK、何が目的だ? 話を聞こうじゃないか」
「冗談よ。ムキにならないで」
どっからどこまでが冗談ですか。
――『兄さんのホモ!』ってところからよ――
心の中に話し掛けないでください。
「それより、私が叫んでしまった過去はもう戻らないわけだけど、どうする?」
「そうだよ、てめえの所為で俺はホモの烙印を……飛ぼうかな……」
9階の窓に足をかけようとした時、
「それなんだけど、名案があるわ。兄さんがホモじゃないって一発でわかる方法」
救いの女神登場。元破壊神の女神。
「ほう、なんだ?」
妹は少し下を俯きながら、

「今日一日、私とデートして」
639池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/28 22:06:35 ID:MvUhG8Uf
今考えると、妹が俺をホモだとか言い出したのは、全てこの一言を言う為だったのかもしれない。
俺は、少し戸惑いながらも、返事をする。
「……わかった。妹とデートってのも変だが、デートしよう」
妹の目が、輝いた。それも、今までにないくらいに――
「ホント!? ホントに私とデートしてくれるの!?」

――今までにないくらい、どす黒い色に。




「兄さんのシスコンーー!」
――兄さんのシスコンーーコンーーコンーーコンーー……




640はるか問題 第一話 5/5 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/28 22:15:54 ID:6IAIrCW7
「き、恭禰お兄ちゃん、恥ずかしいからそれやめて」
「そうかい?」
「うん、恥ずかしい」
そう言う私の顔は既に真っ赤である。
「今日は部活見学かな?」
「う、うん・・・」
そう答える私に、恭禰お兄ちゃんは一歩、一歩近付いて来て――
「だったら、生物部なんてどうかな?」
恭禰お兄ちゃんは私に言った――耳元で!
お兄ちゃんが使っている香水の香りが私に届く――淡い白檀の香りだ。
「う、う、うん・・・」
私はそう答えるのが精一杯だった。
「生物部の場所は分かるかな?僕が案内するよ」
そう言って、恭禰お兄ちゃんは私の腰に手を回してきた。
ここできっぱり断っておくけど、恭禰お兄ちゃんは私に対しては普段からこうなのであ
って、決して女たらしだというわけではない・・・と思う。
「う、うん。案内して」
私は恭禰お兄ちゃんの胸に頭を預け、2人で一緒に生物部の部室へと歩いて行・・・こ
うとしたんだけど――
「あらあら、お熱いですわね」
妹尾さんの冷笑と、
「・・・」
霧島さんの物欲しそうな視線が私を貫いた。
「・・・はぅ」
恥ずかしさのあまり、私は俯いた。
1年ぶりだ。私とお兄ちゃんが同じ学校に通うのは。
恥ずかしい、でも懐かしい。そんな日々がまた味わえるのかと思うと、わくわくしてくる。
・・・が、
「今年は寒いと聞きますけど、お2人の周りは常に熱そうですわね」
「うぅ・・・」
・・・やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしかった。
641 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/28 22:17:34 ID:6IAIrCW7
ニアミス事故起こしてしまった_| ̄|○
吊ってきます
642名無しさん@初回限定:04/09/28 22:32:24 ID:DYXwwBPF
>>627
BCDの連続コースきぼんぬ。
643名無しさん@初回限定:04/09/28 22:56:25 ID:rnBieXbz
朝起きたら妹が、「シスター」を歌っていた。

「とうとう妹の良さが音楽界にも広まったのね♪」


いや、残念ながら妹とは違うんですけど…
644名無しさん@初回限定:04/09/29 00:16:28 ID:E1T8pkep
朝起きたら妹に、怪しげな薬を飲まされた。
645名無しさん@初回限定:04/09/29 00:40:06 ID:YoCx6BZ4
>>643
黒夢?
646名無しさん@初回限定:04/09/29 01:00:52 ID:076NI03b
シスターって、ポルノグラフィティの新曲だったような希ガス
647突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/29 01:12:26 ID:ESAoVbu+
絨毯爆撃キターーーーーッ!!
皆さんのクオリティに敬意を表しつつ、小ネタにて参加を……w


朝起きたら妹に「兄さんのホモ!」と罵られた。
「し、失礼なっ! 朝から何を言ってるんだお前は!?」
「だってだって、これ………!!」
と差し出してきたのは、隠していた筈の『恋する妹はせつなくて以下略』。
「兄さんがエロゲオタでロリが混ざったツルペタ属性で、オマケに半脱ぎ萌えの
ニーソ萌えで毎週火曜は私の下着でハァハァしてた事は知ってたけど、実は
可愛い男の子が好みだったなんて………私、見損なったよ!!」
うわ、全部ばれてーやん! つか、そこまで知ってて今迄は『見損なって無かっ
た』と仰いますか妹よ。それはそれで、ちょっと尊敬するぞ。
だが、それが同社の『大好きな先生にHなおねだり以下自主規制』でない以上、
まだ弁解………もとい釈明……じゃなくて誤解は解ける!
「まぁ待ちなさい桜。君は大きな勘違いをして居るぞ?」
「……………かんちがい……?」
おいおい、その『私は騙されないからね』光線全力照射のジト目だけは止めてく
れんかマイシスター、ちょっと凹むぞ俺。
「その通り。確かにそのソフトには秋巳キュンという最強萌え萌えな弟が登場するこ
とはする。だがだ、メインディッシュは飽くまでも二人の妹君であって秋巳キュンは
オプション、添え物、引き立て役、ハンバーガーで言う所のピクルス並……」
「………じゃあ兄さんに質問。他の二人の妹の名前は?」
「……………………………………え、え〜〜〜〜とぉ………」
夏生に冬香? 夏穂に冬美? 確か春夏秋冬に対応して筈だが……
「それに兄さん、弟クンのCGはご丁寧にフルコンプしてるよね?」
「ちょ、ちょっと待て! お前勝手に俺のパソコン……っつーかログインパス
16桁の設定してあった筈だぞおい!?」
「そんなの、私と鈴(蘭)ちゃんと由梨姉とアヤメの誕生日を順番入れ替えながら
入力したら5分で解除できたよ、それより!」
………決めた、後で椿と華蓮も加えておこう………
648突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/29 01:13:16 ID:ESAoVbu+
「ネタは割れてるんだから白状してよね、兄さんはホモ……ううん、ショタ好きな
「んでしょ!?」
「だから、ち・が・う! っつとるだろーがっ!!」
「……ホント、往生際の悪いこと……」
だから、その勝ち誇って見下した微笑みも止めてください。
「だいたい、お前は実際に中身をプレしたのか? してないだろ?」
「………それが?」
「なら教えてやるが、秋巳キュンは家事万能、従順素直、しかも『これでもか!』と
いう位に女装が似合ってしまう女顔の美少年で、更に主人公である兄貴に心底憧れて
て常にお淑やかに慕ってくれるという或る意味で理想の妹キャラなのだ!!」
「…………それで?」
「しかも声優さんは女性を起用で一人称は『ボク』! 『僕』じゃなくって『ボク』
だぞ、わかるかこの意味が!?」
「………………………………」
「秋巳キュンは弟ではない! いや確かに弟なのだが、このキャラは明らかに『妹』とい
うコンセプトで生まれ育てられた存在なのだ。故に他の妹達に引けを取らないように
と最強の萌え要素が全て搭載されている。これで萌えない訳がない!!」
649突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/29 01:13:56 ID:ESAoVbu+
「………………………………」
「つまりだ、秋巳キュンは弟として見るべきではなく『たまたまナニが付いた妹』として
扱い萌えるキャラ!だから妹属性を持つ俺が撃沈されるのは当然なにのだっ!!」
「……………つまり。」
「うむ!」
「………『顔さえ可愛けりゃ、下半身はどうでも良い』と?」
「はうっ!!」
「……違うの?」
「違う違う全っ然違うっ! 俺は、妹として可愛いいのであれば僅かな肉体的特徴
など……巨乳だけは断じて認めんが……は些細な問題であり愛の障害には成り得ない
と言っとるんだ力説しとるんだ主張して止まないんだわかってくれるか桜っ!?」
「…………………………………」
「………桜、さん?」
「……わかったよ、兄さんは可愛い妹の些少な欠点には目を瞑って、優しく愛してあげ
られる人なんだよね?」
「そ、そうなんだよ桜! 俺は妹には優しくて包容力有る兄なんだよ!!」
「そっか……そうなんだね!」
おお、その小首を傾げて『ニコ』は結構破壊力有るぞ桜!
「……じゃあね?」と、桜の手が下に伸び、俺に中身を見せつけるかの様にスカートの
裾をゆっくりと持ち上げる「……私も本当は、前から兄さんが大好きだったの。今日か
ら心を入れ替えて素直でお淑やかな妹になって、心も体も全部兄さんに捧げます。だか
ら『些細な問題』も受け入れて、全部愛してくれますよね?」
「桜、お前何言って…………って、それは! う、うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!?」
650突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/29 01:19:29 ID:ESAoVbu+
……実はやってないいんです『恋妹』w
次回辺りに『鈴菜』編の続きアップしたなぁと執筆中。
さて、どうなることやら?>マテ
651名無しさん@初回限定:04/09/29 02:17:33 ID:Kqq9XX/q
>>627
B→A→練乳5回→C→Dでおながいします。
652名無しさん@初回限定:04/09/29 02:22:31 ID:DTul8KgF
突発氏、乙です。↓ネタ投下
朝起きたら、妹がダンボールの中にいた。
そしてダンボールには「        」と書かれていた。
(括弧内はお任せします。)
653名無しさん@初回限定:04/09/29 03:35:34 ID:TfiEmkMv
朝起きたら、妹に「新スレはまだなの。」と言われた。
654名無しさん@初回限定:04/09/29 07:32:22 ID:CmKGavAd
朝起きたら妹に、
「6スレのこと『シックススレ』って言われたらドキッとしない?」
と言われた。
655名無しさん@初回限定:04/09/29 17:38:29 ID:E1T8pkep
ネタ出しします。


朝起きたら妹に、
「いっぱい、やらない?」
と聞かれた。
「朝から一杯、飲(や)らないか、だと?」
「うん。お兄ちゃんと、いっぱい犯りたいな、って」
656名無しさん@初回限定:04/09/29 19:25:47 ID:MfoqdiNP
相変わらずのオチのキレの良さに腹痛ェ

池魚氏GJ
657名無しさん@初回限定:04/09/29 21:31:01 ID:XcYThQIA
朝起きたら妹に、「昨日結婚したから」と言われた。
658 ◆gnyC8fH1Jk :04/09/29 21:59:03 ID:4ei8Mg2B
>>598
ネタはこのスレと新聞から取ってます。物語の組み立ては冒頭以外は行き当たりばったりで、
オチが無くて頭を抱えたり、せっかく書いたものを投下するのを断念したりする事もしばしば
有ります。
659名無しさん@初回限定:04/09/29 23:03:12 ID:jG5uXk7N
>>649
これって妹も実はおt(ry
660池魚 ◆KSWDn0UBZs :04/09/29 23:22:34 ID:QsqzaCx0
>>◆gnyC8fH1Jk氏
昨日は割り込んでしまって済みませんでした。
いろいろ都合があって、早めにパソコンを切ってしまわないとならない事態で、
書いたものを次の日に張るのもあまり好きではないので、割り込ませていただきました。


>>659
まあ、確実にそうでしょうね。
これとはちょっと違うけど、ふたなりで長編書きたくなってきました。

一応聞いておきます。ふた嫌いな人いますか?
特に問題なければ、今書いてる長編書き上げてからふた物を書きたいです。
661突発屋 ◆63./UvvAX. :04/09/30 00:05:00 ID:ZBamjWMH
>>659>>660
キュンをネタの中心においたのが拙かったカナ? 拙かったカナ?w
恥ずかしながら(?)桜は妹ですのでご安心を。
ただ‥‥‥w

>>598
ハンドルの通り、『突発的』ですね私の場合。
レスを拝見してネタが浮かぶか浮かばないかが勝負です。
それからストーリィに似合ったキャラを作って、オチへと誘導します。
あと、池魚氏と同様に『近親相姦=禁忌』は常に頭に置く様にしてます。
それと、出来るだけ『兄妹だけ』という家庭環境も避けてます。
………と、こういう方式に頼ってるので没稿が山の様に発生しますがw

今は、姉妹レズスレの『長女を取り合う次女と三女』というネタに反応風味。
あと私自身が巫女萌えなので、いつかは書きたいなぁとw
662名無しさん@初回限定:04/09/30 00:05:11 ID:iA3j0eAX
>>池魚氏
好き勝手書いてくだちい。
正直書いてもらえれば何でも構いません。
エロければ更にいいでつ(´д`;)ハァハァ
663名無しさん@初回限定:04/09/30 07:19:10 ID:tDjd6OK0
妹にティンコが生えてたってのがあったな
たしか妹汁だったっけ?
猫耳尻尾も生えてたし


誰か「朝起きたら妹になってた」っての書いてplz
664名無しさん@初回限定:04/09/30 10:29:18 ID:t4guzop6
残り容量は?
665名無しさん@初回限定:04/09/30 13:44:34 ID:BXIRlh2l
>>663
いちばん最初のスレにあったぞ
666名無しさん@初回限定:04/09/30 15:11:47 ID:2rv426fy
もう次立てないとヤバイかも
今497kb
667桐莉兄:04/09/30 17:22:37 ID:DsNQSlC3
朝起きたら妹に、その6
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1096532415/

次スレ立てますた。
668名無しさん@初回限定:04/09/30 21:06:11 ID:B8HJzJsa
朝起きたら妹に「埋め立てですね♪」と言われた。

・・・なにを?
669名無しさん@初回限定:04/10/01 03:16:38 ID:OjWE6B7T
朝起きたら妹に「埋め立てですね♪」と言われた。
……なにを?
「ゴミです♪」
……その手に持ったエロゲの山はもしかして俺の秘蔵品だろうか?
「今から裏山に埋めに行きますので、お兄様はくれぐれも邪魔しないでくださいね♪」
……そう、俺にはわかっていた。この♪を振りまいている状態の妹に何を言っても無駄だと言う事が。
「だいたい、実の妹がありながら他の女性に欲情するなど男として恥ずべき事。
 お兄様がそんな男にならないように、このわたくしが嬌声して差し上げますわ♪」
……無駄だと分かっていても、この胸にぽっかりと空いた虚ろな想いは留めようが無い。それが悲しい現実だった。
「お兄様のその心に空いた穴は、わたくしのこの愛でしっかりと埋め立てさせていただきますわ♪」

……俺がそれを受諾してしまったのは、心神喪失状態とでもいうやつだったのだろう。
……それが悪魔の囁きだったと気付いたのは、生涯で初めて教会に行ったあの日だったが、その時にはもう俺は引き返せない所まで堕ちていた。
670名無しさん@初回限定:04/10/01 09:05:51 ID:T3XUmK3q
> 嬌声
これは確信犯ですね!?
671名無しさん@初回限定:04/10/01 17:10:04 ID:yJI10cSv
「Church of Desire」だなw
672名無しさん@初回限定:04/10/01 18:24:52 ID:JaFYiERW
とった!
673名無しさん@初回限定:04/10/01 18:25:54 ID:JaFYiERW
674名無しさん@初回限定:04/10/01 18:26:31 ID:JaFYiERW
675名無しさん@初回限定:04/10/01 19:07:44 ID:PAQ5V9Rp
本当の次スレ〜

朝起きたら妹に、その6
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1096532415/

これで500KBかな?
676名無しさん@初回限定

                       ,<>
 <ゝ、   ,. -──,.ヘ_,、      ∠
    ,へ、i´_,. -─-\ , i____     /ヽ_>
   i/ ryr^イ,_iλレ-ゝ>)- 〈   ,,へ、
     `〈.レイir;  'i_ンi i iーr-'  /`─'´
       〉i人 ー "/iノλi`i,/i\
       .iノゝイ7'/レ'/)ヘ」ヽ,i  \i    495KBの波紋!
       //入 'y' ' ´<、iノ 
       ,〉//_,,_〉'ーi^ー^´(|
     /〈r──-;,」
   _/ /r'/ ̄ ̄^ヽ、
  (__(ノ //    ヽ、\
    ,くr〜r〜,〜r、_____,>
    ヽ/ /〜〜|  |,〜´
     / /    .|  | 
    / /     !  !
   ,〈⌒」     .〈 ⌒〉
  (,___,,ノ      (,____,〉